JP2003110561A - ホームネットワーク上のストリーム管理装置 - Google Patents

ホームネットワーク上のストリーム管理装置

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JP2003110561A
JP2003110561A JP2001294561A JP2001294561A JP2003110561A JP 2003110561 A JP2003110561 A JP 2003110561A JP 2001294561 A JP2001294561 A JP 2001294561A JP 2001294561 A JP2001294561 A JP 2001294561A JP 2003110561 A JP2003110561 A JP 2003110561A
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connection
plug
stream
home network
management unit
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JP2001294561A
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English (en)
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Tomoaki Watabiki
智章 綿引
Hideaki Takechi
秀明 武知
Takuya Nishimura
拓也 西村
Hajime Maekawa
前川  肇
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホームネットワーク上に確立されたコネクシ
ョンの状態を容易にかつ素早く把握し、それによりコネ
クションの確立処理を簡素にし、確立に要する時間を短
縮できるストリーム管理装置を提供する。 【解決手段】 ストリーム管理装置(コントローラ)11は
コネクションテーブル管理部11dによりコネクションテ
ーブルを管理する。コネクションテーブルはホームネッ
トワーク上で確立されたコネクションのストリーム情報
を格納する。ストリーム情報はoPCRの内容に基づい
て、HAViに準拠及び非準拠のコネクションのいずれ
にについても作成される。PCR監視部11eはoPCRの
内容の変更をポーリングにより監視する。ストリーム管
理部11aはコネクションの確立時、コネクションテーブ
ルからアイソクロナスチャネル及び帯域幅を取得する。
それと共に、新たなコネクションについてコネクション
テーブルを更新する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、IEEE1394
規格に準拠したホームネットワーク内でコネクションの
確立及び切断を管理するためのストリーム管理装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、ディジタル通信網の急速な発達に
伴い、様々な情報処理機器及び情報家電が広く普及し
た。その結果、家庭内に様々な情報処理機器等が存在す
る。例えば、パーソナルコンピュータ(PC)及び携帯電
話等によりインターネットとの間で様々な情報が交換さ
れる。ディジタルテレビジョン受像器(DTV)及びセッ
トトップボックス(STB)等によりディジタル放送の映
像が視聴される。それらの映像データがディジタルビデ
オカセットレコーダ(DVCR)又はDVDレコーダによ
り記録される。ディジタルビデオカメラ(DVC)及びデ
ィジタルスチルカメラ(DSC)により撮影された映像が
ディスプレイに表示されて鑑賞される。CDプレーヤ又
はDVDプレーヤにより音声データが再生される。
【0003】家庭内の情報処理機器等は互いに接続さ
れ、一つのディジタルネットワークを構築する。そのよ
うなネットワークをホームネットワークという。ホーム
ネットワーク内では、上記のような映像データ及び音声
データを含むディジタルデータが交換される。例えば、
DVC及びDSCにより撮影された映像データがPCで
編集され、又は携帯電話で通信される。ディジタル放送
の映像データがPCを通してハードディスク(HD)へ記
録される。
【0004】上記のようなホームネットワークの接続方
式として、IEEE1394規格が好ましい。IEEE
1394規格ではデバイス同士が一本のケーブル(IE
EE1394シリアルバス)で接続されれば良い。デバ
イス間でのコマンド及びストリームの伝送は共通のIE
EE1394シリアルバスを通して、双方向に実行でき
る。特に、IEEE1394規格により定められた通信
形態の一つであるアイソクロナス(Isochronous)通信
は、映像データ及び音声データを含むストリームのリア
ルタイム伝送に最適である。IEEE1394シリアル
バスにはアイソクロナス通信用のチャネルが複数含まれ
る。その一つのチャネル(アイソクロナスチャネル)に一
つのストリームを割り当てることで、複数のストリーム
が実質上同時に伝送される。
【0005】IEEE1394規格に準拠したホームネ
ットワーク上では、デバイス間のデータ伝送経路すなわ
ちコネクションが、出力デバイスプラグと入力デバイス
プラグとの間に確立される。ここで、デバイスプラグは
デバイスの論理的な接続端子である。出力デバイスプラ
グ及び入力デバイスプラグのそれぞれに対応して、出力
プラグ制御レジスタ(output Plug Control Register:o
PCR)及び入力プラグ制御レジスタ(input Plug Contr
ol Register:iPCR)が定義される。PCRは対応す
るデバイスプラグの属性を保持するためのレジスタであ
る。デバイスプラグの属性には、アイソクロナスチャネ
ルの番号、帯域幅(bandwidth)及びデータ転送レート、
並びに、そのデバイスプラグについて確立されたコネク
ションの数が含まれる。
【0006】コネクションは次の三種類の形態を含む: (a) ポイント−トゥ−ポイント(point−to−point、以
下PtoPと略す)コネクションは、出力デバイスプラグ
から一つのアイソクロナスチャネルを経由して入力デバ
イスプラグまでのストリーム伝送経路である。PtoPコ
ネクションを確立したアプリケーション(以下、オーナ
という)だけが、そのPtoPコネクションを切断でき
る。
【0007】(b) ブロードキャストイン(Broadcast−i
n、以下Binと略す)コネクションは一つのアイソクロナ
スチャネルから入力デバイスプラグまでのストリーム伝
送経路である。Binコネクションでは出力デバイスプラ
グは特定されない。 (c) ブロードキャストアウト(Broadcast−out、以下B
outと略す)コネクションは出力デバイスプラグから一つ
のアイソクロナスチャネルまでのストリーム伝送経路で
ある。Boutコネクションでは入力デバイスプラグは特
定されない。アプリケーションはBinコネクション及び
Boutコネクションを、所属のデバイスにより提供され
るデバイスプラグについてだけ確立できる。一方、アプ
リケーションはBinコネクション及びBoutコネクショ
ンを、任意のデバイスにより提供されるデバイスプラグ
について切断できる。
【0008】IEEE1394規格はネットワークの階
層構造(レイヤ)の内、下位レイヤについて規定する。一
方、上位レイヤについては様々なアーキテクチャが提案
されている。特に、ホームネットワーク上のデバイスに
対する制御ソフトウェアについて、HAVi(Home Audi
o/Video Interoperability)によるアーキテクチャが知
られている。HAViでは、ホームネットワーク上のデ
バイスのそれぞれで実行されるアプリケーションとデバ
イスドライバとの間のインタフェース(Application Pro
gramming Interface:API)が定義される。それによ
り、アプリケーションはデバイス制御について共通のA
PIを、デバイス固有の特性に実質上依存せずに利用で
きる。従って、アプリケーション開発者は、デバイス固
有の特性に依存するソフトウェア部分をアプリケーショ
ンから低減できる。その結果、高性能なアプリケーショ
ンを高品質で開発できる。
【0009】図5は、HAViに準拠したホームネット
ワークでの従来のコネクション管理を説明するためのブ
ロック図である。図5では、DTV100、STB2及びD
VCR3が互いにIEEE1394シリアルバス5で接続
され、一つのホームネットワークを構築する。DTV10
0は、ストリーム管理装置であるコントローラ101と、モ
ニタ機能部(Functional Component:FC)12と、を有す
る。
【0010】コントローラ101はCPU、RAM、RO
M及びIEEE1394バスブリッジを含む(図示せ
ず)。ROMはHAViのシステムコンポーネントと複
数のソフトウェアエレメント(Software Element:SE)
とを記憶する。SEは、DTV100のデバイス制御モジ
ュール(Device Control Module:DCM)、モニタFC1
2の機能制御モジュール(Functional Component Modul
e:FCM)であるAVディスプレイFCM、ホームネッ
トワーク上の他のデバイス(STB2とDVCR3)のDC
M及び他のデバイス内のFCのFCMを含む。他のデバ
イスのDCM及びFCMをROMへインストールするこ
とにより、コントローラ11はそれらのデバイス(ターゲ
ット)に対するホストとして機能する。
【0011】CPUは所定のアプリケーションに従っ
て、システムコンポーネント又はSEをROMから呼び
出す。特に、ホストとして他のデバイスを制御する時、
ターゲットのDCM又はFCMをROMから呼び出す。
それにより、CPUはデバイス制御部101bとして機能す
る。デバイス制御部101bは所定のコマンドを、ネットワ
ークインタフェース101cにより目標のデバイスへ出力す
る。ここで、ネットワークインタフェース101cはIEE
E1394バスブリッジに相当し、CPUにより実行さ
れるメッセージングシステム(Messaging System)及びC
MM1394(Communication Media Manager 1394)に従
って機能する。メッセージングシステム及びCMM13
94はいずれもHAViで定義されたシステムコンポー
ネントであり、IEEE1394シリアルバスによる通
信機能を提供する。
【0012】コントローラ101はデバイス制御部101bに
より出力されるコマンドを用いて、所属のDTV100内
のモニタFC12を始め、ホームネットワーク上の他のデ
バイスを制御する。例えば、STB2からそのDCMと
