WO2004102269A1 - スクリーン及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

高コントラスト、高ゲインが得られるスクリーン及び大量生産性に優れたスクリーンの製造方法を提供する。透明な支持体(11)の両側に塗布により高屈折率の第1の光学膜(12H)とこれより低い屈折率をもつ第2の光学膜(12L)とが交互に形成され、最外層を第1の光学膜(12H)とする光学膜の積層数が2n+1(nは1以上の整数である。)となる積層構造であり、特定の波長領域の光に対して高反射特性を有し、前記特定の波長領域以外の少なくとも可視波長領域に対して高透過特性を有する光学多層膜を備えるスクリーンとする。

Description

明 細 書 スク リ一ン及ぴその製造方法 技術分野
本発明はスクリーン及びその製造方法に関する。 背景技術
近年、 会議等において発言者が資料を提示する方法としてオーバへッ ドプロジェクターやスライ ドプロジェクターが広く用いられている。 ま た、 一般家庭においても液晶を用いたビデオプロジェクタ一や動画フィ ルムプロジヱクターが普及しつつある。 これらのプロジヱクターの映写 方法は光源から出力された光をライ トバルブによって光変調して画像光 を形成し、 この画像光をレンズ等の光学系を通して出射してスクリーン 上に映写するものである。
この種のプロジェクタ一としては、 カラー画像を表示させることがで きるものがあり、 光源として三原色である赤色 (Red= R ) 、緑色 (Green = G ) 、 青色 (Blue = B ) を含んだ白色光を発するランプが用いられ、 ライ トバルブとしては透過型の液晶パネルが用いられている。 このプロ ジェクタ一では、 光源から出射された白色光が、 照明光学系によって赤 色光、 緑色光おょぴ青色光の各色の光線に分離され、 これら光線が所定 の光路に収束される。 これら光束が液晶パネルにより画像信号に応じて 空間的に変調され、 変調された光束が光合成部によってカラー画像光と して合成され、 合成されたカラー画像光が投影レンズによりスク リーン に拡大投射されて視聴に供される。
また、 最近、 カラー画像を表示させることが可能なプロジェクターと して、 光源に狭帯域三原色光源、 例えば R G B三原色の各色の狭帯域光 を発するレーザ発振器を用い、 ライ トバルブに回折格子型ライ トバルブ (以下、 G L V : Grating Light Valve)を用いた装置が開発されている。 このプロジェクターでは、レーザ発振器により出射された各色の光束が、 画像信号に応じて G L Vにより空間的に変調され、 その変調された光束 は光合成部で合成されて従来にない鮮明なカラー画像光が形成されてい る。 そして、 このカラー画像光が投影レンズによりスク リーンに拡大投 射されて視聴に供される。
このようなプロジェクターに用いられるスク リーンとしては、例えば、 スク リーン前方のプロジェクター (フロントプロジェクター) から照射 される画像光を反射して反射光により投影画像を見ることができるよう にしたものがあり、 例えば、 支持体上に所定の視野角特性の反射層、 光 吸収層、 拡散層を順次形成した構成のコン トラス ト性能を向上させたス クリーンが提供されている (例えば、 特許文献 1参照。 ) 。
特許文献 1 : 特許第 3 1 0 3 8 0 2号明細書 (段落 0 0 1 7〜 0 0 1 8、 図 1 )
しかしながら、 上記スクリーンではアルミニウム箔である反射層が画 像光の反射とともに外光も反射するため、 コントラス ト性能の改善は必 ずしも十分ではなかった。 また、 反射層よりも表面側に設けられた光吸 収層により外光の吸収のみならず、 反射層で反射された画像光までもが 吸収されるためスクリーン画面として白レベルが低下してしまう問題も あった。
本発明は、以上の従来技術における問題に鑑みてなされたものであり、 高コン トラス ト、 高ゲインが得られるスク リ一ン及ぴ大量生産性に優れ たスクリーンの製造方法を提供することを目的とする。 発明の開示
上記問題に対して、 本出願人と同一の出願人により、 波長領域に応じ て選択的に光を反射する選択反射層を用いて、 プロジェクターから投影 される画像光を主に反射し、 プロジェクター以外の例えば蛍光灯や太陽 等からの光、 すなわち外光は反射しないようにしたスク リーン (特願 2 0 0 2 - 0 7 0 7 9 9号等) が提案されている。 このスク リーンは、 支 持体に選択反射層が形成され、 選択反射層の前面に反射光を散乱させる 拡散層が、 さらに選択反射層の背後に透過光を吸収する吸収層が設けら れている。 また、 選択反射層は高屈折率の光学膜と低屈折率の光学膜と が交互に積層された光学多層膜であり、 プロジェクタ一光の波長領域、 例えば、 赤 (R ) 、 緑 (G ) 、 青 (B ) の三原色波長領域の光を反射し、 三原色波長領域以外の波長領域の光を透過する特性を有する。 このスク リーンにおいては、 外光の影響を大幅に低減することができるため、 部 屋が明るい状態でもスクリーンゲインを下げることなく黒レベルを下げ ることができ、 コン トラス トの高い鮮明な映像を表示することが可能と なっている。
しかしながら、 上記高屈折率層及び低屈折率層はスパッタリング法な どドライプロセスにより形成されることを前提としていたため、 成膜装 置の真空排気される処理室の大きさが制約されるとともにその処理室に 挿入できる支持体の大きさも制約され、 スク リーンの大画面化が困難で あった。また、ドライプロセスであるために大量生産にも限界があった。 さらに、 高い反射率を得るために光学膜の積層数を增加させる必要が あるため、 光学膜を形成する工程数を増やすこととなり、 スク リーンの 製品歩留まりが低下する原因となっていた。
発明者らは、 上記問題がドライプロセスに起因している点に着目し、 鋭意検討を行った結果、 大画面化が可能であり、 大量生産性に優れ、 高 コン トラス ト、 高ゲイン、 高反射率が得られるスク リーン及ぴその製造 方法を発明するに至った。
すなわち、 前記課題を解決するために提供する請求項 1 の発明に係る スク リーンは、 支持体上に、 特定の波長領域の光に対して高反射特性を 有し、 前記特定の波長領域以外の少なく とも可視波長領域に対して高透 過特性を有する 2 n + l ( nは 1以上の整数である。 ) 層からなる光学 多層膜を備え、 該光学多層膜が塗布により形成されてなることを特徴と する。
請求項 1 の発明により、 ドライプロセスによる場合よりもサイズの大 きな支持体上に光学多層膜を形成できるため、 高コン トラス ト、 高ゲイ ンの大画面スクリーンが実現可能となる。
