JP2000174782A - 機器制御装置及び機器被制御装置 - Google Patents

機器制御装置及び機器被制御装置

Info

Publication number
JP2000174782A
JP2000174782A JP10344523A JP34452398A JP2000174782A JP 2000174782 A JP2000174782 A JP 2000174782A JP 10344523 A JP10344523 A JP 10344523A JP 34452398 A JP34452398 A JP 34452398A JP 2000174782 A JP2000174782 A JP 2000174782A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
command
control
information
parameter
detailed specification
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10344523A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Matsuuchi
浩 松内
Tetsuo Kagawa
哲夫 香川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP10344523A priority Critical patent/JP2000174782A/ja
Publication of JP2000174782A publication Critical patent/JP2000174782A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 機器被制御装置の制御され得る全機能につい
ての制御用のデータ総量が多い場合においても、機器制
御装置が機器被制御機器を制御する際のデータ送受信量
を削減することを可能にする機器制御装置及び機器被制
御装置を提供する。 【解決手段】 機器被制御装置とバスで接続された機器
制御装置201は、コマンドリスト取得部303により
データ送信部301を介して機器被制御装置にコマンド
リスト情報を要求しこれに基づいて表示部306に制御
コマンドを選択肢として表示させ、コマンド仕様取得部
304により、ユーザに選択された制御コマンドについ
てのコマンド詳細仕様情報を機器被制御装置に要求し、
コマンドパラメータ設定部305により、コマンド詳細
仕様情報に基づいてパラメータを設定することにより制
御コマンドを構築して、データ送信部301を介して機
器被制御装置に対して送信することにより、機器被制御
装置に特定の機能を実行させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のAV機器間
における機器制御の技術に関するものであり、特に、ユ
ーザにより直接操作され他の機器を制御する装置である
機器制御装置と、当該機器制御装置により制御される装
置である機器被制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、高速シリアルバスの転送プロトコ
ルIEEE1394を基礎として、バス上に複数のAV
機器が接続された時の機器間における制御に関するプロ
トコルとしてIEEE1394TradeAssoci
ation(以下1394TA)が定められている。
【0003】この1394TAでは、コマンドのフォー
マット、コマンドの手順、AV機器共通のコマンド及び
機器固有のコマンドがAV/Cコマンドとして規格化さ
れている。ここで、機器固有のコマンドとは、例えば、
VCR、チューナ、ディジタルカメラ等の機器のタイプ
別に定められた機器制御コマンドをいう。以下、IEE
E1394及び1394TAで規格化されている内容に
ついて図22から図26を用いて説明する。
【0004】図22は、IEEE1394で規定されて
いるブロックデータ転送のパケットフォーマットを示す
図である。同図に示すように、ブロック転送に用いられ
るパケットは、FCP(Function Contr
ol Protocol)フレームにヘッダ部を付加
し、それぞれについて誤り制御用のCRC(Cycli
c Redundancy Check)を付加した構
造を有している。
【0005】ヘッダ部は、パケットの送信先を示すde
stination_IDフィールドと、トランザクシ
ョン識別用の識別子を示すtlフィールドと、トランザ
クション処理失敗時のリトライ方式種別を示すrtフィ
ールドと、書込み、ロック又は読み出しといったトラン
ザクション種別を示すtcodeフィールドと、優先順
位を示すpriフィールドと、パケットの送信元を示す
source_IDフィールドと、送信先の機器毎の論
理アドレス空間におけるアドレスを示すdestina
tion_offsetフィールドと、データ長を示す
data_lengthフィールドと、ロックトランザ
クション時のロック種別を示すextended_tc
odeフィールドとから構成される。
【0006】なお、destination_IDフィ
ールド及びsource_IDフィールドに格納される
送信先又は送信元を示すデータは、バスIDと、バス上
の各機器に割り当てられるノードIDとから構成され
る。FCPフレームを転送する場合は、ブロックデータ
の書き込みトランザクションであるので、tcodeは
0001、extended_tcodeは0x00に
なる。
【0007】また、FCPフレームは、どのようなファ
ンクションかを示すctsフィールドと、ファンクショ
ンデータであるFCPdataとから構成されるが、I
EEE1394ではFCPフレームのフォーマットしか
規定されていない。1394TAで規定されているAV
/Cコマンドは、IEEE1394で規定されているパ
ケットのFCPフレームにカプセル化されるものであ
り、AV/CコマンドをFCPフレームに格納したパケ
ットは、IEEE1394で規定されているアシンクロ
ナス・ブロック書き込みトランザクションを用いて送信
することとされている。
【0008】図23は、FCPフレームに格納されるA
V/Cコマンドのフォーマットを示す図である。同図に
示すように、AV/Cコマンドは、上述したctsフィ
ールドと、AV/Cコマンドのタイプを示すctype
フィールドと、機器の機能が例えばチューナ機能とテー
プ録画再生機能とのように区分できる場合における各機
能ブロックの種別を示すsubunit_typeフィ
ールドと、例えばテープ録画再生機能を2系統有する場
合のように同一種類の機能ブロックが複数存在する場合
に個々を識別するための識別子を示すsubunit_
IDフィールドと、コマンド種別を示すopcodeフ
ィールドと、コマンドのパラメータを示すoperan
dフィールドとから構成される。なお、ctsフィール
ドに格納される値は、AV/Cコマンドにおいては0で
ある。
【0009】1394TAで規格化されているAV/C
コマンドは、コマンドと、コマンドに対するレスポンス
との2つに大別され、ctypeフィールドは、FCP
フレームの内容がコマンドを表すものかレスポンスを表
すものかを識別するために用いられる。さらにctyp
eフィールドに格納されるデータによりコマンドのタイ
プとして機器を制御するためのコントロールコマンド、
機器の状態を問い合わせるステータスコマンド、コント
ロールコマンドのサポートを問い合わせるインクイリィ
コマンド、特定の機器についての状態の変化の通知を依
頼するノーティファイコマンドの識別ができ、また、レ
スポンスの値についても各種レスポンスコードを識別で
きる。
【0010】図24は、制御機器と被制御機器との間に
おける制御シーケンスを示す図である。同図に示すよう
に、制御機器が被制御機器を制御する場合において、ま
ず、制御機器が被制御機器に対してコマンドを含むパケ
ットを送信し、これを受けて被制御機器が制御機器に対
してレスポンスを含むパケットを送信することにより、
一連の制御シーケンスが成立する。このとき、被制御機
器からのレスポンスを含むパケットの送信は、制御機器
からのコマンドを含むパケットの受信から100ミリ秒
以内に行わなければならないことが規定されている。
【0011】以下、具体例に基づき、制御機器が被制御
機器を制御する手順について説明する。図25は、制御
機器と被制御機器とで構成されたシステムの例を示す図
である。同図に示すシステムは、ディジタルTV10
1、ディジタルCSチューナ102、ディジタルVHS
103、パーソナルコンピュータ104の4つの機器が
IEEE1394シリアルバスで接続された構成を備え
るものである。ここで、ディジタルVHSとは、録画再
生装置をいう。
【0012】同図には、各機器のバス上のノードIDを
括弧内の値で示しており、ディジタルCSチューナ10
2はノード0であり、ディジタルVHS103はノード
2である。各ノードIDは、バスに機器が接続された時
点、即ち、バスリセット時に、一定の規則により、0か
ら順に、1、2等と各機器毎に割り当てられるものであ
る。
【0013】ここでは、ディジタルCSチューナ102
が、同期転送用資源管理(アイソクロナス・リソース・
マネージャ)ノードであるとする。なお、同期転送用資
源管理ノードは、IEEE1394において、バス上に
存在することが必要であるとされているものであり、同
期転送に必要な資源(チャネル及び帯域幅)の割り当て
を行うものである。
【0014】ディジタルTV101が、ディジタルCS
チューナ102及びディジタルVHS103を制御し、
ディジタルCSチューナ102により受信されるある番
組をディジタルVHS103に録画させることとした場
合における基本的な制御手順は以下のようになる。図2
6は、ディジタルTV101が、ディジタルCSチュー
ナ102及びディジタルVHS103を制御する手順を
示す図である。
【0015】まず、ディジタルTV101は、同期転送
用資源管理ノードであるノード0に対してIEEE13
94で規定されているアシンクロナス・ロック・トラン
ザクションを用いて通知することにより同期転送用の資
源を獲得する(ステップS10)。同期転送用の資源を
獲得した後、ディジタルTV101は、ポイントtoポ
イント接続を確立するために、同期データ送信元である
ノード0と送信先であるノード2に対して同期転送の資
源情報を前述と同様のロック・トランザクションを用い
て通知する(ステップS11)。
【0016】次に、ディジタルTV101は、ディジタ
ルCSチューナ102に番組を選局させるため、AV/
Cコマンドであるチューナモデルの選局要求のコントロ
ールコマンドをFCPフレームに格納したパケットを構
築してノード0に送信し(図22、図23参照)、ディ
ジタルCSチューナ102から選局動作完了のレスポン
スを受信する(ステップS12)。
【0017】ディジタルCSチューナ102に選局動作
を行わせた後、ディジタルTV101は、選局した番組
のデータをバス上に送信させるために、AV/Cコマン
ドである各モデル共通コマンドの接続要求のコントロー
ルコマンドをFCPフレームに格納したパケットを構築
してノード0に送信し、ディジタルCSチューナ102
から機器内部の論理的なアドレスとバスとの接続及び同
期データ送信開始完了のレスポンスを受信する(ステッ
プS13)。
【0018】最後に、ディジタルTV101は、ディジ
