JP2001136185A - 伝送方法、伝送システム及び伝送制御装置 - Google Patents

伝送方法、伝送システム及び伝送制御装置

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JP2001136185A
JP2001136185A JP31853499A JP31853499A JP2001136185A JP 2001136185 A JP2001136185 A JP 2001136185A JP 31853499 A JP31853499 A JP 31853499A JP 31853499 A JP31853499 A JP 31853499A JP 2001136185 A JP2001136185 A JP 2001136185A
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transmission
network
connection
connection management
data
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Yasuhiro Takada
康弘 高田
Masao Mizutani
正男 水谷
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Original Assignee
Sony Corp
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    • H04L12/40052High-speed IEEE 1394 serial bus
    • H04L12/40117Interconnection of audio or video/imaging devices

Abstract

(57)【要約】 【課題】 IEEE1394方式などのコントローラを
必要とするネットワークにおいて、コントローラの負担
を少なくする。 【解決手段】 所定のネットワークに接続された送出元
機器51から、ネットワークに接続された受信先機器5
2にデータを伝送する伝送システムにおいて、送出元機
器51又は受信先機器52からのデータ伝送の指示を受
信したとき、データ伝送のためのネットワーク上でのコ
ネクション管理を他の機器に依頼する制御部を有する第
1の機器53と、第1の機器53からの依頼に基づい
て、データ伝送のためのコネクション管理を実行する制
御部を有する第2の機器60とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばIEEE1
394方式のバスラインで接続された機器の間でデータ
伝送を行う場合に適用して好適な伝送方法及び伝送シス
テムと、この伝送方法を適用した伝送制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】IEEE1394方式のシリアルデータ
バスを用いたネットワークで介して、相互に情報を伝送
することができるAV機器が開発されている。このバス
を介してデータ伝送を行う際には、比較的大容量の動画
データ,オーディオデータなどをリアルタイム伝送する
際に使用されるアイソクロナス転送モードと、静止画
像,テキストデータ,制御コマンドなどを確実に伝送す
る際に使用されるアシンクロナス転送モードとが用意さ
れ、それぞれのモード毎に専用の帯域が伝送に使用さ
れ、両モードの伝送は1つのバス上で混在できるように
してある。
【0003】アシンクロナス転送モードでデータ伝送を
行う際には、バスに接続されたコントローラと称される
機器の制御で、バス上のデータ送出元機器とデータ受信
先機器との間の伝送路を確保するコネクション確立処理
を行い、その確保された伝送路で両機器間でのデータ伝
送を実行させるようにしてある。なお、以下の説明で
は、バスに接続されたデータ送出元機器をプロデューサ
と称し、バスに接続されたデータ受信先機器をコンスー
マと称する。
【0004】コントローラによるプロデューサとコンス
ーマとの間のコネクション確立処理は、予め決められた
所定のプロトコルに基づいて実行されるようにしてあ
る。例えば、AV/Cコマンドセットで規定されたコマ
ンドの伝送により、プロデューサとコンスーマとの間
を、ポイントトウポイント(pont to point:PtoP)で
接続させる。そして、その接続が完了した後に、セグメ
ント構造化されたデータを、コンスーマからの要求によ
り逐次プロデューサからコンスーマに伝送させ、全ての
データの伝送が完了したとき、コントローラの制御によ
るコマンドの伝送で、PtoPの接続を切断する。
【0005】このようにして、IEEE1394方式の
シリアルデータバスを用いて接続された任意の機器間
で、各種データの伝送が実行できる。なお、AV/Cコ
マンドセットは、1394TA(Trade Association )
で標準化されているものであり、AV/Cコマンドに関
する詳細は、例えばhttp://www.1394ta.org に公開され
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、IEEE1
394方式のシリアルデータバスで接続された機器間で
のアシンクロナス転送モード等によるデータ伝送をコン
トローラが制御する際には、コントローラとして機能す
る機器が、そのときのデータ伝送に対応した機能を実装
している必要がある。即ち、バスに接続されたどの機器
もコントローラに成りえるものではなく、そのときの伝
送路の設定方式に対応した機能が実装された機器だけ
が、該当する制御を行うコントローラとして処理でき
る。
【0007】ここで、バスで接続されたネットワーク内
の全ての機器にコントローラとしての機能を実装させれ
ば、ネットワーク内のどの機器も自在に伝送路の設定が
