JPH10334160A - 金融処理システム及び同システム用のプログラム記録媒体 - Google Patents

金融処理システム及び同システム用のプログラム記録媒体

Info

Publication number
JPH10334160A
JPH10334160A JP14394897A JP14394897A JPH10334160A JP H10334160 A JPH10334160 A JP H10334160A JP 14394897 A JP14394897 A JP 14394897A JP 14394897 A JP14394897 A JP 14394897A JP H10334160 A JPH10334160 A JP H10334160A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
database
financial
product
business
registered
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP14394897A
Other languages
English (en)
Inventor
Norihisa Okada
徳久 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
N T T DATA KK
NTT Data Group Corp
Original Assignee
N T T DATA KK
NTT Data Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by N T T DATA KK, NTT Data Corp filed Critical N T T DATA KK
Priority to JP14394897A priority Critical patent/JPH10334160A/ja
Publication of JPH10334160A publication Critical patent/JPH10334160A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 金融商品の変化に即座に対応できる金融処理
システムを提供する。 【解決手段】 各金融商品の性格が、それを単機能に細
分化した複数の構成要素a、b、c、…のセットの形で
商品データベース9に登録されている。また、種々の商
品で使用される各種の金利パターンの内容が、金利デー
タベース11に登録されている。また、個々の金融商品
特有の構成要素が、付加情報データベース13に登録さ
れている。業務アプリケーションプログラム15は、端
末1、3又はATM5から特定の金融商品の業務処理要
求を受けると、データベース9、11、13から該当の
商品の構成要素を取得して、それに基づいて該当商品の
業務処理を行い、処理結果を端末1、3又はATM5に
返送する。新商品を作成したり既存商品を変更するとき
は、業務アプリケーション15は変更せずに、端末1か
らデータベース9、11、13に対して追加登録や登録
内容の変更などを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、金融処理システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】金融機関ではコンピュータシステムを用
いて、各顧客毎の様々な金融商品の計算処理を行ってい
る。金融商品は金利決定方法、利息計算方法、満期後の
扱い等の様々な機能を含んでおり、各金融商品の機能の
具体的内容(それら機能を纏めて以下、金融商品の「性
格」という)は商品毎に異なる。従来の金融処理システ
ムでは、各金融商品のための計算処理のプログラムロジ
ックに、その金融商品が持つ性格が組込まれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の金融処理システ
ムは、新規商品の出現や既存商品の廃止といった金融商
品の変化に対し、即座の対応が困難であるという問題が
ある。何故なら、商品変化に対応するにはプログラムロ
ジックの修正や新規構築などが必要だからである。ま
た、プログラムロジックの修正を繰り返して行くと、一
般的傾向としてプログラムが肥大化してメンテナンスの
効率が低下し、かつバグ混入により品質が悪化する可能
性も高くなってしまう。
【0004】ところで、新規の金融商品を設計する作業
は、従来から専ら人の机上の手作業により行われてい
る。金融商品の設計においては、商品の性格が論理面、
法律面、利潤面など凡ゆる側面で矛盾や問題や不具合が
無く、かつ顧客にとり出来るだけ魅力的であるように設
計して行くことが肝要であり、そのためにシミュレーシ
ョンも多数回繰り返される。このように、金融商品の設
計作業は極めて複雑で面倒で時間がかかる。
【0005】以上の問題は、特に金融商品が自由化され
ていて多種多様の金融商品が出現している国や地域にお
いて顕著である。
【0006】従って、本発明の第1の目的は、金融商品
の変化に即座に対応できる金融処理システムを提供する
ことにある。
【0007】本発明第2の目的は、金融商品の設計を支
