JP2000004913A - スライドファスナー用スライダーの引手のクランパー取付装置 - Google Patents
スライドファスナー用スライダーの引手のクランパー取付装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 引手にクランパーを高速で取付けること
ができるスライドファスナー用スライダーの引手のクラ
ンパー取付装置を得ること。 【解決手段】 クランパー２の供給姿勢を規制しながら
供給するガイド溝５を有する案内体６を供給ベルト４上
に設け、先端からクランパー２をクランパー送り部材８
により１個宛供給し、この供給されたクランパー２を、
クランパー保持体２４の底部に設けた取付姿勢を規制し
て保持するクランパー収容凹部２８に挿入して受取り、
このクランパー保持体２４を降下させて、回転テーブル
４１により搬送してきた引手２２の連結部にクランパー
２を取付けるように構成したスライドファスナー用スラ
イダーの引手のクランパー取付装置である。
ができるスライドファスナー用スライダーの引手のクラ
ンパー取付装置を得ること。 【解決手段】 クランパー２の供給姿勢を規制しながら
供給するガイド溝５を有する案内体６を供給ベルト４上
に設け、先端からクランパー２をクランパー送り部材８
により１個宛供給し、この供給されたクランパー２を、
クランパー保持体２４の底部に設けた取付姿勢を規制し
て保持するクランパー収容凹部２８に挿入して受取り、
このクランパー保持体２４を降下させて、回転テーブル
４１により搬送してきた引手２２の連結部にクランパー
２を取付けるように構成したスライドファスナー用スラ
イダーの引手のクランパー取付装置である。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、スライドファスナ
ー用スライダーに付ける引手にクランパーを取付ける装
置に関するものである。
ー用スライダーに付ける引手にクランパーを取付ける装
置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の引手のクランパー取付装置は、引
手の搬送路上に多数のクランパーを集積したシュートを
設け、シュート下端よりクランパーを１個宛引手の連結
部に落下させて取付けたり、またはシュートの代りに移
送コンベアーを用い、コンベアーの先端よりクランパー
を１個宛引手の連結部に供給して取付けており、引手の
搬送には送り爪を往復運動させてクランパーの取付位置
に搬送していた。
手の搬送路上に多数のクランパーを集積したシュートを
設け、シュート下端よりクランパーを１個宛引手の連結
部に落下させて取付けたり、またはシュートの代りに移
送コンベアーを用い、コンベアーの先端よりクランパー
を１個宛引手の連結部に供給して取付けており、引手の
搬送には送り爪を往復運動させてクランパーの取付位置
に搬送していた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来の引手のクランパ
ー取付装置は、いずれも引手の連結部に取付ける時に、
クランパーの取付姿勢を正確な状態でしっかり保持し
て、引手の連結部に取付けるようになっていないため、
クランパーの引手の連結部への供給姿勢が不安定とな
り、クランパーの取付けを高速化するのが難しかった。
そこで本発明は従来の問題点を解消してクランパーの供
給姿勢と取付姿勢を規制すると共にクランパーの保持を
確実にして引手の連結部への供給を安定化して、クラン
パーの取付けを高速で行えるようにしたスライドファス
ナー用スライダーの引手のクランパー取付装置を提供す
ることを目的としたものである。
ー取付装置は、いずれも引手の連結部に取付ける時に、
クランパーの取付姿勢を正確な状態でしっかり保持し
て、引手の連結部に取付けるようになっていないため、
クランパーの引手の連結部への供給姿勢が不安定とな
り、クランパーの取付けを高速化するのが難しかった。
そこで本発明は従来の問題点を解消してクランパーの供
給姿勢と取付姿勢を規制すると共にクランパーの保持を
確実にして引手の連結部への供給を安定化して、クラン
パーの取付けを高速で行えるようにしたスライドファス
ナー用スライダーの引手のクランパー取付装置を提供す
ることを目的としたものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、クランパー２の供給姿勢を規制するガイド
５，６を備えた供給ベルト４よりなるクランパー供給部
１と、供給されたクランパー２を受取り、取付姿勢を規
制して保持するクランパー保持体２４よりなるクランパ
