JP3890596B2 - 車両用情報提供装置 - Google Patents

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本発明は車両用情報提供装置に関連し、詳細には、設定された対象物の見かけ上の位置を車両の乗員に視覚的に知らせる車両用情報提供装置に関連する。
設定された目的地までの経路情報を車両の乗員に提供して車両を目的地まで誘導する車両用情報提供装置(ナビゲーション装置)が知られている(特許文献1参照)。このような装置では、経路およびその他の情報は、専用の表示画面からの視覚的情報またはスピーカからの音声情報として車両の乗員に伝達される。
特開平11−101653号公報
しかしながら、上述したナビゲーション装置を含む車両用情報提供装置においては、視覚的な情報は、センターコンソール付近に配置されたモニタ画面に表示されることによって、運転者および他の乗員に伝達される。
このため、フロントガラス越しに前方を見ながら運転している運転者は、車両用情報提供装置から視覚的な情報を得るためには、視線を車両前方からセンタコンソール付近のモニタ画面に移動させなければならなかった。また、他の乗員の場合も、視覚的な情報を得るときには、視線をセンタコンソール付近のモニタ画面に移動させる必要があった。
また、モニタ画面の画像表示は、地図やイラストによる画像であり、実際に視認している風景とはイメージが著しく異なっているため、ある対象物(車窓から見える施設等)をモニタ画面で確認しても、モニタ画面から実際の風景に視線を戻したときに、モニタ画面上で確認していた対象物を、視認している現実の風景中では特定しにくかった。
さらに、モニタ画面による表示では遠近感がつかみにくいため、モニタ画面上で確認した対象物を現実に視認している風景中では特定しにくかった。
本発明はこのような状況においてなされたものであり、乗員が視線を大きく移動させることなく、対象物の見かけ上の位置を確実に乗員に知らせることができる車両用情報提供装置を提供することを目的とする。
本発明によれば、車両の乗員に、予め設定された対象物の位置情報を視覚的に提供する車両用情報提供装置であって、前記車両の走行中、前記乗員が前記設定された対象物を視認可能であるか否かを判定する視認判定手段と、前記設定された対象物を視認可能であると判定されたときに、該視認可能な対象物を示す画像情報を前記乗員が視認している現実の風景に重畳して表示することによって、該乗員に前記対象物の前記風景内での見かけ上の位置を視覚的に知らせる位置情報表示手段と、前記対象物の特定精度を検出する精度検出手段と、前記特定精度が悪いと判定されたときには、前記画像情報の表示態様を目立たない態様に変更する表示態様変更手段と、を備えていることを特徴とする車両用情報提供装置が提供される。
ここで、「対象物を視認可能」には、現実の風景中で、対象物を肉眼で直接、識別可能な場合の他、対象物が車両から離れているため対象物が見かけ上、小さく、肉眼で識別することはできないが、この対象物が存在している場所(位置)を見渡すことができる状態が含まれる。
「車両走行中」には、車両が実際に走行している場合の他に、車両が一時的に停車している場合等の全ての車両使用状態が含まれる。さらに、「対象物」には、ガソリンスタンド、コンビニエンスストア、レストラン、ホテル、温泉地、公共或いはその他の建物などの施設、または、山、河、湖などの地形などの視覚によって識別できるものが含まれる。
「特定精度」とは、現実の風景に重畳して表示される対象物を示す画像情報(矢印等)が対象物を差す正確さを意味しており、特定精度が高い(良い)とは画像情報(矢印等)が正確に現実の風景中の対象物を差していることを意味し、特定精度が低い(悪い)とは画像が正確に現実の風景の対象物を差していることを意味する。
このような構成によれば、対象物の特定精度が悪化すると対象物を示す画像情報が目立たない態様に変更されるので、これらの画像情報が正確に風景中の対象物を差していなくても、乗員に与える違和感が小さくなる。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記精度検出手段が、車両の振動、車両の挙動、車両の乗員の姿勢変化、車両の現在位置特定精度、表示すべき複数の対象物の見かけ上の間隔、表示すべき対象物の見かけ上の大きさ、または、表示すべき対象物までの距離に基づいて特定精度を検出する。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記表示態様変更手段は、前記特定精度が悪いと判定されたとき、前記画像情報の表示色を目立たない色に変更する。
このような構成によれば、対象物の示す画像情報(矢印等)が、表示色の変更により目立たなくなるので、これらの画像情報が正確に風景中の対象物を差していなくても、乗員に与える違和感が小さくなる。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記表示態様変更手段は、前記特定精度が悪いと判定されたとき、前記画像情報を縮小する。
このような構成によれば、対象物を示す画像情報(矢印等)が、縮小されることにより目立たなくなるので、これらの画像情報が正確に風景中の対象物を差していなくても、乗員に与える違和感が小さくなる。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記表示態様変更手段は、前記特定精度が悪いと判定されたとき、前記画像情報を間引く。
このような構成によれば、表示される画像情報(矢印等)が減少するので、これらの画像情報が正確に風景中の対象物を差していなくても、乗員に与える違和感が小さくなる。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記表示態様変更手段は、経路誘導における目的地または経由地を示す画像情報は間引かない。このような構成によれば、目的地等の位置情報の重要性が高い対象物の画像情報は、間引かれないことになる。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記表示態様変更手段は、前記乗員が視認中の対象物の画像情報は間引かない。このような構成によれば、視認中の対象物に関する画像情報が突然、消えて、乗員が違和感を憶えることが防止される。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記表示態様変更手段は、見かけ上の間隔が狭い複数の対象物の画像情報を間引く。見かけ上の間隔が狭い複数の対象物すなわち密集して見える複数の対象物は、対象物の特定精度が悪いと、画像情報で個々の位置を特定することが困難になり易いからである。