WO2022163247A1 - 作業機 - Google Patents

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Abstract

作業機は、運転者が運転席に対して乗降することを妨げる第1姿勢と、運転者が運転席に対して乗降することを許容する第2姿勢(Y2)とに切り替え可能な操作体と、操作体が第1姿勢に在るときに作動が許容され、操作体が第2姿勢に在るときに作動が阻止される複数の油圧アクチュエータと、複数の油圧アクチュエータを操作する操縦部材(62)と、操縦部材の複数の油圧アクチュエータに対する操作パターンを複数の操作パターンに切り替えるパターン切替部材と、を備え、パターン切替部材は、操作体が第1姿勢に在るときに該操作体に少なくとも一部が覆われて操作不能または操作困難になり、操作体が第2姿勢に在るときに操作可能に露出する。

Description

作業機
 本発明は、バックホー等の作業機に関する。
 従来、特許文献1に開示された作業機が知られている。
 特許文献1に開示された作業機は、運転席の側方に、複数の油圧アクチュエータを操作する操縦部材が取り付けられる操縦台を含む操作体が設けられている。該操作体は、運転者が運転席に対して乗降することを妨げる第1姿勢と、運転者が運転席に対して乗降することを許容する第2姿勢とに切り替え可能に構成されている。複数の油圧アクチュエータは、操作体が第1姿勢に在るときに作動が許容され、操作体が第2姿勢に在るときに作動が阻止される。
 また、機体には、操縦部材の複数の油圧アクチュエータに対する操作パターンを複数の操作パターンに切り替えるパターン切替部材が装備されている。
日本国特許公開公報「特開2014-32462号公報」
 パターン切替部材の操作方法として、操作体が第2姿勢に在るときにパターン切替部材の操作を行うことが推奨されている。ところが、従来の作業機にあっては、操作体が第1姿勢に在るときであってもパターン切替部材の操作が行える。
 本発明は、前記問題点に鑑み、操作体を第1姿勢にした状態でパターン切替部材の操作が行われるのを防止することができる作業機を提供することを目的とする。
 本発明の一態様に係る作業機は、機体と、前記機体に搭載された運転席と、前記運転席の近傍に設けられた操作体であって、運転者が前記運転席に対して乗降することを妨げる第1姿勢と、運転者が前記運転席に対して乗降することを許容する第2姿勢とに切り替え可能な操作体と、前記操作体が前記第1姿勢に在るときに作動が許容され、前記操作体が前記第2姿勢に在るときに作動が阻止される複数の油圧アクチュエータと、前記複数の油圧アクチュエータを操作する操縦部材と、前記操縦部材の前記複数の油圧アクチュエータに対する操作パターンを複数の操作パターンに切り替えるパターン切替部材と、を備え、前記パターン切替部材は、前記操作体が前記第1姿勢に在るときに該操作体に少なくとも一部が覆われて操作不能または操作困難になり、前記操作体が前記第2姿勢に在るときに操作可能に露出する。
 また、前記各油圧アクチュエータに対応して設けられていて、前記油圧アクチュエータを油圧制御する複数の制御弁と、前記操縦部材の操作方向及び操作量を検出する検出センサと、前記検出センサからの検出信号を取得して前記制御弁を電気的に制御する制御装置と、を備え、前記パターン切替部材は、前記複数の操作パターンの切替操作位置に対応する切替操作信号を前記制御装置に送るスイッチで構成され、前記制御装置は、前記パターン切替部材からの切替操作信号に基づいて前記操作パターンを切り替えるパターン切替部を有している。
 また、前記操作体は、前記運転席の側方に配置される操縦台であって前記操縦部材が取り付けられる操縦台を含み、前記操縦台は、該操縦台の支持構造体を覆う下方開放状の操縦台カバーを有し、前記パターン切替部材は、前記操作体が前記第1姿勢に在るときに、前記操縦台カバーの内部側の下端側に位置し且つ少なくとも上部が前記操縦台カバーにおける当該パターン切替部材の前方及び側方を覆う壁部の下端よりも上方に位置している。
 また、前記運転席を支持するシート台を備え、前記操縦台は、後部が前記シート台側に枢支されていて前部側が上下方向に揺動可能であり且つ前記シート台に近接する前記第1姿勢から上方に揺動操作されることで前記第2姿勢に切り替え可能であり、前記パターン切替部材は、前記シート台上で且つ前記操縦台の前部下方に配置されている。
 また、前記パターン切替部材は、前記操作体が前記第1姿勢に在るときに前記運転席と前記操縦台との間の隙間から前記複数の操作パターンの切替操作位置が視認可能である。
 また、前記操縦台カバーは、前記運転席側の壁部の後部側に該運転席側に開放する側方開放部を有し、前記パターン切替部材は、前記側方開放部の前縁よりも後方に配置されていて前記側方開放部を介して前記複数の操作パターンの切替操作位置が視認可能である。
 上記の作業機によれば、操作体を第2姿勢にした状態ではパターン切替部材の操作が可能であるが、操作体を第1姿勢にした状態ではパターン切替部材の操作が行われるのを防止することができる。
