JPH11177589A - データ転送装置およびデータ転送装置のデータ処理方法およびコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体 - Google Patents

データ転送装置およびデータ転送装置のデータ処理方法およびコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体

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JPH11177589A
JPH11177589A JP9342490A JP34249097A JPH11177589A JP H11177589 A JPH11177589 A JP H11177589A JP 9342490 A JP9342490 A JP 9342490A JP 34249097 A JP34249097 A JP 34249097A JP H11177589 A JPH11177589 A JP H11177589A
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output device
job
channels
serial bus
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JP9342490A
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Koichi Unno
浩一 海野
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各入出力機器からのジョブ要求が同時に発生
しても、共通シリアルバス上で各入出力機器に固有のチ
ャンネル数を可変設定しながら確保することである。 【解決手段】 各入出力機器に割り当てる共通シリアル
バス上でのチャンネル数を含む通信制御資源をアイソク
ロナス資源管理テーブル1802上で管理して、各入出
力機器からのジョブ処理要求時に、ジョブ管理テーブル
1804を参照してジョブ管理制御ルーチン1801が
使用可能な可変のチャンネル数を割り当て制御する構成
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定のチャンネル
数を備える共通シリアルバスを介してバスマスタが複数
の入出力機器間の各データ通信を並行制御するデータ転
送装置およびデータ転送装置のデータ処理方法およびコ
ンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶
媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、バス接続を介して各種画像入
出力装置間データ転送を行なうシステムには様々なシス
テムバスが使用されている。例えばSCSI(Smal
l Computer System Interfa
ce)、セントロニクスなど一般に広く用いられるよう
になった事実上標準のインタフェースなどが存在する。
【0003】近年ではさらにデータ転送の高速性、デー
タ転送のリアルタイム保証性、柔軟な接続性、システム
構築をしやすくするための管理制を高めたIEEE13
94シリアルインタフェースが標準規格として提唱され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、複数の
画像入力装置を互いに接続させ、リアルタイムで複数の
画像の入出力処理を行なう画像形成システムにおいて
は、IEEE1394などの標準規格だけではシステム
全体のデータ転送の効率化を図ることは難しい。
【0005】例えばコンピュータからの指示によりシス
テム内のプリンタを使用しているときに、システム内の
スキャナを使用して画像を入力し、コンピュータに入力
画像を転送、またはシステム内のファクシミリ機器を使
用して画像を転送するようなリアルタイム性のある並行
動作が存在した場合、システム内でのデータ転送の効率
的な管理を行なうことは難しいという問題点があった。
【0006】本発明は上記の問題点を解消するためにな
されたもので、本発明の目的は、各入出力機器に割り当
てる共通シリアルバス上でのチャンネル数を含む通信制
御資源を管理して、各入出力機器からのジョブ処理要求
時に、使用可能な可変のチャンネル数を割り当て制御す
ることにより、各入出力機器からのジョブ要求が同時に
発生しても、共通シリアルバス上で各入出力機器に固有
のチャンネル数を可変設定しながら確保して、各ジョブ
処理に伴うデータ転送処理を並行処理してデータ転送効
率を高めることができるデータ転送装置およびデータ転
送装置のデータ処理方法およびコンピュータが読み出し
可能なプログラムを格納した記憶媒体を提供することで
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の発明
は、所定のチャンネル数を備える共通シリアルバスを介
してバスマスタが複数の入出力機器間の各データ通信を
並行制御するデータ転送装置であって、通信可能な入出
力機器を検索して各入出力機器に設定可能な通信制御資
源を保存管理する第1の管理手段と、各入出力機器から
のジョブ要求を監視して各入出力機器のジョブを保存管
理する第2の管理手段と、前記共通シリアルバスを介し
て要求される各入出力機器からのジョブ要求を解析する
解析手段と、前記解析手段により解析されてジョブを要
求している入出力機器が前記第1の管理手段により管理
すべき入出力機器かどうかを判定する判定手段と、前記
判定手段が管理すべき入出力機器であると判定した場合
に、前記第1の管理手段により管理されている対応する
通信制御資源と前記共通シリアルバスで使用している他
の入出力機器のチャンネル数の変化とに基づいて前記共
通シリアスバス上のデータ転送に割り当てるチャンネル
数を可変設定する制御手段とを有するものである。
【0008】本発明に係る第2の発明は、前記共通シリ
アルバスの初期化処理時に、通信可能な入出力機器を検
索して各入出力機器に設定可能な通信制御資源を作成す
る作成手段を有し、前記第1の管理手段は、前記作成手
段により作成された通信制御資源を保存管理するもので
ある。
【0009】本発明に係る第3の発明は、前記通信制御
資源は、各入出力機器に固有に割り当て可能な最大使用
チャンネル数および最小使用チャンネル数とするもので
ある。
【0010】本発明に係る第4の発明は、所定のチャン
ネル数を備える共通シリアルバスを介してバスマスタが
複数の入出力機器間の各データ通信を並行制御するデー
タ転送装置のデータ処理方法であって、通信可能な入出
力機器を検索して各入出力機器に設定可能な通信制御資
源を資源管理テーブルに登録する第1の登録工程と、各
入出力機器からのジョブ要求を監視して各入出力機器の
ジョブをジョブ管理テーブルに登録する第2の登録工程
と、前記共通シリアルバスを介して要求される各入出力
機器からのジョブ要求を解析して、ジョブを要求してい
る入出力機器が前記ジョブ管理テーブルにより管理すべ
き入出力機器かどうかを判定する判定工程と、前記判定
工程により管理すべき入出力機器であると判定した場合
に、前記資源管理テーブルと前記共通シリアルバスで使
用している他の入出力機器のチャンネル数の変化とに基
づいて前記共通シリアスバス上のデータ転送に割り当て
るチャンネル数を可変設定する設定工程とを有するもの
である。
【0011】本発明に係る第5の発明は、所定のチャン
ネル数を備える共通シリアルバスを介してバスマスタが
複数の入出力機器間の各データ通信を並行制御するデー
タ転送装置を制御するコンピュータが読み出し可能なプ
ログラムを格納した記憶媒体であって、通信可能な入出
力機器を検索して各入出力機器に設定可能な通信制御資
源を資源管理テーブルに登録する第1の登録工程と、各
入出力機器からのジョブ要求を監視して各入出力機器の
ジョブをジョブ管理テーブルに登録する第2の登録工程
と、前記共通シリアルバスを介して要求される各入出力
機器からのジョブ要求を解析して、ジョブを要求してい
る入出力機器が前記ジョブ管理テーブルにより管理すべ
き入出力機器かどうかを判定する判定工程と、前記判定
工程により管理すべき入出力機器であると判定した場合
に、前記資源管理テーブルと前記共通シリアルバスで使
用している他の入出力機器のチャンネル数の変化とに基
づいて前記共通シリアスバス上のデータ転送に割り当て
るチャンネル数を可変設定する設定工程とを有するコン
ピュータが読み出し可能なプログラムを記憶媒体に格納
したものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を用いて説明する。
【0013】まず、以下に説明する実施形態では、各機
器間を接続するデジタルI/Fとして、IEEE139
4シリアルバスを用いているため、IEEE1394シ
リアルバスについて、あらかじめ説明する。
【0014】民生用デジタルVCRやDVDプレイヤー
の登場に伴って、ビデオデータやオーディオデータなど
のリアルタイムで、かつ高情報量のデータ転送のサポー
トが必要になっている。こういったビデオデータやオー
ディオデータをリアルタイムで転送し、パソコンに取り
込んだり、またその他のデジタル機器に転送を行なうに
は、必要な転送機能を備えた高速データ転送可能なイン
タフェースが必要になってくるものであり、そういった
観点から開発されたインタフェースが、IEEE139
4−1995(High Performance S
erial Bus)(以下、単に1394シリアルバ
スともいう) である。
【0015】図1は、本発明を適用可能なネットワーク
システムの構成を説明するブロック図であり、1394
シリアルバスを用いて構成されるネットワークシステム
に対応する。
【0016】このシステムは、機器A,B,C,D,
E,F,G,Hを備えており、A−B間,A−C間,B
−D間,D−E間,C−F間,C−G間及びC−H間を
それぞれ1394シリアルバスのツイストペアケーブル
TPCで接続されている。これらの機器A〜Hは、例え
ばパソコン,デジタルVTR,DVD,デジタルカメ
