WO2003002420A1

WO2003002420A1 - Palette de resine synthetique

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Publication number: WO2003002420A1
Application number: PCT/JP2002/006215
Authority: WO
Inventors: Masaru Yaguchi; Noriaki Hara; Kunihiro Terano; Kei Shioya
Original assignee: Kabushiki Kaisha Meiji Gomu Kasei
Priority date: 2001-06-27
Filing date: 2002-06-21
Publication date: 2003-01-09
Also published as: EP1422152A4; JP2003011969A; JP4079344B2; KR20040015275A; DE50212845D1; EP1422152B1; EP1422152A1; KR100816177B1

Description

明細書合成樹脂製パレツト技術分野

この発明は、荷物を保管、運搬する際に使用するフォークリフト用の合成樹脂製パレツトに係り、詳しくは少なくともパレットの一部が表層と内層の二層構造を有する合成樹脂製パレツ卜に関する。背景技術

従来、荷物の保管、運搬用のパレットの多くは、木製パレッ卜に代わり耐水性、耐腐食性に優れている合成樹脂製パレットが使用されている。合成樹脂製パレットは、大型の射出成型品であるから、一般の樹脂成型品以上に金型の分割面、ランナー、ゲート等の成型条件が製品の寸法精度、強度等に大きな影響を与える。特に、合成樹脂製パレツトは、 1 0 0 0 m m X 1 0 0 0 m m , 1 1 0 0 m m x l 2 0 0 m mのように、大型の射出成型品であるから、通常 4点以上のゲ一トにより射出成形される。

このようにゲート数を多くした多点ゲート方式にするのは、射出成形時の樹脂の流動性を確保し、短時間で充填固化を完了させて生産性を上げるためである。また、多点ゲート方式にする他の理由は、パレットが発泡樹脂成型品である場合には、ゲート部からの樹脂の流れる距離が長くなると各部の発泡密度の差が大きくなるからである。そこで、多点ゲート方式を採用することによって樹脂の流れる距離を短くするのである。

一方、近年、自然環境保護の意識の高まりととともに、プラスチック製品のリサイクルの動きも活発になってきている。プラスチック製品は、繰り返し再生して使用することが可能であり、再生プラスチック材は多くの分野で利用されている。しかしながら、再生プラスチック材は、既に着色されていることから 1種類の再生プラスチックを単独で使用することは難いという問題がある。

また、従来の合成樹脂製パレットでは、コストを低減するために、既に再生プラスチックを再利用して成型されている。従来の再生プラスチックは、バージン材料に一定割合の再生プラスチック材を混合することで使用されている。

しかしながら、従来の再生プラスチック材の使用方法には次のような問題があった。

例えば、ビールメーカ一、酒メーカーでは、各社それそれ自社のィメージカラ一によるパレットを使用している。そして、ビール等の製品の流通においては、各社の異なる色のパレットが混在して使用されている。そこで、流通業者において、破損パレット等を回収する際に、廃棄すべきパレットをメーカー毎に分別するのは、手間や保管場所を確保するのが難しい。従って、流通業者が、破損パレット等を効率的に回収するのは困難である。また、分別することなく破損パレット等を回収した場合には、複数の色が混合した再生プラスチック材となり、このような再生プラスチック材では、各社ともイメージカラーと異なりそのままでは使用することができない。そこで、複数色が混合した再生プラスチック材を使用するには、自社のイメージカラーに近づけるために高価な顔料を多量に入れて調製しなければならない。さらに、再生プラスチック材に多量の顔料を入れたとしても、成形品の色をイメージカラーに一致させる調整は、困難なばかりでなく、コストアップになるという問題が生じる。

さらに、従来の成型法は、多点ゲート方式を用いており、ゲート数を多くすることはそれだけウエルド部の発生も多くなる。ウエルド部は、樹脂の流れが分かれて再び出会うときに流動樹脂の先端部が冷えて酸化しているため完全に合流ができなくなつてすじがついたり、キヤビティ内の空気や樹脂の揮発分が合流を防げるために生じるものであり、大部分の射出成型品に見られる。

