JPH07121588A - 工業製品の環境負荷評価法 - Google Patents

工業製品の環境負荷評価法

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JPH07121588A
JPH07121588A JP6218080A JP21808094A JPH07121588A JP H07121588 A JPH07121588 A JP H07121588A JP 6218080 A JP6218080 A JP 6218080A JP 21808094 A JP21808094 A JP 21808094A JP H07121588 A JPH07121588 A JP H07121588A
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environmental load
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environmental
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Hitoshi Donomae
等 堂野前
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 工業製品のライフサイクルにわたる環境負荷
を求め、それに基づいて工業製品を設計することができ
る工業製品の環境負荷評価法を提供する。 【構成】 工業製品のライフサイクルにわたる環境負荷
を製造過程,使用過程,廃棄過程の3つの過程それぞれ
の環境負荷の和として算出する。これにより新しく設計
した工業製品の環境負荷も算出できる。 【効果】 工業製品の環境負荷を真に低減する製品設計
システムを構築することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、工業製品のライフサイ
クルにわたる環境負荷を求め、それに基づいて工業製品
を設計するための工業製品の環境負荷評価法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】地球環境問題の元凶は産業活動であるこ
とは明白であり、人類の存亡の危機が認識されるに及ん
で、産業界自らがその解決に取り組み始めている。特に
現在では一産業単独での努力から産業間相互の試みによ
って環境負荷の低減が考えられるようになってきた。す
なわち工業製品のライフサイクルにわたる環境負荷を考
えた製品設計である。設計のためには工業製品のライフ
サイクルにわたる環境負荷を定量化する必要がある。そ
の様な定量化の手法はライフサイクル・アセスメントも
しくはライフサイクル・アナリシス(LCA)と呼ば
れ、欧米を中心に研究されて来ており、日本でもごく最
近になって研究が始められた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、現在の
ところそれらの研究は、(1)各企業が自社製品につい
て調査し、自社製品を改良するために用いられている。
(2)パッケージなど構成要素の単純な製品についてし
か行われていない。という点などから汎用性が非常に低
いという欠点があり、あらゆる工業製品に利用できる手
法が望まれていた。また、従来法は汎用性が低い為に、
それぞれの分析結果を比較することは困難であり、分析
結果をデータベース化し、公共的に利用することが困難
であった。
【0004】本発明は上記事情に基づいてなされたもの
であり、あらゆる工業製品のライフサイクルにわたる環
境負荷を求め、さらにその工業製品の設計を変更した場
合の環境負荷の変化を求めることができる工業製品の環
境負荷評価法を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】工業製品にかかる環境負
荷の低減を考える場合、それを製造する産業だけの環境
負荷だけを考慮するのでは不十分である。その工業製品
の原材料を製造する産業をも考慮し、また、その工業製
品の使用段階、さらに廃棄され、リサイクルされる段階
まで考慮する必要がある。すなわち、その工業製品のラ
イフサイクルにわたる環境負荷の低減を考えなくてはな
らない。
