JP3464623B2 - 建設機械 - Google Patents

建設機械

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JP3464623B2
JP3464623B2 JP11413799A JP11413799A JP3464623B2 JP 3464623 B2 JP3464623 B2 JP 3464623B2 JP 11413799 A JP11413799 A JP 11413799A JP 11413799 A JP11413799 A JP 11413799A JP 3464623 B2 JP3464623 B2 JP 3464623B2
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貢 小島
和弘 一村
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F9/00Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
    • E02F9/20Drives; Control devices
    • E02F9/2004Control mechanisms, e.g. control levers

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばホイール式
油圧ショベル、ホイール式クレーン、ホイールローダ等
として好適に用いられる建設機械に関し、特にチルト式
のハンドル装置と跳上げ式のコンソール装置とを備える
構成とした建設機械に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、油圧ショベル等の建設機械とし
ては、車両に設けられた履帯を用いて走行するクローラ
式油圧ショベルと、車輪を用いて走行するホイール式油
圧ショベル等とが知られている。
【0003】この種の従来技術による建設機械には、車
体を操舵するため運転席の前方に位置してオペレータが
ハンドルを操縦するときに運転席側に傾斜される傾斜位
置と該傾斜位置よりも上向きに配置される上向き位置と
の間で前,後方向に回動されるチルト式のハンドル装置
を備えたものが知られている(例えば、実開平5−75
055号公報等)。
【0004】一方、他の従来技術として、運転席の側方
に操作レバーを有するコンソールが前記運転席に着座し
たオペレータが操作する操作位置と該操作位置から上方
に跳上げられた跳上げ位置との間で上,下方向に回動さ
れるコンソール装置を備えたものも知られている(例え
ば、実開平6−85456号公報等)。
【0005】ここで、ハンドル装置は、例えば油圧ショ
ベルのキャブ内に配置され、運転席の前方に位置してキ
ャブの床板上に突設された脚部と、該脚部の先端側に取
付けられ、後述の如く上向き位置と傾斜位置との間で
前,後方向に回動されるハンドル支持部と、該ハンドル
支持部の先端側に設けられたハンドルとから構成されて
いる。また、脚部とハンドル支持部との間には、ハンド
ル支持部を傾斜位置または上向き位置にロックするロッ
ク機構が設けられている。
【0006】そして、ハンドルが傾斜位置に保持された
状態では、オペレータが運転席に座って自然な姿勢でハ
ンドル操作を行うことができる。また、ハンドルが上向
き位置となったときには、運転席とハンドルとの間に十
分な空間が形成されるため、油圧ショベルのオペレータ
は、運転席への乗降動作を円滑に行うことができる。
【0007】一方、コンソール装置は、油圧ショベルの
フロント等を操作するための操作レバーが設けられたコ
ンソールを有している。そして、コンソールは、例えば
後部側が回動支点となって前部側が操作位置と跳上げ位
置との間で上,下方向に回動する。この場合、コンソー
ルが操作位置にあるときには、操作レバーがオペレータ
にとって操作性のよい運転席の側方前部側に配置され
る。
【0008】また、オペレータは、例えば運転席から外
部へと降りるときに、コンソールの近傍に設けられた乗
降用レバー等を操作することによってコンソールを操作
位置から跳上げ位置へと上向きに回動させる。この結
果、コンソールは操作レバーと共に斜め後方へと跳上げ
られた状態となるため、オペレータは、キャブ内でコン
ソール装置の前方に形成される空間を利用して運転席か
ら降りることができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術では、運転席の前方にチルト式のハンドル装置を
設け、運転席の側方に跳上げ式のコンソール装置を設け
る構成とした場合、オペレータは、運転席から降りると
きに、ハンドルを傾斜位置から上向き位置へと前方に回
動すると共に、乗降用レバーを用いてコンソールを操作
位置から跳上げ位置へと上方に回動し、これよって運転
席から乗降口に通じる十分な広さの空間をキャブ内に形
成する。
【0010】このため、オペレータは、運転席から外部
へと降りる毎に、ハンドルを上向きに回動する動作と、
コンソールを跳上げる動作とをそれぞれ別個に行う必要
があり、外部から運転席に着座するときにも、ハンドル
を傾斜させる動作と、コンソールを押下げる動作とを行
わなければならないため、従来技術では、例えば土木作
業中に車両の前方を確認する場合等、運転席を短時間だ
け離れる場合であっても、その乗降動作に手間がかかる
という問題がある。
【0011】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明の目的は、運転席への乗降時にハ
ンドル装置とコンソール装置の操作を簡単に行うことが
でき、これらの操作性を向上できると共に、運転席に効
率よく乗降できるようにした建設機械を提供することに
ある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために本発明は、オペレータが着座する運転席を有し該
運転席に乗降する乗降口が設けられた車体と、該車体を
操舵するため前記運転席の前方に位置して車体上に設け
られ、ハンドルを操縦するときに前記運転席側に傾斜さ