ー取付部２０と、その連結部２３にクランパー２を取付
ける引手２２を、クランパー保持体２４の下方に搬送す
る引手搬送部４０とによってスライドファスナー用スラ
イダーの引手のクランパー取付装置を構成したものであ
る。またクランパー供給部１は、ガイド溝５内のクラン
パー２の孔部１４と係合して、クランパー２を１個宛供
給する爪９を有するクランパー送り部材８を備えること
によりクランパー２を正しい姿勢で確実に送ることがで
きる。さらにクランパー取付部（２０）のクランパー保
持体２４は、その底部に供給されたクランパー２の取付
姿勢を規制して保持する位置決め片３１を取替可能に内
蔵したクランパー収容凹部２８を備えることによりクラ
ンパー２を正しい姿勢で確実に取付けることができる。
そして引手搬送部４０は、その周端部にクランパー２を
取付ける引手２２を弾圧挟持する切欠部４２を複数個設
けてある回転テーブル４１を備えていることにより高速
で確実に引手を搬送することができる。
するために、クランパー２の供給姿勢を規制するガイド
５，６を備えた供給ベルト４よりなるクランパー供給部
１と、供給されたクランパー２を受取り、取付姿勢を規
制して保持するクランパー保持体２４よりなるクランパ
ー取付部２０と、その連結部２３にクランパー２を取付
ける引手２２を、クランパー保持体２４の下方に搬送す
る引手搬送部４０とによってスライドファスナー用スラ
イダーの引手のクランパー取付装置を構成したものであ
る。またクランパー供給部１は、ガイド溝５内のクラン
パー２の孔部１４と係合して、クランパー２を１個宛供
給する爪９を有するクランパー送り部材８を備えること
によりクランパー２を正しい姿勢で確実に送ることがで
きる。さらにクランパー取付部（２０）のクランパー保
持体２４は、その底部に供給されたクランパー２の取付
姿勢を規制して保持する位置決め片３１を取替可能に内
蔵したクランパー収容凹部２８を備えることによりクラ
ンパー２を正しい姿勢で確実に取付けることができる。
そして引手搬送部４０は、その周端部にクランパー２を
取付ける引手２２を弾圧挟持する切欠部４２を複数個設
けてある回転テーブル４１を備えていることにより高速
で確実に引手を搬送することができる。
【０００５】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
示す実施例に基いて説明する。図１は本発明の引手のク
ランパー取付装置を示したもので、図３乃至図７は引手
のクランパー取付装置により、クランパーを引手に取付
ける状態を作動順に示したものである。なお図面に示す
実施例は、図８および図９に示す隠しタイプのスライド
ファスナー用スライダー２１に用いる引手２２にクラン
パー２を取付けるクランパー取付装置を一例として示し
たものであるが、本発明は、通常タイプのスライドファ
スナー用スライダーに用いる引手のクランパー取付装置
としても適用できるものである。本発明の引手２２のク
ランパー取付装置は、クランパー供給部１とクランパー
取付部２０と引手搬送部４０とからなり、クランパー供
給部１は、クランパー２を正しい姿勢を保持してクラン
パー取付部２０に１個宛供給するところのもので、クラ
ンパー２は、多数のクランパー２を収容したホッパー等
（図示せず）よりシュート３を介して供給ベルト４上に
落下供給され、供給ベルト４上には、図１に示すように
クランパー２の幅より僅かに大きい幅のガイド溝５を設
けた案内体６が僅かに浮かして設けてあって、このガイ
ド溝５によりクランパー２の姿勢を正しい状態に規制し
ながら供給ベルト４により前方に移送するようになって
いる。そして供給ベルト４の先端には、案内体６のガイ
ド溝５の底部を塞ぐようにガイド板７が固定されてい
て、その上のガイド溝５内の供給ベルト４により移送さ
れてきたクランパー２を正しい姿勢で順序よく整列させ
るようになっている。そのガイド板７の上方には、クラ
ンパー送り部材８が設けられていて、クランパー２を１
個宛クランパー取付部２０に送出すようになっている。
クランパー送り部材８は、先端下方に２個の送り爪９，
９を設けた操作杆１０とこの操作杆１０を往復動させる
カム１１からなり、図３乃至図７に示すように作動して
クランパー２を１個宛間欠的にクランパー取付部２０に
供給する。操作杆１０の側方には回転ロール１２が取付
けられていて、圧縮スプリング１３により操作杆１０を
押圧して回転ロール１２がカム１１に圧接されている。
カム１１は図１に示すように下端部が広幅に上方部は細
幅に形成されていて上下方向に往復することにより操作
杆１０を前進・後退させるようになっている。操作杆１
０の先端下方には２個の送り爪９，９が設けてあって、
