JP2012052764A - 空調室内機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】エアフィルタ16は、移動方向と直交する方向に延びかつ他の部分よりも剛性の高い高剛性部16aを有する。駆動ローラは、エアフィルタ16の清掃時に、エアフィルタ16を移動させるための力をエアフィルタに作用させる。エアフィルタ16を折り返すためのエンドバー56は、高剛性部16aが延びる方向と直交する断面において複数の突出部561,562,563を有している。互いに隣り合う突出部561,562や突出部562,563の間のエアフィルタが掛け渡されるところの距離D1,D2が、エアフィルタ16の移動方向で測った高剛性部16aの寸法よりも大きくなるように設定されている。
【選択図】図9
Description
空調室内機の概要について図1を用いて説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るフィルタ移動機構を備える空調室内機の断面図である。図1において、空調室内機10は、主に、上面、前面及び下面を覆う本体ケーシング11と背面を覆う背面板12とで外殻が構成されている。本体ケーシング11の上面には、グリル13が形成されており、本体ケーシング11の前面には前面パネル14が取り付けられている。そして、本体ケーシング11及び背面板12は、本体フレーム15に取り付けられる。
エアフィルタ16の構成を図2及び図3に示す。エアフィルタ16は、数十デニールのポリエチレンテレフタレート製の縦糸と横糸からなる、数十メッシュの1枚の網で作られている。エアフィルタ16は、ポリエチレンテレフタレート製の1枚の網の両端部を互いに5〜10mm程度重ねて超音波溶着されてなる筒状の部材である。そのため、溶着されてできた高剛性部16aは、他の部分よりも剛性が高くなっている。この筒状のエアフィルタ16の2つの辺16b,16cの近傍(幅5〜10mm程度)は、糸が解れないように熱処理されている。
エアフィルタ16は、図1に示すように、側面から見て環形状になるように取り付けられており、清掃時にはエンドレスのループの上を移動する。このように、エアフィルタ16を移動させながら自動的に清掃するために、空調室内機10は、フィルタ清掃装置30を備えている。このフィルタ清掃装置30は、主に、塵埃除去機構40とフィルタ移動機構50とからなる。
図1に示すように、塵埃除去機構40は、ブラシ41と、ダストボックス42と、櫛部44と、圧縮ローラ43と、後述するブラシ駆動モータとを備えている。ブラシ41には、多数の比較的長い毛材が植毛されている。ブラシ41は、ブラシ駆動モータで回転駆動され、毛材がエアフィルタ16を擦ることによってエアフィルタ16から塵埃を掻き落とす。
フィルタ移動機構50は、図4に示すように、主に、支持枠51と、フィルタ組立体52のエアフィルタ16を除く部分とで構成される。1つの支持枠51に、2つのフィルタ組立体52が取り付けられる。
フィルタ組立体52の分解図を図5に示す。ガイドフレーム53は、2本の幅広の桁531の間に複数の横棒532が渡されている。これら桁531は、側面視において湾曲した形状を呈している。そして、横棒532に垂直に複数の縦棒533が取り付けられ、複数の横棒532と複数の縦棒533とによって格子が組まれている。それにより、室内空気の通風抵抗を小さく抑えながらガイドフレーム53の形状を保てるようになっている。また、縦棒533と桁531との間を結ぶ横棒534のようなものも設けられている。
ガイドフレーム53の2本の桁531の前面側の端部には、駆動ローラ54を取り付けるためのリング状の支持部535が設けられている。駆動ローラ54は、その芯になる部分が平行な複数からなる形状を有しているが、断面の表面形状が略円形になるように構成されている。そのような断面略円形の表面形状とするために、駆動ローラ54の表面には短い毛材が立毛されたフィルムが螺旋状に巻回されている。この毛材としては、例えば短繊維(パイル)などがある。駆動ローラ54は、この支持部535に支持された状態で回転することができる。駆動ローラ54には、被駆動ギア55が嵌め込まれる。この被駆動ギア55は、後述するローラ駆動モータの回転を駆動ローラ54に伝える。
