JP2010061306A - 情報処理装置、コンテンツ管理サーバ、情報処理方法、接続管理方法および情報処理システム - Google Patents
情報処理装置、コンテンツ管理サーバ、情報処理方法、接続管理方法および情報処理システム Download PDFInfo
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Abstract
【課題】コンテンツの管理および提供を行うコンテンツ管理サーバと、コンテンツの再生を行うレンダラー装置との間でエラーが生じた場合に、コンテンツ管理サーバに対してエラーへの対応を自動的に要求すること。
【解決手段】コンテンツ管理サーバとレンダラー装置との間で、コンテンツデータのやり取りを行う際に、エラーが生じた場合に、レンダラー装置と通信可能な情報処理装置では、レンダラー装置から受信するエラー情報ではエラーの原因を特定できないことがある。そのため、本発明に係る情報処理装置に対して、レンダラー装置との間で生じたエラーを改善するようにコンテンツ管理サーバに対して要求するエラー改善要求部を設けた。
【選択図】図1
【解決手段】コンテンツ管理サーバとレンダラー装置との間で、コンテンツデータのやり取りを行う際に、エラーが生じた場合に、レンダラー装置と通信可能な情報処理装置では、レンダラー装置から受信するエラー情報ではエラーの原因を特定できないことがある。そのため、本発明に係る情報処理装置に対して、レンダラー装置との間で生じたエラーを改善するようにコンテンツ管理サーバに対して要求するエラー改善要求部を設けた。
【選択図】図1
Description
本発明は、情報処理装置、コンテンツ管理サーバ、情報処理方法、接続管理方法および情報処理システムに関する。
昨今のデータ通信ネットワークの普及に伴い、家庭内においても、家電製品やコンピュータやその他の周辺機器を直接接続したりネットワーク接続したりして、各機器間での通信を可能とする、いわゆるホームネットワークが浸透しつつある。ホームネットワークでは、ネットワーク接続機器間で通信を行うことにより、各機器のデータ処理機能を共有したり、機器間でコンテンツの送受信を行ったりなど、ユーザに利便性や快適性を提供するものであり、今後、ますますの普及が予想される。
例えば、以下に示す特許文献1に記載のシステムでは、サーバ−クライアント機器間でコンテンツを共有した上で、クライアント機器がサーバからコンテンツを取得して再生することが行われる。
ここで、上記特許文献1に示したようなシステムが、(1)コンテンツを管理しており、ネットワーク経由でコンテンツを他の装置に転送することにより、コンテンツの他の装置での再生を可能とするコンテンツ管理サーバ、(2)コンテンツ管理サーバからネットワーク経由でコンテンツの転送を受け、コンテンツの再生を行うレンダラー装置、(3)レンダラー装置に対して、コンテンツ管理サーバのどのコンテンツを再生させるかを通知し、レンダラー装置におけるコンテンツの再生制御などを行うコントローラ、の3種類の装置から構成される場合を考える。
このような状況において、コンテンツ管理サーバとレンダラー装置との間で何らかのエラーが生じて、コントローラに対してレンダラー装置からエラー通知が送信された場合を考える。この際、このようなシステムのユーザは、エラーを通知した機器の設置場所を特定し、該当する機器に対して、エラー改善のための処理を実施するために、機器の設置場所まで赴く必要がある。そのため、エラー原因の改善のために、ユーザに対して過度の負担が生じる場合があるという問題があった。
そこで、本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的は、コンテンツの管理および提供を行うコンテンツ管理サーバと、コンテンツの再生を行うレンダラー装置との間でエラーが生じた場合に、コンテンツ管理サーバに対してエラーへの対応を自動的に要求することが可能な、新規かつ改良された情報処理装置、コンテンツ管理サーバ、情報処理方法、接続管理方法および情報処理システムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、コンテンツに対応するコンテンツデータおよび当該コンテンツデータの属性情報を管理するコンテンツ管理サーバから、当該コンテンツ管理サーバを識別するためのサーバ識別情報および前記コンテンツデータの一覧を含むサーバ情報を取得する、サーバ情報取得部と、前記コンテンツ管理サーバから前記コンテンツデータを取得して再生するレンダラー装置から、当該レンダラー装置を識別するためのレンダラー識別情報を含むレンダラー情報を取得する、レンダラー情報取得部と、前記コンテンツデータの一覧の中から選択されたコンテンツデータを再生させる前記レンダラー装置を特定し、特定された前記レンダラー装置に対して選択された前記コンテンツデータの取得および再生を要請するレンダラー制御部と、前記特定されたレンダラー装置が前記コンテンツ管理サーバから前記選択されたコンテンツデータを取得する際にエラーが生じ、前記コンテンツ管理サーバと前記特定されたレンダラー装置との間で生じたエラーの詳細が記載されたエラー情報が前記特定されたレンダラー装置から通知された場合に、前記コンテンツ管理サーバに対して、前記特定されたレンダラー装置との間で生じたエラーを改善するように要求するエラー改善要求部と、を備える情報処理装置が提供される。
かかる構成によれば、サーバ情報取得部は、コンテンツに対応するコンテンツデータおよび当該コンテンツデータの属性情報を管理するコンテンツ管理サーバから、当該コンテンツ管理サーバを識別するためのサーバ識別情報およびコンテンツデータの一覧を含むサーバ情報を取得し、レンダラー情報取得部は、コンテンツ管理サーバからコンテンツデータを取得して再生するレンダラー装置から、当該レンダラー装置を識別するためのレンダラー識別情報を含むレンダラー情報を取得し、レンダラー制御部は、コンテンツデータの一覧の中から選択されたコンテンツデータを再生させるレンダラー装置を特定し、特定されたレンダラー装置に対して選択されたコンテンツデータの取得および再生を要請する。また、エラー改善要求部は、特定されたレンダラー装置がコンテンツ管理サーバから選択されたコンテンツデータを取得する際にエラーが生じ、コンテンツ管理サーバと特定されたレンダラー装置との間で生じたエラーの詳細が記載されたエラー情報が特定されたレンダラー装置から通知された場合に、コンテンツ管理サーバに対して、特定されたレンダラー装置との間で生じたエラーを改善するように要求する。
前記コンテンツ管理サーバと前記レンダラー装置との間で発生しうるエラーの詳細な説明と、当該エラーに対する対応策とが記載されたエラー原因・対応策情報が記録された記憶部を更に備え、前記エラー改善要求部は、前記エラー原因・対応策情報を参照して、前記エラー情報に記載されている前記エラー通知の詳細な内容を特定し、前記コンテンツ管理サーバに対して前記エラーの改善を要求してもよい。
前記情報処理装置は、前記特定されたレンダラー装置が前記コンテンツ管理サーバから前記選択されたコンテンツデータを取得する際にエラーが生じ、前記レンダラー装置から、当該レンダラー装置との通信に用いられるプロトコルで定義されたエラーコードが通知された場合に、前記コンテンツ管理サーバに対して、前記特定されたレンダラー装置との間で生じたエラーの原因を問い合わせるエラー問合せ部を更に備えてもよい。
前記エラー問合わせ部は、前記コンテンツ管理サーバと前記特定されたレンダラー装置との間で生じたエラーの詳細な原因が記載されたエラー情報が、前記コンテンツ管理サーバから通知された場合に、前記コンテンツ管理サーバと前記レンダラー装置との間で発生しうるエラーの詳細な説明と、当該エラーに対する対応策とが記載されたエラー原因・対応策情報を参照して、前記エラー情報に記載されている前記エラー通知の詳細な内容を特定し、前記コンテンツ管理サーバに対して前記エラー改善の改善を要求してもよい。
上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、外部に接続された情報処理装置および当該情報処理装置によってコンテンツの再生装置として特定されたレンダラー装置に対して、管理しているコンテンツに関するコンテンツの属性情報または前記コンテンツに対応するコンテンツデータの少なくともいずれか一方を含むコンテンツ情報を提供するコンテンツ情報提供部と、前記レンダラー装置との間で接続に関するエラーが生じた場合に、前記情報処理装置から送信された、前記レンダラー装置との間に生じた前記エラーの改善要求を受信して、前記レンダラー装置との間に生じたエラーの改善処理を行うエラー改善処理部と、を備えるコンテンツ管理サーバが提供される。
前記コンテンツ管理サーバと前記レンダラー装置との間で発生しうるエラーの詳細な説明と、当該エラーに対する対応策とが記載されたエラー原因・対応策情報が記録された記憶部を更に備え、前記エラー改善処理部は、前記エラー原因・対応策情報を参照して、前記エラーの改善要求に記載されている前記エラーに対する対応策を特定し、エラーの改善処理を行ってもよい。
前記情報処理装置から送信された、前記レンダラー装置との間に生じた前記エラーの詳細を問い合わせる問合せ要請を受信した場合に、前記レンダラー装置との間に生じた前記エラーの詳細を解析し、解析結果を前記情報処理装置へと通知するエラー解析部を更に備えてもよい。
前記問合せ要請には、前記エラーが生じた前記レンダラー装置に割り当てられたMACアドレスに関する情報が記載されており、前記エラー解析部は、前記MACアドレスに関する情報に基づいて、前記レンダラー装置との間に生じた前記エラーの詳細を解析してもよい。
上記課題を解決するために、本発明の更に別の観点によれば、コンテンツに対応するコンテンツデータおよび当該コンテンツデータの属性情報を管理するコンテンツ管理サーバから、当該コンテンツ管理サーバを識別するためのサーバ識別情報および前記コンテンツデータの一覧を含むサーバ情報を取得する、サーバ情報取得ステップと、前記コンテンツ管理サーバから前記コンテンツデータを取得して再生するレンダラー装置から、当該レンダラー装置を識別するためのレンダラー識別情報を含むレンダラー情報を取得する、レンダラー情報取得ステップと、前記コンテンツデータの一覧の中から選択されたコンテンツデータを再生させる前記レンダラー装置を特定し、特定された前記レンダラー装置に対して選択された前記コンテンツデータの取得および再生を要請するレンダラー制御ステップと、前記特定されたレンダラー装置が前記コンテンツ管理サーバから前記選択されたコンテンツデータを取得する際にエラーが生じ、前記コンテンツ管理サーバと前記特定されたレンダラー装置との間で生じたエラーの詳細が記載されたエラー情報が前記特定されたレンダラー装置から通知された場合に、前記コンテンツ管理サーバに対して、前記特定されたレンダラー装置との間で生じたエラーを改善するように要求するエラー改善要求ステップと、を含む情報処理方法が提供される。
上記課題を解決するために、本発明の更に別の観点によれば、外部に接続された情報処理装置に対して、管理しているコンテンツに関するコンテンツの属性情報を少なくとも含むコンテンツ情報を提供するコンテンツ情報提供ステップと、前記情報処理装置によってコンテンツの再生装置として特定されたレンダラー装置に対して、管理しているコンテンツに対応するコンテンツデータを少なくとも含むコンテンツ情報を提供するコンテンツ情報提供ステップと、前記レンダラー装置との間で接続に関するエラーが生じた場合に、前記情報処理装置から送信された、前記レンダラー装置との間に生じた前記エラーの改善要求を受信して、前記レンダラー装置との間に生じたエラーの改善処理を行うエラー改善処理ステップと、を含む接続管理方法が提供される。
上記課題を解決するために、本発明の更に別の観点によれば、コンテンツに対応するコンテンツデータおよび当該コンテンツデータの属性情報を管理するコンテンツ管理サーバから、当該コンテンツ管理サーバを識別するためのサーバ識別情報および前記コンテンツデータの一覧を含むサーバ情報を取得する、サーバ情報取得部と、前記コンテンツ管理サーバから前記コンテンツデータを取得して再生するレンダラー装置から、当該レンダラー装置を識別するためのレンダラー識別情報を含むレンダラー情報を取得する、レンダラー情報取得部と、前記コンテンツデータの一覧の中から選択されたコンテンツデータを再生させる前記レンダラー装置を特定し、特定された前記レンダラー装置に対して選択された前記コンテンツデータの取得および再生を要請するレンダラー制御部と、前記特定されたレンダラー装置が前記コンテンツ管理サーバから前記選択されたコンテンツデータを取得する際にエラーが生じ、前記コンテンツ管理サーバと前記特定されたレンダラー装置との間で生じたエラーの詳細が記載されたエラー情報が前記特定されたレンダラー装置から通知された場合に、前記コンテンツ管理サーバに対して、前記特定されたレンダラー装置との間で生じたエラーを改善するように要求するエラー改善要求部と、を備える情報処理装置と、前記情報処理装置および前記レンダラー装置に対して、管理しているコンテンツに関するコンテンツの属性情報または前記コンテンツに対応するコンテンツデータの少なくともいずれか一方を含むコンテンツ情報を提供するコンテンツ情報提供部と、前記レンダラー装置との間で接続に関するエラーが生じた場合に、前記情報処理装置から送信された、前記レンダラー装置との間に生じた前記エラーの改善要求を受信して、前記レンダラー装置との間に生じたエラーの改善処理を行うエラー改善処理部と、を備えるコンテンツ管理サーバと、前記情報処理装置によって指定された前記コンテンツに対応する前記コンテンツデータを、前記コンテンツ管理サーバから取得して再生するとともに、前記コンテンツデータの取得に際して前記コンテンツ管理サーバとの間でエラーが生じた場合に、生じた前記エラーの詳細が記載されたエラー情報を前記情報処理装置へと送信するレンダラー装置と、を含む情報処理システムが提供される。
本発明によれば、コンテンツの管理および提供を行うコンテンツ管理サーバと、コンテンツの再生を行うレンダラー装置との間でエラーが生じた場合に、コンテンツ管理サーバに対してエラーへの対応を自動的に要求することが可能である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
なお、説明は、以下の順序で行うものとする。
(1)コンテンツ共有システムに関する説明
(2)第1の実施形態
(2−1)情報処理システムについて
(2−2)情報処理装置の構成について
(2−3)コンテンツ管理サーバの構成について
(2−4)レンダラー装置の構成について
(2−5)情報処理方法および接続管理方法について
(3)本発明の各実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成について
(4)まとめ
(1)コンテンツ共有システムに関する説明
(2)第1の実施形態
(2−1)情報処理システムについて