作業機の側面図である。 キャビン及び運転部を示す斜視図である。 制御システムを示す構成図である。 運転部を右斜め前方から見た斜視図である。 パターン切替部材の配置部分を示す正面図である。 パターン切替部材の配置部分を示す平面図である。 パターン切替部材の配置部分を示す斜視図である。 第1操縦台の右側面図である。 運転部の側面図である。 操縦台カバーの分解斜視図である。 パターン切替部材の配置部分を示す側面拡大図である。 パターン切替部材の平面図である。 パターン切替部材の視認状態を示す平面斜視図である。 パターン切替部材の他の視認状態を示す平面斜視図である。 パターン切替部材の他の視認状態を示す平面斜視図である。
 以下、本発明の一実施形態について、図面を適宜参照しつつ説明する。
 図1は、本実施形態に係る作業機1の全体構成を示す概略側面図である。本実施形態では、作業機1として旋回作業機1であるバックホーが例示されている。
 図1に示すように、作業機1は、機体(旋回台)2と、走行装置3と、作業装置4とを備えている。機体2にはキャビン5が搭載されている。キャビン5の室内には、運転者(オペレータ)が着座する運転席(座席)6が設けられている。運転席6は、キャビン5によって包囲されている。運転席6は、運転者が座る部位である座部6Aと、運転者の背を受ける部位である背もたれ部6Bとを有する。
 本実施形態においては、作業機1の運転席6に着座した運転者(オペレータ)の前側に向かう方向(図1の矢印A1方向)を前方、運転者の後側に向かう方向(図1の矢印A2方向)を後方、図1の矢印K1方向を前後方向、運転者の左側(図1の手前側)を左方、運転者の右側(図1の奥側)を右方として説明する。
 また、図1に示すように、前後方向K1に直交する方向である水平方向を機体幅方向(機体2の幅方向)として説明する。機体2の幅方向の中央部から右部、或いは、左部へ向かう方向を機体外方(機体幅方向の外方)として説明する。言い換えれば、機体外方とは、機体幅方向であって機体2の幅方向の中心から離れる方向のことである。機体外方とは反対の方向を、機体内方(機体幅方向の内方)として説明する。言い換えれば、機体内方とは、機体幅方向であって機体2の幅方向の中心に近づく方向である。
 図1に示すように、走行装置3は、機体2を走行可能に支持する装置である。走行装置3は、油圧モータ(油圧アクチュエータ)あるいは電動モータ等で構成される走行モータ11によって駆動される。なお、本実施形態ではクローラ式の走行装置3を用いているが、これに限らず、ホイール式等の走行装置を用いてもよい。
 走行装置3の前部には、ドーザ装置7が装着されている。ドーザ装置7は、ブレード(排土板)7Aと、ブレード7Aの背面側に固定され且つ後部が走行装置3のフレームに枢支されて上下動可能なドーザアーム7Bと、ドーザアーム7Bを上下動させるドーザシリンダ(油圧シリンダ)7Cとを有している。
 機体2は、底部を構成する鋼板等から形成された旋回基板9を有し、旋回基板9は、走行装置3上に旋回ベアリング8を介して上下方向に延伸する旋回軸心X1回りに旋回可能に支持されている。旋回基板9には、機体2を旋回軸心X1回りに回転駆動する油圧モータ(油圧アクチュエータ)で構成された旋回モータ12が取り付けられている。
 機体2の後部には、ウエイト10及び原動機が搭載されている。原動機は、ディーゼルエンジンである。なお、原動機は、ガソリンエンジン又は電動モータであってもよいし、エンジン及び電動モータを有するハイブリッド型であってもよい。
 機体2は、前部に、作業装置4を支持する支持ブラケット20及びスイングブラケット21を有している。支持ブラケット20は、機体2から前方に突出状に設けられている。支持ブラケット20の前部(機体2から突出した部分)には、スイングブラケット21が縦軸(上下方向に延伸する軸心)回りに揺動可能に取り付けられている。スイングブラケット21は、スイングシリンダ(油圧シリンダ)によって揺動駆動される。
 図1に示すように、作業装置4は、ブーム装置30と、アーム装置40と、作業具装置50とを有している。ブーム装置30は、ブーム31と、ブームシリンダ(油圧アクチュエータ)32とを有している。ブーム31は、基部がスイングブラケット21の上部に機体幅方向に延伸する横軸35を介して揺動可能(回動自在)に支持されている。ブームシリンダ32は、伸縮可能な油圧シリンダによって構成され、スイングブラケット21とブーム31の中途部とにわたって設けられており、伸縮することによりブーム31を揺動させる。
 アーム装置40は、アーム41と、アームシリンダ(油圧アクチュエータ)42とを有している。アーム41の基端部は、横軸43を介してブーム31の先端部に揺動自在に支持されている。アームシリンダ42は、伸縮可能な油圧シリンダによって構成され、アーム41の基部とブーム31の中途部とにわたって設けられており、伸縮することによりアーム41を揺動させる。