前記課題を解決するために提供する請求項 2の発明に係るスクリーン は、 請求項 1 の発明において、 前記支持体が透明であり、 前記光学多層 膜が支持体の両面に塗布形成されてなることを特徴とする。
請求項 2の発明により、 片面当たりの積層数は同じであっても従来の 片面のみに光学多層膜が設けられたスク リーンよりも 2倍の積層数とな るため、 高い反射率を得ることが可能となる。
なお、 支持体両面への光学膜の形成には、 支持体を所定の塗料にディ ッビングする方式で行えばよい。 また、 このときの透明支持体は、 屈折 率 1 . 3 0〜: L . 6 9であることが好ましい。
前記課題を解決するために提供する請求項 3の発明に係るスク リーン は、 請求項 1 の発明において、 前記光学多層膜は、 高屈折率の第 1 の光 学膜とこれより低い屈折率をもつ第 2の光学膜とが交互に形成され、 最 外層が第 1の光学膜で形成された積層構造を有することを特徴とする。 前記課題を解決するために提供する請求項 4の発明に係るスクリーン は、 請求項 3の発明において、 前記第 1の光学膜が、 '金属酸化物の微粒 子と分散剤と結合剤とを含む膜であり、 前記第 2の光学膜がフッ素含有 樹脂または S i 02微粒子を含む膜であることを特徴とする。
前記課題を解決するために提供する請求項 5の発明に係るスク リーン は、 請求項 4の発明において、 前記金属酸化物の微粒子が、 T i 02また は Z r 02の微粒子であることを特徴とする。
請求項 3〜 5の発明により、 プロジェクタ一光入射側及びその反対側 の最外層が高屈折率の第 1の光学膜となる奇数層の構成となり、 選択反 射層としての機能が優れたものとなる。 また、 第 1の光学膜、 第 2の光 学膜それぞれの光学膜厚を任意に設定できるため、 所望の波長領域の光 を反射し、 その波長領域以外の波長領域の光を透過する特性を有する光 学多層膜とすることが可能となり、 プロジェクター光源に対応させた高 コン トラス ト、 高ゲイン、 高反射率のスク リーンが実現可能となる。 前記課題を解決するために提供する請求項 6の発明に係るスクリーン は、 請求項 3の発明において、 前記特定の波長領域が、 赤、 緑、 青の各 波長領域を含むことを特徴とする。
請求項 6の発明により、 RGB光源に対してコン トラス トが高い良好 な映像が鑑賞可能なスクリーンを得ることが可能となる。
具体的には、 請求項 3の発明において、 第 1の光学膜の屈折率を 1. 7 0〜 2. 1 0とし、第 2の光学膜の屈折率を 1. 3 0〜 1. 6 9 とし、 第 1の光学膜、 第 2の光学膜の膜厚を、 それぞれ 8 0 ηπι〜 1 5 μ πιの 範囲内で設定して、 RGB三原色波長領域のプロジェクタ一光を反射し、 三原色波長領域以外の波長領域の光を透過する特性を有する光学多層膜 とすればよい。
前記課題を解決するために提供する請求項 7の発明に係るスクリーン は、 請求項 1の発明において、 前記光学多層膜の透過光を吸収する光吸 収層を備えたことを特徴とする。 請求項 7の発明により、 光学多層膜を透過した光が吸収されるため、 よりコントラス トが高い良好な映像が鑑賞可能となる。
なお、光吸収層を黒色フィルムとして所定の位置に貼り付けてもよい。 前記課題を解決するために提供する請求項 8の発明に係るスク リーン は、 請求項 1の発明において、 前記光学多層膜の最外層上に該光学多層 膜が反射した光を拡散させる光拡散層を備えたことを特徴とする。
請求項 8の発明により、 光学多層膜で選択的に反射された光は光拡散 層を透過して射出される際に拡散するため、 視聴者はこの拡散した反射 光を観察することで自然な画像を視認することができるようになる。 前記課題を解決するために提供する請求項 9の発明に係るスクリーン の製造方法は、 支持体上に、 特定の波長領域の光に対して高反射特性を 有し、 前記特定の波長領域以外の少なく とも可視波長領域に対して高透 過特性を有する 2 n + l ( nは 1以上の整数である。 ) 層からなる光学 多層膜を備えたスクリーンの製造方法であって、 前記光学多層膜の製造 工程が、高屈折率の第 1の光学膜を塗布により形成する第 1塗布工程と、 前記第 1の光学膜よりも低い屈折率の第 2の光学膜を塗布により形成す る第 2塗布工程とを有し、 前記第 1塗布工程と第 2塗布工程とを交互に 行うことからなることを特徴とする。
請求項 9の発明により、 ドライプロセスによる場合よりもサイズの大 きな支持体上に光学多層膜をより簡便に形成できるため、 高コントラス ト、 高ゲインの大画面スクリーンの大量生産が可能となる。
なお、 第 1塗布工程と第 2塗布工程とを交互に所定回数行った後、 第 1塗布工程で終了することが好ましい。 これにより、 プロジェクタ一光 入射側及びその反対側の最外層が高屈折率の光学膜となる 2 n + 1層の 構成となり、 選択反射層としての機能が優れたものとなる。
前記課題を解決するために提供する請求項 1 0の発明に係るスクリー ンの製造方法は、 透明支持体の両面に、 特定の波長領域の光に対して高 反射特性を有し、 前記特定の波長領域以外の少なく とも可視波長領域に 対して高透過特性を有する 2 n + 1 ( nは 1以上の整数である。 ) 層か らなる光学多層膜を備えたスクリーンの製造方法であって、 前記光学多 層膜の製造工程が、 高屈折率の第 1の光学膜をデイツビングにより被塗 布体の両面に形成する第 1塗布工程と、 前記第 1の光学膜よりも低い屈 折率の第 2の光学膜をディッビングにより被塗布体の両面に形成する第 2塗布工程とを有し、 前記第 1塗布工程と第 2塗布工程とを交互に行う ことからなることを特徴とする。
請求項 1 0の発明により、 少ない光学膜の形成工程数で所望の積層数 とすることができるため、 高コントラス ト、 高ゲイン、 高反射率の大画 面スクリーンの製品歩留まりを向上させ、 大量生産することが可能とな る。
前記課題を解決するために提供する請求項 1 1の発明に係るスクリ一 ンの製造方法は、 請求項 1 0の発明において、 前記光学多層膜の片方の 最外層上に、 前記光学多層膜を透過した光を吸収する光吸収層を形成す る工程を含むことを特徴とする。
前記課題を解決するために提供する請求項 1 2の発明に係るスクリー ンの製造方法は、 請求項 1 1の発明において、 前記光学多層膜の他方の 最外層上に、 前記光学多層膜で反射された光を拡散する光拡散層を形成 する工程を含むことを特徴とする。
請求項 1 3の発明により、 光学多層膜で選択的に反射された光を拡散 して射出する光拡散層が設けられるため、 視聴者はこの拡散した反射光 を観察することで自然な画像を視認できるスクリーンとすることが可能 となる。
