JP2020095338A - 運転支援装置、運転支援方法およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】安全運転をする運転者に付加価値を提供する。【解決手段】運転支援装置は、特定地点の交通法規に関する情報を取得する法規情報取得部14と、自車両の走行に関する情報を取得する車両情報取得部16と、特定地点を自車両が走行する場合、法規情報取得部および車両情報取得部が取得する情報に基づいて、特定地点の交通法規を遵守する走行であるか否かを判定する判定部18と、判定部により特定地点の交通法規を遵守する走行であると判定される場合、自車両の運転者に特定の報知をする報知部24と、を備える。【選択図】図3
Description
本発明は、運転支援装置、運転支援方法およびプログラムに関する。
近年、走行中の車両の前方画像を撮像して記録するドライブレコーダが広く普及している。前方画像を記録するだけでなく、走行中の道路に設けられる道路標識を検出し、検出した道路標識を運転者に通知することで交通法規の遵守を促す機能も知られている。また、有料道路において安全運転がなされているかを判定し、判定結果に応じて通行料金を割り引きするためのサービスポイントを付与するシステムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
運転者が安全運転することによる楽しさや利益といった付加価値を与えることができれば、安全運転を励行できるのではと考えた。
本発明は、上述の事情に鑑みてなされたものであり、安全運転をする運転者に付加価値を提供することを目的とする。
本発明のある態様の運転支援装置は、特定地点の交通法規に関する情報を取得する法規情報取得部と、自車両の走行に関する情報を取得する車両情報取得部と、特定地点を自車両が走行する場合、法規情報取得部および車両情報取得部が取得する情報に基づいて、特定地点の交通法規を遵守する走行であるか否かを判定する判定部と、判定部により特定地点の交通法規を遵守する走行であると判定される場合、自車両の運転者に特定の報知をする報知部と、を備える。
本発明の別の態様は、運転支援方法である。この方法は、特定地点の交通法規に関する情報を取得するステップと、自車両の走行に関する情報を取得するステップと、特定地点を自車両が走行する場合、取得する情報に基づいて特定地点の交通法規を遵守する走行であるか否かを判定するステップと、特定地点の交通法規を遵守する走行であると判定される場合、自車両の運転者に特定の報知をするステップと、を備える。
なお、以上の構成要素の任意の組合せや本発明の構成要素や表現を、方法、装置、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、特定地点を安全運転する運転者に付加価値を提供できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。かかる実施の形態に示す具体的な数値等は、発明の理解を容易とするための例示にすぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
本実施の形態は、車両の安全運転を支援するための運転支援装置であり、特定地点で交通法規を遵守する走行がなされたと判定される場合に車両の運転者に付加価値を提供する。例えば、安全運転がなされたことを音声や画像を用いて運転者に報知したり、運転者にとって利益となるポイントが獲得されたことを運転者に報知したりする。交通法規の遵守が判定される「特定地点」の位置は必ずしも固定されておらず、日にちや時間帯に応じて変化しうる。これにより、固定的な地点のみにおいて安全運転がなされることを防ぎつつ、安全運転を継続することで意図しない地点で利益が得られるかもしれないという楽しみを提供できる。
