WO2015092851A1

WO2015092851A1 - スライダーの引手取付装置

Info

Publication number: WO2015092851A1
Application number: PCT/JP2013/083641
Authority: WO
Inventors: 勉箱井; 義裕宮本
Original assignee: Ykk株式会社
Priority date: 2013-12-16
Filing date: 2013-12-16
Publication date: 2015-06-25
Also published as: CN104981177B; TWI539910B; TW201526828A; CN104981177A

Abstract

間欠回転するターンテーブル（１２）に、引手（６）を、連結部（８）の開口部（９）を上向きとして保持する引手保持部（２０）を回転自在に取り付け、前記引手保持部（２０）が回転することで、引手（６）の表裏一方側の面（６ａ）が表裏反転するようにし、前記引手保持部材（２０）に引手（６）を供給する引手供給部（３０）と、引手（６）の表裏を感知する引手表裏感知部（４０）と、前記引手保持部（２０）をターンテーブル（１２）に対して回転する引手反転部（５０）と、引手（６）の連結部（８）の開口部（９）に、クランパ（４）の取付孔（５）を引掛けてスライダー（１）を組み付けるスライダー組付部（６０）と、引手（６）の連結部（８）を加締め加工して開口部（９）を閉じる加締部（７０）とを設け、ターンテーブル（１２）を回転して引手（６）を高速で移動し、スライダー（１）への引手（６）の取り付け作業を高速化する。

Description

スライダーの引手取付装置

　本発明は、スライドファスナー用のスライダーに引手を取り付けるスライダーの引手取付装置に関する。

　スライドファスナー用のスライダーが特許文献１に開示されている。
　すなわち、図１に示すように、スライダー１は胴体２の取付支柱３にクランパ４を取り付けたもので、そのクランパ４の取付孔５を、引手６に首部７を介して設けた連結部８の開口部に挿入し、連結部８を加締めることでスライダー１に引手６を取り付けている。

　このように、スライダー１のクランパ４に引手６を取り付ける装置が、特許文献１に開示されている。
　この引手取付装置は、引手６を連結部８の開口部が上向きとなるように吊り下げて直線状の搬送溝に沿って搬送する引手搬送装置と、この搬送溝に沿って設けた引手表裏感知部、引手反転部、搬送される引手６の連結部８の開口部にスライダー１のクランパ４を組み付けるスライダー組付装置、連結部８を加締め加工する加締部を備えている。

　引手６の表裏の外観が異なり、その引手６を表裏が同一としてスライダー１に取り付ける場合には、搬送溝に沿って搬送された引手６の表裏を引手表裏感知部で感知し、引手６の表裏がスライダー１に取り付ける表裏と反対である場合には、その引手６を引手反転部により反転することで、引手６の表裏を同一としてスライダー１に取り付けできるようにしている。

特開平７－５９６０８号公報

　特許文献１に開示したスライダーの引手取付装置は、引手搬送装置の搬送溝に沿って引手表裏感知部、引手反転部、スライダー組付装置、加締部を直線状に配列して設け、引手を搬送溝に沿って直線状に搬送して引手の表裏感知、スライダー組み付け、引手の反転、連結部の加締めを行うので、引手の搬送速度に限度がある。
　このため、引手の表裏を感知し、引手の表裏がスライダーに取り付ける引手の表裏と逆の場合に引手を反転することで、引手の表裏をスライダーに取り付ける引手の表裏と同一とし、その引手をスライダー組付装置、加締部まで送るのに時間がかかる。このために、スライダーに引手を取り付ける作業の高速化には限度がある。

　本発明は、前述の課題を解決するためになされたものであり、その目的は、スライダーに引手を取り付ける作業を高速化することができるスライダーの引手取付装置とすることである。

　本発明のスライダーの引手取付装置は、スライドファスナー用のスライダー１のクランパ４に、引手６を取り付けるスライダーの引手取付装置であって、
　間欠回転するターンテーブル１２に、前記引手６を保持する引手保持部２０を回転自在に取り付け、
　前記引手保持部２０が回転することで、当該引手保持部２０が保持した引手６の表裏一方側の面６ａの表裏が反転するようにし、
　前記ターンテーブル１２を間欠回転することで、引手保持部２０が引手供給位置（ａ）、引手表裏感知位置（ｂ）、引手反転位置（ｃ）、スライダー組付位置（ｄ）に順次移動するようにし、
　前記引手供給位置（ａ）の引手保持部２０に引手６を供給する引手供給部３０と、
　前記引手表裏感知位置（ｂ）の引手保持部２０が保持した引手６の表裏一方側の面６ａの表裏を感知する引手表裏感知部４０と、
　前記引手反転位置（ｃ）の引手保持部２０をターンテーブル１２に対して回転する引手反転部５０と、
　前記スライダー組付位置（ｄ）の引手保持部２０が保持した引手６に、クランパ４を取り付けるスライダー取付部とを、
　設けたことを特徴とするスライダーの引手取付装置である。

　本発明のスライダーの引手取付装置は、前記スライダー１のクランパ４は取付孔５を有し、
　前記引手６は、首部７を介して設けた連結部８を備え、連結部８は、前記クランパ４の取付孔５を取り付ける開口部９を有し、
　前記スライダー取付部は、引手保持部２０が保持した引手６の連結部８の開口部９に、クランパ４の取付孔５を引掛けてスライダー１を組み付け、前記引手６の連結部８を加締め加工して開口部９を閉じるようにようにできる。

