WO2006041104A1 - データ管理装置およびその方法 - Google Patents

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Abstract

 取り扱うデータ項目に差異のある商品データを管理する場合において、各商品データを含むデータを一元化して管理するとともに、システムやプログラムのメンテナンス性を向上させたデータ管理装置(i-Win(商標))を提供する。  データ記録部13は、種類ID(論理キー)とデータ内容ID(変数)を含むトランザクションデータ(契約データ)を記録する。データ定義部17は、種類IDごとに、データ内容IDおよびデータ内容(約款データ)を記録する。データ処理手段15は、データ記録部13に記録された種類IDに基づいてデータ定義部17(定義体)からデータ内容IDおよびデータ内容の組合せデータを取得し、所定のデータ項目(契約条件)のデータ内容に関する処理を実行する。これにより、約款や目論見書等によってその性格が異なる複数の商品データを一元的に管理することができる。

Description

明 細 書
データ管理装置およびその方法
関連出願の参照
[0001] 日本国特許出願特願 2004— 299055号 (平成 16年 10月 13日出願)の明細書、 請求の範囲、図面および要約を含む全開示内容は、これら全開示内容を参照するこ とによって本出願に合体される。
技術分野
[0002] この発明は、管理対象となるデータ項目がそれぞれ異なる複数のデータを管理す るデータ管理装置およびその方法に関する。
背景技術
[0003] 一般にデータ管理の分野にぉ 、て、取り扱うデータの種類が多様化すると、データ 種類毎に管理するデータ項目に差異が生じることがある。例えば、商品データを管理 する場合において商品の種類が多様ィ匕すると、これに伴って管理する商品のデータ 項目が多様ィ匕するため、商品種類ごとに様々なデータ項目を管理する必要がある。
[0004] このように管理するデータ項目に差異があり、多様な商品特性を有する複数の種類 の商品データをコンピュータ装置を利用して取り扱う場合、トランザクション中に発生 するすべての種類の商品データを、 1つのレコードフォーマットを用いて管理する方 法がある。この場合、すべての商品に必要なデータ項目を予め設定しているため、商 品データを処理する業務プログラムは 1つのデータベースのみを参照すればよい。
[0005] しかしながら、すべての種類の商品データを 1つのレコードフォーマットを用いて管 理すると、商品種類やデータ項目に変更が生じる度に、データ項目を定義するレコ ードフォーマットを変更しなければならず、変更作業が繁雑になるといった問題が生 じる。また、特定の商品にのみ使用するデータ項目であっても、他のすべての商品の データ項目として領域を確保しなければならず、全体として記憶領域を有効に使用 することができな!/、と!/、つた問題がある。
[0006] このような問題点を解決するため、以下のような従来技術(1)および (2)が存在する 。なお、多様な商品特性を有する複数種類の商品を取り扱うものとして下記従来技術 (3)が存在する。
[0007] (1)トランザクションデータ中に、商品種類を特定するための商品種類コードと、商 品の内容を特定するための商品内容コードを記録しておき、商品種類ごとに、商品 内容コードに対応する商品内容を複数のデータ項目に分けて記録した商品管理テ 一ブルを作成しておく。トランザクションデータを処理する業務プログラムは、商品種 類コードに基づいて商品管理テーブルを特定し、さらに商品内容コードに基づいて 商品内容としての各データ項目を取得する。
[0008] したがって、商品種類に変更が生じた場合であっても、商品管理テーブルのみを変 更すればよい。また、商品管理テーブルのデータ項目に変更が生じた場合であって も、商品管理テーブルのみを変更すればよい。これにより、トランザクションデータの レコードフォーマットを変更する必要がなくなる。
[0009] 図 18に、上記従来技術(1)の例を示す。 Aは、保険契約を管理するトランザクショ ンデータであり、証券番号 1801、保険料 1802、保険期間 1803、約款コード 1804、 タイプ 1805等のデータを管理するものである。この場合において、約款コード 1804 とは保険商品についての商品種類を特定するものである。 Bは、約款コード 1804が「 0001」である保険商品に対応する商品内容である「終身保険」のデータ項目を管理 するテーブル(終身保険テーブル)であり、タイプ 1806ごとにステップ払込年数 180 7およびステップ払込倍率 1808のデータを管理するものである。 Cは、約款コード 18 04が「0002」である保険商品に対応する商品内容である「年金保険」のデータ項目 を管理するテーブル (年金保険テーブル)であり、タイプ 1809ごとに年金種類 1811 および年金支払期間 1812のデータを管理するものである。
[0010] このように、商品種類である約款コード 1804ごとに独立した管理テーブルを設け、 タイプ 1805に基づいて管理テーブルの商品内容を特定できるように構成することに より、新たな保険商品が追加された場合であっても、これに対応する商品管理テープ ルを追加作成して、トランザクションデータのレコードフォーマットの変更を回避するこ とがでさる。
[0011] なお、保険商品管理システムとして、商品情報テーブルに、商品ごとに共通な基本 キーと商品ごとに意味が異なる副次キーを記録しておき、商品を取り扱うプログラムに おいて副次キーに基づいて商品情報テーブルを検索することにより、所望の商品情 報を取得するものもある(例えば、特許文献 2参照。 )0
[0012] (2)トランザクションデータの中に自由定義項目を設けておき、自由定義項目内の フォーマットを商品種類毎に再定義することによって、所望の商品種類に対応したデ ータ項目に力かるデータを取得することができる。
[0013] したがって、商品種類に変更が生じた場合であっても、自由定義項目の再定義方 法を変更するだけでシステム変更に対応することができる。これにより、トランザクショ ンデータのレコードフォーマットを変更する必要がなくなる。
[0014] 図 19に、上記従来技術 (2)の例を示す。 Aは、保険契約を管理するトランザクショ ンデータであり、証券番号 1901、保険料 1902、保険期間 1903、約款コード 1904、 自由定義項目 1905等のデータを管理するものである。この場合において、自由定 義項目 1905とは、約款コード 1904によって特定される保険商品にかかる商品内容 を再定義して使用するものである。 Bは、自由定義項目 1905を再定義して使用する COBOL (Common Business Oriented Language)プログラムの一部である。すなわち 、 自由定義項目 1905を、 X(100)の FILLER項目として定義しておき、当該 FILLE R項目を商品種類ごとに REDEFINES句を用いて再定義することにより、所望の約 款コードに対応する商品種類に応じたデータを取り扱うことができる(例えば、非特許 文献 1参照。 ) oなお、再定義記述 1911は商品種類が「終身保険」であるデータを再 定義するものであり、同様に再定義記述 1912は「年金保険」であるデータを再定義 するものである。
[0015] このように、商品種類である約款コード 1904ごとに自由定義項目を再定義するよう に構成することにより、新たな保険商品が追加された場合であっても、これに対応す る再定義記述を追加して、トランザクションデータのレコードフォーマットの変更を回 避することができる。
[0016] (3)商品種類ごとに、取り扱うデータ項目を構成要素としてそれぞれ規定した商品 データベースを作成しておき、商品データを処理する業務プログラム中にぉ 、て使 用する商品データベースおよび構成要素に力かるデータを記録するデータベースを 切り替えること等によって、所望の商品種類における所望のデータ項目のデータ値を 取得するシステムが知られている(例えば、特許文献 1参照。 ) o
[0017] 特許文献 1 :特開平 10— 334160号公報
[0018] 特許文献 2 :特開平 08— 329142号公報
[0019] 非特許文献 1 :西村恕彦 Z植村俊亮 共著、「入門 COBOL」、オーム社、平成 5年 4 月 1日、 pl43— 145
発明の開示
発明が解決しょうとする課題
[0020] し力しながら、上記従来技術(1)では、商品種類を追加する場合には管理テープ ルを新設し、商品種類のデータ項目を変更する場合には管理テーブルのフォーマツ トを変更しなければならない。この場合において、作業者は、商品種類ごとに管理テ 一ブルに管理する各データ項目間の各データ内容についての整合性を図りつつ、 各タイプを設定しなければならな 、。
[0021] 例えば、図 18に示す Dは、約款コード 1804が「0003」である保険商品に対応する 商品内容である「予定利率変動型年金保険」のデータ項目を管理するテーブル (予 定利率変動型年金保険テーブル)であり、タイプ 1813ごとに年金種類 1814、年金 支払期間 1815および利率見直期間 1816のデータを管理するものである。予定利 率変動型年金保険テーブルを追加する場合、作業者は、類似するデータ項目を有 する Cの年金保険テーブルに基づいて作業を行う。具体的には、複製した Cの年金 保険テーブルに対して利率見直期間 1816の列を追加することによって、 Dの予定利 率変動型年金保険テーブルを得ることができる。
[0022] 利率見直期間 1816のデータ内容としては、「5年ごと見直」と「10年ごと見直」の 2 種類のデータが存在するとする。この場合、 Cの年金保険テーブルの各行レコードに 対して上記利率見直期間 1816が設定できることになる。したがって、作業者は、年 金種類 1814、年金支払期間 1815および利率見直期間 1816の各組合せにつ!ヽて の整合性を図りつつ、各行レコードに対応するタイプ 1813を設定する必要がある。こ のような管理テーブルの追加作業は、作業者に多大の注意力や労力を費やすことを 要求するため作業が繁雑となる。
[0023] また、上記従来技術(2)では、トランザクションデータを扱う業務プログラムにお!/、て 、商品種類の違いに基づく業務プログラムの変更作業が多大となり、商品種類の追 加変更する場合における業務プログラムのメンテナンス性が低下するという問題があ る。
[0024] 例えば、図 19に示すように、予定利率変動型年金保険に関する再定義記述 1913 を追加するとともに、約款コード 1904が予定利率変動型年金保険を示す場合の判 断ロジックを追加する必要がある。また、予定利率変動型年金保険を取り扱う場合の 商品特性に関する処理ロジックを追加する必要がある。さらに、これらの作業後の C OBOLプログラムを再コンパイルしてシステムテストを行う必要がある。このような業務 プログラムの変更作業が要求されることにより、業務プログラムのメンテナンス性が低 下する。
[0025] さらに、上記従来技術 (3)の場合、商品種類ごとに使用する構成要素の組合せが 異なるため、商品種類ごとにトランザクション中のフォーマットを変更しなければならな い。このためトランザクションデータの一元化が困難となり、システム構成が複雑ィ匕す るという問題がある。
[0026] この発明は、取り扱う商品またはサービスの種類に追加や変更が発生した場合であ つても、(1)作業者に多大の負担を強いることなくシステム変更を可能とし、(2)業務 プログラムのメンテナンス性の低下を防ぎ、(3)複数のデータ項目を有するデータを 含むトランザクションデータを一元化してシステム構成を簡単にすることのできるデー タ管理装置を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段
[0027] (1X2X57)この発明に力かるデータ管理装置は、
管理対象となるデータ項目がそれぞれ異なるデータを管理するためのデータ管理 装置であって、
少なくとも、データ 、種類 IDおよびデータ内容 IDを含むデータ記録部と、 データ項目ごとに、データ内容 IDに対応するデータ内容を記録したデータ定義部 と、
前記データ記録部に記録されたデータ内容 IDと一致する、前記データ定義部に記 録されたデータ内容 IDに基づいて、前記データ IDによって特定されるデータの種類 を示す種類 IDの所定のデータ項目に対応するデータ内容を決定する処理を行うデ ータ処理手段と、
を備えたことを特徴として!/ヽる。
[0028] したがって、管理対象となるデータ項目におけるデータ内容をデータ内容 IDによつ て記録することができる。このため、データ項目が異なるデータであっても同一フォー マットを用いて一元的に管理することができ、システム構成を簡単にすることができる
[0029] (3)この発明に力かるデータ管理装置にぉ 、て、
データ定義部は、種類 IDごとに、管理対象としているデータ項目を記録しており、 データ処理手段は、前記種類 IDに対応するデータ項目を特定することを特徴として いる。
[0030] したがって、記録したデータのデータ内容 IDに対応するデータ項目を容易に特定 することができる。
[0031] (4)この発明に力かるデータ管理装置にぉ 、て、
データ記録部は、データ IDおよび種類 IDの組合せごとに、複数のデータ内容 IDを 、各組合せに共通な複数のデータ項目番号にそれぞれ対応させて記録しており、 データ定義部は、前記種類 IDごとに、複数のデータ項目番号にそれぞれ対応する データ項目を記録したことを特徴として 、る。
[0032] したがって、複数のデータ項目に力かるデータ内容を管理することができる。
[0033] (5)この発明に力かるデータ管理装置にぉ 、て、
データ定義部は、種類 IDごとに記録したデータ項目番号に対応するデータ項目ご とに、前記データ内容 IDに対応するデータ内容を少なくとも 2以上記録したことを特 徴としている。
[0034] したがって、 1つのデータ項目に対して、複数のデータ内容から選択したデータ内 容を管理することができる。
[0035] (6)この発明に力かるデータ管理装置にぉ 、て、
データ処理手段は、前記データ定義部がデータ項目番号に対応するデータ項目 について記録しているすべてのデータ内容 IDおよびデータ内容の組合せを取得し、 データ処理手段は、取得した前記データ内容 IDおよびデータ内容の組合せに基 づいて、所定のデータ内容 IDに対応するデータ内容または所定のデータ内容に対 応するデータ内容 IDを決定することを特徴として 、る。
[0036] したがって、データ項目に関する情報とデータ処理を分けて構成することができる。
これにより、データ処理手段において、データ項目に関するデータ内容 IDやデータ 内容を意識する必要がない。
[0037] (7)この発明に力かるデータ管理装置にぉ 、て、
データ定義部は、データ項目ごとに、データ内容 IDおよびデータ内容の糸且合せとと もに、データ内容 IDまたはデータ内容を取り扱う処理を行うための処理コードを記述 しており、
データ処理手段は、データ内容 IDおよびデータ内容の組合せとともに前記処理コ ードを前記データ定義部力 取得し、
データ処理手段は、取得した前記処理コードならびにデータ内容 IDおよびデータ 内容の組合せに基づいて、所定のデータ内容 IDに対応するデータ内容または所定 のデータ内容に対応するデータ内容 IDを決定することを特徴としている。
[0038] したがって、種類 IDごとに設定した処理コードおよび組合せデータに基づ ヽて、選 択的にデータ内容 IDまたはデータ内容を決定することができる。また、データ項目に 関する情報とデータ処理を分けて構成することができる。
[0039] (8)この発明に力かるデータ管理装置にぉ 、て、
データ定義部は、 2種類以上のデータ項目にそれぞれ対応するデータ内容の組合 せをチ ックするための処理コードを記述しており、
データ処理手段は、データ内容 IDおよびデータ内容の組合せとともに前記処理コ ードをデータ定義部から取得し、
データ処理手段は、取得した前記処理コードおよびデータ内容 IDとデータ内容の 組合せに基づいて、 2種類以上のデータ項目にそれぞれ対応するデータ内容の組 合せが正し!/、か否かを判断することを特徴として!/、る。
[0040] したがって、データ記録部に記録される前段階にお!、て、処理コードおよび組合せ データに基づいて 2種類以上のデータ内容 IDの組合せをチェックすることができる。 [0041] (9)この発明に力かるデータ管理装置にぉ 、て、
データ処理手段は、メイン処理部と、データ定義部に処理プログラムを要求して実 行する処理プログラム要求 ·実行部と、処理コードおよび組合せデータに基づ!ヽて処 理プログラムを生成する処理プログラム生成部と、を含んで構成されており、 データ定義部は、データ内容 IDおよびデータ内容を取り扱う処理を行うための処 理コードを記録した処理コード記録部と、データ内容 IDおよびデータ内容の組合せ を記録した組合せデータ記録部とを含んで構成されて 、ることを特徴として 、る。
[0042] したがって、データ処理手段においては、データ内容 IDまたはデータ内容を決定 する処理を集約することができ、データ定義部においては、処理コードおよび組合せ データに基づ ヽて処理プログラムを生成する処理を集約することができる。
[0043] (10)この発明に力かるデータ管理装置にぉ 、て、
データ処理手段の処理プログラム要求 ·実行部は、処理プログラム生成部に処理プ ログラムを要求する処理プログラム要求部と、前記処理プログラム生成部から受けた 処理プログラムを実行する処理プログラム実行部力 構成されており、
前記処理プログラム要求部をラッパ一プログラムとして構成したことを特徴としてい る。
[0044] したがって、データ処理手段において、処理プログラムを要求する処理を 1つのプ ログラムに集約することができる。これにより、データ管理のために必要なプログラム 処理を一元化することができる。
[0045] (11)この発明に力かるデータ管理装置にぉ 、て、
データ処理手段は、
データ定義部が所定の種類 IDにつ 、て記録して 、るすべてのデータ項目におけ るすべてのデータ内容 IDおよびデータ内容の組合せを取得し、
取得した前記データ内容 IDおよびデータ内容の組合せに基づ 、て、前記所定の 種類 IDにかかる各データ項目について選択可能なデータ内容 IDまたはデータ内容 を出力することを特徴として!/、る。
[0046] したがって、契約ごとの商品特性'約定内容に応じた画面を自動的に生成すること ができる。これにより、商品ごとに画面を作成しておく必要がなくなり、ソフトウェアの開 発コストを抑えることができる。また、ノ ッケージソフトの分野においては、導入時の力 スタマイズコストおよび変更時のメンテナンスコストを抑えることができる。
[0047] (12)この発明に力かるデータ管理装置にぉ 、て、
データ定義部は、各データ項目について選択可能なデータ内容 IDおよびデータ 内容の組合せを記録するとともに、種類 IDにかかるすベてのデータ項目について選 択可能なデータ内容 IDまたはデータ内容を取得する処理を行うための処理コードを 記述しており、
データ処理手段は、所定の種類 IDにかかるすベてのデータ項目について記録して いるすべての選択可能なデータ内容 IDおよびデータ内容の組合せとともに、当該所 定の種類 IDにかかる前記処理コードを前記データ定義部から取得し、取得した前記 選択可能なデータ内容 IDおよびデータ内容の組合せならびに前記処理コードに基 づいて、前記所定の種類 IDにかかる各データ項目について選択可能なデータ内容 I Dまたはデータ内容を出力することを特徴としている。
[0048] したがって、契約ごとの商品特性'約定内容に応じた画面を自動的に生成すること ができる。これにより、商品ごとに画面を作成しておく必要がなくなり、ソフトウェアの開 発コストを抑えることができる。また、ノ ッケージソフトの分野においては、導入時の力 スタマイズコストおよび変更時のメンテナンスコストを抑えることができる。
[0049] (13)この発明に力かるデータ管理装置にぉ 、て、
データ項目ごとに、データ内容 IDまたはデータ内容についての表示形式を記録し た表示形式定義部をさらに備え、
データ処理手段は、前記表示形式定義部から取得した表示形式に基づいて、選択 可能なデータ内容 IDまたはデータ内容を出力することを特徴としている。
[0050] したがって、データの表示形式を任意の条件で指定することができる。これにより、 企業やユーザの利用環境や趣向に応じて変更ができる柔軟性の高い画面設計が実 現可能となる。
[0051] (14)この発明に力かるデータ管理装置にぉ 、て、
データ処理手段は、データ記録部に記録されている所定のデータ IDにおける種類 IDおよびデータ内容 IDに基づいて、当該データ IDにおける種類 IDにかかるすベて のデータ項目に対応するデータ内容を取得し、取得したデータ内容を初期値として 前記選択可能なデータ内容 IDまたはデータ内容を出力することを特徴としている。
[0052] したがって、トランザクションデータの個別修正時において、契約ごとの商品特性' 約定内容に応じた画面を自動的に生成することができる。
[0053] (15)この発明に力かるデータ管理装置にぉ 、て、
データ定義部は、データ内容 IDおよびデータ内容の糸且合せまたは、データ内容 ID およびデータ内容を取り扱う処理を行うための処理コードを種類 IDに基づく階層に 分けて記録して 、ることを特徴として 、る。
[0054] したがって、組合せデータや処理コードの管理を、階層ごとに行うことができる。これ により、処理コード、データ内容 IDおよびデータ内容に関するメンテナンス性が向上 する。
[0055] (16)この発明に力かるデータ管理装置にぉ 、て、
データ記録部は、商品データを含むトランザクションデータを記録するものであり、 データ定義部は、商品の特徴を示すデータをデータ内容として記録するものであり データ処理手段は、前記トランザクションデータに対する処理命令を受けて、商品 データにかかる商品のデータ内容を決定することを特徴としている。
[0056] したがって、異なるデータ項目を有する商品データを含むトランザクションデータを 同一フォーマットで一元管理することができる。
[0057] (17)この発明に力かるデータ管理装置にぉ 、て、
商品データは、約款に基づいて定められた商品に関するデータであり、 前記商品の特徴を示すデータは、前記約款に規定されている内容を示すものであ ることを特徴としている。
[0058] したがって、約款によって内容が定まるデータ項目の構成が複雑な商品にかかる データであっても、トランザクションデータを同一フォーマットで一元管理することがで きる。
[0059] (18)この発明に力かるデータ管理装置にぉ 、て、
データ定義部は、データ内容 IDおよびデータ内容の糸且合せデータまたは、前記デ ータ内容 IDおよびデータ内容を取り扱う処理を行うための処理コードを、約款に基づ いて定められた商品の属する商品カテゴリ、約款種類および約款バージョンのそれ ぞれによって定められた階層に分けて記録して!/ヽることを特徴として!/、る。
[0060] したがって、組合せデータや処理コードの管理を、商品カテゴリ、約款種類および 約款バージョンのそれぞれの階層ごとに行うことができる。これにより、例えば、複雑 な契約条件力 構成される生命保険契約データであっても、容易に効率よく管理す ることがでさる。
[0061] (19)この発明に力かるデータ管理装置にぉ 、て、
データ定義部における前記約款種類は、企業の種類を示す企業コードおよび当該 企業における約款の種類を示す約款コードから構成されることを特徴としている。
[0062] したがって、 1つのデータ管理装置を用いて、複数の企業における商品データを一 元管理することができる。これにより、アウトソーシング業務や ASP業務に本発明のデ ータ管理装置を適用することができる。
[0063] (20)この発明に力かるデータ管理装置は、
複数の種類 IDを組合せたグループごとに、所定データの設定条件を記録したダル ープ定義部をさらに備えたことを特徴としている。
[0064] したがって、複数のレコードの組み合わせで構成された所定グループ単位ごとに、 当該レコードに記録するデータの設定条件を課すことができる。これにより、複数のレ コードを組み合わせた場合であっても、レコード間におけるデータの整合性を担保す ることがでさる。
[0065] (21)この発明に力かるデータ管理装置にぉ 、て、
データ処理手段は、
データ IDに基づいて複数の種類 IDを組合せたグループを特定し、
グループ定義部に記録された所定データの設定条件に基づいて、
データ記録部に記録されようとしているデータ内容 IDが記録可能である力否かを判 断する処理を行うことを特徴として 、る。
[0066] したがって、データ内容 IDに基づいて、レコード間におけるデータの整合性をチェ ックすることができる。 [0067] (22)この発明に力かるデータ管理装置にぉ 、て、
所定データの設定条件は、
データ記録部に記録可能なデータ内容 IDと、
所定のデータ内容 IDが前記データ記録部に記録可能なデータ内容 IDである力否 かをチェックするための処理コードとを含むことを特徴としている。
[0068] したがって、データ内容 IDおよび処理コードに基づいて、レコード間におけるデー タの整合性をチェックすることができる。
[0069] (23)この発明に力かるデータ管理装置にぉ 、て、
所定データの設定条件は、
データ記録部に記録可能なデータ内容 IDに対応するデータ内容と、
所定のデータ内容が前記データ記録部に記録可能なデータ内容 IDに対応するデ ータ内容である力否かをチェックするための処理コードとを含むことを特徴としている
[0070] したがって、データ内容 IDに対応するデータ内容および処理コードに基づいて、レ コード間におけるデータの組合せの整合性をチェックすることができる。
[0071] (24)この発明に力かるデータ管理装置にぉ 、て、
所定のデータ内容は、データ記録部に記録されようとして 、るデータ内容 IDに基づ
V、て前記データ定義部から取得したものであることを特徴として!/、る。
[0072] したがって、データ定義部において一元管理されたデータ内容 IDまたはデータ内 容の関係を有効に利用することができる。これによりデータの冗長性を排除した効率 的なデータ構成を採用することができる。
[0073] (25)この発明に力かるデータ管理装置にぉ 、て、
データ処理手段は、
データ IDに基づいて複数の種類 IDを組合せたグループを特定し、
グループ定義部に記録された所定データの設定条件に基づいて、
データ記録部に記録されようとしているデータ値が記録可能であるか否かを判断す る処理を行うことを特徴として 、る。
[0074] したがって、データ値に基づいて、レコード間におけるデータの整合性をチェックす ることがでさる。
[0075] (26)この発明に力かるデータ管理装置にぉ 、て、
所定データの設定条件は、
データ記録部に記録可能なデータ値の条件と、
所定のデータ値が前記データ記録部に記録可能なデータ値の条件に合致するか 否かをチェックするための処理コードとを含むものであることを特徴としている。
[0076] したがって、データ値および処理コードに基づいて、レコード間におけるデータの 整合性をチェックすることができる。
[0077] (27)この発明に力かるデータ管理装置にぉ 、て、
データ処理手段は、
データ IDに基づいて複数の種類 IDを組合せたグループを特定し、
グループ定義部に記録された所定データの設定条件に基づいて、
前記グループにかかる名称を取得することを特徴として 、る。
[0078] したがって、複数のレコードの組み合わせで構成された所定グループ単位ごとに、 出力するためのグループ名称を定義しておくことができる。例えば、保険商品の分野 において、複数の保険契約を想定した場合、契約単位ごとに保険名称を定義するこ とがでさる。
[0079] (28)この発明に力かるデータ管理装置にぉ 、て、
データ記録部は、データ IDに基づく固有データ値を記録可能に構成されており、 データ定義部は、種類 IDごとに、前記固有データ値の設定方法を記述した処理コ ードを記録しており、
データ処理手段は、前記データ記録部に記録されようとしている第 1の種類 IDに基 づいて、当該第 1の種類 IDに関連する第 2の種類 IDを特定し、特定した当該第 2の 種類 IDにかかる処理コードを前記データ定義部力も取得し、
前記データ処理手段は、取得した前記処理コードに基づいて、前記第 1の種類 ID にかかる固有データ値を設定することを特徴として 、る。
[0080] したがって、日付データ等の固有の値を設定する際に、関連する他の種類 IDにか かる定義情報を参照することができる。 [0081] (29)この発明に力かるデータ管理装置にぉ 、て、
データ記録部は、約款に基づいて定められた保険商品データを含むトランザクショ ンデータを記録するものであり、
データ定義部は、特約を示す種類 IDのトランザクションデータにかかる日付データ を設定する際に、当該特約に対する主契約を示す種類 IDのトランザクションデータ にかかる日付データの設定方法を記述した処理コードを記録しており、
データ処理手段は、前記データ定義部から取得した前記処理コードに基づ!、て、 前記特約を示す種類 IDのトランザクションデータにかかる日付データを設定すること を特徴としている。
[0082] したがって、保険商品における主契約と特約の関係を利用して日付データ等の固 有の値を設定することができる。これにより、特約に規定のない事項については、主 契約を適用して処理を行うことができる。また、異なる主約款 (主契約の約款)に同一 の特約を付加する場合であっても、主契約の設定方法に基づ!ヽて特約を設定するこ とがでさる。
[0083] (30)この発明に力かるデータ管理装置にぉ 、て、
データ記録部は、データ項目に対応するデータ項目 IDを記録しており、 データ定義部は、データ項目 IDとデータ内容 IDの糸且合せを、データ項目とデータ 内容に対応付けて記録しており、
データ処理手段は、前記データ記録部に記録されたデータ項目 IDとデータ内容 I Dの組合せと一致する、前記データ定義部に記録されたデータ項目 IDとデータ内容 IDの組合せに基づいて、データ項目およびこれに対応するデータ内容を決定する 処理を行うことを特徴として ヽる。
[0084] したがって、データ定義部にデータ項目 ID、データ項目、データ内容 IDおよびデ ータ内容をそれぞれ対応付けて記録しておき、データ記録部に記録するデータの汎 用性を高めることができる。これにより、データ管理装置において管理する対象デー タの適用範囲を拡大するとともに、効率的にデータ領域を使用することができる。
[0085] (31)この発明に力かるデータ管理装置にぉ 、て、
データ記録部は、データ項目 IDとデータ内容 IDの組合せを複数記録して 、ること を特徴としている。
[0086] したがって、管理対象とするデータ項目を多様に定義することができる。
[0087] (32)この発明に力かるデータ管理装置にぉ 、て、
データ項目は、データ記録部において記録されるデータについての処理ステータ スを示すものであることを特徴として 、る。
[0088] したがって、利用者ごとまたは対象データごとに異なる処理ステータスについての データ定義を、予めトランザクションデータ上に定義しておかなくても、対応すること ができる。これにより、データ管理装置の適用範囲を拡大することができる。
[0089] (33)この発明に力かるデータ管理装置にぉ 、て、
データ記録部は、データ IDによって特定されるデータの属性を示す属性 IDを記録 しており、
データ定義部は、属性 IDごとに、データ項目 IDとデータ内容 IDの組合せを記録し ており、
データ処理手段は、属性 IDごとに、データ項目およびこれに対応するデータ内容 を決定する処理を行うことを特徴として 、る。
[0090] したがって、異なる属性 IDを有するデータレコードについて、同一のデータベース 上において管理することができる。例えば、属性 IDによって企業を識別する場合に は、 1つのデータ管理装置において複数の企業のデータレコードを管理することがで きる。
[0091] (34)この発明に力かるデータ管理装置にぉ 、て、
データ記録部は、データ項目に対応するデータ項目 IDとデータ内容の組合せを記 録しており、
データ定義部は、データ項目 IDとデータ項目の組合せを記録しており、 データ処理手段は、前記データ記録部に記録されたデータ項目 IDと一致する、前 記データ定義部に記録されたデータ項目 IDに基づ 、て、前記データ記録部に記録 されたデータ内容に対応するデータ項目を決定する処理を行うことを特徴として ヽる
[0092] したがって、データ記録部に記録したデータ内容に対応するデータ項目をデータ 定義部によって指定することができ、データ記録部に記録するデータの汎用性を高 めることができる。
[0093] (35)この発明に力かるデータ管理装置にぉ 、て、
データ記録部は、データ項目 IDとデータ内容の組合せを複数記録して 、ることを 特徴としている。
[0094] したがって、管理対象とするデータ項目を多様に定義することができる。
[0095] (36)この発明に力かるデータ管理装置にぉ 、て、
データ定義部は、データ項目 IDとデータ項目の組合せを、データ記録部に記録さ れるデータ内容におけるデータ型ごとに記録していることを特徴としている。
[0096] したがって、予めデータベースに指定されるデータ型が同一のデータであってデー タ項目が異なるデータを、データベース上において効率よく管理することができる。
[0097] (37)この発明に力かるデータ管理装置にぉ 、て、
データ型は、 日付型、数値型、文字型またはバイナリ型のいずれかを含むものであ ることを特徴としている。
[0098] したがって、データ項目が異なるデータをデータ型によらず管理することができる。
[0099] (38)この発明に力かるデータ管理装置にぉ 、て、
データ記録部は、データ IDによって特定されるデータの属性を示す属性 IDを記録 しており、
データ定義部は、属性 IDごとに、データ項目 IDとデータ項目の組合せを記録して おり、
データ処理手段は、属性 IDごとにデータ項目を決定する処理を行うことを特徴とし ている。
[0100] したがって、異なる属性 IDを有するデータレコードについて、同一のデータベース 上において管理することができる。例えば、属性 IDによって企業を識別する場合に は、 1つのデータ管理装置において複数の企業のデータレコードを管理することがで きる。
[0101] (39)この発明に力かるデータ管理装置にぉ 、て、
データ処理手段は、後記計算処理部において使用する計算条件を設定するため の条件設定部と、前記計算条件に基づいて所定の計算処理を行うための計算処理 部を含んで構成されており、前記条件設定部にぉ 、てのみデータ定義部またはダル ープ定義部へのアクセスを行うことを特徴として 、る。
[0102] したがって、共通の入出力項目を用いる普遍的な計算処理を計算処理部に記述し ておき、条件設定部において前記入出力項目を適切にハンドリングすることにより、 取扱データ間における計算条件の差異を吸収することができる。また、条件設定と計 算処理に力かるプログラムを分離して構成することにより、各プログラムのメンテナン ス性を高めることができる。
[0103] (40)この発明に力かるデータ管理装置にぉ 、て、
データ処理手段は、条件設定部および計算処理部の組合せを、計算処理単位ごと に備えて 、ることを特徴として 、る。
[0104] したがって、各計算処理の内容変更に迅速に対応することができ、メンテナンス性 を高めることができる。
[0105] (41)この発明に力かるデータ管理装置にぉ 、て、
取り扱う可能性のあるすベてのデータを包含した処理データ格納部をさらに備えて おり、
データ処理手段における条件設定部は、前記処理データ格納部に対してデータの 入出力を行うことを特徴としている。
[0106] したがって、各プログラムごとに共通のインターフェイスを使用することができる。こ れにより、インターフェースの設計工数を削減して、システムの開発コストを抑えること ができる。
[0107] (42)この発明に力かるデータ管理装置にぉ 、て、
処理データ格納部は、トランザクションデータ、画面入力データおよび計算結果デ 一タカ 構成されることを特徴として 、る。
[0108] したがって、各プログラムにおいて、インターフェイスを統一しつつ、データ処理に おける処理状態を把握することができる。
[0109] (43X44X58)この発明に力かるデータ管理装置は、
管理対象となる契約条件が約款によってそれぞれ異なる保険契約データを管理す るための保険契約データ管理装置であって、
少なくとも、保険契約を特定するための証券 ID、前記保険契約における約款を特 定するための約款 IDおよび前記約款における契約内容を特定するための契約内容
IDを含むデータ記録部と、
契約条件ごとに、契約内容 IDに対応する契約内容を記録したデータ定義部と、 前記データ記録部に記録された契約内容 IDと一致する、前記データ定義部に記 録された契約内容 IDに基づいて、前記証券 IDによって特定される保険契約データ における、所定の契約条件に対応する契約内容を決定する処理を行うデータ処理手 段と、
を備えたことを特徴として!/ヽる。
[0110] したがって、管理対象となる契約条件における契約内容を契約内容 IDによって記 録することができる。このため、契約条件が異なるデータであっても同一フォーマット を用いて一元的に管理することができ、システム構成を簡単にすることができる。
[0111] (45)この発明にかかるデータ構造は、
管理対象となるデータ項目がそれぞれ異なるデータを管理するためのデータ構造 であって、
少なくとも、データを識別するためのデータ ID、前記データ IDによって特定される データ内容の種類を示す種類 IDおよび前記種類 IDにかかるデータ項目のデータ内 容に対応するデータ内容 IDを含むデータ記録部と、
データ項目ごとに、データ内容 IDに対応するデータ内容を記録したデータ定義部 と、
を備えたことを特徴として!/ヽる。
[0112] したがって、管理対象となるデータ項目におけるデータ内容をデータ内容 IDによつ て記録することができる。このため、データ項目が異なるデータであっても同一フォー マットを用いて一元的に管理することができ、システム構成を簡単にすることができる
[0113] (46)この発明にかかるデータ構造において、データ定義部は、種類 IDごとに、管理 対象としているデータ項目を記録していることを特徴としている。したがって、記録し たデータのデータ内容 IDに対応するデータ項目を容易に特定することができる。
[0114] (47)この発明に力かるデータ構造において、データ記録部は、データ IDおよび種 類 IDの組合せごとに、複数のデータ内容 IDを、各組合せに共通な複数のデータ項 目番号にそれぞれ対応させて記録しており、データ定義部は、前記種類 IDごとに、 複数のデータ項目番号にそれぞれ対応するデータ項目を記録したことを特徴として いる。したがって、複数のデータ項目に力かるデータ内容を管理することができる。
[0115] (48)この発明にかかるデータ構造は、
管理対象となる契約条件が約款によってそれぞれ異なる保険契約を管理するため のデータ構造であって、
少なくとも、保険契約を特定するための証券 ID、前記保険契約における約款を特 定するための約款 IDおよび前記約款における契約内容を特定するための契約内容 IDを含むデータ記録部と、
約款 IDごとかつ契約条件ごとに、契約内容 IDに対応する契約内容を記録したデ ータ定義部と、
を備えたことを特徴として!/ヽる。
[0116] したがって、管理対象となる契約条件における契約内容を契約内容 IDによって記 録することができる。このため、契約条件が異なるデータであっても同一フォーマット を用いて一元的に管理することができ、システム構成を簡単にすることができる。
[0117] (49)この発明に力かるデータ構造において、データ記録部は、証券 IDおよび約款 I Dの組合せごとに、複数の契約内容 IDを、各組合せに共通な複数の契約条件番号 にそれぞれ対応させて記録しており、データ定義部は、前記約款 IDごとに、複数の 契約条件番号にそれぞれ対応する契約条件を記録したことを特徴として!、る。したが つて、複数の契約条件に力かる契約内容を管理することができる。
[0118] (50X51X59)この発明に力かるプログラム生成装置は、
指定データに対しての指定処理を行うプログラムを生成するプログラム生成装置で あって、
データ項目ごとに、データ内容 IDとデータ内容の対応表を記録したデータ定義部 と、 処理に対する処理コードを記録した処理定義部と、
指定データに含まれる種類 IDおよび指定処理の内容によって特定されるデータ項 目についての対応表を、前記データ定義部から取得する対応表取得手段と、 前記指定処理に関する処理コードを、前記処理定義部から取得する処理コード取 得手段と、
取得した前記対応表および取得した前記処理コードに基づいてプログラムを生成 するプログラム生成手段と、
を備えたことを特徴として!/ヽる。
