JP5308850B2 - 合成樹脂製パレット - Google Patents
合成樹脂製パレット Download PDFInfo
- Publication number
- JP5308850B2 JP5308850B2 JP2009020862A JP2009020862A JP5308850B2 JP 5308850 B2 JP5308850 B2 JP 5308850B2 JP 2009020862 A JP2009020862 A JP 2009020862A JP 2009020862 A JP2009020862 A JP 2009020862A JP 5308850 B2 JP5308850 B2 JP 5308850B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin
- gas
- concave groove
- pallet
- deck board
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Pallets (AREA)
Description
このような合成樹脂製パレットとして、互いに平行に配置された上部デッキボード及び下部デッキボードと、上部デッキボード及び下部デッキボードを連結する複数の桁部とから概略構成されているものがある。合成樹脂製パレットは、一体成形のものや、桁部上下の略中央部分で二分割して形成したものを、桁部同士を突き合わせて溶着して形成したものがある。
また、デッキボードと脚部(桁部)のみで構成される、いわゆるスキッドパレットと称されるものもある。
これらの合成樹脂製パレットでは、軽量化と製造コストの低減を達成するために、金型内に溶融樹脂を充填し、所定の遅延時間経過後に不活性ガスを補強リブ内に注入することで、補強リブ内に中空部を形成するようにしたものがある。
そして、合成樹脂製パレットを射出成形する際、積載面の溶融樹脂注入ゲート部から金型内に溶融樹脂を注入し、樹脂注入に遅れて補強リブのガスゲート部からガスを吹き込むことで補強リブ内にガスチャンネルを形成して中空部を形成するようにしている。この場合、溶融樹脂の注入工程ではパレット形成部材の溶融樹脂注入ゲート部への樹脂注入が最後に行われるから、注入後もこのゲート部の樹脂が高温状態となる。一方で、補強リブ内に吹き込まれたガスが補強リブ内のガス流路を通って溶融樹脂注入ゲート部に進入すると高温状態の樹脂が破裂して溶融樹脂注入ゲート部から外部に開口してしまう不具合が発生するおそれがある。
そのため、これを防ぐために、溶融樹脂注入ゲート部の裏面に補強リブを設けないようにすると共に溶融樹脂注入ゲート部の部分である樹脂受け部の肉厚をデッキボードの他の部分より薄くした薄肉部とすることで、樹脂受け部の樹脂の冷却固化を促進して樹脂受け部及び溶融樹脂注入ゲート部へのガスの進入を防ぐようにしている。
本発明は、このような実情に鑑みて、ガス注入によって注入されたガスが溶融樹脂注入用ゲート部を設けた樹脂受け部に進入することを防ぐと共にこの部分の強度を高めて破損を防止できるようにした合成樹脂製パレットを提供することを目的とする。
本発明によれば、樹脂用ゲート部からデッキボードの金型内に溶融樹脂を充填し、その後にガスを注入した場合、補強リブ内をガスが流動して樹脂用ゲート部における高温状態の樹脂受け部の方向に進出するが、樹脂受け部と補強リブとの間に凹溝が形成されている場合には、凹溝を形成したデッキボードの薄肉部分は冷却固化が促進されるから、ガスが凹溝の薄肉部分を経由して樹脂受け部に進入するのを阻止でき、凹溝の外側をガスが迂回することも延在する凹溝によって阻止される。また、樹脂受け部に凹溝が形成されている場合には、樹脂受け部が薄肉部に形成されて冷却固化が促進されるためにガスは樹脂用ゲート部を有する薄肉部の樹脂受け部への進入を阻止される。そして、合成樹脂製パレットは補強部材が凹溝による薄肉部を補強するように少なくとも樹脂受け部に、好ましくは樹脂受け部とその外側のデッキボード裏面まで延びて連結形成されているから、樹脂受け部やその外周に凹溝が設けられていても合成樹脂製パレットの強度を高めて使用時の損傷等を防止できる。しかも、補強部材はガスが内部を流通する補強リブと非接触であるから、凹溝で高温状態の樹脂受け部への進出を阻止されたガスが補強部材に進入することを防止できる。
