JPH09226767A - 合成樹脂製パレット - Google Patents

合成樹脂製パレット

Info

Publication number
JPH09226767A
JPH09226767A JP5082996A JP5082996A JPH09226767A JP H09226767 A JPH09226767 A JP H09226767A JP 5082996 A JP5082996 A JP 5082996A JP 5082996 A JP5082996 A JP 5082996A JP H09226767 A JPH09226767 A JP H09226767A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rib
ribs
pallet
insertion port
reinforcing rib
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5082996A
Other languages
English (en)
Inventor
Kanenobu Maruyama
金信 丸山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIPPON PURAPARETSUTO KK
Original Assignee
NIPPON PURAPARETSUTO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NIPPON PURAPARETSUTO KK filed Critical NIPPON PURAPARETSUTO KK
Priority to JP5082996A priority Critical patent/JPH09226767A/ja
Publication of JPH09226767A publication Critical patent/JPH09226767A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pallets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 側面のフォーク差し込み口の開口縁に配置さ
れた太い補強用のリブの成形時の変形を防止し、フォー
ク差し込み口の強度を一層高め得る合成樹脂製パレット
を提供する。 【解決手段】 上下のデッキボード(2)、(2)の間
に複数の桁(3)、(5)…を設けて成り、隣り合う桁
(3)、(5)の間をフォーク差し込み口(4)とし、
フォーク差し込み口(4)の開口縁に間口に亘って差し
込み口補強リブを設けた合成樹脂製パレットにおいて、
前記差し込み口補強リブと略平行に所定の大きさの第2
のリブが配置され、かつ、前記第1のリブと前記第2の
リブの間に両リブをつなぐ接続リブが設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、合成樹脂製パレッ
トに関するものであり、詳しくは、側面のフォーク差し
込み口の開口縁に配置された太い補強用のリブの成形時
の変形を防止することが出来、かつ、フォーク差し込み
口の強度を一層高め得る構造の合成樹脂製パレットに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】合成樹脂製パレットは、特公昭53−2
7536号公報、特公昭56−41505号公報などに
記載されている様に、例えば、略半分の高さの桁がデッ
キボードの背面側に一体的に設けられたパレット形成部
材の2組を射出成形した後、互いに桁の端面同士を熱溶
着して製造される。
【0003】すなわち、合成樹脂製パレットは、上下の
デッキボードの間に複数の桁を設けて成り、かつ、少な
くとも平行な2側面において互いに隣接する桁の間をフ
ォーク差し込み口とされた構造を備えている。そして、
フォーク差し込み口の開口縁には、フォークリフトトラ
ックのフォークによる衝撃に耐え得る様に、フォーク差
し込み口の間口に亘って伸長された差し込み口補強リブ
を有している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】フォーク差し込み口の
開口縁においては一層高い強度が要求されるので一層太
い補強リブを設けることが望まれる。しかしながら、上
記の差し込み口補強リブは、その太さ(厚さ)が太けれ
ば太いほど衝撃に対する強度が向上する反面、太くした
場合には、成形時の冷却効率が悪く、パレット形成部材