(2−2)情報処理装置の構成について
(2−3)コンテンツ管理サーバの構成について
(2−4)レンダラー装置の構成について
(2−5)情報処理方法および接続管理方法について
(3)本発明の各実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成について
(4)まとめ
(コンテンツ共有システムに関する説明)
まず、本発明の各実施形態に係る情報処理システムおよび情報処理装置について説明するに先立ち、本発明の各実施形態に係る情報処理システムを実現する上で基盤を成す技術的事項について詳細に説明する。なお、本発明の各実施形態は、以下に記載する基盤技術の上に改良を加えることにより、より顕著な効果を得ることができるように構成されたものである。従って、その改良に係る技術こそが本実施形態の特徴を成す部分である。つまり、本実施形態は、ここで述べる技術的事項の基礎概念を踏襲するが、その本質はむしろ改良部分に集約されており、その構成が明確に相違すると共に、その効果において基盤技術とは一線を画するものであることに注意されたい。
まず、本発明の各実施形態に係る情報処理システムおよび情報処理装置について説明するに先立ち、本発明の各実施形態に係る情報処理システムを実現する上で基盤を成す技術的事項について詳細に説明する。なお、本発明の各実施形態は、以下に記載する基盤技術の上に改良を加えることにより、より顕著な効果を得ることができるように構成されたものである。従って、その改良に係る技術こそが本実施形態の特徴を成す部分である。つまり、本実施形態は、ここで述べる技術的事項の基礎概念を踏襲するが、その本質はむしろ改良部分に集約されており、その構成が明確に相違すると共に、その効果において基盤技術とは一線を画するものであることに注意されたい。
以下では、基盤技術として、現在提案されているホームネットワーク上におけるコンテンツの共有方法および再生方法について、図13〜図17を参照しながら、詳細に説明する。図13〜図17は、ホームネットワーク上におけるコンテンツの共有方法および再生方法について説明するための説明図である。
現在、AV機器、パーソナルコンピュータ、モバイル機器等を用いてホームネットワークを構築する際の規格として、DLNA(Digital Living Network Alliance)がある。
このDLNAのガイドラインでは、写真・音楽・ビデオといったコンテンツを、デジタルメディアサーバ(Digital Media Server:DMS)1001と呼ばれる機器に格納し、コンテンツディレクトリ(Content Directory Service:CDS)と呼ばれる、フォルダ階層を持った構造でコンテンツ一覧を管理する。CDS内の各コンテンツには、一意に識別するためのID値とコンテンツの詳細情報であるメタデータおよびコンテンツデータの取得先を示すURLが与えられている。CDSは、ホームネットワーク1003上の他の機器に公開され、コンテンツ再生をするクライアント機器は、DMS上のCDSを辿ってコンテンツを選択し、URLで示されるコンテンツデータをデジタルメディアサーバ1001から取得し、再生を行う。ここで、DMS1001とクライアント機器との間の通信(例えば、一覧取得、コンテンツデータ取得等の相互間通信)に用いられるプロトコルには、HTTPが用いられる。
また、DLNAガイドラインでは、自らは能動的にコンテンツ一覧を辿らず、他の機器から指定されたコンテンツの再生だけを専門に行うレンダラー(Digital Media Renderer:DMR)と呼ばれる機器1005を規定している。DMR1005は、再生対象となるコンテンツのURLが通知されると、そのURLで示される先のコンテンツデータをHTTPを使って取得し、再生を行う。DMR1005に対して、コンテンツの指定や再生・停止・シークといった操作を行う機器をコントローラ(Digital Media Controller:DMC)1007と呼ぶ。DMC1007は、一般にDMS1001上のCDSを辿ってコンテンツを選択する機能を持つ。図13に示したような、DMS・DMC・DMRで構成されるコンテンツ共有・再生の通信モデルは、3−Boxモデルと呼ばれる。
なお、上記のDMS・DMC・DMRといった機器は、それぞれが持つ機能に基づいて分類された概念上の機器であるため、物理的なハードウェアと一対一に対応していなくてもよい。また、機器間の通信は、IPv4をベースとし、その上に組み立てられるプロトコル(例えば、TCP・UDPやHTTP・SOAPなど)で行われるため、各機器を実装するハードウェアは、インターネットプロトコル(Internet Protocol:IP)を扱うことができる通信機能(典型的には、イーサネットや無線LANなど)を有することが前提となる。
ここで、図14〜図17を参照しながら、1台のDMSおよびDMCと、2台のDMRとからなるシステムにおける各機器の動作について、簡単に説明する。
まず、DMC1007は、ネットワーク1003上に接続したDMS1001の検出を行う(ステップS1)。DMC1007は、通信制御部(図示せず。)を経由して、ネットワーク1003上にサーバ発見のプロトコルをブロードキャストする。このようなサーバ発見のプロトコルとして、DLNAでは、SSDP(Simple Service Discovery Protocol)を用いる。
DMS1001は、ネットワーク1003上に流れたサーバ発見プロトコルを取得するとともに、サーバ識別情報を含む応答パケットを作成して、通信制御部(図示せず。)を経由してDMC1007に返信する(ステップS2)。
次に、DMC1007の通信制御部(図示せず。)は、DMS1001からサーバ発見要求に対する応答を取得して、応答中に含まれるDMS1001のサーバ識別情報を、記憶部(図示せず。)に保存するとともに、応答のあったDMS1001に関する一覧であるサーバリストを作成する(ステップS3)。
DMC1007は、ネットワーク1003上に接続したDMR1005の検出を行う(ステップS4)。DMC1007は、未図示の通信制御部を経由して、ネットワーク1003上に、レンダラー装置発見のプロトコルをブロードキャストする。
それぞれのDMR1005の通信制御部(図示せず。)は、ネットワーク1003上に流れたレンダラー装置発見プロトコルを取得するとともに、レンダラー識別情報を含む応答パケットを作成して、通信制御部(図示せず。)を経由してDMC1007に返信する(ステップS5、S6)。
DMC1007は、それぞれのDMR1005からレンダラー装置発見プロトコルに対する応答を取得して、応答中に含まれるそれぞれのDMR1005のレンダラー識別情報を記憶部(図示せず。)に記録するとともに、応答のあったDMR1005に関する一覧であるレンダラーリストを作成する(ステップS7)。
以上のステップS1〜ステップS7により、DMC1007は、ネットワーク1003を介して接続されたDMS1001、DMR1005の存在を把握している状態となる。なお、このステップS1〜ステップS7は、例えばDMC1007の電源ONに伴い自動的に実行される処理である。
あるタイミングで、DMC1007のユーザが、操作部(図示せず。)を操作して、DMS1001上の映像コンテンツの一覧表示を指示する(ステップS8)。そうすると、DMC1007は、操作部(図示せず。)から伝送された信号に基づいて、DMS1001上の映像フォルダ一覧を取得する要求を、DMS1001に送信する(ステップS9)。このフォルダ一覧を取得する要求として、DLNAでは、SOAP(Simple Object Acceess Protocol)を用い、特に「CDS:Browse」というコマンドにより、映像コンテンツの属性情報の取得を試みる。
DMS1001の通信制御部(図示せず。)は、DMC1007から送信された映像フォルダ一覧を取得する要求を取得する。DMS1001においては、多数の映像コンテンツが存在し、映像コンテンツがフォルダに分類されて保管されている。DMS1001は、映像コンテンツに関する映像属性情報から、DMS1001が管理している映像コンテンツのフォルダ情報を取得して、DMC1007に返信する(ステップS10)。
DMC1007は、DMS1001から送信された映像フォルダ一覧取得応答を受信し、映像フォルダの名前などを映像フォルダ一覧として作成して(ステップS11)、表示部(図示せず。)に表示する。DMC1007のユーザは、表示された映像フォルダ一覧を見ながら、操作部(図示せず。)を操作して見たい映像フォルダを選択する。また、選択した映像フォルダの下に更にフォルダがある場合には、DMC1007は、上記ステップS9〜ステップS11を繰り返す。
次に、DMC1007は、操作部(図示せず。)により生成された所定の信号に基づいて、DMS1001上の映像コンテンツの一覧を取得する要求を生成し、DMS1001に送信する(ステップS12)。
DMS1001は、DMC1007から送信された映像コンテンツ一覧を取得する要求を受信すると、映像属性情報の中からDMS1001が管理している映像コンテンツの属性情報を取得して、DMC1007に返信する(ステップS13)。
DMC1007は、DMS1001から送信された映像コンテンツ一覧取得応答を受信し、映像コンテンツのタイトルなどを映像コンテンツ一覧として作成して(ステップS14)、表示部(図示せず。)に表示する。DMC1007のユーザは、表示された映像コンテンツ一覧を見ながら、操作部(図示せず。)を操作して見たい映像コンテンツを選択する。大量のコンテンツが存在して一度に全てのコンテンツの情報を取得できなかった場合には、DMC1007は、上記ステップS12〜ステップS14を繰り返す。
その後、DMC1007のユーザは、操作部(図示せず。)を操作して、再生したい映像コンテンツを選択する(ステップS15)。
以上のステップS8〜ステップS15により、DMC1007のユーザは、再生させたい映像コンテンツを決定することが可能となる。
次に、DMC1007は、レンダラー識別情報に記録されているDMR1005のメーカー名・機器モデル名・識別情報などを表示部(図示せず。)に表示し(ステップS16)、選択した映像コンテンツを再生させるDMR1005(すなわち、再生先のDMR1005)をユーザに選択してもらう(ステップS17)。ここで、ステップS17において、ユーザがDMC1007の操作部(図示せず。)を操作して、2つのDMR1005のうち、いずれかを選択する。以下の説明では、DMR−Aが選択されたものとする。
続いて、DMC1007は、再生が決定された映像コンテンツに該当する映像属性情報を取得して、再生コンテンツ属性情報とする。この際に、DMC1007は、再生が決定された映像コンテンツを管理しているサーバの識別情報を、再生コンテンツ属性情報に追加する。また、DMC1007は、生成した再生コンテンツ属性情報を、DMR−Aに通知する(ステップS18)。この再生コンテンツ属性情報は、DLNAでは、「AVT:SetAVTransportURI」というコマンドを用いて行われる。DMR−Aに通知する情報は、例えば、再生映像コンテンツを管理するサーバの識別情報、タイトル、コンテンツのサイズ、コンテンツの長さ、コンテンツにアクセスするためのURL等の属性情報を含む。
DMR−Aは、DMC1007から送信された映像コンテンツの属性情報を受信して、サーバの識別情報を含む映像コンテンツの属性情報とサーバの識別情報とを、記憶部(図示せず。)に保存するとともに(ステップS19)、属性情報を受信した旨をDMC1007に通知する。
DMC1007は、選択した映像コンテンツの再生開始を、DMR−Aに要求する(ステップS20)。この再生要求は、DLNAでは、「AVT:Play」というコマンドを用いて行う。
DMR−Aは、DMC1007から送信された映像コンテンツの再生要求を受信すると、映像属性情報を参照して、コンテンツのアクセスURLを取得し、取得したURLにアクセスし、コンテンツデータの取得要求を送信する(ステップS21)。
DMS1001は、DMR−Aから送信されたコンテンツデータの取得要求を受信すると、映像属性情報を参照して、URLに対応するコンテンツデータを、DMR−Aに対して返送する(ステップS22)。
DMR−Aは、DMS1001から送信されたコンテンツデータを受信すると、受信したコンテンツデータをコンテンツ再生部(図示せず。)に伝送する。コンテンツ再生部(図示せず。)は、取得したコンテンツデータをデコードして、表示部(図示せず。)に表示する(ステップS23)。
このように、ステップS16〜ステップS23は、再生を決定した映像コンテンツを、DMR1005に表示させる処理である。
ここで、映像再生中に、ユーザがDMC1007の電源を切り(ステップS24)、映像属性情報、サーバ識別情報、レンダラー識別情報、再生コンテンツ属性情報等のデータが失われたとする。
このような状況において、DMC1007のユーザが、再度DMC1007の電源を入れた場合を考える(ステップS25)。
この際、DMC1007は、ステップS1〜ステップS7と同じ処理を繰り返して、DMSの検出とDMRの検出を行い(ステップS26)、サーバ識別情報とレンダラー識別情報を再取得する。
次に、ユーザがDMC1007を操作して、DMR−Aで再生中の映像コンテンツの属性情報を表示するように指示したとする。すると、DMC1007は、DMR−Aに対して、再生中の映像コンテンツの属性情報の取得要求を送信する(ステップS27)。この再生中のコンテンツの属性情報取得要求は、DLNAでは、「AVT:GetMediaInfo」というコマンドで行われる。
DMR−Aは、DMC1007から送信された再生中の映像コンテンツの属性情報の取得要求を受信すると、再生中の映像コンテンツの属性情報を、DMC1007に対して返送する(ステップS29)。
DMC1007は、DMR−Aから返送された再生中の映像コンテンツの属性情報を受信すると、受信した情報を再生中のコンテンツの属性情報として記録するとともに、表示部(図示せず。)に表示する(ステップS30)。
DMC1007のユーザの操作に応じて、DMC1007は、ステップS9〜ステップS15と同様の処理を行い、DMS1001の映像コンテンツ情報を順次取得する(ステップS31)。DMC1007のユーザは、一覧表示されるコンテンツの中から、次に見たいコンテンツを指定する。
次に、DMC1007は、ステップS16と同様に、再生先として選択可能なDMR1005の一覧を、表示部(図示せず。)に表示して(ステップS32)、再生先のDMR1005をユーザに選択してもらう。これにより、ユーザは、DMC1007の操作部(図示せず。)を操作して、DMR−AまたはDMR−Bのいずれかを選択する(ステップS33)。以下の説明では、ユーザによって、DMR−Bが選択されたものとする。
