JP2005071163A - 商品購入アドバイスシステム、情報提供装置およびプログラム - Google Patents

商品購入アドバイスシステム、情報提供装置およびプログラム Download PDF

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JP2005071163A JP2003301583A JP2003301583A JP2005071163A JP 2005071163 A JP2005071163 A JP 2005071163A JP 2003301583 A JP2003301583 A JP 2003301583A JP 2003301583 A JP2003301583 A JP 2003301583A JP 2005071163 A JP2005071163 A JP 2005071163A
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Abstract

【課題】 商品を購入した顧客に対し、顧客に応じた商品購入に関するアドバイスを提供
可能とする商品購入アドバイスシステム、情報提供装置およびプログラムを提供する。
【解決手段】 顧客が商品を購入した際、店舗端末122は顧客IDおよび購入された商
品の商品IDをセンタサーバ11に送信する。センタサーバ11は受信した顧客IDに対
応する顧客データに含まれる属性データを用いて、顧客の未購入商品と顧客との間の相性
を示す顧客相性スコアを算出する。また、センタサーバ11は受信した商品IDに対応す
る商品データに含まれる属性データを用いて、顧客の未購入商品と顧客の既購入商品との
間の相性を示す商品相性スコアを算出する。センタサーバ11は顧客相性スコアおよび商
品相性スコアを用いて、顧客に購入を推薦する商品を決定し、その商品に関するデータを
店舗端末122に送信する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、商品の購入者に対し商品購入のアドバイスを提供する商品購入アドバイスシ
ステム、情報提供装置およびプログラムに関する。
商品の購入を希望する顧客は、自分のニーズに適した商品を特定するためのアドバイス
を得ることを望んでいる。このため、多くの販売店では、一度来店した顧客が再度来店す
るのを期待して、顧客に対して商品購入に関するアドバイスを行っている。
しかしながら、販売店の店員が来客に対し直接、商品購入に関するアドバイスを行うこ
とは、例えば以下のような問題点を有している。
(a)販売店が、様々な顧客のニーズに応じて適切なアドバイスを行える十分な数の店員
を確保することは、費用面等の理由から難しい。
(b)時間のない来客は、店員によるアドバイスを必ずしも望まない。
(c)店員による接客は、来客に対し何か購入しなければならない、という心理的圧迫感
を与えるため、来客に敬遠される場合がある。
以上のような問題点を解消するため、ユーザが服飾品の購入を検討している場合におい
て、既にユーザにより購入済みの商品に関するデータ、ユーザの好み等の個人データおよ
び季節や使用状況等のデータに基づき、そのユーザが購入するのに適すると思われる服飾
品を、通信回線を介してユーザに提示するシステムが提案されている(例えば、特許文献
1参照。)。
特開2002−339135号公報
上述した従来技術によるシステムでは、商品の購入を検討している顧客に対し商品購入
のアドバイスが与えられると、それを以て、システムから顧客への商品購入に関するアド
バイスは完結する。その後、システム側が同顧客に対して、さらなるアドイバイスを行う
ためには、同顧客が再びシステムにアクセスしてくるのを待たなければならない。これで
は、折角、良いアドバイスを提供して顧客を満足させたとしても、顧客を繋ぎ止めておく
のには不十分であるという問題があった。
上記の状況に鑑み、本発明は、顧客によりよい情報提供を行うことで顧客の継続的な来
店を促す商品購入アドバイスシステム、情報提供装置およびプログラムを提供することを
目的とする。
本発明は、顧客により、何らかの商品が購入されると、この購入をトリガとして、当該
顧客が自分に適した他の商品を手に入れるのに役立つ情報提供サービスを行う手段を提供
するものである。
より具体的には、本発明は、サーバ装置と、前記サーバ装置に通信回線を介して接続さ
れた端末装置を備え、前記端末装置は、顧客が購入した商品を識別する商品IDである既
購入商品IDを取得する商品ID取得手段と、前記商品ID取得手段により取得された既
購入商品IDを前記サーバ装置に送信する商品ID送信手段と、前記サーバ装置から、1
または複数の商品に関するアドバイスデータを受信するアドバイスデータ受信手段とを備
え、前記サーバ装置は、複数の商品の各々について、当該商品を識別する商品IDと当該
商品に関する属性データとを含む商品データを記憶する商品データ記憶手段と、前記複数
の商品の各々について当該商品と他の商品との相性を示す相性データを記憶する相性デー
タ記憶手段と、前記端末装置から、顧客が購入した商品を識別する商品IDである既購入
商品IDを受信する商品ID受信手段と、前記相性データ記憶手段に記憶された相性デー
タのうち前記既購入商品IDにより示される商品に対応した相性データに基づき、前記既
購入商品IDにより示される商品との相性が良い商品または相性が悪い商品の少なくとも
一方を含む1または複数の商品を選択する選択手段と、前記選択手段により選択された1
または複数の商品を示す商品IDを含む商品データに含まれる属性データを用いて、当該
1または複数の商品に関するアドバイスデータを生成する生成手段と、前記生成手段によ
り生成されたアドバイスデータを前記端末装置に送信するアドバイスデータ送信手段とを
備を提供する。これを本発明の第1の態様と呼ぶ。
さらに、本発明は、複数の商品の各々について、当該商品を識別する商品IDと当該商
品に関する属性データとを含む商品データを記憶する商品データ記憶手段と、前記複数の
商品の各々について当該商品と他の商品との相性を示す相性データを記憶する相性データ
記憶手段と、顧客が購入した商品を識別する商品IDである既購入商品IDを入力する商
品ID入力手段と、前記相性データ記憶手段に記憶された相性データのうち前記既購入商
品IDにより示される商品に対応した相性データに基づき、前記既購入商品IDにより示
される商品との相性が良い商品または相性が悪い商品の少なくとも一方を含む1または複
数の商品を選択する選択手段と、前記選択手段により選択された1または複数の商品を示
す商品IDを含む商品データに含まれる属性データを用いて、当該1または複数の商品に
関するアドバイスデータを生成する生成手段と、前記生成手段により生成されたアドバイ
スデータを出力する出力手段とを備えることを特徴とする情報提供装置を提供する。これ
を本発明の第2の態様と呼ぶ。
上記の態様の商品購入アドバイスシステムもしくは情報提供装置によれば、商品を購入
した顧客に対し、その商品をより活用するために次にどのような商品を購入すべきか、も
しくは購入すべきではないか、を判断するためのデータが提供される。その結果、顧客は
自分が購入した商品をより活用するための商品を容易に選択することができると同時に、
顧客の購買意欲が高められることから、商品の販売店の営業活動にも資する。
本発明の第2の態様において、通信回線を介して接続された端末装置から、顧客が購入
した商品を識別する商品IDである既購入商品IDを受信する商品ID受信手段を備え、
前記商品ID入力手段は、前記商品ID受信手段により受信された既購入商品IDを入力
する構成としてもよい。これを本発明の第3の態様と呼ぶ。この態様の情報提供装置によ
れば、商品IDが各店舗等に配置された端末装置において取得される場合であっても、端
末装置から受信された商品IDを用いて、アドバイスデータの生成が行われる。
本発明の第2の態様において、1つの商品に対応した前記相性データは、他の商品との
相性を複数の観点から評価して得られる複数のスコアを含む構成としてもよい。これを本
発明の第4の態様と呼ぶ。この態様の情報提供装置によれば、多面的に評価された商品間
の相性に基づいて、より適切な商品の情報が顧客に提供される。
本発明の第2の態様において、複数の顧客のそれぞれに関し、当該顧客を識別する顧客
IDと当該顧客に関する属性データとを含む顧客データを記憶する顧客データ記憶手段と
、商品を購入した顧客を識別する顧客IDを入力する顧客ID入力手段とを備え、前記選
択手段は、前記1または複数の商品の選択を行うための基準として、前記顧客データ記憶
手段に記憶された顧客データのうち前記顧客ID入力手段により入力された顧客IDを含
む顧客データに含まれる属性データを前記相性データとともに用いる構成としてもよい。
これを本発明の第5の態様と呼ぶ。この態様の情報提供装置によれば、商品を購入した顧
客の好み等の属性に応じて推薦もしくは非推薦される商品が選択されるため、個々の顧客
のニーズに応じたデータが顧客に提供される。
本発明の第5の態様において、通信回線を介して接続された端末装置から、商品を購入
した顧客を識別する顧客IDを受信する顧客ID受信手段を備え、前記顧客ID入力手段
は、前記顧客ID受信手段により受信された顧客IDを入力する構成としてもよい。これ
を本発明の第6の態様と呼ぶ。この態様の情報提供装置によれば、顧客IDが各店舗等に
配置された端末装置において取得される場合であっても、端末装置から受信された顧客I
Dを用いて、アドバイスデータの生成が行われる。
本発明の第5の態様において、前記顧客データは、当該顧客データに含まれる顧客ID
により示される顧客が過去に購入した商品に関するデータを含む構成としてもよい。これ
を本発明の第7の態様と呼ぶ。この態様の情報提供装置によれば、顧客が新たに購入した
商品に加え、顧客が過去に購入した商品の情報も推薦もしくは非推薦される商品の選択に
反映されるため、過去に顧客が購入した商品を再度推薦するデータを顧客に提供するとい
った不都合が回避される。
本発明の第2の態様において、前記複数の商品のそれぞれの在庫に関する在庫データを
記憶する在庫データ記憶手段を備え、前記アドバイスデータ生成手段は、前記在庫データ
を用いて、前記アドバイスデータを生成する構成としてもよい。これを本発明の第8の態
様と呼ぶ。この態様の情報提供装置によれば、推薦される商品もしくは非推薦されない商
品の在庫の有無を踏まえた購入の判断を可能とするデータが顧客に提供される。
本発明の第2の態様において、センタ装置と、前記センタ装置と通信回線を介して接続
された複数の店舗装置を備え、前記商品ID入力手段および前記出力手段は、前記複数の
店舗装置の各々に配置され、前記商品データ記憶手段、前記相性データ記憶手段、前記選
択手段および前記生成手段の各々は、前記センタ装置および前記複数の店舗装置の各々に
分散配置されているか、もしくは前記センタ装置および前記複数の店舗装置のいずれか一
方に配置されている構成としてもよい。これを本発明の第9の態様と呼ぶ。この態様の情
報提供装置によれば、複数の店舗の各々において顧客にアドバイスデータを提供可能とな
る。
本発明の第9の態様において、前記複数の店舗装置の各々が、前記商品データ記憶手段
および前記相性データ記憶手段の各々の全てもしくは一部を有する場合、前記選択手段は
、前記センタ装置もしくは当該店舗装置が有する商品データ記憶手段により記憶されてい
る商品データと、前記センタ装置もしくは当該店舗装置が有する相性データ記憶手段によ
り記憶されている相性データとに基づき、前記1または複数の商品を選択する構成として
もよい。これを本発明の第10の態様と呼ぶ。この態様の情報提供装置によれば、例えば
複数の店舗が競業関係にあるような場合、各店舗の独自性を反映したデータが店舗端末に
おいて生成されるため、店舗間の健全な競業関係が破壊されることがない。
本発明の第2の態様において、前記アドバイスデータの内容をプリントするプリント手
段、前記アドバイスデータの内容を表示する表示手段、前記アドバイスデータをコンピュ
ータ読み取り可能な記憶媒体に書き込む書込手段および前記アドバイスデータを通信回線
を介して他の通信機器に対し送信する通信手段の少なくとも1つを備え、前記出力手段は
、前記プリント手段、前記表示手段、前記書込手段および前記通信手段の少なくともいず
