JP2007025948A - 動作状態管理機器、システム管理方法及びそのプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】ネットワーク上の仮想機器に対する動作要求とその動作状態を効率的に伝達する。
【解決手段】仮想機器として動作するシステムを管理する動作状態管理機器であって、記憶部は、接続されている上位機器及び下位機器との通信に必要な接続情報を保持し、管理部は、前記通信部が前記下位機器の動作情報を受信すると、前記下位機器の動作情報の全ての階層レベルを増加させて、当該動作状態管理機器の動作情報を前記下位機器の動作情報の上位に階層的に関連付けして結合することで伝達動作情報を生成し、前記通信部は前記接続情報に基づいて、前記伝達動作情報を前記上位機器へ送信する。
【選択図】図1
【解決手段】仮想機器として動作するシステムを管理する動作状態管理機器であって、記憶部は、接続されている上位機器及び下位機器との通信に必要な接続情報を保持し、管理部は、前記通信部が前記下位機器の動作情報を受信すると、前記下位機器の動作情報の全ての階層レベルを増加させて、当該動作状態管理機器の動作情報を前記下位機器の動作情報の上位に階層的に関連付けして結合することで伝達動作情報を生成し、前記通信部は前記接続情報に基づいて、前記伝達動作情報を前記上位機器へ送信する。
【選択図】図1
Description
本発明は、ネットワークで接続される電子機器によって構成されるシステムにおける動作状態管理装置に関し、特に、動作状態管理装置の情報伝達技術に関する。
コンピュータと、プリンタ及び周辺機器(音響機器・映像機器等)をネットワークに接続し、コンピュータから各機器を制御したり、その逆に、周辺機器からコンピュータに格納された映像や音楽を操作する技術が提案されている。具体的には、機器間で用いられる通信プロトコルや機器や、機器の機能への命令等のフレームワークが検討され実現されている。例えば、ユニバーサル・プラグ・アンド・プレイ(UPnP)や、ホーム・オーディオ・ビデオ・インターオペラビリティ(HAVi)等がある。
前述したフレームワークでは、一つの機器の中に複数のハードウェア又は複数のソフトウェアによって構成されるデバイスが存在し、それぞれが独立して動作することができる。各デバイスが提供する機能は、機器が提供するサービスであって、他の機器から操作ができる。
また、それぞれの機器が保有する機器の属性情報、機器によって構成されるデバイスの属性情報及びデバイスによって提供されるサービスの属性情報をネットワーク上の他機器に対して伝達することができる。この属性情報伝達の仕組みによって、機器がネットワークに接続された場合に、それぞれの機器が保有する機能やサービスをネットワーク内で検索して、機器間のネゴシエーションを行うことができる。
これによって、ある機器がネットワークに接続されると、当該機器の機能が他の機器から利用できる状態になるプラグ・アンド・プレイが可能となる。
このように、ユーザは、ネットワークに接続された機器によって、当該機器自体及びネットワークに接続されている他の機器を検索することができる。また、ネットワークに接続されている機器によって構成されるデバイス、及びそのデバイスによって提供される機能を検索することができる。
ユーザは、この検索結果によってネットワーク上の複数の機器に対して、機器間の接続動作を指示し、それらの機器間を接続し、それらの間で音響や映像等のデータを流通させることができる。そして、複数の接続関係を作ることによって、物理的な機器ではなく、論理的に仮想的な機器を実現することができる。
このように構成された仮想機器に新たな動作をさせるために、仮想機器によって提供される機能を連携して動作させる必要がある。つまり、仮想機器に対して動作が要求された場合、仮想機器を構成する機能モジュールの動作とその動作のタイミングを制御することによって、仮想機器によるシステムが構成される。
このように構成された仮想機器は、仮想機器同士が連携して動作することができる。
ここで、仮想機器同士が連携する仮想機器システムでは、各仮想機器が滞りなく動作する必要がある。このため、連携する機器から動作要求を受けた仮想機器は、当該動作要求に対する動作情報を他の仮想機器に転送する。そして、仮想機器は、受信した動作情報を解析することによって、連携する機器が確実に動作しているかを確認しながら動作する。
また、仮想機器は、動作情報が満足ではない場合、機器の故障による不具合や、機器の通信の不具合を検出する。さらに、仮想機器は、当該不具合等の解決、又は、当該不具合に対し利用者に判断を求める表示及び利用者による入力に基づく処理も必要である。
このため、特許文献1には、ネットワーク上の複数の機器が、負荷状況やメモリ容量等の稼動状況を監視し、共有ディスクの特定領域にその状況を格納して、情報を共有し、障害が生じた場合には、各機器が代替機器を選定する技術が開示されている。
特開2000−47894号公報
しかし、前述した技術では、各ノードが独立して動作している。複雑で階層的に構成された仮想機器に、特許文献1に記載の方法を適用すると、論理的な接続関係が遠い機器であっても動作状況が共有されるので、制御が複雑になる。また、共有ディスクに不具合が生じた場合には、システム全体が停止する問題がある。
また、前述したUPnPやHAViでは、仮想機器に対する動作要求とその結果伝達の方法についても定義されている。これらでは1対1のピア・ツー・ピア接続、及び1対Nの星型接続によって仮想機器を構成できる。この動作要求と結果伝達は、N個の関係によって接続されたN個の動作モジュールから、中心となる機器に対して、各モジュールの動作情報が伝達される。
しかし、別の仮想機器の機能を用いて構成された仮想機器システムでは、各機能モジュール間で結果を伝達することはできる。しかし、システム全体として障害箇所を調べる場合には、別途結果を収集し解析する必要があった。
本発明は、連携して動作する仮想機器を管理するにあたり、仮想機器に対する動作要求とその結果を効率的に伝達することを目的とする。また、仮想機器に不具合が生じた場合に、不具合状況と当該不具合へ対処指示を効率的に伝達することを目的とする。
また、これら結果伝達内容に解決方法等の情報を関連付けることによって、仮想機器を構成する一部の機能に障害が生じた場合に、当該障害に対応する処理へ誘導し、その処理を伝達して障害を解決することを目的とする。また、ユーザが操作説明書等を参照することなく障害に対して最適な対策をする動作状態管理機器を提供することを目的とする。
前述した課題を解決するために、本発明は、仮想機器として動作するシステムを管理する動作状態管理機器であって、前記仮想機器は、ネットワークを介して他機器と通信する電子機器が備える機能モジュールによって構成され、前記動作状態管理機器は、CPUを備える管理部、前記CPUが使用するプログラム及びデータを記憶する記憶部及び前記電子機器と通信する通信部を備え、前記仮想機器を動作させるための上位命令を当該動作状態管理機器に対して送る上位機器、及び、前記上位命令に対応する下位命令を該動作状態管理機器から受けて当該動作状態管理機器に動作を管理される1個以上の下位機器と接続され、前記記憶部は、前記上位機器及び前記下位機器との通信に必要な接続情報を保持し、前記管理部は、前記通信部が前記下位機器から、該下位機器の階層レベルを示す情報を含む動作情報を受信すると、当該動作状態管理機器の動作情報を生成して、その階層レベルが前記下位機器の動作情報の上位となるように関連付けて、下位からの動作情報と結合して、上位へ伝達する動作情報である伝達動作情報を作成し、前記通信部は、前記伝達動作情報を前記接続情報に基づいて前記上位機器へ送信することを特徴とする。
本発明によると、ネットワークに接続される各機器が備える機能モジュールを組み合わせることによって階層構造が構成された仮想機器の動作状態を伝達することができる。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
(実施形態1)
本発明の第1の実施形態では、複数の機能を組み合わせて仮想機器を構成する場合の、階層化された動作状態管理方法を示す。
本発明の第1の実施形態では、複数の機能を組み合わせて仮想機器を構成する場合の、階層化された動作状態管理方法を示す。
以下に説明する第1の実施の形態では、仮想機器がさらに別の仮想機器の一部として動作し、仮想機器が階層的に接続されて構成された仮想機器システムについて説明する。このように階層的に構成された仮想機器が複雑に連携して動作することによって、単独の機器では実現できなかった複雑な処理を行う新しいシステムが構成される。
ここで、複雑な階層を有する仮想機器システムでは、各末端の仮想機器までが滞りなく動作する必要がある。このため、上位機器から動作要求を受けた下位機器は、当該動作要求に対する動作情報を返信する。そして、上位機器は、この結果を解析することによって、下位機器が確実に動作しているかを確認しながら動作する。
また、上位機器は、動作情報が満足ではない場合、機器の故障による不具合や、機器の通信の不具合を検出する。さらに、上位機器は、当該不具合等の解決、又は、当該不具合に対し利用者に判断を求める表示及び利用者による入力に基づく処理も必要である。