ゥエルド部の不良対策としては、樹脂の流動性がよくなるようにすることである。そのために、従来は、パレットのような大型成型品においてはゲート数を多点ゲート方式として充填速度を速くするようにしていた。しかしながら、多点ゲート方式とすることは、樹脂の流動性がよくなるような対策を採ったとしてもゥエルド部の発生を完全に防止できるものではない。

この発明は、かかる現況に鑑みてなされたもので、生産性がよく堅牢にして表面状態のよい合成樹脂製パレットを提供することを目的とする。また、この発明は、複数色を混合した再生プラスチックを使用しても、再生プラスチック材が表層（スキン層）に表れないようにした合成樹脂製パレツトを提供することを目的とする。発明の開示

この発明は上記目的を達成するために次のような構成とした。即ち、この発明に係る合成樹脂製パレツトは、デッキボードと桁とからなる合成樹脂製パレツ卜であって、少なくとも一部が表層であるスキン層と内層であるコア層からなる二層構造に成型されていることを特徴とする。この発明に係る合成樹脂製パレヅトは、金型のキヤビティ一内に表層となるスキン層の樹脂を射出し、次いで、内層となるコア層の樹脂を射出して成型する複数層射出成型品の成型法により成型することができる。前記コア層は、全体の 1 0 ~ 7 0重量％とすることができる。

また、合成樹脂製パレットが、上部デッキボードと下部デッキボードとを桁を介して連結し、前記桁はデッキボードの四隅部、その中間部、及びほぼ中央部に配設してなる、いわゆる四方差しパレットである。前記桁は内部に空隙を設けた中空構造であり、少なくとも前記桁の周壁及び桁の角部と桁の角部を連結するリブが、表層であるスキン層と内層であるコア層との二層構造に成型することが好ましい。

前記成型法において、ゲート部は、デッキボードのほぼ中央部に一点のゲート部を設ける一点ゲート方式を用いることが好ましい。一点ゲート方式を用いることにより、樹脂は全体がほぼ同じ速度の流れとなり、また、金型内のガスは金型全体から均一に抜けるために、ゥエルドの発生を防止することができる。そして、一点ゲート方式を用いた場合には、ゲート部がある天板のほぼ中央部の下面に円形リブを設け、前記円形リブの範囲における天板の肉厚を他の部分よりも厚く形成することが好ましい。ゲート部の周辺を厚肉とすることによって、樹脂の流れが一層スムーズになる。スキン層をポリオレフィン系樹脂材料で成形するとともに、コア層をポリオレフイン系樹脂と相溶性のある樹脂材料で成型してもよい。また、コァ層を再生プラスチック材により成型してもよい。コア層に再生プラスチック材を用いることにより、イメージカラーを変更することなく、しかもコストダウンを図ることができる。再生プラスチック材には、ポリオレフィン系樹脂を用いることができる。

また、コア層を曲げ弾性率が 1 O O O M P aから 5 0 O O M P aの値を有するポリオレフィン系樹脂材料により成型することが好ましい。このような材料を使用することにより、軽量で曲げ強度が強く、安価なパレツトの製造が可能となる。スキン層とコア層との材質等は、適宜組み合わせて構成することができ、例えば、スキン層を無発泡樹脂材料で成型し、コア層を発泡倍率 1 . 0 5から 1 . 5の発泡樹脂材料で成型したり、また、スキン層を導電性を有する樹脂材料で成型することができる。また、スキン層を導電性及び耐候性を有する樹脂材料で成型し、コア層を導電性及び耐候性を有しない樹脂材料で成型してもよい。図面の簡単な説明

第 1図は、この発明に係るパレットの一例を示す正面図であり、第 2図は、右半分はパレットの平面図、左半分は図 1の A— A線断面図であり、第 3図は、第 2図における B— B線断面図であり、第 4図は、第 2図における C— C線断面図であり、第 5図は、ゲート部における要部断面図である発明を実施するための最良の形態