れか1つに対し前記アドバイスデータを出力する構成としてもよい。これを本発明の第1
1の態様と呼ぶ。この態様の情報提供装置によれば、顧客は推薦される商品もしくは推薦
されない商品に関する情報を、紙面もしくはコンピュータの表示部において確認すること
ができる。
本発明の第2の態様において、顧客が購入した商品の代金の出納を管理する管理手段を
備える構成としてもよい。これを本発明の第12の態様と呼ぶ。この態様の情報提供装置
によれば、購入された商品の代金の出納管理とその商品に応じたデータの生成とが同じ装
置で行われるため、販売店の店員等が情報提供装置を取り扱う際の手間が軽減される。
さらに、本発明は、複数の商品の各々について、当該商品を識別する商品IDと当該商
品に関する属性データとを含む商品データを記憶する商品データ記憶処理と、前記複数の
商品の各々について当該商品と他の商品との相性を示す相性データを記憶する相性データ
記憶処理と、顧客が購入した商品を識別する商品IDである既購入商品IDを入力する商
品ID入力処理と、前記相性データ記憶処理において記憶された相性データのうち前記既
購入商品IDにより示される商品に対応した相性データに基づき、前記既購入商品IDに
より示される商品との相性が良い商品または相性が悪い商品の少なくとも一方を含む1ま
たは複数の商品を選択する選択処理と、前記選択処理において選択された1または複数の
商品を示す商品IDを含む商品データに含まれる属性データを用いて、当該1または複数
の商品に関するアドバイスデータを生成する生成処理と、前記生成処理において生成され
たアドバイスデータを出力する出力処理とをコンピュータに実行させるプログラムを提供
する。これを本発明の第13の態様と呼ぶ。この態様のプログラムによれば、コンピュー
タによって上記の情報提供装置が実現される。
本発明にかかる商品購入アドバイスシステム、情報提供装置およびプログラムによれば
、顧客は購入した商品と関連した他の商品に関する情報を入手し、その情報に基づいて既
に有している商品を有効活用するために購入すべき商品の検討を容易に行うことができる
。その結果、顧客の商品購買意欲が高められ、販売店は顧客の再度の来店を期待すること
ができる。
また、本発明にかかる商品購入アドバイスシステム、情報提供装置およびプログラムに
よれば、購入の推薦がなされる商品の在庫状況が顧客に提供されるため、顧客は購入の推
薦がされた商品をその場で確認するか、もしくは来店している販売店がその商品の在庫を
切らしている場合には、来店している販売店から最も近い在庫を有する販売店に移動して
確認することができる。
さらに、本発明にかかる商品購入アドバイスシステム、情報提供装置およびプログラム
によれば、複数の販売店のそれぞれは、各販売店に共通のデータを他の販売店と共有する
と同時に、個々の販売店に固有のデータを独自に管理することが可能であるため、個々の
販売店は独自性を活かした営業活動を行うことができる。従って、顧客は異なる特色を有
する販売店の中から自分に適する販売店を選んで利用することができる。
[1.第1実施形態]
以下、本発明の最良の実施形態として、PC(Personal Computer)
およびPC関連機器を扱う複数の支店(以下、「店舗」と呼ぶ)からなる販売店グループ
Xが、各店舗の来客に対し、商品購入に関するアドバイスを提供するシステムを説明する
[1.1.アドバイスシステムの構成]
図1は、本発明の第1実施形態におけるアドバイスシステム1の全体構成を示した図で
ある。アドバイスシステム1は、センタサーバ11と複数の店舗内商品管理システム12
により構成されている。ここで、センタサーバ11と店舗内商品管理システム12は、専
用通信回線、インターネット等のWAN(Wide Area Network)もしく
はLAN(Local Area Network)を介して相互に接続されていてもよ
い。
センタサーバ11は、販売店グループXの本社に設けられたサーバ装置である。センタ
サーバ11は、店舗サーバ121から送信されるデータの送信要求や処理要求を受信し、
受信した送信要求や処理要求に応じたデータの送信等を行う。センタサーバ11は、汎用
コンピュータに特定のプログラムに従った処理を行わせることによっても実現可能であり
、本実施形態においては、例として、汎用コンピュータに、センタサーバ用プログラムに
従った処理を行わせることによって、センタサーバ11を実現するものとする。
図2は、センタサーバ11を実現するために用いられる汎用コンピュータの構成を示す
図である。本実施形態において用いられる汎用コンピュータは、図2に示すように、CP
U(Central Processing Unit)、ROM(Read Only
Memory)、RAM(Random Access Memory)、HD(Ha
rd Disk)、表示部、操作部、通信部およびデータ入出力インタフェースを有する
店舗内商品管理システム12は、販売店グループXの各店舗に設けられた商品管理シス
テムである。店舗内商品管理システム12は、店舗サーバ121、通信ケーブル等により
店舗サーバ121に接続された複数の店舗端末122、店舗端末122のそれぞれに接続
されたキャッシュレジスタ123および店舗端末122のそれぞれに接続されたプリンタ
124により構成されている。店舗内商品管理システム12においてセンタサーバ11と
直接接続されているのは店舗サーバ121である。
店舗サーバ121は、センタサーバ11に対しデータの送信要求や処理要求を送信し、
それらの送信要求や処理要求に応じたデータをセンタサーバ11から受信する。すなわち
、店舗サーバ121はセンタサーバ11のクライアント装置として機能する。その一方で
、店舗サーバ121は店舗端末122のサーバ装置として機能する。すなわち、店舗端末
122から送信されるデータの送信要求や処理要求を受信し、受信した送信要求や処理要
求に応じたデータの送信等を行う。店舗サーバ121は、汎用コンピュータに特定のプロ
グラムに従った処理を行わせることによっても実現可能である。本実施形態においては、
例として、図2に示すような汎用コンピュータに、店舗サーバ用プログラムに従った処理
を行わせることによって、店舗サーバ121を実現するものとする。
店舗端末122は、商品の代金支払所(以下、「レジ」と呼ぶ)に設置された端末であ
り、キャッシュレジスタ123から受信したデータを店舗サーバ121に送信するととも
に、店舗サーバ121から受信したデータに基づき、顧客に対する商品購入のアドバイス
を含むシート(以下、「アドバイスシート」と呼ぶ)の印字をプリンタ124に指示する
。店舗端末122は、汎用コンピュータに特定のプログラムに従った処理を行わせること
によっても実現可能である。本実施形態においては、例として、図2に示すような汎用コ
ンピュータに、店舗端末用プログラムに従った処理を行わせることによって、店舗端末1
22を実現するものとする。
キャッシュレジスタ123は、レジに設置された金銭登録機であり、商品の販売に伴う
金銭の出納情報および金銭を管理する。キャッシュレジスタ123は通常の金銭登録機が
有する入出金額の計算および記録、金銭の格納、バーコード等により示される商品IDの
読取等の機能に加え、顧客の商品購入に伴い読み取った商品IDを店舗端末122に対し
送信する機能を有する。
なお、キャッシュレジスタ123の機能のうち、入出金額の計算および記録等の機能を
店舗端末122が行うようにしてもよい。例えば、バーコードを図形データとして読み取
るバーコードスキャナを店舗端末122に接続し、読み取ったバーコードを数値および記
号からなる商品IDに変換するプログラムを店舗端末122に実行させることにより、キ
ャッシュレジスタ123の有するバーコードの読取機能を店舗端末122に実現させるこ
とができる。また、店舗端末122の機能の全てまたは一部をキャッシュレジスタ123
が行うようにしてもよい。例えば、キャッシュレジスタ123に、店舗サーバ121との
間のデータ通信を行う通信部とプリンタ124へのデータ出力を行うデータ出力インタフ
ェースとを設け、キャッシュレジスタ123における各種処理の制御を行うプロセッサに
店舗端末用プログラムに従った処理を実行させることにより、店舗端末122の有する機
能をキャッシュレジスタ123に実現させることができる。
プリンタ124は、店舗端末122から印刷内容を示す画像データを受信し、受信した
画像データに従い、紙面に印刷を行う。
[1.2.センタサーバが記憶するデータの構成]
センタサーバ11のHDには、図1に示されているように、センタサーバ11がアドバ
イスシステム1における情報提供サービスを行うために必要な各種データが記憶されてい
る。すなわち、センタサーバ11のHDには、顧客DB111、商品DB112、相性D
B群113、商品画像データ群114、店舗DB115および地図データ群116が記憶
されている。
図3は、顧客DB111の構成を示した図である。顧客DB111は、販売店グループ
Xのいずれかの店舗において顧客登録を行った顧客に関するデータである顧客データを複
数含むDB(Database)である。顧客データは、顧客ID、既購入商品ID群、
PC使用歴および主要使用目的のデータを含んでいる。既購入商品ID群とは、顧客が過
去に販売店グループXのいずれかの店舗で購入した商品の商品IDの集まりである。PC
使用歴とは、顧客がPCを初めて使用した後の経過年数を示すデータである。主要使用目
的とは、顧客がPCを主としてどのような目的で使用するかを示すデータである。顧客デ
ータが含む上記の4種類のデータは説明のための例示であり、顧客データが上記に示した
データとは異なる顧客の属性データ、例えば顧客の好みや年齢等を含んでいてもよいこと
は言うまでもない。
図4は、商品DB112の構成を示した図である。商品DB112は、販売店グループ
Xが現在取り扱っている商品に関する在庫数等を示すデータである商品データを複数含む
DBである。商品データは、商品ID、商品名、価格、在庫数、入荷所要日数、PC使用
歴、主要使用目的、推薦度および商品画像データファイル名を含んでいる。在庫数とは、
販売店グループXの各店舗が現在有している在庫数を示すデータである。入荷所要日数と
は、各店舗が商品をメーカ、卸売業者等に発注した後、商品の店舗への納品までに要する
日数を示すデータである。
商品データに含まれるPC使用歴、主要使用目的および推薦度とは、それぞれ、販売店
グループXが商品に対し与えた評価を示すデータである。まず、商品データに含まれるP
C使用歴とは、商品が、どの程度のPC使用歴を有するユーザにとって適するかを、PC
の使用歴の分類ごとに数値(以下、「スコア」と呼ぶ)で示したデータである。例えば、
PC使用歴に「1年未満:5」および「1年以上3年未満:2」というデータが含まれて
いる場合、これらのデータは、商品が、PC使用歴が1年以上3年未満のユーザよりもP
C使用歴が1年未満のユーザにとって、より適していることを示す。
また、商品データに含まれる主要使用目的とは、商品が、どのような使用目的に使われ
た場合に高いパフォーマンスを発揮するかをスコアで示したデータである。例えば、主要
使用目的に「文章作成:5」および「Webページ閲覧:8」というデータが含まれてい
る場合、これらのデータは、商品が、文書作成に用いられるよりも、Webページ閲覧に
用いられる場合において、より高いパフォーマンスを発揮することを示している。
推薦度とは、販売店グループXがどの程度、商品を積極的に販売したいと考えているか
を示したスコアである。例えば、プリンタEの推薦度が「5」、プリンタCの推薦度が「
3」である場合、これらのデータは、販売店グループXがプリンタEをプリンタCよりも
積極的に販売したいと考えていることを示している。
商品画像データファイル名とは、商品の概観を撮影した画像に、商品の仕様や販売店グ
ループXの商品に関するコメントを重合して作成した画像データである商品画像データの
ファイル名である。なお、商品データが含む上記のデータは説明のための例示であり、商
品データが上記に示したデータとは異なる商品の属性データを含んでいてもよいことは言
うまでもない。
図5は、相性DB群113の構成を示した図である。相性DB群113は、異なる2つ
の商品分類の組合せに対応する相性DBが複数集まったものである。商品分類の組合せと
しては、例えば、PCとプリンタの組合せ、PCとスキャナの組合せ等、様々なものが考
