JP2001334246A - 化学物質総合管理システム及び化学物質総合管理方法 - Google Patents

化学物質総合管理システム及び化学物質総合管理方法

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JP2001334246A JP2000161111A JP2000161111A JP2001334246A JP 2001334246 A JP2001334246 A JP 2001334246A JP 2000161111 A JP2000161111 A JP 2000161111A JP 2000161111 A JP2000161111 A JP 2000161111A JP 2001334246 A JP2001334246 A JP 2001334246A
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裕隆 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】管理物質の排出移動量の集計にあたって、管理
物質が化合物と総称されるものであっても当該化合物に
属する物質を含めて集計できる化学物質総合管理システ
ムを提供。 【解決手段】管理物質データベースに、管理が必要な物
質を指定化合物とその指定化合物に属する指定物質を同
一の識別情報を付し、データテーブルとして格納する。
同一の識別情報が付された指定化合物とその指定化合物
に属する指定物質の排出移動量を集計することによっ
て、管理物質が化合物と総称される指定化合物であって
も、当該指定化合物に属する指定物質を含めて集計する
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、事業者が取り扱う
材料に含有される化学物質を管理する化学物質総合管理
システム及び化学物質総合管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】現在流通している様々な材料には、環境
へのインパクトの大きい、数百種類の化学物質が含まれ
ており、事業者がその材料を製造,流通,貯蔵などのプ
ロセスで取り扱った場合に、化学物質のどの位の量が移
動され、どの位が大気や土壌,水域に排出され、あるい
は廃棄物や出荷製品中に含まれて移動されているのか
(以下、「排出移動量」という)を把握する必要に迫ら
れている。
【0003】よって、事業者は、自らが取り扱う化学物
質を管理しなければならない。以下、事業者が管理する
化学物質を「管理物質」という。
【0004】そこで、事業者は、工場・事業所内や企業
内における管理物質の排出と移動についての量的なデー
タを国や自治体に報告することによって、国内全体の環
境インパクトを推定する法的な制度(「特定化学物質の
環境への排出量の把握等及び管理の改善の促進に関する
法律(平成11年7月13日公布法律第86条)」、以
下、PRTR法と略す)がスタートしている。
【0005】従来の管理物質の排出と移動についてのデ
ータ収集システムは、管理物質の基礎データを部署や工
程毎に入力し、その結果を上位の組織(事業所,会社)
単位でくくって集計する機能を有している。法的な制度
への対応書類としてはこの結果のみが必要なためであ
る。このような技術は、例えば「環境資源」(1999
年12月号)の特集で述べられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、PRTR法に
基づき報告を義務づけられた事業者にとって、「○○化
合物」と総称されるものについての排出量を集計する場
合、その「○○化合物」に該当する物質かどうかの判断
を行い、該当する排出量を集計しなければならず、「○
○化合物」と総称されるものの排出量の集計が容易に行
えなかった。また、集計漏れ,集計誤り等が生じる恐れ
があった。
【0007】そこで、第一番目の発明の目的は、管理物
質の排出移動量の集計にあたって、管理物質が化合物と
総称されるものであっても当該化合物に属する物質を含
めて集計できる化学物質総合管理システムを提供するこ
とにある。
【0008】また、第二番目の発明の目的は、管理物質
の排出移動量の集計にあたって、管理物質が化合物と総
称されるものであっても当該化合物に属する物質を含め
て集計できる化学物質総合管理方法を提供することにあ
る。
【0009】また、第三番目の発明の目的は、各種デー
タベースを備えたサーバと、ネットワークを介して前記
サーバに接続されたコンピュータとからなるシステムで
あって、前記サーバに、管理物質が化合物と総称される
ものであっても当該化合物に属する物質を含めて集計で
きるデータテーブルを備えた化学物質総合管理システム
を提供することにある。
【0010】また、第四番目の発明の目的は、管理物質
が化合物と総称されるものであっても当該化合物に属す
る物質を含めて集計できるデータベースを提供する化学
物質総合管理方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記第一番目の発明の目
的を達成するため本発明では、材料或いは製品の成分情
報をデータベース化した材料組成データベースと、管理
が必要な物質をリスト化した管理物質データベースと、
物質毎の排出移動先における当該物質の重量比率データ
を排出係数データとしてデータベース化した排出係数デ
ータベースとを備え、プロセスで投入される材料或いは
製品の種類と量を示すデータを入力すると当該材料或い
は製品を構成する物質の排出移動先に排出される量を示
すデータを算出する化学物質総合管理システムにおい
て、管理物質データベースに、管理が必要な物質を指定
化合物とその指定化合物に属する指定物質を同一の識別
情報を付し、データテーブルとして格納するものであ
る。そして、前記指定化合物と前記指定物質を識別し得
るよう構成するものであり、前記管理が必要な物質に対
し、何に基づいて管理が必要であるかという情報を付し