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記表示態様変更手段は、見かけ上の大きさが小さい対象物の画像情報を間引く。見かけ上の大きさが小さい対象物は、対象物の特定精度が悪いと、画像情報で位置を特定することが困難になり易いからである。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記表示態様変更手段は、前記車両から所定距離より離れている対象物の画像情報を間引く。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記表示態様変更手段は、前記乗員が設定した対象物に関する優先度に応じて、対象物の画像情報を間引く。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記表示態様変更手段は、前記車両の進行方向に位置する対象物の画像情報を間引く。
本発明の他の態様によれば、車両の乗員に、予め設定された対象物の位置情報を視覚的に提供する車両用情報提供方法であって、前記車両の走行中、前記乗員が前記設定された対象物を視認可能であるか否かを判定するステップと、前記設定された対象物を視認可能であると判定されたときに、該視認可能な対象物を示す画像情報を前記乗員が視認している現実の風景に重畳して表示することによって、該乗員に前記対象物の前記風景内での見かけ上の位置を視覚的に知らせるステップと、前記対象物の特定精度を検出するステップと、前記特定精度が悪いと判定されたときには、前記画像情報の表示態様を目立たない態様に変更するステップと、を備えていることを特徴とする車両用情報提供方法が提供される。
本発明の他の態様によれば、車両の乗員に、予め設定された対象物の位置情報を視覚的に提供する車両用情報提供装置を作動させるプログラムであって、前記車両の走行中、前記乗員が前記設定された対象物を視認可能であるか否かを判定し、前記設定された対象物を視認可能であると判定されたときに、該視認可能な対象物を示す画像情報を前記乗員が視認している現実の風景に重畳して表示することによって、該乗員に前記対象物の前記風景内での見かけ上の位置を視覚的に知らせ、前記対象物の特定精度を検出し、前記特定精度が悪いと判定されたときには、前記画像情報の表示態様を目立たない態様に変更するように車両用情報提供装置を作動させることを特徴とするプログラムが提供される。
本発明によれば、乗員が視線を大きく移動させることなく、対象物の見かけ上の位置を確実に乗員に知らせることができる車両用情報提供装置が提供される。
以下、添付図面を参照して本発明の好ましい実施形態の車両用情報提供装置の構成を説明する。本実施態様の車両用情報提供装置は、車両の乗員が視認している現実の風景に、レストラン、店舗、ホテル等の施設、または、山などを含む対象物(車窓から見えるもの)に関する画像情報を、現実に視認している風景と重畳するバーチャル画像として仮想表示することにより、乗員に対象物の見かけ上の位置を知らせる機能を備えている。さらに、乗員が視認している現実の風景に、設定されたメッセージ、広告等をバーチャル画像として重畳して仮想表示する機能も備えている。
図1は本発明の実施態様の車両用情報提供装置1を含む車両用情報提供システム(バーチャルインリアルシステム)の構成を概略的に示す図面である。図1において、符号1は、車載の車両用情報提供装置を示している。本実施態様では、車両用情報提供装置1は、設定された目的地までの経路誘導等を行う車載の経路誘導装置(ナビゲーション装置)としての機能も備えている。
また、この車両用情報提供システムには、車両用情報提供装置1に対して情報の提供等を行う情報センタ(サーバ)2が設けられている。車両用情報提供装置1、各地域に設置された通信局3を経由して、インターネット4に接続可能であり、地図情報、バーチャル画像(画像情報)に関する情報を含む種々の情報を情報センタ2から受信できるように構成されている。
本実施態様は、グループ走行する複数の車両の車両用情報提供装置1間での共通の情報が提供等されるように構成され、図1では、複数の車両用情報提供装置1がインターネット4を介して接続されている。インターネット4には、乗員の自宅の端末装置(パソコン)6、自社の広告等の配信を希望する企業、店舗等の端末装置(パソコン)8も接続されている。
情報センタ2は、ホストコンピュータ10と、データベース12とを備えている。
図2に示されているように、データベース12には、地図データ14、施設関連データ16、顧客データ18等が含まれる。地図データ12には、道路に関する情報の他、建物の大きさなどの三次元データが含まれている。従って、本実施形態では、この三次元データに基づいて、道路上の各位置から周囲の建物、風景がどのように見えるかを推定することができる。施設関連データ16には、本実施態様で位置情報が提供される「対象物」の位置、名称、特徴等のデータが含まれる。
また、顧客データ18には、情報提供を受ける車両の乗員に関するデータ、この乗員が設定した目的地、経路に関するデータ等が含まれる。顧客データ18は、さらに、この乗員が結んでいる情報配信の契約内容に関する情報配信契約データ20、この乗員が設定したバーチャル画像の形態等に関する仮想表示用データ22等を含んでいる。
データベース12は、さらに、風景に重畳して仮想表示される画像情報を提供するための画像情報提供用データ24を含んでいる。この画像情報提供用データ24は、風景に重畳表示するための対象物のバーチャル画像、先行車両等の経路誘導用のバーチャル画像を含むバーチャル表示用画像データ26、乗員が配信を受諾した広告に関する広告配信用データ28等を含んでいる。
車両用情報提供装置1は、入力されたデータや乗員の操作に基づいて車両を目的地まで経路誘導を行うとともに、予め設定された対象物の見かけ上の位置を車両乗員に知らせるなどの機能を有するCPU30を備えている。
また、車両用情報提供装置1は、地図情報、建物情報、バーチャル画像に関する情報等の各種の情報を情報センタ2からインターネット4を経由して受信し、且つ、種々の情報を車両側から情報センタ2に送信するための送受信装置32を備えている。この送受信装置32は、例えば、自動車電話、携帯電話あるいは専用の無線送受信機によって構成される。また、この送受信装置32は、複数台によるグループ走行時に、グループの他の車両との間で、音声・情報の送受信を行うコミュニケーション手段としても機能する。
