JP2000295674A - 遠隔制御装置、被遠隔制御装置および遠隔制御システム - Google Patents

遠隔制御装置、被遠隔制御装置および遠隔制御システム

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JP2000295674A
JP2000295674A JP11100293A JP10029399A JP2000295674A JP 2000295674 A JP2000295674 A JP 2000295674A JP 11100293 A JP11100293 A JP 11100293A JP 10029399 A JP10029399 A JP 10029399A JP 2000295674 A JP2000295674 A JP 2000295674A
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JP
Japan
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packet
remote control
remote
control device
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JP11100293A
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English (en)
Inventor
Yoshiko Nishimura
佳子 西村
Hiroshi Matsuuchi
浩 松内
Tetsuo Kagawa
哲夫 香川
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】より簡素な構成で高速に確実に遠隔からの制御
を行なうことができる遠隔制御システムを提供する。 【解決手段】本双方向リモートコントロールシステム
は、IEEE―1394規格によるシリアルバスを用いて互
いに通信を行なうデジタルTV100、DVCR120と、こ
れらの装置とIrDA規格による赤外線通信を行なうこ
とができるリモートコマンダ300とを含んでいる。リモ
ートコマンダ300は、DVCR120を特定し制御コマンド
を示すリクエストパケット(FCPパケット)を生成
し、このパケットに対してヘッダの付加等を繰り返すこ
とによりリモコンパケットを生成する。デジタルTV10
0は、リモコンパケットを受信し、ヘッダの除去等を繰
り返すことによりFCPパケットを抽出し、このパケッ
トに基づく非同期パケットを生成する。DVCR120
は、非同期パケットを受信しこれに応じて制御を行な
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有線の通信路にて
第1形式のパケットを用いて互いに通信を行なう複数の
被遠隔制御装置と、遠隔から無線にて第2形式のパケッ
トを用いて通信を行なうことにより複数の被遠隔制御装
置のうちの1つの被遠隔制御装置を制御する遠隔制御装
置とを含む遠隔制御システムに関し、特に、上記の第2
形式のパケットの通信に赤外線通信を用いる遠隔制御シ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、赤外線通信等を用いて家庭用
電化製品を遠隔制御装置により制御するための技術が知
られている。また、家庭内の複数の部屋に別々に設置さ
れる電化製品を通信路により接続し必要に応じてデータ
をやり取りするための技術が知られている。これらのよ
うな2つの技術を利用する特開平10−178686号公報に記
載のリモートコントロールシステムを説明する。
【0003】この従来のリモートコントロールシステム
では、IEEE−1394規格に基づくシリアルバスに接続
された複数の機器のうちの(操作対象としているわけで
はない)1つの機器に対して、ユーザはリモートコマン
ダを操作してリモコン信号を送信する。リモコン信号を
受信した機器は、このリモコン信号をシリアルバスでの
通信のためのデータフォーマットに変換し、操作対象と
なっている機器に対して操作内容を転送する。操作対象
となっている機器は、この転送される操作内容に応じた
操作が行なわれるよう制御される。
【0004】以下、このリモートコントロールシステム
についてより詳細に説明する。図36は、上述のような従
来のリモートコントロールシステムの構成の概略を説明
するための図である。従来のリモートコントロールシス
テムは、(各々家電製品に対応する)リモコン信号受信
装置500、510、520とこれらを制御するためのリモート
コマンダ600とを含み、リモコン信号受信装置500、51
0、520は、シリアルバス550によって互いに接続されて
いる。
【0005】リモコン信号受信装置500(リモコン信号
受信装置510、520についても同様)は、リモートコマン
ダ600とリモコン信号を送受信するためのリモコン信号
送受信部501、リモコン信号をシリアルバス上での通信
のためのデータフォーマットに変換するデータ変換部50
2、および、接続された各機器とシリアルバスを介して
データを送受信するためのデータ送受信部503を含んで
おり、リモートコマンダ600は、リモコン信号受信装置5
00、510、520とリモコン信号を送受信するためのリモコ
ン信号送受信部601、選択部603から入力されるコマンド
に基づいてリモコン信号送受信部601でのリモコン信号
の送受信と表示部604での表示とを指示するコマンド処
理部602、ユーザからのコマンドの入力を受け付ける選
択部603、および、ユーザに対して表示を行なう表示部6
04を含んでいる。
【0006】このような構成の従来のリモートコントロ
ールシステムでは、ユーザの操作対象となっている機器
に対する操作が、より詳細に次のようにして行なわれ
る。ここでは、リモコン信号受信装置500のみが、リモ
ートコマンダ600からのリモコン信号が届く範囲にある
ものとする。リモートコマンダ600の表示部604には、リ
モコン信号受信装置500、510、520を操作するためのコ
マンドが表示される。ユーザは、リモコン信号受信装置
500、510、520のいずれかに対する所望の操作のためコ
マンドを選択し、選択部603から入力する。コマンド処
理部602は、ユーザによるコマンドの選択に応じて操作
を要求するためのデータを作成し、リモコン信号送受信
部601は、作成されたデータに応ずるリモコン信号をリ
モコン信号受信装置500に送信する。
【0007】リモコン信号受信装置500では、リモコン
信号送受信部501がリモートコマンダ600から送信された
リモコン信号を受信し、このリモコン信号が自装置に対
する操作に関するものであるか否かが判断され、受信さ
れたリモコン信号が自装置に対する操作に関するもので
あるとき、ユーザの操作に応ずる処理が実行される。ま
た、この受信されたリモコン信号が他装置(リモコン信
号受信装置510、520)に対する操作に関するものである
とき、データ変換部502は、所定の形式で生成されたリ
モコン信号を、シリアルバス上での通信のためのフォー
マットに従うデータに変換する。変換後のデータは、デ
ータ送受信部503に出力され、データ送受信部503により
リモコン信号受信装置510のデータ送受信部513またはリ
モコン信号受信装置520のデータ送受信部523に向けて送
信される。
【0008】リモコン信号受信装置510またはリモコン
信号受信装置520では、これらのようにしてデータ送受
信部513またはデータ送受信部523にて受信されたデータ
に基づいて、ユーザの操作に応ずる処理が実行されるこ
ととなる。以上のように、従来のリモートコントロール
システムでは、ユーザが操作を所望する機器にリモコン
信号を直接送信することができない場合、ユーザは、リ
モートコマンダを用いて、この操作を所望する機器とシ
リアルバスを介して接続された機器に対しリモコン信号
を送信し、所望の操作に応じた処理を実行させることが
できる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
リモートコントロールシステムでは、特別な形式のリモ
コン信号に特殊な変換を施すことにより、シリアルバス
上での通信のためのフォーマットに従うデータを得てい
る。このような変換処理は、煩雑な処理を要することと
なっており、たとえばリモートコマンダとリモコン信号
受信装置とでの双方向の接続を確立する際等に、シリア
ルバス上にての通信に支障をきたす可能性がある。さら
に、上記のようなリモコン信号受信装置のリモコン信号
送受信部にて、コンピュータの入力デバイス等から他の
形式の信号を受信する場合、リモートコマンダからの特
別な形式のリモコン信号と入力デバイス等からの他の形
式の信号とでは、一般に、データ量、必要とされる応答
時間等が全く異なるものであり、2つの形式のいずれを
も受信するための構成またこのための制御は、複雑なも
のとならざるを得ない。
【0010】また、従来のリモートコントロールシステ
ムは、ユーザによるリモートコマンダの操作に先立っ
て、シリアルバスに接続された複数の機器を識別するた
めの情報、および、識別された機器に対する操作に関す
る情報が、リモートコマンダにより取得されていること
を想定するものであり、これらの2種の情報が全く取得
されていない場合またこれらの2種の情報が変更された
場合には、リモートコマンダからの操作は不能となって
しまう。
【0011】本発明は上記のような問題点を考慮してな
されたものであり、その目的は、より簡素な構成で高速
に確実に遠隔からの制御を行なうことのできる遠隔制御
装置、被遠隔制御装置および遠隔制御システムを提供す
ることである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係る遠隔制御装置は、有線の通信路にて
第1形式のパケットを用いて互いに通信を行なう複数の
被遠隔制御装置のうちの、1以上の被遠隔制御装置に対
して、それぞれ、所定域内の遠隔から無線にて第2形式
のパケットを用いて通信することが可能であり、所定域
内の、第2形式のパケットを用いて通信することが可能
である第1被遠隔制御装置との通信に基づいて、第2被遠
隔制御装置を制御する遠隔制御装置である。
【0013】本遠隔制御装置は、当該遠隔制御装置から
第2被遠隔制御装置を制御する際、第2被遠隔制御装置を
特定するデータおよび制御内容を示すデータを含む第1
形式のパケットを生成し、生成された第1形式のパケッ
トに対して、ヘッダの付加、および、ヘッダの付加によ
って生成される新たなパケットの分割を行なうことによ
り、第2形式のパケットを生成し、生成された第2形式の
パケットを第1被遠隔制御装置に送信することを特徴と
している。
【0014】また、上記の目的を達成するために、本発
明に係る被遠隔制御装置は、有線の通信路にて第1形式
のパケットを用いて他の被遠隔制御装置との間で互いに
通信を行なうことと、所定域内の遠隔にある遠隔制御装
置と無線にて第2形式のパケットを用いて通信すること
とが可能であり、所定域内の遠隔制御装置との通信に基
づいて、他の被遠隔制御装置を制御する被遠隔制御装置
である。
【0015】本被遠隔制御装置は、遠隔制御装置から他
の被遠隔制御装置を制御する際、遠隔制御装置から、他
の被遠隔制御装置を特定するデータおよび制御内容を示
すデータを含むこととなる第2形式のパケットを受信
し、受信された第2形式のパケットに対して、ヘッダの
除去、および、ヘッダの除去によって生成される新たな
パケットの併合を行なうことにより、第1形式のパケッ
トを抽出し、抽出された第1形式のパケットを他の被遠
隔制御装置に送信することを特徴としている。
【0016】さらに、上記の目的を達成するために、本
発明に係る遠隔制御システムは、有線の通信路にて第1
形式のパケットを用いて互いに通信を行なう複数の被遠
隔制御装置と、遠隔から無線にて第2形式のパケットを
用いて複数の被遠隔制御装置のうちの1つの被遠隔制御
装置と通信を行なう遠隔制御装置とを含み、遠隔制御装
置と第1被遠隔制御装置との間の通信に基づいて第2被遠
隔制御装置を制御する遠隔制御システムである。
【0017】本遠隔制御システムでは、遠隔制御装置
は、第2被遠隔制御装置を特定するデータおよび制御内
容を示すデータを含む第1形式のパケットを生成し、生
成された第1形式のパケットに対して、ヘッダの付加、
および、ヘッダの付加によって生成される新たなパケッ
トの分割を行なうことにより、第2形式のパケットを生
成し、生成された第2形式のパケットを第1被遠隔制御装
置に送信し、第1被遠隔制御装置は、送信された第2形式
のパケットを受信し、受信された第2形式のパケットに
対して、ヘッダの除去、および、ヘッダの除去によって
生成される新たなパケットの併合を行なうことにより、
第1形式のパケットを抽出し、抽出された第1形式のパケ
ットを第2被遠隔制御装置に送信し、第2被遠隔制御装置
は、送信された第1形式のパケットを受信し、受信され
た第1形式のパケットに応じて制御を行なうことを特徴
としている。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ、本発明
の実施の形態の1つである双方向リモートコントロール
システムについて説明する。図1は、本発明の実施の形
