WO2010087154A1 - 空調室内機 - Google Patents

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多田寛之
赤井竜彦
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岡本高宏
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Abstract

 柔軟なフィルタに補強用の縁やリブを設けることなく、フィルタ清掃時に、フィルタを滑らかに動作させることができるフィルタ清掃装置を備えた空調室内機を提供する。空調室内機(2)は、室内熱交換器(12)の風上側に配置されたフィルタ(21)を動作させてフィルタ(21)に付着している塵埃を脱離させるフィルタ清掃装置(70)を本体(10)内に備えている。フィルタ(21)は、環形状に成形され、所定の周回軌道を形成する支持枠(40)に周回自在に支持されている。支持枠(40)は、本体(10)に着脱自在に保持されている。フィルタ(21)は、縁およびリブが無くても支持枠(40)によって所定形状が維持されるので、フィルタ(21)と他の部材との干渉が抑制され、フィルタ(21)の周回動作が滑らかである。

Description

空調室内機
 本発明は、空調室内機に関し、特に、フィルタに付着した塵埃を自動的に除去するフィルタ清掃装置を備えた空調室内機に関する。
 空調室内機は、例えば特許文献1(特開平6-114224号公報)及び特許文献2(特開平5-187654号公報)に示すように、環形状に成形されたフィルタを室内熱交換器の風上側に配置し、そのフィルタを周回させてフィルタに付着している塵埃を脱離させるフィルタ清掃装置を備えている。
 しかしながら、特許文献1に記載のフィルタ清掃装置に使用されているフィルタは金属製であるため、樹脂製フィルタと比較して柔軟性に劣り、繰返しの周回運動に対する機械的耐久性も劣る。一方、特許文献2に記載の樹脂製フィルタは柔軟性に富むが、形状維持のために設けられる縁およびリブが他の部材と干渉して動作を妨げる可能性がある。
 本発明の課題は、柔軟なフィルタに補強用の縁やリブを設けることなく、フィルタ清掃時に、フィルタを滑らかに動作させることができるフィルタ清掃装置を備えた空調室内機を提供することにある。
 第1発明に係る空調室内機は、室内熱交換器の風上側に配置されたフィルタを動作させてフィルタに付着している塵埃を脱離させるフィルタ清掃装置を本体内に備えた空調室内機である。フィルタは、環形状に成形され、所定の周回軌道を形成する枠に周回自在に支持されている。枠は、本体に着脱自在に保持されている。
 この空調室内機では、環形状に成形されたフィルタが枠で支持され、その枠は本体に着脱自在に保持されている。フィルタは、縁およびリブが無くても所定形状が維持されるので、フィルタと他の部材との干渉が抑制され、フィルタの周回動作が滑らかである。
 第2発明に係る空調室内機は、第1発明に係る空調室内機であって、フィルタ清掃装置が支持枠と駆動機構とを有している。支持枠は、フィルタを少なくとも内側から支持する。駆動機構は、フィルタを支持枠に沿って周回させる。
 この空調室内機では、環形状に成形されたフィルタを支持枠で内側から支持する構成としているので、フィルタは縁およびリブが無くても支持枠によって所定形状に維持される。
 第3発明に係る空調室内機は、第2発明に係る空調室内機であって、フィルタ清掃装置が第2支持枠をさらに有している。第2支持枠は、フィルタを支持した状態の支持枠を着脱自在に保持する。
 この空調室内機では、環形状に成形されたフィルタを支持枠で内側から支持し、その支持枠を第2支持枠で保持する構成としているので、フィルタは縁およびリブが無くても支持枠によって所定形状に維持される。また、第2支持枠は支持枠を保持するだけなので、組立が容易であり、第2支持枠がフィルタの周回動作を妨げることもない。
 第4発明に係る空調室内機は、第2発明に係る空調室内機であって、フィルタ清掃装置が、フィルタ押し部材をさらに有している。フィルタ押し部材は、フィルタのうちの室内熱交換器に近い側の面を室内熱交換器から離す方向へ押す。
 この空調室内機では、フィルタの弛みが解消されるので、フィルタが室内熱交換器と接触することが防止される。
 第5発明に係る空調室内機は、第4発明に係る空調室内機であって、フィルタ清掃装置が室内熱交換器と反対側の所定位置に取っ手を有している。取っ手が本体から離れる方向へ引き出されることによって、フィルタ清掃装置、或は少なくとも枠が本体から取り外される。
 この空調室内機では、使用者は、取っ手を介してフィルタ清掃装置、或は少なくとも枠を本体から取り外すことができるので、メンテナンス性が向上する。
 第6発明に係る空調室内機は、第5発明に係る空調室内機であって、フィルタ押し部材が取っ手に固定されており、取っ手が支持枠に取り付けられたときフィルタに接触し張力を与える。
 この空調室内機では、支持枠が本体或いはフィルタ清掃装置に装着される前段階でフィルタの弛みが解消されているので、フィルタが本体或いはフィルタ清掃装置に引っ掛かることが防止される。
 第7発明に係る空調室内機は、第2発明に係る空調室内機であって、支持枠が、フィルタの進行方向を反転させる方向転換部を含んでいる。この空調室内機では、方向転換部とフィルタとが転がり接触または滑り接触するので、フィルタの周回動作がさらに滑らかになる。
 第8発明に係る空調室内機は、第7発明に係る空調室内機であって、方向転換部が支持枠に回転自在に保持された回転体の回転曲面、または支持枠に固定された固定曲面であって、少なくとも駆動機構から遠い側の方向転換部は固定曲面である。この空調室内機では、部品点数が減り、低コストである。
 第9発明に係る空調室内機は、第1発明に係る空調室内機であって、フィルタ清掃装置が、ローラーと、駆動部とを有している。ローラーは、表面にブラシ材を有し表面がフィルタに接触した状態で回転する。駆動部は、ローラーを回転させる。
 この空調室内機では、ブラシ材がフィルタの網目にくい込んで摩擦力を高め、ローラー表面とフィルタとのすべりを抑制するので、フィルタへの動力伝達性能が高まる。
 第10発明に係る空調室内機は、第2発明に係る空調室内機であって、支持枠が仕切り部材を含んでいる。仕切り部材は、フィルタの対向する面同士で形成される隙間に介在する。
 この空調室内機では、フィルタの対向する面同士が周回動作中に揺れたときでも、その間に仕切り部材が介在しているので、フィルタの対向する面同士が干渉することが防止される。
 第11発明に係る空調室内機は、第2発明に係る空調室内機であって、支持枠が、フィルタの両端面に近接して対峙し且つその周回軌道に沿って間隔をあけて並ぶ複数の突起を有している。
 この空調室内機では、環形状に成形されたフィルタが支持枠で形成された周回軌道を周回する際、フィルタの両端が複数の突起によって案内されるので、フィルタの蛇行が防止される。
 第12発明に係る空調室内機は、第2発明に係る空調室内機であって、駆動機構が、ローラーと桟とを含んでいる。ローラーは、支持枠とともにフィルタを内側から支持し、フィルタに接触した状態で回転する。桟は、フィルタを挟んでローラーと反対側からフィルタの湾曲面に近接して対峙する。
