JP2000253463A - ネットワーク制御システム及びこのネットワーク制御システムに用いるターゲット、コントローラ、並びにコンシューマ - Google Patents

ネットワーク制御システム及びこのネットワーク制御システムに用いるターゲット、コントローラ、並びにコンシューマ

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JP2000253463A
JP2000253463A JP11049488A JP4948899A JP2000253463A JP 2000253463 A JP2000253463 A JP 2000253463A JP 11049488 A JP11049488 A JP 11049488A JP 4948899 A JP4948899 A JP 4948899A JP 2000253463 A JP2000253463 A JP 2000253463A
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Yoshifumi Yanagawa
良文 柳川
Hiroyuki Iizuka
飯塚  裕之
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大容量データを効率良く迅速かつ確実に伝送
すると共に、ターゲットが何を送信したのかを容易にコ
ントローラが判断でき、かつ全体の構成を簡潔なものと
出来るネットワーク制御システム、及びこのシステムに
用いるコントローラ、ターゲット、コンシューマを提供
する。 【解決手段】 メッセージを送受信するコントローラ
と、メッセージに応じた処理を行う内部機能制御手段を
内包するターゲットと、ターゲットからデータを受信す
るコンシューマと、ターゲットとコンシューマの間にデ
ータ転送を行うコネクションを確立するイニシエータを
備えた、データ転送を複数のプロトコルを用いて行うネ
ットワーク制御システムであって、内部機能制御手段が
データ転送を行う際には、内部機能制御手段の要求に応
じて、ターゲット内のコネクション管理手段が、内部機
能制御手段が出力するデータをコネクション上に送信可
能とするようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映像データ、音響
データ、及び情報データなどを取り扱う機器を接続して
なるオーディオ・ビデオ・コンピュータシステム(Au
dio Video Computer Syste
m、以下「AVCシステム」とする。)を制御するネッ
トワーク制御システム、及びこのネットワーク制御シス
テムに用いるターゲット、コントローラ、コンシューマ
に関するものであり、特に、画面上にグラフィックス、
文字等により、ユーザーの機器操作を支援するグラフィ
カルユーザインターフェース(Graphical U
ser Interface、以下「GUI」とす
る。)を生成するため等の情報を伝送する大容量データ
送受信システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、TV画面上に機器の機能を示す画
面表示用データや文字等からなるグラフィックスやアイ
コンを表示し、これをTVのリモコンで選択操作するこ
とにより機器の制御を行う機器制御システムが登場して
きている。又、IEEE1394−1995を用いて、
ディジタル方式のディジタルVTR等のディジタル機器
を接続し、映像/音声データを送受信するネットワーク
システムも登場してきている。
【0003】そこで、以下にこのようなネットワーク制
御システムについて、簡単に説明する。従来のネットワ
ーク制御システムを利用するAVCシステムは、各AV
機器が、各AV機器を切り換え接続すること無しに、他
のAV機器機器と双方向パケット通信方式で均等な通信
機会を周期的に与えられるシリアルバスで接続されるこ
とにより構成されている。このシリアルバスとしては、
例えばIEEE1394規格のディジタルインターフェ
ース等が用いられる。
【0004】各AV機器は、それぞれに独自の画面表示
用データを格納している。そして、グラフィック表示機
能を持つコントローラ、例えばテレビジョン受像機から
の要求により、この画面表示用データをコントローラへ
送信する。
【0005】画面表示用データを受信したコントローラ
は、この画面表示用データを表示する。又コントローラ
が画面表示用データを読み込む際には、コントローラは
AV機器に対して読み込みコマンドを発行し、AV機器
からの応答として、所望のデータを読み込む。ここで、
所望のデータが、各AV機器内のバッファ量よりも大き
い場合には、コントローラが繰り返し、読み込みコマン
ドを発行し、残りのデータを取得するように構成されて
いる。
【0006】又、コントローラは、接続されているAV
機器の表示に必要なデータを問い合わせる機能と、AV
機器からの画面表示用データに基づいた表示画面を制御
する機能とを有する。そして、AV機器には、画面表示
用データを蓄える記録媒体と、コントローラからの画面
表示用データの問い合わせに対して適切な画面表示用デ
ータを選択する機能を有する。
【0007】このように構成されたAVCシステムのネ
ットワーク制御システムでは、画面表示用データを各デ
バイス(AV機器)で保管しておき、コントローラ(テ
レビジョン受像機)からの表示要求に応じて出力するこ
とにより、各デバイス(AV機器)独自のグラフィック
をコントローラの画面上に表示する。このような従来の
ネットワーク制御システムの1つとして、特開平09−
149325号公報に開示されているものがあり、大容
量のデータ転送方式としては、同じく特開平10−29
0238号公報に開示されているものがある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、AV機器が大容量のデータを送信する際
にはAV機器のバッファ量に応じて繰り返しコマンドを
発行する必要があり、そのためオーバーヘッドが大きく
なり、又伝送路の伝送効率が悪くなり、その結果、デー
タ伝送時間が長くなる、という問題点を有していた。
【0009】そこで本発明はこのような問題点に鑑みて
なされたものであり、その目的は、簡単な構成で、アイ
コンデータ等の大容量データを効率良く迅速かつ確実に
伝送すると共に、ターゲットが自発的にデータを転送す
る際でも、ターゲットが何を送信したのかを容易にコン
トローラが判断でき、かつ全体の構成を簡潔なものと出
来るネットワーク制御システム、及びこのようなネット
ワーク制御システムに用いるコントローラ、ターゲッ
ト、及びコンシューマを提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明の請求項1に記載のネットワーク制御シス
テムでは、映像データ、音響データ、及び情報データの
中の、いずれか1つ又は2つ以上のデータを取扱う機器
が、少なくとも2つ以上、伝送路を介して接続されたネ
ットワークにおいて、前記伝送路を介して接続された前
記機器間のデータ転送を、複数のプロトコルを用いて行
うようにしたネットワーク制御システムであって、前記
機器内に、メッセージを送受信する単数又は複数のコン
トローラと、前記メッセージに応じた処理を行う単数又
は複数の内部機能制御手段を内包する単数又は複数のタ
ーゲットと、前記ターゲットからデータを受信するコン
シューマと、前記ターゲットと前記コンシューマとの間
で前記データ転送を行うコネクションを確立するイニシ
エータの内、いずれか1つ以上が存在しており、前記ネ
ットワーク制御システムが、少なくとも、前記コントロ
ーラと、前記ターゲットと、前記コンシューマと、前記
イニシエータと、を備えており、前記複数のプロトコル
は、前記メッセージを送信するメッセージ送信と、前記
メッセージ送信に対する応答であるメッセージ応答から
なる第1のプロトコルと、前記コネクションにデータを
伝送する第2のプロトコルと、よりなり、前記内部機能
制御手段が前記データ転送を行う際には、前記内部機能
制御手段の要求に応じて、前記ターゲット内のコネクシ
ョン管理手段が、前記内部機能制御手段の出力を、前記
第2のプロトコルの前記コネクションに接続すること、
を特徴とする。
【0011】本発明の請求項2に記載のネットワーク制
御システムでは、映像データ、音響データ、及び情報デ
ータの中の、いずれか1つ又は2つ以上のデータを取扱
う機器が、少なくとも2つ以上、伝送路を介して接続さ
れたネットワークにおいて、前記伝送路を介して接続さ
れた機器間のデータ転送を、複数のプロトコルを用いて
行うようにしたネットワーク制御システムであって、前
記機器内に、メッセージを送受信する単数又は複数のコ
ントローラと、前記メッセージに応じた処理を行う単数
又は複数の内部機能制御手段を内包する単数又は複数の
ターゲットと、前記ターゲットからデータを受信するコ
ンシューマと、前記ターゲットと前記コンシューマとの
間で前記データ転送を行うコネクションを確立するイニ
シエータの内、いずれか1つ以上が存在しており、前記
ネットワーク制御システムが、少なくとも、前記コント
ローラと、前記ターゲットと、前記コンシューマと、前
記イニシエータと、を備えており、前記複数のプロトコ
ルは、前記メッセージを送信するメッセージ送信と、前
記メッセージ送信に対する応答であるメッセージ応答か
らなる第1のプロトコルと、前記コネクションにデータ
を伝送する第2のプロトコルと、よりなり、前記ターゲ
ットは、前記第2のプロトコルで、前記コネクション上
にデータの出力元を示す識別情報を含むデータを送信す
ること、を特徴とする。
【0012】本発明の請求項3に記載のネットワーク制
御システムでは、映像データ、音響データ、及び情報デ
ータの中の、いずれか1つ又は2つ以上のデータを取扱
う機器が、少なくとも2つ以上、伝送路を介して接続さ
れたネットワークにおいて、前記伝送路を介して接続さ
れた機器間のデータ転送を、複数のプロトコルを用いて
行うようにしたネットワーク制御システムであって、前
記機器内に、メッセージを送受信する単数又は複数のコ
ントローラと、前記メッセージに応じた処理を行うター
ゲットと、前記ターゲットからデータを受信するコンシ
ューマと、前記ターゲットと前記コンシューマとの間で
前記データ転送を行うコネクションを確立するイニシエ
ータの内、いずれか1つ以上が存在しており、前記ネッ
トワーク制御システムが、少なくとも、前記コントロー
ラと、前記ターゲットと、前記コンシューマと、前記イ
ニシエータと、を備えており、前記複数のプロトコル
は、前記メッセージを送信するメッセージ送信と、前記
メッセージ送信に対する応答であるメッセージ応答から
なる第1のプロトコルと、前記コネクションにデータを
伝送する第2のプロトコルと、よりなり、前記コントロ
ーラは、前記第1のプロトコルで、前記コンシューマ内
の送信先情報を示す識別情報を前記ターゲットへ送信
し、前記ターゲットは、前記第2のプロトコルで、前記
コネクション上に前記第1のプロトコルで受信した前記
送信先を示す識別情報を含むデータを送信すること、を
特徴とする。
【0013】本発明の請求項4に記載のネットワーク制
御システムでは、映像データ、音響データ、及び情報デ
ータの中の、いずれか1つ又は2つ以上のデータを取扱
う機器が、少なくとも2つ以上、伝送路を介して接続さ
れたネットワークにおいて、前記伝送路を介して接続さ
れた前記機器間のデータ転送を、複数のプロトコルを用
いて行うようにしたネットワーク制御システムであっ
て、前記機器内に、メッセージを送受信する単数又は複
数のコントローラと、前記メッセージに応じた処理を行
う単数又は複数の内部機能制御手段を内包する単数又は
複数のターゲットと、前記ターゲットからデータを受信
するコンシューマと、前記ターゲットと前記コンシュー
マとの間で前記データ転送を行うコネクションを確立す
るイニシエータの内、いずれか1つ以上が存在してお
り、前記ネットワーク制御システムが、少なくとも、前
記コントローラと、前記ターゲットと、前記コンシュー
マと、前記イニシエータと、を備えており、前記複数の
プロトコルは、前記メッセージを送信するメッセージ送
信と、前記メッセージ送信に対する応答であるメッセー
ジ応答からなる第1のプロトコルと、前記コネクション
にデータを伝送する第2のプロトコルと、よりなり、前
記コントローラは、所望の前記内部機能制御手段のデー
タ入出力場所を示すプラグ宛に、前記第1のプロトコル
で前記メッセージを送信し、前記ターゲットは、前記プ
ラグ宛の前記メッセージに応じて動作すること、を特徴
とする。
【0014】本発明の請求項5に記載のネットワーク制
御システムでは、映像データ、音響データ、及び情報デ
ータの中の、いずれか1つ又は2つ以上のデータを取扱
う機器が、少なくとも2つ以上、伝送路を介して接続さ
れたネットワークにおいて、前記伝送路を介して接続さ
れた前記機器間のデータ転送を、複数のプロトコルを用
いて行うようにしたネットワーク制御システムであっ
て、前記機器内に、メッセージを送受信する単数又は複
数のコントローラと、前記メッセージに応じた処理を行
う単数又は複数の内部機能制御手段を内包する単数又は
複数のターゲットと、前記ターゲットからデータを受信
するコンシューマと、前記ターゲットと前記コンシュー
マとの間で前記データ転送を行うコネクションを確立す
るイニシエータの内、いずれか1つ以上が存在してお
り、前記ネットワーク制御システムが、少なくとも、前
記コントローラと、前記ターゲットと、前記コンシュー
マと、前記イニシエータと、を備えており、前記複数の
プロトコルは、前記メッセージを送信するメッセージ送
信と、前記メッセージ送信に対する応答であるメッセー
ジ応答からなる第1のプロトコルと、前記コネクション
にデータを伝送する第2のプロトコルと、よりなり、前
記内部機能制御手段が前記データ転送を行う際には、前
記内部機能制御手段の要求に応じて、前記ターゲット内
のコネクション管理手段が、前記内部機能制御手段の出
力を、前記第2のプロトコルを用いて前記コネクション
上に送信し、前記ターゲットは、前記第2のプロトコル
で、前記コネクション上にデータの出力元を示す識別情
報を含むデータを送信すること、を特徴とする。
【0015】本発明の請求項6に記載のネットワーク制
御システムでは、映像データ、音響データ、及び情報デ
ータの中の、いずれか1つ又は2つ以上のデータを取扱
う機器が、少なくとも2つ以上、伝送路を介して接続さ
れたネットワークにおいて、前記伝送路を介して接続さ
れた前記機器間のデータ転送を、複数のプロトコルを用
いて行うようにしたネットワーク制御システムであっ
て、前記機器内に、メッセージを送受信する単数又は複
数のコントローラと、前記メッセージに応じた処理を行
う単数又は複数の内部機能制御手段を内包する単数又は
複数のターゲットと、前記ターゲットからデータを受信
するコンシューマと、前記ターゲットと前記コンシュー
マとの間で前記データ転送を行うコネクションを確立す
るイニシエータの内、いずれか1つ以上が存在してお
り、前記ネットワーク制御システムが、少なくとも、前
記コントローラと、前記ターゲットと、前記コンシュー
マと、前記イニシエータと、を備えており、前記複数の
プロトコルは、前記メッセージを送信するメッセージ送
信と、前記メッセージ送信に対する応答であるメッセー
ジ応答からなる第1のプロトコルと、前記コネクション
にデータを伝送する第2のプロトコルと、よりなり、前
記内部機能制御手段が前記データ転送を行う際には、前
記内部機能制御手段の要求に応じて、前記ターゲット内
のコネクション管理手段が、前記内部機能制御手段の出
力を、前記第2のプロトコルを用いて前記コネクション
上に送信し、前記コントローラは、前記第1のプロトコ
ルで、前記コンシューマ内の送信先情報を示す送信先を
示す識別情報を前記ターゲットへ送信し、前記ターゲッ
トは、前記第2のプロトコルで、前記コネクション上に
前記第1のプロトコルで受信した前記送信先を示す識別
情報を含むデータを送信すること、を特徴とする。
【0016】本発明の請求項7に記載のネットワーク制
御システムでは、映像データ、音響データ、及び情報デ
ータの中の、いずれか1つ又は2つ以上のデータを取扱
う機器が、少なくとも2つ以上、伝送路を介して接続さ
れたネットワークにおいて、前記伝送路を介して接続さ
れた前記機器間のデータ転送を、複数のプロトコルを用
いて行うようにしたネットワーク制御システムであっ
て、前記機器内に、メッセージを送受信する単数又は複
数のコントローラと、前記メッセージに応じた処理を行
う単数又は複数の内部機能制御手段を内包する単数又は
複数のターゲットと、前記ターゲットからデータを受信
するコンシューマと、前記ターゲットと前記コンシュー
マとの間で前記データ転送を行うコネクションを確立す
るイニシエータの内、いずれか1つ以上が存在してお
り、前記ネットワーク制御システムが、少なくとも、前
記コントローラと、前記ターゲットと、前記コンシュー
マと、前記イニシエータと、を備えており、前記複数の
プロトコルは、前記メッセージを送信するメッセージ送
信と、前記メッセージ送信に対する応答であるメッセー
ジ応答からなる第1のプロトコルと、前記コネクション
にデータを伝送する第2のプロトコルと、よりなり、前
記内部機能制御手段が前記データ転送を行う際には、前
記内部機能制御手段の要求に応じて、前記ターゲット内
のコネクション管理手段が、前記内部機能制御手段の出
力を、前記第2のプロトコルを用いて前記コネクション
上に送信し、前記コントローラは、所望の前記内部機能
制御手段のデータ入出力場所を示すプラグ宛に、前記第
1のプロトコルで前記メッセージを送信し、前記ターゲ
ットは、前記プラグ宛の前記メッセージに応じて動作す
ること、を特徴とする。
【0017】本発明の請求項8に記載のネットワーク制
御システムでは、映像データ、音響データ、及び情報デ
ータの中の、いずれか1つ又は2つ以上のデータを取扱
う機器が、少なくとも2つ以上、伝送路を介して接続さ
れたネットワークにおいて、前記伝送路を介して接続さ
れた機器間のデータ転送を、複数のプロトコルを用いて
行うようにしたネットワーク制御システムであって、前
記機器内に、メッセージを送受信する単数又は複数のコ
ントローラと、前記メッセージに応じた処理を行う単数
又は複数の内部機能制御手段を内包する単数又は複数の
ターゲットと、前記ターゲットからデータを受信するコ
ンシューマと、前記ターゲットと前記コンシューマとの
間で前記データ転送を行うコネクションを確立するイニ
シエータの内、いずれか1つ以上が存在しており、前記
ネットワーク制御システムが、少なくとも、前記コント
ローラと、前記ターゲットと、前記コンシューマと、前
記イニシエータと、を備えており、前記複数のプロトコ
ルは、前記メッセージを送信するメッセージ送信と、前
記メッセージ送信に対する応答であるメッセージ応答か
らなる第1のプロトコルと、前記コネクションにデータ
を伝送する第2のプロトコルと、よりなり、前記コント
ローラは、前記第1のプロトコルで、前記コンシューマ
内の送信先情報を示す送信先を示す識別情報を前記ター
ゲットへ送信し、前記ターゲットは、前記第2のプロト
コルで、前記コネクション上にデータの出力元を示す識
別情報と、前記第1のプロトコルで受信した前記送信先
を示す識別情報を含むデータを送信すること、を特徴と
する。
【0018】本発明の請求項9に記載のネットワーク制
御システムでは、映像データ、音響データ、及び情報デ
ータの中の、いずれか1つ又は2つ以上のデータを取扱
う機器が、少なくとも2つ以上、伝送路を介して接続さ
れたネットワークにおいて、前記伝送路を介して接続さ
れた前記機器間のデータ転送を、複数のプロトコルを用
いて行うようにしたネットワーク制御システムであっ
て、前記機器内に、メッセージを送受信する単数又は複
数のコントローラと、前記メッセージに応じた処理を行
う単数又は複数の内部機能制御手段を内包する単数又は
複数のターゲットと、前記ターゲットからデータを受信
するコンシューマと、前記ターゲットと前記コンシュー
マとの間で前記データ転送を行うコネクションを確立す
るイニシエータの内、いずれか1つ以上が存在してお
り、前記ネットワーク制御システムが、少なくとも、前
記コントローラと、前記ターゲットと、前記コンシュー
マと、前記イニシエータと、を備えており、前記複数の
プロトコルは、前記メッセージを送信するメッセージ送
信と、前記メッセージ送信に対する応答であるメッセー
ジ応答からなる第1のプロトコルと、前記コネクション
にデータを伝送する第2のプロトコルと、よりなり、前
記コントローラは、所望の前記内部機能制御手段のデー
タ入出力場所を示すプラグ宛に、前記第1のプロトコル
で前記メッセージを送信し、前記ターゲットは、前記第
2のプロトコルで、前記コネクション上に、データの出
力元を示す識別情報を含むデータを送信すると共に、前
記プラグ宛の前記メッセージに応じて動作すること、を
特徴とする。
【0019】本発明の請求項10に記載のネットワーク
制御システムでは、映像データ、音響データ、及び情報
データの中の、いずれか1つ又は2つ以上のデータを取
扱う機器が、少なくとも2つ以上、伝送路を介して接続
されたネットワークにおいて、前記伝送路を介して接続
された前記機器間のデータ転送を、複数のプロトコルを
用いて行うようにしたネットワーク制御システムであっ
て、前記機器内に、メッセージを送受信する単数又は複
数のコントローラと、前記メッセージに応じた処理を行
う単数又は複数の内部機能制御手段を内包する単数又は
複数のターゲットと、前記ターゲットからデータを受信
するコンシューマと、前記ターゲットと前記コンシュー
マとの間で前記データ転送を行うコネクションを確立す
るイニシエータの内、いずれか1つ以上が存在してお
り、前記ネットワーク制御システムが、少なくとも、前
記コントローラと、前記ターゲットと、前記コンシュー
マと、前記イニシエータと、を備えており、前記複数の
プロトコルは、前記メッセージを送信するメッセージ送
信と、前記メッセージ送信に対する応答であるメッセー
ジ応答からなる第1のプロトコルと、前記コネクション
にデータを伝送する第2のプロトコルと、よりなり、前
記コントローラは、前記第1のプロトコルで、前記コン
シューマ内の送信先情報を示す送信先を示す識別情報を
前記ターゲットへ送信すると共に、所望の前記内部機能
制御手段のデータ入出力場所を示すプラグ宛に、前記第
1のプロトコルで前記メッセージを送信し、前記ターゲ
ットは、前記第2のプロトコルで、前記コネクション上
に前記第1のプロトコルで受信した前記送信先を示す識
別情報を含むデータを送信すると共に、前記プラグ宛の
前記メッセージに応じて動作すること、を特徴とする。