ている。
【0012】ここで、指定化合物は「○○化合物」と総
称されるものをいい、指定物質は指定化合物に属する化
合物をいう。
【0013】つまり、同一の識別情報が付された指定化
合物とその指定化合物に属する指定物質の排出移動量を
集計することによって、指定化合物に属する指定物質を
含めて集計することができる。
【0014】なお、化学物質総合管理システムとして、
材料の取り扱い注意事項等の製品安全性情報シート(M
SDS)をデータベース化したMSDSデータベースを
備えたものであってもよい。
【0015】上記第二番目の発明の目的を達成するため
本発明では、材料或いは製品の成分情報をデータベース
化した材料組成データベースと、管理が必要な物質をリ
スト化した管理物質データベースと、物質毎の排出移動
先における当該物質の重量比率データを排出係数データ
としてデータベース化した排出係数データベースとを用
いて、プロセスで投入される材料或いは製品の種類と量
を示すデータを入力すると当該材料或いは製品を構成す
る物質の排出移動先に排出される量を示すデータを算出
する化学物質総合管理方法において、前記プロセスで投
入される材料或いは製品を構成する物質の排出移動先に
排出される量を、前記管理が必要な物質毎に集計する。
管理が必要な物質の集計は、指定化合物とその指定化合
物に属する指定物質を集計する。
【0016】つまり、管理が必要な物質を指定化合物と
その指定化合物に属する指定物質を同一の識別番号を付
したデータを管理物質データベースが格納されており、
同一の識別記号が付された指定化合物とその指定化合物
に属する指定物質の排出移動量を集計することによっ
て、管理物質が化合物と総称されるものであっても、当
該化合物に属する物質を含めて集計できる。
【0017】なお、更に、材料の取り扱い注意事項等の
製品安全性情報シート(MSDS)をデータベース化し
たMSDSデータベースを備えたものであってもよい。
【0018】上記第三番目の発明の目的を達成するため
本発明では、材料或いは製品の成分情報をデータベース
化した材料組成データベースと、管理が必要な物質をリ
スト化した管理物質データベースと、物質毎の排出移動
先における当該物質の重量比率データを排出係数データ
としてデータベース化した排出係数データベースとを備
えたサーバと、ネットワークを介して前記サーバに接続
可能に構成されたコンピュータとから成る化学物質総合
管理システムにおいて、前記管理物質データベースに、
管理が必要な物質を指定化合物とその指定化合物に属す
る指定物質を同一の識別情報を付し、データテーブルと
して格納されており、前記コンピュータにプロセスで投
入される材料或いは製品の種類と量を示すデータを入力
すると前記サーバに備えられている前記各データベース
のデータに基づいて当該材料或いは製品を構成する物質
の排出移動先に排出される量を示すデータを算出し、前
記管理が必要な物質毎に集計し構成するものである。
【0019】つまり、前記管理物質データベースに格納
されているデータのうち、同一の識別記号が付された指
定化合物とその指定化合物に属する指定物質の排出移動
量を集計することによって、管理物質が化合物であって
も当該化合物に属する物質を含めて集計できるものであ
る。
【0020】そして、このように構成されていることに
よって、各種データベースを備えたサーバと、ネットワ
ークを介して前記サーバに接続されたコンピュータとか
らなるシステムであって、前記サーバに、管理物質が化
合物であっても当該化合物に属する物質を含めて集計で
きるデータテーブルを備えた化学物質総合管理システム
を提供することができる。
【0021】なお、化学物質総合管理システムとして、
材料の取り扱い注意事項等の製品安全性情報シート(M
SDS)をデータベース化したMSDSデータベースを
備えたものであってもよい。
【0022】上記第四番目の発明の目的を達成するため
に本発明では、材料或いは製品の成分情報をデータベー
ス化した材料組成データベースと、管理が必要な物質を
リスト化した管理物質データベースであって管理が必要
な物質を指定化合物とその指定化合物に属する指定物質
を同一の識別情報を付したデータテーブルとして格納し
た管理物質データベースと、物質毎の排出移動先におけ
る当該物質の重量比率データを排出係数データとしてデ
ータベース化した排出係数データベースとを備えたサー
バをネットワークを介して接続可能に構成し、サーバに
備えられている各データベースを化学物質管理を行う者
に提供するものである。
【0023】つまり、前記管理物質データベースに格納
されているデータのうち、同一の識別情報が付された指
定化合物とその指定化合物に属する指定物質の排出移動
量を集計することによって、管理物質が化合物と総称さ
れるものであっても、当該化合物に属する物質を含めて
集計できるものである。
【0024】そして、このように構成することによっ
て、管理物質が化合物であっても当該化合物に属する物
質を含めて集計できるデータベースを提供する化学物質
総合管理方法を提供できる。
【0025】なお、化学物質総合管理システムとして、
材料の取り扱い注意事項等の製品安全性情報シート(M
SDS)をデータベース化したMSDSデータベースを
備えたものであってもよい。
【0026】
【発明の実施の形態】図1に、本発明の実施の形態であ
る化学物質総合管理システムの構成図を示す。
【0027】この化学物質総合管理システムは、調査手
段101と、MSDSデータベース102と、データ入
力手段103と、材料組成データベース104と、管理
物質データベース200と、排出係数データベース10
6と、プロセス集計手段107と、評価計算手段108
と、総合集計手段109と、結果データベース110
と、結果表示手段111と、管理物質群定義手段300
とを備える。
【0028】MSDSデータベース102は、材料の取
り扱い注意事項や有害性,法規制への該当項目を示す製
品安全性情報シート(MSDS)を、材料毎にデータベ