各爪９，９が夫々図３に示すように前後のクランパー
２，２の孔部１４，１４内に挿入されて、操作杆１０の
前進によって図４および図５に示すようにクランパー
２，２がクランパー取付部２０の方向にクランパー２の
１個分移動して前のクランパー２をクランパー収容凹部
２８内に供給する。また操作杆１０の側部には、図３に
示すように先端側方に突設した傾斜板１５を備えた軌道
案内杆１６が、圧縮スプリング１９により支承されてい
て、基部の支軸１７を中心に先端部が上下動するように
設けられている。そして先端の傾斜板１５は、操作杆１
０の前進・後退時に操作杆１０の側面に設けた突起１８
と係合するようになっている。操作杆１０の前進時には
図４に示すように操作杆１０を下方に押圧して供給する
クランパー２を確実に押え、操作杆１０の後退時に図６
に示すように操作杆１０を押上げて、送り爪９を確実に
クランパーの孔部１４より脱出させて後退するように構
成されている。そして後退した操作杆１０はその突起１
８が傾斜板１５から外れて図７に示すように下降して送
り爪９，９により次に供給するクランパー２，２の孔部
１４，１４に挿入されて次の供給に備える。このような
動作を繰返してクランパー２を正しい供給姿勢を保持さ
せてクランパー取付部２０に供給するようになってい
る。
示す実施例に基いて説明する。図１は本発明の引手のク
ランパー取付装置を示したもので、図３乃至図７は引手
のクランパー取付装置により、クランパーを引手に取付
ける状態を作動順に示したものである。なお図面に示す
実施例は、図８および図９に示す隠しタイプのスライド
ファスナー用スライダー２１に用いる引手２２にクラン
パー２を取付けるクランパー取付装置を一例として示し
たものであるが、本発明は、通常タイプのスライドファ
スナー用スライダーに用いる引手のクランパー取付装置
としても適用できるものである。本発明の引手２２のク
ランパー取付装置は、クランパー供給部１とクランパー
取付部２０と引手搬送部４０とからなり、クランパー供
給部１は、クランパー２を正しい姿勢を保持してクラン
パー取付部２０に１個宛供給するところのもので、クラ
ンパー２は、多数のクランパー２を収容したホッパー等
（図示せず）よりシュート３を介して供給ベルト４上に
落下供給され、供給ベルト４上には、図１に示すように
クランパー２の幅より僅かに大きい幅のガイド溝５を設
けた案内体６が僅かに浮かして設けてあって、このガイ
ド溝５によりクランパー２の姿勢を正しい状態に規制し
ながら供給ベルト４により前方に移送するようになって
いる。そして供給ベルト４の先端には、案内体６のガイ
ド溝５の底部を塞ぐようにガイド板７が固定されてい
て、その上のガイド溝５内の供給ベルト４により移送さ
れてきたクランパー２を正しい姿勢で順序よく整列させ
るようになっている。そのガイド板７の上方には、クラ
ンパー送り部材８が設けられていて、クランパー２を１
個宛クランパー取付部２０に送出すようになっている。
クランパー送り部材８は、先端下方に２個の送り爪９，
９を設けた操作杆１０とこの操作杆１０を往復動させる
カム１１からなり、図３乃至図７に示すように作動して
クランパー２を１個宛間欠的にクランパー取付部２０に
供給する。操作杆１０の側方には回転ロール１２が取付
けられていて、圧縮スプリング１３により操作杆１０を
押圧して回転ロール１２がカム１１に圧接されている。
カム１１は図１に示すように下端部が広幅に上方部は細
幅に形成されていて上下方向に往復することにより操作
杆１０を前進・後退させるようになっている。操作杆１
０の先端下方には２個の送り爪９，９が設けてあって、
各爪９，９が夫々図３に示すように前後のクランパー
２，２の孔部１４，１４内に挿入されて、操作杆１０の
前進によって図４および図５に示すようにクランパー
２，２がクランパー取付部２０の方向にクランパー２の
１個分移動して前のクランパー２をクランパー収容凹部
２８内に供給する。また操作杆１０の側部には、図３に
示すように先端側方に突設した傾斜板１５を備えた軌道
案内杆１６が、圧縮スプリング１９により支承されてい
て、基部の支軸１７を中心に先端部が上下動するように
設けられている。そして先端の傾斜板１５は、操作杆１
０の前進・後退時に操作杆１０の側面に設けた突起１８
と係合するようになっている。操作杆１０の前進時には
図４に示すように操作杆１０を下方に押圧して供給する
クランパー２を確実に押え、操作杆１０の後退時に図６
に示すように操作杆１０を押上げて、送り爪９を確実に
クランパーの孔部１４より脱出させて後退するように構
成されている。そして後退した操作杆１０はその突起１
８が傾斜板１５から外れて図７に示すように下降して送
