WO2006080398A1

WO2006080398A1 - 二酸化炭素外用剤調製用組成物

Info

Publication number: WO2006080398A1
Application number: PCT/JP2006/301228
Authority: WO
Inventors: Masaya Tanaka; Yasuko Kiguchi; Toshiya Daikyo; Mitsuyo Okamoto
Original assignee: Neochemir Inc.
Priority date: 2005-01-28
Filing date: 2006-01-26
Publication date: 2006-08-03
Also published as: EP1849472B1; TWI387458B; KR101333245B1; JPWO2006080398A1; EP1849472A1; JP4595058B2; EP1849472A4; CN101132801A; CN101132801B; HK1117396A1; KR20070104638A; TW200800238A

Abstract

　本発明は、加水分解されて酸を生じる物質、炭酸塩、増粘剤及び水を必須成分とすることを特徴とする二酸化炭素外用剤調製用組成物、及び前記必須成分、カルシウムイオンによってゲル化するゲル化剤、及び水不溶性又は水難溶性カルシウム塩からなることを特徴とする二酸化炭素外用剤調製用組成物である。本発明によれば、十分な量の二酸化炭素を含有し、当該二酸化炭素が持続的に経皮・経粘膜吸収され、美容及び医療効果がより強力な二酸化炭素外用剤を容易に調製することができる。しかも製造コストが低い二酸化炭素外用剤調製用組成物を提供できる。

Description

明細書

二酸化炭素外用剤調製用組成物

技術分野

[0001] 本発明は、美容及び医療効果を有する二酸化炭素外用剤を調製するために用いられる組成物に関する。

背景技術

[0002] 欧州では古くから炭酸泉等の研究により、経皮経粘膜吸収された二酸ィ匕炭素が、皮膚や皮下組織、筋肉の血行を促進し、新陳代謝を活発化することが知られており、医療分野で積極的に使用されている (例えば、長倉功;炭酸ガス命を支える不思議な物質，朝日新聞社刊， 1988参照)。

日本においても、人工炭酸泉に含まれる二酸化炭素が床ずれの治療に有効であることが報告されている（例えば、日吉俊紀;人工炭酸泉浴剤による褥創治療について ,総合リノ、 17 (8) , 605-609, 1989参照)。力かる状況下、近年においては医療分野のみならず美容分野においても、二酸化炭素が有する、優れた効果を活かした二酸ィ匕炭素外用剤やそれを得るための二酸ィ匕炭素外用剤調製用組成物の開発がますます盛んに行われるようになつてきた。

[0003] 上記二酸化炭素外用剤調製用組成物としては、例えば、増粘剤の 1種又は 2種以上を含む含水粘性組成物中に気泡状の二酸ィヒ炭素を含有してなる二酸ィヒ炭素外用剤調製用組成物（国際公開 WO99Z024043号公報)や、水、増粘剤及び気泡状二酸化炭素を含有し、二酸ィ匕炭素を持続的に経皮 ·経粘膜吸収させることができる組成物（特開 2000— 319187号公報）がある。し力しながら、それらの技術は、二酸ィ匕炭素が気泡状であるために経皮吸収に利用できる、水に溶解した分子状二酸化炭素が少ないこと、また二酸ィ匕炭素の発生及び経皮吸収のコントロールが不完全であるために外用剤中に高濃度の二酸ィ匕炭素を保持することが難しいこと、さらにその二酸ィ匕炭素が大気中に散逸しやすいこと、などの問題点があった。

[0004] 上記の問題点を解決するために、水溶性酸、増粘剤、水溶性分散剤を必須成分とし、増粘剤が水溶性酸及び水溶性分散剤と混合されている粒状物と、炭酸塩、水、増粘剤を必須成分とし、使用時に前記粒状物と混合する粘性組成物とを含む二酸化炭素外用剤調製用組成物（国際公開 WO2002Z080941号公報及び特開 200 4— 307513号公報)や、少なくとも水と増粘剤力もなる粘性物に二酸ィ匕炭素が非気泡状態で溶解していることを特徴とする二酸ィ匕炭素外用組成物あるいは少なくとも発酵菌と該菌の代謝産物、増粘剤、水及び二酸化炭素を含むことを特徴とする二酸化炭素外用剤調製用組成物（国際公開 WO2003Z057228号公報)が提案されている。その結果、現在では非気泡状態の二酸化炭素を含む、用時調製型二酸化炭素外用剤調製用組成物及びそれからなる二酸ィ匕炭素外用剤が二酸ィ匕炭素の経皮経粘膜吸収効率の良さから主流となりつつある。

[0005] また上記以外にも、二酸化炭素の投与前又は投与時に、二酸化炭素の経皮経粘膜吸収を増大させる処理を行うことを特徴とする二酸ィ匕炭素の経皮経粘膜吸収方法 (国際公開 WO2004Z078185号公報)や、高分子立体網目構造体に少なくとも酸と水とを含む粘性物が含浸され、使用時に皮膚に接触させる主剤と、使用時に前記主剤と接触させることにより二酸ィ匕炭素が発生するとともに、当該二酸化炭素が前記粘性物に実質的に非気泡状態で溶解する、少なくとも炭酸塩を含む反応剤からなる二酸ィ匕炭素外用剤調製用材料 (国際公開 WO2004Z004745号公報)並びに、体表面を外気力密閉することができる密閉包囲材と、この密閉包囲材内部に二酸ィ匕炭素を供給するための供給装置と、前記密閉包囲材の内部において二酸ィ匕炭素の経皮経粘膜吸収を助ける吸収補助材と、を備えていることを特徴とする二酸ィ匕炭素外用投与装置（国際公開 WO2004Z002393号公報)などの技術が提案されて!、る。

発明の開示

発明が解決しょうとする課題

[0006] 前記したように、用時調製型二酸化炭素外用剤調製用組成物は、水溶性酸と炭酸塩とを反応させて二酸ィ匕炭素を発生させるものである。しかし、単純にそれらを粉末状で反応させると、二酸化炭素の発生が急激に起こり、発生した二酸化炭素が大気中に散逸しやす、ために二酸ィ匕炭素の経皮経粘膜吸収の効率が悪、。その解決のために、例えば国際公開 WO2002Z080941号公報に記載の二酸化炭素外用剤調製用組成物では、水溶性酸を粒状物 (顆粒剤）に配合し、炭酸塩を粘性組成物中に配合している。その結果、それらを混ぜ合わせたときの粘性組成物中での顆粒の崩壊、それに続く水溶性酸の溶解が適度に遅くなつている。さらには粘性組成物中の増粘剤によって、水溶性酸と炭酸塩の反応が適度に遅くなるなど、製剤学的手法によって二酸ィ匕炭素の発生速度を持続的にコントロールする方法が取られてきた。

[0007] し力しながら、上記のような製剤学的手法では、二酸化炭素の大気中への散逸はある程度防止できるものの、二酸化炭素が気泡化しやすい問題がある。それに加えて、製剤学的手法では水溶性酸と分散剤や結合剤、溶媒等を使用して顆粒剤に加ェし、さらに所望の溶媒含有率となるように乾燥させる必要がある。そのため、水溶性酸と炭酸塩との反応速度を所望の速度にコントロールすることが困難であると同時に、製造に多くの費用や時間を要するという問題点があった。さらには顆粒剤を用いた場合には、粘性組成物中で二酸ィ匕炭素を均一な濃度で発生させることが難ヽとヽう問題点もあった。

さらに、前記二酸化炭素外用剤調製用組成物を用いて得られる二酸化炭素外用剤は粘着性のある流動物であるであるため、使用後は皮膚粘膜から除去しにくいという問題点もある。さらにはこれ^ iiJ傷面等に適用した場合に、血液や滲出液等により当該組成物が溶け流れてしまい、創傷保護作用が十分に得られないば力りでなぐ衣類等を汚してしまうという問題点もあった。

[0008] 本発明は上記事項に鑑みてなされたものであり、十分な量の二酸ィ匕炭素を含有し、当該二酸化炭素が持続的に経皮 ·経粘膜吸収され、美容及び医療効果がより強力な二酸化炭素外用剤を容易に調製することができ、しかも製造コストが低、二酸化炭素外用剤調製用組成物を提供することを目的としてヽる。

課題を解決するための手段

[0009] すなわち本発明は、加水分解されて酸を生じる物質、炭酸塩、増粘剤、及び水を必須成分とすることを特徴とする二酸化炭素外用剤調製用組成物である。

また本発明は、水以外の成分 (加水分解されて酸を生じる物質、炭酸塩及び増粘剤）が粒状物を形成して!/、る上記二酸ィ匕炭素外用剤調製用組成物である。

また本発明は、さらに分散剤が含まれる前記二酸ィ匕炭素外用剤調製用組成物である。

さらに本発明は、加水分解されて酸を生じる物質及び z又は炭酸塩が粒状物を形成し、かつ、少なくとも増粘剤と水とが粘性物を形成している前記二酸ィ匕炭素外用剤調製用組成物である。

本発明は、二酸ィヒ炭素外用剤としての使用時まで水と接触しない状態で水以外の成分が吸水性支持体に含まれている前記二酸ィ匕炭素外用剤調製用組成物である。

[0010] 本発明は、加水分解されて酸を生じる物質、炭酸塩、増粘剤、水、カルシウムィォンによってゲルィ匕するゲル化剤、及び水不溶性又は水難溶性カルシウム塩カゝらなることを特徴とする二酸ィ匕炭素外用剤調製用組成物である。

本発明は、水以外の成分 (加水分解されて酸を生じる物質、炭酸塩、増粘剤、カルシゥムイオンによってゲルィ匕するゲル化剤、及び水不溶性又は水難溶性カルシウム塩)が粒状物を形成して!、る上記二酸ィ匕炭素外用剤調製用組成物である。

本発明は、さらに分散剤が含まれる前記二酸ィ匕炭素外用剤調製用組成物である。本発明は、加水分解されて酸を生じる物質、炭酸塩及びカルシウムイオンによってゲル化するゲル化剤及び、水不溶性又は水難溶性カルシウム塩から選ばれる 1種又は 2種以上の成分が粒状物を形成し、かつ、少なくとも増粘剤と水とが粘性物を形成して、る前記二酸化炭素外用剤調製用組成物である。

[0011] 本発明は、前記カルシウムイオンによってゲルィ匕するゲル化剤力アルギン酸ナトリゥム、力ラゲニン、タラガム及び、ローカストビーンガム力選ばれる 1種又は 2種以上である前記二酸化炭素外用剤調製用組成物である。

本発明は、前記水不溶性又は水難溶性カルシウム塩が、炭酸カルシウム、硫酸力ルシゥム、クェン酸カルシウム、アルギン酸カルシウム、ダルコン酸カルシウム、ピロリン酸カルシウム、第一リン酸カルシウム及び、ケィ酸カルシウム力選ばれる 1種又は 2種以上である前記二酸ィ匕炭素外用剤調製用組成物である。

本発明は、前記増粘剤及びカルシウムイオンによってゲルィ匕するゲル化剤力アルギン酸ナトリウムである二酸ィ匕炭素外用剤調製用組成物である。

本発明は、前記炭酸塩及び水不溶性又は水難溶性カルシウム塩が、炭酸カルシゥムである前記二酸化炭素外用剤調製用組成物である。本発明は、得られる二酸化炭素外用剤が、凝固したハイド口ゲルの状態である前記二酸化炭素外用剤調製用組成物である。

[0012] 本発明は、前記加水分解されて酸を生じる物質が、ラタトン、有機酸の環状二量体及び、酸無水物から選ばれる 1種又は 2種以上である前記二酸化炭素外用剤調製用組成物である。

本発明は、前記加水分解されて酸を生じる物質が、結晶状態の、ラタトン、有機酸の環状二量体及び、酸無水物から選ばれる 1種又は 2種以上である前記二酸化炭素外用剤調製用組成物である。

本発明は、前記ラタトンが、ダルコノデルタラタトン及び Z又はパントラクトンである前記二酸化炭素外用剤調製用組成物である。

本発明は、前記有機酸の環状二量体が、 D, L 又は L ラクチド（3, 6—ジメチル - 1, 4 ジォキサン—2, 5ジオン)及び Z又は、 D, L一又は Lーグリコリドである前記二酸化炭素外用剤調製用組成物である。

