WO2018138842A1 - 照射制御装置および照射方法 - Google Patents

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Abstract

本発明に係る照射制御装置は、所定の意図を周囲の人に示す光の照射を制御する装置であって、第1の照射要素と、第1の照射要素が消えるときに照射されており、当該照射の意図を示す第2の照射要素と、を照射するよう制御する照射制御部を具備しており、対象者の注意を引きやすく、対象者の理解の遅延を回避しやすい光の照射を行うことができる。

Description

照射制御装置および照射方法

 本発明は、床面や路面を被表示対象として動的表示を行うことで、動的表示を見た利用者に対して、注意喚起を促す、あるいは誘導案内の方向性を伝えることのできる照射制御装置および照射方法に関する。

 従来技術として、ドライバおよび人物の両者に対して注意喚起を行うことが可能な注意喚起照射制御装置がある(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1は、車体と車体の周囲にいる人との関係で、危険度を判定して、危険な場合には、危険度に応じた路面への光の照射を行っている。より具体的には、この特許文献1は、自車両から危険であると推定された人物の方向および人物までの距離を表示する光を、路面に照射している。

 また、別の従来技術として、火災等の非常事態が発生した場合に、非常事態に合わせた最適な避難方向を表示して、迅速かつ安全な避難行動を可能とする避難誘導システムがある(例えば、特許文献2参照)。

 より具体的には、この特許文献2は、避難場所に至る経路に、避難方向を可変表示可能な複数の避難誘導表示装置が配置され、誘導灯制御盤により制御されている。この誘導灯制御盤は、通常監視状態では誘導表示装置に所定の避難方向を固定的に表示させる。その一方で、誘導灯制御盤は、火災等の非常事態が発生した場合には、非常事態の発生状況に基づいて最適な避難経路を決定し、最適避難経路に基づいた避難方向を誘導表示装置に表示させている。

 具体的な表示内容として、特許文献2には、避難方向として矢印図形を表示すること、表示される図形を点滅または明滅させること、および動画表示を行うことが記載されている。また、特許文献2には、矢印図形の一部を避難方向に向けて繰り返し移動表示することも記載されている。

特開2008-143510号公報 特開2013-242687号公報

 しかしながら、従来技術には、以下のような課題がある。
 特許文献1は、車両から注意喚起を発信する場合に、点滅、順々に点灯、スライドなどによる可視光アニメーションの表示を行っている。従って、特許文献1は、注意喚起の意味が伝わり易く、視認性も向上する。なお、本明細書において、アニメーションとは、同じ位置に同じ図形等が変化なく表示(照射)されている静的表示ではなく、点滅、順々に点灯、スライド等の表示の態様が経時的に変化する動的表示を意味するものとする。

 その一方で、注意喚起の表示を受け取る側である、自転車あるいは二輪車のドライバは、いち早く可視光アニメーションの表示内容を理解して、ブレーキ操作などの回避行動をとる必要がある。しかしながら、可視光アニメーションに非表示の時間があると、ドライバにとっては、内容の理解が遅れる原因となる。そして、この特許文献1は、このような内容理解の遅延に関する対策までは、考慮していない。

 また、特許文献2は、ビル内で誘導案内を発信する場合に、表示が点滅・順々に点灯・スライドするアニメーションを採用している。従って、特許文献2は、案内の方向性が伝わり易く、視認性も向上する。

 その一方で、誘導案内の表示を受け取る側である歩行者は、案内を探しながら歩行・移動する。このため、一瞬でも可視光アニメーションが非表示となる時間があると、案内を見落としてしまうおそれがある。

 本発明は、前記のような課題を解決するためになされたものであり、対象者の注意を引きやすく、対象者の理解の遅延を回避しやすい光の照射を行う照射制御装置および照射方法を得ることを目的とする。

 本発明に係る照射制御装置は、所定の意図を周囲の人に示す光の照射を制御する照射制御装置であって、第1の照射要素と、第1の照射要素が消えるときに照射されており、当該照射の意図を示す第2の照射要素と、を照射するよう制御する照射制御部を具備するものである。

 また、本発明に係る照射方法は、所定の意図を周囲の人に示す光を照射する照射方法であって、第1の照射要素を照射し、前記第1の照射要素が消えるときに照射されており、当該照射の意図を示す第2の照射要素を照射するものである。

 本発明によれば、対象者の注意を引きやすく、対象者の理解の遅延を回避しやすい光の照射を行う照射制御装置および照射方法を得ることができる。

本発明の実施の形態1におけるハードウェアの構成図を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1におけるライティング制御装置の機能構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1において、押しドアタイプのドア開けに伴う第1の可視光アニメーションを例示した図である。 本発明の実施の形態1において、押しドアタイプのドア開けに伴う第2の可視光アニメーションを例示した図である。 本発明の実施の形態1において、スライドタイプのドア開けに伴う可視光アニメーションを例示した図である。 本発明の実施の形態1において、車両の後退に伴う第1の可視光アニメーションを例示した図である。 本発明の実施の形態1において、車両の後退に伴う第2の可視光アニメーションを例示した図である。 本発明の実施の形態1において、車両の後退に伴う第3の可視光アニメーションを例示した図である。 本発明の実施の形態1において、車両の発進に伴う第1の可視光アニメーションを例示した図である。 本発明の実施の形態1において、車両の前進に伴う第2の可視光アニメーションを例示した図である。 本発明の実施の形態1において、車両の右折に伴う可視光アニメーションを例示した図である。 本発明の実施の形態1において、押しドアタイプのドア開けに伴う警告アイコンを併用した可視光アニメーションを例示した図である。 本発明の実施の形態1におけるライティング制御装置による一連動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2におけるハードウェアの構成図を示すブロック図である。 本発明の実施の形態2におけるライティング制御装置の機能構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態2において、目的施設の表示と、方向性を示す図形とを組み合わせた第1の可視光アニメーションを例示した図である。 本発明の実施の形態2において、目的施設の表示と、方向性を示す図形とを組み合わせた第2の可視光アニメーションを例示した図である。 本発明の実施の形態2において、目的施設の表示と、方向性を示す図形とを組み合わせた第3の可視光アニメーションを例示した図である。 本発明の実施の形態2におけるライティング制御装置による一連動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態3において、目的施設の表示と、方向性を示すスライド図形とを組み合わせた第1の可視光アニメーションを例示した図である。 本発明の実施の形態3において、目的施設の表示と、方向性を示すスライド図形とを組み合わせた第2の可視光アニメーションを例示した図である。 本発明の実施の形態3において、目的施設の表示と、方向性を示すスライド図形とを組み合わせた第3の可視光アニメーションを例示した図である。

 以下、本発明の照射制御装置および照射方法の実施の形態の例につき図面を用いて説明する。
 以下では本発明の実施の形態の例を実施の形態1~3に分けて詳細に説明する。これらの実施の形態では、情報を受け取る人の視認性や分かり易さを向上させるために、アニメーション化された光の図形である可視光アニメーションを表示・投射する上で、伝達内容の意図を示す表示要素が、ユーザの目では常時視認できる状態のアニメーションを実現することができる。

 なお、以下の説明において、「常時表示」とは、伝達内容の意図を示す表示要素が、ユーザの目では、常時表示されていると視認される表示を意味する。従って、実際の光源が人の目には視認できない速度で点滅することも考えられる。また、表示要素は、必ずしも同一のものに限定されず、伝達内容の意図を示す複数の表示要素のうち、少なくとも1つの表示要素が表示されていると視認される状態も含む概念である。さらに、例えば、伝達内容の意図を示す表示要素が2つある場合には、一方の表示要素が消えるタイミングで他方の表示要素を照射する場合だけでなく、両者が同時に照射されている状態を経て、いずれか1つの表示要素が照射されるようにして常時表示を実現する場合も含むものである。

 実施の形態1.
 本実施の形態1では、自動車から道路の路面や車体に向けて、周囲の人に注意を促す可視光アニメーションを投影・表示する場合を例にして、説明する。

 まず始めに、ハードウェア構成について説明する。
 図1は、本発明の実施の形態1におけるハードウェアの構成図を示すブロック図である。本実施の形態1における自動車は、図1に例示するように、各種センサ、カメラ等からなるセンサ群20を有している。全体制御ECU(Electronic Control Unit)10は、センサ群20内の各種センサから得た情報に基づいて、他のハードウェアに種々の指示を送ることで、これらのハードウェアを制御することができる。

 また、全体制御ECU10は、CAN(Controller Area Network)を介して、他のハードウェアから受信した所定の情報を、ライティング制御装置40内の統合判別ECUに送る。ライティング制御装置40は、全体制御ECU10から受け取った情報に基づいて、外部ライトデバイスA、外部ライトデバイスB、プロジェクタデバイス、ボディライトデバイス等の車外向けのライトデバイス50を制御する。

 図1において、各種センサは、車速センサ、舵角センサ、アクセルセンサ、ブレーキセンサ、シフトセンサ、ウィンカーセンサ、ハザードセンサ、ワイパーセンサ、ライトセンサ、ドア開閉センサ、ドライバカメラ、着座センサ、加速度センサ、角速度センサ、GPSデバイス、ナビゲーションシステム、車外カメラ、車外センサ、および照度センサから構成されている。

 全体制御ECU10は、各センサの検出した情報、またはカメラが撮像した画像を受信する。

 ここで、センサ群20を構成する各種センサについて説明する。
 車速センサは、車体の速度を検出するセンサであり、車輪速に応じた電気信号(車速パルスに相当)を、全体制御ECU10に出力する。

 舵角センサは、車体の操舵角を検出するセンサであり、操舵角に応じた電気信号を、全体制御ECU10に出力する。

 アクセルセンサは、アクセルの開度、すなわち、アクセルペダルの操作量を検出するセンサであり、アクセルペダルの操作量情報を、全体制御ECU10に出力する。

 ブレーキセンサは、ブレーキペダルの操作量を検出するセンサであり、ブレーキペダルの操作量情報を、全体制御ECU10に出力する。

 シフトセンサは、シフトレバーの現在の状態または変化を検出するセンサであり、ユーザによるシフト変更等によるシフトレバーの操作情報を、全体制御ECU10に出力する。

 ウィンカーセンサは、ウィンカー(方向指示器)の操作を検出するセンサであり、ユーザがウィンカーを操作した場合におけるウィンカー操作指示の情報を、全体制御ECU10に出力する。

 ハザードセンサは、ハザードスイッチの操作を検出するセンサであり、ユーザのハザードスイッチの操作を検出し、検出した操作情報を、全体制御ECU10に出力する。

 ワイパーセンサは、ワイパー操作を検出するセンサであり、ユーザがワイパーを操作した場合には、この操作指示情報を、全体制御ECU10に出力する。

 ライトセンサは、ユーザのライトレバーの操作を検出するセンサであり、ユーザのライトの操作情報を、全体制御ECU10に出力する。

 ドア開閉センサは、車両のドアの開閉を検出するセンサであり、ドアの開閉情報を、全体制御ECU10に出力する。

 ドライバカメラは、車両のドライバ席に対向して設けられたカメラ(撮像装置)であり、ドライバ席に座るユーザを撮像する機能を有している。ドライバカメラは、ユーザの顔や上半身を撮像し、撮像した画像を、全体制御ECU10に出力する。

 着座センサは、シートに設けられ、ユーザの着座状況を検出するセンサであり、例えば押圧センサ等によって実現される。着座センサは、ユーザが着座または離席したことを示す情報を全体制御ECU10に出力する。着座センサは、シートに複数設けられていてもよい。複数の押圧センサの情報に基づいて、全体制御ECU10は、ユーザの姿勢等を推定することも可能である。