 フィルタのローラーと接触している部分は、進行方向に引っ張られる領域と進行方向に繰り出される領域とが隣接しており、繰り出される領域ではフィルタに作用する張力が低下してフィルタ21が波打つ可能性が高い。この空調室内機では、フィルタを挟んでローターと反対側からフィルタの湾曲面に近接して対峙する桟が設けられている。波打ったフィルタは他の部材と接触する前に桟に接触するので、仮にローラーの近傍に別の可動部材が存在している場合でもフィルタが噛み込まれることがない。
 第13発明に係る空調室内機は、第2発明に係る空調室内機であって、フィルタが通気部と補強部とから成る。通気部は、塵埃を除去するために網の目が所定サイズに織られている。補強部は、網の目が通気部よりも密に織られている。
 この空調室内機では、フィルタが部分的に密に織られることによって、その部分の剛性が高まるのでフィルタが補強される。
 第14発明に係る空調室内機は、第13発明に係る空調室内機であって、フィルタの補強部が、少なくともフィルタの搬送方向と平行に延びる両端部に織られている。この空調室内機では、フィルタの両端部が密に織られることによって、網目の端面からほつれることが防止される。
 第15発明に係る空調室内機は、第13発明に係る空調室内機であって、支持枠がフィルタの補強部に直に接触してフィルタを支える。この空調室内機では、補強部は、網目が密であるので、支持枠との摺動摩擦に対する耐久性があり、ほつれが防止される。
 第16発明に係る空調室内機は、第13発明に係る空調室内機であって、支持枠がフィルタの搬送方向と平行に延びる縦桟を含んでいる。フィルタの補強部は、縦桟と対峙する位置にさらに織られている。
 この空調室内機では、補強部は網目が密に織られているので通気には不適であるが、支持枠の縦桟と対峙する位置は元々縦桟によって通気が阻害されている部分であるので、その部分が密に織られても、フィルタの性能を低下させることはない。
 第17発明に係る空調室内機は、第13発明に係る空調室内機であって、フィルタの補強部がフィルタの搬送方向と垂直に織られている。
 この空調室内機では、フィルタは搬送方向と垂直な方向には張力が作用していないので、フィルタの両端部が中央側に寄って皺になり易いが、補強部がフィルタの搬送方向と垂直に織られていれば、補強部が両端部の中央寄りを阻止することができる。
 第18発明に係る空調室内機は、フィルタを搬送させながらフィルタに付着している塵埃を脱離させるフィルタ清掃装置を備えた空調室内機であって、フィルタが、通気部と補強部とから成る。通気部は、塵埃を除去するために網の目が所定サイズに織られている。補強部は、網の目が通気部よりも密に織られている。
 この空調室内機では、フィルタは、部分的に密に織られることによってその部分の剛性が高まるのでフィルタが補強される。
 第1発明に係る空調室内機では、フィルタは、縁およびリブが無くても所定形状が維持されるので、フィルタと他の部材との干渉が抑制され、フィルタの周回動作が滑らかである。
 第2発明に係る空調室内機では、フィルタは、縁およびリブが無くても支持枠によって所定形状に維持される。
 第3発明に係る空調室内機では、フィルタは、縁およびリブが無くても支持枠によって所定形状に維持される。また、組立が容易であり、第2支持枠がフィルタの周回動作を妨げることもない。
 第4発明に係る空調室内機では、フィルタの弛みが解消されるので、フィルタが室内熱交換器と接触することが防止される。
 第5発明に係る空調室内機では、使用者は、取っ手を介してフィルタ清掃装置、或は少なくとも枠を本体から取り外すことができるので、メンテナンス性が向上する。
 第6発明に係る空調室内機では、支持枠が本体或いはフィルタ清掃装置に装着される前段階でフィルタの弛みが解消されているので、フィルタが本体或いはフィルタ清掃装置に引っ掛かることが防止される。
 第7発明に係る空調室内機では、方向転換部とフィルタとが転がり接触または滑り接触するので、フィルタの周回動作がさらに滑らかになる。
 第8発明に係る空調室内機では、部品点数が減り、低コストである。
 第9発明に係る空調室内機では、ブラシ材がフィルタの網目にくい込んで摩擦力を高め、ローラー表面とフィルタとのすべりを抑制するので、フィルタへの動力伝達性能が高まる。
 第10発明に係る空調室内機では、フィルタの対向する面同士の間に仕切り部材が介在しているので、フィルタの対向する面同士が干渉することが防止される。
 第11発明に係る空調室内機では、フィルタの両端が複数の突起によって案内されるので、フィルタの蛇行が防止される。
 第12発明に係る空調室内機では、ローラーの近傍に別の可動部材が存在している場合でもフィルタが噛み込まれることがない。
 第13発明に係る空調室内機では、フィルタが部分的に密に織られることによって、その部分の剛性が高まるのでフィルタが補強される。
 第14発明に係る空調室内機では、フィルタの両端部が密に織られることによって、網目の端面からほつれることが防止される。
 第15発明に係る空調室内機では、補強部は、網目が密であるので、支持枠との摺動摩擦に対する耐久性があり、ほつれが防止される。
 第16発明に係る空調室内機では、補強部は網目が密に織られているので通気には不適であるが、支持枠の縦桟と対峙する位置は元々縦桟によって通気が阻害されている部分であるので、その部分が密に織られても、フィルタの性能を低下させることはない。
 第17発明に係る空調室内機では、フィルタは搬送方向と垂直な方向には張力が作用していないので、フィルタの両端部が中央側に寄って皺になり易いが、補強部がフィルタの搬送方向と垂直に織られていれば、補強部が両端部の中央寄りを阻止することができる。
 第18発明に係る空調室内機では、フィルタは、部分的に密に織られることによってその部分の剛性が高まるのでフィルタが補強される。
本発明の第1実施形態に係る空調室内機の断面図。 フィルタ清掃装置の分解斜視図。 フィルタ清掃装置の断面図。 支持枠を第1ローラーの回転中心軸に沿って切断したときの断面図 (a)第1変形例に係る空調室内機に使用される第1ローラーの斜視図。(b)第1変形例に係る空調室内機に使用される他の第1ローラーの斜視図。 第2変形例に係る空調室内機に使用される第1ローラーの斜視図。 (a)第3変形例に係る空調室内機に使用される第1ローラーおよびフィルタの斜視図。(b)第3変形例に係る空調室内機に使用される他の第1ローラーおよびフィルタの斜視図。 本発明の第2実施形態に係る空調室内機の断面図。 第1ローラーと第2ローラーとに支持されたフィルタを、第1ローラーの回転軸に沿って切断したときの斜視図。 フィルタおよび案内リングの成形金型の内部を示す断面図。 本発明の第3実施形態に係る空調室内機のフィルタ清掃装置の斜視図。 図11のフィルタ清掃装置の分解斜視図。 図11のA点がフィルタの進行方向と平行な平面によって切断されたときのフィルタ清掃装置の断面図。 (a)規制部材が解除される前の第2支持枠の部分斜視図、(b)規制部材が解除された後の第2支持枠の部分斜視図。 (a)両端に補強部が織られているフィルタの斜視図、(b)縦桟と対峙する位置に補強部が織られているフィルタの斜視図、(c)補強部が搬送方向と垂直に織られているフィルタの斜視図。
 以下図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明の具体例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
 〔第1実施形態〕
 <空調室内機2>
 図1は、本発明の第1実施形態に係る空調室内機の断面図である。図1において、本体10の外郭は、グリル10aと前面パネル10bと背面板10cとで構成されている。本体10の内部には、フレーム11、室内熱交換器12、ファン13、及びフィルタ21が配置されている。
