JP7153038B2 - エレベーターシステム及びエレベーター利用者管理方法 - Google Patents

エレベーターシステム及びエレベーター利用者管理方法 Download PDF

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本発明は、エレベーターシステム及びエレベーター利用者管理方法に関する。
従来、エレベーターシステムとして、利用者の指紋、顔画像、IDカードなどを用いた個人認証装置により、エレベーターを利用する個人を認証するものが知られている。例えば、エレベーターの乗場にIDカードなどを読み取る認証装置を設置して、予め登録されたIDカードの読取りで、乗りかごを呼び出す登録を行うものが実用化されている。
特許文献1には、エレベーターに設置された個人認証装置と、そのエレベーターが設置された会社の従業員の出退勤管理システムとを連携させて、エレベーターの利用に基づいて、会社の従業員の勤務時間を管理する技術が記載されている。
特開2009-298495号公報
特許文献1に記載されるように、特定のビルに設置されたエレベーターの個人認証装置を、そのビルに入居した会社の出退勤管理システムと連携させることは従来から各種提案が行われている。このようなシステムによる出退勤の管理は、その出退勤管理システムを運営している会社の従業員が、常に同じビルの同じオフィスに出勤することが前提である。
一方、職種によっては、毎日出勤する場所が異なる場合がある。例えば、日常的に各顧客の会社を訪問する営業職の場合には、所属する会社のオフィスに出勤せずに、直接顧客の会社を訪問することがある。また、エレベーターのような設備の保守作業や点検作業を行う従業員の場合にも、点検を行う設備が設置された会社で作業を行うため、所属する会社のオフィスに出勤しないことがある。
出勤場所が様々な場所になる従業員の出退勤管理は、例えば従業員が所持する携帯端末やコンピュータ装置を使って、出退勤管理用のサーバなどにアクセスして、手作業で出退勤の時間や場所を登録することで行われている。このように出勤場所が一箇所でない従業員の出退勤の管理は、効率よく行われているとは言えない状況になっている。
本発明は、様々な場所に出勤する場合の出退勤管理のような、場所が特定されない利用者の管理を良好に行うことができるエレベーターシステム及びエレベーター利用者管理方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、例えば特許請求の範囲に記載の構成を採用する。
本願は、上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、複数の建物または施設のそれぞれに設置された複数台のエレベーターと、複数台のエレベーターと所定のネットワークを介して接続され、複数台のエレベーターを遠隔で管理する遠隔監視装置とを備えるエレベーターシステムであって、複数台のエレベーターのそれぞれは、乗場または乗りかごに設置された、エレベーターの利用者を認証する利用者認証装置を備え、遠隔監視装置は、それぞれのエレベーターの利用者認証装置で認証したエレベーター利用者情報を取得し、取得したエレベーター利用者情報を、出退勤管理サーバに送信する利用者情報管理部を備える。
ここで、それぞれのエレベーターの利用者認証装置または遠隔監視装置は、利用者認証装置で取得したエレベーター利用者情報が、出退勤管理サーバで出退勤を管理している人のエレベーター利用者情報かどうかを判定し、出退勤管理サーバで出退勤を管理している人のエレベーター利用者情報である場合に、遠隔監視装置の利用者情報管理部が、利用者認証装置から取得したエレベーター利用者情報を、出退勤管理サーバに送信し、出退勤管理サーバは、エレベーター利用者情報を基に出退勤の違反点数が、特定の違反点数になったとき、違反者の認証を拒否する指示を遠隔監視装置の利用者情報管理部に送り、違反者のエレベーターの利用を制限するようにした。
本発明によれば、出勤場所が様々な場所である勤務形態の業種の従業員の出退勤管理を、エレベーターが備える利用者認証装置を使って良好に行うことができる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の一実施の形態例によるエレベーターシステム構成例を示すブロック図である。 本発明の一実施の形態例による遠隔監視装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。 本発明の一実施の形態例による処理の流れを示すシーケンス図である。 本発明の一実施の形態例による出退勤管理サーバでの処理例を示すフローチャートである。 本発明の一実施の形態例による違反点数表の例を示す図である。 本発明の一実施の形態例によるアラートごとの動作例を示す図である。
以下、本発明の一実施の形態例(以下「本例」と称する)を、添付図面を参照して説明する。
[システム全体の構成]
図1は、本例のエレベーターシステム全体の構成を示す。
