JP2015046119A - 保全情報管理システム及び方法、並びに保全情報表示装置及び方法 - Google Patents

保全情報管理システム及び方法、並びに保全情報表示装置及び方法 Download PDF

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Abstract

【課題】適切な整備タイミングを判断できるように保全状況を表示する。【解決手段】設備は構成を階層的に複数の管理単位に分類されている。保全データベースには、管理単位の階層情報が記録され、また管理単位に紐付けて保全ノートが登録される。保全ノートには、故障情報、点検情報、整備指示情報のいずれかが基本保全情報として記録される。基本保全情報に附随させる附随保全情報は、附随すべき基本保全情報が記録された保全ノートに記録される。任意の管理単位を選択して、保全作業の履歴の表示を指示すると、選択された管理単位に紐付けられた各保全ノートとその下位の階層の管理単位に紐付けられた各保全ノートからそれぞれタイトルと日付と保全作業の種別が保全データベースから取得され、種別ごとに分類した状態で時系列にタイトルが並べて表示部に表示される。【選択図】図8

Description

本発明は、設備保全に関わる情報を管理する保全情報管理システム及び方法、並びに保全情報表示装置及び方法に関するものである。
製造ラインなどの設備は、稼働状態を維持するように保全(保守)作業が行われる。保全作業(点検や整備)に関する保全情報は、データベースに蓄積されて異常や故障の分析、将来的な点検や保全計画に利用されている。
例えば、特許文献1の保守カルテ表示装置は、データベース部と、検索部と、画面生成部と、画面生成部とを備えている。データベース部は、点検データ,整備データ,故障データ,保守履歴,及び保守計画を含む保守関連情報を機器単位で関連付けた保守カルテ情報が登録される。検索部は、ユーザが入力する検索条件に基づいてデータベース部上の保守カルテ情報を検索する。この検索で検索された保守カルテ情報に含まれるデータに応じたシンボルマークを保守カルテ情報とともに時系列に表示する保守カルテ表示画面を画面生成部が生成し、その保守カルテ表示画面を表示部で表示する。この保守カルテ表示装置では、機器コード(あるいは機器名称、機種コード)を検索条件として入力し、入力された機器コードに合致する保守カルテ情報を検索する。
特開2009−110066号公報
ところで、適切な点検周期やタイミング、整備タイミングを決める等の保全計画を立てる場合には、蓄積された情報に基づいて実施された保全作業、実施時期や予定、実施頻度等の保全状況を把握することが重要である。保全状況の把握にあたっては、設備中の複数の装置の保全情報を表示して統括的に保全状況を把握することも、また個々の装置や部品等の保全情報を表示して個別の保全状況を把握することも重要である。しかしながら、特許文献1の保守カルテ表示装置では、予め設定された機器単位でしか保全情報を表示させることができない。例えば、統括的に保全状況を把握するために、情報に関連付けられる機器単位を大きくしてしまうと、個々の装置や部品等の保全状況を把握し難くなり、逆に個々の装置や部品を機器単位としてしまうと、統括的に保全状況を把握することが困難になる。個々の装置や部品を機器単位として、統括的に保全状況を把握する場合には、保全状況を表示すべき各装置や部品を同時に検索することも想定されるが、入力が煩雑になる他、入力漏れによって必要とする保全情報が表示されず、点検周期やタイミング、整備タイミングの判断を誤るおそれがある。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであって、適切な保全計画を立てることができるように保全情報を表示することができる保全情報管理システム及び方法、並びに保全情報表示装置及び方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の保全情報管理システムは、設備の構成を複数の管理単位に階層的に分類し、この分類した管理単位の階層構造を示す階層情報を記憶した階層記憶部と、保全情報を記録した複数の保全ノートがそれぞれ管理単位に紐付けて登録される保全データベースと、入力される保全情報を新規の保全ノートに記録し、この新規の保全ノートを指定される管理単位に紐付けて保全データベースに登録する保全ノート登録部と、任意の管理単位が選択されて履歴表示が指示された際に、階層情報に基づいて選択された管理単位の下位の管理単位を特定し、選択された管理単位に紐付けられた保全ノート及び特定された管理単位に紐付けられた保全ノートに記録されている保全情報を保全データベースから取得する情報取得部と、情報取得部が取得した保全情報に基づいて、履歴表示のためのノート情報を保全ノート単位で生成し、各ノート情報を時系列に並べた履歴画面を生成する画面生成部と、画面生成部で生成された履歴画面を表示する表示部と、を備えるものである。
保全情報は、故障情報、点検情報、及び整備を指示する整備指示情報のいずれかの基本保全情報と、基本保全情報に附随させる附随保全情報とであり、附随保全情報が入力される附随保全情報記録部を備え、保全ノート登録部は、基本保全情報を新規の保全ノートに記録して保全データベースに登録し、附随保全情報記録部は、附随保全情報を附随させる基本保全情報が記録された保全ノートに記録することが好ましい。
また、附随保全情報は、故障原因または異常原因を分析した分析情報、故障または異常に基づいて整備を指示する附随整備指示情報、この附随整備指示情報に基づいて実施された整備結果情報を含み、附随保全情報記録部は、基本保全情報としての故障情報に対して、分析情報、附随整備指示情報、整備結果情報を記録し、点検情報に対して、分析情報、附随整備指示情報、整備結果情報を記録し、整備指示情報に対して、整備結果情報を記録することが好ましい。
また、画面生成部は、基本保全情報に基づくノート情報を生成することが好ましい。
また、画面生成部は、ノート情報の基になる基本保全情報の種別に応じて点検、整備、故障に分類して表示することが好ましい。
また、ノート情報は、第1〜第3のノート情報を含み、画面生成部は、基本保全情報に基づく第1のノート情報を生成し、かつ基本保全情報とともに保全ノートに附随整備指示情報と整備結果情報とが記録されている場合には、整備結果情報に基づく第2のノート情報を、また附随整備指示情報が記録され整備結果情報が記録されていない場合には、整備指示情報に基づく第3のノート情報をさらに生成し、第1〜第3のノート情報を時系列に並べた履歴画面を生成することが好ましい。
また、画面生成部は、第1のノート情報を基になる基本保全情報の種別に応じて点検、整備、故障に分類して表示し、第2,第3のノート情報を整備に分類した履歴画面を生成することが好ましい。
また、画面生成部は、階層情報に基づいて階層構造を示す階層画面をさらに生成し、表示部は、履歴画面と階層画面とを表示することが好ましい。
また、任意の保全ノートに対して新たな管理単位が指定されることに応答して、保全データベースにおける当該保全ノートの紐付けられた管理単位を指定された新たな管理単位に修正する修正部を備えることが好ましい。
また、本発明の保全情報管理方法は、設備の構成を階層的に分類した複数の管理単位の1つに紐付けられ、かつ保全情報が記録された複数の保全ノートが登録される保全データベースに対して、入力される保全情報を記録した新規の保全ノートを指定された管理単位に紐付けて登録する保全ノート登録ステップと、任意の管理単位が選択されて履歴表示が指示された際に、管理単位の階層構造を示す階層情報に基づいて選択された管理単位の下位の管理単位を特定し、選択された管理単位に紐付けられた保全ノート及び特定された管理単位に紐付けられた保全ノートに記録されている保全情報を保全データベースから取得する情報取得ステップと、
情報取得ステップで取得した保全情報に基づいて、履歴表示のためのノート情報を保全ノート単位で生成し、各ノート情報を時系列に並べた履歴画面を生成する画面生成ステップと、画面生成ステップで生成された履歴画面を表示する表示ステップと、を有するものである。
保全情報は、故障情報、点検情報、及び整備を指示する整備指示情報のいずれかの基本保全情報と、基本保全情報に附随させる附随保全情報とであり、附随保全情報が入力され、附随保全情報を附随させる基本保全情報が記録された保全ノートに記録する附随保全情報記録ステップを有し、保全ノート登録ステップは、基本保全情報を新規の保全ノートに記録して保全データベースに登録することが好ましい。