えられる。以下、例えばPCとプリンタの組合せに対応する相性DBを、相性DB/PC
−プリンタのように表す。他の商品分類の組合せに対応する相性DBも、必要に応じて、
同様に商品分類の名称を付記することにより他の相性DBと区別するものとする。
相性DBのそれぞれは、異なる2つの商品が組み合わせて用いられる場合の相性を示す
スコアを含むデータである相性データを複数含んでいる。相性データは、第1商品ID、
第2商品ID、スコア1、スコア2、・・・、スコアnのデータを含んでいる。ただし、
スコアnの「n」は任意の自然数を示す。第1商品IDおよび第2商品IDとは、組み合
わせて用いられる2つの商品の商品IDである。例えば、相性DB/PC−プリンタに含
まれる相性データにおいては、第1商品IDはPCの商品ID、第2商品IDはプリンタ
の商品IDである。なお、第1商品IDおよび第2商品IDが示す商品は、販売店グルー
プXが現在取り扱っている商品および販売店グループXが過去に取り扱った商品である。
相性データに含まれるスコア1〜スコアnは、2つの商品を組み合わせて用いる場合の
相性を、複数の観点からそれぞれ評価したスコアである。例えば、相性DB/PC−プリ
ンタに含まれる相性データにおいては、スコア1は静音性に関する評価を示すスコアであ
り、スコア2は接続性に関するスコアである。スコアは大きいほど、2つの商品間の相性
が良いことを示す。ここで、相性が良いとは、それぞれの商品が、相手の商品の有する機
能やリソースを十分に活用し合う関係であるか否かを示す。例えば、PCが高速でデータ
転送可能なデータ出力インタフェースを有していても、プリンタのデータ入力インタフェ
ースのデータ転送速度が低いために印字速度が遅くなるような場合、それらのPCとプリ
ンタの組合せは、相性が良くないと評価される。
なお、相性データにおけるスコアの項目数、すなわちスコア1〜スコアnの「n」が示
す数は相性DBごとに異なっていてもよい。また、スコア1〜スコアnのそれぞれのスコ
アがどのような観点から相性を評価したものであるかも、相性DBごとに異なっていても
よい。すなわち、例えば、相性DB/PC−プリンタに含まれるスコア1が静音性に関す
る相性を示すスコアである一方、相性DB/PC−スキャナに含まれるスコア1がアプリ
ケーションに関する相性を示すスコアである、といったように、相性DBが異なれば、各
スコアの示す内容も異なってよい。
商品画像データ群114は、販売店グループXが現在取り扱っている商品のそれぞれに
関し、商品の概観を撮影した画像に、商品の仕様や販売店グループXの商品に関するコメ
ントを重合して作成した画像データである商品画像データの集まりである。商品画像デー
タ群114に含まれる商品画像データは、商品DB112(図4参照)に含まれる商品画
像データファイル名により識別される。
図6は、店舗DB115の構成を示した図である。店舗DB115は、各店舗の地図お
よび各店舗から他の店舗への遠近を示すデータである店舗データを複数含むDBである。
店舗データは、店舗名、地図データファイル名および最寄店舗名を含んでいる。地図デー
タファイル名とは、店舗の位置を示す地図に店舗の住所や電話番号、店舗へのアクセス案
内等の情報を示す文字等を重合して作成した画像データである地図データのファイル名で
ある。店舗データに含まれる最寄店舗名とは、その店舗データに対応する店舗からの距離
が近い順に、他の店舗の店舗名を並べて示したデータである。例えば、店舗Kに関する店
舗データに含まれる最寄店舗名の内容が「店舗J、店舗N、・・・」である場合、そのデ
ータは店舗Kに最も近い店舗は店舗Jであり、2番目に近い店舗は店舗Nであることを示
している。
地図データ群116は、販売店グループXの店舗のそれぞれに関し、店舗の位置を示す
地図に、店舗の住所や電話番号、店舗へのアクセス案内等の情報を示す文字等を重合して
作成した画像データである地図データの集まりである。地図データ群116に含まれる地
図データは、店舗DB115(図6参照)に含まれる地図データファイル名により識別さ
れる。
[1.3.アドバイスシステムの動作]
顧客は、アドバイスシステム1により提供される商品購入に関するアドバイスを受ける
にあたり、まず顧客登録を行う必要がある。そこで、例として、顧客Cが店舗AのレジB
において顧客登録を行う場合のアドバイスシステム1の動作を説明する。
顧客Cは、店舗Aの店内に置かれている顧客登録用紙に必要事項を記入し、記入済みの
顧客登録用紙をレジBの店員に手渡す。顧客登録用紙には、顧客DB111(図3参照)
に含まれるデータのうち、PC使用歴および主要使用目的に関する項目が含まれている。
顧客Cから記入済みの顧客登録用紙を受け取った店員は、顧客登録用紙に記入されてい
るPC使用歴および主要使用目的に関するデータをレジBに配置された店舗端末122に
入力し、入力したデータを店舗サーバ121を介してセンタサーバ11に送信する。
センタサーバ11は、店舗サーバ121から顧客CのPC使用歴および主要使用目的に
関するデータを受信すると、顧客DB111に含まれていない任意の顧客IDを生成し、
生成した顧客IDと受信したデータを含む顧客データを顧客DB111に追加する。この
場合、追加される顧客データの既購入商品ID群にはまだ、いずれの商品IDも含まれて
いない。以下、例として、顧客Cの顧客IDを「XY0254」とする。すなわち、図3
において第2行に示されるデータが顧客Cの顧客データである。続いて、センタサーバ1
1は生成した顧客IDを、店舗Aの店舗サーバ121を介してレジBの店舗端末122に
送信する。
レジBの店舗端末122は、店舗端末用プログラムに従い、受信した顧客IDを示すバ
ーコードを生成し、生成したバーコードのプリント指示をプリンタ124に送信する。プ
リンタ124はそのプリント指示に従い、バーコードをステッカーにプリントする。店員
は、例えばクレジットカードサイズのプラスティック製メンバーズカード上にプリンタ1
24によりプリントされたバーコードのステッカーを添付し、そのメンバーズカードを顧
客Cに渡す。なお、バーコードをメンバーズカードに添付して顧客に渡す方法は、アドバ
イスシステム1が顧客を識別するための方法の一例であって、顧客を一意に識別すること
ができる他の方法を用いてもよいことは言うまでもない。
顧客Cは、メンバーズカードを受け取ると、アドバイスシステム1により提供される商
品購入に関するアドバイスを受けることができるようになる。アドバイスシステム1は、
顧客が店舗において何らかの商品を購入した際に、その商品に関連する他の商品に関する
情報を商品購入のアドバイスとして顧客に提供する。
そこで、例として、顧客Cが店舗DのレジEにおいて、パソコンHという商品名のPC
を購入する場合のアドバイスシステム1の動作を説明する。顧客Cが自分のメンバーズカ
ードを提示し、パソコンHの購入を店員に申し出ると、店員はレジEに配置されているキ
ャッシュレジスタ123のバーコードリーダを用いて、顧客Cのメンバーズカードに添付
されているバーコードと、パソコンHのバーコードを読み取った後、顧客Cとの間でパソ
コンHの代金の精算を行う。
キャッシュレジスタ123は読み込んだメンバーズカードおよびパソコンHのバーコー
ドをそれぞれ顧客Cの顧客IDおよびパソコンHの商品IDに変換し、それらの顧客ID
および商品IDを、店舗サーバ121を介して、センタサーバ11に送信する。以下、例
として、パソコンHの商品IDを「PC0012」とする。すなわち、図4において、第
1行に示されるデータがパソコンHの商品データである。
センタサーバ11は、顧客IDおよび商品IDを受信すると、顧客DB111から受信
した顧客IDを含む顧客データ、すなわち顧客Cの顧客データを検索し、検索した顧客デ
ータの既購入商品ID群に受信した商品IDを追加する。
続いて、センタサーバ11は、商品DB112(図4参照)から、先に店舗サーバ12
1から受信した商品IDを含む商品データ、すなわちパソコンHの商品データを検索し、
検索した商品データにおける店舗Dの在庫数を1だけ減じる。
続いて、センタサーバ11は、顧客Cに対する商品購入のアドバイスを示すデータ(以
下、「アドバイスデータ」と呼ぶ)の生成処理を行う。図7〜10は、センタサーバ11
が行うアドバイスデータの生成処理を示したフロー図である。以下の説明において、顧客
Cの顧客データの既購入商品ID群に含まれる商品IDを「既購入商品ID」と呼び、既
購入商品IDのうち、顧客Cの商品購入に伴い、センタサーバ11により上記の処理にお
いて新たに追加されたものを特に「新規既購入商品ID」と呼ぶ。また、商品DB112
に含まれる商品IDのうち、既購入商品IDでない商品IDを「未購入商品ID」と呼ぶ
アドバイスデータの生成処理は、大きく3つのブロックに分かれている。第1ブロック
は、顧客が新規購入した商品のそれぞれに関し、もし未購入の商品を次に1つ購入すると
すればどの商品がその顧客にとって適しているか、をセンタサーバ11が決定するための
処理である。以下、この第1ブロックの処理を「個別推薦商品決定処理」と呼ぶ。
アドバイスデータの生成処理の第2ブロックは、新規購入された商品を含み、顧客が既
に購入している複数の商品に関し、もし未購入の商品を次に1つ購入するとすればどの商
品がその顧客にとって適しているか、をセンタサーバ11が決定するための処理である。
以下、この第2ブロックの処理を「総合推薦商品決定処理」と呼ぶ。
アドバイスデータの生成処理の第3ブロックは、第1ブロックおよび第2ブロックの処
理によって決定された商品に関し、センタサーバ11が顧客に提供すべき情報を抽出して
アドバイスデータを生成し、生成したアドバイスデータを店舗サーバ121に送信する処
理である。以下、この第3ブロックの処理を「アドバイスデータ送信処理」と呼ぶ。
まず、センタサーバ11は、新規既購入商品IDの1つを基準商品IDとして選択する
(ステップS101)。この場合、新規既購入商品IDはパソコンHの商品IDのみであ
るので、センタサーバ11はその商品ID「PC0012」を基準商品IDとして選択す
る。基準商品IDは、以下の処理において、センタサーバ11が2つの商品の間の相性を
評価する際の一方の商品を示す商品IDである。
続いて、センタサーバ11はプリンタ、スキャナ、デジタルカメラ等々の商品分類の中
から、いずれか1つを選択する(ステップS102)。以下、ステップS102において
選択された商品分類を「対象商品分類」と呼ぶ。ステップS102において、センタサー
バ11は基準商品IDが示す商品の商品分類は選択しない。この場合、基準商品ID「P
C0012」が示す商品の商品分類はPCであるため、センタサーバ11はPC以外の商
品分類を対象商品分類として選択する。以下、例として、センタサーバ11はプリンタを
対象商品分類として選択したものとする。
続いて、センタサーバ11は、既購入商品IDの中に対象商品分類の商品を示すものが
あるか否かを判定する(ステップS103)。この場合、既購入商品IDはパソコンHを
示す「PC0012」のみであり、プリンタを示すものはないため、ステップS103の
判定結果は「No」となる。
ステップS103の判定結果が「No」である場合、センタサーバ11はステップS1
02において選択した対象商品分類に関する所有商品スコアを決定する処理を行う(ステ
ップS109)。所有商品スコアとは、顧客Cが新たに購入した商品との関連において、
顧客Cが過去に購入した商品の顧客Cに対する効用の程度を示す指標を意味している。ス
テップS103の判定結果が「No」であった場合、顧客Cが過去に購入した商品は存在
しないため、センタサーバ11は、ステップS109において所有商品スコアを「0」と
する。
続いて、センタサーバ11は未購入商品IDのうち、対象商品分類の商品を示すものを
1つ、対象商品IDとして選択する(ステップS110)。対象商品IDは、以下の処理
において、センタサーバ11が2つの商品の間の相性を評価する際、基準商品IDにより
示される商品を一方とする場合の他方の商品を示す商品IDである。以下、例として、セ
ンタサーバ11により選択される対象商品IDを「PR5103」とする。図4によれば
、対象商品ID「PR5103」はプリンタEを示す商品IDである。
続いて、センタサーバ11は、対象商品IDに対応する商品データの「PC使用歴」が
