JP3454222B2 - 電子機器 - Google Patents

電子機器

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JP3454222B2
JP3454222B2 JP2000056072A JP2000056072A JP3454222B2 JP 3454222 B2 JP3454222 B2 JP 3454222B2 JP 2000056072 A JP2000056072 A JP 2000056072A JP 2000056072 A JP2000056072 A JP 2000056072A JP 3454222 B2 JP3454222 B2 JP 3454222B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、双方向バスを介して接
続される電子機器に関し、例えばテレビジョン受像機、
ビデオテープレコーダ等のデバイスを双方向バスにて相
互に接続し、デバイスに内蔵された例えばモニター受像
機、TVチューナ、ビデオデッキ等のサブデバイスを、
他のデバイスから制御するシステムに用いられる電子機
器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、複数のオーディオ機器やビジュア
ル機器(以下AV機器という)を、ビデオ信号ラインや
オーディオ信号ライン(以下AV信号ラインという)に
よって接続し、システム化して使用することが一般的に
行われている。
【0003】このようなAVシステムでは、上述のAV
信号ラインの他に、システム制御バス(以下単に双方向
バスという)によって機器間を接続し、互いを制御する
ようになっている。具体的には、所謂IECのパブリケ
ーション1030で規定されているD2B(Audio,Vide
o and audiovisual systems Domestic Digital Bus)や
EIAJのET−2101で規定されているホームバス
システム(Home Bus System 、以下HBSという)等が
知られている。そして、双方向バスを介して、例えばテ
レビジョン受像機、ビデオテープレコーダ、ビデオデッ
キプレイヤ(以下それぞれTV、VTR、VDPとい
う)等の機器(デバイス)から他のデバイスを制御した
り、デバイスから他のデバイスに内蔵された例えばモニ
ター受像機(TVモニタ)、TVチューナ、ビデオデッ
キ、アンプ等のサブデバイスを制御するようになってい
る。
【0004】すなわち、デバイスに内蔵されたサブデバ
イスから他のデバイスに内蔵されたサブデバイスへの通
信(以下サブデバイスからサブデバイスへの通信とい
う)、デバイスに内蔵されたサブデバイスから他のデバ
イスへの通信(以下サブデバイスからデバイスへの通信
という)、デバイスから他のデバイスに内蔵されたサブ
デバイスへの通信(以下デバイスからサブデバイスへの
通信という)及びデバイスからデバイスへの通信を、双
方向バスを介して行うようになっている。換言すると、
複数の経路を介して通信が行われるようになっている。
【0005】ここで、上述のような双方向バス、例えば
D2Bで用いられる伝送信号のフォーマットについて説
明する。D2Bでは、送信先のサブデバイス等を制御す
るための制御コマンドや動作状態等を示すデータは、図
11に示すように、フレーム構成とされ、双方向バスを
介して伝送される。
【0006】すなわち、1フレームは、フレームの先頭
を表すヘッダを指定するためのヘッダフィールド101
と、送信元のデバイスのアドレスを指定するためのマス
タアドレスフィールド102と、送信先のデバイスのア
ドレスを指定するためのスレーブアドレスフィールド1
03と、送信先のデバイスを捕捉(ロック)した状態又
はノンロックした状態での通信等を示すコントロールビ
ットを指定するためのコントロールフィールド104
と、制御コマンドやデータを指定するためのデータフィ
ールド105とから構成される。
【0007】ヘッダフィールド101のヘッダは、図1
2に示すように、同期を取るための1ビットからなるス
タートビット101aと、伝送速度や上記データフィー
ルド105のバイト数を規定するためのモードビット1
01bとから構成される。このモードビット101b
は、1〜3ビットからなり、現在、データフィールド1
05を最大2バイトとするモード0、最大32バイト
(スレーブからマスタでは最大16バイト)とするモー
ド1、最大128バイト(スレーブからマスタでは最大
64バイト)とするモード2の3つのモードが規定され
ている。
【0008】マスタアドレスフィールド102の送信元
デバイスのアドレスは、上述の図12に示すように、送
信元のデバイスのアドレスを指定するための12ビット
からなるマスタアドレスビット102aと、1ビットの
パリティビット102bとから構成される。
【0009】スレーブアドレスフィールド103の送信
先デバイスのアドレスは、上述の図12に示すように、
送信先のデバイスのアドレスを指定するための12ビッ
トからなるスレーブアドレスビット103aと、1ビッ
トのパリティビット103bと、送信先のデバイスから
の確認(アクノリッジ)を送るための1ビットのアクノ
リッジビット103cとから構成される。
【0010】コントロールフィールド104のコントロ
ールビットは、上述の図12に示すように、制御コマン
ドの方向を示したり、ロック状態又はノンロック状態を
示す4ビットからなるコントロールビット104aと、
1ビットのパリティビット104bと、1ビットのアク
ノリッジビット104cとから構成される。
【0011】データフィールド105には、上述の図1
2に示すように、8ビットのデータビット105aと、
1ビットのエンドオブデータビット105bと、1ビッ
トのパリティビット105cとが必要に応じて繰り返さ
れる。そして、データビット105aを先頭から順にデ
ータ#1、#2、#3・・・とすると、データ#1に
は、例えばサブデバイスに関係した通信を表すオペレー
ションコード(Operation code、以下OPCという) "B
egin 2"(すなわちコード "BD"h (h は16進を表
す))、HBSを介しての通信を表すOPC"Begin 1" ("
BC"h) 、他のバスを介しての通信を表すOPC"Begin
0" ("BB"h) 等が指定され(割り当てられ)、データ
#2には、これらのOPCに対するオペランド(Operan
d 、以下OPRという)が指定される。
【0012】これらのOPCに対するOPR、例えばO
PC"Begin 2" に対するOPRは、図13に示すよう
に、電話通信系(CT:Communication Telephony )、
AV系(AV/C:Audio Video and Control)及び家電
製品系(HK:Housekeeping)等のサービスコードを識
別するためのビットb5 、b4 、b3 、b2 (b7 が最
上位ビット(MSB))と、サブデバイスからサブデバ
イスへの通信、サブデバイスからデバイスへの通信、デ
バイスからサブデバイスへの通信、デバイスからデバイ
スへの通信のいずれかを表す、すなわち送信元のサブデ
バイスのアドレス(Source Sub-Device Address 、以下
SSDAという)又は送信先のサブデバイスのアドレス
(Destination Sub-Device Address、以下DSDAとい
う)の有無を示すビットb1 、b0 とからなる。なお、
ビットb7 は常に0とされ、ビットb6 は将来の標準化
のために保留されており、現在は1とされている。具体
的には、b1 =0、b0 =0がサブデバイスからサブデ
バイスへの通信を、b1 =0、b0 =1がサブデバイス
からデバイスへの通信を、b1 =1、b0 =0がデバイ
スからサブデバイスへの通信を、b1 =1、b0 =1が
デバイスからデバイスへの通信を表す。
【0013】したがって、例えばTV(デバイス)のサ
ブデバイスからVTR(他のデバイス)のビデオデッキ
(サブデバイス)への通信では、図14Aに示すよう
に、マスタアドレスフィールド102にTVのアドレス
をマスタアドレスビットとして指定し、スレーブアドレ
スフィールド103にVTRのアドレスをスレーブアド
レスビットとして指定し、コントロールフィールド10
4に例えばマスタからスレーブへの制御コマンドの書き
込みを表すコード "A"hを指定する。さらに、データ#
1にOPC"Begin 2" を指定し、データ#2にサブデバ
イスからサブデバイスへの通信を示す例えばコード "5
4"hをOPC"Begin 2" に対するOPRとして指定し、
データ#3にTVのサブデバイスのアドレスをSSDA
として指定し、データ#4にVTRのサブデバイスのア
ドレスをDSDAとして指定する。そして、後に続くデ
ータ#5に、例えばVTRのビデオデッキをプレー(再
生動作)させる等の制御コマンドを指定する。
