JP2004242032A - ネットワーク機器制御システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ネットワーク機器制御システムは、AVデータを受信する側に設置され、直接ユーザがインタラクションをし、AVデータを視聴する表示装置10a〜10cと、表示装置10a〜10cと制御線3により接続され、表示装置10a〜10cとのデータのやり取りをする受信装置20a〜20cと、表示装置10a〜10c及び受信装置20a〜20cに光信号である赤外線2を送出して遠隔操作するリモコン装置1と、AVデータを送信する側に設置され、受信装置20a〜20cとネットワーク4により接続されてデータのやり取りをする送信装置30と、送信装置30と制御線3により接続され、AVデータを送出する非制御機器40とを備える。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワークを介して接続された複数のAV機器等を制御するネットワーク機器制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
家庭内において、各部屋にある機器を有線や無線のネットワークで繋ぎ、複数の使用者がそれぞれの部屋から集中的にある特定の機器を利用することが可能となってきている。
【0003】
ところが、1つの機器を複数の使用者で利用する場合、ある使用者が機器を用いている最中に、別の使用者が突然その機器を制御してしまうという問題があった。
この問題を解決するために、例えば、特許文献1に記載の装置では、各屋毎に操作装置を設け、前記操作装置において、リモコン送信機から受信したコマンドデータに部屋番号を付加したコマンドデータを作成し、別の部屋にある被非制御装置を制御する非制御装置に送信する。この非制御装置は、コマンドデータに含まれる部屋番号を識別し、最初に操作を開始した使用者以外の者による操作は無効とすることにより、最初に操作を開始した使用者に不都合がきたさないようにしている。また、予め特定の部屋番号の操作のみを有効にすることなどが提案されている。
【0004】
また、特許文献2では、使用者が使用するリモートコントロールユニット(以下、リモコンという)装置に優先選択できる選択キーを設け、複数の使用者が同時にAV情報送出要求コマンドを送信しても、コマンドを受信する受信機で優先権があるコマンドを優先的に実行することで、二人の使用者の要求が重なったときに時間的優先権に基づく操作権を無視する優先権選択機能が開示されている。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−197164号公報(図1)
【特許文献2】
特開平4−18831号公報(図1)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のAVコントロールシステムにあっては、複数の使用者が同時に機器を操作して混乱することは解決されているものの、時間的に優先度の高い使用者の操作が実行されるため、別の使用者が利用できなかったり、あるいは、優先選択キーを選択して優先権を持った使用者に勝手に操作されてしまうという問題が依然としてある。
【0007】
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであって、ある使用者が使用している場合、別の使用者には特定の操作を禁止することができ、別の使用者が視聴しているAV情報を視聴することができるネットワーク機器制御システムを提供することを目的としている。
【0008】
また、本発明は、すでに誰かが使用している機器でも両者間のネゴシエーションにより別の使用者も利用できるようにするネットワーク機器制御システムを提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明のネットワーク機器制御システムは、ネットワーク上に接続された複数のAV機器と、該AV機器が制御する非制御機器とを備え、前記非制御機器を複数のユーザが利用し、AVデータを視聴するネットワーク機器制御システムにおいて、前記AV機器は、前記AVデータを受信する側に設置されており、直接ユーザがインタラクションをし、前記AVデータを視聴する表示装置と、前記表示装置に接続され、該表示装置とのデータのやり取りをする受信装置とを備え、前記非制御機器は、前記AVデータを送信する側に設置されており、前記受信装置と前記ネットワークにより接続され、データのやり取りをする送信装置と、前記送信装置に接続され、前記AVデータを送出する非制御装置とを備えることを特徴としている。
【0010】
前記表示装置は、ユーザの情報を入力する入力手段と、前記ユーザの情報を記録するユーザ情報記憶手段と、前記表示装置の機器情報を記録する機器情報記録手段とを備えることで、ユーザの好みあった情報を入力することができ、また、表示機器を識別することも容易になる。
【0011】
前記受信装置は、前記表示装置に対して、該表示装置の情報を送受信するコマンド中継手段と、前記ネットワークを介してデータを送受信するネットワーク送受信手段と、前記ネットワーク送受信手段より送受信されたデータから前記AVデータを分離し、前記表示装置に送信するAVデータ中継手段とを備えることで、ネットワークとのインターフェースを簡略化することができる。
【0012】
前記送信装置は、前記ネットワークよりデータを送受信するネットワーク送受信手段と、機器情報を登録する機器情報登録手段と、ユーザ情報を登録するユーザ情報登録手段と、前記AVデータの送信を許可するか否かを判断する判断手段と、前記非制御装置とデータの送受信を行うデータ送受信手段と、前記AVデータの受信を行うAVデータ中継手段とを備えることで、登録されているユーザの情報を基に、AVデータの送出を許可したり、拒絶したりする処理を一元管理でき、非制御装置に余分なトラフィックを増やさなくて済む。
【0013】
前記非制御装置は、前記非制御機器の情報を記録する機器情報記録手段と、前記送信装置とデータの送受信を行うデータ送受信手段と、前記送信装置から受信したデータを解析しコマンドに応じた制御を行うコマンド解析手段と、前記AVデータを記録するAVデータ記録手段と、前記AVデータをデコードして再生する再生手段と、前記AVデータを送信装置に送信するAVデータ送信部とを備えることで、機器の特定とAVデータの送信ができる。