ラ,ハードディスク,モニタ,チューナ等である。
【0017】また、各機器A,B,C,D,E,F,
G,H間の接続方式は、ディジーチェーン方式とノード
分岐方式とを混在可能としたものであり、自由度の高い
接続が可能である。
【0018】さらに、各機器は各自固有のIDを有し、
それぞれが認識し合うことによって1394シリアルバ
スで接続された範囲において、1つのネットワークを構
成している。各デジタル機器間をそれぞれ1本の139
4シリアルバスケーブルで順次接続するだけで、それぞ
れの機器が中継の役割を行ない、全体として1つのネッ
トワークを構成するものである。また、1394シリア
ルバス、Plug&Play機能でケーブルを機器に接
続した時点で自動で機器の認識や接続状況などを認識す
る機能を有している。
【0019】また、図1に示したようなシステムにおい
て、ネットワークからある機器が削除されたり、または
新たに追加されたときなど、新たなネットワークの再構
成を行なう。この機器によって、その時々のネットワー
クの構成を常時設定,認識することができる。
【0020】またデータ転送速度は、100/200/
400Mbpsを備えており、上位の転送速度を持つ機
器が以下の転送速度をサポートし、互換をとるようにな
っている。データ転送モードとしては、コントロール信
号などの非同期データ(Asynchronousデー
タ:以下Asyncデータ)を転送するAsynchr
onous転送モードと、リアルタイムなビデオデータ
やオーディオデータ等の同期データ(Isochron
ousデータ:以下Isoデータ)を転送するIsoc
hronous転送モードとがある。このAsyncデ
ータとIsoデータは各サイクル(通常1サイクルμ
s)の中において、サイクル開始を示すサイクルスター
タとパケット(CSP)を転送した後、Isoデータの
転送をAsyncデータより優先しつつサイクル内で混
在して転送される。
【0021】図2は、本発明を適用可能な1394シリ
アルバスの構成要素を説明するレイヤ構成図であり、1
394シリアルバスは全体としてレイヤ(階層)構造で
構成されている。
【0022】図2に示すように、1394シリアルバス
のケーブルとコネクタが接続されるコネクタポートCP
があり、その上にハードウエアhardwareとして
フィジカルレイヤFLとリンクレイヤLLを位置づけし
ている。また、ハードウエア部は実質的なインタフェー
スチップの部分であり、そのうちフィジィカルレイヤF
Lは符号化やコネクタ関連の制御等を行い、リンクレイ
ヤLLはパケット転送やサイクルタイムの制御等を行な
う。
【0023】ファームウエアfirmwareのトラン
ザクションレイヤTLは、転送(トランザクション)す
べきデータの管理を行い、Read,Write,Lo
ckの命令を出す。シリアルマネージメントレイヤSM
Lは、接続されている各機器の接続状況やIDの管理を
行い、ネットワークの構成を管理する部分である。
【0024】このハードウエアhardwareとファ
ームウエアfirmwareまでが実質上の1394シ
リアルバスの構成である。また、ソフトウエア部sof
twareのアプリケーションレイヤは使うソフトによ
って異なり、インタフェース上にどのようにデータをの
せるか規定する部分であり、プリンタやAVCプロトコ
ルなどが規定されている。以上が1394シリアルバス
の構成である。また、ソフトウエア部software
のアプリケーションレイヤAPLを使うソフトによって
異なり、インタフェース上にどのようにデータをのせる
か規定する部分であり、プリンタやAVCプロトコルな
どが規定されている。以上が1394シリアルバスの構
成である。
【0025】図3は、本発明を適用可能な1394シリ
アルバスにおけるアドレス空間を説明する図である。
【0026】図において、1394シリアルバスに接続
された各機器(ノード)には必ず各ノード固有の、64
ビットアドレスを持たせておく。そして、このアドレス
をROMに格納しておくことで、自分や相手のノードア
ドレスを常時認識でき、相手を指定した通信も行なえ
る。
【0027】1394シリアルバスのアドレッシング
は、IEEE1212規格に準じた方式であり、アドレ
ス設定は、最初の10bitがバスの番号の指定用に、
次の6bitがノードID番号の指定用に使われる。残
りの48bitが機器に与えられたアドレス幅になり、
それぞれ固有のアドレス空間として使用できる。最後の
28bitは固有データの領域として、各機器の識別や
使用条件の指定の情報などを格納する。以上が1394
シリアルバスの技術の概要である。
【0028】次に、1394シリアルバスの特徴ともい
える電気的仕様の部分についてより詳細に説明する。
【0029】図4は、本発明を適用可能な1394シリ
アルバスケーブルの構成を説明する断面図である。
【0030】図4において、1394シリアルバスでは
接続ケーブル内に6ピン、即ち2組のツイストペア信号
線TPL1,TPL2の他に、電源ライン(電源線)V
Lを設けている。
【0031】これによって、電源を持たない機器や、故
障により電圧低下した機器等にも電力の供給が可能にな
っており、電源線内を流れる電源の電圧は8〜40V、
電流は最大電流DC1.5Aと規定されている。なお、
DVケーブルと呼ばれる規格では電源を省いた4ピンで
構成されている。以下、DS−Link符号化について
図5を参照して説明する。
【0032】図5は、本発明を適用可能な1394シリ
アルバスにおけるデータ転送フォーマットのDS−Li
nk符号化方式を説明するためタイミングチャートであ
る。
【0033】図において、1394シリアルバスでは、
(Data/Strobe Link)符号化方式が採
用されている。このDS−Link符号化方式は、高速
なシリアルデータ通信に適しており、その構成は、2本
の信号線を必要とする。より対線のうち1本に主となる
データを送り、他方のより対線にはストロープ信号を送
る構成になっている。受信側では、この通信されるデー
タと、ストロープとの排他的理論和をとることによって
クロックを再現する。
【0034】このDS−Link符号化方式を用いるメ
リットとして、8/10B変換に比べて転送率が高いこ
と、PLL回路が不要となるのでコントローラLSIの
回路規模を小さくできること、更には、転送すべきデー
タがないときにアイドル状態であることを示す情報を送
る必要がないので、各機器のトランシーバ回路をスリー
プ状態にすることができることによって、消費電力の低
減が図れる、などが挙げられる。以下、バスリセットの
シーケンスの概要について説明する。
【0035】なお、1394シリアルバスでは、接続さ
れている各機器(ノード)にはノードIDが与えられ、
ネットワーク構成として認識されている。そして、この
ネットワーク構成に変化があったとき、例えばノードの
挿抜や電源のON/OFFなどによるノード数の増減な
どによって変化が生じて、新たなネットワーク構成を認
識する必要があるとき、変化を検知した各ノードはバス
上にバスリセット信号を送信して、新たなネットワーク
構成を認識するモードに入る。
【0036】このときの変化の検知方法は、1394ポ
ート基盤上でのバイアス電圧の変化を検知することによ
って行われる。この際、あるノードからバスリセット信
号が伝達されて、各ノードのフィジカルレイヤはこのバ
スリセット信号を受けると同時にリンクレイヤにバスリ
セットの発生を伝達し、かつ他のノードにバスリセット
信号を伝達する。最終的にすべてのノードがバスリセッ
ト信号を検知した後、バスリセットが起動となる。
【0037】バスリセットは、先に述べたようなケーブ
ル抜挿や、ネットワーク異常等によるハード検出による
起動と、プロトコルからのホスト制御などによってフィ
ジカルレイヤに直接命令を出すことによっても起動す
る。
【0038】また、バスリセットが起動するとデータ転
送は一時中断され、この間のデータ転送は待たされ、終
了後、新しいネットワーク構成のもとで再開される。
【0039】以上がバスリセットのシーケンスである。
【0040】以下、ノードID決定のシーケンス、すな
わちバスリセットの後、各ノードは新しいネットワーク
構成を構築するために、各ノードにIDを与える動作に
入る。このときの、バスリセットからノードID決定ま
での一般的なシーケンスについて図6〜図8等に示すフ
ローチャートを参照して説明する。
【0041】図6は、本発明に係るデータ転送装置にお
ける第1のデータ処理手順の一例を示すフローチャート
であり、バスリセットの発生からノードIDが決定して
データ転送可能になるまでが処理手順に対応する。な
お、(1)〜(7)は各ステップを示す。
【0042】まず、ステップ(1)として、ネットワー
ク内にバスリセットが発生することを常時監視してい
て、ここでノードの電源ON/OFFなどでバスリセッ
トが発生すると、ステップ(2)に移り、ネットワーク
がリセットされた状態から、新たなネットワークの接続
状況を知るために、接続されている各ノード間において
親子関係の宣言がなされる。
【0043】次に、ステップ(3)として、すべてのノ
ード間で親子関係が決定すると、ステップ(4)として
一つのルートを決定する。なお、すべてのノード間で親
子関係が決定するまで、ステップ(2)の親子関係の宣
言を行い、またルートも決定されない。
【0044】ステップ(4)でルートが決定されると、
次はステップ(5)として、各ノードIDを与えるノー
ドIDの設定作業が行なわれる。これは、所定のノード
順序で、ノードIDの設定が行われ、すべてのノードに
IDが与えられるまで繰り返し設定作業が行なわれ、最
終的にステップ(6)としてす、べてのノードにIDを
設定し終えたと判定されたら、新しいネットワーク構成
がすべてのノードにおいて認識されたので、ステップ
(7)としてノード間のデータ転送が行なえる状態とな
り、データ転送が開始される。
【0045】このステップ(7)の状態になると、再び
バスリセットが発生するのを監視するモードに入り、バ
スリセットが発生したら、ステップ(1)からステップ
(6)までの設定作業が繰り返し行なわれる。
【0046】以上が、図6のフローチャートの説明であ