【0014】また、例えばTVのサブデバイスからVT
R(デバイス)への通信では、図14Bに示すように、
マスタアドレスフィールド102〜コントロールフィー
ルド104にそれぞれTVのアドレス、VTRのアドレ
ス、マスタからスレーブへの制御コマンドの書き込みを
表すコード "A"hを指定する。さらに、データ#1にO
PC"Begin 2" を指定し、データ#2にサブデバイスか
らデバイスへの通信を示すコード "55"hを指定し、デ
ータ#3にTVのサブデバイスのアドレスをSSDAと
して指定する。そして、データ#4に制御コマンドを指
定する。すなわち、この場合、送信先のサブデバイスが
ないので、DSDAの指定は不要である。
【0015】また、例えばTV(デバイス)からVTR
のサブデバイスへの通信では、図14Cに示すように、
マスタアドレスフィールド102〜コントロールフィー
ルド104にそれぞれTVのアドレス、VTRのアドレ
ス、マスタからスレーブへの制御コマンドの書き込みを
表すコード "A"hを指定する。さらに、データ#1にO
PC"Begin 2" を指定し、データ#2にデバイスからサ
ブデバイスへの通信を示すコード "56"hを指定し、デ
ータ#3にVTRのサブデバイスのアドレスをDSDA
として指定する。そして、データ#4に、制御コマンド
を指定する。すなわち、この場合、送信元のサブデバイ
スがないので、SSDAの指定は不要である。
【0016】また、例えばTV(デバイス)からVTR
(デバイス)への通信では、図14Dに示すように、マ
スタアドレスフィールド102〜コントロールフィール
ド104にそれぞれTVのアドレス、VTRのアドレ
ス、マスタからスレーブへの制御コマンドの書き込みを
表すコード "A"hを指定する。サブデバイスに関する通
信はないので、データ#1に制御コマンドを指定する。
すなわち、この場合、OPC"Begin 2" 、SSDA及び
DSDAの指定は不要である。
【0017】ここで、制御コマンドについて説明する。
8ビットで表現することができるコードは256種であ
り、256種のコードでは、AV機器全体の制御を行う
には十分でない。そこで、HBSやD2Bでは、図15
に示すOPCとOPRからなるコマンドテーブルが用い
られる。
【0018】すなわち、コマンドテーブルは、制御対象
の名称を示す1バイトのOPCと、制御内容を示す1バ
イト又は複数バイトのOPRとからなり、OPCのコー
ド "A0"h〜コード "BF"hに各機器で共通に用いられ
る一般コマンドが割り付けられ、コード "C0"h〜コー
ド "DF"hに機能コマンドグループが割り付けられ、コ
ード "E0"h〜コード "FF"hに特殊機能コマンドグル
ープが割り付けられる。なおコード "80"h〜コード "
9F"hは保留されている。
【0019】具体的には、例えば機能コマンドグループ
(コード "C0"h〜コード "DF"h)の領域をビデオコ
マンド、オーディオコマンド、デッキ/プレーヤコマン
ド、チューナコマンド等の制御コマンドが共用し、例え
ばコード "C0"hは、ビデオコマンドではコントラスト
の制御を、オーディオコマンドではボリュームの制御
を、デッキ/プレーヤコマンドではリピートを、チュー
ナコマンドではバンドの制御を表す。
【0020】また、例えば特殊機能コマンドグループ
(コード "E0"h〜コード "FF"h)の領域をビデオカ
メラコマンドやタイマコマンド等の制御コマンドが共用
し、例えばコード "E0"hは、ビデオカメラコマンドで
はズームの制御を、タイマコマンドでは年を表す。
【0021】一方、OPRのコード "20"h〜コード "
5F"hに所謂ASCIIコード、制御値コード、エリア
スコードが割り付けられ、コード "60"h〜コード "7
F"hに標準OPRが割り付けられる。なおコード "0
0"h〜コード "1F"hは保留されている。
【0022】具体的には、例えば標準OPR(コード "
60"h〜コード "7F"h)は、上述のビデオコマンド、
オーディオコマンド等の制御コマンド毎に共通の意味を
持ち、例えばコード "60"hはオンを、コード "70"h
はオフを、コード "63"hは減少を、コード "73"hは
増加を意味する。
【0023】ところで、HBSでは、制御コマンドの前
にテーブルセレクタ(TS:TableSelector、すなわち
OPCがコード "B9"hからなる一般コマンド)を置い
て、制御コマンドのOPCがどの機能コマンド又は特殊
機能コマンドに相当するかを規定するようになっている
が、D2Bでは、OPC"Begin 2" で指定されるDSD
Aによりディフォルト値でコマンドテーブルが選択され
る。具体的には、例えばDSDAがTVモニタ(サブデ
バイス)ではビデオコマンドが、オーディオアンプでは
オーディオコマンドが、ビデオデッキ、ビデオプレー
ヤ、オーディオデッキ及びCDプレーヤではデッキ/プ
レーヤコマンドが、TVチューナ及びオーディオチュー
ナではチューナコマンドが選択される。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
D2B等の通信方法では、制御コマンドのOPCの位置
が例えばデータフィールド105のデータ#5、データ
#4、データ#4、データ#1の位置と通信形態(通信
経路の種類)により異なるために、受信側のデバイスあ
るいはサブデバイスでは、制御コマンドのOPCのデコ
ードを行う前に、OPCの位置を特定する必要があり、
そのためにハードウエアやソフトウェアが複雑になると
いう問題があった。また、伝送信号を形成して送信する
際にも通信経路によって制御コマンドのOPCの位置が
異なり、ソフトウェア等が複雑になるという問題があっ
た。本発明は、このような実情に鑑みてなされたもので
あり、制御コマンドのフレームでの位置を固定し、制御
コマンドを例えばデコードするためのソフトウェア等を
簡単にすることができるような電子機器の提供を目的と
する。
【0025】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、本発明に係る電子機器は、双方向バスを介して接
続されている他の電子機器から受信した制御コマンドに
基づいて所定の動作を実行する電子機器において、制御
対象の電子機器のアドレスを指定するためのアドレスフ
ィールドと、上記制御対象の電子機器に対する制御コマ
ンドを指定するためのデータフィールドとからなるフレ
ーム構造を有すると共に、該データフィールドの所定位
置に、デバイスに内蔵されたサブデバイスから他のデバ
イスへの通信、デバイスから他のデバイスに内蔵された
サブデバイスへの通信又はデバイスからデバイスへの通
信を示す情報を含む固定長の経路選択情報と、該固定長
の経路選択情報の後に続いて制御コマンドとが挿入され
た伝送信号を受信する手段と、上記受信した伝送信号中
の上記経路選択情報から、該伝送信号の通信経路を検知
する検知手段とを有し、上記データフィールドの所定位
置にデバイスからデバイスへの通信を示す情報が含まれ
ている場合は、上記固定長の経路選択情報にダミーコー
ドが含まれることを特徴とする。
【0026】また、本発明に係る電子機器は、上述の課
題を解決するために、受信した制御コマンドに基づいて
所定の動作を実行する他の電子機器と双方向バスを介し
て接続されている電子機器において、制御対象の電子機
器のアドレスを指定するためのアドレスフィールドと、
上記制御対象の電子機器に対する制御コマンドを指定す
るためのデータフィールドとからなるフレーム構造を有
する伝送信号中の該アドレスフィールドに伝送先の電子
機器のアドレスを挿入し、該データフィールドの所定位
置に、デバイスに内蔵されたサブデバイスから他のデバ
イスへの通信、デバイスから他のデバイスに内蔵された
サブデバイスへの通信又はデバイスからデバイスへの通
信を示す情報を含む固定長の経路選択情報及び該固定長
の経路選択情報の後に続いて制御コマンドを挿入する手
段と、上記伝送信号を上記他の電子機器に送信する手段
とを有し、上記データフィールドの所定位置にデバイス
からデバイスへの通信を示す情報が含まれている場合
は、上記固定長の経路選択情報にダミーコードが含まれ
ることを特徴とする。
【0027】
【実施例】以下、本発明に係る電子機器の一実施例が用
いられる、送信方法、受信方法、通信方法及び双方向バ
スシステムの具体例を図面を参照しながら説明する。こ
の実施例は、本発明を所謂IECのパブリケーション1
030で規定されているD2B(Audio,Viedo and audi
ovisual systems Domestic Digital Bus)、EIAJの
ET−2101で規定されているホームバスシステム
(Home Bus System 、以下HBSという)に適用したも
のである。
【0028】本発明の実施例を適用した双方向バスシス
テムは、例えば図1に示すように、デバイスであるテレ
ビジョン受像機(以下TVという)10と、デバイスで