以下に、この発明をより詳細に説明するために、添付の図面に従ってこれを説明する。

合成樹脂製パレツト 1 0は四方差しパレットである。合成樹脂製パレツト 1 0は、予め別途分割成形された上部成形部材 1 1 と下部成形部材 1 3 との 2つの部品を溶着してなる。上部成形部材 1 1は上部デッキボード 1 5と桁 1 7 a ~ 1 7 cとからなり、下部成形部材 1 3は下部デッキボード 1 9と桁 2 0 a〜 2 0 cとからなり、前記桁 1 7と桁 2 0の端面を突き合わせ溶着することによって成形される。

前記桁 1 7 a〜 l 7 c及び桁 2 0 a〜2 0 cは中空構造体であり、それそれデッキボードの四隅部の桁 1 7 a、 2 0 aとその中間部の桁 1 7 b、 2 0 b及び対角線上交差点に位置する中央部の桁 1 7 c、 2 0 cからなる。前記桁 1 7 a〜 1 7 b、桁 2 0 a〜 2 0 bと上部デッキボード 1 5、下部デッキボード 1 9で囲まれた空間をフォーク差込口 2 1 としている。

上記合成樹脂製パレツ卜に用いる樹脂には、ポリエチレンやポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂を用いることができ、必要に応じて発泡剤、導電性フィラー、ガラス繊維、耐候性薬品、顔料等を 1又は 2以上を添加してもよい。

この発明では、下部デッキボード 1 9を上部デッキボード 1 5と同一構成としてもよいが、桁の内側先端部に内接する部分を開口面としてもよい。従って、以下に説明するこのパレットの構造は、少なくとも上部デッキボード 1 5に設けるものであればよい。前記上部デッキボード 1 5は、天板 2 3と前記天板 2 3の下面に縦横に設けた補強リブ 2 5 とからなり、全体の高さは補強リブ 2 5の高さ寸法で決まる。前記補強リブ 2 5で囲まれた部分の天板 2 3の適所には、透孔 2 7が穿設されている。

さらに、前記補強リブ 2 5のうち、四隅の桁 1 Ί aの角部と中間部の桁 1 7 bの角部を連結する補強リブ 2 5 a、 2 5 b , 中間の桁 1 7 bの角部と中央部の桁 1 7 cの角部を連結する補強リブ 2 5 c、さらに、各桁間のほぼ中央に設けられた補強リブ 2 5 dは、その他の補強リブに比して相対的に肉厚を厚く形成されている。

ゲート部 3 0は、天板 2 3の略中央部に設けられており、ゲート部 3 0 の反対側となる天板 2 3の下面には、円形リブ 3 1が設けられている。前記円形リブ 3 1からは、中央部の桁 1 7 cの角部と連結する補強リブ 3 3 が設けられている。

前記補強リブ 3 3は、射出成型の際に樹脂の流れを良くし、樹脂をスム —ズに流す湯道リブとしても機能する。前記円形リブ 3 1の形成は、補強リブ 3 3同士が直接交差すると交差部分が肉厚部となり、冷却時間がかかつたり収縮が不均等になるのでこれらを防止するためである。

また、樹脂の流動性確保のために、前記円形リブ 3 1内の天板 2 3 aの肉厚 Nは、天板の他の部分の肉厚 N 1よりも厚く形成してなる。天板 2 3 aの肉厚 Nをを厚く形成することによって、補強リブ 3 3を設けたことと相まって、樹脂の流れ抵抗を小さくすることができる。この実施形態のように、一点ゲート方式とした場合には、内部構造を次に説明する 2層とした場合に特に有効である。

•次に、この発明の特徴である天板及び補強リブの内部構造について説明する。

第 3図及び第 4図は、要部を断面した拡大図である。天板 2 3及び補強リブ 2 5は、表層であるスキン層 Sと内層であるコア層 Kの二層構造であつて、二種類の樹脂によって成型されている。これらの成型は、初めにスキン層 Sを形成させる樹脂を金型内に射出し、その後、僅かに遅れてコア層 Kを形成する樹脂を金型内に射出することによって、コア層 Kをスキン層 Sで被覆した二層構造が形成される。