【0014】
前記ユーザ情報登録手段は、ユーザが予め設定した認証キーを記録し、該認証キーが一致することを判断する判断手段をさらに備えることで、認証キーを持たないユーザに不用意にAVデータの送出をすることを防ぐことができる。
【0015】
前記認証キーは、機器情報に関連した値に設定するものであることで、ユーザが認証キーを設定しなくて済む。
前記判断手段は、ユーザが予め決めた情報を基に判断するものであることで、ユーザの意図に応じた視聴許可判定ができる。
【0016】
前記判断手段は、前記認証キーに基づいて判断するものであることで、認証キーをもたないユーザに不用意に許可を与えることがなくなる。
前記ネットワークは、無線通信により各種機器を接続するものであることで、部屋を繋ぐ有線の配線が不要となる。
【0017】
前記ネットワークは、1394規格のデジタルインタフェース(例えば、1394規格の高速シリアルバス)で各種機器を接続するものであることで、制御線が1本で済み配線が容易になる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しながら本発明の好適なネットワーク機器制御システムの実施の形態について詳細に説明する。
【0019】
図1は、本発明の実施の形態のネットワーク機器制御システムの全体構成を示すブロック図である。本実施の形態に係るネットワーク機器制御システムは、複数のAV機器がネットワークに接続され、1つの非制御機器を複数のユーザが利用し、AVデータ(映像・音声データ)を視聴するシステムであり、例えばディジタル放送の電波を受信可能なディジタル放送受信機能を備えたテレビジョン受信機に適用することができる。
【0020】
図1において、ネットワーク機器制御システムは、各ルーム(roomA〜C)に設置され、直接ユーザがインタラクションをし、AVデータを視聴する表示装置10a〜10cと、表示装置10a〜10cと制御線3により接続され、表示装置10a〜10cとのデータのやり取りをする受信装置20a〜20cと、表示装置10a〜10c及び受信装置20a〜20cに光信号である赤外線2を送出して遠隔操作するリモコン装置1(入力手段の一部)と、ルーム(roomD)に設置され、受信装置20a〜20cとネットワーク4により接続されてデータのやり取りをする送信装置30と、送信装置30と制御線3により接続され、AVデータを送出する非制御機器40とから構成される。
【0021】
上記表示装置10a〜10c、受信装置20a〜20c及びリモコン装置1は、全体としてネットワーク4上に接続された1又は複数のAV機器を構成し、上記送信装置30及び非制御機器40は、全体として、該AV機器が制御する非制御機器を構成する。
【0022】
また、上記表示装置10a〜10cは、同一構成でありこれらを総称して表示装置10と呼ぶ。同様に、受信装置20a〜20cは、同一構成でありこれらを総称して表示装置10と呼ぶ。
【0023】
図1の例では、roomDに制御対象の非制御機器40が存在し、roomDとは壁によって隔てられたroomA,roomB及びroomCが存在する。roomA,roomB及びroomCもそれぞれ壁によって隔てられている。そしてroomA,roomB及びroomCのそれぞれの表示装置10a〜10cから非制御機器40を制御することができる。ここで、非制御機器40は家庭に1台しかない衛星放送用チューナのようなものであるとする。
【0024】
roomA,roomB及びroomCにはそれぞれ赤外線2を送出することができるリモコン装置1a〜1cがあり、それぞれ、表示装置10a〜10cと通信を行うことができる。表示装置10a〜10cは、それぞれリモコン装置1a〜1cから送出される赤外線2を受信して、それぞれ制御線3を通じて、それぞれ受信装置20a〜20cに制御データが伝送される。受信装置20a〜20cからネットワーク4を通じて、roomDにある送信装置30に制御データが伝送され、制御線3を通じて非制御機器40に伝送される。AVデータは、非制御機器40より制御線3を通じて送信装置30に伝送され、送信装置30からネットワーク4を通じて、roomA,roomB及びroomCのいずれか、あるいはすべての受信機40に送信される。受信装置20で受信したAVデータは、表示装置10により表示される。
【0025】
ネットーク4は、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)1394規格のデジタルインタフェースで各種機器を接続するネットークであり、上記受信装置20及び送信装置30をそれぞれ任意の台数、接続することができる。ネットワーク4は、1394規格に限らず、受信装置20及び送信装置30の間を結ぶ、イーサーネット(Ethernet)等によるデータ通信手段を総称する概念である。また、ネットワーク4のアクセス回線としては、FTTH(Fiber To The Home)、HFC(Hybrid Fiber Coax:光同軸ケーブル)、及びADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)等の大容量回線が利用可能である。さらに、ネットワーク4は、無線で構成されるものであってもよい。
【0026】
図2は、上記表示装置10及び受信装置20を詳細に説明するブロック図である。
図2において、表示装置10は、リモコン受光部11、コマンド解釈部12、コマンド送受信部13、表示装置10の機器情報を記録する機器情報記録部14(機器情報記録手段)、ユーザ情報を記憶するユーザ情報記録部15(ユーザ情報記憶手段)、操作画面生成部16、AVデータ受信部17、画面合成部18、及び表示部19を備えて構成され、また、受信装置20は、表示装置10に対して、該表示装置10の情報を送受信するコマンド中継部21(コマンド中継手段)、ネットワーク送受信部23より送受信されたデータからAVデータを分離し、表示装置10に送信するAVデータ中継部22(AVデータ中継手段)及びネットワーク4を介してデータを送受信するネットワーク送受信部23(ネットワーク送受信手段)を備えて構成される。
