JPH1040298A - 分散型生産管理システム - Google Patents

分散型生産管理システム

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JPH1040298A
JPH1040298A JP19201496A JP19201496A JPH1040298A JP H1040298 A JPH1040298 A JP H1040298A JP 19201496 A JP19201496 A JP 19201496A JP 19201496 A JP19201496 A JP 19201496A JP H1040298 A JPH1040298 A JP H1040298A
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JP
Japan
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module
production
management
database
plan
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JP19201496A
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Noburo Omi
修郎 近江
Hiroshi Saito
浩 斉藤
Yoshiyuki Yura
佳之 由良
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Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
Original Assignee
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/02Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Multi-Process Working Machines And Systems (AREA)
  • General Factory Administration (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 情報の共有化、一元化をしてシステム機能を
分散化し柔軟な対応を可能にする。 【解決手段】 分散型生産管理システムとして、受注情
報や販売戦略を基に生産計画、発注計画、工程計画の策
定を行う計画系モジュール群1と、施設内の物流管理、
製造管理の策定を行う管理系モジュール群2と、施設内
の設備の監視制御を行う制御系モジュール群3と、前記
3つのモジュール群の取り扱うデータ群を格納し相互に
結合するデータベース4、5と、該データベースの格納
するデータ群を管理するデータベースサーバ6、7とを
備え、データベースを介して各機能モジュールを結合し
システム機能を分散する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データベースを介
して各機能モジュールを結合しシステム機能を分散した
分散型生産管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】製造業
をとりまく環境変化への対応としてCIM (Computer I
ntegrated Manufacturing)に対する関心は製造業の中で
依然として高い。CIMとは、経営戦略の元に技術・生
産・販売の3つの機能が、コンピュータと情報通信ネッ
トワークによって統合化されたシステムをいう。一方
で、近年のハードウェア性能の飛躍的な向上及びソフト
ウエア技術の高度化に伴い、コンピュータを利用した情
報管理システムは、ダウンサイジングの波にも乗って、
従来の一局集中(ホスト中心)的な管理から分散(クラ
イアントサーバ)型の処理へ移行しつつある。このよう
な傾向はOAの分野で先行しているが、FA/CIMの
分野においても一局集中管理からの脱却が図られつつあ
る。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するものであって、情報の共有化、一元化を行いシス
テム機能を分散化し柔軟な対応を可能にすることであ
る。
【0004】そのために本発明は、データベースを介し
て各機能モジュールを結合しシステム機能を分散した分
散型生産管理システムであって、受注情報や販売戦略を
基に生産計画、発注計画、工程計画の策定を行う計画系
モジュール群と、施設内の物流管理、製造管理の策定を
行う管理系モジュール群と、施設内の設備の監視制御を
行う制御系モジュール群と、前記3つのモジュール群の
取り扱うデータ群を格納し相互に結合するデータベース