　本発明のスライダーの引手取付装置は、前記ターンテーブル１２を間欠回転することで、引手保持部２０が引手供給位置（ａ）、引手表裏感知位置（ｂ）、引手反転位置（ｃ）、スライダー組付位置（ｄ）、加締位置（ｆ）に順次移動するようにし、
　前記スライダー取付部は、スライダー組付部６０と、加締部７０を備え、
　前記スライダー組付部６０は、前記スライダー組付位置（ｄ）の引手保持部２０が保持した引手６の連結部８の開口部９に、クランパ４の取付孔５を引掛けてスライダー１を組み付け、
　前記加締部７０は、前記加締位置（ｆ）の引手保持部２０が保持した引手６の連結部８を加締め加工して開口部９を閉じるようにできる。

　本発明のスライダーの引手取付装置は、前記引手保持部２０は、ターンテーブル１２に回転自在に取り付けるベース部材２１と、ベース部材２１に取り付けた一対の引手把持部材２２と、一対の引手把持部材２２を把持方向に揺動付勢するバネ２３とを備え、
　前記引手保持部２０は、一対の引手把持部材２２の引手把持部２２－１が引手６の首部７を、引手６の連結部８が引手把持部２２－１から上方に突出するように把持するようにできる。

　このようにすれば、一対の引手把持部材２２で引手６を把持して保持するので、ターンテーブル１２とともに引手保持部２０が移動するときに保持した引手６が動いたりすることがない。
　また、引手６の連結部８の開口部９にスライダー１のクランパ４を組み付けし易い。

　本発明のスライダーの引手取付装置は、前記引手保持部２０は、連結部８の開口部９を上向きとした引手６を水平方向に移動することで、その引手６の首部７を、一対の引手把持部材２２の引手把持部２２－１間に挿入できるようにできる。

　このようにすれば、振動式フィーダを有した引手供給部３０で引手６を引手保持部２０に供給できる。

　本発明のスライダーの引手取付装置は、前記引手保持部２０の一対の引手把持部材２２は、引手把持部２２－１の下方に、引手把持部２２－１で首部７を把持した引手６を目視するための開口部２４を有しているものにできる。

　このようにすれば、カメラで引手６を撮影する場合に、開口部２４から引手６を撮影できるから、一対の引手把持部材２２が幅広いものであっても保持した引手６をカメラで撮影できる。

　本発明のスライダーの引手取付装置は、前記引手供給部３０は、引手６を、連結部８の開口部９を上向きとして搬送する振動式フィーダ３１と、振動式フィーダ３１で搬送された引手６を、引手保持部２０の一対の引手把持部材２２の引手把持部２２－１間に送り込む引手送り部３３を備えているものにできる。

　本発明のスライダーの引手取付装置は、前記引手表裏感知部４０は、引手表裏感知位置（ｂ）の引手保持部２０が保持した引手６の表裏一方側の面６ａを撮影するカメラ４１と、カメラ４１が撮影した引手６の表裏一方側の面６ａの表裏が設定した表裏と反対である場合に引手反転信号を出力する制御部４２を備えているものにできる。

　このようにすれば、制御部４２の引手反転信号を利用して引手反転部５０を動作することで、引手保持部２０を回転できる。

　本発明のスライダーの引手取付装置は、前記引手反転部５０は、前記引手反転位置（ｃ）の引手保持部２０に接近した接近位置と、引手保持部２０と離隔した離隔位置とに渡って移動する回転体５３と、回転体５３を回転する回転駆動装置５４とを備え、
　前記回転体５３は、引手保持部２０の一対の引手把持部材２２と相対的に回転しないように連結する連結部材を有し、
　前記回転体５３が接近位置のときに連結部材と一対の引手把持部材２２が連結し、前記回転体５３が離隔位置のときに連結部材と一対の引手把持部材２２が離れ、
　前記連結部材と一対の引手把持部材２２が連結した状態で回転体５３を回転することで、引手保持部２０がターンテーブル１２に対して回転するようにできる。

　このようにすれば、回転体５３を接近位置として回転体５３を回転することで引手保持部２０を回転できる。
　回転体５３を離隔位置とすることで、ターンテーブル１２とともに引手保持部２０が移動するときに、引手保持部２０が回転体５３と干渉することがない。

　本発明のスライダーの引手取付装置は、前記引手反転部５０の回転体５３は、通常時には離隔位置で、前記回転体５３は、引手表裏感知部４０の制御部４２の引手反転信号により接近位置に移動し、
　前記引手反転部５０の回転駆動装置５４は引手表裏感知部４０の制御部４２の引手反転信号により回転体５３を回転するようにできる。

　このようにすれば、引手保持部２０が保持した引手６の表裏一方側の面６ａが設定した表裏と反対の場合に、回転体５３が自動的に回転し、引手６の表裏一方側の面６ａを設定した表裏と同一とすることができる。

　本発明は、間欠回転するターンテーブル１２に、引手６を保持する引手保持部２０を設け、その引手保持部２０は回転自在で、引手保持部２０が保持した引手６の表裏一方側の面を表としたり、裏とすることができるから、ターンテーブル１２を間欠回転して引手保持部２０を引手供給位置（ａ）、表裏感知位置（ｂ）、引手反転位置（ｃ）、スライダー組付位置（ｄ）に順次移動してスライダー１に引手６を取り付けることができる。
　したがって、引手６を前述の各位置に高速で移動してスライダー１に引手６を取り付ける作業を高速化することができる。

