JP3583811B2 - 入力機器選択方法及び電子機器 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、制御信号とデータを混在させることのできる通信制御バスで複数の電子機器を接続し、これらの電子機器間で通信を行うシステムにおいて、各々の電子機器がシステム内の他の所望の電子機器から画像データを入力する際に、画像データのソースとなる電子機器を選択する入力機器選択方法及び電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ビデオテープレコーダー(以下「VTR」という。)、テレビ受信機(以下「TV」という。)、カメラ一体型VTR(以下「CAM」という。)、コンピューター等の電子機器を制御信号とデータを混在させることのできる通信制御バスで接続し、これらの機器間で制御信号及び画像データを送受する通信システムとしては、P1394シリアルバスを用いた通信システムが考えられている。
【0003】
まず、図11を参照しながらこのような通信システムの一例を説明する。この通信システムは、電子機器としてTV1、VTR1、VTR2、VTR3及びCAM1を備えている。そして、TV1とVTR1の間、VTR1とVTR2の間、VTR2とVTR3の間及びVTR3とCAM1の間は、制御信号及びデータを混在させて伝送できるP1394シリアルバスで接続されている。各電子機器はP1394シリアルバス上の制御信号及びデータを中継する機能を備えているので、このシステムは各電子機器が共通のP1394シリアルバスに接続されている通信システムと等価である。
【0004】
図12は図11の通信システムにおける電子機器の1例であるVTRの基本構成を示すブロック図である。このVTRはデッキ部11とチューナー部12、ユーザーインターフェイスである操作部13と表示部14、VTR全体の動作制御、後述するパケットの作成、アドレスやデータの保持等を行うマイコン15、P1394シリアルバスに対するデジタルインターフェイス(以下「デジタルI/F」という。)16及びデッキ部11−チューナー部12−デジタルI/F16間の信号の切換えを行うスイッチボックス部17を備えている。なお、電子機器がTVの場合はデッキ部11の代わりにモニター部とアンプ部が設けられており、かつ表示部14は設けられていない。また、CAMの場合はチューナー部12の代わりにカメラ部が設けられている。
【0005】
図11の通信システムでは、図13に示されているように、所定の通信サイクル(例、125μs)で通信が行われる。そして、デジタルAV信号のようなデータを一定のデータレートで連続的に伝送する同期(Isochronous)通信と、接続制御コマンドなどの制御信号を必要に応じて不定期に伝送する非同期(Asynchronous)通信の両方を行うことができる。
【0006】
通信サイクルの始めにはサイクルスタートパケットCSPがあり、それに続いて同期通信パケットを送信する期間が設定される。同期通信パケットそれぞれにチャンネル番号1,2,3 ,・・・Nを付けることにより、複数の同期通信を行うことが可能である。例えば、CAM1からVTR1に対する通信にチャンネル1が割り付けられているとすると、CAM1はサイクルスタートパケットCSPの直後にチャンネル番号1を付けた同期通信パケットを送信し、VTR1はバスを監視し、チャンネル番号1が付いた同期通信パケットを取り込むことで通信が行われる。さらに、VTR2からVTR3に対する通信にチャンネル2が割り付けられていれば、CAM1からVTR1への通信とVTR2からVTR3への通信を並行して行うことができる。そして、送信すべき全てのチャンネルの同期通信パケットの送信が終了した後、次のサイクルスタートパケットCSPまでの期間が非同期通信に使用される。
【0007】
また、P1394シリアルバスを用いた通信システムでは、各電子機器をバスで接続すると、その接続形態に応じて自動的にノードID(物理アドレス)が割り付けられる。通信システムに新たに電子機器を追加したり、通信システムから電子機器を抜いたりすると、バスにリセットがかかり、新たな接続形態に応じて再度、自動的にノードIDの割り付けが行われる。
【0008】