るが、以下、図6のフローチャートのバスリセットから
ルート決定までの手順と、ルート決定後からID設定終
了までの手順について図7,図8を参照して説明する。
【0047】図7は、本発明に係るデータ転送装置にお
ける第2のデータ処理手順の一例を示すフローチャート
であり、バスリセットにおける親子関係決定処理手順に
対応する。なお、(1)〜(9)は各ステップを示す。
【0048】まず、ステップ(1)としてバスリセット
が発生すると、ネットワーク構成は一旦リセットされ
る。なお、ステップ(1)としてバスリセットが発生す
るのを常に監視している。
【0049】次に、ステップ(2)として、リセットさ
れたネットワークの接続状況を再認識する作業の第一段
階として、各機器にリーフ(ノード)であることを示す
フラグFLを立てておく。さらに、ステップ(3)とし
て各機器が自分の持つポートがいくつ他ノードと接続さ
れているかを調べる。
【0050】そして、ステップ(4)で確認されたポー
ト数の結果に応じて、これから親子関係の宣言を始めて
いくために、未定義(親子関係が決定されていない)ポ
ートの数を調べる。
【0051】ここで、バスリセットの直後はポート数=
未定義ポート数であるが、親子関係が決定されていくに
したがって、ステップ(4)で検知する未定義ポートの
数は変化していくものである。
【0052】まず、バスリセットの直後、はじめに親子
関係の宣言を行なえるのはリーフに限られている。リー
フである(未定義ポートの数=1)というのはステップ
(3)のポート数の確認で知ることができる。リーフ
は、ステップ(5)として、自分に接続されているノー
ドに対して、「自分は子、相手は親」と宣言し動作を終
了する。
【0053】ステップ(3)でポート数が複数ありブラ
ンチと認識したノードは、バスリセットの直後はステッ
プ(4)で未定義ポート数>1ということなので、ステ
ップ(6)へと移り、まずブランチというフラグが立て
られ、ステップ(7)でリーフからの親子関係宣言で
「親」の受付をするために待つ。
【0054】リーフが親子関係の宣言を行い、ステップ
(7)でそれを受けたブランチは適宣ステップ(4)の
未定義ポート数の認識を行い、未定義ポート数が「1」
になっていれば、残っているポートに接続されているノ
ードに対して、ステップ(5)の「自分が子」の宣言を
することが可能になる。
【0055】2度目以降、ステップ(4)で未定義ポー
ト数を認識しても2以上あるブランチに対しては、再度
ステップ(7)でリーフ又は他のブランチからの「親」
の受付をするために待つ。
【0056】最終的に、いずれか1つのブランチ、又は
例外的にリーフ(子宣言を行なえるのにすばやく動作し
なかった為)がステップ(4)の未定義ポート数の結果
としてゼロになったら、これにてネットワーク全体の親
子関係の宣言が終了したものであり、未定義ポート数が
ゼロ(すべて親のポートとして決定)になった唯一のノ
ードはステップ(8)としてルートのフラグが立てら
れ、ステップ(9)としてルートとしての認識がなされ
る。
【0057】このようにして、図7に示したバスリセッ
トから、ネットワーク内すべてのノード間における親子
関係の宣言までが終了する。
【0058】図8は、本発明に係るデータ転送装置にお
ける第3のデータ処理手順の一例を示すフローチャート
であり、バスリセットにおける親子関係決定後からノー
ドID決定までの処理手順に対応する。なお、(1)〜
(19)は各ステップを示す。
【0059】まず、ステップ(1)で、図7に示した処
理までのシーケンスでリーフ,ブランチ,ルートという
各ノードのフラグの情報が設定されているので、これに
基づいてそれぞれ分類する。なお、各ノードにIDを与
える作業として、最初にIDの設定を行うことができる
のはリーフからであり、順次リーフ→ブランチ→ルート
の順で若い番号(ノード番号0)からIDの設定がなさ
れていく。
【0060】次に、ステップ(2)としてネットワーク
内に存在するリーフの数N(Nは自然数)を設定する。
【0061】この後、ステップ(3)として、各自リー
フがルートに対して、IDを与えるように要求する。こ
の要求が複数ある場合には、ルートはステップ(4)と
してアービトレーションを行い、ステップ(5)として
勝ったノード1つにID番号を与え、負けたノードには
失敗の結果通知を行う。
【0062】次に、ステップ(6)としてID取得が成
功したかどうかを判定して、失敗に終わったリーフは、
ステップ(3)へ戻り、再度ID要求を出し、同様の作
業を繰り返す。
【0063】一方、ステップ(6)でID取得が成功し
たと判定された場合は、IDを取得できたリーフからス
テップ(7)として、そのノードのID情報をブロード
キャストが終わると、ステップ(8)として残りのリー
フの数Nが1つ減らされる。
【0064】そして、ステップ(9)として、この残り
のリーフの数が1以上であるかどうかを判定し、1以上
であるときはステップ(3)に戻り、ID要求の作業か
らを繰り返し行う。
【0065】一方、ステップ(9)で、最終的にすべて
のリーフがID情報をブロードキャストすると(N=
0)、次はブランチのID設定に移り、まず、ステップ
(10)としてネットワーク内に存在するブランチの数
M(Mは自然数)を設定する。この後、ステップ(1
1)として各自ブランチがルートに対して、IDを与え
るように要求する。これに対してルートは、ステップ
(12)としてアービトレーションを行い、勝ったブラ
ンチから順にリーフに与え終わった次の若い番号から与
えていく。
【0066】そして、ステップ(13)として、ルート
は要求を出したブランチにID情報又は失敗結果を通知
し、ステップ(14)としてID取得が成功したかどう
かを判定して、失敗に終わったブランチは、ステップ
(11)へ戻り、再度ID要求を出し、同様の作業を繰
り返す。
【0067】一方、ステップ(14)で、IDを取得で
きたと判定された場合には、取得できたブランチからス
テップ(15)として、そのノードのID情報をブロー
ドキャストで全ノードに転送する。そして、1ノードI
D情報のブロードキャストが終わると、ステップ(1
6)として残りのブランチの数Mが1つ減らされる。
【0068】次に、ステップ(17)として、この残り
のブランチの数Mが1以上であるかどうかを判定して、
1以上である時は、ステップ(11)に戻り、ID要求
の作業から繰り返し、最終的にすべてのブランチがID
情報をブロードキャストするまで行われる。
【0069】一方、ステップ(17)で、すべてのブラ
ンチがノードIDを取得したと判定された場合には、ブ
ランチの数M=0となり、ブランチのID取得モードも
終了する。
【0070】ここまで終了すると、最終的にID情報を
取得していないノードはルートのみなので、ステップ
(18)として与えていない番号で最も若い番号を自分
のID番号と設定し、ステップ(19)としてルートの
ID情報をブロードキャストして、処理を終了する。
【0071】以上で、図8に示したように、親子関係が
設定した後から、すべてのノードのIDが設定されるま
での手順が終了する。
【0072】次に、一例として実際のネットワークにお
ける動作を図9を参照しながら説明する。
【0073】図9は、本発明に係るデータ転送装置にお
けるノードID設定処理を説明するブロック図であり、
(ルート)ノードBの下位にはノードAとノードCが直
接接続されており、更にノードCの下位にはノードDが
直接接続されており、更にノードDの下位にはノードE
とノードFが直接接続された階層構造になっている場合
に対応する。以下、階層構造やルートノード,ノードI
Dを決定する手順を以下で説明する。
【0074】図9ではバスリセットの後、最初に親子関
係の宣言を行ったのはノードAである。基本的にノード
の1つのポートにのみ接続があるノード(リーフと呼
ぶ)から親子関係の宣言を行うことができる。これは自
分には1ポートの接続のみということをまず知ることが
できるので、これによってネットワークの端であること
を認識し、その中で早く動作を行ったノードから親子関
係が決定されていく。
【0075】こうして親子関係の宣言を行なった側(A
−B間ではノードA)のポートが子と設定され、相手側
(ノードB)のポートが親と設定される。こうしてノー
ドA−B間では子−親、ノードE−D間で子−親、ノー
ドF−D間で子−親と決定される。
【0076】さらに1階層上がって、今度は複数個接続
ポートを持つノード(ブランチと呼ぶ)のうち、他ノー
ドからの親子関係の宣言を受けたものから順次、更に上
位に親子関係の宣言を行なっていく。図9ではまずノー
ドDがD−E間,D−F間と親子関係が決定した後、ノ
ードCに対する親子関係の宣言を行なっており、その結
果ノードD−C間で子−親と決定している。
【0077】ノードDからの親子関係の宣言を受けたノ
ードCは、もう一つのポートに接続されているノードB
に対して親子関係の宣言を行なっている。これによって
ノードC−B間で子−親と決定している。
【0078】このようにして、図9のような階層構造が
構成され、最終的に接続されているすべてのポートにお
いて親となったノードBが、ルートノードと決定され
た。ルートは1つのネットワーク構成中に一つしか存在
しないものである。
【0079】なお、この図9においてノードBがルート
ノードと決定されたが、これはノードAから親子関係宣
言を受けたノードBが、他のノードに対して親子関係宣
言を早いタイミングで行なっていれば、ルートノードは
他のノードに移っていたこともあり得る。すなわち、伝
達されるタイミングによってはどのノードもルートノー
ドとなる可能性があり、同じネットワーク構成でもルー
トノードは一定とは限らない。
【0080】このようにしてルートノードが決定する
と、次は各モードIDを決定するモードに入る。ここで
はすべてのノードが、決定した自分のノードIDを他の
すべてのノードに通知する(ブロードキャスト機能)。
【0081】自己ID情報は、自分のノード番号、接続
されている位置の情報、持っているポートの数、接続の
あるポートの数、各ポートの親子関係の情報等を含んで
いる。ノードID番号の割り振りの手順としては、まず
1つのポートにのみ接続があるノード(リーフ)から起