チューナFCMとをインストールする。それらのDCM
及びチューナFCMにより、デバイス制御部101bはST
B2及びその内部のチューナFC21を制御する。コント
ローラ101は更に、DVCR3からそのDCMとVCRF
CMとをインストールする。それらのDCM及びVCR
FCMにより、デバイス制御部101bはDVCR3及びそ
の内部のプレーヤ/レコーダFC31を制御する。
【0013】コントローラ101では更に、CPUがスト
リームマネージャを実行し、ストリーム管理部101aとし
て機能する。ここで、ストリームマネージャはHAVi
で定義されたシステムコンポーネントの一つであり、ホ
ームネットワーク上のプラグについてコネクションを確
立し及び切断するためのソフトウェアである。ストリー
ム管理部101aはホームネットワーク上にコネクションを
後述のように確立し及び切断する。ここで、HAViで
のコネクションは上記のIEEE1394規格によるデ
バイスプラグ間のコネクションに、デバイスプラグとそ
のデバイス内のFCのプラグ(FCMプラグ)とのコネク
ション(Attachment)、及び、FCMプラグ同士のコネク
ション(Internal Connection)を加えたものである。デ
バイスプラグは所属のデバイスのDCMにより、FCM
プラグは所属のFCのFCMにより、それぞれ制御され
る。
【0014】(1) HAViによるPtoPコネクション
は、ストリームの出力元のFCMプラグ(ソースプラグ)
から、出力デバイスプラグ、IEEE1394シリアル
バスのアイソクロナスチャネル及び入力デバイスプラグ
を経由して、ストリームの入力先のFCMプラグ(シン
クプラグ)までのストリーム伝送経路である。 (2) HAViによるBinコネクションは、アイソクロ
ナスチャネルから入力デバイスプラグを通してシンクプ
ラグまでのストリーム伝送経路である。Binコネクショ
ンではソースプラグは特定されない。 (3) HAViによるBoutコネクションは、ソースプラ
グから一つのアイソクロナスチャネルまでのストリーム
伝送経路である。Boutコネクションではシンクプラグ
は特定されない。
【0015】以下、図5により示されたモデルを例とし
て、コントローラ101によるHAViに準拠したPtoP
コネクション及びBinコネクションの確立及び切断につ
いて説明する。 <HAViでのPtoPコネクション>DTV100又はホ
ームネットワーク上の他のデバイスで実行されるアプリ
ケーションがコントローラ101に対して、STB2内のチ
ューナFC21のソースプラグ2aからDVCR3内のプレ
ーヤ/レコーダFC31のシンクプラグ3aまでのPtoPコ
ネクションの確立を要求する。ここで、コントローラ10
1に対してコネクションの確立を要求するアプリケーシ
ョンをオーナという。
【0016】オーナからのPtoPコネクション確立要求
の入力時、ストリーム管理部101aはデバイス制御部101b
によりSTB2内のソースプラグ2aとDVCR3内のシン
クプラグ3aとのそれぞれでサポートされるストリームタ
イプ及び伝送フォーマットを読み出す。ストリーム管理
部101aは、デバイス制御部101bにより読み出されたスト
リームタイプ及び伝送フォーマットの中から、互換性を
有するそれぞれの組合せを選択する。
【0017】ストリーム管理部101aはデバイス制御部10
1bにより、STB2のDCMにアクセスする。それによ
り、STB2の出力デバイスプラグ2bについて別のPto
Pコネクションが既に確立されているかどうかを確認す
る。別のPtoPコネクションが既に確立されている時、
ストリーム管理部101aは新たなPtoPコネクションのア
イソクロナスチャネル及び帯域幅を、既に確立されたP
toPコネクションと等しく設定する。それ以外の時、ス
トリーム管理部101aは新たなPtoPコネクションに対し
て未使用のアイソクロナスチャネル(番号をXとする)と
帯域幅とを割り当てる。
【0018】ここで、図5ではIEEE1394シリア
ルバス5内にアイソクロナスチャネルを示す線5aが複数
描かれている。しかし、アイソクロナスチャネルは論理
上の構成であり、IEEE1394シリアルバス5がア
イソクロナスチャネル別に複数の物理ケーブルを含むの
ではない。
【0019】ストリーム管理部101aは次に、チューナF
C21のソースプラグ2aをSTB2の出力デバイスプラグ2
bへ接続する。その時、選択されたストリームタイプ及
び伝送フォーマットがソースプラグ2aに対して設定され
る。
【0020】ストリーム管理部101aは続いて、STB2
の出力デバイスプラグ2bを番号Xのアイソクロナスチャ
ネルへ接続し、更にそのアイソクロナスチャネルへDV
CR3の入力デバイスプラグ3bを接続する。それによ
り、出力デバイスプラグ2bに対応するoPCRと、入力
デバイスプラグ3bに対応するiPCRと、のそれぞれの
内容が更新される。つまり、oPCR及びiPCRのそれ
ぞれで、PtoPコネクションカウンタ(point−to−poin
t connection counter:pcc)が1だけ加算され、アイ
ソクロナスチャネルの番号がXに設定される。
【0021】ストリーム管理部101aは更に続いて、プレ
ーヤ/レコーダFC31のシンクプラグ3aをDVCR3の
入力デバイスプラグ3bへ接続する。その時、選択された
ストリームタイプ及び伝送フォーマットがシンクプラグ
3aに対して設定される。こうして、ストリーム管理部10
1aはSTB2内のソースプラグ2aとDVCR3内のシンク
プラグ3aとの間にPtoPコネクションを確立する。
【0022】ストリーム管理部101aはPtoPコネクショ
ンを、上記のようにソースプラグからシンクプラグへと
順に確立する。逆に、ストリーム管理部101aはPtoPコ
ネクションをシンクプラグからソースプラグへと順に切
断する。ここで、PtoPコネクションのオーナだけがス
トリーム管理部101aに対してそのPtoPコネクションの
切断を要求できる。上記の例では、まず、DVCR3の
入力デバイスプラグ3bとプレーヤ/レコーダFC31のシ
ンクプラグ3aとが切断される。次に、DVCR3の入力
デバイスプラグ3bに対応するiPCR及びSTB2の出力
デバイスプラグ2bに対応するoPCRのそれぞれの内容
が更新される。それにより、iPCR及びoPCRのそれ
ぞれでpccが1だけ減算され、アイソクロナスチャネ
ルの番号がクリアされる。最後に、チューナFC21のソ
ースプラグ2aとSTB2の出力デバイスプラグ2bとが切
断される。
【0023】<HAViでのBinコネクション>STB
2の出力デバイスプラグ2bが番号Xのアイソクロナスチャ
ネルとの間でBoutコネクションを確立している時、D
TV100上のアプリケーションがコントローラ101に対し
て、モニタFC12のシンクプラグ12aと番号Xのアイソク
ロナスチャネルとの間のBinコネクションの確立を要求
する。その時、ストリーム管理部101aはデバイス制御部
101bによりチューナFC21のFCMをアクセスし、その
ソースプラグ2aから出力されるストリームのストリーム
タイプ及び伝送フォーマットを読み出す。同様に、スト
リーム管理部101aはデバイス制御部101bによりモニタF
C12のFCMをアクセスし、モニタFC12のシンクプラ
グ12aによりサポートされるストリームタイプ及び伝送
フォーマットを読み出す。
【0024】ストリーム管理部101aは読み出されたスト
リームタイプ及び伝送フォーマットをそれぞれ比較し、
一致するかどうかをチェックする。STB2内のソース
プラグ2aからの出力ストリームのストリームタイプ及び
伝送フォーマットがモニタFC12のシンクプラグ12aに
よりサポートされるものと一致する時、ストリーム管理
部101aはモニタFC12のシンクプラグ12aとDTV100の
入力デバイスプラグ100aとを接続する。その時、上記の
ストリームタイプ及び伝送フォーマットがシンクプラグ
12aに設定される。
【0025】ストリーム管理部101aはDTV100の入力
デバイスプラグ100aを番号Xのアイソクロナスチャネル
へ接続する。その時、入力デバイスプラグ100aに対応す
るiPCRの内容が更新される。例えば、iPCRのブロ
ードキャストコネクションカウンタ(broadcast connect
ion counter:bcc)が1だけ加算され、アイソクロナ
スチャネルの番号がXに設定される。こうして、ストリ
ーム管理部101aはモニタFC12によるBinコネクション
を確立する。
【0026】逆に、コントローラ101がDTV100上のア
プリケーションからモニタFC12によるBinコネクショ
ンの切断を要求された時、ストリーム管理部101aはま
ず、モニタFC12のシンクプラグ12aとDTV100の入力
デバイスプラグ100aとを切断する。続いて、ストリーム
管理部101aは入力デバイスプラグ100aに対応するiPC
Rの内容を更新する。それにより、iPCRのpccが1
だけ減算され、アイソクロナスチャネルの番号がクリア
される。こうして、モニタFC12によるBinコネクショ
ンが切断される。
【0027】HAVi準拠のホームネットワークでは通
常、一つのソースプラグ又はアイソクロナスチャネルに
ついて複数のシンクプラグとのコネクションが同時に確
立されても良い(そのような複数のコネクションの確立
をオーバレイという)。その反面、上記のホームネット
ワークでは一つのオーナがそのコネクションのソースプ
ラグ又はアイソクロナスチャネルについて、他のオーナ
により既に確立された他のコネクションを切断しかつ新
たなコネクションの確立を禁止できる。そのように、一
つのオーナによりそのコネクションのソースプラグへの
他のコネクションの確立が禁止されることをペアレンタ
ルロックという。
【0028】例えば、図5に示された上記のホームネッ
トワークでは、チューナFC21のソースプラグ2aに対す
るペアレンタルロックが、コントローラ101のデバイス
制御部101bにより次のように設定される: チューナF
C21のソースプラグ2aについて確立されたコネクション
のオーナが、そのソースプラグ2aに対するペアレンタル
ロックの設定をコントローラ101へ要求する。その時、
デバイス制御部101bはチューナFC21のFCMにアクセ
スし、そのソースプラグ2aに対してペアレンタルロック
を設定する。それと共に、ストリーム管理部101aはその
ソースプラグ2aについて確立されたコネクションを全て
チェックし、ペアレンタルロックにより特定されるコネ
クション以外を切断する。
【0029】更に、ストリーム管理部101aは新たなコネ
クションの確立時、デバイス制御部101bにより目標のソ
ースプラグについて、ペアレンタルロックの有無をチェ
ックする。もし、目標のソースプラグに対してペアレン