【0027】
上記リモコン装置1、リモコン受光部11及びコマンド解釈部12は、ユーザの情報を入力する入力手段を構成する。
まず、表示装置10について説明する。
【0028】
リモコン受光部11は、リモコン装置1と赤外線を利用してデータを伝送するための規格、IrDA(Infrared Data Association),ASK等に準拠して光通信を行うためのI/Oポートである。なお、赤外線に代え、電波による無線通信を行う態様であってもよい。
【0029】
リモコン装置1から送信された赤外線2は、リモコン受光部11で受信される。リモコン受光部11で受信されたリモコン信号は、コマンド解釈部12で、対応するコマンドに変換される。操作画面生成部16は、ネットワーク4に接続されている機器をメニュー形式で表示したり、ユーザの情報を入力するために文字入力や項目選択ができるGUI(Graphical User Interface)を生成する。画面合成部18は、AVデータと前記GUIを画面上で合成する。表示部19はその画面を表示する。ユーザは表示部19に表示されたGUIを見ながら、リモコン装置1を操作し、所望の入力を行うことができる。
【0030】
機器情報記録部14には、機器を識別するためのID、機器名などが記録されている。ユーザ情報記録部15には、ユーザが表示部19に表示されているGUI画面を見ながらリモコン装置1を操作して入力したユーザに関する情報が記録されている。例えば、ユーザ名、AVデータ許可レベル、機器操作レベルなどである。AVデータ許可レベル及び機器操作レベルの詳細については後述する。
【0031】
コマンド送受信部13は、コマンド解釈部12によって生成されたコマンドや、機器情報記録部14に記録されている機器情報や、ユーザ情報記録部15に記録されているユーザ上布を受信装置20へ送信する。ここで送信されるコマンドには、AVデータの送信要求命令などがある。
AVデータ受信部17は、受信装置20よりAVデータを受信する。
次に、受信装置20について説明する。
【0032】
コマンド中継部21では、表示装置10のコマンド送受信装置13と制御線3aを介して、コマンドの送受信を行う。受信したコマンドは、ネットワーク送受信部23に送られる。ネットワーク送受信部23は、ネットワーク4を介して、送信装置30へコマンドを送信するとともに、送信装置30よりAVデータを受信し、AVデータ中継部22にAVデータを送る。AVデータ中継部22は、表示装置10へAVデータを送る。
【0033】
図3は、上記送信装置30及び非制御機器40を詳細に説明するブロック図である。
図3において、送信装置30は、ネットワーク4よりデータを送受信するネットワーク送受信部31(ネットワーク送受信手段)、AVデータの受信を行うAVデータ中継部32(AVデータ中継)、AVデータの送信を許可するか否かを判断する判断部33(判断手段)、機器情報を登録する機器情報登録部34(機器情報登録手段)、及びユーザ情報を登録するユーザ情報登録部35(ユーザ情報登録手段)を備えて構成され、また、非制御機器40は、送信装置30から制御線3cを介してコマンドを受信するデータ送受信部41(データ送受信手段)、AVデータを送信装置30に送信するAVデータ送信部42(AVデータ送信手段)、非制御機器の情報を記録する機器情報記録部43(機器情報記録手段)、送信装置30から受信したデータを解析しコマンドに応じた制御を行うコマンド解析部44(コマンド解析手段)、AVデータをデコードして再生する再生部45(再生手段)、及びAVデータを記録するAVデータ記録部46(AVデータ記録手段)を備えて構成される。
まず、送信装置30について説明をする。
【0034】
ネットワーク送受信部31では、ネットワーク4を介して、受信装置20へAVデータを送信するとともに、受信装置20からのコマンドを受信する。受信したコマンドがAVデータ送信要求や機器操作要求の場合、判断部33に送られる。判断部33では、機器情報登録部34に登録されている機器情報及びユーザ情報登録部35に登録されているユーザ情報を基に、非制御装置にコマンドを送信するかどうかの判断を行う。機器情報登録部34には、制御線3cを介してつながっている非制御機器40の機器情報が登録されている。登録の手順の詳細については後述する。
【0035】
ユーザ情報登録部35には、現在、非制御機器40を使用しているユーザの情報が登録されている。ユーザの情報として、ユーザを識別するためのユーザ名あるいはユーザが使用している表示装置10の機器情報、後述するユーザ毎に設定されているAVデータ許可レベルや操作許可レベルなどが登録されている。データ中継部32は、制御線3cを介して非制御機器40へコマンドを送信する。AVデータ中継部32は、非制御機器40から送信されるAVデータを受信し、ネットワーク送受信部31に送る。
次に、非制御機器40について説明する。
【0036】
データ送受信部41では、送信装置30から制御線3cを介して、コマンドを受信する。コマンド解析部44は、受信したコマンドに応じて機器を直接操作する。AVデータ送信要求コマンドを受信した場合は、再生部45に再生の指令を行う。再生部45は、AVデータ記録部46に記録されているAVデータを再生し、AVデータ送信部42に送る。AVデータ送信部42は、AVデータを送信装置30へ制御線3dを介して送る。機器情報記録部43には、非制御機器40の機器情報が記録されている。ここに記録されている機器情報には、機器を識別するID、機器名、AVデータを暗号化するときの認証キーなどが含まれる。
以下、上述のように構成されたネットワーク機器制御システムの動作を説明する。
【0037】
図4は、各ユーザ毎に設定されたAVデータ許可レベル及び機器操作レベルの例を示す図であり、図4(a)はユーザAのAVデータ許可レベル及び操作許可レベルの設定値の例を、図4(b)はユーザBのAVデータ許可レベル及び操作許可レベルの設定値の例を、図4(c)はユーザCのAVデータ許可レベル及び操作許可レベルの設定値の例をそれぞれ示す。
【0038】