れる傾斜位置と該傾斜位置よりも上向きに配置される上
向き位置との間で前,後方向に回動されるハンドル装置
と、前記運転席の側方に位置して前記車体上に設けら
れ、操作レバーを有するコンソールが前記運転席に着座
したオペレータによって操作される操作位置と該操作位
置から上方に跳上げられた跳上げ位置との間で上,下方
向に回動されるコンソール装置とを備えてなる建設機械
に適用される。
【0013】そして、請求項1の発明が採用する構成の
特徴は、ハンドル装置とコンソール装置との間には、コ
ンソール装置が操作位置となったときにハンドル装置を
傾斜位置に回動し、コンソール装置が跳上げ位置となっ
たときにハンドル装置を上向き位置に回動するハンドル
−コンソール連動装置を設けたことにある。
【0014】このように構成することにより、例えばオ
ペレータが運転席に着座したときには、コンソール装置
を跳上げ位置から操作位置へと回動させることにより、
ハンドル−コンソール連動装置を用いて、ハンドル装置
も上向き位置から傾斜位置に連動して回動させることが
できる。また、オペレータが運転席から降りるときに
も、コンソール装置を操作位置から跳上げ位置へと回動
させることにより、ハンドル装置を傾斜位置から上向き
位置に連動して回動させることができる。
【0015】また、請求項2の発明によると、ハンドル
−コンソール連動装置は、前記コンソール装置が操作位
置または跳上げ位置となったことを検出するコンソール
位置検出手段と、前記ハンドル装置を傾斜位置または上
向き位置に回動するアクチュエータと、該アクチュエー
タにより回動される前記ハンドル装置が傾斜位置または
上向き位置となったことを検出するハンドル位置検出手
段と、前記コンソール位置検出手段とハンドル位置検出
手段とから出力される検出信号を用いて前記コンソール
装置の動きに連動して前記ハンドル装置を回動するよう
に前記アクチュエータを駆動するアクチュエータ駆動手
段とから構成している。
【0016】これにより、例えばコンソール装置が操作
位置から跳上げ位置へと回動されるときには、この回動
動作をコンソール位置検出手段によって検出でき、アク
チュエータは、コンソール位置検出手段から出力される
検出信号を用いてハンドル装置を傾斜位置から上向き位
置に回動させることができる。そして、ハンドル位置検
出手段は、ハンドル装置が上向き位置へと達したことを
検出でき、アクチュエータ駆動手段は、ハンドル位置検
出手段とコンソール位置検出手段とから出力される検出
信号を用いてハンドル装置が上向き位置となったときに
アクチュエータを停止させることができる。
【0017】一方、請求項3の発明が採用する構成の特
徴は、コンソール装置とハンドル装置との間には、ハン
ドル装置が傾斜位置となったときにコンソール装置を操
作位置に回動し、ハンドル装置が上向き位置となったと
きにコンソール装置を跳上げ位置に回動するハンドル−
コンソール連動装置を設けたことにある。
【0018】これにより、オペレータが運転席に対して
離着座するときには、ハンドル装置を傾斜位置と上向き
位置との間で回動させることにより、これと連動してハ
ンドル−コンソール連動装置によりコンソール装置を操
作位置と跳上げ位置との間で回動させることができる。
【0019】また、請求項4の発明によると、ハンドル
−コンソール連動装置は、前記ハンドル装置が操作位置
または跳上げ位置となったことを検出するハンドル位置
検出手段と、前記コンソール装置を操作位置または跳上
げ位置に回動するアクチュエータと、該アクチュエータ
により回動される前記コンソール装置が操作位置または
跳上げ位置となったことを検出するコンソール位置検出
手段と、前記ハンドル位置検出手段とコンソール位置検
出手段とから出力される検出信号を用いて前記ハンドル
装置の動きに連動して前記コンソール装置を回動するよ
うに前記アクチュエータを駆動するアクチュエータ駆動
手段とから構成している。
【0020】これにより、例えばハンドル装置が傾斜位
置から上向き位置へと回動されるときには、この回動動
作をハンドル位置検出手段によって検出でき、アクチュ
エータは、ハンドル位置検出手段から出力される検出信
号を用いてコンソール装置を操作位置から跳上げ位置に
回動させることができる。そして、コンソール位置検出
手段は、コンソール装置が跳上げ位置へと達したことを
検出でき、アクチュエータ駆動手段は、コンソール位置
検出手段とハンドル位置検出手段とから出力される検出
信号を用いてコンソール装置が跳上げ位置となったとき
にアクチュエータを停止させることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
建設機械として、ホイール式油圧ショベルを例に挙げ、
図1ないし図8を参照して詳細に説明する。ここで、図
1ないし図7は本発明による第1の実施の形態を示して
いる。
【0022】1は油圧ショベルの下部走行体で、該下部
走行体1には、油圧ショベルを走行させる複数のホイー
ル2,2,…が設けられている。また、3は下部走行体
1上に旋回可能に搭載された上部旋回体で、該上部旋回
体3の旋回フレーム4には、内部に運転室が形成された
キャブ5と、内部に原動機等を収容する機械室(いずれ
も図示せず)が形成された建屋カバー6と、カウンタウ
ェイト7等とが設けられている。
【0023】ここで、キャブ5内の中央には図2に示す
如く運転席8が設けられ、該運転席8の前方中央には、
後述のハンドル装置14が設けられている。また、運転
席8の左側には、乗降口9(図1参照)との間に位置し
て後述のコンソール装置15が配設されている。
【0024】10は上部旋回体3の前部側に俯仰動可能
に設けられたフロントで、該フロント10は、図1に示
す如く、基端側が旋回フレーム4に取付けられ、ブーム
シリンダ11Aによって俯仰動されるブーム11と、該
ブーム11の先端側に取付けられ、アームシリンダ12
Aによって回動されるアーム12と、該アーム12の先
端側に取付けられ、バケットシリンダ13Aによって回
動されるバケット13等とから構成されている。
【0025】そして、油圧ショベルは、フロント10の