援できる金融処理システムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の金融処理システ
ムは、各種の金融商品の性格が登録されたデータベース
と、このデータベース内の各金融商品の性格を参照する
ことにより各金融商品についての業務処理を行うため
の、データベースから分離された業務処理手段と、デー
タベースの登録内容を更新するためのデータベース更新
手段と、前記業務処理手段に対し、指定した金融商品に
ついての業務処理の実行を要求する処理要求手段とを備
える。
【0009】本発明の金融処理システムでは、金融商品
の性格を管理するデータベースと、金融商品についての
業務処理を行う業務処理手段(典型的には、コンピュー
タによって実行される業務処理プログラム)とが分離し
ているため、データベースを更新するだけで、業務処理
プログラムを変更することなしに、新しい金融商品や商
品性格の変更に対応することができる。また、新商品を
設計する場合も、データベースにその設計中の新商品の
性格を登録して、その新商品についての業務処理を試行
してみることにより、その新商品の評価が容易に行え、
設計が容易になる。
【0010】望ましくは、データベース内の各金融商品
の性格は、複数の構成要素の組合せとして構成される。
そのようにすると、構成要素の値を変更することによっ
て、多種多様の商品を作成することができる。また、こ
の場合、業務処理手段は、各構成要素毎にその値を処理
するようにすることができる。そのようにすると、プロ
グラムのロジックが簡単になり、また、各構成要素毎に
種々の安全チェックも行えるので信頼性が高くなる。
【0011】商品性格を複数の構成要素の組合せとして
構成する場合、それらの構成要素を並列的に組合せるだ
けでなく、互いに階層状に関係付けて組合せるようにし
てもよい。このようにすると、例えば金利決定方式や利
息計算方式のような複雑な性格を、単純な構成要素の階
層状の組み合わせとして定義できるので、その設計や管
理が容易であるし、それを処理する業務処理手段のロジ
ックも簡単で済む。
【0012】例えば、好適な実施形態では、データベー
スとして、種々の商品に共通でかつ基本的な構成要素が
商品毎に登録された商品データベースと、金利に関わる
構成要素が種々の金利パターン毎に登録された金利デー
タベースと、特定の商品に特有の構成要素(付加情報)
が登録された付加情報データベースとが用意されてい
る。そして、商品データベース内の各商品の構成要素中
には、使用する金利パターンの指定や、付加情報の指定
が含まれており、これらの指定を介して階層的に、金利
に関する構成要素や付加的な構成要素が商品性格に組込
まれるようになっている。また、ある金利パターンから
他の金利パターンや他の商品へと階層的な関係付けがで
きるようにもなっている。このような構成要素間の階層
的なリンク構造そ用いることによって、複雑な金利決定
方式や特別の付加情報などが容易に取り扱え、多種多様
の性格をもった商品の設計も容易になる。
【0013】好適な実施形態のシステムは、業務サーバ
と、この業務サーバに接続された複数台の端末装置とか
ら構成されている。業務サーバは、上記データベース
と、上記業務処理手段とを有し、また、各端末は、上記
データベース更新手段と上記処理要求手段の一方又は双
方を有している。業務サーバや各端末装置は典型的には
それぞれコンピュータである。コンピュータを業務サー
バや各端末装置として機能させるためのコンピュータプ
ログラムは、半導体メモリやディスク型ストレージや通
信ネットワークなどの公知の又は将来出現する新規なプ
ログラム記録媒体を介してコンピュータにインストール
及びロードすることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は本発明にかかる金融処理シ
ステムの全体構成を示す。
【0015】このシステムは銀行や信用金庫などの金融
機関に設置され、図1に示すように多数台の端末装置
1、3やATM(自動出納装置)5が通信ネットワーク
(図示せず)を介して中央の業務サーバ7に接続されて
いる。業務サーバ7は、商品データベース9、金利デー
タベース11及び付加情報データベース13を管理して
おり、また、端末1、3やATM5からの要求に応答し
て業務処理を実行する業務アプリケーションプログラム
15を備えている。業務アプリケーション15は、業務
処理を行うとき、上記データベース9、11、13から
業務処理に必要なデータを取得する。尚、業務サーバ7
は、業務を集中処理する1台の処理装置であってもよい
し、業務を分散処理する相互接続された複数台の処理装
置であってもよい。
【0016】商品データベース9には、種々の金融商品
A、B、…の性格を各商品毎に記述した商品情報ファイ
ル90A、90B、…が格納されている。各商品情報フ
ァイル90A、90B、…には各商品の性格が、複数の
構成要素a、b、c、…の組合せとして登録されてい
る。商品性格の構成要素a、b、c、…は、商品性格を
単機能に細分化したもので、例えば、複利か単利か、使
用する金利パターンの番号、金利決定方式、金利決定時
期、計算周期などの利息計算に必要な事項や、処理結果
を出力印字するのに必要な出力印字フォーマットや、そ