動することができ、この中から順にノード番号=0,
1,2と割り当てられる。
【0082】ノードIDを手にしたノードは、ノード番
号を含む情報をブロードキャストで各ノードに送信す
る。これによって、そのID番号は「割り当て済」であ
ることが認識される。
【0083】この様にしてすべてのリーフが自己ノード
IDを取得し終わると、次はブランチへ移りリーフに引
き続いたノードID番号が各ノードに割り当てられる。
リーフと同様に、ノードID番号が割り当てられたブラ
ンチから順次ノードID情報をブロードキャストし、最
後にルートノードが自己ID情報をブロードキャストす
る。すなわち、常にルート最大のノードID番号を有す
るものである。
【0084】以上のようにして、階層構造全体のノード
IDの割り当てが終わり、ネットワーク構成が再構築さ
れ、バスの初期化作業が完了する。
【0085】以下、本発明に係るデータ転送装置におけ
るアービトレーションについて説明する。
【0086】本発明を適用可能な1394シリアルバス
では、データ転送に先立って必ずバス使用権のアービト
レーション(調停)を行なう。1394シリアルバスは
個別に接続された各機器が転送された信号をそれぞれ中
継することによって、ネットワーク内全ての機器に同信
号を伝えるように、論理的なバス型ネットワークである
ので、パケットの衝突を防ぐ意味でアービトレーション
は必要である。これによってある時間には、たった一つ
のノードのみ転送を行なうことができる。以下、図10
を参照してアービトレーションを説明する。
【0087】図10は、本発明に係るデータ転送装置に
おけるアービトレーションを説明する図であり、図10
の(a)はバス使用要求状態に対応し、図10の(b)
はバス使用許可状態に対応する。
【0088】アービトレーションが始まると、1つもし
くは複数のノードが親ノードに向かって、それぞれバス
使用権の要求を発する。図10の(a)のノードCとノ
ードFがバス使用権の要求を発しているノードである。
これを受けた親ノード(図10の(a)ではノードA)
は更に親ノードに向かって、バス使用権の要求を発する
(中継する)。この要求は最終的に調停を行なうルート
に届けられる。
【0089】バス使用要求を受けたルートノードは、ど
のノードにバスを使用させるカを決める。この調停作業
はルートノードのみが行なえるものであり、調停によっ
て勝ったノードにはバスの使用許可を与える。図10の
(b)ではノードCに使用許可が与えられ、ノードFの
使用は拒絶された状態であり、アービトレーションに負
けたノードに対してはDP(data prefix)
パケットを送り、拒否されたことを知らせる。拒否され
たノードのバス使用要求は次回のアービトレーションま
で待たされる。
【0090】以上のようにして、アービトレーションに
勝ってバスの使用許可を得たノードは、以降データの転
送を開始できる。
【0091】ここで、アービトレーションの一連の流れ
を図11に示すフローチャートを参照して説明する。
【0092】なお、ノードがデータ転送を開始できる為
には、バスがアイドル状態であることが必要である。先
に行われていたデータ転送が終了して、現在バスが空き
状態であることを認識するためには、各転送モードで個
別に設定されている所定のアイドル時間ギャップ長(例
えば、サブアクションギャップ)を経過する事によっ
て、各ノードは自分の転送が開始できると判断する。
【0093】図11は、本発明に係るデータ転送装置に
おける第4のデータ処理手順の一例を示すフローチャー
トであり、アービトレーション処理手順に対応する。な
お、(1)〜(9)は各ステップを示す。
【0094】まず、ステップ(1)として、Async
データ,Isoデータ等それぞれ転送するデータに応じ
た所定のギャップ長が得られたか判断し、所定のギャッ
プ長が得られない限り、転送を開始するために必要なバ
ス使用権の要求はできないので、所定のギャップ長が得
られるまで待つ。
【0095】一方、ステップ(1)で所定のギャップ長
が得られたら、ステップ(2)として転送すべきデータ
があるか判断し、データがあると判断された場合はステ
ップ(3)として転送するためにバスを確保するよう、
バス使用権の要求をルートに対して発する。
【0096】このときの、バス使用権の要求を表す信号
の伝達は、図1に示したように、ネットワーク内各機器
を中継しながら、最終的にルートに届けられる。
【0097】一方、ステップ(2)で転送するデータが
ないと判断された場合は、処理を終了する。
【0098】次に、ステップ(4)として、ステップ
(3)のバス使用要求を1つ以上ルートが受信したら、
ルートは使用要求を出したノードの数を調べる。次に、
ステップ(5)での選択値がノード数=1(使用権要求
を出したノードは1つ)であるかどうかを判定し、1つ
であると判定した場合は、そのノードに直後のバス使用
許可が与えられることとなり、ステップ(8)以降へ進
む。
【0099】一方、ステップ(5)での選択値がノード
数>1(使用要求を出したノード複数)であると判断さ
れたら、ルートはステップ(6)として使用許可を与え
るノードを1つに決定する調停作業を行う。
【0100】この調停作業は公平なものであり、毎回同
じノードばかりが許可を得る様なことはなく、平等に権
利を与えていくような構成となっている(フェアアービ
トレーション)。
【0101】次に、ステップ(7)として、ステップ
(6)で使用要求を出した複数ノードの中からルートが
調停して使用許可を得た1つのノードと、敗れたその他
のノードに分ける選択を行う。ここで、調停されて使用
許可を得た1つのノード、またはステップ(5)の選択
値から使用要求ノード数=1で調停無しに使用許可を得
たノードには、ステップ(8)として、ルートはそのノ
ードに対して許可信号を送る。
【0102】このようにして許可信号を得たノードは、
受け取った直後に転送すべきデータ(パケット)を転送
開始する。
【0103】また、ステップ(6)の調停で敗れて、ス
テップ(7)で、バス使用が許可されなかったノードに
はステップ(9)としてルートから、アービトレーショ
ン失敗を示すDP(data prefix)パケット
を送られ、これを受け取ったノードは再度転送を行うた
めのバス使用要求を出すため、ステップ(1)まで戻
り、所定ギャップ長が得られるまで待機する。
【0104】次に、図12,図13を参照してアシンク
ロナス(Asynchronous(非同期))転送処
理について説明する、図12は、本発明に係るデータ転
送装置におけるアシンクロナス転送時のパケット転送処
理の時間的な遷移状態を示す図である。
【0105】図12において、最初のサブアクションギ
ャップ(subation gap)は、バスのアイド
ル状態を示すものである。このアイドル時間が一定値に
なった時点で、転送を希望するノードはバスが使用でき
ると判断して、バス獲得のためのアービトレーションを
実行する。
【0106】アービトレーションでバスの使用許可を得
ると、次にデータの転送がパケット形式で実行される。
データ転送後、受信したノードは転送されたデータに対
しての受信結果の受信確認用返送コードackをack
gapという短いギャップの後、返送して応答する
か、応答パケットを送ることによって転送が完了する。
【0107】なお、本実施形態において、受信確認用返
送コードackは4ビットの情報と4ビットのチェック
サムからなり、成功か、ビジー状態か、ペンディング状
態であるかといった情報を含み、すぐに送信元ノードに
返送される。
【0108】次に、図13を参照してアシンクロナス転
送のパケットフォーマットについて説明する。
【0109】図13は、本発明に係るデータ転送装置に
おけるアシンクロナス転送時のパケットフォーマットを
説明する図である。
【0110】図において、パケットには、データ部及び
誤り訂正用のデータCRCの他にはヘッダ部があり、そ
のヘッダ部には図13に示したような、目的ノードI
D,ソースノードID、転送データ長さや各種コードな
どが書き込まれ、転送が行なわれる。
【0111】また、アシンクロナス転送は自己ノードか
ら相手ノードへの1対1の通信である。転送元ノードか
ら転送されたパケットは、ネットワーク中の各ノードに
行き渡るが、自分宛てのアドレス以外のものは無視され
るので、宛先の1つのノードのみが読込むことになる。
以上がアシンクロナス転送の説明である。以下、アイソ
クロナス(Isochronous(同期))転送処理
について図14,図15を参照して説明する。
【0112】図14は、本発明に係るデータ転送装置に
おけるアイソクロナス転送時のパケット転送処理の時間
的な遷移状態を示す図である。
【0113】図14において、1394シリアルバスの
最大の特徴であるともいえるこのアイソクロナス転送
は、特徴に映像データ,音声データといったマルチメデ
ィアデータなど、リアルタイムな転送を必要とするデー
タ転送に適した転送モードである。また、アシンクロナ
ス転送(非同期)が1対1の転送であったのに対し、こ
のアイソクロナス転送はブロードキャスト機能によっ
て、転送元の1つのノードから他のすべてのノードへ一
様に転送される。
【0114】アイソクロナス転送は、バス上一定時間毎
に実行される。この時間間隔をアイソクロナスサイクル
と呼ぶ。アイソクロナスサイクル時間はμsである。こ
の各サイクルの開始時間を示し、各ノードの時間調整を
行なう役割を担っているのがサイクルスタートパケット
である。サイクルスタートパケットを送信するのは、サ
イクルマスタと呼ばれるノードであり、1つ前のサイク
ル内の転送終了後、所定のアイドル期間(サブアクショ
ンギャップ)を経た後、本サイクルの開始を告げるサイ
クルスタートパケットを送信する。このサイクルスター
トパケットの送信される時間間隔がμsとなる。
【0115】また、図14にチャネルA,チャネルB,
チャネルCと示したように、1サイクル内において複数
種のパケットがチャンネルIDをそれぞれ与えられるこ
とによって、区別して転送できる。これによって同時に
複数ノード間でリアルタイムな転送が可能であり、また
受信するノードでは自分が欲しいチャンネルIDのデー