図4中の黒丸(●印参照)は設定されていることを示しており、白丸(○印参照)は設定されていないことを示している。ユーザAのAVデータ許可レベル401は、「ネゴシエーション」403aに設定されている。ユーザAの機器許可レベルは、「拒絶」412aに設定されている。同様に、ユーザBのAVデータ許可レベル401は、「ネゴシエーション」404bに設定されている。ユーザBの機器許可レベルは、「許可」414bに設定されている。ユーザCのAVデータ許可レベルは、「拒絶」402cに設定されている。ユーザCの機器許可レベルは、「拒絶」412cに設定されている。設定値を変更する場合は、リモコン装置1を操作して、変更することができる。例えば、ユーザAの機器許可レベルを「拒絶」412aから「ネゴシエーション」413aに変更する場合は、リモコン装置1を操作して、フォーカスを「ネゴシエーション」413aのところに持ってきて、決定キーなどを押すことで、設定値が「ネゴシエーション」413aに変更することができる。このとき、表示は、「拒絶」412aが白丸、「ネゴシエーション」413aが黒丸になる。それぞれの設定値は、図2のユーザ情報記録部15に記録される。
【0039】
図5は、登録されたユーザ情報の例を示す図であり、表示装置10のユーザ情報記録部15に記録されているユーザ名及び機器情報記録部14に記録されている機器名の例を示す。この例では、ユーザ名が「ひろし」、機器名が「AAAAA(メーカ名) BBBBB−HS100(商品名)」である。ユーザ名は、リモコン装置1を操作し、入力したものである。機器名は、予め表示装置10の機器情報記録部14に記録されていたものである。また、認証キーが「IFJSKKKAKDJF」である。この例では、ユーザがリモコン装置1を操作して入力した値である。
【0040】
図6は、非制御機器40の機器情報記録部43に記録されている機器名の例を示す図である。この例では、機器名が「AAAAA D−HS100」である。
図7は、非制御機器40が送信装置30に機器情報を登録する際の手順を示す制御シーケンス図である。図中、Sは信号のやり取りを示すステップである。
【0041】
まず、非制御機器40と送信装置30とが制御線3で接続されると、それを検知し(S101)、非制御機器40から機器情報を送信装置30に送る(S102)。送信装置30では、この機器情報を、機器情報登録部34に登録し(S103)、登録されたことを通知する信号を非制御機器40へ送る(S104)。
【0042】
図8は、表示装置10がネットワーク4及び制御線3を介して接続されている非制御機器40の情報を得る手順を示す制御シーケンス図である。
まず、ユーザAが表示装置10aを操作し(S201)、機器接続リスト要求コマンドを受信機に送信する(S202)。受信装置20aは、そのコマンドを送信装置30に伝送する。送信装置30は、そのコマンドを解釈し、機器情報登録部34に登録されている機器全てのリストを取得する(S203)。その接続機器リストを受信装置20へ送信する(S204)。その情報を受け取った受信装置20aは、そのまま、表示装置10aにその情報を送る。表示装置10aはその情報を基に、GUI画面に機器リストを表示する。
【0043】
ユーザAは、AVコンテンツを視聴したい機器をそのリストから選択し(S205)、操作リスト要求コマンドを受信装置20aへ送信する(S206)。受信装置20aは、そのコマンドを送信装置30に送信し、送信装置30は、そのコマンドを非制御機器40へ送信する。非制御機器40では、その操作リスト要求コマンドを受信すると、機器情報記録部43に記録されている操作コマンドリストを取得する(S207)。非制御機器40は取得した操作リストを送信装置30へ送信する。送信装置30は、その操作リストを受信装置20aへ送り、受信装置はその操作リストを表示装置10aへ送る。表示装置10aは、その操作リストをコマンド解釈部12で解釈し、操作画面生成部16で表示部19に表示する操作パネルを生成する。ユーザAは、この操作パネルを操作することで、操作コマンドを非制御機器40へ送信し、非制御機器40を操作することができる。GUI画像により表示される上記操作パネルの表示例については図14〜図17により後述する。
【0044】
図9は、AVデータの送信要求をする際の手順を示す制御シーケンス図である。
まず、ユーザAは表示装置10aを操作し、AVデータ送信の要求操作を行う(S301)。表示装置10aから受信装置20aへAVデータ送信要求コマンドを送信する(S302)。受信装置20aは、そのコマンドを送信装置30へ送信する。送信装置30では、そのコマンドを受信すると、判別部33において、機器の使用状態を判別する(S303)。この例では、非制御機器40を使用しているユーザがいない場合を示しており、ユーザ情報登録部35には、ユーザ情報が登録されていない。そこで、新規にユーザ情報がユーザ情報登録部35に登録される(S304)。なお、このとき登録されるユーザ情報は、AVデータ送信要求コマンドに含まれているとする。ユーザ情報が登録されると、AVデータ送信コマンドが非制御機器40に送信される(S305)。AVデータ送信コマンドを受信した非制御機器40は、AVデータを再生するようになる(S306)。一方で、確認通知信号が送信装置30、受信装置20a、表示装置10aと順に送信されていき(S307)、表示装置10aでAVデータの視聴ができるようになる。
【0045】
図10は、AVデータの送信要求をする際の手順を示す制御シーケンス図であり、ユーザの設定でAVデータの視聴が拒否される場合の例である。
まず、ユーザAは表示装置10aを操作し、AVデータ送信の要求操作を行う(S401)。表示装置10aから受信装置20aへAVデータ送信要求コマンドを送信する(S402)。受信装置20aは、そのコマンドを送信装置30へ送信する。送信装置30では、そのコマンドを受信すると、判別部33において、機器の使用状態を判別する(S403)。この例では、非制御機器40を使用しているユーザがおり、しかもユーザ情報登録部35に設定されているユーザ情報のAVデータ許可レベルが「拒絶」に設定されている場合を示している。この場合、判別部33において、機器使用状態判別がなされ、結果は「拒絶」となる。これにより、非制御機器40の情報及び非制御機器40を使用中のユーザ情報を含む拒絶通知信号が送信装置30から、拒絶通知信号が受信装置20a、表示装置10aと順に送信されていき(S404)、表示装置10aで拒絶処理がなされる。