タルCSチューナ102によりバス上に流される同期デ
ータをディジタルVHS103に録画させるために、A
V/CコマンドであるVCRモデルの録画要求コントロ
ールコマンドをFCPフレームに格納したパケットを構
築してノード2に送信し、ディジタルVHS103から
録画開始動作完了のレスポンスを受信する(ステップS
14)。
【0019】このように、ステップS10からステップ
S14までの手順により、ディジタルTV101は、デ
ィジタルCSチューナ102とディジタルVHS103
を制御することができるが、この前提として、制御機器
であるディジタルTV101は、AV機器共通のAV/
Cコマンド仕様に基づきコマンドを作成するコマンド作
成部の実装はもちろんのことチューナモデルとVCRモ
デルのAV/Cコマンド仕様に基づきコマンドを作成す
るコマンド作成部を予め実装していることが必要とな
る。
【0020】従って、制御機器がコンピュータのように
動的に外部からコマンド作成部を追加又は変更できるよ
うな機器であればともかく、通常のAV家電機器におい
ては、製品出荷時に実装されたAV/Cコマンド以外の
コマンドの作成ができない。従って、通常のAV家電機
器は、当該機器が接続されているIEEE1394シリ
アルバス上に任意の機器が接続された場合に、その接続
された機器がいかなる機器であっても制御可能であると
はいえない。
【0021】また、上述のAV家電機器が、たとえVC
Rモデル等のAV/Cコマンドのコマンド作成部を実装
していたとしても、制御の対象とされる機器がすべての
コマンドを受け付ける保証がなく、コントロールコマン
ドに対して、未実装である旨のレスポンスを返すことに
なりスムーズな制御が行えない。このような問題点を解
決する技術として、特開平9−326799号公報に掲
載されている技術がある。
【0022】図27は、特開平9−326799号公報
に掲載されている技術における機器構成を示す図であ
る。上述の技術は、同図に示す構成により、制御機器で
あるコンピュータが、IEEE1394シリアルバス上
に接続された機器又はインターネットから、機器固有情
報として、ユーザインタフェース表示のためのアイコン
データ及び機器制御のための機能情報を動的に取得し、
取得したアイコンデータに基づきアイコンをディスプレ
イに表示し、ユーザがマウス等の入力デバイスを操作す
ることにより簡単に他の機器の制御をすることができる
ようにしたものである。即ち、上述の技術は、制御機器
であるコンピュータが、FCPフレーム(図22参照)
を用いて他の機器から、当該他の機器を制御するために
必要なあらゆる情報(機器固有情報)を動的に取得する
ことにより、上述の問題点を解決し、IEEE1394
シリアルバス上に接続された各種機器を制御可能にする
ものである。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
技術は、機器の固有情報としてアイコンデータと被制御
機器の制御のための全ての機能情報を1つのFCPフレ
ームで表現しているため、FCPフレームサイズの最大
値が512byteであることを考慮すると、アイコン
データ又は機能情報のデータ量が大きいような多機能の
被制御機器に対する制御には用いることができない。
【0024】また、仮に、FCPフレームのサイズを拡
張すること又は別の転送方式を用いること等により機器
の固有情報の送受信を可能にしたとしても、被制御機器
の固有情報のデータ量が大きい場合には、制御機器側か
ら被制御機器を制御するためのデータの送受信量が多大
となり、このことは、IEEE1394シリアルバス上
の転送用資源の圧迫や、制御のために要する時間の遅延
をもたらす。
【0025】そこで、本発明はかかる問題点に鑑みてな
されたものであり、機器被制御装置の制御され得る全機
能についての制御用のデータ総量が多い場合において
も、機器制御装置が機器被制御装置を制御する際のデー
タ送受信量を削減することを可能にする機器制御装置及
び被制御装置を提供することを目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係る機器制御装置は、制御コマンド毎に、
当該制御コマンドについてのパラメータ決定に必要な情
報を含むコマンド詳細仕様情報を記憶する制御対象機器
に、特定の制御コマンドとパラメータとを送信すること
により特定の動作を行わせる機器制御装置であって、1
つの制御コマンドのみについてのコマンド詳細仕様情報
を前記制御対象機器に要求するコマンド詳細仕様情報要
求手段と、前記制御対象機器から前記コマンド詳細仕様
情報を受信するコマンド詳細仕様情報受信手段と、前記
コマンド詳細仕様情報を参照してパラメータを決定する
パラメータ決定手段と、前記1つの制御コマンドと前記
パラメータ決定手段により決定されたパラメータとを前
記制御対象機器に送信する制御コマンド送信手段とを備
えることを特徴とする。
【0027】上記構成により、必要な制御コマンドのみ
についてのパラメータに関する情報を取得することがで
きるため、制御対象の機器についてのパラメータ情報等
を予め保持しておく必要がなくなり、また、パラメータ
の多様性により全制御コマンドについてのパラメータに
関する情報を総合すると莫大なデータ量になる場合であ
っても、必要な少量のデータのみを受信すれば、パラメ
ータを含めた制御コマンドの構築ができる。このため、
制御側と被制御側の機器を接続するバス上でのデータ送
受信量は削減できる。
【0028】また、本発明に係る機器被制御装置は、機
器制御装置から複数の制御コマンドのうちのいずれかと
パラメータとを受信することにより特定の動作を行う機
器被制御装置であって、制御コマンド毎に、当該制御コ
マンドについてのパラメータ決定に必要な情報を含むコ
マンド詳細仕様情報を記憶するコマンド詳細仕様情報記
憶手段と、前記機器制御装置から1つの制御コマンドに
ついてのコマンド詳細仕様情報の要求を受け付けるコマ
ンド詳細仕様情報要求受付手段と、前記コマンド詳細仕
様情報要求受付手段により前記要求が受け付けられたと
き、要求元に対して前記コマンド詳細仕様情報を送信す
るコマンド詳細仕様情報送信手段とを備えることを特徴
とする。
【0029】上記構成により、1つの制御コマンドにつ
いてのコマンド詳細仕様情報を要求に応じて送信するも
のであるため、全てのコマンドについてのコマンド詳細
仕様情報を送信するのと比較すると大幅にデータ送信量
を削減できる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る機器制御装置
及び被制御装置の実施の形態について、図を用いて説明
する。 <実施の形態1>以下、本発明に係る機器制御装置及び
被制御装置の実施の形態1に係る機器制御被制御システ
ム1000について詳細に説明する。
【0031】<構成>図1は、実施の形態1に係る機器
制御被制御システム1000の装置構成を示す図であ
る。同図に示すように、機器制御被制御システム100
0は、IEEE1394シリアルバスにより接続される
制御装置であるディジタルTV(以下、DTVとい
う。)201と、被制御装置であるディジタルVHS
(以下、D−VHSという。)202と、被制御装置で
あるDVCR203とから構成される。ここで、D−V
HSとは、ディジタル録画再生装置をいう。
【0032】同図には、各AV機器のIEEE1394
シリアルバス上のノードIDを括弧内の値で示してお
り、DTV201が1、D−VHS202が2、DVC
R203が0である。各ノードIDは、バスリセット時
に、一定の規則により、0から順に、1、2等と各機器
毎に割り当てられるものである。図2は、DTV201
の機器制御に関連する機能についての機能ブロック図で
ある。
【0033】DTV201は、DTV単体としての機能
を実現するための各回路の他にCPUとメモリとを備
え、機能的には、データ送信部301と、データ受信部
302と、コマンドリスト取得部303と、コマンド仕
様取得部304と、コマンドパラメータ設定部305
と、表示部306と、対象機器選択部307と、ユーザ
ーイベント処理部308と、パラメータ設定レベル変更
部309と、接続機器情報記憶部310と、接続機器情
報管理部311と、パラメータ設定レベル記憶部312
とを備えるものである。図2に示したDTV201の各
機能部は、メモリに記憶されたプログラムがCPUによ
り実行されること、又はメモリ自体により実現されるも
のである。
【0034】ここで、データ送信部301はIEEE1
394で規定されているアシンクロナスパケットのFC
Pフレームを用いてAV/Cコマンドを送信するもので
あり、データ受信部302はIEEE1394で規定さ
れているアシンクロナスパケットのFCPフレームを用
いたAV/Cコマンドを受信するものである。コマンド
リスト取得部303は、制御対象の被制御装置について
のコマンドリスト情報を取得する機能を担当する部分で
あり、ユーザーイベント処理部308によりユーザが制
御対象として選択した被制御装置にコマンドリスト情報
を取得するためのコマンドをデータ送信部301を介し
て送信し、そのコマンドに対するレスポンスをデータ受
信部302を介して受信し、表示部306に制御コマン
ドの選択肢を表示させる。
【0035】コマンド仕様取得部304は、ユーザによ
り選択された制御コマンドについてのコマンド詳細仕様
情報を被制御装置から取得する機能を担当する部分であ
り、コマンド詳細仕様情報を取得するためのコマンドを
データ送信部301を介して送信し、そのコマンドに対
するレスポンスをデータ受信部302を介して受信す
る。
【0036】ここで、制御コマンドとは、被制御装置か
ら取得するコマンドリスト情報に含まれているコマンド
をいう。なお、コマンドリスト情報及びコマンド詳細仕
様情報については後に詳細に説明する。コマンドパラメ
ータ設定部305は、コマンド仕様取得部304により
取得されたコマンド詳細仕様情報と、パラメータ設定レ
ベル記憶部312に格納されているパラメータ設定レベ
ル情報とを参照して、パラメータ入力用の画面を表示部
306に表示させ、ユーザによる入力値を用いて、被制
御機器に送るべき制御コマンドに必要なパラメータを設
定することにより制御コマンドを構築し、構築した制御
コマンドをデータ送信部301を介して被制御機器に送
信する機能を担当する部分である。ここで、制御コマン
ドの構築とは、制御コマンドのコード値とパラメータと
をFCPフレームに格納することを意味する。
【0037】表示部306は、制御対象機器の選択肢、
制御対象機能ブロックの選択肢、制御コマンドの選択
肢、又は制御コマンドに必要なパラメータの入力画面を
DTV201のTV画面に表示するものである。対象機
器選択部307は、IEEE1394シリアルバス上に
接続された全ての被制御装置の名称等の装置識別情報を
取得し、被制御装置の名称を選択肢として表示部306
に表示させ、ユーザーイベント処理部308を介して受
け付けたユーザによる選択に基づき、制御対象となる装
置を特定し、さらに必要に応じて、制御対象となる装置
が有する機能ブロックの名称等の機能識別情報を取得
し、表示部306に各機能ブロックの名称を選択肢とし
て画面に表示させ、ユーザによる選択に基づき、制御対
象となる機能ブロックを特定する機能を担当する部分で
ある。
【0038】ユーザーイベント処理部308は、DTV
に対するリモコンを介してなされるユーザ操作を受け付
けるものであり、DTV201に備わるリモコン信号検
