JP2001160938A - 画像処理装置及び画像処理システム、及びその制御方法 - Google Patents

画像処理装置及び画像処理システム、及びその制御方法

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JP2001160938A
JP2001160938A JP34254799A JP34254799A JP2001160938A JP 2001160938 A JP2001160938 A JP 2001160938A JP 34254799 A JP34254799 A JP 34254799A JP 34254799 A JP34254799 A JP 34254799A JP 2001160938 A JP2001160938 A JP 2001160938A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像入力装置と画像出力装置とを直結してダ
イレクト出力を可能とするシステムにおいては、出力済
みである画像とそうでない画像との区別がつかないた
め、出力対象となる画像の選択は煩雑な作業であった。 【解決手段】 デジタルカメラ101とプリンタ107
とをIEEE1394規格に基づくインタフェースで直
結したシステムにおいて、デジタルカメラ101の管理
部105は、記憶部104に保持された画像ファイル毎
に、プリンタ107における印刷回数を管理する。そし
て、該画像ファイル毎の印刷回数情報を表示部102で
表示する、またはプリンタ107により印刷する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像処理装置及び画
像処理システム、及びその制御方法に関し、特に、IE
EE1394等により規定されるインタフェイスを有す
る画像処理装置及び画像処理システム、及びその制御方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】今日、デジタルカメラなどの画像入力装
置と、プリンタ等の画像出力装置とをデジタルインタフ
ェースを介して直接接続することが可能となった。これ
により、例えばコンピュータ等を介することなくデジタ
ルカメラからプリンタへ、画像情報を直接送信して印刷
する、所謂ダイレクトプリントが可能となった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のダイレクトプリントを可能とするシステムでは、例
えばデジタルカメラ側において、プリント済みである画
像とそうでない画像との区別がつかないため、印刷対象
となる画像を選択する操作は、ユーザにとって煩雑なも
のであった。
【0004】本発明は上記問題を解決するためになされ
たものであり、画像入力装置を画像出力装置に直結して
画像出力を行う際に、出力対象となる画像の選択を容易
に可能とする画像処理装置及び画像処理システム、及び
その制御方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の一手段として、本発明の画像処理装置は以下の構成を
備える。
【0006】即ち、画像出力装置と接続された画像処理
装置であって、画像情報を記憶する記憶手段と、該画像
情報を前記画像出力装置に送信し、その処理結果を受信
する通信手段と、該処理結果に基づき、前記画像情報の
出力回数を管理する管理手段と、前記画像情報をその出
力回数に基づいて表示する表示手段と、を備えることを
特徴とする。
【0007】例えば、前記記憶手段は、複数の画像情報
を記憶し、前記表示手段は、該複数の画像情報をその出
力回数に基づいて区別して表示することを特徴とする。
【0008】更に、前記表示手段において表示された複
数の画像情報のいずれかを、前記画像出力装置への送信
対象として選択する選択手段を備えることを特徴とす
る。
【0009】また、上記目的を達成するための一手段と
して、本発明の画像処理システムは以下の構成を備え
る。
【0010】即ち、画像入力装置と画像出力装置を接続
した画像処理システムであって、前記画像入力装置は、
画像情報を記憶する記憶手段と、該画像情報を前記画像
出力装置に送信し、その処理結果を受信する第1の通信
手段と、該処理結果に基づき、前記画像情報の出力回数
を管理する管理手段と、前記画像情報をその出力回数に
基づいて表示する表示手段と、を有し、前記画像出力装
置は、画像情報に基づいて形成した画像を印刷する印刷
手段と、前記画像入力装置から画像情報を受信し、該画
像情報の前記画像出力手段における処理結果を前記画像
入力装置へ送信する第2の通信手段と、を有することを
特徴とする。
【0011】また、画像入力装置と画像出力装置とを接
続した画像処理システムであって、前記画像入力装置
は、画像情報を記憶する記憶手段と、該画像情報を前記
画像出力装置に送信し、その処理結果を受信する第1の
通信手段と、該処理結果に基づき、前記画像情報の出力
回数を管理する管理手段と、を有し、前記画像出力装置
は、画像情報に基づいて形成した画像を印刷する印刷手
段と、前記画像入力装置から画像情報を受信し、該画像
情報の前記印刷手段における処理結果を前記画像入力装
置へ送信する第2の通信手段と、を有し、前記印刷手段
は、前記第1の通信手段を介した前記画像入力装置から
の指示に応じて、前記画像情報をその出力回数に基づい
て印刷することを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る一実施形態に
ついて、図面を参照して詳細に説明する。図1は、本実
施形態における画像処理システムの構成を示すブロック
図である。図中、101はデジタルカメラであり、LC
D等の表示部102、選択部103、ハードディスク等
の記憶部104、画像ファイル情報を一時的に管理する
管理部105、通信部106、及びCPUやROM,R
AM等からなる制御部112を備える。尚、表示部10
2及び選択部103により、デジタルカメラ101にお
ける実質的な操作を可能とする。
【0013】また、107はプリンタであり、通信部1
08、CPUやROM,RAM等からなる制御部10
9、プリンタエンジンである印刷部110、及び画像フ
ァイル情報を一時的に管理する管理部111を備える。
【0014】本実施形態においては、通信部106及び
107のデジタルインタフェイスとして、IEEE13
94−1995規格を適用する。このデジタルインタフ
ェイスによれば、図1に示すように、画像入力装置であ
るデジタルカメラ101と、画像出力装置であるプリン
タ107とを直結することが可能となる。
【0015】<IEEE1394の説明>以下、本実施
形態のデジタルインタフェイスとして適用されるIEE
E1394−1995規格について、簡単に説明する。
尚、IEEE1394−1995規格についての詳細
は、1996年の8月30日にIEEE(The Institut
e ofElectrical and Electronics Engineers, Inc.)か
ら出版された「IEEE Standart for a High Performance
Serial Bus」に記載されている。
【0016】(1)概要 図2に、IEEE1394規格に準拠したデジタルイン
タフェース(以下、1394インタフェース)を具備す
るノードにより構成される通信システム(以下、139
4ネットワーク)の一例を示す。1394ネットワーク
は、シリアルデータの通信可能なバス型ネットワークを
構成するものである。
【0017】図2において、各ノードA〜Fは、IEE
E1394規格に準拠した通信ケーブルを介して接続さ
れている。これらのノードA〜Fは、例えば、PC(Pe
rsonal Computer)、デジタルVTR(Video Tape Reco
rder)、DVD(Digital Video Disc)プレーヤ、デジ
タルカメラ、ハードディスク、モニタ等の電子機器であ
る。
【0018】1394ネットワークの接続方式は、ディ
ジーチェーン方式とノード分岐方式とに対応しており、
自由度の高い接続を可能としている。
【0019】又、1394ネットワークでは、例えば、
既存の機器を削除したり、新たな機器を追加したり、既
存の機器の電源をON/OFFしたりした場合に、自動
的にバスリセットを行う。このバスリセットを行うこと
により、1394ネットワークは、新たな接続構成の認
識と各機器に対するID情報の割り当てとを自動的に行
うことができる。この機能によって、1394ネットワ
ークは、ネットワークの接続構成を常時認識することが
できる。
【0020】又、1394ネットワークは、他の機器か
ら転送されたデータを中継する機能を有している。この
機能により、全ての機器がバスの動作状況を把握するこ
とができる。
【0021】又、1394ネットワークは、Plug&
Playと呼ばれる機能を有している。この機能によ
り、全ての機器の電源をOFFにすることなく、接続す
るだけで自動に接続機器を認識することができる。
【0022】又、1394ネットワークは、100/2
00/400Mbpsのデータ転送速度に対応してい
る。上位のデータ転送速度を持つ機器は、下位のデータ
転送速度をサポートすることができるため、異なるデー
タ転送速度に対応する機器同士を接続することができ
る。
【0023】更に、1394ネットワークは、2つの異
なるデータ転送方式(即ち、Asynchronous転送モードと
Isochronous転送モード)に対応している。
【0024】Asynchronous転送モードは、必要に応じて
非同期に転送することが要求されるデータ(即ち、コン
トロール信号やファイルデータ等)を転送する際に有効
である。又、Isochronous転送モードは、所定量のデー
タを一定のデータレートで連続的に転送することが要求
されるデータ(即ち、ビデオデータやオーディオデータ
等)を転送する際に有効である。
【0025】Asynchronous転送モードとIsochronous転
送モードとは、各通信サイクル(通常1サイクルは、1
25μS)内において、混在させることが可能である。
各転送モードは、サイクルの開始を示すサイクル・スタ
ート・パケット(以下、CSP)の転送後に実行され
る。
【0026】尚、各通信サイクル期間において、Isochr
onous転送モードは、Asynchronous転送モードよりも優
先順位が高く設定されている。又、Isochronous転送モ
ードの転送帯域は、各通信サイクル内で保証されてい
る。
【0027】(2)アーキテクチャ 次に、図3を用いて1394インタフェースの構成要素
を説明する。
【0028】1394インタフェースは、機能的に複数
のレイヤ(階層)から構成されている。図3において、
1394インタフェースは、IEEE1394規格に準
拠した通信ケーブル301を介して他のノードの139
4インタフェースと接続される。又、1394インタフ
ェースは、1つ以上の通信ポート302を有し、通信ポ
ート302は、ハードウェア部に含まれるフィジカル・
レイヤ303と接続される。
【0029】図3において、ハードウェア部は、フィジ
カル・レイヤ303とリンク・レイヤ304とから構成
されている。フィジカル・レイヤ303は、他のノード
との物理的、電気的なインタフェース、バスリセットの
検出とそれに伴う処理、入出力信号の符号化/復号化、
バス使用権の調停等を行う。又、リンク・レイヤ304
は、通信パケットの生成と送受信、サイクルタイマの制
御等を行なう。
【0030】又、図3において、ファームウェア部は、
トランザクション・レイヤ305とシリアル・バス・マ
ネージメント306とを含んでいる。トランザクション
・レイヤ305は、Asynchronous転送モードを管理し、
