WO2019225012A1 - エレベーターの制御装置 - Google Patents

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Abstract

弱者とその監督者がかごに同乗しない場合であっても適切にエレベーターの動作を制御することができるエレベーターの制御装置を提供する。この発明に係るエレベーターの制御装置(5)は、エレベーターのかご内に設けられた検出器(4)による検出結果に基づいて第1識別体が当該かご内に存在するか否かを判定し、検出器(4)による検出結果に基づいて第2識別体が当該かご内に存在するか否かを判定し、第2識別体と共に移動される通信器(3)による第1識別体の検出結果に基づいて第1識別体と第2識別体との位置関係を判定する判定部(7)と、判定部(7)による判定結果に応じてエレベーターの動作を制御する制御部(8)と、を備える。

Description

エレベーターの制御装置
 この発明は、エレベーターの制御装置に関する。
 弱者およびその弱者を監督する監督者がエレベーターを利用する際に、弱者と監督者とがかご内と乗場とに別れた状態でドアが閉鎖されるという事態が発生し得る。特許文献1には、ペットのICタグと飼主のICタグの両方がかご内で検出されたか否かに基づいてエレベーターのドアの開閉制御を行うシステムが開示されている。このシステムによれば、上記のような事態が発生することを防止し得る。
日本特開2006-182556号公報
 特許文献1に記載のシステムでは、飼主が単独でエレベーターを利用する場合であってもドアが開放されたままとなり得る。この場合、かごの移動が開始されない。このため、状況に応じて適切にエレベーターの動作を制御することができない。
 この発明は、上記の課題を解決するためになされた。その目的は、弱者とその監督者がかごに同乗しない場合であっても適切にエレベーターの動作を制御することができるエレベーターの制御装置を提供することである。
 この発明に係るエレベーターの制御装置は、エレベーターのかご内に設けられた検出器による検出結果に基づいて第1識別体が当該かご内に存在するか否かを判定し、検出器による検出結果に基づいて第2識別体が当該かご内に存在するか否かを判定し、第2識別体と共に移動される通信器による第1識別体の検出結果に基づいて第1識別体と第2識別体との位置関係を判定する判定部と、判定部による判定結果に応じてエレベーターの動作を制御する制御部と、を備える。
 この発明によれば、判定部は、第2識別体と共に移動される通信器による第1識別体の検出結果に基づいて第1識別体と第2識別体との位置関係を判定する。制御部は、判定部による判定結果に応じてエレベーターの動作を制御する。このため、弱者とその監督者がかごに同乗しない場合であっても適切にエレベーターの動作を制御することができる。
実施の形態1におけるエレベーターの制御システムの構成図である。 実施の形態1におけるエレベーターの制御システムの動作例を示すフローチャートの一部である。 実施の形態1におけるエレベーターの制御システムの動作例を示すフローチャートの残部である。 制御装置のハードウェア構成図である。
 以下、添付の図面を参照して実施の形態について説明する。各図において、同一または相当する部分には同一の符号が付される。重複する説明は、適宜簡略化あるいは省略する。
実施の形態1.
 図1は、実施の形態1におけるエレベーターの制御システムの構成図である。
 エレベーターの利用者には、例えば、弱者およびその弱者を監督する監督者が含まれる。弱者は、例えば、ペット、子供または認知症による徘徊癖のある者等である。
 弱者は、第1識別体を携帯する。弱者がペットである場合、第1識別体は、例えば、ペットの体または首輪等に取り付けられる。監督者は、第2識別体を携帯する。第1識別体および第2識別体は、例えば、個別の識別情報を有する。第1識別体および第2識別体は、無線通信を行う機能を有する。第1識別体および第2識別体は、例えば、ICタグまたは携帯端末等である。
 図1は、第1識別体として第1タグ1が用いられ、第2識別体として第2タグ2が用いられる場合を例示する。第1タグ1および第2タグ2は、例えば、同等の機能および精度を有するICタグである。
 監督者は、通信器3を携帯する。通信器3は、例えば、無線通信を行う機能を有する携帯端末等である。通信器3は、無線通信により、少なくとも第1タグ1から情報を読み取る機能を有する。通信器3は、受信した情報を発信する機能を有する。
 通信器3は、例えば、監督者に対して情報を報知する報知部を有する。報知部としては、例えば、液晶ディスプレイおよびスピーカー等のうち少なくとも1つが設けられ得る。
 通信器3は、例えば、監督者による操作を受け付ける操作部を有する。操作部としては、例えば、押しボタン、キーボードおよびタッチパネル等のうち少なくとも1つが設けられ得る。
 制御システムは、例えば、検出器4、制御装置5および発信部6を備える。制御装置5は、例えば、判定部7および制御部8を備える。検出器4および発信部6は、制御装置5と電気的に接続されている。