引手を取り付けたスライダーの斜視図である。本発明のスライダーの引手取付装置を概略的に示す平面図である。引手保持部の平面図である。図３のＡ－Ａ断面図である。引手保持部の斜視図である。引手供給部の平面図である。図６の振動式フィーダの縦断面図である。図６の引手ガイドの縦断面図である。引手供給部の引手送り動作説明図である。引手反転部の平面図である。引手反転部の回転体が上方位置の側面図である。引手反転部の回転体が上方位置の正面図である。引手反転部の回転体が下方位置の側面図である。引手反転部の回転体が下方位置の正面図である。引手反転部の回転体に設けた連結部材の第２の実施の形態を示す正面図である。引手にスライダーを組み付けた状態の説明図である。加締部の説明図である。

　図２は、本発明のスライダーの引手取付装置を概略的に示す平面図で、スライダーの引手取付装置１０は、基台１１に上下移動自在に設けた縦軸１１ａの回りに回転自在に取り付けたターンテーブル１２を備えている。縦軸１１ａはターンテーブル１２よりも上方に突出し、突出端にプレート１１ｂが取り付けてある。
　ターンテーブル１２は図示しないモータで所定の回転角度、例えば４５°ごとに間欠的に回転駆動される。
　ターンテーブル１２には、図１に示す引手６を、連結部８の開口部が上向きとして吊り下げ保持し、保持した引手６の表裏が逆となるように回転する引手保持部２０が周方向に等間隔で複数、例えば８個の引手保持部２０が４５°の間隔で取り付けてある。

　ターンテーブル１２の周囲には、ターンテーブル１０の１つの引手保持部２０に向けて引手を搬送し、その引手を引手保持部２０に供給する引手供給部３０、引手保持部２０で保持した引手の表裏一方側の面が設定した表裏、つまりスライダーに取り付ける引手の表裏と同一であるかを感知する引手表裏感知部４０、引手保持部２０が保持した引手の表裏一方側の面の表裏が設定した表裏と反対の場合に、引手保持部２０が保持した引手を、引手保持部２０とともに１８０°回転して引手の表裏一方側の面を表としたり、裏とする引手反転部５０、引手保持部２０が保持した引手の連結部の開口部にスライダーのクランパの取付孔を引掛けて引手にスライダーを組み付けるスライダー組付部６０、スライダーを組み付けた引手の連結部を加締め加工して引手の連結部とスライダーのクランパを連結する加締部７０が設けてある。スライダー組付部６０と加締部７０とでスライダー取付部を構成する。

　図２に示すスライダーの引手取付装置１０は、スライダー組付部６０と加締部７０との間にスライダー組付検査部１３が設けてある。さらに、加締部７０の回転方向下流側に加締検査部１４が設けてある。この加締検査部１４の回転方向下流側に製品排出部１５が設けてある。
　図２に示す各部は概略的に図示してあり、後述する実際の形状とは相違する。

　図２に示すスライダーの引手取付装置１０で図１に示すスライダー１に引手６を取り付ける動作を説明する。
　ターンテーブル１２を所定角度回転し、引手６を保持していない１つの引手保持部２０を引手供給位置（ａ）とする。
　ターンテーブル１２を停止し、引手供給部３０は引手６を引手保持部２０に向けて搬送し、その引手６を引手保持部２０に供給し、引手６を引手保持部２０が、引手６の連結部８の開口部９を上向きとして吊り下げるように保持する。

　ターンテーブル１２を所定角度回転し、引手６を保持した引手保持部２０を引手表裏感知位置（ｂ）に移動する。
　ターンテーブル１２を停止し、引手保持部２０が保持した引手６の表裏一方側の面を引手表裏感知部４０で表か裏かを感知し、設定した表裏と一致するかを判断する。

　引手表裏感知部４０で感知した引手５の表裏一方側の面の表裏が、設定した表裏と一致する場合は、ターンテーブル１２を所定角度の２倍の角度回転し、引手６を保持した引手保持部２０を引手反転位置（ｃ）を通過してスライダー組付位置（ｄ）とする。

　引手表裏感知部４０で感知した引手６の表裏一方側の面の表裏が、設定した表裏と一致しない場合は、ターンテーブル１２を所定角度回転し、引手６を保持した引手保持部２０を引手反転位置（ｃ）とする。
　ターンテーブル１２を停止し、引手保持部２０を引手反転部５０で１８０°回転し、引手保持部２０で保持した引手６の表裏を逆とすることで、引手６の表裏一方側の面の表裏を設定した表裏と一致させる。
　この後にターンテーブル１２を所定角度回転して引手６を保持した引手保持部２０をスライダー組付位置（ｄ）とする。

　ターンテーブル１２を停止し、スライダー組付部６０で引手６にスライダー１を組み付ける。
　スライダー組付部６０は、スライダー１を、スライダー１のクランパ４を下向きとして引手６に向けて移動し、スライダー１のクランパ４の取付孔５を、引手保持部２０が保持した引手６の連結部８における開口部９に引掛けることで、引手保持部２０が保持した引手６にスライダー１を組み付ける。

　ターンテーブル１２を所定角度回転して引手保持部２０をスライダー組付検査位置（ｅ）とし、スライダー組付検査部１３で引手保持部２０が保持した引手６にスライダー１が組み付けてあるかを検査する。
　検査後にターンテーブル１２を所定角度回転して引手６を保持した引手保持部２０を加締位置（ｆ）とする。