そこで、第1の実施の形態は、ネットワーク上の機器の機能によって階層的に構成された仮想機器を管理するにあたり、仮想機器に対する動作要求とその結果を効率的に伝達することを目的とする。また、仮想機器に不具合が生じた場合に、階層構造を考慮して不具合状況と、当該不具合へ対処指示を効率的に伝達することを目的とする。
図1は、本発明の第1の実施の形態のネットワーク機器の構成を示すブロック図である。
動作状態管理機器(101)、コントロールポイント(CP)(141)及び他の電子機器(110,120)がネットワーク(150)に接続されている。なお、ネットワーク(150)は、バスであってもよい。
動作状態管理機器(101)は、内部に記憶部(105)、管理部(102)及び通信部(103)を備える。これらの各構成は、内部バス(104)に接続されている。
コントロールポイント(141)は、ユーザ(140)からの指示を受け取る入力部を備え、ネットワークに接続された電子機器又は電子機器によって構成される仮想機器に対して指示を出す装置である。ユーザ(140)は、コントロールポイント(141)を操作して電子機器又は仮想機器に指示を出すことができる。
なお、これらの機能をソフトウェアで実現し、一般的なコンピュータにおいて動作させてもよい。
電子機器A(110)は、通信部(111)、機能管理部(112)、機能モジュールA1(113)、機能モジュールA2(115)及び機能モジュールA3(117)を備える。
機能モジュールA1(113)には、機能A1を実現するためのデバイス1(114)が接続されている。例えば、デバイス1(114)は、ハード・ディスク装置である。また、機能モジュールA2(115)には、機能A2を実現するためのデバイス2(116)が接続されている。例えば、デバイス2(116)は、ディスプレイ装置である。
電子機器B(120)は、機能モジュールB1(121)、機能モジュールB2(122)及び機能モジュールB3(123)を備える。これらの機能モジュールB1〜B3はデバイスを伴って構成されてもよい。また、機能モジュールは様々な構成でよく、機能モジュール相互の接続関係もいかなるものでもよい。
また、ネットワークには、他の電子機器等が接続されてもよい。
図2は、第1の実施の形態の仮想機器V(201)の概念図である。
仮想機器V(201)は、その構成が、動作管理機器(101)によって管理される。仮想機器V(210)は、機器A(110)が持つ機能モジュールA1(113)と機能モジュールA2(115)とを直列に接続し、さらに機器B(120)の機能モジュールB1(121)を接続する。例えば、A1(113)は、HDDからAVデータを読み出すメディアサーバである。A2(115)は、AVデータを表示するメディアレンダラであり、同時にAVデータを別に出力可能なメディア分配器である複合モジュールである。B1(121)は、AVデータをDVDに記録するメディアレコーダである。
動作管理機器(101)は、このような二つの機器に存在する三つの機能モジュールをつないで、HDDから読み出したAVデータを表示するとともにDVDに記録する仮想機器V(201)を構成する。
ユーザが指示を出すコントロールポイント(141)は、ネットワーク上の仮想機器V(201)に対して、アクション(202)による動作指示を出し、動作指示に対する実行結果(203)を得ることができる。このとき、結果(203)とは、「正しく表示できた」又は「DVDに正しく書き込めた」等の処理の状態や、各デバイスに不具合が生じている等の報告であって、表示内容や書き込まれたAVデータではない。
図3は、第1の実施の形態の仮想機器V(201)としてのアクションと結果の関係の説明図である。
コントロールポイント(141)から送られるアクション(202)は、仮想機器V(201)が受け取ることができる動作命令である。このため、コントロールポイント(141)から送られるアクション(202)を、電子機器A(110)、電子機器B(120)、モジュールA1(113)、モジュールA2(115)及びモジュールB1(121)へのアクションへ変換する必要がある。
動作管理機器(101)は、アクションの変換や各モジュールの動作順序を制御して、仮想機器V(201)として動作させることも管理しているとする。つまり、アクション(202)は、機器A(モジュールA1(113)、モジュールA2(115))へのアクション(301)としてマッピングされ、機器A(110)に出力される。また、アクション(202)は、機器B(モジュールB1(121))へのアクション(303)にマッピングされ、機器B(120)に出力される。
機器A(110)及び機器B(120)は、アクション基づいて各機器の固有の動作をする。動作管理機器(101)は、各機器の動作情報(302,304)を仮想機器V(201)におけるアクションの動作情報(203)にまとめて、コントロールポイント(141)に返信する。
図4は、第1の実施の形態の仮想機器V(201)に対するアクション伝達のシーケンス図である。
機器A(110)及び機器B(120)内には、仮想機器V(201)が構成されている。
まず、機器A(110)及び機器B(120)は、動作状態管理機器(101)を上位機器に設定する(401)。動作状態管理機器(101)は、コントロールポイント(141)を上位機器に設定し、機器A(110)及び機器B(120)の双方を下位機器に設定する(410)。コントロールポイント(141)は、動作状態管理機器(101)を下位機器に設定する(420)。
具体的には、上位機器との通信に必要な接続情報として、ネットワークアドレス及び受信ポートが、記憶部に格納された上位機器接続情報テーブル(図5)に設定される。また、下位機器のとの通信に必要な接続情報として、ネットワークアドレス及び受信ポートが、記憶部に格納された下位機器接続情報テーブル(図6)に設定される。
次に、ユーザ(140)が、この仮想機器V(201)に対して所望の動作をさせるために、コントロールポイント(141)に備わる入力部からアクションを入力する(421)。コントロールポイント(141)は、下位機器接続情報テーブルから下位機器のアドレス及びポートを取得し(422)、取得した宛先にアクション(202)を送信する(423)。
動作状態管理機器(101)は、このアクションを受信すると(411)、機器A(110)及び機器B(120)が理解できるアクションにマッピングする(412)。そして、下位機器接続情報テーブルから機器A(110)及び機器B(120)のアドレス及びポートを取得し(413)、機器A(110)及び機器B(120)の各々に対し、マッピングされたアクション(301,303)を送信する(414)。
機器A(110)及び機器B(120)は、マッピングされたアクションを受信し(402)、各アクションに規定された動作を行う(403)。
図5は、第1の実施の形態の上位機器接続情報テーブルの説明図である。
上位機器接続情報テーブル(500)は、上位アドレス(501)、上位ポート(502)、受信ポート(503)、名称(504)及びID(504)を含む。
本実施の形態では、上位機器は0又は一つなので、上位機器接続情報テーブル(500)には最大で一つのデータ(505)が記録される。
上位アドレス(501)は、通信に必要な上位機器のIPアドレスである。上位ポート(502)は、通信に必要な上位機器のポートである。受信ポート(503)は、上位機器との通信に必要な自装置のポートである。
ここで、名称(504)は、上位装置に付された名称である。また、ID(505)は、機器または機能モジュールを識別するための一意な識別子である。
図6は、第1の実施の形態の下位機器接続情報テーブルの説明図である。
下位機器接続情報テーブル(600)は、項番(601)、下位アドレス(602)、下位ポート(603)、受信ポート(604)、名称(605)及びID(606)を含む。
本実施の形態では、下位機器は0、一つ又は複数なので、下位機器接続情報テーブル(600)には、接続されている数と同数のデータ(607,608)が記録されている。
項番(601)は、下位機器接続情報テーブル(600)内でデータを管理するための番号である。
下位アドレス(602)は、通信に必要な下位機器のIPアドレスである。下位ポート(603)は、通信に必要な下位機器のポートである。受信ポート(604)は、下位機器との通信に必要な自装置のポートである。
ここで、名称(605)は、下位装置に付された名称である。また、ID(606)は、機器または機能モジュールを識別するための一意な識別子である。
なお、図5に示す上位機器接続情報テーブル(500)及び図6に示す下位機器接続情報テーブル(600)は、動作状態管理機器(101)に設定されたものである。よって、上位機器接続情報テーブル(500)にはコントロールポイント(141)の情報(505)が、下位機器接続情報テーブル(600)には機器A(110)の情報(607)と機器B(120)の情報(608)が設定される。
図7は、第1の実施の形態の仮想機器V(201)からの動作情報伝達のシーケンス図である。
機器A(110)及び機器B(120)は、各機器の固有の動作(403)の情報(各機器の動作情報)を収集する(701)。第1の実施の形態では、図3に示すように機器A(110)ではモジュールA1(113)の動作情報(図8)及びモジュールA2(115)の動作情報(図9)が収集される。また、機器B(120)ではモジュールB1(121) の動作情報が収集される。
