WO2003092265A1 - Systeme de gestion de commande de dispositif - Google Patents

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Sharp Kabushiki Kaisha
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    • H04N5/775Interface circuits between an apparatus for recording and another apparatus between a recording apparatus and a television receiver

Description

明 細 書 機器制御管理装置 技術分野
本発明は、 複数の制御元のうち特定の制御元に制御権を与えるよ うに 機器の制御を管理する機器制御管理装置に関する。 背景技術
一般に、 A V (Audio Visual)機器等の機器は、 リモー トコン トローラ による遠隔操作の機能を有.しており、 これにより、 ユーザは機器から離 れた位置で各種の操作を行うことができる。 また、 近年、 データ通信技 術の進歩によ り、 機器間での近距離データ通信が容易になってきた。
例えば、 日本国公開特許公報である特開 2 0 0 0— 1 3 4 5 0 2号公 報 ( 2 0 0 0年 5月 1 2 日公開) には、 A V機器や T V受像機が接続さ れた送信装置と、 TV受像機が接続された受信装置との間で無線でデー タの送受信を行う配信装置が開示されている。 この配信装置では、 受信 装置側で、 ユーザが AV機器を選択し、 リモコンで再生などを指示する と、 送信装置は、 受信装置から送信されてきた情報に基づいて、 AV機 器を選択し、 例えば再生を赤外線通信で指示する。 その AV機器で再生 された映像や音声は、 送信装置から送信されて受信装置で受信され、 受 信装置側の T V受像機に出力される。 この配信装置によれば、 AV機器 からリモコン操作できないような離れた位置 (例えば別室) で AV機器 を操作し、 かつその出力音声および映像を試聴することができる。 しかしながら、 このような配信装置では、 複数の受信装置がそれぞれ 異なる場所に配されて、 複数のユーザがそれぞれの受信装置を介して A V機器を操作する場合、 各ユーザが同一の A V機器を操作しよう とする と、 A V機器が各ユーザからの操作指示を受けて動作する。 このため、 一人のユーザが独占的に A V機器を操作することができなく なる。
このような不都合は、 例えば、 日本国公開特許公報である特開 2 0 0 1 - 1 4 8 7 0 5号公報 ( 2 0 0 1年 5月 2 9 日公開) に開示された制 御方法によ り解消することができる。 この制御方法では、 各被制御機器 にアクセス権を持たせ、 いずれか 1台のコントロール機器にだけァクセ ス権を与えることによって、 そのコントロール機器のみが対応する 1台 の被制御機器を制御できるようにしている。 この制御方法では、 コン ト ロール機器 (ノード) 単位でアクセス権を与えるようにしている。
また、 日本国公開特許公報である特開 2 0 0 0— 2 6 9 9 9 4号公報 ( 2 0 0 0年 9月 2 9 日公開) には、 機器の制御を要求したコントロー ラのうち、 予め登録されたコントローラに対してのみ、 制御対象機器の 制御権を与える制御方法が開示されている。 この制御方法では、 ネッ ト ワーク上に制御権を管理する管理装置を設けており、 ユーザが管理装置 に対して、 コントローラの識別コードおよび制御対象機器の識別コード の組み合わせを予め登録しておき、 コン トローラから操作信号を出力す るときに、 そのコントローラ機器の識別コードと制御したい機器の識別 コー ドとの組み合わせを含めて出力する。 管理装置は、 その組み合わせ を登録された組み合わせと比較し、 一致すれば、 そのコントローラに制 御権を与えるように応答し、 一致しなければ、 そのコン トローラに制御 権を与えないよ うに応答する。 これにより、 ネッ トワークに接続された複数の機器は、 それぞれ、 制 御権が与えられたコントローラからの制御のみを受け付けるので、 一つ の機器が複数のコントローラから無制限に制御を受け付けることを回避 できる。
ところが、 特開 2 0 0 1 — 1 4 8 7 0 5号公報に開示された制御方法 では、 被制御機器がコント口ール機器にアクセス権を設定するためのテ 一プルを備えており、 各被制御機器がアクセス権の管理を行う必要があ る。 このため、 被制御機器には、 上記のテーブルを設けるためのメ モ リ 領域や、 アクセス権管理のためのプログラムを備える必要があり、 これ が被制御機器の製品コス トを高める要因となる。
一方、 に公開された制御方法では、 管理装置が制御権を設定するため の情報を管理しているので、 制御対象機器が個々にそのような情報を管 理する必要がないものの、 次のよ うな不都合がある。 この制御方法では ネッ トワークに接続されている制御対象機器の制御権を管理装置が管理 しているが、 特開 2 0 0 0— 1 3 4 5 0 2号公報に開示されたシステム のように、 制御対象機器がネッ トワーク (送信装置と受信装置との間の 通信ネッ トワーク) に接続されていない構成においては、 制御権を管理 することができない。
また、 特開 2 0 0 1 — 1 4 8 7 0 5号公報および特開 2 0 0 0— 2 6 9 9 9 4号公報のどちらの制御方法でも、 制御権を取得するための特別 なコマンドを当該機器の制御権を管理する装置へ送信することによ り制 御権が取得される。 しかしながら、 この方式では制御権を管理する装置 以外の装置、 例えば制御権を要求する装置、 が制御権を明示的に扱える ことが必要であり、 従来からある制御権の扱いを意識しない装置から制 御権を取得することができない。
本発明は、 上記の事情に鑑みてなされたものであって、 ネッ トワーク に直接接続されていない機器に対して制御権を管理することができる機 器制御管理装置を提供することを目的と している。 また、 制御権の処理 を意識しない装置からの操作に対しても、 制御権を扱うことのできる機 器制御管理装置を提供することを目的と している。 発明の開示
本発明の機器制御管理装置は、 第 1通信経路を介して通信機器に接続 する第 1通信手段と、 第 2通信経路を介して制御対象機器に接続する第 2通信手段と、 第 1通信手段に接続される通信機器と第 2通信手段に接 続される制御対象機器との間で設定される制御権を管理する制御権管理 手段とを備えることを特徴と している。
上記の構成によれば、 同一ネッ トワークに接続されていない機器 (通 信機器および制御対象機器) 間における制御権を管理できる。
本発明のさらに他の目的、 特徴、 および優れた点は、 以下に示す記載 によって十分わかるであろう。 また、 本発明の利益は、 添付図面を参照 した次の説明で明白になるであろう。 図面の簡単な説明
図 1 は、 本発明の実施の形態に係る A Vシステムの構成を示すプロッ ク図である。
図 2は、 上記 A Vシステムにおける映像信号送信側通信局の構成を示 すプロ ック図である。 図 3は、 上記 A Vシステムにおける映像信号受信側通信局の構成を示 すプロック図である。
図 4は、 上記映像信号受信側通信局で用いられるコ ン トローラの外観 を示す平面図である。
図 5は、 上記映像信号送信側通信局に設けられる制御情報管理テープ ルを示す図である。
図 6は、 上記映像信号受信側通信局に設けられる機器情報管理テープ ルを示す図である。
図 7は、 制御権要求のコマンドを含む上記両通信局間で送信されるパ ケッ トの構成を示す図である。
図 8は、 上記映像信号受信側通信局からの制御権の要求に対する上記 映像信号送信側通信局の応答の処理手順を示すフローチャートである。
図 9は、 上記映像信号受信側通信局に接続された表示機器が機器の一 覧を表示した状態を示す図である。
図 1 0は、 制御権要求のコマンドを含む上記映像信号受信側通信局側 のコントローラから送信されるコントロール信号の構成を示す図である, 図 1 1は、 上記映像信号受信側通信局において受信した命令信号の処 理手順を示すフローチャートである。
図 1 2は、 上記機器情報管理テーブルにおいて機器 I Dが選択された 状態を示す図である。
図 1 3は、 上記映像信号送信側通信局における受信パケッ トの処理手 順を示すフローチヤ一トである。
図 1 4は、 上記制御情報管理テーブルにおいて、 制御情報の値が書き 込まれた状態を示す図である。 図 1 5は、 制御権要求成功のコマンドを含む上記両通信局間で送信さ れるバケツ トの構成を示す図である。
図 1 6は、 制御権の要求が成功したことを上記表示機器に表示した状 態を示す図である。
図 1 7は、 再生のコマンドを有するコントロール信号の構成を示す図 である。
図 1 8は、 再生のコマンドを含むパケッ トの構成を示す図である。 図 1 9は、 制御権なしのコマンド結果を含むバケツ トの構成を示す図 である。
図 2 0は、 上記映像信号受信側通信局に接続された表示機器が機器選 択用のポインタを含む機器の一覧を表示した状態を示す図である。
図 2 1は、 機器 I Dを含むコン ト口ール信号の構成を示す図である。 図 2 2は、 図 1 1のフローチャー トの一部のステップを置き替えたフ ローチャートである。
図 2 3は、 図 1 3のフローチャー トの一部のステップを置き替えたフ ローチャー トである。
図 2 4は、 上記 A Vシステムにおける他の映像信号送信側通信局の構 成を示すブロック図である。
図 2 5は、 図 2 4の映像信号送信側通信局で用いられる制御情報管理 テープルを示す図である。
図 2 6は、 本発明の実施の形態 4に係る A Vシステムにおける映像信 号送信側通信局の外観を示す斜視図である。
図 2 7は、 図 2 6に示す映像信号送信側通信局の構成を示すプロック 図である。 図 2 8は、 図 2 7 の映像信号送信側通信局で用いられる制御情報管理 テーブルを示す図である。
図 2 9は、 本発明の実施の形態 5に係る A Vシステムにおける映像信 号受信側通信局の構成を示すプロック図である。
図 3 0は、 本発明の実施の形態 5に係る A Vシステムにおける映像信 号送信側通信局の構成を示すプロック図である。
図 3 1は、 実施の形態 5の A Vシステムにおける各種処理における各 部間の通信のシーケンスを示す図である。 ― .
図 3 2は、 映像信号受信側通信局における図 3 1 の各処理の手順を示 すフローチャートである。
図 3 3は、 映像信号送信側通信局における図 3 1 の各処理の手順を示 すフローチヤ一トである。
図 3 4は、 図 3 1 の処理における機器情報収集処理の手順を示すフロ 一チヤ一トである。
図 3 5は、 実施の形態 5の A Vシステムにおいて映像信号受信側通信 局が映像信号送信側通信局の情報を取得する際に用いるバケツ トの構成 を示す図である。
図 3 6は、 実施の形態 5の A Vシステムにおける映像信号受信側通信 局での映像送信開始処理の手順を示すフローチャー トである。
図 3 7は、 映像信号送信側通信局での上記映像送信開始処理の手順を 示すフローチヤ一トである。
図 3 8は、 実施の形態 5の A Vシステムにおける映像信号受信側通信 局での映像送信終了処理の手順を示すフ口一チヤ一トである。
図 3 9は、 映像信号送信側通信局での上記映像送信終了処理の手順を 示すフローチヤ一トである。
図 4 0は、 実施の形態 5の A Vシステムにおける機器選択処理、 映像 送信終了処理おょぴ映像送信開始処理における各部間の通信のシーケン スを示す図である。
図 4 1は、 上記機器選択処理の手順を示すフローチャートである。 図 4 2は、 上記機器選択処理の他の手順を示すフローチヤ一トである ( 図 4 3は、 上記機器選択処理によって表示機器の表示部に機器一覧表 が表示された状態を示す図である。 .
図 4 4は、 上記映像送信開始処理の他の手順を示すフローチャートで ある。
図 4 5は、 上記映像送信終了処理により映像信号送信側通信局を切り 替えることができる A Vシステムの構成を示すブロック図である。
図 4 6は、 コネクション確立要求のコマンドを含む上記両通信局間で 送信されるバケツ トの構成を示す図である。
図 4 7は、 再生コマン ドの送信による制御権取得成功時のメ ッセージ シーケンスを示すタイ ミングチヤ一トである。
図 4 8は、 再生コマンドの送信による制御権取得成功時の処理を含む 映像信号受信側通信局での手順を示すフローチヤ一トである。
図 4 9は、 再生コマンドの送信による制御権取得成功時の処理を含む 映像信号送信側通信局での手順を示すフローチャー トである。
図 5 0は、 再生コマン ドの送信時におけるメ ッセージシーケンスの図
4 7 とは別の例を示すタイ ミングチヤ一トである。
図 5 1は、 コネクション切断要求を受信した際の映像信号送信側通信 局の動作を示すフローチヤ一トである。 発明を実施するための最良の形態
本発明の実施の一形態について図 1ないし図 5 1に基づいて説明すれ ば以下の通りである。 なお、 本発明はこれに限定されるものではない。
〔実施の形態 1〕
図 1は、 本実施の形態に係る AVシステムを示している。
この AVシステムは、 異なる部屋 R 1〜R 3にそれぞれ配置される第 1通信手段と しての通信局 A〜Cを含んでいる。 また、 部屋 R 1には、 コ ン ト ローラ A 1および表示機器 A 1 1が配置され、 部屋 R 2には、 コ ン ト ローラ B 1および表示機器 B 1 1が配されている。 さらに、 部屋 R 3には、 機器 D〜 Fが配置されている。 通信局 Aおよび通信局 Bは、 そ れぞれ通信局 Cとの間で無線 L ANなどの無線ネッ トワーク NW (第 1 通信経路) によつて各種情報を送受信することができる。
制御元機器としてのコン ト ローラ A 1 , B 1は、 それぞれ、 機器制御 のための赤外線 I RA, I R Bを通信局 A, Bに送信する遠隔制御装置 (リモートコントローラ) である。 コントローラ A l, B 1は、 各種の 操作ボタンを有しており、 ユーザがその操作ポタンを押すことで、 その 操作ボタンに応じた制御情報を含むコントロール信号が変調されて赤外 線 I R A , I R B として送信される。
表示機器 A l l , B 1 1は、 それぞれ、 通信局 A, Bに接続されてお り、 通信局 Cから送信されて通信局 A, Bによって受信された機器 D〜 Fのいずれかの出力映像を表示する装置である。 この表示機器 A 1 1 , B 1 1は、 外部入力映像の表示が可能なテレビジョ ン受像機であっても 良いし、 外部入力映像のみを表示するモニタ装置であっても良い。 表示 機器 A 1 1, B 1 1は、 それぞれ、 通信局 A, Bと第 2通信経路と して のアナログ配線 (映像信号伝送線) Wを介して接続されており、 このァ ナログ配線 Wを経由して通信局 A , Bからの映像信号が伝送される。
機器 D〜Fは、 チューナ、 ビデオデッキ、 D V D装置、 ハードデイス クレコーダなどの映像を出力できる装置である。 これらの機器 D〜Fは. 通信局 Cとアナログ配線 W (第 2通信経路) を介して接続されており、 このアナ口グ配線 Wを経由して通信局 Cへ映像信号を伝送する。
また、 通信局 Cには、 コン トロール信号送信部 C a〜 C cが装備され ている。 このコン トロール信号送信部 C a〜 C cは、 それぞれ、 機器 D 〜'Fに向けて赤外線 I R a〜 I R cを照射することによって、 通信局 A: Bから送信されてきて通信局 Cで受信されたコントロール信号を機器 D 〜 Fに送信する。
前述のように、 通信局 A, Bと通信局 Cとは、 無線ネッ トワーク N W を介して相互に通信を行うので、 映像データゃコントロール信号などの 情報をやり取りすることができる。
本実施の形態では、 部屋 R 1にいるユーザが、 無線ネッ トワーク N W を経由して部屋 R 3にある機器 Dから出力される映像を見る場合、 機器 Dの制御を無線ネッ トワーク N W経由で行う手段を提供する。 しかも、 本実施の形態は、 その場合、 部屋 R 2にいる別のユーザが勝手に機器 D を操作できないよ うに制限する手段も併せて提供する。 以下に、 その手 段について具体的に説明する。
図 2は、 映像信号送信側通信局 (以降、 単に送信局と称する) 2を示 すプロック図である。 この送信局 2は、 図 1に示す前述の通信局 Cに相 当する。 送信局 2は、 無線部 2 1、 バケツ ト変換部 2 2、 通信局制御部 2 3、 機器制御情報管理部 2 4、 入力部 2 5および信号処理部 2 6を備えてい る。
無線部 2 1は、 無線ネッ トワーク N Wを通じて通信を行うための無線 通信機能を備えており、 それを実現するための通信回路などを有してい る。
バケツ ト変換部 2 2は、 無線ネッ トワーク N Wを経由した情報のやり 取りのために、 データをパケッ トに変換して無線部 2 1に与えると とも に、 無線部 2 1 で受信されたバケツ トから元の情報を取り出すためにデ ータに変換する処理を行う回路である。 パケッ トの形式については後述 する。
通信局制御部 2 3は、 この送信局 2全体の制御を行う部分であり、 パ ケッ ト変換部 2 2 と信号処理部 2 6 との間でのデータの受け渡しのため の処理や、 機器制御情報管理部 2 4の後述する制御情報管理テーブルに 登録された制御権の情報に基づいて、 特定のコン ト ローラに制御権を与 える処理などを行う。
具体的には、 特定手段と しての通信局制御部 2 3は、 制御元と しての コン ト ローラ A l, B 1または通信局 A , Bを特定するための情報 (制 御元特定情報) 、 およびコン ト ローラ A 1, B 1が制御しょう とする機 器 D〜Fを特定するための情報 (制御対象機器特定情報) を、 受信信号 からバケツ ト変換部 2 2によって取り出されたデータから抽出して、 コ ン ト ローラ A 1, B 1または通信局 A , B、 および機器 D〜Fを特定す る。 制御元特定情報と しては、 例えば、 通信局 A , Bのア ドレスである 後述の発信元ア ドレスやコントローラ A l, B 1の識別子であるコント ローラ I Dが挙げられる。
制御許可手段と しての通信局制御部 2 3は、 上記のように特定した、 コントローラ A 1, B 1 と機器 D〜 F との対応付けを、 後述の機器制御 情報管理部 2 4により制御情報管理テーブルに管理されている、 予め機 器 D〜Fの制御が認められたコン ト ローラ A 1 , B 1 と、 その制御対象 となる機器 D〜F との対応付けと比較し、 両者が一致したときに、 制御 が認められたコン トローラに制御対象となる機器の制御を許可する。 また、 通信局制御部 2 3は、 命令をパケッ ト変換部 2 2から受信する あるいは通信局 Cへのユーザ入力を後述の入力部 2 5から受信し、 それ が制御権に関わるものなら後述の機器制御情報管理部 2 4の管理する制 御情報管理テーブルの制御情報を参照し、 必要に応じて当該情報を更新 する。
対応管理手段と しての機器制御情報管理部 2 4は、 この送信局 2に接 続されている機器 D〜Fのそれぞれについての制御情報などを管理する ために、 内部に制御情報管理テーブルを装備している。 また、 機器情報 管理部 2 4は、 入力部 2 5からの情報の入力に応じて、 制御情報管理テ 一ブルの管理する情報の登録 · 編集を受け付ける。 制御情報管理テープ ルは、 制御対象となる機器の識別子 (機器 I D ) と、 その機器を制御す る制御元の識別子 (例えばコン トローラのコントローラ I Dとの関連付 け) とを含んでいる。 この制御情報管理テーブルの構造については後に 詳述する。
機器制御情報管理部 2 4は、 受信局 3に受信可能なローカル命令を発 生する 1つ以上のコントローラに制御権を設定する。
入力部 2 5は、 機器制御情報管理部 2 4への情報の入力や、 通信局制 御部 2 3に対する指示の入力などをユーザが行うための入力デバイスで あって、 キーボードやボタンなどが用いられる。
信号処理部 2 6は、 接続可能な機器数に応じて設けられており、 映像 信号入力部 2 6 1、 映像ェンコ一ド部 2 6 2 、 コン ト ロール信号変換部 2 6 3およびコン ト ロール信号送信部 2 6 4を有している。
映像信号入力部 2 6 1は、 それぞれに接続された機器 D〜Fからアナ 口グ配線 Wを経由して伝送されてきた映像信号が入力される部分であつ て、 入力用端子や A G C (Auto Ga in Control )回路などを有している。 映像ェンコー ド部 2 6 2は、 映像信号入力部 2 6 1からの映像信号を バケツ トに含めることができるようにデジタルに変換する。
コン ト ロール信号変換部 2 6 3は、 「再生」 「停止」 などの制御命令 を制御対象となる機器 D〜 Fのそれぞれの形式に変換する。 コン ト ロー ル信号送信部 2 6 4は、 前述のコン ト口ール信号送信部 C a〜 C c に相 当し、 コン ト ロール信号変換部 2 6 3で変換された命令を、 コン ト ロー ル信号として赤外線 I R a〜 I R c の形態で出力する。
図 3は、 映像信号受信側通信局 (以降、 単に受信局と称する) 3を示 すブロック図である。 この受信局 3は、 図 1に示す前述の通信局 A, B に相当する。
受信局 3は、 無線部 3 1、 パケッ ト変換部 3 2、 通信局制御部 3 3、 機器情報管理部 3 4、 入力部 3 5および信号処理部 3 6を備えている。
無線部 3 1は、 無線ネッ トワーク N Wを通じて通信を行うための無線 通信機能を備えており、 それを実現するための通信回路などを有してい る。
パケッ ト変換部 3 2は、 無線ネッ トワーク N Wを経由した情報のやり 取りのために、 無線部 3 1で受信したパケッ トをデータに変換する一方. 通信局制御部 3 3から与えられた送信データをパケッ トに変換する処理 を行う回路である。
通信局制御部 3 3は、 この受信局 3全体の制御を行う部分であり、 パ ケッ ト変換部 3 2 と信号処理部 3 6 との間でのデータの受け渡しのため の処理や、 機器情報管理部 3 4の後述する機器情報管理テーブルに登録 された機器の情報をバケツ ト変換部 3 2に与える処理などを行う。
機器情報管理部 3 4は、 無線ネッ トワーク N Wを経由して通信可能な 通信局 (例えば送信局 2 ) や、 その通信局に接続されている機器などに ついての情報を管理するために、 内部に機器情報管理テーブルを備えて いる。 機器情報管理テーブルの構造については後に詳述する。
入力部 3 5は、 機器情報管理部 3 4への情報の入力や、 通信局制御部 3 3に対する指示の入力などをユーザが行うための入力デバイスであつ て、 キーボードやボタンなどが用いられる。
信号処理部 3 6は、 接続可能な機器数に応じて設けられており、 映像 信号重畳部 3 6 1、 映像信号出力部 3 6 2、 コント口ール信号受信部 3 6 3およびコン トロール信号変換部 3 6 4を有している。
映像信号重畳部 3 6 1は、 パケッ ト変換部 3 2によってバケツ トから 変換された受信データをアナ口グの映像信号に変換するとともに、 その 映像信号に通信局制御部 3 3から与えられた映像化された文字情報を必 要に応じて重ね合わせて 1つの映像信号に合成する機能を備えている。 この機能は、 出力映像に後述する制御権に関するメ ッセージを重ねて表 示させる場合などに用いられる。
映像信号出力部 3 6 2は、 映像信号重畳部 3 6 1からの映像信号をァ ナログ配線 wを経由して表示機器 1 1 へ出力する部分であって、 出力用 増幅回路やアナ口グ配線 wを接続するための出力用端子などを有してい る。 この表示機器 1 1は、 前述の表示機器 A 1 1 , B 1 1に相当する。 コン ト ロール信号受信部 3 6 3は、 コン ト ローラ 1 2 (コン ト ローラ A 1 , B 1 に相当) からコ ン ト ロール信号として送信された赤外線 I R を受信するために、 受光素子や受信回路などを備えている。 コン ト ロー ル信号変換部 3 6 4は、 「制御権要求」 、 「再生」 、 「停止」 などの制 御命令を所定の命令信号 (データ) に変換 (デコード) すると ともに、 デコードされたデータに誤り訂正処理を施して通信局制御部 3 3に出力 する。
上記のコ ン ト ローラ 1 2の外観を図 4に示す。 このコ ン ト ローラ 1 2 は、 電源ボタン 1 2 a、 一覧表示ボタン 1 2 b、 数字ボタン群 1 2 c、 映像ボタン 1 2 d、 制御権要求ボタン 1 2 eおよび操作ポタン群 1 2 f を有している。