に射出成形した後の冷却が充分でないと変形したり、ま
た、冷却時の収縮変形も大きいため、フォーク差し込み
口を正面視した場合、フォーク差し込み口の開口縁が内
側に弛む状態、すなわち、フォーク差し込み口を狭くす
る状態の変形を生じ易い。
【0005】本発明の目的は、側面のフォーク差し込み
口の開口縁に配置された太い補強用のリブの成形時の変
形を防止し、フォーク差し込み口の強度を一層高め得る
合成樹脂製パレットを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上下のデッキ
ボードの間に複数の桁を設けて成り、隣り合う桁の間を
フォーク差し込み口とし、前記フォーク差し込み口の開
口縁に間口に亘って差し込み口補強リブを設けた合成樹
脂製パレットにおいて、前記差し込み口補強リブは、そ
の長手方向に直交する断面の断面積が100〜1000
mm2 、かつ当該断面の縦・横比が1〜2のリブとされ
ており、前記差し込み口補強リブを第1のリブとした場
合、第1のリブから前記フォーク差し込み口の奥側の1
5〜50mmの位置に、第1のリブと略平行に幅厚5〜
10mmの第2のリブが配置されており、かつ、第1の
リブと第2のリブの間には、両リブをつなぐ幅厚4〜8
mmの接続リブが複数設けられていることを特徴とする
合成樹脂製パレットを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明に係る合成樹脂製パレット
の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、合成
樹脂製パレットの外観を示す斜視図である。図2は、図
1におけるII−II矢視図であり、パレット形成部材の四
半分の内部構造を示す平面図である。図3は、(a)が
図2におけるA−A矢視図、(b)がB−B矢視図であ
り、各々、フォーク差し込み口のリブ構造を示すフォー
ク差し込み方向に沿った垂直断面図である。図4は、図
3(a)及び(b)の開口縁部を拡大して示す断面図で
ある。以下、実施の形態の欄においては合成樹脂製パレ
ットを「パレット」と略記する。
【0008】本発明のパレットを構成する材料として
は、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン
−プロピレン共重合体などのポリオレフィン樹脂、ポリ
スチレン等の熱可塑性樹脂を主成分とする樹脂材料が使
用され、また、射出成形における拡散性を高めるため、
上記の樹脂材料には、アゾジカルボンアミド等の発泡剤
が0.5〜1重量%程度添加される。
【0009】本発明のパレットは、デッキボードと桁と
を別部材として製作した後、これらを熱溶着して製造す
ることも出来るが、図1に示す様に、例えば、パレット
の略半分の高さの桁部(30)、(30)…、(5
0)、(50)…及び、表面板とその裏面に設けられた
多数のリブからなるデッキボード(2)を有するパレッ
ト形成部材(1)の2組をそれぞれ射出成形した後、互
いに桁部(30)・(30)、(50)・(50)の端
面同士を熱溶着して製造される。
【0010】すなわち、図1に示すパレットは、例え
ば、3〜5mm程度の表面板とリブとからなる上下のデ
ッキボード(2)、(2)の間に複数の桁(3)、
(3)…、(5)、(5)…を設けて成り、かつ、少な
くとも平行な2側面において互いに隣接する桁(3)、
(5)の間をフォーク差し込み口(4)とされた構造を
備えている。図に例示したパレットは、所謂4方差しの
パレットであり、コーナーの桁(3)、(3)と中間の
桁(5)によって各側面にフォーク差し込み口(4)が
設けられている。
【0011】また、デッキボード(2)には、通常、軽
量化、積み荷の滑り止めの目的および内部に侵入した異
物や水を排出する目的で多数の開口部(6)、(6)…
が設けられる。そして、デッキボード(2)の表面に
は、必要に応じて各種の滑り止め部材が取り付けられ
る。
【0012】上記パレットの内部、すなわち、1つのパ
レット形成部材(1)の裏側には、図2に示す様に、軽
量性を維持しつつ強度を高めるため、桁(3)、(5)
およびパレット中心部の桁をそれぞれ形成する中空状の
桁形成部(30)、(50)及び(70)が配置され、
これら桁形成部の内部には、補強用のリブが多数配置さ
れる。そして、デッキボード(2)も表面板の裏側に補
強用のリブを多数備えている。
【0013】具体的には、図2中、リブ(20)、(2
0)…は、幅厚(デッキボードの厚さ方向に対し直交す
る方向の厚さ)が10〜15mm程度と比較的厚い幅厚