スキン層 Sを形成する樹脂が射出され、追ってコア層 Kを形成する樹脂が射出されると、樹脂が 2層となって流れながらスキン層を形成する樹脂が金型のキヤビティーの壁面で固化し、コア層 Kを形成する樹脂が閉じこめられてコア層を形成することになる。コア層がスキン層へはみ出したり、コア層とスキン層とが混合するという問題を解決するために、ゲート部から射出された樹脂がキヤビティーの先端部に突き当たる直前までにコア層 Kの樹脂の射出が完了するように、樹脂量、成型条件等を調整する。

上記スキン層 Sとコア層 Kからなる 2層構造は、パレツト全体において形成されるのが望ましいが、薄肉の部分等はコア層 Kが充填される前にスキン層 Sが固化してしまうので、コア層は形成され難い。前記補強リブ 2 5のうち、補強リブ 2 5 a、 2 5 b、補強リブ 2 5 c、さらに、補強リブ 2 5 dは、他の補強リブに比して相対的に肉厚に形成されているから、スキン層 Sとコア層 Kとからなる 2層構造に形成されることになる。

前記コア層 Kは、補強リブの構造や大きさによっても異なるが、 1 0〜 4 0重量％とすることができる。コア層が 1 0重量％より少ないと二層構造によるコストダウンが図れない。 7 0重量％より多いとスキン層が破れてコア層が露出したり、ゥエルド部においてスキン層とコア層が混ざり合つたりするおそれがある。コア層 Kに用いる材料は、特に限定されるものではなく、スキン層と相溶性のある樹脂であればよい。例えば、ポリオレフィン系樹脂の各種再生プラスチック材を使用することができる。また、無発泡樹脂であると発泡樹脂であるとを問わないが、発泡樹脂を使用するには、発泡倍率が 1 . 0 5〜 1 . 5であることが好ましい。

また、コア層 Kに曲げ弾性率の高い材料、例えば曲げ弾性率が 1 0 0 0 M P aから 5 0 0 0 M P aの値を有するポリオレフィン系樹脂材料により成型することにより、軽くて曲げ強度の高いパレットを製造することができる。コア層 Kは、スキン層 Sによってサンドイッチ状に被覆されることになるから、コア層 Kには再生プラスチック材を使用することができる。再生プラスチック材は、射出成型可能な樹脂であれば、印刷インキ、加硫ゴムの粉等が混入したものや、木粉や紙粉、その他の繊維、あるいは炭酸カルシウム等の充填材入り樹脂等であってもよい。

スキン層 Sは、導電性を有する樹脂、あるいは導電性とともに、耐候性を有する樹脂を使用することができる。また、スキン層 Sは、無発泡樹脂であると発泡樹脂であるとを問わない。スキン層を無発泡樹脂により形成した場合には、表面を平滑にすることができ、汚れ難いパレットとすることができ、汚れた場合でも汚れを容易に落とすことができる。

また、スキン層とコア層の 2層構造とすることによって、スキン層のみ耐候性を向上させたり、所望のカラーとすることによって、耐候性薬品、顔料等の使用量を少なくすることができ、コストダウンを図ることができ o

尚、天板 2 3の下面に設ける補強リブは、パレットの端面に平行な格子状リブに限らずレツ卜の端面に斜め方向に設けたリブであってもよく、またこれらを組合せたリブであってもよい。また、中央部のゲート部 3 0 から四隅の桁 1 Ί aへの樹脂の流れを良くするために、ゲート部 3 0と桁 1 7 aを連結する湯道リブを設けてもよい。また、上記実施形態では、四方差しパレッ卜について説明したが、四方差しパレットに限定されるものではなく、二方差しパレッ卜であっても適宜適用することができる。

この発明にかかる合成樹脂製パレツトは、内部構造をスキン層とコア層からなる二層構造としたから、コア層に安価な再生プラスチック材を使用した。従って、スキン層に美観あるいは導電性や耐候性等を有する材料を使用すれば、合成樹脂製パレツトの性能を低下させることなくコストダウンを図ることができる。また、スキン層にイメージカラーの材料を使用し、再生プラスチック材をコア層に使用することによって、イメージカラーを継続して保持することができる。また、コア層には、無差別に回収した廃棄製品を混合粉砕した再生プラスチック材を使用することができるから、再生プラスチック材を有効に活用することができる。