含むスコアの中から、顧客Cの顧客データの「PC使用歴」が示す年数に該当するものを
RAMに記憶する。図3の第2行に示されるデータによれば顧客CのPC使用歴は2年で
あり、図4の第2行に示されるデータによればプリンタEのPC使用歴2年のユーザに対
するスコアは「3」である。従って、センタサーバ11はそのスコア「3」をRAMに記
憶する。
また、センタサーバ11は、対象商品IDに対応する商品データの「主要使用目的」が
含むスコアの中から、顧客Cの顧客データの「主要使用目的」が示すデータに該当するも
のを抽出し、抽出したスコアの相加平均値を算出し、RAMに記憶する。図3の第2行に
示されるデータによれば顧客CのPCの主要使用目的は「Webページ閲覧」および「図
形描画」であり、図4の第2行に示されるデータによればプリンタEの「Webページ閲
覧」および「図形描画」に関するスコアはそれぞれ「3」および「5」である。従って、
センタサーバ11はそれらの相加平均値「4」をRAMに記憶する。
センタサーバ11は、一時的にRAMに記憶したPC使用歴に関するスコアと主要使用
目的に関するスコアの相加平均値の相乗平均値を加算し、その結果を顧客相性スコアとし
てRAMに記憶する(ステップS111)。顧客相性スコアは、対象商品IDが示す商品
が、顧客Cのニーズとどの程度一致しているかを示すスコアである。この場合、プリンタ
Eの顧客相性スコアは「約3.46」となる。
続いて、センタサーバ11は、相性DB群113(図5参照)から、第1商品IDおよ
び第2商品IDがそれぞれ、基準商品IDおよび対象商品IDのいずれかである相性デー
タを検索し、検索した相性データのスコア1〜スコアnをRAMに記憶する。続いて、セ
ンタサーバ11はスコア1〜スコアnの相乗平均値を算出し、その結果を商品相性スコア
としてRAMに記憶する(ステップS112)。商品相性スコアは、基準商品IDおよび
対象商品IDが示す商品の相性の良さを示すスコアである。基準商品ID「PC0012
」と対象商品ID「PR5103」を第1商品IDおよび第2商品IDとする相性データ
は、相性DB/PC−プリンタの中から検索される。例えば、相性DB/PC−プリンタ
のスコアの項目数nが「3」であり、検索された相性データのスコア1〜スコア3が「7
」、「5」および「3」である場合、パソコンHとプリンタEの商品相性スコアは「約4
.72」となる。
続いて、センタサーバ11はステップS111で算出した顧客相性スコアとステップS
112で算出した商品相性スコアを乗算し、さらに対象商品IDに対応する商品データに
含まれる推薦度を加算して、総合相性スコアとしてRAMに記憶する(ステップS113
)。総合相性スコアは、顧客Cが未購入の商品と、顧客Cのニーズおよび顧客Cが新規に
購入した商品との間の相性を示すスコアである。なお、ステップS111〜ステップS1
13においてRAMに記憶された各種スコアは、選択されている対象商品IDと対応付け
られている。
続いて、センタサーバ11は、現在選択されている対象商品分類に含まれる商品を示す
未購入商品IDのうち、まだステップS110において選択されていないものがあるか否
かを判定する(ステップS114)。ステップS114の判定結果が「Yes」である場
合、センタサーバ11は処理をステップS110に戻し、他の未購入商品IDを対象商品
IDとして選択した後、ステップS111〜ステップS114の処理を繰り返す。その結
果、センタサーバ11のRAMには様々な未購入商品IDに関する総合相性スコアが記憶
される。この場合、対象商品分類はプリンタであるため、RAMには種々のプリンタに関
する総合相性スコアが記憶される。
ステップS114の判定が「No」である場合、すなわち現在選択されている対象商品
分類に含まれる商品を示す未購入商品IDの全てに関する総合相性スコアがRAMに記憶
された場合、センタサーバ11はRAMに記憶した総合相性スコアの中から最大のものを
選択し、選択した総合相性スコアからステップS109において算出した所有商品スコア
を減算し、その結果をRAMに記憶する(ステップS115)。ステップS115におい
てRAMに記憶される減算の結果を、以下「推薦商品スコア」と呼ぶ。推薦商品スコアに
は、推薦商品スコアの算出に用いられた総合相性スコアとともにRAMに記憶されている
商品IDおよび各種スコアが対応付けられている。推薦商品スコアに対応付けられている
商品IDを、以下「推薦商品ID」と呼ぶ。さらに、推薦商品IDが示す商品を、以下「
推薦商品」と呼ぶ。例えば、センタサーバ11はステップS115において、推薦商品「
プリンタK」の推薦商品ID「PR1043」に関する推薦商品スコア「59.0」を算
出し、RAMに記憶する。
ステップS115においてRAMに記憶される推薦商品IDは、顧客Cが新たに購入し
た商品との関連で、顧客Cが購入するのに最も適していると思われる商品を推薦商品とし
て示している。また、推薦商品スコアは、推薦商品を購入した際の、顧客Cにとっての効
用の程度を示す指標である。推薦商品スコアは、未購入商品IDに関する総合相性スコア
の最大のものから所有商品スコアを減算することによって算出されるため、顧客Cが対象
商品分類の商品を過去に購入して所有している場合、その商品を推薦商品で買い換えた際
の効用の向上の程度を示している。
なお、上記のステップS111、ステップS112、ステップS113およびステップ
S115においてセンタサーバ11が行う計算において用いられる計算式は、上記の例に
限られず、様々なものが考えられる。例えば、上記の例における相乗平均値の代わりに相
加平均値を求めるようにしてもよいし、減算の代わりに除算を行うようにしてもよい。な
お、上記の例においては、顧客相性スコアおよび商品相性スコアの算出に相乗平均値を、
また総合相性スコアの算出にそれらのスコアの積を用いているため、例えば未購入の商品
が新規購入した商品と接続できない等の理由でいずれかのスコアが「0」であると、たと
え他のスコアが高くても、その未購入商品IDに関する総合相性スコアは「0」に推薦度
のみを加えたものとなるようになっている。
ステップS115の処理を終えると、センタサーバ11は、ステップS102において
まだ選択していない商品分類があるか否かを判定する(ステップS116)。ステップS
116の判定結果が「Yes」である場合、センタサーバ11は処理をステップS102
に戻し、例えばスキャナ等の他の商品分類を対象商品分類として選択し、ステップS10
3〜ステップS116の処理を繰り返す。その結果、センタサーバ11のRAMには、ス
キャナ、デジタルカメラ等の種々の商品分類に関する推薦商品IDと推薦商品スコアが記
憶される。
ステップS116の判定結果が「No」である場合、センタサーバ11はステップS1
01においてまだ選択されていない新規既購入商品IDがあるか否かを判定する(ステッ
プS117)。この場合、顧客CはパソコンHしか購入しておらず、既にステップS10
1において選択された新規既購入商品ID「PC0012」の他に新規既購入商品IDは
存在しないため、ステップS117の判定結果は「No」となる。
上記のステップS101〜ステップS117の処理が、個別推薦商品決定処理である。
センタサーバ11は、個別推薦商品決定処理を終えると、引き続き総合推薦商品決定処理
を行う。総合推薦商品決定処理は、顧客が既に購入している複数の商品に関し、推薦すべ
き商品の決定を行う処理であるため、既購入商品IDが複数存在することが必要である。
従って、ステップS117の判定結果が「No」である場合、センタサーバ11はまず、
既購入商品IDが複数あるか否かを判定する(ステップS118)。なお、ステップS1
18より後の処理においては、新規既購入商品IDが他の既購入商品IDと区別して用い
られることはない。
この場合、顧客CはパソコンHしか購入しておらず、顧客Cの顧客データには既購入商
品ID「PC0012」が含まれているだけである。従って、ステップS118の判定結
果は「No」となる。ステップS118の判定結果が「No」である場合、センタサーバ
11は総合推薦商品決定処理の実施的な処理を行うことなく、処理をステップS128に
移し、アドバイスデータ送信処理を開始する。
センタサーバ11は、上記のステップS115においてRAMに記憶された推薦商品I
Dを、RAMに記憶された順に、1つ選択する(ステップS128)。なお、上記のステ
ップS118の判定結果が「Yes」であった場合には、その後に行われるステップS1
27においても推薦商品IDがRAMに記憶されるため、センタサーバ11はステップS
128において、それらの推薦商品IDも選択の対象とする。この場合、センタサーバ1
1はまず、ステップS115において最初にRAMに記憶した推薦商品ID「PR104
3」を選択する。
続いて、センタサーバ11は商品DB112(図4参照)から、選択した推薦商品ID
を商品IDとして含む商品データを検索し、検索した商品データに含まれる価格をRAM
に記憶する。また、センタサーバ11は、検索した商品データの商品画像データファイル
名が示す商品画像データを、商品画像データ群114から読み出し、RAMに記憶する(
ステップS129)。
続いて、センタサーバ11は検索した商品データに含まれる在庫数のデータに基づき、
この場合、顧客Cが商品を新規購入した店舗である店舗Dに、推薦商品の在庫があるか否
かを判定する(ステップS130)。
ステップS130の判定結果が「No」である場合、センタサーバ11は検索した商品
データの入荷所要日数のデータに基づき、店舗Dが推薦商品を入荷するのに要する日数を
特定し、RAMに記憶する。続いて、センタサーバ11は店舗DB115(図6参照)か
ら、店舗Dの店舗データを検索し、検索した店舗データの最寄店舗名のデータを取り出す
。センタサーバ11は、取り出した最寄店舗名のデータに含まれる店舗名を上位のものか
ら順に選択し、推薦商品の商品データに含まれる在庫数のデータに基づき、その店舗名の
店舗が推薦商品の在庫を有するか否かを判定する。その結果、センタサーバ11は店舗D
から最も近い、推薦商品の在庫を有する店舗名を特定する。センタサーバ11は、特定し
た店舗名の店舗データを店舗DB115から検索し、検索した店舗データの地図データフ
ァイル名が示す地図データを、地図データ群116から読み出し、RAMに記憶する(ス
テップS131)。
ステップS130の判定結果が「Yes」の場合、店舗Dは推薦商品の在庫を有してい
るので、センタサーバ11はステップS131の処理を行わず、次のステップS132に
処理を移す。
続いて、センタサーバ11は、ステップS128の処理において選択されていない推薦
商品IDがRAMに記憶されているか否かを判定する(ステップS132)。ステップS
132の判定結果が「Yes」である場合、センタサーバ11は処理をステップS128
に戻し、次の推薦商品IDを選択した後、ステップS129〜ステップS132の処理を
繰り返す。その結果、全ての推薦商品に関し、価格および商品画像データが、また店舗D
が在庫を有していない推薦商品に関しては、さらに入荷所要日数および在庫を有する最も
近い店舗の地図データが、RAMに記憶される。なお、上述したように、推薦商品IDの
それぞれには、推薦商品スコアおよび推薦商品に関する各種スコアが対応付けてRAMに
記憶されている。
ステップS132の判定結果が「No」である場合、センタサーバ11は上記のように
RAMに記憶された推薦商品に関するデータを用いてアドバイスデータを作成し、作成し
たアドバイスデータを、店舗サーバ121を介して、レジEの店舗端末122に送信する
(ステップS133)。以上が、顧客Cが販売店グループXの店舗において初めて商品を
購入した場合に、センタサーバ11が行うアドバイスデータの生成処理である。
レジEの店舗端末122は、センタサーバ11からアドバイスデータを受信すると、ア
ドバイスデータの内容のプリント指示をプリンタ124に送信する。プリンタ124は、
そのプリント指示に従い、アドバイスデータの内容を紙にプリントしたアドバイスシート
を出力する。
図11は、アドバイスシートの例を示した図である。アドバイスシートには、顧客Cが
新規に購入したパソコンHと相性のよい商品に関する情報が、プリンタ、スキャナ等の商
品分類のそれぞれに関し1つずつ示されている。また、店舗Dに在庫がない商品に関して