出回路からユーザ操作に関する情報を取得して、これに
応じて、対象機器選択部307、コマンドリスト取得部
303、コマンド仕様取得部304、コマンドパラメー
タ設定部305、又はパラメータ設定レベル変更部30
9にそれぞれの処理を実行させる。なお、リモコンは、
TV画面にメニュー画面を表示するためのメニュー表示
用ボタン、メニュー画面に表示された選択肢に対する選
択操作を行うための選択確定ボタンや上下左右方向へ選
択位置を移動させるためのボタン、数値入力するための
数字ボタン等を備えているものとする。
【0039】パラメータ設定レベル記憶部312は、制
御コマンドについてのパラメータの設定レベルに関する
情報であるパラメータ設定レベル情報を記憶するもので
あり、パラメータ設定レベル変更部309は、ユーザの
指示に応じて、パラメータ設定レベル記憶部312に記
憶されているパラメータ設定レベル情報を変更するもの
である。なお、パラメータ設定レベル情報は、簡単な設
定のみが可能なレベル、標準的な設定が可能なレベル、
やや詳細な設定が可能なレベル、全ての設定が可能なレ
ベルのいずれかを示す情報である。
【0040】また、接続機器情報記憶部310は、IE
EE1394シリアルバス上に接続された各装置につい
てのノードID等の接続機器情報を記憶するものであ
り、接続機器情報管理部311は、IEEE1394シ
リアルバス上に新たに装置が追加接続されたとき、ある
いは、接続されていた装置が切断されたときのバスリセ
ットによるノードIDの変化に従って、接続機器情報記
憶部310に記憶された接続機器情報を更新するもので
ある。
【0041】接続機器情報記憶部310に記憶される接
続機器情報は、対象機器選択部307、コマンドリスト
取得部303、コマンド仕様取得部304及びコマンド
パラメータ設定部305により、AV/Cコマンドを送
信するためのパケット内のdestination_I
Dフィールド、subunit_typeフィールド、
subunit_IDフィールドを設定するために参照
される。なお、接続機器情報記憶部310に記憶される
接続機器情報については、後に詳細に説明する。
【0042】図3は、D−VHS202における機器被
制御に関連する機能についての機能ブロック図である。
D−VHS202は、D−VHS単体としての機能を実
現する各回路の他にCPUとメモリとを備え、機能的に
は、データ送信部401と、データ受信部402と、コ
マンドリスト記憶部403と、コマンド仕様記憶部40
4と、コマンド処理部405と、機器制御部406と、
標準パラメータ設定部407とを備えるものである。図
3に示したD−VHS202の各機能部は、メモリに記
憶されたプログラムがCPUにより実行されること、又
はメモリ自体により実現されるものである。
【0043】ここで、データ送信部401は、上述のデ
ータ送信部301と同様にIEEE1394で規定され
ているアシンクロナスパケットのFCPフレームを用い
てAV/Cコマンドを送信するものであり、データ受信
部402は、上述のデータ受信部302と同様にIEE
E1394で規定されているアシンクロナスパケットの
FCPフレームを用いたAV/Cコマンドを受信するも
のである。
【0044】コマンドリスト記憶部403は、D−VH
S202についてのコマンドリスト情報を記憶するもの
であり、コマンド仕様記憶部404は、コマンドリスト
情報に盛り込まれた全てのコマンドのコマンド詳細仕様
情報を記憶するものである。コマンドリスト情報及びコ
マンド詳細仕様情報については、後述する。コマンド処
理部405は、データ受信部402を介して受信したA
V/Cコマンドを処理するコマンド処理部である。即
ち、コマンド処理部405は、コマンドリスト情報を要
求するコマンドに対しては、コマンドリスト記憶部40
3に記憶されているコマンドリスト情報をデータ送信部
401を介してレスポンスとして送信し、コマンド詳細
仕様情報を要求するコマンドに対しては、標準パラメー
タ設定部407にコマンドパラメータについての標準値
を設定させた後にコマンド仕様記憶部404に記憶され
ているコマンド詳細仕様情報をデータ送信部401を介
してレスポンスとして送信し、また、テープ再生(PL
AY)等の機器に対する制御を要求する制御コマンドに
対しては、機器制御部406に当該制御コマンドを転送
する。
【0045】機器制御部406は、コマンド処理部40
5により転送された制御コマンドに従って、D−VHS
単体としての機能を実現する各回路を制御するものであ
り、例えば、制御コマンドがPLAYコマンドであれ
ば、テープ再生回路にテープ再生を実行させる。また、
標準パラメータ設定部407は、各制御コマンドの各パ
ラメータについての標準値を記憶しており、コマンド処
理部405の指示を受けてコマンド詳細仕様情報にコマ
ンドパラメータについての標準値を追加設定するもので
ある。
【0046】<データ構造>以下、コマンドリスト記憶
部403に格納されているコマンドリスト情報について
説明する。図4は、コマンドリスト情報のデータ構造を
示す図である。コマンドリスト記憶部403には、機能
ブロック毎に1つのコマンドリスト情報が記憶されてお
り、同図に示すように、コマンドリスト情報は、コマン
ド数2010と、コマンド個別情報2020、203
0、2040等とから構成される。
【0047】ここで、コマンド数2010は、利用可能
な制御コマンドの数を示す1バイトの値であり、この数
だけ、コマンド数個別情報が存在する。また、コマンド
個別情報2020は、コマンド識別子2021と、コマ
ンド名称データ長2022と、コマンド名称2023と
から構成される。他のコマンド個別情報も同様の構成を
有する。
【0048】コマンド識別子2021は、制御コマンド
毎を識別するためのものであり、制御コマンド毎に異な
る1バイトの値である。コマンド名称2023は、制御
コマンドの意味を示す文字列であり、ユーザインタフェ
ース画面の構成要素、即ち選択肢として利用できるもの
で、例えば、D−VHS202のTapeRecord
er機能ブロックにおいては「PLAY」、「FORW
ARD」、「BACKWORD」、「RECORD」、
「STOP」のいずれかの文字列である。
【0049】コマンド名称データ長2022は、コマン
ド名称2023のデータ長を示す1バイトの値である。
以下、コマンド仕様記憶部404に格納されているコマ
ンド詳細仕様情報について説明する。図5は、コマンド
詳細仕様情報のデータ構造を示す図である。
【0050】同図に示すように、コマンド仕様記憶部4
04には、コマンド識別子とコマンド詳細仕様情報とが
対応づけられて格納されており、例えばコマンド識別子
2101は、コマンド詳細仕様情報2110と対応す
る。ここで、コマンド識別子は、上述のコマンドリスト
情報に含まれるものと同様のものであり、コマンドリス
ト情報中の各制御コマンド毎にコマンド詳細仕様情報が
存在する。
【0051】コマンド詳細仕様情報2110は、コマン
ドコード2111と、パラメータ数2112と、パラメ
ータ個別情報2120、2130等とから構成される。
ここで、コマンドコード2111は、AV/Cコマンド
である制御コマンドのコード値を示す1バイトの値であ
り、パラメータ数2112は、制御コマンドに付加され
るべきパラメータの数を示す1バイトの値であり、この
数だけ、パラメータ個別情報が存在する。また、パラメ
ータ個別情報2120は、パラメータ識別子2121
と、パラメータ値データ長2122と、パラメータ値2
123とから構成され、他のパラメータ個別情報も同様
の構成を有する。
【0052】パラメータ識別子2121は、各パラメー
タを識別するためのものであり、パラメータ毎に異なる
1バイトの値であり、パラメータ値データ長2122
は、パラメータ値2123のデータ長を示す1バイトの
値である。パラメータ値2123は、属性2124と、
名称データ長2125と、名称2126と、標準値21
27とから構成される。名称2126は、パラメータの
意味を示す文字列であり、ユーザインタフェース画面の
構成要素、例えば、パラメータ入力画面に表示されるも
のとして利用できる文字列であり、名称データ長212
5は、名称2126のデータ長を示す1バイトの値であ
る。また、標準値2127は、パラメータについての標
準的な値であり、例えば、パラメータ入力画面に初期値
として表示するものとして利用できる文字列である。
【0053】なお、名称データ長2125と、名称21
26と、標準値2127とは、存在しない場合もあり、
この場合、属性2124にその旨を示す情報が含まれ
る。図6は、パラメータについての属性の内容を示す図
である。属性2124の最上位ビットが0であれば、名
称データ長2125及び名称2126が格納されていな
いことを示し、上位から第2ビット目が0であれば、標
準値2127が格納されていないことを示す。
【0054】属性2124の上位から第3、第4ビット
目により、パラメータのデータ型が示され、上位から第
5、第6ビット目により、パラメータの設定レベルが示
される。このパラメータの設定レベルは、「簡単」、
「標準的」、「やや難しい」、「非常に難しい」のいず
れかを示す値となり、パラメータの設定の困難性の指標
となるものである。属性2124の上位から第7、第8
ビット目は、未定義であり、将来的に利用可能とするた
めのものである。
【0055】以下、コマンドリスト情報を要求するコマ
ンドとこれに対するレスポンスと、コマンド詳細仕様情
報を要求するコマンドとこれに対するレスポンスとの内
容について説明する。図7は、コマンドリスト情報を要
求するコマンドの内容を示す図である。コマンドリスト
情報を要求するコマンドは、DTV201のコマンドリ
スト取得部303により、データ送信部301を介して
D−VHS202に送信されるものであり、同図には、
FCPフレームのopcodeフィールドとopera
ndフィールドとに格納される内容を示している(図2
3参照)。即ち、コマンドリスト情報を要求するコマン
ドは、0x80というopcode値と、0xFFとい
うoperand値とで構成される。
【0056】図8は、コマンドリスト情報を要求するコ
マンドに対するレスポンスの内容を示す図であり、図9
は、当該レスポンスの具体的内容を示す図である。図8
に示すレスポンスは、DTV201からコマンドリスト
情報を要求されたD−VHS202のコマンド処理部4
05により、データ送信部401を介してDTV201
に送信されるものであり、0x80というopcode
値と、operandフィールドに格納されたコマンド
リスト情報とで構成される。
【0057】図9を詳細に説明すると、バイトデータ5
01は、コマンドリスト情報を要求するコマンドと同一
のopcodeであり、バイトデータ502以後がコマ
ンドリスト情報である。バイトデータ502は、コマン
ド数が5であることを示し、バイトデータ503は、1
番目の制御コマンドのコマンド識別子が0x00である
ことを示し、バイトデータ504は、1番目の制御コマ
ンドのコマンド名称データ長が4バイトであることを示
し、バイトデータ群505は、1番目の制御コマンドの
コマンド名称が「PLAY」であることを示し、バイト
データ506は、2番目の制御コマンドのコマンド識別
子が0x01であることを示し、バイトデータ507
は、2番目の制御コマンドのコマンド名称データ長が7
バイトであることを示し、バイトデータ群508は、2
番目の制御コマンドのコマンド名称が「FORWAR