り爪９，９により次に供給するクランパー２，２の孔部
１４，１４に挿入されて次の供給に備える。このような
動作を繰返してクランパー２を正しい供給姿勢を保持さ
せてクランパー取付部２０に供給するようになってい
る。
【０００６】クランパー取付部２０は、クランパー供給
部１から供給されたクランパー２を、搬送されてきた引
手２２の連結部２３に取付けるところであって、クラン
パー保持体２４と２個のストッパー２５，２６とカム２
７とから構成されている。クランパー保持体２４は、供
給ベルト４の延長上に位置し、駆動装置（図示せず）に
より上下方向に往復動して、下方位置において搬送して
きた引手２２にクランパー２を取付けるようになってい
る。クランパー保持体２４はその底部に図２に示すよう
にクランパー収容凹部２８が形成されており、供給側の
ガイド板７に対向する側面には縦方向に溝部２９が設け
られていて、クランパー２をクランパー収容凹部２８に
送り込んできた操作杆１０の先端が図５に示すように侵
入して、クランパー２を確実に供給するように構成され
ている。そしてクランパー収容凹部２８は図２に示すよ
うにその内部にクランパー２の先端形状と同形の切欠部
３０を備えた位置決め片３１がはめ込まれていて、供給
されたクランパー２を正しい姿勢で受取り、そして取付
けられるようになっている。内部にはめ込む位置決め片
３１は、図２に示すようビス３２により下方から固定す
る支持片３３によって取替可能に支承されている。また
クランパー保持体２４には正しい位置でクランパー２を
受取りそして取付けるため、２個のストッパー２５，２
６が夫々左と右の側方に設けられている。クランパー供
給部１側には、クランパー保持体２４の上昇停止位置を
決めるストッパー２５が設けられていて、クランパー保
持体２４の側面に形成した切欠部３４内に嵌込まれてい
て、クランパー保持体２４が上昇した時に切欠部３４の
下方段部３５と当接して、クランパー保持体２４のクラ
ンパー収容凹部２８の入口をクランパー２の供給位置に
正しく停止させるようになっている。またクランパー２
の供給側の反対側には、クランパー２の取付位置を決め
るためのストッパー２６が設けられている。このストッ
パー２６は圧縮スプリング３６によりクランパー保持体
２４の方向に押圧されてカム２７の側面に圧接し、下端
部に突部を備えたカム２７の上下運動によりストッパー
２６をクランパー保持体２４の側面方向に往復動させる
ようになっている。一方クランパー保持体２４の側面に
は下降取付位置を決める切欠部３７が設けられていて図
７に示すようにストッパー２６の先端が嵌合して、クラ
ンパー保持体２４を正しい取付位置で停止させるように
なっている。そしてクランパー２の取付けが終了する
と、カム２７によりストッパー２６が後退して切欠部３
７から外れクランパー保持体２４の上昇が可能となりク
ランパー保持体２４は図３および図４に示すクランパー
２の受取位置まで上昇する。このような動作を繰返して
クランパー２の取付けが行なわれる。
部１から供給されたクランパー２を、搬送されてきた引
手２２の連結部２３に取付けるところであって、クラン
パー保持体２４と２個のストッパー２５，２６とカム２
７とから構成されている。クランパー保持体２４は、供
給ベルト４の延長上に位置し、駆動装置（図示せず）に
より上下方向に往復動して、下方位置において搬送して
きた引手２２にクランパー２を取付けるようになってい
る。クランパー保持体２４はその底部に図２に示すよう
にクランパー収容凹部２８が形成されており、供給側の
ガイド板７に対向する側面には縦方向に溝部２９が設け
られていて、クランパー２をクランパー収容凹部２８に
送り込んできた操作杆１０の先端が図５に示すように侵
入して、クランパー２を確実に供給するように構成され
ている。そしてクランパー収容凹部２８は図２に示すよ
うにその内部にクランパー２の先端形状と同形の切欠部
３０を備えた位置決め片３１がはめ込まれていて、供給
されたクランパー２を正しい姿勢で受取り、そして取付
けられるようになっている。内部にはめ込む位置決め片
３１は、図２に示すようビス３２により下方から固定す
る支持片３３によって取替可能に支承されている。また
クランパー保持体２４には正しい位置でクランパー２を
受取りそして取付けるため、２個のストッパー２５，２
６が夫々左と右の側方に設けられている。クランパー供
給部１側には、クランパー保持体２４の上昇停止位置を
決めるストッパー２５が設けられていて、クランパー保
持体２４の側面に形成した切欠部３４内に嵌込まれてい
て、クランパー保持体２４が上昇した時に切欠部３４の
下方段部３５と当接して、クランパー保持体２４のクラ
