WO2006080208A1 - 熱現像記録装置及び熱現像記録方法 - Google Patents

熱現像記録装置及び熱現像記録方法 Download PDF

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Abstract

 この熱現像記録装置1は、フィルムFを露光して潜像を形成する露光手段15と、フィルムを加熱して現像する加熱手段10,13と、加熱されたフィルムを冷却する冷却手段14と、冷却手段へ搬送される加熱されたフィルムと係合し、フィルムからの吸熱量を可変することによりフィルムの仕上がり濃度を制御する濃度補正部18と、濃度補正部を制御する制御部と、を有する。

Description

明 細 書
熱現像記録装置及び熱現像記録方法
技術分野
[0001] 本発明は、潜像を形成したシート状熱現像感光材料を加熱し現像し冷却する熱現 像記録装置及び熱現像記録方法に関するものである。
背景技術
[0002] 熱現像感光材料からなるフィルムにレーザ光を照射して形成した潜像を加熱により 現像し可視化するようにした熱現像記録装置 '方法が公知である。熱現像記録装置 でフィルムに形成したパッチの濃度を測定し、その測定結果をフィードバックすること で、次のプリントが適正濃度になるように補正することは、下記特許文献 1等で知られ ている。この方式では連続処理時にフィードバック補正が有効になるのは、数枚後に なる場合がある。
[0003] これに対し、下記特許文献 2は、フィルムの加熱温度を検出し、検出温度に従って フィルムの搬送速度(ドラムの回転速度)を制御し現像時間を変更することで補正を 行レ、、濃度安定化を図る方式を開示する。この方式は、連続処理時においても適正 濃度を得ることが可能なシステムである。このシステムでは、想定される冷却能力に応 じて、リアルタイムで加熱時間を可変する。
[0004] また、下記特許文献 3のように、露光しながら熱現像を行う方式では、フィルム搬送 速度を可変できないので、速度可変方式は適用できない。露光時の搬送速度(副走 查速度)が変化すると、搬送方向の画像倍率が異なることになるからである。
[0005] また、下記特許文献 4のように、加熱部や冷却部等の現像部周辺の空気温度や部 材温度を検出して、露光系にフィードバックしたりまたは特許文献 2のような制御を行 レ、、フィルムに対する露光光量で調整 (補正)する方式もある。この方式では、入力さ れた画像データを適正な階調特性で出力するための画像処理演算(光量決定)の他 に、前記濃度安定化のたの光量補正演算を行わねばならず、プリントデータの生成 に時間を要してしまレ、、装置のプリント生産性が低下してしまう。
特許文献 1 :特開 2003— 140271号公報 特許文献 2:特開 2003— 195467号公報
特許文献 3 :特開 2003— 287862号公報
特許文献 4 :特開 2000— 284382号公報
発明の開示
[0006] 本発明は、上述のような従来技術の問題に鑑み、露光しながら熱現像を行う場合に 仕上がり濃度を安定化するのに最適であり新規な濃度補正システム '方法の熱現像 記録装置及び熱現像記録方法を提供することを目的とする。
[0007] 上記目的を達成するために、本発明による熱現像記録装置は、シート状熱現像感 光材料を露光して潜像を形成する露光手段と、前記シート状熱現像感光材料を加熱 して現像する加熱手段と、前記加熱されたシート状熱現像感光材料を冷却する冷却 手段と、を備える熱現像記録装置であって、前記冷却手段へ搬送される前記加熱さ れたシート状熱現像感光材料と係合し、前記熱現像感光材料からの吸熱量を可変 することにより前記熱現像感光材料の仕上力 Sり濃度を制御する濃度補正手段と、前 記濃度補正部を制御する制御手段と、を有することを特徴とする。
[0008] さらに本発明による熱現像記録方法は、シート状熱現像感光材料を露光して潜像 を形成し、前記シート状熱現像感光材料を加熱して現像し、前記加熱されたシート状 熱現像感光材料を冷却するようにした熱現像記録方法にぉレ、て、前記冷却のために 搬送される前記加熱されたシート状熱現像感光材料からの吸熱量を可変することに より前記熱現像感光材料の仕上力 sり濃度を制御し濃度補正を行うことを特徴とする。 図面の簡単な説明
[0009] [図 1]本実施の形態による熱現像記録装置の要部を概略的に示す側面図である。
[図 2]図 1の熱現像記録装置 1の制御系の要部を示すブロック図である。
[図 3]図 3は図 1の熱現像記録装置 1における熱現像プロセスの迅速処理方法におけ
[図 4]実施例で使用した熱現像記録装置の要部構成を示す側面図である。