続いて、DMC1007は、再生が決定された映像コンテンツに該当する映像属性情報を取得して、再生コンテンツ属性情報とする。この際に、DMC1007は、再生が決定された映像コンテンツを管理しているサーバの識別情報を、再生コンテンツ属性情報に追加する。また、DMC1007は、生成した再生コンテンツ属性情報を、DMR−Bに通知する(ステップS34)。この再生コンテンツ属性情報は、DLNAでは、「AVT:SetAVTransportURI」というコマンドを用いて行われる。DMR−Bに通知する情報は、例えば、再生映像コンテンツを管理するサーバの識別情報、タイトル、コンテンツのサイズ、コンテンツの長さ、コンテンツにアクセスするためのURL等の属性情報を含む。
DMR−Bは、DMC1007から送信された映像コンテンツの属性情報を受信して、サーバの識別情報を含む映像コンテンツの属性情報とサーバの識別情報とを、記憶部(図示せず。)に保存するとともに(ステップS35)、属性情報を受信した旨をDMC1007に通知する。
DMC1007は、選択した映像コンテンツの再生開始を、DMR−Bに要求する(ステップS36)。この再生要求は、DLNAでは、「AVT:Play」というコマンドを用いて行う。
DMR−Bは、DMC1007から送信された映像コンテンツの再生要求を受信すると、映像属性情報を参照して、コンテンツのアクセスURLを取得し、取得したURLにアクセスし、コンテンツデータの取得要求を送信する(ステップS37)。
DMS1001は、DMR−Bから送信されたコンテンツデータの取得要求を受信すると、映像属性情報を参照して、URLに対応するコンテンツデータを、DMR−Bに対して返送する(ステップS38)。
DMR−Bは、DMS1001から送信されたコンテンツデータを受信すると、受信したコンテンツデータをコンテンツ再生部(図示せず。)に伝送する。コンテンツ再生部(図示せず。)は、取得したコンテンツデータをデコードして、表示部(図示せず。)に表示する(ステップS39)。
このような処理を行うことで、ホームネットワーク上に存在する機器は、コンテンツの共有と、コンテンツの再生制御を行うことが可能となる。
次に、現在提案されているコンテンツの共有方法および再生方法において、DMCが再生要求に対してエラーを受け取った場合を考える。図17は、DMS1001がDMR−Bの要求に対して、エラーを返した場合における流れ図である。
図17から明らかなように、図16との違いは、ステップS40以降である。
図17におけるステップS40において、DMS1001が、DMR−Bから送信された映像コンテンツの取得要求に対して、拒否応答を行っている。DLNAでは、このようなやり取りは、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)を用いて行われる。再生要求に対してエラーを受け取ったDMR−Bは、DMC1007に対して、エラーを通知する(ステップS41)。DLNAでは、このエラー通知は、SOAP(Simple Object Access Protocol)を用いて行われる。
図17におけるステップS40において、DMS1001が、DMR−Bから送信された映像コンテンツの取得要求に対して、拒否応答を行っている。DLNAでは、このようなやり取りは、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)を用いて行われる。再生要求に対してエラーを受け取ったDMR−Bは、DMC1007に対して、エラーを通知する(ステップS41)。DLNAでは、このエラー通知は、SOAP(Simple Object Access Protocol)を用いて行われる。
このように、DMS1001−DMR1005間と、DMR1005−DMC1007間では、用いるプロトコルが異なっている。ここで、HTTPとSOAPそれぞれにおけるエラーに対応した番号は、1対1対応をしていない。そのため、DMC1007がDMR−Bからエラー通知を受け取った際(ステップS42)に、不具合内容によっては、DMS1001がステップS40においてDMR−Bへと送信したエラー情報が、DMC1007に対して正しく伝わらない場合がある。
最後に、DMC1007は、受信したエラー情報に基づいて、エラーが生じた原因を画面上に表示する(ステップS43)。現状では、表示されたエラー原因により、ユーザが原因を把握し、通知されたエラーに対して対応する必要がある。
この場合に、ユーザは、DMRに対してエラーを通知したDMSの設置場所を特定し、該当するDMSに対して、エラー改善のための処理を実施するために、DMSの設置場所まで赴く必要がある。そのため、表示されたエラー原因によっては、ユーザに対して過度の負担が生じる場合があるという問題があった。
このような問題点について、本願発明者は鋭意検討を行った結果、以下で説明するような、本発明の各実施形態に係る情報処理システムおよび情報処理装置に想到した。
(第1の実施形態)
<情報処理システムについて>
まず、図1を参照しながら、本発明の第1の実施形態に係る情報処理システムについて、詳細に説明する。図1は、本実施形態に係る情報処理システムを説明するための説明図である。
<情報処理システムについて>
まず、図1を参照しながら、本発明の第1の実施形態に係る情報処理システムについて、詳細に説明する。図1は、本実施形態に係る情報処理システムを説明するための説明図である。
本実施形態に係る情報処理システム1は、例えば図1に示したように、通信網3と、情報処理装置10と、コンテンツ管理サーバ20と、レンダラー装置30A,30Bと、を含む。
通信網3は、情報処理装置10、コンテンツ管理サーバ20およびレンダラー装置30をそれぞれ双方向通信又は一方向通信可能に接続する通信回線網である。この通信網は、例えば、インターネット、NGN(Next Generation Network)網、電話回線網、衛星通信網、同報通信路等の公衆回線網や、WAN(Wide Area Network)、LAN(Local Area Network)、IP−VPN(Internet Protocol−Virtual Private Network)、Ethernet(登録商標)、ワイヤレスLAN等の専用回線網などで構成されており、有線/無線を問わない。
情報処理装置10は、後述するコンテンツ管理サーバ20からビデオコンテンツ、ミュージックコンテンツ、フォトコンテンツ等のコンテンツ一覧を取得して、後述するレンダラー装置30に、コンテンツ一覧の中から選択したコンテンツを再生させることが可能な装置である。この情報処理装置10は、パーソナルコンピュータやサーバ等のコンピュータ装置であってもよく、テレビジョン受像器、DVD/HDDレコーダ、携帯電話、PDA(Personal Digital Assistant)、デジタルカメラ、家庭用ゲーム機、デジタルビデオカメラ等のネットワークを介した通信機能を有する情報家電であってもよい。また、情報処理装置10は、契約者が持ち運びできるポータブルデバイス(Portabale Device)、例えば、携帯型ゲーム機、PHS、携帯型映像/音声プレーヤーなどであってもよい。
なお、情報処理装置10は、DLNA(Digital Living Network Alliance)ガイドラインに準拠するデジタルメディアコントローラ(Digital Media Controller)の機能を有する。また、情報処理装置10は、更に、デジタルメディアサーバ(Digital Media Server:DMS)やデジタルメディアプレーヤー(Digital Media Player:DMP)の機能を併せ持っていてもよい。
コンテンツ管理サーバ20は、ビデオコンテンツ、ミュージックコンテンツ、フォトコンテンツ等のコンテンツを、当該コンテンツの所在情報やメタデータ等と関連付けて管理する。また、コンテンツ管理サーバ20は、通信網3を介して接続されている情報処理装置10やレンダラー装置30からの要求に応じて、コンテンツ管理サーバ20が管理しているコンテンツやコンテンツのメタデータ等を提供する。このコンテンツ管理サーバ20は、パーソナルコンピュータやサーバ等のコンピュータ装置であってもよく、テレビジョン受像器、DVD/HDDレコーダ、携帯電話、PDA(Personal Digital Assistant)、デジタルカメラ、家庭用ゲーム機、デジタルビデオカメラ等のネットワークを介した通信機能を有する情報家電であってもよい。また、コンテンツ管理サーバ20は、契約者が持ち運びできるポータブルデバイス(Portabale Device)、例えば、携帯型ゲーム機、PHS、携帯型映像/音声プレーヤーなどであってもよい。なお、コンテンツ管理サーバ20は、DLNAガイドラインに準拠するデジタルメディアサーバ(Digital Media Server:DMS)の機能を有する。
レンダラー装置30A,30B(以下、レンダラー装置30とも称する。)は、情報処理装置10から指定されたコンテンツに対応するコンテンツデータをコンテンツ管理サーバ20から取得し、再生する装置である。このレンダラー装置30は、パーソナルコンピュータやサーバ等のコンピュータ装置であってもよく、テレビジョン受像器、DVD/HDDレコーダ、携帯電話、PDA、デジタルカメラ、家庭用ゲーム機、デジタルビデオカメラ等のネットワークを介した通信機能を有する情報家電であってもよい。また、レンダラー装置30は、契約者が持ち運びできるポータブルデバイス、例えば、携帯型ゲーム機、PHS、携帯型映像/音声プレーヤーなどであってもよい。このレンダラー装置30は、DLNAガイドラインに準拠するデジタルメディアレンダラー(Digital Media Renderer:DMR)の機能を有する。
なお、図1に示した例では、情報処理装置10およびコンテンツ管理サーバ20は、通信網3にそれぞれ1台のみ接続されているが、通信網3には複数の情報処理装置10およびコンテンツ管理サーバ20が接続されていてもよい。同様に、図1に示した例では、2台のレンダラー装置30A,30Bが接続されているが、通信網3には1台または3台以上のレンダラー装置30が接続されていてもよい。
また、図1に示した例では、情報処理装置10、コンテンツ管理サーバ20およびレンダラー装置30は、互いに通信網3を介して接続されているが、情報処理装置10、コンテンツ管理サーバ20およびレンダラー装置30は、通信網3を介さずに、互いに直接接続されていてもよい。
なお、上記情報処理装置10、コンテンツ管理サーバ20およびレンダラー装置30については、以下で改めて詳細に説明する。
<情報処理装置の構成について>
次に、図2を参照しながら、本実施形態に係る情報処理装置の構成について、詳細に説明する。図2は、本実施形態に係る情報処理装置の構成を説明するためのブロック図である。
次に、図2を参照しながら、本実施形態に係る情報処理装置の構成について、詳細に説明する。図2は、本実施形態に係る情報処理装置の構成を説明するためのブロック図である。
本実施形態に係る情報処理装置10は、例えば図2に示したように、通信制御部101と、操作部103と、サーバ情報取得部105と、レンダラー情報取得部107と、レンダラー制御部109と、表示制御部111と、エラー改善要求部113と、エラー原因問合せ部115と、記憶部117と、を主に備える。
通信制御部101は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、通信装置等から構成される。通信制御部101は、情報処理装置10とコンテンツ管理サーバ20との間、および、情報処理装置10とレンダラー装置30との間で送受信される各種データの通信制御を行う。
より詳細には、通信制御部101は、本実施形態に係る情報処理装置10が備える各処理部からの要請を受け、各種のデータや信号を、コンテンツ管理サーバ20やレンダラー装置30へと送信する。また、通信制御部101は、コンテンツ管理サーバ20やレンダラー装置30から送信された各種のデータや信号を受信し、本実施形態に係る情報処理装置10が備える各処理部へと伝送する。
また、通信制御部101は、後述する記憶部117を、送受信用のバッファとして利用することが可能である。
操作部103は、例えば、CPU、ROM、RAM、入力装置等から構成されており、情報処理装置10に備えられたコンテンツ選択用スイッチ、再生スイッチ、停止スイッチなどの各種の入力スイッチに対してなされた操作を所定の信号に変換し、該当する処理部へと伝送する。上述のような入力スイッチに対してなされる操作は、例えば、コンテンツ管理サーバ20からコンテンツの属性情報を取得するための操作や、特定のコンテンツを特定のレンダラー装置30に再生/停止させるための操作などを挙げることができる。
サーバ情報取得部105は、例えば、CPU、ROM、RAM等から構成されており、通信網3を介して接続されているコンテンツ管理サーバ20から、当該コンテンツ管理サーバに関するサーバ情報を取得する。
より詳細には、サーバ情報取得部105は、SSDPなどのプロトコルを用いて、サーバ発見のプロトコルを通信網3上にブロードキャストし、応答のあったコンテンツ管理サーバ20からサーバ識別情報を取得する。このサーバ識別情報は、例えば、コンテンツ管理サーバ20に付与されたIPアドレスや、コンテンツ管理サーバ20のメーカー名・機器モデル名や、コンテンツ管理サーバ20に付与されたUUID(Universally Unique IDentifier)などの識別情報を含む。
また、サーバ情報取得部105は、SOAPなどのプロトコルを用いて、コンテンツ管理サーバ20が管理しているコンテンツフォルダの一覧を取得する要求をコンテンツ管理サーバ20に送信し、当該サーバが管理しているコンテンツフォルダの一覧を取得する。さらに、サーバ情報取得部105は、コンテンツ管理サーバ20が管理しているコンテンツの一覧を取得する要求をコンテンツ管理サーバ20に送信し、当該サーバが管理しているコンテンツの一覧を取得する。このような、コンテンツフォルダに関する情報や、コンテンツそのものに関する情報には、当該フォルダやコンテンツの属性情報や所在情報等が含まれている。
サーバ情報取得部105が取得した、サーバ識別情報やサーバが管理しているコンテンツに関する属性情報などを含むサーバ情報は、例えば、後述する記憶部117のサーバ情報記録領域に、サーバ情報を取得した時刻に関する情報などと関連付けられて記録される。このサーバ情報は、本実施形態に係る情報処理装置10が備える各処理部が、自由に参照することが可能である。
また、サーバ情報取得部105は、取得したサーバ識別情報やコンテンツに関する属性情報などに基づいて、情報処理装置10が接続可能なサーバに関する一覧であるサーバリストや、情報処理装置10が接続可能なコンテンツフォルダの一覧であるコンテンツフォルダリストや、情報処理装置10が取得可能なコンテンツの一覧であるコンテンツリスト等を生成することが可能である。
サーバ情報取得部105は、生成したこれらのリストを、後述する表示制御部111に伝送して、情報処理装置10の表示部(図示せず。)に表示させることが可能である。また、サーバ情報取得部105は、生成したこれらのリストを、後述する記憶部117に記録してもよい。