あるビデオテープレコーダ(以下VTRという)20、
30と、デバイスであるビデオデッキプレーヤ(以下V
DPという)40とを双方向バス1を介して相互に接続
して構成される。
【0029】TV10は、上述の図1に示すように、テ
レビジョン放送を受信してビデオ信号とオーディオ信号
を再生するチューナ10aと、該チューナ10aで再生
されたビデオ信号に基づいた画像を表示するTVモニタ
10bと、上記チューナ10aで再生されたオーディオ
信号を増幅するアンプ10cとをサブデバイスとして内
蔵すると共に、上記チューナ10aからのビデオ信号又
は/及びオーディオ信号(以下AV信号という)を外部
に出力したり、外部から入力されるAV信号を上記チュ
ーナ10a、TVモニタ10bに供給するスイッチボッ
クス10dをサブデバイスとして備える。
【0030】また、VTR20は、上述の図1に示すよ
うに、AV信号を磁気テープに記録し、又はAV信号を
再生するビデオデッキ20aと、テレビジョン放送を受
信してAV信号を再生するチューナ20bとをサブデバ
イスとして内蔵すると共に、上記ビデオデッキ20aや
チューナ20bからのAV信号を外部に出力したり、外
部から入力されるAV信号を上記ビデオデッキ20aに
供給するスイッチボックス20cをサブデバイスとして
備える。
【0031】また、VTR30は、上述のVTR20と
同様に、ビデオデッキ30aと、チューナ30bと、ス
イッチボックス30cとをサブデバイスとして内蔵す
る。
【0032】また、VDP40は、光ディスクからAV
信号を再生するビデオプレーヤ40aをサブデバイスと
して内蔵する。
【0033】そして、この双方向バスシステムでは、例
えばVTR20、VTR30、VDP40で再生された
ビデオ信号をTV10に供給し、このビデオ信号に基づ
いた画像を表示するようになっている。具体的には、T
V10のスイッチボックス10dとVTR20のスイッ
チボックス20cがAV信号ラインL1で接続され、T
V10のスイッチボックス10dとVTR30のスイッ
チボックス30cがAV信号ラインL2で接続され、T
V10のスイッチボックス10dとビデオプレーヤ40
aがAV信号ラインL3で接続され、すなわちAV信号
ラインL1、L2、L3は、TV10を中心としてスタ
ー(星)状に配線され、VTR20、VTR30、VD
P40で再生されたAV信号がそれぞれAV信号ライン
L1、L2、L3及びスイッチボックス10dを介して
TVモニタ10bに供給され、TVモニタ10bに画像
が表示される。また、例えばビデオプレーヤ40aで再
生されたAV信号が、AV信号ラインL3、スイッチボ
ックス10d、AV信号ラインL1、スイッチボックス
20cを介してビデオデッキ20aに供給され、ビデオ
デッキ20aにより磁気テープに記録(録画)される。
【0034】また、この双方向バスシステムでは、例え
ばTV10(デバイス)は、双方向バス1を介してVT
R20、30、VDP40(デバイス)やそれらに内蔵
されたビデオデッキ20a、30a、ビデオプレーヤ4
0a、スイッチボックス20c、30c(サブデバイ
ス)を制御したり、これらの機器(デバイスやサブデバ
イス)の動作状態(ステータス)等を示すデータを双方
向バス1を介して送信するようになっている。
【0035】具体的には、TV10は、例えば図2に示
すように、上記チューナ10a〜スイッチボックス10
dを内部制御バス11を介して制御するマイクロプロセ
ッサ12と、ユーザが操作した操作内容を上記マイクロ
プロセッサ12に入力するユーザインターフェイス部1
3と、他のデバイスやそのサブデバイスを制御するため
の制御コマンドやデータからなる伝送信号を上記双方向
バス1に入出力するバスインターフェイス回路14とを
備える。
【0036】また、VTR20は、上述の図2に示すよ
うに、上記ビデオデッキ20a〜スイッチボックス20
cを内部制御バス21を介して制御するマイクロプロセ
ッサ22と、ユーザが操作した操作内容を上記マイクロ
プロセッサ22に入力するユーザインターフェイス部2
3と、伝送信号を上記双方向バス1に入出力するバスイ
ンターフェイス回路24とを備える。また、VTR3
0、VDP40も同様に、マイクロプロセッサ、バスイ
ンターフェイス回路等(図示せず)を備える。
【0037】そして、例えばユーザが、VTR20で再
生されるビデオ信号に基づいた画像をTV10で見るた
めにTV10のユーザインターフェイス部13を操作す
ると、TV10のマイクロプロセッサ12は、操作内容
に応じて伝送信号を形成し、この伝送信号をバスインタ
ーフェイス回路14、双方向バス1を介してVTR20
に送信する。VTR20のマイクロプロセッサ22は、
バスインターフェイス回路24で受信されるこの伝送信
号に基づき、内部制御バス21を介してビデオデッキ2
0aをプレー(再生動作)させる制御を行うと共に、ビ
デオデッキ20aで再生されたAV信号がTV10に供
給されるようにスイッチボックス20cを制御する。
【0038】すなわち、ユーザインターフェイス部13
は、上述の図2に示すように、例えばキースイッチ等を
備えた操作部13aと、例えば発光ダイオード等を備え
た表示部13bとから構成され、操作部13aは、ユー
ザがキースイッチ等を用いて操作した操作内容に対応し
た信号を内部制御バス11を介してマイクロプロセッサ
12に供給する。
【0039】マイクロプロセッサ12は、上述の図2に
示すように、後述する受信された制御コマンドを上記チ
ューナ10a〜スイッチボックス10dを制御するため
の内部制御コマンドに変換するコマンドテーブルや各種
のプログラムが記憶されているリードオンリメモリ(以
下ROMという)12aと、該ROM12aに記憶され
ているプログラムを実行する中央演算装置(以下CPU
という)12bと、実行の結果等を記憶するランダムア
クセスメモリ(以下RAMという)12cと、上記チュ
ーナ10a〜バスインターフェイス回路14とのインタ
ーフェイスを取るI/O回路12dとから構成される。
そして、CPU12bは、操作部13aから内部制御バ
ス11、I/O回路12dを介して供給される信号に基
づいて、例えばVTR20を制御する制御コマンドを生
成し、この制御コマンドをバスインターフェイス回路1
4に供給する。
【0040】バスインターフェイス回路14は、双方向
バス1に対するアクセス方式として、例えば所謂CSM
A/CD(Carrier Sense Multiple Access with Colli
sionDetection)を採用すると共に、例えば所謂IEC
/SC48B(Secretariat)202で規定されるコネク
タを介して双方向バス1に接続されている。
【0041】具体的には、このコネクタは、図3Aに示
すように、2つのソケット2、3を備え、図3Bに示す
ように、ソケット2の信号用の接点2a、2b、アース
用の接点2cと、ソケット3の信号用の接点3a、3
b、アース用の接点3cとが内部で互いに接続されてい
る。また、接点2aと接点2bがスイッチ2d及び終端
抵抗(例えば120オーム)4を介して接続されると共
に、接点3aと接点3bがスイッチ3d及び終端抵抗4
を介して接続されている。
【0042】このように構成されるコネクタはTV10
等の各デバイス毎にそれぞれ具備されており、例えばV
TR20に具備されるコネクタのように、TV10から
の双方向バス1のプラグとVTR30からの双方向バス
1のプラグがそれぞれソケット2、3に挿入されると、
スイッチ2d、3dが開いて終端抵抗4が切り離され、
TV10からの伝送信号がVTR20のバスインターフ
ェイス回路24に供給されると共に、後段のVTR30
やVDP40に供給されるようになっている。ここで、
双方向バス1上を伝送される伝送信号のフォーマットに
ついて説明する。この伝送信号のフォーマットは、従来
の技術で述べたD2Bのフォーマットに略準拠したもの
であり、送信先のサブデバイス等を制御するための制御
コマンドやデータは、図4に示すように、フレーム構成
とされて伝送される。
【0043】すなわち、1フレームは、フレームの先頭
を表すヘッダを指定するためのヘッダフィールド51
と、送信元のデバイスのアドレスを指定するためのマス
タアドレスフィールド52と、送信先のデバイスのアド
レスを指定するためのスレーブアドレスフィールド53
と、送信先のデバイスを捕捉(ロック)した状態又はノ
ンロック状態での通信等を示すコントロールビットを指
定するためのコントロールフィールド54と、制御コマ
ンドやデータを指定するためのデータフィールド55と
から構成される。
【0044】ヘッダフィールド51のヘッダは、従来の
技術で述べたD2Bに準拠し(図12参照)、同期を取
るための1ビットからなるスタートビットと、伝送速度
や上記データフィールド55のバイト数を規定するため
のモードビットとから構成される。
【0045】マスタアドレスフィールド52の送信元デ
バイスのアドレスは、従来の技術で述べたD2Bに準拠