【0046】
図11は、AVデータの送信要求をする際の手順を示す制御シーケンス図であり、ユーザの設定でAVデータの視聴が許可される場合の例である。
まず、ユーザAは表示装置10aを操作し、AVデータ送信の要求操作を行う(S501)。表示装置10aから受信装置20へAVデータ送信要求コマンドを送信する(S502)。受信装置20aは、そのコマンドを送信装置30へ送信する。送信装置30では、そのコマンドを受信すると、判別部33において、機器の使用状態を判別する(S503)。この例では、非制御機器40を使用しているユーザがおり、しかもユーザ情報登録部35に設定されているユーザ情報のAVデータ許可レベルが「許可」に設定されている場合を示している。この場合、判別部33において、機器使用状態判別がなされ、結果は「許可」となる。これにより、非制御機器40の情報及び非制御機器40を使用中のユーザ情報を含む許可通知信号(S504)が送信装置30から、拒絶通知信号が受信装置20a、表示装置10aと順に送信されていき、表示装置10aで許可処理がなされる。
【0047】
図12は、AVデータの送信要求をする際の手順を示す制御シーケンス図であり、他のユーザが使用中の非制御機器をネゴシエーションした結果、AVデータの視聴が拒否される場合の例である。
【0048】
まず、ユーザAは表示装置10aを操作し、AVデータ送信の要求操作を行う(S601)。表示装置10aから受信装置20aへAVデータ送信要求コマンドを送信する(S602)。受信装置20aは、そのコマンドを送信装置30へ送信する。送信装置30では、そのコマンドを受信すると、判別部33において、機器の使用状態を判別する(S603)。この例では、非制御機器40を使用しているユーザがおり、しかもユーザ情報登録部35に設定されているユーザ情報のAVデータ許可レベルが「ネゴシエーション」に設定されている場合を示している。
【0049】
この場合、判別部33において、機器使用状態判別がなされ、結果は「ネゴシエーション」となり、現在非制御機器40を使用しているユーザの情報を送信装置30から受信装置20へ送信する(S604)。このユーザ情報には、そのユーザが使用している表示装置の機器情報も含まれる。ユーザ情報は、受信装置20aから表示装置10aへ送信される。表示装置10aでは、受信したユーザ情報より、そのユーザが視聴している表示装置10bへ使用許可要求コマンドを送信する(S605)。表示装置10bでは、ユーザBのインタラクションにより、許可判定がされる(S606)。この例では、ユーザBが「拒絶」をした場合で、表示装置10bは、受信装置20bへ拒絶通知信号を送信する(S607)。これにより、受信装置20bから、拒絶通知信号が受信装置20a、表示装置10aと順に送信されていき、表示装置10aで拒絶処理がなされる。
【0050】
図13は、AVデータの送信要求をする際の手順を示す制御シーケンス図であり、他のユーザが使用中の非制御機器をネゴシエーションした結果、AVデータの視聴が許可される場合の例である。
【0051】
まず、ユーザAは表示装置10aを操作し、AVデータ送信の要求操作を行う(S701)。表示装置10aから受信装置20aへAVデータ送信要求コマンドを送信する(S702)。受信装置20aは、そのコマンドを送信装置30へ送信する。送信装置30では、そのコマンドを受信すると、判別部33において、機器の使用状態を判別する(S703)。この例では、非制御機器40を使用しているユーザがおり、しかもユーザ情報登録部35に設定されているユーザ情報のAVデータ許可レベルが「ネゴシエーション」に設定されている場合を示している。
【0052】
この場合、判別部33において、機器使用状態判別がなされ、結果は「ネゴシエーション」となり、現在非制御機器40を使用しているユーザの情報を送信装置30から受信装置20へ送信する(S704)。このユーザ情報には、そのユーザが使用している表示装置の機器情報も含まれる。ユーザ情報は、受信装置20aから表示装置10aへ送信される。表示装置10aでは、受信したユーザ情報より、そのユーザが視聴している表示装置10bへ使用許可要求コマンドを送信する(S705)。表示装置10bでは、ユーザBのインタラクションにより、許可判定がされる(S706)。この例では、ユーザBが「許可」をした場合で、表示装置10bは、受信装置20bへ認証キーを送信する(S707)。
【0053】
これにより、受信装置20bから、認証キーが受信装置20a、表示装置10aと順に送信されていく。認証キーを受信した表示装置10aは、認証キーを含んだAVデータ送信要求コマンドを受信装置20aへ送信する(S708)。受信装置20aは送信装置30へAVデータ送信要求コマンドを送信する。AVデータ送信要求コマンドを受信した送信装置30は、コマンドに付随する認証キーが所望の認証キーかどうか判定する(S709)。認証キーの判定が成功すれば、送信装置30から非制御機器40へAVデータ送信コマンドが送信される(S701)。AVデータ送信コマンドを受信した非制御機器40は、AVデータを再生する(S710)。一方で、確認通知信号が送信装置30、受信装置20a、表示装置10aと順に送信されていき(S712)、表示装置10aでAVデータの視聴ができるようになる。
ここで、認証キーは、表示装置10でユーザが適当な値を入力することもできるし、機器情報に関連した値を自動で設定することもできる。
【0054】
図14は、AVデータ送信が拒絶された場合の表示画面の例を示す図であり、前記図10において拒絶通知信号S404を受け取った表示装置10aが表示するGUI画面の例である。
【0055】
図14において、メッセージボード501には、ユーザが使用している機器名503及びユーザ名504の情報が表示される。拒絶通知信号を受け取ったユーザは、その非制御機器40を使用することができないので、「了解」ボタン502だけが表示されている。カーソルのフォーカスは「了解」ボタンにあり、ユーザはリモコン装置1の決定キーを押すことで、このメッセージボード501は閉じる。この場合、その他のアクションは何も起こらない。
【0056】