行え、ネットワーク内でのデータ伝送の自由度が向上す
る。ところが、ネットワーク内の全ての機器にコントロ
ーラとしての機能を実装させると、それだけ各機器が実
装する機能が増大することになり、各機器及びネットワ
ーク全体としてのコストが上昇する問題があった。
【0008】本発明の目的は、IEEE1394方式な
どのコントローラを必要とするネットワークにおいて、
コントローラの負担を少なくすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の伝送方法は、送
出元機器から所定のネットワークを介して受信先機器に
データを伝送する伝送方法において、送出元機器と受信
先機器との間のデータ伝送のためのコネクション管理を
行う第1の機器が、該当するコネクション管理機能を実
装してない場合に、ネットワークに接続されてコネクシ
ョン管理機能を実装している第2の機器に、コネクショ
ン管理の実行を依頼するようにしたものである。
【0010】本発明の伝送方法でネットワーク内でのデ
ータ伝送のためのコネクション管理を実行することで、
直接的に送出元機器と受信先機器との間でのデータ伝送
を制御する機器が、コネクション管理を実行できない場
合でも、ネットワーク内に存在する他の機器で、該当す
るコネクション管理を実行させることが可能になる。
【0011】また本発明の伝送システムは、所定のネッ
トワークに接続された送出元機器から、ネットワークに
接続された受信先機器にデータを伝送する伝送システム
において、送出元機器又は受信先機器からのデータ伝送
の指示を受信したとき、データ伝送のためのネットワー
ク上でのコネクション管理を他の機器に依頼する制御部
を有する第1の機器と、第1の機器からの依頼に基づい
て、データ伝送のためのコネクション管理を実行する制
御部を有する第2の機器とを備えたものである。
【0012】本発明の伝送システムによると、第1の機
器で、送出元機器と受信先機器との間でのデータ伝送を
制御する場合に、コネクション管理が第2の機器で実行
されるようになる。
【0013】また本発明の伝送制御装置は、所定のネッ
トワークに接続されて、そのネットワーク上でのデータ
伝送の制御を行う伝送制御装置において、ネットワーク
上での他の機器からのコネクション設定依頼を受信する
受信部と、受信部が受信した依頼に基づいて、所定の機
器間のコネクション管理を実行するコネクション管理部
とを備えたものである。
【0014】本発明の伝送制御装置によると、ネットワ
ーク上の他の機器からのコネクション設定依頼を受信す
ると、この機器がコネクション管理を実行できるように
なる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を、
添付図面を参照して説明する。
【0016】以下に説明する実施の形態は、本発明を家
庭用オーディオビジュアルイニシアティブ(home
audio/video initiative:以
下、HAViという。)アーキテクチャに適用したもの
である。そこで、本発明の実施の形態の基本的な構造を
明らかにするために、HAViアーキテクチャについて
説明する。
【0017】HAViアーキテクチャは、家庭用ネット
ワーク(ホームネットワーク)に接続される民生用の電
子機器を相互に制御するためのアーキテクチャである。
このような相互制御を実現するために、様々な製造業者
が製造する民生用の電子機器間の互換性を保つための設
計モデルが定義されている。
【0018】HAViアーキテクチャは、例えばインテ
リジェント受信機/レシーバ(IRD)、デジタルビデ
オテープレコーダ(DVTR)、ビデオテープレコーダ
(VTR)、パーソナルコンピュータ(PC)及びその
周辺機器、デジタルビデオディスクプレート(DVD)
等の様々な機器をサポートし、共通のメッセージングシ
ステムを介して各機器間で通信が行われる。
【0019】図1はHAViネットワーク1内の各機器
の物理的な接続状態を示すものである。この図1に示す
ように、ここでのHAViネットワーク1は、それぞれ
のポートを介して接続されたセットトップボックス2、
ビデオカメラ3、第1のテレビジョン受像機4、第2の
テレビジョン受像機5、受信機6、ビデオテープレコー
ダ(以下、VTRという。)7、コンパクトディスク
(以下、CDという。)プレーヤ8により構成され、各
機器は、IEEE1394シリアル通信バス9及び各機
器の入出力ポートを介して相互に接続されている。
【0020】この実施の形態では、ローカルバスプラッ
トフォームとしてIEEE1394シリアル通信バス9
を用いて各機器に共通のメッセージングシステムを実現
している。IEEE1394シリアル通信バス9は、コ
マンドやステータス情報だけでなく、デジタルオーディ
オデータやデジタルビデオデータの伝送路としても使用
される。
【0021】図2は、図1に示すHAViネットワーク
1の論理的な接続状態を示す図である。この図2に示す
ように、セットトップボックス2、ビデオカメラ3、第
1のテレビジョン受像機4、第2のテレビジョン受像機
5、受信機6、VTR7、CDプレーヤ8は、共通のI
EEE1394シリアル通信バス9に論理的に接続され
ているとみなすことができる。このように、HAViネ
ットワーク1内の機器は、それぞれ1対1で通信処理を
行うことができる。すなわち、HAViネットワーク1
内の任意の機器は、他の全ての機器とデータの送受信を
行うことができる。
【0022】例えば図3に示すように、セットトップボ
ックス2は、HAViネットワーク1内の他の全ての機
器と通信パケットの送受信を行うことができる。この例
では、例えばIRD機器を有するセットトップボックス
2は、HAViネットワーク1内の他の全ての機器から
データを受信し、あるいはそれらの機器に対してデータ
を送信することができる。
【0023】HAViネットワークアーキテクチャにお
