JP2004229079A - 被制御機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】IEEE1394規格のシリアルバスに接続され、同一のサブユニットタイプとして規定される複数の機能部を備えた被制御機器において、制御機器がAV/Cコマンド中のSubunit_IDを常に0に固定して送信するものであっても、各機能部を制御対象として任意に選択設定できるようにする。
【解決手段】VCR(被制御機器)3に記憶部35を設けて各機能部(VHSカセット記録再生部32と8mmカセット記録再生部33)を特定するサブユニット特定情報とSubunit_ID情報との対応関係を記憶させ、その対応関係をID変更キー(A)及び(B):36,37で変更設定できるようにする。コマンド処理・制御部34は、AV/Cコマンドの受信時に記憶部35の設定状態を確認し、Subunit_ID=0に設定されているカセット記録再生部32又は33を制御対象とする。
【選択図】 図1
【解決手段】VCR(被制御機器)3に記憶部35を設けて各機能部(VHSカセット記録再生部32と8mmカセット記録再生部33)を特定するサブユニット特定情報とSubunit_ID情報との対応関係を記憶させ、その対応関係をID変更キー(A)及び(B):36,37で変更設定できるようにする。コマンド処理・制御部34は、AV/Cコマンドの受信時に記憶部35の設定状態を確認し、Subunit_ID=0に設定されているカセット記録再生部32又は33を制御対象とする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はIEEE(米国電気電子学会:Institute of Electrical and Electronic Engineers)1394規格において同一のサブユニットタイプとして規定される複数の機能部を備えた被制御機器に係り、制御機器がAV/Cコマンドセットのsubunit_IDを0に固定している場合においても、前記の各機能部が制御されるようにするための改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
最近、ディジタル機器を単一のネットワーク上にまとめる通信インターフェイスとしてIEEE1394規格が注目されている。
このIEEE1394規格は、転送速度が100,200,400,800Mbpsと高速のシリアル・インターフェイス規格であり、接続機器は最大で63台、機器間の距離が4.5〜72mとされており、また、音声や動画等の一定のタイミングで転送することが不可欠なデータを優先的に転送するAsynchronous転送方式やバスを通じた電源供給方式が採用されていることからホストなしで機器同士を接続でき、家庭内のインフラ・ネットワークを構築するインターフェイスとして期待されている。
【0003】
ところで、IEEE1394規格においては、ネットワークに接続された機器をリモート制御するためのコマンドとして1394 Trade AssociationによりAV/Cコマンドセット(AV/C Digital interface Command Set)セットが規定されている。
そして、AV/Cコマンドセットでは、機器自体を表現する「Unit」と機器の機能を表現する「Subunit」という概念を規定している。
例えば、チューナ内蔵のビデオカセットレコーダ(以下、「VCR」という)を想定した場合、図5(A)に示すように、機器自体である「VCR unit」に対して、放送波を受信する機能を司る「Tuner subunit」と受信した映像・音声データを記録再生する機能を司る「Tape recorder/player subunit」が含まれるという構成になる。
【0004】
AV/Cコマンドセットには、Unitに向けて発行されるコマンドと、Subunitに向けて発行されるコマンドがある。
また、AV/Cコマンドセットによって制御される被制御機器(unit)の構成は、制御機器側からSUBUNIT_INFOコマンドをその被制御機器へ向けて発行し、制御機器が被制御機器からのレスポンスを受信することで確認される。
即ち、前記のVCRの例であれば、SUBUNIT_INFOコマンドに対するレスポンスとして図5(B)に示すようなSubunitのリストデータが返送されることになる。
同図における「max_subunit_ID」はUnitに含まれる同一のSubunit_typeを示すIDの最大値であり、異なる機能のSubunit毎に整数で0から昇順に付与され、Unit中のSubunitはSubunit_typeとsubunit_IDによって特定される。
【0005】
前記のVCRをAV/CコマンドセットでPLAY等の制御を行う場合には、制御機器が前記のAV/CコマンドセットとしてSubunit_type=Tape recorder/player subunit及びsubunit_ID=0と共に制御コマンドを発行し、被制御機器がIEEE1394規格の通信インターフェイスを介してAV/Cコマンドセットを受信し、制御コマンドに基づいた制御を実行することになる。
【0006】
このように、IEEE1394規格は被制御機器(unit)が複合的に異なる機能のSubunitを有していても、AV/Cコマンドセットによって制御機器側から各Subunitを選択的に制御することができ、また被制御機器(unit)に同一機能のSubunit_typeが存在してもsubunit_IDで区別することにより制御できるようになっている。
【0007】
そして、IEEE1394規格のネットワークに接続される制御機器と被制御機器の制御条件に関連して、従来から様々な観点から提案がなされている。