【0006】工業製品のライフサイクルは大きく3つの
過程に分けることができる。原材料からその工業製品の
製品化までの製造過程と、その工業製品が市場に出て使
用される使用過程、さらにその工業製品が廃棄、解体さ
れ、リサイクル材料を産出する廃棄過程である。
【0007】まず、工業製品のライフサイクルのうちの
製造過程について述べる。現代の産業システムは非常に
複雑化しており、ある最終的な工業製品に必要な原材料
を一工程ずつ究極までさかのぼることは通常非常に困難
である。しかし、金銭の流れについては、経済学の分野
で産業連関分析という学問体系が確立されており、例え
ば一国の産業システムについての全ての流れが一枚の表
として作表されている(産業連関表)。よって、通常金
銭の流れと逆方向にある物の流れの分析に、産業連関分
析を利用することができる。産業連関分析について以下
に要約する。
【0008】今、iという一種類の製品しか生産しない
産業iの1年間の総生産額をxi とする。xi の産出先
は各産業(原料として)および市場(最終製品として)
であり、産出額はそれぞれxi1,・・・ ,xin、およびf
i であるとする。逆に、産業iでは、xi 産出するのに
原料(部品や燃料など)を各産業からx1i,・・・ ,xni
だけ投入される事を必要とする。投入係数マトリクスA
【数1】 で定義し、
【数2】 とあらわすと、 X = AX + F (2) が成立する事から X = BF (3) ここで B=(I−A)-1 (Leontiefの逆行列) と表すことができる。Aがあらかじめ解っていれば、あ
るFの生産に直接間接に必要な製品投入額の合計x1
・・・ ,xn が求められる。
【0009】物の流れは通常金銭の流れと逆方向にある
ので、金銭の流れを物流に変換することで、ある工業製
品の生産に必要な原材料を究極までさかのぼることがで
きる。本発明の特徴の一つは、製造過程における複雑な
産業連関構造が産業連関表によって既知となることにあ
る。以下では、特に断らない限り、物流表示で本発明の
説明を行う。
【0010】さて、それらの物流に付随した環境負荷を
考える場合には、各製造工程(各産業単身)での環境負
荷を、全ての産業について知る必要がある。すなわち、
ある商品iがi産業内で製造される工程は、n個の産業
から物流表示でx1i,・・・ ,xniの原材料が投入され、
合計でxi1+・・・ +xin+fi =xi を産出するという
工程であるが、その一回の工程に付随したある環境負荷
因子k(たとえば、SOx (硫黄酸化物)、BOD(生
化学的酸素要求量))についての環境負荷量をxi で規
格化した環境負荷原単位Wikをn個の産業について知る
必要がある。環境負荷原単位Wikがn個の産業について
既知になれば、それをWk =(W1k,・・・ ,Wnk)で定
義される環境負荷原単位ベクトルで表し、fi の工業製
品にかかる環境負荷は(3)式で求められるXから、 Wk X (4) で求められる。
【0011】
【外1】 で定義する。そのとき尾崎によれば(参考文献:三田学
会誌、73巻5号66ページ)、
【数3】 は商品iのfi の生産に必要な製品投入の合計Xを各産
業間の取引毎に分割して表示している。よって
【数4】 は商品iのfi の生産に伴う環境負荷を各産業間の取引
毎に分割して表示しており、ある環境負荷因子kについ
ての環境負荷の構造を表している。
【0012】次に、工業製品のライフサイクルのうちの
使用過程について述べる。使用過程は更に二つの過程に
分けられる。一つはその工業製品が使用される過程その
ものにかかる環境負荷である。もう一つはその使用過程
において投入する必要のある工業製品を製造する過程で
の環境負荷である。前者は、使用過程にかかる環境負荷
を製品iの物流量fi で除した環境負荷原単位Wik’を
用いて、 Wik’fi (7) から求められる。後者は、使用過程において投入が必要
な工業製品の総量をF’として、その生産に必要な原材
料の総量X’を(3)式から求め、 Wk X’ (8) より求めることができる。環境負荷の構造も(6)式と
同様に表現することができる。
【0013】次に、工業製品のライフサイクルのうちの
廃棄過程について述べる。廃棄過程についても同様に二
つの過程に分ける。一つはその工業製品が廃棄される過