各種のトランザクション(リード、ライト、ロック)を
提供する。シリアル・バス・マネージメント306は、
後述するCSRアーキテクチャに基づいて、自ノードの
制御、自ノードの接続状態の管理、自ノードのID情報
の管理、シリアルバスネットワークの資源管理を行う機
能を提供する。
【0031】以上、ハードウェア部とファームウェア部
とが実質的に1394インタフェースを構成するもので
あり、それらの基本構成は、IEEE1394規格によ
り規定されている。
【0032】又、ソフトウェア部に含まれるアプリケー
ション・レイヤ307は、使用するアプリケーションソ
フトによって異なり、ネットワーク上でどのようにデー
タを通信するのかを制御する。例えば、デジタルVTR
の動画像データの場合は、AV/Cプロトコルなどの通
信プロトコルによって規定されている。
【0033】(2−1)リンク・レイヤ304 図4は、リンク・レイヤ304の提供可能なサービスを
示す図である。図4において、リンク・レイヤ304
は、次の4つのサービスを提供する。即ち、応答ノー
ドに対して所定のパケットの転送を要求するリンク要求
(LK_DATA.request)、応答ノードに所定のパケット
の受信を通知するリンク通知(LK_DATA.indication)、
応答ノードからのアクノリッジを受信したことを示す
リンク応答(LK_DATA.response)、要求ノードからの
アクノリッジを確認するリンク確認(LK_DATA.confirma
tion)である。尚、リンク応答(LK_DATA.response)
は、ブロードキャスト通信、Isochronousパケットの転
送の場合には存在しない。
【0034】又、リンク・レイヤ304は、上述のサー
ビスに基づいて、上述の2種類の転送方式、即ち、Asyn
chronous転送モード、Isochronous転送モードを実現す
る。
【0035】(2−2)トランザクション・レイヤ30
5 図5は、トランザクション・レイヤ305の提供可能な
サービスを示す図である。図5において、トランザクシ
ョン・レイヤ305は、次の4つのサービスを提供す
る。即ち、応答ノードに対して所定のトランザクショ
ンを要求するトランザクション要求(TR_DATA.reques
t)、応答ノードに所定のトランザクション要求の受
信を通知するトランザクション通知(TR_DATA.indicati
on)、応答ノードからの状態情報(ライト、ロックの
場合は、データを含む)を受信したことを示すトランザ
クション応答(TR_DATA.response)、要求ノードから
の状態情報を碓認するトランザクション確認(TR_DATA.
confirmation)である。
【0036】又、トランザクション・レイヤ305は、
上述のサービスに基づいてAsynchronous転送を管理し、
次の3種類のトランザクション、即ち、リード・トラ
ンザクション、ライト・トランザクション、ロック
・トランザクションを実現する。
【0037】リード・トランザクションは、要求ノー
ドが応答ノードの特定アドレスに格納された情報を読み
取る。
【0038】ライト・トランザクションは、要求ノー
ドが応答ノードの特定アドレスに所定の情報を書き込
む。
【0039】ロック・トランザクションは、要求ノー
ドが応答ノードに対して参照データと更新データとを転
送し、応答ノードの特定アドレスの情報とその参照デー
タとを比較し、その比較結果に応じて特定アドレスの情
報を更新データに更新する。
【0040】(2−3)シリアル・バス・マネージメン
ト306 シリアル・バス・マネージメント306は、具体的に、
次の3つの機能を提供することができる。3つの機能と
は、即ち、ノード制御、アイソクロナス・リソース
・マネージャ(以下、IRM)、バスマネージャであ
る。
【0041】ノード制御は、上述の各レイヤを管理
し、他のノードとの間で実行される。
【0042】Asynchronous転送を管理する機能を提供す
る。
【0043】IRMは、他のノードとの間で実行され
るIsochronous転送を管理する機能を提供する。具体的
には、転送帯域幅とチャネル番号の割り当てに必要な情
報を管理し、これらの情報を他のノードに対して提供す
る。
【0044】IRMは、ローカルバス上に唯一存在し、
バスリセット毎に他の候補者(IRMの機能を有するノ
ード)の中から動的に選出される。又、IRMは、後述
のバスマネージャの提供可能な機能(接続構成の管理、
電源管理、速度情報の管理等)の一部を提供してもよ
い。
【0045】バスマネージャは、IRMの機能を有
し、IRMよりも高度なバス管理機能を提供する。具体
的には、より高度な電源管理(通信ケーブルを介して電
源の供給が可能か否か、電源の供給が必要か否か等の情
報を各ノード毎に管理)、より高度な速度情報の管理
(各ノード間の最大転送速度の管理)、より高度な接続
構成の管理(トポロジ・マップの作成)、これらの管理
情報に基づくバスの最適化等を行ない、更にこれらの情
報を他のノードに提供する機能を有する。
【0046】又、バスマネージャは、シリアルバスネッ
トワークを制御するためのサービスをアプリケーション
に対して提供できる。ここで、サービスには、シリアル
バス制御要求(SB_CONTROL.request)、シリアルバス・
イベント制御確認(SB_CONTROL.confirmation)、シリ
アルバス・イベント通知(SB_CONTROL.indication)等
がある。
【0047】SB_CONTROL.requestは、アプリケーション
がバスリセットを要求するサービスである。SB_CONTRO
L.confirmationは、SB_CONTROL.requestをアプリケーシ
ョンに対して確認するサービスである。SB_CONTROL.ind
icationは、非同期に発生するイベントをアプリケーシ
ョンに対して通知するサービスである。
【0048】(3)アドレス指定 図6は、1394インタフェースにおけるアドレス空間
を説明する図である。尚、94インタフェースは、IS
O/IEC13213:1994に準じたCSR(Comm
and and Status Register)アーキテクチャに従い、6
4ビット幅のアドレス空間を規定している。
【0049】図6において、最初の10ビットのフィー
ルド601は、所定のバスを指定するID番号に使用さ
れ、次の6ビットのフィールド602は、所定の機器
(ノード)を指定するID番号に使用される。この上位
16ビットを「ノードID」と呼び、各ノードはこのノ
ードIDにより他のノードを識別する。又、各ノード
は、このノードIDを用いて相手を識別した通信を行う
ことができる。
【0050】残りの48ビットからなるフィールドは、
各ノードの具備するアドレス空間(256Mバイト構
造)を指定する。その内の20ビットのフィールド60
3は、アドレス空間を構成する複数の領域を指定する。
【0051】フィールド603において、「0〜0×F
FFFD」の部分は、メモリ空間と呼ばれる。「0×F
FFFE」の部分は、プライベート空間と呼ばれ各ノー
ドで自由に利用できるアドレスである。又、「0×FF
FFE」の部分は、レジスタ空間と呼ばれ、バスに接続
されたノード間において共通の情報を格納する。各ノー
ドは、レジスタ空間の情報を用いることにより、各ノー
ド間の通信を管理することができる。
【0052】最後の28ビットのフィールド604は、
各ノードにおいて共通或いは固有となる情報が格納され
るアドレスを指定する。
【0053】例えば、レジスタ空間において、最初の5
12バイトは、CSRアーキテクチャーのコア(CSR
コア)レジスタ用に使用される。CSRコア・レジスタ
に格納される情報のアドレス及び機能を図7に示す。図
中のオフセットは、「0×FFFFF0000000」
からの相対位置である。
【0054】次の512バイトは、シリアルバス用のレ
ジスタとして使用される。シリアルバス・レジスタに格
納される情報のアドレス及び機能を図8に示す。図中の
オフセットは、「0×FFFFF0000200」から
の相対位置である。
【0055】その次の1024バイトは、Configuratio
n ROM用に使用される。
【0056】Configuration ROMには最小形式と一般
形式とがあり、「0×FFFFF0000400」から
配置される。最小形式のConfiguration ROMを図9に
示す。図9において、ベンダIDは、IEEEにより各
ベンダに対して固有に割り当てられた24ビットの数値
である。
【0057】又、一般形式のConfiguration ROMを図
10に示す。図10において、上述のベンダIDは、Ro
ot Directory1002に格納されている。Bus Info Blo
ck1001とRoot Leaf1005とには、各ノードを識
別する固有のID情報としてノードユニークIDを保持
することが可能である。
【0058】ここで、ノードユニークIDは、メーカ、
機種に関わらず、1つのノードを特定することのできる
固有のIDを定めるようになっている。ノードユニーク
IDは64ビットにより構成され上位24ビットは上述
のベンダIDを示し、下位48ビットは各ノードを製造
するメーカにおいて自由に設定可能な情報(例えば、ノ
ードの製造番号等)を示す。尚、このノードユニークI
Dは、例えばバスリセットの前後で継続して特定のノー
ドを認識する場合に使用される。
【0059】又、図10において、Root Directory10
02には、ノードの基本的な機能に関する情報を保持す
ることが可能である。詳細な機能情報は、Root Directo
ry1002からオフセットされるサブディレクトリ(Un
it Directories1004)に格納される。Unit Directo
ries1004には、例えば、ノードのサポートするソフ
トウェアユニットに関する情報が格納される。具体的に
は、ノード間のデータ通信を行うためのデータ転送プロ
トコル、所定の通信手順を定義するコマンドセット等に
関する情報が保持される。
【0060】又、図10において、Node Dependent Inf
o Directory1003には、デバイス固有の情報を保持
することが可能である。Node Dependent Info Director
y1003は、Root Directory1002によりオフセッ
トされる。
【0061】更に、図10において、Vendor Dependent
Information1006には、ノードを製造、或いは販売
するベンダ固有の情報を保持することができる。
【0062】残りの領域は、ユニット空間と呼ばれ、各
ノード固有の情報、例えば、各機器の識別情報(会社
名、機種名等)や使用条件等が格納されたアドレスを指
定する。ユニット空間のシリアルバス装置レジスタに格
納される情報のアドレス及び機能を図11に示す。図中
のオフセットは、「0×FFFFF0000800」か
らの相対位置である。
【0063】尚、一般的に、異種のバスシステムの設計
を簡略化したい場合、各ノードは、レジスタ空間の最初
の2048バイトのみを使うべきである。つまり、CS
Rコア・レジスタ、シリアルバス・レジスタ、Configur
ation ROM、ユニット空間の最初の2048バイトの
合わせて4096バイトで構成することが望ましい。
【0064】(4)通信ケーブルの構成 図12にIEEE1394規格に準拠した通信ケーブル
の断面図を示す。
【0065】通信ケーブルは、2組のツイストペア信号
線と電源ラインとにより構成されている。電源ラインを
設けることによって、1394インタフェースは、主電
源のOFFとなった機器、故障により電力低下した機器
等にも電力を供給することができる。尚、電源線内を流
れる電源の電圧は8〜40V、電流は最大電流DC1.