D」であることを示す。
【0058】図10は、コマンド詳細仕様情報を要求す
るコマンドの内容を示す図である。コマンド詳細仕様情
報を要求するコマンドは、DTV201のコマンド仕様
取得部304により、データ送信部301を介してD−
VHS202に送信されるものであり、0x81という
opcode値と、operandフィールドに格納さ
れたコマンド識別子とで構成される。ここで、コマンド
識別子は、どの制御コマンドについてのコマンド詳細仕
様情報を要求するのかを特定するために用いられる。
【0059】図11は、コマンド詳細仕様情報を要求す
るコマンドに対するレスポンスの内容を示す図であり、
図12は、当該レスポンスの具体的内容を示す図であ
る。図11に示すレスポンスは、DTV201から特定
の制御コマンドについてのコマンド詳細仕様情報を要求
されたD−VHS202により、データ送信部401を
介してDTV201に送信されるものであり、図12に
示すように、コマンド詳細仕様情報を要求するコマンド
と同一のopcodeである0x81を示すバイトデー
タ601と、バイトデータ602以後のoperand
フィールドに格納されたコマンド詳細仕様情報とで構成
される。
【0060】「PLAY」コマンドについてのコマンド
詳細仕様情報を説明すると、バイトデータ602は、
「PLAY」コマンドのコマンドコードが0xC3であ
ることを示し、バイトデータ603は、パラメータ数が
1であることを示し、バイトデータ604は、パラメー
タ識別子が0x00であることを示し、バイトデータ6
05は、パラメータ値データ長が0x10バイトである
ことを示し、バイトデータ606は、パラメータの属性
が0b11000100であることを示し、バイトデー
タ607は、パラメータの名称データ長が0x0Dバイ
トであることを示し、バイトデータ群608は、パラメ
ータの名称が「playback mode」であるこ
とを示し、バイトデータ609は、パラメータの標準値
が0x75であることを示す。なお、パラメータの標準
値は、標準パラメータ設定部407により設定されるも
のである。
【0061】以下、接続機器情報記憶部310に記憶さ
れる接続機器情報について説明する。図13は、機器制
御被制御システム1000の装置構成が図1に示す状態
である場合の接続機器情報を示す図である。同図に示す
ように、接続機器情報は、ハンドル701と、EUI6
4(702)と、サブユニットタイプ703と、サブユ
ニットID704と、ノードID705とから構成され
る。
【0062】ここで、ハンドル701は、AV/Cコマ
ンドの送信先の論理的なハンドルを示し、EUI64
(702)は、IEEE1394に接続された機器が持
つ64ビットで表される固有のIDであり、ベンダー固
有のIDとチップ固有のIDとを合成したものを示す。
サブユニットタイプ703は、1394TAにおいて機
能ブロック毎のタイプが定義されているところのタイ
プ、又は装置全体を示し、サブユニットID704は、
装置内で同種の機能ブロックを識別するための識別子を
示す。装置全体を指す場合、サブユニットタイプは0x
1Fで、サブユニットIDは0x07となる。
【0063】また、ノードID705は、各装置に割り
当てられているノードIDを示し、機器制御被制御シス
テム1000の装置構成が図1に示す状態である場合、
ノードIDの値は、0、1、2のいずれかとなる。図1
4は、機器制御被制御システム1000の装置構成が図
1に示す状態から変化した場合の接続機器情報を示す図
である。
【0064】機器制御被制御システム1000の装置構
成からDVCR203を削除した場合、IEEE139
4シリアルバス上に接続されている装置は、DTV20
1とD−VHS202とのみとなるが、DVCR203
の削除に伴いバスリセットが発生した場合に、接続機器
情報管理部311は、接続機器情報記憶部310に格納
されている接続機器情報を図14に示すように更新す
る。
【0065】即ち、接続機器情報管理部311は、図1
3に示す接続機器情報中のDVCR203についての情
報を削除し、残りのDTV201とD−VHS202と
についてのノードIDを更新する。この結果、接続機器
情報は、図14に示すようになる。IEEE1394シ
リアルバスは、バス上に新たに機器が追加された場合や
接続された機器がバス上から外された場合にバスリセッ
トが発生し、バスリセット時にバス上の各機器のノード
IDが再設定される。このように、バスリセット前後
で、各装置のノードIDが変化した場合であっても、各
装置の各機能ブロックを一貫してハンドルで管理する機
器接続情報を参照することにより、DTV201は、コ
マンドリスト情報の要求やコマンド詳細仕様情報の要求
等を、同一の送信先に、IEEE1394のアシンクロ
ナスパケットを用いて送ることができる。
【0066】<動作>上述した構成を備えるDTV20
1とD−VHS202との動作について、以下、DTV
201からD−VHS202にテープ再生(PLAY)
開始を行わせる例に基づいて説明する。図15は、DT
V201による他の被制御装置に対する制御動作を示す
フローチャートである。
【0067】DTV201は、ユーザにより例えばリモ
コンのメニュー表示用ボタン等が押下された場合に、同
図に示す制御動作を開始する。DTV201の対象機器
選択部307は、データ送信部301を介して、全ての
被制御装置に、装置名称を含む装置情報を要求するAV
/Cコマンドを発行した後、データ受信部302を介し
て被制御装置からのレスポンスを受け付け、レスポンス
を参照して全ての被制御装置の名称を、表示部306を
介して選択肢としてTV画面に表示する(ステップS3
001)。この結果、図16に示す画面が表示される。
なお、装置情報の送受については予め定められている規
則に従ってなされる。
【0068】図16は、制御対象となる装置を選択肢と
して表示するTV画面を示す図である。同図に示すよう
に、DTV201のTV画面には、IEEE1394シ
リアルバス上に接続されているDTV201、D−VH
S202及びDVCR203の名称が表示される。な
お、DTV201は、ユーザが操作している装置そのも
のであり、IEEE1394シリアルバスを通じて制御
するものではないが、ユーザにより直接制御可能である
という意味で図16に示すTV画面において選択肢の1
つとして表示している。
【0069】図16に示すTV画面を表示した後、DT
V201は、ユーザによる制御対象の選択入力を受け付
ける(ステップS3002)。ここでは、ユーザが、リ
モコン上のボタンを操作し、D−VHSを選択したとす
ると、ユーザーイベント処理部308は、D−VHSが
選択されたことを対象機器選択部307に伝え、対象機
器選択部307は、ユーザに選択されたD−VHSにつ
いての機能ブロックに関連する情報を要求するAV/C
コマンドを、データ送信部301を介してD−VHS2
02に発行した後、データ受信部302を介してD−V
HS202からのレスポンスを受け付け、レスポンスの
機能ブロックに関連する情報に含まれる機能名称を参照
して、表示部306を介して選択肢としてTV画面に表
示する(ステップS3003)。この結果、図17に示
す画面が表示される。なお、機能ブロックに関連する情
報の送受については予め定められている規則に従ってな
される。
【0070】図17は、制御対象となる機能ブロックを
選択肢として表示するTV画面を示す図である。同図に
示すように、DTV201のTV画面には、D−VHS
202が有する3つの機能ブロックが選択肢として表示
される。即ち、D−VHS全体に関連する機能ブロック
を示す「D−VHS」と、テープ録画再生に関連するT
apeRecorder機能ブロックを示す「Tape
Recorder」と、チューナ機能の機能ブロック
を示す「Tuner」とが選択肢として表示される。
【0071】図17に示すTV画面を表示した後、DT
V201は、ユーザによる制御対象の機能ブロックの選
択入力を受け付ける(ステップS3004)。ここで
は、ユーザが、リモコン上のボタンを操作して、Tap
eRecorder機能ブロックを選択したとすると、
ユーザーイベント処理部308は、TapeRecor
der機能ブロックが選択されたことをコマンドリスト
取得部303に伝える。これを受けて、コマンドリスト
取得部303は、D−VHS202のTapeReco
der機能ブロックに対してどのような制御コマンドが
利用可能であるかを問い合わせるため、コマンドリスト
情報を要求するAV/Cコマンド(図7参照)を構築
し、データ送信部301を介してD−VHS202に送
信する(ステップS3005)。
【0072】これに対し、D−VHS202は、DTV
201からのコマンドリスト情報を要求するAV/Cコ
マンドをデータ受信部402を介して受信し、受信した
コマンドをコマンド処理部405により解釈し、解釈の
結果、コマンドリスト情報を要求するコマンドであると
判断した場合には、コマンドリスト記憶部403を参照
してコマンドリスト情報を格納したレスポンス(図9参
照)をデータ送信部401を介してDTV201に送信
する。
【0073】DTV201のコマンドリスト取得部30
3は、コマンドリスト情報を要求するAV/Cコマンド
を送信した後、データ受信部302を介してコマンドリ
スト情報を取得し、表示部306を介して各制御コマン
ド名称を選択肢としてTV画面に表示する(ステップS
3006)。この結果、図18に示す画面が表示され
る。
【0074】図18は、機能ブロックに対する制御動作
を選択肢として表示するTV画面を示す図である。同図
に示すTV画面を見ることにより、ユーザは、制御対象
のD−VHS202のTapeRecorder機能ブ
ロックに対して行える制御指示が、「PLAY(再
生)」「FORWARD(先送り)」「BACKWAR
D(後戻り)」「RECORD(録画)」「STOP
(停止)」であることを知ることができる。
【0075】図18に示すTV画面を表示した後、DT
V201は、制御動作、即ち制御コマンドのユーザによ
る選択入力を受け付ける(ステップS3007)。ここ
では、ユーザーがリモコン上のボタンを操作して「PL
AY」を選択したとすると、ユーザーイベント処理部3
08は、「PLAY」が選択されたことをコマンド仕様
取得部304に伝える。これを受けて、コマンド仕様取
得部304は、D−VHS202のTapeRecod
er機能ブロックに対してPLAYコマンドの制御コマ
ンドコードやパラメータに関する情報を問い合わせるた
め、コマンド詳細仕様情報を要求するAV/Cコマンド
(図10参照)を構築しデータ送信部301を介してD
−VHS202に送信する(ステップS3008)。
【0076】これに対し、D−VHS202のコマンド
処理部405は、DTV201からのコマンド詳細仕様
情報を要求するAV/Cコマンドをデータ受信部402
を介して受信し、解釈し、「PLAY」についてのコマ
ンド詳細仕様情報を要求するコマンドであると判断した
場合には、コマンド仕様記憶部404に格納されている
「PLAY」に対応するコマンド詳細仕様情報を参照
し、標準パラメータ設定部407に当該コマンド詳細仕
様情報中に標準値を設定するように指示した後、当該コ
マンド詳細仕様情報を格納したレスポンス(図12参
照)をデータ送信部401を介してDTV201に送信
する。
【0077】DTV201のコマンド仕様取得部304
は、コマンド詳細仕様情報を要求するAV/Cコマンド