また、附随保全情報は、故障原因または異常原因を分析した分析情報、故障または異常に基づいて整備を指示する附随整備指示情報、この附随整備指示情報に基づいて実施された整備結果情報を含み、附随保全情報記録ステップは、基本保全情報としての故障情報に対して、分析情報、附随整備指示情報、整備結果情報を記録し、点検情報に対して、分析情報、附随整備指示情報、整備結果情報を記録し、整備指示情報に対して、整備結果情報を記録することが好ましい。
また、画面生成ステップは、基本保全情報に基づくノート情報を生成することが好ましい。
また、画面生成ステップは、ノート情報の基になる基本保全情報の種別に応じて点検、整備、故障に分類して表示することが好ましい。
また、ノート情報は、第1〜第3のノート情報を含み、画面生成ステップは、基本保全情報に基づく第1のノート情報を生成し、かつ基本保全情報とともに保全ノートに附随整備指示情報と整備結果情報とが記録されている場合には、整備結果情報に基づく第2のノート情報を、また附随整備指示情報が記録され整備結果情報が記録されていない場合には、整備指示情報に基づく第3のノート情報をさらに生成し、第1〜第3のノート情報を時系列に並べた履歴画面に生成することが好ましい。
また、画面生成ステップは、第1のノート情報を基になる基本保全情報の種別に応じて点検、整備、故障に分類して表示し、第2,第3のノート情報を整備に分類した履歴画面を生成することが好ましい。
また、画面生成ステップは、階層情報に基づいて、階層構造を示す階層画面をさらに生成し、表示ステップは、履歴画面と階層画面とを表示することが好ましい。
また、任意の保全ノートに対して新たな管理単位が指定されることに応答して、保全データベースにおける当該保全ノートの紐付けられた管理単位を指定された新たな管理単位に修正する修正ステップを備えることが好ましい。
また、本発明の保全情報表示装置は、設備の構成を複数の管理単位に階層的に分類し、この分類した管理単位の階層構造を示す階層情報を記憶した階層記憶部と、保全情報を記録した複数の保全ノートがそれぞれ管理単位に紐付けて登録された保全データベースと、任意の管理単位が選択されて履歴表示が指示された際に、階層情報に基づいて選択された管理単位の下位の管理単位を特定し、選択された管理単位に紐付けられた保全ノート及び特定された管理単位に紐付けられた保全ノートに記録されている保全情報を保全データベースから取得する情報取得部と、情報取得部が取得した保全情報に基づいて履歴表示のためのノート情報を保全ノート単位で生成し、各ノート情報を時系列に並べた履歴画面を生成する画面生成部と、画面生成部で生成された履歴画面を表示する表示部と、を備えるものである。
また、本発明の保全情報表示方法は、設備の構成を階層的に分類した複数の管理単位の1つに紐付けられ、かつ保全情報が記録された複数の保全ノートが登録された保全データベースを用い、任意の管理単位が選択されて履歴表示が指示された際に、管理単位の階層構造を示す階層情報に基づいて選択された管理単位の下位の管理単位を特定し、選択された管理単位に紐付けられた保全ノート及び特定された管理単位に紐付けられた保全ノートに記録されている保全情報を保全データベースから取得する情報取得ステップと、情報取得ステップで取得した保全情報に基づいて、履歴表示のためのノート情報を保全ノート単位で生成し、各ノート情報を時系列に並べた履歴画面を生成する画面生成ステップと、画面生成ステップで生成された履歴画面を表示する表示ステップと、を有するものである。
本発明によれば、設備の構成を複数の管理単位に階層的に分類し、保全情報の履歴表示が指示された際に、選択された管理単位に紐付けられた各保全ノートと、この選択された管理単位の下位の管理単位に紐付けられた保全ノートとから保全情報を取得し、取得した保全情報に基づいて、履歴表示のためのノート情報を保全ノート単位で生成して時系列に並べた履歴画面を表示するから、選択する管理単位を上位・下位に変更するだけで、統括的な保全状況も個々の装置や部品の保全状況も容易に把握することができる。したがって、適切な保全計画を立てることができる。
本発明を実施した保全情報管理システムの概略を示す説明図である。 保全ノートの内容を示す説明図である。 各保全情報の内容の一例を示す説明図である。 設備の構成を複数の管理単位に分類した管理単位の階層構造の一例を示す説明図である。 階層構造に示される製膜設備の具体的な構成例を示す説明図である。 第1履歴ウインドウの表示例を示す説明図である。 第2履歴ウインドウの表示例を示す説明図である。 第2履歴ウインドウ内の第2履歴画面の例を示す説明図である。 ノートウインドウの表示例を示す説明図である。 ノートウインドウ内に逆引画面を表示した状態を示す説明図である。 ノートウインドウ内に分析画面を表示した状態を示す説明図である。 ノートウインドウ内に整備画面を表示した状態を示す説明図である。 ノートウインドウ内に故障報告画面を表示した状態を示す説明図である。 第2履歴画面を表示する際の手順を示すフローチャートである。
図1において、本発明を実施した保全情報管理システム10は、設備、例えば製造設備に関して収集される保全情報を利用しやすい形態で管理し、提供する。保全情報管理システム10は、端末装置11とサーバ装置12とを備えている。
端末装置11は、液晶ディスプレイなどで構成される表示部14や、キーボード,マウス等からなる操作部15を備えた一般的なコンピュータであり、所定のプログラムを実行することにより、保全情報管理システム10の一部として機能する。この端末装置11は、LAN(Local Area Network)等によってサーバ装置12と接続されており、操作部15の操作で各種保全情報を保全情報管理システム10に入力し、また表示部14に表示する。なお、サーバ装置12に複数台の端末装置11を接続して利用できる。
サーバ装置12は、CPU、メモリ、ハードディスクドライブ、通信インターフェース回路などを備える一般的なコンピュータで構成されている。サーバ装置12は、保全情報管理プログラムを実行することにより、保全データベース(DB)16,保全ノート登録部17,附随保全情報記録部18,修正部19,設備仕様データベース21,日常点検データベース22,画面生成部23,情報取得部24,逆引部25などとして機能する。保全データベース16は、保全情報を記録した保全ノートW(図3参照)が登録される。また、保全データベース16は、後述する管理単位の階層構造、すなわち管理単位の上位・下位の関係を示す階層情報を記憶した階層情報記憶部になっている。なお、保全データベース16に階層情報を記憶しているが、保全データベース16とは別に階層情報を記憶した階層情報記憶部を設けてもよい。
保全情報管理システム10では、保全対象とする設備の構成を複数の管理単位に階層的に分類した階層構造にし、管理単位ごとに保全情報を管理する。例えば、装置を構成する各部品のそれぞれを管理単位とし、これら部品で構成される装置が各部品の上位の管理単位となるように階層的に設備の構成を分類(階層化)している。この分類は、管理単位の上位・下位の関係が明確であれば任意の観点で行うことができる。上記のように装置や部品等の物として分類する観点以外にも、工程ごと、処理内容ごと、同じ機能を有するグループごとなどの様々な観点で分類することができる。
1つの保全ノートWには1つの管理単位が紐付けられる。保全ノートWに記録される保全情報としては、この例では点検情報、故障情報、整備指示情報、整備結果情報、分析情報、故障報告情報がある。これらの保全情報は、基本保全情報と附随保全情報に分類される。図2に示すように、保全ノートWは、基本保全情報と、この基本保全情報に関連した各附随保全情報とをひとまとまりの情報としてまとめたものである。基本保全情報に対して、附随保全情報が必要に応じて記録される。
基本保全情報は、保全ノートWを登録する契機となる事象の情報であり、新規の保全ノートWを登録する際に入力される。一方、附随保全情報は、基本保全情報の事象から派生する情報であり、基本保全情報に附随させて一連の情報としておくことが好ましい情報である。1つの基本保全情報に対して1つの保全ノートWが保全データベース16に登録される。各附随保全情報は、附随すべき基本保全情報が記録されている保全ノートWに記録される。