本例のエレベーターシステムは、エレベーター監視センタ100と、各ビル200a,200b,・・・に設置されたエレベーターとを備え、エレベーター監視センタ100内の遠隔監視装置110が、各エレベーターの監視を行う。図1では、ビル200aを第1ビルとし、ビル200bを第2ビルとして示す。
図1では、2つのビル200a,200bだけを示しているが、実際には、エレベーター監視センタ100は多数のビル(建物)や施設に設置されたエレベーターの監視を統括して行うものである。
エレベーター監視センタ100は、遠隔監視装置110と通信装置120とを備える。
遠隔監視装置110は、所定のネットワーク91を介して、各ビル200a,200b,・・・のエレベーター制御装置210と通信を行う。ネットワーク91としては、例えば公衆電話回線が使用される。
通信装置120は、遠隔監視装置110と、後述する出退勤管理システム300との通信を行う。
遠隔監視装置110は、監視処理部111、通信部112、認証部113、及び利用者情報管理部114を備える。
遠隔監視装置110の監視処理部111は、各ビル200a,200b,・・・のエレベーター制御装置210から取得した情報に基づいて、各エレベーターの監視処理を行う。例えば、遠隔監視装置110に設置された表示装置137(図2)に、各エレベーターの稼働状況や異常の有無などが表示され、監視作業員が表示装置137に表示された表示状況を監視する。エレベーター監視センタ100の監視作業員は、各エレベーター内のインタホンなどからの呼び出しに対応する。
遠隔監視装置110の通信部112は、各ビル200a,200b,・・・のエレベーター制御装置210および利用者認証装置230との通信処理を実行する。
遠隔監視装置110の認証部113は、各ビルの利用者認証装置230から送信された情報に含まれる利用者情報を使ってエレベーター利用客の認証処理を行う。認証部113は、認証処理時に、エレベーターの利用者が、利用が許可された者であるか否かを判別し、判別結果を利用者認証装置230に返送する。利用が許可された者についての情報は、認証部113に予め記憶されている。
利用者情報管理部114は、認証部113における認証処理の制御を行う。また、利用者情報管理部114は、各ビルの利用者認証装置230から送信される情報に含まれる利用者情報に、特定の事業者の所属を示すコードが含まれているとき、取得した利用者情報に含まれる利用者のコードなどの情報を、出退勤管理システム300に問い合わせる処理を行う。出退勤管理システム300に問い合わせた結果、出退勤管理システム300で出退勤を管理している者が利用者であるとき、利用者情報管理部114は、エレベーターの利用者情報を出退勤管理システム300に送信する。
なお、特定の事業者の所属を示すコードを検出した際に、利用者情報管理部114が出退勤管理システム300に問い合わせる処理を行うのは一例であり、例えば、全てのエレベーター利用者情報を、出退勤管理システム300に送って問い合わせてもよい。
エレベーター監視センタ100の通信装置120は、ネットワーク92に接続された機器との通信処理を実行する通信部121を備える。本例の場合、通信装置120は、遠隔監視装置110と出退勤管理システム300との通信時に使用される。
次に、各ビル200a,200b,・・・に設置されたエレベーターの構成について説明する。
各ビル200a,200b,・・・は、エレベーター制御装置210と、エレベーター乗りかご220と、利用者認証装置230とを備える。なお、図1では、エレベーター乗りかご220を駆動する巻上機などの駆動系の構成は省略する。また、図1では説明を簡単にするために、各ビル200a,200bが1台のエレベーター乗りかご220を備えた構成を示すが、それぞれのビル200a,200b,・・・は、複数台のエレベーター乗りかご220を備えてもよい。
エレベーター制御装置210は、エレベーター制御部211と通信部212とを備える。
エレベーター制御部211は、エレベーター乗りかご220の運転を制御する。
エレベーター乗りかご220は、エレベーター制御部211の制御に基づいて、昇降路内を昇降する運転が行われる。このエレベーター乗りかご220の運転は、例えばエレベーター乗場のかご呼びボタンやかご内の操作盤のボタンの操作を、エレベーター制御部211が判断し、その判断に基づいて実行される。但し、本例の場合には、1階などの特定の階のエレベーター乗場では、かご呼びボタンの代わりに、後述する利用者認証装置230での認証が行われることで、かご呼びが行われる。
なお、エレベーター乗りかご220内には、乗客を撮影するカメラ221が設置されている。また、図1には示されていないが、各階のエレベーター乗場にもカメラが設置されている。
利用者認証装置230は、利用者情報読取り部231と、利用者情報処理部232と、通信部233とを備える。
利用者認証装置230は、エレベーターの利用者を、予め登録したビルの利用者などに制限するために設置される。すなわち、エレベーターの特定の階(1階など)の乗場には、利用者情報読取り部231が設置され、利用者情報読取り部231が設置された階からエレベーターを利用するためには、利用者10は、所持した認証のカードを、利用者情報読取り部231で読み取らせる必要がある。
