JPH11265395A - データベースアクセスシステム - Google Patents

データベースアクセスシステム

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JPH11265395A
JPH11265395A JP10068099A JP6809998A JPH11265395A JP H11265395 A JPH11265395 A JP H11265395A JP 10068099 A JP10068099 A JP 10068099A JP 6809998 A JP6809998 A JP 6809998A JP H11265395 A JPH11265395 A JP H11265395A
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JP
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virtual table
real
database
virtual
column
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JP10068099A
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English (en)
Inventor
Toyohito Suzuki
豊人 鈴木
Hiroshi Koike
博 小池
Yuji Mizote
裕二 溝手
Kiyoshi Mitsubori
潔 三堀
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、アプリケーションの実行者が、アプ
リケーションの対象テーブルを、データベース管理シス
テムの定義を変更することなく、変更することを可能と
する。 【解決手段】データベースの1つ以上の実テーブルの実
カラムデータに対して操作を行う1つ以上のSQL文を
生成し、該SQL文を、該アクセス制御手段に与えるこ
とにより、実カラムデータの取得または変更を操作し、
該実カラムデータの取得または変更の結果を、仮想表カ
ラムデータの取得または変更結果として出力するデータ
ベース操作命令変換処理プログラムを持つことにある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データベースのレ
コードを使用するアプリケーションプログラムに係り、
特にアクセス対象とするテーブル構造の変更に強いアク
セスプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】特開平9−6801号公報(データベー
スアクセスシステム)によれば、近年、様々な種類のデ
ータを共有し、情報の有効活用を図るためのデータベー
ス管理システムが、提案されている。現在提案されてい
る各種のデータベース管理システムの中でも、データの
関連付けを考慮したテーブルを利用してデータを取り扱
う、リレーショナルデータベース管理システムが急速に
普及している。
【0003】リレーショナルデータベースでのデータ記
憶の基本的な考え方は、テーブルを利用することによっ
て行なう。テーブルは、カラム(列)とレコード(行)
からなる二次元の表であり、表を構成する各要素は、カ
ラムデータと称されている。また、通常、カラム(列)
は複数存在するので、1行、即ち、1レコードは、複数
種類のカラムデータによって構成されている。
【0004】このようなリレーショナルデータベースの
管理システムは、今日のビジネス社会に不可欠なシステ
ムとなっており、ISO(国際標準化機構)は、リレー
ショナルデータベースを定義・操作するために、リレー
ショナルデータベース用言語である「SQL(Structu
red Query Language)構文」を規定している。
【0005】「HiRDB SQLリファレンス」(株式
会社 日立製作所)によれば、データベース管理システ
ムでは、「ビュー」機能を提供している。ビューは、別
のテーブル等からデータをアクセスすることができる論
理表である。実際には、ビューにデータそのものが格納
されているわけではなく、ビューの基盤となっているテ
ーブルをビューに対して、「実表」と呼ぶ。
【0006】データベースアプリケーションシステム開
発時、ビューを使用する利点としては、実際には複数の
実表を基にして構成されているデータであっても、1つ
のテーブルのデータとしてアクセスすることができ、実
際のテーブル構造の複雑性を意識する必要が無い。実際
には実表の定義を変更することなく列を改名することに
よって別の視点から見たデータを提示することができる
等が挙げられる。
【0007】ビューはSQLのSELECT文によって
定義され、SELECT文の検索実行結果レコードの集
合がそのまま一つのビューとなり、ビューのカラム名は
ビューの定義時指定された名前となる。
【0008】アプリケーションシステムの操作対象とし
てビューを使用した場合、「特開平9−237280号
公報」(ERモデル指向によるデータベース検索装置)
によれば、テーブルの拡張や、アプリケーション内での
カラムデータの意味付けの変更などの際、データベース
管理システムのビュー定義を直接変更することによって
対応する必要があり、それはアプリケーションプログラ
マがデータベース管理者に依頼して行う作業である。
【0009】また、ビューを定義のSELECT文が
「結合」の条件を含む場合、更新操作はKey−Preserv
ed Table(実表のすべてのキーが、ビューでも同一の
キーを保持する場合の実表)の列に対しては可能、削除
操作はビューにKey−Preserved Tableが1つだけ存
在する場合可能、挿入操作はKey−Preserved Table
の列に対して可能であり、更新・削除・挿入の各操作を実
行する場合、各操作が反映される実表は1つであるとい
う制限がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、デ
ータベースのビュー定義を行うことによって実表の列名
を仮想表した別名でのデータアクセスは可能である。
【0011】しかしながら、特に図3のように1つのデ