シリンダ11A,12A,13A、走行モータ、旋回モ
ータ等からなる油圧アクチュエータに対して、後述の油
圧ポンプ41から吐出される圧油が油圧回路(いずれも
図示せず)を経由してそれぞれ給排されることにより、
ブーム11、アーム12、バケット13等を用いて土砂
等の掘削作業を行うと共に、上部旋回体3を旋回し、車
両を走行させるものである。
【0026】14はキャブ5内で運転席8の前方中央に
設けられたチルト式のハンドル装置で、該ハンドル装置
14は、キャブ5内の床板上に突設された脚部14A
と、該脚部14Aの先端側に取付けられ、後述の油圧シ
リンダ35により前,後方向に回動されるハンドル支持
部14Bと、該ハンドル支持部14Bに回転可能に設け
られ、ホイール2を操舵するときにオペレータによって
操作されるハンドル14C等とから構成されている。
【0027】そして、ハンドル装置14は、後述のハン
ドル−コンソール連動装置31によりコンソール18と
連動して操作され、これによってハンドル支持部14
B、ハンドル14C等は、図2に示す如くハンドル14
Cが運転席8に向けて後方へと傾斜する傾斜位置(A)
と、図6に示す如くハンドル14Cが傾斜位置(A)よ
りも上向きに配置される上向き位置(B)との間で前,
後方向に回動されるものである。
【0028】15はキャブ5内で運転席8の左側に台座
部16を介して設けられたコンソール装置で、該コンソ
ール装置15は、図2ないし図5に示す如く、後述のコ
ンソール取付部17、コンソール18、ガススプリング
21、乗降用レバー22、ロック機構25等により構成
されている。
【0029】17は台座部16上に固定されたコンソー
ル取付部で、該コンソール取付部17には、図3、図5
に示す如く、コンソール18用の取付金具17Aと、ガ
ススプリング21用の取付金具17B等とが一体に設け
られている。
【0030】18はコンソール取付部17に上,下方向
に回動可能に設けられたコンソールで、該コンソール1
8は、図3ないし図5に示す如く、その本体部分が例え
ば金属板、樹脂板等を用いて略箱形状に形成された枠体
19により構成され、この枠体19の上面、前面、後面
および左,右の側面に金属板、樹脂板等からなるパネル
部材を取付けることによって、下側が開口した略箱形状
に形成されている。
【0031】そして、枠体19の後部側には、コンソー
ル取付部17の取付金具17Aに回動可能にピン結合さ
れた一対の取付ブラケット19A,19A(一方のみ図
示)が設けられている。これにより、コンソール18
は、図3に示す操作位置(C)と、図5に示す跳上げ位
置(D)との間で上,下方向に回動される。また、枠体
19の下部前側には、略コ字状の取付金具19Bが固着
されている。
【0032】20はコンソール18の前部上側に傾転操
作可能に設けられた左側の操作レバーで、該操作レバー
20は、図3に示す如く、例えば走行モータを除く油圧
アクチュエータ等への圧油供給量を制御するパイロット
操作弁(図示せず)等に接続されている。これにより、
操作レバー20は、フロント10を俯仰動させたり、上
部旋回体3を旋回させたりするものである。
【0033】21はコンソール取付部17の取付金具1
7Bとコンソール18の取付金具19Bとの間に設けら
れたガススプリングで、該ガススプリング21は、コン
ソール18を操作位置(C)から跳上げ位置(D)に向
けて常時付勢している。
【0034】22は連結ピン23を用いて台座部16の
側板等に上,下方向に回動可能に取付けられた乗降用レ
バーで、該乗降用レバー22には、図3に示す如く回動
腕22Aが一体に設けられ、該回動腕22Aの先端側
は、プッシュ・プルケーブル24を用いて後述のスライ
ド板28に連結されている。また、乗降用レバー22
は、例えば油圧回路に設けられた切換弁等に他のプッシ
ュ・プルケーブル、信号線(いずれも図示せず)等を介
して接続されている。そして、乗降用レバー22は、図
2に示す如く運転席8と乗降口9との間を遮断する遮断
位置と、図6に示す如く運転席8と乗降口9との間を開
通する開通位置との間で回動腕22Aと一体的に回動さ
れる。
【0035】この場合、乗降用レバー22が遮断位置に
あるときには、コンソール18が操作位置(C)に保持
されている。これに対し、乗降用レバー22が開通位置
に回動されたときには、コンソール18が跳上げ位置
(D)へと回動されている。
【0036】25は運転席8とコンソール18との間に
設けられたロック機構で、ロック機構25は、図4、図
5に示す如く、運転席8側に設けれられた支持ピン2
6,27を用いて前,後方向にスライド可能に支持され
たスライド板28を有し、該スライド板28の前端側に
は係合溝28Aが設けられている。
【0037】そして、スライド板28は、支持ピン27
とスライド板28との間に設けられた引張ばね29によ
り前方に付勢され、乗降用レバー22が遮断位置にある
ときには、コンソール18の取付金具19Bに固着され
たロックピン30がスライド板28の係合溝28A内に
係合することにより、コンソール18を操作位置(C)
にロックする。また、乗降用レバー22が開通位置に回
動されたときには、スライド板28がプッシュ・プルケ
ーブル24等により引張ばね29に抗して後方に引張ら
れ、ロックピン30が係合溝28Aから外れることによ
り、コンソール18がガススプリング21によって跳上
げ位置(D)に回動される。
【0038】31はハンドル装置14に付設されたハン
ドル−コンソール連動装置(以下、連動装置31とい
う)で、該連動装置31は、図7に示す如く、コンソー
ル装置15側のリミットスイッチ32,34と、油圧シ
リンダ35と、ハンドル装置14側のリミットスイッチ
36,38と、リレー37,39と、方向切換弁40等
とから構成されている。そして、連動装置31は、コン
ソール18が操作位置(C)となったときにハンドル装
置14のハンドル14C等を傾斜位置(A)に回動し、
コンソール18が跳上げ位置(D)となったときには、
ハンドル14C等を上向き位置(B)に回動するもので
ある。
【0039】32はコンソール18が操作位置(C)と