 作業具装置50は、作業具としてのバケット51と、作業具シリンダとしてのバケットシリンダ(油圧アクチュエータ)52とを有している。バケット51は、枢軸57を介してアーム41の先端部に揺動自在に支持されている。バケットシリンダ52は、伸縮可能な油圧シリンダによって構成され、バケット51とアーム41の先端部との間に設けたリンク機構53とアーム41の基部とにわたって設けられており、伸縮することによりバケット51を揺動させる。
 図1に示すように、キャビン5の側面(左側面)には、ドア5Aが設けられている。ドア5Aは、後部がヒンジ13によって縦軸回りに回動可能に支持されており、ヒンジ13回りに回動することで、前部が機体幅方向の外方側に移動して乗降口5Bを開閉する。乗降口5Bは、運転者がキャビン5(運転席6)に対して乗り降りするための開口である。
 図2に示すように、キャビン5内には、運転席6及び該運転席6の周囲の装置や部品を含む運転部14が設けられている。運転部14は、運転席6の左及び右に配置された操縦台61を有している。運転席6の左方に配置された操縦台61を第1操縦台61Lといい、運転席6の右方に配置された操縦台61を第2操縦台61Rという。第1操縦台61Lには、複数の油圧アクチュエータを操作する第1操縦レバー(操縦部材62)62Lと、第1操縦台61Lを上下方向に揺動操作する操作レバー63とが取り付けられている。第2操縦台61Rには、複数の油圧アクチュエータを操作する第2操縦レバー(操縦部材62)62Rと、ドーザ装置7を操縦するドーザレバー64とが取り付けられている。
 第1操縦レバー62Lと第2操縦レバー62Rとは、ともに作業機1に装備された2つの操作対象を操作可能である。第1操縦レバー62L及び第2操縦レバー62Rの操作対象は、例えば、旋回モータ12、ブームシリンダ32、アームシリンダ42、バケットシリンダ52である。つまり、操縦部材62は、機体2の旋回操作、アーム41の揺動操作、バケット51の揺動操作、ブーム31の揺動操作を行うことができる。第1操縦レバー62L及び第2操縦レバー62R(操縦部材)の操作方向及び揺動量は、検出センサ65(図3参照)によって検出される。
 詳しくは、図3に示すように、第1操縦レバー62Lの操作方向及び揺動量は、第1検出センサ65Lによって検出される。第2操縦レバー62Rの操作方向及び揺動量は、第2検出センサ65Rによって検出される。第1検出センサ65L及び第2検出センサ65Rは、制御装置66に接続されている。制御装置66は、第1検出センサ65L及び第2検出センサ65Rの検出信号を取得可能である。制御装置66は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)などを備えたマイクロコンピュータを利用して構成される。
 図3は、旋回モータ12、ブームシリンダ32、アームシリンダ42、バケットシリンダ52を制御する制御システムS1を示している。制御システムS1は、旋回モータ12を油圧制御する旋回用制御弁V1、ブームシリンダ32を油圧制御するブーム用制御弁V2、アームシリンダ42を油圧制御するアーム用制御弁V3、バケットシリンダ52を油圧制御するバケット用制御弁V4を有している。旋回用制御弁V1、ブーム用制御弁V2、アーム用制御弁V3及びバケット用制御弁V4は、制御装置66によって電気的に制御される電磁弁によって構成されている。第1検出センサ65L及び第2検出センサ65Rの検出信号は、制御装置66に送られる。制御装置66は、第1検出センサ65L及び第2検出センサ65Rからの検出信号に基づいて、操作対象を制御する制御弁を制御する。
 ここで、第1操縦レバー62L及び第2操縦レバー62Rの操作パターンの一例を説明する。第1操縦レバー62L及び第2操縦レバー62Rは、前後方向K1(前後)に傾動操作可能であり且つ機体幅方向(左右)に傾動操作可能である。第1操縦レバー62Lの前後の傾動操作でアーム41が揺動動作し、第1操縦レバー62Lの左右の傾動操作で機体2が旋回動作する。また、第2操縦レバー62Rの前後の傾動操作でブーム31が揺動動作し、第2操縦レバー62Rの左右の傾動操作でバケット51が揺動動作する。
 制御装置66は、複数の油圧アクチュエータに対する操縦部材62の操作パターンを複数の操作パターンに切り替えるパターン切替部66Aを有している。本実施形態では、操作パターンは、前述した操作パターンを含めて4つの操作パターンに切り替え可能である。
 第1の操作パターンは、前述した操作パターンである。
 第2の操作パターンでは、第1操縦レバー62Lの前後の傾動操作で機体2が旋回動作し、第1操縦レバー62Lの左右の傾動操作でアーム41が揺動動作する。また、第2操縦レバー62Rの前後の傾動操作でブーム31が揺動動作し、第2操縦レバー62Rの左右の傾動操作でバケット51が揺動動作する。
 第3の操作パターンでは、第1操縦レバー62Lの前後の傾動操作でブーム31が揺動動作し、第1操縦レバー62Lの左右の傾動操作でバケット51が揺動動作する。また、第2操縦レバー62Rの前後の傾動操作でアーム41が揺動動作し、第2操縦レバー62Rの左右の傾動操作で機体2が旋回動作する。
