JP2020100380A - 旅客車両用情報提供システム - Google Patents

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邦裕 野倉
Kunihiro Nokura
邦裕 野倉
荒川 哲也
Tetsuya Arakawa
哲也 荒川
文平 森田
Bunpei Morita
文平 森田
大口 慎治
Shinji Oguchi
慎治 大口
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Abstract

【課題】旅客車両の乗客に有用な施設の情報を提供すること。【解決手段】旅客車両用情報提供システムは、施設の名称及び地図上の位置の情報を格納する第一記憶部と、旅客車両の位置を検出する位置検出部と、旅客車両の降車口近傍に設けられた、旅客車両周囲の路面上に可視光を投射する第一投射部と、旅客車両の停車時、第一投射部から可視光を投射させることにより、位置検出部により検出される位置に基づいて選択された施設の情報を旅客車両周囲の路面上に表示させる第一制御部と、を備える。【選択図】図4

Description

本発明は、旅客車両に適用される旅客車両用情報提供システムに関する。
従来、車両に搭載される車両用情報提供装置が知られている(例えば、特許文献1)。この車両用情報提供装置は、車両から降車する乗員に有益な情報を視認可能に提供する装置である。車両用情報提供装置は、自車両の位置を検出すると共に目的施設を入力可能なナビゲーション部と、車両のドア部近傍に設けられた可視光を投射可能な投射部と、を有している。車両用情報提供装置においては、車両が目的施設に到達した際の乗員の降車時、その車両の駐車位置から目的施設の入口までの経路案内を示す情報が、投射部から車両周辺の路面上に投射される。
特開2017−87876号公報
しかしながら、上記の車両用情報提供装置は、予めナビゲーション部に入力される目的施設の情報を降車乗員に提供するだけである。このため、バスやタクシーなどの、乗客の目的施設が様々である旅客車両に上記の車両用情報提供装置を搭載しても、乗客それぞれに有用な目的施設の情報を提供することができない或いは困難であった。
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、旅客車両の乗客に有用な施設の情報を提供することが可能な旅客車両用情報提供システムを提供することを目的とする。
本発明の一態様は、施設の名称及び地図上の位置の情報を格納する第一記憶部と、旅客車両の位置を検出する位置検出部と、前記旅客車両の降車口近傍に設けられた、前記旅客車両周囲の路面上に可視光を投射する第一投射部と、前記旅客車両の停車時、前記第一投射部から可視光を投射させることにより、前記位置検出部により検出される前記位置に基づいて選択された前記施設の情報を前記旅客車両周囲の路面上に表示させる第一制御部と、を備える、旅客車両用情報提供システムである。
この構成によれば、乗客が降車する位置ごとに、その降車位置に対応する近隣の施設の情報をその降車する乗客に的確に提供することができ、提供する施設の情報を変えることができる。この場合、旅客車両の降車口から降車する乗客は、その降車位置に対応した施設情報の表示を視認することで、近隣の施設の情報を的確に知ることが可能である。従って、旅客車両の乗客に有用な施設の情報を降車時に提供することができる。
一実施形態に係る旅客車両用情報提供システムを搭載する車両の斜視図である。 一実施形態の旅客車両用情報提供システムの構成図である。 一実施形態の旅客車両用情報提供システムが備える投射部の一例の支持構造を表した図である。 一実施形態の旅客車両用情報提供システムが備える第一投射部からの可視光投射により施設情報が路面上に表示される状況を表した図である。 一実施形態の旅客車両用情報提供システムが備える第二投射部からの可視光投射により施設情報が路面上に表示される状況を表した図である。 一実施形態の旅客車両用情報提供システムにおいて第一投射部からの可視光投射時に実行される制御ルーチンの一例のフローチャートである。 一実施形態の旅客車両用情報提供システムにおいて第二投射部からの可視光投射時に実行される制御ルーチンの一例のフローチャートである。 一変形形態に係る旅客車両用情報提供システムが備える第一投射部からの可視光投射により施設情報が路面上に表示される表示位置を可変する状況を表した図である。