利用者情報読取り部231は、読み取ったカードから利用者10の識別コードなどの利用者情報を取得し、取得した利用者情報を、利用者情報処理部232に送信する。
利用者情報処理部232は、利用者情報読取り部231が読み取った利用者情報を、通信部233を経由してエレベーター監視センタ100の遠隔監視装置110の認証部113に送る。遠隔監視装置110の認証部113は、送信された利用者情報に基づいて、利用者10が予め登録された利用者か否かの認証処理を実行する。そして、認証部113は、その認証処理で、読み取った利用者情報が登録された利用者であるとき、認証可の情報を利用者情報処理部232に返送する。この認証可の情報を受け取った利用者情報処理部232は、エレベーター制御装置210に対して、認証可の利用者に対する乗りかごの割当ての実行を指示する。
通信部233は、利用者認証装置230とエレベーター制御装置210との通信、および利用者認証装置230と遠隔監視装置110との通信を実行する。
また、本例のエレベーター監視センタ100の遠隔監視装置110は、通信装置120を経由して、出退勤管理システム300と通信を行う。この出退勤管理システム300は、特定の事業者の従業員の出勤時間と退勤時間を管理するものであり、出退勤管理サーバ310と、認証データベース320とを備える。
出退勤管理サーバ310は、特定の事業者のオフィスの出入口に設置されたカード読取り装置(不図示)を使って、出勤時のカード読取りと退勤時のカード読取りがあるとき、その読取りがあった日時を記録して、各従業員の出退勤を管理する。
本例の出退勤管理サーバ310は、アラート作成部311を備える。このアラート作成部311は、各従業員の1ヶ月間の残業時間などを集計し、残業時間が予め決められた時間を超えたとき、管理者20や従業員に通知処理を行う。
認証データベース320は、出退勤管理サーバ310が管理する従業員の認証に必要な情報を蓄積する。なお、ここでは出退勤管理サーバ310は、特定の事業者に所属する従業員の出退勤を管理するものとしたが、特定の組織が、その組織に所属する者の出退勤などの勤怠管理を行うものであれば、どのような形態で利用されるものでもよい。
出退勤管理サーバ310で出退勤を管理した結果は、事業者が運営する専用のネットワーク93を経由して、該当する事業者の管理者20が所持する携帯端末21や、管理者20が使用するコンピュータ装置22に伝送される。管理者20は、従業員の出退勤を管理する部署の者の他、利用者10の所属部署における管理者相当職の者である。
また、出退勤管理サーバ310で出退勤を管理した結果は、ネットワーク92を経由して、各従業員が所持する携帯端末などにも伝送される。例えば、図1の例では、エレベーターの利用者10が、出退勤管理サーバ310で出退勤が管理される事業者の従業員でもあるとき、出退勤管理サーバ310で出退勤を管理した結果が、利用者10が所持する携帯端末11に伝送される。
[遠隔監視装置のハードウェア構成]
図2は、エレベーター監視センタ100の遠隔監視装置110をコンピュータ装置で構成した場合のハードウェア構成を示す。
遠隔監視装置110として機能するコンピュータ装置は、バスにそれぞれ接続されたCPU(Central Processing Unit:中央処理ユニット)131と、ROM(Read Only Memory)132と、RAM(Random Access Memory)133を備える。さらに、コンピュータ装置は、不揮発性ストレージ134と、ネットワークインタフェース135と、入力装置136と、表示装置137を備える。
CPU131は、エレベーターを監視するための演算処理や認証処理を実行するソフトウェアのプログラムコードをROM132から読み出して実行する演算処理部である。RAM133には、演算処理の途中に発生した変数やパラメータ等が一時的に書き込まれる。
不揮発性ストレージ134には、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)などの大容量の情報記憶部が用いられる。不揮発性ストレージ134には、監視するエレベーターについての情報や、認証処理に必要な情報が格納される。
ネットワークインタフェース135には、例えば、NIC(Network Interface Card)などが用いられる。このネットワークインタフェース135が、通信部112として機能する。
入力装置136は、遠隔監視装置110を操作する監視作業者が入力操作するキーボードやマウスなどで構成される。
表示装置137には、エレベーターの監視状況などが表示される。
なお、図2では、遠隔監視装置110をコンピュータ装置で構成した例を示すが、図1に示すエレベーター制御装置210や利用者認証装置230についても、同様の構成のコンピュータ装置で構成される。