 加速度センサは、車両の加速度を検出するセンサであり、例えば、3軸加速度センサにより構成される。加速度センサは、車両の加速度情報を、全体制御ECU10に出力する。

 角速度センサは、角速度(ジャイロ)を検出するセンサである。角速度センサは、検出した角速度情報を、全体制御ECU10に出力する。全体制御ECU10は、この角速度情報に基づいて、車両の旋回速度等を検出することができる。

 GPSデバイスは、グローバルポジショニングシステム(Global Positioning System)を用いて、人工衛星が発信する電波を利用し、自車両の位置を検出する装置である。GPSデバイスは、自車両の位置の座標を全体制御ECU10およびナビゲーションシステムに出力する。

 ナビゲーションシステムは、地図情報を有しており、自車位置と地図情報に基づいて、車両の目的地への推奨経路を算出する機能を有している。また、ナビゲーションシステムは、通信機能を有しており、渋滞情報、通行止め情報等の外部情報をサーバより取得し、外部情報に基づいて推奨経路を算出するようにしてもよい。

 または、ナビゲーションシステムは、車両の位置情報、目的地情報等をサーバに送る機能を有しており、サーバ側で推奨経路を算出し、この推奨経路の情報を受信するシステムとして構成されていてもよい。ナビゲーションシステムは、算出された経路情報を、全体制御ECU10に出力する。

 車外カメラは、車外を撮像するために設けられたカメラ(撮像装置)である。車外カメラは、例えば、前方、後方、左右にそれぞれ設けられており、それぞれの撮像画像を、全体制御ECU10に出力する。全体制御ECU10は、それぞれの撮像画像に基づいて、人間の検出、認識、および車や障害物等の物体(オブジェクト)の検出、認識を実行することができる。

 車外センサは、車外の周囲の物体を検出することができるセンサであり、例えば、超音波センサ、レーダセンサ、ミリ波レーダセンサ、赤外線レーザーセンサ等により構成される。車外センサは、この検出情報を、全体制御ECU10に出力する。全体制御ECU10は、車外センサから入力される車外の物体に関する検出情報に基づいて、その物体と車両とのの距離や、物体の位置を検出することができる。

 検出された距離や物体の位置は、本実施の形態1のように、全体制御ECU10が検出する構成としてもよいし、車外センサが自身の検出した情報に基づいて、距離や物体の位置を算出し、全体制御ECU10に、算出した情報を出力する構成としてもよい。

 照度センサは、車外に向けて設けられており、車外の照度(明るさ)を検出するセンサである。照度センサは、検出した照度の情報を、全体制御ECU10に出力する。

 次に、全体制御ECU10について説明する。
 全体制御ECU10は、車両全体を制御する機能を有するECUである。全体制御ECU10は、各種センサから検出情報を取得し、取得した情報に基づいて、車両各部を適切に動作させるような指示や情報を送ることで、車両全体の制御を実行する。

 全体制御ECU10は、プロセッサ、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)を有している。プロセッサは、全体制御ECU10において、各種計算処理を実行する計算処理回路であり、プロセッサ以外にも、計算処理回路、電気回路、コントローラ等の種々の呼び方で呼称できるハードウェアである。

 プロセッサは、1つまたは2以上の計算処理回路の集合によって構成されている。プロセッサは、ROMからプログラムを読み出し、読み出したプログラムをRAM上に展開して、計算処理を実行することができる。

 ROMは、1以上のプログラムを格納する不揮発性記憶装置である。RAMは、プロセッサが、プログラムや各種情報の展開領域として用いる揮発性記憶装置である。ROMおよびRAMは、例えば、半導体記憶装置等により構成され、メモリと呼ぶこともできる。

 また、本実施の形態1においては、プロセッサが実行するプログラムを格納した記憶装置として、ROMを例示して説明しているが、記憶装置は、これに限定されず、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)等のストレージと呼ばれる不揮発性大容量記憶装置であってもよい。

 また、ストレージを含めた記憶装置を、総称としてメモリと呼んでもよい。このようなメモリ構成は、後述する統合判別ECU、ライト制御ECUにおいても、同様である。

 次に、図1中の車両制御対象30の各構成要素について説明する。
 ヘッドライトドライバは、ヘッドライトを駆動させる駆動装置である。ヘッドライトドライバは、全体制御ECU10またはライト制御ECUからの指示に基づいて、ヘッドライドを駆動させ、点灯/消灯/ハイビームとロービームの切り替え等の動作を、ヘッドライトに行わせる。

 ヘッドライトは、車体の前側に設けられ、車体の前方に光を照射する照射装置であり、車体の左右前側にそれぞれ設けられている。ヘッドライトは、ライトから照射された光を導く導光部の構造、または、複数のライトの切り替え等により、より遠くを照らすハイビームと、ハイビームより近距離を照らすロービームとを切り替える構造、を採用することができる。

 エンジンは、車両を駆動させる動力を発生させる内燃機関であり、ガソリン等の燃料を燃焼させることで、車輪を回転させるための動力を発生させる。エンジンは、全体制御ECU10からの指示に基づいて動作することもできる。

 変速機は、歯車や軸等によって構成され、動力を車輪へと伝達する機能を有している。変速機は、全体制御ECU10からの指示に基づいてギアを変更することで、車輪に伝達するトルクを変更することができる。

 ブレーキアクチュエータは、車両を減速させるためのブレーキ(減速機)を動作させる機構ある。ブレーキアクチュエータは、全体制御ECU10からの指示に基づいてブレーキを動作させ、車両を減速させることができる。

 ステアリングアクチュエータは、車輪の方向を変更し、車両の進行方向を制御するステアリング(操舵装置)を動作させる機構である。ステアリングアクチュエータは、全体制御ECU10からの指示に基づいてステアリングを制御し、車両の進行方向を制御することができる。

 ウィンカーは、車両の進行方向を、発光によって車外に示すための方向指示器である。ウィンカーは、全体制御ECU10からの指示に基づいて点滅し、車外に、車両の進行方向を示す。

 HUD(Head-Up Display)は、自動車のフロントガラスに重畳して設けられた透過型の映像表示装置である。HUDは、全体制御ECU10からの指示に基づいて種々の映像を表示することができる。HUDは、映像を表示することで、車内のユーザに様々な情報を提示する。

 次に、図1中のライティング制御装置40の各構成要素について説明する。
 ライティング制御装置40は、車両のライトデバイスを制御する機能を有する制御装置である。ライティング制御装置40は、統合判別ECU、無線通信装置、ライト制御ECUを有する。

 本実施の形態1における車両は、各種ライトデバイスの光の照射によって、車の周囲に、車の状態、動作意図、警告等を伝える機能を有している。ここで、ライトデバイスとは、後述する外部ライトデバイスA、外部ライトデバイスB、プロジェクタデバイス、ボディライトデバイス、およびヘッドライトの総称であるライトデバイス50を指している。

 統合判別ECUは、全体制御ECU10から入力される各種情報に基づいて、車体の状況を判別し、ライトデバイス50によって、周囲に伝えるべき内容を決める機能を有する装置である。統合判別ECUは、全体制御ECU10と同様に、プロセッサ、ROM、RAMを有している。

 統合判別ECUは、全体制御ECU10から各種情報を受け付け、車両の状態を判断し、各ライトデバイスの照射を制御するための情報を、ライト制御ECUに送信する。また、統合判別ECUは、通信に関する指示を無線通信装置に送信する。

 無線通信装置は、外部の通信機器と無線通信を行う通信装置である。無線通信装置は、特定の周波数帯域を用いて、他の車との車-車間通信、路側機との路車間通信、および人が持つスマートフォン等の通信可能な電子機器との通信を行う。

 この通信は、特定の決められた周波数帯を用いた独自の通信であってもよく、車内通信機器と外部通信機器との間の通信を実行するために規格化された通信規格を用いての通信であってもよい。さらに、この通信は、例えば、無線LAN(Local Area Network)、Bluetooth(登録商標)、Zigbee(登録商標)等の既存の通信規格を用いての通信であってもよい。

 無線通信装置は、アンテナを介して送信部より、他の機器に無線信号を送信し、アンテナを介して受信部より、他の機器からの無線信号を受信する。

 ライト制御ECUは、各ライトデバイスの照射する光を決定し、ライトデバイス50に指示を送信する制御装置である。ライト制御ECUは、プロセッサ、ROM、RAMを有している。ライト制御ECUは、統合判別ECUから入力される情報に基づいて、各ライトデバイスの照射パターンを決定し、これに基づいて、各ライトデバイスに照射の指示を送信する。

 ここで、照射パターンとは、1つの表示要素、あるいは2以上の表示要素の組合せとして構成され、表示される周辺の環境に応じて視認性を変更できるように、照射形状、位置、大きさ、色、タイミング、輝度、時間などの調整要素を有しているものを意味している。

 次に、図1中のライトデバイス50の各構成要素について説明する。
 外部ライトデバイスAは、車体から外部に向けて取り付けられた照射装置である。外部ライトデバイスAは、路面や近くの壁面に光を照射し、車外のユーザに車の今後の動作の予告、現在または今後の車の動作の意図、警告などの情報を伝える機能を有している。外部ライトデバイスAは、これらの情報を車外のユーザに伝えるために、これに適した照射パターンで光を路面等に照射する。

 外部ライトデバイスAは、外部ライトドライバと外部ライトセットを有している。外部ライトドライバは、外部ライトセットを駆動させる駆動装置であり、外部ライトセットに所定の光を照射させる。

 外部ライトドライバAは、外部ライトセットの中の各外部ライトの照射タイミング、照射時間等の組み合わせを制御する機能を有している。また、外部ライトドライバAは、外部ライトに設けられたカラーフィルタ、シェード、導光機構等を動作させ、所定の車体からの相対位置に、所定の照射パターンを有する光を照射することができる。

 外部ライトセットAは、複数の外部ライト(照射装置)を有しており、外部ライトドライバに基づいて、複数の外部ライトが点灯制御される。

 外部ライトデバイスBは、車体から外部に向けて取り付けられた照射装置である。外部ライトデバイスBは、路面や近くの壁面に光を照射し、車外のユーザに車の今後の動作の予告、現在または今後の動作の意図、警告などの情報を伝える機能を有している。外部ライトデバイスBは、これらの情報を車外のユーザに伝えるために、これに適した照射パターンで光を路面等に照射する。

 外部ライトデバイスBは、外部ライトドライバと外部ライトセットを有している。外部ライトドライバは、外部ライトセットを駆動させる駆動装置であり、外部ライトセットに所定の光を照射させる。

 外部ライトドライバBは、外部ライトセットの中の各外部ライトの照射タイミング、照射時間等の組み合わせを制御する機能を有している。また、外部ライトドライバBは、外部ライトに設けられたカラーフィルタ、シェード、導光機構を動作させ、所定の車体からの相対位置に、所定の照射パターンを有する光を照射することができる。

 外部ライトセットBは、複数の外部ライト(照射装置)を有しており、外部ライトドライバの動作に基づいて、複数の外部ライトが点灯制御される。

 プロジェクタデバイスは、車体から外部に向けて取り付けられた映像投射装置である。プロジェクタデバイスは、路面や近くの壁面に光を照射し、車外のユーザに車の今後の動作の予告、現在または今後の車の動作の意図、警告などの情報を伝える機能を有している。プロジェクタデバイスは、これらの情報を車外のユーザに伝えるために、これに適した照射パターンで光を路面等に照射(投影)する。

 プロジェクタデバイスは、プロジェクタドライバとプロジェクタを有している。プロジェクタドライバは、プロジェクタを駆動させる駆動装置であり、プロジェクタに所定の光を照射させる。プロジェクタドライバは、プロジェクタの照射する光の照射パターンを制御する機能を有している。

