JPH11353384A - 環境負荷評価方法及び装置 - Google Patents

環境負荷評価方法及び装置

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JPH11353384A
JPH11353384A JP16229398A JP16229398A JPH11353384A JP H11353384 A JPH11353384 A JP H11353384A JP 16229398 A JP16229398 A JP 16229398A JP 16229398 A JP16229398 A JP 16229398A JP H11353384 A JPH11353384 A JP H11353384A
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JP16229398A
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Shigeyuki Miyamoto
重幸 宮本
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Original Assignee
NEC Corp
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    • G06Q10/00Administration; Management
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 環境負荷評価のために収集される環境負荷情
報の登録手順を容易にする。 【解決手段】 検索条件入力部11、環境負荷情報検索
部12、環境負荷評価部13及び出力部14からなる環
境負荷評価ユニット10と、環境負荷情報入力部21及
び環境負荷情報蓄積部22からなる環境負荷情報蓄積ユ
ニット20とによって、環境負荷評価装置を構成する。
環境負荷評価ユニット10と環境負荷情報蓄積ユニット
20を分離し、環境負荷情報蓄積ユニット20は、評価
対象の製品の製造ラインなどの環境負荷情報収集箇所に
分散配置する。環境負荷情報検索部12は、環境負荷蓄
積ユニット20内の環境負荷情報蓄積部22の情報を検
索する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、製品の環境負荷を
評価する装置に関し、特に、製造から処分に至るまでの
製品の一生(ライフサイクル)にわたる環境影響を評価
する環境負荷評価方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】地球環境の保全などの観点から、工業製
品等の各種製品が環境に与える影響を的確に評価し、環
境負荷を低減することが求められるようになってきた。
【0003】従来、製品の環境負荷の評価は、その製品
の全製造工程の中の一部の工程に注目し、その工程での
有害物質の発生の有無やその量を調べることによって行
われてきた。しかしながら、二酸化炭素排出量や排熱量
などのように、各工程での発生量は少ないものの全体を
通してみれば無視できない項目について環境負荷を評価
したい場合には、上述したような方法は適用できない。
また、製品の流通時、製品の使用時、あるいは製品を廃
棄するときの環境負荷も無視できないものであるが、こ
れらの場合を含めた環境負荷も上述の方法では評価でき
ない。
【0004】環境負荷を低減するためには、製造から処
分に至るまでの製品のライフサイクルにわたる環境負荷
を考慮して製品の設計を行う必要があり、このような設
計を行うためには、ライフサイクルにわたる環境負荷を
定量化する必要がある。ライフサイクルにわたる環境負
荷を評価する方法として、ライフサイクルアセスメント
(LCA;Life Cycle Assessment)と呼ばれる手法が
研究されている。
【0005】最も一般的なライフサイクルアセスメント
手法である積み上げ法では、ある製品の製造から処分に
至るライフサイクルを原料採取、原材料製造、製品製
造、使用、処分などの工程に分け、各工程が直線的につ
ながったものとして定義し、各工程で発生する環境負荷
項目の値を求め、これらを総和することによって対象製
品の総合環境負荷値とする。図11は、積み上げ法にお
いて用いられる、このような工程を直線的に接続して得
られるモデルの一例を示している。ここでは、製品Aに
ついての工程群を示している。
【0006】ライフサイクルアセスメントに基づき環境
負荷を評価する方法として、例えば特開平7-121588号公
報には、原材料から製品化までの製造過程での環境負
荷、その製品が市場に出てから使用される使用過程での
環境負荷、廃棄・解体されリサイクル材料を算出する廃
棄過程での環境負荷を求め、それぞれの環境負荷の和を
求めることや、使用過程や廃棄過程での環境負荷をその
過程自身の環境負荷とその過程において投入が必要な製
品の製造過程での環境負荷に分けて求めること、産業連
関表から求められる投入係数マトリクス(行列)と環境
負荷原単位ベクトルとから製造過程の環境負荷を求める
ことなどが、開示されている。この特開平7-121588号公
報に開示の方法では、ある最終的な工業製品に必要な原
材料を一工程ずつ究極までさかのぼることが困難である
ことに鑑み、経済学の分野において使用される産業連関
表を用いている。
【0007】上述の図11に示したような、大まかな工
程を単線的なモデルを用いた場合には、多数の部品から
構成される複雑な電気製品や機械製品などの環境負荷評
価を行うことがほぼ不可能である。そこで、本願発明者
らによる特開平7-311760号公報には、対象製品の製造に
関係する工程群と対象製品の処分に関係する工程群のそ
れぞれについて、その対象製品を根とし、単一工程を有
する単位工程を節とするとした木構造によって各単位工
程間の結合関係を表し、各単位工程で発生する環境負荷
値を用いて対象製品の総合環境負荷値を算出する技術が
開示されている。
【0008】図12は、木構造によるモデルの一例を示
す図である。ここに示す木構造モデルでは、製品Aが部
品D及び部品Eから製造されるものとして、部品Dを製
造する工程と部品Eを製造する工程を製品Aとを製造す
る工程の上流に並列して配置し、さらに、部品Dを製造
する工程の上流に、部品Dを製造する際に使用する原料
Bを採取する工程と、採取した原料Bを輸送する工程と
を配し、同様に、部品Eを製造する工程の上流に、部品