で且つ図3にも示す様に桁形成部(30)、(50)及
び(70)の略半分の高さ、具体的には20〜40mm
程度の高さ(デッキボードの厚さ方向の長さであって、
通常は表面板の厚さを含む)に形成され、パレット内部
に位置する桁形成部(30)、(50)の各角部および
中心部の桁形成部(70)の角部の中、互いに隣接する
角部同士を接続する状態で配置される。そして、斯かる
リブ(20)、(20)…は、桁(3)、(5)及びパ
レット中心部の桁の間のデッキボード(2)のたわみを
防止する機能を発揮する。
【0014】また、リブ(23)、(23)…及びリブ
(24)、(24)…は、幅厚が8〜12mm程度で、
通常は、前記したリブ(20)、(20)…と同一の高
さで形成され、格子状に配置されたリブ(20)、(2
0)…の各区画を更に縦横に例えば3つに区画する状態
で配置される。これらのリブ(23)、(23)…及び
リブ(24)、(24)…は、リブ(20)、(20)
…を補強し且つデッキボード(2)の剛性を一層高め得
る。
【0015】桁形成部(30)、(50)及び(70)
の内側にも幾つかのリブが配置される。特に、コーナー
の桁形成部材(30)には、平面視してその内部の最外
角部を矩形に区画する略直角に屈曲したリブ(31)が
配置される。斯かるリブ(31)は、幅厚が5〜7mm
程度で、通常は桁形成部材(30)と同一の高さで形成
される。
【0016】すなわち、リブ(31)は、他方のパレッ
ト形成部材(1)を溶着して桁(3)を構成した際、桁
形成部(30)と共に他方のパレット形成部材(1)の
同様のリブに溶着されて上下一体化され、桁(3)の内
部に恰も二重の中空の柱を構成する。従って、リブ(3
1)は、桁(3)の耐荷重性を高め、かつ、荷役におい
て各種の衝撃が加えられるコーナーの桁(3)の強度を
一層高めるのに極めて有効である。
【0017】更に、桁形成部(30)の内部には、その
最外角部から当該桁形成部内のリブ(31)の角部(屈
曲部)に至るリブ(32)と、斯かるリブ(32)の延
長上にあって桁形成部(30)内部の最内角部へ至るリ
ブ(33)とが配置される。リブ(32)及び(33)
は、幅厚が5〜7mm程度で、通常は桁形成部材(3
0)と同一の高さで形成され、上記リブ(31)と同様
に桁(3)内部において上下一体化され、そして、桁
(3)内部の補強構造を構成する。
【0018】上記リブ(32)及び(33)は、荷役作
業における落下や衝突など、特に、パレットのコーナー
に対する大きな衝撃に対して有効である。なお、図示す
る様に、桁形成部(30)の内部の屈曲するリブ(3
1)の各辺の延長上には、リブ(23)、(24)と同
程度の高さのリブを設けることも出来る。
【0019】また、図1に示すフォーク差し込み口
(4)の開口縁には、通常、その間口に亘って伸長され
た差し込み口補強リブ(21)(図2参照)が配置され
る。差し込み口補強リブ(21)は、荷役作業において
リフトトラックのフォークが接触した際の衝撃に耐え得
る様に、幅厚が10〜25mm程度で、通常は高さがリ
ブ(20)と略2/1から同一の高さ、即ち10〜40
mm程度とされ、その長手方向に直交する断面の面積が
100〜1000mm2 程度、好ましくは300〜80
0mm2 程度とされる。そして、差し込み口補強リブ
(21)の断面形状は、断面の縦・横比(図4のC:
D)が1〜2程度、好ましくは1.3〜1.8程度とさ
れる
【0020】更に、フォーク差し込み口(4)の開口縁
を形成する差し込み口補強リブ(21)の外側縁は面取
り形状を備えており、フォークの挿入を容易にし且つフ
ォークが接触した際にその引っ掛かりを防止する様にな
されている。なお、フォーク差し込み口(4)の間口と
は、図1に示すパレット側面の当該フォーク差し込み口
(開口)の長手方向(水平方向)の距離を言う。
【0021】本発明のパレットにおいては、フォーク差
し込み口(4)を補強し且つ上記の差し込み口補強リブ
(21)の成形時における収縮変形を防止するため、差
し込み口補強リブ(21)を第1のリブとした場合、斯
かる第1のリブ(21)の内側に第1のリブ(21)と
略平行に第2のリブ(22)を配置する。第2のリブ
(22)は、成形後直ちに冷却固化するように比較的薄
い幅厚、具体的には5〜10mm程度、好ましくは5〜
8mm程度の幅厚とされ、本発明では、この第2のリブ
(22)を第1のリブ(21)に先だって固化させ、こ
れにより第1のリブ(21)を支え、第1のリブ(2
1)の変形を防止するものである。第2のリブ(22)
の高さは第1のリブ(21)の高さの1/2以上2倍以