ンパー収容凹部２８の入口をクランパー２の供給位置に
正しく停止させるようになっている。またクランパー２
の供給側の反対側には、クランパー２の取付位置を決め
るためのストッパー２６が設けられている。このストッ
パー２６は圧縮スプリング３６によりクランパー保持体
２４の方向に押圧されてカム２７の側面に圧接し、下端
部に突部を備えたカム２７の上下運動によりストッパー
２６をクランパー保持体２４の側面方向に往復動させる
ようになっている。一方クランパー保持体２４の側面に
は下降取付位置を決める切欠部３７が設けられていて図
７に示すようにストッパー２６の先端が嵌合して、クラ
ンパー保持体２４を正しい取付位置で停止させるように
なっている。そしてクランパー２の取付けが終了する
と、カム２７によりストッパー２６が後退して切欠部３
７から外れクランパー保持体２４の上昇が可能となりク
ランパー保持体２４は図３および図４に示すクランパー
２の受取位置まで上昇する。このような動作を繰返して
クランパー２の取付けが行なわれる。
【０００７】引手搬送部４０は、図１に示すようにクラ
ンパー取付部２０の下方に設けられた回転テーブル４１
から構成されている。回転テーブル４１の周端部には多
数個の切欠部４２が形成されていて、クランパー２を取
付ける引手２２が挟持され、回転テーブル４１が駆動装
置（図示せず）により回転されてクランパー保持体２４
の下方位置に搬送されるようになっている。クランパー
２を取付ける引手２２は、回転テーブル４１のスタート
位置で引手供給装置（図示せず）により切欠部４２に供
給され、そしてクランパー２の取付けが終了した引手２
２は、回転テーブル４１の最終位置で連結部２３を加締
めた後スライダー取付装置（図示せず）によりスライダ
ー２１に取付けられるようになっている。または連結部
２３を加締めた後引手２２を切欠部４２より抜出して、
次の工程においてスライダー２１に取付けられる。回転
テーブル４１の切欠部４２に供給された引手２２は図７
に示すように圧縮スプリング４３で押圧された挟持片４
４で、引手２２の連結部２３を回転テーブル４１の表面
より突出させて挟持させ、クランパー保持体２４の下方
に搬送した時に、クランパー保持体２４が下降して連結
部２３にクランパー保持体２４のクランパー収容凹部２
８に収容されているクランパー２の一端部を嵌合させ、
回転テーブル４１の回転と共に引手２２が移動してクラ
ンパー２をクランパー収容凹部２８から抜き取るように
なっている。なおクランパー収容凹部２８の蓋となる支
持片３３には図２に示すように引手２２の回転テーブル
４１の表面上より突出している連結部２３がクランパー
２の孔部１４に挿入できるように切欠部４５が設けられ
ている。なお引手の搬送部４０において回転テーブル４
１を用いているが、回転テーブル４１の代りに送り爪を
用いて引手２２を直線状に搬送するようにしても、クラ
ンパー２の供給姿勢、取付姿勢が正しく確実に保持され
るため、クランパー２の取付けを高速で行うことができ
る。図８および図９は本発明の第１実施例の装置によっ
てクランパー２を取付けた引手２２を用いて組付けられ
た隠しタイプのスライドファスナー用スライダー２１で
あって、引手２２に取付けたクランパー２を停止爪４６
によってスライダー２１の胴体４７の上部に回動可能に
組付けたものである。本発明のクランパー取付装置は、
特に隠しタイプのスライドファスナー用スライダーの引
手のクランパーのように小さくて供給姿勢や取付姿勢を
正しく保持することが難しいクランパーの取付けを高速
で行うのに最適であるが、これに限らず通常のタイプの
スライドファスナー用スライダーの引手のクランパーの
ような大きさのものであっても、同様に高速でクランパ
ーを引手に取付けることができる。
ンパー取付部２０の下方に設けられた回転テーブル４１
から構成されている。回転テーブル４１の周端部には多
数個の切欠部４２が形成されていて、クランパー２を取
付ける引手２２が挟持され、回転テーブル４１が駆動装
置（図示せず）により回転されてクランパー保持体２４
の下方位置に搬送されるようになっている。クランパー
２を取付ける引手２２は、回転テーブル４１のスタート
位置で引手供給装置（図示せず）により切欠部４２に供
給され、そしてクランパー２の取付けが終了した引手２
２は、回転テーブル４１の最終位置で連結部２３を加締
めた後スライダー取付装置（図示せず）によりスライダ
ー２１に取付けられるようになっている。または連結部
２３を加締めた後引手２２を切欠部４２より抜出して、
次の工程においてスライダー２１に取付けられる。回転
テーブル４１の切欠部４２に供給された引手２２は図７
に示すように圧縮スプリング４３で押圧された挟持片４