の商品に特有の付加情報がある場合にはその付加情報の
番号などがある。これらの構成要素の中で、金利パター
ンの番号は、金利データベース11から使用する金利パ
ターンファイル(後述)を検索するためのキーとして用
いられ、また、付加情報の番号は、付加情報データベー
ス13から使用する付加情報ファイル(後述)を検索す
るためのキーとして用いられる。
【0017】尚、金融商品は定期性預金、流動性預金、
ローン商品、複合商品などに種類分けできるが、種類毎
にその商品性格を構成する構成要素の内容や個数は必然
的に異なる。そこで、図1では1つの商品データベース
9しか図示してないが、実際には上記した各商品種類毎
に独立した商品データベースを用意することが望まし
い。
【0018】金利データベース11には、種々の金利パ
ターンA、B、…の内容を各金利パターン毎に記述した
金利パターンファイル110A、110B、…がある。
各金利パターンファイル110A、110B、…には各
金利パターンの内容として、その金利パターンの適用期
間(開始日、終了日)や、種々の預入金額段階及び預入
期間の組毎に規定された金利情報(具体的な利率値、又
は参照すべき他の金利パターンや商品の番号など)が登
録されている。
【0019】付加情報データベース13には、商品の付
加情報を商品毎に記述した付加情報ファイル130B、
…がある。ここで付加情報とは、商品データベース9
(これには種々の商品が共通に持つ構成要素が登録され
ている)には登録できなかった個々の商品の特有の構成
要素であり、例えば、寄付情報、複数明細一括作成情
報、満期後継続商品情報などがある。
【0020】多数台の端末1、3の内のある種の端末1
(以下、「企画端末」という)は、金融機関内の例えば
商品企画部のような部署に設置されており、主として金
融商品の設計作業の支援手段として利用される。従っ
て、この企画端末1は、上述した業務サーバ7のデータ
ベース9、11、13にアクセスして、そのデータベー
スに新しく設計した商品に関するファイルを追加した
り、既存のファイルの内容を変更したり、廃止した商品
のファイルを削除したりすることができる機能を有して
いる。また、この企画端末1は、新設計した商品の評価
のためのシミュレーションが行えるように、その商品に
ついての業務処理をサーバ7に要求する機能も有してい
る。
【0021】別の種類の端末3(以下、「営業端末」と
いう)は金融機関の営業店などに置かれており、顧客と
の間の新規契約や入出金などの取引の扱いに使用され
る。ATM5もこれと同様の用途に使用される。従っ
て、この営業端末3及びATM5は、取扱対象の商品に
ついての業務処理をサーバ7に要求する機能を有してい
る。また、営業端末3及びATM5は、ローカルデータ
ベース30、50を各々有している。各ローカルデータ
ベース30、50には、即時表示画面や会話メッセージ
などのユーザインタフェースの処理に使用される所定事
項を登録した取扱商品別の商品情報ローカルファイル
(図示せず)が格納されている。各営業端末3及び各A
TM5は、例えば毎朝の立ち上げ時に、自己のローカル
データベース30、50内の各商品情報ローカルファイ
ルの更新日付と業務サーバ7の商品データベース9内の
対応する商品の商品情報ファイル90A、90B、…の
更新日付とを比較し、相違している商品があった場合
は、その商品について、上記所定事項をサーバ7内のデ
ータベース9、11、13から読み込んで自己がもつ商
品情報ローカルファイルを更新する。
【0022】業務サーバ7の業務アプリケーション15
は、端末1、3やATM5からの業務処理要求に応答し
て、要求された商品についての業務処理を行ない、結果
を要求元の端末1、3やATM5に返す。例えば、図示
のように、ある営業端末3から例えば特定種類の預金で
ある商品Aについて、預入金額や預入期間などの所定の
入力事項を含んだ業務処理要求を受けた場合、業務アプ
リケーション15は、商品データベース9内の該当する
商品Aの商品情報ファイル90Aを参照して、例えば、
構成要素aに基づいて基準金利を決定し(ステップS
1)、構成要素bに基づいてスプレッド値を決定し(S
2)、それらに基づいて預金利率を計算し(S3)、そ
の預金利率と構成要素cとに基づいて利息を計算し(S
4)、…、構成要素nに基づいて出力印字フォーマット
を選択する(S5)、などといった要求された取引に応
じた種々の処理を実行する。また、このとき、アプリケ
ーション15は、参照した各構成要素a、b、…の内容
に不具合がないか(例えば、必須の登録事項が欠けてい
ないか、登録内容が規定に合致していないかなど)のチ
ェックや、入力された預入金額や預入期間に不具合がな
いか(例えば、その預入金額や預入期間が商品Aについ
て登録されている預入可能金額範囲や預入期間範囲から
外れていないかなど)のチェックも行い、それらのチェ
ックの結果か不具合があった場合には、エラーと判断す
る。このような業務処理を行った後、アプリケーション
15は、その処理結果に基づいて、例えば新規契約の場
合にはその顧客用の当該商品Aの元帳17を作成した
り、例えば入出金などの場合は元帳17を更新したり、
利息や元利合計などの計算結果を上記出力印字フォーマ
ットで処理要求元の営業端末3へ返送したり、といった
操作を行う(S6)。