ース化したものである。ここで、材料とは、完成製品の
原料となる素材(例えば、鉱石や原油等の未加工品や鉄
板等の一次加工品,基盤等の半製品等)、或いは、完成
製品の生産に利用されるもの(例えば、皮膜剤,洗浄
剤,塗料,冷却剤)をいう。
【0029】なお、完成製品とは、主として事業者が製
品として出荷するものをいい、例えば、自動車,カメ
ラ,パソコン,フィルム,テレビ,CPU,板材,ケー
ブル,洋服,食料品,建築物,電気,水等が該当する。
【0030】材料組成データベース104は、材料の組
成情報をデータベース化したものである。一つの材料は
通常複数の物質、すなわち分子で構成されており、物質
すなわち分子にはCAS番号(Chemical Abstract Serv
ices)などの識別子が存在する。そこで、材料組成デー
タベース104のレコードは、材料の名称,材料が含有
する管理物質の識別子(例えば、管理物質の名称や管理
物質のCAS番号等)、当該管理物質の含有割合(好ま
しくは、質量割合)の下限及び上限の各々をフィールド
として構成するのが好ましい。ここで、管理物質とは、
PRTR法が対象とする化学物質(第一種指定化学物
質)や都道府県又は政令指定都市の化学物質管理指針や
環境保全指針等が対象とする化学物質等のように、環境
に重大な影響を与える物質やその周辺の物質として管理
が必要な物質をいい、例えば、トルエンやキシレン酸,
メチルイソブチルケトン,イソプロパノール,クロム酸
鉛,エポキシ樹脂類,塩化メチレン,ベンゼン,ジエチ
ル亜鉛,アクリルアミド,水銀,塩化ビニール等が該当
する。
【0031】管理物質データベース200は、管理物質
をリストアップしたデータベースである。任意のジャン
ル(毒物,劇物,管理対象,法規指定物質,自主管理物
質等)と、その該当管理物質の識別子をフィールドとす
るレコード群を格納する。更に、管理物質の識別子とそ
の物性をフィールドとするレコード群も格納する。物性
には、分子質量から純金属質量に換算する場合の係数,
蒸気圧や密度などの値を含む。
【0032】また、管理物質データベース200には、
管理物質一覧情報と管理グループ定義情報が格納されて
いる。
【0033】排出係数データベース106は、各々のプ
ロセスとそのプロセスで取り扱われる材料の組み合わせ
に対して、排出移動先(大気,水域,土壌,消費,依託
廃棄,リサイクル,製造含有など)毎の管理物質と当該
管理物質の排出移動量(好ましくは、重量割合)をフィ
ールドとしたレコードを格納する。ここで、プロセスと
は、事業者が製品の生産プロセスや製品の検査プロセ
ス,製品の開発プロセスをいい、例えば、成形プロセ
ス,加工プロセス,熱処理プロセス,塗装プロセス,洗
浄プロセス,エッチングプロセス,表面処理プロセス,
組み立てプロセス等が該当する。例えば、ある部署の生
産ラインにおける塗装プロセスでは、塗料Aの投入に対
して、塗料A中の成分であるトルエンの80%が大気に
排出されるなどのデータである。
【0034】調査手段101は、MSDSデータベース
102や材料組成データベース104,管理物質データベー
ス200,排出係数データベース106が格納するレコ
ード群から相互の共通するフィールドを関連付けて検索
したり、管理物質の名称やCAS番号などの識別子で検
索したり、あるいはフィールド内のテキストについての
部分一致でレコードを検索し、画面やファイルとして出
力する機能を有する。
【0035】結果データベース110は、データ入力手
段103やプロセス集計手段107,評価計算手段10
8,総合集計手段109が利用したレコードやその結果
として作成したレコード(材料取扱量レコード,物質取
扱量レコード,排出移動量レコード,集計結果レコー
ド)を格納するデータベースである。
【0036】結果表示手段111は、結果データベース
110の内容を検索し、読みだし、様々な集計結果を表
示する。例えば、管理物質の名称と当該管理物質のCA
S番号と当該管理物質の排出移動先毎の排出移動量と当
該管理物質の排出移動先毎の排出移動量を合計した総排
出移動量とを対応づけて表示したり、管理物質の名称と
当該管理物質のCAS番号と当該管理物質を取り扱った
部署と当該管理物質を含有する材料が取り扱われたプロ
セスと当該プロセスにおける当該管理物質の年間取扱量
とを対応づけて表示する。
【0037】なお、本発明の実施の形態である化学物質
総合管理システムを実行するためのプログラムは記録媒
体(例えば、フロッピー(登録商標)ディスク,ハード
ディスク,メモリーカード,メモリースティック,M
O,PD,CD−ROM,CD−R/RW,DVD−R
OM,DVD−RAM等)に記録し、調査手段101が
行う調査処理と、データ入力手段103が行うデータ入
力処理と、プロセス集計手段107が行うプロセス集計
処理と、評価計算手段108が行う評価計算処理と、総
合集計手段109が行う総合集計処理と、結果表示手段
111が行う表示処理とを実行させるものである。
【0038】また、本発明の実施の形態である化学物質
総合管理システムにおける各データベースのデータは記
録媒体(例えば、フロッピーディスク,ハードディス
ク,メモリーカード,メモリースティック,MO,P
D,CD−ROM,CD−R/RW,DVD−ROM,
DVD−RAM等)に記録する。つまり、この記録媒体
は、MSDSデータベース102が格納するMSDSデ
ータと、材料組成データベース104が格納する材料組
成データと、管理物質データベース200が格納する管
理物質データと、排出係数データベース106が格納す
る排出係数データと、結果データベース110が格納す
る結果データ(例えば、材料取扱量レコード,物質取扱
量レコード,排出移動量レコード,集計結果レコード
等)とを記録するものである。
【0039】図2に、本発明の実施の形態における化学
物質総合管理システムにおける各データベースのデータ
構造例を示す。
【0040】(a)は、材料組成データベース104の