図1は、車両周辺画像を用いた第1報知画面50を模式的に示す図である。図1では、自車両の周辺を撮像した車両周辺画像に含まれる道路標識52の近傍に「100pt」の付加画像54が重畳されている。図1の道路標識52は40km/hの制限速度を示しているため、交通法規を遵守するためには40km/h以下の速度で走行する必要がある。このような状況下で、100ポイントが獲得可能であることを示す付加画像54を道路標識52の近傍に表示することで、制限速度以下で走行すればポイントが獲得可能であることを運転者に報知する。
図2は、車両周辺画像を用いた第2報知画面60を模式的に示す図であり、図1の道路標識52が設けられる地点の通過後に表示される画面を示す。図2では、車両周辺画像に「100pt獲得!」のメッセージの付加画像62が重畳されており、交通法規を遵守する走行によってポイントが獲得されたことを示している。図2の報知画面は、制限速度以下の速度で走行している場合にのみ表示され、制限速度を超過している場合には表示されない。つまり、制限速度を超過しているために交通法規を遵守する走行ではないと判定される場合、第2報知画面60は表示されず、ポイントは付与されない。
交通法規の遵守により付与されるポイントは、金銭的な価値と関連付けられてもよいし、金銭的な価値と関連付けられないものであってもよい。前者の場合、ポイント数に応じて商品券や電子マネー、景品などと交換可能な性質のポイントであってもよく、ポイントの獲得が運転者の直接的な利益となってもよい。後者の場合、テレビゲームのプレイによって獲得可能なスコアのような性質のポイントであってもよく、ポイントの獲得に応じて特定のステータス(ブロンズ、シルバー、ゴールドドライバなど)が付与される名誉的なものであってもよい。後者の場合、ポイントによって楽しさやうれしさといった間接的な利益が運転者に付与される。
ポイントの獲得が可能な「特定地点」の位置は、例えば、ポイントの付与を管理する外部装置(サーバなど)により指定される。運転支援装置は、特定地点の位置を指定するための情報を外部装置から取得する。外部装置は、例えば、速度超過といった交通違反の発生頻度が高い地点を特定地点として指定することで、交通マナーの悪い場所で安全運転が励行されるようにする。また、外部装置は、事故の発生頻度が高い地点を特定地点として指定することで、事故に結びつく交通違反が抑制されるようにする。外部装置は、一時的な通行止めや車線規制などがなされる規制区間や渋滞区間を迂回するための経路上を特定地点として指定することで、迂回走行を促して過度な渋滞の発生が防止されるようにする。本実施の形態では、外部装置にてポイントの獲得が可能な「特定地点」を適切に指定することで、道路が広域的に安全かつ円滑に利用されるようにする。
図3は、運転支援装置10の構成を模式的に示す機能ブロック図である。図示する各機能ブロックは、ハードウェア的には、コンピュータのCPUやメモリをはじめとする素子や機械装置で実現でき、ソフトウェア的にはコンピュータプログラム等によって実現されるが、ここでは、それらの連携によって実現される機能ブロックとして描いている。したがって、これらの機能ブロックはハードウェア、ソフトウェアの組み合わせによっていろいろなかたちで実現できることは、当業者には理解されるところである。
運転支援装置10は、車載ネットワーク30を介して車両に搭載される各種機器と接続される。車載ネットワーク30には、表示装置32、スピーカ34、入力装置36、ナビゲーション装置38、車載カメラ40、車載センサ42、無線通信装置44などが接続される。運転支援装置10の機能構成を詳述する前に周辺機器について説明する。
表示装置32は、液晶ディスプレイやヘッドアップディスプレイなどの表示デバイスであり、車両のセンターコンソールやダッシュボードの位置に取り付けられる。スピーカ34は、ユーザ向けの案内や警告、注意喚起のための音声を出力する。入力装置36は、運転者からの操作入力を受け付ける装置である。入力装置36は、例えば、車両のセンターコンソールやダッシュボード、ステアリングホイールの位置に取り付けられる。入力装置36は、ユーザの手で操作するボタンやスイッチで構成されてもよいし、タッチパネルなどで構成されてもよい。入力装置36は、ユーザの音声入力を受け付けるように構成されてもよく、例えばマイクを含んでもよい。