態の1つである双方向リモートコントロールシステムの
構成の概略を示す図であり、図2は、リモートコマンダ3
00の外観を示す図である。
【0019】本双方向リモートコントロールシステム
は、図1に示すように、リモートコマンダ300により各々
個別に制御を行なうことができるデジタルTV100、D
VD110、DVCR120、デジタルビデオカメラ130、S
TB140およびデジタルTV150などの被制御装置と、赤
外線により被制御装置の各々と通信を行なうリモートコ
マンダ300とを含んでおり、被制御装置の各々は、シリ
アルバス200によって接続されている。ここでは、各被
制御装置間では、IEEE−1394規格に準拠する高速シ
リアルバスを用いての通信が行なわれ、各被制御装置と
リモートコマンダ300との間では、IrDA規格に準拠
する(IrBus上での)赤外線を用いての通信が行な
われるものとする。(ここでは、特に、赤外線を用いて
の通信とするが、微弱電波等他の媒体を用いることもで
きる。) リモートコマンダ300は、図2に示すように、LCDタッ
チパネル311、スタートボタン312およびメニューボタン
313を含んでいる。LCDタッチパネル311は、ユーザが
各被制御装置に指示することのできる操作等を表示し、
また、これらの操作をユーザが選択し入力するために用
いられる。スタートボタン312は、ユーザが各被制御装
置に対する操作を指示するため、直接リモコン信号を送
信することのできる被制御装置との通信を開始するため
に用いられ、メニューボタン313は、シリアルバス200
(図1参照)上に接続されている機器をユーザが指定す
るため等に用いられる。
【0020】これらのような被制御装置100とリモート
コマンダ300とのリモートコントロールにかかわる構成
および動作をより詳しく説明する。(以下では、デジタ
ルTV100を被制御装置100と表すことがあり、通信に関
しての、DVD110、DVCR120、デジタルビデオカメ
ラ130等の構成および動作は、この被制御装置100と同様
であるものとする。) 図3は、本双方向リモートコントロールシステムの被制
御装置100とリモートコマンダ300との構成を示す図であ
る。
【0021】リモートコマンダ300は、先述のLCDタ
ッチパネル311、スタートボタン312、メニューボタン31
3等を含み、ユーザに操作を促し操作を受け付けるため
の表示部307および選択部303と、シリアルバス200(図1
参照)上に接続されている機器(被制御装置)のリスト
をあらかじめ記憶している機器情報リスト管理部308
と、シリアルバス200上の機器に対して指示を行なうこ
とのできる制御コマンドをあらかじめ記憶しているコマ
ンド管理部302と、選択部303からの入力、機器情報リス
ト管理部308のデータおよびコマンド管理部302のデータ
から(IEC−1883規格に準拠し、送信先等の指定され
た)FCPパケット(後述)を生成し、また、FCPパ
ケットを解析して必要な表示を行なわせる中央処理部30
6とを含んでいる。(機器情報リストについては、後に
図24等を用いて説明する。) さらに、リモートコマンダ300は、赤外線通信に際して
IrBusでのリセットの発生やパケットの種別を通知
しアプリケーション固有の情報を設定するためのLLC
(Logical Link Control)ヘッダ
を付加し、また、LLCヘッダに応じて情報を設定しL
LCヘッダを削除する等の処理を行なうLLC処理部30
5と、被制御装置100との双方向の接続を確立するための
ネゴシエーションを行なうネゴシエーション処理部301
と、ネゴシエーション処理部301およびLLC処理部305
からのデータに基づいてリモコンパケットを生成しこの
リモコンパケットに応ずる赤外線を被制御装置100に送
信し、また、被制御装置100から赤外線を受信する赤外
線送受信処理部304とを含んでいる。
【0022】一方、被制御装置100は、シリアルバス200
上の他装置またはリモートコマンダ300から伝達される
こととなるFCPパケットを処理し、機器制御部101等
からのデータに基づいてFCPパケットを生成するため
のFCP処理部104と、AV/Cコマンドを処理し機器
制御部101に対してコマンドを指示するAV/Cコマン
ド処理部103と、(たとえば、DVCRであれば、ビデ
オの再生、録画、電源のオン、オフなど)自装置の機能
を制御する機器制御部101と、必要に応じてシリアルバ
ス200に接続された他装置とデータを送受信するための
データ送受信部109とを含んでおり、上記のリモートコ
マンダ300内の各部と同様の機能を有する、ネゴシエー
ション処理部102、LLC処理部105、赤外線送受信処理
部106、コマンド管理部107および機器情報リスト管理部
108を含んでいる。
【0023】以下に、これらのような構成の本双方向リ
モートコントロールシステムにて用いられる通信パケッ
ト等を図4〜図9を用いて示した後、図10〜図13等を用い
てリモートコマンダ300での制御コマンドの通信にかか
わる処理、リモコン信号を直接受信する被制御装置100
での制御コマンドの通信にかかわる処理、および、リモ
コン信号を直接には受信しない被制御装置120(DVC
R120、図1参照)での制御コマンドの通信にかかわる処
理について説明する。
【0024】図4は、AV/Cコマンドを主要なデータ
として含むFCPパケット700のフォーマットを示す図
であり、図5、図6は、FCPパケット700に含まれるデ
ータをそれぞれ含むリクエストパケット710、レスポン
スパケット720のフォーマットを示す図である。また、
図7は、リクエストパケット710またはレスポンスパケッ
ト720から生成されるリモコンパケット750のフォーマッ
トを示す図であり、図8は、図7に示すLLCヘッダ730
のフォーマットを示す図であり、図9は、FCPパケッ
ト700をシリアルバス上で非同期にやり取りするための
非同期パケット800のフォーマットを示す図である。
(ここでは、主要なデータについて説明するものとし、
これらの例については後述する。) 図4に示すFCPパケット700は、IEEE−1394規格の
シリアルバス上に接続されたデバイスを制御するための
AV/Cコマンドを含むパケットである。
【0025】FCPパケットに含まれる各フィールドの
詳細については、IEC−1883規格にて定義されてい
る。このIEC−1883規格によると、”cts”フィー
ルドには、コマンド処理の形式を示すデータが記述され
る(ここでは0とされる)。”ctype/respo
nse”フィールドには、コマンド(リクエスト)また
はレスポンスの種類を示すデータが記述され、”sub
unit_type”フィールド、”subunit_
ID”フィールドには、1ユニット中の、コマンドの受
け手またはレスポンスの送り手となるサブユニットの種
類とIDとを指定するデータが記述される。”opco
de”フィールドには、実行されるべき操作または返さ
れるべき状態を示すデータが記述され、”operan
d[0]”フィールド、”operand[1]”フィー
ルド、…、”operand[n]”フィールドに
は、”opcode”フィールドに記述されるデータに
より決定される、必要なデータが記述される。
【0026】図5、図6にそれぞれ示すリクエストパケッ
ト710、レスポンスパケット720では、8ビットの”re
served”フィールドは、将来の拡張のためのフィ
ールドであり、16ビットの”destination_
ID”フィールドには、リクエストパケットの送信先の
ノードIDがセットされ、16ビットの”source_
ID”フィールドには、レスポンスパケットの送信元の
ノードIDがセットされる。”cts”フィールド、”
ctype”フィールド、”subunit_typ
e”フィールド、”subunit_ID”フィール
ド、”opcode”フィールド、および”opera
nd”フィールドは、上述のFCPパケット700(図4参
照)と同様である。
【0027】図8に示すように、LLCヘッダ730は、5
バイトからなり最初の1バイトとなる”LLC_con
trol”フィールドには、ここでは、IrBusリセ
ット時に00000010b(”b”は2進数を示す)がセット
され、データ送信時には00000011bがセットされるもの
とする。残りの4バイトからなる”packet_le
ngth”フィールドには、送信されるパケット(図7
に示すリクエストパケット710またはレスポンスパケッ
ト720にLLCヘッダ730が付加されたパケット)の全体
の長さがセットされる。(LLCとして記述すべきデー
タについては、マウスやジョイスティック等のコンピュ
ータ入力デバイスに用いるためのHID−IrBus
LLCが、IrDA Control Specifi
cationにおいて定義されている。リモコンやPD
A用のLLCについては現時点では未確定であり、ここ
に示すようなデータに基づいてLLC処理部での処理等
が行なわれるものとする。) このようなLLCヘッダ730が付与されたリクエストパ
ケット710(またはレスポンスパケット720、以下同様)
は図7に示すように必要に応じて分割され、分割される
ことにより生成されるデータの各々に通信の制御やポー
リングの制御等に用いられるMAC(Media Ac
cess Control)ヘッダが付与されリモコン
パケット750が生成される。(赤外線通信においては、1
回の通信にて送信することのできるデータの量は最大96
バイトであるため、LLCヘッダ730を含めて96バイト
を超えるパケットは、96バイトずつ分割されて送信され
る。) さらに、ここで付加されるMACヘッダには、少なくと
も”start”ビットと”finish”ビットとが
含まれるものとする。1つの、LLCヘッダ730が付与さ
れたリクエストパケット710が、分割されることにより
生成された複数のリモコンパケットについて、”sta
rt”ビットとして、最初に送信されるリモコンパケッ
ト750内では1がセットされ、それ以外のリモコンパケッ
ト内では0がセットされるものとし、また、”fini
sh”ビットとして、最後に送信されるリモコンパケッ
ト755内では1がセットされ、それ以外のリモコンパケッ
ト内では0がセットされるものとする。
【0028】また、図9に示す非同期パケット800は、シ
リアルバス上で非同期にデータをやり取りするためのパ
ケットであり、IEEE−1394規格にて定義されてい
る。このIEEE−1394規格によると、非同期パケット
800には、パケットの送信先を特定するための”des
tination_ID”フィールド、パケットの送信
元を特定するための”source_ID”フィール
ド、および、上述のFCPパケット700に対応するFC
Pデータが含まれている。AV/Cコマンドを有するF
CPパケット700はFCPデータとしてセットされ、こ
の非同期パケット800中のFCPデータによって、IE
EE−1394シリアルバスを介して接続された他の機器が
制御される。(詳細についてはここでは説明を省略す
る。) 実際に、上述のようなリモコンパケット750、非同期パ
ケット800は、次のようにして各機器間でやり取りされ
る。図10は、本双方向リモートコントロールシステムに
て、リモートコマンダ300(図1参照)からデジタルTV
100を介してDVCR120を操作する際のパケットのやり
取りを示すためのシーケンス図である。
【0029】ユーザによる所定の操作に応じて、リモー
トコマンダ300では、まず、(図5に示すフォーマットに
従う)リクエストパケットが生成される。続いて、この
リクエストパケットに応じて、(図7に示すフォーマッ
トに従う)リモコンパケット751(データの長さに応じ
て複数のパケットからなることがある)が生成され、こ
のリモコンパケット751がリモートコマンダ300からデジ
タルTV100に送信される。
【0030】デジタルTV100では、このリモコンパケ
ット751から(図4に示すフォーマットに従う)FCPパ
ケットが抽出される。デジタルTV100にてこのFCP
パケットが自装置に対するものでないことが判断される
と、FCPパケットは(図9に示すフォーマットに従
う)非同期パケット801に変換されDVCR120に送信さ
れる。
【0031】DVCR120では、送信されてくる非同期
パケット801に応じてリモートコマンダ300でのユーザの
操作に対する処理が施され、処理結果を示すFCPパケ
ットが生成され、さらにこのFCPパケットが非同期パ
ケット802に変換され、この非同期パケット802がデジタ
ルTV100に送信される。デジタルTV100では、非同期
パケット802がFCPパケットに変換され、さらに、こ
のFCPパケットから(図6に示すフォーマットに従
う)レスポンスパケットが生成される。この後、レスポ
ンスパケットに応じて、リモコンパケット752が生成さ
れデジタルTV100からリモートコマンダ300に送信され
る。
【0032】リモートコマンダ300では、送信されてく
るリモコンパケット752からレスポンスパケットが抽出
され、レスポンスパケットからFCPパケットが抽出さ
れ解析されて、ユーザの操作に応ずるDVCR120での
処理の結果が表示されることとなる。図4〜図9に示すパ
ケットを用いる本双方向リモートコントロールシステム
において、図10に示すような制御コマンドの通信を行な