その後、機器A(110)及び機器B(120)は、各機器全体の動作情報(図11、図14)を伝達動作情報として作成する(702)。このとき、機器全体の動作情報が階層レベルが上位で、モジュールが下位となるように、階層レベルを設定する。
そして、機器A(110)及び機器B(120)は、上位アドレス及び上位ポートを記憶部に格納された通信に必要な接続情報である上位機器接続情報テーブル(500)から取得し(703)、作成した伝達動作情報を上位機器に送信する(704)。
図8は、第1の実施の形態のモジュールA1(113)の動作情報の説明図である。
モジュールA1(113)の動作情報には、名称(801)、ID(802)、エラーコード(803)及びエラー記述(804)を含む。
図9は、第1の実施の形態のモジュールA2(115)の動作情報の説明図である。
モジュールA2(115)の動作情報には、名称(901)、ID(902)、エラーコード(903)及びエラー記述(904)を含む。
名称(801)及び名称(901)は、当該動作情報を出力したモジュールに付された名称である。ID(802)及びID(902)は、当該モジュールに付された一意な識別子である。エラーコード(803)及びエラーコード(903)は、動作のエラーの有無及びエラーの種類を示す。エラー記述(804)及びエラー記述(904)は、当該エラーコードに対応するエラーの内容を示す。
モジュールA1(113)の動作情報(図8)によると、エラーコード(803)が”100”であり、エラー記述(804)が”No Error”なので、モジュールA1(113)では正常に動作したことが分かる。
一方、モジュールA2(115)の動作情報(図9)によると、エラーコード(903)が”801”であり、エラー記述(904)が”CODEC Mismatch”なので、モジュールA2(115)に構成されるデバイス2(116)において、AVデータの符号化方式(CODEC)が合致せず、レンダラでの表示ができないエラーが生じていることが分かる。
図10は、第1の実施の形態の機器A(110)の動作情報の説明図である。
機器A(110)の動作情報は、名称(1001)、ID(1002)、エラーコード(1003)及びエラー記述(1004)を含む。
名称(1001)は、当該動作情報を出力した機器に付された名称である。ID(1002)は、当該機器に付された一意な識別子である。エラーコード(1003)は、動作のエラーの有無及びエラーの種類を示す。エラー記述(1004)は、当該エラーコードに対応するエラーの内容を示す。
機器A(110)は、モジュールA1(113)及びモジュールA2(115)の二つのデバイスを構成している。つまり、機器A(110)は、モジュールA1(113)及びモジュールA2(115)の上位階層に位置する。
このため、機器A(110)の動作情報を、エラーが生じているA2の動作情報とする。すなわち、図に示すように、エラーコード(1003)が”801”となり、エラー記述(1004)が”CODEC Mismatch”となる。
仮に、モジュールA1(113)及びモジュールA2(115)の双方にエラーが発生している場合には、機器Aの動作情報は、それぞれの仮想機器のポリシによって設定された規則に従ってエラーコードが選択される。
例えば、機器A(110)は、最も小さいエラーコードを選択する。このとき、エラーコードはそのシステムの動作に与える深刻度の順に規定しておく。よって、最も小さいエラーコードを選択すると、システム全体の動作に対して深刻で、優先的な対応が必要な不具合を上位機器に伝達できる。
一方、機器A(110)は、最も大きいエラーコードを選択してもよい。最も大きいエラーコードを選択すると、容易に修復ができ、優先的な対応の必要性が低い不具合を上位機器に伝達できる。
以上説明したモジュールA1(113)の動作情報(図8)、モジュールA2(115)の動作情報(図9)及び機器A(110)の動作情報(図10)は、機器A(110)の記憶部内に記憶されている。
図11は、第1の実施の形態の機器A(110)全体の動作情報(302)の説明図である。
図11に示す動作情報(302)は、モジュール及び機器の動作情報(図8〜図10)を包括した、機器A(110)全体の動作情報である。
動作情報(302)は、階層レベル(1110)、名称(1101)、ID(1102)、エラーコード(1103)及びエラー記述(1104)を含む。動作情報(302)は、機器A(110)の動作情報(1111)、モジュールA1(113)の動作情報(1112)及びモジュールA2(115)の動作情報(1113)を含む。
階層レベル(1110)は、階層的に構成された機器及びモジュールの階層を示す。例えば、第1の実施の形態では、上位とする機器A(110)の動作情報(1111)をレベル0に設定し、機器A(110)の下位とするモジュールA1の動作情報(1112)及びモジュールA2の動作情報(1113)をレベル1に設定する。
名称(1101)は、当該動作情報を出力したモジュール又は機器に付された名称であり、名称(801)、名称(901)及び名称(1001)と同じである。
ID(1102)は、当該モジュール又は機器に付された一意な識別子であり、ID(802)、ID(902)及びID(1002)と同じである。
エラーコード(1103)は、動作のエラーの有無及びエラーの種類を示し、エラーコード(803)、エラーコード(903)及びエラーコード(1003)と同じである。
エラー記述(1104)は、当該エラーコードに対応するエラーの内容を示し、エラー記述(804)、エラー記述(904)及びエラー記述(1004)と同じである。
この機器A(110)全体の動作情報(図11)が伝達動作情報として上位機器である動作状態管理機器(101)へ送信される。
図12は、第1の実施の形態のモジュールB1(121)の動作情報の説明図である。
モジュールB1(121)の動作情報には、名称(1201)、ID(1202)、エラーコード(1203)及びエラー記述(1204)を含む。モジュールB1(121)の動作情報に含まれる各項目は、前述したモジュールA1(113)の動作情報(図8)と同じである。
図13は、第1の実施の形態の機器B(120)の動作情報の説明図である。
機器A(110)の動作情報は、名称(1001)、ID(1002)、エラーコード(1003)及びエラー記述(1004)を含む。機器B(120)の動作情報に含まれる各項目は、前述した機器A(110)の動作情報(図10)と同じである。
図14は、第1の実施の形態の機器B(120)全体の動作情報(304)の説明図である。
図14に示す動作情報(304)は、モジュール及び機器の動作情報(図12、図13)を包括した、機器B(120)全体の動作情報である。
動作情報(304)は、階層レベル(1410)、名称(1401)、ID(1402)、エラーコード(1403)及びエラー記述(1404)を含む。動作情報(304)は、機器B(120)の動作情報(1411)及びモジュールB1(121)の動作情報(1412)を含む。
機器B(120)全体の動作情報(304)に含まれる各項目は、前述した機器A(110)全体の動作情報(図11)と同じである。
階層レベル(1410)は、階層的に構成された機器及びモジュールの階層を示す。例えば、第1の実施の形態では、上位の機器B(120)の動作情報(1411)をレベル0に設定し、機器B(120)の下位のモジュールB1の動作情報(1412)をレベル1に設定する。
モジュールB1(121)の動作情報(図12)、機器B(120)の動作情報(図13)及び機器B(120)全体の動作情報(図14)によると、モジュールB1(121)及び機器B(120)において”CODEC Mismatch”のエラーが発生している。
この機器B(120)全体の動作情報(図14)が伝達動作情報として上位機器である動作状態管理機器(101)へ送信される。
図7の動作フローに戻る。動作状態管理機器(101)は、下位の機器から動作情報を受信し(710)、仮想機器V(201)を構成する内部機器の動作情報を収集し(711)、仮想機器V(201)全体の動作情報(図15)である伝達動作情を作成する(712)。このとき、仮想機器全体の動作情報が階層レベルが上位で、機器Aおよび機器Bから受信した下位動作情報が下位となるように、階層レベルを設定する。
そして、動作状態管理機器(101)は、上位アドレス及び上位ポートを記憶部に格納された上位機器接続情報テーブル(500)から取得し(713)、作成した伝達動作情報を上位機器に送信する(714)。
コントロールポイント(141)は、下位の動作状態管理機器(101)から動作情報を受信すると(715)、その結果をユーザに報知する。
図15は、第1の実施の形態の仮想機器V(201)全体の動作情報(203)の説明図である。
動作情報(203)は、階層レベル(1510)、名称(1501)、ID(1502)、エラーコード(1503)及びエラー記述(1504)を含む。
仮想機器V(201)全体の動作情報(203)に含まれる各項目は、仮想機器V(201)の動作情報(1511)、機器A(110)の動作情報(1111)、モジュールA1(113)の動作情報(1112)、モジュールA2(115)の動作情報(1113)、機器B(120)の動作情報(1411)及びモジュールB1(121)の動作情報(1412)の一部を変更して結合する。