請求項 1 4の発明により、 光学多層膜を透過した光を吸収する光吸収 層が設けられるため、 よりコン トラス トが高い良好な映像が鑑賞できる スク リ ーンとすることが可能となる。 図面の簡単な説明
図 1は、 本発明に係るスク リーンの一の実施の形態の構成を示す断面 図である。
図 2は、 本発明に係るスクリーンの他の実施の形態の構成を示す断面 図である。 発明を実施するための最良の形態
以下に、 本発明に係るスク リーンの実施の形態について説明する。 な お、 以下に示す実施の形態は例示であり、 これに限定されるものではな い。
本発明に係るスクリーンの構成例を図 1に示す。 スクリーン 1 0は、 支持体 1 1上に、 光学多層膜 1 2と、 光吸収層 1 3と、 光拡散層 1 4と が設けられた構成である。
支持体 1 1は透明であり、 透明フィルム、 ガラス板、 アクリル板、 メ タクリルスチレン板、 ポリカーボネート板、 レンズ等の所望の光学特性 を満足するものであればよい。 光学特性として、 上記支持体 1 1を構成 する材料の屈折率は 1 . 3〜 1 . 7、 ヘイズは 8 %以下、 透過率は 8 0 %以上が好ましい。 また、 支持体 1 1にアンチグレア機能をもたせても よい。
透明フィルムはプラスチックフィルムが好ましく、 このフィルムを形 成する材料としては、 例えばセルロース誘導体 (例、 ジァセチルセル口 ース、 ト リ ァセチノレセノレロース (T A C ) 、 プロ ピオニノレセノレロース、 ブチリノレセノレロース、 ァセチルプロピオニノレセノレロース及ぴニトロセノレ ロース) 、 ポリメチルメタアタリ レート、 メチルメタクリ レートと他の ァノレキ /レ (メタ) アタ リ レー ト、 スチレンなどといったビニノレモノマー との共重合体などの (メタ) アクリル系樹脂 ; ポリカーボネート、 ジェ チレングリコールビスァリルカーボネート (C R— 3 9 ) などのポリ力 ーボネート系樹脂 ; (臭素化) ビスフエノール A型のジ (メタ) アタリ レー トの単独重合体ないし共重合体、 (臭素化) ビスフエノール Aのモ ノ (メタ) アタリ レートのウレタン変性モノマーの重合体おょぴ共重合 体などといった熱硬化性 (メタ) アク リル系樹脂 ; ポリエステル、 特に ポリエチレンテレフタ レー ト、 ポリエチレンナフタレー トおょぴ不飽和 ポリエステル;ァクリロニトリル一スチレン共重合体、ポリ塩化ビュル、 ポリ ウレタン、 エポキシ樹脂などが好ましい。 また、 耐熱性を考慮した ァラミ ド系樹脂の使用も可能である。 この場合には加熱温度の上限が 2 0 0 °C以上となり、 その温度範囲が幅広くなることが予想される。
プラスチックフィルムは、 これらの樹脂を伸延あるいは溶剤に希釈後 フィルム状に成膜して乾燥するなどの方法で得ることができる。 厚さは 剛性の面からは厚いほうがよいが、 ヘイズの面からは薄いほうが好まし く、 通常 2 5〜 5 0 0 m程度である。
また、 上記プラスチックフィルムの表面がハードコートなどの被膜材 料で被覆されたものであってもよく、 無機物と有機物からなる光学多層 膜の下層にこの被膜材料を存在させることによって、 付着性、 硬度、 耐 薬品性、 耐久性、 染色性などの諸物性を向上させることも可能である。
また、 支持体 1 1上に光学機能性薄膜、 あるいは透明支持体表面処理 として、 下塗り層を設けてもよい。 下塗り層は、 オルガノアルコキシメ タル化合物やポリエステル、 アク リル変性ポリエステル、 ポリ ウレタン が挙げられる。 また、 コロナ放電、 U V照射処理を行うのが好ましい。 光学多層膜 1 2は、 本発明の根幹をなすものであり、 第 1の光学膜と して後述する光学膜用材料 Aを基体上に塗布 ·硬化して得られる高屈折 率の光学膜 1 2 Hと、 第 2の光学膜として後述する光学膜用材料 Bを塗 布 ·硬化して得られる低屈折率の光学膜 1 2 Lとが交互に積層された構 成である。 詳しくは、 支持体上から、 まず高屈折率の光学膜 1 2 Hが設 けられ、 ついで低屈折率の光学膜 1 2 Lが設けられ、 以降光学膜 1 2 H と光学膜 1 2 Lとが交互に設けられ、 最後に光学膜 1 2 Hが設けられた 構成であり、 2 n + l層 (nは 1以上の整数である。 ) からなる積層膜 となっている。
光学膜 1 2 Hは、 支持体 1 1、 または光学膜 1 2 Lの上に上記光学膜 用材料 Aを塗布した後に硬化反応により形成される光学膜である。 この 光学膜 1 2 Hは屈折率を調整するために微粒子が含まれている。
光学膜 1 2 Hの膜厚は、 8 0 nm〜 1 5 t m、 より好ましくは 6 0 0 〜 1 0 00 nmとする。 1 5 /z mより厚くすると、 分散し切れなかった 微粒子によるヘイズ成分が增大して光学膜としての機能が得られないか らである。
また、 光学膜 1 2 Hの屈折率は、 1. 7 0〜 2. 1 0とすることが好 ましい。 屈折率を 2. 1 0よりも高くすると、 微粒子の分散性が不充分 となって光学膜としての機能が損なわれる。 また、 屈折率を 1. 7 0よ りも低くすると、 光学膜 1 2 Lを積層した場合の反射特性が十分ではな くなり、 スク リーンとしての特性が不充分となる。
光学膜 1 2 Lは、 光学膜 1 2 Hの上に上記光学膜用材料 Bを塗布した 後に硬化反応により形成される屈折率 1. 3 0〜 1. 6 9の光学膜であ る。 光学膜 1 2 Lの屈折率は光学膜用材料 Bに含まれる樹脂の種類、 場 合によっては微粒子の種類及び添加量などにより決まる。 なお、 屈折率 が 1.6 9よりも高くなると光学膜 1 2 Hとの屈折率の差が確保できず、 光学膜 1 2 Hに積層した場合の反射特性が十分ではなくなり、 スクリー ンとしての特性が不充分となる。 また、 1 . 3よりも低い屈折率をもつ た膜を形成することが困難であり、屈折率 1 . 3が製造上の下限となる。 光学膜 1 2 Lの膜厚は、 8 0 n m〜1 5 /z m、 より好ましくは 6 0 0 〜: L O O O n mとする。
以上の構成により、 光学多層膜 1 2は、 赤色、 緑色、 青色の三波長帯 の光に対して高反射特性を有し、 少なく ともこれらの波長領域以外の可 視波長域の光に対しては高透過特性を有するようになる。 なお、 光学膜 1 2 H, 1 2 Lそれぞれの屈折率や厚みを調整することにより、 光学多 層膜 1 2として反射する三波長帯の波長位置をシフ トさせて調整するこ とが可能であり、 これによりプロジェクターから投射される光の波長に 対応させた光学多層膜 1 2 とすることができる。