ータベース(307)を複数アプリケーションから参照
するデータベースアプリケーションシステムにおいて、
アプリケーションプログラム(301,302,30
3)から直接データベースアクセスインターフェース
(304,305,306)に命令を伝える形を取った
場合、1つまたは複数のアプリケーションプログラム変
更の際、他の変更されていないアプリケーションのコー
ド、またはデータベースのスキーマ定義に影響を与えて
しまうこととなる。
【0012】アプリケーションのコードを変更した場
合、再コンパイルの必要があり大きなコストがかかり、
また、データベーステーブルの拡張や、レコードのカラ
ムデータのアプリケーション内での意味付けの変更など
の際、必要となるデータベース管理システムのビュー定
義の変更を含むデータベーススキーマ定義の変更は、ア
プリケーションプログラムがデータベース管理者に依頼
して行わなければならず、大きなコストがかかるという
問題があった。
【0013】また、ビューを定義するSELECT文が
「結合」の条件を含む場合、更新操作はKey-Preserve
d Tableの列に対してのみ可能、削除操作はビューにK
ey−Preserved Tableが1つだけ存在する場合にのみ
可能、挿入操作はKey−Preserved Tableの列に対し
てのみ可能であり、更新・削除・挿入の各操作を実行す
る場合、各操作が反映される実表は1つであるという制
限があり、データベースアプリケーション開発者はビュ
ーに対しての参照操作では実表の構造を意識せずにコー
ディングが可能であるが、更新・削除・挿入の各操作で
は実表の構造を意識したコーティングを行わなければな
らず、操作の一貫性に欠けるという問題があった。
【0014】本発明は、アプリケーション開発時に、レ
コードの更新・削除・挿入操作を行う場合もテーブルの
構造を意識する必要を無くし、参照操作と、更新・削除
・挿入操作のインターフェースに一貫性を持たせること
を目的としており、さらにアプリケーション内で使用す
るレコードのカラムデータの変更や、カラムデータの意
味付けの変更などの際、データベース管理システム内の
定義情報の変更の必要を無くし、またテーブル構造の変
更・拡張の際アプリケーションプログラムのコード変更
・再コンパイルの必要を無くすことを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し、本発
明の目的を達成するため、以下の手段が考えられる。1
種類以上の実カラムデータを有する実レコードの集合で
ある実テーブルを、複数備えているデータベースと、該
データベースの実カラムデータを取得または変更するデ
ータベース管理手段と、与えられたSQL文に対応し
て、前記データベース管理手段の該実カラムデータの取
得または変更動作を制御するアクセス制御手段からなる
データベースアクセスシステムにおいて、該データベー
スの1つ以上の実テーブルのいくつかの実カラムデータ
を、1つの仮想表の各仮想表カラムデータとして関連付
ける仮想表定義情報と、該仮想表カラムデータを取得ま
たは変更する仮想表操作命令を入力とし、該データベー
スの1つ以上の実テーブルの実カラムデータに対して操
作を行う1つ以上のSQL文を生成し、該SQL文を、
該アクセス制御手段に与えることにより、実カラムデー
タの取得または変更を操作し、該実カラムデータの取得
または変更の結果を、仮想表カラムデータの取得または
変更結果として出力する、データベース操作命令変換処
理プログラムを持つことを特徴とする、データベースア
クセスシステムを提供することにより、達成される。
【0016】すなわち、本発明は、図4のようにリレー
ショナルデータベースを用いたデータベースアプリケー
ションシステムにおいて、リレーショナルデータベース
に格納されたデータを用いたデータベースアプリケーシ
ョンプログラム(401,402,403)と、リレー
ショナルデータベース管理システムへのSQL文でのア
クセスを提供するデータベースアクセスインターフェー
スプログラム(404,405,406)の間にリレー
ショナルデータベースの1つまたは複数のテーブルを、
プログラム外部の仮想表定義ファイル(409,41
1,413)図5(501)に示す構成の502から取
得する図6に示す仮想表定義情報テーブル(604)の
構成の仮想表カラム名・テーブルカラム名対照情報(6
01)及びテーブルの結合カラム名集合情報(602)
と、(503)から取得するテーブル内レコードユニー
ク性保証カラム名集合情報(603)から構成される仮
想表定義情報テーブル(414,415,416)をも
とに仮想表に変換し、アプリケーションプログラム(4
01,402,403)からの該仮想表に対する検索、
挿入、変更、削除の操作命令の入力を、該仮想表へ該操
作の結果を反映する、1つまたは複数のテーブルに対し
て操作を行う1つまたは複数のSQL文に変換し、生成
されたSQL文をデータベースアクセスインターフェー
スプログラム(404,405,406)に対して発行
することによって、テーブル構造をアプリケーションプ
ログラム(401,402,403)に対して仮想表と
して仮想化する命令変換プログラム(408,410,
412)を配置する。
【0017】命令変換プログラム(408,410,4
12)は仮想表レコード検索操作命令に対して、検索対
象仮想表カラム名列と検索条件の入力から、仮想表定義
情報テーブル(414,415,416)に格納されて
いる情報と、入力情報中に出現する仮想表カラム名か
ら、検索対象とするテーブル名を解決し、入力の検索対
象仮想表カラム名列と検索条件中に出現する仮想表カラ
ム名を、テーブルのカラム名に変換し、仮想表定義情報
と検索対象テーブル名より、テーブル結合条件を生成
し、テーブルのカラム名に変換した検索対象仮想表カラ
ム名列、テーブルのカラム名に変換した検索条件、検索
対象とするテーブル名、テーブル結合条件から、SQL
のSELECT文を生成し、リレーショナルデータベー
スのデータベースアクセスインターフェースを用いて生
成した検索命令を発行し、該検索結果のカラム名を、仮
想表カラム名に変換して返す。
【0018】また、仮想表レコード挿入操作命令に対し
て、仮想表定義情報テーブルの情報と、仮想表カラム名