車両用情報提供装置1は、更に、情報センタ2から受信した地図情報、バーチャル画像に関する情報を記憶するHDD記憶装置34と、地図情報等の種々の情報を表示するモニタ画面36と、情報センタ2からの地図情報とは別に車両側で独自に準備した地図情報、建物情報を格納するDVD−ROM38、目的地設定、情報センタ2への地図情報リクエスト等を行いための操作スイッチ40と、情報センタ2から情報が受信できないときにその旨を警告する警報装置42を備えている。
車両用情報提供装置1は、さらに、車両の現在位置を検出するGPS受信機44、車速センサ46及びジャイロセンサ48を備えている。GPS受信機44は、衛星から電波を受信して車両の現在位置を検出し、車速センサ46は移動距離を求めるために車両の速度を検出し、ジャイロセンサ48は車両の移動方向すなわち向きを検出する。車両用情報提供装置1は、これらの各センサ46、46、48の検出結果から、車両の現在の位置および向きを正確に算出できるように構成されている。
また、車両用情報提供装置1は、運転者等の乗員の目の位置および視線を検出し、これらに基づいて、この乗員が視認している現実の風景に、所定のバーチャル画像情報を重畳する機能を備えている。このようなバーチャル画像の表示を行うため、車両用情報提供装置1は、アイカメラ50、バーチャル画像表示装置52、及び、CCDカメラ54を備えている。
アイカメラ50は、キャビン内の上部位置(ルームミラーの一部)に取付けられ、乗員の瞳孔等を撮影することにより、乗員の瞳孔の位置、視線の方向、及び、視認物までの距離等を検出することができるように構成されている。ここで、アイカメラには、例えば、EOG法、光電素子式EOG(P−EOG)法、角膜反射法、第1・第4プルキンエ像検出法、コンタクトレンズ法、サーチコイル法、赤外線眼底カメラ法等の種々の技術が適用される。アイカメラ50は、車両中の各乗員の視線を検出することができるのが好ましい。また、アイカメラ50の代えて、車両中の各乗員の視線を検出する他の手段を用いた構成としてもよい。
本実施態様は、CPU30が、アイカメラ50により検出された乗員の瞳孔の位置および車両の現在の位置および向きとに基づいて、地図データを検索し、所定の対象物をこの乗員が視認可能であるかを判定し、視認可能であるときには、この対象物に関するバーチャル画像情報をこの乗員が視認している現実の風景に重畳して仮想表示させるように構成されている。バーチャル画像表示装置52は、このような仮想表示を実行する装置であり、ホログラムなどの方法によって、対象物を差す矢印、対象物の名称等の対象物に関する情報を、乗員のみが視認できるバーチャル画像として、乗員が視認している現実の風景に重畳して表示させる装置である。
また、CCDカメラ54は、車両の上部に車両前方を向けて取付けられ、撮影した画像から、前方を走行する他の車両の有無、交通量(渋滞の有無及び渋滞の程度)、歩行者の有無及び量、車外の明るさ、天候等を検出できるように構成されている。CCDカメラ54による検出結果は、CPU30に送られ、CPU30は、この結果に基づいて、バーチャル画像の表示状態を変更、禁止等する。
車両用情報提供装置1は、さらに、音声対話装置56を備えている。音声対話装置56は、スピーカおよびマイクを備え、乗員に音声情報を提供するとともに、乗員からの音声による指示を受け付ける機能を備えている。
図3は、本実施形態の車両用情報提供装置1が搭載された車両の運転席の周囲を示す図面である。
運転席の近傍のAピラーには、スピーカ58が取付けられており、このスピーカ58により、乗員への音声ガイダンス、通知等が行われる。スピーカ58に隣接してマイク60が配置され、乗員(特に運転者)からの音声による指示を、CPU30に送ることができるように構成されている。
運転席シート62、助手シート64および図示しない他のシートには、乗員検知センサが組み込まれ、シート毎に乗員の有無を検出できるように構成されている。
ダッシュボードには、車両用情報提供装置1のCPU30等が組み込まれた車両用情報提供装置1の本体ユニット66が取付けられている。本体ユニット66の近傍には、車両用情報提供装置1のモニタ画面36が配置されている。本実施態様では、ルームミラー68にアイカメラ50が組み込まれ、各乗員の瞳の位置、視線を検出できるように構成されている。さらに、本実施態様では、インターネット4を介して情報センタ2との間で、情報の授受を行う送受信装置32が運転席と助手席の間に取付けられている。
本実施態様では、ダッシュボードのホログラムを利用したバーチャル画像表示装置52が組み込まれている。図3では、設定された対象物であるガソリンスタンドのバーチャル画像(イラストまたは写真)68と、これを差す矢印、および、この対象物に関する情報(「目的のガソリンスタンドです」)等が、バーチャル画像表示装置52によって、乗員が視認できるように乗員が視認している現実の風景中の対象物の見かけ上の位置にホログラムで、表示されている状態が示されている。
次に、車両用情報提供装置1を含む車両用情報提供システムの動作を説明する。図4は、車両用情報提供システム全体の動作を車両用情報提供装置1で行われる処理を中心に示すフローチャートである。
バーチャル画像による情報提供を受けることを希望する乗員(例えば運転者)であるユーザは、事前に、自宅にパソコン6等から情報センタ2にアクセスすることにより、バーチャルインリアルシステムの情報提供の形態等を特定するイニシャル(初期)設定(ステップS1)を行う。このバーチャルインリアルシステムは、車載端末に無線通信で情報を提供する所謂「テレマティクス」の一態様であり、提供を受ける情報の量等に応じた料金をユーザが情報料として支払う有料のシステムである。尚、ユーザが、住所・氏名等の必要な個人情報の登録を既に行っているものとする。
イニシャル設定では、まず、図5に示されているような視力に関連する検証・登録を行うためのイニシャル設定Iの画面がユーザのパソコン6の画面に表示される。「視力検証及び視認レベル検証」の項を選択することによって、視力・動体視力等を検査するための画面が表示され、この検査用画面によってユーザの視力等が検査され、検査結果がユーザの視力等に関するデータとして情報センタの顧客データ18に記録される。
次いで、「アイポジション登録」の項を選択すると、乗車時に、車載のアイカメラ50から得られた画像に基づいて車両のシートに着座した状態におけるユーザの目の位置が登録されることになる。なお、運転者に関しては、シートの位置およびルームミラーの角度から目の位置を推定する構成でもよい。
次いで、図6に示されているようなイニシャル設定IIの画面がユーザのパソコン6の画面に表示される。このイニシャル設定IIの設定画面では、バーチャル画像の表示を行うか否か、どのような表示方法とするか等が設定される。以下、詳細に説明する。