 室内熱交換器12及びファン13は、フレーム11に取り付けられている。室内熱交換器12は、通過する空気との間で熱交換を行う。ファン13は、室内から取り込んだ空気を、室内熱交換器12に当てて通過させた後、室内に吹き出す。
 フレーム11の前面下部には、吹出口15が設けられており、吹出口15から吹き出される空気を案内する水平フラップ17が、吹出口15に設けられている。水平フラップ17は、空気の吹出方向を変更したり、吹出口15を開閉したりすることができる。
 グリル10aと室内熱交換器12との間にはフィルタ21が配置されており、室内熱交換器12に向って流入してくる空気に含まれる塵埃を除去する。また、空調室内機2は、塵埃が付着したフィルタ21を自動清掃するフィルタ清掃装置70を備えている。以下、フィルタ清掃装置に関連する部材について図面を用いて説明する。
 <フィルタ清掃装置70>
 (フィルタ21)
 図2は、フィルタ清掃装置の分解斜視図である。図2において、フィルタ21は、例えば、樹脂製の糸で平織りされた網であり、環形状に成形されている。なお、フィルタ21の織り方は平織りに限定されるのではなく、綾織りなど他の織り方でもよい。フィルタ21には、一般のフィルタに見られるような補強用の縁やリブが設けられていない。このため、フィルタ21は自身で安定した形状を維持することができないので、支持枠40がフィルタ21を支持し、フィルタ21に所定の環形状を形成させている。
 (支持枠40)
 図1、図2において、支持枠40は、第1ローラー41、第2ローラー42及び第3ローラー43を有している。第1ローラー41及び第2ローラー42は、フィルタ21が細長い環となるように、フィルタ21を内側から支えている。フィルタ21が細長い環になるとき、最も接近して対向した面同士が接触する可能性があるので、第3ローラー43が第1ローラー41と第2ローラー42との間に配置されている。その結果、フィルタ21は、第1曲面形成部410、第2曲面形成部420および第3曲面形成部430を有する環形状を成すことができる。
 第1ローラー41は、第2ローラー42および第3ローラー43よりも下方に位置し、その外径は第2ローラー42および第3ローラー43の外径よりも大きい。なお、第1ローラー41の外径は、実施形態の構成によって左右されるので、必ずしも第2ローラー42および第3ローラー43の外径よりも大きいとは限らず、第2ローラー42の外径が大きいほどフィルタ21の周回が容易である場合には、第2ローラーの外径を第1ローラー41および第3ローラー43の外径より大きくすることも可能である。同様に、第3ローラー43についても、第1ローラー41および第2ローラー42の外径より大きくすることが可能である。第1ローラー41の外周面には、パイル織りされた織物基布が貼り付けられている。パイル織りとは、表面に短い繊維(パイル糸)が立つように織る方法であり、具体的には、衣類等に付着した糸屑や綿埃などを取り除く洋服ブラシの布部分がそれに相当する。
 第1ローラー41の外周面に立つパイル糸はフィルタ21の網目に入り込んでいるので、第1ローラー41とフィルタ21の間には滑りが生じ難くなっている。その結果、第1ローラー41を回転させることによって、フィルタ21が支持枠40に沿って周回することができる。
 支持枠40は、連結部材45をさらに有している。連結部材45は、第1ローラー41、第2ローラー42及び第3ローラー43を所定の間隔で離して位置決めし、且つ、それらを回転自在に支持する。なお、第3ローラー43の外側の端は連結部材45で支持されているが、内側の端は仕切り部材44で支持されている。第3ローラー43と同様に、仕切り部材44は、フィルタ21の最も接近して対向する面同士が干渉することを防止している。
 連結部材45は、第3ローラーを支持している位置近傍で折り曲げられるように、関節部40aを有している。支持枠40は、関節部40aで折り曲げられた状態で、第2支持枠50に装着される。
 (フィルタ検知センサ48)
 図1において、フィルタ検知センサ48が、フィルタ21の周回軸方向の両端部近傍に配置されている。フィルタ検知センサ48は、支持枠40とフィルタ21との相対位置の変化を検知することができるならば、フィルタ21に対して接触するタイプおよび接触しないタイプのいずれでもよい。本実施形態では、リミットスイッチを採用している。
 (第2支持枠50)
 図3は、フィルタ清掃装置の断面図である。図2、図3において、第2支持枠50は収納部51を有し、その収納部51に支持枠40の連結部材45が挿入される。収納部51は中央付近で屈曲した形状であり、連結部材45が収納部51に挿入されたとき、その屈曲した部分が連結部材45の関節部40aに対応する。
 第2支持枠50は、支持ローラー52をさらに有している。支持ローラー52は、第2支持枠50の屈曲した部分に回転自在に取り付けられている。支持枠40が連結部材45を介して第2支持枠50に保持されたとき、支持ローラー52は室内熱交換器12側からフィルタ21に接触する。支持枠40が屈曲したとき、フィルタ21の室内熱交換器12側の面が下方に垂れるが、支持ローラー52がその面の垂れを防止する。
 しかしながら、支持ローラー52は、フィルタ21の垂れを防止しているだけであって、フィルタ21の弛みを解消することはできない。そこで、フィルタ清掃装置70は、フィルタ21の弛みを解消するために、フィルタ押しローラー56を有している。
 (フィルタ押しローラー56)
 フィルタ押しローラー56は、第2支持枠50の下部に回転自在に取り付けられている。支持枠40の連結部材45が第2支持枠50の収納部51に挿入されるとき、フィルタ押しローラー56がフィルタ21を室内熱交換器12側から待ち受けており、フィルタ21はフィルタ押しローラー56に当たってから、さらに室内熱交換器12に向かって移動する。その結果、フィルタ押しローラー56がフィルタ21を室内熱交換器12から離す方向へ押し、その押された量に応じて弛みが減少する。
 (トルクリミッタ57)
 フィルタ押しローラー56の回転軸には、トルクリミッタ57が取り付けられている。フィルタ21が周回をするとき、フィルタ押しローラー56はフィルタ21との摩擦力によって回転力が生じる。その回転力がトルクリミッタ57の設定値よりも小さいとき、フィルタ押しローラー56は回転することができないが、その回転力がトルクリミッタ57の設定値を上回ったとき、フィルタ押しローラー56は回転する。その結果、フィルタ21が停止しているときに支持枠40との間に僅かな弛みを有していても、フィルタ21が周回するときには、フィルタ21に一定の張力が作用する。逆に、フィルタ21の停止中はフィルタ21に張力が作用しないので、応力が緩和され、フィルタ21の機械的寿命が延びるという効用がある。
 (取っ手58)
 取っ手58は、支持枠40に取り付けられ、フィルタ21を挟んで第1ローラー41と反対側に位置する。使用者は、空調室内機2の前面パネル10bを開けて、取っ手58を手前に引くことにとって、支持枠40を第2支持枠50から取り出すことができる。
 なお、支持枠40と第2支持枠50とが引き出されるように、取っ手58を支持枠40及び第2支持枠50の両方に連結することも可能である。
 (駆動モータ31)
 駆動モータ31は、ステッピングモータであり、収納部51の下部側面に取り付けられ、駆動ギア32を介して第1ローラー41を回転させる。駆動ギア32は、第1ローラー41の回転軸端部に装着されており、支持枠40が第2支持枠50に保持されたとき、駆動モータ31の出力ギア(図示せず)と噛み合う。