とカラムデータの対の列からなる挿入レコード情報の入
力から、該挿入レコード情報を各挿入対象テーブル単位
に分割し、該テーブル単位挿入レコードの各仮想表カラ
ム名をテーブルのカラム名に変換し、各挿入対照の候補
となるテーブルに対し、整合性確認のSQLのSELE
CT文を生成して仮想表レコード挿入後の整合性の確認
を行い、整合性が保たれている場合、各テーブル毎のS
QLのINSERT文を生成し、該リレーショナルデー
タベースのデータベースアクセスインターフェースを用
いて生成したSQLのINSERT文を発行する。
【0019】また、仮想表レコード削除操作命令に対し
て、仮想表定義情報と、削除条件の入力から、仮想表を
構成するテーブルの全ての組に関して削除後のデータ整
合性が保証できる削除条件を生成し、列挙済み削除条件
をもとに、各テーブル毎のSQLのDELETE文を生
成し、該リレーショナルデータベースのデータベースア
クセスインターフェースを用いて生成したSQLのDE
LETE文を発行する。
【0020】また、仮想表レコード更新操作命令に対し
て、仮想表定義情報と、仮想表カラム名と仮想表カラム
データの組から成る仮想表更新レコード情報と、更新条
件から、仮想表全カラム名を検索対象仮想表全カラム
名、更新条件を検索条件入力とする仮想表レコード検索
操作を行い、検索結果仮想表レコードの仮想表更新レコ
ード情報に含まれる仮想表カラムのデータを仮想表更新
レコード情報の仮想表カラムデータで置換し、該置換後
検索結果仮想表レコードを入力として、前記仮想表レコ
ード挿入操作を行う。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を詳細
に説明する。
【0022】図1は本発明を適用したデータベースアプ
リケーションシステムのブロック図であり、図2は、ア
プリケーションプログラムからの命令に対する処理全体
の流れを表すフロー図であり、図6は仮想表定義ファイ
ルの構成図であり、図7は対象とする操作対象とするデ
ータベースのテーブル構成の1例であり、図8は図7の
テーブル構成を対象として仮想表を構成する仮想表定義
ファイルの1例である。
【0023】図1において、サーバマシン(115)は
CPU(102)とキーボード(103)と外部記憶装
置(104)と通信装置(105)と主記憶装置(10
7)及びバス(106)で構成され、外部記憶装置(1
04)にリレーショナルデータベース(RDB)(12
0)を格納し、主記憶装置(107)上にリレーショナ
ルデータベース管理システム(RDBMS)(122)
をロードし実行する。
【0024】またクライアントマシン(116)はCP
U(109)とキーボード(111)と外部記憶装置
(110)と通信装置(108)と主記憶装置(11
4)及びバス(113)で構成され、外部記憶装置(1
10)上に仮想表定義ファイル(121)を格納し、主
記憶装置(114)上にデータベースアプリケーション
プログラム(AP)(117)と、命令変換プログラム
(123)と、仮想表設定プログラム(119)をロー
ドし実行する。命令変換プログラム(123)は、外部
記憶装置(110)から仮想表定義ファイル(121)
の情報を、仮想表定義情報テーブル(118)に読み込
む。
【0025】仮想表定義情報は、図5で示す構成の仮想
表定義ファイル(501)から、図6で示す構造を持つ
仮想表定義情報テーブル(604)に格納する。仮想表
定義ファイル(501)の「仮想表カラム名・テーブル
カラム名対照情報、テーブル結合カラム名集合情報(5
02)」は仮想表定義情報テーブル(604)の仮想表
カラム名・テーブルカラム名対照情報(601)に格納
し、また1つの仮想表カラム名に複数のテーブルのカラ
ム名が対応する場合は、テーブルの結合カラム名情報
(602)にも格納する。また(501)のテーブル内
レコードユニーク性保証カラム名集合情報(503)は
仮想表定義情報テーブル(604)のテーブル内レコー
ドユニーク性保証カラム名集合情報(603)に格納す
る。
【0026】図2において、命令変換プログラム(20
2)は、仮想表設定プログラム(204)を使用してあ
らかじめ作成された、仮想表定義ファイル(203)の
情報を仮想表定義情報テーブル(208)に読み込む。
AP(201)が命令変換プログラム(202)に仮想
表レコードの検索操作または挿入操作または削除操作ま
たは更新操作の命令を発行すると、該仮想表レコード操
作命令を該仮想表定義情報をもとに、1つ以上のSQL
のSELECT文、またはINSERT文、またはDE
LETE文の組み合わせに変換し、対象とするリレーシ
ョナルデータベースのアクセスインターフェース(20
7)に対して発行し、RDBMS(205)を通してR
DB(206)に操作を行う。
【0027】以下、図7に示すテーブル構成を例に、仮
想表レコードの検索、挿入、削除、更新命令に対して、
命令変換プログラム(202)が実行する処理を説明す
る。
【0028】図8(801)はテーブルA(701)、
テーブルB(702)、テーブルC(703)から仮想
表V(704)を構成するための仮想表定義ファイルの
例であり、図9(704)は仮想表定義ファイル(80
1)を読み込んで生成する仮想表定義情報テーブルであ
る。
【0029】図10は、命令変換プログラムの構成図で
ある。以下、命令変換プログラムの仮想表レコード検索
処理命令に対する動きを、仮想表V(704)を対象と
している命令変換プログラム(1020)に対し、図1
2に示す仮想表レコード検索命令(1200)を検索対
象仮想表カラム名列(1201)及び仮想表レコード検
索条件(1202)を入力として発行した場合を例にし
て説明する。
【0030】図11は検索命令に対する処理を表すフロ
ー図である。(ステップ1100)において、仮想表定
義情報読み込み部(1016)は仮想表定義ファイル
(1017)を読み込み、仮想表定義情報テーブル(1
015)に格納する。(ステップ1101)で、命令受
付部(1100)は検索命令として、検索対象仮想表カ
ラム名列(1201)及び、仮想表レコード検索条件
(1202)の入力を受ける。
【0031】(ステップ1102)では、(ステップ1
101)で受け取った検索対象仮想表カラム名列(12