データ構造例を示し、材料組成データ、例えば、材料名
をキーインデックスにして、材料に含有される管理物質
のCAS番号と組成成分、及び組成成分の組成(好まし
くは、重量%)の上限及び下限とを対応づけたデータを
材料毎に格納する。材料名には、市場流通品としての名
称または事業所が購入する際の品番などを用いる。必ず
ユニーク(一対一)に定まるコード体系であればどのよ
うなものを用いてもよい。
【0041】(b)は管理物質データベース200のデ
ータ構造例を示し、管理物質データ、例えば、管理物質
のCAS番号をキーインデックスにして、管理物質と当
該管理物質が指定される団体と当該管理物質の物性デー
タとを対応づけたデータを格納する。ここで、物性デー
タとは、管理物質の分子量,融点,沸点,蒸気圧,水溶
解度,比重等をいう。
【0042】また、管理物質データベース200には、
管理物質一覧情報と管理グループ定義情報が格納されて
いる。なお、管理物質一覧情報と管理グループ定義情報
のデータ構造については、後で詳細に説明する。
【0043】(c)は排出係数データベース106のデ
ータ構造例を示し、排出係数データ、例えば、事業者の
プロセスをキーインデックスにして、当該プロセスで取
り扱われた投入物質の種類と、プロセスから排出移動さ
れる排出物質の種類と、その排出移動先と、排出係数と
が対応づけられたデータを格納する。ここで、排出係数
とは、排出物質量の投入物質量に対する比率である。
【0044】(d)はMSDSデータベース102のデ
ータ構造例を示し、MSDSデータ、例えば、管理物質
又は材料をキーインデックスにして、当該管理物質の化
学名,英語名,CAS番号,性状,原料,価格,製法,
用途,生産,取扱注意,荷姿,毒性、及び適用法規等の
データを格納する。
【0045】本発明の実施の形態である管理物質の取扱
例を図3に示す。この取扱例がある事業所で行われてい
るとする。
【0046】まず、塗料Aという材料を購入するところ
からはじまる(1)。塗料Aの購入量は100m3 /月
であり、タンクへの貯蔵料は一定であることが普通であ
るから、プロセスでの取扱量も同じく100m3 /月と
想定する。この塗料Aの密度が1200kg/m3 である
ことから、その取扱量は120000kg/月である。全
てが塗装プロセス(2)に投入される。ここまでの計算
処理は、図1に示したデータ入力手段103により実施
する。
【0047】次に、塗料Aにはトルエンが30%,クロ
ム酸亜鉛が1%,クロム酸鉛が1%、各々含まれている
ことを図1に示した材料組成データベース104から読
み取る。そして、塗装工程への物質の投入量はトルエン
が36,000kg/月 という計算になる。この計算は、
図1に示したプロセス集計手段107により行う。
【0048】次に、塗装工程においては、出荷製品の上
にスプレーにより塗料を塗装することとすると、一部は
乾燥して大気に放出されることになる(3)。その割合
はトルエンの94%,クロム酸亜鉛,クロム酸鉛が0%
であることを図1に示した排出係数データベース106
より読み取る。従って、トルエンは毎月33,840kg
が大気中に放出されているということが評価される。ま
た、同様に産業廃棄物(4)としては、一月当りトルエ
ンが1,800kg ,クロム酸亜鉛,クロム酸鉛がそれぞ
れ120kg廃棄され、また出荷製品中にはトルエンが3
60kg,クロム酸亜鉛,クロム酸鉛がそれぞれ1,08
0kg の割合で含有されていることが評価される。この
評価計算は、図1に示した評価計算手段108により行
う。
【0049】このようにして得られた評価は、図1に示
した総合集計手段109により行い、この結果を結果デ
ータベース110に格納される。結果データベース11
0に管理物質の評価の結果を格納する際、管理物質デー
タベース200のデータベースに従い、当該管理物質に
対し識別情報が付され、同じ物質群に属する管理物質は
同じ物質群管理番号をもつ。
【0050】ここで、管理物質データベース200に格
納されているデータ構造について説明する。管理物質デ
ータベース200には、図4に示すように管理物質一覧
情報と管理グループ定義情報が格納されている。
【0051】管理物質一覧情報には、管理物質の物質名
称202,この物質名称の物質コード201,CAS番
号203,管理対象コード204,物質群管理番号20
5,化合物フラグ206から構成される。管理対象コー
ド204は管理グループ定義情報に基づき、その管理コ
ード204がどの管理対象に基づいているかが分かるよ
うになっている。
【0052】物質群管理番号205は、管理対象グルー
プで定められた管理物質の管理番号であり、同じ物質群
に属する管理物質は同じ物質群管理番号をもつ。例え
ば、亜鉛化合物というように「○○化合物」と総称され
ている管理物質の物質群管理番号が1であれば、「○○
化合物」に属する物質、すなわち、亜鉛化合物に属する
塩化亜鉛,酸化亜鉛,ジエチル亜鉛には同じ物質群管理
番号1付される。
【0053】なお、この物質群管理番号205は同じ物
質群に属する管理物質を同一の識別情報を付して管理す
るものであり、図4で示した数字のほか、文字,アルフ
ァベット,記号等であってもよい。
【0054】化合物フラグ206は、物質名称202の
データが「○○化合物」と総称されている管理物質場合
(指定化合物)には2を、その指定化合物に属する物質
の場合(指定物質)は1が付され、また、管理対象とし
ない物質(対象外)であればOが付される。
【0055】なお、化合物フラグ206は、その管理物
質が指定化合物か或いは指定物質か或いは管理対象とし
ない物質かを識別できればよく、図4で示した数字のほ
か、文字,アルファベット,記号等であってもよい。
【0056】また、この事業所では塗料Bという材料を
購入し、上記と同様に管理物質の評価が行われ、総合集
計手段109で集計された結果が、管理物質に識別記号
が付され結果データベース110に格納される。
【0057】更に、この事業所では別のプロセスにおい