以下、図面を用いて、本発明に係る旅客車両用情報提供システムの具体的な実施形態について説明する。
一実施形態の旅客車両用情報提供システム1は、図1に示す如く、バスやタクシー,路面電車,電車などの旅客車両2に適用される、情報提供を行うシステムである。旅客車両2は、例えばバスのときは、それぞれ別個独立した降車口3及び乗車口4を有している。降車口3及び乗車口4はそれぞれ、旅客車両2の車体側面(例えば、主に車体左側面)に設けられている。また、旅客車両2は、例えばタクシーのときは、乗降口を有している。
旅客車両用情報提供システム1は、図2に示す如く、制御部10と、第一記憶部11と、第二記憶部12と、ナビゲーション部13と、車両状態検出部14と、第一投射部15と、第二投射部16と、音声出力部17と、を備えている。制御部10は、第一記憶部11、第二記憶部12、ナビゲーション部13、車両状態検出部14、第一投射部15、第二投射部16、及び音声出力部17に接続されている。尚、本実施形態の旅客車両用情報提供システム1は、その全体が旅客車両2に搭載されるシステムであるものとする。
制御部10は、接続する各部からの入力に基づいて各部の出力を制御する部位である。制御部10は、例えばROMやRAMなどを有するマイクロコンピュータを主体に構成されている。制御部10は、予め定められた制御プログラムに従って制御を実行する。
第一記憶部11は、施設の名称、地図上の位置、利用可能日時などの情報を格納する部位である。この施設とは、旅客車両2の乗客が訪問し又は立ち寄る可能性のある又は高い場所であって、例えば、駅、乗換駅、役所、美術館、博物館、寺社、史跡名勝、飲食店、ショッピングセンタ、コンビニ、百貨店、競技場、野球場、インフォメーションセンタなどである。尚、第一記憶部11は、旅客車両2の停車する停留所ごとに定められた施設の情報を格納していてもよい。第二記憶部12は、自己の旅客車両2の行先、その行先までのすべての停留所、その行先までの経路などの情報を格納する部位である。尚、第一記憶部11及び第二記憶部12は、格納する情報を書き換え可能であってよい。
ナビゲーション部13は、GPS衛星からのGPS信号及び旅客車両2に搭載されるジャイロセンサや加速度センサの出力信号に基づいて、自己の旅客車両2の位置を検出すると共にその旅客車両2の向く方位を検出する部位である。ナビゲーション部13にて検出された旅客車両2の位置は、例えば、その旅客車両2の運転者に視認させるために周辺の道路地図に重ねてモニタ画面上で表示されることとしてもよいし、また、旅客車両2の運行を管理する管理センタなどへ無線送信されてもよい。
車両状態検出部14は、自己の旅客車両2の状態を検出する部位であって、例えば、センサ、スイッチ、カメラなどである。この旅客車両2の状態とは、例えば、サイドブレーキのオン/オフ、ギアポジション、車速、降車口3のドア開閉、乗車口4のドア開閉、エンジンの始動/停止、乗車人数、現在日時などである。
第一投射部15は、可視光を投射する部位であり、例えばプロジェクタなどである。第一投射部15は、降車口3の近傍(例えば、降車口3の上方の車体側面や下方の車体下面など)に配置されている。第一投射部15は、配置位置から旅客車両2周囲(例えば、降車口3周辺)の路面上に可視光を投射する。第一投射部15は、可視光を生成するLEDなどの光源からの光を集光して画像を表示する。尚、第一投射部15が投射する可視光は、表示画像と路面とのコントラストが顕著になる色(例えば、緑色など)であってよい。第一投射部15による可視光投射は、制御部10により制御される。
第二投射部16は、可視光を投射する部位であり、例えばプロジェクタなどである。第二投射部16は、乗車口4の近傍(例えば、乗車口4の上方の車体側面や下方の車体下面など)に配置されている。第二投射部16は、配置位置から旅客車両2周囲(例えば、乗車口4周辺)の路面上に可視光を投射する。第二投射部16は、可視光を生成するLEDなどの光源からの光を集光して画像を表示する。尚、第二投射部16が投射する可視光は、表示画像と路面とのコントラストが顕著になる色(例えば、緑色など)であってよい。第二投射部16による可視光投射は、制御部10により制御される。