　ターンテーブル１２を停止し、加締部７０で引手保持部２０が保持している引手６の連結部８を加締め加工し、その連結部８の開口部９を閉じてクランパ４の取付孔５に連結部８を連結する。これにより、スライダー１に引手６を取り付ける。
　この後に、ターンテーブル１２を所定角度回転して引手保持部２０を加締め検査位置（ｇ）とする。
　ターンテーブル１２を停止し、加締検査部１４で引手６の連結部８が正しく加締め加工してあるかを検査する。

　ターンテーブル１２を所定角度回転して引手保持部２０を製品排出位置（ｈ）とする。
　ターンテーブル１２を停止し、製品排出部１５で引手保持部２０が保持した引手６をスライダー１とともに排出する。
　この後、ターンテーブル１２を所定角度回転して引手６を保持していない引手保持部２０を引手供給位置（ａ）とする。

　このように、間欠回転するターンテーブル１２に、引手６を保持する引手保持部２０を設け、その引手保持部２０は回転自在で、引手保持部２０が保持した引手６の表裏一方側の面を表としたり、裏とすることができるから、ターンテーブル１２を間欠回転して引手保持部２０を引手供給位置（ａ）、引手表裏感知位置（ｂ）、引手反転位置（ｃ）、スライダー組付位置（ｄ）、加締位置（ｆ）に順次移動してスライダー１に引手６を取り付けることができる。
　したがって、引手６を前述の各位置に高速で移動してスライダー１に引手６を取り付ける作業を高速化することができる。

　実施の形態では、スライダー組付部６０と加締部７０とでスライダー取付部としたが、スライダー１の引手６への組み付けと、連結部８の加締めを行うスライダー取付部としても良い。
　この場合には、ターンテーブル１２をスライダー組付位置（ｄ）で停止し、スライダー取付部でスライダー１を引手６に組み付け、連結部８を加締めてスライダー１に引手６を取り付ける。

　次に、各部の詳細を説明する。
　引手保持部２０は図３乃至図５に示すように、ターンテーブル１２に、上下方向に向かう縦軸で３６０°回転自在に取り付けたベース部材２１と、ベース部材２１に、水平方向に向かう横軸で把持方向及び把持解放方向に揺動自在に取り付けた一対の引手把持部材２２，２２と、一対の引手把持部材２２を把持方向にそれぞれ揺動付勢するバネ２３を備えている。
　一対の引手把持部材２２は、図１に示す引手６の首部７を把持し、引手６を一対の引手把持部材２２で、引手６の連結部８が引手把持部材２２よりも上方に突出し、かつ連結部８の開口部９が上向きとして吊り下げ保持する。
　一対の引手把持部材２２がベース部材２１とともにターンテーブル１２に対して回転することで、一対の引手把持部材２２で吊り下げ保持した引手６が回転し、引手６の表裏一方側の面６ａを表としたり、裏とする。

　ベース部材２１は、プレート２１ａと、プレート２１ａの下面に設けた縦軸２１ｂと、プレート２１ａの上面に設けた一対のブラケット２１ｃを備えている。
　縦軸２１ｂをターンテーブル１２の孔１２ｃに回転自在に支承し、ベース部材２１をターンテーブル１２に回転自在に取り付ける。

　引手把持部材２２は、厚さ方向一方の一側縦面２２ａと厚さ方向他方の他側縦面２２ｂと幅方向一方の一端縦面２２ｃと幅方向他方の他端縦面２２ｄと上面２２ｅと下面２２ｆで囲まれた幅広い板状で、一側縦面２２ａと他側縦面２２ｂに開口した開口部２４を有している。
　一対の引手把持部材２２はベース部材２１の一対のブラケット２１ｃ間に、一端縦面２２ｃ、他端縦面２２ｄが一対のブラケット２１ｃに向かい、一方の引手把持部材２２の一側縦面２２ａと他方の引手把持部材２２の一側縦面２２ａが相対向するように設け、一対の引手把持部材２２は一対のブラケット２１ｃに水平方向に向かう横軸２５で厚さ方向に揺動自在に取り付けてある。

　バネ２３は、プレート２１ａの穴２１ａ－１と引手保持部材２２の底面２２ｆの穴２２ｆ－１とに渡って設けてある。

　一対の引手保持部材２２の一側縦面２２ａの上部には突出片２６をそれぞれ有している。この突出片２６は引手把持部材２２の幅方向全長に渡って設けられ、各突出片２６は相対向し、各突出片２６が引手６の首部７に接し、一対の突出片２６で引手６の首部７を把持する。
　つまり、突出片２６が引手把持部材２２の引手把持部２２－１である。
　各突出片２６の幅方向の長さは引手６の首部７の幅よりも長い。
　引手６を、連結部８の開口部９が上向きの縦向姿勢として水平方向に移動し、引手６の首部７を一対の突出片２６の長手方向一端間に挿入し、その状態で引手６を一対の突出片２６の長手方向に移動することで引手６の首部７を一対の突出片２６の長手方向中間、好ましくは中央で把持する。

　前述のように、一対の引手把持部材２２の一対の突出片２６の長手方向中間で引手６の首部７を把持することで、引手６を一対の引手保持部材２２で吊り下げ保持する。この状態で、引手６の表裏一方側の面６ａを一方の引手把持部材２２の開口部２４から目視できると共に、引手６の表裏他方側の面６ｂを他方の引手把持部材２２の開口部２４から目視できる。