図15は、AVデータ送信のネゴシエーションを促す表示画面の例を示す図であり、前記図12及び図13において、非制御機器40を使用中のユーザがAVデータ許可レベルを「ネゴシエーション」に設定していた場合で、例えば、ユーザ情報S604を受け取った表示装置10が表示するGUI画面の例である。
【0057】
この場合、メッセージボード601が表示される。また「許可」ボタン602と「キャンセル」ボタン603が表示される。リモコン装置1を操作し、カーソルのフォーカスを「許可」ボタン602に当て、リモコン装置の「決定」キーを押すと、使用許可要求コマンドS605(図12参照)が、非制御機器40を使用中のユーザの表示装置10bに送信され、表示装置10bでは図16で示されるGUI画面が表示される。
【0058】
図16は、AVデータ送信の使用許可を確認する表示画面の例を示す図であり、使用許可要求コマンドを受信した表示装置10bが表示するGUI画面である。
【0059】
この場合、メッセージボード701が表示される。これには使用許可を送信したユーザ名及び使用許可対象の非制御機器40の機器名が表示される。また「許可」ボタン702と「拒絶」ボタン703が表示される。
【0060】
使用を許可する場合は「許可」ボタン702を、使用を拒絶する場合は「拒絶」ボタン703を選択し、リモコン装置1で「決定」キーを押す。前記図12は「拒絶」が選択された場合であり、「拒絶」が選択されると、使用許可要求を送信した表示装置に拒絶通知信号(S607)が送信される。また、前記図13は「許可」が選択された場合を示しており、「許可」が選択されると、認証キー通知信号S707が表示装置10aへ送信され、表示装置10aでは、使用許可がされた旨の表示がされる。
【0061】
図17は、AVデータ送信の許可を促す表示画面の例を示す図であり、前記図11において、非制御機器40を使用中のユーザがAVデータ許可レベルを「許可」に設定していた場合で、許可通知信号(S504)を受け取った表示装置10aが表示するGUI画面の例である。
【0062】
この場合、メッセージボート801が表示される。メッセージには、機器名、使用しているユーザ名が表示されると共に、「視聴」ボタン802と「キャンセル」ボタン803が表示される。リモコン装置1を操作し、カーソルのフォーカスを「視聴」ボタン802に当て、リモコン装置の「決定」キーを押すと、AVデータ送信要求コマンドが非制御装置に送られ、AVデータの視聴が可能になる。「キャンセル」ボタン803を選択すると、何も処理もされず、メッセージボードが閉じる。
【0063】
以上のように、本実施の形態のネットワーク機器制御システムは、AVデータを受信する側に設置され、直接ユーザがインタラクションをし、AVデータを視聴する表示装置10a〜10cと、表示装置10a〜10cと制御線3により接続され、表示装置10a〜10cとのデータのやり取りをする受信装置20a〜20cと、表示装置10a〜10c及び受信装置20a〜20cに光信号である赤外線2を送出して遠隔操作するリモコン装置1と、AVデータを送信する側に設置され、受信装置20a〜20cとネットワーク4により接続されてデータのやり取りをする送信装置30と、送信装置30と制御線3により接続され、AVデータを送出する非制御機器40とを備えて構成したので、各ルーム(roomA〜D)に送信装置30と受信装置20が一つあれば、それに制御線3で複数の非制御機器40や表示装置10を接続でき、ネットワークの構成を単純にすることができる。
【0064】
これにより、あるユーザが使用している場合、別のユーザには特定の操作を禁止することができ、別のユーザが視聴しているAV情報を視聴することができる。
また、すでに誰かが使用している機器でも両者間のネゴシエーションにより別のユーザも利用することができる。
【0065】
特に、本実施の形態では、表示装置10は、リモコン装置1のコマンドを受光するリモコン受光部11、コマンド解釈部12、コマンド送受信部13、表示装置10の機器情報を記録する機器情報記録部14、及びユーザ情報を記憶するユーザ情報記録部15を備えて構成したので、ユーザの好みあった情報を入力することができ、また、表示機器を識別することも容易になる。
【0066】
また、受信装置20は、表示装置10に対して、制御線3を介して該表示装置10の情報を送受信するコマンド中継部21、ネットワーク送受信部23より送受信されたデータからAVデータを分離し、表示装置10に送信するAVデータ中継部22及びネットワーク4を介してデータを送受信するネットワーク送受信部23を備えて構成したので、ネットワークとのインターフェースを簡略化することができる。
【0067】
また、送信装置30は、ネットワーク4よりデータを送受信するネットワーク送受信部31、AVデータの受信を行うAVデータ中継部32、AVデータの送信を許可するか否かを判断する判断部33、機器情報を登録する機器情報登録部34、及びユーザ情報を登録するユーザ情報登録部35を備えて構成したので、登録されているユーザの情報を基に、AVデータの送出を許可したり、拒絶したりする処理を一元管理でき、非制御機器40に余分なトラフィックを増やさなくて済む効果を得ることができる。
【0068】
また、非制御機器40は、送信装置30から制御線3cを介してコマンドを受信するデータ送受信部41、AVデータを送信装置30に送信するAVデータ送信部42、非制御機器の情報を記録する機器情報記録部43、送信装置30から受信したデータを解析しコマンドに応じた制御を行うコマンド解析部44、AVデータをデコードして再生する再生部45、及びAVデータを記録するAVデータ記録部46を備えて構成したので、機器の特定とAVデータの送信を容易に行うことができる。
【0069】
なお、上記実施の形態に係るネットワーク機器制御システムを、上述したようなデジタルテレビジョン等の表示装置に適用することもできるが、適用する機器は何でもよい。また、ネットワーク機器制御システムという名称を用いたが、これは説明の便宜上であり、例えば機器コントロールシステム、遠隔制御システム等であってもよい。
また、複数の(3つの)表示装置とAV機器について述べてきたが、これ以上、又はこれ以下の装置がネットワーク4に接続されている場合でも構わない。