5Aと規定されている。
【0066】2組のツイストペア信号線には、DS−L
ink(Data/StrobeLink)符号化方式
にて符号化された情報信号が伝送される。図13は、D
S−Link符号化方式を説明する図である。
【0067】このDS−Link符号化方式は、高速な
シリアルデータ通信に適しており、その構成は、2組の
より対線を必要とする。一組のより対線は、データ信号
を送り、他のより対線は、ストローブ信号を送る構成に
なっている。受信側は、2組の信号線から受信したデー
タ信号とストローブ信号との排他的論理和をとることに
よって、クロックを再現することができる。
【0068】尚、DS−Link符号化方式を用いるこ
とにより、1394インタフェースには、例えば次のよ
うな利点がある。他の符号化方式に比べて転送効率が
高い。PLL回路が不要となり、コントローラLSI
の回路規模を小さくできる。アイドル状態であること
を示す情報を送る必要が無いため、トランシーバ回路を
スリープ状態とし易く、消費電力の低減が図れる。
【0069】(5)バスリセット 各ノードの1394インタフェースは、ネットワークの
接続構成に変化が生じたことを自動的に検出することが
できる。この場合、1394ネットワークは以下に示す
手順によりバスリセットと呼ばれる処理を行う。尚、接
続構成に変化は、各ノードの具備する通信ポートかかる
バイアス電圧の変化により検知することができる。
【0070】ネットワークの接続構成の変化(例えば、
ノードの挿抜、ノードの電源のON/OFFなどによる
ノード数の増減)を検出したノード、又は新たな接続構
成を認識する必要のあるノードは、1394インタフェ
ースを介して、バス上にバスリセット信号を送信する。
【0071】バスリセット信号を受信したノードの13
94インタフェースは、バスリセットの発生を自身のリ
ンク・レイヤ304に伝達すると共に、そのバスリセッ
ト信号を他のノードに転送する。バスリセット信号を受
信したノードは、今まで認識していたネットワークの接
続構成及び各機器に割り当てられたノードIDをクリア
にする。最終的に全てのノードがバスリセット信号を検
知した後、各ノードは、バスリセットに伴う初期化処理
(即ち、新たな接続構成の認識と新たなノードIDの割
り当て)を自動的に行う。
【0072】尚、バスリセットは、先に述べたような接
続構成の変化による起動の他に、ホスト側の制御によっ
て、アプリケーション・レイヤ307がフィジカル・レ
イヤ303に対して直接命令を出すことによって起動さ
せることも可能である。
【0073】又、バスリセットが起動するとデータ転送
は一時中断され、バスリセットに伴う初期化処理の終了
後、新しいネットワークのもとで再開される。
【0074】(6)バスリセット起動後のシーケンス バスリセットの起動後、各ノードの1394インタフェ
ースは、新たな接続構成の認識と新たなノードIDの割
り当てとを自動的に実行する。以下、バスリセットの開
始からノードIDの割り当て処理までの基本的なシーケ
ンスを図14〜16を用いて説明する。
【0075】図14は、図2の1394ネットワークに
おけるバスリセット起動後の状態を説明する図である。
【0076】図14において、ノードAは1つの通信ポ
ート、ノードBは2つの通信ポート、ノードCは2つの
通信ポート、ノードDは3つの通信ポート、ノードEは
1つの通信ポート、ノードFは1つの通信ポートを具備
している。各ノードの通信ポートには、各ポートを識別
するためにポート番号を付されている。
【0077】以下、図14におけるバスリセットの開始
からノードIDの割り当てまでを図15のフローチャー
トを用いて説明する。
【0078】図15において、1394ネットワークを
構成する各ノードA〜Fは、バスリセットが発生したか
否かを常時監視している(ステップS1501)。接続
構成の変化を検出したノードからバスリセット信号が出
力されると、各ノードは以下の処理を実行する。
【0079】バスリセットの発生後、各ノードは、夫々
の具備する通信ポート間において親子関係の宣言を行な
う(ステップS1502)。
【0080】各ノードは、全てのノード間の親子関係が
決定されるまで、ステップS1502の処理を繰り返し
行なう(ステップS1503)。
【0081】全てのノード間の親子関係が決定した後、
1394ネットワークは、ネットワークの調停を行なう
ノード、即ちルートを決定する。(ステップS150
4)。
【0082】ルートを決定した後、各ノードの1394
インタフェース夫々は、自己のノードIDを自動的に設
定する作業を実行する(ステップS1505)。
【0083】全てのノードに対してノードIDの設定が
なされるまで、各ノードは所定の手順に基づきステップ
S1505の処理を実行する(ステップS1506)。
【0084】最終的に全てのノードに対してノードID
が設定された後、各ノードは、Isochronous転送或いはA
synchronous転送を実行する(ステップS1507)・
ステップS1507の処理を実行すると共に、各ノード
の1394インタフェースは、再びバスリセットの発生
を監視する。バスリセットが発生した場合には、ステッ
プS1501以降の処理を再び実行する。
【0085】以上の手順により、各ノードの1394イ
ンタフェースは、バスリセットが起動する毎に、新たな
接続構成の認識と新たなノードIDの割り当てとを自動
的に実行することができる。
【0086】(7)親子関係の決定 次に、図16を用いて、図15に示したステップS15
02の処理(即ち、各ノード間の親子関係を認識する処
理)について辞細に説明する。
【0087】図16において、バスリセットの発生後、
1394ネットワーク上の各ノードA〜Fは、自分の具
備する通信ポートの接続状態(接続又は未接続)を確認
する(ステップS1601)。
【0088】通信ポートの接続状態の確認後、各ノード
は、他のノードと接続されている通信ポート(以下、接
続ポート)の数をカウントする(ステップS160
2)。
【0089】ステップS1602の処理の結果、接続ポ
ートの数が1つである場合、そのノードは、自分が「リ
ーフ」であると認識する(ステップS1603)。ここ
で、リーフとは、1つのノードとのみ接続されているノ
ードのことである。
【0090】リーフとなるノードは、その接続ポートに
接続されているノードに対して、「自分は子(Cbil
d)」であることを宣言する(ステップS1604)。
このとき、リーフは、その接続ポートが「親ポート(親
ノードと接続された通信ポート)」であると認識する。
【0091】ここで、親子関係の宣言は、まず、ネット
ワークの末端であるリーフとブランチとの間にて行わ
れ、続いて、ブランチとブランチとの間で順次に行われ
る。各ノード間の親子関係は、早く宣言の行なえる通信
ポートから順に決定される。又、各ノード間において、
子であることを宣言した通信ポートは「親ポート」であ
ると認識されその宣言を受けた通信ポートは「子ポート
(子ノードと接続された通信ポート)」であると認識さ
れる。例えば、図14において、ノードA,E,Fは、
自分がリーフであると認識した後、親子関係の宣言を行
う。これにより、ノードA−B間では子−親、ノードE
−D間では子−親、ノードF−D間では子−親と決定さ
れる。
【0092】又、ステップS1602の処理の結果、接
続ポートの数が2つ以上の場合、そのノードは、自分を
「ブランチ」であると認識する(ステップS160
5)。ここで、ブランチとは、2つ以上のノードと接続
されているノードのことである。
【0093】ブランチとなるノードは、各接続ポートの
ノードから親子関係の宣言を受け付ける(ステップS1
606)。宣言を受け付けた接続ポートは、「子ポー
ト」として認識される。
【0094】1つの接続ポートを「子ポート」と認識し
た後、ブランチは、まだ親子関係の決定されていない接
続ポート(即ち、未定義ボート)が2つ以上あるか否か
を検出する(ステップS1607)。その結果、未定義
ポートが2つ以上ある場合、ブランチは、再びステップ
S1606の動作を行う。
【0095】ステップS1607の結果、未定義ポート
が1つだけ存在する場合、ブランチは、その未定義ポー
トが「親ポート」であると認識し、そのポートに接続さ
れているノードに対して「自分は子」であることを宣言
する(ステップS1608,S1609)。
【0096】ここで、ブランチは、残りの未定義ポート
が1つになるまで自分自身が子であると他のノードに対
して宣言することができない。例えば、図14におい
て、ノードB,C,Dは、自分がブランチであると認識
すると共に、リーフ或いは他のブランチからの宣言を受
け付ける。ノードDは、D−E間、D−F間の親子関係
が決定した後、ノードCに対して親子関係の宣言を行っ
ている。又、ノードDからの宣言を受けたノードCは、
ノードBに対して親子関係の宣言を行っている。
【0097】又、ステップS1608の処理の結果、未
定義ポートが存在しない場合(つまり、ブランチの具備
する全ての接続ポートが親ポートとなった場合)、その
ブランチは、自分自身がルートであることを認識する。
(ステップS1610)。
【0098】例えば、図14において、接続ポートの全
てが親ポートとなったノードBは、1394ネットワー
ク上の通信を調停するルートとして他のノードに認識さ
れる。ここで、ノードBがルートと決定されたが、ノー
ドBの親子関係を宣言するタイミングが、ノードCの宣
言するタイミングに比べて早い場合には、他のノードが
ルートになる可能性もある。即ち、宣言するタイミング
によっては、どのノードもルートとなる可能性がある。
従って、同じネットワーク構成であっても同じノードが
ルートになるとは限らない。
【0099】このように全ての接続ポートの親子関係が
宣言されることによって、各ノードは、1394ネット
ワークの接続構成を階層構造(ツリー構造)として認識
することができる(ステップS1611)。尚、上述の
親ノードは階層構造における上位であり、子ノードは階
層構造における下位となる。
【0100】(8)ノードIDの割り当て 図17は、図15に示したステップS1505の処理