なお、 光学多層膜 1 2を構成する光学膜 1 2 H, 1 2 Lの層数は特に 限定されるものではなく、 所望の層数とすることができる。 また、 光学 多層膜 1 2はプロジェクタ一光の入射側及びその反対側の最外層が光学 膜 1 2 Hとなる奇数層により構成されることが好ましい。 光学多層膜 1 2を奇数層の構成とすることにより、 偶数層とした構成の場合よりも三 原色波長帯域フィルターと して機能が優れたものとなる。
光学多層膜 1 2の具体的な層数は 3〜 7層の奇数層とすることが好ま しい。 層数が 2以下の場合には反射層としての機能が十分ではないため である。 一方、 層数が多いほど反射率は増加するが、 層数 8以上では反 射率の増加率が小さくなり、 光学多層膜 1 2の形成所要時間をかけるほ ど反射率の改善効果が得られなくなるためである。
光吸収層 1 3は、 光学多層膜 1 2を透過した光を吸収させるためのも ので、 例えば、 図 1では光学多層膜 1 2の最外層表面に黒色の樹脂フィ ルムを貼り付けた態様を示している。
あるいは、 光吸収層 1 3は、 黒色の塗料を用いて塗布によって得られ た層でもよい。
黒色の塗料として、 カーボンブラック微粒子、 シリカ微粒子等表面に カーボンブラックを被着させた微粒子等が挙げられる。 これらの微粒子 には導電性があっても良い。
また、 カーボンブラック微粒子の製法は、 オイルファーネス法、 チヤ ンネル法、 ランプ法、 サーマル法等が知られている。
黒色を沈める目的の場合、 微粒子の一次粒子径、 分散性が塗膜として の黒色を決定する大きな要素となり、 一次粒子径が小さく表面積が大き なものほど漆黒性は向上する。 また、 表面官能基の多いカーポンプラッ クは、 アルキド樹脂のように O H基やカルボキシル基など極性官能基を 有するビヒクルと親和性が高く、 極性の低い炭化水素系溶剤と組み合わ せることにより、樹脂との濡れ性がよくなり、光沢や漆黒度が高くなる。 また、 上記樹脂がもつ官能基と反応性のあるイソシァネート基、 カルボ キシル基をもつ硬化剤を添加して、 塗膜を硬化させると良い。
一般に表面官能基の量は、 チャンネルカーボンの方がファーネスカー ボンよりも多いが、 ファーネス法でも酸化処理を施すことによって、 官 能基量を增やすことができる。 カーボンブラックの一次粒子径は、 好ま しくは 3 0 n m以下であり、 より好ましくは 2 0 n m以下である。 粒子 径が大きくなると、 漆黒度が下がり、 光吸収層としての性能が落ちる。 塗布方法は、 スク リーン塗布、 ブレー ド塗布、 スプレー塗布等従来既 知の方法で構わない。
また、 膜厚は、 1 0〜 5 0 m程度が好ましく、 より好ましくは 1 5 〜 2 5 ;ζ πιである。 膜厚が 1 0 μ mよりも小さい場合には、 とくにスプ レー塗布の場合に漆黒度が低下してしまう。 一方、 膜厚が 5 0 μ mより も大きい場合には、 塗膜が脆くなり、 クラックが発生し易くなる。
光拡散層 1 4は、 片面の表面が凹凸形状となっており、 その構成材料 はプロジェクターで使用する波長域の光を透過する性質のものであれば 特に制約はなく、 拡散層として通常使用されるガラスやプラスチックな どでよい。 例えば、 光学多層膜 1 2の上に透明エポキシ樹脂を塗布し、 エンボス加工などにより表面に凹凸を設けてもよいし、 すでにそのよう な形状となった拡散フィルムを貼り合わせてもよい。 光学多層膜 1 2で 選択的に反射された光は光拡散層 1 4を透過して射出される際に拡散し. 視聴者はこの拡散した反射光を観察することで自然な画像を視認するこ とができるようになる。 光拡散層 1 4における拡散角はその視認性を決 める重要な要因であり、 拡散板を構成する材料の屈折率や表面の凹凸形 状などを調整することによってその拡散角を増大させる。
また、 プロジェクターの光源がレーザである場合にはスクリーン上の ぎらつきであるスペックルパターンの発生を防止するために光拡散層 1 4の表面形状パターンをランダムにするとよい。
上記スク リーン 1 0によって、 プロジェクターからの特定波長の光を 反射し、 外光などのそれ以外の波長領域の入射光を透過 ' 吸収する選択 反射が可能となり、 スクリーン 1 0上の映像の黒レベルを下げて高コン トラス トを達成するものであり、 部屋が明るい状態でもコントラストの 高い映像を表示することが可能となる。 例えば、 グレーティング · ライ ト ·バルブ (G L V ) を用いた回折格子型プロジェクターのような R G B光源からの光を投射した場合にスク リ ーン 1 0上で広視野角で、 かつ コントラス トが高く、 外光の映り込みのない良好な映像が鑑賞できるよ うになる。
すなわち、 スク リーン 1 0に入射する光は、 光拡散層 1 4を透過し、 光学多層膜 1 2に到達し、 当該光学多層膜 1 2にて入射光に含まれる外 光成分は透過されて光吸収層 1 3で吸収され、 映像に関わる特定波長領 域の光のみ選択的に反射され、 その反射光は光拡散層 1 4の表面にて拡 散され視野角の広い画像光として視聴者に供される。 したがって、 上記 反射光である画像光への外光の影響を高いレベルで排除することができ. 従来にない高コントラス ト化が可能となる。
なお、 本発明に係るスクリーンとして、 図 2に示すように、 支持体の おもて面に上記と同じ構成の光学多層膜が形成され、 その光学多層膜の 最外層表面に光拡散層が形成され、 支持体の裏面に光吸収層が形成され た構成としてもよい。 このスク リーンでも、 プロジェクターからの特定 波長の光を反射し、 外光などのそれ以外の波長領域の入射光を透過 · 吸 収することによりスクリーン上の黒レベルを下げて高コントラス トを達 成することが可能である。
ここで、 上記第 1の光学膜及び第 2の光学膜を形成するための塗料で ある光学膜用材料 A及び Bについて説明する。
( 1 ) 光学膜用材料 A
光学膜用材料 Aは、 微粒子と、 有機溶媒と、 エネルギーを吸収して硬 化反応を起こす結合剤と、 親油基および親水基からなる分散剤とを含有 する。
微粒子は、 成膜された後の光学膜の屈折率を調整するために添加され る高屈折率材料の微粒子であり、 Ti、 Zr、 Al、 Ce、 Sn、 La、 In、 Y、 Sb、 等の酸化物、 または、 In- Sn等の合金酸化物が挙げられる。 なお、 光触 媒を抑える目的で Ti酸化物に Al、 Zr等の酸化物が適当量含有されたとし ても、 本発明の効果を妨げるものではない。