 第4の操作パターンでは、第1操縦レバー62Lの前後の傾動操作でブーム31が揺動動作し、第1操縦レバー62Lの左右の傾動操作でバケット51が揺動動作する。また、第2操縦レバー62Rの前後の傾動操作でアーム41が揺動動作し、第2操縦レバー62Rの左右の傾動操作で機体2が旋回動作する。
 図2に示すように、運転席6は、キャビン5(機体2)の床部5A上に設置されたシート台67に搭載されている。
 図4に示すように、シート台67は、床部5Aに立設される第1脚部67Aと、第1脚部67Aの右方に間隔をあけて配置されて床部5Aに立設される第2脚部67Bと、第1脚部67Aの上端と第2脚部67Bの上端とにわたって設けられた上壁部67Cとを有している。運転席6は、シート台67上に支持台68を介して設置されている。支持台68は、機体幅方向の幅がシート台67よりも幅狭に形成されており、シート台67の上壁部67Cは支持台68から左方及び右方に突出している。運転席6は、支持台68にスライドレールを介して前後方向に位置調整可能に搭載されている。
 図4、図5、図6に示すように、第1操縦台61Lは、運転席6の左方で且つシート台67の上壁部67Cの左部上方に配置されていると共に、シート台67に取り付けられて支持されている。
 図4、図7、図8に示すように、操縦台61は、支持構造体69と、支持構造体69を覆う下方開放状の操縦台カバー70とを有している。支持構造体69は、第1操縦レバー62L等が取り付けられるフレーム部材69A、該フレーム部材69A等を機体幅方向に延伸する軸心回りに回動可能に支持する回動軸69B、該回動軸69Bが取り付けられ且つシート台67の上壁部67Cに設置された支持ブラケット69C、フレーム部材69Aを回動させる回動機構69D等を有している。
 図9に示すように、回動軸69Bは、第1操縦台61Lの後部の下端側に配置されている。したがって、第1操縦台61Lは、後部の下端側の枢支部分(回動軸69B)回りに上下方向に揺動可能である。第1操縦台61Lは、図9に実線で示す第1姿勢Y1と、第1姿勢Y1から上方に揺動した姿勢であって、図9に2点鎖線で示す第2姿勢Y2とに切り替え可能である。図9に示す側面視において、第1操縦台61Lにおける回動軸69Bより前方側の下端は、第1姿勢Y1では、シート台67の上壁部67Cに近接し且つ略平行状に配置されており、第2姿勢Y2では、前方に向かうにつれて上方に移行する傾斜状である。
 図9に実線で示すように、第1姿勢Y1では、第1操縦台61Lの前部は、運転席6の座部6Aよりも前方に突出しており、操作レバー63は、第1操縦台61Lから前方に突出している。したがって、第1姿勢Y1は、運転者が運転席6に対して乗降することを妨げる姿勢である。詳しくは、第1姿勢Y1は、運転者が運転席6と乗降口5Bとの間の乗降用通路71を介して乗降することを妨げる姿勢である。
 図9に2点鎖線で示すように、第2姿勢Y2では、第1操縦台61Lは、前方に向かうにつれて上方に移行する傾斜状であり、操作レバー63は、第1操縦台61Lと共に回動軸69B回りに上方に揺動していて、乗降用通路71から退避している。したがって、第2姿勢Y2は、運転者が運転席6に対して乗降することを許容する姿勢である。詳しくは、第2姿勢Y2は、運転者が運転席6と乗降口5Bとの間の乗降用通路71を介して乗降することを許容する姿勢である。
 本実施形態にあっては、第1操縦台61L及び操作レバー63によって、運転席6の近傍に配置され且つ第1姿勢Y1と第2姿勢Y2と切り替え可能な操作体72が構成されている。
 なお、操作体72は、運転席6の近傍に配置される部材であればよく、例えば、操作体72は、運転席6の前方側に配置される部材であって、第1姿勢Y1と第2姿勢Y2と切り替え可能な部材であってもよい。
 図9に示すように、第1操縦台61Lは、検出スイッチ73と、当接部材74と、枢軸75と、規制当接部76と、ストッパ部材77とを有している。検出スイッチ73、当接部材74、枢軸75及び規制当接部76は、回動機構69Dに設けられ、ストッパ部材77は、支持ブラケット69Cに固定されたステー部材78に取り付けられる。
 図9に示すように、第1操縦台61L及び操作レバー63(操作体72)が第1姿勢Y1に在るときには、当接部材74が検出スイッチ73の接触子に当接しており、第1操縦台61L及び操作レバー63(操作体72)が第1姿勢Y1に在ることが検出される。図3に示すように、検出スイッチ73は、制御装置66に接続されている。制御装置66は、検出スイッチ73の検出信号を取得可能である。制御装置66は、検出スイッチ73からの検出信号を取得すると、旋回モータ12、ブームシリンダ32、アームシリンダ42、バケットシリンダ52の作動を許容する。つまり、第1操縦台61L及び操作レバー63(操作体72)が第1姿勢Y1に在るときには、制御装置66は、第1検出センサ65L及び第2検出センサ65Rからの指令信号に基づいて、旋回用制御弁V1、ブーム用制御弁V2、アーム用制御弁V3及びバケット用制御弁V4を制御する。