タ転送のみを取り込む。このチャンネルIDは送信先の
アドレスを表すものではなく、データに対する論理的な
番号を与えているに過ぎない。よって、あるパケットの
送信は1つの送信元ノードから他のすべてのノードに行
き渡る、ブロードキャストで転送されることになる。
【0116】アイソクロナス転送のパケット送信に先立
って、アシンクロナス転送同様アービトレーションが行
なわれる。しかし、アシンクロナス転送のように1対1
の通信ではないので、アイソクロナス転送にはack
(受信確認用返信コード)は存在しない。
【0117】また、図14に示すアイソクロナスギャッ
プiso gapとは、アイソクロナス転送を行なう前
にバスが空き状態であると認識するために必要なアイド
ル期間を表している。この所定のアイドル期間を経過す
ると、アイソクロナス転送を行ないたいノードはバスが
空いていると判断し、転送前のアービトレーションを行
なうことができる。
【0118】次に、図15を参照してアイソクロナス転
送のパケットフォーマットについて説明する。
【0119】図15は、本発明に係るデータ転送装置に
おけるアイソクロナス転送時のパケットフォーマットを
説明する図である。
【0120】図15において、各チャネルに分かれた、
各種のパケットにはそれぞれデータ部及び誤り訂正用の
データCRCの他にヘッダ部があり、そのヘッダ部には
転送データ長やチャネルNO、その他各種コード及び誤
り訂正用のヘッダCRCなどが書き込まれ、転送が行な
われる。
【0121】次に、本発明に係るデータ転送装置におけ
るバスサイクルについて説明する。
【0122】図16は、本発明に係るデータ転送装置に
おけるバスサイクルを説明する図であり、実際の139
4シリアルバス上の転送では、アイソクロナス転送と、
アシンクロナス転送は混在できる。その時の、アイソク
ロナス転送とアシンクロナス転送が混在した、バス上の
転送状態の時間的な遷移の様子に対応する。
【0123】図において、アイソクロナス転送はアシン
クロナス転送より優先して実行される。その理由は、サ
イクルスタートパケットの後、アシンクロナス転送を起
動するために必要なアイドル期間のギャップ長(サブア
クションギャップ)よりも短いギャップ長(アイソクロ
ナスギャップ)で、アイソクロナス転送を起動できるか
らである。したがって、アシンクロナス転送より、アイ
ソクロナス転送は優先して実行されることとなる。
【0124】図16に示す一般的なバスサイクルにおい
て、サイクル#mのスタート時にサイクルスタートパケ
ットがサイクルマスタから各ノードに転送される。これ
によって、各ノードで時刻調整を行ない、所定のアイド
ル期間(アイソクロナスギャップ)を持ってからアイソ
クロナス転送を行なうべきノードはアービトレーション
を行ない、パケット転送に入る。特に、図16ではチャ
ネルeとチャネルsとチャネルkが順にアイソクロナス
転送されている。
【0125】このアービトレーションからパケット転送
までの動作を、与えられているチャネル分繰り返し行な
った後、サイクル#におけるアイソクロナス転送がすべ
て終了したら、アシンクロナス転送を行なうことができ
るようになる。
【0126】すなわち、アイドル時間がアシンクロナス
転送が可能なサブアクションギャップに達する事によっ
て、アシンクロナス転送を行ないたいノードはアービト
レーションの実行に移れると判断する。
【0127】ただし、アシンクロナス転送が行なえる期
間は、アイソクロナス転送終了後から、次のサイクルス
タートパケットを転送すべき時間(cycle syn
ch)までの間にアシンクロナス転送を起動するための
サブアクションギャップが得られた場合に限っている。
【0128】図16において、サイクル#mでは3つの
チャンネル分のアイソクロナス転送と、その後アシンク
ロナス転送(含むack)が2パケット(パケット1,
パケット2)転送されている。このアシンクロナスパケ
ット2の後は、サイクルm+1をスタートすべき時間
(cycle synch)にいたるので、サイクル#
mでの転送はここまでで終わる。
【0129】ただし、非同期または同期転送動作中に次
サイクルスタートパケットを送信すべき時間(cycl
e synch)に至ったとしたら、無理に中断せず、
その転送が終了した後のアイドル同期を待ってから次サ
イクルのサイクルスタートパケットを送信する。すなわ
ち、1つのサイクルがμs以上続いたときは、その分次
サイクルは基準の125μsより短縮されたとする。こ
のようにアイソクロナスサイクルは125μsを基準に
超過、短縮し得るものである。
【0130】しかし、アイソクロナス転送はリアルタイ
ム転送を維持するために毎サイクル必要であれば必ず実
行され、アシンクロナス転送はサイクル時間が短縮され
たことによって次以降のサイクルにまわされることもあ
る。こういった遅延情報も含めて、サイクルマスタによ
って管理される。
【0131】〔第1実施形態〕以後、IEEE1394
にてシリアルバスに接続された各種システム機器と各種
システム機器を管理するコントローラが存在する場合
に、各種システム機器にジョブの優先順位にしたがって
チャンネルの割り当てを動的に変化させる第1実施形態
について説明する。
【0132】図17は、本発明の第1実施形態を示すデ
ータ転送装置を適用可能なデータ処理システムの構成を
概念的に示すブロック図である。
【0133】図において、1702はコントローラで、
ホストコンピュータ1701からの要求にしたがってコ
ントローラ1702に接続されている各種画像入出力機
器を管理、制御する。
【0134】1703はスキャナで、コントローラ17
02からの要求に応じて、画像を読み込み、コントロー
ラ1702から指示された他の画像入出力機器に画像デ
ータを転送する。
【0135】1704はファクシミリで、コントローラ
1702からの要求に応じて、入力された画像を外部の
電話回線に出力する。また外部電話回線から入力された
画像を他の画像入出力機器に出力する。
【0136】1705はプリンタで、コントローラ17
02からの要求に応じて、他の画像入出力機器またはホ
ストコンピュータ1701からの画像データ用紙に出力
する。
【0137】なお、システム内、またはホストコンピュ
ータ1701とコントローラ1702は共通シリアルバ
スで接続されている。さらにコントローラ1702は共
通シリアルバス上のバスマスタをかねている。
【0138】次に、図18を参照して、図17に示した
コントローラ1702内の制御階層構造を説明する。
【0139】図18は、図17に示したコントローラ1
702内の制御階層構造を説明する図である。なお、マ
ネージメントレイヤ1806,トランザクションレイヤ
1807,リンクレイヤ1808,フィジカルレイヤ1
809,1394コネクタポート1810の説明は図2
で説明しているので省略する。
【0140】図において、1805はジョブ解析処理ル
ーチンで、トランザクションレイヤ1807を介してホ
ストコンピュータ1701の要求を解析処理、すなわち
どのような処理が行なわれるかを解析する。ここで、図
17に示したシステム内に存在しない機器に対する要求
であった場合には要求が不正であることをジョブ管理制
御ルーチン1801に通知する。要求が図17に示すシ
ステム内で実現可能である場合には、要求を入力先機
器,出力先機器、データ転送されるデータ種別,転送デ
ータ量などに整理してジョブ管理制御ルーチン1801
に転送する。ジョブ管理制御ルーチン1801は、ジョ
ブ解析処理ルーチン1805から送られてきた要求をジ
ョブ管理テーブル1804に保存する。なお、ジョブ管
理テーブル1804は、システム内で現在実行中の処
理、存在待ち状態の処理を保存するエリアである。
【0141】1802はアイソクロナス資源管理テーブ
ルで、現在処理されている画像入出力機器間のアイソク
ロナス資源であるチャンネル数を要求されている処理毎
に保存するテーブルである。このアイソクロナス資源テ
ーブル1802はジョブ管理テーブル1804と同期し
ており、ジョブ管理テーブル1804で処理終了と見な
された処理はジョブ管理テーブル1804から削除され
る前にアイソクロナス資源管理テーブル1802から削
除される。これらの同期はジョブ管理制御ルーチン18
01でとられる。
【0142】1803はアイソクロナス資源同期処理ル
ーチンで、マネージメントレイヤ1806と、アイソク
ロナス資源管理テーブル1802の同期を取りマネージ
メントレイヤ1806内のバスマスタ処理(チャンネル
数の割り当て)を動的に変更させるものである。
【0143】以下、本実施形態の特徴的構成について図
18等を参照して説明する。
【0144】上記のように構成された所定のチャンネル
数を備える共通シリアルバス(本実施形態によれば13
94シリアルバス)を介してバスマスタが複数の入出力
機器間の各データ通信を並行制御するデータ転送装置で
あって、通信可能な入出力機器を検索して各入出力機器
に設定可能な通信制御資源を保存管理する第1の管理手
段(コントローラ1702の図示しないCPUがROM
または他のメモリ資源に記憶された制御プログラム(ジ
ョブ管理制御ルーチン1801)がアイソクロナス資源
管理テーブル1802を参照して実行して管理する)
と、各入出力機器からのジョブ要求を監視して各入出力
機器のジョブを保存管理する第2の管理手段(コントロ
ーラ1702の図示しないCPUがROMまたは他のメ
モリ資源に記憶された制御プログラム(ジョブ管理制御
ルーチン1801)がジョブ管理テーブル1804を参
照して実行して管理する)と、前記共通シリアルバスを
介して要求される各入出力機器からのジョブ要求を解析
する解析手段と、前記解析手段により解析されてジョブ
を要求している入出力機器が前記第1の管理手段により
管理すべき入出力機器かどうかを判定する判定手段(コ
ントローラ1702の図示しないCPUがROMまたは
他のメモリ資源に記憶された制御プログラム(ジョブ管
理制御ルーチン1801)が判定処理する)と、前記判
定手段が管理すべき入出力機器であると判定した場合
に、前記第1の管理手段により管理されている対応する
通信制御資源と前記共通シリアルバスで使用している他
の入出力機器のチャンネル数の変化とに基づいて前記共
