JP3202487U - 側方灯ブラケット - Google Patents

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鈴木 和夫
和夫 鈴木
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株式会社エスワイエス
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【課題】車両の振動と共に振動する側方灯の振動によるブレ防止、特に共振による大幅な振動をキャンセルすることにより、側方灯の振動による故障リスクを防止して長寿命化をはかるための側方灯ブラケットを新たに提供する。【解決手段】一方を車両に固着され、他方を側方灯に固着される片持ち支持はりである側方灯ブラケットにおいて、前記側方灯ブラケットは固着のための孔部が複数形成されてなるゴム製素材であり、車両との固着部と側方灯との固着部とで肉厚が異なることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本考案は、側方灯ブラケットに関するものであり、特に車両に取り付けられる側方灯の、走行振動等による種々の弊害から改良を施したブラケットに関するものである。
トラック等の車両では、国土交通省の定める保安基準にしたがい、照明手段の一つとして側方灯を設置している。この側方灯は、トラック等の横に取り付けられているマーカーランプである。側方灯は、車両本体に直接設置されずに、片持ち支持はりであるブラケットによって力学的に支持されたうえで電気的に配線によって接続されて、点灯するものである。従来用いられるブラケットは図2に示す形状であり、その材質は、ステンレス製母材に亜鉛メッキ等を施したものである。
しかしながら、側方灯は、剛体であるステンレス製素材による片持ち支持はり状態で車両に取り付けるものであるため、車両の振動とともに振動する。周波数等の振動数及び振動モードは車両により、また運転状態により必ずしも一定値では無いが、アイドリング時の振動数においてはブラケットが固有振動数領域となることが多く、車両の振動が共振により大幅に増幅されて側方灯に伝達してしまう可能性があった。
このような振動は、側方灯がブレる等、機械特性上の故障原因となる他、側方灯の電気特性上の故障原因にもなる。特にフィラメント構造の側方灯では、振動によってフィラメント内部で電気的なリークが生ずる可能性もあった。
そこで、本考案は、このような実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、車両の振動と共に振動する側方灯の振動によるブレ防止、特に共振による大幅な振動をキャンセルすることにより、側方灯の振動による故障リスクを防止して長寿命化をはかるためのブラケットを新たに提供しようとするものである。
上記課題に鑑みて鋭意研究した結果、本考案者は、側方灯ブラケット材として、低ヤング率かつ耐候性かつ強度を満たしたゴム材を新たに適用して、車両による振動がキャンセルされることを見いだした。かかるブラケット材により片持ち支持された側方灯においては、車両の振動伝達が低減され、特にアイドリング時の共振により大幅に増幅される振動が伝達されることが無くなり、側片灯の長寿命化が可能となるものである。
すなわち、一方を車両に固着され、他方を側方灯に固着される片持ち支持はりである側方灯ブラケットにおいて、
前記側方灯ブラケットは固着のための孔部が複数形成されてなるゴム製素材であり、車両との固着部と側方灯との固着部とで肉厚が異なることを特徴とする側方灯ブラケットを提供する。
かかる構成を採用することにより、車両の振動をブラケットによりキャンセルすることが可能となるとともに、肉厚を異なるものとすることで共振振動の伝達を防止することが可能となる。
また、前記肉厚の最小値は、車両との固着部分が2.5ミリメートルであるとともに、側方灯との固着部分が2.0ミリメートルである側方灯ブラケットを提供する。
このように幅を増大することにより、常時変化する振動数に対するブラケットの強度確保が可能となる。
また、前記ゴム製素材は、エチレンプロピレンゴム系素材であることを特徴とする側方灯ブラケットを提供する。
かかる構成を採用することにより、強度及び耐候性能を有するブラケット材を得ることが可能となる。
また、前記エチレンプロピレンゴム製素材のゴム硬度は、ゴム硬度値が50から60であることを特徴とするブラケットを提供する。
かかる構成を採用することにより、車両による振動(周波数)を側方灯に伝達しない柔軟性を確保することが可能となる。
また、前記ゴム製素材はスチレンブチルゴムであることを特徴とする側方灯ブラケットを提供する。
かかる構成を採用することにより、品質が安定し良好な加工性を備えた側方灯ブラケットを得ることが可能となる。
また、前記ゴム製素材はニトリルブチルゴムであることを特徴とする側方灯ブラケットを提供する。
かかる構成を採用することにより、耐摩耗性及び引き裂き強度に優れた側方灯ブラケットを得ることが可能となる。
以上説明したように、本考案の側方灯ブラケットでは、側方灯の支持部材としての適切な耐候性及び強度を維持しつつも車両の振動に伴う側方灯の振動をキャンセルする柔らかさを有し、特にアイドリング時に問題となる共振による増幅された振動の伝達を不可能とすることが可能となる。ブラケットが側方灯に伝達する振動を低減することにより、側方灯のブレ及び電気的故障が低減され、側方灯の長寿命化が可能となる。更に、側方灯が他の車両等と接触した場合であっても、ブラケットが柔らかいため、軽度の接触程度であれば側方灯が柔軟に変形することにより、側方灯が破壊せずに済む。更に、ブラケットとして軽量化を図ることも可能となる。
本考案の側方灯ブラケットの構造を模式的に示す全体概略図である。 従来の、側方灯ブラケットの構造を模式的に示す全体概略図である。
以下、添付図面を参照しながら、本考案の側方灯ブラケットを実施するための最良形態を詳細に説明する。図1は、本考案の側方灯ブラケットを模式的に示す全体概略図である。
図1中、ブラケット中に複数形成されている孔部は、車両本体或いは側方灯に機械的に接続する締結のため、或いは側方灯からの電気配線の導通のためのものである。また、ブラケットの両サイドには強度保持等のために図中三角形状で示す板状部材が新たに設けられている。
また、本考案のブラケットの素材は、強度及び耐候性能に優れた樹脂としてエチレンプロピレンゴム(EPDM)を用い、そのゴム硬度はハードラバー硬度値(HR)にて、50〜60程度の柔軟性を備えている。この素材によるブラケット材が強度及び耐候性を備え、上記ゴム硬度によるヤング率により、共振含む車両の振動伝達防止に効果的であった。
また、図1中下部の、主に車両との接続部分の肉厚tを2.5[mm]とし、図1中上部の主に側方灯との取付部分の肉厚tを2.0[mm]とする。このように、ブラケットの部分毎に肉厚を変える理由は、同一肉厚である場合特に共振振動し易いことから、これを避けるためである。また、これらの数値はブラケットの安全強度及び耐候性能維持のために最低限度の厚みである。
かかる構造を備えたブラケットでは、その適度の柔らかさのために車両による振動を吸収することが可能となり、特に共振振動を防止することが可能となるため、側方灯が振動により機械的にも電気的にも故障するリスクを大幅に低減することが可能となる。また、車両が他の車両等と軽度に接触する程度であれば、ブラケットの柔軟性のために側方灯が曲がり、直ちに側方灯が破壊することが無くなる。更に、ブラケットが加工困難なステンレス製では無くゴム製材料であるため、金型に流し込む製造も可能となるため製造コストの低減も可能となる。更に、ブラケットの軽量化も可能となる。
また、本考案の目的を達成する他の樹脂としては、例えばスチレンブチルゴム(SBR)或いはニトリルブチルゴム(NBR)樹脂によっても、EPDMよりも最低肉厚tを要するものの、強度及び耐候性能においてはEPDMに準ずる振動吸収性能が確認された。
本考案の側方灯ブラケットは、トラック等の車両に適用する側方灯等の、片持支持はりとして機能するブラケットとして、広く車両用の作業灯分野における産業の利用に供することができる。