【0020】本発明の請求項11に記載のネットワーク
制御システムでは、映像データ、音響データ、及び情報
データの中の、いずれか1つ又は2つ以上のデータを取
扱う機器が、少なくとも2つ以上、伝送路を介して接続
されたネットワークにおいて、前記伝送路を介して接続
された前記機器間のデータ転送を、複数のプロトコルを
用いて行うようにしたネットワーク制御システムであっ
て、前記機器内に、メッセージを送受信する単数又は複
数のコントローラと、前記メッセージに応じた処理を行
う単数又は複数の内部機能制御手段を内包し、前記コン
トローラにデータを送信する単数又は複数のターゲット
と、前記ターゲットと前記コントローラとの間で前記デ
ータ転送を行うコネクションを確立するイニシエータの
内、いずれか1つ以上が存在しており、前記ネットワー
ク制御システムが、少なくとも、前記コントローラと、
前記ターゲットと、前記イニシエータと、を備えてお
り、前記複数のプロトコルは、前記メッセージを送信す
るメッセージ送信と、前記メッセージ送信に対する応答
であるメッセージ応答からなる第1のプロトコルと、前
記コネクションにデータを伝送する第2のプロトコル
と、よりなり、前記内部機能制御手段が前記データ転送
を行う際には、前記内部機能制御手段の要求に応じて、
前記ターゲット内のコネクション管理手段が、前記内部
機能制御手段の出力を、前記第2のプロトコルの前記コ
ネクションに接続すること、を特徴とする。
【0021】本発明の請求項12に記載のネットワーク
制御システムでは、映像データ、音響データ、及び情報
データの中の、いずれか1つ又は2つ以上のデータを取
扱う機器が、少なくとも2つ以上、伝送路を介して接続
されたネットワークにおいて、前記伝送路を介して接続
された機器間のデータ転送を、複数のプロトコルを用い
て行うようにしたネットワーク制御システムであって、
前記機器内に、メッセージを送受信する単数又は複数の
コントローラと、前記メッセージに応じた処理を行う単
数又は複数の内部機能制御手段を内包する単数又は複数
のターゲットと、前記ターゲットと前記コントローラと
の間で前記データ転送を行うコネクションを確立するイ
ニシエータの内、いずれか1つ以上が存在しており、前
記ネットワーク制御システムが、少なくとも、前記コン
トローラと、前記ターゲットと、前記イニシエータと、
を備えており、前記複数のプロトコルは、前記メッセー
ジを送信するメッセージ送信と、前記メッセージ送信に
対する応答であるメッセージ応答からなる第1のプロト
コルと、前記コネクションにデータを伝送する第2のプ
ロトコルと、よりなり、前記ターゲットは、前記第2の
プロトコルで、前記コネクション上にデータの出力元を
示す識別情報を含むデータを送信すること、を特徴とす
る。
【0022】本発明の請求項13に記載のネットワーク
制御システムでは、映像データ、音響データ、及び情報
データの中の、いずれか1つ又は2つ以上のデータを取
扱う機器が、少なくとも2つ以上、伝送路を介して接続
されたネットワークにおいて、前記伝送路を介して接続
された機器間のデータ転送を、複数のプロトコルを用い
て行うようにしたネットワーク制御システムであって、
前記機器内に、メッセージを送受信する単数又は複数の
コントローラと、前記メッセージに応じた処理を行い、
前記コントローラにデータを送信するターゲットと、前
記ターゲットと前記コントローラとの間で前記データ転
送を行うコネクションを確立するイニシエータの内、い
ずれか1つ以上が存在しており、前記ネットワーク制御
システムが、少なくとも、前記コントローラと、前記タ
ーゲットと、前記イニシエータと、を備えており、前記
複数のプロトコルは、前記メッセージを送信するメッセ
ージ送信と、前記メッセージ送信に対する応答であるメ
ッセージ応答からなる第1のプロトコルと、前記コネク
ションにデータを伝送する第2のプロトコルと、よりな
り、前記コントローラは、前記第1のプロトコルで、送
信先情報を示す送信先を示す識別情報を前記ターゲット
へ送信し、前記ターゲットは、前記第2のプロトコル
で、前記コネクション上に前記第1のプロトコルで受信
した前記送信先を示す識別情報を含むデータを送信する
こと、を特徴とする。
【0023】本発明の請求項14に記載のネットワーク
制御システムでは、映像データ、音響データ、及び情報
データの中の、いずれか1つ又は2つ以上のデータを取
扱う機器が、少なくとも2つ以上、伝送路を介して接続
されたネットワークにおいて、前記伝送路を介して接続
された前記機器間のデータ転送を、複数のプロトコルを
用いて行うようにしたネットワーク制御システムであっ
て、前記機器内に、メッセージを送受信する単数又は複
数のコントローラと、前記メッセージに応じた処理を行
う単数又は複数の内部機能制御手段を内包し、前記コン
トローラにデータを送信する単数又は複数のターゲット
と、前記ターゲットと前記コントローラとの間で前記デ
ータ転送を行うコネクションを確立するイニシエータの
内、いずれか1つ以上が存在しており、前記ネットワー
ク制御システムが、少なくとも、前記コントローラと、
前記ターゲットと、前記イニシエータと、を備えてお
り、前記複数のプロトコルは、前記メッセージを送信す
るメッセージ送信と、前記メッセージ送信に対する応答
であるメッセージ応答からなる第1のプロトコルと、前
記コネクションにデータを伝送する第2のプロトコル
と、よりなり、前記コントローラは、所望の前記内部機
能制御手段のデータ入出力場所を示すプラグ宛に、前記
第1のプロトコルで前記メッセージを送信し、前記ター
ゲットは、前記プラグ宛の前記メッセージに応じて動作
すること、を特徴とする。
【0024】本発明の請求項15に記載のターゲットで
は、映像データ、音響データ、及び情報データの中の、
いずれか1つ又は2つ以上のデータを取扱う機器が、少
なくとも2つ以上、伝送路を介して接続されたネットワ
ークにおいて、前記伝送路を介して接続された前記機器
間のデータ転送を、複数のプロトコルを用いて行うよう
にしたネットワーク制御システムに用いるターゲットで
あって、前記機器内に、メッセージを送受信する単数又
は複数のコントローラと、前記メッセージに応じた処理
を行う単数又は複数の内部機能制御手段を内包する単数
又は複数の前記ターゲットと、前記ターゲットからデー
タを受信するコンシューマと、前記ターゲットと前記コ
ンシューマとの間で前記データ転送を行うコネクション
を確立するイニシエータの内、いずれか1つ以上が存在
しており、前記ネットワーク制御システムが、少なくと
も、前記コントローラと、前記ターゲットと、前記コン
シューマと、前記イニシエータと、を備えており、前記
複数のプロトコルは、前記メッセージを送信するメッセ
ージ送信と、前記メッセージ送信に対する応答であるメ
ッセージ応答からなる第1のプロトコルと、前記コネク
ションにデータを伝送する第2のプロトコルと、よりな
り、前記ターゲットにおいて、前記内部機能制御手段が
前記データ転送を行う際には、前記内部機能制御手段の
要求に応じて、前記ターゲット内のコネクション管理手
段が、前記内部機能制御手段の出力を、前記第2のプロ
トコルの前記コネクションに接続すること、を特徴とす
る。
【0025】本発明の請求項16に記載のターゲットで
は、映像データ、音響データ、及び情報データの中の、
いずれか1つ又は2つ以上のデータを取扱う機器が、少
なくとも2つ以上、伝送路を介して接続されたネットワ
ークにおいて、前記伝送路を介して接続された機器間の
データ転送を、複数のプロトコルを用いて行うようにし
たネットワーク制御システムに用いるターゲットであっ
て、前記機器内に、メッセージを送受信する単数又は複
数のコントローラと、前記メッセージに応じた処理を行
う単数又は複数の内部機能制御手段を内包する前記ター
ゲットと、前記ターゲットからデータを受信するコンシ
ューマと、前記ターゲットと前記コンシューマとの間で
前記データ転送を行うコネクションを確立するイニシエ
ータの内、いずれか1つ以上が存在しており、前記ネッ
トワーク制御システムが、少なくとも、前記コントロー
ラと、前記ターゲットと、前記コンシューマと、前記イ
ニシエータと、を備えており、前記複数のプロトコル
は、前記メッセージを送信するメッセージ送信と、前記
メッセージ送信に対する応答であるメッセージ応答から
なる第1のプロトコルと、前記コネクションにデータを
伝送する第2のプロトコルと、よりなり、前記第2のプ
ロトコルで、前記コネクション上にデータの出力元を示
す識別情報を含むデータを送信すること、を特徴とす
る。
【0026】本発明の請求項17に記載のターゲットで
は、映像データ、音響データ、及び情報データの中の、
いずれか1つ又は2つ以上のデータを取扱う機器が、少
なくとも2つ以上、伝送路を介して接続されたネットワ
ークにおいて、前記伝送路を介して接続された機器間の
データ転送を、複数のプロトコルを用いて行うようにし
たネットワーク制御システムに用いるターゲットであっ
て、前記機器内に、メッセージを送受信する単数又は複
数のコントローラと、前記メッセージに応じた処理を行
う前記ターゲットと、前記ターゲットからデータを受信
するコンシューマと、前記ターゲットと前記コンシュー
マとの間で前記データ転送を行うコネクションを確立す
るイニシエータの内、いずれか1つ以上が存在してお
り、前記複数のプロトコルは、前記メッセージを送信す
るメッセージ送信と、前記メッセージ送信に対する応答
であるメッセージ応答からなる第1のプロトコルと、前
記コネクションにデータを伝送する第2のプロトコル
と、よりなり、前記ネットワーク制御システムが、少な
くとも、前記第1のプロトコルで、前記コンシューマ内
の送信先情報を示す送信先を示す識別情報を前記ターゲ
ットへ送信する前記コントローラと、前記ターゲット
と、前記コンシューマと、前記イニシエータと、を備え
ており、前記第2のプロトコルで、前記コネクション上
に前記第1のプロトコルで受信した前記送信先を示す識
別情報を含むデータを送信すること、を特徴とする。
【0027】本発明の請求項18に記載のターゲットで
は、映像データ、音響データ、及び情報データの中の、
いずれか1つ又は2つ以上のデータを取扱う機器が、少
なくとも2つ以上、伝送路を介して接続されたネットワ
ークにおいて、前記伝送路を介して接続された前記機器
間のデータ転送を、複数のプロトコルを用いて行うよう
にしたネットワーク制御システムに用いるターゲットで
あって、前記機器内に、メッセージを送受信する単数又
は複数のコントローラと、前記メッセージに応じた処理
を行う単数又は複数の内部機能制御手段を内包する単数
又は複数の前記ターゲットと、前記ターゲットからデー
タを受信するコンシューマと、前記ターゲットと前記コ
ンシューマとの間で前記データ転送を行うコネクション
を確立するイニシエータの内、いずれか1つ以上が存在
しており、前記複数のプロトコルは、前記メッセージを
送信するメッセージ送信と、前記メッセージ送信に対す
る応答であるメッセージ応答からなる第1のプロトコル
と、前記コネクションにデータを伝送する第2のプロト
コルと、よりなり、前記ネットワーク制御システムが、
少なくとも、所望の前記内部機能制御手段のデータ入出
力場所を示すプラグ宛に、前記第1のプロトコルで前記
メッセージを送信する前記コントローラと、前記ターゲ
ットと、前記コンシューマと、前記イニシエータと、を
備えており、前記プラグ宛の前記メッセージに応じて動
作すること、を特徴とする。
【0028】本発明の請求項19に記載のコントローラ
では、映像データ、音響データ、及び情報データの中
の、いずれか1つ又は2つ以上のデータを取扱う機器
が、少なくとも2つ以上、伝送路を介して接続されたネ
ットワークにおいて、前記伝送路を介して接続された機
器間のデータ転送を、複数のプロトコルを用いて行うよ
うにしたネットワーク制御システムに用いるコントロー
ラであって、前記機器内に、メッセージを送受信する単
数又は複数の前記コントローラと、前記メッセージに応
じた処理を行うターゲットと、前記ターゲットからデー
タを受信するコンシューマと、前記ターゲットと前記コ
ンシューマとの間で前記データ転送を行うコネクション
を確立するイニシエータの内、いずれか1つ以上が存在
しており、前記複数のプロトコルは、前記メッセージを
送信するメッセージ送信と、前記メッセージ送信に対す
る応答であるメッセージ応答からなる第1のプロトコル
と、前記コネクションにデータを伝送する第2のプロト
コルと、よりなり、前記ネットワーク制御システムが、
少なくとも、前記第2のプロトコルで前記コネクション
上に前記第1のプロトコルで受信した前記送信先を示す
識別情報を含むデータを送信する前記ターゲットと、前
記コントローラと、前記コンシューマと、前記イニシエ
ータと、を備えており、前記第1のプロトコルで、前記
コンシューマ内の送信先情報を示す送信先を示す識別情
報を前記ターゲットへ送信すること、を特徴とする。
【0029】本発明の請求項20に記載のコントローラ
では、映像データ、音響データ、及び情報データの中
の、いずれか1つ又は2つ以上のデータを取扱う機器
が、少なくとも2つ以上、伝送路を介して接続されたネ
ットワークにおいて、前記伝送路を介して接続された前
記機器間のデータ転送を、複数のプロトコルを用いて行
うようにしたネットワーク制御システムに用いるコント
ローラであって、前記機器内に、メッセージを送受信す
る単数又は複数の前記コントローラと、前記メッセージ
に応じた処理を行う単数又は複数の内部機能制御手段を
内包する単数又は複数のターゲットと、前記ターゲット
からデータを受信するコンシューマと、前記ターゲット
と前記コンシューマとの間で前記データ転送を行うコネ
クションを確立するイニシエータの内、いずれか1つ以
上が存在しており、前記複数のプロトコルは、前記メッ
セージを送信するメッセージ送信と、前記メッセージ送
信に対する応答であるメッセージ応答からなる第1のプ
ロトコルと、前記コネクションにデータを伝送する第2
のプロトコルと、よりなり、前記ネットワーク制御シス
テムが、少なくとも、所望の前記内部機能制御手段のデ
ータ入出力場所を示すプラグ宛の前記メッセージに応じ
て動作する前記ターゲットと、前記コントローラと、前
記コンシューマと、前記イニシエータと、を備えてお
り、前記プラグ宛に、前記第1のプロトコルで前記メッ
セージを送信すること、を特徴とする。
【0030】本発明の請求項21に記載のコンシューマ
では、映像データ、音響データ、及び情報データの中
の、いずれか1つ又は2つ以上のデータを取扱う機器
が、少なくとも2つ以上、伝送路を介して接続されたネ
ットワークにおいて、前記伝送路を介して接続された機
器間のデータ転送を、複数のプロトコルを用いて行うよ
うにしたネットワーク制御システムに用いるコンシュー
マであって、前記機器内に、前記コンシューマと、メッ
セージを送受信する単数又は複数のコントローラと、前
記メッセージに応じた処理を行うターゲットと、前記タ
ーゲットと前記コンシューマとの間で前記データ転送を
行うコネクションを確立するイニシエータの内、いずれ
か1つ以上が存在しており、前記ネットワーク制御シス
テムが、少なくとも、前記コントローラと、前記ターゲ
ットと、前記コンシューマと、前記イニシエータと、を
備えており、前記複数のプロトコルは、前記メッセージ
を送信するメッセージ送信と、前記メッセージ送信に対
する応答であるメッセージ応答からなる第1のプロトコ
ルと、前記コネクションにデータを伝送する第2のプロ
トコルと、よりなり、前記第2のプロトコルによって前
記コネクション上に前記ターゲットが送信する、前記第
1のプロトコルによって前記コントローラから受信した
前記コンシューマ内の送信先情報を示す送信先を示す識
別情報を含むデータ、を受信すること、を特徴とする。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るネットワーク
制御システムの実施の形態について、図面を参照しなが
ら説明する。尚、ここで示す実施の形態はあくまでも一
例であって、必ずしもこの実施の形態に限定されるもの
ではない。又、以下に述べる、ネットワーク制御システ
ムを利用するAVCシステムのネットワーク構成とし
て、例えば、図1に示すような映像/音響/情報機器に
よる構成が考えられる。尚、本明細書中で述べるターゲ
ットとは制御対象のことであり、コントローラとはこの
制御対象を制御するものの事を言う。又、コンシューマ
とは、ターゲットからのデータを受信するものであり、
イニシエータとは、ターゲットとコンシューマとの間に
第2のプロトコルのコネクションを張るものである。さ
らに本明細書では、映像/音響/情報機器をまとめて
「機器」と称するが、この機器にはプリンタやミニディ
スク等のような現存する映像/音響/情報機器のみなら
ず、将来開発され出現するであろうこれらの分野に関連
した機器もすべて含む。尚、1つの機器内にターゲッ
ト、コントローラ、コンシューマ、及びイニシエータが
任意の組み合わせで共存しても良いし、どれか1つのみ
を有していても良い。さらに、1つの機器内に複数のコ
ントローラ、複数のターゲット、複数のコンシューマ、
複数のイニシエータを有していても良い。
【0032】又、機器は伝送路上の1つのノードに対応
するものであり、1つの筐体内に複数のノードを有する
ように装置を構成しても良い。尚、1つの機器内に複数
のターゲットがある場合や、別の機能を有する場合、タ
ーゲット、コントローラ、コンシューマ、イニシエータ
のうち複数を有する場合、等において、以下説明するタ
ーゲット、コントローラ、コンシューマ、イニシエータ
の各構成要素は、他の機能や手段と兼用していても良
い。
【0033】そして以下の説明中におけるプラグとは、
データの入出力する口を示すものであって理論的なプラ
グのことである。例えば、このプラグは各々プラグ番号
を有し、このプラグ番号で各々を区別するように構成さ
れる。さらにこれらのプラグ番号は、I/O(Inpu
t/Output)アドレス等に1対1に対応するよう
に構成しても良い。
【0034】(実施の形態1)まず、本発明に係るネッ
トワーク制御システムを利用するAVCシステムについ
て、図面を参照しつつ簡単に説明する。図1はシステム
構成の一例であるが、この図1において、41はテレ
ビ、42はテレビ用のリモコン、43はパーソナルコン
ピュータ(以下「PC」とする。)、31は録再可能な
ディジタル・ビデオ・ディスク(以下「DVD」とす
る。)、32はディジタル・ビデオ方式(以下「DV方
式」とする。)のディジタルVTR(以下「DVC」と
する。)、33はVHS方式のディジタルVTR(以下
「DVHS」とする。)、34はDV方式のディジタル
ムービー(以下「DVCムービー」とする。)、35は
CSディジタル放送等のセットトップボックス(以下
「STB」とする。)である。そしてこれらの機器は、
図1に示すように、伝送路1によって接続されてAVC
システムのネットワークを構成する。
【0035】テレビ41は、コントローラとコンシュー
マとターゲット(ここでは地上波チューナとビデオモニ
タである。)からなる機器であり、リモコン42を用い
て、後述するコントローラ内部機能制御手段に指示を与
え、他のターゲットから得たデータを画面上に表示す
る。
【0036】PC43は、コントローラとコンシューマ
とターゲット(ここでは電話線とインターフェースをと
るモデムとビデオモニタ等である。)からなる機器であ
り、キーボードやマウス等を用いて、使用者はコントロ
ーラ内部機能制御手段に指示を与え、他のターゲットか
ら得たデータを画面上に表示する。尚、このテレビ41
とPC43は、ターゲットとコントローラとコンシュー
マとが一体となった機器として定義される。
【0037】DVD31及びDVCムービー34は、A
Vデータを記録再生する事が可能なターゲットである。
又、DVC32、DVHS33は、AVデータを記録再
生する事が可能なターゲットとディジタル放送チューナ
機能を有するターゲットからなる機器である。そして、
STB35はCSディジタル放送を受信するためのチュ
ーナ機能を有するターゲットである。
【0038】ここで、DVD31、DVC32、DVH
S33、DVCムービー34、STB35をターゲット
としたが、機器の大きさが小さくとも、タッチパネルや
リモコン等で使用者が他のターゲットの機能を選択する
等の操作ができるのであれば、これらの機器をコントロ
ーラとターゲットを含む機器としてもよい。さらに、液
晶パネル等で他のターゲットの情報を表示出来る環境を
実現したり、他のターゲットからの情報を処理できる機
能を有する場合には、コンシューマを含む機器としても
よい。
【0039】さらに、ここに挙げたAVCシステムのネ
ットワークを構成する機器は、コンシューマ及びコント
ローラとしての処理機能を含むと共に機器用のリモコン
を有し、表示及び音声のみをアナログ結線等でモニタに
表示させ、使用者はこの画面を見ながら、機器のリモコ
ンで操作するように構成することも可能であり、この
時、この機器はコントローラとターゲットを含む機器と
してもよい。
【0040】又、コンシューマを含む機器としては、プ
リンタやテレビ等のようにデータを印刷したり表示する
等、出力する機器及びデータフォーマットを変換して他
の機器に伝えるようなモデムやブリッジ、ルータ、ゲー
トウェイ等の機器がある。
【0041】次に、このように構成されるネットワーク
の制御システムに用いられるターゲットについて、以
下、図面を参照しつつ説明する。図2は本実施の形態に
おけるターゲットのブロック図を示す。この図2におい
て、1は伝送路、2はパケット送受信手段、3は同期デ
ータ送受信手段、4はデバイス信号処理手段、5は非同
期データ送受信手段、6は第1のプロトコル処理手段、
7は機器構成情報、18は第2のプロトコル送信手段、
20はコネクション管理手段、21は第1のデバイス内
部機能制御手段、22は第2のデバイス内部機能制御手
段、23は第3のデバイス内部機能制御手段、である。
尚、デバイス内部機能制御手段の数は任意であってよ
く、内部機能制御手段が1つ又は複数個存してもよく、
又これを全く持たないターゲットが存在することも考え
られる。ここでは3個存在するものとして説明する。ま
た、ここで、内部機能制御手段は、デバイス、コントロ
ーラ、或いはコンシューマ内の機能単位を示すものであ
り、デバイス内に存在する内部機能制御手段をデバイス
内部機能制御手段と言う。
【0042】以下、ターゲットを構成する各部材につい
て説明する。まず、伝送路1について説明すると、ここ
ではIEEE1394規格(IEEE1394−199
5及びこれと互換性のある上位規格)で定められたシリ
アルバス(1394バス)を用いている。しかしこの伝
送路1は必ずしも1394バスである必要はなく、AT