ても管理物質の評価が行われ、総合集計手段109で集
計された結果が管理物質に識別記号が付され結果データ
ベース110に格納される。
【0058】このように、この事業所では、取り扱う製
品毎,プロセス毎に管理物質の評価を行い、評価結果が
結果データベース110に格納されている。
【0059】次に、この事業所がPRTRの規定に従
い、例えば亜鉛化合物という管理物質について評価結果
を集計することとする。
【0060】結果データベース110には、例えば、亜
鉛化合物として塩化亜鉛,酸化亜鉛,ジエチル亜鉛の評
価の結果が格納されたこととする。これらには同じ識別
情報が付されているので、この識別情報に基づいて評価
結果を集計することにより、亜鉛化合物という管理物質
についての評価結果を集計することができる。
【0061】図5は、図1に示した管理物質群定義手段
300を実行するためのユーザインタフェース画面の一
例を示すものである。指定された対象物質名301,管
理グループ302,対象物質のCAS番号303の検索
条件に基づいて管理物質データベース200の情報が表
示される。
【0062】図5で示したユーザインターフェースは、
管理グループが電機電子工業会306であり、その管理グ
ループが管理対象とするすべての物質が画面に表示され
ている例である。
【0063】物質名304の物質毎に管理指定307の
項目を指定物質,指定化合物,対象外のどれか一つを指
定し、次に管理番号308の項目で物質群管理番号を指
定する。更新309を指定すると、新たに指定された物
質群管理番号が管理物質データベース200に登録され
る。
【0064】図6は、図5で示したユーザインターフェ
ース画面で物質群管理番号を新たに登録する手順を示す
フロー図である。
【0065】ステップ6aにおいて、指定された対象物
質,管理グループ,対象物質のCAS番号から管理物質デ
ータベースの管理グループ定義情報を検索して、該当す
る管理対象コードを読み出す。
【0066】ステップ6bにおいて、管理物質データベ
ースの管理物質一覧情報を検索して、ステップ6aで読
み出した管理対象コードをもつ物質レコードを読み出
す。
【0067】ステップ6cにおいて、ステップ6bで読
み出した物質レコードに対して、指定された物質群管理
番号、或いは化合物フラグを書き込む。
【0068】ステップ6dにおいて、ステップ6bで読
み出した物質レコードを管理物質データベースに管理物
質一覧情報として更新して格納する。
【0069】図7,図1で示した本発明の実施の形態で
ある化学物質管理システムにおけるデータ入力手段10
3の処理フローを示す。
【0070】データ入力手段103は、資材購入帳票や
在庫管理帳票から材料の投入や購入に関する情報を読み
込む。ここでは一例として、ステップ7aにおいて、材
料の購買実績レコードを読み込むことから始める。
【0071】次に、ステップ7bにおいて、ステップ7
aで読み込んだ材料の購買実績レコードの中から日付を
特定する。購買実績には、西暦か和暦を意味するデータ
フィールドが存在するので、そのデータを取り出して西
暦に変換する。
【0072】次に、ステップ7cにおいて、ステップ7
aで読み込んだ材料の購買実績レコードから材料の投入
された質量を特定する。
【0073】次に、ステップ7dにおいて、ステップ7
aで読み込んだ材料の購買実績レコードから発注者名な
どを利用して材料が投入されたプロセスを特定する。
【0074】最後に、ステップ7eにおいて、これら一
連の結果をプロセス投入量レコードとして結果データベ
ース110に格納する。読み込んだ元データへのリンク
情報、すなわちプロセスに投入された材料から遡って材
料の購買実績レコードのデータまでの各データへのリン
ク情報も併せて格納する。
【0075】図8は、図1で示した本発明の実施の形態
である化学物質管理システムにおけるプロセス集計手段
107の処理フローを示す。
【0076】まず、ステップ8aにおいて、結果データ
ベース110に格納されているデータからプロセス投入
結果レコードを取り出し、プロセスに投入された材料の
質量を読み出す。
【0077】次に、ステップ8bにおいて、材料組成デ
ータベース104からステップ8aで読み出した材料の
成分の組成を検索し、管理物質毎の取扱量に換算する。
その際、材料の投入量が質量がkgの単位になっているの
で、質量パーセントで収納された成分組成と掛け算し、
管理物質の取扱量をkgの単位で求める。
【0078】最後に、ステップ8cにおいて、ステップ
8bで求めた結果を示す物質取扱量レコードと、読み込
んだ元データへのリンク情報とを併せて結果データベー
ス110に格納する。
【0079】図9は、図1で示した本発明の実施の形態
である化学物質管理システムにおける評価計算手段10
8の処理フローを示す。
【0080】まず、ステップ9aにおいて、結果データ
ベース110から物質取扱量レコードを取り出して、プ
ロセスに投入された管理物質毎の質量を読み出す。
【0081】次に、ステップ9bにおいて、排出係数デ
ータベース106から管理物質毎のプロセスの排出移動
係数を読み出す。
【0082】次に、ステップ9cにおいて、管理物質デ
ータベース200から管理物質の物性(例えば、換算係
数等)を読み出す。
【0083】次に、ステップ9dにおいて、プロセスの
大気,水域,土壌への排出量、または製品への移動量,
廃棄物としての移動量を計算する。排出移動係数は、投
入物質と排出移動物質の比率を示した数値であるから、
物質の投入量に排出移動係数を掛けると、各々の排出移
動先への排出移動量を計算できる。なお、物質が金属塩
等の場合には、排出物質として純粋な金属元素を必要と
するので、管理物質データベース200に格納されてい
る物性データを用い、更に換算する。
【0084】最後に、ステップ9eにおいて、排出移動
レコードを読み込んだ元レコードへのリンク情報とを結
果データベース110に格納する。
【0085】なお、結果データベース110に排出移動