　各突出片２６が引手６の首部７を把持した状態で、図４に示すように一対の引手把持部材２２の一側縦面２２ａと引手５の表裏一方側の面６ａ、表裏他方側の面６ｂとの間には隙間をそれぞれ有する。
　突出片２６の長手方向両端部は斜面２６ａとしてある。
　これにより、引手６の首部７を水平方向に移動して一対の突出片２６間に長手方向から挿入し易い。

　図２に示すように、引手保持部２０は、一対の引手保持部材２２の突出片２６の長手方向、つまり引手把持部２２－１の長手方向がターンテーブル１２の回転中心１２ａと外周面１２ｂを結ぶ放射方向に向かうように回転方向に位置決めされる。
　これにより、引手保持部２０をターンテーブル１２に対して１８０°回転したときに、一対の引手把持部材２２の引手把持部２２－１はターンテーブル１２の放射方向に向かう。

　引手供給部３０は、図６乃至図８に示すように、引手６を、連結部８の開口部９を上向きとして一直線状に配列して吊り下げ支持し、振動により引手６を引手保持部２０に向けて搬送する振動式フィーダ３１と、振動式フィーダ３１と引手保持部２０との間に設け、引手６を振動式フィーダ３１から引手保持部２０までガイドする引手ガイド３２と、引手６を振動式フィーダ３１から引手ガイド３２を経て引手保持部２０の一対の引手把持部材２２の引手把持部２２－１まで送る引手送り部３３を備えている。

　振動式フィーダ３１は、一対のガイドプレート３４の上部に設けた支持片３４ａ間に引手６の首部７を挿通し、引手６の連結部８を支持片３４ａの上面に接することで、引手６を一対のガイドプレート３４に連結部８の開口部９を上向きとして吊り下げ支持し、一対のガイドプレート３４に図示しない振動装置を設け、その振動装置で一対のガイドプレート３４を振動することで、引手６を一対のガイドプレート３４に沿って引手保持部２０に向けて搬送する。

　一対のガイドプレート３４の引手保持部２０寄りには、搬送された引手６の最下流から２番目の引手６（最先端から２番目の引手６）の移動を停止したり、移動可能とするストッパ３５を設けてある。
　ストッパ３５は、基台１１に設けたブラケット３５ａにストッパ片３５ｂを、一対のガイドプレート３４に突出したストップ位置（図６の仮想線の位置）と、一対のガイドプレート３４から離れた非ストップ位置（図６の実線の位置）とに渡って移動自在に設ける。
　ブラケット３５ａにストッパ片３５ｂを移動するシリンダ３５ｃを取り付ける。シリンダ３５ｃを伸ばすことでストッパ片３５ｂがストップ位置に移動し、シリンダ３５ｃを縮めることでストッパ片３５ｂが非ストップ位置に移動する。

　引手ガイド３２は、振動式フィーダ３１の一対のガイドプレート３４を、引手保持部２０の一対の引手把持部材２２の一対の引手把持部２２－１まで連続する一対の引手ガイドプレート３２ａを備えている。
　引手６の首部７が一対の引手ガイドプレート３２ａ間に挿通し、引手６の連結部８が一対の引手ガイドプレート３２ａの上面に接するので、引手６は一対の引手ガイドプレート３２ａ間に、連結部８の開口部９を上向きとして移動自在に支承される。
　これにより、引手ガイド３２は引手６を、連結部８の開口部９を上向きとして移動自在にガイドする。

　引手送り部３３は、振動式フィーダ３１の一対のガイドプレート３４に沿ってストッパ３５よりも下流側まで搬送された最下流の引手６（最先端の引手６）を、引手ガイド３２を経て引手保持部２０の一対の引手把持部材２２の引手把持部２２－１まで送る送り爪３３ａを備えている。
　引手送り部３３は、基台１１に設けたブラケット３３ｂと、このブラケット３３ｂにターンテーブル１２と離れた後退位置と、ターンテーブル１２に接近した前進位置とに渡って引手送り方向（ターンテーブル１２の放射方向）に往復移動自在に設けた移動プレート３３ｃと、この移動プレート３３ｃを後退位置と前進位置とに渡って移動する送りシリンダ３３ｄを有している。

　送り爪３３ａを移動プレート３３ｃに、その送り爪３３ａの先端部が一対のガイドプレート３４間に突出する送り位置と、送り爪３３ａの先端部が一対のガイドプレート３４間と離れた非送り位置とに渡って移動自在に取り付けてある。
　例えば、送り爪３３ａを移動プレート３３ｃに図示しないシリンダ等で送り位置と非送り位置とに渡って揺動自在に取り付けてある。

　送りシリンダ３３ｄを縮み作動して移動プレート３３ｃを図６に示す後退位置とすることで、送り爪３３ａは送り開始位置となる。
　送りシリンダ３３ｄを伸び作動して移動プレート３３ｃを前進位置とすることで、送り爪３３ａは送り完了位置となる。

　次に、引手供給部３０が引手６を引手保持部２０に供給する動作を説明する。
　振動式フィーダ３１の一対のガイドプレート３４間に沿って引手６を、連結部８の開口部９を上向きとして搬送する。
　最下流の引手６がストッパ片３５ｂを越えた時点で、ストッパ片３５ｂをストップ位置として２番目の引手６をストッパ片３５ｂに当接して停止する。