この例においては、故障情報、点検情報、及び整備指示情報を基本保全情報としている。故障情報を基本保全情報とする場合、その故障の原因を分析した分析情報、故障情報や分析情報に基づいて整備を指示する整備指示情報、この整備指示情報に基づいて実施された整備の整備結果情報、及び最終的な故障報告情報が附随保全情報となる。また、点検情報を基本保全情報とする場合では、点検情報に示される異常の原因を分析した分析情報、この点検情報や分析情報に基づいて整備を指示する整備指示情報、この整備指示情報に基づいて実施された整備の整備結果情報が附随保全情報である。
整備指示情報は、上記のように基本保全情報にも附随保全情報にもなり得る。整備指示情報を基本保全情報とした場合では、この整備指示情報に基づいて実施された整備の整備結果情報が附随保全情報となる。以下では、基本保全情報としての整備指示情報と、附随保全情報としての整備指示情報とを特に区別する必要がある場合には、前者を基本整備指示情報、後者を附随整備指示情報と称して説明する。
図3に示すように、いずれの保全情報にも、その保全情報の種別が含まれている。故障情報としては、図3(a)に示されるように、故障発生日、具体的な故障の内容を示す故障状況、故障に対応した処置等がある。点検情報は、周期的な点検を行った際に故障に至らない異常を発見したときに記録されるものである。この点検情報としては、図3(b)に示されるように、異常発生日、発生した異常の内容を示す異常状況、異常に対応した処置等がある。なお、周期的な点検を行った結果、正常な場合や特に問題がない場合であっても点検情報を記録してもよい。この場合、全ての点検情報を履歴に表示してもよく、点検情報のうち異常を記録した点検情報だけを履歴に表示できるようにすることも好ましい。
整備指示情報は、整備の実施を指示する際に記録するものである。この整備指示情報としては、図3(c)に示されるように、整備予定日、整備内容、整備に関する手順や交換部品の番号等を示す整備仕様、コスト等がある。整備結果情報は、整備を実施した際の整備内容を記録するものであり、図3(d)に示されるように、整備実施日、実施した整備の具体的内容や交換された部品の状態、整備後の状態など示す整備状況等がある。分析情報としては、図3(e)に示すように、分析日、故障や異常の原因を分析した分析結果、分析した際の資料などがある。故障報告情報は、図3(f)示されるように、故障報告情報を入力した報告日、故障により発生した損害、故障の発生原因とその故障を防ぐ恒久的な対策(原因と対策)、他部門への依頼事項などの各種報告内容がある。
基本保全情報として記録される故障情報、点検情報、整備指示情報には、タイトルと特定場所とがさらに記録される。タイトルは、故障や異常、整備内容等を端的に示す情報として操作部15から入力される。特定場所は、故障や異常が発生している管理単位、整備対象となっている管理単位であり、後述するように指定された保全ノートWの紐付け先に応じて自動的に保全ノート登録部17で記録される。
なお、基本保全情報に記録されるタイトルと特定場所とは、保全ノートW、及びそれに記録されている各附随保全情報に共通のものであって、附随保全情報の情報でもある。もちろん、基本保全情報と同じタイトルと特定場所を附随保全情報の一部として記録してもよい。
また、タイトルや特定場所を、点検情報などとは別の保全情報として保全ノートWに記録してもよい。基本保全情報に対して、どの保全情報を附随保全情報とするかは適宜に変更できる。例えば整備を実施したところ実質的に故障であったと判断できる場合では、点検情報や整備指示情報の附随保全情報として故障報告情報を記録してもよい。また、この例では、故障情報、点検情報に基づいて整備を指示する場合の整備指示情報を附随保全情報としているが、その整備指示情報を基本保全情報としてもよい。
さらに、保全ノートWは、基本保全情報と各附随保全情報とをひとまとまりとして扱うことができるのであれば、保全データベース16上における各情報の記録態様はどのようなものであってもよい。例えば1個のレコードに、1つの保全ノートWに記録すべき基本保全情報と附随保全情報の各情報のフィールドを設けて記録してもよい。また、基本保全情報と各附随保全情報をそれぞれ別々のレコードに記録し、基本保全情報が記録されたレコードのIDを各附随保全情報のレコードに記録することによって、それらを1つの保全ノートWの情報として扱うこともできる。
操作部15のマウスによるクリックや選択、キーボードでの文字の入力などにより、新規の保全ノートWの生成の指示、保全ノートWのタイトルの入力・修正、保全情報の入力、管理単位の指定や選択、特定場所の指定・修正、履歴表示、保全情報の表示の指示などを行う。操作部15と表示部14とによってグラフィカルユーザインターフェース(Graphical User Interface)を構成しており、各種の入力や指示・選択などは、そのグラフィカルユーザインターフェース(Graphical User Interface)を通して行うことができる。
なお、保全ノートWの新規生成の指示や各種保全情報の入力、管理単位の指定や選択等は操作部の操作に限らない。例えば、整備計画を管理する整備管理サーバが、整備計画(スケジュール)に基づいて保全ノートWの新規生成のコマンドや整備指示情報、整備対象の管理単位を自動的にサーバ装置12に入力し、サーバ装置12が、整備指示情報を基本保全情報として記録した新規の保全ノートWを整備対象の管理単位に紐付けて保全データベース16に登録してもよい。
新規の保全ノートWを生成する場合には、操作部15の操作により、生成する保全ノートWを紐付ける管理単位すなわち特定場所と、記録する基本保全情報の種別とをそれぞれ指定して保全ノートWの新規生成を指示する。保全ノート登録部17は、新規生成の指示に応答して、指定された基本保全情報の種別に対応する新規の保全ノートWを生成する。また、保全ノート登録部17は、保全ノートWの生成後に、操作部15から入力される基本保全情報を新規の保全ノートWに記録し、この保全ノートWを指定された管理単位に紐付けて保全データベース16に登録する。このときに基本保全情報には、指定された管理場所が特定場所として付加される。管理単位に保全ノートWを紐付ける場合には、例えば基本保全情報が記録されたレコードに紐付けるべき管理単位に予め付与された管理単位IDを記録すればよい。基本保全情報の特定場所の管理単位と紐付け先の管理単位は一致する。
保全ノートWに附随保全情報を記録する場合には、操作部15の操作により、記録すべき保全ノートWを指定して附随保全情報を入力する。附随保全情報記録部18は、保全データベース16に登録されている保全ノートWのうちの指定された保全ノートWを特定し、その特定した保全ノートWに附随保全情報を記録する。
修正部19は、操作部15の操作に応じて、保全ノートWの紐付け先の管理単位(特定場所)を修正する。修正操作は、操作部15で新たな管理単位を指定することで行う。この修正操作に応答して、修正部19が例えば基本保全情報が記録されたレコードに付与されている管理単位IDを指定された新たな管理単位の管理単位IDにする。これにより、暫定的な特定場所の入力を許容し、また特定場所を順次に絞り込むように、特定場所を下位の管理単位に移すことができる。なお、操作部15の操作に応じてタイトルも修正部19によって修正される。
設備仕様データベース21は、設備全体のものから個々の部品に至る仕様や図面等の情報(以下、設備情報という)を格納している。この設備情報は、保全対象の設備と同様に階層的に分類されて対応する管理単位に紐付けられている。これにより、例えば、分析や整備指示を行う際に、指定する管理単位及びそれの下位の設備情報の参照を容易にしている。
日常点検データベース22は、設備を構成する各機器の測定データが収集されて格納されている。測定データは、機器の温度、振動の大きさ、電圧等を測定したものである。例えば測定対象の各機器に設けたセンサ部によって毎日所定の時刻に温度や振動の大きさ、電圧等の測定が行われる。点検員の巡回中に、点検員が携帯するデータ収集器31が各センサ部からの測定データを順次に受信することによって測定データが収集される。データ収集器31は、巡回後に端末装置11に接続される。収集された測定データは、端末装置11から端末装置11のI/F部32を介して日常点検データベース22に格納される。I/F部32は、測定データを格納する際に、測定対象の機器に対応する管理単位IDを付与することにより、管理単位に関連付を行う。これにより、例えば分析を行う際に、指定する管理単位及びそれの下位の測定データの参照を容易にしている。