程そのものにかかる環境負荷である。もう一つはその廃
棄過程において投入する必要のある工業製品を製造する
過程での環境負荷である。前者は、廃棄過程にかかる環
境負荷を製品iの物流量fi で除した環境負荷原単位W
ik”を用いて、 Wik”fi (9) から求められる。後者は、廃棄過程において投入が必要
な工業製品の総量をF”として、その生産に必要な原材
料の総量X”を(3)式から求め、 Wk X” (10) より求めることができる。環境負荷の構造も(6)式と
同様に表現することができる。
【0014】最終的に、工業製品のライフサイクルにわ
たる環境負荷因子kの環境負荷Lkは、(4)、(7)
〜(10)式の和として、 Lk =Wk (X +X’+X”)+Wik’fi +Wik”fi (11) で求められる。
【0015】さて、ある現実の商品jの環境負荷を分析
するとする。その商品jの原材料投入構成は、商品jが
属する商品分類iについて産業連関表に記載されている
原材料構成と同一ではない場合がある。また、環境負荷
の分析結果を加味し、原材料構成を変えた効果を考えた
い場合もある。このような場合には、n+1番目の産業
部門としてjを産業連関表に加える。よって、投入係数
マトリクスAをn×n行列から(n+1)×(n+1)
行列に変換し、a1j,・・・ ,anjをa1i,・・・,ani
ら少し変化させたものに設定し、aj1,・・・ ,ajn、a
jjをすべて0とおく。その時fj の商品jについて上記
と同様の手続きによって環境負荷を求めることができ
る。
【0016】上記の手続きは、ある一種類の環境負荷因
子kについて環境負荷を評価する方法であった。m個の
環境負荷因子k(k=1,・・・ ,m)について環境負荷
を評価する場合には、まず、上記のようにして、各環境
負荷因子kについて環境負荷Lk を求める。そして、各
環境負荷因子kの重み付けを決めた環境負荷係数をGk
とすれば、m個の環境負荷因子k(k=1,・・・ ,m)
を考えるとき、G1 1 ,・・・ ,Gm m は一つの環境
負荷単位で示されている。よって、それらの数値は直接
比較が可能である。そのとき
【数5】 より総合的に評価した環境負荷を求めることができる。
【0017】以上のプロセスによって、製品iのライフ
サイクルにわたる環境負荷を分析することが出来た。さ
らにその分析をもとに、製品iの原料(部品や燃料な
ど)を変更したり、製造プロセスを変更して、環境負荷
を改善することになる。そのためには製造過程のどの段
階で、どれだけの負荷があるのかという負荷の構造を知
る必要がある。式(6)は負荷の構造を合計値で示して
おり、同じ産業間の取引が複数回存在する場合にはどの
段階のものかが分からないという点で不十分である。負
荷の構造を製品の製造フローに沿った形で明示すること
が望ましい。
【0018】例えばある商品iをfi 生産する製造過程
において、各工程で及ぼされる環境負荷因子kの大きさ
は以下のように計算できる。まず商品iをfi 生産する
最終組立段階での環境負荷は Wiki (1’) で表される。製造過程トータルでの環境負荷のうち残り
は、製品iの原料(部品や燃料など)が製造されるまで
の過程で及ぼされる。今、fi の商品iの原料として商
品1、・・nは ajii (j=1、・・n) (2’) だけ必要なので、製品iの原料としての商品1、・・n
の製造段階、すなわち各産業j(j=1、・・n)内で
の環境負荷は Wjkjii (j=1、・・n) (3’) となり、(2’)の製品jを製造するのに必要な全ての
原料(部品や燃料など)を含めた製造過程トータルでの
環境負荷は(3)、(4)式から
【数6】 となる。
【0019】同様に一般式として商品iの原料jの・・
・の原料lの原料pの製造段階での産業p内での環境負
荷は Wpkpl・・ajii (5’) で表され、そのpを製造するまでに必要な全ての原料を
含めた製造過程トータルでの環境負荷は
【数7】 で表される。
【0020】また各環境負荷因子の重み付けを決めた環
境負荷係数Gk を用いて、単一の環境負荷単位で評価す
ることもできる。そのとき、式(5’)の代わりに
【数8】 式(6’)の代わりに
【数9】 を用いれば良い。
【0021】
【作用】これまで工業製品の製品設計において、そのラ