と、該データベースの格納するデータ群を管理するデー
タベースサーバとを備えたことを特徴とするものであ
る。
【0005】また、前記計画系モジュール群は、受注情
報や販売戦略を元に基準生産計画を策定する生産計画モ
ジュールと、資材所要量計算を行って購買発注指示及び
生産指示を策定する発注計画モジュールと、スケジュー
リングにより小日程計画を策定し製造指示を与える工程
計画モジュールとを有し、前記管理系モジュール群は、
施設内のあらゆる物の流れ及び在庫状況を管理する物流
管理モジュールと、工程計画からの製造指示にしたがっ
て各設備へ作業指示を出して製造や搬送を実施する製造
管理モジュールとを有し、前記制御系モジュール群は、
施設内の個々の具体的な生産設備、搬送設備、保管設備
及びユーティリティ設備の監視制御を行う設備制御モジ
ュールを有することを特徴とし、前記データベース及び
サーバは、大容量でバッチ型の計画・管理系のものと、
小容量でリアルタイム型の制御系のものからなり、各機
能モジュールに共通するデータを格納し、前記データベ
ースは、ネットワーク対応型データベースであることを
特徴とするものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しつつ説明する。図1は本発明に係る分散型生産
管理システムの基本構造を示す図、図2は機能モジュー
ル構造を示す図であり、1は計画系モジュール群、2は
管理系モジュール群、3は制御系モジュール群、4は上
位(管理)系データベース、5は下位(制御)系データ
ベース、6は上位(管理)系サーバ、7は下位(制御)
系サーバを示す。
【0007】本発明に係る分散型生産管理システムの基
本構造は、図1に示すように受注情報や販売戦略を基に
生産計画、発注計画、工程計画の策定を行う計画系モジ
ュール群1、施設内の物流管理、製造管理の策定を行う
管理系モジュール群2、そして施設内の設備の監視制御
を行う制御系モジュール群3の3つのモジュール群で構
成され、各々の機能モジュールは、上位(管理)系デー
タベース4、下位(制御)系データベース5の2つのネ
ットワーク対応の分散型データベース(DB)を介して
結合される。さらに、データベースについては、アクセ
ス頻度、実時間性の要求度、全体処理効率を考慮し、図
2に示すように定期的に処理される計画・管理系に対し
て大容量・バッチ型の上位(管理)系サーバ6、リアル
タイムで制御される制御系に対して小容量・リアルタイ
ム型の下位(制御)系サーバ7というように、2種類の
データベースサーバを設け、各機能モジュールに共通す
るデータを上位(管理)系データベース4、下位(制
御)系データベース5に格納する。また、既存の管理シ
ステムとの共存を図るために、各機能モジュールに依存
する固有データは、個々のモジュール内のローカルデー
タ(Local Data) として独自のファイル形式で格納でき
るようにする。
【0008】各機能モジュールは、自身の管轄にあるデ
ータベースサーバに対してデータの登録あるいは更新処
理を行う。一方、データ検索等の問い合わせ処理に際し
ては、各機能モジュールは上位(管理)系サーバ6、下
位(制御)系サーバ7のいずれのサーバからもデータを
参照できる。こうすることにより、管理レベルの異なる
機能間のデータの透過性を保つと同時に、各機能モジュ
ールは他の機能モジュールとの同期を意識することな
く、自身の処理に関するデータを必要な時に必要なだけ
取り込むことができる。
【0009】各機能モジュールについては、例えば図2
に示すように生産計画モジュール11、発注計画モジュ
ール12、工程計画モジュール13、在庫(物流)管理
モジュール21、製造管理モジュール22、設備制御モ
ジュール31からなる。生産計画モジュール11は、受
注情報や販売戦略を元に基準生産計画(MPS)を策定
するものである。発注計画モジュール12は、資材所要
量計算(MRP)を行って、購買発注指示及び生産指示
を策定するものである。工程計画モジュール13は、M
RPからの生産指示を受けて、さらに細かいレベルのス
ケージューリングにより小日程計画を策定し、製造指示
を与えるものである。物流管理モジュール21は、施設
内のあらゆる物の流れ及び在庫状況を管理するものであ
る。製造管理モジュール22は、工程計画からの製造指
示にしたがって、各設備へ作業指示を出して製造や搬送
を実施するものである。設備制御モジュール31は、施
設内の個々の具体的な生産設備、搬送設備、保管設備お
よびユーティリティ設備の監視制御を行うものである。
【0010】図3は本発明に係る分散型生産管理システ
ムの情報の流れを説明するための図、図4は各機能モジ
ュール間の情報の流れを説明するための図である。
【0011】本発明に係る分散型生産管理システムは、