また、サーバ情報取得部105は、これらの処理を行うに際して、後述する記憶部117等に記録されている、各種のパラメータやデータベースを参照したり、後述する記憶部117等に記録されている各種のプログラムを実行したりしてもよい。
レンダラー情報取得部107は、例えば、CPU、ROM、RAM等から構成されており、通信網3を介して接続されているレンダラー装置30から、当該レンダラー装置に関するレンダラー情報を取得する。
より詳細には、レンダラー情報取得部107は、SSDPなどのプロトコルを用いて、レンダラー装置発見のプロトコルを通信網3上にブロードキャストし、応答のあったレンダラー装置30からレンダラー識別情報を取得する。このレンダラー識別情報は、例えば、レンダラー装置30に付与されたIPアドレスや、レンダラー装置30のメーカー名・機器モデル名などの識別情報を含み、更に、レンダラー装置30に付与されたUUID(Universally Unique IDentifier)などを情報として含んでもよい。
また、レンダラー情報取得部107は、レンダラー装置30から、当該レンダラー装置30が再生可能なコンテンツの種別に関する情報等を取得することも可能である。
レンダラー情報取得部107が取得した、レンダラー識別情報などを含むレンダラー情報は、例えば、後述する記憶部117のレンダラー情報記録領域に、レンダラー情報を取得した時刻に関する情報などと関連付けられて記録される。このレンダラー情報は、本実施形態に係る情報処理装置10が備える各処理部が、自由に参照することが可能である。
また、レンダラー情報取得部107は、取得したレンダラー識別情報などに基づいて、情報処理装置10が接続可能なレンダラー装置に関する一覧であるレンダラーリスト等を生成することが可能である。
レンダラー情報取得部107は、生成したリストを、後述する表示制御部111に伝送して、情報処理装置10の表示部(図示せず。)に表示させることが可能である。また、レンダラー情報取得部107は、生成したリストを、後述する記憶部117に記録してもよい。
また、レンダラー情報取得部107は、これらの処理を行うに際して、後述する記憶部117等に記録されている、各種のパラメータやデータベースを参照したり、後述する記憶部117等に記録されている各種のプログラムを実行したりしてもよい。
レンダラー制御部109は、例えば、CPU、ROM、RAM等から構成されており、情報処理装置10のユーザによって選択されたレンダラー装置30に、ユーザによって選択されたコンテンツを再生させるための制御を行う。
より詳細には、レンダラー制御部109は、コンテンツを再生させるレンダラー装置30と、このレンダラー装置30で再生させるコンテンツとが決定した場合に、再生が決定されたコンテンツに関する再生コンテンツ属性情報を送信する。この再生コンテンツ属性情報には、例えば、再生を希望するコンテンツを管理するサーバの識別情報、タイトル、コンテンツのサイズ、コンテンツの長さ、コンテンツにアクセスするためのURL等の属性情報などが記載されている。レンダラー制御部109は、後述する記憶部117に記録されているサーバ情報に基づいて、上述のような再生コンテンツ属性情報を生成し、後述する記憶部117に記録されているレンダラー情報に基づいて、生成した再生コンテンツ属性情報を送信する。レンダラー制御部109は、生成した再生コンテンツ属性情報を、後述する記憶部117に記録してもよい。
また、レンダラー制御部109は、再生コンテンツ属性情報を送信したレンダラー装置30から、当該属性情報を受信した旨の通知を受け取ると、このレンダラー装置30に対して、コンテンツの再生要求を送信する。また、レンダラー制御部109は、コンテンツを再生しているレンダラー装置30に対して、コンテンツの再生中止要求(すなわち、コンテンツの停止要求)を送信することも可能である。
また、レンダラー制御部109は、これらの処理を行うに際して、後述する記憶部117等に記録されている、各種のパラメータやデータベースを参照したり、後述する記憶部117等に記録されている各種のプログラムを実行したりしてもよい。
表示制御部111は、例えば、CPU、ROM、RAM等から構成されており、本実施形態に係る情報処理装置10が有する各処理部が、各種のデータや情報等を表示部(図示せず。)に表示する際の表示制御を行う。表示制御部111は、これらの処理を行うに際して、後述する記憶部117等に記録されている、各種のパラメータやデータベースを参照したり、後述する記憶部117等に記録されている各種のプログラムを実行したりしてもよい。
エラー改善要求部113は、例えば、CPU、ROM、RAM等から構成されている。レンダラー装置30から、当該レンダラー装置30とコンテンツ管理サーバ20との間で発生したエラーに関する内容が詳細に記載されたエラー情報が送信されると、エラー改善要求部113は、レンダラー装置30から送信されたエラー情報を受信する。このエラー情報には、コンテンツ管理サーバ30とレンダラー装置30との間のデータ通信に用いられるプロトコル(例えば、HTTPなど)で定義されているエラーコードや、情報処理装置10とレンダラー装置30との間のデータ通信に用いられるプロトコル(例えば、SOAPなど)で定義されているエラーコードよりも詳細に、エラーの内容が記載されている。
具体的には、記載されているエラーの内容は、例えば、「機器登録が行われていないレンダラー装置から接続要求があったため、サーバは接続要求を拒否した」、「サーバのファイヤーウォールで、レンダラー装置から送信された要求がブロックされた」、「サーバのDLNA機能が急に停止した」、などのように、それぞれの装置間で用いられるプロトコルでは定義されていない詳細なエラー内容である。
レンダラー装置30から送信される可能性のあるエラー情報の一覧は、エラー情報に記載されているエラーコード(ステータスバリュー)と、エラーの詳細な説明とが1対1で対応しているデータベースの形で後述する記憶部117に予め記録されている。
また、このデータベースには、それぞれのエラーに対応するための情報(すなわち、対応策)も記載されている。このようなエラー原因・対応策情報119の一例を、以下の表1に示す。
表1に示したようなエラー情報(より詳細には、ステータスバリュー)は、例えば、情報処理装置10−レンダラー装置30間で使用されているプロトコル(例えば、SOAP)のヘッダに、以下に示すような形で追加記載される。また、このエラー情報には、ステータスバリューの他にも、レンダラー装置30に関するMACアドレスや、レンダラー装置30の機器名などが追加記載されている。
X-AV-StatusCode = “X-AV-StatusCode”“:” status-value
status-value = 4 DIGIT
status-value = 4 DIGIT
エラー改善要求部113は、レンダラー装置30から送信されたエラー情報を受信すると、記憶部117に格納されているエラー原因・対応策情報119を参照して、記載されているステータスバリューが表すエラーの詳細を取得する。
エラー改善要求部113は、エラーの詳細を把握すると、把握したエラーに該当する対応策情報を、エラー原因・対応策情報119から取得し、コンテンツ管理サーバ20に対して、エラー改善処理を要求する。エラー改善処理を要求する際には、エラー改善要求部113は、該当するレンダラー装置30のMACアドレスや機器名をコンテンツ管理サーバ20に通知し、コンテンツ管理サーバ20が適切にエラー改善処理を実行できるようにする。
このような対応策情報は、例えば、情報処理装置10−コンテンツ管理サーバ20間で使用されているプロトコル(例えば、SOAP)のヘッダに、以下に示すような形で追加記載される。また、このエラー情報には、ステータスバリューの他にも、レンダラー装置30に関するMACアドレスや、レンダラー装置30の機器名などが追加記載されている。
X-AV-RequestCode = “X-AV-RequestCode”“:” status-value
status-value = 4 DIGIT
status-value = 4 DIGIT
エラー原因問合せ部115は、例えば、CPU、ROM、RAM等から構成されている。エラー原因問合せ部115は、レンダラー装置30から、当該レンダラー装置30とコンテンツ管理サーバ20との間でエラーが発生した旨の通知を受信し、受信したエラー発生通知の中に、上述のようなエラー情報が含まれていない場合に、コンテンツ管理サーバ20に対してエラー原因を問い合わせる。
情報処理装置10と接続可能なレンダラー装置の中には、上述のようなエラー情報を送信不可能なレンダラー装置も存在しうる。そのため、レンダラー装置から、情報処理装置−レンダラー装置間で用いられるプロトコルに則したエラー通知のみが送信された場合には、エラー原因問合せ部115は、コンテンツ管理サーバ20との間で、エラーの原因についての問合せを行う。
コンテンツ管理サーバ20から、レンダラー装置に通知したエラーの内容が提供された場合には、エラー原因問合せ部115は、記憶部117に記録されているエラー原因・対応策情報119を参照して、エラー改善要求を生成し、コンテンツ管理サーバ20に送信する。
このように、レンダラー装置との間でエラー原因・対応策情報が共有されている場合には、情報処理装置10のエラー改善要求部113が、レンダラー装置30から通知されたエラー情報に基づいて、エラー改善要求を生成する。また、レンダラー装置が上述のようなエラー原因・対応策情報を有していない場合には、エラー原因問合せ部115がコンテンツ管理サーバ20との間でエラー原因の特定処理を行い、特定されたエラー原因とエラー原因・対応策情報とに基づいて、エラー改善要求を生成する。
これにより、本実施形態に係るエラー原因・対応策情報を有しているレンダラー装置30であっても、エラー原因・対応策情報を有していないレンダラー装置であっても、本実施形態に係る情報処理装置10は、コンテンツ管理サーバ20に対して、レンダラー装置との間で発生したエラーの改善処理を要求することが可能となる。
記憶部117には、コンテンツ管理サーバ−レンダラー装置間で発生しうるエラーに関する詳細な説明と、そのエラーを改善するための対応策とが関連付けられた、エラー原因・対応策情報119が格納されている。また、記憶部117には、本実施形態に係る情報処理装置10が、何らかの処理を行う際に保存する必要が生じた様々なパラメータや処理の途中経過等、または、各種のデータベース等が、適宜記録されてもよい。この記憶部117は、通信制御部101、操作部103、サーバ情報取得部105、レンダラー情報取得部107、レンダラー制御部109、表示制御部111、エラー改善要求部113、エラー原因問合せ部115等が、自由に読み書きを行うことが可能である。
以上、本実施形態に係る情報処理装置10の機能の一例を示した。上記の各構成要素は、汎用的な部材や回路を用いて構成されていてもよいし、各構成要素の機能に特化したハードウェアにより構成されていてもよい。また、各構成要素の機能を、CPU等が全て行ってもよい。従って、本実施形態を実施する時々の技術レベルに応じて、適宜、利用する構成を変更することが可能である。
<コンテンツ管理サーバの構成について>
続いて、図3を参照しながら、本実施形態に係るコンテンツ管理サーバの構成について、詳細に説明する。図3は、本実施形態に係るコンテンツ管理サーバの構成を説明するためのブロック図である。
続いて、図3を参照しながら、本実施形態に係るコンテンツ管理サーバの構成について、詳細に説明する。図3は、本実施形態に係るコンテンツ管理サーバの構成を説明するためのブロック図である。
本実施形態に係るコンテンツ管理サーバ20は、例えば図3に示したように、通信制御部201と、操作部203と、サーバ識別情報提供部205と、コンテンツ情報提供部207と、エラー解析部209と、エラー改善処理部211と、記憶部213と、を主に備える。
通信制御部201は、例えば、CPU、ROM、RAM、通信装置等から構成されており、コンテンツ管理サーバ20と情報処理装置10との間、および、コンテンツ管理サーバ20とレンダラー装置30との間で送受信される各種データの通信制御を行う。
より詳細には、通信制御部201は、本実施形態に係るコンテンツ管理サーバ20が備える各処理部からの要請を受け、各種のデータや信号を、情報処理装置10やレンダラー装置30へと送信する。また、通信制御部201は、情報処理装置10やレンダラー装置30から送信された各種のデータや信号を受信し、本実施形態に係るコンテンツ管理サーバ20が備える各処理部へと伝送する。
また、通信制御部201は、後述する記憶部213を、送受信用のバッファとして利用することが可能である。
操作部203は、例えば、CPU、ROM、RAM、入力装置等から構成されており、コンテンツ管理サーバ20に備えられたコンテンツ選択用スイッチ、再生スイッチ、停止スイッチなどの各種の入力スイッチに対してなされた操作を所定の信号に変換し、該当する処理部へと伝送する。
サーバ識別情報提供部205は、例えば、CPU、ROM、RAM等から構成されており、情報処理装置10に対して、コンテンツ管理サーバ20を識別するためのサーバ識別情報を送信する。このサーバ識別情報は、コンテンツ管理サーバ20に固有の情報であり、例えば、コンテンツ管理サーバ20に付与されたIPアドレスや、コンテンツ管理サーバ20のメーカー名・機器モデル名や、コンテンツ管理サーバ20に付与されたUUIDなどの識別情報を含む。より詳細には、サーバ識別情報提供部205は、情報処理装置10が通信網3を介してブロードキャスト配信したサーバ発見のプロトコルへの応答として、後述する記憶部213から取得したサーバ識別情報を、情報処理装置10へと送信する。
コンテンツ情報提供部207は、例えば、CPU、ROM、RAM等から構成されている。コンテンツ情報提供部207は、情報処理装置10から送信された各種の情報取得要求に応じて、コンテンツ管理サーバ20が管理しているコンテンツフォルダに関する属性情報や、コンテンツ管理サーバ20が管理しているコンテンツに関する属性情報などを情報処理装置10へと提供する。また、コンテンツ情報提供部207は、レンダラー装置30から送信されたコンテンツデータの取得要求に応じて、コンテンツ管理サーバ20が管理しているコンテンツに対応するコンテンツデータを、レンダラー装置30へと提供する。
より詳細には、コンテンツ情報提供部207は、情報処理装置10からブロードキャスト配信される、コンテンツフォルダの一覧を取得する要求や、コンテンツの一覧を取得する要求に応じて、後述する記憶部213に格納されているコンテンツ属性情報217を参照しながら、要求されている情報を情報処理装置10へと提供する。
また、コンテンツ情報提供部207は、レンダラー装置30から送信された特定のコンテンツに対応するコンテンツデータの取得要求に応じて、レンダラー装置30によって指定されたコンテンツデータを記憶部213から取得して、レンダラー装置30へと提供する。
なお、コンテンツ情報提供部207は、レンダラー装置30との間に、接続に関するエラーや通信に関するエラーが生じた場合に、生じたエラーに対応するエラー通知を、レンダラー装置30に対して通知することが可能である。