すなわち、仮想機器V(201)の動作情報(1511)の階層レベルを0に設定する。このとき、仮想機器V(201)の動作情報は、機器A(110)及び機器B(120)に発生したエラーを設定する。すなわち、仮想機器Vのエラーコードは、機器Aのエラーコード及び機器Bのエラーコードから、機器A(110)の動作情報の生成と同一になるよう選択する。
また、動作情報(203)には、機器A(110)全体の動作情報(図11)及び機器B(120)全体の動作情報(図14)の階層レベルを全て1ずつ増加させた情報、言い換えると(1111)〜(1113)、(1411)及び(1412)の階層レベルの全てを1階層ずつ深い方向に送った情報となるように変更する。
なお、これらの例では階層レベル増加の方向が深い階層を示しているが、上位の動作情報の階層レベルのみを1少なくして付加しても同じ効果が得られる。また、階層レベルが減少する方向が深い階層を示しても良く、この場合には下位の階層を1ずつ減少させるか、あるいは、上位の動作情報の階層レベルを1多くして付加する。
図16は、第1の実施の形態の動作情報の構造の説明図である。
機器A(110)の動作情報(1111)の下位になるよう包含して、モジュールA1(113)の動作情報(1112)及びモジュールA2(115)の動作情報(1113)を結合して、機器A全体の動作情報(302)を生成する。そして、生成した機器A全体の動作情報(302)を動作状態管理機器(101)に送信する。
また、同様に機器B(120)の動作情報(1411)の下位になるよう包含して、モジュールB1(121)の動作情報(1412)を結合して機器B全体の動作情報(304)を生成する。そして、生成した機器B全体の動作情報(304)を動作状態管理機器(101)に送信する。
動作状態管理機器(101)は、二つの動作情報を受信する。そして、仮想機器V(201)の動作情報(1511)の下位になるよう包含して、受信した動作情報(1111)〜(1113)、(1411)及び(1412)を結合して、仮想機器Vの動作情報(203)を作成する。
これらの通り、階層レベルを示す場合に、下位の動作情報を上位が包含する形式で表現しても良い。
次に、第1の実施の形態における動作情報の記述について説明する。
以下、動作情報をXML(eXtensible Markup Language)で記述することを説明するが、他の形式で記述されてもよい。
XMLでは、タグに挟まれた内容によって、ひとつのデータ要素を記述できる。また、このタグ内にさらにタグを挿入することができ、階層構造を容易に持たせたデータを記述することができる。従って、XMLは、本発明のような階層構造を持たせた動作情報を伝達する場合に便利である。
図17は、図11に示した機器A全体の動作情報(302)をXMLで記述した例を示す。
機器及びモジュールの階層レベル(1110)はタグの階層構造で示されている。名称(1101)は<friendlyName>タグで、ID(1102)は<UUID>タグで、エラーコード(1103)は<errorCode>タグで、エラー記述(1104)は<errorDescription>タグで示す。
図17に示すXML文の最初に記述された<RootInstrument>タグ(1701)は、機器Aの全体であることを示す開始タグである。
<RootInstrument>タグ(1701)の下には、機器A(110)を階層レベル0として、機器A(110)の動作情報の各要素が記述される(1702)。モジュールA1(113)及びモジュールA2(115)は機器Aに備わるデバイスであり、各モジュールが同じ階層レベル1に並存する。
よって、モジュールA1(113)の動作情報及びモジュールA2(115)の動作情報は、それぞれが<device>タグで挟まれて記述される(1703,1704)。
図18は、図14に示した機器B全体の動作情報(304)をXMLで記述した例を示す。
<RootInstrument>タグ(1801)の下には、機器B(120)を階層レベル0として、機器A(120)の動作情報の各要素が記述される(1802)。モジュールB1(121)は機器Bに備わるデバイスであり、階層レベル1に存在する。
機器B全体の動作情報(304)において、機器Bの動作情報(1802)とモジュールB1(121)の動作情報(1803)とは異なる階層レベルに記述される。
図19は、図15に示した仮想機器V全体の動作情報(203)のXMLで記述した例を示す。
<RootInstrument>タグ(1901)の下には、仮想機器V(201)を階層レベル0として、仮想機器V(201)の動作情報の各要素が記述される(1902)。そして、機器Aの動作情報(302)と機器Bの動作情報(304)は、新たに<Instrument>タグに挟まれることによって、1段深い階層レベルに記述される(1903,1904)。
さらに、機器A及び機器Bに備わるモジュールの動作情報は、それぞれが<device>タグで挟まれて記述される。
次に、動作情報の別の記述について説明する。
本発明の階層的動作情報は、従来のUPnPの動作情報伝達を拡張した形式で記述することができる。
まず、従来のUPnPにおける動作情報伝達の記述について説明する。
図20は、従来のUPnPにおける動作情報をHTMLで記述した例を示す。
従来のUPnPにおける動作情報は、イベント通知(2901)及びエラーメッセージ本体(2902)を含む。
イベント通知(2901)は、HTTP(Hyper Text Transfer Protcol)及びGENA(General Event Notification Architecture)の規約に従って記述される。エラーメッセージ本体(2902)は、SOAP(Simple Object Access Protocol)に従って記述される。
しかし、従来の記述方法では、1対1の接続が前提となっており、<Body>タグの中の<Fault>タグに含まれる<detail>タグの中には、一つの動作情報だけが記述される。
図21は、第1の実施の形態の仮想機器V全体の動作情報(203)のHTMLで記述した例である。(2002)〜(2004)は従来のUPnPの動作情報の記述と同じであるが、<detail>を並列に記述することによって、従来のUPnPによっても、動作情報が階層的に記述できるように拡張している。
図21に示す動作情報は、イベント通知(2002)、プロトコル宣言部(2003)、エラー記述定義部(2004)、並列記載定義部(2005)及びエラー内容(2006)を含む。
イベント通知(2002)は、HTTP(Hyper Text Transfer Protcol)及びGENA(General Event Notification Architecture)規約に従って記述される。プロトコル宣言部(2003)は、エラーメッセージがSOAP(Simple Object Access Protocol)に従って記述されることを定義する。エラー記述定義部(2004)は、エラーコードとエラー記述の記述方法を定義する。
並列記載定義部(2005)は、階層的なエラー記述の開始を定義する。エラー内容(2006)は、エラーの詳細な内容が記述される。
具体的には、<detail>を並列に記述し拡張したことを宣言する並列記載定義部(2005)、及び、仮想機器Vの動作情報が記述されるエラー内容(2006)が追加されている。並列記載定義部(2005)及びエラー内容(2006)は、従来のUPnPだけを理解できる機器では、未定義の情報として読み飛ばされる。しかし、本実施の形態の記述に対応した機器は、階層構造を持った仮想機器システムの動作情報として認識することができ、機器の動作を適切に制御するための情報として用いることができる。
これらのように、階層レベルを表す場合に、XMLのタグを用いて下位の動作情報を包含するように記述しても良い。また、一般的に「インデント」と呼ばれるような、単純にテキストの表示開始位置を階層ごとに設定して記述してもよい。
次に、下位機器から動作情報が伝達された場合の表示について説明する
図22は、第1の実施の形態のエラーコードの種類及び各エラーに関連する情報の説明図である。
図22は、第1の実施の形態のエラーコードの種類及び各エラーに関連する情報の説明図である。
エラーに関連する情報は、テーブル形式で各機器(110,120)に格納されている。このエラー情報テーブル(2200)は、エラーコード(2201)、エラー記述(2202)及び対処案(2203)が含まれる。また、対処案(2203)には、順位(2204)、メッセージ(2205)、関連記述(2206)及びアクション(2207)が含まれる。
エラーコード(2201)は、各機器から送信されるエラーコードであり、例えば、図15にて前述した、仮想機器V全体の動作情報(203)のエラーコード(1503)と同じである。エラー記述(2202)は、当該エラーコードに対応するエラーの内容を示し、例えば、図15にて前述した、仮想機器V全体の動作情報(203)のエラー記述(1504)と同じである。対処案(2203)は、当該エラーが生じた場合の対処である。なお、図示するように、対処案(2203)には複数の対処案が含まれることが望ましい。