４で、引手２２の連結部２３を回転テーブル４１の表面
より突出させて挟持させ、クランパー保持体２４の下方
に搬送した時に、クランパー保持体２４が下降して連結
部２３にクランパー保持体２４のクランパー収容凹部２
８に収容されているクランパー２の一端部を嵌合させ、
回転テーブル４１の回転と共に引手２２が移動してクラ
ンパー２をクランパー収容凹部２８から抜き取るように
なっている。なおクランパー収容凹部２８の蓋となる支
持片３３には図２に示すように引手２２の回転テーブル
４１の表面上より突出している連結部２３がクランパー
２の孔部１４に挿入できるように切欠部４５が設けられ
ている。なお引手の搬送部４０において回転テーブル４
１を用いているが、回転テーブル４１の代りに送り爪を
用いて引手２２を直線状に搬送するようにしても、クラ
ンパー２の供給姿勢、取付姿勢が正しく確実に保持され
るため、クランパー２の取付けを高速で行うことができ
る。図８および図９は本発明の第１実施例の装置によっ
てクランパー２を取付けた引手２２を用いて組付けられ
た隠しタイプのスライドファスナー用スライダー２１で
あって、引手２２に取付けたクランパー２を停止爪４６
によってスライダー２１の胴体４７の上部に回動可能に
組付けたものである。本発明のクランパー取付装置は、
特に隠しタイプのスライドファスナー用スライダーの引
手のクランパーのように小さくて供給姿勢や取付姿勢を
正しく保持することが難しいクランパーの取付けを高速
で行うのに最適であるが、これに限らず通常のタイプの
スライドファスナー用スライダーの引手のクランパーの
ような大きさのものであっても、同様に高速でクランパ
ーを引手に取付けることができる。
【０００８】
【発明の効果】本発明は以上のような構成であって、ク
ランパーの供給姿勢を規制するガイドを備えた供給ベル
トを用いてクランパーを供給するため、小さくて不安定
で供給姿勢を乱し易いクランパーを、正しい供給姿勢を
保持して高速でクランパー取付部に供給でき、また供給
されたクランパーを、取付姿勢を規制して保持するよう
にしたクランパー保持体により受取るため、クランパー
の取付姿勢を正しい状態で確実に保持することができる
ので取付けミスを防止してクランパーの取付速度を高め
ることができ、これと共に取付ける引手の搬送を高速化
することにより、引手へのクランプの取付けが効率よく
行えて生産性を一段と向上させることができるものであ
る。またガイド溝内のクランパーを、クランパーの孔部
と係合させて１個宛供給する爪をもったクランパー送り
部材により供給するため、供給姿勢を乱さずに高速で確
実に供給できる。さらにクランパー保持体の底部にクラ
ンパー収容凹部を設け、これに取替可能な取付姿勢を規
制する位置決め片を収納したため、クランパーを確実に
正しい取付姿勢で保持することができ、しかも位置決め
片は取替可能なため、種々形状のクランパーの位置決め
ができて大変便利であり、またクランパーは凹部に収容
しているためクランパー保持体を高速で作動させてもク
ランパーの取付姿勢を乱すことなく取付けを行うことが
できる。そして取付ける引手を回転テーブルの切欠部に
弾圧挟持させて搬送するため、引手を円滑に搬送するこ
とができ、クランパーの取付けの高速化を容易にするこ
とができる。
ランパーの供給姿勢を規制するガイドを備えた供給ベル
トを用いてクランパーを供給するため、小さくて不安定
で供給姿勢を乱し易いクランパーを、正しい供給姿勢を
保持して高速でクランパー取付部に供給でき、また供給
されたクランパーを、取付姿勢を規制して保持するよう
にしたクランパー保持体により受取るため、クランパー
の取付姿勢を正しい状態で確実に保持することができる
ので取付けミスを防止してクランパーの取付速度を高め
ることができ、これと共に取付ける引手の搬送を高速化
することにより、引手へのクランプの取付けが効率よく
行えて生産性を一段と向上させることができるものであ
る。またガイド溝内のクランパーを、クランパーの孔部
と係合させて１個宛供給する爪をもったクランパー送り
部材により供給するため、供給姿勢を乱さずに高速で確
実に供給できる。さらにクランパー保持体の底部にクラ
ンパー収容凹部を設け、これに取替可能な取付姿勢を規
制する位置決め片を収納したため、クランパーを確実に
正しい取付姿勢で保持することができ、しかも位置決め
片は取替可能なため、種々形状のクランパーの位置決め
ができて大変便利であり、またクランパーは凹部に収容
しているためクランパー保持体を高速で作動させてもク
ランパーの取付姿勢を乱すことなく取付けを行うことが
できる。そして取付ける引手を回転テーブルの切欠部に