を送信した後、データ受信部302を介してコマンド詳
細仕様情報を取得して、取得したコマンド詳細仕様情報
をコマンドパラメータ設定部305に伝え、コマンドパ
ラメータ設定部305は、コマンド詳細仕様情報に含ま
れるパラメータの名称及び標準値を参照することによ
り、表示部306を介して、「PLAY」コマンドにつ
いてのパラメータ入力画面をTV画面に表示する(ステ
ップS3009)。この結果、図19に示す画面が表示
される。
【0078】図19は、「PLAY」コマンドについて
のパラメータ入力画面を示す図である。同図に示すよう
に、パラメータ入力画面は、標準値である0x75を入
力フィールドに格納したものであり、これに対してユー
ザは「PLAY」コマンドについてのパラメータとして
標準値をそのまま使用することも、修正することもでき
る。
【0079】図19に示すTV画面を表示した後、DT
V201は、ユーザによるパラメータ入力を受け付ける
(ステップS3010)。ここでは、ユーザが0x75
という値を修正せずにリモコンの選択確定ボタンを押下
したとする。ユーザーイベント処理部308は、0x7
5という値をコマンドパラメータ設定部305に通知
し、コマンドパラメータ設定部305は、コマンド詳細
仕様情報を参照することにより、制御コマンドのコマン
ドコードとパラメータとから「PLAY」という制御コ
マンドを構築し、データ送信部301を介してD−VH
S202に送信する(ステップS3011)。
【0080】なお、コマンドパラメータ設定部305
は、パラメータ設定レベル記憶部312に記憶されてい
るパラメータ設定レベル情報と、コマンド詳細仕様情報
中の属性値に含まれるパラメータの設定レベルとを比較
し、その結果に応じて、表示部306を介してパラメー
タ入力画面を表示する際にパラメータ入力画面中の入力
フィールドの表示を抑止したり、また、ユーザーイベン
ト処理部308からユーザによる入力値の通知を受けた
際に、その入力値を無視したりする。このパラメータ設
定レベル情報のパラメータ設定レベル変更部309によ
る変更については、後述する。
【0081】DTV201から「PLAY」という制御
コマンドをFCPフレームに格納したパケットをデータ
受信部402を介して受けたD−VHS202のコマン
ド処理部405は、これを、標準スピードでテープ再生
(PLAY)を行う旨の制御コマンドであると解釈し、
機器制御部406に対して標準スピードでテープ再生の
機械的動作を実行させた後に、テープ再生開始を行った
旨のレスポンスを、データ送信部401を介してDTV
201に送信する。
【0082】従って、DTV201は、データ受信部3
02を介してD−VHS202からのテープ再生開始を
行った旨のレスポンスを受け(ステップS3012)、
DTV201からD−VHS202にテープ再生(PL
AY)開始を行わせるための一連の処理が完了する。図
20は、DTV201とD−VHS202との間のAV
/Cコマンド発行のシーケンスを示す図である。
【0083】同図には、DTV201からコマンドリス
ト情報を要求するコマンドを発行した時点からD−VH
S202がテープ再生開始の旨のレスポンスを発行する
まで、即ち、ステップS3005からステップS301
2までにおけるAV/Cコマンドの送受を示している。
このように、この機器制御被制御システム1000で
は、DTV201から「PLAY」コマンドを発行する
までに、まず、D−VHS202にコマンドリスト情報
を要求し、次に、「PLAY」についてのコマンド詳細
仕様情報を要求するというように、複数回に分けて「P
LAY」コマンドの発行に要する必要情報を要求する手
順を用いたことにより、DTV201がIEEE139
4シリアルバス上に接続されたD−VHS202を制御
するための情報を予め有していないにもかかわらず、D
TV201によるD−VHS202の制御が実現でき、
かつ、「PLAY」以外についてのコマンド詳細仕様情
報等の無駄な情報送受の防止を実現している。なお、D
TV201からそれぞれのAV/CコマンドをD−VH
S202に送信する間に、バスリセットが生じても、D
TV201は、AV/Cコマンドを送出する際に、接続
機器情報記憶部310に格納されている接続機器情報を
参照して、正しいノードIDをパケットのdestin
ation_IDフィールド等に設定するため、AV/
Cコマンドの送受は適切に行われる。
【0084】以下、パラメータ設定レベル変更部309
によるパラメータ設定レベル情報の変更について説明す
る。ユーザがリモコン等を操作することにより、パラメ
ータの設定レベルの変更を望む場合に、簡単な設定のみ
が可能なレベル、標準的な設定が可能なレベル、やや詳
細な設定が可能なレベル、全ての設定が可能なレベルの
4つのレベルを選択肢としてTV画面に表示し、これに
対応してユーザがいずれかを選択した場合に、パラメー
タ設定レベル変更部309は、パラメータ設定レベル記
憶部312に記憶しているパラメータ設定レベル情報
を、ユーザに選択されたレベルに変更する。
【0085】パラメータ設定レベル情報は、上述したよ
うにコマンドパラメータ設定部305により参照される
ため、例えば、ユーザが、簡単な設定のみが可能なレベ
ルを選択している場合には、D−VHS202から取得
したあるコマンドのコマンド詳細仕様情報の中の各パラ
メータのうち、パラメータの設定レベルが「簡単」にな
っているもの以外は、パラメータ設定が禁止される。即
ち、コマンドパラメータ設定部305は、設定が禁止さ
れるパラメータについては、パラメータ入力画面中に入
力フィールドを設けない。また、この場合、入力フィー
ルドを設けることとして、入力された値を無視すること
としてもよい。従って、コマンドパラメータ設定部30
5は、設定が禁止されるパラメータについては、制御コ
マンドを構築する際に、パラメータとして設定しない
か、又は、パラメータとして標準値を用いることにな
る。
【0086】また、パラメータ設定レベル情報が、全て
の設定が可能なレベルとなっている場合には、コマンド
パラメータ設定部305は、D−VHS202から取得
したあるコマンドのコマンド詳細仕様情報の中の各パラ
メータでパラメータ設定レベルが「非常に難しい」以下
のレベルのもの、つまり全てのパラメータについて、ユ
ーザに自由に設定可能となるようなパラメータ入力画面
を表示し、ユーザの全ての入力を反映して、制御コマン
ドを構築する。
【0087】このように、パラメータ設定レベル変更部
309は、制御対象機器の制御コマンドについての基本
的なパラメータだけの設定から、微細なパラメータの設
定まで、段階的にユーザに設定の自由度を与えたり設定
を制限したりすることができるため、制御コマンドのパ
ラメータについてのユーザの有する知識レベルの度合い
に応じた機器制御が実現できる。<実施の形態2>以
下、本発明に係る機器制御装置及び被制御装置の実施の
形態2に係る機器制御被制御装置5000について説明
する。
【0088】図21は、機器制御被制御装置5000の
機器制御及び機器被制御に関連する機能についての機能
ブロック図である。機器制御被制御装置5000は、機
器制御装置と機器被制御装置との性質を併せ持ち、DT
V、D−VHS等として実体化されるものであり、実施
の形態1に示したDTV201(図2参照)とD−VH
S202(図3参照)とを合成してデータ送信部とデー
タ受信部とを共用した構成を備えるが、実施の形態1に
示したものと異なる構成要素として機器識別部5001
と、コマンドリスト取得部5002と、コマンド仕様取
得部5003とを備える。従って、機器制御被制御装置
5000は、他の機器を制御することも可能であり、他
の機器から制御されることも可能である。
【0089】ここで、機器識別部5001は、接続機器
情報中のEUI64等を参照することにより、自装置固
有の識別情報と、制御対象機器の固有識別情報を比較
し、制御対象機器と自装置は同種類の機器であるか否か
を判断するものである。コマンドリスト取得部5002
は、実施の形態1におけるコマンドリスト取得部303
と基本的には同様であり、コマンド仕様取得部5003
は、実施の形態1におけるコマンド仕様取得部304と
基本的には同様であるが、いずれも機器識別部5001
が、制御対象機器と自装置が同種類の機器であると判断
した場合には、制御対象機器に対してコマンドリスト情
報等を要求するAV/Cコマンドを送信することなく、
自装置内のコマンドリスト記憶部とコマンド仕様記憶部
とからコマンドリスト情報及びコマンド詳細仕様情報を
取得するものである。
【0090】従って、機器識別部5001による機器識
別機能により、自装置と同一種類の機器を制御する場合
には、IEEE1394シリアルバス上で無駄なアシン
クロナスパケットを送受信することを防止でき、効率的
に制御コマンドの構築が可能になる。以上、本発明に係
る機器制御装置及び機器被制御装置について実施の形態
に基づいて説明したが、本発明はこれらの実施の形態に
限られないことは勿論である。即ち、 (1)実施の形態1では、ユーザーイベント処理部30
8がリモコンを通じてのユーザ操作を受け付けることと
したが、入力デバイスは、リモコンに限定されることは
なく、タッチパネルその他の入力デバイスを利用可能と
してもよい。 (2)実施の形態1では、DTV201は、ユーザによ
りリモコンのメニュー表示用ボタン等が押下された場合
に、全ての被制御装置から装置情報を取得することとし
たが(ステップS3001)、装置名称を含む装置情報
は、バスリセット時にベンダーID及びチップID等と
共に全被制御装置から伝えられることとしてもよく、ま
た、その他のタイミングで取得するようにしてもよい。 (3)実施の形態1では、コマンドリスト情報は制御コ
マンドの名称を含み、コマンド詳細仕様情報はパラメー
タの名称を含むこととし、DTV201は、これらの名
称を用いてユーザインタフェースとなる画面を構築する
こととしたが、名称文字列以外に、色、フォント等の制
御コマンド選択用やパラメータ入力用のユーザインタフ
ェースをよりグラフィカルなものとするために用いるこ
とのできる情報を、コマンドリスト情報及びコマンド詳
細仕様情報に含ませることとしてもよい。
【0091】また、実施の形態1では、コマンド詳細仕
様情報に含まれるパラメータの標準値は、数値であり、
コマンド詳細仕様情報を取得したDTV201が、この
数値をパラメータ入力画面の入力フィールドに表示する
こととしたが、図6に示したパラメータの属性等を拡張
することにより標準値を複数個設定して、パラメータ入
力画面としては選択肢形式で複数の標準値を表示できる
ようにしてもよいし、標準値に値毎の意味を示す情報を
付加して、これを表示できるようにしてもよい。 (4)実施の形態1では、標準パラメータ設定部407
は、コマンド処理部405に指示されると無条件でコマ
ンド仕様記憶部404に格納されているコマンド詳細仕
様情報に標準値を設定することとしたが、D−VHS2
02に対してのユーザ操作等に応じて標準値を設定する
か否かが定まることとしてもよい。また、ユーザ操作に
応じて、標準パラメータ設定部407がコマンド詳細仕
様情報に設定する標準値の数値を変更することとしても
よい。 (5)実施の形態1では、パラメータ設定レベルは、2
ビットの値で4種類に区別可能としていたが、2ビット
に限定されることはなく、ビット数を増加することによ
り、より細かなレベル分けを行うこととしてもよい。 (6)実施の形態1では、DTV201が、D−VHS