イフサイクル全てを取り入れた環境負荷が考慮されて来
なかった。それはそのような工業製品のライフサイクル
にわたる環境負荷を求める汎用的な手法(枠組み)が存
在しなかった為に、そのような汎用的な設計システムが
なかったからである。本手法はまず公的な機関によって
調査された結果に基づく投入産出表を産業システム全体
に対する一つの枠組みとして扱い、その枠組みの中で環
境負荷を考える為、その中の全ての商品の環境負荷量の
比較が可能である。よって、全てのデータをデータベー
ス化し、産業間相互に、また第三者もその結果を利用で
きるシステムを構築することができる。
【0022】上記のようなシステムにおいては、ある商
品のライフサイクルにわたる様々な環境負荷が産業シス
テムの中のどこにどれだけあるのかを表示することがで
き、これらは製品設計に必要な知見となる。本発明では
それをマトリクス表示することができる。
【0023】また、現実の商品に対して精度を上げた環
境負荷量を求め、さらにその環境負荷低減のための原材
料構成の変更などの手段が、ライフサイクルまで考えて
環境負荷を本当に低減できるのかをシミュレートでき、
製品設計にその知見を生かすことができる。また、フロ
ー形式で表示することもできる。
【0024】
【実施例】以下に、本発明の実施例について図面を参照
して説明する。図1、図3は本発明の実施例である工業
製品の環境負荷評価法に基づく製品設計ソフトのフロー
チャートの例である。図1はマトリクス形式、図3はフ
ロー形式によって環境負荷構造を表示している。
【0025】その製品設計ソフトを用いて製品を設計す
る場合には、図1に示すように、まず、製品一覧にn個
(たとえばn=529)の製品名が表示されるので、分
析したい商品を選択する(step 1)。次に、環境負荷因
子一覧にm個(たとえばmは20ぐらい)の環境負荷因
子名が表示されるので、分析したい環境負荷因子を選択
する(step 2)。(4)式によって環境負荷の総量、
(6)式によってマトリクス形式もしくはフロー形式で
の環境負荷量が計算され、表示される(step 3)。さら
に、環境負荷係数Gk (これは今のところ既知量でなく
分析者の主観の入る余地がある。)を入力し(step
4)、この環境負荷係数Gk を(4)、(6)式に掛け
て環境負荷単位で表示する(step 5)。次にstep 6に移
行し、ひとつの商品に関し、他の環境負荷因子について
も分析する場合には、step 2に移行して環境負荷因子一
覧より分析したい環境負荷因子を選択し、同様の計算が
行われる。このようにして計算された各環境負荷因子に
ついての計算結果はメモリに記憶される。そして、各環
境負荷因子についての計算結果を合計し、その合計を表
示して(step 7)、その製品の設計変更点を明らかにす
る。次にstep 8の処理に移行し、設計を変更する場合に
は、変更する原材料構成を入力し(step 9)、step2に
移行して新しく設計した製品に関して同様に計算する。
そして、計算結果の分析を行って、その設計の良否を判
定する。
【0026】図2は100万円の輸送機械(製品)一台
当たりについて、その製造過程におけるCO2 排出量
(環境負荷因子)の合計と主要産業からの排出構造を求
めた結果をマトリクス形式で表示した図である。100
万円の輸送機械一台を製造するのに合計で731kgのC
2 を排出するが、そのうち輸送機械産業が直接排出す
るのは113kgである。排出量が大きい産業を見てみる
と、輸送機械生産に必要な鉄鋼材料を生産する鉄鋼産業
から計161kg、各材料を輸送する運輸産業から119
kgとなっている。図2に示されたCO2 排出量の結果を
分析すると、CO2 排出量の低減の指針としては、鉄鋼
に代わるCO2 排出の少ない材料の採用、輸送システム
の改善が挙げられる。
【0027】図4は100万円の輸送機械(製品)一台
当たりについて、その製造過程におけるCO2 排出量の
合計とその排出構造を求めた結果をフロー形式で示す図
表である。100万円の輸送機械一台を製造するのに合
計で731kgのCO2 を排出するが、5kg以上排出する
工程のみ表示するようにしている。輸送機械産業が最終
製造工程で排出するのは72kgである。排出量が大きい
のは、輸送機械の最終生産工程に直接必要な鉄鋼材料、