また、 微粒子の比表面積は 55〜85 m2/gが好ましく、 75〜85 m2/gであ ることがより好ましい。 比表面積がこの範囲にあると、 微粒子の分散処 理により、光学膜用材料中における微粒子の粒度で lOOnm以下に抑えるこ とが可能となり、ヘイズの非常に小さな光学膜を得ることが可能である。 有機溶媒は、 例えばアセトン、 メチルェチルケトン、 メチルイソプチ ルケ トン、 シクロへキサノン等のケ トン系溶媒、 メタノール、 エタノー ノレ、 プロパノール、 プタノール、 イソプチノレアルコーノレ等のアルコール 系溶媒、 酢酸メチル、 酢酸ェチル、 酢酸プチル、 酢酸プロピル、 乳酸ェ チル、 エチレンダリコールァセテ一ト等のエステル系溶媒等が用いられ る。これら有機溶媒は必ずしも 1 0 0 %純粋である必要はなく、異性体、 未反応物、 分解物、 酸化物、 水分等の不純成分が 2 0 %以下であれば含 まれていてもかまわない。 また、 低い表面エネルギーをもつ支持体や光 学膜上に塗布するためには、 より低い表面張力をもつ溶媒を選択するこ とが望ましく、 例えばメチルイソブチルケ トン、 メタノール、 エタノー ル等が挙げられる。
結合剤は、 熱硬化性樹脂、 紫外線 (U V ) 硬化型樹脂、 電子線 (E B ) 硬化型樹脂等があげられる。 熱硬化性樹脂、 U V硬化型樹脂、 E B硬化 型樹脂の例としてはポリスチレン樹脂、 スチレン共重合体、 ポリカーボ ネート、 フエノール樹脂、 エポキシ樹脂、 ポリエステル樹脂、 ポリ ウレ タン樹脂、 尿素樹脂、 メラミン樹脂、 ポリアミン樹脂、 尿素ホルムアル デヒ ド樹脂等が挙げられる。 その他の環状 (芳香族、 複素環式、 脂環式 等) 基を有するポリマーでもよい。 また、 炭素鎖中にフッ素、 シラノー ル基の入った樹脂でも構わない。
上記樹脂を硬化反応させる方法は放射線または熱いずれでもよいが、 紫外線照射により樹脂の硬化反応を行う場合には、 重合開始剤の存在下 で行うことが好ましい。 ラジカル重合開始剤としては、 例えば、 2, 2 ' ーァゾビスイソプチロニトリル、 2, 2 ' —ァゾビス ( 2, 4—ジメ チルバレロニトリル) 等のァゾ系開始剤 ; ベンゾィルパーォキサイ ド、 ラウリルパーォキサイ ド、 t —プチルパーオタ トエート等のパーォキシ ド系開始剤が挙げられる。 これらの開始剤の使用量は、 重合性単量体合 計 1 0 0重量部あたり 0 . 2〜1 0重量部、 より好ましくは 0 . 5〜5 重量部とする。
分散剤は、親油基と親水基とからなり、微粒子の分散性を向上させる。 分散剤の親油基の重量平均分子量は 1 1 0〜 3 0 0 0である。 分子量が 1 1 0よりも低いと、 有機溶媒に対して十分に溶解しないなどの弊害が 生じ、 分子量が 3 0 0 0を超えると光学膜中の微粒子の十分な分散性を 得ることができない。 なお、 分散剤には、 結合材と硬化反応を起こすた めの官能基を有していてもよい。
分散剤に含まれる親水基の極性官能基の量は、 10_3〜10— ^ol/gである ( 官能基がこれより少ない、 あるいは多い場合には、 微粒子の分散に対す る効果が発現せず、 分散性低下などにつながる。 極性官能基として以下 に示すような官能基は凝集状態にならないため、 有用である。 - S03M、 - 0S03M、 - C00M、 P-0 (0M) 2o (ここで、 式中 Mは、 水素原子あるいは、 リ チウム、カリ ウム、ナトリ ゥム等のアル力リ金属である。)、 3級ァミン、 4級アンモニゥム塩が挙げられる。 ( )(R3) NHX (ここで、 式中 、 R2、 R3は、 水素原子あるいは炭化水素基であり、 X -は塩素、 臭素、 ヨウ素等 のハロゲン元素イオンあるいは無機.有機イオンである。)。また、 - 0Η、
- SH、 - CN、 エポキシ基等の極性官能基もある。 これら分散剤は、 1種単独 で用いられることが可能であるが、 2種以上を併用することも可能である t 塗膜における本発明の分散剤は、 総量で上記微粒子 1 0 0重量部に対し て、 2 0〜 6 0重量部、 好ましくは、 3 8から 5 5重量部である。
光学膜用材料 Aは塗布により塗膜とされた後、 放射線または熱によつ て硬化反応が促進され高屈折率タイプの第 1の光学膜となる。
( 2 ) 光学膜用材料 B
光学膜用材料 Bは、 有機溶媒と、 結合剤とを含有するものである。 結 合剤は有機溶媒に溶解されており、 必要に応じてその中に微粒子が添加 され分散されていてもよい。 結合剤は、 紫外線などの放射線、 熱からのエネルギーにより硬化反応 を起こす官能基を分子内に有する樹脂であり、 フッ素系樹脂などが好適 である。
微粒子は、 成膜された後の光学膜の屈折率を調整するために必要に応 じて添加される低屈折率材料の微粒子であり、 Si02、 MgF2、 あるいは中 空微粒子、 フッ素系樹脂からなる微粒子が挙げられる。 また、 Ti、 Zr、 Al、 Ce、 Sn、 La、 In、 Y、 Sb、 等の酸化物、 または、 In- Sn等の合金酸化 物が添加されていてもよい。なお、光触媒を抑える目的で Ti酸化物に Al、 Zr等の酸化物が適当量含有されたとしても、 本発明の効果を妨げるもの ではない。
有機溶媒は、 例えば、 アセ トン、 メチルェチルケトン、 メチルイソブ チルケ トン、 シクロへキサノン等のケトン系溶媒、 メタノール、 ェタノ ール、 プロパノール、 ブタノール、 イソブチルアルコール等のアルコー ル系溶媒、 酢酸メチル、 酢酸ェチル、 酢酸ブチル、 酢酸プロピル、 乳酸 ェチノレ、 エチレングリ コールアセテート等のエステノレ系溶媒、 含フッ素 溶媒としては、 パーブノレォロベンゼン、 ペンタフルォロベンゼン、 1 , 3 _ビス (トリ フルォロメチル) ベンゼン、 1 , 4 _ビス (トリ フルォ ロメチル) ベンゼンなどの含フッ素芳香族炭化水素類、 パーフルォロ ト リプチルァミン、 パーフルォロ トリプロピルァミンなどの含フッ素アル キノレアミン類、 パーフ レオ口へキサン、 パーフノレオ口オクタン、 パーフ ルォロデカン、 パーフルォロ ドデカン、 パーフルオロー 2 , 7—ジメチ ルオクタン、 1 , 3—ジクロロ一 1 , 1 , 2 , 2 , 3 —ペンタフルォロ プロパン、 1 H— 1 , 1 —ジクロ口パーフルォロプロパン、 1 H— 1 , 3—ジクロ口パーフルォロプロパン、 1 H—パーフルォロプタン、 2 H, 3 H—パーフノレオ口ペンタン、 3 H, 4 H—パーフルオロー 2 —メチル ペンタン、 2 H, 3 H—パーフルオロー 2 —メチルペンタン、 パーフル オロー 1, 2 —ジメチルへキサン、 パーフルオロー 1, 3—ジメチルへ キサン、 1 H—パーフルォ口へキサン、 1 H, 1 H , 1 H , 2 H, 2 H 一パーフルォ口へキサン、 1 H, 1 H, 1 H, 2 H, 2 H—パーフルォ 口オクタン、 1 H—パーフルォロオタタン、 1 H—パーフルォロデ力ン、 1 H , 1 H , 1 H, 2 H, 2 H—パーフルォロデカンなどの含フッ素脂 肪族炭化水素類、パーフルォロデ力リン、パーフルォロシクロへキサン、 パーフルオロー 1, 3, 5— トリメチルシクロへキサンなどの含フッ素 脂環族炭化水素類、 パーフルォロ一 2—プチルテトラヒ ドロフラン、 フ ッ素含有低分子量ポリエーテルなどの含フッ素エーテル類を単独または 混合して用いることが可能である。 