Eを製造する際に使用する原料Cを採取する工程と、採
取した原料Cを輸送する工程とを配している。さらに、
製品Aを処分する際、製品Aを分解すると分解物Fと分
解物Gが得られるものとして、製品Aを分解する工程の
下流に分解物Fを処分する工程と分解物Gを処分する工
程とを並列して配置している。
【0009】図13は、この特開平7-311760号公報に開
示された環境負荷評価装置の構成を示すブロック図であ
る。この環境負荷評価装置は、対象製品の製造から処分
に至る製品の一生にわたる環境への影響を評価するため
に用いられるものであり、上述したように製造から処分
に至る評価対象製品の一生をいくつかの単位工程に分け
てこれらを結合したものとして表現し、各々の単位工程
で発生する環境負荷項目の値を求め、これらを総和し対
象製品の総合環境負荷値を算出するものである。
【0010】図13に示す環境負荷評価装置の構成につ
いて説明すると、この環境負荷評価装置は、大きく分け
て、環境負荷値の算出に用いるデータを入力するための
入力部57と、入力したデータを蓄積する環境負荷情報
蓄積部56と、対象製品の総合環境負荷値を算出する環
境負荷評価部53と、各工程の内容に関する情報や算出
された対象製品の総合環境負荷値を表示する出力部54
と、から構成されている。入力部57への入力内容は、
各工程の内容に関する情報と、各工程間の結合関係に関
する情報と、各工程で発生する環境負荷項目と、各環境
負荷項目における環境負荷値である。環境負荷情報蓄積
部56は、入力部57に入力した各情報や項目、環境負
荷値を蓄積する。環境負荷評価部53は、環境負荷情報
蓄積部56に蓄積された各工程の結合関係に基づいて、
各工程で発生する環境負荷値を用いることにより、対象
製品の総合環境負荷値を算出する。
【0011】図14は、図13に示す環境負荷評価装置
の環境負荷情報蓄積部56に蓄積されるデータの形式を
説明する図であり、(a)は対象製品の製造に関する単位
工程を示すデータの一例を示し、(b)は対象製品の処分
に関する単位工程を示すデータの一例を示している。図
14(a)においては、対象とする単位工程において1つ
の製品がm個の原料から形成されるものとして、その製
品名と、その製品に関する製品情報(製品そのものや製
造工程に付随する情報)と、m個の原料名と、n個の環
境負荷項目名と、n個の環境負荷値とを含んでいる。ま
た、図14(b)においては、対象とする単位工程におい
て1つの製品からm個の分解物が得られるものとして、
その製品名と、その製品に関する製品情報(製品そのも
のや分解工程に付随する情報)と、m個の分解物名と、
n個の環境負荷項目名と、n個の環境負荷値とを含んで
いる。このように単位工程ごとにデータを蓄積すること
により、評価対象の製品のライフサイクルを、その製品
を基準とし製造側と処分側に枝分かれしている木構造の
結合体として記述し、結合体における各単位工程の接続
関係に基づいて対象製品の総合環境負荷値を求めること
ができるようになる。さらにこの環境負荷評価装置で
は、ある製品の評価のために求めた各単位工程の環境負
荷値を他の製品の環境負荷値の評価に再利用することが
できる。
【0012】特開平7-311792号公報には、製品設計に用
いるCAD(計算機支援設計)システムにおいて組み立
て・分解に関する情報と環境情報とを格納したリレーシ
ョナルデータベースを設けることにより、組み立て性、
分解性に優れるとともに、環境に対する負荷の小さな製
品の設計を支援する環境評価装置が開示されている。
【0013】さらに、本願発明者による特開平9-16663
号公報には、図13に示した環境負荷評価装置に対し画
像情報蓄積部を設けることにより、各工程を容易に把握
できるようになるとともに、データ入力の誤りを防止で
きることが開示されている。
【0014】しかしながら、上述の従来の各環境負荷評
価装置や環境評価装置は、環境負荷評価のために収集し
た環境負荷情報の登録手順が煩雑であるという問題点を
有する。これらの環境負荷評価装置、環境評価装置は、
いずれもデータベースに類するものを備え、このデータ
ベースに対して環境負荷情報を登録する。登録すべき環
境負荷情報は、一般に、製品の製造ラインや部品・材料
の製造ライン、製品を廃棄・リサイクルするラインなど
で収集されるが、これら環境負荷情報の収集箇所は、多
数箇所に分散しているとともに、データベースを備えて
環境負荷評価を実際に実行する場所とは一般に異なるた
め、従来の環境負荷評価装置は、紙ベースでのデータの
転送やデータベースへのデータ入力などを必要とし、環
境負荷情報の登録手順が煩雑ものとなっている。特に、
自動車やパーソナルコンピュータ(以下、パソコンと略
記する)のように非常に多数の部品から構成される製品
の環境負荷をこの従来の環境負荷評価装置で評価しよう
とした場合、環境負荷情報の収集の手間が膨大となっ
て、環境負荷情報を収集すること自体が現実的でなくな
るという問題点を有する。
【0015】図15は、木構造によるモデルによってパ
ソコンのライフサイクルを表現したものである。この図
において、白塗りの辺の太さが均一な四角形は工程を表
わし、黒塗りであって中央部分が左右方向に白抜きとな
っている四角形は製品を表わしている。パソコン(図で
はPCと表記)の最終的な製造工程は、筐体、ハードデ
ィスク装置(HDD)、基板(マザーボード)、電源ユ
ニットなどを集めて組み立てる工程であり、このパソコ
ンの製造工程の上流側には、当然のことながら、ハード
ディスク装置の製造工程や電源ユニットの製造工程など
が配置することになる。また、使用済みパソコンの処分
の過程では、オープンループリサイクルによってパソコ
ンを解体するものとすると、集積回路(IC)に含まれ
る金(Au)の回収工程があり、また廃材の廃棄物とし
ての最終処分工程がある。廃材を処分する際には、そこ
に含まれる鉛(Pb、多くはハンダに由来する)など廃
棄方法によっては有害となる物質の量を把握することが
必要である。金の回収を行うためにも、パソコンに含ま
れる金の量を把握しなければならない。このように環境
負荷評価の一環として、対象製品に含まれる構成物質
(上記例での金や鉛)の量の把握を行うことも重要であ
る。
【0016】現代のパソコン製造を検討すると、パソコ
ンの製造事業者は、筐体やマザーボードについては自社
で製造するかも知れないが、ハードディスク装置や電源
ユニットは部品製造事業者からの外部調達とすることが
一般的であり、仕様書などによってハードディスク装置