わせるための、リモートコマンダ300での制御の手順、
デジタルTV100(リモコン信号を直接受信する被制御
装置100)での制御の手順、DVCR120(リモコン信号
を直接には受信しない被制御装置120)での制御の手順
について説明する。
【0033】図11〜図13は、リモートコマンダ300、デ
ジタルTV100、および、DVCR120での制御の手順を
示すフローチャートであり、図14〜図23は、これらの制
御の手順に対して説明を補助するための図である。図14
〜図16は、図11に示すフローチャート中のリモートコマ
ンダ300でのネゴシエーション処理(S103)、および、
これに対応する、図12のフローチャート中の被制御装置
100でのネゴシエーション処理(S201)を説明するため
の図であり、図17〜図19は、図11に示すフローチャート
中のリモートコマンダ300での処理において、表示部307
を介してのLCDタッチパネル311(図2参照)上への表
示を示す図であり、図20〜図23は、図10に示すパケット
の具体例を示す図である。
【0034】まず、これらの図14〜図23の各図について
説明し、この後に、図11〜図13のフローチャートに示す
本双方向リモートコントロールシステムでの制御につい
て説明する。図14は、リモートコマンダ300と被制御装
置100との間でのネゴシエーション処理として行なわれ
るデータのやり取りを示すためのシーケンス図であり、
図15は、図14に示すHostIDを構成するフィールド
を示す図であり、図16は、図14に示すHostIDの各
フィールドのデータに割り当てられる意味を示すための
図である。
【0035】図14に示すように、ネゴシエーション処理
においては、IrBus(図1参照)上にて、まず、被
制御装置100から、被制御装置100を識別するための(図
15に示すフォーマットの)16ビットのHostIDが、
リモートコマンダ300に対して送信される。続いて、リ
モートコマンダ300は、このHostIDの受信に対し
て、自装置のノードIDであるPFID(periph
eral physical identifier)
を送信し、これに応じて、被制御装置100は、受信され
たPFIDと被制御装置100を特定するアドレスである
PADD(peripheral address)と
を送信する。
【0036】実際、このようなネゴシエーション処理に
おいては、図15、図16に示すようなHostIDが用い
られる。HostIDのD4ビット〜D15ビットにはあ
らかじめ割り当てられた数または擬似的な乱数が指定さ
れ、D1ビットにHA LLCをサポートしていること
を示すデータ”1”が指定される(他詳細については、
IrDA規格を参照)。
【0037】リモートコマンダ300とデジタルTV100と
の間では、これらの図14〜図16に示すようなネゴシエー
ション処理により、双方向への1対1の接続が確立される
こととなる。表示部307(図3参照)に接続されたLCD
タッチパネル311(図2参照)について、図17は、リモー
トコマンダ300から制御コマンドを送信することのでき
る機器のリストの表示を示す図であり、図18は、図11の
S101での制御コマンドの入力を検知する処理に際して
の表示を示す図であり、図19は、図11のS104での制御
コマンドのモードを表示する処理に応じての表示を示す
図である。
【0038】ここでは、(図11〜図13のフローチャート
に示す)制御コマンド通信処理に先立って、リモートコ
マンダ300のLCDタッチパネル311上に、図1のような
各機器の接続状態に応ずる図17に示すような表示が行な
われ、これに対してユーザからリモートコマンダ300に
対する所定の操作によっていずれかの機器(DVCR12
0とする)が選択されているものとする。
【0039】制御コマンド通信処理では、図18に示す”
POWER”、”PLAY”、”RECORD”の3つ
の制御コマンドの表示に対してユーザが”PLAY”を
選択すると、続いて、図19に示すような”FASTES
T FORWARD”、”FASTEST REVER
SE”、”FORWARD”、”FORWARD PA
USE”の、制御コマンド”PLAY”に対応する4つ
の制御コマンドのモードが表示され、さらに、ユーザ
が、たとえば、”FORWARD”を選択することによ
って、これに対応するデータがリモートコマンダ300か
らDVCR120に送信されることとなる。
【0040】図10に示す通信パケットについて、図20
は、リクエストを示すリモコンパケット751の具体例を
示す図であり、図21は、レスポンスを示すリモコンパケ
ット752の具体例を示す図である。図22は、リクエスト
を示す非同期パケット801の具体例を示す図であり、図2
3は、レスポンスを示す非同期パケット802の具体例を示
す図である。
【0041】図20のリモコンパケット751、図22の非同
期パケット801は、制御コマンド”PLAY”、モー
ド”FORWARD”をリモートコマンダ300からDV
CR120にリクエストするためのものであり、図21のリ
モコンパケット752、図23の非同期パケット802は、この
制御コマンドに応じてDVCR120にて”PLAY”が
実行中であることを示すレスポンスを返すためのもので
ある。
【0042】特に、リモコンパケット751内のFCPパ
ケット中、”ctype”フィールドには、コマンドの
種類が”control”であることを示すデータ0000
b”がセットされており、”opcode”フィールド
には、制御コマンド”PLAY”を示すデータ”110000
11b(=C3h)”がセットされており、”opera
nd”フィールドには、制御コマンドのモード”FOR
WARD”を示すデータ”01110101b(=75h)”がセ
ットされており(制御コマンド、制御コマンドのモー
ド、これらを示す値等については後に図30等を用いて示
す)、リモコンパケット752内のFCPパケット中、”
response”フィールドには、上記の制御コマン
ドの実行が受け入れられたことを示すデータ”1001b”
がセットされており(実行が拒絶された場合には、拒絶
されたことを示すデータ”1010b”がセットされ
る)、”opcode”フィールドおよび”opera
nd”フィールドには、上記のリモコンパケット751中
の同様のデータがセットされている。
【0043】また、非同期パケット801中では、”de
stination_ID”フィールドのデータとして
DVCRのノードIDが指定され、FCP_COMMA
NDregisterのアドレスが”FFFF F000
0b00h”(hは16進数を示す)と定められているこ
とから、このアドレスが、”destination_
offset”フィールドのデータとしてセットされて
おり、非同期パケット802中では、”destinat
ion_ID”フィールドのデータとしてデジタルTV
のノードIDが指定され、FCP_RESPONSE
registerのアドレスが”FFFF F000 0D
00h”に定められていることから、このアドレスが、”
destination_offset”フィールドの
データとしてセットされている。
【0044】次に、図11〜図13を用いて、本双方向リモ
ートコントロールシステムでの制御コマンドの通信に関
わる処理の手順を説明する。図11は、リモートコマンダ
300での、制御コマンドの通信に関わる処理の手順を説
明するためのフローチャートであり、図12は、(リモコ
ン信号を直接受信する)デジタルTV100での、制御コ
マンドの通信に関わる処理の手順を説明するためのフロ
ーチャートであり、図13は、(リモコン信号を直接には
受信しない)DVCR120での、制御コマンドの通信に
関わる処理の手順を説明するためのフローチャートであ
る。ここでは、リモートコマンダ300での制御コマンド
通信処理に先立って、先述のように所定の操作によりD
VCR120が選択されているものし、LCDタッチパネ
ル311(図2参照)上には、(図18に示すような)制御コ
マンドのリストの表示が行なわれているものとする。
【0045】リモートコマンダ300での制御コマンド通
信処理では、ユーザは、表示されているリストのうちか
ら所望の制御コマンドをLCDタッチパネル311に接触
すること等により選択する。図11に示すように、この選
択による制御コマンドの入力が選択部303(図3参照)に
て検知され(S101)、中央処理部306にてネゴシエーシ
ョン処理要求が生成される(S102)。この要求に応じ
てネゴシエーション処理部301は、図14〜図16に説明し
たような手順に従って、赤外線送受信処理部304および
赤外線送受信処理部106を介してデジタルTV100のネゴ
シエーション処理部102とのネゴシエーション処理を行
なう(S103)。
【0046】続いて、表示部307によって、LCDタッ
チパネル311上に(図19に示すような)制御コマンドの
モードのリストが表示され(S104)、ユーザがこれに
対して所望の制御コマンドのモードを選択すると、選択
部303にてこれが検知され(S105)、ユーザの選択し
た、制御コマンドと制御コマンドのモードとに応じて、
中央処理部306にてリクエストパケット(図5参照)が生
成される(S106)。このように生成されたリクエスト
パケットに対しては、LLC処理部305にてLLCヘッ
ダが付加され(S107)、赤外線送受信処理部304にて、
MACヘッダが付加され(図20に示すような)リモコン
パケットがデジタルTV100の赤外線送受信処理部106に
送信される(S108)。
【0047】この送信されるリモコンパケット(図10の
リモコンパケット751に対応する)に対しては、デジタ
ルTV100での図12に示すような処理(、および、DV
CR120での図13に示すような処理)を経て、デジタル
TV100の赤外線送受信処理部106から制御コマンドの実
行結果を示すリモコンパケット(図10のリモコンパケッ
ト752に対応する)が返信されてくる。
【0048】返信されてくるリモコンパケットは赤外線
送受信処理部304にて受信され、リモコンパケットから
MACヘッダが除去され(S109)、LLC処理部305に
てLLCヘッダが除去されてレスポンスパケットが抽出
される(S110)。中央処理部306では、レスポンスパケ
ットからFCPパケットが抽出されて解析され(S11
1)、FCPパケット中の”response”フィー
ルドに、送信した制御コマンドが無事実行されているこ
とを示すデータ”1001b(accepted)”が記述
されていることが確認され(S112)、このDVCR120
にて実行中の制御コマンドが表示部307に表示されて
(S113)、本処理は終了される。
【0049】上述のリモートコマンダ300の制御コマン
ド通信処理中、S103でのネゴシエーション処理、S108
でのリモコンパケットの送信に対しては、次に示すよう
なデジタルTV100での制御コマンド通信処理が行なわ
れる。デジタルTV100での制御コマンド通信処理で
は、図12に示すように、まず、リモートコマンダ300の
ネゴシエーション処理に応じて、ネゴシエーション処理
部102にてネゴシエーション処理が行なわれ(S201)、
続いて、リモートコマンダ300のリモコンパケットの送
信処理によりリモートコマンダ300から送信されてくる
リモコンパケットが赤外線送受信処理部106にて受信さ
れ、受信されたリモコンパケットからMACヘッダが除
去される(S202)。
【0050】その後、LLC処理部105にてLLCヘッ
ダが除去され(S203)、FCP処理部104では、”re
served”フィールドのデータ、”destina
tion_ID”フィールドのデータが取り除かれてF
CPパケットが抽出される(S204)。このFCP処理
部104での処理の際には、”destination_
ID”フィールドのデータが検査され、このデータが自
装置のノードIDに等しいか否かが判断される(S20
5)。
【0051】”destination_ID”フィー
ルドのデータが自装置のノードIDに等しければ(S20
5にて、Yes)、AV/Cコマンド処理部103にてFC
Pパケットが解析され(S206)、機器制御部101にてこ
の解析結果に応じた処理が行なわれ(S207)、S211へ
と処理は移される。”destination_ID”
フィールドのデータが自装置のノードIDに等しくなけ
れば(S205にて、No)、FCP処理部104にて抽出さ
れたFCPパケットは(図22に示すような)非同期パケ
ットに変換され(S208)、データ受信部109から、”d
estination_ID”フィールドに示されるノ
ードIDを有する機器(ここではDVCR120)に対し
この非同期パケットが送信される(S209)。このよう
にして送信される非同期パケット(図10の非同期パケッ
ト801に対応する)に対しては、DVCR120での図13に
示すような処理を経て、DVCR120での制御コマンド
の実行結果を示す非同期パケット(図10の非同期パケッ
ト802に対応する)が返信されてくる。この返信されて
くる非同期パケットはデータ送受信部109にて受信され
(S210)、S211へと処理が移される。
【0052】S211では、FCP処理部104にて、機器制
御部101での処理または受信される非同期パケットから