図3に示すように製品受注情報を入力し、経営・販売戦
略に基づき基準生産計画の策定、購買発注指示及び生産
指示の策定、工程計画の策定、製造指示等を行い、物の
流れ及び在庫状況の管理、製造や搬送の実施、生産設
備、搬送設備、保管設備及びユーティリティ設備の監視
制御を行い、生産コスト実績、製品出荷実績、購入・外
注品の発注指示等を出力する。そのための各機能モジュ
ール間の情報の流れを示したのが図4である。
【0012】図4において、機能モジュール間を結ぶ矢
印がモジュール間でやり取りされる情報を示し、情報の
方向性あるいは性質については、機能モジュールに対し
て左から入ってくる情報が他モジュールからの要求・指
示としての入力情報、上から入ってくる情報が要求・指
示に対する応答・実績情報あるいは処理を行うにあたっ
ての制約条件であることを示す。さらに機能モジュール
に対して下から入ってくるものが処理を遂行する上での
資源、この場合データベースを表している。各機能モジ
ュールは、上位系あるいは下位系データベースのいずれ
かに対してデータを書き込み、いずれかあるいは両方の
データベースに格納されているデータ群を参照する。
【0013】例えば生産計画モジュール11では、製品
受注情報を入力して、経営・販売戦略、後段の物流管理
モジュール21により得られる製品出荷実績と在庫実績
に基づき生産コスト実績、基準生産計画、製品出荷予定
を策定する。また、発注計画モジュール12では、前段
の生産計画モジュール11により得られる基準生産計画
と後段の物流管理モジュール21により得られる返品要
求を入力して、後段の物流管理モジュール21により得
られる在庫実績と購入・外注品入荷実績、後段の製造管
理モジュール22により得られる製造実績に基づき購入
・外注品発注指示、生産指示、購入・外注品入荷予定を
策定する。工程計画モジュール13では、前段の発注計
画モジュール12により得られる生産指示を入力して、
後段の物流管理モジュール21により得られる在庫実
績、後段の製造管理モジュール22により得られる製造
実績に基づき製造指示を策定する。在庫(物流)管理モ
ジュール21では、前段の生産計画モジュール11によ
り得られる製品出荷予定、前段の発注計画モジュール1
2により得られる購入・外注品入荷予定、後段の製造管
理モジュール22により得られる配膳要求に基づき購入
・外注品入荷実績、在庫実績、製品出荷実績、配膳実
績、保管搬送指示、返品要求を策定する。製造管理モジ
ュール22では、前段の工程計画モジュール13により
得られる製造指示を入力して、前段の在庫(物流)管理
モジュール21により得られる配膳実績、後段の設備制
御モジュール31により得られる作業完了報告に基づき
配膳要求、製造実績、設備作業指示を策定する。そし
て、設備制御モジュール31では、前段の在庫(物流)
管理モジュール21により得られる保管搬送指示、前段
の製造管理モジュール22により得られる設備作業指示
を入力して作業完了報告、保管搬送完了報告を策定す
る。このようにして例えば時々刻々と変化する在庫デー
タは、その情報発信元である機能モジュールが管理元と
なり、データの実体は下位(制御)系データベースに格
納される。そしてそのデータは随時非同期に、生産計
画、発注計画及び工程計画モジュールが在庫実績データ
として自身の処理のために参照する。
【0014】次に、データベースの構成、機能モジュー
ルとの関連、各機能モジュールの構成例について詳述す
る。図5はデータベースに格納されるデータの構成例及
び機能モジュールとの関連を説明するための図、図6と
図7はデータベースに格納されるデータの構成例を示す
図、図8は生産計画モジュール11の構成例を示す図、
図9は発注計画モジュール12の構成例を示す図、図1
0は工程計画モジュール13の構成例を示す図、図11
は物流管理モジュール21の構成例を示す図、図12は
製造管理モジュール22の構成例を示す図、図13は設
備制御モジュール31の構成例を示す図である。
【0015】先に述べたように各機能モジュールが取り
扱うデータ群は、上位(管理)系サーバ6及び下位(制
御)系サーバ7中の汎用リレーショナル・データベース
(RDB)である上位(管理)系データベース4、下位
(制御)系データベース5に格納される。上位(管理)
系サーバ6及び下位(制御)系サーバ7には、リレーシ
ョナル・データベース・マネージメントシステム(RD
BMS)を搭載されており、データ登録・更新の際、排
他制御や整合性の調整等、実際のデータベースアクセス
に関する処理はリレーショナル・データベース・マネー
ジメントシステムによって管理される。
【0016】本発明に係る分散型生産管理システムを構
成する上で中核となるデータテーブルと機能モジュール
との関連を示したのが図5であり、個々のデータテーブ
ルが上位(管理)系データベース4、下位(制御)系デ