電源ボタン 1 2 aは、 機器の電源の O N · O F Fを指示するためのボ タンである。
一覧表示ボタン 1 2 bは、 前述の機器情報テーブルの内容 (一覧) を 表示機器 1 1に表示される映像に重ねて表示させること (図 9参照) を 指示するためのボタンである。
数字ボタン群 1 2 cは、 1〜 1 2 の数字ポタンからなり、 放送局のチ ャンネルの設定や機器 I Dの設定など、 数字で特定される各種の設定を 行うためのボタンである。
映像ボタン 1 2 dは、 機器 D〜 Fから、 映像信号をス トリームデータ と して送信する場合の 「ス トリーム送信開始」 コマン ド (後述の 〔実施 の形態 5〕 を参照) を発生させるためのボタンである。
制御権要求ボタン 1 2 eは、 送信局 2に対して制御権を要求するため のコマンドを発生させるためのボタンである。 このボタンが押されると 制御権の要求が命令としてコント口一ル信号に組み込まれて送信局 3か ら受信局 2に送信される。
操作ボタン群 1 2 f は、 画面上で各種設定のための上下方向にボイン タを移動させるためのポインタ移動ボタンや、 V T Rなどの操作に関す る再生、 停止、 早送りおょぴ卷戻しのためのボタンからなる。
続いて、 図 5に基づいて、 機器制御情報管理部 2 4がその内部で管理 している制御情報管理テーブルの構造について説明する。
この制御情報管理テーブルは、 「機器 I D」 、 「機器名称」 および 「制御情報」 の各項目を有しており、 各項目についてのデータを関連付 けて保存する仕組みになっている。
機器 I Dは、 送信局 2に接続されている機器を識別するための識別子 であり、 機器毎に個別 (固有) または送信局 2内で固有の値が設定され ている。 この値は、 入力部 2 5を用いて入力おょぴ変更することが可能 である。
機器名称は、 機器 I Dに対応する機器の名称を示す情報であり、 V T R、 D V Dなどの機器の種類に応じた名称や、 ユーザが区別しやすい固 有の名称などと して設定される。 この情報も機器 I Dと同様、 入力部 2 5を用いて入力おょぴ変更することが可能である。
制御情報は、 機器 I Dに対応する機器の制御権についての情報を保存 する項目である。 この項目における設定がない場合、 制御権を得ている コントローラ 1 2や受信局 3が存在しないことを意味している。 この項 目にコン ト ローラ 1 2の持つ識別子 (コン ト ローラ I D ) または通信局 ア ドレス (送信局 2または受信局 3 のア ドレス) が書き込まれている場 合、 そのコントローラ 1 2もしく は通信局が、 対応する機器の制御権を 有していることを示している。 この項目における設定は、 入力部 2 5を 用いて入力および変更することが可能である。 また、 この項目における 設定を、 通信局制御部 2 3が状況に応じて変更することも可能である。
引き続いて、 図 6に基づいて、 機器情報管理部 3 4がその内部で管理 している機器情報管理テーブルの構造について説明する。
この機器情報管理テーブルは、 「選択」 、 「機器 I D」 、 「機器名 称」 および 「通信局ア ドレス」 の各項目を有しており、 各項目について のデータを関連付けて保存する仕組みになつている。
選択は、 その時点で受信局 3が制御を行う対象機器を示している。 具 体的には、 制御対象となる機器には、 「選択」 力 S "〇" で示される (図 1 2参照) 。 図 6に示す場合は、 「選択」 の項目に値が設定されておら ず、 どの機器に対しても制御を行わない状態を示している。
機器 I Dは、 送信局 2に複数の機器が接続されている場合にそれぞれ の機器を識別するための識別子であり、 機器毎に個別の値が設定されて いる。 この値は、 無線ネッ トワーク N Wを通じて送信局 2 と受け渡しす ることができ、 受信した値に変更することが可能である。
機器名称は、 機器 I Dに対応する機器の名称を示す情報であり、 V T
R、 D V Dなどの機器の種類に応じた名称や、 ユーザが区別しやすい固 有の名称などと して設定される。 この情報も機器 I Dと同様、 無線ネッ トワーク N Wを通じて送信局 2 と受け渡しすることができ、 受信した情 報に変更することが可能である。 通信局ア ドレスは、 対応する機器が接続されている通信局 (送信局 2 および受信局 3 ) のア ドレスを保存する。 例えば、 図 1 の機器 Dは、 通 信局 Cに接続されているので、 機器 Dに対応する通信局ァ ドレスの項目 には通信局 Cのア ドレスが保存されることになる。
なお、 上記の項目の値は全て、 入力部 3 5によって入力および変更す ることが可能である。
さらに続いて、 図 7に基づいて、 前述のパケッ ト変換部 2 2 , 3 2で 扱われるパケッ ト の構造について説明する。
このパケッ トは、 「宛先ア ドレス」 、 「発信元ア ドレス」 および 「情 報部」 を有している。
宛先ァドレスは、 パケッ トの送信先の通信局 (送信局 2から受信局 3 へパケッ トを送信する場合は受信局 3 ) のア ドレスを示す。 発信元ア ド レスは、 バケツ トを発信した通信局 (送信局 2から受信局 3へバケツ ト を送信する場合は送信局 2 ) のア ドレスを示す。
情報部は、 制御に関する様々な情報を含む部分である。 具体的には、 情報部には、 映像データだけでなく、 「コマン ド」 、 「対象機器 I D」 . 「発信機器 I D」 などが書き込まれている。
コマン ドは、 通信局または機器に対する命令である。 このコマン ドは '通信局に対しては、 指定された機器の制御権の要求 (図 7に示す).であ つたり、 機器に対しては、 制御内容 (操作内容) であったりする。
対象機器 I Dは、 データの送信先もしくはコマン ドの対象が、 通信局 に接続されている機器である場合、 その機器を特定するための識別子で ある。
発信機器 I Dは、 データゃコマン ドの発信元が通信局ではなく通信局 に接続されている機器もしくはコ ン トローラである場合、 それらを特定 するための識別子である。
ここで、 通信路経由での制御権を管理する場合の本 A Vシステムの動 作について説明する。 まず、 制御権管理のための処理手順を図 8のフロ 一チャートを参照して説明する。
ユーザが、 部屋 R 1において、 受信局 3である通信局 Aおよび表示機 器 A 1 1 の近くにいて、 コン ト ローラ A 1 を使用できる状況にあるとす る。 このとき、 機器情報管理部 3 4に内蔵の機器情報テーブルは図 6に 示す状態となっていて、 制御対象機器はいずれも選択されていない状態 にあるとする。
まず、 制御を希望する機器を選択するため、 ユーザがコン ト ローラ 1 2 の一覧表示ボタン 1 2 bを押すと、 「一覧表示」 命令を示すコン ト口 ール信号がコン トローラ 1 2から受信局 3に送信される ( S 1 ) 。 受信 局 3は、 コン ト口ール信号受信部 3 6 3にて受信したコン トロール信号 をコントロール信号変換部 3 6 4にて命令の形式 (命令コード) に変換 し、 通信局制御部 3 3にてその内容を確認する。 こ こで、 受信したコ ン トロール信号が 「一覧表示」 であることが確認されると、 通信局制御部 3 3により、 機器情報管理部 3 4から機器情報テーブルの内容が読み出 され、 その情報が映像信号重畳部 3 6 1にて映像信号に重ね合わされて. 映像信号出力部 3 6 2よ り出力する。 出力された映像信号は、 表示機器 1 1に送られ、 図 9に示すように、 表示機器 1 1 の画面に表示される。 次いで、 ユーザが、 表示機器 1 1の画面に表示された機器情報テープ ルの内容を見て、 操作を行いたい機器 I Dを選択して、 コン トローラ 1 2 の制御権要求ボタン 1 2 eを押すと、 コン ト ローラ 1 2から制御権要 求をコマンドと して含むコン トロール信号が送信される (S 2 ) 。 図 9 の例では、 機器 I Dが 「 1 2 3」 である 「 V T R 1」 (機器 D ) の制御 を所望する場合には、 コントローラ 1 2の数字ボタン群 1 2 cを用いて. 「 1」 、 「 2」 、 「 3」 を入力し、 制御権要求ボタン 1 2 e を押す。 ま た、 この操作で発生するコントロール信号には、 図 1 0に示すよ うに、 コマンドと しての 「制御権要求」 と、 対象機器 I Dと しての 「 1 2 3」 と、 コン トローラ I Dとが含まれている。 この例では、 コン トローラ 1 2の識別子を示すコン トローラ I Dを 「4 4 4」 とする。…
受信局 3では、 コン トローラ 1 2から送信されてきたコントロール信 号を受信すると、 制御権要求の命令を送信局 2に送信するための処理を 行う (S 3 ) 。 この処理を含む受信局 3での各種の処理については、 後 に詳しく説明する。
上記の制御権要求命令が受信局 3から送信されて送信局 2で受信され ると、 送信局 2で、 その制御権要求命令による制御権要求が成功したか 否かを判定する S 4 ) 。 また、 送信局 2は、 制御権要求が成功した場合 には、 成功したことを受信局 3に返信する一方 ( S 5 ) 、 制御権要求が 失敗した場合には、 失敗したことを受信局 3に返信する (S 6 ) 。
受信局 3は、 送信局 2から返信されてきた制御権要求の成功または失 敗の結果を受信すると、 表示機器 1 1 にその内容を表示させる ( S 7 ) ( ユーザが、 表示機器 i 1に表示された内容から制御権要求の成功を確 認して、 制御対象機器を制御するために、 コン トローラ 1 2を操作する と、 受信局 3は、 コントローラ 1 2力 らのコント口ール信号を受信して. その操作内容に応じた機器制御コマン ドを送信する ( S 8 ) 。
送信局 2は、 上記の機器制御コマン ドを受信すると、 コン トロール信 号を送信したコン トローラ 1 2が制御対象機器についての制御権を有す るか否かを判定する ( S 9 ) 。 送信局 2は、 コン トローラ 1 2が制御権 を有すると判定した場合、 制御対象機器に機器制御コマンドを送信する —方 ( S 1 0 ) 、 コン トローラ 1 2が制御権を有していないと判定した 場合、 制御権がないことを受信局 3に送信する ( S l l ) 。
続いて、 前述の S 3および S 7の処理を含む受信局 3における処理手 順について図 1 1 のフローチャートを参照して説明するとともに、 併せ て、 前述の S 4ないし S 6および S 9ないし S 1 1の処理を含む送信局 2における処理手順について図 1 3のフローチャートを参照して説明す る。
まず、 受信局 3は、 コン トロール信号受信部 3 6 3にて、 コン トロー ラ 1 2から送信されたコン ト口ール信号を受信し、 コン トロール信号変 換部 3 6 4にて、 その内容を取り出して、 通信局制御部 3 3にて、 その 内容が命令信号であるか否かを判定する ( S 1 0 1 ) 。 その判定の結果. 命令信号が届いていた場合、 通信局制御部 3 3にて、 その命令信号の内 容を確認する ( S 1 1 2 ) 。
そして、 通信局制御部 3 3にて、 命令信号が一覧表示命令であるか否 かを判定し ( S 1 1 3 ) 、 一覧表示命令であれば、 機器情報テーブルの 内容を表示機器 1 1に表示して ( S 1 0 8 ) 、 処理を S 1 0 1に戻す一 方、 一覧表示命令でなければ、 命令信号が制御権要求命令であるか否か を判定する ( S 1 1 4 ) 。 ここで、 制御権要求命令でない場合、 コン ト 口ール信号において送信先が選択されていない可能性があるので、 それ を判定し ( S 1 1 5 ) 、 送信先が選択されていなければ、 エラー処理を 行い ( S 1 1 6 ) 、 処理を S 1 0 1 に戻す。 S I 1 4で、 命令信号のコマンドが 「制御権要求」 であると判定した 場合は、 同時に送信されてきた機器 I Dを取り出.し、 機器情報管理部 3 4に渡す。 機器情報管理部 3 4は、 機器情報管理テーブルにおける当該 機器 I Dの選択項目に図 1 2に示すように〇印を書き込んで、 指定され た機器を選択する ( S 1 1 7 ) 。 これにより、 受信局 3 (通信局 A) か ら制御を行う機器が選択できていることになる。
そして、 通信局制御部 3 3が、 当該対象機器 I Dを接続している通信 局のァ ドレスを機器情報管理テーブルより取得してパケッ ト変換部 3 2 に与えると、 パケッ ト変換部 3 2が、 バケツ トの宛先ァ ドレスに当該通 信局ア ドレスの値を入れる。 この場合、 機器 I D 「 1 2 3」 に対応する 通信局ア ドレスは 「 3 3 3 3 3」 なので、 その値が宛先ア ドレスとなる, また、 パケッ ト変換部 3 2が、 そのパケッ トに命令信号から得られた 「制御権要求」 コマン ド、 対象機器 I Dと しての 「 1 2 3」 、 発信機器 I Dとしてコン ト ローラの I D 「4 4 4」 、 発信元ア ドレスと して通信 局 Aのァ ドレス Γ 1 1 1 1 1 j をそれぞれパケッ トに入れて図 7に示す ようなパケッ トを生成した後、 そのバケツ トを指定された機器宛に無線 部 3 1から送信する ( S 1 1 8 ) 。
このバケツ トは、 受信局 3から無線ネッ トワーク NWを通じて宛先ァ ドレスで指定された送信局 2 (ここでは通信局 C) に送信される。
送信局 2では、 図 1 3のフローチャートの処理手順で受信したパケッ トを処理している。
まず、 無線部 2 1にてパケッ トが受信されている場合 (届いた場合) は ( S 2 0 1 ) 、 パケッ ト変換部 2 2にてバケツ ト内の情報を取り出し て通信局制御部 2 3に渡す。 通信局制御部 2 3では、 パケッ ト内の情報を確認して (S 2 0 2 ) 、 「制御権要求」 コマンドを含むか否かを認識する ( S 2 0 3 ) 。 ここで. パケッ ト内の情報が 「制御権要求」 コマンドを含む場合、 パケッ トから 対象機器 I Dと発信機器 I Dを取り出す。 これらの値を機器制御情報管 理部 2 4に渡して、 制御権の要求を依頼する ( S 2 1 3 ) 。
機器制御情報管理部 2 4では、 制御情報管理テーブルより、 対象機器 I Dに対応する制御情報項目を探し、 その制御情報がない (空白) か否 かを判定する ( S 2 1 4 ) 。 図 5に示す制御情報管理テーブルの例では. 機器 I Dが 「 1 2 3」 の機器の場合、 対応する制御情報は 「なし」 (空 白) である。 つまり、 この時点で、 機器 I Dの制御権は、 どのコント口 ーラにも与えられていないことになる。 従って、 制御権の要求を受け入 れることができるので、 発信機器 I Dを制御情報の項目に保存して、 登 録する ( S 2 1 5 ) 。 その結果、 例えば、 図 1 4に示すように、 制御情 報管理テーブルにおいて、 制御情報の項目 として 「4 4 4」 の値が書き 込まれる。
そして、 機器制御情報管理部 2 4は、 制御権要求が成功したことを制 御権要求の発信元である受信局 3に通知 (返信) する ( S 2 1 7 ) 。 こ のとき、 制御権要求の成功のデータが機器制御情報管理部 2 4から通信 局制御部 2 3に与えられると、 バケツ ト変換部 2 2は、 そのデータを用 いて、 制御権要求コマン ドの返信と して 「制御権要求成功」 を示すパケ ッ トを生成する。 このパケッ トにおいては、 図 1 5に示すよ うに、 コマ ンドの実行結果と して 「制御権要求成功」 が書き込まれ、 コマン ドで指 定された対象機器 I Dおよび発信機器 I Dは、 受信局 3からの送信パケ ッ トと同じ値が含まれている (図 7参照) 。 また、 宛先ア ドレスは、 制 御権要求コマン ドの発信元ア ドレスとする。 このパケッ トは、 無線部 2 1から無線ネッ トワーク N Wを通じて受信局 3に送信される。
前述の S 2 1 4において、 制御情報管理テーブルに対象機器 I Dに対 応する制御情報の値が保存されていた場合、 その値と発信機器 I Dとを 比較して、 両者が一致しているか否かを判定する ( S 2 1 6 ) 。 このと き、 保存されている制御情報の値と発信機器 I Dとが一致していれば、 既に制御権を取得済みであるので、 前述の S 2 1 7にて、 制御権要求命 令の発信元である受信局 3に 「制御権要求成功」 を通知する。
逆に、 両者が一致しない場合は、 既に別のコン トローラが制御権を取 得している状態であるので、 今回制御権要求を行ったコントローラには 制御権が与えられない。 よって、 「制御権要求失敗」 を受信局 3に通知 する ( S 2 1 8 ) 。 このとき、 制御権要求の失敗のデータが機器制御情 報管理部 2 4から通信局制御部 2 3に与えられると、 バケツ ト変換部 2 2は、 そのデータを用いて、 制御権要求コマンドの返信と して 「制御権 要求失敗」 を示すパケッ トを生成する。 このパケッ トにおいては、 図 1 5に示すよ うに、 コマンドの実行結果と して 「制御権要求成功」 の代わ りに 「制御権要求失敗」 が書き込まれる。 このバケツ トは、 無線部 2 1 から無線ネッ トワーク N Wを通じて受信局 3に送信される。
受信局 3では、 図 1 1に示すように、 パケッ トを受信したか否かを判 定し ( S 1 0 2 ) 、 受信していない場合は処理を S 1 0 1に戻す一方、 受信していた場合は、 そのパケッ トの内容を通信局制御部 3 3にて確認 して ( S 1 0 3 ) 、 命令の返答であるか否かを判定する(S 1 0 4 )。 ここで、 パケッ ト内容が命令の返答でない場合、 パケッ トの内容が機 器情報であるか否かを判定する ( S 1 0 5 ) 。 バケツ トの内容が機器情 報であれば、 その機器情報を機器情報管理部 3 4に渡して保存する ( S 1 1 0 ) 。 一方、 パケッ トの内容が機器情報でなければ、 さらにバケツ トの内容が映像データであるか否かを判定し、 パケッ トの内容が映像デ ータであれば、 その映像データを通信局 A (受信局 3 ) 経由で表示機器 1 1 に出力する ( S 1 1 1 ) 。 一方、 バケツ トの内容が映像データでな ければ、 その他の処理を行い ( S 1 0 7 ) 、 処理を S 1 0 1 に戻す。
また、 S 1 0 4において、 パケッ トの内容が命令の返答である場合、 その内容を表示機器 1 1に出力して表示させる ( S 1 0.9 ). 。 このとき. バケツ トの内容は、 通信局制御部 3 3から映像信号重畳部 3 6 1に渡さ れ、 この映像信号重畳部 3 6 1にて、 表示される映像信号に重畳される ( 映像信号重畳部 3 6 1から出力された映像信号は、 アナログ配線 Wを通 じて表示機器 1 1 に伝送され、 表示機器 1 1に表示される。 表示機器 1 1の表示画面には、 上記の命令の返答が、 例えば、 図 1 6に示すよ うに. 「機器 I D = 1 2 3への制御権要求成功」 のよ うなメ ッセージと して表 示される。
以上の手順にて、 コントローラ I D力 S 「 4 4 4」 であるコントローラ 1 2 (A l l ) に、 機器 I Dが 「 1 2 3」 の機器 D ( V T R 1 ) に対す る制御権が設定される。 そして、 表示機器 A 1 1の近く にいるユーザは. そのことを知ることができる。
次に、 ユーザが機器 Dに対して制御コマンドを送信する場合について 説明する。
ユーザが、 機器 Dに 「再生」 命令を送信するために、 コン トローラ 1 2 (A l l ) の操作ボタン群 1 2 f における再生ボタンを押すと、 コン トローラ 1 2力 ら図 1 7に示すように、 「再生」 のコマンドを有するコ ントロール信号が発信される。 受信局 3は、 このコン トロール信号を受 信すると ( S 1 0 1 ) 、 その内容を確認する ( S 1 1 2 ) 。
その結果、 命令信号の内容が 「再生」 命令であるので、 「一覧表示」 命令でもなく ( S 1 1 3 ) 、 「制御権要求」 命令でもない ( S 1 1 4 ) c 従って、 この場合は、 機器情報管理部 3 4の機器情報管理テーブルから. 現在選択している機器 I Dと通信局ア ドレスとを取得して、 それに基づ いて送信先が選択されているか否かを判定する (S 1 1 5 ) 。 このとき. どの機器も選択されていなければエラー処理を行う ( S 1 1 6 ) 。
今回の例では、 この時点で機器情報管理テーブルは、 図 1 2に示す状 態になっているので、 選択された機器 I Dは 「 1 2 3」 であり、 通信局 ァ ドレスは 「 3 3 3 3 3」 である。 通信局制御部 3 3は、 機器情報管理 テーブルからこの値を取り出してパケッ ト変換部 3 2に与える。 すると . ノ ケッ ト変換部 3 2は、 その値をパケッ トに収めることによって、 図 1 8に示すバケツ トを生成し、 送信局 2に送信する ( S 1 1 8 ) 。
これに対し、 送信局 2 (通信局 C) では、 無線部 2 1で受信局 3から 送信されてきたバケツ トを受信すると ( S 2 0 1 ) 、 通信局制御部 2 3 にてその内容を確認する ( S 2 0 2 ) 。 その結果、 バケツ トの内容が
「制御権要求」 コマン ドではないと判定されて (S 2 0 3 ) 、 さらに、 パケッ トの内容が機器制御命令であるか否かが判定される ( S 2 0 4 ) , ここでは、 パケッ トの内容が 「再生」 コマンドという機器制御命令であ るので、 通信局制御部 2 3が、 そのパケッ トから対象機器 I Dと発信機 器 I Dとを取り出して機器制御情報管理部 2 4に渡し、 当該発信機器が 制御権を持っているかを機器制御情報管理部 2 4に問い合わせる ( S 2 0 8 ) 0 機器制御情報管理部 2 4では、 その問い合わせを受けると、 内蔵して いる制御情報管理テーブルの内容より、 対象機器 I Dの項目を探して、 対象機器 I Dの制御情報がないか否かを判定する ( S 2 0 9 ) 。 その判 定の結果、 対象機器 I Dの制御情報がある場合は、 その制御情報の値と 発信機器 I Dとを比較して、 両者が一致しているか否かを判定する (S 2 1 0 ) 。
このとき、 制御情報管理テーブルは、 例えば図 1 4に示す状態であり . 対象機器 I D 「 1 2 3」 に対応する制御情報は 「4 4 4」 となっており . 発信機器 I D (コン トローラ I D) と一致している。 従って、 発信機器 I D 「 4 4 4」 は対象機器 I D 「 1 2 3」 の制御権を持っていることが 分かる。 そこで、 機器制御情報管理部 2 4は、 通信局制御部 2 3に 「制 御権あり」 を通知する。
この通知を受けて、 通信局制御部 2 3は、 「再生」 コマン ドを機器 D ( V T R 1 ) に送信する。 そのために、 通信局制御部 2 3は、 「再生」 コマン ドを機器 D用のコン トロール信号変換部 2 6 3に渡す。 このコン トロール信号変換部 2 6 3では、 「再生」 コマンドを機器 Dが理解でき る信号形式に変換し、 コン トロール信号送信部 2 6 4より機器 Dに向け て出力する (S 2 1 2 ) 。 そして、 機器 Dは、 このコン ト口ール信号を 受信すると、 再生動作を行う。
S 2 0 9にて、 機器制御情報管理部 2 4による判定時に、 制御権管理 テーブルの対象機器 I Dの制御情報項目がない (空白である) 場合、 も しくは S 2 1 0にて、 発信機器 I Dと違う値が制御情報と して保存され ている場合は、 発信機器 I Dに制御権がないと判断され、 「制御権な し J を通信局制御部 2 3に通知する。 ( S 2 1 1 ) 。 その場合、 通信局制御部 2 3は、 「再生」 コマンドを機器 Dに送信し ないが、 その代わりに、 コマンドを発信した通信局 Aに対して、 コマン ドの制御権がないことを示すパケッ トを送信する。 このパケッ トは、 図 1 9に示すよ うに、 コマンド結果と して 「制御権なし」 が設定される。 図 1 1 に示すよ うに、 通信局 Aがこのバケツ トを受信すると ( S 1 0
2 ) 、 そのパケッ トの内容を通信局制御部 3 3にて確認して ( S 1 0
3 ) 、 命令の返答であるか否かを判定する(S 1 0 4 )。 その結果、 コマ ンドの結果であることが分かるので、 「制御権なし」 の情報を映像信号 重畳部 3 6 1 にて映像信号と重ね合わせ、 表示機器 A 1 1 ( 1 1 ) に送 信する ( S 1 0 9 ) 。