FCPパケットが生成される。続いて、FCP処理部10
4では、このFCPパケットに、”reserved”
フィールド、”source_ID”フィールドが付加
され、レスポンスパケット(図6参照)が生成される
(S212)。このレスポンスバケットには、さらに、L
LC処理部105にてLLCヘッダが付加され(S213)、
赤外線送受信処理部106にて、MACヘッダが付加さ
れ、(図10のリモコンパケット752に対応し、その例が
図21に表されるような)リモコンパケットがリモートコ
マンダ300の赤外線送受信処理部304に送信され(S21
4)、本処理は終了される。
【0053】上述のデジタルTV100での制御コマンド
通信処理中、S209での非同期パケットの送信に対して
は、次に示すようなDVCR120での制御コマンド通信
処理が行なわれる。DVCR120での制御コマンド通信
処理では、図13に示すように、まず、デジタルTV100
の非同期パケットの送信処理によりデジタルTV100か
ら送信されてくる非同期パケットがデータ送受信部109
にて受信され(S301)、FCP処理部104にて、受信さ
れた非同期パケットがFCPパケットに変換され(S30
2)、このFCPパケットがAV/Cコマンド処理部103
にて解析され(S303)、解析結果に応じた処理が機器
制御部101にて行なわれる(S304)。(この解析結果に
応じた処理とは、モードの指定された制御コマンドに対
する実行処理のことであり、ここでは、モード”FOR
WARD”の指定された制御コマンド”PLAY”に対
する処理のことである。) 続いて、FCP処理部104では、機器制御部101での制御
に基づく処理の実行結果がセットされたFCPパケット
が生成され(S305)、このFCPパケットが非同期パ
ケットに変換され(S306)、データ送受信部109から、
非同期パケットが、非同期パケット中の”destin
ation_ID”フィールドに示されるノードIDを
有する機器(ここではデジタルTV100)に送信され
(S307)、本処理は終了される。(この非同期パケッ
トは、図10の非同期パケット802に対応し、その例は図2
3のように表される。) これらのようにして送信される非同期パケット802は、
図12を用いて説明したようなデジタルTV100でのS210
以降の処理、および、図11を用いて説明したようなリモ
ートコマンダ300でのS109以降の処理を経て、LCDタ
ッチパネル311上にDVCR120での制御コマンドの実行
結果が表示されることとなる。
【0054】本双方向リモートコントロールシステムで
は、以上図11〜図13に示すような制御によって、リモー
トコマンダ300にて、(リモートコマンダ300から直接リ
モコン信号を受信することができない)DVCR120を
制御するための制御コマンドを、シリアルバス上でやり
取りされる非同期パケットに直接対応するリクエストパ
ケット(FCPパケット)として生成し、このリクエス
トパケットに対してヘッダの付加(と必要に応じて新た
に構成されるパケットの分割)を繰り返すことによりリ
モコン通信のためのリモコンパケットを生成する。生成
されたリモコンパケットは、リモートコマンダ300か
ら、DVCR120とシリアルバスを介して接続されてい
るデジタルTV100に送信され、リモコンパケットに対
してヘッダの除去(と必要に応じて新たに構成される複
数のパケットの併合)を繰り返すことにより非同期パケ
ットに直接対応するリクエストパケットが抽出される。
【0055】これらのようにしてデジタルTV100にて
抽出されたリクエストパケットは、従来と同様にして、
非同期パケットに変換されシリアルバス上のDVCR12
0に送信され、DVCR120にて制御コマンドが実行され
る。DVCR120では、この実行結果を示すレスポンス
パケット(FCPパケット)が生成され、非同期パケッ
トとしてDVCR120からデジタルTV100に送信され
て、デジタルTV100にて再びレスポンスパケットが抽
出される。
【0056】この後、デジタルTV100では、上述のリ
モコンパケットからリクエストパケットを生成したのと
は逆の方法により、レスポンスパケットからリモコンパ
ケットを生成し、このリモコンパケットをリモートコマ
ンダ300に送信する。リモートコマンダ300では、送信さ
れるリモコンパケットからレスポンスパケットが抽出さ
れ、このレスポンスパケットが解析されることに基づい
て、制御コマンドの実行結果に応じた表示が行われるこ
ととなる。
【0057】これらのような本双方向リモートコントロ
ールシステムでの処理においては、特に、リモートコマ
ンダ300においてFCPパケットのフォーマットに従う
データが一旦生成され、デジタルTV100においてリモ
コンパケットとFCPパケット(リクエストパケットま
たはレスポンスパケット)との間の変換がヘッダの付
加、削除(および新たなパケットの分割、併合)によっ
て行なわれるため、より簡素な構成で高速に確実にリモ
ートコントロールを行なうことができることとなる。
【0058】本双方向リモートコントロールシステムに
ついての上述の説明では、特に、リモートコマンダ300
(図1参照)から制御コマンドを送信することのできる
機器のリストはあらかじめ機器情報リスト管理部308に
記憶されているものとした(図3に対する説明等参照)
が、所定のタイミングで(たとえばスタートボタンを押
下した際、または、バスリセットが生じるたび等)、次
に示すようにして、被制御装置100、110、120、130、14
0および150のいずれかから機器情報リストをダウンロー
ドし、機器情報リスト管理部308に記憶させるものとす
ることができる。
【0059】(また、機器情報リストを機器情報リスト
管理部308に記憶させるために、次に示すような手順
(1)〜(4)を用いる構成を利用することができる。
(1)被制御装置100、110、120、130、140および150の
いずれかに設けられた磁気カード挿入口に磁気カードを
挿入する。(2)機器情報リスト管理部108に記憶された
機器情報リストを所定の制御により磁気カード等に記憶
させる。(3)その磁気カードをリモートコマンダ300に
設けられた磁気カード挿入口に挿入する。(4)機器情
報リストを磁気カードから機器情報リスト管理部308に
記憶させる。) 図24は、リモートコマンダ300の機器情報リスト管理部3
08にダウンロードされることとなる機器情報リストの具
体例を示す図である。
【0060】機器情報リストは、図24に示すように、シ
リアルバス200(図1参照)に接続されている機器の各々
に関する情報を、機器ごとに整理したリストである。こ
の機器の情報は、destination_ID、su
bunit_type、subunit_IDを含み、
ここでは、たとえばDVCR120について、desti
nation_IDとしてDVCR120のノードIDが
セットされ、subunit_typeとして”0100
b”がセットされ、subunit_IDとして”000
b”がセットされている。(リモートコマンダ300で
は、これらの情報がリクエストパケット等を生成する際
に用いられる。) このような情報機器リスト中の情報は、本双方向リモー
トコントロールシステムでの上述のような制御コマンド
の通信に際して必要となるが、次に示すような制御によ
って、接続されている被制御装置のうちの1つからリモ
ートコマンダ300にダウンロードされる。
【0061】図25は、リモートコマンダ300での、機器
情報リストの通信に関わる処理の手順を説明するための
フローチャートであり、図26は、(リモコン信号を直接
受信する)デジタルTV100での、機器情報リストの通
信に関わる処理の手順を説明するためのフローチャート
であり、図27は、(リモコン信号を直接には受信しな
い)DVCR120での、機器情報リストの通信に関わる
処理の手順を説明するためのフローチャートである。
【0062】リモートコマンダ300での機器情報リスト
通信処理では、図25に示すように、まず、選択部303
(図3参照)にてスタートボタン312(図2参照)が押下
されたことが検知されると(S401)、中央処理部306に
てネゴシエーション処理要求が生成される(S402)。
この要求に応じてネゴシエーション処理部301は、赤外
線送受信処理部304および赤外線送受信処理部106を介し
てデジタルTV100のネゴシエーション処理部102とのネ
ゴシエーション処理(図14〜図16参照)を行なう(S40
3)。
【0063】続いて、リモートコマンダ300の機器情報
リスト管理部308内に機器情報リストが存在するか否か
が判断される(S404)。機器情報リストが存在すれば
(S404にて、Yes)、中央処理部306は、機器情報リ
スト管理部308から機器情報リストを読み出し(S40
5)、機器情報リストを表示部307に表示して(S40
6)、本処理は終了される。
【0064】機器情報リストが存在しなければ(S404
にて、No)、中央処理部306にてリクエストパケット
が生成され(S407)、生成されたリクエストパケット
に対しLLC処理部305にてLLCヘッダが付加される
(S408)。このLLCヘッダが付加されたリクエスト
パケットに対しては、赤外線送受信処理部304にてMA
Cヘッダが付加されリモコンパケットがデジタルTV10
0の赤外線送受信処理部106に送信される(S409)。
【0065】このようにして送信されるリモコンパケッ
トに対しては、デジタルTV100での図26に示すような
処理(、および、DVCR120での図27に示すような処
理)を経て、デジタルTV100の赤外線送受信処理部106
から機器情報リストを示すリモコンパケットが返信され
てくる。返信されてくるリモコンパケットは赤外線送受
信処理部304にて受信され、リモコンパケットからMA
Cヘッダが除去され(S410)、LLC処理部305にてL
LCヘッダが除去されてレスポンスパケットが抽出され
る(S411)。中央処理部306では、レスポンスパケット
からFCPパケットが抽出されて解析され(S412)、
このFCPパケット中の機器情報リストが、機器情報リ
スト管理部308に格納され(S413)、このように格納さ
れた機器情報リストが表示部307に表示されて(S41
4)、本処理は終了される。
【0066】上述のリモートコマンダ300の機器情報リ
スト通信処理中、S403でのネゴシエーション処理、S4
09でのリモコンパケットの送信に対しては、次に示すよ
うなデジタルTV100での機器情報リスト通信処理が行
なわれる。デジタルTV100での機器情報リスト通信処
理では、図26に示すように、まず、リモートコマンダ30
0のネゴシエーション処理に応じて、ネゴシエーション
処理部102にてネゴシエーション処理が行われ(S50
1)、続いて、リモートコマンダ300のリモコンパケット
の送信処理によりリモートコマンダ300から送信されて
くるリモコンパケットが赤外線送受信処理部106にて受
信され、受信されたリモコンパケットからMACヘッダ
が除去される(S502)。
【0067】その後、LLC処理部105にてLLCヘッ
ダが除去され(S503)、FCP処理部104では、”re
served”フィールドのデータ、”destina
tion_ID”フィールドのデータが取り除かれてF
CPパケットが抽出される(S504)。このFCP処理
部104での処理の際には、”destination_
ID”フィールドのデータが検査され、このデータが自
装置のノードIDに等しいか否かが判断される(S50
5)。
【0068】”destination_ID”フィー
ルドのデータが自装置のノードIDに等しければ(S50
5にて、Yes)、AV/Cコマンド処理部103にてFC
Pパケットが解析され(S506)、機器情報リスト管理
部108に機器情報リストが要求され(S507)、S511へ
と処理が移される。”destination_ID”
フィールドのデータが自装置のノードIDに等しくなけ
れば(S505にて、No)、FCP処理部104にて抽出さ
れたFCPパケットは非同期パケットに変換され(S50
8)、データ送受信部109から、”destinatio
n_ID”フィールドに示されるノードIDを有する機
器(DVCR120)に対し非同期パケットが送信される
(S509)。このようにして送信される非同期パケット
に対しては、DVCR120での図27に示すような処理を
経て、機器情報リストを示す非同期パケットが返信され
てくる。この返信されて繰る非同期パケットはデータ送
受信部109にて受信され(S510)、S511へと処理が移
される。
【0069】S511では、FCP処理部104にて、機器情
報リスト管理部108での処理または受信される非同期パ
ケットからFCPパケットが生成される。続いて、FC
P処理部104では、このFCPパケットからレスポンス
パケットが生成され(S512)、このレスポンスパケッ
トに、さらに、LLC処理部105にてLLCヘッダが付
加され(S513)、赤外線送受信処理部106にて、MAC
ヘッダが付加され、このようにして生成されるリモコン
パケットがリモートコマンダ300の赤外線送受信処理部3
04に送信され(S514)、本処理は終了される。。
【0070】上述のデジタルTV100での機器情報リス
ト通信処理中、S509での非同期パケットの送信に対し