M、イーサーネットや赤外線伝送、等の伝送路を用いて
も良い。
【0043】次にパケット送受信手段2について述べる
と、これは伝送路1との物理的、電気的インターフェー
スを取るとともに、バスの使用権の調停、同期転送用の
サイクル制御等も行う。さらにパケット送受信手段2は
伝送路1上のパケットを宛先に応じて取捨選択して受信
することや、伝送路1上へパケットの送信を行う。
【0044】次に同期データ送受信手段3について述べ
ると、これは、送信時には転送レートの管理(データの
分割)やヘッダの付加を行う。例えば、1394バスの
AVプロトコル(IEC61883)規格を使う場合
は、同期データ送受信手段3でCIP(Common
Isochronous Packet)ヘッダの付加
を行う。逆にデータを受信する際には、受信パケットを
正しい順へ並び替え、ヘッダの除去等を行う。
【0045】次にデバイス信号処理手段4について述べ
ると、これは同期データを同期データ送受信手段3から
受け取り、デバイスに応じた信号処理を行う。例えば、
このデバイスがDVC等の記録再生機器であれば、同期
データに対して、磁気テープ等の記録メディアへ記録す
るためのフォーマット変換、伝送路用暗号の復号、デー
タ圧縮形式の変更、デコード等の信号処理を行い、コネ
クション管理手段20の指示に応じて、各デバイス内部
機能制御手段に送信する。
【0046】又デバイス信号処理手段4は第1のデバイ
ス内部機能制御手段21、第2のデバイス内部機能制御
手段22、第3のデバイス内部機能制御手段23、から
記録メディア、放送波等の同期データを取り出し、フォ
ーマット変換等を行い、同期データ送受信手段3へ送信
することも行う。
【0047】ここで、デバイス信号処理手段4は、同期
データの信号の切換のみを行うように構成しても良く、
この時、デバイス信号処理手段4は、同期データ送受信
手段から得た同期データをコネクション管理手段20の
指示に応じて、適切なデバイス内部機能制御手段へ伝達
する。そして、各デバイス内部機能制御手段21、2
2、23内で、このデータに対して、フォーマット変換
やデータ圧縮形式の変更等の信号処理を行う。同様に、
各デバイス内部機能制御手段内で、フォーマット変換等
の信号処理が行われたデータを、デバイス信号処理手段
4は、コネクション管理手段20の指示に応じて選択
し、同期データとして、同期データ送受信手段へ出力す
る。
【0048】次に非同期データ送受信手段5について述
べると、これは伝送路1に応じた非同期データのトラン
ザクション処理を行うものであり、1394バスの場合
であれば、リードトランザクション、ライトトランザク
ション、ロックトランザクション処理等を行う。この非
同期データ送受信手段5はソフトウエアで構成しても良
い。
【0049】次に第1のプロトコル処理手段6について
述べると、これは非同期データ送受信手段5から受け取
った非同期データ(メッセージ)を処理し、このターゲ
ット内の適切な構成要素に伝達すると共に、第1のプロ
トコルに則りコントローラへ応答する。
【0050】ここで、第1のプロトコルとして、AVプ
ロトコル(IEC61883)規格のFCP及び139
4TA(1394 Trade Associatio
n)で議論されているAV/Cコマンド(Audio/
Video ControlDigital Inte
rface Command Set)を使う場合は、
第1のプロトコル処理手段6は、受信メッセージからタ
ーゲット内で有効なメッセージへの変換、及び受信メッ
セージに対する第1のプロトコルに応じた適切な応答を
行うように動作する。例えば、第1のプロトコル処理手
段6は、受け取ったメッセージがデータの要求であれば
その有効性を判定し、有効であればコントローラへ前記
メッセージを了解した旨応答し、同時に機器内部機能制
御手段9へこのデータ要求に相当する機能を実行する指
示を出すように動作する。
【0051】又、第1のプロトコル処理手段6は、非同
期データ(メッセージ)を送信することも可能であり、
この時、ターゲット内で有効なメッセージから第1のプ
ロトコルで使用するメッセージへ変換すると共に、その
応答を待ち解釈するように構成しても良い。そしてこの
場合、コントローラから機器構成情報7の読み込みを要
求された時、非同期データ送受信手段5は受け取った要
求に応じて、機器構成情報7に記された情報をコントロ
ーラへ送出するように動作する。ここで、非同期データ
送受信手段5と第1のプロトコル処理手段6は、1つの
手段として構成しても良い。
【0052】次に機器構成情報7について述べると、こ
れは機器の構成情報を示すものである。記述方法とし
て、例えば、ISO/IEC13213:1994規格
で示されるCSR(Command and Stat
us Registers) アーキテクチャのコンフィ
ギュレーションROMで示される規則に則った記述とす
ることが出来る。1394バスを用いる場合は、バスマ
ネージャやアイソクロノス動作をサポートしているか否
か、という機器が対応するバスの情報や、AVプロトコ
ルをサポートしているか否か、という情報を含むユニッ
トディレクトリ、そしてこの機器の識別子であるユニー
クID、等の情報をこの機器構成情報7は有している。
【0053】又、機器構成情報7内にはターゲットの情
報をも記載しても良い。このターゲットの情報とは、例
えばターゲットがサポートするプロトコルやコマンドの
種別や、ターゲットのタイプをコード化したターゲット
タイプ、ターゲットのバージョン情報、等を記したもの
である。ターゲットタイプとは、例えば、VTRなの
か、STBなのかといった、このターゲットの機能の概
要が分かる情報である。
【0054】次に、第1のデバイス内部機能制御手段2
1について説明する。第1のデバイス内部機能制御手段
21は、ターゲット内の1つの機能単位であり、例え
ば、ターゲットがVTRの場合、チューナとデッキの2
つの機能単位からなり、各デバイス内部機能制御手段
は、デバイス内部機能制御手段外部からの指示に応じて
動作し、各機能の一部又は全部を実現する。第2のデバ
イス内部機能制御手段22、第3のデバイス内部機能制
御手段23についても同様であり、これらのデバイス内
部機能制御手段、及びコントローラ内部にあるコントロ
ーラ内部機能制御手段を総称して、内部機能制御手段と
呼ぶ。
【0055】そして、第1のプロトコル処理手段6が受
け取ったデータがあるデバイス内部機能制御手段の動作
を示す制御コードであれば、第1のプロトコル処理手段
6は、このデータが示す内部機能制御手段に、この制御
コードに従った動作を行わせる。第2のデバイス内部機
能制御手段22、第3のデバイス内部機能制御手段23
についても同様である。
【0056】そしてこれら第1のデバイス内部機能制御
手段21、第2のデバイス内部機能制御手段22、第3
のデバイス内部機能制御手段23の情報は、後述のコネ
クション管理手段20の指示に応じて、第2のプロトコ
ル送信手段18、非同期データ送受信手段5等を経て、
コントローラに転送される。なお、ここで、デバイス内
部機能制御手段21、22、23と第2のプロトコル送
信手段18の間に、ターゲット内部で任意のプロトコル
でコネクションを形成するように構成しても良い。
【0057】次に、コネクション管理手段20は、ター
ゲット内部のコネクションの管理を行うものであり、例
えば、第1のプロトコル処理手段6が受け取ったデータ
が、伝送路1から受信した同期データを第1のデバイス
内部機能制御手段21へ伝送することを指示するメッセ
ージであったら、ターゲット内部でデバイス信号処理手
段4で受信した同期データを第1のデバイス内部機能制
御手段21に送るように指示する。又、各デバイス内部
機能制御手段が第2のプロトコルでデータをコンシュー
マへ送信する際には、各デバイス内部機能制御手段に応
じて、コネクション管理手段20は、このデバイス内部
機能制御手段の出力を受け取るように、第2のプロトコ
ル送信手段18へ指示を出す。
【0058】よって、コネクション管理手段20は、第
1のプロトコル処理手段6の指示により、第1、第2、
第3デバイス内部機能制御手段21、22、23のう
ち、適切なデバイス内部機能制御手段とデバイス信号処
理手段4とのコネクションを張り、デバイス内部機能制
御手段からの要求に応じて、このデバイス内部機能制御
手段と第2のプロトコル送信手段18との間にコネクシ
ョンを張る。このようにして、各デバイス内部機能制御
手段が第2のプロトコルでデータを出力したいときに、
自動的に、ターゲット内部のデータの流れ(コネクショ
ン)を切り換えることが可能となる。
【0059】次に、このターゲットで利用する第2のプ
ロトコルについて説明すると、第2のプロトコルは、第
1のプロトコルと異なるプロトコルであり、送信元と受
信先の間にコネクションを張った後、データの送信を行
い、各データ送信の全てに対しては応答を返さないもの
である。
【0060】例えば、送信元と受信先の間で情報を交換
して、データを書き込むアドレスや、一連続で書き込む
バッファサイズ、等の送信方法を取り決めてコネクショ
ンを張り、1394のライトトランザクションを複数回
連続して行ってデータを受信先に書き込み、データを転
送する。このような方法として、例えば、1394TA
で議論されているAsynchronous Seri
al Bus Connectionsがある。
【0061】そして第2のプロトコル送信手段18は、
この第2のプロトコルのターゲット側における処理、つ
まり送信元の処理を行うものであり、例えば機能情報管
理手段17から機能一覧8の情報を受け取り、非同期デ
ータ送受信手段5を経由してデータの送信を行うもので
ある。なお第2のプロトコルにおけるコネクションの接
続/切断処理は、コネクション管理手段20が、第1の
プロトコルにより行う。
【0062】このような各部材により構成される、本実
施の形態におけるターゲットの、コントローラからの要
求による動作について以下に説明する。ここで、コント
ローラとコンシューマは同一の機器内に存在し、内部で
データを共有するものとする。尚、コントローラとコン
シューマは別々の機器に存在しても良い。
【0063】まず、ターゲットが伝送路1に接続された
場合やコントローラが伝送路1に接続された場合、コン
トローラは、まずターゲットの機器構成情報7を読み込
み、ターゲットに関する情報、例えば機器の種類やGU
I情報の有無、等を確認し、読み込む。
【0064】次に、コントローラ(イニシエータ)は、
ターゲットとコンシューマの間に第2のプロトコルのコ
ネクションを張る。これらのコネクションについては後
述する。そしてコントローラは、ターゲットに対して、
パネルや表示部品、等のGUI情報を要求するデータ要
求を発行し、その情報を第2のプロトコルを用いたコネ
クションにより、コンシューマに伝送する。なお、GU
I情報中の特定の表示部品のみを要求するコマンドを発
行し、表示部品とこのIDのみを伝送するように構成し
ても良い。このようにして、コントローラ(コンシュー
マ)は、受信した表示部品を画面に表示すること等が可
能である。
【0065】又、ターゲットがコントローラから制御コ
ードと使用者の操作情報を受け取った場合には、状況に
応じてこの制御コードとユーザの操作情報で示される処
理を行う。例えば、ターゲットの機能を示す表示部品等
に対して、この表示部品の識別情報が、使用者の操作情
報である「選択」と共にコントローラからターゲットに
送信されて来た場合には、非同期データ送受信手段5
は、この表示部品が示す機能を実行するように機器内部
機能制御手段9へ指示を出す。尚、表示部品の制御コー
ドとしては、例えば表示部品の識別情報、等が用いられ
る。
【0066】このように、コントローラからのGUI情
報の要求に対して、ターゲットはデバイスの情報を提示
するだけでよく、ターゲットの負荷を小さくできる。
又、ターゲット内部の各デバイスに対して、標準化団体
等でコマンドを規定する必要が無く、現在想定できない
ような新機能を持つデバイスでも、容易に伝送路1経由
でこの新機能を使用することが可能になる。
【0067】尚、以上説明したターゲットにおいて、同
期データ送受信手段3及びターゲット信号処理手段4
は、本発明の必須構成要素ではないので、ターゲットの
機能に応じて任意に構成して良く、場合によってはこれ
らが存在しなくともよい。つまり、以上の説明において
同期データを受けることとしたが、この同期データは場
合によっては受けなくともよい。又、各手段はハードウ
エア或いはソフトウエアのいずれで構成してもよい。
尚、コントローラとコンシューマは別々の機器に存在し
ても良い。
【0068】次に、本実施の形態におけるコントローラ
について、以下、図面を参照しつつ説明する。図3は本
実施の形態におけるコントローラのブロック図を示すも
のである。ここで、30は第1のプロトコル処理手段、
10はコントローラ信号処理手段、19は第2のプロト
コル送信手段、25は第1のコントローラ内部機能制御
手段、26は第2のコントローラ内部機能制御手段、2
7は第3のコントローラ内部機能制御手段、である。
尚、コントローラ内部機能制御手段の数は任意であって
よく、又は存在しなくても良い。ここでは3個存在する
ものとして説明する。又、ここでは、コンシューマはコ
ントローラと同一機器内に存在するものとして説明する
が、別の機器に存在していても構わない。
【0069】以下、コントローラを構成するこれら各部
品について簡単に説明するが、図3において、図2と同
一の構成要素には、同一の符号を付して、その説明を省
略する。まず、コントローラ信号処理手段10について
述べると、これは、同期データを同期データ送受信手段
3から受け取り、このコントローラに応じた信号処理を
行う。例えば、このコントローラが、ビデオモニタ等の
映像を表示する能力のある機器であれば、同期データ、
例えば、MPEG2のストリーム、等を復号し、コネク
ション管理手段20の指示に応じて、画面表示を行うコ
ントローラ内部機能制御手段へ送信し、このコントロー
ラ内部機能制御手段が画面上へ表示する。逆に、コント
ローラ内部機能制御手段から受け取ったデータに対し
て、フォーマット変換やストリームの圧縮又は伸張など
の信号処理を行い、同期データ送信手段3へ送信する。
【0070】ここで、コントローラ信号処理手段10
は、同期データの信号の切換のみを行うように構成して
も良く、この時、コントローラ信号処理手段10は、同
期データ送受信手段から得た同期データをコネクション
管理手段20の指示に応じて、適切なコントローラ内部
機能制御手段へ伝達する。同様に、各コントローラ内部
機能制御手段内で、フォーマット変換等の信号処理が行
われたデータを、コントローラ信号処理手段4は、コネ
クション管理手段20の指示に応じて選択し、同期デー
タとして、同期データ送受信手段へ出力する。
【0071】第1のプロトコル処理手段30は、先述し
たターゲットで用いたものと同一のものである。但し、
このコントローラでは第1のプロトコル処理手段30
は、先述したターゲット内のデバイス内部機能制御手段
ではなく、第1、第2、第3のコントローラ内部機能制
御手段25、26、27と接続している。
【0072】第2のプロトコル送信手段19は、第2の
プロトコルのコンシューマ側における処理、つまり受信
元の処理を行うものであり、ターゲット内部のデバイス
内部機能制御手段のデータを、第2のプロトコルを用い
たコネクション上から非同期データ送受信手段5経由で
受け取り、後述するコントローラ内部機能制御手段に伝
達する。尚、第2のプロトコルにおけるコネクションの
接続/切断処理は、コネクション管理手段20が、第1
のプロトコル処理手段20及び非同期データ送受信手段
5を経由して、第1のプロトコルで行う。
【0073】次に、第1のコントローラ内部機能制御手
段25、第2のコントローラ内部機能制御手段26、第
3のコントローラ内部機能制御手段27等のコントロー
ラ内部機能制御手段について説明すると、これらは例え
ば機器制御用のアプリケーションや編集用のアプリケー
ション、等の各種アプリケーションや画面表示、印刷等
の機能を実現する機能単位であり、コントローラ(コン
シューマ)はこれらコントローラ内部機能制御手段への
データを第2のプロトコルで受信する。受信するデータ
は、例えば表示の指示や、印刷の指示等である。そし
て、このコントローラ内部機能制御手段は、例えばコン
トローラの画面上に、第2のプロトコルを用いて受信し
たターゲットのGUI情報等を示す表示部品を表示し、
これを使用者へ通知すると共に、使用者の操作に応じ
て、ターゲット及び機能の選択、等を第1のプロトコル
を用いて行うものである。又、コントローラ信号処理手
段10から受け取ったデータや、第1のプロトコル処理
手段30又は第2のプロトコル受信手段19から受け取
ったデータを表示したり再生したりすることも出来る。
尚、ここではコントローラ内部機能制御手段としたが、
これらの内部機能制御手段はコンシューマ内部に存在す
る、としても良い。
【0074】このような各部材により構成される、本実
施の形態におけるコントローラの動作について、以下に
説明する。まず、使用者がターゲットを示す表示部品を
選択すると、ターゲット内のデバイス内部機能制御手段
(ここでは第1のデバイス内部機能制御手段21として
おく。)からこのターゲットのGUI情報を読み込み表
示画面上に表示する。
【0075】次に、使用者がGUI情報の中から機能を
示す表示部品を選択すると、第1のデバイス内部機能制
御手段21から得たこの表示部品に対応する制御コード
と使用者の操作情報を、第1のプロトコル処理手段30
等を通して発行する。コントローラ内部機能制御手段
(ここでは第1のコントローラ内部機能制御手段25と
する。)は、この制御コードと使用者の操作情報に対す
るターゲットの応答を、GUI情報として、第2のプロ
トコル受信手段19経由で受け取る。
【0076】又、第2のプロトコルにより、ターゲット
からGUI情報の変更通知、例えば、変更したGUI情
報の転送、を受けた際には、この変更されたデバイスを
画面上に表示する。よって、現時点でのターゲットの状
態等に対して最新のGUIを表示画面上に表示し、使用
者に通知することが出来る。
【0077】次に、本実施の形態において、第2のプロ
トコルが用いるコネクションの接続/切断方法につい
て、図面を参照しつつ説明する。図4は、第2のプロト
コルで用いるコネクションの接続/切断方法を示すもの
であり、(a)はイニシエータ及びコンシューマが独立
した機器の場合、(b)はイニシエータが独立した機器
の場合、(c)はイニシエータ及びコンシューマがコン
トローラと同一機器内に存在する場合であり、図中、4
0はイニシエータ、41はコントローラ、42はターゲ
ット、43はコンシューマである。
【0078】尚、コネクションとは伝送路1上を流れる
データに対して論理的に構成された情報伝送用のパスで
あり、ターゲットやコンシューマは複数のコネクション
を有していても良い。この時、各コネクションは、論理
的なプラグ番号やポート番号等でデータを送受信するア
ドレスなどを指定し、このプラグ番号やポート番号など
で各コネクションを区別する。
【0079】図4(a)は、イニシエータ、コントロー
ラ、ターゲット、コンシューマが各々独立した機器に存
在する場合の例であり、ターゲットとコンシューマとの
間に、イニシエータが張るコネクションが存在する。
【0080】まず、イニシエータ40が、コントローラ
41とコンシューマ43の間に第2のプロトコルのコネ
クションを張る。このコネクションにおいて、第2のプ
ロトコルで流れるデータの送信元はターゲット42、受
信先はコンシューマ43である。
【0081】イニシエータ40はコントローラ41から
コネクションに必要な情報、例えば接続可能なバッファ
のアドレス等のコントローラ、のリソース情報、等を取
得し、これを用いて、ターゲット42に対してコネクシ
ョンへの接続を試みる。これが成功した際には、イニシ
エータ40はコンシューマ43に対してコネクションへ
の接続を行う。このようにして、コントローラ41とコ
ンシューマ43の間にコネクションを確立する。
【0082】又、コネクションを切断する際にも同様
に、イニシエータ40はコンシューマ43をコネクショ
ンから切断し、次にターゲット42をコネクションから
切断する。これが成功した際には、イニシエータ40は
コンシューマ43がコネクション用に確保していたリソ
ースの解放を行う。よって、この時、コントローラ41
は、ターゲット43とコンシューマ42間のコネクショ
ンの確立/切断には、関わらない。
【0083】図4(b)は、イニシエータ、コントロー
ラ、ターゲットが各々独立した機器に存在する場合の例
であり、コンシューマは、コントローラと同一機器内に
存在する。ここで、ターゲットとコントローラとの間
に、イニシエータが張るコネクションが存在する。この
コネクションにおいて、第2のプロトコルで流れるデー
タの送信元はターゲット42、受信先はコントローラ4
1である。
【0084】イニシエータ40はコントローラ41から
コネクションに必要な情報、例えば接続可能なバッファ
のアドレス等のコントローラ、のリソース情報、等を取
得し、これを用いて、ターゲット42に対してコネクシ
ョンへの接続を試みる。これが成功した際には、イニシ
エータ40はコントローラ41に対してコネクションへ
の接続を行う。このようにして、コントローラ41とタ
ーゲット42の間にコネクションを確立する。
【0085】又、コネクションを切断する際にも同様
に、イニシエータ40はコントローラ41をコネクショ
ンから切断し、次にターゲット42をコネクションから
切断する。これが成功した際には、イニシエータ40は
コントローラ41がコネクション用に確保していたリソ
ースの解放を行う。
【0086】次に、図4(c)は、コントローラ、ター
ゲットが各々独立した機器に存在する場合の例であり、
イニシエータ及びコンシューマは、コントローラと同一
機器内に存在する。ここで、ターゲットとコントローラ
との間に、イニシエータが張るコネクションが存在す
る。
【0087】ここで、コントローラ41が、コントロー
ラ41とターゲット42の間に第2のプロトコルのコネ
クションを張る。このコネクションにおいて、第2のプ
ロトコルで流れるデータの送信元はターゲット42、受
信先はコントローラ41である。つまり、図4(b)に
おけるイニシエータをコントローラが兼務している。
【0088】コントローラ41はコントローラ41自身
のコネクションに必要な情報、例えば、接続可能なバッ
ファのアドレス等のリソース情報、等を取得し、これを
用いて、ターゲット42に対して、コネクションへの接
続を試みる。これが成功した際には、コントローラ41
はコントローラ41自身に対してコネクションへの接続