例えば、 光学膜用材料 Aに用いられ る有機溶媒をメチルイソブチルケトンとし、 光学膜用材料 Bに用いられ る有機溶媒を含フッ素アルコール (C6F13C2H40H) とパーフルォロプチル アミンとの混合溶媒 ( 9 5 : 5 ) とする。 また、 これら有機溶媒は必ず しも 1 0 0 %純粋である必要はなく、 異性体、 未反応物、 分解物、 酸化 物、水分等の不純成分が 2 0 %以下であれば含まれていてもかまわない。 また、 光学膜用材料 Bは塗布により塗膜とされた後、 硬化反応により 第 1の光学膜よりも低屈折率の第 2の光学膜となる。
上記光学膜用材料 A, Bの製造に当たっては、 混練工程、 分散工程及 ぴこれらの工程の前後に必要に応じて設けた混合工程によって行われる c 本発明において使用する微粒子、 樹脂、 溶媒など全ての原料は何れのェ 程の最初または途中で添加してもかまわない。 また、 個々の原料を 2つ 以上の工程で分割して添加してもかまわない。 分散及ぴ混練には、 アジ ター、 ペイントシェーカー等の従来公知の装置を用いればよい。
つぎに、 本発明に係る反射スクリーン 1 0の製造方法について以下に 説明する。
( s i ) 支持体 1 1 としてポリエチレンテレフタレート (P E T ) フィ ルムを用意し、 当該支持体 1 1を光学膜用材料 Aで満たされた槽に浸漬 し、 引き上げるディッビング方式により支持体 1 1の両面に所定量の光 学膜用材料 Aを塗布する。
( s 2 ) 光学膜用材料 Aの塗膜を乾燥させ所定膜厚の光学膜 1 2 Hを形 成する。
( s 3 ) ついで、 光学膜 1 2 Hが形成された支持体 1 1を光学膜用材料 Bで満たされた槽に浸漬し、 引き上げるデイツビング方式により支持体 1 1の両面にある光学膜 1 2 H上に所定量の光学膜用材料 Bを塗布する (
( s 4 ) 光学膜用材料 Bの塗膜を乾燥させ、 所定膜厚の光学膜 1 2 Lを 形成する。 これにより、 光学膜 1 2 Hと光学膜 1 2 Lとの積層構成とな る。
( s 5 ) ついで、 光学膜 1 2 Hと 1 2 Lとが積層された支持体 1 iを光 学膜用材料 Aで満たされた槽に浸漬し、 引き上げることにより支持体 1 1の両面最外層にある光学膜 1 2 L上に所定量の光学膜用材料 Aを塗布 する。
( s 6 ) 光学膜用材料 Aの塗膜を乾燥後、 紫外線を照射して光学膜用材 料 Aを硬化させ、 所定膜厚の光学膜 1 2 Hを形成する。 以降、 ステップ s 3〜 s 6までの処理を所定回数行い、 支持体 1 1の両面に光学多層膜 1 2を形成する。
( s 7 ) 光学多層膜 1 2のおもて面に低屈折率の透明接着剤 (E P O X Y T E C H N O L O G Y社製 E P〇 T E K 3 9 6 ) を塗布し、 その上 に板形状の光拡散層 1 4の凹凸の有る面とは反対面を接触面として搭載 した後に当該接着剤を硬化させて光学多層膜 1 2と光拡散層 1 4とを貼 り合わせる接着層とする。
( s 8 ) 光学多層膜 1 2の裏面に黒色の光吸収剤を含有した樹脂を塗布 し、 光吸収層 1 3を形成し、 本発明に係る反射スクリーン 1 0とする。 なお、 ここでは光学膜用材料 A, Bがデイツビング方式により塗布さ れる場合を示したが、 このほかグラビア塗布、 ロール塗布、 ブレード塗 布、ダイコーティングなど従来公知の塗布方式によって光学膜用材料 A, Bそれぞれが塗布されてもよい。
また、本発明に係るスクリーンの他の実施の形態における構成として、 図 2に示すように、 支持体 1 1の両面それぞれに上記と同じ構成の光学 多層膜 1 2が形成され、 そのうち一方の光学多層膜 1 2の最外層表面に 光拡散層 1 4が形成され、 他方の光学多層膜 1 2の最外層表面に光吸収 層 1 3が形成された構成としてもよい。 このスク リーン 2 0でも、 プロ ジェクタ一からの特定波長の光を反射し、 外光などのそれ以外の波長領 域の入射光を透過 ·吸収することによりスク リーン上の黒レベルを下げ て高コントラス トを達成することが可能である。
(実施例)
上記本発明を実際に実施した例を以下に説明する。 この実施例は例示 であり、 本発明はこの実施例に限定されるものではない。
(実施例 1 )
実施例 1における光学膜用材料 Aである塗料 ( I ) , 光学膜用材料 B である塗料 (II) の組成と製造方法及びスク リーン製造方法を以下に示 す。 以下で用いている重量部とは塗料を構成している材料の総重量に対 する添加量重量比を示す。
( 1 ) 塗料 ( I )
• 微粒子 : Ti02微粒子
(石原産業社製、 平均粒径約 2 0 n m、 屈折率 2 . 4 8 ) 1 0 0重量部 ( 2 W t % )
·分散剤 : シランカップリ ング剤
(日本ュニカー社製、 A— 1 7 4 ) 2 0重量部 ( 0 . 4 W t % ) •有機溶媒: メチルェチルケトン 48 00重量部 ( 9 7. 6 W t % ) まず、 上記微粒子、 分散剤、 有機溶媒を所定量混合し、 ペイ ントシエ 一力一で分散処理を行い、 微粒子分散液を得た。 この微粒子分散液に結 合剤として、 UV硬化性樹脂であるジペンタエリ スリ トールへキサァク リ レートとジペンタエリ スリ トールペンタァクリ レートとの混合物 (日 本化薬社製、 商品名 D PHA) を Ti02微粒子 1 0 0重量部に対して 3 3 重量部添加 (Ti02に対して 3 3 W t %添加) し、 また、 重合開始剤のダ 口キュア 1 1 73を結合剤に対して 3重量部添加 (UV硬化性樹脂 (ジ ペンタエリ ス リ トーノレへキサァクリ レートとジペンタエリ ス リ トーノレぺ ンタァクリ レートの混合物) に対して 3W t %添加) して、 攪拌機にて 攪拌処理を行い、 塗料 ( I ) とした。 なお、 この塗料の粘度は、 2. 3 c p sであり、 比重は 0. 9 g/c m3であった。
(2) 塗料 (II)
低屈折率膜用の塗料 (Π) の最終組成を下記に示す。
·結合剤 : フッ化エチレン共重合物樹脂
(ダイキン工業社製、 4フッ化工チレン共重合物、 溶媒酢酸プチル、 固 形分 5 0 w t %、 屈折率 1. 4 2 ) 20重量部 ( 1 6. 7 W t % )