符号の説明
[0010] 1 熱現像記録装置
10 昇温部 (加熱手段) 11 , 12 第 1 ,第 2の加熱ゾーン
13 保温部 (加熱手段)
14 冷却部(冷却手段)
14a 対向ローラ
14b 冷却プレート
14c 冷却ガイド
15 光走査露光部(露光手段)
15a LDの温度センサ
15b 露光位置
18 濃度補正部、徐冷部
18a 冷却プレート
18b 加熱ヒータ
18c ガイド面
19 温度センサ
19d 温度センサ
20 制御部
F シートフィルム、フィルム(シート状熱現像感光材料)
H 搬送方向
L レーザ光
d 隙間
m 距離
発明を実施するための最良の形態
この熱現像記録装置によれば、加熱されたシート状熱現像感光材料が加熱手段か ら離れ、下流方向(排出方向)へ搬送されるとき、加熱手段よりも下流に設けられた濃 度補正手段と係合し加熱された熱現像感光材料からの吸熱量 (熱移動量)を制御す ることで、言い換えると、加熱された熱現像感光材料が冷却される度合いを制御する ことで、搬送速度は一定でも熱現像感光材料の現像進行時間を可変できるので、最 終的な熱現像感光材料の仕上がり濃度を制御可能となり、露光しながら熱現像を行 う場合に最適な新規な濃度補正システムが実現可能となる。これにより、熱現像記録 装置の小型化を実現し、感光材料の仕上がり濃度を安定化できる。
[0012] 上記熱現像記録装置にぉレ、て前記シート状熱現像感光材料に対し前記露光手段 と前記加熱手段とが同時に作用することで、シート状熱現像感光材料の搬送方向後 端側で露光しながら搬送方向先端側で熱現像を行うことができ、装置の小型化を実 現できる。
[0013] また、前記濃度補正手段は、前記加熱されたシート状熱現像感光材料と接触する ガイド部と、前記ガイド部のシート状熱現像感光材料との接触面と反対側の面に設け られた加熱部と、を有することが好ましい。加熱されたシート状熱現像感光材料は、 加熱部により表面温度を制御されたガイド部と接触することで吸熱される(熱移動す る)。そのガイド部の表面温度を加熱部で制御することにより熱現像感光材料からの 吸熱量 (熱移動量)を制御できる。
[0014] また、前記冷却手段が、前記加熱されたシート状熱現像感光材料を現像停止温度 まで冷却する徐冷部と、前記シート状熱現像感光材料をユーザが接触可能な温度( 人手で触れても熱くない温度)まで下げる冷却部と、を有し、前記徐冷部を上流側に 配置することが好ましい。
[0015] また、前記徐冷部の前記シート状熱現像感光材料の進入側に前記加熱部が設け られ、前記徐冷部が前記濃度補正手段を兼ねることができる。このように、濃度補正 手段は、加熱されたシート状熱現像感光材料を現像停止温度以下に冷却するという 徐冷機能の一部を構成する。
[0016] また、前記徐冷部及び/又は前記露光手段近傍の温度を検出する温度検出部を 有し、前記制御手段は、前記温度検出部の検出結果に基づいて前記濃度補正手段 の加熱部を制御することで、ガイド部の表面温度を制御し熱現像感光材料からの吸 熱量 (熱移動量)を制御でき、また、温度上昇により露光手段に含まれる LD (レーザ ダイオード)の発振波長が変動し熱現像感光材料の感光波長域の光量が減った場 合でも、ガイド部の表面温度を制御することで、濃度低下を防止できる。
[0017] また、前記加熱手段による前記シート状熱現像感光材料の加熱時間が 10秒以下と なるように前記熱現像感光材料を搬送することで、装置の小型化及び迅速な熱現像 処理を実現できる。
[0018] 同様に、この熱現像記録方法によれば、加熱されたシート状熱現像感光材料が下 流方向(排出方向)へ搬送されるとき、加熱された熱現像感光材料からの吸熱量 (熱 移動量)を制御することで、言い換えると、加熱された熱現像感光材料が冷却される 度合レ、を制御することで、搬送速度は一定でも熱現像感光材料の現像進行時間を 可変できるので、最終的な熱現像感光材料の仕上がり濃度を制御可能となり、露光 しながら熱現像を行う場合に最適な新規な濃度補正方法が実現可能となる。これに より、熱現像記録装置の小型化を実現し、感光材料の仕上力 ^濃度を安定化できる。
[0019] 上記熱現像記録方法にぉレ、て前記シート状熱現像感光材料に対し前記露光及び 前記加熱を同時に行うことで、シート状熱現像感光材料の搬送方向後端側で露光し ながら搬送方向先端側で熱現像を行うことができ、装置の小型化を実現できる。