や電源ユニットの性能等を規定するものの、規定した事
項以外はそのハードディスク装置や電源ユニットの製造
事業者に委ねている。このため、パソコン製造事業者
は、ハードディスク装置の内部でどのような部品が使用
されているかは詳細には知らされておらず、ハードディ
スク装置の製造に伴う電力消費量や二酸化炭素の排出
量、さらにはハードディスク装置を構成する部品の製造
に伴う電力消費量などについての知識は全く持っていな
い。一方で、ハードディスク装置の内部的な構成の変更
(例えば、回路の変更や使用する部品の変更)などは頻
繁に行われており、部品製造事業者の協力を得たとして
も、パソコンのライフサイクルアセスメントに関し、パ
ソコン製造事業者が上流側(製造側)での環境負荷情報
を全て集めることは事実上困難となっており、仮に集め
られたとしても、その環境負荷情報は古い情報となって
いることが多い。パソコンのライフサイクルアセスメン
トのうち下流側(廃棄・処分側)についても、処分時に
金(Au)を回収し、また、廃棄物中に含まれる鉛(P
b)などの有害物質の量を把握する関係上、上流側での
情報が必要となる。
【0017】結局、従来の環境負荷評価装置では、評価
対象となる製品(例えば、自動車、パソコン)の製造事
業者が環境負荷情報を全部集めて蓄積し、評価を行うこ
とを前提としているので、多数の部品を使用する製品に
適用する際には環境負荷情報の収集に大変手間がかかる
ことから、環境負荷評価自体を行えないことがある。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
従来の環境負荷評価装置は、環境負荷評価のために収集
した環境負荷情報の登録手順が煩雑であるという問題点
を有するとともに、多数の部品からなる製品(パソコン
や自動車など)への適用が事実上難しいという問題点が
ある。
【0019】本発明の目的は、環境負荷評価装置の生産
性及び保守性の向上を図り、環境負荷評価のために収集
した環境負荷情報の登録手順を容易にした環境負荷評価
方法及び装置を提供するとともに、多数の部品からなる
製品についても的確に環境負荷評価を行える環境負荷評
価方法及び装置を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明の環境負荷評価方
法は、対象製品の総合環境負荷値を評価する環境負荷評
価方法であって、対象製品に関わる工程の実施箇所に対
応して、当該工程での環境負荷情報を蓄積し、ネットワ
ークを介し、検索条件に応じて各環境負荷情報を検索す
ることにより、総合環境負荷値を算出する。
【0021】この環境負荷評価方法においては、環境負
荷情報には当該工程が直接参照する他の工程についての
環境負荷情報を参照するための参照情報が含まれるよう
にし、総合環境負荷値の算出に際しては、検索条件に応
じ、対象製品に直接関係する環境負荷情報を検索し、検
索した環境負荷情報に含まれる参照情報に基づいて他の
環境負荷情報を再帰的に検索し、検索した環境負荷情報
に基づいて総合環境負荷値を算出するようにすることが
好ましい。また、総合環境負荷値を求めるのではなく、
対象製品に含まれる構成物質の量を求めてもよい。
【0022】本発明の第1の環境負荷評価装置は、対象
製品の総合環境負荷値を評価する環境負荷評価装置であ
って、対象製品に関わる各工程での環境負荷情報を入力
して蓄積する環境負荷情報蓄積ユニットと、環境負荷情
報蓄積ユニットに蓄積された環境負荷情報を検索し、前
記対象製品の総合環境負荷値を算出する環境負荷評価ユ
ニットと、を有する。
【0023】本発明の第2の環境負荷評価装置は、対象
製品の総合環境負荷値を評価する環境負荷評価装置であ
って、対象製品に関わる各工程ごとに設けられ当該工程
での環境負荷項目を含む環境負荷情報を蓄積する複数の
環境負荷情報蓄積ユニットと、各環境負荷情報蓄積ユニ
ットに蓄積された環境負荷情報を検索し、前記対象製品
の総合環境負荷値を算出する総合環境負荷評価ユニット
と、を有し、環境負荷情報が、対応する工程が直接参照
する他の工程についての環境負荷情報を参照するための
参照情報を含み、総合環境負荷評価ユニットが、検索条
件に応じ、対象製品に直接関係する環境負荷情報を検索
し、検索した環境負荷情報に含まれる参照情報に基づい
て他の環境負荷情報を再帰的に検索することにより総合
環境負荷値を算出する。この環境負荷評価装置では、総
合環境負荷値の代わりに対象製品に含まれる構成物質の
量を求めるようにしてもよい。
【0024】本発明では、環境負荷評価ユニットと環境
負荷情報蓄積ユニットとによって環境負荷評価装置を構
成し、環境負荷評価ユニットから環境負荷情報蓄積ユニ
ット内に蓄積された環境負荷情報を検索できるようにし
ている。このように構成することにより、環境負荷評価
ユニットから環境負荷情報蓄積ユニットを分離して配置
することが可能になり、環境負荷情報蓄積ユニットを製
品の製造ラインや部品・材料の製造ライン、製品を廃棄
・リサイクルするラインなど、環境負荷情報を収集する
場所に設置することができる。これにより、本発明の環
境負荷評価装置によれば、環境負荷情報の登録、更新が
容易になる。
【0025】さらに本発明では、環境負荷情報に、対応
する工程が直接参照する他の工程についての環境負荷情
報を参照するための参照情報が含まれるようにし、総合
環境負荷値の評価に際しては、検索条件に応じ、対象製
品に直接関係する環境負荷情報を検索し、検索した環境
負荷情報に含まれる参照情報に基づいて他の環境負荷情
報を再帰的に検索するようにすることにより、各工程ご
との環境負荷情報がどこにあるかを事前に知ることな
く、迅速かつ的確に総合環境負荷値を算出できるように
なる。
【0026】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して詳細に説明する。
【0027】《第1の実施形態》図1は、本発明の第1
の実施形態の環境負荷評価装置の構成を表すブロック図
である。この環境負荷評価装置は、検索条件入力部1
1、環境負荷情報検索部12、環境負荷評価部13及び
出力部14からなる環境負荷評価ユニット10と、環境
負荷情報入力部21及び環境負荷情報蓄積部22からな
る環境負荷情報蓄積ユニット20とから構成されてい
る。この環境負荷評価装置は、環境負荷評価ユニット1
0と環境負荷情報蓄積ユニット20が分離しているこ
と、環境負荷評価ユニット10内に、環境負荷情報蓄積
ユニット20の環境負荷情報蓄積部22の情報を検索す