本発明は、前記酸無水物が、無水フタル酸、無水マレイン酸及び、無水コハク酸から選ばれる 1種又は 2種以上である前記二酸ィ匕炭素外用剤調製用組成物である。

[0013] 本発明は、前記二酸化炭素外用剤調製用組成物から得られる二酸化炭素外用剤力なる創傷又は熱傷の治療材である。

本発明は、前記二酸化炭素外用剤調製用組成物から得られる二酸化炭素外用剤力なるパック化粧料である。

[0014] 本発明の、化学反応を利用した二酸化炭素外用剤調製用組成物によれば、二酸化炭素の発生速度を簡単な方法で制御することができ、十分な量の二酸化炭素を含有し、当該二酸化炭素が持続的に経皮経粘膜吸収され、美容及び医療効果がより強力な二酸化炭素外用剤を容易に調製可能である。しかも製造コストが安、二酸ィ匕炭素外用剤調製用組成物を得ることができる。さらに、カルシウムイオンによってゲル化するゲル化剤と、水不溶性又は水難溶性カルシウム塩とが含まれる二酸ィ匕炭素外用剤調製用組成物を用いれば、塗布後一定時間で凝固する二酸ィ匕炭素外用剤を得ることができる。そのため、当該二酸化炭素外用剤の使用後に皮膚粘膜から除去しゃすいばかりか、これを創傷面等に適用した場合は、血液や滲出液等により当該外用剤が溶け流れることがなぐ使用時又は使用後に衣服などを汚してしまうこともない。さらには、二酸化炭素の発生が終了した後も、凝固した当該二酸化炭素外用剤が創傷被覆材として創傷面等を保護する。

発明を実施するための最良の形態

[0015] 本発明は、加水分解されて酸を生じる物質、炭酸塩、増粘剤及び水を必須成分とする二酸化炭素外用剤調製用組成物 (以下、二酸化炭素外用剤調製用組成物〔1〕という。）である。

また本発明は、前記必須成分 (加水分解されて酸を生じる物質、炭酸塩、増粘剤及び水）にさらにカルシウムイオンによってゲルィ匕するゲル化剤及び、水不溶性又は水難溶性カルシウム塩からなることを特徴とする二酸化炭素外用剤調製用組成物 (以下、二酸化炭素外用剤調製用組成物〔2〕という。）であり、得られる二酸化炭素外用剤が凝固したハイド口ゲルである二酸ィ匕炭素外用剤調製用組成物である。

[0016] 以下に、上記二酸化炭素外用剤調製用組成物〔1〕と、二酸化炭素外用剤調製用組成物〔2〕に分けて説明する。

本発明の二酸化炭素外用剤調製用組成物〔1〕は、加水分解されて酸を生じる物質、炭酸塩、増粘剤及び水を必須成分とすることを特徴とする。

本発明に用いる加水分解されて酸を生じる物質としては、ラタトン、有機酸の環状二量体及び、酸無水物力選ばれる 1種又は 2種以上が好ましぐより好ましくは結晶状態の、ラタトン、有機酸の環状二量体及び、酸無水物力選ばれる 1種又は 2種以上である。具体的には、ダルコノデルタラタトン、パントラクトン、 D, L—又は L—ラクチド（3, 6—ジメチル— 1, 4—ジォキサン— 2, 5ジオン）、 D, L—又は L—グリコリド、無水フタル酸、無水マレイン酸及び無水コハク酸が挙げられる。これらを 1種又は 2種以上組み合わせて使用することができる。無水マレイン酸や無水コハク酸は加水分解、並びにそれに続く酸の生成が速いため、ダルコノデルタラタトンや D, L—ラクチドなど他の加水分解されて酸を生じる物質と組み合わせて用いる方が、酸の生成速度ひいては二酸ィ匕炭素の発生速度を任意にコントロールできるために好ましい。

[0017] 本発明に用いる炭酸塩としては、酸と反応して二酸ィ匕炭素を発生する炭酸塩であれば特に限定されるものではなぐ例えば、炭酸アンモニゥム、炭酸水素アンモニゥム、炭酸カリウム、炭酸水素カリウム、セスキ炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、セスキ炭酸ナトリウム、炭酸リチウム、炭酸水素リチウム、セスキ炭酸リチウム、炭酸セシウム、炭酸水素セシウム、セスキ炭酸セシウム、炭酸マグネシウム、炭酸水素マグネシウム、炭酸水素カルシウム、炭酸カルシウム、炭酸水酸ィ匕マグネシウム

、炭酸バリウム等が挙げられ、これらの 1種又は 2種以上を使用することができる。これらの中で、炭酸水素ナトリウムや炭酸ナトリウム等の水溶性炭酸塩が好ましい。

本発明に用いる増粘剤としては、特に限定されるものではなぐ天然高分子、半合成高分子、合成高分子及び、無機物力選ばれる 1種又は 2種以上を使用することができる。

[0018] 上記のうち、中性又はアルカリ性の増粘剤は以下のものを挙げることができる。

前記天然高分子としては、アラビアゴム、力ラゲニン、ガラクタン、寒天、クィンスシード、グァガム、トラガント、マンナン、ローカストビーンガム、小麦澱粉、米澱粉、タラガム、トウモロコシ澱粉、馬鈴薯澱粉などの植物系高分子、カードラン、キサンタンガム、サクシノグルカン、デキストラン、プルランなどの微生物系高分子、アルブミン、力ゼイン、コラーゲン、ゼラチン、フイブ口インなどの蛋白系高分子を挙げることができ、これらの 1種若しくは 2種以上を使用することができる。

[0019] 前記半合成高分子としては、ェチルセルロース、カルボキシメチルセルロース及びその塩類、カルボキシメチルェチルセルロース及びその塩類、カルボキシメチルスターチ及びその塩類、クロスカルメロース及びその塩類、結晶セルロース、酢酸セル口ース、酢酸フタル酸セルロース、ヒドロキシェチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピノレメチノレセノレロース、ヒドロキシプロピノレメチノレセノレロースフタレート、メチノレセノレロース、メチノレヒドロキシプロピノレセノレロースなどのセノレロース系高分子、アルファ一化澱粉、部分アルファ一化澱粉、カルボキシメチル澱粉、デキストリン、メチル澱粉などの澱粉系高分子、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸カリウム、アルギン酸アンモ-ゥム、アルギン酸プロピレングリコールエステルなどのアルギン酸系高分子、コンドロイチン硫酸ナトリウム、ヒアルロン酸ナトリウムなどのその他の多糖類系高分子を挙げることができ、これらの 1種若しくは 2種以上を使用することができる。

[0020] 前記合成高分子としては、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリビュルァセタールジェチルァミノアセテート、ポリビュルアルコール、ポリビュルピロリドン、メタアクリル酸—アタリル酸ェチルコポリマー、メタアクリル酸メタアクリル酸ェチルコポリマー、メタアクリル酸ェチル ·メタアクリル酸塩化トリメチルアンモ-ゥムェチルコポリマー、メタアクリル酸ジメチルアミノエチル 'メタアクリル酸メチルコポリマーなどを挙げることができ、これらの 1種若しくは 2種以上を使用することができる。

前記無機物としては、含水二酸化ケイ素、コロイダルアルミナ、ベントナイト、ラポナイト等を挙げることができ、これらの 1種若しくは 2種以上を使用することができる。

[0021] また酸性増粘剤としては以下のものを挙げることができる。

天然高分子としては、アルギン酸、ぺクチン、ヒアルロン酸を、半合成高分子としてはカルボキシビ二ルポリマーを、無機物としては軽質無水ケィ酸などを挙げることができ、これらの 1種若しくは 2種以上を使用することができる。

本発明に用いる水としては、特に限定されるものではなぐ天然水、水道水、蒸留水、精製水等を使用することができる。

[0022] 上記のうち、本発明の二酸ィ匕炭素外用剤調製用組成物における二酸ィ匕炭素の発生原料は、加水分解されて酸を生じる物質及び炭酸塩である。本発明において、加水分解されて酸を生じる物質は、水に接触すると徐々に加水分解されて酸になり、この酸が炭酸塩と反応することによって徐々に二酸化炭素を発生する。さらに、上記二酸化炭素外用剤調製用組成物は、必須成分として増粘剤と水とを含んでおり、これらが粘性物を形成する。加水分解されて酸を生じる物質の加水分解と、それに引き続く二酸化炭素発生の反応速度が、水中よりも粘性物中の方が遅いため、二酸化炭素が徐々に、しかも持続的に発生し、当該二酸ィ匕炭素が大気中に散逸しにくい二酸化炭素外用剤が得られる。

[0023] 本発明の二酸化炭素外用剤調製用組成物〔1〕は、水以外の成分 (加水分解されて酸を生じる物質、炭酸塩及び増粘剤)が粒状物を形成している二酸化炭素外用剤調製用組成物 (以下、二酸化炭素外用剤調製用組成物〔1 1〕という。）であるか、若しくは加水分解されて酸を生じる物質、炭酸塩及びカルシウムイオンによってゲルイ匕するゲル化剤及び、水不溶性又は水難溶性カルシウム塩から選ばれる 1種又は 2種以上の成分が粒状物を形成し、かつ、少なくとも増粘剤と水とが粘性物を形成している二酸化炭素外用剤調製用組成物 (以下、二酸化炭素外用剤調製用組成物〔1 2〕という。）であることが好ましい。なお、本発明において、粒状物とは、粉末、細粒、顆粒、結晶等の固形物、又はこれら固形物の混合物を意味する。

[0024] 上記二酸化炭素外用剤調製用組成物〔1 1〕は、常法によって予め調製された、加水分解されて酸を生じる物質、炭酸塩及び増粘剤からなる粒状物 (以下、粒状物〔 A〕という。）と水とからなる。使用時に粒状物〔A〕と水とを混合することにより二酸ィ匕炭素外用剤が得られる。

粒状物〔A〕と水とは使用するまで接触しない状態で保存され、使用時に粒状物〔A 〕と水とを混合すれば容易に二酸化炭素外用剤が得られる。粒状物〔A〕は、例えば、加水分解されて酸を生じる物質と炭酸塩と増粘剤とを単に混ぜ合わせることによって調製することができる。加水分解されて酸を生じる物質と炭酸塩と増粘剤はできるだけ均一に混合されて、ることが好ま、。

[0025] 粒状物〔A〕には、さらに分散剤が含まれることが好ましい。これは、増粘剤と水を混合したとき、いわゆる、「だま」又は「ままこ」を作りにくくして、増粘剤が水に溶解又は均一に分散し易くするためである。ここで、「だま」又は「ままこ」とは、増粘剤を水と混合したときに、固形物である増粘剤どうしが凝集して形成される、内部に水を含まない固形物であり、その外側が溶解又は膨潤した粘性物に囲まれた凝集塊のことをいう。

[0026] 上記分散剤としては、水に溶けやすぐ化学的に安定で、粒子状で使用できるものであれば特に限定されるものではなぐ具体的には、アルファーイ匕澱粉、 α—シクロデキストリン等の澱粉誘導体、白糖、ブドウ糖、果糖、ショ糖、乳糖、キシリトール、 D —ソルビトール、 D マン-トール等の糖類、プルラン、キサンタンガム等の多糖類、ヒドロキシプロピノレセノレロース、ヒドロキシプロピノレメチノレセノレロース、カノレメロース力ノレシゥム、カルメロースナトリウム等のセルロース誘導体及びその塩類、ポリピ-ルピロリドン等の合成高分子並びに尿素等を挙げることができ、これらの 1種又は 2種以上を使用することができる。

さらに、上記分散剤以外にも、増粘剤を水に溶解し易くするために、又は均一に分散し易くするために通常医薬品又は化粧品等に配合される添加剤を加えることもできる。 [0027] 本発明の二酸ィ匕炭素外用剤調製用組成物〔1 2〕は、加水分解されて酸を生じる物質及び Z又は炭酸塩が粒状物を形成し、かつ、少なくとも増粘剤と水とが粘性物を形成しており、当該増粘剤が水に溶けるか又は均一に分散した状態であることが好ましい。

増粘剤と水との混合が十分に行われないと、得られる二酸化炭素外用剤の粘度が不十分となり、発生した二酸ィ匕炭素が大気中に散逸して経皮経粘膜吸収される量が少なくなつたり、二酸ィ匕炭素外用剤が皮膚粘膜から垂れたりするおそれがある。そのため、少なくとも増粘剤と水とで予め粘性物を形成させ、使用時に粒状物と混合して十分な粘度の二酸ィ匕炭素外用剤を調製することが好ましい。