なお、エラーコードの種類及び各エラーに関連する情報については、前述したように各階層の状態管理機器の管理部のプログラム内部又は記憶部にテーブルとして参照できるように配置してもよいし、伝達される動作情報内部に含んでもよい。さらには、外部ネットワーク機器や各種ネットワークサービスに対処案を問い合わせて取得するようにしてもよいし、外部記録メディアより検索してもよい。
順位(2204)は、一つのエラーコードに対し複数の対処案がある場合に、ユーザに勧める順位を示す。メッセージ(2205)は、当該対処案に関しユーザに提示される情報である。関連記述(2206)は、当該対処案に関するリンクの情報である。アクション(2207)は、当該対処案が選択された場合に実行される動作である。
なお、これらの他に、エラーへの対応を指示する記載(操作説明書)をエラー情報テーブル(2200)に含めてもよい。
エラーコード(2201)には番号を用いるとよい。そして、前述したように、この番号をエラーの優先度(重要度)に関係させて定めるとよい。例えば、エラーコード「801」よりも「800」の方が優先度が高い。すなわち、エラーコード「800」の方が、システム運用上深刻なエラーであると定義することができる。これによって、伝達されるエラーコードの最も大きいもの又は最も小さいもののいずれに優先して対処するかを、それぞれの仮想機器システムのポリシによって定めてもよい。
例えば、最も大きいエラーコードを選択する場合には、優先度の低い、容易に修復できる不具合を上位機器に伝達できる。上位機器は、容易に修復できる不具合から順に対応できる。
一方、最も小さいエラーコードを選択する場合には、優先度の高い、システム全体の動作に対して深刻な不具合を上位機器に伝達できる。上位機器は、システム全体の動作に対して深刻な不具合に優先的に対応できる。
また、動作状態管理機器(101)は、階層構造を構成する機器のうち、論理的に最も下位の階層に位置する機器の動作情報を選択して、当該選択された機器の動作情報及び対処案を表示し、対処案の選択の要求、及び、選択された対処案に基づく動作を要求できる。これによって、例えば、システム内で生じている障害に対して、基本的な機器(例えば、最も多様な使い方をされる機器)や、その機器によって提供される機能を自動的に選択し、当該障害に対応することができる。
また、これとは逆に、論理的に最も上位の階層に位置する機器の動作情報を選択することもできる。例えば、システム内で生じている障害に対して、現在使用している仮想機器を構成する最も重要な機器や、その機器によって提供される機能を自動的に選択し、当該不具合に対処することもできる。
なお、本実施の形態では、優先度が低くかつ階層レベルが高い(下位の)機器を選択している。例えば、図15に示す動作情報では、デバイスA2(115)のエラー状態(1514)又はデバイスB1(121)のエラー状態(1516)を選択する。
また、以上説明したエラーコードの選択方法の複数を組み合わせて、最終的に上位装置に伝達されるエラーコードを選択してもよい。
また、図8〜図15に示す動作情報及び動作情報のエラーコードに対応させて、エラー記述以外の、エラー情報テーブル(2200)に含まれる対処案(2203)の内容を伝達してもよい。
次に、動作情報の表示について説明する。
図23は、第1の実施の形態の動作情報の表示のフローチャートである。
動作情報表示の処理では、図7において前述した動作情報伝達の処理と同様に、各機器(110,120)の動作情報が動作状態管理機器(101)に集められた後、収集された動作情報を解析する(2310)。例えば、動作状態管理機器(101)は、最も大きいエラーコードを与える機器又はモジュールを選択する。
次に、選択された機器又はモジュールが与えるエラーコードに関する情報を表示する表示装置を検索する(2311)。具体的には、動作状態管理機器(101)は、仮想機器V(201)を構成する各モジュールの中から検索する。本実施の形態では仮想機器V(201)は、機器A(110)のモジュールA2(115)の「メディアレンダラ」を含んでいる。よって、モジュールA2(115)が表示装置である旨が通知される(2301,2312)。なお、UPnPの機能を用いて、仮想機器V(201)を構成しない別の表示装置を検索してもよい。
動作状態管理機器(101)は、通知されたモジュールA2(115)を用いる。なお、モジュールA2はAVデータの表示に関してコーデックエラーを生じているが、通常は、動作情報の表示には差し支えないとする。
次に、表示内容を構成する(2313)。前述した通り、ここで選択された動作情報はモジュールA2(115)に関するエラー(エラーコード「801」)であり、エラー情報テーブル(2200)から該当する対処方法(2211)を取得する。
なお、この対処方法は動作情報に含まれて通知されてもよい(すなわち、仮想機器V全体の動作情報(203)に含まれてもよい)。また、動作状態管理機器(101)の内部又は外部に存在するデータベースに格納されたエラー情報テーブル(2200)を設け、エラー情報テーブル(2200)から対処方法を取得してもよい。
動作状態管理機器(101)は、モジュールA2の動作情報及びエラーに対する対処方法を取得したので、テキスト及び/又は画像等を用いて、画面に表示する内容を構成する。この内容を表示するため要求を表示装置に出力する(2314)。
表示装置(モジュールA2)は、この要求に基づいて画面を生成し、ディスプレイ装置(116)に動作情報を表示する(2302)。
図24は、第1の実施の形態の動作情報の表示例の説明図である。
図24に示す表示画面(2401)は、エラーの発生箇所(2402)、エラー状況(2403)及び対処方法(2410)〜(2413)を含む。 エラーの発生箇所(2402)は、エラーを起こしている機器を説明する。エラーの発生箇所(2402)には、モジュールA2(115)の説明として、取得した動作情報(図15)のうち、対応するモジュールに関する内容(1112)を表示する。なお、一般に、UPnPの機能によって仮想機器を構成する初期段階では、これら以外にも説明情報が取得可能であり、エラーの発生箇所(2402)は、これらの内容であってもよい。エラー状況(2403)は、エラーコード及びエラー記述を表示する。
また、画面下部には、順位1から4までの対処方法に対応したボタンによって対処方法(2410)〜(2413)を表示する。このボタンには、各対処案のメッセージ(2205)が表示される。ユーザは、これらの表示を確認することによって、仮想機器システムにおける動作情報(エラー状態及びエラーへの対処案)の提示を受けることができる。
ここで、対処案の内容が、操作説明書の内容や、説明を取得するためのハイパーリンク(例えば、URL)であってもよい。この場合には、ユーザは紙で提供される操作説明書を参照することなく、動作状況を理解でき、エラーに対する対処を認識することができる。
次に、表示された対処案に対してユーザが対処を選択した場合の、対処動作について説明する。
図25は、第1の実施の形態のユーザ選択によるエラー対処処理のフローチャートである。
エラー表示(図24)を受けたユーザ(140)は、対処案の4つのボタン(2410)〜(2413)の中から、一つのボタンを選択する操作をしたとする。例えば、ユーザが、コントロールポイント(141)に備わる入力部に、順位1の「コーデックのダウンロードをする」ボタン(2410)を選択する操作をする。すると、コントロールポイント(141)は、そのボタンが選択された旨の情報を取得して、下位機器接続情報テーブル(600)を参照して下位機器(動作状態管理機器(110))のアドレス及びポートを取得する(2521)、そして、選択されたボタンの情報を、動作状態管理機器(101)に送信する(2522)。
動作状態管理機器(101)は、このユーザによる操作指示を受信し(2510)、表示内容と照合して対応するオブジェクト(「コーデックのダウンロードをする」ボタン)が操作されたことを検出する(2511)。動作状態管理機器(101)は、選択された対処案がわかると、エラー情報テーブル(2200)を参照して、対象となる機器あるいは機能モジュールと、対応する動作命令、すなわちアクションを決定する(2512)。本実施の形態では、エラーコード「801」の順位1の関連記述に記載されたURLからデータをダウンロードするというアクション(動作命令)となる。
次に、動作状態管理機器(101)は、対象機器が自機器かどうかを判定する(2513)。もし対象が自機器であった場合には命令を実行する(2517)が、この例では下位機器Aが対象であるため次のステップに進む。
次に、動作状態管理機器(101)は、対象となる下位機器へ命令を伝達させるために必要な、選択機器識別子すなわち選択された対象となる機器あるいは機能モジュールのIDと、選択動作命令(アクション)、および、伝達のルートを示す階層構造である伝達下位機器動作情報とから構成される伝達命令情報を作成する(2514)。この情報の内容を図で説明する。
図26は第1の実施の形態の伝達命令情報のうち、選択機器識別子および選択動作命令(アクション)のテーブル(2600)の説明図である。
選択動作命令テーブル(2600)には、選択された機器のID(2601)と、アクション(2602)、及びアクションを補足する記述(2603)が含まれる。この例では、テーブルには選択機器識別子として機器AのデバイスA2(116)を一意に識別するための「hitachi-inst-devA2」が記載されている。また、選択されたアクションとして「ダウンロード」、及び、ダウンロードアクションを説明する記述としてダウンロードの先のURLが記述されている。この内容は対応するエラー情報テーブル(2200)と選択されたオブジェクト(2410)とから抽出される。