るための環境負荷情報検索部12を備えることを特徴と
する。
【0028】環境負荷評価ユニット10において、検索
条件入力部11は環境負荷評価のための検索条件の入力
に用いられ、環境負荷情報検索部12は、検索条件入力
部11から入力された検索条件をもとに、環境負荷情報
蓄積部22を検索し、環境負荷評価部13は、環境負荷
情報検索部12で検索された結果をもとに、環境負荷評
価を実施して対象製品の総合環境負荷値を算出し、出力
部14は、環境負荷評価部13で得られた結果を表示し
外部に出力する。環境負荷情報蓄積ユニット20におい
て、環境負荷情報入力部21は、環境負荷評価に用いら
れる環境負荷情報の入力に用いられ、環境負荷情報蓄積
部22は、環境負荷情報入力部21で入力された環境負
荷情報を保持する。
【0029】この環境負荷評価装置では、環境負荷情報
蓄積ユニット20は、評価対象の製品の製造ラインや部
品・材料の製造ライン、製品を廃棄・リサイクルするラ
インなど、環境負荷測定箇所に設置する。さらに、環境
負荷情報蓄積ユニット20を備えた、製造、処理、リサ
イクル設備を用いることにより、環境負荷情報の収集を
自動化することも可能である。
【0030】図2は、評価対象の製品の製造ラインや部
品・材料の製造ライン、製品を廃棄・リサイクルするラ
インなど、複数の環境負荷測定箇所に環境負荷情報蓄積
ユニットを設置した場合の構成を示すブロック図であ
る。各環境負荷測定箇所にそれぞれ環境負荷情報蓄積ユ
ニット20が設けられており、これら複数の環境負荷情
報蓄積ユニット20は、ネットワーク30を介して環境
負荷評価ユニット10に接続している。環境負荷評価ユ
ニット20では、指定された検索条件に基づいてその環
境負荷情報検索部12がネットワーク30を介して各環
境負荷情報蓄積ユニット20内の環境負荷情報を検索し
て収集し、収集した環境負荷情報に基づいて環境負荷評
価部13が対象製品の総合環境負荷値を算出する。
【0031】以下、具体的な例を挙げて本発明をさらに
詳しく説明する。ここでは、環境負荷評価の一例とし
て、ライフサイクルアセスメント(LCA)のために、
製品の生産に伴う二酸化炭素排出量の分析を行う場合に
ついて説明する。
【0032】図3は、環境負荷評価装置の環境負荷情報
蓄積部22に蓄積されるデータの構造の一例を表す図で
ある。環境負荷情報蓄積部22には、環境負荷測定箇所
での二酸化炭素排出量、BOD(生物学的酸素要求
量)、固体廃棄物量、資源消費量、エネルギー使用量な
どの環境負荷項目、これら環境負荷項目の値、単位の組
が保存される。環境負荷項目の値は、環境負荷情報入力
部21から入力される。
【0033】製品の生産に伴う二酸化炭素排出量の分析
を行うときの、本実施形態の環境負荷評価装置の動作を
示す。まず、環境負荷評価ユニット10において、検索
条件入力部11から、検索条件として「二酸化炭素排出
量」を指定する。すると、環境負荷情報検索部12は、
環境負荷情報蓄積ユニット20の環境負荷情報蓄積部2
2に保持されている二酸化炭素排出量の数値と単位を検
索する。この結果は、環境負荷評価部13を通じて出力
部14に表示される。
【0034】環境負荷測定箇所が複数ある場合、上述し
たように環境負荷情報蓄積ユニット20を複数設け、各
々の環境負荷測定箇所に設置しても良い。その場合、製
品の生産に伴う二酸化炭素排出量の分析の動作は以下の
ようになる。まず、検索条件入力部11から、検索条件
として「二酸化炭素排出量」と検索すべき単一あるいは
複数の環境負荷情報蓄積ユニット20とを指定する。す
ると、環境負荷情報検索部12は、指定された環境負荷
情報蓄積ユニット20の環境負荷情報蓄積部22に保持
されている二酸化炭素排出量の数値と単位を順次検索す
る。環境負荷評価部13は、検索された二酸化炭素排出
量の数値の総和を求め、その結果が出力部14に表示さ
れる。
【0035】二酸化炭素排出量の場合と同様に、本実施
形態の環境負荷評価装置によれば、大気汚染物質排出
量、BODなどの水質汚濁物質排出量、固体廃棄物量、
資源消費量、エネルギー使用量を評価することができ
る。また、その他の環境負荷評価として、製品に含まれ
る材料の量や、製品に含まれる有害物質の量を分析する
ことができる。
【0036】《第2の実施形態》次に、本発明の第2の
実施形態について説明する。図4は本発明の第2の実施
形態の環境負荷評価装置の構成を示すブロック図であ
る。
【0037】上述した第1の実施形態の場合において
は、ネットワークに複数の環境負荷情報蓄積ユニットを
配置して環境負荷評価ユニットがネットワークを介して
環境負荷情報蓄積ユニットから環境負荷情報を取得する
場合、環境負荷評価ユニットは、その検索する環境情報
がどの環境負荷情報蓄積ユニットにあるかを知っている
ことを前提としている。しかしながら、上述の従来の技
術の欄で説明したようなパソコンや自動車の製造の場
合、必要な環境負荷情報がどの環境負荷情報蓄積ユニッ
トにあるかを前もって知っておくようなことは難しい。
すなわち、パソコン製造の例でいえば、パソコンの製造
事業者は、自らが製造するパソコンに組み込まれるハー
ドディスク装置や電源ユニットの出所と、自分のところ
で組み立てる際に消費する電力などの値は知っているも
のの、ハードディスク装置に含まれる個々の部品の出所
などは知らないから、その個々の部品に対応する環境負
荷情報蓄積ユニットのありかも普通は知らないはずだか
らである。そこで、この実施形態では、ある製品につい
て環境負荷評価を行う場合に、まず、分かる範囲(その
製品の製造事業者であれば、部品の一次調達先や自らが
消費する電力量などは分かるはずである)で環境負荷情
報を集めるとともに、集めた環境負荷情報に含まれてい
る情報(ある種のリンク情報である)を利用してさらに
次の段階の環境負荷情報のありかを知って当該次の段階
の環境負荷情報を取得するようにし、この過程を繰り返
すことによって、環境負荷評価に必要な全ての環境負荷
情報を集めるようにしている。
【0038】図4に示す環境負荷評価装置は、図3に示
す環境負荷評価装置と比べると、環境負荷評価ユニット
の代わりに総合環境負荷評価ユニット15がネットワー
ク30に接続し、さらにネットワーク30にアドレス管
理サーバ31が接続している点で異なっている。図で
は、総合環境負荷評価ユニット15は1つしか描かれて
いないが、ネットワーク30に複数の総合環境負荷評価
ユニット15を接続するようにしてもよい。
【0039】総合環境負荷評価ユニット15は、第1の