まず、「仮想物体表示」の項で「ON」または「OFF」のいずれかを選択して、バーチャル画像の表示を行うか否かを設定する。「OFF」の場合には、このシステムが作動しないこととなる。「ON」を選択したときには、「NAVI表示」、「伝言表示」、「広告表示」のそれぞれの項で、「ON」または「OFF」のいずれかを選択することにより、どのようなバーチャル画像の提供を受けるかを決定する。
「NAVI表示」を「ON」としたときには、車両走行中に、特定の対象物を差す矢印、対象物の画像等がバーチャル画像として車窓越しに視認している現実の風景に重畳して仮想表示される「NAVI表示」が所定条件下で実行されることになる。本実施態様では、デフォルトとして、対象物を差す矢印と対象物の名称とが表示されるように構成されている。したがって、例えば、設定された対象物である目的地の富士山が走行中にフロントガラス越しに見えてくると、図7に示されているように、現実の富士山を指す矢印と「目的地の富士山です」という対象物に関する情報(名称)とが、乗員が視認している風景に重畳されて表示される。
また、所定の設定を行うことにより、図8に示されているように、設定された対象物である「ガソリンスタンド」、「レストラン」、「公園」がフロントガラス越しに視認可能な位置に到達すると、これらの対象物の画像(イラスト、写真等)が現実の風景中の「ガソリンスタンド」、「レストラン」、「公園」の見かけ上の位置に、現実の風景に重なるように表示され、さらに、各画像を差す矢印と、各対象物の関する情報「ガソリンスタンド」、「目的地のレストランです。残り13kmです」、「○△公園」が現実の風景に重ねて仮想表示される。対象物の画像を表示するか否か等の表示態様の設定は、以下の項目で行われる。
「伝言表示」を「ON」としたときには、乗員或いは友人によって設定された伝言(メッセージ、落書き)が、車両走行中に所定条件下で、バーチャル画像として視認している現実の風景に重畳して仮想表示される「伝言表示」が実行されることになる。
また、「広告表示」を「ON」としたときには、車両走行中に、このシステムに広告を提供する契約を行っている企業、店舗からの広告を受信することを受諾したことになり、設定されている広告メッセージが、バーチャル画像として視認している現実の風景に重畳して仮想表示する「広告表示」が所定条件下で実行されることになる。
図6の例では、「NAVI表示」、「伝言表示」、「広告表示」のいずれもが「ON」とされている。
又、本実施態様では、「NAVI表示」、「伝言表示」、「広告表示」を、地域ごとに選択できるように構成されている。例えば、一般的に地元では、地理に明るいので「NAVI表示」は不要となるので、特定の地域でのみ、「NAVI表示」を「OFF」とできる。また、初めて行く目的地にドライブするとき、その目的地の周辺地域でのみ、「NAVI表示」を「ON」とすることもできる。「伝言表示」、「広告表示」についても、同様である。
次に、「仮想物体表示物の優先順位設定」で、2種類の仮想物体表示物(バーチャル画像)の表示を同時に実行できないとき、どちらを優先的に行うかを設定する。例えば、バーチャル画像の表示が音声ガイダンスを伴う設定となっていると、「NAVI表示」における「目的地の富士山です」との音声ガイダンスと、「広告表示」における「RX−8誕生」との音声ガイダンスが時間的にオーバラップしてしまうことがあるので、このようなオーバラップに対処する設定である。図示の例では、1.伝言、2.NAVI、3.広告の順に、優先順位が付けられている。したがって、伝言とNAVIがオーバラップしたときには、まず「伝言表示」が実行され、次いで「NAVI表示」が実行されることになる。
次に、「仮想物体の表示設定」の項で、仮想物体(バーチャル画像)の表示状態を設定する。まず、「拡大率」の項で、仮想表示される対象物のバーチャル画像(例えば、図8のガソリンスタンドのバーチャル画像)の大きさ、文字の大きさを設定する。大きさは、「等倍」、「2倍」、「3倍」または「自動」のいずれかから選択される。「等倍」は、対象物の車両からの見かけ上の大きさと同じ大きさ(等倍)またはデフォルト設定されている文字の大きさを意味し、「2倍」、「3倍」は、この等倍の2倍または3倍を意味する。また、「自動」は、対象物との距離が所定より大きいときには、拡大表示(例えば2倍の表示)とし、所定以下となると、等倍表示に切り替える設定である。図6の例では、「等倍」が選択されている。
次いで、「同時表示数」の項で、同時に表示されるバーチャル画像の数が設定される。表示されるバーチャル画像の数が多くなること等を防止するための設定である。本実施態様では、「標準」、「最少」、「少なめ」、「多め」、「最多」のいずれかから選択するように構成され、図6の例では、「標準」が設定されている。この項も地域毎に設定可能である。
次いで、「重畳表示」の項で、バーチャル画像同士がオーバラップする際の取扱いを設定する。本実施態様では、「禁止」または「許容」のいずれを選択し、「禁止」を選択したときには、「ずらして表示」または「禁止」のいずれかを選択する。「許容」を選択したときは、複数のバーチャル画像のオーバーラップして表示される場合がある。また、「ずらして表示」を選択すると、所定位置に表示したのでは重なってしまうバーチャル画像が、重ならない程度にずらして表示される。また、「禁止」を選択すると、バーチャル画像がオーバーラップする場合には、重なる複数のバーチャル画像の全て、または、一以外を禁止してしまう。
最後に、「対象表示エリア」の項で、どの領域に仮想物体(バーチャル画像)を表示するかを設定する。本実施態様では、「標準」、「狭く」、「広く」、「最大」のいずれかを選択する。例えば、「広く」はフロントガラス全体を通した領域を対象とし、「標準」はフロントガラスの右半分(運転席前方部分)のみを通した領域を対象とし、「狭く」はフロントガラスの右半分(運転席前方部分)の一部のみを通した領域対象とし、最大はフロントガラスの他、側方のガラスを通した領域も対象とする設定である。図6の例では、「標準」が選択されている。
次に、「仮想物体の表示時間」の項で、仮想物体(バーチャル画像)の表示継続時間を設定する。本実施態様では、「連続時間」、「合計時間」の2種類が特定される。「連続時間」は1回の表示の継続時間であり、視認可能であれば表示し続ける「見える間ずっと」と、表示開示から15秒経過で表示を終了する「15秒」とから選択される。図6の例では、「15秒」が選択されている。
また、「合計時間」は、視認可能となった対象物(富士山)が、道路が曲がっている等の理由で視認不可能となり、再度、視認可能となったときのような複数回の表示の合計時間を規制するものであり、図6の例では、「3分」が選択されている。したがって、図7の例では、走行中、矢印と「目的地の富士山です」のバーチャル画像を、最長で合計3分しか表示されない。