第一投射部15及び第二投射部16はそれぞれ、旅客車両2の車体に対して揺動可能に支持されている。すなわち、第一投射部15及び第二投射部16はそれぞれ、図3に示す如く、旅客車両2の車体に取り付けられたブラケット5に支持部18を介して支持されている。支持部18は、旅客車両2の車体が乗客の乗降により左右回転方向に揺れたときに第一投射部15又は第二投射部16の揺れすなわち可視光投射による旅客車両2周囲の路面上における投射表示の揺れを抑制するダンパ部材である。支持部18は、乗降時における旅客車両2の車体の揺れに対して第一投射部15又は第二投射部16の揺れを抑制する周波数特性を有している。
音声出力部17は、音や音声を旅客車両2の周囲に出力する部位である。音声出力部17は、降車口3や乗車口4の近傍に配置されている。音声出力部17による音声出力は、制御部10により制御される。
次に、旅客車両用情報提供システム1の動作について説明する。
旅客車両2の運行中、旅客車両用情報提供システム1の制御部10は、車両状態検出部14にて旅客車両2が停車されかつ降車口3のドアが開放されたことが検出されるか否かを判別する。そして、車両状態検出部14にて旅客車両2が停車されかつ降車口3のドアが開放されたことが検出されると(図6に示すステップS100)、次に、制御部10は、ナビゲーション部13にて検出される旅客車両2の位置を検出すると共に、その旅客車両2の向く方位を検出する(ステップS110)。
制御部10は、停車中かつ降車口3のドア開放時における旅客車両2の位置及び方位を検出すると、その検出位置に距離的に近い施設を選択して(ステップS120)、その選択した施設の名称及び位置を含む情報を第一記憶部11から読み出す(ステップS130)。尚、上記の選択する施設は、降車口3のドア開放ごとに最寄りの施設一つだけであってもよいが、近隣の複数の施設であってもよい。
そして、制御部10は、旅客車両2の位置及び方位並びに選択した施設の位置に基づいて、その選択施設の名称と、旅客車両2の降車口3に対してその選択施設が位置する方向を示す矢印と、を画像化する。画像化される矢印の方向は、位置検出された旅客車両2の降車口3と位置検出された施設との関係に基づいて設定される。尚、画像化される名称の画像自体は、予め施設ごとに対応させて第一記憶部11に記憶されていてよい。そして、図4に示す如く、画像化された選択施設の名称及びその位置方向を示す矢印が路面上に表示されるように、第一投射部15から可視光を投射させる(ステップS140)。
上記の路面上表示は、降車口3から降車する乗客が見易い方向に向けられる。また、選択施設が二以上であるときは、それら二以上の選択施設の情報が同時に路面上に表示されるように可視光投射が行われる。かかる処理が実行されると、旅客車両2の降車口3周囲の路面上に、その旅客車両2に対する近隣の施設の名称と旅客車両2に対するその施設の位置方向とが降車乗客に見易いように投射表示される。また、旅客車両2の停車位置が工事や事故などに起因して所望の位置からずれたときにも、旅客車両2に対する施設の位置方向を示す矢印がその位置ずれに合わせて路面上に投射表示される。
上記の投射表示によれば、乗客が降車する位置ごとに、その降車位置に対応する近隣の施設の位置や経路,方向などの情報をその降車する乗客に的確に提供することができ、提供する施設の情報を変えることができる。この場合、旅客車両2の降車口3から降車する乗客は、その降車位置に対応した施設情報の表示を視認することで、近隣の施設の位置や経路,方向などの情報を的確に知ることが可能である。
従って、旅客車両用情報提供システム1によれば、旅客車両2の乗客に有用な施設の情報を降車時に提供することができ、乗客にとって旅客車両2の利便性を向上させることができる。更に、二以上の施設の情報が同時に表示されれば、降車乗客に幅広く施設の情報を提供することができ、すなわち、複数の降車乗客の目的施設が互いに異なるときにもそれぞれ有用な情報を提供することができるので、旅客車両2の利便性を更に向上させることができる。
尚、制御部10は、上記ステップS140において施設の名称及び位置方向との情報を投射表示した後、降車口3のドアが閉じられた場合、旅客車両2が発進した場合、又は降車乗客が居なくなった場合などに、その施設情報の投射表示を停止することとすればよい。この構成によれば、施設情報の投射表示を、降車乗客にとって必要十分なタイミングで見ることができる。