01)を検索対象仮想表カラム名処理部(1002)
に、仮想表レコード検索条件(1202)を検索条件処
理部(1003)にそれぞれ渡す。ここで検索対象仮想
表カラム名処理部(1002)、及び検索条件処理部
(1003)は、それぞれの入力中に現れる仮想表カラ
ム名を、検索対象カラム名管理部(1012)に登録す
る。ここで(1200)の入力で登録される仮想表カラ
ム名は(1203)の通りである、全出現仮想表カラム
名を登録し終わり次第、SQL生成部(1001)に制
御が移る。
【0032】(ステップ1103)で、SQL生成部
(1001)は検索対象テーブル名・カラム名決定部
(1004)に検索対象テーブル名の解決を依頼する。
(1200)の入力で(ステップ1103)では(12
04)から検索対象となるテーブル(1204)と決定
する。
【0033】(ステップ1104)で、SQL生成部は
検索対象仮想表カラム名処理部(1002)と仮想表レ
コード検索条件処理部(1003)を呼び出し、カラム
名変換後の検索対象カラム名列と検索条件を取得する。
この時、検索対象仮想表カラム名処理部(1002)及
び仮想表レコード検索条件処理部(1003)は検索対
象テーブル名・カラム名決定部(1004)を呼び出
し、検索対象とするテーブル名を取得し、カラム名の変
換を行う。ここで検索対象カラム名については、それぞ
れの検索対象カラム名に続けてダブルクォーテーション
で囲むことによって、検索結果のカラム名が仮想表カラ
ム名となるようにする。(1200)の入力に対して
は、(1206)のそれぞれ検索対象カラム名(120
7)、検索条件(1208)の出力を得る。
【0034】(ステップ1105)ではSQL生成部が
テーブル結合条件生成部(1005)を呼び出し、検索
対象となるテーブルに関しての結合条件を取得する。テ
ーブル結合条件生成部(1005)では検索対象テーブ
ル名・カラム名決定部(1004)より検索対象テーブ
ル名を取得し、仮想表定義情報テーブル(1015)の
テーブル結合カラム名情報をもとに、テーブル結合条件
を生成する。(1200)の入力に対しては、(120
9)が生成されることとなる。
【0035】(ステップ1106)では、(ステップ1
103)で生成された検索対象テーブル名、(ステップ
1104)で生成された検索対象カラム名、検索条件、
(ステップ1105)で生成されたテーブル結合条件を
もとにSQLのSELECT文を生成する。(120
0)の入力に対しては(1210)が生成される。
【0036】(ステップ1107)では、SQL命令発
行部(1010)においてSQL命令生成部(100
1)で生成されたSQL文をデータベースアクセスイン
ターフェース(1018)に対し発行する。(ステップ
1108)では、検索結果処理部(1011)におい
て、検索結果をアプリケーションで使用する形式に変換
し返す。
【0037】次に、命令変換プログラムの仮想表レコー
ド挿入処理命令に対する動きを、仮想表V(704)を
対象としている命令変換プログラム(1020)に対
し、図14に示す仮想表レコード挿入命令(1400)
を仮想表カラム名(1401)及び仮想表カラムデータ
(1402)を入力として発行した場合を例にして説明
する。
【0038】図13は挿入命令に対する処理を表すフロ
ー図である。(ステップ1300)において、仮想表定
義情報読み込み部(1016)は仮想表定義ファイル
(1017)を読み込み、仮想表定義情報テーブル(1
015)に格納する。(ステップ1301)で、命令受
付部(1100)は挿入命令として、仮想表カラム名
(1401)と、仮想表カラムデータ(1402)から
なる仮想表レコード挿入命令(1400)の入力を受け
る。
【0039】(ステップ1302)では仮想表レコード
分割処理部(1006)において、各カラムに対応して
いるテーブル毎に仮想表レコードの分割を行い、挿入レ
コード情報管理テーブル(1013)に登録する。
【0040】ここで仮想表レコード挿入命令(140
0)が入力であった場合は、(1406)のようにな
り、それぞれテーブルAに対応する部分(1403)、
テーブルBに対応する部分(1404)、テーブルCに
対応する部分(1405)である。ここでテーブルA、
テーブルB、テーブルCに関して、未処理と設定する。
【0041】(ステップ1303)では、トランザクシ
ョンを開始する。これは仮想表レコード挿入操作はSQ
Lレベルでは1つ以上のデータ変更命令で構成されるの
に対して、命令変換プログラムの外部に対しては1つの
操作として提供しているため、命令変換プログラム中で
の全てのデータベース変更処理を合わせて1つのアトミ
ックな操作とする必要があるからである。
【0042】(ステップ1304)では、挿入整合性確
認部(1007)において挿入レコード情報管理テーブ
ル(1013)を参照し、データ挿入対象でありまだ処
理されていないテーブルがあるかを調べる。図14の例
ではテーブルA、テーブルB、テーブルCが未処理であ
るので、YESである。
【0043】(ステップ1305)では挿入対象テーブ
ルであり、未処理のテーブルを1つ選択しTとする。図
14の例では任意でテーブルAをTとする。(ステップ
1306)では(ステップ1305)で選択したテーブ
ルにテーブル内レコードユニーク性保証カラムがあるか
否かを仮想表定義情報テーブルを参照して検査する。こ
こで例のテーブルAではIDカラムがユニーク性保証カ
ラムとなっているのでYESとなる。
【0044】(ステップ1309)ではTのユニーク性
保証カラムがTに関しての挿入レコード情報に全て存在
しているかを検索する。例ではAのユニーク性保証カラ
ムはIDのみであり、Aに関しての挿入レコード情報
(1403)内に全て存在していることになり、YES
となる。存在していない場合は、挿入した場合の整合性
保証が行えなくなるので、トランザクションをロールバ
ックし(ステップ1314)、終了する。
【0045】(ステップ1310)ではTに関しての挿
入レコード情報のユニーク性保証カラムのデータと等価
のレコードが存在するか否かを検索する。この時、検査
に使用するSQLは、挿入レコード情報の[カラム名=
カラムデータ]の条件式をカラム数だけAND条件でつ
ないだ条件式を持ったSELECT文であり、検索対象