し、送信元のデバイスのアドレスを指定するための12
ビットからなるマスタアドレスビットと、1ビットのパ
リティビットとから構成される。
【0046】スレーブアドレスフィールド53の送信先
デバイスのアドレスは、従来の技術で述べたD2Bに準
拠し、送信先のデバイスのアドレスを指定するための1
2ビットからなるスレーブアドレスビットと、1ビット
のパリティビットと、送信先のデバイスからの確認(ア
クノリッジ)を送るための1ビットのアクノリッジビッ
トとから構成される。
【0047】コントロールフィールド54のコントロー
ルビットは、従来の技術で述べたD2Bに略準拠し、ロ
ック状態又はノンロック状態を示すと共に、データフィ
ールド55が制御コマンドであるかデータであるかを指
定する4ビットからなるコントロールビットと、1ビッ
トのパリティビットと、1ビットのアクノリッジビット
とから構成される。なお、コントロールビットとして
は、D2Bに規定されているコードのうちのマスタから
スレーブへのコードであって、制御コマンドのノンロッ
ク状態での書き込みを表すコード "E"h(h は16進を
表す)、データのロック状態での書き込みを表すコード
"B"h及びデータのノンロック状態での書き込みを表す
コード "F"hのみを使用する。
【0048】データフィールド55には、従来の技術で
述べたD2Bに略準拠し、8ビットのデータビットと、
1ビットのエンドオブデータビットと、1ビットのパリ
ティビットとが必要に応じて繰り返される。そして、デ
ータビットを先頭から順にデータ#1、#2、#3・・
・とすると、データフィールド55の所定位置に、例え
ば上述の図4に示すように先頭から3バイトであるデー
タ#1〜データ#3にデバイスに内蔵されたサブデバイ
スから他のデバイスへの通信、デバイスから他のデバイ
スに内蔵されたサブデバイスへの通信又はデバイスから
デバイスへの通信を示す固定長の、すなわち24ビット
からなる経路選択コードを指定する(割り当てる)。ま
た、データ#4に制御コマンド等を指定する。
【0049】この経路選択コードは、例えば上述の図4
に示すように、8ビットからなるテキストヘッダと、デ
バイスに内蔵されたサブデバイスから他のデバイスへの
通信、デバイスから他のデバイスに内蔵されたサブデバ
イスへの通信又はデバイスからデバイスへの通信を示す
8ビットからなるヘッダオペランドと、送信元のサブデ
バイスのアドレス(Source Sub-Device Address 、以下
SSDAという)又は送信先のサブデバイスのアドレス
(Destination Sub-Device Address、以下DSDAとい
う)を示す8ビットからなるサブデバイスアドレスとか
ら構成される。そして、テキストヘッダをコード "A
B"hとしてデータ#1に指定し、従来のD2Bで用いら
れているOPC"Begin 2"(コード "BD"h)、OPC"B
egin 1" ("BC"h) 、OPC"Begin 0" ("BB"h) との
区別を図る。
【0050】テキストヘッダに続くヘッダオペランド
(以下HDOPRという)はデータ#2に指定され、例
えば図5に示すように、その下位2ビットであるビット
1 、b0 (b7 が最上位ビット(MSB))によりデ
バイスに内蔵されたサブデバイスから他のデバイスへの
通信(以下サブデバイスからデバイスへの通信とい
う)、デバイスから他のデバイスに内蔵されたサブデバ
イスへの通信(以下デバイスからサブデバイスへの通信
という)又はデバイスからデバイスへの通信のいずれか
を示す。具体的には、b1 =0、b0 =1がサブデバイ
スからデバイスへの通信を示し、b1 =1、b0 =0が
デバイスからサブデバイスへの通信を示し、b1 =1、
0 =1がデバイスからデバイスへの通信を示す。すな
わち、この双方向バスシステムでは、従来のD2Bで用
いられていたデバイスに内蔵されたサブデバイスから他
のデバイスに内蔵されたサブデバイスへの通信は行わな
い。換言すると、b1 =0、b0 =0となるHDOPR
は使用しない。
【0051】したがって、デバイスからサブデバイスへ
の通信、例えばTV10(デバイス)からVTR20
(他のデバイス)に内蔵されたビデオデッキ20a(サ
ブデバイス)に、例えばビデオデッキ20aをプレーさ
せる制御コマンドを送るときは、TV10のマイクロプ
ロセッサ12は、例えば図6Aに示すように、マスタア
ドレスフィールド52にTV10のアドレスをマスタア
ドレスビットとして指定し、スレーブアドレスフィール
ド53にVTR20のアドレスをスレーブアドレスビッ
トとして指定し、コントロールフィールド54にマスタ
からスレーブへの制御コマンドの書き込みを表すコード
"E"hを指定する。さらに、マイクロプロセッサ12
は、データ#1にコード "AB"hをテキストヘッダとし
て指定し、データ#2にデバイスからサブデバイスへの
通信を示すコード(b1 =1、b0 =0)をHDOPR
として指定し、データ#3にビデオデッキ20aのアド
レスをDSDAとして指定する。そして、マイクロプロ
セッサ12は、後に続くデータ#4に例えばビデオデッ
キをプレーさせるコード "C3"hをOPCとして指定
し、データ#5に前進(フォワード)を示すコード "7
5"hをOPRとして指定する。
【0052】また、サブデバイスからデバイスへの通
信、例えばプレーの制御コマンドを受信したVTR20
がTV10にビデオデッキ20a(サブデバイス)のス
テータス(状態)を報告するときは、VTR20のマイ
クロプロセッサ22は、例えば図6Bに示すように、マ
スタアドレスフィールド52にVTR20のアドレスを
マスタアドレスビットとして指定し、スレーブアドレス
フィールド53にTV10のアドレスをスレーブアドレ
スビットとして指定し、コントロールフィールド54に
マスタからスレーブへの制御コマンドの書き込みを表す
例えばコード "E"hを指定する。さらに、マイクロプロ
セッサ22は、データ#1にコード "AB"hをテキスト
ヘッダとして指定し、データ#2にサブデバイスからデ
バイスへの通信を示すコード(b1 =0、b0 =1)を
HDOPRとして指定し、データ#3にビデオデッキ2
0aのアドレスをSSDAとして指定する。そして、マ
イクロプロセッサ22は、データ#4に例えばビデオデ
ッキ20aが再生状態にあることを示す、例えば上述の
プレーを示すコード "C3"hをOPCとして指定し、デ
ータ#5に前進を示すコード "75"hをOPRとして指
定する。
【0053】また、デバイスからデバイスへの通信、例
えばTV10からVTR20の電源をオフにするとき
は、TV10のマイクロプロセッサ12は、例えば図6
Cに示すように、マスタアドレスフィールド52にTV
10のアドレスをマスタアドレスビットとして指定し、
スレーブアドレスフィールド53にVTR20のアドレ
スをスレーブアドレスビットとして指定し、コントロー
ルフィールド54にマスタからスレーブへの制御コマン
ドの書き込みを表す例えばコード "E"hを指定する。さ
らに、マイクロプロセッサ12は、データ#1にコード
"AB"hをテキストヘッダとして指定し、データ#2に
デバイスからデバイスへの通信を示すコード(b1
1、b0 =1)をHDOPRとして指定する。
【0054】ところで、この場合、サブデバイスに関係
する通信を含まないことから、すなわちサブデバイスの
アドレスは不要なことから、マイクロプロセッサ12
は、データ#3にダミーコード、例えばコード "7F"h
を指定する。そして、マイクロプロセッサ12は、デー
タ#4に例えばスタンバイを示すコード "A0"hをOP
Cとして指定し、データ#5にオンを示すコード "7
0"hをOPRとして指定する。すなわち、デバイスから
デバイスへの通信の際にサブデバイスアドレスをダミー
コードとすることにより、テキストヘッダ、HDOPR
及びサブデバイスアドレスからなる経路選択コードを通
信経路に関係なく、固定長とすることができる。
【0055】以上のようなフレーム構成を有する伝送信
号はマイクロプロセッサ12からバスインターフェイス
回路14に供給され、バスインターフェイス回路14
は、双方向バス1上の所謂キャリアの有無を検出し、キ
ャリアがないとき、すなわち双方向バス1が空いている
ときに、伝送信号を双方向バス1を介してVTR20、
30、VDP40等に送信する。
【0056】そして、例えばVTR20のバスインター
フェイス回路24は、伝送信号を受信すると共に、受信
した伝送信号をマイクロプロセッサ22に供給する。マ
イクロプロセッサ22は、例えばROM22aに記憶さ
れているプログラム(ソフトウェア)を実行し、伝送信
号からデータフィールド55の所定位置に挿入された経
路選択コードを検出し、この経路選択コードに基づい
て、デバイスに内蔵されたサブデバイスから他のデバイ
スへの通信、デバイスから他のデバイスに内蔵されたサ
ブデバイスへの通信又はデバイスからデバイスへの通信
かを検出する。
【0057】具体的には、マイクロプロセッサ22は、
伝送信号のマスタアドレスフィールド52のマスタアド
レスビットと、スレーブアドレスフィールド53のスレ
ーブアドレスビットに基づいて、この伝送信号が例えば
TV10からの自分に対する伝送信号であると検出する
と共に、コントロールフィールド54のコードに基づい
て、例えばコード "E"hによりマスタからスレーブへの
制御コマンドの書き込みであることを検出する。なお、
この場合、VTR30及びVDP40のマイクロプロセ
ッサは、スレーブアドレスビットが自分のアドレスでな
いことから、自分に対する通信ではないと検出し、その
伝送信号に対応する動作は行わない。
【0058】また、マイクロプロセッサ22は、データ
フィールド55のデータ#1に指定されているテキスト
ヘッダに基づいて、例えばコード "AB"hにより従来の
D2Bで用いられているOPC"Begin 2"(コード "B
D"h)、OPC"Begin 1" ("BC"h) 、OPC"Begin
0" ("BB"h) でないことを検出すると共に、データ#
2に指定されているHDOPRに基づいて、例えばその
下位2ビットが1、0(b1 =1、b0 =0)のとき
は、デバイスからサブデバイスへの通信であると検出
し、b1 =0、b0 =1のときはサブデバイスからデバ
イスへの通信であると検出し、b1 =1、b0 =1のと
きはデバイスからデバイスへの通信と検出する。すなわ
ち、同一の双方向バス1を介して従来のD2Bに準拠し
た伝送信号が伝送されても、それらを区別することがで
きる。換言すると、経路選択コードのテキストヘッダに
経路選択コードの種類を指定して伝送することにより、
従来のD2Bに準拠した伝送信号と、本発明を適用した
伝送信号とを同一の双方向バス1を介して伝送すること
ができる。
【0059】また、マイクロプロセッサ22は、デバイ
スからサブデバイスへの通信のときは、データ#3にD
SDAが指定されていると認識し、サブデバイスからデ
バイスへの通信のときは、データ#3にSSDAが指定
されていると認識し、デバイスからデバイスへの通信の
ときはデータ#3はダミーコード "7F"hと認識する。
そして、マイクロプロセッサ22は、例えばデータ#3
に指定されているDSDAに基づいて、例えばビデオデ
ッキ20aに対する制御であると特定する。
【0060】ところで、VTR20等の各機器(デバイ
ス)は、制御コマンドをサブデバイスを制御するための
内部制御コマンドに変換するコマンドテーブルを、その
デバイスが具備(内蔵)するサブデバイス毎に備え、こ
れらのコマンドテーブルにより、同一の制御コマンドを
制御対象サブデバイスの種類毎に異なる制御内容の内部
制御コマンドに変換(デコード)する。具体的には、例
えばマイクロプロセッサ22のROM22aには、ビデ
オデッキ20aに対するコマンドテーブル、例えば図
7、8に示すようにデッキ/プレーヤコマンドテーブル
と、チューナ20bに対するコマンドテーブル、例えば
図9、10に示すようにチューナコマンドテーブルとが
記憶されており、マイクロプロセッサ22は、これらの
コマンドテーブルに基づいて、データフィールド55の
データ#4、#5に指定されている制御コマンドをビデ
オデッキ20a〜スイッチボックス20cを制御するた
めの内部制御コマンドにデコードし、この内部制御コマ
ンドに基づき、内部制御バス21を介してビデオデッキ
20a〜スイッチボックス20cを制御する。すなわ
ち、例えば制御コマンドのOPCがコード "C0"hは、
上述の図7に示すようにデッキ/プレーヤコマンドでは
リピートを表し、上述の図9に示すようにチューナコマ
ンドではバンドの制御を表し、また、ビデオコマンドで
はコントラストの制御(図示せず)を表し、オーディオ
コマンドではボリュームの制御(図示せず)を表す。換
言すると、DSDAにより指定されたサブデバイスのデ
ィフォルト値で決定されるコマンドテーブルが用いら
れ、制御コマンドのコードをサブデバイスの種類で共用
することができ、制御コマンドを短くすることができ
る。また、制御コマンドを短くすることができることに
より、伝送効率を高めることができる。
【0061】そして、例えば上述の図6Aに示すよう
に、DSDAがビデオデッキ20aであって、制御コマ
ンドのOPCがコード "C3"hであって、OPRがコー
ド "75"hのとき、VTR20のマイクロプロセッサ2
2は、デッキ/プレーヤコマンドテーブルにより、制御
コマンドをプレーと前進である内部制御コマンドにデコ
ードし、内部制御バス21を介してビデオデッキ20a
が再生動作を行うように制御すると共に、ビデオデッキ
20aからのAV信号がスイッチボックス20cを介し
てTV10のスイッチボックス10dに供給されるよう
に制御する。かくして、TV10(デバイス)からVT
R20のビデオデッキ20a(サブデバイス)への通信
が行われ、VTR20で再生されたAV信号に基づいた
画像をTV10で見ることができる。
【0062】また、例えば上述の図6Bに示すように、
SSDAがビデオデッキ20aであって、制御コマンド
のOPCがコード "C3"h(プレー)であって、OPR
がコード "75"h(前進)のとき、TV10のマイクロ
プロセッサ12は、VTR20のビデオデッキ20aが
再生動作状態にあるという報告を受信する。かくして、
VTR20のビデオデッキ20a(サブデバイス)から
TV10(デバイス)への通信が行われる。
【0063】また、例えば上述の図6Cに示すように、
サブデバイスアドレス(データ#3)がダミーコードで
あって、制御コマンドのOPCがコード "A0"h(スタ
ンバイ)であって、OPRがコード "70"h(オン)の
とき、VTR20のマイクロプロセッサ22は、電源
(図示せず)をオン状態からスタンバイ状態に制御す
る。かくして、TV10(デバイス)からVTR20
(デバイス)への通信が行われ、VTR20の電源の制
御が行われる。
【0064】以上のように、この双方向バスシステムで
は、制御コマンドのOPCは常にデータフィールド55
のデータ#4に指定されて伝送され、送信先のデバイス
の例えばマイクロプロセッサ22は、簡単に制御コマン
ドをデコードして、例えばビデオデッキ20a〜スイッ
チボックス20cや電源のオン/オフ等を制御すること
ができる。換言すると、従来のD2Bで用いられていた
フォーマットでは、制御コマンドのOPCの位置が通信
経路によって異なり、制御コマンドをデコードするソフ
トウェアが複雑であったが、制御コマンドのOPCの位
置を固定することにより、ソフトウェアを簡単にするこ
とができる。また、伝送信号のフレームを形成する際の
ソフトウェアも、制御コマンドのOPCの位置を固定す
ることにより、従来に比して簡単にすることができる。
【0065】ここで、本発明の上述した実施例における
特徴となる構成をまとめて記載すると、次の通りであ
る。
【0066】すなわち、本発明の実施例において示され
た第1の送信方法は、受信した制御コマンドに対する動
作を実行するサブデバイスをそれぞれ内蔵する複数のデ
バイスを双方向バスを介して相互に接続してなる双方向
バスシステムの送信方法であって、双方向バス上の伝送
信号の1フレームを通信を行うデバイス相互のアドレス
を指定するためのアドレスフィールドと、デバイス又は
サブデバイスに対する制御コマンドを指定するためのデ
ータフィールドとから構成し、データフィールドの所定
位置に、デバイスに内蔵されたサブデバイスから他のデ
バイスへの通信、デバイスから他のデバイスに内蔵され
たサブデバイスへの通信又はデバイスからデバイスへの
通信を示す固定長の経路選択コードを挿入し、経路選択
コードが挿入された伝送信号を双方向バスを介して送信
することを特徴とする。
【0067】また、本発明の実施例において示された第
2の送信方法は、第1の送信方法において、経路選択コ
ードを、デバイスに内蔵されたサブデバイスから他のデ
バイスへの通信、デバイスから他のデバイスに内蔵され
たサブデバイスへの通信又はデバイスからデバイスへの
通信を示すヘッダオペランドと、送信元のサブデバイス
のアドレス又は送信先のサブデバイスのアドレスを示す
サブデバイスアドレスとから構成し、デバイスからデバ
イスへの通信の際に、サブデバイスアドレスをダミーコ
ードとすることを特徴とする。
【0068】また、本発明の実施例において示された第
1の受信方法は、受信した制御コマンドに対する動作を
実行するサブデバイスをそれぞれ内蔵する複数のデバイ
スを双方向バスを介して相互に接続してなる双方向バス
システムの受信方法であって、通信を行うデバイス相互
のアドレスを指定するためのアドレスフィールドと、デ
バイス又はサブデバイスに対する制御コマンドを指定す
るためのデータフィールドとからなるフレーム構造を有
すると共に、データフィールドの所定位置に、デバイス
に内蔵されたサブデバイスから他のデバイスへの通信、
デバイスから他のデバイスに内蔵されたサブデバイスへ
の通信又はデバイスからデバイスへの通信を示す固定長
の経路選択コードが挿入された伝送信号を、双方向バス
を介して受信し、伝送信号から経路選択コードを検出
し、経路選択コードに基づいて、デバイスに内蔵された
サブデバイスから他のデバイスへの通信、デバイスから
他のデバイスに内蔵されたサブデバイスへの通信又はデ
バイスからデバイスへの通信かを検出することを特徴と
する。
【0069】また、本発明の実施例において示された第
2の受信方法は、第1の受信方法において、経路選択コ
ードが、デバイスに内蔵されたサブデバイスから他のデ
バイスへの通信、デバイスから他のデバイスに内蔵され
たサブデバイスへの通信又はデバイスからデバイスへの
通信を示すヘッダオペランドと、送信元のサブデバイス
のアドレス又は送信先のサブデバイスのアドレスを示す
サブデバイスアドレスとから構成され、ヘッダオペラン
ドに基づいて、デバイスに内蔵されたサブデバイスから
他のデバイスへの通信、デバイスから他のデバイスに内
蔵されたサブデバイスへの通信又はデバイスからデバイ
スへの通信かを検出し、サブデバイスアドレスに基づい
て送信元又は送信先のサブデバイスを特定すると共に、
デバイスからデバイスへの通信のときは、サブデバイス
アドレスをダミーコードとして認識することを特徴とす
る。
【0070】また、本発明の実施例において示された第
1の通信方法は、受信した制御コマンドに対する動作を
実行するサブデバイスをそれぞれ内蔵する複数のデバイ
スを双方向バスを介して相互に接続してなる双方向バス
システムの通信方法であって、双方向バス上の伝送信号
の1フレームを通信を行うデバイス相互のアドレスを指
定するためのアドレスフィールドと、デバイス又はサブ
デバイスに対する制御コマンドを指定するためのデータ
フィールドとから構成すると共に、データフィールドの
所定位置に、デバイスに内蔵されたサブデバイスから他
のデバイスへの通信、デバイスから他のデバイスに内蔵
されたサブデバイスへの通信又はデバイスからデバイス
への通信を示す固定長の経路選択コードを挿入し、経路
選択コードが挿入された伝送信号を双方向バスを介して
送信し、双方向バスを介して伝送信号を受信し、伝送信
号から経路選択コードを検出し、経路選択コードに基づ
いて、デバイスに内蔵されたサブデバイスから他のデバ
イスへの通信、デバイスから他のデバイスに内蔵された
サブデバイスへの通信又はデバイスからデバイスへの通
信かを検出することを特徴とする。
【0071】また、本発明の実施例において示された第
2の通信方法は、第1の通信方法において、伝送信号の
1フレームを、フレームの先頭を表すヘッダを指定する
ためのヘッダフィールドと、送信元のデバイスのアドレ
スを指定するためのマスタアドレスフィールドと、送信
先のデバイスのアドレスを指定するためのスレーブアド
レスフィールドと、データフィールドが制御コマンドで
あるかデータであるかを指定するためのコントロールフ
ィールドと、デバイス若しくはサブデバイスに対する制
御コマンド又はデータからなるデータフィールドとから
構成し、データフィールドに経路選択コードを挿入した
ことを特徴とする。
【0072】また、本発明の実施例において示された第
3の通信方法は、第1の通信方法において、経路選択コ
ードを、デバイスに内蔵されたサブデバイスから他のデ
バイスへの通信、デバイスから他のデバイスに内蔵され
たサブデバイスへの通信又はデバイスからデバイスへの
通信を示すヘッダオペランドと、送信元のサブデバイス
のアドレス又は送信先のサブデバイスのアドレスを示す
サブデバイスアドレスとから構成し、デバイスからデバ
イスへの送信の際に、サブデバイスアドレスをダミーコ
ードとして送信し、受信の際に、ヘッダオペランドに基
づいて、デバイスに内蔵されたサブデバイスから他のデ
バイスへの通信、デバイスから他のデバイスに内蔵され
たサブデバイスへの通信又はデバイスからデバイスへの
通信かを検出し、サブデバイスアドレスに基づいて送信
元又は送信先のサブデバイスを特定すると共に、デバイ
スからデバイスへの通信のときは、サブデバイスアドレ
スをダミーコードとして認識することを特徴とする。
【0073】また、本発明の実施例において示された第
4の通信方法は、第1の通信方法において、経路選択コ
ードが複数の種類からなり、経路選択コードを、テキス
トヘッダと、デバイスに内蔵されたサブデバイスから他
のデバイスへの通信、デバイスから他のデバイスに内蔵
されたサブデバイスへの通信又はデバイスからデバイス
への通信を示すヘッダオペランドと、送信元のサブデバ
イスのアドレス又は送信先のサブデバイスのアドレスを
示すサブデバイスアドレスとから構成し、テキストヘッ
ダにより経路選択コードの種類を示すようにしたことを
特徴とする。
【0074】また、本発明の実施例において示された第
1の双方向バスシステムは、受信した制御コマンドに対
する動作を実行するサブデバイスをそれぞれ内蔵する複
数のデバイスと、双方向バスとからなり、複数のデバイ
スは、通信を行うデバイス相互のアドレスを指定するた
めのアドレスフィールドと、デバイス又はサブデバイス
に対する制御コマンドを指定するためのデータフィール
ドとからなるフレームを構成すると共に、データフィー
ルドの所定位置に、デバイスに内蔵されたサブデバイス
から他のデバイスへの通信、デバイスから他のデバイス
に内蔵されたサブデバイスへの通信又はデバイスからデ
バイスへの通信を示す固定長の経路選択コードを挿入し
て伝送信号を形成する伝送信号形成手段と、伝送信号形
成手段で形成された伝送信号を双方向バスに出力するバ
ス出力手段とをそれぞれ備え、複数のデバイスを双方向
バスを介して相互に接続してなることを特徴とする。
【0075】また、本発明の実施例において示された第
2の双方向バスシステムは、第1の双方向バスシステム
において、デバイスは、操作内容を入力するユーザイン
ターフェイス手段を備え、伝送信号形成手段は、ユーザ
インターフェイス手段から入力された操作内容に応じて
伝送信号を形成することを特徴とする。
【0076】また、本発明の実施例において示された第
3の双方向バスシステムは、受信した制御コマンドに対
する動作を実行するサブデバイスを内蔵する複数のデバ
イスと、双方向バスとからなり、複数のデバイスは、通
信を行うデバイス相互のアドレスを指定するためのアド
レスフィールドと、デバイス又はサブデバイスに対する
制御コマンドを指定するためのデータフィールドとから
なるフレーム構造を有すると共に、データフィールドの
所定位置に、デバイスに内蔵されたサブデバイスから他
のデバイスへの通信、デバイスから他のデバイスに内蔵
されたサブデバイスへの通信又はデバイスからデバイス
への通信を示す固定長の経路選択コードが挿入された伝
送信号を、双方向バスを介して受信するバス入力手段
と、バス入力手段で受信された伝送信号から経路選択コ
ードを検出し、経路選択コードに基づいて、デバイスに
内蔵されたサブデバイスから他のデバイスへの通信、デ
バイスから他のデバイスに内蔵されたサブデバイスへの
通信又はデバイスからデバイスへの通信かを検出する制
御手段とをそれぞれ備え、複数のデバイスを双方向バス
を介して相互に接続してなることを特徴とする。
【0077】また、本発明の実施例において示された第
4の双方向バスシステムは、第3の双方向バスシステム
において、サブデバイスは、オーディオ信号又は/及び
ビデオ信号の入力又は/及び出力機能を有し、デバイス
は、入出力されるオーディオ信号又は/及びビデオ信号
の入出力先を切り換えるAV信号切換手段と、内蔵する
サブデバイスとの通信を行うための内部通信手段とを備
え、制御手段は、制御コマンドに基づいて、AV信号切
換手段を内部通信手段を介して制御することを特徴とす
る。
【0078】また、本発明の実施例において示された第
5の双方向バスシステムは、第3の双方向バスシステム
において、デバイスは、内蔵するサブデバイスとの通信
を行うための内部通信手段を備え、制御手段は、バス入
力手段で受信された制御コマンドをサブデバイスを制御
するための内部制御コマンドに変換するテーブルを有
し、同一の制御コマンドを制御対象サブデバイスの種類
毎に異なる制御内容の内部制御コマンドに変換し、内部
制御コマンドを内部通信手段を介してサブデバイスに送
信することを特徴とする。
【0079】また、本発明の実施例において示された第
6の双方向バスシステムは、受信した制御コマンドに対
する動作を実行するサブデバイスをそれぞれ内蔵する複
数のデバイスと、双方向バスとからなり、複数のデバイ
スは、通信を行うデバイス相互のアドレスを指定するた
めのアドレスフィールドと、デバイス又はサブデバイス
に対する制御コマンドを指定するためのデータフィール
ドとからなるフレームを構成すると共に、データフィー
ルドの所定位置に、デバイスに内蔵されたサブデバイス
から他のデバイスへの通信、デバイスから他のデバイス
に内蔵されたサブデバイスへの通信又はデバイスからデ
バイスへの通信を示すと共に、送信元のサブデバイスの
アドレス、送信先のサブデバイスのアドレス又はダミー
コードを示す固定長の経路選択コードを挿入して伝送信
号を形成する伝送信号形成手段と、伝送信号形成手段で
形成された伝送信号を双方向バスに出力するバス出力手
段と、双方向バスを介して伝送信号を受信するバス入力
手段と、バス入力手段で受信された伝送信号から経路選
択コードを検出し、経路選択コードに基づいて、デバイ
スに内蔵されたサブデバイスから他のデバイスへの通
信、デバイスから他のデバイスに内蔵されたサブデバイ
スへの通信又はデバイスからデバイスへの通信かを検出
すると共に、送信元のサブデバイス、送信先のサブデバ
イス又はダミーコードを特定する制御手段とをそれぞれ
備え、複数のデバイスを双方向バスを介して相互に接続
してなることを特徴とする。
【0080】以上の説明をまとめると、本発明の実施例
では、アドレスフィールドとデータフィールドから構成
される伝送信号のデータフィールドの所定位置に、デバ
イスに内蔵されたサブデバイスから他のデバイスへの通
信、デバイスから他のデバイスに内蔵されたサブデバイ
スへの通信又はデバイスからデバイスへの通信を示す固
定長の経路選択コードを挿入し、この経路選択コードが
挿入された伝送信号を双方向バスを介して送信すること
により、制御コマンドのデータフィールドでの位置を通
信経路に関係なく、固定することができ、伝送信号のフ
レームを構成するソフトウェアを簡単にすることができ
る。
【0081】また、本発明の実施例では、デバイスから
デバイスへの通信の際に、ヘッダオペランドとサブデバ
イスアドレスから構成される経路選択コードのサブデバ
イスアドレスをダミーコードとすることにより、制御コ
マンドのデータフィールドでの位置を、デバイスに内蔵
されたサブデバイスから他のデバイスへの通信及びデバ
イスから他のデバイスに内蔵されたサブデバイスへの通
信と同じ位置とすることができ、伝送信号のフレームを
構成するソフトウェアを簡単にすることができる。
【0082】また、本発明の実施例では、アドレスフィ
ールドとデータフィールドから構成され、データフィー
ルドの所定位置に固定長の経路選択コードが挿入された
伝送信号を双方向バスを介して受信し、受信された伝送
信号から経路選択コードを検出し、この経路選択コード
に基づいて、デバイスに内蔵されたサブデバイスから他
のデバイスへの通信、デバイスから他のデバイスに内蔵
されたサブデバイスへの通信又はデバイスからデバイス
への通信かを検出するようにすることにより、データフ
ィールドの所定位置のデータを制御コマンドとしてデコ
ードすることができ、制御コマンドをデコードするソフ
トウェアを簡単にすることができる。
【0083】また、本発明の実施例では、ヘッダオペラ
ンドとサブデバイスアドレスから構成される経路選択コ
ードのヘッダオペランドに基づいて、デバイスに内蔵さ
れたサブデバイスから他のデバイスへの通信、デバイス
から他のデバイスに内蔵されたサブデバイスへの通信又
はデバイスからデバイスへの通信かを検出し、また、サ
ブデバイスアドレスに基づいて送信元又は送信先のサブ
デバイスを特定すると共に、デバイスからデバイスへの
通信のときは、サブデバイスアドレスをダミーコードと
して認識することにより、制御コマンドのデータフィー
ルドでの位置を、デバイスに内蔵されたサブデバイスか
ら他のデバイスへの通信及びデバイスから他のデバイス
に内蔵されたサブデバイスへの通信と同じ位置とするこ
とができ、制御コマンドをデコードするソフトウェアを
簡単にすることができる。
【0084】また、本発明の実施例では、ヘッダフィー
ルド、マスタアドレスフィールド、スレーブアドレスフ
ィールド、コントロールフィールド及びデータフィール
ドから構成される伝送信号のデータフィールドに経路選
択コードを挿入することにより、制御コマンドのデータ
フィールドでの位置を固定することができ、送信デバイ
スと受信デバイスのソフトウェアを簡単にすることがで
きる。
【0085】また、本発明の実施例では、テキストヘッ
ダ、ヘッダオペランド及びサブデバイスアドレスから構
成される経路選択コードのテキストヘッダにより、経路
選択コードの種類を示すようにすることにより、例えば
従来のD2Bに準拠した伝送信号と、本発明を適用した
伝送信号とを同一の双方向バスを介して伝送することが
できる。
【0086】また、本発明の実施例では、デバイスの伝
送信号形成手段は、ユーザインターフェイス手段から入
力された操作内容に応じて伝送信号を形成することによ
り、例えば、ユーザがデバイスのユーザインターフェイ
ス手段から他のデバイスを制御する操作を行うことがで
きる。
【0087】また、本発明の実施例では、デバイスの制
御手段は、受信された制御コマンドに基づいて、AV信
号切換手段を内部通信手段を介して制御し、このAV信
号切換手段は、入出力されるオーディオ信号又は/及び
ビデオ信号の入出力先を切り換えることにより、例えば
複数のVTRを切り換え選択して、選択されたVTRの
ビデオデッキで再生されるAV信号に基づいた画像をT
VのTVモニタで見ることができる。
【0088】また、本発明の実施例では、デバイスの制
御手段は、バス入力手段で受信された制御コマンドをサ
ブデバイスを制御するための内部制御コマンドに変換す
るテーブルにより、同一の制御コマンドを制御対象サブ
デバイスの種類毎に異なる制御内容の内部制御コマンド
にデコードし、この内部制御コマンドを内部通信手段を
介してサブデバイスに送信することにより、異なる種類
のサブデバイス間で同一の制御コマンドを共用すること
ができ、制御コマンドの種類を少なくすることができる
と共に、制御コマンドを短くすることができ、伝送効率
を高めることができる。
【0089】なお、本発明は、上述の実施例に限定され
るものではなく、例えばデバイスからサブデバイスにリ
クエストを送り、サブデバイスからデバイスにアンサ
(答え)を返す通信、また例えば、デバイスの状態を自
動報告するための通信等に適用することができる。ま
た、D2BやHBS以外の、例えばAV機器等を制御す
る双方向バスシステムに本発明を適用できることは言う
までもない。
【0090】
【発明の効果】以上の説明からも明かなように、本発明
によれば、双方向バスを介して接続されている他の電子
機器から受信した制御コマンドに基づいて所定の動作を
実行する電子機器において、制御対象の電子機器のアド
レスを指定するためのアドレスフィールドと、上記制御
対象の電子機器に対する制御コマンドを指定するための
データフィールドとからなるフレーム構造を有すると共
に、該データフィールドの所定位置に、デバイスに内蔵
されたサブデバイスから他のデバイスへの通信、デバイ
スから他のデバイスに内蔵されたサブデバイスへの通信
又はデバイスからデバイスへの通信を示す情報を含む固
定長の経路選択情報と、該固定長の経路選択情報の後に
続いて制御コマンドとが挿入された伝送信号を受信する
手段と、上記受信した伝送信号中の上記経路選択情報か
ら、該伝送信号の通信経路を検知する検知手段とを有
し、上記データフィールドの所定位置にデバイスからデ
バイスへの通信を示す情報が含まれている場合は、上記
固定長の経路選択情報にダミーコードが含まれることに
より、制御コマンドのデータフィールド内での位置を、
通信経路に関係なく固定することができ、伝送信号のフ
レームを構成するためのソフトウェアを簡単にすること
ができる。また、本発明によれば、受信した制御コマン
ドに基づいて所定の動作を実行する他の電子機器と双方
向バスを介して接続されている電子機器において、制御
対象の電子機器のアドレスを指定するためのアドレスフ
ィールドと、上記制御対象の電子機器に対する制御コマ
ンドを指定するためのデータフィールドとからなるフレ
ーム構造を有する伝送信号中の該アドレスフィールドに
伝送先の電子機器のアドレスを挿入し、該データフィー
ルドの所定位置に、デバイスに内蔵されたサブデバイス
から他のデバイスへの通信、デバイスから他のデバイス
に内蔵されたサブデバイスへの通信又はデバイスからデ
バイスへの通信を示す情報を含む固定長の経路選択情報
及び該固定長の経路選択情報の後に続いて制御コマンド
を挿入する手段と、上記伝送信号を上記他の電子機器に
送信する手段とを有し、上記データフィールドの所定位
置にデバイスからデバイスへの通信を示す情報が含まれ
ている場合は、上記固定長の経路選択情報にダミーコー
ドが含まれることにより、制御コマンドのデータフィー
ルド内での位置を、通信経路に関係なく固定することが
でき、伝送信号のフレームを構成するためのソフトウェ
アを簡単にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子機器及び伝送信号の送受信装
置の実施例を適用した双方向バスシステムの具体的な構
成を示すブロック図である。
【図2】上記双方向バスシステムを構成するTV、VT