但し、遠隔監視装置110、エレベーター制御装置210、および利用者認証装置230を図2に示すコンピュータ装置で構成するのは一例であり、コンピュータ装置以外のその他の演算処理を行う装置で構成してもよい。例えば、遠隔監視装置110が行う機能の一部又は全部を、FPGA(Field Programmable Gate Array)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)などのハードウェアによって実現してもよい。
[利用者認証により出退勤が登録される処理]
図3は、エレベーターの利用者認証により、出退勤が登録される処理の全体の流れを示すシーケンス図である。
まず、各ビル200a,200b,・・・の利用者認証装置230の利用者情報読取り部231で、エレベーター利用者情報の読取り処理が行われる(ステップS11,S12)。読み取られたエレベーター利用者情報は、読取り処理が行われるごとに随時、遠隔監視装置110に送られ、遠隔監視装置110で認証処理が行われる(ステップS13)。
この認証処理で、予め登録された利用者であるとき、認証可の情報がエレベーター制御装置210に送られ、エレベーター制御装置210は、該当する利用者がエレベーターを利用できるように制御する。
また、エレベーター制御装置210の利用者情報管理部114では、認識したエレベーター利用者が出退勤管理システム300に登録された従業員に該当する可能性があるかを判断する利用情報処理を行う(ステップS14)。ここでは、例えば読み取った利用者情報に、特定の会社に属していることを示すコードを検出する処理が行われる。
そして、出退勤管理システム300に登録された従業員に該当する可能性がある場合に、利用者情報管理部114が認証データベース320にアクセスして、出退勤管理サーバ310が出退勤を管理している従業員であるか否かの確認処理を行う(ステップS15)。
なお、ステップS14で登録された従業員に該当する可能性があるか否かを判断することなく、直接、利用者情報管理部114は、ステップS15での認証データベース320へのアクセスによる出退勤を管理している従業員であるか否かの確認処理を行ってもよい。
ステップS15で、出退勤管理サーバ310が出退勤を管理している従業員であると判断した場合、利用者情報管理部114は、該当するエレベーター利用者情報を、出勤または退勤を示す情報として出退勤管理サーバ310に送る(ステップS16)。
出退勤管理サーバ310は、取得した情報に基づいて、該当する従業員についての出勤時間や退勤時間を登録する出退勤管理処理を行う(ステップS17)。出退勤管理サーバ310の出退勤管理処理では、当日の最初にエレベーター利用者情報を取得した時間を当日の出勤時間として扱い、当時の最後にエレベーター利用者情報を取得した時間を当日の退勤時間として扱う。また、出退勤管理サーバ310の出退勤管理処理では、どのビルでの利用者情報であるか、かご呼びを登録した階、かご内で降車階として登録した階などの、該当する利用者(従業員)のエレベーター利用状況についても詳細も登録される。
そして、出退勤管理サーバ310は、各従業員の出退勤の管理処理結果に基づいて、従業員が所持する携帯端末に対して、メールなどで通知処理を行う(ステップS18)。同様に、出退勤管理サーバ310は、各従業員の出退勤の管理処理結果に基づいて、管理者20が所持する携帯端末21またはコンピュータ装置22に、メールなどで通知処理を行う(ステップS19)。
[出退勤管理サーバでの処理例]
図4は、エレベーター利用者の検出に基づいた出退勤管理サーバ310における従業員の出退勤の管理処理の流れの例を示すフローチャートである。なお、図4では、出退勤管理を行う従業員は、エレベーター利用者(または単に利用者)として示す。
まず、出退勤管理サーバ310は、出退勤を管理する月が変わったか否かを判断する(ステップS101)。このステップS101で、月が変わったと判断したとき(ステップS101のYES)、認証データベース320に登録された全利用者の違反点数をリセットする(ステップS102)。ここで、違反点数とは、残業時間が基準時間以上などの、好ましくない勤務状態である場合に付与される点数である。
そして、ステップS101で月が変わっていないと判断した場合(ステップS101のNO)、及びステップS102で違反点数をリセットした後に、出退勤管理サーバ310は、従業員であるエレベーター利用者の情報を取得したか否かを判断する(ステップS103)。
ステップS103で、従業員であるエレベーター利用者の情報を取得していない場合(ステップS103のNO)には、出退勤管理サーバ310は、ここでの出退勤管理処理を終了する。
また、ステップS103で、従業員であるエレベーター利用者の情報を取得した場合(ステップS103のYES)、出退勤管理サーバ310は、エレベーター利用者を管理中の従業員として特定し(ステップS104)、特定した従業員の現在の違反点数を取得する。
ここで、図4のフローチャートの説明を中断して、違反点数を付与するルールの例と、その違反点数に基づいて設定されるアラートレベルの例について説明する。
図5は、違反点数を付与するルールの例を示す。
ここでは、No.1~No.8の8種類のルールを示す。ルールNo.1~No.8には、基礎点数と繰返し点数が設定されている。基礎点数は、該当する事象が最初に発生したときに付与される違反点数であり、繰返し点数は、その事象が繰り返されたときに加算される違反点数である。