弾圧挟持させて搬送するため、引手を円滑に搬送するこ
とができ、クランパーの取付けの高速化を容易にするこ
とができる。
【図１】本発明のクランプ取付装置の概略斜視図であ
る。
る。
【図２】クランパー保持体の底部取付部品の分解斜視図
である。
である。
【図３】クランパーをクランプ取付部へ供給する前の要
部の断面図である。
部の断面図である。
【図４】同じく供給途中の要部の断面図である。
【図５】同じく供給を完了した要部の断面図である。
【図６】同じく供給を完了して後退する要部の断面図で
ある。
ある。
【図７】クランパーの取付時の要部の断面図である。
【図８】引手に取付けたクランパーをスライダーに組付
けて構成したスライダーの側面図である。
けて構成したスライダーの側面図である。
【図９】同じくスライダーの要部の断面図である。
１ クランパー供給部 ２ クランパー ５ ガイド溝 ６ 案内体 ８ クランパー送り部材 １０ 操作杆 １６ 軌道案内杆 ２０ クランパー取付部 ２４ クランパー保持体 ２８ クランパー収容凹部 ３１ 位置決め片 ４０ 引手搬送部 ４１ 回転テーブル
Claims (4)
- 【請求項１】 クランパー（２）の供給姿勢を規制する
ガイド（５）（６）を備えた供給ベルト（４）よりなる
クランパー供給部（１）と、供給されたクランパー
（２）を受取り、取付姿勢を規制して保持するクランパ
ー保持体（２４）よりなるクランパー取付部（２０）
と、その連結部（２３）にクランパー（２）を取付ける
引手（２２）を、クランパー保持体（２４）の下方に搬
送する引手搬送部（４０）とからなるスライドファスナ
ー用スライダーの引手のクランパー取付装置。 - 【請求項２】 クランパー供給部（１）は、ガイド溝
（５）内のクランパー（２）の孔部（１４）と係合し
て、クランパー（２）を１個宛供給する爪（９）を有す
るクランパー送り部材（８）を備えている請求項１記載
のスライドファスナー用スライダーの引手のクランパー
取付装置。 - 【請求項３】 クランパー取付部（２０）のクランパー
保持体（２４）は、その底部に供給されたクランパー
（２）の取付姿勢を規制して保持する位置決め片（３
１）を取替可能に内蔵したクランパー収容凹部（２８）
を備えている請求項１または１，２記載のスライドファ
スナー用スライダーの引手のクランパー取付装置。 - 【請求項４】 引手搬送部（４０）はその周端部にクラ
ンパー（２）を取付ける引手（２２）を弾圧挟持する切
欠部（４２）を複数個設けてある回転テーブル（４１）
を備えている請求項１または１，２，３記載のスライド
ファスナー用スライダーの引手のクランパー取付装置。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21339598A JP3603158B2 (ja) | 1998-06-23 | 1998-06-23 | スライドファスナー用スライダーの引手のクランパー取付装置 |
| US09/327,908 US6047465A (en) | 1998-06-23 | 1999-06-08 | Attaching device of connecting ring to pull tab for slide fastener slider |
| TW089215671U TW451637U (en) | 1998-06-23 | 1999-06-11 | Attaching device of connecting ring to pull tab for slide fastener slider |
| IT1999TO000533A IT1308745B1 (it) | 1998-06-23 | 1999-06-22 | Dispositivo di fissaggio di un anello di collegamento ad una linguettadi trazione per un cursore di cerniera lampo. |
| CNB99108876XA CN1155320C (zh) | 1998-06-23 | 1999-06-23 | 一种将连接环附着到拉链滑块的拉片上的装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21339598A JP3603158B2 (ja) | 1998-06-23 | 1998-06-23 | スライドファスナー用スライダーの引手のクランパー取付装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000004913A true JP2000004913A (ja) | 2000-01-11 |