ける相互制御モデルは、ネットワークに接続された全て
の機器をサポートし、デフォルトの制御モデルを備え、
新たな機器又は新たな機器を有する機器が市販されるよ
うになった場合に、デフォルトの制御モデルを拡張する
ことができ、さらに、例えばグラフィックユーザインタ
ーフェイス等の共通の操作インターフェイスを備える。
【0024】HAViネットワークアーキテクチャにお
いては、HAViネットワーク1内のノードを3つの種
類に分類する。例えば、VTR7等の既に市販されてい
る機器は、基本的AV(basic audio vi
sual:以下、BAVという。)ノードと呼ばれる。
また、ビデオカメラ3やデジタルVTR等の比較的単純
な機器は、中間的AV(intermediate a
udio visual:以下、IAVという。)ノー
ドと呼ばれる。さらに、例えばIRDの機器を有するセ
ットトップボックス2等のより多くの機能を必要とする
機器は、フルAV(full audio visua
l:以下、FAVという。)ノードと呼ばれる。このF
AVノードは、通常、ホストコントロールモジュールを
有するハードウェアと、ローカルアプリケーションプロ
グラムとを備えている。
【0025】IAVノードとFAVノードは、汎用メッ
セージ送受システムを用いて、HAViネットワーク1
を介してメッセージを送受信することにより通信を行
う。
【0026】HAViネットワーク1に新たな機器が接
続されると、新たな機器は、HAViネットワーク1内
で認識されるとともにグローバルネームデータベースと
呼ばれるレジスタに追加される。このレジスタには、新
たに接続された機器の特性に関する情報と、例えば通信
ポイント等のその機器のハンドラへのリファレンスが記
録される。他の機器又はサービスは、このレジスタに問
い合わせを行って、新たな機器のロケーションを確認
し、さらにハンドラを用いてその機器と通信を行うこと
ができる。
【0027】ある機器がHAViネットワーク1に追加
されると、HAViネットワーク1のシステムアーキテ
クチャは、その機器に対して問い合わせを行い、その機
器の特性と機能を確認する。そして、その機器の特性が
確認されると、システムアーキテクチャは、2つの手法
を用いてその機器を制御する。
【0028】第1の手法、すなわちレベル1相互制御レ
ベルは、IEEE1394方式で規定されたAV/Cコ
マンドセットに基づく所定のメッセージセットを使用す
る。全てのIAVノード及びFAVノードは、このメッ
セージセットを用いて他の機器にアクセスし、他の機器
を制御することができる。一方、BAVノードは、この
アーキテクチャが定義される以前に開発されたものであ
るため、旧式のプロトコルを用いて制御される。このレ
ベル1相互制御は、デフォルトの制御レベルである。こ
の場合、FAVノードは、制御ノードとして機能し、I
AVノードの内部表現(local represen
tation)を生成する。この内部表現は、デバイス
制御モジュール(device control mo
dule:DCM)と呼ばれ、所定の機器に制御メッセ
ージを送信するAPIを有する。
【0029】HAViアーキテクチャにおけるレベル2
相互制御は、より進歩したものであり、新たな機器及び
新たな機器の特性をサポートするものである。このレベ
ル2相互制御を行うために、ある特定の機器がROM内
にオーバーライドDCMに置換される。オーバーライド
DCMは、特定の機器のための、レベル1相互制御に用
いるコマンド(メッセージ)セットを備えるだけでな
く、その機器の新たな機能を制御するために製造業者が
独自に設定した特別なコマンドのセットを有している。
このモデルにより、その機器は、特定の機能を備えてい
ることを他の機器に通知する。
【0030】ある機器に他の機器の機能を知らせ、その
機器に対してどのコマンドセットを用いればよいかを判
定させるために、標準機器記述構造(standard
device description struc
ture)が用いられる。この標準機器記述構造は、自
己記述データ(self describing da
te:以下SDDという。)構造と呼ばれる。このSD
D構造は、拡張可能なデータ構造である。このSDD構
造は、例えばテレビジョンやVTR等といった単に機器
の種類を記述するための少数のバイトにより構成しても
よい。あるいは、SDD構造をさらに複雑に構成し、オ
ーバーライドDCM及びその機器のグラフィカルレプリ
ゼンテーションをSDD構造に定義させるようにしても
よい。このようにSDD構造にグラフィカルレプリゼン
テーションを定義させることにより、FAVノードはホ
ームネットワークに接続された機器をユーザに対して視
覚的に表示することができる。
【0031】上述のグラフィカルレプリゼンテーション
を普遍性を有するものとすることにより、SDD構造に
より提供される画像データは、各社の製品に共通のユー
ザインターフェイスとして、ネットワークに接続された
テレビジョンやモニタ装置等に表示される。これによ
り、製造業者の異なる製品間の互換性が高められるとと
もに、各製造業者は、表示装置の互換性を保ちながらそ
れぞれ特徴のある表示装置を提供できる。
【0032】さらに、SDD構造により、例えばFAV
ノード等の制御機器は、機器の種類や製造業者に制限さ
れることなく、ホームネットワーク内の全ての機器を制
御することができる包括的なユーザインターフェイスを
ユーザに提供することができる。
【0033】FAVノードとして機能するセットトップ
ボックス2は、図4に示すように、デコーダ機能を有す
るビデオ/オーディオ受信機10とMPEGユニット1
1を備える。さらに、セットトップボックス2は、情報
の伝達に用いられるバス12を備え、バス12には、情
報及び命令を処理する1又は複数のプロセッサ13と、
プロセッサ13の情報及び命令等を記憶する揮発性のメ