 次に、図9に示すように、操作レバー63を把持して上方に引き上げることによって、第1操縦台61L及び操作レバー63(操作体72)を第1姿勢Y1から第2姿勢Y2に切り替えると、先ず、操作レバー63が、2点鎖線79で示すように、枢軸75回りに上方に揺動すると共にこれに連動して当接部材74が検出スイッチ73の接触子から離れ、次いで、当接部材74が検出スイッチ73の接触子から離れた状態で第1操縦台61L及び操作レバー63(操作体72)が回動軸69B回りに一体回動して第2姿勢Y2に揺動する。当接部材74が検出スイッチ73の接触子から離れた状態であって、制御装置66が検出スイッチ73からの検出信号を取得しない状態であると、制御装置66は、旋回モータ12、ブームシリンダ32、アームシリンダ42、バケットシリンダ52の作動を阻止する。つまり、第1操縦台61L及び操作レバー63(操作体72)が第2姿勢Y2に在るときには、制御装置66は、第1検出センサ65L及び第2検出センサ65Rからの検出信号を取得しても、旋回用制御弁V1、ブーム用制御弁V2、アーム用制御弁V3及びバケット用制御弁V4に制御信号を発信せず、これら制御弁を制御しない。
 一方、第1操縦台61L及び操作レバー63(操作体72)が第2姿勢Y2に在るときには、規制当接部76がストッパ部材77に当接し、第1姿勢Y1から第2姿勢Y2に回動する方向の第1操縦台61Lの移動が規制される。なお、第1操縦台61Lは、回動機構69Dに設けられた保持機構によって第1姿勢Y1及び第2姿勢Y2に保持される。
 図10に示すように、操縦台カバー70は、上部カバー81と、下部カバー82とを有している。上部カバー81と下部カバー82とは相互に連結されると共にフレーム部材69Aに取り付けられる。上部カバー81は、運転席6の反対側の側壁である外側壁81aと、運転席6側の側壁である内側壁81bと、前壁81cと、後壁81dと、上壁81eと、を有している。下部カバー82は、運転席6の反対側の側壁である外側壁82aと、運転席6側の側壁である内側壁82bと、前壁82cと、後壁82dとを有している。内側壁82bは、前壁82cの右端縁部から後方に向けて操縦台カバー70の前後方向中途部まで延設されて形成されている。
 上部カバー81の外側壁81aと下部カバー82の外側壁82aとで、操縦台カバー70の外側壁70aを構成する。上部カバー81の内側壁81bと下部カバー82の内側壁82bとで操縦台カバー70の内側壁70bを構成する。上部カバー81の前壁81cと下部カバー82の前壁82cとで操縦台カバー70の前壁70cを構成する。上部カバー81の後壁81dと下部カバー82の後壁82dとで操縦台カバー70の後壁70dを構成する。上部カバー81の上壁81eは、操縦台カバー70の上壁を構成する。下部カバー82の下面側は下方開放状である。つまり、操縦台カバー70は下方開放状である。
 図8に示すように、操縦台カバー70は、内側壁70b(運転席6側の壁部)の後部側に該運転席6側に開放する側方開放部83を有している。側方開放部83は、上部カバー81の内側壁81bの下縁81gと、下部カバー82の内側壁82bの後縁82gとで形成されている。
 図4~図7に示すように、運転席6の側方(左側方)で且つ第1操縦台61Lの下方には、操縦部材62の操作パターンを複数の操作パターンに切り替えるパターン切替部材84が配置されている。パターン切替部材84は、支持台68の左側方の上壁部67C上であって、該上壁部67Cの前部に配置されている。
 パターン切替部材84は、ロータリスイッチ(スイッチ)によって構成され、シート台67の上壁部67Cに取り付けられたベースプレート85上に縦軸回りに回動可能に取り付けられている。図3に示すように、パターン切替部材84は、制御装置66に接続されている。制御装置66は、パターン切替部材84からの切替操作信号を取得可能である。制御装置66がパターン切替部材84からの切替操作信号を取得すると、パターン切替部66Aは、操縦部材62の操作パターンを、パターン切替部材84の切替操作位置に対応する操作パターンに設定する。つまり、操作パターンを第1の操作パターン~第4の操作パターンのいずれかに設定する。
 図12に示すように、ベースプレート85の前部(パターン切替部材84の前部の周囲)に、左から順にIマーク86A、Hマーク86B、Mマーク86C、Kマーク86Dが設けられている。パターン切替部材84には、指標部84Aが設けられている。パターン切替部材84を回動させて指標部84AをIマーク86A、Hマーク86B、Mマーク86C、Kマーク86Dのいずれかに合わせることにより、操縦部材62の操作パターンの切り替えを行うことができる。例えば、指標部84AをIマーク86Aに合わせるとパターン切替部66Aは操縦部材62の操作パターンを第1の操作パターンに切り替え、指標部84AをHマーク86Bに合わせるとパターン切替部66Aは操縦部材62の操作パターンを第2の操作パターンに切り替え、指標部84AをMマーク86Cに合わせるとパターン切替部66Aは操縦部材62の操作パターンを第3の操作パターンに切り替え、指標部84AをKマーク86Dに合わせるとパターン切替部66Aは操縦部材62の操作パターンを第4の操作パターンに切り替える。