| JP3603158B2 JP3603158B2 (ja) | 2004-12-22 |
Family
ID=16638505
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21339598A Expired - Fee Related JP3603158B2 (ja) | 1998-06-23 | 1998-06-23 | スライドファスナー用スライダーの引手のクランパー取付装置 |
Country Status (5)
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|---|---|
| US (1) | US6047465A (ja) |
| JP (1) | JP3603158B2 (ja) |
| CN (1) | CN1155320C (ja) |
| IT (1) | IT1308745B1 (ja) |
| TW (1) | TW451637U (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2015092851A1 (ja) * | 2013-12-16 | 2015-06-25 | Ykk株式会社 | スライダーの引手取付装置 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| TWI558338B (zh) * | 2015-03-26 | 2016-11-21 | Ykk股份有限公司 | 拉鏈拉頭組裝裝置的拉片供給裝置 |
Family Cites Families (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS648080A (en) * | 1987-06-30 | 1989-01-12 | Toshiba Corp | Printer device |
| JPH0779726B2 (ja) * | 1990-04-20 | 1995-08-30 | ワイケイケイ株式会社 | スライドファスナー用スライダーの組立て方法とその装置 |
| JP2707007B2 (ja) * | 1991-03-28 | 1998-01-28 | ワイケイケイ株式会社 | スライドファスナー用スライダー組立機の引手供給装置 |
| JP2926294B2 (ja) * | 1993-08-06 | 1999-07-28 | ワイケイケイ株式会社 | スライダーの引手取付装置 |
| JP2926295B2 (ja) * | 1993-08-24 | 1999-07-28 | ワイケイケイ株式会社 | スライダーの引手取付装置 |
-
1998
- 1998-06-23 JP JP21339598A patent/JP3603158B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1999
- 1999-06-08 US US09/327,908 patent/US6047465A/en not_active Expired - Fee Related
- 1999-06-11 TW TW089215671U patent/TW451637U/zh not_active IP Right Cessation
- 1999-06-22 IT IT1999TO000533A patent/IT1308745B1/it active
- 1999-06-23 CN CNB99108876XA patent/CN1155320C/zh not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2015092851A1 (ja) * | 2013-12-16 | 2015-06-25 | Ykk株式会社 | スライダーの引手取付装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| IT1308745B1 (it) | 2002-01-10 |
| CN1155320C (zh) | 2004-06-30 |
| JP3603158B2 (ja) | 2004-12-22 |
| TW451637U (en) | 2001-08-21 |
| ITTO990533A1 (it) | 2000-12-22 |
| US6047465A (en) | 2000-04-11 |
| CN1245037A (zh) | 2000-02-23 |
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