実施形態での環境負荷評価ユニットと環境負荷情報蓄積
ユニット20を一体にしたような構成のものであって、
環境負荷情報検索部12aと環境負荷評価部13aと環
境負荷情報蓄積部22aとを有し、検索条件や環境負荷
情報を入力し検索結果を出力するためのクライアント端
末16が接続している。この説明から明らかなように、
総合環境負荷評価ユニット15は、第1の実施形態にお
ける環境負荷評価ユニットの機能を有するものである。
環境負荷情報検索部12aは、入力した検索条件に応じ
て各総合環境負荷評価ユニット15(その環境負荷情報
蓄積部12aが設けられている総合環境負荷評価ユニッ
ト15も含む)の環境負荷情報蓄積部22aや各環境負
荷情報蓄積ユニット20の環境負荷情報蓄積部22を検
索し必要な環境負荷情報を入手するものであって、検索
ロボットとしてネットワーク30上での検索を行う機能
も有する。すなわち、環境負荷情報に含まれる参照情報
(リンク情報)を使用して、次の環境負荷情報を検索で
きる機能を有する。環境負荷評価部13は、第1の実施
形態の場合と同様に、環境負荷情報検索部12aで検索
した結果に基づいて対象製品の環境負荷評価を実施する
ものであり、環境負荷情報蓄積部22aは、クライアン
ト端末16から入力した環境負荷情報を保持する。クラ
イアント端末16としては、例えば、通常のパソコンな
どを使用することができる。
【0040】アドレス管理サーバ31は、インターネッ
ト上でTCP/IP(TransmissionControl Protocol/I
nternet Protocol)により通信する際にドメイン名から
IPアドレスを引く際に使用されるDNS(Domain Name
System)サーバと同様に、ネットワークアドレスの解決
を行うものである。本実施形態の場合、各総合環境負荷
評価ユニット15及び各環境負荷情報蓄積ユニット20
には、重複しないようにネットワークアドレスが付与さ
れている。アドレス管理サーバ31は、環境負荷情報に
含まれる環境負荷情報蓄積ユニット情報からネットワー
クアドレスを求めるの使用される。本実施形態の場合、
総合環境負荷評価ユニット15及び環境負荷情報蓄積ユ
ニット20は、それぞれの事業者が自己の判断によって
ネットワーク30に随意に接続できるものである。もっ
とも、ネットワークアドレスや後述する環境負荷情報蓄
積ユニット識別子の重複を避けるために、インターネッ
トにWWW(World Wide Web)サーバを接続するときと
同様に、然るべき機関から、適切なネットワークアドレ
スなどの割当を受けるようにすることが好ましい。
【0041】本実施形態において、総合環境負荷評価ユ
ニット15は、環境負荷評価を行う事業所などに設置
し、環境負荷情報蓄積ユニット20は、評価対象の製品
の製造ライン、その製品に使用する部品や原材料の製造
事業者の事業所、その製品の廃棄・リサイクルを行うラ
イン、廃棄業者の事業所などに設置する。本実施形態の
場合、環境負荷情報蓄積ユニット20を設置する部品製
造事業者としては、評価対象の製品の製造に直接使用さ
れる部品の製造事業者のみならず、その製品の製造に直
接使用される部品に使用される部品の製造事業者、また
そのさらに上流側の部品の製造事業者などが挙げられ
る。製品の処分側(下流側)についても、1次処分事業
者のみならず、最終処分事業者に至るまでの各段階に、
環境負荷情報蓄積ユニット20を設置するようにする。
もちろん、総合環境負荷評価ユニット15は環境負荷情
報蓄積ユニット20としての機能を有するから、環境負
荷情報蓄積ユニット20の代わりに総合環境負荷評価ユ
ニット15を配置してもよい。すなわち、ライフサイク
ルアセスメントにおける木構造のモデルを考えたとき
に、そのモデルに現われる全てのノード(工程)のそれ
ぞれに対応して、総合環境負荷評価ユニット15か環境
負荷情報蓄積ユニット20の少なくとも一方が配備され
るようにする。
【0042】このように多数の箇所に環境負荷情報蓄積
ユニット20を配置するのは、コスト的に引き合わない
ようにも考えられるが、本実施形態において、環境負荷
情報蓄積ユニット20は、特定の製品の環境負荷情報を
求めるために設けているのではなく、その環境負荷情報
蓄積ユニット20が配備される場所で製造、加工、処
分、輸送などの工程がなされるとして、その工程に係る
環境負荷情報を蓄積するために設けている。すなわち、
異なる製品であっても同一の工程を経るのであれば同一
の環境負荷情報蓄積ユニット20を使用することがで
き、社会全体に環境負荷情報蓄積ユニット20を広く配
置すれば、多種多様の製品(同一の製造事業者が製造す
るものとは限らない)の環境負荷の評価を簡単に行うこ
とができるよになる。後述する検索方法から明らかにな
るように、各総合環境負荷評価ユニット15は、環境負
荷評価に必要な全ての環境負荷情報蓄積ユニット20の
アドレスを予め知っておく必要なく、また、そのような
環境負荷情報蓄積ユニット20の存在を予め知っておく
必要もない。実際の環境負荷評価を行う際に、取得した
環境負荷情報とアドレス管理サーバによるアドレス解決
とによって、必要な環境負荷情報が全て揃うようになっ
ている。
【0043】図5は、環境負荷情報蓄積部22,22a
に蓄積されるデータ構造の一例を示す図である。各デー
タは、環境負荷情報蓄積ユニット識別子で特定されると
ともに、大きく分けて、参照情報と属性情報とから構成
されている。環境負荷情報蓄積ユニット識別子は、複数
ある環境負荷情報蓄積ユニット20(や総合環境負荷評
価ユニット15)を識別するために割り当てられたもの
であって、一意の数字や文字列からなる。
【0044】参照情報は、他の環境負荷情報蓄積ユニッ
ト20(や総合環境負荷評価ユニット15)と参照関係
を保存する部分であって、環境負荷情報蓄積ユニット識
別情報と係数との組からなる。環境負荷情報蓄積ユニッ
ト識別情報としては、他の環境負荷情報蓄積ユニット2
0(や総合環境負荷評価ユニット15)に割り当てられ
た識別子が保存され、係数としては、その環境負荷情報
蓄積ユニットに保存された環境負荷情報の寄与の度合い
を示す数値が保存される。例えば、3台の部品Bから構
成される製品Aの場合、製品Aの製造工程に係る環境負
荷情報蓄積ユニットの環境負荷情報蓄積ユニット識別情
報及び係数に、それぞれ、「B」(部品Bを特定する)
及び「3」と保存され、これは、部品Bに係る環境負荷
情報蓄積ユニットの環境負荷情報の寄与が3台分である
ことを示している。
【0045】一方、属性情報は、環境負荷情報を保存す
