JP2001306428A - ネットワーク機器、ネットワークシステム、通信方法及び記録媒体 - Google Patents

ネットワーク機器、ネットワークシステム、通信方法及び記録媒体

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JP2001306428A
JP2001306428A JP2000124811A JP2000124811A JP2001306428A JP 2001306428 A JP2001306428 A JP 2001306428A JP 2000124811 A JP2000124811 A JP 2000124811A JP 2000124811 A JP2000124811 A JP 2000124811A JP 2001306428 A JP2001306428 A JP 2001306428A
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Masamichi Ito
賢道 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネットワークに接続された複数の機器のマニ
ュアルデータを一括的に管理して通信により提供するこ
とができるネットワーク機器を提供することを課題とす
る。 【解決手段】 本発明のネットワーク機器は、操作者が
操作可能な操作部と、操作部が操作されるとマニュアル
表示コマンドをネットワークを介して外部に送信する送
信手段と、マニュアル表示コマンドに応じたマニュアル
データを外部から受信する受信手段と、受信したマニュ
アルデータを表示する表示手段とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークの通
信技術に関し、特に、ネットワークに接続された機器の
マニュアルデータの通信技術に関する。
【0002】
【従来の技術】家庭内では、パーソナルコンピュータ
(以降、PCという)及びその周辺機器が接続されてい
る。各機器は、データバスを介して接続され、データ通
信を行うことができる。その分野における代表的なデー
タバスとしては、デジタルインターフェイス(DIF)
であるSCSIなどが拳げられる。SCSIケーブルで
ホストPCとその周辺機器間を接続することができる。
ホストPCは、プリントデータ出力などの各種データの
出力や、スキャナまたはAV機器などからデータを入力
することができる。
【0003】このようなデータバスで接続するような機
器は、上記したような周辺機器が一般的であったが、近
年、家電製品に関してもデジタルデータが扱われてい
る。例えば、デジタルビデオデッキやビデオカメラ(以
降、VTRという)やデジタルテレビジョン(TV)な
どは、アナログの時代に比べるとPCとの和合性は高ま
ってきている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、データ
バスとしてのSCSIは、転送データレートが低く、パ
ラレル通信のためケーブルが太く、接続される機器の種
類や数や接続方式などにも制限があり、多くの面での不
便利性も指摘されている。今後は、PCやその周辺機器
に限らず、VTRやTVなどのAV機器、さらにその他
の極く一般的な家電製品なども含んだ機器群を同一のデ
ータバスによって接続する家庭内ネットワーク(ホーム
バス)が望まれている。家庭内ネットワークは、一括的
管理を可能にし、便利性を上げてゆくものと考えられる
が、SCSIのようなデータバスでは性能的に不十分で
あり、汎用性が低く、高度な家庭内ネットワークはいま
だ実現されていない。
【0005】また、VTRやTVなどの取扱説明書(以
降、マニュアルという)は未だ紙に印刷されたものが主
流であり、デジタル化を求めていくうえでは電子データ
化されたマニュアルの広範囲な普及が望まれている。本
発明の目的は、ネットワークに接続された複数の機器の
マニュアルデータを一括的に管理して通信により提供す
ることができるネットワーク機器、ネットワークシステ
ム、通信方法及び記録媒体を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の一観点によれ
ば、複数の機器のマニュアルデータを記憶する記憶手段
と、前記機器からネットワークを介して該機器の識別子
を含むマニュアル表示コマンドを受信する受信手段と、
前記マニュアル表示コマンドを受信すると前記機器の識
別子に基づき該機器のマニュアルデータを前記記憶手段
から読み出す読出手段と、前記読み出したマニュアルデ
ータを前記機器の識別子に応じた機器又は他の表示装置
に表示させるために送信する送信手段とを有するネット
ワーク機器が提供される。
【0007】本発明の他の観点によれば、操作者が操作
可能な操作部と、前記操作部が操作されるとマニュアル
表示コマンドをネットワークを介して外部に送信する送
信手段と、前記マニュアル表示コマンドに応じたマニュ
アルデータを外部から受信する受信手段と、前記受信し
たマニュアルデータを表示する表示手段とを有するネッ
トワーク機器が提供される。
【0008】本発明のさらに他の観点によれば、自己の
ネットワーク機器内のエラーを検出する検出手段と、前
記エラーが検出されるとマニュアル表示コマンドをネッ
トワークを介して外部に送信する送信手段と、前記マニ
ュアル表示コマンドに応じたマニュアルデータを外部か
ら受信する受信手段と、前記受信したマニュアルデータ
を表示する表示手段とを有するネットワーク機器が提供
される。
【0009】本発明のさらに他の観点によれば、ホスト
機器及び複数のクライアント機器が接続されたネットワ
ークシステムであって、前記ホスト機器は、前記複数の
クライアント機器のマニュアルデータを記憶する記憶手
段と、前記クライアント機器からネットワークを介して
該クライアント機器の識別子を含むマニュアル表示コマ
ンドを受信する受信手段と、前記マニュアル表示コマン
ドを受信すると前記クライアント機器の識別子に基づき
該クライアント機器のマニュアルデータを前記記憶手段
から読み出す読出手段と、前記読み出したマニュアルデ
ータを前記クライアント機器の識別子に応じたクライア
ント機器に送信する送信手段とを有し、前記各クライア
ント機器は、操作者が操作可能な操作部と、前記操作部
が操作されるとマニュアル表示コマンドをネットワーク
を介して前記ホスト機器に送信する送信手段と、前記マ
ニュアル表示コマンドに応じたマニュアルデータを前記
ホスト機器から受信する受信手段と、前記受信したマニ
ュアルデータを表示する表示手段とを有するネットワー
クシステムが提供される。
【0010】本発明のさらに他の観点によれば、ホスト
機器及び複数のクライアント機器が接続されたネットワ
ークシステムであって、前記ホスト機器は、前記複数の
クライアント機器のマニュアルデータを記憶する記憶手
段と、前記クライアント機器からネットワークを介して
該クライアント機器の識別子を含むマニュアル表示コマ
ンドを受信する受信手段と、前記マニュアル表示コマン
ドを受信すると前記クライアント機器の識別子に基づき
該クライアント機器のマニュアルデータを前記記憶手段
から読み出す読出手段と、前記読み出したマニュアルデ
ータを前記クライアント機器の識別子に応じたクライア
ント機器に送信する送信手段とを有し、前記各クライア
ント機器は、自己のクライアント機器内のエラーを検出
する検出手段と、前記エラーが検出されるとマニュアル
表示コマンドをネットワークを介して前記ホスト機器に
送信する送信手段と、前記マニュアル表示コマンドに応
じたマニュアルデータを前記ホスト機器から受信する受
信手段と、前記受信したマニュアルデータを表示する表
示手段とを有するネットワークシステムが提供される。
【0011】本発明のさらに他の観点によれば、ホスト
機器並びに第1、第2及び第3のクライアント機器が接
続されたネットワークシステムであって、前記ホスト機
器は、前記第1及び第2のクライアント機器のマニュア
ルデータを記憶する記憶手段と、前記第1のクライアン
ト機器からネットワークを介して該第1のクライアント
機器の識別子を含むマニュアル表示コマンドを受信する
受信手段と、前記マニュアル表示コマンドを受信すると
前記第1のクライアント機器の識別子に基づき該第1の
クライアント機器のマニュアルデータを前記記憶手段か
ら読み出す読出手段と、前記読み出したマニュアルデー
タを前記第3のクライアント機器に送信する送信手段と
を有し、前記第1及び第2のクライアント機器は、操作
者が操作可能な操作部と、前記操作部が操作されるとマ
ニュアル表示コマンドをネットワークを介して前記ホス
ト機器に送信する送信手段とを有し、前記第3のクライ
アント機器は、前記マニュアル表示コマンドに応じたマ
ニュアルデータを前記ホスト機器から受信する受信手段
と、前記受信したマニュアルデータを表示する表示手段
とを有するネットワークシステムが提供される。
【0012】本発明のさらに他の観点によれば、ホスト
機器並びに第1、第2及び第3のクライアント機器が接
続されたネットワークシステムであって、前記ホスト機
器は、前記第1及び第2のクライアント機器のマニュア
ルデータを記憶する記憶手段と、前記第1のクライアン
ト機器からネットワークを介して該第1のクライアント
機器の識別子を含むマニュアル表示コマンドを受信する
受信手段と、前記マニュアル表示コマンドを受信すると
前記第1のクライアント機器の識別子に基づき該第1の
クライアント機器のマニュアルデータを前記記憶手段か
ら読み出す読出手段と、前記読み出したマニュアルデー
タを前記第3のクライアント機器に送信する送信手段と
を有し、前記第1及び第2のクライアント機器は、自己
のクライアント機器内のエラーを検出する検出手段と、
前記エラーが検出されるとマニュアル表示コマンドをネ
ットワークを介して前記ホスト機器に送信する送信手段
とを有し、前記第3のクライアント機器は、前記マニュ
アル表示コマンドに応じたマニュアルデータを前記ホス
ト機器から受信する受信手段と、前記受信したマニュア
ルデータを表示する表示手段とを有するネットワークシ
ステムが提供される。
【0013】本発明のさらに他の観点によれば、(a)
複数の機器のマニュアルデータを記憶する記憶手段を準
備するステップと、(b)前記機器からネットワークを
介して該機器の識別子を含むマニュアル表示コマンドを
受信するステップと、(c)前記マニュアル表示コマン
ドを受信すると前記機器の識別子に基づき該機器のマニ
ュアルデータを前記記憶手段から読み出すステップと、
(d)前記読み出したマニュアルデータを前記機器の識
別子に応じた機器又は他の表示装置に表示させるために
送信するステップとを有する通信方法が提供される。
【0014】本発明のさらに他の観点によれば、(a)
操作者による操作部の操作を検出するステップと、
(b)前記操作が検出されるとマニュアル表示コマンド
をネットワークを介して外部に送信するステップと、
(c)前記マニュアル表示コマンドに応じたマニュアル
データを外部から受信するステップと、(d)前記受信
したマニュアルデータを表示するステップとを有する通
信方法が提供される。
【0015】本発明のさらに他の観点によれば、(a)
自己のネットワーク機器内のエラーを検出するステップ
と、(b)前記エラーが検出されるとマニュアル表示コ
マンドをネットワークを介して外部に送信するステップ
と、(c)前記マニュアル表示コマンドに応じたマニュ
アルデータを外部から受信するステップと、(d)前記
受信したマニュアルデータを表示するステップとを有す
る通信方法が提供される。
【0016】本発明のさらに他の観点によれば、(a)
複数の機器のマニュアルデータを記憶する記憶手段を準
備する手順と、(b)前記機器からネットワークを介し
て該機器の識別子を含むマニュアル表示コマンドを受信
する手順と、(c)前記マニュアル表示コマンドを受信
すると前記機器の識別子に基づき該機器のマニュアルデ
ータを前記記憶手段から読み出す手順と、(d)前記読
み出したマニュアルデータを前記機器の識別子に応じた
機器又は他の表示装置に表示させるために送信する手順
とをコンピュータに実行させるためのプログラムを記録
したコンピュータ読み取り可能な記録媒体が提供され
る。
【0017】本発明のさらに他の観点によれば、(a)
操作者による操作部の操作を検出する手順と、(b)前
記操作が検出されるとマニュアル表示コマンドをネット
ワークを介して外部に送信する手順と、(c)前記マニ
ュアル表示コマンドに応じたマニュアルデータを外部か
ら受信する手順と、(d)前記受信したマニュアルデー
タを表示する手順とをコンピュータに実行させるための
プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録
媒体が提供される。
【0018】本発明のさらに他の観点によれば、(a)
自己のネットワーク機器内のエラーを検出する手順と、
(b)前記エラーが検出されるとマニュアル表示コマン
ドをネットワークを介して外部に送信する手順と、
(c)前記マニュアル表示コマンドに応じたマニュアル
データを外部から受信する手順と、(d)前記受信した
マニュアルデータを表示する手順とをコンピュータに実
行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み
取り可能な記録媒体が提供される。
【0019】上記のように本発明によれば、複数の機器
のマニュアルデータを記憶しておき、各機器からマニュ
アル表示コマンドを受信すると、各機器に該当するマニ
ュアルデータを送信する。紙を用いた取扱説明書に比べ
てユーザにわかりやすく、状況に応じた的確なマニュア
ル情報を提供することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、実
施例に沿って図面に基づいて説明する。本実施例は、S
CSI等のデジタルI/Fの問題点を極力解消するため
に、各電子機器に統一されて搭載される汎用型データバ
スである、IEEE1394−1395ハイパフォーマ
ンス・シリアルバス(以降、1394バスという)を用
いて、PC、AV機器、さらに家電製品一般をも統合し
た家庭内ネットワーク(ホームバス)を構築する。
【0021】そして、構築されたホームバス上では各機
器の取扱説明書も電子データとして一括管理し、必要に
応じてバス上でデータ伝送し、各機器の表示部、または
代用となる他機器の表示部で表示可能とする。さらに、
ユーザーインターフェイスの点で、マニュアルデータの
読み出しをより解明にするために、データの管理、出力
を制御する。
【0022】このような構成をとることによって、紙を
用いた取扱説明書以上にユーザにわかりやすく、場合に
応じた的確なマニュアル情報を提供することができる。
【0023】<第1の実施例>本発明の第1の実施例に
ついて図面を参照しながら説明する。図1は、複数の電
子機器(ネットワーク機器)間を接続したホームバス構
成の一例を示す。電子機器は、PC及びその周辺機器を
含む。
【0024】1はPC、2はカメラ一体型デジタルVT
RであるVTR1、3はデジタル放送受信可能なTV、
4はデジタル放送の記録が可能なビデオデッキであるV
TR2、5はVTR2のリモコン、6はマルチメディア
対応の電話器である。これらの機器1〜6が1394バ
ス7によって、図1のようにそれぞれ接続されている。
【0025】なお、この図1でとりあげた機器群は一例
であり、その他の電子機器が加わった構成であっても構
わず、接続機器の種類や数や接続位置も任意である。1
394バス7による接続は、1394バス7の特徴でも
あるプラグアンドプレイも可能であり、その時々のトポ
ロジ(接続状況)の認識によって、バス構成が確定し、
双方向データ通信が可能になる。ここで、IEEE13
94について詳しく説明する。
【0026】(IEEE1394の技術の概要)家庭用
デジタルVTRやDVDの登場を伴なって、ビデオデー
タやオーディオデータなどのリアルタイムでかつ多量の
情報量のデータ転送のサポートが必要になっている。こ
ういったビデオデータやオーディオデータをリアルタイ
ムで転送し、PCに取り込んだり、またはその他のデジ
タル機器に転送を行なうには、必要な転送機能を備えた
高遠データ転送可能なインタフェースが必要になってく
る。IEEE1394−1995(High Perf
ormance Serial Bus)(以下139
4シリアルバス)は、その要求を満たすものである。
【0027】図10に1394シリアルバス7を用いて
構成されるネットワーク・システムの例を示す。このシ
ステムは機器A,B,C,D,E,F,G,Hを備えて
いる。機器A−B間、A−C間、B−D間、D−E間、
C−F間、C−G間、及びC−H間は、それぞれ139
4シリアルバス(ツイスト・ペア・ケーブル)7で接続
されている。この機器A〜Hは、例えば、PC、デジタ
ルVTR、DVD、デジタルカメラ、ハードディスク、
モニタ等である。
【0028】各機器間の接続方式は、デイジーチェーン
方式とノード分岐方式とを混在可能としたものであり、
自由度の高い接続が可能である。また、各機器は各自固
有の識別子(ID)を有し、それぞれがIDを認識し合
うことによって1394シリアルバスで接続された範囲
内において、1つのネットワークを構成している。各デ
ジタル機器間をそれぞれ1本の1394シリアルバスケ
ーブルで順次接続するだけで、それぞれの機器が中継器
の役割を担い、全体として1つのネットワークを構成す
るものである。また、1394シリアルバスの特徴でも
ある、プラグアンドプレイ(Plug&Play)機能
でケーブルを機器に接続した時点で自動的に機器の認識
や接続状況などを認識する機能を有している。
【0029】また、図10に示したようなシステムにお
いて、ネットワークからある機器が削除されたり、また
は新たに追加されたときなど、自動的にバスリセットを
行い、それまでのネットワーク構成をリセットしてか
ら、新たなネットワークの再構築を行なう。この機能に
よって、その時々のネットワークの構成を常時設定、認
識することができる。
【0030】また、データ転送速度は、100/200
/400Mbpsを備えている。上位(高速)の転送速
度をサポートする機器は、下位(低速)の転送速度をも
サポートし、互換をとるようになっている。データ転送
モードとしては、コントロール信号などの非同期データ
(Asynchronousデータ:以下Asyncデ
ータという)を転送するアシンクロナス(Asynch
ronous)転送モードと、リアルタイムなビデオデ
ータやオーディオデータ等の同期データ(Isochr
onousデータ:以下Isoデータという)を転送す
るアイソクロナス(Isochronous)転送モー
ドがある。このAsyncデータとIsoデータは各サ
イクル(通常1サイクル125μs)の中において、サ
イクル開始を示すサイクル・スタート・パケット(CS
P)の転送に続き、Isoデータの転送を優先しつつサ
イクル内で混在して転送される。
【0031】次に、図11に1394シリアルバスの構
成要素を示す。1394シリアルバスは全体としてレイ
ヤ(階層)構造で構成されている。図11に示したよう
に、1394シリアルバスのケーブル1101はハード
ウエアである。そのケーブル1101のコネクタは、1
394コネクタポート1102に接続される。1394
コネクタポート1102は、ハードウェア部1103に
接続される。ハードウェア部1103は、フィジカル・
レイヤ1104とリンク・レイヤ1105を有する。
【0032】ハードウェア部1103は実質的なインタ
ーフェイスチップの部分であり、そのうちフィジカル・
レイヤ1104は符号化やコネクタ関連の制御等を行
い、リンク・レイヤ1105はパケット転送やサイクル
タイムの制御等を行なう。ファームウェア部1106の
トランザクション・レイヤ1107は、転送(トランザ
クション)すべきデータの管理を行ない、読み出し(R
ead)や書き込み(Write)等の命令を出す。フ
ァームウェア部1110のシリアルバスマネージメント
1111は、接続されている各機器の接続状況やIDの
管理を行ない、ノード(各機器)制御、ネットワークの
構成を管理する部分である。
【0033】後述するバス・マネージャやアイソクロナ
ス・リソース・マネージャの機能はこのシリアルバスマ
ネージメント1111に含まれる。このハードウェア部
1103とファームウェア部1106、1110は、実
質上の1394シリアルバスの一部である。
【0034】また、ソフトウェア部1108のアプリケ
ーション・レイヤ1109は、使うソフトウェアによっ
て異なリ、ハードウェア部1103のインタフェース上
にどのようにデータをのせるか規定する部分であり、A
Vプロトコルなどのプロトコルによって規定されてい
る。
【0035】以上が1394シリアルバスの構成であ
る。次に、図12に1394シリアルバスにおけるアド
レス空間の図を示す。1394シリアルバスに接続され
た各機器(ノード)には、必ず各ノード固有の64ビッ
トアドレス1201を持たせておく。そして、このアド
レス1201をROMに格納しておくことで、自分や相
手のノードアドレスを常時認識でき、相手を指定した通
信も行なえる。
【0036】1394シリアルバスのアドレッシング
は、IEEE1212規格に準じた方式である。アドレ
ス設定は、64ビットアドレス1201のうち、最初の
10bitがバスの番号1202の指定用に、次の6b
itがノードID番号1203の指定用に使われる。残
りの48bitが機器に与えられたアドレス1204及
び1205であり、それぞれ固有のアドレス空間として
使用できる。最後の28bitアドレス1205は固有
データの領域として、各機器の識別や使用条件の指定の
情報などを格納する。
【0037】以上が1394シリアルバスの技術の概要
である。次に、1394シリアルバスの特徴といえる技
術の部分を、より詳細に説明する。
【0038】(1394シリアルバスの電気的仕様)図
13に1394シリアルバス・ケーブル1301の断面
図を示す。1394シリアルバスでは、接続ケーブル1
301内に、2組のツイストペア信号線1303の他
に、電源ライン1302を設けている。これによって、
電源を持たない機器や、故障によリ電圧低下した機器等
にも電力の供給が可能になっている。
【0039】電源線1302内を流れる電源の電圧は8
〜40V、電流は最大電流DC1.5Aと規定されてい
る。2組のツイストペア信号線1303は、信号線シー
ルド1304によりシールドされている。
【0040】(DS−Link符号化)図14は、13
94シリアルバスで採用されている、データ転送フォー
マットのDS−Link符号化方式を説明するための図
である。1394シリアルバスでは、DS−Link
(Data/Strobe Link)符号化方式が採
用されている。このDS−Link符号化方式は、高速
なシリアルデータ通信に適している。その構成は、2組
の信号線1303(図13)を必要とする。1組のツイ
ストペア(より対線)に主となるデータ信号1401を
送り、他方の1組のツイストペア(より対線)にはスト
ローブ信号1402を送る構成になっている。
【0041】受信側では、この通信されるデータ信号1
401と、ストローブ信号1402との排他的論理和を
とることによってクロック信号1403を再現できる。
このDS−Link符号化方式を用いるメリットとし
て、他のシリアルデータ転送方式に比べて転送効率が高
いこと、位相ロックループ(PLL)回路が不要となる
のでコントローラLSIの回路規模を小さくできるこ
と、更には、転送すべきデータが無いときにアイドル状
態であることを示す情報を送る必要が無いので、各機器
のトランシーバ回路をスリープ状態にすることができる
ことによって、消費電力の低減が図れる、などが挙げら
れる。
【0042】(バスリセットのシーケンス)1394シ
リアルバスでは、接続されている各機器(ノード)には
ノードIDが与えられ、ネットワーク構成として認識さ
れている。このネットワーク構成に変化があったとき、
例えばノードの挿抜や電源のON/OFFなどによるノ
ード数の増減などによって変化が生じて、新たなネット
ワーク構成を認識する必要があるとき、変化を検知した
各ノードはバス上にバスリセット信号を送信して、新た
なネットワーク構成を認識するモードに入る。このとき
の変化の検知方法は、1394ポート基盤上でのバイア
ス電圧の変化を検知することによって行われる。
【0043】あるノードがバスリセット信号を伝達す
る。各ノードのフィジカルレイヤ1104(図11)
は、このバスリセツト信号を受けると同時にリンクレイ
ヤ1105(図11)にバスリセットの発生を伝達し、
かつ他のノードにバスリセット信号を伝達する。最終的
にすべてのノードがバスリセット信号を検知した後、バ
スリセットが起動となる。
【0044】バスリセットは、先に述べたようなケーブ
ル抜挿や、ネットワーク異常等によるハード検出による
起動と、プロトコルからのホスト制御などによってフィ
ジカルレイヤに直接命令を出すことによっても起動す
る。また、バスリセットが起動するとデータ転送は一時
中断され、この間のデータ転送は待たされ、終了後、新
しいネットワーク構成のもとで再開される。以上がバス
リセットのシーケンスである。
【0045】(ノードID決定のシーケンス)バスリセ
ットの後、各ノードは新しいネットワーク構成を構築す
るために、各ノードにIDを与える動作に入る。このと
きの、バスリセットからノードID決定までのシーケン
スを図22、図23、図24のフローチャートを用いて
説明する。
【0046】図22のフローチャートは、バスリセット
の発生から、ノードIDを決定し、データ転送が行える
ようになるまでの、一連のバスの作業を示す。まず、ス
テップS101として、ネットワーク内にバスリセット
が発生しているか否かを常時監視している。ここでノー
ドの電源ON/OFFなどによりバスリセットが発生す
るとステップS102に移る。
【0047】ステップS102では、ネットワークがリ
セットされた状態から、新たなネットワークの接続状況
を知るために、直接接続されている各ノード間において
親子関係の宣言がなされる。次に、ステップS103と
して、すべてのノード間で親子関係が決定したか否かを
判断する。決定していなければ、ステップS102に戻
る。決定していれば、ステップS104へ進む。ステッ
プS104では、一つのルートを決定する。
【0048】ステップS104でルートが決定される
と、次はステップS105として、各ノードにIDを与
えるノードIDの設定作業が行われる。所定のノード順
序で、ノードIDの設定が行われる。次に、ステップS
106では、すべてのノードにIDが設定されたか否か
を判断する。設定されていなければ、ステップS105
に戻ってノードIDの設定を繰り返し行う。最終的にス
テップS106としてすべてのノードにIDを設定し終
えたら、新しいネットワーク構成がすべてのノードにお
いて認識されたので、ステップS107としてノード間
のデータ転送が行える状態となり、データ転送が開始さ
れる。
【0049】このステップS107の状態になると、ス
テップS101に戻り、再びバスリセットが発生するの
を監視するモードに入り、バスリセットが発生したらス
テップS102からステップS106までの設定作業が
繰り返し行われる。以上が、図22のフローチャートの
説明であるが、図22のフローチャートのバスリセット
からルート決定までの部分と、ルート決定後からID設
定終了までの手順をより詳しくフローチャートに表した
ものをそれぞれ、図23、図24に示す。
【0050】まず、図23のフローチャートの説明を行
う。ステップS201としてバスリセットが発生する
と、ネットワーク構成は一旦リセットされ、ステップS
202へ進む。なお、ステップS201としてバスリセ
ットが発生しているか否かを常に監視している。
【0051】次に、ステップS202として、リセット
されたネットワークの接続状況を再認識する作業の第一
歩として、各機器にリーフ(ノード)であることを示す
フラグFLを立てておく。さらに、ステップS203と
して各機器が自分の持つポートがいくつ他のノードと接
続されているのかを調べる。
【0052】次に、ステップS204では、ポート数の
結果に応じて、これから親子関係の宣言を始めていくた
めに、未定義(親子関係が決定されてない)ポートの数
を調べる。バスリセットの直後はポート数=未定義ポー
ト数であるが、親子関係が決定されていくにしたがっ
て、ステップS204で検知する未定義ポート数は変化
していく。
【0053】まず、バスリセットの直後は、はじめに親
子関係の宣言を行えるのはリーフに限られている。リー
フであるというのはステップS203のポート数の確認
で知ることができる。リーフは、未定義ポート数が1で
あるので、ステップS205として、自分に接続されて
いる相手のノードに対して、「自分は子(Chil
d)、相手は親(Parent)」と宣言し処理を終了
する。
【0054】ステップS203で未定義ポート数が複数
あり、ブランチであると認識したノードは、バスリセッ
トの直後はステップS204で未定義ポート数>1とい
うことなので、ステップS206へと移る。ステップS
206では、まずブランチというフラグFLが立てら
れ、ステップS207でリーフからの親子関係宣言で
「親」の受付をするために待つ。その後、ステップS2
04へ戻る。
【0055】リーフが親子関係の宣言を行い、ステップ
S207でそれを受けたブランチは適宜ステップS20
4の未定義ポート数の確認を行い、未定義ポート数が1
になっていれば残っているポートに接続されているノー
ドに対して、ステップS205の「自分が子」の宣言を
することが可能になる。2度目以降、ステップS204
で未定義ポート数を確認しても2以上あるブランチに対
しては、再度ステップS207でリーフ又は他のブラン
チからの「親」の受付をするために待つ。
【0056】最終的に、いずれか1つのブランチ、又は
例外的にリーフ(子宣言を行えるのにすばやく動作しな
かった為)がステップS204の未定義ポート数の結果
としてゼロになったら、これにてネットワーク全体の親
子関係の宣言が終了したものとして、未定義ポート数が
ゼロ(すべて親のポートとして決定)になった唯一のノ
ードはステップS208としてルートのフラグFLが立
てられ、ステップS209としてルートとしての認識が
なされる。
【0057】このようにして、図23に示したバスリセ
ットから、ネットワーク内すべてのノード間における親
子関係の宣言までの処理が終了する。次に、図24のフ
ローチャートについて説明する。まず、図23のシーケ
ンスでリーフ、ブランチ、ルートという各ノードのフラ
グFLの情報が設定されているので、これを基にして、
ステップS301でそれぞれのフラグFLを分類する。
ノードがリーフであるときにはステップS302へ進
み、ノードがブランチであるときにはステップS310
へ進み、ノードがルートであるときにはステップS30
4へ進む。
【0058】各ノードにIDを与える作業として、最初
にIDの設定を行うことができるのはリーフである。リ
ーフ→ブランチ→ルートの順で若い番号(ノード番号=
0〜)から順にIDの設定がなされていく。ノードがリ
ーフであるときには、ステップS302としてネットワ
ーク内に存在するリーフの数N(Nは自然数)を設定す
る。この後、ステップS303として各自のリーフがル
ートに対して、IDを与えるように要求する。この要求
が複数ある場合には、ルートはステップS304として
アービトレーション(1つに調停する作業)を行い、ス
テップS305として勝ったノード1つにID番号を与
え、負けたノードには失敗の結果の通知を行う。ステッ
プS306としてID取得が失敗に終わったリーフは、
ステップS303へ戻り、再度ID要求を出し、同様の
作業を繰り返す。IDを取得できたリーフは、ステップ
S307として、そのノードのID情報をブロードキャ
ストで全ノードに転送する。1つのノードID情報のブ
ロードキャストが終わると、ステップS308として残
りのリーフの数Nが1つ減らされる。次に、ステップS
309として、この残りのリーフの数Nが1以上ある時
はステップS303へ戻り、ID要求の作業を繰り返し
行い、最終的にすべてのリーフがID情報をブロードキ
ャストすると、ステップS309でN=0となり、ステ
ップS310へ進む。
【0059】次のブランチのID設定もリーフの時と同
様に行われる。まず、ステップS310としてネットワ
ーク内に存在するブランチの数M(Mは自然数)を設定
する。この後、ステップS311として各自のブランチ
がルートに対して、IDを与えるように要求する。これ
に対してルートは、ステップS312としてアービトレ
ーションを行い、勝ったブランチから順にリーフに与え
終った次の若い番号から与えていく。ステップS313
として、ルートは要求を出したブランチにID情報又は
失敗結果を通知し、ステップS314としてID取得が
成功したか失敗したかを判断する。失敗に終わったブラ
ンチは、ステップS311へ戻り、再度ID要求を出
し、同様の作業を繰り返す。IDを取得できたブランチ
は、ステップS315として、そのノードのID情報を
ブロードキャストで全ノードに転送する。1つのノード
ID情報のブロードキャストが終わると、ステップS3
16として残りのブランチの数Mが1つ減らされる。次
に、ステップS317として、この残りのブランチの数
Mが1以上ある時はステップS311へ戻り、ID要求
の作業を繰リ返し、最終的にすべてのブランチがID情
報をブロードキャストするまで行われる。すべてのブラ
ンチがノードIDを取得すると、ステップS317でM
=0となり、ブランチのID取得モードも終了する。
【0060】ここまで終了すると、最終的にID情報を
取得していないノードはルートのみなので、ステップS
318へ進む。ステップS318では、与えていない番
号で最も若い番号を自分(ルート)のID番号として設
定し、ステップS319ではルートのID情報をブロー
ドキャストする。
【0061】以上で、図24に示したように、親子関係
が決定した後から、すべてのノードのIDが設定される
までの手順が終了する。次に、一例として実際のネット
ワークにおける動作を図15を参照しながら説明する。
【0062】図15の説明として、ルートノードBの下
位にはノードAとノードCが直接接続されており、更に
ノードCの下位にはノードDが直接接続されており、更
にノードDの下位にはノードEとノードFが直接接続さ
れた階層構造になっている。この階層構造やルートノー
ド、ノードIDを決定する手順を以下で説明する。
【0063】バスリセットがされた後、まず各ノードの
接続状況を認識するために、各ノードの直接接続されて
いるポート1501間において、親子関係の宣言がなさ
れる。この親子とは親側が階層構造で上位となり、子側
が下位となると言うことができる。
【0064】図15ではバスリセットの後、最初に親子
関係の宣言を行なうのはノードAである。基本的にノー
ドの1つのポート1501にのみ接続があるノード(リ
ーフと呼ぶ)から親子関係の宣言を行なうことができ
る。これは、自分には1ポートの接続のみということを
まず知ることができるので、これによってネットワーク
の端であることを認識し、その中で早く動作を行なった
ノードから親子関係が決定されていく。こうして親子関
係の宣言を行なった側(A−B間ではノードA)のポー
ト1501が子(c)と設定され、相手側(ノードB)
のポート1501が親(p)と設定される。こうして、
ノードA−B間では子−親、ノードE−D間では子−
親、ノードF−D間では子−親と決定される。なお、図
15では、子のポートを「c」で表し、親のポートを
「p」で表す。
【0065】さらに1階層あがって、今度は複数個の接
続ポート1501を持つノード(ブランチと呼ぶ)のう
ち、他ノードからの親子関係の宣言を受けたものから順
次、更に上位に親子関係の宣言を行なっていく。図15
ではまずノードDがD−E間、D−F間で親子関係を決
定した後、ノードCに対する親子関係の宣言を行い、そ
の結果、ノードD−C間で子−親と決定している。
【0066】ノードDから親子関係の宣言を受けたノー
ドCは、もう一つのポート1501に接続されているノ
ードBに対して親子関係の宣言を行なう。これによって
ノードC−B間で子−親と決定している。このようにし
て、図15のような階層構造が構成され、最終的に接続
されているすべてのポートにおいて親となったノードB
が、ルートノードと決定される。ルートは1つのネット
ワーク構成中に一つしか存在しないものである。
【0067】なお、この図15においてノードBがルー
トノードと決定されたが、これはノードAから親子関係
宣言を受けたノードBが、他のノードに対して親子関係
宣言を早いタイミングで行なっていれば、ルートノード
は他ノードに移ることもあり得る。すなわち、伝達され
るタイミングによってはどのノードもルートノードとな
る可能性があり、同じネットワーク構成でもルートノー
ドは一定とは限らない。
【0068】ルートノードが決定すると、次は各ノード
IDを決定するモードに入る。ここではすべてのノード
が、決定した自分のノードIDを他のすべてのノードに
通知する(ブロードキャスト機能)。自己のID情報
は、自分のノード番号、接続されている位置の情報、持
っているポートの数、接続のあるポートの数、各ポート
の親子関係の情報等を含んでいる。
【0069】ノードID番号の割り振りの手順として
は、まず1つのポートにのみ接続があるノード(リー
フ)から起動することができ、この中から順にノード番
号=0,1,2・・と若い番号順に割り当てられる。ノ
ードIDを手にしたノードは、ノード番号を含む情報を
ブロードキャストで各ノードに送信する。これによっ
て、そのID番号は「割り当て済み」であることが認識
される。
【0070】すべてのリーフが自己のノードIDを取得
し終ると、次はブランチヘ移り、リーフに引き続いたノ
ードID番号が各ノードに割り当てられる。リーフと同
様に、ノードID番号が割り当てられたブランチから順
次ノードID情報をブロードキャストし、最後にルート
ノードが自己のID情報をブロードキャストする。すな
わち、常にルートは最大のノードID番号を所有するも
のである。ノードID番号0〜5が、それぞれノード
A、ノードE、ノードF、ノードD、ノードC、ノード
Bに割り当てられる。
【0071】以上のようにして、階層構造全体のノード
IDの割り当てが終わリ、ネットワーク構成が再構築さ
れ、バスの初期化作業が完了する。
【0072】(アービトレーション)1394シリアル
バスでは、データ転送に先立って必ずバス使用権のアー
ビトレーション(調停)を行なう。
【0073】1394シリアルバスは個別に接続された
各機器が、転送された信号をそれぞれ中継することによ
って、ネットワーク内のすべての機器に同信号を伝える
論理的なバス型ネットワークであるので、パケットの衝
突を防ぐ意味でアービトレーションは必要である。これ
によって、ある時間には、たった一つのノードのみ転送
を行なうことができる。
【0074】アービトレーションを説明するための図と
して、図16(A)にバス使用要求の図、図16(B)
にバス使用許可の図を示し、以下これを用いて説明す
る。アービトレーションが始まると、1つもしくは複数
のノードが親ノードに向かって、それぞれバス使用権の
要求を発する。図16(A)のノードCとノードFがバ
ス使用権の要求を発しているノードである。これを受け
た親ノード(図16ではノードA及びノードB)は更に
親ノード(ノードB)に向かって、バス使用権の要求を
発する(中継する)。この要求は最終的に調停を行なう
ルートノードBに届けられる。
【0075】バス使用要求を受けたルートノードBは、
どのノードにバスを使用させるかを決める。この調停作
業はルートノードBのみが行なえるものであり、調停に
よって勝ったノードにはバスの使用許可を与える。図1
6(B)ではノードCに使用許可が与えられ、ノードF
の使用は拒否された図である。アービトレーションに負
けたノードFに対してはDP(data prefi
x)パケットを送り、拒否されたことを知らせる。拒否
されたノードFのバス使用要求は次回のアービトレーシ
ョンまで待たされる。
【0076】以上のようにして、アービトレーションに
勝って、バスの使用許可を得たノードCは、以降データ
の転送を開始できる。図25は、アービトレーションの
一連の流れを示すフローチャートである。ノードがデー
タ転送を開始できる為には、バスがアイドル状態である
ことが必要である。先に行われていたデータ転送が終了
して、現在バスが空き状態であることを認識するために
は、各転送モードで個別に設定されている所定のアイド
ル時間ギャップ長(例えばサブアクション・ギャップ)
を経過する事によって、各ノードは自分の転送が開始で
きると判断する。
【0077】ステップS401として、Asyncデー
タ、Isoデータ等それぞれ転送するデータに応じた所
定の時間ギャップ長がバス上で得られたか否かを判断す
る。所定のギャップ長が得られない限り、転送を開始す
るために必要なバス使用権の要求はできないので、所定
のギャップ長が得られるまで待つ。
【0078】ステップS401で所定のギャップ長が得
られたら、ステップS402として転送すべきデータが
あるか否かを判断する。データがある場合はステップS
403としてデータ転送するためにバスを確保するよ
う、バス使用権の要求をルートに対して発する。このと
きの、バス使用権の要求を表す信号の伝達は、図16
(A)に示したように、ネットワーク内各機器を中継し
ながら、最終的にルートノードに届けられる。その後、
ステップS404へ進む。ステップS402で転送する
データがない場合は、処理を終了する。
【0079】次に、ステップS404として、ルートノ
ードがステップS403のバス使用要求を1つ以上受信
する。次に、ルートはステップS405として使用要求
を出したノードの数を調べる。ステップS405でノー
ド数=1(使用権要求を出したノードは1つ)だった
ら、そのノードに直後のバス使用許可が与えられること
となる。ステップS405でノード数>1(使用要求を
出したノードは複数)だったら、ルートはステップS4
06として使用許可を与えるノードを1つに決定する調
停作業を行う。この調停作業は公平なものであり、毎回
同じノードばかりが許可を得る様なことはなく、平等に
権利を与えていくような構成とする。
【0080】次に、ステップS407として、ステップ
S406で使用要求を出した複数ノードの中からルート
が調停して使用許可を得た1つのノードと、敗れたその
他のノードに分ける処理を行う。ここで、調停されて使
用許可を得た1つのノード、またはステップS405に
おいて使用要求ノード数=1で調停無しに使用許可を得
たノードには、ステップS408として、ルートはその
ノードに対して許可信号を送る。許可信号を得たノード
は、受け取った直後に転送すべきデータ(パケット)を
転送開始する。また、ステップS406の調停で敗れ
て、バス使用が許可されなかったノードにはステップS
409としてルートから、アービトレーション失敗を示
すDP(data prefix)パケットが送られ
る。これを受け取ったノードは再度転送を行うためのバ
ス使用要求を出すため、ステップS401へ戻り、所定
ギャップ長が得られるまで待機する。
【0081】以上がアービトレーションの流れを説明し
た、図25のフローチャートの説明である。
【0082】(サイクル・マスタ(Cycle mas
ter))サイクル・マスタとは、周期的にサイクル開
始信号を生成するノードである。サイクル開始信号はサ
イクル・スタート(cycle start)と呼ば
れ、サイクル・シンク(cycle synch)源
(通常は125μs)によって設定される特別な間隔で
サイクル・スタート・パケットとしてサイクル・マスタ
から各ノードに向けて送信される。サイクル・スタート
時間は通常125μs毎となるが、転送状態によっては
125μsから遅延を生じて送信される場合がある。
【0083】(バス・マネージャ(bus manag
er))バス・マネージャとはシリアルバスマネージメ
ント1111(図11)に含まれるバス・マネージャ機
能として、高度な電源管理、シリアルバスの性能を最適
化、トポロジの管理、データ転送速度の管理、サイクル
・マスタの制御や性能の最適化等の機能を持つものであ
り、他のノードに管理機能を提供することができるノー
ドである。
【0084】また、バス・マネージャノードは同時に次
のアイソクロナス・リソース・マネージャノードともな
りうる。
【0085】(アイソクロナス・リソース・マネージャ
(Isochronous resource man
ager))アイソクロナス・リソース・マネージャと
はシリアルバスマネージメント1111(図11)に含
まれるアイソクロナス・リソース・マネージャ機能とし
て、アイソクロナス転送におけるアイソクロナス・デー
タ転送帯域とチャネル番号の割り付けを管理する機能を
有するノードである。この管理を行うアイソクロナス・
リソース・マネージャはバス上に唯一存在し、バスの初
期化フェーズ後、このアイソクロナス・リソース・マネ
ージャ機能を持った複数のノードの中から動的に一つが
選出される。また、バス・マネージャの決定もこのアイ
ソクロナス・リソース・マネージャノードによって行わ
れる。
【0086】バス上に、バス・マネージャが存在しない
構成では、電源管理やサイクル・マスタの制御といった
バス・マネージャの一部の機能をアイソクロナス・リソ
ース・マネージャが行なうことがある。
【0087】(Asynchronous(非同期)転
送)アシンクロナス(asynchronous)転送
は、非同期転送である。図17にアシンクロナス転送に
おける時間的な遷移状態を示す。図17の最初のサブア
クション・ギャップ1701は、バスのアイドル状態を
示すものである。このアイドル時間1701が一定値に
なった時点で、転送を希望するノードはバスが使用でき
ると判断して、バス獲得のためのアービトレーション1
702を実行する。
【0088】アービトレーション1702でバスの使用
許可を得ると、次にデータの転送1703がパケット形
式で実行される。データ転送後、受信したノードは転送
されたデータに対しての受信結果のack(受信確認用
返送コード)1705をアックギャップ(ack ga
p)1704という短いギャップの後、返送して応答す
るか、応答パケットを送ることによって転送が完了す
る。ack1705は4ビットの情報と4ビットのチェ
ックサムからなり、成功か、ビジー状態か、ペンディン
グ状態かといった情報を含み、すぐに送信元ノードに返
送される。その後、再びサブアクションギャップ(アイ
ドル時間)1706が開始する。
【0089】次に、図18にアシンクロナス転送のパケ
ットフォーマットの例を示す。パケット1800には、
データ部1802及び誤り訂正用のデータCRC180
3の他に、ヘッダ部1801があり、そのヘッダ部18
01には図18に示したような、目的ノードID、ソー
スノードID、転送データ長さや各種コードなどが書き
込まれ、パケット1800の転送が行なわれる。
【0090】また、アシンクロナス転送は自己ノードか
ら相手ノードヘの1対1の通信である。転送元ノードか
ら転送されたパケットは、ネットワーク中の各ノードに
行き渡るが、自分宛てのアドレス以外のものは無視され
るので、宛先の1つのノードのみが読込むことになる。
以上がアシンクロナス転送の説明である。
【0091】(Isochronous(同期)転送)
アイソクロナス(isochronous)転送は同期
転送である。1394シリアルバスの最大の特徴である
ともいえるこのアイソクロナス転送は、特にVIDEO
映像データや音声データといったマルチメディアデータ
など、リアルタイムな転送を必要とするデータの転送に
適した転送モードである。
【0092】また、アシンクロナス転送(非同期)が1
対1の転送であったのに対し、このアイソクロナス転送
はブロードキャスト機能によって、転送元の1つのノー
ドから他のすべてのノードヘ一様に転送される。
【0093】図19は、アイソクロナス転送における、
時間的な遷移状態を示す図である。アイソクロナス転送
は、バス上一定時間毎に実行される。この時間間隔をア
イソクロナスサイクルと呼ぶ。アイソクロナスサイクル
時間は、125μsである。この各サイクルの開始時間
を示し、各ノードの時間調整を行なう役割を担っている
のがサイクル・スタート・パケット1906である。サ
イクル・スタート・パケット1906を送信するのは、
サイクル・マスタであり、1つ前のサイクル内の転送終
了後、所定のアイドル期間(サブアクションギャップ)
1901を経た後、本サイクルの開始を告げるサイクル
・スタート・パケット1906を送信する。このサイク
ル・スタート・パケット1906の送信される時間間隔
が125μsとなる。
【0094】また、図19にチャネルA(1905
a)、チャネルB(1905b)、チャネルC(190
5c)と示したように、1サイクル内において複数種の
パケットがチャネルIDをそれぞれ与えられることによ
って、区別して転送できる。各チャネルは、アービトレ
ーション1903及びパケット転送1904を含む。こ
れによって同時に複数ノード間でのリアルタイムな転送
が可能であり、また受信するノードでは自分が欲しいチ
ャネルIDのデータのみを取り込む。このチャネルID
は送信先のアドレスを表すものではなく、データに対す
る論理的な番号を与えているに過ぎない。よって、ある
パケットの送信は1つの送信元ノードから他のすべての
ノードに行き渡る。すなわち、ブロードキャストで転送
されることになる。
【0095】アイソクロナス転送のパケット送信に先立
って、アシンクロナス転送同様アービトレーション19
03が行われる。しかし、アシンクロナス転送のように
1対1の通信ではないので、アイソクロナス転送にはa
ck(受信確認用返信コード)は存在しない。
【0096】また、図19に示したアイソクロナスギャ
ップ(iso gap)1902とは、アイソクロナス
転送を行なう前にバスが空き状態であると認識するため
に必要なアイドル期間を表している。この所定のアイド
ル期間を経過すると、アイソクロナス転送を行ないたい
ノードはバスが空いていると判断し、転送前のアービト
レーション1903を行なうことができる。
【0097】つぎに、図20にアイソクロナス転送のパ
ケットフォーマットの例を示し、説明する。各チャネル
に分かれた、各種のパケット2000にはそれぞれデー
タ部2002及び誤り訂正用のデータCRC2003の
他にヘッダ部2001があり、そのヘッダ部2001に
は図20に示したような、転送データ長やチャネル番号
(チャネルNo.)、その他各種コード及び誤り訂正用
のヘッダCRCなどが書き込まれ、パケット2000の
転送が行なわれる。以上がアイソクロナス転送の説明で
ある。
【0098】(バス・サイクル)実際の1394シリア
ルバス上の転送では、アイソクロナス転送と、アシンク
ロナス転送が混在できる。その時の、アイソクロナス転
送とアシンクロナス転送が混在した、バス上の転送状態
の時間的な遷移の様子を表した図を図21に示す。
【0099】アイソクロナス転送2102は、アシンク
ロナス転送2103より優先して実行される。その理由
は、サイクル・スタート・パケット2101の後、アシ
ンクロナス転送2103を起動するために必要なアイド
ル期間のギャップ長(サブアクションギャップ)210
5よりも短いギャップ長(アイソクロナスギャップ)2
106で、アイソクロナス転送2102を起動できるか
らである。したがって、アシンクロナス転送2103よ
り、アイソクロナス転送2102は優先して実行される
こととなる。
【0100】図21に示した、一般的なバスサイクルに
おいて、サイクル#mのスタート時にサイクル・スター
ト・パケット2101がサイクル・マスタから各ノード
に転送される。これによって、各ノードで時刻調整を行
ない、転送を行うノードは、所定のアイドル期間(アイ
ソクロナスギャップ)2106を待ってからアイソクロ
ナス転送2102を行なう。アイソクロナス転送210
2は、アービトレーション及びパケット転送を含む。図
21ではチャネルeとチャネルsとチャネルkのアイソ
クロナス転送2102が順に行われている。
【0101】このアービトレーションからパケット転送
までの動作を、与えられているチャネル分繰り返し行な
った後、サイクル#mにおけるアイソクロナス転送がす
べて終了したら、アシンクロナス転送を行うことができ
るようになる。アイドル時間がアシンクロナス転送が可
能なサブアクションギャップ2105に達する事によっ
て、アシンクロナス転送を行いたいノードはアービトレ
ーショシの実行に移れると判断する。
【0102】ただし、アシンクロナス転送2103が行
える期間は、アイソクロナス転送2102終了後から、
次のサイクル・スタート・パケット2101を転送すべ
き時間(cycle synch)2108までの間に
アシンクロナス転送を起動するためのサブアクションギ
ャップ2105が得られた場合に限っている。
【0103】図21のサイクル#mでは3つのチャネル
分のアイソクロナス転送2102と、その後の2パケッ
ト(パケット1、パケット2)のアシンクロナス転送2
103及びack転送2104が行われている。このア
シンクロナスパケット2(2103)の後は、サイクル
m+1をスタートすべき時間(cycle sync
h)2108にいたるので、サイクル#mでの転送はこ
こまでで終わる。
【0104】ただし、非同期または同期転送動作中に次
のサイクル・スタート・パケット2101を送信すべき
時間(cycle synch)2108に至ったとし
たら、無理に中断せず、その転送が終了した後のアイド
ル期間を待ってから次サイクルのサイクル・スタート・
パケット2101を送信する。すなわち、1つのサイク
ルが125μs以上続いたときは、その分、次サイクル
は基準の125μsより短縮されたとする。このように
アイソクロナス・サイクルは125μsを基準に超過、
短縮し得るものである。
【0105】しかし、アイソクロナス転送はリアルタイ
ム転送を維持するために毎サイクル必要であれば必ず実
行され、アシンクロナス転送はサイクル時間が短縮され
たことによって次以降のサイクルにまわされることもあ
る。こういった遅延情報も含めて、サイクル・マスタに
よって管理がなされる。
【0106】以上が、IEEE1394シリアルバスの
説明である。次に、図1でのPC1の主となる構成要素
を表すブロック図を図2に示し、説明する。
【0107】図2において、11はディスプレイ装置で
あり表示情報のモニタ(表示)を行なう。12は各種デ
ータの主記憶部であるハードディスク装置(記憶装
置)、13は動作処理中に必要な情報の一時記憶を行な
う為のランダムアクセスメモリ(RAM)である。14
は演算処理装置であるMPU、15は操作者(ユーザ)
がキーボードや、マウス等の指示入力を行う為の操作
部、16は1394バスのボードやアダプタ、コネクタ
など必要回路、装置から成る1394インタフェイス
(I/F)部である。1394I/F16からは各種デ
ータの入出力が行われる。また、これらの各部、各装置
はPCIバスなどの内部バス17をもって接続され、各
部間での情報の伝送が行われる。
【0108】続いて、図1のVTR2(4)の主となる
構成要素を表すブロック図を図3に示し、説明する。図
3において、21はTV放送を受信するアンテナ、22
はTVチューナ、23はテレビ情報の記録用信号処理回
路、24は記録ヘッド、25は記録媒体となる磁気テー
プ、26は再生ヘッド、27は再生用信号処理回路、2
8は1394バス対応のデジタルインターフェイス(D
IF)回路、29は入力または出力端子となる1394
コネクタ、30はVTR2全体を制御するシステムコン
トローラ、31は操作者(ユーザ)が指示入力(操作)
可能な操作部である。また、記録用信号処理回路23に
対するチューナ22からの入力と、DIF28からの外
部入力とを選択的に切り換えるためのスイッチSW1、
また、DIF28に対するチューナ22からの入力と、
再生用信号処理回路27からの入力とを選択的に切換え
るためのスイッチSW2がある。また、コネクタ端子2
9は1394バスケーブルを経てその他の機器の139
4アダプタに接続される。
【0109】図3の動作を説明すると、アンテナ21よ
り受信したTV放送データは、チューナ22で同調、選
局され、スイッチSW1に至る。ここで、1394コネ
クタ29、DIF回路28を介して外部の他装置より入
力したビデオデータと選択的に記録されるべく、スイッ
チSW1の切換えによって一方が記録用信号処理回路2
3に入力される。記録前に必要な記録処理がなされたT
V放送データまたはビデオデータは、回転ドラムに設け
られている記録用ヘッド24から磁気テープ25に公知
のデジタルビデオ記録方式に基づいて記録される。
【0110】再生時は、まず磁気テープ25に記録され
ているビデオデータを再生用ヘッド26が再生する。続
いて再生用信号処理回路27で必要な再生処理が施さ
れ、記録前と同様のビデオデータに戻される。再生処理
された再生ビデオデータはスイッチSW2に至る。スイ
ッチSW2ではチューナ22から直接のTV放送データ
と、再生処理された再生ビデオデータとの一方を選択的
に外部出力すべく、切換え動作を行なう。スイッチSW
2で選択された、再生ビデオデータまたはTV放送デー
タの一方は、DIF回路28に至り、1394バス伝送
形式にデータ変換され、コネクタ端子29から外部の接
続機器、特にモニタやTV等に表示用のデータとして伝
送される。
【0111】ユーザはビデオデッキ本体またはリモコン
などの操作部31から、自装置の動作に対して、さらに
は他装置に対して各種コマンド、設定の入力を行なえ
る。システムコントローラ30は、チューナ22、DI
F回路28、またテープ送りやサーボ、スイッチSW
1、SW2の切換えなどVTR2の各部の制御を、ユー
ザの指示に基づいて、または自動で動作制御する。さら
にシステムコントローラ30はユーザの指示や動作状況
に基づいた各種コマンドデータを発生させ、DIF回路
28から1394バス上の他の機器へ伝送することがで
きる。
【0112】ここで、1394バス上を伝送される各種
データの伝送形式において、ビデオデータはアイソクロ
ナス転送方式、その他コマンドデータなどはアシンクロ
ナス転送方式を主に用いることで、最良の転送状態のも
とで実行される。以上が図3のVTR2の説明である。
【0113】本実施例では、これまで説明したPCやV
TRも含み、例として図1に示したような電子機器のホ
ームバス構成下において、文書データ化された各機器の
マニュアル(取扱説明書)データを一括して記憶管理
し、必要に応じて管理している装置からバス上の各機器
に配信可能とするものである。本実施例の主要構成の一
部となるマニュアルデータの記憶、データ管理について
説明する。
【0114】まず、必要事項としてマニュアルデータに
ついて、ユーザは電子機器の購入時またはインターネッ
トによるダウンロードなどの手段によって、所持した機
器に対するデータ化されたマニュアルデータを保有する
ことが必要である。もちろん、既製のマニュアルデータ
に限らず、ユーザ自らが自作したマニュアルデータであ
っても適用できる。
【0115】機器ごとに所持するマニュアルデータは、
一括して図1におけるPC1内の記憶装置(ハードディ
スク12)に記憶される。その時の記憶装置内における
記憶形態の概念図を図にて表したものが、図6である。
図1に示した各機器についてのマニュアルデータ(ファ
イル)が記憶されており、その記憶形態は各機器名(P
C,VTR1,VTR2,TV,Phone)を親ディ
レクトリとして、下位ディレクトリに各種機能(機能
1、機能2、機能3、…)、さらに下位に各機能に属す
る文書データ(文書データ1、文書データ2、文書デー
タ3、…)が記憶され、階層構造の記憶形態をとってい
る。このような記憶形態をとることによって、その時々
に必要なマニュアルデータの必要箇所を特定して、必要
部のみを的確に提供できる効果がある。
【0116】そして、前記した機能名(機能1、機能
2、機能3、…)は、各機器での実際の動作機能(例え
ばVTRにおける再生、記録、早送り等)に対応してお
り、これは機器の操作部からの該当する動作コマンド入
力にも対応して読み出し可能となり得るものである。
【0117】続いて、具体的に記憶装置に記憶されたマ
ニュアルデータを、ホームバス上の機器からバスを介し
て読み出す時の動作について説明する。一例として、V
TR2の操作部にマニュアル表示の為のキーを設けて、
キーの入力に応じて必要なマニュアルデータを読み出す
とする。そのためのキーを示す図を図7に示す。図7は
VTR2のリモートコントローラ5である。リモコン5
に図7のようにマニュアル表示のためのキー71を設け
る。キー71、73,74等は、図3に示すVTR2の
操作部31に相当する。このキー71を押すことによっ
て、図4で示した表示例のように、VTR2のマニュア
ルデータに含まれる各文書情報を、冒頭から、すなわち
機能1(基本的な使い方)の文書1から順に表示するも
のとする。
【0118】また、マニュアル表示キー71と、その他
の機能キー73、74を組み合わせて、目的とする部位
のマニュアルデータを直接読み出すようにもできる。例
えば、マニュアルデータ表示キー71に加え、記録キー
73を同時に押し、コマンドとすることによって図5の
ように機能2(いろいろな記録方法)に関する文書デー
タから、読み出すように構成することもできる。
【0119】なお、表示する場所は、リモコン5に具備
している液晶モニタ72、またはTVなどの表示装置で
可能である。このときのVTR2と、マニュアルデータ
の記憶装置を含むPCとで、マニュアル表示を行うため
の各動作の流れについて説明する。図27に動作を説明
するためのフローチャートを示す。図27においては、
左側がVTR2における動作、右側がPCにおける動作
を示す。
【0120】まず、ステップS1としてPCの基本状態
として、ネットワークに接続された各機器のマニュアル
データを記録した記憶装置(ハードディスク)を含んだ
PCは動作スタンバイ状態となっており、1394バス
を介して伝送されてくる各機器からのマニュアルデータ
の伝送命令を受信可能となっている。
【0121】この状態において、ステップS2としてV
TR2よりマニュアル表示キーが入力されたことを検出
する。このときのマニュアル表示キー入力は、既に説明
した2つのコマンド入力方法のどちらであってもよい。
ステップS2でのVTR2からのマニュアル表示コマン
ドは、1394バスを介してアシンクロナス転送方式で
PCに伝送(送信)される。マニュアル表示コマンド
は、自己(VTR2)の識別子(ID)を含む。伝送さ
れたコマンドをステップS3としてPCが受信したか否
かを判断する。コマンドを受信したならば、ステップS
4に移る。コマンドを受信しなければ、ステップS1に
戻る。
【0122】ステップS4では、受信したマニュアル表
示コマンドの判別を行なう。そしてコマンドから判断
し、VTR2へ伝送すべきマニュアルデータのファイル
検索を実行する。続いて、ステップS5として検索した
マニュアル表示コマンドに該当するマニュアルデータを
記憶装置より読み出し、所定の伝送前処理手順を経て、
ステップS6としてPCが出力し、1394バスを介し
て他の機器へ伝送される。PCから伝送されるマニュア
ルデータは1394バスを介して主としてアシンクロナ
ス転送方式、もしくはアイソクロナス転送方式で転送さ
れる。アシンクロナス転送であるときは、PCからのデ
ータ転送先をVTR2もしくはその他の表示装置(TV
など)に伝送先を指定することで、マニュアルデータを
受信した表示手段を備える機器でそれぞれマニュアル表
示可能になる。また、アイソクロナス転送であるとき
は、マニュアルデータが含まれる特定のチャネルを受信
するように設定しておけば、これを受信したVTR2ま
たはその他の表示装置などでもマニュアル表示可能にな
る。
【0123】フローチャートでは、VTR2のリモコン
に設けられた表示手段(液晶モニタ)でマニュアル表示
をするものとして、続けてステップS7においてマニュ
アルデータを受信したか否かを判断する。受信していな
ければ待機し、受信したならばステップS8でモニタに
表示する。これにて、VTR2の処理フローは終了し、
PCに関してはリターン、スタンバイ状態に戻る。他の
表示装置(例えばTV)に表示する場合には、ステップ
S9でPCから表示装置へマニュアルデータを転送し、
そのマニュアルデータを表示装置が表示し、処理を終了
する。
【0124】以上が図27のフローチャート、および動
作の説明である。続いて、実際にバス上を伝送される各
種データの伝送状態の一例を示した概念図を図28に示
し、説明する。
【0125】図28において、まず各サイクルの始めに
あるサイクルスタートパケット2801が各サイクルの
開始点であり、これに続いてアイソクロナス転送280
2、2803が実行される。これは先に説明したとおり
である。
【0126】アイソクロナス転送2802、2803と
しては、VTR2またはVTR1やその他の機器から転
送されたアイソクロナスパケットが、チャネルで識別さ
れ伝送される。ここでは、チャネル(ch)Aの転送2
802がVTR2からのビデオデータであるとする。ま
た、チャネル(ch)Bの転送2803はその他の機器
から転送されたその他のアイソクロナステータである。
【0127】アイソクロナスデータは基本的に多いデー
タ量、またはオーディオデータやビデオデータ等のリア
ルタイムなデータであり、帯域が確保され毎サイクルに
わたり転送すべきデータの終了まで伝送される。
【0128】アイソクロナス転送2802、2803に
続いては、必要であればアシンクロナス転送2804及
び/又は2805が実行される。図28での、サイクル
#m、#n、#n+1において、アシンクロナス転送2
804及び/又は2805が実行されている。このとき
のアシンクロナス転送として、マニュアルデータの要求
コマンドデータ(マニュアル表示コマンド)2804お
よび、マニュアルデータ2805が伝送されている。ま
ずサイクル#mのタイミングにおいてVTR2、または
その他の機器から発生したマニュアルデータ要求コマン
ド2804をPCにアシンクロナス伝送し、PCでの読
み出し処理にかかった時間等を隔て、要求コマンド伝送
から所定期間を隔てた形でサイクル#nのタイミング
で、返しのマニュアルデータ2805がPCより要求し
た各機器に伝送されている様子を表している。なお、ア
シンクロナス転送2804及び2805は、ackを含
む。
【0129】このようにして、リアルタイムに伝送され
ているアイソクロナス転送2802、2803の隙間に
混在させて、マニュアル要求コマンド2804、または
マニュアルデータ2805をアシンクロナス転送で伝送
している。すなわち、VTR2からのビデオ出力をスト
ップすることなしに、マニュアル表示のための各種デー
タ伝送、及びマニュアル表示が実行できる。
【0130】以上が図28に示した伝送状態の説明であ
る。以上説明した構成は、VTR2からのマニュアル表
示要求について説明してきたが、同様の方法、概念をも
ちいて、図1に示したようなその他の機器、VTR1
や、電話、PC自体、またその他のネットワーク機器に
も対応可能である。ここまでが本発明の第1の実施例の
説明である。この第1の実施例のように構成することに
よって、マニュアル表示の簡単化が図れる。
【0131】<第2の実施例>続いて第2の実施例の説
明を行う。本発明の第2の実施例では、ネットワーク上
に接続された機器の所定の動作状況に応じて、マニュア
ルデータを自動で配信するシステムを構成する。第1の
実施例で設けた専用のマニュアル表示キーなどは不要と
なる構成である。
【0132】基本となるシステムは、第1の実施例で説
明したものと同様である。VTR2からのマニュアル表
示コマンドに従って、PCはPC内に有する記憶装置
(ハードディスク)からマニュアルデータを読み出し、
伝送し、表示手段に表示する同様の流れになっている。
【0133】ここで、図8(A)〜(C)にVTR2に
おけるタイマー予約設定時についてのマニュアルデータ
表示を実行するときの処理を説明するための図を示す。
図3のVTR2、および図2のPCの構成要素を参照し
ながら、以下に説明する。まず、図8(A)において、
VTR2の操作部31上のタイマー予約キー801を押
(入力)したとする。VTR2はタイマー予約コマンド
を生成し、所定の処理手順に基づいたタイマー予約シー
ケンスを開始する。また、これと併行して、図8(B)
に示すように、タイマー予約指示がなされたことを受け
て、システムコントローラ30は「タイマー予約のマニ
ュアルを表示しますか?」という案内をモニタに表示出
力するように制御する。その案内は、VTR2のリモコ
ンのモニタ、またはTVに表示され、ユーザに確認を求
める。すなわち該当する機能のマニュアルを表示するた
めの案内を表示する。
【0134】ここで、ユーザがマニュアル表示を望むと
きは、操作部31より確認(Yes)の指示入力を行
い、これを受けたシステムコントローラ30は「タイマ
ー予約」に関するマニュアル表示コマンドをPCに対し
てアシンクロナス転送する。PCはマニュアル表示コマ
ンドを受けて、VTR2が要求しているのが「タイマー
予約」に関するマニュアルデータだと判別し、該当する
ファイルを記憶装置12から検索し、出力、伝送する。
これを受信して、図8(C)に示すように、VTR2で
はリモコン5のモニタ72に、またはTVなどの別の表
示装置などを用いて、「タイマー予約」のマニュアルを
表示することが可能になる。すなわち、その時直面して
いる機能に該当するマニュアルのみを自動的に選択し、
必要に応じて表示を行う。
【0135】続いて、VTR2における所定の動作エラ
ー時に、適したマニュアル表示を自動で表示するときの
説明を行う。まず、図26にここでのVTR2の構成を
示す。図3で説明したVTR2の構成にエラー監視部3
2を追加した構成である。図26において、図3と共通
する部分の説明は上記と同様であるので、説明を省略す
る。エラー監視部32は、VTR2の動作において何ら
かのエラーが発生した事を検出するための手段である。
未知のエラーもしくは対処不能のエラーを除いた所定の
エラーが発生したとき、エラー監視部32は、システム
コントローラ30にその情報を伝える。
【0136】このエラー監視部32からのエラー情報に
基づき、システムコントローラ30はそのエラーに該当
する所定のマニュアルデータの表示を要求するマニュア
ル表示コマンドを、PCに対して送信することができ
る。具体例として、動作エラーとして、「記録不可能」
のエラーが発生したときについて説明する。図9はこれ
を説明する為の図である。
【0137】まず、図9(A)に示すように、VTR2
の操作部31の記録開始キー901を押す(入力す
る)。このとき、図9(B)に示すように、通常動作で
記録が開始されなかったとき、すなわち記録指示入力に
よってユーザの意図した記録動作が実行されなかったと
き、エラー監視部32は「記録不可能」のエラーを検知
し、システムコントローラ30にエラー情報を伝送す
る。
【0138】エラー情報を受けたシステムコントローラ
30は、エラー情報を基にして、エラー対処に該当する
マニュアル表示、ここでは「記録不可能」に対応するマ
ニュアルを表示するためのマニュアル表示コマンドを、
PCに対してアシンクロナス転送する。PCはマニュア
ル表示コマンドを受けて、VTR2が要求しているのが
「記録ができない」に関するマニュアルデータだと判別
し、該当するファイルを記憶装置12から検索し、出
力、伝送する。これを受信して、図9(B)に示すよう
に、VTR2ではリモコン5のモニタ72に、またはT
Vなどの別の表示装置などを用いて、「記録ができな
い」のマニュアルを表示することができる。また、図9
(C)に示したように、「困ったときは…」などの対処
用マニュアル表示を用いれば、エラーを解決するための
チェック項目として、その時のエラーに対するユーザの
対処方法などを表示させることも可能である。すなわ
ち、エラー発生時、エラーを解決するための該当するマ
ニュアルを自動で選択、出力し、表示可能となる。
【0139】ここまでが本発明の第2の実施例の説明で
ある。この第2の実施例のように構成することによっ
て、各種入力設定、もしくは動作エラー時などに該当す
るマニュアル表示を自動的に実行でき、便利である。本
実施例において、表示手段をまるで持たない機器のマニ
ュアルデータを表示するときは、別の機器の表示手段に
すべての表示情報を委ねて表示することもできる。
【0140】また、本実施例では取扱説明書に対するマ
ニュアルデータという形で実施したが、これに限らず各
種ネットワーク機器に対する各種個別データであれば同
様の方法で実施可能になる。本実施例によれば、紙を用
いた取扱説明書に比べてユーザにわかりやすく、状況に
応じた的確なマニュアル情報を提供することができ、ユ
ーザインターフェイスの向上が図れる効果がある。ま
た、ネットワークを使ったマニュアル管理形態をとるこ
とで、表示装置を限定せずにマニュアルを表示でき、個
別の機器で管理するよりも汎用性がある。
【0141】上述した実施例は、上記実施例の機能を実
現するためのソフトウェアのプログラムコードを供給
し、その機器のコンピュータ(CPUあるいはMPU)
に格納されたプログラムに従って動作させることによっ
て実施することができる。
【0142】この場合、上記ソフトウェアのプログラム
コード自体が上述した実施例の機能を実現することにな
り、そのプログラムコード自体、およびそのプログラム
コードをコンピュータに供給するための手段、例えばか
かるプログラムコードを格納した記録媒体は本発明を構
成する。かかるプログラムコードを記憶する記録媒体と
しては、例えばフロッピー(登録商標)ディスク、ハー
ドディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−RO
M、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を
用いることができる。
【0143】また、コンピュータが供給されたプログラ
ムコードを実行することにより、上述の実施例の機能が
実現されるだけでなく、そのプログラムコードがコンピ
ュータにおいて稼働しているOS(オペレーティングシ
ステム)あるいは他のアプリケーションソフト等と共同
して上述の実施例の機能が実現される場合にもかかるプ
ログラムコードは本発明の実施例に含まれることは言う
までもない。
【0144】さらに、供給されたプログラムコードがコ
ンピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接続され
た機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された後、そ
のプログラムコードの指示に基づいてその機能拡張ボー
ドや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の
一部または全部を行い、その処理によって上述した実施
例の機能が実現される場合にも本発明に含まれることは
言うまでもない。
【0145】なお、上記実施例は、何れも本発明を実施
するにあたっての具体化のほんの一例を示したものに過
ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解
釈されてはならないものである。すなわち、本発明はそ
の精神、またはその主要な特徴から逸脱することなく、
様々な形で実施することができる。
【0146】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、紙
を用いた取扱説明書に比べてユーザにわかりやすく、状
況に応じた的確なマニュアル情報を提供することがで
き、ユーザインターフェイスの向上が図れる効果があ
る。また、ネットワークを使ったマニュアル管理形態を
とることで、表示装置を限定せずにマニュアルを表示で
き、個別の機器で管理するよりも汎用性がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例によるネットワークシステム
(ホームバス)構成の一例を表した図である。
【図2】PCの構成を説明するための図である。
【図3】VTRの構成を説明するための図である。
【図4】第1の実施例を説明するためのマニュアル表示
例を示す図である。
【図5】第1の実施例を説明するための他のマニュアル
表示例を示す図である。
【図6】マニュアルデータを管理する記憶装置に記憶さ
れるデータ(ファイル)の記憶形態の概念図である。
【図7】VTRのリモコンを示す図である。
【図8】第1の実施例の動作の流れを説明するための図
である。
【図9】第2の実施例の動作の流れを説明するための図
である。
【図10】1394シリアルバスを用いて接続されたネ
ットワーク構成の一例を示す図である。
【図11】1394シリアルバスの構成要素を表す図で
ある。
【図12】1394シリアルバスのアドレスマップを示
す図である。
【図13】1394シリアルバスケーブルの断面図であ
る。
【図14】DS−Link符号化方式を説明するための
図である。
【図15】1394シリアルバスで各ノードのIDを決
定する為のトポロジ設定を説明するための図である。
【図16】1394シリアルバスでのアービトレーショ
ンを説明するための図である。
【図17】アシンクロナス転送の時問的な状態遷移を表
す基本的な構成図である。
【図18】アシンクロナス転送のパケットフォーマット
の一例の図である。
【図19】アイソクロナス転送の時間的な状態遷移を表
す基本的な構成図である。
【図20】アイソクロナス転送のパケットフォーマット
の一例の図である。
【図21】1394シリアルバスで実際のバス上を転送
されるパケットの様子を示したバスサイクルの一例の図
である。
【図22】バスリセットからノードIDの決定までの流
れを示すフローチャートである。
【図23】バスリセットにおける親子関係決定の流れを
示すフローチャートである。
【図24】バスリセットにおける親子関係決定後から、
ノードID決定までの流れを示すフローチャートであ
る。
【図25】アービトレーションを説明するためのフロー
チャートである。
【図26】第2の実施例におけるVTRの構成を説明す
るための図である。
【図27】第1の実施例の動作説明をするためのフロー
チャートである。
【図28】第1の実施例によるマニュアル表示コマンド
及びマニュアルデータの転送方法を示すタイムチャート
である。
【符号の説明】
1 パーソナルコンピュータ(PC) 2 VTR1 3 テレビジョン(TV) 4 VTR2 5 リモコン 6 電話 7 1394シリアルバス 11 ディスプレイ 12 ハードディスク(記憶装置) 13 RAM 14 MPU 15 操作部 16 1394インターフェース 17 内部バス 21 アンテナ 22 チューナ 23 記録用信号処理回路 24 記録ヘッド 25 記録媒体 26 再生ヘッド 27 再生用信号処理回路 28 デジタルインターフェイス 29 1394コネクタ 30 システムコントローラ 31 操作部 32 エラー監視部 71 マニュアル表示キー 72 液晶モニタ 73 記録キー 74 キー 801 タイマー予約キー 901 記録開始キー 1101 ケーブル 1102 1394コネクタポート 1103 ハードウェア部 1104 フィジカルレイヤ 1105 リンクレイヤ 1106 ファームウェア部 1107 トランザクションレイヤ 1108 ソフトウェア部 1109 アプリケーションレイヤ 1110 ファームウェア部 1111 シリアルバスマネージメント 1301 ケーブル 1302 電源線 1303 ツイストペア信号線 1304 信号線シールド 1401 データ信号 1402 ストローブ信号 1403 クロック信号 1501 ポート 1701,1706 サブアクションギャップ 1702 アービトレーション 1703 パケット転送 1704 アックギャップ 1705 ack 1800 パケット 1801 ヘッダ部 1802 データ 1803 データCRC 1901 サブアクションギャップ 1902 アイソクロナスギャップ 1903 アービトレーション 1904 パケット転送 1906 サイクルスタートパケット 2000 パケット 2001 ヘッダ部 2002 データ 2003 データCRC 2101 サイクルスタートパケット 2102 アイソクロナスパケット 2103 アシンクロナスパケット 2104 ack 2105 サブアクションギャップ 2106 アイソクロナスギャップ 2107 アックギャップ 2108 サイクルシンク 2801 サイクルスタートパケット 2802 チャネルAのビデオデータ 2803 チャネルBのその他のデータ 2804 マニュアルデータ要求コマンド(マニュアル
表示コマンド) 2805 マニュアルデータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04Q 9/00 361 H04L 11/00 310Z

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の機器のマニュアルデータを記憶す
    る記憶手段と、 前記機器からネットワークを介して該機器の識別子を含
    むマニュアル表示コマンドを受信する受信手段と、 前記マニュアル表示コマンドを受信すると前記機器の識
    別子に基づき該機器のマニュアルデータを前記記憶手段
    から読み出す読出手段と、 前記読み出したマニュアルデータを前記機器の識別子に
    応じた機器又は他の表示装置に表示させるために送信す
    る送信手段とを有するネットワーク機器。
  2. 【請求項2】 前記読出手段は、前記マニュアル表示コ
    マンドに応じて前記機器の識別子に基づく機器のマニュ
    アルデータ内の異なる部分のデータを読み出す請求項1
    記載のネットワーク機器。
  3. 【請求項3】 前記記憶手段は、前記複数の機器のうち
    の少なくとも一つの機器について複数の機能に対応する
    マニュアルデータを記憶し、 前記マニュアル表示コマンドは、前記機器の機能を指定
    する機能情報を含み、 前記読出手段は、前記機能情報に応じて前記マニュアル
    データ内の該当する機能の部分のデータを読み出す請求
    項2記載のネットワーク機器。
  4. 【請求項4】 前記受信手段及び前記送信手段は、前記
    マニュアル表示コマンド及び前記マニュアルデータを非
    同期通信方式にて通信を行う請求項1〜3のいずれかに
    記載のネットワーク機器。
  5. 【請求項5】 前記受信手段及び前記送信手段は、IE
    EE1394シリアルバスにより通信を行う請求項1〜
    4のいずれかに記載のネットワーク機器。
  6. 【請求項6】 前記受信手段及び前記送信手段は、前記
    マニュアル表示コマンド及び前記マニュアルデータをア
    シンクロナス通信方式にて通信を行う請求項5記載のネ
    ットワーク機器。
  7. 【請求項7】 前記受信手段及び/又は前記送信手段
    は、前記アシンクロナス通信を行うと共に、他のデータ
    をアイソクロナス通信方式により混在させて通信する請
    求項6記載のネットワーク機器。
  8. 【請求項8】 操作者が操作可能な操作部と、 前記操作部が操作されるとマニュアル表示コマンドをネ
    ットワークを介して外部に送信する送信手段と、 前記マニュアル表示コマンドに応じたマニュアルデータ
    を外部から受信する受信手段と、 前記受信したマニュアルデータを表示する表示手段とを
    有するネットワーク機器。
  9. 【請求項9】 前記操作部は、操作者が機能を指定する
    ための操作が可能であり、 前記送信手段は、前記操作者が指定する機能に応じたマ
    ニュアル表示コマンドを送信し、 前記受信手段は、前記機能に応じたマニュアルデータを
    受信し、 前記表示手段は、前記機能に応じたマニュアルデータを
    表示する請求項8記載のネットワーク機器。
  10. 【請求項10】 自己のネットワーク機器内のエラーを
    検出する検出手段と、 前記エラーが検出されるとマニュアル表示コマンドをネ
    ットワークを介して外部に送信する送信手段と、 前記マニュアル表示コマンドに応じたマニュアルデータ
    を外部から受信する受信手段と、 前記受信したマニュアルデータを表示する表示手段とを
    有するネットワーク機器。
  11. 【請求項11】 前記送信手段は、前記検出したエラー
    に応じたマニュアル表示コマンドを送信し、 前記受信手段は、前記エラーに応じたマニュアルデータ
    を受信し、 前記表示手段は、前記エラーに応じたマニュアルデータ
    を表示する請求項10記載のネットワーク機器。
  12. 【請求項12】 前記受信手段は、前記エラーに応じた
    対処用マニュアルデータを受信し、前記表示手段は、前
    記エラーに応じた対処用マニュアルデータを表示する請
    求項11記載のネットワーク機器。
  13. 【請求項13】 前記送信手段及び前記受信手段は、前
    記マニュアル表示コマンド及び前記マニュアルデータを
    非同期通信方式にて通信を行う請求項8〜12のいずれ
    かに記載のネットワーク機器。
  14. 【請求項14】 前記送信手段及び前記受信手段は、I
    EEE1394シリアルバスにより通信を行う請求項8
    〜13のいずれかに記載のネットワーク機器。
  15. 【請求項15】 前記送信手段及び前記受信手段は、前
    記マニュアル表示コマンド及び前記マニュアルデータを
    アシンクロナス通信方式にて通信を行う請求項14記載
    のネットワーク機器。
  16. 【請求項16】 前記送信手段及び/又は前記受信手段
    は、前記アシンクロナス通信を行うと共に、他のデータ
    をアイソクロナス通信方式により混在させて通信する請
    求項15記載のネットワーク機器。
  17. 【請求項17】 ホスト機器及び複数のクライアント機
    器が接続されたネットワークシステムであって、 前記ホスト機器は、 前記複数のクライアント機器のマニュアルデータを記憶
    する記憶手段と、 前記クライアント機器からネットワークを介して該クラ
    イアント機器の識別子を含むマニュアル表示コマンドを
    受信する受信手段と、 前記マニュアル表示コマンドを受信すると前記クライア
    ント機器の識別子に基づき該クライアント機器のマニュ
    アルデータを前記記憶手段から読み出す読出手段と、 前記読み出したマニュアルデータを前記クライアント機
    器の識別子に応じたクライアント機器に送信する送信手
    段とを有し、 前記各クライアント機器は、 操作者が操作可能な操作部と、 前記操作部が操作されるとマニュアル表示コマンドをネ
    ットワークを介して前記ホスト機器に送信する送信手段
    と、 前記マニュアル表示コマンドに応じたマニュアルデータ
    を前記ホスト機器から受信する受信手段と、 前記受信したマニュアルデータを表示する表示手段とを
    有するネットワークシステム。
  18. 【請求項18】 ホスト機器及び複数のクライアント機
    器が接続されたネットワークシステムであって、 前記ホスト機器は、 前記複数のクライアント機器のマニュアルデータを記憶
    する記憶手段と、 前記クライアント機器からネットワークを介して該クラ
    イアント機器の識別子を含むマニュアル表示コマンドを
    受信する受信手段と、 前記マニュアル表示コマンドを受信すると前記クライア
    ント機器の識別子に基づき該クライアント機器のマニュ
    アルデータを前記記憶手段から読み出す読出手段と、 前記読み出したマニュアルデータを前記クライアント機
    器の識別子に応じたクライアント機器に送信する送信手
    段とを有し、 前記各クライアント機器は、 自己のクライアント機器内のエラーを検出する検出手段
    と、 前記エラーが検出されるとマニュアル表示コマンドをネ
    ットワークを介して前記ホスト機器に送信する送信手段
    と、 前記マニュアル表示コマンドに応じたマニュアルデータ
    を前記ホスト機器から受信する受信手段と、 前記受信したマニュアルデータを表示する表示手段とを
    有するネットワークシステム。
  19. 【請求項19】 ホスト機器並びに第1、第2及び第3
    のクライアント機器が接続されたネットワークシステム
    であって、 前記ホスト機器は、 前記第1及び第2のクライアント機器のマニュアルデー
    タを記憶する記憶手段と、 前記第1のクライアント機器からネットワークを介して
    該第1のクライアント機器の識別子を含むマニュアル表
    示コマンドを受信する受信手段と、 前記マニュアル表示コマンドを受信すると前記第1のク
    ライアント機器の識別子に基づき該第1のクライアント
    機器のマニュアルデータを前記記憶手段から読み出す読
    出手段と、 前記読み出したマニュアルデータを前記第3のクライア
    ント機器に送信する送信手段とを有し、 前記第1及び第2のクライアント機器は、 操作者が操作可能な操作部と、 前記操作部が操作されるとマニュアル表示コマンドをネ
    ットワークを介して前記ホスト機器に送信する送信手段
    とを有し、 前記第3のクライアント機器は、 前記マニュアル表示コマンドに応じたマニュアルデータ
    を前記ホスト機器から受信する受信手段と、 前記受信したマニュアルデータを表示する表示手段とを
    有するネットワークシステム。
  20. 【請求項20】 ホスト機器並びに第1、第2及び第3
    のクライアント機器が接続されたネットワークシステム
    であって、 前記ホスト機器は、 前記第1及び第2のクライアント機器のマニュアルデー
    タを記憶する記憶手段と、 前記第1のクライアント機器からネットワークを介して
    該第1のクライアント機器の識別子を含むマニュアル表
    示コマンドを受信する受信手段と、 前記マニュアル表示コマンドを受信すると前記第1のク
    ライアント機器の識別子に基づき該第1のクライアント
    機器のマニュアルデータを前記記憶手段から読み出す読
    出手段と、 前記読み出したマニュアルデータを前記第3のクライア
    ント機器に送信する送信手段とを有し、 前記第1及び第2のクライアント機器は、 自己のクライアント機器内のエラーを検出する検出手段
    と、 前記エラーが検出されるとマニュアル表示コマンドをネ
    ットワークを介して前記ホスト機器に送信する送信手段
    とを有し、 前記第3のクライアント機器は、 前記マニュアル表示コマンドに応じたマニュアルデータ
    を前記ホスト機器から受信する受信手段と、 前記受信したマニュアルデータを表示する表示手段とを
    有するネットワークシステム。
  21. 【請求項21】 (a)複数の機器のマニュアルデータ
    を記憶する記憶手段を準備するステップと、 (b)前記機器からネットワークを介して該機器の識別
    子を含むマニュアル表示コマンドを受信するステップ
    と、 (c)前記マニュアル表示コマンドを受信すると前記機
    器の識別子に基づき該機器のマニュアルデータを前記記
    憶手段から読み出すステップと、 (d)前記読み出したマニュアルデータを前記機器の識
    別子に応じた機器又は他の表示装置に表示させるために
    送信するステップとを有する通信方法。
  22. 【請求項22】 (a)操作者による操作部の操作を検
    出するステップと、 (b)前記操作が検出されるとマニュアル表示コマンド
    をネットワークを介して外部に送信するステップと、 (c)前記マニュアル表示コマンドに応じたマニュアル
    データを外部から受信するステップと、 (d)前記受信したマニュアルデータを表示するステッ
    プとを有する通信方法。
  23. 【請求項23】 (a)自己のネットワーク機器内のエ
    ラーを検出するステップと、 (b)前記エラーが検出されるとマニュアル表示コマン
    ドをネットワークを介して外部に送信するステップと、 (c)前記マニュアル表示コマンドに応じたマニュアル
    データを外部から受信するステップと、 (d)前記受信したマニュアルデータを表示するステッ
    プとを有する通信方法。
  24. 【請求項24】 (a)複数の機器のマニュアルデータ
    を記憶する記憶手段を準備する手順と、 (b)前記機器からネットワークを介して該機器の識別
    子を含むマニュアル表示コマンドを受信する手順と、 (c)前記マニュアル表示コマンドを受信すると前記機
    器の識別子に基づき該機器のマニュアルデータを前記記
    憶手段から読み出す手順と、 (d)前記読み出したマニュアルデータを前記機器の識
    別子に応じた機器又は他の表示装置に表示させるために
    送信する手順とをコンピュータに実行させるためのプロ
    グラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒
    体。
  25. 【請求項25】 (a)操作者による操作部の操作を検
    出する手順と、 (b)前記操作が検出されるとマニュアル表示コマンド
    をネットワークを介して外部に送信する手順と、 (c)前記マニュアル表示コマンドに応じたマニュアル
    データを外部から受信する手順と、 (d)前記受信したマニュアルデータを表示する手順と
    をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録し
    たコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  26. 【請求項26】 (a)自己のネットワーク機器内のエ
    ラーを検出する手順と、 (b)前記エラーが検出されるとマニュアル表示コマン
    ドをネットワークを介して外部に送信する手順と、 (c)前記マニュアル表示コマンドに応じたマニュアル
    データを外部から受信する手順と、 (d)前記受信したマニュアルデータを表示する手順と
    をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録し
    たコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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