ては、次に示すようなDVCR120での機器情報リスト
通信処理が行なわれる。DVCR120での機器情報リス
ト通信処理では、図27に示すように、まず、デジタルT
V100の非同期パケットの送信処理によりデジタルTV1
00から送信されてくる非同期パケットがデータ送受信部
109にて受信され(S601)、FCP処理部104にて、受
信された非同期パケットがFCPパケットに変換され
(S602)、このFCPパケットがAV/Cコマンド処
理部103にて解析され(S603)、この解析の結果、AV
/Cコマンド処理部103によって機器情報リスト管理部1
08に機器情報リストが要求される(S604)。この要求
を受けて、機器情報リスト管理部108では、機器情報リ
ストを示すFCPパケットが生成され(S605)、FC
P処理部104では、このFCPパケットが非同期パケッ
トに変換され(S606)、データ送受信部109から、非同
期パケットが、非同期パケット中の”destinat
ion_ID”フィールドに示されるノードIDを有す
る機器(ここではデジタルTV100)に送信され(S60
7)、本処理は終了される。
【0071】これらのようにして送信される非同期パケ
ットは、図26を用いて説明したようなデジタルTV100
でのS510以降の処理、および、図25を用いて説明した
ようなリモートコマンダ300でのS410以降の処理を経
て、機器情報リスト管理部308に機器情報リストがダウ
ンロードされ格納されて、表示部307からの制御を介し
てLCDタッチパネル311上に機器情報リストが表示さ
れることとなる。
【0072】実際に、これらのような機器情報リスト通
信処理に伴ってやり取りされるリモコンパケットの具体
例を示す。図28は、図25に示すリモートコマンダ300で
のS409での処理、および、図26に示すデジタルTV100
でのS502での処理に際して、赤外線送受信処理部間を
送受信される、リクエストとなるリモコンパケットの具
体例を示す図であり、図29は、図25に示すリモートコマ
ンダ300でのS410での処理、および、図26に示すデジタ
ルTV100でのS514での処理に際して、赤外線送受信処
理部間を送受信される、レスポンスとなるリモコンパケ
ットの具体例を示す図である。
【0073】図28に示すように、FCPパケットに”r
eserved”フィールド、”destinatio
n_ID”フィールドが付加されてリクエストパケット
が構成され(リモートコマンダ300による図25のS407で
の処理による)、さらに、LLCヘッダが付加され(S
408での処理)、LLCヘッダを付加したパケットの長
さに応じてこのパケットの分割を伴いつつMACヘッダ
が付加される(S409での処理)ことにより、リクエス
トとなるリモコンパケットが構成される。
【0074】特に、この(図4のフォーマットに従う)
FCPパケット中、”subunit_ID”フィール
ドには、DVCR120に同一のサブユニットは複数存在
しないものとして”000b”がセットされており、”o
pcode”フィールドには、機器情報リストを要求す
るコマンドとして割り当てた”00111111b(=3F
h)”がセットされている。
【0075】このようなリモコンパケットは、リモート
コマンダ300からデジタルTV100に送信され、この後、
デジタルTVでの図26に示すような処理によりデジタル
TV100から(destination_ID”フィー
ルドにて指定されている)DVCR120に送信されるこ
ととなる。また、図29に示すように、図27のS605での
処理により生成されるFCPパケットは一度非同期パケ
ットに変換されて送信された後再度FCPパケットとし
て抽出され(図26のS511での処理)、このFCPパケ
ットに”reserved”フィールド、”desti
nation_ID”フィールドが付加されてレスポン
スパケットが構成され(S512での処理)、さらにLL
Cヘッダが付加され(S513での処理)、上記と同様パ
ケットの長さに応じて分割を伴いつつMACヘッダが付
加される(S514での処理)ことにより、レスポンスと
なるリモコンパケットが構成される。
【0076】特に、このレスポンスパケット中、”so
urce_ID”フィールドには、DVCR120のノー
ドIDがセットされており、FCPパケット中の”op
code”フィールドの機器情報リストであることを示
すデータ”00111111b”に対応させて、”operan
d”フィールドには、接続機器の数と、各接続機器に対
する、”destination_ID”、”subu
nit_type”、”subunit_ID”とがセ
ットされる。
【0077】ここでは、接続機器の数に関しopera
nd[0]として”6”がセットされ、デジタルTV100
に関し、operand[1]、operand[2]と
して”destination_ID”(ノードID)
が、operand[3]として”subunit_t
ype”が、operand[4]として”subun
it_ID”がセットされており、以下、operna
d[5]〜operand[8]にデジタルビデオカメラ
130に関する情報が、operand[9]〜opera
nd[12]にDVD110に関する情報が、…というよう
に続いてセットされている。
【0078】DVCR120ではそのもととなるFCPパ
ケットが生成されてデジタルTV100に送信され、デジ
タルTV100にて図26に示すような処理により上述のよ
うなリモコンパケットが生成され、このリモコンパケッ
トがデジタルTV100からリモートコマンダ300に送信さ
れることとなる。以上のように、本双方向リモートコン
トロールシステムでは、リモートコマンダ300の機器情
報リスト管理部308に機器情報リストが格納されていな
いときにも、これをシリアルバスに接続された被制御装
置のいずれかから取得することができ、新規にリモート
コマンダ300の使用を開始する場合またシリアルバス200
上に新たに被制御装置を加えた場合等に、機器情報リス
トを手作業によって新たに記憶させたり変更したりする
必要がなく、ユーザは簡便な操作によりリモートコマン
ダ300に機器情報リストを取得させることができる。
【0079】また、本双方向リモートコントロールシス
テムについての先述の説明では、リモートコマンダ300
(図1参照)から送信することのできる制御コマンドの
リストはあらかじめコマンド管理部302に記憶されてい
るものとした(図3に対する説明等参照)が、次に示す
ようにして、制御の対象となる被制御装置100、110、12
0、130、140および150のいずれかからコマンドリストを
ダウンロードし、コマンド管理部302に記憶させるもの
とすることができる。
【0080】(コマンドリストをコマンド管理部302に
記憶させるためには、以下に示すように、被制御装置の
いずれかからダウンロードする以外に、上述の機器情報
リスト管理部308に機器情報を記憶させる際と同様、磁
気カード等を用いることができる。) 図30は、リモートコマンダ300のコマンド管理部302にダ
ウンロードされることとなるコマンドリストの具体例を
示す図である。
【0081】図30に示すコマンドリストは、DVCR12
0に関するものであり、制御コマンドに対応して、FC
Pパケット中の”opcode”フィールドのデータと
して設定すべき値、および、制御コマンドのモードに対
応して、”operand”フィールドのデータとして
設定すべき値が特定されている。リモートコマンダ300
では、これらの制御コマンドと制御コマンドのモードと
が指定されてDVCR120に送信され、DVCR120では
これらの指定に応じた処理が行なわれるよう構成されて
いる。(実際、図20に示すリモコンパケットでは、FC
Pパケット中、”opcode”フィールドに制御コマ
ンドが”PLAY”であることを示すデータ”11000011
b(=C3h)”がセットされており、また、”ope
rand”フィールドに制御コマンドのモードが”FO
RWARD”であることを示すデータ”01110101b(=
75h)”がセットされている。) これらのようなコマンドリスト中の情報は、本双方向リ
モートコントロールシステムでの先述のような制御コマ
ンドの通信に際して必要となるが、これらは、上述の機
器情報リスト通信処理と同様にして、制御対象とする被
制御装置からリモートコマンダ300にダウンロードされ
る。
【0082】図31は、リモートコマンダ300での、コマ
ンドリストの通信に関わる処理の手順を説明するための
フローチャートであり、図32は、(リモコン信号を直接
受信する)デジタルTV100での、コマンドリストの通
信に関わる処理の手順を説明するためのフローチャート
であり、図33は、(リモコン信号を直接には受信しな
い)DVCR120での、コマンドリストの通信に関わる
処理の手順を説明するためのフローチャートである。
【0083】これらのコマンドリスト通信処理の手順
は、上述の機器情報リスト通信処理に準ずるものとし、
詳細な説明を省略する。以下には、これらの2つの処理
の間での主な相違を示す。(2つの処理に用いられる通
信パケットの内容については互いに異なるものである
が、通信パケットの変換の手順は同様である。) リモートコマンダ300での図31に示すコマンドリスト通
信処理については、図25に示す機器情報リスト通信処理
中の、スタートボタン312(S401)をメニューボタン31
3(S701)とし、機器情報リスト管理部308(S405、S
413)をコマンド管理部302(S705、S713)とし、機器
情報リスト(S406、S413、S414)をコマンドリスト
(S706、S713、S714)としている。
【0084】デジタルTV100での図32に示すコマンド
リスト通信処理については、図26に示す機器情報リスト
通信処理中の、機器情報リスト管理部108への機器情報
リストの要求(S507)をコマンド管理部107へのコマン
ドリストの要求(S807)としている。また、DVCR1
20での図33に示すコマンドリスト通信処理については、
図27に示す機器情報リスト通信処理中の、機器情報リス
ト管理部108への機器情報リストの要求(S604)をコマ
ンド管理部107へのコマンドリストの要求(S904)と
し、機器情報リスト(S605)をコマンドリスト(S90
5)としている。
【0085】これらのような図31〜図33に示すコマンド
リスト通信処理を経て、リモートコマンダ300のコマン
ド管理部302にDVCR120を制御するためのコマンドリ
ストがダウンロードされ格納されて、表示部307からの
制御を介してLCDタッチパネル311上にコマンドリス
トが表示されることとなる。実際に、これらのようなコ
マンドリスト通信処理に伴ってやり取りされるリモコン
パケットの具体例を示す。図34は、図31に示すリモート
コマンダ300でのS709での処理、および、図32に示すデ
ジタルTV100でのS802での処理に際して、赤外線送受
信処理部間を送受信される、リクエストとなるリモコン
パケットの具体例を示す図であり、図35は、図31に示す
リモートコマンダ300でのS710、および、図32に示すデ
ジタルTV100でのS814での処理に際して、赤外線送受
信処理部間を送受信される、レスポンスとなるリモコン
パケットの具体例を示す図である。
【0086】図34に示すように、FCPパケットに”r
eserved”フィールド、”destinatio
n_ID”フィールドが付加されてリクエストパケット
が構成され(リモートコマンダ300による図31のS707で
の処理による)、さらに、LLCヘッダが付加され(S
708での処理)、LLCヘッダを付加したパケットの長
さに応じてこのパケットの分割を伴いつつMACヘッダ
が付加される(S709での処理)ことにより、リクエス
トとなるリモコンパケットが構成される。
【0087】特に、この(図4のフォーマットに従う)
FCPパケット中、”opcode”フィールドには、
コマンドリストを要求するコマンドとして割り当てた”
00111110b(=3Eh)”がセットされている。このよ
うなリモコンパケットは、リモートコマンダ300からデ
ジタルTV100に送信され、この後、デジタルTVでの
図32に示すような処理によりデジタルTV100から(”
destination_ID”フィールドにて指定さ
れている)DVCR120に送信されることとなる。
【0088】また、図35に示すように、図33のS905で
の処理により生成されるFCPパケットは一度非同期パ
ケットに変換されて送信された後再度FCPパケットと
して抽出され(図32のS811での処理)、このFCPパ
ケットに”reserved”フィールド、”dest
ination_ID”フィールドが付加されてレスポ
ンスパケットが構成され(S812での処理)、さらにL
LCヘッダが付加され(S813での処理)、上記と同様
パケットの長さに応じて分割を伴いつつMACヘッダが
付加される(S814での処理)ことにより、レスポンス
となるリモコンパケットが構成される。
【0089】特に、FCPパケット中の”opcod
e”フィールドには、このFCPパケットがコマンドリ
ストであることを示すデータ”00111110b”がセットさ
れ、これに対応させて、”operand”フィールド
には、コマンドリストに含まれる制御コマンドの数と、