その結果、 表示機器 A 1 1 の画面に 「制御権なし」 の情報が表示され. ユーザに制御権がないことを知らせることができる。
以上の手順にて、 通信局 Cに接続されている機器毎の制御権の管理を 実現することができる。
以上に述べたよ うに、 本実施の形態に係る A Vシステムは、 通信局 A ,
B側のコン トローラ A l, B 1から要求された制御権に対して、 通信局 Cにおいて、 機器 D〜 Fに対してそれぞれ許可されたコン トローラのみ 制御権を有することを制御情報管理テーブルに登録しておき、 コント口 ーラ A l, B 1から機器に対する制御命令が送信されてきたときに、 制 御権を有するコン ト口一ラにのみ指定された機器の制御を許可するよ う に構成されている。 これにより、 無線ネッ トワーク N Wに接続されてい ない機器 D〜 Fに対して、 無線ネッ トワーク N Wに接続された通信局 A , Bの制御権を管理することができる。
なお、 本実施の形態では、 無線ネッ トワーク N Wと して無線 L A Nを 使用する方法を記載したが、 それ以外の有線もしく は無線の通信手段を 用いても、 同様の処理を実現できる。 また、 コントローラ A l , B 1か ら通信局 A, Bへの通信手段と して、 および通信局 Cから機器 D〜Fへ の通信手段と して、 赤外線を使用する方法を記載したが、 それ以外の有 線もしく は無線の通信手段を用いても、 同様の処理を実現できる。 さら に、 機器 D〜Fから通信局 Cへ映像信号を伝送する手段、 および通信局 A , Bから表示機器 A l l , B 1 1 へ映像信号を伝送する手段と してァ ナログ配線 Wを用いる方法を記載したが、 それ以外の有線もしく は無線 の通信手段を用いても、 同様の処理を実現できる。 また、 機器 D〜Fが デジタルの映像信号を出力できる機能を備えていれば、 アナログ配線 W の代わり にデジタル配線を用いてもよい。 この段落で述べたことは、 本 実施の形態だけでなく、 以降に述べる各実施の形態にも適用される。 本実施の形態の形態においては、 受信局 3 となる各通信局 A, Bに対 して、 それぞれ 1台ずつの表示機器 A 1 1, B 1 1が接続されているが 表示機器の接続台数は複数であっても良い。 また、 本システム各通信局 A , Bに対して、 コン ト ローラ A l, B 1が 1台ずつ存在する構成であ るが、 これは複数であっても良い。 また、 通信局 C側では、 機器 D〜F を制御できるコントローラが設けられていないが、 コントローラ A 1 , B 1 と同様なコ ン ト ローラを設けていても良い。 この場合、 通信局 C (送信局 2 ) においても、 通信局 A , B (受信局 3 ) と同様に、 コント ロール信号受信部 3 6 3およびコン ト口ール信号変換部 3 6 4を備える 必要がある。 また、 コン ト ローラ A l, B 1は、 一般的にはリ モートコ ン トローラを想定しているが、 通信局 A , Bと別体に設けられる リ モー トコン ト ローラだけではなく、 通信局 A, Bに内蔵される形態であって も良い。 あるいは、 通信局 A , Bは、 内蔵されているコントローラと リ モートコントローラとを両方含んでも良い。 このよ うな内蔵型のコント ローラまたは両方のコントローラを含む形態は、 通信局 C側にコント口 ーラが設けられる場合も同様である。 この段落で述べたことも、 本実施 の形態だけでなく、 以降に述べる各実施の形態にも適用される。
なお、 受信局 3が複数のコン ト ローラから制御されている場合 (受信 局 3が複数の表示装置と接続されていて、 それぞれに対応するコン ト口 ーラが存在する場合) などには、 受信局. 3において制御権の一部を管理 することが、 通信局間の通信量を削減する観点から有効となる。 具体的 には、 受信局 3の管理する機器情報管理テーブル (図 1 2 ) において、 単にコ ン トローラから指定された機器を〇印で示す代わりに、 当該機器 への制御権を取得したコン トローラや受信機器の I Dなどを記載する。 これにより、 受信局 3が複数のコン ト ローラから制御される場合に、 こ れらのコン ト ローラ間における制御権の競合を受信局 3の内部で発見す ることが可能となる。
本実施の形態においては、 送信局 2である通信局 Cは、 通信局 A, B に対して 1台設けられているが、 送信局 2が複数設けられていても良い ( そして、 送信局 Cには、 3台の機器 D〜Fが接続されているが、 機器の 接続台数は任意であり、 信号処理部 2 6の数によって決まる。 この段落 で述べたことも、 本実施の形態だけでなく、 以降の各実施の形態にも適 用される。
本実施の形態においては、 通信局 Cと機器 D〜Fとは、 別体に設けら れているが、 通信局と機器とがー体に設けられる構成であっても前述の よ うに制御権を管理することができる。 具体的には、 機器 D〜Fに通信 局 Cと同等の機能を有する通信局が 1つずつ内蔵される構成、 例えば、 通信局が機器と同一の筐体内に設けられている構成が好ましい。 このよ うな構成では、 機器と通信局との間が近接しているので、 赤外線による コント口ール信号の伝送ではなく有線でのコントロール信号の伝送が可 能である。 それゆえ、 コン ト ロール信号送信部 C a〜 C cが不要であり . その代わりに、 信号伝送ケーブルを用いて機器と通信局との間のコント ロール信号のやり取りを行う。 このよ う な構成も、 本実施の形態だけで なく、 以降の各実施の形態にも適用される。
ところで、 本実施の形態では、 コ ン ト ローラ 1 2が制御権を取得する 方法を記載した。 この方法によれば、 例えば、 コントローラ A 1が機器 Dの制御権を得ているときには、 コ ン ト ローラ B 1によつて機器 Dを制 御できない。 しかし、 通信局 Aの近く にいるユーザが、 複数のコント口 一ラを所持していて、 どちらのコン トローラからでも機器 Dを制御した い場合もある。 そのよ うな場合のため、 コントローラではなく通信局 A (または通信局 B ) が制御権を得るようにすることも可能である。
具体的には、 「制御権要求」 コマン ドを通信局 Aが送信する際に、 図 7に示すパケッ トを生成することになるが、 その発信機器 I Dの値を、 コン ト ローラ I Dの代わりに発信元の通信局ァ ドレス とする。 すなわち. この場合では、 発信機器 I Dに通信局 Aのァ ドレス 「 1 1 1 1 1」 を入 れる。 そして、 そのパケッ トを通信局 Cに送信すると、 これまで説明し た手順に従って、 制御情報管理テーブルの制御情報の値と して通信局 A のア ドレス 「 1 1 1 1 1」 が保存される。
その後、 機器 Dに対する制御コマンドを送信する際にも、 発信機器 I Dとして通信局 Aのア ドレス 「 1 1 1 1 1」 をバケツ トに入れて送信す る。 すると、 通信局 Cでは、 制御情報管理テーブルの制御情報が発信機 器 I Dと一致しているので、 制御権があると認める。 このようにして、 通信局 Aが制御権を得ることができる。
通信局 Aは、 コントローラからの 「一覧表示」 命令を受け取った際に. 機器情報管理テーブルの情報を更新するために、 「機器情報要求」 コマ ンドを、 無線ネッ トワーク N Wで通信可能な全ての通信局に対して送信 してもよい。 その命令を受信した通信局は、 機器制御情報管理部 2 4内 の制御情報管理テーブルに保存してある 「機器 I D」 や 「機器名称」 な どの情報をパケッ トに含めて返信する。 通信局 Aは、 その返信を受信す ると、 パケッ トに含まれる情報を、 機器情報管理部 3 4内の機器情報管 理テーブルに保存する。 そのとき、 返信を送信した通信局のア ドレスも 合わせて保存する。 また、 機器情報管理テーブルに既に保存されている 情報の中に機器 I Dと一致する情報が存在する場合は、 送られてきた情 報に変更する。
なお、 「一覧表示」 命令を受けた場合だけでなく、 通信局は、 定期的 に 「機器情報要求」 命令を発信して常時新しい情報を入手するようにし ても良い。
ユーザが一覧表示を見て制御したい機器を選択する際、 上記の例では. 機器 I Dの値を入力して機器を指定しているが、 その代わりに、 画面上 にポインタを表示し、 コントローラの方向ボタンを押すことでポインタ を動かしてボインタが指し示す機器を選択することも可能である。
具体的には、 図 2 0に示すよ うに、 表示機器 1 1に一覽が表示されて いる状態で、 ポインタ 1 1 aは、 機器 I Dが 「 1 2 3」 の機器を示して いる状態である。 コン トローラ 1 2の操作ボタン群 1 2 f における方向 ボタン (上ボタンまたは下ポタンのいずれか一方) を押すと、 コント口 ーラ 1 2 ( A l l ) からポインタを上または下に移動させるコマンドが 通信局 Aに送信される。 通信局 Aは、 そのコマンドを受信すると、 映像 信号に重畳させる内容を変更し、 指定された方向にポインタを移動させ る。 このような状態で制御権要求ボタン 1 2 e を押すと、 その命令を受 け取った時点でボインタ 1 1 aが示している機器を選択したこと となる t その後の処理は、 前述の処理と同じよ うにして行われる。 この方法によ れば、 コントローラ 1 2からの信号に対象機器 I Dを含める必要がない ( 〔実施の形態 2〕
前述の実施の形態 1では、 ユーザが明示的に制御権要求を行う方法に ついて説明したが、 本実施の形態では、 制御権要求を行っていなくても.
「再生」 などの機器制御コマンドを送信するだけで制御権要求も同時に 行う方法について説明する。
ここでは、 その処理手順を実施の形態 1の図 8に示す S 1の一覧表示 までは同じ手順で処理を行う。
次に、 ユーザは、 操作したい機器を選択するが、 その際に操作したい 機器 I Dと操作したい命令を入力する。 例えば、 機器 Dに対して 「再 生」 命令を送信したい場合、 機器 D ( V T R 1 ) の機器 I Dである 「 1」 、 「 2」 、 「 3」 を入力し、 再生ボタンを押す。 すると、 コント 口ール信号は図 2 1に示すよ うに、 対象機器 I D 「 1 2 3」 を含む構成 となる。
この命令を受信した通信局 Aは、 図 1 1 のフローチャートに示す S 1 1 3までの手順に従って処理を行うが、 S 1 1 4以降の処理を図 2 2の フローチャートに示す S 1 2 1〜 S 1 2 5の処理に置き換えて行う。 S 1 1 3にて命令信号が一覧表示命令でないと判定された場合、 命令 信号に対象機器 I Dが含まれているか否かを判定する ( S 1 2 1 ) 。 そ こで、 対象機器 I Dが含まれている場合、 指定された対象機器 I Dの機 器を選択する ( S 1 2 4 ) 。 その結果、 機器情報管理テーブルは図 1 2 に示すように設定される。 そして、 図 1 8に示すパケッ トをパケッ ト変 換部 3 2にて生成して、 指定された機器が接続されている通信局 Cに対 して送信する ( S 1 2 5 ) 。
また、 命令信号に対象機器 I Dが含まれていない場合の処理は図 1 1 と同様である。 すなわち、 通信局 Aの通信局制御部 3 3は送信先が選択 済みか否かを判定し ( S 1 2 2 ) 、 選択済みであればその送信先に相当 する対象機器 I D及び命令の内容をバケツ トに入れて無線部 3 1から送 信する ( S 1 2 5 ) 。 送信先が選択済みでなければエラー処理を行い ( S 1 2 3 ) 、 処理を図 1 1の S 1 0 1に戻す。
通信局 Cでは、 図 1 3に示すフローチャートにおける S 2 0 9での Y E Sの場合に分岐するステップを図 2 3に示す S 2 2 1に置き換えた手 順に従って処理を行う。
通信局 Cでは、 図 1 8に示すパケッ トを受信すると、 機器制御コマン ドであることを認識し、 機器制御情報管理部 2 4にて送信元のコントロ ーラ A 1に制御権があるか否かを判定する。 そのとき、 コントローラ A 1はまだ制御権を得ていないので、 制御情報管理テーブルは図 5に示す 状態となっている。 ここで、 機器 I D 「 1 2 3」 に対応する制御情報は 空白であるので、 この機器の制御権をコントローラ A 1に与える ( S 2 2 1 ) 。 この結果、 制御情報管理テーブルには、 図 1 4に示すように、 発信機器 I D 「4 4 4」 が保存される。 その後、 処理が S 2 1 2に移行 すると、 「再生」 命令をコントロール信号に変換して機器 Dに送信する ( ここでは、 機器制御命令を受信してコントローラまたは通信局に制御 権を付与する例について記載したが、 機器制御命令を受信してコントロ ーラまたは通信局に付与されている制御権を開放しても良い。 また、 受 信した機器制御命令の種類によって制御権の付与あるいは開放を可能と したり不可と したり しても良い。
また、 制御権の付与 · 開放を可能とするのは機器制御命令に限らず、 他の命令、 例えば通信コネクショ ン確立 · 開放などであっても良い。 す なわち、 当該機器の動作状態を変更させるコマン ドを受信した際に、 当 該コマンドの発行機器に対して制御権の付与 · 開放を行ってもよい。
さらに、 同一機器あるいは同一通信局が、 複数機器あるいは複数通信 局からの命令を受け入れられる場合には、 最初に命令を受け入れられた 機器あるいは通信局に対しては制御権を与えるが、 2つめ以降に命令を 受け入れられた機器あるいは通信局に対しては制御権を与えないように しても良い。
また、 ある一つの対象機器に対して複数の機器あるいは通信局が命令 を行った後、 制御権を取得した機器あるいは通信局が命令を取り消した 場合、 制御対象の機器に対する制御権を有する機器あるいは通信局が不 在となることがある。 この場合、 通信局 Cは制御権取得候補となる他の 機器あるいは通信局に、 制御権を有する機器あるいは通信局が不在にな つたことを通知してもよい。 また、 通信局 Cは命令を受け入れた機器あ るいは通信局 (上記対象機器に命令を行った機器あるいは通信局) を記 憶しておき、 例えば 2番目に命令を受け入れた機器あるいは通信局を選 ぶなどの方法で、 新たに制御権を付与する機器あるいは通信局を設定し ても良い。 この場合、 通信局 Cは新たに制御権を与えられた機器あるい は通信局へ、 その旨を通知するメ ッセージを送ることが好ましい。
尚、 本実施の形態 2においては、 複数のネッ トワークに接続する機器 (通信局 Aおよび通信局 C ) が存在する例を用いている。 しかしながら. これは必須の構成ではなく、 通信局 Aおよび通信局 Cがそれぞれ機器 A 1 1、 機器 D, E , Fを内蔵する形態であってもよい。 すなわち、 本実 施の形態における処理を実行する通信局は、 単一のネッ トワークに接続 された通信局であつてもよい。
同様に以後の各実施の形態において、 複数のネッ トワークに接続され た通信局が存在することは必須ではなく、 単一のネッ トワークに接続さ れた通信局であつてもよレ、。
以上の手順によって、 ユーザが明示的に制御権要求を行わなくても、 特定機器に対する制御コマンドを送信するだけで制御権を取得すること ができる。
〔実施の形態 3〕
前述の実施の形態 2では、 制御権要求を行っていなくても 「再生」 な どの機器制御コマンドを送信するだけで制御権要求も同時に行う方法に ついて説明したが、 本実施の形態では、 これらのコマンドを複数個受信 したときに制御権を扱う方法について説明する。
例えば、 ビデオから出力されるス ト リームを複数の機器で受信する場 合、 受信は複数の機器が行う ことができるが、 操作の混乱を防ぐためそ のビデオに対する操作は一つの機器からのみ可能とするという制約を設 けることがある。 この場合、 ス ト リ ーム通信路設定のためのコマンドは どの機器から発行されても許可するが、 「再生」 などの機器制御コマン ドは、 制御権の付与された特定の機器から発行されたもの以外は受け付 けないようにすることが有効である。
本実施の形態の具体的な手順を説明する前に、 「コネクショ ン」 につ いて説明する。 ここでいう コネクショ ンとは、 ス ト リームの送信経路を 指定するためのものであり、 本実施の形態においては機器 Dから出力さ れたス ト リームが通信局 C、 通信局 Aを経由して表示機器 A 1 1まで届 く よ うにするための設定である。 このための設定はコネクション確立要 求パケッ トを用いて行う。
コネクショ ン確立要求パケッ トのフォーマツ トを図 4 6に示す。 宛先 ア ドレス、 発信元ア ドレスについては前述の図 7と同一のため説明を省 略する。 コマンドにはコネクショ ン確立要求を示す値が入る。 送信元通 信局ァ ドレス、 送信元機器 I Dはス トリームをネッ トワーク上に送出す る通信局のア ドレス及ぴ機器の I Dを示す。 送信先通信局ア ドレス、 送 信先機器 I Dは、 ス ト リ ームをネッ トワークから受信する通信局のア ド レス及び機器の I Dを示す。 最後にコン トローラ I Dは、 このコネクシ ョ ン確立要求の発行を要求したコントローラの I Dを示す。
この例では、 コ ン ト ローラ A 1が、 ス ト リームを機器 Dから通信局 C . 通信局 Aを経由して表示機器 A 1 1へ送信するための設定を行う。 この ため、 上記コネクショ ン確立要求パケッ トでは、 送信元通信局ア ドレス = 3 3 3 3 3 (通信局 C ) 、 送信元機器 I D = 1 2 3 (機器 D ) 、 送信 先通信局ア ドレス = 1 1 1 1 1 (通信局 A ) 、 送信先機器 I D = 1 1 1 1 (表示機器 A l l ) 、 コン トローラ I D - 4 4 4 (コ ン ト ローラ A 1 ) となる。
コネクショ ン確立応答パケッ トについてはフォーマツ トを図示しない が、 要求したコネクショ ンを示すための情報と、 確立結果 (成功 Z失 敗) の情報が含まれている。
なお、 同一機器、 同一通信局からのス ト リームを、 異なる通信局、 異 なる機器で受信する場合には、 送信元通信局ァ ドレスおよび送信元機器 I Dが同一となるコネクションが複数存在することとなる。 この場合、 ネッ トワーク NW上に 1つのス トリームが送信され、 該ス ト リ一ムを複 数の通信局が受信する方法、 あるいは、 ネッ トワーク NW上に複数の同 —内容のス トリームが送信され、 該ス ト リームをそれぞれの通信局が受 信する方法、 の 2通りが考えられる。
また、 コネクショ ンの設定 ' 管理は、 通信局 Aにおいては通信局制御 部 3 3、 通信局 Cにおいては通信局制御部 2 3で行う。
ここで、 図 4 7に示す制御権取得成功時のメ ッセージシーケンスを、 図 2、 図 3、 図 4 8及び図 4 9を用いて説明する。 図 4 8及び図 4 9は コマンド送信局 (通信局 A) とコマンド受信局 (通信局 C) における処 理を示すフローチャートである。
なお、 図 4 7に示すシーケンスに入る以前に、 通信局 Aにおいて、 図 8の S 1に示す一覧表示とその結果を元にした接続先 (通信局 C及び機 器 D) の選択は完了しているものとする。 すなわちコントローラ A 1か ら送信された命令の宛先を、 通信局 Aは設定できるものとする。
ユーザがコン トローラ A 1 (すなわち、 コン トローラ 1 2 ) の再生ボ タンを押すと、 「再生」 コマンドが通信局 A宛てに送信される (m O O 1 ) 。 通信局 Aの通信局制御部 3 3は、 信号処理部 3 6経由で当該コマ ンドを受信し、 入力がコントローラからの信号であることを判断し (S 1 3 0 1 ) 、 その信号の内容を判定する ( S 1 3 0 2 ) 。 ここでのコマンド内容は再生コマンドのため、 すでに選択されている 命令の宛先 (この例では通信局 C) との間に通信コネクションが確立さ れているか否かが確認される ( S 1 3 0 3 ) 。 コネク ショ ンが確立され ていない場合、 通信局制御部 3 3はバケツ ト変換部 3 2、 無線部 3 1経 由で通信局 C宛てにコネク ショ ン確立要求パケッ トを送信する (S 1 3
0 4、 m 0 0 2 ) 。
通信局 Cの通信局制御部 2 3は、 無線部 2 1、 パケッ ト変換部 2 2経 由でコネク ショ ン確立要求パケッ トを受信し ( S 1 4 0 1 ) 、 その内容 を確認すると ( S 1 4 0 2 ) 、 自局内でコネク ショ ン確立を試み ( S 1 4 0 3 ) 、 その結果を確認する ( S 1 4 0 4 ) 。
コネクショ ンが確立された場合、 通信局 Cは、 その情報を通信局制御 部 2 3内で管理し、 続いてコネクショ ン確立先の機器に対する制御権が すでに設定されているか否かを機器制御情報管理部 2 4に確認する ( S
1 4 0 5 ) 。 制御権が設定されていなければ、 当該コネク ショ ンを確立 したコ ン ト ローラ A 1に制御権を割り当て、 機器制御情報管理部 2 4の 管理する制御情報管理テーブルへ登録する ( S 1 4 0 6 ) 。
また、 制御権が設定されていたか否かに関わらず、 通信局制御部 2 3 はパケッ ト変換部 2 2、 無線部 2 1経由で通信局 A宛てにコネクショ ン 確立応答パケッ トを送信し、 コネクショ ン確立の結果を通知する ( S 1 4 0 7、 m 0 0 3 ) 。
コネクションが確立されなかった場合は、 通信局 A宛てにコネク ショ ン確立応答パケッ トを送信し、 コネク ショ ン確立失敗を通知する ( S 1 4 0 8 ) 。 ここではコネク ショ ン確立が成功し、 コントローラ A 1が制 御権を取得したものとする。 通信局 Aの通信局制御部 3 3は、 無線部 3 1、 バケツ ト変換部 3 2経 由で当該パケッ トを受信すると、 入力がパケッ トであるこ とを判断し ( S 1 3 0 1 ) 、 そのパケッ トの種別を判定する ( S 1 3 0 8 ) 。 ここ では、 先に送信した要求パケッ トに対する応答のため、 応答の内容を判 定すると (S 1 3 0 9 ) 、 コネクショ ン確立要求に対する応答であるこ とがわかる。 さらに、 この応答によって先のコネクショ ン確立要求が成 功したか否かを確認すると ( S 1 3 1 0 ) 、 成功していることが分かる ( このため、 通信局 Aは、 続けてパケッ ト変換部 3 2、 無線部 3 1経由で 通信局 C宛てに再生要求を送信する ( S 1 3 1 1、 m 0 0 4 ) 。 なお、 ここで通信局 Cから送信されたコネクショ ン確立応答が失敗であった場 合は、 通信局 Aは表示機器 A 1 1 に 「接続不可」 を示す映像を送信する ( S 1 3 1 2 ) 。
通信局 Cの通信局制御部 2 3は、 無線部 2 1、 バケツ ト変換部 2 2経 由で再生要求コマンドを受信し ( S 1 4 0 1 ) 、 このコマンドが制御命 令であることを確認すると ( S 1 4 0 2 ) 、 制御権の設定状況を機器制 御情報管理部 2 4へ問い合わせて制御権の判定を行う ( S 1 4 0 9 ) 。 この例においてコン トローラ A 1は機器 Dの制御権を有しているため、 通信局 Cの通信局制御部 2 3は、 パケッ ト変換部 2 2、 無線部 2 1経由 で通信局 Aに再生要求成功を通知する ( S 1 4 1 0、 m 0 0 5 ) 。 また. 通信局 Cの通信局制御部 2 3は、 この再生要求を機器 D用の信号処理部 2 6へ通知して機器 D用の再生コマンドに変換し、 機器 D宛てにそのコ マンドを送信する ( S 1 4 1 1、 m 0 0 6 ) 。
なお、 S I 4 0 9において、 コン トローラ A 1が機器 Dの制御権を有 していなければ、 通信局 Cの通信局制御部 2 3はパケッ ト変換部 2 2、 無線部 2 1経由で通信局 Aに再生要求失敗を通知する ( S 1 4 1 2、 m 0 0 5 ) 。
通信局 Aの通信局制御部 3 3は、 無線部 3 1、 パケッ ト変換部 3 2経 由で当該再生応答を受信し ( S 1 3 0 1、 S 1 3 0 8、 S 1 3 0 9 ) 、 再生要求が成功か否かを判定する ( S 1 3 1 3 ) 。 成功であればこの時 点で特別な処理は必要ないが、 失敗であれば信号処理部 3 6に命令して 表示機器 A 1 1 に再生できない理由 (エラー内容) を示す映像を送信す る ( S 1 3 1 4 ) 。
一方、 機器 Dは、 通信局 Cより上述の再生コマンド (m 0 0 6 ) を受 信すると再生を開始し、 ス ト リームを通信局 Cへ送信する (m 0 0 7 ) c 通信局 Cの信号処理部 2 6はそのス トリームを受信後ェンコ一ドし、 通 信コネクショ ンの確立されている通信局 A宛てに通信局制御部 2 3、 パ ケッ ト変換部 2 2、 無線部 2 1経由で送信する (m 0 0 8 ) 。
