JP2000224673A - 映像ネットワークシステムおよび映像ネットワークシステム制御方法 - Google Patents

映像ネットワークシステムおよび映像ネットワークシステム制御方法

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JP2000224673A
JP2000224673A JP11025368A JP2536899A JP2000224673A JP 2000224673 A JP2000224673 A JP 2000224673A JP 11025368 A JP11025368 A JP 11025368A JP 2536899 A JP2536899 A JP 2536899A JP 2000224673 A JP2000224673 A JP 2000224673A
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video
video source
control signal
remote control
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Makoto Nagasawa
誠 長澤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の映像ネットワークシステムは、複数の
サブユニットがある場合に、どのサブユニットから伝送
された信号か判別できず、特定のサブユニットに対して
のみ優先権を与えることができないなどの課題があっ
た。 【解決手段】 ネットワーク管理部を、複数のサブユニ
ットから送信されたデータを受信し、それらのデータの
IDデータに基づいて送信元のサブユニットを判別する
とともに、データの種類を判別し、データが映像ソース
を操作するデータの場合、そのデータに従って、映像ソ
ースを操作し、データが優先権の取得または解除のデー
タの場合、そのデータに従って、特定のサブユニット以
外からの映像ソースに対する操作を禁止または解除する
ように構成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数箇所に設置
された複数のサブユニットが受信したリモコンからの信
号によって、一箇所に設置されたAV(Audio Visual)
機器群を遠隔操作する映像ネットワークシステムおよび
映像ネットワークシステム制御方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般家庭では、例えば、CSチューナ
ー、ビデオテープレコーダー、DVDプレーヤーなどの
様々なAV機器が利用されている。これらのAV機器群
は、一般的に、リビングルームなどに設置されて家族共
同で利用される。しかし、リビングルーム以外の部屋で
これらAV機器群を利用可能にするためには、各部屋に
AV機器群を設置しなければならず、経済的に負担とな
ってしまう。そこで、リビングルームなどに設置された
AV機器群を各場所で共同に利用できる映像ネットワー
クシステムが提案されている。
【0003】従来の映像ネットワークシステムは、リビ
ングルーム以外の複数の部屋に設置されたサブユニット
と、リビングルームなどの一箇所に設置された複数のA
V機器群と、AV機器群に近設されたネットワークボッ
クスとから構成される。
【0004】複数のサブユニットは、リモートコントロ
ールユニット(以下、リモコンという。)から送出され
たAV機器群(映像ソース)を操作する赤外線などのリ
モコン信号を受信すると、そのリモコン信号を制御信号
に変換してネットワークボックスに伝送する。ネットワ
ークボックスは、各サブユニットからの制御信号を読み
取り、その制御信号の意味する操作に従って各AV機器
群をコントロールする。また、ネットワークボックス
は、各AV機器群から受け取った映像信号を複数のサブ
ユニットに対して配信する。
【0005】このような映像ネットワークシステムによ
れば、各リモコンから送出された赤外線などのリモコン
信号によって、赤外線などの到達しない場所(リビング
ルームなど)にあるAV機器群を制御することが可能と
なり、リビングルームなどに設置されたAV機器群を各
部屋で共同に利用可能となる。
【0006】尚、その他の従来の映像ネットワークシス