タルロックが設定されていれば、ストリーム管理部101a
はそのペアレンタルロックを設定したオーナのIDを目
標のソースプラグから読み出す。ストリーム管理部101a
は更に、ペアレンタルロックを設定したオーナのID
と、コネクションの確立を要求したオーナのIDと、を
比較する。それらのIDが一致した時、ストリーム管理
部101aはコネクションの確立処理を続行する。それ以外
の時、ストリーム管理部101aはコネクションの確立要求
を拒否する。こうして、ペアレンタルロックを設定した
オーナ以外は、そのソースプラグについてのコネクショ
ンの確立を禁止される。
【0030】
【発明が解決しようとする課題】IEEE1394規格
に準拠のホームネットワーク上には、上記のようなHA
Vi準拠のデバイス以外に、HAViに準拠していない
デバイスが一般に多数含まれる。従って、ホームネット
ワーク上のコネクションには、HAViに非準拠のアプ
リケーションにより管理されるものが一般に含まれる。
HAViに非準拠のアプリケーションは一般にPCRの
管理によりコネクションを確立し及び切断する。
【0031】しかし、上記のコントローラ101のような
従来のストリーム管理装置は、FCMプラグ等のHAV
iに準拠したプラグを管理し、それによりコネクション
を管理した。特に、HAViに準拠のデバイス間でのコ
ネクションについてだけ、ストリームタイプ及び伝送フ
ォーマット等のストリーム情報をリスト(GlobalConnect
ionMap)として保持した。従って、従来のストリーム管
理装置がホームネットワーク上の全てのコネクションを
把握するには、HAViに非準拠のデバイスによるコネ
クションについてはそれぞれのデバイスのPCRを直接
アクセスしなければならかった。
【0032】例えば、一つのソースプラグについてコネ
クションを確立する時、及び、ソースプラグに対してペ
アレンタルロックを設定する時、そのソースプラグに接
続すべき出力デバイスプラグに別のコネクションが既に
確立されているかどうか、が確認されねばならない。従
来のストリーム管理装置はその確認時、HAViに非準
拠のデバイスについてはそれぞれのoPCRを直接アク
セスしなければならなかった。従って、従来のストリー
ム管理装置ではコネクションの確立処理が複雑であり、
その確立までに要する時間が長かった。
【0033】更に、従来のストリーム管理装置はストリ
ーム情報とは異なり、HAViに準拠のソースプラグに
対するペアレンタルロックについての情報をリストとし
ては保持していなかった。従って、従来のストリーム管
理装置は新たなコネクションの確立時ごとに目標のソー
スプラグにアクセスし、そのソースプラグに対してペア
レンタルロックが設定されているかどうか、を確認しな
ければならかった。その結果、HAViに準拠のプラグ
だけを含むホームネットワークでも、従来のストリーム
管理装置ではコネクションの確立処理が複雑であり、そ
の確立までに要する時間が長かった。
【0034】本発明は、ホームネットワーク上に確立さ
れたコネクションの状態を容易にかつ素早く把握し、そ
れによりコネクションの確立処理を簡素にし、確立に要
する時間を短縮できるストリーム管理装置、の提供を目
的とする。
【0035】
【課題を解決するための手段】本発明によるホームネッ
トワーク上のストリーム管理装置は、IEEE1394
規格に準拠し、 (A) ホームネットワーク上のデバイスで実行されるア
プリケーションからのコネクション確立要求又は切断要
求に従って、ホームネットワーク上のプラグについてコ
ネクションを確立し又は切断するためのストリーム管理
部; (B) ホームネットワーク上のデバイスに対する制御プ
ログラムを実行してデバイスを制御するためのデバイス
制御部; (C) ホームネットワークとの間で通信するためのネッ
トワークインタフェース;及び、 (D) ストリーム管理部により確立されたコネクション
と、ホームネットワーク上の他のデバイスにより確立さ
れたコネクションと、についてそれぞれのストリーム情
報を格納したコネクションテーブル、を記憶しかつ更新
するためのコネクションテーブル管理部;を有する。
【0036】ここで、上記のコネクションテーブルに含
まれるストリーム情報は一般に、HAViに準拠のプラ
グ及びHAViに非準拠のプラグのそれぞれに関する。
従って、上記のストリーム管理装置はホームネットワー
ク上で確立されたコネクションについてのストリーム情
報を、コネクションテーブルの参照により容易にかつ素
早く把握できる。それ故、上記のストリーム管理装置は
従来のストリーム管理装置とは異なり、新たなコネクシ
ョンの確立時ごとにホームネットワーク上のプラグにア
クセスしなくても良い。その結果、従来のストリーム管
理装置より容易にかつ素早くコネクションを確立でき
る。
【0037】上記のストリーム管理装置では、ストリー
ム情報が出力デバイスプラグに対応するoPCRの内容
に基づいて決定されても良い。IEEE1394規格に
準拠のデバイスプラグには対応するPCRが存在する。
特に、出力デバイスプラグに対応するoPCRからはそ
の出力デバイスプラグについて確立されたコネクション
のストリーム情報として、コネクションの種類、アイソ
クロナスチャネル及び帯域幅が決定され得る。従って、
上記のストリーム管理装置はHAViに準拠のプラグ及
び非準拠のプラグのいずれについても、それぞれについ
て確立されたコネクションのストリーム情報をコネクシ
ョンテーブルとして保持できる。
【0038】上記のストリーム管理装置では、(A) デ
バイス制御部が、(a) ホームネットワーク上のoPCR
をポーリングにより監視し、(b) oPCRのいずれかの
内容の変更時、その変更されたoPCRの内容を読み出
し;(B) その読み出されたoPCRの内容に基づいて、
コネクションテーブル管理部が対応するストリーム情報
をコネクションテーブルへ書き込む;ようにしても良
い。そのストリーム管理装置は、ホームネットワーク上
のいずれのプラグでのストリーム情報の変更にも即座に
対応し、コネクションテーブルを更新できる。その結
果、コネクションテーブルに格納されたストリーム情報
が実質上常に最新に維持される。
【0039】上記のストリーム管理装置ではデバイス制
御部が特に、ホームネットワーク上のoPCRの内容を
監視するためのPCR監視部、を有しても良い。そのよ
うなストリーム管理装置では、例えば: (A) PCR監視部が、(a) ホームネットワーク上のo
PCRをポーリングにより監視し、(b) oPCRのいず
れかの内容の変更時、その変更されたoPCRの内容を
読み出し;(B) その読み出されたoPCRの内容に基づ
いて、コネクションテーブル管理部が対応するストリー
ム情報をコネクションテーブルへ書き込む;ようにして
も良い。その他に、(A) PCR監視部が、(a) ホーム
ネットワーク上のoPCRをポーリングにより監視し、
(b) oPCRのいずれかの内容の変更時、デバイス制御
部へイベントを発行してそのoPCRの内容の変更を通
知し;(B) デバイス制御部がそのイベントの受信時、
変更されたoPCRの内容を読み出し;(C) その読み出
されたoPCRの内容に基づいて、コネクションテーブ
ル管理部が対応するストリーム情報をコネクションテー
ブルへ書き込む;ようにしても良い。上記のストリーム
管理装置では、内部のCPUをPCR監視部として機能
させるための制御ソフトウェア部分(API)を、デバイ
ス制御部として機能させるための制御ソフトウェア(D
CM)から独立させ得る。それ故、ソフトウェア開発者
がPCR監視部用APIを効率良く開発できる。
【0040】上記のストリーム管理装置では、 (A) 所定のオーナからのペアレンタルロック設定要求
に従って、ストリーム管理部によりコネクションを確立
されたソースプラグに対してペアレンタルロックを設定
するためのペアレンタルロック管理部、をデバイス制御
部が更に有し; (B) ストリーム管理部が、(a) ペアレンタルロックを
設定されたソースプラグについて、そのペアレンタルロ
ックで指定されたコネクション以外のコネクションを切
断し、(b) そのソースプラグに対してペアレンタルロ
ックを設定したオーナを除き、アプリケーションからの
コネクション確立要求を拒否し; (C) ストリーム管理部により確立されたコネクション
と、ホームネットワーク上の他のデバイスにより確立さ
れたコネクションと、についてそれぞれのペアレンタル
ロック情報をコネクションテーブルが含む;ようにして
も良い。
【0041】ここで、ソースプラグはHAViに準拠の
FCMプラグの内、ストリームの出力元のプラグであ
る。更に、上記のペアレンタルロック情報は、(A) 対
応するコネクションを確立されたソースプラグに対する
ペアレンタルロックの有無を示す情報と;(B) ペアレ
ンタルロック設定要求を出力したオーナのIDと;を含
んでも良い。
【0042】上記のストリーム管理装置はそのストリー
ム管理部によりコネクションを確立されたソースプラグ
に対してペアレンタルロックを設定できる。ペアレンタ
ルロックの設定時、指定されたコネクション以外のコネ
クションは切断される。その時、上記のストリーム管理
装置はコネクションテーブルの参照により、切断すべき
コネクションの選定を容易にかつ素早く実行できる。そ
の結果、ペアレンタルロックが容易にかつ素早く設定さ
れ得る。
【0043】更に、新たなコネクションの確立要求の受
信時、上記のストリーム管理装置はコネクションテーブ
ルの参照により、ホームネットワーク内に既存のコネク
ションについてペアレンタルロックの有無及びそのオー
ナを、容易にかつ素早く確認できる。従って、上記のス
トリーム管理装置は既存のペアレンタルロックに基づい
て新たなコネクションの確立要求を許可するか、それと
も拒否するか、を迅速に決定できる。その結果、コネク
ションの確立処理を従来のストリーム管理装置より速く
実行できる。
【0044】上記のストリーム管理装置では、 (A) デバイス制御部が、(a) ホームネットワーク上の
ソースプラグをポーリングにより監視し、(b) ソース
プラグのいずれかに対するペアレンタルロックの変更
時、その変更されたペアレンタルロックについてのペア
レンタルロック情報を作成し; (B) コネクションテーブル管理部がその作成されたペ
アレンタルロック情報をコネクションテーブルへ書き込
む;ようにしても良い。 そのストリーム管理装置は、ホームネットワーク上のい
ずれのソースプラグでのペアレンタルロック情報の変更
にも即座に対応し、コネクションテーブルを更新でき
る。その結果、コネクションテーブルに格納されたペア
レンタルロック情報が実質上常に最新に維持される。
【0045】
【発明の実施の形態】以下、本発明の最適な実施の形態
について、その好ましい実施例を挙げて、図面を参照し
つつ説明する。
【0046】《実施例1》図1は、本発明の実施例1に