(即ち、自動的に各ノードのノードIDを割り当てる処
理)を詳細に説明するフローチャートである。ここで、
ノードIDは、バス番号とノード番号とから構成される
が、本実施形態では、各ノードを同一バス上に接続する
ものとし、各ノードには同一のバス番号が割り当てられ
るものとする。
【0101】図17において、ルートは、ノードIDが
未設定のノードが接続されている子ポートの内、最小番
号を有する通信ポートに対してノードIDの設定許可を
与える(ステップS1701)。
【0102】尚、図17において、ルートは、最小番号
の子ポートに接続されている全ノードのノードIDを設
定した後、その子ポートを設定済とし、次に最小となる
子ポートに対して同様の制御を行なう。最終的に子ポー
トに接続された全てのノードのID設定が終了した後、
ルート自身のノードIDを設定する。尚、ノードIDに
含まれるノード番号は、基本的にリーフ、ブランチの順
に0,1,2…と割り当てられる。従って、ルートが最
も大きなノード番号を有することになる。
【0103】ステップS1701において、設定許可を
得たノードは、自分の子ポートの内、ノードIDが未設
定となるノードを含む子ポートがあるか否かを判断する
(ステップS1702)。
【0104】ステップS1702において、未設定ノー
ドを含む子ポートが検出された場合、上述の設定許可を
得たノードは、その子ポートに直接接続されたノードに
対してその設定許可を与えるように制御する(ステップ
S1703)。
【0105】ステップS1703の処理後、上述の設定
許可を得たノードは、自分の子ポートの内、ノードID
が未設定であるノードを含む子ポートがあるか否かを判
断する(ステップS1704)。ここで、ステップS1
704の処理後、未設定ノードを含む子ポートの存在が
検出された場合、そのノードは、再びステップS170
3の処理を実行する。
【0106】又、ステップS1702或いはS1704
において、未設定ノードを含む子ポートが検出されなか
った場合、設定許可を得たノードは、自分自身のノード
IDを設定する(ステップS1705)。
【0107】自分のノードIDを設定したノードは、自
己のノード番号、通信ポートの接続状態に関する情報等
を含んだセルフIDパケットをブロードキャストする
(ステップS1706)。尚、ブロードキャストとは、
あるノードの通信パケットを、1394ネットワークを
構成する不特定多数のノードに対して転送することであ
る。
【0108】ここで、各ノードは、このセルフIDパケ
ットを受信することにより、各ノードに割り当てられた
ノード番号を認識することができ、自分に割り当てられ
るノード番号を知ることができる。例えば、図14にお
いて、ルートであるノードBは、最小ポート番号「♯
1」の通信ポートに接続されたノードAに対してノード
ID設定の許可を与える。ノードAは、自己のノード番
号「No.0」と割り当て、自分自身に対してバス番号
とノード番号とからなるノードIDを設定する。又、ノ
ードAは、そのノード番号を含むセルフIDパケットを
ブロードキャストする。
【0109】図18にセルフIDパケットの構成例を示
す。図18において、1801はセルフIDパケットを
送出したノードのノード番号を格納するフィールド、1
802は対応可能な転送速度に関する情報を格納するフ
ィールド、1803はバス管理機能(バスマネージャの
能力の有無等)の有無を示すフィールド、1804は電
力の消費及び供給の特性に関する情報を格納するフィー
ルドである。
【0110】又、図18において、1805はポート番
号「♯0」となる通信ポートの接続状態に関する情報
(接続、未接続、通信ポートの親子関係等)を格納する
フィールド、1806はポート番号「♯1」となる通信
ポートの接続状態に関する情報(接続、未接続、通信ポ
ートの親子関係等)を格納するフィールド、1807は
ポート番号「♯2」となる通信ポートの接続状態に関す
る情報(接続、未接続、通信ポートの親子関係等)を格
納するフィールドである。
【0111】尚、セルフIDパケットを送出するノード
にバスマネージャとなり得る能力がある場合には、フィ
ールド1803に示すコンテンダビットを「1」とし、
なり得る能力がなければ、コンテンダビットを0とす
る。
【0112】ここで、バスマネージャとは、上述のセル
フIDパケットに含まれる各種の情報に基づいて、バス
の電源管理(通信ケーブルを介して電源の供給が可能か
否か、電源の供給が必要か否か等の情報を各ノード毎に
管理する)、速度情報の管理(各ノードの対応可能な転
送速度に関する情報から各ノード間の最大転送速度を管
理する)、トポロジ・マップ情報の管理(通信ポートの
親子関係情報からネットワークの接続構成を管理す
る)、トポロジ・マップ情報に基づくバスの最適化等を
行ない、それらの情報を他のノードに提供する機能を有
するノードである。これらの機能により、バスマネージ
ャとなるノードは1394ネットワーク全体のバス管理
を行なうことができる。
【0113】ステップS1706の処理後、ノードID
の設定を行ったノードは、親ノードがあるか否かを判断
する(ステップS1707)。親ノードがある場合、そ
の親ノードか、ステップS1702以下の処理を再び実
行する。そして、まだノードIDの設定されていないノ
ードに対して許可を与える。
【0114】又、親ノードが存在しない場合、そのノー
ドは、ルート自身であると判断される。ルートは、全て
の子ポートに接続されたノードに対してノードIDが設
定されたか否かを判別する(ステップS1708)。
【0115】ステップS1708において、全てのノー
ドに対するID設定処理が終了しなかった場合、ルート
は、そのノードを含む子ポートの内、最小番号となる子
ポートに対してID設定の許可を与える(ステップS1
701)。その後、ステップS1702以下の処理を実
行する。
【0116】又、全てのノードに対するID設定処理が
終了した場合、ルートは、自分自身のノードIDの設定
を実行する(ステップS1709)。ノードIDの設定
後、ルートは、セルフIDパケットをブロードキャスト
する(ステップS1710)。
【0117】以上の処理によって、1394ネットワー
クは、各ノードに対して自動的にノードIDを割り当て
ることができる。
【0118】ここで、ノードIDの設定処理後、複数の
ノードがバスマネージャの能力を具備する場合、ノード
番号の最も大きいノードがバスマネージャとなる。つま
り、ネットワーク内で最大となるノード番号を持つルー
トがバスマネージャになり得る機能を有している場合に
は、ルートがバスマネージャとなる。
【0119】しかしながら、ルートにその機能が備わっ
ていない場合には、ルートの次に大きいノード番号を具
備するノードがバスマネージャとなる。又、どのノード
がバスマネージャになったかについては、各ノードがブ
ロードキャストするセルフIDパケット内のコンテンダ
ビット1803をチェックすることにより把握すること
ができる。
【0120】(9)アービトレーション 図19は、図1の1394ネットワークにおけるアービ
トレーションを説明する図である。
【0121】1394ネットワークでは、データ転送に
先立って、必ずバス使用権のアービトレーション(調
停)を行なう。1394ネットワークは、論理的なバス
型ネットワークであり、各ノードから転送された通信パ
ケットを他のノードに中継することによって、ネットワ
ーク内の全てのノードに同じ通信パケットを転送するこ
とのできる。従って、通信パケットの衝突を防ぐため
に、必ずアービトレーションが必要となる。これによっ
て、ある時間において一つのノードのみが転送を行なう
ことができる。
【0122】図19(a)は、ノードBとノードFと
が、バス使用権の要求を発している場合について説明す
る図である。
【0123】アービトレーションが始まるとノードB,
Fは、夫々親ノードに向かって、バス使用権の要求を発
する。ノードBの要求を受けた親ノード(即ち、ノード
C)は、自分の親ノード(即ち、ノードD)に向かっ
て、そのバス使用権を中継する。この要求は、最終的に
調停を行なうルート(ノードD)に届けられる。
【0124】バス使用要求を受けたルートは、どのノー
ドにバスを使用させるかを決める。この調停作業はルー
トとなるノードのみが行なえるものであり、調停によっ
て勝ったノードにはバスの使用許可が与えられる。
【0125】図19(b)は、ノードFの要求が許可さ
れ、ノードBの要求が拒否されたことを示す図である。
【0126】アービトレーションに負けたノードに対し
てルートは、DP(Data prefix)パケットを送り、拒
否されたことを知らせる。拒否されたノードは、次回の
アービトレーションまでバス使用要求を待機する。
【0127】以上のようにアービトレーションを制御す
ることによって、1394ネットワークは、バスの使用
権を管理することができる。
【0128】(10)通信サイクル Isochronous転送モードとAsynchronous転送モードと
は、各通信サイクル期間内において時分割に混在させる
ことができる。ここで、通信サイクルの期間は、通常、
125μSである。
【0129】図20は、1通信サイクルにおいてIsochr
onous転送モードとAsynchronous転送モードとを混在さ
せた場合を説明する図である。
【0130】Isochronous転送モードは、Asynchronous
転送モードより優先して実行される。その理由は、サイ
クル・スタート・パケットの後、Asynchronous転送を起
動するために必要なアイドル期間(subaction gap)
が、Isochronous転送を起動するため必要なアイドル期
間(Isochronous gap)よりも長くなるように設定され
ているためである。これにより、Isochronous転送は、A
synchronous転送に優先して実行される。
【0131】図20において、各通信サイクルのスター
ト時には、サイクル・スタート・パケット(以下、CS
P)が所定のノードから転送される。各ノードは、この
CSPを用いて時刻調整を行うことによって、他のノー
ドと同じ時間を計時することができる。