　図９（ａ）に示すように、移動プレート３３ｃを後退位置として送り爪３３ａを送り開始位置とし、この状態で送り爪３３ａを送り位置とすることで、送り爪３３ａの先端部を最下流の引手６の連結部８に接する。
　移動プレート３３ｃを前進位置に向けて移動し、送り爪３３ａで最下流の引手６を引手ガイド３２に沿って引手保持部２０に向けて送る。

　図９（ｂ）に示すように、移動プレート３３ｃが前進位置まで移動すると、送り爪３３ａが送り完了位置となる。これにより、引手６が引手保持部２０の一対の引手把持部材２２の引手把持部２２－１間に送り込まれ、引手６を一対の引手把持部材２２が連結部８の開口部９を上向きとして把持し、引手６を引手保持部２０が保持する。

　この後に、図９（ｃ）に示すように、送り爪３３ａを非送り位置に移動することで、送り爪３３ａの先端部を引手保持部２０が保持している引手６の連結部８と離隔する。
　この状態で移動プレート３３ｃを後退位置に向けて移動し、図６に示すように移動プレート３３ｃを後退位置とし、送り爪３３ａを送り開始位置で、非送り位置とする。

　引手供給部３０は、振動式フィーダ３１の一対のガイドプレート３４を一対の引手把持部材２２まで連続して設け、引手ガイド３２を設けないようにすることができる。

　引手表裏感知部４０は、図２に示すように表裏感知位置（ｂ）の引手保持部２０が保持している引手６の表裏一方側の面６ａを撮影するカメラ４１と、カメラ４１の撮影した画像に基づき引手６の表裏一方側の面６ａの表裏が設定した表裏と同じであるか、反対であるかを判断して制御信号を出力する制御部４２を備えている。

　カメラ４１は基台１１に図示しないブラケットで取り付けてある。
　カメラ４１のレンズ４１ａは引手表裏感知位置（ｂ）の引手保持部２０における一方の引手把持部材２２の開口部２４に向かう。これにより、カメラ４１は引手保持部２０が保持している引手６の表裏一方側の面６ａを、引手把持部材２２の開口部２４から撮影する。

　制御部４２は、カメラ４１が撮影した画像を画像処理等して引手６の表裏一方側の面６ａが表であるか、裏であるかを感知し、設定した表裏と同一であれば引手反転信号を出力しない。引手６の表裏一方側の面６ａの表裏が設定した表裏と反対であれば引手反転信号を出力する。

　引手反転部５０は、図１０乃至図１２に示すように、基台１１のフレーム１１ｂに取り付けたブラケット５１と、ブラケット５１に回転自在に支承した縦回転軸５２と、縦回転軸５２の下部に取り付けた回転体５３と、縦回転軸５２を回転する回転駆動装置５４とを備えている。
　回転体５３は、引手反転位置（ｃ）の引手保持部２０の上に位置している。
　フレーム１１ｂは基体１１に対して上方位置と下方位置とに渡って上下方向に移動する。
　フレーム１１ｂは通常時には上方位置で、回転体５３は通常時は上方位置である。
　引手表裏感知部４０の制御部４２が引手反転信号を出力することでフレーム１１ｂは下方位置に移動し、回転体５３は下方位置に移動する。

　回転体５３は、下端面に開口した下向き凹部５５を有してる。
　下向き凹部５５は、引手反転位置（ｃ）の引手保持部２０が保持した引手６における連結部８の真上に位置する。
　回転体５３が上方位置のときには下向き凹部５５は引手６の連結部８よりも上方に位置し、回転体５３が下方位置のときに下向き凹部５５が引手６の連結部８に回転しないように嵌まり合い、回転体５３と引手５を相対的に回転しないように連結する。

　回転体５３は、下向き凹部５５の両側に、引手反転位置（ｃ）の引手保持部２０の一対の引手把持部材２２の引手把持部２２－１間の真上に位置する下向き突片５６をそれぞれ有している。
　回転体５３が上方位置のときには下向き突片５６は一対の引手把持部材２２の引手把持部２２－１よりも上方に位置している。
　回転体５３が上方位置から下方位置に移動することで、下向き突片５６は一対の引手把持部材２２の引手把持部２２－１間に挿入し、回転体５３と一対の引手把持部材２２、つまり引手保持部２０を相対的に回転しないように連結する。

　回転駆動装置５４は、縦回転軸５２に固定したピニオンギヤ５４ａと、このピニオンギヤ５４ａに噛合したラック５４ｂと、このラック５４ｂを往復移動する回転用シリンダ５４ｃを備えている。
　回転用シリンダ５４ｃを伸び作動してラック５４ｂを往動することでピニオンギヤ５４ａとともに縦回転軸５２が一方向に１８０°回転する。
　回転用シリンダ５４ｃを縮み作動してラック５４ｂを復動することでピニオンギヤ５４ａとともに縦回転軸５２が他方向に１８０°回転する。

　回転駆動装置５４は、図１０に示すものに限ることはない。
　例えば、回転駆動装置５４は、回転用シリンダ５４ｃの伸び、縮みする部分を縦回転軸５２に直接又はリンクを介して連結し、その回転用シリンダ５４ｃを伸び、縮みすることで縦回転軸５２を一方向、他方向に回転するものとしても良い。
　また、回転駆動装置５４は、モータを用いて縦回転軸５２を３６０°回転するものとしても良い。
　つまり、回転駆動装置５４は縦回転軸５２を回転するものであれば良い。