さらに、図11に示した通信システムにおいては、各電子機器はD2B(Domestic Digital Bus)に対応しているので、前記物理アドレスに加えて、CAM1、VTR1、VTR2、VTR3というカテゴリー別の論理アドレス(以下「D2Bアドレス」という。)を持っている。ただし、通信システムによっては、コンピューター、ハードディスク装置等、D2B対応でない機器がバスに接続されている場合もある。このD2Bアドレスは初めに通信システムに接続された順番でアドレスが決まり、その後はバスにリセットがかかっても、システム上から抜かれていない機器はリセット前のアドレスを保持する特徴がある。したがって、例えばVTR1の再生信号をVTR2で録画している最中にCAM1を抜いてしまっても、発信元及び送信先のD2BアドレスであるVTR1,VTR2は変わらないので、VTR1,2間のダビング動作を保持することができる。
【0009】
このように構成された通信システムでは、各電子機器において操作部13により入力機器、すなわち自分がデジタルAV信号を入力したい相手の電子機器、を選択するための操作(以下「入力機器選択操作」という。)を行うと、システム内の他の全電子機器へD2B対応機器であるかどうかを非同期通信パケットを用いて問い合わせ、自分以外のD2B対応機器であると判明した電子機器のD2Bアドレスを表示部14に表示する。
【0010】
例えば、図11のVTR3においては、図14のように表示される。これは表示部14の蛍光管で表示を行った例である。この図において、VTR3は自分のD2Bアドレスである。また、入力機器は、入力機器として選択の対象となる機器のD2Bアドレスであり、ここではVTR1、VTR2、及びCAM1が表示されている。さらに、入力機器が表示されている枠の左側には、カーソルの移動と実行を行うための操作キーが表示されている。ユーザーはこれらの表示内容を見ながら、自分が希望する機器の位置にカーソルを合わせ、実行キーを指定することにより入力機器を選択する。なお、図14に表示されているChannelは、TVやVTRのチューナーが選択しているTV放送のチャンネルである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記入力機器選択方法では、入力対象機器のD2Bアドレスはユーザーの認識の元に選択されるため、実際の目的の入力機器のD2Bアドレスが変化していることに気づかず、誤選択してしまう可能性がある。
【0012】
その理由は、前記したように、D2BアドレスはノードIDのようにバスリセット毎に付け替えられるものではないが、システム上から複数の機器が抜かれたときに、抜かれた機器の一部が再度システム上に接続された場合等には、同じ機器でもD2Bアドレスが変化してしまう可能性がある(D2Bアドレスは、例えばVTR1,VTR2,VTR3のように、同じカテゴリーで番号の小さい順に割り付けられるため)。
【0013】
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであって、D2Bアドレスが変化してしまった場合でも、目的の機器の誤選択を防止できるようにした入力機器選択方法及び電子機器を提供することを目的とする。
【0014】
また、本発明は、入力機器の選択という概念を考えることなく入力機器の選択ができる入力機器選択方法及び電子機器を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、本発明は、画像データを表示する表示手段と、画像データを入力し、上記表示手段に画像を表示させる第1の電子機器と、上記第1の電子機器に画像データを出力する複数の他の電子機器を含み、制御信号と情報信号とを混在させて伝送できるバスを介して複数の電子機器が接続された通信システムにおいて利用される入力機器選択方法であって、上記第1の電子機器により、上記複数の他の電子機器に対して画像データを上記情報信号として出力又は出力停止するように上記制御信号を用いて順次制御し、上記他の電子機器から出力された複数の画像データを上記第1の電子機器に順次入力し、入力された複数の画像データから上記第1の電子機器において静止画リストを作成し、作成された上記静止画リストを上記表示手段に表示し、表示された上記静止画リストを参照して上記複数の他の電子機器の中から所望の電子機器を選択し、上記選択された他の電子機器を上記第1の電子機器への画像出力機器とすることを特徴とする。