よるDTV1を示すブロック図である。CPU1aは様々
なアプリケーション、DCM及びFCMを実行し、DT
V1の各部分を制御する。更に、IEEE1394シリ
アルバス5を通じてホームネットワーク上の他のデバイ
スを制御する。
【0047】ROM1bは好ましくはフラッシュメモリで
ある。ROM1bは、HAViのシステムコンポーネント
とDTV1のDCMコードユニット1fとを記憶する。D
CMコードユニット1fはDTV1を制御するためのDC
M及びFCMを含む。更に、ROM1bにはホームネット
ワーク上の他のデバイスのDCM及びそのFCのFCM
が、IEEE1394シリアルバス5を通してインスト
ールされる。
【0048】RAM1cは好ましくはDRAMである。R
AM1cはCPU1aに対して作業用メモリ領域を提供する
と共に、IEEE1394バスブリッジ1fに対してホー
ムネットワークとの通信でのバッファ領域を提供する。
更に、RAM1cは後述のコネクションテーブルTを記憶
する。
【0049】内部バス1dは例えばPCIバス及びホスト
バスを含み、CPU1a、ROM1b及びRAM1c等、DT
V1内の各部分の間をデータ交換可能に接続する。モニ
タ機能部(Functional Component:FC)12は内部バス1d
を通して映像音声信号を入力し、それらをディスプレイ
(図示せず)により再生できるように処理する。上記の映
像音声信号はDTV1内又はホームネットワーク上のチ
ューナ(図示せず)から入力される。
【0050】IEEE1394バスブリッジ1eは内部バ
ス1dとIEEE1394シリアルバス5との間でのバス
ブリッジであり、IEEE1394規格による物理レイ
ヤ及びリンクレイヤでのインタフェースを実現する。例
えば、内部バス1dから入力した送信データをパケットに
分割してシリアル信号へ変換する。更に、変換されたシ
リアル信号をIEEE1394シリアルバス5へ出力す
る。逆に、IEEE1394シリアルバス5から受信し
たシリアル信号をパラレル信号へ変換する。更に、その
パラレル信号からデータを抽出し、内部バス1dへ出力す
る。
【0051】CPU1aは所定のアプリケーションに従っ
てROM1bからシステムコンポーネント、DCM及びF
CMを呼び出す。それにより、コントローラとして機能
し、モニタFC12及びホームネットワーク上の他のデバ
イスを制御する。その時、コントローラは特に、ホーム
ネットワーク上のコネクションを管理するためのストリ
ーム管理装置としての機能を、以下のように実現する。
【0052】図2は実施例1のコントローラ11によるコ
ネクション管理を説明するためのブロック図である。図
2では、DTV1、STB2、DVCR3及びDVDプレー
ヤ4が互いにIEEE1394シリアルバス5で接続さ
れ、一つのホームネットワークを構築する。
【0053】DTV1、STB2及びDVCR3はHAV
iに準拠のデバイスであり、デバイスプラグに対応する
PCRをそれぞれ有する。更に、それぞれの内部のFC
がFCMプラグを有する。それぞれのデバイスのDCM
及びFCMを含むDCMコードユニットは、IEEE1
394シリアルバス5を通してコントローラ11へインス
トールされる。その結果、それらのデバイスはコントロ
ーラ11により制御される。
【0054】DVDプレーヤ4はHAViには非準拠
で、IEEE1394規格には準拠のデバイスである。
特に、その制御プログラム及びプロトコルはHAViに
非準拠であるので、DVDプレーヤ4はFCMプラグを
含まない。しかし、IEEE1394規格には準拠し
て、出力デバイスプラグ4aに対応するoPCRを有す
る。DVDプレーヤ4はoPCRの管理により、ホームネ
ットワーク上のデバイスとのコネクションを独自で管理
する。
【0055】DTV1内のコントローラ11はCPU1aに
より実行されるシステムコンポーネント、DCM及びF
CMに応じて、次の各部の機能を実現する:ストリーム
管理部11aはCPU1aによるストリームマネージャの実
行で機能する。ここで、ストリームマネージャはHAV
iのシステムコンポーネントの一つであり、ホームネッ
トワーク上のコネクション管理用APIを提供する。ス
トリーム管理部11aは、DTV1又はホームネットワーク
上の他のデバイスで実行されるアプリケーションからの
コネクション確立要求又は切断要求に従って、ホームネ
ットワーク上のデバイスプラグ又はFCMプラグについ
てコネクションを確立し又は切断する。
【0056】ストリーム管理部11aにより管理されるコ
ネクションはHAViに準拠のデバイスについてだけで
ある。そのようにHAViに準拠のデバイス内及びデバ
イス間でのコネクションをHAViコネクションとい
う。図2では、ストリーム管理部11aはDTV1、STB2
及びDVCR3の間でのHAViコネクションだけを管
理する。一方、DVDプレーヤ4はストリーム管理部11a
に因らず、独自にコネクションを管理する。
【0057】ストリーム管理部11aは自ら管理するHA
Viコネクションについての情報を所定のリスト(ロー
カルコネクションマップ(Local Connection Map))とし
て保持する。更に、ホームネットワーク上の複数のデバ
イスがコントローラ11と同様なストリーム管理装置をそ
れぞれ含む時、ストリーム管理部11aはそれらの複数の
ストリーム管理装置からそれぞれで保持されるローカル
コネクションマップを読み出す。それにより、ホームネ
ットワーク上の全てのHAViコネクションについての
情報を一つのリスト(グローバルコネクションマップ(Gl
obal ConnectionMap))として保持する。
【0058】ローカルコネクションマップに保持される
HAViコネクションについての情報は、(a) コネク
ションID(ConnectionId)、(b) コネクションタイプ
(ConnectionType)、(c) コネクション状態(Connection
State)、(d) ストリームタイプ(StreamType)、(e) 伝
送フォーマット(TransmissionFormat)、(f) オーナI
D、(g) ソースプラグのプラグID(FcmPlug)、(h)
シンクプラグのプラグID、(i) アイソクロナスチャ
ネル情報(Channel)、及び、(j) アイソクロナスチャネ
ルの帯域幅、から成る。
【0059】(a) コネクションIDはホームネットワ
ーク上に確立されたHAViコネクションの識別番号で
あり、HAViで定義される。HAViのコネクション
IDは、対応するHAViコネクションを確立したスト
リーム管理装置(正確にはそのストリームマネージャ)の
SEID(Software Element ID)と、そのストリーム管
理装置により割り当てられたシリアル番号と、から成
る。ここでSEIDは、ホームネットワーク上のデバイ
スにより保持されるソフトウェアエレメント(Software
Element:SE)に対する識別番号である。SEにはそれ
ぞれのデバイスのDCMとFCM、及び、コントローラ
11の各部を機能させるシステムコンポーネントが含まれ
る。
【0060】(b) コネクションタイプは対応するHA
Viコネクションの種類、すなわちPtoP、Bout及び
Binのいずれかを表す。 (c) コネクション状態は、ストリーム管理部が対応す
るHAViコネクションの確立に成功したかどうかを示
す。 (d) ストリームタイプは、対応するHAViコネクシ
ョンを確立されたFCMプラグにより入出力可能なスト
リームの種類、及び、そのFCMプラグにより許容可能
なデータ転送レートの最大値(最大帯域幅)を含む。ここ
で、最大帯域幅は1秒当たりの伝送ビット数(bits per s
econd:bps)で表される。 (e) 伝送フォーマットはストリームのフォーマットの
種類を示す。
【0061】(f) オーナIDは、対応するHAViコ
ネクションの確立を要求したアプリケーション(オーナ)
のSEIDである。 (g) ソースプラグのプラグID、及び、(h) シンクプ
ラグのプラグIDはそれぞれのFCMプラグに対する識
別番号を示す。但し、(b)のコネクションタイプがBout
コネクションを示す時はシンクプラグのプラグIDは無
視される。更に、(b)のコネクションタイプがBinコネ
クションを示す時はソースプラグのプラグIDは無視さ
れる。
【0062】(i) アイソクロナスチャネル情報はアイ
ソクロナスチャネルの番号、及び、そのアイソクロナス
チャネルとのHAViコネクションを確立されたデバイ
スプラグのシリアル番号から成る。ここで、デバイスプ
ラグのシリアル番号はホームネットワーク上の全てのデ
バイスプラグについて、それぞれに対応するPCRに対
して0から順に割り当てられる。 (j) アイソクロナスチャネルの帯域幅は、対応するH
AViコネクションのソースプラグから出力されるスト
リームのパケットのサイズに比例し、bpsで表される。
但し、(b)のコネクションタイプがBinコネクションを
示す時、帯域幅は0に設定される。
【0063】ストリーム管理部11aは、ホームネットワ
ーク上の全てのHAViコネクションについて上記の
(a)〜(j)の各項目を保持する。しかし、DVDプレーヤ
4のようなHAViに非準拠のデバイスにより確立され
たコネクションについては、上記の各項目を保持しな
い。
【0064】デバイス制御部11bはCPU1aによるDC
M及びFCMの実行で機能する。それにより、DTV1
のモニタFC12とコントローラ11、STB2とそのチュ
ーナFC21、及び、DVCR3とそのプレーヤ/レコー
ダFC31を制御する。特に、それぞれのデバイスプラグ
及びFCMプラグを管理する。
【0065】デバイス制御部11bは、例えば、デバイス
プラグに対応するPCRの内容を読み出し又は書き込
む。ここで、PCRの内容は次の項目を含む:(1) ブ
ロードキャストコネクションカウンタ(broadcast conne
ction counter:bcc)は、oPCRではそれについて
確立されたBoutコネクションの数を、iPCRではそれ
について確立されたBinコネクションの数を、それぞれ
示す。(2) ポイント−トゥ−ポイントコネクションカ
ウンタ(point-to-point connection counter:pcc)
は、そのPCRについて確立されたPtoPコネクション
の数を示す。(3)チャネル番号はそのPCRとの間にコ
ネクションを確立されたアイソクロナスチャネルの番号
を示す。oPCRの内容は更に、(4) データ転送レート
と、(5)ストリームのパケットのそれぞれに含まれるペ
イロード(payload)の最大値と、を含む。
【0066】デバイス制御部11bはFCMプラグを同じ
デバイス内の他のFCMプラグ、又は、そのデバイスの
デバイスプラグと接続し(Attach)又は切断する(Detac