各制御コマンドに対して、制御コマンド名、制御コマン
ドに対応するオペコードの値、制御コマンドのモード
名、制御コマンドのモードに対応するオペランドの値と
がセットされる。
【0090】ここでは、コマンドリストに含まれる制御
コマンドの数に関しopernad[0]として”3”が
セットされ、制御コマンド”POWER”に関し、op
erand[1]〜operand[5]に制御コマンド
名が、operand[6]として対応するオペコード
の値が、operand[7]、operand[8]に
1つ目の制御コマンドのモード名が、operand
[9]にこのモードに対応するオペランドの値が、op
erand[10]〜operand[12]に2つめの制
御コマンドのモード名が、operand[13]にこの
モードに対応するオペランドの値がセットされており、
以下、operand[14]以降に、同様にして、制御
コマンド”PLAY”、”RECORD”に関するデー
タがセットされている。
【0091】DVCR120ではそのもととなるFCPパ
ケットが生成されてデジタルTV100に送信され、デジ
タルTV100にて図32に示すような処理により上述のよ
うなリモコンパケットが生成され、このリモコンパケッ
トがデジタルTV100からリモートコマンダ300に送信さ
れることとなる。以上のように、本双方向リモートコン
トロールシステムでは、リモートコマンダ300のコマン
ド管理部302に制御の対象とする機器のコマンドリスト
が格納されていないときにも、この機器からコマンドリ
ストを取得することができ、新規にリモートコマンダ30
0の使用を開始する場合またシリアルバス200上に新たに
被制御装置を加えた場合等に、コマンドリストを手作業
によって新たに記憶させたり追加したりする必要がな
く、ユーザは簡便な操作によりリモートコマンダ300に
被制御装置を制御するためのコマンドリストを取得させ
ることができる。
【0092】
【発明の効果】本発明に係る遠隔制御装置は、有線の通
信路にて第1形式のパケットを用いて互いに通信を行な
う複数の被遠隔制御装置のうちの、1以上の被遠隔制御
装置に対して、それぞれ、所定域内の遠隔から無線にて
第2形式のパケットを用いて通信することが可能であ
り、所定域内の、第2形式のパケットを用いて通信する
ことが可能である第1被遠隔制御装置との通信に基づい
て、第2被遠隔制御装置を制御する遠隔制御装置であ
る。
【0093】本遠隔制御装置は、当該遠隔制御装置から
第2被遠隔制御装置を制御する際、第2被遠隔制御装置を
特定するデータおよび制御内容を示すデータを含む第1
形式のパケットを生成し、生成された第1形式のパケッ
トに対して、ヘッダの付加、および、ヘッダの付加によ
って生成される新たなパケットの分割を行なうことによ
り、第2形式のパケットを生成し、生成された第2形式の
パケットを第1被遠隔制御装置に送信することを特徴と
している。
【0094】本遠隔制御装置によると、遠隔制御装置か
ら第2被遠隔制御装置を制御する際、第2被遠隔制御装置
を特定するデータおよび制御内容を示すデータを含む第
1形式のパケットが生成され、生成された第1形式のパケ
ットに対して、ヘッダの付加、および、ヘッダの付加に
よって生成される新たなパケットの分割を行なうことに
より、第2形式のパケットが生成され、生成された第2形
式のパケットが第1被遠隔制御装置に送信される。
【0095】これにより、本遠隔制御装置に応じて適切
に処理を行なうことのできる被遠隔制御装置を用いるこ
とによって、従来のように複雑な処理を伴うことなく、
より簡素な構成で高速に確実に遠隔からの制御を行なう
ことができることとなる。上記の遠隔制御装置では、前
記新たなパケットの分割を、所定のデータ量を超えてい
るときのみに行なうものとすることができる。
【0096】本遠隔制御装置によると、遠隔制御装置か
ら第2被遠隔制御装置を制御する際、第2被遠隔制御装置
を特定するデータおよび制御内容を示すデータを含む第
1形式のパケットが生成され、生成された第1形式のパケ
ットに対して、ヘッダを付加し、また、ヘッダの付加に
よって生成される新たなパケットを、所定のデータ量を
超えているときに分割することにより、第2形式のパケ
ットが生成され、生成された第2形式のパケットが第1被
遠隔制御装置に送信される。
【0097】これにより、従来のように複雑な処理を伴
うことなく、より簡素な構成で高速に確実に遠隔からの
制御を行なうことができることとなる。上記の遠隔制御
装置では、前記有線の通信路に接続されている被遠隔制
御装置を示す第1リスト、および、被遠隔制御装置の各
々に対する制御内容を示す第2リストを記憶し、前記第2
被遠隔制御装置への制御内容の送信に先立って、第1リ
ストから1つの被遠隔制御装置、第2リストから1つの制
御内容を特定し、特定された被遠隔制御装置および制御
内容に応じて送信を行なうものとすることができる。
【0098】本遠隔制御装置によると、遠隔制御装置か
ら第2被遠隔制御装置を制御する際、まず、第1リストか
ら1つの被遠隔制御装置、第2リストから1つの制御内容
が特定され、特定された被遠隔制御装置(第2被遠隔制
御装置に対応する)に応ずるデータ、および、特定され
た制御内容に応ずるデータを含む第1形式のパケットが
生成され、生成された第1形式のパケットに対して、ヘ
ッダの付加、および、ヘッダの付加によって生成される
新たなパケットの分割を行なうことにより、第2形式の
パケットが生成され、生成された第2形式のパケットが
第1被遠隔制御装置に送信される。
【0099】これにより、制御に必要となる情報が特定
され、従来のように複雑な処理を伴うことなく、より簡
素な構成で高速に確実に遠隔からの制御を行なうことが
できることとなる。上記の遠隔制御装置では、前記制御
内容を、前記第2被遠隔制御装置から当該遠隔制御装置
への、前記第1リストの送信または前記第2被遠隔制御装
置に関する前記第2リストの送信とするものとすること
ができる。
【0100】本遠隔制御装置によると、制御内容を、第2
被遠隔制御装置から遠隔制御装置への、第1リストの送
信または第2被遠隔制御装置に関する第2リストの送信と
することにより、第1リストまたは第2リストが取得さ
れ、その上で、第1リストから1つの被遠隔制御装置、第
2リストから1つの制御内容が特定され、特定された被遠
隔制御装置(第2被遠隔制御装置に対応する)に応ずる
データ、および、特定された制御内容に応ずるデータを
含む第1形式のパケットが生成され、生成された第1形式
のパケットに対して、ヘッダの付加、および、ヘッダの
付加によって生成される新たなパケットの分割を行なう
ことにより、第2形式のパケットが生成され、生成され
た第2形式のパケットが第1被遠隔制御装置に送信され
る。
【0101】これにより、従来のように複雑な処理を伴
うことなく、より簡素な構成で高速に確実に遠隔からの
制御を行なうことができることとなる。さらに、有線の
通信路に接続されている被遠隔制御装置を示す(第1)
リストと、被遠隔制御装置に対する制御内容を示す(第
2)リストとが、必要に応じてダウンロードされ、ユー
ザはより簡便に遠隔制御を行なえることとなる。
【0102】上記の遠隔制御装置では、前記送信された
第2形式のパケットに応じて返信される、制御結果を示
すデータを含む第2形式のパケットを第1被遠隔制御装置
から受信し、受信された第2形式のパケットに対して、
ヘッダの除去、および、ヘッダの除去によって生成され
る新たなパケットの併合を行なうことにより、第1形式
のパケットを抽出するものとすることができる。
【0103】本遠隔制御装置によると、遠隔制御装置か
ら第2被遠隔制御装置を制御する際、まず、第2被遠隔制
御装置を特定するデータおよび制御内容を示すデータを
含む第1形式のパケットが生成され、生成された第1形式
のパケットに対して、ヘッダの付加、および、ヘッダの
付加によって生成される新たなパケットの分割を行なう
ことにより、第2形式のパケットが生成され、生成され
た第2形式のパケットが第1被遠隔制御装置に送信され
る。
【0104】この後、上記の送信された第2形式のパケ
ットに応じて返信される、制御結果を示すデータを含む
第2形式のパケットが第1被遠隔制御装置から受信され、
受信された第2形式のパケットに対して、ヘッダの除
去、および、ヘッダの除去によって生成される新たなパ
ケットの併合を行なうことにより、第1形式のパケット
が抽出される。
【0105】これにより、従来のように複雑な処理を伴
うことなく、より簡素な構成で高速に確実に遠隔からの
制御を行なうことができ、これに応じての制御結果が遠
隔制御装置に返信されることとなる。上記の遠隔制御装
置では、前記制御結果を示すデータを含むこととなる第
1形式のパケットに応じて制御結果の表示を行なうもの
とすることができる。
【0106】本遠隔制御装置によると、遠隔制御装置か
ら第2被遠隔制御装置を制御する際、まず、第2被遠隔制
御装置を特定するデータおよび制御内容を示すデータを
含む第1形式のパケットが生成され、生成された第1形式
のパケットに対して、ヘッダの付加、および、ヘッダの
付加によって生成される新たなパケットの分割を行なう
ことにより、第2形式のパケットが生成され、生成され
た第2形式のパケットが第1被遠隔制御装置に送信され
る。
【0107】この後、上記の送信された第2形式のパケ
ットに応じて返信される、制御結果を示すデータを含む
第2形式のパケットが第1被遠隔制御装置から受信され、
受信された第2形式のパケットに対して、ヘッダの除
去、および、ヘッダの除去によって生成される新たなパ
ケットの併合を行なうことにより、第1形式のパケット
が抽出され、制御結果を示すデータを含むこととなるこ
の第1形式のパケットに応じて制御結果の表示が行なわ
れる。
【0108】これにより、従来のように複雑な処理を伴
うことなく、より簡素な構成で高速に確実に遠隔からの
制御を行なうことができ、これに応じての制御結果が表
示され、ユーザはより簡便に遠隔制御を行なえることと
なる。また、本発明に係る遠隔制御装置は、IEEE−
1394規格に準拠する高速シリアルバスを用いて互いに通
信を行なう複数の被遠隔制御装置のうちの、1以上の被
遠隔制御装置に対して、それぞれ、所定域内の遠隔から
IrDA規格に準拠する赤外線通信を行なうことが可能
であり、所定域内の、赤外線通信を行なうことが可能で
ある第1被遠隔制御装置との通信に基づいて、第2被遠隔
制御装置を制御する遠隔制御装置である。
【0109】本遠隔制御装置は、当該遠隔制御装置から
第2被遠隔制御装置を制御する際、制御内容を示すデー
タを含むFCPパケットを生成し、FCPパケットに第
2被遠隔制御装置を特定するデータを付加してリクエス
トパケットを生成し、生成されたリクエストパケットに
LLCヘッダを付加し、LLCヘッダが付加されたリク
エストパケットを分割し、分割されたリクエストパケッ
トにMACヘッダを付加することにより、リモコンパケ
ットを生成し、リモコンパケットを第1被遠隔制御装置
に送信することを特徴としている。
【0110】本遠隔制御装置によると、遠隔制御装置か
ら第2被遠隔制御装置を制御する際、制御内容を示すデ
ータを含むFCPパケットが生成され、FCPパケット
に第2被遠隔制御装置を特定するデータが付加されてリ
クエストパケットが生成され、生成されたリクエストパ
ケットにLLCヘッダが付加され、LLCヘッダが付加
されたリクエストパケットが分割され、分割されたリク
エストパケットにMACヘッダが付加されて、リモコン
パケットが生成され、第1被遠隔制御装置に送信され
る。
【0111】これにより、本遠隔制御装置に応じて適切
に処理を行なうことのできる被遠隔制御装置を用いるこ
とによって、従来のように複雑な処理を伴うことなく、
より簡素な構成で高速に確実に遠隔からの制御を行なう
ことができることとなる。本発明に係る被遠隔制御装置
は、有線の通信路にて第1形式のパケットを用いて他の
被遠隔制御装置との間で互いに通信を行なうことと、所
定域内の遠隔にある遠隔制御装置と無線にて第2形式の
パケットを用いて通信することとが可能であり、所定域
内の遠隔制御装置との通信に基づいて、他の被遠隔制御
装置を制御する被遠隔制御装置である。
【0112】本被遠隔制御装置は、遠隔制御装置から他
の被遠隔制御装置を制御する際、遠隔制御装置から、他
の被遠隔制御装置を特定するデータおよび制御内容を示
すデータを含むこととなる第2形式のパケットを受信
し、受信された第2形式のパケットに対して、ヘッダの
除去、および、ヘッダの除去によって生成される新たな
パケットの併合を行なうことにより、第1形式のパケッ
トを抽出し、抽出された第1形式のパケットを他の被遠
隔制御装置に送信することを特徴としている。
【0113】本被遠隔制御装置によると、遠隔制御装置
から他の被遠隔制御装置を制御する際、遠隔制御装置か
ら、他の被遠隔制御装置を特定するデータおよび制御内
容を示すデータを含むこととなる第2形式のパケットが
受信され、受信された第2形式のパケットに対して、ヘ
ッダの除去、および、ヘッダの除去によって生成される
新たなパケットの併合を行なうことにより、第1形式の
パケットが抽出され、抽出された第1形式のパケットが
他の被遠隔制御装置に送信される。
【0114】これにより、本被遠隔制御装置に応じて適
切に処理を行なうことのできる遠隔制御装置を用いるこ