また、本発明は、制御信号と情報信号とを混在させて伝送できるバスを介して複数の電子機器が接続された通信システムに含まれる電子機器であって、上記通信システムに同様に含まれる複数の他の電子機器に、画像データを上記情報信号として出力又は出力停止するよう上記制御信号を用いて制御する制御手段と、上記複数の他の電子機器から上記画像データを入力する入力手段と、上記他の電子機器から上記入力手段を介して入力された複数の画像データから静止画リストを作成する静止画リスト作成手段と、上記通信システムに同様に含まれる表示手段に上記作成した静止画リストを出力する出力手段とを有し、上記複数の他の電子機器に対して上記画像データを出力又は出力停止するよう上記制御手段により順次制御し、上記他の電子機器から出力された複数の画像データを上記入力手段により順次入力し、入力した複数の画像データから静止画リスト作成手段により静止画リストを作成し、上記作成した静止画リストを出力手段により上記表示手段に出力するようになし、上記表示手段に表示された上記静止画リストを参照して上記複数の他の電子機器の中から所望の電子機器を画像出力機器として選択することを特徴とする。
【0016】
ここで、静止画リストは、各機器それぞれについて1フレームの画像から作成すれば、表示される画像は各機器について1フレーム分になる。また、静止画リストを、各機器それぞれについて複数フレームの画像データから作成すれば、表示される画像は複数フレーム分の画像、例えば短時間の動画像になるので、入力選択するために参照できる画像データの量が多くなり、確実な選択が行える。
【0017】
また、画像データの送信が不可能な電子機器については、静止画リストを作成しなくてもよいが、画像データの送信が不可能な理由を示す静止画リストを作成すれば、ユーザーがその静止画リストを見て、画像データの送信を可能にするための処置を講じることが可能になる。
【0018】
さらに、静止画リスト作成後に、再度システム内の他の電子機器から順番に所定時間ずつ画像データを送信させ、この画像データも参照して入力機器を選択することもできる。このようにすると、静止画リストを作成するために必要な最低限の画像メモリを使用するだけで、動画を参照しながら入力機器を選択することができる。
【0019】
【作用】
本発明によれば、ユーザーは表示された静止画リストを参照して入力機器を選択することができる。これにより、初めにユーザーが認識していたD2Bアドレスと入力機器の選択を行う時点での実際のD2Bアドレスが異なってしまっていた場合でも、ユーザーは随時目的の機器のD2Bアドレスを確認する必要なく、実際に欲しい映像により入力機器の選択ができる。したがって、誤選択を防げるだけでなく、ユーザーから見れば様々な静止画リストから欲しい映像を選択する操作ですむため、入力機器の選択という概念を考える必要もなくなる。
【0020】
【実施例】
以下本発明の実施例について図面を参照しながら詳細に説明する。本実施例では、前記図11の通信システムで機器間通信を行う際の各機器の静止画リストによる入力機器選択例について説明を行う。
【0021】
図1は本発明の実施例における入力機器選択の表示の一例を示す図である。この図において、VTR1は自分のD2Bアドレスである。また、VTR2、CAM1、及びTV1は入力機器として選択の対象となる機器のD2Bアドレスである。PHOTO LISTキーは静止画リスト作成時に操作するキーである。カーソル選択キー及びChannelは図14と同じである。
【0022】
〔1〕TV1,VTR2,VTR3,CAM1が全て出力可能であるときに、VTR1で静止画リスト選択をする場合
ここでは、静止画リストはモニターへ出力して表示するものとする。まず、ユーザーは図1に示されている、VTR1の蛍光管表示部でPHOTO LISTキーを指示する。
【0023】
VTR1は、システム内の各機器のカテゴリー別の論理アドレスを基にモニター部を持つ機器を選択する。図11の通信システムでモニター部を持つ機器はTV1のみであり、かつ使用されていないため、TV1が選択される。これにより、VTR1で入力選択する静止画のリストはTV1に表示されることになる。