例えば、下記の特許文献1では、被制御機器(unit)が複数の被制御部分(Subunit)を備えると共に制御機器も複数ある場合に、制御機器側から各被制御部分に適正な制御動作を行わせるためのシステムが提案されており、また、特許文献2においては、制御機器のアプリケーションが被制御機器のSubunit_typeに対応していない場合であっても、可能な範囲で被制御機器を複数のSubunit_typeに対応させ、制御機器から被制御機器が対応しているSubunit_typeの情報を取得し、前記アプリケーションに対応しているSubunit_typeに被制御機器を設定するためのシステムが提案されている。
【0008】
【特許文献1】
特開2002−64884号公報
【特許文献2】
特開2002−315077号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、IEEE1394規格に対応した従来の被制御機器にはSubunit_typeが同一のSubunitを複数装備したものが殆ど無かったため、Subunit_IDが1以上のSubunitを制御するアプリケーションを実装していない制御機器が多く、それらの制御機器ではSubunit_IDを0に固定してAV/Cコマンドセットを発行するようになっている。
従って、図6(A)に示すようなダブルカセットのビデオデッキとチューナ部を備えたVCRを想定すると、VCR Unit内に同一の機能部(即ち、同一のサブユニットとして規定されるもの)に相当する2つのカセット記録再生部A,Bが存在することになり、Subunitの構成は、同図(B)のようにTuner subunit(Subunit_ID=0)とTape recorder/player subunit(Subunit_ID=0)とTape recorder/player subunit(Subunit_ID=1)となるが、前記のようにSubunit_IDを0に固定した制御機器では、Subunit_IDが0であるカセット記録再生部AをAV/Cコマンドセットで制御できても、Subunit_IDが1であるカセット記録再生部Bは制御できないことになる。
【0010】
換言すれば、IEEE1394規格の通信ネットワークには多種多様な被制御機器が接続される可能性があり、当然にその中にはSubunit_typeが同一である複数のSubunitを備えた機器(Unit)もあり得るが、従来の多くの制御機器からは複数のSubunitの内の1つだけしか制御できないことになる。
【0011】
そこで、本発明は、IEEE1394規格の通信ネットワークにおいて、制御機器がAV/Cコマンドセット中のSubunit_IDを常に0に固定して送信するものであっても、被制御機器に対するユーザ設定により、Subunit_typeが同一である複数のSubunitの内の1つを選択的に制御できるようにすることを目的として創作された。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は、IEEE1394規格のシリアルバスに接続され、前記規格において同一のサブユニットタイプとして規定される複数の機能部を備えた被制御機器であり、前記シリアルバスを介して制御機器側からAV/Cコマンドセットが供給されて前記各機能部が制御される被制御機器であって、前記各機能部を特定するために予め有している各機能部毎のサブユニット特定情報に対して「0」から昇順に付与されるサブユニットID情報を対応させて記憶する記憶手段と、前記記憶手段における各サブユニット特定情報と各サブユニットID情報との対応関係を変更するための変更手段と、前記シリアルバスを介して制御機器側から前記AV/Cコマンドセットを受信し、この被制御機器の有する各機能部のサブユニットタイプと前記AV/Cコマンドセットにより指定されるサブユニットタイプが一致した場合、前記AV/Cコマンドセットにより指定されるサブユニットID情報と一致する前記記憶手段内のサブユニット情報に対応付けられているサブユニット特定情報で特定される機能部を制御対象として設定する制御対象設定手段とを具備したことを特徴とする被制御機器に係る。
【0013】
本発明によれば、記憶手段における各機能部のサブユニット特定情報と各サブユニットID情報との対応関係を変更手段によって変更でき、AV/Cコマンドセットを受信した場合に、制御対象設定手段が記憶手段の対応関係を参照して制御対象となる機能部を設定する。
従って、制御機器がサブユニットIDを固定して送信するものであっても、被制御機器側において何れの機能部が制御対象となるかを変更手段で選択設定しておけば、制御機器側からその選択設定した機能部を制御させることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の被制御機器の実施形態を、図1から図4を用いて詳細に説明する。
先ず、図1は、IEEE1394規格のシリアルバス1に対して制御機器であるDTV(ディジタルテレビ)2と被制御機器であるチューナ内蔵のVCR3が接続されている場合の各機器2,3の機能ブロック図を示す。
但し、シリアルバス1には他の被制御機器も接続されているが同図では省略してある。
【0015】
ここに、DTV2は、その主機能を制御するDTV制御部21と、IEEE1394規格に対応するUnit制御用アプリケーションプログラムを実装したUnit制御部22と、IEEE1394規格の通信I/F23と、操作I/F24とを内蔵している。
そして、外部のリモコン25からの信号を操作I/F24で受信して復調し、その復調信号に基づいて、DTV制御部21がDTV2の主機能である表示・音声出力を制御し、また、Unit制御部22が通信I/F23を介してシリアルバス1に接続されたVCR3等の各被制御機器と通信を実行してそれらを制御するようになっている。