図5及び図6に示すように、ガイドフレーム53の2本の桁531には、2個の取っ手部材57がそれぞれ固定される。この取っ手部材57は、フィルタ組立体52を支持枠51に取り付けるときに掴む場所を設けるためのものである。これら取っ手部材57を掴んだときにフィルタ組立体52が歪むのを防止するため、2個の取っ手部材57を補強棒58により繋げて取っ手部材57周辺の強度が高められている。
図4に示す支持枠51は、図1に示す本体フレーム15に取り付けられている。そのために支持枠51には、本体フレーム15に留めるための爪部519などが設けられている。この支持枠51には、向かって右側から、右側部材511、中央部材512及び左側部材513が並行に配置されている。右側部材511と中央部材512との間がそれぞれビーム(梁)515と複数の横棒516で接続され、同様に中央部材512と左側部材513との間がビーム515と横棒516とで接続されている。複数の横棒516に平面視で垂直に交わるように、縦棒と板とからなる複数の補強部材517が設けられている。
図4に示すように、支持枠51の下部には。駆動ローラ54に沿ってU字型に折り返されるエアフィルタ16の下方をカバーするアンダーカバー60が取り付けられている。図10は、アンダーカバー60の平面図であり、図11はアンダーカバー60の正面図であり、図12は図11のII−II線断面図である。
図13はアシストローラ70の斜視図であり、図14はアシストローラ70の平面図である。アシストローラ70は、十字形のハブを内部に有する円筒形の2つのローラ部71,72とこれらを繋ぐ回転軸73とからなる。
上述のように、アシストローラ70は、支持部材75の連結部78の弾性変形によって、駆動ローラ54が押される。そのため、駆動ローラ54がアシストローラ70によって押されてもフィルタ組立体52の位置が変わらないように、アシストローラ70の連結部78を弾性変形させた状態でフィルタ組立体52を固定する固定具80が支持枠51に取り付けられている(図17及び図18参照)。図19は、固定具80の正面図である。固定具80は、一つの軸を中心に回転移動するように構成されており、この軸上に設けられている2つの嵌合部81,82が支持枠51に嵌め込まれる。固定具80が回転移動できるようにするため、これら2つの嵌合部81,82は円形又は円弧が組み合わさった形状の断面に成形されている。
空調室内機10は、フィルタ清掃装置30を制御する制御部を内蔵しており、制御部の制御の下で自動制御を行う。制御部は、空調室内機10の運転時間をカウントしている。前回フィルタ清掃装置30が行ったフィルタ清掃運転の後、累積運転時間が予め設定されている時間(例えば18時間)に達すると新たにフィルタ清掃運転を行う。
(4−1)
空調室内機10のエアフィルタ16の自動清掃の際には、エアフィルタ16がフィルタ移動機構50の駆動ローラ54により周回移動するように駆動され、フィルタ移動機構50のエンドバー56(折り返し部材)で折り返される。エアフィルタ16の高剛性部16aが図9(c)に示すように折り返されているときに、互いに隣接する突出部561,562のエアフィルタ16が掛け渡されるところの距離D1が高剛性部16aの寸法よりも長いため、エアフィルタ16の他の部分よりも固くて折り返し難い高剛性部16aがエアフィルタ16に存するにもかかわらず、折り返すときに必要な力を小さくすることができる。それにより、駆動ローラ54を駆動するローラ駆動モータ59に出力の小さなモータを用いることができるなど、フィルタ移動機構50の駆動ローラ54やローラ駆動モータ59などにより構成される駆動部を小型化することができる。
突出部561,562,563の配置が、突出部561,562,563に到達した高剛性部16aと突出部561,562,563を乗り越えた高剛性部16aとのなす角An1,An2,An3が鈍角になるように構成されるため、高剛性部16aが突出部561,562,563を乗り越えるときの変形が少なくて済み、乗り越えるときに必要な力を小さくすることができる。