[0119] したがって、種類 IDごとに設定された、処理に対する処理コードおよびデータ内容 I Dとデータ内容の対応表に基づいて、選択的にデータ内容 IDまたはデータ内容を決 定するためのプログラムを生成することができる。これにより、データ項目に関する情 報とデータ処理を分けて構成することができる。
[0120] (52X53)この発明に力かるプログラム生成装置にぉ ヽて、
指定データに含まれる種類 IDは、管理対象となるデータ項目が種類 IDによってそ れぞれ異なるデータを管理するデータ記録部であって、少なくとも、データを識別す るためのデータ ID、前記データ IDによって特定される種類 IDおよび前記種類 IDに おけるデータ内容を特定するためのデータ内容 IDを含むデータ記録部力 抽出さ れたものであることを特徴として!/、る。
[0121] したがって、管理対象となるデータ項目におけるデータ内容をデータ内容 IDによつ て記録しておくとともに、当該データ内容 IDに関するデータ内容を決定するプロダラ ムを提供することができる。このため、データ項目が異なるデータであっても同一フォ 一マットを用いて一元的に管理しておくことができ、システム構成を簡単にすることが できる。
[0122] (54X55)この発明に力かる画面生成装置は、
所定の種類 IDにかかる指定処理を行うための表示画面を生成する画面生成装置 であって、
データ項目ごとに、データ内容 IDとデータ内容の対応表を記録したデータ定義部 と、 処理に対する処理コードを記録した処理定義部と、
指定データに含まれる種類 IDおよび指定処理の内容によって特定されるデータ項 目についての対応表を、前記データ定義部から取得する対応表取得手段と、 前記指定処理に関する処理コードを、前記処理定義部から取得する処理コード取 得手段と、
取得した前記対応表および取得した前記処理コードに基づいてプログラムを生成 するプログラム生成手段とを備え、
前記データ処理手段は、前記データ定義部が所定の種類 IDにつ 、て記録して 、 るすべてのデータ項目におけるすべてのデータ内容 IDおよびデータ内容の糸且合せ を取得し、取得した前記データ内容 IDおよびデータ内容の組合せに基づいて、前記 所定の種類 IDにかかる各データ項目について選択可能なデータ内容 IDまたはデー タ内容を出力することによって表示画面を生成することを特徴としている。
[0123] したがって、契約ごとの商品特性'約定内容に応じた画面に応じた画面を自動的に 生成することができる。これにより、商品ごとに画面を作成しておく必要がなくなり、ソ フトウェアの開発コストを抑えることができる。また、ノ ッケージソフトの分野において は、導入時のカスタマイズコストおよび変更時のメンテナンスコストを抑えることができ る。
[0124] (56)この発明に力かる画面生成装置にぉ 、ては、
データ項目ごとに、データ内容 IDまたはデータ内容についての表示形式を記録し た表示形式定義部またはこれにアクセスする手段をさらに備え、
データ処理手段は、前記表示形式定義部から取得した表示形式に基づいて、選択 可能なデータ内容 IDまたはデータ内容を出力することを特徴としている。
[0125] したがって、データの表示形式を任意の条件で指定することができる。これにより、 企業やユーザの利用環境や趣向に応じて変更ができる柔軟性の高い画面設計が実 現可能となる。
[0126] [実施形態との対応] :
「少なくとも、データ 、種類 IDおよびデータ内容 IDを含むデータ記録部」は、実 施形態においては、証券番号、約款 IDおよび変数 1、変数 2、…等を記録したトラン ザクシヨンデータベース 2093がこれに該当する。「データ項目ごとに、データ内容 ID に対応するデータ内容を記録したデータ定義部」は、実施形態においては、契約条 件ごとに、契約内容 IDに対応する契約内容を記録した、処理コード記録部、組合せ データ記録部またはこれらの組合せがこれに該当する。
[0127] 「データ記録部に記録されたデータ内容 IDと一致する、データ定義部に記録され たデータ内容 IDに基づいて、前記データ IDによって特定されるデータの種類を示す 種類 IDの所定のデータ項目に対応するデータ内容を決定する処理を行うデータ処 理手段」は、第 1および第 3の実施形態における処理プログラム要求'実行部 713、 第 2の実施形態における処理プログラム実行部 931bまたは処理プログラム要求 '実 行部 931、第 4の実施形態における処理プログラム要求'実行部 2131、第 5の実施 形態における処理プログラム実行部 3323、第 6の実施形態における処理プログラム 生成'実行部 3927、第 7の実施形態における処理プログラム生成'実行部 4627、第 8の実施形態における処理プログラム要求 ·実行部 5327、第 9の実施形態における 処理プログラム要求.実行部 6423等がこれに該当する。
[0128] 「管理対象としているデータ項目」または「種類 IDに対応するデータ項目」は、実施 形態においては、約款 IDごとに定義体プログラムに記録された、変数 変数 2、… 等に対応する契約条件がこれに該当する。「各組合せに共通な複数のデータ項目番 号」は、実施形態においては、変数 1、 2、…等における「1」、「2」、…がこれに該当 する。
[0129] データ処理手段が取得する、「データ定義部がデータ項目番号に対応するデータ 項目について記録しているすべてのデータ内容 IDおよびデータ内容の組合せ」は、 実施形態にぉ 、ては、組合せデータ記録部にぉ 、て契約条件にっ 、て記録して!/ヽ るすべての契約内容 IDおよび契約内容の組合せ」がこれに該当する。「データ内容 I Dおよびデータ内容の組合せ」は、実施形態においては、組合せデータ記録部にお V、て契約条件ごとに記録した契約内容 IDおよび契約内容の組合せがこれに該当す る。
[0130] 「データ内容 IDまたはデータ内容を取り扱う処理を行うための処理コード」は、実施 形態においては、処理名ごとに契約条件に力かる処理を行うための処理コード記録 部に記録された処理コードがこれに該当する。「2種類以上のデータ項目にそれぞれ 対応するデータ内容の組合せをチェックするための処理コード」は、実施形態におい ては、相関チェックの処理コード 1705およびチェックデータ 1706がこれに該当する
[0131] 「メイン処理部、処理プログラム要求 ·実行部、処理プログラム生成部」は、実施形態 においては、例えば図 7に示す、業務プログラム 2091のメイン処理部 711、処理プロ グラム要求'実行部 713および商品定義体プログラム 2094の処理プログラム生成部 731がこれに該当する。所定の種類 IDにかかる各データ項目について選択可能な データ内容 IDまたはデータ内容」は、実施形態においては、例えば図 68に示す、年 金種類のドロップダウンメニューの選択可能データである「確定年金」または「保証期 間付終身年金」等がこれに該当する。
[0132] 「種類 IDにかかるすベてのデータ項目につ 、て選択可能なデータ内容 IDまたは データ内容を取得する処理を行うための処理コード」は、実施形態においては、例え ば図 64に示す、処理コード記録部における処理名「データ項目取得」に力かる処理 コードがこれに該当する。「データ内容 IDまたはデータ内容についての表示形式を 記録した表示形式定義部」は、実施形態においては、例えば図 64に示す、契約条 、ての表示形式を記録した表示形式テーブルがこれに該当する。「処理コー ドを種類 IDに基づく階層に分けて記録している」とは、実施形態においては、例えば 図 11に示す、第 1階層「商品カテゴリー」、第 2階層「約款種類」および第 3階層「約款 バージョン」に分散して記録されている処理コード記録部がこれに該当する。
[0133] 「複数の種類 IDを組合せたグループごとに、所定データの設定条件を記録したグ ループ定義部」は、実施形態においては、例えば図 22に示す、契約リバンドル定義 体プログラム 2095に記録した処理コード記録部、チェックデータ記録部またはこれら の組合せがこれに該当する。「グループ定義部に記録された所定データの設定条件 」は、実施形態においては、例えば図 22に示す処理コード「年金種類—支払期間の 契約リバンドルチエック」およびチェックデータ「年金種類—支払期間の契約リバンド ルチ ックデータ」がこれに該当する。
[0134] 「データ記録部に記録されようとして 、るデータ値が記録可能であるか否かを判断 する処理」とは、実施形態においては、例えば図 22aに示した、「最低保険料チェック 」にかかる処理がこれに該当する。「グループに力かる名称」は、実施形態において は、例えば図 22bに示す、「保険名称 (A年金)」に力かる処理がこれに該当する。「 データ IDに基づく固有データ値」は、実施形態においては、例えば図 35に示す、ヮ ークレコードの契約年月日 359がこれに該当する。
[0135] 「固有データ値の設定方法を記述した処理コード」は、実施形態にお!、ては、例え ば図 37に示す、処理コード「契約年月日計算」がこれに該当する。「データ記録部に 記録されようとしている第 1の種類 ID」は、実施形態においては、例えば図 33に示す 、約款 ID「55555」がこれに該当する。「第 1の種類 IDに関連する第 2の種類 ID」は、 実施形態においては、例えば図 33に示す、約款 ID「00005」がこれに該当する。
[0136] 「所定のデータ項目に対応するデータ項目 ID」は、実施形態においては、例えば 図 40に示す、パターン変数 1—631、パターン変数 2_633、…等がこれに該当する 。「データ項目 IDとデータ内容 IDの糸且合せ」は、実施形態においては、例えば図 39 に示す、パターン変数記録部に記録された「パターン変数」と「変数」の組合せデータ がこれに該当する。「データ項目およびこれに対応するデータ内容を決定する処理」 は、実施形態においては、例えば図 39に示す、処理コード記録部に記録された処理 コード「保全要注意区分設定」 3928aに基づく処理がこれに該当する。
[0137] 「データ IDによって特定されるデータの属性を示す属性 ID」は、実施形態において は、例えば図 40に示す、企業 ID630がこれに該当する。データ記録部が記録する「 所定のデータ項目に対応するデータ項目 IDとデータ内容の組合せ」とは、実施形態 においては、例えば図 47に示す、ノ《ターン変数 1—651「002」と変数 1—652「200 5/09/01Jの組合せがこれに該当する。
[0138] データ定義部が記録する「データ項目 IDとデータ項目の組合せ」とは、実施形態に おいては、例えば図 46に示す、パターン変数データ記録部に記録されたパターン変 数「002」およびパターン変数名「利率基準日」がこれに該当する。「データ内容にお けるデータ型ごとに記録する」とは、実施形態においては、 7— 5に示したように、デ ータ形式ごとにパターン変数のカラムインデックスを設定することがこれに該当する。
[0139] 「計算処理部において使用する計算条件を設定するための条件設定部」は、実施 形態においては、例えば図 53に示す、業務プログラム 5301にかかる IZF編集クラス 5323がこれに該当する。「計算条件に基づいて所定の計算処理を行うための計算 処理部」は、実施形態においては、例えば図 53に示す、業務プログラム 5301にかか る計算モデル 5325がこれに該当する。「計算処理単位」における「計算処理」とは、 実施形態においては、例えば図 53に示す、「源泉徴収税額計算」または「円転計算」 等がこれに該当する。「取り扱う可能性のあるすベてのデータを包含した処理データ 格納部」とは、実施形態においては、例えば図 53に示す、ワーク領域 5307がこれに 該当する。
[0140] 「データ項目ごとに、データ内容 IDとデータ内容の対応表を記録したデータ定義部 」は、実施形態においては、例えば図 7に示す、契約条件ごとに、契約内容 IDに対 応する契約内容を記録した組合せデータ記録部 735がこれに該当する。「処理に対 する処理コードを記録した処理定義部」実施形態においては、例えば図 7に示す、契 約条件ごとに、処理コードを記録した処理コード記録部 733がこれに該当する。
[0141] 「指定データに含まれる種類 IDおよび指定処理の内容によって特定されるデータ 項目についての対応表を、前記データ定義部から取得する対応表取得手段」は、実 施形態においては、例えば図 13に示す、ステップ S1323の機能がこれに該当する。 「指定処理に関する処理コードを、前記処理定義部から取得する処理コード取得手 段」は、実施形態においては、例えば図 13に示す、ステップ S1321の機能がこれに 該当する。「取得した対応表および取得した処理コードに基づ 、てプログラムを生成 するプログラム生成手段」は、実施形態においては、例えば図 13に示す、ステップ S 1325の機能がこれに該当する。
[0142] この発明にお 、て、「〜手段」とは、プログラムによって実現される CPUの機能を含 む概念である。ここで、「プログラム」とは、 CPUにより直接実行可能なプログラムだけ でなぐソース形式のプログラム、圧縮処理がされたプログラム、暗号化されたプログ ラム等を含む概念である。
[0143] 本発明の特徴は、上記のように広く示すことができるが、その構成や内容は、それら の特徴および効果とともに、図面を考慮に入れた上で以下の開示によりさらに明らか になるであろう。 図面の簡単な説明
[図 1]この発明のデータ管理装置の機能ブロック図の例を示す図である。
[図 la]この発明のデータ管理装置の機能ブロック図の例を示す図である。
[図 2]この発明のデータ管理装置のハードウェア構成図の例を示す図である。
[図 2a]この発明のデータ管理装置のハードウェア構成図の例を示す図である。
[図 3]この発明の業務プログラムと商品定義体プログラムにおけるフローチャートの例 を示す図である。
[図 4]この発明の処理プログラムにおけるフローチャートの例を示す図である。
[図 5]この発明の年金種類設定画面の例を示す図である。
[図 6]この発明のトランザクションデータベースの例を示す図である。
[図 7]この発明の業務プログラムと商品定義体プログラムにおける機能ブロック図の例 を示す図である。
[図 7a]この発明の業務プログラムと商品定義体プログラムにおける機能ブロック図の 例を示す図である。
[図 8]この発明の処理プログラムにおける構成例を示す図である。
[図 9]この発明の業務プログラムとラッパ一プログラムと商品定義体プログラムにおけ る機能ブロック図の例を示す図である。
[図 9a]この発明の業務プログラムとラッパ一プログラムと商品定義体プログラムにおけ る機能ブロック図の例を示す図である。
[図 10]この発明の業務プログラムとラッパ一プログラムと商品定義体プログラムにおけ るフローチャートの例を示す図である。
[図 10a]この発明の業務プログラムとラッパ一プログラムと商品定義体プログラムにお けるフローチャートの例を示す図である。
[図 11]この発明の商品定義体プログラムにおける機能ブロック図の例を示す図である [図 12]この発明の他業界への適用の例を示す図である。
[図 13]この発明の業務プログラムと商品定義体プログラムにおけるフローチャートの 例を示す図である。 [図 14]この発明の処理プログラムにおけるフローチャートの例を示す図である。
[図 15]この発明の年金種類設定画面の例を示す図である。
[図 16]この発明のトランザクションデータベースの例を示す図である。
[図 17]この発明の処理プログラムにおける構成例を示す図である。
[図 17a]この発明の処理プログラムにおける構成例を示す図である。
圆 18]この発明の従来技術(1)を示す図である。
圆 19]この発明の従来技術 (2)を示す図である。
[図 20]この発明のデータ管理装置の機能ブロック図の例を示す図である。
[図 21]この発明のデータ管理装置のハードウェア構成図の例を示す図である。
[図 22]この発明の業務プログラム、ラッパ一プログラム A、契約リバンドル定義体プロ グラム、ラッパ一プログラム Bおよび約款定義体プログラムにおける機能ブロック図の 例を示す図である。
[図 22a]この発明の業務プログラム、ラッパ一プログラム Aおよび契約リバンドル定義 体プログラムにおける機能ブロック図の例を示す図である。
[図 22b]この発明の業務プログラム、ラッパ一プログラム Aおよび契約リバンドル定義 体プログラムにおける機能ブロック図の例を示す図である。
[図 23]この発明の業務プログラム、ラッパ一プログラム Bおよび約款定義体プログラム におけるフローチャートの例を示す図である。
[図 23a]この発明の業務プログラムにおけるフローチャートの例を示す図である。
[図 23b]この発明の業務プログラムにおけるフローチャートの例を示す図である。
[図 24]この発明の契約リバンドルチエック処理におけるフローチャートの例を示す図 である。
[図 24a]この発明の契約リバンドルチェック処理におけるフローチャートの例を示す図 である。
[図 24b]この発明の契約リバンドルチエック処理におけるフローチャートの例を示す図 である。
[図 25]この発明の契約内容取得処理におけるフローチャートの例を示す図である。
[図 26]この発明の処理プログラムにおけるフローチャートの例を示す図である。 [図 27]この発明の処理プログラムにおけるフローチャートの例を示す図である。
[図 27a]この発明の処理プログラムにおけるフローチャートの例を示す図である。
[図 28]この発明のトランザクションデータベースの例を示す図である。
[図 29a]この発明の処理プログラムにおける構成例を示す図である。
[図 29b]この発明の処理プログラムにおける構成例を示す図である。
[図 29c]この発明の処理プログラムにおける構成例を示す図である。
[図 30]この発明の処理プログラムにおける構成例を示す図である。
圆 31]この発明の保険金額変更画面の例を示す図である。
[図 32]この発明のトランザクションデータベースの例を示す図である。
[図 33]この発明の処理プログラムにおける構成例を示す図である。
[図 34]この発明の業務プログラム、ラッパ一プログラム A、約款定義体プログラム (特 約約款)、ラッパ一プログラム Bおよび約款定義体プログラム (主契約約款)における 機能ブロック図の例を示す図である。
[図 35]この発明のワークレコードの例を示す図である。
圆 36]この発明の保険契約変更画面の例を示す図である。
[図 37]この発明の処理プログラムにおける構成例を示す図である。
[図 38]この発明の処理プログラムにおけるフローチャートの例を示す図である。
[図 39]この発明の業務プログラム、ラッパ一プログラム、処理ステータス定義体プログ ラムにおける機能ブロック図の例を示す図である。
[図 40]この発明のワークレコードの例を示す図である。
[図 41]この発明の業務プログラムにおけるフローチャートの例を示す図である。
[図 41a]この発明の業務プログラムにおけるフローチャートの例を示す図である。
[図 42]この発明のパターン変数設定処理におけるフローチャートの例を示す図であ る。
[図 42a]この発明のパターン変数取得処理におけるフローチャートの例を示す図であ る。
[図 43]この発明の処理プログラムにおけるフローチャートの例を示す図である。
[図 43a]この発明の処理プログラムにおけるフローチャートの例を示す図である。 圆 44]この発明の保全要注意区分設定画面の例を示す図である。
圆 44a]この発明の保険契約解約画面の例を示す図である。
[図 45]この発明の処理プログラムにおける構成例を示す図である。
[図 45a]この発明の処理プログラムにおける構成例を示す図である。
[図 46]この発明の業務プログラム、ラッパ一プログラム、データ項目定義体プログラム における機能ブロック図の例を示す図である。
[図 47]この発明のワークレコードの例を示す図である。
[図 48]この発明の業務プログラムにおけるフローチャートの例を示す図である。
[図 49]この発明のパターン変数名取得処理におけるフローチャートの例を示す図で ある。
[図 50]この発明の処理プログラムにおけるフローチャートの例を示す図である。
圆 51]この発明の解約返戻金計算画面の例を示す図である。
[図 52]この発明の処理プログラムにおける構成例を示す図である。
[図 53]この発明の業務プログラム、ラッパ一プログラム、約款定義体プログラムおよび ワーク領域における機能ブロック図の例を示す図である。
[図 54]この発明の業務プログラムにおけるフローチャートの例を示す図である。
[図 54a]この発明の業務プログラムにおけるフローチャートの例を示す図である。
[図 54b]この発明の業務プログラムにおけるフローチャートの例を示す図である。 圆 55]この発明の源泉徴収税額計算処理におけるフローチャートの例を示す図であ る。
[図 56]この発明の源泉徴収税額計算処理 (IZF編集クラス)におけるフローチャート の例を示す図である。
[図 56a]この発明の源泉徴収税額計算処理 (IZF編集クラス)におけるフローチャート の例を示す図である。
圆 57]この発明の源泉徴収税額計算処理 (計算モデル)におけるフローチャートの例 を示す図である。
[図 58]この発明のワーク領域の例を示す図である。
[図 58a]この発明のワーク領域の例を示す図である。 圆 59]この発明の解約返戻金計算画面の例を示す図である。
圆 59a]この発明の解約返戻金計算画面の例を示す図である。
圆 60]この発明の外貨年金解約返戻金計算画面の例を示す図である。
[図 61]この発明の円転計算処理におけるフローチャートの例を示す図である。
圆 62]この発明の円転計算処理 (IZF編集クラス)におけるフローチャートの例を示 す図である。
圆 63]この発明の円転計算処理 (計算モデル)におけるフローチャートの例を示す図 である。
[図 64]この発明の業務プログラム、ラッパ一プログラム Aならびに B、約款定義体プロ グラムおよび表示形式テーブルにおける機能ブロック図の例を示す図である。
[図 65]この発明の業務プログラム、ラッパ一プログラム Aおよび約款定義体プログラム におけるフローチャートの例を示す図である。
[図 66]この発明の業務プログラムおよびラッパ一プログラム Bにおけるフローチャート の例を示す図である。
[図 67]この発明の処理プログラムにおけるフローチャートの例を示す図である。
[図 68]この発明の個別修正画面の例を示す図である。
[図 68a]この発明の個別修正画面の例を示す図である。
[図 69]この発明の処理プログラムにおける構成例を示す図である。
[図 69a]この発明の処理プログラムにおける構成例を示す図である。
[図 70]この発明の関係テーブルの作成の例を示す図である。
[図 71]この発明のワークレコードの例を示す図である。
[図 72]この発明の UI画面生成処理におけるフローチャートの例を示す図である。 符号の説明
13 データ記録部
15 データ処理手段
17 データ定義部
18 グループ定義部
発明を実施するための最良の形態 [0146] 以下、本発明における実施形態について、図面を参照して説明する。
[0147] 1.第 1の実施形態
本実施形態においては、生命保険の契約管理に関するトランザクションデータおよ び生命保険商品に関する商品定義データを管理するデータ管理装置の例について 説明する。
[0148] 1 1.機能ブロック図
図 1に、本発明にかかるデータ管理装置 1の機能ブロック図を示す。この図におい て、データ管理装置 1は、入力手段 11、データ記録部 13、データ処理手段 15、デー タ定義部 17および表示手段 19を備えて 、る。データ記録部 13はトランザクションデ ータを記録する。データ定義部 17は、商品の種類を示す種類 IDごとに、データ内容 IDおよびデータ内容を記録する。例えば、保険商品の場合には、保険商品の種類を 示す約款 IDごとに、契約内容 IDおよび契約内容とを記録する。データ処理手段 15 は、データ記録部 13に記録された種類 ID (約款 ID)に基づいて、データ定義部 17 からデータ内容 ID (契約内容 ID)およびデータ内容 (契約内容)を取得してデータ内 容 (契約内容)に関する処理を実行する。
[0149] なお、入力手段 11は、ユーザ力もの操作を受け付けて業務プログラムのデータ内 容 (契約内容)に関する処理を起動させるものであり、表示手段 19は、業務プロダラ ムによって所定のデータ処理を行った結果をユーザに提示するものである。
[0150] 1 2.ハードウ ア構成
図 1に示したデータ管理装置 1を、 CPUを用 、て実現したコンピュータ装置のハー ドウエア構成の一例を図 2に示す。図 2に示すように、データ管理装置 1は、ディスプ レイ 201、 CPU203、メモリ 205、キーボードブマウス 207、 ノヽードディスク 209、 CD —ROMドライブ 211および通信回路 215を備えている。
[0151] ノ、ードディスク 209は、業務アプリケーションプログラム(以下、業務プログラムと呼 称する。) 2091、トランザクションデータベース 2093および商品定義体プログラム 20 94を記録している。業務プログラム 2091は、 CD— ROMドライブ 211を介して CD- ROMS!^に記録されたデータを読み出してインストールされたものである。なお、上 記インストールは、通信回路 215を用いてネットワーク 0等からダウンロードしたデータ を使用して行うようにしてもょ 、。
[0152] データ記録部 13はトランザクションデータベース 2093によって実現され、データ処 理手段 15は CPU203がメモリ 205を用!、て実行する業務プログラム 2091によって 実現され、データ定義部 17は CPU203がメモリ 205を用いて実行する商品定義体 2 094プログラムによって実現される。なお、入力手段 11は主にキーボード Zマウス 20 7によって実現され、表示手段 19は主にディスプレイ 201によって実現される。
[0153] 1 - 3.処理詳細
図 3〜8を用いて、本実施形態における処理の詳細を説明する。なお、本実施形態 において、業務プログラム 2091は、生命保険の契約データおよび商品データを管 理するためのアプリケーションプログラムである。図 7に、業務プログラム 2091および 商品定義体プログラム 2094における機能ブロック図を示す。業務プログラム 2091は 、画面処理などのユーザインタフェースやデータベースに関する処理を実行するた めのメイン処理部 711と、商品定義体プログラム 2094に処理プログラムを要求してこ れを実行するための処理プログラム要求'実行部 713から構成される。
[0154] また、商品定義体プログラム 2094は、業務プログラム 2091からの要求を受けて処 理プログラムを生成するための処理プログラム生成部 731と、処理名ごとに処理コ一 ドを記録した処理コード記録部 733と、処理名ごとに契約内容 IDおよび契約内容の 組合せデータを記録した組合せデータ記録部 735から構成される(例えば、約款 ID が「11111」の場合。 ) o
[0155] 本実施形態においては、証券番号によって特定されるトランザクションデータにお ける年金種類を、「確定年金」から「保証期間付終身年金」に変更する指示をユーザ が行う場合について説明する。図 3は、上記の場合においてデータ管理装置 1で実 行される業務プログラム 2091および商品定義体プログラム 2094のフローチャートの 例である。
[0156] 1 3— 1.画面データの取得
図 5に、業務プログラム 2091におけるメイン処理部 711の実行によってディスプレイ 201に表示される年金種類設定画面 501の例を示す。この画面においては、証券番 号の入力欄 503、年金種類の設定用のラジオボタン 504および 505が表示されてお り、データ管理装置 1のオペレータは、所定の証券番号によって特定される生命保険 契約に力かるトランザクションデータについて、年金種類の変更を指示することができ る。例えば、オペレータはキーボード Zマウス 207を用いて、証券番号の入力欄 503 に「00001」を入力し、保証期間付終身年金のラジオボタン 505を選択して、設定ボ タン 507を押下することによって、データ管理装置 1に対して年金種類の変更を指示 する。
[0157] 設定ボタン 507の押下を受けて、メイン処理部 711を実行する CPU203は画面デ ータを取得する(ステップ S301)。例えば、 CPU203は画面データとして、証券番号 「00001」および年金種類「保証期間付終身年金」を取得する。
[0158] 1 - 3 - 2.レコードの取得
メイン処理部 711を実行する CPU203は、画面データとして入力された証券番号 に基づいてトランザクションデータベース 2093にアクセスして検索し、当該証券番号 によって特定されるトランザクションレコードをメモリ 205に作成されたワーク領域に取 得する(ステップ S 303)。
[0159] 図 6にトランザクションデータベース 2093の例を示す。このデータベースには、生 命保険の契約管理に関するトランザクションデータとして、証券番号 601、約款 ID60 3、変数 1—605、変数 2— 607、変数 3— 609· ··等が記録されている。なお、上記ヮ ーク領域のレコードフォーマットは、トランザクションデータベースのレコードフォーマ ットと同一である。ここで、証券番号 601はトランザクションレコードを特定するための データ IDであり、約款 ID603は保険商品を特定するための識別 IDであり、変数 1— 605、変数 2— 607、変数 3— 609…はそれぞれの契約内容を特定するための契約 内容 IDである。
[0160] 例えば、 CPU203は、証券番号「00001」によって特定されるトランザクションレコ ード 61をトランザクションデータベース 2093から取得する。
[0161] 1 - 3 - 3.処理プログラムの要求
処理プログラム要求.実行部 713を実行する CPU203は、メイン処理部 711の実行 にお 、て取得したトランザクションレコードに記録されて 、る約款 IDに基づ 、て、商 品定義体プログラム 2094を特定し、処理名をアクセスした当該商品定義体プロダラ ムに引き渡す (ステップ S305)。
[0162] 例えば、商品定義体プログラム 2094を Java (商標)言語で作成して 、る場合には、 約款 ID (11111)と同一名称で記録されたクラスファイル(11111. class)等によって 商品定義体プログラム 2094を特定すればよい。なお、約款 IDと商品定義体プロダラ ム 2094の対応表を用いて商品定義体プログラムを特定するように構成してもよい。
[0163] また、商品定義体プログラム 2094に引き渡される処理名は、オペレータからの指示 に基づいて決定する。例えば、上記においては、年金種類設定画面において年金 種類を設定する指示がなされているため、 CPU203はメイン処理部 711の実行によ つて取得した処理名である「年金種類設定」を引き渡す。
[0164] 1 - 3 -4.処理データおよび組合せデータの取得
以下、約款 IDが「11111」の商品定義体プログラム 2094に処理コードを引き渡し た場合について説明する。引き渡しを受けて CPU203は、商品定義体プログラム 20 94の処理プログラム生成部 731を実行し、処理コード記録部 733を検索して受け継 いだ処理名に対応する処理コードを取得する (ステップ S321)。処理コード記録部 7 33には、処理名ごとに処理コードが記録されている。例えば、 CPU203は処理名が 「年金種類設定」の処理コード 7331をサーチ処理等により取得する。
[0165] CPU203は、組合せデータ記録部を検索して受け継 ヽだ処理名に対応した契約 内容および契約内容 IDの組合せデータを取得する (ステップ S323)。組合せデータ 記録部 735には、契約条件 (データ項目)ごとに組合せデータが記録されている。例 えば、 CPU203は契約条件が「年金種類」である組合せデータ 7351を取得する。
[0166] なお、図 7aに示すように、処理プログラム生成部 731の機能の一部を処理コード記 録部 733に設けておき、処理コード記録部 733から組合せデータ記録部 735を検索 し、処理名に対応した契約内容および契約内容 IDの組合せデータを取得するように 構成してちょい。
[0167] 1 - 3 - 5.処理プログラムの生成
CPU203は、処理コード記録部から取得した処理コードと、組合せデータ記録部か ら取得した組合せデータに基づいて処理プログラムを生成する (ステップ S325)。図 8に、生成した処理プログラムの構成例を示す。処理プログラム 80は、処理コード 80 1および組合せデータ 803から構成されている。例えば、処理コード 801には、「年金 種類設定」を処理するためのプログラムコードが記述されている。なお、このプロダラ ムコードの表現形式は、ソースコードまたはオブジェクトコードのいずれであってもよ い。
[0168] また、組合せデータ 803には、「年金種類設定」を処理するためのプログラムコード が使用する契約内容 IDおよび契約内容の組合せデータが記述されている。なお、こ の糸且合せデータの表現形式は、契約内容 IDに対応する契約内容が上記プログラム コードの実行時において判断できるものであればよい。例えば、配列形式やテープ ル形式等の表現形式がこれに該当する。
[0169] 1 - 3 -6.処理プログラムの引き渡し
商品定義体プログラム 2094を実行する CPU203は、生成した処理プログラム 80を 業務プログラム 2091に引き渡す (ステップ S327)。例えば、 CPU203は、リダイレクト 機能やパイプ機能等を用いて処理プログラム 80を引き渡す処理を行う。
[0170] 1 - 3 - 7.処理プログラムの実行
業務プログラム 2091において CPU203は、商品定義体プログラム 2094から受け 継!、だ処理プログラム 80を実行し、画面データ力 取得した契約内容に対応する契 約内容 IDを取得する(ステップ S307)。このとき実行される処理プログラム 80のフロ 一チャートを図 4に示す。処理プログラム 80の実行において CPU203は、業務プロ グラム 2091のフローチャートステップ S301において取得した画面データから契約内 容を入力する (ステップ S401)。例えば、契約内容として「保証期間付終身年金」を 入力する。
[0171] CPU203は、処理プログラム 80に格納されている組合せデータ 803から、契約内 容 IDおよび契約内容の組合せデータを 1件読み込む (ステップ S403)。例えば、図 8に示した処理プログラム 80の組合せデータから、契約内容 ID「01」および契約内 容「確定年金」の組合せデータ 8031を読み込む。
[0172] CPU203は、入力した契約内容と、読み込んだ糸且合せデータにおける契約内容が 一致する力否かを判断する (ステップ S405)。例えば、入力した契約内容「保証期間 付終身年金」と、最初に読み込んだ組合せデータにおける契約内容「確定年金」が 一致するカゝ否かを判断する。
[0173] ステップ S405において、契約内容が一致しなければステップ S403に戻って次の 組合せデータを読み込み、ステップ S405を再実行する(ステップ S405、 NO)。一致 していれば、ステップ S407に進み、組合せデータの契約内容に対応づけて記録さ れている契約内容 IDを取得する (ステップ S407)。例えば、契約内容「保証期間付 終身年金」は、 2番目に読み込んだ糸且合せデータ 8032 (契約内容 ID「02」と契約内 容「保証期間付終身年金」)の契約内容と一致するので、これに対応する契約内容 I D「02」を取得する。
[0174] CPU203は、取得した契約内容 IDを、トランザクションレコードから取得したワーク 領域の所定の変数位置に記録する (ステップ S409)。例えば、年金種類の変数位置 を示すワーク領域の変数 1に契約内容「02」を記録する。ここで、契約内容を記録す る対象となる変数位置の情報は、処理プログラムの元となる処理コード内に予め設定 されている。
[0175] なお、変数位置を処理コード以外に設定してもよ!/ヽ。例えば、上記組合せデータや 独立した変数位置データ等に設定しておき、生成時にお!、て処理プログラムに組み 込むように構成してもよい。
[0176] なお、処理プログラムを Java (商標)で作成して 、る場合には、契約内容 IDおよび 契約内容の組合せデータを、 JavaAPIにおける HashMapクラスの Keyおよび Valu eにセットされるように処理プログラムを生成するように構成しておき、処理プログラム 内でデータ取得メソッドを指定することによって契約内容等を取り扱うようにすればよ い。
[0177] 1 - 3 -8.レコードの更新
処理プログラムの実行を終えると、 CPU203は、ワーク領域に記録されたデータに 基づいてトランザクションデータベース 2093のレコードを更新する(ステップ S309)。 例えば、図 6に示すトランザクションレコード 61が、更新されてトランザクションレコード 65のようになる。図 6に示すように、レコード 61の変数 1「01」力 レコード 65の変数 1 「02」に更新されている。
[0178] 1 -4.まとめ 以上説明したように、この発明によれば、トランザクションデータにおける 1つの項目 を使用して、複数の契約条件に力かる契約内容を管理することができる。このため、ト ランザクシヨンデータベースにおいて保険商品データにかかる契約条件ごとに契約 内容を管理しなくても、所望の契約条件における契約内容を取得して、これにかかる 処理を実行することができる。これにより、複数のデータ項目を有するデータを含むト ランザクシヨンデータを取り扱う場合であっても、フォーマットを一元化してシステム構 成を簡単にすることができる。
[0179] また、商品の種類を示す種類 ID (約款 ID)に基づ 、て商品定義体プログラムを特 定し、特定した商品定義体プログラム内にぉ 、て所定の処理コードと組合せデータを 用いて生成した処理プログラムを用いてデータ処理を行うように構成することにより、 商品に基づく特性を業務プログラムに記述する必要がなくなる。これにより、業務プロ グラムのメンテナンス性を向上させることができる。
[0180] さらに、新たな商品の追加があった場合であっても、これに対応する商品定義体プ ログラムを追加して、必要な処理コードおよび必要な糸且合せデータを設定するだけで 対応することができる。これにより、システム開発者に多大の負担を強いることなぐシ ステム変更に柔軟に対応することができる。
[0181] 本発明は、商品データの内容に基づいて定まる判断ロジックと、当該判断ロジック を呼び出す業務プログラムとをそれぞれ独立して構成することにより、業務プログラム の汎用性を高めたソフトウェアを構成することができる。したがって、導入各社の業務 体系にあわせてカスタマイズを行うようなパッケージソフトに対して本発明を適用した 場合には、商品定義体プログラムにおける処理コードおよび組合せデータのみを、 各社の業務に沿うように設計するだけでよい。これにより、業務プログラムのカスタマ ィズ作業を不要とし、開発コストや導入コストを低減させることができる。
[0182] 2.第 2の実施形態
第 1の実施形態においては、図 7に示したように、業務プログラム 2091をメイン処理 部 711と処理プログラム要求'実行部 713によって構成し、商品定義体プログラム 20 94を処理プログラム生成部 731、処理コード記録部 733および組合せデータ記録部 735によって構成する例について説明した力 本実施形態においては、処理プログ ラム要求'実行部 713における処理プログラムの要求に力かる処理を、業務プロダラ ムカも独立したラッパ一プログラムを用いて構成する例について説明する。なお、ラッ パープログラムとは、外部からの要求に応じて、所定の処理を集中して実行するもの である。
[0183] 図 9に、業務プログラム 2091、ラッパ一プログラム 2092および商品定義体プロダラ ム 2094における機能ブロック図を示す。業務プログラム 2091は、画面処理などのュ 一ザインタフエースやデータベースに関する処理を実行するためのメイン処理部 911 および処理プログラムを実行する処理プログラム実行部 93 lbから構成される。ラッパ 一プログラム 2092は、商品定義体プログラム 2094等に処理プログラムを要求するた めの処理プログラム要求部 931aから構成される。商品定義体プログラム 2094は、要 求を受けて処理プログラムを生成するための処理プログラム生成部 933a、 b、 c、 · ·· 等と、処理名ごとに処理コードを記録した処理コード記録部 951と、処理名ごとに契 約内容 IDおよび契約内容の組合せデータを記録した組合せデータ記録部 952から 構成される(例えば、約款 IDが「11111」の場合。 ) 0
[0184] 本実施形態においても第 1の実施形態と同様に、生命保険の契約管理に関するト ランザクシヨンデータおよび生命保険商品に関する商品定義データを管理するデー タ管理装置の例について説明する。
[0185] 2— 1.機能ブロック図
本発明にかかるデータ管理装置 1の機能ブロック図は、第 1の実施形態の図 1に示 したものと同様である。
[0186] 2- 2.ハードウェア構成