とによって、従来のように複雑な処理を伴うことなく、
より簡素な構成で高速に確実に遠隔からの制御を行なう
ことができることとなる。上記の被遠隔制御装置では、
前記他の被遠隔制御装置は、前記有線の通信路に接続さ
れている被遠隔制御装置を示す第1リスト、または、当
該他の被遠隔制御装置に対する制御内容を示す第2リス
トを記憶し、前記制御内容を、前記他の被遠隔制御装置
から前記遠隔制御装置への、第1リストの送信または第2
リストの送信とするものとすることができる。
【0115】本被遠隔制御装置によると、制御内容を、
他の被遠隔制御装置から遠隔制御装置への、第1リスト
の送信または第2リストの送信とすることにより、第1リ
ストまたは第2リストが遠隔制御装置に取得され、その
上で、遠隔制御装置から、他の被遠隔制御装置を特定す
るデータおよび制御内容を示すデータを含むこととなる
第2形式のパケットが受信され、受信された第2形式のパ
ケットに対して、ヘッダの除去、および、ヘッダの除去
によって生成される新たなパケットの併合を行なうこと
により、第1形式のパケットが抽出され、抽出された第1
形式のパケットが他の被遠隔制御装置に送信される。
【0116】これにより、従来のように複雑な処理を伴
うことなく、より簡素な構成で高速に確実に遠隔からの
制御を行なうことができることとなる。さらに、有線の
通信路に接続されている被遠隔制御装置を示す(第1)
リストと、被遠隔制御装置に対する制御内容を示す(第
2)リストとが、必要に応じてダウンロードされ、ユー
ザはより簡便に遠隔制御を行なえることとなる。
【0117】上記の被遠隔制御装置では、前記送信され
た第1形式のパケットに応じて返信される、制御結果を
示すデータを含む第1形式のパケットを前記他の被遠隔
制御装置から受信し、受信された第1形式のパケットに
対して、ヘッダの付加、および、ヘッダの付加によって
生成される新たなパケットの分割を行うことにより、第
2形式のパケットを生成し、生成された第2形式のパケッ
トを遠隔制御装置に送信するものとすることができる。
【0118】本被遠隔制御装置によると、遠隔制御装置
から他の被遠隔制御装置を制御する際、まず、遠隔制御
装置から、他の被遠隔制御装置を特定するデータおよび
制御内容を示すデータを含むこととなる第2形式のパケ
ットが受信され、受信された第2形式のパケットに対し
て、ヘッダの除去、および、ヘッダの除去によって生成
される新たなパケットの併合を行なうことにより、第1
形式のパケットが抽出され、抽出された第1形式のパケ
ットが他の被遠隔制御装置に送信される。
【0119】この後、上記の送信された第2形式のパケ
ットに応じて返信される、制御結果を示すデータを含む
第1形式のパケットが他の被遠隔制御装置から受信さ
れ、受信された第1形式のパケットに対して、ヘッダの
付加、および、ヘッダの付加によって生成される新たな
パケットの分割を行なうことにより、第2形式のパケッ
トが生成され、生成された第2形式のパケットが遠隔制
御装置に送信される。
【0120】これにより、従来のように複雑な処理を伴
うことなく、より簡素な構成で高速に確実に遠隔からの
制御を行なうことができ、これに応じての制御結果が遠
隔制御装置に返信されることとなる。また、本発明に係
る被遠隔制御装置は、IEEE−1394規格に準拠する高
速シリアルバスを用いて他の被遠隔制御装置との間で互
いに通信を行なうことと、所定域内の遠隔にある遠隔制
御装置との間でIrDA規格に準拠する赤外線通信を行
なうこととが可能であり、所定域内の遠隔制御装置との
通信に基づいて、他の被遠隔制御装置を制御する被遠隔
制御装置である。
【0121】本被遠隔制御装置は、遠隔制御装置から他
の被遠隔制御装置を制御する際、遠隔制御装置から、他
の被遠隔制御装置を特定するデータおよび制御内容を示
すデータを含むこととなるリモコンパケットを受信し、
受信されたリモコンパケットからMACヘッダを除去
し、MACヘッダが除去されたリモコンパケットを併合
し、併合されたリモコンパケットからLLCヘッダを除
去することを用いて、FCPパケットを抽出し、FCP
パケットを用いて他の被遠隔制御装置に制御内容を送信
することを特徴としている。
【0122】本被遠隔制御装置によると、遠隔制御装置
から他の被遠隔制御装置を制御する際、遠隔制御装置か
ら、他の被遠隔制御装置を特定するデータおよび制御内
容を示すデータを含むこととなるリモコンパケットが受
信され、受信されたリモコンパケットからMACヘッダ
が除去され、MACヘッダが除去されたリモコンパケッ
トが併合され、併合されたリモコンパケットからLLC
ヘッダが除去されて、FCPパケットが抽出され、この
FCPパケットが用いられて他の被遠隔制御装置に制御
内容が送信される。
【0123】これにより、本被遠隔制御装置に応じて適
切に処理を行なうことのできる遠隔制御装置を用いるこ
とによって、従来のように複雑な処理を伴うことなく、
より簡素な構成で高速に確実に遠隔からの制御を行なう
ことができることとなる。本発明に係る遠隔制御システ
ムは、有線の通信路にて第1形式のパケットを用いて互
いに通信を行なう複数の被遠隔制御装置と、遠隔から無
線にて第2形式のパケットを用いて複数の被遠隔制御装
置のうちの1つの被遠隔制御装置と通信を行なう遠隔制
御装置とを含み、遠隔制御装置と第1被遠隔制御装置と
の間の通信に基づいて第2被遠隔制御装置を制御する遠
隔制御システムである。
【0124】本遠隔制御システムでは、遠隔制御装置
は、第2被遠隔制御装置を特定するデータおよび制御内
容を示すデータを含む第1形式のパケットを生成し、生
成された第1形式のパケットに対して、ヘッダの付加、
および、ヘッダの付加によって生成される新たなパケッ
トの分割を行なうことにより、第2形式のパケットを生
成し、生成された第2形式のパケットを第1被遠隔制御装
置に送信し、第1被遠隔制御装置は、送信された第2形式
のパケットを受信し、受信された第2形式のパケットに
対して、ヘッダの除去、および、ヘッダの除去によって
生成される新たなパケットの併合を行なうことにより、
第1形式のパケットを抽出し、抽出された第1形式のパケ
ットを第2被遠隔制御装置に送信し、第2被遠隔制御装置
は、送信された第1形式のパケットを受信し、受信され
た第1形式のパケットに応じて制御を行なうことを特徴
としている。
【0125】本遠隔制御システムによると、遠隔制御装
置では、第2被遠隔制御装置を特定するデータおよび制
御内容を示すデータを含む第1形式のパケットが生成さ
れ、生成された第1形式のパケットに対して、ヘッダの
付加、および、ヘッダの付加によって生成される新たな
パケットの分割を行なうことにより、第2形式のパケッ
トが生成され、生成された第2形式のパケットが第1被遠
隔制御装置に送信される。第1被遠隔制御装置では、送
信された第2形式のパケットが受信され、受信された第2
形式のパケットに対して、ヘッダの除去、および、ヘッ
ダの除去によって生成される新たなパケットの併合を行
なうことにより、第1形式のパケットが抽出され、抽出
された第1形式のパケットが第2被遠隔制御装置に送信さ
れ、第2被遠隔制御装置では、送信された第1形式のパケ
ットが受信され、受信された第1形式のパケットに応じ
て制御が行なわれる。
【0126】これにより、従来のように複雑な処理を伴
うことなく、より簡素な構成で高速に確実に遠隔からの
制御を行なうことができることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の1つである双方向リモート
コントロールシステムの構成の概略を示す図である。
【図2】リモートコマンダ300の外観を示す図である。
【図3】本双方向リモートコントロールシステムの被制
御装置100とリモートコマンダ300との構成を示す図であ
る。
【図4】AV/Cコマンドを主要なデータとして含むF
CPパケット700のフォーマットを示す図である。
【図5】FCPパケット700を含むリクエストパケット71
0のフォーマットを示す図である。
【図6】FCPパケット700を含むレスポンスパケット72
0のフォーマットを示す図である。
【図7】リクエストパケット710またはレスポンスパケッ
ト720から生成されるリモコンパケット750のフォーマッ
トを示す図である。
【図8】図7に示すLLCヘッダ730のフォーマットを示
す図である。
【図9】FCPパケット700をシリアルバス上で非同期に
やり取りするための非同期パケット800のフォーマット
を示す図である。
【図10】本双方向リモートコントロールシステムにて、
リモートコマンダ300(図1参照)からデジタルTV100
を介してDVCR120を操作する際のパケットのやり取
りを示すためのシーケンス図である。
【図11】リモートコマンダ300での、制御コマンドの通
信に関わる処理の手順を説明するためのフローチャート
である。
【図12】(リモコン信号を直接受信する)デジタルTV
100での、制御コマンドの通信に関わる処理の手順を説
明するためのフローチャートである。
【図13】(リモコン信号を直接には受信しない)DVC
R120での、制御コマンドの通信に関わる処理の手順を
説明するためのフローチャートである。
【図14】リモートコマンダ300と被制御装置100との間で
のネゴシエーション処理として行なわれるデータのやり
取りを示すためのシーケンス図である。
【図15】図14に示すHostIDを構成するフィールド
を示す図である。
【図16】図14に示すHostIDの各フィールドのデー
タに割り当てられる意味を示すための図である。
【図17】リモートコマンダ300から制御コマンドを送信
することのできる機器のリストの表示を示す図である。
【図18】図11のS101での制御コマンドの入力を検知す
る処理に際しての表示を示す図である。
【図19】図11のS104での制御コマンドのモードを表示
する処理に応じての表示を示す図である。
【図20】リクエストを示すリモコンパケット751の具体
例を示す図である。
【図21】レスポンスを示すリモコンパケット752の具体
例を示す図である。
【図22】リクエストを示す非同期パケット801の具体例
を示す図である。
【図23】レスポンスを示す非同期パケット802の具体例
を示す図である。
【図24】リモートコマンダ300の機器情報リスト管理部3
08にダウンロードされることとなる機器情報リストの具
体例を示す図である。
【図25】リモートコマンダ300での、機器情報リストの
通信に関わる処理の手順を説明するためのフローチャー
トである。
【図26】(リモコン信号を直接受信する)デジタルTV
100での、機器情報リストの通信に関わる処理の手順を
説明するためのフローチャートである。
【図27】(リモコン信号を直接には受信しない)DVC
R120での、機器情報リストの通信に関わる処理の手順
を説明するためのフローチャートである。
【図28】図25に示すリモートコマンダ300でのS409での
処理、および、図26に示すデジタルTV100でのS502で
の処理に際して、赤外線送受信処理部間を送受信され
る、リクエストとなるリモコンパケットの具体例を示す
図である。
【図29】図25に示すリモートコマンダ300でのS410での
処理、および、図26に示すデジタルTV100でのS514で
の処理に際して、赤外線送受信処理部間を送受信され
る、レスポンスとなるリモコンパケットの具体例を示す
図である。
【図30】リモートコマンダ300のコマンド管理部302にダ
ウンロードされることとなるコマンドリストの具体例を
示す図である。
【図31】リモートコマンダ300での、コマンドリストの
通信に関わる処理の手順を説明するためのフローチャー
トである。
【図32】(リモコン信号を直接受信する)デジタルTV
100での、コマンドリストの通信に関わる処理の手順を
説明するためのフローチャートである。
【図33】(リモコン信号を直接には受信しない)DVC
R120での、コマンドリストの通信に関わる処理の手順
を説明するためのフローチャートである。
【図34】図31に示すリモートコマンダ300でのS709での
処理、および、図32に示すデジタルTV100でのS802で
の処理に際して、赤外線送受信処理部間を送受信され
る、リクエストとなるリモコンパケットの具体例を示す
図である。
【図35】図31に示すリモートコマンダ300でのS710、お
よび、図32に示すデジタルTV100でのS814での処理に
際して、赤外線送受信処理部間を送受信される、レスポ
ンスとなるリモコンパケットの具体例を示す図である。
【図36】従来のリモートコントロールシステムの構成の
概略を説明するための図である。
【符号の説明】