図27は第1の実施の形態の伝達命令情報のうち、伝達下位機器動作情報、すなわち、伝達ルートとなる階層構造テーブル(2700)の説明図である。
階層構造テーブル(2700)には、仮想機器V(201)に接続している下位機器のうち、選択された機器A(110)およびモジュールA2(115)にたどり着くまでの経路情報が取得できるに十分な情報が記載されている。ここでは仮想機器Vの動作状態管理機器(101)で把握している。
前述したように下位機器から伝達されてきた、すべての下位機器の動作情報である動作情報(図15に示す203)のうち、機器B及び仮想機器V自身の情報を除いて、階層レベル(2701)及びID(2702)が記載されている。機器Bの情報を除く理由は、選択された機器である機器A及びモジュールA2までたどり着くための経路とは関係ない経路は必要がないからである。
従って、階層の上位から次々と下位に機器をたどって行く経路は、機器A(110)およびその下位としてのモジュールA2(115)へたどり着くことが可能となる。
次に、動作状態管理機器(101)は、下位機器接続情報テーブル(600)を参照して、対象である下位機器A(110)のアドレス及びポートを取得し(2515)、 伝達命令情報を機器Aに送信する(2516)。
機器A(110)は、この伝達命令情報を受信すると(2501)、アクションのターゲットが自機器に構成されたモジュールA2であることを識別(2502)できるので、このアクションと関連記述に従ってアクションの実行をする(2503)。具体的には、コーデックソフトをダウンロードする。
この後、通常のアクションに対する動作情報を再度上位に伝達してもよい(図7)。
図28は、第1の実施の形態の対応する下位機器を検出するアルゴリズムの説明図である。
動作状態管理機器(101)の動作情報は、下位機器(機器A(110)及び機器B(120))の動作情報を結合して生成されている。図示の状態では、仮想機器V(201)に生じているエラー(1606)は、モジュールA2(115)のエラー(1113)に起因する。
この階層構造を参照すると、モジュールA2の動作情報は実際には機器Aの動作情報であることがわかる。従って、アクションを出力する下位機器は機器Aとなる。
以上説明したように、第1の実施の形態では、通信部(103)が下位機器の動作情報を受信すると、管理部(102)は、受信した下位機器の動作情報の階層レベルを1増加し、下位機器の動作情報及び自機器の動作情報を階層的に関連付ける。そして、通信部(103)は、階層的に関連付けられた動作情報を、上位機器へ送信する。よって、階層構造を構成した仮想機器の動作情報を伝達することができる。これによって、階層構造を構成する仮想機器システムの上位側において、システム全体の動作状況を管理できる。
また、管理部(102)は、通信部(103)が受信した下位機器の動作情報及び自機器の動作情報のうち1又は複数の動作情報を選択し、選択された動作情報を表示装置(115,116)に表示する。よって、ユーザが、システム動作情報の中から重要な情報を、確認することができる。
また、管理部(102)は、通信部(103)が受信した下位機器の動作情報及び自機器の動作情報のうち1又は複数の動作情報を選択し、選択された情報に関連する情報を表示装置(115,116)に表示するので、動作情報に関する有用な情報をユーザに提供することができる。例えば、操作説明の適切な部分を表示できる。
また、管理部(102)は、通信部(103)が受信した下位機器の動作情報及び自機器の動作情報のうち1又は複数の動作情報を選択し、選択された動作情報に対応する処理を表示装置(115,116)に表示し、ユーザが選択した動作情報又は動作命令の指示をコントロールポイント(141)から受け取り、その指示に応じた動作を機器に要求するので、ユーザは表示された内容からシステムを構成する機能の動作を選択することができる。
また、管理部(102)は、下位機器及び自機器の動作情報を優先度の高い順に選択するので、階層によらず最も優先度が高い動作情報を選択し、その動作情報を表示し、その状態に対する動作を要求できる。これによって、システム内で生じている不具合に対して、最も影響が大きい不具合を生じている機器(又は、その機器が提供している機能)を自動的に選択し、当該不具合に対応することができる。
また、管理部(102)は、下位機器及び自機器の動作情報を優先度の低い順に選択するので、階層によらず最も優先度が低い動作情報を選択し、その動作情報を表示し、その状態に対する動作を要求できる。これによって、システム内で生じている不具合に対して、最も容易に解決できる不具合を起こしている機器(又は、その機器が提供している機能)を自動的に選択し、当該不具合に対応することができる。
また、管理部(102)は、下位機器及び自機器の動作情報を階層レベルの高い順に選択するので、最も論理的に高い階層にある動作情報を選択し、その動作情報を表示し、その状態に対する動作を要求できる。これによって、システム内で生じている不具合に対して、現在使用している仮想機器に使われる最も重要な機器(又は、その機器が提供している機能)を自動的に選択し、当該不具合に対応することができる。
また、管理部(102)は、下位機器及び自機器の動作情報を階層レベルの低い順に選択するので、最も論理的に低い階層にある動作情報を選択し、その動作情報を表示し、その状態に対する動作を要求できる。これによって、システム内で生じている不具合に対して、最も多用途に使用されるプリミティブな動作機器や(又は、その機器が提供している機能)を自動的に選択し、当該不具合に対応することができる。
また、管理部(102)は、優先度の高さ及び階層の深さを組み合わせて動作情報を選択するので、選択される機器や機能を少なくし、ユーザの混乱を抑制することができる。例えば、不具合を一つ一つ選択し、選択された不具合に対する解決の指示を得ることができる。
また、管理部(102)は、最上位階層の管理機器において、次の階層の機器に動作命令を送信するので、選択された動作指示の目的となる一つの機器(又は、その機器が提供している機能)の階層から、目的の機器へ向かう下位機器を選択し動作命令を伝播することができる。これによって、階層的接続関係をたどる最適な経路を選択し、目的の機器に所望の動作をさせることができる。
また、管理部(102)は、動作情報を提供した機能モジュールが当該動作状態管理機器内に存在する場合、受信した動作情報に基づく動作を実行するので、伝搬した動作命令を的確に選択し、所望の動作をすることができる。
(実施形態2)
次に、本発明の第2の実施の形態を説明する。第2の実施の形態は、一般的な多階層に構成される仮想機器間を動作情報が伝達する場合である。
次に、本発明の第2の実施の形態を説明する。第2の実施の形態は、一般的な多階層に構成される仮想機器間を動作情報が伝達する場合である。
図29は、第2の実施の形態の階層k+1の仮想機器からの動作情報伝達のシーケンス図である。
第2の実施の形態では、簡単のため、機器の名称とその機器での動作情報の名称は同一として説明する。例えば、機器X1の動作情報はX1とする。
各の階層の機器は、上位の階層の機器のネットワーク上のアドレス及びポートが設定された上位機器接続情報テーブル(500)及び下位の階層の機器のネットワーク上のアドレス及びポートが設定された下位機器接続情報テーブル(600)が記憶部に格納されている。
階層k−1(2903)の機器から動作情報収集アクションが送信された(2930)。階層k(2902)の動作状態管理機器は、階層k−1(2903)の機器から送信された動作情報収集アクションを受信すると(2920)、下位機器接続情報テーブル(600)を参照して、自機器が管理している全ての下位の機器のアドレス及びポートを取得し(2921)、階層k+1(2901)の各機器に下位動作情報収集アクションを送信する(2922)。
階層k+1の各機器は、階層k(2902)の動作状態管理機器から送信された下位動作情報収集アクションを受信すると(2905)、さらに下位機器に動作情報収集アクションを送信するために、下位機器接続情報テーブル(600)を参照して、自機器が管理している全ての下位機器のアドレス及びポートを取得し(2906)、各機器に下位動作情報収集アクションを送信する(2907)。
この下位階層の機器への動作情報収集アクションの送信を繰り返すことによって、最深の階層の機器に情報収集アクションが到達する。
最深の階層の機器は、その内部の動作情報を収集し(2909)、機器としての動作情報を作成する(2910)。
なお、階層k+1(2901)の機器が最深の階層でなければ、下位機器から動作情報結果を受信し(2908)、自機器の内部の動作情報を収集し(2909)、両動作情報を結合し動作情報を作成する(2910)。
次に、上位機器接続情報テーブル(500)を参照して、上位機器のアドレス及びポートを取得し(2911)、上位機器へ動作情報結果を送信する(2912)。次に上位の階層においても同様の処理を行う(2923)〜(2927)。最終的には動作情報収集アクションを最初に送信した機器に、その機器よりも下位にあるすべての階層構造に属する機器の動作情報が集まってくる(2931)。