モリであるRAM14と、プロセッサ13が用いる固定
の情報及び命令が書き込まれた揮発性のメモリであるR
OM15と、情報や命令を記憶するための磁気ディスク
や光ディスク等の記録媒体を有するマスストレージユニ
ット16と、バス12と例えばIEEE1394シリア
ル通信バスであるローカルバスとの間のインターフェイ
スとしての機能を司るバスインターフェイス17が接続
されている。
【0034】以下の実施例においては、HAViアーキ
テクチャのソフトウェアは、3つのアプリケーションプ
ログラムインターフェイス(以下、APIという。)す
なわち、AVOS/APIと、相互制御APIと、アプ
リケーションAPIから構成されているとみなすことが
できる。AVOS/APIは、下位のAPIであり、ス
レッド、通信、記憶等の共通のオペレーションシステム
の機能を司るものである。相互制御APIは、共通のデ
バイス制御モデルであり、基本的なレプリゼンテーショ
ンモデルを提供し、さらに各製造業者に固有のコマンド
によりその制御モデルを拡張する機能を有している。ア
プリケーションAPIは、上記のAPIであり、例えば
インタラクティブテレビジョンアプリケーション等を含
み、さらに例えばマルチメディアアンドハイパーメディ
アエキスパートグループ(MHEG)インタラクティブ
アプリケーションエンジンを備えるDAVIC/API
セットを用いることもできる。
【0035】図5にHAViアーキテクチャを用いたH
AViソフトウェアアーキテクチャ20の構造を概念的
に示す。HAViソフトウェアアーキテクチャ20は、
HAViネットワークに共通の機能を提供するいくつか
のコンポーネントから構成されている。
【0036】通信メディアマネージャ29は、基礎とな
るトランスポートネットワークから抽出されたものであ
る。
【0037】デバイスマネージャ30は、レベル1相互
制御に利用さる汎用のデバイス制御モジュール27を特
定及び生成する機能を有している。さらにデバイスマネ
ージャ30は、他のサイトからアップロードされたオー
バーライドデバイスモジュールのホストとなる。
【0038】アプリケーションプログラム層26は、ア
プリケーションとデバイスモジュールがユーザに情報を
表示するための汎用グラフィックAPIを提供する。
【0039】ストリームマネージャ31は、ホームネッ
トワークにおいて最も効率的なAVストリームの経路を
選択する。このストリームマネージャ31は、ホームネ
ットワークに接続された各機器がやりとりするAVスト
リームのフォーマットをそれぞれの機器に適合するフォ
ーマットに変換するデータフォーマットマネージャを備
えている。
【0040】メッセージマネージャ22は、ホームネッ
トワークに接続された各機器に他の機器のロケーション
を特定させ、他の機器と相互制御を行わせるための包括
的なメッセージングメカニズムをサポートする。
【0041】通信メディアマネージャ29は、HAVi
ソフトウェアアーキテクチャ20における、メディアに
基づくエンティティである。通信メディアマネージャ2
9は、HAViネットワーク内の他のHAViコンポー
ネント又はアプリケーションプログラムにアブストラク
トサービスを提供する。さらに、通信メディアマネージ
ャ29は、HAViネットワーク内の様々な機器間の実
際のデータ通信に必要な、通信メディアに応じた転送メ
カニズムを提供する。さらにまた通信メディアマネージ
ャ29は、ローカルバスリセットに応答して、後述する
GUIDリストを更新する。各物理的通信メディアは、
上述のような目的を果たすために、それぞれに通信メデ
ィアマネージャ29を備えている。
【0042】イベントマネージャ23、サービスレジス
トリ24、ストリームマネージャ31、初期化マネージ
ャ21については後述する。
【0043】図6に示すダイアグラム33aは、ローカ
ルバス9のローカルバスHAL層34を含むHAViソ
フトウェアアーキテクチャ20のデータフローダイアグ
ラムである。このダイアグラム33aにおいて、最上位
の層は、アプリケーションプログラム層26である。ア
プリケーションプログラム層26は、AV/Cコマンド
を有する機能制御モジュール層36に接続されている。
また、アプリケーションプログラム層26は、FAVの
内部に設けられており、デバイス制御モジュール27、
サービスレジストリ24ストリームマネージャ39にも
接続されている。
【0044】デバイス制御モジュール27は、イベント
マネージャ23に接続されたデバイスマネージャ30に
より制御される。イベントマネージャ23は、通信メデ
ィアマネージャ29に接続されている。ストリームマネ
ージャ39は、通信メディアマネージャ29とアプリケ
ーションプログラム層26との間に挿入されており、こ
のストリームマネージャ39により、アプリケーション
プログラム層26と通信メディアマネージャ29は、互
いにデータを送受することができる。通信メディアマネ
ージャ29は、メッセージングマネージャ22にも接続
されている。
【0045】通信メディアマネージャ29は、リンクド
ライバユニット35を介してローカルバスインターフェ
イスであるIEEE1394インターフェイス38への
インターフェイスを提供する。リンクドライバユニット
35は、ローカルバスリセットが発生したときにGUI
Dリストを更新する機能を司る。
【0046】以上のように、ローカルバスHAL層34
は、上位のアプリケーションを示し、リンクドライバユ
ニット35は、下位のアプリケーションを示している。
このダイアグラム33aについては、図8を用いて、後
にさらに詳細に説明する。
【0047】図7に示すダイアグラム40aは、通信メ
ディアマネージャ29への通信に利用できる通信チャン
ネルを示すものである。アプリケーションプログラム層
26は、通信メディアマネージャ29にアクセスしてバ
ス生成情報、GUIDリスト、スピードマップ、トポロ
ジマップ等を受け取る。