最後に、「その他の設定」で、「音声案内の併用」、「オブジェクト表示併用」、「乗員毎に表示補正を行う」、「拡大/縮小/削除機能を行う」の項の設定を行う。
「音声案内の併用」をONとすると、図7の例で、「目的地の富士山です」とのバーチャル画像が表示されると同時、「目的地の富士山です」との音声ガイダンスが実行される。
また、本実施態様は、対象物の見かけ上の位置をバーチャル画像の矢印と名称で示す構成が基本であるが、「オブジェクト表示併用」をONとすると、図8のように、写真、イラスト等による「ガソリンスタンド」のバーチャル画像がオブジェクト表示として、現実の風景中のガソリンスタンドの位置に仮想表示され、このバーチャル画像(オブジェクト)を差す矢印と名称が表示される。
車両に複数の乗員が乗車しているときには、乗車位置の違いに起因して、乗員毎に車外の風景の見え方が異なる。この結果、図8で表示されたガソリンスタンドのバーチャル画像は、全ての乗員にとって、ガソリンスタンドの実際の位置と重なって見えるわけではない。「乗員毎に表示補正を行う」は、このようなズレを補正するためのものである。「乗員毎に表示補正を行う」をONとすると、シートセンサの検出結果に基づいて、乗員の位置を検出し、乗員毎にバーチャル画像の表示位置を補正し、各乗員が適正な位置に表示されたバーチャル画像を視認できるようにする。なお、補正されたバーチャル画像は、補正対象となった乗員のみが視認できるような方法で仮想表示されるのが好ましい。
最後に、「拡大/縮小/削除機能を行う」の項の設定を行う。この項をONとすると、乗員からの音声による指示で表示中のバーチャル画像の表示態様を変更することができる。「拡大/縮小/削除機能を行う」をONとしておくと、図8のようなバーチャル画像が表示されているとき、乗員からの「○△公園の表示を大きく」等の指示で、○×公園のバーチャル画像が大きくなる。また、音声による指示で、縮小あるいは削除も可能となる。
図6の画面による基本項目の設定が終了すると、次いで、図に示されているようなイニシャル設定IIのNAVI関連の設定画面がユーザのパソコン6の画面に表示される。この設定画面では、「NAVI表示」において、どのような表示を行うか等が設定される。以下、詳細に説明する。
まず、「仮想物体の表示項目」の項で、どのような表示を行うかを選択する。本実施態様では、「目的地」、「施設」、「先導車」、「誘導矢印」、「目印」の項目が準備されている。
「目的地」をONとしておくと、経路誘導において設定された目的地が、バーチャル画像の表示対象となる。すなわち、「富士山」を目的地とした経路誘導中に、富士山が視認できるようなると、図7のようなバーチャル画像が仮想表示される。
「施設」をONとすると、ガソリンスタンド、コンビニエンスストア、レストラン、ホテル、温泉地、公共或いはその他の建物などの施設が、バーチャル画像が仮想表示される対象物として設定される。どのような施設に対して表示が行われるかは、他の項目で設定する。また、「施設」ONのときに、選択可能となる「詳細情報」をONとすると、各施設の詳細情報が、バーチャル画像の矢印に加えて、表示される。例えば、施設が温泉ホテルであれば、その温泉の泉質に関する情報が表示される。
「先導車」をONとすると、バーチャル画像による先導車が仮想表示され、この先導車によって経路誘導が行われる。すなわち、右折すべき交差点では、この先導車が右折するので、この先導車を追走することで、所定の径路に沿って目的に到着することができる。先導車に代えて、動物、あるいは、他の物体が先導する構成でもよい。
「誘導矢印」をONとすると、バーチャル画像による矢印で、経路誘導が行われる。すなわち、現実の風景に重畳されるバーチャル画像の矢印によって、公知のナビゲーション装置のモニタ画面上に表示される矢印と同様の経路誘導が行われる。
「目印」をONとすると、経路誘導中に、経路上の目印となるような建物等が、バーチャル画像による矢印で指示される。
次に、「表示施設設定」の項で、どのようなジャンルの施設に関する情報を、バーチャル画像で通知するかを決定する。本実施態様では、図9に示されているように、「登録施設」、「コンビニ」、「道の駅」、「ガソリンスタンド」、「娯楽関係」、「飲食関係」、「イベント関係」、「名所」等の項目から、位置情報を得たい施設ジャンルを選択するように構成されている。
「登録施設」は、ユーザがマニュアルで別途、設定した施設を通知の対象として設定するための項である。この項を使って、例えば、目的地までの経路にあるレストランを登録しておくことができる。また、「コンビニ」、「ガソリンスタンド」では、詳細設定で、特定チェーン(例えば、セブンイレブン)のコンビニエンスストアや特定の石油会社(エネオス)のガソリンスタンドを設定可能となっている。また、「飲食関係」では、詳細設定で、フランス料理、和食、寿司、うどん等の提供される料理の種別を特定可能となっている。さらに、「イベント関係」、「名所」においても同様に、詳細なジャンルを特定可能とされている。
次に、「対象表示エリア」の項で、「NAVI表示」の対象となる範囲を特定する。本実施態様は、図9に示されているように、「標準」、「狭い」、「広い」、「最大」から設定するように構成されている。「標準」では、例えば、前方1キロ、側方500メートルの範囲に存在する施設を「NAVI表示」の対象とするように設定されている。このように対象表示エリアを限定することにより、市街地で極めて多くのバーチャル画像が表示されて視界が妨げられることが防止される。
次に、「仮想物体の表示時間」の項で、仮想物体(バーチャル画像)の表示継続時間を設定する。本実施態様では、「連続時間」、「合計時間」の2種類が特定される。「連続時間」は1回の表示の継続時間であり、視認可能であれば表示し続ける「見える間ずっと」と、表示開示から15秒経過で表示を終了する「15秒」とから選択される。図6の例では、「15秒」が選択されている。
また、「合計時間」は、視認可能となったもの(ガソリンスタンド)が、道路が曲がっている等の理由で一旦、視認不可能となり、再度、視認可能となったときのような複数回の表示の合計時間を規制するものであり、図9の例では、「3分」が選択されている。