ータベース5のいずれに格納されるかも示している。R
はReadでその機能モジュールが参照するデータテー
ブル、WはWriteでその機能モジュールが登録・更
新するデータテーブルであり、この図5からどの機能モ
ジュールがどのデータと関連しているか、そしてそのデ
ータを参照するのみなのか、あるいは登録・更新する権
利を有しているのかが分かる。
【0017】図5に示したデータテーブル群のデータ構
造の詳細及びデータテーブル間の関連を示したのが図6
及び図7である。上位(管理)系サーバ6及び下位(制
御)系サーバ7上の上位(管理)系データベース4、下
位(制御)系データベース5に格納されるこれらデータ
テーブルは、図6及び図7に示すように互いに独立して
いながらも親子関係が保たれている。例えば図7の中央
に示した製品データテーブルは、それ自身には品目CD
や図番という識別子を持たないが、図6の右上に示す品
目データテーブル及び図7の右上(製品データテーブル
の右上)に示す図面データテーブルを親テーブルとして
関連づけることにより、それぞれが有する品目CD及び
図番を識別子として利用する。つまり、製品データテー
ブルは、品目CDと図番という2つの識別子の組み合わ
せによって、データが一意に識別される。こうすること
により、データ識別子の重複防止やデータ削除時の関連
テーブル削除の連鎖処理等を確実に行うことが可能とな
る。
【0018】生産計画モジュール11は、図8に示すよ
うに原価管理サブモジュール11−1と受注管理サブモ
ジュール11−2と月次生産計画サブモジュール11−
3とからなる。原価管理サブモジュール11−1は、製
品受注情報と基準生産計画とを入力し、製品出荷実績と
在庫実績とに基づき生産コスト実績を策定するものであ
り、受注管理サブモジュール11−2は、製品受注情報
を入力し、製品出荷実績と在庫実績とに基づき製品出荷
予定と出荷引当情報とを策定するものであり、月次生産
計画サブモジュール11−3は、製品受注情報と出荷引
当情報とを入力し、製品出荷実績と経営・販売戦略とに
基づき基準生産計画を策定するものである。
【0019】発注計画モジュール12は、図9に示すよ
うに資材所要量計画サブモジュール12−1と製造実績
管理サブモジュール12−2と資材発注管理サブモジュ
ール12−3とからなる。資材所要量計画サブモジュー
ル12−1は、基準生産計画と発注ロット情報と製造ロ
ット情報とを入力し、在庫実績と製造実績とに基づき製
造予定と発注予定とを策定するものであり、製造実績管
理サブモジュール12−2は、製造予定を入力し、製造
実績に基づき生産指示と製造ロット情報とを策定するも
のであり、資材発注管理サブモジュール12−3は、発
注予定と返品要求とを入力し、在庫実績と購入・外注品
入荷実績とに基づき購入・外注品発注指示と購入・外注
品入荷予定とを策定するものである。
【0020】工程計画モジュール13は、図10に示す
ように日程計画サブモジュール13−1と工程管理サブ
モジュール13−2とからなる。日程計画サブモジュー
ル13−1は、生産指示と工程情報・状態とを入力し、
在庫実績と製造実績とに基づき製造指示を策定するもの
であり、工程管理サブモジュール13−2は、製造実績
に基づき工程情報・状態を策定するものである。
【0021】物流管理モジュール21は、図11に示す
ように入荷管理サブモジュール21−1と在庫管理サブ
モジュール21−2と出荷管理サブモジュール21−3
とからなる。入荷管理サブモジュール21−1は、購入
・外注品入荷予定を入力し、入庫実績に基づき購入・外
注品入荷実績と返品要求と入庫計画とを策定するもので
あり、在庫管理サブモジュール21−2は、入庫計画と
配膳要求と出庫計画とを入力し、保管搬送完了報告と製
造実績とに基づき入庫実績と在庫実績と保管搬送指示と
配膳実績と出庫実績とを策定し、出荷管理サブモジュー
ル21−3は、製品出荷予定を入力し、出庫実績に基づ
き製品出荷実績と出庫計画とを策定するものである。
【0022】製造管理モジュール22は、図12に示す
ように進捗管理サブモジュール22−1と品質管理サブ
モジュール22−2とからなる。進捗管理サブモジュー
ル22−1は、製造指示を入力し、作業完了報告と配膳
実績と検査実績とに基づき配膳要求と製造実績と設備作
業指示と工程進捗情報と検査品目情報とを策定し、品質
管理サブモジュール22−2は、工程進捗情報と検査品
目情報とを入力し、検査実績を策定するものである。
【0023】設備制御モジュール31は、図13に示す
ように保管設備制御サブモジュール31−1と搬送設備
制御サブモジュール31−2と生産設備制御サブモジュ
ール31−3とからなる。保管設備制御サブモジュール
31−1は、保管要求と保管搬送指示とを入力し、保管
搬送完了報告と保管完了報告とを策定し、搬送設備制御