通信局 Aの通信局制御部 3 3は、 無線部 3 1、 バケツ ト変換部 3 2経 由で当該ス ト リームバケツ トを受信すると、 入力がパケッ トであること を判断し ( S 1 3 0 1 ) 、 そのパケッ トの種別を判定する ( S 1 3 0 8 ) 。 ここでは、 上記パケッ トは映像パケッ トであるため、 その内容を 信号処理部 3 6によりデコードして表示機器 A 1 1へ出力する ( S 1 3 1 6、 m 0 0 9 ) 。 これによつて明示的に制御権の設定要求を行う こと なく、 制御権の設定を行った上でス ト リームの送受信が実行される。 なお、 通信局 Aが再生コマンドをコン トローラ A 1から受信した際に 通信コネクショ ンが確立されていれば ( S 1 3 0 3 ) 、 通信局 Aは通信 局 Cへコネクショ ン確立要求を送信する代わりに再生コマンドを送信す る ( S 1 3 0 5 ) 。 この後の処理は前述した処理と同様である。 また、 通信局 Aが通信局 Cから'再生応答を受信し ( S 1 3 0 1、 S 1 3 0 8、 S 1 3 0 9 ) その結果が失敗であった場合、 表示機器 A 1 1に 再生できない理由を示す映像を送信する ( S 1 3 1 4 ) ことは上述した 通りである。 この際、 通信局 Aが機器 Dの制御権を取得できずに再生要 求が失敗したのであれば、 すでに別の機器が機器 Dから通信局 C経由で ス ト リームを受信していることがあり う る。
このケースでは、 図 5 0に示すよ うに、 機器 Dから通信局 Cへのス ト リーム (m 0 0 7 ' ) はすでに流れており、 通信局 Cから通信局 Aへの 通信コネクション設定は完了しているため、 通信局 Aは通信局 C経由で 機器 Dからのス トリームを受信できる (m 0 0 8, ) 。 したがって、 通 信局 Aは表示機器 A 1 1へ当該ス ト リームを送信することが可能である ( すなわち、 コントローラ A 1 は機器 Dの制御はできないが、 表示機器 A 1 1は機器 Dの出力するス ト リームの受信をできるという状態となる。 この際、 通信局 Cは、 S 1 4 0 9の判定により コン トローラ A 1が機 器 Dの制御権を持たないことを認識済みであるため、 その情報を当該ス ト リームに重畳して、 通信局 A経由で表示機器 A 1 1へ送ることができ る (m 0 0 8, 及ぴ m 0 0 9 ' ) 。 これによ り、 通信局 A及び表示機器 A 1 1が制御権を扱うための仕組みを持たなくても、 制御権が得られな いために機器 Dの制御を行えないことを、 表示機器 A 1 1 を見ているュ 一ザ、 すなわちコン トローラ A 1で制御を行っているユーザへ通知する ことができる。
この 「制御権が得られないため再生不可」 という情報のス ト リームへ の付加は、 ス トリーム送信局である通信局 Cで行う以外に、 先の再生応 答に 「制御権が得られないため再生不可」 という情報が含まれているの であれば、 ス ト リーム受信局である通信局 Aで行っても良い。 この場合 でも、 表示機器 A 1 1が制御権を扱うための仕組みを持たなくても、 制 御権が得られないために機器 Dの制御を行えないことを、 表示機器 A 1 1 を見ているユーザ、 すなわちコントローラ A 1で制御を行っているュ 一ザへ通知することができる。
上記例においては、 通信局 Cにおいて機器 Dの制御権が設定されてい なければ当該コネクションを確立したコントローラ A 1 に制御権を割り 当てる、 すなわち最初のコネクショ ンを確立した機器にのみ制御権を割 り当てている。 しかしながら、 コネクションが 3本になるまでは制御権 を付与するなど、 制御権を与える数を 1つに限定しなくてもよい。
また、 上記例の通信局 Cにおいて、 コネクション確立要求は、 制御権 の有無に関わらず受け付け、 再生要求は制御権を持つ機器から発行され たときにのみ受け付ける例を示している。 しかしながら、 上記通信局に おいて発生する要求は、 コネクショ ン確立要求および再生要求に限定さ れるものではなく 、 他の要求については, その要求内容に応じて、 制御 権の有無に関わらず受け付けたり、 制御権を持つ機器から発行されたと きにのみ受け付けたり しても良い。
さらに、 本実施の形態では、 コン ト ローラ側で 「再生」 ポタンを押す ことにより、 通信局 Aがコネクショ ン確立要求と再生要求とを送信する 例について説明したが、 ユーザの操作と通信局 Aの送信するコマンドと の対応付けはこれに限定されるものではない。 例えば、 機器一覧表示操 作を行った際にコネクションの確立を行っても良いし、 他の操作と要求 を; aにしても良い。
また、 本実施の形態では、 通信局とコントローラ、 表示機器あるいは 被操作機器とが異なる例について説明したが、 このシステム構成に限ら れるものではなく、 通信局とコン ト ローラ、 通信局と表示機器、 あるい は通信局と被操作機器が同一機器となっていても構わない。 すなわち、 通信経路を通じて一方の機器から他方の機器を制御するシステムであれ ば、 制御される側の機器に本実施の形態の内容を適用可能である。
なお、 図 4 7及び図 5 0において、 制御権取得およびス ト リ ーム送受 信に直接関係のない処理については、 説明を省略した (通信局 Aにおい ては S 1 3 0 6、 S 1 3 0 7、 S I 3 1 5、 S 1 3 1 7。 通信局 Cにお いては S 1 4 1 3 ) 。
また、 本実施の形態は、 制御権の付与に限定されるものではなく、 他 の内容、 特に制御権の開放にも活用できる。 制御権の開放の場合、 付与 のときと同様に、 特定の命令 (例えばコネク ショ ンの切断) と制御権の 開放とを対応付けることにより実現可能である。
〔実施の形態 4〕
前述の実施の形態 3では、 ある被制御機器が複数の機器からの制御権 取得以外の要求を受け付け、 要求を受け付けたうち一部の機器に対して 制御権を付与する方法について説明したが、 本実施の形態では、 制御権 の付与された機器がなく なった時に当該被制御機器の制御権を极う方法 について説明する。
例えば、 実施の形態 2は、 図 1のシステム構成の元で動作を説明して いるが、 こ こで通信局 Cが 「ある機器に対して複数の機器からのコネク ション確立要求を受け付けるが、 制御権は最初にコネクショ ンを確立し た機器にのみ付与する」 という方針をとつているとする。
ここで、 コン ト ローラ A 1から機器 Dの再生 (コネクショ ン確立が成 功し制御権が付与される) →コン ト ローラ B 1から機器 Dの再生 (コネ クショ ン確立は成功するが制御権は付与されない) →コン ト ローラ A 1 からコネク ショ ン切断要求 (制御権が開放される) の順に操作を行う と する。 この場合、 コン ト ローラ A 1から機器 Dに対するコネクショ ン切 断要求によ り、 コン ト ローラ A 1に付与されていた制御権が開放されて いるに関わらず、 コン ト ローラ B 1から機器 Dを操作できないこと とな る (コン ト ローラ B 1 と関連付けられている表示機器 B 1 1にス ト リー ムは表示される) 。 これを防ぐ方法について以下に説明する。 一
コネクション切断要求を受信した際の通信局 Cの動作を図 5 1 のフロ 一チャートに示し、 さらに図 2を用いて説明する。
通信局 Cは、 コネク ショ ン切断要求を無線部 2 1 で受信すると、 パケ ッ ト変換部 2 2経由で、 この要求を通信局制御部 2 3へ通知する。 通信 局制御部 2 3は、 このコネク ショ ン切断要求によって当該コネクショ ン を切断し ( S 1 5 0 1 ) 、 当該コネク ショ ンを切断したコン ト ローラが 当該コネクショ ンのス トリーム送信元機器の制御権を有しているか否か を確認する ( S 1 5 0 2 ) 。 当該コントローラが制御権を有していない ときは処理を終了する。
当該コン トローラが制御権を有しているときは、 通信局制御部 2 3は 機器制御情報管理部 2 4へ当該制御権を開放するよう要求し、 機器制御 情報管理部 2 4は自 ら管理する制御情報管理テーブルの情報を更新する ( S 1 5 0 3 ) 。
さらに、 通信局制御部 2 3は当該コネク ショ ンの送信元機器を制御す る機器があるか否かを機器制御情報管理部 2 4へ確認し ( S 1 5 0 4 ) 制御する機器がある場合は処理を終了する。 制御する機器がない場合、 通信局制御部 2 3は当該送信元機器へ確立 されている他のコネクショ ンがあるか否かを確認する (S 1 5 0 5 ) 。 ここで他のコネクションがない場合、 当該送信元機器を他の機器は使用 していないため、 処理を終了する。
他のコネク ショ ンが当該送信元機器に対して確立されている場合、 当 該送信元機器からス トリームを受信している機器が存在することとなる t しかしながら、 それまで制御権を有していた機器がコネクシヨ ンの切断 によって当該制御権を開放した時点では、 当該送信元機器からス トリー ムを受信していただけの他の機器は当該送信元機器を制御することはで きない。 このため、 制御権の開放が行われた時には、 その時点で当該送 信元機器からス ト リームを受信している他の何れかの機器に制御権を付 与することが好ましい。
そこで、 通信局制御部 2 3は当該送信元機器と接続されているコネク ショ ンの中から 1つを選択し、 当該コネクショ ンを確立したコント口一 ラへ制御権を付与する ( S 1 5 0 6 ) 。 そして当該コネクションにおけ る送信先通信局あるいは送信先機器へ、 新たに制御権を付与したことを 通知する ( S 1 5 0 7 ) 。 すなわち、 送信中のス ト リームに制御権を付 与したという情報を映像信号重畳部 (図 2には図示せず) で重畳してパ ケッ ト変換部 2 2、 無線部 2 1経由で送信先機器へ通知する。
なお、 新たに制御権が付与されたコントローラへの通知 (正確にはコ ン トローラと組にして用いられている通信局あるいは表示機器への通 知) を、 通信局制御部 2 3からコマン ドと してパケッ ト変換部 2 2、 無 線部 2 1経由で送信先通信局へ通知しても良いし、 通信局 C上で表示し たり、 他の通信局や機器へ通知したり しても良い。 また、 S 1 5 0 6にて新たに制御権を付与するコン トローラの選択基 準と して、 一番長い時間コネクショ ンを確立している、 一定時間以上コ ネクショ ンを確立している、 同一の送信先通信局経由でコネクションを 確立しているなどの基準を用いても良いが、 新たな制御権の付与選択基 準は、 これらに限定されるものではない。
〔実施の形態 5〕
前述の実施の形態 1 、 2では、 通信局 Aが通信局 Cに命令して制御権 の要求、 開放を行う方法について説明したが、. 本実施の形態では、 通信 局が通信状態を検出することによりユーザの指示がなく とも制御権の要 求、 開放を行う方法について説明する。
ここで、 ス ト リーム送信が、 通信状態の悪化などの要因により停止し た場合に、 制御権を自動的に破棄する方法について説明する。 この方法 では、 図 2に示す送信局 2の代わりに図 2 4に示す構成の送信局 2を用 いる。
この送信局 2は、 図 2に示す送信局 2に加えて通信状態監視部 2 7を さらに備えている。 監視手段としての通信状態監視部 2 7は、 ス トリー ム送信などの一定帯域を確保して送信する通信の状態を監視する (通信 状態の変化を検出する) 機能を備えており、 通信状態の悪化などで通信 が停止した場合には、 通信局制御部 2 3にそのことを通知する。
機器制御情報管理部 2 4が管理する制御情報管理テーブルは、 図 5に 示す形式に加えて、 図 2 5に示すように、 「ス ト リーム送信先」 の項目 をさらに含む形式である。 この 「ス ト リーム送信先」 は、 それぞれの機 器についてス ト リーム送信先を保存する項目である。
この制御情報管理テーブルでは、 機器 Dである V T R 1について、 ァ ドレスが 「 1 1 1 1 1」 の通信局 Aにス ト リーム送信中で、 機器 I Dが 「 4 4 4」 であるコン トローラ A 1 に制御権を与えている状態を示して いる。 また、 機器 Fである VT R 2については、 ア ドレスが 「 2 2 2 2 2」 の通信局 Bにス ト リーム送信中であり、 機器 I D 「 5 5 5」 である コント ローラ B 1に制御権を与えている。 さらに、 機器 Eである D VD についてはス トリーム送信を行っておらず、 いずれのコントローラ A 1 B 1にも制御権を与えていない。
この状態では、 機器 Dからアナ口グ配線 W経由で送信されてきた映像 信号は、 通信局 Cの映像信号入力部 2 6 1で受信し、 映像エンコー ド部 2 6 2でデジタルデータに変換される。 通信局制御部 2 3は、 このデー タを受け取るとともに、 機器制御情報管理部 2 4の制御情報管理テープ ルを確認することにより、 機器 Dからの映像データがァドレス 「 1 1 1 1 1」 の通信局 Aに送信すべきデータであることを認識できる。 そこで 宛先ァ ドレスが 「 1 1 1 1 1」 のパケッ トを生成し、 その中に映像デー タを含めて送信する。 このとき、 通信状態監視部 2 7は、 無線部での通 信状況を監視しており、 受信局 3からの受信応答の有無や無線部下位層 からのス ト リーム設定解除通知などを検出することで、 通信が停止して いないか調べている。
ア ドレス 「 1 1 1 1 1」 への送信が通信状態の悪化のために停止して しまった場合、 通信状態監視部 2 7がそのことを検出し、 通信局制御部 2 3に通知する。 通信局制御部 2 3は、 機器制御情報管理部 2 4に、 送 信先ア ドレス 「 1 1 1 1 1」 を制御情報管理テーブルから探すように指 示する。 制御情報管理テーブルが図 2 5に示す状態になっているので、 機器制御情報管理部 2 4は、 当該ァ ドレスが機器 Dの送信先ァ ドレスと 一致していることを通信局制御部 2 3に通知する。 そこで、 通信局制御 部 2 3が、 機器 Dの送信先ァ ドレスと制御情報とを削除することを機器 制御情報管理部 2 4に指示すると、 それらが制御情報管理テーブルから 削除される。 従って、 機器 Dの制御権は、 どの機器にも与えられていな い状態となる。
このようにして、 ス ト リ ーム送信が停止した場合に、 制御権を自動的 に破棄 (放棄) することが実現できる。 従って、 以上の手順にて、 ス ト リーム送信と制御権とを連動させることができる。
なお、 本実施の形態では、 ス トリームの送信局である通信局 Cがス ト リ ームの送信不可を検出し、 当該ス ト リ ームを設定したコン ト ローラの 制御権を開放する例について述べたが、 この時、 制御権開放を検出した 局 (本実施の形態では通信局 C ) から他方 (通信局 A ) へ制御権開放を 通知してもよい。 また、 ス ト リ ーム受信局 (通信局 A ) でス ト リ ームを 受信できないことから制御権が開放されたと判断し、 ス ト リーム送信局 (通信局 C ) へ制御権開放の通知 (命令) をしたり、 ス ト リーム受信局
(通信局 A ) から表示機器 A 1 1 へ制御権開放の情報を通知したり して もよい。 特にス ト リーム受信局側でス ト リームを受信できないことを検 出して制御権が開放されたと判断することは、 通信状況が悪化し、 制御 権の開放をス ト リーム送信局からス トリーム受信局へ通知できない場合 に有効である。 また、 ス ト リーム送信局あるいは受信局において、 この 制御権の開放をユーザに提示することは、 以後ユーザに適切な操作を行 つてもらうために有効である。
なお、 ス ト リームの受信不可が一時的なものである可能性を考えると . 不要な制御権の移動を防ぐため、 受信不可の検出から一定期間経過した 後に制御権を開放することが好ましい。
また、 ス ト リ ームの送信局 (通信局 C ) が、 自 らに接続されている機 器 (機器 D, E, Fなど) から自局に送信されるス ト リームを検出し、 それらの機器あるいは自局と、 ス ト リームの受信機器あるいは受信局と の間に制御権を設定してもよい。 これにはス ト リーム送信機器あるいは 送信局にス ト リーム受信機器あるいは受信局の制御権を与えるケース と . 反対にス ト リーム受信機器あるいは受信局にス ト リーム送信機器あるい は送信局の制御権を与えるケースとがある。
〔実施の形態 6〕
本実施の形態では、 図 1 に示すシステムにおいて、 通信局 Cおよび機 器 Dの近く にいるユーザが、 機器 Dを直接制御することを実現するため の構成を提供する。 このシステムでは、 通信局 Aや通信局 Bの近く にい るユーザが無線ネッ トワーク N W経由で機器 Dを制御することを禁止し たいという通信局 C側のユーザの要求に応じるよ うに構成されている。 以下に、 そのシステムの詳細について説明する。
図 2 6は、 通信局 Cの外観を示している。 機器 Dが接続されているァ ナログ配線 Wの接続端子近くに使用中ボタン U B 1が配置されている。 この使用中ボタン U B 1を押すと、 機器 Dに対して無線ネッ トワーク経 由での制御を禁止する状態にできる。 そのような状態になっていること を示すためのインジケータ I 1が、 使用中ボタン U B 1の付近に配置さ れている。 機器 E, Fに対しても同様の使用中ボタン U B 2 , U B 3 と インジケータ 1 2 , 1 3がアナ口グ接続端子の近く に配置されている。
この通信局 Cは、 図 2 7に示すよ うに、 図 2に示す通信局 Cの構成に 加えて、 さらに表示部 2 8を備えている。 表示部 2 8は、 インジケータ I 1やこれを点灯させるための回路を含んでおり、 通信局制御部 2 3の 指示によって通信局 Cの状態などの情報を表示する。 また、 使用中ボタ ン U B 1は入力部 2 5に含まれている。
上記のよ うに構成されるシステムにおいて、 他のユーザによって機器 Dを無線ネッ トワーク N W経由で操作されないよ うに、 通信局 Cの近く にいるユーザが、 通信局 Cに配置されている機器 Dの使用中ボタン U B 1 を押した場合の動作を説明する。
機器 Dの使用中ボタン U B 1を押したことが入力部 2 5から通信局制 御部 2 3に通知される。 通信局制御部 2 3は、 その通知を受けると、 機 器制御情報管理部 2 4に対して機器 Dの制御権を与えないよう指示を出 す。 機器制御情報管理部 2 4は、 図 2 8に示すよ うに、 制御情報管理テ 一ブルの機器 Dの制御情報の項目に、 制御権を与えないことを示す特定 の値、 例えば 「 * * *」 を書き込み、 その書き込みが完了したことを通 信局制御部 2 3に通知する。
通信局 Cは、 実施の形態 1にて説明した動作を行うので、 この値が保 存されていることにより、 他の通信局からの制御権要求や機器制御コマ ン ドの実行は失敗する。 従って、 無線ネッ トワーク N Wを通じて機器 D の制御を行う ことを禁止できる。
この状態になったことをユーザに示すため、 通信局制御部 2 3は、 書 き込み完了通知を受けると、 表示部 2 8に対して機器 Dのィンジケータ I 1を点灯するよ う指示を出す。 指示を受けた表示部 2 8は、 機器 D用 のインジケータ I 1を点灯する。
ユーザは、 インジケータ I 1が点灯したことによって、 機器 Dに対す る無線ネッ トワークを経由した他の通信局からの制御を禁止することを 認識できる。
本実施の形態では、 制御権を与えないことを表すために 「 * * *」 な どの特定の値を制御情報管理テーブルに書き込んだが、 これは自通信局. あるいは自機器 (機器 D ) を識別する I Dであってもよい。
また、 機器 Dの使用中ボタンを押した時点ですでに他の機器あるいは 他の通信局に制御権が設定されている場合には、 それらの制御権を取り 消しても良いし、 それらの制御権を有効としてボタンの押し下しによる 制御権設定を無効にしてもよい。
さらに、 本実施の形態では制御権の有無をィンジケータで表示したが. 例えば制御権が新たに設定された、 あるいは開放された場合にはインジ ケータを点滅表示するなどして、 制御権の変更が発生したことをユーザ に通知しても良い。
〔実施の形態 7〕
本実施の形態では、 前述の各実施の形態の A Vシステムに共通する通 信局 A , Bと通信局 Cとで行われる通信のシーケンスについて説明する < 本システムにおける通信局 A , Bと しての受信局 3側は、 図 2 9に示 すように構成されている。
なお、 以下の説明では、 通信局 Aと通信局 Cとの間の通信について説 明するが、 通信局 Bと通信局 Cも同様の通信が行われるので、 その説明 を省略する。
受信局 3は、 さらに、 自局情報記憶部 3 7 1および他局情報記憶部 3 7 2を含む情報記憶部 3 7を備えている。 この自局情報記憶部 3 7 1は コントローラ 1 2からのコントロール信号よ り通信局制御部 3 3によつ て検出された後述する S S I D、 データの暗号化のための後述する W E Pキー、 後述する通信局ユーザ名等を記憶する。 一方、 他局情報記憶部 3 7 2は、 受信局 3が受信した送信局 2からのパケッ トに含まれる相手 局情報を相手局の通信ァ ドレスに関連付けたテーブルと して記憶する。 本システムにおけるコン ト ローラ 1 2は、 コ ン ト ロール信号出力部 1 2 0 1、 ユーザ入力部 1 2 0 2およびコン ト ローラ制御部 1 2 0 3を有 している。
コ ン ト ロール信号出力部 1 2 0 1は、 コ ン ト ローラ制御部 1 2 0 3か ら出力されるコン トロール信号を出力する部分であって、 コン ト口ール 信号を赤外線のパルス信号に変換する回路おょぴその赤外光を出射する 発光素子を含んでいる。
ユーザ入力部 1 2 0 2は、 前述の各操作ボタン 1 2 1〜 1 2 6 と、 こ れらのユーザによる操作を入力と して受け付けてポタンに応じた各種の 指示や数値を表すデータ (コード) を出力する変換回路とを含んでいる < コン トローラ制御部 1 2 0 3は、 ユーザ入力部 1 2 0 2から入力され た指示や数値をコントロール信号に変換して出力する。
また、 本システムは、 機器を制御するコン ト ローラ 1 2だけでなく 、 受信局 3を制御するための通信局コン トローラ 1 3を備えている。 この 通信局コン トローラ 1 3は、 コン ト口ール信号出力部 1 3 0 1、 接続情 報記憶部 1 3 0 2、 ユーザ入力部 1 3 0 3およびコントローラ制御部 1 3 0 4を有している。
コン ト口ール信号出力部 1 3 0 1は、 コン ト ローラ制御部 1 3 0 4か ら出力される コン ト ロール信号を出力する部分であって、 コン ト ロール 信号を赤外線のパルス信号に変換する回路およびその赤外光を出射する 発光素子を含んでいる。 接続情報記憶部 1 3 0 2は、 S S I D値などのネッ ト ワーク接続に必 要な接続情報を記憶するためのメモリを含んでいる。
ユーザ入力部 1 3 0 3は、 前述の各操作ボタン 1 2 e〜 1 2 f と同様 な操作ボタンと、 これらのユーザによる操作を入力と して受け付けてボ タンに応じた各種の指示や数値を表すデータ (コード) を出力する変換 回路とを含んでいる。
コン トローラ制御部 1 3 0 4は、 ユーザ入力部 1 3 0 3から入力され た指示や数値をコン ト ロール信号に変換.して出力する。 また、 コン ト口 ーラ制御部 1 3 0 4は後述する S S I Dの出力処理を行う。
また、 送信局 2は、 通信局コントローラ 1 4による制御が可能である ( 送信局 2は、 通信局コン ト ローラ 1 4による通信を可能にするため、 受 信局 3 のコ ン ト ロール信号受信部 3 6 3およびコン ト 口ール信号変換部 3 6 4 と同等なコントロール信号受信部 2 0 0 1およびコントロール変 換部 2 0 0 2を備えている。
上記の通信局コントローラ 1 4は、 コントローラ 1 2のコン ト ロール 信号出力部 1 2 0 1、 ユーザ入力部 1 2 0 2およぴコントローラ制御部 1 2 0 3とそれぞれほぼ同等なコン ト ロール信号出力部 1 4 0 1 、 ユー ザ入力部 1 4 0 2およびコントローラ制御部 1 4 0 3を有している。 本システムにおける通信局 Cと しての送信局 2側は、 図 3 0に示すよ うに構成されている。
送信局 2は、 さらに、 自局情報記憶部 2 9 1およぴ他局情報記憶部 2 9 2を含む情報記憶部 2 9を備えている。 この自局情報記憶部 2 9 1は 前述の S S I D、 W E Pキー、 通信局ユーザ名や、 映像信号入力部 2 6 1毎に管理される機器の情報 (プラグ情報) 等を記憶する。 一方、 他局 情報記憶部 2 9 2は、 送信局 2が取得した全通信局の情報を記憶する。 図 3 1に、 以下で説明する処理におけるタイミング図 (メ ッセージ送 信の順序および内容を表す図) を示す。 同図では、 時系列順に ( 1 ) 初 期設疋、 ( 2 ) Scan, Join, Authentication, Association 処理、 ( 3 ) 機器情報収集処理、 (4 ) 映像送信開始処理、 ( 5 ) 映像送信終 了処理と並んでいる。 以下、 この分類に沿って説明を行う。