本発明に力かるデータ管理装置 1を、 CPUを用いて実現したコンピュータ装置のハ 一ドウエア構成の一例は、基本的には第 1の実施形態の図 2に示したものと同様であ る力 ハードディスク 209にラッパ一プログラムが記録されている点が異なる。
[0187] 2- 3.処理詳細
図 10を用いて、本実施形態における処理の詳細を説明する。なお、本実施形態に おいて、業務プログラム 2091は、生命保険の契約データおよび商品データを管理 するためのアプリケーションプログラムである。 [0188] 本実施形態においても、第 1の実施形態と同様に、証券番号によって特定されるト ランザクシヨンデータにおける年金種類を、「確定年金」から「保証期間付終身年金」 に変更する指示をユーザが行う場合について説明する。図 10は、上記の場合にお いてデータ管理装置 1で実行される業務プログラム 2091、ラッパ一プログラム 2092 および商品定義体プログラム 2094のフローチャートの例である。
[0189] 2— 3— 1.画面データの取得
第 1の実施形態と同様に、図 5に示した年金種類設定画面 501において、オペレー タが証券番号の入力欄 503に「00001」を入力し、保証期間付終身年金のラジオボ タン 505を選択して、設定ボタン 507を押下した場合にっ 、て説明する。
[0190] 設定ボタン 507の押下を受けて、メイン処理部 911を実行する CPU203は画面デ ータを取得する(ステップ S1001)。例えば、 CPU203は画面データとして、証券番 号「00001」および年金種類「保証期間付終身年金」を取得する。
[0191] 2- 3 - 2.レコードの取得
メイン処理部 911を実行するじ?1;203は、画面データとして入力された証券番号 に基づいてトランザクションデータベース 2093にアクセスして検索し、当該証券番号 によって特定されるトランザクションレコードをメモリ 205に作成されたワーク領域に取 得する(ステップ S 1003)。なお、トランザクションデータベース 2093およびワーク領 域の例は、第 1の実施形態の図 6に示したものと同様である。例えば、 CPU203は、 証券番号「00001」によって特定されるトランザクションレコード 61をトランザクション データベース 2093から取得する。
[0192] 業務プログラム 2091を実行する CPU203は、トランザクションレコード 61に記録さ れている約款 IDおよび、オペレータ指示に基づいて特定された処理名を、ラッパ一 プログラム 2092に引き渡す (ステップ S1005)。例えば、上記においては、年金種類 設定画面において年金種類を設定する指示がなされているため、 CPU203はメイン 処理部 911の実行によって取得した処理名である「年金種類設定」を引き渡す。
[0193] なお、上記ステップ S1005において、トランザクションレコード 61の契約内容 IDで ある変数 1、 2、 3…を、ラッパ一プログラム 2092に同時に引き渡すように構成してもよ い。これにより、ラッパ一プログラム 2092または商品定義体プログラム 2094において 、契約内容 IDに基づく処理を行うことが可能となる。
[0194] 2- 3 - 3.ラッパ一プログラムの実行
ラッパ一プログラム 2092を実行する CPU203は、処理プログラム要求部 931aにお いて、業務プログラム 2091から受け継いだ約款 IDに基づいて商品定義体プロダラ ムを特定し、特定した商品定義体プログラム 2094にアクセスして処理名を引き渡す( ステップ S1021)。
[0195] 2- 3 -4.処理データおよび組合せデータの取得
引き渡しを受けて CPU203は、商品定義体プログラム 2094の処理プログラム生成 部 933aを実行し、受け継いだ処理名に対応する処理コードを処理コード記録部 95 1から取得する (ステップ S1041)。処理コード記録部 951には、処理名ごとに処理コ ードが記録されている。例えば、 CPU203は処理名が「年金種類設定」の処理コード を取得する。
[0196] CPU203は、受け継いだ処理名に対応する契約内容および契約内容 IDの組合せ データを組合せデータ記録部 952から取得する (ステップ 1043)。組合せデータ記 録部 952には、契約条件ごとに組合せデータが記録されている。例えば、 CPU203 は契約条件が「年金種類」である組合せデータを取得する。
[0197] 2- 3 - 5.処理プログラムの生成 '実行
商品定義体プログラム 2094を実行する CPU203は、取得した処理コードおよび組 合せデータに基づ 、て処理プログラムを生成する (ステップ S 1045)。生成した処理 プログラムの例は、第 1の実施形態の図 8に示したものと同様である。
[0198] 商品定義体プログラム 2094を実行する CPU203は、生成した処理プログラム 80を ラッパ一プログラム 2092に引き渡す (ステップ S1047)。これを受けて、ラッパ一プロ グラム 2092を実行する CPU203は、さらに処理プログラムを業務プログラム 2091に 引き渡す (ステップ S 1023)。
[0199] 業務プログラム 2091を実行する CPU203は、受け継いだ処理プログラム 80を実 行し、画面データ力も取得した契約内容に対応する契約内容 IDを取得する (ステツ プ S1007)。このとき実行される処理プログラム 80のフローチャートは、第 1の実施形 態の図 4に示したものと同様である。 [0200] 図 4に示したように、例えば、契約内容「保証期間付終身年金」に対応する契約内 容 ID「02」を取得し、取得した契約内容 IDをトランザクションレコードのワーク領域に おける変数 1に記録する。
[0201] 2- 3 -6.レコードの更新
処理プログラムの実行を終えると、 CPU203は、ワーク領域に記録されたデータに 基づいてトランザクションデータベース 2093のレコードを更新する(ステップ S1009) 。例えば、第 1の実施形態の図 6に示したように、トランザクションレコード 61が、更新 されてトランザクションレコード 65のようになる。図 6に示すように、レコード 61の変数 1 「01」力 レコード 65の変数 1「02」に更新されている。
[0202] 2-4.まとめ
以上説明したように、この発明によれば、約款 IDに対応する商品定義体プログラム を決定し、所望の処理プログラムを要求するための処理を 1つのプログラムに集約す ることができる。すなわち、商品定義体の特定処理と実行すべき処理プログラムの要 求処理を、業務プログラムと独立した構成とすることができる。このため、ラッパ一プロ グラムをすベての指示に対して汎用的に使用することができる。これにより、業務プロ グラムにおいて、オペレータの指示ごとに、商品定義体の特定処理と処理プログラム の要求処理を行うプログラムを作成する必要がなくなり、システム構成を簡単にして 業務プログラムのメンテナンス性を向上させることができる。
[0203] なお、図 9aに、ラッパ一プログラムを用いる場合における別の実施形態を示す。こ の実施形態においては、処理プログラム要求 ·実行部 931と処理プログラム生成部 9 33をラッパ一プログラムによって構成している。また、図 10aは、上記の場合において データ管理装置 1で実行される業務プログラム 2091、ラッパ一プログラム 2092およ び商品定義体プログラム 2094のフローチャートの例である。業務プログラム 2091に おける処理ステップ S1001〜S1003、 S1009およびラッパ一プログラム 2092にお ける処理ステップ S1021は、図 10に示したもの同様である。
[0204] 図 10aに示すステップ S1004において、業務プログラム 2091を実行する CPU203 は、トランザクションレコード 61に記録されている約款 ID、オペレータ指示に基づい て特定された処理名および画面データから取得した契約内容を、ラッパ一プログラム 2092に引き渡す。
[0205] ラッパ一プログラム 2092を実行する CPU203は、処理プログラム要求 ·実行部 931 にお 、て、業務プログラム 2091から受け継 、だ約款 IDに基づ 、て商品定義体プロ グラム 2094を特定し、特定した商品定義体プログラム 2094の名称と、同時に受け継 いだ処理名を処理プログラム生成部 933に引き渡す。さら〖こ、処理プログラム生成部 933は、その名称を受け継いだ商品定義体プログラム 2094に対して処理名を引き 渡す (ステップ S1021)。
[0206] 引き渡しを受けて CPU203は、商品定義体プログラム 2094を実行して処理コード 記録部 951から受け継いだ処理名に対応する処理コードを取得してラッパープログ ラム 2092に引き渡す (ステップ S1051)。処理コード記録部 951には、処理名ごとに 処理コードが記録されている。例えば、 CPU203は処理名が「年金種類設定」の処 理コードを取得する。
[0207] CPU203は、組合せデータ記録部カゝら受け継 ヽだ処理名に対応する契約内容お よび契約内容 IDの組合せデータを取得してラッパ一プログラム 2092に引き渡す (ス テツプ 1053)。組合せデータ記録部 952には、契約条件ごとに組合せデータが記録 されている。例えば、 CPU203は契約条件が「年金種類」である組合せデータを取得 する。
[0208] ラッパ一プログラム 2092を実行する CPU203は、商品定義体プログラム 2094から 受け継いだ処理コードおよび、糸且合せデータに基づいて処理プログラムを生成する( ステップ S1022)。生成した処理プログラムの例は、第 1の実施形態の図 8に示したも のと同様である。
[0209] ラッパ一プログラム 2092を実行する CPU203は、処理プログラム生成部 933にお V、て生成した処理プログラム 80を実行し、画面データ力 取得した契約内容に対応 する契約内容 IDを取得する (ステップ S 1024)。このとき実行される処理プログラム 8 0のフローチャートは、第 1の実施形態の図 4に示したものと同様である。
[0210] 図 4に示したように、例えば、契約内容「保証期間付終身年金」に対応する契約内 容 ID「02」を取得し、取得した契約内容 IDをトランザクションレコードのワーク領域に おける変数 1に記録する。 [0211] 以上説明したように、この発明によれば、契約内容 IDまたは契約内容を決定するた めの処理を 1つのプログラムに集約することができる。すなわち、所定の指示を受けて 実行すべき処理プログラムの生成処理と実行処理を行うプログラムを、業務プロダラ ムと独立した構成とすることができる。このため、ラッパ一プログラムをすベての指示に 対して汎用的に使用することができる。これにより、オペレータの指示ごとに、処理プ ログラムの生成処理と実行処理を行うプログラムを作成する必要がなくなり、システム 構成を簡単にして業務プログラムのメンテナンス性を向上させることができる。
[0212] 3.第 3の実施形態
第 1の実施形態においては、画面データに入力された 1つの契約内容 (データ内容 )に対応する契約内容 ID (データ内容 ID)を取得した後、当該契約内容 IDをトランザ クシヨンに格納する例について説明した力 本実施形態においては、 2以上の契約内 容 (データ内容)に対応する契約内容 IDを取得して、これらの契約内容 IDの組合せ が正しいか否かをチェックする処理を行った後、当該 2以上の契約内容 IDをトランザ クシヨンに格納する例について説明する。なお、本実施形態においても第 1の実施形 態と同様に、生命保険の契約管理に関するトランザクションデータおよび生命保険商 品に関する商品定義データを管理するデータ管理装置の例について説明する。
[0213] 3— 1.機能ブロック図
本発明にかかるデータ管理装置 1の機能ブロック図は、第 1の実施形態の図 1に示 したものと同様である。
[0214] 3- 2.ハードウェア構成
本発明に力かるデータ管理装置 1を、 CPUを用いて実現したコンピュータ装置のハ 一ドウエア構成の一例は、基本的には第 1の実施形態の図 2に示したものと同様であ る。
[0215] 3- 3.処理詳細
図 13〜17を用いて、本実施形態における処理の詳細を説明する。なお、業務プロ グラム 2091および商品定義体プログラム 2094における機能ブロック図は、第 1の実 施形態の図 7に示したものと同様である。本実施形態においては、証券番号によって 特定されるトランザクションデータにおける年金種類を、「確定年金」から「保証期間 付終身年金」に、年金支払期間を「5年」から「終身」に、それぞれ変更する指示をュ 一ザが行う場合について説明する。図 13は、上記の場合においてデータ管理装置 1 で実行される業務プログラム 2091および商品定義体プログラム 2094のフローチヤ ートの例である。
[0216] 3— 3— 1.画面データの取得
図 15に、業務プログラム 2091におけるメイン処理部 711 (図 7)の実行によってディ スプレイ 201に表示される年金種類設定画面 1501の例を示す。この画面において は、証券番号の入力欄 1503、年金種類の設定用のラジオボタン 1504および 1505 、年金支払期間の設定用のラジオボタン 1506等が表示されており、データ管理装置 1のオペレータは、所定の証券番号によって特定される生命保険契約に力かるトラン ザクシヨンデータにっ 、て、年金種類および年金支払期間の変更を指示することが できる。例えば、オペレータはキーボード Zマウス 207を用いて、証券番号の入力欄 1503に「00001」を入力し、年金種類に「保証期間付終身年金」を設定するための ラジオボタン 1505および年金支払期間に「終身」を設定するためのラジオボタン 150 6を選択して、設定ボタン 1507を押下することによって、データ管理装置 1に対して 年金種類および年金支払期間の変更を指示する。
[0217] 設定ボタン 1507の押下を受けて、メイン処理部 711を実行する CPU203は画面デ ータを取得する(ステップ S1301)。例えば、 CPU203は画面データとして、証券番 号「00001」、年金種類「保証期間付終身年金」および年金支払期間「終身」を取得 する。
[0218] 3- 3 - 2.レコードの取得
メイン処理部 711を実行する CPU203は、画面データとして入力された証券番号 に基づいてトランザクションデータベース 2093にアクセスして検索し、当該証券番号 によって特定されるトランザクションレコードをメモリ 205に作成されたワーク領域に取 得する(ステップ S 1303)。
[0219] 図 16にトランザクションデータベース 2093の例を示す。このデータベースには、第 1の実施形態の図 6と同様に、生命保険の契約管理に関するトランザクションデータ が管理されている。なお、上記ワーク領域のレコードフォーマットは、トランザクション データベースのレコードフォーマットと同一である。 例えば、 CPU203は、証券番号 「00001」によって特定されるトランザクションレコード 161をトランザクションデータべ ース 2093力も取得する。
[0220] 3- 3 - 3.処理プログラムの要求
処理プログラム要求.実行部 713を実行する CPU203は、メイン処理部 711の実行 にお 、て取得したトランザクションレコードに記録されて 、る約款 IDに基づ 、て、商 品定義体プログラム 2094を特定し、処理名をアクセスした当該商品定義体プロダラ ムに引き渡す (ステップ S 1305)。
[0221] 例えば、 Java (商標)言語で作成された商品定義体プログラム 2094のクラスフアイ ル(11111. class)等によって商品定義体プログラム 2094を特定する。また、商品定 義体プログラム 2094に引き渡される処理名は、オペレータからの指示に基づいて決 定する。例えば、上記においては、年金種類設定画面において年金種類を設定する 指示がなされているため、 CPU203はメイン処理部 711の実行によって取得した処 理名である「年金種類設定」、「支払期間設定」および、「相関チェック」を引き渡す。 すなわち、本実施形態においては、複数の処理コードが引き渡される。
[0222] 3- 3 -4.処理データおよび組合せデータの取得
以下、約款 IDが「11111」の商品定義体プログラム 2094に処理名を引き渡した場 合について説明する。引き渡しを受けて CPU203は、商品定義体プログラム 2094 の処理プログラム生成部 731を実行し、処理コード記録部 733を検索して受け継い だ処理名に対応する処理コードを取得する (ステップ S1321)。処理コード記録部 73 3には、処理名ごとに処理コードが記録されている。例えば、 CPU203は処理名が「 年金種類設定」の処理コード 7331、「支払期間設定」の処理コード 7332および「相 関チェック」の処理コード 7333を取得する。
[0223] CPU203は、組合せデータ記録部を検索して受け継 ヽだ処理名に対応した契約 内容および契約内容 IDの組合せデータを取得する (ステップ S 1323)。組合せデー タ記録部 735には、契約条件ごとに組合せデータが記録されている。例えば、 CPU 203は契約条件が「年金種類」である組合せデータ 7351および「支払期間」である 組合せデータ 7352を取得する。 [0224] 3- 3 - 5.処理プログラムの生成
CPU203は、処理コード記録部から取得した処理コードと、組合せデータ記録部か ら取得した組合せデータに基づ 、て処理プログラムを生成する (ステップ S 1325)。 図 17に、生成した処理プログラムの構成例を示す。処理プログラム 170は、「年金種 類設定」の処理コード 1701および組合せデータ 1702、「支払期間設定」の処理コー ド 1703および組合せデータ 1704、「相関チェック」の処理コード 1705およびチエツ クデータ 1706から構成されている。
[0225] この場合において、チェックデータ 1706は商品定義体プログラム 2094において処 理コード 1705と同一領域に記録されているものとする。チェックデータは、設定可能 な年金種類と支払期間の組合せをすベて記録したものであり、このデータの表現形 式は、処理コードの実行時において判断できるものであればよい。例えば、配列形式 やテーブル形式等の表現形式がこれに該当する。チェックデータに記録されるデー タは契約内容 IDまたは契約内容の 、ずれであってもよ 、。
[0226] なお、図 17aに示すように、処理コードごとに処理プログラムを生成するように構成 してもよい。例えば、「年金種類設定」の処理コードおよび組合せデータから生成され る「年金種類設定」処理プログラム 171、「支払期間設定」の処理コードおよび組合せ データから生成される「支払期間設定」処理プログラム 173、「相関チェック」の処理コ ードおよびチェックデータ力 生成される「相関チェック」処理プログラム 175をそれぞ れ生成してもよい。
[0227] 3- 3 -6.処理プログラムの引き渡し
商品定義体プログラム 2094を実行する CPU203は、生成した処理プログラム 80を 業務プログラム 2091に引き渡す (ステップ S1327)。例えば、 CPU203は、リダイレク ト機能やパイプ機能等を用 、て処理プログラム 170を引き渡す処理を行う。
[0228] 3- 3 - 7.処理プログラムの実行
業務プログラム 2091において CPU203は、商品定義体プログラム 2094から受け 継いだ処理プログラム 170を実行する (ステップ S1307)。このとき実行される処理プ ログラム 170のフローチャートを図 14に示す。
[0229] 処理プログラム 170の実行において CPU203は、処理コード 1701と組合せデータ 1702を用いて、年金種類設定処理を実行し、ワーク領域の所定変数位置の契約内 容 IDを更新する (ステップ S1401)。例えば、変数 1を「01」から「02」に更新する。な お、年金種類設定処理のフローチャートは、第 1の実施形態の図 4に示したものと同 様である。
[0230] ステップ S1401と同様に、 CPU203は、処理コード 1703と組合せデータ 1704を 用いて、支払期間設定処理を実行し、ワーク領域の所定変数位置の契約内容 IDを 更新する (ステップ S1403)。例えば、変数 2を「02」から「01」に更新する。
[0231] CPU203は、処理コード 1705とチェックデータ 1706を用いて、年金種類と支払期 間の設定値が正し 、か否かを判定するために相関チェック処理を実行する (ステップ S1405〜)。 CPU203は、ワーク領域力も年金種類と支払期間に設定された契約内 容 IDを入力する (ステップ S 1405)。例えば、上記ステップ S1401において設定した 変数 1から「保証期間付終身年金」を示す契約内容 ID「02」と、変数 2から「終身」を 示す契約内容 ID「01」をそれぞれ入力する。
[0232] CPU203は、チェックデータの読み込みを判断し (ステップ S 1407、 NO)、チェック データ 1706から、年金種類および支払期間の組合せデータを 1件読み込む (ステツ プ S1409)。例えば、図 17に示した処理プログラム 170におけるチェックデータ 170 6の組合せデータから、年金種類「02 (保証期間付終身年金)」および支払期間「01 (終身)」の組合せデータ 17061を読み込む。
[0233] CPU203は、ワーク領域から入力した契約内容 IDの組合せと、チェックデータ 170 6から読み込んだ組合せデータ力 一致するか否かを判断する (ステップ S 1411)。 例えば、入力した「保証期間付終身年金」を示す契約内容 ID「02」および「終身」を 示す契約内容 ID「01 Jの組合せと、チェックデータ 1706の 1件目の年金種類「02 ( 保証期間付終身年金) Jおよび支払期間「01 (終身)」の組合せデータ 17061が、一 致するか否かを判断する。
[0234] ステップ S1411において、契約内容 IDの組合せが一致しなければステップ S 1407 に戻って同様の処理を繰り返す (ステップ S1411、 NO)。一方、契約内容 IDの組合 せが一致していれば、ステップ S1413に進み、更新可能フラグを立てる (ステップ S1 413)。例えば、上記の入力した「保証期間付終身年金」を示す契約内容 ID「02」お よび「終身」を示す契約内容 ID「01」の組合せは、 1番目に読み込んだ組合せデータ 17061と一致するので、更新可能フラグを ONにして当該処理を終了する。
[0235] なお、ステップ S1407において、すべてのチェックデータ 1706の組合せを読み込 んだと判断した場合には、 CPU203は更新可能フラグを OFFにする (ステップ S141 5)。すなわち、この場合には入力した契約内容 IDの組合せに一致するチェックデー タが存在せず、ワーク領域に設定された年金種類と支払期間の契約内容 IDの組合 せが設定不可能であると判断する。
[0236] なお、上述したように処理コードごとの複数の処理プログラムを生成する構成とした 場合には、上記ステップ S1307にお 、て各処理プログラムを順次実行すればよ!、。 この場合において、「年金種類設定」処理プログラム 171における処理は、ステップ S 1401 (図 14)と同様であり、「支払期間設定」処理プログラム 173における処理は、ス テツプ S1403と同様であり、「相関チェック」処理プログラム 175における処理は、ステ ップ S1405〜S1415と同様である。
[0237] 3 - 3 - 8.レコードの更新
処理プログラムの実行を終えると、 CPU203は、更新可能フラグに基づいて、ヮー ク領域に記録されているデータに基づいてトランザクションレコードの更新が可能で あるか否かを判断する(ステップ S 1309)。 CPU203は、更新可能フラグが ONであ れば、更新可能であると判断してトランザクションデータベース 2093のトランザクショ ンレコードを更新する(ステップ S1313)。例えば、図 16に示すトランザクションレコー ド 161が、更新されてトランザクションレコード 165のようになる。図 16に示すように、 レコード 161の変数 1「01」および変数 2「02」力 レコード 165の変数 1「02」および 変数 2「01」に更新されて 、る。
[0238] また、 CPU203は、更新可能フラグが OFFであれば、更新不可能であると判断し てディスプレイ 201に更新が不可能である旨を示すエラーメッセージを出力し、オペ レータにデータ入力値の変更を促す (ステップ S 1311)。
[0239] 3 -4.まとめ
以上説明したように、この発明によれば、 2以上の契約内容 (データ内容)に対応す る契約内容 IDを取得して、これらの契約内容 IDの組合せが正し 、か否かをチェック する処理を行うことができる。このため、トランザクションデータベースにおいて保険商 品データにかかる契約条件ごとに契約内容を管理しなくても、所望の契約条件にお ける契約内容のチェックプログラムを取得して、これに力かるチェック処理を実行する ことができる。
[0240] また、商品の種類を示す種類 ID (約款 ID)に基づ 、て商品定義体プログラムを特 定し、特定した商品定義体プログラム内においてチェックプログラムの処理コードとチ エックリストを用いて生成した処理プログラムによってチェック処理を行うように構成す ることにより、商品に基づく特性を業務プログラムに記述する必要がなくなる。これに より、業務プログラムのメンテナンス性を向上させることができる。
[0241] 4.第 4の実施形態
第 1〜3の実施形態においては、 1つのトランザクションにおけるデータを取り扱う場 合について説明したが、本実施形態においては、互いに関連する複数のトランザク シヨンにおけるデータを取り扱う場合について説明する。
[0242] 生命保険の分野においては、 1の主契約に対して複数の特約が付加されたものを 1つの保険商品として販売することが一般的である。主契約トランザクションと特約トラ ンザクシヨンを同一のデータベース上で管理する場合、あるトランザクションに契約内 容データを格納するときには、同一保険商品に含まれる他のトランザクションにおける 契約内容データとの整合性をとる必要がある。
[0243] (1)例えば、主契約が「定額年金」である場合において、「定期保険特約」を付加す るときには、主契約に設定可能な年金種類は「確定年金」に限定され、同じく主契約 に設定可能な年金支払期間は「10年」に取扱範囲が限定されることがある。
[0244] (2)例えば、主契約が「定額年金」である場合において、「3大疾病定期保険特約」 を付加するときには、月額の合計保険料が「3000円」以上であることが条件とされる ことがある。
[0245] (3)例えば、主契約が「定額年金」である場合において、「定期保険特約」を付加す るときには、保険商品名力 S「A年金」として取り扱われ、同じく「3大疾病定期保険特約 」を付加するときには、保険商品名が「B年金」として取り扱われることがある。
[0246] 本実施形態においても第 1〜3の実施形態と同様に、生命保険の契約管理に関す るトランザクションデータおよび生命保険商品に関するデータを管理するデータ管理 装置の例について説明する。
[0247] なお、第 1〜3の実施形態において説明した「商品定義データ」については、本実 施形態においては「約款定義データ」と読み替えて説明する。すなわち、「約款定義 体プログラム」がこれに該当する。生命保険商品についての商品特性は、約款によつ て定まるものであり、約款を定義することは商品の内容を定義することと同義であるた めである。また、 1つの主契約に対して複数の特約が付加された保険商品を定義す るためのデータを「契約リバンドル定義データ」として説明する。すなわち、「契約リバ ンドル定義体プログラム」がこれに該当する。
[0248] したがって、本実施形態のデータ管理装置は、「約款定義データ」および「契約リバ ンドル定義データ」を管理するデータ管理装置である。
[0249] 4 1.機能ブロック図
本発明にかかるデータ管理装置 1の機能ブロック図を、図 20に示す。この図は、第 1の実施形態の図 1に示したものにグループ定義部 18を追カ卩したものである。グルー プ定義部 18は、複数の種類 IDの組合せごとに、データ記録部に記録可能なデータ 内容 IDの組合せまたはデータ内容の組合せを記録する。例えば、保険商品の場合 には、主契約に対する特約の組み合せパターンごとに、取扱可能な契約内容 IDの 組合せまたは契約内容の組合せを記録する。
[0250] 4- 2.ハードウ ア構成
本発明に力かるデータ管理装置 1を、 CPUを用いて実現したコンピュータ装置のハ 一ドウエア構成の一例を図 21に示す。この図は、基本的には第 1の実施形態の図 2 に示したものと同様である力 ノ、ードディスク 209は、業務プログラム 2091、ラッパ一 プログラム A2092a、ラッパ一プログラム B2092b、トランザクションデータベース 209 3、契約リバンドル定義体プログラム 2095および約款定義体プログラム 2096を記録 している点が異なる。
[0251] 4 3.処理詳細(1)
図 22〜30を用いて、本実施形態における処理の詳細(1)を説明する。なお、本実 施形態においても、業務プログラム 2091は、生命保険の契約データおよび商品デ ータを管理するためのアプリケーションプログラムである。図 22に、業務プログラム 20 91、ラッパ一プログラム A2092a、ラッパ一プログラム B2092b、契約リバンドル定義 体プログラム 2095および約款定義体プログラム 2096における機能ブロック図を示す
[0252] 業務プログラム 2091は、画面処理などのユーザインタフェースやデータベースに 関する処理を実行するためのメイン処理部 2111を備えて 、る。
[0253] ラッパ一プログラム A2092aは、契約リバンドル定義体プログラム 2095に処理プロ グラムを要求してこれを実行するための処理プログラム要求 ·実行部 2131を備えて いる。
[0254] 契約リバンドル定義体プログラム 2095は、ラッパ一プログラム A2092aからの要求 を受けて処理プログラムを生成するための処理プログラム生成部 2151と、処理名ご とに処理コードを記録した処理コード記録部 2153と、処理名ごとに所定のチェックデ ータを記録したチェックデータ記録部 2155と、ラッパ一プログラム B2092bを介して 約款定義体プログラム 2096に記録されたデータを取得するためのデータ取得部 21 57を備えている(例えば、主たる約款 IDが「11111」の場合。 ) 0
[0255] 本実施形態においては、第 3の実施形態と同様に、証券番号によって特定されるト ランザクシヨンデータにおける年金種類を、「確定年金」から「保証期間付終身年金」 に、年金支払期間を「5年」から「終身」に、それぞれ変更する指示をユーザが行う場 合について説明する。図 23は、上記の場合においてデータ管理装置 1で実行される 業務プログラム 2091、ラッパ一プログラム B2092bおよび約款定義体プログラム 209 6のフローチャートの例である。
[0256] 4 3— 1.画面データの取得
図 15に、業務プログラム 2091におけるメイン処理部 2111 (図 22)の実行によって ディスプレイ 201に表示される年金種類設定画面 1501の例を示す。この画面におい ては、証券番号の入力欄 1503、年金種類の設定用のラジオボタン 1504および 150 5、年金支払期間の設定用のラジオボタン 1506等が表示されており、データ管理装 置 1のオペレータは、所定の証券番号によって特定される生命保険契約に力かるトラ ンザクシヨンデータにっ ヽて、年金種類および年金支払期間の変更を指示すること ができる。例えば、オペレータはキーボード Zマウス 207を用いて、証券番号の入力 欄 1503に「00001」を入力し、年金種類に「保証期間付終身年金」を設定するため のラジオボタン 1505および年金支払期間に「終身」を設定するためのラジオボタン 1 506を選択して、設定ボタン 1507を押下することによって、データ管理装置 1に対し て年金種類および年金支払期間の変更を指示する。
[0257] 設定ボタン 1507の押下を受けて、メイン処理部 2111を実行する CPU203は画面 データを取得する(ステップ S 2201、図 23)。例えば、 CPU203は画面データとして 、証券番号「00001」、年金種類「保証期間付終身年金」および年金支払期間「終身 」を取得する。
[0258] 4- 3 - 2.レコードの取得
メイン処理部 2111を実行する CPU203は、画面データとして入力された証券番号 に基づいてトランザクションデータベース 2093にアクセスして検索し、当該証券番号 によって特定されるトランザクションレコードをメモリ 205に作成されたワーク領域に取 得する(ステップ S 2203)。
[0259] 図 28にトランザクションデータベース 2093の例を示す。このデータベースには、生 命保険の契約管理に関するトランザクションデータとして、証券番号 601、枝番 611、 主特区分 613、約款 ID603、変数 1—605、変数 2— 607、変数 3— 609、保険料 61 5…等が記録されている。なお、上記ワーク領域のレコードフォーマットは、トランザク シヨンデータベースのレコードフォーマットと同一である。
[0260] ここで、証券番号 601はトランザクションレコードを特定するためのデータ IDであり、 枝番 611は同一の証券番号によって管理される複数の約款を一意に特定するため のデータ IDであり、主特区分 613は保険契約が「主契約」であるか「特約」であるかを 示すための区分データである。なお、ここでは、「主契約」を「1」、「特約」を「2」として いる。また、同一の証券番号ごとに「主契約」は 1つのみしか存在しないが、「特約」は 複数存在してもよい。約款 ID603は保険商品を特定するための識別 IDであり、変数 1—605、変数 2— 607、変数 3— 609· ··はそれぞれの契約内容を特定するための 契約内容 IDである。
[0261] 例えば、 CPU203は、証券番号「00001」によって特定されるトランザクションレコ ード 281をトランザクションデータベース 2093からワーク領域に取得する。
[0262] 4- 3 - 3.処理プログラムの要求
業務プログラム 2091を実行する CPU203は、トランザクションレコード 281に記録 されている約款 IDおよび、オペレータ指示に基づいて特定された処理名を、ラッパ 一プログラム B2092bに引き渡す (ステップ S2205)。例えば、上記においては、年 金種類設定画面において年金種類を設定する指示がなされているため、 CPU203 はメイン処理部 2111の実行によって取得した処理名である「年金種類設定」、「支払 期間設定」および、「相関チェック」を引き渡す。すなわち、本実施形態においては、 複数の処理コードが引き渡される。
[0263] 4- 3 -4.ラッパ一プログラムの実行
ラッパ一プログラム B2092bを実行する CPU203は、処理プログラム要求'実行部 2 131にお 、て、業務プログラム 2091から受け継 、だ約款 IDに基づ 、て約款定義体 プログラムを特定し、特定した約款定義体プログラム 2096にアクセスして処理名を弓 I き渡す (ステップ S2221)。
[0264] 4- 3 - 5.処理データおよび組合せデータの取得
以下、約款 IDが「11111」の約款定義体プログラム 2096に処理コードを引き渡し た場合について説明する。引き渡しを受けて CPU203は、約款定義体プログラム 20 96の処理プログラム生成部 2191を実行し、処理コード記録部 2193を検索して受け 継いだ処理名に対応する処理コードを取得する (ステップ S2241)。処理コード記録 部 2193には、処理名ごとに処理コードが記録されている。例えば、図 7に示したよう に、 CPU203は処理名が「年金種類設定」の処理コード 7331、「支払期間設定」の 処理コード 7332および「相関チェック」の処理コード 7333を取得する。
[0265] CPU203は、組合せデータ記録部を検索して受け継 ヽだ処理名に対応した契約 内容および契約内容 IDの組合せデータを取得する (ステップ S2243)。組合せデー タ記録部 2195には、契約条件ごとに組合せデータが記録されている。例えば、図 7 に示したように、 CPU203は契約条件が「年金種類」である組合せデータ 7351およ び「支払期間」である組合せデータ 7352を取得する。
[0266] 4- 3 -6.処理プログラムの生成 CPU203は、処理コード記録部から取得した処理コードと、組合せデータ記録部か ら取得した組合せデータに基づ 、て処理プログラムを生成する(ステップ S2245)。 図 17に、生成した処理プログラムの構成例を示す。処理プログラム 170は、「年金種 類設定」の処理コード 1701および組合せデータ 1702、「支払期間設定」の処理コー ド 1703および組合せデータ 1704、「相関チェック」の処理コード 1705およびチエツ クデータ 1706から構成されている。
[0267] この場合において、チェックデータ 1706は約款定義体プログラム 2096において処 理コード 1705と同一領域に記録されているものとする。チェックデータは、設定可能 な年金種類と支払期間の組合せをすベて記録したものであり、このデータの表現形 式は、処理コードの実行時において判断できるものであればよい。例えば、配列形式 やテーブル形式等の表現形式がこれに該当する。チェックデータに記録されるデー タは契約内容 IDまたは契約内容の 、ずれであってもよ 、。
[0268] なお、図 17aに示すように、処理コードごとに処理プログラムを生成するように構成 してもよい。例えば、「年金種類設定」の処理コードおよび組合せデータから生成され る「年金種類設定」処理プログラム 171、「支払期間設定」の処理コードおよび組合せ データから生成される「支払期間設定」処理プログラム 173、「相関チェック」の処理コ ードおよびチェックデータ力 生成される「相関チェック」処理プログラム 175をそれぞ れ生成してもよい。
[0269] 4- 3 - 7.処理プログラムの引き渡し
約款定義体プログラム 2096を実行する CPU203は、生成した処理プログラム 170 をラッパ一プログラム B2092bに引き渡す (ステップ S2247)。これを受けて、ラッパ一 プログラム B2092bを実行する CPU203は、さらに処理プログラム 170を業務プログ ラム 2091に引き渡す (ステップ S2223)。
[0270] 4- 3 -8.処理プログラムの実行
業務プログラム 2091において CPU203は、約款定義体プログラム 2096から受け 継!、だ処理プログラム 170を実行する (ステップ S2207)。このとき実行される処理プ ログラム 170のフローチャートは図 14に示したものと同様である。
[0271] 4- 3 - 9.契約リバンドルチエック処理 処理プログラムの実行を終えると、 CPU203は、更新可能フラグに基づいて、ヮー ク領域に記録されているデータに基づいてトランザクションレコードの更新が可能で あるか否かを判断する(ステップ S2209)。 CPU203は、更新可能フラグが ONであ れば、更新可能であると判断して契約リバンドルチエック処理を実行する (ステップ S2 211)。
[0272] また、 CPU203は、更新可能フラグが OFFであれば、更新不可能であると判断し てディスプレイ 201に更新が不可能である旨を示すエラーメッセージを出力し、オペ レータにデータ入力値の変更を促す (ステップ S 2214)。
[0273] 4- 3 - 9- 1.レコードの取得と引き渡し(業務プログラム)
図 23のステップ S2211に示す契約リバンドルチエック処理につ!、て、図 24を用い て説明する。
[0274] 業務プログラム 2091において CPU203は、同一契約のトランザクションレコードを すべて取得する (ステップ S 2401)。例えば、図 28に示すトランザクションデータべ一 ス 2093において、同一契約を示す、証券番号が「00001」であるレコード 281および レコード 283をそれぞれ抽出する。ここで、レコード 281とレコード 283は、証券番号 6 01が同一で枝番 611が異なるレコードである。
[0275] すべてのレコードを取得すると、 CPU203は、取得した全レコードデータおよび所 定の処理名をラッパ一プログラム A2092aに引き渡す (ステップ S2403)。例えば、上 記においては、「年金種類設定」と「支払期間設定」についての処理がなされているこ とにより、これらの処理に対応した契約リバンドルチェック処理を実行するため、 CPU 203は「年金種類 支払期間の契約リバンドルチエック」を処理名として引き渡す。
[0276] 4- 3 - 9- 2.契約リバンドル定義体の特定(ラッパ一プログラム A)
引き渡しを受けてラッパ一プログラム A2092aは、全レコードの主特区分 613に基 づいて主契約レコードを特定し、当該主契約レコードにかかる約款 IDに基づいて特 定した契約リバンドル定義体プログラム 2095に、前記全レコードおよび処理名を引き 渡す (ステップ S2421)。