エラー解析部209は、例えば、CPU、ROM、RAM等から構成されており、コンテンツ管理サーバ20で発生したエラーを特定する。また、エラー解析部209は、特定したエラーに基づいて、後述する記憶部213に記録されているエラー原因・対応策情報221を参照し、特定したエラーを所定のエラー情報へと変換する。なお、このエラー原因・対応策情報221は、情報処理装置10が備えるエラー原因・対応策情報119と同様のものである。また、エラー解析部209は、変換後のエラー情報を、レンダラー装置30などの他の接続機器へと送信することが可能である。
エラー改善処理部211は、例えば、CPU、ROM、RAM等から構成されており、情報処理装置10から、コンテンツ管理サーバ−レンダラー装置間で発生したエラーの改善要求が送信された場合に、エラーの改善処理を行う。本実施形態に係る情報処理装置10は、コンテンツ管理サーバ20に既に機器登録されている装置であるため、コンテンツ管理サーバ20は、登録済みの機器からの要求であると判断し、情報処理装置10から送信されたエラー改善要求を受け付け、エラーの改善処理を実行する。
エラー改善処理部211は、情報処理装置10から送信されたエラーの改善要求に記載されている対応策情報(例えば、RequestCodeに記載されているステータスバリュー)に基づき、記憶部213に記録されているエラー情報・対応策情報を参照する。エラー改善処理部211は、参照した対応策情報に記載されている詳細に基づいて、エラー改善要求に記載されているレンダラー装置との間で発生したエラーの改善処理を行う。
記憶部213には、コンテンツ管理サーバ20が管理するコンテンツに関するコンテンツデータ215や、コンテンツの属性情報217が格納されている。また、記憶部213には、コンテンツ管理サーバ20を識別するためのサーバ識別情報219も格納されている。さらに、記憶部213には、コンテンツ管理サーバ−レンダラー装置間で発生しうるエラーに関する詳細な説明と、そのエラーを改善するための対応策とが関連付けられた、エラー原因・対応策情報221が格納されている。
また、記憶部213には、本実施形態に係るコンテンツ管理サーバ20が、何らかの処理を行う際に保存する必要が生じた様々なパラメータや処理の途中経過等、または、各種のデータベース等が、適宜記録されてもよい。この記憶部213は、通信制御部201、操作部203、サーバ識別情報提供部205、コンテンツ情報提供部207、エラー解析部209、エラー改善処理部211等が、自由に読み書きを行うことが可能である。
以上、本実施形態に係るコンテンツ管理サーバ20の機能の一例を示した。上記の各構成要素は、汎用的な部材や回路を用いて構成されていてもよいし、各構成要素の機能に特化したハードウェアにより構成されていてもよい。また、各構成要素の機能を、CPU等が全て行ってもよい。従って、本実施形態を実施する時々の技術レベルに応じて、適宜、利用する構成を変更することが可能である。
<レンダラー装置の構成について>
続いて、図4を参照しながら、本実施形態に係るレンダラー装置の構成について、詳細に説明する。図4は、本実施形態に係るレンダラー装置の構成を説明するためのブロック図である。
続いて、図4を参照しながら、本実施形態に係るレンダラー装置の構成について、詳細に説明する。図4は、本実施形態に係るレンダラー装置の構成を説明するためのブロック図である。
本実施形態に係るレンダラー装置30は、例えば図4に示したように、通信制御部301と、操作部303と、レンダラー情報提供部305と、コンテンツデータ取得部307と、コンテンツ再生部309と、エラー解析部311と、記憶部313と、を主に備える。
通信制御部301は、例えば、CPU、ROM、RAM、通信装置等から構成され、レンダラー装置30とコンテンツ管理サーバ20との間、および、レンダラー装置30と情報処理装置10との間で送受信される各種データの通信制御を行う。
より詳細には、通信制御部301は、本実施形態に係るレンダラー装置30が備える各処理部からの要請を受け、各種のデータや信号を、情報処理装置10やコンテンツ管理サーバ20へと送信する。また、通信制御部301は、情報処理装置10やコンテンツ管理サーバ20から送信された各種のデータや信号を受信し、本実施形態に係るレンダラー装置30が備える各処理部へと伝送する。
また、通信制御部301は、後述する記憶部313を、送受信用のバッファとして利用することが可能である。
操作部303は、例えば、CPU、ROM、RAM、入力装置等から構成されており、レンダラー装置30に備えられたコンテンツ選択用スイッチ、再生スイッチ、停止スイッチなどの各種の入力スイッチに対してなされた操作を所定の信号に変換し、該当する処理部へと伝送する。
レンダラー情報提供部305は、例えば、CPU、ROM、RAM等から構成されている。レンダラー情報提供部305は、レンダラー装置30を識別するためのレンダラー識別情報やレンダラー装置30で再生可能なコンテンツの種別等が記載された属性情報を含むレンダラー情報を、情報処理装置10に対して送信する。レンダラー識別情報は、レンダラー装置30に固有の情報であり、例えば、レンダラー装置30に付与されたIPアドレスや、レンダラー装置30のメーカー名・機器モデル名や、レンダラー装置30に付与されたUUIDなどの識別情報を含む。より詳細には、レンダラー情報提供部305は、情報処理装置10が通信網3を介してブロードキャスト配信したレンダラー装置発見のプロトコルへの応答として、後述する記憶部313から取得したレンダラー情報を、情報処理装置10へと送信する。
コンテンツデータ取得部307は、例えば、CPU、ROM、RAM等から構成されている。コンテンツデータ取得部307は、情報処理装置10から送信された再生コンテンツ属性情報に基づいて、コンテンツ管理サーバ20から、再生コンテンツ属性情報で特定されたコンテンツに対応するコンテンツデータを取得する。コンテンツデータ取得部307は、コンテンツ管理サーバ20から取得したコンテンツデータを、後述するコンテンツ再生部309に伝送する。また、コンテンツデータ取得部307は、取得したコンテンツデータを、後述する記憶部313に格納してもよい。
コンテンツ再生部309は、コンテンツデータ取得部307から伝送されたコンテンツデータの再生処理を行う。より詳細には、コンテンツ再生部309は、コンテンツデータ取得部307から伝送されたコンテンツデータの復号を行い、復号されたコンテンツデータの再生処理を行う。この際、コンテンツ再生部309は、コンテンツデータの復号を行いながらコンテンツの再生処理を行っても良く、コンテンツデータの復号が完了してからコンテンツの再生処理を行っても良い。なお、コンテンツ再生部309は、後述する記憶部113等に記録されているデータやデータベース等を利用することが可能である。
エラー解析部311は、例えば、CPU、ROM、RAM等から構成されている。エラー解析部311は、本実施形態に係るレンダラー装置30自身の不具合や、コンテンツ管理サーバ20から送信されたエラー通知を解析して、不具合やエラー通知の内容を特定する。また、エラー解析部311は、特定したエラーに基づいて、後述する記憶部313に記録されているエラー原因・対応策情報317を参照し、特定したエラーを所定のエラー情報へと変換する。なお、このエラー原因・対応策情報317は、情報処理装置10が備えるエラー原因・対応策情報119と同様のものである。また、エラー解析部311は、変換後のエラー情報を、情報処理装置10などの他の接続機器へと送信する。
記憶部313には、レンダラー装置30を識別するためのレンダラー識別情報やレンダラー装置30で再生可能なコンテンツの種別等が記載された属性情報を含むレンダラー情報315が格納されている。また、記憶部313には、コンテンツ管理サーバ−レンダラー装置間で発生しうるエラーに関する詳細な説明と、そのエラーを改善するための対応策とが関連付けられた、エラー原因・対応策情報317が格納されている。
また、記憶部313には、本実施形態に係るレンダラー装置30が、何らかの処理を行う際に保存する必要が生じた様々なパラメータや処理の途中経過等、または、各種のデータベース等が、適宜記録されてもよい。この記憶部313は、通信制御部301、操作部303、レンダラー情報提供部305、コンテンツデータ取得部307、コンテンツ再生部309、エラー解析部311等が、自由に読み書きを行うことが可能である。
以上、本実施形態に係るレンダラー装置30の機能の一例を示した。上記の各構成要素は、汎用的な部材や回路を用いて構成されていてもよいし、各構成要素の機能に特化したハードウェアにより構成されていてもよい。また、各構成要素の機能を、CPU等が全て行ってもよい。従って、本実施形態を実施する時々の技術レベルに応じて、適宜、利用する構成を変更することが可能である。
<情報処理方法および接続管理方法について>
次に、図5〜図11を参照しながら、本実施形態に係る情報処理装置10が実施する情報処理方法、および、本実施形態に係るコンテンツ管理サーバ20が実施する接続管理方法について、詳細に説明する。図5〜図8は、本実施形態に係る情報処理方法および接続管理方法を説明するための流れ図である。図9〜図11は、本実施形態に係る情報処理方法および接続管理方法を説明するための説明図である。
次に、図5〜図11を参照しながら、本実施形態に係る情報処理装置10が実施する情報処理方法、および、本実施形態に係るコンテンツ管理サーバ20が実施する接続管理方法について、詳細に説明する。図5〜図8は、本実施形態に係る情報処理方法および接続管理方法を説明するための流れ図である。図9〜図11は、本実施形態に係る情報処理方法および接続管理方法を説明するための説明図である。
まず、本実施形態に係る情報処理装置10(以下、DMC10と略記する。)は、通信網3上に接続したコンテンツ管理サーバ20(以下、DMS20と略記する。)の検出を行う(ステップS101)。DMC10のサーバ情報取得部105は、通信制御部101を経由して、通信網3上にサーバ発見のプロトコルをブロードキャストする。このようなサーバ発見のプロトコルとして、例えば、SSDPを用いる。
DMS20のサーバ識別情報提供部205は、通信網3上に流れたサーバ発見プロトコルを取得するとともに、記憶部213を参照しながらサーバ識別情報を含む応答パケットを作成して、通信制御部201を経由してDMC10に返信する(ステップS102)。
次に、DMC10の通信制御部101は、DMS20からサーバ発見要求に対する応答を取得し、サーバ情報取得部105は、応答中に含まれるDMS20のサーバ識別情報を、記憶部117に保存するとともに、応答のあったDMS20に関する一覧であるサーバリストを作成する(ステップS103)。
DMC10は、通信網3上に接続されたレンダラー装置30A,30B(以下、DMR30A,30Bと略記する。)の検出を行う(ステップS104)。DMC10のレンダラー情報取得部107は、通信制御部101を経由して、通信網3上に、レンダラー装置発見のプロトコルをブロードキャストする。
DMR30A,30Bの通信制御部301は、通信網3上に流れたレンダラー装置発見プロトコルを取得するとともに、レンダラー情報提供部305は、記憶部313を参照しながらレンダラー情報を含む応答パケットを作成して、通信制御部301を経由してDMC10に返信する(ステップS105、S106)。
DMC10のレンダラー情報取得部107は、DMR30A,30Bからレンダラー装置発見プロトコルに対する応答を取得して、応答中に含まれるそれぞれのDMRのレンダラー情報を記憶部117に記録するとともに、応答のあったDMRに関する一覧であるレンダラーリストを作成する(ステップS107)。
以上のステップS101〜ステップS107により、DMC10は、通信網3を介して接続されたDMS20、DMR30A,30Bの存在を把握している状態となる。
また、DMC10とDMS20との間、および、DMC10とDMR30A,30Bとの間で、正常に通信がなされたということは、DMC10は、DMS20に登録されている機器であり、また、DMR30A,30Bに登録されている機器であることを意味する。
なお、このステップS101〜ステップS107は、例えばDMC10の電源ONに伴い自動的に実行される処理である。
あるタイミングで、DMC10のユーザが、操作部103を操作して、DMS20上の映像コンテンツの一覧表示を指示する(ステップS108)。そうすると、DMC10のサーバ情報取得部105は、操作部103から伝送された信号に基づいて、DMS20上の映像フォルダ一覧を取得する要求を、DMS20に送信する(ステップS109)。このフォルダ一覧を取得する要求として、SOAPを用い、特に「CDS:Browse」というコマンドにより、映像コンテンツの属性情報の取得を試みる。
DMS20の通信制御部201は、DMC10から送信された映像フォルダ一覧を取得する要求を取得する。DMS20においては、多数の映像コンテンツが存在し、映像コンテンツがフォルダに分類されて保管されている。DMS20のコンテンツ情報提供部207は、記憶部213に格納されているコンテンツ属性情報217から、DMS20が管理している映像コンテンツのフォルダ情報を取得して、DMC10に返信する(ステップS110)。
DMC10のサーバ情報取得部105は、DMS20から送信された映像フォルダ一覧取得応答を受信し、映像フォルダの名前などを映像フォルダ一覧として作成して(ステップS111)、表示部(図示せず。)に表示する。DMC10のユーザは、表示された映像フォルダ一覧を見ながら操作部103を操作して、見たい映像フォルダを選択する。また、選択した映像フォルダの下に更にフォルダがある場合には、DMC10は、上記ステップS109〜ステップS111を繰り返す。
次に、DMC10のサーバ情報取得部105は、操作部103により生成された所定の信号に基づいて、DMS20上の映像コンテンツの一覧を取得する要求を生成し、DMS20に送信する(ステップS112)。
DMS20のコンテンツ情報提供部207は、DMC10から送信された映像コンテンツ一覧を取得する要求を受信すると、記憶部213からDMS20が管理している映像コンテンツの属性情報217を取得して、DMC10に返信する(ステップS113)。
DMC10のサーバ情報取得部105は、DMS20から送信された映像コンテンツ一覧取得応答を受信し、映像コンテンツのタイトルなどを映像コンテンツ一覧として作成して(ステップS114)、表示部(図示せず。)に表示する。DMC10のユーザは、表示された映像コンテンツ一覧を見ながら操作部103を操作して、見たい映像コンテンツを選択する。大量のコンテンツが存在して一度に全てのコンテンツの情報を取得できなかった場合には、DMC10は、上記ステップS112〜ステップS114を繰り返す。
その後、DMC10のユーザは、操作部103を操作して、再生したい映像コンテンツを選択する(ステップS115)。