カラムは全カラムとする。図14での例の場合、検査用
のSQLは(1407)となる。
【0046】ここで検索結果は0件であった場合は、存
在していないレコードとなるので、レコードを挿入(ス
テップ1307)してもよいことになる。(ステップ1
312)では(ステップ1311)において検索した結
果のレコードと、挿入レコード情報を比較する。異なる
場合は不整合が発生することを意味するので、トランザ
クションをロールバックし(ステップ1314)、終了
する。同値であった場合は、既に同一のレコードが存在
することを意味し、レコードの挿入を行う必要はない。
【0047】例では検索した結果のレコードと、挿入レ
コード情報は同値であるので、テーブルAにレコードの
挿入を行う必要はないことがわかる。(ステップ130
8)では、Tを処理済に設定する。以下同様にテーブル
B、テーブルCについて行う。その結果、テーブルBに
関しては1408、テーブルCに関しては1409、1
410のSQL文が生成される。テーブルB、テーブル
Cの処理が終了すると、(ステップ1304)の分岐に
おいて、NOとなり、トランザクションをコミットし
(ステップ1313)、終了する。
【0048】次に、命令変換プログラムの仮想表レコー
ド削除処理命令に対する動きを、仮想表V(704)を
対象としている命令変換プログラム(1020)に対
し、図17に示す仮想表レコード削除命令(1700)
を仮想表レコード削除条件入力として発行した場合を例
にして説明する。
【0049】図15は削除命令に対する処理を表すフロ
ー図である。(ステップ1500)において、仮想表定
義情報読み込み部(1016)は仮想表定義ファイル
(1017)を読み込み、仮想表定義情報テーブル(1
015)に格納する。(ステップ1522)で、命令受
付部(1100)は仮想表レコード削除命令として、仮
想表レコード削除条件の入力を受ける。図17の例では
(1700)を仮想表レコード削除条件入力とする。
【0050】(ステップ1501)では仮想表レコード
条件処理部(1008)において入力の仮想表レコード
削除条件を関連するテーブル毎に分割し、削除条件情報
管理テーブル(1014)に格納する。ここで削除条件
管理テーブル(1014)は、図16に示すように仮想
表に含まれるテーブル数をNとしたときN×N構造を持
っている削除条件テーブル(1600)と1×N構造を
持つルートフラグテーブル(1601)からなる。
【0051】(ステップ1501)において、入力の仮
想表レコード削除条件をテーブル毎に分割した条件はそ
れぞれ対応するテーブルをTとした場合、削除条件テー
ブル(1600)の(T,T)の位置に格納する。ルー
トフラグテーブル(1601)をOFFに初期化する。
(1701)は(1700)の入力に対して(ステップ
1501)終了時点での削除条件テーブル(1600)
の内容を示したものであり、(1704)はルートフラ
グテーブルの内容を示したものである。
【0052】(ステップ1521)では、トランザクシ
ョンを開始する。これは仮想表レコード削除操作はSQ
Lレベルでは1つ以上のデータ変更命令で構成されるの
に対して、命令変換プログラムの外部に対しては1つの
操作として提供しているため、命令変換プログラム中で
の全てのデータベース変更処理を合わせて1つのアトミ
ックな操作とする必要があるからである。
【0053】(ステップ1502)では、ルートフラグ
テーブル(1601)の対応する要素がOFFとなって
いるテーブルが存在するかどうかを検査する。存在しな
い場合は(ステップ1509)へ進む。(ステップ15
03)ではルートフラグがOFFのテーブルの中から任
意の1つを選び、ルートとし、対応するルートフラグテ
ーブル(1601)の要素をONとする。また、カレン
トフラグテーブルをOFFに初期化する。
【0054】(ステップ1504)では削除条件テーブ
ル(1600)のルートテーブルに対応する行の対応す
るカラムに削除条件が入っており、カレントフラグがO
FFのテーブルが存在するかを検査する。存在した場合
はその中から1つ選びカレントし、カレントフラグをO
Nにし(ステップ1505)、カレントの結合対象であ
り、かつ削除条件テーブル(1600)のルートに対応
する行の、対応するカラムに条件が入っていないテーブ
ルが存在するかを検査する(ステップ1506)。
【0055】存在しない場合は(ステップ1504)
へ。存在する場合は、該当する任意のテーブルをジョイ
ンに設定し、削除条件テーブル(1600)の(カレン
ト、ルート)を条件として、カレントとジョインの結合
カラムを検索対象列とする検索を実行し(ステップ15
08)、検索結果が存在するかを検査する(ステップ1
519)。存在しなかった場合は、トランザクションを
ロールバックし(ステップ1520)、終了する。
【0056】存在した場合は、検索結果レコードについ
て、それぞれ重複数を数え(ステップ1518)、検索
結果レコードをもとに「カラム名=カラムデータ」形式
の条件をAND結合でレコードカラム数だけ結合したも
のを検索条件とし、検索対象カラムを全カラムとする検
索を各レコードに関して行い、そのヒット数を数える
(ステップ1517)。
【0057】ここで(ステップ1518)で算出された
重複数と(ステップ1517)で求められたヒット数が
一致するレコードが存在するかを検査する(ステップ1
515)。存在しない場合は削除条件テーブル(160
0)のジョイン、ルート)に削除不能フラグを設定し
(ステップ1516)、(ステップ1506)へ進む。
存在する場合は、一致するレコードそれぞれについて
「カラム名=カラムデータ」形式の条件をAND結合で
レコードカラム数だけ結合した条件を生成し、各生成さ
れた条件をOR結合で結合した条件を削除条件テーブル
(1600)の(ジョイン、ルート)に格納し(ステッ
プ1514)、(ステップ1506)へ進む。
【0058】ここで(1702)は(1700)の入力
に対して構成される削除条件テーブルの内容である。ま
た(1705)は(1702)が構成された時点での、
ルートフラグテーブルの内容である。(ステップ150
2)において、ルートフラグテーブルの値がOFFのテ
ーブルが存在しなかった場合、削除条件テーブル(16
00)の各列について、各行の条件式をAND結合で結