 図6、図9、図11に示すように、パターン切替部材84は、第1操縦台61L及び操作レバー63(操作体72)が第1姿勢Y1に在るときに、第1操縦台61Lの前部下方に位置していると共に、操縦台カバー70の内部側の下端側に位置している。したがって、第1操縦台61L及び操作レバー63(操作体72)が第1姿勢Y1に在るときに、パターン切替部材84は第1操縦台61L(操作体72)に上方から覆われていて、該パターン切替部材84は上方から操作することはできない。また、図5、図11に示すように、第1操縦台61L及び操作レバー63(操作体72)が第1姿勢Y1に在るときに、パターン切替部材84の上部は、操縦台カバー70におけるパターン切替部材84の前方を覆う壁部である前壁82cの下端82c1、及び外側方を覆う壁部である外側壁82aの下端82a1よりも上方に位置している。つまり、第1操縦台61L及び操作レバー63(操作体72)が第1姿勢Y1に在るときに、前壁82c及び外側壁82aが邪魔をして、パターン切替部材84を前方及び外側方(左方)から操作するのが困難である。
 なお、パターン切替部材84は、第1操縦台61L及び操作レバー63(操作体72)が第1姿勢Y1に在るときに、少なくとも上部が前壁82cの下端82c1及び外側壁82aの下端82a1よりも上方に位置していればよく、パターン切替部材84の全体が、前壁82cの下端82c1及び外側壁82aの下端82a1よりも上方に位置していてもよい。
 また、図8に示すように、パターン切替部材84は、側方開放部83の前縁(内側壁82bの後縁82g)よりも後方に位置していて第1操縦台61Lの右側面側において露出している。しかしながら、第1操縦台61Lの内側方(右側方)には、運転席6が在り、且つ第1操縦台61Lと運転席6との間の隙間87は狭いので、パターン切替部材84に運転席6側からアクセスするのは困難である。つまり、パターン切替部材84を運転席6側から操作するのは困難である。
 また、操作体72が第1姿勢Y1に在るときに、必ずしもパターン切替部材84の全体が第1操縦台61L(操作体72)に上方から覆われている必要はなく、運転席6側からの操作が困難な程度に或いは操作ができないようにパターン切替部材84の少なくとも一部が覆われていればよい。例えば、操作体72が第1姿勢Y1に在るときに、パターン切替部材84の一部が操作体72の下方に配置され、パターン切替部材84の他の一部が運転席6と操作体72との間の空間の下方に配置される構成であってもよい。あるいは、操作体72が第1姿勢Y1に在るときに、パターン切替部材84が、操作体72の下方から運転席6の下方にわたって配置される構成であってもよい。また、パターン切替部材84を運転席6の下方、あるいは運転席6の下方から運転席6と操作体72との間の空間の下方にわたって配置し、操作体72が第1姿勢Y1に在るときに、パターン切替部材84の側方が第1操縦台61Lに覆われる構成としてもよい。
 以上のように、第1操縦台61L及び操作レバー63(操作体72)が第1姿勢Y1に在るときには、パターン切替部材84の操作ができないか、或いは、操作が困難である。したがって、第1操縦台61L及び操作レバー63(操作体72)が第1姿勢Y1に在るときであって、油圧アクチュエータの作動が許容される場合に、パターン切替部材84が操作されるのを防止することができる。
 一方、図9、図11に示すように、第1操縦台61L及び操作レバー63(操作体72)が第1姿勢Y1から第2姿勢Y2に姿勢変更すると、第1操縦台61Lが回動軸69B回りに上方に揺動して、パターン切替部材84が露出する。この状態で、パターン切替部材84は操作可能である。つまり、パターン切替部材84は、第1操縦台61L及び操作レバー63(操作体72)が第2姿勢Y2に在るときに操作可能に露出する。したがって、第1操縦台61L及び操作レバー63(操作体72)が第2姿勢Y2に在るときであって、油圧アクチュエータの作動が阻止される場合に、パターン切替部材84を操作することができる。
 図11に示すように、第1操縦台61Lは、第2姿勢Y2に在るときに、側面視で下端が前方に向かうにつれて上方に移行する傾斜状であるので、パターン切替部材84に前方から容易にアクセスでき、パターン切替部材84を第1操縦台61Lの前方から容易に操作することができる。
 図13に示すように、操作体72が第1姿勢Y1に在る状態で運転席6と第1操縦台61Lとの間の隙間87からパターン切替部材84の切替操作位置が視認可能である。つまり、パターン切替部材84は、操作体72が第1姿勢Y1に在るときに運転席6と操縦台61との間の隙間87から複数の操作パターンの切替操作位置が視認可能な位置に配置されている。このパターン切替部材84の切替操作位置の視認は、運転者が運転席6に座った状態でも可能である。図13では、Hマーク86Bと、Mマーク86Cの一部とが見える状態を示しているが、図14、図15に示すように、運転者がパターン切替部材84を見る位置を変えることにより、その他のマークも見ることができる。