また、旅客車両2の運行中、旅客車両用情報提供システム1の制御部10は、車両状態検出部14にて旅客車両2が停車されかつ乗車口4のドアが開放されたことが検出されるか否かを判別する。そして、車両状態検出部14にて旅客車両2が停車されかつ乗車口4のドアが開放されたことが検出されると(図7に示すステップS200)、次に、制御部10は、ナビゲーション部13にて検出される旅客車両2の位置を検出すると共に、その旅客車両2の向く方位を検出する(ステップS210)。
制御部10は、停車中かつ乗車口4のドア開放時における旅客車両2の位置及び方位を検出すると、その旅客車両2の行先や、その旅客車両2の行先までの経路上でその検出位置に対する下流側に位置しかつ次にその旅客車両2が停車する停留所を選択して(ステップS220)、その選択した行先や停留所の情報を第二記憶部12から読み出す(ステップS230)。尚、行先及び停留所の双方の情報が選択されて読み出されてよい。
そして、制御部10は、上記の如く読み出された情報に基づいて、旅客車両2の行先や次の停留所の名称を画像化する。尚、画像化される画像として、旅客車両2の進行方向を示す矢印が含まれてもよい。また、画像化される画像自体は、予め行先や停留所の名称ごとに対応させて第二記憶部12に記憶されていてよい。そして、図5に示す如く、画像化された旅客車両2の行先や次の停留所の名称が路面上に表示されるように、第二投射部16から可視光を投射させる(ステップS240)。
上記の路面上表示は、乗車口4から乗車する人が見易い方向に向けられている。また、旅客車両2の行先及び次の停留所の双方が読み出されたときは、それらの情報が同時に路面上に表示されるように可視光投射が行われる。かかる処理が実行されると、旅客車両2の乗車口4周囲の路面上に、その旅客車両2の行先や次の停留所の名称が乗車乗客に見易いように投射表示される。
上記の投射表示によれば、人が乗車する位置ごとに、旅客車両2の行先や次の停留所の情報をその乗車乗客に提供することができ、提供する行先や次の停留所の情報を変えることができる。この場合、旅客車両2の乗車口4から乗車する人は、その旅客車両2の行先や次の停留所を視認することで、その旅客車両2の行先や次の停留所の情報を知ることが可能である。従って、旅客車両2の乗客に有用な行先や次の停留所の情報を乗車時に提供することができ、乗車する人に自己の目的地に対応しない旅客車両2への誤乗車を回避させることができ、乗客にとって旅客車両2の利便性を向上させることができる。
尚、制御部10は、上記ステップS240において旅客車両2の行先や次の停留所の名称の情報を投射表示した後、乗車口4のドアが閉じられた場合、旅客車両2が発進した場合、又は乗車乗客が居なくなった場合などに、その行先や次の停留所などの情報の投射表示を停止することとすればよい。この構成によれば、旅客車両2の行先や次の停留所の情報の投射表示を、乗車乗客にとって必要十分なタイミングで見ることができる。
また、旅客車両用情報提供システム1において、路面上に情報を投射表示させる第一投射部15及び第二投射部16は、支持部18を介して旅客車両2の車体に対して揺動可能に支持されている。支持部18は、旅客車両2の車体が乗客の乗降により左右回転方向に揺れたときに第一投射部15又は第二投射部16の揺れを抑制する。このため、旅客車両2の車体が乗客の乗降により揺れたときにも、可視光投射による旅客車両2周囲の路面上における投射表示がその路面上で揺れるのを抑制することができるので、その投射表示を乗客に見易くすることができる。
ところで、上記の実施形態においては、旅客車両用情報提供システム1の全体が旅客車両2に搭載されるものとした。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、第一記憶部11、第二記憶部12、ナビゲーション部13、及び車両状態検出部14の少なくとも何れか一つが、旅客車両2に搭載されず、旅客車両2外の管理センタなどに設けられていてもよい。この変形形態では、各情報は、旅客車両2とその管理センタなどとの間で無線又は有線で授受されるものであればよい。