次に、「目的地設定機能」の項で、走行中に目的地を設定できる機能に関する設定を行う。この「目的地設定機能」は、走行中に、運転者等の乗員がバーチャル画像のよって表示されている対象物を特定すると、その対象物が目的地として設定され、その目的地に対して経路誘導を行わせる機能である。本実施態様では、乗員による特定方法として、「音声」と、「指差し」とが設定されている。「音声」をONとすると音声による目的地入力が可能となる。すなわち、図8のようなバーチャル画像が表示されている状態で、運転者等の乗員が音声で、「目的地は○△公園」と指示すると、音声対話装置56がこの指示を認識し、○△公園が目的地として設定される。また、「指差し」をONとすると、指差しによる目的地入力が可能となる。すなわち、図8のようなバーチャル画像が表示されている状態で、運転者等の乗員が指で「○△公園」を差し、ここが「目的地」と音声入力すると、その動作がアイカメラ50を介して入力されて、○△公園が目的地として設定される。
最後に、グループ走行に関する登録を行う。この登録は、グループで走行する場合に、グループで走行する複数の車両において同一内容の情報を共有することにより、コミュニケーションを成立させるために行う登録であり、グループのメンバの一人、通常はリーダが、登録を行う。
まず、グループ走行を行う他の車両に搭載されている車両用情報提供装置1のID(例えば0001、0002、00341、0055)を入力することにより、グループ走行を行うメンバーを特定する。次いで、グループ中のリーダを特定する。次いで、登録したグループ内で共通して表示する「グループメンバーで表示する施設」を設定する。この設定方法は、上記「表示施設設定」と同一である。ここで設定された施設に関する情報は、登録されているグループ全員に一律に提供されることになる。
更に、「通知機能」の設定を行う。この通気機能は、グループ走行中の全車両が共通の情報を得られたときに、その旨を各車両に通知する機能である。例えば、5台でグループ走行中に、全車両から富士山が見える状態となったとき、図7の「目的地の富士山です」の文字の色を、全ての車両において白から青に変更して、全ての車両から富士山が見えるようなったことを全ての車両で認識できるようにする機能である。
本実施態様では、「情報が共有できる状態になったら通知する」、「通知しない」を選択し、「情報が共有できる状態になったら通知する」を選択したときには、通知方法として、表示の色が変わる「色」と、「全車両から富士山が見えるようになりました」等の音声ガイダンスが行われる「音声」のいずれかが選択される。
図9の設定は、「地域別」、「時間帯別」、「曜日別」、「乗員別」に、それぞれ、異なった設定ができるように構成されている。
上述のようにして登録された種々のデータは、情報センタ2のデータベース12の各データ18、20、22等に保存される(ステップS2)。
次いで、上記のような設定を行ったユーザが、車両用情報提供装置1(あるいは自宅のパソコン6)から目的地および必要な経路情報を情報センタ2に送信すると(ステップS3)、情報センタ2は、設定された目的地までの地図情報を地図データ14から読み出して目的地までの経路に関する配信用地図データを作成する。さらに、この地図データに、ステップS1での設定に基づいてバーチャル画像によるNAVI表示、伝言表示、広告表示を行うためのデータを組み込む加工を行い、加工したデータをユーザの車両用情報提供装置1に送信する(ステップS4)。目的地までの経路上で表示される地図に表示される地域に関連する広告を、地図データに組み込む構成とするのが好ましい。
ユーザの車両の車両用情報提供装置1は、送信されてきた加工済みの地図データを受信し、これに基づいて、目的地への経路誘導を開始する(ステップS5)。
次いで、車両用情報提供装置1は、バーチャル画像を表示すべき条件が成立しているか否かを判定する(ステップS6)。NAVI表示に関しては、バーチャル画像による情報提供を行うべき対象物が周辺にあるか否かを判定する。また、伝言表示、広告表示に関しては、イニシャル設定で設定された表示条件が成立しているか否かが判定される。
この判定は、GPS受信機44等の検出結果に基づく自車位置と受信した加工済み地図データ内に表示すべき対象物及びその位置に関する情報等に基づいて行う。ステップS6でYESのときには、ステップS7に進み、車両の乗員がその対象物または伝言等の背景となる区域を視認可能であるか否かを判定する。「視認可能」には、現実の風景中で、対象物を肉眼で直接、識別可能な場合の他に、対象物が車両から離れているため、対象物が小さすぎて肉眼で識別することはできないが、この対象物が存在している場所(位置)を見渡すことができる状態が含まれる。
この判定は、自車の位置および方向、地図情報に含まれる車両の現在位置周辺の建物、地形等三次元データ、対象物の位置情報、CCDカメラ54による前方車両の存否の検出結果等に基づいて行われる。ステップS6またはステップS7でNOのときは、ステップS6に戻る。
ステップS7でYESのときには、表示すべきバーチャル画像の表示位置および表示方法の演算が行われる(ステップS8)。バーチャル画像の表示位置は、対象となる乗員が、視認している風景中の所定位置にバーチャル画像が存在していると認識できるように設定される。すなわち、図7の例であれば、乗員が現実の風景中の富士山を矢印が差していると認識できる位置に、バーチャル画像である矢印および「目的地の富士山です」との情報の表示位置が設定される。図8の例の場合も同様に、表示位置が設定される。
具体的には、乗員(例えば、運転者)の目の位置をアイカメラの映像等から推定し、この目の位置、車両の現在位置及び方向、地図データ等に基づいて、乗員が視認している現実の風景中の所定位置にバーチャル画像が配置されるように、バーチャル画像の配置位置が演算される。
この際、乗員が複数いる場合には、各乗員の目の位置を検出し、乗員毎にバーチャル画像の表示位置を設定する構成であるのが好ましい。
また、バーチャル画像の表示方法は、イニシャル設定に応じて、図7のような「矢印」と名称とによる表示、図8のような対象物(ガソリンスタンド)のバーチャル画像とその施設名(ガソリンスタンド)とによる表示などが適宜、設定される。また、表示されるバーチャル画像(例えば矢印)の色、明るさは、背景となる現実の景色の色、明るさ等に応じて、適宜設定される。背景となる現実の景色の色、明るさは、CCDカメラ54の画像等から検出される。
さらに、バーチャル画像の大きさも設定される、大きさの設定は、図6に沿って説明した「拡大率」の項での設定等に基づいて行われる。
また、夜間、或いは、悪天候による視界不良時には、対象物を視覚的に識別できない場合が多いので、このような条件下では、自動的にオブジェクト表示を追加する構成でもよい。