合し対応するテーブルに対し発行する(1513)。
【0059】ここで削除条件テーブルの対応する列に条
件が1つも入っていないもしくは削除不能フラグが設定
されているテーブルに関しては、操作を行わない(ステ
ップ1512)。ここで(1703)は(1700)の
入力に対して生成される、各テーブルに対する削除の条
件である。全テーブルの処理が終わったところでトラン
ザクションをコミットし(ステップ1510)、終了す
る。
【0060】次に、命令変換プログラムの仮想表レコー
ド更新処理命令に対する動きを説明する。
【0061】図18は更新命令に対する処理を表すフロ
ー図であり、図19は仮想表レコード更新命令の例であ
る。仮想表定義情報読み込み部(1016)は仮想表定
義ファイル(1017)を読み込み、仮想表定義情報テ
ーブル(1015)に格納する(ステップ1800)。
命令受付部(1100)は更新命令として、仮想表カラ
ム名(1901)と、仮想表カラムデータ(1902)
と、仮想表レコード更新条件(1903)からなる仮想
表レコード更新命令(1900)の入力を受ける(ステ
ップ1801)。
【0062】(ステップ1810)では、トランザクシ
ョンを開始する。これは仮想表レコード更新操作はSQ
Lレベルでは1つ以上のデータ変更命令で構成されるの
に対して、命令変換プログラムの外部に対しては1つの
操作として提供しているため、命令変換プログラム中で
の全てのデータベース変更処理を合わせて1つのアトミ
ックな操作とする必要があるからである。
【0063】(ステップ1802)では仮想表レコード
検索条件入力として仮想表レコード更新条件、検索対象
仮想表カラム名として仮想表全カラム名を指定して、仮
想表レコード検索処理を実行する。検索結果仮想表レコ
ードが1件以上あることを検査し(ステップ180
3)、0件の場合は更新対象レコードなしとして、トラ
ンザクションをロールバックし(ステップ1808)、
終了する。
【0064】検索結果が存在する場合は、仮想表レコー
ド削除条件入力として、仮想表レコード削除を実行する
(ステップ1804)。(ステップ1805)では(ス
テップ1802)での検索結果集合が空であるか否かを
検査する。空であった場合にはトランザクションをコミ
ットし(ステップ1809)、終了する。
【0065】空でなかった場合は、任意の1つを取り出
し、仮想表更新レコード情報に含まれるカラム名に対応
するカラムデータを仮想表更新レコード情報のカラムデ
ータに変換し(ステップ1806)、変換した仮想表レ
コードを挿入する仮想表レコードとして仮想表レコード
挿入操作を実行し(ステップ1807)、(ステップ1
805)へ進む。
【0066】上記実施例によれば、アプリケーションの
対象テーブルをアプリケーションの実行者が、データベ
ース管理システムの定義を変更することなく、変更する
ことが可能となるという効果がある。
【0067】上記実施例において、命令変換プログラム
が対象とする仮想表の指定方法は、以下のような方法が
考えられる。
【0068】図20は、実行時の指定でアプリケーショ
ンが対象とするデータを変更する、命令変換プログラム
を使用するアプリケーションの構成例である。外部記憶
装置(2003)は命令変換プログラムを使用するアプ
リケーションの実行ファイル(2004)と、商品管理
仮想表定義ファイル(2005)と、顧客管理仮想表定
義ファイル(2006)を格納する。
【0069】商品データベースアプリケーション実行手
段(2001)を実行した場合、(2004)が主記憶
装置(2007)にロードされ、商品管理仮想表定義フ
ァイル(2005)の情報を商品管理仮想表定義情報テ
ーブル(2010)に格納し、商品データ管理データベ
ース(2012)を操作する商品データベースアプリケ
ーション(2008)となる。
【0070】顧客データベースアプリケーション実行手
段(2002)を実行した場合、(2004)が主記憶
装置(2007)にロードされ、顧客管理仮想表定義フ
ァイル(2006)の情報を顧客管理仮想表定義情報テ
ーブル(2011)に格納し、顧客データ管理データベ
ース(2013)を操作する顧客データベースアプリケ
ーション(2009)となる。
【0071】上記実施例において、アプリケーションプ
ログラムが対象とする仮想表を、立ち上げ時に定義ファ
イル名称を指定するという簡単な手段により、切り替え
ることができ、例えば上記実施例の商品データベースア
プリケーションと顧客データベースアプリケーションの
ように、ロジックの同じアプリケーションプログラムを
別のアプリケーションとして使用することが可能とな
る。
【0072】また、上記実施例における仮想表操作命令
は仮想表に対するSQLであってもよい、この場合SE
LECT文及びDELETE文のFROM句、及び、I
NSERT文のINTO句内は、仮想表名となる。
【0073】本実施例においては、SQL構文が拡張さ
れた場合でも仮想表による効果が実現できる。
【0074】例えば、以下のような拡張の例が考えられ
る。
【0075】SELECTニュース番号、F1(ニュー
ス、‘記事.本文’、‘記事[本文{“日
立”}]’)、価格 FROMニューステーブル WHERE F2(ニュース、‘記事[本文{“日
立”}]’)IS TRUE ここで、F1、F2は拡張文法である。
【0076】この場合、先の実施例における、検索対象
仮想表カラム名は、NewsNo,F1(News,‘記事.本
文’、‘記事[本文{“日立”}]’)VALUEに対
応し、仮想表レコード検索条件はF2(News,‘記事
[本文{“日立”}]’)IS TRUEに対応し、検索対
象の実テーブルに対応するFROM句と、結合条件が生
成される。
【0077】出力結果は以下のようになる SELECT NewsMaster.NewsNo,F1(NewsMas
ter.News.‘記事.本文'、‘記事[本文{“日
立”}]’),News Price.Price FROM NewsMaster,NewsPrice WHERE F2(NewsMaster.News,‘記事[本文
{“日立”}]’)ISTRUE AND NewsMaste
r.NewsNo=NewsPrice.NewsNo