100 デジタルTV 110 DVD 120 DVCR 130 デジタルビデオカメラ 140 STB 150 デジタルTV 200 シリアルバス 101 機器制御部 102 ネゴシエーション処理部 103 AV/Cコマンド処理部 104 FCP処理部 105 LLC処理部 106 赤外線送受信処理部 107 コマンド管理部 108 機器リスト管理部 109 データ送受信部 300 リモートコマンダ 301 ネゴシエーション処理部 302 コマンド管理部 303 選択部 304 赤外線送受信処理部 305 LLC処理部 306 中央処理部 307 表示部 308 機器情報リスト管理部 311 LCDタッチパネル 312 スタートボタン 313 メニューボタン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 香川 哲夫 東広島市鏡山3丁目10番18号 株式会社松 下電器情報システム広島研究所内 Fターム(参考) 5C056 AA05 AA07 BA01 BA08 BA10 DA11 EA05 5K033 BA01 BA08 CC01 DA01 DA11 DA19 DA20 5K048 AA06 AA08 AA13 BA03 DA02 DA05 DB04 DC01 DC04 EA12 EA14 EB02 EB03 FB15 FC01 HA04 HA06

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有線の通信路にて第1形式のパケットを用
    いて互いに通信を行なう複数の被遠隔制御装置のうち
    の、1以上の被遠隔制御装置に対して、それぞれ、所定
    域内の遠隔から無線にて第2形式のパケットを用いて通
    信することが可能であり、 所定域内の、第2形式のパケットを用いて通信すること
    が可能である第1被遠隔制御装置との通信に基づいて、
    第2被遠隔制御装置を制御する遠隔制御装置であって、 当該遠隔制御装置から第2被遠隔制御装置を制御する
    際、 第2被遠隔制御装置を特定するデータおよび制御内容を
    示すデータを含む第1形式のパケットを生成し、 生成された第1形式のパケットに対して、ヘッダの付
    加、および、ヘッダの付加によって生成される新たなパ
    ケットの分割を行なうことにより、第2形式のパケット
    を生成し、 生成された第2形式のパケットを第1被遠隔制御装置に送
    信することを特徴とする遠隔制御装置。
  2. 【請求項2】 前記新たなパケットの分割を、所定のデ
    ータ量を超えているときのみに行なう請求項1に記載の
    遠隔制御装置。
  3. 【請求項3】 前記有線の通信路に接続されている被遠
    隔制御装置を示す第1リスト、および、被遠隔制御装置
    の各々に対する制御内容を示す第2リストを記憶し、 前記第2被遠隔制御装置への制御内容の送信に先立っ
    て、第1リストから1つの被遠隔制御装置、第2リストか
    ら1つの制御内容を特定し、 特定された被遠隔制御装置および制御内容に応じて送信
    を行なう請求項1または請求項2に記載の遠隔制御装置。
  4. 【請求項4】 前記制御内容を、前記第2被遠隔制御装置
    から当該遠隔制御装置への、前記第1リストの送信また
    は前記第2被遠隔制御装置に関する前記第2リストの送信
    とする請求項3に記載の遠隔制御装置。
  5. 【請求項5】 前記送信された第2形式のパケットに応じ
    て返信される、制御結果を示すデータを含む第2形式の
    パケットを第1被遠隔制御装置から受信し、 受信された第2形式のパケットに対して、ヘッダの除
    去、および、ヘッダの除去によって生成される新たなパ
    ケットの併合を行なうことにより、第1形式のパケット
    を抽出する請求項1に記載の遠隔制御装置。
  6. 【請求項6】 前記制御結果を示すデータを含むことと
    なる第1形式のパケットに応じて制御結果の表示を行な
    う請求項5に記載の遠隔制御装置。
  7. 【請求項7】 IEEE−1394規格に準拠する高速シリ
    アルバスを用いて互いに通信を行なう複数の被遠隔制御
    装置のうちの、1以上の被遠隔制御装置に対して、それ
    ぞれ、所定域内の遠隔からIrDA規格に準拠する赤外
    線通信を行なうことが可能であり、 所定域内の、赤外線通信を行なうことが可能である第1
    被遠隔制御装置との通信に基づいて、第2被遠隔制御装
    置を制御する遠隔制御装置であって、 当該遠隔制御装置から第2被遠隔制御装置を制御する
    際、 制御内容を示すデータを含むFCPパケットを生成し、
    FCPパケットに第2被遠隔制御装置を特定するデータ
    を付加してリクエストパケットを生成し、 生成されたリクエストパケットにLLCヘッダを付加
    し、LLCヘッダが付加されたリクエストパケットを分
    割し、分割されたリクエストパケットにMACヘッダを
    付加することにより、リモコンパケットを生成し、 リモコンパケットを第1被遠隔制御装置に送信すること
    を特徴とする遠隔制御装置。
  8. 【請求項8】 有線の通信路にて第1形式のパケットを用
    いて他の被遠隔制御装置との間で互いに通信を行なうこ
    とと、所定域内の遠隔にある遠隔制御装置と無線にて第
    2形式のパケットを用いて通信することとが可能であ
    り、 所定域内の遠隔制御装置との通信に基づいて、他の被遠
    隔制御装置を制御する被遠隔制御装置であって、 遠隔制御装置から他の被遠隔制御装置を制御する際、 遠隔制御装置から、他の被遠隔制御装置を特定するデー
    タおよび制御内容を示すデータを含むこととなる第2形
    式のパケットを受信し、 受信された第2形式のパケットに対して、ヘッダの除
    去、および、ヘッダの除去によって生成される新たなパ
    ケットの併合を行なうことにより、第1形式のパケット
    を抽出し、 抽出された第1形式のパケットを他の被遠隔制御装置に
    送信することを特徴とする被遠隔制御装置。
  9. 【請求項9】 前記他の被遠隔制御装置は、前記有線の
    通信路に接続されている被遠隔制御装置を示す第1リス
    ト、または、当該他の被遠隔制御装置に対する制御内容
    を示す第2リストを記憶し、 前記制御内容を、前記他の被遠隔制御装置から前記遠隔
    制御装置への、第1リストの送信または第2リストの送信
    とする請求項8に記載の被遠隔制御装置。
  10. 【請求項10】 前記送信された第1形式のパケットに応
    じて返信される、制御結果を示すデータを含む第1形式
    のパケットを前記他の被遠隔制御装置から受信し、 受信された第1形式のパケットに対して、ヘッダの付
    加、および、ヘッダの付加によって生成される新たなパ
    ケットの分割を行うことにより、第2形式のパケットを
    生成し、 生成された第2形式のパケットを遠隔制御装置に送信す
    る請求項8に記載の被遠隔制御装置。
  11. 【請求項11】 IEEE−1394規格に準拠する高速シリ
    アルバスを用いて他の被遠隔制御装置との間で互いに通
    信を行なうことと、所定域内の遠隔にある遠隔制御装置
    との間でIrDA規格に準拠する赤外線通信を行なうこ
    ととが可能であり、 所定域内の遠隔制御装置との通信に基づいて、他の被遠
    隔制御装置を制御する被遠隔制御装置であって、 遠隔制御装置から他の被遠隔制御装置を制御する際、 遠隔制御装置から、他の被遠隔制御装置を特定するデー
    タおよび制御内容を示すデータを含むこととなるリモコ
    ンパケットを受信し、 受信されたリモコンパケットからMACヘッダを除去
    し、MACヘッダが除去されたリモコンパケットを併合
    し、併合されたリモコンパケットからLLCヘッダを除
    去することを用いて、FCPパケットを抽出し、 FCPパケットを用いて他の被遠隔制御装置に制御内容
    を送信することを特徴とする被遠隔制御装置。
  12. 【請求項12】 有線の通信路にて第1形式のパケットを
    用いて互いに通信を行なう複数の被遠隔制御装置と、遠
    隔から無線にて第2形式のパケットを用いて複数の被遠
    隔制御装置のうちの1つの被遠隔制御装置と通信を行な
    う遠隔制御装置とを含み、 遠隔制御装置と第1被遠隔制御装置との間の通信に基づ
    いて第2被遠隔制御装置を制御する遠隔制御システムで
    あって、 遠隔制御装置は、第2被遠隔制御装置を特定するデータ
    および制御内容を示すデータを含む第1形式のパケット
    を生成し、生成された第1形式のパケットに対して、ヘ
    ッダの付加、および、ヘッダの付加によって生成される
    新たなパケットの分割を行なうことにより、第2形式の
    パケットを生成し、生成された第2形式のパケットを第1
    被遠隔制御装置に送信し、 第1被遠隔制御装置は、送信された第2形式のパケットを
    受信し、受信された第2形式のパケットに対して、ヘッ
    ダの除去、および、ヘッダの除去によって生成される新
    たなパケットの併合を行なうことにより、第1形式のパ
    ケットを抽出し、抽出された第1形式のパケットを第2被
    遠隔制御装置に送信し、 第2被遠隔制御装置は、送信された第1形式のパケットを
    受信し、受信された第1形式のパケットに応じて制御を
    行なうことを特徴とする遠隔制御システム。
  13. 【請求項13】 有線の通信路にて第1形式のパケットを
    用いて互いに通信を行なう複数の被遠隔制御装置と、遠
    隔から無線にて第2形式のパケットを用いて複数の被遠
    隔制御装置のうちの1つの被遠隔制御装置と通信を行な
    う遠隔制御装置とを用い、 遠隔制御装置と第1被遠隔制御装置との間の通信に基づ
    いて第2被遠隔制御装置を制御する遠隔制御方法であっ
    て、 遠隔制御装置から第2被遠隔制御装置を制御する際、 遠隔制御装置にて、 第2被遠隔制御装置を特定するデータおよび制御内容を
    示すデータを含む第1形式のパケットを生成し、 生成された第1形式のパケットに対して、ヘッダの付
    加、および、ヘッダの付加によって生成される新たなパ
    ケットの分割を行なうことにより、第2形式のパケット
    を生成し、 生成された第2形式のパケットを第1被遠隔制御装置に送
    信することを特徴とする遠隔制御方法。
  14. 【請求項14】 有線の通信路にて第1形式のパケットを
    用いて互いに通信を行なう複数の被遠隔制御装置と、遠
    隔から無線にて第2形式のパケットを用いて複数の被遠
    隔制御装置のうちの1つの被遠隔制御装置と通信を行な
    う遠隔制御装置とを用い、 遠隔制御装置と第1被遠隔制御装置との間の通信に基づ
    いて第2被遠隔制御装置を制御する遠隔制御方法であっ
    て、 遠隔制御装置から第2被遠隔制御装置を制御する際、第1
    被遠隔制御装置にて、 遠隔制御装置から、第2被遠隔制御装置を特定するデー
    タおよび制御内容を示すデータを含むこととなる第2形
    式のパケットを受信し、 受信された第2形式のパケットに対して、ヘッダの除
    去、および、ヘッダの除去によって生成される新たなパ
    ケットの併合を行なうことにより、第1形式のパケット
    を抽出し、 抽出された第1形式のパケットを第2被遠隔制御装置に送
    信することを特徴とする遠隔制御方法。
  15. 【請求項15】 有線の通信路にて第1形式のパケットを
    用いて互いに通信を行なう複数の被遠隔制御装置と、遠
    隔から無線にて第2形式のパケットを用いて複数の被遠
    隔制御装置のうちの1つの被遠隔制御装置と通信を行な
    う遠隔制御装置とを用い、 遠隔制御装置と第1被遠隔制御装置との間の通信に基づ
    いて第2被遠隔制御装置を制御する遠隔制御方法であっ
    て、 遠隔制御装置にて、第2被遠隔制御装置を特定するデー
    タおよび制御内容を示すデータを含む第1形式のパケッ
    トを生成し、生成された第1形式のパケットに対して、
    ヘッダの付加、および、ヘッダの付加によって生成され
    る新たなパケットの分割を行なうことにより、第2形式
    のパケットを生成し、生成された第2形式のパケットを
    第1被遠隔制御装置に送信し、 第1被遠隔制御装置にて、送信された第2形式のパケット
    を受信し、受信された第2形式のパケットに対して、ヘ
    ッダの除去、および、ヘッダの除去によって生成される
    新たなパケットの併合を行なうことにより、第1形式の
    パケットを抽出し、抽出された第1形式のパケットを第2
    被遠隔制御装置に送信し、 第2被遠隔制御装置は、送信された第1形式のパケットを
    受信し、受信された第1形式のパケットに応じて制御を
    行なうことを特徴とする遠隔制御方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002056548A1 (fr) * 2001-01-16 2002-07-18 Sony Corporation Procede de transmission de donnees, emetteur de donnees, support d'enregistrement et programme
JP2005278106A (ja) * 2004-03-26 2005-10-06 Sharp Corp データ通信システム、及び電子機器
JP2013106315A (ja) * 2011-11-16 2013-05-30 Toshiba Corp 情報端末、家電機器、情報処理方法および情報処理プログラム

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