通シリアスバス上のデータ転送に割り当てるチャンネル
数を可変設定する制御手段(コントローラ1702の図
示しないCPUがROMまたは他のメモリ資源に記憶さ
れた制御プログラム(ジョブ管理制御ルーチン180
1)がアイソクロナス資源管理テーブル1802を参照
して実行して可変設定処理する)とを有するので、先行
するジョブの状態等により変動する共通シリアルバス上
で確保可能なチャンネル数を各入出力機器に対して動的
に可変するチャンネル数を割り当てて、共通シリアルバ
ス上の異なるデータ転送効率を向上させることができ
る。
【0145】また、前記共通シリアルバスの初期化処理
時に、通信可能な入出力機器を検索して各入出力機器に
設定可能な通信制御資源を作成する作成手段(コントロ
ーラ1702の図示しないCPUがROMまたは他のメ
モリ資源に記憶された制御プログラム(ジョブ管理制御
ルーチン1801)を実行して作成処理する)を有し、
ジョブ管理制御ルーチン1801は、作成された通信制
御資源を保存管理するので、共通シリアルバスの初期化
処理時に、共通シリアルバスを介して通信する各入出力
機器に固有の通信制御資源環境を把握して、共通シリア
ルバス上に割り当てるべき可変量の通信制御資源を確実
に管理することができる。
【0146】さらに、前記通信制御資源(アイソクロナ
ス資源管理テーブル1802で管理される)は、各入出
力機器に固有に割り当て可能な最大使用チャンネル数お
よび最小使用チャンネル数とするもので、共通シリアル
バス上に割り当てるべき可変量のチャンネル数を許容さ
れる最大使用チャンネル数と最小使用チャンネル数との
間で割り当てることができる。
【0147】以下、図19のフローチャートを用いてシ
ステム内の初期化シーケンスを説明する。
【0148】図19は、本発明に係るデータ転送装置に
おける第5のデータ処理手順の一例を示すフローチャー
トである。なお、(1)〜(4)は各ステップを示す。
【0149】また、上述した図6,図7で共通シリアル
バス内での親子関係、ルートの決定が行なわれた後、図
8に示すステップ(19)でID情報ブロードキャスト
が行なわれる。この時コントローラ1702はすべての
ID情報をジョブ管理テーブル1804内に保存する。
ステップ(7),(15),(19)におけるID情報
ブロードキャストにおいて、送出されるConfigr
ation Dataは図20に示すデータ構造を備え
ているものとする。
【0150】まず、システム内の全ての画像入出力機器
(ノード)がID情報ブロードキャストを行った後、コ
ントローラは図18に示すジョブ管理テーブル1804
に蓄積された、図21に示すConfigration
Dataのvender_dependent_in
formation1908内の情報中の適応機種情報
部2001の適応機種情報をチェックし(1)、チェッ
クした画像入出力機器がコントロールされるものかどう
かを判断し(2)、コントロールされるものと判断され
た場合、ステップ(3)で、アイソクロナス資源管理テ
ーブル1802に最小使用チャンネル数部2002に最
小使用チャンネル数を保存するとともに、最大使用チャ
ンネル数部2003に最大使用チャンネル数を保存す
る。
【0151】一方、ステップ(2)で、コントロールさ
れるものでないと判断された場合には、ステップ(4)
で、ジョブ管理テーブル1804に格納されているすべ
てのノードに対してチェックを行ない、チェックが終了
していない場合には、ステップ(1)へ戻る。
【0152】一方、ステップ(4)で、チェックが終了
していると判断した場合には、その時点でコントローラ
1702内の初期化処理を終了させる。
【0153】図20は、本発明に係るデータ転送装置を
適用可能なデータ処理システムにおけるコンフィグレー
ションデータの構造を説明する図である。
【0154】図において、1901はバスインフォブロ
ック長で、バス情報ブロックの長さがセットされる。1
902はROM長で、ROMの長さがセットされる。1
903はCRC、1904はバスインフォブロックで、
アイソクロナス資源管理,サイクルマスタ,バスマスタ
の有無を示す情報がセットされる。
【0155】1905はルートディレクトリで、ベンダ
IDとノードの機能を表わす情報がセットされる。19
06はユニットディレクトリで、ユニットの種類とドラ
イバソフトのバージョンがセットされる。1907はr
oot&unitleaves、1908はベンダ依存
情報である。
【0156】図21は、図20に示したベンダー依存情
報のデータ構造を示す図である。
【0157】図において、2001は適応機種情報部
で、適応機種情報がセットされる。2002は最小使用
チャンネル数部で、適応機種情報部2001の適応機種
情報に基づいてチェックした画像入出力機器に対応する
最小使用チャンネル数がセットされる。2003は最大
使用チャンネル数部で、適応機種情報部2001の適応
機種情報に基づいてチェックした画像入出力機器に対応
する最大使用チャンネル数がセットされる。
【0158】次に、図22に示すフローチャートを参照
してチャンネル数がどのように動的に割り当てられるか
を説明する。
【0159】図22は、本発明に係るデータ転送装置に
おける第6のデータ処理手順の一例を示すフローチャー
トである。なお、(1)〜(14)は各ステップを示
す。
【0160】まず、ステップ(1)でトランザクション
レイヤ1807を介してホストコンピュータ1701の
要求はジョブ解析処理ルーチン1805でどのような処
理が行なわれるかを解析して、要求が管理対象機器に対
しての要求であるかどうかを判定し、要求が管理対象機
器に対しての要求でない場合には、処理を終了し、要求
が管理対象機器に対しての要求であると判定した場合
は、ステップ(2)でジョブ管理テーブル1804に要
求を登録する。
【0161】次に、ステップ(3)で、ステップ(2)
で登録された要求において、アイソクロナスデータ転送
が要求されているかどうかを判断し、ここでアイソクロ
ナス転送が要求されていない場合には、データ転送にお
ける最適化を図る必要がないと判断し、ステップ(9)
に進み、要求のあったシステム内の画像入出力装置(ス
キャナ1703,ファクシミリ1704,プリンタ17
05など)に対して処理を行なうように、トランザクシ
ョンレイヤ1807,リンクレイヤ1808,フィジカ
ルレイヤ1809を介して通知して、処理を終了する。
【0162】一方、ステップ(3)で、アイソクロナス
データ転送を必要とする要求であったと判断した場合に
は、ステップ(4)で、アイソクロナス資源管理テーブ
ル1802とジョブ管理テーブル1804の比較をジョ
ブ管理制御ルーチン1801が行なう。
【0163】そして、ステップ(5)で、すでに他のア
イソクロナスデータ転送を使用する要求が存在するかど
うかを判断して、存在しないと判断した場合には、ステ
ップ(6)でシステム内の最大チャンネル数と処理を要
求されている機器のアイソクロナスデータ転送チャンネ
ルの最大数(最大使用チャンネル数2003)を比較
し、最大チャンネル数適用可能であると判定した場合
は、ステップ(7)で、最大チャンネルを使用可能にす
るように、システム内で最大数のチャンネルをアイソク
ロナス資源同期処理ルーチン1803を介してマネージ
メントレイヤ1806に設定して、ステップ(9)以降
へ進む。
【0164】一方、ステップ(6)で、最大チャンネル
数適用可能でないと判定した場合は、システム内で使用
できる最大数のチャンネルをアイソクロナス資源同期処
理ルーチン1803を介してマネージメントレイヤ18
06に設定して、ステップ(9)以降へ進む。
【0165】一方、ステップ(5)で、他の要求が存在
すると判断した場合には、ステップ(10)で新規ジョ
ブの優先順位が高いかどうかを判断し、新規の要求が優
先されると判断した場合、すなわち新規ジョブの優先順
位が高いと判断した場合には、ステップ(14)で、最
大使用チャンネル数を割り当てるようにアイソクロナス
資源同期処理ルーチン1803を介してマネージメント
レイヤ1806を設定(システム全体で使用できるチャ
ンネル数以下で且つ現在実行されている処理が関連する
画像出力装置の最小使用チャンネル数2002以上のチ
ャンネル数の範囲で、優先された要求に対応する画像入
出力装置の最大使用チャンネル数を割り当てるようにア
イソクロナス資源同期処理ルーチン1803を介してマ
ネージメントレイヤ1806を設定)して、ステップ
(9)へ進む。
【0166】一方、ステップ(10)で、新規ジョブの
優先順位が高くないと判断した場合には、ステップ(1
1)で、要求が使用するチャンネルが最小使用チャンネ
ル数より小さいかどうかを判定して、NOと判定した場
合には、ステップ(13)で使用可能な最大チャンネル
数を割り当てるようにアイソクロナス資源同期処理ルー
チン1803を介してマネージメントレイヤ1806を
設定して、ステップ(9)へ進む。
【0167】一方、ステップ(11)で、要求が使用す
るチャンネルが最小使用チャンネル数より小さいと判定
した場合には、すなわち、割り当てられたチャンネル数
が、処理の使用する機器の最小使用チャンネル数200
2より小さい場合は、ステップ(12)で、現在実行さ
れている処理のチャンネル数も含めて、最小使用チャン
ネル数2002が設定できるように再構成を行い、ステ
ップ(9)へ進む。
【0168】以下、本実施形態の特徴的構成について図
19,図22等を参照してさらに説明する。
【0169】上記のように構成された所定のチャンネル
数を備える共通シリアルバス(本実施形態では1394
シリアルバス)を介してバスマスタが複数の入出力機器
間の各データ通信を並行制御するデータ転送装置のデー
タ処理方法であって、あるいは所定のチャンネル数を備
える共通シリアルバスを介してバスマスタが複数の入出
力機器間の各データ通信を並行制御するデータ転送装置
を制御するコンピュータが読み出し可能なプログラムを
格納した記憶媒体であって、通信可能な入出力機器を検
索して各入出力機器に設定可能な通信制御資源を資源管
理テーブルに登録する第1の登録工程(図19のステッ
プ(2),(3))と、各入出力機器からのジョブ要求
