JP3077467B2 - 電子機器、伝送信号の受信方法、及び伝送信号の送信方法 - Google Patents
電子機器、伝送信号の受信方法、及び伝送信号の送信方法Info
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- JP3077467B2 JP3077467B2 JP05253455A JP25345593A JP3077467B2 JP 3077467 B2 JP3077467 B2 JP 3077467B2 JP 05253455 A JP05253455 A JP 05253455A JP 25345593 A JP25345593 A JP 25345593A JP 3077467 B2 JP3077467 B2 JP 3077467B2
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- address
- electronic device
- sub
- transmission signal
- control command
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- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L12/00—Data switching networks
- H04L12/28—Data switching networks characterised by path configuration, e.g. LAN [Local Area Networks] or WAN [Wide Area Networks]
- H04L12/2803—Home automation networks
- H04L12/2838—Distribution of signals within a home automation network, e.g. involving splitting/multiplexing signals to/from different paths
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- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
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- H04B1/00—Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
- H04B1/06—Receivers
- H04B1/16—Circuits
- H04B1/20—Circuits for coupling gramophone pick-up, recorder output, or microphone to receiver
- H04B1/205—Circuits for coupling gramophone pick-up, recorder output, or microphone to receiver with control bus for exchanging commands between units
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- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L12/00—Data switching networks
- H04L12/28—Data switching networks characterised by path configuration, e.g. LAN [Local Area Networks] or WAN [Wide Area Networks]
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- H04N5/00—Details of television systems
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- H04N5/765—Interface circuits between an apparatus for recording and another apparatus
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- H04L12/00—Data switching networks
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- H04L12/2803—Home automation networks
- H04L12/2816—Controlling appliance services of a home automation network by calling their functionalities
- H04L12/282—Controlling appliance services of a home automation network by calling their functionalities based on user interaction within the home
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- H04L12/2803—Home automation networks
- H04L2012/2847—Home automation networks characterised by the type of home appliance used
- H04L2012/2849—Audio/video appliances
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Automation & Control Theory (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Small-Scale Networks (AREA)
- Selective Calling Equipment (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子機器、伝送信号の
受信方法、及び伝送信号の送信方法に関し、特に、例え
ばテレビジョン受像機、ビデオテープレコーダ等のデバ
イスを双方向バスにて相互に接続し、デバイスに内蔵さ
れた例えばモニター受像機、TVチューナ、ビデオデッ
キ等のサブデバイスを、他のデバイスから制御するシス
テムに用いられる電子機器、伝送信号の受信方法、及び
伝送信号の送信方法に関するものである。
受信方法、及び伝送信号の送信方法に関し、特に、例え
ばテレビジョン受像機、ビデオテープレコーダ等のデバ
イスを双方向バスにて相互に接続し、デバイスに内蔵さ
れた例えばモニター受像機、TVチューナ、ビデオデッ
キ等のサブデバイスを、他のデバイスから制御するシス
テムに用いられる電子機器、伝送信号の受信方法、及び
伝送信号の送信方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、複数のオーディオ機器やビジュア
ル機器(以下AV機器という)を、ビデオ信号ラインや
オーディオ信号ライン(以下AV信号ラインという)に
よって接続し、システム化して使用することが一般的に
行われている。
ル機器(以下AV機器という)を、ビデオ信号ラインや
オーディオ信号ライン(以下AV信号ラインという)に
よって接続し、システム化して使用することが一般的に
行われている。
【0003】このようなAVシステムでは、上述のAV
信号ラインの他に、システム制御バス(以下単に双方向
バスという)によって機器間を接続し、互いを制御する
ようになっている。具体的には、所謂IECのパブリケ
ーション1030で規定されているD2B(Audio,Vide
o and audiovisual systems Domestic Digital Bus)や
EIAJのET−2101で規定されているホームバス
システム(Home Bus System 、以下HBSという)等が
知られている。そして、双方向バスを介して、例えばテ
レビジョン受像機、ビデオテープレコーダ、ビデオデッ
キプレイヤ(以下それぞれTV、VTR、VDPとい
う)等の機器(デバイス)から他のデバイスを制御した
り、デバイスから他のデバイスに内蔵された例えばモニ
ター受像機(TVモニタ)、TVチューナ、ビデオデッ
キ、アンプ等のサブデバイスを制御するようになってい
る。
信号ラインの他に、システム制御バス(以下単に双方向
バスという)によって機器間を接続し、互いを制御する
ようになっている。具体的には、所謂IECのパブリケ
ーション1030で規定されているD2B(Audio,Vide
o and audiovisual systems Domestic Digital Bus)や
EIAJのET−2101で規定されているホームバス
システム(Home Bus System 、以下HBSという)等が
知られている。そして、双方向バスを介して、例えばテ
レビジョン受像機、ビデオテープレコーダ、ビデオデッ
キプレイヤ(以下それぞれTV、VTR、VDPとい
う)等の機器(デバイス)から他のデバイスを制御した
り、デバイスから他のデバイスに内蔵された例えばモニ
ター受像機(TVモニタ)、TVチューナ、ビデオデッ
キ、アンプ等のサブデバイスを制御するようになってい
る。
【0004】すなわち、デバイスに内蔵されたサブデバ
イスから他のデバイスに内蔵されたサブデバイスへの通
信(以下サブデバイスからサブデバイスへの通信とい
う)、デバイスに内蔵されたサブデバイスから他のデバ
イスへの通信(以下サブデバイスからデバイスへの通信
という)、デバイスから他のデバイスに内蔵されたサブ
デバイスへの通信(以下デバイスからサブデバイスへの
通信という)及びデバイスからデバイスへの通信を、双
方向バスを介して行うようになっている。換言すると、
複数の経路を介して通信が行われるようになっている。
イスから他のデバイスに内蔵されたサブデバイスへの通
信(以下サブデバイスからサブデバイスへの通信とい
う)、デバイスに内蔵されたサブデバイスから他のデバ
イスへの通信(以下サブデバイスからデバイスへの通信
という)、デバイスから他のデバイスに内蔵されたサブ
デバイスへの通信(以下デバイスからサブデバイスへの
通信という)及びデバイスからデバイスへの通信を、双
方向バスを介して行うようになっている。換言すると、
複数の経路を介して通信が行われるようになっている。
【0005】ここで、上述のような双方向バス、例えば
D2Bで用いられる伝送信号のフォーマットについて説
明する。D2Bでは、送信先のサブデバイス等を制御す
るための制御コマンドや動作状態等を示すデータは、図
11に示すように、フレーム構成とされ、双方向バスを
介して伝送される。
D2Bで用いられる伝送信号のフォーマットについて説
明する。D2Bでは、送信先のサブデバイス等を制御す
るための制御コマンドや動作状態等を示すデータは、図
11に示すように、フレーム構成とされ、双方向バスを
介して伝送される。
【0006】すなわち、1フレームは、フレームの先頭
を表すヘッダを指定するためのヘッダフィールド101
と、送信元のデバイスのアドレスを指定するためのマス
タアドレスフィールド102と、送信先のデバイスのア
ドレスを指定するためのスレーブアドレスフィールド1
03と、送信先のデバイスを捕捉(ロック)した状態又
はノンロックした状態での通信等を示すコントロールビ
ットを指定するためのコントロールフィールド104
と、制御コマンドやデータを指定するためのデータフィ
ールド105とから構成される。
を表すヘッダを指定するためのヘッダフィールド101
と、送信元のデバイスのアドレスを指定するためのマス
タアドレスフィールド102と、送信先のデバイスのア
ドレスを指定するためのスレーブアドレスフィールド1
03と、送信先のデバイスを捕捉(ロック)した状態又
はノンロックした状態での通信等を示すコントロールビ
ットを指定するためのコントロールフィールド104
と、制御コマンドやデータを指定するためのデータフィ
ールド105とから構成される。
【0007】ヘッダフィールド101のヘッダは、図1
2に示すように、同期を取るための1ビットからなるス
タートビット101aと、伝送速度や上記データフィー
ルド105のバイト数を規定するためのモードビット1
01bとから構成される。このモードビット101b
は、1〜3ビットからなり、現在、データフィールド1
05を最大2バイトとするモード0、最大32バイト
(スレーブからマスタでは最大16バイト)とするモー
ド1、最大128バイト(スレーブからマスタでは最大
64バイト)とするモード2の3つのモードが規定され
ている。
2に示すように、同期を取るための1ビットからなるス
タートビット101aと、伝送速度や上記データフィー
ルド105のバイト数を規定するためのモードビット1
01bとから構成される。このモードビット101b
は、1〜3ビットからなり、現在、データフィールド1
05を最大2バイトとするモード0、最大32バイト
(スレーブからマスタでは最大16バイト)とするモー
ド1、最大128バイト(スレーブからマスタでは最大
64バイト)とするモード2の3つのモードが規定され
ている。
【0008】マスタアドレスフィールド102の送信元
デバイスのアドレスは、上述の図12に示すように、送
信元のデバイスのアドレスを指定するための12ビット
からなるマスタアドレスビット102aと、1ビットの
パリティビット102bとから構成される。
デバイスのアドレスは、上述の図12に示すように、送
信元のデバイスのアドレスを指定するための12ビット
からなるマスタアドレスビット102aと、1ビットの
パリティビット102bとから構成される。
【0009】スレーブアドレスフィールド103の送信
先デバイスのアドレスは、上述の図12に示すように、
送信先のデバイスのアドレスを指定するための12ビッ
トからなるスレーブアドレスビット103aと、1ビッ
トのパリティビット103bと、送信先のデバイスから
の確認(アクノリッジ)を送るための1ビットのアクノ
リッジビット103cとから構成される。
先デバイスのアドレスは、上述の図12に示すように、
送信先のデバイスのアドレスを指定するための12ビッ
トからなるスレーブアドレスビット103aと、1ビッ
トのパリティビット103bと、送信先のデバイスから
の確認(アクノリッジ)を送るための1ビットのアクノ
リッジビット103cとから構成される。
【0010】コントロールフィールド104のコントロ
ールビットは、上述の図12に示すように、制御コマン
ドの方向を示したり、ロック状態又はノンロック状態を
示す4ビットからなるコントロールビット104aと、
1ビットのパリティビット104bと、1ビットのアク
ノリッジビット104cとから構成される。
ールビットは、上述の図12に示すように、制御コマン