[0028] 粘性物と粒状物の組み合わせの例は、以下に示される。

(1) 炭酸塩、増粘剤及び水力もなる粘性物 (以下、粘性物〔B〕という。）と、加水分解されて酸を生じる物質からなる粒状物（以下、粒状物〔B〕 t 、う。）

(2) 増粘剤及び水からなる粘性物（以下、粘性物〔C〕 t ヽぅ。）と、加水分解されて酸を生じる物質と炭酸塩からなる粒状物 (以下、粒状物〔C〕 t 、う。 )

[0029] 増粘剤が炭酸塩と組み合わされて粘性物中に配合されている場合、すなわち、粘性物〔B〕の場合には、増粘剤は、前記の、二酸化炭素外用剤調製用組成物〔1〕に用いる増粘剤のうち中性又はアルカリ性の増粘剤を使用することが好ましい。その理由は、もし増粘剤が酸性であれば、粘性物の調製時に炭酸塩が増粘剤と反応して二酸ィ匕炭素が発生するおそれがあるためである。

粘性物〔C〕の場合には、増粘剤は前記の二酸化炭素外用剤調製用組成物〔1〕に用いる増粘剤 (前記中性又はアルカリ性、若しく前記酸性増粘剤)と同様のものが使用できる。

[0030] 二酸化炭素外用剤調製用組成物〔1〕は、二酸化炭素外用剤調製用組成物〔1 1 〕の場合においても、二酸ィ匕炭素外用剤調製用組成物〔1 2〕の場合でも、二酸ィ匕炭素外用剤としての使用時にすべての成分が混合されることが好ましい。

また二酸化炭素外用剤調製用組成物〔1 1〕を、吸水性支持体を用いて調製する場合には、使用時まで水と接触しない状態で粒状物〔A〕が吸水性支持体に含まれていることが好ましい。この場合、使用時に当該吸水性支持体を水に浸すかあるいは水で濡らすだけで、例えば、創傷治療剤やパック化粧料として使用することができる。また当該吸水性支持体を創傷面にそのまま貼付すれば、創傷面から出た滲出液によって二酸ィ匕炭素の発生が始まるために、創傷治療用シートとして使用することもできる。

[0031] 前記吸水性支持体としては、粒状物〔A〕を保持することが可能で、かつ吸水能があり、皮膚に適用できるものであれば特に限定されるものではなぐ具体的な目的や使用部位に応じて適宜選択することが可能である。吸水性支持体としては、例えば、織布、不織布、スポンジ等を挙げることができる。それらの中でも、軽ぐ粒状物の保持能力に優れる不織布が好ましヽ。

[0032] 次に本発明の二酸ィ匕炭素外用剤調製用組成物〔2〕について詳細に説明する。

二酸化炭素外用剤調製用組成物〔2〕は、加水分解されて酸を生じる物質、炭酸塩、増粘剤、水、カルシウムイオンによってゲルィ匕するゲル化剤、及び水不溶性又は水難溶性カルシウム塩からなることを特徴とする二酸化炭素外用剤調製用組成物である。

[0033] 二酸ィ匕炭素外用剤調製用組成物〔2〕を用いると、加水分解されて酸を生じる物質が加水分解されて酸を生じ、この酸と炭酸塩との反応により二酸化炭素が発生する。それと同時に、前記酸が水不溶性又は水難溶性カルシウム塩と反応して放出されたカルシウムイオンがゲル化剤をゲルイ匕して硬化したノ、イド口ゲルを形成する。その結果、二酸化炭素外用剤調製用組成物〔2〕から得られる二酸化炭素外用剤は上記効果に加えて、使用後に皮膚粘膜から除去し易、と、う効果も得られる。

この二酸ィ匕炭素外用剤を創傷面等に適用した場合には、血液や滲出液等により当該ニ酸ィ匕炭素外用剤が溶け流れることはほとんどないという利点を有する。さらに、二酸化炭素の発生が終了した後も創傷被覆材として傷を保護する作用も併せ持つ。美容目的で使用する場合には、使用後の除去が容易であり、衣服等を汚すことがないという利点もある。

[0034] 前記二酸化炭素外用剤調製用組成物〔2〕の必須成分のうち、加水分解されて酸を生じる物質、炭酸塩、増粘剤、及び水は、前記二酸化炭素外用剤調製用組成物〔1〕と同様のものを使用することができる。前記二酸化炭素外用剤調製用組成物〔2〕において用いるカルシウムイオンによつてゲルイ匕するゲル化剤（以下、ゲル化剤ということもある。）としては、アルギン酸ナトリゥム、力ラゲニン、タラガム及び、ローカストビーンガム力選ばれる 1種又は 2種以上であることが好ましい。

[0035] 前記二酸化炭素外用剤調製用組成物〔2〕におヽて用いる水不溶性及び水難溶性カルシウム塩としては、炭酸カルシウム、硫酸カルシウム、クェン酸カルシウム、アルギン酸カルシウム、ダルコン酸カルシウム、ピロリン酸カルシウム、第一リン酸カルシゥム、第二リン酸カルシウム及び、ケィ酸カルシウム力選ばれる 1種又は 2種以上であることが好ましい。

[0036] 水溶性カルシウム塩を用いた場合には、加水分解されて酸を生じる物質と炭酸塩が反応して二酸化炭素を発生する速度よりも、ゲル化剤とカルシウムイオンが反応する速度が速くなつて、二酸化炭素外用剤が速く凝固する結果、二酸化炭素発生反応が途中で終了するおそれがあるため好ましくない。

前記炭酸塩及び水不溶性及び水難溶性カルシウム塩として、炭酸カルシウムを挙げることができる。炭酸カルシウムは、二酸ィ匕炭素とカルシウムイオンの両方の発生原料として好適に用いられる。

[0037] 本発明の二酸化炭素外用剤調製用組成物〔2〕は、二酸化炭素外用剤調製用組成物〔1〕と同様に、水以外の成分 (加水分解されて酸を生じる物質、炭酸塩、増粘剤、カルシウムイオンによってゲルィ匕するゲル化剤、及び水不溶性又は水難溶性カルシゥム塩)が粒状物を形成して！/ヽる二酸化炭素外用剤調製用組成物 (以下、二酸化炭素外用剤調製用組成物〔2—1〕という。）であるか、若しくは加水分解されて酸を生じる物質、炭酸塩及びカルシウムイオンによってゲルィ匕するゲル化剤、及び、水不溶性又は水難溶性カルシウム塩力選ばれる 1種又は 2種以上の成分が粒状物を形成し、かつ、少なくとも増粘剤と水とが粘性物を形成している二酸ィ匕炭素外用剤調製用組成物 (以下、二酸化炭素外用剤調製用組成物〔2— 2〕という。）であることが好ましい

[0038] 上記二酸化炭素外用剤調製用組成物〔2—1〕は、常法によって予め調製された、加水分解されて酸を生じる物質、炭酸塩、増粘剤、ゲル化剤、水不溶性又は水難溶性カルシウム塩力もなる粒状物（以下、粒状物〔D〕という。）及び水力もなる。使用時に粒状物〔D〕と水とを混合することにより二酸化炭素外用剤が得られる。

粒状物〔D〕と水とは使用するまで接触しない状態で保存され、使用時に粒状物〔D 〕と水とを混合すれば容易に二酸化炭素外用剤が得られる。粒状物〔D〕は、例えば、加水分解されて酸を生じる物質、炭酸塩、増粘剤、水、カルシウムイオンによってゲル化するゲル化剤、及び水不溶性又は水難溶性カルシウム塩とを単に混ぜ合わせること〖こよって調製することができる。加水分解されて酸を生じる物質、炭酸塩、増粘剤、水、カルシウムイオンによってゲルィ匕するゲル化剤、及び水不溶性又は水難溶性カルシウム塩はできるだけ均一に混合されて、ることが好まし!/、。

[0039] 前記二酸化炭素外用剤調製用組成物〔2— 1〕の場合も、前記二酸化炭素外用剤調製用組成物〔1 1〕の場合と同様に、前記粒状物〔D〕にさらに分散剤が含まれることが好ましい。上記分散剤としては、前記二酸化炭素外用剤調製用組成物〔1 1〕と同様のものを使用することができる。

前記二酸化炭素外用剤調製用組成物〔2— 2〕は、加水分解されて酸を生じる物質、炭酸塩及びカルシウムイオンによってゲルィ匕するゲル化剤及び、水不溶性又は水難溶性カルシウム塩から選ばれる 1種又は 2種以上の成分が粒状物を形成し、かつ、少なくとも増粘剤と水とが粘性物を形成しており、当該増粘剤が水に溶けるか又は均一に分散した状態であることが好ま、。

[0040] 上記粘性物と粒状物の組み合わせの例は、以下に示される。

(3) 炭酸塩、増粘剤、ゲル化剤、水不溶性又は水難溶性カルシウム塩及び水からなる粘性物（以下、粘性物〔E〕 t ヽぅ。 )と、加水分解されて酸を生じる物質からなる粒状物 (以下、粒状物〔E〕という。）

(4) 増粘剤、ゲル化剤、水不溶性又は水難溶性カルシウム塩及び水からなる粘性物 (以下、粘性物〔F〕 t ヽぅ。 )と、加水分解されて酸を生じる物質と炭酸塩からなる粒状物 (以下、粒状物〔F〕という。）

(5) 増粘剤、水不溶性又は水難溶性カルシウム塩及び水からなる粘性物（以下、粘性物〔G〕という。）と、加水分解されて酸を生じる物質、炭酸塩及びゲル化剤からなる粒状物 (以下、粒状物〔G〕 t 、う。 ) (6) 炭酸塩、増粘剤、水不溶性又は水難溶性カルシウム塩及び水からなる粘性物（以下、粘性物〕という。）と、加水分解されて酸を生じる物質とゲル化剤からなる粒状物 (以下、粒状物〕という。）

(7) 炭酸塩、増粘剤、ゲル化剤及び水からなる粘性物 (以下、粘性物〔I〕 t ヽぅ。 )と、加水分解されて酸を生じる物質と水不溶性又は水難溶性カルシウム塩力なる粒状物 (以下、粒状物〔I〕という。）

(8) 増粘剤、ゲル化剤、水力ゝらなる粘性物（以下、粘性物 CF〕ヽぅ。）及び加水分解されて酸を生じる物質、炭酸塩及び水不溶性又は水難溶性カルシウム塩カゝらなる粒状物 (以下、粒状物 ωという。）

(9) 炭酸塩、増粘剤及び水からなる粘性物 (以下、粘性物〔K〕 t 、う。 )と、加水分解されて酸を生じる物質、ゲル化剤及び水不溶性又は水難溶性カルシウム塩力ゝらなる粒状物（以下、粒状物〔K〕 t 、う。 )

(10) 増粘剤と水からなる粘性物 (以下、粘性物〔L〕という。）と、加水分解されて酸を生じる物質、炭酸塩、ゲル化剤及び水不溶性又は水難溶性カルシウム塩カゝらなる粒状物 (以下、粒状物〔L〕と、う。 )

[0041] 前記粘性物〔E〕、〔F〕、〔G〕、〔H〕、 [I]及び〔K〕を形成する増粘剤としては、中性又はアルカリ性増粘剤を使用することが好まヽ。中性又はアルカリ性増粘剤としては前記粘性物〔Β〕を形成する増粘剤と同様のものを使用することができる。

前記粘性物 CF〕及び〔L〕を形成する増粘剤は特に限定されるものではなぐ前記二酸化炭素外用剤調製用組成物〔1〕と同様のもの (前記中性又はアルカリ性、若しくは酸性増粘剤)が使用できる。

[0042] また二酸化炭素外用剤調製用組成物〔2— 1〕を、吸水性支持体を用いて調製する場合には、使用時まで水と接触しない状態で粒状物〔D〕が吸水性支持体に含まれていることが好ましい。この場合、使用時に当該吸水性支持体を水に浸すかあるいは水で濡らすだけで、例えば、創傷治療剤やパック化粧料として使用することができる。また当該吸水性支持体を創傷面にそのまま貼付すれば、創傷面から出た滲出液によって二酸ィ匕炭素の発生が始まるために、創傷治療用シートとして使用することもできる。吸水性支持体としては、前記二酸化炭素外用剤調製用組成物〔1— 1〕と同様のものを使用することができる。