下程度とするのが良い。
【0022】上記の第2のリブ(22)は、第1のリブ
(21)の成形時の冷却過程における収縮力に対抗して
その変形を有効に防止する支持機能を発揮する様に、第
1のリブ(21)に近く、かつ良好に冷却され、成形後
直ぐに固化しうる位置、すなわち、第1のリブ(21)
から15〜50mm程度間隔(図4の符号Bで示す間
隔)をあけた位置に配置される必要がある。第2のリブ
(22)は、第1のリブ(21)から50mm以上遠い
位置では支持機能を果たさず、15mmより近い位置で
は第1のリブ(21)から熱が伝わり冷却固化が遅くな
る。
【0023】更に、第1のリブ(21)の成形時におけ
る第2のリブ(22)の支持機能を一層高めるため、第
1のリブ(21)と第2のリブ(22)の間には、第1
のリブ(21)と第2のリブ(22)を繋ぐ複数の接続
リブ(26)、(26)…)が配置される。斯かる接続
リブ(26)、(26)…は、4〜8mm程度、好まし
くは5〜6mm程度の幅厚とされる。高さは他のリブと
同程度で良い。この接続リブ(26)、(26)の幅厚
を4〜8mmとしたのは冷却固化を早めるためである。
そして、第1のリブ(21)と第2のリブ(22)に架
け渡される状態で且つ間口を例えば6〜12等分する程
度の数だけ配置される。
【0024】本発明においては、第1のリブ(21)を
第2のリブ(22)及び補強リブ(26)、(26)…
で支えて変形を防止するから、第2のリブ(22)及び
接続リブ(26)、(26)…の成形時における冷却速
度を高めることが必要であり、第2のリブ(22)のそ
の長手方向に直交する断面の面積は、第1のリブ(2
1)の、その長手方向に直交する断面の面積の20〜8
0%程度、好ましくは20〜40%程度とされるのが良
く、補強リブ(26)、(26)…のその長手方向に直
交する断面の面積は、第1のリブ(21)のその長手方
向に直交する断面の面積の10〜70%、好ましくは1
0〜30%程度の面積に設定されるのが良い。
【0025】また、図示したパレットにおいては、上記
の様な各種のリブが恰も仕切壁の如く配置され、これら
のリブがデッキボード(2)の裏面側を多数に区画して
いる。従って、パレットとして屋外などで使用する場合
は、底面となるデッキボード(2)の裏面側に雨水や土
などの異物が進入して滞留する怖れがある。そこで、上
記の各区画に相当する各リブで囲まれた部分(デッキボ
ード(2))には、各々に開口(25)が設けられる。
すなわち、各開口(25)、(25)…は、パレット内
部に進入した雨水や異物を排出する機能を備えている。
【0026】本発明のパレットを製造するには、上述し
た様に、各パレット形成部材(1)、(1)をそれぞれ
射出成形する。パレット形成部材(1)の射出成形にお
いては、射出後の冷却に伴ってパレット形成部材(1)
の全体が若干収縮する。その際、厚肉の部分、特に、第
1のリブ(21)は、その厚さがデッキボード(2)等
の他の部分の厚さや幅に比べて厚い(太い)ため、冷却
速度(固化する速度)が遅く、しかも、大きな収縮変形
力を発現する。
【0027】しかしながら、本発明のパレットにおいて
は、第1のリブ(21)と平行に第2のリブ(22)及
び接続リブ(26)、(26)…が特定の位置に配置さ
れており、斯かる第2のリブ(22)は、第1のリブ
(21)に対してその幅厚が薄くされているため、上記
の冷却過程において、第1のリブ(21)に比べ、デッ
キボード(2)と共に比較的速く固化し、第1のリブ
(21)の冷却する過程においては当該第1のリブの収
縮変形を抑制する様に作用する。
【0028】すなわち、上記の特定の位置に配置され且
つ第1のリブ(21)よりも速く固化する第2のリブ
(22)は、同様に速く固化する接続リブ(26)、
(26)…及び表面板を介し、第1のリブ(21)の長
手方向の収縮力に対抗して当該第1のリブ支持し、その
変形を防止する。
【0029】特に、第1のリブ(21)と第2のリブ
(22)の間に架け渡される状態で配置された接続リブ
(26)、(26)…は、第2のリブ(22)と同様に
その幅厚が第1のリブ(21)に対して薄く設定され、
第1のリブ(21)よりも速く固化するため、第1のリ
ブ(21)の収縮力に対抗する第2のリブ(22)の支
持力を第1のリブ(21)の長手方向に沿った接続リブ
(26)、(26)…の各接続部において有効に発揮さ
せる。その結果、本発明のパレットにおいては、フォー
ク差し込み口(4)の開口縁おける弛む状態の変形を確
実に防止することが出来る。
【0030】また、製造されたパレットにおいて、フォ