ドの方向を示したり、ロック状態又はノンロック状態を
示す4ビットからなるコントロールビット104aと、
1ビットのパリティビット104bと、1ビットのアク
ノリッジビット104cとから構成される。
【0011】データフィールド105には、上述の図1
2に示すように、8ビットのデータビット105aと、
1ビットのエンドオブデータビット105bと、1ビッ
トのパリティビット105cとが必要に応じて繰り返さ
れる。そして、データビット105aを先頭から順にデ
ータ#1、#2、#3・・・とすると、データ#1に
は、例えばサブデバイスに関係した通信を表すオペレー
ションコード(Operation code、以下OPCという) "B
egin 2"(すなわちコード "BD"h (h は16進を表
す))、HBSを介しての通信を表すOPC"Begin 1" ("
BC"h) 、他のバスを介しての通信を表すOPC"Begin
0" ("BB"h) 等が指定され(割り当てられ)、データ
#2には、これらのOPCに対するオペランド(Operan
d 、以下OPRという)が指定される。
2に示すように、8ビットのデータビット105aと、
1ビットのエンドオブデータビット105bと、1ビッ
トのパリティビット105cとが必要に応じて繰り返さ
れる。そして、データビット105aを先頭から順にデ
ータ#1、#2、#3・・・とすると、データ#1に
は、例えばサブデバイスに関係した通信を表すオペレー
ションコード(Operation code、以下OPCという) "B
egin 2"(すなわちコード "BD"h (h は16進を表
す))、HBSを介しての通信を表すOPC"Begin 1" ("
BC"h) 、他のバスを介しての通信を表すOPC"Begin
0" ("BB"h) 等が指定され(割り当てられ)、データ
#2には、これらのOPCに対するオペランド(Operan
d 、以下OPRという)が指定される。
【0012】これらのOPCに対するOPR、例えばO
PC"Begin 2" に対するOPRは、図13に示すよう
に、電話通信系(CT:Communication Telephony )、
AV系(AV/C:Audio Video and Control)及び家電
製品系(HK:Housekeeping)等のサービスコードを識
別するためのビットb5 、b4 、b3 、b2 (b7 が最
上位ビット(MSB))と、サブデバイスからサブデバ
イスへの通信、サブデバイスからデバイスへの通信、デ
バイスからサブデバイスへの通信、デバイスからデバイ
スへの通信のいずれかを表す、すなわち送信元のサブデ
バイスのアドレス(Source Sub-Device Address 、以下
SSDAという)又は送信先のサブデバイスのアドレス
(Destination Sub-Device Address、以下DSDAとい
う)の有無を示すビットb1 、b0 とからなる。なお、
ビットb7 は常に0とされ、ビットb6 は将来の標準化
のために保留されており、現在は1とされている。具体
的には、b1 =0、b0 =0がサブデバイスからサブデ
バイスへの通信を、b1 =0、b0 =1がサブデバイス
からデバイスへの通信を、b1 =1、b0 =0がデバイ
スからサブデバイスへの通信を、b1 =1、b0 =1が
デバイスからデバイスへの通信を表す。また、サブデバ
イスのアドレスをサブアドレスともいう。
PC"Begin 2" に対するOPRは、図13に示すよう
に、電話通信系(CT:Communication Telephony )、
AV系(AV/C:Audio Video and Control)及び家電
製品系(HK:Housekeeping)等のサービスコードを識
別するためのビットb5 、b4 、b3 、b2 (b7 が最
上位ビット(MSB))と、サブデバイスからサブデバ
イスへの通信、サブデバイスからデバイスへの通信、デ
バイスからサブデバイスへの通信、デバイスからデバイ
スへの通信のいずれかを表す、すなわち送信元のサブデ
バイスのアドレス(Source Sub-Device Address 、以下
SSDAという)又は送信先のサブデバイスのアドレス
(Destination Sub-Device Address、以下DSDAとい
う)の有無を示すビットb1 、b0 とからなる。なお、
ビットb7 は常に0とされ、ビットb6 は将来の標準化
のために保留されており、現在は1とされている。具体
的には、b1 =0、b0 =0がサブデバイスからサブデ
バイスへの通信を、b1 =0、b0 =1がサブデバイス
からデバイスへの通信を、b1 =1、b0 =0がデバイ
スからサブデバイスへの通信を、b1 =1、b0 =1が
デバイスからデバイスへの通信を表す。また、サブデバ
イスのアドレスをサブアドレスともいう。
【0013】したがって、例えばTV(デバイス)のサ
ブデバイスからVTR(他のデバイス)のビデオデッキ
(サブデバイス)への通信では、図14Aに示すよう
に、マスタアドレスフィールド102にTVのアドレス
をマスタアドレスビットとして指定し、スレーブアドレ
スフィールド103にVTRのアドレスをスレーブアド
レスビットとして指定し、コントロールフィールド10
4に例えばマスタからスレーブへの制御コマンドの書き
込みを表すコード "A"hを指定する。さらに、データ#
1にOPC"Begin 2" を指定し、データ#2にサブデバ
イスからサブデバイスへの通信を示す例えばコード "5
4"hをOPC"Begin 2" に対するOPRとして指定し、
データ#3にTVのサブデバイスのアドレスをSSDA
として指定し、データ#4にVTRのサブデバイスのア
ドレスをDSDAとして指定する。そして、後に続くデ
ータ#5に、例えばVTRのビデオデッキをプレー(再
生動作)させる等の制御コマンドを指定する。
ブデバイスからVTR(他のデバイス)のビデオデッキ
(サブデバイス)への通信では、図14Aに示すよう
に、マスタアドレスフィールド102にTVのアドレス
をマスタアドレスビットとして指定し、スレーブアドレ
スフィールド103にVTRのアドレスをスレーブアド
レスビットとして指定し、コントロールフィールド10
4に例えばマスタからスレーブへの制御コマンドの書き
込みを表すコード "A"hを指定する。さらに、データ#
1にOPC"Begin 2" を指定し、データ#2にサブデバ
イスからサブデバイスへの通信を示す例えばコード "5
4"hをOPC"Begin 2" に対するOPRとして指定し、
データ#3にTVのサブデバイスのアドレスをSSDA
として指定し、データ#4にVTRのサブデバイスのア
ドレスをDSDAとして指定する。そして、後に続くデ
ータ#5に、例えばVTRのビデオデッキをプレー(再
生動作)させる等の制御コマンドを指定する。
【0014】また、例えばTVのサブデバイスからVT
R(デバイス)への通信では、図14Bに示すように、
マスタアドレスフィールド102〜コントロールフィー
ルド104にそれぞれTVのアドレス、VTRのアドレ
ス、マスタからスレーブへの制御コマンドの書き込みを
表すコード "A"hを指定する。さらに、データ#1にO
PC"Begin 2" を指定し、データ#2にサブデバイスか
らデバイスへの通信を示すコード "55"hを指定し、デ
ータ#3にTVのサブデバイスのアドレスをSSDAと
して指定する。そして、データ#4に制御コマンドを指
定する。すなわち、この場合、送信先のサブデバイスが
ないので、DSDAの指定は不要である。
R(デバイス)への通信では、図14Bに示すように、
マスタアドレスフィールド102〜コントロールフィー
ルド104にそれぞれTVのアドレス、VTRのアドレ
ス、マスタからスレーブへの制御コマンドの書き込みを
表すコード "A"hを指定する。さらに、データ#1にO
PC"Begin 2" を指定し、データ#2にサブデバイスか
らデバイスへの通信を示すコード "55"hを指定し、デ
ータ#3にTVのサブデバイスのアドレスをSSDAと
して指定する。そして、データ#4に制御コマンドを指
定する。すなわち、この場合、送信先のサブデバイスが
ないので、DSDAの指定は不要である。
【0015】また、例えばTV(デバイス)からVTR
のサブデバイスへの通信では、図14Cに示すように、
マスタアドレスフィールド102〜コントロールフィー
ルド104にそれぞれTVのアドレス、VTRのアドレ
ス、マスタからスレーブへの制御コマンドの書き込みを
表すコード "A"hを指定する。さらに、データ#1にO
PC"Begin 2" を指定し、データ#2にデバイスからサ
ブデバイスへの通信を示すコード "56"hを指定し、デ
ータ#3にVTRのサブデバイスのアドレスをDSDA
として指定する。そして、データ#4に、制御コマンド
を指定する。すなわち、この場合、送信元のサブデバイ
スがないので、SSDAの指定は不要である。
のサブデバイスへの通信では、図14Cに示すように、
マスタアドレスフィールド102〜コントロールフィー
ルド104にそれぞれTVのアドレス、VTRのアドレ
ス、マスタからスレーブへの制御コマンドの書き込みを
表すコード "A"hを指定する。さらに、データ#1にO
PC"Begin 2" を指定し、データ#2にデバイスからサ
ブデバイスへの通信を示すコード "56"hを指定し、デ
ータ#3にVTRのサブデバイスのアドレスをDSDA
として指定する。そして、データ#4に、制御コマンド
を指定する。すなわち、この場合、送信元のサブデバイ
スがないので、SSDAの指定は不要である。
【0016】また、例えばTV(デバイス)からVTR
(デバイス)への通信では、図14Dに示すように、マ
スタアドレスフィールド102〜コントロールフィール
ド104にそれぞれTVのアドレス、VTRのアドレ
ス、マスタからスレーブへの制御コマンドの書き込みを
表すコード "A"hを指定する。サブデバイスに関する通
信はないので、データ#1に制御コマンドを指定する。
すなわち、この場合、OPC"Begin 2" 、SSDA及び
DSDAの指定は不要である。
(デバイス)への通信では、図14Dに示すように、マ
スタアドレスフィールド102〜コントロールフィール
ド104にそれぞれTVのアドレス、VTRのアドレ
ス、マスタからスレーブへの制御コマンドの書き込みを
表すコード "A"hを指定する。サブデバイスに関する通
信はないので、データ#1に制御コマンドを指定する。
すなわち、この場合、OPC"Begin 2" 、SSDA及び
DSDAの指定は不要である。
【0017】ここで、制御コマンドについて説明する。
8ビットで表現することができるコードは256種であ
り、256種のコードでは、AV機器全体の制御を行う
には十分でない。そこで、HBSやD2Bでは、図15
に示すOPCとOPRからなるコマンドテーブルが用い
られる。
8ビットで表現することができるコードは256種であ
り、256種のコードでは、AV機器全体の制御を行う
には十分でない。そこで、HBSやD2Bでは、図15
に示すOPCとOPRからなるコマンドテーブルが用い
られる。
【0018】すなわち、コマンドテーブルは、制御対象
の名称を示す1バイトのOPCと、制御内容を示す1バ
イト又は複数バイトのOPRとからなり、OPCのコー
ド "A0"h〜コード "BF"hに各機器で共通に用いられ
る一般コマンドが割り付けられ、コード "C0"h〜コー
ド "DF"hに機能コマンドグループが割り付けられ、コ
ード "E0"h〜コード "FF"hに特殊機能コマンドグル
ープが割り付けられる。なおコード "80"h〜コード "
9F"hは保留されている。
の名称を示す1バイトのOPCと、制御内容を示す1バ
イト又は複数バイトのOPRとからなり、OPCのコー
ド "A0"h〜コード "BF"hに各機器で共通に用いられ
る一般コマンドが割り付けられ、コード "C0"h〜コー
ド "DF"hに機能コマンドグループが割り付けられ、コ
ード "E0"h〜コード "FF"hに特殊機能コマンドグル
ープが割り付けられる。なおコード "80"h〜コード "
9F"hは保留されている。
【0019】具体的には、例えば機能コマンドグループ
(コード "C0"h〜コード "DF"h)の領域をビデオコ
マンド、オーディオコマンド、デッキ/プレーヤコマン
ド、チューナコマンド等の制御コマンドが共用し、例え
ばコード "C0"hは、ビデオコマンドではコントラスト
の制御を、オーディオコマンドではボリュームの制御
を、デッキ/プレーヤコマンドではリピートを、チュー
ナコマンドではバンドの制御を表す。
(コード "C0"h〜コード "DF"h)の領域をビデオコ
マンド、オーディオコマンド、デッキ/プレーヤコマン
ド、チューナコマンド等の制御コマンドが共用し、例え
ばコード "C0"hは、ビデオコマンドではコントラスト
の制御を、オーディオコマンドではボリュームの制御
を、デッキ/プレーヤコマンドではリピートを、チュー
ナコマンドではバンドの制御を表す。
【0020】また、例えば特殊機能コマンドグループ
(コード "E0"h〜コード "FF"h)の領域をビデオカ
メラコマンドやタイマコマンド等の制御コマンドが共用
し、例えばコード "E0"hは、ビデオカメラコマンドで
はズームの制御を、タイマコマンドでは年を表す。
(コード "E0"h〜コード "FF"h)の領域をビデオカ
メラコマンドやタイマコマンド等の制御コマンドが共用
し、例えばコード "E0"hは、ビデオカメラコマンドで
はズームの制御を、タイマコマンドでは年を表す。
【0021】一方、OPRのコード "20"h〜コード "
5F"hに所謂ASCIIコード、制御値コード、エリア
スコードが割り付けられ、コード "60"h〜コード "7
F"hに標準OPRが割り付けられる。なおコード "0
0"h〜コード "1F"hは保留されている。
5F"hに所謂ASCIIコード、制御値コード、エリア
スコードが割り付けられ、コード "60"h〜コード "7
F"hに標準OPRが割り付けられる。なおコード "0
0"h〜コード "1F"hは保留されている。
【0022】具体的には、例えば標準OPR(コード "
60"h〜コード "7F"h)は、上述のビデオコマンド、
オーディオコマンド等の制御コマンド毎に共通の意味を
持ち、例えばコード "60"hはオンを、コード "70"h
はオフを、コード "63"hは減少を、コード "73"hは
増加を意味する。
60"h〜コード "7F"h)は、上述のビデオコマンド、
オーディオコマンド等の制御コマンド毎に共通の意味を
持ち、例えばコード "60"hはオンを、コード "70"h
はオフを、コード "63"hは減少を、コード "73"hは
増加を意味する。
【0023】ところで、HBSでは、制御コマンドの前
にテーブルセレクタ(TS:TableSelector、すなわち
OPCがコード "B9"hからなる一般コマンド)を置い
て、制御コマンドのOPCがどの機能コマンド又は特殊
機能コマンドに相当するかを規定するようになっている
が、D2Bでは、OPC"Begin 2" で指定されるDSD
Aによりディフォルト値でコマンドテーブルが選択され
る。具体的には、例えばDSDAがTVモニタ(サブデ
バイス)ではビデオコマンドが、オーディオアンプでは
オーディオコマンドが、ビデオデッキ、ビデオプレー