但し、Unit制御部22のアプリケーションプログラムは、AV/Cコマンドセットを各被制御機器に発行する場合に、Unitとしての各被制御機器が同一のSubunit_typeに相当する機能部を複数内蔵していても、Subunit_IDを0に固定してAV/Cコマンドセットに組み込むだけであり、各被制御部に係るSubunit_IDを0,1,2…のように設定して各機能部を区別させることは行わない。
【0016】
一方、VCR3は、チューナ部31と、VHSカセット記録再生部32と、8mmカセット記録再生部33と、IEEE1394規格のAV/Cコマンドを処理して前記の各機能部31,32,33を制御するアプリケーションプログラムを実装したコマンド処理・制御部34と、VHSカセット記録再生部32と8mmカセット記録再生部33のサブユニット特定情報とそれらに係るSubunit_IDの対応関係を記憶する記憶部35と、2つのID変更キー(A)及び(B):36,37と、IEEE1394規格の通信I/F38を内蔵している。
尚、この実施形態では、各ID変更キー(A)及び(B):36,37はVCR3のパネル面に装着してあり、外部から自由に操作できるようになっている。
【0017】
この実施形態の第1の特徴は、前記のように記憶部35とID変更キー(A)及び(B):36,37を設け、各ID変更キー(A)及び(B):36,37の操作によって記憶部35における前記の対応関係を変更できる点にある。
即ち、VHSカセット記録再生部32と8mmカセット記録再生部33はIEEE1394規格で同一機能部とみなされることからSubunit_typeがTape recorder/playerとなり、且つ、単一のUnitであるVCR3に内蔵されているために、一方のSubunit_IDが0となり、他方のSubunit_IDが1となるが、それを固定させずに各ID変更キー(A)及び(B):36,37で変更できるようにしてある。
具体的には、ID変更キー(A)を押した場合には、図2(A)に示すように、Subunit_ID=0にVHSカセット記録再生部32のサブユニット特定情報が、Subunit_ID=1に8mmカセット記録再生部33のサブユニット特定情報が対応付けられ、ID変更キー(B)を押した場合には、図2(B)に示すように、前記と逆の対応付けがなされ、各ID変更キー(A)及び(B):36,37の操作によって記憶部35の対応付け関係を自由に更新できるようになっている。
尚、「サブユニット特定情報」は、VCR3のシステム内でコマンド処理・制御部34がVHSカセット記録再生部32か8mmカセット記録再生部33かを区別できるものであればよく、各記録再生部32,33と対応付けられた簡単なコード情報で表現されていれば足りる。
【0018】
また、この実施形態の第2の特徴は、前記のコマンド処理・制御部34のアプリケーションプログラムにある。
即ち、コマンド処理・制御部34は、DVT2が送信するAV/Cコマンドセットをシリアルバス1から通信I/F38を介して受信するが、AV/CコマンドセットのSubunit_typeがTape recorder/playerであり、そのコマンドセットに操作上の制御コマンドが含まれている場合には、記録部35の前記対応付けを参照し、VHSカセット記録再生部32又は8mmカセット記録再生部33の何れを制御対象とするかを選択するようになっている。
【0019】
次に、DTV2からVCR3のカセット記録再生部32又は33を制御する場合の通信・制御手順について、図3を参照しながら説明する。
先ず、DTV2に対してリモコン25からメニュー画面の表示指示がなされると、Unit制御部22がAV/CコマンドセットにSUBUNIT_INFOを含めてシリアルバス1へ送出する(T1,T2)。
AV/CコマンドセットのSUBUNIT_INFOを受信した各被制御機器(Unit)はSubunitリストを含むレスポンスをDTV2に返送するが、DTV2のUnit制御部22は返送された各被制御機器のSubunitリストに基づいてメニュー表示画面を生成し、それをDTV制御部21によって表示させる(C1,T3)。
【0020】
その場合、VCR3のコマンド処理・制御部34によるレスポンスのSubunitリストは図6(B)に示すような構成となるが、DVT2はTape recorder/player unitのUnit_IDが0と1になっていることは無視し、Tape recorder/player unitは単一であると認識する。
従って、メニュー表示画面で各被制御機器(unit)毎にSubunit_typeの構成を示す場合には、VCR3に関してはTunerとTape recorder/playerだけとなり、Tape recorder/playerにVHSカセット記録再生部32と8mmカセット記録再生部33が含まれることまでは表示しない。
【0021】
そして、リモコン25の操作によってメニュー表示画面中のUnit:VCR,Subunit_type:Tape recorder/playerが選択されると、DTV2のUnit制御部22はTape recorder/playerに係るGUI(Graphical User Interface)をDTV制御部21へ出力し、DTV制御部21がそのGUIを画面に表示させる(T4,T5)。
そのGUIはTape recorder/playerに共通の一般的なものであり、図4に示すように再生/録画/停止/巻戻し/早送りの操作アイコンを表示させるものである。
【0022】