画面生成部23は、情報取得部24が取得した情報、逆引部25が取得した情報に基づいて各種の画面を生成して表示部14に表示する。また、画面生成部23は、新規の保全ノートWの生成時には、新規の保全ノートWに基本保全情報を入力するための画面を生成する。情報取得部24は、操作部15の操作に基づいて、保全データベース16、設備仕様データベース21、日常点検データベース22から各種情報を取得して、画面生成部23に送る。
逆引部25は、故障内容や異常内容とその原因とを対応付けた逆引データベース(図示省略)を備えている。この逆引部25は、操作部15で入力された故障や異常内容に対応する原因を逆引データベースで検索し、この検索で特定した原因を原因候補として画面生成部23に送る。これにより、故障内容や異常内容に対応する原因候補を表示部14に表示する。
図4に管理単位の階層構造の一例を示す。この例では、管理単位「A工場」が最上位のであり、管理単位「A工場」の下位の階層には、管理単位「検査設備」,「製膜設備」がある。管理単位「製膜設備」に対応する具体的な製膜設備の一例を図5に示す。製膜設備40は、長尺なフィルム41上に所定の機能を有する膜を形成する膜形成エリア42と、その形成された膜を乾燥する乾燥エリア43とが1本の製造ライン上にあり、ライン端部にフィルム41を巻き取る巻取装置44が配されている。管理単位「製膜設備」の下位の階層には、各エリア42,43及び巻取装置44に対応する管理単位「膜形成エリア」,「乾燥エリア」,「巻取装置」がある。この「エリア」と「装置」のように分類のカテゴリが違う管理単位が同じ階層にあってもよい
乾燥エリア43内には、フィルム41を搬送する搬送装置45と、膜の乾燥を行う乾燥装置46とがあり、これらに対応して管理単位「乾燥エリア」の下位の階層に管理単位「搬送装置」,「乾燥装置」がある。搬送装置45は、駆動系47と、乾燥装置46内でフィルム41をガイドする第1パスロール48a,第2パスロール48b,第3パスロール48c・・・・とが設けられている。駆動系47は、搬送モータ47aと、搬送モータ47aで回転されてフィルム41を搬送する搬送ローラ47bと、搬送モータ47aを駆動する駆動回路47cとで構成されている。
上記駆動系47については、その構成にならって、管理単位「搬送装置」の下位の階層に管理単位「駆動系」を設け、この管理単位「駆動系」の下位に管理単位「搬送モータ」、「搬送ローラ」、「駆動回路」を設けている。第1パスロール48a,第2パスロール48b,第3パスロール48c・・・・については、管理単位「搬送装置」の下位に、これらで同じ機能を有するグループの管理単位「パスロールグループ」を設け、この管理単位「パスロールグループ」の下位に管理単位「第1パスロール」,「第2パスロール」・・・を設定している。例えばパスロールがローラ本体、軸部、ベアリングの部品に分解できる場合、さらにパスローラの管理単位の下位にこれら部品の管理単位を設定してもよい。もちろん、このような細分化による管理の煩雑さを低減するために、あえて管理単位を細分化しなくてもよい。
一方、乾燥装置46については、それを構成する給気ユニット51、チャンバ52、給気ユニット51を構成する送風ファン53と送風用駆動回路54に対応して、管理単位「乾燥装置」の下位に管理単位「給気ユニット」、「チャンバ」を、また管理単位「給気ユニット」の下位に管理単位「送風ファン」、「送風用駆動回路」を設けている。さらに、管理単位「送風ファン」の下位には、送風ファン53を構成する羽根53aと送風モータ53bに対応して管理単位「羽根」,「送風ファン」を設定している。
なお、任意の1つの管理単位の下位の管理単位とは、当該1つの管理単位を上位とする各管理単位であって、基点とする最上位の管理単位からの階層の深さが当該1つの管理単位よりも深い管理単位を意味するものではない。例えば、管理単位「乾燥装置」の下位の管理単位は、「給気ユニット」、「チャンバ」、「送風ファン」、「送風用駆動回路」、「羽根」、「送風モータ」であるが、「搬送装置」の下位にある管理単位「パスロールグループ」、「駆動ユニット」及びこれらの下位にある各管理単位は「乾燥装置」の下位の管理単位ではない。
表示部14には、第1履歴ウインドウG1(図6参照)、第2履歴ウインドウG2(図7参照)、ノートウインドウG3(図9参照)が表示される。各ウインドウG1〜G3は、同時に複数を表示してもよく、切替えて表示してもよい。
図6に示すように、第1履歴ウインドウG1内には、第1階層画面G1aと、第1履歴画面G1bとが表示される。第1階層画面G1aは、管理単位の階層構造を示すものであり、図4に示されるものと同様な階層構造図Dが表示される。第1階層画面G1aを表示するために、情報取得部24は、保全データベース16から階層情報を取得する。この階層情報に基づいて、画面生成部23は、階層構造図Dを含む第1階層画面G1aを生成する。
第1階層画面G1a上の階層構造図Dは、操作部15の操作によって、任意の管理単位の下位の階層を展開した状態で表示したり、展開を解除した状態で表示したりすることができる。これにより、必要とする管理単位や、その上位、下位の階層の参照を効率的なものにする。
第1履歴画面G1bは、階層構造図Dで選択されている管理単位とこの管理単位の下位の各管理単位に関する保全状況を示すものである。この第1履歴画面G1bを表示するために、情報取得部24は、階層情報に基づいて、階層構造図Dで選択されている管理単位の下位の管理単位を特定し、選択されている管理単位に紐付けされている保全ノートWと特定した管理単位に紐付けされている保全ノートWとに記録されている保全情報をそれぞれ取得して画面生成部23に送る。
画面生成部23は、情報取得部24から入力される保全情報のうちの基本保全情報から取り出した日付、特定場所、タイトル、種別をノート情報R1とする。このノート情報R1は、保全情報を取得した各保全ノートWのそれぞれについて生成される。基本保全情報が故障情報、点検情報である場合には、故障発生日、異常発生日を日付として取り出す。基本保全情報が整備指示情報であって、整備結果情報が記録されていない場合には整備予定日を、また整備結果情報が記録されている場合には整備実施日を日付として取り出す。
画面生成部23は、種別が「整備結果」である場合は種別を整備済みであることを示す「整備」に変換し、「整備指示」である場合には整備予定であることを示す「整備(予定)」に変換して用いる。
上記のように基本保全情報から取得されるノート情報R1が基本保全情報に基づいた第1のノート情報である。なお、種別を「整備(予定)」、「整備」に変換せず取得した「整備指示」、「整備結果」を表示してもよい。
また、この例では、基本保全情報が故障情報、点検情報であって、保全ノートWに附随整備指示情報が記録されている場合には、画面生成部23は、基本保全情報に基づくノート情報R1とは別に、附随整備指示情報または整備結果情報に基づくノート情報R1を生成する。附随整備指示情報と整備結果が記録されている場合には、画面生成部23は、ノート情報R1の日付、タイトルとして整備実施日、整備状況を取り出し、種別としては「整備結果」を「整備」に変換して用いる。また、ノート情報R1の特定場所としては、基本保全情報に記録されている特定場所を用いる。この整備結果情報に基づくノート情報R1が第2のノート情報である。
附随整備指示情報が記録されているが整備結果情報が記録されていない場合には、画面生成部23は、ノート情報R1の日付、タイトルとして整備予定日、整備内容を取り出し、種別としては「整備指示」を「整備(予定)」に変換して用いる。また、ノート情報R1の特定場所としては、基本保全情報に記録されている特定場所を用いる。この整備指示情報に基づくノート情報R1が第3のノート情報である。
画面生成部23は、情報取得部24が取得した各ノート情報R1を時系列に並べた第1履歴画面G1bを生成して表示部14に表示する。時系列に並べる際の基準となる日付は、ノート情報R1の一部として取り出した日付である。
図7に示すように、第2履歴ウインドウG2内には、第2階層画面G2aと、第2履歴画面G2bとが表示される。第2階層画面G2aは、第1階層画面G1aと同じく階層構造図Dを示す。第2履歴画面G2bは、第2階層画面G2a上の階層構造図Dで選択されている管理単位とこの管理単位の下位の各管理単位に関する保全状況を示すものであるが、その表示態様が第1履歴画面G1bとは異なっている。
図8に示すように、第2履歴画面G2bは、各ノート情報R2を故障、点検、整備の種別に分類した状態で時系列に並べたものである。第2履歴画面G2bを表示するために、情報取得部24は、第1履歴画面G1bの場合と同様にして、階層構造図Dで選択されている管理単位に紐付けされた保全ノートWと、この管理単位の下位の管理単位に紐付けされた保全ノートWに記録されている保全情報を取得して画面生成部23に送る。