ヤ、オーディオデッキ及びCDプレーヤではデッキ/プ
レーヤコマンドが、TVチューナ及びオーディオチュー
ナではチューナコマンドが選択される。
にテーブルセレクタ(TS:TableSelector、すなわち
OPCがコード "B9"hからなる一般コマンド)を置い
て、制御コマンドのOPCがどの機能コマンド又は特殊
機能コマンドに相当するかを規定するようになっている
が、D2Bでは、OPC"Begin 2" で指定されるDSD
Aによりディフォルト値でコマンドテーブルが選択され
る。具体的には、例えばDSDAがTVモニタ(サブデ
バイス)ではビデオコマンドが、オーディオアンプでは
オーディオコマンドが、ビデオデッキ、ビデオプレー
ヤ、オーディオデッキ及びCDプレーヤではデッキ/プ
レーヤコマンドが、TVチューナ及びオーディオチュー
ナではチューナコマンドが選択される。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
D2B等の通信方法では、制御コマンドのOPCの位置
が例えばデータフィールド105のデータ#5、データ
#4、データ#4、データ#1の位置と通信形態(通信
経路の種類)により異なるために、受信側のデバイスあ
るいはサブデバイスでは、制御コマンドのOPCのデコ
ードを行う前に、OPCの位置を特定する必要があり、
そのためにハードウエアやソフトウェアが複雑になると
いう問題があった。また、伝送信号を形成して送信する
際にも通信経路によって制御コマンドのOPCの位置が
異なり、ソフトウェア等が複雑になるという問題があっ
た。本発明は、このような実情に鑑みてなされたもので
あり、制御コマンドのフレームでの位置を固定し、制御
コマンドを例えばデコードするためのソフトウェア等を
簡単にすることができる電子機器、伝送信号の受信方
法、及び伝送信号の送信方法の提供を目的とする。
D2B等の通信方法では、制御コマンドのOPCの位置
が例えばデータフィールド105のデータ#5、データ
#4、データ#4、データ#1の位置と通信形態(通信
経路の種類)により異なるために、受信側のデバイスあ
るいはサブデバイスでは、制御コマンドのOPCのデコ
ードを行う前に、OPCの位置を特定する必要があり、
そのためにハードウエアやソフトウェアが複雑になると
いう問題があった。また、伝送信号を形成して送信する
際にも通信経路によって制御コマンドのOPCの位置が
異なり、ソフトウェア等が複雑になるという問題があっ
た。本発明は、このような実情に鑑みてなされたもので
あり、制御コマンドのフレームでの位置を固定し、制御
コマンドを例えばデコードするためのソフトウェア等を
簡単にすることができる電子機器、伝送信号の受信方
法、及び伝送信号の送信方法の提供を目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、本発明に係る電子機器は、双方向バスを介して接
続されている他の電子機器から受信した制御コマンドに
基づいて所定の動作を実行する電子機器において、制御
対象の電子機器のアドレスを指定するためのアドレスフ
ィールドと、上記制御対象の電子機器に対する制御コマ
ンドを指定するためのデータフィールドとからなるフレ
ーム構造を有すると共に、該データフィールドの所定位
置に、上記制御対象の電子機器内のアドレスを指定する
ための固定長のサブアドレスが挿入された伝送信号を受
信する手段と、上記受信した伝送信号から上記アドレス
フィールド内のアドレスを検出するアドレス検出手段
と、上記検出されたアドレスにもとづいて、上記伝送信
号の伝送先を判別する判別手段と、上記伝送信号の伝送
先に該当する場合には、上記受信した伝送信号から上記
サブアドレスフィールド内のサブアドレスを検出するサ
ブアドレス検出手段と、上記検出したサブアドレスに基
づいて、電子機器内の制御対象を検知する検知手段とを
有することを特徴とする。
めに、本発明に係る電子機器は、双方向バスを介して接
続されている他の電子機器から受信した制御コマンドに
基づいて所定の動作を実行する電子機器において、制御
対象の電子機器のアドレスを指定するためのアドレスフ
ィールドと、上記制御対象の電子機器に対する制御コマ
ンドを指定するためのデータフィールドとからなるフレ
ーム構造を有すると共に、該データフィールドの所定位
置に、上記制御対象の電子機器内のアドレスを指定する
ための固定長のサブアドレスが挿入された伝送信号を受
信する手段と、上記受信した伝送信号から上記アドレス
フィールド内のアドレスを検出するアドレス検出手段
と、上記検出されたアドレスにもとづいて、上記伝送信
号の伝送先を判別する判別手段と、上記伝送信号の伝送
先に該当する場合には、上記受信した伝送信号から上記
サブアドレスフィールド内のサブアドレスを検出するサ
ブアドレス検出手段と、上記検出したサブアドレスに基
づいて、電子機器内の制御対象を検知する検知手段とを
有することを特徴とする。
【0026】また、本発明に係る伝送信号の受信方法
は、双方向バスを介して接続されている他の電子機器か
ら受信した制御コマンドに基づいて所定の動作を実行す
る電子機器における伝送信号の受信方法において、制御
対象の電子機器のアドレスを指定するためのアドレスフ
ィールドと、上記制御対象の電子機器に対する制御コマ
ンドを指定するためのデータフィールドとからなるフレ
ーム構造を有すると共に、該データフィールドの所定位
置に、上記制御対象の電子機器内のアドレスを指定する
ための固定長のサブアドレスが挿入された伝送信号を受
信する受信ステップと、上記受信した伝送信号から上記
アドレスフィールド内のアドレスを検出するアドレス検
出ステップと、上記検出されたアドレスにもとづいて、
上記伝送信号の伝送先を判別する判別ステップと、上記
伝送信号の伝送先に該当する場合には、上記受信した伝
送信号から上記サブアドレスフィールド内のサブアドレ
スを検出するサブアドレス検出ステップと、上記検出し
たサブアドレスに基づいて、電子機器内の制御対象を検
知する検知ステップとを有することを特徴とする。
は、双方向バスを介して接続されている他の電子機器か
ら受信した制御コマンドに基づいて所定の動作を実行す
る電子機器における伝送信号の受信方法において、制御
対象の電子機器のアドレスを指定するためのアドレスフ
ィールドと、上記制御対象の電子機器に対する制御コマ
ンドを指定するためのデータフィールドとからなるフレ
ーム構造を有すると共に、該データフィールドの所定位
置に、上記制御対象の電子機器内のアドレスを指定する
ための固定長のサブアドレスが挿入された伝送信号を受
信する受信ステップと、上記受信した伝送信号から上記
アドレスフィールド内のアドレスを検出するアドレス検
出ステップと、上記検出されたアドレスにもとづいて、
上記伝送信号の伝送先を判別する判別ステップと、上記
伝送信号の伝送先に該当する場合には、上記受信した伝
送信号から上記サブアドレスフィールド内のサブアドレ
スを検出するサブアドレス検出ステップと、上記検出し
たサブアドレスに基づいて、電子機器内の制御対象を検
知する検知ステップとを有することを特徴とする。
【0027】また、本発明に係る電子機器は、受信した
制御コマンドに基づいて所定の動作を実行する他の電子
機器と双方向バスを介して接続されている電子機器にお
いて、制御対象の電子機器のアドレスを指定するための
アドレスフィールドと、上記制御対象の電子機器に対す
る制御コマンドを指定するためのデータフィールドとか
らなるフレーム構造を有する伝送信号中の該アドレスフ
ィールドに伝送先の電子機器のアドレスを挿入し、該デ
ータフィールドの所定位置に、上記制御対象の電子機器
内のアドレスを指定するための固定長のサブアドレスを
挿入する手段と、上記伝送信号を上記他の電子機器に送
信する手段とを有することを特徴とする。
制御コマンドに基づいて所定の動作を実行する他の電子
機器と双方向バスを介して接続されている電子機器にお
いて、制御対象の電子機器のアドレスを指定するための
アドレスフィールドと、上記制御対象の電子機器に対す
る制御コマンドを指定するためのデータフィールドとか
らなるフレーム構造を有する伝送信号中の該アドレスフ
ィールドに伝送先の電子機器のアドレスを挿入し、該デ
ータフィールドの所定位置に、上記制御対象の電子機器
内のアドレスを指定するための固定長のサブアドレスを
挿入する手段と、上記伝送信号を上記他の電子機器に送
信する手段とを有することを特徴とする。
【0028】また、本発明に係る伝送信号の送信方法
は、受信した制御コマンドに基づいて所定の動作を実行
する他の電子機器と双方向バスを介して接続されている
電子機器における伝送信号の送信方法において、制御対
象の電子機器のアドレスを指定するためのアドレスフィ
ールドと、上記制御対象の電子機器に対する制御コマン
ドを指定するためのデータフィールドとからなるフレー
ム構造を有する伝送信号中の該アドレスフィールドに伝
送先の電子機器のアドレスを挿入し、該データフィール
ドの所定位置に、上記制御対象の電子機器内のアドレス
を指定するための固定長のサブアドレスを挿入するステ
ップと、上記伝送信号を上記他の電子機器に送信するス
テップとを有することを特徴とする。
は、受信した制御コマンドに基づいて所定の動作を実行
する他の電子機器と双方向バスを介して接続されている
電子機器における伝送信号の送信方法において、制御対
象の電子機器のアドレスを指定するためのアドレスフィ
ールドと、上記制御対象の電子機器に対する制御コマン
ドを指定するためのデータフィールドとからなるフレー
ム構造を有する伝送信号中の該アドレスフィールドに伝
送先の電子機器のアドレスを挿入し、該データフィール
ドの所定位置に、上記制御対象の電子機器内のアドレス
を指定するための固定長のサブアドレスを挿入するステ
ップと、上記伝送信号を上記他の電子機器に送信するス
テップとを有することを特徴とする。
【0029】
【作用】本発明に係る電子機器又は伝送信号の受信方法
では、アドレスフィールドとデータフィールドから構成
される伝送信号のデータフィールドの所定位置に制御対
象の電子機器内のアドレスを指定するための固定長のサ
ブアドレスが挿入された伝送信号を受信し、アドレスフ
ィールド内のアドレスにもとづく伝送先に該当する場合
には、サブアドレスフィールド内のサブアドレスを検出
して、電子機器内の制御対象を検知する。
では、アドレスフィールドとデータフィールドから構成
される伝送信号のデータフィールドの所定位置に制御対
象の電子機器内のアドレスを指定するための固定長のサ
ブアドレスが挿入された伝送信号を受信し、アドレスフ
ィールド内のアドレスにもとづく伝送先に該当する場合
には、サブアドレスフィールド内のサブアドレスを検出
して、電子機器内の制御対象を検知する。
【0030】本発明に係る電子機器又は伝送信号の送信
方法では、アドレスフィールドとデータフィールドから
構成される伝送信号のデータフィールドの所定位置に、
制御対象の電子機器内のアドレスを指定するための固定
長のサブアドレスを挿入し、他の電子機器に伝送する。
方法では、アドレスフィールドとデータフィールドから
構成される伝送信号のデータフィールドの所定位置に、
制御対象の電子機器内のアドレスを指定するための固定
長のサブアドレスを挿入し、他の電子機器に伝送する。
【0031】
【実施例】以下、本発明に係る電子機器、伝送信号の受
信方法、及び伝送信号の送信方法の一実施例を図面を参
照しながら説明する。この実施例は、本発明を所謂IE
Cのパブリケーション1030で規定されているD2B
(Audio,Viedo and audiovisual systems Domestic Dig
ital Bus)、EIAJのET−2101で規定されてい
るホームバスシステム(Home Bus System 、以下HBS
という)に適用したものである。
信方法、及び伝送信号の送信方法の一実施例を図面を参
照しながら説明する。この実施例は、本発明を所謂IE
Cのパブリケーション1030で規定されているD2B
(Audio,Viedo and audiovisual systems Domestic Dig
ital Bus)、EIAJのET−2101で規定されてい
るホームバスシステム(Home Bus System 、以下HBS
という)に適用したものである。
【0032】本発明を適用した双方向バスシステムは、
例えば図1に示すように、デバイスであるテレビジョン
受像機(以下TVという)10と、デバイスであるビデ
オテープレコーダ(以下VTRという)20、30と、
デバイスであるビデオデッキプレーヤ(以下VDPとい
う)40とを双方向バス1を介して相互に接続して構成
される。
例えば図1に示すように、デバイスであるテレビジョン
受像機(以下TVという)10と、デバイスであるビデ
オテープレコーダ(以下VTRという)20、30と、
デバイスであるビデオデッキプレーヤ(以下VDPとい
う)40とを双方向バス1を介して相互に接続して構成
される。
【0033】TV10は、上述の図1に示すように、テ
レビジョン放送を受信してビデオ信号とオーディオ信号
を再生するチューナ10aと、該チューナ10aで再生
されたビデオ信号に基づいた画像を表示するTVモニタ
10bと、上記チューナ10aで再生されたオーディオ
信号を増幅するアンプ10cとをサブデバイスとして内
蔵すると共に、上記チューナ10aからのビデオ信号又
は/及びオーディオ信号(以下AV信号という)を外部
に出力したり、外部から入力されるAV信号を上記チュ
ーナ10a、TVモニタ10bに供給するスイッチボッ
クス10dをサブデバイスとして備える。
レビジョン放送を受信してビデオ信号とオーディオ信号
を再生するチューナ10aと、該チューナ10aで再生
されたビデオ信号に基づいた画像を表示するTVモニタ
10bと、上記チューナ10aで再生されたオーディオ
信号を増幅するアンプ10cとをサブデバイスとして内
蔵すると共に、上記チューナ10aからのビデオ信号又
は/及びオーディオ信号(以下AV信号という)を外部
に出力したり、外部から入力されるAV信号を上記チュ
ーナ10a、TVモニタ10bに供給するスイッチボッ
クス10dをサブデバイスとして備える。
【0034】また、VTR20は、上述の図1に示すよ
うに、AV信号を磁気テープに記録し、又はAV信号を
再生するビデオデッキ20aと、テレビジョン放送を受
信してAV信号を再生するチューナ20bとをサブデバ
イスとして内蔵すると共に、上記ビデオデッキ20aや
チューナ20bからのAV信号を外部に出力したり、外
部から入力されるAV信号を上記ビデオデッキ20aに
供給するスイッチボックス20cをサブデバイスとして
備える。
うに、AV信号を磁気テープに記録し、又はAV信号を
再生するビデオデッキ20aと、テレビジョン放送を受
信してAV信号を再生するチューナ20bとをサブデバ
イスとして内蔵すると共に、上記ビデオデッキ20aや
チューナ20bからのAV信号を外部に出力したり、外
部から入力されるAV信号を上記ビデオデッキ20aに
供給するスイッチボックス20cをサブデバイスとして
備える。
【0035】また、VTR30は、上述のVTR20と
同様に、ビデオデッキ30aと、チューナ30bと、ス
イッチボックス30cとをサブデバイスとして内蔵す
る。
同様に、ビデオデッキ30aと、チューナ30bと、ス