【0078】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、デ
ータベースアプリケーション開発者は、データベーステ
ーブル実体の複雑な構造を意識することなく、コンフィ
グレーションファイル定義によって仮想化された1つの
テーブルに対しての操作のみを意識したコーディングを
行うことができるので、データベースアプリケーション
開発工数削減の効果がある。
【0079】また、プログラムコード中における操作対
象カラム名には、プログラム外部のデータベースアクセ
ス環境設定ファイル中において定義の、仮想化された名
称が使用されるため、データベーステーブル実体の定義
や、レコードのカラムデータのアプリケーション内での
意味付けを変更した場合にも、プログラムのコードの変
更や再コンパイルの必要はなく、データベースアクセス
環境設定ファイルの内容変更のみで対応することができ
るので、保守コスト削減の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したデータベースアプリケーショ
ンシステムのブロック図である。
【図2】アプリケーションプログラムからの命令に対す
る処理全体の流れを表すフロー図である。
【図3】1つのデータベースを複数アプリケーションか
ら参照するデータベースアプリケーションシステムのブ
ロック図である。
【図4】1つのデータベースを複数アプリケーションか
ら参照する、本発明を適用したデータベースアプリケー
ションシステムのブロック図である。
【図5】仮想表定義ファイルの構成図である。
【図6】仮想表定義情報テーブルの構成図である。
【図7】実施の形態で操作対象として使用するデータベ
ースのテーブル構成図である。
【図8】図7のテーブル構成を対象として仮想表を構成
する仮想表定義ファイルの1例を示す図である。
【図9】図8の仮想表定義ファイルを読み込んで生成す
る仮想表定義情報テーブルを示す図である。
【図10】命令変換プログラムの構成を示すブロック図
である。
【図11】検索命令に対する処理を表すフロー図であ
る。
【図12】検索命令に関するデータの例を示すフロー図
である。
【図13】挿入命令に対する処理を表すフロー図であ
る。
【図14】挿入命令に関するデータの例を示すフロー図
である。
【図15】削除命令に対する処理を表すフロー図であ
る。
【図16】削除条件管理テーブルの構成を表すブロック
図である。
【図17】仮想表レコード削除命令の例である。
【図18】更新命令に対する処理を表すフロー図であ
る。
【図19】仮想表レコード更新命令の例を示すブロック
図である。
【図20】実行時の指定でアプリケーションが対象とす
るデータを変更する命令変換プログラムを使用するアプ
リケーションの構成例を示す図である。
【符号の説明】
201…アプリケーションプログラム、 202…命令
変換プログラム、203…仮想表定義ファイル、
204…仮想表設定プログラム、205…データベ
ース管理装置、 206…データベース、207
…アクセスインターフェース、 208…仮想表定義
情報テーブル、1000…命令受付部、
1001…SQL生成部、1002…検索対象仮想表
カラム名処理部、1003…仮想表レコード検索条件処
理部、1004…検索対象テーブル名・カラム名決定
部、1005…テーブル結合条件生成部、1006…仮
想表レコード分割処理部、 1007…挿入整合性確認
部、1008…仮想表レコード条件分割処理部、100
9…削除整合性保証部、 1010…SQL命
令発行部、1011…検索結果処理部、 1
012…検索対象仮想表、1013…カラム名管理部、
1014…挿入レコード情報管理テーブル、1015…
仮想表定義情報テーブル、1016…仮想表定義情報読
み込み部、 1017…仮想表定義ファイル、1018
…データベースアクセスインターフェース、1019…
命令変換プログラム。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三堀 潔 神奈川県戸塚区戸塚町5030番地 株式会社 日立製作所ソフトウェア開発本部内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1種類以上の実カラムデータを有する実レ
    コードの集合である実テーブルを、複数備えているデー
    タベースと、該データベースの実カラムデータを取得ま
    たは変更するデータベース管理手段と、与えられたSQ
    L文に対応して、前記データベース管理手段の該実カラ
    ムデータの取得または変更動作を制御するアクセス制御
    手段からなるデータベースアクセスシステムにおいて、
    該データベースの1つ以上の実テーブルのいくつかの実
    カラムデータを、1つの仮想表の各仮想表カラムデータ
    として関連付ける仮想表定義情報と、該仮想表カラムデ
    ータを取得または変更する仮想表操作命令を入力とし、
    該データベースの1つ以上の実テーブルの実カラムデー
    タに対して操作を行う1つ以上のSQL文を生成し、該
    SQL文を、該アクセス制御手段に与えることにより、
    実カラムデータの取得または変更を操作し、該実カラム
    データの取得または変更の結果を、仮想表カラムデータ
    の取得または変更結果として出力する、データベース操
    作命令変換処理プログラムを持つことを特徴とするデー
    タベースアクセスシステム。
  2. 【請求項2】1種類以上の実カラムデータを有する実レ
    コードの集合である実テーブルを、複数備えているデー
    タベースと、該データベースの実カラムデータを取得ま
    たは変更するデータベース管理手段と、与えられたSQ
    L文に対応して、前記データベース管理手段の該実カラ
    ムデータの取得または変更動作を制御するアクセス制御
    手段を対象とし、該データベースの1つ以上の実テーブ
    ルのいくつかの実カラムデータを、1つの仮想表の各仮
    想表カラムデータとして仮想化する仮想表定義情報と、
    該仮想表カラムデータを取得または変更する仮想表操作
    命令を入力とし、該データベースの1つ以上の実テーブ
    ルの実カラムデータに対して操作を行う1つ以上のSQ