テムとしては、特開平3−58695号公報などに開示
されたものがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
映像ネットワークシステムは、複数のリモコンから送出
されたリモコン信号によってAV機器群の操作を制御す
ることができるが、ネットワークボックスは、どのサブ
ユニットから伝送された制御信号か判別できないので、
特定のサブユニットに対してのみ優先権を与えることが
できない。即ち、特定のサブユニットからの制御信号に
よってAV機器群の制御(操作)を行う一方、他のサブ
ユニットからの制御信号によってはAV機器群の制御
(操作)を禁止するということができない。
【0008】従って、例えば、各サブユニット側で同一
のAV機器(映像ソース)からの映像を見ている場合
に、各サブユニットでのチャンネル争いが生じたり、一
のサブユニット側においてある映像の録画中に他のサブ
ユニットからの制御信号によって停止させられたりして
しまうなどの課題があった。
【0009】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたものであり、特定のサブユニットに対し
てのみ優先権を与えることができる映像ネットワークシ
ステムおよび映像ネットワークシステム制御方法を得る
ことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
る映像ネットワークシステムは、リモコンから送出され
る、映像ソースを操作するデータおよび優先権の取得ま
たは解除のデータを受信し、それらのデータにIDデー
タを付加して送信する複数のサブユニットと、複数のサ
ブユニットから送信されたデータを受信し、それらのデ
ータのIDデータに基づいて送信元のサブユニットを判
別するとともに、データの種類を判別し、データが映像
ソースを操作するデータの場合、そのデータに従って、
映像ソースを操作し、データが優先権の取得または解除
のデータの場合、そのデータに従って、特定のサブユニ
ット以外からの映像ソースに対する操作を禁止または解
除するネットワーク管理部とを備えたものである。
【0011】請求項2記載の発明に係る映像ネットワー
クシステムは、リモコンから送出されるデータに、映像
ソースを選択する選択データを含ませるとともに、ネッ
トワーク管理部を、特定のサブユニット以外からの選択
データで選択した映像ソースに対する操作を禁止または
解除するように構成したものである。
【0012】請求項3記載の発明に係る映像ネットワー
クシステムは、ネットワーク管理部を、該ネットワーク
管理部自身からの映像ソースに対する操作を禁止または
解除するように構成したものである。
【0013】請求項4記載の発明に係る映像ネットワー
クシステム制御方法は、複数のサブユニットから送信さ
れる、IDデータが付加された、映像ソースを操作する
データおよび優先権の取得または解除のデータを受信
し、それらのデータのIDデータに基づいて送信元のサ
ブユニットを判別するとともに、データの種類を判別
し、データが映像ソースを操作するデータの場合、その
データに従って、映像ソースを操作し、データが優先権
の取得または解除のデータの場合、そのデータに従っ
て、特定のサブユニット以外からの映像ソースに対する
操作を禁止または解除するものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1は、この発明の実施の形態1による
映像ネットワークシステムの構成を示すブロック図であ
る。図において、リモコン1A〜1Cは、ユーザの操作
によって、AV機器群(映像ソース6A〜6C)を操作
(例えば、再生、停止、早送りなど)する赤外線などの
リモコン信号(データ)、および優先権取得または解除
を操作するコマンド信号(データ)を送出するものであ
る。
【0015】ここで、図2は、リモコン信号のビット構
成を示す図、図3は、コマンド信号のビット構成を示す
図である。図2に示すように、リモコン信号10は、製
品が個々にもっているコードであるカスタムコード1
1、映像ソース6A〜6Cを選択する映像ソース選択ビ
ット(選択データ)12、および映像ソース6A〜6C
を操作するリモコンデータ13から構成されている。
【0016】また、図3に示すように、コマンド信号2