イッチボックス30cとをサブデバイスとして内蔵す
る。
【0036】また、VDP40は、光ディスクからAV
信号を再生するビデオプレーヤ40aをサブデバイスと
して内蔵する。
信号を再生するビデオプレーヤ40aをサブデバイスと
して内蔵する。
【0037】そして、この双方向バスシステムでは、例
えばVTR20、VTR30、VDP40で再生された
ビデオ信号をTV10に供給し、このビデオ信号に基づ
いた画像を表示するようになっている。具体的には、T
V10のスイッチボックス10dとVTR20のスイッ
チボックス20cがAV信号ラインL1で接続され、T
V10のスイッチボックス10dとVTR30のスイッ
チボックス30cがAV信号ラインL2で接続され、T
V10のスイッチボックス10dとビデオプレーヤ40
aがAV信号ラインL3で接続され、すなわちAV信号
ラインL1、L2、L3は、TV10を中心としてスタ
ー(星)状に配線され、VTR20、VTR30、VD
P40で再生されたAV信号がそれぞれAV信号ライン
L1、L2、L3及びスイッチボックス10dを介して
TVモニタ10bに供給され、TVモニタ10bに画像
が表示される。また、例えばビデオプレーヤ40aで再
生されたAV信号が、AV信号ラインL3、スイッチボ
ックス10d、AV信号ラインL1、スイッチボックス
20cを介してビデオデッキ20aに供給され、ビデオ
デッキ20aにより磁気テープに記録(録画)される。
えばVTR20、VTR30、VDP40で再生された
ビデオ信号をTV10に供給し、このビデオ信号に基づ
いた画像を表示するようになっている。具体的には、T
V10のスイッチボックス10dとVTR20のスイッ
チボックス20cがAV信号ラインL1で接続され、T
V10のスイッチボックス10dとVTR30のスイッ
チボックス30cがAV信号ラインL2で接続され、T
V10のスイッチボックス10dとビデオプレーヤ40
aがAV信号ラインL3で接続され、すなわちAV信号
ラインL1、L2、L3は、TV10を中心としてスタ
ー(星)状に配線され、VTR20、VTR30、VD
P40で再生されたAV信号がそれぞれAV信号ライン
L1、L2、L3及びスイッチボックス10dを介して
TVモニタ10bに供給され、TVモニタ10bに画像
が表示される。また、例えばビデオプレーヤ40aで再
生されたAV信号が、AV信号ラインL3、スイッチボ
ックス10d、AV信号ラインL1、スイッチボックス
20cを介してビデオデッキ20aに供給され、ビデオ
デッキ20aにより磁気テープに記録(録画)される。
【0038】また、この双方向バスシステムでは、例え
ばTV10(デバイス)は、双方向バス1を介してVT
R20、30、VDP40(デバイス)やそれらに内蔵
されたビデオデッキ20a、30a、ビデオプレーヤ4
0a、スイッチボックス20c、30c(サブデバイ
ス)を制御したり、これらの機器(デバイスやサブデバ
イス)の動作状態(ステータス)等を示すデータを双方
向バス1を介して送信するようになっている。
ばTV10(デバイス)は、双方向バス1を介してVT
R20、30、VDP40(デバイス)やそれらに内蔵
されたビデオデッキ20a、30a、ビデオプレーヤ4
0a、スイッチボックス20c、30c(サブデバイ
ス)を制御したり、これらの機器(デバイスやサブデバ
イス)の動作状態(ステータス)等を示すデータを双方
向バス1を介して送信するようになっている。
【0039】具体的には、TV10は、例えば図2に示
すように、上記チューナ10a〜スイッチボックス10
dを内部制御バス11を介して制御するマイクロプロセ
ッサ12と、ユーザが操作した操作内容を上記マイクロ
プロセッサ12に入力するユーザインターフェイス部1
3と、他のデバイスやそのサブデバイスを制御するため
の制御コマンドやデータからなる伝送信号を上記双方向
バス1に入出力するバスインターフェイス回路14とを
備える。
すように、上記チューナ10a〜スイッチボックス10
dを内部制御バス11を介して制御するマイクロプロセ
ッサ12と、ユーザが操作した操作内容を上記マイクロ
プロセッサ12に入力するユーザインターフェイス部1
3と、他のデバイスやそのサブデバイスを制御するため
の制御コマンドやデータからなる伝送信号を上記双方向
バス1に入出力するバスインターフェイス回路14とを
備える。
【0040】また、VTR20は、上述の図2に示すよ
うに、上記ビデオデッキ20a〜スイッチボックス20
cを内部制御バス21を介して制御するマイクロプロセ
ッサ22と、ユーザが操作した操作内容を上記マイクロ
プロセッサ22に入力するユーザインターフェイス部2
3と、伝送信号を上記双方向バス1に入出力するバスイ
ンターフェイス回路24とを備える。また、VTR3
0、VDP40も同様に、マイクロプロセッサ、バスイ
ンターフェイス回路等(図示せず)を備える。
うに、上記ビデオデッキ20a〜スイッチボックス20
cを内部制御バス21を介して制御するマイクロプロセ
ッサ22と、ユーザが操作した操作内容を上記マイクロ
プロセッサ22に入力するユーザインターフェイス部2
3と、伝送信号を上記双方向バス1に入出力するバスイ
ンターフェイス回路24とを備える。また、VTR3
0、VDP40も同様に、マイクロプロセッサ、バスイ
ンターフェイス回路等(図示せず)を備える。
【0041】そして、例えばユーザが、VTR20で再
生されるビデオ信号に基づいた画像をTV10で見るた
めにTV10のユーザインターフェイス部13を操作す
ると、TV10のマイクロプロセッサ12は、操作内容
に応じて伝送信号を形成し、この伝送信号をバスインタ
ーフェイス回路14、双方向バス1を介してVTR20
に送信する。VTR20のマイクロプロセッサ22は、
バスインターフェイス回路24で受信されるこの伝送信
号に基づき、内部制御バス21を介してビデオデッキ2
0aをプレー(再生動作)させる制御を行うと共に、ビ
デオデッキ20aで再生されたAV信号がTV10に供
給されるようにスイッチボックス20cを制御する。
生されるビデオ信号に基づいた画像をTV10で見るた
めにTV10のユーザインターフェイス部13を操作す
ると、TV10のマイクロプロセッサ12は、操作内容
に応じて伝送信号を形成し、この伝送信号をバスインタ
ーフェイス回路14、双方向バス1を介してVTR20
に送信する。VTR20のマイクロプロセッサ22は、
バスインターフェイス回路24で受信されるこの伝送信
号に基づき、内部制御バス21を介してビデオデッキ2
0aをプレー(再生動作)させる制御を行うと共に、ビ
デオデッキ20aで再生されたAV信号がTV10に供
給されるようにスイッチボックス20cを制御する。
【0042】すなわち、ユーザインターフェイス部13
は、上述の図2に示すように、例えばキースイッチ等を
備えた操作部13aと、例えば発光ダイオード等を備え
た表示部13bとから構成され、操作部13aは、ユー
ザがキースイッチ等を用いて操作した操作内容に対応し
た信号を内部制御バス11を介してマイクロプロセッサ
12に供給する。
は、上述の図2に示すように、例えばキースイッチ等を
備えた操作部13aと、例えば発光ダイオード等を備え
た表示部13bとから構成され、操作部13aは、ユー
ザがキースイッチ等を用いて操作した操作内容に対応し
た信号を内部制御バス11を介してマイクロプロセッサ
12に供給する。
【0043】マイクロプロセッサ12は、上述の図2に
示すように、後述する受信された制御コマンドを上記チ
ューナ10a〜スイッチボックス10dを制御するため
の内部制御コマンドに変換するコマンドテーブルや各種
のプログラムが記憶されているリードオンリメモリ(以
下ROMという)12aと、該ROM12aに記憶され
ているプログラムを実行する中央演算装置(以下CPU
という)12bと、実行の結果等を記憶するランダムア
クセスメモリ(以下RAMという)12cと、上記チュ
ーナ10a〜バスインターフェイス回路14とのインタ
ーフェイスを取るI/O回路12dとから構成される。
そして、CPU12bは、操作部13aから内部制御バ
ス11、I/O回路12dを介して供給される信号に基
づいて、例えばVTR20を制御する制御コマンドを生
成し、この制御コマンドをバスインターフェイス回路1
4に供給する。
示すように、後述する受信された制御コマンドを上記チ
ューナ10a〜スイッチボックス10dを制御するため
の内部制御コマンドに変換するコマンドテーブルや各種
のプログラムが記憶されているリードオンリメモリ(以
下ROMという)12aと、該ROM12aに記憶され
ているプログラムを実行する中央演算装置(以下CPU
という)12bと、実行の結果等を記憶するランダムア
クセスメモリ(以下RAMという)12cと、上記チュ
ーナ10a〜バスインターフェイス回路14とのインタ
ーフェイスを取るI/O回路12dとから構成される。
そして、CPU12bは、操作部13aから内部制御バ
ス11、I/O回路12dを介して供給される信号に基
づいて、例えばVTR20を制御する制御コマンドを生
成し、この制御コマンドをバスインターフェイス回路1
4に供給する。
【0044】バスインターフェイス回路14は、双方向
バス1に対するアクセス方式として、例えば所謂CSM
A/CD(Carrier Sense Multiple Access with Colli
sionDetection)を採用すると共に、例えば所謂IEC
/SC48B(Secretariat)202で規定されるコネク
タを介して双方向バス1に接続されている。
バス1に対するアクセス方式として、例えば所謂CSM
A/CD(Carrier Sense Multiple Access with Colli
sionDetection)を採用すると共に、例えば所謂IEC
/SC48B(Secretariat)202で規定されるコネク
タを介して双方向バス1に接続されている。
【0045】具体的には、このコネクタは、図3Aに示
すように、2つのソケット2、3を備え、図3Bに示す
ように、ソケット2の信号用の接点2a、2b、アース
用の接点2cと、ソケット3の信号用の接点3a、3
b、アース用の接点3cとが内部で互いに接続されてい
る。また、接点2aと接点2bがスイッチ2d及び終端
抵抗(例えば120オーム)4を介して接続されると共
に、接点3aと接点3bがスイッチ3d及び終端抵抗4
を介して接続されている。
すように、2つのソケット2、3を備え、図3Bに示す
ように、ソケット2の信号用の接点2a、2b、アース
用の接点2cと、ソケット3の信号用の接点3a、3
b、アース用の接点3cとが内部で互いに接続されてい
る。また、接点2aと接点2bがスイッチ2d及び終端
抵抗(例えば120オーム)4を介して接続されると共
に、接点3aと接点3bがスイッチ3d及び終端抵抗4
を介して接続されている。
【0046】このように構成されるコネクタはTV10
等の各デバイス毎にそれぞれ具備されており、例えばV
TR20に具備されるコネクタのように、TV10から
の双方向バス1のプラグとVTR30からの双方向バス
1のプラグがそれぞれソケット2、3に挿入されると、
スイッチ2d、3dが開いて終端抵抗4が切り離され、
TV10からの伝送信号がVTR20のバスインターフ
ェイス回路24に供給されると共に、後段のVTR30
やVDP40に供給されるようになっている。
等の各デバイス毎にそれぞれ具備されており、例えばV
TR20に具備されるコネクタのように、TV10から
の双方向バス1のプラグとVTR30からの双方向バス
1のプラグがそれぞれソケット2、3に挿入されると、
スイッチ2d、3dが開いて終端抵抗4が切り離され、
TV10からの伝送信号がVTR20のバスインターフ
ェイス回路24に供給されると共に、後段のVTR30
やVDP40に供給されるようになっている。
【0047】ここで、双方向バス1上を伝送される伝送
信号のフォーマットについて説明する。この伝送信号の
フォーマットは、従来の技術で述べたD2Bのフォーマ
ットに略準拠したものであり、送信先のサブデバイス等
を制御するための制御コマンドやデータは、図4に示す
ように、フレーム構成とされて伝送される。
信号のフォーマットについて説明する。この伝送信号の
フォーマットは、従来の技術で述べたD2Bのフォーマ
ットに略準拠したものであり、送信先のサブデバイス等
を制御するための制御コマンドやデータは、図4に示す
ように、フレーム構成とされて伝送される。
【0048】すなわち、1フレームは、フレームの先頭
を表すヘッダを指定するためのヘッダフィールド51
と、送信元のデバイスのアドレスを指定するためのマス
タアドレスフィールド52と、送信先のデバイスのアド
レスを指定するためのスレーブアドレスフィールド53
と、送信先のデバイスを捕捉(ロック)した状態又はノ
ンロック状態での通信等を示すコントロールビットを指
定するためのコントロールフィールド54と、制御コマ
ンドやデータを指定するためのデータフィールド55と
から構成される。
を表すヘッダを指定するためのヘッダフィールド51
と、送信元のデバイスのアドレスを指定するためのマス
タアドレスフィールド52と、送信先のデバイスのアド
レスを指定するためのスレーブアドレスフィールド53
と、送信先のデバイスを捕捉(ロック)した状態又はノ
ンロック状態での通信等を示すコントロールビットを指
定するためのコントロールフィールド54と、制御コマ
ンドやデータを指定するためのデータフィールド55と
から構成される。
【0049】ヘッダフィールド51のヘッダは、従来の
技術で述べたD2Bに準拠し(図12参照)、同期を取
るための1ビットからなるスタートビットと、伝送速度
や上記データフィールド55のバイト数を規定するため
のモードビットとから構成される。
技術で述べたD2Bに準拠し(図12参照)、同期を取
るための1ビットからなるスタートビットと、伝送速度
や上記データフィールド55のバイト数を規定するため
のモードビットとから構成される。
【0050】マスタアドレスフィールド52の送信元デ
バイスのアドレスは、従来の技術で述べたD2Bに準拠
し、送信元のデバイスのアドレスを指定するための12
ビットからなるマスタアドレスビットと、1ビットのパ
リティビットとから構成される。
バイスのアドレスは、従来の技術で述べたD2Bに準拠
し、送信元のデバイスのアドレスを指定するための12
ビットからなるマスタアドレスビットと、1ビットのパ
リティビットとから構成される。
【0051】スレーブアドレスフィールド53の送信先
デバイスのアドレスは、従来の技術で述べたD2Bに準
拠し、送信先のデバイスのアドレスを指定するための1
2ビットからなるスレーブアドレスビットと、1ビット
のパリティビットと、送信先のデバイスからの確認(ア
クノリッジ)を送るための1ビットのアクノリッジビッ
トとから構成される。
デバイスのアドレスは、従来の技術で述べたD2Bに準
拠し、送信先のデバイスのアドレスを指定するための1
2ビットからなるスレーブアドレスビットと、1ビット
のパリティビットと、送信先のデバイスからの確認(ア
クノリッジ)を送るための1ビットのアクノリッジビッ
トとから構成される。
【0052】コントロールフィールド54のコントロー
ルビットは、従来の技術で述べたD2Bに略準拠し、ロ