ーク差し込み口(4)の開口部近傍にその長手方向に沿
って第1のリブ(21)と平行に配置された第2のリブ
(22)は、フォーク差し込み口(4)近傍のデッキボ
ード(2)における当該差し込み口の間口方向に沿った
曲げ剛性を一層高める。
【0031】更に、補強リブ(26)、(26)…は、
フォーク差し込み口(4)近傍の第1のリブ(21)か
ら第2のリブ(22)に至るデッキボード(2)におけ
るフォーク差し込み方向に沿った曲げ剛性を高める。す
なわち、本発明のパレットにおいては、第1のリブ(2
1)に加えて第2のリブ(22)及び補強リブ(2
6)、(26)…を配置したことにより、フォーク差し
込み口(4)の強度を一層高めることが出来る。
【0032】なお、図示しないが、第1のリブ(21)
を低い高さに形成する(図4の高さCを低くする)こと
により、第1のリブ(21)と第2のリブ(22)を繋
ぐ線、即ち、補強リブ(26)、(26)…の稜線が第
1のリブ(21)から第2のリブ(22)に向かうに従
い傾斜する形状としてもよい。
【0033】上記の様に、フォーク差し込み口(4)の
形状を外方に開かれた傾斜形状とした場合は、第1のリ
ブ(21)と第2のリブ(22)の各断面積を小さくす
ることが出来、冷却効率が良好となるので、第1のリブ
(21)の成形時における変形防止に有効であり、しか
も、フォークの挿入も一層容易である。
【0034】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明の合成樹脂製
パレットによれば、成形時の冷却過程において、デッキ
ボードと共に比較的速く固化する第2のリブが、第1の
リブの収縮変形を抑制する様に作用し、しかも、第1の
リブと第2のリブの間に架け渡される状態で配置され且
つ第2のリブ(22)と同様に速く固化する複数の補強
リブが、第1のリブの収縮力に対抗する第2のリブの支
持力を第1のリブの長手方向に沿った当該補強リブの各
接続部において有効に発揮させるため、第1のリブの変
形を確実に防止することが出来る。
【0035】また、本発明の合成樹脂製パレットによれ
ば、第2のリブにより、フォーク差し込み口近傍のデッ
キボードにおける間口方向に沿った曲げ剛性を高めるこ
とが出来、かつ、第1のリブと第2のリブの間の補強リ
ブにより、フォーク差し込み口近傍のデッキボードにお
けるフォーク差し込み方向に沿った曲げ剛性を高めるこ
とが出来るため、フォーク差し込み口の強度を一層高め
ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】合成樹脂製パレットの外観を示す斜視図であ
る。
【図2】図1におけるII−II矢視図であり、パレット形
成部材の四半分の内部構造を示す平面図である。
【図3】図2におけるA−A矢視図およびB−B矢視図
であり、フォーク差し込み口のリブ構造を示すフォーク
差し込み方向に沿った垂直断面図である。
【図4】図3(a)及び(b)の開口縁部を拡大して示
す断面図である。
【符号の説明】
1 :パレット形成部材 2 :デッキボード 21:差し込み口補強リブ(第1のリブ) 22:第2のリブ 26:補強リブ 3 :桁 30:桁形成部 4 :フォーク差し込み口 5 :桁 50:桁形成部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下のデッキボードの間に複数の桁を設
    けて成り、隣り合う桁の間をフォーク差し込み口とし、
    前記フォーク差し込み口の開口縁に間口に亘って差し込
    み口補強リブを設けた合成樹脂製パレットにおいて、前
    記差し込み口補強リブは、その長手方向に直交する断面
    の断面積が100〜1000mm2 、かつ当該断面の縦
    ・横比が1〜2のリブとされており、前記差し込み口補
    強リブを第1のリブとした場合、第1のリブから前記フ
    ォーク差し込み口の奥側の15〜50mmの位置に、第
    1のリブと略平行に幅厚5〜10mmの第2のリブが配
    置されており、かつ、第1のリブと第2のリブの間に
    は、両リブをつなぐ幅厚4〜8mmの接続リブが複数設
    けられていることを特徴とする合成樹脂製パレット。
JP5082996A 1995-12-18 1996-02-14 合成樹脂製パレット Pending JPH09226767A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5082996A JPH09226767A (ja) 1995-12-18 1996-02-14 合成樹脂製パレット