0は、製品が個々にもっているコードであるカスタムコ
ード21、映像ソース6A〜6Cを選択する映像ソース
選択ビット(選択データ)22、および各サブユニット
2A〜2Cの優先権の取得または解除を制御する優先権
取得または解除ビット23から構成されている。尚、リ
モコン信号10およびコマンド信号20のカスタムコー
ド11,21および映像ソース選択ビット12,22
は、同一のものである。
【0017】サブユニット2A〜2Cは、複数箇所(例
えば、子供部屋や寝室などの複数の部屋)に設置されて
おり、各リモコン1A〜1Cから送出された上記2種類
のリモコン信号10およびコマンド信号20を受信し、
そのリモコン信号10およびコマンド信号20を、各サ
ブユニット2A〜2C固有のデータ(ID)を付加した
電気信号のリモコン制御信号およびコマンド制御信号に
それぞれ変換し、同軸ケーブルなどの伝送線路3A〜3
Cを介して、リモコン制御信号およびコマンド制御信号
をネットワークボックス4に伝送するものである。
【0018】また、サブユニット2A〜2Cは、伝送線
路3A〜3Cを介してネットワークボックス4から伝送
される映像信号を受信し、各サブユニット2A〜2Cに
近設されたテレビ(図示せず)にその映像信号を送るも
のである。ユーザは、サブユニット2A〜2Cに近設さ
れたテレビで映像を見ることができる。
【0019】ここで、図4は、リモコン制御信号のビッ
ト構成を示す図、図5は、コマンド制御信号のビット構
成を示す図である。図4に示すように、リモコン制御信
号30は、上記リモコン信号10(図2)のカスタムコ
ード11が各サブユニット2A〜2Cによって削除さ
れ、各サブユニット2A〜2C固有の情報を示すサブユ
ニットID31が付加されている。その他のビット構成
は、上記リモコン信号10と同様である。
【0020】また、図5に示すように、コマンド制御信
号40は、上記コマンド信号20(図3)のカスタムコ
ード21が各サブユニット2A〜2Cによって削除さ
れ、各サブユニット2A〜2C固有の情報を示すサブユ
ニットID41が付加されている。その他のビット構成
は、上記コマンド信号20と同様である。
【0021】図1を参照すると、ネットワークボックス
(ネットワーク管理部)4は、一箇所(例えば、リビン
グルームなど)に設置されており、各サブユニット2A
〜2Cから伝送線路3A〜3Cを介して伝送されたリモ
コン制御信号30およびコマンド制御信号40を受信
し、そのリモコン制御信号30およびコマンド制御信号
40を読み取ることによって、各映像ソース6A〜6C
の操作および各サブユニット2A〜2Cの優先権の取得
または解除を制御するものである。
【0022】また、ネットワークボックス4は、各AV
機器(図示せず)の映像ソース6A〜6Cからの映像信
号を受信し、その映像信号をリモコン制御信号30の映
像ソース選択ビット32に対応した各サブユニット2A
〜2Cに伝送線路3A〜3Cを介して伝送するものであ
る。
【0023】尚、ネットワークボックス4の近くにもテ
レビ(図示せず)が設けられており、ユーザはそのテレ
ビで映像を見ることができるとともに、ネットワークボ
ックス4から映像ソース6A〜6Cを操作することもで
きる。
【0024】リモコンコマンダー5A〜5Cは、ネット
ワークボックス4から送られたリモコン制御信号30の
リモコンデータ33を各映像ソース6A〜6Cに送出す
るものである。映像ソース6A〜6Cは、CSチューナ
ー、ビデオテープレコーダー、DVDプレーヤーなどの
AV機器の映像ソースであり、各リモコンコマンドー5
A〜5Cからのリモコンデータ33に従って操作され
て、ネットワークボックス4に映像信号を送信するもの
である。
【0025】次に動作について説明する。尚、この実施
の形態1では、サブユニット2A側から映像ソース6A
を操作する場合について説明する。
【0026】(1)リモコン制御信号による映像ソース
の操作 サブユニット2A側から映像ソース6Aに対して操作を
行う場合、ユーザがリモコン1Aを操作することによっ
て、リモコン1Aから赤外線などのリモコン信号10を
サブユニット2Aに送出する。このとき、リモコン信号
10の映像ソース選択ビット12は、映像ソース6Aを
選択するビットである。
【0027】サブユニット2Aは、リモコンから送出さ
れたリモコン信号10を受信すると、そのリモコン信号