　引手反転部５０は、縦軸回転軸５２に回転体５３を取り付け、縦軸回転軸５２を回転駆動装置５４で回転するようにしたが、これに限ることはない。
　例えば、ブラケット５１に回転体５３を回転自在に取り付け、回転体５３を回転駆動装置５４で回転するようにしても良い。

　引手反転部５０は、回転体５３を上方位置とすることで、回転体５３を引手保持部２０と離隔し、回転体５３を下方位置とすることで、回転体５３を引手保持部２０と接近したが、回転体５３は上下方向に移動することに限ることはない。
　例えば、回転体５３を水平方向に移動しても良い。
　つまり、引手反転部５０は、回転体５３を引手保持部２０に接近した接近位置と、引手保持部２０と離れた離隔位置とに渡って移動するようにすれば良い。

　次に、引手反転動作を説明する。
　ターンテーブル１２を回転する等の通常時は、図１１及び図１２に示すように、基板１１のフレーム１１ｂが上方位置であるから、回転体５３と引手保持部２０及び回転体５３と引手保持部２０が保持した引手６は上下方向に離隔し、ターンテーブル１２を回転することで引手保持部２０が移動する際に引手保持部２０、引手６が回転体５３と干渉することがない。

　引手表裏感知部４０の制御部４２が引手反転信号を出力することで、基板１１のフレーム１１ｂが下方位置に移動し、回転体５３が図１３及び図１４に示すように、下方位置に移動する。
　これにより、回転体５３の下向き凹部５５が引手反転位置（ｃ）の引手保持部２０が保持した引手６の連結部８に嵌まり合い、回転体５３と引手６を相対的に回転しないように連結する。
　回転体５３の下向き突片５６が引手反転位置（ｃ）の引手保持部２０の一対の引手把持部材２２の引手把持部２２－１間に挿入し、回転体５３と引手保持部２０を相対的に回転しないように連結する。

　この後に、引手反転信号により回転用シリンダ５４ｃを伸び作動又は縮み作動してラック５４ｂを往動又は復動してピニオンギヤ５４ａとともに縦回転軸５２を一方向又は他方向に１８０°回転する。
　これにより、回転体５３とともに引手保持部２０が一方向又は他方向に１８０°回転し、引手保持部２０が保持した引手６の表裏を反転し、引手６の表裏一方側の面６ａを、設定した表裏と同一とする。

　この後に、基台１１のフレーム１１ｂを上方位置に移動して回転体５３を上方位置とすることで、回転体５３と引手保持部２０の一対の引手把持部材２２を離隔し、回転体５３と引手保持部２０が保持した引手６を離隔する。

　引手反転部５０は、基台１１のフレーム１１ｂに取り付け、引手反転位置（ｃ）の引手保持部２０を回転するので、引手反転部５０を１つとすることができる。
　つまり、ターンテーブル１２に取り付けた複数の引手保持部２０ごとに引手反転部５０をそれぞれ取り付け、引手反転位置（ｃ）の引手保持部２０を引手反転部５０で回転するようにしても良いが、このようにすると引手反転部５０を引手反転部２０の数だけ必要とする。

　回転体５３と引手保持部２０を相対的に回転しないように連結するには、図１５に示すように、回転体５３に挟持片５７を設け、回転体５３を下方位置とすることで、挟持片５７の凹部５７ａが一対の引手把持部材２２の上部に嵌まり合い、一対の引手把持部材２２を挟持するようにしても良い。
　つまり、回転体５３に下向き突片５６、挟持片５７等のように、一対の引手把持部材２２と相対的に回転しないように連結する連結部材を設ければ良い。

　スライダー組付部６０は、図１６に示すように、図１に示すスライダー１のクランパ４の取付孔５を、引手保持部２０が保持した引手６の連結部８の開口部９に引掛け、引手５にスライダー１を組み付ける。

　加締部７０は、図１７に示すように引手保持部２０が保持した引手５の連結部８の左右にパンチ７１を設け、パンチ７１を移動して引手６の連結部８の開口部９の両側片８ａ，８ａを加締め加工して開口部９を閉じる。

　１…スライダー、４…クランパ、５…取付孔、６…引手、７…首部、８…連結部、９…開口部、１２…ターンテーブル、２０…引手保持部、２１…ベース部材、２２…引手把持部材、２２－１…引手把持部、２３…バネ、２４…開口部、３０…引手供給部、３１…振動式フィーダ、３３…引手送り部、４０…引手表裏感知部、４１…カメラ、４２…制御部、５０…引手反転部、５３…回転体、５６…下向き突片（連結部材）、５７…挟持片（連結部材）、６０…スライダー組付部、７０…加締部。