[0020] また、前記冷却のとき、前記加熱されたシート状熱現像感光材料を現像停止温度 まで徐冷してから、前記シート状熱現像感光材料をユーザが接触可能な温度 (人手 で触れても熱くない温度)まで下げることが好ましい。この場合、前記徐冷のときに前 記シート状熱現像感光材料の濃度補正を行うことができる。このように、濃度補正は、 加熱されたシート状熱現像感光材料を現像停止温度以下に冷却するといぅ徐冷のと きに実行することができる。
[0021] また、前記濃度補正のとき、前記加熱されたシート状熱現像感光材料がガイド部で 接触し、前記ガイド部を前記シート状熱現像感光材料との接触面と反対側の面で加 熱することが好ましい。加熱されたシート状熱現像感光材料は、加熱部により表面温 度を制御されたガイド部と接触することで吸熱される(熱移動する)。そのガイド部の 表面温度を加熱部で制御することにより熱現像感光材料からの吸熱量 (熱移動量)を 制御できる。
[0022] また、前記徐冷及び/又は前記露光に関係する位置の温度を検出し、前記温度 検出結果に基づレ、て前記ガイド部の加熱を制御することことで、ガイド部の表面温度 を制御し熱現像感光材料からの吸熱量 (熱移動量)を制御でき、また、温度上昇によ り露光のためのを LD (レーザダイオード)の発振波長が変動し熱現像感光材料の感 光波長域の光量が減った場合でも、ガイド部の表面温度を制御することで、濃度低 下を防止できる。
[0023] また、前記潜像形成後のシート状熱現像感光材料を加熱する加熱時間が 10秒以 下となるように前記熱現像感光材料を搬送することで、装置の小型化及び迅速な熱 現像処理を実現できる。
[0024] 以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。図 1 は本実施の形態による熱現像記録装置の要部を概略的に示す側面図である。
[0025] 図 1に示すように、本実施の形態の熱現像記録装置 1は、 PET等からなるシート状 の支持基体の片面上に熱現像感光材料が塗布された EC面と、 EC面と反対面の支 持基体側の BC面とを有するシートフィルム F (以下、「フイノレム」とレ、う。)を方向 Hに口 ーラ 16a等により副走查搬送しながら画像データに基づレ、て光走查露光部 15でレー ザ光 Lを光走査して露光することにより EC面に潜像を形成し、次に、フィルム Fを BC 面側から加熱して現像し潜像を可視化するものである。光走查露光部 15は、光源と して LD (レーザダイオード)と、光源の温度を測定する温度センサ 15a (図 2)と、を含 む。
[0026] 図 1の熱現像記録装置 1は、潜像の形成されたフィルム Fを BC面側から加熱し所定 の熱現像温度まで昇温させる昇温部 10と、昇温されたフィルム Fを加熱して所定の 熱現像温度に保温する保温部 13と、加熱されたフィルム Fを BC面側から冷却する冷 却部 14と、を備える。昇温部 10と保温部 13とで加熱部を構成し、フィルム Fを熱現像 温度まで加熱し熱現像温度に保持する。
[0027] 昇温部 10は、フィルム Fを上流側で加熱する第 1の加熱ゾーン 11と、下流側で加 熱する第 2の加熱ゾーン 12と、を有する。また、冷却部 14には、加熱されたフィルム F を徐冷しながらフィルム濃度を補正する濃度補正部 (徐冷部) 18が前置されている。
[0028] 第 1の加熱ゾーン 11は、アルミニウム等の金属材料からなり固定された平面状の加 熱ガイド 1 lbと、加熱ガイド 1 lbの裏面に密着されたシリコンラバーヒータ等からなる 平面状の加熱ヒータ 11cと、加熱ガイド l ibの固定ガイド面 l idにフィルムを押圧可 能にフィルム厚さよりも狭い隙間を維持するように配置されかつ表面が金属等に比べ 熱絶縁性のあるシリコンゴム等からなる複数の対向ローラ 11aと、を有する。
[0029] 第 2の加熱ゾーン 12は、アルミニウム等の金属材料からなり固定された平面状の加 熱ガイド 12bと、加熱ガイド 12bの裏面に密着されたシリコンラバーヒータ等からなる 平面状の加熱ヒータ 12cと、加熱ガイド 12bの固定ガイド面 12dにフィルムを押圧可 能にフィルム厚さよりも狭い隙間を維持するように配置されかつ表面が金属等に比べ 熱絶縁性のあるシリコンゴム等からなる複数の対向ローラ 12aと、を有する。
[0030] 保温部 13は、アルミニウム等の金属材料からなり固定された平面状の加熱ガイド 1 3bと、加熱ガイド 13bの裏面に密着されたシリコンラバーヒータ等からなる平面状の 加熱ヒータ 13cと、加熱ガイド 13bの表面に構成された固定ガイド面 13dに対し所定 の隙間(スリット) dを有するように対向して配置された断熱材等からなるガイド部 13aと 、を有する。