以上のステップS108〜ステップS115により、DMC10のユーザは、再生させたい映像コンテンツを決定することが可能となる。
次に、DMC10のレンダラー情報取得部107は、レンダラー識別情報に記録されているDMR30A,30Bのメーカー名・機器モデル名・識別情報などを表示部(図示せず。)に表示し(ステップS116)、選択した映像コンテンツを再生させるDMR(すなわち、再生先のDMR)をユーザに選択してもらう(ステップS117)。ここで、ステップS117において、ユーザがDMC10の操作部103を操作して、2つのDMR30A,30Bのうち、いずれかを選択する。以下の説明では、DMR30Aが選択されたものとする。
続いて、DMC10のレンダラー制御部109は、再生が決定された映像コンテンツに該当する属性情報を取得して、再生コンテンツ属性情報とする。この際に、DMC10のレンダラー制御部109は、再生が決定された映像コンテンツを管理しているサーバの識別情報を、再生コンテンツ属性情報に追加する。また、DMC10のレンダラー制御部109は、生成した再生コンテンツ属性情報を、DMR30Aに通知する(ステップS118)。この再生コンテンツ属性情報は、「AVT:SetAVTransportURI」というコマンドを用いて行われる。DMR30Aに通知する情報は、例えば、再生映像コンテンツを管理するサーバの識別情報、タイトル、コンテンツのサイズ、コンテンツの長さ、コンテンツにアクセスするためのURL等の属性情報を含む。
DMR30Aのコンテンツデータ取得部307は、DMC10から送信された映像コンテンツの属性情報を受信して、サーバの識別情報を含む映像コンテンツの属性情報とサーバの識別情報とを、記憶部313に保存するとともに(ステップS119)、属性情報を受信した旨をDMC10に通知する。
DMC10のレンダラー制御部109は、選択した映像コンテンツの再生開始を、DMR30Aに要求する(ステップS120)。この再生要求は、「AVT:Play」というコマンドを用いて行う。
DMR30Aのコンテンツデータ取得部307は、DMC10から送信された映像コンテンツの再生要求を受信すると、コンテンツの属性情報を参照して、コンテンツのアクセスURLを取得し、取得したURLにアクセスし、コンテンツデータの取得要求を送信する(ステップS121)。
DMS20のコンテンツ情報提供部207は、DMR30Aから送信されたコンテンツデータの取得要求を受信すると、コンテンツ属性情報217を参照して、URLに対応するコンテンツデータ215を、DMR30Aに対して返送する(ステップS122)。
DMR30Aのコンテンツデータ取得部307は、DMS20から送信されたコンテンツデータを受信すると、受信したコンテンツデータをコンテンツ再生部309に伝送する。コンテンツ再生部309は、取得したコンテンツデータをデコードして、表示部(図示せず。)に表示する(ステップS123)。
このように、ステップS116〜ステップS123は、再生を決定した映像コンテンツを、DMR30Aに表示させる処理である。
ここで、映像再生中に、ユーザがDMC10の電源を切り(ステップS124)、映像属性情報、サーバ識別情報、レンダラー識別情報、再生コンテンツ属性情報等のデータが失われたとする。
このような状況において、DMC10のユーザが、再度DMC10の電源を入れた場合を考える(ステップS125)。
この際、DMC10は、ステップS101〜ステップS107と同じ処理を繰り返して、DMS20の検出とDMR30A,30Bの検出を行い(ステップS126)、サーバ識別情報とレンダラー識別情報を再取得する。
次に、あるタイミングで、DMC1007のユーザが、一覧表示されるコンテンツの中から、次に見たいコンテンツを指定する場合を考える。
次に、DMC10は、ステップS116と同様に、再生先として選択可能なDMRの一覧を、表示部(図示せず。)に表示して、再生先のDMRをユーザに選択してもらう。これにより、ユーザは、DMC10の操作部103を操作して、DMR30AまたはDMR30Bのいずれかを選択する。以下の説明では、ユーザによって、DMR−Bが選択されたものとする。
DMC10のレンダラー制御部109は、再生が決定された映像コンテンツに該当する属性情報を取得して、再生コンテンツ属性情報とする。この際に、DMC10のレンダラー制御部109は、再生が決定された映像コンテンツを管理しているサーバの識別情報を、再生コンテンツ属性情報に追加する。また、DMC10のレンダラー制御部109は、生成した再生コンテンツ属性情報を、DMR30Bに通知する(ステップS127)。この再生コンテンツ属性情報は、「AVT:SetAVTransportURI」というコマンドを用いて行われる。DMR30Bに通知する情報は、例えば、再生映像コンテンツを管理するサーバの識別情報、タイトル、コンテンツのサイズ、コンテンツの長さ、コンテンツにアクセスするためのURL等の属性情報を含む。
DMR30Bのコンテンツデータ取得部307は、DMC10から送信された映像コンテンツの属性情報を受信して、サーバの識別情報を含む映像コンテンツの属性情報とサーバの識別情報とを、記憶部313に保存するとともに(ステップS128)、属性情報を受信した旨をDMC10に通知する。
DMC10のレンダラー制御部109は、選択した映像コンテンツの再生開始を、DMR30Bに要求する(ステップS129)。この再生要求は、「AVT:Play」というコマンドを用いて行う。
DMR30Bのコンテンツデータ取得部307は、DMC10から送信された映像コンテンツの再生要求を受信すると、再生コンテンツ属性情報を参照して、コンテンツのアクセスURLを取得し、取得したURLにアクセスし、コンテンツデータの取得要求を送信する(ステップS130)。
ここで、DMR30BがDMS20に機器登録されていなかった場合を考える。この場合に、DMS20のコンテンツ情報提供部207は、DMR30Bが機器登録されていないために、コンテンツデータを提供することができず、エラーが発生する。すると、DMS20のエラー解析部209は、エラーが発生した原因を解析し、DMR30Bが機器登録されていないことを特定する。エラー解析部209は、エラーが発生した旨をDMR30Bへと通知することで、コンテンツデータ伝送拒否の通知を行う(ステップS131)。
DMS20−DMR30B間の通信は、HTTPによって行われているため、上記エラー通知には、「機器登録がされていない」旨を表すHTTPのエラーコード(例えば、エラーコード403)が記載されている。
DMR30Bのエラー解析部311は、DMS20から送信されたエラー通知を解析し、HTTPのエラーコード403から、「機器登録がされていない」ことが原因であることを特定することができる。ここで、DMRとDMCとは、SOAPを用いて情報の受け渡しを行っているが、SOAPのエラーコードとHTTPのエラーコードとは1対1対応をしていないため、DMCに対して「機器登録がされていない」ことが原因であることを通知することができない。
そこで、DMR30Bのエラー解析部311は、記憶部313に格納されているエラー原因・対応策情報317を参照し、「レンダラー装置がサーバに機器登録されていない」ことを表すステータスバリュー(エラーコード)を検索する。該当するエラーコードが存在する場合には、DMR30Bのエラー解析部311は、SOAPのヘッダを拡張し、検索の結果得られたエラーコードを追加記載して、エラー情報としてDMC10に通知する(ステップS132)。より詳細には、一般的なSOAPエラーを表す、SOAPのエラーコード501を通知するとともに、SOAPヘッダに「X-AV-StatusCode」を追加記載して、詳細なエラー内容をDMC10に通知する。
DMC10のレンダラー制御部109は、DMR30Bからエラー情報を受信すると(ステップS133)、受信したエラー情報を、エラー改善要求部113に伝送する。エラー改善要求部113は、受信したエラー情報に記載されているエラーコード(ステータスバリュー)に基づいて、記憶部117に記録されているエラー原因・対応策情報119を参照して、DMR30BがDMS20に機器登録されていないことが原因であることを特定することができる。
エラーの原因が特定されると、エラー改善要求部113は、表示制御部111に対して、例えば図9に示したような画面を表示するよう要請し、ユーザからの入力を待ち受ける。ユーザから、エラー改善処理を実行するように入力がなされた場合には、エラー改善要求部113は、以下の処理を実行する。
DMC10のエラー改善要求部113は、SOAPのヘッダを拡張して、DMS20に対して、エラー改善要求を送信する(ステップS134)。DMC10は、DMS20に登録されている機器であるため、DMS20は、DMC10から送信されたエラー改善要求に従うことができる。より詳細には、エラー改善要求部113は、SOAPヘッダに「X-AV-RequestCode」を追加記載して、エラー改善要求をDMS20に通知する。
DMS20のエラー改善処理部211は、受信したエラー改善要求に含まれるリクエストコードに基づいて、記憶部213に格納されているエラー原因・対応策情報221を参照し、エラー改善要求で指定されたレンダラー装置(DMR30B)を機器登録する(ステップS135)。エラー改善処理が終了すると、DMS20のエラー改善処理部211は、エラー改善処理完了通知をDMC10に送信する(ステップS136)。
DMC10のエラー改善要求部113は、エラー改善処理の完了通知を受信すると、レンダラー制御部109に対して、エラー改善処理が完了した旨を通知する。すると、レンダラー制御部109は、DMR30Bに対して再度再生要求を送信する(ステップS138)。
DMR30Bのコンテンツデータ取得部307は、DMC10から送信された映像コンテンツの再生要求を受信すると、再生コンテンツ属性情報を参照して、コンテンツのアクセスURLを取得し、取得したURLにアクセスし、コンテンツデータの取得要求を送信する(ステップS139)。
この際、DMR30Bは、DMC10からのエラー改善要求に基づいてDMS20に機器登録されているため、DMS20のコンテンツ情報提供部207は、URLに対応するコンテンツデータ215を、DMR30Bに対して返送する(ステップS140)。
DMR30Bのコンテンツデータ取得部307は、DMS20から送信されたコンテンツデータを受信すると、受信したコンテンツデータをコンテンツ再生部309に伝送する。コンテンツ再生部309は、取得したコンテンツデータをデコードして、表示部(図示せず。)に表示する(ステップS141)。
このように、本実施形態に係る情報処理方法および接続管理方法によれば、DMS−DMR間で発生したエラーに対して、DMCからエラーの解決・改善を試みることが可能となる。
次に、図8を参照しながら、レンダラー装置が、本実施形態に係るエラー原因・対応策情報を備えておらず、情報処理装置10に対して、詳細なエラー情報を送信できない場合について説明する。なお、以下の説明では、DMR30Aがエラー原因・対応策情報を実装していないとして、説明を行う。
なお、図8に示したステップS127〜ステップS130については、図7に示した場合と同様であるため、詳細な説明は省略する。
ここで、図8に示した場合において、DMR30AがDMS20に機器登録されていなかった場合を考える。この場合に、DMS20のコンテンツ情報提供部207は、DMR30Aが機器登録されていないために、コンテンツデータを提供することができず、エラーが発生する。すると、DMS20のエラー解析部209は、エラーが発生した原因を解析し、DMR30Aが機器登録されていないことを特定する。エラー解析部209は、エラーが発生した旨をDMR30Aへと通知することで、コンテンツデータ伝送拒否の通知を行う(ステップS131)。
DMS20−DMR30B間の通信は、HTTPによって行われているため、上記エラー通知には、「機器登録がされていない」旨を表すHTTPのエラーコード(例えば、エラーコード403)が記載されている。
本説明におけるDMR30Aでは、エラー原因・対応策情報が実装されていないため、詳細なエラー情報をDMC10に対して送信することができない。そのため、DMR30Aは、一般的なSOAPエラーを表すSOAPのエラーコード501を、DMC10に通知するのみとなる。
DMC10のレンダラー制御部109は、DMR30Bからエラー情報を受信すると(ステップS133)、受信したエラー情報を、エラー改善要求部113に伝送する。エラー改善要求部113は、受信したエラー情報に、拡張された部分が存在していないと判断し、伝送されたエラー情報を、エラー原因問合せ部115へと伝送する。
次に、エラー原因問合せ部115は、レンダラー装置30Bを特定する情報をDMS20に通知するとともに、DMS20に対して詳細なエラー原因の問い合わせを行う(ステップS142)。問い合わせを受けたDMS20のエラー解析部209は、DMC10から通知されたDMR30AのMACアドレス等や、DMS20に格納されているログ情報等を参照しながら、DMR30Aとの間で生じたエラーの原因を特定する。その結果、DMR30Aが機器登録されていないことが原因であるとエラー原因を特定することができるため、エラー解析部209は、エラー原因・対応策情報221を参照して、DMC10に対して詳細なエラー情報を通知する(ステップS143)。
エラーの原因が特定されると、エラー改善要求部113は、表示制御部111に対して、例えば図9に示したような画面を表示するよう要請し、ユーザからの入力を待ち受ける。ユーザから、エラー改善処理を実行するように入力がなされた場合には、エラー改善要求部113は、以下の処理を実行する。
DMC10のエラー改善要求部113は、SOAPのヘッダを拡張して、DMS20に対して、エラー改善要求を送信する(ステップS144)。DMC10は、DMS20に登録されている機器であるため、DMS20は、DMC10から送信されたエラー改善要求に従うことができる。より詳細には、エラー改善要求部113は、SOAPヘッダに「X-AV-RequestCode」を追加記載して、エラー改善要求をDMS20に通知する。
DMS20のエラー改善処理部211は、受信したエラー改善要求に含まれるリクエストコードに基づいて、記憶部213に格納されているエラー原因・対応策情報221を参照し、エラー改善要求で指定されたレンダラー装置(DMR30A)を機器登録する(ステップS145)。エラー改善処理が終了すると、DMS20のエラー改善処理部211は、エラー改善処理完了通知をDMC10に送信する(ステップS146)。
DMC10のエラー改善要求部113は、エラー改善処理の完了通知を受信すると(ステップS147)、レンダラー制御部109に対して、エラー改善処理が完了した旨を通知する。すると、レンダラー制御部109は、DMR30Aに対して再度再生要求を送信する(ステップS148)。
DMR30Aのコンテンツデータ取得部307は、DMC10から送信された映像コンテンツの再生要求を受信すると、再生コンテンツ属性情報を参照して、コンテンツのアクセスURLを取得し、取得したURLにアクセスし、コンテンツデータの取得要求を送信する(ステップS149)。