ック状態又はノンロック状態を示すと共に、データフィ
ールド55が制御コマンドであるかデータであるかを指
定する4ビットからなるコントロールビットと、1ビッ
トのパリティビットと、1ビットのアクノリッジビット
とから構成される。なお、コントロールビットとして
は、D2Bに規定されているコードのうちのマスタから
スレーブへのコードであって、制御コマンドのノンロッ
ク状態での書き込みを表すコード "E"h(h は16進を
表す)、データのロック状態での書き込みを表すコード
"B"h及びデータのノンロック状態での書き込みを表す
コード "F"hのみを使用する。
ルビットは、従来の技術で述べたD2Bに略準拠し、ロ
ック状態又はノンロック状態を示すと共に、データフィ
ールド55が制御コマンドであるかデータであるかを指
定する4ビットからなるコントロールビットと、1ビッ
トのパリティビットと、1ビットのアクノリッジビット
とから構成される。なお、コントロールビットとして
は、D2Bに規定されているコードのうちのマスタから
スレーブへのコードであって、制御コマンドのノンロッ
ク状態での書き込みを表すコード "E"h(h は16進を
表す)、データのロック状態での書き込みを表すコード
"B"h及びデータのノンロック状態での書き込みを表す
コード "F"hのみを使用する。
【0053】データフィールド55には、従来の技術で
述べたD2Bに略準拠し、8ビットのデータビットと、
1ビットのエンドオブデータビットと、1ビットのパリ
ティビットとが必要に応じて繰り返される。そして、デ
ータビットを先頭から順にデータ#1、#2、#3・・
・とすると、データフィールド55の所定位置に、例え
ば上述の図4に示すように先頭から3バイトであるデー
タ#1〜データ#3にデバイスに内蔵されたサブデバイ
スから他のデバイスへの通信、デバイスから他のデバイ
スに内蔵されたサブデバイスへの通信又はデバイスから
デバイスへの通信を示す固定長の、すなわち24ビット
からなる経路選択コードを指定する(割り当てる)。ま
た、データ#4に制御コマンド等を指定する。
述べたD2Bに略準拠し、8ビットのデータビットと、
1ビットのエンドオブデータビットと、1ビットのパリ
ティビットとが必要に応じて繰り返される。そして、デ
ータビットを先頭から順にデータ#1、#2、#3・・
・とすると、データフィールド55の所定位置に、例え
ば上述の図4に示すように先頭から3バイトであるデー
タ#1〜データ#3にデバイスに内蔵されたサブデバイ
スから他のデバイスへの通信、デバイスから他のデバイ
スに内蔵されたサブデバイスへの通信又はデバイスから
デバイスへの通信を示す固定長の、すなわち24ビット
からなる経路選択コードを指定する(割り当てる)。ま
た、データ#4に制御コマンド等を指定する。
【0054】この経路選択コードは、例えば上述の図4
に示すように、8ビットからなるテキストヘッダと、デ
バイスに内蔵されたサブデバイスから他のデバイスへの
通信、デバイスから他のデバイスに内蔵されたサブデバ
イスへの通信又はデバイスからデバイスへの通信を示す
8ビットからなるヘッダオペランドと、送信元のサブデ
バイスのアドレス(Source Sub-Device Address 、以下
SSDAという)又は送信先のサブデバイスのアドレス
(Destination Sub-Device Address、以下DSDAとい
う)を示す8ビットからなるサブデバイスアドレス(サ
ブアドレス)とから構成される。そして、テキストヘッ
ダをコード "AB"hとしてデータ#1に指定し、従来の
D2Bで用いられているOPC"Begin 2"(コード "B
D"h)、OPC"Begin 1" ("BC"h) 、OPC"Begin
0" ("BB"h) との区別を図る。
に示すように、8ビットからなるテキストヘッダと、デ
バイスに内蔵されたサブデバイスから他のデバイスへの
通信、デバイスから他のデバイスに内蔵されたサブデバ
イスへの通信又はデバイスからデバイスへの通信を示す
8ビットからなるヘッダオペランドと、送信元のサブデ
バイスのアドレス(Source Sub-Device Address 、以下
SSDAという)又は送信先のサブデバイスのアドレス
(Destination Sub-Device Address、以下DSDAとい
う)を示す8ビットからなるサブデバイスアドレス(サ
ブアドレス)とから構成される。そして、テキストヘッ
ダをコード "AB"hとしてデータ#1に指定し、従来の
D2Bで用いられているOPC"Begin 2"(コード "B
D"h)、OPC"Begin 1" ("BC"h) 、OPC"Begin
0" ("BB"h) との区別を図る。
【0055】テキストヘッダに続くヘッダオペランド
(以下HDOPRという)はデータ#2に指定され、例
えば図5に示すように、その下位2ビットであるビット
b1 、b0 (b7 が最上位ビット(MSB))によりデ
バイスに内蔵されたサブデバイスから他のデバイスへの
通信(以下サブデバイスからデバイスへの通信とい
う)、デバイスから他のデバイスに内蔵されたサブデバ
イスへの通信(以下デバイスからサブデバイスへの通信
という)又はデバイスからデバイスへの通信のいずれか
を示す。具体的には、b1 =0、b0 =1がサブデバイ
スからデバイスへの通信を示し、b1 =1、b0 =0が
デバイスからサブデバイスへの通信を示し、b1 =1、
b0 =1がデバイスからデバイスへの通信を示す。すな
わち、この双方向バスシステムでは、従来のD2Bで用
いられていたデバイスに内蔵されたサブデバイスから他
のデバイスに内蔵されたサブデバイスへの通信は行わな
い。換言すると、b1 =0、b0 =0となるHDOPR
は使用しない。
(以下HDOPRという)はデータ#2に指定され、例
えば図5に示すように、その下位2ビットであるビット
b1 、b0 (b7 が最上位ビット(MSB))によりデ
バイスに内蔵されたサブデバイスから他のデバイスへの
通信(以下サブデバイスからデバイスへの通信とい
う)、デバイスから他のデバイスに内蔵されたサブデバ
イスへの通信(以下デバイスからサブデバイスへの通信
という)又はデバイスからデバイスへの通信のいずれか
を示す。具体的には、b1 =0、b0 =1がサブデバイ
スからデバイスへの通信を示し、b1 =1、b0 =0が
デバイスからサブデバイスへの通信を示し、b1 =1、
b0 =1がデバイスからデバイスへの通信を示す。すな
わち、この双方向バスシステムでは、従来のD2Bで用
いられていたデバイスに内蔵されたサブデバイスから他
のデバイスに内蔵されたサブデバイスへの通信は行わな
い。換言すると、b1 =0、b0 =0となるHDOPR
は使用しない。
【0056】したがって、デバイスからサブデバイスへ
の通信、例えばTV10(デバイス)からVTR20
(他のデバイス)に内蔵されたビデオデッキ20a(サ
ブデバイス)に、例えばビデオデッキ20aをプレーさ
せる制御コマンドを送るときは、TV10のマイクロプ
ロセッサ12は、例えば図6Aに示すように、マスタア
ドレスフィールド52にTV10のアドレスをマスタア
ドレスビットとして指定し、スレーブアドレスフィール
ド53にVTR20のアドレスをスレーブアドレスビッ
トとして指定し、コントロールフィールド54にマスタ
からスレーブへの制御コマンドの書き込みを表すコード
"E"hを指定する。さらに、マイクロプロセッサ12
は、データ#1にコード "AB"hをテキストヘッダとし
て指定し、データ#2にデバイスからサブデバイスへの
通信を示すコード(b1 =1、b0 =0)をHDOPR
として指定し、データ#3にビデオデッキ20aのアド
レスをDSDAとして指定する。そして、マイクロプロ
セッサ12は、後に続くデータ#4に例えばビデオデッ
キをプレーさせるコード "C3"hをOPCとして指定
し、データ#5に前進(フォワード)を示すコード "7
5"hをOPRとして指定する。
の通信、例えばTV10(デバイス)からVTR20
(他のデバイス)に内蔵されたビデオデッキ20a(サ
ブデバイス)に、例えばビデオデッキ20aをプレーさ
せる制御コマンドを送るときは、TV10のマイクロプ
ロセッサ12は、例えば図6Aに示すように、マスタア
ドレスフィールド52にTV10のアドレスをマスタア
ドレスビットとして指定し、スレーブアドレスフィール
ド53にVTR20のアドレスをスレーブアドレスビッ
トとして指定し、コントロールフィールド54にマスタ
からスレーブへの制御コマンドの書き込みを表すコード
"E"hを指定する。さらに、マイクロプロセッサ12
は、データ#1にコード "AB"hをテキストヘッダとし
て指定し、データ#2にデバイスからサブデバイスへの
通信を示すコード(b1 =1、b0 =0)をHDOPR
として指定し、データ#3にビデオデッキ20aのアド
レスをDSDAとして指定する。そして、マイクロプロ
セッサ12は、後に続くデータ#4に例えばビデオデッ
キをプレーさせるコード "C3"hをOPCとして指定
し、データ#5に前進(フォワード)を示すコード "7
5"hをOPRとして指定する。
【0057】また、サブデバイスからデバイスへの通
信、例えばプレーの制御コマンドを受信したVTR20
がTV10にビデオデッキ20a(サブデバイス)のス
テータス(状態)を報告するときは、VTR20のマイ
クロプロセッサ22は、例えば図6Bに示すように、マ
スタアドレスフィールド52にVTR20のアドレスを
マスタアドレスビットとして指定し、スレーブアドレス
フィールド53にTV10のアドレスをスレーブアドレ
スビットとして指定し、コントロールフィールド54に
マスタからスレーブへの制御コマンドの書き込みを表す
例えばコード "E"hを指定する。さらに、マイクロプロ
セッサ22は、データ#1にコード "AB"hをテキスト
ヘッダとして指定し、データ#2にサブデバイスからデ
バイスへの通信を示すコード(b1 =0、b0 =1)を
HDOPRとして指定し、データ#3にビデオデッキ2
0aのアドレスをSSDAとして指定する。そして、マ
イクロプロセッサ22は、データ#4に例えばビデオデ
ッキ20aが再生状態にあることを示す、例えば上述の
プレーを示すコード "C3"hをOPCとして指定し、デ
ータ#5に前進を示すコード "75"hをOPRとして指
定する。
信、例えばプレーの制御コマンドを受信したVTR20
がTV10にビデオデッキ20a(サブデバイス)のス
テータス(状態)を報告するときは、VTR20のマイ
クロプロセッサ22は、例えば図6Bに示すように、マ
スタアドレスフィールド52にVTR20のアドレスを
マスタアドレスビットとして指定し、スレーブアドレス
フィールド53にTV10のアドレスをスレーブアドレ
スビットとして指定し、コントロールフィールド54に
マスタからスレーブへの制御コマンドの書き込みを表す
例えばコード "E"hを指定する。さらに、マイクロプロ
セッサ22は、データ#1にコード "AB"hをテキスト
ヘッダとして指定し、データ#2にサブデバイスからデ
バイスへの通信を示すコード(b1 =0、b0 =1)を
HDOPRとして指定し、データ#3にビデオデッキ2
0aのアドレスをSSDAとして指定する。そして、マ
イクロプロセッサ22は、データ#4に例えばビデオデ
ッキ20aが再生状態にあることを示す、例えば上述の
プレーを示すコード "C3"hをOPCとして指定し、デ
ータ#5に前進を示すコード "75"hをOPRとして指
定する。
【0058】また、デバイスからデバイスへの通信、例
えばTV10からVTR20の電源をオフにするとき
は、TV10のマイクロプロセッサ12は、例えば図6
Cに示すように、マスタアドレスフィールド52にTV
10のアドレスをマスタアドレスビットとして指定し、
スレーブアドレスフィールド53にVTR20のアドレ
スをスレーブアドレスビットとして指定し、コントロー
ルフィールド54にマスタからスレーブへの制御コマン
ドの書き込みを表す例えばコード "E"hを指定する。さ
らに、マイクロプロセッサ12は、データ#1にコード
"AB"hをテキストヘッダとして指定し、データ#2に
デバイスからデバイスへの通信を示すコード(b1 =
1、b0 =1)をHDOPRとして指定する。
えばTV10からVTR20の電源をオフにするとき
は、TV10のマイクロプロセッサ12は、例えば図6
Cに示すように、マスタアドレスフィールド52にTV
10のアドレスをマスタアドレスビットとして指定し、
スレーブアドレスフィールド53にVTR20のアドレ
スをスレーブアドレスビットとして指定し、コントロー
ルフィールド54にマスタからスレーブへの制御コマン
ドの書き込みを表す例えばコード "E"hを指定する。さ
らに、マイクロプロセッサ12は、データ#1にコード
"AB"hをテキストヘッダとして指定し、データ#2に
デバイスからデバイスへの通信を示すコード(b1 =
1、b0 =1)をHDOPRとして指定する。
【0059】ところで、この場合、サブデバイスに関係
する通信を含まないことから、すなわちサブデバイスの
アドレスは不要なことから、マイクロプロセッサ12
は、データ#3にダミーコード、例えばコード "7F"h
を指定する。そして、マイクロプロセッサ12は、デー
タ#4に例えばスタンバイを示すコード "A0"hをOP
Cとして指定し、データ#5にオンを示すコード "7
0"hをOPRとして指定する。すなわち、デバイスから
デバイスへの通信の際にサブデバイスアドレスをダミー
コードとすることにより、テキストヘッダ、HDOPR
及びサブデバイスアドレスからなる経路選択コードを通
信経路に関係なく、固定長とすることができる。
する通信を含まないことから、すなわちサブデバイスの
アドレスは不要なことから、マイクロプロセッサ12
は、データ#3にダミーコード、例えばコード "7F"h
を指定する。そして、マイクロプロセッサ12は、デー
タ#4に例えばスタンバイを示すコード "A0"hをOP
Cとして指定し、データ#5にオンを示すコード "7
0"hをOPRとして指定する。すなわち、デバイスから
デバイスへの通信の際にサブデバイスアドレスをダミー
コードとすることにより、テキストヘッダ、HDOPR
及びサブデバイスアドレスからなる経路選択コードを通
信経路に関係なく、固定長とすることができる。
【0060】以上のようなフレーム構成を有する伝送信
号はマイクロプロセッサ12からバスインターフェイス
回路14に供給され、バスインターフェイス回路14
は、双方向バス1上の所謂キャリアの有無を検出し、キ
ャリアがないとき、すなわち双方向バス1が空いている
ときに、伝送信号を双方向バス1を介してVTR20、
30、VDP40等に送信する。
号はマイクロプロセッサ12からバスインターフェイス
回路14に供給され、バスインターフェイス回路14
は、双方向バス1上の所謂キャリアの有無を検出し、キ
ャリアがないとき、すなわち双方向バス1が空いている
ときに、伝送信号を双方向バス1を介してVTR20、
30、VDP40等に送信する。
【0061】そして、例えばVTR20のバスインター
フェイス回路24は、伝送信号を受信すると共に、受信
した伝送信号をマイクロプロセッサ22に供給する。マ
イクロプロセッサ22は、例えばROM22aに記憶さ
れているプログラム(ソフトウェア)を実行し、伝送信