No.1のルールは、午前6時以前もしくは午後10時以降にエレベーターのかご呼びを登録したときに、基礎点数1点、繰返し点数0.5点とするルールである。
No.2のルールは、No.1のルールを満たし、さらに基準階以外にかご呼びを登録したときに、基礎点数2点、繰返し点数1点とするルールである。なお、基準階とは、該当する従業員が、そのビルの出入り口がある1階などの特定の階である。
No.3のルールは、出退勤管理システム300に事前に登録された退勤時間と1時間以上の隔たりがあるときに、基礎点数4点、繰返し点数2点とするルールである。
No.4のルールは、1ヶ月の規定の勤務時間を超えた定時間外であって、かつ当月の残業時間が40時間以上であるときに、基礎点数8点、繰返し点数4点とするルールである。
No.5のルールは、No.4のルールを満たし、さらに先月の残業時間が45時間以上であるときに、基礎点数16点、繰返し点数8点とするルールである。
No.6のルールは、1ヶ月の規定の勤務時間を超えた定時間外であって、かつ当月の残業時間が55時間以上であるときに、基礎点数32点、繰返し点数16点とするルールである。
No.7のルールは、No.6のルールを満たし、さらに先月の残業時間が60時間以上であるときに、基礎点数64点、繰返し点数32点とするルールである。
No.8のルールは、No.1~No.7の何れかのルールに該当し、かつ認証データベース320に登録された情報で、要注意人物として登録されている従業員の場合に、基礎点数128点、繰返し点数64点とするルールである。
これらのルールに基づいて、各従業員に違反点数が1ヶ月ごとに付与されて記憶され、付与された違反点数が、出退勤管理サーバ310で判断される。そして、出退勤管理サーバ310は、付与した違反点数に基づいて、従業員(利用者)や管理者に通知するアラートレベルを設定する。
図6は、違反点数に基づいて設定されるアラートレベルの設定例を示す。
本例の場合には、アラートレベル0からアラートレベル7までの8段階のアラートレベルを設定する。
アラートレベル0は、違反点数の1ヶ月の累計が0点である。この場合には、出退勤管理サーバ310のアラート作成部311は、エレベーター利用者(従業員)への通知処理を行わない。
アラートレベル1は、違反点数の1ヶ月の累計が1点~7点の場合である。この場合には、出退勤管理サーバ310のアラート作成部311は、エレベーター利用者(従業員)本人の携帯端末11にアラートを通知する。
アラートレベル2は、違反点数の1ヶ月の累計が8点~31点の場合である。この場合には、出退勤管理サーバ310のアラート作成部311は、エレベーター利用者(従業員)本人の携帯端末11にアラートを通知する。また、アラート作成部311は、管理者(出退勤管理サーバ310を管理する部署の者)の携帯端末21またはコンピュータ装置22にアラートを通知する。
アラートレベル3は、違反点数の1ヶ月の累計が32点~63点の場合である。この場合には、出退勤管理サーバ310のアラート作成部311は、エレベーター利用者本人の携帯端末11にアラートのメッセージを通知する。また、アラート作成部311が、管理者の携帯端末21またはコンピュータ装置22にアラートのメッセージを通知する。さらに、アラートレベル3の場合には、アラート作成部311は、エレベーター利用者が所属する部署の管理者相当職に、アラートレベル3の発生を通知する(周知処理)。
アラートレベル4は、違反点数の1ヶ月の累計が64点~127点の場合である。この場合には、出退勤管理サーバ310のアラート作成部311は、エレベーター利用者本人の携帯端末11にアラートのメッセージを通知する。また、アラート作成部311は、管理者および上位管理者の携帯端末21またはコンピュータ装置22にアラートのメッセージを通知する。さらに、アラートレベル4の場合には、アラート作成部311は、エレベーター利用者が所属する部署の管理者相当職に、アラートレベル4の発生を通知する。
アラートレベル5は、違反点数の1ヶ月の累計が128点~255点の場合である。この場合には、出退勤管理サーバ310のアラート作成部311は、エレベーター利用者本人の携帯端末11にアラートのメッセージを通知する。また、アラート作成部311は、管理者と上位管理者と人事部門の担当者の携帯端末21またはコンピュータ装置22にアラートのメッセージを通知する。さらに、アラートレベル5の場合には、出退勤管理サーバ310のアラート作成部311が、エレベーター利用者が所属する部署の管理者相当職に、アラートレベル5の発生を通知する。
アラートレベル6は、違反点数の1ヶ月の累計が256点~511点の場合である。この場合には、出退勤管理サーバ310のアラート作成部311は、エレベーター利用者本人の携帯端末11にアラートのメッセージを通知する。また、アラート作成部311は、管理者と上位管理者と人事部門の担当者の携帯端末21またはコンピュータ装置22にアラートのメッセージを通知する。さらに、アラートレベル6の場合には、アラート作成部311は、エレベーター利用者が所属する部署の管理者相当職に、アラートレベル6の発生を通知する。