 検出器4は、エレベーターのかご内に設けられる。検出器4は、無線通信により第1タグ1および第2タグ2から情報を読み取る機能を有する。検出器4は、受信した情報を出力する機能を有する。
 検出器4は、第1タグ1の識別情報を受信することで第1タグ1を検出する。検出器4は、第2タグ2の識別情報を受信することで第2タグ2を検出する。検出器4が受信した識別情報は、制御装置5に入力される。
 検出器4は、かご内に存在する第1タグ1および第2タグ2から識別情報を受信する。検出器4は、かご内に存在しない第1タグ1および第2タグ2から識別情報を受信しない。検出器4は、例えば、かごドア9が開いて乗場からかごへの乗車が可能な状態において、当該乗場に位置している第1タグ1および第2タグ2からは識別情報を受信しない。
 通信器3は、第1タグ1の識別情報を受信することで第1タグ1を検出する。通信器3が第1タグ1を検出可能な距離は、例えば、検出器4が第1タグ1を検出可能な距離と同等である。通信器3は、第1タグ1の検出結果を示す情報を無線通信により制御装置5に送信する。第1タグ1の検出結果を示す情報の送信は、例えば、制御装置5からの要求に応じて行われる。
 通信器3による検出結果を示す情報は、例えば、第1タグ1から受信した識別情報そのものでもよい。通信器3による検出結果を示す情報は、例えば、第1タグ1を検出できたことを示す情報でもよい。通信器3による検出結果を示す情報は、例えば、第1タグ1を検出できなかったことを示す情報でもよい。
 弱者の第1タグ1は、その監督者の第2タグ2と対になっている。制御装置5は、対になっている第1タグ1および第2タグ2のそれぞれの識別情報を関連付けて予め記憶する。なお、複数の弱者を1人の監督者が監督する場合、複数の第1タグ1の識別情報が同一の第2タグ2の識別情報に対して関連付けられる。ICタグの関連付け情報は、例えば、制御装置5の図示しない記憶部に格納されている。
 判定部7は、例えば、検出器4による検出結果に基づいて、第1タグ1がかご内に存在するか否かを判定する。つまり、判定部7は、弱者がかご内に居るか否かを判定する。
 判定部7は、例えば、検出器4による検出結果に基づいて、第2タグ2がかご内に存在するか否かを判定する。つまり、判定部7は、監督者がかご内に居るか否かを判定する。
 判定部7は、例えば、検出器4による検出結果およびICタグの関連付け情報に基づいて、対になっている第1タグ1および第2タグ2の両方がかご内に存在するか否かを判定する。つまり、判定部7は、弱者とその監督者の両者がかご内に居るか否かを判定する。
 判定部7は、例えば、通信器3による第1タグ1の検出結果およびICタグの関連付け情報に基づいて、対になっている第1タグ1と第2タグ2との位置関係を判定する。つまり、判定部7は、弱者とその監督者との位置関係を判定する。
 判定部7は、例えば、通信器3によって第1タグ1が検出された場合に、第2タグ2が第1タグ1の近くに存在すると判定する。この場合、弱者の近くにその監督者が居ると判定される。
 判定部7は、例えば、通信器3によって第1タグ1が検出されない場合に、第2タグ2が第1タグ1の近くに存在しないと判定する。この場合、弱者とその監督者とが一定の距離以上離れていると判定される。
 制御部8は、例えば、判定部7による判定結果等に基づいてエレベーター制御を行う。エレベーター制御には、例えば、かごの移動およびかごドア9の開閉等が含まれる。また、制御部8は、例えば、発信部6の動作を制御する。
 発信部6は、無線通信により通信器3に対して情報を送信する機器である。発信部6は、例えば、建物内の1箇所または複数箇所に設置される。発信部6は、例えば、通路、乗場およびかご内等に設置され得る。
 図2は、実施の形態1におけるエレベーターの制御システムの動作例を示すフローチャートの一部である。図3は、実施の形態1におけるエレベーターの制御システムの動作例を示すフローチャートの残部である。図2および図3は、合わせて1つのフローチャートである。以下、図2および図3を参照して、制御システムの具体的な動作例を説明する。
 ステップS101では、エレベーターのかご内または乗場で呼び登録が行われる。呼び登録が行われると、ステップS102が実施される。
 ステップS102では、呼びに応じて移動されたかごが呼びに対応する階に停止する。かごが停止した後に、戸開動作が開始される。かごドア9および乗場ドアが開放されると、ステップS103が実施される。
 ステップS103では、かご内の検出器4によるICタグ検出動作が行われる。かご内に位置するICタグの識別情報は、検出器4から判定部7に対して送信される。
 ステップS104では、判定部7が、記憶部からICタグの関連付け情報を取得する。
 ステップS105では、判定部7が、通信器3から第1タグ1の検出結果を示す情報を取得する。
 ステップS106では、判定部7により、弱者とその監督者の両者がかご内に居るか否かが判定される。