号からデータフィールド55の所定位置に挿入された経
路選択コードを検出し、この経路選択コードに基づい
て、デバイスに内蔵されたサブデバイスから他のデバイ
スへの通信、デバイスから他のデバイスに内蔵されたサ
ブデバイスへの通信又はデバイスからデバイスへの通信
かを検出する。
フェイス回路24は、伝送信号を受信すると共に、受信
した伝送信号をマイクロプロセッサ22に供給する。マ
イクロプロセッサ22は、例えばROM22aに記憶さ
れているプログラム(ソフトウェア)を実行し、伝送信
号からデータフィールド55の所定位置に挿入された経
路選択コードを検出し、この経路選択コードに基づい
て、デバイスに内蔵されたサブデバイスから他のデバイ
スへの通信、デバイスから他のデバイスに内蔵されたサ
ブデバイスへの通信又はデバイスからデバイスへの通信
かを検出する。
【0062】具体的には、マイクロプロセッサ22は、
伝送信号のマスタアドレスフィールド52のマスタアド
レスビットと、スレーブアドレスフィールド53のスレ
ーブアドレスビットに基づいて、この伝送信号が例えば
TV10からの自分に対する伝送信号であると検出する
と共に、コントロールフィールド54のコードに基づい
て、例えばコード "E"hによりマスタからスレーブへの
制御コマンドの書き込みであることを検出する。なお、
この場合、VTR30及びVDP40のマイクロプロセ
ッサは、スレーブアドレスビットが自分のアドレスでな
いことから、自分に対する通信ではないと検出し、その
伝送信号に対応する動作は行わない。
伝送信号のマスタアドレスフィールド52のマスタアド
レスビットと、スレーブアドレスフィールド53のスレ
ーブアドレスビットに基づいて、この伝送信号が例えば
TV10からの自分に対する伝送信号であると検出する
と共に、コントロールフィールド54のコードに基づい
て、例えばコード "E"hによりマスタからスレーブへの
制御コマンドの書き込みであることを検出する。なお、
この場合、VTR30及びVDP40のマイクロプロセ
ッサは、スレーブアドレスビットが自分のアドレスでな
いことから、自分に対する通信ではないと検出し、その
伝送信号に対応する動作は行わない。
【0063】また、マイクロプロセッサ22は、データ
フィールド55のデータ#1に指定されているテキスト
ヘッダに基づいて、例えばコード "AB"hにより従来の
D2Bで用いられているOPC"Begin 2"(コード "B
D"h)、OPC"Begin 1" ("BC"h) 、OPC"Begin
0" ("BB"h) でないことを検出すると共に、データ#
2に指定されているHDOPRに基づいて、例えばその
下位2ビットが1、0(b1 =1、b0 =0)のとき
は、デバイスからサブデバイスへの通信であると検出
し、b1 =0、b0 =1のときはサブデバイスからデバ
イスへの通信であると検出し、b1 =1、b0 =1のと
きはデバイスからデバイスへの通信と検出する。すなわ
ち、同一の双方向バス1を介して従来のD2Bに準拠し
た伝送信号が伝送されても、それらを区別することがで
きる。換言すると、経路選択コードのテキストヘッダに
経路選択コードの種類を指定して伝送することにより、
従来のD2Bに準拠した伝送信号と、本発明を適用した
伝送信号とを同一の双方向バス1を介して伝送すること
ができる。
フィールド55のデータ#1に指定されているテキスト
ヘッダに基づいて、例えばコード "AB"hにより従来の
D2Bで用いられているOPC"Begin 2"(コード "B
D"h)、OPC"Begin 1" ("BC"h) 、OPC"Begin
0" ("BB"h) でないことを検出すると共に、データ#
2に指定されているHDOPRに基づいて、例えばその
下位2ビットが1、0(b1 =1、b0 =0)のとき
は、デバイスからサブデバイスへの通信であると検出
し、b1 =0、b0 =1のときはサブデバイスからデバ
イスへの通信であると検出し、b1 =1、b0 =1のと
きはデバイスからデバイスへの通信と検出する。すなわ
ち、同一の双方向バス1を介して従来のD2Bに準拠し
た伝送信号が伝送されても、それらを区別することがで
きる。換言すると、経路選択コードのテキストヘッダに
経路選択コードの種類を指定して伝送することにより、
従来のD2Bに準拠した伝送信号と、本発明を適用した
伝送信号とを同一の双方向バス1を介して伝送すること
ができる。
【0064】また、マイクロプロセッサ22は、デバイ
スからサブデバイスへの通信のときは、データ#3にD
SDAが指定されていると認識し、サブデバイスからデ
バイスへの通信のときは、データ#3にSSDAが指定
されていると認識し、デバイスからデバイスへの通信の
ときはデータ#3はダミーコード "7F"hと認識する。
そして、マイクロプロセッサ22は、例えばデータ#3
に指定されているDSDAに基づいて、例えばビデオデ
ッキ20aに対する制御であると特定する。
スからサブデバイスへの通信のときは、データ#3にD
SDAが指定されていると認識し、サブデバイスからデ
バイスへの通信のときは、データ#3にSSDAが指定
されていると認識し、デバイスからデバイスへの通信の
ときはデータ#3はダミーコード "7F"hと認識する。
そして、マイクロプロセッサ22は、例えばデータ#3
に指定されているDSDAに基づいて、例えばビデオデ
ッキ20aに対する制御であると特定する。
【0065】ところで、VTR20等の各機器(デバイ
ス)は、制御コマンドをサブデバイスを制御するための
内部制御コマンドに変換するコマンドテーブルを、その
デバイスが具備(内蔵)するサブデバイス毎に備え、こ
れらのコマンドテーブルにより、同一の制御コマンドを
制御対象サブデバイスの種類毎に異なる制御内容の内部
制御コマンドに変換(デコード)する。具体的には、例
えばマイクロプロセッサ22のROM22aには、ビデ
オデッキ20aに対するコマンドテーブル、例えば図
7、8に示すようにデッキ/プレーヤコマンドテーブル
と、チューナ20bに対するコマンドテーブル、例えば
図9、10に示すようにチューナコマンドテーブルとが
記憶されており、マイクロプロセッサ22は、これらの
コマンドテーブルに基づいて、データフィールド55の
データ#4、#5に指定されている制御コマンドをビデ
オデッキ20a〜スイッチボックス20cを制御するた
めの内部制御コマンドにデコードし、この内部制御コマ
ンドに基づき、内部制御バス21を介してビデオデッキ
20a〜スイッチボックス20cを制御する。すなわ
ち、例えば制御コマンドのOPCがコード "C0"hは、
上述の図7に示すようにデッキ/プレーヤコマンドでは
リピートを表し、上述の図9に示すようにチューナコマ
ンドではバンドの制御を表し、また、ビデオコマンドで
はコントラストの制御(図示せず)を表し、オーディオ
コマンドではボリュームの制御(図示せず)を表す。換
言すると、DSDAにより指定されたサブデバイスのデ
ィフォルト値で決定されるコマンドテーブルが用いら
れ、制御コマンドのコードをサブデバイスの種類で共用
することができ、制御コマンドを短くすることができ
る。また、制御コマンドを短くすることができることに
より、伝送効率を高めることができる。
ス)は、制御コマンドをサブデバイスを制御するための
内部制御コマンドに変換するコマンドテーブルを、その
デバイスが具備(内蔵)するサブデバイス毎に備え、こ
れらのコマンドテーブルにより、同一の制御コマンドを
制御対象サブデバイスの種類毎に異なる制御内容の内部
制御コマンドに変換(デコード)する。具体的には、例
えばマイクロプロセッサ22のROM22aには、ビデ
オデッキ20aに対するコマンドテーブル、例えば図
7、8に示すようにデッキ/プレーヤコマンドテーブル
と、チューナ20bに対するコマンドテーブル、例えば
図9、10に示すようにチューナコマンドテーブルとが
記憶されており、マイクロプロセッサ22は、これらの
コマンドテーブルに基づいて、データフィールド55の
データ#4、#5に指定されている制御コマンドをビデ
オデッキ20a〜スイッチボックス20cを制御するた
めの内部制御コマンドにデコードし、この内部制御コマ
ンドに基づき、内部制御バス21を介してビデオデッキ
20a〜スイッチボックス20cを制御する。すなわ
ち、例えば制御コマンドのOPCがコード "C0"hは、
上述の図7に示すようにデッキ/プレーヤコマンドでは
リピートを表し、上述の図9に示すようにチューナコマ
ンドではバンドの制御を表し、また、ビデオコマンドで
はコントラストの制御(図示せず)を表し、オーディオ
コマンドではボリュームの制御(図示せず)を表す。換
言すると、DSDAにより指定されたサブデバイスのデ
ィフォルト値で決定されるコマンドテーブルが用いら
れ、制御コマンドのコードをサブデバイスの種類で共用
することができ、制御コマンドを短くすることができ
る。また、制御コマンドを短くすることができることに
より、伝送効率を高めることができる。
【0066】そして、例えば上述の図6Aに示すよう
に、DSDAがビデオデッキ20aであって、制御コマ
ンドのOPCがコード "C3"hであって、OPRがコー
ド "75"hのとき、VTR20のマイクロプロセッサ2
2は、デッキ/プレーヤコマンドテーブルにより、制御
コマンドをプレーと前進である内部制御コマンドにデコ
ードし、内部制御バス21を介してビデオデッキ20a
が再生動作を行うように制御すると共に、ビデオデッキ
20aからのAV信号がスイッチボックス20cを介し
てTV10のスイッチボックス10dに供給されるよう
に制御する。かくして、TV10(デバイス)からVT
R20のビデオデッキ20a(サブデバイス)への通信
が行われ、VTR20で再生されたAV信号に基づいた
画像をTV10で見ることができる。
に、DSDAがビデオデッキ20aであって、制御コマ
ンドのOPCがコード "C3"hであって、OPRがコー
ド "75"hのとき、VTR20のマイクロプロセッサ2
2は、デッキ/プレーヤコマンドテーブルにより、制御
コマンドをプレーと前進である内部制御コマンドにデコ
ードし、内部制御バス21を介してビデオデッキ20a
が再生動作を行うように制御すると共に、ビデオデッキ
20aからのAV信号がスイッチボックス20cを介し
てTV10のスイッチボックス10dに供給されるよう
に制御する。かくして、TV10(デバイス)からVT
R20のビデオデッキ20a(サブデバイス)への通信
が行われ、VTR20で再生されたAV信号に基づいた
画像をTV10で見ることができる。
【0067】また、例えば上述の図6Bに示すように、
SSDAがビデオデッキ20aであって、制御コマンド
のOPCがコード "C3"h(プレー)であって、OPR
がコード "75"h(前進)のとき、TV10のマイクロ
プロセッサ12は、VTR20のビデオデッキ20aが
再生動作状態にあるという報告を受信する。かくして、
VTR20のビデオデッキ20a(サブデバイス)から
TV10(デバイス)への通信が行われる。
SSDAがビデオデッキ20aであって、制御コマンド
のOPCがコード "C3"h(プレー)であって、OPR
がコード "75"h(前進)のとき、TV10のマイクロ
プロセッサ12は、VTR20のビデオデッキ20aが
再生動作状態にあるという報告を受信する。かくして、
VTR20のビデオデッキ20a(サブデバイス)から
TV10(デバイス)への通信が行われる。
【0068】また、例えば上述の図6Cに示すように、
サブデバイスアドレス(データ#3)がダミーコードで
あって、制御コマンドのOPCがコード "A0"h(スタ
ンバイ)であって、OPRがコード "70"h(オン)の
とき、VTR20のマイクロプロセッサ22は、電源
(図示せず)をオン状態からスタンバイ状態に制御す
る。かくして、TV10(デバイス)からVTR20
(デバイス)への通信が行われ、VTR20の電源の制
御が行われる。
サブデバイスアドレス(データ#3)がダミーコードで
あって、制御コマンドのOPCがコード "A0"h(スタ
ンバイ)であって、OPRがコード "70"h(オン)の
とき、VTR20のマイクロプロセッサ22は、電源
(図示せず)をオン状態からスタンバイ状態に制御す
る。かくして、TV10(デバイス)からVTR20
(デバイス)への通信が行われ、VTR20の電源の制
御が行われる。
【0069】以上のように、この双方向バスシステムで
は、制御コマンドのOPCは常にデータフィールド55
のデータ#4に指定されて伝送され、送信先のデバイス
の例えばマイクロプロセッサ22は、簡単に制御コマン
ドをデコードして、例えばビデオデッキ20a〜スイッ
チボックス20cや電源のオン/オフ等を制御すること
ができる。換言すると、従来のD2Bで用いられていた
フォーマットでは、制御コマンドのOPCの位置が通信
経路によって異なり、制御コマンドをデコードするソフ
トウェアが複雑であったが、制御コマンドのOPCの位
置を固定することにより、ソフトウェアを簡単にするこ
とができる。また、伝送信号のフレームを形成する際の
ソフトウェアも、制御コマンドのOPCの位置を固定す
ることにより、従来に比して簡単にすることができる。
は、制御コマンドのOPCは常にデータフィールド55
のデータ#4に指定されて伝送され、送信先のデバイス
の例えばマイクロプロセッサ22は、簡単に制御コマン
ドをデコードして、例えばビデオデッキ20a〜スイッ
チボックス20cや電源のオン/オフ等を制御すること
ができる。換言すると、従来のD2Bで用いられていた
フォーマットでは、制御コマンドのOPCの位置が通信
経路によって異なり、制御コマンドをデコードするソフ
トウェアが複雑であったが、制御コマンドのOPCの位
置を固定することにより、ソフトウェアを簡単にするこ
とができる。また、伝送信号のフレームを形成する際の
ソフトウェアも、制御コマンドのOPCの位置を固定す
ることにより、従来に比して簡単にすることができる。
【0070】以上の説明をまとめると、本発明の実施例
では、アドレスフィールドとデータフィールドから構成
される伝送信号のデータフィールドの所定位置に、デバ
イスに内蔵されたサブデバイスから他のデバイスへの通
信、デバイスから他のデバイスに内蔵されたサブデバイ
スへの通信又はデバイスからデバイスへの通信を示す固
定長の経路選択コードを挿入し、この経路選択コードが
挿入された伝送信号を双方向バスを介して送信すること
により、制御コマンドのデータフィールドでの位置を通
信経路に関係なく、固定することができ、伝送信号のフ
レームを構成するソフトウェアを簡単にすることができ
る。
では、アドレスフィールドとデータフィールドから構成
される伝送信号のデータフィールドの所定位置に、デバ
イスに内蔵されたサブデバイスから他のデバイスへの通
信、デバイスから他のデバイスに内蔵されたサブデバイ
スへの通信又はデバイスからデバイスへの通信を示す固
定長の経路選択コードを挿入し、この経路選択コードが
挿入された伝送信号を双方向バスを介して送信すること
により、制御コマンドのデータフィールドでの位置を通
信経路に関係なく、固定することができ、伝送信号のフ
レームを構成するソフトウェアを簡単にすることができ
る。
【0071】また、本発明の実施例では、デバイスから
デバイスへの通信の際に、ヘッダオペランドとサブデバ