なったことを検出するコンソール位置検出手段としての
リミットスイッチで、該リミットスイッチ32は、一方
の端子側がリレー37の接点37Bを介して方向制御弁
40の電磁パイロット部40Bに接続され、他方の端子
側がバッテリ33に接続されている。そして、リミット
スイッチ32は、コンソール18が操作位置(C)とな
ったときに閉成し、これ以外の位置では開成状態を保持
する。
【0040】34はリミットスイッチ32と共にコンソ
ール位置検出手段を構成する他のリミットスイッチで、
該リミットスイッチ34は、一方の端子側がリレー39
の接点39Bを介して方向制御弁40の電磁パイロット
部40Aに接続され、他方の端子側がバッテリ33に接
続されている。そして、リミットスイッチ34は、コン
ソール18が跳上げ位置(D)となったときに閉成し、
これ以外の位置では開成状態を保持すると共に、これに
よってコンソール18が跳上げ位置(D)となったこと
を検出するものである。
【0041】35はハンドル装置14の脚部14Aとハ
ンドル支持部14Bとの間に伸縮可能に設けられたアク
チュエータとしての油圧シリンダで、該油圧シリンダ3
5内には、ピストンにより2個の油室35A,35Bが
画成されている。そして、油圧シリンダ35は、例えば
油室35Aに圧油が供給されることにより伸長し、この
ときハンドル14C等を傾斜位置(A)から上向き位置
(B)に回動させる。また、油圧シリンダ35は、油室
35Bに圧油が供給されることにより縮小し、このとき
ハンドル14C等を上向き位置(B)から傾斜位置
(A)に回動させるものである。
【0042】36はハンドル装置14が油圧シリンダ3
5により傾斜位置(A)に回動されたことを検出するハ
ンドル位置検出手段としてのリミットスイッチで、該リ
ミットスイッチ36は、一方の端子側がリレー37の励
磁コイル37Aに接続され、他方の端子側がバッテリ3
3に接続されている。そして、リミットスイッチ36
は、ハンドル装置14が傾斜位置(A)となったときに
閉成し、これ以外の位置では開成状態を保持する。
【0043】37はリミットスイッチ36により切換駆
動されるリレーで、該リレー37は、リミットスイッチ
36に接続された励磁コイル37Aと、コンソール18
側のリミットスイッチ32と方向制御弁40の電磁パイ
ロット部40Bとの間に設けられ、該励磁コイル37A
により開成される常閉の接点37Bとから構成されてい
る。
【0044】そして、リレー37は、常時はリミットス
イッチ32と電磁パイロット部40Bとを接続し、ハン
ドル装置14が油圧シリンダ35により傾斜位置(A)
に回動されたときには、リミットスイッチ36が閉成す
ることにより、接点37Bが開成してリミットスイッチ
32側と電磁パイロット部40Bとの間を遮断し、油圧
シリンダ35を縮小状態で停止させる構成となってい
る。
【0045】38はリミットスイッチ36と共にハンド
ル位置検出手段を構成する他のリミットスイッチで、該
リミットスイッチ38は、一方の端子側がリレー39の
励磁コイル39Aに接続され、他方の端子側がバッテリ
33に接続されている。そして、リミットスイッチ36
は、ハンドル装置14が上向き位置(B)となったとき
に閉成し、これ以外の位置では開成状態を保持すると共
に、これによってハンドル装置14が上向き位置(B)
となったことを検出するものである。
【0046】39はリミットスイッチ38により切換駆
動されるリレーで、該リレー39は、リミットスイッチ
38に接続された励磁コイル39Aと、コンソール18
側のリミットスイッチ34と方向制御弁40の電磁パイ
ロット部40Aとの間に設けられ、該励磁コイル39A
により開成される常閉の接点39Bとから構成されてい
る。
【0047】そして、リレー39は、常時はリミットス
イッチ34と電磁パイロット部40Aとを接続し、ハン
ドル装置14が油圧シリンダ35により上向き位置
(B)に回動されたときには、リミットスイッチ38が
閉成することにより、接点39Bが開成してリミットス
イッチ34側と電磁パイロット部40Aとの間を遮断
し、油圧シリンダ35を伸長状態で停止させる構成とな
っている。
【0048】40は油圧シリンダ35に接続して設けら
れたアクチュエータ駆動手段としての電磁パイロット式
の方向切換弁で、該方向切換弁40には電磁パイロット
部40A,40Bが設けられ、これらの電磁パイロット
部40A,40Bへの通電を停止した状態では、方向切
換弁40が中立位置(イ)に保持される構成となってい
る。
【0049】そして、方向切換弁40は、電磁パイロッ
ト部40Aに通電することにより切換位置(ロ)に切換
えられると、油圧ポンプ41からの圧油を油室35Aに
供給し、油室35Bの圧油をタンク42に戻すことによ
って油圧シリンダ35を伸長させる。また、方向切換弁
40は、電磁パイロット部40Bに通電することにより
切換位置(ハ)に切換えられると、油室35Aの圧油を
タンク42に戻し、油室35Bに圧油を供給することに
よって油圧シリンダ35を縮小させる。
【0050】本実施の形態による油圧ショベルは上述の
如き構成を有するもので、次にその作動について説明す
る。
【0051】まず、オペレータがキャブ5に乗込む前に
は、乗降用レバー22が前回の運転終了時に開通位置に
回動されており、コンソール18、操作レバー20等も
跳上げ位置(D)に保持されると共に、ハンドル装置1
4も上向き位置(B)に保持されている。
【0052】この結果、リミットスイッチ32は跳上げ
位置(D)で開成状態となるため、方向切換弁40の電
磁パイロット部40Bは非通電状態となっている。ま
た、リミットスイッチ38は上向き位置(B)で閉成状
態となるため、リレー39の接点39Bは開成してお
り、電磁パイロット部40Aも非通電状態となってい
る。これにより、方向切換弁40は中立位置(イ)に保
持されている。
【0053】この状態で油圧ショベルの運転を開始する
ときには、オペレータは乗降口9からキャブ5内に乗込
み、運転席8に着座する。
【0054】次に、オペレータが乗降用レバー22を開
通位置から遮断位置に回動すると、乗降用レバー22に
よりプッシュ・プルケーブル、信号線等を介して油圧回