 (ダストボックス60及びブラシ61)
 ブラシ61は、フィルタ清掃用のブラシであり、フィルタ21に付着した塵埃を掻き落すため、フィルタ21を挟んで第1ローラー41と対向している。ブラシ61は、樹脂製の毛材が円柱状の芯に貼り付けられた形状であり、第2駆動モータ(図示せず)によってフィルタ21の周回方向と反対方向に回転する。なお、ブラシ61の製造方法は、毛材が円柱状の芯に貼り付けられる方法だけに限定されるのではなく、他の方法でもよい。例えば、円柱状の芯に毛材を直に植毛する方法でもよい。
 ブラシ61によってフィルタ21から掻き落された塵埃は、ブラシ61の下方に位置するダストボックス60内に溜まる。ダストボックス60は本体10から取り外すことができるので、ダストボックス60内に塵埃が十分溜まったとき、使用者はダストボックス60を本体10から取り外して塵埃を捨てる。
 ブラシ61はダストボックス60の開口部に回転自在に取り付けられており、使用者が、ダストボックス60を本体10から取り出したとき、ブラシ61も一緒に取り出されるので、使用者はダストボックス60の清掃のときにブラシ61のメンテナンスを行なうことができる。
 (支持枠40と第1ローラー41との組立方法)
 図4は、支持枠を第1ローラーの回転中心軸に沿って切断したときの断面図である。図4において、第1ローラー41および駆動ギア32は、連結軸413によって支持枠40に取り付けられる。第1ローラー41、支持枠40の連結部材45および駆動ギア32には連結軸413が貫通する軸穴が設けられている。説明の便宜上、支持枠40の一方の連結部材45を第1連結部材45a、他方の連結部材45を第2連結部材45bとした場合、組立作業者は、連結軸413に第1連結部材45a、第1ローラー41、第2連結部材45bおよび駆動ギア32の順で挿入するだけである。
 また、連結軸413の端部には、径方向に突出する爪414aと、端面から軸方向に切り込まれたスリット414bとが設けられている。爪414aは、先端から中央方向に進むほど径が大きくなるように成形されており、最も大きい寸法は、連結部材45、第1ローラー41、および駆動ギア32それぞれの軸穴径よりも僅かに大きいが、それらが挿入されるとき、爪414aがスリット414b側に撓むので、挿入が阻害されることはない。
 そして、駆動ギア32が挿入されたとき、爪414aの最大径の部分が駆動ギア32の凹部32aに嵌り込むので、駆動ギア32が連結軸413から外れなくなる。つまり、爪414aとスリット414bとがロック機構414を構成している。分解するときは、爪414aをスリット414b側へ押し縮めて駆動ギア32を連結軸413から抜き取り、他の部材も同様の方法で連結軸413から抜き取る。
 また、第1ローラー41は、第1小ローラー411と第2小ローラー412とに分割可能である。つまり、第1ローラー41の組立は、連結軸413に、第1連結部材45a、第1小ローラー411、第2小ローラー412、第2連結部材45bおよび駆動ギア32が順に挿入されて完成する。第1小ローラー411と第2小ローラー412とは、対向する端面同士が凹と凸との組み合わせで嵌り込んでいるので、径方向に位置ずれすることはない。
 なお、連結軸413のうち、少なくとも第1ローラー41及び駆動ギア32と嵌合する部分は、空回りを防止するために、Dカット加工が施されている。
 (フィルタ21の製造方法)
 フィルタ21は、先ず帯状フィルタが製作され、その帯状フィルタの長手方向の端部同士が接合されて環形状に成形される。接合方法としては、縫い合わせ、或いは熱溶着が選択される。前者は、接合部が細い糸で縫い合わされることによって、接合部の凹凸の高さが抑制されるので、フィルタ21の周回動作が妨げられることはない。後者は、接合部が滑らかに仕上がるので、フィルタ21の周回動作は前者よりも滑らかになる。
 また、フィルタ21の他の製造方法として、フィルタ21と同じ素材の糸で直接環形状に編んでいく方法もある。この場合、フィルタ21に接合部が存在しないので、フィルタ21の周回動作はさらに滑らかである。さらに、筒状に成形されたフィルタ材を必要幅に切断する方法もある。この場合でも、フィルタ21に接合部が存在しないので、フィルタ21の周回動作は滑らかである。
 (フィルタ清掃運転)
 空調室内機2は、本体10にフィルタ清掃装置70を制御する制御部(図示せず)を内蔵している。制御部は、空調室内機2の運転時間をカウントしており、前回のフィルタ清掃運転からの累積運転時間が所定時間(例えば、18時間)に到達したとき、ブラシ61を回転させながら、フィルタ21を所定回数(例えば、1回)だけ周回させる。
 その間、ブラシ61とフィルタ21とが相対移動するので、ブラシ61の毛材がフィルタ21の網目に入り込んで、その網目につまった塵埃を掻き出す。その塵埃は、ブラシ61の下方に位置するダストボックス60内に溜まる。なお、本実施形態に係る空調室内機2は、リモコン(図示せず)を使って強制的にフィルタ清掃運転を実行することもできる。
 フィルタ21の周回速度は低速である(例えば、1回の周回動作に要する時間は約3分)ので、フィルタ21が左右いずれかの端に極端に偏ることはないが、僅かな偏りの累積を抑制するため、フィルタ清掃装置70は、フィルタ清掃運転が終了した後にフィルタ21を清掃時とは反対の方向に周回させてその偏りを修正してもよい。さらに、本実施形態のようにフィルタ21の両端近傍にフィルタ検知センサ48を取り付け、フィルタ検知センサ48がフィルタ21の偏りを監視するのが好ましい。
 例えば、フィルタ21の清掃終了後にフィルタ検知センサ48がフィルタ21の周回軸方向への偏りを検知したとき、フィルタ清掃装置70は、フィルタ21を清掃時の方向(以後、第1方向よとぶ)と反対の方向(以後、第2方向とよぶ)に周回させて偏りを修正する。さらに、フィルタ21を第1方向に周回させた後、第2方向に周回させる動作を所定回数繰り返してもよい。なぜなら、フィルタ21の周回方向の反転が繰り返されることによって、フィルタ21の周回軸方向への振れが微調整されながら修正されるからである。さらに、フィルタ清掃装置70は、フィルタ21を第2方向に周回させるとき、第1方向に周回させるときの速度よりも速く周回させてもよい。フィルタ21の周回時間が短くなるので、その分、動作音の発生時間も短くなる。
 一例として、フィルタ21の第2方向の周回速度が、第1方向の周回速度の4倍となるように制御されてもよい。また、周回時の騒音を小さくするため、フィルタ21が間歇的に静止しながら第2方向へ周回するように制御されることも可能である。
 なお、フィルタ21の第2方向への周回動作につられてブラシ61が逆回転し、ブラシ61に付着している塵埃が再びフィルタ21へ付着する可能性がある。しかし、フィルタ21の第2方向への周回速度が第1方向への周回速度より速くなることによって、ブラシ61がフィルタ21の周回動作に追従することができなくなるので、ブラシ61の塵埃がフィルタ21へ再付着することは防止される。
 また、フィルタ21の位置ずれ防止策としては上記以外にもあり、具体策を第1変形例、第2変形例および第3変形例で説明する。なお、変形例であるので、各部の名称および符号は上記実施形態と同一とする。
 <第1変形例>