次に、表示させたGUIに対してリモコン25の操作による制御指示がなされると、DTV2のUnit制御部22はUnit:VCR,Subunit_type:Tape recorder/player,Subunit_ID=0と共にその指示に係る制御コマンドをAV/Cコマンドセットに含めてシリアルバス1へ送出する(T6,T7)。
尚、前記のとおりDTV2のUnit制御部22が発行するSubunit_IDは0に固定されている。
【0023】
前記のAV/CコマンドセットはUnit:VCR3のSubunit_type:Tape recorder/playerに対して発行されたものであり、VCR3のコマンド処理・制御部34は、制御コマンドを含むAV/Cコマンドセットを受信すると、前記の特徴に基づいて記憶部35の設定状態を確認した上で、VHSカセット記録再生部32又は8mmカセット記録再生部33の何れかを制御する(C2,C3)。
即ち、記憶部35においてSubunit_ID=0に対応付けられているサブユニット特定情報に対応したカセット記録再生部32又は33を制御対象に設定して制御を実行する。
従って、記憶部35の対応付け関係が図2(A)のように設定されていればVHSカセット記録再生部32が制御対象となり、図2(B)のように設定されていれば8mmカセット記録再生部33が制御対象となる。
【0024】
以降、GUIに対してリモコン25の操作による制御指示がなされる度にVCR3のコマンド処理・制御部34がその制御コマンドを含むAV/Cコマンドセットを受信することになるが、コマンド処理・制御部34は、その度に記憶部35の対応付け関係を確認して、Subunit_ID=0側のカセット記録再生部32又は33を制御コマンドの内容に応じて制御する。
【0025】
そして、この実施形態では、前記の特徴に基づいて、ユーザがVCR3のID変更キー(A)及び(B):36,37を操作するだけで記憶部35の対応付け関係を変更することができる。
従って、ユーザはVCR3のVHSカセット記録再生部32と8mmカセット記録再生部33の内の利用したい方を予めID変更キー(A)及び(B):36,37を操作して選択しておくことができ、DTV2のUnit制御部22のアプリケーションプログラムが常にSubunit_IDを0に固定して送信するものであっても、双方のカセット記録再生部32,33を選択的に活用できる。
【0026】
また、DTV2のUnit制御部22のアプリケーションプログラムがSubunit_IDを固定せずに、0,1,2…のようにSubunit_typeがTape recorder/playerである複数の機能部を区別するものであっても、VCR3のコマンド処理・制御部34が前記と同様の手順で各カセット記録再生部32又は33を制御対象に設定すればよく、そのようなアプリケーションプログラムに対しても対応させることができる。
【0027】
尚、この実施形態ではVCR3がTape recorder/playerとして2つのカセット記録再生部32,33を内蔵している場合について説明したが、3つ以上のカセット記録再生部を内蔵している場合には、記憶部35のSubunit_IDを0,1,2…として各カセット記録再生部のサブユニット特定情報と対応付け関係を持たせておけばよい。
また、この実施形態では記憶部35の設定状態をID変更キー(A)及び(B):36,37の操作によって変更させているが、キーに限らずスイッチ等の他の変更方式を適用してもよく、更には、VCR3に専用リモコンがある場合には、そのリモコンから設定するような変更方式であってもよい。
【0028】
【発明の効果】
本発明の被制御機器は、以上の構成を有していることにより、次のような効果を奏する。
IEEE1394規格のシリアルバスに接続され、前記規格において同一のサブユニットタイプとして規定される複数の機能部を備えた被制御機器において、制御機器がAV/Cコマンドセット中のSubunit_IDを常に0に固定して送信するものであっても、各機能部の1つを簡単な設定操作によって制御機器による制御対象として任意に選択設定できるようにし、制御機器側の前記条件によって機能部の活用が妨げられないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】IEEE1394規格のシリアルバスに接続されたDTV(制御機器)と本発明の実施形態に係るVCR(被制御機器)の機能ブロック図である。
【図2】記憶部におけるSubunit_IDとサブユニット特定情報の対応付け設定状態を示す図である。
【図3】DTVからVCRのカセット記録再生部を制御する場合の通信・制御手順を示すフローチャートである。
【図4】DTV画面に表示されるTape recorder/playerのGUIを示す図である。
【図5】VCR unitのSubunitの構成例を示す図(A)及びそのSubunitリストを示す図(B)である。
【図6】ダブルカセットのビデオデッキを備えたVCRの内蔵機能部の構成(A)及びIEEE1394規格のSubunit構成(B)の対応関係を示す図である。
【符号の説明】
1…IEEE1394規格のシリアルバス、2…DTV、3…VCR、21…DTV制御部、22…Unit制御部、23,38…通信I/F、24…操作I/F、25…リモコン、31…チューナ部、32…VHSカセット記録再生部、33…8mmカセット記録再生部、34…コマンド処理・制御部、35…記憶部、36,37…ID変更キー(A),(B)。
【発明の属する技術分野】