202のTapeRecorder機能ブロックに対し
て利用できる制御コマンドを知るために、D−VHS2
02にコマンドリスト情報を要求し、制御コマンドの1
つがユーザにより選択された後に、1つの制御コマンド
についてのコマンド詳細仕様情報をD−VHS202に
要求することとしたが、ある機能ブロックに対して利用
できる制御コマンドの数が膨大である場合には、予め制
御コマンドを階層化しておくこととしてもよい。例え
ば、TapeRecorder機能ブロックに対して利
用できる制御コマンドが膨大であり、大項目、中項目、
小項目の3階層に体系化して小項目に制御コマンドを位
置づけているとすると、DTV201は、まず大項目の
リスト情報をD−VHS202に要求して取得し、これ
に基づいて大項目を選択肢として画面に表示し、ユーザ
の選択を受けて、その選択された大項目についての中項
目のリスト情報をD−VHS202に要求して取得し、
これに基づいて中項目を選択肢として画面に表示し、ユ
ーザの選択を受けて、その選択された中項目についての
小項目のリスト情報、即ちコマンドリスト情報をD−V
HS202に要求することとしてもよい。 (7)実施の形態1では、destination_I
Dフィールド及びsource_IDフィールドに格納
される送信先又は送信元を示すデータは、バスIDと、
バス上の各機器に割り当てられるノードIDとから構成
されることとしたが、ノードIDのみから構成されるこ
ととしてもよい。 (8)実施の形態2では、機器識別部5001がベンダ
ーIDとチップIDとにより自装置と同一種類の機器で
あるか否かの判断を行うこととしたが、これに限定され
ることはなく、その他の情報によって同一種類の機能ブ
ロックを有するか否かを識別することとしてもよい。 (9)両実施の形態では、IEEE1394シリアルバ
スを通信路として、制御コマンドとしてAV/Cコマン
ドを用いるディジタルAV機器間での機器制御について
説明したが、通信路はこれに限定されることはなく、有
線無線を問わず双方向通信が可能な他の通信路を用いて
もよく、また、機器もディジタルAV機器に限定される
ことはなく、他の機器であってもよい。 (10)実施の形態に示した機器制御装置の機器制御に
関連する機能又は機器被制御装置の機器被制御に関連す
る機能を、実現するための機械語プログラムを記録媒体
に記録して流通・販売の対象にしても良い。このような
記録媒体には、ICカード、光ディスク、フレキシブル
ディスク、ROM等があるが、これらに記録された機械
語プログラムは、汎用コンピュータやプログラム実行機
能を有する家電機器にインストールされることにより利
用に供される。即ち、汎用のコンピュータ又はプログラ
ム実行機能を有する家電機器は、インストールした上記
機械語プログラムを逐次実行して、実施の形態に示した
ような機器制御装置又は機器被制御装置を実現する。
【0092】また、汎用のコンピュータ又はプログラム
実行機能を有する家電機器に、上述の機器制御に関連す
る機能や機器被制御に関連する機能を実現するための処
理手順を、実行させるコンピュータプログラムは、ハー
ドディスク等の記録媒体及び各種通信路等を介して流通
させ頒布することもできる。
【0093】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る機器制御装置は、制御コマンド毎に、当該制御コ
マンドについてのパラメータ決定に必要な情報を含むコ
マンド詳細仕様情報を記憶する制御対象機器に、特定の
制御コマンドとパラメータとを送信することにより特定
の動作を行わせる機器制御装置であって、1つの制御コ
マンドのみについてのコマンド詳細仕様情報を前記制御
対象機器に要求するコマンド詳細仕様情報要求手段と、
前記制御対象機器から前記コマンド詳細仕様情報を受信
するコマンド詳細仕様情報受信手段と、前記コマンド詳
細仕様情報を参照してパラメータを決定するパラメータ
決定手段と、前記1つの制御コマンドと前記パラメータ
決定手段により決定されたパラメータとを前記制御対象
機器に送信する制御コマンド送信手段とを備えることを
特徴とする。
【0094】これにより、必要な制御コマンドのみにつ
いてのパラメータに関する情報を取得することができる
ため、制御対象の機器についてのパラメータ情報等を予
め保持しておく必要がなくなり、また、パラメータの多
様性により全制御コマンドについてのパラメータに関す
る情報を総合すると莫大なデータ量になる場合であって
も、必要な少量のデータのみを受信すれば、パラメータ
を含めた制御コマンドの構築ができる。このため、制御
側と被制御側の機器を接続するバス上でのデータ送受信
量は削減できる。さらに、制御側の装置においては少量
のデータを受信するだけなので、そのデータを格納する
ために要する記憶容量を小さく抑えることができる。
【0095】また、前記制御対象機器は、ユーザに全て
の制御コマンドから1つの制御コマンドを選択させるた
めに必要な情報であるコマンドリスト情報を記憶するも
のであり、前記機器制御装置はさらに、前記コマンドリ
スト情報を制御対象機器に要求するコマンドリスト情報
要求手段と、前記コマンドリスト情報を参照して、ユー
ザに1つの制御コマンドを選択させるためのユーザイン
タフェースを実現する制御コマンド選択補助手段とを備
え、前記コマンド詳細仕様情報要求手段は、前記制御コ
マンド選択補助手段によりユーザに選択させた1つの制
御コマンドのみについてのコマンド詳細仕様情報を要求
することとすることもできる。
【0096】これにより、利用可能なコマンドを選択す
るために必要な情報を得ることができるため、誤った制
御コマンドについてのコマンド詳細仕様情報を要求する
ような事態が回避され、そのため無駄なデータの送受を
抑止できる。また、利用可能なコマンドを選択するため
に必要な情報を得ることは、ユーザに使用できる制御コ
マンドを選択肢として与えることができ、ユーザが使用
を欲する制御コマンドについてのみ、コマンドの詳細仕
様情報を得ることができる。従って、機器の制御に関す
る全情報を一度に要求するのと比較すると、結果的に機
器制御のためのデータ送受信量を削減できる。
【0097】また、前記コマンド詳細情報は、パラメー
タの指定の難易度に関するパラメータ難易度情報を含
み、前記機器制御装置はさらに、どの難易度のパラメー
タまでユーザが指定できるかを示すパラメータ指定レベ
ル情報を記憶するパラメータ指定レベル記憶手段を備
え、前記パラメータ決定手段は、前記コマンド詳細仕様
情報を参照して、ユーザにパラメータ値を指定させるた
めのユーザインタフェースを実現し、ユーザからの指定
を受け付けることにより前記パラメータを決定するもの
であり、さらに、前記パラメータ指定レベル情報と前記
パラメータ難易度情報との対比参照により、ユーザによ
るパラメータの指定に制限を設けることとすることもで
きる。
【0098】これにより、パラメータ設定レベルに応じ
てユーザ入力を制限することができるため、全ての機能
をユーザに自由に指定させる場合と比べて、パラメータ
エラーが生じる可能性を低減することができ、結果的に
バス上でのデータ送受量を削減できる。通信路を通じて
パラメータを含む制御コマンドの送信により機器を制御
する場合に、誤った制御コマンドを送信すると一定量の
データの送受が無駄となってしまうので、これを回避す
る意味でパラメータエラーの発生を抑制することが有用
となるのである。
【0099】また、前記機器制御装置はさらに、ユーザ
の指示に応じて前記パラメータ指定レベル情報を変更す
るパラメータ指定レベル変更手段を備えることとするこ
ともできる。これにより、ユーザの知識レベル等に応じ
てパラメータ設定レベルを変更することができるように
なるため、ユーザの知識レベル等に応じてパラメータ設
定の自由度を制限することができ、初心者等の知識レベ
ルの低いものによるパラメータエラーの発生を防止する
ことができる。
【0100】また、前記機器制御装置は、前記制御対象
機器とバスにより接続されており、前記機器制御装置
は、前記制御対象機器のバス上におけるノードIDを示
すノードID情報を記憶する接続機器情報記憶手段と、
前記制御対象機器のバス上におけるノードIDが変更さ
れたときに、前記接続機器情報記憶手段に記憶されてい
る前記ノードID情報を変更する接続機器情報変更手段
とを備え、前記コマンドリスト情報要求手段、前記コマ
ンド詳細仕様情報要求手段及び前記制御コマンド送信手
段はそれぞれ、前記ノードID情報を参照して前記制御
対象機器のバス上におけるノードIDを宛先として用い
たパケットをバス上に送出することにより、前記制御対
象機器に対して前記要求又は前記送信を行うこととする
こともできる。
【0101】これにより、バス上の機器接続状態が変更
し、これに伴って各機器のアドレス、即ちノードIDが
変更されても、コマンドリスト情報の要求、コマンド詳
細仕様情報の要求、制御コマンドの送信といった一連の
データ送信処理を同一の制御対象機器に送ることができ
るので、誤った機器にデータ送信がなされることが防止
でき、結果的にバス上でのデータ送受量を削減できる。
【0102】また、前記機器制御装置はさらに、前記制
御対象機器が自装置と同一種類の機器であるか否かを判
断する機種同一性判断手段を備え、前記機種同一性判断
手段により同一種類の機器でないと判断された場合にの
み、前記コマンドリスト情報要求手段及び前記コマンド
詳細情報要求手段は、それぞれ前記要求を行い、前記機
種同一性判断手段により同一種類の機器であると判断さ
れた場合には、前記コマンド選択補助手段は、自装置内
に記憶している前記コマンドリスト情報を参照し、前記
パラメータ決定手段は、自装置内に記憶している前記コ
マンド詳細仕様情報を参照することとすることもでき
る。
【0103】これにより、制御対象機器が自装置と同一
機種の場合に、コマンドリスト情報とコマンド詳細仕様
情報との要求をバスを介して行わなず、自装置内から調
達するため、バス上でのデータ送受量を削減できる。ま
た、前記機器制御装置は、第2機器制御装置から複数の
第2制御コマンドのうちのいずれかとパラメータとを受
信することにより特定の動作を行うものであって、第2
制御コマンド毎に、当該第2制御コマンドについてのパ
ラメータ決定に必要な情報を含む第2コマンド詳細仕様
情報を記憶する第2コマンド詳細仕様情報記憶手段と、
前記第2機器制御装置から1つの第2制御コマンドにつ
いての第2コマンド詳細仕様情報の要求を受け付ける第
2コマンド詳細仕様情報要求受付手段と、前記第2コマ
ンド詳細仕様情報要求受付手段により前記要求が受け付
けられたとき、要求元に対して前記第2コマンド詳細仕
様情報を送信する第2コマンド詳細仕様情報送信手段
と、ユーザに全ての第2制御コマンドから1つの第2制
御コマンドを選択させるために必要な情報である第2コ
マンドリスト情報を記憶する第2コマンドリスト情報記
憶手段と、前記第2機器制御装置から第2コマンドリス
ト情報の要求を受け付ける第2コマンドリスト情報要求
受付手段と、前記第2コマンドリスト情報要求受付手段
により前記要求が受け付けられたとき、要求元に対して
前記第2コマンドリスト情報を送信する第2コマンドリ
スト情報送信手段とを備えることとすることもできる。
【0104】これにより、他の機器を制御することもで
き、かつ、他の機器から制御されることもできる本装置
は、必要な制御コマンドのみについてのパラメータに関
する情報を要求することができ、要求された制御コマン