 図5(a)は第1変形例に係る空調室内機に使用される第1ローラーの斜視図であり、(b)は第1変形例に係る空調室内機に使用される他の第1ローラーの斜視図である。図5(a)において、パイル織りされた織物基布99の帯が、第1ローラー41の中央部から両端に向かって螺旋状に貼り付けられている。螺旋の旋回方向は、第1ローラー41の回転方向と反対である。
 第1変形例では、第1ローラー41が回転するとき、その帯がフィルタ21を中央部から両端部に向かって引っ張る。その結果、フィルタ21には左右にほぼ均等に張力が作用し、フィルタ21が第1ローラー41のいずれか一方の端に偏ることが防止される。また、パイル織りされた織物基布99は、帯状である必用はなく、図5(b)に示すように、パイル織りされた織物基布99の片を螺旋状に点在させてもよい。
 <第2変形例>
 図6は、第2変形例に係る空調室内機に使用される第1ローラーの斜視図である。図6において、第1ローラー41は、中央部の直径が両端部の直径よりも大きくなるように成形されている。第1ローラー41が回転するとき、中央部の周速は両端部の周速より速く、フィルタ21の中央に作用する遠心力は両端部に作用する遠心力よりも大きい。その結果、フィルタ21は中央部に引っ張られ、いずれか一方の端部へ偏ることが防止される。
 <第3変形例>
 図7(a)は第3変形例に係る空調室内機に使用される第1ローラーおよびフィルタの斜視図であり、(b)は第3変形例に係る空調室内機に使用される他の第1ローラーおよびフィルタの斜視図である。図7(a)において、第1ローラー41の中央部には、外周を一周する溝41aが形成されている。フィルタ21の中央部には、内周を一周するように案内リング21aが取り付けられている。案内リング21aはエラストマなどの弾性材で成形され、フィルタ21と一体成形されてもよい。フィルタ21が支持枠40に装着されるとき、案内リング21aが溝41aに嵌まり込む。その結果、第1ローラー41が回転するとき、フィルタ21は案内リング21aが溝に嵌っているので、フィルタ21が第1ローラー41のいずれか一方の端部へ偏ることが防止される。
 また、第1ローラー41の溝41aが形成される場所は中央部だけではなく、図7(b)に示すように、第1ローラー41の両端部であってもよく、それに対応して案内リング21aもフィルタ21の両端部それぞれに設けられる。
 (フィルタ21のほつれ防止策)
 フィルタ21には、従来のフィルタのような縁が設けられていないので、フィルタ21が端からほつれないように、フィルタ21の端を加熱して素材の糸同士を溶着させておくのが好ましい。また、他のほつれ防止策を以下の第4変形例で説明する。
 <第4変形例>
 環形状のフィルタ21は、幅方向の端からほつれ出す可能性があるので、その端には縫製用バイアステープが取り付けられる。帯状フィルタ材を接合するタイプのフィルタ21の場合、先に帯状フィルタ材に縫製用バイアステープを取り付けた後に、帯状フィルタ材の長手方向の両端を接合する。
 環形状に編まれたフィルタ21、或いは筒状のフィルタ材からカットされたフィルタ21の場合は、環形状の開口端(幅方向の端)に、直接、縫製用バイアステープが取り付けられる。
 <特徴>
 (1)
 空調室内機2では、フィルタ21は、支持枠40によって所定の環形状に維持されるので、補強用の縁およびリブを廃止することができる。
 (2)
 空調室内機2では、フィルタ押しローラー56が、フィルタ21が屈曲したときに生じる弛みを解消するので、室内熱交換器12の屈曲した形状に沿って、フィルタ21が配置されるようになる。また、フィルタ押しローラー56の回転軸にはトルクリミッタ57が接続されているので、フィルタ21の周回動作時に安定した張力が与えられる。
 (3)
 空調室内機2では、第3ローラー43と仕切り部材44とによって、フィルタ21の面同士が干渉することが防止されている。
 (4)
 空調室内機2では、第1ローラー41が分解可能であり、第1ローラー41及びフィルタ21のメンテナンスが容易である。
 (5)
 空調室内機2では、第1ローラー41表面のパイル糸がフィルタ21の網目にくい込んで摩擦力を高め、第1ローラー41表面とフィルタ21とのすべりを抑制するので、フィルタ21への動力伝達性能が高まる。
 (6)
 空調室内機2では、取っ手58が本体10から離す方向へ引き出されることによって、支持枠40が本体10から取り外されるので、メンテナンス性がよい。
 (7)
 空調室内機2では、フィルタ清掃装置70は、フィルタ21を清掃するときフィルタ21を第1方向に周回させ、フィルタ21の清掃終了後にフィルタ検知センサ48がフィルタ21の周回軸方向への偏りを検知したとき、フィルタ21を第1方向と反対の第2方向に周回させて偏りを修正する。
 〔第2実施形態〕
 以下、図面を用いて本発明の第2実施形態について説明する。但し、第1実施形態と同じ部品には同じ名称および符号を用い、詳細な説明を省略する。図8は、本発明の第2実施形態に係る空調室内機の断面図である。図8において、支持枠140は、第1ローラー41と第2ローラー42と湾曲部仕切り板144とによって、フィルタ21を支持している。フィルタ21は、細長い環を滑らかに湾曲させた形状であり、第1ローラー41の回転によって、その環形状を維持したまま周回する。
 第2支持枠150は、支持枠140を着脱自在に保持するため、収納部151を有している。収納部151は、フィルタ21の周回動作を妨げないように支持枠140を収納する。
 図9は、第1ローラーと第2ローラーとに支持されたフィルタを、第1ローラーの回転軸に沿って切断したときの斜視図である。図9において、フィルタ21は、周回軸方向の端部に案内リング21aが固定されている。案内リング21aは、フィルタ21の周回軸と並行なベルト部21bと、ベルト部21bから垂直に突出する凸部21cとを有している。
 第1ローラー41は溝41aを有しており、案内リング21aの凸部21cがその溝41aに嵌まり込む。第2ローラー42も溝42aを有しており、案内リング21aの凸部21cがその溝42aに嵌まり込む。それゆえ、フィルタ21が周回するとき案内リング21aの凸部21cが第1ローラー41の溝41aおよび第2ローラー42の溝42aが嵌まり込んでいるので、フィルタ21が周回軸方の端へ偏ることが防止される。
 案内リング21aは所定の形状に成形された後フィルタ21に接着されるが、これ以外に、射出成形によって、フィルタ21上に直接、案内リング21aを成形することもできる。この場合、フィルタ21と案内リング21aとの構成は、図10に示す構成にしてもよい。図10は、フィルタおよび案内リングの成形金型の内部を示す断面図である。図10において、ハッチング領域は金型であり、L字型の空白領域は案内リング21aが成形される空間である。フィルタ21の端部に案内リング21aが成形された後、型200がS方向へ移動する。凸部21cの端面はパーティング・ライン(PL)上にあり、型200のS方向への移動に対して、アンダー・カットにならないように配慮されている。
 〔第3実施形態〕
 (フィルタ清掃装置270)
 図11は、本発明の第3実施形態に係る空調室内機のフィルタ清掃装置の斜視図である。また、図12は、図11のフィルタ清掃装置の分解斜視図である。図11及び図12において、フィルタ清掃装置270は、フィルタ21を直接支持する支持枠240と、支持枠240を直接支持する第2支持枠250とを有している。
 (支持枠240)