【0048】iLink転送適応モジュール(iLin
k TranspotationAdaptation
module;iLinkTAM)22bは、通信メ
ディアマネージャ29に接続し、非同期要求及び非同期
応答を行う。デジタルインターフェイスコントローラ3
9a(iLink接続適応モジュール;iLinkCA
M)は、通信メディアマネージャ29に接続し、非同期
要求、非同期応答、チャンネル割当、チャンネル解除、
帯域幅割当、帯域幅解除等を行う。ストリームマネージ
ャ39は、GUID情報を利用して、デジタルインター
フェイスコントローラ39aを介して1対1(poin
t to point:PtoP)の通信を確立する。
デバイス制御モジュール27は、アイソクロノスデータ
を用いて通信メディアマネージャ29と通信を行う。
【0049】図8に示すダイアグラム40bは、通信メ
ディアマネージャ29が他のオブジェクトに対して行う
通信の通信チャンネルを図式化したものである。通信メ
ディアマネージャ29は、イベントマネージャ23にバ
スリセットの指示を行う。通信メディアマネージャ29
は、現在ローカルバス9に接続されている機器に関する
ステータス情報を管理し、すなわち、GUIDリストが
作成された後にどの機器が追加され、また、どの機器が
取り除かれたかといった情報を管理する。通信メディア
マネージャ29は、iLinkTAM22bに対して、
GUID情報やバスリセット情報を送信し、また、非同
期受信やアイソクロノス受信を行う。通信メディアマネ
ージャ29は、同様の情報をアイソクロノスデータ送受
信モジュールとして機能するデバイス制御モジュール2
7にも供給する。現在ローカルバス9に接続中の機器に
関する情報は、デジタルインターフェイスコントローラ
39aにも供給される。
【0050】図9は、通信メディアマネージャ29とロ
ーカルバス9とを接続するIEEE1394インターフ
ェイス41と、IEEE1394シリアル通信バスを管
理するシリアルバス管理ユニット42を示す図である。
通信メディアマネージャ29は、後述するスピードマッ
プ及びトポロジマップを有し、シリアルバス管理ユニッ
ト42は、バスマネージャ43、アイソクロノスリソー
スマネージャ44、ノードコントローラ45を備えてい
る。バスマネージャ43は、マネージャコントロール/
ステータスレジスタ(control/status
registers:以下CRSという。)を有してい
る。アイソクロノスリソースマネージャ44は、バスの
マスタIDに関する情報と、アイソクロノスCRSを介
した通信に利用できるチャンネル及び帯域幅に関する情
報を有している。ノードコントローラ45は、コンフィ
ギュレーションROMと、ノードを正義するスタンダー
ドCRSを有している。
【0051】シリアルバス管理ユニット42は、IEE
E1394HALインターフェイス38と通信を行う。
トランザクション層46は、読出トランザクション、書
込トランザクション、ロックトランザクション、及びト
ラックペンディグトランザクションを実行し、また、通
信回線の混雑や通信時間の時間切れにより通信が完了し
なかった場合、ビジー/タイムアウトレジスタを用いて
再実行プロトコル(リトライプロトコル)による通信の
再実行を行う。データは、リンク層47とインターフェ
イスユニット(IEEE1394チップセット)48に
より送信される。
【0052】次に、以上説明したHAViアーキテクチ
ャが適用されたIEEE1394方式のバスにより接続
されたネットワークで、2台の機器間での1対1の接続
であるポイントトウポイント接続(以下PtoP接続と称
する)により、データ送出元機器であるプロデューサと
データ受信先機器であるコンスーマとの間を接続し、そ
の接続されたコネクションでアシンクロナス転送モード
によりデータ伝送を行う場合の処理例について説明す
る。
【0053】図10は、プロデューサとコンスーマとの
間でアシンクロナス転送モードによりデータ伝送を行う
際の伝送制御状態を示す図である。ここでは、バス9に
接続された各機器はノードと称してあり、プロデューサ
ノード51とコンスーマノード52との間のデータ伝送
を、第1のコントローラノード53が備える制御部が制
御する。第1のコントローラノード53は、プロデュー
サノード51とコンスーマノード52との間でのデータ
伝送のためのコネクションを確立させる処理を行うもの
である。
【0054】ここで本例においては、第1のコントロー
ラノード53は、プロデューサノード51とコンスーマ
ノード52との間のコネクションを張るために必要な機
能が実装されてないコントローラであるとする。このと
き、このネットワークに接続されて該当する機能(即ち
HAViでのコネクションに関する処理)が実装された
別のコントローラ(このコントローラを第2のコントロ
ーラノードと称する)60に、該当するコネクションを
張る処理の実行を依頼する。
【0055】この第1のコントローラノード53から第
2のコントローラノード60への依頼は、接続されたバ
ス9aによるコネクトリクエストとして行い、第1のコ
ントローラノード53はそのレスポンスを得る。このコ
ネクトリクエストを受信した第2のコントローラノード
60では、PtoP接続のコネクションを張るための指示
を行うAV/Cコマンドを、接続されたバス9b,9c
を介してプロデューサノード51とコンスーマノード5
2に送り、そのレスポンスを第2のコントローラノード
60が得る。なお、図10はバス9a,9b,9cによ
る伝送状態を示した図であり、図1〜図3などで既に説
明したように、各ノード間のバスの物理的な接続構成
は、必ずしも図10に示すような状態になっているもの
ではない。
【0056】第1のコントローラノード53からの依頼
によりコネクション確立処理を行った第2のコントロー
ラノード60は、その処理結果に関するデータを、第1
のコントローラノード53に伝送する。