ナビゲーション装置38は、地図情報を有し、車両の走行経路を管理する。ナビゲーション装置38は、現在地から目的地までの走行経路を提案し、ユーザが選択した走行経路にしたがって経路案内をする。ナビゲーション装置38は、車両の現在地周辺を示す地図画面や、現在地から目的地までの予定経路を示す地図画面を表示装置32に表示させる。
車載カメラ40は、車両の周辺を撮像するよう構成され、例えば、車両の前方を撮像するように構成される。車載カメラ40は、車両の室外のみを撮像するように構成されてもよいし、車両の室外および室内の双方を撮像するように構成されてもよい。車両に複数のカメラが搭載されてもよく、例えば複数のカメラのそれぞれが車両の前方、後方、側方を撮像してもよい。
車載センサ42は、車両の走行に関する情報を取得するための機器である。車載センサ42の具体例として、車速センサ、舵角センサ、加速度センサ、ジャイロセンサ、レーダセンサ、ライダ(LiDAR;Light Detection and Ranging)、位置情報センサ(GPSセンサ)などが挙げられるが、これらに限定されるものではない。
無線通信装置44は、インターネットを含むネットワークと無線接続して情報を取得するよう構成され、上述の外部装置48と無線接続するよう構成される。無線通信装置44は、FM多重放送、電波信号または光信号で配信される道路交通情報を受信してもよく、例えば、道路交通情報通信システム(VICS;登録商標)における電波ビーコン信号や光ビーコン信号を受信するよう構成されてもよい。無線通信装置44は、路車間通信や車車間通信によって車両周辺の道路や他車両の情報を取得するよう構成されてもよい。
外部装置48は、安全運転によるポイント獲得が可能となる「特定地点」を指定する情報を配信し、例えば特定地点の位置座標を示す情報を配信する。外部装置48は、位置の異なる複数の特定地点を指定してもよい。外部装置48は、特定地点として50m、100mまたは500mといった所定の距離にわたる区間を指定してもよく、区間の開始位置および終了位置の座標や、区間の途中の経由位置の座標を配信してもよい。外部装置48は、複数の特定地点を分類するための属性情報を付加して特定地点の位置情報を配信してもよい。
外部装置48は、特定地点にてポイント獲得が可能となる特定の時間帯を指定する情報を配信してもよい。例えば、朝の7時〜9時の時間帯においてポイント獲得を有効としたり、逆に深夜の22時〜6時の時間帯においてポイント獲得を無効としたりする情報を配信してもよい。外部装置48は、ポイント獲得が有効となる日にちや曜日を指定する情報を配信してもよい。これらの時間帯に関する情報は、特定地点ごとに対応付けて指定されてもよいし、複数の特定地点または全ての特定地点に共通的に指定されてもよい。その他、特定地点の種類ごとに時間帯が指定されてもよい。外部装置48は、事故の発生率が高い時間帯、渋滞発生の多い時間帯などに基づいて、特定地点にてポイント獲得が可能となる特定の時間帯を指定してもよい。
外部装置48は、特定地点にて運転手に付与可能な利益の大きさを指定する利益情報を配信してもよい。例えば、特定地点の場所ごとに10ポイント、50ポイント、100ポイントといった数値が利益の大きさとして指定されてもよい。その他、特定地点の場所ごとに獲得可能なコインの枚数を1枚、2枚、5枚などに設定することにより利益の大きさが指定されてもよい。なお、付与可能な利益の大きさは数値的に指定されなくてもよく、「大、中、小」や「金、銀、銅」といった段階的な区分により指定されてもよい。
外部装置48は、指定する特定地点にて遵守すべき交通法規に関する情報を配信してもよい。外部装置48は、特定地点にて遵守すべき交通法規が複数ある場合にポイント獲得するための判定条件となる交通法規を指定する情報を配信してもよい。例えば、図1に示す例において、速度制限と駐車禁止の道路標識が設けられているが、そのうちの速度制限がポイント獲得のための判定条件として指定されてもよい。ポイント獲得の判定条件となる交通法規の種類は特に限られないが、速度制限、一時停止、一方通行、進入禁止、右左折禁止、駐停車禁止、横断禁止、転回禁止、追越禁止、通行区分などが挙げられる。ある特定地点でのポイント獲得のための判定条件として、1種類の交通法規のみが指定されてもよいし、複数種類の交通法規が指定されてもよい。