を行う。このようにして、コントローラ41とターゲッ
ト42の間にコネクションを確立する。
【0089】又、コネクションを切断する際にも同様
に、コントローラ41は、自身をコネクションから切断
し、次にターゲット42をコネクションから切断する。
これが成功した際には、コントローラ41は自身がコネ
クション用に確保していたりソースの解放を行う。
【0090】以下、本実施の形態においては、図4
(c)のモデルによって説明するが、その他のモデルで
も同様に実現可能であり、又同様の効果が得られること
をここで断っておく。なお、このコネクションの確立方
法は第2のプロトコルに依存するので、第2のプロトコ
ルに適切な方法で、イニシエータがコネクションを張れ
ばよい。
【0091】図5は、第2のプロトコルでデータ転送を
行う際のデータの流れを示したものである。ここで、プ
ラグとは、データの入出力する口を示すもので、理論的
なプラグであり、例えば、各プラグは、各々プラグ番号
を有し、このプラグ番号で、各々を区別するように構成
される。そして、ターゲットのプラグは、第2のプロト
コル送信手段18に、コントローラのプラグは第2のプ
ロトコル受信手段19内に存在する。
【0092】まず、図4で説明したように、コントロー
ラ(イニシエータ)は、あらかじめ、ターゲットとコン
トローラ(コンシューマ)の間に、第2のプロトコルの
コネクションを確立しておく。この時、この第2のプロ
トコルのコネクションは、ターゲットのプラグと、コン
トローラ(コンシューマ)のプラグとの間に作られる。
【0093】図5に示すように、ターゲット内部の各デ
バイス内部機能制御手段には、第2のプロトコルでデー
タを送信するためのデータを出力するプラグが設けられ
ている。そして、ターゲットに対してコントローラによ
り、第1プロトコルで、あるデバイス内部機能制御手段
に対してデータの出力要求がなされると、ターゲット内
の第1のプロトコル処理手段6はその指令に応じたデバ
イス内部機能制御手段に対して、データの出力指令を出
す。指令に応じてデバイス内部機能制御手段は、自身の
プラグからデータを出力する準備を行う。ここで、出力
すべきデータを検索し、該当データの存在を確認した
後、デバイス内部機能制御手段は、指令に対して了解す
る旨の応答を返すとともに、コネクション管理手段20
に対して、ターゲット内の内部接続(内部コネクショ
ン)、つまり、デバイス内部機能制御手段のプラグに出
力されるデータをターゲットのプラグへ送信するように
指示を出す。
【0094】コネクション管理手段20は、他のデバイ
ス内部機能制御手段が、第2のプロトコルのコネクショ
ンを使用していないことを確認し、ターゲット内部のデ
ータの流れ(内部コネクション)を確立する。ここで、
ターゲット内部のデータ送受信を行うプロトコルは任意
であり、例えば、任意のバッファへのデータ書き込み制
御で行っても良い。
【0095】次に、ターゲットのプラグはコントローラ
のプラグと第2のプロトコルを用いたコネクションで接
続されているので、ターゲットのプラグに出力されたデ
ータは、第2のプロトコル送信手段18により、第2の
プロトコルを用いて、コントローラのプラグへ送信され
る。コントローラのプラグが受信したデータは、第2の
プロトコル受信手段19で受信され、コントローラ内の
コネクション管理手段20の指示に応じて、各々適切な
コントローラ内部機能制御手段へ伝送する。
【0096】デバイス内部機能制御手段がデータの転送
を終了した際には、デバイス内部機能制御手段の指示に
応じて、コネクション管理手段20がターゲット内の内
部接続(内部コネクション)を切断する。よって、他の
デバイス内部機能制御手段がデータを第2のプロトコル
で、ターゲットとコントローラ間のコネクション上に伝
送することが可能となる。
【0097】尚、デバイス内部機能制御手段が複数ある
場合の第2のプロトコルでデータ転送を行う際のデータ
の流れは、図6に示した通りである。この場合について
以下、説明する。まず、図5で説明したのと同様に、コ
ントローラ(イニシエータ)は、あらかじめ、ターゲッ
トとコントローラ(コンシューマ)の間に、第2のプロ
トコルのコネクションを確立しておく。この時、この第
2のプロトコルのコネクションは、ターゲットのプラグ
と、コントローラ(コンシューマ)のプラグとの間に作
られる。
【0098】又、ターゲット内部の各デバイス内部機能
制御手段には、第2のプロトコルでデータを送信するた
めのデータを出力するプラグが設けられている。そし
て、ターゲットに対してコントローラにより、第1プロ
トコルで、第1のデバイス内部機能制御手段に対してデ
ータの出力要求がなされると、ターゲット内の第1のプ
ロトコル処理手段6は第1のデバイス内部機能制御手段
に対して、データの出力指令を出す。指令に応じて第1
のデバイス内部機能制御手段は、自身のプラグからデー
タを出力する準備を行い、出力すべきデータを検索し、
該当データの存在を確認した後、各デバイス内部機能制
御手段は、指令に対して了解する旨の応答を返す。同時
に、コネクション管理手段20に対して、ターゲット内
の内部コネクションの接続要求を出す。
【0099】この時、第2のデバイス内部機能制御手段
に対しても、コントローラよりデータの出力要求が来た
場合、同様にして、指令に応じて第2のデバイス内部機
能制御手段は、自身のプラグからデータを出力する準備
を行い、コネクション管理手段20に対して、内部コネ
クションの接続要求を出す。
【0100】ここで、同時に、第1のデバイス内部機能
制御手段と第2のデバイス内部機能制御手段が第2のプ
ロトコルのコネクション上へのデータの伝送要求を、コ
ネクション管理手段20へ行った場合、コネクション管
理手段は、あらかじめ決められた優先順位で、データの
伝送を許可し、内部コネクションを接続する。そして、
優先順位の高いデバイス内部機能制御手段からのデータ
出力が終了した後、このデバイス内部機能制御手段との
内部コネクションを切断し、他方のデバイス内部機能制
御手段と内部コネクションを接続して、このデバイス内
部機能制御手段からのデータ転送を行う。
【0101】この時、優先順位は、素早い応答が要求さ
れる内部機能制御手段に対しては、高い優先順位を設け
る。よって、GUI情報のように、ユーザの操作に対し
て迅速に応答すべき内部機能制御手段を容易に実現出来
る。なお、一度伝送を行った内部機能制御手段は、優先
順位を低くする等ダイナミックに変化するように優先順
位を付けても良く、データを送ることができない内部機
能制御手段をなくすことが可能となる。さらに、コント
ローラがこの優先順位を指定するように構成しても良
く、コントローラのアプリケーションに応じて最適なデ
ータ転送を行うことが可能となる。
【0102】ここで、第2のプロトコルで伝送されるデ
ータは、そのデータの送信元を示すデバイス内部機能制
御手段の識別情報を有しており、コントローラは、この
情報を用いて、コネクション上に流れてきたデータを区
別する。よって、簡単な構成で、所望のデータを確実に
受信し、区別することが可能となる。なお、デバイス内
部機能制御手段に対する内部コネクションの接続/切断
に対する優先順位の管理は、プラグが行うとしても良
い。
【0103】図7は、送信先が複数ある場合の、第2の
プロトコルでデータ転送を行う際のデータの流れを示し
たものである。ここで、ポートとは、プラグ内のデータ
の入出力する理論的な場所を示すもので、各ポートは、
一対一で他のポートと接続される。よって、1つのプラ
グは、同一のデータが入出力する口を示し、ポートはプ
ラグ内で、各相手先と接続されている場所を示し、例え
ば、各ポートは、各々ポート番号を有し、このポート番
号で、各接続先を区別するように構成される。
【0104】まず、図5で説明したのと同様に、コント
ローラ(イニシエータ)は、あらかじめ、ターゲットと
コントローラ(コンシューマ)の間に、第2のプロトコ
ルのコネクションを確立しておく。この時、この第2の
プロトコルのコネクションは、ターゲットのプラグと、
コントローラ(コンシューマ)のプラグとの間に作られ
る。この時、各相手先に対しては、各々1つのポートが
割り当てられる。ここで、図7では、複数のコントロー
ラが存在し、各コントローラがこのようにして、第2の
プロトコルのコネクションを確立する。ここで、各ポー
トは相手と1対1に対応し、データを入出力する論理的
な口を示し、例えば各相手先用のバッファのアドレスと
1対1に対応する。
【0105】又、ターゲット内部の各デバイス内部機能
制御手段には、第2のプロトコルでデータを送信するた
めのデータを出力するプラグが設けられているが、相手
先を明示する必要がないので、ポートは存在しない。そ
して、ターゲットに対してコントローラにより、第1プ
ロトコルで、第1のデバイス内部機能制御手段に対して
データの出力要求がなされると、ターゲット内の第1の
プロトコル処理手段6は第1のデバイス内部機能制御手
段に対して、データの出力指令を出す。指令に応じて第
1のデバイス内部機能制御手段は、自身のプラグからデ
ータを出力する準備を行い、出力すべきデータを検索
し、該当データの存在を確認した後、各デバイス内部機
能制御手段は、指令に対して了解する旨の応答を返す。
同時に、コネクション管理手段20に対して、ターゲッ
ト内の内部コネクションの接続要求を出す。ここで、コ
ネクション管理手段20は、あらかじめ決められた優先
順位で、データの伝送を許可し、内部コネクションを接
続する。
【0106】次に、ターゲットのプラグはコントローラ
のプラグと第2のプロトコルを用いたコネクションで接
続されているので、ターゲットのプラグに出力されたデ
ータは、第2のプロトコル送信手段18により、第2の
プロトコルを用いて、コントローラのプラグへ送信され
る。ここで、各プラグはポートを有しているので、有効
なポート全てに対して、同一のデータが送信される。よ
って、コントローラは、コントローラのプラグ内のポー
トから第2のプロトコル受信手段19でデータを受信
し、コントローラ内のコネクション管理手段20の指示
に応じて、各々適切なコントローラ内部機能制御手段へ
伝送する。
【0107】デバイス内部機能制御手段がデータの転送
を終了した際には、デバイス内部機能制御手段は、ター
ゲット内の内部接続(内部コネクション)を切断する。
よって、他のデバイス内部機能制御手段がデータを第2
のプロトコルで、ターゲットとコントローラ間のコネク
ション上に伝送することが可能となる。このようにし
て、複数のコントローラに対して、同一のデータを送信
することが可能となる。
【0108】以上のように、コントローラはターゲット
に対して、目的とするデバイス内部機能制御手段からデ
ータを出力させる指令を送るだけでよく、従来のように
コントローラ自体がターゲット内部のコネクションを確
立する必要がなく、コントローラはターゲットの詳細な
構成に関する情報を有する必要がない。さらに、必要な
ときのみ内部コネクションを接続するので、ターゲット
とコントローラ間のコネクションを複数のデバイス内部
機能制御手段が共有可能であり、ターゲットの構成が簡
潔なものとなると同時に、第2のプロトコルで必要とな
るバッファやプラグ等の資源を有効活用できる。
【0109】また、コンシューマとターゲットの間で、
一度第2のプロトコルのコネクションを張っておけば、
コンシューマやターゲット内で新たな内部機能制御手段
が生成された場合や既存の内部機能制御手段と新たなデ
ータ伝送が必要になった場合等でも、新たにコネクショ
ンを確立する必要が無く、既存のコネクションを共有し
てデータの伝送を行うことが可能になり、処理を簡素化
できる。
【0110】さらに、このように構成しておくと、複数
存在するコントローラに対してターゲット内部のデバイ
ス内部機能制御手段から同一の情報を送信する場合であ
っても、全てターゲットのプラグを中継して情報の送信
が可能となる。このように、ターゲット内部にデバイス
内部機能制御手段を設けておくことにより、ターゲット
のプラグやバッファ等の資源を有効に利用でき、ひいて
はターゲットの構造を簡潔なものと出来るので、好適で
ある。
【0111】次に、本実施の形態におけるネットワーク
制御システムにおけるコントローラとターゲットの動作
について、図面を参照しつつ説明する。図8は、本実施
の形態に係るネットワーク制御システムにおけるコント
ローラとターゲット間のデータの送受信を説明した図で
ある。尚、以下の説明はイニシエータがない場合、つま
り、コントローラがイニシエータを兼ねる場合、につい
て説明する。また、ここでは、GUI情報の伝送を例に
取り説明するが、伝送するデータは、GUI情報に限定
するものではなく、ターゲットやコントローラがディジ
タルスチルカメラの場合には静止画データであっても良
いし、プリンタの場合には印刷データであっても良い。
さらには、動画データ、音声データ、プログラムデー
タ、データベース情報等の任意のファイルデータ等であ
っても良い。
【0112】まず、ターゲットが伝送路1に接続される
と、この伝送路1上にあるコントローラは、バスリセッ
ト信号等で新規ターゲットを認識し、新規ターゲットか
ら伝送路1を通じて、まず、機器構成情報7内に記され
たターゲットの情報を読み出し、ターゲットが何者であ
るか、どのようなプロトコルをサポートしているか等を
認識する。次に、ターゲットが第1のプロトコルをサポ
ートしている場合、この第1のプロトコルで、どのよう
なデバイス内部機能制御手段を有しているかを問い合わ
せ、GUI情報をサポートする第1のデバイス内部機能
制御手段21(第2のデバイス内部機能制御手段22、
第3のデバイス内部機能制御手段23であってもよ
い。)を検出する。ターゲット内で、これらの処理は、
第1のプロトコル処理手段6が行い、コントローラ内で
は、第1のプロトコル処理手段6や内部機能制御手段が
行う。尚、コントローラ内部機能制御手段がこれらの処
理を行うように構成しても良い。
【0113】コントローラ内のアプリケーションの1つ
である第1のコントローラ内部機能制御手段25(第2
のコントローラ内部機能制御手段26、第3のコントロ
ーラ内部機能制御手段27であってもよい。)が、ター
ゲットのGUI情報を表示する際には、まず、コントロ
ーラは第2のプロトコルで必要なコントローラ内のリソ
ースを確保し、図8で示したメッセージ通信101、即
ちコネクションの接続要求を第1のプロトコルでターゲ
ットへ送信する。次にターゲットは第2のプロトコルの
コネクションへの接続が可能か不可能かを確認し、可能
であれば、だい2のプロトコルのコネクションへ接続す
る。そしてメッセージ応答111でターゲットが了承し
たのを確認すると、コントローラは自身を第2のプロト
コルのコネクションへ接続し、第2のプロトコルのコネ
クションが確立する。
【0114】次に、第1のコントローラ内部機能制御手
段25が、ターゲットのGUI情報を要求する際には、
第1のコントローラ内部機能制御手段25が第1のデバ
イス内部機能制御手段21宛に、メッセージ送信102
でデータの伝送要求をターゲットへ送信する。このメッ
セージ送信102は、コントローラがターゲットと情報
を一致させたい範囲を示す通知範囲の情報を含んでいて
も良い。第1のデバイス内部機能制御手段21が了承し
た場合には、この送信に対する応答として、ターゲット
は1次応答112を返す。そして、第1のデバイス内部
機能制御手段21は、第2のプロトコルでのデータ送信
要求をコネクション管理手段20へ送信し、コネクショ
ン管理手段20は、第1のデバイス内部機能制御手段2
1から出力されるデータを第2のプロトコルのコネクシ
ョンを用いて、コントローラへ送信する。
【0115】なお、このメッセージ応答112には、通
知範囲に応じたバージョン情報等を含んでいても良い。
このようにして、コントローラはGUI情報のデータを
取得し、画面上に表示する。
【0116】次に、使用者がリモコンの上下左右を示す
十字キー等によるリモコンのポインティング機能等によ
り、例えば、ターゲットの再生機能を示す表示部品を選
択した場合、第1のコントローラ内部機能制御手段25
は、ターゲットが付けた表示部品の識別情報を制御コー
ドとして、使用者の操作情報、例えば「選択」、と共に
ターゲットへ送信する。つまり、この表示部品の識別情
報(制御コード)と使用者の操作情報(「選択」)を、
メッセージ送信103として、ターゲット内の第1のデ
バイス内部機能制御手段21へ送信する。又、さらに細
かい使用者の操作情報をターゲットへ送ることも可能で
あり、再度のデータ要求を行うことも考えられる。ここ
で、使用者の操作情報はコード化して表示部品の識別情
報と共に送っても良いし、各々を1つのコマンド(オペ
ランドは表示部品の識別情報等の制御コード)として送
っても良い。
【0117】次に、操作要求の応答として、メッセージ
応答113ではメッセージ送信103がターゲットで受
領されたか、拒否されたか、サポートしていないかとい
った応答を返す。
【0118】次に、ターゲット内の状態が変化し、ター
ゲット内のGUI情報の表示部品が変化した時、ターゲ
ット内の第1のデバイス内部機能制御手段21は、第2
のプロトコルを用いて、自発的に変化したデータ(表示
部品)をコントローラへ送信する。つまり、第1のデバ
イス内部機能制御手段21内のデータが変化した際に
は、第1のデバイス内部機能制御手段21がコネクショ
ン管理手段20に対して、第2のプロトコルでのデータ
伝送要求を送信する。よって、コネクション管理手段2
0は、第1のデバイス内部機能制御手段21が出力する
データを、ターゲットのプラグに出力し、第2のプロト
コル送信手段18がコネクション上に第2のプロトコル
で送出する。
【0119】又、コントローラがターゲット内で情報が
変化した場合の通知範囲としてメニュー単位を指定し、
使用者の操作等によって表示するメニューが変化した場
合、ターゲットいくつかの表示部品を含むは新たなメニ
ューをコントローラへ送信すると共に、新メニュー内の
情報が変化した場合のみコントローラへターゲットの情
報の変化の通知を行う。これはメニューに限定するもの
ではなく、各表示部品に対しても同様に適用可能であ
る。
【0120】そして、コントローラ内部機能制御手段
は、この変化した表示部品のデータを該当する部分に書
き込み更新し、コントローラ内部機能制御手段は更新さ
れた機能一覧を表示する。
【0121】コントローラが、ターゲットのデバイスの
表示を終了した際には、コントローラは、第2のプロト
コルのコネクションから自身を切断し、メッセージ通信
104(コネクション切断要求)を第1のプロトコルで
ターゲットへ送信する。ターゲットは、第2のプロトコ
ルのコネクションの切断が妥当か否かを確認し、妥当で
あれば、コネクションへの接続を切断する。メッセージ
応答114でターゲットが了承したのを確認すると、コ
ントローラは自身で確保していた第2のプロトコルで必
要なコントローラ内のリソースを解放する。
【0122】なお、以上の説明において、コネクション
の接続はコントローラがターゲットの情報を画面上に表
示する時に行うとしたが、ターゲットの電源が入ってい
る間は常に第2のプロトコルのコネクションを確立する
ことや、コントローラがGUI情報を要求する毎に第2
のプロトコルのコネクションを張るとしても良い。又、
コントローラ内部機能制御手段の要求に応じてイニシエ
ータが第2のプロトコルのコネクションを張るとしても
よい。そして、コネクションの切断に関しても上述と同
様である。
【0123】又、ターゲット内部のコネクションは、デ
バイス内部機能制御手段やターゲットに設けられている
プラグがターゲット内の内部コネクションを張る、とし
てもよい。そして、ターゲット内の内部コネクションの
切断に関しても上述と同様である。
【0124】なお、メッセージ応答112と第2のプロ
トコルでのデータ転送201の順序は任意であり、デー
タ転送201が始まった後、メッセージ応答112を返
しても良い。つまり、データ要求を示すメッセージは、
データの出力を指示するものであって、データの転送を
保証しなくても良い。データの転送を保証する場合に
は、このデータを受信したコントローラ(又は、コント
ローラ内部機能制御手段)が、要求したデータが正しく
受信できたか否かを判定し、できていない場合には、再
度データ要求を行うか、ターゲット(又は、デバイス内
部機能制御手段)内の状況を第1のプロトコルで問い合
わせたり、コネクションのチェックを行い、必要に応じ
て再度要求を行う。このようにして、簡単な構成で、突
発的なエラーに対しても対応可能であり、データを確実
に伝送することができる。
【0125】なお、コントローラとコンシューマが別の
機器に存在する場合、コントローラは、第1のプロトコ
ルで、コンシューマに対してもメッセージ(受信要求)
を送信する。よって、コンシューマは、正しくデータを
受信できた際には、完了を示す応答メッセージをコント
ローラへ返し、受信時にエラーを生じた際には、エラー
を示すメッセージをコントローラへ返信する。そして、
コントローラは、正しくデータが伝送されたか否かを確
認でき、必要に応じて、ターゲットへの状態問い合わ
せ、コネクションのチェック等を行い、必要なら再送要
求をターゲットに、再度受信要求をコンシューマに対し
て行う。このように、エラーチェックをコンシューマが
データを正しく受信したか否かをもとに行うことによ
り、簡単な方法で、確実にエラーを検出し、エラー回復
処理を実行できる。
【0126】なお、ここでは、GUI情報を第2のプロ
トコルで伝送するとしたが、第2のプロトコルで伝送す
るデータとして、静止画ファイルデータ、画面一部又は
全体のビットマップ、テキストデータ、OSD(On
Screen Data)、音声ファイルデータ等、任
意のデータを送受信することが可能である。さらに、コ
ントローラは、第2のプロトコルで受信したデータを画
面上に表示するとしたが、コントローラは受信データを
印刷するとしても良いし、データ処理を行うとしても良
く、任意に使用するとしても同様の効果が得られる。
【0127】次に、コントローラの送受信動作につい
て、図面を参照しつつ説明する。なお、通信時等のエラ
ー処理の説明は省略する。図9は、コントローラの動作
フローを示すフローチャートであり、(a)は第1のプ
ロトコルに関する動作、(b)は第2のプロトコルに関
する動作を説明するものである。そして図9(a)及び
(b)に示したフローは、コントローラ上で平行して動
作する。
【0128】図9(a)において、コントローラは、使
用者がリモコンのメニューボタンを押す等のコントロー
ラ内部の要求によりターゲットに対して第2のプロトコ
ル用のコネクションを処理501で確立する。そして使
用者の操作に応じてターゲットのGUIを表示させるた