本発明はIEEE(米国電気電子学会:Institute of Electrical and Electronic Engineers)1394規格において同一のサブユニットタイプとして規定される複数の機能部を備えた被制御機器に係り、制御機器がAV/Cコマンドセットのsubunit_IDを0に固定している場合においても、前記の各機能部が制御されるようにするための改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
最近、ディジタル機器を単一のネットワーク上にまとめる通信インターフェイスとしてIEEE1394規格が注目されている。
このIEEE1394規格は、転送速度が100,200,400,800Mbpsと高速のシリアル・インターフェイス規格であり、接続機器は最大で63台、機器間の距離が4.5〜72mとされており、また、音声や動画等の一定のタイミングで転送することが不可欠なデータを優先的に転送するAsynchronous転送方式やバスを通じた電源供給方式が採用されていることからホストなしで機器同士を接続でき、家庭内のインフラ・ネットワークを構築するインターフェイスとして期待されている。
【0003】
ところで、IEEE1394規格においては、ネットワークに接続された機器をリモート制御するためのコマンドとして1394 Trade AssociationによりAV/Cコマンドセット(AV/C Digital interface Command Set)セットが規定されている。
そして、AV/Cコマンドセットでは、機器自体を表現する「Unit」と機器の機能を表現する「Subunit」という概念を規定している。
例えば、チューナ内蔵のビデオカセットレコーダ(以下、「VCR」という)を想定した場合、図5(A)に示すように、機器自体である「VCR unit」に対して、放送波を受信する機能を司る「Tuner subunit」と受信した映像・音声データを記録再生する機能を司る「Tape recorder/player subunit」が含まれるという構成になる。
【0004】
AV/Cコマンドセットには、Unitに向けて発行されるコマンドと、Subunitに向けて発行されるコマンドがある。
また、AV/Cコマンドセットによって制御される被制御機器(unit)の構成は、制御機器側からSUBUNIT_INFOコマンドをその被制御機器へ向けて発行し、制御機器が被制御機器からのレスポンスを受信することで確認される。
即ち、前記のVCRの例であれば、SUBUNIT_INFOコマンドに対するレスポンスとして図5(B)に示すようなSubunitのリストデータが返送されることになる。
同図における「max_subunit_ID」はUnitに含まれる同一のSubunit_typeを示すIDの最大値であり、異なる機能のSubunit毎に整数で0から昇順に付与され、Unit中のSubunitはSubunit_typeとsubunit_IDによって特定される。
【0005】
前記のVCRをAV/CコマンドセットでPLAY等の制御を行う場合には、制御機器が前記のAV/CコマンドセットとしてSubunit_type=Tape recorder/player subunit及びsubunit_ID=0と共に制御コマンドを発行し、被制御機器がIEEE1394規格の通信インターフェイスを介してAV/Cコマンドセットを受信し、制御コマンドに基づいた制御を実行することになる。
【0006】
このように、IEEE1394規格は被制御機器(unit)が複合的に異なる機能のSubunitを有していても、AV/Cコマンドセットによって制御機器側から各Subunitを選択的に制御することができ、また被制御機器(unit)に同一機能のSubunit_typeが存在してもsubunit_IDで区別することにより制御できるようになっている。
【0007】
そして、IEEE1394規格のネットワークに接続される制御機器と被制御機器の制御条件に関連して、従来から様々な観点から提案がなされている。
例えば、下記の特許文献1では、被制御機器(unit)が複数の被制御部分(Subunit)を備えると共に制御機器も複数ある場合に、制御機器側から各被制御部分に適正な制御動作を行わせるためのシステムが提案されており、また、特許文献2においては、制御機器のアプリケーションが被制御機器のSubunit_typeに対応していない場合であっても、可能な範囲で被制御機器を複数のSubunit_typeに対応させ、制御機器から被制御機器が対応しているSubunit_typeの情報を取得し、前記アプリケーションに対応しているSubunit_typeに被制御機器を設定するためのシステムが提案されている。
【0008】
【特許文献1】
特開2002−64884号公報
【特許文献2】
特開2002−315077号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、IEEE1394規格に対応した従来の被制御機器にはSubunit_typeが同一のSubunitを複数装備したものが殆ど無かったため、Subunit_IDが1以上のSubunitを制御するアプリケーションを実装していない制御機器が多く、それらの制御機器ではSubunit_IDを0に固定してAV/Cコマンドセットを発行するようになっている。
従って、図6(A)に示すようなダブルカセットのビデオデッキとチューナ部を備えたVCRを想定すると、VCR Unit内に同一の機能部(即ち、同一のサブユニットとして規定されるもの)に相当する2つのカセット記録再生部A,Bが存在することになり、Subunitの構成は、同図(B)のようにTuner subunit(Subunit_ID=0)とTape recorder/player subunit(Subunit_ID=0)とTape recorder/player subunit(Subunit_ID=1)となるが、前記のようにSubunit_IDを0に固定した制御機器では、Subunit_IDが0であるカセット記録再生部AをAV/Cコマンドセットで制御できても、Subunit_IDが1であるカセット記録再生部Bは制御できないことになる。