【0023】図2は、業務アプリケーション15がデー
タベース9、11、13から計算処理に必要な情報を取
得する様子を、一例として指標金利方式における預金利
息を取得する場合を用いて示したものである。
【0024】ある端末から商品コード「00000
5」、預入期間「12か月」、預入金額「5,000,
000円」、取引日「199年12月25日」という内
容の処理要求が入力された(ステップS11)場合を想
定する。アプリケーション15は、まず、入力された商
品コード「00005」をキーとして、商品データベー
ス9から該当する商品情報ファイル90Eを検索する
(ステップS11)。この商品情報ファイル90Eに
は、その商品の構成要素として「金利パターン番号」、
「スプレッドパターン番号」、「金利決定方式」などが
登録されている。
【0025】次に、アプリケーション15は、その商品
情報ファイル90Eに登録されている金利パターン番号
「005」をキーとして、金利データベース11から該
当する金利パターンファイル(金利方式情報)110G
を検索する(S12)。この金利方式情報110Gは、
基準金利を決めるための方式(この場合は、指標商品)
を定義したもので、そこには例えば「適用開始日」及び
「適用終了日」、種々の「金額段階」毎及び「預入期
間」毎の「指標商品コード」と「適用金額段階」と「適
用預入期間」、などが登録されている。
【0026】アプリケーション15は、まず、入力され
た取引日がこの金利方式情報110Gに登録されている
適用開始日から適用終了日までの期間外かどうか、入力
された預入金額が登録されている金額段階の範囲外かど
うか、及び入力された預入期間が登録されている預入期
間以外かどうかなどをチェックし、そうである場合には
エラーとする。
【0027】上記チェックの結果エラーが無ければ、ア
プリケーション15は次に、この金利方式情報110G
から、入力された預入金額「5,000,000円」及
び預入期間「12か月」に該当する金額段階及び預入期
間に対応する指標商品コード「000015」を取得す
る。そして、この指標商品コードをキーとして、商品デ
ータベース9から該当する指標商品の商品情報ファイル
90Fを検索する(S13)。このとき、指標商品の商
品情報ファイル90Fが商品データベース9内に存在し
なかった場合には、エラーとする。
【0028】エラーが無ければ、アプリケーション15
は次に、その指標商品の商品情報ファイル90Fに登録
されている金利パターン「015」をキーとして、金利
データベース11から該当する金利パターンファイル
(金利方式情報)110Iを検索する(S14)。この
金利方式情報110Iは、基準金利を決めるための方式
(この場合は、基準金利パターン)を定義したもので、
そこには例えば「適用開始日」及び「適用終了日」、種
々の「金額段階」毎及び「預入期間」毎の「基準金利パ
ターン番号」と「適用金額段階」と「適用預入期間」、
などが登録されている。このときも、アプリケーション
15は、入力された取引日がこの金利方式情報内110
Iの適用開始日から終了日までの期間外であったり、入
力された預入期間がこの金利方式情報内の預入期間に該
当しない場合には、エラーとする。
【0029】エラーば無ければ、アプリケーション15
は次に、その金利方式情報から基準金利パターン「10
5」を取得し、これをキーにして、その基準金利パター
ンの金利パターンファイル(基準金利情報)110Jを
検索する(S15)。この基準金利情報110Jは、基
準金利の具体的な利率を定義したもので、そこには例え
ば「適用開始日」、「適用終了日」及び「基準金利利
率」などが登録されている。アプリケーション15は、
この基準金利情報110Jから基準金利利率「1.54
7%」を取得する。このときも、入力された取引日がそ
の基準金利利率の適用開始日から終了日までの期間外で
あったなら、エラーとする。
【0030】エラーがなければ、アプリケーション15
は次に、指標商品の商品情報ファイル90Fに登録され
ているスプレッドパターン「215」をキーにして、金
利データベース11から該当する金利パターンファイル
(スプレッド情報)110Kを検索する(S16)。こ
のスプレッド情報110Kは具体的なスプレッド値を定
義したもので、そこには例えば「適用開始日」及び「適
用終了日」、種々の「金額段階」毎及び「預入期間」毎
の「スプレッド値」、などが登録されている。アプリケ
ーション15は、このスプレッド情報110Kから入力
預入金額及び預入期間に対応するスプレッド値「0.2
34%」を取得する。このときも、入力された取引日が
このスプレッド情報110Kに登録された適用開始日か
ら終了日までの期間外であったり、入力された預入金額
が登録されている金額段階の範囲外であったり、入力さ
れた預入期間が登録されている預入期間以外であった場
合には、エラーとする。
【0031】エラーが無ければ、アプリケーション15
は次に、該当商品の商品情報ファイル90Eに登録され
ているスプレッドパターン「205」をキーにして、金
利データベース11から該当する金利パターンファイル
(スプレッド情報)110Hを検索する(S17)。こ
のスプレッド情報110Hも具体的なスプレッド値を定
義したもので、そこには例えば「適用開始日」及び「適