【0024】
その後、VTR1はシステム上の全機器に対して「出力せよ」と要求をしていく。このときの一連のコマンドのやりとりを図2に示す。
まず、VTR1はTV1に対して「チューナー部からプラグ?へ出力せよ」と要求する(A1)と、TV1はVTR1へ「出力OK。チューナー部からPlug1へ出力します。」と返す(A2)。このPlugとは、例えばデジタルI/F16に設けられた、データを入出力するチャンネル番号、帯域等を記憶するレジスタのような仮想的なデジタルプラグであって、アナログ信号を入出力する物理的なプラグのような概念で扱われる。
【0025】
これを受けて、VTR1はスイッチボックスにより内部切り換えをしてTV1のPlug1から自分のPlug1へ入力し、その内1〜数フレームをマイコン15内の画像メモリ(図示せず)に取り込んで静止画表示リストを作成する。静止画のリストは画面分割して表示するので、画像メモリに取り込むデータは分割数に応じて間引いたフレーム画像である。さらに、画面分割した静止画リストのリスト番号とD2Bアドレスの対応関係を登録する。
【0026】
TV1のチューナーからの出力を静止画のリストに加えると、バスの占有を防ぐため、すぐにバスを解放する。このため、VTR1はTV1へ「チューナー部からPlug1への出力を中断せよ。」と要求し(A3)、これに対し、TV1は「中断OK。チューナー部からPlug1への出力を中断します。」と返す(A4)。
【0027】
以下同様に、手順A5〜A16によりVTR2,VTR3,CAM1の出力画を静止画のリストに加える。
【0028】
図3は本実施例で用いるコマンドパケットの構造例であり、図4は図2の各手順におけるコマンドパケットの構造例である。図3のSSDA/DSDAにおけるサブデバイスとは、機器の機能単位(デッキ、チューナー、スイッチボックス等)のことである。図4の場合、サブデバイスは全てスイッチボックスであり、コマンドは全て仮想的なデジタルプラグ間を接続又は解放することを指令するものである。
【0029】
以上のようにして静止画リストの作成が終了すると、TV1のモニター部に静止画リストが表示される。図5は静止画リストの表示例であり、図6は記憶しておく静止画リストの番号とその静止画を出力しているノードのD2Bアドレスとの対応表である。図5において、この静止画リスト1はTV1の画像でありTV1から画像が出力されなかったことを示す。また、静止画リスト2はVTR1から出力された日の出の画像、静止画リスト3はVTR3から出力された雪だるまの画像、静止画リスト4はCAM1から出力された山の景色の画像を示す。そして、静止画リスト5〜9についてははリスト自体が作成されていないことを示す。なお、図5の静止画リストの表示例において、各機器からの画像を1フレーム分だけ画像メモリに取り込んだ場合は、1フレーム分ずつの表示になるが、各機器からの画像を複数フレーム分取り込んだ場合は、各機器用の表示を順次切り換えて複数フレームを表示できるので、短時間の動画を表示できる。
【0030】
〔2〕CAM1にテープカセットが装填されていない場合
この場合の一連のコマンドのやりとりを図7に示す。この場合は、VTR1がTV1,VTR2,VTR3,のリストを作成するまで(B1〜B12)は、〔1〕のA1〜A12と同様の処理が行われる。
【0031】
次に、VTR1がCAM1へ「出力せよ。」と要求する(B13)と、CAM1にはテープカセットが入っていないため再生できないので、「出力できません。」と返す(B14)。このため、CAM1の再生画は静止画リストには加えられない。
【0032】
図8は図7の各手順におけるコマンドパケットの構造例である。また、図9は静止画のリスト表示例である。なお、図9には、画像データを出力可能な機器だけが出力し、静止画リストに加えられる例を示した。したがって、ユーザーにとっては出力不可能な機器とシステム内に存在しない機器との区別ができない。そこで、例えば、〔2〕の例で、VTR1からCAM1へ「出力せよ。」と要求して、「出力できません。」と返されたら、再びCAM1へステイタス情報を要求し、その回答として“No Medium In”と返されたら、図10のように背景にミュートをかけて「No Casset IN」等のエラーメッセージを表示することにより、とりあえず、システム上の機器全てに対して、静止画リストを作成してもよい。