[0277] 例えば、図 28に示すレコード 281においては、主特区分 613が主契約(「1」)を示 して ヽることにより、当該レコード 281に力力る約款 ID603「11111」に基づ!/ヽて、契 約リバンドル定義体プログラム 2095を特定する。また、 CPU203は、上記「年金種類 支払期間の契約リバンドルチエック」を処理名として引き渡す。
[0278] 4- 3 - 9- 3.処理プログラムの生成(契約リバンドル定義体プログラム)
契約リバンドル定義体プログラム 2095を実行する CPU203は、処理プログラム生 成部 2151を実行し、処理コード記録部 2153を検索して受け継いだ処理名に対応 する処理コードを取得する (ステップ S2441)。処理コード記録部 2153には、約款 ID の組合せグループごとかつ処理名ごとに処理コードが記録されている。例えば、契約 リバンドル定義体プログラム 2095を実行する CPU203は、約款 IDの組合せグルー プが「 11111」と「22222」の組合せである処理コード群の中から、処理名が「年金種 類—支払期間の契約リバンドルチエック」の処理コードを取得する。
[0279] 次に、 CPU203は、チェックデータ記録部 2155を検索して受け継いだ処理名に対 応したチェックデータを取得する(ステップ S2443)。チェックデータ記録部 2155に は、処理名ごとかつ約款 IDの組合せグループごとにチェックデータが記録されて 、る 。例えば、 CPU203は、約款 IDの組合せグループが「11111」と「22222」の組合せ であるチヱックデータ群の中から、「年金種類 支払期間の契約リバンドルチ ックデ ータ」を取得する。
[0280] CPU203は、処理コード記録部 2153から取得した処理コードと、チェックデータ記 録部 2155から取得したチェックデータに基づいて処理プログラムを生成する (ステツ プ S2445)。
[0281] 図 29aに、生成した処理プログラムの構成例を示す。処理プログラム 291は、約款 I Dの組合せグループが「11111 - 22222」の場合にぉ 、て、「年金種類—支払期間 の契約リバンドルチエック」を行うための処理プログラムである。また、チェックデータ は、年金種類が「保証期間付終身年金」、支払期間が「終身」であるデータに限り記 録可能であることを意味している。つまり、約款 ID「11111」と約款 ID「22222」との 関係においては、トランザクションデータベース 2093に記録可能な年金種類および 支払期間の組合せを、「保証期間付終身年金」および「終身」の組合せに制限されて いることを表している。これにより、同一の保険商品として販売された他の契約(主契 約または特約)との関係を考慮して、販売'保全取扱条件を適切に設定することがで きる。
[0282] 4- 3 - 9-4.チェック対象の契約内容の取得 (契約リバンドル定義体プログラム) 契約リバンドル定義体プログラム 2095を実行する CPU303は、データ取得部 215 7を実行することにより、ワーク領域に記録されているデータにおいて、チェック対象 データとされている契約内容 IDに対応する契約内容を取得する (ステップ S2447)。 例えば、上記ステップ S2207においては、「年金種類」および「支払期間」について の設定処理を行っているため、「年金種類」および「支払期間」がチェック対象データ として認識され、これらが示す契約内容 IDに基づいて契約内容を取得する処理が行 われる。図 25に契約内容取得処理のフローチャートの例を示す。
[0283] 契約リバンドル定義体プログラム 2095を実行する CPU203は、チェック対象の契 約内容 IDが含まれるレコードに記録された約款 ID、処理名および契約内容 IDをラッ パープログラム Bに引き渡す (ステップ S2501)。例えば、約款 ID「11111」、処理名「 年金種類取得」および「支払期間取得」、契約内容 ID「02 (年金種類)」および「01 ( 支払期間)」が引き渡される。
[0284] ラッパ一プログラム B2092bを実行する CPU203は、処理プログラム要求.実行部 2 171において、契約リバンドル定義体プログラム 2095から受け継いだ約款 IDに基づ V、て約款定義体プログラムを特定し、特定した約款定義体プログラム 2096に対して 処理名を引き渡す (ステップ S2521)。例えば、約款 ID「11111」に基づいて約款定 義体プログラム 2096を特定し、当該約款定義体プログラム 2096に処理名「年金種 類取得」および「支払期間取得」を 1き渡す。
[0285] 4- 3 - 9- 5.チェック対象の契約内容の取得 (約款定義体プログラム)
引き渡しを受けて CPU203は、約款定義体プログラム 2096の処理プログラム生成 部 2191を実行し、受け継いだ処理名に対応する処理コードを処理コード記録部 21 93から取得する (ステップ S2541)。処理コード記録部 2193には、処理名ごとに処 理コードが記録されている。例えば、 CPU203は処理名力 ^年金種類取得」の処理コ ードを取得する。
[0286] CPU203は、受け継!/ヽだ処理名に対応する契約内容および契約内容 IDの組合せ データを組合せデータ記録部 2195から取得する (ステップ 2543)。組合せデータ記 録部 2195には、契約条件ごとに組合せデータが記録されている。例えば、 CPU20 3は契約条件が「年金種類」である組合せデータを取得する。
[0287] 4- 3 - 9-6.処理プログラムの生成 (約款定義体プログラム)
約款定義体プログラム 2096を実行する CPU203は、取得した処理コードおよび組 合せデータに基づいて処理プログラムを生成する(ステップ S2545)。図 30に、生成 した処理プログラムの構成例を示す。処理プログラム 300は、処理コード 301および 組合せデータ 303から構成されている。例えば、処理コード 301〖こは、「年金種類取 得」を処理するためのプログラムコードが記述されている。なお、このプログラムコード の表現形式は、ソースコードまたはオブジェクトコードのいずれであってもよい。
[0288] また、組合せデータ 303には、「年金種類取得」を処理するためのプログラムコード が使用する契約内容 IDおよび契約内容の組合せデータが記述されている。なお、こ の糸且合せデータの表現形式は、契約内容 IDに対応する契約内容が上記プログラム コードの実行時において判断できるものであればよい。例えば、配列形式やテープ ル形式等の表現形式がこれに該当する。
[0289] 同様に、 CPU203は、「支払期間取得」についても処理プログラムを生成する。
[0290] 約款定義体プログラム 2096を実行する CPU203は、生成した処理プログラム 300 をラッパ一プログラム B2092bに引き渡す (ステップ S2547)。例えば、 CPU203は、 リダイレクト機能やパイプ機能等を用いて処理プログラム 300を引き渡す処理を行う。
[0291] 4- 3 - 9- 7.処理プログラムの実行(ラッパ一プログラム B)
ラッパ一プログラム B2092bにおいて CPU203は、約款定義体プログラム 2096か ら受け継 、だ処理プログラム 300を実行し、ワーク領域から取得した契約内容 IDに 対応する契約内容を取得する (ステップ S2523)。このとき実行される処理プログラム 300のフローチャートを図 26〖こ示す。処理プログラム 300の実行において CPU203 は、ワーク領域力も契約内容 IDを入力する (ステップ S2601)。例えば、契約内容 ID として「02」を入力する。
[0292] CPU203は、処理プログラム 300に格納されている組合せデータ 303から、契約内 容 IDおよび契約内容の組合せデータを 1件読み込む (ステップ S2603)。例えば、 図 30に示した処理プログラム 300の組合せデータから、契約内容 ID「01」および契 約内容「確定年金」の組合せデータ 3031を読み込む。
[0293] CPU203は、入力した契約内容と、読み込んだ糸且合せデータにおける契約内容が 一致する力否かを判断する (ステップ S2605)。例えば、入力した契約内容 ID「02」と 、最初に読み込んだ組合せデータにおける契約内容 ID「01」がー致するか否かを判 断する。
[0294] ステップ S2605において、契約内容 IDがー致しなければステップ S2603に戻って 次の組合せデータを読み込み、ステップ S2605を再実行する(ステップ S2605、 NO ) o一致していれば、ステップ S2607に進み、組合せデータの契約内容 IDに対応づ けて記録されている契約内容を取得する (ステップ S2607)。例えば、契約内容 ID「0 2」は、 2番目に読み込んだ組合せデータ 3032 (契約内容 ID「02」と契約内容「保証 期間付終身年金」)の契約内容 IDと一致するので、これに対応する契約内容「保証 期間付終身年金」を取得する。
[0295] 図 25において、ラッパ一プログラム Bを実行する CPU203は、取得した契約内容を 、契約リバンドル定義体プログラム 2095に引き渡す (ステップ S2525)。例えば、年 金種類の契約内容 ID「02」に対して契約内容「保証期間付終身年金」を引き渡し、 支払期間の契約内容 ID「01」に対して契約内容「終身」を引き渡す。
[0296] 図 24において、契約リバンドル定義体プログラム 2095を実行する CPU203は、上 記契約内容を処理プログラムの一部としてに組み込むように設定する (ステップ S24 49)。例えば、図 29aに示した処理プログラム 291にチェック対象データにかかる契 約内容を組み込み、図 29bに示す処理プログラム 293のようにする。これにより、処理 プログラム 293の実行時において CPU203は、チェック対象データ 2931を読み込 んで、チェックデータ 2933に一致する力否かを判断する処理を行うことができる。
[0297] 契約リバンドル定義体プログラム 2095を実行する CPU203は、生成した処理プロ グラム 293をラッパ一プログラム A2092aに引き渡す (ステップ S2451)。
[0298] 4- 3 - 9-8.処理プログラムの実行(ラッパ一プログラム A)
ラッパ一プログラム A2092aにおいて CPU203は、契約リバンドル定義体プログラ ム 2095から受け継!/、だ処理プログラム 293を実行し、ワーク領域のチェック対象デ ータである契約内容 IDに対応する契約内容が、チェックデータの契約内容に一致す る力否かを判断する(ステップ S2423、図 24)。このとき実行される処理プログラム 29 3のフローチャートの例を図 27に示す。
[0299] 処理プログラム 293の実行において CPU203は、処理プログラム内に組み込まれ て設定されて 、る年金種類と支払期間のチェック対象データを読み込む (ステップ S 2701)。例えば、年金種類「保証期間付終身年金」と支払期間「終身」の組合せデー タ 2931 (図 29b)を読み込む。
[0300] CPU203は、チェックデータの読み込みを判断し (ステップ S2703、 NO)、チェック データ 2933から、年金種類および支払期間の組合せデータを 1件読み込む (ステツ プ S2705)。例えば、図 29bに示した処理プログラム 293におけるチェックデータ 293 3から、年金種類「保証期間付終身年金」および支払期間「終身」の組合せデータ 29 33を読み込む。
[0301] CPU203は、チェック対象データ力 読み込んだ契約内容の組合せデータと、チェ ックデータ 2931から読み込んだ契約内容の組合せデータ力 一致するか否かを判 断する (ステップ S2707)。例えば、ステップ S2701において読み込んだ契約内容の 組合せデータ 2931 (年金種類「保証期間付終身年金」、支払期間「終身」)と、チ ッ クデータの 1件目の契約内容の組合せデータ 2933 (年金種類「保証期間付終身年 金」、支払期間「終身」)が、一致する力否かを判断する。
[0302] ステップ S2707において、契約内容の組合せデータが一致しなければステップ S2 703に戻って同様の処理を繰り返す (ステップ S2707、 NO)。一方、契約内容 IDの 組合せデータが一致していれば、ステップ S2709に進み、更新可能フラグを立てる( ステップ S2709)。例えば、上記チェック対象データにおける契約内容「保証期間付 終身年金」および契約内容「終身」を示す契約内容の組合せデータ 2931は、 1番目 に読み込んだ組合せデータ 2933と一致するので、更新可能フラグを ONにして当該 処理を終了する。なお、実施形態においてはチェックデータとしての契約内容の組 合せデータは 1件しか存在していないが、複数存在する場合もあり得る。
[0303] なお、ステップ S2703において、すべてのチェックデータ 2933の組合せデータを 読み込んだと判断した場合には、 CPU203は更新可能フラグを OFFにする (ステツ プ S2711)。すなわち、この場合にはチェック対象データにおける契約内容の組合せ データが、チェックデータにおける契約内容の組合せデータに存在しないため、ヮー ク領域に設定された年金種類と支払期間の契約内容 IDの組合せが設定不可能であ ると判断する。
[0304] ラッパ一プログラム A2092aを実行する CPU203は、実行結果を業務プログラム 2 091に通知する(ステップ S2425、図 24)。例えば、更新可能フラグ「1 (ON)」を、戻 り値として業務プログラム 2091のプログラムスレッドに返す処理を行う。
[0305] 4- 3 - 9- 9.レコードの更新
図 23において、契約リバンドルチエック処理 (ステップ S2211)の実行を終えると、 業務プログラム 2091を実行する CPU203は、更新可能フラグに基づいて、ワーク領 域に記録されているデータに基づいてトランザクションレコードの更新が可能である か否かを判断する(ステップ S2213)。 CPU203は、更新可能フラグが ONであれば 、更新可能であると判断してトランザクションデータベース 2093のトランザクションレコ ードを更新する (ステップ S 2215)。
[0306] 例えば、図 28に示すトランザクションレコード 281が、更新されてトランザクションレ コード 285のようになる。図 28に示すように、レコード 281の変数 1一 605「01」および 変数 2— 607「02」力 レコード 285の変数 1—605「02」および変数 2— 607「01」に 更新されている。
[0307] また、 CPU203は、更新可能フラグが OFFであれば、更新不可能であると判断し てディスプレイ 201に更新が不可能である旨を示すエラーメッセージを出力し、オペ レータにデータ入力値の変更を促す (ステップ S 2214)。
[0308] 4 4.処理詳細(2)
上記処理詳細(1)においては、同一保険商品の他の契約との関係で設定可能な 契約内容 IDが限定される例について説明したが、処理詳細(2)においては、同一保 険商品の他の契約との関係で設定可能なデータ値の範囲が限定される例について 説明する。
[0309] 022a, 023a, 024a, 027a,図 31および図 32等を用いて、本実施形態におけ る処理の詳細(2)を説明する。なお、本実施形態においても、業務プログラム 2091 は、生命保険の契約データおよび商品データを管理するためのアプリケーションプロ グラムである。図 22aに、業務プログラム 2091、ラッパ一プログラム A2092aおよび契 約リバンドル定義体プログラム 2095における機能ブロック図を示す。
[0310] 業務プログラム 2091は、画面処理などのユーザインタフェースやデータベースに 関する処理を実行するためのメイン処理部 2111を備えて 、る。
[0311] ラッパ一プログラム A2092aは、契約リバンドル定義体プログラム 2095に処理プロ グラムを要求してこれを実行するための処理プログラム要求 ·実行部 2131を備えて いる。
[0312] 契約リバンドル定義体プログラム 2095は、ラッパ一プログラム A2092aからの要求 を受けて処理プログラムを生成するための処理プログラム生成部 2151と、処理名ご とに処理コードを記録した処理コード記録部 2153と、処理名ごとに所定のチェックデ ータを記録したチェックデータ記録部 2155を備えている(例えば、主たる約款 IDが「 11111」の場合。 ) o
[0313] 本実施形態においては、保険商品の保険金額を減額する指示をユーザが行った 場合において、トランザクションデータ 2093に記録されようとしているデータの保険 料データ力 S、所定のデータ範囲にあるか否かについてのチェックを行う例について説 明する。
[0314] 図 23aは、上記の場合においてデータ管理装置 1で実行される業務プログラム 209 1のフローチャートの例である。
[0315] 4 4 1.画面データの取得
図 31に、業務プログラム 2091におけるメイン処理部 2111 (図 22a)の実行によって ディスプレイ 201に表示される保険金額変更画面 310の例を示す。この画面におい ては、証券番号の入力欄 3101、保険名称表示欄 3103、保険金額入力欄 3105、月 額保険料表示欄 3107および合計保険料表示欄 3109等が表示される。
[0316] データ管理装置 1のオペレータは、所定の証券番号によって特定される生命保険 契約に力かるトランザクションデータについて、保険金額の変更を指示することができ る。例えば、オペレータが、キーボード Zマウス 207を用いて証券番号の入力欄 310 1に「00002」を入力すると、業務プログラム 2091を実行する CPU203は、トランザク シヨンデータベース 2093にアクセスして検索し、当該保険契約に力かる保険名称、 保険金額、保険料および合計保険料等を保険金額変更画面 310に表示させる。ここ で、合計保険料は、 CPU203が各保険契約の月額保険料を合算することによって算 出したものである。
[0317] さらに、オペレータが、保険金額を変更する操作を行うと、業務プログラム 2091を 実行する CPU203は、これを検知して、月額保険料表示欄 3107の保険料および合 計保険料表示欄 3109の合計保険料を自動的に再表示する。オペレータは、再表示 された保険料を確認すると、設定ボタン 3111を押下してトランザクションデータべ一 ス 2093への更新を指示する。
[0318] 設定ボタン 3111の押下を受けると、メイン処理部 2111を実行するじ?11203は、画 面データを所定のワーク領域に取得する(ステップ S2301、図 23a)。例えば、 CPU 203は画面データとして、証券番号「00002」、合計保険料「4500円」等を取得する
[0319] 4-4- 2.契約リバンドルチエック処理
画面データを取得した CPU203は、契約リバンドルチエック処理を実行する (ステツ プ S2303)。図 23aのステップ S2303に示す契約リバンドルチエック処理について、 図 24aを用いて説明する。図 24aは、上記において説明した図 24からステップ S244 7を除いたものであり、基本的には図 24と同様の処理を行う。以下、図 24と図 24aの 相違点について説明する。
[0320] 4-4- 2- 1.ラッパ一プログラムの起動(業務プログラム)
業務プログラム 2091〖こおいて CPU203は、同一契約のトランザクションレコードを すべて取得する (ステップ S 2401)。例えば、図 32に示すトランザクションデータべ一 ス 2093において、同一契約を示す、証券番号が「00002」であるレコード 321および レコード 323をそれぞれ抽出する。ここで、レコード 321とレコード 323は、証券番号 6 01が同一で枝番 611が異なるレコードである。
[0321] すべてのレコードを取得すると、 CPU203は、取得した全レコードデータおよび所 定の処理名をラッパ一プログラム A2092aに引き渡す (ステップ S2403)。例えば、上 記においては、保険金額を変更する処理がなされており、これに連動して設定される べき月額保険料が所定の条件に合致して 、る力否かをチェックするための契約リバ ンドルチエック処理を実行する。このため、 CPU203は、ラッパ一プログラム A2092a に「保険料の契約リバンドルチエック」を処理名として引き渡す。
[0322] 4-4- 2- 2.契約リバンドル定義体の特定 (ラッパ一プログラム A)
引き渡しを受けてラッパ一プログラム A2092aは、全レコードの主特区分 613に基 づいて主契約レコードを特定し、当該主契約レコードにかかる約款 IDに基づいて特 定した契約リバンドル定義体プログラム 2095に、前記全レコードおよび処理名を引き 渡す (ステップ S2421)。
[0323] 例えば、図 32に示すレコード 321においては、主特区分 613が主契約(「1」)を示 して ヽることにより、当該レコード 321に力力る約款 ID603「11111」に基づ!/ヽて、契 約リバンドル定義体プログラム 2095を特定する。また、 CPU203は、上記「保険料の 契約リバンドルチエック」を処理名として引き渡す。
[0324] 4-4- 2- 3.処理プログラムの生成(契約リバンドル定義体プログラム)
契約リバンドル定義体プログラム 2095を実行する CPU203は、処理プログラム生 成部 2151を実行し、処理コード記録部 2153を検索して受け継いだ処理名に対応 する処理コードを取得する (ステップ S2441)。処理コード記録部 2153には、約款 ID の組合せグループごとかつ処理名ごとに処理コードが記録されている。例えば、契約 リバンドル定義体プログラム 2095を実行する CPU203は、約款 IDの組合せグルー プが「11111」と「33333」の組合せである処理コード群の中から、処理名が「保険料 の契約リバンドルチエック」の処理コードを取得する。
[0325] 次に、 CPU203は、チェックデータ記録部 2155を検索して受け継いだ処理名に対 応したチェックデータを取得する(ステップ S2443)。チェックデータ記録部 2155に は、処理名ごとかつ約款 IDの組合せグループごとにチェックデータが記録されて 、る 。例えば、 CPU203は、約款 IDの組合せグループが「11111」と「33333」の組合せ であるチヱックデータ群の中から、「保険料の契約リバンドルチ ックデータ」を取得す る。
[0326] CPU203は、処理コード記録部 2153から取得した処理コードと、チェックデータ記 録部 2155から取得したチェックデータに基づいて処理プログラムを生成する (ステツ プ S2445)。 [0327] 図 29cに、生成した処理プログラムの構成例を示す。処理プログラム 295は、約款 I Dの組合せグループが「11111 - 33333」の場合にぉ 、て、「保険料の契約リバンド ルチェック」を行うための処理プログラムである。また、チェックデータは、月額の合計 保険料が「4000円」以上である保険料データに限り記録可能であることを意味して いる。これにより、同一の保険商品として販売された他の契約(主契約または特約)と の関係を考慮して、販売'保全取扱条件の一部としての合計保険料を適切に設定す ることがでさる。
[0328] 契約リバンドル定義体プログラム 2095を実行する CPU203は、生成した処理プロ グラム 295をラッパ一プログラム A2092aに引き渡す (ステップ S2451)。
[0329] 4-4- 2-4.処理プログラムの実行(ラッパ一プログラム A)
ラッパ一プログラム A2092aにおいて CPU203は、契約リバンドル定義体プログラ ム 2095から受け継 、だ処理プログラム 295を実行し、ワーク領域の保険料における 月額の合計保険料が、所定の範囲内にあるか否かを判断する (ステップ S2423、図 24a)。このとき実行される処理プログラム 295のフローチャートの例を図 27aに示す。
[0330] 処理プログラム 295の実行において CPU203は、処理プログラム内に組み込まれ て設定されて 、るチェックデータである「保険料≥ 4000円」を示すデータを読み込み (ステップ S2721)。さらに、チェック対象のデータ値である合計保険料をワーク領域 力も読み込む (ステップ S2723)。例えば、変更操作後の合計保険料「4500円」を読 み込む。
[0331] CPU203は、チェックデータ力 読み込んだデータ範囲条件に基づいて、読み込 んだチェック対象データがデータ範囲内にあるカゝ否かを判断する(ステップ S2725) 。例えば、チェックデータ力も読み込んだデータ範囲条件である「保険料≥4000円」 に基づいて、上記合計保険料「4500円」がデータ範囲にある力否かを判断する。
[0332] ステップ S2725において、チェック対象データが所定のデータ範囲内にあれば、ス テツプ S2727に進み更新可能フラグを立てる (ステップ S2727)。例えば、上記チェ ック対象データにおける合計保険料「4500円」は、読み込んだチェックデータ 2951 に示されたデータ範囲条件「保険料≥4000円」に合致するので、更新可能フラグを ONにして当該処理を終了する。 [0333] なお、ステップ S2725において、チェック対象データが所定のデータ範囲内になけ れば、ステップ S2729に進み更新不可能フラグを立てる (ステップ S2729)。例えば 、合計保険料が「4000円」に満たない場合には、更新不可能フラグが立てられる。
[0334] 図 24aのステップ S2423において、ラッパ一プログラム A2092aを実行する CPU2 03は、ステップ S2423の実行結果を業務プログラム 2091に通知する(ステップ S24 25、図 24a)。例えば、更新可能フラグ「1 (ON)」を、戻り値として業務プログラム 209 1のプログラムスレッドに返す処理を行う。
[0335] 4-4- 2- 5.レコードの更新
図 23aにおいて、契約リバンドルチエック処理 (ステップ S2303)の実行を終えると、 業務プログラム 2091を実行する CPU203は、更新可能フラグに基づいて、ワーク領 域に記録されているデータに基づいてトランザクションレコードの更新が可能である か否かを判断する(ステップ S2305)。 CPU203は、更新可能フラグが ONであれば 、更新可能であると判断してトランザクションデータベース 2093のトランザクションレコ ードを更新する (ステップ S 2307)。
[0336] 例えば、図 32に示すトランザクションレコード 321が、更新されてトランザクションレ =3ード 325のようになる。図 32に示すように、レ =3ード 321の保険料 615「4000円」力 S 、レコード 325の保険料 615「3000円」【こ更新されて!ヽる。
[0337] また、 CPU203は、更新可能フラグが OFFであれば、更新不可能であると判断し てディスプレイ 201に更新が不可能である旨を示すエラーメッセージを出力し、オペ レータにデータ入力値の変更を促す (ステップ S 2306)。
[0338] 4 5.処理詳細(3)
上記処理詳細(1)においては、同一保険商品の他の契約との関係で設定可能な 契約内容 IDが限定される例について説明し、上記処理詳細(2)においては、同一保 険商品の他の契約との関係で設定可能なデータ値の範囲が限定される例について 説明したが、処理詳細(3)においては、同一保険商品の他の契約との関係で保険商 品名を特定する例につ 、て説明する。
[0339] 図 22b、図 23b、図 24bおよび図 31等を用いて、本実施形態における処理の詳細( 3)を説明する。なお、本実施形態においても、業務プログラム 2091は、生命保険の 契約データおよび商品データを管理するためのアプリケーションプログラムである。 図 22bに、業務プログラム 2091、ラッパ一プログラム A2092aおよび契約リバンドル 定義体プログラム 2095における機能ブロック図を示す。
[0340] 業務プログラム 2091は、画面処理などのユーザインタフェースやデータベースに 関する処理を実行するためのメイン処理部 2111を備えて 、る。
[0341] ラッパ一プログラム A2092aは、契約リバンドル定義体プログラム 2095に処理プロ グラムを要求してこれを実行するための処理プログラム要求 ·実行部 2131を備えて いる。
[0342] 契約リバンドル定義体プログラム 2095は、ラッパ一プログラム A2092aからの要求 を受けて処理プログラムを生成するための処理プログラム生成部 2151と、処理名ご とに所定の名称データを記録した名称データ記録部 2157を備えている(例えば、主 たる約款 IDが「11111」の場合。 ) 0
[0343] 本実施形態にぉ 、ては、保険商品のディスプレイ表示を行う場合にぉ 、て、入力さ れた証券番号によって関連付けられた契約データに基づいて特定される所定の保 険商品名を示す名称データを、契約リバンドル定義体プログラムから取得する例に ついて説明する。
[0344] 図 23bは、上記の場合においてデータ管理装置 1で実行される業務プログラム 209 1のフローチャートの例である。
[0345] 4 5— 1.画面データの取得
図 31に、業務プログラム 2091におけるメイン処理部 2111 (図 22b)の実行によって ディスプレイ 201に表示される保険金額変更画面 310の例を示す。この画面におい ては、証券番号の入力欄 3101、保険名称表示欄 3103、保険金額入力欄 3105、月 額保険料表示欄 3107および合計保険料表示欄 3109等が表示される。
[0346] データ管理装置 1のオペレータは、上記処理詳細(2)において説明した「保険金額 の変更」を指示する前段階においては、証券番号の入力欄 3101に所定の証券番号 を入力して、当該生命保険契約に力かるトランザクションデータ等をディスプレイ表示 させる。本実施形態においては、このとき同時に保険金額変更画面 310の保険名称 表示欄 3103に表示される保険名称を取得する例につ 、て説明する。 [0347] 例えば、オペレータはキーボード Zマウス 207を用いて、証券番号の入力欄 3101 に「00002」を入力すると、業務プログラム 2091を実行する CPU203は、これを検知 して証券番号の入力欄 3101から証券番号データを取得する (ステップ S2301)。例 えば、 CPU203は画面データとして、証券番号「00002」を取得する。
[0348] 4- 5 - 2.契約リバンドルチエック処理
画面データを取得した CPU203は、契約リバンドルチエック処理を実行する (ステツ プ S2303)。図 23bのステップ S2303に示す契約リバンドルチエック処理について、 図 24bを用いて説明する。
[0349] 4- 5 - 2- 1.ラッパ一プログラムの起動(業務プログラム)
業務プログラム 2091〖こおいて CPU203は、同一契約のトランザクションレコードを すべて取得する (ステップ S 2401)。例えば、図 32に示すトランザクションデータべ一 ス 2093において、同一契約を示す、証券番号が「00002」であるレコード 321および レコード 323をそれぞれ抽出する。ここで、レコード 321とレコード 323は、証券番号 6 01が同一で枝番 611が異なるレコードである。
[0350] すべてのレコードを取得すると、 CPU203は、取得した全レコードデータおよび所 定の処理名をラッパ一プログラム A2092aに引き渡す (ステップ S2403)。例えば、上 記にお!、ては、証券番号に基づく保険商品情報をディスプレイ表示するための処理 力 Sなされており、これに連動して表示されるべき保険名称を取得するための契約リバ ンドルチエック処理を実行する。このため、 CPU203は、ラッパ一プログラム A2092a に「保険名称」を処理名として引き渡す。
[0351] 4- 5 - 2- 2.契約リバンドル定義体の特定(ラッパ一プログラム A)
引き渡しを受けてラッパ一プログラム A2092aは、全レコードの主特区分 613に基 づいて主契約レコードを特定し、当該主契約レコードにかかる約款 IDに基づいて特 定した契約リバンドル定義体プログラム 2095に、前記全レコードおよび処理名を引き 渡す (ステップ S2421)。
[0352] 例えば、図 32に示すレコード 321においては、主特区分 613が主契約(「1」)を示 して ヽることにより、当該レコード 321に力力る約款 ID603「11111」に基づ!/ヽて、契 約リバンドル定義体プログラム 2095を特定する。また、 CPU203は、上記「保険名称 」を処理名として引き渡す。
[0353] 4- 5 - 2- 3.名称データの取得 (契約リバンドル定義体プログラム)
契約リバンドル定義体プログラム 2095を実行する CPU203は、処理プログラム生 成部 2151を実行し、名称データ記録部 2157を検索して受け継いだ処理名に対応 する名称データを取得する (ステップ S2441)。名称データ記録部 2157には、約款 I Dの組合せグループごとかつ処理名ごとに名称データが記録されて!ヽる。
[0354] 例えば、契約リバンドル定義体プログラム 2095を実行する CPU203は、約款 IDの 組合せグループが「11111」と「33333」の組合せである名称データ群の中から、処 理名カ^保険名称」の名称データを取得する。なお、「保険名称」には、実データとし て「B年金」 、う保険商品名が記録されて 、る。
[0355] 契約リバンドル定義体プログラム 2095を実行する CPU203は、名称データ記録部 2157から取得した名称データをラッパ一プログラム A2092aに引き渡す (ステップ S 2452)。さらに、ラッパ一プログラム A2092aを実行する CPU203は、契約リバンドル 定義体プログラム 2095から取得した名称データを業務プログラム 2091に引き渡す( ステップ S2426)。
[0356] 4- 5 - 2-4.名称データの表示
図 23bにおいて、契約リバンドルチエック処理 (ステップ S 2303)の実行を終えると、 業務プログラム 2091を実行する CPU203は、取得した名称データを、ステップ S23 01〖こお ヽて取得した証券番号に対応する保険商品名としてディスプレイ 201に表示 する(ステップ S 2309)。
[0357] 例えば、図 31の保険金額変更画面 310の保険名称表示欄 3103に、保険商品名 として「B年金」を表示する。
[0358] 4-6.まとめ
以上説明したように、この発明によれば、互いに関連する複数のトランザクションに おけるデータを取り扱う場合において、当該データが所定の取り扱い条件に合致す る力否かを判断することができる。また、互いに関連する複数のトランザクションにお けるデータを取り扱う場合において、当該データの組合せごとに保険名称などの所 定データを設定して利用することができる。 [0359] したがって、特に、生命保険の分野において、 1の主契約に対して複数の特約が付 カロされている場合であっても、主契約トランザクションと特約トランザクションとの整合 性を考慮しながらトランザクションデータを取り扱うことができる。
[0360] さらに、保険契約の主契約レコードの約款 IDに基づいて契約リバンドル定義体プロ グラムを特定し、さらに特定した約款定義体プログラム内にぉ 、てチェックプログラム の処理コードとチェックデータを用いて生成した処理プログラムによってチェック対象 データのチェック処理を行うように構成することにより、保険契約の商品性に基づくチ エックロジックを業務プログラム側に記述する必要がなくなる。これにより、業務プログ ラムのメンテナンス性を向上させることができる。
[0361] なお、上記処理詳細(1)においては、契約リバンドル定義体プログラムに設定可能 な契約内容 ID (データ内容 ID)に対応する契約内容 (データ内容)を記録する構成と したが、設定可能な契約内容 IDを記録する構成としてもよい。この場合、ワーク領域 に記録した契約内容 IDに基づいて、約款定義体プログラム力も契約内容を取得する 必要はなぐ契約内容 IDを直接比較することにより、ワーク領域のトランザクションデ ータの記録可否を判断することができる。
[0362] 5.第 5の実施形態
上述したように、生命保険の分野においては、 1の主契約に対して複数の特約が付 カロされたものを 1つの保険商品として販売することが一般的である。主契約トランザク シヨンと特約トランザクションを同一のデータベース上で管理する場合にぉ 、て、主契 約トランザクションが存在して、新たな特約トランザクションを付加するときには、デー タベースに記録するデータ項目によっては主契約トランザクションにかかる商品デー タの影響を受けることがある。
[0363] 例えば、主契約が「終身保険」である場合において、「定期保険特約」を付加すると きには、「定期保険特約」の契約年月日は、「責任開始年月日と同一」に設定しなけ ればならない。また、主契約が「個人年金」である場合において、同じく「定期保険特 約」を付加するときには、「定期保険特約」の契約年月日は、「責任開始年月日の 4日 後」に設定しなければならない。ここで、「契約年月日」とは、契約年齢や保険期間な どの計算の基準日である。また、「責任開始年月日」とは、申し込まれた契約の保障 が開始される日である。
[0364] このような状況において、「定期保険特約」を付加する処理について考えると、新商 品の主契約が追加されるたびに、特約の約款定義体プログラムに主契約に基づいて 契約年月日を設定する判断ロジックを組み込むことによって対応可能ではある。しか しながら、新商品の販売時の様に、主契約の種類が増加するケースが発生した場合 は、新商品の主契約に付加可能な特約の約款定義体プログラムすべてに変更が生 じるため、保守性が著しく低下する。
[0365] そこで、本実施形態にぉ 、ては、主契約を追加する場合であっても、判断ロジック を組み込むことを要せず、保守性を高めたデータ管理装置について説明する。
[0366] なお、第 4の実施形態と同様に、第 1〜3の実施形態において説明した「商品定義 データ」については、本実施形態においては「約款定義データ」と読み替えて説明す る。
[0367] 5— 1.機能ブロック図
本発明にかかるデータ管理装置 1の機能ブロック図は、図 1または図 20に示したも のと同様である。
[0368] 5- 2.ハードウ ア構成
本発明に力かるデータ管理装置 1を、 CPUを用いて実現したコンピュータ装置のハ 一ドウエア構成の一例は、基本的には図 2または図 21に示したものと同様である。
[0369] 5- 3.処理詳細
図 33〜38を用いて、本実施形態における処理の詳細を説明する。なお、本実施 形態においても、業務プログラム 3301は、生命保険の契約データおよび商品データ を管理するためのアプリケーションプログラムである。図 33に、業務プログラム 3301、 ラッパ一プログラム A3303、特約の約款定義体プログラム 3305、 · ··、ラッパープログ ラム B3307および主契約の約款定義体プログラム 3309または 3311、…における機 能ブロック図を示す。
[0370] 業務プログラム 3301は、画面処理などのユーザインタフェースやデータベースに 関する処理を実行するためのメイン処理部 3321および処理プログラムを実行する処 理プログラム実行部 3323を備えて 、る。 [0371] ラッパ一プログラム A3303は、特約の約款定義体プログラム 3305に処理プロダラ ムを要求するための処理プログラム要求部 3325を備えている。
[0372] 約款定義体プログラム 3305は、ラッパ一プログラム A3303からの要求を受けて処 理プログラムを生成するための処理プログラム生成部 3326と、処理名ごとに処理コ ードを記録した処理コード記録部 3327と、ラッパ一プログラム B3307を介して他の 約款 IDにかかる約款定義体プログラム 3309または 3311等力も処理プログラムを取 得するための他約款定義体参照部 3329を備えている(例えば、主たる約款 IDが「5 5555」の場合 o ) o
[0373] 本実施形態にお!ヽては、証券番号によって特定される主契約「個人年金」に対して 、特約「定期保険特約」を付加する指示をユーザが行う場合について説明する。図 3 4は、上記の場合においてデータ管理装置 1で実行される業務プログラム 3301、ラッ パープログラム A3303、特約の約款定義体プログラム 3305、ラッパ一プログラム B3 307および主契約の約款定義体プログラム 3311のフローチャートの例である。
[0374] 5— 3— 1.画面データの取得
図 36に、業務プログラム 3301におけるメイン処理部 3321 (図 33)の実行によって ディスプレイ 201に表示される保険契約変更画面 360の例を示す。この画面におい ては、証券番号の入力欄 361、 日付表示欄 368、契約者名表示欄 362、主契約表 示欄 363、特約 1表示欄 364、特約 2表示欄 365および特約 3表示欄 366および設 定ボタン 367等が表示されており、データ管理装置 1のオペレータは、所定の証券番 号によって特定される生命保険契約に力かるトランザクションデータについて、特約 を付加して保険契約の変更を指示することができる。例えば、オペレータはキーボー ド/マウス 207を用いて、証券番号の入力欄 361に「00003」を入力し、主契約表示 欄 363に「個人年金」を、特約 1表示欄 364に「災害入院特約」をそれぞれ表示させ る。すなわち、この段階において、証券番号「00003」の保険契約は、主契約「個人 年金」に対して、特約「災害入院特約」が付加されて 、ることを示して!/、る。