なお、デッキボードは上部デッキボードと下部デッキボードを含む。
樹脂受け部は樹脂用ゲート部を含む領域を含んでいて凹溝が形成されているため、溶融樹脂の充填後に、ガス用ゲート部からガスを補強リブ内に注入して補強リブ内をガスが流れて樹脂用ゲート部を含む高温状態の樹脂受け部に流入しようとしても樹脂受け部が凹溝によって薄肉形状に形成されているから樹脂受け部内にガスが注入されるのを阻止できる。このとき、補強部材は補強リブとは離間しており補強リブ内からガスが樹脂受け部の凹溝に沿って迂回しても補強部材に到達しない。そして、製造された合成樹脂製パレットは肉薄の樹脂受け部があっても補強部材で強化されているから損傷等をうけない。
この場合、凹溝が樹脂受け部の周囲にリング状に形成されているため、樹脂受け部に対して凹溝を挟んで反対側に補強リブが配設されていても、凹溝を形成する薄肉部で冷却固化が樹脂受け部より進み、補強リブ内を流通するガスは凹溝の薄肉部を通過する際の抵抗が大きく高温状態の樹脂受け部に進入するのを阻止できる。しかも、樹脂受け部は凹溝の薄肉部よりも肉厚であるから強度が高く凹溝の薄肉部は強度が小さいが、凹溝上に補強部材が設けられているので補強されて高い強度を得られる。
また、補強部材は凹溝の外側におけるデッキボードの裏面に連結して形成されていてもよく、凹溝の部分について高い強度を得られる。
また、樹脂用ゲート部はデッキボードの積載面に設けられていることが好ましく、射出成形機の樹脂バルブをガス注入手段とデッキボードの反対側の面に設けることができて樹脂とガスの注入による合成樹脂製パレットの製造が容易である。
図1に示す第一の実施例による合成樹脂製パレット(以下、単にパレットということがある)1は全体として略四角形、例えば略正方形または長方形の箱形を呈した二方差し片面使用のパレットである。合成樹脂製パレット1は、上部デッキボード2及び上部デッキボード2の裏面に連結する複数の桁部3を設けた上部パレット形成部材4Aと、図示しない下部デッキボード及び複数の桁部を設けた下部パレット形成部材とで構成されている。
なお、下部デッキボードは上部デッキボード2と同一構成であるから、以下では下部デッキボードの説明を省略して上部デッキボード2によって代表して説明する。
合成樹脂製パレット1の上部デッキボード2は板状をなしていて、その積載面5aをなす表面に対向する裏面5bの中央部に中央桁部3aが形成され、その両側端部に端桁部3b、3bが形成されている。中央桁部3aと端桁部3b、3bは上部デッキボード2の対向する一対の辺の一端から他端まで線状に延び互いに平行とされている。
同様な構成を有する下部デッキボードを上部デッキボード2と対向させて、各桁部3a、3b、…の端面同士を突き合わせて溶着することで一体化させて合成樹脂製パレット1を形成することになる。
中央桁部3aと端桁部3b内には格子状の補強リブ9がそれぞれ形成されている。図2に示すように、補強リブ9の上部デッキボード2の裏面5bへの付け根は断面凹曲線をなす凹曲面部9dを有しており、下方に向けて幅広になっている(補強リブ6も同一構成を有している)。上部デッキボード2の積載面5aにおける中央部分には樹脂用ゲート部10が設けられている(図1、3参照)。樹脂用ゲート部10を設けた上部デッキボード2の領域は樹脂受け部8とされている。
この上部パレット形成部材4Aの金型は、樹脂がパレット全体に一様に流れるように、金型の中央部に樹脂用ゲート部10が一点設けられた一点ゲートの金型とされている。なお、樹脂用ゲート部10は複数設けた複数点ゲートとしても良い。
このガス用ゲート部12aには内部にガス流路を形成する格子状の補強リブ9、6が連続して接続されており、特にガス用ゲート部12aから両側に斜め方向に補強リブ9と補強リブ6の交差部まで延びるガス流路9bはガスが最も流れやすい構造とされている。そして、ガス流路9bのガスは、中央桁部3a及び端桁部3bにおける補強リブ9と各桁部3a、3b間の補強リブ6との付け根部分に流れて、ガス流路からなる中空部13が形成される(図4参照)。
ガス用ゲート部12aは実施例では1点のみ金型の略中央部に配設している。ガス用ゲート部12aから注入するガスは例えば不活性ガスの一種である窒素ガスを用いる。