[0043] 本発明の二酸ィ匕炭素外用剤調製用組成物〔1〕中に配合される必須成分の配合比率は、組成物全量に対して以下のように示される。すなわち、加水分解されて酸を生じる物質は、好ましくは 0. 5〜30質量％で、より好ましくは 1〜20質量％である。炭酸塩は、好ましくは 0. 3〜10質量％で、より好ましくは 1〜5質量％である。増粘剤は、好ましくは 0. 5〜10質量％で、より好ましくは 1〜7質量％である。水は、好ましくは 6 0〜95質量％で、より好ましくは 75〜93質量％である。

[0044] 本発明の二酸化炭素外用剤調製用組成物〔2〕中に配合される必須成分の配合比率は、組成物全量に対して以下のように示される。すなわち、加水分解されて酸を生じる物質は、好ましくは 0. 5〜40質量％で、より好ましくは 1〜35質量％である。炭酸塩は、好ましくは 0. 1〜10質量％で、より好ましくは 0. 3〜5質量％である。増粘剤は、好ましくは 0. 5〜10質量％で、より好ましくは 1〜7質量％である。水は、好ましくは 40〜95質量％で、より好ましくは 50〜93質量％である。ゲル化剤は、好ましくは 0 . 5〜： LO質量％で、より好ましくは 1〜7質量％である。水不溶性又は水難溶性カルシゥム塩は、好ましくは 0. 1〜5質量％で、より好ましくは 0. 2〜3質量％である。

[0045] 本発明の二酸ィ匕炭素外用剤調製用組成物に用いられる粒状物は、前記したように、各成分を医薬品や化粧品の製造で通常使用される混合機で混合することにより混合粉末とすることができる。また、各成分を通常医薬品等の製造で使用される造粒方法 (圧縮成形法、押出し造粒法、転動造粒法、噴霧造粒法、攪拌造粒法等）によって細粒剤や顆粒剤とすることができる。

また本発明の二酸ィ匕炭素外用剤調製用組成物に用いられる粘性物は、通常外用剤や化粧品の製造で使用される乳化機等を用いて増粘剤、水及びその他の成分を溶解又は均一に分散させることにより製造することができる。

[0046] 上記粒状物や粘性物には、前記必須成分の他に、本発明の効果を損なわない範囲で、必要に応じて通常の外用剤やィ匕粧品に用いられる原料、例えば、色素、展延剤、防腐剤、界面活性剤、油分、保湿剤、アルコール類、酸化防止剤、金属イオン封鎖剤、着色防止剤、紫外線吸収'散乱剤、ビタミン類、アミノ酸類、メラニン色素合成抑制剤、栄養剤、抗炎症剤、血管拡張剤、ホルモン剤、収斂剤、抗ヒスタミン剤、皮脂抑制剤、角質剥離'溶解剤、抗脂漏剤、鎮痒剤等を配合することができる。これにより、二酸化炭素外用剤を化粧料若しくは医薬外用剤として一層好適に使用することができる。

[0047] 本発明の二酸化炭素外用剤調製用組成物 [1]及び二酸化炭素外用剤調製用組成物 [2]ともに、加水分解されて酸を生じる物質と炭酸塩との配合比率としては、全ての成分を混合して得られる二酸化炭素外用剤が二酸化炭素を持続的に発生するような配合比率を適宜選べばよい。加水分解して酸を生じる物質、炭酸塩及び増粘剤の種類、及び増粘剤と水との配合比率にもよるが、加水分解されて酸を生じる物質が加水分解されて生成した酸の当量と、炭酸塩の塩基の当量との比が概ね 0. 5 : 1〜40： 1となるような配合比率とすることが好ましい。また、発生する二酸化炭素の重量比が組成物の全量に対して 60ppm以上であることが好ましい。

[0048] 本発明の二酸化炭素外用剤調製用組成物から得られる二酸化炭素外用剤は創傷又は熱傷の治療材又はパック化粧料として使用することができる。使用時間は 5分以上が好ましぐ特に上限はない。使用頻度は、毎日 1回、若しくは数日に 1回の割合で使用することが好ましい。

本発明の二酸ィ匕炭素外用剤調製用組成物の粒状物と水、あるいは粒状物と粘性物の混合は、ガラスやプラスチック等の適当な容器で、又は手のひらや皮膚粘膜上で行ってもよい。

[0049] 本発明の二酸ィ匕炭素外用剤調製用組成物の保存方法としては、粒状物と水、又は粒状物と粘性物が使用時まで実質的に接触しない状態であればよぐ粒状物と水、粒状物と粘性物が密封状態で保存されることが好ましい。保存容器としては、材質、形状等について特に限定されるものではない。材質の例としてはプラスチック、ガラス、アルミニウム、紙、各種ポリマー及びこれらの材料の複合体等を挙げることができ、形状の例としてはカップ、チューブ、バッグ、ビン、スティック、ポンプ等を挙げることができる。

[0050] 次に実施例及び比較例を挙げて本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。なお、特に限定していない限り、実施例中の質量％は全て組成物全量に対しての％である。 [実施例 1] (二酸化炭素外用剤調製用組成物〔1 1〕の製造）

加水分解されて酸を生じる物質 (ダルコノデルタラタトン、 5. 4質量％)、炭酸塩 (炭酸水素ナトリウム、 1. 0質量％)、及び増粘剤 (力ラゲニン、 5. 0質量％)の混合粉末と、水 (精製水、 88. 6質量％)とを組み合わせて実施例 1の二酸化炭素外用剤調製用組成物（5. Og)を得た。

[0051] [実施例 2] (二酸化炭素外用剤調製用組成物〔1 1〕の製造）

加水分解されて酸を生じる物質 (ダルコノデルタラタトン、 5. 0質量％)、炭酸塩 (炭酸水素ナトリウム、 1. 0質量％)、及び増粘剤（トラガントガム、 4. 0質量％)の混合粉末と、水 (精製水、 90. 0質量％)とを組み合わせて実施例 2の二酸化炭素外用剤調製用組成物（5. Og)を得た。

[0052] [実施例 3] (二酸化炭素外用剤調製用組成物〔1 1〕の製造）

加水分解されて酸を生じる物質 (ダルコノデルタラタトン、 5. 0質量％)、炭酸塩 (炭酸水素ナトリウム、 1. 0質量％)、及び増粘剤 (タラガム、 4. 0質量％)の混合粉末と、水 (精製水、 90. 0質量％)とを組み合わせて実施例 3の二酸化炭素外用剤調製用組成物（5. Og)を得た。

[0053] [実施例 4] (二酸化炭素外用剤調製用組成物〔1 1〕の製造）

加水分解されて酸を生じる物質 (ダルコノデルタラタトン、 5. 2質量％)、炭酸塩 (炭酸水素ナトリウム、 1. 0質量％)、及び増粘剤 (力ラゲニン、 2. 0質量％及びローカストビーンガム、 1. 0質量％)の混合粉末と、水 (精製水、 90. 8質量％)とを組み合わせて実施例 4の二酸化炭素外用剤調製用組成物（5. Og)を得た。

[0054] [実施例 5] (二酸化炭素外用剤調製用組成物〔1 1〕の製造）

加水分解されて酸を生じる物質 (ダルコノデルタラタトン、 5. 2質量％)、炭酸塩 (炭酸水素ナトリウム、 1質量％)、増粘剤 (力ラゲニン、 2質量％及びローカストビーンガム、 2質量％)、及び分散剤 (グルコース、 20質量％)の混合粉末と、水 (精製水、 69 . 8質量％)とを組み合わせて実施例 5の二酸化炭素外用剤調製用組成物（20. Og) を得た。

[0055] [実施例 6] (二酸化炭素外用剤調製用組成物〔1 1〕の製造）

加水分解されて酸を生じる物質 (ダルコノデルタラタトン、 4. 3質量％)、炭酸塩 (炭酸水素ナトリウム、 0. 7質量％)、及び増粘剤（アルギン酸ナトリウム、 2. 1質量％)の混合粉末からなる粒状物（0. 05g)を吸水性支持体（3cm X 3cmの綿の不織布）に含ませたものと、水（精製水、 0. 65g、 92. 9質量％)とを組み合わせて実施例 6の二酸化炭素外用剤調製用組成物を得た。

[0056] [実施例 7] (二酸化炭素外用剤調製用組成物〔1 2〕の製造）

加水分解されて酸を生じる物質 (ダルコノデルタラタトン、 0. 199g、6. 2質量％)と、炭酸塩 (炭酸ナトリウム、 0. 9質量％)、増粘剤 (カルボキシメチルセルロースナトリウム、 2. 3質量％及びアルギン酸ナトリウム、 1. 8質量％)、展延剤（1 , 3 ブチレングリコール、 3. 8質量％及びグリセリン、 3. 8質量⁰ /₀)、防腐剤（ペンチレンダリコール、 2. 8質量％及びフエノキシエタノール、 0. 5質量％)及び水（精製水、 77. 9質量％) を十分に混合した粘性物（3. Og)とを組み合わせて実施例 7の二酸ィ匕炭素外用剤調製用組成物を得た。

[0057] [実施例 8] (二酸化炭素外用剤調製用組成物〔1 2〕の製造）

加水分解されて酸を生じる物質 (ダルコノデルタラタトン、 6. 2質量％)、及び炭酸塩 (炭酸水素ナトリウム、 0. 9質量％)の混合粉末力もなる粒状物 (0. 23g)と、増粘剤（カルボキシメチルセルロースナトリウム、 0. 8質量％及びアルギン酸ナトリウム、 3 . 3質量⁰ /₀)、展延剤（1, 3 ブチレングリコール、 6. 5質量⁰ /₀)、防腐剤（ペンチレングリコール、 2. 5質量％及びフエノキシエタノール、 0. 5質量％)及び水（精製水、 89 . 3質量％)を十分に混合した粘性物（3. Og)とを組み合わせて実施例 8の二酸ィ匕炭素外用剤調製用組成物を得た。

[0058] [実施例 9] (二酸化炭素外用剤調製用組成物〔2— 1〕の製造）

加水分解されて酸を生じる物質 (ダルコノデルタラタトン、 2. 1質量％)、炭酸塩 (炭酸水素ナトリウム、 0. 5質量％)、増粘剤 (ゲル化剤を兼ねる）（アルギン酸ナトリウム、 2. 5質量％)、及び水不溶性又は水難溶性カルシウム塩 (タエン酸カルシウム、 1. 1 質量％)の混合粉末と、水 (精製水、 93. 8質量％)と組み合わせて実施例 9の二酸化炭素外用剤調製用組成物（1. 6g)を得た。

[0059] [実施例 10] (二酸化炭素外用剤調製用組成物〔2— 1〕の製造）

加水分解されて酸を生じる物質 (ダルコノデルタラタトン、 2. 3質量％)、炭酸塩 (炭酸水素ナトリウム、 0. 6質量％)、増粘剤 (ゲル化剤を兼ねる）（アルギン酸ナトリウム、 2. 8質量％)、水不溶性又は水難溶性カルシウム塩 (ケィ酸カルシウム、 0. 8質量％ )、及び分散剤 (乳糖、 16. 6質量％)の混合粉末と、水 (精製水、 76. 9質量％)とを組み合わせて実施例 10の二酸化炭素外用剤調製用組成物（2. 6g)を得た。

[0060] [実施例 11]に酸ィ匕炭素外用剤調製用組成物〔2— 1〕の製造）

加水分解されて酸を生じる物質 (ダルコノデルタラタトン、 2. 03質量％)、炭酸塩（炭酸水素ナトリウム、 0. 19質量％及び炭酸カルシウム (水不溶性又は水難溶性カルシゥム塩を兼ねる）、 0. 27質量％)、ゲル化剤（増粘剤を兼ねる）（アルギン酸ナトリウム、 1. 22質量⁰ /₀)、増粘剤（カルボキシメチルセルロースナトリウム、 0. 48質量⁰ /₀)、防腐剤 (メチルパラベン、 0. 05質量％)、及び分散剤（グルコース、 4. 85質量％)の混合粉末からなる粒状物（0. 05g)を吸水性支持体（3cm X 3cmの綿の不織布）に含ませたものと、水（精製水、 0. 5g、 90. 91質量％)とを組み合わせて実施例 11の二酸ィ匕炭素外用剤調製用組成物を得た。