【0057】コネクション確立を依頼された第2のコン
トローラノード60での処理状態は、例えば図11に示
すように、このノードに実装されたアプリケーション6
1が、コネクションに関する制御部であるデバイスコン
トロールモジュール(DCM)62に、アシンクロナス
転送モードでのデータ伝送のためのPtoP接続の管理を
実行させる。このデバイスコントロールモジュール62
への指示は、HAViメッセージングを使用する。ここ
で、このデバイスコントロールモジュール62は、第1
のコントローラノード53に対応したデバイスコントロ
ールモジュールとして機能させる。
【0058】PtoP接続の管理指示を受け取ったデバイ
スコントロールモジュール62は、要求された命令を実
行するためのAV/Cコマンドを発行し、そのAV/C
コマンドを通信メディアマネージャ63に送り、通信メ
ディアマネージャ63はIEEE1394方式のバスに
送出するためのパケットデータとして、そのパケットデ
ータをバス9に送出する指示を行う。
【0059】このときコントローラノードにより実行さ
れるPtoP接続の管理処理としては、アシンクロナス転
送モードでのデータ伝送のためのコネクションでは、始
めに「コネクト」と称される処理で、送信元・受信先の
リソースを確保する作業を行って、伝送路を確立する。
この伝送路の確立が行われると、プロデューサノードと
コンスーマノードとの間で必要なデータ伝送が行われ
る。データ伝送が終了した後は、必要に応じてコントロ
ーラノードが接続を切断する「ディスコネクト」と称さ
れる処理で、プロデューサとコンスーマのリソースを解
放し、コネクションを切断する作業を行う。
【0060】デバイスコントロールモジュール62で実
行される処理の一例を示すと、コネクションを張る「コ
ネクト」処理では、以下の指令を送る。 ここでの各パラメータについて説明すると、producerGu
idは、伝送元であるプロデューサのノードユニークID
であり、consumerGuidは、受信先であるコンスーマのノ
ードユニークIDであり、producerPlugは、伝送に用い
られるプロデューサのプラグ番号であり、producerPort
は、伝送に用いられるプロデューサのポート番号であ
り、consumerPlugは、伝送に用いられるコンスーマのプ
ラグ番号であり、consumerPortは、伝送に用いられるコ
ンスーマのポート番号である。また、コネクションを張
った相手のノードの状態であるステータスのデータとし
ては、例えば、接続が成功したことを示すデータと、接
続不可能であることを示すデータと、一時的に接続でき
ない状態であることを示すデータの3種類が用意されて
いる。
【0061】また、コネクションを切断する「ディスコ
ネクト」処理では、以下の指令を送る。 ここでの各パラメータについて説明すると、producerGu
idは、伝送元であるプロデューサのノードユニークID
であり、consumerGuidは、受信先であるコンスーマのノ
ードユニークIDであり、producerPlugは、伝送に用い
ていたプロデューサのプラグ番号であり、producerPort
は、伝送に用いていたプロデューサのポート番号であ
り、consumerPlugは、伝送に用いていたコンスーマのプ
ラグ番号であり、consumerPortは、伝送に用いていたコ
ンスーマのポート番号である。また、コネクションを張
った相手のノードの状態であるステータスのデータとし
ては、例えば、接続切断が成功したことを示すデータ
と、接続されたままであることを示すデータと、現在接
続を切断出来ない状態であることを示すデータの3種類
が用意されている。
【0062】図12は、コントローラの制御で、バスで
接続されたプロデューサ及びコンスーマに対して、AV
/Cコマンドの伝送で、コネクト処理とディスコネクト
処理が行われる状態を示す図である。まずコネクト処理
時には、コントローラからコンスーマに対して、アロケ
ートコマンド(ALLOCATE)を送り(ステップ101)、
そのレスポンスを得る。次に、コンスーマからプロデュ
ーサに対して、アロケート/アタッチコマンド(ALLOCA
TE/ATTACH )を送り(ステップ102)、そのレスポン
スを得る。さらに次に、コントローラからコンスーマに
対して、アタッチコマンド(ATTACH)を送り(ステップ
103)、そのレスポンスを得て、コネクト処理を完了
する。
【0063】次に、ディスコネクト処理時には、コント
ローラからコンスーマに対して、デタッチコマンド(DE
TACH)を送り(ステップ104)、そのレスポンスを得
る。次に、コンスーマからプロデューサに対して、デタ
ッチ/リリースコマンド(DETACH/RELEASE)を送り(ス
テップ105)、そのレスポンスを得る。さらに次に、
コントローラからコンスーマに対して、リリースコマン
ド(RELEASE )を送り(ステップ106)、そのレスポ
ンスを得て、コネクト処理を完了する。本例の場合に
は、コネクト処理時及びディスコネクト処理時にこのよ
うなAV/Cコマンドを発行するコントローラが、第2
のコントローラノード60になる。
【0064】次に、コネクト処理でPtoP接続が行われ
たプロデューサノードとコンスーマノードとの間でのデ
ータ伝送状態の一例を、図13を参照して説明する。こ
こでは、プロデューサ側のバッファに、3つのセグメン
ト(セグメント1,2,3)に分割された伝送データが
用意され、相手からの要求を受信するレジスタがそれぞ
れのノードに用意されている。まず、コンスーマはプロ
デューサに対して、ロックトランザクションでセグメン
トの伝送を要求する(ステップ111)。この要求を受
信したプロデューサは、ライトトランザクションで、セ
グメント1のデータを伝送する(ステップ112)。そ
してセグメント1のデータの伝送が完了すると、プロデ
ューサはラストトランザクションでセグメント送信完了