【0070】
また、ネットワーク機器制御システムによって制御される機器は、どのようなものでもよく、AV機器やAV関連機器、パソコン等の情報処理装置など何でもよい。また、記録装置の種類や記録方法等は限定されず、全ての装置に適用可能である。例えば、CSチューナや、記録装置として、VTR(Video Tape Recorder)のほか、HDDやDVD(Digital Versatile Disk)に記録するものでもよい。
さらに、上記ネットワーク機器制御システムを構成する各回路部、例えば通信部、記憶部等の種類、数及び接続方法などは前述した実施の形態に限られない。
【0071】
以上説明したネットワーク機器制御システムは、このネットワーク機器制御システムを機能させるためのプログラムでも実現される。このプログラムはコンピュータで読み取り可能な記録媒体に格納されている。本発明では、この記録媒体として、メインメモリそのものがプログラムメディアであってもよいし、また外部記憶装置としてプログラム読み取り装置が設けられ、そこに記録媒体を挿入することで読み取り可能なプログラムメディアであってもよい。いずれの場合においても、格納されているプログラムはCPUがアクセスして実行させる構成であってもよいし、あるいはいずれの場合もプログラムを読み出し、読み出されたプログラムは、図示されていないプログラム記憶エリアにダウンロードされて、そのプログラムが実行される方式であってもよい。このダウンロード用のプログラムは予め本体装置に格納されているものとする。
【0072】
ここで、上記プログラムメディアは、本体と分離可能に構成される記録媒体であり、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピーディスクやハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD等の光ディスクのディスク系、ICカード/光カード等のカード系、あるいはマスクROM、EPROM、EEPROM、フラッシュROM等による半導体メモリを含めた固定的にプログラムを担持する媒体であってもよい。
【0073】
さらに、図示されていないが、外部の通信ネットワークとの接続が可能な手段を備えている場合には、その通信接続手段を介して通信ネットワークからプログラムをダウンロードするように、流動的にプログラムを担持する媒体であってもよい。なお、このように通信ネットワークからプログラムをダウンロードする場合には、そのダウンロード用プログラムは予め本体装置に格納しておくか、あるいは別な記録媒体からインストールされるものであってもよい。なお、記録媒体に格納されている内容としてはプログラムに限定されず、データであってもよい。
【0074】
【発明の効果】
以上、詳述したように、本発明によれば、ある使用者が使用している場合、別の使用者には特定の操作を禁止することができ、別の使用者が視聴しているAV情報を視聴することができる。
また、すでに誰かが使用している機器でも両者間のネゴシエーションにより別の使用者も利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のネットワーク機器制御システムの全体構成を示すブロック図である。
【図2】本実施の形態のネットワーク機器制御システムの表示装置及び受信装置を詳細に説明するブロック図である。
【図3】本実施の形態のネットワーク機器制御システムの送信装置及び非制御装置を詳細に説明するブロック図である。
【図4】本実施の形態のネットワーク機器制御システムの各ユーザ毎に設定されたAVデータ許可レベル及び機器操作レベルの例を示す図である。
【図5】本実施の形態のネットワーク機器制御システムの登録されたユーザ情報の例を示す図である。
【図6】本実施の形態のネットワーク機器制御システムの非制御機器の機器情報記録部に記録されている機器名の例を示す図である。
【図7】本実施の形態のネットワーク機器制御システムの非制御装置が送信装置に機器情報を登録する際の手順を示す制御シーケンス図である。
【図8】本実施の形態のネットワーク機器制御システムの表示装置がネットワーク及び制御線を介して接続されている非制御機器の情報を得る手順を示す制御シーケンス図である。
【図9】本実施の形態のネットワーク機器制御システムのAVデータの送信要求をする際の手順を示す制御シーケンス図である。
【図10】本実施の形態のネットワーク機器制御システムのAVデータの送信拒絶をする際の手順を示す制御シーケンス図である。
【図11】本実施の形態のネットワーク機器制御システムのAVデータの送信許可をする際の手順を示す制御シーケンス図である。
【図12】本実施の形態のネットワーク機器制御システムのAVデータの送信ネゴシエーション(拒絶)をする際の手順を示す制御シーケンス図である。
【図13】本実施の形態のネットワーク機器制御システムのAVデータの送信ネゴシエーション(許可)をする際の手順を示す制御シーケンス図である。
【図14】本実施の形態のネットワーク機器制御システムのAVデータ送信が拒絶された場合の表示画面の例を示す図である。
【図15】本実施の形態のネットワーク機器制御システムのAVデータ送信のネゴシエーションを促す表示画面の例を示す図である。
【図16】本実施の形態のネットワーク機器制御システムのAVデータ送信の使用許可を確認する表示画面の例を示す図である。
【図17】本実施の形態のネットワーク機器制御システムのAVデータ送信の許可を促す表示画面の例を示す図である。
【符号の説明】
1 リモコン装置(入力手段の一部)
3,3a〜3d 制御線
4 ネットワーク
10,10a〜10c 表示装置
11 リモコン受光部
12 コマンド解釈部
13 コマンド送受信部
14 機器情報記録部(機器情報記録手段)
15 ユーザ情報記録部(ユーザ情報記憶手段)
16 操作画面生成部
17 AVデータ受信部
18 画面合成部
19 表示部
20,20a〜20c 受信装置
21 コマンド中継部(コマンド中継手段)
22 AVデータ中継部(AVデータ中継手段)
23 ネットワーク送受信部(ネットワーク送受信手段)
20,20a〜20c 受信装置
30 送信装置
31 ネットワーク送受信部(ネットワーク送受信手段)