[0061] [実施例 12] (二酸化炭素外用剤調製用組成物〔2— 1〕の製造）

加水分解されて酸を生じる物質 (ダルコノデルタラタトン、 2. 03質量％)、炭酸塩（炭酸水素ナトリウム、 0. 19質量％及び炭酸カルシウム (水不溶性又は水難溶性カルシゥム塩を兼ねる）、 0. 27質量％)、ゲル化剤（増粘剤を兼ねる）（アルギン酸ナトリウム、 1. 35質量⁰ /₀)、増粘剤（カルボキシメチルセルロースナトリウム、 0. 35質量⁰ /₀)、防腐剤 (メチルパラベン、 0. 05質量％)、及び分散剤（グルコース、 4. 85質量％)の混合粉末からなる粒状物（0. 05g)を吸水性支持体（3cm X 3cmの綿の不織布）に含ませたものと、水（精製水、 0. 5g、 90. 91質量％)とを組み合わせて実施例 12の二酸ィ匕炭素外用剤調製用組成物を得た。

[0062] [実施例 13] (二酸化炭素外用剤調製用組成物〔2— 2〕の製造）

加水分解されて酸を生じる物質 (ダルコノデルタラタトン、 1. 6g、 34. 8質量％)と、炭酸塩 (炭酸水素ナトリウム、 0. 7質量％)、増粘剤 (カルボキシメチルセルロースナトリウム、 0. 6質量％)、ゲル化剤 (増粘剤を兼ねる）（タラガム、 2. 6質量％)、水不溶性又は水難溶性カルシウム塩 (硫酸カルシウム二水和物、 2. 0質量％)、展延剤（1, 3—ブチレングリコール、 4. 6質量⁰ /₀)、防腐剤（ペンチレングリコール、 1. 8質量⁰ /₀ 及びフノキシエタノール、 0. 3質量％)及び水（精製水、 52. 6質量％)を十分に混合した粘性物（3. Og)とを組み合わせて実施例 13の二酸ィ匕炭素外用剤調製用組成物を得た。

[0063] [実施例 14] (二酸ィ匕炭素外用剤調製用組成物〔2— 2〕の製造）

加水分解されて酸を生じる物質 (ダルコノデルタラタトン、 1. 6g、 34. 8質量％)と、炭酸塩 (炭酸水素ナトリウム、 0. 7質量％)、増粘剤 (カルボキシメチルセルロースナトリウム、 0. 6質量⁰ /。）、ゲル化剤（増粘剤を兼ねる）（ローカストビーンガム、 2. 3質量 %)、水不溶性又は水難溶性カルシウム塩 (硫酸カルシウム二水和物、 2. 0質量％) 、展延剤（1, 3—ブチレングリコール、 4. 6質量⁰ /₀)、防腐剤（ペンチレンダリコール、 1. 8質量％及びフエノキシエタノール、 0. 3質量％)及び水（精製水、 52. 9質量％) を十分に混合した粘性物（3. Og)とを組み合わせて実施例 14の二酸ィ匕炭素外用剤調製用組成物を得た。

[0064] [実施例 15] (二酸ィ匕炭素外用剤調製用組成物〔2— 2〕の製造）

加水分解されて酸を生じる物質 (ダルコノデルタラタトン、 1. 0g、 25. 0質量％)と、炭酸塩 (炭酸カルシウム (水不溶性又は水難溶性カルシウム塩を兼ねる）、 2. 3質量 %)、増粘剤 (カルボキシメチルセルロースナトリウム、 0. 7質量％)、ゲル化剤（増粘剤を兼ねる）（力ラゲニン、 3. 0質量％)、展延剤（1, 3—ブチレングリコール、 5. 3質量⁰ /₀)、防腐剤（ペンチレンダリコール、 2. 0質量⁰ /₀及びフエノキシエタノール、 0. 4 質量％)及び水 (精製水、 61. 3質量％)を十分に混合した粘性物 (3. Og)とを組み合わせて実施例 15の二酸化炭素外用剤調製用組成物を得た。

[0065] [実施例 16] (二酸ィ匕炭素外用剤調製用組成物〔2— 2〕の製造）

加水分解されて酸を生じる物質 (ダルコノデルタラタトン、 0. 4g、 11. 8質量％)と、炭酸塩 (炭酸カルシウム (水不溶性又は水難溶性カルシウム塩を兼ねる）、 0. 4質量 %及び炭酸水素ナトリウム、 0. 9質量％)、増粘剤 (カルボキシメチルセルロースナトリゥム、 0. 9質量％)、ゲル化剤（増粘剤を兼ねる）（アルギン酸ナトリウム、 3. 4質量％ )、展延剤（1, 3—ブチレングリコール、 5. 3質量⁰ /₀)、防腐剤（ペンチレンダリコール、 2. 4質量％及びフエノキシエタノール、 0. 4質量％)及び水（精製水、 74. 5質量％ )を十分に混合した粘性物（3. Og)とを組み合わせて実施例 16の二酸ィ匕炭素外用剤調製用組成物を得た。

[0066] [実施例 17] (二酸ィ匕炭素外用剤調製用組成物〔2— 2〕の製造）

加水分解されて酸を生じる物質 (ダルコノデルタラタトン、 16. 5質量％)及び炭酸塩 (炭酸水素ナトリウム、 0. 8質量％)の混合粉末力もなる粒状物 (0. 63g)と、増粘剤 (カルボキシメチルセルロースナトリウム、 0. 7質量％)、ゲル化剤（増粘剤を兼ねる ) (アルギン酸ナトリウム、 2. 9質量％)、水不溶性又は水難溶性カルシウム塩 (タエン酸カルシウム四水和物、 0. 8質量％)、展延剤（1, 3—ブチレングリコール、 5. 8質量⁰ /₀)、防腐剤（ペンチレンダリコール、 2. 2質量⁰ /₀及びフエノキシエタノール、 0. 4 質量％)及び水 (精製水、 69. 9質量％)を十分に混合した粘性物 (3. Og)とを組み合わせて実施例 17の二酸化炭素外用剤調製用組成物を得た。

[0067] [実施例 18] (二酸化炭素外用剤調製用組成物〔2— 2〕の製造）

加水分解されて酸を生じる物質 (ダルコノデルタラタトン、 4. 4質量％)、炭酸塩 (炭酸水素ナトリウム、 0. 6質量％)及びゲル化剤 (増粘剤を兼ねる）（アルギン酸ナトリウム、 5. 9質量％)の混合粉末カゝらなる粒状物（0. 37g)と、増粘剤 (カルボキシメチルセルロースナトリウム、 0. 4質量％)、水不溶性又は水難溶性カルシウム塩（アルギン酸カルシウム、 1. 8質量％)及び水 (精製水、 86. 9質量％)を十分に混合した粘性物（3. Og)とを組み合わせて実施例 18の二酸ィ匕炭素外用剤調製用組成物を得た。

[0068] [実施例 19] (二酸ィ匕炭素外用剤調製用組成物〔2— 2〕の製造）

加水分解されて酸を生じる物質 (ダルコノデルタラタトン、 4. 5質量％)及びゲルィ匕剤 (増粘剤を兼ねる）（アルギン酸ナトリウム、 4. 5質量％)の混合粉末からなる粒状物 (0. 3g)と、炭酸塩 (炭酸水素ナトリウム、 0. 6質量％)、増粘剤 (カルボキシメチルセルロースナトリウム、 0. 9質量％)、水不溶性又は水難溶性カルシウム塩 (ケィ酸力ルシゥム、 1. 4質量％)及び水 (精製水、 88. 1質量％)を十分に混合した粘性物（3 . Og)とを組み合わせて実施例 19の二酸ィ匕炭素外用剤調製用組成物を得た。

[0069] [実施例 20] (二酸化炭素外用剤調製用組成物〔2— 2〕の製造）

加水分解されて酸を生じる物質 (ダルコノデルタラタトン、 20. 7質量％)及び水不溶性又は水難溶性カルシウム塩 (ピロリン酸カルシウム、 1. 6質量％)の混合粉末からなる粒状物 (0. 86g)と、炭酸塩 (炭酸水素ナトリウム、 0. 8質量％)、増粘剤 (カルボキシメチルセルロースナトリウム、 0. 7質量％)、ゲル化剤（増粘剤を兼ねる）（アルギン酸ナトリウム、 2. 7質量％)、展延剤（1, 3—ブチレングリコール、 5. 4質量⁰ /₀)、防腐剤（ペンチレンダリコール、 2. 1質量⁰ /₀及びフエノキシエタノール、 0. 4質量⁰ /₀) 及び水 (精製水、 65. 6質量％)を十分に混合した粘性物（3. Og)とを組み合わせて実施例 20の二酸化炭素外用剤調製用組成物を得た。

[0070] [実施例 21]に酸ィ匕炭素外用剤調製用組成物〔2— 2〕の製造）

加水分解されて酸を生じる物質 (ダルコノデルタラタトン、 20. 9質量％)及び水不溶性又は水難溶性カルシウム塩 (第二リン酸カルシウム二水和物、 0. 8質量％)の混合粉末からなる粒状物 (0. 83g)と、炭酸塩 (炭酸水素ナトリウム、 0. 8質量％)、増粘剤 (カルボキシメチルセルロースナトリウム、 0. 7質量⁰ /₀)、ゲル化剤（増粘剤を兼ねる ) (アルギン酸ナトリウム、 2. 7質量⁰ /₀)、展延剤（1, 3—ブチレングリコール、 5. 5質量⁰ /₀)、防腐剤（ペンチレンダリコール、 2. 1質量⁰ /₀及びフエノキシエタノール、 0. 4 質量％)及び水 (精製水、 66. 1質量％)を十分に混合した粘性物 (3. Og)とを組み合わせて実施例 21の二酸化炭素外用剤調製用組成物を得た。

[0071] [実施例 22] (二酸ィ匕炭素外用剤調製用組成物〔2— 2〕の製造）

加水分解されて酸を生じる物質 (ダルコノデルタラタトン、 11. 7質量％)及び水不溶性又は水難溶性カルシウム塩 (第一リン酸カルシウム一水和物、 0. 9質量％)の混合粉末からなる粒状物 (0. 43g)と、炭酸塩 (炭酸ナトリウム、 0. 9質量％)、増粘剤（カルボキシメチルセルロースナトリウム、 0. 8質量％)、ゲル化剤（増粘剤を兼ねる） ( アルギン酸ナトリウム、 3. 1質量％)、展延剤（1, 3—ブチレングリコール、 6. 1質量 %)、防腐剤（ペンチレンダリコール、 2. 4質量⁰ /₀及びフノキシエタノール、 0. 4質量％)及び水 (精製水、 73. 7質量％)を十分に混合した粘性物 (3. Og)とを組み合わせて実施例 22の二酸ィ匕炭素外用剤調製用組成物を得た。

[0072] [実施例 23] (二酸ィ匕炭素外用剤調製用組成物〔2— 2〕の製造）

加水分解されて酸を生じる物質 (ダルコノデルタラタトン、 11. 5質量％)、炭酸塩（炭酸ナトリウム、 1. 7質量％)及び水不溶性又は水難溶性カルシウム塩 (ダルコン酸カルシウム一水和物、 0. 8質量％)の混合粉末力もなる粒状物 (0. 49g)と、増粘剤（カルボキシメチルセルロースナトリウム、 0. 8質量％)、ゲル化剤（増粘剤を兼ねる） ( アルギン酸ナトリウム、 3. 0質量％)、展延剤（1, 3—ブチレングリコール、 6. 0質量 %)、防腐剤（ペンチレンダリコール、 2. 3質量⁰ /₀及びフノキシエタノール、 0. 4質量％)及び水 (精製水、 73. 5質量％)を十分に混合した粘性物 (3. Og)とを組み合わせて実施例 23の二酸ィ匕炭素外用剤調製用組成物を得た。

[0073] [実施例 24] (二酸ィ匕炭素外用剤調製用組成物〔2— 2〕の製造）

加水分解されて酸を生じる物質 (ダルコノデルタラタトン、 4. 5質量％)、ゲル化剤（増粘剤を兼ねる）（アルギン酸ナトリウム、 4. 5質量％)及び水不溶性又は水難溶性カルシウム塩 (ケィ酸カルシウム、 1. 2質量％)の混合粉末力もなる粒状物（0. 34g) と、炭酸塩 (炭酸水素ナトリウム、 0. 6質量％)及び増粘剤 (カルボキシメチルセル口ースナトリウム、 0. 9質量％)及び水 (精製水、 88. 3質量％)を十分に混合した粘性物（3. Og)とを組み合わせて実施例 24の二酸ィ匕炭素外用剤調製用組成物を得た。