さらにまた、アラートレベル6となった場合には、出退勤管理サーバ310は、該当する利用者が各ビルを利用する際に、各ビルに登録された基準階(1階など)と利用階以外への登録を不可とするエレベーター利用の制限を行う。このエレベーター利用の制限は、例えば出退勤管理サーバ310から遠隔監視装置110に該当する情報を伝送し、認証部113に登録することで行われる。
アラートレベル7は、違反点数の1ヶ月の累計が512点~1023点の場合である。この場合には、出退勤管理サーバ310のアラート作成部311は、エレベーター利用者本人の携帯端末11にアラートのメッセージを通知する。また、アラート作成部311は、管理者と上位管理者と人事部門の担当者の携帯端末21またはコンピュータ装置22にアラートのメッセージを通知する。さらに、アラートレベル7の場合には、アラート作成部311は、エレベーター利用者が所属する部署の管理者相当職に、アラートレベル7の発生を通知する。
さらにまた、アラートレベル7となった場合には、出退勤管理サーバ310は、該当する利用者が各ビルを利用する際に、各ビルでのエレベーターの利用を不可とするエレベーター利用の制限を行う。このように、各ビルでのエレベーターの利用を不可とすることで、アラートレベル7となった従業員に対しては、事実上の出勤停止措置が取られることになる。
図4のフローチャートの説明に戻ると、出退勤管理サーバ310は、該当するエレベーター利用者の違反点数をチェックし、ステップS105以降で説明する各アラートレベルに応じた処理を実行する。
すなわち、まず出退勤管理サーバ310は、該当するエレベーター利用者の違反点数がアラートレベル6以上か否かを判断する(ステップS105)。
このステップS105で、該当するエレベーター利用者の違反点数がアラートレベル6以上であると判断されたとき(ステップS105のYES)、出退勤管理サーバ310は、アラートレベルに応じた該当利用者のエレベーター利用を制限することを、エレベーター監視センタ100の遠隔監視装置110に登録する(ステップS106)。
そして、ステップS106の制限を行った場合、及びステップS105で該当するエレベーター利用者の違反点数がアラートレベル6以上でない場合(ステップS105のNO)には、出退勤管理サーバ310は、利用者が図5の表に示すNo.1~No.8のいずれかのルールに該当するか否かを判断する(ステップS107)。
このステップS107で、いずれのいずれかのルールに該当しない場合には(ステップS107のNO)、ここでの処理を終了する。
そして、ステップS107で、いずれのいずれかのルールに該当する場合には(ステップS107のYES)、出退勤管理サーバ310は、該当する利用者が当月に初めてそのルールに該当するようになったか否かを判断する(ステップS108)。
このステップS108で、当月に初めてそのルールに該当すると判断したとき(ステップS108のYES)、出退勤管理サーバ310は、該当するルールに応じた基礎点数を、該当する利用者の違反点数として加算する(ステップS109)。
また、ステップS108で、当月にそのルールに該当した履歴があると判断したとき(ステップS108のNO)、出退勤管理サーバ310は、該当するルールに応じた繰返し点数を、該当する利用者の違反点数として加算する(ステップS110)。
そして、ステップS109またはS110での違反点数の加算を行った後、出退勤管理サーバ310のアラート作成部311は、該当する利用者の現在のアラートレベルを、違反点数の加算値から特定する(ステップS111)。
その後、出退勤管理サーバ310のアラート作成部311は、ステップS111で特定したアラートレベルが、当月に初めて該当するアラートレベルになったか否かを判断する(ステップS112)。
このステップS112で、当月に初めて該当するアラートレベルになったと判断したときには(ステップS112のYES)、出退勤管理サーバ310のアラート作成部311は、図6で説明したアラートレベルに応じたアラート処理と周知処理と利用制限処理を実行する(ステップS113)。なお、エレベーターの利用制限処理については、出退勤管理サーバ310からエレベーター監視センタ100の遠隔監視装置110への通知に基づいて、遠隔監視装置110側で実行される。
また、ステップS112で、当月に初めて該当するアラートレベルになったのではないと判断したときには(ステップS112のNO)、出退勤管理サーバ310は、ここでの処理を終了する。
以上説明したように、本例のシステムによると、各ビル200a,200b,・・・に設置された各利用者認証装置230でエレベーター利用者の認証が行われたとき、その認証されたエレベーター利用者情報が、特定の事業者の出退勤管理システム300側にも伝送される。したがって、出退勤管理システム300は、エレベーター監視センタ100で統括管理している各ビル200a,200b,・・・でのエレベーターの利用情報を使って、従業員の出退勤の管理を行うことができる。