を伝える(ステップ113)。
【0065】以下、同様にして用意されたセグメントデ
ータの伝送が終了するまで、コンスーマからのロックト
ランザクション(ステップ114,117)と、プロデ
ューサからのライトトランザクション(ステップ11
5,118)及びラストトランザクション(ステップ1
16,119)が実行される。但し、最後のラストトラ
ンザクション(ステップ119)では、フレーム送信完
了が伝えられる。
【0066】このようにして、ネットワークに接続され
て本来2台の機器間のデータ伝送のコントローラとして
機能する必要のある機器が、そのデータ伝送のために必
要なコネクション確立処理機能が実装されてない場合
に、このネットワークに接続された他の機器に実装され
た機能を利用して、コネクションを確立させる処理が実
行され、アシンクロナス転送モードによるデータ伝送が
可能になる。従って、ネットワークには少なくとも1台
の機器だけに、コネクション確立に必要な機能を実装し
ておけば、その実装された機能をネットワーク内の全て
の機器が共用して使用できるようになり、ネットワーク
を構成する各機器の負担をそれだけ少なくすることがで
きる。
【0067】また、コネクション確立の要求を行った第
1のコントローラノード53には、第2のコントローラ
ノード60から、コネクションの設定状態に関するデー
タを伝送させるようにしたので、第1のコントローラノ
ード53でコネクション設定状態を判断でき、第1のコ
ントローラノード53が直接コネクションの設定管理を
行った場合と同様の判断や管理処理が行える。
【0068】なお、上述した説明では、コントローラが
管理する機能の内のコネクション確立の管理だけを、他
のコントローラに実行させるようにしたが、その他のコ
ントローラが実行する機能を、他のコントローラに依頼
しても良い。即ち、ここでのコントローラの機能として
は、コネクションを確立させるために必要な機能と、送
信するAV/Cコマンドの内容に関する機能と、プロデ
ューサとコンスーマとの機器情報の管理機能と、ノード
IDの管理機能と、ステータスの管理機能と、バスリセ
ット時のコネクション管理機能などがあり、これらの各
種管理可能を、同様に他のコントローラに依頼するよう
にしても良い。特に、ネットワーク構成に変化があった
とき発生するバスリセット時のコネクション管理機能に
ついては、2台の機器間でのデータ伝送が行われている
間にバスリセットが発生したときに対処できるように、
コネクション管理を実行している機器が実行するのが好
ましい。
【0069】また、上述した実施の形態においては、コ
ネクションの設定管理を実行できないコントローラが、
該当する機能を実装した別のコントローラにコネクショ
ン管理を依頼するようにしたが、コネクションの設定管
理を実行できないコントローラがあるとき、該当する機
能を実装した別の機器から、その機能に関するデータを
伝送させて、該当する機能が実装されるコントローラと
して作動するようにしても良い。即ち、ネットワーク上
の他の機器から、例えばアシンクロナス転送モードのコ
ネクションに関する機能を実現するデータ(HAVi b
ytecode )を、自機のデバイスコントロールモジュール
にダウンロードさせて、この機器をコネクション設定が
可能なコントローラとして機能するようにしても良い。
【0070】また、ここまで説明した実施の形態では、
IEEE1394方式のバスで接続されたHAViネッ
トワークに適用した場合について説明したが、その他の
ネットワーク構成の機器間で同様のデータ伝送を行う場
合にも適用できるものである。
【0071】
【発明の効果】請求項1に記載した伝送方法によりネッ
トワーク内でのデータ伝送のためのコネクション管理を
実行することで、直接的に送出元機器と受信先機器との
間でのデータ伝送を制御する機器が、コネクション管理
を実行できない場合でも、ネットワーク内に存在する他
の機器で、該当するコネクション管理を実行させること
が可能になり、ネットワーク内の通信制御を行う全ての
機器がコネクション管理機能を備える必要がなくなり、
それだけネットワーク構成や各機器の構成を簡略化する
ことが可能になる。
【0072】請求項2に記載した伝送方法によると、請
求項1に記載した発明において、第1の機器が依頼する
コネクション管理は、少なくとも送出元機器と受信先機
器とのコネクションを張る処理と、その張られたコネク
ションを切断する処理を含むようにしたことで、コネク
ションを張ってデータ伝送を行った後に、そのコネクシ
ョンを切断するまでの一連の伝送制御が可能になる。
【0073】請求項3に記載した伝送方法によると、請
求項1に記載した発明において、依頼に基づいて実行さ
れたコネクション管理の結果を、そのコネクション管理
を実行した第2の機器から第1の機器に、ネットワーク
を介して通知するようにしたことで、コネクション管理
を依頼した第1の機器側で、伝送制御状態を把握できる
ようになり、良好に伝送制御が行える。
【0074】請求項4に記載した伝送システムによる
と、第1の機器で、送出元機器と受信先機器との間での
データ伝送を制御する場合に、コネクション管理が第2
の機器で実行されるようになり、該当するコネクション
を管理する機能がない機器がネットワークに接続された
場合でも、その機器での指令に基づいたコネクション管
理が行え、ネットワーク内でのデータ伝送のための制御
の自由度が向上する。
【0075】請求項5に記載した伝送システムによる
と、請求項4に記載した発明において、第2の機器の制
御部が実行するコネクション管理は、少なくとも送出元
機器と受信先機器とのコネクションを張る処理と、その
張られたコネクションを切断する処理を含むようにした
ことで、コネクションを張ってデータ伝送を行った後
に、そのコネクションを切断するまでの一連の伝送制御
が可能になる。
【0076】請求項6に記載した伝送制御装置による