は、在庫を有する最も近い店舗に関する情報も示されている。
レジEの店員は、顧客CにパソコンHの領収書や釣り銭とともに、アドバイスシートを
手渡す。顧客Cはアドバイスシートの情報に基づき、例えば今回購入した商品をより快適
に使用するために、いずれの商品を次に購入すべきかを容易に判断することができる。
ところで、上記のアドバイスシートは、顧客Cが初めて販売店グループXの店舗におい
て1つの商品を購入した場合にアドバイスシステム1が提供するアドバイスシートの例で
ある。顧客Cが2つ以上の商品を購入した場合、または既に過去に販売店グループXのい
ずれかの店舗で購入した商品がある場合には、アドバイスシステム1が提供するアドバイ
スシートは、より多くの情報を含むことになる。以下、図7〜図10を用いて、顧客Cが
既に販売店グループXの店舗においてパソコンH、パソコンNおよびプリンタKを購入し
ている状態で、新たにスキャナLおよびDVD(Digital Versatile
Disc)−RAMドライブYを店舗FのレジGにおいて購入する場合を例として、セン
タサーバ11によるアドバイスデータの生成処理を説明する。
センタサーバ11は、レジGに配置された店舗端末122から、店舗Fの店舗サーバ1
21を介して、スキャナLおよびDVD−RAMドライブYの商品IDを顧客Cの顧客I
Dとともに受信し、それらのデータを用いて商品データの在庫数および顧客データの既購
入商品IDを更新する。続いて、センタサーバ11は、例えばスキャナLの商品IDを基
準商品IDとして選択し(ステップS101)、PCを対象商品分類として選択する(ス
テップS102)。
この場合、顧客Cは既にパソコンHおよびパソコンNを購入しているため、センタサー
バ11はステップS103の判定結果として「Yes」を得る。その場合、センタサーバ
11は、例えばパソコンHの商品IDを対象商品IDとして選択する(ステップS104
)。続いて、センタサーバ11は、基準商品IDが示すスキャナLと、対象商品IDが示
すパソコンHに関し、顧客相性スコアの算出(ステップS105)、商品相性スコアの算
出(ステップS106)、および総合相性スコアを算出(ステップS107)を行う。こ
れらの処理は、上述したステップS111、ステップS112およびステップS113に
おける処理と同様であるため、説明を省略する。ただし、ステップS105〜ステップS
107における処理においては、対象商品IDが示す商品が、顧客Cが既に所有している
パソコンHである点が、ステップS111〜ステップS113における処理とは異なって
いる。
続いて、センタサーバ11は現在選択されている対象商品分類に属する既購入商品ID
で、ステップS104においてまだ選択されていないものがあるか否かを判定する(ステ
ップS108)。この場合、顧客CはパソコンNも購入済みであるため、センタサーバ1
1はパソコンNの商品IDを対象商品IDとして選択し(ステップS104)、ステップ
S105〜ステップS108の処理を繰り返す。その結果、センタサーバ11のRAMに
は、パソコンHおよびパソコンNに関する総合相性スコアが記憶される。
現在選択されている対象商品分類に属する既購入商品IDの全てに関して総合相性スコ
アの算出および記憶が終了すると、ステップS108の判定結果が「No」となる。その
場合、センタサーバ11はRAMに記憶されている総合相性スコアの中で最大のものを、
現在選択されている対象商品分類に関する所有商品スコアとして、RAMに記憶する(ス
テップS109)。例えば、パソコンHの総合相性スコアが「71.2」であり、パソコ
ンNの総合相性スコアが「53.8」であるとすると、PCに関する所有商品スコアは「
71.2」となる。この所有商品スコアは、PCに関し、顧客Cが既に所有している商品
によって、顧客Cが得ている効用を示す指標を意味する。
続いて、センタサーバ11はPCを対象商品分類、スキャナLの商品IDを基準商品I
Dとして、上述したステップS110〜ステップS115の処理を行う。その結果、セン
タサーバ11のRAMにはスキャナLとともに用いるPCとして、顧客Cが購入するのに
適した商品を示す推薦商品IDが各種スコア等とともに記憶される。
続いて、センタサーバ11は、ステップS116の判定処理において「Yes」を得て
、処理をステップS102に戻し、例えば対象商品分類としてデジタルカメラを選択する
。その後、センタサーバ11はステップS103〜ステップS116の処理を繰り返す。
その結果、センタサーバ11のRAMには、顧客CがスキャナLとともに用いるのに適し
た各商品分類の商品IDが、推薦商品IDとして記憶される。
全ての商品分類に関し、推薦商品IDがRAMに記憶されると、センタサーバ11はス
テップS116の判定結果として「No」を得る。その場合、センタサーバ11は新規既
購入商品IDの中で、ステップS101において選択されていないものがあるか否かを判
定する(ステップS117)。この場合、顧客CはスキャナLとともに、DVD−RAM
ドライブYも新たに購入したため、ステップS117の判定結果は「Yes」となり、セ
ンタサーバ11は処理をステップS101に戻す。
センタサーバ11はDVD−RAMドライブYの商品IDを基準商品IDとして選択し
(ステップS101)、ステップS102〜ステップS116の処理を繰り返す。その結
果、センタサーバ11のRAMには、顧客CがDVD−RAMドライブYとともに用いる
のに適した各商品分類の商品IDが、推薦商品IDとして記憶される。
顧客Cが新規購入した全ての商品に関し、推薦商品IDがRAMに記憶されると、ステ
ップS117の判定結果が「No」となる。その場合、センタサーバ11は個別推薦商品
決定処理を完了し、続いて総合推薦商品決定処理を開始する。センタサーバ11は、既購
入商品IDが複数あるか否かを判定し(ステップS118)、この場合、判定結果として
「Yes」を得る。
ステップS118の判定結果が「Yes」である場合、センタサーバ11は未購入商品
IDの1つを対象商品IDとして選択する(ステップS119)。以下、例として、ステ
ップS119において、プリンタJを示す商品IDが対象商品IDとして選択されたもの
とする。
続いて、センタサーバ11は既購入商品IDの1つを基準商品IDとして選択する(ス
テップS120)。ステップS120の処理において、センタサーバ11は、対象商品I
Dと基準商品IDが示す商品が同じ商品分類のものとならないように基準商品IDを選択
する。この場合、対象商品IDが示す商品はプリンタJであるので、センタサーバ11は
プリンタJと同じ商品分類のプリンタKの商品IDを、基準商品IDの選択候補から除外
する。従って、センタサーバ11は、例えばパソコンHの商品IDを基準商品IDとして
選択する。
続いて、センタサーバ11はステップS119およびステップS120において選択し
た対象商品IDおよび基準商品IDに関し、顧客相性スコアの算出(ステップS121)
、商品相性スコアの算出(ステップS122)、および総合相性スコアを算出(ステップ
S123)を行う。これらの処理は、上述したステップS111、ステップS112およ
びステップS113における処理と同様であるため、説明を省略する。その結果、この場
合、プリンタJとパソコンHに関する総合相性スコアがセンタサーバ11のRAMに記憶
される。
続いて、センタサーバ11はステップS120において選択されていない既購入商品I
Dがあるか否かを判定する(ステップS124)。ステップS124の判定結果が「Ye
s」である場合、センタサーバ11は処理をステップS120に戻し、他の既購入商品I
Dを基準商品IDとして選択した後、ステップS121〜ステップS124の処理を繰り
返す。その結果、センタサーバ11のRAMには、顧客Cが購入済みの商品のそれぞれに
関し、プリンタJとともに用いる場合の総合相性スコアが記憶される。
対象商品IDが示す商品と異なる商品分類の、顧客Cが購入済みの商品の全てに関し総
合相性スコアがRAMに記憶されると、ステップS124の判定結果は「No」となる。
その場合、センタサーバ11はRAMに記憶されている総合相性スコアの相加平均値を算
出し、平均相性スコアとしてRAMに記憶する(ステップS125)。なお、ステップS
125において、平均相性スコアを算出するために用いられた既購入商品IDのそれぞれ
に関する総合相性スコアも、平均相性スコアとともにRAMに記憶される。
続いて、センタサーバ11はステップS119において選択されていない未購入商品I
Dがあるか否かを判定し(ステップS126)、ステップS126の判定結果が「Yes
」である場合、処理をステップS119に戻す。センタサーバ11は、他の未購入商品I
Dの1つを対象商品IDとして選択し、ステップS120〜ステップS126の処理を繰
り返す。その結果、センタサーバ11のRAMには、顧客Cが未購入の種々の商品に関し
、平均相性スコアが記憶される。
全ての未購入商品IDに関し、平均相性スコアがRAMに記憶されると、ステップS1
26の判定結果が「No」となる。その場合、センタサーバ11はRAMに記憶されてい
る平均相性スコアのうち、例えば上位3つを推薦商品スコアとして選択し、選択した推薦
商品スコアに対応する未購入商品IDを推薦商品IDとする(ステップS127)。以上
のステップS118〜ステップS127の処理が総合推薦商品決定処理である。
センタサーバ11は総合推薦商品決定処理を終了すると、続いてアドバイスデータ送信
処理を開始する。すなわち、ステップS128〜ステップS133の処理が行われ、その
結果、センタサーバ11から、店舗Fの店舗サーバ121を介し、レジGの店舗端末12
2に対しアドバイスデータが送信される。
レジGの店舗端末122は、センタサーバ11からアドバイスデータを受信すると、プ
リンタ124にそのアドバイスデータの内容のプリント指示を送信し、プリンタ124は
そのプリント指示に従い、アドバイスシートをプリントする。アドバイスシートには、顧
客Cが新規に購入したスキャナLおよびDVD−RAMドライブYのそれぞれに関し、図
11に示したような、相性のよい商品に関する情報が示されている。
さらにこの場合、アドバイスシートには、顧客Cが既に購入している複数の商品に関し
、全体として相性のよい商品に関する情報、すなわち総合推薦商品決定処理により決定さ
れた推薦商品に関する情報も示されている。図12は、アドバイスシートに含まれる、総
合推薦商品決定処理により決定された推薦商品に関する情報部分を示した図である。図1
2に示すような情報により、顧客は新規購入したものを含み、既に購入した商品をより活
用するために、どのような商品を追加購入すればよいかを容易に判断することができる。
[2.第2実施形態]
本発明の他の形態を説明する目的で、各店舗が独自の能力や特色等を活かして、来客に
対し商品購入に関するアドバイスを提供することを可能にするシステムを第2実施形態と
して説明する。以下の説明においては、例として、服飾品を扱う複数の店舗が加入する販
売店グループYにおいて、来客に対し商品購入に関するアドバイスシステム2の構成およ
び動作を述べる。なお、第2実施形態において、販売店グループYに加入している店舗は
、互いに競業関係にある独立した店舗である。
[2.1.センタサーバおよび店舗サーバが記憶するデータの構成]
図13は、アドバイスシステム2の構成を示した図である。第2実施形態のアドバイス
システム2の全体構成は、第1実施形態のアドバイスシステム1と同じである。図13に
おいて、アドバイスシステム1の構成要素と同じ構成要素には、同じ符号が付されている
アドバイスシステム2におけるセンタサーバ11のHDには、顧客DB211、マスタ
商品DB212、商品タイプDB群213および商品画像データ群214が格納されてい
る。また、アドバイスシステム2における店舗サーバ121のHDには、店舗商品DB2
211および相性DB群2212が格納されている。
図14は、顧客DB211の構成を示した図である。顧客DB211は、第1実施形態
における顧客DB111に相当するDBであるが、含まれる顧客データの構成が異なって
いる。顧客DB211の顧客データは、顧客ID、既購入商品ID群、性別、サイズ、色
合い、明るさおよび鮮やかさのデータを含んでいる。なお、顧客DB211において、顧
客DB111と同じ名称のデータは同じ種類のデータである。
顧客データに含まれる性別およびサイズは、顧客の身体的特徴を示す属性データである