例えば、出退勤管理システム300として、エレベーター監視センタ100を運営する事業者の従業員の出退勤を管理するシステムとする。このとき、エレベーター監視センタ100を運営する会社の営業担当の従業員が、その事業者が管理しているエレベーターが設置された各ビル200a,200b,・・・に出向いて、エレベーターを利用することで、自動的に出退勤の管理ができるようになる。この場合、営業担当の従業員は、エレベーター監視センタ100が管理しているいずれのビルのエレベーターを利用しても、出勤や退勤として登録されるので、出退勤管理システム300は、営業担当の従業員の出退勤管理を的確に行うことができるようになる。
また、出退勤管理システム300として、各ビル200a,200b,・・・に設置されたエレベーターの保守点検作業を行う作業員の出退勤を管理するシステムとする。この場合にも、保守点検作業を行う作業員は、エレベーターが設置された各ビル200a,200b,・・・に出向いて、保守点検作業を行う前や後にエレベーターを利用することで、自動的に出退勤の管理ができるようになる。したがって、出退勤管理システム300は、エレベーターの保守点検作業を行う作業員の出退勤管理を的確に行うことができる。
また、出退勤管理システム300は、エレベーター監視センタ100を運営する事業者とは関係のない事業者の従業員の出退勤を管理するシステムとしてもよい。すなわち、出勤場所が一定でない従業員の出退勤を管理する様々な組織が運営する出退勤管理システムに、本例のエレベーターシステムを適用することができる。
[変形例]
なお、本発明は、上述した実施の形態例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。
例えば、図1で説明したエレベーターは、基準階である特定階(1階)の乗場に利用者認証装置230の利用者情報読取り部231に設置した例とした。これに対して、利用者情報読取り部231を、全ての階の乗場に設置してもよい。
あるいは、利用者情報読取り部231をエレベーター乗りかご220内に設置して、エレベーター乗りかご220内で利用者情報読取り部231による認証が完了したときだけ、行先階ボタンの操作を許可するような、利用者認証処理を行うものに適用してもよい。
また、図1で説明した利用者認証装置230は、利用者情報読取り部231で、利用者が所持するカードや携帯端末の情報を読み取って、登録された利用者か否かを判別して認証処理を行うようにした。これに対して、利用者認証装置230は、その他の認証処理を行うようにしてもよい。例えば、利用者認証装置230は、エレベーター乗りかご220内に設置されたカメラ221が撮影した画像、または乗場に設置されたカメラが撮影した画像から、エレベーター利用者の顔認証処理を行って、エレベーターの利用者を判別してもよい。この場合にも、利用者認証装置230は、顔認証で得たエレベーター利用者情報をエレベーター監視センタ100の遠隔監視装置110に送ることで、上述した実施の形態例と同様の処理を行うことができる。あるいは、本発明の処理を、顔認証以外の生体認証処理を行うものに適用してもよい。
このような顔認証などの生体認証処理で、エレベーター利用者を検出するようにした場合には、利用者はカードを読み取らせるような認証処理を行う必要がなく、エレベーターを利用するだけで自動的に出退勤が登録されるようになる。したがって、認証処理のための操作をせずにエレベーターを利用して、出退勤が登録されないことがなくなる。
また、上述した実施の形態例では、エレベーター監視センタ100に設置された遠隔監視装置110が認証部113を備えて、遠隔監視装置110内でエレベーター利用者の認証処理を行うようにした。これに対して、それぞれのビル内の利用者認証装置230(またはエレベーター制御装置210)が認証部を備えて、各ビル内でエレベーター利用者の認証処理を行うようにしてもよい。このようにビル内の利用者認証装置230(またはエレベーター制御装置210)が認証部を備えた場合であっても、出退勤管理サーバ310へのエレベーター利用者情報の伝送は、エレベーター監視センタ100に設置された遠隔監視装置110を経由して行うのが好ましい。
また、図5に示す違反点数表や、図6に示すアラートレベルの表についても、出退勤管理の一例を示すものであり、その他の違反点数の管理およびアラートを行うようにしてもよい。
また、上述した実施の形態例は、本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。
さらに、上述した実施の形態例において、本発明の主旨を変えない範囲内で、装置又はシステム構成の変更や、一部の処理手順の省略や入れ替えを行ってもよい。
また、誘導処理を行うプログラム等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、または、ICカード、SDカード、光ディスク等の記録媒体に置くことができる。