つづいて、運転支援装置10の機能構成を詳述する。運転支援装置10は、指定情報取得部12と、法規情報取得部14と、車両情報取得部16と、判定部18と、画像取得部20と、画像処理部22と、報知部24と、通知部26と、記憶部28とを備える。
指定情報取得部12は、外部装置48から配信される指定情報を取得する。指定情報取得部12は、特定地点の位置情報、属性情報および時間帯情報や、特定地点にて付与可能な利益の大きさを指定する利益情報を取得する。指定情報取得部12は、自車両が特定地点を走行しているか否かを判定する。
法規情報取得部14は、特定地点にて遵守すべき交通法規に関する情報を取得する。法規情報取得部14は、交通法規に関する情報を外部装置48から取得してもよいし、ナビゲーション装置38から取得してもよい。車載カメラ40により撮像される前方画像に含まれる道路標識を認識することで交通法規に関する情報を取得してもよい。
車両情報取得部16は、自車両の走行に関する情報を取得する。車両情報取得部16は、ナビゲーション装置38、車載カメラ40および車載センサ42などから自車両の位置座標、車速、走行中の車線位置、走行経路などを特定するための情報を取得する。
判定部18は、自車両が交通法規を遵守する走行をしているか否かを判定する。判定部18は、法規情報取得部14および車両情報取得部16が取得する情報に基づいて交通法規を遵守する走行であるかを判定する。例えば、法規情報取得部14が取得する遵守すべき交通法規が速度制限である場合、車両情報取得部16が取得する車速情報に基づいて制限速度以下の車速であるか否かを判定する。法規情報取得部14が取得する交通法規が一時停止である場合、一時停止標識が設けられる位置にて車速がゼロとなって一時停止したか否かを判定する。法規情報取得部14が取得する交通法規が一方通行や右左折禁止である場合、ナビゲーション装置38にて管理される走行経路に基づいて、禁止された方向に自車両が進行していないかを判定する。判定部18は、時間帯に応じて交通法規が異なる場合、現在時刻に対応する時間帯の交通法規を遵守しているか否かを判定する。
判定部18は、自車両が特定地点を通過するタイミングにおいてのみ交通法規を遵守する走行であるかを判定してもよいし、特定地点の前後を含む一定区間にわたって交通法規を遵守するかを判定してもよい。後者の場合、一定区間の全体において交通法規を遵守する走行である場合に特定地点の交通法規を遵守する走行であると判定してもよい。一点区間の距離は特に限られないが、例えば、50m、100m、200mなどに設定することができる。判定部18は、外部装置48により指定される区間にわたって交通法規を遵守する走行であるか否かを判定してもよい。
画像取得部20は、車載カメラ40により撮像される自車両の車両周辺画像を取得する。画像処理部22は、画像取得部20が取得する車両周辺画像に含まれる道路標識を検出する。画像処理部22は、検出した道路標識に付加画像を重畳させ、図1や図2示すような報知用画像を生成する。画像処理部22は、判定部18の判定に用いる交通法規に対応する道路標識を検出し、検出した道路標識の周囲または近傍に付加画像を重畳させた報知用画像を生成する。
画像処理部22は、報知用画像として、判定部18による判定前に表示するための第1報知用画像と、判定部18による判定後に表示するための第2報知用画像とを生成する。第1報知用画像は、利益の獲得が可能な特定地点に近づいていることを運転者に報知するための画像であり、利益が獲得されていない状態であることを報知する画像と言える。一方、第2報知用画像は、利益の獲得が可能な特定地点にて交通法規を遵守したことを運転者に報知するための画像であり、利益が獲得された状態であることを報知する画像と言える。図1の第1報知画面50は、第1報知用画像の一例であり、図2の第2報知画面60は、第2報知用画像の一例である。