 支持枠240は、第1支持板243と、第2支持板244と、複数の補強棒245とを含んでいる。第1支持板243と第2支持板244とは、補強棒245によって、互いの端面が向かい合うように平行に離れて連結されている。第1支持板243は、長手方向の一端に、ローラー241の回転軸を支持する第1軸受243aを有している。第1軸受243aは、環形状であるが、環の一部が切り欠かれている。
 第1支持板243と同様に、第2支持板244も、長手方向の一端にローラー241の回転軸を支持する第2軸受244aを有している。但し、第2軸受244aは円環状であるが、第1軸受243aのような切り欠きはない。
 なぜなら、ローラー241の回転軸の一端はローラーギア232が固定されており、ローラーギア232の歯先円径がローラー241の径より大きく、軸方向からの挿入が不可能であるが、ローラー241の回転軸の他端はローラーギア232がないので、軸方向からの挿入が可能である。その結果、ローラー241の回転軸のうちローラーギア232のない側の軸が第2軸受244aに挿入されたのち、ローラーギア232のある側の軸が第1軸受243aの切り欠きから挿入される。
 第1支持板243のもう一方の端、つまり、第1軸受243aと反対側にある終端243bは、環形状のフィルタ21が進行方向を反転させる方向転換部であるので、端面は滑らかな曲面に仕上げられている。同様に、第2支持板244のもう一方の端、つまり、第2軸受244aと反対側にある終端244bも、環形状のフィルタ21が進行方向を反転させる方向転換部であるので、端面は滑らかな曲面に仕上げられている。
 第1支持板243は、板幅のほぼ中央に、長手方向に沿って並ぶ複数の第1突起243cを有している。同様に、第2支持板244は、板幅のほぼ中央に、長手方向に沿って並ぶ複数の第2突起244cを有している。第1突起243cから第2突起244cまでの最短距離は、フィルタ21の幅より少し大きく設定されている。したがって、環形状のフィルタ21が支持枠240に掛け渡されたとき、フィルタ21の端面は、第1突起243c、第2突起244cと対峙する。
 第1支持板243のうち、フィルタ21の端面近傍が載る部分を第1フィルタ受け部243dとよび、第1突起243cを挟んで第1フィルタ受け部243dと反対側の部分を第1案内部243eとよぶ。同様に、第2支持板244のうち、フィルタ21の端面近傍が載る部分を第2フィルタ受け部244dとよび、第2突起244cを挟んで第2フィルタ受け部244dと反対側の部分を第2案内部244eとよぶ。
 複数の第1突起243cは、終端243bから第1軸受243aの方向に一定間隔で並んでいるが、第1軸受243aの一定距離手前で途切れている。また、第1突起243cと並んで延びる第1案内部243eも、第1突起243cの並びが途切れた位置で終端面となっている。つまり、第1案内部243eの終端面から第1軸受243aまでの間に第1切り欠き部243fが形成されている。
 同様に、複数の第2突起244cは、終端244bから第2軸受244aの方向に一定間隔で並んでいるが、第2軸受244aの一定距離手前で途切れている。また、第2突起244cと並んで延びる第2案内部244eも、第2突起244cの並びが途切れた位置で終端面となっている。つまり、第2案内部244eの終端面から第2軸受244aまでの間に第2切り欠き部244fが形成されている。
 (取っ手258)
 取っ手258は、第1切り欠き部243fおよび第2切り欠き部244fに嵌め込まれて固定される。取っ手258は、ハンドル258aと、固定部258bと、ローラー保持部258cとを有している。
 固定部258bは、ハンドル258aの根元部分を形成し、第1切り欠き部243fおよび第2切り欠き部244fに嵌まり込む。ローラー保持部258cは、フィルタ21を押して弛みを防止するテンションローラー256を保持する。
 取っ手258はテンションローラー256の両端を保持し、フィルタ21が掛け渡された支持枠240の後方側から、取っ手258が第1切り欠き部243f及び第2切り欠き部244fを通って前方側へ出る。取っ手258の固定部258bが第1切り欠き部243f及び第2切り欠き部244fに位置決めされととき、テンションローラー256は、フィルタ21を支持枠240側へ押した位置で停止する。その結果、フィルタ21は、テンションローラー256によって弛みが解消され、支持枠240に周回可能に支持された状態となる。
 ハンドル258aの側面はフィルタ21の両端面に近接して対向するので、フィルタ21が支持枠240を周回する際、フィルタ21の両端が複数の第1突起243c、複数の第2突起244c、および取っ手258によって案内されるので、フィルタ21の蛇行が防止される。
 補強棒245は棒状であれば板部材または円柱部材でよいが、フィルタ21が掛け渡たされたときに、フィルタ21が接触する部分は滑らかに仕上げられている。特に、第1支持板243の終端243bと第2支持板244の終端244bとを結ぶ補強棒は、フィルタ21が進行方向を反転させる支持部材であるので、説明の便宜上、支持棒242と呼んで補強棒245と区別する。
 図13は、図11のA点がフィルタの進行方向と平行な平面によって切断されたときのフィルタ清掃装置の断面図である。図13において、ローラー241は回転曲面2410によってフィルタ21を支持しているが、支持棒242は滑らかな円周面に成形された固定曲面2420によってフィルタ21を支持している。もちろん、支持棒242をローラーで構成してフィルタ21を回転曲面で支持することは可能であるが、その場合、ローラーおよび軸受け等によって構造が大型化する。
 それゆえ、第3実施形態では、支持枠240がフィルタ21を固定曲面2420で支持することによって小型化を実現している。また、支持棒242は、第1支持板243、第2支持板244、及び補強棒245と共に一体成形されるので構成が簡単で部品点数が減る。補強棒245は、第1支持板243と平行な棒245aと、第1支持板243と直交する棒245bとで格子を形成しており、一定の強度を確保している。
 (外側桟246)
 図13に示すように、外側桟246は、フィルタ21を挟んでローラー241と反対側からフィルタ21の湾曲面に近接して対峙している。フィルタ21のローラー241と接触している部分は、進行方向に引っ張られる領域と進行方向に繰り出される領域とが隣接しており、繰り出される領域ではフィルタ21に作用する張力が低下してフィルタ21が波打つ可能性が高い。
 しかし、外側桟246が設けられることによって、波打ったフィルタ21が他の部材と接触する前に外側桟246に接触するので、仮にローラー241の近傍に別の可動部材(例えば、第1実施形態のブラシ61)が存在している場合でも、フィルタ21が噛み込まれることがない。
 (規制部材249)
 図11及び図12において、フィルタ清掃装置270には、支持枠240が第2支持枠250から外れることを防止するための規制部材249が設けられている。
 図14(a)は規制部材が解除される前の第2支持枠の部分斜視図であり、(b)は規制部材が解除された後の第2支持枠の部分斜視図である。図14(a),(b)において、規制部材249は、ヒンジ部249a、ヒンジレバー249b及び規制レバー249cを含んでいる。
 ヒンジ部249aは、支持枠240を挟むように第2支持枠250に取り付けられており、外側桟246の端面近傍に配置されている。ヒンジレバー249bは、ヒンジ部249aと規制レバー249cとを繋いでおり、使用者がヒンジレバー249bをヒンジ部249aの周りにスイングさせることによって、規制レバー249cはヒンジレバー249bの長さを半径とする円弧を描きながら回動する。