[0074] [実施例 25] (二酸ィ匕炭素外用剤調製用組成物〔2— 2〕の製造）

加水分解されて酸を生じる物質 (ダルコノデルタラタトン、 4. 5質量％)、炭酸塩 (炭酸水素ナトリウム、 0. 5質量％)、ゲル化剤 (増粘剤を兼ねる）（アルギン酸ナトリウム、 4. 5質量％)及び水不溶性又は水難溶性カルシウム塩 (アルギン酸カルシウム、 1. 2 質量⁰ /₀)の混合粉末力もなる粒状物（0. 36g)と、増粘剤 (カルボキシメチルセルロースナトリウム、 0. 8質量⁰ /₀)、展延剤（1, 3—ブチレングリコール、 6. 3質量⁰ /₀)、防腐剤（ペンチレングリコール、 2. 4質量⁰ /₀及びフエノキシエタノール、 0. 4質量⁰ /₀)及び水 (精製水、 79. 4質量％)を十分に混合した粘性物（3. Og)とを組み合わせて実施例 25の二酸ィ匕炭素外用剤調製用組成物を得た。

[0075] [実施例 26] (二酸ィ匕炭素外用剤調製用組成物〔2— 2〕の製造）

1. 6gの加水分解されて酸を生じる物質 (ダルコノデルタラタトン、 6. 0質量％)と、ゲル化剤（増粘剤を兼ねる）（アルギン酸ナトリウム、 3. 3質量％)、水不溶性又は水難溶性カルシウム塩 (炭酸塩を兼ねる）（炭酸カルシウム、 0. 7質量％)、炭酸塩 (炭酸水素ナトリウム、 0. 5質量⁰ /₀)、増粘剤（カルボキシメチルセルロースナトリウム、 0. 8質量⁰ /₀)、展延剤（1, 3—ブチレングリコール、 6. 6質量⁰ /₀)、防腐剤（ペンチレングリコール、 2. 5質量％及びフエノキシエタノール、 0. 5質量％)及び水（精製水、 79. 1質量％)を十分に混合した粘性物（25. Og)とを組み合わせて実施例 26の二酸ィ匕炭素外用剤調製用組成物を得た。

[0076] [実施例 27] (二酸化炭素外用剤調製用組成物〔2— 2〕の製造）

0. 80gの加水分解されて酸を生じる物質 (ダルコノデルタラタトン、 6. 0質量％)と、ゲル化剤（増粘剤を兼ねる）（アルギン酸ナトリウム、 1. 9質量％)、水不溶性又は水難溶性カルシウム塩 (炭酸塩を兼ねる）（炭酸カルシウム、 47. 0質量％)及び水 (精製水、 45. 1質量％)を十分に混合した粘性物（12. 50g)とを組み合わせて実施例 2 7の二酸化炭素外用剤調製用組成物を得た。

[0077] [実施例 28]に酸ィ匕炭素外用剤調製用組成物〔1 2〕の製造）

加水分解されて酸を生じる物質 (ダルコノデルタラタトン、 0. 07g、4. 5質量％)と、精製水 85. 8質量％、炭酸水素ナトリウム 1. 0質量％、アルギン酸ナトリウム 2. 9質量⁰ /₀、カルボキシメチルセルロースナトリウム 2. 9質量％、 1, 2 ペンタンジオール 2 . 9質量％を十分に混合した粘性物とを組み合わせて実施例 28の二酸ィ匕炭素外用剤調製用組成物を得た。

[0078] [実施例 29] (二酸化炭素外用剤調製用組成物〔2— 1〕の製造）

加水分解されて酸を生じる物質 (D, L ラクチド、 2. 1質量％)、炭酸塩 (炭酸水素ナトリウム、 0. 5質量％)、増粘剤（ゲル化剤を兼ねる）（アルギン酸ナトリウム、 2. 5質量％)、及び水不溶性又は水難溶性カルシウム塩 (タエン酸カルシウム、 1. 1質量％ )の混合粉末と、水 (精製水、 93. 8質量％)とを組み合わせて実施例 29の二酸ィ匕炭素外用剤調製用組成物を得る。

[実施例 30] (二酸化炭素外用剤調製用組成物〔2— 1〕の製造）

加水分解されて酸を生じる物質を Lーグリコリドに代える以外は実施例 29と同様にして実施例 30の二酸ィ匕炭素外用剤調製用組成物を得る。

[0079] [実施例 31] (二酸化炭素外用剤調製用組成物〔2— 1〕の製造）

加水分解されて酸を生じる物質 (パントラ外ン、 2. 3質量％)、炭酸塩 (炭酸水素ナトリウム、 0. 6質量％)、増粘剤（ゲル化剤を兼ねる）（アルギン酸ナトリウム、 2. 8質量 %)、水不溶性又は水難溶性カルシウム塩 (ケィ酸カルシウム、 0. 8質量％)、及び分散剤 (乳糖、 16. 6質量％)の混合粉末と、水 (精製水、 76. 9質量％)とを組み合わせて実施例 31の二酸化炭素外用剤調製用組成物を得る。 [0080] [実施例 32] (二酸化炭素外用剤調製用組成物〔2— 1〕の製造）

加水分解されて酸を生じる物質 (無水フタル酸、 2. 3質量％)、炭酸塩 (炭酸水素ナトリウム、 0. 6質量％)、増粘剤（ゲル化剤を兼ねる）（アルギン酸ナトリウム、 2. 8質量％)、水不溶性又は水難溶性カルシウム塩 (ケィ酸カルシウム、 0. 8質量％)、及び分散剤 (乳糖、 16. 6質量％)の混合粉末と、水 (精製水、 76. 9質量％)とを組み合わせて実施例 32の二酸化炭素外用剤調製用組成物を得る。

[0081] [実施例 33] (二酸化炭素外用剤調製用組成物〔2— 1〕の製造）

加水分解されて酸を生じる物質を無水マレイン酸に代える以外は実施例 32と同様にして実施例 33の二酸ィ匕炭素外用剤調製用組成物を得る。

[実施例 34] (二酸化炭素外用剤調製用組成物〔2— 1〕の製造）

加水分解されて酸を生じる物質を無水コハク酸に代える以外は実施例 32と同様にして実施例 34の二酸ィ匕炭素外用剤調製用組成物を得る。

[0082] [実施例 35] (二酸化炭素外用剤調製用組成物〔2— 2〕の製造）

加水分解されて酸を生じる物質 (ダルコノデルタラタトン、 0. 4g、 11. 8質量％)と、炭酸塩 (炭酸カルシウム (水不溶性又は水難溶性カルシウム塩を兼ねる）、 0. 6質量 %及び炭酸水素ナトリウム、 0. 4質量％)、増粘剤 (カルボキシメチルセルロースナトリゥム、 0. 4質量％)、ゲル化剤（増粘剤を兼ねる）（アルギン酸ナトリウム、 3. 1質量％ )、展延剤（1, 3—ブチレングリコール、 6. 2質量⁰ /₀)、防腐剤（ペンチレンダリコール、 2. 4質量％及びフエノキシエタノール、 0. 4質量％)及び水（精製水、 74. 7質量％ )を十分に混合した粘性物（3. Og)とを組み合わせて実施例 35の二酸ィ匕炭素外用剤調製用組成物を得た。

[0083] [実施例 36] (二酸ィ匕炭素外用剤調製用組成物〔2— 2〕の製造）

加水分解されて酸を生じる物質 (パントタラタトン、 1. 2g、 28. 6質量％)と、炭酸塩 (炭酸カルシウム）（水不溶性又は水難溶性カルシウム塩を兼ねる）、 0. 3質量％、増粘剤 (カルボキシメチルセルロースナトリウム、 0. 6質量％)、ゲル化剤（増粘剤を兼ねる）（アルギン酸ナトリウム、 2. 5質量⁰ /₀)、展延剤（1, 3—ブチレングリコール、 5. 0 質量⁰ /₀)、防腐剤（ペンチレンダリコール、 1. 9質量⁰ /₀及びフエノキシエタノール、 0. 4質量％)及び水 (精製水、 60. 7質量％)を十分に混合した粘性物 (3. Og)とを組み合わせて実施例 36の二酸化炭素外用剤調製用組成物を得た。

[0084] [実施例 37] (二酸ィ匕炭素外用剤調製用組成物〔2— 2〕の製造）

加水分解されて酸を生じる物質 (D, L—ラクチド、 0. 3g、 9. 1質量％)と、炭酸塩（炭酸カルシウム (水不溶性又は水難溶性カルシウム塩を兼ねる）、 0. 6質量％及び炭酸水素ナトリウム、 0. 5質量％)、増粘剤 (カルボキシメチルセルロースナトリウム、 0 . 5質量％)、ゲル化剤 (増粘剤を兼ねる）（アルギン酸ナトリウム、 3. 2質量％)、展延剤（1, 3—ブチレングリコール、 6. 4質量⁰ /₀)、防腐剤（ペンチレンダリコール、 2. 5質量％及びフノキシエタノール、 0. 5質量％)及び水（精製水、 76. 7質量％)を十分に混合した粘性物（3. Og)とを組み合わせて実施例 37の二酸ィ匕炭素外用剤調製用組成物を得た。

[0085] [実施例 38] (二酸ィ匕炭素外用剤調製用組成物〔2— 2〕の製造）

加水分解されて酸を生じる物質 (D, L—ラクチド、 0. 4g、 11. 8質量％)と、炭酸塩 (炭酸カルシウム (水不溶性又は水難溶性カルシウム塩を兼ねる）、 0. 6質量％及び炭酸水素ナトリウム、 0. 4質量％)、増粘剤 (カルボキシメチルセルロースナトリウム、 0 . 4質量％)、ゲル化剤 (増粘剤を兼ねる）（アルギン酸ナトリウム、 3. 1質量％)、展延剤（1, 3—ブチレングリコール、 6. 2質量⁰ /₀)、防腐剤（ペンチレンダリコール、 2. 4質量％及びフノキシエタノール、 0. 4質量％)及び水（精製水、 74. 7質量％)を十分に混合した粘性物（3. Og)とを組み合わせて実施例 38の二酸ィ匕炭素外用剤調製用組成物を得た。

[0086] [実施例 39] (二酸ィ匕炭素外用剤調製用組成物〔2— 2〕の製造）

加水分解されて酸を生じる物質 (無水フタル酸、 0. 2g、 6. 3質量％)と、炭酸塩 (炭酸カルシウム (水不溶性又は水難溶性カルシウム塩を兼ねる）、 0. 7質量％及び炭酸水素ナトリウム、 0. 5質量⁰ /₀)、増粘剤（カルボキシメチルセルロースナトリウム、 0. 5質量％)、ゲル化剤 (増粘剤を兼ねる）（アルギン酸ナトリウム、 3. 3質量％)、展延剤（1, 3—ブチレングリコール、 6. 6質量⁰ /₀)、防腐剤（ペンチレンダリコール、 2. 5質量％及びフノキシエタノール、 0. 5質量％)及び水（精製水、 79. 1質量％)を十分に混合した粘性物（3. Og)とを組み合わせて実施例 39の二酸ィ匕炭素外用剤調製用組成物を得た。 [0087] [実施例 40] (二酸化炭素外用剤調製用組成物〔2— 2〕の製造）

加水分解されて酸を生じる物質 (無水マレイン酸、 0. 05g、 1. 6質量％)と、炭酸塩 (炭酸カルシウム (水不溶性又は水難溶性カルシウム塩を兼ねる）、 0. 7質量％及び炭酸水素ナトリウム、 0. 5質量％)、増粘剤 (カルボキシメチルセルロースナトリウム、 0 . 5質量％)、ゲル化剤 (増粘剤を兼ねる）（アルギン酸ナトリウム、 3. 4質量％)、展延剤（1 , 3—ブチレングリコール、 6. 9質量⁰ /₀)、防腐剤（ペンチレンダリコール、 2. 7質量％及びフノキシエタノール、 0. 5質量％)及び水（精製水、 83. 2質量％)を十分に混合した粘性物（3. Og)とを組み合わせて実施例 40の二酸ィ匕炭素外用剤調製用組成物を得た。

