WO2003091059A1 - Motocycle - Google Patents

Description

明 細 書 ， . 自動二輪車 . 技術分野

本発明は、 自動変速制御装置の配置を改良 した 自動二 輪車に関する。 背景技術

従来の 自動二輪車においては、 エ ン ジ ン のク ラ ンク ケ ー ス カ ノ 一内 の ク ラ ン ク 軸の回転が ト ラ ン ス ミ ッ シ ョ ン に よ り 変速される 。 こ の ト ラ ンス ミ ッ シ ョ ン に は変速装 置のメ イ ン軸 と ドライ ブ軸 と複数段の変速ギヤか らなる 多段シ フ ト機構が収容されてお り 、 変速ギヤ切換時に回 転伝達を断続させる ク ラ ッチが設け られてレ、る。 さ ら に 、 上記の ク ラ ッチの作動や ト ラ ン ス ミ ッ シ ョ ンの変速ギ ャの切換を 自動的に行 う ための 自 動変速制御装置、 換言 すれば Α Μ Τ (オー ト メ ィ テ イ ド ' ト ラ ン ス ミ ッ シ ョ ン ) 機構が設け られている。

こ の Α Μ Τ機構はク ラ ッチを作動させる ク ラ ッチ用ァ ク チユエータ 、 ト ラ ンス ミ ッ シ ョ ンの変速ギヤ切換を行 ぅ シ フ ト 用ァ ク チユエータ お よび Α Μ Τ に必要な他の構 成部品を含むも の であ り 、 Α Μ Τ機構にはセ ミ オー ト マ チッ ク と フルオー トマチッ ク 力 あ る。 こ の Α Μ Τ機構は ク ラ ンク ケースカバーの車幅方向の側方の下側に設け ら れている。

と こ ろで、 従来の 自動二輪車においては、 A M T機構 がク ラ ンク ケースカバーの車幅方向の側方の下側に設け られてい るので、 自動二輪車をコーナー リ ング時にノ ン ク していった際、 最初に A M T機構が接地 してダメ ージ を受ける こ と 、 およびその A M T機構の接地によ り コ ー ナー リ ング時におけ る 自動二輪車のバンク角が制限され る と い う 問題点があった。

また、 自動二輪車が転倒 した場合には、 A M T機構が ダメ ージを受け易 く 、 シフ ト チェ ンジが不能に陥る可能 性が高い と い う 問題点があっ た。

発明の開示

本発明は、 上述の問題を解決するためにな されたも の で、 その 目 的は、 コーナー リ ング時のパンク角の減少を 防ぎ、 転倒時において A M T機構が受ける ダメ ージを減 少させる こ と ができ る 自動二輪車を提供する こ と にある 上記 目 的を達成 しる ための本発明の第 1 の態様に係わ る 自 動二輪車は、 エ ンジンの シ リ ンダブロ ッ ク と 、 こ の シ リ ンダブ口 ッ ク の下部に位置する ク ラ ン ク ケース と 、 こ の ク ラ ンク ケース の後方に位置 して複数段の変速ギヤ から なる 多段シフ ト機構を備える ト ラ ンス ミ ッ シ ヨ ン と 、 こ の ト ラ ンス ミ ッ シ ョ ンの変速ギヤ切換時に回転伝達 を断続させる ク ラ ッチ と 、 こ のク ラ ッ チの作動や前記 ト ラ ンス ミ ッ シ ヨ ンの変速ギヤ切換を 自 動的に行 う 自動変 速制御装置 と 、 を備えた 自 動二輪車において、 前記 自 動 変速制御装置を前記シ リ ンダブ口 ッ ク の後方で且つ前記 ト ラ ンス ミ ツ ショ ンの上部に配置 してなる こ と を特徴と する も のであ る。

こ の第' 1 の態様に係わる 自 動二輪車によれば、 自動変 速装置がシ リ. ンダブロ ッ ク の後方且つ ト ラ ンス ミ ッ シ ョ ンの上部に配置されている ため、 自動二輪車が コーナー リ ングする 時のバンク角の減少が防止 される。 ま た、 自 動二輪車が転倒する時でも A M T機構の致命的なダメ ー ジが減少する。