[0375] その後、オペレータは、特約 2表示欄 365のドロップダウンリストから「定期保険特約 」を選択入力して、設定ボタン 367を押下することにより、証券番号「00003」の主契 約に対して、特約「定期保険特約」を付加する処理の実行を指示する。 [0376] 設定ボタン 367の押下を受けて、メイン処理部 3321を実行する CPU203は画面デ ータを取得する(ステップ S 3401、図 34)。例えば、 CPU203は画面データとして、 証券番号「00003」、特約「定期保険特約」を取得する。
[0377] 5- 3 - 2.ワークレコードの作成
メイン処理部 3321を実行する CPU203は、画面データとして入力された証券番号 や特約情報等に基づいて、トランザクションデータベース 2093に特約レコードとして 記録するためのワークレコードを作成する(ステップ S3403)。
[0378] 図 35にワークレコードの例を示す。このワークレコードは、トランザクションデータべ ース 2093と同一のレコードフォーマットから構成されており、証券番号 351、枝番 35 2、約款 ID353、変数 1〜3— 355、主約款 ID357、契約年月日 359および責任開 始年月日 311…等が記録される。
[0379] ここで、証券番号 351はトランザクションレコードを特定するためのデータ IDであり、 枝番 352は同一の証券番号によって管理される同一の保険契約を特定するための データ IDであり、変数 1〜3— 355はそれぞれの契約内容を特定するための契約内 容 IDであり、主約款 ID357は証券番号によって管理される同一の保険契約における 主契約に記録された約款 IDであり、契約年月日 359は上述した「契約年月日」を記 録するためのものであり、責任開始年月日 311は上述した「責任開始年月日」を記録 するためのものである。
[0380] 例えば、 CPU203は、証券番号「00003」によって特定されるトランザクションレコ ードを記録するため、画面プログラム等から取得したデータに基づいて図 35に示す ようなワークレコード 3501を作成する。図 35にお!/ヽて、証券番号 351として「00003 」が記録され、その枝番 352として「003」が記録され、特約「定期保険特約」に対応 する約款 ID353として「55555」力 S記録され、データ内容 IDを示す変数 1〜3— 355 として「01」、「01」、「05」がそれぞれ記録され、主契約である「個人年金」を示す主 約款 IDとして「00005」が記録され、責任開始年月日 311として日付表示欄 368に 基づ 、て「2005年 9月 27日」が記録される。
[0381] ここで、契約年月日 359については、当該特約が付加される主契約の約款によつ てその設定条件が異なるため、約款定義体プログラム 3305を参照してデータを設定 する。例えば、約款 ID「55555」の約款定義体プログラム 3305を参照する。
[0382] 5- 3 - 3.処理プログラムの要求
業務プログラム 3301を実行する CPU203は、約款 IDを含むワークレコード 3501 および、オペレータ指示に基づいて特定された処理名を、ラッパ一プログラム A330 3に引き渡す (ステップ S3405)。例えば、上述したように、保険契約変更画面 360に お!ヽて特約「定期保険特約」を付加する処理が指示されて!ヽる場合、作成したワーク レコード 3501をトランザクションデータベース 2093に書き込む処理を行わなければ ならない。したがって、 CPU203は、ワークレコード 3501の必要なすべてのデータ項 目を設定するため、契約年月日 359に記録するデータを取得する動作を行う。
[0383] 例えば、 CPU203は、ワークレコード 3501およびメイン処理部 3321の実行によつ て取得した処理名である「契約年月日計算」を引き渡す。
[0384] 5- 3 -4.ラッパ一プログラム Aの実行
ラッパ一プログラム A3303を実行する CPU203は、処理プログラム要求部 3325に おいて、業務プログラム 3301から受け継いだワークレコード 3501の約款 ID353に 基づ 、て約款定義体プログラムを特定し、特定した約款定義体プログラムに対して処 理名を引き渡す (ステップ S3421)。
[0385] 例えば、約款 ID353「55555」に基づいて約款定義体プログラム 3305が特定され 、処理名「契約年月日計算」が引き渡される。
[0386] 5- 3 - 5.約款定義プログラム (特約)の実行
以下、約款 IDが「55555」の約款定義体プログラム 3305に処理コードを引き渡し た場合について説明する。引き渡しを受けて CPU203は、約款定義体プログラム 33 05の処理コード記録部 3327を検索し、受け継いだ処理名に対応する処理コードが ある力否かを判断する (ステップ S3441)。
[0387] 約款定義体プログラム 3305の処理コード記録部 3327に受け継いだ処理名に対 応する処理コードが存在せず主約款を参照する旨の記述がある場合には (ステップ S3441、 NO)、 CPU203は他約款定義体参照部 3329を実行し、ワークレコードの 主約款 IDおよび処理名をラッパ一プログラム B3307に引き渡す (ステップ S3443)。 例えば、図 33に示すように、処理コード記録部 3327に「主約款の規定に準ずる」記 述がある場合には、主約款 ID357「00005」および処理名「契約年月日計算」がラッ パープログラム B3307に引き渡される。
[0388] なお、受け継 、だ処理名に対応する処理コードがあれば (ステップ S3441、 YES) 、処理プログラム生成部 3326において処理プログラムを生成する(ステップ S3445)
[0389] 5- 3 -6.ラッパ一プログラム Bの実行
ラッパ一プログラム B3307を実行する CPU203は、処理プログラム要求部 3331に ぉ ヽて、約款定義体プログラム 3305から受け継 、だ主約款 IDに基づ 、て他の約款 定義体プログラムを特定し、特定した約款定義体プログラムに対して処理名を引き渡 す (ステップ S3461)。
[0390] 例えば、主約款 ID357「00005」に基づいて約款定義体プログラム 3311が特定さ れ、処理名「契約年月日計算」が引き渡される。
[0391] 5- 3 - 7.約款定義プログラム(主契約)の実行
引き渡しを受けて CPU203は、約款定義体プログラムの処理プログラム生成部を 実行し、処理コード記録部を検索して受け継いだ処理名に対応する処理コードを取 得する (ステップ S3481)。例えば、約款定義体プログラム 3311の処理コード記録部 3335においては、契約年月日の計算方法を示す処理コードとして「責任開始年月 日の 4日後」力 計算する旨が記述されて 、る。
[0392] 処理プログラム生成部 3333を実行する CPU203は、処理コード記録部から取得し た処理コードに基づいて処理プログラムを生成する(ステップ S3483)。
[0393] 図 37に、生成した処理プログラムの構成例を示す。例えば、処理コード 373〖こは、「 契約年月日計算」を処理するためのプログラムコードが記述されている。なお、このプ ログラムコードの表現形式は、ソースコードまたはオブジェクトコードの 、ずれであつ てもよい。
[0394] 5- 3 -8.処理プログラムの引き渡し
約款定義体プログラムを実行する CPU203は、生成した処理プログラムをラッパ一 プログラム B3307に引き渡す (ステップ S3485)。例えば、約款定義体プログラム 33 11を実行する CPU203は、リダイレクト機能やパイプ機能等を用いて処理プログラム 370 (図 37)を引き渡す処理を行う。
[0395] 引き渡しを受けて、ラッパ一プログラム B3307を実行する CPU203は、受け継いだ 処理プログラムを約款定義体プログラム 3305に引き渡す (ステップ S3463)。引き渡 しを受けて、約款定義体プログラム 3305を実行する CPU203は、受け継いだ処理 プログラムをラッパ一プログラム A3303に引き渡す (ステップ S3447)。弓 |き渡しを受 けて、ラッパ一プログラム A3303を実行する CPU203は、受け継いだ処理プロダラ ムを業務プログラム 3301に引き渡す (ステップ S3423)。
[0396] 5- 3 - 9.処理プログラムの実行
業務プログラム 3301において CPU203は、ラッパ一プログラム A3303から受け継 Vヽだ処理プログラム 370を実行し、画面データ力も取得した特約に力かるトランザクシ ヨンデータを設定するための契約年月日を取得する (ステップ S3407)。
[0397] このとき実行される処理プログラム 370のフローチャートを図 38に示す。処理プログ ラム 370の実行にお!、て CPU203は、業務プログラム 3301にお!/、て取得した画面 データ力も責任開始年月日を読み込む (ステップ S3701)。
[0398] 例えば、図 36の保険契約変更画面 360における日付表示欄 368の当日日付デー タ「2005年 9月 27日」を責任開始年月日として読み込む。次に、 CPU203は、所定 のカレンダー計算プログラムにより責任開始年月日の 4日後の日付を算出する (ステ ップ S3703)。例えば、「2005年 9月 27日」の 4日後を算出して、「2005年 10月 01 日」を取得する。さらに、 CPU203は、算出した責任開始年月日の 4日後の日付を出 力する(ステップ S3705)。例えば、「2005年 10月 01日」をワークエリア 3501の契約 年月曰 359【こ出力し、図 35のフータレ =3ード 3503のよう【こする。
[0399] 5- 3 - 10.レコードの更新
処理プログラムの実行を終えると、 CPU203は、ワークレコードに記録されたデータ に基づいてトランザクションデータベース 2093ヘレコードを追加する(ステップ S340 9)。例えば、図 35に示すワークレコード 3503が、追加される。
[0400] 5— 3— 11.まとめ
以上説明したように、この発明によれば、特約を示す約款定義体プログラムにおい て、主契約の種類に基づ 、て設定データを判断するロジックを予め組み込んでおく 必要がなくなる。このため、主契約の種類が追加された場合であっても、参照先の主 契約を指定するだけで、特約のデータを適切に設定ことができる。これにより、保守 性を高めたデータ管理装置を提供することができる。
[0401] なお、本実施形態の図 33においては、処理プログラム実行部 3323を業務プロダラ ム 3301内に位置付けた構成を説明した力 処理プログラム実行部 3323は、ラッパ 一プログラム A3303、約款定義体プログラム 3305、ラッパ一プログラム B3307また は約款定義体プログラム 3311の!、ずれのプログラムに位置付けてもよ!/、。すなわち 、実行結果としての契約年月日を業務プログラム 3301において取得することができ れば、処理プログラムは!、ずれのプログラム内にお!、て実行されてもよ!、。
[0402] 6.第 6の実施形態
上記実施形態においては、トランザクションデータに記録するデータ項目を商品ご とに定義しておき、複数の契約条件にかかる契約内容を、すべての商品に共通なレ コードフォーマットを用いて管理する例について説明した力 本実施形態においては 、レコードフォーマットの汎用性をさらに高め、記録対象の各データごとにトランザクシ ヨンデータに記録するデータ項目を任意に設定することのできるデータ管理システム について説明する。
[0403] 例えば、従来のデータ管理システムにおいては、保険契約の解約処理の可否を管 理する場合には、トランザクションデータ中に解約処理のステータスを管理するデー タ項目を設けておき、業務プログラムが当該データを直接参照することによって解約 の可否を判断していた。
[0404] しカゝしながら、複数のステータスを管理する場合、トランザクションデータのデータ項 目を設定する際には、すべてのステータスを網羅できるように設計しておかなければ ならない。このため、企業によって使用するステータスが異なることが前提のパッケ一 ジソフトの分野においては、汎用性の高いデータ管理の手法が求められていた。本 実施形態では、上記の点に鑑みて、データの冗長性を排除した汎用性の高いデー タ管理システムについて説明する。
[0405] 6- 1.機能ブロック図
本発明にかかるデータ管理装置 1の機能ブロック図は、図 1または図 20に示したも のと同様である。
[0406] 6- 2.ハードウェア構成
本発明に力かるデータ管理装置 1を、 CPUを用いて実現したコンピュータ装置のハ 一ドウエア構成の一例は、基本的には図 2または図 21に示したものと同様である。
[0407] 6— 3.処理詳細(1)
図 39〜45を用いて、本実施形態における処理の詳細を説明する。なお、本実施 形態においても、業務プログラムは、生命保険の契約データおよび商品データを管 理するためのアプリケーションプログラムである。
[0408] 図 39に、業務プログラム 3901、ラッパ一プログラム 3903および処理ステータス定 義体プログラム 3905、 · · ·における機能ブロック図を示す。
[0409] 業務プログラム 3901は、画面処理などのユーザインタフェースやデータベースに 関する処理を実行するためのメイン処理部 3921を備えている。
[0410] ラッパ一プログラム 3903は、処理ステータス定義体プログラム 3905において生成 した処理プログラムの実行結果を取得するための処理プログラム実行結果取得部 39
25を備えている。
[0411] 処理ステータス定義体プログラム 3905は、ラッパ一プログラム 3903からの要求を 受けて処理プログラムを生成して実行するための処理プログラム生成 ·実行部 3927 と、処理名ごとに処理コードを記録した処理コード記録部 3928と、処理コードに設定 するために用いられるパターン変数データを記録したパターン変数データ記録部 39 29を備えている(例えば、企業 IDが「01」の場合。 ) 0ここで、パターン変数データと は、トランザクションデータに設定可能なパターン変数と変数の組合せを定義したも のである。例えば、パターン変数「002 (保全要注意区分)」と組合せ可能な変数は、 「01 (保全エラー)」、「02 (保全ウォーユング)」または「99 (要注意解決)」であること を示している。
[0412] 本実施形態においては、保険証券の紛失によりシステム上において保険契約デー タの取扱注意を喚起するため、データ項目「保全要注意区分」にデータ内容「保全ゥ オーニング」を設定する指示をユーザが行う場合にっ 、て説明する。
[0413] 図 41〜43は、上記の場合においてデータ管理装置 1で実行される業務プログラム 3901、ラッパ一プログラム 3903および処理ステータス定義体プログラム 3905のフロ 一チャートの例である。
[0414] 6— 3— 1.画面データの取得
図 44に、業務プログラム 3901におけるメイン処理部 3921 (図 39)の実行によって ディスプレイ 201に表示される保全要注意区分設定画面 440の例を示す。この画面 においては、証券番号の入力欄 441、契約者名表示欄 443、 · ··、「保全エラー」設定 ラジオボタン 444、「保全ウォーユング」設定ラジオボタン 445、「要注意解決」設定ラ ジォボタン 446および設定ボタン 447等が表示される。
[0415] データ管理装置 1のオペレータは、所定の証券番号によって特定される生命保険 契約に力かるトランザクションデータについて、「保全エラー」、「保全ウォーユング」ま たは「要注意解決」等によって示される保全要注意区分の設定を指示することができ る。例えば、オペレータはキーボード Zマウス 207を用いて、証券番号の入力欄 441 に「00001」を入力し、契約者名や保全要注意区分の設定状況を表示させる。トラン ザクシヨンデータに何らの保全要注意区分も設定されていなければ、「保全エラー」 設定ラジオボタン 444、「保全ウォーユング」設定ラジオボタン 445、「要注意解決」設 定ラジオボタン 446はすべて未選択である。
[0416] その後、オペレータは、「保全ウォーユング」設定ラジオボタン 445を選択入力して、 設定ボタン 447を押下することにより、証券番号「00001」のトランザクションデータの 保全要注意区分に「保全ウォーニング」を設定する処理の実行を指示する。
[0417] 設定ボタン 447の押下を受けて、メイン処理部 3921を実行する CPU203は画面デ ータを取得する(ステップ S4101、図 41)。例えば、 CPU203は画面データとして、 証券番号「00001」、処理名「保全要注意区分設定」および変数名「保全ウォーニン グ」を取得する。
[0418] 6- 3 - 2.パターン変数設定処理
画面データを取得した CPU203は、パターン変数設定処理を実行する (ステップ S 4103)。図 41のステップ S4103に示すパターン変数設定処理について、図 42を用 いて説明する。
[0419] 6- 3 - 2- 1.ラッパ一プログラムの起動(業務プログラム) 業務プログラム 3901において CPU203は、保険契約のトランザクションレコードを 取得し、所定のワークレコードに格納する (ステップ S4201)。例えば、トランザクショ ンデータベース 2093から証券番号が「00001」であるレコードを抽出し、図 40に示 すワークレコード 4001として取得する。
[0420] レコードを取得すると、 CPU203は、取得したワークレコード、所定の処理名および 所定の変数名をラッパ一プログラム 3903に引き渡す (ステップ S4203)。例えば、上 記においては、「保全要注意区分」を設定する処理がなされており、これに連動して 設定されるべきデータ内容「保全ウォーユング」に対応する変数をトランザクションデ ータに設定するためのパターン変数設定処理を実行する。このため、 CPU203は、 ラッパ一プログラム 3903に「保全要注意区分設定」を処理名として、「保全ウォーニン グ」を変数名として引き渡す。
[0421] 6- 3 - 2- 2.処理ステータス定義体の特定(ラッパ一プログラム)
引き渡しを受けてラッパ一プログラム 3903は、レコードの企業 IDに基づいて特定し た処理ステータス定義体プログラム 3905に、前記レコード、処理名および変数名を 引き渡す (ステップ S4221)。
[0422] 例えば、図 40に示すレコード 4001においては、企業 ID630「01」に基づいて、処 理ステータス定義体プログラム 3905を特定する。また、 CPU203は、上記「保全要 注意区分設定」を処理名として、「保全ウォーユング」を変数名として引き渡す。
[0423] 6- 3 - 2- 3.処理プログラムの生成(処理ステータス定義体プログラム)
処理ステータス定義体プログラム 3905を実行する CPU203は、処理プログラム生 成'実行部 3927において、パターン変数データ記録部 3929を検索して受け継いだ 処理名に対応するパターン変数を取得する (ステップ S4241)。例えば、処理名「保 全要注意区分設定」に基づくパターン変数名「保全要注意区分」に対応するパター ン変数「002」 3929aを取得する。
[0424] 次に、 CPU203は、パターン変数データ記録部 3929を検索して受け継いだ変数 名に対応する変数を取得する (ステップ S4243)。例えば、パターン変数名「保全要 注意区分」における変数名「保全ウォーユング」に対応する変数「02」 3929bを取得 する。 [0425] さらに、 CPU203は、処理コード記録部 3928を検索して受け継いだ処理名に対応 する処理コードを取得する(ステップ S4244)。処理コード記録部 3928には、企業 ID ごとに処理コードが記録されている。例えば、処理ステータス定義体プログラム 3905 を実行する CPU203は、処理名が「保全要注意区分設定」の処理コード 3928aを取 得する。
[0426] 処理プログラム生成'実行部 3927を実行する CPU203は、処理コード記録部 392 8から取得した処理コードと、ノターン変数データ記録部 3929から取得したパターン 変数データに基づ 、て処理プログラムを生成する(ステップ S4245)。
[0427] 図 45に、生成した処理プログラムの構成例を示す。処理プログラム 451は、「保全 要注意区分設定」を行うための処理プログラムである。また、パターン変数データ 45 3は、このときトランザクションデータに設定されるべきパターン変数および変数の組 合せデータである。すなわち、この処理プログラムを実行することにより、ワークレコー ド 4001の所定位置にパターン変数名「保全要注意区分」および変数名「保全ウォー ユング」に対応するパターン変数「002」および変数「02」を設定することができる。
[0428] 6- 3 - 2-4.処理プログラムの実行(処理ステータス定義体プログラム)
CPU203は、生成した処理プログラム 451を実行する(ステップ S4247)。このとき 実行される処理プログラム 451のフローチャートの例を図 43に示す。
[0429] 処理プログラム 451の実行において CPU203は、処理プログラム内に組み込まれ て設定されているパターン変数データからパターン変数および変数を示すデータを 読み込む (ステップ S4301)。さらに、メモリ 205に記憶しているワークレコードを読み 込む (ステップ S4303)。例えば、パターン変数「002」および変数「02」を読み込み、 ワークレコード 4001 (図 40)を読み込む。
[0430] CPU203は、パターン変数データ力 読み込んだパターン変数がワークレコードに 存在するか否かを判断する(ステップ S4305)。例えば、パターン変数「002」に基づ いて、ワークレコードのパターン変数 1、パターン変数 2、パターン変数 3· ··を順次検 索し、同一のパターン変数が記録されて 、る力否かを判断する。
[0431] ステップ S4307において、ワークレコードのいずれのパターン変数にも読み込んだ パターン変数と同一のデータが記録されていなければ、 CPU203は、 パターン変数が未設定である最小のカラムインデックスを有するパターン変数のカラ ムに、上記において読み込んだパターン変数を設定する(ステップ S4307)。ここで、 カラムインデックスとは、ワークレコードのデータ項目であって、「パターン変数 n」また は「変数 n」で示されるカラム nを特定するものであり、「パターン変数 1」または「変数 1 」のカラムインデックスはそれぞれ「 1」で表される。
[0432] 例えば、ワークレコード 4001において未設定のパターン変数は「000」で示されて おり、この場合の変数は「00」である。よって、 CPU203は、ワークレコード 4001にお いて、「パターン変数 1」 631の位置に、読み込んだパターン変数「002」を設定する。
[0433] パターン変数を設定すると、 CPU203は、設定したパターン変数と同一のカラムィ ンデッタスを有する変数カラムの位置に、上記において読み込んだ変数を設定する( ステップ S4309)。
[0434] 例えば、パターン変数 1—631にパターン変数「002」を設定しているため、同一の カラムインデックス「1」を有する変数 1—632に、変数「02」を設定し、ワークレコード 4 003のようにする。
[0435] なお、上記ステップ S4305において、ワークレコードのいずれかのパターン変数に 読み込んだパターン変数と同一のデータが記録されていれば、 CPU203は、当該パ ターン変数と同一のカラムインデックスを有する変数カラムの位置に、上記において 読み込んだ変数を設定する (ステップ S4309)。
[0436] 図 42のステップ S4249において、処理ステータス定義体プログラム 3905を実行す る CPU203は、上記ステップ S4247の実行結果をラッパ一プログラム 3903に通知 する(ステップ S4249、図 42)。図 42のステップ S4223において、ラッパ一プログラム 3903を実行する CPU203は、受け継!/、だ上記ステップ S4247の実行結果を業務 プログラム 3901に通知する(ステップ S4223、図 42)。例えば、更新可能フラグ「1 ( ON)」を、戻り値として業務プログラム 3901のプログラムスレッドに返す処理を行う。 なお、処理プログラムの実行においてエラーが発生した場合には、更新可能フラグと して戻り値「0 (OFF)」が返される。
[0437] 6- 3 - 2- 5.レコードの更新
図 41において、パターン変数設定処理 (ステップ S4103)の実行を終えると、業務 プログラム 3901を実行する CPU203は、更新可能フラグに基づいて、ワーク領域に 記録されているデータに基づいてトランザクションレコードの更新が可能である力否 かを判断する(ステップ S4105)。 CPU203は、更新可能フラグが ONであれば、更 新可能であると判断してトランザクションデータベース 2093のトランザクションレコード を更新する (ステップ S4107)。
[0438] また、 CPU203は、更新可能フラグが OFFであれば、更新不可能であると判断し てディスプレイ 201に更新が不可能である旨を示すエラーメッセージを出力する (ス テツプ S4106)。
[0439] 6— 4.処理詳細(2)
上記処理詳細(1)においては、トランザクションデータにパターン変数および変数 を設定する例について説明した力 処理詳細(2)においては、予めパターン変数お よび変数が設定されたトランザクションデータを取り扱う場合について説明する。
[0440] 041a, 042a, 043a, 044a, 045a,図 39および図 40等を用いて、本実施形 態における処理の詳細(2)を説明する。なお、本実施形態においても、業務プロダラ ムは、生命保険の契約データおよび商品データを管理するためのアプリケーションプ ログラムである。
[0441] 本実施形態においては、保険契約の解約処理業務を行う際に、保全要注意区分 を参照して、当該保険契約の解約処理が可能である力否かをチェックする例につい て説明する。すなわち、証券番号によって特定されるトランザクションデータに設定さ れたパターン変数および変数に基づいて、パターン変数名「保全要注意区分」にお ける変数名を取得する例にっ 、て説明する。
[0442] 図 41a〜43aは、上記の場合においてデータ管理装置 1で実行される業務プロダラ ム 3901、ラッパ一プログラム 3903および処理ステータス定義体プログラム 3905のフ ローチャートの例である。
[0443] 6— 4 1.画面データの取得
図 44aに、業務プログラム 3901におけるメイン処理部 3921 (図 39)の実行によって ディスプレイ 201に表示される保険契約解約画面 440aの例を示す。この画面にお ヽ ては、証券番号の入力欄 441a、契約者名表示欄 443a、 · ··、および解約ボタン 447 a等が表示されており、データ管理装置 1 オペレータは、所定の証券番号によって 特定される生命保険契約に力かるトランザクションデータについて、解約処理を指示 することができる。例えば、オペレータはキーボード Zマウス 207を用いて、証券番号 の入力欄 441 aに「00001」を入力し、契約者名等を表示させる。
[0444] その後、オペレータは、解約ボタン 447aを押下することにより、証券番号「00001」 のトランザクションデータに記録されたパターン変数および変数に基づいて保全要注 意区分として設定されているデータを取得する。
[0445] 解約ボタン 447aの押下を受けて、メイン処理部 3921を実行する CPU203は画面 データを取得する(ステップ S4121、図 41a)。例えば、 CPU203は画面データとして 、証券番号「00001」を取得する。
[0446] 6-4- 2.パターン変数取得処理
画面データを取得した CPU203は、パターン変数取得処理を実行する (ステップ S 4123)。図 41aのステップ S4123に示すパターン変数取得処理について、図 42aを 用いて説明する。
[0447] 6-4- 2- 1.ラッパ一プログラムの起動(業務プログラム)
業務プログラム 3901において CPU203は、保険契約のトランザクションレコードを 取得し、所定のワークレコードに格納する (ステップ S4211)。例えば、トランザクショ ンデータベース 2093から証券番号が「00001」であるレコードを抽出し、図 40に示 すワークレコード 4003として取得する。
[0448] レコードを取得すると、 CPU203は、取得したワークレコード、所定の処理名をラッ パープログラム 3903に引き渡す (ステップ S4213)。例えば、上記においては、トラン ザクシヨンデータに記録されたパターン変数および変数に基づ 、て「保全要注意区 分」を取得するためのパターン変数取得処理を実行する。このため、 CPU203は、ラ ッパープログラム 3903に「保全要注意区分取得」を処理名として引き渡す。
[0449] 6-4- 2- 2.処理ステータス定義体の特定(ラッパ一プログラム)
引き渡しを受けてラッパ一プログラム 3903は、レコードの企業 IDに基づいて特定し た処理ステータス定義体プログラム 3905に、前記レコードを引き渡す (ステップ S42 31)。 [0450] 例えば、図 40に示すレコード 4003においては、企業 ID630「01」に基づいて、処 理ステータス定義体プログラム 3905を特定する。また、 CPU203は、上記「保全要 注意区分取得」を処理名として引き渡す。
[0451] 6-4- 2- 3.処理プログラムの生成(処理ステータス定義体プログラム)
処理ステータス定義体プログラム 3905を実行する CPU203は、処理プログラム生 成'実行部 3927において、パターン変数データ記録部 3929を検索して受け継いだ 処理名に対応するパターン変数に力かるパターン変数データを取得する (ステップ S 4251)。例えば、処理名「保全要注意区分取得」に基づくパターン変数名「保全要注 意区分」に対応するパターン変数「002」 3929aにかかるパターン変数データを取得 する。
[0452] 次に、 CPU203は、処理コード記録部 3928を検索して受け継いだ処理名に対応 する処理コードを取得する(ステップ S4254)。処理コード記録部 3928には、企業 ID ごとに処理コードが記録されている。例えば、処理ステータス定義体プログラム 3905 を実行する CPU203は、処理名が「保全要注意区分取得」の処理コード 3928bを取 得する。
[0453] 処理プログラム生成'実行部 3927を実行する CPU203は、処理コード記録部 392 8から取得した処理コードと、ノターン変数データ記録部 3929から取得したパターン 変数データに基づいて処理プログラムを生成する(ステップ S4255)。
[0454] 図 45aに、生成した処理プログラムの構成例を示す。処理プログラム 45 laは、「保 全要注意区分取得」を行うための処理プログラムである。また、パターン変数データ 4 53aは、このときトランザクションデータに記録されたパターン変数および変数に基づ いて取得されるべきパターン変数および変数の組合せデータである。すなわち、この 処理プログラムを実行することにより、ワークレコード 4003にパターン変数名「保全要 注意区分」が記録されているか否力、および、記録されている場合には、これに対応 する変数名を取得することができる。
[0455] 6-4- 2-4.処理プログラムの実行(処理ステータス定義体プログラム)
CPU203は、生成した処理プログラム 45 laを実行する(ステップ S4257)。このとき 実行される処理プログラム 451aのフローチャートの例を図 43aに示す。 [0456] 処理プログラム 451aの実行において CPU203は、処理プログラム内に組み込まれ て設定されて 、るパターン変数データ力もパターン変数を示すデータを読み込む (ス テツプ S4321)。さらに、メモリ 205に記憶しているワークレコードを読み込む (ステツ プ S4323)。例えば、パターン変数「002」を読み込み、ワークレコード 4003 (図 40) を読み込む。
[0457] CPU203は、パターン変数データ力 読み込んだパターン変数と同一のパターン 変数をワークレコード力 探し当て、当該パターン変数のカラムインデックスと同一の カラムインデックスを有する変数を当該ワークレコードから取得する (ステップ S4325)
[0458] 例えば、パターン変数「002」に基づいて、ワークレコードのパターン変数 1、パター ン変数 2、パターン変数 3· ··を順次検索し、同一のパターン変数が記録されているか 否かを判断し、記録されて ヽる場合にはこのパターン変数のカラムインデックスを取 得する。ワークレコード 4003において、パターン変数 1は「002」であることにより、力 ラムインデックス 1を有する変数 1「02」を取得する。
[0459] CPU203は、ワークレコードから取得した変数に基づいて、処理プログラムのパタ ーン変数データ 453aを検索してこれに対応する変数名を取得する (ステップ S4327 ) o例えば、ワークレコード力 変数 1「02」を取得している場合には、パターン変数デ ータ 453aから変数「02」に対応する変数名「保全ウォーユング」 455aを取得する。
[0460] 図 42aのステップ S4259において、処理ステータス定義体プログラム 3905を実行 する CPU203は、上記ステップ S4257の実行結果をラッパ一プログラム 3903に通 知する(ステップ S4259、図 42a)。図 42aのステップ S4233において、ラッパ一プロ グラム 3903を実行する CPU203は、受け継いだ上記ステップ S4257の実行結果を 業務プログラム 3901に通知する(ステップ S4233)。
[0461] 例えば、上記ステップ S4257〖こお 、て取得した変数名「保全ウォーユング」を、戻り 値として業務プログラム 3901のプログラムスレッドに返す処理を行う。なお、処理プロ グラムの実行において保全要注意区分がトランザクションデータに設定されていない と判断された場合には、例外処理により戻り値「未設定」が返される。
[0462] 6-4- 2- 5.レコードの更新 図 41aにおいて、パターン変数取得処理 (ステップ S4123)の実行を終えると、業 務プログラム 3901を実行する CPU203は、戻り値に基づいて、トランザクションレコ ードについての解約処理が可能であるか否かを判断する(ステップ S4125)。
[0463] 例えば、 CPU203は、戻り値が「未設定」または「要注意解決」であれば、解約処理 が可能であると判断して解約処理を開始する (ステップ S4127)。
[0464] 一方、戻り値が「保全エラー」または「保全ウォーユング」であれば、エラーメッセ一 ジをディスプレイ 201上に表示して処理を終了する(ステップ S4126)。上記の場合、 戻り値が「保全ウォーユング」であることにより、解約処理を行うことができないため、 C PU203はその旨をオペレータに提示する。
[0465] 6- 5.まとめ
以上説明したように、この発明によれば、記録対象の各データごとにトランザクショ ンデータに記録するデータ項目を任意に設定してデータ管理を行うことができる。こ れにより、トランザクションデータにおけるレコードフォーマットの汎用性をさらに高め ることができるとともに、業務プログラム力 データ特性に基づく業務ロジックを排除し てメンテナンス性をより一層向上させることができる。特に、ノ ッケージソフトの分野に おいて、業務プログラムのカスタマイズ作業を不要とし、レコードフォーマットのカスタ マイズ作業だけでパッケージソフトを複数の企業にっ 、て適用することができる。この ため、開発コストや導入コストを大幅に低減することができる。
[0466] なお、上記にぉ 、ては、企業 IDごとに処理ステータス定義体プログラムを作成する 例につ 、て説明した力 他の要件に基づ 、て処理ステータス定義体プログラムを作 成してもよい。例えば、商品コードや企業グループ単位に処理ステータス定義体プロ グラムを作成してもよい。
[0467] 7.第 7の実施形態
上記第 6の実施形態にぉ 、ては、トランザクションデータにデータ項目 IDおよびデ ータ内容 IDを記録しておき、これに対応するデータ項目またはデータ内容を取得す る例について説明した力 本実施形態においては、データ内容 IDに代えてデータ内 容をトランザクションデータに記録しておき、データ内容に対するデータ項目を任意 に設定することのできるデータ管理システムについて説明する。 [0468] 例えば、従来のデータ管理システムにお!/、ては、複数種類の所定データ (例えば、 金額データ、 日付データ等。)を管理する場合、各データ項目をすベてトランザクショ ンデータベースを構成するスキーマに定義しておく必要があった。し力しながら、必 要と思われるすべてのデータ項目をスキーマに定義しておくことは、汎用性は高いが 冗長なデータ構造となり、データベースの利用効率を低下させる原因となっていた。
[0469] このため、企業によって使用するデータ項目の種類が異なることが前提のパッケ一 ジソフトの分野においては、汎用性が高くかつ利用効率のよいデータ管理の手法が 求められていた。本実施形態では、上記の点に鑑みて、データの冗長性を排除した 汎用性の高 、データ管理システムにつ 、て説明する。
[0470] 7— 1.機能ブロック図
本発明にかかるデータ管理装置 1の機能ブロック図は、図 1または図 20に示したも のと同様である。
[0471] 7- 2.ハードウ ア構成
本発明に力かるデータ管理装置 1を、 CPUを用いて実現したコンピュータ装置のハ 一ドウエア構成の一例は、基本的には図 2または図 21に示したものと同様である。
[0472] 7— 3.処理詳細(1)
図 46〜52を用いて、本実施形態における処理の詳細を説明する。なお、本実施 形態においても、業務プログラムは、生命保険の契約データおよび商品データを管 理するためのアプリケーションプログラムである。
[0473] 図 46に、業務プログラム 4601、ラッパ一プログラム 4603およびデータ項目定義体 プログラム 4605、 · · ·における機能ブロック図を示す。
[0474] 業務プログラム 4601は、画面処理などのユーザインタフェースやデータベースに 関する処理を実行するためのメイン処理部 4621を備えている。
[0475] ラッパ一プログラム 4603は、データ項目定義体プログラム 4605において生成した 処理プログラムの実行結果を取得するための処理プログラム実行結果取得部 4625 を備えている。
[0476] データ項目定義体プログラム 4605は、ラッパ一プログラム 4603からの要求を受け て処理プログラムを生成して実行するための処理プログラム生成 ·実行部 4627と、処 理名ごとに処理コードを記録した処理コード記録部 4628と、処理コードに設定する ために用いられるパターン変数データを記録したパターン変数データ記録部 4629 を備えている(例えば、企業 IDが「01」の場合。 ) 0ここで、パターン変数データとは、 トランザクションデータにおけるデータ項目を、パターン変数とこれに対応するパター ン変数名を用いて定義するものである。例えば、パターン変数「002」に対応するデ ータ項目は、パターン変数名「利率基準日」に基づ!、て定義される。
[0477] 本実施形態においては、保険契約の解約返戻金を計算する指示をユーザが行う 場合について説明する。図 48〜50は、上記の場合においてデータ管理装置 1で実 行される業務プログラム 4601、ラッパ一プログラム 4603およびデータ項目定義体プ ログラム 4605のフローチャートの例である。
[0478] 7— 3— 1.画面データの取得
図 51に、業務プログラム 4601におけるメイン処理部 4621 (図 46)の実行によって ディスプレイ 201に表示される解約返戻金計算画面 510の例を示す。この画面にお いては、証券番号の入力欄 511、契約者名表示欄 513、 · ··、解約返戻金表示欄 51 5および計算ボタン 517等が表示される。
[0479] データ管理装置 1のオペレータは、解約返戻金の計算対象となる証券番号を入力 欄 511に入力して計算ボタン 517を押下することにより、解約返戻金の計算結果を解 約返戻金表示欄 515に表示させるための指示を行うことができる。例えば、オペレー タはキーボード Zマウス 207を用いて、証券番号の入力欄 511に「00001」を入力し 、契約者名等を表示させる。
[0480] その後、オペレータは、計算ボタン 517を押下することにより、証券番号「00001」 につ 1、ての解約返戻金計算の実行を指示する。
[0481] 計算ボタン 517の押下を受けて、メイン処理部 4621を実行する CPU203は画面デ ータを取得する(ステップ S4801、図 48)。例えば、 CPU203は画面データとして、 証券番号「00001」を取得する。
[0482] 7- 3 - 2.パターン変数名取得処理