め、処理502でターゲットに対してデータの要求をメ
ッセージ送信する。このデータの要求に対する応答を処
理503で待ち、ターゲットから承認通知を受け取った
後、処理504で使用者の操作を検出する。使用者がコ
ントローラ上の操作画面に対して、操作を行い、この操
作をターゲットに通知する場合には、処理502で、例
えば、オブジェクトの識別情報と使用者の操作情報をタ
ーゲットへ送信する。
【0129】一方、使用者の操作がなかった場合、処理
505で終了判定を行い、使用者の操作等により、コン
トローラがターゲットのGUI情報を表示する必要がな
いと判断した時は、処理506で第2のプロトコルのコ
ネクションを切断する。一方、継続してターゲットのG
UI情報をコントローラが表示する場合等には、処理5
04でターゲットへ伝達すべき使用者の操作をチェック
する。尚、処理504は一例であって、これを行う必要
は無く、省略することが可能である。
【0130】図9(b)で示される動作フローは、コン
トローラが、図9(a)の処理501でコネクションが
確立した後に開始されるものである。まず、処理510
で第2のプロトコルでのデータの受信をチェックする。
ここで、データを受信した際に、処理514で画面表示
を更新する。
【0131】処理514で画面表示を更新した後、及
び、処理510でデータを受信していない際には、処理
515で終了判定を行い、使用者の操作等によりコント
ローラがこのターゲットのGUI情報を表示する必要が
ないと判断した時は、この動作フローを終了する。一
方、継続してこのターゲットのGUI情報をコントロー
ラが表示する場合等には、処理510でデータの受信を
待つ。なお、処理510と処理515は、同時に終了判
定を行うように構成しても良い。
【0132】次に、ターゲットの送受信動作について図
面を参照しつつ説明する。なお、通信時等のエラー処理
の説明は省略する。図10は、ターゲットの動作フロー
を示すフローチャートである。まずターゲットは、コン
トローラが第2のプロトコルのコネクションを確立する
のを処理601で待ち、コネクションが確立した後、処
理602でコントローラからのメッセージの有無をチェ
ックする。メッセージが来ていない時には、処理603
でターゲット内部の状態をチェックし、状態が変化して
いない時には、処理611で終了判定を行う。コントロ
ーラによるコネクションの切断やコントローラからメッ
セージでの終了通知を受信した場合等には、この動作フ
ローを終了する。一方継続する場合には、処理602へ
戻る。
【0133】処理602でメッセージが来ている時に
は、このメッセージが何を意図するものであるかを判定
し、各メッセージに応じて、処理604及び処理609
で、ターゲットの状態、ターゲットがこの機能をサポー
トしているか等を考慮し、このメッセージの実行可能性
に応じて、メッセージ応答をコントローラへ送信する。
受信メッセージがデータ要求である時には、処理605
で実行可能性を判断し、可能であれば、了承の応答をコ
ントローラへ送ると共に、処理606で、データ(機能
一覧)を作成、又は既存のデータ(機能一覧)がある場
合には既存のデータ(機能一覧)を準備し、処理620
で、デバイス内部機能制御手段とターゲットのプラグと
の間の内部コネクションを接続し、処理608でデータ
(機能一覧)をコントローラへ送信し、送信終了後、処
理621でデバイス内部機能制御手段とターゲットのプ
ラグとの間の内部コネクションを切断する。一方、実行
不可能な場合には、実行拒否等のメッセージをコントロ
ーラへ送る。
【0134】同様に、処理603でターゲット内部の状
態が変化した際には、処理607でデータ(機能一覧)
を更新し、処理620で、デバイス内部機能制御手段と
ターゲットのプラグとの間の内部コネクションを接続
し、処理608でデータ(機能一覧)をコントローラへ
送信し、送信終了後、処理621でデバイス内部機能制
御手段とターゲットのプラグとの間の内部コネクション
を切断する。
【0135】又、例えば、表示部品の識別情報と使用者
の操作情報など、受信したメッセージがデータ要求でな
い時には、各々のメッセージに応じた処理を処理609
で行う。この処理609で、実行可能性を判定し、実行
可能であれば、了承のメッセージ応答をコントローラへ
送信し、処理610でこのメッセージに対応する処理を
行う。一方、実行不可能な場合には、実行拒否等のメッ
セージをコントローラへ送る。
【0136】なお、ここでは、終了判定は、処理611
で行うとしたが、コントローラからのコネクション切断
メッセージやGUI表示終了メッセージ等を受信した場
合には、処理610で終了処理を行い、この動作フロー
を終了するとしても良い。又、ここでは機能一覧を有す
るターゲットを対象とした場合について説明したが、タ
ーゲットの有するデータはこれに限定するものではな
い。
【0137】以上のように、複数のプロトコルを用いて
データを伝送することにより、アイコンなどの大容量デ
ータに対して、適切なプロトコルを用いることが可能に
なり、伝送効率が良く、迅速なデータ伝送が可能とな
る。又、ターゲット内にコネクション管理手段と内部機
能制御手段を備え、内部機能制御手段の要求に応じて、
コネクション管理手段が、内部機能制御手段の出力と第
2のプロトコルのコネクションとの間の内部コネクショ
ンを接続することにより、ひとつの内部機能制御手段が
ターゲット内に存在する場合はもちろんのこと、複数の
内部機能制御手段がターゲット内に存在する場合でも、
イニシエータがターゲット内部の内部コネクションを張
る必要が無くなり、ターゲットが内部コネクションの接
続を自由に行うことが可能となり、各内部機能制御手段
の応答性に応じてターゲットが内部コネクションを切り
換え、データ伝送を行うことが可能になり、ターゲット
を所望の性能で設計可能となる。さらに、必要な時に必
要なだけ、ターゲット内部の内部コネクションを確立す
ることが可能になり、複数の内部機能制御手段がひとつ
の第2のプロトコルのコネクションを共有することがで
き、第2のプロトコルで必要となるバッファやプラグ等
の資源を有効に活用でき、ターゲットの構成を簡単化で
き、さらに、ターゲット内部の処理を簡素化できるの
で、ターゲットの負担を小さく出来る。又、コンシュー
マ及びコントローラはターゲットの詳細な構成に関する
情報を有する必要がなく、複数の内部機能制御手段を有
するターゲットを制御する場合にでもコネクションはひ
とつでよいので、コントローラの構成及び処理も簡潔な
ものに出来る。さらに新機能を持つデバイスが登場して
もこのターゲットであれば容易に対応することが出来、
コンシューマ及びコントローラも容易にこのターゲット
をサポートできる。
【0138】又、コントローラとコンシューマを兼用す
ることで、コントローラとコンシューマで共通の手段や
データを共有することが可能になり、密接な関係にある
メッセージとデータの関連付けが容易となり、バッファ
等のメモリや処理を簡素化でき、さらに構造の簡潔なネ
ットワーク制御システムとすることが出来る。
【0139】そして、コントローラがターゲットの内部
機能制御手段のデータ入出力場所を示すプラグ宛に第1
のプロトコルでメッセージを送信し、ターゲットはこの
メッセージに応じて動作することにより、第2のプロト
コルのコネクションとメッセージの関連を明確にでき、
さらには、第2のプロトコルのコネクション上を流れる
データとメッセージとの対応をとることが可能となる。
また、プラグに対してメッセージを送信することによ
り、このプラグを用いて伝送するデータを取り扱うコン
トローラをターゲットが取捨選択することや、特定のコ
ントローラからの制御のみを許可すること、さらには、
ターゲットを制御可能なコントローラをターゲットが限
定する排他制御も容易となる。さらに、ターゲット内部
の内部コネクションの接続又は切断はプラグが行うよう
に構成することも可能となる。又コントローラ自体がタ
ーゲット内部のコネクションを確立する必要がなくなる
ので、構造の簡潔なネットワーク制御システムとするこ
とが出来る。
【0140】さらに、コントローラとコンシューマとが
兼用されているので、コントローラとコンシューマで共
通の手段やデータを共有することが可能になり、バッフ
ァ等のメモリや処理を簡素化できると共に、第2のプロ
トコルのコネクション用のプラグ宛にメッセージに応じ
て動作することにより、コントローラの指示と出力され
たデータとの関連を明確化することや排他制御すること
が可能となり、データが受信できなかった場合等のエラ
ー処理を簡単化でき、より一層構造の簡潔なネットワー
ク制御システムとすることが出来る。
【0141】特に、複数の内部機能制御手段がターゲッ
ト内に存在する場合、複数の内部機能制御手段は、別々
のプラグに対して、データを出力し、各々のプラグに対
して、各内部機能制御手段宛のメッセージを受信するこ
とも可能であり、完全に同時動作可能な内部機能制御手
段を有するターゲットを容易に構成できる。
【0142】さらに、複数のコントローラから、ある内
部機能制御手段が制御される場合、各内部機能制御手段
は、自身の資源等に応じて、任意の個数のコントローラ
からの制御のみしか受け付けないように管理することも
容易となり、簡単に排他制御を実現できる。
【0143】なお、本実施の形態では、ターゲット内部
機能制御手段のプラグは出力プラグとして説明したが、
入力プラグであっても良く、例えば、ターゲット内部機
能制御手段がコントローラから受信指示を示すメッセー
ジを受け取った場合、まず、コネクション管理手段20
がターゲット内部機能制御手段20の要求に応じて、タ
ーゲットのプラグとターゲット内部機能制御手段の入力
プラグとの間の内部コネクションを確立しする。そし
て、ターゲットのプラグが第2のプロトコルのコネクシ
ョンからデータを受け取り、このデータをターゲットの
プラグからターゲット内部機能制御手段の入力プラグが
受信するように構成しても良く、同様の効果が得られ
る。同様に、コントローラ内部機能制御手段が出力プラ
グを有するように構成しても良く、同様の効果が得られ
る。
【0144】(実施の形態2)次に、第2のプロトコル
によるデータ伝送確認時の処理を、第2の実施の形態と
して、図面を参照しつつ説明する。図11は、本発明に
おける第2のプロトコルでのデータ伝送確認時の処理を
示す説明図である。ここで、図8と同一の伝送について
は同一の符号を附し、その説明を省略する。尚、以下の
説明は、コントローラがイニシエータを兼ねる場合につ
いてである。
【0145】まず、ターゲットが伝送路1に接続される
と、この伝送路1上にあるコントローラは、バスリセッ
ト信号等で新規ターゲットを認識し、新規ターゲットか
ら伝送路1を通じて、まず、機器構成情報7内に記され
たターゲットの情報を読み出し、ターゲットが何者であ
るか、どのようなプロトコルをサポートしているか等を
認識する。次に、ターゲットが第1のプロトコルをサポ
ートしている場合、この第1のプロトコルで、どのよう
なデバイス内部機能制御手段を有しているかを問い合わ
せ、GUI情報をサポートする第1のデバイス内部機能
制御手段21(第2のデバイス内部機能制御手段22、
第3のデバイス内部機能制御手段23であってもよ
い。)を検出する。ターゲット内で、これらの処理は、
第1のプロトコル処理手段6が行い、コントローラ内で
は、第1のプロトコル処理手段6で行う。尚、コントロ
ーラ内部機能制御手段が行うように構成しても良い。
【0146】コントローラ内のアプリケーションの1つ
である第1のコントローラ内部機能制御手段25(第2
のコントローラ内部機能制御手段26、第3のコントロ
ーラ内部機能制御手段27であってもよい。)が、ター
ゲットのGUI情報を表示する際には、まず、コントロ
ーラは第2のプロトコルで必要なコントローラ内のリソ
ースを確保し、図9で示したメッセージ通信101、即
ちコネクションの接続要求を第1のプロトコルでターゲ
ットへ送信する。次にターゲットは第2のプロトコルの
コネクションへの接続が可能か不可能かを確認し、可能
であれば、第2のプロトコルのコネクションへ接続す
る。そしてメッセージ応答111でターゲットが了承し
たのを確認すると、コントローラは自身を第2のプロト
コルのコネクションへ接続し、コネクションが確立す
る。
【0147】次に、第1のコントローラ内部機能制御手
段25が、ターゲットのGUI情報を要求する際には、
第1のコントローラ内部機能制御手段25が第1のデバ
イス内部機能制御手段21宛に、メッセージ送信102
でデータの伝送要求をターゲットへ送信する。このメッ
セージ送信102は、コントローラが付けた、第2のプ
ロトコルで伝送するデータの送信先情報と送信元情報を
含む。この送信先情報は、コントローラ内のアプリケー
ションの識別情報や受信プログラムの識別番号、スレッ
ド番号等であり、数字や文字等で構成され、コントロー
ラ内の第2のプロトコル受信手段19が認識できれば、
コントローラや第1のコントローラ内部機能制御手段が
任意に付けて良い。また送信元情報は、例えばターゲッ
ト内のデバイス内部機能制御手段の識別情報であり、こ
のターゲット内部のデバイス内部機能制御手段のタイプ
情報やID情報からなる。
【0148】第1のデバイス内部機能制御手段21が了
承した場合には、この送信に対する応答として、ターゲ
ットは1次応答112を返す。そして、ターゲット内の
第1のデバイス内部機能制御手段21は、メッセージ1
02に含まれる送信先情報を記憶しておき、第2のプロ
トコルでデータを送信する際には、必ず、この送信先情
報を付けて送信する。
【0149】第1のデバイス内部機能制御手段21は、
第2のプロトコルでのデータ送信要求をコネクション管
理手段20へ送信し、コネクション管理手段20は、第
1のデバイス内部機能制御手段21から出力される、送
信先情報を含むデータを第2プロトコルにより、コント
ローラへ送信する。
【0150】よって、コントローラは、第2のプロトコ
ル受信手段で、第1のデバイス内部機能制御手段21か
らのデータを受信し、このデータ内の送信先情報に応じ
て、適切なコントローラ内部機能制御手段へ送信し、送
信元情報によって、このデータが何であるかを判別す
る。このようにして第1のコントローラ内部機能制御手
段は、GUI情報の全データを取得し、画面上に表示す
る。
【0151】次に、使用者がリモコンの上下左右を示す
十字キー等によるリモコンのポインティング機能等によ
り、例えば、ターゲットの再生機能を示す表示部品を選
択した場合、第1のコントローラ内部機能制御手段25
は、ターゲットが付けた表示部品の識別情報を制御コー
ドとして、使用者の操作情報、例えば「選択」、と共に
ターゲットへ送信する。つまり、この表示部品の識別情
報(制御コード)と使用者の操作情報(「選択」)を、
メッセージ送信103として、ターゲット内の第1のデ
バイス内部機能制御手段21へ送信する。又、さらに細
かい使用者の操作情報をターゲットへ送ることも可能で
あり、再度のデータ要求を行うことも考えられる。ここ
で、使用者の操作情報はコード化して表示部品の識別情
報と共に送っても良いし、各々を1つのコマンド(オペ
ランドは表示部品の識別情報等の制御コード)として送
っても良い。
【0152】次に、操作要求の応答として、メッセージ
応答113ではメッセージ送信103がターゲットで受
領されたか、拒否されたか、サポートしていないかとい
った応答を返す。次に、ターゲット内の状態が変化し、
ターゲット内の機能メニューリスト等のオブジェクトが
変化した時、ターゲット内の第1のデバイス内部機能制
御手段21は、第2のプロトコルを用い、記憶しておい
た送信先情報を付加して、自発的に変化したデータ(表
示部品)をコントローラへ送信する。つまり、第1のデ
バイス内部機能制御手段21内のデータが変化した際に
は、第1のデバイス内部機能制御手段21がコネクショ
ン管理手段20に対して、第2のプロトコルでのデータ
伝送要求を送信する。よって、コネクション管理手段
は、第1のデバイス内部機能制御手段21が出力する、
送信先の情報を含むデータをコネクション上に第2のプ
ロトコルで送出する。
【0153】よって、このコネクション上からデータを
受信したコントローラの第2のプロトコル受信手段19
は、受信したデータを見るだけで、どのコントローラ内
部機能制御手段へ送信すべきかを容易に判断できる。さ
らに、コントローラ内部で、受信データのハンドリング
が容易となり、複数のプログラムにより、この受信デー
タが処理される際にも、そのデータの素性を簡単に把握
できる。そして、コントローラ内部機能制御手段は、こ
の変化した表示部品のデータを該当する部分に書き込み
更新し、コントローラ内部機能制御手段は更新された機
能一覧を表示する。
【0154】コントローラが、ターゲットのデバイスの
表示を終了した際には、コントローラは、第2のプロト
コルのコネクションから自身を切断し、メッセージ通信
104(コネクション切断要求)を第1のプロトコルで
ターゲットへ送信する。ターゲットは、第2のプロトコ
ルのコネクションの切断が妥当か否かを確認し、妥当で
あれば、コネクションへの接続を切断する。
【0155】メッセージ応答114でターゲットが了承
したのを確認すると、コントローラは自身で確保してい
た第2のプロトコルで必要なコントローラ内のリソース
を解放する。
【0156】なお、以上の説明において、コネクション
の接続はコントローラがターゲットの情報を画面上に表
示する時に行うとしたが、ターゲットの電源が入ってい
る間は常にコネクションを確立することや、コントロー
ラがGUI情報を要求する毎に第2のプロトコルのコネ
クションを張るとしても良い。又、コントローラ内部機
能制御手段の要求に応じてイニシエータがコネクション
を張るとしてもよい。そして、コネクションの切断に関
しても上述と同様である。又、ターゲット内部のコネク
ションは、デバイス内部機能制御手段やターゲットに設
けられているプラグがターゲット内部のコネクションを
張る、としてもよい。そして、ターゲット内部のコネク
ションの切断に関しても上述と同様である。
【0157】なお、メッセージ応答112と第2のプロ
トコルでのデータ転送201の順序は任意であり、デー
タ転送201が始まった後、メッセージ応答112を返
しても良い。つまり、データ要求を示すメッセージは、
データの出力を指示するものであって、データの転送を
保証しなくても良い。データの転送を保証する場合に
は、このデータを受信したコントローラ(又は、コント
ローラ内部機能制御手段)が、要求したデータが正しく
受信できたか否かを判定し、できていない場合には、再
度データ要求を行うか、ターゲット(又は、デバイス内
部機能制御手段)内の状況を第1のプロトコルで問い合
わせる。このようにして、簡単な構成で、突発的なエラ
ーに対しても対応可能であり、データを確実に伝送する
ことができる。
【0158】なお、ここでは、GUI情報を第2のプロ
トコルで伝送するとしたが、第2のプロトコルで伝送す
るデータとして、静止画ファイルデータ、画面一部又は
全体のビットマップ、テキストデータ、OSD(On
Screen Data)、音声ファイルデータ等、任
意のデータを送受信することが可能である。さらに、コ
ントローラは、第2のプロトコルで受信したデータを画
面上に表示するとしたが、コントローラは受信データを
印刷するとしても良いし、データ処理を行うとしても良
く、任意に使用するとしても同様の効果が得られる。
尚、本実施の形態において、イニシエータが内部コネク
ションも確立するように構成する事も可能であり、この
場合も同様の効果が得られる。
【0159】次に、本実施の形態におけるフレームの構
成について、図面を参照しつつ説明する。尚、ここでは
表示部品がフレームを構成するものとして説明をする
が、この表示部品以外のものがフレームを構成してあっ
ても構わない。図12(a)は、本発明における第2の
プロトコルで伝送するデータの構成を示す構成図であ
る。ここで、50は表示部品、51は表示部品の識別情
報、52は表示部品のサイズ情報、53は第1の属性の
識別情報、54は第1の属性のサイズ情報、55は第1
の属性情報データ、56は第2の属性の識別情報、57
は第2の属性のサイズ情報、58は第2の属性情報デー
タである。尚、図12(a)中、ここでは横方向16ビ
ットとするが、これに限定されるものではない。又、こ
の図12(a)で示した表示部品50は図12(b)に
示すフレーム500に含まれている。即ち、図12
(b)は、第2のプロトコルで1回に送信するデータの
単位であるフレーム500を示すものであり、フレーム
のサイズ情報501と、送信元情報502と、送信先情
報503と、1つ又は複数の表示部品を含んでいる。図
12(b)では表示部品は1つとしている。フレームの
サイズ情報は、このフレームに含まれる情報全体の大き
さを示すもので、例えば、バイト数で表される。
【0160】送信元情報は、このフレームデータを送信
するターゲット内のデバイス内部機能制御手段の識別情
報であり、このターゲット内部機能制御手段のタイプ情
報やID情報からなる。この送信元情報をフレームが有
することにより、複数のデバイス内部機能制御手段が、
1つのターゲットとコントローラ間のコネクションを共
有する際にも、流れているデータを見るだけで、そのデ
ータの素性が分かる。又、このデータを受信したコント
ローラ内の第2のプロトコル受信手段19がデータの送
信元を特定でき、受信データにエラー等がある場合に
も、容易に問い合わせ/チェックが可能となる。さら
に、このデータを受信したコントローラ内部機能制御手
段が、複数のデバイス内部機能制御手段からのデータを
受信/使用している場合、送り元のデバイス内部機能制
御手段を示す送信元情報によって、データの素性を理解
することが容易となる。送信先情報は、このフレームデ
ータを送信する先のコントローラ内にあるコントローラ
内部機能制御手段の識別情報であり、コントローラがデ
ータを要求する際に、メッセージ送信で送ってきた情報
である。
【0161】次に、表示部品とは、ターゲットのGUI
情報を構成するものであり、例えば、アイコンやボタン
といった表示部品や、画像データ/音声データ等の表示
データである。なお、表示部品は、第2のプロトコルで
伝送するデータの一例を示すものであり、これに限定す
るものではない。
【0162】表示部品の識別情報は、表示部品のID番
号や種類を示すタイプ情報、等からなり、この表示部品
が何であるかを識別する為のものである。表示部品のサ
イズ情報は、この表示部品の属性情報全体、即ち属性部
の大きさを示すもので、例えば、バイト数で表される。
【0163】属性部は、この表示部品の属性を記す部分
であり、属性には表示部品の大きさ(ピクセル数)や、
位置情報(ピクセル数)、等を含み、表示部品がメニュ