    L文を生成し、該SQL文を、該アクセス制御手段に与
    えることにより、実カラムデータの取得または変更を操
    作し、該実カラムデータの取得または変更の結果を、仮
    想表カラムデータの取得または変更結果として出力する
    データベース操作命令変換処理プログラム。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載のデータベース操作命
    令変換処理プログラムにおいて、前記仮想表定義情報
    は、仮想表カラム名と実テーブルカラム名を関連付ける
    対照情報と、該仮想表を構成する1つ以上の実テーブル
    を関連付ける実カラム名の集合情報から構成することを
    特徴とするデータベース操作命令変換処理プログラム及
    び、データベースアクセスシステム。
  4. 【請求項4】請求項1又は2記載において、前記データ
    ベース操作命令変換処理プログラムへの入力となり、デ
    ータベースの1つ以上の実テーブルのいくつかの実カラ
    ムデータを、1つの仮想表の各仮想表カラムデータとし
    て関連付け、仮想表を構成するための、仮想表カラム名
    と実テーブルカラム名を関連付ける対照情報と、該仮想
    表を構成する1つ以上の実テーブルを関連付ける実カラ
    ム名の集合からなる、仮想表定義情報を記録したことを
    特徴とした媒体。
  5. 【請求項5】請求項1又は2記載において、仮想表定義
    情報を記録した媒体の識別名称を、前記データベース操
    作命令変換処理プログラムの起動命令に与え、起動する
    ことにより、該データベース操作命令変換処理プログラ
    ムが対象とする仮想表を決定することを特徴とするデー
    タベースアクセスシステム。
  6. 【請求項6】請求項1又は2記載において、前記仮想表
    に対する仮想表レコード検索操作命令は、検索対象とな
    る仮想表カラム名列と仮想表コレード検索条件の入力か
    ら、該仮想表定義情報と、該入力情報中に出現する仮想
    表カラム名から、検索対象とする実テーブル名を解決
    し、該検索対象仮想表カラム名列中に出現する仮想表カ
    ラム名を実テーブルカラム名に変換して検索対象実テー
    ブルカラム名列とし、該仮想表レコード検索条件中に出
    現する仮想表カラム名を実テーブルカラム名に変換して
    実テーブルレコード検索条件とし、該仮想表定義情報
    と、該検索対象とする実テーブル名より、テーブル結合
    条件を生成し、該検索対象実テーブルカラム名列と、該
    実テーブルレコード検索条件と、該検索対象とする実テ
    ーブル名と、該実テーブル結合条件から、SQLのSE
    LECT文を生成し、該データベースのアクセス制御手
    段を用いて該生成したSQLのSELECT文を発行
    し、該検索結果のカラム名を、仮想表カラム名に変換し
    て返すことによって仮想表レコードの検索を行うデータ
    ベース操作命令変換プログラムを持つことを特徴とする
    データベースアクセスシステム。
  7. 【請求項7】請求項1又は2記載において、前記仮想表
    に対する仮想表レコード挿入操作命令は、前記仮想表定
    義情報と、仮想表カラム名と仮想表カラムデータの対の
    列からなる挿入仮想表レコード情報の入力から、該挿入
    仮想表レコード情報を各挿入対象実テーブル単位に分割
    し、該実テーブル単位挿入レコードの各仮想表カラム名
    を実テーブルカラム名に変換し、各挿入対照の候補とな
    る実テーブルに対し、整合性確認のSQLのSELEC
    T文を生成して仮想表レコード挿入後の整合性の確認を
    行い、整合性が保たれている場合、各実テーブル毎のS
    QLのINSERT文を生成し、該データベースのアク
    セス制御手段を用いて該生成したSQLのINSERT
    文を発行することによって、該仮想表レコードの挿入を
    行うデータベース操作命令変換プログラムを持つことを
    特徴とするデータベースアクセスシステム。
  8. 【請求項8】請求項1又は2記載において、前記仮想表
    に対する仮想表レコード削除操作命令は、前記仮想表定
    義情報と、仮想表レコード削除条件の入力から、仮想表
    レコード削除条件中の仮想表カラム名を実テーブルカラ
    ム名に変換して、対象となる実テーブル毎に分割し、該
    仮想表を構成する実テーブルの全ての組に関して削除後
    のデータ整合性が保証できる実テーブルレコードの削除
    条件を生成し、該実テーブルレコード削除条件をもと
    に、各テーブル毎のSQLのDELETE文を生成し、
    該データベースのアクセス制御手段を用いて該生成した
    SQLのDELETE文を発行することによって、仮想
    表レコードの削除を行うデータベース操作命令変換プロ
    グラムを持つことを特徴とするデータベースアクセスシ
    ステム。
  9. 【請求項9】請求項1又は2記載において、前記仮想表
    に対する仮想表レコード更新操作命令は、前記仮想表定
    義情報と、仮想表カラム名と仮想表カラムデータの組か
    らなる仮想表更新レコード情報と、仮想表レコード更新
    条件から、仮想表全カラム名を検索対象仮想表カラム
    名、該仮想表レコード更新条件を仮想表レコード検索条
    件入力とする前記仮想表レコード検索操作を行い、該検
    索結果仮想表レコードの該仮想表更新レコード情報に含
    まれる仮想表カラムのデータを該仮想表更新レコード情
    報の仮想表カラムデータで置換し、該仮想表レコード更
    新条件を、仮想表レコード削除条件入力とする前記仮想
    表レコード削除操作を行い、該置換後検索結果仮想表レ
    コードを入力として、前記仮想表レコード挿入操作を行
    うことによって、仮想表レコードの更新操作を行うデー
    タベース操作命令変換プログラムを持つことを特徴とす
    るデータベースアクセスシステム。
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