レコードを格納する際、管理物質データベース200の
データベースに従い、当該管理物質に対し識別記号が付
され、同じ物質群に属する管理物質は同じ物質群管理番
号を持たせる。
【0086】図10は、図1で示した本発明の実施の形
態である化学物質管理システムにおける総合集計手段1
09の処理フローを示す。
【0087】まず、ステップ10aにおいて、指定され
た集計範囲、例えば、職場,部,課,ライン,工程,工
場,事業所,事業グループ,地域等に該当するプロセス
群を指定する。
【0088】次に、ステップ10bにおいて、指定され
た期間、例えば、2000年4月1日から2000年5
月31日におけるステップ10aで特定したプロセス群
の排出移動レコードを結果データベース110から読み
出す。
【0089】次に、ステップ10cにおいて、指定され
た管理物質グループ、例えば、環境庁指定管理物質の排
出移動レコードのみを取り出す。
【0090】次に、ステップ10dにおいて、これらの
レコードを集計する。
【0091】次に、ステップ10eにおいて、指定化合
物に対して、同じ物質群管理番号を持つ指定物質のレコ
ードを集計する。
【0092】最後に、ステップ10fにおいて、集計結
果のレコードとこの集計結果のレコードから読み込んだ
元レコードへのリンク情報を結果データベース110に
格納する。
【0093】図11に、本発明の実施の形態である化学
物質総合管理システムの系統構成例を示す。
【0094】統括管理部署に専用サーバ計算機1101
を設置し、図1に示したデータベースと処理部の全てを
格納する。例えば、社内ネットワーク1102をこの専
用サーバ計算機1101に接続することにより、社内の
様々な工場・事業所における様々な部署のコンピュータ
1103にて全ての機能を活用可能とする。
【0095】なお、社内ネットワーク1102はあくま
で一例であり、例えば、インターネットを介しても同様
の機能が達成できる。
【0096】また、社外の汎用データ提供サイト110
5に、図1に示した各データベースを置き、インターネ
ット1104を介してこれに接続することで、専用サー
バ計算機1101に格納しきれない広い範囲のデータ
や、頻繁に改訂されるデータについても活用が可能とな
る。
【0097】なお、汎用データ提供サイト1105から
インターネット1104及び社内ネットワーク1102
を介して、専用サーバ計算機1101に対し、MSDS
データ,材料組成データ,管理物質データ,排出係数デ
ータを配信し、更新することもできる。
【0098】図12に、本発明の実施の形態における化
学物質総合管理システムを利用したビジネス形態の一例
を示す。1106に示すアウトソーシング会社の専用サ
ーバに、図1に示した各データベースを置き、インター
ネット1108を介して化学物質管理企業1107に接
続することで、化学物質管理企業1107はアウトソー
シング会社の専用サーバに格納されているデータベース
を用いて管理物質の排出移動量を算出することができ
る。
【0099】なお、化学物質管理企業1107がアウト
ソーシング会社の専用サーバに格納されているデータベ
ースを用いて管理物質の排出移動量を算出するプロセス
は、データベースがアウトソーシング会社の専用サーバ
に格納されているデータベースを利用すること以外は、
図1を用いて説明した化学物質総合管理システムにおけ
るものと同様である。
【0100】図13は、図12で示したビジネス形態の
一例を実行するための処理フローである。まず、13a
に示すように、化学物質管理企業は、コンピュータを介
して契約先のアウトソーシング会社の専用サーバにイン
ターネットを介してアクセスする。もちろん、インター
ネットは一例であり、専用回線等を介してアクセスする
ものであってもよい。
【0101】次に、13bに示すように、アウトソーシ
ング会社は、アクセスしてきた化学物質管理企業との契
約に基づき、サーバに格納されている各種データベース
へのアクセスを化学物質管理企業に対して許可する。
【0102】そして、13cに示すように、化学物質管
理企業は、工程に投入される材料の種類と量を示すデー
タをコンピュータに入力し、アウトソーシング会社の各
種データベースに基づいて、管理物質の排出移動量を算
出することになる。
【0103】ここで、アウトソーシング会社の持つ管理
物質データベースに格納されているデータには、指定化
合物とその指定化合物に属する指定物質に対し同一の識
別情報が付されるようになっているので、化学物質管理
企業が化合物と総称される管理物質を集計するにあたっ
ても、識別情報に基づいて集計することにより指定化合
物とその指定化合物に属する物質を含めて集計できるも
のである。
【0104】
【発明の効果】以上説明したように、第一番目の発明に
よれば、管理物質の排出移動量の集計にあたって、管理
物質が化合物と総称されるものであっても当該化合物に
属する物質を含めて集計できる化学物質総合管理システ
ムを提供することができる。
【0105】また、第二番目の発明によれば、管理物質
の排出移動量の集計にあたって、管理物質が化合物と総
称されるものであっても当該化合物に属する物質を含め
て集計できる化学物質総合管理方法を提供することがで
きる。
【0106】また、第三番目の発明によれば、各種デー
タベースを備えたサーバと、ネットワークを介して前記
サーバに接続されたコンピュータとからなるシステムで
あって、前記サーバに、管理物質が化合物と総称される
ものであっても当該化合物に属する物質を含めて集計で
きるデータテーブルを備えた化学物質総合管理システム
を提供することができる。
【0107】また、第四番目の発明によれば、管理物質
が化合物と総称されるものであっても当該化合物に属す
る物質を含めて集計できるデータベースを提供する化学
物質総合管理方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における化学物質総合管理
システムの構成図である。
【図2】(a)〜(d)は、本発明の実施の形態におけ