。また、色合い、明るさおよび鮮やかさは、顧客の好みを示す属性データである。サイズ
は「S(Small)」、「M(Medium)」もしくは「L(Large)」のいず
れかのデータであり、顧客の体型を示す。色合いは「赤」等のデータであり、顧客の好む
色相を示す。明るさは顧客が好む明度を示す数値であり、数値が大きい程、明るいことを
示す。鮮やかさは顧客が好む彩度を示す数値であり、数値が大きい程、鮮やかなことを示
す。なお、上記の顧客データに含まれるデータの種類は例示であり、顧客データが顧客の
属性を示す様々なデータを含んでいてもよいことは言うまでもない。
マスタ商品DB212および店舗商品DB2211は、ともに第1実施形態における商
品DB112に相当するDBである。マスタ商品DB212はセンタサーバ11に格納さ
れ、客観的に評価可能な商品の特性を示すデータを含み、販売店グループYに加入してい
る全ての店舗によって共有される。また、マスタ商品DB212は販売店グループYに加
入しているいずれかの店舗において過去取り扱われたか、もしくは現在取り扱われている
あらゆる商品に関する商品データを含んでいる。一方、店舗商品DB2211は店舗ごと
に異なる商品に関するデータを含んでおり、ある店舗は他の店舗の店舗商品DB2211
に含まれる商品データを利用することはできない。また、店舗商品DB2211は、店舗
が現在取り扱っている商品に関する商品データしか含んでいない。
図15は、マスタ商品DB212の構成を示した図である。マスタ商品DB212に含
まれる商品データを以下、「マスタ商品データ」と呼ぶ。マスタ商品データは、商品ID
、性別、時期、色合い、明るさ、鮮やかさ、形状、素材、柄および商品画像データファイ
ル名のデータを含んでいる。
マスタ商品データに含まれる性別は、商品がいずれの性別用のものであるかを示すデー
タである。時期は、商品がいずれの時期に適したものであるかを示すデータである。色合
い、明るさおよび鮮やかさは、商品の色相等を示すデータであり、その形式は顧客データ
に含まれる同じ名称のデータと同様である。形状、素材および柄は、それぞれ商品の形状
、素材および柄に関する文字列データである。
例えば、各店舗は、新たな商品を取り扱う場合、その商品に関するマスタ商品データを
店舗サーバ121からセンタサーバ11に送信する。センタサーバ11はマスタ商品デー
タを店舗サーバ121から受信すると、受信したマスタ商品データをマスタ商品DB21
2に追加する。なお、上記のマスタ商品データに含まれるデータの種類は例示であり、マ
スタ商品データは商品の属性を示す様々なデータを含んでよいことは言うまでもない。
図16は、商品タイプDB群213の構成を示した図である。商品タイプDB群213
は、商品のタイプを示すデータである商品タイプデータを複数含むDBである商品タイプ
DBの集まりである。商品タイプDBのそれぞれは、シャツ、パンツ等の商品分類に対応
している。以下、例えばシャツに対応した商品タイプDBを他の商品タイプDBと区別す
る必要がある場合、「商品タイプDB/シャツ」のように、「商品タイプDB」の後に商
品分類の名称を付す。
各商品タイプDBに含まれる商品タイプデータは、タイプID、色合い、明るさ、鮮や
かさ、形状、素材および柄のデータを含んでいる。タイプIDとは、例えば商品タイプD
B/シャツに含まれる商品タイプデータの場合、シャツの類型、すなわち商品タイプを識
別するためのIDである。色合い、明るさ、鮮やかさ、形状、素材および柄は、タイプI
Dにより識別される商品タイプの特徴を示すデータであり、各データの形式はマスタ商品
データに含まれる同じ名称のデータと同様である。例えば、商品タイプDB/シャツは、
色合い、明るさ等のいずれかが異なるあらゆる組合せのシャツに対応する商品タイプデー
タを含んでいる。
商品画像データ群214は、第1実施形態における商品画像データ群114に相当する
データ群である。商品画像データ群214には、販売店グループYに加入している店舗が
現在取り扱っている商品および過去取り扱った商品のそれぞれに関し、商品の概観を撮影
した画像データである商品画像データの集まりである。例えば、各店舗は、新たな商品を
取り扱う場合、その商品をデジタルカメラで撮影し、その撮影により得られた商品画像デ
ータを店舗サーバ121からセンタサーバ11に送信する。センタサーバ11は商品画像
データを店舗サーバ121から受信すると、受信した商品画像データを商品画像データ群
214に追加するとともに、マスタ商品データにそのファイル名を商品画像データファイ
ル名として追加する。
図17は、店舗商品DB2211の構成を示した図である。店舗商品DB2211に含
まれる商品データを以下、「店舗商品データ」と呼ぶ。店舗商品データは、商品ID、商
品名、価格、在庫数、入荷所要日数、推薦度およびコメントを含んでいる。店舗商品デー
タに含まれる在庫数は、店舗商品DB2211を管理している店舗における商品の在庫数
を商品のサイズごとに示すデータである。入荷所要日数および推薦度は第1実施形態にお
ける商品DB112の同じ名称のデータと同様のデータである。コメントは、店舗のスタ
ッフによる商品に関する評価を文字データとして示したものである。なお、上記の店舗商
品データに含まれるデータの種類は例示であり、店舗商品データは商品の評価等の属性を
示す様々なデータを含んでよいことは言うまでもない。
図18は、相性DB群2212の構成を示した図である。相性DB群2212は、第1
実施形態における相性DB群113に相当するDBである。相性DB群2212に含まれ
る相性DBのそれぞれは、第1実施形態における相性DB群113の場合と同様に、2つ
の商品分類の組合せに対応している。例えば、パンツとシャツの組合せに対応する相性D
Bを、他の相性DBと区別する必要がある場合、「相性DB/パンツ−シャツ」のように
、「相性DB」の後に組合せの名称を付す。
相性データは、店舗が現在扱っている商品と、他の商品分類の商品タイプとの組合せに
関し、それらの相性の良さを示すデータである相性データを複数含んでいる。相性データ
は商品ID、タイプID、適合度および流行度のデータを含んでいる。相性データに含ま
れる商品IDは、店舗が現在扱っている商品の商品IDである。適合度は、商品IDによ
り示される商品と、タイプIDにより示される商品タイプとの適合の良さを店舗のスタッ
フが評価した数値である。流行度は、商品IDにより示される商品と、タイプIDにより
示される商品タイプとが組み合わせられた場合、どの程度流行にマッチしているか、を店
舗のスタッフが評価した数値である。
[2.2.アドバイスシステムの動作]
アドバイスシステム2の動作は、アドバイスシステム1の動作とアドバイスデータの生
成処理に関する部分を除き、ほぼ同様である。従って、以下、アドバイスシステム2にお
けるアドバイスデータの生成処理が、アドバイスシステム1におけるアドバイスデータの
生成処理との相違点のみを説明する。
アドバイスシステム2においては、アドバイスデータの生成処理は、センタサーバ11
ではなく店舗サーバ121が行う。そして、アドバイスシステム2において店舗サーバ1
21が行うアドバイスデータの生成処理は、以下の4点でアドバイスシステム1において
センタサーバ11が行うアドバイスデータの生成処理と異なっている。
(1)個別推薦商品決定処理において推薦商品スコアを算出する際、所有商品スコアを用
いた減算は行われない点。
(2)基準商品IDの代わりに基準タイプIDが用いられる点。
(3)顧客相性スコアおよび商品相性スコアの算出に異なる方法が用いられる点。
(4)アドバイスデータに含めらるデータが異なる点。
従って、以下、上記の4点について、図7〜図10を用いて説明する。
(1)個別推薦商品決定処理において所有商品スコアが用いられない点。
アドバイスシステム2においては、個別推薦商品決定処理において、総合相性スコアか
ら所有商品スコアを減算することは行われない。これは、服飾品に関する場合、顧客は既
に持っている商品と同じ商品分類の商品を新規に購入する場合、買い換えという意識では
なく、別個の商品として購入することが多いためである。従って、店舗サーバ121は、
ステップS115において、総合相性スコアの中から最大のものを推薦商品スコアとする
。その結果、所有商品スコアを算出するための処理であるステップS103〜ステップS
109の処理は不要となるため、店舗サーバ121はそれらのステップをスキップする。
(2)基準商品IDの代わりに基準タイプIDが用いられる点。
店舗サーバ121は、ステップS101において新規既購入商品IDの1つを選択し、
選択した新規既購入商品IDを基準商品IDとする代わりに、その新規既購入商品IDを
センタサーバ11に送信する。センタサーバ11は新規既購入商品IDを受信すると、マ
スタ商品DB212(図15参照)から、受信した新規既購入商品IDを商品IDとする
マスタ商品データを検索する。続いて、センタサーバ11は検索したマスタ商品データが
含む色合い、明るさ、鮮やかさ、形状、素材および柄と同じデータを含む商品タイプデー
タを、新規既購入商品IDが示す商品の商品分類に対応する商品タイプDBから検索する
。センタサーバ11は、検索した商品タイプデータのタイプIDを店舗サーバ121に送
信する。店舗サーバ121は、センタサーバ11からタイプIDを受信すると、受信した
タイプIDを基準タイプIDとする。
同様に、店舗サーバ121は、ステップS120において既購入商品IDの1つを選択
し、選択した既購入商品IDをセンタサーバ11に送信する。センタサーバ11は、店舗
サーバ121から受信した既購入商品IDに対応するタイプIDを特定し、特定したタイ
プIDを店舗サーバ121に送信する。店舗サーバ121は、センタサーバ11から受信
したタイプIDを基準タイプIDとする。
店舗サーバ121は、上記のように基準タイプIDを特定すると、それ以降の処理にお
いては、基準商品IDの代わりに基準タイプIDを用いて、各種スコアの算出等を行う。
(3)顧客相性スコアおよび商品相性スコアの算出方法が異なる点。
店舗サーバ121は、ステップS111およびステップS121において顧客相性スコ
アを算出するために、まずセンタサーバ11に対し、顧客データの送信要求を送信する。
センタサーバ11は、その送信要求に応じて、先に店舗サーバ121から受信した顧客I
Dに対応する顧客データを店舗サーバ121に送信する。
続いて、店舗サーバ121は対象商品IDとして選択されている商品IDをセンタサー
バ11に送信する。センタサーバ11は、店舗サーバ121から商品IDを受信すると、
マスタ商品DB212(図15参照)から、受信した商品IDを含むマスタ商品データを
検索し、検索したマスタ商品データを店舗サーバ121に送信する。
店舗サーバ121は、まずその時点における日付が、上記のように受信したマスタ商品
データに含まれる時期のデータが示す期間に該当するか否かに基づき、対象商品IDが示
す商品が現在の時期に適したものであるか否かを判定する。例えば、マスタ商品データの
時期に関するデータが「7月〜8月」であり、その時点の日付が8月20日であれば、店
舗サーバ121は対象商品IDが示す商品は現在の時期に適合したものであると判定し、
その対象商品IDの時期に関するスコアを「1」とする。一方、店舗サーバ121は、対
象商品IDが示す商品が現在の時期に適合していないと判定した場合、その対象商品ID
の時期に関するスコアを「0」とする。
続いて、店舗サーバ121は、受信した顧客データに含まれる性別が受信したマスタ商
品データに含まれる性別が示すものに該当するか否かに基づき、対象商品IDが示す商品
が顧客の性別に適したものであるか否かを判定する。店舗サーバ121はその判定の結果
、対象商品IDが示す商品が顧客の性別に適したものであると判定した場合、その対象商
品IDの性別に関するスコアを「1」とする。一方、店舗サーバ121は、対象商品ID
が示す商品が顧客の性別に適合していないと判定した場合、その対象商品IDの性別に関
するスコアを「0」とする。
続いて、店舗サーバ121は受信した顧客データおよびマスタ商品データに含まれる色
合いのデータを比較し、対象商品IDの色合いに関するスコアを決定する。例えば、店舗
サーバ121は、顧客データおよびマスタ商品データに含まれる色合いのデータが一致し