路の切換弁が作動し、油圧アクチュエータは駆動可能な
状態となる。
【0055】ここで、図7中の連動装置31は、ハンド
ル装置14が上向き位置(B)にあることによってリミ
ットスイッチ36が開成しており、リレー37の接点3
7Bは閉成した状態となっている。
【0056】そして、この状態でオペレータがコンソー
ル18をガススプリング21に抗して下向きに押下げる
と、コンソール18がロック機構25により操作位置
(C)にロックされると共に、リミットスイッチ32が
閉成する。この結果、方向切換弁40は、電磁パイロッ
ト部40Bがバッテリ33からリミットスイッチ32、
リレー37の接点37Bを介して通電されることにより
切換位置(ハ)となる。これにより、油圧シリンダ35
は縮小し、ハンドル装置14のハンドル14C等は上向
き位置(B)から傾斜位置(A)に向けて回動される。
【0057】また、ハンドル14Cが傾斜位置(A)に
達すると、リミットスイッチ36が閉成する。これによ
り、リレー37の接点37Bが開成し、電磁パイロット
部40Bへの通電が停止される。この結果、方向切換弁
40は中立位置(イ)に戻り、ハンドル装置14は、図
2に示す如く油圧シリンダ35によって傾斜位置(A)
に保持された状態となる。
【0058】一方、油圧ショベルの運転中には、コンソ
ール18が操作位置(C)にロックされ、ハンドル装置
14が傾斜位置(A)に保持されている。これにより、
リミットスイッチ38は傾斜位置(A)で開成状態とな
るため、リレー39の接点39Bは閉成した状態となっ
ている。
【0059】そして、この状態から例えば油圧ショベル
の運転を中断、停止するときには、オペレータが乗降用
レバー22を開通位置に回動すると、コンソール18
は、ロック機構25により操作位置(C)にロックされ
た状態から解除され、ガススプリング21によって跳上
げ位置(D)に回動される。
【0060】この結果、リミットスイッチ34が跳上げ
位置(D)で閉成すると、方向切換弁40は電磁パイロ
ット部40Aが通電され、切換位置(ロ)となる。これ
により、油圧シリンダ35は伸長し、ハンドル装置14
のハンドル14C等は傾斜位置(A)から上向き位置
(B)に向けて回動される。
【0061】そして、ハンドル14Cが上向き位置
(B)に達すると、リミットスイッチ38が閉成する。
これにより、リレー39の接点39Bが開成し、電磁パ
イロット部40Aへの通電が停止される。この結果、方
向切換弁40は中立位置(イ)に戻り、ハンドル14C
は、図6に示す如く油圧シリンダ35によって上向き位
置(B)に保持された状態となる。
【0062】かくして、本実施の形態では、ハンドル装
置14にハンドル−コンソール連動装置31を付設する
構成としたので、例えばオペレータが運転席8に着座し
たときには、オペレータがコンソール18を跳上げ位置
(D)から操作位置(C)へと押下げるだけで、これと
連動してハンドル−コンソール連動装置31によりハン
ドル装置14を上向き位置(B)から傾斜位置(A)へ
と簡単に回動させることができる。また、オペレータが
運転席8から降りる場合にも、乗降用レバー22を用い
てコンソール18を操作位置(C)から跳上げ位置
(D)に回動させるだけで、ハンドル装置14を傾斜位
置(A)から上向き位置(B)へと自動的に回動させる
ことができる。
【0063】従って、オペレータは、運転席8への乗降
時にコンソール18のみを操作することにより、コンソ
ール18とハンドル装置14の回動動作をワンタッチで
一緒に行うことができ、これらの操作性を確実に向上で
きると共に、運転席8に効率よく乗降することができ
る。
【0064】また、ハンドル−コンソール連動装置31
を、コンソール18が操作位置(C)または跳上げ位置
(D)となったことを検出するリミットスイッチ32,
34と、該リミットスイッチ32,34による検出結果
を用いてハンドル装置14を傾斜位置(A)または上向
き位置(B)に回動する油圧シリンダ35と、ハンドル
装置14が傾斜位置(A)または上向き位置(B)とな
ったことを検出するリミットスイッチ36,38と、リ
ミットスイッチ32,34,36,38による検出結果
を用いて油圧シリンダ35を駆動する方向切換弁40等
とから構成したので、例えばコンソール18が操作位置
(C)から跳上げ位置(D)へと回動されるときには、
この回動動作をリミットスイッチ34によって検出で
き、その検出結果を用いて油圧シリンダ35によりハン
ドル装置14を傾斜位置(A)から上向き位置(B)へ
と円滑に回動させることができる。
【0065】さらに、ハンドル装置14が上向き位置
(B)へと達したことをリミットスイッチ38により検
出でき、その検出結果を用いて方向切換弁40により油
圧シリンダ35を上向き位置(B)で確実に停止できる
と共に、これによってハンドル装置14、油圧シリンダ
35等を保護することができる。
【0066】次に、図8は本発明による第2の実施の形
態を示し、本実施の形態では、前記第1の実施の形態と
同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略す
るものとする。しかし、本実施の形態による油圧ショベ
ルの特徴は、ハンドルが回動されたときに、ハンドル−
コンソール連動装置を用いてコンソールを連動させる構
成としたことにある。
【0067】51は運転席8の前方に設けられたハンド
ル装置で、該ハンドル装置51は、第1の実施の形態に
よるハンドル装置14とほぼ同様に、脚部51A、ハン
ドル支持部51B、ハンドル51C等によって構成され
ている。しかし、脚部51Aとハンドル支持部51Bと
の間には、ハンドル支持部51Bを傾斜位置(A)から
上向き位置(B)に向けて付勢するダンパ52が伸縮可
能に設けられ、該ダンパ52には、例えばオペレータが
手動操作することによってハンドル支持部51Bを傾斜
位置(A)にロックするロック機構52Aが設けられて
いる。
【0068】53は運転席8の側方に設けられたコンソ
ール装置で、該コンソール装置53は、第1の実施の形
態によるコンソール装置15とほぼ同様に、コンソール