を監視して各入出力機器のジョブをジョブ管理テーブル
に登録する第2の登録工程(図23のステップ(2))
と、前記共通シリアルバスを介して要求される各入出力
機器からのジョブ要求を解析して、ジョブを要求してい
る入出力機器が前記ジョブ管理テーブルにより管理すべ
き入出力機器かどうかを判定する判定工程(図23のス
テップ(4),(5))と、前記判定工程により管理す
べき入出力機器であると判定した場合に、前記資源管理
テーブルと前記共通シリアルバスで使用している他の入
出力機器のチャンネル数の変化とに基づいて前記共通シ
リアスバス上のデータ転送に割り当てるチャンネル数を
可変設定する設定工程(図23のステップ(5)〜
(8),(10)〜(14))とを有するので、先行す
るジョブの状態等により変動する共通シリアルバス上で
確保可能なチャンネル数を各入出力機器に対して動的に
可変するチャンネル数を割り当てて、共通シリアルバス
上の異なるデータ転送効率を向上させることができる。
【0170】〔第2実施形態〕上記第1実施形態の場合
はコントローラが共通シリアルバスマスタをかねている
場合について説明したが、コントローラ2101が共通
シリアルバスマスタが分離されている場合にも本発明を
適用することができる。以下、その実施形態について説
明する。
【0171】図23は、本発明の第2実施形態を示すデ
ータ転送装置を適用可能なデータ処理システムの一例を
示す図である。
【0172】本実施形態においては、前記第1実施形態
のようにコントローラ2102が処理に応じたチャンネ
ル数を決定した後、コントローラ2102内のトランザ
クションレイヤ1807,リンクレイヤ1808,フィ
ジカルレイヤ1809を介して、バスマスタ2106に
データを転送し、バスマスタ2106で各処理に応じて
チャンネル数を割り当てるようにする。他のデータ処理
については第1実施形態とほぼ同様なので説明は省略す
る。
【0173】以下、図24に示すメモリマップを参照し
て本発明に係るデータ転送装置を適用可能な画像処理シ
ステムで読み出し可能なデータ処理プログラムの構成に
ついて説明する。
【0174】図24は、本発明に係るデータ転送装置を
適用可能な画像処理システムで読み出し可能な各種デー
タ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを
説明する図である。
【0175】なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶
されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン
情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し
側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表
示するアイコン等も記憶される場合もある。
【0176】さらに、各種プログラムに従属するデータ
も上記ディレクトリに管理されている。また、各種プロ
グラムをコンピュータにインストールするためのプログ
ラムや、インストールするプログラムが圧縮されている
場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もあ
る。
【0177】本実施形態における図6〜図8,図11,
図19,図22に示す機能が外部からインストールされ
るプログラムによって、ホストコンピュータにより遂行
されていてもよい。そして、その場合、CD−ROMや
フラッシュメモリやFD等の記憶媒体により、あるいは
ネットワークを介して外部の記憶媒体から、プログラム
を含む情報群を出力装置に供給される場合でも本発明は
適用されるものである。
【0178】以上のように、前述した実施形態の機能を
実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記
憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステ
ムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMP
U)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し
実行することによっても、本発明の目的が達成されるこ
とは言うまでもない。
【0179】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が本発明の新規な機能を実現すること
になり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本
発明を構成することになる。
【0180】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピーディスク,ハードディ
スク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,C
D−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,RO
M,EEPROM等を用いることができる。
【0181】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペ
レーティングシステム)等が実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0182】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0183】上記実施形態によれば、共通シリアルバス
のバス管理を行なうバスマスタ、またはバスマスタにデ
ータ転送の転送速度に関与するチャンネル数を通知する
ことのできるシステム内のコントローラ機器に、システ
ム内の管理対処となる機器の最大チャンネル数、最小チ
ャンネル数を保存しておき、システム内の管理対象とな
る機器は共通シリアルバスの初期化時に、共通シリアル
バスに接続されているすべての機器に対して、機器のコ
ンフィグレーション情報を発信する。
【0184】そして、システム内のデータ転送の制御を
行なうコントローラ機器はこのコンフィグレーション情
報すべて保存しておき、この中から管理対象になる機器
を特定し、コントローラ機器は管理対象になった機器の
持つ能力に応じて設定された最大チャンネル数、最小チ
ャンネル数を保存する。
【0185】そして、管理対象の機器の画像入力はすべ
てコントローラ機器で制御される。このとき管理対象に
あるシステム内の画像入出力はすべてコントローラ機器
で制御される。このとき管理対象にあるシステム内の画
像入出力装置に対する要求(ジョブ)はすべてコントロ
ーラ機器で解析し、システム内の画像入出力装置に送ら
れる。
【0186】この時ジョブの内容に応じて、コントロー
ラ機器内に保存されている、対象となる画像入出力機器
の最大チャンネル数,最小チャンネル数、現在実行され
ていジョブから、割り当てるチャンネル数をコントロー
ラ機器は決定する。決定されたチャンネル数はコントロ
ーラ機器が共通シリアルバスのバスマスタをかねている
場合にはコントローラ機器内で設定し、コントローラ機
器と共通シリアルバスのバスマスタの機器が別の場合
は、コントローラ機器がバスマスタの機器に対して設定
を通知して設定してもらう。
【0187】このように制御することにより、システム
内の各種画像入出力装置が実際にジョブを行なう前にジ
ョブに応じたチャンネル数を共通シリアルバス上で確保
することができ、システム内でのデータ転送を高率的に
行なうことができる。なお、上記システム内においての
共通シリアルバスはIEEE1394規格に適合したバ
スである。
【0188】さらに、上記実施形態によれば、システム
バスを介して接続される入出力装置からなる画像形成シ
ステムにおいて、システム内の画像入出力装置間での画
像転送時にシステム内のコントロール機器で、画像入出
力処理に伴う画像データ転送に応じて共通シリアルバス
上のチャンネル数を事前に設定、または動的に設定し直
すので、システム内の画像データ転送の効率を高めるこ
とができる。
【0189】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る第1
の発明によれば、所定のチャンネル数を備える共通シリ
アルバスを介してバスマスタが複数の入出力機器間の各
データ通信を並行制御するデータ転送装置であって、通
信可能な入出力機器を検索して各入出力機器に設定可能
な通信制御資源を保存管理する第1の管理手段と、各入
出力機器からのジョブ要求を監視して各入出力機器のジ
ョブを保存管理する第2の管理手段と、前記共通シリア
ルバスを介して要求される各入出力機器からのジョブ要
求を解析する解析手段と、前記解析手段により解析され
てジョブを要求している入出力機器が前記第1の管理手
段により管理すべき入出力機器かどうかを判定する判定
手段と、前記判定手段が管理すべき入出力機器であると
判定した場合に、前記第1の管理手段により管理されて
いる対応する通信制御資源と前記共通シリアルバスで使
用している他の入出力機器のチャンネル数の変化とに基
づいて前記共通シリアスバス上のデータ転送に割り当て
るチャンネル数を可変設定する制御手段とを有するの
で、先行するジョブの状態等により変動する共通シリア
ルバス上で確保可能なチャンネル数を各入出力機器に対
して動的に可変するチャンネル数を割り当てて、共通シ
リアルバス上の異なるデータ転送効率を向上させること
ができる。
【0190】第2の発明によれば、前記共通シリアルバ
スの初期化処理時に、通信可能な入出力機器を検索して
各入出力機器に設定可能な通信制御資源を作成する作成
手段を有し、前記第1の管理手段は、前記作成手段によ
り作成された通信制御資源を保存管理するので、共通シ
リアルバスの初期化処理時に、共通シリアルバスを介し
て通信する各入出力機器に固有の通信制御資源環境を把
握して、共通シリアルバス上に割り当てるべき可変量の
通信制御資源を確実に管理することができる。
【0191】第3の発明によれば、前記通信制御資源