た場合には「8」、互いに類似色を示すデータであれば「6」、互いに補色を示すデータ
であれば「2」、互いに補色の類似色を示すデータであれば「4」を、対象商品IDの色
合いに関するスコアとする。
同様に、店舗サーバ121は受信した顧客データおよびマスタ商品データに含まれる明
るさのデータを比較し、対象商品IDの明るさに関するスコアを決定する。例えば、店舗
サーバ121は、顧客データおよびマスタ商品データに含まれる明るさのデータの差を1
0から減算することにより、対象商品IDの明るさに関するスコアとする。さらに、店舗
サーバ121は、明るさに関する場合と同様の方法で、対象商品IDの鮮やかさに関する
スコアを決定する。
続いて、店舗サーバ121は、上記のように決定した時期、性別、色合い、明るさおよ
び鮮やかさに関するスコアの相乗平均値を算出する。店舗サーバ121は、算出した相乗
平均値を対象商品IDに関する顧客相性スコアとして、店舗サーバ121のRAMに記憶
する。
店舗サーバ121は、上記のようなステップS111もしくはステップS121の処理
に続き、ステップS112もしくはステップS122の処理として、商品相性スコアの算
出を行う。店舗サーバ121は、相性DB群2212から、対象商品IDを商品ID、基
準タイプIDをタイプIDとする相性データを検索する。続いて、店舗サーバ121は、
検索した相性データの適合度と流行度の相乗平均値を算出し、算出した結果を商品相性ス
コアとしてRAMに記憶する。
なお、上記のように顧客相性スコアおよび商品相性スコアが算出された後、それらの積
に対し対象商品IDに対応する店舗商品データに含まれる推薦度が加算され、総合相性ス
コアが算出される点は、アドバイスシステム1における場合と同様である。また、上記の
ステップS111、ステップS112、ステップS113およびステップS115におい
て店舗サーバ121が行う計算において用いられる計算式は、上記の例に限られず、様々
なものが利用可能であることは言うまでもない。
(4)アドバイスデータに含められるデータが異なる点。
販売店グループYに加入している各店舗は、互いに競業関係にある店舗である。従って
、店舗サーバ121は、ステップS131の処理において、推薦商品IDに対応する店舗
商品データに含まれる入荷所要日数のみをRAMに記憶し、他店舗の地図データをRAM
に書き込む処理は行わない。その結果、アドバイスデータには、在庫に関するデータとし
て、入荷所要日数を示すデータのみが含められる。
また、店舗サーバ121は、ステップS133においてアドバイスデータを生成する際
、センタサーバ11に対し推薦商品IDおよび推薦商品スコアの算出に用いた既購入商品
IDを送信する。センタサーバ11は、店舗サーバ121からそれらの商品IDを受信す
ると、受信した商品IDに対応するマスタ商品データに含まれる商品画像データファイル
名により示される商品画像データを商品画像データ群214から読み出し、店舗サーバ1
21に送信する。店舗サーバ121は、推薦商品IDに対応する店舗商品データに含まれ
るデータや推薦商品スコア等に加え、上記のようにしてセンタサーバ11から受信した商
品画像データを用いて、アドバイスデータの生成を行う。
店舗サーバ121により、アドバイスシステム1におけるアドバイスデータの生成処理
に対し以上述べたような変更が加えられた処理が行われる結果、顧客が店舗において何ら
かの商品を購入した際、アドバイスシートがプリンタ124からプリントされ、店員から
顧客に手渡される。
図19は、アドバイスシステム2により顧客に提供されるアドバイスシートの例である
。アドバイスシートには、推薦商品の画像に加え、推薦商品および他の商品を用いたコー
ディネートイメージが示されている。
図19の上に示されるコーディネートイメージは、個別推薦商品決定処理において決定
された推薦商品に関するコーディネート例であり、顧客が新規に購入した商品と推薦商品
との組合せ例が示されている。また、図19の下に示されるコーディネートイメージ1お
よびコーディネートイメージ2は、ともに総合推薦商品決定処理において決定された推薦
商品に関するコーディネート例である。コーディネートイメージ1およびコーディネート
イメージ2においては、顧客が新規に購入した商品、もしくは顧客が過去に販売店グルー
プYに加入するいずれかの店舗において購入した商品と、推薦商品との組合せ例が示され
ている。
さらに、アドバイスシステム2により顧客に提供されるアドバイスシートには、推薦商
品のそれぞれに関し、店舗のスタッフによるコメントが示されている。顧客は、上記のよ
うなアドバイスシートに示される情報に基づき、新規に購入した商品および既に所有して
いる商品をより活かすために、次回にどのような商品を購入すべきかを容易に判断するこ
とができる。
なお、店舗サーバ121がアドバイスデータを生成する際、アドバイスデータに示され
るコーディネートイメージを、例えば顧客の顔や背景を示す画像データを用いることによ
り、より実際に近い画像としてもよい。例えば、コーディネートイメージに顧客の顔を示
す画像データを用いる場合、センタサーバ11が予め顧客のそれぞれの顔を示す画像デー
タを顧客IDに対応付けて記憶しておき、店舗サーバ121はアドバイスデータの生成に
おいて、対象となる顧客の顧客IDをセンタサーバ11に送信することにより、センタサ
ーバ11から顧客の顔を示す画像データを取得すればよい。
また、上述したアドバイスシステム2においては、相性データの全てを各店舗の店舗サ
ーバ121が記憶し、推薦商品を示す商品IDの選択および推薦商品の情報を含むアドバ
イスデータの生成も各店舗の店舗サーバ121が行うが、センタサーバ11が相性データ
の一部を記憶したり、センタサーバ11が推薦商品IDの選択もしくはアドバイスデータ
の生成を行う構成としてもよい。
例えば、センタサーバ11が客観的に判断可能な項目に関する相性データを記憶し、各
店舗の店舗サーバ121がセンタサーバ11に記憶された相性データを共有すると同時に
、各店舗の店舗サーバ121は主観的な判断を要する項目に関する相性データを個別に記
憶する構成とすれば、アドバイスデータに各店舗の独自性を反映させることができると同
時に、各店舗における相性データの作成の手間が軽減される。また、各店舗の店舗サーバ
121からの要求に応じて、センタサーバ11が推薦商品IDの選択もしくはアドバイス
データの生成を行い、それらの結果を要求元の店舗サーバ121に送信するようにすれば
、店舗サーバ121の処理能力が低い場合においても本発明に係るアドバイスシステムを
実現することができる。
[3.変形例]
上述した実施形態は本発明の実施形態の例示であり、上記実施形態に対しては、本発明
の主旨から逸脱しない範囲で様々な変形を加えることができる。
[3.1.第1変形例]
第1変形例においては、推薦商品は、顧客により新規に購入された商品の商品分類等に
応じて、予め定められた商品分類の商品の中から決定される。例えば、センタサーバもし
くは店舗サーバは、顧客がPCを購入した場合にはプリンタの中から、もしくはシャツを
購入した場合にはパンツの中から、推薦商品として選択する。なお、いずれの商品分類の
商品から推薦商品が選択されるかは、商品分類間の対応リスト等に基づいて固定的に定め
られてもよいし、例えば購入された商品の価格等の属性データ等に基づいて変化してもよ
い。
第1変形例によれば、例えば商品分類間の関連性が明確である場合に、顧客に対し提供
されるアドバイスの質を低下することなく、アドバイスシステムにおける推薦商品スコア
等の算出を簡易化することができる。
[3.2.第2変形例]
第2変形例においては、店舗端末はプリンタの代わりに、もしくはプリンタと同時に、
CD−R(Compact Disc Recordable)、FD(Floppy(
登録商標) Disc)等の記憶媒体へデータの記憶を行うドライブ装置を備えている。
そして、店舗端末は、顧客の商品購入時に、アドバイスシートのプリントの代わりに、も
しくはアドバイスシートのプリントに加え、(1)表示部によるアドバイスデータの内容
の表示、(2)ドライブ装置を用いた記憶媒体へのアドバイスデータの記憶、のいずれか
もしくは両方を行う。店舗端末が表示部によるアドバイスデータの内容の表示を行う場合
、顧客はレジにおいて、表示部に表示されるアドバイスデータの内容を閲覧することがで
きる。また、店舗端末が記憶媒体へのアドバイスデータの記憶を行う場合、店舗のスタッ
フは、アドバイスデータの記憶された記憶媒体を顧客に手渡し、顧客は自宅等において記
憶媒体に記憶されたアドバイスデータをPCに表示させたり、プリンタにプリントさせた
りすることができる。
また、店舗端末がインターネットに接続可能である場合、店舗端末は上記のようなアド
バイスシートのプリント、アドバイスデータの内容の表示およびアドバイスデータの記憶
媒体への記憶の代わりに、もしくはそれらに加えて、アドバイスデータを顧客の電子メー
ルアドレス宛に送付するようにしてもよい。 第2変形例によっても、顧客は自分が既に
購入した商品に応じた、適切な商品購入に関するアドバイスを得ることができる。
[3.3.第3変形例]
第3変形例においては、センタサーバ、店舗サーバおよび店舗端末の全てもしくは一部
の機能を併せ持つサーバ装置もしくは端末装置によりアドバイスシステムが構成される。
例えば、(1)上記実施形態におけるセンタサーバおよび店舗サーバの両方の機能を併せ
持つサーバ装置と端末装置とが接続された構成、(2)上記実施形態における店舗サーバ
および店舗端末の両方の機能を併せ持つ端末装置とセンタサーバとが接続された構成、(
3)上記実施形態におけるセンタサーバ、店舗サーバおよび店舗端末の全ての機能を併せ
持つ端末装置のみの構成のうち、いずれかの構成であってもよい。第3変形例によれば、
支店数が少ない販売店グループや独立した1つの店舗等においても、それらの規模に応じ
たアドバイスシステムの構築が可能となる。
[3.4.第4変形例]
第4変形例においては、アドバイスシステムは互いにインターネットを介して接続され
たセンタサーバ、店舗サーバおよび顧客が利用可能な端末装置から構成され、顧客はいわ
ゆる「Webショップ」等の名称で呼ばれる仮想的な店舗において商品を購入し、アドバ
イスシステムからWebページもしくは電子メールにより、アドバイスデータの提供を受
ける。
店舗サーバは、HTML(HyperText Markup Language)等
の言語で記述された商品販売用のWebページ表示用のデータ(以下、「Webページデ
ータ」と呼ぶ)をHDに格納しており、顧客は各自の端末装置から、店舗サーバに格納さ
れたWebページデータの格納場所を示すURL(Uniform Resource
Locator)をインターネットに対し送信することにより、店舗サーバから商品販売
用のWebページデータを取得する。端末装置は、Webページデータを受信し、その内
容に応じたWebページを表示部に表示させる。顧客はそのWebページに対し商品の注
文内容等のデータ入力を行い、入力したデータを端末装置から店舗サーバもしくはセンタ
サーバに送信する。その注文内容等のデータには、顧客IDおよび商品IDが含まれてい
る。店舗サーバもしくはセンタサーバは、端末装置から商品の注文内容等のデータを受信
すると、受信したデータに含まれる顧客IDおよび商品IDを用いて、アドバイスデータ
の生成処理を行い、生成したアドバイスデータを端末装置に送信する。
第4変形例によれば、顧客は店舗に足を運ぶことなく自宅等で商品の購入を行う場合で
あっても、自分が既に購入した商品に応じた、適切な商品購入に関するアドバイスを得る
ことができる。
[3.5.第5変形例]
第5変形例においては、センタサーバもしくは店舗サーバのHDに格納される相性DB
群に含まれる相性データは、商品もしくは商品タイプの個々の属性に関するスコアを含む
代わりに、複数の商品分類の組合せのそれぞれに関し、商品もしくは商品タイプの個々の
属性データを変数とする関数式を含んでいる。
例えば、PCとプリンタの組合せに関する相性データは、P1をPCの静音性に関する
属性データ、Q1をプリンタの静音性に関する属性データ、P2をPCの接続性に関する属
性データ、Q2をプリンタの接続性に関する属性データ、・・・とする場合、S=S(P1
,Q1,P2,Q2,・・・)で表される関数式を含んでいる。センタサーバもしくは店舗