ーである場合にはリンクを有するオブジェクトの識別情
報も含む。そしてこれらの情報、即ち各属性の識別情
報、各属性のサイズ情報、各属性の属性情報データは同
一の形式で表される。又各属性情報の順番は任意であ
り、各属性は識別情報で区別される。属性の識別情報
は、属性のID番号や種類を示すタイプ情報等からな
り、属性が何であるかを識別するものである。属性のサ
イズ情報は、この属性の属性情報データの大きさを示す
もので、例えば、バイト数で表される。
【0164】次に、本実施の形態におけるフレームのデ
ータを第2のプロトコルで伝送する際の割り込み送信動
作について図6を参照しつつ説明する。図6において、
図5で説明したのと同様に、コントローラ(イニシエー
タ)は、あらかじめ、ターゲットとコントローラ(コン
シューマ)の間に、第2のプロトコルのコネクションを
確立しておく。この時、この第2のプロトコルのコネク
ションは、ターゲットのプラグと、コントローラ(コン
シューマ)のプラグとの間に作られる。
【0165】又、ターゲット内部の各デバイス内部機能
制御手段には、第2のプロトコルでデータを送信するた
めのデータを出力するプラグが設けられている。そし
て、ターゲットに対してコントローラにより、第1プロ
トコルで、第1のデバイス内部機能制御手段21に対し
てデータの出力要求がなされると、ターゲット内の第1
のプロトコル処理手段6は第1のデバイス内部機能制御
手段21に対して、データの出力指令を出す。指令に応
じて第1のデバイス内部機能制御手段21は、自身のプ
ラグからデータを出力する準備を行い、出力すべきデー
タを検索し、該当データの存在を確認した後、各デバイ
ス内部機能制御手段は、指令に対して了解する旨の応答
を返す。同時に、コネクション管理手段20に対して、
ターゲット内の内部コネクションの接続要求を出す。コ
ネクション管理手段20は、他のデバイス内部機能制御
手段が、第2のプロトコルのコネクションを使用してい
ないことを確認し、ターゲット内部のデータの流れ(内
部コネクション)を確立する。
【0166】次に、ターゲットのプラグはコントローラ
のプラグと第2のプロトコルを用いたコネクションで接
続されているので、ターゲットのプラグに出力されたデ
ータは、第2のプロトコル送信手段18により、第2の
プロトコルを用いて、コントローラのプラグへ送信され
る。コントローラのプラグが受信したデータは、第2の
プロトコル受信手段19で受信され、コントローラ内の
コネクション管理手段20の指示に応じて、各々適切な
コントローラ内部機能制御手段へ伝送する。
【0167】ここで、デバイス内部機能制御手段がデー
タの転送を終了する前に、第2のデバイス内部機能制御
手段22に対しても、コントローラよりデータの出力要
求が来た場合、同様にして、指令に応じて第2のデバイ
ス内部機能制御手段22は、自身のプラグからデータを
出力する準備を行い、コネクション管理手段20に対し
て、内部コネクションの接続要求を出す。
【0168】ここで、第2のデバイス内部機能制御手段
22に、第1のデバイス内部機能制御手段21よりも高
い優先順位が付けられていた場合、コネクション管理手
段20は、第1のデバイス内部機能制御手段21から第
2のプロトコルのコネクション上へのデータ転送を中断
し、第1のデバイス内部機能制御手段21とターゲット
のプラグとの内部コネクションを切断し、第2のデバイ
ス内部機能制御手段22との内部コネクションを接続す
る。
【0169】よって、ターゲットのプラグはコントロー
ラのプラグと第2のプロトコルを用いたコネクションで
接続されているので、ターゲットのプラグに出力された
データは、第2のプロトコル送信手段18により、第2
のプロトコルを用いて、コントローラのプラグへ送信さ
れる。
【0170】そして、優先順位の高い第2のデバイス内
部機能制御手段22からのデータ出力が終了した後、コ
ネクション管理手段20は、この第2のデバイス内部機
能制御手段とのコネクションを切断し、第1のデバイス
内部機能制御手段21と内部コネクションを再接続し
て、このデバイス内部機能制御手段をからのデータ転送
を行う。
【0171】この過程で、コントローラのプラグが受信
したデータは、第1のデバイス内部機能制御手段からの
フレームが途中まででとぎれ、第2のデバイス内部機能
制御手段22が出力した新たなフレームが受信され、そ
の後、第1のデバイス内部機能制御手段21からのフレ
ームの残りが受信される。これらのフレームは、第2の
プロトコル受信手段19で受信され、コントローラ内の
コネクション管理手段20の指示に応じて、各々適切な
コントローラ内部機能制御手段21へ伝送される。
【0172】ここで、送信再開後の第1のデバイス内部
機能制御手段からのフレームは、そのサイズ情報に、前
回のフレームの残りであることを示す情報が記載され
る。よって、この中断されたフレームと再開後のフレー
ムを受信したコントローラは、まず、中断されたフレー
ムのサイズ情報が示す大きさを、このフレームが有しな
いことを検出し、残りが送られてくるのをタイムアウト
になるまで待つ。タイムアウトの前に、残りのフレーム
が送られてきた場合、コントローラは、送信元情報、送
信先情報、サイズ情報に記された中の前回のフレームの
残りであることを示す情報により、このフレームが残り
のフレームであることを認識し、残りのフレームからサ
イズ情報と送信元情報と送信先情報を削除し、中断され
たフレームと結合して、サイズ情報が正しいか否かを判
断チェックすることにより、中断があった場合でも、簡
単な方法で、確実に正しいデータを転送できる。尚、こ
こでコントローラは送信元情報或いは送信先情報の何れ
か一方とサイズ情報のみで、前回のフレームの残りか否
かを判定する事も可能である。また、正しいフレームか
否かの判定は、第2のプロトコル受信手段19で行って
も良いし、各コントローラ内部機能制御手段で行っても
かまわない。
【0173】このようにして、1つのフレームが分割さ
れて送られてきた場合にでも、フレームサイズ情報50
1を用いて、フレーム500のサイズとを照合すること
により、正しくフレーム500が送信されたか否かが判
定できる。
【0174】以上のように、本実施の形態によれば、送
信元情報を含んだデータを第2のプロトコルのコネクシ
ョンを用いて伝送することにより、データを受信したコ
ンシューマがデータの素性を容易に理解でき、同一の種
類のターゲット内部機能制御手段が複数存在する場合
や、第2のプロトコルを複数のターゲット内部機能制御
手段が共有する場合等においても、簡単な構成で確実に
送信元を判定できる。
【0175】コントローラとコンシューマを兼用するこ
とで、コントローラとコンシューマで共通の手段やデー
タを共有することが可能になり、バッファ等のメモリや
処理を簡素化できると共に、送信元情報を有したデータ
により、コントローラの指示で出力されたデータを特定
することが容易となり、データが受信できなかった場合
等のエラー処理を簡単化できる。
【0176】さらに、送信先情報を含んだデータを第2
のプロトコルのコネクションを用いて伝送することによ
り、データを受信したコンシューマが、コンシューマ内
部のどのコントローラ内部機能制御手段へデータを転送
すればよいかを簡単かつ迅速に判定でき、その素性を理
解せずとも、機械的に所望の内部機能制御手段へ配送可
能であり、類似のコントローラ内部機能制御手段が複数
存在する場合や、第2のプロトコルを複数のコントロー
ラ内部機能制御手段が共有する場合においても、簡単な
構成で確実に送信先を判定できる。
【0177】そして、コントローラとコンシューマを兼
用することにより、コントローラとコンシューマで共通
の手段やデータを共有することが可能になり、バッファ
等のメモリや処理を簡素化できると共に、送信先情報を
有したデータにより、コントローラの指示で出力された
データを確実に特定することが可能となり、データが受
信できなかった場合等のエラー処理を簡単化できる。
【0178】また、送信先情報や送信元情報を用いるこ
とで、ひとつの送信単位中に、他の送信が割り込む場合
においても、この送信の割り込みを容易に判定でき、割
り込まれた送信単位を容易に復元可能であり、確実なデ
ータ転送が実現できると共に、応答性の必要度合いに応
じて、ターゲット内部機能制御手段の応答性を改善する
ことが可能となる。
【0179】さらに、送信先情報と送信元情報の両方を
用いることで、ひとつの送信単位のデータが複数のター
ゲット内部機能制御手段からの送信単位により分割され
て送信された場合や、同一の送信先のデータによって割
り込まれて伝送される場合でも、送信元情報と送信先情
報を用いて確実にデータを復元可能であり、さらに、デ
ータの伝送にエラーが生じた場合でも、送信元の内部機
能制御手段と送信先の内部機能制御手段を特定できるの
で、再送要求等のエラー回復処理を簡単化することが可
能となる。
【0180】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1に係る
ネットワーク制御システムによれば、アイコンなどの大
容量データに対して、適切なプロトコルを用いることが
可能になり、伝送効率が良く、迅速なデータ伝送が可能
となる。又、ターゲット内にコネクション管理手段と内
部機能制御手段を備え、内部機能制御手段の要求に応じ
て、コネクション管理手段が、内部機能制御手段の出力
と第2のプロトコルのコネクションとの間の内部コネク
ションを接続することにより、ひとつの内部機能制御手
段がターゲット内に存在する場合はもちろんのこと、複
数の内部機能制御手段がターゲット内に存在する場合で
も、イニシエータがターゲット内部の内部コネクション
を張る必要が無くなり、ターゲットが内部コネクション
の接続を自由に行うことが可能となり、各内部機能制御
手段の応答性に応じてターゲットが内部コネクションを
切り換え、データ伝送を行うことが可能になり、ターゲ
ットを所望の性能で設計可能となる。さらに、必要な時
に必要なだけ、ターゲット内部の内部コネクションを確
立することが可能になり、複数の内部機能制御手段がひ
とつの第2のプロトコルのコネクションを共有すること
ができ、第2のプロトコルで必要となるバッファやプラ
グ等の資源を有効に活用でき、ターゲットの構成を簡単
化でき、さらに、ターゲット内部の処理を簡素化できる
ので、ターゲットの負担を小さく出来る。又、コンシュ
ーマ及びコントローラはターゲットの詳細な構成に関す
る情報を有する必要がなく、複数の内部機能制御手段を
有するターゲットを制御する場合にでもコネクションは
ひとつでよいので、コントローラの構成及び処理も簡潔
なものに出来る。さらに新機能を持つデバイスが登場し
てもこのターゲットであれば容易に対応することが出
来、コンシューマ及びコントローラも容易にこのターゲ
ットをサポートできる。又、請求項11に係るネットワ
ーク制御システムでは、上述のネットワーク制御システ
ムに加えてコントローラとコンシューマとが兼用されて
いるので、コントローラとコンシューマで共通の手段や
データを共有することが可能になり、密接な関係にある
メッセージとデータの関連付けが容易となり、バッファ
等のメモリや処理を簡素化でき、さらに構造の簡潔なネ
ットワーク制御システムとすることが出来る。
【0181】本発明の請求項2に係るネットワーク制御
システムによれば、このシステムに用いるターゲット
は、第2のプロトコルでデータの出力元を示す識別情報
を含むデータをコネクション上に送信するので、コンシ
ューマはこの情報により、流れてきたデータの素性の区
別が容易にできる。即ち、簡潔な構成で、所望のデータ
を確実に受信し、区別することが可能となる。さらにま
た、同一の種類のターゲット内部機能制御手段が複数存
在する場合や、第2のプロトコルのコネクションを複数
のターゲット内部機能制御手段が共有する場合等におい
ても、簡単な構成で確実に送信元を判定できる。又、請
求項12に係るネットワーク制御システムでは、上述の
ネットワーク制御システムに加えてコントローラとコン
シューマとが兼用されているので、コントローラとコン
シューマで共通の手段やデータを共有することが可能に
なり、バッファ等のメモリや処理を簡素化できると共
に、送信元情報を有したデータにより、コントローラの
指示で出力されたデータを特定することが容易となり、
データが受信できなかった場合等のエラー処理を簡単化
でき、さらに構造の簡潔なネットワーク制御システムと
することが出来る。
【0182】本発明の請求項3に係るネットワーク制御
システムによれば、第1のプロトコルで送信された送信
先情報を示す識別情報を含むデータを第2のプロトコル
のコネクションで伝送するので、例えばデータを受信し
たコンシューマが、コンシューマ内部のどの内部機能制
御手段へデータを転送すればよいかを簡単かつ迅速に判
定でき、データ素性を理解しなくとも機械的に適切な内
部機能制御手段へ配送でき、類似のコントローラ内部機
能制御手段が複数存在する場合や、第2のプロトコルを
複数のコントローラ内部機能制御手段が共有する場合に
おいても、簡単な構成で確実に送信先にデータを伝送す
ることが可能となる。又、請求項13に係るネットワー
ク制御システムでは、上述のネットワーク制御システム
に加えてコントローラとコンシューマとが兼用されてい
るので、コントローラとコンシューマで共通の手段やデ
ータを共有することが可能になり、バッファ等のメモリ
や処理を簡素化できると共に、送信先情報を有したデー
タにより、コントローラの指示で出力されたデータを確
実に特定することが可能となり、データが受信できなか
った場合等のエラー処理を簡単化でき、さらに構造の簡
潔なネットワーク制御システムとすることが出来る。
【0183】本発明の請求項4に係るネットワーク制御
システムによれば、コントローラがターゲットの内部機
能制御手段のデータ入出力場所を示すプラグ宛に第1の
プロトコルでメッセージを送信し、ターゲットはこのメ
ッセージに応じて動作することにより、第2のプロトコ
ルのコネクションとメッセージの関連を明確にでき、さ
らには、第2のプロトコルのコネクション上を流れるデ
ータとメッセージとの対応をとることが可能となる。ま
た、プラグに対してメッセージを送信することにより、
このプラグを用いて伝送するデータを取り扱うコントロ
ーラをターゲットが取捨選択することや、特定のコント
ローラからの制御のみを許可することが容易となる。さ
らに、ターゲット内部の内部コネクションの接続又は切
断はプラグが行うように構成することも可能となる。又
コントローラ自体がターゲット内部のコネクションを確
立する必要がなくなるので、構造の簡潔なネットワーク
制御システムとすることが出来る。又、請求項14に係
るネットワーク制御システムでは、上述のネットワーク
制御システムに加えてコントローラとコンシューマとが
兼用されているので、コントローラとコンシューマで共
通の手段やデータを共有することが可能になり、バッフ
ァ等のメモリや処理を簡素化できると共に、第2のプロ
トコルのコネクション用のプラグ宛にメッセージに応じ
て動作することにより、コントローラの指示と出力され
たデータとの関連を明確化することや排他制御すること
が可能となり、データが受信できなかった場合等のエラ
ー処理を簡単化でき、より一層構造の簡潔なネットワー
ク制御システムとすることが出来る。
【0184】本発明の請求項5に係るネットワーク制御
システムによれば、ターゲット内にコネクション管理手
段と内部機能制御手段を備え、内部機能制御手段の要求
に応じて、コネクション管理手段が、内部機能制御手段
の出力と第2のプロトコルのコネクションとの間の内部
コネクションを接続し、データの出力元を示す識別情報
を含むデータを第2のプロトコルのコネクション上に送
信することにより、ターゲットが内部コネクションの接
続を自由に行うことが可能となり、各内部機能制御手段
の応答性に応じてターゲットが内部コネクションを切り
換えることができ、ターゲットを所望の性能で設計可能
となる。さらに、必要な時に必要なだけ、ターゲット内
部の内部コネクションを確立することが可能になり、複
数の内部機能制御手段がひとつの第2のプロトコルのコ
ネクションを共有することができ、第2のプロトコルで
必要となるバッファやプラグ等の資源を有効に活用で
き、ターゲットの構成を簡単化でき、さらに、ターゲッ
ト内部の処理を簡素化できるので、ターゲットの負担を
小さく出来る。さらに、第2のプロトコルで送信するデ
ータに送信元情報を付けて伝送することにより、コンシ
ューマはこの情報により、流れてきたデータの素性の区
別でき、特に、複数の内部機能制御手段が第2のプロト
コルのコネクションを共有する場合、各内部機能制御手
段からのデータが混在して送信されるときにでも、容易
に、各データを区別することが可能となり、たとえ、ひ
とつのデータが分割されて送信された場合でも、データ
を復元可能であり、データの伝送にエラーが生じた場合
でも、再送要求等のエラー回復処理が容易となる。
【0185】本発明の請求項6に係るネットワーク制御
システムによれば、ターゲット内にコネクション管理手
段と内部機能制御手段を備え、内部機能制御手段の要求
に応じて、コネクション管理手段が、内部機能制御手段
の出力と第2のプロトコルのコネクションとの間の内部
コネクションを接続し、第1のプロトコルで受信した送
信先情報を示す識別情報を含むデータを第2のプロトコ
ルのコネクション上に送信することにより、ターゲット
が内部コネクションの接続を自由に行うことが可能とな
り、各内部機能制御手段の応答性に応じてターゲットが
内部コネクションを切り換えることができ、ターゲット
を所望の性能で設計可能となる。さらに、必要な時に必
要なだけ、ターゲット内部の内部コネクションを確立す
ることが可能になり、複数の内部機能制御手段がひとつ
の第2のプロトコルのコネクションを共有することがで
き、ターゲットの構成を簡単化できる。さらに、第1の
プロトコルで受信した送信元情報を付けて、第2のプロ
トコルのコネクション上にデータを伝送することによ
り、コンシューマはこの情報により、流れてきたデータ
の素性を知らなくても、このデータを配信することが可
能になり、特に、複数の内部機能制御手段が第2のプロ
トコルのコネクションを共有する場合、各内部機能制御
手段からのデータが混在して送信されるときにでも、容
易に、各データを区別し、配信することが可能となり、
たとえ、ひとつのデータが分割されて送信された場合で
も、データの素性をチェックしなくとも、簡単な処理
で、データを復元可能であり、データの伝送にエラーが
生じた場合でも、再送要求等のエラー回復処理を簡単化
できる。
【0186】本発明の請求項7に係るネットワーク制御
システムによれば、ターゲット内にコネクション管理手
段と内部機能制御手段を備え、内部機能制御手段の要求
に応じて、コネクション管理手段が、内部機能制御手段
の出力と第2のプロトコルのコネクションとの間の内部
コネクションを接続し、ターゲットは、第1のプロトコ
ルでデータの入出力場所を示すプラグ宛に送られてきた
メッセージに応じて動作することにより、ターゲットが
内部コネクションの接続を自由に行うことが可能とな
り、各内部機能制御手段の応答性に応じてターゲットが
内部コネクションを切り換えることができ、ターゲット
を所望の性能で設計可能となる。さらに、必要な時に必
要なだけ、ターゲット内部の内部コネクションを確立す
ることが可能になり、複数の内部機能制御手段がひとつ
の第2のプロトコルのコネクションを共有することがで
き、ターゲットの構成を簡単化できる。さらに、第2の
プロトコル上を流れるデータとメッセージとの対応をと
ることが可能となる。また、プラグに対してメッセージ
を送信することにより、このプラグを用いて伝送するデ
ータを取り扱うコントローラをターゲットが取捨選択す
ることや、特定のコントローラからの制御のみを許可す
ることが容易となる。特に、複数の内部機能制御手段が
ターゲット内に存在する場合、複数の内部機能制御手段
は、別々のプラグに対して、データを出力し、各々のプ
ラグに対して、各内部機能制御手段宛のメッセージを受
信することも可能であり、完全に同時動作可能な内部機
能制御手段を有するターゲットを容易に構成できる。さ
らに、複数のコントローラから、ある内部機能制御手段
が制御される場合、各内部機能制御手段は、自身の資源
等に応じて、任意の個数のコントローラからの制御のみ
しか受け付けないように管理することも容易となり、簡
単に排他制御を実現できる。
【0187】本発明の請求項8に係るネットワーク制御
システムによれば、このシステムに用いるターゲット
は、第2のプロトコルで、データの出力元を示す識別情
報と第1のプロトコルで受信した送信先を示す識別情報
を含むデータをコネクション上に送信するので、コント
ローラは送信先情報により、流れてきたデータの種類を
容易に推測することができる。さらに、送信先情報によ
り、コンシューマ内の所望の内部機能制御手段に容易に
配送することができる。即ち、簡潔な構成で、所望のデ
ータを確実に受信し、区別し、配信することが可能とな
る。さらにまた、同一の種類のターゲット内部機能制御
手段が複数存在する場合や、第2のプロトコルを複数の
ターゲット内部機能制御手段が共有する場合、類似のコ
ントローラ内部機能制御手段が複数存在する場合、第2
のプロトコルを複数のコントローラ内部機能制御手段が
共有する場合においても、簡単な構成で確実に送信先を
判定できる。さらに、たとえ、ひとつのデータが分割さ
れて送信された場合でも、送信元情報と送信先情報を用
いて確実にデータを復元可能であり、データの伝送にエ
ラーが生じた場合でも、送信元の内部機能制御手段と送
信先の内部機能制御手段が特定できるので、再送要求等
のエラー回復処理を簡単化することが可能となる。
【0188】本発明の請求項9に係るネットワーク制御
システムによれば、このシステムに用いるターゲット
は、第2のプロトコルでデータの出力元を示す識別情報
を含むデータをコネクション上に送信するので、コンシ
ューマはこの情報により、流れてきたデータの素性の区
別が容易にできる。即ち、簡潔な構成で、所望のデータ
を確実に受信し、区別することが可能となる。さらにま
た、同一の種類のターゲット内部機能制御手段が複数存
在する場合や、第2のプロトコルのコネクションを複数
のターゲット内部機能制御手段が共有する場合等におい
ても、簡単な構成で確実に送信元を判定できる。コント
ローラがターゲットの内部機能制御手段のデータ入出力
場所を示すプラグ宛に第1のプロトコルでメッセージを
送信し、ターゲットはこのメッセージに応じて動作する
ことにより、第2のプロトコルのコネクションとメッセ
ージの関連を明確にでき、さらには、第2のプロトコル
のコネクション上を流れるデータとメッセージとの対応