【0033】
また、本実施例では、静止画リストを表示し、その画像(1フレーム〜複数フレーム)を見て入力切り換えを行う例で説明を行ったが、全ての機器について順番に静止画リストを作成する手順までは前記〔1〕,〔2〕と同じで、一旦他の全ての機器の静止画リストが完成したら、再度最初から順に各機器へ「出力せよ。」と要求していき、各機器は数秒間ずつその時点での動画を流した後、バスを解放して次の機器が動画を流すという方法も考えられる。この場合、静止画リストとして表示されている各番号の画像は、動画が流されている時には動画に切り換わることになる。このようにすると、静止画リストを作成するために必要な最低限の画像メモリを使用するだけで、動画を見ながら入力機器を選択することができる。
【0034】
〔3〕静止画リストの中から、山の景色(CAM1の再生画)を入力選択する場合
例えば〔1〕の例では、図5のように1〜4まで4つの静止画が表示されているが、ここで例えば4の山の景色を選択する。すると、VTR1が図6のように静止画とその静止画を再生している機器のD2Bアドレスの対応表を記憶しているため、ユーザーは山の景色を再生している機器のD2Bアドレスを確かめることなく4の静止画を選択するだけで、自動的にCAM1から信号の入力切り換えを行うことができる。
【0035】
なお、本発明の実施例では、通信バスとしてP1394シリアルバスを用いたが、制御線と機器間で自由に信号をやり取りできる信号線を持ったバスであれば、他のバスを用いることも可能である。
【0036】
さらに、本発明はAV機器を接続したシステムに限らず、コンピューターを接続してデータの送受信をするシステムなどにも適用できる。
また、本発明の実施例では、全ての機器がP1394シリアルバスに接続されているが、例えばVTR1のアナログAV出力端子にアナログTVを接続し、VTR1で作成した静止画リストをこのアナログTVで表示するように構成することもできる。この場合、アナログTVをVTR1のサブデバイスとして扱うことによって、図3に示した構造のコマンドパケットを用いた手順を採用することが可能である。
【0037】
さらに、本実施例では静止画を取り込む際に、そのつど入力切り換えを行い、実際にTVのチューナー部で受信している画像やVTRのデッキ部で再生している画像を入力し、静止画にしてリストを作成していたが、画像が入っているテープカセットの各々にメモリを搭載しておき、テープに記録されている画像の最初の画像をそのメモリ上へ静止画として記憶しておき、静止画リストの要求が来たときに、メモリ上の静止画を要求してきた機器へ送信するように構成することもできる。
【0038】
また、「出力せよ。」のコマンドとしては、例えば、TV1へはカテゴリーがTVであるとわかっているため、デフォルトで内部接続されていたチューナー1から出力されるとし、カテゴリー別の判断をしたうえでコマンドを送出していたが、「何らかのサブデバイスから出力せよ。」というコマンドを使用することも可能である。
【0039】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、各々の電子機器の出力画像データを基に入力機器を選択するので、同じ機器でもD2Bアドレスが異なってしまった場合の誤選択を防ぐだけでなく、ユーザーから見れば、入力機器の選択という概念を意識せずにすむという利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における入力機器選択の表示の一例を示す図である。
【図2】本実施例で用いる静止画リスト作成時のコマンドの送受信手順の一例を示す図である。
【図3】本発明の実施例で用いるコマンドパケットの構造例である。
【図4】図2の各手順におけるコマンドパケットの構造例である。
【図5】図2の手順で作成した静止画リストの表示例である。
【図6】静止画リストの番号とその静止画を出力している機器のD2Bアドレスとの対応表である。
【図7】本実施例で用いる静止画リスト作成時のコマンドの送受信手順の他の一例を示す図である。
【図8】図7の各手順におけるコマンドパケットの構造例である。
【図9】図7の手順で作成した静止画リストの表示例である。