は、各入出力機器に固有に割り当て可能な最大使用チャ
ンネル数および最小使用チャンネル数とするので、共通
シリアルバス上に割り当てるべき可変量のチャンネル数
を許容される最大使用チャンネル数と最小使用チャンネ
ル数との間で割り当てることができる。
【0192】第4,第5の発明によれば、所定のチャン
ネル数を備える共通シリアルバスを介してバスマスタが
複数の入出力機器間の各データ通信を並行制御するデー
タ転送装置のデータ処理方法であって、あるいは所定の
チャンネル数を備える共通シリアルバスを介してバスマ
スタが複数の入出力機器間の各データ通信を並行制御す
るデータ転送装置を制御するコンピュータが読み出し可
能なプログラムを格納した記憶媒体であって、通信可能
な入出力機器を検索して各入出力機器に設定可能な通信
制御資源を資源管理テーブルに登録する第1の登録工程
と、各入出力機器からのジョブ要求を監視して各入出力
機器のジョブをジョブ管理テーブルに登録する第2の登
録工程と、前記共通シリアルバスを介して要求される各
入出力機器からのジョブ要求を解析して、ジョブを要求
している入出力機器が前記ジョブ管理テーブルにより管
理すべき入出力機器かどうかを判定する判定工程と、前
記判定工程により管理すべき入出力機器であると判定し
た場合に、前記資源管理テーブルと前記共通シリアルバ
スで使用している他の入出力機器のチャンネル数の変化
とに基づいて前記共通シリアスバス上のデータ転送に割
り当てるチャンネル数を可変設定する設定工程とを有す
るので、先行するジョブの状態等により変動する共通シ
リアルバス上で確保可能なチャンネル数を各入出力機器
に対して動的に可変するチャンネル数を割り当てて、共
通シリアルバス上の異なるデータ転送効率を向上させる
ことができる。
【0193】従って、各入出力機器からのジョブ要求が
同時に発生しても、共通シリアルバス上で各入出力機器
に固有のチャンネル数を可変設定しながら確保して、各
ジョブ処理に伴うデータ転送処理を並行処理してデータ
転送効率を高めることができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用可能なネットワークシステムの構
成を説明するブロック図である。
【図2】本発明を適用可能な1394シリアルバスの構
成要素を説明するレイヤ構成図である。
【図3】本発明を適用可能な1394シリアルバスにお
けるアドレス空間を説明する図である。
【図4】本発明を適用可能な1394シリアルバスケー
ブルの構成を説明する断面図である。
【図5】本発明を適用可能な1394シリアルバスにお
けるデータ転送フォーマットのDS−Link符号化方
式を説明するためタイミングチャートである。
【図6】本発明に係るデータ転送装置における第1のデ
ータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図7】本発明に係るデータ転送装置における第2のデ
ータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図8】本発明に係るデータ転送装置における第3のデ
ータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図9】本発明に係るデータ転送装置におけるにおける
ノードID設定処理を説明するブロック図である。
【図10】本発明に係るデータ転送装置におけるアービ
トレーションを説明する図である。
【図11】本発明に係るデータ転送装置における第4の
データ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図12】本発明に係るデータ転送装置におけるアシン
クロナス転送時のパケット転送処理の時間的な遷移状態
を示す図である。
【図13】本発明に係るデータ転送装置におけるアシン
クロナス転送時のパケットフォーマットを説明する図で
ある。
【図14】本発明に係るデータ転送装置におけるアイソ
ロクナス転送時のパケット転送処理の時間的な遷移状態
を示す図である。
【図15】本発明に係るデータ転送装置におけるアイソ
クロナス転送時のパケットフォーマットを説明する図で
ある。
【図16】本発明に係るデータ転送装置におけるバスサ
イクルを説明する図である。
【図17】本発明の第1実施形態を示すデータ転送装置
を適用可能なデータ処理システムの構成を概念的に示す
ブロック図である。
【図18】図17に示したコントローラ内の制御階層構
造を説明する図である。
【図19】本発明に係るデータ転送装置における第5の
データ処理手順の位置例を示すフローチャートである。
【図20】本発明に係るデータ転送装置を適用可能なデ
ータ処理システムにおけるコンフィグレーションデータ
の構造を説明する図である。
【図21】図20に示したベンダー依存情報のデータ構
造を示す図である。
【図22】本発明の第2実施形態を示すデータ転送装置
を適用可能なデータ処理システムの一例を示す図であ
る。
【図23】本発明に係るデータ転送装置における第6の
データ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図24】本発明に係るデータ転送装置を適用可能な画
像処理システムで読み出し可能な各種データ処理プログ
ラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図で
ある。
【符号の説明】
1801 ジョブ管理制御ルーチン 1802 アイソクロナス資源管理テーブル 1803 アイソクロナス資源同期処理ルーチン 1804 ジョブ管理テーブル 1805 ジョブ解析処理ルーチン 1810 1394コネクタポート

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のチャンネル数を備える共通シリア
    ルバスを介してバスマスタが複数の入出力機器間の各デ
    ータ通信を並行制御するデータ転送装置であって、 通信可能な入出力機器を検索して各入出力機器に設定可
    能な通信制御資源を保存管理する第1の管理手段と、 各入出力機器からのジョブ要求を監視して各入出力機器
    のジョブを保存管理する第2の管理手段と、 前記共通シリアルバスを介して要求される各入出力機器
    からのジョブ要求を解析する解析手段と、 前記解析手段により解析されてジョブを要求している入
    出力機器が前記第1の管理手段により管理すべき入出力
    機器かどうかを判定する判定手段と、 前記判定手段が管理すべき入出力機器であると判定した
    場合に、前記第1の管理手段により管理されている対応
    する通信制御資源と前記共通シリアルバスで使用してい
    る他の入出力機器のチャンネル数の変化とに基づいて前
    記共通シリアスバス上のデータ転送に割り当てるチャン
    ネル数を可変設定する制御手段と、を有することを特徴
    とするデータ転送装置。
  2. 【請求項2】 前記共通シリアルバスの初期化処理時
    に、通信可能な入出力機器を検索して各入出力機器に設
    定可能な通信制御資源を作成する作成手段を有し、 前記第1の管理手段は、前記作成手段により作成された
    通信制御資源を保存管理することを特徴とする請求項1
    記載のデータ転送装置。
  3. 【請求項3】 前記通信制御資源は、各入出力機器に固
    有に割り当て可能な最大使用チャンネル数および最小使
    用チャンネル数とすることを特徴とする請求項1記載の
    データ転送装置。
  4. 【請求項4】 所定のチャンネル数を備える共通シリア
    ルバスを介してバスマスタが複数の入出力機器間の各デ
    ータ通信を並行制御するデータ転送装置のデータ処理方
    法であって、 通信可能な入出力機器を検索して各入出力機器に設定可
    能な通信制御資源を資源管理テーブルに登録する第1の
    登録工程と、 各入出力機器からのジョブ要求を監視して各入出力機器
    のジョブをジョブ管理テーブルに登録する第2の登録工
    程と、 前記共通シリアルバスを介して要求される各入出力機器
    からのジョブ要求を解析して、ジョブを要求している入
    出力機器が前記ジョブ管理テーブルにより管理すべき入
    出力機器かどうかを判定する判定工程と、 前記判定工程により管理すべき入出力機器であると判定
    した場合に、前記資源管理テーブルと前記共通シリアル
    バスで使用している他の入出力機器のチャンネル数の変
    化とに基づいて前記共通シリアスバス上のデータ転送に
    割り当てるチャンネル数を可変設定する設定工程と、を
    有することを特徴とするデータ転送装置のデータ処理方
    法。
  5. 【請求項5】 所定のチャンネル数を備える共通シリア
    ルバスを介してバスマスタが複数の入出力機器間の各デ
    ータ通信を並行制御するデータ転送装置を制御するコン
    ピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒
    体であって、 通信可能な入出力機器を検索して各入出力機器に設定可
    能な通信制御資源を資源管理テーブルに登録する第1の
    登録工程と、 各入出力機器からのジョブ要求を監視して各入出力機器
    のジョブをジョブ管理テーブルに登録する第2の登録工
    程と、 前記共通シリアルバスを介して要求される各入出力機器
    からのジョブ要求を解析して、ジョブを要求している入
    出力機器が前記ジョブ管理テーブルにより管理すべき入
    出力機器かどうかを判定する判定工程と、 前記判定工程により管理すべき入出力機器であると判定
    した場合に、前記資源管理テーブルと前記共通シリアル
    バスで使用している他の入出力機器のチャンネル数の変
    化とに基づいて前記共通シリアスバス上のデータ転送に
    割り当てるチャンネル数を可変設定する設定工程と、を
    有することを特徴とするコンピュータが読み出し可能な
    プログラムを格納した記憶媒体。
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