h)。更に、FCMプラグのそれぞれからHAViコネク
ションに関するプラグ状態(PlugStatus)を読み出す。こ
こで、プラグ状態はそのFCMプラグに接続されたデバ
イスプラグ又はFCMプラグの有無を示す。
【0067】PCR監視部11eはデバイス制御部11bのサ
ブモジュールの一つである。PCR監視部11eはIEE
E1394シリアルバス5を通して、ホームネットワー
ク上の全てのデバイスプラグに対してポーリングを定期
的に実行する。それにより、それぞれのデバイスプラグ
に対応するPCRの内容が変更されたかどうかをチェッ
クする。ここで、PCR監視部11eによるポーリングは
IEEE1394規格で定められた範囲の通信方式(ト
ランザクション)で実行される。従って、ポーリングの
対象にはHAViに準拠のデバイスプラグ(例えば、D
TV1の入力デバイスプラグ1a、STB2の出力デバイス
プラグ2b及びDVCR3の入力デバイスプラグ3b)だけで
なく、HAViに非準拠のデバイスプラグ(例えば、D
VDプレーヤ4の出力デバイスプラグ4a)も含まれる。
【0068】ネットワークインタフェース11cは、CP
U1aで実行されるメッセージングシステム及びCMM1
394に従って機能するIEEE1394バスブリッジ
1eに相当する。ネットワークインタフェース11cはDT
V1内及びホームネットワーク上の他のデバイスとの間
で様々なメッセージを交換する。例えば、ストリーム管
理部11a及びデバイス制御部11bからのコマンドをモニタ
FC12及びホームネットワーク上の他のデバイスへ送信
する。逆に、モニタFC12及びホームネットワーク上の
他のデバイスからの要求及び応答を受信し、ストリーム
管理部11a及びデバイス制御部11bへ伝達する。
【0069】ネットワークインタフェース11cは、メッ
セージの送信先を特定するための識別番号としてSEI
Dをホームネットワーク上のデバイスのSEに対して割
り当てる。DVDプレーヤ4のようなHAViに非準拠
のデバイスについては、その制御プログラムに対してS
EIDが割り当てられる。
【0070】コネクションテーブル管理部11dはRAM1
c内にコネクションテーブルTを作成して管理する(図1参
照)。コネクションテーブルTには、ホームネットワーク
上に確立されたコネクションごとにそれぞれのストリー
ム情報が格納される。実施例1ではストリーム情報が、
コネクションID、アイソクロナスチャネルの番号及び
帯域幅から成り、PCRの内容に基づいてそれぞれ次の
ように作成される:
【0071】コネクションIDの割り当ては、HAVi
コネクションについてはストリーム管理部11aにより保
持されたグローバルコネクションマップを参照してそれ
と同一にする。一方、DVDプレーヤ4のようにHAV
iに非準拠のデバイスにより管理されるコネクションに
ついては、そのデバイスの制御プログラムのSEID
と、そのPCRのbcc及びpccに基づいたシリアル
番号と、でコネクションIDが割り当てられる。アイソ
クロナスチャネルの番号はPCRに格納されたものと同
一にする。アイソクロナスチャネルの帯域幅はoPCR
についてだけ作成され、そのoPCRのペイロードの最
大値に基づいて算出される。
【0072】上記の通り、コネクションテーブルTに格
納されたストリーム情報はホームネットワーク上のデバ
イスプラグに対応するPCRの内容に基づいて作成され
る。従って、コネクションテーブルTはHAViコネク
ションに限らず、ホームネットワーク上の全てのコネク
ションについてストリーム情報を格納する。
【0073】コントローラ11は以上の構成により、ホー
ムネットワーク上にコネクションを確立し及び切断す
る。以下、PtoP、Bout及びBinの種類順に説明す
る。 <PtoPコネクション>例えば、DTV1で実行される
アプリケーションがコントローラ11に対して、STB2
内のチューナFC21のソースプラグ2aからDVCR3内
のプレーヤ/レコーダFC31のシンクプラグ3aまでのP
toPコネクションの確立を要求する。その時、PtoPコ
ネクションのオーナは、DTV1で実行されるアプリケ
ーションである。ここで、コントローラ11に対してコネ
クションの確立を要求できるのはDTV1で実行される
アプリケーションに限られず、ホームネットワーク上の
他のデバイスで実行されるアプリケーションでも良い。
【0074】オーナからのPtoPコネクション確立要求
の入力時、コントローラ11ではストリーム管理部11aが
起動する。ストリーム管理部11aはデバイス制御部11bに
よりSTB2内のソースプラグ2aとDVCR3内のシンク
プラグ3aとのそれぞれでサポートされるストリームタイ
プ及び伝送フォーマットを読み出す。ストリーム管理部
11aは、デバイス制御部11bにより読み出されたストリー
ムタイプ及び伝送フォーマットの中から、互換性を有す
るそれぞれの組合せを選択する。
【0075】ストリーム管理部11aはコネクションテー
ブル管理部11dにアクセスし、コネクションテーブルTを
参照する。それにより、STB2の出力デバイスプラグ2
bについて別のPtoPコネクションが既に確立されてい
るかどうか、が素早く確認される。
【0076】もし別のPtoPコネクションが既に確立さ
れていれば、ストリーム管理部11aは新たなPtoPコネ
クションのアイソクロナスチャネル及び帯域幅を、既に
確立されたPtoPコネクションと等しく設定する。その
時、ストリーム管理部11aはコネクションテーブルTの参
照により、既に確立されたPtoPコネクションのアイソ
クロナスチャネル及び帯域幅を容易に特定できる。
【0077】一方、もし他にはPtoPコネクションが確
立されていなければ、ストリーム管理部11aは新たなPt
oPコネクションに対して、未使用のアイソクロナスチ
ャネル(番号をXとする)と帯域幅とを割り当てる。その
時、ストリーム管理部11aはコネクションテーブルTの参
照により、未使用のアイソクロナスチャネル及び帯域幅
を容易に取得できる。
【0078】ここで、図2ではIEEE1394シリア
ルバス5内にアイソクロナスチャネルを示す線5aが複数
描かれている。しかし、アイソクロナスチャネルは論理
上の構成であり、IEEE1394シリアルバス5がア
イソクロナスチャネル別に複数の物理ケーブルを含むの
ではない。
【0079】ストリーム管理部11aはデバイス制御部11b
により、チューナFC21のソースプラグ2aをSTB2の
出力デバイスプラグ2bへ接続する。その時、ストリーム
管理部11aにより選択されたストリームタイプ及び伝送
フォーマットがソースプラグ2aに対して設定される。
【0080】ストリーム管理部11aは続いて、STB2の
出力デバイスプラグ2bを番号Xのアイソクロナスチャネ
ルへ接続し、更にそのアイソクロナスチャネルへDVC
R3の入力デバイスプラグ3bを接続する。それにより、
出力デバイスプラグ2bに対応するoPCR及び入力デバ
イスプラグ3bに対応するiPCRのそれぞれの内容が更
新される。つまり、oPCR及びiPCRのそれぞれでp
ccが1だけ加算され、アイソクロナスチャネルの番号
がXに設定される。更に、oPCRではペイロードの最大
値がアイソクロナスチャネルの帯域幅から算出され、設
定される。
【0081】ストリーム管理部11aは更に、プレーヤ/
レコーダFC31のシンクプラグ3aをDVCR3の入力デ
バイスプラグ3bへ接続する。その時、ストリーム管理部
11aにより選択されたストリームタイプ及び伝送フォー
マットがシンクプラグ3aに対して設定される。
【0082】ストリーム管理部11aは上記の接続処理
時、新しく確立したPtoPコネクションについてストリ
ーム情報を作成し、コネクションテーブル管理部11dへ
伝達する。コネクションテーブル管理部11dは伝達され
たストリーム情報をコネクションテーブルTへ書き込
む。こうして、ストリーム管理部11aはSTB2とDVC
R3との間にPtoPコネクションを確立する。更に、そ
の新たなコネクションの確立に応じてコネクションテー
ブルTが更新される。
【0083】ストリーム管理部11aはPtoPコネクショ
ンを、上記のようにソースプラグからシンクプラグへと
順に確立する。逆に、ストリーム管理部11aはPtoPコ
ネクションをシンクプラグからソースプラグへと順に切
断する。上記の例では、まず、DVCR3の入力デバイ
スプラグ3bとプレーヤ/レコーダFC31のシンクプラグ
3aとが切断される。次に、DVCR3の入力デバイスプ
ラグ3bに対応するiPCR及びSTB2の出力デバイスプ
ラグ2bに対応するoPCRのそれぞれの内容が更新され
る。それにより、iPCR及びoPCRのそれぞれでpc
cが1だけ減算され、アイソクロナスチャネルの番号が
クリアされる。続いて、チューナFC21のソースプラグ
2aとSTB2の出力デバイスプラグ2bとが切断される。
こうして、STB2内のソースプラグ2aとDVCR3内の
シンクプラグ3aとの間のPtoPコネクションが切断され
る。
【0084】最後に、ストリーム管理部11aは切断した
PtoPコネクションのコネクションIDをコネクション
テーブル管理部11dへ伝達する。コネクションテーブル
管理部11dは伝達されたコネクションIDに対応する項
目を全てクリアする。こうして、コネクションテーブル
TがPtoPコネクションの切断に応じて更新される。
【0085】<Boutコネクション>例えば、DTV1で
実行されるアプリケーションがコントローラ11に対し
て、STB2内のチューナFC21のソースプラグ2aから
IEEE1394シリアルバス5のアイソクロナスチャ
ネルへのBoutコネクションの確立を要求する。Boutコ
ネクションのオーナはその時DTV1で実行されるアプ
リケーションである。コントローラ11はデバイス制御部
11bによりSTB2のDCMを呼び出す。それにより、D
TV1とは異なるデバイスであるSTB2についてBout
コネクションを以下のように確立できる:
【0086】オーナからのBoutコネクション確立要求
の入力時、コントローラ11ではストリーム管理部11aが
起動する。ストリーム管理部11aはデバイス制御部11bに
よりSTB2内のソースプラグ2aでサポートされるスト
リームタイプ及び伝送フォーマットを読み出す。ストリ
ーム管理部11aは、デバイス制御部11bにより読み出され
たストリームタイプ及び伝送フォーマットの中から所定
の組合せを選択する。
【0087】ストリーム管理部11aはコネクションテー
ブル管理部11dにアクセスし、コネクションテーブルTを
参照する。それにより、STB2の出力デバイスプラグ2
bについて別のPtoPコネクションが既に確立されてい
るかどうか、が素早く確認される。
【0088】もし別のPtoPコネクションが既に確立さ
れていれば、ストリーム管理部11aは新たなPtoPコネ