 また、図8に示すように、パターン切替部材84は、側方開放部83の前縁(内側壁82bの後縁82g)よりも後方に位置している。したがって、側方開放部83を介して複数の操作パターンの切替操作位置が容易に視認可能である。
 なお、操縦台カバー70に覗き窓を設け、該覗き穴を介して、第1姿勢Y1において、パターン切替部材84の視認を行えるようにしてもよい。
 ところで、油圧アクチュエータを制御する制御弁を電気的に制御する作業機1において、運転席6の前方に配置されるメータで操作パターンの切り替えを行う方法もあるが、メータでの変更操作は面倒であり、常に画面上に操作パターンを表示する必要がある。また、メータに操作パターンが表示される場合、小さくて見えにくいという問題もあるが、本実施形態では、パターン切替部材84をスイッチ構造としているので、このような問題は解消できる。
 また、以上の作業機1にあっては、レンタル業者が作業機1を出庫する前に、操縦部材62の操作パターンの変更を容易に行うことができ、また、操縦部材62の操作パターンをすぐに確認可能な位置にある。また、運転者が作業機1に乗車する前にも容易に確認することができる。
 また、本実施形態では、油圧アクチュエータを油圧制御する制御弁を電気的に制御するシステムにおいて、スイッチによって構成されるパターン切替部材84の切り替えによって操縦部材62の操作パターンを切り替える場合について説明したが、これに限定されることはなく、油圧アクチュエータを制御する制御弁を油圧制御するシステムにおいて、ロータリバルブによって構成されるパターン切替部材84で作動油の経路の切り替えを行って操縦部材62の操作パターンを切り替える場合にも採用することができる。
 上記作業機1は、機体2と、機体2に搭載された運転席6と、運転席6の近傍に設けられた操作体72であって、運転者が運転席6に対して乗降することを妨げる第1姿勢Y1と、運転者が運転席6に対して乗降することを許容する第2姿勢Y2とに切り替え可能な操作体72と、操作体72が第1姿勢Y1に在るときに作動が許容され、操作体72が第2姿勢Y2に在るときに作動が阻止される複数の油圧アクチュエータ(旋回モータ12、ブームシリンダ32、アームシリンダ42、バケットシリンダ52)と、複数の油圧アクチュエータを操作する操縦部材62と、操縦部材62の複数の油圧アクチュエータに対する操作パターンを複数の操作パターンに切り替えるパターン切替部材84と、を備え、パターン切替部材84は、操作体72が第1姿勢Y1に在るときに該操作体72に少なくとも一部が覆われて操作不能または操作困難になり、操作体72が第2姿勢Y2に在るときに操作可能に露出する。
 この構成によれば、操作体72を第2姿勢Y2にした状態ではパターン切替部材84の操作が可能であるが、操作体72を第1姿勢Y1にした状態ではパターン切替部材84の操作が行われるのを防止することができる。
 また、各油圧アクチュエータに対応して設けられていて、油圧アクチュエータを油圧制御する複数の制御弁(旋回用制御弁V1、ブーム用制御弁V2、アーム用制御弁V3、バケット用制御弁V4)と、操縦部材62の操作方向及び操作量を検出する検出センサ65と、検出センサ65からの検出信号を取得して制御弁を電気的に制御する制御装置66と、を備え、パターン切替部材84は、複数の操作パターンの切替操作位置に対応する切替操作信号を制御装置66に送るスイッチで構成され、制御装置66は、パターン切替部材84からの切替操作信号に基づいて操作パターンを切り替えるパターン切替部66Aを有している。
 この構成によれば、パターン切替部材84を、コンパクトに構成できると共にコンパクトに配置することができる。
 また、操作体72は、運転席6の側方に配置される操縦台61であって操縦部材62が取り付けられる操縦台61を含み、操縦台61は、該操縦台61の支持構造体69を覆う下方開放状の操縦台カバー70を有し、パターン切替部材84は、操作体72が第1姿勢Y1に在るときに、操縦台カバー70の内部側の下端側に位置し且つ少なくとも上部が操縦台カバー70における当該パターン切替部材84の前方及び側方を覆う壁部(前壁82c、外側壁82a)の下端82a1,82c1よりも上方に位置している。
 この構成によれば、操作体72が第1姿勢Y1に在るときに、パターン切替部材84を操作されるのを防止することができる。
 また、運転席6を支持するシート台67を備え、操縦台61は、後部がシート台67側に枢支されていて前部側が上下方向に揺動可能であり且つシート台67に近接する第1姿勢Y1から上方に揺動操作されることで第2姿勢Y2に切り替え可能であり、パターン切替部材84は、シート台67上で且つ操縦台61の前部下方に配置されている。
 この構成によれば、操作体72を第2姿勢Y2にした状態で、シート台67の前方からパターン切替部材84を容易に操作することができる。