サーバは、相性データに含まれる関数式を用いて、商品相性スコアSを算出する。
第5実施例によれば、店舗もしくは販売店グループが多くの種類の商品を扱うような場
合であっても、店舗のスタッフ等は個々の商品と他の商品もしくは商品タイプとの間の相
性に関するスコアを決定する代わりに、商品分類間の関数式を決定するだけでよく、店舗
もしくは販売店グループがアドバイスシステムを利用する際の手間が軽減される。
[3.6.第6変形例]
第6変形例においては、センタサーバもしくは店舗サーバのHDに格納される相性DB
群に含まれる相性データは、2つの商品もしくは商品タイプとの間の相性を示すスコアに
加えて、3つ以上の商品もしくは商品タイプにおける相性を示すスコアを含んでいる。
第6変形例によれば、例えばパソコンAとプリンタBとの組合せ、パソコンAとスキャ
ナCとの組合せはそれぞれ相性がよいが、パソコンA、プリンタBおよびスキャナCを組
み合わせて用いると、パソコンAのリソースが不足して高いパフォーマンスを示すことが
できない、といった場合であっても、そのような相性の善し悪しを正しく反映した推薦商
品が顧客に提示される。
[3.7.第7変形例]
第7変形例においては、センタサーバもしくは店舗サーバは、総合相性スコアの高いも
のを推薦商品スコアとして選択する代わりに、総合相性スコアが低いものを非推薦商品ス
コアとして選択する。その結果、顧客には、購入しないことを推薦する商品に関する情報
を含むアドバイスシートが提供される。第7変形例によれば、例えば薬品を販売する店舗
において、顧客がある薬品の購入を行った際、その顧客に対し、同時に服用することが望
ましくない薬品に関する情報を提供することができる。
本発明の第1実施形態におけるアドバイスシステムの全体構成を示す図である。 本発明の第1実施形態および第2実施形態における汎用コンピュータの構成を示した図である。 本発明の第1実施形態における顧客DBの構成を示した図である。 本発明の第1実施形態における商品DBの構成を示した図である。 本発明の第1実施形態における相性DB群の構成を示した図である。 本発明の第1実施形態における店舗DBの構成を示した図である。 本発明の第1実施形態におけるアドバイスデータの生成処理を示したフロー図である。 本発明の第1実施形態におけるアドバイスデータの生成処理を示したフロー図である。 本発明の第1実施形態におけるアドバイスデータの生成処理を示したフロー図である。 本発明の第1実施形態におけるアドバイスデータの生成処理を示したフロー図である。 本発明の第1実施形態におけるアドバイスシートの例を示した図である。 本発明の第1実施形態におけるアドバイスシートの例を示した図である。 本発明の第2実施形態におけるアドバイスシステムの構成を示した図である。 本発明の第2実施形態における顧客DBの構成を示した図である。 本発明の第2実施形態におけるマスタ商品DBの構成を示した図である。 本発明の第2実施形態における商品タイプDB群の構成を示した図である。 本発明の第2実施形態における店舗商品DBの構成を示した図である。 本発明の第2実施形態における相性DB群の構成を示した図である。 本発明の第2実施形態におけるアドバイスシートの例を示した図である。
符号の説明
1・2…アドバイスシステム、11…センタサーバ、12…店舗内商品管理システム、1
11・211…顧客DB、112…商品DB、113・2212…相性DB群、114・
214…商品画像データ群、115…店舗DB、116…地図データ群、121…店舗サ
ーバ、122…店舗端末、123…キャッシュレジスタ、124…プリンタ、212…マ
スタ商品DB、213…商品タイプDB群、1211…在庫DB、2211…店舗商品D
B。

Claims (13)

  1. サーバ装置と、前記サーバ装置に通信回線を介して接続された端末装置を備え、
    前記端末装置は、
    顧客が購入した商品を識別する商品IDである既購入商品IDを取得する商品ID取得
    手段と、
    前記商品ID取得手段により取得された既購入商品IDを前記サーバ装置に送信する商
    品ID送信手段と、
    前記サーバ装置から、1または複数の商品に関するアドバイスデータを受信するアドバ
    イスデータ受信手段と
    を備え、
    前記サーバ装置は、
    複数の商品の各々について、当該商品を識別する商品IDと当該商品に関する属性デー
    タとを含む商品データを記憶する商品データ記憶手段と、
    前記複数の商品の各々について当該商品と他の商品との相性を示す相性データを記憶す
    る相性データ記憶手段と、
    前記端末装置から、顧客が購入した商品を識別する商品IDである既購入商品IDを受
    信する商品ID受信手段と、
    前記相性データ記憶手段に記憶された相性データのうち前記既購入商品IDにより示さ
    れる商品に対応した相性データに基づき、前記既購入商品IDにより示される商品との相
    性が良い商品または相性が悪い商品の少なくとも一方を含む1または複数の商品を選択す
    る選択手段と、
    前記選択手段により選択された1または複数の商品を示す商品IDを含む商品データに
    含まれる属性データを用いて、当該1または複数の商品に関するアドバイスデータを生成
    する生成手段と、
    前記生成手段により生成されたアドバイスデータを前記端末装置に送信するアドバイス
    データ送信手段と
    を備える
    ことを特徴とする商品購入アドバイスシステム。
  2. 複数の商品の各々について、当該商品を識別する商品IDと当該商品に関する属性デー
    タとを含む商品データを記憶する商品データ記憶手段と、
    前記複数の商品の各々について当該商品と他の商品との相性を示す相性データを記憶す
    る相性データ記憶手段と、
    顧客が購入した商品を識別する商品IDである既購入商品IDを入力する商品ID入力
    手段と、
    前記相性データ記憶手段に記憶された相性データのうち前記既購入商品IDにより示さ
    れる商品に対応した相性データに基づき、前記既購入商品IDにより示される商品との相
    性が良い商品または相性が悪い商品の少なくとも一方を含む1または複数の商品を選択す
    る選択手段と、
    前記選択手段により選択された1または複数の商品を示す商品IDを含む商品データに
    含まれる属性データを用いて、当該1または複数の商品に関するアドバイスデータを生成
    する生成手段と、
    前記生成手段により生成されたアドバイスデータを出力する出力手段と
    を備えることを特徴とする情報提供装置。
  3. 通信回線を介して接続された端末装置から、顧客が購入した商品を識別する商品IDで
    ある既購入商品IDを受信する商品ID受信手段を備え、
    前記商品ID入力手段は、前記商品ID受信手段により受信された既購入商品IDを入
    力する
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報提供装置。
  4. 1つの商品に対応した前記相性データは、他の商品との相性を複数の観点から評価して
    得られる複数のスコアを含む
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報提供装置。
  5. 複数の顧客のそれぞれに関し、当該顧客を識別する顧客IDと当該顧客に関する属性デ
    ータとを含む顧客データを記憶する顧客データ記憶手段と、
    商品を購入した顧客を識別する顧客IDを入力する顧客ID入力手段と
    を備え、
    前記選択手段は、前記1または複数の商品の選択を行うための基準として、前記顧客デ
    ータ記憶手段に記憶された顧客データのうち前記顧客ID入力手段により入力された顧客
    IDを含む顧客データに含まれる属性データを前記相性データとともに用いる
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報提供装置。
  6. 通信回線を介して接続された端末装置から、商品を購入した顧客を識別する顧客IDを
    受信する顧客ID受信手段を備え、
    前記顧客ID入力手段は、前記顧客ID受信手段により受信された顧客IDを入力する
    ことを特徴とする請求項5に記載の情報提供装置。
  7. 前記顧客データは、当該顧客データに含まれる顧客IDにより示される顧客が過去に購
    入した商品に関するデータを含む
    ことを特徴とする請求項5に記載の情報提供装置。
  8. 前記複数の商品のそれぞれの在庫に関する在庫データを記憶する在庫データ記憶手段を
    備え、
    前記生成手段は、前記在庫データを用いて、前記アドバイスデータを生成する
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報提供装置。
  9. センタ装置と、前記センタ装置と通信回線を介して接続された複数の店舗装置を備え、
    前記商品ID入力手段および前記出力手段は、前記複数の店舗装置の各々に配置され、
    前記商品データ記憶手段、前記相性データ記憶手段、前記選択手段および前記生成手段
    の各々は、前記センタ装置および前記複数の店舗装置の各々に分散配置されているか、も
    しくは前記センタ装置および前記複数の店舗装置のいずれか一方に配置されている
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報提供装置。
  10. 前記複数の店舗装置の各々が、前記商品データ記憶手段および前記相性データ記憶手段
    の各々の全てもしくは一部を有する場合、前記選択手段は、前記センタ装置もしくは当該
    店舗装置が有する商品データ記憶手段により記憶されている商品データと、前記センタ装
    置もしくは当該店舗装置が有する相性データ記憶手段により記憶されている相性データと
    に基づき、前記1または複数の商品を選択する
    ことを特徴とする請求項9に記載の情報提供装置。
  11. 前記アドバイスデータの内容をプリントするプリント手段、前記アドバイスデータの内
    容を表示する表示手段、前記アドバイスデータをコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に
    書き込む書込手段および前記アドバイスデータを通信回線を介して他の通信機器に対し送
    信する通信手段の少なくとも1つを備え、
    前記出力手段は、前記プリント手段、前記表示手段、前記書込手段および前記通信手段
    の少なくともいずれか1つに対し前記アドバイスデータを出力する
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報提供装置。
  12. 顧客が購入した商品の代金の出納を管理する管理手段を備える
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報提供装置。
  13. 複数の商品の各々について、当該商品を識別する商品IDと当該商品に関する属性デー
    タとを含む商品データを記憶する商品データ記憶処理と、
    前記複数の商品の各々について当該商品と他の商品との相性を示す相性データを記憶す
    る相性データ記憶処理と、
    顧客が購入した商品を識別する商品IDである既購入商品IDを入力する商品ID入力
    処理と、
    前記相性データ記憶処理において記憶された相性データのうち前記既購入商品IDによ
    り示される商品に対応した相性データに基づき、前記既購入商品IDにより示される商品
    との相性が良い商品または相性が悪い商品の少なくとも一方を含む1または複数の商品を
    選択する選択処理と、
    前記選択処理において選択された1または複数の商品を示す商品IDを含む商品データ
    に含まれる属性データを用いて、当該1または複数の商品に関するアドバイスデータを生
    成する生成処理と、
    前記生成処理において生成されたアドバイスデータを出力する出力処理と
    をコンピュータに実行させるプログラム。
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