画面生成部23は、第2履歴画面G2bの表示の際には、基本保全情報のタイトルをノート情報R2とする。したがって、情報取得部24から入力される保全情報のうちの基本保全情報に含まれるタイトルをノート情報R2とする。このノート情報R2は、保全情報を取得した各保全ノートWのそれぞれについて生成される。また、画面生成部23は、基本保全情報が故障情報、点検情報である場合には、基本保全情報に基づくノート情報R2とは別に、附随整備指示情報または整備結果情報に基づくノート情報R2を生成する。画面生成部23は、附随整備指示情報と整備結果が記録されている場合には、整備状況をノート情報R2とし、また随整備指示情報が記録されているが整備結果情報が記録されていない場合には、整備内容に「(予定)」を付加したものをノート情報R2とする。
この第2履歴画面G2bの表示の際のノート情報R2についても、基本保全情報に基づくものが第1のノート情報であり、整備結果情報に基づくノート情報R2が第2のノート情報、整備指示情報に基づくノート情報R2が第3のノート情報である。
画面生成部23は、上記のように生成されるノート情報R2を、整備、点検、故障に分類した状態で、日付に基づいて時系列に並べることで第2履歴画面G2bを生成する。時系列に並べる際の基準となる日付は、ノート情報R2が基本保全情報に基づくものであり、基本保全情報が故障情報、点検情報である場合には、故障発生日、異常発生日である。基本整備指示情報または附随整備指示情報に基づくノート情報R2については、整備予定日が基準となる日付であり、整備結果情報に基づくノート情報R2については整備実施日が基準となる日付である。
ノート情報R2が故障情報または点検情報に基づくものである場合には、故障または点検に分類され、ノート情報R2が基本整備指示情報、附随整備指示情報、あるいは整備結果情報に基づくものである場合には、整備に分類される。
なお、ノート情報R1,R2として表示する情報は、上記のものに限られない。例えば、整備指示情報、整備結果情報に共通な整備ようのタイトルを記録するようにしておき、そのタイトルをノート情報R2としてもよい。
ノートウインドウG3は、保全ノートWに入力し、また保全ノートWに記録されている保全情報を編集、閲覧するためのウインドウである。このノートウインドウG3は、保全ノートWの新規生成指示、保全ノートWの表示指示により表示される。
新規生成指示は、階層画面G1aまたはG2a上の階層構造図Dでの任意の管理単位を選択(指定)した状態で、例えば表示部14上に表示された点検、故障または整備の種別ごとの新規生成ボタン(図示省略)をクリックすることで行う。これにより、選択した管理単位が新規の保全ノートの紐付け先として指定され、基本保全情報の種別が指定される。既に登録済みの保全ノートWの情報を閲覧、編集する場合には、第1履歴画面G1bまたはG2b上に表示されているいずれかのノート情報R1,R2を選択して、保全ノートWの表示を指示する。これにより、選択している保全ノートWの情報がノートウインドウG3に表示される。
図9に一例を示すように、ノートウインドウG3は、第3履歴画面G3aを表示する履歴表示エリアと、保全ノートWに記録されている保全情報を表示する情報表示エリアとを有している。また、ノートウインドウG3内には、各ボタン56a〜56eが表示される。
ノートウインドウG3の情報表示エリアには、図9に示されるように保全ノートWに記録されている基本保全情報を表示するメイン画面G3b、逆引画面G3c(図10参照)、分析画面G3d(図11)、整備画面G3e(図12)、故障報告画面(図13参照)が各ボタン56a〜56eのクリック操作に応答して切り替えて表示される。
情報表示エリアに表示される各画面の項目には、保全ノートWに記録されている情報が表示され、これにより情報を参照できる他、表示されている内容を編集することができる。
未記録の項目については、操作部15の操作によって入力することができる。
メイン画面G3bは、メインボタン56aのクリック操作で表示される。図9は、点検情報を基本保全情報としたメイン画面G3bを示しており、種別、タイトル、特定場所、発生日(異常発生日)、状況、処置が表示される。故障情報のメイン画面G3bについても同様な内容が表示される。
逆引ボタン56bのクリック操作で、図10に示すように、逆引画面G3cが表示される。逆引画面G3cは、基本情報に記録されている種別、タイトル、特定場所、発生日、キーワード欄、検索ボタン57、検索結果欄などが表示される。キーワード欄には、故障や異常の症状、発生している場所に関するキーワードを入力する。キーワード欄にキーワードを入力した状態で検索ボタン57をクリック操作することによって、検索結果欄に故障や異常の原因候補が表示される
分析ボタン56cのクリック操作により、図11に示すように、分析画面G3dが表示される。分析画面G3dは、基本情報に記録されている種別、タイトル、特定場所、発生日と、分析の際に取得した測定データや撮影画像データ、コメントを記入・添付する資料欄と、分析結果を入力する分析結果欄がある。
整備ボタン56dのクリック操作により、図12に示すように、附随保全情報としての整備指示情報、整備結果情報を入力・表示する整備画面G3eが表示される。この整備画面G3eは、基本情報に記録されている種別、タイトル、特定場所、発生日の他に、整備指示情報としての整備内容、整備仕様、コスト、整備予定日と、整備結果情報としての整備実施日と整備状況が表示される。なお、整備指示情報が基本保全情報である場合には、整備画面G3eと同じ表示内容のメイン画面G3bが表示される。
基本保全情報が故障情報である場合に、故障ボタン56eのクリック操作が可能になる。故障ボタン56eのクリック操作により、図13に示すように、故障報告情報を入力、表示する故障報告画面G3fが表示される。この故障報告画面G3fは、基本情報に記録されている種別、タイトル、特定場所、発生日の他に、報告日、損害、故障の原因と対策、依頼事項が表示される。
第3履歴画面G3aには、情報表示エリアに情報を表示している保全ノートWの紐付け先の管理単位およびその管理単位の下位の管理単位に紐付けされている各保全ノートWのタイトルと日付が時系列に並べて表示される。なお、第3履歴画面G3aを表示する際の情報取得部24、画面生成部23による処理は、特定場所、種別を表示しない他は、第1履歴画面G1aを表示する場合と同じである。
なお、各履歴画面G1b,G2b、G3aに表示する保全情報の種別を選択できるようにしてもよい。
次に上記構成の保全情報管理システムの作用について説明する。例えば、設備のいずれかで故障が発生したり、周期的な点検等で異常を発見したりした場合や、保全計画で決めた整備指示を入力する場合に、新規の保全ノートWを生成する。点検員は、第1履歴ウインドウG1の第1階層画面G1aあるいは第2履歴ウインドウG2の第2階層画面G2aの階層構造図D上で、その時点で故障または異常の発生が特定できている管理単位、または整備対象の管理単位を選択する。
続いて、点検、故障、整備のいずれかの種別の新規生成ボタンをクリックする。これにより、選択した管理単位を紐付け先とし、点検情報、故障情報、または整備指示情報を基本保全情報とする保全ノートWの新規生成が保全ノート登録部17に指示される。
以下、周期的な点検において、図5に示される製膜設備40の乾燥エリア43内で異音が発生している場合を想定して説明する。異音の発生箇所が乾燥エリア43内であること以上に特定出来ていない場合には、点検員は、階層構造図D上で乾燥エリア43に対応する管理単位「乾燥エリア」を選択し、点検の新規生成ボタンをクリックする。この操作により、保全ノート登録部17は、基本保全情報の種別を「点検」、特定場所を管理単位「乾燥エリア」とした新規の保全ノートWを生成する。この後、生成した新規の保全ノートWに基づくメイン画面G3bを画面生成部23に生成させてノートウインドウG3を表示部14に表示する。
また、保全データベース16に格納されている階層情報に基づいて、情報取得部24が特定場所である管理単位「乾燥エリア」の下位にある管理単位を特定する。続いて、選択された管理単位「乾燥エリア」を紐付け先とする保全ノートWと、特定された管理単位を紐付け先とする保全ノートWとに記録されている保全情報が、情報取得部24によって保全データベース16から取得される。この取得された保全情報が画面生成部23に送られることにより、第3履歴画面G3aが生成されてノートウインドウG3内に表示される。