この際、DMR30Aは、DMC10からのエラー改善要求に基づいてDMS20に機器登録されているため、DMS20のコンテンツ情報提供部207は、URLに対応するコンテンツデータ215を、DMR30Aに対して返送する(ステップS150)。
DMR30Aのコンテンツデータ取得部307は、DMS20から送信されたコンテンツデータを受信すると、受信したコンテンツデータをコンテンツ再生部309に伝送する。コンテンツ再生部309は、取得したコンテンツデータをデコードして、表示部(図示せず。)に表示する(ステップS151)。
このように、本実施形態に係る情報処理方法および接続管理方法によれば、本実施形態に係るエラー原因・対応策情報を実装していないレンダラー装置であっても、DMS−DMR間で発生したエラーに対して、DMCからエラーの解決・改善を試みることが可能となる。
以上説明したような本実施形態に係る情報処理方法および接続管理方法の流れを簡単にまとめると、図10および図11のようになる。図10は、レンダラー装置30が、本実施形態に係るエラー原因・対応策情報を実装している場合の説明図であり、図11は、レンダラー装置が、本実施形態に係るエラー原因・対応策情報を実装していない場合の説明図である。
図10に示したように、DMCとして機能する情報処理装置10は、DMRとして機能するレンダラー装置30に再生させたいコンテンツを特定すると、再生コンテンツ属性情報D1をレンダラー装置30に送信する(ステップS201)。レンダラー装置30では、再生コンテンツ属性情報D1に記載されているコンテンツの所在情報等に基づいて、コンテンツデータの取得要求D2をコンテンツ管理サーバ20に送信する(ステップS203)。
DMSとして機能するコンテンツ管理サーバ20は、何らかの原因でレンダラー装置30に対してコンテンツデータを送信できない場合に、レンダラー装置との間で用いられているプロトコルで定義されたエラー通知D3を、レンダラー装置30に送信する(ステップS205)。エラー通知を受信したレンダラー装置30では、受信したエラー通知D3を、エラー原因・対応策情報を参照しながら解析し、詳細なエラー原因を特定する。次に、レンダラー装置30では、情報処理装置10との間で用いられているプロトコルのヘッダを拡張して、詳細なエラーの原因に対応するエラーコードを追加記載し、エラー情報D4として情報処理装置10に送信する(ステップS207)。
エラー情報を受信した情報処理装置10では、プロトコルのヘッダに記載されたエラー情報と、エラー原因・対応策情報とに基づいて、詳細なエラーの原因を特定し、コンテンツ管理サーバ20に対して、エラー改善要求D5を送信する(ステップS209)。
これにより、コンテンツ管理サーバ20は、レンダラー装置30との間で発生したエラーの改善処理を行うことが可能となる。
また、レンダラー装置が、本実施形態に係るエラー原因・対応策情報を実装していない場合であっても、情報処理装置10は、図11に示したような手順で、エラーの改善処理を要求することが可能である。
すなわち、図11に示したように、DMCとして機能する情報処理装置10は、DMRとして機能するレンダラー装置に再生させたいコンテンツを特定すると、再生コンテンツ属性情報D1をレンダラー装置30に送信する(ステップS301)。レンダラー装置では、再生コンテンツ属性情報D1に記載されているコンテンツの所在情報等に基づいて、コンテンツデータの取得要求D2をコンテンツ管理サーバ20に送信する(ステップS303)。
DMSとして機能するコンテンツ管理サーバ20は、何らかの原因でレンダラー装置に対してコンテンツデータを送信できない場合に、レンダラー装置との間で用いられているプロトコルで定義されたエラー通知D3を、レンダラー装置に送信する(ステップS305)。エラー通知を受信したレンダラー装置では、受信したエラー通知D3に基づいて、情報処理装置10との間で用いられているプロトコルで定義された一般的なエラーコードを特定し、この一般的なエラーコードを含むエラー通知D6を情報処理装置10に通知する(ステップS307)。
情報処理装置10は、レンダラー装置から一般的なエラー通知D6を受信すると、コンテンツ管理サーバ20に対して、エラー原因の問い合わせD7を行う(ステップS309)。コンテンツ管理サーバ20は、情報処理装置10から通知されたレンダラー装置のMACアドレスや、コンテンツ管理サーバ20に記録されているログ情報等に基づいて、詳細なエラーの原因を特定し、情報処理装置10にエラー情報(D8)として送信する(ステップS311)。
エラー情報を受信した情報処理装置10では、プロトコルのヘッダに記載されたエラー情報と、エラー原因・対応策情報とに基づいて、詳細なエラーの原因を特定し、コンテンツ管理サーバ20に対して、エラー改善要求D9を送信する(ステップS313)。
これにより、コンテンツ管理サーバ20は、一般的なレンダラー装置との間で発生したエラーの改善処理を行うことが可能となる。
以上、本実施形態に係る情報処理方法および接続管理方法について説明した。なお、上述の説明では、サーバ−レンダラー装置間において、「レンダラー装置がサーバに登録されていない」という問題が発生した場合について説明したが、本実施形態に係る方法で解決可能な問題は、上述の例に限定されるわけではない。例えば、情報処理装置10は、コンテンツ管理サーバ20に対して、「コンテンツを管理しているコンテンツ保有機を起動させる」改善依頼や、「レンダラー装置に対してのファイヤーウォールのブロック解除」依頼等を送信することが可能である。
<ハードウェア構成について>
次に、図12を参照しながら、本発明の各実施形態に係る情報処理装置10のハードウェア構成について、詳細に説明する。図12は、本発明の各実施形態に係る情報処理装置10のハードウェア構成を説明するためのブロック図である。
次に、図12を参照しながら、本発明の各実施形態に係る情報処理装置10のハードウェア構成について、詳細に説明する。図12は、本発明の各実施形態に係る情報処理装置10のハードウェア構成を説明するためのブロック図である。
情報処理装置10は、主に、CPU901と、ROM903と、RAM905と、ホストバス907と、ブリッジ909と、外部バス911と、インターフェース913と、入力装置915と、出力装置917と、ストレージ装置919と、ドライブ921と、接続ポート923と、通信装置925とを備える。
CPU901は、演算処理装置および制御装置として機能し、ROM903、RAM905、ストレージ装置919、またはリムーバブル記録媒体927に記録された各種プログラムに従って、情報処理装置10内の動作全般またはその一部を制御する。ROM903は、CPU901が使用するプログラムや演算パラメータ等を記憶する。RAM905は、CPU901の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータ等を一次記憶する。これらはCPUバス等の内部バスにより構成されるホストバス907により相互に接続されている。
ホストバス907は、ブリッジ909を介して、PCI(Peripheral Component Interconnect/Interface)バスなどの外部バス911に接続されている。
入力装置915は、例えば、マウス、キーボード、タッチパネル、ボタン、スイッチおよびレバーなどユーザが操作する操作手段である。また、入力装置915は、例えば、赤外線やその他の電波を利用したリモートコントロール手段(いわゆる、リモコン)であってもよいし、情報処理装置10の操作に対応した携帯電話やPDA等の外部接続機器929であってもよい。さらに、入力装置915は、例えば、上記の操作手段を用いてユーザにより入力された情報に基づいて入力信号を生成し、CPU901に出力する入力制御回路などから構成されている。情報処理装置10のユーザは、この入力装置915を操作することにより、情報処理装置10に対して各種のデータを入力したり処理動作を指示したりすることができる。
出力装置917は、例えば、CRTディスプレイ装置、液晶ディスプレイ装置、プラズマディスプレイ装置、ELディスプレイ装置およびランプなどの表示装置や、スピーカおよびヘッドホンなどの音声出力装置や、プリンタ装置、携帯電話、ファクシミリなど、取得した情報をユーザに対して視覚的または聴覚的に通知することが可能な装置で構成される。出力装置917は、例えば、情報処理装置10が行った各種処理により得られた結果を出力する。具体的には、表示装置は、情報処理装置10が行った各種処理により得られた結果を、テキストまたはイメージで表示する。他方、音声出力装置は、再生された音声データや音響データ等からなるオーディオ信号をアナログ信号に変換して出力する。
ストレージ装置919は、情報処理装置10の記憶部の一例として構成されたデータ格納用の装置であり、例えば、HDD(Hard Disk Drive)等の磁気記憶部デバイス、半導体記憶デバイス、光記憶デバイス、または光磁気記憶デバイス等により構成される。このストレージ装置919は、CPU901が実行するプログラムや各種データ、および外部から取得した音響信号データや画像信号データなどを格納する。
ドライブ921は、記録媒体用リーダライタであり、情報処理装置10に内蔵、あるいは外付けされる。ドライブ921は、装着されている磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または半導体メモリ等のリムーバブル記録媒体927に記録されている情報を読み出して、RAM905に出力する。また、ドライブ921は、装着されている磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または半導体メモリ等のリムーバブル記録媒体927に記録を書き込むことも可能である。リムーバブル記録媒体927は、例えば、DVDメディア、HD−DVDメディア、Blu−rayメディア、コンパクトフラッシュ(登録商標)(CompactFlash:CF)、メモリースティック、または、SDメモリカード(Secure Digital memory card)等である。また、リムーバブル記録媒体927は、例えば、非接触型ICチップを搭載したICカード(Integrated Circuit card)または電子機器等であってもよい。
接続ポート923は、例えば、USB(Universal Serial Bus)ポート、i.Link等のIEEE1394ポート、SCSI(Small Computer System Interface)ポート、RS−232Cポート、光オーディオ端子、HDMI(High−Definition Multimedia Interface)ポート等の、機器を情報処理装置10に直接接続するためのポートである。この接続ポート923に外部接続機器929を接続することで、情報処理装置10は、外部接続機器929から直接音響信号データや画像信号データを取得したり、外部接続機器929に音響信号データや画像信号データを提供したりする。
通信装置925は、例えば、通信網931に接続するための通信デバイス等で構成された通信インターフェースである。通信装置925は、例えば、有線または無線LAN(Local Area Network)、Bluetooth、またはWUSB(Wireless USB)用の通信カード、光通信用のルータ、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)用のルータ、または、各種通信用のモデム等である。この通信装置925は、例えば、インターネットや他の通信機器との間で、例えばTCP/IP等の所定のプロトコルに則して信号等を送受信することができる。また、通信装置925に接続される通信網931は、有線または無線によって接続されたネットワーク等により構成され、例えば、インターネット、家庭内LAN、赤外線通信、ラジオ波通信または衛星通信等であってもよい。
以上、本発明の各実施形態に係る情報処理装置10の機能を実現可能なハードウェア構成の一例を示した。上記の各構成要素は、汎用的な部材を用いて構成されていてもよいし、各構成要素の機能に特化したハードウェアにより構成されていてもよい。従って、本実施形態を実施する時々の技術レベルに応じて、適宜、利用するハードウェア構成を変更することが可能である。
なお、本発明の各実施形態に係る情報処理装置10は、以下に示すような機能を有するプログラムとして提供されることも可能である。すなわち、このプログラムは、コンテンツに対応するコンテンツデータおよび当該コンテンツデータの属性情報を管理するコンテンツ管理サーバから、当該コンテンツ管理サーバを識別するためのサーバ識別情報および前記コンテンツデータの一覧を含むサーバ情報を取得する、サーバ情報取得機能と、前記コンテンツ管理サーバから前記コンテンツデータを取得して再生するレンダラー装置から、当該レンダラー装置を識別するためのレンダラー識別情報を含むレンダラー情報を取得する、レンダラー情報取得機能と、前記コンテンツデータの一覧の中から選択されたコンテンツデータを再生させる前記レンダラー装置を特定し、特定された前記レンダラー装置に対して選択された前記コンテンツデータの取得および再生を要請するレンダラー制御機能と、前記特定されたレンダラー装置が前記コンテンツ管理サーバから前記選択されたコンテンツデータを取得する際にエラーが生じ、コンテンツ管理サーバと特定されたレンダラー装置との間で生じたエラーの詳細が記載されたエラー情報が前記特定されたレンダラー装置から通知された場合に、前記コンテンツ管理サーバに対して、前記特定されたレンダラー装置との間で生じたエラーを改善するように要求するエラー改善要求機能と、をコンピュータに実現させるためのプログラムである。
かかる構成によれば、コンピュータプログラムは、コンピュータが備える記憶部に格納され、コンピュータが備えるCPUに読み込まれて実行されることにより、そのコンピュータを上記の情報処理装置として機能させる。また、コンピュータプログラムが記録された、コンピュータで読み取り可能な記録媒体も提供することができる。記録媒体は、例えば、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、フラッシュメモリなどである。また、上記のコンピュータプログラムは、記録媒体を用いずに、例えばネットワークを介して配信してもよい。
また、本発明の各実施形態に係るコンテンツ管理サーバ20は、以下に示すような機能を有するプログラムとして提供されることも可能である。すなわち、このプログラムは、外部に接続された情報処理装置および当該情報処理装置によってコンテンツの再生装置として特定されたレンダラー装置に対して、管理しているコンテンツに関するコンテンツの属性情報または前記コンテンツに対応するコンテンツデータの少なくともいずれか一方を含むコンテンツ情報を提供するコンテンツ情報提供機能と、前記レンダラー装置との間で接続に関するエラーが生じた場合に、前記情報処理装置から送信された、前記レンダラー装置との間に生じた前記エラーの改善要求を受信して、前記レンダラー装置との間に生じたエラーの改善処理を行うエラー改善処理機能と、をコンピュータに実現させるためのプログラムである。