輸送機械、化学製品を生産する各産業からそれぞれ4
5、26、17kg、さらにそれら各原料の原料として、
鉄鋼材料の原料の鉄鋼材料、輸送機械の原料の鉄鋼材料
を製造する各産業からそれぞれ24、16kgの排出量と
なっている。各工程でのプロセス改善、原料の変更が課
題として抽出できた。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、工
業製品のライフサイクルにわたる環境負荷を考慮してい
るので、汎用性が高く、したがって分析結果をデータベ
ース化して、環境負荷を真に低減するための商品設計シ
ステムの構築が可能な工業製品の環境負荷評価法を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である工業製品の環境負荷評
価法に基づく製品設計ソフトのフローチャートである
(マトリクス形式表示)。
【図2】100万円の輸送機械(製品)一台当たりにつ
いて、その製造過程におけるCO2 排出量の合計とその
排出構造を求めた結果をマトリクス形式で示す図表であ
る。
【図3】本発明の一実施例である工業製品の環境負荷評
価法に基づく製品設計ソフトのフローチャートである
(フロー形式表示)。
【図4】100万円の輸送機械(製品)一台当たりにつ
いて、その製造過程におけるCO2 排出量の合計とその
排出構造を求めた結果をフロー形式で示す図表である。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工業製品のライフサイクルにわたる一種
    類の環境負荷因子について、原材料から製品化までの製
    造過程の環境負荷、その製品が市場に出て使用される使
    用過程の環境負荷、さらに廃棄、解体され、リサイクル
    材料を産出する廃棄過程の環境負荷の3つの環境負荷の
    和として算出することを特徴とする工業製品の環境負荷
    評価法。
  2. 【請求項2】 請求項1における製造過程の環境負荷
    を、産業連関表から求められる投入係数マトリクスと環
    境負荷原単位ベクトルから求めることを特徴とする工業
    製品の環境負荷評価法。
  3. 【請求項3】 請求項1における使用過程の環境負荷
    を、使用過程それ自身の環境負荷と使用過程において投
    入が必要な工業製品の製造過程の環境負荷に分け、前者
    の環境負荷は請求項2記載の環境負荷原単位とは異なる
    使用過程にかかる環境負荷原単位から求め、後者の環境
    負荷は請求項2記載の投入係数マトリクスと請求項2記
    載の環境負荷原単位ベクトルから求めることを特徴とす
    る工業製品の環境負荷評価法。
  4. 【請求項4】 請求項1における廃棄過程の環境負荷
    を、廃棄過程それ自身の環境負荷と廃棄過程において投
    入が必要な工業製品の製造過程の環境負荷に分け、前者
    の環境負荷は請求項2,3記載の環境負荷原単位とは異
    なる廃棄過程にかかる環境負荷原単位から求め、後者の
    環境負荷は請求項2記載の投入係数マトリクスと請求項
    2記載の環境負荷原単位ベクトルから求めることを特徴
    とする工業製品の環境負荷評価法。
  5. 【請求項5】 請求項2において、工業製品の原材料構
    成変更という設計変更に伴う環境負荷の変化を、請求項
    1記載の投入係数マトリクスの成分を一行一列分増加さ
    せる形で変化させて求めることを特徴とする工業製品の
    環境負荷評価法。
  6. 【請求項6】 請求項1又は5において求めた環境負荷
    にそれぞれの環境負荷因子の環境負荷係数を掛け合わ
    せ、全ての環境負荷因子についてのその合計から総合的
    な環境負荷を算出することを特徴とする工業製品の環境
    負荷評価法。
  7. 【請求項7】 請求項1,2,3,4又は6において、
    製造過程および使用過程、廃棄過程において投入が必要
    な製品の製造過程における環境負荷の構造を、実際の製
    造工程に沿ったフロー形式で表示することを特徴とする
    工業製品の環境負荷評価法。
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