クションのアイソクロナスチャネル及び帯域幅を、既に
確立されたPtoPコネクションと等しく設定する。その
時、ストリーム管理部11aはコネクションテーブルTの参
照により、既に確立されたPtoPコネクションのアイソ
クロナスチャネル及び帯域幅を容易に特定できる。
【0089】一方、もし他にはPtoPコネクションが確
立されていなければ、ストリーム管理部11aは確立目標
のBoutコネクションに対して、未使用のアイソクロナ
スチャネル(番号をXとする)と帯域幅とを割り当てる。
その時、ストリーム管理部11aはコネクションテーブルT
の参照により、未使用のアイソクロナスチャネル及び帯
域幅を容易に取得できる。
【0090】ストリーム管理部11aはデバイス制御部11b
により、チューナFC21のソースプラグ2aをSTB2の
出力デバイスプラグ2bへ接続する。その時、ストリーム
管理部11aにより選択されたストリームタイプ及び伝送
フォーマットがソースプラグ2aに対して設定される。
【0091】ストリーム管理部11aは続いて、STB2の
出力デバイスプラグ2bを番号Xのアイソクロナスチャネ
ルへ接続する。その時、出力デバイスプラグ2bに対応す
るoPCRの内容が更新される。つまり、oPCRでは、
pccが1だけ加算され、アイソクロナスチャネルの番
号がXに設定される。更に、ペイロードの最大値がアイ
ソクロナスチャネルの帯域幅から算出され、設定され
る。
【0092】ストリーム管理部11aは更に、新しく確立
したBoutコネクションについてのストリーム情報を作
成し、コネクションテーブル管理部11dへ伝達する。コ
ネクションテーブル管理部11dは伝達されたストリーム
情報をコネクションテーブルTへ書き込む。こうして、
ストリーム管理部11aはSTB2についてBoutコネクシ
ョンを確立する。更に、その新たなコネクションの確立
に応じてコネクションテーブルTが更新される。
【0093】ストリーム管理部11aはホームネットワー
ク上で確立された任意のBoutコネクションを、任意の
デバイスで実行されるアプリケーションからの要求に従
って切断する。上記の例によるBoutコネクションを切
断する時は、STB2の出力デバイスプラグ2bに対応す
るoPCRの内容が更新される。それにより、oPCRの
bccが1だけ減算されて、アイソクロナスチャネルの
番号がクリアされる。続いて、チューナFC21のソース
プラグ2aとSTB2の出力デバイスプラグ2bとが切断さ
れる。こうして、上記のSTB2について確立されたBo
utコネクションが切断される。
【0094】最後に、ストリーム管理部11aは切断した
BoutコネクションのコネクションIDをコネクション
テーブル管理部11dへ伝達する。コネクションテーブル
管理部11dは伝達されたコネクションIDに対応する項
目を全てクリアする。こうしてコネクションテーブルT
がBoutコネクションの切断に応じて更新される。
【0095】<Binコネクション>STB2の出力デバ
イスプラグ2bがチャネル番号Xのアイソクロナスチャネ
ルとの間でBoutコネクションを確立している時、DT
V1で実行されるアプリケーションがコントローラ11に
対して、モニタFC12のシンクプラグ12aとチャネル番
号Xのアイソクロナスチャネルとの間のBinコネクショ
ンの確立を要求する。その時、ストリーム管理部11aは
デバイス制御部11bによりSTB2のチューナFC21のF
CMをアクセスし、そのソースプラグ2aから出力される
ストリームのストリームタイプ及び伝送フォーマットを
読み出す。同様に、ストリーム管理部11aはデバイス制
御部11bによりモニタFC12のFCMをアクセスし、モ
ニタFC12のシンクプラグ12aによりサポートされるス
トリームタイプ及び伝送フォーマットを読み出す。
【0096】ストリーム管理部11aは読み出されたスト
リームタイプ及び伝送フォーマットをそれぞれ比較し、
一致するかどうかをチェックする。STB2からの出力
ストリームのストリームタイプ及び伝送フォーマットが
モニタFC12によりサポートされる時、ストリーム管理
部11aはモニタFC12のシンクプラグ12aとDTV1の入
力デバイスプラグ1aとを接続する。その時、上記のスト
リームタイプ及び伝送フォーマットがシンクプラグ12a
に設定される。
【0097】ストリーム管理部11aはDTV1の入力デバ
イスプラグ1aを番号Xのアイソクロナスチャネルへ接続
する。その時、入力デバイスプラグ1aに対応するiPC
Rの内容が更新される。つまり、iPCRのbccが1だ
け加算され、アイソクロナスチャネルの番号がXに設定
される。こうして、ストリーム管理部101aはモニタFC
12によるBinコネクションを確立する。
【0098】Binコネクションの確立では、ホームネッ
トワーク上に既に確立されたBoutコネクションについ
て、それぞれのストリーム情報を予め把握しておく必要
がある。実施例1では、Binコネクションの確立を要求
するアプリケーションがコネクションテーブル管理部11
dをアクセスし、コネクションテーブルTにより上記のB
outコネクションについてのストリーム情報を容易にか
つ素早く把握できる。
【0099】DTV1で実行されるアプリケーションが
コントローラ11に対してモニタFC12によるBinコネク
ションの切断を要求した時、ストリーム管理部11aはモ
ニタFC12のシンクプラグ12aとDTV1の入力デバイス
プラグ1aとを切断する。続いて、ストリーム管理部11a
は入力デバイスプラグ1aに対応するiPCRの内容を更
新する。それにより、iPCRのpccが1だけ減算さ
れ、アイソクロナスチャネルの番号がクリアされる。こ
うして、モニタFC12によるBinコネクションが切断さ
れる。
【0100】更に、ストリーム管理部11aは切断したBi
nコネクションのコネクションIDをコネクションテー
ブル管理部11dへ伝達する。コネクションテーブル管理
部11dは伝達されたコネクションIDに対応する項目を
全てクリアする。こうしてコネクションテーブルTがBi
nコネクションの切断に応じて更新される。
【0101】上記の通り、コントローラ11はコネクショ
ンの確立時、コネクションテーブルTを参照し、ホーム
ネットワーク上で既に確立されたコネクションについて
それぞれのストリーム情報を把握する。従って、コネク
ションテーブルTは常に最新のストリーム情報を格納す
ることが望ましい。ストリーム管理部11aによる新たな
コネクションの確立では、上記のようにその確立ごとに
コネクションテーブル管理部11dがコネクションテーブ
ルTを更新する。一方、ホームネットワーク上のコント
ローラ11以外のストリーム管理装置がコネクションを確
立し又は切断した時、コネクションテーブルTは次のよ
うに更新される:
【0102】一例として、DVDプレーヤ4が独自の制
御ソフトウェアにより、その出力デバイスプラグ4aにつ
いてBoutコネクションを確立した時を想定する。DV
Dプレーヤ4はIEEE1394規格でのBoutコネクシ
ョンの確立手順に従って、出力デバイスプラグ4aに対応
するoPCRの内容を更新する。つまり、oPCRではb
ccが1だけ加算され、アイソクロナスチャネルの番号
が未使用のもの(例えばY)に設定される。更に、ペイロ
ードの最大値がアイソクロナスチャネルの帯域幅から算
出され、設定される。更に、出力デバイスプラグ4aは、
上記のoPCRの内容の更新を知らせる目的で、コント
ローラ11に対する送信要求を保持する。
【0103】ここで、未使用のアイソクロナスチャネル
の番号及び帯域幅はホームネットワーク上のアイソクロ
ナスリソースマネージャ(例えばDTV1のコントローラ
11)から取得される。アイソクロナスリソースマネージ
ャは、ホームネットワーク上のアイソクロナスチャネル
のそれぞれについて使用状況(使用中又は未使用のいず
れか)を示すレジスタと、アイソクロナスチャネルのそ
れぞれについて残りの帯域幅を示すレジスタと、を含
む。DVDプレーヤ4はコネクションの確立時、アイソ
クロナスリソースマネージャのそれぞれのレジスタを参
照し、未使用のアイソクロナスチャネルの番号及び帯域
幅を取得する。但し、アイソクロナスリソースマネージ
ャは使用中のアイソクロナスチャネルを用いたコネクシ
ョンについての情報(例えばストリーム情報)を含まな
い。従って、DVDプレーヤ4はそれらの情報を独自に
管理し、又は、DTV1のコントローラ11内のコネクシ
ョンテーブルTから獲得する。
【0104】DTV1のコントローラ11では、PCR監
視部11eがホームネットワーク上の全てのデバイスプラ
グに対してポーリングを定期的に行う。すなわち、それ
ぞれのデバイスプラグに対して送信要求の有無を定期的
に問い合わせ、送信要求を保持したデバイスプラグに対
してはその送信を許可する。それにより、それぞれのデ
バイスプラグに対応するPCRの内容が変更されたかど
うかがチェックされる。上記の例では、PCR監視部11
eがDVDプレーヤ4の出力デバイスプラグ4aに対するポ
ーリングにより、対応するoPCRの内容の更新を検知
する。
【0105】PCR監視部11eは、DVDプレーヤ4の出
力デバイスプラグ4aに対応するoPCRの内容の更新を
検知した時、デバイス制御部11bによりその出力デバイ
スプラグ4aにアクセスし、対応するoPCRの内容を読
み出す。更に、読み出されたoPCRの内容から、出力
デバイスプラグ4aについて確立されたBoutコネクショ
ンのストリーム情報が作成される。作成されたストリー
ム情報はコネクションテーブル管理部11dへ伝達され
る。コネクションテーブル管理部11dは伝達されたスト
リーム情報をコネクションテーブルTへ書き込む。こう
して、コネクションテーブルTが、DVDプレーヤ4の出
力デバイスプラグ4aについて確立されたBoutコネクシ
ョンのストリーム情報を含むように更新される。
【0106】PCR監視部11eは上記の動作の他に、D
VDプレーヤ4の出力デバイスプラグ4aに対応するoPC
Rの内容の更新を検知した時、デバイス制御部11bに対
して所定のイベントを発行するだけでも良い。その時、
デバイス制御部11bはイベントにより通知されたoPCR
の内容を読み出し、出力デバイスプラグ4aについて確立
されたBoutコネクションのストリーム情報を作成す
る。更に、そのストリーム情報をコネクションテーブル
管理部11dへ伝達する。コネクションテーブル管理部11d
は上記と同様にコネクションテーブルTを更新する。こ
うして、コネクションテーブルTが更新されても良い。
【0107】PCR監視部11eによるポーリングはIE
EE1394規格で定められた範囲の通信方式(トラン
ザクション)で実行される。従って、HAViに準拠の
デバイスプラグ(例えば、DTV1の入力デバイスプラグ
1a、STB2の出力デバイスプラグ2b及びDVCR3の入