[0031] 昇温部 10の第 1の加熱ゾーン 11では、昇温部 10の上流側から搬送ローラ対 16等 により搬送されてきたフィルム Fが回転駆動された各対向ローラ 11aにより固定ガイド 面 l idに押圧されることで BC面が固定ガイド面 l idに密に接触して加熱されながら 方向 Hに搬送されるようになってレヽる。
[0032] 第 2の加熱ゾーン 12でも同様に、第 1の加熱ゾーン 11から搬送されてきたフィルム Fが回転駆動された各対向ローラ 12aにより固定ガイド面 12dに押圧されることで BC 面が固定ガイド面 l idに密に接触して加熱されながら方向 Hに搬送されるようになつ ている。
[0033] 昇温部 10の第 2の加熱ゾーン 12と保温部 13との間に上方に V字状に開口した凹 部 17が設けられており、昇温部 10からの異物が凹部 17内に落下するように構成して いる。これにより、昇温部 10からの異物が保温部 13に持ち込まれることを防止でき、 フィルムにジャム '傷 ·濃度むら等が発生することを防止できる。
[0034] 保温部 13では、第 2の加熱ゾーン 12から搬送されてきたフィルム Fが加熱ガイド 13 bの固定ガイド面 13dとガイド部 13aとの間の隙間 dにおいて加熱ガイド 13bからの熱 で加熱 (保温)されながら、第 2の加熱ゾーン 12側の対向ローラ 12aの搬送力により 隙間 dを通過するようになっている。
[0035] 図 1のように、光走查露光部 15のフィルム Fに対する露光位置 15bから昇温部 10の 第 1の加熱ゾーン 11の最上流の対向ローラ 11aまでの距離 mは、フィルム Fの搬送 方向 Hの長さよりも短く構成されているので、光走查露光部 15によりフィルム Fに対し 露光が行われながらフィルム Fの先端側では昇温部 10、保温部 13で熱現像加熱が 行われる。また、フィルムの搬送路の全長を短縮できるので、装置の小型化に寄与す る。
[0036] 濃度補正部(徐冷部) 18は、加熱されたフィルムの下面(BC面)側が接する冷却プ レート 18aと、冷却プレート 18aを直接加熱するように配置されたシリコンラバーヒータ 等からなる平面状の加熱ヒータ 18bから構成される。冷却プレート 18aの表面近傍に は温度センサ 19が配置されている。フィルム Fは、冷却プレート 18a上に配置された 複数の対向ローラ 18dにより冷却プレート 18aのガイド面 18cに接触しつつ搬送され る。なお、冷却プレート 18aをフィン付きのヒートシンク構造として冷却効果を増すこと あでさる。
[0037] 冷却部 14では、フィルム Fを金属材料等からなる冷却プレート 14bの冷却ガイド面 1 4cに接触させて冷却しながら対向ローラ 14aにより更に搬送方向 Hに搬送し、ここで は、フィルム Fを搬送速度に対して濃度補正部(徐冷部) 18よりも大きい冷却率で冷 却する。また、冷却プレート 14bの冷却ガイド面 14cの表面近傍に温度センサ 19dが 配置されている。
[0038] なお、冷却プレート 14bをフィン付きのヒートシンク構造とすることで冷却効果 (冷却 率)を増すことができる。また、冷却プレート 14bの下流側にフィン付きのヒートシンク 構造の冷却プレートを更に配置してもよい。
[0039] 図 2により、昇温部 10と保温部 13の各加熱ヒータ 11c, 12c, 13c及び濃度補正部
(徐冷部) 18の加熱ヒータ 18bの温度制御について説明する。図 2は図 1の熱現像記 録装置 1の制御系の要部を示すブロック図である。
[0040] 図 2に示すように、熱現像記録装置 1の温度制御系は、中央演算処理装置(CPU) 力 構成される制御部 20を備え、制御部 20は、図 1の昇温部 10と保温部 13の各加 熱ガイド l lb、 12b, 13bにそれぞれ配置された温度センサ 19a, 19b, 19c、冷却プ レート 18aに配置された温度センサ 19、冷却部 14に配置された温度センサ 19d及び 光走查露光部 15に配置された LDの温度センサ 15aからの各信号が入力し、各温度 センサ 19a, 19b, 19c, 19、 15aの各測定結果に基づレヽて各カロ熱ヒータ l lc、 12c, 13c、 18bをそれぞれ制御する。 [0041] 上述のように、図 1の熱現像記録装置 1では、フイノレム Fは、昇温部 10及び保温部 1 3において BC面が加熱状態の固定ガイド面 l l d、 12d、 13dに向いており、熱現像 感光材料の塗布された EC面が開放された状態で搬送される。