【0132】(11)Isochronous転送モード Isochronous転送モードは、同期型の転送方式である。I
sochronousモード転送は、通信サイクルの開始後、所定
の期間において実行可能である。又、Isochronous転送
モードは、リアルタイム転送を維持するために、各サイ
クル毎に必ず実行される。
【0133】Isochronous転送モードは、特に動画像デ
ータや音声データ等のリアルタイムな転送を必要とする
データの転送に適した転送モードである。Isochronous
転送モードは、Asynchronous転送モードのように1対1
の通信ではなく、ブロードキャスト通信である。つま
り、あるノードから送出されたパケットは、ネットワー
ク上の全てのノードに対して一様に転送される。尚、Is
ochronous転送には、ack(受信確認用返信コード)
は存在しない。
【0134】図20において、チャネルe(ch
e)、チャネルs(ch s)、チャネルk(ch
k)は、各ノードがIsochronous転送を行う期間を示
す。1394インタフェースでは、複数の異なるIsochr
onous転送を区別するために、夫々異なるチャネル番号
を与えている。これにより、複数ノード間でのIsochron
ous転送が可能となる。ここで、このチャネル番号は、
送信先を特定するものではなく、データに対する論理的
な番号を与えているに過ぎない。
【0135】又、図20に示したIsochronous gapと
は、バスのアイドル状態を示すものである。このアイド
ル状態が一定時間を経過した後、Isochronous転送を希
望するノードは、バスが使用できると判断し、アービト
レーションを実行する。
【0136】次に、図21にIsochronous転送モードに
基づいて転送される通信パケットのフォーマットを示
す。以下、Isochronous転送モードに基づいて転送され
る通信パケットを、Isochronousパケットと称する。
【0137】図21において、Isochronousパケットは
ヘッダ部2101、ヘッダCRC2102、データ部2
103、データCRC2104から構成される。
【0138】ヘッダ部2101には、データ部2103
のデータ長を格納するフィールド2105、Isochronou
sパケットのフォーマット情報を格納するフィールド2
106、Isochronousパケットのチャネル番号を格納す
るフィールド2107、パケットのフォーマット及び実
行しなければならない処理を識別するトランザクション
コード(tcode)を格納するフィールド2108、
同期化コードを格納するフィールド2109がある。
【0139】(12)Asynchronous転送モード Asynchronous転送モードは、非同期型の転送方式であ
る。Asynchronous転送は、Isochronous転送期間の終了
後、次の通信サイクルが開始されるまでの間(即ち、次
の通信サイクルのCSPが転送されるまでの間)、実行
可能である。
【0140】図20において、最初のサブアクション・
ギャップ(subaction gap)は、バスのアイドル状態を
示すものである。このアイドル時間が一定値になった
後、Asynchronous転送を希望するノードは、バスが使用
できると判断し、アービトレーションを実行する。
【0141】アービトレーションによりバスの使用権を
得たノードは、図22に示すパケットを所定のノードに
対して転送する。このパケットを受信したノードは、a
ck(受信確認用返送コード)或いは応答パケットをa
ck gap後に返送する。
【0142】図22は、Asynchronous転送モードに基づ
く通信パケットのフォーマットを示す図である。以下、
Asynchronous転送モードに基づいて転送される通信パケ
ットを、Asynchronousパケットと称する。
【0143】図22において、Asynchronousパケット
は、ヘッダ部2201、ヘッダCRC2202、データ
部2203、データCRC2204から構成される。
【0144】ヘッダ部2201において、フィールド2
205には宛先となるノードのノードID、フィールド
2206にはソースとなるノードのノードID、フィー
ルド2207には一連のトランザクションを示すための
ラベル、フィールド2208には再送ステータスを示す
コード、フィールド2209にはパケットのフォーマッ
ト及び実行しなければならない処理を識別するトランザ
クションコード(tcode)、フィールド2210に
は優先順位、フィールド2211には宛先のメモリ・ア
ドレス、フィールド2212にはデータ部のデータ長、
フィールド2213には拡張されたトランザクション・
コードが格納される。
【0145】又、Asynchronous転送は、自己ノードから
相手ノードへの1対1の通信である。転送元ノードから
転送されたパケットは、ネットワーク中の各ノードに行
き渡るが、自分宛てのアドレス以外のものは無視され
る。従って、宛先となるノードのみが、そのパケットを
読み込むことができる。
【0146】尚、Asynchronous転送中に次のCSPを転
送すべき時間に至った場合、無理に転送を中断せず、そ
の転送が終了した後、次のCSPを送信する。これによ
り、1つの通信サイクルが125μS以上続いたとき
は、その分、次の通信サイクル期間を短縮する。このよ
うにすることによって、1394ネットワークは、ほぼ
一定の通信サイクルを保持することができる。
【0147】以上が、1394インタフェースを用いて
構成される通信システムの構成及び機能に関する説明で
ある。
【0148】<本実施形態の説明>以下、本実施形態の
1394ネットワークにおける画像印刷処理について説
明する。
【0149】本実施形態の1394ネットワークは、図
1に示したようにデジタルカメラ101及びプリンタ1
07を1394インタフェースで接続することにより構
成されるが、もちろんその他の機器を更に接続すること
も可能である。図23に、複数機器が接続された例を示
す。同図によれば、デジタルカメラ101及びプリンタ
107の他に、テレビジョン121、デジタルビデオカ
メラ122、スキャナ123、パーソナルコンピュータ
124等の機器が、1394インタフェイスによって接
続されている。
【0150】図24は、本実施形態におけるConfigurat
ion ROMを示す。本実施形態においては、Node Depen
dent Directory1003内に、デバイス情報エントリ4
101、コマンド/レスポンス書き込みアドレスエント
リ4102、コマンド/レスポンス書き込み可能サイズ
エントリ4103を格納することを特徴とする。
【0151】本実施形態の1394ネットワークに接続
されたデジタルカメラ101等の画像入力装置は、ネッ
トワークに接続された他のデバイスのConfiguration R
OMの内容をAsynchronous転送によって読み出し、デバ
イス情報エントリ4101を調べることによって、印刷
出力を可能とするプリンタ107を検索する。また、プ
リンタ107においても同様に、1394ネットワーク
上の他デバイスのConfiguration ROMの内容を読み出
してそのデバイス情報を得ることができる。
【0152】図25に、本実施形態の通信に用いる、コ
マンド及びレスポンスの形式を示す。本実施形態におい
ては、一方のデバイスが、他方デバイスのIEEE13
94のアドレス空間における所定のアドレスに、Asynch
ronous転送によってコマンドを書き込む。書き込まれた
デバイスはこれに応答して、相手デバイスのIEEE1
394のアドレス空間における所定のアドレスに、Asyn
chronous転送によってレスポンスを書き込む。このよう
にして、本実施形態の通信が行われる。
【0153】尚、コマンドおよびレスポンスのデータ
は、コマンド/レスポンスの区別となる「タイプ」、コ
マンドコードを示す「コマンド」、パラメータの数を示
す「カウント」、パラメータのサイズを示す「サイ
ズ」、および「パラメータ」の各フィールドよりなる。
タイプについては、その値が「0」であればコマンド、
「1」であればレスポンスを示す。
【0154】図26に、本実施形態におけるコマンドコ
ードの一覧を示す。例えば、デジタルカメラ101とプ
リンタ107における通信を行う場合を例とすると、コ
マンドコード1は、デジタルカメラ101がプリンタ1
07に対してその設定項目を問い合わせる設定項目問い
合わせコマンドである。コマンドコード2は、デジタル
カメラ101がプリンタ107の設定項目における設定
値を変更するための設定値変更コマンドである。コマン
ドコード3は、デジタルカメラ101がプリンタ107
に画像情報を送信して、画像の印刷を指示するための印
刷コマンドである。コマンドコード4は、プリンタ10
1からデジタルカメラ107へ印刷結果を通知するため
の印刷結果通知コマンドである。コマンドコード5は、
デジタルカメラ101からプリンタ107へ、サムネイ
ル印刷を指示するためのサムネイル印刷コマンドであ
る。
【0155】図27は、デジタルカメラ101における
操作部112の外観を示す図である。2401は操作パ
ネル全体を示し、2402は操作画面を示す。操作画面
2402において、2403〜2408は、それぞれ操
作項目1〜6を示すアイコン表示、2409はカーソル
表示を示す。
【0156】また、2410は操作の取り消しを示す取
消ボタン、2411,2412はカーソルを移動させる
ための移動ボタン、2413は項目を選択するための選
択ボタン、2414は印刷指示を行うための印刷ボタ
ン、2415はさらなる拡張機能を使用するための機能
ボタンを示す。
【0157】図28は、本実施形態におけるプリンタ選
択画面例を示す図である。上述したように、本実施形態
におけるデジタルカメラ101は、1394ネットワー
クに接続された全てのプリンタを検索し、図28に示す
選択画面においてアイコン表示する。そして、ユーザは
印刷を実行したいプリンタのアイコンにカーソルを移動
させ、選択ボタン2413を押下することにより、プリ
ンタを選択する。以下、該画面においてプリンタ107
が選択されたとして説明する。