スキン層とコア層からなる二層構造のパレツ卜であっても、一点ゲート方式により成型する場合には、ゥエルド部の数がデッキボ一ドの四隅部のみとなり、コア層の樹脂量を十分に充填することができる。また、一点ゲ —ト方式により成型する場合には、スキン層になる溶融樹脂とコア層になる溶融樹脂が二層となって均一な流動速度で流れるから、比較的薄肉の部分であってもスキン層とコア層を形成することができる。産業上の利用可能性

以上のように、この発明に係る合成樹脂製パレットは、再生プラスチヅクを利用したパレットとして、特に、表面のイメージカラ一を維持したパレットとして有用である。

Claims

請求の範囲

1 . デッキボードと桁とからなる合成樹脂製パレットであって、少なくとも一部が表層であるスキン層と内層であるコア層を有することを特徴とする合成樹脂製パレツト。

2 . コア層が全体の 1 0〜7 0重量％であることを特徴とする請求の範囲第 1項に記載の合成樹脂製パレツト。

3 . 上部デッキボードと下部デッキボードとを桁を介して連結し、前記桁は、デッキボードの四隅部、その中間部、及びほぼ中央部に配設してなるとともに、内部に空隙を設けた中空構造であり、少なくとも前記桁の周壁及び桁の角部と桁の角部とを連結するリブが、表層であるスキン層と内層であるコア層によって成型されていることを特徴とする請求の範囲第 1項または第 2項に記載の合成樹脂製パレツト。

4 . 上部デッキボードと下部デッキボードとを桁を介して連結し、前記桁は、デッキボードの四隅部、その中間部、及びほぼ中央部に配設してなるとともに、内部に空隙を設けた中空構造であり、少なくとも前記桁の周壁及び桁の角部と桁の角部とを連結するリブが、表層であるスキン層と内層であるコア層を有しており、デッキボードのほぼ中央部に設けた一点のゲート部によって成型されることを特徴とする請求の範囲第 1項または第 2 項に記載の合成樹脂製パレツト。

5 . 上部デッキボードと下部デッキボードとを桁を介して連結し、前記桁は、デッキボードの四隅部、その中間部、及びほぼ中央部に配設してなるとともに、内部に空隙を設けた中空構造であり、少なくとも前記桁の周壁及び桁の角部と桁の角部とを連結するリブが、表層であるスキン層と内層であるコア層を有し、コア層を再生プラスチック材によって成型されていることを特徴とする請求の範囲第 1項または第 2項に記載の合成樹脂製パレツ卜。

6 . 上部デッキボードと下部デッキボードとを桁を介して連結し、前記桁は、デッキボードの四隅部、その中間部、及びほぼ中央部に配設してなるとともに、内部に空隙を設けた中空構造であり、少なくとも前記桁の周壁及び桁の角部と桁の角部とを連結するリブが、表層であるスキン層と内層であるコア層を有し、コア層には再生プラスチック材が用いられ、デッキボードのほぼ中央部に設けた一点のゲート部によって成型されることを特徴とする請求の範囲第 1項または第 2項に記載の合成樹脂製パレツト。

7 . 上部デッキボードと下部デッキボードとを桁を介して連結し、前記桁は、デッキボードの四隅部、その中間部、及びほぼ中央部に配設してなるとともに、内部に空隙を設けた中空構造であり、少なくとも前記桁の周壁及び桁の角部と桁の角部とを連結するリブが、表層であるスキン層と内層であるコア層を有し、コア層をポリオレフィン系樹脂の再生プラスチック材によって成型されていることを特徴とする請求の範囲第 1項または第 2 項に記載の合成樹脂製パレツト。