画面データを取得した CPU203は、パターン変数名取得処理を実行する (ステップ S4803)。図 48のステップ S4803【こ示すノ ターン変数名取得処理【こつ!ヽて、図 49 を用いて説明する。
[0483] 7- 3 - 2- 1.ラッパ一プログラムの起動(業務プログラム)
業務プログラム 4601において CPU203は、保険契約のトランザクションレコードを 取得し、所定のワークレコードに格納する (ステップ S4901)。例えば、トランザクショ ンデータベース 2093から証券番号が「00001」であるレコードを抽出し、図 47に示 すワークレコード 4701として取得する。
[0484] レコードを取得すると、 CPU203は、取得したワークレコード、所定の処理名をラッ パープログラム 4603に引き渡す (ステップ S4903)。例えば、上記においては、トラン ザクシヨンデータに記録されたパターン変数およびデータに基づ 、て、解約返戻金 計算処理に用いるデータである「利率基準日」および「積立金額」を特定するための パターン変数名取得処理を実行する。このため、 CPU203は、ラッパ一プログラム 46 03に「利率基準日取得」および「積立金額取得」を処理名としてそれぞれ弓 Iき渡す。
[0485] 7- 3 - 2- 2.データ項目定義体の特定 (ラッパ一プログラム)
引き渡しを受けてラッパ一プログラム 4603は、レコードの企業 IDに基づいて特定し たデータ項目定義体プログラム 4605に、前記レコードを引き渡す (ステップ S4921)
[0486] 例えば、図 47に示すレコード 4701においては、企業 ID630「01」に基づいて、デ ータ項目定義体プログラム 4605を特定する。また、 CPU203は、上記「利率基準日 取得」および「積立金額取得」を処理名として引き渡す。
[0487] 7- 3 - 2- 3.処理プログラムの生成(データ項目定義体プログラム)
データ項目定義体プログラム 4605を実行する CPU203は、処理プログラム生成 · 実行部 4627において、パターン変数データ記録部 4629を検索して受け継いだ処 理名に対応するパターン変数に力かるパターン変数データを取得する (ステップ S49 41)。例えば、処理名「利率基準日取得」に基づくパターン変数名「利率基準日」に 対応するパターン変数「002」 4629aおよび、処理名「積立金額取得」に基づくパタ ーン変数名「積立金額」に対応するパターン変数「010」 4629bを取得する。
[0488] 次に、 CPU203は、処理コード記録部 4628を検索して受け継いだ処理名に対応 する処理コードを取得する(ステップ S4943)。処理コード記録部 4628には、企業 ID ごとに処理コードが記録されている。例えば、データ項目定義体プログラム 4605を実 行する CPU203は、処理名が「利率基準日取得」の処理コード 4628bおよび、処理 名が「積立金額取得」の処理コード 4628aを取得する。
[0489] 処理プログラム生成'実行部 4627を実行する CPU203は、処理コード記録部 462 8から取得した処理コードと、ノターン変数データ記録部 4629から取得したパターン 変数データに基づ 、て処理プログラムを生成する(ステップ S4945)。
[0490] 図 52に、生成した処理プログラムの構成例を示す。処理プログラム 521は、「利率 基準日取得」処理および「積立金額取得」処理を行うための処理プログラム力 構成 される。また、パターン変数データ 523および 525は、このときトランザクションデータ に記録されたパターン変数に基づいて取得されるべきパターン変数およびパターン 変数名の組合せデータである。すなわち、この処理プログラムを実行することにより、 ワークレコード 4701にパターン変数名「利率基準日」および「積立金額」が記録され ているか否か、記録されている場合には、これらに対応するデータ自体を特定して取 得することができる。
[0491] 7- 3 - 2-4.処理プログラムの実行 (データ項目定義体プログラム)
CPU203は、生成した処理プログラム 521を実行する(ステップ S4947)。このとき 実行される処理プログラム 521のフローチャートの例を図 50に示す。
[0492] 処理プログラム 521の実行において CPU203は、処理プログラム内に組み込まれ て設定されて 、るパターン変数データ力もパターン変数を示すデータを読み込む (ス テツプ S5021)。さらに、メモリ 205に記憶しているワークレコードを読み込む (ステツ プ S5023)。例えば、パターン変数 1「002」を読み込み、ワークレコード 4701 (図 47 )を読み込む。
[0493] CPU203は、パターン変数データ力 読み込んだパターン変数と同一のパターン 変数をワークレコードカゝら探し当て、当該パターン変数のカラムインデックスを取得す る (ステップ S5025)。例えば、「利率基準日取得」にかかる処理プログラムを実行し た場合、パターン変数「002」に基づいて、ワークレコードのパターン変数 1、パターン 変数 2、パターン変数 3· ··を順次検索し、同一のパターン変数が記録されているか否 かを判断し、記録されて ヽる場合にはこのパターン変数のカラムインデックスを取得 する。ワークレコード 4701において、パターン変数 1は「002」であることにより、カラ ムインデックス「 1 Jを取得する。
[0494] さらに、 CPU203は、取得したカラムインデックスを有するデータを当該ワークレコ ードカゝら取得する(ステップ S5027)。例えば、カラムインデックス 1を有するデータ 1「 2005Z09Z01Jを取得する。
[0495] 同様に、「積立金額取得」に力かる処理プログラムを実行した場合、パターン変数「 010」に基づいて、ワークレコードのパターン変数 1、パターン変数 2、パターン変数 3 …を順次検索し、同一のパターン変数が記録されている力否かを判断し、記録され て 、る場合にはこのパターン変数のカラムインデックスを取得する。ワークレコード 47 01〖こおいて、パターン変数 2は「010」であることにより、カラムインデックス「2」を取得 する。さらに、 CPU203は、カラムインデックス 2を有するデータ 2「¥ 100, 000」を取 得する。
[0496] 図 49のステップ S4949にお!/、て、データ項目定義体プログラム 4605を実行する C PU203は、上記ステップ S4947の実行結果をラッパ一プログラム 4603に通知する( ステップ S4949)。図 49のステップ S4923【こお!/、て、ラッノ一プログラム 4603を実 行する CPU203は、受け継!/、だ上記ステップ S4947の実行結果を業務プログラム 4 601に通知する(ステップ S4923)。
[0497] 例えば、上記ステップ S4947において取得したデータ 1「2005 09 01」を「禾 IJ 率基準日」として、また、データ 2「¥ 100, 000」を「積立金額」として、業務プログラム 4601のプログラムスレッドに返す処理を行う。なお、処理プログラムの実行において ノ ターン変数がトランザクションデータに設定されていないと判断された場合には、 例外処理により戻り値「未設定」が返される。
[0498] 7- 3 - 2- 5.解約返戻金の計算
図 48において、パターン変数名取得処理 (ステップ S4803)の実行を終えると、業 務プログラム 4601を実行する CPU203は、戻り値に基づいて、解約返戻金計算処 理に必要なデータが取得できた力否かを判断し (ステップ S4805)、取得できれば、 当該データに基づ 、て解約返戻金計算処理を開始する (ステップ S4807)。
[0499] 例えば、 CPU203は、戻り値として「利率基準日」および「積立金額」にかかるデー タが取得できれば、上記データ1「2005709 01」ぉょびデータ2「¥ 100, 000」 に基づいて、証券番号「00001」の保険契約に力かる解約返戻金を計算し、その計 算結果を解約返戻金計算画面 510 (図 51 )の解約返戻金表示欄 515に表示する。
[0500] 一方、 CPU203は、戻り値力 ^未設定」であれば、解約処理が可能でないと判断し て、エラーメッセージをディスプレイ 201上に表示して処理を終了する(ステップ S48 06)。この場合、解約返戻金を計算する処理ができないため、その旨をオペレータに 提示して当該処理を終了する。
[0501] 7-4.その他
上記にぉ 、ては、トランザクションデータに記録された日付形式データ (利率基準 日)または金額形式データ (積立金額)を例にして説明したが、他のデータ形式のデ ータに対しても本発明を適用することができる。例えば、テキスト形式データゃバイナ リ形式データであってもよい。図 47においては、テキスト形式のデータ 3「大阪市中央 区…」のデータが記録されており、データ 3はパターン変数 3「100」に基づいて、デ ータ項目を「住所」として取り扱われる。
[0502] 7- 5.まとめ
以上説明したように、この発明によれば、記録対象の各データごとにトランザクショ ンデータに記録するデータ項目を任意に設定してデータ管理を行うことができる。こ れにより、トランザクションデータにおけるレコードフォーマットの冗長性を排除し、汎 用性が高くかつ利用効率のよいデータ管理システムを提供することができる。
[0503] また、業務プログラム力もデータ特性に基づく業務ロジックを排除して、メンテナンス 性をより一層向上させることができる。特に、ノ ッケージソフトの分野において、業務 プログラムのカスタマイズ作業を不要とし、レコードフォーマットのカスタマイズ作業だ けでパッケージソフトを複数の企業について適用することができる。このため、開発コ ストや導入コストを大幅に低減することができる。
[0504] なお、上記にお 、ては、企業 IDごとにデータ項目定義体プログラムを作成する例 につ 、て説明したが、他の要件に基づ 、てデータ項目定義体プログラムを作成して もよい。例えば、商品コードや企業グループ単位にデータ項目定義体プログラムを作 成してちょい。 [0505] さらに、データ形式ごとにパターン変数のカラムインデックスを設定するようにしても よい。これにより、同一のデータ形式をデータ項目をグループィ匕してスキーマ設計を 行 、、処理速度または処理効率をより向上させることができる。
[0506] 8.第 8の実施形態
上記実施形態においては、所定のデータ項目の所定のデータ内容に対応するデ ータ内容 IDをトランザクションデータに設定する例について説明したが、本実施形態 においては、トランザクションデータに記録されたデータ内容 IDに基づ 、てデータ内 容を取得し、これに基づいて所定の処理を行う例について説明する。
[0507] 例えば、従来技術(1)に示したデータ管理システムにおいては、保険商品の解約 時における源泉徴収税額を計算する場合、トランザクションデータが示す保険契約が 「所定の年金保険」であるか否か、「所定の年金保険」である場合には年金種類が「 確定年金」であるか否かを少なくとも判断する必要があった。
[0508] し力しながら、上記のような判断ロジックを各業務プログラム内に組み込んだ構成を 採用している場合、計算対象となる年金保険の種類が追加されると、判断ロジックを 修正する必要が生じ、修正にともなうシステムの動作確認作業が必要となる。このた め、システム変更に対するメンテナンスコストが多大に発生することになる。特に、企 業によって使用する保険商品や機能要件の異なることを前提とされる業務用パッケ ージソフト業界においては、運用時のメンテナンスコストのみならず、導入時における カスタマイズコストも抑えることのできる汎用性の高いデータ管理手法の採用が求め られていた。
[0509] 本実施形態では、上記の点に鑑みて、商品特性の違うデータを取り扱う場合であつ ても、判断ロジックの修正に対する影響範囲を最小限に抑えつつ汎用性や可用性を 維持することのできるデータ管理システムについて説明する。
[0510] 8— 1.機能ブロック図
本発明にかかるデータ管理装置 1の機能ブロック図は、図 1または図 20に示したも のと同様である。
[0511] 8- 2.ハードウェア構成
本発明に力かるデータ管理装置 1を、 CPUを用いて実現したコンピュータ装置のハ 一ドウエア構成の一例は、基本的には図 2または図 21に示したものと同様である。
[0512] 8— 3.処理詳細(1)
図 53〜59を用いて、本実施形態における処理の詳細を説明する。なお、本実施 形態においても、業務プログラムは、生命保険の契約データおよび商品データを管 理するためのアプリケーションプログラムである。
[0513] 図 53に、業務プログラム 5301、ラッパ一プログラム 5303、約款定義体プログラム 5 305、…およびワーク領域 5307における機能ブロック図を示す。
[0514] 業務プログラム 5301は、画面処理などのユーザインタフェースやデータベースに 関する処理を実行するためのメイン処理部 5321、所定計算処理ごとの計算条件を 設定するための条件設定部である IZF編集クラス 5323および前記計算条件に基づ いて所定の計算処理を行うための計算処理部である計算モデル 5325を少なくとも 1 組備えている。なお、 I/F編集クラスおよび計算モデルの組合せは、処理ごとに 1つ 作成されており、例えば、当該処理としては、源泉徴収税額計算処理、円転計算処 理、遅延利息計算処理または支払額計算処理等が存在する。
[0515] ラッパ一プログラム 5303は、約款定義体プログラム 5305に処理プログラムを要求 し、これを実行するための処理プログラム要求 ·実行部 5327を備えて 、る。
[0516] 約款定義体プログラム 5305は、ラッパ一プログラム 5303からの要求を受けて処理 プログラムを生成するための処理プログラム生成部 5329と、処理名ごとに処理コード を記録した処理コード記録部 5331と、処理コードに設定するために用いられる組合 せデータを記録した組合せデータ記録部 5333を備えて 、る(例えば、約款 IDが「55 555」の場合。 ) 0
[0517] ワーク領域 5307は、各プログラムが取り扱う可能性のあるすベてのデータを包含し たデータ格納オブジェクトであって、トランザクションレコードを格納するためのワーク レコード 5351、ユーザインタフェース画面において入力または表示されるデータを格 納するための画面入力データ 5353および各プログラムにおいて出力されたデータ を格納するための計算結果データ 5355から構成される。
[0518] 本実施形態においては、年金に関する保険商品の解約返戻金額の計算処理時に 、同時に処理される源泉徴収税額計算処理について説明する。 [0519] 図 54〜57は、上記の場合においてデータ管理装置 1で実行される業務プログラム 5301、ラッパ一プログラム 5303および約款定義体プログラム 5305のフローチャート の例である。
[0520] 8— 3— 1.画面データの取得
図 59に、業務プログラム 5301におけるメイン処理部 5321 (図 53)の実行によって ディスプレイ 201に表示される解約返戻金計算画面 570の例を示す。この画面にお いては、日付表示欄 578、証券番号の入力欄 571、契約者名表示欄 573、 ···、解約 返戻金額表示欄 574、既払い保険料表示欄 575、源泉領収税額表示欄 576および 計算ボタン 577等が表示される。
[0521] データ管理装置 1のオペレータは、所定の証券番号によって特定される生命保険 契約に力かるトランザクションデータについて、解約返戻金額、既払い保険料および 源泉徴収税額の計算を指示することができる。例えば、オペレータはキーボード Zマ ウス 207を用いて、証券番号の入力欄 571に「00001」を入力し、契約者名等を表示 させる。
[0522] その後、オペレータは、計算ボタン 577を押下することにより、証券番号「00001」 のトランザクションデータにっ 、ての解約返戻金、既払 、保険料および源泉徴収税 額を計算する処理の実行を指示する。
[0523] 計算ボタン 577の押下を受けて、メイン処理部 5321を実行する CPU203は画面入 力データ 5353を取得する (ステップ S5401、図 54)。上述したように、解約返戻金計 算画面 570に表示されるデータはすべてワーク領域 5307の画面入力データ 5353 に格納される。
[0524] 図 58に、ワーク領域 5307の構成例を示す。ワークレコード 5351は、証券番号 581 1、約款 ID5813、変数 1—5815、…等力も構成される。画面入力データ 5353は、 証券番号 5821、解約年月日 5823、…等カゝら構成される。計算結果データ 5355は 、解約返戻金額 5831、既払い保険料 5833、源泉徴収税額 5839、…等力も構成さ れる。
[0525] 例えば、 CPU203は、図 58に示すワーク領域のレコード 5801から証券番号 5821 「00001」および解約年月日 5823「2005年 10月 1日」を取得する。なお、解約年月 日 5823「2005年 10月 1日」は、解約返戻金計算画面 570の日付表示欄 578から取 得されたデータである。
[0526] 8- 3 - 2.解約返戻金計算処理および既払い保険料計算処理
画面入力データを取得した CPU203は、解約返戻金計算処理および既払 、保険 料計算処理を実行する (ステップ S5403〜5405)。 CPU203は、解約返戻金計算 処理によって取得した解約返戻金額をワーク領域 5307の計算結果データ 5355〖こ 格糸内する。 f列えば、図 58のレコード 5801における解約返戻金額 5831に「¥ 100, 0 00」を格納する。
[0527] また、 CPU203は、既払 、保険料計算処理によって取得した既払 、保険料をヮー ク領域 5307の計算結果データ 5355に格納する。例えば、図 58のレコード 5801に おける既払い保険料 5833に「¥80, 000」を格糸内する。
[0528] 8— 3— 3.源泉徴収税額計算処理
解約返戻金計算処理および既払ヽ保険料計算処理を終えると、業務プログラムを 実行する CPU203は、源泉徴収税額計算処理を行う (ステップ S5407)。この処理は 、源泉徴収税額計算処理 (IZF編集クラス)および源泉徴収税額計算処理 (計算モ デル)を順次実行することによって行われる(図 55、 S5421〜S5425)。
[0529] 8- 3 - 3- 1.源泉徴収税額計算処理 (IZF編集クラス)
図 56に、源泉徴収税額計算処理 (IZF編集クラス)のフローチャートを示す。
[0530] 8- 3 - 3- 1 - 1.ワーク領域への設定
CPU203は、ワーク領域 5307の計算結果データ 5355から解約返戻金額 5831を 読み込み、モデル用ワーク領域 5891における入力データの総所得額 5835に設定 する(ステップ S5501、図 56)。 f列免 ίま、、図 58のレ =3ード 5803【こ示すよう【こ、解約返 戻金 5831「¥ 100, 000」を総所得額 5835「¥ 100, 000」に設定する。
[0531] CPU203は、ワーク領域 5307の計算結果データ 5355から既払い保険料 5833を 読み込み、モデル用ワーク領域 5891における入力データの必要経費 5837に設定 する(ステップ S5503)。 f列え ίま、、図 58のレコード 5803【こ示すよう【こ、払!ヽ保険料 58 33「¥80, 000」を必要経費 5837「¥80, 000」に設定する。
[0532] 8- 3 - 3- 1 - 2.ラッパ一プログラムの起動(業務プログラム) CPU203は、ワーク領域 5307のワークレコード 5351を読み込んで当該保険契約 にかかるトランザクションレコードを取得し、当該保険契約が「一時払いである」および 「契約後 5年以内の解約である」という条件を満たす力否かを判断する (ステップ S55 05〜5507)。上記条件を満たしていれば、 IZF編集クラス 5323を実行する CPU2 03は、ワーク領域 5307に記録されている約款 IDおよび所定の処理名を、ラッパ一 プログラム 5303に引き渡す (ステップ S5509)。例えば、上記においては、解約返戻 金計算処理にともなう源泉徴収税額を計算するため、 CPU203は、ワーク領域 5307 の約款 ID5813「55555」とともに、 I/F編集クラス 5323において設定された処理名 である「年金種類取得」を引き渡す。
[0533] 8— 3— 3— 1— 3.ラッパ一プログラム
ラッパ一プログラム 5303を実行する CPU203は、処理プログラム要求 ·実行部 532 7にお 、て、業務プログラム 5301から受け継 、だ約款 IDに基づ 、て約款定義体プ ログラム 5305を特定し、特定した約款定義体プログラム 5305にアクセスして処理名 を引き渡す (ステップ S5521)。
[0534] 8— 3— 3— 1 4.約款定義体プログラム
引き渡しを受けて CPU203は、約款定義体プログラム 5305の処理プログラム生成 部 5329を実行し、受け継いだ処理名に対応する処理コードを処理コード記録部 53 31から取得するとともに、受け継いだ処理名に対応する契約内容および契約内容 I Dの組合せデータを組合せデータ記録部 5333から取得する。さらに、約款定義体プ ログラム 5305を実行する CPU203は、取得した処理コードおよび組合せデータに基 づ 、て処理プログラムを生成し、生成した処理プログラムをラッパ一プログラム 5303 に引き渡す (ステップ S5541)。なお、ステップ S5541における処理は、図 25に示し た契約内容取得処理のフローチャートのステップ S2541〜S2547の処理と同様で ある。
[0535] 8- 3 - 3- 1 - 5.処理プログラムの実行(ラッパ一プログラム)
ラッパ一プログラム 5303において CPU203は、約款定義体プログラム 2096から受 け継いだ処理プログラムを実行する (ステップ S5523)。このとき実行される処理プロ グラムのフローチャートは、図 26に示したものと同様である。処理プログラムの実行に よって、 CPU203は、ワーク領域 5307から入力した契約内容 IDに対応する契約内 容を取得する。例えば、図 30に示した処理プログラムの組合せデータから、契約内 容 ID「01」に対応する契約内容「確定年金」を取得する。
[0536] ラッパ一プログラム 5503を実行する CPU203は、実行結果を業務プログラム 5301 に通知する(ステップ S5525、図 55)。例えば、「年金種類 =確定年金」を、戻り値と して業務プログラム 5301の I/F編集クラス 5323にかかるプログラムスレッドに返す 処理を行う。これ〖こより、当該保険契約にカゝかる「年金種類」は「確定年金」であること が認識される。
[0537] 8- 3 - 3- 1 -6.源泉分離課税対象フラグの設定 (iZF編集クラス)
IZF編集クラス 5323を実行する CPU203は、ラッパ一プログラム 5303からの通知 を受けて、年金種類が確定年金であるカゝ否かを判断する (ステップ S5511)。上述し たように、「年金種類 =確定年金」が戻り値として返されている場合には、モデル用ヮ ーク領域 5891における入力データの源泉分離課税対象フラグ 5841を ONに設定 する(ステップ S 5513)。
[0538] なお、年金種類が、「終身年金」等のように確定年金以外であった場合には、源泉 分離課税対象フラグ 5841は、初期値としての OFFが設定されている状態となる。
[0539] 8- 3 - 3- 2.源泉徴収税額計算処理 (計算モデル)
解約返戻金計算処理 (IZF編集クラス)の実行を終えると、業務プログラムを実行 する CPU203は、源泉徴収税額計算処理 (計算モデル)を実行する(図 55、 S5423 ;)。図 57において、 CPU203は、モデル用ワーク領域 5891から源泉分離課税対象 フラグ 5841を読み込み、源泉分離課税対象フラグ力ONである力否かを判断し、 O Nであれば、ワーク領域 5307から総所得額および必要経費を読み込む (ステップ S5 600〜S5603)。例えば、図 58に示したレコード 5803の総所得額 5835「¥ 100, 0 00」および必要経費 5837「¥80, 000」を読み込む。
[0540] 総所得額および必要経費を読み込むと、 CPU203は、所定の計算式に基づいて 源泉徴収税額を計算する (ステップ S5605)。例えば、計算式「 源泉徴収税額 = (総所得額 必要経費) X 0. 2 」に基づいて、源泉分離課税対象の解約返戻金 に対する税額を計算する。 [0541] CPU203は、算出した源泉徴収税額を、モデル用ワーク領域 5891における出力 データの源泉徴収税額 5843に出力する (ステップ S5607)。例えば、図 58のレコー ド 5803に示すように、算出した源泉徴収税額「¥4, 000」を、源泉徴収税額 5843に 格納する。
[0542] なお、ステップ S5601において、源泉分離課税対象フラグ 5841が OFFに設定さ れている場合には、上記処理をスキップして当該処理を終了する。
[0543] 8- 3 - 3- 3.源泉徴収税額の出力
源泉徴収税額計算処理 (IZF編集クラス)および源泉徴収税額計算処理 (計算モ デル)を順次実行すると、 CPU203は、モデル用ワーク領域 5891に出力した源泉徴 収税額 5843を、ワーク領域 5307における計算結果データ 5355の源泉徴収税額 5 839【こ出力する(ステップ S5425)。 f列免 ίま、、図 58のレ ード、 5801【こ示すよう【こ、源 泉徴収税額 5839に、レコード 5803から読み込んだ源泉徴収税額 5843「¥4, 000 」を格納する。
[0544] 8- 3 -4.画面表示(業務プログラム)
業務プログラム 5301のメイン処理部 5321を実行する CPU203は、ワーク領域 53 07に格納した解約返戻金額、既払い保険料および源泉徴収税額を、解約返戻金計 算画面 570に表示する(ステップ S5411)。例えば、図 58に示すレコード 5801の約 返戻金額 5831「¥ 100, 000」、既払い保険料 5833「¥80, 000」および源泉徴収 税額 5839「¥4, 000」を、図 59に示す解約返戻金計算画面 570の解約返戻金額 表示欄 574、既払い保険料表示欄 575、源泉領収税額表示欄 576にそれぞれ表示 する。
[0545] 8- 3 - 5.まとめ
このように、 IZF編集クラス 5323において約款定義体プログラム 5305にアクセスし 、所望の約款 IDにかかる所望の契約内容を取得することにより、業務アプリケーショ ンのメイン処理部側で保険商品を判断する必要がなくなる。これにより、商品の契約 条件の差異に影響を受けることなぐシステムの可用性および汎用性を維持すること ができる。すなわち、保険商品が追加された場合であっても、判断ロジックの修正を 行わずにシステムを利用し続けることができ、メンテナンスコストやカスタマイズコスト を抑制することができる。
[0546] 8— 4.処理詳細(2)
上記処理詳細(1)においては、 1つの計算処理について、条件設定を行う「IZF編 集クラス」と計算処理を行う「計算モデル」を用いて構造的な処理を行うように構成し ている。これにより、「計算モデル」を普遍的な計算式のみで構成することができる。 例えば、上記においては、源泉徴収税額計算についての「計算モデル」として、計算 式「源泉徴収税額 = (総所得額 必要経費) X O. 2」を用いている。このような計算 式は、法令等によって定められるものであって、いずれの企業においても普遍的に 使用されるものである。
[0547] 処理詳細(2)においては、異なる業務アプリケーション間において、上記源泉徴収 税額計算に代表される IZF編集クラスおよび計算モデルを共用する例について説 明する。例えば、保険業界においては、支払開始日前に積立金の一部を引き出すこ とによって、一部のみを解約として取り扱う「減額」という処理が存在する。このような「 減額」の場合にも、減額部分に対しての解約返戻金額が発生するため、源泉徴収税 額計算が行われる。以下、減額処理に力かる業務アプリケーションを実行する例につ いて説明する。
[0548] 図 54aおよび図 59aをさらに用いて、本実施形態における処理の詳細を説明する。
なお、本実施形態においても、業務プログラムは、生命保険の契約データおよび商 品データを管理するためのアプリケーションプログラムである。図 54aは、上述した減 額の場合における業務プログラム 5301のフローチャートの例である。
[0549] 8— 4 1.画面データの取得
図 59aに、業務プログラム 5301におけるメイン処理部 5321 (図 53)の実行によって ディスプレイ 201に表示される減額分解約返戻金計算画面 590の例を示す。この画 面においては、日付表示欄 598、証券番号の入力欄 591、契約者名表示欄 593、 減額後積立金額表示欄 598、 ···、減額分解約返戻金額表示欄 594、減額分既払い 保険料表示欄 595、源泉領収税額表示欄 596および計算ボタン 597等が表示され る。
[0550] データ管理装置 1のオペレータは、所定の証券番号によって特定される生命保険 契約に力かるトランザクションデータについて、解約返戻金額、既払い保険料および 源泉徴収税額の計算を指示することができる。例えば、オペレータはキーボード Zマ ウス 207を用いて、証券番号の入力欄 591に「00001」を入力し、契約者名等を表示 させる。
[0551] その後、オペレータは、計算ボタン 597を押下することにより、証券番号「00001」 のトランザクションデータにっ 、ての減額分解約返戻金、減額分の既払 、保険料お よび源泉徴収税額を計算する処理の実行を指示する。
[0552] 計算ボタン 597の押下を受けて、メイン処理部 5321を実行する CPU203は画面入 力データ 5353を取得する (ステップ S5401、図 54a)。上述したように、減額分解約 返戻金計算画面 590に表示されるデータはすべてワーク領域 5307の画面入力デ ータ 5353に格納される。
[0553] 図 58に、ワーク領域 5307の構成例を示す。ワークレコード 5351は、証券番号 581 1、約款 ID5813、変数 1—5815、…等力も構成される。画面入力データ 5353は、 証券番号 5821、解約年月日 5823、…等カゝら構成される。計算結果データ 5355は 、解約返戻金額 5831、既払い保険料 5833、源泉徴収税額 5839…等から構成され る。
[0554] 例えば、 CPU203は、図 58に示すワーク領域のレコード 5801から証券番号 5821 「00001」および解約年月日 5823「2005年 10月 1日」を取得する。なお、解約年月 日 5823「2005年 10月 1日」は、解約返戻金計算画面 590の日付表示欄 598から取 得されたデータである。
[0555] 8-4- 2.減額分解約返戻金計算処理および減額分既払い保険料計算処理
画面入力データを取得した CPU203は、減額後積立金額表示欄 598に入力され た減額後積立金額に基づ 、て、減額分解約返戻金計算処理および減額分既払 、 保険料計算処理を実行する (ステップ S5404〜5406)。 CPU203は、減額分解約 返戻金計算処理によって取得した減額分解約返戻金額をワーク領域 5307の計算 結果データ 5355に格納する。例えば、図 58のレコード 5801における解約返戻金額 5831に「¥ 100, 000」を格納する。
[0556] また、 CPU203は、減額分既払!、保険料計算処理によって取得した減額分既払 ヽ 保険料をワーク領域 5307の計算結果データ 5355に格納する。例えば、図 58のレコ ード 5801における既払い保険料 5833に「¥80, 000」を格糸内する。
[0557] 8— 4 3.源泉徴収税額計算処理
解約返戻金計算処理および既払 ヽ保険料計算処理を終えると、業務プログラムを 実行する CPU203は、源泉徴収税額計算処理を行う (ステップ S 5407、図 54a)。こ の処理は、源泉徴収税額計算処理 (IZF編集クラス)および源泉徴収税額計算処理 (計算モデル)を順次実行することによって行われる(図 55、 S5421〜S5425)。ここ で、源泉徴収税額計算処理 (IZF編集クラス)および源泉徴収税額計算処理 (計算 モデル)を含む源泉徴収税額計算処理のフローチャートは、処理詳細(1)の図 55〜 57に示したものと同様である。
[0558] 8 -4 -4.画面表示(業務プログラム)
業務プログラム 5301のメイン処理部 5321を実行する CPU203は、ワーク領域 53 07に格納した解約返戻金額、既払い保険料および源泉徴収税額を、減額分解約返 戻金計算画面 590に表示する(ステップ S5411)。例えば、図 58に示すレコード 580 1の約返戻金額 5831「¥ 100, 000」、既払い保険料 5833「¥80, 000」および源 泉徴収税額 5839「¥4, 000」を、図 59に示す減額分解約返戻金計算画面 590の 減額分解約返戻金額表示欄 594、減額分既払い保険料表示欄 595、源泉領収税 額表示欄 596にそれぞれ表示する。
[0559] 8 -4 - 5.まとめ
このように、通常の解約処理と上記減額処理においては、処理内容が異なるもので ある力 各処理に共通して使用されるデータ格納オブジェクトであるワーク領域の計 算結果データを使用することにより、解約処理と減額処理の計算処理を共通化する ことができる。すなわち、異なる業務アプリケーション間において、上記源泉徴収税額 計算に代表される IZF編集クラスおよび計算モデルを共用することができる。
[0560] これにより、業務アプリケーションのメイン処理部側で保険商品を判断する必要がな くなるとともに、処理機能部品の共通化を図ることができる。したがって、商品特性の 差異のみならず、業務アプリケーションの機能要件の差異についての修正を行った 場合であっても、修正に対する影響範囲を最小限に抑えることができ、汎用性や可 用性を維持することのできるデータ管理システムを提供することができる。
[0561] 8— 5.処理詳細(3)
上記処理詳細(2)においては、 1つの計算処理について、条件設定を行う「IZF編 集クラス」と計算処理を行う「計算モデル」を用いて構造的な処理を行うように構成す るとともに、データ格納オブジェクトであるワーク領域の同一エリアに IZF編集クラス および計算モデルの入出力データをセットすることにより、業務アプリケーションの機 能要件の差異を吸収し、可用性および汎用性を維持して 、る。
[0562] 処理詳細(3)においては、さらに IZF編集クラスにおいても業務アプリケーションの 機能要件の差異を吸収させる構成を採用して、より可用性および汎用性を高めること のできるデータ管理システムについて説明する。
[0563] 図 54b、図 56a、図 58aおよび図 60〜図 63をさらに用いて、本実施形態における 処理の詳細を説明する。なお、本実施形態においても、業務プログラムは、生命保険 の契約データおよび商品データを管理するためのアプリケーションプログラムである
[0564] 図 54bは、「外貨年金保険」を取り扱う場合における業務プログラム 5301のフロー チャートの例である。なお、「外貨年金保険」とは、資金を米国債などで運用する外貨 建ての個人年金保険等である。この場合の解約返戻金額ゃ既払!、保険料は外貨建 てで計算されるが、源泉徴収税額は円転された解約返戻金額および既払い保険料 に基づ!/、て邦貨建てで計算される。
[0565] 8— 5— 1.画面データの取得
図 60に、業務プログラム 5301におけるメイン処理部 5321 (図 53)の実行によって ディスプレイ 201に表示される外貨年金解約返戻金計算画面 600の例を示す。この 画面においては、日付表示欄 608、証券番号の入力欄 601、契約者名表示欄 603 、 ···、解約返戻金額表示欄 604、既払い保険料表示欄 605、源泉領収税額表示欄 6 06および計算ボタン 607等が表示される。
[0566] データ管理装置 1のオペレータは、所定の証券番号によって特定される生命保険 契約に力かるトランザクションデータについて、外貨建ての解約返戻金額、外貨建て の既払 、保険料および邦貨建ての源泉徴収税額の計算を指示することができる。例 えば、オペレータはキーボード Zマウス 207を用いて、証券番号の入力欄 601に「00 001」を入力し、契約者名等を表示させる。
[0567] その後、オペレータは、計算ボタン 607を押下することにより、証券番号「00001」 のトランザクションデータにっ 、ての解約返戻金、既払 、保険料および源泉徴収税 額を計算する処理の実行を指示する。
[0568] 計算ボタン 607の押下を受けて、メイン処理部 5321を実行する CPU203は画面入 力データ 5353を取得する (ステップ S5401、図 54b)。上述したように、外貨年金解 約返戻金計算画面 600に表示されるデータはすべてワーク領域 5307の画面入力 データ 5353に格納される。
[0569] 図 58aに、ワーク領域 5307の構成例を示す。ワークレコード 5351は、証券番号 58 11、約款 ID5813、変数 1—5815、…等力も構成される。画面入力データ 5353は、 証券番号 5821、解約年月日 5823、…等カゝら構成される。計算結果データ 5355は 、解約返戻金額 5831、解約返戻金額(円相当額) 5832、既払い保険料 5833、既 払 、保険料(円相当額) 5834、源泉徴収税額 5839…等力も構成される。
[0570] 例えば、 CPU203は、図 58aに示すワーク領域のレコード 5805から証券番号 582 1「00001」および解約年月日 5823「2005年 10月 1日」を取得する。なお、解約年 月日 5823「2005年 10月 1日」は、外貨年金解約返戻金計算画面 600の日付表示 欄 608から取得されたデータである。
[0571] 8 - 5 - 2.解約返戻金計算処理および既払い保険料計算処理
画面入力データを取得した CPU203は、解約返戻金計算処理および既払 、保険 料計算処理を実行する(ステップ S5403〜5405、図 54b)。 CPU203は、解約返戻 金計算処理によって取得した解約返戻金額をワーク領域 5307の計算結果データ 5 355に格納する。例えば、図 58aのレコード 5805における解約返戻金額 5831に「$ 904」を格納する。
[0572] また、 CPU203は、既払 、保険料計算処理によって取得した既払 、保険料をヮー ク領域 5307の計算結果データ 5355に格納する。例えば、図 58aのレコード 5805に おける既払い保険料 5833に「 $ 723」を格糸内する。
[0573] このように、米国ドル( $ )建てで運用を行う外貨年金の場合には、解約返戻金額お よび既払い保険料は、米国ドル( $ )で計算される。
[0574] 8- 5 - 3. 円転計算処理
解約返戻金計算処理および既払 ヽ保険料計算処理を終えると、業務プログラムを 実行する CPU203は、円転計算処理を行う(ステップ S5408、図 54b)。この処理は 、円転計算処理 (IZF編集クラス)および円転計算処理 (計算モデル)を順次実行す ることによって行われる(図 61、 S6101〜S6105)。これらの処理は、上記において 計算した外貨建ての解約返戻金額および既払い保険料を邦貨(円)に転換するため の計算処理である。
[0575] 8- 5 - 3- 1. 円転計算処理 (IZF編集クラス)
図 62に、円転計算処理 (IZF編集クラス)におけるフローチャートを示す。
[0576] 8- 5 - 3- 1 - 1.ラッパ一プログラムの起動(業務プログラム)
円転計算処理を実行する CPU203は、ワーク領域 5307のワークレコード 5351を 読み込んで当該保険契約に力かるトランザクションレコードを取得し、約款 IDおよび 所定の処理名を、ラッパ一プログラム 5303に引き渡す (ステップ S6201)。例えば、 上記においては、円転計算処理にともなう約定通貨を判断するため、 CPU203は、 ワーク領域 5307の約款 ID5813「55555」とともに、円転計算処理にかかる I/F編 集クラスにおいて設定された処理名である「約定通貨取得」を引き渡す。
[0577] 8— 5— 3— 1— 2.ラッパ一プログラム
ラッパ一プログラム 5303を実行する CPU203は、処理プログラム要求 ·実行部 532 7にお 、て、業務プログラム 5301から受け継 、だ約款 IDに基づ 、て約款定義体プ ログラム 5305を特定し、特定した約款定義体プログラム 5305にアクセスして処理名 を引き渡す (ステップ S6221)。
[0578] 8- 5 - 3- 1 - 3.約款定義体プログラム
引き渡しを受けて CPU203は、約款定義体プログラム 5305の処理プログラム生成 部 5329を実行し、受け継いだ処理名に対応する処理コードを処理コード記録部 53 31から取得するとともに、受け継いだ処理名に対応する契約内容および契約内容 I Dの組合せデータを組合せデータ記録部 5333から取得する。さらに、約款定義体プ ログラム 5305を実行する CPU203は、取得した処理コードおよび組合せデータに基 づ 、て処理プログラムを生成し、生成した処理プログラムをラッパ一プログラム 5303 に引き渡す (ステップ S6241)。なお、ステップ S6241における処理は、図 25に示し た契約内容取得処理のフローチャートのステップ S2541〜S2547の処理と基本的 に同様であるが、上記ステップ S6241では契約内容として所定の約定通貨を記録し ている点が異なる。