図30は、第2の実施の形態の下位階層の仮想機器の動作情報の関係の説明図である。
階層k(2602)では、階層k+1(2901)の機器から動作情報を受け取る。従って、階層k(2902)では、階層k+1よりも階層の深い全ての機器動作情報を保持する。すなわち、機器X1では、動作情報R1(3005)、動作情報R2(3006)、及び、動作情報Rn(3007)までの各動作情報を内部に保持する。さらに、自己の動作情報VR(3016)を合わせて機器X1の動作情報X1(3015)を構成し、上位の階層k−1(2903)の機器Y1(3020)に送信する。
階層k−1(2903)では、動作情報X1の他、機器X2の動作情報X2(3017)から機器Xkでの動作情報Xk(3019)を収集する。
つまり、階層k−1(2903)の機器は、階層k+1(2901)の全ての機器の動作情報を記録する。このように、ある階層kではその下位にある機器からの動作情報の階層レベルを1階層深しながら、自機器の動作情報を最上位に結合して、上位(階層k−1)の機器に伝達する。
図31は、第2の実施の形態の下位階層の仮想機器に対する伝達命令情報伝達の説明図である。ここでは、図30のように収集された動作情報を用いて、下位の特定の機器又はモジュールを指定して、ユーザが選択した動作を行わせるための、伝達下位機器動作情報と選択機器識別子と選択命令動作(アクション)とから構成される、伝達命令情報を伝達する場合のアルゴリズムを説明する。
階層k−1(2903)の機器Y1(3120)が収集した各階層の動作情報の中から、階層k+1(2901)の機器R1(3105)に対する動作指示を伝達する場合を考える。例えば、エラーに対応するために選択されたアクションを伝達する場合、選択機器としてR1に対応するようにアクションを付加し、下位機器から伝達されてきた動作情報の構造を保ったまま伝達下位機器動作情報を構成し、伝達命令情報(3115)を伝達する。
なお、伝達命令情報X1には、R1以外の階層構造も記載されているが、R1以外に対するアクションは特に定義しなくてもよい。また、複数の下位機器に対するアクションを付加して記載してもよい。これらは以下で説明する。
階層k(2902)の機器X1(3115)は、受信した伝達命令情報X1のうち、アクションを持つ下位の階層k+1(2901)に対応する伝達命令情報を該当機器に送る。ここでは、伝達命令情報は機器R1について定義されているとすると、伝達命令情報R1に関する記述を抽出する。そして、下位機器接続情報テーブル(600)を参照して、機器R1のアドレス及びポートを取得し、抽出されたR1に関する記述部分を送信する。
このとき、他の機器(R2(3142)〜Rn(3143))に対する伝達命令情報が付加されていなければ、機器R1以外に伝達命令情報を送信しなくてもよい。また、伝達命令情報X1(3115)の中に機器X1の内部で動作するアクションがある場合には、機器X1自身の伝達命令情報VR(3116)の部分にアクションを付加しておくことによって、VRでのアクション(3116)を機器X1の内部で動作させることもできる。
図32は第2の実施の形態の複数の選択機器及び選択動作命令(アクション)を許す、選択機器識別子と選択動作命令と伝達下位機器動作情報を含む、伝達命令情報の説明図である。
第1の実施の形態においては、選択機器識別子及び選択動作命令(アクション)(図26に示す2600)と、伝達下位機器動作情報(図27に示す2700)の2つのテーブルから、伝達命令情報が構成される。しかし、第2の実施の形態での伝達命令情報はこれら二つを一つのテーブルとしてまとめる。
すなわち、伝達命令情報のテーブル(3200)は、階層レベル(3201)、識別子ID(3202)、アクション(動作命令)(3203)、及び、アクションの詳細記述(3204)を含む。これにより、アクションを実行する必要がある複数の機器あるいはモジュールに対して、それぞれのアクションおよび詳細記述を伝達することが可能となる。
図33は第2の実施の形態の各階層の状態管理機器の管理部における命令実行および伝達命令情報伝達に対する動作の説明図である。
ある階層k−1(2903)の機器が送信した(3320)伝達命令情報を階層k(2902)の機器が受信した場合(3310)、伝達命令情報の最上位階層部分に自機器が記述され、かつ、その直下に自機器のモジュールの識別子が記述されている場合(3311)には、それぞれを選択機器識別子と選択動作命令とし、該当するにアクションをその記述を引数として実行する(3316)。
このアクションの実行が終了し、さらに下位に伝えるべき、すなわち階層レベルの大きい機器への伝達命令がある場合には(3312)、階層k−1から伝達された伝達命令情報から最上位にある自機器及びその直下の自機器のモジュールに対する部分を除いて、階層を一つ移動させた伝達命令情報を、下位機器へ伝達するために作成する(3313)。
なお、この際、伝達すべき下位機器の経路が分かれる場合には、伝達命令情報はそれぞれの経路とは関係のない部分が生じることとなる。従って、それぞれの経路だけを持つように、伝達命令情報を分割して作成してもよい。また、それぞれの伝達命令情報内でアクションを持つ各機器に到達するための経路に関係のない部分は除去してもよい。
具体的には、例えば、図32に示す伝達命令情報(3200)が仮想機器、すなわち動作状態管理機器VR(3115)に伝達された場合には、その管理部(102)は、VR自身(3205)とVRのモジュール(3206,3207)のうち、モジュール「VR-dev2」(3207)に対するアクション「ダウンロード」及びそのアクションに対応する記述によって、アクションを実行する。このあと、階層レベル1の4つ(3206, 3207, 3208, 3210)のうち、自機器に関する二つの情報(3206, 3207)以外の二つの情報(3208, 3210)が下位機器に関するものであることが分かる。
従って、伝達命令情報を(3208)及び(3210)の直前で三つの部分に、すなわち、自機器部分(3205)〜(3207)、下位機器R1(3105)に関する部分(3208)〜(3209)、及び、下位機器R2(3106)に関する部分(3210)〜(3211)に分け、後の二つの部分をそれぞれ、R1およびR2に対する新たな伝達命令情報とする。なお、階層レベルを1ずつ減少することで階層が移動したことを表しておく。
次に、新たに作成した伝達命令情報の最上位に記載されているIDを持つ機器、この場合の自機器の下位に接続されていることから、下位機器接続情報テーブル(600)を参照して階層k+1(2901)の対象となる機器のアドレス及びポートを取得する(3314)。これら情報に基づき、作成した伝達命令情報をそれぞれ送信する。前述の具体例に基づくと、R1(3105)及びR2(3106)が下位機器に対応することから、それぞれに対応する伝達命令情報を送信することとなる。
同様に階層k+1(2901)の機器がこれを受信した場合(3301)にも、自機器での命令動作および下位機器への伝達命令情報がある場合には下位機器へ送信することを再帰的に繰り返す。
このように、ある階層で受信した伝達命令情報から、最上位に自機器その直下に自機器のモジュールに関するアクション上がれば実行し、自機器に関する部分を除いて、他にアクションを行う必要のある選択された機器の経路上にある部分を抽出し、その経路上で次の階層にあるアドレス及びポートを検索して新たに作成した伝達命令情報を送信する。この処理を各階層で次々と繰り返すことによって、最終的にはすべての選択された機器にアクションが到達する。
なお、それぞれの階層の状態管理機器がいくつかの下位の機器を管理し、ひとつの仮想機器として公開することも考えられる。このようにすると、上位機器からはこれら下位機器を意識させることなく利用可能である。
このとき、幾つかの下位の機器のアクションをまとめて一つのアクションとなるようマッッピングし、それぞれマッピングされた新たなアクションを上位機器に公開することができる。このような場合には、該当状態管理機器の管理部は、下位機器の動作状態をそのまま上位に伝達するのではなく、該当の仮想機器の動作情報として上位に伝達してもよい。また、上位から伝わってきた伝達命令情報に対しては、選択機器識別子はこの状態管理機器が代表して下位機器を示すことを考慮した上で、アクションを前述のマップで下位機器のアクションに分解することで、新たに下位機器への伝達命令情報としてもよい。
このようにして、階層構造を持って仮想機器を構成する場合の動作情報の伝達、その中からの特定の部分の選択、ユーザに対する表示、ユーザの選択による動作情報の対処の決定及び対処の階層構造を逆にたどっての選択されたアクションの伝達、すなわち、動作状態の管理が可能となる。
本発明による階層構造における情報伝達方法は、映像や音響のコンテンツを利用する仮想機器について説明したが、汎用のデータを処理する機能モジュールを用いた仮想機器にも適用可能である。つまり、通信部を備えるあらゆる産業用機器に適用可能である。したがって、多くの産業で汎用的に用いることができる。
101 動作状態管理機器
102 管理部
103 通信部
104 内部バス
105 記憶部
110 電子機器A
111 通信部
112 機能管理部
113 機能モジュールA1