エアフィルタ16は、ポリエチレンテレフタレート製の1枚の網の両端部を互いに5〜10mm程度重ねて超音波溶着されてなる筒状の部材であり、このようにして環形状に成形されたものである。そのため、超音波溶着を用いずにシームレスに成形する場合に比べて、エアフィルタ16は安価に製造できる。このように製造されるエアフィルタ16には高剛性部16aができてしまうが、上述の4−1や4−2で説明したように、高剛性部16aの折り返しを少ない力で行なわせるように構成することで、高剛性部16aによって駆動部が大型化することを防いでいる。
エンドバー56(折り返し部材)は、回転しないようにガイドフレーム53と一体に成形されている。エンドバー56が回転しないので、エンドバー56の突出部561,562,563の位置が変化しない。そのため、エンドバー56の上を通過するエアフィルタ16の移動の予測が容易で、フィルタ移動機構の設計が容易になる。しかも、このエンドバー56をガイドフレーム53と一体的に成形する際に、図7に示すように、従来と同様、金型を2つに割って取り出せるため従来に比べて金型の構造が複雑になることもなく、エンドバー56に突出部561,562,563を設けた複雑な構造であるにも拘らず、エンドバー56を取り付ける手間が省け、製造コストを抑制できる。
(5−1)変形例1A
上記実施形態では、エンドバー56の突出部561,562,563が3筋ある場合について説明したが、突出部の数は3筋に限られない。例えば、3筋よりも多い4筋以上であってもよく、或いは2筋であってもよい。高剛性部16aをエンドバー56の突出部の上を小さな力で通過させるためには、3筋以上が好ましい。
上記実施形態では、エンドバー56がガイドフレーム53と一体的に成形されている場合について説明したが、エンドバー56は、回転できるようにガイドフレーム53に取り付けられてもよい。
上記実施形態では、フィルタ組立体52に駆動ローラ54を組み込み、駆動ローラ54が組み込まれたフィルタ組立体54を支持枠51に取り付けるように構成している。しかし、駆動ローラ54は、必ずしもフィルタ組立体52に組み立てて支持枠51に取り付ける必要はなく、駆動ローラ54をエアフィルタ16と一緒に直接取り付けるように構成することもできる。
50 フィルタ移動機構
51 支持枠
52 フィルタ組立体
53 ガイドフレーム
54 駆動ローラ
56 エンドバー
70 アシストローラ
75 支持部材
78 連結部材
80 固定具
Claims (5)
- 移動可能であり、移動方向と直交する方向に延びかつ他の部分よりも剛性の高い高剛性部(16a)を有するフィルタ(16)と、
前記フィルタの清掃時に、前記フィルタを移動させるための力を前記フィルタに作用させる駆動部(54,59)と、
前記フィルタを折り返すための折り返し部材(56,56A)と、
を備え、
前記折り返し部材は、前記高剛性部が延びる方向と直交する断面において複数の突出部を有し、互いに隣り合う前記突出部の間の前記フィルタが掛け渡されるところの距離が、前記フィルタの前記移動方向で測った前記高剛性部の寸法よりも大きい、
空調室内機。 - 前記折り返し部材(56)は、前記突出部に到達したときの前記高剛性部と前記突出部を乗り越えたときの前記高剛性部とのなす角が鈍角になるように、前記突出部が配置されている、
請求項1に記載の空調室内機。 - 前記フィルタは、一枚の部材の両端部を重ねて張り合わせることで環形状に成形され、張り合わせ部分が前記高剛性部となっている、
請求項1又は請求項2に記載の空調室内機。 - 前記折り返し部材は、回転しないように固定されている、
請求項1から3のいずれか1項に記載の空調室内機。 - 前記フィルタを案内するためのガイド部材(53)をさらに備え、
前記折り返し部材が前記ガイド部材と一体的に成形されている、
請求項4に記載の空調室内機。
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