取付部(図示せず)と、このコンソール取付部に上,下
方向に回動可能に取付けられ、操作位置(C)と跳上げ
位置(D)との間で回動するコンソール54とを有して
いる。しかし、コンソール取付部とコンソール54との
間には、第1の実施の形態のガススプリング21に代え
て後述の油圧シリンダ58が設けられている。
【0069】55はコンソール54に付設されたハンド
ル−コンソール連動装置で、該連動装置55は、後述の
リミットスイッチ56,57と、油圧シリンダ58と、
リミットスイッチ59,62と、リレー60,63と、
方向切換弁64等とから構成されている。そして、連動
装置55は、ハンドル装置51が傾斜位置(A)となっ
たときにコンソール54を操作位置(C)に回動し、ハ
ンドル装置51が上向き位置(B)となったときには、
コンソール54を跳上げ位置(D)に回動するものであ
る。
【0070】56はハンドル装置51が傾斜位置(A)
となったことを検出するハンドル位置検出手段としての
リミットスイッチで、該リミットスイッチ56は、ハン
ドル装置51のハンドル51C等が傾斜位置(A)とな
ったときに閉成し、これ以外のときには開成状態を保持
する。
【0071】57はハンドル装置51が上向き位置
(B)となったことを検出する他のハンドル位置検出手
段としてのリミットスイッチで、該リミットスイッチ5
7は、ハンドル装置51が上向き位置(B)となったと
きに閉成し、これ以外のときには開成状態を保持する。
【0072】58はコンソール54に伸縮可能に設けら
れたアクチュエータとしての油圧シリンダで、該油圧シ
リンダ58は、第1の実施の形態の油圧シリンダ35と
ほぼ同様に、方向切換弁64が中立位置(イ)から切換
位置(ロ)となったときに縮小してコンソール54を操
作位置(C)に回動し、方向切換弁64が切換位置
(ハ)となったときに伸長してコンソール54を跳上げ
位置(D)に回動するものである。
【0073】59はコンソール54が油圧シリンダ58
により操作位置(C)に回動されたことを検出するコン
ソール位置検出手段としてのリミットスイッチで、該リ
ミットスイッチ59は、コンソール54が操作位置
(C)となったときに閉成し、これ以外の位置では開成
状態を保持する。
【0074】60はリミットスイッチ59により切換駆
動されるリレーで、該リレー60は、リミットスイッチ
59に接続された励磁コイル60Aと、バッテリ61に
接続されるハンドル装置51側のリミットスイッチ56
と方向制御弁64の電磁パイロット部64Aとの間に設
けられ、該励磁コイル60Aに通電することにより開成
する常閉の接点60Bとから構成されている。
【0075】そして、リレー60は、常時はリミットス
イッチ56と電磁パイロット部64Aとを接続し、コン
ソール54が油圧シリンダ58により操作位置(C)に
回動されたときには、リミットスイッチ59が閉成する
ことにより、接点60Bが開成してリミットスイッチ5
6側と電磁パイロット部64Aとの間を遮断し、油圧シ
リンダ58を縮小状態で停止させる構成となっている。
【0076】62はコンソール54が跳上げ位置(D)
に回動されたことを検出する他のコンソール位置検出手
段としてのリミットスイッチで、該リミットスイッチ6
2は、コンソール54が跳上げ位置(D)となったとき
に閉成し、これ以外の位置では開成状態を保持する。
【0077】63はリミットスイッチ62により切換駆
動されるリレーで、該リレー63は、バッテリ61側に
設けられたリミットスイッチ62に接続された励磁コイ
ル63Aと、ハンドル装置51側のリミットスイッチ5
7と方向制御弁64の電磁パイロット部64Bとの間に
設けられ、該励磁コイル63Aに通電することにより開
成する常閉の接点63Bとから構成されている。
【0078】そして、リレー63は、常時はリミットス
イッチ62と電磁パイロット部64Bとを接続し、コン
ソール54が油圧シリンダ58により跳上げ位置(D)
に回動されたときには、リミットスイッチ62が閉成す
ることにより、接点63Bが開成してリミットスイッチ
57側と電磁パイロット部64Bとの間を遮断し、油圧
シリンダ58を伸長状態で停止させる構成となってい
る。
【0079】64は油圧ポンプ65、タンク66と油圧
シリンダ58との間に接続して設けられたアクチュエー
タ駆動手段としての電磁パイロット式の方向切換弁で、
該方向切換弁64には電磁パイロット部64A,64B
が設けられている。そして、方向切換弁64は、電磁パ
イロット部64Aに通電することにより中立位置(イ)
から切換位置(ロ)に切換えられ、電磁パイロット部6
4Bに通電することにより切換位置(ハ)に切換えられ
る構成となっている。
【0080】そして、連動装置55は、例えばオペレー
タによりハンドル装置51が上向き位置(B)から傾斜
位置(A)に回動されると、この回動動作をリミットス
イッチ56によって検出し、このときバッテリ61から
リミットスイッチ56、リレー60の接点60Bを介し
て方向切換弁64の電磁パイロット部64Aに通電する
ことにより、油圧シリンダ58を用いてコンソール54
を跳上げ位置(D)から操作位置(C)に回動する。ま
た、コンソール54が操作位置(C)に達したときに
は、リミットスイッチ59が閉成することによってリレ
ー60の接点60Bが開成し、油圧シリンダ58が停止
する。
【0081】一方、ハンドル装置51が傾斜位置(A)
から上向き位置(B)に回動されたときには、この回動
動作をリミットスイッチ57によって検出し、このとき
バッテリ61からリミットスイッチ57、リレー63の
接点63Bを介して方向切換弁64の電磁パイロット部
64Bに通電することにより、油圧シリンダ58を用い
てコンソール54を操作位置(C)から跳上げ位置
(D)に回動する。また、コンソール54が跳上げ位置
(D)に達したときには、リミットスイッチ62が閉成
することによってリレー63の接点63Bが開成し、油
圧シリンダ58が停止する。
【0082】かくして、このように構成される本実施の
形態でも、前記第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果