[0042] また、濃度補正部(徐冷部) 18では、昇温部 10及び保温部 13で加熱されたフィル ム Fが冷却プレート 18aのガイド面 18cに接触し、適切な温度差をもって徐冷されな 力 ¾搬送される。このとき、冷却プレート 18aの温度センサ 19の測定結果に基づいて 加熱ヒータ 18bを制御することで、フィルム Fの仕上力 Sり濃度が一定になるように濃度 補正部(徐冷部) 18の温度が制御される。
[0043] 更に、冷却部 14では、一点鎖線で示すようにフィルム Fは、 BC面が冷却ガイド面 1 4cに接触し濃度補正部 (徐冷部) 18よりも急速に冷却され、熱現像材料が塗布され た EC面が開放された状態で搬送される。
[0044] また、フイノレム Fは、昇温部 10及び保温部 13の通過時間が 10秒以下となるよう対 向ローラ l la、 12aにより搬送される。従って、昇温〜保温の加熱時間も 10秒以下と レ、うことになり、熱現像の迅速処理が可能となる。
[0045] また、昇温部 10及び保温部 13における熱現像後 25秒以内にフィルム Fが装置外 部に排出されるように搬送される。また、複数枚のフィルムで連続的に熱現像を行う 場合、そのインターバルを 12秒以下にできる。
[0046] 以上のように、図 1の熱現像記録装置 1によれば、均一熱伝達が必要な昇温部 10 におレヽて、カロ熱ガイド l lb、 12bと、フイノレム Fをカロ熱ガイド l lb、 12bに甲圧する複数 の対向ローラ 11a, 12aとによりフィルム Fを固定ガイド面 l ld、 12dに密着させること で接触伝熱を確保しながらフィルム Fを搬送するので、フィルム全面が均一に加熱さ れ、均一に温度上昇するので、仕上がりフィルムは濃度むらの発生を抑えた高品質 の画像となる。
[0047] また、熱現像温度への昇温後は、保温部 13で加熱ガイド 13bの固定ガイド面 13dと ガイド部 13aとの間の隙間 dにフィルムを搬送し、特に固定ガイド面 13dに密着させず に隙間 dにおいて加熱(固定ガイド面 13dに直接接触し伝熱加熱する、及び Z又は、 周囲の高温空気との接触による伝熱)しても、フィルム温度は現像温度(例えば 123 °C)に対し所定の範囲内(例えば 0. 5°C)に収まる。このように、フィルムが隙間 dにお いて加熱ガイド 13bの壁面またはガイド部 13aの壁面のどちらに沿って搬送されても 、フィルム温度差は 0. 5°C未満であり、均一な保温状態が維持できるので、仕上がり フィルムにおける濃度むら発生の虞はほとんど生じなレ、。このため、保温部 13にロー ラ等の駆動部品を設ける必要がないので、部品点数削減を達成できる。
[0048] また、フィルム Fは保温部 13から排出されても未だ比較的高温であるので現像が進 行するが、濃度補正部(徐冷部) 18において徐々に冷却されながら温度センサ 19の 測定結果に基づいて濃度補正部(徐冷部) 18における冷却プレート 18aのガイド面 1 8cの温度が制御されることで、フィルム Fからの吸熱量 (熱移動量)を制御できる。こ のように徐冷のときの温度調整が行われることで濃度が制御されて濃度補正を行うこ とができる。このようにして、露光しながら熱現像を行う場合に最適でありかつ新規な 濃度補正システムを実現でき、フィルム Fの仕上力 Sり濃度を安定化できる。
[0049] 本実施の形態のような小型 ·迅速処理装置において、加熱されたフィルムを湾曲し た搬送路を有する冷却部等で急激に冷却すると、カールやしわを誘発し易ぐまた、 冷却部自体が吸熱量により温度上昇し連続処理時に能力(吸熱能力/冷却能力) が変化し易く濃度が変化し易ぐこれを冷却部の能力でコントロールしょうとしても、冷 却部は元々が大幅な熱変動(伝熱)量をコントロールする部分であるので、微小な濃 度差に対応する微小温度変化に対する応答性がよくなぐこのため微小温度変化に は対応できなかったのに対し、本実施の形態の熱現像記録装置 1によれば、従来の 冷却雰囲気温度に応じてファンやヒートパイプを作用させるものとは異なり、インター バルが 12秒以下の連続処理を行っても、濃度補正部(徐冷部) 18 (従来の断熱フエ ノレトガイドに相当)に加熱ヒータ 18bを設け、徐冷のときに温度制御を行うことで、フィ ルムのカールやしわを防止するとともに、微細な変化量の濃度を制御することが可能 となる。
[0050] また、濃度補正部(徐冷部) 18は、従来と同様に連続処理に伴うフィルムの熱により 雰囲気温度が上昇し、冷却プレート 18aの温度も影響を受け、フィルムから奪われる 熱量が次第に減少する傾向(濃度が上昇する傾向)にあるが、冷却プレート 18aの温 度センサ 19により加熱ヒータ 18bの温度を制御することで、冷却プレート 18aを通過 中のフィルムが奪われる熱量をリアルタイムでコントロールできるので、最終的なフィ ルムの仕上力 Sり濃度を管理可能となる。