[0088] [実施例 41 ]に酸ィ匕炭素外用剤調製用組成物〔2— 2〕の製造）

加水分解されて酸を生じる物質 (無水コハク酸、 0. lg、3. 2質量％)と、炭酸塩 (炭酸カルシウム (水不溶性又は水難溶性カルシウム塩を兼ねる）、 0. 7質量％及び炭酸水素ナトリウム、 0. 5質量⁰ /₀)、増粘剤（カルボキシメチルセルロースナトリウム、 0. 5質量％)、ゲル化剤 (増粘剤を兼ねる）（アルギン酸ナトリウム、 3. 4質量％)、展延剤（1 , 3—ブチレングリコール、 6. 8質量⁰ /₀)、防腐剤（ペンチレンダリコール、 2. 6質量％及びフノキシエタノール、 0. 5質量％)及び水（精製水、 81. 8質量％)を十分に混合した粘性物（3. Og)とを組み合わせて実施例 41の二酸ィ匕炭素外用剤調製用組成物を得た。

[0089] [実施例 42] (二酸ィ匕炭素外用剤調製用組成物〔2— 2〕の製造）

加水分解されて酸を生じる物質 (D, L—ラクチド、 2. 0質量％、無水マレイン酸、 0 . 6質量％)と、炭酸塩 (炭酸カルシウム (水不溶性又は水難溶性カルシウム塩を兼ねる）、 0. 7質量％及び炭酸水素ナトリウム、 0. 5質量％)、増粘剤 (カルボキシメチルセルロースナトリウム、 0. 5質量⁰ /。）、ゲル化剤（増粘剤を兼ねる）（アルギン酸ナトリウム、 3. 4質量％)、展延剤（1 , 3—ブチレングリコール、 6. 9質量％)、防腐剤（ペンチレンダリコール、 2. 7質量⁰ /₀及びフエノキシエタノール、 0. 5質量⁰ /₀)及び水（精製水、 82. 2質量％)を十分に混合した粘性物とを組み合わせて実施例 42の二酸ィ匕炭素外用剤調製用組成物を得る。

[0090] [実施例 43] (二酸ィ匕炭素外用剤調製用組成物〔2— 2〕の製造）加水分解されて酸を生じる物質 (ダルコノデルタラタトン、 5. 0質量％、無水コハク酸、 0. 5質量％)と、炭酸塩 (炭酸カルシウム（水不溶性又は水難溶性カルシウム塩を兼ねる）、 0. 7質量％及び炭酸水素ナトリウム、 0. 5質量％)、増粘剤 (カルボキシメチルセルロースナトリウム、 0. 5質量⁰ /₀)、ゲル化剤（増粘剤を兼ねる）（アルギン酸ナトリウム、 3. 4質量⁰ /₀)、展延剤（1, 3—ブチレングリコール、 6. 8質量⁰ /₀)、防腐剤 (ペンチレングリコール、 2. 6質量⁰ /₀及びフエノキシエタノール、 0. 5質量⁰ /₀)及び水 (精製水、 79. 5質量％)を十分に混合した粘性物とを組み合わせて実施例 43の二酸化炭素外用剤調製用組成物を得る。

[0091] [比較例 1] (加水分解されて酸を生じる物質未配合の二酸化炭素外用剤調製用組成物の製造）

(粒状物の製造）

国際公開 WO99Z024043号公報に記載の実施例 3に従い、乳糖 60質量％ (組成物全量に対して 2. 68質量％)、タエン酸 20質量％ (同 0. 89質量％)、デキストリン 10質量％ (同 0. 45質量％)、馬鈴薯澱粉 10質量％ (同 0. 45質量％)を用い、水を溶媒とする湿式押し出し造粒法により比較例 1の粒状物 (多孔性柱状顆粒)を製造した。

(粘性組成物の製造）

国際公開 WO99Z024043号公報に記載の実施例 3に従い、精製水 88. 50質量 % (組成物全量に対して 84. 55質量％)に炭酸水素ナトリウム 3. 0質量％ (同 2. 87 質量⁰ /₀)、ソゥハクヒエキス、ォタネニンジンエキス、シソエキス、シコンエキス、ローズマリーエキスを各々 0. 1質量％ (同 0. 10質量⁰ /₀)、 1, 2—ペンタンジオール 3. 0質量％ (同 2. 87質量％)を溶かし、 60°Cまで徐々に加温しながらアルギン酸ナトリウム 3. 0質量％ (同 2. 87質量％)、カルボキシメチルセルロースナトリウム 2. 0質量⁰ /₀ ( 同 1. 91質量％)を徐々に加えて攪拌しながら溶かし、溶解後一夜放置し、室温まで冷まして比較例 1の粘性組成物を製造した。

上記粒状物と粘性組成物とを組み合わせて比較例 1の二酸ィヒ炭素外用剤調製用組成物を得た。

[0092] [比較例 2] (加水分解されて酸を生じる物質未配合の二酸化炭素外用剤調製用組成物の製造）

(粒状物の製造）

比較例 1と同様に、乳糖 60質量％(組成物全量に対して 2. 31質量％)、タエン酸 2 0質量％ (同 0. 77質量％)、デキストリン 10質量％ (同 0. 38質量％)、馬鈴薯澱粉 1 0質量％ (同 0. 38質量％)を用い、水を溶媒とする湿式押し出し造粒法により比較例 2の粒状物 (多孔性柱状顆粒)を製造した。

(粘性組成物の製造）

精製水 87. 50質量％に、炭酸水素ナトリウム 0. 96質量％、 1, 2 ペンタンジォール 2. 88質量⁰ /₀を溶かし、さらにアルギン酸ナトリウム 2. 88質量⁰ /₀、カルボキシメチルセルロースナトリウム 1. 92質量％を徐々に加えて攪拌しながら溶かし、一晩放置して比較例 2の粘性組成物を製造した。

上記粒状物と粘性組成物とを組み合わせて比較例 2の二酸ィヒ炭素外用剤調製用組成物を得た。

[0093] 以下に、試験例を挙げて本発明の効果を具体的に説明する。

試験例 1 (二酸化炭素外用剤調製用組成物〔1 1〕の評価）

実施例 1〜6の二酸化炭素外用剤調製用組成物から得られた二酸化炭素外用剤を、一人の被験者 (28歳の女性)が左前腕に塗布し、以下の評価項目について目視により評価し、それらの結果力総合評価を行った。その結果を表 1に示す。

[0094] 〔粒状物の溶解性〕

評価;◎:よく溶ける、〇：溶ける、溶けにくい、 X：溶けない

〔二酸化炭素外用剤の垂れ落ち〕

評価；◎:垂れない、△:少し垂れる、 X：垂れる

〔二酸ィ匕炭素吸収による皮膚の反応 (発赤、塗布部位白化等の反応)〕

評価;◎:顕著な反応、〇：中程度の反応、△:わずかな反応、 X：反応を認めず

〔総合評価〕

非常に良い:全評価項目で◎

良、：二酸化炭素吸収による皮膚の反応が◎又は〇で、かつその他 1つ以上の評価項目で◎ 良くない：二酸ィ匕炭素吸収による皮膚の反応が X

[0095] [表 1]

[0096] 試験例 2 (二酸化炭素外用剤調製用組成物〔1 2〕の評価）

実施例 7〜8の二酸化炭素外用剤調製用組成物から得られた二酸化炭素外用剤について、被験者を 39歳の女性に交代したことと、評価項目として以下の塗布状態を加えたこと以外は、前記試験例 1と同様の評価方法で評価を行った。その結果を表 2に示す。

〔塗布状態〕

評価；◎:表面が滑らかに塗布できる、〇：表面がやや滑らかに塗布できる、△:塗布できるが表面が凸凹になる、 X：塗布不可能

[0097] [表 2] 実施例 7 8

外用剤の量（g ) 3. 0 3. 0

塗布若しくは貼付面積

25 25

( c m ²)

粒状物の溶解性又は分散

性

塗布状態

二酸化炭素外用剤の垂れ

二酸化炭素吸収による皮

膚の反応

非常に非常に

総合評価

良い良レ、

[0098] 試験例 3 (二酸化炭素外用剤調製用組成物〔2— 1〕の評価）

実施例 9〜11の二酸化炭素外用剤調製用組成物から得られた二酸化炭素外用剤を、一人の被験者 (30歳の女性)が左前腕に塗布又は貼付し、以下の評価項目について目視及び触感により評価した。それらの結果カゝら総合評価を行った。その結果を表 3に示す。

[0099] 〔粒状物の溶解性又は分散性〕

評価；◎：ほぼ完全に溶ける又は分散される、〇：半分以上溶ける又は分散される、 △ :4分の 1以下し力溶けない又は分散されない、 X：ほとんど溶けない又は分散されない

〔塗布状態〕

評価;◎:顕著な反応、〇：中程度の反応、△:わずかな反応、 X：反応を認めず〔30分後のゲル化状態〕

評価；◎:全体的にゲル化している、〇：表面のみゲル化している、 X：ゲル化していない

〔30分後の剥離〕

評価;◎:きれいに剥離される、〇：複数枚のシートとして剥離可能、△:剥離可能だが外用剤が軟らかくて手につきやすい又は細力べ分裂する、 X：剥離不可能〔総合評価〕

非常に良い:全評価項目で◎

良、：二酸化炭素吸収による皮膚の反応が◎又は〇で、かつその他 1つ以上の評価項目で◎

良くない：二酸化炭素吸収による皮膚の反応が X

[表 3]

実施例 9 10 11

外用剤の量混合直後に

0. 8 1. 3 0. 55

( g ) 塗

混合後 5分

0. 8 1. 3 0. 55

後に塗^ fJ

塗布若しく混合直後に

9 9 9

は貼付面積、½

( c m ² ) 混合後 5分

9 9 9

後に塗

粒状物の溶解性又は分散

性 ◎ Δ ◎

塗布状態混合直後に

〇

塗 ◎ ◎

混合後 5分

Δ

後に塗 △ ― 二酸化炭素吸収による皮

〇

膚の反応 ◎ • ◎

3 0分後の混合直後に

ゲル化状態塗 ◎ ◎ ◎

混合 5分後

〇 @ 一

に塗

3 0分後の混合直後に

剥離 ◎ ◎ ◎

混合 5分後

〇 Δ 一

に塗布

非常に

総合評価良い良い

良い

試験例 4 (ハイド口ゲルの評価、二酸化炭素外用剤調製用組成物〔2— 1〕）

実施例 12の二酸ィ匕炭素外用剤調製用組成物を水で濡らして 30歳の女性の前腕皮膚に貼付した。 5分後に貼付した皮膚を見ると発赤し、明らかな血管拡張作用が認められた。不織布表面を指で触ると濡れていた。さらに 10分後、不織布表面を触ると、ノ、イド口ゲルが形成されたために旨は儒れなかった。

[0102] 試験例 5 (傷の治療、二酸化炭素外用剤調製用組成物〔2— 1〕）

実施例 12の二酸ィ匕炭素外用剤調製用組成物を精製水で濡らし、 28歳の女性の左手人差し指の浅い切り傷に貼付した。 20分後に傷を見たところ、傷口が完全に塞がっていた。

試験例 6 (二酸化炭素外用剤調製用組成物〔2— 2〕の評価）

実施例 13〜25の二酸化炭素外用剤調製用組成物から得られた二酸化炭素外用剤を、前記試験例 3と同様の評価方法で評価を行った。その結果を表 4及び表 5に示す。

[0103] [表 4]

実施例 13 14 15 16 17 18 19 外用剤の量混合直後に

1.5 1.5 1.5 1.5 1.5 1.5 1.5 (g) 塗

混合後 5分

1.5 1.5 1.5 1.5 1.5 1.5 1.5 後に塗布

塗布若しく混合直後に

9 9 9 9 9 9 9 は貼付面積塗布

(cm²) 混合後 5分

9 9 9 9 9 9 9 後に塗布

粒状物の溶解性又は分散

Δ Δ

塗布 △ Δ ◎ ◎ 〇 ◎ 混合後 5分

後に塗布 △ Δ ◎ ◎ ◎ 〇〇二酸化炭素吸収による皮

〇〇

膚の反応 ◎ ◎ ◎ ◎ ◎

3 0分後の混合直後に

ゲル化状態塗布 ◎ ◎ ◎ ◎ ◎

混合 5分後

に塗布 ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎

3 0分後の混合直後に

Δ Δ Δ 〇

剥離塗布 △ ◎ 混合 5分後

Δ Δ Δ

に塗^! ◎ 〇 Δ 〇非常に

総合評価良い良い良い良い良い良レヽ良い 5]