をとることが可能となる。また、プラグに対してメッセ
ージを送信することにより、このプラグを用いて伝送す
るデータを取り扱うコントローラをターゲットが取捨選
択することや、特定のコントローラからの制御のみを許
可することが容易となる。さらに、ターゲット内部の内
部コネクションの接続又は切断はプラグが行うように構
成することも可能となる。又コントローラ自体がターゲ
ット内部のコネクションを確立する必要がなくなるの
で、構造の簡潔なネットワーク制御システムとすること
が出来る。
【0189】本発明の請求項10に係るネットワーク制
御システムによれば、第1のプロトコルで受信した送信
先情報を示す識別情報を含むデータを第2のプロトコル
のコネクションを利用して伝送するので、例えばデータ
を受信したコンシューマが、コンシューマ内部のどのコ
ントローラ内部機能制御手段へデータを転送すればよい
かを簡単かつ迅速に判定でき、類似のコントローラ内部
機能制御手段が複数存在する場合や、第2のプロトコル
を複数のコントローラ内部機能制御手段が共有する場合
においても、簡単な構成で確実に送信先を判定できる。
コントローラがターゲットの内部機能制御手段のデータ
入出力場所を示すプラグ宛に第1のプロトコルでメッセ
ージを送信し、ターゲットはこのメッセージに応じて動
作するので、第2のプロトコルのコネクションとメッセ
ージの関連を明確にできる。また、プラグに対してメッ
セージを送信することにより、このプラグを用いて伝送
するデータを取り扱うコントローラをターゲットが取捨
選択することや、特定のコントローラからの制御のみを
許可することが容易となる。さらに、送信先情報を含ん
だメッセージをターゲットの内部機能制御手段のプラグ
宛に送信し、内部機能制御手段がこのメッセージの応じ
て、データを出力することにより、ターゲット内で、出
力するデータとメッセージとの関連を取ることが容易と
なり、ターゲットの構成を簡単化できる。
【0190】本発明の請求項15に係るターゲットによ
れば、その内部にコネクション管理手段と内部機能制御
手段を備え、内部機能制御手段の要求に応じて、コネク
ション管理手段が、内部機能制御手段の出力と第2のプ
ロトコルのコネクションとの間の内部コネクションを接
続することにより、ひとつの内部機能制御手段がターゲ
ット内に存在する場合はもちろんのこと、複数の内部機
能制御手段がターゲット内に存在する場合でも、イニシ
エータがターゲット内部の内部コネクションを張る必要
が無くなり、ターゲットが内部コネクションの接続を自
由に行うことが可能となり、各内部機能制御手段の応答
性に応じてターゲットが内部コネクションを切り換え、
データ伝送を行うことが可能になり、ターゲットを所望
の性能で設計可能となる。さらに、必要な時に必要なだ
け、ターゲット内部の内部コネクションを確立すること
が可能になり、複数の内部機能制御手段がひとつの第2
のプロトコルのコネクションを共有することができ、第
2のプロトコルで必要となるバッファやプラグ等の資源
を有効に活用でき、ターゲットの構成を簡単化でき、さ
らに、ターゲット内部の処理を簡素化できるので、ター
ゲットの負担を小さく出来る。さらに新機能を持つデバ
イスが登場してもこのターゲットであれば容易に対応す
ることが出来る。
【0191】本発明の請求項16に係るターゲットによ
れば、第2のプロトコルでデータの出力元を示す識別情
報を含むデータをコネクション上に送信するので、この
ターゲットをネットワーク制御システムに用いることに
より、このネットワーク制御システムを構成するコンシ
ューマはこの情報により、流れてきたデータの素性の区
別が容易にできる。即ち、簡潔な構成で、所望のデータ
を確実に受信し、区別することが可能となる。さらにま
た、同一の種類のターゲット内部機能制御手段が複数存
在する場合や、第2のプロトコルのコネクションを複数
のターゲット内部機能制御手段が共有する場合等におい
ても、簡単な構成で確実に送信元を判定できる。
【0192】本発明の請求項17に係るターゲットによ
れば、第1のプロトコルで送信された送信先情報を示す
識別情報を含むデータを第2のプロトコルのコネクショ
ンで伝送するので、このターゲットをネットワーク制御
システムに用いれば、例えばデータを受信したコンシュ
ーマが、コンシューマ内部のどの内部機能制御手段へデ
ータを転送すればよいかを簡単かつ迅速に判定でき、デ
ータ素性を理解しなくとも機械的に適切な内部機能制御
手段へ配送でき、類似のコントローラ内部機能制御手段
が複数存在する場合や、第2のプロトコルを複数のコン
トローラ内部機能制御手段が共有する場合においても、
簡単な構成で確実に送信先にデータを伝送することが可
能となる。
【0193】本発明の請求項18に係るターゲットによ
れば、コントローラがターゲットの内部機能制御手段の
データ入出力場所を示すプラグ宛に第1のプロトコルで
メッセージを送信するメッセージに応じて動作するの
で、このターゲットをネットワーク制御システムに用い
ると、第2のプロトコルのコネクションとメッセージの
関連を明確にでき、さらには、第2のプロトコルのコネ
クション上を流れるデータとメッセージとの対応をとる
ことが可能となる。また、プラグに対してメッセージを
送信することにより、このプラグを用いて伝送するデー
タを取り扱うコントローラをターゲットが取捨選択する
ことや、特定のコントローラからの制御のみを許可する
ことが容易となる。さらに、ターゲット内部の内部コネ
クションの接続又は切断はプラグが行うように構成する
ことも可能となる。又コントローラ自体がターゲット内
部のコネクションを確立する必要がなくなるので、構造
の簡潔なネットワーク制御システムとすることが出来
る。
【0194】本発明の請求項19に係るコントローラに
よれば、第1のプロトコルで送信された送信先情報を示
す識別情報を含むデータ伝送を第2のプロトコルのコネ
クションで伝送するので、このコントローラをネットワ
ーク制御システムに用いると、例えばデータを受信した
コンシューマが、コンシューマ内部のどの内部機能制御
手段へデータを転送すればよいかを簡単かつ迅速に判定
でき、データ素性を理解しなくとも機械的に適切な内部
機能制御手段へ配送でき、類似のコントローラ内部機能
制御手段が複数存在する場合や、第2のプロトコルを複
数のコントローラ内部機能制御手段が共有する場合にお
いても、簡単な構成で確実に送信先にデータを伝送する
ことが可能となる。
【0195】本発明の請求項20に係るコントローラに
よれば、内部の内部機能制御手段のデータ入出力場所を
示すプラグ宛に第1のプロトコルでメッセージを送信
し、このプラグ宛のメッセージに応じてターゲットを動
作させるので、このコントローラをネットワーク制御シ
ステムに用いると、第2のプロトコルのコネクションと
メッセージの関連を明確にでき、さらには、第2のプロ
トコルのコネクション上を流れるデータとメッセージと
の対応をとることが可能となる。また、プラグに対して
メッセージを送信することにより、このプラグを用いて
伝送するデータを取り扱うコントローラをターゲットが
取捨選択することや、特定のコントローラからの制御の
みを許可することが容易となる。さらに、ターゲット内
部の内部コネクションの接続又は切断はプラグが行うよ
うに構成することも可能となる。又コントローラ自体が
ターゲット内部のコネクションを確立する必要がなくな
るので、構造の簡潔なネットワーク制御システムとする
ことが出来る。
【0196】本発明の請求項21に係るコンシューマに
よれば、第1のプロトコルで送信された送信先情報を示
す識別情報を含むデータ受信を第2のプロトコルのコネ
クションで伝送するので、データを受信したコンシュー
マが、コンシューマ内部のどの内部機能制御手段へデー
タを転送すればよいかを簡単かつ迅速に判定でき、デー
タ素性を理解しなくとも機械的に適切な内部機能制御手
段へ配送でき、類似のコントローラ内部機能制御手段が
複数存在する場合や、第2のプロトコルを複数のコント
ローラ内部機能制御手段が共有する場合においても、簡
単な構成で確実に送信先にデータを伝送することが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係るネットワーク制御
システムの一例を示すシステム構成図である。
【図2】 本発明の実施の形態に係るネットワーク制御
システム中のターゲットのブロック図である。
【図3】 本発明の実施の形態に係るネットワーク制御
システム中のコントローラのブロック図である。
【図4】 (a)本発明の実施の形態に係るイニシエー
タがある場合のシステム構成図である。(b)本発明の
実施の形態に係るイニシエータがない場合のシステム構
成図である。(c)本発明の実施の形態に係るコンシュ
ーマを含んだシステム個構成図である。
【図5】 本発明の実施の形態に係るコネクションを張
ったコントローラとターゲットの関係を示す図である。
【図6】 本発明の実施の形態に係るコネクションを張
ったコントローラと複数の内部機能制御手段を有するタ
ーゲットとの関係を示す図である。
【図7】 本発明の実施の形態に係るコネクションを張
った複数のコントローラと複数の内部機能制御手段を有
するターゲットとの関係を示す図である。
【図8】 本発明の実施の形態に係るプロトコルの説明
図である。
【図9】 本発明の実施の形態に係るコントローラの動
作を示すフローチャートである。
【図10】 本発明の実施の形態に係るターゲットの動
作を示すフローチャートである。
【図11】 本発明の実施の形態に係る伝送確認時のプ
ロトコルの説明図である。
【図12】 (a)本発明の実施の形態に係る表示部品
の構成図ある。(b)本発明の実施の形態に係る属性情
報の構成図である。
【符号の説明】
1 伝送路 2 パケット送受信手段 3 同期データ送受信手段 4 ターゲット信号処理手段 5 非同期データ送受信手段 6 第1のプロトコル処理手段 7 機器構成情報 10 コントローラ信号処理手段 18 第2のプロトコル送信手段 19 第2のプロトコル受信手段 20 コネクション管理手段 30 第1のプロトコル処理手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C056 AA07 AA10 BA01 BA08 BA10 CA06 CA11 CA13 CA19 DA06 DA11 DA20 5K032 AA02 BA16 CC01 DB24 5K034 DD03 JJ23 MM00 5K048 AA00 BA02 DC04 EA14 EB02 EB14 EB15 FB01

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像データ、音響データ、及び情報デー
    タの中の、いずれか1つ又は2つ以上のデータを取扱う
    機器が、少なくとも2つ以上、伝送路を介して接続され
    たネットワークにおいて、前記伝送路を介して接続され
    た前記機器間のデータ転送を、複数のプロトコルを用い
    て行うようにしたネットワーク制御システムであって、 前記機器内に、 メッセージを送受信する単数又は複数のコントローラ
    と、 前記メッセージに応じた処理を行う単数又は複数の内部
    機能制御手段を内包する単数又は複数のターゲットと、 前記ターゲットからデータを受信するコンシューマと、 前記ターゲットと前記コンシューマとの間で前記データ
    転送を行うコネクションを確立するイニシエータの内、 いずれか1つ以上が存在しており、 前記ネットワーク制御システムが、少なくとも、 前記コントローラと、前記ターゲットと、前記コンシュ
    ーマと、前記イニシエータと、を備えており、 前記複数のプロトコルは、 前記メッセージを送信するメッセージ送信と、前記メッ
    セージ送信に対する応答であるメッセージ応答からなる
    第1のプロトコルと、 前記コネクションにデータを伝送する第2のプロトコル
    と、よりなり、 前記内部機能制御手段が前記データ転送を行う際には、 前記内部機能制御手段の要求に応じて、前記ターゲット
    内のコネクション管理手段が、前記内部機能制御手段の
    出力を、前記第2のプロトコルの前記コネクションに接
    続すること、 を特徴とする、ネットワーク制御システム。
  2. 【請求項2】 映像データ、音響データ、及び情報デー
    タの中の、いずれか1つ又は2つ以上のデータを取扱う
    機器が、少なくとも2つ以上、伝送路を介して接続され
    たネットワークにおいて、前記伝送路を介して接続され
    た機器間のデータ転送を、複数のプロトコルを用いて行
    うようにしたネットワーク制御システムであって、 前記機器内に、 メッセージを送受信する単数又は複数のコントローラ
    と、 前記メッセージに応じた処理を行う単数又は複数の内部
    機能制御手段を内包する単数又は複数のターゲットと、 前記ターゲットからデータを受信するコンシューマと、 前記ターゲットと前記コンシューマとの間で前記データ
    転送を行うコネクションを確立するイニシエータの内、 いずれか1つ以上が存在しており、 前記ネットワーク制御システムが、少なくとも、 前記コントローラと、前記ターゲットと、前記コンシュ
    ーマと、前記イニシエータと、を備えており、 前記複数のプロトコルは、 前記メッセージを送信するメッセージ送信と、前記メッ
    セージ送信に対する応答であるメッセージ応答からなる
    第1のプロトコルと、 前記コネクションにデータを伝送する第2のプロトコル
    と、よりなり、 前記ターゲットは、前記第2のプロトコルで、前記コネ
    クション上にデータの出力元を示す識別情報を含むデー
    タを送信すること、 を特徴とする、ネットワーク制御システム。
  3. 【請求項3】 映像データ、音響データ、及び情報デー
    タの中の、いずれか1つ又は2つ以上のデータを取扱う
    機器が、少なくとも2つ以上、伝送路を介して接続され
    たネットワークにおいて、前記伝送路を介して接続され
    た機器間のデータ転送を、複数のプロトコルを用いて行
    うようにしたネットワーク制御システムであって、 前記機器内に、 メッセージを送受信する単数又は複数のコントローラ
    と、 前記メッセージに応じた処理を行うターゲットと、 前記ターゲットからデータを受信するコンシューマと、 前記ターゲットと前記コンシューマとの間で前記データ
    転送を行うコネクションを確立するイニシエータの内、 いずれか1つ以上が存在しており、 前記ネットワーク制御システムが、少なくとも、 前記コントローラと、前記ターゲットと、前記コンシュ
    ーマと、前記イニシエータと、を備えており、 前記複数のプロトコルは、 前記メッセージを送信するメッセージ送信と、前記メッ
    セージ送信に対する応答であるメッセージ応答からなる
    第1のプロトコルと、 前記コネクションにデータを伝送する第2のプロトコル
    と、よりなり、 前記コントローラは、前記第1のプロトコルで、前記コ
    ンシューマ内の送信先情報を示す識別情報を前記ターゲ
    ットへ送信し、 前記ターゲットは、前記第2のプロトコルで、前記コネ
    クション上に前記第1のプロトコルで受信した前記送信
    先を示す識別情報を含むデータを送信すること、 を特徴とする、ネットワーク制御システム。
  4. 【請求項4】 映像データ、音響データ、及び情報デー
    タの中の、いずれか1つ又は2つ以上のデータを取扱う
    機器が、少なくとも2つ以上、伝送路を介して接続され
    たネットワークにおいて、前記伝送路を介して接続され
    た前記機器間のデータ転送を、複数のプロトコルを用い
    て行うようにしたネットワーク制御システムであって、 前記機器内に、 メッセージを送受信する単数又は複数のコントローラ
    と、 前記メッセージに応じた処理を行う単数又は複数の内部
    機能制御手段を内包する単数又は複数のターゲットと、 前記ターゲットからデータを受信するコンシューマと、 前記ターゲットと前記コンシューマとの間で前記データ
    転送を行うコネクションを確立するイニシエータの内、 いずれか1つ以上が存在しており、 前記ネットワーク制御システムが、少なくとも、 前記コントローラと、前記ターゲットと、前記コンシュ
    ーマと、前記イニシエータと、を備えており、 前記複数のプロトコルは、 前記メッセージを送信するメッセージ送信と、前記メッ
    セージ送信に対する応答であるメッセージ応答からなる
    第1のプロトコルと、 前記コネクションにデータを伝送する第2のプロトコル
    と、 よりなり、 前記コントローラは、所望の前記内部機能制御手段のデ
    ータ入出力場所を示すプラグ宛に、前記第1のプロトコ
    ルで前記メッセージを送信し、 前記ターゲットは、前記プラグ宛の前記メッセージに応
    じて動作すること、 を特徴とする、ネットワーク制御システム。
  5. 【請求項5】 映像データ、音響データ、及び情報デー
    タの中の、いずれか1つ又は2つ以上のデータを取扱う
    機器が、少なくとも2つ以上、伝送路を介して接続され
    たネットワークにおいて、前記伝送路を介して接続され
    た前記機器間のデータ転送を、複数のプロトコルを用い
    て行うようにしたネットワーク制御システムであって、 前記機器内に、 メッセージを送受信する単数又は複数のコントローラ
    と、 前記メッセージに応じた処理を行う単数又は複数の内部
    機能制御手段を内包する単数又は複数のターゲットと、 前記ターゲットからデータを受信するコンシューマと、 前記ターゲットと前記コンシューマとの間で前記データ
    転送を行うコネクションを確立するイニシエータの内、 いずれか1つ以上が存在しており、 前記ネットワーク制御システムが、少なくとも、 前記コントローラと、前記ターゲットと、前記コンシュ
    ーマと、前記イニシエータと、を備えており、 前記複数のプロトコルは、 前記メッセージを送信するメッセージ送信と、前記メッ
    セージ送信に対する応答であるメッセージ応答からなる
    第1のプロトコルと、 前記コネクションにデータを伝送する第2のプロトコル
    と、 よりなり、 前記内部機能制御手段が前記データ転送を行う際には、 前記内部機能制御手段の要求に応じて、前記ターゲット
    内のコネクション管理手段が、前記内部機能制御手段の
    出力を、前記第2のプロトコルを用いて前記コネクショ
    ン上に送信し、 前記ターゲットは、前記第2のプロトコルで、前記コネ
    クション上にデータの出力元を示す識別情報を含むデー
    タを送信すること、 を特徴とする、ネットワーク制御システム。
  6. 【請求項6】 映像データ、音響データ、及び情報デー
    タの中の、いずれか1つ又は2つ以上のデータを取扱う
    機器が、少なくとも2つ以上、伝送路を介して接続され
    たネットワークにおいて、前記伝送路を介して接続され
    た前記機器間のデータ転送を、複数のプロトコルを用い
    て行うようにしたネットワーク制御システムであって、 前記機器内に、 メッセージを送受信する単数又は複数のコントローラ
    と、 前記メッセージに応じた処理を行う単数又は複数の内部
    機能制御手段を内包する単数又は複数のターゲットと、 前記ターゲットからデータを受信するコンシューマと、 前記ターゲットと前記コンシューマとの間で前記データ
    転送を行うコネクションを確立するイニシエータの内、 いずれか1つ以上が存在しており、 前記ネットワーク制御システムが、少なくとも、 前記コントローラと、前記ターゲットと、前記コンシュ
    ーマと、前記イニシエータと、を備えており、 前記複数のプロトコルは、 前記メッセージを送信するメッセージ送信と、前記メッ
    セージ送信に対する応答であるメッセージ応答からなる
    第1のプロトコルと、 前記コネクションにデータを伝送する第2のプロトコル
    と、 よりなり、 前記内部機能制御手段が前記データ転送を行う際には、 前記内部機能制御手段の要求に応じて、前記ターゲット
    内のコネクション管理手段が、前記内部機能制御手段の
    出力を、前記第2のプロトコルを用いて前記コネクショ
    ン上に送信し、 前記コントローラは、前記第1のプロトコルで、前記コ
    ンシューマ内の送信先情報を示す送信先を示す識別情報
    を前記ターゲットへ送信し、 前記ターゲットは、前記第2のプロトコルで、前記コネ
    クション上に前記第1のプロトコルで受信した前記送信
    先を示す識別情報を含むデータを送信すること、 を特徴とする、ネットワーク制御システム。
  7. 【請求項7】 映像データ、音響データ、及び情報デー
    タの中の、いずれか1つ又は2つ以上のデータを取扱う
    機器が、少なくとも2つ以上、伝送路を介して接続され
    たネットワークにおいて、前記伝送路を介して接続され
    た前記機器間のデータ転送を、複数のプロトコルを用い
    て行うようにしたネットワーク制御システムであって、 前記機器内に、 メッセージを送受信する単数又は複数のコントローラ
    と、 前記メッセージに応じた処理を行う単数又は複数の内部
    機能制御手段を内包する単数又は複数のターゲットと、 前記ターゲットからデータを受信するコンシューマと、 前記ターゲットと前記コンシューマとの間で前記データ
    転送を行うコネクションを確立するイニシエータの内、 いずれか1つ以上が存在しており、 前記ネットワーク制御システムが、少なくとも、 前記コントローラと、前記ターゲットと、前記コンシュ
    ーマと、前記イニシエータと、を備えており、 前記複数のプロトコルは、 前記メッセージを送信するメッセージ送信と、前記メッ
    セージ送信に対する応答であるメッセージ応答からなる
    第1のプロトコルと、 前記コネクションにデータを伝送する第2のプロトコル
    と、 よりなり、 前記内部機能制御手段が前記データ転送を行う際には、 前記内部機能制御手段の要求に応じて、前記ターゲット
    内のコネクション管理手段が、前記内部機能制御手段の
    出力を、前記第2のプロトコルを用いて前記コネクショ
    ン上に送信し、 前記コントローラは、所望の前記内部機能制御手段のデ
    ータ入出力場所を示すプラグ宛に、前記第1のプロトコ
    ルで前記メッセージを送信し、 前記ターゲットは、前記プラグ宛の前記メッセージに応
    じて動作すること、 を特徴とする、ネットワーク制御システム。
  8. 【請求項8】 映像データ、音響データ、及び情報デー
    タの中の、いずれか1つ又は2つ以上のデータを取扱う