また、上記の実施形態においては、名称及び旅客車両2に対する位置方向を示す矢印などを路面表示させる対象施設として、旅客車両2の停車位置に距離的に近い施設を選択することとしている。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、旅客車両2が停車しかつ降車口3のドアが開放されたときの現在日時と、施設の利用可能日時と、に基づいて、その対象施設として、旅客車両2の停車位置に距離的に近い施設のうち利用可能時間内の施設を選択することとしてもよい。この構成によれば、降車乗客にあまり有用でない施設の情報が提供されるのを防止することができ、降車乗客にとって提供時点で有用な施設の情報を提供することができる。
また、上記の実施形態においては、選択施設の情報として路面上に表示させる情報は、その選択施設の名称及び降車口3に対するその選択施設の位置方向である。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、その表示される情報が、更に、旅客車両2の位置と選択施設の位置とに基づいて算出される旅客車両2から選択施設までの直線距離又は経路距離を示す数値を含んでもよい。この構成によれば、降車乗客にとって更に有用な施設の情報を提供することができる。
また、上記の実施形態においては、第一投射部15が旅客車両2の降車口3近傍の路面上に可視光を投射し、第二投射部16が旅客車両2の乗車口4近傍の路面上に可視光を投射する。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、第一投射部15が可視光を投射する路面上の投射位置(すなわち、路面上における施設情報の表示位置)、及び、第二投射部16が可視光を投射する路面上の投射位置(すなわち、路面上における行先や次の停留所の情報の表示位置)が、それぞれ可変されてもよい。
例えば、路面上における施設情報の表示位置が、降車する或いは降車した乗客の状態(例えばカメラなどを用いて検出されるその乗客の人数など)に応じて可変される。具体的には、路面上における施設情報の表示位置が、その乗客の人数が少数であるときは降車口3の直前位置となり、その乗客の人数が中程度であるときは降車口3の直前から旅客車両2の前後方向に僅かに離れて比較的狭い非表示領域(図8に示す領域S)が形成される位置となり、その乗客の人数が多数であるときは降車口3の直前から旅客車両2の前後方向に大きく離れて比較的広い非表示領域(図8に示す領域S)が形成される位置となる。
この変形形態の構成においては、降車乗客の状態に応じて動的に第一投射部15の投射による表示位置を可変するので、第一投射部15から旅客車両2周囲の路面までの間に進入した降車乗客の身体で路面上の投射表示が妨げられるのを低減することができ、できるだけ見易くかつより確実に降車乗客に施設情報を提供することができる。
また例えば、路面上における行先や次の停留所の情報の表示位置が、乗車する乗客の状態(例えばカメラなどを用いて検出される乗車口4直前の路面上での乗客の有無や乗客しようとしている人数など)に応じて可変される。具体的には、路面上における行先や次の停留所の情報の表示位置が、その乗車口4直前に乗客が居ないときは乗車口4の直前位置となり、その乗車口4直前に乗客が居るときは乗車口4の直前から旅客車両2の前後方向に離れて非表示領域が形成される位置となる。この変形形態の構成においては、乗車乗客の状態に応じて動的に第二投射部16の投射による表示位置を可変するので、第二投射部16から旅客車両2周囲の路面までの間に進入した乗車乗客の身体で路面上の投射表示が妨げられるのを低減することができ、できるだけ見易くかつより確実に乗車乗客に旅客車両2の行先や次の停留所の情報を提供することができる。
また、上記の実施形態においては、第一投射部15が旅客車両2の降車口3近傍の路面上に選択施設の名称を含む情報を投射表示させ、第二投射部16が旅客車両2の乗車口4近傍の路面上に旅客車両2の行先や次の停留所の名称を含む情報を投射表示させる。しかし、この投射表示される名称の形状は、降車乗客や乗車乗客の種別(例えば、大人と子供との別、高齢者、外国人、男女など)に応じて、漢字、ひらがな、ローマ字などの相互間で可変されてもよい。また、上記の投射表示される内容は、現在時刻や場所に応じて可変されてもよい。例えば、朝の時間帯では、第一投射部15を用いて「行ってらっしゃい。」などの文字が投射表示され、第二投射部16を用いて「おはようございます。」などの文字が投射表示されてもよい。