用終了日」、種々の「金額段階」毎及び「預入期間」毎
の「スプレッド値」、などが登録されている。アプリケ
ーション15は、このスプレッド情報110Hから入力
預入金額及び預入期間に対応するスプレッド値(指標ス
プレッド値)「0.322%」を取得する。このとき
も、入力された取引日がこのスプレッド情報110Hに
登録された適用開始日から終了日までの期間外であった
り、入力された預入金額が登録されている金額段階の範
囲外であったり、入力された預入期間が登録されている
預入期間以外であった場合には、エラーとする。
【0032】エラーが無ければ、以上取得した基準金利
利率「1.547%」、スプレッド値「0.234
%」、指標スプレッド値「0.322%」を合算して、
預金利率「2.103%」を決定する(S18)。そし
て、この預金利率に基づいて利息計算などを行う。
【0033】以上説明した実施形態によれば、次のよう
な利点が得られる。
【0034】(1)金融商品の性格を業務処理プログラム
から分離したデータベースで管理しているため、業務処
理プログラムを変更することなしに、金融商品の追加や
変更が容易に行える。
【0035】(2)新たな金融商品の設計作業において、
端末装置を用いて、設計中の金融商品の性格をデータベ
ースに登録して業務処理プログラムに試験的な業務処理
を実行させることにより、その設計中の金融商品の評価
のためのシミュレーションが即座に行える。従って、商
品設計作業が容易になり作業能率が向上する。
【0036】(3)商品の性格を単機能に細分化した複数
の構成要素のセットの形で商品性格がデータベースに登
録されているので、業務プログラムは各構成要素毎にチ
ェックや計算等の処理を行うことができる。よって、業
務プログラムのロジックが簡単になる。
【0037】(4)各々単機能の複数の構成要素の組合せ
の形で商品性格が定義されているので、任意の構成要素
の値を変更するだけで新たな商品を容易に設計できる。
特に、複数の構成要素を並列的に組合せるだけでなく、
図2に示した例のように、例えばある金利パターンから
別の金利パターンや指標商品を参照し、そこから更に別
の金利パターンを参照していくというように、複数の構
成要素を階層状に関係付けて組合せることもできるた
め、利息計算方法や金利決定方法のような複雑な機能の
設計も容易に行うことができる。
【0038】(5)業務プログラムが各構成要素毎にチェ
ックを行うため、設計した商品に不具合があれば即座に
判明し、よって設計作業が容易になり能率が向上する。
【0039】(6)商品データベース、金利データベース
及び付加情報データベースを設け、各商品の基本的な構
成要素は商品データベースに登録し、金利に関する詳細
な構成要素(金利パターン)は金利データベースに登録
し、個々の商品特有の構成要素は付加情報データベース
に登録し、商品データベース内の構成要素から金利デー
タベースや付加情報データベース内の構成要素を参照す
るようにしているため、金利や付加情報について多種多
様のバリエーションをもった金融商品を設計し管理する
ことが容易である。
【0040】(7)営業端末やATMが、各々のユーザイ
ンタフェース処理などに必要な商品情報を格納したロー
カルなデータベースを有し、中央のデータベースの更新
に応じて自己のローカルデータベースを自動的に更新す
るため、営業端末やATMは常に最新の商品情報を用い
てかつ高速に処理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる金融処理システム
の全体構成を示すブロック図。
【図2】業務アプリケーション15がデータベース9、
11、13を参照して計算処理に必要な情報を取得する
様子を、一例として指標金利方式における預金利息を取
得する場合について示した説明図。
【符号の説明】
1 企画端末 3 営業端末 5 ATM 7 業務サーバ 9 商品データベース 11 金利データベース 13 付加情報データベース 15 業務アプリケーションプログラム 17 元帳 30、50 ローカルデータベース 90 商品情報ファイル 110 金利パターンファイル 130 付加情報ファイル

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各種の金融商品の性格が登録されたデー
    タベースと、 前記データベース内の各金融商品の性格を参照すること
    により各金融商品についての業務処理を行うための、前
    記データベースから分離された業務処理手段と、 前記データベースの登録内容を更新するためのデータベ
    ース更新手段と、 前記業務処理手段に対し、指定した金融商品についての
    業務処理の実行を要求する処理要求手段とを備えた金融
    処理システム。
  2. 【請求項2】 前記データベース内の各金融商品の性格
    が複数の構成要素の組合せである請求項1記載の金融処
    理システム。
  3. 【請求項3】 前記業務処理手段が、前記複数の構成要
    素の各々毎に、各構成要素の値を処理する請求項2記載
    の金融処理システム。
  4. 【請求項4】 前記複数の構成要素が、互いに階層状に
    関係付けられた構成要素を含む請求項2記載の金融処理