    機器が、少なくとも2つ以上、伝送路を介して接続され
    たネットワークにおいて、前記伝送路を介して接続され
    た機器間のデータ転送を、複数のプロトコルを用いて行
    うようにしたネットワーク制御システムであって、 前記機器内に、 メッセージを送受信する単数又は複数のコントローラ
    と、 前記メッセージに応じた処理を行う単数又は複数の内部
    機能制御手段を内包する単数又は複数のターゲットと、 前記ターゲットからデータを受信するコンシューマと、 前記ターゲットと前記コンシューマとの間で前記データ
    転送を行うコネクションを確立するイニシエータの内、 いずれか1つ以上が存在しており、 前記ネットワーク制御システムが、少なくとも、 前記コントローラと、前記ターゲットと、前記コンシュ
    ーマと、前記イニシエータと、を備えており、 前記複数のプロトコルは、 前記メッセージを送信するメッセージ送信と、前記メッ
    セージ送信に対する応答であるメッセージ応答からなる
    第1のプロトコルと、 前記コネクションにデータを伝送する第2のプロトコル
    と、よりなり、 前記コントローラは、前記第1のプロトコルで、前記コ
    ンシューマ内の送信先情報を示す送信先を示す識別情報
    を前記ターゲットへ送信し、 前記ターゲットは、前記第2のプロトコルで、前記コネ
    クション上にデータの出力元を示す識別情報と、前記第
    1のプロトコルで受信した前記送信先を示す識別情報を
    含むデータを送信すること、 を特徴とする、ネットワーク制御システム。
  9. 【請求項9】 映像データ、音響データ、及び情報デー
    タの中の、いずれか1つ又は2つ以上のデータを取扱う
    機器が、少なくとも2つ以上、伝送路を介して接続され
    たネットワークにおいて、前記伝送路を介して接続され
    た前記機器間のデータ転送を、複数のプロトコルを用い
    て行うようにしたネットワーク制御システムであって、 前記機器内に、 メッセージを送受信する単数又は複数のコントローラ
    と、 前記メッセージに応じた処理を行う単数又は複数の内部
    機能制御手段を内包する単数又は複数のターゲットと、 前記ターゲットからデータを受信するコンシューマと、 前記ターゲットと前記コンシューマとの間で前記データ
    転送を行うコネクションを確立するイニシエータの内、 いずれか1つ以上が存在しており、 前記ネットワーク制御システムが、少なくとも、 前記コントローラと、前記ターゲットと、前記コンシュ
    ーマと、前記イニシエータと、を備えており、 前記複数のプロトコルは、 前記メッセージを送信するメッセージ送信と、前記メッ
    セージ送信に対する応答であるメッセージ応答からなる
    第1のプロトコルと、 前記コネクションにデータを伝送する第2のプロトコル
    と、よりなり、 前記コントローラは、所望の前記内部機能制御手段のデ
    ータ入出力場所を示すプラグ宛に、前記第1のプロトコ
    ルで前記メッセージを送信し、 前記ターゲットは、前記第2のプロトコルで、前記コネ
    クション上に、データの出力元を示す識別情報を含むデ
    ータを送信すると共に、前記プラグ宛の前記メッセージ
    に応じて動作すること、 を特徴とする、ネットワーク制御システム。
  10. 【請求項10】 映像データ、音響データ、及び情報デ
    ータの中の、いずれか1つ又は2つ以上のデータを取扱
    う機器が、少なくとも2つ以上、伝送路を介して接続さ
    れたネットワークにおいて、前記伝送路を介して接続さ
    れた前記機器間のデータ転送を、複数のプロトコルを用
    いて行うようにしたネットワーク制御システムであっ
    て、 前記機器内に、 メッセージを送受信する単数又は複数のコントローラ
    と、 前記メッセージに応じた処理を行う単数又は複数の内部
    機能制御手段を内包する単数又は複数のターゲットと、 前記ターゲットからデータを受信するコンシューマと、 前記ターゲットと前記コンシューマとの間で前記データ
    転送を行うコネクションを確立するイニシエータの内、 いずれか1つ以上が存在しており、 前記ネットワーク制御システムが、少なくとも、 前記コントローラと、前記ターゲットと、前記コンシュ
    ーマと、前記イニシエータと、を備えており、 前記複数のプロトコルは、 前記メッセージを送信するメッセージ送信と、前記メッ
    セージ送信に対する応答であるメッセージ応答からなる
    第1のプロトコルと、 前記コネクションにデータを伝送する第2のプロトコル
    と、よりなり、 前記コントローラは、前記第1のプロトコルで、前記コ
    ンシューマ内の送信先情報を示す送信先を示す識別情報
    を前記ターゲットへ送信すると共に、所望の前記内部機
    能制御手段のデータ入出力場所を示すプラグ宛に、前記
    第1のプロトコルで前記メッセージを送信し、 前記ターゲットは、前記第2のプロトコルで、前記コネ
    クション上に前記第1のプロトコルで受信した前記送信
    先を示す識別情報を含むデータを送信すると共に、前記
    プラグ宛の前記メッセージに応じて動作すること、 を特徴とする、ネットワーク制御システム。
  11. 【請求項11】 映像データ、音響データ、及び情報デ
    ータの中の、いずれか1つ又は2つ以上のデータを取扱
    う機器が、少なくとも2つ以上、伝送路を介して接続さ
    れたネットワークにおいて、前記伝送路を介して接続さ
    れた前記機器間のデータ転送を、複数のプロトコルを用
    いて行うようにしたネットワーク制御システムであっ
    て、 前記機器内に、 メッセージを送受信する単数又は複数のコントローラ
    と、 前記メッセージに応じた処理を行う単数又は複数の内部
    機能制御手段を内包し、前記コントローラにデータを送
    信する単数又は複数のターゲットと、 前記ターゲットと前記コントローラとの間で前記データ
    転送を行うコネクションを確立するイニシエータの内、 いずれか1つ以上が存在しており、 前記ネットワーク制御システムが、少なくとも、 前記コントローラと、前記ターゲットと、前記イニシエ
    ータと、を備えており、 前記複数のプロトコルは、 前記メッセージを送信するメッセージ送信と、前記メッ
    セージ送信に対する応答であるメッセージ応答からなる
    第1のプロトコルと、 前記コネクションにデータを伝送する第2のプロトコル
    と、 よりなり、 前記内部機能制御手段が前記データ転送を行う際には、 前記内部機能制御手段の要求に応じて、前記ターゲット
    内のコネクション管理手段が、前記内部機能制御手段の
    出力を、前記第2のプロトコルの前記コネクションに接
    続すること、 を特徴とする、ネットワーク制御システム。
  12. 【請求項12】 映像データ、音響データ、及び情報デ
    ータの中の、いずれか1つ又は2つ以上のデータを取扱
    う機器が、少なくとも2つ以上、伝送路を介して接続さ
    れたネットワークにおいて、前記伝送路を介して接続さ
    れた機器間のデータ転送を、複数のプロトコルを用いて
    行うようにしたネットワーク制御システムであって、 前記機器内に、 メッセージを送受信する単数又は複数のコントローラ
    と、 前記メッセージに応じた処理を行う単数又は複数の内部
    機能制御手段を内包する単数又は複数のターゲットと、 前記ターゲットと前記コントローラとの間で前記データ
    転送を行うコネクションを確立するイニシエータの内、 いずれか1つ以上が存在しており、 前記ネットワーク制御システムが、少なくとも、 前記コントローラと、前記ターゲットと、前記イニシエ
    ータと、を備えており、 前記複数のプロトコルは、 前記メッセージを送信するメッセージ送信と、前記メッ
    セージ送信に対する応答であるメッセージ応答からなる
    第1のプロトコルと、 前記コネクションにデータを伝送する第2のプロトコル
    と、よりなり、 前記ターゲットは、前記第2のプロトコルで、前記コネ
    クション上にデータの出力元を示す識別情報を含むデー
    タを送信すること、 を特徴とする、ネットワーク制御システム。
  13. 【請求項13】 映像データ、音響データ、及び情報デ
    ータの中の、いずれか1つ又は2つ以上のデータを取扱
    う機器が、少なくとも2つ以上、伝送路を介して接続さ
    れたネットワークにおいて、前記伝送路を介して接続さ
    れた機器間のデータ転送を、複数のプロトコルを用いて
    行うようにしたネットワーク制御システムであって、 前記機器内に、 メッセージを送受信する単数又は複数のコントローラ
    と、 前記メッセージに応じた処理を行い、前記コントローラ
    にデータを送信するターゲットと、 前記ターゲットと前記コントローラとの間で前記データ
    転送を行うコネクションを確立するイニシエータの内、 いずれか1つ以上が存在しており、 前記ネットワーク制御システムが、少なくとも、 前記コントローラと、前記ターゲットと、前記イニシエ
    ータと、を備えており、 前記複数のプロトコルは、 前記メッセージを送信するメッセージ送信と、前記メッ
    セージ送信に対する応答であるメッセージ応答からなる
    第1のプロトコルと、 前記コネクションにデータを伝送する第2のプロトコル
    と、よりなり、 前記コントローラは、前記第1のプロトコルで、送信先
    情報を示す送信先を示す識別情報を前記ターゲットへ送
    信し、 前記ターゲットは、前記第2のプロトコルで、前記コネ
    クション上に前記第1のプロトコルで受信した前記送信
    先を示す識別情報を含むデータを送信すること、 を特徴とする、ネットワーク制御システム。
  14. 【請求項14】 映像データ、音響データ、及び情報デ
    ータの中の、いずれか1つ又は2つ以上のデータを取扱
    う機器が、少なくとも2つ以上、伝送路を介して接続さ
    れたネットワークにおいて、前記伝送路を介して接続さ
    れた前記機器間のデータ転送を、複数のプロトコルを用
    いて行うようにしたネットワーク制御システムであっ
    て、 前記機器内に、 メッセージを送受信する単数又は複数のコントローラ
    と、 前記メッセージに応じた処理を行う単数又は複数の内部
    機能制御手段を内包し、前記コントローラにデータを送
    信する単数又は複数のターゲットと、 前記ターゲットと前記コントローラとの間で前記データ
    転送を行うコネクションを確立するイニシエータの内、 いずれか1つ以上が存在しており、 前記ネットワーク制御システムが、少なくとも、 前記コントローラと、前記ターゲットと、前記イニシエ
    ータと、を備えており、 前記複数のプロトコルは、 前記メッセージを送信するメッセージ送信と、前記メッ
    セージ送信に対する応答であるメッセージ応答からなる
    第1のプロトコルと、 前記コネクションにデータを伝送する第2のプロトコル
    と、 よりなり、 前記コントローラは、所望の前記内部機能制御手段のデ
    ータ入出力場所を示すプラグ宛に、前記第1のプロトコ
    ルで前記メッセージを送信し、 前記ターゲットは、前記プラグ宛の前記メッセージに応
    じて動作すること、 を特徴とする、ネットワーク制御システム。
  15. 【請求項15】 映像データ、音響データ、及び情報デ
    ータの中の、いずれか1つ又は2つ以上のデータを取扱
    う機器が、少なくとも2つ以上、伝送路を介して接続さ
    れたネットワークにおいて、前記伝送路を介して接続さ
    れた前記機器間のデータ転送を、複数のプロトコルを用
    いて行うようにしたネットワーク制御システムに用いる
    ターゲットであって、 前記機器内に、 メッセージを送受信する単数又は複数のコントローラ
    と、 前記メッセージに応じた処理を行う単数又は複数の内部
    機能制御手段を内包する単数又は複数の前記ターゲット
    と、 前記ターゲットからデータを受信するコンシューマと、 前記ターゲットと前記コンシューマとの間で前記データ
    転送を行うコネクションを確立するイニシエータの内、 いずれか1つ以上が存在しており、 前記ネットワーク制御システムが、少なくとも、 前記コントローラと、前記ターゲットと、前記コンシュ
    ーマと、前記イニシエータと、を備えており、 前記複数のプロトコルは、 前記メッセージを送信するメッセージ送信と、前記メッ
    セージ送信に対する応答であるメッセージ応答からなる
    第1のプロトコルと、 前記コネクションにデータを伝送する第2のプロトコル
    と、 よりなり、 前記ターゲットにおいて、 前記内部機能制御手段が前記データ転送を行う際には、 前記内部機能制御手段の要求に応じて、前記ターゲット
    内のコネクション管理手段が、前記内部機能制御手段の
    出力を、前記第2のプロトコルの前記コネクションに接
    続すること、 を特徴とする、ターゲット。
  16. 【請求項16】 映像データ、音響データ、及び情報デ
    ータの中の、いずれか1つ又は2つ以上のデータを取扱
    う機器が、少なくとも2つ以上、伝送路を介して接続さ
    れたネットワークにおいて、前記伝送路を介して接続さ
    れた機器間のデータ転送を、複数のプロトコルを用いて
    行うようにしたネットワーク制御システムに用いるター
    ゲットであって、 前記機器内に、 メッセージを送受信する単数又は複数のコントローラ
    と、 前記メッセージに応じた処理を行う単数又は複数の内部
    機能制御手段を内包する前記ターゲットと、 前記ターゲットからデータを受信するコンシューマと、 前記ターゲットと前記コンシューマとの間で前記データ
    転送を行うコネクションを確立するイニシエータの内、 いずれか1つ以上が存在しており、 前記ネットワーク制御システムが、少なくとも、 前記コントローラと、前記ターゲットと、前記コンシュ
    ーマと、前記イニシエータと、を備えており、 前記複数のプロトコルは、 前記メッセージを送信するメッセージ送信と、前記メッ
    セージ送信に対する応答であるメッセージ応答からなる
    第1のプロトコルと、 前記コネクションにデータを伝送する第2のプロトコル
    と、よりなり、 前記第2のプロトコルで、前記コネクション上にデータ
    の出力元を示す識別情報を含むデータを送信すること、 を特徴とする、ターゲット。
  17. 【請求項17】 映像データ、音響データ、及び情報デ
    ータの中の、いずれか1つ又は2つ以上のデータを取扱
    う機器が、少なくとも2つ以上、伝送路を介して接続さ
    れたネットワークにおいて、前記伝送路を介して接続さ
    れた機器間のデータ転送を、複数のプロトコルを用いて
    行うようにしたネットワーク制御システムに用いるター
    ゲットであって、 前記機器内に、 メッセージを送受信する単数又は複数のコントローラ
    と、 前記メッセージに応じた処理を行う前記ターゲットと、 前記ターゲットからデータを受信するコンシューマと、 前記ターゲットと前記コンシューマとの間で前記データ
    転送を行うコネクションを確立するイニシエータの内、 いずれか1つ以上が存在しており、 前記複数のプロトコルは、 前記メッセージを送信するメッセージ送信と、前記メッ
    セージ送信に対する応答であるメッセージ応答からなる
    第1のプロトコルと、前記コネクションにデータを伝送
    する第2のプロトコルと、よりなり、 前記ネットワーク制御システムが、少なくとも、 前記第1のプロトコルで、前記コンシューマ内の送信先
    情報を示す送信先を示す識別情報を前記ターゲットへ送
    信する前記コントローラと、前記ターゲットと、前記コ
    ンシューマと、前記イニシエータと、を備えており、 前記第2のプロトコルで、前記コネクション上に前記第
    1のプロトコルで受信した前記送信先を示す識別情報を
    含むデータを送信すること、 を特徴とする、ターゲット。
  18. 【請求項18】 映像データ、音響データ、及び情報デ
    ータの中の、いずれか1つ又は2つ以上のデータを取扱
    う機器が、少なくとも2つ以上、伝送路を介して接続さ
    れたネットワークにおいて、前記伝送路を介して接続さ
    れた前記機器間のデータ転送を、複数のプロトコルを用
    いて行うようにしたネットワーク制御システムに用いる
    ターゲットであって、 前記機器内に、 メッセージを送受信する単数又は複数のコントローラ
    と、 前記メッセージに応じた処理を行う単数又は複数の内部
    機能制御手段を内包する単数又は複数の前記ターゲット
    と、 前記ターゲットからデータを受信するコンシューマと、 前記ターゲットと前記コンシューマとの間で前記データ
    転送を行うコネクションを確立するイニシエータの内、 いずれか1つ以上が存在しており、 前記複数のプロトコルは、 前記メッセージを送信するメッセージ送信と、前記メッ
    セージ送信に対する応答であるメッセージ応答からなる
    第1のプロトコルと、 前記コネクションにデータを伝送する第2のプロトコル
    と、よりなり、 前記ネットワーク制御システムが、少なくとも、 所望の前記内部機能制御手段のデータ入出力場所を示す
    プラグ宛に、前記第1のプロトコルで前記メッセージを
    送信する前記コントローラと、前記ターゲットと、前記
    コンシューマと、前記イニシエータと、を備えており、 前記プラグ宛の前記メッセージに応じて動作すること、 を特徴とする、ターゲット。
  19. 【請求項19】 映像データ、音響データ、及び情報デ
    ータの中の、いずれか1つ又は2つ以上のデータを取扱
    う機器が、少なくとも2つ以上、伝送路を介して接続さ
    れたネットワークにおいて、前記伝送路を介して接続さ
    れた機器間のデータ転送を、複数のプロトコルを用いて
    行うようにしたネットワーク制御システムに用いるコン
    トローラであって、 前記機器内に、 メッセージを送受信する単数又は複数の前記コントロー
    ラと、 前記メッセージに応じた処理を行うターゲットと、 前記ターゲットからデータを受信するコンシューマと、 前記ターゲットと前記コンシューマとの間で前記データ
    転送を行うコネクションを確立するイニシエータの内、 いずれか1つ以上が存在しており、 前記複数のプロトコルは、 前記メッセージを送信するメッセージ送信と、前記メッ
    セージ送信に対する応答であるメッセージ応答からなる
    第1のプロトコルと、 前記コネクションにデータを伝送する第2のプロトコル
    と、よりなり、 前記ネットワーク制御システムが、少なくとも、 前記第2のプロトコルで前記コネクション上に前記第1
    のプロトコルで受信した前記送信先を示す識別情報を含
    むデータを送信する前記ターゲットと、前記コントロー
    ラと、前記コンシューマと、前記イニシエータと、を備
    えており、 前記第1のプロトコルで、前記コンシューマ内の送信先
    情報を示す送信先を示す識別情報を前記ターゲットへ送
    信すること、 を特徴とする、コントローラ
  20. 【請求項20】 映像データ、音響データ、及び情報デ
    ータの中の、いずれか1つ又は2つ以上のデータを取扱
    う機器が、少なくとも2つ以上、伝送路を介して接続さ
    れたネットワークにおいて、前記伝送路を介して接続さ
    れた前記機器間のデータ転送を、複数のプロトコルを用
    いて行うようにしたネットワーク制御システムに用いる
    コントローラであって、 前記機器内に、 メッセージを送受信する単数又は複数の前記コントロー
    ラと、 前記メッセージに応じた処理を行う単数又は複数の内部
    機能制御手段を内包する単数又は複数のターゲットと、 前記ターゲットからデータを受信するコンシューマと、 前記ターゲットと前記コンシューマとの間で前記データ
    転送を行うコネクションを確立するイニシエータの内、 いずれか1つ以上が存在しており、 前記複数のプロトコルは、 前記メッセージを送信するメッセージ送信と、前記メッ
    セージ送信に対する応答であるメッセージ応答からなる
    第1のプロトコルと、 前記コネクションにデータを伝送する第2のプロトコル
    と、 よりなり、 前記ネットワーク制御システムが、少なくとも、 所望の前記内部機能制御手段のデータ入出力場所を示す
    プラグ宛の前記メッセージに応じて動作する前記ターゲ
    ットと、前記コントローラと、前記コンシューマと、前
    記イニシエータと、を備えており、 前記プラグ宛に、前記第1のプロトコルで前記メッセー
    ジを送信すること、 を特徴とする、コントローラ。
  21. 【請求項21】 映像データ、音響データ、及び情報デ
    ータの中の、いずれか1つ又は2つ以上のデータを取扱
    う機器が、少なくとも2つ以上、伝送路を介して接続さ
    れたネットワークにおいて、前記伝送路を介して接続さ
    れた機器間のデータ転送を、複数のプロトコルを用いて
    行うようにしたネットワーク制御システムに用いるコン
    シューマであって、 前記機器内に、 前記コンシューマと、 メッセージを送受信する単数又は複数のコントローラ
    と、 前記メッセージに応じた処理を行うターゲットと、 前記ターゲットと前記コンシューマとの間で前記データ
    転送を行うコネクションを確立するイニシエータの内、 いずれか1つ以上が存在しており、 前記ネットワーク制御システムが、少なくとも、 前記コントローラと、前記ターゲットと、前記コンシュ
    ーマと、前記イニシエータと、を備えており、 前記複数のプロトコルは、 前記メッセージを送信するメッセージ送信と、前記メッ
    セージ送信に対する応答であるメッセージ応答からなる
    第1のプロトコルと、 前記コネクションにデータを伝送する第2のプロトコル
    と、よりなり、 前記第2のプロトコルによって前記コネクション上に前
    記ターゲットが送信する、前記第1のプロトコルによっ
    て前記コントローラから受信した前記コンシューマ内の
    送信先情報を示す送信先を示す識別情報を含むデータ、
    を受信すること、 を特徴とする、コンシューマ。
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