力デバイスプラグ3b)だけでなく、HAViに非準拠の
デバイスプラグ(例えば、DVDプレーヤ4の出力デバイ
スプラグ4a)に対応するPCRの内容の更新も検知され
得る。こうして、コントローラ11以外のストリーム管理
装置がコネクションを確立し又は切断した時、そのスト
リーム管理装置がHAViに準拠しているか否かに関わ
らず、コネクションテーブルTは更新される。
【0108】《実施例2》図3は実施例2のコントロー
ラ11Aによるコネクション管理を説明するためのブロッ
ク図である。実施例2は実施例1と比べ、デバイス制御
部11bAがペアレンタルロック管理部11fを含む点で主に
異なる。図3では実施例1と同様な構成に対しては実施
例1と同じ符号を付し、それらの説明は実施例1のもの
を援用する。
【0109】図3では、DTV1、STB2、DVCR3及
びDTVII6が互いにIEEE1394シリアルバス5で
接続され、一つのホームネットワークを構築する。DT
V1、STB2、DVCR3及びDTVII6はいずれもHA
Viに準拠のデバイスであり、デバイスプラグに対応す
るPCRをそれぞれ有する。更に、それぞれの内部のF
CがFCMプラグを有する。それぞれのデバイスのDC
M及びFCMを含むDCMコードユニットは実施例1と
同様に、IEEE1394シリアルバス5を通してコン
トローラ11Aへインストールされる。その結果、それら
のデバイスはコントローラ11Aにより制御される。
【0110】デバイス制御部11bAは実施例1と同様に、
内部のCPUによるDCM及びFCMの実行で機能す
る。それにより、DTV1のモニタFC12とコントロー
ラ11A、STB2とそのチューナFC21、DVCR3とそ
のプレーヤ/レコーダFC31、及び、DTVII6とその
モニタIIFC61を制御する。特に、それぞれのデバイス
プラグ及びFCMプラグを管理する。
【0111】デバイス制御部11bAは実施例1と同様に、
FCMプラグを同じデバイス内の他のFCMプラグ、又
は、そのデバイスのデバイスプラグと接続し又は切断す
る。更に、FCMプラグのそれぞれからHAViコネク
ションに関するプラグ状態(PlugStatus)を読み出す。こ
こで、プラグ状態はそのFCMプラグに接続されたデバ
イスプラグ又はFCMプラグの有無を示す。更にソース
プラグについてはペアレンタルロックの有無を含む。そ
のソースプラグに対してペアレンタルロックが設定され
ている時、プラグ状態は更にそのペアレンタルロックの
オーナのSEIDを含む。
【0112】実施例2によるコントローラ11Aは実施例
1とは異なりペアレンタルロック管理部11fを有し、F
CMプラグに対してペアレンタルロックを設定できる。
ペアレンタルロック管理部11fはデバイス制御部11bAの
サブモジュールの一つである。ペアレンタルロック管理
部11fはコントローラ11Aにインストールされたホームネ
ットワーク上の各デバイスのFCMに従って機能する。
特に、それぞれのFCMプラグに対してペアレンタルロ
ックを設定する。
【0113】図3により示されているモデルを用いて、
ペアレンタルロック管理部11fによるペアレンタルロッ
クの設定を説明する。ペアレンタルロックの設定前、S
TB2内のチューナFC21のソースプラグ2aとDVCR3
内のプレーヤ/レコーダFC31のシンクプラグ3aとの間
には番号Xのアイソクロナスチャネルを通してPtoPコ
ネクションが確立されている。そのPtoPコネクション
のコネクションIDをPtoPと表す。STB2内のソース
プラグ2aにはPtoPコネクションPtoPと共に、番号Xの
アイソクロナスチャネルへのBoutコネクションがオー
バレイされている。そのBoutコネクションのコネクシ
ョンIDをBoutと表す。番号Xのアイソクロナスチャネ
ルへは更に、DTV1内のモニタFC12のシンクプラグ1
2a及びDTVII6内のモニタIIFC61のシンクプラグ6a
がそれぞれBinコネクションを確立されている。それぞ
れのBinコネクションのコネクションIDをBin1及びBi
n2と表す。
【0114】図4は実施例2によるコントローラ11Aのコ
ネクションテーブル管理部11dに格納されたコネクショ
ンテーブルTを示す。図4の(a)及び(b)はそれぞれ、ペア
レンタルロックの設定前及び後のコネクションテーブル
Tを示す。ペアレンタルロックの設定前、図3に示されて
いるように、4つのコネクションPtoP、Bout、Bin1及びB
in2が、番号Xのアイソクロナスチャネルについて確立さ
れている。図3の例ではソースプラグ2aからの出力スト
リームが共通である。それ故、コネクションテーブルT
に格納されたストリーム情報もそれぞれのコネクション
について共通である。すなわち、アイソクロナスチャネ
ルの番号はいずれもXであり、帯域幅はいずれも同じ値
(例えば6Mbps)である。
【0115】更に、ペアレンタルロックの設定前はいず
れのコネクションのソースプラグに対してもペアレンタ
ルロックは設定されていない。従って、コネクションテ
ーブルTに格納されたペアレンタルロック情報は、Pto
PコネクションPtoP及びBoutコネクションBoutのそれ
ぞれについてペアレンタルロックの未設定を示す。ここ
で、残りの二つのBinコネクションBin1及びBin2につい
てはいずれもソースプラグが指定されないので、対応す
るペアレンタルロック情報は存在しない。
【0116】DTV1で実行されるアプリケーションA
がコントローラ11Aに対して、モニタFC12のシンクプ
ラグ12aについて確立されたBinコネクションBin1への
ペアレンタルロックの設定を要求した、と想定する。そ
の時コントローラ11Aでは、ペアレンタルロック管理部1
1fが起動する。
【0117】ペアレンタルロック管理部11fはコネクシ
ョンテーブル管理部11dをアクセスして、ペアレンタル
ロックの設定目標のコネクションについてそのソースプ
ラグをコネクションテーブルTから検索する。図3の例で
は図4の(a)に示されているコネクションテーブルTか
ら、BinコネクションBin1と同じ番号Xのアイソクロナ
スチャネルへ接続されたSTB2内のソースプラグ2aが
特定される。
【0118】ペアレンタルロック管理部11fは更に、S
TB2内のソースプラグ2aのプラグ状態を書き換える。
それにより、ソースプラグ2aのプラグ状態はソースプラ
グ2aに対するペアレンタルロックの存在を示す。その
時、ペアレンタルロックのオーナであるアプリケーショ
ンAのSEIDが、ソースプラグ2aのプラグ状態に書き
込まれる。
【0119】ペアレンタルロック管理部11fはコネクシ
ョンテーブル管理部11dにより、STB2内のソースプラ
グ2aのプラグ状態の書き換えと同様に、コネクションテ
ーブルTを書き換える。それにより、コネクションテー
ブルTは図4の(b)に示されているように、Binコネクシ
ョンBin1のペアレンタルロック情報として、ペアレンタ
ルロックの存在とアプリケーションAのSEIDとを含
む。
【0120】更に、ペアレンタルロック管理部11fはス
トリーム管理部11aにより、BinコネクションBin1及び
BoutコネクションBout以外の二つのコネクションPtoP
及びBin2を切断する。その時、ストリーム管理部11aは
コネクションテーブル管理部11dをアクセスして、切断
目標のコネクションをコネクションテーブルTから検索
する。それにより、PtoPコネクションPtoP及びBinコ
ネクションBin2が容易に特定される。
【0121】ストリーム管理部11aはPtoPコネクショ
ンPtoP及びBinコネクションBin2の切断時、それらのコ
ネクションID、PtoPとBin2、をコネクションテーブル
管理部11dに伝達する。コネクションテーブル管理部11d
は図4の(b)に示されているように、伝達されたコネクシ
ョンIDに対応する項目をコネクションテーブルTから
消去する。こうして、コネクションテーブルTはペアレ
ンタルロック管理部11fによるペアレンタルロックの設
定に応じて更新される。
【0122】STB2内のソースプラグ2aに対するペア
レンタルロックの設定後、アプリケーションBがコント
ローラ11Aに対して、ソースプラグ2aについてコネクシ
ョンの確立を要求する。その時、ストリーム管理部11a
はグローバルコネクションマップを参照し、ソースプラ
グ2aのプラグIDに対応するコネクションIDを特定す
る。それにより、ソースプラグ2aについて確立されたコ
ネクションが特定される。更に、ストリーム管理部11a
はコネクションテーブル管理部11dをアクセスして、コ
ネクションテーブルTを参照する。それにより、特定さ
れたコネクションIDに対応するペアレンタルロック情
報が検索される。その結果、ソースプラグ2aに対するペ
アレンタルロックの存在が確認され、オーナIDとして
アプリケーションAのSEIDが特定される。
【0123】ストリーム管理部11aはアプリケーション
AのSEIDと、新たなコネクションの確立を要求した
アプリケーションBのSEIDと、を比較する。両方の
SEIDが一致した時、ストリーム管理部11aは新たな
コネクションの確立要求に従ってソースプラグ2aについ
てコネクションを確立する。一方、SEIDが不一致で
ある時、ストリーム管理部11aはアプリケーションBか
らのコネクションの確立要求を拒絶する。こうして、ス
トリーム管理部11aがコネクションの確立を要求された
時コネクションテーブルを参照する。それにより、目標
のコネクションのソースプラグに対するペアレンタルロ
ックに基づいて確立要求を拒絶すべきかどうか、を容易
にかつ素早く判断できる。
【0124】上記の例ではコントローラ11A内のペアレ
ンタルロック管理部11fがペアレンタルロックを設定し
た。その他に、DTV1とは別のデバイスがコントロー
ラ11Aと同様なストリーム管理装置を含む時、そのスト
リーム管理装置がホームネットワーク上のコネクション
についてペアレンタルロックを設定し得る。コントロー
ラ11Aとは別のストリーム管理装置により設定されたペ
アレンタルロックについては、デバイス制御部11bAが次
のように監視し、コネクションテーブルTを更新する。
【0125】デバイス制御部11bAはホームネットワーク
上の全てのソースプラグに対して定期的にポーリングを
実行する。それにより、ソースプラグのそれぞれでプラ
グ状態が更新されたかどうか、をチェックする。いずれ
かのソースプラグでペアレンタルロックの設定に変更が
あった時、対応するペアレンタルロック情報、すなわ
ち、ペアレンタルロックの有無及びオーナのID、がそ
のソースプラグから読み出される。デバイス制御部11bA
は読み出したペアレンタルロック情報を読み出し元のソ
ースプラグのIDと共に、コネクションテーブル管理部
11dへ伝達する。コネクションテーブル管理部11dは伝達