'有機溶媒: メチルイ ソプチルケ トン 1 00重量部 (8 3. 3 W t % ) この塗料の粘度は、 4. 0 c p sであり、 比重は 0. 84 g / c πι3 であった。
(3) 光学膜形成方法
( s 1 1 ) 透明 P E Tフィルム (厚み 1 8 8 m、 東レ社製、 商品名 U 4 2 6 ) の両面に塗料 ( I ) をデイツビング方式で塗布する。 ディツビ ング条件は、 次の通り とした。
' 引下げ速度: 4 0 0 mmノ m i n
•保持時間 : 1 m i n • 引上げ速度 - S S OmmZm i n
( s 1 2 ) 塗料 ( I ) の塗膜を室温で乾燥させ、 片面当たり膜厚 7 8 0 n mの高屈折率の光学膜を形成する。
( s 1 3 ) ついで、 その高屈折率の光学膜上に塗料 (II) をディッピン グ方式で塗布する。 デイツビング条件は、 次の通り とした。
• 引下げ速度 : 40 0mm/m i n
•保持時間 : 1 m i n
• 引上げ速度 z i e OmmZm i n
( s 1 4 ) 塗料 (II) の塗膜を室温で乾燥後させ、 膜厚 1 1 2 0 nmの 低屈折率の光学膜を形成する。
( s 1 5 ) 光学膜 (Π) 上にステップ s 1 1 と同一条件で塗料 ( I ) を 塗布する。
( s 1 6 ) 塗料 ( I ) の塗膜を室温で乾燥後、 紫外線 (UV) 硬化 ( 5 0 0 m J / c m2) させ、 片面当たり膜厚 7 8 0 n mの高屈折率の光学膜 を形成する。 これこれにより P ETフィルム上に光学膜 ( I ) /光学膜 (II) Z光学膜 ( I ) の 3層の光学多層膜を得た。
形成した光学膜の評価に当たっては、 光学膜 ( I ) 、 光学膜 (II) の 屈折率をフィルメ トリ ックス (松下インターテクノ社製) で測定した。 また、 光学多層膜のヘイズをヘイズメーター (JASCO V- 560型) で測定し た。 さらに、 得られた光学多層膜の反射特性をフィルメ トリ ックス (松 下インターテクノ社製) で測定した。 なお、 反射特性として、 波長 4 8 0 n mの青色波長、 波長 5 6 0 n mの緑色波長、 波長 6 6 5 n mの赤色 波長の三原色波長域におけるそれぞれの反射率を測定した。
また、 得られた光学多層膜の一方の最外層表面に粘着層を介して黒色 P ETフィルムを貼合し、 光学多層膜の他方の最外層表面には粘着層を 介して拡散フィルムを貼合して、 スク リーンを作製し、 このスク リーン のゲインを分光放射輝度計(ミノルタ社製、 CS- 1000)で測定した。なお、 ゲインとは、 白色板に光を照射した際の該白色板における輝度 ( c d Z m2) を 1 とした場合の比の最大値である。
さらに、 このスク リーンの輝度を上記輝度計で測定し、 コン トラス ト を求めた。 すなわち、 スク リ ーンに白色光をプロジェクターから照射し た時の輝度を測定し、 次に黒色光をプロジェクターから照射した時の輝 度を測定し、 この白色と黒色の光を照射させた時の輝度の比からコント ラス トを測定した。
(実施例 2 )
実施例 1における光学膜の積層数を光学膜 ( I ) /光学膜 (II) Z光 学膜 ( I ) 光学膜 (II) /光学膜 ( I ) Z光学膜 (II) /光学膜 ( I ) の 7層とし、 それ以外の条件は実施例 1の条件と同じとして光学多層膜 及ぴスクリーンを得た。
(実施例 3 )
実施例 1の支持体である P E Tフィルムの一方の主面に光学多層膜を 形成し、 他方の主面に粘着層を介して黒色 P E Tフィルムを貼合し、 光 学多層膜の最外層表面には粘着層を介して拡散フィルムを貼合して、 ス クリーンを作製した。 それ以外の条件は実施例 1の条件と同じとした。 (実施例 4 )
実施例 1 の黒色 P E Tフィルム貼合わせに代えて、 P E Tフィルムの 背面側 (光学多層膜の一方の最外層表面) にスプレー塗布にて黒色塗料 を塗布し、 乾燥、 硬化工程として 7 5 °Cで 3 0分間保温し、 光吸収層を 形成し、 それ以外の条件は実施例 1の条件と同じとしてスク リーンを得 た。
黒色塗料は、 次の組成物に溶剤を加えたものを用いた。
' カーボンブラック微粒子 : オリジン電機社製、 商品名オリジプレート (一次粒子径: 1 5 n m )
•樹脂 : ヒ ドロキリル基を有するアルキド樹脂
また、 硬化剤として、 オリジン電機社製、 商品名ポリハード M H (ィ ソシァネート系) を用いた。
(実施例 5 )
実施例 2の黒色 P E Tフィルム貼合わせに代えて実施例 4と同様の処 理を施し、 それ以外の条件は実施例 2の条件と同じとしてスク リーンを 得た。
(実施例 6 )
実施例 3の黒色 P E Tフィルム貼合わせに代えて実施例 4と同様の処 理を施し、 それ以外の条件は実施例 3の条件と同じとしてスク リ ーンを 得た。
(比較例 1 )
実施例 1における光学膜の積層数を光学膜 ( I ) の 1層とし、 それ以 外の条件は実施例 1の条件と同じとして光学多層膜及ぴスクリーンを得 た。
(比較例 2 )
実施例 1における光学膜の積層数を光学膜 ( I ) Z光学膜 (Π) の 2 層とし、 それ以外の条件は実施例 1の条件と同じとして光学多層膜及び スク リーンを得た。
以上の結果を表 1に示す。
実施例 i及び 4の両面 3層構造の光学多層膜の反射率は 5 5 %であり、 積層数が増えるにしたがって反射率の増加が認められ、 実施例 2及び 5 の両面 7層構造の光学多層膜では 9 0 %の反射率が得られた。 また、 実 施例 3及ぴ 6の片面 3層構造の光学多層膜に対して、 両面 3層構造 (実 施例 1 ) とすることにより反射率が 1 0 %向上した。 スク リーンにおいて、 積層数に比例してゲインの増加が認められ、 両 面 7層構造のスク リーンでは光吸収層が黒色 P E Tフィルムの場合 (実 施例 2) には 1. 8のゲインが得られ、 黒色塗膜の場合 (実施例 5) に は 2. 2のゲインが得られた。 また、 コントラス トは実施例 1で 2 6 : 1であり、 実施例 2で 4 2 : 1、 実施例 3で 2 1 : 1、 実施例 4で 3 5 : 1であり、 実施例 5で 5 5 : 1、 実施例 6で 2 8 : 1であった。
比較例の結果は次の通りであった。
•比較例 1 :光学多層膜の反射率は 1 7 %であり、 スクリーンのゲイン は 0. 3、 コントラス トは 8 : 1であった。
•比較例 2 : 光学多層膜の反射率は 1 7 %であり、 スク リーンのゲイン は 0. 3、 コントラス トは 8 : 1であった。 .