8 . 上部デッキボードと下部デッキボードとを桁を介して連結し、前記桁は、デッキボードの四隅部、その中間部、及びほぼ中央部に配設してなるとともに、内部に空隙を設けた中空構造であり、少なくとも前記桁の周壁及び桁の角部と桁の角部とを連結するリブが、表層であるスキン層と内層であるコア層を有し、デッキボードのほぼ中央部に一点ゲート部を設け、ゲート部がある天板のほぼ中央部の下面に円形リブを設け、前記円形リブ内の範囲における天板の肉厚を他の部分よりも厚く形成し、スキン層をポリオレフィン系樹脂材料で成形するとともに、コア層をポリオレフイン系樹脂と相溶性のある樹脂材料で成型したことを特徴とする請求の範囲第 1 項または第 2項に記載の合成樹脂製パレツト。

9 . 上部デッキボードと下部デッキボードとを桁を介して連結し、前記桁は、デッキボードの四隅部、その中間部、及びほぼ中央部に配設してなるとともに、内部に空隙を設けた中空構造であり、少なくとも前記桁の周壁及び桁の角部と桁の角部とを連結するリブが、表層であるスキン層と内層であるコア層を有し、コア層を曲げ弾性率が l O O OMPaから 5000 MP aの値を有するポリオレフィン系樹脂材料によって成型されていることを特徴とする請求の範囲第 1項または第 2項に記載の合成樹脂製パレツ h o

10. 上部デッキボードと下部デッキボードとを桁を介して連結し、前記桁は、デッキボードの四隅部、その中間部、及びほぼ中央部に配設してなるとともに、内部に空隙を設けた中空構造であり、少なくとも前記桁の周壁及び桁の角部と桁の角部とを連結するリブが、表層であるスキン層と内層であるコア層を有し、デッキボードのほぼ中央部に一点ゲート部を設け、ゲート部がある天板のほぼ中央部の下面に円形リブを設け、前記円形リブ内の範囲における天板の肉厚を他の部分よりも厚く形成し、スキン層をポリオレフィン系樹脂材料で成形するとともに、コァ層を曲げ弾性率が 10 O OMPaから 5000MP aの値を有するポリオレフィン系樹脂材料で成型したことを特徴とする請求の範囲第 1項または第 2項に記載の合成樹脂製パレツト。

1 1. 上部デッキボードと下部デッキボードとを桁を介して連結し、前記桁は、デッキボードの四隅部、その中間部、及びほぼ中央部に配設してなるとともに、内部に空隙を設けた中空構造であり、少なくとも前記桁の周壁及び桁の角部と桁の角部とを連結するリブが、表層であるスキン層と内層であるコア層を有し、スキン層を無発泡体とし、コア層を発泡倍率 1.

05から 1. 5の発泡体としたことを特徴とする請求の範囲第 1項または第 2項に記載の合成樹脂製パレツト。

12. 上部デッキボードと下部デッキボードとを桁を介して連結し、前記桁は、デッキボードの四隅部、その中間部、及びほぼ中央部に配設してなるとともに、内部に空隙を設けた中空構造であり、少なくとも前記桁の周壁及び桁の角部と桁の角部とを連結するリブが、表層であるスキン層と内層であるコア層を有し、デッキボードのほぼ中央部に一点ゲート部を設け、ゲート部がある天板のほぼ中央部の下面に円形リブを設け、前記円形リブ内の範囲における天板の肉厚を他の部分よりも厚く形成し、スキン層を無発泡体とし、コア層を発泡倍率 1 . 0 5から 1 . 5の発泡体としたことを特徴とする請求の範囲第 1項または第 2項に記載の合成樹脂製パレツ卜。

1 3 . 上部デッキボードと下部デッキボードとを桁を介して連結し、前記桁は、デッキボードの四隅部、その中間部、及びほぼ中央部に配設してなるとともに、内部に空隙を設けた中空構造であり、少なくとも前記桁の周壁及び桁の角部と桁の角部とを連結するリブが、表層であるスキン層と内層であるコア層を有し、スキン層を導電性を有する樹脂材料で成形したことを特徴とする請求の範囲第 1項または第 2項に記載の合成樹脂製パレツ h o