画像処理部22は、検出した道路標識に重畳させる付加画像の表示態様を異ならせることで、第1報知用画像および第2報知用画像を生成してもよい。例えば、付加画像の色を異ならせ、第1報知用画像では赤色の付加画像を重畳し、第2報知用画像では青色の付加画像を重畳してもよい。その他、第1報知用画像では付加画像を点滅表示させ、第2報知用画像では付加画像を点滅させずに表示させてもよい。
報知部24は、自車両が特定地点に近づいたことや、特定地点にて交通法規を遵守する走行がなされたことなどを運転者に報知する。報知部24は、表示装置32にメッセージを表示させることで運転者に報知してもよいし、スピーカ34から音声を出力させることで運転者に報知してもよい。報知部24は、表示装置32の表示とスピーカ34からの音声出力を組み合わせて報知してもよい。
報知部24は、自車両が特定地点に近づいたことを上述の第1報知用画像を用いて報知してもよい。例えば、特定地点の近傍で判定部18の判定に用いる交通法規に対応する道路標識が検出された場合に、検出した道路標識の周囲に付加画像を重畳させた第1報知用画像を表示装置32に表示させてもよい。報知部24は、第1報知用画像の表示に加えて、効果音やメッセージ音声を出力させてもよい。報知部24は、判定に用いる交通法規の内容や付与される利益の大きさを運転者に報知してもよく、例えば「速度40km/h以下で100ポイント付与です」などのメッセージを表示させたり、音声出力させたりしてもよい。なお、報知部24は、自車両が特定地点に近づいたことが運転者に秘匿するために、特定地点に近づいたことを報知しなくてもよい。自車両が特定地点に近づいたことを運転者に秘匿することで、ポイント獲得のための性急な運転操作や危険を伴う運転操作を抑制する効果が期待できる。
報知部24は、特定地点にて交通法規を遵守する走行であると判定された場合、運転者に特定の報知をする。報知部24は、交通法規の遵守により運転者に利益が付与されたことを報知してもよく、例えば「100ポイント獲得です」などのメッセージを表示させたり、音声出力させたりしてもよい。報知部24は、特定地点の通過直後に利益が付与されたことを報知してもよいし、特定地点を通過してから一定距離または一定時間の経過後に利益が付与されたことを報知してもよい。報知部24は、特定地点の通過タイミングに対して報知タイミングを遅延させることで、特定地点の具体的な位置が運転者に分からないようにしてもよい。
報知部24は、特定地点にて交通法規を遵守する走行であると判定された場合、利益が付与されたことを報知する代わりに交通法規が遵守されていることを運転者に伝える報知をしてもよい。報知部24は、例えば「今日も安全運転です」や「交通マナーの良い運転です」といったメッセージを表示させたり、音声出力させたりしてもよい。その他、一つの特定地点ごとに交通法規が遵守されていることを報知するのではなく、複数の特定地点にて交通法規を遵守する走行であると判定された場合に交通法規が遵守されていることを運転者に報知してもよい。
報知部24は、ナビゲーション装置38により表示される地図画面に付加画像を重畳させることで運転者に報知をしてもよい。図4は、地図画像を用いる報知画面70を模式的に示す図である。図4の報知画面70では、自車両72、自車両の走行軌跡71や予定経路73などが地図上に表示されている。また、特定地点を示す付加画像74,75が表示されている。第1付加画像74は、自車両72が通過した特定地点を示し、第2付加画像75は、自車両72が接近している特定地点を示す。また、図4の報知画面70では、現在走行中の道路の交通法規を示す画像76や、これまでに獲得したポイントの合計数を示す画像78が表示される。