例えば、2点ガス用ゲート部の場合は、積載面5aに樹脂用ゲート部10を設けた樹脂受け部8に対して、平面視略点対称となる位置に、中央桁部3a内にガス用ゲート部12a、12bを配設する(図1(b)参照)。また、4点の場合は、中央部の樹脂用ゲート部10に対して、例えば平面視略点対称となる位置に、中央桁部3a内にガス用ゲート部12a、12bを配設すると共に端桁部3b、3b内にガス用ゲート部12c、12dを配設することも可能である(図1(b)参照)。この場合、端桁部3b、3b内の各ガス用ゲート部12c、12dに連続するガス流路を補強リブ9内に設け、このガス流路に端桁部3b、3b外の補強リブ6を最短距離で接続することが、ガスの流れのバランスの点から好ましい。
上部デッキボード2の積載面5a側に設けても良い。
また、四方差し合成樹脂製パレットでは、1つの中央桁、4つの中間桁、4つの隅桁の構成であるが、この場合には、上記実施形態と同様に、上部デッキボード2における中央桁部3aの中央部の樹脂受け部8の積載面5a側に樹脂用ゲート部10を設け、上部デッキボード2の裏面5b側における樹脂受け部8に隣接した略中央部にガス用ゲート部12aを1つ設けた1点ガスゲートを採用してもよく、或いは各中間桁にそれぞれ1つずつガス用ゲート部12a〜12dを設けた4点ガスゲートであってもよい。
図2及び図3において、上部デッキボード2の積載面5aの樹脂受け部8には、溶融樹脂注入時に射出成形機の樹脂バルブ14の樹脂用ゲート部10を有するブッシュ15が上部パレット形成部材4Aの金型(図示せず)に取り付けられ、樹脂バルブ14から溶融樹脂が樹脂用ゲート部10を通して金型内に充填されることになる。
樹脂バルブ14内には溶融樹脂を充填するための充填挿通孔14aが形成されており、樹脂の充填を終了して冷却固化された後に充填挿通孔14a内をバルブピン16が進出して上部パレット形成部材4Aを金型から突き出し可能とされている。
そして、各補強リブ9の先端部9cと樹脂受け部8との間には、樹脂受け部8の周囲を仕切るようにリング状の凹溝18が裏面5bに形成されている(図2、図5及び図6参照)。そのため、補強リブ9内を流通するガスは上部デッキボード2の凹溝18を有する薄肉部で堰き止められ、樹脂用ゲート部10を有する樹脂受け部8内に進入するのを阻止される。
また、図3に示すように、凹溝18は樹脂バルブ14のブッシュ15の外側に形成されていることが好ましい。
そして、図2に示すように補強リブ9は例えば樹脂受け部8を中心に略90度間隔に直交配置されており、補強部材20の各補強部20aは隣接する補強リブ9,9間に略45度間隔で非接触に配設されている。これにより、補強リブ9内を進むガスが凹溝18の薄肉部に進行を遮られてリング状の凹溝18に沿って迂回しても45度離れた補強部20aまでには到達せず、或いは凹溝18の外に補強部20aが突出していないために補強部20a内にはガスは流入しないようになっている。
この場合、リング状をなす凹溝18の幅Wは1〜5mm、深さDは1〜2mmとすることが好ましい。
凹溝18の幅Wと深さDが上記数値範囲より小さいとガスが肉薄部を経由して樹脂受け部8に流れるおそれがあり、上記数値範囲より大きいとガスの流入阻止のためには過大であり、強度が低下して破損し易くなる。
また、ガス用ゲート部12aからのガス供給に際しては、ガスを上部パレット形成部材4Aの内部に注入して中空構造を成形するガスアシスト法が採用されている。サンドイッチ成形法とガスアシスト法については上記特許文献2等に開示されているので詳しい説明を省略する。
合成樹脂製パレット1の上部パレット形成部材4Aと下部パレット形成部材の製造方法について説明するが、上部パレット形成部材4Aと下部パレット形成部材の製法は同一であるので上部パレット形成部材4Aの製法を代表して説明する。
図1に示すように上部パレット形成部材4Aを射出成形するための金型における上部パレット形成部材4Aの積載面5aの樹脂受け部8に射出成形機の樹脂バルブ14を取り付け、樹脂バルブ14の樹脂用ゲート部10から溶融状態の樹脂を上部パレット形成部材4Aの金型内に注入する。これにより、溶融樹脂は上部デッキボード2の金型内を流れ、中央桁部3a及び端桁部3b、3b、補強リブ9,6内に回り込む。