次いで、ステップS9に進み、バーチャル画像の表示禁止条件に該当するか否かを判定する。禁止条件とは、バーチャル画像の表示により、車両の安全な運行が妨げられるような条件等である。具体的には、車両が旋回しているとき、周辺の交通量が多いとき、表示されるバーチャル画像が信号、道路標識等の交通標識とオーバラップしてしまうとき等である。さらに、バーチャル表示によって画像情報が提供される対象物が極めて近い距離にあるとき、表示されるバーチャル画像の数が所定数より多くなったときも、表示禁止条件に該当する。
ステップS9でYESのときには、ステップS10で表示禁止処理を行い、ステップS6に戻る。ステップS9でNOのときには、ステップS11に進み、バーチャル画像の表示を実行する。ステップS9でNOのときに、ステップS10の表示禁止処理に代えて、交通標識とオーバラップしない位置にバーチャル画像の表示位置をずらす処理を行って、あるいは、表示するバーチャル画像の数を減らす処理を行った後、ステップS11に進む構成でもよい。
ステップS11では、例えば、図7および図8に示されているようなバーチャル表示がステップS1で設定に基づいて実行される。バーチャル画像が、友人等の他人からの伝言表示であったときには、伝言表示を実行した旨を情報センタ2を介して送り主の友人等に伝える機能を備えたものであってもよい。
次いで、ステップS12に進み、表示の終了条件が満たされたか否かを判定する。終了条件としては、バーチャル表示を行っている対象物を乗員が視認できなくなった、所定回数より多く表示された、表示時間或いは合計表示時間が所定値を越えた、表示エリア外に出た、操作パネル等からマニュアでOFFにされた等がある。この終了条件は、各バーチャル画像毎に判断される。ステップS12でYESのときには、ステップS13に進み、該当するバーチャル画像の表示を終了する。
さらに、ステップS14に進み、目的地に到着したか否かを判定し、目的地に到着したときは処理を終了し、到着していないときには、ステップS6に戻る。
上述したように、本実施態様の車両用情報提供装置は、車両の現在位置・向きと、乗員の目(瞳)の位置・視線と、地図データ等に基づいて、バーチャル画像を、乗員が視認している風景の中で対象物を示すように表示する。したがって、車両の現在位置、向きが正確に車両用情報提供装置1に入力されないと、バーチャル画像(矢印等)が示す位置が不正確となる。また、乗員の目の位置等が変化した場合も同様である。このような状態で、バーチャル画像による表示を行うと、バーチャル画像(矢印等)が対象物から離れた位置を示し、乗員に違和感を与える。また、表示すべき複数の対象物の見かけ上の間隔が狭いすなわち対象物が密集している場合も、バーチャル画像が対象物を正確に示すことができず、乗員に違和感を与えることがある。
このため、本実施態様では、ステップS8で行われるバーチャル画像の表示位置等の演算では、バーチャル画像(矢印等)が対象物を差す正確さ(対象物の特定精度)を検出し、この特定精度が悪いときには、バーチャル画像(矢印等)の表示態様が目立たない表示態様(特定精度悪化時の表示態様)に変更される。以下、この処理を図10のフローチャートに沿って説明する。
まず、ステップS20で、対象物の特定精度を検出する。本実施態様の車両用情報提供装置1において、バーチャル画像の矢印が対象物を正確に差せなくなる要因としては、種々の要因が挙げられる。
この要因は、車両側の要因と、対象物側の要因に大別できる。車両側の要因としては、悪路走行によって車両が上下に振動したとき、ハンドル操作によって車両の向き(挙動)が変化したとき、乗員が姿勢を変えて目の位置が変化したとき、GPS(GDOP)の精度不良により車両の現在位置特定精度が悪化したとき等がある。また、対象物側の要因としては、対象物が見かけ上小さく矢印がズレてしまうとき、表示すべき対象物が複数、隣接しているためどの矢印がどの対象物を差しているかが不明確になるとき等がある。
本実施態様は、車両の振動、車両の挙動、車両の乗員の姿勢変化、車両の現在位置特定精度、表示すべき複数の対象物の見かけ上の間隔、表示すべき対象物の見かけ上の大きさ、表示すべき対象物までの距離を想定される要因とし、これらの要因のそれぞれに所定の重み付けをして、対象物毎の最終的な特定精度を算出するように構成されている。
尚、これらの全てを用いない構成、または、他の要因を用いた構成でもよい。
本実施態様では、車両の振動が大きいとき、車両の挙動が大きく変化するとき、車両の乗員の姿勢変化が大きいとき、車両の現在位置特定精度が悪いとき、表示すべき複数の対象物の見かけ上の間隔が小さいとき、表示すべき対象物の見かけ上の大きさが小さいとき、表示すべき対象物までの距離が近くないときには、それぞれ、特定精度が悪くなるとして、対象物の特定精度が算出される。具体的には、車両に搭載された種々のセンサの数値に所定の重み付けがなされ、対象物毎の最終的な特定精度が算出される。
次いで、ステップS21に進み、ステップS20で算出された特定精度をしきい値と比較することによって、特定精度が「良い」か「悪い」か「極めて悪い」かを判定する。「良い」ときには、ステップS22に進み、通常表示(矢印と対象物の名称)を設定し、「極めて悪い」ときには、ステップS23に進み、表示禁止を設定する。表示禁止が設定されると、ステップS9ではYESとなり、ステップS10に進み、表示が禁止される。
ステップS21で「悪い」と判定されると、ステップS24に進み、特定精度が悪い場合の表示態様を設定する。
図12は、特定精度が悪い場合の表示態様のバーチャル画像が重畳された風景を模式的に示す図面である。本実施態様では、特定精度が悪い場合には、バーチャル画像の表示態様が、矢印と文字が白色の通常表示(図11)から、薄いグレーの特定精度が悪い場合の表示(図12)に変更される。尚、図面作成の都合上、図12では、矢印および文字は白抜き文字として表示されているが、これら白抜き文字は、薄い色の文字を意味している。
すなわち、バーチャル画像による、矢印と、表示対象物の名称「○○体育館」、「○○ホテル」、「ホテル××」、「コンビニABC○○店」、「コンビニABC××店」、「GS」の文字が、通常表示の「白」から、目立たない色である「薄いグレー」に変更される。尚、目立たない色を、背景の色によって適当に変更する構成であるのがよい。
特定精度の悪化が対象物側に起因する、例えばある対象物の見かけ上の大きさが小さいときには、その対象物に関する画像情報(矢印、名称)のみ、表示態様が変更される。
本発明は上記実施形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された技術事項の範囲内で種々の変更又は変形が可能である。
上記実施態様は、バーチャル画像による対象物の特定精度が悪いときには、矢印等の色を変更する構成であるが、図13に示されているように、矢印と、表示対象物の名称「○○体育館」、「○○ホテル」、「ホテル××」、「コンビニABC○○店」、「コンビニABC××店」、「GS」の文字の寸法を縮小する構成でもよい。