まず、 図 3 1における ( 1 ) 初期設定について説明する。
以降の説明では、 図 2 9およぴ図 3 0にそれぞれ示す受信局 3および 送信局 2の電源が投入された状態を前提として処理手順を述べていく。
ここで、 送信局 2および受信局 3の電源の投入された状態とは、 送信 局 2および受信局 3に示す無線部 2 1 , 3 1 において受信したパケッ ト の内容をパケッ ト変換部 2 2 , 3 2で解析でき、 かつ、 送信局 2および 受信局 3が、 コン トロール信号受信部 2 0 0 1, 3 6 3でコン トロール 信号を受信し、 コン トロール信号変換部 2 0 0 2 , 3 6 4でその内容を 解析できる状態である。 この状態は、 電力消費を抑えるなどの目的で、 送信局 2および受信局 3における上記の動作に必要のない一部または全 てのプロックが動作していないスタンパイの状態であっても良い。 この 場合、 通信局制御部 2 3, 3 3の判断により、 必要となった際にそれぞ れのブ口ックを動作できるようにしておく。 送信局 2 と受信局 3 とで、 電源を投入する順序は任意である。 また、 無線ネッ トワーク NWに送信 局 2 と受信局 3 とが複数存在する場合にも、 それらの電源投入の順序は 任意である。
映像受信側においては、 図 3 2に示すフローチヤ一トの手順に従って 処理が行われ、 映像送信側については、 図 3 3に示すフローチャー トの 手順に従って処理が行われる。 なお、 以降の説明においては、 送信局 2 および受信局 3に共通して言及する場合については、 符号を付記せずに 単に 「通信局」 と称する。
ユーザは、 システムを使用する前に、 ネッ トワーク設立ゃセキユリテ ィのための各種ネッ トワークパラメータの設定を行う。 本実施の形態で は、 I E E E 8 0 2. 1 1 を例と して、 これらの処理について述べる。 無線ネッ トワーク NWに接続する通信局を識別するための機器群をュ 一ザが指定するために、 ネッ トワーク名の入力を要する場合がある。 例 えば、 I E E E 8 0 2. 1 1 においては、 同じ無線ネッ トワーク NWに 接続したい通信局については、 S S I Dと呼ばれるネッ トワーク名を同 じ値に設定する必要がある。 本実施の形態では、 次のような方法によつ て S S I Dを設定する (S 3 0 1, S 4 0 1 ) 。
まず、 各製品で必ず異なる値となるような S S I D値を、 通信局コン トローラ 1 3の接続情報記憶部 1 3 0 2に製品の製造時等に記録してお く。 受信局 3である通信局 A (図 1参照) に S S I Dを設定する場合に は、 ユーザは、 通信局 Aのコントロール信号受信部 3 6 3 と通信局コン トローラ 1 3のコント口ール信号出力部 1 3 0 1 との間で通信が可能な 位置で、 通信局コン トローラ 1 3のユーザ入力部 1 3 0 3にて、 S S I Dの設定を行うための操作を行う。 この操作は、 例えばユーザ入力部 1 3 0 3に設けられた S S I D設定ボタン (図示せず) を押すといった操 作である。 ユーザ入力部 1 3 0 3でのユーザからの S S I D設定操作を 検出したコン トローラ制御部 1 3 0 4は、 接続情報記憶部 1 3 0 2 より 製造時に記録された S S I Dを読み込み、 その値をコントロール信号に 変換して、 コ ン ト ロール信号出力部 1 3 0 1 より出力させる。 コント口ール信号出力部 1 3 0 1から出力された赤外線信号は、 通信 局 Aのコントロール信号受信部 3 6 3にて受信され、 通信局制御部 3 3 に通知される。 通信局制御部 3 3は、 この信号から S S I D値を検出し 自局情報記憶部 3 7 1 に保存する。
通信局 Aに設定した値と同じ値を通信局 Cの S S I Dと して設定する 場合、 ユーザは、 通信局 Cのコン ト口ール信号受信部 2 0 0 1 と通信局 コン トローラ 1 3のコン ト口ール信号出力部 1 3 0 1 との間で通信が可 能な位置で、 通信局コン トローラ 1 3のユーザ入力部 1 3 0 3にて、 S S I Dの設定を行うための操作を行う。 通信局 Cでは、 通信局 Aと同様 の手順で、 自局情報記憶部 2 9 1 に S S I Dが保存される。
その後、 通信局 Aおよぴ通信局 Cの間で I E E E 8 0 2 . 1 1で定め られた方法でネッ トワークを設立する。 ネッ トワーク設立処理の詳細な 説明は省略するが、 S S I Dが異なる通信局同士が通信をしてはならな いことが規定されている。 このとき、 通信局 Aは、 自局情報記憶部 3 7 1から S S I Dを取得し、 通信局 Cは自局情報記憶部 2 9 1カゝら S S I Dを取得するので、 通信局 Aと通信局 Cとがネッ トワーク設立処理で用 いる S S I Dが同じになり、 通信局 Aおよび通信局 Cは同じネッ トヮ一 クに接続することが可能になる。
さらに別のネッ トワークを同時に設立する場合、 ユーザが別のコント ローラを使用して前述の S S I D設定処理を行えば、 各コントローラの 接続情報記憶部 1 3 0 2に記録された S S I Dは製品毎に異なるので、 別の S S I Dが設定されることになり、 複数のネッ トワークが同じ S S I Dを用いる結果、 通信が混線するという不都合は生じない。
また、 上記の例については、 2台の通信局間でネッ トワークを設立す る際の処理について述べたが、 同じネッ トワークに接続を望む全ての通 信局に対して、 同一コントローラによる S S I D設定の操作を行う こと により、 全ての通信局を同じネッ トワークに接続することが可能である < その場合、 全ての通信局に対して同一のコントローラを使用して S S I Dを設定する限り、 どの通信局のコントローラを用いて S S I Dの設定 を行っても良い。
ネッ トワークを介してデータを送受信する際に盗聴などを防ぐために. データを暗号化して送信する場合、 その暗号化に使用するキーは送信局 2 と受信局 3 との間で共通化しなければならない。 例えば、 I E E E 8 0 2 . 1 1においては、 W E P (Wired Equi val ent Pri vacy)日音号ィ匕方式 を用いている。 この暗号化方式では、 送信局 2は、 予め決定しておいた 値をキーと して暗号化を行った上で、 データを送信する。 受信局 3は、 予め決定しておいた値をキーと して複号化を行う。 あるキーを使って喑 号化されたデータは、 同じキーを用いて復号化すれば、 元のデータを復 元できるが、 キーが異なる場合は、 元のデータを復元することはできな い。 よって、 送信局 2および受信局 3のみが知るキーを用いて暗号化を 行えば、 第三者に盗聴されることがなく なる。
このよ うな場合に、 送信局 2 と受信局 3 とで共通のキーを共有するた めに、 本実施の形態では、 先の S S I Dの設定方法と同様な以下の方法 を用いる。
まず、 各製品で必ず異なる値となるよ うな W E Pキー値を、 通信局コ ントローラ 1 3の接続情報記憶部 1 3 0 2に製品の製造時等に設定して 記録しておく。 通信局 Aに W E Pキーを設定する場合、 ユーザは、 通信 局 Aのコン ト口ール信号受信部 3 6 3 と通信局コン トローラ 1 3のコン トロール信号出力部 1 3 0 1 との間で通信が可能な位置で、 通信局コン トローラ 1 3のユーザ入力部 1 3 0 3にて、 WE Pキーの設定を行うた めの操作を行う。 この操作は、 例えばユーザ入力部 1 3 0 3に設けられ た WE Pキー設定ボタン (図示せず) を押すといった操作である。 コン トローラ制御部 1 3 0 4は、 ユーザ入力部 1 3 0 3でのユーザからの W E Pキー設定操作を検出すると、 接続情報記憶部 1 3 0 2から出荷時に 記録された WE Pキーを読み込み、 その値を赤外線信号に変換して、 コ ン トロール信号出力部 1 3 0 1 より出力させる。
この赤外線信号は、 通信局 Aのコントロール信号受信部 3 6 3にて受 信され、 コ ン ト ロール信号変換部 3 6 4でコン ト ロール信号に変換され て通信局制御部 3 3に通知される。 通信局制御部 3 3では、 この信号よ り WE Pキー値を検出し、 自局情報記憶部 3 7 1に保存する。 ( S 3 0 1 ) 。
通信局 Aに設定した値と同じ値を通信局 Cの WE Pキーとして設定す る場合、 ユーザは、 通信局 Cのコン ト口ール信号受信部 2 0 0 1 と通信 局コ ン ト ローラ 1 3のコン ト口ール信号出力部 1 3 0 1 との間で通信が 可能な位置で、 通信局コン トローラ 1 3のユーザ入力部 1 3 0 3にて、 WE Pキーの設定を行うための操作を行う。 通信局 Cでは、 通信局 Aと 同様の手順で、 自局情報記憶部 2 9 1に WE Pキーが保存される ( S 4 0 1 ) 。 その後、 例えば、 通信局 Cから通信局 A宛にデータを送信する ときに、 暗号化が必要とされる場合、 通信局 Cが自局情報記憶部 2 9 1 から取得した WE Pキーを用いて暗号化を施した上でデータを送信すれ ば、 通信局 Aは、 自局情報記憶部 3 7 1から取得した WE Pキーで復号 化を行うことによってデータの復元が可能である。 この状態では、 通信局コン トローラ 1 3による WE Pキー設定を行つ ていない他の通信局が、 このデータを復元することができなくなるので. 通信局 C , Aの間でセキュリティを保った通信が可能となる。
さらに別の WE Pキーを用いた暗号化を同時に行う場合、 各コン ト口 ーラの接続情報記憶部 1 3 0 2に記録された WE Pキーが製品毎に異な ることから、 ユーザが別のコン ト ローラを使用して前述の WE Pキー設 定処理を行う ことによって、 別の WE Pキーを設定することになり、 複 数の送受信局 2 , 3の組がネッ トワークに接続されている場合にも、 各々がセキュリティを保った通信を行うことができる。
また、 本実施の形態では、 2台の通信局間で WE Pキーを共有する際 の処理について述べたが、 同じ WE Pキーの共有を望む全ての通信局に 対して、 同一コントローラによる WE Pキー設定の操作を行う ことによ り、 全ての通信局で同じ WE Pキーを共有することが可能である。 その 場合、 全ての通信局に対して同一コン ト ローラを使用して WE Pキーを 設定する限り、 どの通信局のコントローラを用いて S S I Dの設定を行 つて 艮レヽ。
本実施の形態では、 S S I Dの設定と WE Pキーの設定とを別々に行 う例を述べたが、 通信局コン トローラ 1 3のユーザ入力部 1 3 0 3に設 けた 1つのボタンをト リガと して S S I Dの送信と WE Pキーの送信と を順次行う とすれば、 ユーザは 1度のボタン操作で S S I Dの設定と W E Pキーの設定とを実行することもできる。 ネッ トワークと して I E E E 8 0 2. 1 1 を使用するシステムにおいて、 設定するべき項目は以上 であるが、 その他のネッ トワークをシステムにおいて、 ネッ トワーク設 立や、 セキュリティのためのパラメータ設定が必要な場合は、 予めここ で設定しておく。
ユーザは、 後に、 接続する通信局を指定する際や、 自局に接続されて いる通信局を識別し易くするために、 通信局ユーザ名を入力する (S 3
0 3 , S 4 0 3 ) 。 通信局ユーザ名とは、 数値や意味の無い文字列では なく、 「 2階の子供部屋の通信局」 等のようにユーザにわかりやすい通 信局のニックネーム等である。 例えば、 通信局 Aの通信局ユーザ名を入 力する場合、 ユーザは、 通信局コントローラ 1 3 , 1 4のユーザ入力部
1 3 0 3, 1 4 0 3を用いて文字列入力操作を行う。 この操作は、 コン トローラ制御部 1 3 0 4 , 1 4 0 2において、 コントロール信号に変換 され、 コン トロール信号出力部 1 3 0 1 , 1 4 0 1力 ら出力される。 通 信局 A, Cのコン トロール信号受信部 3 6 3 , 2 0 0 1がこの信号を受 信すると、 通信局制御部 3 3 , 2 3は、 受信した信号を解析して、 文字 列等の通信局ユーザ名に変換した上で自局情報記憶部 3 7 1 , 2 9 1に 保存する。
なお、 通信局ユーザ名の登録は、 初めて通信局を起動させる際に行う ことが望ましいが、 それ以外のタイ ミングで行っても良い。 また、 通信 局ユーザ名の登録が行われなかった場合、 製品の製造時に設定されたデ フォル トの値を使用して通信を行う ものとする。
次に、 ユーザは、 通信局 Aと表示機器 1 1、 コン トローラ 1 2および 通信局コントローラ 1 3 とを接続する ( S 3 0 4 ) 。
本実施の形態では、 受信側については、 通信局 Aの映像信号出力部 3 6 2から表示機器 1 1の映像信号入力部 1 1 1 に対する映像信号の伝達 が可能となっている状態をもって、 通信局 Aと表示機器 1 1 との接続が 完了しているものとする。 この接続は、 本実施の形態では、 有線による 接続を想定しているが、 接続形態は無線であっても構わない。 また、 本 実施の形態においては、 コントローラ 1 2および通信局コントローラ 1 3は赤外線信号による リ モートコン ト ローラを想定しているため、 コン トローラ 1 2 のコ ン ト口一 言号出力部 1 3 0 1 と通信局 Aのコン ト口 ール信号受信部 3 6 3 との接続、 および通信局コン ト ローラ 1 3 のコン ト口ール信号出力部 1 3 0 1 とコントロール信号受信部 3 6 3 との接続 処理は特に必要ではない。
しかし、 コン ト ローラと通信局との間で何らかの接続処理が必要な場 合は、 こ こで、 その接続処理を行う ものとする。 これは、 例えば、 コン トローラが有線で通信局と接続されている場合は、 そのケーブルでコン トローラと通信局とを相互接続する処理に該当する。
さらに、 ユーザは受信局 3 と機器とを接続する。 本実施の形態では、 通信局 Cと機器 D〜F とを接続する ( S 4 0 4 ) 。 機器 Dの映像信号出 力部 1 1 0 1から通信局 Cの映像信号入力部 2 6 1に対する映像信号の 伝達と、 通信局 Cのコン ト 口ール信号送信部 2 6 4から機器 Dのコン ト 口ール信号入力部 1 1 0 4に対するコントロール信号の伝達が可能とな つている状態をもって、 通信局 Cと機器 Dとの接続が完了しているもの とする。 通信局 Cと機器 Eとの接続、 および通信局 Cと機器 Fとの接続 も、 同様にして行われる。 通信局 C側の機器 D〜 Fの接続処理と、 通信 局 A側の機器 (コ ン ト ローラ 1 2および通信局コン ト ローラ 1 3 ) の接 続処理の順序は任意である。
通信局 Cでは、 後に、 他の通信局からの問い合わせに応答するために 自局に接続されている機器の情報を収集して保存しておく ( S 4 0 5 ) , 本実施の形態では、 機器の情報は、 映像信号入力部 2 6 1毎に管理する ものと し、 この情報をプラグ情報と称する。 プラグ情報は、 各通信局が 実装している映像信号入力部 2 6 1に対応してェント リが用意されるも のとし、 例えば、 映像信号入力部 2 6 1に接続されている機器の情報を プラグ情報 " 1 " のように称する。 また、 映像信号入力部 2 6 1の番号 およびそのプラグ情報の番号をプラグ I Dと呼ぶ。 プラグ情報の内容と しては、 後で述べる機器ユーザ名、 接続されている機器の種別、 機器か ら入力される映像のエンコード方式、 ビッ トレート、 その機器がいずれ かの通信局に対して映像伝送を現在行っているか否かという情報等が拳 げられる。 また、 映像信号入力部 2 6 1に機器が接続されていない場合 は、 プラグ情報は空白になっている ものとする。
ブラグ情報に含まれる機器ユーザ名とは、 数値や意味のない文字列で はなく、 「 社の 丁 」 等のようにユーザにわかりやすい機器の呼称 である。 例えば、 通信局 Cに接続されている機器 Dの機器ユーザ名を入 力する場合は、 ユーザは通信局コン ト ローラ 1 4 のユーザ入力部 1 4 0 3を用いて文字列入力操作を行う。 この操作は、 コントローラ制御部 1
4 0 2において、 コン トロール信号に変換され、 コン ト ロール信号出力 部 1 4 0 1から出力される。 通信局 Cのコン ト ロール信号受信部 2 0 0 1がこのコ ン ト ロール信号を受信すると、 通信局制御部 2 3は、 受信し たコントロール信号を解析して、 文字列等の機器ユーザ名に変換した上 で自局情報記憶部 2 9 1にプラグ情報と して保存する。
なお、 機器ユーザ名の登録は初めて通信局を起動させる際に、 通信局 に機器を接続した後で行う ことが望ましいが、 それ以外のタイ ミングで 行っても良い。 また、 機器ユーザ名の登録が行われなかった場合は、 製 品の製造時に設定されたデフオルトの値を使用して通信を行うものとす る。 デフォルト値と しては、 例えば、 「入力 1」 等のように映像信号入 力部のそれぞれに対応した番号を設定することが考えられる。
ブラグ情報に含まれる機器種別とは、 その機器の種別をユーザが識別 するための数値や文字列の情報である。 この情報は、 文字列で 「V T R」 等のよ うに指定されても良いし、 全通信局で一意に定められた数値
(例えば、 数値 1は 「V T R」 を意味する等) でも良い。 この情報は、 基本的には機器ユーザ名と同様に、 通信局コン トローラ 1 4を用いて入 力するが、 通信局 Cが自動的に取得しても良い。
本実施の形態においては、 機器から入力される映像はアナ口グ信号で あり、 それをデジタル信号に変換するのは、 映像エンコード部 2 6 2で あるので、 プラグ情報に含まれるエンコード方式やビッ トレートは、 映 像ェンコ一ド部 2 6 2の性能により決定されることになる。 通信局 Cの 通信局制御部 2 3は、 プラグ情報の保存が必要であると判断した際に、 映像ェンコ一ド部 2 6 2に対して、 入力された映像信号をデジタル信号 にエンコー ドする際のエンコード方式や、 ビッ トレートの値を通知する ように命じ、 通知された情報を自局情報記憶部 2 9 1にブラグ情報と し て保存する。
次 に 、 図 3 1 に お け る ( 2 ) Scan, Join, Authentication, Association処理について説明する。
初期設定完了後、 各通信局は、 任意のタイ ミ ングでネッ トワーク設立 処理を行う。 ネッ トワーク設立処理を開始する ト リガは、 ユーザによる 何らかの操作が行われたときでも良いし、 通信局の独自の判断で自動的 に開始されても良い。 本実施の形態では、 I E E E 8 0 2. 1 1 による ネッ トワーク設立処理に則って説明する。 また、 ネッ トワーク経路と し て用いられるのは、 無線に限らず有線であっても良い。 また、 通信プロ トコルは I E E E 8 0 2. 1 1以外のプロ トコルでも良い。
ネッ トワークに接続を試みる通信局は、 付近に存在するネッ トワーク を発見するために、 scan と呼ばれる処理を行う ( S 3 0 5 , S 4 0 6 ) 。 scan を行う と、 付近に存在する全てのネッ トワークについて、 各々のネッ トワークを代表する端末である Access Point (以降 A Pと 略称する) から S S I D等の情報が返送されてく る。
scan で発見した A Pの内、 自局に設定された. S S I Dと同じ S S I Dを持つ等の条件に合致するネッ トワークに対してのみ、 join と呼ば れる処理を行う ことができる ( S 3 0 6 , S 4 0 7 ) 。 join は、 ネッ トワークに参加する許可を A Pに要求する処理である。
ネッ トワークへの参加が許可された場合は、 A Pより通信局に対して その旨が返信され、 Authentication と呼ばれる処理を行う ことができ る (S 3 0 7, S 4 0 8 ) 。 ここでは、 A Pが WE Pによる暗号化を施 した上でデータ伝送を行う場合に、 A Pの WE Pキーとネッ トワークに 接続しょう とする通信局の WE Pキーとが等しいか否かの確認を行う。 ここで、 両 WE Pキーが異なる場合には、 基本的に通信局はネッ トヮー クに接続することはできないので、 前述のような方法によって、 A Pの WE Pキーとネッ トワークに接続しょう とする通信局の WE Pキーとを 等しく しておく必要がある。
最後に、 A Pに対して自局の情報を登録するための、 Assocication と呼ばれる処理を行う (S 3 0 8 , S 4 0 9 ) 。 この処理を完了させた 時点で、 通信局はネッ トワーク内でのデータの送受信が可能となる。 以後、 通信局同士で通信を行う際には MA Cァ ドレスおよび通信局ァ ドレスの 2つのア ドレスを使用する。 MA Cア ドレスは、 O S I参照モ デノレにおける Medium Access Contro 1層で使用する通信局のアドレスで あり、 無線部 2 1や無線部 3 1において、 無線データの送受信の相手を 規定するのに用いる。 MA Cァ ドレスは製品の製造時に各製品毎に与え られ、 そのア ドレスは世界中で唯一の値とならなければならない。 通信 局ァ ドレスは、 MA C層より も上位の層で定められたァ ドレスであり、 複数の MA C層プロ トコルにまたがってデータ伝送が行われるよ うなネ ッ トワーク (例えば、 無線接続の MA C層プロ トコルと して I E E E 8 0 2. 1 1が使用され、 無線接続部分から外部ネッ トワークに接続する 有茅泉接続の部分では、 MA C層プロ トコルと して、 E t h e r n e t
(登録商標) が使用されるようなネッ トワーク) において、 MA C層の 差異を意識せずに各通信局を識別するために定められたア ドレスである, 本実施の形態では、 このようなア ドレスを、 通信局制御部 2 3や通信局 制御部 3 3において、 コマンドの送受信の相手を規定するために用いる, 図 3 5に、 MA Cア ドレスおよび通信局ァ ドレスを含めたパケッ トの例 を示す。
次に、 図 3 1 における ( 3 ) 機器情報収集処理について説明する。 この機器情報収集処理は、 映像受信側については、 図 3 4に示すフロ 一チヤ一トの手順に従って行なわれる。
各通信局は、 映像を受信する機器を指定するために、 ネッ ト ワークに 存在する全ての通信局とそれに接続されている機器の情報を収集する。 基本的な手順と しては、 情報を取得したい通信局が、 全通信局宛に機器 情報要求コマンドを送信し、 それを受信した通信局が自局の情報を返送 するというものである。 6.7
以下、 映像受信側の通信局 Aが通信局 Cの情報を取得する際の処理に ついて述べる。
まず、 通信局制御部 3 3は、 図 3 5に示すパケッ トを生成するように バケツ ト変換部 3 2に命じる。 バケツ ト変換部 3 2は、 機器情報要求コ マン ドであることを示す識別子と、 自局情報記憶部 3 7 1から取得した 自局の通信局ァ ドレスとを上記のパケッ トに含める。 また、 バケツ トの 宛先ァ ドレス と しては、 M A Cァ ドレスおよび通信局ァ ドレスが、 とも に全通信局宛となるよ うなァ ドレスを指定する。 パケッ ト変換部 3 2で 生成されたバケツ トは、 無線部 3 1 を経て送信される ( S 5 0 1 ) 。 通信局 Cの無線部 2 1において、 パケッ トの受信待ちの状態でパケッ トが受信され、 バケツ ト変換部 2 2において、 宛先 M A Cアドレスから 自局宛のパケッ トであることが認識されると、 さらに、 パケッ トに含ま れる機器情報要求コマンドの識別子と宛先の通信局ァ ドレスおよび送信 元の通信局ア ドレス とを取得し、 通信局制御部 2 3に通知する。 通信局 制御部 2 3は、 機器情報要求コマンドの識別子および宛先の通信局ア ド レスから、 そのコマンドが自局宛のコマンドであることを認識すると、 送信元の通信局ァ ドレス宛に、 機器情報要求コマンド応答であることを 示す識別子と、 自局情報記憶部 2 9 1から取得した情報を含めたバケツ トとを生成するよ うに、 バケツ ト変換部 2 2に命する。 すると、 バケツ ト変換部 2 2で生成されたパケッ トが、 無線部 2 1から送信される。 こ のとき、 パケッ トに含める情報としては、 自局の M A Cア ドレスおよび 通信局ア ドレス、 通信局ユーザ名、 自局の全プラグ情報 (映像信号入力 部 2 6 1に機器が接続されていないプラグは除く) 、 自局が後述する I E E E 8 0 2 . 1 1における H Cであるかどうかという情報等が考えら れる。