 プロジェクタは、光(映像)を車外に照射(投影)する照射(投影)装置である。プロジェクタは、プロジェクタドライバの動作に基づいて光(映像)を車外の路面や壁面に照射する。

 ボディライトデバイスは、車体に設けられた発光装置である。ボディライトデバイスは、車外の歩行者、他の車の運転者等に今後の車の動作の予告、現在または今後の動作の意図、警告などの情報を伝える機能を有している。また、ボディライトデバイスは、車体表面の所定の位置に、所定の照射パターンを有する光を発光する。

 ボディライトデバイスは、ボディライトドライバとボディライトを有している。ボディライトドライバは、ボディライトを駆動させる駆動装置であり、ボディライトに所定の照射パターンの光を照射させる。ボディライトドライバは、ボディライトの照射する光の照射パターンを制御する機能を有している。

 ボディライトは、車体の外側表面から発光する光が露光するように設けられた発光装置である。本実施の形態1におけるボディライトは、LCD(Liquid Crystal Display)およびLED(Light Emitting Diode)により設けられている。

 そして、ボディライトは、LEDが発光した光がLCDを透過することにより、所定の照射パターンの光を車外に照射する。なお、本実施の形態1では、ボディライトがLCDおよびLEDで構成される例を例示したが、これに限定されない。ボディライトは、有機EL(Electroluminescence)等のその他の発光装置や表示装置で構成されていてもよい。

 次に、ライティング制御装置40による具体的な制御処理内容について説明する。
 図2は、本発明の実施の形態1におけるライティング制御装置40の機能構成を示すブロック図である。本実施の形態1におけるライティング制御装置40は、統合判別ECU41、無線通信部42、およびライト制御ECU43を備えて構成されている。

 ライティング制御装置40内の統合判別ECU41は、車両情報取得部41a、車両状態判別部41b、統合判別部41cを有している。また、ライティング制御装置40内のライト制御ECU43は、ライティング判別部43a、ライティングデータベース(ライティングDB)43b、ライティング指示部43cを有している。

 車両情報取得部41aは、全体制御ECU10から種々の情報を取得する機能を有している。車両情報取得部41aが取得する情報としては、エンジンON/OFFの切り替え情報、シフトレバーによるギアの変更情報、ドアの開閉情報、車の動作情報、ハンドルの舵角情報、ウィンカーの操作情報、周囲の人や車等のオブジェクトの検出情報および認識情報、車内のユーザに関する情報等が含まれる。車両情報取得部41aは、取得した情報を車両状態判別部41bに送信する。

 車両状態判別部41bは、車両情報取得部41aから受信した情報に基づいて、車両の状態を判別する機能を有している。例えば、車両状態判別部41bは、ギアの変更情報に基づいて、車が停車したままなのか、前進しようとしているのか、後退しようとしているのかを判別する。

 また、車両状態判別部41bは、ハンドルの舵角情報やウィンカーの操作情報によって、車両が右に曲がろうとしているのか、左に曲がろうとしているのかを判別する。また、車両状態判別部41bは、周囲の人、車等のオブジェクトの検出情報および認識情報に基づいて、車両、周囲の人、車等が危険な状態にあるか否かを判別する。

 統合判別部41cは、車両状態判別部41bの判別結果に基づいて、車外に伝えるべき情報を判別する機能を有している。例えば、統合判別部41cは、車が後退しようとしている状態であるとき、後退を示す旨を車外に伝えるべきであると判断し、この旨の照射を行う指示を、ライティング判別部43aに送る。

 また、シフトレバーがパーキングからドライブ(または一速)に変わったときには、車両状態判別部41bは、車が停止状態から前進しようとしていると判断し、この情報を統合判別部41cに送信する。統合判別部41cは、この情報に基づいて、車両が停止状態から前進しようとしている旨の照射を行う指示を、ライティング判別部43aに送る。

 また、統合判別部41cは、車両状態判別部41bの判別結果に基づいて、無線通信を制御する機能も有している。無線通信部42は、統合判別部41cからの指示にしたがって、外部機器との無線通信を実行する。

 ライト制御ECU43内のライティング判別部43aは、車外に伝えるべき情報を統合判別部41cから受信すると、ライティングDB43bを参照し、車外に伝えるべき情報に好適な照射パターンでのライティングを判別する。

 ライティングDB43bは、各種ライティングの情報が入ったデータベースである。例えば、ライティングDB43bは、ライティングの識別子とライトデバイスの識別子(外部ライトデバイスA、外部ライトデバイスB、プロジェクタデバイス、ボディライトデバイス、ヘッドライト)と、当該ライトデバイスの照射できる光の照射パターンと、その照射パターンで周囲に伝える内容と、が格納されている。

 ライティング指示部43cは、ライティング判別部43aからの指示に従い、各ライトデバイスに照射の指示を送ることで、各ライトデバイスを制御する機能を有している。例えば、統合判別部41cから所定の目的の照射指示が来た場合には、ライティング判別部43aは、ライティングDB43bを参照し、所定の目的の照射指示に適したライティングの識別子を判別する。

 ここで判別するライティングの識別子は、1つであっても複数であってもよい。ライティング判別部43aは、照射するライティングの識別子を決めた後、このライティングの照射タイミング、時間を決める。ライティング判別部43aは、この識別子およびライティングの照射タイミング、時間の情報を、ライティング指示部43cに指示する。

 ライティング指示部43cは、ライティング判別部43aから受け取る情報に基づいて、ライティングDB43bを参照して、各ライトデバイスの光の照射を制御する機能を有している。

 なお、本実施の形態1では、統合判別ECU41とライト制御ECU43とが別のECUであるものとして例示し、説明しているが、これらは、一体であってもよい。

 次に、自動車から道路の路面や車体に向けて投影・表示される可視光アニメーションについて、図面を用いて具体的に説明する。本実施の形態1では、次の3ケースに応じた可視光アニメーションの具体例について説明する。なお、以下の説明では、ライティング制御装置40が行う表示制御として説明し、図2に示したライティング制御装置40内の各構成要素に分けた制御動作の記載は省略する。
 [ケース1]ドア開け動作に応じた可視光アニメーション
 [ケース2]後退、発進、右折、左折に応じた可視光アニメーション
 [ケース3]特殊なアイコンを併用した可視光アニメーション

[ケース1]ドア開け動作に応じた可視光アニメーション
 ケース1の目的は、停車中の車両のドア開けに応じて(車両のドア開け動作の前に)、人が降りてくるエリア、ドアが開くエリア・幅、およびその周辺に関して、予告・注意喚起の可視光アニメーションを行うことにある。

 図3Aは、本発明の実施の形態1において、押しドアタイプのドア開けに伴う第1の可視光アニメーションを例示した図である。図3Aは、以下のP3A1、P3A2の2種の表示が順次切り替えられることで、動的表示が行われる状態を示している。

 P3A1:ドアが開いた状態をイメージできる表示
 P3A2:ドアが閉まった状態からP3A1の状態まで移動する際に、ドアが移動する全エリアに相当する表示

 図3AにおけるP3A1の表示は、伝達内容の意図を示す表示要素に相当する。そして、ライティング制御装置40は、P3A1とP3A2の表示を繰り返して点滅表示を行う。この際、伝達内容の意図を示す表示要素であるP3A1の状態は、P3A2の表示にも含まれている。従って、車両の周囲にいる人やドライバは、P3A1、P3A2の表示が順次切り替わる場合にも、どの時点においても伝達内容の意図を示す表示要素であるP3A1を常時視認できる。

 この結果、ライティング制御装置40は、車両の周囲にいる人やドライバに対して、P3A1の表示を見落とすおそれなしに、迅速に伝達内容を理解できる可視光アニメーション表示を実行することができる。

 図3Bは、本発明の実施の形態1において、押しドアタイプのドア開けに伴う第2の可視光アニメーションを例示した図である。図3Bは、以下のP3B1~P3B5の5種の表示が順次切り替えられることで、動的表示が行われる状態を示している。

 P3B1:ドアが開いた状態をイメージできる表示であり、図3AのP3A1と同等の表示
 P3B2~P3B5:ドアが閉まった状態からP3B1の状態まで移動する際に、ドアが移動するエリアを4段階に分割した表示であり、図3AのP3A2の表示を4段階に分けて行った表示に相当

 図3BにおけるP3B1の表示は、伝達内容の意図を示す表示要素に相当する。そして、ライティング制御装置40は、P3B1~P3B5の表示を繰り返して点滅表示を行う。この際、伝達内容の意図を示す表示要素であるP3B1の状態は、P3B2~P3B5の表示にも含まれている。従って、車両の周囲にいる人やドライバは、P3B1~P3B5の表示が順次切り替わる場合にも、どの時点においても伝達内容の意図を示す表示要素であるP3B1を常時視認できる。

 この結果、ライティング制御装置40は、車両の周囲にいる人やドライバに対して、P3B1の表示を見落とすおそれなしに、迅速に伝達内容を理解できる可視光アニメーション表示を実行することができる。

 図3Cは、本発明の実施の形態1において、スライドタイプのドア開けに伴う可視光アニメーションを例示した図である。図3Cは、以下のP3C1~P3C4の4種の表示が順次切り替えられることで、動的表示が行われる状態を示している。

 P3C1:ドアがスライドした後に、車内から人が出てくるエリアをイメージできる表示
 P3C2~P3C4:車内から出てきた人が、車側から外側に向かって徐々に移動するエリアをイメージできる表示であり、3段階に分けて行った表示に相当

 図3CにおけるP3C1の表示は、伝達内容の意図を示す表示要素に相当する。そして、ライティング制御装置40は、P3C1~P3C4の表示を繰り返して点滅表示を行う。この際、伝達内容の意図を示す表示要素であるP3C1の状態は、P3C2~P3C4の表示にも含まれている。従って、車両の周囲にいる人やドライバは、P3C1~P3C4の表示が順次切り替わる場合にも、どの時点においても伝達内容の意図を示す表示要素であるP3C1を常時視認できる。

 この結果、ライティング制御装置40は、車両の周囲にいる人やドライバに対して、P3C1の表示を見落とすおそれなしに、迅速に伝達内容を理解できる可視光アニメーション表示を実行することができる。

 なお、図3Cでは、P3C1~P3C4において、車両のスライドタイプのドアに最も近い位置を、常時視認できる場合を例示しているが、本発明は、このような可視光アニメーション表示に限定されるものではない。例えば、車両のスライドタイプのドアから最も遠い位置を、常時視認できるように可視光アニメーション表示を行うことによっても、同様の効果を実現できる。

[ケース2]後退、発進、右折、左折に応じた可視光アニメーション
 ケース2の目的は、車両が移動する際(車両が移動を開始する前)に、その進行方向と距離を予告・注意喚起する可視光アニメーションを行うことにある。ここでの距離とは、例えば、時速10km/hの車が1秒で進む距離に相当する約3m先、あるいは、車1台分に相当する約4m先を意味する。

 図4Aは、本発明の実施の形態1において、車両の後退に伴う第1の可視光アニメーションを例示した図である。図4Aは、以下のP4A1~P4A3の3種の表示が順次切り替えられることで、動的表示が行われる状態を示している。

 P4A1:車両後部の直近エリアをイメージできる表示であり、山形の向きにより、車両が後退してくることを表示
 P4A2、P4A3:時間経過とともに車両が徐々に移動するエリアをイメージできる表示

 図4AにおけるP4A1の表示は、伝達内容の意図を示す表示要素に相当する。そして、ライティング制御装置40は、P4A1~P4A3の表示を繰り返して点滅表示を行う。この際、伝達内容の意図を示す表示要素であるP4A1の状態は、P4A2およびP4A3の表示にも含まれている。従って、車両の周囲にいる人やドライバは、P4A1~P4A3の表示が順次切り替わる場合にも、どの時点においても伝達内容の意図を示す表示要素であるP4A1を常時視認できる。

 この結果、ライティング制御装置40は、車両の周囲にいる人やドライバに対して、P4A1の表示を見落とすおそれなしに、迅速に伝達内容を理解できる可視光アニメーション表示を実行することができる。

 図4Bは、本発明の実施の形態1において、車両の後退に伴う第2の可視光アニメーションを例示した図である。また、図4Cは、本発明の実施の形態1において、車両の後退に伴う第3の可視光アニメーションを例示した図である。図4B、図4Cは、常時表示されるエリアや切り替え表示される状態が図4Aとは異なるバリエーションを示している。

 図4Aでは、車両後部の直近エリアを常時表示していた。これに対して、図4B、図4Cでは、車両が後退する際に移動する最大エリアを常時表示させている。また、図4Bと図4Cでは、図4Bにおける2番目の表示パターンP4B2と、図4Cにおける2番目の表示パターンP4C2とが異なっている。

 図4B、図4Cのいずれの場合も、車両の周囲にいる人やドライバは、どの時点においても伝達内容の意図を示す表示要素であるP4B1あるいはP4C1を常時視認できる。この結果、ライティング制御装置40は、車両の周囲にいる人やドライバに対して、P4B1あるいはP4C1の表示を見落とすおそれなしに、迅速に伝達内容を理解できる可視光アニメーション表示を実行することができる。

 次に、図5Aは、本発明の実施の形態1において、車両の発進に伴う第1の可視光アニメーションを例示した図である。図5Aは、以下のP5A1~P5A5の5種の表示が順次切り替えられることで、動的表示が行われる状態を示している。

 P5A1:車両前方の直近エリアをイメージできる表示であり、表示された線分に傾きを設けたことにより、車両が前進してくることを表示
 P5A2~P5A5:時間経過とともに車両が徐々に移動するエリアをイメージできる表示であり、車両から離れるほど線分を長く表示することにより、車両が前進してくることを表示

 図5AにおけるP5A1の表示は、伝達内容の意図を示す表示要素に相当する。そして、ライティング制御装置40は、P5A1~P5A5の表示を繰り返して点滅表示を行う。この際、伝達内容の意図を示す表示要素であるP5A1の状態は、P5A2~P5A5の表示にも含まれている。従って、車両の周囲にいる人やドライバは、P5A1~P5A5の表示が順次切り替わる場合にも、どの時点においても伝達内容の意図を示す表示要素であるP5A1を常時視認できる。

 この結果、ライティング制御装置40は、車両の周囲にいる人やドライバに対して、P5A1の表示を見落とすおそれなしに、迅速に伝達内容を理解できる可視光アニメーション表示を実行することができる。

 図5Bは、本発明の実施の形態1において、車両の前進に伴う第2の可視光アニメーションを例示した図である。図5BにおけるP5B1の表示は、図5AにおけるP5A1の表示に相当し、図5BにおけるP5B2の表示は、図5AにおけるP5A5の表示に相当する。すなわち、図5Aは、5段階での切り替え表示を行っていたが、図5Bは、直近エリアと最大エリアの2段階による切り替え表示を行っている。

 図5Bの場合も、車両の周囲にいる人やドライバは、どの時点においても伝達内容の意図を示す表示要素であるP5B1を常時視認できる。この結果、ライティング制御装置40は、車両の周囲にいる人やドライバに対して、P5B1の表示を見落とすおそれなしに、迅速に伝達内容を理解できる可視光アニメーション表示を実行することができる。

 次に、図6は、本発明の実施の形態1において、車両の右折に伴う可視光アニメーションを例示した図である。図6は、以下のP61、P62の2種の表示が順次切り替えられることで、動的表示が行われる状態を示している。

 P61:車両の右前方の直近エリアをイメージできる表示であり、表示された線分に傾きを設けたことにより、車両が前進して右折してくることを表示
 P62:時間経過とともに車両が移動する最大エリアをイメージできる表示であり、車両から離れるほど線分を長く表示することにより、車両が右折してくることを表示

 図6におけるP61の表示は、伝達内容の意図を示す表示要素に相当する。そして、ライティング制御装置40は、P61、P62の表示を繰り返して点滅表示を行う。この際、伝達内容の意図を示す表示要素であるP61の状態は、P62の表示にも含まれている。従って、車両の周囲にいる人やドライバは、P61、P62の表示が順次切り替わる場合にも、どの時点においても伝達内容の意図を示す表示要素であるP61を常時視認できる。

 この結果、ライティング制御装置40は、車両の周囲にいる人やドライバに対して、P61の表示を見落とすおそれなしに、迅速に伝達内容を理解できる可視光アニメーション表示を実行することができる。

[ケース3]特殊なアイコンを併用した可視光アニメーション
 ケース3の目的は、車両が何らかの動きをする場合に、特別なアイコンを用いた警告アイコンを路面に表示することで、より一層の注意喚起を促すことにある。

 図7は、本発明の実施の形態1において、押しドアタイプのドア開けに伴う警告アイコンを併用した可視光アニメーションを例示した図である。図7は、以下のP71~P73の3種の表示が順次切り替えられることで、動的表示が行われる状態を示している。

 P71:車両の左側方で何らかのアクションが起こることをイメージできる警告アイコンを表示
 P72:ドアが開いた状態をイメージできる表示+警告アイコンの表示
 P73:ドアが閉まった状態からP72の状態まで移動する際に、ドアが移動する全エリアに相当する表示+警告アイコンの表示

 図7におけるP71の警告アイコンの表示は、伝達内容の意図を示す表示要素に相当する。そして、ライティング制御装置40は、P71~P73の表示を繰り返して点滅表示を行う。この際、伝達内容の意図を示す表示要素であるP71の状態は、P72、P73の表示にも含まれている。従って、車両の周囲にいる人やドライバは、P71~P73の表示が順次切り替わる場合にも、どの時点においても伝達内容の意図を示す表示要素であるP71の警告アイコンによる表示を常時視認できる。

 この結果、ライティング制御装置40は、車両の周囲にいる人やドライバに対して、P71の警告アイコンの表示を見落とすおそれなしに、迅速に伝達内容を理解できる可視光アニメーション表示を実行することができる。

 図3A~図7に例示した可視光アニメーション表示は、いずれも、全図形が非表示となってしまう時間がないように、伝達内容の意図を示す図柄の一部が常時表示されている。この結果、注意喚起を促す図形を表示する際に、ユーザが見落とすおそれなしに、迅速に表示内容を理解できる可視光アニメーション表示を実現できる。

 なお、このような可視光アニメーションを行うに当たっては、複数の表示パターンの切り替え表示を行う際に、フェードイン・フェードアウトを行う、あるいは、ウィンカーランプなど、他の表示機器と連動するように行うことも可能である。

 次に、図2におけるライティングDBに格納されている照射パターンの具体例について説明する。図2に示したライティング制御装置40は、全体制御ECU10から取得した種々の情報に基づいて車両状態を判別し、ライティングDBから、車両状態に即した照射パターンを取り出すことで、適切な可視光アニメーション表示を行うことができる。そこで、照射パターンの調整要素として、(1)タイミング、(2)輝度・色、(3)表示位置、(4)サイズの4つについて、以下に詳述する。

(1)タイミングについて
 注意喚起の情報を受け取る相手である歩行者、あるいは二輪車・自転車のドライバに応じて、表示タイミングを調整することが考えられる。具体例としては、以下のパラメータに応じて表示タイミングを変えることが考えられる。
 パラメータ1:情報を受け取る相手との距離
 パラメータ2:情報を受け取る相手の属性

 パラメータ1に関しては、例えば、歩行者が自車から10~20m離れた位置から視認できるように表示する場合を考える。この場合には、ライティング制御装置40は、一例として、次のようなタイミングで表示制御を行うことが考えられる。
 ・車が動き始める3秒以上前に表示を開始する。
 ・歩行者と自車の距離が3m以下になった場合には、表示を停止する。

 パラメータ2に関しては、例えば、二輪車・自転車のドライバや高齢者などに向けた情報提示の場合を考える。このような属性の相手は、歩行者よりもやや前傾姿勢を取るため、下方視野が狭まる。そこで、ライティング制御装置40は、このような属性の相手に対しては、立位状態の歩行者よりも、やや早めのタイミングで表示を開始させることが望ましい。

 また、その他の例として、情報を受ける相手が子供の場合を考える。この場合には、子供は、表示に気を取られることが懸念される。そこで、ライティング制御装置40は、表示を停止するタイミングを、他の属性の相手よりも比較的早くすることが考えられる。

 このようなパラメータ1、2に応じた表示タイミングのデータを、ライティングDBにあらかじめデータベース化しておくことができる。この結果、ライティング制御装置40は、全体制御ECU10から取得した種々の情報に基づいて判別した車両状態に即した照射パターンを、ライティングDBから取り出すことができ、適切な表示タイミングを有する可視光アニメーション表示を行うことができる。

(2)輝度・色について
 周辺の環境光や床面材質等との関係から、表示面と非表示面で特定のコントラスト差を保つことが望ましい。一般的に、光の輝度コントラスト差は、
  表示面:非表示面=4:1
以上を確保すべきという指標もある。ただし、床面の材質など、さまざまな要因があるので、その限りではないが、その時の周辺環境に応じて輝度調整がなされることが望ましい。

 また、輝度コントラスト差を確保するために、表示色を変更することも考えられる。例えば、路面の色が黒色に近い場合には、水色、黄緑、緑、白色など、水色と白色をベースとした色を表示色として採用し、路面の色が白色に近い場合には、黄色、黄緑、緑、白色など黄色と白色をベースとした色を表示色として採用する、といった調整をしてもよい。

 このような表示面の情報に応じた輝度や色を、ライティングDBにあらかじめデータベース化しておくことができる。この結果、ライティング制御装置40は、全体制御ECU10から取得した種々の情報に基づいて判別した車両状態に即した照射パターンを、ライティングDBから取り出すことができ、適切な輝度や色を有する可視光アニメーション表示を行うことができる。

(3)表示位置について
 注意喚起の情報を受け取る相手に応じて、表示位置を調整することが考えられる。具体例としては、「(1)タイミングについて」で説明したパラメータ1、2に応じて表示位置を変更することが考えられる。

 パラメータ1に関しては、例えば、歩行者が自車から20~30m離れた位置にいる場合には、自車から離れたエリアに表示させることで予告の注意喚起を行うことが考えられる。一方、歩行者が自車から10~20m離れた位置にいる場合には、自車の側近エリアに表示させることで予告の注意喚起を行うことが考えられる。

 パラメータ2に関しては、例えば、二輪車・自転車のドライバや高齢者などに向けた情報提示の場合を考える。このような属性の相手は、健常歩行者よりもやや前傾姿勢を取るため、下方視野が狭まる。そこで、ライティング制御装置40は、このような属性の相手に対しては、より二輪車・自転車のドライバや高齢者に近い位置に表示を行うことが望ましい。

 このように、パラメータ2に応じて表示位置をずらす以外にも、例えば、先の図7を用いて説明した警告アイコンのような特別な表示を追加することが考えられる。また、情報を受ける相手が子供の場合には、表示に気を取られることが懸念される。そこで、ライティング制御装置40は、子供が近づいたら表示位置をずらす、あるいは表示を消すことも考えられる。

 このようなパラメータ1、2に応じた表示位置のデータを、ライティングDBにあらかじめデータベース化しておくことができる。この結果、ライティング制御装置40は、全体制御ECU10から取得した種々の情報に基づいて判別した車両状態に即した照射パターンを、ライティングDBから取り出すことができ、適切な表示位置に可視光アニメーション表示を行うことができる。

(4)サイズについて
 注意喚起の情報を受け取る相手との距離に応じて、表示サイズを調整することが考えられる。具体例としては、例えば、歩行者が自車から10~20m離れた位置の場合には、1m角以上の表示サイズを確保し、10m以下の位置の場合には、表示サイズをより小さくするということが考えられる。

 また、情報を受け取る相手と自車との距離に応じて、表示する図形を変形させることも考えられる。例えば、歩行者が自車から10m以上離れていた位置の場合には、図形の縦横比を縦方向に2倍以上に伸ばすことが考えられる。

 このように、注意喚起の情報を受け取る相手との距離などに応じた表示サイズのデータを、ライティングDBにあらかじめデータベース化しておくことができる。この結果、ライティング制御装置40は、全体制御ECU10から取得した種々の情報に基づいて判別した車両状態に即した照射パターンを、ライティングDBから取り出すことができ、表示内容をより理解しやすい大きさに調整して、可視光アニメーション表示を行うことができる。

 次に、フローチャートを用いて、自動車から注意喚起を発信する際の可視光アニメーション表示を実現するための一連動作について説明する。図8は、本発明の実施の形態1におけるライティング制御装置40による一連動作を示すフローチャートである。なお、以下の説明では、図2に示したライティング制御装置40内の各構成要素と対応付けて説明する。

 まず、ステップST101において、車両情報取得部41aは、車両側から車両情報を取得する。車両情報取得部41aは、例えば、シフトレバーの位置が「P」から「D」へ移動し、ハンドブレーキが「切」になったことを示す車両情報を取得する。あるいは、車両情報取得部41aは、例えば、シフトレバーの位置が「P」から「R」へ移動し、ハンドブレーキが「切」になったことを示す車両情報を取得する。

 次に、ステップST102において、車両状態判別部41bは、車両情報に基づいて車両動作を推定し、判別結果として統合判別部41cへ出力する。

 車両状態判別部41bは、例えば、シフトレバーの位置が「P」から「D」へ移動し、ハンドブレーキが「切」になったことを示す車両情報が得られた場合には、自車両が停車状態から前進しようとしていると推定する。あるいは、車両状態判別部41bは、例えば、シフトレバーの位置が「P」から「R」へ移動し、ハンドブレーキが「切」になったことを示す車両情報が得られた場合には、自車両が停車状態から後退しようとしていると推定する。

 なお、車両状態判別部41bは、車両動作の推定に限らず、車両の状態を判定し、判別結果として統合判別部41cへ出力してもよい。車両状態判別部41bは、例えば、ドア開閉センサにより、ドアが解錠される状態を判定することができる。

 次に、ステップST103において、統合判別部41cは、車両状態判別部41bの判別結果に基づいて、車外に伝えるべき情報を判別する。統合判別部41cは、例えば、「自車両が停車状態から前進しようとしている」との判別結果が得られた場合には、車外に伝えるべき情報が、先の図5Aあるいは図5Bで示したような、車両が前進することを注意喚起する照射を行うことである旨を、ライティング判別部43aに送ることができる。

 また、統合判別部41cは、例えば、「ドアが解錠された」「車内の人がドアのノブに手をかけた」等のドアが開くトリガと判別すべき判別結果が得られた場合には、車外に伝えるべき情報が、先の図3A~図3Cで示したような、ドアが開くことを注意喚起する照射を行うことである旨を、ライティング判別部43aに送ることができる。

 次に、ステップST104において、ライティング判別部43aは、車外に伝えるべき情報を統合判別部41cから受信すると、ライティングDB43bを参照し、車外に伝えるべき情報に好適な複数の照射パターンでのライティングを判別する。具体的には、ライティング判別部43aは、車外に伝えるべき情報に適した複数の照射パターンを生成する。

 この結果、ライティング判別部43aは、図3A、図3B、図3C、図4A、図4B、図4C、図5A、図5B、図6、図7で例示したような、複数の照射パターンを生成することができる。

 次に、ステップST105において、ライティング指示部43cは、ライティング判別部43aからの指示に従い、各ライトデバイスに照射の指示を送ることで、各ライトデバイスを制御する。具体的には、ライティング指示部43cは、ライティング判別部43aにより生成された複数の照射パターンの切替制御を行うことで、可視光アニメーション表示を行う。

 なお、ライティング指示部43cは、車載スピーカに指示して、路面に可視光アニメーションを照射するときに、そのアニメーションに合わせた音声を出力してもよい。このとき、ライティング指示部43cは、車内にいる運転手等に向けて音声を出力してもよいし、車外にいる人に向けて音声を出力してもよい。

 以上のように、実施の形態1によれば、注意喚起の情報を享受する歩行者や自転車・二輪車のドライバに対して、伝達内容の意図を示す表示要素が常時表示された状態で、可視光アニメーションを提供することができる。この結果、車両の周辺にいる歩行者や自転車・二輪車のドライバは、表示に対して注意を向けて、迅速に回避行動をとることができる。

 また、歩行者等は、注意喚起が表示されるエリアが道路面や車体であることを理解することも可能である。さらに、歩行者等は、可視光アニメーションによって、注意喚起の内容、および注意喚起すべき領域を、見落とすおそれなしに、迅速に理解することができる。

 さらに、ドアが物理的に開く最大の範囲(例えば、図3A、図3B参照)、あるいは、車が移動すると予測される最大エリア(例えば、図4B、図4C参照)を、伝達内容の意図を示す表示要素として常時表示することができる。この結果、車両の周辺にいる歩行者や自転車・二輪車のドライバは、常時表示された内容に基づいて、適切かつ迅速な回避行動を取ることができ、不測の事態を未然に防ぐことができる。

 実施の形態2.
 先の実施の形態1では、自動車から注意喚起を発信する際の可視光アニメーション表示について説明した。これに対して、本実施の形態2では、ビル等の利用者に対して、適切な移動経路の誘導案内を発信する際の可視光アニメーション表示について説明する。

 まず始めに、ハードウェア構成について説明する。
 図9は、本発明の実施の形態2におけるハードウェアの構成図を示すブロック図である。本実施の形態2における施設は、図9に例示するように、各種センサ、カメラ等からなるセンサ群120を有している。全体制御MPU(Micro Processing Unit)110は、センサ群120内の各種センサから得た情報に基づいて、他のハードウェアに種々の指示を送ることで、これらのハードウェアを制御することができる。

 また、全体制御MPU110は、バスを介して、他のハードウェアから受信した所定の情報を、ライティング制御装置140内の統合判別MPUに送る。ライティング制御装置140は、全体制御MPU110から受け取った情報に基づいて、外部ライトデバイスA、外部ライトデバイスB、プロジェクタデバイス等の施設向けのライトデバイス150を制御する。

 図9において、センサ群120は、戸開閉センサ、人感センサ、カードリーダ、火災感知器、監視カメラから構成されている。

 全体制御MPU110は、センサ群120内の各センサの検出した情報、またはカメラが撮像した画像を受信する。

 ここで、センサ群120を構成する各種センサについて説明する。
 戸開閉センサは、設備に設置されたエレベータの戸開閉を検出するセンサであり、戸の開閉情報を、全体制御MPU110に出力する。

 人感センサは、検出エリア内での人の有無を検出するセンサであって、人の有無に関する情報を、全体制御MPU110に出力する。

 カードリーダは、入退室が管理されているエリアの出入口に設定されているセンサであり、カード内に記憶されたID情報、入退室情報、行先情報などを、全体制御MPU110に出力する。

 火災感知器は、設置された領域内での火災発生の有無を検出し、検出結果を火災情報として、全体制御MPU110に出力する。

 監視カメラは、設置エリア内を撮像するために設けられたカメラ(撮像装置)であり、それぞれの撮像画像を、全体制御MPU110に出力する。全体制御MPU110は、それぞれの撮像画像に基づいて、人間の検出、認識、属性の判断を実行することができる。

 次に、全体制御MPU110について説明する。
 全体制御MPU110は、施設全体を制御する機能を有するMPUである。全体制御MPU110は、各種センサから検出情報を取得し、取得した情報に基づいて、施設各部を適切に動作させるような指示や情報を送ることで、施設全体の制御を実行する。

 全体制御MPU110は、プロセッサ、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)を有している。プロセッサは、全体制御MPU110において、各種計算処理を実行する計算処理回路であり、プロセッサ以外にも、計算処理回路、電気回路、コントローラ等の種々の呼び方で呼称できるハードウェアである。

 プロセッサは、1つまたは2以上の計算処理回路の集合によって構成されている。プロセッサは、ROMからプログラムを読み出し、読み出したプログラムをRAM上に展開して、計算処理を実行することができる。

 ROMは、1以上のプログラムを格納する不揮発性記憶装置である。RAMは、プロセッサが、プログラムや各種情報の展開領域として用いる揮発性記憶装置である。ROMおよびRAMは、例えば、半導体記憶装置等により構成され、メモリと呼ぶこともできる。

 また、本実施の形態2においては、プロセッサが実行するプログラムを格納した記憶装置として、ROMを例示して説明しているが、記憶装置は、これに限定されず、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)等のストレージと呼ばれる不揮発性大容量記憶装置であってもよい。

 また、ストレージを含めた記憶装置を、総称としてメモリと呼んでもよい。このようなメモリ構成は、後述する統合判別MPU、ライト制御MPUにおいても、同様である。

 次に、図1中の施設制御対象130の各構成要素について説明する。
 照明システムは、施設内の照明を統括制御する。空調システムは、施設内の照明を統括制御する。入退室管理システムは、施設内の指定された各領域の入退室を統括管理する。さらに、エレベータシステムは、施設内に設置されたエレベータの運行制御を行う。

 次に、図9中のライティング制御装置140の各構成要素について説明する。
 ライティング制御装置140は、施設内に設置されたライトデバイスを制御する機能を有する制御装置である。ライティング制御装置140は、統合判別MPU、無線通信装置、ライト制御MPUを有する。

 本実施の形態2における施設は、各種ライトデバイスの光の照射によって、施設内のいろいろな場所で、誘導案内、警告等を伝える機能を有している。ここで、ライトデバイスとは、後述する施設ライトデバイスA、施設ライトデバイスB、プロジェクタデバイスの総称であるライトデバイス150を指している。

 統合判別MPUは、全体制御MPU110から入力される各種情報に基づいて、施設の状況を判別し、ライトデバイス150によって、周囲に伝えるべき内容を決める機能を有する装置である。統合判別MPUは、全体制御MPU110と同様に、プロセッサ、ROM、RAMを有している。

 統合判別MPUは、全体制御MPU110から各種情報を受け付け、施設の状態を判断し、各ライトデバイスの照射を制御するための情報を、ライト制御MPUに送信する。また、統合判別MPUは、通信に関する指示を無線通信装置に送信する。

 無線通信装置は、外部の通信機器と無線通信を行う通信装置である。無線通信装置は、特定の周波数帯域を用いて、他の施設の制御装置、上位の制御装置、および人が持つスマートフォン等の通信可能な電子機器との通信を行う。

 この通信は、特定の決められた周波数帯を用いた独自の通信であってもよく、規格化された通信規格を用いて行うものであってもよい。さらに、この通信は、例えば、無線LAN(Local Area Network)、Bluetooth(登録商標)、Zigbee(登録商標)等の既存の通信規格を用いての通信であってもよい。

 無線通信装置は、アンテナを介して送信部より、他の機器に無線信号を送信し、アンテナを介して受信部より、他の機器からの無線信号を受信する。

 ライト制御MPUは、各ライトデバイスの照射する光を決定し、ライトデバイス150に指示を送信する制御装置である。ライト制御MPUは、プロセッサ、ROM、RAMを有している。ライト制御MPUは、統合判別MPUから入力される情報に基づいて、各ライトデバイスの照射パターンを決定し、これに基づいて、各ライトデバイスに照射の指示を送信する。

 ここで、照射パターンとは、1つの表示要素、あるいは2以上の表示要素の組合せとして構成され、表示される周辺の環境に応じて視認性を変更できるように、照射形状、位置、大きさ、色、タイミング、輝度、時間などの調整要素を有しているものを意味している。

 次に、図9中のライトデバイス150の各構成要素について説明する。
 施設ライトデバイスAは、施設内のあらかじめ決められた領域に向けて取り付けられた照射装置である。施設ライトデバイスAは、床面や壁面に光を照射し、施設内のユーザに誘導案内、警告などの情報を伝える機能を有している。施設ライトデバイスAは、これらの情報を施設内のユーザに伝えるために、これに適した照射パターンで光を床面等に照射する。

 施設ライトデバイスAは、施設ライトドライバと施設ライトセットを有している。施設ライトドライバは、施設ライトセットを駆動させる駆動装置であり、施設ライトセットに所定の光を照射させる。

 施設ライトドライバAは、施設ライトセットの中の各施設ライトの照射タイミング、照射時間等の組み合わせを制御する機能を有している。また、施設ライトドライバAは、施設ライトに設けられたカラーフィルタ、シェード、導光機構等を動作させ、所定のエリアに、所定の照射パターンを有する光を照射することができる。

 施設ライトセットAは、複数の施設ライト(照射装置)を有しており、施設ライトドライバに基づいて、複数の施設ライトが点灯制御される。

 施設ライトデバイスBは、施設内のあらかじめ決められた領域に向けて取り付けられた照射装置である。施設ライトデバイスBは、床面や壁面に光を照射し、施設内のユーザに誘導案内、警告などの情報を伝える機能を有している。施設ライトデバイスBは、これらの情報を施設内のユーザに伝えるために、これに適した照射パターンで光を床面等に照射する。

 施設ライトデバイスBは、施設ライトドライバと施設ライトセットを有している。施設ライトドライバは、施設ライトセットを駆動させる駆動装置であり、施設ライトセットに所定の光を照射させる。

 施設ライトドライバBは、施設ライトセットの中の各施設ライトの照射タイミング、照射時間等の組み合わせを制御する機能を有している。また、施設ライトドライバBは、施設ライトに設けられたカラーフィルタ、シェード、導光機構等を動作させ、所定のエリアに、所定の照射パターンを有する光を照射することができる。

 施設ライトセットBは、複数の施設ライト(照射装置)を有しており、施設ライトドライバの動作に基づいて、複数の施設ライトが点灯制御される。

 プロジェクタデバイスは、施設内のあらかじめ決められた領域に向けて取り付けられた映像投射装置である。プロジェクタデバイスは、床面や壁面に光を照射し、施設内のユーザに誘導案内、警告などの情報を伝える機能を有している。プロジェクタデバイスは、これらの情報を施設内のユーザに伝えるために、これに適した照射パターンで光を床面等に照射(投影)する。

 プロジェクタデバイスは、プロジェクタドライバとプロジェクタを有している。プロジェクタドライバは、プロジェクタを駆動させる駆動装置であり、プロジェクタに所定の光を照射させる。プロジェクタドライバは、プロジェクタの照射する光の照射パターンを制御する機能を有している。

 プロジェクタは、光(映像)を施設内に照射(投影)する照射(投影)装置である。プロジェクタは、プロジェクタドライバの動作に基づいて光(映像)を施設内(床面や壁面)に照射する。

 次に、ライティング制御装置140による具体的な制御処理内容について説明する。
 図10は、本発明の実施の形態2におけるライティング制御装置140の機能構成を示すブロック図である。本実施の形態2におけるライティング制御装置140は、統合判別MPU141、無線通信部142、およびライト制御MPU143を備えて構成されている。

 ライティング制御装置140内の統合判別MPU141は、利用者状況取得部141a、利用者状態判別部141b、統合判別部141cを有している。また、ライティング制御装置140内のライト制御MPU143は、ライティング判別部143a、ライティングDB143b、ライティング指示部143cを有している。

 利用者状況取得部141aは、全体制御MPU110から種々の情報を取得する機能を有している。利用者状況取得部141aが取得する情報は、屋内外の施設に搭載されている扉開閉センサ、人感センサ、火災感知器等の検出情報、施設内の各経路に搭載されたカメラに基づく認識情報等を通じて得られる施設内の人の移動に関わる情報に相当する。利用者状況取得部141aは、取得した情報を利用者状態判別部141bに送信する。

 利用者状態判別部141bは、利用者状況取得部141aから受信した施設内の人の移動に関わる情報に基づいて、表示内容を判別する機能を有している。例えば、利用者状況取得部141aは、部屋間の扉・入口やエレベータ扉に取り付けられた扉開閉センサ、カードリーダによる検出情報等から、移動する人の有無やその属性を判別できる。

 また、利用者状況取得部141aは、案内を表示・投射する機材エリアに設置された人感センサあるいはカメラの検出情報から、表示・投射エリア内の人の有無やその属性、あるいは、表示・投射エリアを視認できる範囲内の人の有無やその属性を判別できる。

 統合判別部141cは、利用者状態判別部141bの判別結果に基づいて、施設内の利用者に伝えるべき情報を判別する機能を有している。例えば、統合判別部141cは、施設内の経路が分岐する場所において、目的施設とその所在方向を識別表示するための照射を行う指示を、施設利用者に伝えるべき情報としてライティング判別部143aに送る。

 また、統合判別部141cは、火災感知器が動作している場合には、施設利用者に対して避難経路を提供して避難誘導を行うための照射を行う指示を、施設利用者に伝えるべき情報としてライティング判別部143aに送る。

 また、統合判別部141cは、利用者状態判別部141bの判別結果に基づいて、無線通信を制御する機能も有している。無線通信部142は、統合判別部141cからの指示にしたがって、外部機器との無線通信を実行する。

 ライト制御MPU143内のライティング判別部143aは、施設利用者に伝えるべき情報を統合判別部141cから受信すると、ライティングDB143bを参照し、施設利用者に伝えるべき情報に好適な照射パターンでのライティングを判別する。

 なお、本実施の形態2における図10に示したライト制御MPU143の機能は、先の実施の形態1における図2に示したライト制御MPU143の機能と同一であり、ライティングDB143bに格納されるデータが異なる。そこで、各構成の説明は省略し、ライティングDB143bに格納されている照射パターンの具体例について、後述することとし、まず先に、ビル等の利用者に対して、適切な移動経路の誘導案内を行うために投影・表示される可視光アニメーションについて、図面を用いて具体的に説明する。

 本実施の形態2では、次の3ケースに応じた可視光アニメーションの具体例について説明する。
 [ケース1]案内対象である目的施設の表示と、方向性を示す図形とを組み合わせた可視光アニメーション
 [ケース2]案内対象である目的施設の表示と、方向性を示す図形とを組み合わせた可視光アニメーションであり、方向性を示す図形がケース1と異なるもの
 [ケース3]目的施設の内容と目的施設自身が所在する場所の両方を表示するとともに、両表示の間に方向性を示す図形を組み合わせた可視光アニメーション

 なお、ケース1~ケース3の目的は、いずれも、案内対象の目的施設と方向性を示す図形とをセットで表示し、かつ、方向性を示す図形に関しては、可視光アニメーションを適用し、ビル内での誘導案内を迅速に行うことにある。

[ケース1]案内対象である目的施設の表示と、方向性を示す図形とを組み合わせた可視光アニメーション
 図11は、本発明の実施の形態2において、目的施設の表示と、方向性を示す図形とを組み合わせた第1の可視光アニメーションを例示した図である。図11は、以下のP111~P113の3種の表示が順次切り替えられることで、動的表示が行われる状態を示している。

 P111:目的施設の名称と所在地の方向がイメージできる表示
 P112:方向をより強調するために矢印の数を2つに増やした表示
 P113:方向をさらに強調するために矢印の数を3つに増やした表示

 図11におけるP111の表示は、伝達内容の意図を示す表示要素に相当する。そして、ライティング制御装置140は、P111~P113の表示を繰り返して点滅表示を行う。この際、伝達内容の意図を示す表示要素であるP111の状態は、P112、P113の表示にも含まれている。従って、施設利用者は、P111~P113の表示が順次切り替わる場合にも、どの時点においても伝達内容の意図を示す表示要素であるP111を常時視認できる。

 この結果、ライティング制御装置140は、施設利用者に対して、P111の表示を見落とすおそれなしに、迅速に伝達内容を理解できる可視光アニメーション表示を実行することができる。

[ケース2]案内対象である目的施設の表示と、方向性を示す図形とを組み合わせた可視光アニメーションであり、方向性を示す図形がケース1と異なるもの
 図12は、本発明の実施の形態2において、目的施設の表示と、方向性を示す図形とを組み合わせた第2の可視光アニメーションを例示した図である。図12は、以下のP121~P123の3種の表示が順次切り替えられることで、動的表示が行われる状態を示している。

 P121:目的施設の名称と所在地の方向がイメージできる表示
 P122、P123:方向をより強調するために、P121の表示に加え、スライドするアニメーションを表示

 図11に示した第1の可視光アニメーションは、表示する矢印の数を変更して動的表示を行っていた。これに対して、図12に示した第2の可視光アニメーションは、移動方向を意味する図形をスライドさせることで動的表示を行っている。

 図12におけるP121の表示は、伝達内容の意図を示す表示要素に相当する。そして、ライティング制御装置140は、P121~P123の表示を繰り返して点滅表示を行う。この際、伝達内容の意図を示す表示要素であるP121の状態は、P122、P123の表示にも含まれている。従って、施設利用者は、P121~P123の表示が順次切り替わる場合にも、どの時点においても伝達内容の意図を示す表示要素であるP121を常時視認できる。

 この結果、ライティング制御装置140は、施設利用者に対して、P121の表示を見落とすおそれなしに、迅速に伝達内容を理解できる可視光アニメーション表示を実行することができる。

[ケース3]目的施設の内容と目的施設自身が所在する場所の両方を表示するとともに、両表示の間に方向性を示す図形を組み合わせた可視光アニメーション
 図13は、本発明の実施の形態2において、目的施設の表示と、方向性を示す図形とを組み合わせた第3の可視光アニメーションを例示した図である。図13は、以下のP131~P133の3種の表示が順次切り替えられることで、動的表示が行われる状態を示している。

 P131:目的施設を識別可能な表示を左側および右側に表示し、かつ、方向性を示す図形を左右の表示の間の左側寄りに組み合わせて表示させたもの
 P132:目的施設および方向性を補完する情報を、中間に表示させたもの。図13では、補完する情報が単に線分で表されているが、適切な文字、図形などを補関する情報として表示することができる。
 P133:方向をさらに強調するために、方向性を示す図形を左右の表示の間の右側寄りに追加で表示させたもの

 図11に示した第1の可視光アニメーションは、表示する矢印の数を変更して動的表示を行っていた。また、図12に示した第2の可視光アニメーションは、移動方向を意味する図形をスライドさせることで動的表示を行っていた。これに対して、図13に示した第3の可視光アニメーションは、補完情報を表示するとともに、表示する矢印の数を変更して動的表示を行っている。

 図13におけるP131の表示は、伝達内容の意図を示す表示要素に相当する。そして、ライティング制御装置140は、P131~P133の表示を繰り返して点滅表示を行う。この際、伝達内容の意図を示す表示要素であるP131の状態は、P132、P133の表示にも含まれている。従って、施設利用者は、P131~P133の表示が順次切り替わる場合にも、どの時点においても伝達内容の意図を示す表示要素であるP131を常時視認できる。

 この結果、ライティング制御装置140は、施設利用者に対して、P131の表示を見落とすおそれなしに、迅速に伝達内容を理解できる可視光アニメーション表示を実行することができる。

 図11~図13に例示した可視光アニメーション表示は、いずれも、目的施設を識別可能な表示と方向性を示す表示が、非表示となってしまう時間がないように、常時表示されている。この結果、目的施設への移動方向を促す情報を表示する際に、ユーザが見落とすおそれなしに、迅速に表示内容を理解できる可視光アニメーション表示を実現できる。

 次に、図10におけるライティングDBに格納されている照射パターンの具体例について説明する。図10に示したライティング制御装置140は、全体制御MPU110から取得した種々の情報に基づいて周辺環境状態を判別し、ライティングDBから、周辺環境状態に即した照射パターンを取り出すことで、適切な可視光アニメーション表示を行うことができる。そこで、照射パターンの調整要素として、(1)タイミング、(2)輝度・色、(3)表示位置、(4)サイズの4つについて、以下に詳述する。

(1)タイミングについて
 移動経路の誘導案内に関する情報を受け取る相手である施設利用者の状況に応じて、表示タイミングを調整することが考えられる。具体例としては、可視光アニメーション表示の開始・中断・終了のタイミングを制御することが考えられる。

 可視光アニメーション表示の開始・中断・終了のタイミングを制御する各条件の具体例を以下に示す。
 開始条件:表示・投射エリアを視認できる範囲内に利用者がいる場合に、可視光アニメーションの表示・投射を開始する。あるいは、特定のドアやカードリーダを通過する利用者がいる場合に、可視光アニメーションの表示・投射を開始する。

 中断条件:誘導案内を表示・投射するエリアに許容人数を超える人がいる場合には、複数人が邪魔して案内が見えなくなっている可能性が高いため、表示・投射を中断する。
 終了条件:表示・投射エリアを視認できる範囲内に人がいない場合に、表示・投射を終了する。

 このような開始・中断・終了の各条件に応じたデータを、ライティングDBにあらかじめデータベース化しておくことができる。この結果、ライティング制御装置140は、全体制御MPU110から取得した種々の情報に基づいて判別した周辺環境状態に即した照射パターンを、ライティングDBから取り出すことができ、適切な表示タイミングを有する可視光アニメーション表示を行うことができる。

(2)輝度・色について
 周辺の環境光や床面材質等との関係から、表示面と非表示面で特定のコントラスト差を保つことが望ましい。一般的に、光の輝度コントラスト差は、
  表示面:非表示面=4:1
以上を確保すべきという指標もある。ただし、床面の材質など、さまざまな要因があるので、その限りではないが、その時の周辺環境状態に応じて輝度調整がなされることが望ましい。

 また、輝度コントラスト差を確保するために、表示色を変更することも考えられる。例えば、床面あるいは壁面の色が黒色に近い場合には、水色、黄緑、緑、白色など、水色と白色をベースとした色を表示色として採用し、床面あるいは壁面の色が白色に近い場合には、黄色、黄緑、緑、白色など黄色と白色をベースとした色を表示色として採用する、といった調整をしてもよい。

 このような表示面の情報に応じた輝度や色を、ライティングDBにあらかじめデータベース化しておくことができる。この結果、ライティング制御装置140は、全体制御MPU110から取得した種々の情報に基づいて判別した周辺環境状態に即した照射パターンを、ライティングDBから取り出すことができ、適切な輝度や色を有する可視光アニメーション表示を行うことができる。

(3)表示位置について
 移動経路の誘導案内に関する情報を受け取る相手の状況に応じて、表示位置を調整することが考えられる。具体例としては、以下のパラメータに応じて表示位置を変えることが考えられる。
 パラメータ1:表示・投射エリアを視認できる範囲内の人の有無
 パラメータ2:案内の表示・投射対象である床面あるいは壁面のエリアにおける人の有無
 パラメータ3:移動経路の誘導案内を必要とする施設利用者の属性

 パラメータ1に関しては、例えば、表示・投射エリアを視認できる範囲内にいる人の距離に応じて、表示位置を可変とすることが考えられる。具体的には、その人が5m未満の距離にいるときと、5m以上離れた距離にいるときとで、表示位置を異ならせる、あるいは、距離に応じて追加の図形を表示して、情報を補完する、などが考えられる。

 パラメータ2に関しては、例えば、案内の表示・投影エリアに複数の人がいる場合には、図形の表示位置をずらして、人によって隠れてしまうエリアの比率を下げることが考えられる。

 パラメータ3に関しては、パラメータ1、2として認識された人が、例えば、車椅子ユーザあるいは高齢者のように、目線が下降する属性である場合には、床面の見やすい範囲が狭い。このため、表示位置を車椅子ユーザや高齢者の近くにずらす、あるいは、追加の図形を表示して情報を補完する、などが考えられる。

 このようなパラメータ1~3に応じた表示位置のデータを、ライティングDBにあらかじめデータベース化しておくことができる。この結果、ライティング制御装置140は、全体制御MPU110から取得した種々の情報に基づいて判別した周辺環境状態に即した照射パターンを、ライティングDBから取り出すことができ、適切な表示位置に可視光アニメーション表示を行うことができる。

(4)サイズについて
 移動経路の誘導案内に関する情報を受け取る相手移動に関わる情報に応じて、表示サイズを調整することが考えられる。具体例としては、「(3)表示位置について」で説明したパラメータ1~3に応じて表示サイズを調整することが考えられる。

 パラメータ1に関しては、例えば、表示・投射エリアを視認できる範囲内にいる人の距離に応じて、表示サイズを可変とすることが考えられる。具体的には、その人が5m未満の距離にいるときは、1つの図形サイズを約50cmとし、5m以上離れているときは、図形サイズを大きくして約100cmとする、といったことが考えられる。

 パラメータ2に関しては、例えば、案内の表示・投影エリアに複数の人がいる場合には、図形そのもののサイズを大きくすることで、表示図形の中で人によって隠れてしまうエリアの比率を下げることが考えられる。

 パラメータ3に関しては、パラメータ1、2として認識された人が、例えば、車椅子ユーザあるいは高齢者のように、目線が下降する属性である場合には、床面の見やすい範囲が狭い。このため、図形のサイズを大きめに設定することが考えられる。

 なお、投射方式で案内する場合、施設内の他の設備(壁や機材など)に接触しないようにサイズを調整する。また、周辺の輝度に応じて表示輝度を向上させる必要がある場合、表示サイズを小さくして輝度向上することも考えられる。

 このように、移動経路の誘導案内に関する情報を受け取る相手の状況に応じた表示サイズのデータを、ライティングDBにあらかじめデータベース化しておくことができる。この結果、ライティング制御装置140は、全体制御MPU110から取得した種々の情報に基づいて判別した周辺環境状態に即した照射パターンを、ライティングDBから取り出すことができ、表示内容をより理解しやすい大きさに調整して、可視光アニメーション表示を行うことができる。

 次に、フローチャートを用いて、施設の利用者に対して、適切な移動経路の誘導案内を発信する際の可視光アニメーション表示を実現するための一連動作について説明する。図14は、本発明の実施の形態2におけるライティング制御装置140による一連動作を示すフローチャートである。なお、以下の説明では、図10に示したライティング制御装置140内の各構成要素と対応付けて説明する。

 まず、ステップST201において、利用者状況取得部141aは、施設側から施設内の人の移動に関わる種々の情報を取得する。利用者状況取得部141aは、例えば、戸開閉センサによる検知情報、あるいは人感センサによる検知情報などを取得する。

 次に、ステップST202において、利用者状態判別部141bは、利用者状況取得部141aが取得した情報に基づいて利用者動作を推定し、判別結果として統合判別部141cへ出力する。

 利用者状態判別部141bは、例えば、施設内の映画館につながる入口の戸が開になったことを示す情報が得られた場合には、利用者が映画館に向かおうとしていると推定する。

 なお、利用者状態判別部141bは、利用者動作の推定に限らず、利用者の状態を判定し、判別結果として統合判別部141cへ出力してもよい。利用者状態判別部141bは、例えば、施設内での分岐エリアに設置された人感センサにより、分岐路のいずれかの経路に利用者が進む状態を判定することができる。

 次に、ステップST203において、統合判別部141cは、利用者状態判別部141bの判別結果に基づいて、利用者に伝えるべき情報を判別する。統合判別部141cは、例えば、「利用者が映画館に向かおうとしている」との判別結果が得られた場合には、利用者に伝えるべき情報が、先の図11~図13で示したような、目的施設である映画館へ誘導案内する照射を行うことである旨を、ライティング判別部143aに送ることができる。

 また、統合判別部141cは、例えば、「分岐路に利用者がいる状態」との判別結果が得られた場合には、利用者に伝えるべき情報が、分岐路に応じたそれぞれの目的施設とその所在方向を識別表示するための照射を行うことである旨を、ライティング判別部143aに送ることができる。

 次に、ステップST204において、ライティング判別部143aは、利用者に伝えるべき情報を統合判別部141cから受信すると、ライティングDB143bを参照し、利用者に伝えるべき情報に好適な複数の照射パターンでのライティングを判別する。具体的には、ライティング判別部143aは、利用者に伝えるべき情報に適した複数の照射パターンを生成する。

 この結果、ライティング判別部143aは、図11、図12、図13で例示したような、複数の照射パターンを生成することができる。

 次に、ステップST205において、ライティング指示部143cは、ライティング判別部143aからの指示に従い、各ライトデバイスに照射の指示を送ることで、各ライトデバイスを制御する。具体的には、ライティング指示部143cは、ライティング判別部143aにより生成された複数の照射パターンの切替制御を行うことで、可視光アニメーション表示を行う。

 なお、ライティング指示部143cは、施設内のスピーカに指示して、床面あるいは壁面に可視光アニメーションを照射するときに、そのアニメーションに合わせた音声を出力してもよい。

 以上のように、実施の形態2によれば、移動経路の誘導案内に関する情報を享受する施設利用者に対して、伝達内容の意図を示す表示要素が常時表示された状態で、可視光アニメーションを提供することができる。この結果、施設利用者は、表示内容に応じて、未来的施設に向けて迅速に移動することができる。

 なお、上述した実施の形態2では、施設利用者を目的施設の場所に誘導するための可視光アニメーション表示について詳述したが、施設で災害が発生した際の避難経路の誘導案内などの用途にも、可視光アニメーション表示を適用することが可能である。

 実施の形態3.
 先の実施の形態2では、ビル等の利用者に対して、適切な移動経路の誘導案内を発信する際に、図11におけるP111、図12におけるP121、図13におけるP131のように、方向性を示す図形の一部が固定位置で常時表示されている可視光アニメーションについて説明した。これに対して、本実施の形態3では、方向性を示す図形を移動させながら常時表示させる可視光アニメーションについて説明する。

 ハードウェア構成は、先の実施の形態2における図9と同じであり、ライティング制御装置140の機能構成は、先の実施の形態2における図10と同じであり、説明を省略する。そこで、以下では、ビル等の利用者に対して、適切な移動経路の誘導案内を行うために、方向性を示す図形を移動させながら投影・表示される本実施の形態3の可視光アニメーションについて、図面を用いて具体的に説明する。

 本実施の形態3では、次の3ケースに応じた可視光アニメーションの具体例について説明する。
 [ケース1]案内対象である目的施設の表示と、方向性を示すスライド図形とを組み合わせた第1の可視光アニメーション
 [ケース2]案内対象である目的施設の表示と、方向性を示すスライド図形とを組み合わせた第2の可視光アニメーション
 [ケース3]案内対象である目的施設の表示と、方向性を示すスライド図形とを組み合わせた第3の可視光アニメーション

 なお、ケース1とケース2では、方向性を示すスライドアニメーションの方向を、目的施設の表示から離れるように表示するか、目的施設の表示に向かって表示するか、が異なっている。また、ケース3は、前進した後、左に行く2方向の移動をスライドアニメーションとして表示する点で、1方向の移動をスライドアニメーションとして表示していたケース1、2とは異なっている。

 なお、ケース1~ケース3の目的は、いずれも、案内対象の目的施設と方向性を示すスライド図形とをセットで表示し、かつ、方向性を示すスライド図形に関しては、可視光アニメーションを適用し、ビル内での誘導案内を迅速に行うことにある。

[ケース1]案内対象である目的施設の表示と、方向性を示すスライド図形とを組み合わせた第1の可視光アニメーション
 図15は、本発明の実施の形態3において、目的施設の表示と、方向性を示すスライド図形とを組み合わせた第1の可視光アニメーションを例示した図である。図15は、矢印が右方向にスライドする形で動的表示が行われる状態を示しており、以下のP151~P153の3種の表示は、矢印が右方向にスライドしていく経過の代表例を示している。この結果、矢印が常に1つ以上表示された状態でのスライドアニメーションが実現できる。

 P151:目的施設の名称と所在地の方向がイメージできる表示であり、スライド動作の開始状態に相当
 P152:方向をより強調するために、P151の状態から矢印を移動方向である右方向にスライドさせて表示させている途中経過を示したもの
 P153:スライドさせた矢印が右端に到達することで、左端の矢印を再度表示させ、スライド動作を開始させた状態を示したもの

 図15における3種の表示P151、P152、P153では、目的施設の名称が固定位置に共通して表示されているとともに、スライド図形が固定位置ではないものの、方向性を示す図形として必ず表示されている。すなわち、図15における3種の表示P151、P152、P153は、共通した1つの表示ではないものの、目的施設の名称と方法性との組合せが、伝達内容の意図を示す表示要素として常時表示されている。

 そして、ライティング制御装置140は、P151~P153の表示を繰り返して点滅表示を行う。この際、伝達内容の意図を示す表示要素が、P151~P153のいずれの表示にも含まれている。従って、施設利用者は、P151~P153の表示が順次切り替わる場合にも、どの時点においても伝達内容の意図を示す表示要素を常時視認できる。

 この結果、ライティング制御装置140は、施設利用者に対して、伝達内容の意図を示す表示要素を見落とすおそれなしに、迅速に伝達内容を理解できる可視光アニメーション表示を実行することができる。

[ケース2]案内対象である目的施設の表示と、方向性を示すスライド図形とを組み合わせた第2の可視光アニメーション
 図16は、本発明の実施の形態3において、目的施設の表示と、方向性を示すスライド図形とを組み合わせた第2の可視光アニメーションを例示した図である。図16は、矢印が左方向にスライドする形で動的表示が行われる状態を示しており、以下のP161~P163の3種の表示は、矢印が左方向にスライドしていく経過の代表例を示している。この結果、矢印が常に1つ以上表示された状態でのスライドアニメーションが実現できる。

 P161:目的施設の名称と所在地の方向がイメージできる表示であり、スライド動作の開始状態に相当
 P162:方向をより強調するために、P161の状態から矢印を移動方向である左方向にスライドさせて表示させている途中経過を示したもの
 P163:スライドさせた矢印が左端に到達することで、右端の矢印を再度表示させ、スライド動作を開始させた状態を示したもの

 図16における3種の表示P161、P162、P163では、目的施設の名称が固定位置に共通して表示されているとともに、スライド図形が固定位置ではないものの、方向性を示す図形として必ず表示されている。すなわち、図16における3種の表示P161、P162、P163は、共通した1つの表示ではないものの、目的施設の名称と方法性との組合せが、伝達内容の意図を示す表示要素として常時表示されている。

 そして、ライティング制御装置140は、P161~P163の表示を繰り返して点滅表示を行う。この際、伝達内容の意図を示す表示要素が、P161~P163のいずれの表示にも含まれている。従って、施設利用者は、P161~P163の表示が順次切り替わる場合にも、どの時点においても伝達内容の意図を示す表示要素を常時視認できる。

 この結果、ライティング制御装置140は、施設利用者に対して、伝達内容の意図を示す表示要素を見落とすおそれなしに、迅速に伝達内容を理解できる可視光アニメーション表示を実行することができる。

[ケース3]案内対象である目的施設の表示と、方向性を示すスライド図形とを組み合わせた第3の可視光アニメーション
 図17は、本発明の実施の形態3において、目的施設の表示と、方向性を示すスライド図形とを組み合わせた第3の可視光アニメーションを例示した図である。図17は、矢印が上方向(直進方向)に移動した後に左方向にスライドする形で動的表示が行われる状態を示しており、以下のP171~P175の5種の表示は、矢印が2方向にスライドしていく経過の代表例を示している。この結果、矢印が常に1つ以上表示された状態でのスライドアニメーションが実現できる。

 P171:目的施設の名称と、現時点での最初の移動方向がイメージできる表示であり、スライド動作の開始状態に相当
 P172:方向をより強調するために、P171の状態から矢印を移動方向である直進方向にスライドさせて表示させている途中経過を示したもの
 P173:スライドさせた矢印が上端に到達することで、その後、左折すべきことを意味する左方向の矢印を表示させ、左方向へのスライド動作を開始する状態を示したもの
 P174:直進後の左方向への移動をより強調するために、P173の状態から矢印を移動方向である左方向にスライドさせて表示させている途中経過を示したもの
 P175: スライドさせた矢印が左端に到達することで、P171の矢印を再度表示させ、スライド動作を開始させた状態を示したもの

 図17における5種の表示P171、P172、P173、P174、P175では、目的施設の名称が固定位置に共通して表示されているとともに、スライド図形が固定位置ではないものの、方向性を示す図形として必ず表示されている。すなわち、図17における5種の表示P171、P172、P173、P174、P175は、共通した1つの表示ではないものの、目的施設の名称と方法性との組合せが、伝達内容の意図を示す表示要素として常時表示されている。さらに、図17を見た施設利用者は、直進後に左折するという2方向の情報を得ることができる。

 そして、ライティング制御装置140は、P171~P175の表示を繰り返して点滅表示を行う。この際、伝達内容の意図を示す表示要素が、P171~P175のいずれの表示にも含まれている。従って、施設利用者は、P171~P175の表示が順次切り替わる場合にも、どの時点においても伝達内容の意図を示す表示要素を常時視認できる。

 さらに、移動方向の示す矢印図形が、常時1つ以上は表示されるようにループして繰り返し表示されることで、複数方向からなる移動経路を的確に伝えることが可能となる。

 この結果、ライティング制御装置140は、施設利用者に対して、伝達内容の意図を示す表示要素を見落とすおそれなしに、迅速に伝達内容を理解できる可視光アニメーション表示を実行することができる。

 図15~図17に例示した可視光アニメーション表示は、いずれも、目的施設を識別可能な表示と方向性を示す表示が、非表示となってしまう時間がないように、常時表示されている。この結果、目的施設への移動方向を促す情報を表示する際に、ユーザが見落とすおそれなしに、迅速に表示内容を理解できる可視光アニメーション表示を実現できる。

 なお、実施の形態3におけるライティング制御装置140による一連動作のフローチャートは、先の実施の形態2で示した図14のフローチャートと実質駅に同一であり、説明を省略する。

 以上のように、実施の形態3によれば、移動経路の誘導案内に関する情報を享受する施設利用者に対して、伝達内容の意図を示す表示要素が常時表示された状態で、可視光アニメーションを提供することができる。この結果、施設利用者は、表示内容に応じて、未来的施設に向けて迅速に移動することができる。

 特に、実施の形態3では、方向性を示す図形を移動させながら常時表示させることで、複数方向の組合せからなる移動経路を、施設利用者が迅速に理解できる形で可視光アニメーション表示することができる。

 40 ライティング制御装置(照射制御装置)、41 統合判別ECU(取得部)、43 ライト制御ECU、43a ライティング判別部(判別部)、43b ライティングDB(データベース)、43c ライティング指示部(照射制御部)、50 ライトデバイス(照射部)、140 ライティング制御装置(照射制御装置)、141 統合判別MPU(取得部)、143 ライト制御MPU、143a ライティング判別部(判別部)、143b ライティングDB(データベース)、143c ライティング指示部(照射制御部)、150 ライトデバイス(照射部)。

Claims (11)

  1.  所定の意図を周囲の人に示す光の照射を制御する照射制御装置であって、
     第1の照射要素と、前記第1の照射要素が消えるときに照射されており、当該照射の意図を示す第2の照射要素と、を照射するよう制御する照射制御部
     を具備する照射制御装置。
  2.  前記照射制御部の制御に基づいて、光を照射する照射部
     をさらに具備する請求項1記載の照射制御装置。
  3.  前記照射制御部は、前記第2の照射要素が常時照射されるように照射を制御する
     請求項1または請求項2記載の照射制御装置。
  4.  前記第1の照射要素は、複数の要素から構成されており、
     前記照射制御部は、前記複数の照射要素が1つずつ増加するように照射を制御し、前記複数の照射要素の全てを照射した後に、前記第1の照射要素が消えるように照射を制御する
     請求項1から請求項3のいずれか1項記載の照射制御装置。
  5.  前記第1の照射要素は、方向を示す照射要素であり、
     前記照射制御部は、前記方向を示す方向に前記第1の照射要素をスライドさせる
     請求項1から請求項4のいずれか1項記載の照射制御装置。
  6.  前記照射制御部は、前記第2の照射要素が消えるときに前記第1の照射要素が再度照射されているように制御する
     請求項1から請求項5のいずれか1項記載の照射制御装置。
  7.  照射制御を行うための判別情報を取得する取得部と、
     前記取得部が取得した判別情報に基づいて照射内容を判別する判別部と
     をさらに具備し、
     前記照射制御部は、前記判別部により判別された前記照射内容に従って前記第1の照射要素および前記第2の照射要素を特定して光の照射を制御する
     請求項1から請求項6のいずれか1項記載の照射制御装置。
  8.  前記照射制御装置は、車両に搭載され、
     照射内容に関する情報が格納されたデータベースをさらに具備し、
     前記取得部は、前記車両の動作または状態に関する情報を前記判別情報として取得し、
     前記判別部は、前記取得部が取得した前記判別情報に基づき、前記データベースの照射内容に関する情報を参照して、照射内容を判別する
     請求項7記載の照射制御装置。
  9.  前記照射制御装置は、ユーザが利用する施設に搭載され、
     照射内容に関する情報が格納されたデータベースをさらに具備し、
     前記取得部は、前記施設内に設置されている状態検出センサからユーザの移動に関連する周辺情報を前記判別情報として取得し、
     前記判別部は、前記取得部が取得した前記判別情報に基づき、前記データベースの照射内容に関する情報を参照して、照射内容を判別する
     請求項7記載の照射制御装置。
  10.  前記判別部は、前記判別情報に基づいて前記所定の意図を周囲の人に示す光を照射する周辺環境状態および照射された光を見る利用者の属性を判断し、
     前記照射制御部は、前記判別部により判断された前記周辺環境状態および前記属性に基づいて、前記第1の照射要素および前記第2の照射要素の調整要素である表示タイミング、表示輝度、表示色、表示位置、表示サイズの少なくともいずれか1つを調整して、照射を制御する
     請求項7から請求項9のいずれか1項記載の照射制御装置。
  11.  所定の意図を周囲の人に示す光を照射する照射方法であって、
     第1の照射要素を照射し、
     前記第1の照射要素が消えるときに照射されており、当該照射の意図を示す第2の照射要素を照射する
     照射方法。
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