 規制レバー249cは、ローラー241の上方で且つフィルタ21に近接する位置(以後、規制位置とよぶ)まで回動して停止する。また、規制レバー249cが規制位置から最も離れた位置が解除位置であり、解除位置における規制レバー249cは、外側桟246のフィルタ21に対峙する面と同じ高さ、或はそれより下方に位置する。
 使用者は、支持枠240を第2支持枠250に装着した後、規制レバー249cを規制位置まで回動させる。これによって、支持枠240は第2支持枠250から引き出される方向に移動することができなくなる。また、支持枠240の第2支持枠250への装着が不完全であっても、使用者が規制レバー249cを規制位置まで移動させたときに規制レバー249cが規制位置に到達しないので、使用者は支持枠240が完全に装着されていないことを認識することができる。
 (第2支持枠250)
 図11および図12において、第2支持枠250は、第1側板251、第2側板252、第3側板253、補強枠254、および端部取付板255を有している。第1側板251、第2側板252および第3側板253は平行にほぼ等間隔で並んでいる。補強枠254は、第1側板251と第2側板252との間、第2側板252と第3側板253との間に取り付けられる。端部取付板255は、第1側板251、第2側板252及び第3側板253の終端に各終端を覆うよう取り付けられる。
 第1側板251には、支持枠240の第1案内部243eを支持する案内溝251aが設けられている。また、第1側板251の案内溝251aがない側には3つのモータが取り付けられ、案内溝251aがある側にギア列が取り付けられ、各モータの回転軸は第1側板251を貫通してギア列に連結されている。
 第2側板252には、支持枠240の第2案内部244eを支持する案内溝252aと、支持枠240の第1案内部243eを支持する案内溝252bとが設けられている。案内溝252aは第1側板251に対峙する側に設けられ、案内溝252bは案内溝252aと反対側に設けられている。第3側板253には、支持枠240の第2案内部244eを支持する案内溝253aが設けられている。案内溝253aは、第2側板の案内溝252bに対峙している。
 案内溝251a、252a、252b、253aは2次曲線状に湾曲しており、その深さは第1案内部243e及び第2案内部244eが完全に収まる程度の深さであり、長さは第1支持板243及び第2支持板244の長さより短く、第1突起243c及び第2突起244cの配列長さにほぼ等しい。
 図12に示すように、第1側板251に固定される3つのモータのうち、2つのモータがローラー241を回転させるローラー駆動モータ231であり、もう1つのモータがブラシ(図示せず)を回転させるブラシ駆動モータ263である。ブラシ駆動モータ263は、2つのローラー駆動モータ231の下方に配置されている。
 説明の便宜上、第1側板251と第2側板252とに支持されるローラー241を右ローラー241aとよび、第2側板252と第3側板253とに支持されるローラー241を左ローラー241bとよぶ。下側のローラー駆動モータ231は、右ローラー241aを回転させるため、ギア列231aを介して右ローラー241aのローラーギア232を回転させる。上側のローラー駆動モータ231は、左ローラー241bを回転させるため、ギア列231bおよび延長軸231cを介して左ローラー241bのローラーギア232を回転させる。このように、ローラー241、ローラーギア232およびローラー駆動モータ231が駆動機構230を構成している。
 ブラシ駆動モータ263は、延長軸263a及びギア列263bを介してブラシ(図示せず)を回転させる。
 補強枠254は、フィルタ21の進行方向に沿う複数の連結棒254aと、フィルタ21の進行方向と直交する複数の補強棒254bとによって格子が形成されており、一定の強度が確保されている。そして、フィルタ21が接触する可能性のある部分は、滑らかな曲面に仕上げられている。
 (支持枠240の脱着)
 フィルタ21が掛け渡された支持枠240の湾曲は、第2支持枠250に比べて小さいので、支持枠240を湾曲させながら第1案内部243e及び第2案内部244eを第2支持枠250の案内溝251a,252a,252b,253aへ挿入する。支持枠240の複数の第1突起243c及び複数の第2突起244cは、間隔をあけて並んでいるので、第1支持板243および第2支持板244が湾曲し易くなっており、支持枠240は容易に第2支持枠250へ装着される。第2支持枠250から支持枠240を取り出す場合、使用者は取っ手258のハンドル258aを持って手前へ引くことによって、支持枠240が引き出される。したがって、メンテナンス性が良い。
 <第3実施形態の特徴>
 空調室内機2では、支持枠240が、フィルタ21の両端面に近接して対峙し且つフィルタ21の周回軌道に沿って間隔をあけて並ぶ複数の第1突起243c及び第2突起244cを有している。その結果、フィルタ21が周回軌道を周回する際、フィルタ21の両端が複数の第1突起243c、第2突起244cによって案内されるので、フィルタ21の蛇行が防止される。
 <第3実施形態の変形例>
 フィルタ21には、従来のフィルタのような縁や補強リブなどが設けられていないので幅方向の端からほつれ易く、また、皺にもなり易い。そこで、第3実施形態の変形例では、フィルタ21の織り方が部分的に変更されることによって、ほつれや皺が防止されている。
 図15の(a)は両端に補強部が織られているフィルタの斜視図であり、(b)は縦桟と対峙する位置に補強部が織られているフィルタの斜視図であり、(c)は補強部が搬送方向と垂直に織られているフィルタの斜視図である。
 図15(a)において、フィルタ21は、通気部211と補強部212とを含んでいる。通気部211は、塵埃を除去するために網の目が所定サイズに織られている。補強部212は、通気部211の両端部に位置し、その網の目が通気部211よりも密に織られている。その結果、補強部212の剛性は通気部211より高まり、さらに、ほつれ難くなっている。
 なお、通気部211の両端部とは、フィルタ21の搬送方向と平行に延びる両端部である。支持枠240は、補強部212に直に接触してフィルタ21を支えるが、上記の通り、補強部212は、網目が密であるので支持枠240との摺動摩擦に対する耐久性がある。
 また、補強部212はフィルタ21の両端部だけに限定される必要はなく、図15(b)に示すように、フィルタの両端から所定寸法離れた位置に織られてもよい。好ましくは、支持枠240の縦桟である棒245aと対峙する位置が好ましい。なぜなら、補強部212は網目が密に織られているので通気には不適であるが、支持枠240の棒245aと対峙する位置は、元々、棒245aによって通気が阻害されている部分であるので、その部分が密に織られても、フィルタ21の性能を低下させることはない。
 また、図15(c)に示すように、フィルタ21の補強部212が、フィルタ21の搬送方向と垂直に織られてもよい。フィルタ21は搬送方向と垂直な方向には張力が作用していないので、フィルタ21の両端部が中央側に寄って皺になり易い。しかし、補強部212がフィルタ21の搬送方向と垂直に織られていれば、補強部212が両端部の中央寄りを阻止する。
 なお、フィルタ21が部分的に密に織られることによってフィルタ21が補強されるという方式は、環形状のフィルタ21に限定して応用されるのではなく、平板状のフィルタにも応用可能である。
 〔他の実施形態〕