通信局 Aの無線部 3 1 においてパケッ トの受信待ちの状態 ( S 5 0 1 ) でパケッ トが受信されると、 パケッ ト変換部 3 2は、 宛先の M A C ァ ドレスから、 そのバケツ トが自局宛のバケツ トであることを認識する ( さらに、 バケツ ト変換部 3 2は、 バケツ トに含まれる機器情報要求コマ ンド応答の識別子と、 その他の全ての相手局情報とを取得し、 それらを 通信局制御部 3 3に通知する。 通信局制御部 3 3は、 機器情報要求コマ ンド応答の識別子および宛先の通信局ァ ドレスから、 そのコマンドが自 局宛のコマンドであることを認識すると ( S 5 0 4 ) 、 バケツ ト変換部 3 2から通知された全ての相手局情報を相手局の通信局ァ ドレスに関連 付けたテーブルと して、 他局情報記憶部 3 7 2に保存する ( S 5 0 5 ) , 一方、 機器情報要求コマンド応答の識別子および宛先の通信局ァ ドレス が認識できなかった場合は、 受信したバケツ トに応じた処理を行なって ( S 5 0 6 ) 、 処理を S 5 0 2に戻す。
上記の機器情報要求コマンドはネッ トワーク上の全通信局宛となるよ うに送信されるので、 機器情報要求コマン ドに対する応答が、 通信局 C と同様に、 ネッ トワーク上の全ての通信局によって行われることになる < これによ り、 通信局 Aは、 ネッ トワーク上の全ての通信局の情報と、 そ の通信局に接続されている機器の情報とを得ることができる。 このとき 通信局 Aの通信局制御部 3 3は、 ネッ トワーク上の全ての端末から機器 情報要求コマンドに対する応答が返ってきたか否かを知ることができな いので、 ある一定の時間が経過した時点で、 機器情報の収集が完了した ものとし、 それ以降に受信した機器情報要求コマンドに対する応答は無 視する ( S 5 0 3 ) 。 なお、 ここでは、 映像受信側での処理について述べたが、 映像送信側 においても同様の処理により、 他の通信局や機器の情報を取得すること ができる。
次に、 図 3 1 における ( 4 ) 映像送信開始処理について説明する。 この映像送信開始処理は、 映像受信側については、 図 3 6に示すフロ 一チャー トの手順に従い、 映像送信側については、 図 3 7に示すフロー チャー トの手順に従う。
ネッ トワーク上の全ての通信局や機器の情報が得られると、 映像を送 受信する相手となる通信局と機器の組を通信局が自動的に決定する。 基 本的な手順としては、 通信局 Aは、 自局が以前にいずれかの通信局より 映像の受信を行っていたかどうかをチェック し ( S 6 0 1 ) 、 いずれか の通信局から映像の受信を行っていた場合は、 その内で最後に接続して いた通信局に対して、 映像の送信を要求する ( S 6 0 2 ) 。 一方、 何れ の通信局からも映像を受信していなかった場合には新たに映像を受信す る相手を特定のルールにしたがって決定する ( S 6 0 3 ) 。
具体的には、 映像受信側の通信局 Aが通信局 Cに映像の送信を要求す る場合について述べる。 以前に通信局 Aがいずれかの通信局から映像を 受信していた場合は、 自局情報記憶部 3 7 1に映像受信相手通信局情報 と して、 最後に映像を受信していた相手の通信局ア ド レス、 M A Cア ド レス、 通信局ユーザ名、 プラグ I D、 プラグ情報等が保存されているも のとする。 いずれの通信局からも映像を受信したことがない、 映像を受 信していた通信局がネッ トワークから消失した、 映像の受信時からある —定の期間が経過している等の場合には、 この映像受信相手通信局情報 は消去されているものとする。 また、 プラグ情報にて、 その機器が使用 不可能であることが示されている場合は、 その機器は選択しないよ うに する。
通信局 Aの通信局制御部 3 3は、 自局情報記憶部 3 7 1に映像受信相 手通信局情報が保存されているかどうかチヱックし、 この情報が保存さ れていた場合は以下の処理は省略して、 そこに保存されている通信局ァ ドレス、 M A Cア ドレス、 プラグ I Dで規定される相手に対して、 映像 送信の要求を行う ( S 6 0 4 ) 。 映像受信相手通信局情報が保存されて いなかった場合は、 先ほど他局情報記憶部 3 7 2に保存しておいた、 取 得した全通信局の情報を元に新たに映像を受信する相手となる通信局と 機器の組を選択し、 映像送信の要求を行う ( S 6 0 4 ) 。
選択の方法と しては、 例えば、 M A Cア ドレスを数値として見るとき に最も小さな値となる通信局を選択し、 その通信局内で最も小さなブラ グ I Dのブラグ情報で規定される機器を選択する等の方法が考えられる c また、 この際に、 プラグ情報で示されるエンコード方式やビッ トレート の情報から、 送信されてく る映像を自局側でデコード可能かどうかとい う判定を行った上で、 デコード不可能であると判定されたものについて は、 選択しないことも考えられる。
なお、 こ こでは、 映像の受信側の通信局 Aが映像の送信側の通信局 C に対して通信確立を要求する例について述べたが、 逆に、 映像の送信側 の通信局 Cから通信確立を要求しても良い。 ここでは、 ユーザが明示的 に指定しなくても、 自動的に何らか通信局と機器の組が選択されるとい う例について述べたが、 ユーザが選択するまではどの通信局と機器の組 も選択されないというシステムも考えられる。
映像を受信する相手が決定すると、 映像送信の要求を行う。 先に述べ たよ うな方法で、 通信局 Aが映像受信を行う相手を通信局 Cに決定した ものと して、 具体的に、 通信局 Aが通信局 Cに対して映像送信を要求す る際の処理について述べる。
通信局 Aの通信局制御部 3 3は、 パケッ トを生成するようにバケツ ト 変換部 3 2に命じる。 このと き、 このパケッ トが映像送信要求コマン ド であることを示す識別子と、 自局の通信局ア ドレス、 さらに映像を受信 する相手と して選択された機器の接続されているブラグ I Dと、 その機 器が接続されている通信局の通信局ア ドレスとを含める。 また、 バケツ トの宛先 M A Cァ ドレス と しては、 先に選択された通信局の M A Cァ ド レスを他局情報記憶部 3 7 2から取得して指定する。 生成されたバケツ トは無線部 3 1からを送信される。
通信局 Cの無線部 2 1において、 パケッ ト受信待ちの状態で (S 7 0 1 ) バケツ トが受信され ( S 7 0 2 ) 、 バケツ ト変換部 2 2において、 宛先 M A Cァ ドレスから自局宛のパケッ トであることが認識されると、 さらに、 バケツ トに含まれる映像送信要求コマンドの識別子、 宛先の通 信局ア ドレス、 映像送信が要求されているブラグ I Dおよび送信元の通 信局ァ ドレス等を取得し ( S 7 0 2 ) 、 通信局制御部 2 3に通知する。 通信局制御部 2 3は、 映像送信要求コマンドの識別子と、 宛先の通信局 ア ドレスより、 自局宛であることと、 そのコマンドの意味を認識すると . プラグ I Dで指定された機器からの映像送信を送信要求元に対して許可 するか否かを判定する ( S 7 0 4 ) 。 判定基準の要素と しては、 現在そ の機器が現在使用中かどう力 、 機器の電源が入っているか、 機器からの 映像信号が入力されてきているか等が考えられる。 これらの内のどの要 素を元に判定するかは任意である。 このとき、 必要であれば、 映像送信を許可する機器のプラグ情報を更 新する。 更新する必要のある情報と しては、 機器が使用されているかど うかという情報や、 その機器の映像を送信する先の通信局の通信局ァ ド レスや M A Cァ ドレス等が考えられる。
また、 判定の結果映像送信を許可しない場合は、 映像送信を許可しな い理由を示す情報含めた、 同様の映像送信要求コマンド応答のパケッ ト を生成し、 無線部 2 1から送信し ( S 7 0 5 ) 、 処理を S 7 0 1に戻す < 本実施の形態では、 映像送信を許可しない理由を示す情報は全通信局で 予め値とその意味を規定しておく ものとする。 (例えば、 値 1は 「指定 された現在が現在使用中であるため、 映像送信を許可しない」 という意 味を持たせる等) また、 その内である値が映像送信を許可することを意 味する物とする。 さらに、 このような値を応答ステイタスと称する。
もし、 通信局 C側に別のユーザがいて、 機器 Dを既に使用中であり、 機器 Dの映像送信を他のユーザに許可してもらいたく ないよ うな場合に は、 映像送信側のユーザは予め、 通信局 Cのコントローラである通信局 コン トローラ 1 4のユーザ入力部 1 4 0 3で操作を行う ことで通信局 C にそのことを指定しても良い。 この操作とは、 例えば、 「機器 D ( V T R 1 ) の不送信モードボタンを押す」 等の操作である。 ユーザ入力部 1 4 0 3での入力を検出したコン トローラ制御部 1 4 0 2は、 不送信モー ド設定信号を生成し、 コン トロール信号出力部 1 4 0 1から出力する。 通信局 Cのコン ト口ール信号受信部 2 0 0 1がこの信号を受信すると、 通信局制御部 2 3が不送信モード設定信号であることを検出し、 自局情 報記憶部 2 9 1 に保存されているプラグ情報の内、 指定された機器に対 応するプラグ情報を更新する (S 7 0 6 ) 。 その後、 他の通信局から映 像送信要求が行われた際には、 ここで更新されたブラグ情報を元に映像 送信を許可するかどうか判定するので、 映像送信側のユーザが指定した 機器に対する映像送信要求は拒否されることになる。
映像送信側の通信局は、 その後の任意のタイミングで映像の送信を開 始する。 以下に、 本実施の形態において、 通信局 Cが通信局 Aに対して 機器 Dから映像の送信を開始するまでの手順を説明する。
本実施の形態では、 映像伝送を行う際に、 無線経路において他の通信 局に伝送を割り込まれずに、 決められたビッ トレートで伝送を行うため に、 I E E E 8 0 2 . 1 1における通信帯域保証の仕組みを用いる。 I E E E 8 0 2 . 1 1における帯域保証においては、 一まとまりのデータ の流れをス トリームと呼び、 ス ト リームの送信局 2または受信局 3力 S、 ス ト リ ー ム毎にそ の伝送に必要な ビ ッ ト レー ト等を H C (Hybr i d Coordinator)と呼ばれる帯域管理を行う通信局に登録し、 H Cがすべて のス ト リ ームの都合を考慮した上で、 送信権を各通信局に与え、 送信権 を与えられた期間のみ各通信局は通信を行う ことが可能となる。 H Cが 各ス ト リームの都合に合う ように送信権のスケジユーリングを行う こと で、 各ス ト リームに与えられる通信帯域が保証される。
映像送信側の通信局 Cの通信局制御部 2 3が、 機器 Dゃ自局の状態を 鑑みて、 映像送信を開始できると判断すると、 バケツ ト変換部 2 2に対 して、 ADDTS- reque st パケッ トを生成するよ うに命じる。 この信号の内 容の詳細は省略するが、 これは I E E E 8 0 2 . l i eの草稿に従う も のとする。 この信号には、 ス ト リ ームの送信局 2および受信局 3の M A . Cア ドレスや、 ス ト リ ームと して伝送したいデータ列の伝送に必要とさ れるビッ ト レー ト等の情報 (ス ト リ ーム情報と呼ぶ) を含める必要があ る。
ス ト リームの送信局ァ ドレス と しては、 自局情報記憶部 2 9 1から取 得した自局の MA Cァ ドレスを指定する。 ス ト リ ームの受信局ァドレス と しては、 他局情報記憶部 2 9 2にブラグ情報として保存されている、 映像伝送先の通信局の MA Cア ドレスを指定する。 また、 プラグ情報と して保存されている、 映像ェンコ一ド部 2 6 2 より通知されたビッ トレ 一ト等の情報をス ト リ ーム情報と して指定する。 このとき不足する情報 は、 適当な値で補完される。 また、 ADDTS- request パケッ トの宛先は H Cとする必要があるが、 ネッ トワーク上のいずれかの通信局が H Cであ り、 どの通信局が H Cであるかは、 先に述べた通信局情報を収集した際 に確認できており 、 そこで得た H Cの MA Cァ ドレスを指定するものと する。 生成された ADDTS-requestパケッ トは、 無線部 2 1 を経て送信さ れる。 本実施の形態では、 送信局 2側が通信帯域保証のためのス ト リー ム情報の H Cへの登録を行っているが、 受信局 3側がス ト リーム情報の 登録を行っても良い。
H Cである通信局が ADDTS- requestパケッ トを受信すると、 ス ト リー ムの送信局 2もしくは受信局 3 と H Cとの間で何度かバケツ トのやり取 りが行われ、 帯域保証のための、 準備が整えられるが、 これは I E E E 8 0 2. l i e の草稿に従う ものと し、 こ こでは省略する。
ス ト リームの送信局 2、 受信局 3および H Cの間でス ト リーム伝送の 準備が整った後で、 ス ト リ ームの送信局 2が ト リガをかけることにより . H Cはス ト リーム送信局に対して送信権の付与を開始する。 通信局 Cの 通信局制御部 2 3は、 AD D T S処理を完了して ( S 7 0 7 ) 、 ス ト リ ーム伝送の準備が整ったことを検出すると、 コン ト口ール信号変換部 2 6 3に、 機器 Dに対する映像出力開始信号を出力するよ うに命じる ( S
7 0 8 ) Q
このとき、 機器 Dに対する映像出力開始信号を出力するためには、 通 信局 Cが機器 Dの映像出力開始信号を予め記憶しておく必要があるが、 本実施の形態では以下のような方法でこの信号を記憶する。
ユーザは、 通信局 Cに機器 Dを接続するときに前後して、 通信局じの 通信局コントローラ 1 4、 および機器 D制御用のコントローラであるコ ントロ一ラ 1 2の両方を、 それぞれのコン トローラのコントローノレ信号 出力部 1 4 0 1、 1 2 0 1が、 通信局 Cのコン ト口ール信号受信部 2 0 0 1 に対してコント口ール信号を入力できるよ うな位置に持ってく る。 この状態で、 ユーザは、 まず、 通信局コン ト ローラ 1 4のユーザ入力部 1 4 0 3において、 映像出力開始信号の記録を開始すること と、 映像出 力開始信号の記録を行う対象となる機器に対応するプラグ I Dを指定す るための操作を行う。 この操作は、 例えば、 「リ モコン学習ポタン」 を 押し、 「入力 1ボタン」 を押すことである。 1つのボタンにこれらの機 能をまとめても良い。 コン ト ローラ制御部 1 4 0 2は、 ユーザ入力部 1 4 0 3での操作を検出すると、 コン ト ロール信号出力部 1 4 ◦ 1に、 コ ントロール信号記録開始信号とプラグ I D指定信号とを出力させる。 通信局 Cのコン ト 口ール信号受信部 2 0 0 1において、 これらの信号 が受信されたことを検出すると、 通信局制御部 2 3は映像出力開始信号 記録モードに入る。 このとき、 ユーザに対して映像出力開始信号記録モ 一ドに入ったことを何らかの方法で通知しても良い。 通知する方法とし ては、 例えば、 通信局 Cに設けた L E D (前述の表示部 2 8 (図 2 7参 照) が備えていてもよい) を点灯させることが考えられる。 次に、 ユーザは、 コン ト ローラ 1 2 のユーザ入力部 1 2 0 2において. 機器 Dの映像出力を開始させるための操作を行う。 この操作は例えば、 機器 Dが V T Rだとすれば、 電源ボタン 1 2 aや操作ボタン群 1 2 f の 再生ポタンを押すことである。 ユーザ入力部 1 2 0 2 での操作を検出し たコン ト ローラ制御部 1 2 0 3は、 コン ト ロール信号出力部 1 2 0 1に. 映像出力開始信号を出力させる。
通信局 Cのコ ン ト口ール信号受信部 2 0 0 1は、 映像出力開始信号記 録モー ド中に、 映像出力開始信号が入力されたことを検出すると、 通信 局制御部 2 3が自局情報記憶部 2 9 1に保存可能な信号に変換する処理 (例えば、 コン トロール信号が赤外線信号であればそれをサンプリ ング してデジタル信号に変換する等) を行った上で、 通信局制御部 2 3に通 知する。
通信局制御部 2 3は、 先に通信局コン トローラ 1 4によって指定され たプラグ I Dに対応するブラグ情報と して、 コン ト口ール信号受信部 2 0 0 1から通知された映像出力開始信号を自局情報記憶部 2 9 1に保存 する。
映像出力開始信号の記録が終了したら、 .ユーザは、 再ぴコン ト ローラ 1 4によって、 映像出力開始信号の記録を終了させることを通信局じに 通知する。 通信局制御部 2 3では、 この信号の受信をもって映像出力開 始信号記録モードを終了させ、 コントローラ 1 2からのコントロール信 号の記録を終了する。
後に、 機器 Dに対して映像出力開始信号を出力する必要がある場合、 通信局制御部 2 3が自局情報記憶部 2 9 1において、 ブラグ I Dから機 器 Dのプラグ情報を検索して、 その中の映像出力開始信号を抽出し、 コ ントロール信号送信部 2 6 4に対してこの信号を出力させれば良い。 このような操作を通信局 Cに接続された全ての機器について行う こと で、 通信局 Cは、 それらの全ての機器に対する映像出力開始信号を出力 することが可能となる。
なお、 映像出力開始信号記録モード中に関係のないパケッ トを受信し た場合には無視することも考えられる。
通信局 Cからの映像出力開始信号が機器 Dのコントロール信号入力部 1 1 0 4で受信されると、 機器制御部: L 1 0 3は、 そのコン ト口ール信 号を解析して映像出力開始信号であることを認識し、 映像生成部 1 1 0 2に映像を生成するよ うに命じる。 映像生成部 1 1 0 2は、 それに応じ て映像を生成し、 映像信号出力部 1 1 0 1を通じて、 通信局 Cの映像信 号入力部 2 6 1 に映像信号を送信する。
通信局 Cにおいて、 それまで、 通信局制御部 2 3は、 映像信号の入力 待ちの状態にあるが ( S 7 0 9 ) 、 機器 Dからの映像信号が映像信号入 力部 2 6 1 に入力されたことを検出したことをもって、 映像出力開始信 号を送信した機器 Dから映像信号の入力が成功したと判断する ( S 7 1 0 ) 。 このとき、 映像ェンコ一ド部 2 6 2は、 入力された映像信号をェ ンコードするが、 このエンコード済みの映像信号は、 実際にパケッ トで 伝送が完了するまでは (再送等を行う場合はそれが完了するまで) 、 映 像エンコード部 2 6 2にて保存しておく。 保存する場所については、 通 信局制御部 2 3でも良い。
コン ト口ール信号送信部 2 6 4から映像出力開始信号を出力してから —定時間が経過 (タイムアウ ト) しても、 通信局 Cの映像信号入力部 2 6 1に映像信号が入力されなかった場合 ( S 7 1 0 ) 、 通信局制御部 2 3は、 映像信号の入力が失敗していると判断して ( S 7 1 3 ) 、 再び映 像信号の入力待ちの状態に移行する ( S 7 0 9 ) 。
映像信号の入力が成功した場合、 通信局制御部 2 3は、 映像送信要求 コマン ド応答であることを示す識別子を含めたパケッ トを生成するよう に、 パケッ ト変換部 2 2に命じる。 このとき、 自局の通信局ア ドレス、 映像送信を許可するプラグ I D等とともに、 映像送信を許可し、 映像の 送信にも成功したことを示す情報を含める。 また、 パケッ トの宛先 M A Cァ ドレスと しては、 映像送信要求元の通信局の M A Cァ ドレスを他局 情報記憶部 2 9 2から取得して指定する。 生成されたパケッ トは、 無線 部 2 1 を経て送信される ( S 7 1 1 ) 。
映像信号の入力が失敗した場合は、 通信局制御部 2 3は、 映像送信要 求コマン ド応答であることを示す識別子を含めたバケツ トを生成するよ うに、 パケッ ト変換部 2 2に命じる。 このとき、 自局の通信局ア ドレス 映像送信を許可するプラグ I D等と ともに、 映像送信を許可するが、 機 器からの映像入力が失敗したことを示す情報を含める。 また、 パケッ ト の宛先 M A Cァ ドレスと しては、 映像送信要求元の通信局の M A Cア ド レスを他局情報記憶部 2 9 2より取得して指定する。 生成されたバケツ トは、 無線部 2 1を経て送信される ( S 7 1 4 ) 。
映像信号の入力の成功または失敗が確定すると、 通信局制御部 2 3は H Cに対して送信権付与を開始するよ うに要求する。 この方法について は、 I E E E 8 0 2 . 1 1 eの草稿に準拠するものと して、 詳細な説明 を省略する。
ス ト リームの送信局である通信局 Cから、 送信権付与を開始するよう に要求されると、 H Cは、 送信権付与を意味するパケッ トを通信局 Cの M A Cア ドレス宛に送信する。 このパケッ トには、 送信権を付与する期 間の情報が含まれている。
映像信号入力が成功していた場合、 送信権付与を意味するバケツ トが 通信局 Cの無線部 2 1で受信されると、 送信権が付与されたことがパケ ッ ト変換部 2 2を経て通信局制御部 2 3に通知される。 このとき、 パケ ッ トに含まれていた送信権を付与される期間の情報も通知される。 通信 局制御部 2 3は、 この期間が経過するまでの間、 映像エンコード部 2 6 2で保存されているェンコ一ド済みの映像信号を一定の分量ずつ取り出 し、 取り出した分の映像信号を含めたバケツ トを生成するようにバケツ ト変換部 2 2に命じる。 このとき、 このパケッ トは、 映像信号を伝送し ていることを示す識別子等を含み、 受信側でバケツ トを受信した際に、 映像信号を含んでいることを識別できるよ うにしておく。 また、 受信側 で映像信号の送信元を特定するために、 自局の通信局ァ ドレスや映像信 号を入力してきている機器のブラグ I Dを含める。 パケッ トの宛先通信 局ァ ドレスおよび宛先 M A Cァ ドレスは、 他局情報記憶部 3 7 2から取 得して設定する。 このパケッ トは、 無線部 2 1を経て送信される ( S 7 1 2 ) 。
映像信号入力が失敗していた場合、 送信権を付与されたときには、 通 信局制御部 2 3は、 ダミーの映像信号を生成して、 これをエンコードし た信号を一定の分量ずつ取り出し、 バケツ ト変換部 2 3に取り出した分 の映像信号を含めたバケツ トを生成するよ うに命じる。 このパケッ トは 無線部 2 1 を経て送信される ( S 7 1 5 ) 。
ダミーの映像とは、 ブルーバック等が考えられる。 この映像のェンコ 一ド方式やビッ トレート等は、 先に A D D T S処理で登録したものと同 じものとする。 通信局制御部 2 3ではなく、 映像ェンコード部 2 6 2が ダミーの映像を生成することも考えられる。 受信側では、 このダミーの 映像が受信され表示機器 1 1に表示されることになるが、 ユーザは、 ブ ルーバックの映像になっていることから、 映像が正しく受信できていな いことを認識することができる。
ここまでで、 映像送信局側での処理は、 図 3 7における 「B 2」 のス テツプまで到達している。
続いて、 受信側で、 映像送信要求コマン ド応答を受信した際の処理に ついて述べる。
通信局 Aの無線部 3 1 において、 パケッ ト受信待ちの状態において
( S 6 0 5 ) 、 映像送信要求コマンドの送信から一定の時間経過 (タイ ムアウ ト) するまでにパケッ トが受信されると ( S 6 0 6 , 6 0 8 ) 、 パケッ ト変換部 3 2において、 宛先 M A Cァ ドレスから自局宛のバケツ トであることが認識される。 一方、 S 6 0 6で映像送信要求コマン ド応 答がタイムァゥ トすると、 応答がなかったことをユーザに提示する ( S 6 0 7 ) 。
さらに、 バケツ ト変換部 3 2は、 パケッ トに含まれる映像送信要求コ マン ド応答の識別子、 宛先の通信局ア ドレス、 送信元の通信局の通信局 ア ドレス、 映像送信を要求したプラグ I D、 応答ステイ タス、 送信元の 通信局ア ドレス等を取得し、 通信局制御部 3 3に通知する。 通信局制御 部 3 3は、 映像送信要求コマン ド応答の識別子と、 宛先の通信局ァ ドレ スより、 自局宛であることと、 そのコマン ドの意味とを認識する。 通信 局制御部 3 3は、 応答ステイ タスの意味を解釈して、 その意味に見合つ たメ ッセージを映像信号に重畳するように、 映像信号重畳部 3 6 1に命 じる。