10からカスタムコード11を削除するとともに、その
リモコン信号10にサブユニット2A固有の情報を示す
サブユニットIDを付加してリモコン制御信号30に
し、そのリモコン制御信号30を電気信号に変換して、
ネットワークボックス4に伝送線路3Aを介してリモコ
ン制御信号30を送信する。
【0028】図6は、ネットワークボックスの制御動作
を説明するためのフローチャートである。ネットワーク
ボックス4は、サブユニット2Aからのリモコン制御信
号30を受信すると(ステップST1)、そのリモコン
制御信号30のサブユニットID31を読み取って、ど
のサブユニット2A〜2Cからのリモコン制御信号30
であるかを判別する(ステップST2)。この場合、ネ
ットワークボックス4は、サブユニットID31に基づ
いてサブユニット2Aからのリモコン制御信号30であ
ると判断する。
【0029】次に、ネットワークボックス4は、リモコ
ン制御信号30の映像ソース選択ビット32を読み取っ
て、どの映像ソース6A〜6Cに対するリモコン制御信
号30であるかを判別する(ステップST3)。この場
合、ネットワークボックス4は、映像ソース6Aに対す
るリモコン制御信号30であると判断する。
【0030】次に、ネットワークボックス4は、リモコ
ン制御信号30のリモコンデータ33あるいは優先権取
得または解除ビット43を読み取って、データの種類、
即ち、リモコン制御信号30であるかコマンド制御信号
40であるかを判別する(ステップST4)。この場
合、リモコン制御信号30であるので、ネットワークボ
ックス4は、リモコン制御信号30のリモコンデータ3
3を、映像ソース選択ビット32に応じたリモコンコマ
ンダー5Aに送信する(ステップST5)。
【0031】リモコンコマンダー5Aは、映像ソース6
Aに赤外線などのリモコンデータ33を送出する。映像
ソース6Aは、リモコンデータ33を受信すると、その
リモコンデータ33に従った操作(例えば、再生、停
止、早送りなど)を行って、映像信号をネットワークボ
ックス4に送信する。
【0032】ネットワークボックス4は、映像ソース6
Aからの映像信号を受信すると(ステップST6)、リ
モコン制御信号30の映像ソース選択ビット32に応じ
たサブユニット2Aに映像信号を送信する(ステップS
T7)。
【0033】サブユニット2Aは、映像信号を受信する
と、サブユニット2Aに近設されているテレビ(図示せ
ず)にその映像信号を送る。
【0034】(2)コマンド制御信号による各サブユニ
ットの優先権の取得または解除 サブユニット2A側から映像ソース6Aに対する優先権
の取得または解除を行う場合、ユーザがリモコン1Aを
操作することによって、リモコン1Aから赤外線などの
コマンド信号20をサブユニット2Aに送出する。この
とき、コマンド信号20の映像ソース選択ビット22
は、映像ソース6Aを選択するビットである。
【0035】サブユニット2Aは、コマンド信号20を
受信すると、そのコマンド信号20からカスタムコード
21を削除するとともに、そのコマンド信号20にサブ
ユニット2A固有の情報を示すサブユニットID41を
付加してコマンド制御信号40にし、そのコマンド制御
信号40を電気信号に変換して、ネットワークボックス
4に伝送線路3Aを介してコマンド制御信号40を送信
する。
【0036】ネットワークボックス4は、上記したリモ
コン制御信号30の場合と同様、サブユニット2Aから
のコマンド制御信号40を受信し(ステップST1)、
サブユニットID41からサブユニット2A〜2Cを判
別し(ステップST2)、映像ソース選択ビット32か
ら映像ソース6A〜6Cを判別し(ステップST3)、
リモコンデータ33あるいは優先権取得または解除ビッ
ト43からデータの種類を判別する(ステップST
4)。この場合、ネットワークボックス4は、コマンド
制御信号40から、サブユニット2Aからの映像ソース
6Aに対する優先権の取得または解除であると判断す
る。
【0037】データの種類の判別の結果、コマンド制御
信号40である場合、ネットワークボックス4は、優先
権収録または解除ビット43が、優先権の取得であるか
解除であるかを判別する(ステップST8)。
【0038】その結果、優先権の取得の場合は、ネット
ワークボックス4は、他のサブユニット2B,2Cから
の映像ソース6Aに対する操作を禁止する(ステップS