【0010】
換言すれば、IEEE1394規格の通信ネットワークには多種多様な被制御機器が接続される可能性があり、当然にその中にはSubunit_typeが同一である複数のSubunitを備えた機器(Unit)もあり得るが、従来の多くの制御機器からは複数のSubunitの内の1つだけしか制御できないことになる。
【0011】
そこで、本発明は、IEEE1394規格の通信ネットワークにおいて、制御機器がAV/Cコマンドセット中のSubunit_IDを常に0に固定して送信するものであっても、被制御機器に対するユーザ設定により、Subunit_typeが同一である複数のSubunitの内の1つを選択的に制御できるようにすることを目的として創作された。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は、IEEE1394規格のシリアルバスに接続され、前記規格において同一のサブユニットタイプとして規定される複数の機能部を備えた被制御機器であり、前記シリアルバスを介して制御機器側からAV/Cコマンドセットが供給されて前記各機能部が制御される被制御機器であって、前記各機能部を特定するために予め有している各機能部毎のサブユニット特定情報に対して「0」から昇順に付与されるサブユニットID情報を対応させて記憶する記憶手段と、前記記憶手段における各サブユニット特定情報と各サブユニットID情報との対応関係を変更するための変更手段と、前記シリアルバスを介して制御機器側から前記AV/Cコマンドセットを受信し、この被制御機器の有する各機能部のサブユニットタイプと前記AV/Cコマンドセットにより指定されるサブユニットタイプが一致した場合、前記AV/Cコマンドセットにより指定されるサブユニットID情報と一致する前記記憶手段内のサブユニット情報に対応付けられているサブユニット特定情報で特定される機能部を制御対象として設定する制御対象設定手段とを具備したことを特徴とする被制御機器に係る。
【0013】
本発明によれば、記憶手段における各機能部のサブユニット特定情報と各サブユニットID情報との対応関係を変更手段によって変更でき、AV/Cコマンドセットを受信した場合に、制御対象設定手段が記憶手段の対応関係を参照して制御対象となる機能部を設定する。
従って、制御機器がサブユニットIDを固定して送信するものであっても、被制御機器側において何れの機能部が制御対象となるかを変更手段で選択設定しておけば、制御機器側からその選択設定した機能部を制御させることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の被制御機器の実施形態を、図1から図4を用いて詳細に説明する。
先ず、図1は、IEEE1394規格のシリアルバス1に対して制御機器であるDTV(ディジタルテレビ)2と被制御機器であるチューナ内蔵のVCR3が接続されている場合の各機器2,3の機能ブロック図を示す。
但し、シリアルバス1には他の被制御機器も接続されているが同図では省略してある。
【0015】
ここに、DTV2は、その主機能を制御するDTV制御部21と、IEEE1394規格に対応するUnit制御用アプリケーションプログラムを実装したUnit制御部22と、IEEE1394規格の通信I/F23と、操作I/F24とを内蔵している。
そして、外部のリモコン25からの信号を操作I/F24で受信して復調し、その復調信号に基づいて、DTV制御部21がDTV2の主機能である表示・音声出力を制御し、また、Unit制御部22が通信I/F23を介してシリアルバス1に接続されたVCR3等の各被制御機器と通信を実行してそれらを制御するようになっている。
但し、Unit制御部22のアプリケーションプログラムは、AV/Cコマンドセットを各被制御機器に発行する場合に、Unitとしての各被制御機器が同一のSubunit_typeに相当する機能部を複数内蔵していても、Subunit_IDを0に固定してAV/Cコマンドセットに組み込むだけであり、各被制御部に係るSubunit_IDを0,1,2…のように設定して各機能部を区別させることは行わない。
【0016】
一方、VCR3は、チューナ部31と、VHSカセット記録再生部32と、8mmカセット記録再生部33と、IEEE1394規格のAV/Cコマンドを処理して前記の各機能部31,32,33を制御するアプリケーションプログラムを実装したコマンド処理・制御部34と、VHSカセット記録再生部32と8mmカセット記録再生部33のサブユニット特定情報とそれらに係るSubunit_IDの対応関係を記憶する記憶部35と、2つのID変更キー(A)及び(B):36,37と、IEEE1394規格の通信I/F38を内蔵している。
尚、この実施形態では、各ID変更キー(A)及び(B):36,37はVCR3のパネル面に装着してあり、外部から自由に操作できるようになっている。
【0017】
この実施形態の第1の特徴は、前記のように記憶部35とID変更キー(A)及び(B):36,37を設け、各ID変更キー(A)及び(B):36,37の操作によって記憶部35における前記の対応関係を変更できる点にある。