 検出器4が第1タグ1の識別情報および第2タグ2の識別情報の両方を受信した場合、ステップS106において、弱者とその監督者の両者がかご内に居ると判定される。この場合、ステップS107およびステップS108が実施される。
 ステップS107では、制御部8が、エレベーターの戸閉指令の受付を許可する処理を実行する。ステップS108では、制御部8が、戸閉指令に基づいて戸閉動作を開始する。
 なお、戸閉指令は、例えば、かご内の戸閉ボタンが操作された場合または戸開してから一定時間が経過した場合に生成される。
 ステップS109では、かご内の検出器4によるICタグ検出動作が行われる。かご内に位置するICタグの識別情報は、検出器4から判定部7に対して送信される。ステップS109の動作は、ステップS108で開始された戸閉動作が完了するまで継続される。つまり、かご内の弱者とその監督者の検出状況が逐次更新される。
 ステップS110では、判定部7が、記憶部からICタグの関連付け情報を取得する。
 ステップS111では、ステップS109での検出結果に基づいて、判定部7により、弱者とその監督者の両者がかご内に居るか否かが判定される。
 例えば、不意に弱者がかごから乗場に飛び出した場合、ステップS111において、弱者とその監督者のうち一方のみがかご内に居ると判定される。この場合、次にステップS112が実施される。
 ステップS112では、判定部7から出力された戸開指令に基づいて、制御部8が、戸反転動作を実行する。その後、ステップS103が実施される。
 ステップS111において、弱者とその監督者の両者がかご内に居ると判定された場合、ステップS113およびステップS114が実施される。
 ステップS113では、戸閉動作が継続される。
 ステップS114では、戸閉が完了したか否かが判定される。戸閉が完了していない場合、ステップS111が実施される。戸閉が完了している場合、ステップS115が実施される。
 ステップS115では、制御部8が、登録されている呼びに基づいて、かごの移動を開始させる。つまり、弱者とその監督者の両者がかご内に居ると判定された状態のまま戸閉が完了すると、かごの移動が開始される。
 ステップS106において、弱者とその監督者のうち一方のみがかご内に居ると判定された場合、ステップS116が実施される。
 ステップS116では、判定部7により、かご内に居る者が監督者であるか否かが判定される。
 ステップS116において、かご内に居る者が監督者であると判定された場合、ステップS117が実施される。
 ステップS117では、判定部7により、弱者と監督者とが近い位置に居るか否かが判定される。
 例えば、監督者が単独でエレベーターを利用する場合、ステップS117において、弱者と監督者とが近い位置に居ないと判定される。この場合、ステップS118およびステップS119が実施される。
 ステップS118では、制御部8が、エレベーターの戸閉指令の受付を許可する処理を実行する。ステップS119では、制御部8が、戸閉指令に基づいて戸閉動作を開始する。その後、ステップS115が実施される。つまり、ステップS117で弱者と監督者とが近い位置に居ないと判定された場合は、通常のエレベーター制御が実施される。
 例えば、監督者と共に行動する弱者が乗場に置き去りにされた場合、ステップS117において、弱者と監督者とが近い位置に居ると判定される。この場合、次にステップS120が実施される。
 ステップS120では、制御部8が、エレベーターの戸閉指令の受付を拒否する処理を実行する。制御部8は、判定部7から出力された戸開指令に基づいて、かごドア9の開放状態を維持する。更に、ステップS120では、制御部8が、乗場に弱者が置き去りにされている旨を通信器3から報知させる。制御部8は、例えば、発信部6から通信器3に警告情報を送信させることでこの報知を実行させる。この報知は、例えば、音声アナウンスを放送すること、および警告音を鳴らすこと等で行われる。その後、ステップS121が実施される。
 ステップS121では、判定部7により、監督者が単独でエレベーターを利用するか否かが判定される。この判定は、例えば、監督者による操作に基づいて通信器3から解除指令が送信されたか否かによって行われる。
 制御装置5が解除指令を受信した場合、ステップS121において、監督者が単独でエレベーターを利用するのだと判定される。つまり、乗場に弱者が置き去りにされたわけではないと判定される。この場合、次にステップS118が実施される。ステップS118が実施されると、かごドア9の開放状態の維持が解除される。
 制御装置5が解除指令を受信しない場合、ステップS121において、監督者が単独でエレベーターを利用するわけではないと判定される。つまり、乗場に弱者が置き去りにされたと判定される。この場合、次にステップS103が実施される。
 ステップS116において、かご内に居る者が監督者でなく弱者であると判定された場合、ステップS122が実施される。
 ステップS122では、判定部7により、弱者と監督者とが近い位置に居るか否かが判定される。