【0158】図29は、設定項目問い合わせコマンド/
レスポンスの形式を示す図である。デジタルカメラ10
1は、選択されたプリンタ107に対して、設定項目問
い合わせコマンドを送信する。このコマンドはパラメー
タを有していないため、そのサイズも0となる。コマン
ドを受信したプリンタ107は、そのレスポンスをデジ
タルカメラ101に返信する。このレスポンスにより、
項目番号N1〜Nnで示されるプリンタ107の設定項
目が、その設定値A1〜Anを伴ってデジタルカメラ1
01に通知される。尚、プリンタ107の設定項目は、
用紙サイズや用紙種類、および印刷方向等である。
【0159】図30は、本実施形態における用紙サイズ
選択画面例を示す図である。ユーザは所望の用紙サイズ
を示すアイコンにカーソル2409を移動し、選択ボタ
ン2413を押下することにより、用紙サイズを選択す
る。
【0160】図31は、本実施形態における用紙種類選
択画面例を示す図である。ユーザは所望の用紙種類を示
すアイコンにカーソル2409を移動し、選択ボタン2
413を押下することにより、用紙種類を選択する。
【0161】図32は、本実施形態における印刷方向選
択画面例を示す図である。ユーザは所望の印刷方向を示
すアイコンにカーソル2409を移動し、選択ボタン2
413を押下することにより、印刷方向を選択する。
【0162】尚、これらプリンタ項目の設定値としてデ
フォルト値を設けても良いことはもちろんであり、特に
ユーザによる選択がなされなかった項目については、該
デフォルト値が設定される。また、設定項目問い合わせ
レスポンスによって得られたプリンタ107における現
在の設定値を、デフォルト値として表示することも有効
である。
【0163】図33は、設定値変更コマンド/レスポン
スの形式を示す図である。デジタルカメラ101は、選
択されたプリンタ107における現在の設定値を、上述
したようにしてユーザにより選択された用紙サイズ、用
紙種類、及び印刷方向等の設定値に変更するために、設
定値変更コマンドをプリンタ107に送信する。このコ
マンドにより、項目番号N1〜Nnに対するユーザ設定
値A1〜Anがプリンタ107に通知される。
【0164】設定値変更コマンドを受信したプリンタ1
07は、該コマンドのパラメータに従ってその設定値を
変更し、デジタルカメラ101へレスポンスを返信す
る。このレスポンスにより、プリンタ107における現
在の項目番号N1〜Nnに対する各設定値A1〜An
が、デジタルカメラ101に通知される。
【0165】ここで図34に、デジタルカメラ101内
に記憶された画像ファイルの構成例を示す。3101は
印刷回数、3102はサムネイルデータ、3103はイ
メージデータ本体を示す。
【0166】図35は、本実施形態における画像選択画
面例を示す図である。デジタルカメラ101は、内部に
記憶している画像ファイルのサムネイルデータ3102
を使用して、画像のアイコン3201〜3206を表示
する(以下、サムネイル表示と呼ぶ)。アイコン320
1,3202,3204,3206は、印刷回数が0で
ある画像ファイルを示し、3203,3205は印刷回
数が1以上である画像ファイルを示す。このように、本
実施形態においては印刷回数の値、即ち印刷履歴によっ
て、その画像のアイコンを例えば網掛け表示にする等、
区別して表示する。尚、網掛け表示を行う対象となる印
刷回数を、2回以上の任意の回数に設定することももち
ろん可能である。
【0167】ユーザは、該網掛け表示によって、画像毎
の印刷回数を容易に把握することができ、所望の画像を
示すアイコンにカーソル2409を移動し、選択ボタン
2413を押下する。これにより、印刷対象となる画像
が選択される。図中、3207〜3209は、選択され
た画像を示す網掛け枠表示である。印刷ボタン2414
が押下されることにより、選択された全画像の印刷が指
示される。
【0168】図36に、デジタルカメラ101の管理部
105内に保持されている、画像管理テーブルの構成例
を示す。画像管理テーブルは、該テーブルに登録された
画像の総数を示すイメージ数情報、及び登録画像情報か
らなる。登録画像情報は、画像ファイル名情報及びその
印刷結果情報を備える。印刷結果情報は、その値によっ
て3通りの結果を示す。値が「0」であればその画像は
印刷指示を受けたことがないことを示し、「1」であれ
ば正常に印刷したことを示し、「−1」であれば印刷指
示はあったものの正常に印刷できなかったことを示す。
尚、プリンタ107の管理部111内も図36と同様の
構成をなす画像管理テーブルを保持しており、本実施形
態においてはこの互いの管理テーブルにより、画像毎の
印刷回数を以下のように制御する。
【0169】デジタルカメラ101は、ユーザにより印
刷指示がなされると、選択された画像を管理部105内
の管理テーブルに登録し、該選択された画像毎に順次、
印刷コマンドをプリンタ107へ送信する。
【0170】プリンタ107は印刷コマンドを受信する
と、それに伴って受信した画像を管理部111内の管理
テーブルに登録する。そして、デジタルカメラ101に
対して印刷レスポンスを返信して、印刷を開始する。
【0171】図37は、印刷コマンド/レスポンスの形
式を示す図である。本実施形態における印刷コマンド
は、タイプが0、コマンドコードが3、カウントが1で
あり、サイズが画像ファイル名と画像データを合わせた
サイズとなる。
【0172】図38は、印刷結果通知コマンド/レスポ
ンスの形式を示す図である。プリンタ107は、画像の
印刷を終了すると、その印刷結果を管理テーブルに格納
し、更に印刷結果通知コマンドにセットしてデジタルカ
メラ101に送信する。そして、デジタルカメラ101
から該画像に対する印刷結果通知レスポンスを受信した
ら、プリンタ107は管理テーブルから該画像の情報を
削除する。
【0173】デジタルカメラ101は、プリンタ107
から印刷結果通知コマンドを受信すると、対応する画像
の印刷結果を管理テーブルに格納した後、プリンタ10
7へ印刷結果通知レスポンスを返信する。そして、対応
する画像ファイルの印刷回数3101を管理テーブルの
内容に応じて更新する。即ち、正常に印刷できれば印刷
回数に1を加え、その後、該画像の情報を管理テーブル
から削除する。
【0174】以上説明したように本実施形態によれば、
デジタルカメラ101とプリンタ107とを1394イ
ンタフェースにより接続してダイレクトプリントを行う
際に、デジタルカメラ101内に保持された複数の画像
ファイルについて、その印刷回数を管理し、該印刷回数
に応じて画像ファイルを区別してサムネイル表示するこ
とにより、ユーザによる印刷対象画像の選択を容易なも
のとすることができる。
【0175】[変形例1]本実施形態は、デジタルカメ
ラ101内に保持された画像をその操作部においてサム
ネイル表示するのみならず、プリンタ107においてサ
ムネイル印刷を行うことにより、各画像の印刷回数を更
に効果的にユーザに報知することができる。
【0176】図39は、本実施形態におけるサムネイル
印刷コマンド/レスポンスの形式を示す図である。サム
ネイル印刷コマンドデータは、タイプが0、コマンドコ
ードが5、カウントがサムネイル印刷する画像の数n、
サイズがn個のパラメータを合わせたサイズmであり、
1個のパラメータは、画像ファイル名、印刷回数、サム
ネイルデータのサイズ、サムネイルデータの実体からな
る。サムネイル印刷レスポンスは、タイプが1、コマン
ドコードが5、カウントが0、サイズが0である。
【0177】デジタルカメラ101は、記憶部104内
に格納している画像ファイルから、その印刷回数310
1及びサムネイルデータ3102を順次読み出し、サム
ネイル印刷コマンドデータをセットしてプリンタ107
に送信する。プリンタ107は該コマンドを受信する
と、デジタルカメラ101へサムネイル印刷レスポンス
を返信した後、サムネイル印刷を開始する。
【0178】図40は、本実施形態におけるサムネイル
印刷出力例を示す図である。本実施形態においては、例
えばデジタルカメラ101の記憶部104内に格納され
た画像ファイルを、1回以上の正常印刷の実績がある
等、その印刷回数に応じた網掛け等により、区別して印
刷を行う。ユーザはサムネイル印刷出力を参照すること
によって、例えば未だ印刷されていない画像を容易に把
握することができる。
【0179】本実施形態におけるサムネイル印刷機能は
例えば、デジタルカメラ101において、その表示機能
の制限等により印刷回数を考慮したサムネイル表示が行
えない場合に、有効である。
【0180】[変形例2]本実施形態は、デジタルカメ
ラ101内に保持された画像をサムネイル表示又はサム
ネイル印刷する際に、印刷回数に応じたソートを施すこ
とにより、各画像の印刷回数を更に効果的にユーザに報
知することができる。
【0181】図41は、画像の印刷回数が多い順にソー
トして表示した、画像選択画面(サムネイル表示)の一
例を示す図である。デジタルカメラ101は、記憶部1
04内に格納した画像ファイル毎に、その印刷回数を順
次読み出し、画像ファイルとその印刷回数の対応表を作
成する。そして、この表を印刷回数の順にソートしてソ
ート表を作成し、該ソート表に基づいて画像ファイルを
読み出し、選択画面を表示する。
【0182】図42は、図41で示したのと同様の画像
ファイル群について、印刷回数が多い順にソートして印
刷した、サムネイル印刷の一例を示す図である。デジタ
ルカメラ101は、上述したソート表に基づいて、サム
ネイル印刷コマンドをセットし、順次プリンタ107へ
送信する。これにより、プリンタ107側においてサム
ネイル印刷が実行される。
【0183】このように、印刷回数に応じてソートした
サムネイル出力を行うことにより、ユーザは印刷対象と
して指定する画像の選択を、より容易に行うことが可能
となる。
【0184】尚、本実施形態においては、デジタルカメ
ラ101内に保持された複数の画像ファイルについて、
そのサムネイル印刷又はサムネイル出力を行う例につい
て説明したが、本発明はサムネイル出力に限定して適用
されるものではない。例えば、デジタルカメラ101に
おける表示機能またはプリンタ107における印刷機能