[0051] また、温度上昇により光走査露光部 15の LD (レーザダイオード)の発振波長が変 動しフィルム Fの感光波長域の光量が減った場合でも、その LDの温度を図 2の温度 センサ 15aで測定し、その測定結果に基づいて加熱ヒータ 18bを制御しガイド面 18c の表面温度を制御することで、濃度低下を防止できる。
[0052] 更に、フィルム Fの加熱時間が 10秒以下で済むので、迅速な熱現像プロセスを実 現でき、また、昇温部 10から冷却部 14まで直線的に延びたフィルム搬送経路を装置 レイアウトに応じて曲率を持った経路に変更でき、特に、直線上の昇温部と直線上の 徐冷、冷却部とし、両者を曲率搬送路を有する保温部でつなぐことができ、設置面積 の小型化'装置全体の小型化に対応可能となる。
[0053] 従来の大型機ではフィルムを現像温度に昇温以降の保温機能で充分な部分にも、 昇温部と同一な加熱搬送構成としていたため、結果的に不必要な部材を使用してし まっており、部品点数の増加やコストアップを招いており、また、従来の小型機では昇 温時の熱伝達を保障し難いため濃度むら発生の問題があり高画質の保障が困難で あつたのに対し、本実施の形態によれば、熱現像プロセスを昇温部 10と保温部 13と で別々に実行することで、力かる問題をいずれも解消することができる。
[0054] また、フィルム Fを昇温部 10及び保温部 13で熱現像感光材料の塗布された EC面 が開放された状態で BC面側から加熱することで、 10秒以下の迅速処理で熱現像プ 口セスを実行する際に、 EC面側の開放により、加熱され揮発 (蒸発)しょうとするフィ ルム Fに含まれる溶媒 (水分、有機溶剤等)が最短距離で離散するので、加熱時間( 揮発時間)が短くなつても時間短縮の影響を受け難くなるとともに、部分的にフィルム Fと固定ガイド面 l ld、 12dとの接触性が悪い部分があっても、 BC面の PETベース による熱拡散効果により、接触性の良い部分との温度差が緩和され、結果として濃度 差が起こりにくいので、濃度を安定化でき、画質が安定する。なお、一般的に加熱効 率を考慮すると、 EC面側加熱の方が良いと考えられていた力 S、フィルム Fの支持基 体の PETの熱伝導率 0. 17W/m°C, PETベースの厚さ 170 μ m前後であることを 考慮すると、時間遅れはわずかであり、ヒータ容量アップ等で容易に相殺可能であり 、上記の接触むらを緩和する効果の方が期待できる方が好ましレ、。 [0055] 更に、保温部 13を出て、冷却部 14に至る間にもフィルム F中の溶媒 (水分、有機溶 剤等)は高温であるため揮発(蒸発)しょうとしている力 S、冷却部 14でもフィルム Fの E
C面が開放状態であるので、溶媒 (水分、有機溶剤等)がトラップされず、より長い時 間、揮発させることになるので、より画質 (濃度)が安定する。このように、迅速処理時 には冷却時間も無視できず、加熱時間 10秒以下の迅速処理には特に有効となる。
[0056] 次に、本実施の形態における熱現像プロセスの迅速処理について図 3を参照して 説明する。図 3は図 1の熱現像記録装置 1における熱現像プロセスの迅速処理方法
[0057] この迅速処理方法は、図 3に示すように、図 1の熱現像記録装置 1におけるフィルム の全処理時間 Aを短縮するために加熱時間 Bをより短くするものである。このために、 現像最適温度 E (例えば 123°C)までの昇温時間 Cをより短くするべく、昇温部 10に おいてフィルム Fを対向ローラ l la, 12aで付勢し固定ガイド面 l ld、 12dに密に接触 させている。
[0058] そして、フィルム Fが現像最適温度 Eに達した後、保温部 13においてフィルム Fを保 温時間 Dに熱現像温度で保温する。保温部 13では、上述の通り、隙間(スリット) d内 を対向ローラ等の付勢手段は無しで固定ガイド面 13dに密着させないで搬送する。
[0059] 次に、保温部 13から出たフィルムを濃度補正部(徐冷部) 18で徐冷し、その後、冷 却部 14で急冷する。なお、濃度補正部(徐冷部) 18における徐冷とは、現像温度 12 3°C〜現像停止温度 100°Cの範囲内における冷却を意味する。また、冷却部 14での 急冷はヒートシンクや冷却ファン等を配置することで実現できる。
[0060] 上述のように、画質を維持したまま、加熱時間 B (昇温時間 C +保温時間 D)を従来 の 14秒前後から 10秒以下に短縮でき、全処理時間 Aを短縮することができる。 実施例