る部分であり、例えば、二酸化炭素排出量、BOD(生
物学的酸素要求量)、固体廃棄物量、資源消費量、エネ
ルギー使用量、有害物質となりうる物質(鉛)の含有量
などの環境負荷項目、これら環境負荷項目の数量、単位
の組が、属性情報として保存される。
【0046】図6は、本実施形態における工程のモデル
化を説明する図である。各工程は、工程情報と構成情報
とに分離される。工程情報には、原材料、工程での排出
物(二酸化炭素など)、その工程に入力する参照製品や
参照ユーティリティなど、その工程での製品には含まれ
ないがその工程で使用するもの(例えば洗浄用溶剤)に
関する情報が含まれる。一方、構成情報は、その工程で
の出力である参照製品の構成に関する情報、例えば、鉄
を何kg含んでいるか、鉛を何g含んでいるかといった
情報が含まれる。本実施形態では、各工程ごとに、これ
ら工程情報と構成情報とを属性情報として環境負荷蓄積
部22,22aに蓄積する。
【0047】次に、この環境負荷評価装置における環境
負荷分析手順について、図7を用いて説明する。
【0048】まず、分析対象の製品Aの環境負荷情報を
蓄積した環境負荷情報蓄積ユニットAを検索し、二酸化
炭素排出量などの環境負荷の数量vAと単位uAを検索
する(ステップ101)。そして、その環境負荷情報蓄
積ユニットAにおけるその製品Aの環境負荷情報に記録
されいてる環境負荷情報蓄積ユニット識別情報Bと係数
cBの組を検索する(ステップ102)。次に、検索さ
れた環境負荷情報蓄積ユニット識別情報Bによって指定
された別の環境負荷情報蓄積ユニットBにおいて、環境
負荷の数量vBと単位uBを検索する(ステップ10
3)。環境負荷情報蓄積ユニットは例えば事業者ごとに
設置されるものであるから、環境負荷情報蓄積ユニット
が異なれば数量の単位が異なっている可能性がある。そ
こで、単位uAと単位uBが等しいかどうかを調べ(ス
テップ104)、等しくない場合には、単位がuAにな
るように、数量vBを変換する(ステップ105)。そ
の後、ステップ106において、v=vA+vB・cB
を計算して環境負荷値vを計算する。次に、環境負荷情
報蓄積ユニットBがさらに他の環境負荷情報蓄積ユニッ
ト識別情報と係数の組を蓄積しているかを調べ(ステッ
プ107)、蓄積していない場合には処理を終了し、蓄
積している場合には、ステップ102に戻って、他の環
境負荷情報蓄積ユニットを再帰的に検索する。以上の処
理を環境負荷情報蓄積ユニットAの全ての環境負荷情報
蓄積ユニット識別情報と係数の組について実行すること
により、製品Aの総合環境負荷値を算出することができ
る。
【0049】次に、図8を用い、ある製品に製造過程で
排出される二酸化炭素(CO2)の量を求める場合を例
に挙げて、上述の処理を具体的に説明する。図8におい
て、[]で囲んだ数字は手順の番号を示し、太線の矢印
は環境負荷情報検索部(検索ロボット)12aによる二
酸化炭素値の検索動作を示し、細線の矢印はその他の検
索動作やデータの入出力動作を示す。
【0050】まず、クライアント端末16から総合環境
負荷評価ユニット15に対して検索条件(この場合は二
酸化炭素排出値)を入力する(手順1)。すると、総合
環境負荷評価ユニット15の環境負荷情報検索部12a
がその総合環境負荷評価ユニット15内の環境負荷情報
蓄積部22aを検索し(手順2)、環境負荷情報として
二酸化炭素排出値を得る(手順3)。この段階で二酸化
炭素排出値が分かればその値をクライアント端末15に
返すが(手順4)、一般には、製造過程全体での二酸化
炭素排出値はこの段階では分からない。そこで、環境負
荷情報検索部12aは、手順3で得ている環境負荷情報
に含まれる環境負荷情報蓄積ユニット識別情報を参照
し、アドレス管理サーバ31に対してその環境負荷情報
蓄積ユニット識別情報に対応する環境負荷情報蓄積ユニ
ット20のネットワークアドレスを問い合わせ(手順
5)、その環境負荷情報蓄積ユニット20の環境負荷情
報蓄積部22を検索し(手順6)、その環境負荷情報蓄
積ユニット20での二酸化炭素排出量を得る(手順
7)。同様の手順をさらの別の環境負荷情報蓄積ユニッ
ト20に対して繰り返し(手順8〜10)、製造過程全
体での二酸化炭素排出量が求められたら、その値を総合
環境負荷評価ユニット15からクライアント端末16に
転送し(手順16)、処理を終了する。ここでは、ある
製品の製造過程全体を通しての二酸化炭素排出量を求め
ることを説明したが、同様の手順により、製品の処分に
必要な二酸化炭素の排出量や、製品を構成するある特定
の部品の製造に係る二酸化炭素の排出量を求めることが
できる。二酸化炭素排出量以外の環境負荷項目について
も、同様の手順で環境負荷値を求められることは言うま
でもない。
【0051】以上、第2の実施形態での環境負荷値の求
め方について説明したが、環境負荷情報蓄積ユニットを
多数の部品製造事業者に分散配置し、各部品製造事業者
が複数種類の部品を製造するような場合を考えると、論
理的には部品種類や工程ごとに環境負荷情報蓄積ユニッ
トを設けるとしても、物理的には、事業所ごとにごく限
られた台数の環境負荷情報蓄積ユニットとすることが好
ましい。また、複数事業間で環境負荷情報蓄積ユニット
識別情報及び環境負荷情報蓄積ユニット識別子に矛盾や
齟齬が生じないようにしなければならない。そこで、環
境負荷情報蓄積ユニット識別情報及び環境負荷情報蓄積
ユニット識別子に、事業者名や製品番号を含ませること
により、物理的には環境負荷情報蓄積ユニットの台数を
少ないものとしてかつ多種多様な部品や工程を扱えるよ
うにすることが好ましい。このように物理的には限られ
た台数の環境負荷情報蓄積ユニットとする際には、ネッ
トワークアドレスによって物理的な環境負荷情報蓄積ユ
ニットを識別し、環境負荷情報蓄積ユニット識別子によ
って論理的な環境負荷情報蓄積ユニットを識別するよう
にする。
【0052】また、第2の実施形態では、各工程のモデ
ルとして、図6に示すように工程情報と構成情報とから
なるものを使用し、構成情報には、金などの再回収可能
な有用物質をどれだけ含んでいるか、鉛などの廃棄のし
かたによっては有害となる物質をどれだけ含んでいるか
の情報を含ませることができる。したがって、環境負荷
項目として、金や鉛といった項目を挙げることができ、
それにより、廃棄に際して回収可能な金の量や、廃棄物
中に含まれるであろう鉛の量を評価することができる。
【0053】次に、第2の実施形態でのクライアント端