ここで、中央桁部3aの補強リブ9内に流入するガスは、格子状の補強リブ9内を流通して、最後に溶融樹脂が充填された樹脂用ゲート部10を有する高温状態の樹脂受け部8に向けて流れ込もうとするが、樹脂受け部8に近接する補強リブ9の先端部9cは樹脂受け部8に近接する位置までしかない。しかも上部デッキボード2における凹溝18の肉厚は樹脂受け部8や他の領域より薄肉になっているため、凹溝18の薄肉部は比較的早くに溶融樹脂が冷却固化する。そのため、ガスは補強リブ9から凹溝18の肉薄部を超えて高温状態の樹脂受け部8内に進むのを阻止される。
従って、略直交する方向に延びる4本の補強リブ9から高温状態の樹脂受け部8の樹脂用ゲート部10にガスが流入するのが確実に阻止され、樹脂用ゲート部10で溶融樹脂が破裂したり開口したりすることはない。
しかも、上部デッキボード2のリング状の凹溝18には、樹脂受け部8に形成された略十字形状の補強部材20の各補強部20aが架け渡されて連結されて補強されているから、凹溝18による薄肉部の強度低下を抑えて、裏面5b側からデッキボード2の強度を補強できる。
下部パレット形成部材についても同様の作用により、下部デッキボード樹脂用ゲート部を設けた樹脂受け部8内にガスが流入せず、補強部材20によって凹溝18の強度を補強できる。
第一の実施例の変形例として、凹溝18は必ずしもリング状である必要はなく、例えば多角形状でもよく凹溝18の形状は任意である。
次に図7及び図8に記載された第二の実施例について説明する。
第二の実施例による合成樹脂製パレット22は、上部(及び下部)デッキボード2に設けた樹脂用ゲート部10を取り付ける樹脂受け部23において相違し、その余の構成は同一である。樹脂受け部23は上部デッキボード2の裏面5bにおいて、樹脂受け部23の全域に例えば円形の凹溝24が形成され、他の領域より肉薄に形成されている(図8参照)。凹溝24は樹脂用ゲート部10を含んでその外側まで延びた略円形に形成されている。
そして、樹脂受け部23の周囲に設けた例えば4枚の補強リブ9が互いに略直交する方向に形成され、各補強リブ9の先端面9cは樹脂受け部23の近傍で切除されている。
そして、この円形の凹溝24には略十字形状の補強部材20が形成され、補強部材20の各補強部20aは凹溝24の外周縁まで、或いは外周縁を超えて隣接する裏面5bまで延びて連結されている。しかも、各補強部20aは例えば90度の角度をなす隣接する各補強リブ9、9間で互いに約45度の角度を設けて非接触に配設されている。
れた樹脂受け部23に凹溝24が例えば円形に形成されているから、薄肉部の樹脂受け部23に重ねて含まれる積載面5a側の樹脂用ゲート部10に、ガスが補強リブ9内を通して注入されるのを凹溝24の薄肉部で堰き止め、樹脂用ゲート部10に破裂や開口が発生するのを阻止できる。しかも、凹溝24には補強リブ9に非接触で離間した補強部材20を設けて一体形成したから凹溝24の強度を補強でき、全体の強度を確保できる。
うリング状の凹溝18に架ける補強部材20は必ずしも十字に交差して形成されている必要はない。例えば図9に示すように、凹溝18を跨いで、上部デッキボード2の樹脂受け部8と凹溝18の外周側の裏面5bとに一体形成された補強部材26を、補強リブ9、9間でこれら補強リブ9から離間した位置に1または複数設けていればよい。この場合、補強部材26は凹溝18の外周側に若干突出した程度に位置させるとよい。
また、上部(及び下部)デッキボード2のリング状の凹溝18で囲われた樹脂用ゲート部10を設けた樹脂受け部8の肉厚はデッキボードと同一の肉厚で表面5aと裏面5bを面一に形成したが、本発明はこれに限定されることなく、樹脂受け部8の肉厚を裏面5bより突出させてより大きく形成して強度を向上させてもよい。この場合でも、凹溝18を跨いで補強部材26を設けたから、樹脂充填直後のガス充填時にガスが高温状態の樹脂受け部8に到達して樹脂用ゲート部10に至ることはない。
なお、上述の実施例では補強リブ9が互いに直交する方向に4枚設けられているが、樹
脂受け部8を囲う補強リブ9の数は任意であり、例えば対向する2枚の補強リブ9が設けられていてもよい。同様に補強部材20の補強部20aの数も適宜設定できる。
また、樹脂用ゲート部10は上部デッキボード2の積載面5aに代えて裏面5bに設けても良い。