【図10】図7の手順を一部変形して作成した静止画リストの表示例である。
【図11】P1394シリアルバスで複数の機器が接続された通信システムの一例を示す図である。
【図12】図11の通信システムにおけるVTRの概略構成を示す図である。
【図13】P1394シリアルバスで複数の機器が接続された通信システムにおける通信サイクルの一例を示す図である。
【図14】図11の通信システムにおける入力機器選択の表示の一例を示す図である。
【符号の説明】
VTR…ビデオテープレコーダ、TV…テレビジョン受像機、CAM…カムコーダ、14…表示部
Claims (7)
- 画像データを表示する表示手段と、画像データを入力し、上記表示手段に画像を表示させる第1の電子機器と、上記第1の電子機器に画像データを出力する複数の他の電子機器を含み、制御信号と情報信号とを混在させて伝送できるバスを介して複数の電子機器が接続された通信システムにおいて利用される入力機器選択方法であって、
上記第1の電子機器により、上記複数の他の電子機器に対して画像データを上記情報信号として出力又は出力停止するように上記制御信号を用いて順次制御し、
上記他の電子機器から出力された複数の画像データを上記第1の電子機器に順次入力し、
入力された複数の画像データから上記第1の電子機器において静止画リストを作成し、
作成された上記静止画リストを上記表示手段に表示し、
表示された上記静止画リストを参照して上記複数の他の電子機器の中から所望の電子機器を選択し、
上記選択された他の電子機器を上記第1の電子機器への画像出力機器とする
ことを特徴とする入力機器選択方法。 - 上記他の電子機器から出力された画像データは、複数フレームから成る画像データであり、上記第1の電子機器において上記複数フレームから成る画像データから静止画リストを作成することを特徴とする請求項1記載の入力機器選択方法。
- 画像データの出力が不可能な上記他の電子機器については、その理由を示す静止画リストを上記第1の電子機器において作成することを特徴とする請求項1記載の入力機器選択方法。
- 上記第1の電子機器は、静止画リスト作成後に、上記複数の他の電子機器に対して、所望時間の動画を上記情報信号として出力又は出力停止するよう上記制御信号を用いて順次制御し、上記他の電子機器から出力された複数の所望時間の動画を順次入力し、静止画リストとして表示されている上記他の電子機器の画像が、上記所望時間の動画を出力しているときには、動画に切り替わることを特徴とする請求項1記載の入力機器選択方法。
- 制御信号と情報信号とを混在させて伝送できるバスを介して複数の電子機器が接続された通信システムに含まれる電子機器であって、
上記通信システムに同様に含まれる複数の他の電子機器に、画像データを上記情報信号として出力又は出力停止するよう上記制御信号を用いて制御する制御手段と、
上記複数の他の電子機器から上記画像データを入力する入力手段と、
上記他の電子機器から上記入力手段を介して入力された複数の画像データから静止画リストを作成する静止画リスト作成手段と、
上記通信システムに同様に含まれる表示手段に上記作成した静止画リストを出力する出力手段とを有し、
上記複数の他の電子機器に対して上記画像データを出力又は出力停止するよう上記制御手段により順次制御し、上記他の電子機器から出力された複数の画像データを上記入力手段により順次入力し、入力した複数の画像データから静止画リスト作成手段により静止画リストを作成し、上記作成した静止画リストを出力手段により上記表示手段に出力するようになし、上記表示手段に表示された上記静止画リストを参照して上記複数の他の電子機器の中から所望の電子機器を画像出力機器として選択することを特徴とする電子機器。 - 上記他の電子機器から出力された画像データは、複数フレームから成る画像データであり、上記静止画リスト作成手段により上記複数フレームから成る画像データから静止画リストを作成することを特徴とする請求項5記載の電子機器。
- 画像データの出力が不可能な上記他の電子機器については、その理由を示す静止画リストを上記静止画リスト作成手段により作成することを特徴とする請求項5記載の電子機器。
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