と、ネットワーク上の他の機器からのコネクション設定
依頼を受信すると、この機器がコネクション管理を実行
できるようになり、この機器をネットワークに接続する
ことで、ネットワーク内のどの機器間でのデータ伝送の
ためのコネクション管理についても実行できるようにな
る。
【0077】請求項7に記載した伝送制御装置による
と、請求項6に記載した発明において、コネクション管
理部での管理結果を、他の機器に伝送する送信部を備え
たことで、コネクション設定依頼を発した機器側で、ネ
ットワーク上でのコネクション設定状況を把握できるよ
うになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】HAViネットワークの物理的なポート間の接
続状態の例を示す説明図である。
【図2】図1に示すHAViネットワークのローカルバ
スに対する論理的な接続状態を示す説明図である。
【図3】図1に示すHAViネットワークにおいて、1
つの機器と他の全ての機器との論理的な接続状態を示す
説明図である。
【図4】バスに接続される機器例としてのIRD(セッ
トトップボックス)の内部構成を示すブロック図であ
る。
【図5】HAViネットワーク上のノードが利用可能な
サービスを示す説明図である。
【図6】HAViソフトウェアアーキテクチャ内の通信
経路を示す説明図である。
【図7】通信メディアマネージャへのデータの流れを示
すブロック図である。
【図8】通信メディアマネージャからのデータの流れを
示すブロック図である。
【図9】通信メディアマネージャとバスインターフェー
スのブロック図である。
【図10】本発明の一実施の形態による伝送制御状態を
示す説明図である。
【図11】図10における第2のコントローラノードで
の処理状態を示すブロック図である。
【図12】本発明の一実施の形態によるコネクション管
理例を示す説明図である。
【図13】本発明の一実施の形態によるデータ伝送例を
示す説明図である。
【符号の説明】
9…IEEE1394方式のバスライン、51…プロデ
ューサノード、52…コンスーマノード、53…第1の
コントローラノード、60…第2のコントローラノー
ド、61…アプリケーション処理部、62…デバイス制
御モジュール(DCM)、63…通信メディアマネージ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/173 630 H04L 11/00 310D Fターム(参考) 5B077 NN02 5C064 BA01 BB05 BC10 BC16 BC20 BD02 BD07 BD08 5K032 CC01 CC05 DA01 EA07 EC01 5K033 CB01 CB06 DA01 EA07 EC01

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送出元機器から所定のネットワークを介
    して受信先機器にデータを伝送する伝送方法において、 上記送出元機器と上記受信先機器との間のデータ伝送の
    ためのコネクション管理を行う第1の機器が、該当する
    コネクション管理機能を実装してない場合に、上記ネッ
    トワークに接続されて上記コネクション管理機能を実装
    している第2の機器に、上記コネクション管理の実行を
    依頼するようにした、 伝送方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の伝送方法において、 上記第1の機器が依頼するコネクション管理は、少なく
    とも送出元機器と受信先機器とのコネクションを張る処
    理と、その張られたコネクションを切断する処理を含む
    ようにした、伝送方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の伝送方法において、 上記依頼に基づいて実行されたコネクション管理の結果
    を、上記第2の機器から上記第1の機器に、上記ネット
    ワークを介して通知するようにした伝送方法。
  4. 【請求項4】 所定のネットワークに接続された送出元
    機器から、上記ネットワークに接続された受信先機器に
    データを伝送する伝送システムにおいて、 上記送出元機器又は上記受信先機器からのデータ伝送の
    指示を受信したとき、データ伝送のための上記ネットワ
    ーク上でのコネクション管理を他の機器に依頼する制御
    部を有する第1の機器と、 上記第1の機器からの依頼に基づいて、上記データ伝送
    のためのコネクション管理を実行する制御部を有する第
    2の機器とを備えた、 伝送システム。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の伝送システムにおいて、 上記第2の機器の制御部が実行するコネクション管理
    は、少なくとも送出元機器と受信先機器とのコネクショ
    ンを張る処理と、その張られたコネクションを切断する
    処理を含むようにした、 伝送システム。
  6. 【請求項6】 所定のネットワークに接続されて、その
    ネットワーク上でのデータ伝送の制御を行う伝送制御装
    置において、 上記ネットワーク上での他の機器からのコネクション設
    定依頼を受信する受信部と、 上記受信部が受信した依頼に基づいて、所定の機器間の
    コネクション管理を実行するコネクション管理部とを備
    えた、 伝送制御装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の伝送制御装置において、 上記コネクション管理部での管理結果を、上記他の機器
    に伝送する送信部を備えた、 伝送制御装置。
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