したがって、第3履歴画面G3aには、管理単位「乾燥エリア」の他、管理単位「搬送装置」、「パスロールグループ」、「駆動系」、「第1パスロール」,「第2パスロール」,「第3パスロール」・・・・、「乾燥装置」、「給気ユニット」、「チャンバ」、「送風ファン」、「送風用駆動回路」、「羽根」、「送風モータ」を紐付け先としている各保全ノートWから得られる故障発生日、異常発生日、整備予定日あるいは整備実施日と、タイトル、整備内容あるいは整備状況とが時系列に並べた状態で表示される。
点検員は、操作部15を操作して、メイン画面G3bにタイトル、日付(異常発生日)、異常状況、処置を入力する。その後、ノートウインドウG3を閉じたり、登録ボタン(図示省略)をクリックしたりすることで、点検情報が記録された保全ノートWが保全データベース16に登録される。この登録に際して、保全ノート登録部17は、選択された管理単位「乾燥エリア」の例えば管理単位IDを保全ノートWに記録することによって、管理単位「乾燥エリア」に保全ノートWを紐付ける。なお、新規の保全ノートWを保全データベース16にいったん登録した後に、その保全ノートWに点検情報などの基本保全情報を記録してもよい。
点検員は、必要に応じて原因分析を分析員に依頼する。依頼された分析員は、第1履歴ウインドウG1の第1履歴画面G1bあるいは第2履歴ウインドウG2の第2履歴画面G2b上で依頼された保全ノートWに対応するノート情報R1またはR2を選択する。この選択した状態で、保全ノートWの表示を指示する。この指示に応答して、情報取得部24は、選択された保全ノートWに記録されている保全情報を取得する。
また、その保全ノートWの紐付け先の管理単位「乾燥エリア」と、この管理単位「乾燥エリア」の下位にある各管理単位とを紐付け先としている各保全ノートWに記録されている保全情報が保全データベース16から情報取得部24によって取得される。
このように、情報取得部24が取得した保全情報に基づいて画面生成部23で第3履歴画面G3aとメイン画面G3bが生成され、これら各画面G3a,G3bを含むノートウインドウG3が表示される。このときに、メイン画面G3bには点検員が入力した点検情報が表示されている。また、第3履歴画面G3aには、管理単位「乾燥エリア」と、この管理単位「乾燥エリア」の下位にある管理単位を紐付け先としている各保全ノートWから取得された故障発生日、異常発生日、整備予定日あるいは整備実施日と、タイトル、整備内容あるいは整備状況とが時系列に並べた状態で表示される。
上記のようにメイン画面G3bを表示した状態で逆引ボタン56bをクリックすると、保全ノートウインドウG3内の情報表示エリアに逆引画面G3cが表示される。逆引画面G3c上のキーワード欄に症状、場所などをキーワードとして入力してから、検索ボタン57をクリックする。これにより、逆引部25によって、キーワード欄に入力された症状、場所に対応する原因が逆引データベースで検索される。検索された原因は、画面生成部23に送られ、逆引画面G3c上の検索結果欄に原因候補として表示される。
分析員は、設備仕様データベース21にアクセスして、原因候補に該当する部品や装置などを調べる。また、日常点検データベース22にアクセスして、測定データに異常がないかなどを調べ、さらには現場を目視等で確認するなどして異常の発生場所を特定する。このときに、表示部14上に表示された仕様参照ボタン、測定データ参照ボタン(いずれも図示省略)をクリック操作すると、現在情報を表示している保全ノートWが紐付けられている管理単位及びその管理単位の下位にある管理単位の設備仕様、測定データが例えば別ウインドウに表示される。これにより、迅速に設備仕様、測定データを参照できる。
分析ボタン56cをクリックすると、ノートウインドウG3内の情報表示エリアに分析画面G3dが表示される。分析員は、操作部15を操作して、分析画面G3dの分析結果に異常が発生した原因などを入力する。また、分析の際に取得した測定データや写真など資料情報は、資料欄に入力する。このように入力される分析情報は、附随保全情報記録部18によって保全データベース16に送られ、表示中の保全ノートWの分析情報として記録される。
ところで、上記のように異常が発生している管理単位が特定できたならば、例えば分析画面G3d内の特定場所に示されている管理単位を、操作部15の操作によって、特定した管理単位に修正する。例えば、第2パスロール48bで異音が発生していることを特定できたならば、それまで管理単位「乾燥エリア」とされていた特定場所をさらに下位の管理単位である「第2パスロール」に修正する。なお、分析画面G3d以外の画面、例えばメイン画面G3bや逆引画面G3c、整備画面G3eなどで修正してもよい。
また、あわせてタイトルも適切なものに修正する。例えば「乾燥エリアで異音発生」となっていたタイトルを「第2パスロール異音発生」のように修正する。これらの修正内容は、修正部19に送られる。これにより、現在表示部14に情報を表示している保全ノートWのタイトルが「第2パスロール異音発生」に修正されるとともに、その保全ノートWの紐付け先が管理単位「第2パスロール」に修正される。もちろん、修正後の各画面上に表示される特定場所の表示も変更される。
分析結果に応じて整備が必要となった場合には、続けて整備ボタン56dをクリックする。これにより、整備画面G3eがノートウインドウG3内に表示される。この整備画面G3eに整備内容、整備仕様、コスト、整備予定日を操作部15によって入力する。これら入力された情報は、附随保全情報記録部18によって保全データベース16に送られ、表示している保全ノートWの整備指示情報として記録される。
整備指示情報に基づいて整備員が整備の実施、この場合には第2パスロール48bの交換を行う。整備終了後には、ノートウインドウG3を上記同様な手順で表示してから、整備ボタン56dをクリックすることで整備画面G3eを表示する。そして、整備実施日、整備状況を入力する。この入力された整備実施日、整備状況は、附随保全情報記録部18によって保全データベース16に送られ、表示している保全ノートWの整備結果情報として記録される。
故障の場合には、第1階層画面G1aあるいは第2階層画面G2aの階層構造図D上で、故障が特定できている管理単位を選択し、故障の新規生成ボタンをクリックする。この操作により、保全ノート登録部17により、基本保全情報の種別を「故障」、選択した管理単位を特定場所とした新規の保全ノートWが生成される。この後、生成した新規の保全ノートWに基づくメイン画面G3bが画面生成部23で生成され、ノートウインドウG3が表示部4に表示される。
異常が発生した場合と同様にして、順次各画面を表示させて情報を入力していく。故障の場合、整備結果の入力後には、故障ボタン56eをクリックして、故障報告画面を表示部14に表示させて、故障に関する報告内容を入力する。入力した情報を保全ノートWに記録して、一連の保全情報の記録が完了する。
点検結果や故障とは別に整備を指示する場合には、階層構造図D上で、整備すべき管理単位を選択し、整備の新規生成ボタンをクリックすればよい。保全ノート登録部17により、基本保全情報の種別を「整備」、選択した管理単位を特定場所とした新規の保全ノートWが生成され、ノートウインドウG3が表示部14に表示される。この後は、異常が発生した場合の整備指示情報、整備結果の入力と同じである。
ところで、保全計画を立てる場合、例えば整備タイミングを判断する場合には、第2履歴ウインドウG2を表示、あるいはその表示を更新する。次に、第2階層画面G2b上の階層構造図Dで、整備タイミングを判断すべき管理単位、またはその管理単位よりも上位の管理単位を選択する。
上記のように管理単位を選択すると、図14に示すように、情報取得部24は、保全データベース16上に階層情報にアクセスし、選択された管理単位の下位の管理単位を特定する。そして、選択された管理単位に紐付けられている保全ノートWと、特定された管理単位に紐付けられている保全ノートWとに記録されている保全情報を取得して保全ノートWごとに画面生成部23に順次に送る。
画面生成部23は、情報取得部24から1番目の保全ノートWの保全情報が入力されると、そのうちの基本保全情報に記録されているタイトルをノート情報R2とする。また、このノート情報R2に対応付けて基本保全情報の日付と種別を取得する。