末16での検索条件の入力や検索結果の表示例について
説明する。このクライアント端末16では、GUI(グ
ラフィカル・ユーザ・インタフェース)を基本として入
力及び表示を行えるようになっている。
【0054】図9(a)に示すものは、どの観点から環境
負荷値を検索するかを指定するための画面であり、製品
業者名がABCであって製品名がC123である製品
(ここではパソコンを想定)について、製品情報か構成
情報か工程情報のいずれかを選択できるようになってい
る。なお、画面上部中央の「環境負荷評価システム」の
表示は、ここでの環境負荷評価装置の名称であって画面
のタイトルとなるものである。選択は、マウスなどのポ
インティングデバイスによって該当項目をクリックする
ことによって行われる。製品情報は、製品そのものや製
造工程、分解工程に付随する情報である。構成情報は、
その製品が何から構成されているか、すなわちその製品
に現に含まれているものに関する情報であり、工程情報
は、その製品には含まれていないがその製品に対する工
程で使用したり排出したりするものに関する情報であ
る。ここでの構成情報及び工程情報は、図7に示すモデ
ルでの構成情報及び工程情報に対応する。
【0055】さて、図9(a)に示す画面において構成情
報の方を選択したとすると、図9(b)に示すように、ど
のような条件で検索するかを入力する画面が現われる。
ここで「全て」を選択すれば、対象としている製品全体
の構成情報の検索を選択したことになり、「構成指定」
を選択し、かつ個々の部品を選択すれば、該当する部品
についての構成情報の検索を選択したことになる。ここ
で「HDD」を選択すれば部品「HDD」を選択したこ
とになり、「HDD」のすぐ下の「部品1」や「部品
2」を選択すれば、HDDを構成する部品である「部品
1」や「部品2」を選択したことになる。また、画面の
右側は、どの環境負荷項目を検索するかを指定する領域
であって、「CO2」は二酸化炭素に、「Cu」や「P
b」はそれぞれ鉛、銅に対応する。図示した例では、部
品「HDD」について、銅と鉛の量について検索を指示
している。そして、「検索」ボタンをクリックすること
で、上述した手順にしたがって検索が開始される。
【0056】検索が終了すると、図9(c)に示すよう
な、結果表示用の画面が表示される。図示したもので
は、部品「HDD」には、銅が15gと鉛が114g含
まれているいることが表示されている。
【0057】一方、図9(a)に示す選択画面で「工程情
報」を選択した場合には、図10(a)に示すような画面
が表示される。構成情報の場合と同様に、全工程を通じ
た数値を求めるか、指定した工程での数値を求めるかを
選択できるともに、どの環境負荷項目について検索する
かを指定できるようになっている。ここでは、全工程を
通じた二酸化炭素排出量と電力消費量の検索が指示され
ている。このような検索条件に対する検索結果が図10
(b)に示されている。図示したものでは、全製造工程を
通じた二酸化炭素の排出量が製品1台当たり2kgであ
って、電力消費量が12kWhであることが示されてい
る。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、環境負荷
評価ユニットと環境負荷情報蓄積ユニットとによって環
境負荷評価装置を構成することにより、環境負荷評価ユ
ニットから環境負荷情報蓄積ユニットを分離でき、環境
負荷情報蓄積ユニットを環境負荷情報の収集場所、例え
ば、製品の製造ラインや部品・材料の製造ライン、製品
を廃棄・リサイクルするラインなどに配置することがで
きるようになって、環境負荷情報の登録、更新が容易に
なるという効果がある。また、環境負荷情報蓄積ユニッ
トを独立して管理できるため、環境負荷情報が容易に更
新できるようになり、最新の環境負荷情報に基づいた、
より正確な環境負荷評価が可能になるという効果もあ
る。
【0059】また本発明では、環境負荷情報蓄積ユニッ
トを備えた、製品の製造ラインや部品・材料の製造ライ
ン、製品を廃棄・リサイクルするラインなどに設置され
る設備を用いることにより、環境負荷情報の収集を自動
化することができるようになり、環境負荷情報の収集に
伴う作業が効率化されるという効果がある。
【0060】さらに本発明では、環境負荷情報に、対応
する工程が直接参照する他の工程についての環境負荷情
報を参照するための参照情報が含まれるようにし、総合
環境負荷値の評価に際しては、検索条件に応じ、対象製
品に直接関係する環境負荷情報を検索し、検索した環境
負荷情報に含まれる参照情報(リンク情報)に基づいて
他の環境負荷情報を再帰的に検索するようにすることに
より、例えば、各部品製造事業者がそれぞれ環境負荷情
報蓄積ユニットを設けた際に、各工程ごとの環境負荷情
報がどこにあるかを事前に知ることなく、迅速かつ的確
に総合環境負荷値を算出できるようになるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の環境負荷評価装置の
構成を示すブロック図である。
【図2】ネットワークを介して複数の環境情報蓄積ユニ
ットを接続した環境負荷評価装置の構成を示すブロック
図である。
【図3】環境負荷情報蓄積部に蓄積されるデータの構成
の一例を示す図である。
【図4】本発明の第2の実施形態の環境負荷評価装置の
構成を示すブロック図である。
【図5】環境負荷情報蓄積部に蓄積されるデータの構成
の一例を示す図である。
【図6】工程のモデルを説明する図である。
【図7】環境負荷分析手順を説明するフローチャートで
ある。
【図8】ネットワークを介した環境負荷評価の実行方法
を説明する図である。
【図9】(a)〜(c)は表示画面の例を示す図である。
【図10】(a),(b)は表示画面の例を示す図である。
【図11】従来の積み上げ法によるライフサイクルアセ
スメントにおいて用いられるモデルを説明する図であ
る。
【図12】従来の木構造によるモデルの一例を説明する
図である。
【図13】従来の環境負荷評価装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【図14】(a),(b)は、図13に示す環境負荷評価装置
の環境負荷情報蓄積部に蓄積されるデータの一例を説明
する図である。
【図15】木構造によるパソコンのライフサイクルモデ
ルを説明する図である。
【符号の説明】