イスアドレスから構成される経路選択コードのサブデバ
イスアドレスをダミーコードとすることにより、制御コ
マンドのデータフィールドでの位置を、デバイスに内蔵
されたサブデバイスから他のデバイスへの通信及びデバ
イスから他のデバイスに内蔵されたサブデバイスへの通
信と同じ位置とすることができ、伝送信号のフレームを
構成するソフトウェアを簡単にすることができる。
デバイスへの通信の際に、ヘッダオペランドとサブデバ
イスアドレスから構成される経路選択コードのサブデバ
イスアドレスをダミーコードとすることにより、制御コ
マンドのデータフィールドでの位置を、デバイスに内蔵
されたサブデバイスから他のデバイスへの通信及びデバ
イスから他のデバイスに内蔵されたサブデバイスへの通
信と同じ位置とすることができ、伝送信号のフレームを
構成するソフトウェアを簡単にすることができる。
【0072】また、本発明の実施例では、アドレスフィ
ールドとデータフィールドから構成され、データフィー
ルドの所定位置に固定長の経路選択コードが挿入された
伝送信号を双方向バスを介して受信し、受信された伝送
信号から経路選択コードを検出し、この経路選択コード
に基づいて、デバイスに内蔵されたサブデバイスから他
のデバイスへの通信、デバイスから他のデバイスに内蔵
されたサブデバイスへの通信又はデバイスからデバイス
への通信かを検出するようにすることにより、データフ
ィールドの所定位置のデータを制御コマンドとしてデコ
ードすることができ、制御コマンドをデコードするソフ
トウェアを簡単にすることができる。
ールドとデータフィールドから構成され、データフィー
ルドの所定位置に固定長の経路選択コードが挿入された
伝送信号を双方向バスを介して受信し、受信された伝送
信号から経路選択コードを検出し、この経路選択コード
に基づいて、デバイスに内蔵されたサブデバイスから他
のデバイスへの通信、デバイスから他のデバイスに内蔵
されたサブデバイスへの通信又はデバイスからデバイス
への通信かを検出するようにすることにより、データフ
ィールドの所定位置のデータを制御コマンドとしてデコ
ードすることができ、制御コマンドをデコードするソフ
トウェアを簡単にすることができる。
【0073】また、本発明の実施例では、ヘッダオペラ
ンドとサブデバイスアドレスから構成される経路選択コ
ードのヘッダオペランドに基づいて、デバイスに内蔵さ
れたサブデバイスから他のデバイスへの通信、デバイス
から他のデバイスに内蔵されたサブデバイスへの通信又
はデバイスからデバイスへの通信かを検出し、また、サ
ブデバイスアドレスに基づいて送信元又は送信先のサブ
デバイスを特定すると共に、デバイスからデバイスへの
通信のときは、サブデバイスアドレスをダミーコードと
して認識することにより、制御コマンドのデータフィー
ルドでの位置を、デバイスに内蔵されたサブデバイスか
ら他のデバイスへの通信及びデバイスから他のデバイス
に内蔵されたサブデバイスへの通信と同じ位置とするこ
とができ、制御コマンドをデコードするソフトウェアを
簡単にすることができる。
ンドとサブデバイスアドレスから構成される経路選択コ
ードのヘッダオペランドに基づいて、デバイスに内蔵さ
れたサブデバイスから他のデバイスへの通信、デバイス
から他のデバイスに内蔵されたサブデバイスへの通信又
はデバイスからデバイスへの通信かを検出し、また、サ
ブデバイスアドレスに基づいて送信元又は送信先のサブ
デバイスを特定すると共に、デバイスからデバイスへの
通信のときは、サブデバイスアドレスをダミーコードと
して認識することにより、制御コマンドのデータフィー
ルドでの位置を、デバイスに内蔵されたサブデバイスか
ら他のデバイスへの通信及びデバイスから他のデバイス
に内蔵されたサブデバイスへの通信と同じ位置とするこ
とができ、制御コマンドをデコードするソフトウェアを
簡単にすることができる。
【0074】また、本発明の実施例では、ヘッダフィー
ルド、マスタアドレスフィールド、スレーブアドレスフ
ィールド、コントロールフィールド及びデータフィール
ドから構成される伝送信号のデータフィールドに経路選
択コードを挿入することにより、制御コマンドのデータ
フィールドでの位置を固定することができ、送信デバイ
スと受信デバイスのソフトウェアを簡単にすることがで
きる。
ルド、マスタアドレスフィールド、スレーブアドレスフ
ィールド、コントロールフィールド及びデータフィール
ドから構成される伝送信号のデータフィールドに経路選
択コードを挿入することにより、制御コマンドのデータ
フィールドでの位置を固定することができ、送信デバイ
スと受信デバイスのソフトウェアを簡単にすることがで
きる。
【0075】また、本発明の実施例では、テキストヘッ
ダ、ヘッダオペランド及びサブデバイスアドレスから構
成される経路選択コードのテキストヘッダにより、経路
選択コードの種類を示すようにすることにより、例えば
従来のD2Bに準拠した伝送信号と、本発明を適用した
伝送信号とを同一の双方向バスを介して伝送することが
できる。
ダ、ヘッダオペランド及びサブデバイスアドレスから構
成される経路選択コードのテキストヘッダにより、経路
選択コードの種類を示すようにすることにより、例えば
従来のD2Bに準拠した伝送信号と、本発明を適用した
伝送信号とを同一の双方向バスを介して伝送することが
できる。
【0076】また、本発明の実施例では、デバイスの伝
送信号形成手段は、ユーザインターフェイス手段から入
力された操作内容に応じて伝送信号を形成することによ
り、例えば、ユーザがデバイスのユーザインターフェイ
ス手段から他のデバイスを制御する操作を行うことがで
きる。
送信号形成手段は、ユーザインターフェイス手段から入
力された操作内容に応じて伝送信号を形成することによ
り、例えば、ユーザがデバイスのユーザインターフェイ
ス手段から他のデバイスを制御する操作を行うことがで
きる。
【0077】また、本発明の実施例では、デバイスの制
御手段は、受信された制御コマンドに基づいて、AV信
号切換手段を内部通信手段を介して制御し、このAV信
号切換手段は、入出力されるオーディオ信号又は/及び
ビデオ信号の入出力先を切り換えることにより、例えば
複数のVTRを切り換え選択して、選択されたVTRの
ビデオデッキで再生されるAV信号に基づいた画像をT
VのTVモニタで見ることができる。
御手段は、受信された制御コマンドに基づいて、AV信
号切換手段を内部通信手段を介して制御し、このAV信
号切換手段は、入出力されるオーディオ信号又は/及び
ビデオ信号の入出力先を切り換えることにより、例えば
複数のVTRを切り換え選択して、選択されたVTRの
ビデオデッキで再生されるAV信号に基づいた画像をT
VのTVモニタで見ることができる。
【0078】また、本発明の実施例では、デバイスの制
御手段は、バス入力手段で受信された制御コマンドをサ
ブデバイスを制御するための内部制御コマンドに変換す
るテーブルにより、同一の制御コマンドを制御対象サブ
デバイスの種類毎に異なる制御内容の内部制御コマンド
にデコードし、この内部制御コマンドを内部通信手段を
介してサブデバイスに送信することにより、異なる種類
のサブデバイス間で同一の制御コマンドを共用すること
ができ、制御コマンドの種類を少なくすることができる
と共に、制御コマンドを短くすることができ、伝送効率
を高めることができる。
御手段は、バス入力手段で受信された制御コマンドをサ
ブデバイスを制御するための内部制御コマンドに変換す
るテーブルにより、同一の制御コマンドを制御対象サブ
デバイスの種類毎に異なる制御内容の内部制御コマンド
にデコードし、この内部制御コマンドを内部通信手段を
介してサブデバイスに送信することにより、異なる種類
のサブデバイス間で同一の制御コマンドを共用すること
ができ、制御コマンドの種類を少なくすることができる
と共に、制御コマンドを短くすることができ、伝送効率
を高めることができる。
【0079】なお、本発明は、上述の実施例に限定され
るものではなく、例えばデバイスからサブデバイスにリ
クエストを送り、サブデバイスからデバイスにアンサ
(答え)を返す通信、また例えば、デバイスの状態を自
動報告するための通信等に適用することができる。ま
た、D2BやHBS以外の、例えばAV機器等を制御す
る双方向バスシステムに本発明を適用できることは言う
までもない。
るものではなく、例えばデバイスからサブデバイスにリ
クエストを送り、サブデバイスからデバイスにアンサ
(答え)を返す通信、また例えば、デバイスの状態を自
動報告するための通信等に適用することができる。ま
た、D2BやHBS以外の、例えばAV機器等を制御す
る双方向バスシステムに本発明を適用できることは言う
までもない。
【0080】
【発明の効果】以上の説明からも明かなように、本発明
では、制御対象の電子機器のアドレスを指定するための
アドレスフィールドと、上記制御対象の電子機器に対す
る制御コマンドを指定するためのデータフィールドとか
らなるフレーム構造を有し、データフィールドの所定位
置に制御対象の電子機器内のアドレスを指定するための
固定長のサブアドレスが挿入された伝送信号を受信し、
アドレスフィールド内のアドレスにもとづく伝送先に該
当する場合には、サブアドレスフィールド内のサブアド
レスを検出して、電子機器内の制御対象を検知するよう
にしているため、制御コマンドのデータフィールド内で
の位置を、通信経路に関係なく固定することができ、伝
送信号のフレームを構成するためのソフトウェアを簡単
にすることができる。
では、制御対象の電子機器のアドレスを指定するための
アドレスフィールドと、上記制御対象の電子機器に対す
る制御コマンドを指定するためのデータフィールドとか
らなるフレーム構造を有し、データフィールドの所定位
置に制御対象の電子機器内のアドレスを指定するための
固定長のサブアドレスが挿入された伝送信号を受信し、
アドレスフィールド内のアドレスにもとづく伝送先に該
当する場合には、サブアドレスフィールド内のサブアド
レスを検出して、電子機器内の制御対象を検知するよう
にしているため、制御コマンドのデータフィールド内で
の位置を、通信経路に関係なく固定することができ、伝
送信号のフレームを構成するためのソフトウェアを簡単
にすることができる。
【0081】また、本発明では、制御対象の電子機器の
アドレスを指定するためのアドレスフィールドと、上記
制御対象の電子機器に対する制御コマンドを指定するた
めのデータフィールドとからなるフレーム構造を有する
伝送信号中の該アドレスフィールドに伝送先の電子機器
のアドレスを挿入し、該データフィールドの所定位置
に、上記制御対象の電子機器内のアドレスを指定するた
めの固定長のサブアドレスを挿入し、上記伝送信号を他
の電子機器に送信するようにしているため、制御コマン
ドのデータフィールド内での位置を、通信経路に関係な
く固定することができ、伝送信号のフレームを構成する
ためのソフトウェアを簡単にすることができる。
アドレスを指定するためのアドレスフィールドと、上記
制御対象の電子機器に対する制御コマンドを指定するた
めのデータフィールドとからなるフレーム構造を有する
伝送信号中の該アドレスフィールドに伝送先の電子機器
のアドレスを挿入し、該データフィールドの所定位置
に、上記制御対象の電子機器内のアドレスを指定するた
めの固定長のサブアドレスを挿入し、上記伝送信号を他
の電子機器に送信するようにしているため、制御コマン
ドのデータフィールド内での位置を、通信経路に関係な
く固定することができ、伝送信号のフレームを構成する
ためのソフトウェアを簡単にすることができる。
【図1】本発明を適用した双方向バスシステムの具体的
な構成を示すブロック図である。
な構成を示すブロック図である。
【図2】上記双方向バスシステムを構成するTV、VT
Rの具体的な構成を示すブロック図である。
Rの具体的な構成を示すブロック図である。
【図3】上記双方向バスシステムを構成する双方向バス
のコネクタの構造を示す図である。
のコネクタの構造を示す図である。
【図4】伝送信号のフレームフォーマットを示す図であ
る。
る。
【図5】伝送信号のHDOPRのフォーマットを示す図
である。
である。
【図6】伝送信号の具体例を示す図である。
【図7】デッキ/プレーヤのコマンドテーブルを示す図
である。
である。
【図8】デッキ/プレーヤのコマンドテーブルを示す図
である。
である。
【図9】チューナのコマンドテーブルを示す図である。
【図10】チューナのコマンドテーブルを示す図であ
る。
る。
【図11】従来のD2Bのフレームフォーマットを示す
図である。
図である。
【図12】従来のD2Bのフレームフォーマットを示す
図である。
図である。
【図13】OPC"Begin2"のOPRを説明するための図
である。
である。
【図14】上記D2Bの伝送信号の具体例を示す図であ
る。
る。
【図15】上記D2Bのコマンドテーブルを示す図であ
る。
る。
1 双方向バス、 10 TV、 10a チューナ、
10b TVモニタ、 10c アンプ、 10d
スイッチボックス、 11 内部制御バス、12 マイ
クロプロセッサ、 12a ROM、 12b CP
U、 13 ユーザインターフェイス部、 14 バス
インターフェイス回路、 20,30VTR、 20a
ビデオデッキ、 20b チューナ、 20c スイ
ッチボックス、 21 内部制御バス、 22 マイク
ロプロセッサ、 22a ROM、 22b CPU、
23 ユーザインターフェイス部、 24 バスイン
ターフェイス回路、 L1,L2,L3 AV信号ライ
ン
10b TVモニタ、 10c アンプ、 10d
スイッチボックス、 11 内部制御バス、12 マイ
クロプロセッサ、 12a ROM、 12b CP
U、 13 ユーザインターフェイス部、 14 バス
インターフェイス回路、 20,30VTR、 20a
ビデオデッキ、 20b チューナ、 20c スイ
ッチボックス、 21 内部制御バス、 22 マイク
ロプロセッサ、 22a ROM、 22b CPU、
23 ユーザインターフェイス部、 24 バスイン
ターフェイス回路、 L1,L2,L3 AV信号ライ
ン
フロントページの続き (72)発明者 山崎 洋 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内 (72)発明者 草ヶ谷 康夫 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内 (72)発明者 小田部 典子 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内 (72)発明者 杉山 宏一 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内 (72)発明者 佐藤 真 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−123232(JP,A) 特開 平5−75630(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/28
Claims (4)
- 【請求項1】 双方向バスを介して接続されている他の
電子機器から受信した制御コマンドに基づいて所定の動
作を実行する電子機器において、 制御対象の電子機器のアドレスを指定するためのアドレ