ドについてのパラメータに関する情報を送信することも
できるため、本装置を制御側又は被制御側とした機器制
御においては、制御側と被制御側の機器を接続するバス
上でのデータ送受信量は削減できる。
【0105】また、本発明に係る機器被制御装置は、機
器制御装置から複数の制御コマンドのうちのいずれかと
パラメータとを受信することにより特定の動作を行う機
器被制御装置であって、制御コマンド毎に、当該制御コ
マンドについてのパラメータ決定に必要な情報を含むコ
マンド詳細仕様情報を記憶するコマンド詳細仕様情報記
憶手段と、前記機器制御装置から1つの制御コマンドに
ついてのコマンド詳細仕様情報の要求を受け付けるコマ
ンド詳細仕様情報要求受付手段と、前記コマンド詳細仕
様情報要求受付手段により前記要求が受け付けられたと
き、要求元に対して前記コマンド詳細仕様情報を送信す
るコマンド詳細仕様情報送信手段とを備えることを特徴
とする。
【0106】これにより、1つの制御コマンドについて
のコマンド詳細仕様情報を要求に応じて送信するもので
あるため、全てのコマンドについてのコマンド詳細仕様
情報を送信するのと比較すると大幅にデータ送信量を削
減できる。また、前記機器被制御装置はさらに、ユーザ
に全ての制御コマンドから1つの制御コマンドを選択さ
せるために必要な情報であるコマンドリスト情報を記憶
するコマンドリスト情報記憶手段と、前記機器制御装置
からコマンドリスト情報の要求を受け付けるコマンドリ
スト情報要求受付手段と、前記コマンドリスト情報要求
受付手段により前記要求が受け付けられたとき、要求元
に対して前記コマンドリスト情報を送信するコマンドリ
スト情報送信手段とを備えることとすることもできる。
【0107】これにより、利用可能な制御コマンドを伝
えることができるため、制御側の装置がコマンド毎につ
いてのコマンド詳細仕様情報を取得することを容易にす
ることができる。また、前記コマンド詳細仕様情報記憶
手段により記憶されている前記コマンド詳細仕様情報
は、パラメータとして用いることのできる標準的な数値
である標準値を含むこととすることもできる。
【0108】これにより、制御側の装置において、標準
値を参考にすることによりユーザがパラメータを定める
場合に誤りが生じる可能性が低くなるため、結果的にパ
ラメータのエラー発生を抑止でき、機器制御に関連した
データの送受信量を低減することができる。また、ユー
ザがパラメータを設定しない場合であっても、標準値を
利用してパラメータ設定を行い容易に制御コマンドを構
築することができる。
【0109】また、前記コマンド詳細仕様情報記憶手段
により記憶されている前記コマンド詳細仕様情報は、パ
ラメータを決定することの難易度を示す情報を含むこと
とすることもできる。これにより、パラメータの難易度
に応じて、制御側の装置においてユーザ入力を制限する
ことができるため、パラメータエラー発生の可能性を低
減し、結果的にバス上でのデータ送受量を削減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1に係る機器制御被制御システム1
000の装置構成を示す図である。
【図2】DTV201の機器制御に関連する機能につい
ての機能ブロック図である。
【図3】D−VHS202における機器被制御に関連す
る機能についての機能ブロック図である。
【図4】コマンドリスト情報のデータ構造を示す図であ
る。
【図5】コマンド詳細仕様情報のデータ構造を示す図で
ある。
【図6】パラメータについての属性の内容を示す図であ
る。
【図7】コマンドリスト情報を要求するコマンドの内容
を示す図である。
【図8】コマンドリスト情報を要求するコマンドに対す
るレスポンスの内容を示す図である。
【図9】コマンドリスト情報を要求するコマンドに対す
るレスポンスの具体的内容を示す図である。
【図10】コマンド詳細仕様情報を要求するコマンドの
内容を示す図である。
【図11】コマンド詳細仕様情報を要求するコマンドに
対するレスポンスの内容を示す図である。
【図12】コマンド詳細仕様情報を要求するコマンドに
対するレスポンスの具体的内容を示す図である。
【図13】機器制御被制御システム1000の装置構成
が図1に示す状態である場合の接続機器情報を示す図で
ある。
【図14】機器制御被制御システム1000の装置構成
が図1に示す状態から変化した場合の接続機器情報を示
す図である。
【図15】DTV201による他の被制御装置に対する
制御動作を示すフローチャートである。
【図16】制御対象となる装置を選択肢として表示する
TV画面を示す図である。
【図17】制御対象となる機能ブロックを選択肢として
表示するTV画面を示す図である。
【図18】機能ブロックに対する制御動作を選択肢とし
て表示するTV画面を示す図である。
【図19】「PLAY」コマンドについてのパラメータ
入力画面を示す図である。
【図20】DTV201とD−VHS202との間のA
V/Cコマンド発行のシーケンスを示す図である。
【図21】機器制御被制御装置5000の機器制御及び
機器被制御に関連する機能についての機能ブロック図で
ある。
【図22】IEEE1394で規定されているブロック
データ転送のパケットフォーマットを示す図である。
【図23】FCPフレームに格納されるAV/Cコマン
ドのフォーマットを示す図である。
【図24】制御機器と被制御機器との間における制御シ
ーケンスを示す図である。
【図25】制御機器と被制御機器とで構成されたシステ
ムの例を示す図である。
【図26】ディジタルTV101が、ディジタルCSチ
ューナ102及びディジタルVHS103を制御する手
順を示す図である。
【図27】特開平9−326799号公報に掲載されて
いる技術における機器構成を示す図である。
【符号の説明】
201 ディジタルTV(DTV) 202 ディジタルVHS(D−VHS) 203 DVCR 301 データ送信部 302 データ受信部 303 コマンドリスト取得部 304 コマンド仕様取得部 305 コマンドパラメータ設定部 306 表示部 307 対象機器選択部 308 ユーザーイベント処理部 309 パラメータ設定レベル変更部 310 接続機器情報記憶部 311 接続機器情報管理部 312 パラメータ設定レベル記憶部 401 データ送信部 402 データ受信部 403 コマンドリスト記憶部 404 コマンド仕様記憶部 405 コマンド処理部 406 機器制御部 407 標準パラメータ設定部 1000 機器制御被制御システム 5000 機器制御被制御装置 5001 機器識別部 5002 コマンドリスト取得部 5003 コマンド仕様取得部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C025 AA30 BA27 BA28 BA30 CA09 CB10 DA01 DA08 5K032 BA08 DA01 DB19 DB22 5K048 BA03 DA02 DA05 EA14 EB02 EB06 FB10 HA04 HA06

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御コマンド毎に、当該制御コマンドに
    ついてのパラメータ決定に必要な情報を含むコマンド詳
    細仕様情報を記憶する制御対象機器に、特定の制御コマ
    ンドとパラメータとを送信することにより特定の動作を
    行わせる機器制御装置であって、 1つの制御コマンドのみについてのコマンド詳細仕様情
    報を前記制御対象機器に要求するコマンド詳細仕様情報
    要求手段と、 前記制御対象機器から前記コマンド詳細仕様情報を受信
    するコマンド詳細仕様情報受信手段と、 前記コマンド詳細仕様情報を参照してパラメータを決定
    するパラメータ決定手段と、 前記1つの制御コマンドと前記パラメータ決定手段によ
    り決定されたパラメータとを前記制御対象機器に送信す
    る制御コマンド送信手段とを備えることを特徴とする機
    器制御装置。
  2. 【請求項2】 前記制御対象機器は、ユーザに全ての制
    御コマンドから1つの制御コマンドを選択させるために
    必要な情報であるコマンドリスト情報を記憶するもので
    あり、 前記機器制御装置はさらに、 前記コマンドリスト情報を制御対象機器に要求するコマ
    ンドリスト情報要求手段と、 前記コマンドリスト情報を参照して、ユーザに1つの制
    御コマンドを選択させるためのユーザインタフェースを
    実現する制御コマンド選択補助手段とを備え、 前記コマンド詳細仕様情報要求手段は、前記制御コマン
    ド選択補助手段によりユーザに選択させた1つの制御コ
    マンドのみについてのコマンド詳細仕様情報を要求する
    ことを特徴とする請求項1記載の機器制御装置。
  3. 【請求項3】 前記コマンド詳細情報は、パラメータの
    指定の難易度に関するパラメータ難易度情報を含み、 前記機器制御装置はさらに、どの難易度のパラメータま
    でユーザが指定できるかを示すパラメータ指定レベル情
    報を記憶するパラメータ指定レベル記憶手段を備え、 前記パラメータ決定手段は、前記コマンド詳細仕様情報
    を参照して、ユーザにパラメータ値を指定させるための
    ユーザインタフェースを実現し、ユーザからの指定を受
    け付けることにより前記パラメータを決定するものであ
    り、さらに、前記パラメータ指定レベル情報と前記パラ
    メータ難易度情報との対比参照により、ユーザによるパ
    ラメータの指定に制限を設けることを特徴とする請求項
    1又は2記載の機器制御装置。
  4. 【請求項4】 前記機器制御装置はさらに、ユーザの指
    示に応じて前記パラメータ指定レベル情報を変更するパ
    ラメータ指定レベル変更手段を備えることを特徴とする
    請求項3記載の機器制御装置。
  5. 【請求項5】 前記機器制御装置は、前記制御対象機器
    とバスにより接続されており、 前記機器制御装置は、 前記制御対象機器のバス上におけるノードIDを示すノ
    ードID情報を記憶する接続機器情報記憶手段と、 前記制御対象機器のバス上におけるノードIDが変更さ
    れたときに、前記接続機器情報記憶手段に記憶されてい
    る前記ノードID情報を変更する接続機器情報変更手段
    とを備え、 前記コマンドリスト情報要求手段、前記コマンド詳細仕
    様情報要求手段及び前記制御コマンド送信手段はそれぞ
    れ、前記ノードID情報を参照して前記制御対象機器の
    バス上におけるノードIDを宛先として用いたパケット
    をバス上に送出することにより、前記制御対象機器に対
    して前記要求又は前記送信を行うことを特徴とする請求
    項2記載の機器制御装置。
  6. 【請求項6】 前記機器制御装置はさらに、 前記制御対象機器が自装置と同一種類の機器であるか否
    かを判断する機種同一性判断手段を備え、 前記機種同一性判断手段により同一種類の機器でないと
    判断された場合にのみ、前記コマンドリスト情報要求手
    段及び前記コマンド詳細情報要求手段は、それぞれ前記
    要求を行い、 前記機種同一性判断手段により同一種類の機器であると
    判断された場合には、前記コマンド選択補助手段は、自
    装置内に記憶している前記コマンドリスト情報を参照
    し、前記パラメータ決定手段は、自装置内に記憶してい
    る前記コマンド詳細仕様情報を参照することを特徴とす