上記 目 的を達成 しる ための本発明の第 2 の態様に係わ る 自 動二輪車は、 エ ンジ ンの シ リ ンダブ口 ッ ク と 、 こ の シ リ ンダブ口 ッ ク の下部に位置する ク ラ ンク ケース と 、 こ の ク ラ ンク ケース の後方に位置 して複数段の変速ギヤ か ら なる多段シフ ト機構を備える ト ラ ンス ミ ッ シ ョ ン'と 、 こ の ト ラ ンス ミ ッ シ ョ ンの変速ギヤ切換時に回転伝逢 を断続させる ク ラ ッチ と 、 こ のク ラ ッ チの作動や前記 ト ラ ンス ミ ッシ ヨ ンの変速ギヤ切換を 自 動的に行 う 自 動変 速制御装置と 、 を備えた 自 動二輪車において、 前記 自 動 変速制御装置が、 該自 動二輪車のタ イ ヤの接地面 と 、 運 転者が足を掛ける車幅方向の左右のス テ ッ プの先端 と 、 をそれぞれ結んだ左右 2 つの直線の間に配置されている こ と を特徴と する も のであ る。

したが って、 本発明の第 1 の態様に係わる 自動二輪車 の作用 と 同様に、 自 動二輪車が ーナー リ ングする時の バンク 角 の減少が防止 される。 ま た、 自 動二輪車が転倒 する 時で も A M T機構のダメ ー ジを減少 させる こ と.がで さ る。

図面の簡単な説明

• 図 1 は、 本発明の実施の形態の 自動二輪車の左側面図 である。

図 2 は、 図 1 の エ ン ジ ンユ ニ ッ ト の拡大左側面図であ る。

図 3 は、 図 1 の 自 動二輪車のエ ンジ ンユニ ッ ト の拡大 右側面図図である。

図 4 は、 図 1 の 自 動二輪車を走行方向に向 けて視た と き のシ フ ト用ァク チユエータ と ク ラ ッチ用ァク チユエ一 タ の背面図である。

図 5 は、 本発明の実施の形態の 自動二輪車の正面図で ある。

図 6 は、 左ノヽ ン ドルのク リ ップ側のス ィ ツチの概略図 ' である。

図 7 は、 本発明の実施の形態を示す A M T機構のシス テム図である。

発明 を実施するため の最良の形態

以下、 本発明の実施の形態に係わる 自 動二輪車ついて 図面を参照 して説明する。

なお、 本実施の形態におけ る上下、 左右、 前後 と は、 本実施の形態に係わる 自動二輪車のシー ト に ドライ バが そのノヽン ドルに向かっ て着座 した状態における場合の左 右、 前後、 上下の意味であ る。

図 1 を参照する に、 こ の実施の形態に係わる 自動二輪 ' 車 1 は、 車体フ レーム 3 がへ ッ 'ドパイ プ 5 に接続された 左右一対のタ ンク レール 7 の後端に斜め後方に延びる リ ャフ レーム 9 が接続されている構造である。 上記のタ ン ク レール 7 の上部には燃料タ ンク 1 1 が設け られ、 下部 にはエンジンュニ ッ ト 1 3 が配設 されてい る。 上記の リ ャ フ レー ム 9 の前部にはメ イ ンシー ト 1 5 が配設 さ れて いる o

ま た、 上記のへ ッ ド ノヽ。ィ プ 5 にはフ ロ ン ト フ ォー ク 1 7 が枢支 されてお り 、 フ ロ ン ト フ ォー ク 1 7 の上端には 操向ハ ン ドル 1 9 が設け られ、 下端には前輪 2 1 が設け られてい る。 ま た、 上記タ ンク レール 7 の後端下部の リ ャアームブラ ケ ッ ト 2 3 には リ ャアーム 2 5 力 S ピポ ッ ト 軸 2 7 を介 して上下揺動可能に枢支されてお り 、 リ ャァ ーム 2 5 の後端には後輪 2 9 が配設 されている。 また、 リ ャアームブラ ケ ッ ト 2 3 にはステ ッ プブラ ケ ッ ト 3 1 が後方に向けて突設されてお り 、 運転者の足を掛ける ス テ ツ プ 3 3 がステ ップブラ ケ ッ ト 3 1 に車幅方向の外側 に向けて設け られている。 ま た、 上記の車体フ レーム 3 にはカ ウ リ ング 3 5 が配 設 さ れてい る 。 こ のカ ウ リ ン グ 3 5 は操向ノヽ ン ドル 1 9 の前方を覆 う 上部カ ウ リ ン グ 3 7 と 、 タ ン ク レール 7 の 前方及び左， 右側方及びエ ンジンユニ ッ ト 1 3 の左， 右 下方を覆 う 下部カ ウ リ ング 3 9 と カゝ ら構成 さ れてい る 。 なお、 上記の上部カ ウ リ ン グ 3 7 は車体フ レーム 3 に図 示せ ざ る ス テーを介 して支持 さ れてお り 、 車体前部の前 面 と 左右方向 の両側面 と が形成 さ れ る構造を採 り 、 車体 前側の上部に透明材か ら な る ス ク リ ー ン 4 1 と へ ッ ド ラ ンプ 4 3 な どが取付け られてい る。