Claims (6)

  1. 一方を車両に固着され、他方を側方灯に固着される片持ち支持はりである側方灯ブラケットにおいて、
    前記側方灯ブラケットは固着のための孔部が複数形成されてなるゴム製素材であり、車両との固着部と側方灯との固着部とで肉厚が異なることを特徴とする側方灯ブラケット。
  2. 前記肉厚の最小値は、車両との固着部分が2.5ミリメートルであるとともに、側方灯との固着部分が2.0ミリメートルであることを特徴とする請求項1に記載の側方灯ブラケット。
  3. 前記ゴム製素材は、エチレンプロピレンゴム系素材であることを特徴とする請求項1又は2に記載の側方灯ブラケット。
  4. 前記エチレンプロピレンゴム製素材のゴム硬度は、ゴム硬度値が50から60であることを特徴とする請求項3に記載の側方灯ブラケット。
  5. 前記ゴム製素材はスチレンブチルゴムであることを特徴とする請求項1に記載の側方灯ブラケット。
  6. 前記ゴム製素材はニトリルブチルゴムであることを特徴とする請求項1に記載の側方灯ブラケット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110040065A (zh) * 2018-01-16 2019-07-23 奥贝耶·S·阿什利 车辆的安全灯光系统
JP2020100380A (ja) * 2018-12-25 2020-07-02 豊田合成株式会社 旅客車両用情報提供システム

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