[0579] 8- 5 - 3- 1 -4.処理プログラムの実行(ラッパ一プログラム)
ラッパ一プログラム 5303において CPU203は、約款定義体プログラム 2096から受 け継いだ処理プログラムを実行する (ステップ S6223)。このとき実行される処理プロ グラムのフローチャートは、図 26に示したものと基本的に同様である。
[0580] 処理プログラムの実行によって、 CPU203は、ワーク領域 5307から入力した契約 内容 IDに対応する契約内容を取得する。例えば、処理プログラムの組合せデータか ら、契約内容 ID「02」に対応する契約内容「米国ドル (USD)」を取得する。
[0581] ラッパ一プログラム 5303を実行する CPU203は、実行結果を業務プログラム 5301 に通知する(ステップ S6225)。例えば、「約定通貨 =米国ドル (USD)」を、戻り値と して業務プログラム 5301の I/F編集クラス 5323にかかるプログラムスレッドに返す 処理を行う。これにより、当該保険契約にかかる「約定通貨」は「米国ドル (USD)」で あることが認識される。
[0582] 8- 5 - 3- 1 - 5.モデル用ワーク領域への設定
CPU203は、上記においてラッパ一プログラムから取得した約定通貨を、モデル用 ワーク領域 2— 5892に設定する(ステップ S6204、図 62)。例えば、図 58aのレコー ド 5807に示すように、約定通貨 5851に「米国ドル (USD)を設定する。
[0583] CPU203は、ワーク領域 5307の計算結果データ 5355から解約返戻金額 5831を 読み込み、モデル用ワーク領域 2— 5892における入力データの外貨金額 1—5853 に設定する(ステップ S6205)。例えば、図 58aのレコード 5807に示すように、解約 返戻金額 5831「904」を外貨金額 1—5853「904」に設定する。
[0584] CPU203は、ワーク領域 5307の計算結果データ 5355から既払い保険料 5833を 読み込み、モデル用ワーク領域 2— 5892における入力データの外貨金額 2— 5855 に設定する(ステップ S6207)。例えば、図 58aのレコード 5807に示すように、既払 ヽ保険料 5833「723」を外貨金額 2一 5855「723」【こ設定する。
[0585] CPU203は、モデル用ワーク領域 2— 5892における入力データの円転対象フラグ 5857を ONに設定する(ステップ S6209)。
[0586] なお、約定通貨が、「円」のように外貨でない場合には、円転対象フラグ 5857は、 初期値としての OFFが設定されて 、る状態となる。
[0587] 8- 5 - 3- 2.円転計算処理(計算モデル)
円転計算処理 (IZF編集クラス)の実行を終えると、業務プログラムを実行する CP U203は、円転計算処理 (計算モデル)を実行する(図 61、 S6103)。図 63に円転計 算処理(計算モデル)のフローチャートを示す。この図において、 CPU203は、モデ ル用ワーク領域 2— 5892から円転対象フラグを読み込み、円転対象フラグが ONで ある力否かを判断し、 ONであれば、ワーク領域 5307から外貨金額 1および外貨金 額 2、…を読み込む(ステップ S6301〜S6305)。例えば、図 58aに示したレコード 5 807の外貨金額 1—5853「904」および外貨金額 2— 5855「723」、 · · ·を読み込む。
[0588] 外貨金額を読み込むと、 CPU203は、さらにモデル用ワーク領域 2— 5892から約 定通貨 5851を読み込み、所定のテーブルから円換算レートを取得する (ステップ S6 307)。例えば、「米国ドル (USD)」に対応する円換算レートを読み込む。
[0589] 次に、 CPU203は、読み込んだ各外貨金額についての円相当額を計算し、モデル 用ワーク領域に出力する(ステップ S6309〜S6311)。例えば、外貨金額 1にステツ プ S6307で取得した円換算レートを乗じることにより、外貨金額 1に対応する円相当 額 1を計算する。このように、 CPU203は、解約返戻金額 (外貨金額 1)および既払い 保険料 (外貨金額 2)に対する円相当額(円相当額 1または円相当額 2)を計算するこ とがでさる。
[0590] なお、ステップ S6303において、円転対象フラグ 5857が OFFに設定されている場 合には、上記処理をスキップして当該処理を終了する。
[0591] 8— 5— 4.源泉徴収税額計算処理(円転対応)
円転計算処理を終えると、業務プログラムを実行する CPU203は、源泉徴収税額 計算処理(円転対応)を行う(ステップ S5409、図 54b)。この処理は、処理詳細(1) の場合と同様に、源泉徴収税額計算処理 (IZF編集クラス)および源泉徴収税額計 算処理 (計算モデル)を順次実行することによって行われる(図 55、 S5421〜S542 5)。
[0592] 8- 5 -4- 1.源泉徴収税額計算処理 (iZF編集クラス)
図 56aに、処理詳細(3)における源泉徴収税額計算処理 (IZF編集クラス)のフロ 一チャートを示す。
[0593] 8— 5— 4 1 1.約定通貨の取得
CPU203は、ワーク領域 5307のワークレコード 5351を読み込んで当該保険契約 にかかるトランザクションレコードを取得し、約款 IDおよび所定の処理名を、ラッパ一 プログラム 5303に引き渡すことにより、約定通貨を取得する処理を行う(ステップ S57 01、 S5721〜S5725、 S5741)。なお、これらの処理は、上記円転計算処理におけ るステップ S6201、 S6221〜S6225、 S6241 (図 62)に示したものと同様である。
[0594] 例えば、円転計算処理 (IZF編集クラス)を実行する CPU203は、約款 ID5813「5 5555」および処理名である「約定通貨取得」をラッパ一プログラム 5303に引き渡すこ とにより、「約定通貨 =米国ドル (USD)」を、戻り値として取得する。
[0595] 8— 5— 4 1 2.ワーク領域への設定
CPU203は、ラッパ一プログラム 5303から取得した戻り値に基づいて、当該ワーク レコード 5351にかかる保険契約の約定通貨が外貨である力否かを判定する (ステツ プ S5703)。
[0596] S5703において、約定通貨が外貨であると判定した場合には、ワーク領域 5307に おける計算結果データ 5355の解約返戻金額(円相当額) 5832を読み込み、モデル 用ワーク領域 5891における入力データの総所得額 5835に設定する(ステップ S57 05、図 56a)。例えば、図 58aのレコード 5803〖こ示すよう〖こ、解約返戻金(円相当額) 5832「¥ 100, 000」を総所得額 5835「¥ 100, 000」に設定する。
[0597] CPU203は、ワーク領域 5307の計算結果データ 5355から既払い保険料(円相当 額) 5834を読み込み、モデル用ワーク領域 5891における入力データの必要経費 5 837【こ設定する(ステップ S5707)。 f列免 ίま、、図 58aのレ ード 5803【こ示すよう【こ、既 払い保険料 5833 (円相当額)「¥8, 000」を必要経費 5837「¥8, 000」に設定する [0598] 一方、 S5703において、約定通貨が外貨でないと判定した場合には、処理詳細(1 )と同様に、ワーク領域 5307における計算結果データ 5355の解約返戻金額 5831 を読み込み、モデル用ワーク領域 5891における入力データの総所得額 5835に設 定し、既払い保険料 5833を読み込み、モデル用ワーク領域 5891における入力デ ータの必要経費 5837に設定する(ステップ S5706、 S5708)。
[0599] 8- 5 -4- 1 - 3.ステップ S5709〜S5717 (図 56a)
ステップ S5709〜S5717の処理 ίま、処理詳糸田(1)【こお ヽて説明した図 56の S550 5〜S5513の処理と同様である。すなわち、 CPU203は、当該保険契約が「一時払 いである」および「契約後 5年以内の解約である」という条件を満たす場合には、さら に約款 IDにかかる年金種類を取得して、年金種類が確定年金であれば、モデル用 ワーク領域 5891の源泉分離課税対象フラグ 5841を ONに設定する。
[0600] 8- 5 -4- 2.源泉徴収税額計算処理 (計算モデル)
解約返戻金計算処理 (IZF編集クラス)の実行を終えると、処理詳細(1)と同様に、 業務プログラムを実行する CPU203は、源泉徴収税額計算処理 (計算モデル)を実 行する(図 61、 S6103)。
[0601] なお、源泉徴収税額計算処理 (計算モデル)は、処理詳細(1)の図 57に示したもの と同様である。よって、 CPU203は、算出した源泉徴収税額を、モデル用ワーク領域 5891における出力データの源泉徴収税額 5843に出力する(ステップ S6105)。
[0602] 8- 5 - 5.画面表示(業務プログラム)
業務プログラム 5301のメイン処理部 5321を実行する CPU203は、ワーク領域 53 07に格納した解約返戻金額、既払い保険料および源泉徴収税額を、外貨年金解約 返戻金計算画面 600に表示する(ステップ S5411、図 54b)。例えば、図 58aに示す レコード 5805の約返戻金額 5831「$ 904」、既払い保険料 5833「$ 723」および源 泉徴収税額 5839「¥4, 000」を、図 60に示す解約返戻金計算画面 600の解約返 戻金額表示欄 604、既払い保険料表示欄 605、源泉領収税額表示欄 606にそれぞ れ表示する。
[0603] 8- 5 -6.まとめ
このように、業務アプリケーションにおいて、特定の計算を行う処理機能をメイン処 理部から独立させ、「I/F編集クラス」および「計算モデル」として構成することにより、 商品特性の差異の吸収と機能要件の差異の吸収を局所ィ匕することができる。
[0604] これにより、商品特性の異なる商品を追加した場合であっても、また機能要件の異 なる機能を追加した場合であっても、業務アプリケーション全体に影響を与えることな く修正作業を行うことができる。したがって、可用性および汎用性を高めることのでき るデータ管理システムを提供することができる。
[0605] また、データ格納オブジェクトを用いて各業務アプリケーション間のインターフェイス を統一することにより、商品特性の差異の吸収と機能要件の差異の吸収をより階層的 に制御することを可能として 、る。
[0606] 9.第 9の実施形態
上記第 1〜8の実施形態においては、取り扱うデータ項目が互いに異なる複数の商 品を含むトランザクションデータを管理する例について説明したが、本実施形態にお いては、このようなトランザクションデータを取り扱うアプリケーションプログラムについ て説明する。
[0607] 例えば、各トランザクションデータを個別に修正するための修正画面アプリケーショ ンについて考える。上述したように、各トランザクションデータに記録される保険商品 は約款 IDによってその商品特性が決定付けられるものであるため、約款 IDが異なる と修正対象として画面表示させるべきデータ項目が異なる。このため、修正画面アブ リケーシヨンを作成する場合においては、各約款 IDごとに修正画面を作成しておくか 、すべての約款 IDに共通して対応できるような修正画面を作成しておくといった方策 が考えられる。
[0608] し力しながら、このような方策を採用した場合、取り扱う保険商品やそのデータ項目 が変動すると、同時に修正画面の修正作業を行わなければならず煩雑である。この ため、システム変更に対するメンテナンスコストが多大に発生する要因となり得る。特 に、企業によって使用する保険商品や機能要件の異なることが前提のパッケージソ フトの分野においては、運用時のメンテナンスコストのみならず、導入時におけるカス タマイズコストも抑えることのできる汎用性の高いデータ管理手法の採用が求められ ていた。 [0609] 本実施形態では、上記の点に鑑みて、商品特性が異なる複数の保険商品やその データ項目の変動について容易に対応することのできるアプリケーションプログラム を備えたデータ管理装置について説明する。
[0610] なお、第 4の実施形態と同様に、第 1〜3の実施形態において説明した「商品定義 データ」については、本実施形態においては「約款定義データ」と読み替えて説明す る。
[0611] 9 1.機能ブロック図
本発明に力かるデータ管理装置 1の機能ブロック図を図 1 aに示す。この図におい て、データ管理装置 1は、図 1に示した入力手段 11、データ記録部 13、データ処理 手段 15、データ定義部 17および表示手段 19に加えて、表示形式定義部 20を備え ている。
[0612] 表示形式定義部 20は、データ処理手段 15における処理結果であるデータ内容ま たはデータ内容 IDについての表示形式を記録する。表示手段 19は、表示形式定義 部 20に記録された表示形式に基づいてデータ内容またはデータ内容 IDを表示する
[0613] 9- 2.ハードウェア構成
本発明に力かるデータ管理装置 1を、 CPUを用いて実現したコンピュータ装置のハ 一ドウエア構成の一例を図 2aに示す。この図において、データ管理装置 1は、図 2と 同様【こ、ディスプレイ 201、 CPU203,メモリ 205、キーボード/マウス 207、 ノヽード ディスク 209、 CD— ROMドライブ 211および通信回路 215を備えている。
[0614] ノ、ードディスク 209は、図 2に示した業務アプリケーションプログラム 2091、トランザ クシヨンデータベース 2093、約款定義体プログラム 2094にカ卩えて、表示形式テープ ル 2098を記録している。
[0615] 9 3.処理詳細(1)
図 64〜72を用いて、本実施形態における処理の詳細を説明する。なお、本実施 形態においても、業務プログラムは、生命保険の契約データおよび商品データを管 理するためのアプリケーションプログラムである。
[0616] 図 64に、業務プログラム 6401、ラッパ一プログラム A6403、ラッパ一プログラム B6 404、約款定義体プログラム 6405、…および表示形式テーブル 6407における機能 ブロック図を示す。
[0617] 業務プログラム 6401は、画面処理などのユーザインタフェースやデータベースに 関する処理を実行するためのメイン処理部 6421を備えている。
[0618] ラッパ一プログラム A6403は、約款定義体プログラム 6405に処理プログラムを要 求し、これを実行するための処理プログラム要求'実行部 6423を備えている。
[0619] 約款定義体プログラム 6405は、ラッパ一プログラム A6403からの要求を受けて処 理プログラムを生成するための処理プログラム生成部 6427と、処理名ごとに処理コ ードを記録した処理コード記録部 6429と、処理コードに設定するために用いられる 組合せデータを記録した組合せデータ記録部 6430を備えている(例えば、約款 ID が「11111」の場合。 ) o
[0620] ラッパ一プログラム B6404は、所定の契約条件を画面に表示させるための表示形 式 6423を表示形式テーブル 6407から取得するための表示形式取得部 6425を備 えている。
[0621] 本実施形態においては、所定の保険契約のトランザクションデータについて記録さ れている任意の契約条件をダイレクトに修正することのできる個別修正アプリケーショ ンの画面表示処理につ!、て説明する。
[0622] 図 65〜図 67および図 72は、上記の場合においてデータ管理装置 1で実行される 業務プログラム 6401、ラッパ一プログラム A6403、ラッパ一プログラム B6404または 約款定義体プログラム 6405のフローチャートの例である。
[0623] 9 3— 1.画面データの取得
図 68に、業務プログラム 6401におけるメイン処理部 6421 (図 64)の実行によって ディスプレイ 201に表示される個別修正画面 680の例を示す。この画面においては、 第 1エリア 6801に証券番号の入力欄 681が表示され、第 2エリア 6802に契約年月 日表示欄 683、年金種類表示欄 684、年金支払期間表示欄 685および告知年月日 表示欄 686、…等が表示される。なお、個別修正画面 680の初期画面においては、 第 1エリア 6801のみにデータが表示され、第 2エリアにはいずれのデータも表示され ない。 [0624] データ管理装置 1のオペレータは、個別修正の対象となる証券番号を入力欄 681 に入力してデータ呼出ボタン 682を押下することにより、入力した証券番号に力かるト ランザクシヨンデータに基づく個別修正データを表示させるための指示を行うことがで きる。例えば、オペレータはキーボード Zマウス 207を用いて、証券番号の入力欄 68 1に「00001」を入力し、データ呼出ボタン 682を押下することにより、証券番号「000 01」についての個別修正データを呼び出すための処理の実行を指示する。
[0625] データ呼出ボタン 682の押下を受けて、メイン処理部 6421を実行する CPU203は 画面データを取得する(ステップ S6501、図 65)。例えば、 CPU203は画面データと して、証券番号「00001」を取得する。
[0626] 9- 3 - 2.ラッパ一プログラム Aの起動(業務プログラム)
業務プログラム 6401において CPU203は、保険契約のトランザクションレコードを 取得し、所定のワークレコードに格納する (ステップ S6503)。例えば、トランザクショ ンデータベース 2093から証券番号が「00001」であるレコードを抽出し、図 71に示 すワークレコード 7101として取得する。
[0627] レコードを取得すると、 CPU203は、取得したワークレコードおよび所定の処理名を ラッパ一プログラム A6403に引き渡す (ステップ S6505)。例えば、上記においては 、証券番号に力かる保険契約のトランザクションデータにぉ 、て記録されたデータ項 目(契約条件)についてのデータ (契約内容)の個別修正処理を実行する。このため 、 CPU203は、ラッパ一プログラム A6403に「データ項目取得」を処理名として引き 渡す。
[0628] 9- 3 - 3.約款定義体の特定 (ラッパ一プログラム A)
引き渡しを受けてラッパ一プログラム A6403は、約款 IDに基づいて特定した約款 定義体プログラムに、業務プログラム 6401から取得した処理名を引き渡す (ステップ S6521)。
[0629] 例えば、図 71に示すレコード 7101においては、約款 ID713「11111」に基づいて 、約款定義体プログラム 6405を特定する。また、 CPU203は、上記「データ項目取 得」を処理名として引き渡す。
[0630] 9- 3 -4.処理コードおよび組合せデータの取得 (約款定義体プログラム) 以下、約款 IDが「11111」の約款定義体プログラム 6405に処理コードを引き渡し た場合について説明する。引き渡しを受けて CPU203は、約款定義体プログラム 64 05の処理プログラム生成部 6427を実行し、処理コード記録部を検索して受け継!/ヽ だ処理名に対応する処理コードを取得する (ステップ S6541)。処理コード記録部 64 29には、処理名ごとに処理コードが記録されている。例えば、 CPU203は処理名が 「データ項目取得」の処理コード 6429aをサーチ処理等により取得する。
[0631] CPU203は、処理コード 6429内に記録されている「変数 nと契約条件の関係テー ブル」 691a (図 69)を参照して、当該処理コードの実行時に用いるすべての契約条 件を取得し、取得した各契約条件にかかる契約内容および契約内容 IDの組合せデ ータを、組合せデータ記録部 6430から取得する(ステップ S6543)。
[0632] 組合せデータ記録部 6430には、契約条件 (データ項目)ごとに組合せデータが記 録されている。例えば、 CPU203は、当該約款 IDにおいて設定可能なすべての契 約条件(データ項目)につ 、ての組合せデータ「年金種類」 6430a,「支払期間」 643 Ob、…を取得する。
[0633] 9- 3 - 5.処理プログラムの生成 (約款定義体プログラム)
CPU203は、処理コード記録部から取得した処理コードと、組合せデータ記録部か ら取得した組合せデータに基づ 、て処理プログラムを生成する(ステップ S6545)。 図 69に、生成した処理プログラムの構成例を示す。処理プログラム 690は、処理コー ド 691、組合せデータ 692および組合せデータ 693、…から構成されている。例えば 、処理コード 691には、すべての契約条件(データ項目)について選択可能なすべて の契約内容を取得するためのプログラムコードが記述されている。なお、このプロダラ ムコードの表現形式は、ソースコードまたはオブジェクトコードのいずれであってもよ い。
[0634] また、組合せデータ 692および組合せデータ 693、…には、すべての契約条件(デ ータ項目)について選択可能なすべての契約内容を取得するためのプログラムコー ドが使用する契約内容 IDおよび契約内容の組合せデータが記述されている。なお、 この糸且合せデータの表現形式は、契約内容 IDに対応する契約内容が上記プロダラ ムコードの実行時において判断できるものであればよい。例えば、配列形式ゃテー ブル形式等の表現形式がこれに該当する。
[0635] 9- 3 -6.処理プログラムの引き渡し
約款定義体プログラム 6405を実行する CPU203は、生成した処理プログラム 690 をラッパ一プログラム A6403に引き渡す (ステップ S6547)。例えば、 CPU203は、リ ダイレクト機能やパイプ機能等を用いて処理プログラム 690を引き渡す処理を行う。
[0636] 9- 3 - 7.処理プログラムの実行
ラッパ一プログラム A6403の実行において CPU203は、約款定義体プログラム 64 05から受け継 、だ処理プログラム 690を実行し、画面データから取得した証券番号 によって特定される約款 IDに設定可能なすべての契約条件および、当該契約条件 において選択可能なすべての契約内容を取得する (ステップ S6523)。
[0637] このとき実行される処理プログラム 690のフローチャートを図 67に示す。処理プログ ラム 590の実行において CPU203は、ローカル変数 nに 1を代入する(ステップ S670 D oここで、ローカル変数 nとは、「変数 n」というトランザクションデータのデータ項目 を特定するための変数値である。例えば、ローカル変数 nが 1の場合には、「変数 n」 は「変数 1」として取り扱われる。
[0638] CPU203は、処理プログラム 690に格納されている「変数 nと契約条件の関係テー ブル」 69 laから「変数 n」に対応する「契約条件」を読み込む (ステップ S6703)。例え ば、図 69における処理コード 691の関係テーブル 691aの「変数 1」に対応して記録 されて ヽる「年金種類」を読み込む。
[0639] CPU203は、上記において読み込んだ契約条件に力かる糸且合せデータをすベて 読み込む (ステップ S6705)。例えば、図 69における組合せデータ 692の「年金種類 」につ 、て記録されて 、る契約内容 IDと契約内容の組合せをすベて読み込む。
[0640] CPU203は、読み込んだ契約条件と契約内容を、「契約条件と契約内容の関係テ 一ブル」に出力する。例えば、図 67の「契約条件と契約内容の関係テーブル」 670に 示すように、契約条件が「年金種類」の場合には、契約内容として「確定年金」および 「保証期間付終身年金」が出力される。
[0641] CPU203は、個別修正画面 680の初期値を設定するため、ワークレコードにおけ る変数 nに記録された契約内容 IDに対応する契約内容を判断し、判断した契約内容 と同一の契約内容を「契約条件と契約内容の関係テーブル」 670上において検索し 、当該契約内容に対応させて選択フラグを記録する。
[0642] 例えば、図 71に示したワークレコードのレコード 7101において、「年金種類」の契 約内容 IDを記録する変数 1—719は「01」であり、図 69に示した「年金種類」の組合 せデータ 692にお 、て、契約内容 IDが「01」の契約内容は「確定年金」であることに より、 CPU203は、「契約条件と契約内容の関係テーブル」 670において、契約内容 「確定年金」に対応させて選択フラグを記録する。これにより、個別修正画面 680〖こ おける「年金種類」の初期値を「確定年金」として表示させることができる。
[0643] CPU203は、ローカル変数 nに n+ 1を代入する(ステップ S6711)。例えば、代入 により「変数 1」を「変数 2」とする。
[0644] CPU203は、変数 nにつ 、ての契約条件が「変数 nと契約条件の関係テーブル」 6 91aに存在するカゝ否かを判断し、存在すればステップ S6703に戻って上記処理を繰 り返す (ステップ S6713、 YES)。例えば、「変数 2」は、「変数 nと契約条件の関係テ 一ブル」 691aに存在しているため、「変数 2」に対応する契約条件「支払期間」につ V、てステップ S6703力ら処理を行う。
[0645] 契約条件「支払期間」についてステップ S6707を行うことにより、図 67の「契約条件 と契約内容の関係テーブル」 670に示すように、契約条件に「支払期間」が出力され 、契約内容に「終身」、「5年」、「10年」、「15年」および「20年」が出力される。
[0646] 契約条件「支払期間」についてステップ S6709を行うことにより、図 71に示したヮー クレコードのレコード 7101において、「支払期間」の契約内容 IDを記録する変数 2— 721は「02」であり、図 69に示した「支払期間」の組合せデータ 6923おいて、契約内 容 IDが「02」の契約内容は「5年」であることにより、 CPU203は、「契約条件と契約 内容の関係テーブル」 670において、契約内容「5年」に対応させて選択フラグを記 録する。
[0647] なお、変数 nにつ 、ての契約条件が存在しなくなれば、当該処理を終了する (ステ ップ S6713、 NO)。
[0648] 9- 3 -8.実行結果の通知
ラッパ一プログラム A6403を実行する CPU203は、実行結果を業務プログラム 64 01に通知する (ステップ S6525、図 65)。例えば、上述した「契約条件と契約内容の 関係テーブル」 670を、戻り値として業務プログラム 6401のプログラムスレッドに返す 処理を行う。
[0649] 9- 3 - 9.表示形式の取得
「契約条件と契約内容の関係テーブル」 670を受けて、メイン処理部 6421を実行 する CPU203は、ラッパ一プログラム B6404に「契約条件と契約内容の関係テープ ル」 670を引き渡す (ステップ S6601、図 66)。例えば、図 70に示す「契約条件と契 約内容の関係テーブル」 670力 S引き渡される。
[0650] ラッパ一プログラム B6404を実行する CPU203は、受け継いだ「契約条件と契約 内容の関係テーブル」 670における各契約条件に基づいて、表示形式テーブル 640 7を参照し、当該契約条件に対応付けて記録されて!、る表示形式を取得する (ステツ プ S6621)。ここで、表示形式テーブル 6407は、所定の契約条件についての契約 内容を示すデータを画面に表示させるための表示形式を定義したテーブルである。
[0651] 例えば、図 70に示す「契約条件と契約内容の関係テーブル」 670における契約条 件「年金種類」 701に基づ ヽて、同表示形式テーブル 6407を参照し、契約条件「年 金種類」の契約内容を示すデータを表示させるための表示形式として「ドロップダウン メニュー」 705を取得する。
[0652] CPU203は、受け継いだ「契約条件と契約内容の関係テーブル」 670におけるす ベての契約条件にっ 、て表示形式を取得し、取得した各表示形式をデータ列として 、「契約条件と契約内容の関係テーブル」 670における各契約条件に対応させて追 加する。例えば、図 70のテーブル 700に示すように、「契約条件と契約内容の関係テ 一ブル」 670の各契約条件ごとの表示形式を追加する。
[0653] ラッパ一プログラム B6404を実行する CPU203は、表示形式を追加した「契約条 件と契約内容の関係テーブル」を、業務プログラム 6401のメイン処理部 6421に引き 渡す (ステップ S6623)。例えば、図 70に示した「表示形式を追加した契約条件と契 約内容の関係テーブル」 700を、戻り値として業務プログラム 6401のプログラムスレ ッドに返す処理を行う。
[0654] 9- 3 - 10. UI (User Interface)画面の生成 「表示形式を追加した契約条件と契約内容の関係テーブル」 700を受けて、 CPU2 03は、トランザクションデータにかかる UI画面を生成する(ステップ S6603)。例えば 、「表示形式を追加した契約条件と契約内容の関係テーブル」 700に基づいて、個 別修正画面の第 2エリア 6802を生成する。
[0655] UI画面の生成において、 CPU203は、図 71のトランザクションデータに示した変 数 n (n= l, 2,…;)のデータ項目については、下記に示す UI画面生成処理を実行 することにより、画面生成を行う。なお、契約年月日 715および告知年月日 723等に つ!、ては、トランザクションデータのデータ項目名に基づ!/、て表示形式テーブル 640 7から取得した表示形式に基づいて、データ値の画面出力を行う。例えば、契約年月 日 715 (図 71)のデータ値「2005Z07Z15」は、契約年月日の表示形式「ΥΥΥΥ 年 MM月 DD」に基づいて編集され「2005年 7月 15日」として出力される。
[0656] 図 72に、ステップ S6603における UI画面生成処理の詳細フローチャートを示す。
CPU203は、「表示形式を追加した契約条件と契約内容の関係テーブル」 700から 契約条件を 1件読み込む (ステップ S7201)。例えば、契約条件「年金種類」を読み 込む。
[0657] CPU203は、「表示形式を追加した契約条件と契約内容の関係テーブル」 700か ら読み込んだ契約条件に対応して記録された表示形式を読み込む (ステップ S7203 )。例えば、「年金種類」にかかる表示形式「ドロップダウンメニュー」を読み込む。
[0658] CPU203は、「表示形式を追加した契約条件と契約内容の関係テーブル」 700か ら読み込んだ契約条件に力かる契約内容をすベて読み込む (ステップ S7205)。例 えば、「年金種類」にカゝかる契約内容「確定年金」および「保証期間付終身年金」を読 み込む。
[0659] CPU203は、読み込んだ契約条件および契約内容を、上記ステップ S 7203にお いて読み込んだ表示形式に基づいて編集する (ステップ S7207)。例えば、契約条 件「年金種類」にカゝかる契約内容「確定年金」および「保証期間付終身年金」を、表示 形式「ドロップダウンメニュー」に基づいて編集する。すなわち、「年金種類」を選択す るためのドロップダウンメニューに、「確定年金」および「保証期間付終身年金」を選 択項目としてセットする。 [0660] CPU203は、「表示形式を追カ卩した契約条件と契約内容の関係テーブル」 700か ら読み込んだ契約内容に力かる選択フラグを読み込み、選択フラグがセットされてい る契約内容を、表示形式に基づ 、て編集した選択項目の初期値としてセットする (ス テツプ S7209)。例えば、「年金種類」にかかる契約内容「確定年金」に選択フラグが セットされていることにより、「年金種類」を選択するためのドロップダウンメニューにお ける契約内容の初期値を「確定年金」とする。
[0661] CPU203は、上記において編集した契約条件および契約内容を UI生成画面にデ ータ出力する(ステップ S7211)。例えば、図 68の個別修正画面 680の第 2エリア 68 02の年金種類表示欄 684に示すように、年金種類に力かるドロップダウンメニューの 初期値を「確定年金」として出力する。
[0662] CPU203は、「表示形式を追加した契約条件と契約内容の関係テーブル」 700に 記録されたすベての契約条件について上記ステップ S7201〜S7211を繰り返す (ス テツプ S7213)。これにより、トランザクションデータにおける変数 nにかかるすベての データ項目につ 、て UI画面を生成する。
[0663] CPU203は、トランザクションデータのすべてのデータ項目につ!/、ての UI画面生 成処理を終えると、生成した UI画面を個別修正画面としてディスプレイ 201に出力す る(図 66、ステップ S6605)。例えば、図 68の個別修正画面 680に示すように、契約 年月日、年金種類、年金支払期間、告知年月日等を表示する。
[0664] 9 4.処理詳細(2)
上記処理詳細(1)においては、証券番号「00001」のトランザクションデータに記録 された約款 ID「11111」にかかる保険商品(例えば、年金保険。 )につ 、ての個別修 正画面を生成する例について説明した。
[0665] 処理詳細(2)においては、証券番号「00009」のトランザクションデータに記録され た約款 ID「99999」にかかる別の保険商品(例えば、終身保険。)についての個別修 正画面を生成する例について説明する。なお、処理詳細(2)においては、基本的に は処理詳細(1)と同様のプログラムを用いて処理を行うため、以下、処理詳細(1)と 相違する点を明確にする意図をもって説明する。
[0666] 9 4 1.画面データの取得 図 68aに、業務プログラム 6401におけるメイン処理部 6421 (図 64)の実行によって ディスプレイ 201に表示される個別修正画面 680の例を示す。この画面においては、 第 1エリア 6801に証券番号の入力欄 681が表示され、第 2エリア 6802に契約年月 日表示欄 683、リビングニーズ特約表示欄 687、長期入院特約表示欄 688および告 知年月日表示欄 686、…等が表示される。
[0667] データ管理装置 1のオペレータは、キーボード Zマウス 207を用いて、証券番号の 入力欄 681に「00009」を入力し、データ呼出ボタン 682を押下することにより、証券 番号「00009」についての個別修正データを呼び出すための処理の実行を指示する
[0668] 9-4- 2.ラッパ一プログラム Aの起動(業務プログラム)
業務プログラム 6401にお!/、て CPU203は、トランザクションデータベース 2093か ら証券番号が「00009」であるレコードを抽出し、図 71に示すワークレコード 7102と して取得し、ラッパ一プログラム A6403に、取得したワークレコード 7102と処理名「 データ項目取得」を引き渡す。
[0669] 9-4- 3.約款定義体の特定 (ラッパ一プログラム A)
引き渡しを受けてラッパ一プログラム A6403は、レコード 7102の約款 ID713「999 99」に基づいて、約款定義体プログラムを特定し、約款 ID「99999」と処理名「デー タ項目取得」を特定した約款定義体プログラムに引き渡す。
[0670] 9-4-4.処理コードおよび組合せデータの取得 (約款定義体プログラム)
引き渡しを受けて CPU203は、約款 ID「99999」に力かる約款定義体プログラムの 処理プログラム生成部を実行し、処理コード記録部を検索して受け継いだ処理名「デ ータ項目取得」に対応する処理コードを取得する。
[0671] CPU203は、処理コード内に記録されている「変数 nと契約条件の関係テーブル」 691b (図 69a)を参照して、当該処理コードの実行時に用いるすべての契約条件を 取得し、取得した各契約条件にかかる契約内容および契約内容 IDの組合せデータ を、組合せデータ記録部力も取得する。例えば、 CPU203は、当該約款 IDにおいて 設定可能なすべての契約条件 (データ項目)につ 、ての糸且合せデータ「リビングニー ズ特約」、「長期入院特約」、…を取得する。 [0672] 9-4- 5.処理プログラムの生成
CPU203は、処理コード記録部から取得した処理コードと、組合せデータ記録部か ら取得した組合せデータに基づいて、図 69aにその構成を示す、処理プログラムを生 成する。当該処理プログラムは、処理コード 691と「リビングニーズ特約」の組合せデ ータ 694および「長期入院特約」の組合せデータ 695、…から構成される。
[0673] 9-4-6.処理プログラムの引き渡し
約款定義体プログラムを実行する CPU203は、生成した処理プログラム 690をラッ パープログラム A6403に引き渡す。
[0674] 9-4- 7.処理プログラムの実行
ラッパ一プログラム A6403の実行において CPU203は、約款定義体プログラムか ら受け継 、だ処理プログラム 690を実行し、画面データから取得した証券番号「000 09」によって特定される約款 ID「99999」に設定可能なすべての契約条件(「リビング ニーズ特約」、「長期入院特約」、…;)および、当該各契約条件において選択可能な すべての契約内容(「あり」、「なし」または「なし」、「50日以上」、「100日以上」)を取 得する。
[0675] 9-4-8.実行結果の通知
ラッパ一プログラム A6403を実行する CPU203は、「契約条件と契約内容の関係 テーブル」を、戻り値として業務プログラム 6401のプログラムスレッドに返す処理を行
[0676] 9-4- 9.表示形式の取得
「契約条件と契約内容の関係テーブル」を受けて、メイン処理部 6421を実行する C PU203は、ラッパ一プログラム B6404に「契約条件と契約内容の関係テーブル」を 引き渡し、各契約条件に基づいて、表示形式テーブル 6407を参照し、当該契約条 件に対応付けて記録されている表示形式を取得する。
[0677] 例えば、「契約条件と契約内容の関係テーブル」における契約条件「リビングニーズ 特約」に基づいて、表示形式テーブル 6407を参照し、契約条件「リビング-一ズ特 約」の契約内容を示すデータを表示させるための表示形式として「ドロップダウンメ- ユー」を取得する。 [0678] ラッパ一プログラム B6404を実行する CPU203は、表示形式を追加した「契約条 件と契約内容の関係テーブル」を、業務プログラム 6401のメイン処理部 6421に引き 渡す。
[0679] 9-4- 10. UI (User Interface)画面の生成
「表示形式を追加した契約条件と契約内容の関係テーブル」を受けて、 CPU203 は、図 68aに示す偶另 U修正画面 680の第 2エリ 6802を生成する。
[0680] UI画面の生成において、 CPU203は、図 71のトランザクションデータに示した変 数 n (n= l, 2, · ··)のデータ項目については、処理詳細(1)において示した UI画面 生成処理を実行することにより、画面生成を行う。
[0681] CPU203は、トランザクションデータのすべてのデータ項目につ!/、ての UI画面生 成処理を終えると、生成した UI画面を個別修正画面としてディスプレイ 201に出力し
、図 68aの個別修正画面 680に示すように、契約年月日、リビングニーズ特約、長期 入院特約、告知年月日等を表示する。
[0682] このように、証券番号によって特定される約款 IDが異なる場合であっても、約款定 義体にお 1、て管理されて 1、る各契約条件 (データ項目)につ 、てのみを個別修正画 面の表示データとして設定することができる。
[0683] 9- 5.まとめ
以上説明したように、この発明によれば、約款定義体プログラムに基づいたデータ 主導型の UI画面生成処理が可能となる。これにより、取り扱う保険商品やそのデータ 項目が変動する場合にあっても、修正画面アプリケーションに変更を加えることなく利 用することができ、システム変更に対するメンテナンスコストを大幅に抑制することが できる。
[0684] また、企業によって使用する保険商品や機能要件の異なることが前提のパッケージ ソフトの分野においても、運用時のメンテナンスコストのみならず、導入時における力 スタマイズコストも抑えることのできる汎用性の高いデータ管理手法を提供することが できる。
[0685] 9-6.その他
上記にお!、ては、約款 IDにかかるすベての契約条件を画面に表示するように構成 したが、業務プログラム側で表示させるべき契約条件を取捨選択するようにしてもよ い。
[0686] 上記においては、約款 IDにかかる契約条件についての選択可能な契約内容の初 期値を、トランザクションデータに記録された変数データに基づいて設定するように構 成したが、トランザクションデータが存在しない場合には、契約内容を表示せず契約 条件のみを表示するようにしてもよい。例えば、データの新規登録時における入力画 面がこれに該当する。なお、この場合、業務プログラムにおいて指定された所定の契 約内容を初期値として採用してもょ 、。
[0687] 上記においては、約款 IDにかかる契約条件についての契約内容を画面に表示す るように構成したが、契約内容 IDのみ、または、契約内容 IDと契約内容とを同時に 表示するようにしてもよ ヽ。