ま た、 上記の リ ャフ レーム 9 にはメ イ ンシー ト 1 5 の 左右側方及び後輪 2 9 の上方を覆 う ため のサイ ドカ バー 4 5 が配設 さ れている。

上記のエ ン ジンユニ ッ ト 1 3 は、 こ の実施の形態では 水冷式 4 サイ ク ル並列 4 気筒型の も のであ り 、 シ リ ン ダ ブ ロ ッ ク 4 7 の気筒軸が車体前方に少 し傾斜 さ れてい る と 共に、 シ リ ンダブロ ッ ク 4 7 の下部に位置 して ク ラ ン ク 軸を収容す る ク ラ ン ク ケース 4 9 が車幅方向 に 向 けて 車体フ レーム 3 に懸架支持 さ れてい る。 なお、 上記の シ リ ンダブロ ッ ク 4 7 の上面にはシ リ ンダへ ッ ド 5 1 と へ ッ ドカバー 5 3 が積層結合 さ れた構成 と なっ てい る。

ま た、 シ リ ンダブロ ッ ク 4 7 の後部には上記の ク ラ ン ク 軸 と 平行に配設 さ れた変速装置の メ イ ン軸 と ド ラ イ ブ 軸 と 複数段の変速ギヤか ら な る 多段シフ ト機構を収容す る変速機ケー ス 5 5 ( ト ラ ン ス ミ ッ シ ョ ン） がー体形成 されてレヽる。 こ の ト ラ ン ス ミ ッ シ ョ ン 5 5 には、 変速ギ ャ切換時に回転伝達を断続させる ク ラ ツチが設け られて レヽる。 ク ラ ンク ケース 4 9 'はシ リ ンダブロ ッ ク 4 7 と ト ラ ンス ミ ッ シ ヨ ン 5 5 の下面に結合されてい る状態であ る。

ま た、 リ ャアーム 2 5 の後端に後輪 2 9 を軸承する軸 部 5 7 には、 ド リ ブンスプロ ケ ッ ト 5 9 が設け られてお り 、 こ の ド リ ブ ン ス プ ロ ケ ッ ト 5 9 と 、 上記のエンジン ュニ ッ ト 1 3 の ドラ イ ブ軸に固着された図示せざる駆動 スプロ ケ ッ ト と にチェーン 6 1 が卷回 されている。 これ によ り 、 エ ン ジ ン動力がチェー ン 6 1 を介 して後輪 2 9 に伝達される。

上記の 自 動二輪車 1 におけ る油圧駆動式の 自動変速制 御装置 6 3 (以下、 「 A M T機構」 と い う ） について'説明 する。

A M T (オー ト メ ィ テ イ ド ' ト ラ ン ス ミ ッ シ ョ ン） 機 構 6 3 は、 上記のク ラ ッチの作動や ト ラ ン ス ミ ッ シ ョ ン 5 5 の変速ギヤ の切換を 自 動的に行 う も の で、 ク ラ ッチ を作動せ しめ る ク ラ ッチ用ァク チユエータ 6 5 (図 3 参 照）、 ト ラ ン ス ミ ッ シ ヨ ン 5 5 の変速ギヤ切換を行 う シ フ ト用ァ ク チユエータ 6 7 、 A M T に必要な他の構成部品 を含むも のであ る。 なお、 こ の A M T機構 6 3 にはセ ミ ォー トマチッ ク と フノレオー トマチ ッ ク 力 Sある。 図 2 ない しは図 4 を併せて参照する に、 上記の A M T 機構 6 3 は、 シ リ ンダブロ ッ ク 4 7 の後方で且っ ト ラ ン ス ミ ッ シ ヨ ン 5 5 の上部に配置されている。