[0061] 次に、実施例により迅速処理加熱プロセスにおける徐冷部の効果について説明す る。図 4に示す熱現像記録装置を実験で使用し、次のような構成とした。
[0062] 加熱系として、厚さ 10mmのアルミニウムプレートの裏面にシリコンラバーヒータを貼 付しプレート状の加熱プレートとした。加熱プレートのガイド面に、厚さ lmmのシリコ ンゴム層を表層に設けた直径 12mm、有効搬送幅 380mmのシリコンゴムローラを約 8gf/cmの線圧となるよう配置し、このシリコンゴムローラで熱現像感光材料を塗布し たフィルムを押圧し BC面を加熱プレートに接触させながら搬送した。加熱プレートの 搬送長は 210mmである。
[0063] 冷却部として厚さ 2mm、 10mmのアルミプレートをそれぞれ第 1、第 2の冷却プレー トとして用い、第 1の冷却プレートはフィルム搬送面と反対の面に加熱ヒータを設け、 温度制御を可能とした。また、該冷却プレートは端部を延長して面積を大きくし (冷却 )伝熱効率を上げてある。
[0064] 第 2の冷却プレートのアルミニウムプレートの裏面に厚さ 0. 7mm、高さ 35mm、奥 行き 390mmのフィン 2:!枚をピッチ 4mmで配置したヒートシンクを接合した。第 1,第 2の冷却プレートに、厚さ lmmのシリコンゴム層を表層に設けた直径 12mm、有効搬 送幅 380mmのシリコンゴムローラを約 8gf/cmの線圧で配置し、フィルムを押圧し ながら搬送した。第 1、第 2の冷却プレートの搬送長は、それぞれ 60mm、 105mmで ある。
[0065] 搬送速度は、 21. 2mm/sの迅速処理とした。加熱プレートの温度は 123°Cとし、 第 1の冷却プレートは、プレート表面温度の基準値 100°Cに対し ± 5°Cの範囲で温 度調整可能となるようヒータを選定し、制御した。各プレートの間は、プレート間での 熱移動量を抑制するために 2mmの間隙を設けた。
[0066] 熱現像用フィルムは、特開 2004— 102263号公報に開示されているような有機溶 剤系の熱現像用フィルムである、コニカミノルタ社製の SD-Pを使用した。
[0067] 上記フィルムを用いて、図 4の熱現像記録装置において熱現像プロセスを実行した 。乳剤層面 (EC面)側を開放してシリコンゴムローラで押圧し BC面を加熱プレートに 接触させながら搬送し、図 3の加熱時間 Bを 10秒にして熱現像を行った。
[0068] 目標濃度 1. 5となるよう露光した 40枚のフィルムを連続して熱現像処理するに際し 、処理枚数の増加に伴レ、、プレート表面温度を徐々に低下させ、 40枚目近傍のフィ ルム搬送処理時には、プレート表面温度が基準値 100°Cに対し、 _ 3°Cとなるようヒ ータを制御した結果、 40枚のフィルム間での仕上がり濃度のばらつきを D = 0. 05以 下に抑えることができた。
[0069] 一方、前記第 1の冷却プレートの温度制御を行わない以外は実施例と同じ条件で 連続処理した結果、連続処理に伴レ、徐冷部近傍の雰囲気温度及び第 1の冷却プレ ートの温度が上昇し、加熱されたフィルムからの吸熱量が次第に減少し、濃度上昇ぎ みとなり、その結果、 40枚目と 1枚目との濃度差が D = 0. 2以上となり、本発明の効 果が確認された。
[0070] 以上のように本発明を実施するための最良の形態について説明した力 本発明は これらに限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で各種の変形が可 能である。例えば、本実施例では、フィルム作製の際に有機溶剤系溶媒を用いたが 、水系溶媒を使用することもできる。水系溶媒を使用する熱現像用フィルムは次のよ うにして作製できる。
[0071] 即ち、有機銀塩含有層が溶媒の 30質量%以上が水である塗布液を用いて PETフ イルムに塗布し、乾燥して形成し、厚さ 200 x mの熱現像感光性のフィルムを作製す る。この有機銀塩含有層のバインダーが水系溶媒 (水溶媒)に可溶または分散可能 であり、 25°C60%RHでの平衡含水率が 2質量%以下のポリマーのラテックスからな る。このポリマーが可溶または分散可能である水系溶媒とは、水または水に 70質量 %以下の水混和性の有機溶媒を混合したものである。水混和性の有機溶媒としては 、例えば、メチルアルコール、エチルアルコール、プロピルアルコール等のアルコー ノレ系、メチノレセロソルブ、ェチルセ口ソルブ、ブチルセ口ソルブ等のセロソルブ系、酢 酸ェチル、ジメチルホルミアミドなどを挙げることができる。