実施例 20 21 22 23 24 25

外用剤の量混合直後に

1.5 1.5 1.5 1.5 1.5 1.5

(g) 塗布

混合後 5分

1.5 1.5 1.5 1.5 1.5 1.5 後に塗

塗布若しく混合直後に

9 9 9 9 9 9

は貼付面積

(c m²) 混合後 5分

9 9 9 9 9 9

後に塗

粒状物の溶解性又は分散

性 ◎ ◎ ◎ ◎ Δ △

塗布状態混合直後に

塗 ◎ ◎ ◎ ◎ @ ◎ 混合後 5分

後に塗布 ◎ ◎ Δ 〇二酸化炭素吸収による皮

3 0分後の混合直後に

〇

混合 5分後

〇

に ΐ¾ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎

3 0分後の混合直後に

剥離 △ ◎ Δ Δ 〇〇

混合 5分後

Δ

に布 ◎ Δ Δ △ 〇

非常に

総合評価良い良い良い良い良い良い試験例 7 (美容効果の評価例）

実施例 26の二酸化炭素外用剤調製用組成物から調製した二酸化炭素外用剤各 2 6. 6gを、 28歳の女性、 41歳の女性、 49歳の男性の被験者の顔に塗布した。当該二酸化炭素外用剤は延びが良ぐ均一な厚みに顔全体に塗布でき、垂れることはな力た。塗布後、当該二酸ィ匕炭素外用剤は非常に冷感と発赤が強ぐ 10分間前後持続した。 30分後、当該二酸ィ匕炭素外用剤は硬化してノ、イド口ゲルシート状になり、顔力も容易に剥がすことができた。また、全ての被験者は二酸ィ匕炭素外用剤の塗布前と比較して肌が白ぐなめらかになった。

[0106] 試験例 8 (実施例 27の評価）

実施例 27の二酸化炭素外用剤調製用組成物から調製した二酸化炭素外用剤各 1 3. 30gを、 28歳の女性、 30歳の女性、 41歳の女性の被験者の半顔に塗布した。当該二酸化炭素外用剤は延びが良ぐ均一な厚みに半顔全体に塗布でき、垂れることはなかった。

一方、各被験者は残りの半顔に、比較例 1の二酸化炭素外用剤調製用組成物から 13. 45gの二酸ィ匕炭素外用剤 (粒状物 0. 60gと粘性物 12. 85gを混合)を調製して塗布した。

30分後に各被験者は実施例 27の二酸化炭素外用剤と比較例 1の二酸化炭素外用剤の両方を完全に除去した。前記実施例 27の二酸化炭素外用剤は硬化してハイドロゲルシート状になり、顔力非常に滑らかに剥がれ、洗顔は不要であった。一方、比較例 1の二酸化炭素外用剤は粘度が高い流状物であり、完全に除去するには数分間の洗顔が必要であった。実施例 27の二酸ィ匕炭素外用剤が塗布された半顔は、比較例 1の二酸化炭素外用剤が塗布された半顔より、全ての被験者で肌の保湿感、たるみ、小顔効果、肌の白さ、明るさ、透明感、柔らかさときめの細力さで優れていた

[0107] 試験例 9 (二酸ィ匕炭素外用剤の塗布量が同量の場合の比較試験）

実施例 1の二酸化炭素外用剤調製用組成物から 3. 14gの二酸化炭素外用剤 (以下、実施例外用剤 1Aという）を、比較例 1の二酸化炭素外用剤調製用組成物から 3. 14gの二酸化炭素外用剤 (粒状物 0. 14gと粘性組成物 3gを混合。以下、比較例外用剤 1Aという。）を調製した。得られた二つの二酸化炭素外用剤を互いに約 3cm離し、ほぼ同じ厚みと面積で、 41歳の女性被験者の左前腕に塗布した。実施例外用剤 1 Aと比較例外用剤 1 Aの両方において、 3分後に塗布部分の皮膚の発赤が認められた。しかし、発赤は実施例外用剤 1Aの方がやや強力つた。さらに塗布 5分後、 10 分後、 15分後、 20分後、 30分後においても両方の二酸ィ匕炭素外用剤において、塗布部分の発赤が認められたが、発赤の強さは実施例外用剤 1Aの方がすべての測定時間でやや優って!/ヽた。 [0108] 試験例 10 (二酸化炭素外用剤調製用組成物〔1 1〕を用いた二酸化炭素外用剤からのニ酸ィ匕炭素発生量が同量 (理論上)の場合の比較試験）

実施例 4に記載の二酸化炭素外用剤調製用組成物から 1. 50gの二酸化炭素外用剤（以下、実施例外用剤 4Bという。理論上の二酸化炭素発生量 7. 86mg)を、比較例 2に記載の二酸ィ匕炭素外用剤調製用組成物 (粒状物 0. 06gと粘性組成物 1. 50g )から 1. 56gの二酸ィ匕炭素外用剤（以下、比較例外用剤 2Bという。理論上の二酸ィ匕炭素発生量 7. 86mg)を調製した。得られた二つの二酸ィ匕炭素外用剤を互いに約 3 cm離し、ほぼ同じ厚さにて、 29歳の女性被験者の右大腿部に塗布した。実施例外用剤 4Bと比較例外用剤 2Bとの両者において、 3分後に塗布部分の皮膚の発赤が認められた。しかし、塗布 5分以後は、 10分後、 15分後、 20分後、 30分後の全ての時間において、発赤の強さは実施例外用剤 4Bが比較例外用剤 2Bより遥かに優れていた。

実施例外用剤 4Bと比較例外用剤 2Bはともに炭酸塩として炭酸水素ナトリウムを 0. 015g含み、それと反応するダルコノデルタラタトン及び酸はすべて炭酸水素ナトリウムと反応する量を含んでいるため、二酸ィ匕炭素の発生量は理論的に同一と考えられる。従って本評価より、本発明の二酸化炭素外用剤調製用組成物は、従来の技術と比較して、同じ量の二酸ィ匕炭素発生原料でも二酸ィ匕炭素の経皮吸収量が多ぐしかも持続する、二酸化炭素外用剤が得られることが判明した。

[0109] 試験例 11 (二酸ィ匕炭素外用剤調製用組成物〔1 2〕を用いた二酸ィ匕炭素外用剤からのニ酸ィ匕炭素発生量が同量 (理論上)の場合の比較試験）

実施例 28に記載の二酸化炭素外用剤調製用組成物から 1. 57gの二酸化炭素外用剤（以下、実施例外用剤 28Cという。理論上の二酸化炭素発生量 7. 86mg)を調製した。 1. 56gの前記比較例外用剤 2B (理論上の二酸化炭素発生量 7. 86mg)を調製した。得られた二つの二酸ィ匕炭素外用剤を互いに約 3cm離し、ほぼ同じ厚さにて、 29歳の女性被験者の右大腿部に塗布した。実施例外用剤 28Cと比較例外用剤 2Bとの両者において、 3分後に塗布部分の皮膚の発赤が認められた。しかし塗布 5 分以後も上記試験例 10と同じように、全ての時間において発赤の強さは、実施例外用剤 28Cが比較例外用剤 2Bより遥かに優れていた。試験例 12 (二酸化炭素外用剤調製用組成物〔2— 2〕の評価）

実施例 35〜41の二酸ィ匕炭素外用剤調製用組成物から得られた二酸ィ匕炭素外用剤を、前記試験例 3と同様の評価方法で評価を行った。その結果を表 6に示す。闘

注 1 ：ハイド口ゲル化が速く、塗布できなかった。

Claims

請求の範囲

[I] 加水分解されて酸を生じる物質、炭酸塩、増粘剤、及び水を必須成分とすることを特徴とする二酸化炭素外用剤調製用組成物。

[2] 水以外の成分が粒状物を形成している請求項 1に記載の二酸化炭素外用剤調製用組成物。

[3] さらに分散剤が含まれる請求項 2に記載の二酸ィ匕炭素外用剤調製用組成物。

[4] 加水分解されて酸を生じる物質及び Z又は炭酸塩が粒状物を形成し、かつ、少なくとも増粘剤と水とが粘性物を形成してヽる請求項 1に記載の二酸化炭素外用剤調製用組成物。

[5] 二酸ィ匕炭素外用剤としての使用時まで水と接触しない状態で水以外の成分が吸水性支持体に含まれている請求項 1〜3のいずれか 1項に記載の二酸ィヒ炭素外用剤調製用組成物。

[6] 加水分解されて酸を生じる物質、炭酸塩、増粘剤、水、カルシウムイオンによってゲルイ匕するゲル化剤、及び水不溶性又は水難溶性カルシウム塩カゝらなることを特徴とする二酸化炭素外用剤調製用組成物。

[7] 水以外の成分が粒状物を形成している請求項 6に記載の二酸ィ匕炭素外用剤調製用組成物。

[8] さらに分散剤が含まれる請求項 7に記載の二酸ィ匕炭素外用剤調製用組成物。

[9] 加水分解されて酸を生じる物質、炭酸塩及びカルシウムイオンによってゲル化するゲル化剤及び、水不溶性又は水難溶性カルシウム塩から選ばれる 1種又は 2種以上の成分が粒状物を形成し、かつ、少なくとも増粘剤と水とが粘性物を形成している請求項 6に記載の二酸ィヒ炭素外用剤調製用組成物。

[10] 前記カルシウムイオンによってゲルィ匕するゲル化剤力アルギン酸ナトリウム、カラゲニン、タラガム及び、ローカストビーンガム力選ばれる 1種又は 2種以上である請求項 6〜9のいずれか 1項に記載の二酸ィヒ炭素外用剤調製用組成物。

[I I] 前記水不溶性又は水難溶性カルシウム塩力炭酸カルシウム、硫酸カルシウム、クェン酸カルシウム、アルギン酸カルシウム、ダルコン酸カルシウム、ピロリン酸カルシゥム、第一リン酸カルシウム及び、ケィ酸カルシウム力選ばれる 1種又は 2種以上である請求項 6〜10のいずれ力 1項に記載の二酸ィ匕炭素外用剤調製用組成物。

[12] 前記増粘剤及びカルシウムイオンによってゲルィ匕するゲル化剤が、アルギン酸ナトリウムである請求項 6〜11のいずれか 1項に記載の二酸ィ匕炭素外用剤調製用組成物。

[13] 前記炭酸塩及び水不溶性又は水難溶性カルシウム塩力炭酸カルシウムである請求項 6〜 12のいずれか 1項に記載の二酸ィ匕炭素外用剤調製用組成物。

[14] 得られる二酸化炭素外用剤が、凝固したハイド口ゲルの状態である請求項 13に記載の二酸化炭素外用剤調製用組成物。

[15] 前記加水分解されて酸を生じる物質が、ラタトン、有機酸の環状二量体及び、酸無水物力も選ばれる 1種又は 2種以上である請求項 1〜14のいずれ力 1項に記載の二酸化炭素外用剤調製用組成物。

[16] 前記加水分解されて酸を生じる物質が、結晶状態の、ラタトン、有機酸の環状二量体及び、酸無水物力も選ばれる 1種又は 2種以上である請求項 15に記載の二酸ィ匕炭素外用剤調製用組成物。

[17] 前記ラタトンが、ダルコノデルタラタトン及び Z又はパントラクトンである請求項 16に記載の二酸化炭素外用剤調製用組成物。

[18] 前記有機酸の環状二量体が、 D, L一又は Lーラクチド（3, 6—ジメチルー 1, 4ージォキサン— 2, 5ジオン)及び/又は D, L—又は L—グリコリドである請求項 16に記載の二酸化炭素外用剤調製用組成物。

[19] 前記酸無水物が、無水フタル酸、無水マレイン酸及び、無水コハク酸力選ばれる

1種又は 2種以上である請求項 16に記載の二酸ィ匕炭素外用剤調製用組成物。

[20] 請求項 1〜19のいずれか 1項に記載の二酸ィ匕炭素外用剤調製用組成物から得られる二酸化炭素外用剤からなる創傷又は熱傷の治療材。

[21] 請求項 1〜19のいずれか 1項に記載の二酸ィ匕炭素外用剤調製用組成物から得られるニ酸ィ匕炭素外用剤からなるパック化粧料。