例えば、 シ フ ト 用ァ ク チユエータ 6 7 は 自 動二輪車 1 の走行方向に向力 つ て左側で ト ラ ンス ミ ッ シ ョ ン 5 5 の 上部に位置してお り 、 図 2 及ぴ図 4 に示 さ れている よ う に 口-ッ ド 6 9 及び レ ノ 一 7 1 の リ ンク機構に よ り ト ラ ン ス ミ ッ シ ヨ ン 5 5 の内部の多段 シ フ ト機構を作動する よ う に構成されて レヽ る。 また、 ク ラ ッチ用ァ ク チユエータ 6 5 は 自 動二輪車 1 の走行方向に向かっ て右側で ト ラ ン ス ミ ッ シ ヨ ン 5 5 の上部に位置 してお り 、 図 3 及び図 4 に示 されている よ う に ロ ッ ド 7 3 及び レ バ ー 7 5 の リ ン ク機構によ り ト ラ ン ス ミ ッ シ ョ ン 5 5 の内部のク ラ ッ チ を切 り 換える よ う に構成されている。

こ こ で、 上記の A M T機構 6 3 の シ ス テ ム について詳 し く 説明する。

図 6 を参照する に、 左ハ ン ドル 7 7 の グ リ ッ プ側には 例えばシ フ ト スィ ツチ 7 9 が備え られている。 こ の シ フ ト スイ ッチ 7. 9 は例えばア ッ プスィ ッ チ 8 1 と ダウ ンス イ ッチ 8 3 と か ら構成され、 運転者の手動操作に よ り 変 速ギヤをニ ュ ー ト ラルか ら 1 速及ぴ最速の例えば 6 速ま で増加又は減少方向にシフ ト位置が変更 される も の であ る。 ま た、 左ハ ン ドル 7 7 のグ リ ップ側には A M T切換 ス ィ ッ チ 8 5 、 ウ ィ ン 力 8 7 、 ホ ー ン 8 9 、 ラ イ ト ス ィ ツ チ 9 1 も備え られてレ、 る。 なお、 A M T切換ス ィ ッ チ

8 5 はギヤ シフ ト 動作がセ ミ オー ト モー ド又は フルオー ト モ一 ドのいずれで行 う かを切 り 換え る も のであ る。 図 7 を参照する に、 上記の多段シ フ ト機構及びク ラ ッ チ 9 3 の切換は共に A M T機構 6 3 を用いて図示せ ざる モー タ 、 ポ ンプ、 オイ ノレタ ン ク 、 ア キュ ー ム レー タ な ど の油圧機構に よ り 駆動 さ れる。 ク ラ ッ チ用 ァ ク チユ エ一 タ 6 5 には例え ばロ ッ ド 7 3 の位置を検出 して ク ラ ッ チ

9 3 の ス ト ロ ー ク を検出する ス ト ロ ー ク セ ンサ （図示省 略）、 ト ラ ン ス ミ ッ シ ョ ン 5 5 には車速セ ンサ 、 シ フ ト位 置セ ンサ、 な どの各種セ ンサが設け られてい る。

上'記の各種セ ンサ の検出データ 、 シ フ ト スィ ツ チ 7 9 の指示 に基づいて、 エ ンジン制御装置 9 5 に よ り ク ラ ッ チ用 ァ ク チ ユエー タ 6 5 及ぴシフ ト 用ァ ク チユ エータ 6 7 が駆動 さ れる。 すなわち、 エ ン ジ ン制御装置 9 5 内に 予め格納 さ れた所定のプロ グラ ム及びその他演算回路に よ り 、 ク ラ ッチ 9 3 の切断、 変速ギヤ の切換え、 ク ラ ッ チ 9 3 の接続の一連のシ フ ト 動作が 自 動的に行われる。

以上の よ う に、 本発明 の実施の形態 と しての 自 動二輪 車の A M T機構の配置構造 と して は、 ク ラ ッ チ用 ァ ク チ ユ エー タ 6 5 、 シ フ ト 用 ァ ク チユ エー タ 6 7、' A M T に 必要な他の構成部品な どか ら な る A M T機構 6 3 が、 ェ ンジンュニ ッ ト 1 3 の シ リ ンダブロ ッ グ 4 7 の後方で且 つ ト ラ ンス ミ ッ シ ョ ン 5 5 の上部に配置 さ れて い る 。 こ のため、 自 動二輪車 1 が コ ーナー リ ング時において バンク した際に、 A M T機構 6 3 力 Sシ リ ンダブロ ッ ク 4 7 の後方で且つ ト ラ ンス ミ ッ シ ヨ ン 5 5 の上部に配置さ れてい るため、 バンク 時に 自動二輪車 1 を例えば左側方 あ るいは右側方に傾斜させた場合でも、 A M T機構 6 3 が接地する 可能性を回避する こ と ができ る。