即ち、VHSカセット記録再生部32と8mmカセット記録再生部33はIEEE1394規格で同一機能部とみなされることからSubunit_typeがTape recorder/playerとなり、且つ、単一のUnitであるVCR3に内蔵されているために、一方のSubunit_IDが0となり、他方のSubunit_IDが1となるが、それを固定させずに各ID変更キー(A)及び(B):36,37で変更できるようにしてある。
具体的には、ID変更キー(A)を押した場合には、図2(A)に示すように、Subunit_ID=0にVHSカセット記録再生部32のサブユニット特定情報が、Subunit_ID=1に8mmカセット記録再生部33のサブユニット特定情報が対応付けられ、ID変更キー(B)を押した場合には、図2(B)に示すように、前記と逆の対応付けがなされ、各ID変更キー(A)及び(B):36,37の操作によって記憶部35の対応付け関係を自由に更新できるようになっている。
尚、「サブユニット特定情報」は、VCR3のシステム内でコマンド処理・制御部34がVHSカセット記録再生部32か8mmカセット記録再生部33かを区別できるものであればよく、各記録再生部32,33と対応付けられた簡単なコード情報で表現されていれば足りる。
【0018】
また、この実施形態の第2の特徴は、前記のコマンド処理・制御部34のアプリケーションプログラムにある。
即ち、コマンド処理・制御部34は、DVT2が送信するAV/Cコマンドセットをシリアルバス1から通信I/F38を介して受信するが、AV/CコマンドセットのSubunit_typeがTape recorder/playerであり、そのコマンドセットに操作上の制御コマンドが含まれている場合には、記録部35の前記対応付けを参照し、VHSカセット記録再生部32又は8mmカセット記録再生部33の何れを制御対象とするかを選択するようになっている。
【0019】
次に、DTV2からVCR3のカセット記録再生部32又は33を制御する場合の通信・制御手順について、図3を参照しながら説明する。
先ず、DTV2に対してリモコン25からメニュー画面の表示指示がなされると、Unit制御部22がAV/CコマンドセットにSUBUNIT_INFOを含めてシリアルバス1へ送出する(T1,T2)。
AV/CコマンドセットのSUBUNIT_INFOを受信した各被制御機器(Unit)はSubunitリストを含むレスポンスをDTV2に返送するが、DTV2のUnit制御部22は返送された各被制御機器のSubunitリストに基づいてメニュー表示画面を生成し、それをDTV制御部21によって表示させる(C1,T3)。
【0020】
その場合、VCR3のコマンド処理・制御部34によるレスポンスのSubunitリストは図6(B)に示すような構成となるが、DVT2はTape recorder/player unitのUnit_IDが0と1になっていることは無視し、Tape recorder/player unitは単一であると認識する。
従って、メニュー表示画面で各被制御機器(unit)毎にSubunit_typeの構成を示す場合には、VCR3に関してはTunerとTape recorder/playerだけとなり、Tape recorder/playerにVHSカセット記録再生部32と8mmカセット記録再生部33が含まれることまでは表示しない。
【0021】
そして、リモコン25の操作によってメニュー表示画面中のUnit:VCR,Subunit_type:Tape recorder/playerが選択されると、DTV2のUnit制御部22はTape recorder/playerに係るGUI(Graphical User Interface)をDTV制御部21へ出力し、DTV制御部21がそのGUIを画面に表示させる(T4,T5)。
そのGUIはTape recorder/playerに共通の一般的なものであり、図4に示すように再生/録画/停止/巻戻し/早送りの操作アイコンを表示させるものである。
【0022】
次に、表示させたGUIに対してリモコン25の操作による制御指示がなされると、DTV2のUnit制御部22はUnit:VCR,Subunit_type:Tape recorder/player,Subunit_ID=0と共にその指示に係る制御コマンドをAV/Cコマンドセットに含めてシリアルバス1へ送出する(T6,T7)。
尚、前記のとおりDTV2のUnit制御部22が発行するSubunit_IDは0に固定されている。
【0023】
前記のAV/CコマンドセットはUnit:VCR3のSubunit_type:Tape recorder/playerに対して発行されたものであり、VCR3のコマンド処理・制御部34は、制御コマンドを含むAV/Cコマンドセットを受信すると、前記の特徴に基づいて記憶部35の設定状態を確認した上で、VHSカセット記録再生部32又は8mmカセット記録再生部33の何れかを制御する(C2,C3)。
即ち、記憶部35においてSubunit_ID=0に対応付けられているサブユニット特定情報に対応したカセット記録再生部32又は33を制御対象に設定して制御を実行する。
従って、記憶部35の対応付け関係が図2(A)のように設定されていればVHSカセット記録再生部32が制御対象となり、図2(B)のように設定されていれば8mmカセット記録再生部33が制御対象となる。
【0024】
以降、GUIに対してリモコン25の操作による制御指示がなされる度にVCR3のコマンド処理・制御部34がその制御コマンドを含むAV/Cコマンドセットを受信することになるが、コマンド処理・制御部34は、その度に記憶部35の対応付け関係を確認して、Subunit_ID=0側のカセット記録再生部32又は33を制御コマンドの内容に応じて制御する。
【0025】