かかる構成によれば、コンピュータプログラムは、コンピュータが備える記憶部に格納され、コンピュータが備えるCPUに読み込まれて実行されることにより、そのコンピュータを上記のコンテンツ管理サーバとして機能させる。また、コンピュータプログラムが記録された、コンピュータで読み取り可能な記録媒体も提供することができる。記録媒体は、例えば、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、フラッシュメモリなどである。また、上記のコンピュータプログラムは、記録媒体を用いずに、例えばネットワークを介して配信してもよい。
<まとめ>
以上説明したように、本発明の各実施形態に係る情報処理システムでは、コンテンツ管理サーバとレンダラー装置との間で発生した接続に関する問題に対して、情報処理装置10からエラー原因の詳細情報を知ることが可能となる。同時に、本発明の各実施形態に係る情報処理装置10は、コンテンツ管理サーバに対して、接続問題の解決依頼を行うことが可能となる。
以上説明したように、本発明の各実施形態に係る情報処理システムでは、コンテンツ管理サーバとレンダラー装置との間で発生した接続に関する問題に対して、情報処理装置10からエラー原因の詳細情報を知ることが可能となる。同時に、本発明の各実施形態に係る情報処理装置10は、コンテンツ管理サーバに対して、接続問題の解決依頼を行うことが可能となる。
また、本発明の各実施形態に係るエラー原因・対応策情報が実装されていない、一般的なレンダラー装置であっても、本発明の各実施形態に係る情報処理装置10とコンテンツ管理サーバとがエラー原因の詳細に関する送受信を行うことで、接続問題の推測と解決を行うことが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上述した実施形態においては、コンテンツが映像コンテンツ(ビデオコンテンツ)である場合を例にとって説明を行ったが、コンテンツの種類は映像に限定されるわけではなく、音楽・写真などのコンテンツでも同様に処理することが可能である。
また、上述した実施形態においては、DMSはコンテンツを自身で保有しているという前提で説明を行ったが、自身はコンテンツを保持せずに他のサーバのコンテンツの属性情報だけを管理するサーバであってもよい。
また、DMRは、コンテンツを自身で表示するという前提で説明をしたが、自身ではコンテンツを再生せずに他のDMRに再生を再委託する機能をもつDMRであってもよい。
また、DMSがDMRに対してエラーが発生した旨の通知を行う場合について説明を行ったが、エラーの種類によっては、DMSはDMRに対してエラー通知を行わない場合がある。この際に、例えば、「応答がタイムアウトした」等のDMRにおける状況に基づいて、DMRがDMSとの間で発生したエラーの解析を行っても良い。
1 情報処理システム
10 情報処理装置
20 コンテンツ管理サーバ
30 レンダラー装置
101,201,301 通信制御部
103,203,303 操作部
105 サーバ情報取得部
107 レンダラー情報取得部
109 レンダラー制御部
111 表示制御部
113 エラー改善要求部
115 エラー原因問合せ部
117,213,313 記憶部
119,221,317 エラー原因・対応策情報
205 サーバ識別情報提供部
207 コンテンツ情報提供部
209,311 エラー解析部
211 エラー改善処理部
305 レンダラー情報提供部
307 コンテンツデータ取得部
309 コンテンツ再生部
10 情報処理装置
20 コンテンツ管理サーバ
30 レンダラー装置
101,201,301 通信制御部
103,203,303 操作部
105 サーバ情報取得部
107 レンダラー情報取得部
109 レンダラー制御部
111 表示制御部
113 エラー改善要求部
115 エラー原因問合せ部
117,213,313 記憶部
119,221,317 エラー原因・対応策情報
205 サーバ識別情報提供部
207 コンテンツ情報提供部
209,311 エラー解析部
211 エラー改善処理部
305 レンダラー情報提供部
307 コンテンツデータ取得部
309 コンテンツ再生部
Claims (11)
- コンテンツに対応するコンテンツデータおよび当該コンテンツデータの属性情報を管理するコンテンツ管理サーバから、当該コンテンツ管理サーバを識別するためのサーバ識別情報および前記コンテンツデータの一覧を含むサーバ情報を取得する、サーバ情報取得部と、
前記コンテンツ管理サーバから前記コンテンツデータを取得して再生するレンダラー装置から、当該レンダラー装置を識別するためのレンダラー識別情報を含むレンダラー情報を取得する、レンダラー情報取得部と、
前記コンテンツデータの一覧の中から選択されたコンテンツデータを再生させる前記レンダラー装置を特定し、特定された前記レンダラー装置に対して選択された前記コンテンツデータの取得および再生を要請するレンダラー制御部と、
前記特定されたレンダラー装置が前記コンテンツ管理サーバから前記選択されたコンテンツデータを取得する際にエラーが生じ、前記コンテンツ管理サーバと前記特定されたレンダラー装置との間で生じたエラーの詳細が記載されたエラー情報が前記特定されたレンダラー装置から通知された場合に、前記コンテンツ管理サーバに対して、前記特定されたレンダラー装置との間で生じたエラーを改善するように要求するエラー改善要求部と、
を備える、情報処理装置。 - 前記コンテンツ管理サーバと前記レンダラー装置との間で発生しうるエラーの詳細な説明と、当該エラーに対する対応策とが記載されたエラー原因・対応策情報が記録された記憶部を更に備え、
前記エラー改善要求部は、前記エラー原因・対応策情報を参照して、前記エラー情報に記載されている前記エラー通知の詳細な内容を特定し、前記コンテンツ管理サーバに対して前記エラーの改善を要求する、請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記特定されたレンダラー装置が前記コンテンツ管理サーバから前記選択されたコンテンツデータを取得する際にエラーが生じ、前記レンダラー装置から、当該レンダラー装置との通信に用いられるプロトコルで定義されたエラーコードが通知された場合に、前記コンテンツ管理サーバに対して、前記特定されたレンダラー装置との間で生じたエラーの原因を問い合わせるエラー問合せ部を更に備える、請求項1に記載の情報処理装置。
- 前記エラー問合わせ部は、前記コンテンツ管理サーバと前記特定されたレンダラー装置との間で生じたエラーの詳細な原因が記載されたエラー情報が、前記コンテンツ管理サーバから通知された場合に、前記コンテンツ管理サーバと前記レンダラー装置との間で発生しうるエラーの詳細な説明と、当該エラーに対する対応策とが記載されたエラー原因・対応策情報を参照して、前記エラー情報に記載されている前記エラー通知の詳細な内容を特定し、前記コンテンツ管理サーバに対して前記エラー改善の改善を要求する、請求項3に記載の情報処理装置。
- 外部に接続された情報処理装置および当該情報処理装置によってコンテンツの再生装置として特定されたレンダラー装置に対して、管理しているコンテンツに関するコンテンツの属性情報または前記コンテンツに対応するコンテンツデータの少なくともいずれか一方を含むコンテンツ情報を提供するコンテンツ情報提供部と、
前記レンダラー装置との間で接続に関するエラーが生じた場合に、前記情報処理装置から送信された、前記レンダラー装置との間に生じた前記エラーの改善要求を受信して、前記レンダラー装置との間に生じたエラーの改善処理を行うエラー改善処理部と、
を備える、コンテンツ管理サーバ。 - 前記コンテンツ管理サーバと前記レンダラー装置との間で発生しうるエラーの詳細な説明と、当該エラーに対する対応策とが記載されたエラー原因・対応策情報が記録された記憶部を更に備え、
前記エラー改善処理部は、前記エラー原因・対応策情報を参照して、前記エラーの改善要求に記載されている前記エラーに対する対応策を特定し、エラーの改善処理を行う、請求項5に記載のコンテンツ管理サーバ。 - 前記情報処理装置から送信された、前記レンダラー装置との間に生じた前記エラーの詳細を問い合わせる問合せ要請を受信した場合に、前記レンダラー装置との間に生じた前記エラーの詳細を解析し、解析結果を前記情報処理装置へと通知するエラー解析部を更に備える、請求項5に記載のコンテンツ管理サーバ。
- 前記問合せ要請には、前記エラーが生じた前記レンダラー装置に割り当てられたMACアドレスに関する情報が記載されており、
前記エラー解析部は、前記MACアドレスに関する情報に基づいて、前記レンダラー装置との間に生じた前記エラーの詳細を解析する、請求項7に記載のコンテンツ管理サーバ。 - コンテンツに対応するコンテンツデータおよび当該コンテンツデータの属性情報を管理するコンテンツ管理サーバから、当該コンテンツ管理サーバを識別するためのサーバ識別情報および前記コンテンツデータの一覧を含むサーバ情報を取得する、サーバ情報取得ステップと、
前記コンテンツ管理サーバから前記コンテンツデータを取得して再生するレンダラー装置から、当該レンダラー装置を識別するためのレンダラー識別情報を含むレンダラー情報を取得する、レンダラー情報取得ステップと、
前記コンテンツデータの一覧の中から選択されたコンテンツデータを再生させる前記レンダラー装置を特定し、特定された前記レンダラー装置に対して選択された前記コンテンツデータの取得および再生を要請するレンダラー制御ステップと、
前記特定されたレンダラー装置が前記コンテンツ管理サーバから前記選択されたコンテンツデータを取得する際にエラーが生じ、前記コンテンツ管理サーバと前記特定されたレンダラー装置との間で生じたエラーの詳細が記載されたエラー情報が前記特定されたレンダラー装置から通知された場合に、前記コンテンツ管理サーバに対して、前記特定されたレンダラー装置との間で生じたエラーを改善するように要求するエラー改善要求ステップと、
を含む、情報処理方法。 - 外部に接続された情報処理装置に対して、管理しているコンテンツに関するコンテンツの属性情報を少なくとも含むコンテンツ情報を提供するコンテンツ情報提供ステップと、
前記情報処理装置によってコンテンツの再生装置として特定されたレンダラー装置に対して、管理しているコンテンツに対応するコンテンツデータを少なくとも含むコンテンツ情報を提供するコンテンツ情報提供ステップと、
前記レンダラー装置との間で接続に関するエラーが生じた場合に、前記情報処理装置から送信された、前記レンダラー装置との間に生じた前記エラーの改善要求を受信して、前記レンダラー装置との間に生じたエラーの改善処理を行うエラー改善処理ステップと、
を含む、接続管理方法。 - コンテンツに対応するコンテンツデータおよび当該コンテンツデータの属性情報を管理するコンテンツ管理サーバから、当該コンテンツ管理サーバを識別するためのサーバ識別情報および前記コンテンツデータの一覧を含むサーバ情報を取得する、サーバ情報取得部と、
前記コンテンツ管理サーバから前記コンテンツデータを取得して再生するレンダラー装置から、当該レンダラー装置を識別するためのレンダラー識別情報を含むレンダラー情報を取得する、レンダラー情報取得部と、
前記コンテンツデータの一覧の中から選択されたコンテンツデータを再生させる前記レンダラー装置を特定し、特定された前記レンダラー装置に対して選択された前記コンテンツデータの取得および再生を要請するレンダラー制御部と、
前記特定されたレンダラー装置が前記コンテンツ管理サーバから前記選択されたコンテンツデータを取得する際にエラーが生じ、前記コンテンツ管理サーバと前記特定されたレンダラー装置との間で生じたエラーの詳細が記載されたエラー情報が前記特定されたレンダラー装置から通知された場合に、前記コンテンツ管理サーバに対して、前記特定されたレンダラー装置との間で生じたエラーを改善するように要求するエラー改善要求部と、
を備える情報処理装置と、
前記情報処理装置および前記レンダラー装置に対して、管理しているコンテンツに関するコンテンツの属性情報または前記コンテンツに対応するコンテンツデータの少なくともいずれか一方を含むコンテンツ情報を提供するコンテンツ情報提供部と、
前記レンダラー装置との間で接続に関するエラーが生じた場合に、前記情報処理装置から送信された、前記レンダラー装置との間に生じた前記エラーの改善要求を受信して、前記レンダラー装置との間に生じたエラーの改善処理を行うエラー改善処理部と、
を備えるコンテンツ管理サーバと、
前記情報処理装置によって指定された前記コンテンツに対応する前記コンテンツデータを、前記コンテンツ管理サーバから取得して再生するとともに、前記コンテンツデータの取得に際して前記コンテンツ管理サーバとの間でエラーが生じた場合に、生じた前記エラーの詳細が記載されたエラー情報を前記情報処理装置へと送信するレンダラー装置と、
を含む、情報処理システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008225188A JP2010061306A (ja) | 2008-09-02 | 2008-09-02 | 情報処理装置、コンテンツ管理サーバ、情報処理方法、接続管理方法および情報処理システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008225188A JP2010061306A (ja) | 2008-09-02 | 2008-09-02 | 情報処理装置、コンテンツ管理サーバ、情報処理方法、接続管理方法および情報処理システム |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010061306A true JP2010061306A (ja) | 2010-03-18 |
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JP2008225188A Pending JP2010061306A (ja) | 2008-09-02 | 2008-09-02 | 情報処理装置、コンテンツ管理サーバ、情報処理方法、接続管理方法および情報処理システム |
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Country | Link |
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- 2008-09-02 JP JP2008225188A patent/JP2010061306A/ja active Pending
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