T9)。即ち、ネットワークボックス4は、他のサブユ
ニット2B,2Cからのリモコン制御信号30に基づく
映像ソース6Aへのリモコンデータ33の送信(ステッ
プST5)を禁止する。
【0039】一方、優先権の解除の場合は、ネットワー
クボックス4は、他のサブユニット2A〜2Cからの映
像ソース6Aに対する制御の操作を解除する(ステップ
ST10)。即ち、ネットワークボックス4は、他のサ
ブユニット2A〜2Cからのリモコン制御信号30に基
づく映像ソース6Aへのリモコンデータ33の送信(ス
テップST5)を可能とする。
【0040】尚、上記実施の形態では、サブユニット2
Aから映像ソース6Aに対する操作および優先権の取得
または解除を説明したが、サブユニット2Aから映像ソ
ース6B,6Cに対する操作および優先権の取得または
解除、あるいはサブユニット2B,2Cから映像ソース
6A〜6Cに対する操作および優先権の取得または解除
の場合についても、上記説明したのと同様の動作であ
る。
【0041】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、リモコン制御信号30およびコマンド制御信号40
のサブユニットID31,41に基づいて送信元のサブ
ユニット(2A)を判別するとともに、リモコン制御信
号30かコマンド制御信号40かを判別し、リモコン制
御信号30の場合、そのリモコンデータ33に従って、
映像ソース(6A)を操作し、コマンド制御信号40の
場合、そのコマンド制御信号に従って、特定のサブユニ
ット(2A)以外のサブユニット(2B,2C)からの
映像ソース(6A)に対する操作を禁止または解除する
ように構成したので、特定のサブユニット(2A)に対
してのみ優先権を与えることができ、その結果、各サブ
ユニット2A〜2Cでのチャンネル争いが生じるなどの
問題を解消することができる。
【0042】また、リモコン制御信号30およびコマン
ド制御信号40に含まれる、映像ソース6A〜6Cを選
択する映像ソース選択ビット32,42によって、特定
のサブユニット(2A)以外のサブユニット(2B,2
C)からの映像ソース選択ビット32,42で選択した
映像ソース(6A)に対する操作を禁止または解除する
ように構成したので、複数の映像ソース6A〜6Cがあ
る場合でも、各映像ソース6A〜6C毎に、特定のサブ
ユニット(2A)に対してのみ優先権を与えることがで
き、一層、チャンネル争いなどが生じるのを少なくする
ことができる。
【0043】実施の形態2.上述したように、ネットワ
ークボックス4からも映像ソース6A〜6Cを操作可能
であるが、サブユニット2A〜2Cに対してだけでな
く、ネットワークボックス4に対しても映像ソース6A
〜6Cの操作を禁止するように構成してもよい。また、
ネットワークボックス4にも優先権を与えるように構成
してもよい。この場合、リモコン制御信号30およびコ
マンド制御信号40に、ネットワークボックス4固有の
情報を示すIDを付加することにより実現することがで
きる。
【0044】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、リモコンから送出される、映像ソースを操作する
データおよび優先権の取得または解除のデータを受信
し、それらのデータにIDデータを付加して送信する複
数のサブユニットと、複数のサブユニットから送信され
たデータを受信し、それらのデータのIDデータに基づ
いて送信元のサブユニットを判別するとともに、データ
の種類を判別し、データが映像ソースを操作するデータ
の場合、そのデータに従って、映像ソースを操作し、デ
ータが優先権の取得または解除のデータの場合、そのデ
ータに従って、特定のサブユニット以外からの映像ソー
スに対する操作を禁止または解除するネットワーク管理
部とを備えたので、特定のサブユニットに対してのみ優
先権を与えることができ、その結果、各サブユニットで
のチャンネル争いが生じるなどの問題を解消することが
できるという効果を奏する。
【0045】請求項2記載の発明によれば、リモコンか
ら送出されるデータに、映像ソースを選択する選択デー
タを含ませるとともに、ネットワーク管理部を、特定の
サブユニット以外からの選択データで選択した映像ソー
スに対する操作を禁止または解除するように構成したの
で、複数の映像ソースがある場合でも、各映像ソース毎
に、特定のサブユニットに対してのみ優先権を与えるこ
とができ、一層、チャンネル争いなどが生じるのを少な
くすることができるという効果を奏する。
【0046】請求項3記載の発明によれば、ネットワー
ク管理部を、該ネットワーク管理部自身からの映像ソー
スに対する操作を禁止または解除するように構成したの
で、さらにチャンネル争いなどの生じる可能性が低くな
るという効果を奏する。
【0047】請求項4記載の発明によれば、複数のサブ
ユニットから送信される、IDデータが付加された、映
像ソースを操作するデータおよび優先権の取得または解
除のデータを受信し、それらのデータのIDデータに基
づいて送信元のサブユニットを判別するとともに、デー
タの種類を判別し、データが映像ソースを操作するデー
タの場合、そのデータに従って、映像ソースを操作し、
データが優先権の取得または解除のデータの場合、その
データに従って、特定のサブユニット以外からの映像ソ
ースに対する操作を禁止または解除するので、請求項1
と同様、特定のサブユニットに対してのみ優先権を与え
ることができ、その結果、各サブユニットでのチャンネ
ル争いが生じるなどの問題を解消することができるとい
う効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による映像ネットワ
ークシステムの構成を示すブロック図である。
【図2】 リモコン信号のビット構成を示す図である。
【図3】 コマンド信号のビット構成を示す図である。
【図4】 リモコン制御信号のビット構成を示す図であ
る。
【図5】 コマンド制御信号のビット構成を示す図であ
る。
【図6】 ネットワークボックスの制御動作を説明する
ためのフローチャートである。
【符号の説明】
1A〜1C リモコン 2A〜2C サブユニット 4 ネットワークボックス(ネットワーク管理部) 6A〜6C 映像ソース

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リモコンから送出される、映像ソースを
    操作するデータおよび優先権の取得または解除のデータ
    を受信し、それらのデータにIDデータを付加して送信
    する複数のサブユニットと、 該複数のサブユニットから送信されたデータを受信し、
    それらのデータのIDデータに基づいて送信元のサブユ
    ニットを判別するとともに、データの種類を判別し、デ
    ータが上記映像ソースを操作するデータの場合、そのデ
    ータに従って、上記映像ソースを操作し、データが優先
    権の取得または解除のデータの場合、そのデータに従っ
    て、特定のサブユニット以外からの上記映像ソースに対
    する操作を禁止または解除するネットワーク管理部とを
    備えた映像ネットワークシステム。
  2. 【請求項2】 リモコンから送出されるデータに、映像
    ソースを選択する選択データを含ませるとともに、ネッ
    トワーク管理部を、特定のサブユニット以外からの上記
    選択データで選択した上記映像ソースに対する操作を禁
    止または解除するように構成したことを特徴とする請求
    項1記載の映像ネットワークシステム。
  3. 【請求項3】 ネットワーク管理部を、該ネットワーク
    管理部自身からの映像ソースに対する操作を禁止または
    解除するように構成したことを特徴とする請求項1また
    は請求項2記載の映像ネットワークシステム。
  4. 【請求項4】 複数のサブユニットから送信される、I
    Dデータが付加された、映像ソースを操作するデータお
    よび優先権の取得または解除のデータを受信し、 それらのデータのIDデータに基づいて送信元のサブユ
    ニットを判別するとともに、データの種類を判別し、 データが上記映像ソースを操作するデータの場合、その
    データに従って、上記映像ソースを操作し、 データが優先権の取得または解除のデータの場合、その
    データに従って、特定のサブユニット以外からの上記映
    像ソースに対する操作を禁止または解除することを特徴
    とする映像ネットワークシステム制御方法。
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