報知部24は、特定地点を示す付加画像74,75の表示態様を異ならせることで、その表示態様によって交通法規の遵守の判定前、判定後のいずれであるか、判定後であれば交通法規を遵守する走行であったか否かが識別可能となるようにする。報知部24は、判定前の特定地点(判定前地点)、判定後であって交通法規が遵守された特定地点(遵守地点)および判定後であって交通法規が遵守されなかった地点(非遵守地点)の全てを表示させてもよいし、これらのうちの少なくとも一つを非表示としてもよい。例えば、判定前地点を非表示とすることで、ポイント獲得が可能な特定地点を運転者に秘匿してもよい。その他、遵守地点のみを表示したり、非遵守地点のみを表示したりしてもよい。報知部24は、判定前地点について自車両の現在位置から一定範囲(例えば500m以内、1km以内)に位置する判定前地点のみを表示可能とし、自車両の現在位置から離れた判定前地点を非表示としてもよい。これにより、特定地点に近づかなければ特定地点の有無が分からないようにしてもよい。
通知部26は、判定部18により特定地点にて交通法規を遵守する走行であると判定される場合に外部装置48に運転者に利益が付与されたことを示す情報を通知する。これにより、外部装置48にて運転者に付与した利益を管理できるようにする。通知部26は、判定部18により特定地点にて交通法規を遵守する走行でないと判定される場合にその旨を外部装置48に通知してもよい。これにより、外部装置48にて交通違反が発生しやすい場所を特定するための情報を蓄積できる。
記憶部28は、判定部18により特定地点にて交通法規を遵守する走行であると判定される場合に運転者に付与される利益の大きさの累積値を記憶する。記憶部28は、例えば、判定部18により交通法規を遵守する走行であると判定されるごとに付与される利益の大きさを加算し、複数回判定されることを契機に運転者に付与される利益の大きさの合計値を記憶する。記憶部28は、過去の特定地点での判定結果の履歴情報を記憶してもよく、過去の特定地点での判定回数や、交通法規を遵守すると判定された回数、交通法規を遵守しないと判定された回数などを記憶してもよい。その他、交通法規を遵守するまたは遵守しないと判定された回数を交通法規の種類ごとに記憶してもよい。記憶部28により記憶される情報は、報知部24によって運転者に報知可能となるよう構成されてもよい。運転者に付与される利益の大きさの累積値は、無線通信装置44を介して外部装置48などに記憶されてもよい。
図5は、運転支援方法の流れを模式的に示すフローチャートである。まず、指定情報取得部12は特定地点の位置を指定する情報を取得し、法規情報取得部14は特定地点の交通法規に関する情報を取得する(S10)。指定情報取得部12は、自車両が走行可能な状態(つまり作動状態)である間、自車両の現在位置付近における特定地点の位置を指定する情報を常時取得する。指定情報取得部12は、自車両の作動中に常時取得する情報に基づいて、自車両が特定地点を走行しているか否かを判定する(S12)。
S12において、自車両が特定地点を走行していると判定される場合(S12のY)、車両情報取得部16は自車両の走行に関する情報を取得し(S14)、判定部18は交通法規を遵守する走行であるか判定する(S16)。S16において、交通法規を遵守する走行であれば(S16のY)、交通法規を遵守する走行であることを報知したり、運転者に利益が付与されたことを報知したりする特定の報知を行う(S18)。S16において、交通法規を遵守する走行でなければ(S16のN)、S18の処理をスキップする。S12において、自車両が特定地点を走行していないと判定される場合(S12のN)、S14〜S18の処理をスキップする。運転支援装置10は、図5に示すS10〜S18までの処理を自車両の作動開始から作動終了まで繰り返し実行する。
本実施の形態によれば、運転者が交通法規を遵守する安全運転をすることで、運転者の意図しない地点にて利益が付与されるという楽しみを提供できる。また、利益を付与可能とする特定地点を適切に指定することで、交通違反が発生しやすい箇所での安全運転を励行し、交通マナーの向上を図ることができる。
以上、本発明を上述の実施の形態を参照して説明したが、本発明は上述の実施の形態に限定されるものではなく、各表示例に示す構成を適宜組み合わせたものや置換したものについても本発明に含まれるものである。