 また、パターン切替部材84は、操作体72が第1姿勢Y1に在るときに運転席6と操縦台61との間の隙間87から複数の操作パターンの切替操作位置が視認可能である。
 この構成によれば、操作体72が第1姿勢Y1に在るときでも、パターン切替部材84の切替操作位置の確認を行うことができる。
 また、操縦台カバー70は、運転席6側の壁部の後部側に該運転席6側に開放する側方開放部83を有し、パターン切替部材84は、側方開放部83の前縁(内側壁82bの後縁82g)よりも後方に配置されていて側方開放部83を介して複数の操作パターンの切替操作位置が視認可能である。
 この構成によれば、操作体72が第1姿勢Y1に在るときにおける操作パターンの確認をさらに容易に行うことができる。
 以上、本発明の一実施形態について説明したが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
 2   機体
 6   運転席
12   油圧アクチュエータ(旋回モータ)
32   油圧アクチュエータ(ブームシリンダ)
42   油圧アクチュエータ(アームシリンダ)
52   油圧アクチュエータ(バケットシリンダ)
61   操縦台
62   操縦部材
65   検出センサ
66   制御装置
66A  パターン切替部
67   シート台
70   操縦台カバー
72   操作体
82a  壁部(下部カバーの外側壁)
82a1 下端
82c  壁部(下部カバーの前壁)
82c1 下端
82g  前縁(下部カバーの内側壁の後縁)
83   側方開放部
84   パターン切替部材
87   隙間
 V1  制御弁(旋回用制御弁)
 V2  制御弁(ブーム用制御弁)
 V3  制御弁(アーム用制御弁)
 V4  制御弁(バケット用制御弁)
 Y1  第1姿勢
 Y2  第2姿勢

Claims (6)

  1.  機体と、
     前記機体に搭載された運転席と、
     前記運転席の近傍に設けられた操作体であって、運転者が前記運転席に対して乗降することを妨げる第1姿勢と、運転者が前記運転席に対して乗降することを許容する第2姿勢とに切り替え可能な操作体と、
     前記操作体が前記第1姿勢に在るときに作動が許容され、前記操作体が前記第2姿勢に在るときに作動が阻止される複数の油圧アクチュエータと、
     前記複数の油圧アクチュエータを操作する操縦部材と、
     前記操縦部材の前記複数の油圧アクチュエータに対する操作パターンを複数の操作パターンに切り替えるパターン切替部材と、
     を備え、
     前記パターン切替部材は、前記操作体が前記第1姿勢に在るときに該操作体に少なくとも一部が覆われて操作不能または操作困難になり、前記操作体が前記第2姿勢に在るときに操作可能に露出する作業機。
  2.  前記各油圧アクチュエータに対応して設けられていて、前記油圧アクチュエータを油圧制御する複数の制御弁と、
     前記操縦部材の操作方向及び操作量を検出する検出センサと、
     前記検出センサからの検出信号を取得して前記制御弁を電気的に制御する制御装置と、
     を備え、
     前記パターン切替部材は、前記複数の操作パターンの切替操作位置に対応する切替操作信号を前記制御装置に送るスイッチで構成され、
     前記制御装置は、前記パターン切替部材からの切替操作信号に基づいて前記操作パターンを切り替えるパターン切替部を有している請求項1に記載の作業機。
  3.  前記操作体は、前記運転席の側方に配置される操縦台であって前記操縦部材が取り付けられる操縦台を含み、
     前記操縦台は、該操縦台の支持構造体を覆う下方開放状の操縦台カバーを有し、
     前記パターン切替部材は、前記操作体が前記第1姿勢に在るときに、前記操縦台カバーの内部側の下端側に位置し且つ少なくとも上部が前記操縦台カバーにおける当該パターン切替部材の前方及び側方を覆う壁部の下端よりも上方に位置している請求項1または2に記載の作業機。
  4.  前記運転席を支持するシート台を備え、
     前記操縦台は、後部が前記シート台側に枢支されていて前部側が上下方向に揺動可能であり且つ前記シート台に近接する前記第1姿勢から上方に揺動操作されることで前記第2姿勢に切り替え可能であり、
     前記パターン切替部材は、前記シート台上で且つ前記操縦台の前部下方に配置されている請求項3に記載の作業機。
  5.  前記パターン切替部材は、前記操作体が前記第1姿勢に在るときに前記運転席と前記操縦台との間の隙間から前記複数の操作パターンの切替操作位置が視認可能である請求項3または4に記載の作業機。
  6.  前記操縦台カバーは、前記運転席側の壁部の後部側に該運転席側に開放する側方開放部を有し、
     前記パターン切替部材は、前記側方開放部の前縁よりも後方に配置されていて前記側方開放部を介して前記複数の操作パターンの切替操作位置が視認可能である請求項5に記載の作業機。
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