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34838995 1995-12-18
JP7-348389 1995-12-18
JP5082996A JPH09226767A (ja) 1995-12-18 1996-02-14 合成樹脂製パレット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09226767A true JPH09226767A (ja) 1997-09-02

Family

ID=26391304

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5082996A Pending JPH09226767A (ja) 1995-12-18 1996-02-14 合成樹脂製パレット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09226767A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007223110A (ja) * 2006-02-22 2007-09-06 Gifu Plast Ind Co Ltd 成形品の溶着方法及びパレットの溶着方法
JP2009202934A (ja) * 2008-02-29 2009-09-10 Gifu Plast Ind Co Ltd 合成樹脂製のパレット
JP2009202933A (ja) * 2008-02-29 2009-09-10 Gifu Plast Ind Co Ltd 合成樹脂製のパレット
KR101424619B1 (ko) * 2012-11-30 2014-08-01 김성태 미끄럼 방지용 파렛트

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007223110A (ja) * 2006-02-22 2007-09-06 Gifu Plast Ind Co Ltd 成形品の溶着方法及びパレットの溶着方法
JP2009202934A (ja) * 2008-02-29 2009-09-10 Gifu Plast Ind Co Ltd 合成樹脂製のパレット
JP2009202933A (ja) * 2008-02-29 2009-09-10 Gifu Plast Ind Co Ltd 合成樹脂製のパレット
KR101424619B1 (ko) * 2012-11-30 2014-08-01 김성태 미끄럼 방지용 파렛트

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1483159B1 (en) Plastic pallet
EP1323636B1 (en) Synthetic resin pallet
AU2134699A (en) Synthetic resin pallet and manufacturing method therefor
JP4539215B2 (ja) 合成樹脂製パレット
JPH09226767A (ja) 合成樹脂製パレット
JP3919036B2 (ja) 合成樹脂製パレット
JP3443319B2 (ja) 合成樹脂製パレット
JP2922819B2 (ja) プラスチック製パレット
JPH10218179A (ja) 合成樹脂製パレット
JP3325746B2 (ja) 合成樹脂製パレット
JP2922838B2 (ja) 合成樹脂製パレット
JP5118510B2 (ja) 合成樹脂製のパレット
JPS6055374B2 (ja) 合成樹脂製パレツト
JP4268743B2 (ja) 合成樹脂製パレット
JP3142225B2 (ja) 合成樹脂製パレット
JP3894677B2 (ja) 合成樹脂製パレット
JP4181254B2 (ja) 合成樹脂製パレット
JP3879965B2 (ja) 合成樹脂製パレットの製造方法
JP5563797B2 (ja) 合成樹脂製パレット
JPS589868Y2 (ja) 合成樹脂製パレツト
JP3897943B2 (ja) 合成樹脂製パレット
JP3977637B2 (ja) パレット
JPH0547070Y2 (ja)
JP4340374B2 (ja) 合成樹脂製パレット
JPS6013780Y2 (ja) 合成樹脂製パレツト

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20011213