Rの具体的な構成を示すブロック図である。
【図3】上記双方向バスシステムを構成する双方向バス
のコネクタの構造を示す図である。
【図4】伝送信号のフレームフォーマットを示す図であ
る。
【図5】伝送信号のHDOPRのフォーマットを示す図
である。
【図6】伝送信号の具体例を示す図である。
【図7】デッキ/プレーヤのコマンドテーブルを示す図
である。
【図8】デッキ/プレーヤのコマンドテーブルを示す図
である。
【図9】チューナのコマンドテーブルを示す図である。
【図10】チューナのコマンドテーブルを示す図であ
る。
【図11】従来のD2Bのフレームフォーマットを示す
図である。
【図12】従来のD2Bのフレームフォーマットを示す
図である。
【図13】OPC"Begin2"のOPRを説明するための図
である。
【図14】上記D2Bの伝送信号の具体例を示す図であ
る。
【図15】上記D2Bのコマンドテーブルを示す図であ
る。
【符号の説明】
1 双方向バス、 10 TV、 10a チューナ、
10b TVモニタ、 10c アンプ、 10d
スイッチボックス、 11 内部制御バス、12 マイ
クロプロセッサ、 12a ROM、 12b CP
U、 13 ユーザインターフェイス部、 14 バス
インターフェイス回路、 20,30VTR、 20a
ビデオデッキ、 20b チューナ、 20c スイ
ッチボックス、 21 内部制御バス、 22 マイク
ロプロセッサ、 22a ROM22b CPU、 2
3 ユーザインターフェイス部、 24 バスインター
フェイス回路、 L1,L2,L3 AV信号ライン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山崎 洋 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内 (72)発明者 草ヶ谷 康夫 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内 (72)発明者 小田部 典子 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内 (72)発明者 杉山 宏一 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内 (72)発明者 佐藤 真 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−316244(JP,A) 特開 昭63−24739(JP,A) 特開 昭61−63132(JP,A) 特開 平6−152772(JP,A) 特開 平5−3584(JP,A) 特開 平4−103297(JP,A) 特開 平3−190444(JP,A) 特開 平3−83481(JP,A) 特開 平3−44294(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/40 H04Q 9/00 301

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 双方向バスを介して接続されている他の
    電子機器から受信した制御コマンドに基づいて所定の動
    作を実行する電子機器において、 制御対象の電子機器のアドレスを指定するためのアドレ
    スフィールドと、上記制御対象の電子機器に対する制御
    コマンドを指定するためのデータフィールドとからなる
    フレーム構造を有すると共に、該データフィールドの所
    定位置に、デバイスに内蔵されたサブデバイスから他の
    デバイスへの通信、デバイスから他のデバイスに内蔵さ
    れたサブデバイスへの通信又はデバイスからデバイスへ
    の通信を示す情報を含む固定長の経路選択情報と、該固
    定長の経路選択情報の後に続いて制御コマンドとが挿入
    された伝送信号を受信する手段と、 上記受信した伝送信号中の上記経路選択情報から、該伝
    送信号の通信経路を検知する検知手段とを有し、 上記データフィールドの所定位置にデバイスからデバイ
    スへの通信を示す情報が含まれている場合は、上記固定
    長の経路選択情報にダミーコードが含まれることを特徴
    とする電子機器。
  2. 【請求項2】 双方向バスを介して接続されている他の
    電子機器から受信した制御コマンドに基づいて所定の動
    作を実行する電子機器において、 制御対象の電子機器のアドレスを指定するためのアドレ
    スフィールドと、上記制御対象の電子機器に対する制御
    コマンドを指定するためのデータフィールドとからなる
    フレーム構造を有すると共に、該データフィールドの所
    定位置に、デバイスに内蔵されたサブデバイスから他の
    デバイスへの通信、デバイスから他のデバイスに内蔵さ
    れたサブデバイスへの通信又はデバイスからデバイスへ
    の通信を示す情報を含む固定長の経路選択情報と、該固
    定長の経路選択情報の後に続いて制御コマンドとが挿入
    された伝送信号を受信する手段と、 上記受信した伝送信号中の上記経路選択情報から、該伝
    送信号の通信経路を検知する検知手段とを有し、 上記データフィールドの所定位置にデバイスに内蔵され
    たサブデバイスから他のデバイスへの通信を示す情報が
    含まれている場合は、上記固定長の経路選択情報に発信
    元のサブデバイスのアドレス情報が含まれ、 上記データフィールドの所定位置にデバイスから他のデ
    バイスに内蔵されたサブデバイスへの通信を示す情報が
    含まれている場合は、上記固定長の経路選択情報に送信
    先のサブデバイスのアドレス情報が含まれ、記データフィールドの所定位置にデバイスからデバイ
    スへの通信を示す情報が含まれている場合は、上記固定
    長の経路選択情報にダミーコードが含まれることを特徴
    とする電子機器。
  3. 【請求項3】 受信した制御コマンドに基づいて所定の
    動作を実行する他の電子機器と双方向バスを介して接続
    されている電子機器において、 制御対象の電子機器のアドレスを指定するためのアドレ
    スフィールドと、上記制御対象の電子機器に対する制御
    コマンドを指定するためのデータフィールドとからなる
    フレーム構造を有する伝送信号中の該アドレスフィール
    ドに伝送先の電子機器のアドレスを挿入し、該データフ
    ィールドの所定位置に、デバイスに内蔵されたサブデバ
    イスから他のデバイスへの通信、デバイスから他のデバ
    イスに内蔵されたサブデバイスへの通信又はデバイスか
    らデバイスへの通信を示す情報を含む固定長の経路選択
    情報及び該固定長の経路選択情報の後に続いて制御コマ
    ンドを挿入する手段と、 上記伝送信号を上記他の電子機器に送信する手段とを有
    し、 上記データフィールドの所定位置にデバイスからデバイ
    スへの通信を示す情報が含まれている場合は、上記固定
    長の経路選択情報にダミーコードが含まれる ことを特徴
    とする電子機器。
  4. 【請求項4】 受信した制御コマンドに基づいて所定の
    動作を実行する他の電子機器と双方向バスを介して接続
    されている電子機器において、 制御対象の電子機器のアドレスを指定するためのアドレ
    スフィールドと、上記制御対象の電子機器に対する制御
    コマンドを指定するためのデータフィールドとからなる
    フレーム構造を有する伝送信号中の該アドレスフィール
    ドに伝送先の電子機器のアドレスを挿入し、該データフ
    ィールドの所定位置に、デバイスに内蔵されたサブデバ
    イスから他のデバイスへの通信、デバイスから他のデバ
    イスに内蔵されたサブデバイスへの通信又はデバイスか
    らデバイスへの通信を示す情報を含む固定長の経路選択
    情報及び該固定長の経路選択情報の後に続いて制御コマ
    ドを挿入する手段と、 上記伝送信号を上記他の電子機器に送信する手段とを有
    し、 上記データフィールドの所定位置にデバイスに内蔵され
    たサブデバイスから他のデバイスへの通信を示す情報が
    含まれている場合は、上記固定長の経路選択情報に発信
    元のサブデバイスのアドレス情報が含まれ、 上記データフィールドの所定位置にデバイスから他のデ
    バイスに内蔵されたサブデバイスへの通信を示す情報が
    含まれている場合は、上記固定長の経路選択情報に送信
    先のサブデバイスのアドレス情報が含まれ、 上記データフィールドの所定位置にデバイスからデバイ
    スへの通信を示す情報が含まれている場合は、上記固定
    長の経路選択情報にダミーコードが含まれることを特徴
    とする電子機器。
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