る化学物質総合管理システムにおける各データベースの
データ構造例である。
【図3】本発明の実施の形態における管理物質の取扱例
の概念図である。
【図4】本発明の実施の形態における化学物質総合管理
システムにおける管理物質データベースのデータ構造を
示す図である。
【図5】本発明の実施の形態における化学物質総合管理
システムにおける管理物質群定義手段を実行するための
ユーザインタフェース画面の一例である。
【図6】図5で示したユーザインターフェース画面で物
質群管理番号を新たに登録する手順を示すフロー図であ
る。
【図7】本発明の実施の形態における入力手段の処理フ
ロー図である。
【図8】本発明の実施の形態におけるプロセス集計手段
の処理フロー図である。
【図9】本発明の実施の形態における評価集計手段の処
理フロー図である。
【図10】本発明の実施の形態における総合集計手段の
処理フロー図である。
【図11】本発明の実施の形態における化学物質総合管
理システムの系統構成図である。
【図12】本発明の実施の形態における化学物質総合管
理システムを利用したビジネス形態の一例である。
【図13】図12で示したビジネス形態の一例を実行す
るためのビジネスフロー図である。
【符号の説明】 101…調査手段、102…MSDSデータベース、1
03…データ入力手段、104…材料組成データベー
ス、106…排出係数データベース、107…プロセス
集計手段、108…評価計算手段、109…総合集計手
段、110…結果データベース、111…結果表示手
段、200…管理物質データベース、300…管理物質
群定義手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大野 田香子 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立製作所大みか事業所内 (72)発明者 佐藤 裕隆 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立製作所大みか事業所内 (72)発明者 松井 哲也 茨城県日立市大みか町七丁目2番1号 株 式会社日立製作所電力・電機開発研究所内 Fターム(参考) 4D004 DA16 5B049 BB07 CC00 DD01 EE05 FF01 GG02 5B075 KK07 ND20

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】材料或いは製品の成分情報をデータベース
    化した材料組成データベースと、管理が必要な物質をリ
    スト化した管理物質データベースと、物質毎の排出移動
    先における当該物質の重量比率データを排出係数データ
    としてデータベース化した排出係数データベースとを備
    え、プロセスで投入される材料或いは製品の種類と量を
    示すデータを入力すると当該材料或いは製品を構成する
    物質の排出移動先に排出される量を示すデータを算出す
    る化学物質総合管理システムであって、 前記管理物質データベースは、管理が必要な物質を指定
    化合物とその指定化合物に属する指定物質を同一の識別
    情報を付し、データテーブルとして格納されていること
    を特徴とする化学物質総合管理システム。
  2. 【請求項2】材料或いは製品の成分情報をデータベース
    化した材料組成データベースと、管理が必要な物質をリ
    スト化した管理物質データベースと、材料の取り扱い注
    意事項等の製品安全性情報シート(MSDS)をデータ
    ベース化したMSDSデータベースと、物質毎の排出移
    動先における当該物質の重量比率データを排出係数デー
    タとしてデータベース化した排出係数データベースとを
    備え、プロセスで投入される材料或いは製品の種類と量
    を示すデータを入力すると当該材料或いは製品を構成す
    る物質の排出移動先に排出される量を示すデータを算出
    する化学物質総合管理システムであって、 前記管理物質データベースは、管理が必要な物質を指定
    化合物とその指定化合物に属する指定物質を同一の識別
    情報を付し、データテーブルとして格納されていること
    を特徴とする化学物質総合管理システム。
  3. 【請求項3】請求項1或いは請求項2に記載の化学物質
    総合管理システムにおいて、 前記指定化合物と前記指定物質を識別し得るよう構成さ
    れていることを特徴とする化学物質総合管理システム。
  4. 【請求項4】請求項1或いは請求項2に記載の化学物質
    総合管理システムにおいて、 前記管理が必要な物質に対し、何に基づいて管理が必要
    であるかという情報を付し、データテーブルとして格納
    されていることを特徴とする化学物質総合管理システ
    ム。
  5. 【請求項5】材料或いは製品の成分情報をデータベース
    化した材料組成データベースと、管理が必要な物質をリ
    スト化した管理物質データベースと、物質毎の排出移動
    先における当該物質の重量比率データを排出係数データ
    としてデータベース化した排出係数データベースとを備
    えたサーバと、ネットワークを介して前記サーバに接続
    可能に構成されたコンピュータとから成る化学物質総合
    管理システムであって、 前記管理物質データベースは、管理が必要な物質を指定
    化合物とその指定化合物に属する指定物質を同一の識別
    情報を付し、データテーブルとして格納されており、 前記コンピュータにプロセスで投入される材料或いは製
    品の種類と量を示すデータを入力すると前記サーバに備
    えられている前記各データベースのデータに基づいて当
    該材料或いは製品を構成する物質の排出移動先に排出さ
    れる量を示すデータを算出し、前記管理が必要な物質毎
    に集計できる化学物質総合管理システム。