されたソースプラグのIDに基づいて、対応するコネク
ションを特定する。更に、特定したコネクションのコネ
クションIDに対応するペアレンタルロック情報を伝達
されたものへ書き換える。こうして、コントローラ11A
とは別のストリーム管理装置がペアレンタルロックを設
定した時、対応するペアレンタルロック情報についてコ
ネクションテーブルTが更新される。
【0126】上記の説明の通り、実施例2ではペアレン
タルロック管理部11fがペアレンタルロックの設定と同
時に、対応するペアレンタルロック情報についてコネク
ションテーブルTを書き換えた。その他に、ペアレンタ
ルロック管理部11fによるペアレンタルロックの設定時
ではなく、デバイス制御部11bAがペアレンタルロック管
理部11fにより設定されたペアレンタルロックをポーリ
ングで検知した時、コネクションテーブルTを書き換え
るようにしても良い。
【0127】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によるスト
リーム管理装置は、ホームネットワーク上で確立された
コネクションについてのストリーム情報を、コネクショ
ンテーブルの参照により容易にかつ素早く把握できる。
それ故、従来のストリーム管理装置とは異なり、新たな
コネクションの確立時ごとにホームネットワーク上のプ
ラグにアクセスしなくても良い。その結果、従来のスト
リーム管理装置より容易にかつ素早くコネクションを確
立できる。
【0128】本発明によるストリーム管理装置では、ス
トリーム情報が出力デバイスプラグに対応するoPCR
の内容に基づいて決定されても良い。それにより、本発
明によるストリーム管理装置は、HAViに準拠のプラ
グ及び非準拠のプラグのいずれについても、それぞれに
ついて確立されたコネクションのストリーム情報をコネ
クションテーブルとして保持できる。
【0129】本発明によるストリーム管理装置はホーム
ネットワーク上のoPCRをポーリングにより監視し、o
PCRのいずれかの内容の変更時、対応するストリーム
情報をコネクションテーブルへ書き込むようにしても良
い。それにより、本発明によるストリーム管理装置は、
ホームネットワーク上のいずれのプラグでのストリーム
情報の変更にも即座に対応し、コネクションテーブルを
更新できる。その結果、コネクションテーブルに格納さ
れたストリーム情報が実質上常に最新に維持される。
【0130】本発明によるストリーム管理装置はソース
プラグに対してペアレンタルロックを設定しても良い。
ペアレンタルロックの設定時、切断すべきコネクション
がコネクションテーブルの参照により容易にかつ素早く
選定される。その結果、ペアレンタルロックが容易にか
つ素早く設定され得る。更に、新たなコネクションの確
立要求の受信時、本発明によるストリーム管理装置はコ
ネクションテーブルの参照により、ホームネットワーク
内に既存のコネクションについてペアレンタルロックの
有無及びそのオーナを、容易にかつ素早く確認できる。
従って、既存のペアレンタルロックに基づいて新たなコ
ネクションの確立要求を許可するか、それとも拒否する
か、を迅速に決定できる。その結果、コネクションの確
立処理を従来のストリーム管理装置より速く実行でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1によるDTV1を示すブロック
図である。
【図2】本発明の実施例1のコントローラ11によるコネ
クション管理を説明するためのブロック図である。
【図3】本発明の実施例2のコントローラ11Aによるコネ
クション管理を説明するためのブロック図である。
【図4】本発明の実施例2によるコントローラ11Aのコネ
クションテーブル管理部11dに格納されたコネクション
テーブルTを示す。(a)及び(b)はそれぞれ、ペアレンタ
ルロックの設定前及び後のコネクションテーブルTを示
す。
【図5】HAViに準拠したホームネットワークでの従
来のコネクション管理を説明するためのブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 DTV 1a DTV1の入力デバイスプラグ 11 コントローラ 12a モニタFC12のシンクプラグ 2 STB 2a チューナFC21のソースプラグ 2b STB2の出力デバイスプラグ 3 DVCR 3a プレーヤ/レコーダFC31のソースプラグ 3b DVCR3の入力デバイスプラグ 3c DVCR3の出力デバイスプラグ 3d プレーヤ/レコーダFC31のシンクプラグ 4 DVDプレーヤ 4a DVDプレーヤ4の出力デバイスプラグ 5 IEEE1394シリアルバス 5a アイソクロナスチャネル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西村 拓也 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 前川 肇 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5K033 BA01 BA08 CC01 DA01 DB12

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 IEEE1394規格に準拠したホーム
    ネットワーク上のストリーム管理装置であり、 (A) 前記ホームネットワーク上のデバイスで実行され
    るアプリケーションからのコネクション確立要求又は切
    断要求に従って、前記ホームネットワーク上のプラグに
    ついてコネクションを確立し又は切断するためのストリ
    ーム管理部; (B) 前記ホームネットワーク上のデバイスに対する制
    御プログラムを実行して前記デバイスを制御するための
    デバイス制御部; (C) 前記ホームネットワークとの間で通信するための
    ネットワークインタフェース;及び、 (D) 前記ストリーム管理部により確立された前記コネ
    クションと、前記ホームネットワーク上の他のデバイス
    により確立されたコネクションと、についてそれぞれの
    ストリーム情報を格納したコネクションテーブル、を記
    憶しかつ更新するためのコネクションテーブル管理部;
    を有するホームネットワーク上のストリーム管理装置。
  2. 【請求項2】 前記ストリーム情報が出力デバイスプラ
    グに対応する出力プラグ制御レジスタ(oPCR)の内
    容に基づいて決定される、請求項1記載のホームネット
    ワーク上のストリーム管理装置。
  3. 【請求項3】 (A) 前記デバイス制御部が、(a) 前記
    ホームネットワーク上のoPCRをポーリングにより監
    視し、(b) 前記oPCRのいずれかの内容の変更時、そ
    の変更されたoPCRの内容を読み出し; (B) その読み出されたoPCRの内容に基づいて、前記
    コネクションテーブル管理部が対応する前記ストリーム
    情報を前記コネクションテーブルへ書き込む;請求項2
    記載のホームネットワーク上のストリーム管理装置。
  4. 【請求項4】 前記ホームネットワーク上の前記oPC
    Rの内容を監視するためのPCR監視部、を前記デバイ
    ス制御部が有する、請求項3記載のホームネットワーク
    上のストリーム管理装置。
  5. 【請求項5】 (A) 前記PCR監視部が、(a) 前記ホ
    ームネットワーク上の前記oPCRをポーリングにより
    監視し、(b) 前記oPCRのいずれかの内容の変更時、
    その変更されたoPCRの内容を読み出し; (B) その読み出されたoPCRの内容に基づいて、前記
    コネクションテーブル管理部が対応する前記ストリーム
    情報を前記コネクションテーブルへ書き込む;請求項4
    記載のホームネットワーク上のストリーム管理装置。
  6. 【請求項6】 (A) 前記PCR監視部が、(a) 前記ホ
    ームネットワーク上の前記oPCRをポーリングにより
    監視し、(b) 前記oPCRのいずれかの内容の変更時、
    前記デバイス制御部へイベントを発行して前記oPCR
    の内容の変更を通知し; (B) 前記デバイス制御部が前記イベントの受信時、変
    更された前記oPCRの内容を読み出し; (C) その読み出されたoPCRの内容に基づいて、前記
    コネクションテーブル管理部が対応する前記ストリーム
    情報を前記コネクションテーブルへ書き込む;請求項4
    記載のホームネットワーク上のストリーム管理装置。
  7. 【請求項7】 (A) 所定のオーナからのペアレンタル
    ロック設定要求に従って、前記ストリーム管理部により
    前記コネクションを確立されたソースプラグに対してペ
    アレンタルロックを設定するためのペアレンタルロック
    管理部、を前記デバイス制御部が更に有し; (B) 前記ストリーム管理部が、(a) 前記ペアレンタル
    ロックを設定された前記ソースプラグについて、前記ペ
    アレンタルロックで指定された前記コネクション以外の
    前記コネクションを切断し、(b) 前記ソースプラグに
    対して前記ペアレンタルロックを設定した前記オーナを
    除き、前記アプリケーションからの前記コネクション確
    立要求を拒否し; (C) 前記ストリーム管理部により確立された前記コネ
    クションと、前記ホームネットワーク上の他のデバイス
    により確立されたコネクションと、についてそれぞれの
    ペアレンタルロック情報を前記コネクションテーブルが
    含む;請求項1記載のホームネットワーク上のストリー
    ム管理装置。
  8. 【請求項8】 前記ペアレンタルロック情報が、(A)
    対応する前記コネクションを確立された前記ソースプラ
    グに対する前記ペアレンタルロックの有無を示す情報
    と;(B) 前記ペアレンタルロック設定要求を出力した
    前記オーナのIDと;を含む、請求項7記載のホームネ
    ットワーク上のストリーム管理装置。
  9. 【請求項9】 (A) 前記デバイス制御部が、(a) 前記
    ホームネットワーク上のソースプラグをポーリングによ
    り監視し、(b) 前記ソースプラグのいずれかに対する
    前記ペアレンタルロックの変更時、その変更されたペア
    レンタルロックについての前記ペアレンタルロック情報
    を作成し; (B) 前記コネクションテーブル管理部がその作成され
    たペアレンタルロック情報を前記コネクションテーブル
    へ書き込む;請求項7記載のホームネットワーク上のス
    トリーム管理装置。
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