 例えば、監督者と共に行動する弱者がかご内に置き去りにされた場合、ステップS122において、弱者と監督者とが近い位置に居ると判定される。この場合、次にステップS123が実施される。
 ステップS123では、制御部8が、エレベーターの戸閉指令の受付を拒否する処理を実行する。制御部8は、判定部7から出力された戸開指令に基づいて、かごドア9の開放状態を維持する。更に、ステップS123では、制御部8が、かご内に弱者が置き去りにされている旨を通信器3から報知させる。制御部8は、例えば、発信部6から通信器3に警告情報を送信させることでこの報知を実行させる。この報知は、例えば、音声アナウンスを放送すること、および警告音を鳴らすこと等で行われる。
 例えば、弱者が単独でエレベーターを利用しようとしている場合、ステップS122において、弱者と監督者とが近い位置に居ないと判定される。この場合、次にステップS124が実施される。
 ステップS124では、制御部8が、エレベーターの戸閉指令の受付を拒否する処理を実行する。制御部8は、判定部7から出力された戸開指令に基づいて、かごドア9の開放状態を維持する。更に、ステップS124では、制御部8が、弱者の居場所を示す情報を通信器3に通知する。制御部8は、例えば、発信部6から通信器3にかごの現在位置を示す情報を送信させることでこの通知を実行させる。この通知内容は、例えば、視覚情報として通信器3に表示される。
 ステップS123またはステップS124の次に、ステップS125が実施される。
 ステップS125では、判定部7により、監督者の判断で弱者に単独でエレベーターを利用させるのか否かが判定される。この判定は、例えば、監督者による操作に基づいて通信器3から解除指令が送信されたか否かによって行われる。
 制御装置5が解除指令を受信した場合、ステップS125において、監督者の判断で弱者に単独でエレベーターを利用させるのだと判定される。つまり、弱者がかご内に置き去りにされたわけではなく、弱者が勝手に行動しているわけでもないと判定される。この場合、次にステップS118が実施される。ステップS118が実施されると、かごドア9の開放状態の維持が解除される。
 制御装置5が解除指令を受信しない場合、ステップS125において、監督者の判断で弱者に単独でエレベーターを利用させるわけではないと判定される。つまり、弱者がかご内に置き去りにされた、或いは、弱者が勝手に行動していると判定される。この場合、次にステップS103が実施される。
 以上で説明した実施の形態1によれば、判定部7は、エレベーターのかご内に設けられた検出器4による検出結果に基づいて第1識別体が当該かご内に存在するか否かを判定する。判定部7は、検出器4による検出結果に基づいて第2識別体が当該かご内に存在するか否かを判定する。判定部7は、第2識別体と共に移動される通信器3による第1識別体の検出結果に基づいて第1識別体と第2識別体との位置関係を判定する。制御部8は、判定部7による判定結果に応じてエレベーターの動作を制御する。このため、弱者とその監督者がかごに同乗しない場合であっても適切にエレベーターの動作を制御することができる。
 また、制御部8は、第1識別体がかご内に存在せず、第2識別体が当該かご内に存在し、第2識別体が第1識別体の近くに存在しないと判定部7によって判定された場合に、通常のエレベーター制御を行う。このため、監督者の単独行動を妨げることがない。
 また、制御部8は、第1識別体がかご内に存在せず、第2識別体が当該かご内に存在し、第2識別体が第1識別体の近くに存在すると判定部7によって判定された場合に、かごドア9の開放状態を維持し、第1識別体が乗場に位置することを示す情報を通信器3から報知させる。このため、乗場に弱者が置き去りにされることを防止できる。
 また、制御部8は、第1識別体がかご内に存在し、第2識別体が当該かご内に存在せず、第2識別体が第1識別体の近くに存在すると判定部7によって判定された場合に、かごドア9の開放状態を維持し、第1識別体が当該かご内に位置することを示す情報を通信器3から報知させる。このため、かご内に弱者が置き去りにされることを防止できる。
 また、制御部8は、第1識別体がかご内に存在し、第2識別体が当該かご内に存在せず、第2識別体が第1識別体の近くに存在しないと判定部7によって判定された場合に、かごドア9の開放状態を維持し、第1識別体の現在位置を示す情報を通信器3に通知する。このため、監督者が予期しない弱者の単独行動を阻止することができる。
 また、制御部8は、監督者による操作に基づいて通信器3から送信された解除指令に基づいて、かごドア9の開放状態の維持を解除する。このため、監督者の意思で監督者と弱者が個別に行動することを妨げることがない。
 また、通信器3は、例えば、第2識別体と一体の機器として形成されてもよい。この場合、監督者が第2識別体または通信器3を携帯するのを忘れることを防止できる。
 図4は、制御装置のハードウェア構成図である。