  6. 【請求項6】材料或いは製品の成分情報をデータベース
    化した材料組成データベースと、管理が必要な物質をリ
    スト化した管理物質データベースと、材料の取り扱い注
    意事項等の製品安全性情報シート(MSDS)をデータ
    ベース化したMSDSデータベースと、物質毎の排出移
    動先における当該物質の重量比率データを排出係数デー
    タとしてデータベース化した排出係数データベースとを
    備えたサーバと、ネットワークを介して前記サーバに接
    続可能に構成されたコンピュータとから成る化学物質総
    合管理システムであって、 前記排出係数データベースは、投入される材料或いは製
    品を構成する物質の種類と、当該物質の排出移動先にお
    ける物質の種類と、これら物質の量の比率がデータテー
    ブルとして格納されており、 前記管理物質データベースは、管理が必要な物質を指定
    化合物とその指定化合物に属する指定物質を同一の識別
    情報を付し、データテーブルとして格納されており、 前記コンピュータにプロセスで投入される材料或いは製
    品の種類と量を示すデータを入力すると前記サーバに備
    えられている前記各データベースのデータに基づいて当
    該材料或いは製品を構成する物質の排出移動先に排出さ
    れる量を示すデータを算出し、前記管理が必要な物質毎
    に集計できる化学物質総合管理システム。
  7. 【請求項7】請求項5或いは請求項6に記載の化学物質
    総合管理システムにおいて、 前記指定化合物と前記指定物質を識別し得るよう構成さ
    れていることを特徴とする化学物質総合管理システム。
  8. 【請求項8】請求項5或いは請求項6に記載の化学物質
    総合管理システムにおいて、 前記管理が必要な物質に対し、何に基づいて管理が必要
    であるかという情報を付し、データテーブルとして格納
    されていることを特徴とする化学物質総合管理システ
    ム。
  9. 【請求項9】材料或いは製品の成分情報をデータベース
    化した材料組成データベースと、管理が必要な物質をリ
    スト化した管理物質データベースと、物質毎の排出移動
    先における当該物質の重量比率データを排出係数データ
    としてデータベース化した排出係数データベースとを用
    いて、プロセスで投入される材料或いは製品の種類と量
    を示すデータを入力すると当該材料或いは製品を構成す
    る物質の排出移動先に排出される量を示すデータを算出
    する化学物質総合管理方法であって、 前記プロセスで投入される材料或いは製品を構成する物
    質の排出移動先に排出される量を、前記管理が必要な物
    質毎に集計する化学物質総合管理方法。
  10. 【請求項10】材料或いは製品の成分情報をデータベー
    ス化した材料組成データベースと、管理が必要な物質を
    リスト化した管理物質データベースと、材料の取り扱い
    注意事項等の製品安全性情報シート(MSDS)をデー
    タベース化したMSDSデータベースと、物質毎の排出
    移動先における当該物質の重量比率データを排出係数デ
    ータとしてデータベース化した排出係数データベースと
    を用いて、プロセスで投入される材料或いは製品の種類
    と量を示すデータを入力すると当該材料或いは製品を構
    成する物質の排出移動先に排出される量を示すデータを
    算出する化学物質総合管理方法であって、 前記プロセスで投入される材料或いは製品を構成する物
    質の排出移動先に排出される量を、前記管理が必要な物
    質毎に集計する化学物質総合管理方法。
  11. 【請求項11】請求項9或いは請求項10に記載の化学
    物質総合管理方法において、 管理が必要な物質の集計は、指定化合物とその指定化合
    物に属する指定物質を集計することを特徴とする化学物
    質総合管理方法。
  12. 【請求項12】材料或いは製品の成分情報をデータベー
    ス化した材料組成データベースと、管理が必要な物質を
    リスト化した管理物質データベースであって管理が必要
    な物質を指定化合物とその指定化合物に属する指定物質
    を同一の識別情報を付したデータテーブルとして格納し
    た管理物質データベースと、物質毎の排出移動先におけ
    る当該物質の重量比率データを排出係数データとしてデ
    ータベース化した排出係数データベースとを備えたサー
    バをネットワークを介して接続可能に構成し、サーバに
    備えられている各データベースを化学物質管理を行う者
    に提供することを特徴とする化学物質総合管理方法。
  13. 【請求項13】材料或いは製品の成分情報をデータベー
    ス化した材料組成データベースと、管理が必要な物質を
    リスト化した管理物質データベースであって管理が必要
    な物質を指定化合物とその指定化合物に属する指定物質
    を同一の識別情報を付したデータテーブルとして格納し
    た管理物質データベースと、材料の取り扱い注意事項等
    の製品安全性情報シート(MSDS)をデータベース化
    したMSDSデータベースと、物質毎の排出移動先にお
    ける当該物質の重量比率データを排出係数データとして
    データベース化した排出係数データベースとを備えたサ
    ーバをネットワークを介して接続可能に構成し、サーバ
    に備えられている各データベースを化学物質管理を行う
    者に提供することを特徴とする化学物質総合管理方法。
  14. 【請求項14】請求項12或いは請求項13に記載の化
    学物質総合管理システムにおいて、 前記指定化合物と前記指定物質を識別し得るよう構成さ
    れていることを特徴とする化学物質総合管理システム。
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