    システム。
  5. 【請求項5】 前記データベースが、各商品の基本的な
    構成要素が登録された商品データベースと、金利に関わ
    る構成要素が登録された金利データベースとを含み、 前記商品データベース内の各商品の基本的な構成要素の
    いずれかと、前記金利データベース内の金利に関わる構
    成要素のいずれかとが互いに関係付けられている請求項
    2記載の金融処理システム。
  6. 【請求項6】 前記データベースが、種々の商品に共通
    の構成要素が登録された商品データベースと、特定の商
    品に特有の構成要素が登録された付加情報データベース
    とを含み、 前記商品データベース内の前記特定の商品の構成要素の
    いずれかと、前記付加情報データベース内の構成要素の
    いずれかとが互いに関係付けられている請求項2記載の
    金融処理システム。
  7. 【請求項7】 業務サーバと、この業務サーバに接続さ
    れた1台以上の端末装置とを備え、 前記業務サーバが、 各種の金融商品の性格が登録されたデータベースと、 前記データベース内の各金融商品の性格を参照すること
    により各金融商品についての業務処理を行うための、前
    記データベースから分離された業務処理手段とを有し、 前記端末装置の各々が、 前記データベースの登録内容を追加及び変更するための
    データベース変更手段と、 前記業務処理手段に対し、指定した金融商品についての
    業務処理の実行を要求する処理要求手段との内の少なく
    とも一方の手段を有する金融処理システム。
  8. 【請求項8】 前記処理要求手段を有した端末装置の各
    々が、各端末装置のローカルな処理で必要な所定の商品
    情報が登録されたローカルデータベースを有する請求項
    7記載の金融処理システム。
  9. 【請求項9】 前記処理要求手段を有した端末装置の各
    々が、前記ローカルデータベースを前記業務サーバのデ
    ータベースの更新に応じて自動的に更新するローカルデ
    ータベース更新手段を更に有する請求項8記載の金融処
    理システム。
  10. 【請求項10】 業務サーバと、この業務サーバに接続
    された1台以上の端末装置とを備え、 前記業務サーバが、 各種の金融商品の性格が登録されたデータベースと、 前記データベース内の各金融商品の性格を参照すること
    により各金融商品についての業務処理を行うための、前
    記データベースから分離された業務処理手段とを有し、 前記端末装置の各々が、 前記データベースの登録内容を更新するためのデータベ
    ー更新手段と、 前記業務処理手段に対し、指定した金融商品についての
    業務処理の実行を要求する処理要求手段との内の少なく
    とも一方の手段を有する金融処理システムを構築するた
    めに、 前記業務サーバとしてコンピュータを機能させるための
    機械読取可能なコンピュータプログラムを格納した金融
    処理システムのためのプログラム記録媒体。
  11. 【請求項11】 業務サーバと、この業務サーバに接続
    された1台以上の端末装置とを備え、 前記業務サーバが、 各種の金融商品の性格が登録されたデータベースと、 前記データベース内の各金融商品の性格を参照すること
    により各金融商品についての業務処理を行うための、前
    記データベースから分離された業務処理手段とを有し、 前記端末装置の各々が、 前記データベースの登録内容を更新するためのデータベ
    ース更新手段と、 前記業務処理手段に対し、指定した金融商品についての
    業務処理の実行を要求する処理要求手段との内の少なく
    とも一方の手段を有する金融処理システムを構築するた
    めに、 前記端末装置としてコンピュータを機能させるための機
    械読取可能なコンピュータプログラムを格納した金融処
    理システムのためのプログラム記録媒体。
JP14394897A 1997-06-02 1997-06-02 金融処理システム及び同システム用のプログラム記録媒体 Pending JPH10334160A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14394897A JPH10334160A (ja) 1997-06-02 1997-06-02 金融処理システム及び同システム用のプログラム記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14394897A JPH10334160A (ja) 1997-06-02 1997-06-02 金融処理システム及び同システム用のプログラム記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10334160A true JPH10334160A (ja) 1998-12-18

Family

ID=15350783