メ ッセージが重畳された映像信号は、 映像信号出力部 3 6 2から表示 機器 1 1の映像信号入力部 1 1 1 に入力されて、 表示機器制御部 1 1 2 を経て表示部 1 1 3に表示され、 ユーザに提示される (S 6 1 0 ) 。 こ のとき、 単にエラーを表示するだけではなく、 自動的に別の通信局や機 器に対して映像送信を要求しても良い。 また、 ユーザにエラーメ ッセ一 ジを提示する方法は、 映像受信側の通信局 Aに接続されている表示機器 1 1の表示部 1 1 3に文字列やアイコンで表示したり、 通信局 Aにエラ 一を提示するための L E Dや L C Dを設けても良い。
応答ステイタスが映像送信を許可しないことを示す値だった場合 (S
6 1 1 ) 、 ユーザの入力待ちの状態となる。 なお、 映像送信要求コマン ドの応答がタイムァゥ トになるまで返信されなかった場合 ( S 6 0 7 ) にも、 ユーザに対してエラーメ ッセージを表示する。 この場合、 相手通 信局により、 映像送信を許可されなかった場合とは異なる理由で映像送 信の要求が成功しなかったことをユーザが理解し易いメ ッセージと して 表示することが好ましい。 例えば、 「パケッ トに対する応答が返ってき ませんでした」 等というメ ッセージが考えられる。
応答ステイタスが映像送信の許可を示す値だった場合、 映像受信の待 ち受け状態となって、 映像 (バケツ ト) が送信されてく るのを待つ (S 6 1 2 ) 。
一定時間が経過しても映像信号を含むバケツ トが受信できなかった場 合 (S 6 1 3 ) 、 映像送信の許可はされたが、 その後映像信号が送信さ れてきていないことをユーザに提示してユーザの操作待ちの状態となる ( S 6 1 6 ) 。 ここで、 通信局 Aが図 3 6における 「A 3」 の状態に到 03
8 2
達している。
映像が正しく受信された場合の処理に付いて述べる。 通信局 Aの無線 部 3 1 において、 パケッ トが受信され ( S 6 1 4 ) 、 パケッ ト変換部 3 2において、 宛先 M A Cアドレスから自局宛のバケツ トであることが認 識されると、 さらに、 映像信号が含まれていることを示す識別子、 宛先 通信局ア ドレス、 送信元通信局ア ドレス、 送信元のプラグ I Dおよび映 像信号そのものを取得し、 通信局制御部 3 3に通知する。 通信局制御部 3 3は、 映像信号が含まれていることを示す識別子と、 宛先の通信局ァ ドレスよ り、 自局宛であること と、 映像信号を受信したことを認識する と、 この信号を映像デコード部 3 6 5に送る。 映像デコード部 3 6 5で は、 受信した映像信号を表示機器 1 1で表示可能な形式にデコードする ( このとき、 さらに、 通信局制御部 3 3にて、 送信元通信局ア ドレスや プラグ I Dをキーと して、 他局情報記憶部 3 7 2を検索し、 送信元通信 局の通信局ユーザ名や機器ュ一ザ名等の情報を取得する。 これらの情報 は、 必要であれば、 映像信号重畳部 3 6 1において、 映像デコード部 3 6 5にてデコードされた映像に文字やアイコンの映像として重畳する。 このとき重畳する映像と しては、 映像送信元の通信局の通信局ユーザ名. 機器ユーザ名等の文字情報等が考えられる。 デコードされた映像信号に 文字情報等を重畳した上で、 映像信号出力部 3 6 2を経て表示機器 1 1 の映像信号入力部 1 1 1に入力する。
表示機器 1 1では、 表示機器制御部 1 1 2が、 映像信号入力部 1 1 1 から入力された映像信号に基づいて、 表示部 1 1 3に映像を表示させる ( S 6 1 5 ) 。 これにより、 ユーザは、 通信局 Cから伝送されてきた映 像を閲覧することが可能になる。 ここまでで、 通信局 Aは、 図 3 6にお ける 「A 3」 の状態に到達している。
引き続き、 ユーザがコン ト ローラを使って機器を操作するときの処理 について説明する。
本実施の形態では、 映像受信側でユーザがコ ン ト ローラ 1 2を操作す ることにより、 そのコントロール信号が映像送信側の機器 Dに伝達され. 機器 Dの操作を行う。 以下に、 この ときの具体的な処理手順を説明する ス ト リ ームの送信局、 受信局及ぴ H Cの間でス ト リ ーム伝送の準備が 整った後の任意のタイ ミングで、 ユーザは、 コン ト ローラ 1 2のユーザ 入力部 1 2 0 2にて所望の操作を行う。 この操作は、 例えば、 コ ン ト口 ーラ 1 2を V T Rのリモコンだとすれば、 早送りボタンを押すことであ る。 以下、 ユーザの操作を機器に伝達するまでの処理の例と して、 早送 り操作を行う場合の処理について述べる。 コン トローラ制御部 1 2 0 3 は、 ユーザ入力部丄 2 0 2 での操作を検出すると、 早送り開始信号を生 成し、 コン ト ロール信号出力部 1 2 0 1から出力する。
なお、 ス ト リ ームの送信局 2, 受信局 3および H Cの間でス ト リ ーム 伝送の準備が整ったことをユーザに提示し、 ユーザはその後でコントロ ーラ 1 2を操作することが望ましい。 しかし、 ス ト リーム伝送の準備が 整う前にユーザがコン ト ローラ 1 2 の操作を行った場合には、 エラーメ ッセージを表示する等の対応をとってもよい。 このエラーメ ッセージの 表示も困難な場合は、 何もしなくても、 ユーザは映像が表示されなかつ たことをもつて操作が失敗したと認識し、 再度コントローラ 1 2の操作 を行うことを前提と してシステムを構築しても良い。
通信局 Aのコントロール信号受信部 3 6 3 では、 早送り開始信号を受 信すると、 パケッ トと して伝送可能な信号に変換する処理 (例えばコン ト口ール信号が赤外線信号に変換されていればそれをサンプリングして デジタル信号に変換する等) を行った上で、 通信局制御部 3 3に通知す る。 通信局制御部 3 3では、 早送り開始信号が含まれることを示す識別 子と、 コン ト口ール信号受信部 3 6 3から通知された変換済みの早送り 開始信号とを含めたバケツ トを生成するように、 パケッ ト変換部 3 2に 命じる。 このとき、 自局の通信局ア ドレス、 映像送信元となる通信局の 通信局ァ ド レス、 映像送信元となるプラグ I D等を含め、 パケッ トの宛 先 M A Cア ド レスとしては、 映像送信元の通信局の M A Cァ ドレスを指 定する。 これらの情報は他局情報記憶部 2 9 2から取得する。
通信局 Cの無線部 2 1において、 パケッ トが受信され、 パケッ ト変換 部 2 2において、 そのパケッ トが宛先 M A C了 ドレスから自局宛のパケ ッ トであることが認識されると、 さらに、 早送り開始信号が含まれるこ とを示す識別子、 宛先の通信局ア ドレス、 映像送信が要求されているプ ラグ I D、 変換済みコン トロール信号、 送信元の通信局ア ドレス等を取 得し、 通信局制御部 2 3に通知する。 通信局制御部 2 3は、 早送り開始 信号が含まれることを示す識別子および宛先の通信局ァ ドレスから、 受 信パケッ トが自局宛であることと、 そのパケッ トに含まれるコマンドの 意味とを認識すると、 プラグ I Dで指定された機器に対応するコン ト口 ール信号送信部 2 6 4に対して、 パケッ ト変換部 2 2から通知された変 換済みの早送り開始信号を出力するよ う命じる。 コン トロール信号送信 部 2 6 4は、 変換済みの早送り開始信号を再ぴコントロール信号と して 出力可能な信号に変換し (例えば、 デジタルでサンプリ ングされた信号 を再び赤外線信号に戻す) 、 早送り開始信号を出力する。
機器 Dのコン ト口ール信号入力部 1 1 0 4でコン トロール信号が受信 されると、 信号が解析されて、 機器制御部 1 1 0 3は機器 D全体をコン トロール信号で指定された通りに制御する。
次に、 図 3 1における ( 5 ) 映像送信終了処理について説明する。
この映像送信終了処理は、 通信局 Aについては図 3 8のフローチヤ一 トの手順に従って行なわれ、 通信局 Cについては図 3 9に示すフローチ ヤートに対応するものである。
映像の表示中に映像の伝送を終了したい場合には、 ユーザは、 通信局 Aのコン トローラである、 コントローラ 1 2のユーザ入力部 1 2 0 3を 操作することで、 映像の伝送を終了させることを指示する。 この操作と は、 具体的には、 コン トローラ 1 2に設けられた 「通信局電源 O F ボ タンを押す」 等の操作である。
コン トローラ制御部 1 2 0 4は、 ユーザ入力部 1 2 0 3での操作を検 出すると、 映像伝送終了信号を出力するようにコントロール信号出力部 1 2 0 1に命じる。
通信局 Aでは、 コン ト ロール信号の入力待ちの状態にあり ( S 8 0
1 ) 、 この状態で、 コン トロール信号がコン トロール信号受信部 3 6 3 にて受信されると、 それが映像送信終了信号か否か判定される ( S 8 0
2 ) 。 コン トロール信号が映像送信終了信号でなければ、 そのコン ト口 —ル信号に応じた処理を行って ( S 8 0 3 ) 、 処理を S 8 0 1に戻す。 コントロール信号が映像送信終了信号であれば、 通信局制御部 3 3は、 ユーザが映像伝送の終了を要求していることを知り、 映像送信終了コマ ンドを示す識別子を含んだパケッ トを生成するようにパケッ ト変換部 3 2に命じ、 無線部 3 1を介してそのパケッ トを送信させる (S 8 0 4 ) , このとき、 映像伝送を終了させるべき通信局の通信局ア ドレス、 MA C ァ ドレスおよびプラグ I Dを他局情報記憶部 3 7 2から取得してパケッ トに含める。
通信局 Cでは、 バケツ ト受信待ちの状態で ( S 9 0 1 ) 、 受信したパ ケッ トが映像送信終了コマンドを含んでいない場合、 そのバケツ トに応 じた処理を行って、 処理を S 9 0 1に戻す。 一方、 受信したパケッ トが 映像送信終了コマン ドを正しく受信できた場合には、 通信局制御部 2 3 は、 そのことを通信局に伝えるための送達確認パケッ トを返送する (S 9 0 4 ) 。
通信局 Aは、 バケツ トの受信待ちの状態にあるとき (S 8 0 5 ) 、 こ の送達確認パケッ トを受信したことをもって、 通信局 Cに映像送信終了 の意図が伝わったものと認識する。 また、 一定期間が経過 (タイムァゥ ト) しても送達確認パケッ トが返送されてこなかった場合、 通信局 Aは. 映像送信終了コマンドを含むバケツ トが通信局 Cに正しく受信されなか つたと認識し ( S 8 0 6 ) 、 通信局じよ り送達確認バケツ トを受信でき るまで、 映像送信終了コマン ドを含むパケッ トを再送する等の処理を行 うことも考えられる ( S 8 0 8 ) 。 このとき、 他のどの通信局からも映 像を受信していなければ、 電力消費を抑えるために、 通信局制御部 3 3 の制御によ り、 不要なブロックの動作を停止させてスタ ンバイ状態に移 行しても良い。 ただし、 先述のとおり、 完全に電源が切断された状態に 移行すると、 他の機器からのパケッ トに応答できなくなるので、 完全に 電源が切断された状態に移行することは望ましくない。
通信局 Cの無線部 2 1において、 パケッ トが受信され、 パケッ ト変換 部 2 2において、 そのパケッ トが宛先 M A Cァ ドレスから自局宛のパケ ッ トであることが認識されると、 さらに、 映像伝送終了コマンドを示す 識別子、 宛先の通信局ア ドレス、 映像伝送の終了が要求されているブラ グ I D等を取得し、 通信局制御部 2 3に通知する。 通信局制御部 2 3は 映像送信終了コマンドを示す識別子おょぴ宛先の通信局ァドレスから、 受信パケッ トが自局宛であること と、 そのパケッ トに含まれるコマン ド の意味とを認識すると、 以降の映像信号を含むパケッ トの伝送を中止す る。 そして、 通信局制御部 2 3は、 伝送を中止した映像のために確保し ていた帯域を開放するように H Cに通知する。
なお、 ここでは、 その処理の詳細な説明を省略するが、 I E E E 8 0 2. l i e の草稿で規定されている D E L T S と呼ばれる処理に準拠す るものとする (S 9 0 5 ) 。 D E L T S処理が完了すると、 H Cは指定 されたス ト リームの送信局に対する送信権付与を終了し、 場合によって は解放されたス ト リームで使用していた分の帯域は、 別のス トリームの 伝送のために割り当てなおす。
本来、 ユーザは、 映像伝送の中止をコントローラ 1 2で指示する前に 映像を送信している機器 Dに対して、 コントローラ 1 2を操作すること によって、 電源 O F F等の使用終了を示す操作を行うべきである。 しか し、 それが行われずにコントローラ 1 2にて、 映像送信の終了が指示さ れた場合には、 映像送信側の通信局 Cが自動的に機器 Dの電源 O F F等 の操作を行っても良い。 これを実現する方法と しては、 通信局 Cが通信 局 Aから映像伝送終了コマン ドのパケッ トを受信した際に、 通信局制御 部 2 3が機器 Dに対する電源 O F F信号をコン ト口ール信号送信部 2 6 4に出力させる等の方法が考えられる (S 9 0 6 ) 。 この電源 O F F信 号は、 機器 Dのコントロール信号入力部 1 1 0 4で受信され、 機器制御 部 1 1 0 3で理解されて、 機器制御部 1 1 0 3は機器 Dの電源を O F F にする等の制御を行う。
さらに、 通信局制御部 2 3は、 電源〇 F F信号を送信した機器 Dから 映像信号が入力されていなことを確認、すると ( S 9 0 7 ) 、 今まで映像 を送信していた機器を他の通信局が使用できるようにするために、 ブラ グ情報を更新してその機器を他の端末が使用できる状態にする (S 9 0 8 ) 。
この時点で、 もし、 他のどの通信局に対しても映像を伝送していない 状態となった場合には ( S 9 0 9 ) 、 通信局 Cは電力消費を抑えるため に、 通信局制御部 2 3の制御により、 不要なブロックの動作を停止させ てスタンバイ状態に移行しても良い。 ただし、 前述のとおり、 完全に電 源が切断された状態に移行すると、 他の機器からのバケツ トに応答でき なくなるので、 完全に電源が切断された状態に移行することは望ましく ない。
さらに、 時系列順に ( 6 ) 機器選択処理、 ( 7 ) 映像送信終了処理、 ( 8 ) 映像送信開始処理を行う処理について図 4 0に基づいて説明する ( まず、 図 4 0における ( 6 ) 機器選択処理について説明する。
ここでは、 ユーザが映像の送信元の機器を変更する処理について述べ る。 また、 この処理は、 通信局 Aについては、 図 3 6、 図 4 1および図 4 2のフローチャー トの手順に従って行われる。
映像表示中に映像の送信元の機器を変更する場合、 ユーザは、 通信局
Aのコン トローラであるコン トローラ 1 3のユーザ入力部 1 3 0 3を操 作する。 この操作とは、 例えば、 コン ト ローラ 1 3 の 「機器一覧ボタ ン」 を押す等の操作である。 コン トローラ制御部 1 3 0 4は、 コン ト口 ーラ 1 3のユーザ入力部 1 3 0 3での操作を検出すると、 機器一覧表示 要求信号を生成し、 コン ト口ール信号出力部 1 3 0 1から出力する。
通信局 Aのコントロール信号受信部 3 6 3で、 コン トロール信号の入 力待ちの状態で ( S 1 0 0 1 ) 、 機器一覧表示要求信号が受信されると ( S 1 0 0 2 ) 、 通信局制御部 3 3にて、 この信号の意味が解析され、 通信局制御部 3 3はユーザが機器一覧の表示を望んでいることを認識す る。
通信局制御部 3 3は、 前述の通信局起動時と同様の方法で、 ネッ トヮ ークに存在する全ての通信局とそれに接続されている機器の情報を収集 する。 基本的な手順と しては、 情報を取得したい通信局が、 全通信局宛 に機器情報要求コマンドを伝送し、 それを受信した通信局が自局の情報 を返送するという ものである (S 1 0 0 4〜 S 1 0 0 9 ) 。
通信局制御部 3 3は、 各通信局の情報が他局情報記憶部 3 7 2に保存 されて機器情報の収集が終了したことを検知すると、 必要な情報を他局 情報記憶部 3 7 2から取得し、 映像信号重畳部 3 6 1にそれらの情報を 重畳するよ うに命じる。 このとき、 機器一覧表に表示する情報と しては. 通信局ユーザ名、 機器ユーザ名、 機器の動作状況 (他のユーザに使用さ れていないか等) 、 機器の種別、 その機器が複数のコンテンツを表示可 能な場合はそのコンテンッ名 (例えば HD Dレコーダのファイル名等) 等の情報が考えられる。
機器一覧表が重畳された映像信号は通信局 Aの映像信号出力部 3 6 2 から表示機器 1 1 の映像信号入力部 1 1 1を経て表示機器制御部 1 1 2 に入力され、 表示部 1 1 3に表示されることで、 ユーザは、 機器一覧表 を閲覧することが可能となる (S 1 0 1 0 ) 。 このとき、 表示部 1 1 3 には、 図 4 3に示すような機器選択画面が表示される。 また、 映像が表 示中であれば、 その映像に重畳されて機器一覧表が表示されることにな り、 映像が表示中でなければ、 機器一覧表のみが画面に表示されること になる。 ここまでで、 通信局 Aは、 図 4 1およぴ図 4 2のフローチヤ一 トにおける 「A 4」 の状態に到達していることになる。
ユーザは、 表示機器 1 1の表示部 1 1 3を見ながら、 コントローラ 1
3のユーザ入力部 1 3 0 3を操作し、 機器一覧表より、 所望の機器を選 択する (S 1 1 0 1〜 S 1 1 0 3 ) 。 ユーザ入力部 1 3 0 3は、 コント ローラ制御部 1 3 0 4へ、 どの機器が選択されたかを通知し、 コン ト口 ーラ制御部 1 3 0 4は、 コン トロール信号出力部 1 3 0 1から通信局 A へ機器決定信号を送信する。
次に、 図 4 0における ( 7 ) 映像送信終了処理について説明する。 以降、 図 4 0および図 4 5を併用して、 ユーザが機器一覧表から機器 を選択し終えた時点から、 選択された機器の映像が表示されるまでの処 理について述べる。 図 4 5は、 送信側の通信局と して通信局 Cおよび通 信局 Gの 2つの通信局がネッ トワーク上に存在しており、 それらが各々 複数の機器を従えている構成の例である。 ここでは、 通信局 Cに接続さ れている機器 Dの映像を表示しているときに、 通信局 Aのコン トローラ である、 コン トローラ A 1を用いて、 表示機器 A 1 1に表示された機器 一覧表を操作して、 通信局 Gに接続されている機器 H〜 Jのうちの機器 Hが、 新たな映像送信元の機器と してユーザによって選択されたとする ( まず、 機器決定信号を受信した通信局 Aは、 今まで映像の送信元であ つた通信局 Cに、 映像送信を中止させる ( S 1 1 0 4〜 S 1 1 0 7 ) 。 処理手順は、 前述の映像の表示中に映像の伝送を終了する場合と同様で あり、 通信局 Aが通信局 Cに映像送信終了コマンドのパケッ トを送信し ( S I 1 0 4 ) 、 それを受信した、 通信局 Cは機器 Dに電源 O F F信号 を送信し、 通信局 Aに対して、 映像送信終了コマンド送達確認信号のパ ケッ トを送信する。 その後通信局 Cが確保された帯域を開放するために. D E L T S処理を行う という流れである。 ここまでで、 通信局 Aは、 図 4 2およぴ図 4 4における 「A 5」 の状態に到達していることになる。 次に、 図 4 0における ( 8 ) 映像送信開始処理について説明する。 受 信側の通信局 Aは、 図 4 4に示すフローチャートに従った処理を行う。 送信側の通信局 Cおよび通信局 Gについては、 図 3 7に示すフローチヤ ートと同等な処理を行うので、 その説明を省略する。
ここでは、 新たにユーザが映像の送信元と して選択した通信局 Gに、 映像送信を開始させる (S 1 2 0 1〜S 1 2 1 3 ) 。 処理の流れは、 先 述の通信局起動時に送信局で自動的に決定した通信局 Gに対して、 映像 送信を開始させる場合と同様であり、 映像受信側の通信局 Aが映像送信 側の通信局 Eに対して、 映像送信要求コマンドのパケッ トを送信し ( S 1 2 0 1 ) 、 映像送信側の通信局 Gが映像送信を許可するかどうか判断 した上で、 映像送信要求コマンド応答のバケツ トを返送し、 I E E E 8 0 2. 1 1における通信帯域保証のための処理を行って、 機器 Hから入 力された映像信号がバケツ トと して送信される ( S 1 2 1 3 ) 。 もし、 映像送信要求コマンドを送信してから一定時間が経過しても応答がなか つた場合や送信不許可を示す応答ステイタスが含まれていた場合は、 ュ 一ザが別の機器を選択する等の操作待ちとなる ( S 1 2 0 5 ; つまり、 図 4 2における 「A 4」 の状態に戻る) 。 映像が正しく表示された後に は、 機器一覧画面は消去しても良い。 ここまでで、 通信局 Aは、 図 4 2 および図 4 4における 「A 3」 の状態に到達していることになる。 その 後、 再びユーザからの入力によ り、 機器一覧表示を行うために、 図 4 1 の A 3から処理を行っても良い。
ここで、 ある機器が複数のコンテンツを表示可能な場合、 ユーザは機 器を選択するだけでなく、 そのコンテンツまでを選択できるようにして も良い、 これによ り、 ユーザは機器を選択した上で、 更にコンテンツを 選択するという操作を行わなく て済む。
以上のように、 本発明の機器制御管理装置は、 第 1通信経路を介して 通信機器 (例えば、 通信局 A · Βまたはコン トローラ Α 1 · Α 2 ) に接 続する第 1通信手段と、 第 2通信経路を介して制御対象機器 (例えば, 機器 D ~ F ) に接続する第 2通信手段と、 第 1通信手段に接続される通 信機器と第 2通信手段に接続される制御対象機器との間で設定される制 御権を管理する制御権管理手段 (上記各実施の形態では、 通信局制御部 2 3および機器制御情報管理部 2 4に相当) とを備えることを特徴と し ている。
上記の構成によれば、 同一ネッ トワークに接続されていない機器 (通 信機器および制御対象機器) 間における制御権を管理できる。
• また、 上記機器制御管理装置において、 上記制御権管理手段は、 上記 制御権の管理として、 第 1通信手段に接続されている通信機器から第 2 通信手段に接続されている制御対象機器への制御権の取得または開放を 実行可能であることを特徵と している。
上記の構成によれば、 異なるネッ トワークに接続されている機器間で 制御権の取得または開放に係る制御権管理を行える。
また、 上記機器制御管理装置は、 上記第 1および第 2通信経路の少な く とも一方の通信経路における通信状況を検出する通信管理手段 (上記 各実施の形態では、 通信状態監視部 2 7に相当) を備えており、 上記制 御権管理手段は、 上記通信管理手段によつて検出された通信状況の変化 に応じて制御権の設定を変更可能であることを特徴と している。
上記の構成によれば、 上記通信管理手段によつて検出される通信状況 に応じて制御権の割り当てを変更できる。
また、 上記機器制御管理装置において、 上記通信管理手段が、 上記第 1およぴ第 2通信経路の少なく とも一方の通信経路における通信が切断 されたことを検出した場合、 上記制御権管理手段は、 該通信経路を経由 して通信を行っていた通信機器および制御対象機器間の制御権を開放す ることを特徴と している。
上記の構成によれば、 制御対象機器に対して通信/制御できなくなつ た通信機器に対して、 制御権が付与され続けることを防止できる。
また、 上記機器制御管理装置において、 上記通信管理手段が、 上記第
1およぴ第 2通信経路の少なく とも一方の通信経路における通信が確立 されたことを検出した場合、 上記制御権管理手段は、 該通信経路で通信 を行う通信機器および制御対象機器間の制御権を確立することを特徴と している。
上記の構成によれば、 ス ト リームの送信開始と共に機器制御管理装置 が当該ス ト リ ームを受信し、 適切な通信機器に制御権を設定することが 可能である。
また、 上記機器制御管理装置において、 上記制御権管理手段は、 制御 権の設定変更を行った場合に、 制御権の変更内容を他方の通信経路に接 続されている通信機器あるいは制御対象機器へ通知することを特徴と し ている。 上記の構成によれば、 通知を受けた局がそれ以降制御を行えるように なる。
また、 上記機器制御管理装置は、 第 1通信手段を経由せずに制御権の 設定入力可能である設定入力手段 (上記各実施の形態では、 入力部 2 5 に相当) を備えていることを特徴と している。
上記の構成によれば、 上記機器制御管理装置の側にいるユーザが、 通 信機器から第 1通信手段経由で制御対象機器の制御権を要求するユーザ と同等の制御権設定能力を持つことができる。 .