【表 1】
光学多層膜 皮射卓 (%) ペイ ノ 支持体 積眉数 光学膜 ( 1 ) 光学膜 (10 青色波長 緑色波長 赤色波長 (% 形成面 (片面当り) 膜厚(nm) 膜屈折率 膜厚 (nm) 膜屈折率
実施例】 面 3暦 780 1.94 1 1 20 1.3 55 55 55 3. 実施例 2 両面 マ m 780 1.94 1 1 20 1.34 90 90 90 4. 実施例 3 片面 3J3 780 1.94 1 1 20 1.34 45 45 45 1. 実施例 4 雨面 3B 780 1.94 1 1 20 1.34 55 55 55 3. 実施例 5 両 0 7層 780 1.94 1 1 20 1.34 90 90 90 4. 実施例 6 片面 3層 780 1.94 1 1 20 1.34 45 45 45 1. 比較例 1 両面 1展 780 1.94 1 1 20 1.34 1 7 1 7 1 7 1. 比較例 2 両 H 2M 780 1.94 1 1 20 1.34 1 7 1 7 1 7 1.
産業上の利用可能性
請求項 1 の発明によれば、 高コン トラス ト、 高ゲインの大画面スク リ ーンが実現できる。
請求項 2の発明によれば、 高い反射率を得ることができる。
請求項 3 ~ 5の発明によれば、 所望の波長領域の光を反射し、 その波 長領域以外の波長領域の光を透過する特性を有する光学多層膜とするこ とができ、プロジェクター光源に対応させた高コントラス ト、高ゲイン、 高反射率のスクリーンが実現できる。
請求項 6の発明によれば、 R G B光源に対してコントラス トが高い良 好な映像が鑑賞可能なスクリーンを得ることができる。
請求項 7の発明によれば、 よりコン トラス トが高い良好な映像が鑑賞 できる。
請求項 8の発明によれば、 視聴者は拡散した反射光を観察することで 自然な画像を視認することができる。
請求項 9の発明によれば、 高コン トラス ト、 高ゲインの大画面スク リ ーンを大量生産することができる。
請求項 1 0の発明によれば、 高コントラス ト、 高ゲイン、 高反射率の 大画面スクリーンの製品歩留まりを向上させ、 大量生産することができ る。
請求項 1 1、 1 2の発明によれば、 所望の屈折率をもつ光学膜を形成 できる。
請求項 1 3の発明によれば、 視聴者は拡散した反射光を観察すること で自然な画像を視認できるスク リーンとすることが可能となる。
請求項 1 4の発明によれば、 よりコン トラス トが高い良好な映像が鑑 賞できるスク リーンとすることが可能となる。

Claims

請求の範囲
1 . 支持体上に、 特定の波長領域の光に対して高反射特性を有し、 前記特定の波長領域以外の少なく とも可視波長領域に対して高透過特性 を有する 2 n + l ( nは 1以上の整数である。 ) 層からなる光学多層膜 を備え、 該光学多層膜が塗布により形成されてなることを特徴とするス ク リーン。
2 . 前記支持体が透明であり、 前記光学多層膜が支持体の両面に塗 布形成されてなることを特徴とする請求項 1に記載のスクリーン。
3 . 前記光学多層膜は、 高屈折率の第 1の光学膜とこれより低い屈 折率をもつ第 2の光学膜とが交互に形成され、 最外層が第 1の光学膜で 形成された積層構造を有することを特徴とする請求項 1に記載のスクリ ―ン。
4 . 前記第 1の光学膜が、 金属酸化物の微粒子と分散剤と結合剤と を.含む膜であり、前記第 2の光学膜がフッ素含有樹脂または S i 02微粒 子を含む膜であることを特徴とする請求項 3に記載のスクリーン。
5 . 前記金属酸化物の微粒子が、 T i 0 2または Z r 02の微粒子で あることを特徴とする請求項 4に記載のスク リーン。
6 . 前記特定の波長領域が、 赤、 緑、 青の各波長領域を含むことを 特徴とする請求項 3に記載のスクリーン。
7 . 前記光学多層膜の透過光を吸収する光吸収層を備えたことを特 徴とする請求項 1に記載のスクリーン。
8 . 前記光学多層膜の最外層上に該光学多層膜が反射した光を拡散 させる光拡散層を備えたことを特徴とする請求項 1に記載のスク リーン c 9 . 支持体上に、 特定の波長領域の光に対して高反射特性を有し、 前記特定の波長領域以外の少なく とも可視波長領域に対して高透過特性 を有する 2 n + l ( nは 1以上の整数である。 ) 層からなる光学多層膜 を備えたスクリーンの製造方法であって、
前記光学多層膜の製造工程が、
高屈折率の第 1の光学膜を塗布により形成する第 1塗布工程と、 前記第 1の光学膜よりも低い屈折率の第 2の光学膜を塗布により形成 する第 2塗布工程とを有し、
前記第 1塗布工程と第 2塗布工程とを交互に行うことからなることを 特徴とするスクリーンの製造方法。
1 0 . 透明支持体の両面に、 特定の波長領域の光に対して高反射特 性を有し、 前記特定の波長領域以外の少なく とも可視波長領域に対して 高透過特性を有する 2 n + 1 ( nは 1以上の整数である。 ) 層からなる 光学多層膜を備えたスク リーンの製造方法であって、
前記光学多層膜の製造工程が、
高屈折率の第 1の光学膜をディッビングにより被塗布体の両面に形成 する第 1塗布工程と、
前記第 1の光学膜よりも低い屈折率の第 2の光学膜をディッビングに より被塗布体の両面に形成する第 2塗布工程とを有し、
前記第 1塗布工程と第 2塗布工程とを交互に行うことからなることを 特徴とするスクリーンの製造方法。
1 1 . 前記光学多層膜の片方の最外層上に、 前記光学多層膜を透過 した光を吸収する光吸収層を形成する工程を含むことを特徴とする請求 項 1 0に記載のスクリーンの製造方法。
1 2 . 前記光学多層膜の他方の最外層上に、 前記光学多層膜で反射 された光を拡散する光拡散層を形成する工程を含むことを特徴とする請 求項 1 1 に記載のスク リーンの製造方法。
F
2
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Fig.l
12
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