サブモジュール31−2は、搬送要求と保管搬送指示と
を入力し、保管完了報告に基づき保管要求と保管搬送完
了報告と搬送完了報告とを策定し、生産設備制御サブモ
ジュール31−3は、設備作業指示を入力し、搬送完了
報告に基づき搬送要求と作業完了報告とを策定するもの
である。
【0024】次に、本発明に係る分散型生産管理システ
ムを適用した具体的なモデルの例について説明する。図
14は生産システムモデルについて運用フロー(物と情
報の流れ)を説明するための図、図15は分散型CIM
システムの構成例を示す図、図16はテンプレート画面
の例を示す図、図17及び図18は在庫問い合わせ画面
の例を示す図、図19は在庫トレンド画面の例を示す図
である。
【0025】ネットワーク分散型生産システム仕様に基
づき構築したプロトタイプのシステムモデルの例を示し
たのが図14、その情報システムの構成例を示したのが
図15であり、部品組立工場に適用したものである。こ
のモデルにおいて、物の流れとしては、供給先から入荷
した部品を倉庫に格納し、受注情報や生産指示に従って
それらを出庫・ピッキングして、組立工程へ搬送する。
組立工程では作業手順に従って部品を組み立てて製品に
仕上げ、最後に出荷先別に仕分けを行って、出荷、とい
う工程を踏む。情報の流れとしては、概略生産計画モジ
ュールから基準生産計画が発注計画モジュールに、出荷
予定が物流管理モジュールにそれぞれ出力され、発注計
画モジュールから発注され、生産指示が工程計画モジュ
ールに、入荷予定が物流管理モジュールにそれぞれ出力
される。そして、工程計画モジュールから製造指示が製
造管理モジュールに出力され、製造管理モジュールから
配膳要求が物流管理モジュールに出力される。
【0026】全ての機能画面が共通して使用する台紙、
すなわちテンプレートを用意したテンプレート画面のレ
イアウト例を示したのが図16であり、画面中のキーの
それぞれのうち、「問い合わせ」は、指定された機能が
有する情報をデータベースから読んで画面上に表示する
ためのキーであり、「更新」は、利用者が画面上で変更
した内容をデータベースに書き込むためのキーであり、
「削除」は、現在表示中の指定された情報をデータベー
スから削除するためのキーであり、「帳票」は、現在表
示中の画面に対応する帳票が存在する場合に、その帳票
を印字するためのキーであり、「ハードコピー」は、現
在表示中の画面のハードコピーを印刷するためのキーで
ある。
【0027】上記テンプレート画面を使用して作成した
画面の例として、在庫管理装置が有する画面レイアウト
の例を示したのが図17乃至図19であり、これら全て
在庫問合せに関する画面になっているが、機能的には以
下に示すような特徴を持っている。図17に示す在庫問
合せ画面の例は、従来は品目別、棚別、滞留時間別とい
う形で用意されていた画面を統一化して、これらの検索
条件が交錯した場合でも問合せに応じられるようにした
ものであり、図18に示す在庫問合せ画面(ロケーショ
ン別)の例は、ロケーション別の棚在庫状態を視覚的に
一覧表示するものであり、図19に示す在庫トレンド画
面の例は、ある品目について、あらかじめ設定された標
準在庫量に対する計画在庫量及び実在庫量を時系列的に
表示するものである。
【0028】なお、本発明は、上記実施の形態に限定さ
れるものではなく、種々の変形が可能である。例えば上
記実施の形態では、部品組立工場の例で説明したが、配
送センタ等の広汎な生産物流施設における生産管理シス
テムに適用できるものであることはいうまでもない。
【0029】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、生産管理システムを構成する計画、管理制御
サブシステム機能のモジュール化、分散化を図りこれら
をネットワークで結合することにより、分散型の優位性
を考慮した設計思想に基づく生産管理システム構造を有
するので、次のような効果が期待できる。
【0030】第1に、大規模な集中管理ではなく、小規
模な管理モジュールの結合体として生産情報システムを
見直した時の最適なモジュール構成を、生産管理機能モ
ジュール及びCIM階層レベルの両面から決定すること
ができる。
【0031】第2に、制御系をインテリジェントなモジ
ュールの結合体とすることで、管理系と制御系の機能を
分離独立し、データの有機的な連携を可能とする。その
方策としては、ネットワーク型データベースを利用する
ことにより、機能分散を図りながらも、情報の共有化、
一元化の要件を満たすことができる。
【0032】第3に、管理レベルの高度化、制御範囲の
拡大等に対応して逐次成長可能なシステムとすることが
できる。
【0033】第4に、計画・管理・制御モジュールのネ
ットワーク結合による新機能、例えば、管理レベルが異