1 4 . 上部デッキボードと下部デッキボードとを桁を介して連結し、前記桁は、デッキボードの四隅部、その中間部、及びほぼ中央部に配設してなるとともに、内部に空隙を設けた中空構造であり、少なくとも前記桁の周壁及び桁の角部と桁の角部とを連結するリブが、表層であるスキン層と内層であるコア層を有し、デッキボードのほぼ中央部に一点ゲ一卜部を設け、ゲート部がある天板のほぼ中央部の下面に円形リブを設け、前記円形リブ内の範囲における天板の肉厚を他の部分よりも厚く形成し、スキン層を導電性を有する樹脂材料で成形するとともに、コア層を再生プラスチック材により成型したことを特徴とする請求の範囲第 1項または第 2項に記載の合成樹脂製パレツト。

1 5 . 上部デッキボードと下部デッキボードとを桁を介して連結し、前記桁は、デッキボードの四隅部、その中間部、及びほぼ中央部に配設してなるとともに、内部に空隙を設けた中空構造であり、少なくとも前記桁の周壁及び桁の角部と桁の角部とを連結するリブが、表層であるスキン層と内層であるコア層を有し、デッキボードのほぼ中央部に一点ゲート部を設け、ゲート部がある天板のほぼ中央部の下面に円形リブを設け、前記円形リブ内の範囲における天板の肉厚を他の部分よりも厚く形成し、スキン層を導電性を有する樹脂材料で成形するとともに、スキン層を無発泡体とし、コァ層を発泡倍率 1 . 0 5から 1 . 5の発泡体とした再生プラスチックにより成型したことを特徴とする請求の範囲第 1項または第 2項に記載の合成樹脂製パレツト。

1 6 . 上部デッキボードと下部デッキボードとを桁を介して連結し、前記桁は、デッキボードの四隅部、その中間部、及びほぼ中央部に配設してなるとともに、内部に空隙を設けた中空構造であり、少なくとも前記桁の周壁及び桁の角部と桁の角部とを連結するリブが、表層であるスキン層と内層であるコア層を有し、スキン層を耐候性を有する樹脂材料で成形したことを特徴とする請求の範囲第 1項または第 2項に記載の合成樹脂製パレツ h o

1 7 . 上部デッキボードと下部デッキボードとを桁を介して連結し、前記桁は、デッキボードの四隅部、その中間部、及びほぼ中央部に配設してなるとともに、内部に空隙を設けた中空構造であり、少なくとも前記桁の周壁及び桁の角部と桁の角部とを連結するリブが、表層であるスキン層と内層であるコア層を有し、デッキボ一ドのぼぼ中央部に一点ゲ一ト部を設け、ゲート部がある天板のほぼ中央部の下面に円形リブを設け、前記円形リブ内の範囲における天板の肉厚を他の部分よりも厚く形成し、スキン層を耐候性を有する樹脂材料で成形するとともに、コア層を再生プラスチック材により成型したことを特徴とする請求の範囲第 1項または第 2項に記載の合成樹脂製パレツト。

1 8 . 上部デッキボードと下部デッキボードとを桁を介して連結し、前記桁は、デッキボードの四隅部、その中間部、及びほぼ中央部に配設してなるとともに、内部に空隙を設けた中空構造であり、少なくとも前記桁の周壁及び桁の角部と桁の角部とを連結するリブが、表層であるスキン層と内層であるコア層を有し、デッキボードのほぼ中央部に一点ゲート部を設け、ゲ一ト部がある天板のほぼ中央部の下面に円形リブを設け、前記円形リブ内の範囲における天板の肉厚を他の部分よりも厚く形成し、スキン層を耐候性を有する樹脂材料で成形するとともに、スキン層を無発泡体とし、コァ層を発泡倍率 1 . 0 5から 1 . 5の発泡体とした再生プラスチックにより成型したことを特徴とする請求の範囲第 1項または第 2項に記載の合成樹脂製パレット。

1 9 . 上部デッキボードと下部デッキボードとを桁を介して連結し、前記桁は、デッキボードの四隅部、その中間部、及びほぼ中央部に配設してなるとともに、内部に空隙を設けた中空構造であり、少なくとも前記桁の周壁及び桁の角部と桁の角部とを連結するリブが、表層であるスキン層と内層であるコア層を有し、スキン層を導電性を有する無発泡樹脂材料で成形したことを特徴とする請求の範囲第 1項または第 2項に記載の合成樹脂製ノレッ卜。

2 0 . 上部デッキボードと下部デッキボードとを桁を介して連結し、前記桁は、デッキボードの四隅部、その中間部、及びほぼ中央部に配設してなるとともに、内部に空隙を設けた中空構造であり、少なくとも前記桁の周壁及び桁の角部と桁の角部とを連結するリブが、表層であるスキン層と内層であるコア層を有し、デッキボードのほぼ中央部に一点ゲート部を設け、ゲート部がある天板のほぼ中央部の下面に円形リブを設け、前記円形リブ内の範囲における天板の肉厚を他の部分よりも厚く形成し、スキン層を導電性を有する無発泡樹脂材料で成形するとともに、コア層を再生プラスチック材により成型したことを特徴とする請求の範囲第 1項または第 2項に記載の合成樹脂製パレツト。

2 1 . 上部デッキボードと下部デッキボードとを桁を介して連結し、前記桁は、デッキボードの四隅部、その中間部、及びほぼ中央部に配設してなるとともに、内部に空隙を設けた中空構造であり、少なくとも前記桁の周壁及び桁の角部と桁の角部とを連結するリブが、表層であるスキン層と内層であるコア層を有し、デッキボードのほぼ中央部に一点ゲート部を設け、ゲート部がある天板のほぼ中央部の下面に円形リブを設け、前記円形リブ内の範囲における天板の肉厚を他の部分よりも厚く形成し、スキン層を導電性を有する無発泡樹脂材料で成形するとともに、スキン層を無発泡体とし、コア層を発泡倍率 1 . 0 5から 1 . 5の発泡体とした再生プラスチックにより成型したことを特徴とする請求の範囲第 1項または第 2項に記載の合成樹脂製パレツト。

2 2 . 上部デッキボードと下部デッキボードとを桁を介して連結し、前記桁は、デッキボードの四隅部、その中間部、及びほぼ中央部に配設してなるとともに、内部に空隙を設けた中空構造であり、少なくとも前記桁の周壁及び桁の角部と桁の角部とを連結するリブが、表層であるスキン層と内層であるコア層を有し、スキン層を耐候性を有する無発泡樹脂材料で成形したことを特徴とする請求の範囲第 1項または第 2項に記載の合成樹脂製ノ^レヅ卜。

2 3 . 上部デッキボードと下部デッキボードとを桁を介して連結し、前記桁は、デッキボードの四隅部、その中間部、及びほぼ中央部に配設してなるとともに、内部に空隙を設けた中空構造であり、少なくとも前記桁の周壁及び桁の角部と桁の角部とを連結するリブが、表層であるスキン層と内層であるコア層を有し、デッキボードのほぼ中央部に一点ゲート部を設け、ゲート部がある天板のほぼ中央部の下面に円形リブを設け、前記円形リブ内の範囲における天板の肉厚を他の部分よりも厚く形成し、スキン層を耐候性を有する無発泡樹脂材料で成形するとともに、コア層を再生プラスチック材により成型したことを特徴とする請求の範囲第 1項または第 2項に記載の合成樹脂製パレツト。

2 4 . 上部デッキボードと下部デッキボードとを桁を介して連結し、前記桁は、デッキボードの四隅部、その中間部、及びほぼ中央部に配設してなるとともに、内部に空隙を設けた中空構造であり、少なくとも前記桁の周壁及び桁の角部と桁の角部とを連結するリブが、表層であるスキン層と内層であるコア層を有し、デッキボードのほぼ中央部に一点ゲート部を設け、ゲート部がある天板のほぼ中央部の下面に円形リブを設け、前記円形リブ内の範囲における天板の肉厚を他の部分よりも厚く形成し、スキン層を耐候性を有する無発泡樹脂材料で成形するとともに、スキン層を無発泡体とし、コア層を発泡倍率 1 . 0 5から 1 . 5の発泡体とした再生プラスチックにより成型したことを特徴とする請求の範囲第 1項または第 2項に記載の合成樹脂製パレツト。