こ の結果、 自 動二輪車 1 の コ ーナ リ ング時におけ るバ ンク角 の滅少を防止する こ と ができ る。

また、 仮に 自 動二輪車 1 が転倒 した場合でも、 A M T 機構 6 3 がシ リ ンダブロ ッ ク 4 7 の後方で且つ ト ラ ンス ミ ッ シ ョ ン 5 5 の上部に配置さ れてい るため、 A M T機 構 6 3 が最初に接地する可能性を低減する こ と ができ 、 A M T機構 6 3 が受ける ダメ ージを減少 させる こ と がで さ る。

また、 本発明の他の実施の形態 と しての 自動二輪車の A M T機構の配置構造について説明する と 、 図 5 に示 さ れてい る よ う に A M T機構 6 3 が 自 動二輪車 1 のバ ン ク 角 0 の内側に配置される も のである。 上記のバンク 角 と は、 前輪 2 1 及ぴ後輪 2 9 のタ イ ヤ 9 7 の左右接地面 と 、 左右両側のステ ップ 3 3 L， 3 3 R の先端である S L 点及び S R点 と 、 を結んだ直線 B L及ぴ B R と の間のな す角度 0 を示すも のである （図 中 P 点は、 直線 B L およ •ぴ B R の交点を表す）。

図 5 においては、 前述した実施の形態の A M T機構の 配置構造と は異な り 、 シ フ ト用ァ ク チユエータ 6 7 が 自 動二輪車 1 の走行方向に向かっ て左側 （図 5 において右 側） の比較的下方に位置している が、 上記のバンク 角 Θ の内側に配置 されている。 また、 ク ラ ッチ用ァク チユエ ータ 6 5 も 自 動二輪車 1 の走行方向 に向かって右側 （図 5 において左側） の比較的下方に位置 している が、 同様 に上記のパンク角 0 の内側に配置されている。

したがっ て、 前述 した実施の形態 と 同様に'、 自 動二輪 車 1 の コーナ リ ング時におけるバ ン ク角 の滅少を防止す る効果が得 られ、 自 動二輪車 1 が転倒する 時でも A M T 機構 6 3 が致命的なダメ ージを受け る こ と が少な く なる なお、 こ の発明は前述 した実施の形態に限定される こ と な く 、 適宜な変更を行 う こ と に よ り その他の態様で実 施 し得る も のである。

Claims

請求の範囲

1 . エ ンジ ンの シ リ ンダブロ ッ ク と 、 こ の シ リ ンダブ 口 ッ ク の下部に位置する ク ラ ン ク ケース と 、 こ の ク ラ ン ク ケー ス の後方に位置 して複数段の変速ギヤか ら な る多 段シフ ト機構を備える ト ラ ンス ミ ッ シ ョ ン と、 こ の ト ラ ンス ミ ツ シ ョ ン の変速ギヤ切換時に回転伝達を断続 させ る ク ラ ッチ と 、 こ のク ラ ッ チの作動や前記 ト ラ ンス ミ ツ シ ヨ ンの変速ギヤ切換を 自 動的に行 う 自動変速制御装置 と 、 を備えた 自 動二輪車において、

前記 自 動変速制御装置を前記シ リ ンダブ口 ッ ク の後方 で且つ前記 ト ラ ンス ミ ッ シ ョ ンの上部に配置 してな る こ と を特徴と する 自動二輪車。

2 . エ ンジ ンの シ リ ンダブロ ッ ク と 、 こ の シ リ ンダブ ロ ッ ク の下部 に位置する ク ラ ン ク ケース と 、 こ の ク ラ ン ク ケー ス の後方に位置 して複数段の変速ギヤか ら な る多 段シフ ト機構を備え る ト ラ ンス ミ ッ シ ヨ ン と 、 こ の ト ラ ン ス ミ ッ シ ョ ン の変速ギヤ切換時に回転伝達を断続 させ る ク ラ ッ チ と 、 こ の ク ラ ッ チの作動や前記 ト ラ ンス ミ ツ シ ヨ ンの変速ギヤ切換を 自 動的に行 う 自動変速制御装置 と 、 を備えた 自動二輪車において、

前記 自 動変速制御装置が、 該自動二輪車のタ イ ヤ の接 地面と 、 運転者が足を掛け る車幅方向の左右のステ ッ プ の先端 と 、 をそれぞれ結んだ左右 2 つの直線の間に配置 されている こ とを特徴とする 自動二輪車。