 制御装置5における判定部7および制御部8の各機能は、処理回路により実現される。処理回路は、専用ハードウェア50であってもよい。処理回路は、プロセッサ51およびメモリ52を備えていてもよい。処理回路は、一部が専用ハードウェア50として形成され、更にプロセッサ51およびメモリ52を備えていてもよい。図4は、処理回路が、その一部が専用ハードウェア50として形成され、プロセッサ51およびメモリ52を備えている場合の例を示している。
 処理回路の少なくとも一部が、少なくとも1つの専用ハードウェア50である場合、処理回路は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC、FPGA、またはこれらを組み合わせたものが該当する。
 処理回路が少なくとも1つのプロセッサ51および少なくとも1つのメモリ52を備える場合、制御装置5の各機能は、ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現される。ソフトウェアおよびファームウェアはプログラムとして記述され、メモリ52に格納される。プロセッサ51は、メモリ52に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、各部の機能を実現する。プロセッサ51は、CPU(Central Processing Unit)、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、DSPとも呼ぶ。メモリ52は、例えば、RAM、ROM、フラッシュメモリー、EPROM、EEPROM等の、不揮発性または揮発性の半導体メモリ、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、DVD等が該当する。
 このように、処理回路は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの組み合わせによって、制御装置5の各機能を実現することができる。
 以上のように、この発明は、弱者とその監督者がかごに同乗しない場合であっても適切にエレベーターの動作を制御するシステムに利用できる。
1 第1タグ
2 第2タグ
3 通信器
4 検出器
5 制御装置
6 発信部
7 判定部
8 制御部
9 かごドア
50 専用ハードウェア
51 プロセッサ
52 メモリ

Claims (7)

  1.  エレベーターのかご内に設けられた検出器による検出結果に基づいて第1識別体が当該かご内に存在するか否かを判定し、前記検出器による検出結果に基づいて第2識別体が当該かご内に存在するか否かを判定し、前記第2識別体と共に移動される通信器による前記第1識別体の検出結果に基づいて前記第1識別体と前記第2識別体との位置関係を判定する判定部と、
     前記判定部による判定結果に応じてエレベーターの動作を制御する制御部と、
    を備えたエレベーターの制御装置。
  2.  前記制御部は、前記第1識別体がかご内に存在せず、前記第2識別体が当該かご内に存在し、前記第2識別体が前記第1識別体の近くに存在しないと前記判定部によって判定された場合に、通常のエレベーター制御を行う請求項1に記載のエレベーターの制御装置。
  3.  前記制御部は、前記第1識別体がかご内に存在せず、前記第2識別体が当該かご内に存在し、前記第2識別体が前記第1識別体の近くに存在すると前記判定部によって判定された場合に、かごドアの開放状態を維持し、前記第1識別体が乗場に位置することを示す情報を前記通信器から報知させる請求項1または請求項2に記載のエレベーターの制御装置。
  4.  前記制御部は、前記第1識別体がかご内に存在し、前記第2識別体が当該かご内に存在せず、前記第2識別体が前記第1識別体の近くに存在すると前記判定部によって判定された場合に、かごドアの開放状態を維持し、前記第1識別体が当該かご内に位置することを示す情報を前記通信器から報知させる請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のエレベーターの制御装置。
  5.  前記制御部は、前記第1識別体がかご内に存在し、前記第2識別体が当該かご内に存在せず、前記第2識別体が前記第1識別体の近くに存在しないと前記判定部によって判定された場合に、かごドアの開放状態を維持し、前記第1識別体の現在位置を示す情報を前記通信器に通知する請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のエレベーターの制御装置。
  6.  前記制御部は、前記通信器から送信された指令に基づいて、かごドアの開放状態の維持を解除する請求項3から請求項5のいずれか1項に記載のエレベーターの制御装置。
  7.  前記通信器は、前記第2識別体と一体の機器として形成された請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のエレベーターの制御装置。
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