さらに、図1のブロック図では、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものだけを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。また、図4に示すフローチャートにおいて、処理結果に影響を及ぼさない範囲で、複数の処理を同時に実行するか、あるいは処理順序を変更してもよい。
10…利用者、11…携帯端末(利用者用)、20…管理者、21…携帯端末(管理者用)、22…コンピュータ端末、91,92,93…ネットワーク、100…エレベーター監視センタ、110…遠隔監視装置、111…監視処理部、112…通信部、113…認証部、114…利用者情報管理部、120…通信装置、121…通信部、131…中央処理ユニット(CPU)、132…ROM、133…RAM、134…不揮発性ストレージ、135…ネットワークインタフェース、136…入力装置、137…表示装置、200a,200b…ビル、210…エレベーター制御装置、211…エレベーター制御部、212…通信部、220…エレベーター乗りかご、221…カメラ、230…利用者認証装置、231…利用者情報読取り部、232…利用者情報処理部、233…通信部、300…出退勤管理システム、310…出退勤管理サーバ、311…アラート作成部、320…認証データベース

Claims (6)

  1. 複数の建物または施設のそれぞれに設置された複数台のエレベーターと、前記複数台のエレベーターと所定のネットワークを介して接続され、前記複数台のエレベーターを遠隔で管理する遠隔監視装置とを備えるエレベーターシステムであって、
    前記複数台のエレベーターのそれぞれは、乗場または乗りかごに設置された、エレベーターの利用者を認証する利用者認証装置を備え、
    前記遠隔監視装置は、それぞれのエレベーターの前記利用者認証装置で認証したエレベーター利用者情報を取得し、取得したエレベーター利用者情報を、出退勤管理サーバに送信する利用者情報管理部を備え、
    それぞれのエレベーターの前記利用者認証装置または前記遠隔監視装置は、前記利用者認証装置で取得したエレベーター利用者情報が、前記出退勤管理サーバで出退勤を管理している人のエレベーター利用者情報かどうかを判定し、前記出退勤管理サーバで出退勤を管理している人のエレベーター利用者情報である場合に、前記遠隔監視装置の利用者情報管理部が、前記利用者認証装置から取得したエレベーター利用者情報を、前記出退勤管理サーバに送信し、
    前記出退勤管理サーバは、前記エレベーター利用者情報を基に出退勤の違反点数が、特定の違反点数になったとき、違反者の認証を拒否する指示を前記遠隔監視装置の前記利用者情報管理部に送り、前記違反者のエレベーターの利用を制限する
    エレベーターシステム。
  2. 前記出退勤管理サーバは、前記エレベーター利用者情報を基に出退勤の違反点数が、一定期間内に、前記特定の違反点数よりも低い違反点数の範囲である、第1のレベルの違反点数の範囲であるとき、前記違反者の端末に勤務状態に関するアラートメッセージを送信する
    請求項に記載のエレベーターシステム。
  3. 前記出退勤管理サーバは、さらに前記違反者の出退勤の違反点数が前記第1のレベルを超え、前記特定の違反点数よりも低い違反点数の範囲である、第2のレベルの違反点数になったときには、前記違反者に対応する管理者に、前記違反者の勤務状態に関するアラートメッセージを送信する
    請求項に記載のエレベーターシステム。
  4. 前記利用者認証装置は、前記利用者が所持するカードまたは携帯端末との通信で、利用者の認証を行う
    請求項1に記載のエレベーターシステム。
  5. 前記利用者認証装置は、乗場または乗りかごに設置されたカメラが撮影した画像の顔認証で、利用者の認証を行う
    請求項1に記載のエレベーターシステム。
  6. 複数の建物または施設のそれぞれに設置された複数台のエレベーターと、前記複数台のエレベーターと所定のネットワークを介して接続され、前記複数台のエレベーターを監視する遠隔監視装置とを備えるエレベーターシステムに適用されるエレベーター利用者管理方法であって、
    前記複数台のエレベーターに備え付けられた利用者認証装置がエレベーターの利用者を認証し、
    前記遠隔監視装置は、認証したエレベーター利用者情報を取得し、取得したエレベーター利用者情報を、出退勤管理サーバに送信し、
    それぞれのエレベーターの前記利用者認証装置または前記遠隔監視装置は、前記利用者認証装置で取得したエレベーター利用者情報が、前記出退勤管理サーバで出退勤を管理している人のエレベーター利用者情報かどうかを判定し、前記出退勤管理サーバで出退勤を管理している人のエレベーター利用者情報である場合に、前記遠隔監視装置が、前記利用者認証装置から取得したエレベーター利用者情報を、前記出退勤管理サーバに送信し、
    前記出退勤管理サーバは、前記エレベーター利用者情報を基に出退勤の違反点数が、特定の違反点数になったとき、違反者の認証を拒否する指示を前記遠隔監視装置に送り、前記違反者のエレベーターの利用を制限する
    エレベーター利用者管理方法。
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