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14394897A Pending JPH10334160A (ja) 1997-06-02 1997-06-02 金融処理システム及び同システム用のプログラム記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10334160A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100752864B1 (ko) * 2000-12-29 2007-08-29 엘지엔시스(주) 웹을 통해 금융거래를 수행하는 금융 단말시스템
KR100982286B1 (ko) 2008-07-31 2010-09-15 주식회사 신한은행 고객이 보유한 유동성 예금상품을 이용한 정기 적금상품금리제공 방법 및 시스템과 이를 위한 기록매체
US8554582B2 (en) 2004-10-13 2013-10-08 Nissay Information Technology Co., Ltd. Data management apparatus and method thereof

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100752864B1 (ko) * 2000-12-29 2007-08-29 엘지엔시스(주) 웹을 통해 금융거래를 수행하는 금융 단말시스템
US8554582B2 (en) 2004-10-13 2013-10-08 Nissay Information Technology Co., Ltd. Data management apparatus and method thereof
US8694344B2 (en) 2004-10-13 2014-04-08 Nissay Information Technology Co., Ltd. Data management apparatus and method thereof
KR100982286B1 (ko) 2008-07-31 2010-09-15 주식회사 신한은행 고객이 보유한 유동성 예금상품을 이용한 정기 적금상품금리제공 방법 및 시스템과 이를 위한 기록매체

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9875505B2 (en) Hierarchical transaction filtering
JP3466193B2 (ja) 企業のデスクトップ管理のための方法及び装置
US7574379B2 (en) Method and system of using artifacts to identify elements of a component business model
US7584192B2 (en) Collection and analysis of document traffic in an electronic marketplace
US7848970B2 (en) System and method for synchronizing ledger accounts by company group
JP3260813B2 (ja) 情報処理システム
US20040267751A1 (en) Performing a data analysis process
US7853503B2 (en) Transaction allocation
US20020073001A1 (en) System and process for assisting a user to configure a configurable product
JPH06175906A (ja) 情報蓄積システム及び方法
US7340406B1 (en) Business rules system
JP6349469B1 (ja) 企業グループ管理方法およびシステム
US20010032106A1 (en) Multi-environment scalable business system
JPH10334160A (ja) 金融処理システム及び同システム用のプログラム記録媒体
EP2249294A2 (en) Using abstraction layers to facilitate communication between systems
CN112000723B (zh) 一种企业信息管理装置及其应用
US20030028443A1 (en) Online transactions ledger
CN113469801A (zh) 审核结果的确定方法和装置
US7711730B2 (en) Method of returning data during insert statement processing
JP3962795B2 (ja) 業務プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
CN111914202A (zh) 一种多平台智能自动刊登的方法、装置、系统及终端
JP4927150B2 (ja) 貿易決済関連データ管理システムおよびその方法
JP3143931B2 (ja) データ処理装置
JP2003044659A (ja) 企業基幹業務システム及びその構築方法
JPH11288436A (ja) 代行発注処理装置および記録媒体