    る請求項2又は5記載の機器制御装置。
  7. 【請求項7】 前記機器制御装置は、 第2機器制御装置から複数の第2制御コマンドのうちの
    いずれかとパラメータとを受信することにより特定の動
    作を行うものであって、 第2制御コマンド毎に、当該第2制御コマンドについて
    のパラメータ決定に必要な情報を含む第2コマンド詳細
    仕様情報を記憶する第2コマンド詳細仕様情報記憶手段
    と、 前記第2機器制御装置から1つの第2制御コマンドにつ
    いての第2コマンド詳細仕様情報の要求を受け付ける第
    2コマンド詳細仕様情報要求受付手段と、 前記第2コマンド詳細仕様情報要求受付手段により前記
    要求が受け付けられたとき、要求元に対して前記第2コ
    マンド詳細仕様情報を送信する第2コマンド詳細仕様情
    報送信手段と、 ユーザに全ての第2制御コマンドから1つの第2制御コ
    マンドを選択させるために必要な情報である第2コマン
    ドリスト情報を記憶する第2コマンドリスト情報記憶手
    段と、 前記第2機器制御装置から第2コマンドリスト情報の要
    求を受け付ける第2コマンドリスト情報要求受付手段
    と、 前記第2コマンドリスト情報要求受付手段により前記要
    求が受け付けられたとき、要求元に対して前記第2コマ
    ンドリスト情報を送信する第2コマンドリスト情報送信
    手段とを備えることを特徴とする請求項2記載の機器制
    御装置。
  8. 【請求項8】 機器制御装置から複数の制御コマンドの
    うちのいずれかとパラメータとを受信することにより特
    定の動作を行う機器被制御装置であって、 制御コマンド毎に、当該制御コマンドについてのパラメ
    ータ決定に必要な情報を含むコマンド詳細仕様情報を記
    憶するコマンド詳細仕様情報記憶手段と、 前記機器制御装置から1つの制御コマンドについてのコ
    マンド詳細仕様情報の要求を受け付けるコマンド詳細仕
    様情報要求受付手段と、 前記コマンド詳細仕様情報要求受付手段により前記要求
    が受け付けられたとき、要求元に対して前記コマンド詳
    細仕様情報を送信するコマンド詳細仕様情報送信手段と
    を備えることを特徴とする機器被制御装置。
  9. 【請求項9】 前記機器被制御装置はさらに、 ユーザに全ての制御コマンドから1つの制御コマンドを
    選択させるために必要な情報であるコマンドリスト情報
    を記憶するコマンドリスト情報記憶手段と、 前記機器制御装置からコマンドリスト情報の要求を受け
    付けるコマンドリスト情報要求受付手段と、 前記コマンドリスト情報要求受付手段により前記要求が
    受け付けられたとき、要求元に対して前記コマンドリス
    ト情報を送信するコマンドリスト情報送信手段とを備え
    ることを特徴とする請求項8記載の機器被制御装置。
  10. 【請求項10】 前記コマンド詳細仕様情報記憶手段に
    より記憶されている前記コマンド詳細仕様情報は、パラ
    メータとして用いることのできる標準的な数値である標
    準値を含むことを特徴とする請求項8又は9記載の機器
    被制御装置。
  11. 【請求項11】 前記コマンド詳細仕様情報記憶手段に
    より記憶されている前記コマンド詳細仕様情報は、パラ
    メータを決定することの難易度を示す情報を含むことを
    特徴とする請求項8〜10のいずれか1項に記載の機器
    被制御装置。
  12. 【請求項12】 コンピュータを請求項1〜7のいずれ
    か1項に記載の機器制御装置として動作させるためのプ
    ログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒
    体。
JP10344523A 1998-12-03 1998-12-03 機器制御装置及び機器被制御装置 Pending JP2000174782A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10344523A JP2000174782A (ja) 1998-12-03 1998-12-03 機器制御装置及び機器被制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10344523A JP2000174782A (ja) 1998-12-03 1998-12-03 機器制御装置及び機器被制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000174782A true JP2000174782A (ja) 2000-06-23

Family

ID=18369942

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10344523A Pending JP2000174782A (ja) 1998-12-03 1998-12-03 機器制御装置及び機器被制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000174782A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002035881A1 (fr) * 2000-10-25 2002-05-02 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Dispositif commande et dispositif de commande dans un appareil de reseau, ainsi que procede de commande de ceux-ci
JP2002142272A (ja) * 2000-10-30 2002-05-17 Kenwood Corp Avネットワークシステム、及び、av機器接続方法
JP2002247464A (ja) * 2001-02-20 2002-08-30 Funai Electric Co Ltd デジタル/アナログ放送受信装置
JP2003032508A (ja) * 2001-07-16 2003-01-31 Matsushita Electric Ind Co Ltd 機器間制御装置および方法
JP2006506714A (ja) * 2002-11-18 2006-02-23 シェンジェンシランカカジヨウシャンゴンシ コマンドおよびデータを移動体記憶装置へ送信する方法
JP2016192175A (ja) * 2015-03-31 2016-11-10 富士通株式会社 コマンド生成プログラム、コマンド生成方法および情報処理装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002035881A1 (fr) * 2000-10-25 2002-05-02 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Dispositif commande et dispositif de commande dans un appareil de reseau, ainsi que procede de commande de ceux-ci
JP2002142272A (ja) * 2000-10-30 2002-05-17 Kenwood Corp Avネットワークシステム、及び、av機器接続方法
JP2002247464A (ja) * 2001-02-20 2002-08-30 Funai Electric Co Ltd デジタル/アナログ放送受信装置
JP4581264B2 (ja) * 2001-02-20 2010-11-17 船井電機株式会社 デジタル/アナログ放送受信装置
JP2003032508A (ja) * 2001-07-16 2003-01-31 Matsushita Electric Ind Co Ltd 機器間制御装置および方法
JP2006506714A (ja) * 2002-11-18 2006-02-23 シェンジェンシランカカジヨウシャンゴンシ コマンドおよびデータを移動体記憶装置へ送信する方法
JP2016192175A (ja) * 2015-03-31 2016-11-10 富士通株式会社 コマンド生成プログラム、コマンド生成方法および情報処理装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1016270B1 (en) Peripheral electronic device and system for controlling this device via a digital bus
CA2340902C (en) A method and system for electronic communication
US7659940B2 (en) Apparatus and method for improved device interoperability
US6745256B2 (en) Information processing apparatus and method
JP3852892B2 (ja) ネットワーク制御システム
JP2002112367A (ja) 情報処理システム、および、情報処理方法
JP2002215483A (ja) 機器制御システム並びに、機器制御システムにおけるコントローラ及びデバイス
JP2000174782A (ja) 機器制御装置及び機器被制御装置
JP2001045575A (ja) ネットワーク制御システム、及びネットワーク制御システムに用いるデバイス並びにコントローラ
JP2000333269A (ja) GUI(GraphicalUserInterface)駆動型ネットワーク制御システム、及びGUI駆動型ネットワーク制御システムに用いるデバイス並びにコントローラ
EP1328134A1 (en) Controlled device in network apparatus, controlling device, and its control method
EP1345424B1 (en) Method for controlling a peripheral consumer electronic device
EP1182827B1 (en) Information control method, information processing apparatus, and information control system
JP3862537B2 (ja) ネットワーク機器制御装置ならびに被制御装置および制御方法
JP4250260B2 (ja) 制御システム及び制御装置
JP4652584B2 (ja) 制御装置、方法およびプログラム
MXPA00002742A (en) Digital television apparatus for controlling a peripheral device via a digital bus
JP2001160938A (ja) 画像処理装置及び画像処理システム、及びその制御方法
MXPA00002741A (en) Peripheral electronic device and system for controlling this device via a digital bus