スフィールドと、上記制御対象の電子機器に対する制御
コマンドを指定するためのデータフィールドとからなる
フレーム構造を有すると共に、該データフィールドの所
定位置に、上記制御対象の電子機器内のアドレスを指定
するための固定長のサブアドレスが挿入された伝送信号
を受信する手段と、 上記受信した伝送信号から上記アドレスフィールド内の
アドレスを検出するアドレス検出手段と、 上記検出されたアドレスにもとづいて、上記伝送信号の
伝送先を判別する判別手段と、 上記伝送信号の伝送先に該当する場合には、上記受信し
た伝送信号から上記サブアドレスフィールド内のサブア
ドレスを検出するサブアドレス検出手段と、 上記検出したサブアドレスに基づいて、電子機器内の制
御対象を検知する検知手段とを有することを特徴とする
電子機器。 - 【請求項2】 双方向バスを介して接続されている他の
電子機器から受信した制御コマンドに基づいて所定の動
作を実行する電子機器における伝送信号の受信方法にお
いて、 制御対象の電子機器のアドレスを指定するためのアドレ
スフィールドと、上記制御対象の電子機器に対する制御
コマンドを指定するためのデータフィールドとからなる
フレーム構造を有すると共に、該データフィールドの所
定位置に、上記制御対象の電子機器内のアドレスを指定
するための固定長のサブアドレスが挿入された伝送信号
を受信する受信ステップと、 上記受信した伝送信号から上記アドレスフィールド内の
アドレスを検出するアドレス検出ステップと、 上記検出されたアドレスにもとづいて、上記伝送信号の
伝送先を判別する判別ステップと、 上記伝送信号の伝送先に該当する場合には、上記受信し
た伝送信号から上記サブアドレスフィールド内のサブア
ドレスを検出するサブアドレス検出ステップと、 上記検出したサブアドレスに基づいて、電子機器内の制
御対象を検知する検知ステップとを有することを特徴と
する電子機器における伝送信号の受信方法。 - 【請求項3】 受信した制御コマンドに基づいて所定の
動作を実行する他の電子機器と双方向バスを介して接続
されている電子機器において、 制御対象の電子機器のアドレスを指定するためのアドレ
スフィールドと、上記制御対象の電子機器に対する制御
コマンドを指定するためのデータフィールドとからなる
フレーム構造を有する伝送信号中の該アドレスフィール
ドに伝送先の電子機器のアドレスを挿入し、該データフ
ィールドの所定位置に、上記制御対象の電子機器内のア
ドレスを指定するための固定長のサブアドレスを挿入す
る手段と、 上記伝送信号を上記他の電子機器に送信する手段とを有
することを特徴とする電子機器。 - 【請求項4】 受信した制御コマンドに基づいて所定の
動作を実行する他の電子機器と双方向バスを介して接続
されている電子機器における伝送信号の送信方法におい
て、 制御対象の電子機器のアドレスを指定するためのアドレ
スフィールドと、上記制御対象の電子機器に対する制御
コマンドを指定するためのデータフィールドとからなる
フレーム構造を有する伝送信号中の該アドレスフィール
ドに伝送先の電子機器のアドレスを挿入し、該データフ
ィールドの所定位置に、上記制御対象の電子機器内のア
ドレスを指定するための固定長のサブアドレスを挿入す
るステップと、 上記伝送信号を上記他の電子機器に送信するステップと
を有することを特徴とする電子機器における伝送信号の
送信方法。
Priority Applications (8)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
KR1019920028559A KR940017376A (ko) | 1992-12-21 | 1992-12-20 | 송신 방법, 수신 방법, 통신 방법 및 쌍방향 버스 시스템 |
JP05253455A JP3077467B2 (ja) | 1992-12-21 | 1993-10-08 | 電子機器、伝送信号の受信方法、及び伝送信号の送信方法 |
US08/169,451 US5402419A (en) | 1992-12-21 | 1993-12-17 | Transmitting method, receiving method, and communication method for bi-directional bus system, and bi-directional bus system |
EP93310317A EP0604167B1 (en) | 1992-12-21 | 1993-12-20 | Communication and bus system for audio video appliances and communication method |
KR1019930028559A KR100456255B1 (ko) | 1992-12-21 | 1993-12-20 | 송신방법,수신방법,통신방법및쌍방향버스시스템 |
DE69324458T DE69324458T2 (de) | 1992-12-21 | 1993-12-20 | Kommunikationsbussystem für Audio-Video Einheiten und Kommunikationsverfahren |
CN93120000A CN1042280C (zh) | 1992-12-21 | 1993-12-21 | 双向总线系统的发送、接收和通信方法以及双向总线系统 |
JP2000056072A JP3454222B2 (ja) | 1992-12-21 | 2000-02-28 | 電子機器 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4-340407 | 1992-12-21 | ||
JP34040792 | 1992-12-21 | ||
JP05253455A JP3077467B2 (ja) | 1992-12-21 | 1993-10-08 | 電子機器、伝送信号の受信方法、及び伝送信号の送信方法 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000056072A Division JP3454222B2 (ja) | 1992-12-21 | 2000-02-28 | 電子機器 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06244848A JPH06244848A (ja) | 1994-09-02 |
JP3077467B2 true JP3077467B2 (ja) | 2000-08-14 |
Family
ID=26541211
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05253455A Expired - Lifetime JP3077467B2 (ja) | 1992-12-21 | 1993-10-08 | 電子機器、伝送信号の受信方法、及び伝送信号の送信方法 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5402419A (ja) |
EP (1) | EP0604167B1 (ja) |
JP (1) | JP3077467B2 (ja) |
KR (2) | KR940017376A (ja) |
CN (1) | CN1042280C (ja) |
DE (1) | DE69324458T2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2862160B2 (ja) * | 1993-05-31 | 1999-02-24 | ソニー株式会社 | 通信方式 |
JP3307085B2 (ja) | 1993-12-10 | 2002-07-24 | ソニー株式会社 | 通信方法及び電子機器 |
JP3520572B2 (ja) * | 1994-08-02 | 2004-04-19 | ソニー株式会社 | 入力機器選択方法 |
EP0705032B1 (fr) * | 1994-09-28 | 1999-08-04 | Philips Electronique Grand Public | Dispositif de commutation pour un appareil de télévision |
US5555466A (en) * | 1994-10-12 | 1996-09-10 | Asa Electronics Corporation | Vehicular audio/visual system having distribution box for connecting individual passenger monitors to multiple program sources |
US5991520A (en) | 1996-02-02 | 1999-11-23 | Sony Corporation | Application programming interface for managing and automating data transfer operations between applications over a bus structure |
US6631435B1 (en) | 1996-02-02 | 2003-10-07 | Sony Corporation | Application programming interface for data transfer and bus management over a bus structure |
US7577782B2 (en) | 1996-02-02 | 2009-08-18 | Sony Corporation | Application programming interface for data transfer and bus management over a bus structure |
US6519268B1 (en) | 1996-03-07 | 2003-02-11 | Sony Corporation | Asynchronous data pipe for automatically managing asynchronous data transfers between an application and a bus structure |
US6233637B1 (en) | 1996-03-07 | 2001-05-15 | Sony Corporation | Isochronous data pipe for managing and manipulating a high-speed stream of isochronous data flowing between an application and a bus structure |
JP3612696B2 (ja) | 1996-12-18 | 2005-01-19 | ソニー株式会社 | 情報処理装置および方法、並びにリモートコントロールシステム |
US6415439B1 (en) * | 1997-02-04 | 2002-07-02 | Microsoft Corporation | Protocol for a wireless control system |
US5978371A (en) * | 1997-03-31 | 1999-11-02 | Abb Power T&D Company Inc. | Communications module base repeater |
JP3253565B2 (ja) * | 1997-04-25 | 2002-02-04 | 矢崎総業株式会社 | 通信システム及び通信方法 |
US6167471A (en) | 1998-10-14 | 2000-12-26 | Sony Corporation | Method of and apparatus for dispatching a processing element to a program location based on channel number of received data |
US7492393B2 (en) * | 1999-02-12 | 2009-02-17 | Sony Corporation | Method of and apparatus for generating a precise frame rate in digital video transmission from a computer system to a digital video device |
US6859846B2 (en) * | 1999-05-12 | 2005-02-22 | Sony Corporation | Method of distributed recording whereby the need to transition to a second recording device from a first recording device is broadcast by the first recording device |
US6247069B1 (en) | 1999-05-12 | 2001-06-12 | Sony Corporation | Automatically configuring storage array including a plurality of media storage devices for storing and providing data within a network of devices |
US6721859B1 (en) | 1999-10-21 | 2004-04-13 | Sony Corporation | Multi-protocol media storage device implementing protocols optimized for storing and retrieving both asynchronous and isochronous data |
US6523108B1 (en) | 1999-11-23 | 2003-02-18 | Sony Corporation | Method of and apparatus for extracting a string of bits from a binary bit string and depositing a string of bits onto a binary bit string |
US6988276B2 (en) * | 1999-12-14 | 2006-01-17 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | In-house TV to TV channel peeking |
US7209980B2 (en) * | 1999-12-17 | 2007-04-24 | Gateway Inc. | Method and system for interpreting device control commands |
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