そして、この実施形態では、前記の特徴に基づいて、ユーザがVCR3のID変更キー(A)及び(B):36,37を操作するだけで記憶部35の対応付け関係を変更することができる。
従って、ユーザはVCR3のVHSカセット記録再生部32と8mmカセット記録再生部33の内の利用したい方を予めID変更キー(A)及び(B):36,37を操作して選択しておくことができ、DTV2のUnit制御部22のアプリケーションプログラムが常にSubunit_IDを0に固定して送信するものであっても、双方のカセット記録再生部32,33を選択的に活用できる。
【0026】
また、DTV2のUnit制御部22のアプリケーションプログラムがSubunit_IDを固定せずに、0,1,2…のようにSubunit_typeがTape recorder/playerである複数の機能部を区別するものであっても、VCR3のコマンド処理・制御部34が前記と同様の手順で各カセット記録再生部32又は33を制御対象に設定すればよく、そのようなアプリケーションプログラムに対しても対応させることができる。
【0027】
尚、この実施形態ではVCR3がTape recorder/playerとして2つのカセット記録再生部32,33を内蔵している場合について説明したが、3つ以上のカセット記録再生部を内蔵している場合には、記憶部35のSubunit_IDを0,1,2…として各カセット記録再生部のサブユニット特定情報と対応付け関係を持たせておけばよい。
また、この実施形態では記憶部35の設定状態をID変更キー(A)及び(B):36,37の操作によって変更させているが、キーに限らずスイッチ等の他の変更方式を適用してもよく、更には、VCR3に専用リモコンがある場合には、そのリモコンから設定するような変更方式であってもよい。
【0028】
【発明の効果】
本発明の被制御機器は、以上の構成を有していることにより、次のような効果を奏する。
IEEE1394規格のシリアルバスに接続され、前記規格において同一のサブユニットタイプとして規定される複数の機能部を備えた被制御機器において、制御機器がAV/Cコマンドセット中のSubunit_IDを常に0に固定して送信するものであっても、各機能部の1つを簡単な設定操作によって制御機器による制御対象として任意に選択設定できるようにし、制御機器側の前記条件によって機能部の活用が妨げられないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】IEEE1394規格のシリアルバスに接続されたDTV(制御機器)と本発明の実施形態に係るVCR(被制御機器)の機能ブロック図である。
【図2】記憶部におけるSubunit_IDとサブユニット特定情報の対応付け設定状態を示す図である。
【図3】DTVからVCRのカセット記録再生部を制御する場合の通信・制御手順を示すフローチャートである。
【図4】DTV画面に表示されるTape recorder/playerのGUIを示す図である。
【図5】VCR unitのSubunitの構成例を示す図(A)及びそのSubunitリストを示す図(B)である。
【図6】ダブルカセットのビデオデッキを備えたVCRの内蔵機能部の構成(A)及びIEEE1394規格のSubunit構成(B)の対応関係を示す図である。
【符号の説明】
1…IEEE1394規格のシリアルバス、2…DTV、3…VCR、21…DTV制御部、22…Unit制御部、23,38…通信I/F、24…操作I/F、25…リモコン、31…チューナ部、32…VHSカセット記録再生部、33…8mmカセット記録再生部、34…コマンド処理・制御部、35…記憶部、36,37…ID変更キー(A),(B)。
Claims (1)
- IEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)1394規格のシリアルバスに接続され、前記規格において同一のサブユニットタイプとして規定される複数の機能部を備えた被制御機器であり、前記シリアルバスを介して制御機器側からAV/Cコマンドセット(AV/C Digital Interface Command Set)が供給されて前記各機能部が制御される被制御機器であって、
前記各機能部を特定するために予め有している各機能部毎のサブユニット特定情報に対して「0」から昇順に付与されるサブユニットID情報を対応させて記憶する記憶手段と、
前記記憶手段における各サブユニット特定情報と各サブユニットID情報との対応関係を変更するための変更手段と、
前記シリアルバスを介して制御機器側から前記AV/Cコマンドセットを受信し、この被制御機器の有する各機能部のサブユニットタイプと前記AV/Cコマンドセットにより指定されるサブユニットタイプが一致した場合、前記AV/Cコマンドセットにより指定されるサブユニットID情報と一致する前記記憶手段内のサブユニット情報に対応付けられているサブユニット特定情報で特定される機能部を制御対象として設定する制御対象設定手段とを具備したことを特徴とする被制御機器。
Priority Applications (1)
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2003
- 2003-01-24 JP JP2003016202A patent/JP2004229079A/ja active Pending
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JP4557662B2 (ja) * | 2004-10-01 | 2010-10-06 | シャープ株式会社 | Av機器 |
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