この場合、溶融樹脂を樹脂ゲート部10から図示しない金型内に充填した後で、ガスゲート部12aから補強リブ9,6内にガスを注入し、ガスは補強リブ9内を流動して高温状態の溶融樹脂が充填された樹脂受け部23に向かう。この比較例では、補強部材41が対向する補強リブ9,9間に接続されているから、ガスは溶融状態の補強リブ41を経由して高温状態の樹脂受け部8内に流動し、樹脂ゲート部10内で高温の溶融樹脂を破裂・開口させることになり、合成樹脂製パレット40は不良品となる。
従って、このような比較例では、本発明の各実施例による合成樹脂製パレット1、22の作用効果を得られない。
また、合成樹脂には有機質または無機質のものを含む発泡剤を混入して発泡体として用いてもよい。また、合成樹脂としてバージン樹脂を金型に注入するようにしたが、これに代えて、バージン樹脂からなるスキン層と再生樹脂からなるコア層とを金型内に充填して二層構造にし、更にその内部にガスを注入して中空部を形成した三層構造に形成してもよい。また、スキン層の材料樹脂としてバージン樹脂に代えて再生樹脂を用いても良く、この場合でもスキン材に着色剤等の添加剤を加える等すればよい。
2 上部デッキボード
3 桁部
4A 上部パレット形成部材
5a 積載面
5b 裏面
6、9 補強リブ
8、23 樹脂受け部
10 樹脂用ゲート部
12a、12b、12c、12d ガス用ゲート部
13 中空部
18、24 凹溝
20、26 補強部材
Claims (5)
- デッキボードと桁部を有しており、前記デッキボードの桁部側に複数の補強リブが備えられていて、該補強リブ内にはガスが充填されてなる中空部が形成されている合成樹脂製パレットであって、
前記デッキボードは、溶融樹脂注入用の1つの樹脂用ゲート部が設けられていると共に前記樹脂用ゲート部を含む領域に樹脂受け部が形成され、前記デッキボードの積載面に対向する裏面にて、前記樹脂受け部の周囲には互いに直交する方向に配設されて前記樹脂受け部に干渉しないように交差部分が切除されたかたちの中空の補強リブが設けられており、前記補強リブと樹脂受け部の間または該樹脂受け部に凹溝が形成されていると共に、前記樹脂受け部の中央から少なくとも前記凹溝上まで延び前記補強リブに非接触の中実である補強部材が設けられていることを特徴とする合成樹脂製パレット。 - 前記凹溝は前記樹脂受け部に形成されており、前記凹溝内に前記樹脂用ゲート部が設けられている請求項1に記載された合成樹脂製パレット。
- 前記凹溝は前記補強リブと樹脂受け部の間にリング状に形成されており、前記リング状の凹溝の内側に樹脂用ゲート部が設けられている請求項1に記載された合成樹脂製パレット。
- 前記補強部材は前記凹溝の外側におけるデッキボードの裏面に連結して形成されている請求項1乃至3のいずれか一項に記載された合成樹脂製パレット。
- 前記樹脂用ゲート部は前記デッキボードの積載面に設けられている請求項1乃至4のいずれか一項に記載された合成樹脂製パレット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009020862A JP5308850B2 (ja) | 2009-01-30 | 2009-01-30 | 合成樹脂製パレット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009020862A JP5308850B2 (ja) | 2009-01-30 | 2009-01-30 | 合成樹脂製パレット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010173728A JP2010173728A (ja) | 2010-08-12 |
JP5308850B2 true JP5308850B2 (ja) | 2013-10-09 |
Family
ID=42705079
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009020862A Active JP5308850B2 (ja) | 2009-01-30 | 2009-01-30 | 合成樹脂製パレット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5308850B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0737815U (ja) * | 1993-12-27 | 1995-07-14 | 河西工業株式会社 | 射出成形品 |