上述の実施の形態では、運転支援装置10が車両に搭載される場合について示した。運転支援装置10は、例えば、ドライブレコーダやナビゲーション装置として実装することができる。変形例においては、運転支援装置10の機能がスマートフォンやタブレットなどのモバイル機器により実現されてもよい。この場合、モバイル機器に設けられるカメラ、各種センサ、無線通信装置を利用して運転支援装置10の各機能が実現されてもよい。運転支援装置10および外部装置48は、両者が含まれる運転支援システムとして構成されてもよい。
10…運転支援装置、12…指定情報取得部、14…法規情報取得部、16…車両情報取得部、18…判定部、20…画像取得部、22…画像処理部、24…報知部、26…通知部、28…記憶部、32…表示装置、48…外部装置。
Claims (9)
- 特定地点の交通法規に関する情報を取得する法規情報取得部と、
自車両の走行に関する情報を取得する車両情報取得部と、
前記特定地点を自車両が走行する場合、前記法規情報取得部および前記車両情報取得部が取得する情報に基づいて、前記特定地点の交通法規を遵守する走行であるか否かを判定する判定部と、
前記判定部により前記特定地点の交通法規を遵守する走行であると判定される場合、自車両の運転者に特定の報知をする報知部と、を備えることを特徴とする運転支援装置。 - 前記特定地点の位置を指定する情報と、前記特定地点の位置を指定する情報に対応付けられる運転者に付与可能な利益の大きさを指定する情報と、を外部装置から取得する指定情報取得部をさらに備え、
前記報知部は、前記判定部により前記特定地点の交通法規を遵守する走行であると判定される場合、前記特定地点に対応付けられる大きさの利益が運転者に付与されることを報知することを特徴とする請求項1に記載の運転支援装置。 - 前記指定情報取得部は、事故または渋滞の発生頻度の高い地点を前記特定地点として前記外部装置から取得することを特徴とする請求項2に記載の運転支援装置。
- 前記判定部により前記特定地点の交通法規を遵守する走行であると判定される場合、前記特定地点に対応付けられる利益が運転者に付与されたことを示す情報を前記外部装置に通知する通知部をさらに備えることを特徴とする請求項2または3に記載の運転支援装置。
- 前記報知部は、前記特定地点を自車両が通過してから所定距離走行後または所定時間経過後に前記特定の報知をすることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の運転支援装置。
- 自車両の周辺を撮像した車両周辺画像を取得する画像取得部と、
前記車両周辺画像に含まれる前記特定地点の交通法規を示す道路標識を検出し、前記車両周辺画像に含まれる前記検出された道路標識に特定の表示を付加した報知用画像を生成する画像処理部と、をさらに備え、
前記報知部は、前記特定地点の近傍を自車両が走行する場合、前記報知用画像を表示装置に表示させることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の運転支援装置。 - 前記報知部は、前記特定地点の近傍を自車両が走行する場合、前記特定地点の位置を地図上に示した報知用画像を表示装置に表示させることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の運転支援装置。
- 特定地点の交通法規に関する情報を取得するステップと、
自車両の走行に関する情報を取得するステップと、
前記特定地点を自車両が走行する場合、前記取得する情報に基づいて前記特定地点の交通法規を遵守する走行であるか否かを判定するステップと、
前記特定地点の交通法規を遵守する走行であると判定される場合、自車両の運転者に特定の報知をするステップと、を備えることを特徴とする運転支援方法。 - 特定地点の交通法規に関する情報を取得する機能と、
自車両の走行に関する情報を取得する機能と、
前記特定地点を自車両が走行する場合、前記取得する情報に基づいて前記特定地点の交通法規を遵守する走行であるか否かを判定する機能と、
前記特定地点の交通法規を遵守する走行であると判定される場合、自車両の運転者に特定の報知をする機能と、をコンピュータに実現させることを特徴とするプログラム。
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