[0688] 上記においては、約款 IDにかかる契約条件についての契約内容を画面に表示す る例として、ドロップダウンメニューおよびラジオボタンを提示した力 他の入力表示フ オームを用いてもよい。例えば、テキストボックス、チェックボックス等を用いてもよい。
[0689] 上記においては、約款 IDにかかる契約条件についての契約内容を画面に表示す る例として、表示形式としてドロップダウンメニューまたはラジオボタン等を指定するよ うに構成したが、表示形式の中に表示色、表示サイズ、表示桁数または表示位置等 を含めてもよい。
[0690] 上記においては、システム全体で 1つの表示形式テーブルを用いる構成を示した 力 企業 IDごとに表示形式テーブルを作成しておき、トランザクションデータに記録さ れた企業 IDに基づいて表示形式を選択して使用するようにしてもよい。また、企業 ID に代えて約款 ID、ユーザ IDまたはその他の IDを用いてもょ 、。
[0691] 10.その他の実施形態
10 - 1.処理コードの共通化
上記第 1の実施形態においては、データ項目ごとに作成された処理コードと組合せ データに基づ ヽて処理プログラムを作成するように構成したが、処理コードを共通化 して作成しておき、種類 IDに対応するデータ項目および変数位置を処理コードに組 み込んで、データ項目に対応する処理コードを生成するようにしてもよい。例えば、「 年金種類設定」を行う場合には、処理名からデータ項目「年金種類」を特定するととも に変数位置「変数 1」を特定し、これらの情報を設定用の処理コードに組み込むように すればよい。
[0692] 10— 2.装置構成の分散化
上記第 1の実施形態においては、データ管理装置 1の内部においてインストールさ れた業務プログラム 2091および商品定義体プログラム 2094を用いて装置を構成し た力 それぞれのプログラムを別のコンピュータ装置にインストールして構成してもよ い。この場合、業務プログラム 2091を実行するコンピュータ装置からの要求を受けて 、商品定義体プログラム 2094を実行するコンピュータ装置が処理プログラムを生成 する。これにより、商品管理と処理プログラムの生成を行うコンピュータ装置によって 分散処理を図ることができ、各コンピュータ装置における処理負荷を減らすことができ る。
[0693] なお、商品定義体プログラム 2094を実行するコンピュータ装置を構成する場合、 データ内容 IDとデータ内容の対応表を記録したデータ定義部は組合せデータ記録 部 735 (図 7)により、処理コードを記録した処理定義部は処理コード記録部 733 (図 7)によりそれぞれ実現可能である。また、指定処理によって特定される対応表取得 手段、処理コードを取得する処理コード取得手段および対応表と処理コードに基づ いてプログラムを生成するプログラム生成手段は、処理プログラム生成部 731 (図 7) によりそれぞれ実現可能である。
[0694] 10- 3.商品定義の階層化
上記第 1の実施形態の図 7および上記第 2の実施形態の図 9においては、約款 ID ( 種類 ID)ごとに作成された商品定義体プログラムを用いて装置を構成したが、すべて の約款 ID (種類 ID)に共通する 1つの商品定義体プログラムを用いてもよ!、。
[0695] この場合における商品定義体プログラムの機能ブロック図の例を図 11に示す。図 1 1に示すように、本発明の商品定義体プログラムは、処理プログラム生成部 110およ び、第 1階層 111、第 2階層 112、第 3階層 113から構成される。第 1階層は、商品力 テゴリーごとに、処理コード記録部および組合せデータ記録部が記録され、第 2階層 は、約款種類ごとに、処理コード記録部および組合せデータ記録部が記録され、第 3 階層は、約款バージョンごとに、処理コード記録部および組合せデータ記録部が記 録されている。
[0696] ここで、商品カテゴリー、約款種類および約款バージョンとは、約款 IDに基づ 、て 定まるものである。例えば、約款 IDの上 1桁目と 2桁目は商品カテゴリーを示し、同上 3桁目と 4桁目は約款種類を示し、同 5桁目と 6桁目は約款バージョンを示す場合、 約款 ID「010101」は、商品カテゴリー「01」 1111、約款種類「01」 1121、約款バー ジョン「01」 1131をそれぞれ特定することができる。
[0697] 上記のような構成において、第 3階層は第 2階層を、第 2階層は第 1階層をそれぞ れ継承できるようにオブジェクト指向言語を用いて作成しておく。すなわち、第 1階層 は第 2階層の親オブジェクトであり、第 2階層は第 3階層の親オブジェクトとする。した がって、処理プログラム生成部 110は、約款 IDに基づいて、第 3階層にアクセスする ことにより、第 2階層および第 1階層のオブジェクトに定義されている処理コード記録 部および組合せデータ記録部を取得することができる。
[0698] これにより、商品定義体プログラムにおいて記録する処理コードや組合せデータを 各種類 ID間で共通して記録することができ、商品定義体の構成を簡素化することが できる。また、新たな商品を追加する場合であっても、既存商品との差異のみを所定 階層に作成するだけでよいので、装置のメンテナンス性を向上させることができる。
[0699] 特に、生命保険業界等においては、商品性格に僅かな差異し力ない商品であって も、それぞれ別個の契約商品として取り扱わなければならず、し力もこのような契約商 品を長期に亘つて正確に管理する必要がある。このような状況において、契約商品 の管理に本発明のデータ管理装置を適用することにより、約款の改定時には第 3階 層に約款バージョンを追加し、新商品の追加時には第 1階層の商品カテゴリーや第 2 階層の約款種類を追加することで、商品データの管理のメンテナンス性を高めること ができる。また商品を定義するための商品定義体プログラムと、業務アプリケーション を実行するための業務プログラムとを別々に構成しているため、商品の追加変更にと もなつて業務プログラムを修正する必要がな 、。
[0700] また、 1つのシステム内において複数の企業 (生命保険会社)についての保険商品 を取り扱う場合には、所定の階層における処理コードおよび組合せデータを各企業 ごとに作成しておけばよい。例えば、第 2階層において各企業ごとに約款種類を設定 する場合には、約款種類に企業の識別を示す情報を加えればよい。具体的には、約 款種類 (2桁)を企業コード (2桁)と約款コード (2桁)で構成し、それぞれに応じた処 理コードおよび組合せデータを商品定義体に作成しておけばよい。
[0701] これにより、約款における契約条件や契約内容がそれぞれ異なる複数の企業デー タであっても、同一システム内にてデータ管理を行うことができる。特に、上記のように 構成することにより、複数企業のデータ管理処理を一括して行うようなアウトソーシン グ業務や ASP業務等に適している。
[0702] なお、本発明において「企業」とは、営利の目的で継続的 ·計画的に同種の経済行 為を行う組織体としての企業だけでなぐ複数の企業によって構成され共同して経済 行為を行う企業グループおよび、 1つの企業内において同種の経済行為を行う所定 集団から形成された企業内グループを含む概念である。
[0703] 10-4.他業界への応用例
上記実施形態においては、主に生命保険業界における保険商品のデータ管理に 本発明を適用した場合について説明したが、データ管理項目に差異がある複数の種 類のデータを管理する場合であれば、他業界におけるデータ管理にも適用可能であ る。図 12に、生命保険業界における管理データ、データ種類およびデータ項目を他 業界へ応用する場合の対応表を示す。
[0704] 例えば、図 12の 121に示す生命保険業界では、管理データとして「保険契約」にか カゝるデータを管理し、データ種類として「年金保険」と「終身保険」に関するデータ項 目を取り扱い、「年金保険」のデータ項目として「年金種類」「年金支払期間」にかかる データ内容を記録し、「終身保険」のデータ項目として「ステップ払込年数、ステップ 払込倍率」に力かるデータ内容を記録することができる。
[0705] 同様に、 124に示す銀行業界では、管理データとして「デリバティブ契約」にかかる データを管理し、データ種類として「金利スワップ」と「オプション」に関するデータ項 目を取り扱 ヽ、「金利スワップ」のデータ項目として「適用金利種類」「対象適用金利 種類」に力かるデータ内容を記録し、「オプション」のデータ項目として「ストライクレー ト」に力かるデータ内容を記録することができる。 [0706] その他の業界および管理データについて本発明に適用する場合におけるデータ 種類とデータ項目の f列を、上記と同様に図 12の 122、 123, 125〜127に示す。この ように本発明は、データ管理項目に差異がある複数の種類のデータを管理するあら ゆる業界またはデータ管理業務において適用可能である。
[0707] 10- 5.実施形態の組合せ
上記第 1〜9の実施形態をそれぞれ選択的に組み合わせてデータ管理装置 1を構 成してもよい。また、上記第 1〜9の実施形態またはこれらの組合せと、上記「10—1 .処理コードの共通化」、「10— 2.装置構成の分散化」および「10— 3.商品定義の 階層ィ匕」をそれぞれ選択的に組み合わせた構成としてもよい。
[0708] 例えば、アプリケーションプログラムからの契約内容の更新指示を受けると、保険契 約データに記録された約款 IDに基づいて、指示に対応した所定契約条件の契約内 容 IDおよび契約内容の組合せと更新処理プログラムを取得して、契約内容の更新 処理をおこなうとともに (第 1の実施形態)、 2以上の契約内容についての論理チエツ クを行うためのチェックリストとチェック処理プログラムを取得して、チェック処理を行う よう(第 3の実施形態)に構成してもよい。
[0709] また、この場合において、業務アプリケーション力もの要求に応じて、上記更新処理 およびチェック処理に力かるプログラムの生成とプログラムの実行を集中して実行す るラッパ一プログラムを使用して構成してもよ!/、 (第 2の実施形態)。
[0710] さらに、種類 IDに対応するデータ項目および変数位置を処理コードに組み込んで 更新処理を行うためのプログラム生成する構成(10— 1.処理コードの共通化)、商品 定義体プログラムを実行するコンピュータ装置を独立して構成(10— 2.装置構成の 分散化)または 1つの商品定義体プログラムの中に階層構造を作成して商品定義を 継承させる構成(10— 3.商品定義の階層化)をそれぞれ選択的に組み合わせて構 成してちょい。
[0711] 10-6.その他
上記実施形態にぉ 、ては、商品定義体プログラムの中に処理コード記録部と組合 せデータ記録部を設け、処理名に応じた処理コードおよび組合せデータを取得して 処理プログラムを生成する構成を説明したが、商品定義体プログラムの中に組合せ データのみを記録しておき、業務プログラムまたはその他外部プログラム力も処理コ ードを取得し、これらのプログラムにお 、て所望の処理を実行するようにしてもょ 、。 すなわち、商品定義体プログラムは、データ内容 IDおよびデータ内容のみを、処理 を実行するプログラムに引き渡すようにしてもょ 、。
[0712] 上記実施形態においては、商品定義体プログラムまたは約款定義体プログラムに ぉ 、て生成した処理プログラムを外部プログラムに引き渡し、当該外部プログラムの 処理プログラム実行部において処理プログラムを実行するように構成した力 商品定 義体プログラムまたは約款定義体プログラムの中に設けた処理プログラム実行部に おいて処理プログラムを実行するようにしてもよい。この場合、商品定義体プログラム または約款定義体プログラムは、外部プログラムからの要求に対して、処理プロダラ ムの実行結果を戻り値として返すように構成することができる。例えば、商品定義体プ ログラムまたは約款定義体プログラムにおいて処理プログラムを実行させる構成は、 比較的処理負荷の低い処理プログラムを実行する場合に有効である。
[0713] 上記実施形態においては、図 1に示す各機能を実現する為に、 CPUを用いソフト ウェアによってこれを実現している。しかし、その一部もしくは全てを、ロジック回路等 のハードウェアによって実現してもよい。なお、プログラムの一部の処理をさらに、ォ ペレ一ティングシステム(OS)にさせるようにしてもよ!、。
[0714] 以上、本発明の概要および本発明の好適な実施形態を説明したが、各用語は、限 定のために用いたのではなく説明のために用いたのであって、本発明に関連する技 術分野の当業者は、本発明の説明の範囲内でのシステム、装置、及び方法のその 他の変形を認め実行することができる。したがって、そのような変形は、本発明の範囲 内に入るものとみなされる。

Claims

請求の範囲
[1] 管理対象となるデータ項目がそれぞれ異なるデータを管理するためのデータ管理 装置であって、
少なくとも、データ 、種類 IDおよびデータ内容 IDを含むデータ記録部と、 データ項目ごとに、データ内容 IDに対応するデータ内容を記録したデータ定義部 と、
前記データ記録部に記録されたデータ内容 IDと一致する、前記データ定義部に記 録されたデータ内容 IDに基づいて、前記データ IDによって特定されるデータの種類 を示す種類 IDの所定のデータ項目に対応するデータ内容を決定する処理を行うデ ータ処理手段と、
を備えたことを特徴とするデータ管理装置。
[2] 管理対象となるデータ項目がそれぞれ異なるデータを管理するためのデータ管理 装置をコンピュータを用いて実現するためのプログラムであって、コンピュータに以下 の手段 (a)〜(c)を構成させることを特徴とするプログラム:
(a)少なくとも、データ ID、種類 IDおよびデータ内容 IDを含むデータ記録部にァク セスする手段、
(b)データ項目ごとに、データ内容 IDに対応するデータ内容を記録したデータ定義 部にアクセスする手段、
(c)前記データ記録部に記録されたデータ内容 IDと一致する、前記データ定義部 に記録されたデータ内容 IDに基づいて、前記データ IDによって特定されるデータの 種類を示す種類 IDの所定のデータ項目に対応するデータ内容を決定する処理を行 うデータ処理手段。
[3] 請求項 1または 2のデータ管理装置またはプログラムにおいて、
前記データ定義部は、種類 IDごとに、管理対象としているデータ項目を記録してお り、前記データ処理手段は、前記種類 IDに対応するデータ項目を特定することを特 徴とするもの。
[4] 請求項 3のデータ管理装置またはプログラムにお 、て、
前記データ記録部は、データ IDおよび種類 IDの組合せごとに、複数のデータ内容 IDを、各組合せに共通な複数のデータ項目番号にそれぞれ対応させて記録してお り、
前記データ定義部は、前記種類 IDごとに、複数のデータ項目番号にそれぞれ対 応するデータ項目を記録したことを特徴とするもの。
[5] 請求項 4のデータ管理装置またはプログラムにお 、て、
前記データ定義部は、種類 IDごとに記録したデータ項目番号に対応するデータ項 目ごとに、前記データ内容 IDに対応するデータ内容を少なくとも 2以上記録したこと を特徴とするもの。
[6] 請求項 5のデータ管理装置またはプログラムにお 、て、
前記データ処理手段は、前記データ定義部がデータ項目番号に対応するデータ 項目につ 、て記録して 、るすべてのデータ内容 IDおよびデータ内容の組合せを取 得し、
前記データ処理手段は、取得した前記データ内容 IDおよびデータ内容の組合せ に基づいて、所定のデータ内容 IDに対応するデータ内容または所定のデータ内容 に対応するデータ内容 IDを決定することを特徴とするもの。
[7] 請求項 5のデータ管理装置またはプログラムにお 、て、
前記データ定義部は、データ項目ごとに、データ内容 IDおよびデータ内容の糸且合 せとともに、データ内容 IDまたはデータ内容を取り扱う処理を行うための処理コード を記述しており、
前記データ処理手段は、データ内容 IDおよびデータ内容の組合せとともに前記処 理コードを前記データ定義部から取得し、
前記データ処理手段は、取得した前記処理コードならびにデータ内容 IDおよびデ ータ内容の組合せに基づ 、て、所定のデータ内容 IDに対応するデータ内容または 所定のデータ内容に対応するデータ内容 IDを決定することを特徴とするもの。
[8] 請求項 5のデータ管理装置またはプログラムにお 、て、
前記データ定義部は、 2種類以上のデータ項目にそれぞれ対応するデータ内容の 組合せをチェックするための処理コードを記述しており、
前記データ処理手段は、データ内容 IDおよびデータ内容の組合せとともに前記処 理コードをデータ定義部から取得し、
前記データ処理手段は、取得した前記処理コードおよびデータ内容 IDとデータ内 容の組合せに基づいて、 2種類以上のデータ項目にそれぞれ対応するデータ内容 の組合せが正しいか否かを判断することを特徴とするもの。
[9] 請求項 7または 8のデータ管理装置またはプログラムにお 、て、
前記データ処理手段は、メイン処理部と、データ定義部に処理プログラムを要求し て実行する処理プログラム要求 ·実行部と、処理コードおよび組合せデータに基づ ヽ て処理プログラムを生成する処理プログラム生成部と、を含んで構成されており、 前記データ定義部は、データ内容 IDおよびデータ内容を取り扱う処理を行うため の処理コードを記録した処理コード記録部と、データ内容 IDおよびデータ内容の組 合せを記録した組合せデータ記録部とを含んで構成されていることを特徴とするもの
[10] 請求項 9のデータ管理装置またはプログラムにおいて、
前記データ処理手段の処理プログラム要求 ·実行部は、前記処理プログラム生成 部に処理プログラムを要求する処理プログラム要求部と、前記処理プログラム生成部 力も受けた処理プログラムを実行する処理プログラム実行部力 構成されており、 前記処理プログラム要求部をラッパ一プログラムとして構成したことを特徴とするも の。
[11] 請求項 5のデータ管理装置またはプログラムにおいて、
前記データ処理手段は、
前記データ定義部が所定の種類 IDにつ 、て記録して 、るすべてのデータ項目に おけるすべてのデータ内容 IDおよびデータ内容の組合せを取得し、
取得した前記データ内容 IDおよびデータ内容の組合せに基づ 、て、前記所定の 種類 IDにかかる各データ項目について選択可能なデータ内容 IDまたはデータ内容 を出力することを特徴とするもの。
[12] 請求項 5のデータ管理装置またはプログラムにおいて、
前記データ定義部は、各データ項目について選択可能なデータ内容 IDおよびデ ータ内容の組合せを記録するとともに、種類 IDにかかるすベてのデータ項目につい て選択可能なデータ内容 IDまたはデータ内容を取得する処理を行うための処理コ ードを記述しており、
前記データ処理手段は、所定の種類 IDにかかるすベてのデータ項目について記 録しているすべての選択可能なデータ内容 IDおよびデータ内容の組合せとともに、 当該所定の種類 IDにかかる前記処理コードを前記データ定義部から取得し、取得し た前記選択可能なデータ内容 IDおよびデータ内容の組合せならびに前記処理コー ドに基づいて、前記所定の種類 IDにかかる各データ項目について選択可能なデー タ内容 IDまたはデータ内容を出力することを特徴とするもの。
[13] 請求項 11または 12のデータ管理装置またはプログラムにおいて、
データ項目ごとに、データ内容 IDまたはデータ内容についての表示形式を記録し た表示形式定義部をさらに備え、
前記データ処理手段は、前記表示形式定義部から取得した表示形式に基づ!、て、 選択可能なデータ内容 IDまたはデータ内容を出力することを特徴とするもの。
[14] 請求項 11〜 13の!、ずれかのデータ管理装置またはプログラムにお!/、て、
前記データ処理手段は、データ記録部に記録されている所定のデータ IDにおける 種類 IDおよびデータ内容 IDに基づいて、当該データ IDにおける種類 IDにかかるす ベてのデータ項目に対応するデータ内容を取得し、取得したデータ内容を初期値と して前記選択可能なデータ内容 IDまたはデータ内容を出力することを特徴とするも の。
[15] 請求項 1〜14のいずれかのデータ管理装置またはプログラムにおいて、
前記データ定義部は、前記データ内容 IDおよびデータ内容の組合せ、または、前 記データ内容 IDおよびデータ内容を取り扱う処理を行うための処理コードを種類 ID に基づく階層に分けて記録して ヽることを特徴とするもの。
[16] 請求項 1〜15のいずれかのデータ管理装置またはプログラムにおいて、
前記データ記録部は、商品データを含むトランザクションデータを記録するもので あり、
前記データ定義部は、商品の特徴を示すデータをデータ内容として記録するもの であり、 前記データ処理手段は、前記トランザクションデータに対する処理命令を受けて、 商品データにかかる商品のデータ内容を決定することを特徴とするもの。
[17] 請求項 16のデータ管理装置またはプログラムにおいて、
前記商品データは、約款に基づいて定められた商品に関するデータであり、 前記商品の特徴を示すデータは、前記約款に規定されている内容を示すものであ ることを特徴とするちの。
[18] 請求項 17のデータ管理装置またはプログラムにおいて、
前記データ定義部は、前記データ内容 IDに対応するデータ内容、または、前記デ ータ内容 IDおよびデータ内容を取り扱う処理を行うための処理コードを、 約款に基 づいて定められた商品の属する商品カテゴリ、約款種類および約款バージョンのそ れぞれによって定められた階層に分けて記録して ヽることを特徴とするもの。
[19] 請求項 18のデータ管理装置またはプログラムにおいて、
前記データ定義部における前記約款種類は、企業の種類を示す企業コードおよび 当該企業における約款の種類を示す約款コードから構成されることを特徴とするもの
[20] 請求項 1〜19のいずれかのデータ管理装置またはプログラムにおいて、
複数の種類 IDを組合せたグループごとに、所定データの設定条件を記録したダル ープ定義部をさらに備えたことを特徴とするもの。
[21] 請求項 20のデータ管理装置またはプログラムにおいて、
前記データ処理手段は、
データ IDに基づいて複数の種類 IDを組合せたグループを特定し、
前記グループ定義部に記録された所定データの設定条件に基づいて、 前記データ記録部に記録されようとしているデータ内容 IDが記録可能である力否 かを判断する処理を行うことを特徴とするもの。
[22] 請求項 21のデータ管理装置またはプログラムにおいて、
前記所定データの設定条件は、
データ記録部に記録可能なデータ内容 IDと、
所定のデータ内容 IDが前記データ記録部に記録可能なデータ内容 IDである力否 かをチェックするための処理コードとを含むことを特徴とするもの。
[23] 請求項 21のデータ管理装置またはプログラムにおいて、
前記所定データの設定条件は、
データ記録部に記録可能なデータ内容 IDに対応するデータ内容と、
所定のデータ内容が前記データ記録部に記録可能なデータ内容 IDに対応するデ ータ内容である力否かをチェックするための処理コードとを含むことを特徴とするもの
[24] 請求項 23のデータ管理装置またはプログラムにおいて、
前記所定のデータ内容は、前記データ記録部に記録されようとしているデータ内容 IDに基づいて前記データ定義部力 取得したものであることを特徴とするもの。
[25] 請求項 20のデータ管理装置またはプログラムにお 、て、
前記データ処理手段は、
データ IDに基づいて複数の種類 IDを組合せたグループを特定し、
前記グループ定義部に記録された所定データの設定条件に基づいて、 前記データ記録部に記録されようとしているデータ値が記録可能であるか否かを判 断する処理を行うことを特徴とするもの。
[26] 請求項 25のデータ管理装置またはプログラムにおいて、
前記所定データの設定条件は、
データ記録部に記録可能なデータ値の条件と、
所定のデータ値が前記データ記録部に記録可能なデータ値の条件に合致するか 否かをチェックするための処理コードとを含むものであることを特徴とするもの。
[27] 請求項 20のデータ管理装置またはプログラムにお 、て、
前記データ処理手段は、
データ IDに基づいて複数の種類 IDを組合せたグループを特定し、
前記グループ定義部に記録された所定データの設定条件に基づいて、 前記グループにかかる名称を取得することを特徴とするもの。
[28] 請求項 3〜27のデータ管理装置またはプログラムにおいて、
前記データ記録部は、データ IDに基づく固有データ値を記録可能に構成されてお り、
前記データ定義部は、種類 IDごとに、前記固有データ値の設定方法を記述した処 理コードを記録しており、
前記データ処理手段は、前記データ記録部に記録されようとしている第 1の種類 ID に基づいて、当該第 1の種類 IDに関連する第 2の種類 IDを特定し、特定した当該第 2の種類 IDにかかる処理コードを前記データ定義部から取得し、
前記データ処理手段は、取得した前記処理コードに基づいて、前記第 1の種類 ID にかかる固有データ値を設定することを特徴とするもの。
[29] 請求項 28のデータ管理装置またはプログラムにお 、て、
前記データ記録部は、約款に基づいて定められた保険商品データを含むトランザ クシヨンデータを記録するものであり、
前記データ定義部は、特約を示す種類 IDのトランザクションデータにかかる日付デ ータを設定する際に、当該特約に対する主契約を示す種類 IDのトランザクションデ ータにかかる日付データの設定方法を記述した処理コードを記録しており、
前記データ処理手段は、前記データ定義部から取得した前記処理コードに基づ 、 て、前記特約を示す種類 IDのトランザクションデータにかかる日付データを設定する ことを特徴とするもの。
[30] 請求項 1〜29のデータ管理装置またはプログラムにおいて、
前記データ記録部は、所定のデータ項目に対応するデータ項目 IDを記録しており 前記データ定義部は、データ項目 IDとデータ内容 IDの糸且合せを、データ項目とデ ータ内容に対応付けて記録しており、
前記データ処理手段は、前記データ記録部に記録されたデータ項目 IDとデータ内 容 IDの組合せと一致する、前記データ定義部に記録されたデータ項目 IDとデータ 内容 IDの組合せに基づいて、データ項目およびこれに対応するデータ内容を決定 する処理を行うことを特徴とするもの。
[31] 請求項 30のデータ管理装置またはプログラムにおいて、
前記データ記録部は、データ項目 IDとデータ内容 IDの組合せを複数記録して 、る ことを特徴とするもの。
[32] 請求項 31のデータ管理装置またはプログラムにお 、て、
前記データ項目は、前記データ記録部において記録されるデータについての処理 ステータスを示すものであることを特徴とするもの。
[33] 請求項 30〜32のデータ管理装置またはプログラムにおいて、
前記データ記録部は、データ IDによって特定されるデータの属性を示す属性 IDを 記録しており、
前記データ定義部は、属性 IDごとに、データ項目 IDとデータ内容 IDの組合せを記 録しており、
前記データ処理手段は、属性 IDごとに、データ項目およびこれに対応するデータ 内容を決定する処理を行うことを特徴とするもの。
[34] 請求項 1〜33のデータ管理装置またはプログラムにおいて、
前記データ記録部は、所定のデータ項目に対応するデータ項目 IDとデータ内容の 組合せを記録しており、
前記データ定義部は、データ項目 IDとデータ項目の組合せを記録しており、 前記データ処理手段は、前記データ記録部に記録されたデータ項目 IDと一致する 、前記データ定義部に記録されたデータ項目 IDに基づいて、前記データ記録部に 記録されたデータ内容に対応するデータ項目を決定する処理を行うことを特徴とする もの。
[35] 請求項 34のデータ管理装置またはプログラムにお 、て、
前記データ記録部は、データ項目 IDとデータ内容の組合せを複数記録して 、るこ とを特徴とするもの。
[36] 請求項 35のデータ管理装置またはプログラムにおいて、
前記データ定義部は、データ項目 IDとデータ項目の組合せを、前記データ記録部 に記録されるデータ内容におけるデータ型ごとに記録していることを特徴とするもの。
[37] 請求項 36のデータ管理装置またはプログラムにおいて、
前記データ型は、 日付型、数値型、文字型またはバイナリ型のいずれかを含むもの であることを特徴とするもの。 [38] 請求項 34〜37のデータ管理装置またはプログラムにおいて、
前記データ記録部は、データ IDによって特定されるデータの属性を示す属性 IDを 記録しており、
前記データ定義部は、属性 IDごとに、データ項目 IDとデータ項目の組合せを記録 しており、
前記データ処理手段は、属性 IDごとに、データ項目を決定する処理を行うことを特 徴とするもの。
[39] 請求項 1〜38のデータ管理装置またはプログラムにおいて、
前記データ処理手段は、後記計算処理部において使用する計算条件を設定する ための条件設定部と、前記計算条件に基づいて所定の計算処理を行うための計算 処理部を含んで構成されており、前記条件設定部にぉ 、てのみデータ定義部または グループ定義部へのアクセスを行うことを特徴とするもの。
[40] 請求項 39のデータ管理装置またはプログラムにおいて、
前記データ処理手段は、前記条件設定部および前記計算処理部の糸且合せを、計 算処理単位ごとに備えていることを特徴とするもの。
[41] 請求項 39〜40のデータ管理装置またはプログラムにおいて、
取り扱う可能性のあるすベてのデータを包含した処理データ格納部をさらに備えて おり、
前記データ処理手段における条件設定部は、前記処理データ格納部に対してデ ータの入出力を行うことを特徴とするもの。
[42] 請求項 41のデータ管理装置またはプログラムにおいて、
前記処理データ格納部は、トランザクションデータ、画面入力データおよび計算結 果データ力 構成されることを特徴とするもの。
[43] 管理対象となる契約条件が約款によってそれぞれ異なる保険契約データを管理す るための保険契約データ管理装置であって、
少なくとも、保険契約を特定するための証券 ID、前記保険契約における約款を特 定するための約款 IDおよび前記約款における契約内容を特定するための契約内容 IDを含むデータ記録部と、 契約条件ごとに、契約内容 IDに対応する契約内容を記録したデータ定義部と、 前記データ記録部に記録された契約内容 IDと一致する、前記データ定義部に記 録された契約内容 IDに基づいて、前記証券 IDによって特定される保険契約データ における、所定の契約条件に対応する契約内容を決定する処理を行うデータ処理手 段と、
を備えたことを特徴とするもの。
[44] 管理対象となる契約条件が約款によってそれぞれ異なる保険契約データを管理す るための保険契約データ管理装置をコンピュータを用いて実現するためのプログラム であって、コンピュータに以下の手段 (a)〜(c)を構成させることを特徴とするもの:
(a)少なくとも、保険契約を特定するための証券 ID、前記保険契約における約款を 特定するための約款 IDおよび前記約款における契約内容を特定するための契約内 容 IDを含むデータ記録部にアクセスする手段、
(b)契約条件ごとに、契約内容 IDに対応する契約内容を記録したデータ定義部に アクセスする手段、
(c)前記データ記録部に記録された契約内容 IDと一致する、前記データ定義部に 記録された契約内容 IDに基づいて、前記証券 IDによって特定される保険契約デー タにおける、所定の契約条件に対応する契約内容を決定する処理を行うデータ処理 手段。
[45] 管理対象となるデータ項目がそれぞれ異なるデータを管理するためのデータ構造 であって、
少なくとも、データを識別するためのデータ ID、前記データ IDによって特定される データ内容の種類を示す種類 IDおよび前記種類 IDにかかるデータ項目のデータ内 容に対応するデータ内容 IDを含むデータ記録部と、
データ項目ごとに、データ内容 IDに対応するデータ内容を記録したデータ定義部 と、
を備えたことを特徴とするもの。
[46] 請求項 45のデータ構造において、
前記データ定義部は、種類 IDごとに、管理対象としているデータ項目を記録してい ることを特徴とするちの。
[47] 請求項 46のデータ構造において、
前記データ記録部は、データ IDおよび種類 IDの組合せごとに、複数のデータ内容 IDを、各組合せに共通な複数のデータ項目番号にそれぞれ対応させて記録してお り、
前記データ定義部は、前記種類 IDごとに、複数のデータ項目番号にそれぞれ対 応するデータ項目を記録したことを特徴とするもの。
[48] 管理対象となる契約条件が約款によってそれぞれ異なる保険契約を管理するため のデータ構造であって、
少なくとも、保険契約を特定するための証券 ID、前記保険契約における約款を特 定するための約款 IDおよび前記約款における契約内容を特定するための契約内容 IDを含むデータ記録部と、
約款 IDごとかつ契約条件ごとに、契約内容 IDに対応する契約内容を記録したデ ータ定義部と、
を備えたことを特徴とするもの。
[49] 請求項 48のデータ構造において、
前記データ記録部は、証券 IDおよび約款 IDの組合せごとに、複数の契約内容 ID を、各組合せに共通な複数の契約条件番号にそれぞれ対応させて記録しており、 前記データ定義部は、前記約款 IDごとに、複数の契約条件番号にそれぞれ対応 する契約条件を記録したことを特徴とするもの。
[50] 指定データに対しての指定処理を行うプログラムを生成するプログラム生成装置で あって、
データ項目ごとに、データ内容 IDとデータ内容の対応表を記録したデータ定義部 と、
処理に対する処理コードを記録した処理定義部と、
指定データに含まれる種類 IDおよび指定処理の内容によって特定されるデータ項 目についての対応表を、前記データ定義部から取得する対応表取得手段と、 前記指定処理に関する処理コードを、前記処理定義部から取得する処理コード取 得手段と、
取得した前記対応表および取得した前記処理コードに基づいてプログラムを生成 するプログラム生成手段と、
を備えたことを特徴とするプログラム生成装置。
[51] 指定データに対しての指定処理を行うプログラムを生成するプログラム生成装置を コンピュータを用いて実現するためのプログラムであって、コンピュータに以下の手段 (a)〜(e)を構成させることを特徴とするもの:
(a)データ項目ごとに、データ内容 IDとデータ内容の対応表を記録したデータ定義 部にアクセスする手段、
(b)処理に対する処理コードを記録した処理定義部にアクセスする手段、
(c)指定データに含まれる種類 IDおよび指定処理の内容によって特定されるデータ 項目についての対応表を、前記データ定義部から取得する対応表取得手段、
(d)前記指定処理に関する処理コードを、前記処理定義部から取得する処理コード 取得手段、
(e)取得した前記対応表および取得した前記処理コードに基づいてプログラムを生 成するプログラム生成手段。
[52] 請求項 50または 51のプログラム生成装置またはプログラムにおいて、
前記指定データに含まれる種類 IDは、管理対象となるデータ項目が種類 IDによつ てそれぞれ異なるデータを管理するデータ記録部であって、少なくとも、データを識 別するためのデータ ID、前記データ IDによって特定される種類 IDおよび前記種類 I Dにおけるデータ内容を特定するためのデータ内容 IDを含むデータ記録部力 抽 出されたものであることを特徴とするもの。
[53] 請求項 50〜52のいずれかのプログラム生成装置またはプログラムにおいて、 前記データ定義部は、種類 IDごとかつデータ項目ごとに、前記対応表を記録した ことを特徴とするもの。
[54] 所定の種類 IDにかかる指定処理を行うための表示画面を生成する画面生成装置 であって、
データ項目ごとに、データ内容 IDとデータ内容の対応表を記録したデータ定義部 と、
処理に対する処理コードを記録した処理定義部と、
指定データに含まれる種類 IDおよび指定処理の内容によって特定されるデータ項 目についての対応表を、前記データ定義部から取得する対応表取得手段と、 前記指定処理に関する処理コードを、前記処理定義部から取得する処理コード取 得手段と、
取得した前記対応表および取得した前記処理コードに基づいてプログラムを生成 するプログラム生成手段とを備え、
前記データ処理手段は、前記データ定義部が所定の種類 IDにつ 、て記録して 、 るすべてのデータ項目におけるすべてのデータ内容 IDおよびデータ内容の組合せ を取得し、取得した前記データ内容 IDおよびデータ内容の組合せに基づいて、前記 所定の種類 IDにかかる各データ項目について選択可能なデータ内容 IDまたはデー タ内容を出力することによって表示画面を生成することを特徴とする画面生成装置。 所定の種類 IDにかかる指定処理を行うための表示画面を生成する画面生成装置 をコンピュータを用いて実現するためのプログラムであって、コンピュータに以下の手 段 (a)〜(d)を構成させ、:
(a)データ項目ごとに、データ内容 IDとデータ内容の対応表を記録したデータ定義 部にアクセスする手段、
(b)処理に対する処理コードを記録した処理定義部にアクセスする手段、
(c)指定データに含まれる種類 IDおよび指定処理の内容によって特定されるデータ 項目についての対応表を、前記データ定義部から取得する対応表取得手段と、 前記指定処理に関する処理コードを、前記処理定義部から取得する処理コード取 得手段、
(d)取得した前記対応表および取得した前記処理コードに基づいてプログラムを生 成するプログラム生成手段、
前記データ処理手段は、前記データ定義部が所定の種類 IDにつ 、て記録して 、 るすべてのデータ項目におけるすべてのデータ内容 IDおよびデータ内容の組合せ を取得し、取得した前記データ内容 IDおよびデータ内容の組合せに基づいて、前記 所定の種類 IDにかかる各データ項目について選択可能なデータ内容 IDまたはデー タ内容を出力することによって表示画面を生成することを特徴とするもの。
[56] 請求項 54または 55の画面生成装置またはプログラムにおいて、
データ項目ごとに、データ内容 IDまたはデータ内容についての表示形式を記録し た表示形式定義部またはこれにアクセスする手段をさらに備え、
前記データ処理手段は、前記表示形式定義部から取得した表示形式に基づ!、て、 選択可能なデータ内容 IDまたはデータ内容を出力することを特徴とするもの。
[57] 管理対象となるデータ項目がそれぞれ異なるデータを管理するためのデータ管理 方法であって、
少なくとも、データ ID、種類 IDおよびデータ内容 IDをデータ記録部に記録しておき データ項目ごとに、データ内容 IDに対応するデータ内容をデータ定義部に記録し ておき、
前記データ記録部に記録されたデータ内容 IDと一致する、前記データ定義部に記 録されたデータ内容 IDに基づいて、前記データ IDによって特定されるデータの種類 を示す種類 IDの所定のデータ項目に対応するデータ内容を決定することを特徴とす るデータ管理方法。
[58] 管理対象となる契約条件が約款によってそれぞれ異なる保険契約データを管理す るための保険契約データ管理方法であって、
少なくとも、保険契約を特定するための証券 ID、前記保険契約における約款を特 定するための約款 IDおよび前記約款における契約内容を特定するための契約内容 IDをデータ記録部に記録しておき、
契約条件ごとに、契約内容 IDに対応する契約内容を記録したデータ定義部に記 録しておき、
前記データ記録部に記録された契約内容 IDと一致する、前記データ定義部に記 録された契約内容 IDに基づいて、前記証券 IDによって特定される保険契約データ における、所定の契約条件に対応する契約内容を決定することを特徴とする保険契 約データ管理方法。 [59] 指定データに対しての指定処理を行うプログラムを生成するプログラム生成方法で あって、
データ項目ごとに、データ内容 IDとデータ内容の対応表をデータ定義部に記録し ておき、
処理に対する処理コードを処理定義部に記録しておき、
指定データに含まれる種類 IDおよび指定処理の内容によって特定されるデータ項 目についての対応表を、前記データ定義部から取得し、
前記指定処理に関する処理コードを、前記処理定義部から取得し、
取得した前記対応表および取得した前記処理コードに基づいてプログラムを生成 することを特徴とするプログラム生成方法。
[60] 所定の種類 IDにかかる指定処理を行うための表示画面を生成する画面生成方法 であって、
データ項目ごとに、データ内容 IDとデータ内容の対応表をデータ定義部に記録し ておき、
処理に対する処理コードを処理定義部に記録しておき、
指定データに含まれる種類 IDおよび指定処理の内容によって特定されるデータ項 目についての対応表を、前記データ定義部から取得する対応表取得手段と、 前記指定処理に関する処理コードを、前記処理定義部から取得し、
取得した前記対応表および取得した前記処理コードに基づいてプログラムを生成 し、
前記データ定義部が所定の種類 IDにつ 、て記録して 、るすべてのデータ項目に おけるすべてのデータ内容 IDおよびデータ内容の組合せを取得し、取得した前記 データ内容 IDおよびデータ内容の組合せに基づいて、前記所定の種類 IDにかかる 各データ項目について選択可能なデータ内容 IDまたはデータ内容を出力すること によって表示画面を生成することを特徴とする画面生成方法。
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