の制限等に基づき、ファイル名やファイル作成日時、又
はユーザコメント等の画像ファイル情報に加えて、更に
印刷回数情報を一覧表示又は一覧印刷しても良い。
【0185】
【他の実施形態】なお、本発明は、複数の機器(例えば
ホストコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プ
リンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一
つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ
装置など)に適用してもよい。
【0186】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるい
は装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュ
ータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログ
ラムコードを読み出し実行することによっても、達成さ
れることは言うまでもない。この場合、記憶媒体から読
み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の
機能を実現することになり、そのプログラムコードを記
憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。また、
コンピュータが読み出したプログラムコードを実行する
ことにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけ
でなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピ
ュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)
などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理に
よって前述した実施形態の機能が実現される場合も含ま
れることは言うまでもない。
【0187】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示
に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備
わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0188】また、上述した実施形態においてはIEE
E1394に規定されるデジタルインタフェイスを用い
てネットワークを構成する例を説明したが、本発明はこ
れに限定されるものではなく、Universal Serial Bus(U
SB)と呼ばれるデジタルインタフェイスなど、任意のデ
ジタルインタフェイスを用いて構成されるネットワーク
にも適用することができる。
【0189】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、画
像入力装置を画像出力装置に直結して画像出力を行う際
に、出力対象となる画像の選択が容易に可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すブロック図である。
【図2】IEEE1394規格に準拠したデジタルイン
ターフェースを具備するノードにより構成される通信シ
ステムの一例を示す図である。
【図3】1394インターフェースの構成要素を示す図
である。
【図4】リンク・レイヤの提供可能なサービスを示す図
である。
【図5】トランザクション・レイヤの提供可能なサービ
スを示す図である。
【図6】1394インターフェースにおけるアドレス空
間を説明する図である。
【図7】CSRコア・レジスタに格納される情報のアド
レス及び機能を示す図である。
【図8】シリアルバス・レジスタに格納される情報のア
ドレスおよび機能を示す図である。
【図9】最小形式のConfiguration ROMを示す図であ
る。
【図10】一般形式のConfiguration ROMを示す図で
ある。
【図11】ユニット空間のシリアルバス装置レジスタに
格納される情報のアドレスおよび機能を示す図である。
【図12】IEEE1394規格に準拠したケーブルの
断面図である。
【図13】DS−Link符号化方式を説明する図であ
る。
【図14】図2の1394ネットワークにおけるバスリ
セット起動後の状態を説明する図である。
【図15】図14におけるバスリセットの開始からノー
ドIDの割り当てまでを説明するフローチャートであ
る。
【図16】各ノード間の親子関係親子関係を認識する処
理を説明するフローチャートである。
【図17】自動的に各ノードのノードIDを割り当てる
処理を説明するフローチャートである。
【図18】セルフIDパケットの構成例を示す図であ
る。
【図19】図1の1394ネットワークにおけるアービ
トレーションを説明する図である。
【図20】1通信サイクルにおいてIsochronous転送モ
ードとAsynchronous転送モードとを混在させた場合を説
明する図である。
【図21】Isochronous転送モードに基づいて転送され
る通信パケットのフォーマットを示す図である。
【図22】Asynchronous転送モードに基づいて転送され
る通信パケットのフォーマットを示す図である。
【図23】本実施形態におけるネットワークの一例を示
す図である。
【図24】本実施形態のConfiguration ROMを示す図
である。
【図25】本実施形態において通信に用いるコマンド・
レスポンスの形式を示す図である。
【図26】本実施形態のコマンドコード一覧を示す図で
ある。
【図27】本実施形態の画像処理装置101の操作画面
を示す図である。
【図28】本実施形態の印刷装置選択画面を示す図であ
る。
【図29】本実施形態の印刷装置に対する設定項目問い
合わせコマンド・レスポンスの形式を示す図である。
【図30】本実施形態の用紙サイズ選択画面を示す図で
ある。
【図31】本実施形態の用紙種類選択画面を示す図であ
る。
【図32】本実施形態の印刷方向選択画面を示す図であ
る。
【図33】本実施形態の印刷装置に対する設定項目の設
定値の変更コマンド・レスポンスの形式を示す図であ
る。
【図34】本実施形態の画像処理装置に記憶される画像
ファイルの構成を示す図である。
【図35】本実施形態の画像選択画面(サムネイル表
示)の一例を示す図である。
【図36】本実施形態の画像処理装置の画像管理テーブ
ルの構成を示す図である。
【図37】本実施形態の印刷コマンド・レスポンスの形
式を示す図である。
【図38】本実施形態の印刷結果通知コマンド・レスポ
ンスの形式を示す図である。
【図39】本実施形態のサムネイル印刷コマンド・レス
ポンスの形式を示す図である。
【図40】本実施形態のサムネイル印刷出力の例を示す
図である。
【図41】画像の印刷回数が多い順にソートしたサムネ
イル表示の一例を示す図である。
【図42】画像の印刷回数が多い順にソートしたサムネ
イル印刷の一例を示す図である。
【符号の説明】
101 デジタルカメラ 102 表示部 103 選択部 104 記憶部 105 管理部 106 通信部 112 制御部 107 プリンタ 108 通信部 109 制御部 110 印刷部 111 管理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/00 H04N 1/00 C 5E501 5/907 5/907 B 9A001 Fターム(参考) 2C061 HJ06 HK15 HQ20 2C087 AB01 BA03 BD41 CB17 CB20 5B021 AA30 BB00 BB02 CC04 5C052 AA17 DD02 EE03 FA02 FA03 FA04 FA06 FA07 FB01 FC01 FD08 FE01 5C062 AA01 AA05 AB20 AB23 AB38 AB42 AC06 AC41 AF00 BA04 5E501 AA06 AA30 BA05 CA04 CB05 FA05 FA46 9A001 BB04 BB06 CC09 DD15 HH23 HH34 JJ71 JZ18 KK42

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像出力装置と接続された画像処理装置
    であって、 画像情報を記憶する記憶手段と、 該画像情報を前記画像出力装置に送信し、その処理結果
    を受信する通信手段と、 該処理結果に基づき、前記画像情報の出力回数を管理す
    る管理手段と、 前記画像情報をその出力回数に基づいて表示する表示手
    段と、を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記記憶手段は、複数の画像情報を記憶
    し、 前記表示手段は、該複数の画像情報をその出力回数に基
    づいて区別して表示することを特徴とする請求項1記載
    の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記表示手段は、該複数の画像情報を一
    覧表示することを特徴とする請求項2記載の画像処理装
    置。
  4. 【請求項4】 前記表示手段は、前記複数の画像情報に
    基づくサムネイル表示を行うことを特徴とする請求項3
    記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記表示手段は、該複数の画像情報をそ
    の出力回数順に表示することを特徴とする請求項3記載
    の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 更に、前記表示手段において表示された
    複数の画像情報のいずれかを、前記画像出力装置への送
    信対象として選択する選択手段を備えることを特徴とす