次に、情報取得部24からの保全情報内に附随整備指示情報があるか否かを調べる。附随整備指示情報がない場合には、1番目の保全ノートWの保全情報に対する処理を終了する。一方、附随整備指示情報があるときには、さらに整備結果情報があるか否かを調べる。例えば附随整備指示情報があるが、整備結果情報がない場合には、附随整備指示情報中の整備内容に「(予定)」を付加したものをノート情報R2とし、このノート情報R2に附随整備指示情報の整備予定日が日付として、また整備指示が種別として取得される。また、附随整備指示情報と整備結果情報とがある場合には、整備結果情報中の整備状況がノート情報R2とされ、このノート情報R2の整備実施日が日付として、また整備結果が種別として取得される。
上記のように、1番目の保全ノートWの保全情報に対する処理を行った後、次に入力される2番目の保全ノートWの保全情報に対する処理を、1番目の保全ノートWの保全情報と同様に処理する。以降、同様にして最終の保全ノートWの保全情報に対する処理までを行う。結果として、選択された管理単位に紐付けられた保全ノートWとその下位の管理単位に紐付けられた保全ノートWとの合計がM個であり、そのうち随整備指示情報が記録されているものがN個であれば、(M+N)個のノート情報R2が生成される。
上記のようにノート情報R2を生成したのち、各ノート情報R2は、ノート情報R2の基になった保全情報の種別に基づいて整備、点検、故障に分類され、そして取得した日付に基づいて時系列に並べられて第2履歴画面G2bが生成される。このときに、故障情報に基づくノート情報R2は故障発生日、点検情報に基づくノート情報R2は異常発生日、基本保全情報であるか附随保全情報であるかを問わず整備指示情報に基づくノート情報R2は整備予定日、整備指結果情報に基づくノート情報R2は整備実施日を用いて時系列に並べられている。また、故障情報に基づくノート情報R2は故障に分類され、点検情報に基づくノート情報R2は点検に分類される。また、整備指示情報、整備指結果情報に基づくノート情報R2は、対応する種別が整備指示、整備結果であるから整備に分類される。そして、その生成された第2履歴画面が第2履歴ウインドウG2内に表示される。
図4に示される階層構造で管理単位「乾燥エリア」を指定した場合には、管理単位「乾燥エリア」と、その下位の管理単位である「搬送装置」、「パスロールグループ」、「駆動系」、「第1パスロール」、「第2パスロール」、「第3パスロール」・・・・「乾燥装置」、「給気ユニット」、「チャンバ」、「送風ファン」、「送風用駆動回路」、「羽根」、「送風モータ」を紐付け先としている各保全ノートWのそれぞれからノート情報R2が生成される。そして、それらノート情報R2が整備、点検、故障に分類され、かつ時系列に並べた状態で第2履歴画面G2bが表示される。
図8に示される第2履歴画面G2bの例では、管理単位「送風ファン」、「第1パスロール」,「第2パスロール」,「第3パスロール」に紐付けされた保全ノートWがあり、その保全ノートWから生成された8個のノート情報R2が表示されている。8個のノート情報R2のうち、例えば「第3パスロール故障」は、第3パスロールの故障に応じて登録された保全ノートWの故障情報(基本保全情報)に基づいたノート情報R2であり、「第3パスロール交換」は、その保全ノートWの整備結果情報に基づいたノート情報R2である。また、「第1パスロール交換(予定)」は、整備指示情報に基づいたノート情報R2であって整備が未実施であることがわかる。
指定する管理単位を変更すれば、その変更後の管理単位とその下位の各管理単位とに紐付けられた保全ノートWに記録されている保全情報が取得されて第2履歴画面G2bが更新される。したがって、選択する管理単位を上位のものに変更すれば、より広い範囲で、より多くの管理単位に紐付けされた保全ノートWから生成されるノート情報R2が第2履歴画面G2bに表示される。逆に、管理単位を下位のものに変更すれば表示されるノート情報R2の管理単位が絞り込まれる。
例えば、図8に示される表示状態で、選択する管理単位を「乾燥エリア」から「搬送装置」あるいは「パスグループ」に変更すると、第2履歴画面G2b上には管理単位「チャンバ」のノート情報R2が消え、「第1パスロール」,「第2パスロール」,「第3パスロール」のノート情報R2だけが表示された状態になる。
このように、選択する管理単位を上位・下位に変更するだけで、各種の装置、部品等を含むような統括的な保全状況を把握することも、個々の装置やパスロールなど構成部材等の保全状況を把握することも容易に行える。なお、第1履歴画面G1aにおいても同様に把握することができる。
また、統括的な保全状況を把握することができるので、同一の管理単位の階層下にある二以上の装置間、部品間での相互の異常・故障の発生状態等を容易に比較して適正な整備タイミングを決められる。例えば、図8の例では、第3パスロール48cは、異音が発生してから約2ヶ月で故障していることがわかる。この結果から各パスロールは、異音発生から2ヶ月が経過することなく故障となると予測し、第2パスロール48bについては異音発生から2ヶ月よりも短い期間内に整備の実施を指示して交換を行っている。そして、それまで使われていた第2パスロール48bを調べた結果が限界に達する直前であり交換時期として適正であったとの知見に基づき、第1パスロール48aについては異音発生から第2パスロール48bのときと同じ期間で整備を実施すればよいことが判断できる。図8では、その判断により、第1パスロール48aを交換するための整備指示がなされていることにより、「第1パスロール交換(予定)」が表示されている。
また、二以上の装置間、部品間での異常、故障、整備実施の相関性を容易に把握することができる。例えば整備によって特定の部品を交換してから一定の期間経過後に他の部品が故障する等という現象があるが、従来のように装置や部品ごとに履歴を表示しているのでは、そのような現象が生じているのか否かを発見しづらい。しかしながら、第2履歴画面G2bでは、同一の管理単位の階層下にある各管理単位の異常や故障のタイミング、整備のタイミングを同時に把握できるので、上記のような現象を発見しやすい。また、このような現象することで、整備実施の適正なタイミングを判断できるようになる。図8の例では、管理単位「乾燥エリア」を選択することによって、搬送装置45と乾燥装置46の保全状況が表示されている。
上記では製膜設備の保全情報の管理を例示しているが、本発明は、各種設備の保全情報の管理に利用することができる。
10 保全情報管理システム
11 端末装置
12 サーバ装置
14 表示部
16 保全データ
17 保全データ登録部
18 附随保全情報記録部
19 修正部
23 画面生成部
24 情報取得部
D 階層構造図
G1b,G2b 履歴画面
R1,R2 ノート情報
W 保全ノート

Claims (20)

  1. 設備の構成を複数の管理単位に階層的に分類し、この分類した前記管理単位の階層構造を示す階層情報を記憶した階層記憶部と、
    保全情報を記録した複数の保全ノートがそれぞれ前記管理単位に紐付けて登録される保全データベースと、
    入力される保全情報を記録した新規の保全ノートを指定される前記管理単位に紐付けて前記保全データベースに登録する保全ノート登録部と、
    任意の前記管理単位が選択されて履歴表示が指示された際に、前記階層情報に基づいて選択された前記管理単位の下位の前記管理単位を特定し、選択された前記管理単位に紐付けられた前記保全ノート及び特定された前記管理単位に紐付けられた前記保全ノートに記録されている前記保全情報を前記保全データベースから取得する情報取得部と、
    前記情報取得部が取得した前記保全情報に基づいて履歴表示のためのノート情報を保全ノート単位で生成し、各前記ノート情報を時系列に並べた履歴画面を生成する画面生成部と、
    前記画面生成部で生成された前記履歴画面を表示する表示部と、
    を備えることを特徴とする保全情報管理システム。
  2. 前記保全情報は、故障情報、点検情報、及び整備を指示する整備指示情報のいずれかの基本保全情報と、前記基本保全情報に附随させる附随保全情報とであり、
    前記附随保全情報が入力される附随保全情報記録部を備え、
    前記保全ノート登録部は、前記基本保全情報を新規の前記保全ノートに記録して前記保全データベースに登録し、
    前記附随保全情報記録部は、前記附随保全情報を附随させる前記基本保全情報が記録された前記保全ノートに記録することを特徴とする請求項1記載の保全情報管理システム。
  3. 前記附随保全情報は、故障原因または異常原因を分析した分析情報、故障または異常に基づいて整備を指示する附随整備指示情報、この附随整備指示情報に基づいて実施された整備結果情報を含み、