また、図14に示されているようにバーチャル画像(画像情報)の間引きを行う構成でもよい。図14の例では、図11の通常の表示から、表示されるべき対象物である「○○体育館」、「ホテル××」、「コンビニABC○○店」、「コンビニABC××店」を差す矢印と、これらの名称の表示が削除(間引かれている)。
このような構成では、どのような基準に基づいて間引きを行うが予め設定され、この基準に基づき間引きが行われる。具体的には、例えば、経路誘導の設定時に設定した目的地、経由地、その他に乗員がイニシャルで指定した登録地は間引きの対象としない、表示の対象となる乗員が視認している対象物は間引きの対象としない、見かけ上の間隔が狭い複数の対象物は間引きの対象とする、見かけ上の大きさが小さい対象物は間引きの対象とする、車両から所定距離より離れている対象物は間引きの対象とする等の基準があり、これらを適宜、組み合わせて、どのような間引きを行うかを設定する。デフォルトとして、「お勧め間引き」パターンがあり、これを適宜、変更する構成でも良い。
図14の例では、2件のコンビニは、見かけ上の距離が小さいため間引かれ、「○○市体育館」は、距離が遠いので間引かれている。一方、「GS」は、乗員が視認しているので間引かれず、また、「○○ホテル」は経路誘導の目的地で、「ホテル××」は経由地として設定されいので間引かれていない。
また、イニシャル設定で、ジャンル毎に間引きの優先度を設定し、この優先度と特定精度悪化具合に応じて間引きを実行する構成でもよい。例えば、宿泊施設を優先度(1)とし、次いで、コンビニエンスストアを優先度(2)、ガソリンスタンドを優先度(3)としておくと、特定精度の悪化に応じて、まず、宿泊施設に関する画像情報が間引かれ、更に特定精度が更に悪化するとコンビニエンスストアに関する画像情報が間引かれるという構成でも良い。
本発明の実施態様の車両用情報提供装置を含む車両用情報提供システム(バーチャルインリアルシステム)の構成を概略的に示す図面である。 情報センタのデータベースに含まれるデータを模式的に示す図面である。 本実施形態の車両用情報提供装置が搭載された車両の運転席の周囲を示す図面である。 車両用情報提供システム全体の動作を車両用情報提供装置で行われる処理を中心に示すフローチャートである。 バーチャルインリアルシステムで行われるイニシャル設定Iの設定画面を示す図面である。 バーチャルインリアルシステムで行われるイニシャル設定IIの設定画面を示す図面である。 車両用情報提供装置によって実行されるNAVI表示によるバーチャル画像が重畳された風景の一例を示す図面である。 車両用情報提供装置によって実行されるNAVI表示によるバーチャル画像が重畳された風景の他の例を示す図面である。 バーチャルインリアルシステムで行われるイニシャル設定IIIの設定画面を示す図面である。 バーチャル画像の表示位置等の演算における処理の一部のフローチャートルである。 特定精度が良い場合の表示態様によるバーチャル画像が重畳された風景を模式的に示す図面である。 特定精度が悪い場合の表示態様によるバーチャル画像の一例が重畳された風景を模式的に示す図面である。 特定精度が悪い場合の他の例の表示態様によるバーチャル画像が重畳された風景を模式的に示す図面である。 特定精度が悪い場合の別の例の表示態様によるバーチャル画像が重畳された風景を模式的に示す図面である。
符号の説明
1:車両用情報提供装置
2:情報センタ
4:インターネット
10:ホストコンピュータ
12:データベース
30:CPU
32:送受信装置
50:アイカメラ
52:バーチャル画像表示装置

Claims (3)

  1. 車両の乗員に、予め設定された対象物の位置情報を視覚的に提供する車両用情報提供装置であって、
    前記車両の走行中、前記乗員が前記設定された対象物を視認可能であるか否かを判定する視認判定手段と、
    前記設定された対象物を視認可能であると判定されたときに、該視認可能な対象物を示す画像情報を前記乗員が視認している現実の風景に重畳して表示することによって、該乗員に前記対象物の前記風景内での見かけ上の位置を視覚的に知らせる位置情報表示手段と、
    車両の現在位置特定精度に基づいて、前記画像が前記対象物を指す正確さを表す特定精度を算出する精度検出手段と、
    算出された前記特定精度をしきい値と比較して、前記特定精度が悪いと判定されたときには、前記画像情報を縮小し、又は、前記画像情報を間引く表示態様変更手段と、を備えている、
    ことを特徴とする車両用情報提供装置。
  2. 車両の乗員に、予め設定された対象物の位置情報を視覚的に提供する車両用情報提供装置であって、
    前記車両の走行中、前記乗員が前記設定された対象物を視認可能であるか否かを判定する視認判定手段と、
    前記設定された対象物を視認可能であると判定されたときに、該視認可能な対象物を示す画像情報を前記乗員が視認している現実の風景に重畳して表示することによって、該乗員に前記対象物の前記風景内での見かけ上の位置を視覚的に知らせる位置情報表示手段と、
    表示すべき複数の対象物の見かけ上の間隔に基づいて、前記画像が前記対象物を指す正確さを表す特定精度を算出する精度検出手段と、
    算出された前記特定精度をしきい値と比較して、前記特定精度が悪いと判定されたときには、前記画像情報を縮小し、又は、前記画像情報を間引く表示態様変更手段と、を備えている、
    ことを特徴とする車両用情報提供装置。
  3. 車両の乗員に、予め設定された対象物の位置情報を視覚的に提供する車両用情報提供装置であって、
    前記車両の走行中、前記乗員が前記設定された対象物を視認可能であるか否かを判定する視認判定手段と、
    前記設定された対象物を視認可能であると判定されたときに、該視認可能な対象物を示す画像情報を前記乗員が視認している現実の風景に重畳して表示することによって、該乗員に前記対象物の前記風景内での見かけ上の位置を視覚的に知らせる位置情報表示手段と、
    表示すべき対象物の見かけ上の大きさ、又は、表示すべき対象物までの距離に基づいて、前記画像が前記対象物を指す正確さを表す特定精度を算出する精度検出手段と、
    算出された前記特定精度をしきい値と比較して、前記特定精度が悪いと判定されたときには、前記画像情報を間引く表示態様変更手段と、を備え、
    前記表示態様変更手段は、見かけ上の大きさが小さい対象物の画像情報を間引く、
    ことを特徴とする車両用情報提供装置。
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