32 AVデータ中継部(AVデータ中継)
33 判断部(判断手段)
34 機器情報登録部(機器情報登録手段)
35 ユーザ情報登録部(ユーザ情報登録手段)
20,20a〜20c 受信装置
40 非制御装置
41 データ送受信部(データ送受信手段)
42 AVデータ送信部(AVデータ送信手段)
43 機器情報記録部(機器情報記録手段)
44 コマンド解析部(コマンド解析手段)
45 再生部(再生手段)
46 AVデータ記録部(AVデータ記録手段)
Claims (11)
- ネットワーク上に接続された複数のAV機器と、該AV機器が制御する非制御機器とを備え、前記非制御機器を複数のユーザが利用し、AVデータを視聴するネットワーク機器制御システムにおいて、
前記AV機器は、前記AVデータを受信する側に設置されており、直接ユーザがインタラクションをし、前記AVデータを視聴する表示装置と、
前記表示装置に接続され、該表示装置とのデータのやり取りをする受信装置とを備え、
前記非制御機器は、前記AVデータを送信する側に設置されており、前記受信装置と前記ネットワークにより接続され、データのやり取りをする送信装置と、
前記送信装置に接続され、前記AVデータを送出する非制御装置と
を備えることを特徴とするネットワーク機器制御システム。 - 前記表示装置は、ユーザの情報を入力する入力手段と、
前記ユーザの情報を記録するユーザ情報記憶手段と、
前記表示装置の機器情報を記録する機器情報記録手段と
を備えることを特徴とする請求項1記載のネットワーク機器制御システム。 - 前記受信装置は、前記表示装置に対して、該表示装置の情報を送受信するコマンド中継手段と、
前記ネットワークを介してデータを送受信するネットワーク送受信手段と、
前記ネットワーク送受信手段より送受信されたデータから前記AVデータを分離し、前記表示装置に送信するAVデータ中継手段と
を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載のネットワーク機器制御システム。 - 前記送信装置は、前記ネットワークよりデータを送受信するネットワーク送受信手段と、
機器情報を登録する機器情報登録手段と、
ユーザ情報を登録するユーザ情報登録手段と、
前記AVデータの送信を許可するか否かを判断する判断手段と、
前記非制御装置とデータの送受信を行うデータ送受信手段と、
前記AVデータの受信を行うAVデータ中継手段と
を備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のネットワーク機器制御システム。 - 前記非制御装置は、前記非制御機器の情報を記録する機器情報記録手段と、
前記送信装置とデータの送受信を行うデータ送受信手段と、
前記送信装置から受信したデータを解析しコマンドに応じた制御を行うコマンド解析手段と、
前記AVデータを記録するAVデータ記録手段と、
前記AVデータをデコードして再生する再生手段と、
前記AVデータを送信装置に送信するAVデータ送信部と
を備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のネットワーク機器制御システム。 - 前記ユーザ情報登録手段は、ユーザが予め設定した認証キーを記録し、該認証キーが一致することを判断する判断手段をさらに備えることを特徴とする請求項4記載のネットワーク機器制御システム。
- 前記認証キーは、機器情報に関連した値に設定することを特徴とする請求項6記載のネットワーク機器制御システム。
- 前記判断手段は、ユーザが予め決めた情報を基に判断することを特徴とする請求項6記載のネットワーク機器制御システム。
- 前記判断手段は、前記認証キーに基づいて判断することを特徴とする請求項6又は7に記載のネットワーク機器制御システム。
- 前記ネットワークは、無線通信により各種機器を接続することを特徴とする請求項1記載のネットワーク機器制御システム。
- 前記ネットワークは、1394規格のデジタルインタフェースで各種機器を接続することを特徴とする請求項1記載のネットワーク機器制御システム。
Priority Applications (1)
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JP2003028727A JP2004242032A (ja) | 2003-02-05 | 2003-02-05 | ネットワーク機器制御システム |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2003028727A JP2004242032A (ja) | 2003-02-05 | 2003-02-05 | ネットワーク機器制御システム |
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JP2004242032A true JP2004242032A (ja) | 2004-08-26 |
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Family Applications (1)
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JP2003028727A Pending JP2004242032A (ja) | 2003-02-05 | 2003-02-05 | ネットワーク機器制御システム |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2004242032A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012088862A (ja) * | 2010-10-18 | 2012-05-10 | Fujitsu Ltd | 認証プログラム、認証装置、及び認証方法 |
-
2003
- 2003-02-05 JP JP2003028727A patent/JP2004242032A/ja active Pending
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