Claims

　スライドファスナー用のスライダー（１）のクランパ（４）に、引手（６）を取り付けるスライダーの引手取付装置であって、
　間欠回転するターンテーブル（１２）に、前記引手（６）を保持する引手保持部（２０）を回転自在に取り付け、
　前記引手保持部（２０）が回転することで、当該引手保持部（２０）が保持した引手（６）の表裏一方側の面（６ａ）の表裏が反転するようにし、
　前記ターンテーブル（１２）を間欠回転することで、引手保持部（２０）が引手供給位置（ａ）、引手表裏感知位置（ｂ）、引手反転位置（ｃ）、スライダー組付位置（ｄ）に順次移動するようにし、
　前記引手供給位置（ａ）の引手保持部（２０）に引手（６）を供給する引手供給部（３０）と、
　前記引手表裏感知位置（ｂ）の引手保持部（２０）が保持した引手（６）の表裏一方側の面（６ａ）の表裏を感知する引手表裏感知部（４０）と、
　前記引手反転位置（ｃ）の引手保持部（２０）をターンテーブル（１２）に対して回転する引手反転部（５０）と、
　前記スライダー組付位置（ｄ）の引手保持部（２０）が保持した引手（６）に、クランパ（４）を取り付けるスライダー取付部とを、
　設けたことを特徴とするスライダーの引手取付装置。
　前記スライダー（１）のクランパ（４）は取付孔（５）を有し、
　前記引手（６）は、首部（７）を介して設けた連結部（８）を備え、連結部（８）は、前記クランパ（４）の取付孔（５）を取り付ける開口部（９）を有し、
　前記スライダー取付部は、引手保持部（２０）が保持した引手（６）の連結部（８）の開口部（９）に、クランパ（４）の取付孔（５）を引掛けてスライダー（１）を組み付け、前記引手（６）の連結部（８）を加締め加工して開口部（９）を閉じるようにした請求項１記載のスライダーの引手取付装置。
　前記ターンテーブル（１２）を間欠回転することで、引手保持部（２０）が引手供給位置（ａ）、引手表裏感知位置（ｂ）、引手反転位置（ｃ）、スライダー組付位置（ｄ）、加締位置（ｆ）に順次移動するようにし、
　前記スライダー取付部は、スライダー組付部（６０）と、加締部（７０）を備え、
　前記スライダー組付部（６０）は、前記スライダー組付位置（ｄ）の引手保持部（２０）が保持した引手（６）の連結部（８）の開口部（９）に、クランパ（４）の取付孔（５）を引掛けてスライダー（１）を組み付け、
　前記加締部（７０）は、前記加締位置（ｆ）の引手保持部（２０）が保持した引手（６）の連結部（８）を加締め加工して開口部（９）を閉じるようにした請求項２記載のスライダーの引手取付装置。
　前記引手保持部（２０）は、ターンテーブル（１２）に回転自在に取り付けるベース部材（２１）と、ベース部材（２１）に取り付けた一対の引手把持部材（２２）と、一対の引手把持部材（２２）を把持方向に揺動付勢するバネ（２３）とを備え、
　前記引手保持部（２０）は、一対の引手把持部材（２２）の引手把持部（２２－１）が引手（６）の首部（７）を、引手（６）の連結部（８）が引手把持部（２２－１）から上方に突出するように把持するようにした請求項２又は３記載のスライダーの引手取付装置。
　前記引手保持部（２０）は、連結部（８）の開口部（９）を上向きとした引手（６）を水平方向に移動することで、その引手（６）の首部（７）を、一対の引手把持部材（２２）の引手把持部（２２－１）間に挿入できるようにした請求項４記載のスライダーの引手取付装置。
　前記引手保持部（２０）の一対の引手把持部材（２２）は、引手把持部（２２－１）の下方に、引手把持部（２２－１）で首部（７）を把持した引手（６）を目視するための開口部（２４）を有している請求項４又は５記載のスライダーの引手取付装置。
　前記引手供給部（３０）は、引手（６）を、連結部（８）の開口部（９）を上向きとして搬送する振動式フィーダ（３１）と、振動式フィーダ（３１）で搬送された引手（６）を、引手保持部（２０）の一対の引手把持部材（２２）の引手把持部（２２－１）間に送り込む引手送り部（３３）を備えている請求項５記載のスライダーの引手取付装置。
　前記引手表裏感知部（４０）は、引手表裏感知位置（ｂ）の引手保持部（２０）が保持した引手（６）の表裏一方側の面（６ａ）を撮影するカメラ（４１）と、カメラ（４１）が撮影した引手（６）の表裏一方側の面（６ａ）の表裏が設定した表裏と反対である場合に引手反転信号を出力する制御部（４２）を備えている請求項１～７いずれか１項記載のスライダーの引手取付装置。
　前記引手反転部（５０）は、前記引手反転位置（ｃ）の引手保持部（２０）に接近した接近位置と、引手保持部（２０）と離隔した離隔位置とに渡って移動する回転体（５３）と、回転体（５３）を回転する回転駆動装置（５４）とを備え、
　前記回転体（５３）は、引手保持部（２０）の一対の引手把持部材（２２）と相対的に回転しないように連結する連結部材を有し、
　前記回転体（５３）が接近位置のときに連結部材と一対の引手把持部材（２２）が連結し、前記回転体（５３）が離隔位置のときに連結部材と一対の引手把持部材（２２）が離れ、
　前記連結部材と一対の引手把持部材（２２）が連結した状態で回転体（５３）を回転することで、引手保持部（２０）がターンテーブル（１２）に対して回転するようにした請求項１～８いずれか１項記載のスライダーの引手取付装置。
　前記引手反転部（５０）の回転体（５３）は、通常時には離隔位置で、前記回転体（５３）は、引手表裏感知部（４０）の制御部（４２）の引手反転信号により接近位置に移動し、
　前記引手反転部（５０）の回転駆動装置（５４）は引手表裏感知部（４０）の制御部（４２）の引手反転信号により回転体（５３）を回転するようにした請求項９記載のスライダーの引手取付装置。