また、 上記機器制御管理装置において、 上記制御権管理手段は、 上記 設定入力手段により制御権の設定入力が行われた場合、 該入力による制 御権の設定を優先することを特徴としている。
上記の構成によれば、 上記機器制御管理装置の側にいるユーザが制御 対象機器の操作を行っている場合に、 該機器制御管理装置と第 1通信手 段にて接続されている他の通信機器から意図しない操作を受け付けるこ とを防止できる。
また、 上記機器制御管理装置において、 制御権の設定状態を表示可能 である表示手段 (上記各実施の形態では、 表示部 2 8に相当) を備えて いることを特徴と している。 .
上記の構成によれば、 上記表示手段に表示される制御権の設定状態を: ユーザが制御対象機器への制御権を要求する操作を行うか否かの判断材 料に用いることができる。
また、 上記機器制御管理装置は、 制御権と該制御権を有する通信機器 との対応関係を、 上記設定状況と して表示可能であることを特徴と して レヽる。 上記の構成によれば、 現在制御権が設定されている通信機器を容易に 判断できる。
また、 上記機器制御管理装置が、 第 2通信手段および制御対象機器を 当該機器制御管理装置内部に内包していることを特徴と している。
上記の構成によれば、 機器制御管理装置自身の持つコンテンツに対し ても、 第 2通信手段経由にて制御対象機器を管理する場合と同様な制御 権管理を行える。
また、 上記機器制御管理装置において、 上記制御権管理手段は、 制御 対象機器に対する制御用コマンドを上記第 1通信経路を介して通信機器 から受信した場合に、 該制御用コマン ドを発した通信機器に、 該制御対 象機器に対する制御権の付与 ·解放を行う ことを特徴としている。
上記の構成によれば、 第 1通信経路を介して接続される通信機器が制 御権管理に対応していない場合でも、 制御権を加味した機器制御が可能 となる。
また、 上記機器制御管理装置において、 上記制御権管理手段は、 上記 制御用コマンドの種類に応じて、 上記制御権の付与あるいは開放を行う ことを特徴と している。
上記の構成によれば、 処理の内容に応じた制御権管理が可能となる。 また、 上記機器制御管理装置において、 上記制御権管理手段は、 上記 制御用コマンドが制御対象機器の動作状態を変更するコマン ドであるか 否かを判断し、 該制御対象機器の動作状態を変更しないコマンドである 場合には、 制御権の付与または開放を行わないことを特徴と している。
上記の構成によれば、 上記制御用コマン ドによる動作において、 制御 権の設定が必要なときにのみ制御権を設定できる。 また、 上記機器制御管理装置において、 上記制御権管理手段は、 通信 コネクション確立コマンドを受信した場合、 該通信コネクショ ン確立コ マンドを発信した通信機器に対し制御権を付与することを特徴と してい る。
上記の構成によれば、 通信機器が制御対象機器に対してこれから通信 を行おう とする時に制御権を設定可能とする。
また、 上記機器制御管理装置において、 上記制御権管理手段は、 通信 コネクション切断コマンドを受信した場合、 .該通信コネクショ ン切断コ マンドを発信した通信機器が有する制御権を開放することを特徴と して いる。
上記の構成によれば、 通信機器が制御対象機器に対して通信を終了す る時に制御権を開放可能とする。
また、 上記機器制御管理装置において、 上記制御権管理手段は、 上記 第 1通信経路を介して接続される一つ以上の通信機器から制御権付与の 対象となる制御用コマン ドを受信した場合、 これらの制御用コマン ドを 送信した通信機器のうち所定数の通信機器に対して制御権を付与するこ とを特徴と している。
上記の構成によれば、 ある制御対象機器に対して制御権を有する通信 機器が一つに限定されることがなく なり、 より任意性の高い制御権設定 を可能とする。 ·
また、 上記機器制御管理装置において、 上記制御権管理手段は、 上記 第 1通信経路を介して接続される複数の通信機器から制御権付与の対象 となる制御用コマンドを受信した場合、 これらの制御用コマンドを送信 した通信機器のうち当該制御用コマンドを送信した順序が早い通信機器 から順に制御権を付与することを特徴と している。
また、 上記機器制御管理装置において、 上記制御権管理手段は、 ある 通信機器に付与されていた制御権の開放が生じた場合、 上記第 1通信経 路を介して接続されている他の通信機器の中から、 次に制御権を付与す る通信機器を選択することを特徴と している。
上記の構成によれば、 上記機器制御管理装置が制御対象機器との間で 通信を行っているにもかかわらず、 該制御対象機器に対する制御権を有 する通信機器が存在しないといった事態が生じ-るこ-とを防ぐことができ る。
また、 上記機器制御管理装置において、 上記制御権管理手段は、 次に 制御権を付与する通信機器として、 制御権付与の対象となる制御コマン ドを当該機器制御管理装置に送信したことのある通信機器を選択するこ とを特徴と している。
上記の構成によれば、 上記制御対象機器に対して制御を行う必要があ る通信機器の中から、 新たに制御権を付与する通信機器を選択すること を可能とする。
また、 上記機器制御管理装置において、 上記制御権管理手段は、 ある 通信機器に対して制御権の付与が生じた時には、 新たに制御権を付与さ れた通信機器または新たに被制御対象となった制御対象機器に対し制御 権の付与の通知を行い、 ある通信機器に対して制御権の開放が生じた時 には、 当該制御権を有していた通信機器または当該通信機器により制御 されていた制御対象機器に対して制御権の開放の通知を行う ことを特徴 としている。
上記の構成によれば、 通知を受けた通信機器および制御対象機器にお いて、 自機器のその後の振る舞いを決定できる。
また、 上記機器制御管理装置において、 上述の機器制御管理装置に接 続される通信機器であって、 上記機器制御管理装置に制御用コマンドを 送信した場合に、 該機器制御管理装置から制御権取得状況を受け取り、 該制御権取得状況を表示するための表示制御を行う表示制御手段 (上記 各実施の形態では、 通信局制御部 3 3、 映像信号重畳部 3 6 1、 および 映像信号出力部 3 6 2に相当) を備えていることを特徴と している。 上記の構成によれば、 上記通信機器を介して制御対象機器の操作を行 うユーザが、 操作のフィードバックを受けることができ、 それ以後の操 作に役立てることができる。
また、 本発明に係る機器制御管理装置は、 以下のよ うに構成すること も可能である。
本発明の機器制御管理装置は、 第 1通信経路に接続する第 1通信手段 と、 第 2通信経路に接続する第 2通信手段と、 制御元の通信装置から上 記第 1通信経路を介して送信されて上記第 1通信手段により受信された 命令を上記第 2通信経路用の命令に変換する変換手段とを備え、 変換さ れた命令を上記第 2通信手段から上記第 2通信手段に接続されている制 御対象機器に送信することにより該制御対象機器を制御する機器制御管 理装置において、 上記制御元通信装置側で命令を発生する制御元機器ま たは制御元通信装置を特定する制御元特定情報と、 上記制御対象機器を 特定する制御対象機器特定情報とを含む、 上記第 1通信手段により受信 された上記命令から、 上記制御元特定情報および上記制御対象機器特定 情報とを抽出して上記制御元機器または上記制御元通信装置と上記制御 対象機器とを特定する特定手段と、 予め制御対象機器の制御が認められ た上記制御元機器と上記制御対象機器との対応付けを管理する対応管理 手段と、 上記特定手段により特定された制御元機器または制御元通信装 置と制御対象機器との対応付けが、 上記対応管理手段により管理されて いる上記両機器の対応付けと一致したときに、 上記第 1通信手段が受信 した命令によつて指定された制御対象機器の制御を対応管理手段で対応 付けられた制御元機器または制御元通信装置に許可する制御許可手段と を備えていることを特徴と している。
上記の構成では、 制御元機器で発生した命令は、 送信元送信装置から 送信され、 第 1通信経路を経て第 1通信手段で受信される。 特定手段に よって、 その命令から抽出された制御元特定情報と制御対象特定情報と に基づいて制御元機器または制御元通信装置と制御対象機器とが特定さ れる。 すると、 制御許可手段によって、 特定された制御元 (制御元機器 または制御元通信装置) と機器との対応付けと、 対応管理手段で管理さ れている対応付けとが比較され、 その結果、 双方の対応付けが一致する と、 その制御元機器または制御元通信装置に、 対応付けられた制御対象 機器の制御が許可される。
このよ うに、 上記の対応付けが一致した制御元機器または制御元通信 装置に制御対象機器の制御権が与えられるので、 第 1通信経路が L A N などのネッ トワークと して形成される場合に、 それに直接接続されてい ない制御対象機器について制御権を設定することができる。
上記の機器制御管理装置において、 上記特定手段は、 上記制御元特定 情報と して設定された上記制御元通信装置毎または制御元機器毎に設定 された固有の値、 および上記制御対象機器特定情報と して設定された機 器制御管理装置毎に固有の値の 2種類の値のうち、 少なく ともいずれか 1つを用いて上記両機器を特定することが好ましい。
より具体的には、 上記特定手段は、 上記制御元特定情報と して設定さ れた、 上記第 1通信手段により受信された命令を含むバケツ トの送信元 を表す識別子、 および上記制御対象機器特定情報と して設定された、 上 記第 1通信手段により受信された命令に含まれている制御対象機器を表 す識別子のうち、 少なく ともいずれか 1つを用いて制御対象機器を特定 する。 あるいは、 上記特定手段は、 上記制御対象機器特定情報と して、 上記第 1通信手段により受信された命令を含むバケツ トの送信元を表す 識別子、 上記第 1通信手段によ り受信された命令に含まれている制御対 象機器を表す識別子のうち、 少なく ともいずれか 1つを用いて制御対象 機器を特定する。
これにより、 上記の値から所望の値を用いて機器を特定することがで きる。
上記の機器制御管理装置において、 上記制御許可手段は、 上記対応管 理手段が管理している対応付けの情報を登録および更新することが好ま しい。 これにより、 状況に応じて適宜制御権の設定を容易に変更するこ とができる。
上記の機器制御管理装置において、 上記制御許可手段は、 上記対応管 理手段が管理している対応付けの情報の更新を、 制御元通信装置からの 制御権設定要求を受信したこと、 制御対象機器を制御するための命令を 受信したこと、 または上記第 1通信経路における通信状態の変化を検出 したことのいずれかが生じたときに行うことが好ましい。 これにより、 上記の各事象が生じたときに対応付けの情報が更新されるので、 予め対 応付けを登録する作業が不要になる。 上記の機器制御管理装置において、 上記制御許可手段は、 上記制御対 象機器が、 どの制御元機器または制御元通信装置からも制御されていな いか、 または 1つ以上の制御元機器または制御元通信装置から制御され ているかのいずれかの場合に制御可能と判定することが好ましい。 これ によ り、 制御を可能とする条件が明確になるので、 制御権の管理が容易 になる。
上記の機器制御管理装置において、 上記制御許可手段は、 上記制御対 象機器が、 どの制御元機器または制御元通信装置からも制御されていな いか、 または 1つ以上の制御元機器または制御元通信装置から制御され ているかのいずれかの場合に制御不可と判定することが好ましい。 これ により、 制御を不可とする条件が明確になるので、 制御権の管理が容易 になる。
上記の機器制御管理装置において、 上記制御許可手段は、 上記制御対 象機器を制御している制御元機器または制御元通信装置がなく、 かつ当 該制御対象機器への制御命令を受信したときに、 受信された制御命令を 発生した制御元機器または制御元通信装置を、 上記対応管理手段に対し て当該制御対象機器の制御権を有する制御元機器または制御元通信装置 と して設定することが好ましい。 これにより、 予め対応付けを登録せず とも、 命令の受信によって制御権が設定されるので、 制御権の設定が簡 素化され、 操作性が向上する。
具体的には、 例えば、 上記制御命令が、 制御対象機器から出力される ス トリームの設定またはス トリーム送受信開始に関わる命令であること が好ましい。
また、 上記制御許可手段は、 上記制御対象機器を制御している機器が なく、 かつ当該制御対象機器への制御命令を受信したときに、 上記対応 管理手段に対して当該制御対象機器の制御権の解除を要求することが好 ましい。
また、 上記制御命令が、 制御対象機器から出力されるス ト リ ームの設 定解除を用いて制御権を放棄することが好ましい。
また、 上記機器制御管理装置は、 制御対象機器から出力されるス ト リ ームの送信状態を監視する監視手段を備え、 上記制御許可手段が、 前記 監視手段によ り新たなス ト リームが検出されたときに、 当該ス ト リ ーム を扱っている制御元機器または制御元通信装置に制御権を設定すること が好ましい。
また、 上記機器制御管理装置は、 制御対象機器から出力されるス トリ ームの送信状態を監視する監視手段を備え、 制御許可手段が、 前記監視 手段により当該ス ト リームの停止または切断が検出されたときに、 当該 ス ト リ ームを扱っている機器の制御権を解除することが好ましい。
上記機器制御管理装置において、 上記対応管理手段は、 上記制御元通 信装置に受信可能なローカル命令を発生する 1つ以上の制御元機器に制 御権を設定することが好ましい。 これによ り、 制御元で制御元機器の制 御権をローカルに設定することができる。
具体的には、 例えば、 上記対応管理手段は、 上記ローカル命令によつ て設定された制御権は、 第 1通信経路を介して設定された制御権に優先 して設定されることが好ましい。
上記の機器制御管理装置において、 制御権の設定状態をユーザに認識 可能な形態で提示する提示手段を備えていることが好ましい。 これによ り、 ユーザは、 制御権の設定状態を容易に確認することができる。 上記の機器制御管理装置において、 上記提示手段は、 制御権の設定状 態を当該制御対象機器と対にして提示することが好ましい。 これによ り ユーザは、 どの制御対象機器に制御権が与えられているかを容易に確認 することができる。
上記機器制御管理装置において、 上記制御対象機器と同一の筐体内に 設けられていることが好ましい。 これによ り、 機器制御管理装置が制御 対象機器と一体に設けられる構成においても、 ネッ トワーク上での制御 権の管理を容易にすることができる。 ■ 産業上の利用の可能性
本発明においては、 特定された制御元 (制御元機器または制御元通信 装置) と機器との対応付けと、 対応管理手段で管理されている対応付け とが比較され、 その結果、 双方の対応付けが一致すると、 その制御元機 器または制御元通信装置に、 対応付けられた制御対象機器の制御が許可 される。 このよう に、 上記の対応付けが一致した制御元機器または制御 元通信装置に制御対象機器の制御権が与えられるので、 第 1通信経路が L A Nなどのネッ トワークと して形成される場合に、 それに直接接続さ れていない制御対象機器について制御権を設定することができる。

Claims

請 求 の 範 囲
1 . 第 1通信経路を介して通信機器に接続する第 1通信手段と、 第 2通信経路を介して制御対象機器に接続する第 2通信手段と、 第 1通信手段に接続される通信機器と第 2通信手段に接続される制御 対象機器との間で設定される制御権を管理する制御権管理手段とを備え る機器制御管理装置。
2 . 上記制御権管理手段は、 上記制御権の管理として、 第 1通信手段 に接続されている通信機器から第 2通信手段に接続されている制御対象 機器への制御権の取得または開放を実行可能である請求の範囲第 1項に 記載の機器制御管理装置。
3 . 上記第 1および第 2通信経路の少なく とも一方の通信経路におけ る通信状況を検出する通信管'理手段を備えており、
上記制御権管理手段は、 上記通信管理手段によつて検出された通信状 況の変化に応じて制御権の設定を変更可能である請求の範囲第 1項に記 載の機器制御管理装置。
4 . 上記通信管理手段が、 上記第 1および第 2通信経路の少なく とも 一方の通信経路における通信が切断されたことを検出した場合、
上記制御権管理手段は、 該通信経路を経由して通信を行っていた通信 機器および制御対象機器間の制御権を開放する請求の範囲第 3項に記載 の機器制御管理装置。
5 . 上記通信管理手段が、 上記第 1および第 2通信経路の少なく とも 一方の通信経路における通信が確立されたことを検出した場合、
上記制御権管理手段は、 該通信経路で通信を行う通信機器および制御 対象機器間の制御権を確立する請求の範囲第 3項または第 4項に記載の 機器制御管理装置。
6 . 上記制御権管理手段は、 制御権の設定変更を行った場合に、 制御 権の変更内容を他方の通信経路に接続されている通信機器あるいは制御 対象機器へ通知する請求の範囲第 3項ないし第 5項の何れかに記載の機 器制御管理装置。
7 . 第 1通信手段を経由せずに制御権の設定入力可能である設定入力 手段を備えている請求の範囲第 1項ないし第 6項の何れかに記載の機器 制御管理装置。
8 . 上記制御権管理手段は、 上記設定入力手段によ り制御権の設定入 力が行われた場合、 該入力による制御権の設定を優先する請求の範囲第 7項に記載の機器制御管理装置。
9 . 制御権の設定状態を表示可能である表示手段を備えている請求の 範囲第 1項ないし第 8項の何れかに記載の機器制御管理装置。
1 0 . 制御権と該制御権を有する通信機器との対応関係を、 上記設定状 況と して表示可能である請求の範囲第 9項に記載の機器制御管理装置。
1 1 . 第 2通信手段および制御対象機器を当該機器制御管理装置内部に 内包している請求の範囲第 1項ないし第 1 0項の何れかに記載の機器制 御管理装置。
1 2 . 第 1通信経路を介して通信機器に接続され、
制御対象機器に対する制御用コマンドを上記第 1通信経路を介して通 信機器から受信した場合に、 該制御用コマン ドを発した通信機器に、 該 制御対象機器に対する制御権の付与 ·解放を行う制御権管理手段を備え た機器制御管理装置。
1 3 . 上記制御権管理手段は、 上記制御用コマン ドの種類に応じて、 上 記制御権の付与あるいは開放を行う請求の範囲第 1 2項に記載の機器制 御管理装置。
1 4 . 上記制御権管理手段は、 上記制御用コマン ドが制御対象機器の動 作状態を変更するコマンドであるか否かを判断し、 該制御対象機器の動 作状態を変更しないコマン ドである場合には、 制御権の付与または開放 を行わない請求の範囲第 1 3項に記載の機器制御管理装置。
1 5 . 上記制御権管理手段は、 通信コネクショ ン確立コマン ドを受信し た場合、 該通信コネク ショ ン確立コマンドを発信した通信機器に対し制 御権を付与する請求の範囲第 1 3項または第 1 4項に記載の機器制御管
1 6 . 上記制御権管理手段は、 通信コネクショ ン切断コマン ドを受信し た場合、 該通信コネク シヨ ン切断コマンドを発信した通信機器が有する 制御権を開放する請求の範囲第 1 3項ないし第 1 5項の何れかに記載の 機器制御管理装置。
1 7 . 上記制御権管理手段は、 上記第 1通信経路を介して接続される一 つ以上の通信機器から制御権付与の対象となる制御用コマン ドを受信し た場合、 これらの制御用コマンドを送信した通信機器のうち所定数の通 信機器に対して制御権を付与する請求の範囲第 1 2項ないし第 1 6項の 何れかに記載の機器制御管理装置。
1 8 . 上記制御権管理手段は、 上記第 1通信経路を介して接続される複 数の通信機器から制御権付与の対象となる制御用コマン ドを受信した場 合、 これらの制御用コマンドを送信した通信機器のうち当該制御用コマ ンドを送信した順序が早い通信機器から順に制御権を付与する請求の範 囲第 1 7項に記載の機器制御管理装置。
1 9 . 上記制御権管理手段は、 ある通信機器に付与されていた制御権の 開放が生じた場合、 上記第 1通信経路を介して接続されている他の通信 機器の中から、 次に制御権を付与する通信機器を選択する請求の範囲第 1 2項ないし第 1 8項の何れかに記載の機器制御管理装置。
2 0 . 上記制御権管理手段は、 次に制御権を付与する通信機器と して、 制御権付与の対象となる制御コマン ドを当該機器制御管理装置に送信し たことのある通信機器を選択する請求の範囲第 1 9項に記載の機器制御 管理装置。
2 1 . 上記制御権管理手段は、 ある通信機器に対して制御権の付与が生 じた時には、 新たに制御権を付与された通信機器または新たに被制御対 象となった制御対象機器に対し制御権の付与の通知を行う請求の範囲第 1 2項ないし第 2 0項の何れかに記載の機器制御管理装置。
2 2 . 上記制御権管理手段は、 ある通信機器に対して制御権の開放が生 じた時には、 当該制御権を有していた通信機器または当該通信機器によ り制御されていた制御対象機器に対して制御権の開放の通知を行う請求 の範囲第 1 2項ないし第 2 0項の何れかに記載の機器制御管理装置。
2 3 . 第 1通信経路を介して上記請求の範囲第 1 2項ないし第 2 2項の 何れかに記載の機器制御管理装置に接続される通信機器であって、
上記機器制御管理装置に制御用コマン ドを送信した場合に、 該機器制 御管理装置から制御権取得状況を受け取り、 該制御権取得状況を表示す るための表示制御を行う表示制御手段を備えている通信機器。
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