 第1実施形態または第2実施形態における第1ローラー41、及び第3実施形態におけるローラー241は、表面にパイル織りされた織物基布(例えば、エチケットブラシのブラシ部分)が貼り付けられ、パイル糸がフィルタ21の網目に入り込むことによってフィルタ21との間に滑りが生じ難くなっている。この効果は、パイル糸に限られた効果ではなく、毛ブラシでも同様の効果が得られる。
 例えば、ローラー241の表面に毛ブラシの毛材が貼り付けられている場合、毛材がフィルタ21の網目にくい込むので、ローラー241の駆動力がフィルタ21に確実に伝達される。また、ローラー表面から毛先までの丈(以後、毛材の丈とよぶ)はパイル糸に比べて長いので、毛材の根元に塵埃がたまったときでも毛材はフィルタ21の網目にくい込むことができる。
 また、毛材の丈は全て均一である必要はなく、一部の毛材の丈が他より長くてもよい。なぜなら、毛材がフィルタ21の網目にくい込むときの抵抗を小さく抑えながら、フィルタ21との噛み合いも確保される、という効果が得られるからである。
 以上のように、本発明によれば、フィルタ21が滑らかに動作するようになるので、フィルタ自動清掃機能付きの空調室内機に有用である。
2 空調室内機
10 本体
12 室内熱交換器
21 フィルタ
30,230 駆動機構
31,231 駆動モータ
40,240 支持枠
41 第1ローラー
44,245 仕切り部材
50,250 第2支持枠
56,256 フィルタ押しローラー(フィルタ押し部材)
58,258 取っ手
70,270 フィルタ清掃装置
211 通気部
212 補強部
241 ローラー
243c 第1突起
244c 第2突起
245a 縦桟
246 外側桟
410 第1曲面形成部
420 第2曲面形成部
2410 回転曲面
2420 固定曲面
特開平6-114224号公報 特開平5-187654号公報

Claims (18)

  1.  室内熱交換器(12)の風上側に配置されたフィルタ(21)を動作させて前記フィルタ(21)に付着している塵埃を脱離させるフィルタ清掃装置(70,270)を本体(10)内に備えた空調室内機であって、
     前記フィルタ(21)は、環形状に成形され、所定の周回軌道を形成する枠に周回自在に支持され、
     前記枠が、前記本体(10)に着脱自在に保持されている、
    空調室内機(2)。
  2.  前記フィルタ清掃装置(70,270)が、
     前記フィルタ(21)を少なくとも内側から支持する支持枠(40,240)と、
     前記フィルタ(21)を前記支持枠(40,240)に沿って周回させる駆動機構(30,230)と、
    を有している、
    請求項1に記載の空調室内機(2)。
  3.  前記フィルタ清掃装置(70,270)が、
     前記フィルタ(21)を支持した状態の前記支持枠(40,240)を着脱自在に保持する第2支持枠(50,250)をさらに有している、
    請求項2に記載の空調室内機(2)。
  4.  前記フィルタ清掃装置(70,270)は、前記フィルタ(21)のうちの前記室内熱交換器(12)に近い側の面を前記室内熱交換器(12)から離す方向へ押すフィルタ押し部材(56,256)をさらに有している、
    請求項2に記載の空調室内機(2)。
  5.  前記フィルタ清掃装置(70,270)は、前記室内熱交換器(12)と反対側の所定位置に取っ手(58)をさらに有しており、
     前記取っ手(58,258)を前記本体(10)から離す方向へ引き出すことによって、前記フィルタ清掃装置(70)、或は少なくとも前記枠(40,240)が前記本体(10)から取り外される、
    請求項4に記載の空調室内機(2)。
  6.  前記フィルタ押し部材(256)は、前記取っ手(258)に固定されており、前記取っ手(258)が前記支持枠(240)に取り付けられたとき前記フィルタ(21)に接触し張力を与える、
    請求項5に記載の空調室内機(2)。
  7.  前記支持枠(40,240)は、前記フィルタ(21)の進行方向を反転させる方向転換部を含んでいる、
    請求項2に記載の空調室内機(2)。
  8.  前記方向転換部は、前記支持枠(40,240)に回転自在に保持された回転体の回転曲面(410,2410)、または前記支持枠(40,240)に固定された固定曲面(420,2420)であって、
     少なくとも前記駆動機構(30,230)から遠い側の前記方向転換部は前記固定曲面(420,2420)である、
    請求項7に記載の空調室内機(2)。
  9.  前記フィルタ清掃装置(70,270)は、
     表面にブラシ材を有し前記表面が前記フィルタ(21)に接触した状態で回転するローラー(41,241)と、
     前記ローラー(41,241)を回転させる駆動部(31,231)と、
    を有している、
    請求項1に記載の空調室内機(2)。
  10.  前記支持枠(40,240)が、
     前記フィルタ(21)の対向する面同士で形成される隙間に介在する仕切り部材(44,245)を含んでいる、
    請求項2に記載の空調室内機(2)。
  11.  前記支持枠(240)は、前記フィルタ(21)の両端面に近接して対峙し且つ前記周回軌道に沿って間隔をあけて並ぶ複数の突起(243c,244c)をさらに含んでいる、
    請求項2に記載の空調室内機(2)。
  12.  前記駆動機構(230)は、
     前記支持枠(240)とともに前記フィルタ(21)を内側から支持し、前記フィルタ(21)に接触した状態で回転するローラー(241)と、
     前記フィルタ(21)を挟んで前記ローラー(241)と反対側から前記フィルタ(21)の湾曲面に近接して対峙する桟(246)と、
    を含んでいる、
    請求項2に記載の空調室内機(2)。
  13.  前記フィルタ(21)は、塵埃を除去するために網の目が所定サイズに織られている通気部(211)と、網の目が前記通気部(211)よりも密に織られている補強部(212)と、から成る、
    請求項2に記載の空調室内機(2)。
  14.  前記フィルタ(21)の前記補強部(212)が、少なくとも前記フィルタ(21)の搬送方向と平行に延びる両端部に織られている、
    請求項13に記載の空調室内機(2)。
  15.  前記支持枠(240)は、前記フィルタ(21)の前記補強部(212)に直に接触して前記フィルタ(21)を支える、
    請求項13に記載の空調室内機(2)。
  16.  前記支持枠(240)は、前記フィルタ(21)の搬送方向と平行に延びる縦桟(245a)を含み、
     前記フィルタ(21)の前記補強部(212)が、前記縦桟(245a)と対峙する位置にさらに織られている、
    請求項13に記載の空調室内機(2)。
  17.  前記フィルタ(21)の前記補強部(212)が、前記フィルタ(21)の搬送方向と垂直に織られている、
    請求項13に記載の空調室内機(2)。
  18.  フィルタ(21)を搬送させながら前記フィルタ(21)に付着している塵埃を脱離させるフィルタ清掃装置(270)を備えた空調室内機であって、
     前記フィルタ(21)は、塵埃を除去するために網の目が所定サイズに織られ通気部(211)と、網の目が前記通気部(211)よりも密に織られている補強部(212)と、から成る、
    空調室内機(2)。
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