を得ることができる。そして、特に本実施の形態では、
オペレータが運転席8への乗降時にハンドル装置51を
操作するだけで、ハンドル−コンソール連動装置55を
用いてハンドル装置51とコンソール54の回動動作を
ワンタッチで一緒に行うことができ、これらの操作性を
確実に向上できると共に、運転席8に効率よく乗降する
ことができる。
【0083】この場合、ハンドル−コンソール連動装置
55を、ハンドル装置51が傾斜位置(A)または上向
き位置(B)となったことを検出するリミットスイッチ
56,57と、該リミットスイッチ56,57による検
出結果を用いてコンソール54を操作位置(C)または
跳上げ位置(D)に回動する油圧シリンダ58と、コン
ソール54が操作位置(C)または跳上げ位置(D)と
なったことを検出するリミットスイッチ59,62と、
これらのリミットスイッチ56,57,59,62によ
る検出結果を用いて油圧シリンダ58を駆動する方向切
換弁64等とから構成したので、例えばハンドル装置5
1が傾斜位置(A)から上向き位置(B)へと回動され
るときには、この回動動作をリミットスイッチ57によ
って検出でき、その検出結果を用いて油圧シリンダ58
によりコンソール54を操作位置(C)から跳上げ位置
(D)へと円滑に回動させることができる。
【0084】さらに、コンソール54が跳上げ位置
(D)へと達したことをリミットスイッチ62によって
検出でき、その検出結果を用いて方向切換弁64により
油圧シリンダ58を跳上げ位置(D)で確実に停止でき
ると共に、これによってコンソール54、油圧シリンダ
58等を保護することができる。
【0085】なお、前記第1の実施の形態では、コンソ
ール18をガススプリング21によって操作位置(C)
から跳上げ位置(D)に向けて付勢する構成としたが、
本発明はこれに限らず、例えばコイルばね等をガススプ
リング21に代えて用いる構成としてもよい。
【0086】また、前記各実施の形態では、アクチュエ
ータとして油圧ポンプ41(65)を駆動源とする油圧
シリンダ35(58)を用いる構成としたが、本発明は
これに限らず、例えば電動モータ等の回転アクチュエー
タを用いてもよく、また空気圧シリンダ等の往復動アク
チュエータを用いてもよい。さらに、連動装置として
は、プッシュ・プルケーブル、リンク機構等の連結手段
を用いてハンドル装置14(51)とコンソール18
(54)とを連動させる構成としてもよい。
【0087】さらに、前記各実施の形態では、建設機械
としてホイール式油圧ショベルを例に挙げて述べたが、
本発明はこれに限らず、例えばホイール式油圧クレー
ン、ホイールローダ等からなる各種の建設機械に適用し
てもよい。
【0088】
【発明の効果】以上詳述した通り、請求項1の発明によ
れば、ハンドル装置とコンソール装置との間には、コン
ソール装置が回動されたときにハンドル装置を連動させ
るハンドル−コンソール連動装置を設ける構成としたの
で、例えばオペレータが運転席に着座したときには、オ
ペレータがコンソール装置を跳上げ位置から操作位置へ
と回動させるだけで、これと連動してハンドル−コンソ
ール連動装置によりハンドル装置を上向き位置から傾斜
位置へと簡単に回動させることができる。また、オペレ
ータが運転席から降りる場合にも、コンソール装置を操
作位置から跳上げ位置に回動させるだけで、ハンドル装
置を傾斜位置から上向き位置へと自動的に回動させるこ
とができる。従って、オペレータは、運転席への乗降時
にコンソール装置のみを操作することにより、コンソー
ル装置とハンドル装置の回動動作をワンタッチで一緒に
行うことができ、これらの操作性を確実に向上できると
共に、運転席に効率よく乗降することができる。
【0089】また、請求項2の発明によれば、ハンドル
−コンソール連動装置を、コンソール装置の位置を検出
するコンソール位置検出手段と、該コンソール位置検出
手段の検出結果を用いてハンドル装置を回動するアクチ
ュエータと、ハンドル装置の位置を検出するハンドル位
置検出手段と、コンソール位置検出手段およびハンドル
位置検出手段の検出結果を用いてアクチュエータを駆動
するアクチュエータ駆動手段とから構成したので、例え
ばコンソール装置が操作位置から跳上げ位置へと回動さ
れるときには、この回動動作をコンソール位置検出手段
によって検出でき、その検出結果を用いてアクチュエー
タによりハンドル装置を傾斜位置から上向き位置へと円
滑に回動させることができる。さらに、ハンドル装置が
上向き位置へと達したことをハンドル位置検出手段によ
って検出でき、その検出結果を用いてアクチュエータ駆
動手段によりアクチュエータを上向き位置で確実に停止
できると共に、これによってハンドル装置、アクチュエ
ータ等を保護することができる。
【0090】一方、請求項3の発明によれば、コンソー
ル装置とハンドル装置との間には、ハンドル装置が回動
されたときにコンソール装置を連動させるハンドル−コ
ンソール連動装置を設ける構成としたので、オペレータ
が運転席への乗降時にハンドル装置を操作するだけで、
ハンドル−コンソール連動装置を用いてハンドル装置と
コンソール装置の回動動作をワンタッチで一緒に行うこ
とができ、これらの操作性を確実に向上できると共に、
運転席に効率よく乗降することができる。
【0091】また、請求項4の発明によれば、ハンドル
−コンソール連動装置を、ハンドル装置の位置を検出す
るハンドル位置検出手段と、該ハンドル位置検出手段の
検出結果を用いてコンソール装置を回動するアクチュエ
ータと、コンソール装置の位置を検出するコンソール位
置検出手段と、ハンドル位置検出手段およびコンソール
位置検出手段の検出結果を用いてアクチュエータを駆動
するアクチュエータ駆動手段とから構成したので、例え
ばハンドル装置が傾斜位置から上向き位置へと回動され
るときには、この回動動作をハンドル位置検出手段によ
って検出でき、その検出結果を用いてアクチュエータに
よりコンソール装置を操作位置から跳上げ位置へと円滑
に回動させることができる。さらに、コンソール装置が
跳上げ位置へと達したことをコンソール位置検出手段に