また、上記の実施形態においては、旅客車両2の停車かつ乗車口4のドア開放後に、旅客車両2の行先や次の停留所の名称を路面上に表示させることとしている。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、旅客車両2の停車直前のタイミングから旅客車両2の行先や次の停留所の名称を路面上に表示させることとしてもよい。
更に、上記の実施形態においては、第一投射部15を用いた施設情報の投射表示と、第二投射部16を用いた旅客車両2の行先や次の停留所の名称を含む情報の投射表示と、が同じ制御部10により制御される。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、両投射表示がそれぞれ別個独立した制御部により制御されてもよい。
尚、本発明は、上述した実施形態や変形形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更を施すことが可能である。
1:旅客車両用情報提供システム、2:旅客車両、3:降車口、4:乗車口、10:制御部、11:第一記憶部、12:第二記憶部、13:ナビゲーション部、14:車両状態検出部、15:第一投射部、16:第二投射部、18:支持部。

Claims (7)

  1. 施設の名称及び地図上の位置の情報を格納する第一記憶部と、
    旅客車両の位置を検出する位置検出部と、
    前記旅客車両の降車口近傍に設けられた、前記旅客車両周囲の路面上に可視光を投射する第一投射部と、
    前記旅客車両の停車時、前記第一投射部から可視光を投射させることにより、前記位置検出部により検出される前記位置に基づいて選択された前記施設の情報を前記旅客車両周囲の路面上に表示させる第一制御部と、
    を備える、旅客車両用情報提供システム。
  2. 前記旅客車両の向く方位を検出する方位検出部を備え、
    前記第一制御部は、前記旅客車両の停車時、前記第一投射部からの可視光投射により、前記位置検出部により検出される前記位置に基づいて選択された前記施設の、名称と前記方位検出部により検出された前記旅客車両の前記方位に対して位置する方向との情報を前記旅客車両周囲の路面上に表示させる、請求項1に記載された旅客車両用情報提供システム。
  3. 前記第一制御部は、前記旅客車両の停車時、前記第一投射部からの可視光投射により、前記位置検出部により検出される前記位置に基づいて選択された複数の前記施設の情報を同時に前記旅客車両周囲の路面上に表示させる、請求項1又は2に記載された旅客車両用情報提供システム。
  4. 前記第一記憶部は、更に前記施設の利用可能日時の情報を格納しており、
    前記第一制御部は、前記位置検出部により検出される前記位置と現在日時とに基づいて、前記旅客車両周囲の路面上に情報表示させるべき前記施設として利用可能時間内の前記施設を選択する、請求項1乃至3の何れか一項に記載された旅客車両用情報提供システム。
  5. 前記第一投射部を、前記旅客車両の車体揺動時に可視光投射による前記旅客車両周囲の路面上における表示の揺れが抑制されるように、前記旅客車両に対して揺動可能に支持する支持部を備える、請求項1乃至4の何れか一項に記載された旅客車両用情報提供システム。
  6. 前記第一制御部は、前記施設の情報を表示する前記旅客車両周囲の路面上の表示位置を、降車する或いは降車した乗客の状態に応じて可変する、請求項1乃至5の何れか一項に記載された旅客車両用情報提供システム。
  7. 前記旅客車両の行先又は停留所の名称の情報を格納する第二記憶部と、
    前記旅客車両の乗車口近傍に設けられた、前記旅客車両周囲の路面上に可視光を投射する第二投射部と、
    前記旅客車両の停車時、前記第二投射部から可視光を投射させることにより、前記旅客車両の行先又は前記位置検出部により検出される前記位置に基づいて次に前記旅客車両が停車する前記停留所の名称を前記旅客車両周囲の路面上に表示させる第二制御部と、
    を備える、請求項1乃至6の何れか一項に記載された旅客車両用情報提供システム。
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