[0072] 具体的には乳剤層 (感光性層)塗布液は次のように調製する。脂肪酸銀分散物 10 00g、水 276mlに顔料— 1分散物、有機ポリハロゲンィ匕合物— 1分散物、有機ポリハ ロゲン化合物 2分散物、フタラジン化合物 1溶液、 SBRラテックス (Tg : 17°C)液 、還元剤一 1分散物、還元剤一 2分散物、水素結合性化合物一 1分散物、現像促進 剤一 1分散物、現像促進剤一 2分散物、色調調整剤一 1分散物、メルカプト化合物一 1水溶液、メルカプト化合物一 2水溶液を順次添加し、塗布直前にハロゲン化銀混合 乳剤を添加して良く混合した乳剤層塗布液をそのままコーティングダイへ送液し塗布 する。
[0073] 本発明の熱現像記録装置及び熱現像記録方法によれば、露光しながら熱現像を 行う場合に仕上力 ^濃度を安定化するのに最適であり新規な濃度補正システム '方 法を実現できる。

Claims

請求の範囲
[1] シート状熱現感光材料を露光して潜像を形成する露光手段と、前記シート状熱現 像感光材料を加熱して現像する加熱手段と、前記加熱されたシート状熱現像感光材 料を冷却する冷却手段と、前記冷却手段へ搬送される前記加熱されたシート状熱現 像感光材料と係合し、前記熱現像感光材料からの吸熱量を可変することにより前記 熱現像感光材料の仕上がり濃度を制御する濃度補正手段と、前記濃度補正部を制 御する制御手段と、を有することを特徴とする熱現像記録装置。
[2] 前記シート状熱現像感光材料に対し前記露光手段と前記加熱手段とが同時に作 用することを特徴とする請求の範囲第 1項に記載の熱現像記録装置。
[3] 前記濃度補正手段は、前記加熱されたシート状熱現像感光材料と接触するガイド 部と、前記ガイド部のシート状熱現像感光材料との接触面と反対側の面に設けられ た加熱部と、を有することを特徴とする請求の範囲第 1項に記載の熱現像記録装置。
[4] 前記冷却手段が、前記加熱されたシート状熱現像感光材料を現像停止温度まで 冷却する徐冷部と、前記シート状熱現像感光材料を接触可能な温度まで下げる冷却 部と、を有し、前記徐冷部を冷却部の上流側に配置したことを特徴とする請求の範囲 第 1項に記載の熱現像記録装置。
[5] 前記冷却手段が、前記加熱されたシート状熱現像感光材料を現像停止温度まで 冷却する徐冷部を有し、前記徐冷部の前記シート状熱現像感光材料の進入側に前 記加熱部が設けられ、前記徐冷部が前記濃度補正手段を兼ねることを特徴とする請 求の範囲第 3項に記載の熱現像記録装置。
[6] 前記徐冷部と前記露光手段の少なくとも一つの近傍の温度を検出する温度検出部 を有し、
前記制御手段は、前記温度検出部の検出結果に基づいて前記濃度補正手段の 加熱部を制御することを特徴とする請求の範囲第 4項に記載の熱現像記録装置。
[7] 前記加熱手段による前記シート状熱現像感光材料の加熱時間が 10秒以下である ことを特徴とする請求の範囲第 1項に記載の熱現像記録装置。
[8] シート状熱現像感光材料に潜像を形成する露光ステップと、前記シート状熱現像 感光材料を現像する加熱ステップと、前記加熱されたシート状熱現像感光材料を冷 却するステップと、前記冷却のために搬送される前記加熱されたシート状熱現像感 光材料からの吸熱量を可変することにより前記熱現像感光材料の仕上がり濃度を制 御し濃度補正するステップを持つことを特徴とする熱現像記録方法。
前記シート状熱現像感光材料に対し前記露光ステップ及び前記加熱ステップを同 時に行うことを特徴とする請求の範囲第 8項に記載の熱現像記録方法。
前記冷却ステップは、前記加熱されたシート状熱現像感光材料を現像停止温度ま で徐冷するステップを含み、前記徐冷ステップの後、前記シート状熱現像感光材料 を接触可能な温度まで下げることを特徴とする請求の範囲第 8項に記載の熱現像記 録方法。
前記徐冷ステップのときに前記シート状熱現像感光材料の濃度補正ステップを行う ことを特徴とする請求の範囲第 10項に記載の熱現像記録方法。
前記濃度補正ステップのとき、前記加熱されたシート状熱現像感光材料がガイド部 で接触し、前記ガイド部を前記シート状熱現像感光材料との接触面と反対側の面で 加熱することを特徴とする請求の範囲第 8項に記載の熱現像記録方法。
前記徐冷ステップと前記露光ステップの少なくとも一つに関係する位置の温度を検 出し、
前記温度検出結果に基づいて前記ガイド部の加熱を制御することを特徴とする請 求の範囲第 10項に記載の熱現像記録方法。
前記潜像形成後のシート状熱現像感光材料を加熱する加熱時間が 10秒以下であ ることを特徴とする請求の範囲第 8項に記載の熱現像記録方法。
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