よって検出でき、その検出結果を用いてアクチュエータ
駆動手段によりアクチュエータを跳上げ位置で確実に停
止できると共に、これによってコンソール装置、アクチ
ュエータ等を保護することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に適用される油圧シ
ョベルを示す正面図である。
【図2】油圧ショベルのキャブを破断して示す拡大正面
図である。
【図3】図2中のコンソール装置を拡大して示す正面図
である。
【図4】コンソール装置を一部破断して示す平面図であ
る。
【図5】乗降用レバーによってコンソール装置を操作位
置から跳上げ位置に回動した状態を示す正面図である。
【図6】コンソール装置を跳上げ位置へと回動したとき
にハンドル装置が連動して上向き位置に回動した状態を
示すキャブの拡大正面図である。
【図7】ハンドル−コンソール連動装置を示す全体構成
図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態に適用される油圧シ
ョベルのハンドル−コンソール連動装置を示す全体構成
図である。
【符号の説明】
3 上部旋回体(車体) 8 運転席 9 乗降口 14,51 ハンドル装置 14C,51C ハンドル 15,53 コンソール装置 18,54 コンソール 20 操作レバー 31,55 ハンドル−コンソール連動装置 32,34,59,62 リミットスイッチ(コンソー
ル位置検出手段) 35,58 油圧シリンダ(アクチュエータ) 36,38,56,57 リミットスイッチ(ハンドル
位置検出手段) 40,64 方向切換弁(アクチュエータ駆動手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平2−85669(JP,U) 実開 昭62−125669(JP,U) 実開 昭59−183957(JP,U) 実開 昭64−39515(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02F 9/16 E02F 9/20

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オペレータが着座する運転席を有し該運
    転席に乗降する乗降口が設けられた車体と、該車体を操
    舵するため前記運転席の前方に位置して車体上に設けら
    れ、ハンドルを操縦するときに前記運転席側に傾斜され
    る傾斜位置と該傾斜位置よりも上向きに配置される上向
    き位置との間で前,後方向に回動されるハンドル装置
    と、前記運転席の側方に位置して前記車体上に設けら
    れ、操作レバーを有するコンソールが前記運転席に着座
    したオペレータによって操作される操作位置と該操作位
    置から上方に跳上げられた跳上げ位置との間で上,下方
    向に回動されるコンソール装置とを備えてなる建設機械
    において、 前記ハンドル装置とコンソール装置との間には、前記コ
    ンソール装置が操作位置となったときに前記ハンドル装
    置を傾斜位置に回動し、前記コンソール装置が跳上げ位
    置となったときに前記ハンドル装置を上向き位置に回動
    するハンドル−コンソール連動装置を設けたことを特徴
    とする建設機械。
  2. 【請求項2】 前記ハンドル−コンソール連動装置は、
    前記コンソール装置が操作位置または跳上げ位置となっ
    たことを検出するコンソール位置検出手段と、前記ハン
    ドル装置を傾斜位置または上向き位置に回動するアクチ
    ュエータと、該アクチュエータにより回動される前記ハ
    ンドル装置が傾斜位置または上向き位置となったことを
    検出するハンドル位置検出手段と、前記コンソール位置
    検出手段とハンドル位置検出手段とから出力される検出
    信号を用いて前記コンソール装置の動きに連動して前記
    ハンドル装置を回動するように前記アクチュエータを駆
    動するアクチュエータ駆動手段とから構成してなる請求
    項1に記載の建設機械。
  3. 【請求項3】 オペレータが着座する運転席を有し該運
    転席に乗降する乗降口が設けられた車体と、該車体を操
    舵するため前記運転席の前方に位置して車体上に設けら
    れ、ハンドルを操縦するときに前記運転席側に傾斜され
    る傾斜位置と該傾斜位置よりも上向きに配置される上向
    き位置との間で前,後方向に回動されるハンドル装置
    と、前記運転席の側方に位置して前記車体上に設けら
    れ、操作レバーを有するコンソールが前記運転席に着座
    したオペレータによって操作される操作位置と該操作位
    置から上方に跳上げられた跳上げ位置との間で上,下方
    向に回動されるコンソール装置とを備えてなる建設機械
    において、 前記コンソール装置とハンドル装置との間には、前記ハ
    ンドル装置が傾斜位置となったときに前記コンソール装
    置を操作位置に回動し、前記ハンドル装置が上向き位置
    となったときに前記コンソール装置を跳上げ位置に回動
    するハンドル−コンソール連動装置を設けたことを特徴
    とする建設機械。
  4. 【請求項4】 前記ハンドル−コンソール連動装置は、
    前記ハンドル装置が操作位置または跳上げ位置となった
    ことを検出するハンドル位置検出手段と、前記コンソー
    ル装置を操作位置または跳上げ位置に回動するアクチュ
    エータと、該アクチュエータにより回動される前記コン
    ソール装置が操作位置または跳上げ位置となったことを
    検出するコンソール位置検出手段と、前記ハンドル位置
    検出手段とコンソール位置検出手段とから出力される検
    出信号を用いて前記ハンドル装置の動きに連動して前記
    コンソール装置を回動するように前記アクチュエータを
    駆動するアクチュエータ駆動手段とから構成してなる請
    求項3に記載の建設機械。
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