    前記附随保全情報記録部は、前記基本保全情報としての前記故障情報に対して、前記分析情報、前記附随整備指示情報、前記整備結果情報を記録し、前記点検情報に対して、前記分析情報、前記附随整備指示情報、前記整備結果情報を記録し、前記整備指示情報に対して、前記整備結果情報を記録することを特徴とする請求項2記載の保全情報管理システム。
  4. 前記画面生成部は、前記基本保全情報に基づく前記ノート情報を生成することを特徴とする請求項2または3記載の保全情報管理システム。
  5. 前記画面生成部は、前記ノート情報の基になる前記基本保全情報の種別に応じて点検、整備、故障に分類して各前記ノート情報を表示することを特徴とする請求項2ないし4のいずれか1項に記載の保全情報管理システム。
  6. 前記ノート情報は、第1〜第3のノート情報を含み、
    前記画面生成部は、前記基本保全情報に基づく前記第1のノート情報を生成し、かつ前記基本保全情報とともに前記保全ノートに前記附随整備指示情報と前記整備結果情報とが記録されている場合には、前記整備結果情報に基づく前記第2のノート情報を、また前記附随整備指示情報が記録され整備結果情報が記録されていない場合には、前記整備指示情報に基づく前記第3のノート情報をさらに生成し、前記第1〜第3のノート情報を時系列に並べた前記履歴画面を生成することを特徴とする請求項3記載の保全情報管理システム。
  7. 前記画面生成部は、前記第1のノート情報を基になる前記基本保全情報の種別に応じて点検、整備、故障に分類して表示し、前記第2,第3のノート情報を整備に分類した前記履歴画面を生成することを特徴とする請求項6記載の保全情報管理システム。
  8. 前記画面生成部は、前記階層情報に基づいて前記階層構造を示す階層画面をさらに生成し、
    前記表示部は、前記履歴画面と前記階層画面とを表示することを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載の保全情報管理システム。
  9. 任意の前記保全ノートに対して新たな前記管理単位が指定されることに応答して、前記保全データベースにおける当該保全ノートの紐付けられた前記管理単位を指定された新たな前記管理単位に修正する修正部を備えることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1項に記載の保全情報管理システム。
  10. 設備の構成を階層的に分類した複数の管理単位の1つに紐付けられ、かつ保全情報が記録された複数の保全ノートが登録される保全データベースに対して、入力される前記保全情報を記録した新規の前記保全ノートを指定された前記管理単位に紐付けて登録する保全ノート登録ステップと、
    任意の前記管理単位が選択されて履歴表示が指示された際に、前記管理単位の階層構造を示す階層情報に基づいて選択された前記管理単位の下位の前記管理単位を特定し、選択された前記管理単位に紐付けられた前記保全ノート及び特定された前記管理単位に紐付けられた前記保全ノートに記録されている前記保全情報を前記保全データベースから取得する情報取得ステップと、
    前記情報取得ステップで取得した前記保全情報に基づいて、履歴表示のためのノート情報を保全ノート単位で生成し、各前記ノート情報を時系列に並べた履歴画面を生成する画面生成ステップと、
    前記画面生成ステップで生成された前記履歴画面を表示する表示ステップと、
    を有することを特徴とする保全情報管理方法。
  11. 前記保全情報は、故障情報、点検情報、及び整備を指示する整備指示情報のいずれかの基本保全情報と、基本保全情報に附随させる附随保全情報とであり、
    前記附随保全情報が入力され、前記附随保全情報を附随させる前記基本保全情報が記録された前記保全ノートに記録する附随保全情報記録ステップを有し、
    前記保全ノート登録ステップは、前記基本保全情報を新規の前記保全ノートに記録して前記保全データベースに登録することを特徴と請求項10記載の保全情報管理方法。
  12. 前記附随保全情報は、故障原因または異常原因を分析した分析情報、故障または異常に基づいて整備を指示する附随整備指示情報、この附随整備指示情報に基づいて実施された整備結果情報を含み、
    前記附随保全情報記録ステップは、前記基本保全情報としての前記故障情報に対して、前記分析情報、前記附随整備指示情報、前記整備結果情報を記録し、前記点検情報に対して、前記分析情報、前記附随整備指示情報、前記整備結果情報を記録し、前記整備指示情報に対して、前記整備結果情報を記録することを特徴とする請求項11記載の保全情報管理方法。
  13. 前記画面生成ステップは、前記基本保全情報に基づく前記ノート情報を生成することを特徴とする請求項11または12記載の保全情報管理システム。
  14. 前記画面生成ステップは、前記ノート情報の基になる前記基本保全情報の種別に応じて点検、整備、故障に分類して各前記ノート情報を前記表示することを特徴とする請求項11ないし13のいずれか1項に記載の保全情報管理方法。
  15. 前記ノート情報は、第1〜第3のノート情報を含み、
    前記画面生成ステップは、前記基本保全情報に基づく前記第1のノート情報を生成し、かつ前記基本保全情報とともに前記保全ノートに前記附随整備指示情報と前記整備結果情報とが記録されている場合には、前記整備結果情報に基づく前記第2のノート情報を、また前記附随整備指示情報が記録され整備結果情報が記録されていない場合には、前記整備指示情報に基づく前記第3のノート情報をさらに生成し、前記第1〜第3のノート情報を時系列に並べた前記履歴画面に生成することを特徴とする請求項12記載の保全情報管理方法。
  16. 前記画面生成ステップは、前記第1のノート情報を基になる前記基本保全情報の種別に応じて点検、整備、故障に分類して表示し、前記第2,第3のノート情報を整備に分類した前記履歴画面を生成することを特徴とする請求項15記載の保全情報管理方法。
  17. 前記画面生成ステップは、前記階層情報に基づいて、前記階層構造を示す階層画面をさらに生成し、
    前記表示ステップは、前記履歴画面と前記階層画面とを表示することを特徴とする請求項10ないし16のいずれか1項に記載の保全情報管理方法。
  18. 任意の前記保全ノートに対して新たな前記管理単位が指定されることに応答して、前記保全データベースにおける当該保全ノートの紐付けられた前記管理単位を指定された新たな前記管理単位に修正する修正ステップを備えることを特徴とする請求項10ないし17のいずれか1項に記載の保全情報管理方法。
  19. 設備の構成を複数の管理単位に階層的に分類し、この分類した前記管理単位の階層構造を示す階層情報を記憶した階層記憶部と、
    保全情報を記録した複数の保全ノートがそれぞれ前記管理単位に紐付けて登録された保全データベースと、
    任意の前記管理単位が選択されて履歴表示が指示された際に、前記階層情報に基づいて選択された前記管理単位の下位の前記管理単位を特定し、選択された前記管理単位に紐付けられた前記保全ノート及び特定された前記管理単位に紐付けられた前記保全ノートに記録されている前記保全情報を前記保全データベースから取得する情報取得部と、
    前記情報取得部が取得した前記保全情報に基づいて履歴表示のためのノート情報を保全ノート単位で生成し、各前記ノート情報を時系列に並べた履歴画面を生成する画面生成部と、
    前記画面生成部で生成された前記履歴画面を表示する表示部と、
    を備えることを特徴とする保全情報表示装置。
  20. 設備の構成を階層的に分類した複数の管理単位の1つに紐付けられ、かつ保全情報が記録された複数の保全ノートが登録された保全データベースを用い、任意の前記管理単位が選択されて履歴表示が指示された際に、前記管理単位の階層構造を示す階層情報に基づいて選択された前記管理単位の下位の前記管理単位を特定し、選択された前記管理単位に紐付けられた前記保全ノート及び特定された前記管理単位に紐付けられた前記保全ノートに記録されている前記保全情報を前記保全データベースから取得する情報取得ステップと、
    前記情報取得ステップで取得した前記保全情報に基づいて、履歴表示のためのノート情報を保全ノート単位で生成し、各前記ノート情報を時系列に並べた履歴画面を生成する画面生成ステップと、
    前記画面生成ステップで生成された前記履歴画面を表示する表示ステップと、
    を有することを特徴とする保全情報表示方法。
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