    る請求項2記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 前記通信手段は、IEEE1394規格
    に適合または準拠するインタフェースにより通信を行う
    ことを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の画像
    処理装置。
  8. 【請求項8】 画像入力装置と画像出力装置を接続した
    画像処理システムであって、 前記画像入力装置は、 画像情報を記憶する記憶手段と、 該画像情報を前記画像出力装置に送信し、その処理結果
    を受信する第1の通信手段と、 該処理結果に基づき、前記画像情報の出力回数を管理す
    る管理手段と、 前記画像情報をその出力回数に基づいて表示する表示手
    段と、を有し、 前記画像出力装置は、 画像情報に基づいて形成した画像を印刷する印刷手段
    と、 前記画像入力装置から画像情報を受信し、該画像情報の
    前記画像出力手段における処理結果を前記画像入力装置
    へ送信する第2の通信手段と、を有することを特徴とす
    る画像処理システム。
  9. 【請求項9】 前記記憶手段は、複数の画像情報を記憶
    し、 前記表示手段は、該複数の画像情報をその出力回数に基
    づいて区別して表示することを特徴とする請求項8記載
    の画像処理システム。
  10. 【請求項10】 前記表示手段は、該複数の画像情報を
    一覧表示することを特徴とする請求項9記載の画像処理
    システム。
  11. 【請求項11】 前記表示手段は、前記複数の画像情報
    に基づくサムネイル表示を行うことを特徴とする請求項
    10記載の画像処理システム。
  12. 【請求項12】 前記表示手段は、該複数の画像情報を
    その出力回数順に並べて表示することを特徴とする請求
    項10記載の画像処理システム。
  13. 【請求項13】 更に、前記表示手段において表示され
    た複数の画像情報のいずれかを、前記画像出力装置への
    送信対象として選択する選択手段を備えることを特徴と
    する請求項9記載の画像処理システム。
  14. 【請求項14】 画像入力装置と画像出力装置とを接続
    した画像処理システムであって、 前記画像入力装置は、 画像情報を記憶する記憶手段と、 該画像情報を前記画像出力装置に送信し、その処理結果
    を受信する第1の通信手段と、 該処理結果に基づき、前記画像情報の出力回数を管理す
    る管理手段と、を有し、 前記画像出力装置は、 画像情報に基づいて形成した画像を印刷する印刷手段
    と、 前記画像入力装置から画像情報を受信し、該画像情報の
    前記印刷手段における処理結果を前記画像入力装置へ送
    信する第2の通信手段と、を有し、 前記印刷手段は、前記第1の通信手段を介した前記画像
    入力装置からの指示に応じて、前記画像情報をその出力
    回数に基づいて印刷することを特徴とする画像処理シス
    テム。
  15. 【請求項15】 前記管理手段は、前記第1の通信手段
    によって前記記憶手段に保持された画像情報をその出力
    回数と共に前記画像出力装置に送信することによって、
    前記画像出力装置における前記画像情報の出力回数に基
    づく印刷を指示することを特徴とする請求項14記載の
    画像処理システム。
  16. 【請求項16】 前記記憶手段は、複数の画像情報を記
    憶し、 前記表示手段は、該複数の画像情報をその出力回数に基
    づいて区別して表示することを特徴とする請求項15記
    載の画像処理システム。
  17. 【請求項17】 前記印刷手段は、該複数の画像情報の
    一覧を印刷することを特徴とする請求項16記載の画像
    処理システム。
  18. 【請求項18】 前記印刷手段は、前記複数の画像情報
    に基づくサムネイル印刷を行うことを特徴とする請求項
    17記載の画像処理システム。
  19. 【請求項19】 前記印刷手段は、該複数の画像情報を
    その出力回数順に並べて印刷することを特徴とする請求
    項17記載の画像処理システム。
  20. 【請求項20】 前記第1及び第2の通信手段は、IE
    EE1394規格に適合または準拠するインタフェース
    により通信を行うことを特徴とする請求項8乃至19の
    何れかに記載の画像処理システム。
  21. 【請求項21】 画像出力装置と接続された画像処理装
    置の制御方法であって、 記憶手段に記憶された画像情報を前記画像出力装置に送
    信する送信工程と、 該送信した画像情報の前記画像出力装置における処理結
    果を受信する受信工程と、 該受信した処理結果に基づき、前記画像情報の出力回数
    を制御する出力回数制御工程と、 前記画像情報をその出力回数に基づいて表示する表示工
    程と、を備えることを特徴とする画像処理装置の制御方
    法。
  22. 【請求項22】 画像入力装置と画像出力装置を接続し
    た画像処理システムの制御方法であって、 前記画像入力装置において、記憶された画像情報を前記
    画像出力装置に送信する第1の通信工程と、 前記画像出力装置において、前記画像入力装置から送信
    されてきた画像情報に基づき画像を形成して印刷する印
    刷工程と、 該印刷工程における処理結果を前記画像入力装置に送信
    する第2の通信工程と、 前記画像入力装置において、受信した該処理結果に基づ
    いて前記画像情報の出力回数を制御する出力回数制御工
    程と、 前記画像情報をその出力回数に基づいて表示する表示工
    程と、を有することを特徴とする画像処理システムの制
    御方法。
  23. 【請求項23】 画像入力装置と画像出力装置とを接続
    した画像処理システムの制御方法であって、 前記画像入力装置において、記憶された画像情報を前記
    画像出力装置に送信する第1の通信工程と、 前記画像出力装置において、前記画像入力装置から送信
    されてきた画像情報に基づき画像を形成して印刷する第
    1の印刷工程と、 該第1の印刷工程における処理結果を前記画像入力装置
    に送信する第2の通信工程と、 前記画像入力装置において、受信した該処理結果に基づ
    いて前記画像情報の出力回数を制御する出力回数制御工
    程と、 前記画像情報をその出力回数と共に前記画像出力装置へ
    送信する第3の通信工程と、 前記画像出力装置において、該第3の通信工程によって
    送信されてきた前記画像情報をその出力回数に基づいて
    印刷する第2の印刷工程と、 ことを特徴とする画像処理システムの制御方法。
  24. 【請求項24】 画像出力装置と接続された画像処理装
    置の制御プログラムを記録した記録媒体であって、該制
    御プログラムは少なくとも、 記憶手段に記憶された画像情報を前記画像出力装置に送
    信する送信工程のコードと、 該送信した画像情報の前記画像出力装置における処理結
    果を受信する受信工程のコードと、 該受信した処理結果に基づき、前記画像情報の出力回数
    を制御する出力回数制御工程のコードと、 前記画像情報をその出力回数に基づいて表示する表示工
    程のコードと、を備えることを特徴とする記録媒体。
  25. 【請求項25】 画像入力装置と画像出力装置を接続し
    た画像処理システムの制御プログラムを記録した記録媒
    体であって、該制御プログラムは少なくとも、 前記画像入力装置において、記憶された画像情報を前記
    画像出力装置に送信する第1の通信工程のコードと、 前記画像出力装置において、前記画像入力装置から送信
    されてきた画像情報に基づき画像を形成して印刷する印
    刷工程のコードと、 該印刷工程における処理結果を前記画像入力装置に送信
    する第2の通信工程のコードと、 前記画像入力装置において、受信した該処理結果に基づ
    いて前記画像情報の出力回数を制御する出力回数制御工
    程のコードと、 前記画像情報をその出力回数に基づいて表示する表示工
    程のコードと、を有することを特徴とする記録媒体。
  26. 【請求項26】 画像入力装置と画像出力装置とを接続
    した画像処理システムの制御プログラムを記録した記録
    媒体であって、該制御プログラムは少なくとも、 前記画像入力装置において、記憶された画像情報を前記
    画像出力装置に送信する第1の通信工程のコードと、 前記画像出力装置において、前記画像入力装置から送信
    されてきた画像情報に基づき画像を形成して印刷する第
    1の印刷工程のコードと、 該第1の印刷工程における処理結果を前記画像入力装置
    に送信する第2の通信工程のコードと、 前記画像入力装置において、受信した該処理結果に基づ
    いて前記画像情報の出力回数を制御する出力回数制御工
    程のコードと、 前記画像情報をその出力回数と共に前記画像出力装置へ
    送信する第3の通信工程のコードと、 前記画像出力装置において、該第3の通信工程によって
    送信されてきた前記画像情報をその出力回数に基づいて
    印刷する第2の印刷工程のコードと、ことを特徴とする
    記録媒体。
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JP2005109907A (ja) * 2003-09-30 2005-04-21 Sony Corp 画像入出力制御方法および装置並びにプログラム
JP2006134292A (ja) * 2004-10-07 2006-05-25 Seiko Epson Corp 認証出力システム、デバイス利用装置、ネットワークデバイス、出力データ管理プログラム、出力制御プログラムおよび出力システム、並びに認証出力方法および出力方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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