なるデータの透過性、オンラインシミュレーション、ダ
イナミックスケジューリング機能等の実現が可能とな
る。
【0034】つまり、従来の一局集中的な生産管理シス
テム構造に対して、システム機能を分散化させることに
よる効果としては、 ・ハードウェア資源投資の低減 ・トラブル時のリスク分散 ・システム拡張・変更及び他システムとの結合への柔軟
な対応 ・メンテナンスの容易性 等が期待できる。これらの効果は生産環境の変化が激し
いFA/CIMの世界で特に大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るネットワーク対応分散型生産管
理システムの基本構造を示す図である。
【図2】 機能モジュール構造を示す図である。
【図3】 本発明に係るネットワーク対応分散型生産管
理システムの情報の流れを説明するための図である。
【図4】 各機能モジュール間の情報の流れを説明する
ための図である。
【図5】 データベースに格納されるデータの構成例及
び機能モジュールとの関連を説明するための図である。
【図6】 データベースに格納されるデータの構成例を
示す図である。
【図7】 データベースに格納されるデータの構成例を
示す図である。
【図8】 生産計画モジュール11の構成例を示す図で
ある。
【図9】 発注計画モジュール12の構成例を示す図で
ある。
【図10】 工程計画モジュール13の構成例を示す図
である。
【図11】 物流管理モジュール21の構成例を示す図
である。
【図12】 製造管理モジュール22の構成例を示す図
である。
【図13】 設備制御モジュール31の構成例を示す図
である。
【図14】 生産システムモデルについて運用フロー
(物と情報の流れ)を説明するための図である。
【図15】 分散型CIMシステムの構成例を示す図で
ある。
【図16】 テンプレート画面のレイアウト例を示す図
である。
【図17】 在庫問い合わせ画面の例を示す図である。
【図18】 在庫問い合わせ画面の例を示す図である。
【図19】 在庫トレンド画面の例を示す図である。
【符号の説明】
1…計画系モジュール群、2…管理系モジュール群、3
…制御系モジュール群、4…上位(管理)系データベー
ス、5…下位(制御)系データベース、6…上位(管
理)系サーバ、7…下位(制御)系サーバ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データベースを介して各機能モジュール
    を結合しシステム機能を分散した分散型生産管理システ
    ムであって、受注情報や販売戦略を基に生産計画、発注
    計画、工程計画の策定を行う計画系モジュール群と、施
    設内の物流管理、製造管理の策定を行う管理系モジュー
    ル群と、施設内の設備の監視制御を行う制御系モジュー
    ル群と、前記3つのモジュール群の取り扱うデータ群を
    格納し相互に結合するデータベースと、該データベース
    の格納するデータ群を管理するデータベースサーバとを
    備えたことを特徴とする分散型生産管理システム。
  2. 【請求項2】 前記計画系モジュール群は、受注情報や
    販売戦略を元に基準生産計画を策定する生産計画モジュ
    ールと、資材所要量計算を行って購買発注指示及び生産
    指示を策定する発注計画モジュールと、スケジューリン
    グにより小日程計画を策定し製造指示を与える工程計画
    モジュールとを有することを特徴とする請求項1記載の
    分散型生産管理システム。
  3. 【請求項3】 前記管理系モジュール群は、施設内のあ
    らゆる物の流れ及び在庫状況を管理する物流管理モジュ
    ールと、工程計画からの製造指示にしたがって各設備へ
    作業指示を出して製造や搬送を実施する製造管理モジュ
    ール22とを有することを特徴とする請求項1記載の分
    散型生産管理システム。
  4. 【請求項4】 前記制御系モジュール群は、施設内の個
    々の具体的な生産設備、搬送設備、保管設備及びユーテ
    ィリティ設備の監視制御を行う設備制御モジュールを有
    することを特徴とする請求項1記載の分散型生産管理シ
    ステム。
  5. 【請求項5】 前記データベース及びサーバは、大容量
    でバッチ型の計画・管理系のものと、小容量でリアルタ
    イム型の制御系のものからなり、各機能モジュールに共
    通するデータを格納することを特徴とする請求項1記載
    の分散型生産管理システム。
  6. 【請求項6】 前記データベースは、ネットワーク対応
    型データベースであることを特徴とする請求項1記載の
    分散型生産管理システム。
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