10 環境負荷評価ユニット 11 検索条件入力部 12,12a 環境負荷情報検索部 13,13a 環境負荷評価部 14 出力部 15 総合環境負荷評価ユニット 16 クライアント端末 20 環境負荷情報蓄積ユニット 21 環境負荷情報入力部 22,22a 環境負荷情報蓄積部 30 ネットワーク 31 アドレス管理サーバ 101〜107 ステップ

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対象製品の総合環境負荷値を評価する環
    境負荷評価方法であって、 前記対象製品に関わる工程の実施箇所に対応して、当該
    工程での環境負荷情報を蓄積し、 ネットワークを介し、検索条件に応じて前記各環境負荷
    情報を検索することにより、前記総合環境負荷値を算出
    する環境負荷評価方法。
  2. 【請求項2】 対象製品の総合環境負荷値を評価する環
    境負荷評価方法であって、 前記対象製品に関わる各工程ごとに、当該工程での環境
    負荷項目を含む環境負荷情報を蓄積し、該環境負荷情報
    は当該工程が直接参照する他の工程についての環境負荷
    情報を参照するための参照情報を含み、 検索条件に応じ、対象製品に直接関係する環境負荷情報
    を検索し、 検索した環境負荷情報に含まれる参照情報に基づいて他
    の環境負荷情報を再帰的に検索し、 検索した環境負荷情報に基づいて総合環境負荷値を算出
    する環境負荷評価方法。
  3. 【請求項3】 対象製品に含まれる構成物質の量を評価
    する環境負荷評価方法であって、 前記対象製品に関わる各工程ごとに、当該工程での前記
    構成物質の量に関する構成情報を含む環境負荷情報を蓄
    積し、該環境負荷情報は当該工程が直接参照する他の工
    程についての環境負荷情報を参照するための参照情報を
    含み、 検索条件に応じ、対象製品に直接関係する環境負荷情報
    を検索し、 検索した環境負荷情報に含まれる参照情報に基づいて他
    の環境負荷情報を再帰的に検索し、 検索した環境負荷情報に基づいて前記構成物質の量を算
    出する環境負荷評価方法。
  4. 【請求項4】 対象製品の総合環境負荷値を評価する環
    境負荷評価装置であって、 前記対象製品に関わる各工程での環境負荷情報を入力し
    て蓄積する環境負荷情報蓄積ユニットと、 前記環境負荷情報蓄積ユニットに蓄積された環境負荷情
    報を検索し、前記対象製品の総合環境負荷値を算出する
    環境負荷評価ユニットと、を有する環境負荷評価装置。
  5. 【請求項5】 前記環境負荷情報蓄積ユニットと前記環
    境負荷評価ユニットとが分離して設置される請求項4に
    記載の環境負荷評価装置。
  6. 【請求項6】 前記環境負荷情報蓄積ユニットを複数個
    有し、前記各環境負荷情報蓄積ユニットが、前記対象製
    品に関わる工程の実施箇所にそれぞれ配置される請求項
    5に記載の環境負荷評価装置。
  7. 【請求項7】 前記各環境負荷情報蓄積ユニットと前記
    環境負荷評価ユニットとを接続するネットワークを有す
    る請求項6に記載の環境負荷評価装置。
  8. 【請求項8】 前記環境負荷情報蓄積ユニットが、対応
    する工程での環境負荷情報を入力する環境負荷情報入力
    部と、前記環境負荷情報入力部に入力された環境負荷情
    報を蓄積する環境負荷情報蓄積部と、を有する請求項6
    または7に記載の環境負荷評価装置。
  9. 【請求項9】 前記環境負荷評価ユニットが、前記環境
    負荷情報蓄積部内の環境負荷情報を検索する環境負荷情
    報検索部を備える請求項8に記載の環境負荷評価装置。
  10. 【請求項10】 前記環境負荷評価ユニットが、検索条
    件を入力する検索条件入力部と、入力された検索条件に
    基づき前記環境負荷情報蓄積部内の環境負荷情報を検索
    する環境負荷情報検索部と、検索された環境負荷情報に
    基づき前記対象製品の総合環境負荷値を算出する環境負
    荷評価部と、算出された前記総合環境負荷値を出力する
    出力部と、を有する請求項8に記載の環境負荷評価装
    置。
  11. 【請求項11】 対象製品の総合環境負荷値を評価する
    環境負荷評価装置であって、 前記対象製品に関わる各工程ごとに設けられ当該工程で
    の環境負荷項目を含む環境負荷情報を蓄積する複数の環
    境負荷情報蓄積ユニットと、 前記各環境負荷情報蓄積ユニットに蓄積された環境負荷
    情報を検索し、前記対象製品の総合環境負荷値を算出す
    る総合環境負荷評価ユニットと、を有し、 前記環境負荷情報が、対応する工程が直接参照する他の
    工程についての環境負荷情報を参照するための参照情報
    を含み、 前記総合環境負荷評価ユニットが、検索条件に応じ、対
    象製品に直接関係する環境負荷情報を検索し、検索した
    環境負荷情報に含まれる参照情報に基づいて他の環境負
    荷情報を再帰的に検索することにより前記総合環境負荷
    値を算出する、環境負荷評価装置。
  12. 【請求項12】 対象製品に含まれる構成物質の量を評
    価する環境負荷評価装置であって、 前記対象製品に関わる各工程ごとに設けられ当該工程で
    の前記構成物質の量に関する構成情報を含む環境負荷情
    報を蓄積する複数の環境負荷情報蓄積ユニットと、 前記各環境負荷情報蓄積ユニットに蓄積された環境負荷
    情報を検索し、前記対象製品の総合環境負荷値を算出す
    る総合環境負荷評価ユニットと、を有し、 前記環境負荷情報が、対応する工程が直接参照する他の
    工程についての環境負荷情報を参照するための参照情報
    を含み、 前記総合環境負荷評価ユニットが、検索条件に応じ、対
    象製品に直接関係する環境負荷情報を検索し、検索した
    環境負荷情報に含まれる参照情報に基づいて他の環境負
    荷情報を再帰的に検索することにより前記構成物質の量
    を算出する、環境負荷評価装置。
  13. 【請求項13】 前記各環境負荷情報蓄積ユニットと前
    記環境負荷評価ユニットとを接続するネットワークと、 前記ネットワークに接続し、前記参照情報に基づいて、
    参照すべき環境負荷情報蓄積ユニットのネットワークア
    ドレスを解決するアドレス管理サーバと、をさらに備え
    る請求項11または12に記載の環境負荷評価装置。
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