114 デバイス1
115 機能モジュールA1
116 デバイス2
117 機能モジュールA3
120 電子機器B
121 機能モジュールB1
122 機能モジュールB2
123 機能モジュールB3
140 ユーザ
141 コントロールポイント
150 ネットワーク
102 管理部
103 通信部
104 内部バス
105 記憶部
110 電子機器A
111 通信部
112 機能管理部
113 機能モジュールA1
114 デバイス1
115 機能モジュールA1
116 デバイス2
117 機能モジュールA3
120 電子機器B
121 機能モジュールB1
122 機能モジュールB2
123 機能モジュールB3
140 ユーザ
141 コントロールポイント
150 ネットワーク
Claims (10)
- 仮想機器として動作するシステムを管理する動作状態管理機器であって、
前記仮想機器は、ネットワークを介して他機器と通信する電子機器が備える機能モジュールによって構成され、
前記動作状態管理機器は、
CPUを備える管理部、前記CPUが使用するプログラム及びデータを記憶する記憶部及び前記電子機器と通信する通信部を備え、
前記仮想機器を動作させるための上位命令を当該動作状態管理機器に対して送る上位機器、及び、前記上位命令に対応する下位命令を該動作状態管理機器から受けて当該動作状態管理機器に動作を管理される1個以上の下位機器と接続され、
前記記憶部は、前記上位機器及び前記下位機器との通信に必要な接続情報を保持し、
前記管理部は、
前記通信部が前記下位機器から、該下位機器の階層レベルを示す情報を含む動作情報を受信すると、
当該動作状態管理機器の動作情報を生成して、その階層レベルが前記下位機器の動作情報の上位となるよう関連付けて結合して、上位へ伝達する動作情報である伝達動作情報を作成し、
前記通信部は、前記伝達動作情報を前記接続情報に基づいて前記上位機器へ送信することを特徴とする動作状態管理機器。 - 前記システムは、ユーザに情報を表示する表示部を備え、
前記通信部は、前記表示部と接続されており、
前記管理部は、
前記通信部が受信した前記下位機器の動作情報及び前記自機器の動作情報のうち、1又は複数の動作情報を選択し、
前記選択された動作情報を表示する指示を前記表示部に送信することを特徴とする請求項1に記載の動作状態管理機器。 - 前記記憶部は、動作情報の優先度を格納する優先度情報を保持し、
前記管理部は、前記優先度情報を参照して、前記下位機器の動作情報の優先度及び前記自機器の動作情報の優先度を特定し、前記特定された優先度の高い順又は低い順に前記動作情報を選択することを特徴とする請求項2に記載の動作状態管理機器。 - 前記管理部は、前記下位機器の動作情報及び前記自機器の動作情報の階層レベルの高い順又は低い順に前記動作情報を選択することを特徴とする請求項2に記載の動作状態管理機器。
- 前記管理部は、
前記通信部が受信した前記下位機器の動作情報及び前記自機器の動作情報のうち、1又は複数の動作情報を選択し、
前記選択された動作情報に関連する情報を取得し、
前記取得した関連情報を表示する指示を前記表示部に送信することを特徴とする請求項1に記載の動作状態管理機器。 - 前記システムは、ユーザに情報を表示する表示部及びユーザからの指示を受け付ける入力部を備え、
前記通信部は、前記表示部及び前記入力部と接続されており、
前記管理部は、
前記通信部が受信した前記下位機器の動作情報及び前記自機器の動作情報のうち、1又は複数の動作情報を選択し、
前記選択された動作情報及び/又は当該動作情報に含まれる動作命令の一覧を表示する指示を前記表示部に送信し、
前記表示される動作情報及び/又は動作命令のうちユーザが選択した動作情報又は動作命令の指示を前記入力部から受け取り、
前記選択された動作情報が階層中に含まれる下位機器の動作情報を取得して伝達下位機器動作情報を生成し、
当該伝達下位機器動作情報のうち最上位階層の下位機器の接続情報を取得し、該取得した接続情報を伝達下位情報とし、
前記通信部は、前記伝達下位機器動作情報、前記選択された下位機器動作情報に含まれる機器の識別子である選択機器識別子及び当該選択動作命令を、前記取得した下位機器の接続情報に基づいて、送信することを特徴とする請求項1に記載の動作状態管理機器。 - 前記管理部は、
前記通信部が受信した前記伝達下位機器動作情報から前記動作命令の対象となる下位機器への経路に関係ない動作情報を除去し、
前記通信部は、該伝達命令情報を送信することを特徴とする請求項6に記載の動作状態管理機器。 - 前記管理部は、
前記通信部が受信した前記選択機器識別子が自機器の識別子、又は、自機器が管理する機能モジュールの識別子と同じ場合には、受信した選択動作命令を実行することを特徴とする請求項7に記載の動作状態管理機器。 - 仮想機器として動作するシステムを管理する動作状態管理機器のための管理方法であって、
前記仮想機器は、ネットワークを介して他機器と通信する電子機器が備える機能モジュールによって構成され、
前記動作状態管理機器は、プログラムを実行するCPU、及び、前記上位機器及び前記下位機器との通信に必要な接続情報を保持する記憶部を備え、
前記動作状態管理機器は、前記仮想機器を動作させるための上位命令を該動作状態管理機器に対して送る上位機器、及び、前記上位命令に対応する下位命令を該動作状態管理機器から受け、当該動作状態管理機器に動作を管理される1個以上の下位機器と接続され、
前記動作状態管理機器は、
前記下位機器から、該下位機器の階層レベルを示す情報を含む動作情報を受信すると、
当該動作状態管理機器の動作情報を生成して、
その階層レベルが前記下位機器の動作情報の上位となるよう関連付けて結合して、上位へ伝達する動作情報である伝達動作情報を作成し、
前記伝達動作情報を前記接続情報に基づいて前記上位機器へ送信し、
前記下位機器から動作情報を受信すると、前記受信した前記下位機器の動作情報及び前記自機器の動作情報のうち、1又は複数の動作情報を選択し、
前記選択された動作情報及び/又は当該動作情報に含まれる動作命令の一覧の表示を指示し、
前記表示される動作情報及び/又は動作命令のうちユーザが選択した動作情報又は動作命令の指示を受け取り、
前記選択された動作情報が階層中に含まれる下位機器の動作情報を取得して伝達下位機器動作情報を生成し、
当該階層下位機器動作情報のうち最上位階層の下位機器の接続情報を取得し、該取得した接続情報を伝達下位情報とし、
前記伝達下位機器動作情報、前記選択された下位機器動作情報に含まれる機器の識別子である選択機器識別子及び当該選択動作命令を、前記取得した下位機器の接続情報に基づいて、送信することを特徴とするシステム管理方法。 - 仮想機器として動作するシステムを管理する動作状態管理機器に以下の手順を実行させるプログラムであって、
前記仮想機器は、ネットワークを介して他機器と通信する電子機器が備える機能モジュールを組み合わせることによって構成され、
前記動作状態管理機器は、
プログラムを実行するCPUを備える管理部、前記上位機器及び前記下位機器との通信に必要な接続情報を保持する記憶部及び前記電子機器と通信する通信部を備え、
前記仮想機器を動作させるための上位命令を当該動作状態管理機器に対して送る上位機器、及び、前記上位命令に対応する下位命令を該動作状態管理機器から受け、当該動作状態管理機器に動作を管理される1個以上の下位機器と接続され、
前記管理プログラムは、
前記下位機器から、階層レベルを示す情報を含む動作情報を受信すると、
当該動作状態管理機器の動作情報を生成する手順と、
その階層レベルが前記下位機器の動作情報の上位となるよう関連付けて結合して、上位へ伝達する動作情報である伝達動作情報を作成する手順と、
前記伝達動作情報を前記接続情報に基づいて前記上位機器へ送信する手順と、を実行させるプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005205477A JP2007025948A (ja) | 2005-07-14 | 2005-07-14 | 動作状態管理機器、システム管理方法及びそのプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005205477A JP2007025948A (ja) | 2005-07-14 | 2005-07-14 | 動作状態管理機器、システム管理方法及びそのプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2007025948A true JP2007025948A (ja) | 2007-02-01 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2005205477A Pending JP2007025948A (ja) | 2005-07-14 | 2005-07-14 | 動作状態管理機器、システム管理方法及びそのプログラム |
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- 2005-07-14 JP JP2005205477A patent/JP2007025948A/ja active Pending
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