JP3443319B2 (ja) * | 1998-04-30 | 2003-09-02 | 日本プラパレット株式会社 | 合成樹脂製パレット |
-
2009
- 2009-01-30 JP JP2009020862A patent/JP5308850B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2010173728A (ja) | 2010-08-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4079344B2 (ja) | 合成樹脂製パレット | |
JP4079377B2 (ja) | 合成樹脂製パレット | |
JP5308850B2 (ja) | 合成樹脂製パレット | |
JP5308849B2 (ja) | 合成樹脂製パレット | |
JP3889102B2 (ja) | 合成樹脂製パレット | |
JP3443319B2 (ja) | 合成樹脂製パレット | |
JP4908850B2 (ja) | 合成樹脂製パレット | |
JP4028918B2 (ja) | 合成樹脂製パレット | |
JP5118510B2 (ja) | 合成樹脂製のパレット | |
JP4079376B2 (ja) | 合成樹脂製パレットの製造方法 | |
JP5118511B2 (ja) | 合成樹脂製のパレット | |
JP2010047266A (ja) | 合成樹脂製パレット | |
JPH11310235A (ja) | 合成樹脂製パレット | |
JP3879965B2 (ja) | 合成樹脂製パレットの製造方法 | |
JP5662501B2 (ja) | パレット形成部材、合成樹脂製パレット、および、合成樹脂製パレットの製造方法 | |
JP2008127045A (ja) | パレット | |
JP3275254B2 (ja) | 合成樹脂製パレット | |
JP3934716B2 (ja) | 合成樹脂製パレット | |
JP5426904B2 (ja) | 合成樹脂製パレット | |
JPH10129668A (ja) | 合成樹脂製パレット | |
JP4177211B2 (ja) | サンドイッチ射出成形品 | |
JP3922621B2 (ja) | 合成樹脂製パレット | |
KR100738860B1 (ko) | 합성수지제 팰릿 | |
JP5492619B2 (ja) | パレット | |
JP4059436B2 (ja) | 合成樹脂製パレット |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20110728 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20110713 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20110802 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20111102 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120830 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120911 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20121112 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130604 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130701 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5308850 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |