明 細 書 記 録 可 能 型 光 デ ィ ス ク 、 光 デ ィ ス ク 記 録 装 置 、 光 デ イ ス ク 再 生 装 置 、 及 び記 録 可 能 型 光 デ ィ ス ク へ の デ ー タ 記 録 方祛 技 術 分 野 本 発 明 は 、 記 録 可 能 型 光 デ ィ ス ク と 光 デ ィ ス ク 記 録 再 生 装 置 と に 関 し 、 特 に 記 録 ス ト ラ テ ジ と 記 録 パ ワ ー と の 決 定 方 法 に 関 す る 。 背 景 技 術 近 年 、 光 学 式 情 報 記 録 技 術 、 す な わ ち 記 録 可 能 型 光 デ ィ ス ク へ の デ ― 夕 記 録 技 術 が 著 し く 発 展 し て い る 。 そ れ に 伴 い 、 光 デ ィ ス ク 記 録 再 生 装 置 が 各 種 開 発 ざれ て い る 。 特 に 、 例 え ば D V D - R A M ド ラ イ ブ の よ う に コ ン ピ ュ — 夕 の 外 部 記 録 装 置 等 と し て 応 用 さ れ た も の が 、 既 に 広 く 普 及 し 始 め て い る 。
こ で 、 光 学 式 情 報 記 録 技 術 と は 、 特 に 次 の よ う な 記 録 技 術 を い う 。 光 ヘ ッ ド ( 又 は ピ ッ ク ア ッ プ と も レ う ) か ら 記 録 可 能 型 光 デ ィ ス ク の 記 録 層 へ レ ー ザ光 を 照 射 す る 。 レ ー ザ光 を 照 射 さ れ た 記 録 層 の 部 分 は 変 質 し 、 そ の 光 学的 反 射 率 ( 以 下 、 光 反 射 率 と い う ) が 変 化 す る 。 そ
こ で 、 レ ー ザ 光 の パ ワ ー を 二 値 的 に 変 化 さ せ な が ら 照 射 し 、 記 録 層 の 光 反 射 率 を 場 所 に 依 存 し て 実 質 上 二 値 的 に 変 化 さ せ る 。 記 録層 の 光 反 射 率 の 低 い 部 分 を 記 録 マ ー ク と い い 、 高 い 部 分 を 記 録 ス ペ ー ス と い う 。 光 学 式 情 報 記 録 技 術 に よ れ ば 、 デ ー タ が 記 録 マ ー ク と 記 録 ス ペ ー ス と の 順 列 と し て 、 記 録 可 能 型 光 デ ィ ス ク へ 記 録 さ れ る 。 例 え ば マ ー ク エ ッ ジ 記 録 方 式 で は 、 記 録 マ ー ク と 記 録 ス ぺ ー ス と の 境 界 ( マ ー ク エ ッ ジ ) が デ ィ ジ タ ル 信 号 の パ ル ス 端 を 表 し 、 記 録 マ ー ク の 長 さ が デ ィ ジ タ ル 信 号 の パ ル ス 幅 を 表 す 。
記 録 可 能 型 光 デ ィ ス ク は 、 追 記 型 光 デ ィ ス ク と 書 換 型 光 デ ィ ス ク と に 分 類 さ れ る 。
追 記 型 光 デ ィ ス ク と は 、 デ ー タ を 一 回 の み 記 録 可 能 な 光 デ ィ ス ク を い う 。 追 記 型 光 デ ィ ス ク は C D — R ( R e c o r d a b l e )と D V D - R と を 含 む 。
追 記 型 光 デ ィ ス ク で は 、 記 録 マ ー ク が 次 の 通 り に 作 成 さ れ る 。 記 録 層 が 有 機 色 素 を 含 む 。 記 録 層 に 対 し レ ー ザ 光 を 所 定 の パ ワ ー で 照 射 す る と き 、 そ の 有 機 色 素 が 分解 し 、 そ の 光 反 射 率 が 低 下 す る 。 こ う し て 、 レ ー ザ 光 を 照 射 さ れ た 記 録 層 の 部 分 が 記 録 マ ー ク と な る 。
追 記 型 光 デ ィ ス ク で は デ ー タ の 記 録 が 次 の 理 由 で 一 回 に 限 ら れ る 。 記 録 マ ー ク の 作 成 時 、 記 録 層 の レ ー ザ光 照 射 部 分 で 多 量 の 熱 が 生 じ る 。 そ の 熱 は 周 囲 の 樹脂 等 を 変 形 さ せ る 。 そ れ ら の 変 形 は 不 可 逆 的 で あ る の で 、 レ ー ザ 光 照 射 前 の 状 態 に 戻 す こ と が で き な い 。 そ れ 故 、 追 記 型
光 デ ィ ス ク で は 、 デ 一 夕 の 記 録 が 一 回 に 限 ら れ る 。 書 換 型 光 デ イ ス ク と は 、 デ ー タ を 多 数 回 書 き 換 え 可 能 な 光 デ イ ス ク を い う 。 書 換 型 光 デ ィ ス ク は C D — R W (Re Wr: table)、 D V D — R A M 、 D V D — R W 、 及 び D V D + R W等 を 含 む
結
書 換 型 光 デ イ ス ク の 内 、 相 変 化 記 録 方 式 に よ る も の で は 、 記 録 マ ー ク が 次 の 通 り に 作 成 さ れ る 。 記 録 層 が 次 の 目
よ う な 合 金 を 含 む 。 そ の 合 金 は 結 晶 相 と ァ モ リレ フ ァ ス 相 と の 二 種 類 の 固 相 を 有 す る 。 記 録 層 の 光 反 射 率 は 結 晶 相 で は 高 く 、 ァ モ リレ フ ァ ス 相 で は 低 い 。 従 つ て 、 記 録 層 の 内 ァ モ ル フ ァ ス 相 の 部 分 が 記 録 マ — ク で あ 。 録 マ ー ク の 作 成 、 す な わ ち か ら ァ モ リレ フ ァ ス 相 へ の 転 移 は 、 次 の よ う に 実 現 す る 。 記 録 層 に 対 し 、 比 較 的 高 い パ ヮ 一 の レ ー ザ 光 を パ ル ス 照 射 す る 。 そ れ に よ り 、 記 録 層 ら の 狭 い 範 囲 が 融 点 以 上 の 温 度 ま で 瞬 間 的 に 加 熱 さ れ 、 そ 結 の 後 ガ ラ ス 化 点 以 下 の 温 度 ま で 急 冷 さ れ る 。 そ の 結 果 、 記 録 層 の そ の 狭 い 範 囲 が ァ モ リレ フ ァ ス 相 へ 転 移 す る 。 相 変 化 記 録 方 式 に よ る 書 換 型 光 デ ィ ス ク で は 更 に 、 既 存 の 記 録 マ ー ク を 次 の よ う に 消 去 で き る 。 記 録 マ ー ク は 上 記 の 通 り 記 録 層 の ァ モ ル フ ァ ス 相 部 分 で あ る 。 従 つ て 、 記 録 マ 一 ク を 消 去 ー9 -6» に は 、 そ の 記 録 マ ー ク の 範 囲 で ァ モ ル フ ァ ス 相 を 結 晶 相 へ 転移 さ せ れ ば 良 い 。
記 録 マ ー ク の 消 去 、 す な わ ち ァ モ リレ フ ァ ス 相 か 4± 相 へ の 転 移 は 、 次 の よ う に 実 現 す る 。 回 転 中 の 書 換 型 光 デ イ ス ク の 記 録 層 に 対 し 、 比 較 的 低 レ^ ノ\° ヮ — の レ 一 ザ 光
を 比 較 的 長 時 間 照 射 す る 。 そ れ に よ り 、 記 録 層 の 広 い 範 囲 が 、 ガ ラ ス 化 点 よ り 高 く 融 点 を 超 え な い 程 度 の 温 度 ま で 加 熱 さ れ 、 そ の 後 比 較 的 ゆ っ く り と 冷 え る 。 そ の 結 果 、 記 録 層 の そ の 広 い 範 囲 が 結 晶 相 へ 転 移 す る 。
相 変 化 記 録 方 式 に よ る 書 換 型 光 デ ィ ス ク へ の 実 際 の デ 一 夕 記 録 で は 、 レ ー ザ光 を 上 記 の 高 い パ ワ ー と 低 い パ ヮ 一 と の 間 で 切 り 換 え な が ら 照 射 す る 。 そ れ に よ り 、 記 録 マ ー ク の 消 去 と 作 成 と を 交 互 に 実 行 し 、 デ ー タ を 光 デ ィ ス ク に 上 書 き で き る 。
上 記 の 記 録 可 能 型 光 デ ィ ス ク へ デ ー タ を 記 録 し 、 か つ 再 生 す る た め の 装 置 と し て 、 例 え ば特 開 平 2 0 0 0— 2 0 0 4 1 8号 公 報 で 開 示 さ れ た よ う な 光 デ ィ ス ク 記 録 再 生 装 置 が 従 来 知 ら れ て い る 。
図 2 3は 、 従 来 の 光 デ ィ ス ク 記 録 再 生 装 置 の 一 例 を 示 す ブ ロ ッ ク 図 で あ る 。
従 来 の 光 デ ィ ス ク 記 録 再 生 装 置 に つ い て 、 そ の 再 生 系 の 一 例 を 以 下 説 明 す る 。
ス ピ ン ド ル モ 一 夕 1 4は 光 デ ィ ス ク Dを そ の 中 心 軸 周 り に 回 転 さ せ る 。
ピ ッ ク ア ッ プ 1は デ ー タ の 再 生 時 '、 次 の よ う に 光 デ ィ ス ク Dに 対 し レ ー ザ光 を 照 射 し 、 そ の 反 射 光 を ア ナ ロ グ 信 号 へ 変 換 す る 。 半 導体 レ ー ザ 1 aが レ ー ザ 光 を 所 定 の パ ワ ー で 出 力 す る 。 そ の と き の パ ワ ー を 再 生 パ ワ ー と い う 。 再 生 パ ワ ー は 十 分 に 小 さ い の で 、 レ ー ザ光 が 光 デ ィ ス ク Dの 記 録 層 を 変 質 さ せ な い 。 半 導 体 レ ー ザ 1 aか ら の
出 射 レ ー ザ 光 R 1は 、 集 光 レ ン ズ 1 b、 ス プ リ ツ 夕 1 c、 及 び対 物 レ ン ズ 1 dを 順 に 透 過 し 、 光 デ ィ ス ク D内 で 焦 点 を 結び 、 反 射 さ れ る 。 反 射 レ ー ザ 光 R 2は 、 対 物 レ ン ズ 1 d、 ス プ リ ツ 夕 1 c、 及 び検 出 レ ン ズ 1 eを 順 に 透 過 し 、 光 検 出 器 1 f上 で 焦 点 を 結 ぶ 。 光 検 出 器 1 fは 反 射 レ ー ザ光 R 2を 検 出 し 、 ア ナ ロ グ信 号 d lへ 変 換 す る 。 そ の 時 、 ア ナ ロ グ 信 号 d 1の 振 幅 は 反 射 レ ー ザ 光 R 2の 強 度 に 実 質 的 に 比 例 す る 。
ヘ ッ ド ア ン プ 2は ピ ッ ク ア ッ プ 1か ら ア ナ ロ グ 信 号 d 1 を 入 力 し 増 幅 す る 。 イ コ ラ イ ザ 3は 、 ヘ ッ ド ア ン プ 2に よ り 増 幅 さ れ た ア ナ ロ グ 信 号 d 2を 整 形 す る 。 二 値 化 器 4 は 、 イ コ ラ イ ザ 3に よ り 整 形 さ れ た ア ナ ロ グ 信 号 d 3を 所 定 の 閾 値 と 比 較 し 、 そ の 閾 値 を 境 に 二 値 化 す る 。 そ れ に よ り 、 整 形 さ れ た ア ナ ロ グ 信 号 d 3は デ ィ ジ タ ル 信 号 d 4 へ 変 換 さ れ る 。 位 相 同 期 ル ー プ ( P L L ) 5は デ イ ジ 夕 ル 信 号 d 4と 基 準 の ク ロ ッ ク 信 号 d 5 aと を 同 期 さ せ る 。 そ れ に よ り 、 デ ィ ジ タ ル 信 号 d 5か ら デ ー タ が 復 調 さ れ る 。
従 来 の 光 デ ィ ス ク 記 録 再 生 装 置 に つ い て 、 そ の 記 録 系 の 一 例 を 以 下 説 明 す る 。
記 録 パ タ ー ン 決 定 部 8は 記 録 対 象 デ ー タ に 応 じ 、 記 録 パ タ ー ン を 決 定 す る 。 記 録 パ タ ー ン は 、 光 デ ィ ス ク Dへ 書 き 込 む べ き 記 録 マ ー ク と 記 録 ス ペ ー ス と の 順 列 を 示 す 矩 形 パ ル ス 列 で あ る 。 記 録 パ タ ー ン で は 、 パ ル ス 幅 す な わ ち ア サ ー ト 時 間 が 記 録 マ ー ク の 長 さ ( 以 下 、 マ ー ク 長
と い う ) を 示 す 。 更 に 、 一 つ の パ ル ス 後 端 か ら 次 の パ ル ス 前 端 ま で の 間 隔 ( 以 下 、 ネ ゲ ー ト 時 間 と レゝ う ) が 記 録 ス ペ ー ス の 長 さ ( 以 下 、 ス ペ ー ス 長 と い う ) を 示 す 。
記 録 パ ル ス 決 定 部 9は 、 記 録 パ タ ー ン 決 定 部 8に よ り 決 定 さ れ た 記 録 パ タ ー ン d 8に 基 づ き 記 録 パ ル ス d 9を 決 定 す る 。 こ こ で 、 記 録 パ ル ス は 矩 形 パ ル ス で あ り 、 そ の パ ル ス 幅 と 間 隔 と で 、 半 導 体 レ ー ザ 1 aか ら 出 力 さ れ る べ き レ ー ザ パ ル ス の 幅 と 間 隔 と を 示 す 。 記 録 パ ル ス d9 は 記 録 パ タ ー ン d 8か ら 一 定 の 変 換 条 件 に 従 い 変 換 さ れ る 。 特 に 、 記 録 パ タ ー ン d 8の 一 つ の パ ル ス は 一 般 に 複 数 の 記 録 パ ル ス d 9へ 分 割 さ れ る 。 そ の と き 、 記 録 パ ル ス d 9の 幅 は 記 録 パ タ ー ン d 8で の ノ、。 ル ス 幅 よ り 一 般 に 小 さ い 。 そ れ に よ り 、 レ ー ザ光 に よ る 熱 が レ ー ザ光 の 照 射 範 囲 を 超 え て 拡 散 す る と き 、 実 際 の マ ー ク 長 が記 録 パ 夕 ー ン の 対 応 パ ル ス の 幅 を 超 え な い 。 上 記 の 変 換 条 件 を 記 録 ス ト ラ テ ジ ( Write Strategy) と レ う '。 そ の 他 に 、 記 録 パ ル ス 条 件 又 は 記 録 パ ル ス 構 造 ( Write Pulse Struct ure) と も い う 。 記 録 ス ト ラ テ ジ の 詳 細 に つ い て は 後 述 す る 。
記 録 パ ワ ー 決 定 部 12は デ 一 夕 記 録 時 、 半 導 体 レ ー ザ 1 aの レ ー ザ パ ル ス の 高 さ 、 す な わ ち 半 導 体 レ ー ザ 1 aの パ ヮ ー を 一 定 値 に 決 定 す る 。 そ の と き 、 块 定 さ れ た パ ワ ー を 記 録 パ ヮ ー と レ う 。 記 録 パ ヮ ー d 12は 記 録 ノ、" ル ス d 9と 共 に レ 一 ザ駆 動 部 13へ 出 力 さ れ る 。
レ ー ザ駆 動 部 13は 記 録 パ ル ス d 9と 記 録 パ ヮ 一 d 12と に
応 じ 、 半 導 体 レ ー ザ 1 aの 駆 動 電 流 d 1 3を 制 御 す る 。 特 に 記 録 パ ル ス d 9の ア サ一 ト 時 、 駆 動 電 流 d 1 3を 記 録 パ ワ ー d l 2に 対 応 す る 大 き さ で 流 す 。 そ れ に よ り 、 半 導 体 レ ー ザ 1 aは 、 記 録 パ ル ス d 9 と 実 質 的 に 同 形 状 の レ ー ザ パ ル ス を 記 録 パ ワ ー d l 2で 出 射 す る 。
記 録 マ ー ク の 実 際 の 形 は 、 記 録 パ ル ス と 記 録 パ ワ ー と だ け で は 一 意 に は 決 ま ら な い 。 例 え ば 、 光 デ ィ ス ク Dの 記 録 層 の 冷 却 速 度 は 環 境 温 度 に 依 存 す る の で 、 環 境 温 度 の 変 動 は ア モ ル フ ァ ス 相 へ 転 移 す る 範 囲 を 変 動 さ せ る 。 更 に 、 半 導 体 レ ー ザ で は レ ー ザ 光 の 波 長 が 温 度 変 動 に 実 質 的 に 比 例 し て 変 動 し 、 か つ 製 品 ご と に 規 格 値 の 周 辺 で ば ら つ く 。 例 え ば 、 D V D — R で は 有 機 色 素 の 光 吸 収 特 性 が 吸 収 光 の 波 長 に 依 存 す る の で 、 レ ー ザ 光 の 波 長 変 動 は 記 録 層 の 吸 収 エ ネ ル ギ ー 量 を 変 動 さ せ る 。 そ の 他 に 、 光 デ ィ ス ク の 構 造 等 が 製 品 ご と に ば ら つ く 。 以 上 の よ う な 変 動 因 子 が 記 録 マ ー ク を 変 形 さ せ る 。 従 っ て 、 規 格 通 り の 記 録 ス ト ラ テ ジ と 記 録 パ ワ ー 条 件 と に 従 い 記 録 パ ル ス と 記 録 パ ワ ー と を 定 め る だ け で は 、 記 録 マ ー ク の 成 形 精 度 、 特 に マ ー ク エ ッ ジ の 位 置 決 め 精 度 が 低 い 。 そ の 結 果 、 実 際 に 記 録 さ れ た デ ー タ で は エ ラ 一 レ ー ト が 高 い 。
記 録 マ ー ク の 成 形 精 度 を 向 上 さ せ る 目 的 で 、 従 来 の 光 デ ィ ス ク 記 録 再 生 装 置 は 、 光 デ ィ ス ク 及 び装 置 ご と に 記 録 ス ト ラ テ ジ を 補 正 し 、 か つ 記 録 パ ワ ー を 校 正 す る 。 以 下 、 従来 の 光 デ ィ ス ク 記 録 再 生 装 置 で の 記 録 ス ト ラ テ ジ 補 正 系 と 記 録 パ ワ ー 校 正 系 と に つ い て 、 そ の 一 例 を 説 明
す る 。
]3 値 計 測 部 11は 、 イ コ ラ イ ザ 3に よ り 整 形 さ れ た ア ナ ロ グ 信 号 d 3の /3 値 を 計 測 す る 。 こ こ で 、 ア ナ ロ グ 信 号 の ]3 値 は 、 ア ナ ロ グ 信 号 の 一 周 期 で の 極 大 値 a 及 び極 小 値 b に よ り 次 式 で 定 義 さ れ る : 3 = ( a + b )Z ( a — b )。 ]3 値 は ア ナ ロ グ 信 号 の 波 形 の 中 心 レ ベ ル ( ( a + b ) / 2) を 振 幅 ( a — b ) で 規 格 化 し た も の に 相 当 す る 。
ア ナ ロ グ 信 号 の 0 値 は 以 下 の 通 り 、 半 導 体 レ ー ザ la の 記 録 パ ワ ー を 決 定 す る パ ラ メ ー タ で あ る 。 ピ ッ ク ア ツ プ 1に よ り 再 生 さ れ た ア ナ ロ グ 信 号 d 1は 、 二 値 化 器 4に よ り 所 定 の 閾 値 を 境 に 二 値 化 さ れ る 。 ア ナ ロ グ 信 号 d 1 の 波 形 の 中 心 レ ベ ル が そ の 閾 値 か ら 大 き く ず れ 、 i3 値 が 目 標 値 か ら 大 き く ず れ る ほ ど 、 二 値 ィヒ に よ る デ ィ ジ タ ル デ ー タ の エ ラ ー レ ー ト が 上 昇 す る 。 従 っ て 、 エ ラ ー レ ー ト を 所 定 の 許 容 値 以 下 に 抑 え る に は 、 ア ナ ロ グ 信 号 d 1 の ]3 値 を 許 容 範 囲 内 に 制 限 し な け れ ば な ら な い 。 ア ナ 口 グ 信 号 d 1の 0 値 は 記 録 マ ー ク の 光 反 射 率 及 び 形 で 実 質 上 決 ま る の で 、 半 導 体 レ ー ザ laの 記 録 パ ワ ー で 決 ま る 。 逆 に 、 ア ナ ロ グ 信 号 dlの ]3 値 を 決 め る と き 、 対 応 す る 記 録 ノ \° ヮ 一 が 決 ま る 。 ア ナ ロ グ 信 号 の )3 値 と 記 録 パ ヮ 一 と の 対 応 関 係 の よ う に 、 ア ナ ロ グ 信 号 の 品 質 を 表 す ノ° ラ メ 一 夕 と 記 録 ノ ヮ 一 と の 対 応 関 係 を 記 録 パ ワ ー 条 件 と い う 。
光 デ ィ ス ク Dは 、 規 格 で 定 め ら れ た 標 準 記 録 ス ト ラ テ
ジ と 標 準 記 録 パ ワ ー 条 件 と 共 に 、 過 去 の デ ー タ 記 録 で の 記 録 ス ト ラ テ ジ と 記 録 パ ワ ー 条 件 と の 履 歴 を 記 録 す る 。 記 録 ス ト ラ テ ジ 復 調 部 60は 、 P L L 5に よ り 出 力 さ れ た デ ィ ジ 夕 ル 信 号 d 5か ら 記 録 ス ト ラ テ ジ d 6を 復 調 し 、 記 録 ス ト ラ テ ジ 補 正 部 7へ 出 力 す る 。 記 録 パ ワ ー 条 件 復 調 部 100は デ ィ ジ タ ル 信 号 d 5か ら 記 録 パ ワ ー 条 件 d 10を 復 調 し 、 記 録 パ ワ ー 決 定 部 12へ 出 力 す る 。
エ ッ ジ シ フ ト 検 出 部 20は 、 二 値 化 器 4か ら デ ィ ジ 夕 ル 信 号 d4を 入 力 す る 。 そ れ と 共 に P L L 5か ら ク ロ ッ ク 信 号 d 5 aを 入 力 す る 。 エ ッ ジ シ フ ト 検 出 部 20は 更 に 、 デ ィ ジ タ ル 信 号 d4と ク 口 ッ ク 信 号 d5aと の 比 較 を 通 し 、 デ ィ ジ 夕 ル 信 号 d4に つ い て パ ル ス 前 端 で の エ ツ ジ シ フ ト d20 aと ノ° リレ ス 後 端 で の エ ッ ジ シ フ ト d20bと を 検 出 す る 。 こ こ で 、 エ ッ ジ シ フ ト と は 、 デ ィ ジ タ ル 信 号 d 4と ク ロ ッ ク 信 号 d 5 aと の 位 相 差 を 時 間 で 表 し た も の を い う 。 検 出 さ れ た エ ッ ジ シ フ ト d20aと d20bと は 記 録 ス ト ラ テ ジ 補 正 部 7へ 出 力 さ れ る 。
記 録 ス ト ラ テ ジ 補 正 部 7は 記 録 ス ト ラ テ ジ 復 調 部 60か ら 記 録 ス ト ラ テ ジ d 6を 入 力 し 、 内 部 の メ モ リ に 記 憶 す る 。 記 憶 さ れ た 記 録 ス ト ラ テ ジ d 6の 補 正 時 、 記 録 ス ト ラ テ ジ 補 正 部 7は 、 デ ィ ジ タ ル 信 号 d 4の ノ、 ° ル ス 前 端 で の エ ッ ジ シ フ ト d 20 aと ノ° リレ ス 後 端 で の エ ッ ジ シ フ ト d 20 b と を そ れ ぞ れ 、 所 定 の 許 容 値 と 比 較 す る 。 そ の 比 較 結 果 ; を 、 記 憶 さ れ た 記 録 ス ト ラ テ ジ d 6に 対 応 づ け 記憶 す
る 。 そ の 後 、 そ の 記 録 ス ト ラ テ ジ d 6を 所 定 の 補 正 値 だ
け 補 正 す る 。 更 に 、 補 正 さ れ た 記 録 ス ト ラ テ ジ d 7を 記 憶 す る と 共 に 、 記 録 パ ル ス 決 定 部 9へ 出 力 す る 。
記 録 パ タ ー ン と 記 録 パ ル ス と の 関 係 を 以 下 説 明 す る 。 図 7は 、 光 デ ィ ス ク Dと し て D V D — R を 用 レ る 時 、 記 録 ノ、。 タ ー ン と 記 録 /λ° ル ス と の 関 係 を 示 す 模 式 図 で あ る 。 図 7の (a )〜 (c )は 、 記 録 パ タ ー ン 、 記 録 パ ル ス 、 及 び 半 導 体 レ ー ザ l aの レ ー ザ パ ル ス の そ れ ぞ れ の 波 形 図 で あ る 。 図 7の (d )は (c )の レ ー ザ ノ、° ル ス に よ り 光 デ ィ ス ク Dの 記 録 層 に 形 成 さ れ た 記 録 マ ー ク Mと 記 録 ス ペ ー ス Sと を 示 す 。 こ こ で 、 そ れぞ れ の パ ル ス 幅 の 単 位 を τで 表 す 。 単 位 長 1 Tは ク ロ ッ ク 周 期 に 相 当 す る 。 記 録 パ タ ー ン の パ ル ス 幅 と パ ル ス 間 隔 と は い ず れ も 実 質 的 に 、 ク ロ ッ ク 周 期 の 整 数 倍 に 設 定 さ れ る 。 更 に 、 図 7で の 記 録 速 度 は 標 準 の 再 生 速 度 ( 等 倍 速 ) に 等 し い 。
D V D — R の 記 録 層 に 対 し 半 導 体 レ ー ザ l aか ら レ ー ザ 光 が 照 射 さ れ る と き 、 そ の レ ー ザ 光 か ら の 熱 が 照 射 部 分 か ら 周 囲 に 拡 散 す る 。 そ の 熱 は 特 に 、 D V D — R の グ ル ー プ に 沿 っ て 伝 搬 す る 。 従 っ て 、 記 録 パ タ ー ン と 実 質 的 に 同 形 な レ ー ザ パ ル ス で は 、 実 際 に 形 成 さ れ る 記 録 マ — ク が 記 録 パ タ ー ン の 対 応 部 分 よ り 長 い 。 更 に 、 熱 が 記 録 ス ペ ー ス を 通 し 前 後 の 記 録 マ ー ク ま で 到 達 す る と き 、 前 後 の 記 録 マ ー ク が 歪 む 。 特 に マ ー ク エ ッ ジ が記 録 パ 夕 ー ン の 対応 位 置 か ら ず れ る 。 そ の 結 果 、 デ ー タ 記 録 に ェ ラ ー が 生 じ る 。
上 記 の 歪 み を 回 避 す る 目 的 で 、 従 来 の 光 デ ィ ス ク 記 録
再 生 装 置 は 記 録 パ タ ー ン を 以 下 の よ う な 記 録 パ ル ス へ 変 換 す る 。 特 に 、 記 録 パ タ ー ン の 一 つ の パ ル ス を 、 一 般 に 複 数 の 記 録 パ ル ス へ 分 割 す る 。 そ の と き 、 そ れ ぞ れ の 記 録 ノ° ル ス の 幅 は 記 録 パ タ ー ン で の ノ° ル ス 幅 よ り 小 さ い 。 そ れ に よ り 、 一 つ の 記 録 マ ー ク の 形 成 時 、 レ ー ザ パ ル ス か ら D V D — R の 記 録 層 へ 与 え ら れ る 熱量 が 抑 制 さ れ る 。
記 録 パ タ ー ン の パ ル ス は そ れ ぞ れ ク 口 ッ ク 周 期 Tの 整 数 倍 の 幅 を 有 す る 。 こ こ で 、 記 録 パ タ ー ン の 最 短 パ ル ス 幅 を ク ロ ッ ク 周 期 Tの 3倍 と す る 。
記 録 パ タ ー ン の 一 つ の パ ル ス に 対 応 す る 記 録 パ ル ス 列 の 内 、 先 頭 の パ ル ス を ト ッ プパ ル ス と い う 。 ト ツ プパ ル ス の 前 端 は 、 記 録 パ タ ー ン の パ ル ス 前 端 か ら. 所 定 長 ( 以 下 、 前 端 遅 れ と い う ) だ け 遅 れ て 設 定 さ れ る 。 ト ッ プ パ ル ス の 後 端 は 、 記 録 パ タ ー ン の パ ル ス 前 端 か ら 最 短 パ ル ス 幅 3 Tの 位 置 に 設 定 さ れ る 。 記 録 パ タ ー ン の パ ル ス が 最 短 パ ル ス で あ れ ば 、 そ の 後 端 が ト ッ プ パ ル ス の 後端 と 一 致 す る 。 こ う し て 、 ト ッ プパ ル ス は 記 録 パ タ ー ン の 最 短 パ ル ス 幅 3 Tよ り 短 レ 。
ト ッ プ パ ル ス の 後 端 か ら 記 録 パ タ ー ン の パ ル ス の 後 端 に 対 応 す る 位 置 ま で は 、 ク ロ ッ ク 周 期 Tと 同 じ 周 期 の ノ° ル ス 列 、 す な わ ち マ ル チ パ ル ス が 設 定 さ れ る 。 記 録 パ 夕 — ン の パ ル ス 幅 は ク 口 ッ ク 周 期 Tの 整 数 倍 で あ る の で 、 マ ル チ パ ル ス の 最 後 端 は 記録 パ タ ー ン の パ ル ス の 後端 と 一 致 す る 。 マ ル チ パ ル ス は 一 定 の パ ル ス 幅 と パ ル ス 間 隔
と を 有 す る 。
上 記 の 通 り 、 記 録 パ タ ー ン の 一 つ の パ ル ス が 、 ト ッ プ パ ル ス と マ ル チ パ ル ス と を 一 般 に 含 む複 数 の 記 録 パ ル ス へ 変 換 さ れ る 。 特 に 、 ト ッ プ パ ル ス と マ ル チ パ ル ス と の そ れ ぞ れ の パ ル ス 幅 は 記 録 パ タ ー ン の 対 応 パ ル ス よ り 小 さ い 。 そ れ に よ り 、 一 つ の 記 録 マ ー ク の 形 成 時 、 レ ー ザ パ ル ス か ら D V D — R の 記 録 層 へ 与 え ら れ る 熱量 が 抑 え ら れ る 。 そ の 結 果 、 過 大 な 記 録 マ ー ク の 形 成 と 他 の 記 録 マ ー ク へ の 過 大 な 熱 の 拡 散 と が 防 止 で き る 。
更 に 、 記 録 ノ、° 夕 一 ン の パ ル ス の 両 端 と 記 録 マ ー ク の 両 エ ッ ジ と が 良 く 対 応 す る よ う に 、 記 録 パ ル ス の ト ッ プパ ル ス の 前 端 遅 れ と マ ル チ パ ル ス の パ ル ス 幅 と がそ れ ぞ れ 、 次 の よ う に 最 適 化 さ れ る 。
例 え ば 、 図 7の (a)の よ う な 記 録 パ タ ー ン を 想 定 す る 。 そ の 記 録 パ タ ー ン は 先 頭 カゝ ら 順 に 、 パ ル ス 幅 7 Tの 第 一 の ノ\° ル ス P 1、 パ ル ス 間 隔 3 T、 及 びパ ル ス 幅 3 Tの 第 二 の パ リレ ス P 2か ら 成 る 。 そ の 記 録 パ タ ー ン に 対 し 、 図 7の (b)の よ う な 記 録 パ ル ス を 対応 さ せ る 。
そ の 記 録 パ ル ス の 内 、 記 録 ノヽ ° タ ー ン の 第 一 の パ ル ス P 1に 対 応 す る 部 分 は 、 第 一 の ト ッ プ パ ル ス P 10と マ ル チ パ ル ス P 11と で 構 成 さ れ る 。
第 一 の ト ッ プ ノ \° ル ス P 10は ノ° ル ス 幅 T 1 = p 1 X T ( pi : 正 の 有 理 数 ) を 有 す る 。 第 一 の ト ッ プ パ ル ス P10の 前 端 PlOaは 、 記 録 パ 夕 一 ン の 第 一 の ノ\° ル ス P1の 前 端 Pla か ら 前 端 遅 れ Fl= fl X T ( fl : 正 の 有 理 数 ) だ け 遅 れ て
設 定 さ れ る 。 一 方 、 第 一 の ト ッ プ パ ル ス P10の 後 端 PlOb は 、 記 録 パ タ ー ン の 第 一 の ノ° ル ス P 1の 前 端 P 1 aか ら 3 Tだ け 遅 れ て 設 定 さ れ る 。 従 っ て fl + pl= 3で あ る 。
マ ル チ パ ル ス P 11は 一 定 周 期 1 Tを 有 す る 。 マ ル チ パ ル ス P 11の そ れぞ れ の ノ、° ル ス は 一 定 パ ル ス 幅 T m = m X T
( m : 正 の 有 理 数 ) を 有 す る 。 第 一 の ト ッ プ パ ル ス P10 の 後 端 PlObと マ ル チ パ ル ス P11の 最 前 端 Pllaと の 間 隔 及 び マ ル チ パ ル ス P 11中 の ネ ゲ ー ト 時 間 は い ず れ も 一 定 値 Sm= s X T ( s : 正 の 有 理 数 ) で あ る 。 従 っ て m + s= l で あ る 。 マ ル チ パ ル ス P 11の 最 後 端 P 11 bは 、 記 録 パ タ ー ン の 第 一 の パ ル ス P1の 後 端 Plbと 一 致 す る 。
記 録 パ タ ー ン の 第 二 の パ ル ス P 2に 対 応 す る 記 録 ノ、° ル ス の 部 分 は 、 第 二 の ト ッ プ パ ル ス P 20だ け で 構 成 さ れ る 。 第 二 の ト ッ プ パ ル ス P 20は パ リレ ス 幅 T t 2 = p 2 X T ( p 2 : 正 の 有 理 数 ) を 有 す る 。 第 二 の ト ッ プパ ル ス P20の 前 端 P20aは 、 記 録 パ タ ー ン の 第 二 の パ ル ス P2の 前 端 P2 aか ら 前 端 遅 れ F2 = f2 X T ( f2 : 正 の 有 理 数 ) だ け 遅 れ て 設 定 さ れ る 。 第 二 の ト ッ プノ \° ル ス P 20の 後端 P 20 bは 第 二 の パ ル ス P2の 後 端 P2bと 一 致 す る 。 従 つ て f2+ p2= 3 で あ る 。
半 導体 レ ー ザ 1 aか ら レ ー ザ パ ル ス を 、 上 記 の 記 録 パ ル ス と 実 質 的 に 同 じ 波 形 で 照 射 す る 。 そ の 時 、 レ ー ザ パ ル ス の 波 形 は 図 7の (c)の 通 り で あ る 。 そ の レ ー ザ パ ル ス の 波 高 H 0は 半 導 体 レ ー ザ 1 a 'の 記 録 パ ワ ー を 表 す 。 そ の レ ー ザ パ ル ス の 照 射 に よ り 、 図 7の (d)に 示 さ れ る よ う な
記 録 マ ー ク Mと 記 録 ス ペ ー ス Sと の 列 が 、 光 デ ィ ス ク D の 記 録 層 に 形 成 さ れ る 。
記 録 パ ル ス の ト ッ プ パ ル ス の 前 端 遅れ と マ ル チ パ ル ス の パ ル ス 幅 と が 最 適 な と き 、 図 7の (a )と (d )と で 示 さ れ る よ う に 、 記 録 マ ー ク と 記 録 ス ペ ー ス と の 列 は 記 録 バ タ — ン と 良 く 対 応 す る 。 具 体 的 に は 、 ク ロ ッ ク 周 期 Tを 単 位 と し て 表 さ れ た 前 端 遅 れ f lと f 2、 及 び マ リレ チ パ ル ス P 1 1の パ ル ス 幅 mは そ れ ぞ れ 次 の よ う に 、 所 定 値 の 中 か ら 最 適 値 に 決 定 さ れ る 。
マ ル チ パ ル ス の パ ル ス 幅 の 最 適 値 は 、 記 録 パ タ ー ン の 対 応 パ ル ス の パ ル ス 幅 ( マ ー ク 長 ) ご と に 予 め 設 定 さ れ る 。 そ れ ら の 設 定 値 は 主 に 、 記 録 マ ー ク の 後 端 と 記 録 パ タ ー ン の パ ル ス 後 端 と を 良 く 一 致 さ せ る よ う に 決 め ら れ る 。 例 え ば 、 そ れ ら の 設 定 値 か ら マ ー ク 長 7 Tに 対応 す る 値 が 、 マ ル チ パ ル ス P 1 1の パ ル ス 幅 mと し て 選 択 さ れ る 。
前 端 遅 れ の 最 適 値 は 、 記 録 パ タ ー ン の 対 応 パ ル ス の パ ル ス 幅 ( マ ー ク 長 ) 、 及 び 、 そ の パ ル ス の 前 端 と 直 前 の パ ル ス の 後 端 と の 間 隔 ( 以 下 、 前 ス ペ ー ス 長 と い う ) の 組 合 せ ご と に 、 以 下 の 表 1の よ う に 予 め 設 定 さ れ る 。 そ れ ら の 設 定 値 は 主 に 、 記 録 マ ー ク の 前 端 と 記 録 パ タ ー ン の パ ル ス 前 端 と を 良 く 一 致 さ せ る よ う に 決 め ら れ る 。
表 1は 、 マ ー ク 長 と 前 ス ペ ー ス 長 と の 組 合 せ に 対 す る 前 端 遅 れ 1] ( ;) = 3〜 5 )の 対応 表 で ぁ る 。
【 表 1】
こ こ で 、 前 端 遅 れ Fi,j ( i,;j= 3〜 5) の そ れ ぞ れ の 値 は ク ロ ッ ク 周 期 Τを 単 位 と し 、 有 理 数 で 表 さ れ る 。 例 え ば 図 7で は 、 記 録 ノ、。 タ ー ン の 第 二 の ノ、。 ル ス Ρ 2の マ ー ク 長 と そ の 前 ス ペ ー ス 長 と が い ず れ も 3 Τで あ る 。 従 っ て 、 記 録 パ ル ス の 第 二 の ト ッ プ ノ、 ° ル ス Ρ 20に 対 し 前 端 遅 れ F 2が 表 1か ら 、 マ ー ク 長 3Τと 前 ス ペ ー ス 長 3Τと の 組 合 せ に 対 応 す る 値 F33に 設 定 さ れ る 。
本 明 細 書 で は 上 記 の よ う に 、 記 録 パ タ ー ン の マ ー ク 長 と ス ペ ー ス 長 と に 基 づ き 、 対 応 す る 記 録 パ ル ス の 波 形 、 特 に パ ル ス の 両 端 の 位 置 を 決 定 す る た め の 条 件 を 、 記 録 ス ト ラ テ ジ と レ う 。 例 え ば 、 D V D — R と D V D — R W と に 対 す る 記 録 ス ト, ラ テ ジ は 、 (a) 記 録 パ ル ス の マ リレ チ パ ル ス の パ ル ス 幅 と 記 録 パ タ ー ン の マ ー ク 長 と の 対 応 ; 並 び に 、 ( b ) 表 1の よ う ίこ 、 記 録 パ ル ス の ト ッ プ パ ル ス の 前 端 遅 れ 、 及 び 、 記 録 パ タ ー ン の マ ー ク 長 と 前 ス ぺ
ー ス 長 と の 組 合 せ の 対 応 ; の そ れ ぞ れ を 決 定 す る た め の 条 件 で あ る 。 一 方 、 D V D — R A M に 対 す る 記 録 ス ト ラ テ ジ は 、 上 記 の ト ッ プ パ ル ス の 前 端 遅 れ に 対 す る 条 件 と 共 に 、 マ ル チ パ ル ス の 最 後 端 、 又 は マ ル チ パ ル ス の 後 に 続 く ラ ス ト パ ル ス の 後 端 を 、 記 録 パ タ ー ン の 対応 パ ル ス の 後 端 よ り 進 め る 量 ( 後 端 進 み ) に 対 す る 条 件 を 含 む 。
図 2 3に 示 さ れ る よ う な 従 来 の 光 デ ィ ス ク 記 録 再 生 装 置 は デ ー タ 記 録 開 始 時 、 記 録 パ ル ス 決 定 部 9と 記 録 パ ヮ — 決 定 部 1 2と の そ れ ぞ れ に 最 適 な 記 録 ス ト ラ テ ジ と 記 録 パ ワ ー 条 件 と を 次 の よ う に 決 定 す る 。
光 デ ィ ス ク Dに は 標 準 記 録 ス ト ラ テ ジ と 標 準 記 録 パ ヮ — 条 件 と が そ れ ぞ れ 予 め 記 録 さ れ る 。 更 に 、 過去 の デ ー タ 記 録 で の 記 録 ス ト ラ テ ジ と 記 録 パ ワ ー 条 件 と の 履 歴 が 記 録 さ れ る 。 従 来 の 光 デ ィ ス ク 記 録 再 生 装 置 は ま ず 、 光 デ ィ ス ク Dに 記 録 さ れ た 記 録 ス ト ラ テ ジ と 記 録 パ ワ ー 条 件 と の 中 か ら そ れ ぞ れ一つ を 選 択 し 、 初 期 条 件 と し て 光 デ ィ ス ク Dか ら 読 み 出 す 。 そ の 読 み 出 し は 通 常 の デ ー タ 再 生 と 同 様 で あ る 。 ピ ッ ク ア ッ プ 1に よ り 光 デ ィ ス ク D 力、 ら ア ナ ロ グ 信 号 d lを 再 生 し 、 へ ッ ド ア ン プ 2、 ィ コ ラ ィ ザ 3、 二 値 化 器 4、 及 び P L L 5を 通 し デ ィ ジ タ ル 信 号 d 5へ 変 換 す る ( 図 2 3参 照 ) 。 そ の デ ィ ジ タ ル 信 号 d 5か ら 、 記 録 ス ト ラ テ ジ 復 調 部 6 0が 初 期 条 件 の 記 録 ス ト ラ テ ジ を 、 記 録 パ ワ ー 条 件 復 調 部 1 0 0が 初 期 条 件 の 記 録 パ ヮ ー 条 件 を 、 そ れぞ れ 復 調 す る 。 復 調 記 録 ス ト ラ テ ジ d 6は 記 録 ス ト ラ テ ジ 補 正 部 7へ 出 力 さ れ記 憶 さ れ る 。 更
に 、 復 調 記 録 ス ト ラ テ ジ d 6は 記録 ス ト ラ テ ジ 補 正 部 7を 通 し 記 録 パ ル ス 決 定 部 9へ 出 力 さ れ る 。 一 方 、 復 調 記 録 パ ワ ー 条 件 d 10は 記 録 パ ワ ー 決 定 部 12へ 入 力 さ れ る 。
初 期 条 件 と し て 選 択 さ れ た 記 録 ス ト ラ テ ジ は 、 光 デ ィ ス ク と 光 デ ィ ス ク 記 録 再 生 装 置 と の い ず れ に.と っ て も 一 般 に 最 適 で は な い 。 そ こ で 、 記 録 ス ト ラ テ ジ の 補 正 を 次 の よ う に 行 う : 記 録 パ タ ー ン 決 定 部 8が所 定 の テ ス ト 記 録 ノ° タ ー ン d 8を 出 力 す る 。 記 録 パ ル ス 決 定 部 9が テ ス ト 記 録 パ タ ー ン d 8か ら テ ス ト 記 録ノヽ ° ル ス d 9を 、 初 期 条 件 の 記 録 ス ド ラ テ ジ に 従 い 決 定 す る 。 記 録 パ ワ ー 決 定 部 1 2は 記 録 パ ワ ー d 12を 、 初 期 条 件 の 記 録 パ ワ ー 条 件 に 従 い 決 定 す る 。 レ ー ザ 駆 動 部 13は 半 導 体 レ ー ザ 1 aを 駆 動 し 、 そ の 記 録 パ ワ ー dl2で レ ー ザ光 R1を 照 射 す る 。 そ れ に よ り 、 光 デ ィ ス ク Dの 記 録 パ ワ ー 校 正 領 域 ( P C A : Power Calibration Area) に 、 テ ス ト 記 録 パ タ ー ン に 対 応 す る 記 録 マ ー ク ( テ ス ト 記 録 マ ー ク ) の 列 を 作 成 す る 。 ピ ッ ク ア ッ プ 1は 、 P C A の テ ス ト 記 録 マ ー ク に 対 し レ ー ザ光 を 再 生 パ ワ ー で 照 射 し 、 そ の 反 射 光 を 検 出 す る 。 そ の 反 射 光 量 の 変 化 が ア ナ ロ グ 信 号 dlと し て 出 力 さ れ 、 ヘ ッ ド ア ン プ 2、 イ コ ラ イ ザ 3、 及 び二 値 化 器 4を 通 し デ ィ ジ 夕 リレ 信 号 d 4へ 変 換 さ れ る 。 P L L 5は デ ィ ジ タ ル 信 号 d4を ク ロ ッ ク 信 号 d5aと 同 期 さ せ る 。 そ れ と 共 に 、 ク 口 ッ ク 信 号 d 5 aを エ ツ ジ シ フ ト 検 出 部 20へ 出力 す る 。 エ ッ ジ シ フ ト 検 出部 20は 、 二 値 化 器 4か ら の デ イ ジ タ ル 信 号 d 4と P L L 5か ら の ク ロ ッ ク 信 号 d 5 aと を 比 較
し 、 デ ィ ジ タ リレ 信 号 d 4に つ い て ノヽ。 ル ス 前 端 で の エ ッ ジ シ フ ト d 2 0 aと ノ、。 ル ス 後 端 で の エ ッ ジ シ フ ト d 2 0 bと を 検 出 す る 。 記 録 ス ト ラ テ ジ 補 正 部 7は 、 パ ル ス 前 端 で の ェ ッ ジ シ フ ト d 2 0 aと ノ° ル ス 後 端 で の エ ッ ジ シ フ ト d 2 0 bと を そ れ ぞれ 許 容 値 と 比 較 し 、 そ の 比 較 結 果 を そ の と き の 記 録 ス ト ラ テ ジ d 6に 対 応 づ け 記 憶 す る 。 記 録 ス ト ラ テ ジ 補 正 部 7は 更 に 、 そ の 記 録 ス ト ラ テ ジ d 6を 所 定 の 補 正 値 だ け 補 正 し 、 記 録 パ ル ス 決 定 部 9へ 新 た な 記 録 ス ト ラ テ ジ d 7と し て 出 力 す る 。 記 録 パ ル ス 決 定 部 9は 新 た な 記 録 ス ト ラ テ ジ d 7に 従 い 、 テ ス ト 記 録 パ タ ー ン d 8か ら テ ス ト 記 録 パ ル ス d 9を 再 び決 定 す る 。 以 後 上 記 の 過 程 が 、 様 々 な 補 正 値 で 補 正 さ れ た 記 録 ス ト ラ テ ジ に つ い て 繰 り 返 さ れ る 。 そ れ ら の 記 録 ス ト ラ テ ジ の 中 か ら 、 パ ル ス 前 端 で の エ ッ ジ シ フ ト d 2 0 aと パ ル ス 後 端 で の エ ッ ジ シ フ ト d 2 0 bと の 両 方 が許 容 値 以 下 で あ る 時 の 記 録 ス ト ラ テ ジ が選 択 さ れ る 。 こ う し て 、 最 適 な 記 録 ス ト ラ テ ジ が 決 定 さ れ る 。
記 録 ス ト ラ テ ジ の 最 適 化 に 続 き 、 記 録 パ ワ ー の 校 正 を 次 の よ う に 行 う 。 記 録 パ タ ー ン 決 定 部 8が 上 記 と は 別 の テ ス ト 記 録 ノ\° タ ー ン d 8を 出 力 す る 。 記 録 パ ル ス 決 定 部 9 が テ ス ト 記 録 ノ タ ー ン d 8カゝ ら テ ス ト 記 録 ノ\° ル ス d 9を 決 定 す る 。 記 録 パ ワ ー 決 定 部 1 2は 記 録 パ ワ ー を 所 定 の 初 期 値 に 設 定 す る 。 そ の 初 期 値 と し て 、 目 標 /3 値 に 対応 す る 記 録 パ ワ ー が記 録 パ ワ ー 条 件 か ら 選 択 さ れ る 。 こ こ で 、 目 標 ]3 値 は 例 え ば 、 光 デ ィ ス ク 記 録再 生 装 置 に 対 し
記 録 可 能 型 光 デ ィ ス ク の 種 類 ご と に 予 め 設 定 さ れ る 。 そ の 設 定 に よ り 、 再 生 さ れ る デ ィ ジ タ ル 信 号 の エ ラ ー レ ー ト が 所 定 の 許 容 値 以 下 に 抑 え ら れ る 。 レ ー ザ駆 動 部 13 は 半 導 体 レ ー ザ 1 aを 駆 動 し 、 レ ー ザ光 R 1を 記 録 パ ワ ー d 12で 照 射 す る 。 そ れ に よ り 、 光 デ ィ ス ク Dの P C A に テ ス 卜 記 録 マ ー ク を 作 成 す る 。
ピ ッ ク ァ ッ プ 1は 、 P C A の テ ス ト 記 録 マ ー ク に 対 し レ ー ザ 光 を 再 生 パ ワ ー で 照 射 し 、 そ の 反 射光 を 検 出 す る 。 そ の 反 射光 量 の 変 化 が ア ナ ロ グ 信 号 dlと し て 出 力 さ れ る 。 /3 値 計 測 部 11は そ の ア ナ ロ グ 信 号 d 1に 対 し β 値 を 計 測 す る 。 そ の )3 値 d 11は 記 録 ノ° ヮ一決 定 部 12に よ り 記 憶 さ れ る 。 そ の 後 、 記 録 パ ワ ー を 初 期 値 か ら 所 定 の ス テ ッ プ だ け 変 ィヒ さ せ る ご と に 、 上 記 の 過 程 が繰 り 返 さ れ る 。 す な わ ち 、 記 録 パ ワ ー を 変 化 さ せ 新 た な テ ス ト 記 録 マ ー ク を 作 成 す る ご と に 、 そ の テ ス ト 記 録 マ ー ク か ら 再 生 さ れ た ァ ナ ロ グ 信 号 の 3 値 が 計 測 さ れ 記 憶 さ れ る 。 そ れ に よ り 、 記 録 パ ワ ー の 変 化 回 数 ( ス テ ッ プ数 ) と ]3 値 と の 対 応 表 、 す な わ ち 新 た な 記 録 パ ヮ ー 条 件 が 得 ら れ る 。 そ の 新 た な 記 録 パ ワ ー 条 件 か ら 目 標 /3 値 に 対 応 す る 記 録 パ ヮ.一 を 選 択 す る 。 こ う し て 、 最 適 な 記 録 パ ワ ー が 決 定 さ れ る 。 以 上 の よ う な 記 録 パ ワ ー の 最 適 化 を 最 適 記 録 パ ワ ー 校 正 、 リ P C : Optimum Power Calibratio η) と レ う 。
上 記 の よ う な 光 デ ィ ス ク 記 録 再 生 装 置 で は デ ー タ 記 録 の 高 速 ィ匕 が 求 め ら れ る 。 そ の 要 求 に 応 じ る に は 、 デ 一 夕
記 録 時 の 光 デ ィ ス ク の 回 転 速 度 ( 記 録 速 度 ) を 増 大 し な け れ ば な ら な い 。 し か し 、 記 録 速 度 が 等 倍 速 の 正 整 数 n 倍 ( n倍 速 ) で あ る と き 、 等 倍 速 記 録 と は 異 な り 記 録 マ ー ク が 歪 ん だ 。 高 速 記 録 で の 記 録 マ ー ク の 歪 み は 以 下 の よ う な 実 験 と そ の 結 果 に 基 づ く 考 察 と カゝ ら 明 ら か に な つ た 。
図 24は 、 2倍 速 記 録 に 対 し 等 倍 速 記 録 で の 記 録 ス ト ラ テ ジ を 採 用 し た 時 の 記 録 パ タ ー ン 、 記 録 パ ル ス 、 及 び記 録 マ ー ク を 示 す 模 式 図 で あ る 。 図 24の (a)〜 (c)は 、 記 録 パ タ ー ン 、 記 録 パ ル ス 、 及 び 半 導体 レ ー ザ 1 aの レ ー ザ パ ル ス の そ れ ぞれ の 波 形 図 で あ る 。 図 24の (d)は (c)の レ 一ザ パ ル ス に よ り 光 デ ィ ス ク Dの 記 録 層 に 形 成 さ れ た 記 録 マ ー ク Mlと 記 録 ス ペ ー ス S1と を 示 す 。
図 7と 図 24と の 比 較 カゝ ら 明 ら か な よ う に 、 記 録 パ タ ー ン と 記 録 パ ル ス と は 実 質 上 同 形 で あ る 。 こ こ で 、 実 質 上 同 形 と は 、 ノ、° ル ス 幅 と ノ、° ル ス 間 隔 と が そ れ ぞ れ ク 口 ッ ク 単 位 で 共 通 で あ る こ と を い う 。 図 24で は 図 7と の 共 通 部 分 に 同 じ 符 号 が 付 さ れ る 。 図 7の (a)と 図 24の (a)と の記 録 パ タ ー ン 同 士 、 及 び 、 図 7の (b)と 図 24の (b)と の 記 録 パ ル ス 同 士 が そ れ ぞれ 実 質 上 同 形 で あ る 。 例 え ば 、 図 2 4の ( b )で は 、 記 録 パ ル ス の 第 一 の ト ッ プ パ ル ス P 10の ノ^ ル ス 幅 Ttlは pl X Tlで あ り 、 そ の 前 端 遅 れ F1は fl X Tl で あ る 。 更 に 、 マ ル チ ノべ。 リレ ス P 11の ノ \° リレ ス 幅 T mは m X T 1 で あ り 、 ネ ゲ ー ト 時 間 S mは s X T 1で あ る 。 第 二 の ト ッ プ パ ル ス P 20に つ レ、 て も 同 様 で あ る 。
図 24で の パ ル ス 幅 の 単 位 長 す な わ ち ク 口 ッ ク 周 期 1T1 は 、 図 7で の ク ロ ッ ク 周 期 1Tの 1/ 2倍 に 相 当 す る ( 1T1 = ( 1 2 ) T ) 。 従 っ て 、 記 録 パ タ ー ン と 記 録 パ ル ス と の 実 際 の パ ル ス 幅 と パ ル ス 間 隔 と は 、 図 24で は 図 7で の 半 分 で あ る 。 一 方 、 光 デ ィ ス ク の 回 転 速 度 は 図 24で は 図 7 で の 倍 で あ る 。 従 っ て 、 も し レ ー ザ パ ル ス の 形 が 記 録 速 度 に 依 存 せ ず 記 録 パ ル ス と 全 く 同 じ で あ れ ば 、 そ の 照 射 範 囲 は 記 録 速 度 に は依 存 せ ず 同 形 で あ る 。 そ れ 故 、 図 7 と 図 24と で 同 形 の 記 録 マ ー ク が 得 ら れ る は ず で あ る 。 但 し 、 記 録 マ ー ク で の 吸 収 エ ネ ル ギ ー 密 度 を 等 倍 速 記 録 と 2倍 速 記 録 と で 実 質 的 に 等 し く す る に は 、 図 24で は 図 7で の 記 録 パ ワ ー H 0よ り 大 き な 記 録 パ ワ ー H 1が必 要 で あ る 。
図 7の (d)と 図 24の (d)と の 比 較 力 ら 明 ら 力、 な よ う に 、 2 倍 速 記 録 で の 記 録 マ ー ク Mlで は 等 倍 速 記 録 で の も の M と は 異 な り 、 前 端 部 M aが 細 く 歪 ん だ 。 記 録 速 度 の 増 大 に 伴 い 記 録 マ ー ク の 前 端 部 が 細 く 歪 ん だ 理 由 は 、 次 の よ う に 考 え ら れ る 。 記 録 速 度 が 大 き い ほ ど 、 レ ー ザ光 の パ ル ス 幅 は 小 さ く 、 パ ル ス の 高 さ は 大 き い 。 従 っ て 、 記 録 速 度 が 大 き い ほ ど 、 レ ー ザ パ ル ス の 立 ち 上 が り の 遅 れ が 大 き く 、 パ ル ス 幅 全 体 に 比 べ 無 視 で き な い 。 そ の 結 果 、 パ ル ス 前 端 部 で レ ー ザ 光 の パ ワ ー が 不 足 す る の で 、 ' 記 録 マ ー ク の 前 端 部 が 細 い 。 細 い 前 端 部 で は マ ー ク エ ッ ジ が 記 録 パ タ ー ン の 対応 パ ル ス の 前 端 か ら ず れ る 。 こ う し て 、 前 側 の マ ー ク エ ッ ジ で デ ィ ジ タ ル 信 号 の ェ ッ ジ シ フ
ト が 増 大 し た 。 そ の 結 果 、 デ ー タ の エ ラ 一 レ ー ト が 増 大 し た 。
記 録 速 度 が 更 に 増 大 す る と き 、 記 録 マ ー ク に は 更 に 次 の よ う な 歪 み が 生 じ た 。 図 2 5は 、 4倍 速 記 録 に 対 し 等 倍 速 記 録 で の 記 録 ス ト ラ テ ジ を 採 用 し た 時 の 記 録 マ ー ク M 2を 示 す 模 式 図 で あ る 。 図 7の (d )と 図 2 5と の 比 較 力ゝ ら 明 ら か な よ う に 、 4倍 速 記 録 で の 記 録 マ ー ク M 2の 中 央 部 M bは 等 倍 速 記 録 で の も の M ( 図 2 5で は 破 線 で 示 さ れ る ) よ り 太 い 。 特 に そ の 中 央 部 M bは グ ル ー プ gの 幅 を 超 え て 広 が る 。 更 に 、 4倍 速 記 録 で の 記 録 マ ー ク M 2の 後 端 部 M cは 等 倍 速 記 録 で の も の Mよ り 長 い 。 そ れ ら の 歪 み か ら 、 4倍 速 記 録 で は 記 録 マ ー ク M 2の 中 央 部 M bか ら 後 端 部 M cま で が 過 熱 さ れ る こ と が わ か っ た 。
記 録 速 度 の 増 大 に 伴 い 記 録 マ ー ク の 中 央 部 か ら 後 端 部 ま で が 過 熱 さ れ た 理 由 は 次 の よ う に 考 え ら れ る 。 記 録 速 度 が 大 き い ほ ど 、 レ 一 ザ パ ル ス の 間 隔 が 短 い 。. 従 っ て 、 一 つ の レ ー ザ パ ル ス の 照 射 終 了 後 そ の 照 射 部 分 が 十 分 に 冷 却 さ れ な い 内 に 、 次 の レ ー ザ パ ル ス の 照 射 が 開 始 さ れ る 。 特 に ノ、。 ル ス 間 隔 の 短 い マ ル チ ノ、° ル ス に よ り 、 過 剰 な 熱 が記 録 層 に 蓄 積 さ れ る 。 そ の 結 果 、 記 録 マ ー ク の 中 央 部 か ら 後端 部 ま で が 所 定 の 範 囲 を 超 え て 拡 が る 。
記 録 マ ー ク の 後 端 部 が 長 い と き 、 そ の マ ー ク エ ッ ジ が 記 録 パ タ ー ン の 対応 パ ル ス の 後 端 か ら ず れ る 。 こ う し て 、 後 側 の マ ー ク エ ッ ジ で デ ィ ジ 夕 ル信 号 の エ ツ ジ シ 'フ ト が 増 大 し た 。 更 に 、 上 記 の 過 剰 な 熱 が記録 ス ペ ー ス を
超 え 次 の 記 録 マ ー ク ま で 到 達 す る と き 、 そ の 記 録 マ ー ク で は 前 端 部 が 歪 み 、 前 側 の マ ー ク エ ッ ジ で デ ィ ジ タ ル 信 号 の エ ッ ジ シ フ ト が 増 大 し た 。 以 上 の 結 果 、 デ ー タ の ェ ラ ー レ ー ト が 増 大 し た 。
例 え ば光 デ ィ ス ク の 表 面 に 埃 が 付 着 し た と き 等 で は 、 記 録 パ ワ ー を 上 げ デ 一 夕 の エ ラ 一 レ ー ト の 増 大 を 抑 制 し な け れ ば な ら な い 。 し か し 、 通 常 の 記 録 パ ワ ー で 既 に 記 録 マ ー ク M 2の 後 半 部 に は 過 剰 な 熱 が 蓄 積 さ れ る 。 従 つ て 、 記 録 ノ、° ヮ 一 の 増 大 は 記 録 マ ー ク を 更 に 大 き く 歪 ま せ た 。 そ の 結 果 、 エ ッ ジ シ フ ト が 増 大 し 、 デ ー タ の エ ラ ー レ ー ト が 却 っ て 増 大 し た 。 す な わ ち 、 記 録 速 度 の 増 大 に 伴 レ 、 記 録 ノ \° ヮ 一マ 一 ジ ン が 著 し く 狭 ま っ た 。 こ こ で 、 記 録 ノ \° ヮ 一 マ ー ジ ン と は 、 エ ッ ジ シ フ ト が 許 容 範 囲 内 に 収 ま り 得 る 記 録 パ ワ ー の 範 囲 を い う 。 こ う し て 、 従 来 の 光 デ ィ ス ク 記 録 再 生 装 置 で は 、 記 録 速 度 が 大 き い ほ ど 記 録 パ ワ ー マ ー ジ ン が著 し く 狭 ま り 、 デ ー タ 記 録 の 信 頼 性 が 低 減 し た 。
図 2 5の よ う に 、 記 録 マ ー ク M 2の 中 央 部 M bが グ ル ー プ gの 幅 を 超 え て 拡 が る こ と は 更 に 、 次 の よ う な 問 題 を 生 じ た 。 C D — R 及 び D V D — R で は 、 グ ル ー プ gが わ ず か に 蛇 行 し 、 所 定 の ゥ ォ ブ ル 信 号 を 示 す 。 更 に 、 D V D _ R Wで は ラ ン ド ト ラ ッ ク 上 に ラ ン ド プ リ ピ ッ ト ( L P P ) Lが あ り 、 所 定 の L P P 信 号 を 記 録 す る 。 ゥ ォ ブル 信 号 と L P P 信 号 と は 例 え ば ダ ル 一 ブ ト ラ ッ ク 上 の ァ ド レ ス を 示 す 。 記 録 マ ー ク M 2の 中 央 部 M bが過 大 に 拡が る
と き 、 グ ル ー プ gの エ ッ ジ が 塑 性 変 形 を 起 こ す 。 更 に 、 L P P Lの 光 反 射 率 が 低 減 す る 。 そ れ に よ り 、 ゥ ォ ブ ル 信 号 と L P P 信 号 と の S Z N が 低 下 し 、 ア ド レ ス の 読 み 取 り エ ラ ー が 増 大 し た 。
記 録 速 度 の 増 大 に 伴 う 以 上 の 問 題 を 従 来 の 光 デ ィ ス ク 記 録 再 生 装 置 で 回 避 す る に は 、 記 録 ス ト ラ テ ジ と 記 録 パ ヮ ー 条 件 と を 記 録 速 度 に 応 じ 複 雑 に 変 化 さ せ 、 記 録 マ ー ク を 整 形 し な け れ ば な ら な い 。 例 え ば 共 通 の 光 デ ィ ス ク に 対 し 等 倍 速 か ら 4倍 速 ま で の 記 録 速 度 で 記 録 可 能 と す る に は 、 そ れ ぞ れ の 記 録 速 度 ご と に 4種 類 の 記 録 ス ト ラ テ ジ と 記 録 パ ワ ー 条 件 と を 使 い 分 け な け れ ば な ら な い 。
し か し 、 記 録 ス ト ラ テ ジ と 記 録 パ ワ ー 条 件 と を 記 録 速 度 に 応 じ 変 化 さ せ る こ と は 、 次 の 点 で 問 題 を 生 じ た 。 従 来 の 光 デ ィ ス ク に 記 録 さ れ た 記 録 ス ト ラ テ ジ と 記 録 パ ヮ — 条 件 と を 初 期 条 件 と し て 設 定 す る 時 、 そ れ ら に 対 応 す る 記 録 速 度 は 新 た な デ ー タ 記 録 で の 記 録 速 度 と 一 般 に 異 な る 。 従 っ て 、 初 期 条 件 と し て 設 定 さ れ た 記 録 ス ト ラ テ ジ と 記 録 パ ワ ー 条 件 と は 、 新 た な デ ー タ 記 録 で は 一 般 に 最 適 で は な い 。 更 に 、 従 来 の 光 デ ィ ス ク に は 上 記 の 記 録 ス ト ラ テ ジ と 記 録 パ ワ ー 条 件 と に 対 応 す る 記 録 速 度 に つ い て 情 報 が 記 録 さ れ て い な い 。 従 っ て 、 初 期 条 件 と し て 設 定 さ れ た 記 録 ス ト ラ テ ジ と 記 録 パ ワ ー 条 件 と に 対 応 す る 記 録 速 度 が 、 新 た な デ ー タ 記 録 で の 記 録 速 度 と は し ば し ば大 き く 異 な っ た 。 そ れ に よ り 、 上 記 の 記 録 ス ト ラ テ ジ の 補 正 と O P C と に よ る デ ー タ の エ ラ 一 'レ ー ト の 低 減
が 困 難 で あ っ た 。 例 え ば 4倍 速 記 録, に 対 し 、 等 倍 速 記 録 で の 記 録 ス ト ラ テ ジ を 初 期 条 件 と し て 設 定 す る 。 そ の 場 合 、 記 録 パ ワ ー が ト ッ プ パ ル ス で は 不 足 で あ り 、 マ ル チ パ ル ス で は 過 大 で あ っ た 。 そ の 過 不 足 の 差 は 一 般 に 大 き い の で 、 上 記 の 記 録 ス ト ラ テ ジ の ffi 正 で は 最 適化 が 困 難 で あ っ た 。 仮 に そ の 補 正 に よ り デ ー タ の エ ラ ー レ ー ト が 許 容 値 以 下 ま で 抑 え 得 た と し て も 、 補 正 す べ き パ ラ メ 一 夕 の 数 が 多 か っ た 。 そ れ 故 、 記 録 ス ト ラ テ ジ の 補 正 に 要 す る 時 間 が 過 大 に な っ た 。 そ の 結 果 、 光 デ ィ ス ク へ の デ 一 夕 記 録 開 始 が 遅 か っ た 。 発 明 の 開 示 本 発 明 は 、 等 倍 速 か ら n倍 速 ま で の い ず れ の 記 録 速 度 に 対 し て も 短 時 間 で 記 録 ス ト ラ テ ジ と 記 録 パ ワ ー と を 最 適 化 し 、 そ れ に よ り 高 速 で か つ 高 品 質 な デ ー タ 記 録 を 可 能 に し た 記 録 可 能 型 光 デ ィ ス ク 、 光 デ ィ ス ク 記 録 再 生 装 置 、 及 び そ の 記 録 再 生 方 法 の 提 供 を 目 的 と す る 。
本 発 明 に よ る 記 録 可 能 型 光 デ ィ ス ク は 、 記 録速 度 情 報 を 、 対 応 す る 記 録 ス ト ラ テ ジ と 記 録 パ ワ ー 条 件 と 共 に 記 録 す る 。
記 録 速 度 情 報 と は 、 デ ー タ 記 録 時 の 光 デ ィ ス ク の 回 転 速 度 す な わ ち 記 録 速 度 を 表 す デ ー タ を い う 。 例 え ば 、 記 録 速 度 が 標 準 速 度 の 正 整 数 n倍 す な わ ち n倍 速 で あ る 時 、 記 -録 速 度 情 報 は 整 数 値 nで あ っ て も 良 い 。
記 録 ス ト ラ テ シ 又 は 記 録 パ ル ス 条 件 ) と は 、 所 定 の 記 録 パ タ ー ン に 対 応 す る 記 録 パ レ ス の 波 形 、 特 に 記 録 パ ル ス の 両 端 の 位 置 を 、 記 録 パ タ ー ン の マ — ク 長 と ス ぺ ー ス 長 と に 基 づ き 決 定 す る た め の 条 件 を い う 。 こ こ で 、 記 録 パ タ ー ン と は 、 光 デ イ ス ク へ 書 き 込 む べ き 記 録 マ ー ク と 記 録 ス ぺ — ス と の 順 列 を 示 す 矩 形 パ ル ス 列 を い う 。 記 録 パ タ ー ン で は 、 パ ル ス 幅 が 記 録 マ一 ク の 長 さ ( マ ー ク 長 ) を 示 す 。 更 に 、 一つ の パ ル ス 後 端 か ら 次 の パ レ ス 前 端 ま で の 間 隔 ( ネ ゲ一 卜 時 間 ) が 記 録 ス ペ ー ス の 長 さ ( ス ペ ー ス 長 ) を 示 す 。 記 録 パ ル ス と は 、 Ό 夕 記 録 で 用 い ら れ る べ き レ ー ザ パ レ ス を 示 す 矩 形 パ ル ス を い う 。 記 録 パ ル ス は ト ッ プ パ ル ス と そ れ に ?1¾ ヽ マ ル チ パ リレ ス と を 一 般 に 含 む 。 そ の 他 に 、 卜 ッ プパ ル ス だ け を 含 み 、 又 は マ ル チ パ ル ス の 後 に ラ ス 卜 パ ル ス を 含 ん で も 良 い 。 記 録 ス ト ラ テ ジ に 従 い 、 記 録 パ タ ー ン の 一 つ の パ ル ス が 複 数 の 記 録 パ ル ス へ 一 般 に 分 割 さ れ る 。 そ の と き 、 記 録 パ ル ス の 幅 は 記 録 パ タ ー ン で の パ ル ス 幅 よ り 一 般 に 小 さ レ 。 そ れ に よ り 、 レ 一 ザ 光 に よ る 熱 が レ一ザ 光 の 照 射 範 囲 を 超 え て 拡 散 す る と き 、 実 際 の マ — ゥ 長 が 記 録 パ タ 一 ン の 対 応 パ ル ス の 幅 を 超 え な い 。 こ Ό し て、 デ — 夕 記 録 で は 記 録 ス 卜 ラ テ ジ に 従 い 、 記 録 マ 一 ク が 精 度 良 く 成 形 さ れ る 。 そ の 結 果 、 マ ー ク ェ ッ ジ の ず れ が 小 さ く 、 デ — 夕 の エ ラ ー レ ー ト が 低 減 す る
記 録 パ ヮ 一 条 件 と は 、 光 デ イ ス ク へ 書 き 込 ま れ た 記 録 マ ー ク と 記 録 ス ペ ー ス と の 順 列 に つ い て 、 そ れ か ら 読 み
出 さ れ る ア ナ ロ グ 信 号 の 品 質 を 表 す ノ\° ラ メ 一 夕 と 、 そ の 順 列 を 書 き 込 ん だ 時 の 記 録 ノ \° ヮ 一 と の 対 応 関 係 を い う 。 そ の パ ラ メ ー タ は 好 ま し く は ア ナ ロ グ 信 号 の /3 値 で あ る 。 こ こ で 、 ア ナ ロ グ 信 号 の ]3 値 と は 、 ア ナ ロ グ 信 号 の 一 周 期 で の 極 大 値 a 及 び極 小 値 b に よ り 次 式 で 定 義 さ れ る : ) 3 = ( a + b ) ( a _ b )。 /3 値 は 、 ア ナ ロ グ 信 号 波 形 の 中 心 レ ベ ル (( a + b ) 2 )を 振 幅 ( a — b )で 規 格化 し た も の に 相 当 す る 。 ア ナ ロ グ 信 号 を 二 値 化 す る と き 、 通 常 、 そ の 波 形 の 中 心 レ ベ ル を 閾 値 に 一 致 さ せ る 。 従 つ て 、 二 値 化 に よ る デ ー タ の エ ラ ー レ ー ト を 低 減 す る に は 、 そ の 閾 値 か ら の 中 心 レ ベ ル の ず れ 、 す な わ ち ] 3 値 を 許 容 範 囲 内 に 抑 え な け れ ば な ら な い 。 ア ナ ロ グ信 号 の ]3 値 は 記 録 マ ー ク と 記 録 ス ペ ー ス と の そ れ ぞれ の 光 反 射 率 で 決 ま る の で 、 記 録 パ ワ ー で 制 御 で き る 。 従 っ て 、 デ ー 夕 記 録 で は 記 録 パ ワ ー 条 件 に 基 づ き 、 許 容 範 囲 内 の 3 値 に 対 応 す る 記 録 パ ワ ー が 選 択 さ れ る 。
記 録 ス ト ラ テ ジ と 記 録 パ ワ ー 条 件 と は い ず れ も 記 録 速 度 に 応 じ 一 般 に 変 化 す る 。 本 発 明 に よ る 上 記 の 記 録 可 能 型 光 デ ィ ス ク は 、 記 録 ス ト ラ テ ジ と 記 録 ノ、 ° ヮ 一 条 件 と を 記 録 速 度 ご と に 、 そ の 記 録 速 度 を 示 す 記 録 速 度 情 報 に 対 応 づ け 記 録 す る 。 こ こ で 、 記録 速 度 別 の 記 録 ス ト ラ テ ジ と 記 録 パ ワ ー 条 件 と は 例 え ば光 デ ィ ス ク の 製 造 時 に 決 定 さ れ 、 そ の 光 デ ィ ス ク へ 記 録 さ れ る 。 そ の 他 に 、 その 光 デ ィ ス ク へ デ ー タ が 記 録 さ れ る ご と に 、 そ の と き の 記録 速 度 情 報 、 記 録 ス ト ラ テ ジ 、 及 び 記 錄 パ ヮ ー 条 件 が 併 せ
て 記 録 さ れ て も 良 い'。
光 デ ィ ス ク 記 録 装 置 は 上 記 の 記 録 可 能 型 .光 デ ィ ス ク へ デ ー タ を 記 録 す る と き 、 記 録 速 度 別 の 記 録 ス ト ラ テ ジ と 記 録 パ ワ ー 条 件 と を そ の 光 デ ィ ス ク カゝ ら 読 み 出 し 得 る 。 そ れ に よ り 、 光 デ ィ ス ク 記 録 装 置 は 自 身 の 記 録 速 度 に 適 し た 記 録 ス ト ラ テ ジ と 記 録 パ ワ ー 条 件 と を 上 記 の 光 デ ィ ス ク カゝ ら 検 索 で き る 。 そ の 結 果 、 最 適 な 記 録 ス ト ラ テ ジ と 記 録 パ ワ ー 条 件 と を 短 時 間 で 決 定 で き る 。
光 デ ィ ス ク 再 生 装 置 は 上 記 の 記 録 可 能 型 光 デ ィ ス ク か ら デ 一 夕 を 再 生 す る と き 、 再 生 対 象 デ ー タ に つ い て 記 録 速 度 情 報 を 読 み 出 し 得 る 。 従 っ て 、 光 デ ィ ス ク 再 生 装 置 は 再 生 対 象 デ ー タ の 記 録 時 で の 記 録 速 度 に 合 わ せ 、 ィ コ ラ イ ザ の 補 正 値 と 二 値 化 器 の 閾 値 と を 最 適 化 で き る 。 そ の 結 果 、 デ ー タ 再 生 時 の エ ラ ー レ ー ト を 低 減 で き る 。
上 記 の 記 録 可 能 型 光 デ ィ ス ク が 、 記 録 速 度 情 報 を 対 応 す る 記 録 ス ト ラ テ ジ と 記 録 パ ワ ー 条 件 と 共 に 含 む 記 録 管 理 情 報 、 を 記 録 す る た め の 記 録 管 理 情 報 領 域 を 有 し て も 良 い 。 こ こ で 、 記 録 管 理 情 報 は 、 デ 一 夕 記 録 時 の ド ラ イ ブ 情 報 、 記 録 ス ト ラ テ ジ 、 記 録 パ ワ ー 条 件 、 及 び 記 録 デ 一 夕 の フ ァ イ ル ご と の ア ド レ ス 情 報 を 含 む 。 記 録 管 理 情 報 は 、 例 え ば D V D で は R M A ( Recording Manageme nt Area) に 記 録 さ れ た 情 報 に 相 当 し 、 特 に R M D ( Re cording Management Data) を 含 む 。 記 録 管 理 情 報 は 、 光 デ ィ ス ク の 製 造 時 に 記 録 さ れ て も 、 デ ー タ 記 録 ご と に 記 録 さ れ て も 良 い 。
光 デ イ ス ク 記 録 装 置 は 記 録 可 能 型 光 デ ィ ス ク の 装 着 時 、 ま ず記 録 管 理 情 報 を 読 み 出 す 。 従 つ て 、 上 記 の 記 録 可 能 型 光 デ イ ス ク で は 記 録 速 度 報 が 、 対 応 す る 記 録 ス 卜 ラ テ シ と 記 録 パ ヮ ― 条 件 と 共 に 光 デ ィ ス ク 記 録 装 置 へ の 装 着 時 に 読 み 出 さ れ る 。 そ れ に よ り 、 光 デ ィ ス ク 記 録 装 置 は 、 自 身 の 己 録 ½ 度 に 適 し た 記 録 ス ト ラ テ ジ と 記 録 パ ヮ 一 条 件 と を 素 早 く 決 定 で さ る 。
上 記 の 記 録 可 能 型 光 デ イ ス ク が 、 デ 一 夕 記 録 ご と に 記 録 管 理 情 報 を 接 続 領 域 へ 記 録 し て も 良 レ C:、 、 接 続 領 域 と は 、 既 存 の フ ア イ ル と 新 た に 追 加 記 録 さ れ た フ ァ ィ ル と の 識 別 情 報 を 記 録 す る た め の 領 域 を い う 。 接 続 領 域 は 、 例 え ば D V D - R で は ポ 一 ダ ゾ 一 ン ( B o r d e r Z o n e ) に 相 当 す る 。
光 デ イ ス ク 再 生 装 置 は 、 上 記 の 記 録 可 能 型 光 デ ィ ス ク か ら フ ア イ ル を 再 生 す る 時 、 再 生 対 象 フ ア イ ル に 対 応 す る 接 続 領 域 を 参 照 す る 。 そ の 接 続 領 域 に は 、 再 生 対 象 フ ァ ィ ル に 関 す る 記 録 管 理 情 報 、 特 に 記 録 速 度 情 報 、 記 録 ス 卜 ラ テ ジ 、 及 び記 録 パ ヮ ー 条 件 が 記 録 さ れ る 。 従 つ て 、 光 デ ィ ス ク 再 生 装 置 は 再 生 対 象 フ ア イ ル の 記 録 速 度 を 素 早 く 読 み 出 し 得 る 。 更 に 、 そ の 記 録 速 度 に 合 わ せ 、 再 生 ア ナ 口 グ 信 号 に 対 す る 整 形 パ ラ メ 一 夕 と 二 値 化 の 閾 値 と ^ 最 適 化 で き る 。 そ の 結 果 、 再 生 テ ー タ の エ ラ ー レ 一 ト が 低 減 す る 。 そ の 上 、 特 に 記 録 時 の 異 な る 複 数 の 'フ ァ ィ ル を 連 続 再 生 す る 時 、 フ ア イ リレ の 切 り 替 え を 滑 ら か に か つ 素 早 く 実 行 で き る
上 記 の 記 録 可 能 型 光 デ ィ ス ク が 接 続 領 域 を デ ー タ 領 域 内 に 含 ん で も 良 い 。 例 え ば 、 D V D _ R で は デ ー タ 領 域 ( 又 は プ ロ グ ラ ム 領 域 と も い う ) が 一 般 に 複 数 の ポ 一 ダ ゾ ー ン で 区 分 け さ れ る 。 そ れぞ れ の ボ ー ダ ゾ ー ン の 間 に は 一 つ の タ イ ト ル が 記 録 さ れ る 。 上 記 の 記 録 可 能 型 光 デ イ ス ク が D V D — R で あ る 場 合 、 D V D プ レ ー ヤ は 再 生 対 象 タ イ ト ル に 対 応 す る ポ ー ダ ゾ ー ン 力ゝ ら 、 そ の タ イ ト ル を 記 録 し た 時 の 記 録 速 度 を 素 早 く 読 み 出 す 。 更 に 、 そ の 記 録 速 度 に 合 わ せ 、 再 生 ア ナ ロ グ 信 号 に 対 す る 整 形 パ ラ メ 一 夕 と 二 値 化 の 閾 値 と を 最 適 化 で き る 。 そ の 結 果 、 再 生 デ 一 夕 の エ ラ ー レ ー ト を 低 減 で き る 。 そ の 上 、 特 に 複 数 の タ イ ト ル の 連 続 再 生 時 、 タ イ ト ル 間 の 切 り 替 え を 滑 ら か に か つ 素 早 く 実 行 で き る 。
記 録 管 理 情 報 が 最 適 記 録 パ ワ ー 校 正 ( O P C ) 情 報 を 含 む と き 、 上 記 の 記 録 可 能 型 光 デ ィ ス ク が 、 0 P C 情 報 を 記 録 す る た め の O P C 情 報 領 域 を 記 録 管 理 情 報 領 域 内 に 有 し 、 記 録 速 度 情 報 、 記 録 ス ト ラ テ ジ 、 及 び記 録 パ ヮ 一 条 件 の 一 組 を O P C 情 報 内 に 含 ん で も 良 い 。
光 デ ィ ス ク 記 録 装 置 は 、 デ ー タ 記 録 開 始 時 に 最 適 記 録 パ ワ ー 校 正 ( 0 P C : Optimum Power Calibration) を 行 い 、 半 導 体 レ ー ザ の 記 録 パ ワ ー を 決 定 す る 。 こ こ で 、 〇 P C と は 、 所 定 の テ ス ト 記 録 マ ー ク を 光 デ ィ ス ク へ 試 し 書 き し 、 そ の テ ス ト 記 録 マ ー ク か ら 再 生 さ れ た ァ ナ ロ グ信 号 の ]3 値 に 基 づ き 半 導 体 レ ー ザ の 記 録 パ ワ ー を 校 正 する 操 作 を い う 。 0 P C 情 報 は O P C に 関 す る 情 報
で あ り 、 特 に O P c 時 の 記 録 ス ト ラ テ ジ と 記 録 パ ワ ー 条 件 と を 含 む 。 . 上 記 の 記 録 可 能 型 光 デ ィ ス ク は 記 録 速 度 情 報 を O P C 情 報 内 に 含 む 。 そ れ に よ り 、 光 デ ィ ス ク 記 録 装 置 が 上 記 の 記 録 可 能 型 光 デ ィ ス ク か ら 記 録 速 度 情 報 を O P C 情 報 と し て 読 み 出 し 得 る 。 従 っ て 、 光 デ ィ ス ク 記 録 装 置 は o
P C 時 、 記 録 速 度 に 適 し た 記 録 ス ト ラ テ ジ と 記 録 パ ワ ー 条 件 と を 素 早 く 決 定 で き る 。
上 記 の 記 録 可 能 型 光 デ ィ ス ク で は 、 記 録 管 理 情 報 領 域 が 複 数 の ブ ロ ッ ク を 含 み 、 記 録 速 度 情 報 、 記 録 ス ト ラ テ ジ 、 及 び記 録 パ ワ ー 条 件 の 一 組 が 、 デ 一 夕 記 録 ご と に 別 の ブ ロ ッ ク に 記 録 さ れ て も 良 い 。 そ れ に よ り 、 光 デ イ ス ク 記 録 装 置 が 、 特 定 の 記 録 速 度 情 報 に 対 応 す る 記 録 ス ト ラ テ ジ と 記 録 パ ワ ー 条 件 と を 容 易 に か つ 素 早 く 読 み 出 し 得 る 。
上 記 の 記 録 可 能 型 光 デ ィ ス ク で は 更 に 、 ブ ロ ッ ク の そ れ ぞ れ が 1 6個 の セ ク タ を 含 み 、 記 録 速 度 情 報 、 記 録 ス ト ラ テ ジ 、 及 び 記 録 パ ワ ー 条 件 の 一 組 が 、 セ ク タ の 一 つ へ 記 録 さ れ て も 良 い 。 上 記 の 記 録 可 能 型 光 デ ィ ス ク が 例 え ば D V D で あ る 時 、 そ の 記 録 可 能 型 光 デ ィ ス ク は 規 格 上 の 物 理 フ ォ ー マ ッ ト と し て 複 数 の ブ ロ ッ ク を 含 む 。 更 に 、 一 つ の ブ ロ ッ ク は 1 6個 の セ ク タ を 含 む 。 光 デ イ ス ク 記 録 装 置 は 記 録 対 象 デ ー タ を セ ク タ ご と に 扱 う 。 従 つ て 、 O P C 情 報 を 一 つ の セ ク タ へ 記 録 す る と き 、 光 デ ィ ス ク 記 録 装 置 が 0 P C 情報 を 扱 い や す い 。
上 記 の 記 録 可 能 型 光 デ ィ ス ク で は 、 記 録 パ タ ー ン と 記 録 パ ワ ー と の 対 応 情 報 を 記 録 パ ワ ー 条 件 が含 ん で も 良 い 。 そ の 対 応 情 報 と は 、 記 録 パ タ ー ン に よ り 示 さ れ る 記 録 マ ー ク と 記 録 ス ペ ー ス と の そ れ ぞ れ に つ い て 記 録 パ ヮ 一 の 分 布 を 示 す 情 報 を い う 。 そ の 対 応 情 報 は 好 ま し く は 、 記 録 パ タ ー ン の 特 定 部 分 に 対 応 す る 記 録 パ ル ス に 対 し 第 一 の 記 録 パ ワ ー を 指 定 し 、 か つ 他 の 記 録 パ ル ス に 対 し そ の 第 一 の 記 録 パ ワ ー よ り 小 さ い 第 二 の 記 録 パ ワ ー を 指 定 す る た め の 情 報 を 含 む 。 そ の 情 報 は 例 え ば、 第 一 の 記 録 パ ワ ー と 第 二 の 記 録 パ ワ ー と の 差 ( 以 下 、 付 加 記 録 パ ワ ー と い う ) 、 及 び第 二 の 記 録 パ ワ ー の 対 で あ る 。 そ の 他 に 、 付 加 記 録 パ ワ ー と 第 一 の 記 録 パ ワ ー と の 比 、 及 び 第 一 の 記 録 パ ワ ー の 対 で あ っ て も 良 い 。 更 に 、 第 一 の 記 録 パ ワ ー 自 体 と 第 二 の 記 録 パ ワ ー と の 対 で あ っ て も 良 い 。 そ れ ら の 情 報 か ら 、 第 一 の 記 録 パ ワ ー と 第 二 の 記 録 パ ワ ー と が 容 易 に 算 出 さ れ る 。
一 定 の 記 録 パ タ ー ン に 対 し 一 定 の 記 録 ス ト ラ テ ジ で 記 録 パ ル ス を 決 め る と き 、 記 録 速 度 の 増 大 と 共 に 記 録 マ ー ク の 歪 み が 次 の よ う に 増 大 す る 。 記 録 速 度 が 大 き い ほ . ど 、 レ ー ザ パ ル ス の 立 ち 上 が り は 大 き く 遅 れ る 。 そ れ に よ り 、 記 録 マ ー ク の 前 端 部 が 細 く 歪 む 。 一 方 、 記 録 マ 一 ク の 中 央 部 か ら 後 端 部 ま で で は 記 録 ノ、° ル ス の 間 隔 が 小 さ い 。 そ れ 故 、 レ ー ザ 光 に よ る 熱 が 過 剰 に 蓄 積 さ れ る 。 そ れ に よ り 、 記 録 マ ー ク の 後 半 部 が 過 大 に 拡 が る 。 記 録 マ — ク の 歪 み で マ ー ク エ ッ ジ が ず れ る と き 、 デ ー タ の エ ラ
一 レ ー 卜 が 増 大 す る 。
記 録 マ ー ク の 上 記 の 歪 み を 低 減 す る に は 、 記 録 速 度 の 増 大 に 伴 い 、 記 録 マ ー ク の 前 端 部 で は レ ー ザ,の パ ワ ー を 高 め 又 は レ ー ザ パ ル ス の 立 ち 上 が り を 早 め 、 後 半 部 で は レ ー ザ光 に よ る 熱 量 を 抑 え ね ば な ら な い 。 そ の よ う な 記 録 パ ル ス の 調 節 は 、 記 録 ス ト ラ テ ジ の 補 正 だ け で は 複 雑 で か つ 困 難 で あ る 。 上 記 の 記 録 可 能 型 光 デ ィ ス ク で は 、 記 録 パ ワ ー 条 件 が 記 録 パ タ ー ン と 記 録 パ ワ ー と の 対 応 情 報 を 含 む 。 従 っ て 、 光 デ ィ ス ク 記 録 装 置 は そ の 対 応 情 報 に 基 づ き 記 録 ノ、° タ ー ン の 部 分 ご と に 記 録 ノ、° ヮ ー を 変 ィ匕 さ せ 、 記 録 マ ー ク の 歪 み を 容 易 に 低 減 で き る 。
例 え ば 、 記 録 マ ー ク の 前 端 部 に 対 応 す る 記 録 パ ル ス に 対 し 第 一 の 記 録 パ ワ ー を 設 定 し て も 良 い 。 そ の と き 、 記 録 マ ー ク の 前 端 部 で は 、 レ ー ザ パ ル ス の 立 ち 上 が り の 遅 れ に よ る パ ワ ー 不 足 が第 一 の 記 録 パ ワ ー の 増 大 で 補 償 さ れ る 。 一 方 、 記 録 マ ー ク の 後 半 部 で は 、 第 二 の 記 録 パ ヮ 一 の 低 減 で レ ー ザ 光 に よ る 過 熱 が 抑 え ら れ る 。
更 に 、 記 録 マ ー ク の 後 端 部 に 対 応 す る 記 録 パ ル ス に 対 し 第 一 の 記 録 パ ワ ー を 設 定 し て も 良 い 。 そ れ に よ り 、 記 録 マ ー ク の 後 半 部 で の 過 熱 を 回 避 す る 目 的 で 第 二 の 記 録 ノ\° ヮ 一 が 抑 制 さ れ る と き 、 比 較 的 長 レ 記 録 マ ー ク の 後 端 部 で レ ー ザ光 の パ ワ ー 不 足 が 補 償 さ れ る 。 そ の 結 果 、 記 録 マ ー ク の 後 側 の マ ー ク エ ッ ジ が ず れ な い 。
本 発 明 に よ る 光 デ ィ ス ク 記 録 装 置 は 、 記 録 速 度 情 報 を 記 録 し た 記 録 速 度 情 報 領 域 と 、 記 録 速 度 情 報 に 対 応 す る
記 録 ス ト ラ テ ジ を 記 録 し た 記 録 ス ト ラ テ ジ 領 域 と 、 を 含 む 記 録 可 能 型 光 デ ィ ス ク へ デ 一 夕 を 光 学 的 に 記 録 す る た め の 光 デ ィ ス ク 記 録 装 置 で あ り
( A ) そ の 記 録 可 能 型 光 デ イ ス ク へ レ ー ザ光 を 所 定 の パ ワ ー で 照 射 す る た め の 半 導 体 レ ー ザ ;
( B ) 半 導 体 レ ー ザ か ら 所 定 の 再 生 パ ワ ー で 出 射 さ れ か つ 記 録 可 能 型 光 デ ィ ス ク で 反 射 さ れ た レ ー ザ光 を 検 出 し 、 ア ナ ロ グ 信 号 へ 変 換 す る た め の 光 検 出 器 ;
( C ) そ の ア ナ ロ グ 信 号 を デ ィ ジ タ ル 信 号 へ 変 換 す る た め の ア ナ ロ グ Z デ ィ ジ タ ル ( A D ) 変 換 器 ;
( D ) そ の デ ィ ジ タ ル 信 号 か ら 記 録 速 度 情 報 を 復 調 し 、 復 調 記 録 速 度 情 報 と し て 出 力 す る た め の 記 録 速 度 情 報 復 調 部 ;
( E ) 記 録 速 度 を 設 定 し 、 設 定 記 録 速 度 情 報 と し て 出 力 す る た め の 記 録 速 度 設 定 部 ;
( F ) 復 調 記 録 速 度 情 報 と 設 定 記 録 速 度 情 報 と を 比 較 す る た め の 記 録 速 度 比 較 部 ;
( G ) 記 録 速 度 比 較 部 が 復 調 記 録 速 度 情 報 と 設 定 記 録 速 度 桂 'Iff 報 と の 一 致 を 検 出 し た 時 、 復 調 記 録 速 度 情 報 に 対 応 す る 記 録 ス ト ラ テ ジ を 上 記 の デ ィ ジ タ ル 信 号 か ら 復 調 す る た め の 記 録 ス ト ラ テ ジ 復 調 部 ;
( H ) 記 録 対 象 の デ ー タ に 相 当 す る 記 録 パ タ ー ン を 決 定 す る た め の 記 録 パ タ ー ン 決 定 部 ;
( I ) 記 録 ス ト ラ テ ジ に 従 い 、 記 録 パ タ ー ン を 記 録 パ ル ス へ 変 換 す る た め の 記 録 パ ル ス 決 定 部 ;
( J ) 上 記 の ア ナ ロ グ 信 号 に 基 づ き 〇 P C を 実 行 し 、 半 導 体 レ ー ザ の 記 録 パ ワ ー を 決 定 す る た め の 記 録 パ ワ ー 決 定 部 ; 及 び 、
( K) 記 録 パ ル ス と 記 録 パ ワ ー と に 従 い 半 導 体 レ ー ザ を 駆 動 す る た め の レ ー ザ 駆 動 部 ;
を 有 す る 。
上 記 の 光 デ ィ ス ク 記 録 装 置 は デ ー タ 記 録 時 、 記 録 対 象 光 デ ィ ス ク か ら 記 録 ス ト ラ テ ジ を 記 録 速 度 別 に 読 み 出 し 得 る 。 そ れ に よ り 、 設 定 記 録 速 度 に 適 し た 記 録 ス ト ラ テ ジ を そ の 光 デ ィ ス ク か ら 検 索 で き る 。 そ の 結 果 、 上 記 の 光 デ ィ ス ク 記 録 装 置 は 最 適 な 記 録 ス ト ラ テ ジ を 短 時 間 で 決 定 で き る 。
上 記 の 光 デ ィ ス ク 記 録 装 置 が 、 記 録 速 度 情 報 と 記 録 ス ト ラ テ ジ と の 対 応 表 を 記 憶 し た メ モ リ 、 を 更 に 有 し て も 良 い 。 設 定 記 録 速 度 に 対 応 す る 記 録 ス ト ラ テ ジ が 記 録 対 象 光 デ ィ ス ク に 記 録 さ れ て い な い と き で も 、 こ の 光 デ ィ ス ク 記 録 装 置 は メ モ リ の 対 応 表 か ら 設 定 記 録 速 度 に 対 応 す る 記 録 ス ト ラ テ ジ を 選 択 で き る 。
上 記 の 光 デ ィ ス ク 記 録 装 置 が 、
A D 変 換 器 か ら 出 力 さ れ た デ ィ ジ タ ル 信 号 に つ い て 、 エ ッ ジ シ フ ト を 検 出 す る た め の エ ッ ジ シ フ ト 検 出 部 ; 及 び 、
そ の デ ィ ジ タ ル 信 号 と エ ッ ジ シ フ ト と に 基 づ き 記 録 ス ト ラ テ ジ を 補 正 し 、. 補 正 さ れ た そ の 記 録 ス ト ラ テ ジ を 記 録 パ ル ス 決 定 部 へ 出 力 す る た め の 記 録 ス ト ラ テ ジ 補 正 部
を 更 に 有 し て も 良 い 。 そ れ に よ り 、 こ の 光 デ ィ ス ク 記 録 装 置 は 記 録 ス ト ラ テ ジ を 以 下 の よ う に 補 正 で き る : ま ず 、 記 録 パ ル ス 決 定 部 が テ ス ト 記 録 パ タ ー ン か ら テ ス ト 記 録 パ ル ス を 記 録 ス ト ラ テ ジ に 従 い 決 定 す る 。 半 導 体 レ 一ザ が そ の テ ス ト 記 録 パ レ ス と 実 質 的 に 同 形 な レ ー ザ パ ル ス を 所 定 の 記 録 パ ヮ — で 、 記 録 対 象 光 デ ィ ス ク の 記録 層 に 対 し 照 射 す る 。 そ れ に よ り 、 テ ス ト 記 録 パ タ ー ン に 対 応 す る 記 録 マ ー ク 列 ( 以 下 、 テ ス ト 記 録 マ ー ク と い う ) が 、 そ の 光 デ イ ス ク の 記 録 層 に 作 成 さ れ る 。 そ の 後 、 そ の テ ス ト 記 録 マ一 ク に 対 し 半 導 体 レ ー ザ か ら 再 生 パ ワ ー の レ一ザ を 照 射 し 、 そ の 反 射光 を 光検 出 器 で 検 出 す る 。 光検 出 器 は検 出 さ れ た 反 射 光 に 基 づ き ア ナ ロ グ 信 号 を 再 生 す る 。 A D 変 換 器 は そ の ア ナ 口 グ 信 号 を デ ィ ジ タ ル 信 号 へ 変 換 す る 。 そ の 時 、 エ ッ ジ シ フ 卜 検 出 部 が そ の デ ィ ジ タ ル 信 号 と ク ロ ッ ク 信 号 と の 位 相 差 、 す な わ ち ェ ッ ジ シ フ ト を 検 出 す る 。 記 録 ス 卜 ラ テ ジ 補 正 部 は検 出 さ れ た エ ツ ジ シ フ 卜 に 基 づ き 、 記 録 ス 卜 ラ テ ジ を 所 定 の 補 正 値 だ け 補 正 す る 。 テ ス 卜 記 録 マ ー ク カゝ ら 再 生 さ れ る デ ー タ に つ い て 、 エ ツ ジ シ フ 卜 が 所 定 の 許 容 値 以 下 に 抑 え ら れ る ま で 、 上 記 の 補 正 が 繰 り 返 さ れ る 。 こ う し て 、 実 際 の デ ー 夕 記 録 時 の 条 件 に 応 じ 、 記 録 ス ト ラ テ ジ が 最 適 化 さ れ る 。 そ の 結 果 、 記 録 対 象 光 デ イ ス ク に 記 録 さ れ た デ 一 夕 で は エ ラ ー レ ― 卜 が低 減 す る 上 P己 の 光 デ ィ ス ク 記 録 装 置 は 特 に 、 補 正 開 始 時 の 記 録 ス 卜 ラ テ ジ を 設 定
記 録 速 度 に 応 じ 設 定 で き る 。 従 っ て 、 上 記 の 記 録 ス ト ラ テ ジ の 補 正 を 確 実 に か つ 短 時 間 で 実 行 で き る 。
上 記 の 光 デ ィ ス ク 記 録 装 置 が 、
、A D 変 換器 か ら 出 力 さ れ た デ ィ ジ タ ル 信 号 に つ い て 、 ブ ロ ッ ク エ ラ ー レ ー ト を 検 出 す る た め の ブ ロ ッ ク エ ラ ー レ ー ト 検 出 部 ; 及 び 、
そ の デ ィ ジ タ ル 信 号 と ブ ロ ッ ク エ ラ 一 レ ー ト と に 基 づ き 記 録 ス ト ラ テ ジ を 補 正 し 、 補 正 さ れ た そ の 記 録 ス ト ラ テ ジ を 記 録 パ ル ス 決 定 部 へ 出 力 す る た め の 記 録 ス ト ラ テ ジ 補 正 部 ;
を 更 に 有 し て も 良 い 。 そ れ に よ り 、 上 記 の 記 録 ス ト ラ テ ジ の 補 正 時 、 テ ス ト 記 録 マ ー ク か ら 再 生 さ れ た デ イ ジ タ ル 信 号 を 、 エ ッ ジ シ フ ト に 代 え 、 ブ ロ ッ ク エ ラ 一 レ ー 卜 で 評価 し て も 良 い 。 す な わ ち 、 ブ ロ ッ ク エ ラ 一 レ ー ト が 所 定 の 許 容 値 以 下 に 抑 え ら れ る ま で 、 上 記 の 記 録 ス ト ラ テ ジ の 補 正 が 繰 り 返 さ れ て も 良 い 。 こ う し て 、 実 際 の デ ー タ 記 録 時 の 条 件 に 応 じ 、 記 録 ス ト ラ テ ジ を 最 適 化 で き る 。 そ の 結 果 、 記 録 対 象 光 デ ィ ス ク に 記 録 さ れ た デ ー 夕 で は エ ラ ー レ ー ト が 低 減 す る 。 上 記 の 光 デ ィ ス ク 記 録 装 置 は 特 に 、 補 正 開 始 時 の 記 録 ス ト ラ テ ジ を 設 定 記 録 速 度 に 応 じ 設 定 で き る 。 従 っ て 、 上 記 の 記 録 ス ト ラ テ ジ の 補 正 を 確 実 に か つ 短 時 間 で 実 行 で き る 。
上 記 の 光 デ ィ ス ク 記 録 装 置 が 、 デ ー タ の 記 録 時 で の 記 録 ス ト ラ テ ジ と 設 定 記録 速 度 情 報 と を 対 応 さ せ 、 記 録 可 能 型 光 デ ィ ス ク の 記 録 ス ト ラ テ ジ 領 域 と 記 録 速 度 情 報 領
域 と へ そ れ ぞ れ 記 録 し て も 良 い 。 す な わ ち 、 記 録 対 象 光 デ ィ ス ク に は 、 実 際 の デ 一 夕 記 録 で 採 用 さ れ た 記 録 ス ト ラ テ ジ が そ の と き の 記 録 速 度 と 共 に 記 録 さ れ る 。 そ れ に よ り 、 そ の 光 デ ィ ス ク に 対 し 同 じ 記 録 速 度 で 再 び デ ー タ を 記 録 す る と き 、 そ の 光 デ ィ ス ク に 記 録 さ れ た 記 録 ス ト ラ テ ジ を 採 用 で き る 。 こ う し て 、 デ ー タ 記 録 時 で の 記 録 ス ト ラ テ ジ の 最 適 化 を 容 易 に か つ 素 早 く 実 現 で き る 。
本 発 明 の 別 の 観 点 に よ る 光 デ ィ ス ク 記 録 装 置 は 、 記 録 速 度 情 報 を 記 録 し た 記 録 速 度 情 報 領 域 と 、 記 録 速 度 情 報 に 対 応 す る 記 録 パ ワ ー 条 件 を 記 録 し た 記 録 パ ワ ー 条 件 領 域 と 、 を 含 む 記 録 可 能 型 光 デ ィ ス ク へ 、 デ ー タ を 光 学 的 に 記 録 す る た め の 光 デ ィ ス ク 記 録 装 置 で あ り 、
( A ) そ の 記 録 可 能 型 光 デ ィ ス ク へ レ ー ザ光 を 所 定 の パ ワ ー で 照 射 す る た め の 半 導 体 レ ー ザ ;
( B ) 半 導体 レ ー ザ か ら 所 定 の 再 生 パ ワ ー で 出 射 さ れ か つ 記 録 可 能 型 光 デ ィ ス ク で 反 射 さ れ た レ ー ザ光 を 検 出 し 、 ア ナ ロ グ 信 号 へ 変 換 す る た め の 光 検 出 器 ;
( C ) そ の ア ナ ロ グ 信 号 を デ ィ ジ タ ル 信 号 へ 変 換 す る た め の A D 変 換 器 ;
( D ) そ の ア ナ ロ グ 信 号 の 3 値 を 計 測 す る た め の 0 値 計 測 部 ;
( E ) デ ィ ジ タ ル 信 号 か ら 記 録 速 度 情 報 を 復 調 し 、 復 調 記 録 速 度 情 報 と し て 出 力 す る た め の 記 録 速 度 情 報 復 調 部 ;
( F ) 記 録 速 度 を 設 定 し 、 設 定 記 録 速 度 情 報 と し て 出 力
す る た め の 記 録 速 度 設 定 部 ;
( G ) 復 調 記 録 速 度 情 報 と 設 定 記 録 速 度 情 報 と を 比 較 す る た め の 記 録 速 度 比 較 部. ;
( H ) 記 録 速 度 比 較 部 が 復 調 記 録 速 度 情 報 と 設 定 記 録 速 度 情 報 と の 一 致 を 検 出 し た 時 、 復 調 記 録 速 度 情 報 に 対 応 す る 記 録 パ ワ ー 条 件 を 上 記 の デ ィ ジ タ ル 信 号 か ら 復 調 す る た め の 記 録 パ ワ ー 条 件 復 調 部 ;
( I ) 記 録 対 象 デ ー タ に 相 当 す る 記 録 パ タ ー ン を 決 定 す る た め の 記 録 パ タ ー ン 決 定 部 ;
( J ) そ の 記 録 パ タ ー ン か ら 記 録 パ ル ス を 決 定 す る た め の 記 録 パ ル ス 決 定 部 ;
( K ) 上 記 の 記 録 ノ\° ヮ ー 条 件 と ]3 値 と に 基 づ き O P C を 実 行 し 、 半 導 体 レ ー ザ の 記 録 パ ワ ー を 決 定 す る た め の 記 録 パ ワ ー 決 定 部 ; 及 び 、
( L ) 上 記 の 記 録 ノ ル ス と 記 録 ノ \° ヮ 一 と に 従 い 半 導 体 レ 一ザ を 駆 動 す る た め の レ ー ザ駆 動 部 ;
を 有 す る 。
そ の 光 デ ィ ス ク 記 録 装 置 は 、 記 録 パ ワ ー 決 定 部 に よ る 〇 P C で 得 ら れ た 新 た な 記 録 パ ワ ー 条 件 と 設 定 記 録 速 度 情 報 と を 対 応 さ せ 、 上 記 の 記 録 可 能 型 光 デ ィ ス ク の 記 録 パ ワ ー 条 件 領 域 と 記 録 速 度 情 報 領 域 と へ そ れ ぞ れ 記 録 す る 。 上 記 の 光 デ ィ ス ク 記 録 装 置 は 更 に 、 デ ー タ 記 録 時 、 記 録 対 象 光 デ ィ ス ク か ら 記 録 パ ワ ー 条 件 を 記 録 速 度 別 に 読 み 出 し 得 る 。 そ れ に よ り 、 設 定 記 録 速 度 適 し た 記 録 パ ワ ー 条 件 を そ の 光 デ ィ ス ク か ら 検 索 き る 。 そ の 結
果 、 上 記 の 光 デ ィ ス ク 記 録 装 置 は 最 適 な 記 録 パ ワ ー を 確 実 に か つ 短 時 間 で 決 定 で き る 。
本 発 明 の 更 に 別 の 観 点 に よ る 光 デ ィ ス ク 記 録 装 置 は 、 記 録 可 能 型 光 デ ィ ス ク へ デ ー タ を 光 学 的 に 記 録 す る た め の 光 デ ィ ス ク 記 録 装 置 で あ り 、
( A ) そ の 記 録 可 能 型 光 デ ィ ス ク へ レ ー ザ光 を 所 定 の パ ワ ー で 照 射 す る た め の 半 導 体 レ ー ザ ;
( B ) 半 導 体 レ ー ザ か ら 所 定 の 再 生 パ ワ ー で 出 射 さ れ か つ 記 録 可 能 型 光 デ ィ ス ク で 反 射 さ れ た レ ー ザ光 を 検 出 し 、 ア ナ ロ グ 信 号 へ 変 換 す る た め の 光 検 出 器 ;
( C ) 記 録 対 象 デ ー タ に 相 当 す る 記 録 パ タ ー ン を 決 定 す る た め の 記 録 パ タ ー ン 決 定 部 ;
( D ) 所 定 の 記 録 ス ト ラ テ ジ に 従 い 、 記 録 パ タ ー ン を 記 録 パ ル ス へ 変 換 す る た め の 記 録 パ ル ス 決 定 部 ;
( E ) 上 記 の ア ナ ロ グ 信 号 に 基 づ き O P C を 実行 し 、
( a ) 記 録 パ タ ー ン の 特 定 部 分 に 対 応 す る 記 録 パ ル ス に 対 し 第 一 の 記 録 パ ワ ー を 、 ( b ) 他 の 記 録 ノ \° ル ス に 対 し 第 一 の 記 録 パ ワ ー よ り 小 さ い 第 二 の 記 録 パ ワ ー を 、 そ れ ぞ れ 半 導 体 レ ー ザ の 記 録 パ ワ ー と し て 決 定 す る た め の 記 録 パ ワ ー 決 定 部 ; 及 び 、
( F ) 上 記 の 記 録 パ ル ス と 記 録 パ ワ ー と に 従 い 半 導 体 レ — ザ を 駆 動 す る た め の レ ー ザ駆 動 部 ;
を 有 す る 。
記 録 速 度 の 増 大 と 共 に 、 記 録 マ ー ク の 歪 み は 上 記 の よ う に 増 大 す る 。 す な わ ち 、 記 録 マ ー ク の 前端 部 が 細 く 歪
み 、 後 半 部 が 過 大 に 拡 が る 。 上 記 の 光 デ ィ ス ク 記 録 装 置 は 第 一 の 記 録 パ ワ ー と 第 二 の 記 録 パ ワ ー と を 別 々 に 調 節 し 、 記 録 マ ー ク の 上 記 の 歪 み を 容 易 に 低 減 で き る 。
上 記 の 光 デ ィ ス ク 記 録 装 置 は 例 え ば 、 記 録 マ ー ク の 前 端 部 に 対応 す る 記 録 パ ル ス に 対 し 第 一 の 記 録 パ ワ ー を 設 定 し て も 良 い 。 そ の と き 、 記 録 マ ー ク の 前 端 部 で は 、 レ 一 ザパ ル ス の 立 ち 上 が り の 遅 れ に よ る パ ワ ー 不 足 が 第 一 の 記 録 パ ワ ー の 増 大 で 補 償 さ れ る 。 一 方 、 記 録 マ ー ク の 後 半 部 で は 、 第 二 の 記 録 パ ワ ー の 低 減 で レ ー ザ光 に よ る 過 熱 が 抑 え ら れ る 。
更 に 、 記 録 マ ー ク の 後 端 部 に 対 応 す る 記 録 パ ル ス に 対 し 第 一 の 記 録 パ ワ ー を 設 定 し て も 良 い 。 そ れ に よ り 、 記 録 マ ー ク の 後 半 部 で の 過 熱 を 回 避 す る 目 的 で 第 二 の 記 録 ノ\° ヮ 一 が 抑 制 さ れ る と き 、 比 較 的 長 い 記 録 マ ー ク の 後 端 部 で レ ー ザ 光 の パ ワ ー 不 足 が 補 償 さ れ る 。
こ う し て 、 記 録 速 度 の 増 大 に 関 わ ら ず 、 記 録 マ ー ク の 成 形 精 度 が 高 く 維 持 さ れ る 。 そ れ 故 、 上 記 の 光 デ ィ ス ク 記 録 装 置 は 高 速 な デ 一 夕 記 録 に つ い て 、 デ ー タ の エ ラ 一 レ ー 小 を 低 く 維 持 で き る 。
上 記 の 光 デ ィ ス ク 記 録 装 置 は 、 記 録 速 度 情 報 、 第 一 の 記 録 パ ワ ー 、 及 び第 二 の 記 録 パ ワ ー の 間 の 対 応 表 を 記 憶 す る た め の メ モ リ 、 を 更 に 有 し て も 良 い 。 そ の 対 応 表 は 例 え ば 、 付 加 記 録 パ ワ ー と 第 二 の 記 録 パ ワ ー と を 含 む 。 そ の 他 に 、 付 加 記 録 パ ワ ー と 第 二 の 記 録 パ ワ ー と の 比 、 及 び第 二 の 記 録 パ ワ ー を 含 ん で も 良 い 。 更 に 、 第 一 の 記
録 パ ワ ー 自 体 と 第 二 の 記 録 パ ワ ー と を 含 ん で も 良 い 。 上 記 の 光 デ ィ ス ク 記 録 装 置 は 、 デ ー タ 記 録 時 そ の 対 応 表 を 参 照 し 、 実 際 の 記 録 速 度 に 適 し た 第 一 の 記 録 パ ワ ー と 第 二 の 記 録 パ ワ ー と を 容 易 に か つ 素 早 く 決 定 で き る 。
上 記 の 光 デ ィ ス ク 記 録 装 置 は 、
( A ) 上 記 の ア ナ ロ グ 信 号 の i3 値 を 計 測 す る た め の /3 値 計 測 部 ;
( B ) そ の ア ナ ロ グ 信 号 の 変 調 度 を 計 測 す る た め の 変 調 度 計 測 部 ; 及 び 、
( C ) そ の ) 3 値 と 変 調 度 と に 基 づ き 記 録 パ ワ ー を 補 正 す る た め の 記 録 パ ワ ー 補 正 部 ;
を 更 に 有 し て も 良 い 。 こ こ で 、 ア ナ ロ グ 信 号 の 変 調 度 と は 、 ア ナ ロ グ 信 号 の 一 周 斯で の 極 大 値 と そ の 周 期 で の 振 幅 と の 比 を い う 。 具 体 的 に は 、 ア ナ ロ グ 信 号 の 一 周 期 で の 極 大 値 a と 極 小 値 b と に よ り 次 式 で 表 さ れ る : 変 調 度 = ( a — b ) Z a 。 記 録 マ ー ク の 上 記 の 歪 み が 増 大 す る と き 、 例 え ば記 録 ス ペ ー ス へ 過 剰 な 熱 が伝 搬 し 、 記 録 ス ペ ー ス が 狭 ま り 、 平 均 的 な 光 反 射 率 が 低 下 す る 。 そ れ に よ り 、 そ の 記 録 マ ー ク 列 か ら 再 生 さ れ る ア ナ ロ グ 信 号 で は 全 体 の レ ベ ル が 低 下 し 、 変 調 度 が 増 大 す る 。 従 っ て 、 ア ナ ロ グ 信 号 の 変 調 度 は 、 記 録 マ ー ク の 歪 み を 表 す パ ラ メ ー タ と し て 禾 |J 用 で き る 。
上 記 の 光 デ ィ ス ク 記 録 装 置 は /3 値 に 基 づ き 0 P C を 実 行 す る 時 、 変 調 度 に 基 づ き 第 一 の 記 録 パ ワ ー と 第 二 の 記 録 パ ワ ー と の 調 節 を 併 せ て 実 行 す る 。 そ れ に よ り 、 i3 値
と 変 調 度 と が 所 定 の 許 容 範 囲 内 に 収 ま る よ う に 記 録 パ ヮ 一 を 補 正 す る 。 そ の 結 果 、 記 録 マ ー ク の 歪 み を 低 減 で き る の で 、 高 速 な デ ー タ 記 録 で の エ ラ ー レ ー ト を 低 減 で き る 。
記 録 可 能 型 光 デ ィ ス ク が 、 例 え ば D V D — R 及 び D V
D — R Wの よ う に ラ ン ド プ リ ピ ッ ト ( L P P ) を 含 む と き 、 上 記 の 光 デ ィ ス ク 記 録 装 置 が 、
( A) 上 記 の ア ナ ロ グ 信 号 の ]3 値 を 計 測 す る た め の /3 値 計 測 部 ;
( B) L F P 力ゝ ら の L P P 信 号 を そ の ア ナ ロ グ信 号 か ら 検 出 し 、 そ の L P P 信 号 に つ い て ジ ッ 夕 と ブ ロ ッ ク ェ ラ ー レ ー ト と の い ず れ カゝ を 更 に 検 出 す る た め の L P P ェ ラ 一 検 出 部 ; 及 び 、
( C) そ の ジ ッ 夕 と ブ ロ ッ ク エ ラ 一 レ ー ト と の い ず れ か に 基 づ き 記 録 パ ワ ー を 補 正 す る た め の 記 録 パ ワ ー 補 正 部 ;
を 更 に 有 し て も 良 い 。 こ こ で 、 記 録 可 能 型 光 デ ィ ス ク の L P P と は 、 グ ル ー プ 近 傍 の ラ ン ド に 所 定 の 間 隔 で 設 け ら れ た 小 領 域 を い う 。 L P P に は 光 デ ィ ス ク の 製 造 時 、 所 定 の 信 号 が 書 き 込 ま れ る 。 そ の 信 号 を L P P 信 号 と レ う 。 L P P 信 号 は 例 え ば グ ル ー ブ ト ラ ッ ク の ァ ド レ ス 情 報 を 含 む 。
高 速 な デ ー タ 記 録 時 、 記 録 マ ー ク の 上 記 の 歪 み が 増 大 す る 。 そ れ に よ り 、 記 録 マ ー ク の 範 囲 が L P P に ま で 拡 が る と き 、 記 録 マ ー ク の 歪 み の 原 因 で あ る 過 剰 な 熱 が L
P P 上 の デ ー タ を 破 壊 す る 。 更 に 、 L P P そ の も の を 塑 性 変 形 さ せ る 。 そ の と き 、 L P P 信 号 の S / N が 減 少 す る 。 従 っ て 、 L P P 信 号 の ジ ッ 夕 及 び ブ ロ ッ ク エ ラ 一 レ ― ト は い ず れ も 、 記 録 マ ー ク の 歪 み を 表 す パ ラ メ ー タ と し て 利 用 で き る 。
上 記 の 光 デ ィ ス ク 記 録 装 置 は ) 3 値 に 基 づ き O P C を 実 行 す る 時 、 L P P 信 号 の ジ ッ タ 又 は ブ ロ ッ ク エ ラ ー レ 一 ト に 基 づ き 、 第 一 の 記 録 パ ワ ー と 第 二 の 記 録 パ ワ ー と の 調 節 を 併 せ て 実 行 す る 。 そ れ に よ り 、 )3 値 と 、 ジ ッ タ 又 は ブ ロ ッ ク エ ラ ー レ ー ト の い ず れ か と が 所 定 の 許 容 範 囲 内 に 収 ま る よ う に 記 録 パ ワ ー を 補 正 す る 。 そ の 結 果 、 記 録 マ ー ク の 上 記 の 歪 み を 低 減 で き る の で 、 高 速 な デ ー タ 記 録 で の エ ラ ー レ 一 ト を 低 減 で き る 。
記 録 可 能 型 光 デ ィ ス ク が 、 記 録 速 度 情 報 を 記 録 し た 記 録 速 度 情 報 領 域 と 、 記 録 速 度 情 報 に 対 応 す る 記 録 パ ワ ー 条 件 を 記 録 し た 記 録 パ ワ ー 条 件 領 域 と 、 を 有 し 、 か つ 、 記 録 パ ワ ー 条 件 が 第 一 の 記 録 パ ワ ー と 第 二 の 記 録 パ ワ ー と を 含 む と き 、 上 記 の 光 デ ィ ス ク 記 録 装 置 で は 、
( A ) 記 録 パ ワ ー 決 定 部 が 、 所 定 の 記 録 速 度 に 対 応 す る 第 一 の 記 録 パ ワ ー と 第 二 の 記 録 パ ワ ー と を 記 録 可 能 型 光 デ ィ ス ク か ら 読 み 出 し 、
( B ) 記 録 パ ワ ー 決 定 部 に よ り 決 定 さ れ た 第 一 の 記 録 パ ワ ー と 第 二 の 記 録 パ ワ ー と の 対 が 、 O P C で 得 ら れ た 新 た な 記 録 パ ワ ー 条 件 に 含 ま れ 、 そ の 新 た な 記録 パ ヮ 一 条 件 が 上 記 の 記 録 速 度 を 示 す 記 録 速 度 情 報 と 対 応 し 、 記
録 可 能 型 光 デ ィ ス ク の 記 録 パ ワ ー 条 件 領 域 と 記 録 速 度 情 報 と へ そ れ ぞ れ 記 録 さ れ て も 良 い 。 す な わ ち 、 記 録 対 象 光 デ ィ ス ク に は 、 実 際 の デ 一 夕 記 録 で 利 用 さ れ た 記 録 パ ヮ ー 条 件 、 特 に 第 一 の 記 録 パ ワ ー と 第 二 の 記 録 パ ワ ー と が そ の と き の 記 録 速 度 と 共 に 記 録 さ れ る 。 具 体 的 に は 例 え ば 、 付 加 記 録 パ ワ ー と 第 二 の 記 録 パ ワ ー と の 対 が 記 録 さ れ る 。 そ の 他 に 、 付 加 記 録 パ ワ ー と 第 二 の 記 録 パ ワ ー と の 比 、 及 び第 二 の 記 録 パ ワ ー の 対 が 記 録 さ れ て も 良 い 。 更 に 、 第 一 の 記 録 パ ワ ー 自 体 と 第 二 の 記 録 パ ワ ー と の 対 が 記 録 さ れ て も 良 い 。 そ れ に よ り 、 そ の 光 デ ィ ス ク に 対 し 同 じ 記 録 速 度 で 再 び デ ー タ を 記 録 す る と き 、 そ の 光 デ ィ ス ク に 記 録 さ れ た 記 録 パ ワ ー 条 件 を 採 用 で き る 。 こ う し て 、 デ ー タ 記 録 時 で の 記 録 パ ワ ー の 最 適化 を 容 易 に か つ 素 早 く 実 現 で き る 。
本 発 明 に よ る 光 デ ィ ス ク 再 生 装 置 は 、
( A ) デ ー タ 記 録 時 の 記 録 速 度 情 報 を 記 録 し た 光 デ ィ ス ク へ 、 レ ー ザ光 を 所 定 の 再 生 パ ワ ー で 照 射 す る た め の 半 導 体 レ ー ザ ;
( B ) そ の 光 デ ィ ス ク で 反 射 さ れ た レ ー ザ光 を 検 出 し 、 ア ナ ロ グ 信 号 へ 変 換 す る た め の 光 検 出 器 ;
( C ) そ の ア ナ ロ グ 信 号 の 周 波 数 特 性 に よ る 歪 み を 所 定 の 補 正 値 で 補 償 す る た め の イ コ ラ イ ザ ;
( D ) イ コ ラ イ ザ に よ り 補 償 さ れ た ア ナ ロ グ 信 号 を 所 定 の 閾 値 で 二 値 化 し 、 デ ィ ジ タ ル 信 号 へ 変 換 す る た め の 二 値 化 部 ;
( E ) そ の デ ィ ジ タ ル 信 号 が ら 記 録 速 度 情 報 を 復 調 し 、 復 調 記 録 速 度 情 報 と し て 出 力 す る た め の 記 録 速 度 情 報 復 調 部 ;
( F ) 復 調 記 録 速 度 情 報 に 応 じ 、 イ コ ラ イ ザ の 補正 値 を 決 定 す る た め の 補 正 値 決 定 部 ; 及 び 、
( G ) 復 調 記 録 速度 情 報 に 応 じ 、 二 値 化 部 の 閾 値 を 決 定 す る た め の 閾 値 決 定 部 ;
を 有 す る 。
光 デ ィ ス ク の 記 録 マ ー ク の 形 は 一 般 に 記 録 速 度 に 依 存 す る 。 特 に 、 一 定 の 記 録 パ タ ー ン に 対 し 記 録 マ ー ク が 記 録 速 度 の 増 大 と 共 に 歪 む 。 そ れ 故 、 そ れ ぞ れ の 記 録 マ ー ク か ら 再 生 さ れ る ア ナ ロ グ 信 号 の 振 幅 及 び周 波 数 特 性 が 、 記 録 速 度 に 依存 し 異 な る 。
上 記 の 光 デ ィ ス ク 再 生 装 置 は 、 再 生 対 象 光 デ ィ ス ク の デ 一 夕 に つ い て 、 そ の 記 録 時 の 記 録 速 度 を そ の 光 デ イ ス ク カゝ ら 読 み 出 し 得 る 。 更 に 、 そ の 記 録 速 度 に 応 じ 、 ィ コ ラ イ ザ の 補 正 値 と 二 値 化 部 の 閾 値 と を 決 定 す る 。 そ れ に よ り 、 デ ー タ の 再 生 時 、 記 録 マ ー ク の 歪 み に 起 因 す る 再 生 ア ナ ロ グ 信 号 の 波 形 の 鈍 り と 中 心 レ ベ ル の 閾 値 か ら の ず れ と を 補 償 で き る 。 そ の 結 果 、 再 生 デ ー タ の エ ラ ー レ ー ト を 低 減 で き る 。
記 録 可 能 型 光 デ ィ ス ク へ の 本 発 明 に よ る デ ー タ 記 録 方 法 は 、 記 録 速 度 情 報 を 記 録 し た 記 録 速 度 情 報 領域 と 、 記 録 速度 情 報 に 対 応 す る 記 録 ス ト ラ テ ジ を 記 録 し た 記 録 ス ト ラ テ ジ 領 域 と 、 を 含 む 記 録 可 能 型 光 デ ィ ス ク へ デ ー タ
を 光 学 的 に 記 録 す る 方 法 で あ り 、
( A ) 記 録 速 度 を 設 定 し 、 設 定 記 録 速 度 情 報 と し て 出 力 す る ス テ ッ プ ;
( B ) 記 録 可 能 型 光 デ ィ ス ク か ら 記 録 速 度 情 報 を 光 学 的 に 読 み 出 し て 復 調 し 、 復 調 記 録 速 度 情 報 と し て 出 力 す る ス テ ッ プ ;
( C ) 設 定 記 録 速 度 情 報 と 復 調 記 録 速 度 情 報 と を 比 較 す る ス テ ッ プ ;
( D ) 設 定 記 録 速 度 情 報 と 復 調 記 録 速 度 情 報 と の 一 致 時 、 復 調 記 録 速 度 情 報 に 対応 す る 記 録 ス ト ラ テ ジ を 記 録 可 能 型 光 デ ィ ス ク か ら 光 学 的 に 読 み 出 す ス テ ッ プ ;
( E ) O P C を 実 行 し 、 半 導 体 レ ー ザ の 記 録 パ ワ ー を 決 定 す る ス テ ッ プ ; 及 び 、
( F ) 上 記 の 記 録 ス ト ラ テ ジ に 従 い 、 上 記 の 記 録 速 度 と 記 録 パ ワ ー と で 記 録 対 象 デ ー タ を 記 録 す る ス テ ッ プ ; を 有 す る 。
上 記 の デ ー タ 記 録 方 法 で は 、 記 録 対 象 光 デ ィ ス ク か ら 記 録 ス ト ラ テ ジ を 記 録 速 度 別 に 読 み 出 し 得 る 。 そ れ に よ り 、 設 定 記 録 速 度 に 適 し た 記 録 ス ト ラ テ ジ を そ の 光 デ ィ ス ク カゝ ら 検 索 で き る 。 そ の 結 果 、 最 適 な 記 録 ス ト ラ テ ジ が 短 時 間 で 決 定 さ れ る 。
上 記 の デ ー タ 記 録 方 法 が 、 メ モ リ に 記 憶 さ れ た 記 録 速 度 情 報 と 記 録 ス ト ラ テ ジ と の 対 応 表 を 参 照 し 、 設 定 記 録 速 度 情 報 に 対 応 す る 記 録 ス ト ラ テ ジ を そ の メ モ リ 力ゝ ら 読 み 出 す ス テ ッ プ 、 を 更 に 有 し て も 良 い 。 設 定 記 録 速 度 に
対 応 す る 記 録 ス ト ラ テ ジ が 記 録 対 象 光 デ ィ ス ク に 記 録 さ れ て い な い と き で も 、 メ モ リ の 対 応 表 か ら 設 定 記 録 速 度 に 対 応 す る 記 録 ス ト ラ テ ジ を 選 択 で き る 。
上 記 の デ 一 夕 記 録 方 法 で は 、 O P C が 、
( A ) 所 定 の 記 録 ス ト ラ テ ジ を テ ス ト 記 録 ス ト ラ テ ジ と し て 決 定 す る サ ブ ス テ ッ プ ;
( B ) そ の テ ス ト 記 録 ス ト ラ テ ジ に 従 い 、 所 定 の テ ス ト 記 録 パ タ ー ン を テ ス ト 記 録 パ ル ス へ 変 換 す る サ ブ ス テ ッ プ ;
( C ) そ の テ ス ト 記 録 パ ル ス に 従 い 半 導体 レ ー ザ を 駆 動 し 、 上 記 の テ ス ト 記 録 パ タ ー ン に 対 応 す る 記 録 マ ー ク の 列 を 記 録 可 能 型 光 デ ィ ス ク の 記 録 層 に 形 成 す る サ ブ ス テ ツ プ ;
( D ) そ の 記 録 マ ー ク の 列 へ 半 導 体 レ 一 ザ か ら レ ー ザ 光 を 所 定 の 再 生 パ ワ ー で 照 射 し 、 そ の 反 射 光 を 光 検 出 器 で検 出 し ア ナ ロ グ 信 号 へ 変 換 す る サ ブ ス テ ッ プ ;
( E ) そ の ア ナ ロ グ 信 号 を デ ィ ジ タ ル 信 号 へ 変 換 す る サ ブ ス テ ッ プ ;
( F ) そ の デ ィ ジ 夕 ル 信 号 に つ い て エ ッ ジ シ フ ト と ブ 口 ッ ク エ ラ ー レ ー 卜 と の い ず れ か を 検 出 す る サ ブ ス テ ッ プ
; 及 び 、
( G ) 検 出 さ れ た エ ッ ジ シ フ ト と ブ ロ ッ ク エ ラ ー レ 一 卜 と の い ず れ カゝ に 基 づ き 、 テ ス ト 記 録 ス ト ラ テ ジ を 補 正 す る サ ブ ス テ ッ プ ;
を 有 し て も 良 い 。
そ の デ ー タ 記 録 方 法 で は 、 テ ス ト 記 録 パ タ ー ン に 対 応 す る テ ス ト 記 録 マ ー ク が 記 録 対 象 光 デ ィ ス ク の 記 録 層 に 実 際 に 試 し 書 き さ れ る 。 更 に 、 そ の テ ス ト 記 録 マ ー ク か ら 再 生 さ れ る デ ィ ジ 夕 ル 信 号 に つ い て 、 エ ッ ジ シ フ ト 又 は ブ ロ ッ ク エ ラ ー レ ー ト が検 出 さ れ る 。 そ の 検 出 さ れ た エ ッ ジ シ フ ト 又 は ブ ロ ッ ク エ ラ ー レ ー ト に 基 づ き 、 記 録 ス ト ラ テ ジ が 所 定 の 補 正 値 だ け 補 正 さ れ る 。 テ ス ト 記 .録 マ ー ク か ら の 再 生 デ ー タ に つ い て 、 エ ッ ジ シ フ ト 又 は ブ 口 ッ ク エ ラ ー レ ー 卜 が 所 定 の 許 容 値 以 下 に 抑 え ら れ る ま で 、 上 記 の 補 正 が 繰 り 返 さ れ る 。 こ う し て 、 実 際 の デ ー 夕 記 録 時 の 条 件 に 応 じ 、 記 録 ス ト ラ テ ジ が 最 適化 さ れ る 。 そ の 結 果 、 記 録 対 象 光 デ ィ ス ク に 記 録 さ れ た デ 一 夕 で は エ ラ 一 レ ー ト が 低 減 す る 。
上 記 の デ ー タ 記 録 方 法 で は特 に 、 補 正 開 始 時 の 記 録 ス ト ラ テ ジ が 設 定 記 録 速 度 に 応 じ 設 定 さ れ 得 る 。 従 っ て 、 上 記 の 記 録 ス ト ラ テ ジ の 補 正 が 確 実 に か つ 短 時 間 で 実 行 さ れ 得 る 。
上 記 の デ ー タ 記 録 方 法 が 、 記 録 パ ワ ー に 対 応す る テ ス ト 記 録 ス ト ラ テ ジ と 設 定 記 録 速 度 情 報 と を 互 い に 対 応 さ せ 、 記 録 可 能 型 光 デ ィ ス ク の 記 録 ス ト ラ テ ジ 領 域 と 記 録 速 度 情 報 領 域 と へ そ れ ぞ れ 記 録 す る ス テ ッ プ 、 を 更 に 有 し て も 良 い 。 す な わ ち 、 記 録 対 象 光 デ ィ ス ク に は 、 実 際 デ ー タ 記 録 で 採 用 さ れ た 記 録 ス ト ラ テ ジ が そ の と き の 記録 速 度 と 共 に 記 録 さ れ る 。 そ れ に よ り 、 そ の 光 デ イ ス ク に 対 し 同 じ 記 録 速 度 で 再 び デ ー タ を 記 録 す る と き 、 ぞ
の 光 デ ィ ス ク に 記 録 さ れ た 記 録 ス ト ラ テ ジ を 採 用 で き る 。 こ う し て 、 デ ー タ 記 録 時 で の 記 録 ス ト ラ テ ジ の 最 適 ィ匕 が 容 易 に か つ 素 早 く 実 現 さ れ 得 る 。
本 発 明 の 別 の 観 点 に よ る 記 録 可 能 型 光 デ ィ ス ク へ の デ 一 夕 記 録 方 法 は 、 記 録 速 度 情 報 を '記 録 し た 記 録 速 度 情 報 領 域 と 、 記 録 速 度 情 報 に 対 応 す る 記 録 パ ワ ー 条 件 を 記 録 し た 記 録 パ ワ ー 条 件領 域 と 、 を 含 む 記 録 可 能 型 光 デ イ ス ク へ デ 一 夕 を 光 学 的 に 記 録 す る 方 法 で あ り 、
( A ) 記 録 速 度 を 設 定 し 、 設 定 記 録 速 度 情 報 と し て 出 力 す る ス テ ッ プ ;
( B ) 記 録 可 能 型 光 デ ィ ス ク か ら 記 録 速 度 情 報 を 光 学 的 に 読 み 出 し て 復 調 し 、 復 調 記 録 速 度 情 報 と し て 出 力 す る ス テ ッ プ ;
( C ) 設 定 記 録 速 度 情 報 と 復 調 記 録 速 度 情 報 と を 比 較 す る ス テ ッ プ ;
( D ) 設 定 記 録 速 度 情 報 と 復 調 記 録 速 度 情 報 と の 一 致 時 、 復 調 記 録 速 度 情 報 に 対 応 す る 記 録 パ ワ ー 条 件 を 記 録 可 能 型 光 デ ィ ス ク か ら 光 学 的 に 読 み 出 す ス テ ッ プ ;
( E ) そ の 記 録 パ ワ ー 条 件 に 基 づ き 〇 P C を 実行 し 、 半 導 体 レ ー ザ の 記 録 パ ワ ー を 決 定 す る ス テ ッ プ ;
( F ) O P C に よ り 決 定 さ れ た 記 録 パ ワ ー で 、 記 録 対 象 デ ー タ を 記 録 可 能 型 光 デ ィ ス ク へ 記 録 す る ス テ ッ プ ; 及 び 、
( G ) 上 記 の 〇 P C に よ り 得 ら れ た 新 た な 記 録 パ ワ ー 条 件 と 設 定 記 録 速 度 情 報 と を 互 い に 対 応 さ せ 、 記 録 可 能
型 光 デ ィ ス ク の 記 録 パ ワ ー 条 件 領 域 と 記 録 速 度 情 報 領 域 と へ そ れ ぞ れ 記 録す る ス テ ッ プ ;
を 有 す る 。
上 記 の デ ー タ 記 録 方 法 で は 、 記 録 対 象 光 デ ィ ス ク か ら 記 録 パ ワ ー 条 件 を 記 録 速 度 別 に 読 み 出 し 得 る 。 そ れ に よ り 、 設 定 記 録 速 度 に 適 し た 記 録 パ ワ ー 条 件 を そ の 光 デ ィ ス ク か ら 検 索 で き る 。 そ の 結 果 、 上 記 の デ ー タ 記 録 方 法 で は 、 最 適 な 記 録 パ ワ ー が 確 実 に か つ 短 時 間 で 決 定 さ れ 得 る 。
本 発 明 の 更 に 別 の 観 点 に よ る 記 録 可 能 型 光 デ ィ ス ク へ の デ ー タ 記 録 方 法 は 、
( A ) 記 録 対 象 デ ー タ に 相 当 す る 記 録 パ タ ー ン を 決 定 す る ス テ ツ フ ;
( B ) 所 定 の 記 録 ス ト ラ テ ジ に 従 い 、 上 記 の 記録 パ 夕 ー ン を 記 録 パ ル ス へ 変 換 す る ス テ ッ プ ;
( C ) O P C を 実 行 し 、 ( a ) 記 録 パ タ ー ン の 特 定 部 分 に 対 応 す る 記 録 パ ル ス に 対 し 第 一 の 記 録 パ ワ ー を 、
( b ) 他 の 記 録 パ ル ス に 対 し 第 一 の 記 録 パ ワ ー よ り 小 さ い 第 二 の 記 録 パ ワ ー を 、 半 導 体 レ ー ザ の 記 録 パ ワ ー と し て そ れ ぞ れ 決 定 す る ス テ ッ プ ; 及 び 、
( D ) 上 記 の 記 録 パ ル ス と 記 録 パ ワ ー と に 従 い 半 導 体 レ ー ザ を 駆 動 し 、 記 録 対 象 デ ー タ を 記 録 可 能 型 光 デ イ ス ク へ 記 録 す る ス テ ッ プ ;
を 有 す る 。
記 録 速 度 の 増 大 と 共 に 、 記 録 マ ー ク の 歪 み は 上 記 の よ
う に 増 大 す る 。 す な わ ち 、 記 録 マ ー ク の 前 端 部 が 細 く 歪 み 、 後 半 部 が 過 大 に 拡 が る 。 上 記 の デ ー タ 記 録 方 法 で は 第 一 の 記 録 パ ワ ー と 第 二 の 記 録 パ ワ ー と が 別 々 に 調 節 さ れ 、 記 録 マ ー ク の 上 記 の 歪 み を 容 易 に 低 減 で き る 。
上 記 の デ ー タ 記 録 方 法 で は 例 え ば 、 記 録 マ ー ク の 前 端 部 に 対 応 す る 記 録 パ ル ス に 対 し 第 一 の 記 録 パ ヮ一が 設 定 さ れ て も 良 い 。 そ の と き 、 記 録 マ ー ク の 前 端 部 で は 、 レ — ザ パ ル ス の 立 ち 上 が り の 遅 れ に よ る パ ワ ー 不 足 が 第 一 の 記 録 パ ワ ー の 増 大 で 補 償 さ れ る 。 一 方 、 記 録 マ ー ク の 後 半 部 で は 、 第 二 の 記 録 パ ワ ー の 低 減 で レ ー ザ光 に よ る 過 熱 が 抑 え ら れ る 。
更 に 、 記 録 マ ー ク の 後 端 部 に 対 応 す る 記 録 パ ル ス に 対 し 第 一 の 記 録 パ ワ ー が 設 定 さ れ て も 良 い 。 そ れ に よ り 、 記 録 マ ー ク の 後 半 部 で の 過 熱 を 回 避 す る 目 的 で 第 二 の 記 録 パ ワ ー が 抑 制 さ れ る と き 、 比 較 的 長 い 記 録 マ ー ク の 後 端 部 で レ ー ザ 光 の パ ワ ー 不 足 が補 償 さ れ る 。
こ う し て 、 記 録 速 度 の 増 大 に 関 わ ら ず 、 記 録 マ ー ク の 成 形 精 度 が 高 く 維 持 さ れ る 。 そ れ 故 、 上 記 の デ ー タ 記 録 方 法 で は 高 速 な デ ー タ 記 録 に つ い て 、 デ ー タ の エ ラ ー レ 一 卜 が 低 く 維 持 さ れ 得 る 。
上 記 の デ ー タ 記 録 方 法 は 、 メ モ リ に 記 憶 さ れ た 記 録 速 度 情 報 、 第 一 の 記 録 パ ワ ー 、 及 び第 二 の 記 録 パ ワ ー の 間 の 対 応 表 を 参 照 し 、 所 定 の 記 録 速 度 に 対 応 す る 第 一 の 記 録 パ ワ ー と 第 二 の 記 録 パ ワ ー と を 上 記 の モ リ か ら 読 み 出 す ス テ ッ プ 、 を 更 に 有 し て も 良 い 。 そ の 対 応 表 は 例 え
ば 、 付 加 記 録 パ ワ ー と 第 二 の 記 録 パ ワ ー と を 含 む 。 そ の 他 に 、 付 加 記 録 パ ワ ー と 第 二 の 記 録 パ ワ ー と の 比 、 及 び 第 二 の 記 録 パ ワ ー を 含 ん で も 良 い 。 更 に 、 第 一 の 記 録 パ ヮ ー 自 体 と 第 二 の 記 録 ノ ヮ 一 と を 含 ん で も 良 い 。 そ れ に よ り 、 デ ー タ 記 録 時 、 実 際 の 記 録 速 度 に 適 し た 第 一 の 記 録 パ ワ ー と 第 二 の 記 録 パ ワ ー と が 容 易 に か つ 素 早 く 決 定 さ れ 得 る 。
上 記 の デ 一 夕 記 録 方 法 で は 、 O P C が 、
( A ) 所 定 の 記 録 ス ト ラ テ ジ に 従 い 所 定 の テ ス ト 記 録 パ タ ー ン を テ ス ト 記 録 パ ル ス へ 変 換 す る サ ブ ス テ ッ プ ;
( B ) ( a ) そ の テ ス ト 記 録 パ タ ー ン の 特 定 部 分 に 対 応 す る テ ス ト 記 録 パ ル ス に 対 し 第 一 の 記 録 パ ワ ー を 、
( b ) 他 の テ ス ト 記 録 パ ル ス に 対 し 第 二 の 記 録 パ ワ ー を 、 半 導 体 レ ー ザ の テ ス ト 記 録 パ ワ ー と し て そ れ ぞ れ 設 定 す る サ ブ ス テ ッ プ ;
( C ) 上 記 の テ ス ト 記 録 パ ル ス と テ ス ト 記 録 パ ワ ー と に 従 い 半 導体 レ ー ザ を 駆 動 し 、 上 記 の テ ス ト 記 録 パ 夕 一 ン に 対 応 す る 記 録 マ ー ク の 列 を 記 録 可 能 型 光 デ ィ ス ク の 記 録 層 に 形 成 す る サ ブ ス テ ッ プ ;
( D ) そ の 記 録 マ ー ク の 列 へ 半 導 体 レ ー ザ か ら レ 一 ザ 光 を 所 定 の 再 生 パ ワ ー で 照 射 し 、 そ の 反 射光 を 光 検 出 器 で 検 出 し ア ナ ロ グ 信 号 へ 変 換 す る サ ブ ス テ ッ プ ;
( E ) そ の ア ナ ロ グ 信 号 の /3 値 を 計 測 す る サ ブ ス テ ツ プ ;
( F ) そ の ア ナ ロ グ 信 号 の 変 調 度 を 計 測 す る サ ブ ス テ ッ
プ ; 及 び 、
( G ) 上 記 の /3 値 と 変 調 度 と に 基 づ き 第 一 の 記 録 パ ヮ 一 と 第 二 の 記 録 パ ワ ー と を 補 正 す る サ ブ ス テ ッ プ ;
を 有 し て も 良 い 。
上 記 の デ ー タ 記 録 方 法 で は 、 /3 値 に 基 づ き O P C が 実 行 さ れ る 時 、 変 調 度 に 基 づ き 第 一 の 記 録 パ ワ ー と 第 二 の 記 録 パ ワ ー と の 調 節 が併 せ て 実 行 さ れ る 。 そ れ に よ り 、 /3 値 と 変 調 度 と が所 定 の 許 容 範 囲 内 に 収 ま る よ う に 記 録 パ ワ ー が 補 正 さ れ る 。 そ の 結 果 、 記 録 マ ー ク の 上 記 の 歪 み を 低 減 で き る の で 、 高 速 な デ 一 夕 記 録 で の エ ラ 一 レ ー ト を 低 減 で き る 。
記 録 可 能 型 光 デ ィ ス ク が 、 例 え ば D V D — R 及 び D V D — R Wの よ う に L P P を 含 む と き 、 上 記 の デ ー タ 記 録 方 法 で は 、 〇 P C が 、
( A ) 所 定 の 記 録 ス ト ラ テ ジ に 従 い 所 定 の テ ス ト 記 録 パ タ ー ン を テ ス ト 記 録 パ ル ス へ 変 換 す る サ ブ ス テ ッ プ ;
( B ) ( a ) そ の テ ス ト 記 録 パ タ ー ン の 特 定 部分 に 対 応 す る テ ス ト 記 録 パ ル ス に 対 し 第 一 の 記 録 ゾ° ヮ 一 を 、
( b ) 他 の テ ス ト 記 録 パ ル ス に 対 し 第 二 の 記 録 パ ワ ー を 、 半 導 体 レ ー ザ の テ ス ト 記 録 パ ワ ー と し て そ れ ぞ れ 設 定 す る サ ブ ス テ ッ プ ;
( C ) 上 記 の テ ス ト 記 録 ノ° ル ス と テ ス ト 記 録 パ ワ ー と に 従 い 半 導 体 レ ー ザ を 駆 動 し 、 上 記 の テ ス ト 記 録 パ タ ー ン に 対 応 す る 記 録 マ ー ク の 列 を 形 成 す る サ ブ ス テ ッ プ ; ( D ) そ の 記 録 マ ー ク の 列 へ 半 導 体 レ ー ザ か ら レ ー ザ
光 を 所 定 の 再 生 パ ワ ー で 照 射 し 、 そ の 反 射 光 を 光 検 出 器 で 検 出 し ア ナ ロ グ 信 号 へ 変 換 す る サ ブ ス テ ッ プ ;
( E ) そ の ア ナ ロ グ 信 号 の i3 値 を 計 測 す る サ ブ ス テ ツ プ ;
( F ) L P P 力ゝ ら の L P P 信 号 を そ の ア ナ ロ グ信 号 力 ら 検 出 し 、 そ の L P P 信 号 に つ い て ジ ッ 夕 と ブ ロ ッ ク エ ラ 一 レ ー ト と の い ず れ か を 計 測 す る サ ブ ス テ ッ プ ; 並 び に 、 '
( G ) 上 記 の ) 3 値 、 及 び 、 上 記 の ジ ッ 夕 と ブ ロ ッ ク ェ ラ ー レ ー ト と の い ず れ か 、 に 基 づ き 、 第 一 の 記 録 パ ワ ー と 第 二 の 記 録 パ ワ ー と を 補 正 す る サ ブ ス テ ツ プ ;
を 更 に 有 し て も 良 い 。
上 記 の デ ー タ 記 録 方 法 で は 、 3 値 に 基 づ き 〇 P C が 実 行 さ れ る 時 、 L P P 信 号 の ジ ッ タ 又 は ブ ロ ッ ク エ ラ ー レ ー ト に 基 づ き 、 第 一 の 記 録 パ ワ ー と 第 二 の 記 録 パ ワ ー と の 調 節 が 併 せ て 実 行 さ れ る 。 そ れ に よ り 、 )3 値 と 、 ジ ッ 夕 又 は ブ ロ ッ ク エ ラ 一 レ ー ト の い ず れ か と が 所 定 の 許 容 範 囲 内 に 収 ま る よ う に 記 録 パ ワ ー が 補 正 さ れ る 。 そ の 結 果 、 記 録 マ ー ク の 上 記 の 歪 み を 低 減 で き る の で 、 高 速 な デ ー タ 記 録 で の エ ラ ー レ ー ト を 低 減 で き る 。
記 録 可 能 型 光 デ ィ ス ク が 、 記 録 速 度 情 報 を 記 録 し た 記 録 速 度 情 報 領 域 と 、 記 録 速 度 情 報 に 対応 す る 記 録 パ ヮ 一 条 件 を 記 録 し た 記 録 パ ワ ー 条 件 領 域 と 、 を 有 し 、 か つ 、 記 録 パ ワ ー 条 件 が 第 一 の 記 録 パ ワ ー と 第 二 の 記 録 パ ヮ一 と を 含 む と き 、 上 記 の デ ー タ 記 録 方 法 が 、
( A ) 所 定 の 記 録 速 度 に 対 応 す る 第 一 の 記 録 パ ワ ー と 第 二 の 記 録 パ ワ ー と を 記 録 可 能 型 光 デ ィ ス ク か ら 読 み 出 す ス テ ッ プ ; 及 び 、
( B ) 〇 P C で 決 定 さ れ た 第 一 の 記 録 パ ワ ー と 第 二 の 記 録 パ ワ ー と の 対 を 、 そ の O P C で 得 ら れ た 新 た な 記 録 パ ワ ー 条 件 へ 組 み 入 れ 、 上 記 の 記 録 速 度 を 示 す 記 録 速 度 情 報 と そ の 新 た な 記 録 パ ワ ー 条 件 と を 互 い に 対 応 さ せ 、 記 録 可 能 型 光 デ ィ ス ク の 記 録 速 度 情 報 と 記 録 パ ワ ー 条 件 領 域 と へ そ れ ぞ れ 記 録 す る ス テ ッ プ ;
を 更 に 有 し て も 良 い 。 す な わ ち 、 記 録 対 象 光 デ ィ ス ク に は 、 実 際 の デ ー タ 記 録 で 利 用 さ れ た 記 録 パ ワ ー 条 件 、 特 に 第 一 の 記 録 パ ワ ー と 第 二 の 記 録 パ ワ ー と が そ の と き の 記 録 速 度 と 共 に 記 録 さ れ る 。 具 体 的 に は 例 え ば 、 付 加 記 録 パ ワ ー と 第 二 の 記 録 パ ワ ー と の 対 が 記 録 さ れ る 。 そ の 他 に 、 付 加 記 録 パ ワ ー と 第 二 の 記 録 パ ワ ー と の 比 、 及 び第 二 の 記 録 パ ワ ー の 対 が 記 録 さ れ て も 良 い 。 更 に 、 第 一 の 記 録 パ ワ ー 自 体 と 第 二 の 記 録 パ ワ ー と の 対 が 記 録 さ れ て も 良 い 。 そ れ に よ り 、 そ の 光 デ ィ ス ク に 対 し 同 じ 記 録 速 度 で 再 び デ ー タ を 記 録 す る と き 、 そ の 光 デ ィ ス ク に 記 録 さ れ た 記 録 パ ワ ー 条 件 を 採 用 で き る 。 こ う し て 、 デ 一 夕 記 録 時 で の 記 録 パ ワ ー の 最 適化 が 容 易 に か つ 素 早 く 実 現 さ れ 得 る 。 '
発 明 の 新 規 な 特 徴 は 添 付 の 請 求 の 範 囲 に 特 に 記 載 し た も の に 他 な ら な い が 、 構 成 及 び 内 容 の 双 方 に 関 し て 本 発 明 は 、 他 の 目 的 や 特 徴 と 合 わ せ て 図 面 と 共 に 以 下 の 詳細
な 説 明 を 読 む こ と に よ り 、 よ り 良 く 理 解 さ れ 評 価 さ れ る で あ ろ う 。 図 面 の 簡 単 な 説 明 図 1は 、 本 発 明 の 実 施 例 1 に よ る D V D — R 30を 示 す 図 で あ る 。 図 1の (a)は D V D — R 30の 全 体 の 外 観 と 、 D V D - R レ コ ー ダ の ピ ッ ク ア ッ プ 1力、 ら の レ 一 ザ光 R1の 照 射 の 様 子 と を 示 す 斜 視 図 で あ る 。 図 1の (b)は 、 図 1の (a)の 破 線 で 囲 ま れ た 小 領 域 Aを 裏 面 か ら 見 た と き の 拡 大 図 で あ る 。
図 2は 、 本 発 明 の 実 施 例 1 に よ る D V D — R 30の 記 録 領 域 全 体 と そ の 中 の 記 録 管 理 情 報 領 域 ( R M A ) Allと の 物 理 フ ォ ー マ ツ ト を 示 す 図 で あ る 。
図 3は 、 図 2の R M A A11内 の 一 つ の R M D ブ ロ ッ ク A1 lbに つ い て 物 理 フ ォ ー マ ツ 卜 の 詳 細 を 示 す 図 で あ る 。
図 4は 、 本 発 明 の 実 施 例 2 に よ る D V D — R レ コ ー ダ の ブ ロ ッ ク 図 で あ る 。
図 5は 、 本 発 明 の 実 施 例 2 〖こ よ る D V D — R レ コ ー ダ で の タ イ ト ル 記 録 を 示 す フ ロ ー チ ャ ー ト で あ る 。
図 6は 、 本 発 明 の 実 施 例 2 に よ る D V D — R レ コ ー ダ で の 記 録 ス ト ラ テ ジ の 補 正 ス テ ッ プ S12の フ 口 一 チ ヤ 一 卜 で あ る 。
図 7は 、 本 発 明 の 実 施 例 2 に よ る D V D — R レ コ ー ダ で の 等 倍 速 記 録 で 採 用 さ れ る 記 録 ス ト ラ テ ジ と 記 録 マ ー
ク と の 関 係 を 示 す 模 式 図 で あ る 。 図 7の (a)〜 (c)は 、 記 録 パ タ ー ン 、 記 録 パ ル ス 、 及 び 半 導 体 レ ー ザ 1 aの レ ー ザ パ ル ス の そ れ ぞ れ の 波 形 図 で あ る 。 図 7の (d)は (c)の レ ー ザ パ ル ス に よ り D V D 一 R 30の 記 録 層 に 形 成 さ れ た 記 録 マ ー ク Mと 記 録 ス ペ ー ス Sと を 示 す 。
図 8は 、 本 発 明 の 実 施 例 2 に よ る D V D — R レ コ ー ダ で の 2倍 速 記 録 で 採 用 さ れ る 記 録 ス ト ラ テ ジ と 記 録 マ ー ク と の 関 係 を 示 す 模 式 図 で あ る 。 図 8の (a)〜 (c)は 、 記 録 パ タ ー ン 、 記 録 パ ル ス 、 半 導 体 レ ー ザ 1 aの レ ー ザ パ ル ス の そ れ ぞ れ の 波 形 図 で あ る 。 図 8の (d)は (c)の レ 一 ザ パ ル ス に よ り D V D — R 30の 記 録 層 に 形 成 さ れ た 記 録 マ ー ク Mと 記 録 ス ペ ー ス Sと を 示 す 。
図 9は 、 本 発 明 の 実 施 例 3 に よ る D V D — R レ コ ー ダ の ブ ロ ッ ク 図 で あ る 。
図 10は 、 本 発 明 の 実 施 例 3 に よ る D V D — R レ コ ー ダ で の タ イ ト ル 記 録 に つ い て 、 記 録 ス ト ラ テ ジ の 補 正 ス テ ツ プ S12の フ ロ ー チ ヤ 一 ト で あ る 。
図 11は 、 本 発 明 の 実 施 例 4 に よ る D V D — R レ コ ー ダ の ブ ロ ッ ク 図 で あ る 。
図 12は 、 本 発 明 の 実 施 例 4 に よ る D V D — R レ コ ー ダ で の タ イ ト ル 記 録 を 示 す フ ロ ー チ ャ ー ト で あ る 。
図 13は 、 本 発 明 の 実 施 例 5 に よ る D V D — R レ コ 一 ダ の ブ ロ ッ ク 図 で あ る 。
図 14は 、 本 発 明 の 実 施 例 6 に よ る D V D — R レ コ ー ダ の ブ ロ ッ ク 図 で あ る 。
図 15は 、 本 発 明 の 実 施 例 6 に よ る, D V D — R レ コ 一 ダ で の 4倍 速 記 録 で 実 現 す る 記 録 パ ワ ー と 記 録 マ ー ク と の 関 係 を 示 す 模 式 図 で あ る 。 図 15の (a)〜 (c)は 、 記 録 パ タ ー ン 、 記 録 パ ル ス 、 及 び 半 導 体 レ ー ザ 1 aの レ ー ザ パ ル ス の そ れ ぞ れ の 波 形 図 で あ る 。 図 15の (d)は (c)の レ ー ザ パ ル ス に よ り D V D _ R 30の 記 録 層 に 形 成 さ れ た 記 録 マ ー ク Mと 記 録 ス ペ ー ス Sと を 示 す 。
図 16は 、 本 発 明 の 実 施 例 6 に よ る D V D — R レ コ ー ダ に つ い て 、 一 定 マ ー ク 長 の 記 録 マ ー ク 形 成 で の 記 録 パ ヮ 一 と エ ッ ジ シ フ 卜 と の 関 係 を 示 す グ ラ フ で あ る 。
図 17は 、 本 発 明 の 実 施 例 6 に よ る D V D — R レ コ ー ダ で の タ イ ト ル 記 録 を 示 す フ ロ ー チ ヤ 一 卜 で あ る 。
図 18は 、 本 発 明 の 実 施 例 7 に よ る D V D — R レ コ 一 ダ の ブ ロ ッ ク 図 で あ る 。
図 19は 、 本 発 明 の 実 施 例 7 に よ る D V D — R レ コ 一 ダ で の タ イ ト ル 記 録 を 示 す フ ロ ー チ ャ ー ト で あ る 。
図 20は 、 本 発 明 の 実 施 例 8 〖こ よ る D V D — R レ コ ー ダ の ブ ロ ッ ク 図 で あ る 。
図 21は 、 本 発 明 の 実 施 例 8 に よ る D V D — R レ コ ー ダ で の タ イ ト ル 記 録 を 示 す フ ロ ー チ ャ ー ト で あ る 。
図 22は 、 本 発 明 の 実 施 例 9 に よ る 光 デ ィ ス ク'再 生 装 置 で あ る D V D プ レ ー ヤ の ブ ロ ッ ク 図 で あ る 。
図 23は 、 従 来 の 光 デ ィ ス ク 記 録 再 生 装 置 の 一 例 を 示 す ブ ロ ッ ク 図 で あ る 。
図 24は 、 従 来 の 光 デ ィ ス ク .記 録 再 生 装 置 に つ い て 、 2
倍 速記 録 に 対 し 等 倍 速 記 録 で の 記 録 ス ト ラ テ ジ を 採 用 し た 時 の 記 録 パ タ ー ン 、 記 録 パ ル ス 、 及 び記 録 マ ー ク を 示 す 模 式 図 で あ る 。 図 24の (a)〜 (c)は 、 記 録 パ タ ー ン 、 記 録 パ ル ス 、 及 び 半 導 体 レ ー ザ 1 aの レ ー ザ パ ル ス の そ れ ぞ れの 波 形 図 で あ る 。 図 24の ( d )は ( c )の レ ー ザ パ ル ス に よ り 光 デ ィ ス ク Dの 記 録 層 に 形 成 さ れ た 記 録 マ ー ク Ml と 記 録 ス ペ ー ス SIと を 示 す 。
図 25は 、 従 来 の 光 デ ィ ス ク 記 録 再 生 装 置 に つ い て 、 4 倍 速 記 録 に 対 し 等 倍 速 記 録 で の 記 録 ス ト ラ テ ジ を 採 用 し た 時 の 記 録 マ ー ク M2を 示 す 模 式 図 で あ る 。
図 面 の 一 部 又 は 全 部 は 、 図 示 を 目 的 と し た 概 要 的 表 現 に よ り 描 か れ て お り 、 必 ず し も そ こ に 示 さ れ た 要 素 の 実 際 の 相 対 的 大 き さ や 位 置 を 忠 実 に 描 写 し て い る と は 限 ら な い こ と は 考 慮 願 レ た レ 。 発 明 を 実 施 す る た め の 最 良 の 形 態 本 発 明 の 最 良 の 実 施 形 態 に つ い て 、 好 ま し い 実 施 例 を 以 下 に 幾 つ か 示 し 、 図 を 参 照 し な が ら 説 明 す る 。
《 実 施 例 1 》 本 発 明 の 実 施 例 1 に よ る 記 録 可 能 型 光 デ ィ ス ク で あ る D V D — R 30に つ レ て 、 以 下 説 明 す る 。 図 1の (a)は D V D — R 30の 全 体 の 外 観 と 、 D V D — R レ コ ー ダ の ピ ッ ク ァ ッ プ 1か ら の レ ー ザ 光 R 1の 照 射 の 様 子 と を 示 す 斜視
図 で あ る 。 図 1の (b)は 、 図 1の (a)の 破 線 で 囲 ま れ た 小 領 域 Aを 裏 面 か ら 見 た と き の 拡 大 図 で あ る 。 図 1の (b)で は 、 D V D — R 30の 表 面 に 垂 直 で 、 か つ 半 径 方 向 に 対 し 平 行 な 断 面 Bも 合 わ せ て 示 さ れ る 。
D V D — R 30は D V D — R —般 用 規 格 ( D V D — R f or General Ver.2.0) に 準 拠 し 、 直 径 約 120mm、 厚 さ 約 1.2mmの デ ィ ス ク で あ る 。 デ ィ ス ク 基 板 70は 厚 さ 約 0.6 mmで あ り 、 ポ リ カ ー ボ ネ ー ト 製 で あ る 。 デ ィ ス ク 基 板 70の 表 面 は グ ル ー プ 71を 有 す る 。 グ ル ー プ 71は デ ィ ス ク 基 板 70と 同 軸 の 螺 旋 状 の 溝 で あ る 。 グ ル ー プ 71は 横 方 向 に 細 か く 波 打 つ 形 状 、 す な わ ち ゥ ォ ブ ル 71 aを 有 す る 。 デ ィ ス ク 基 板 70の 表 面 の 内 、 グ ル ー プ 71の 間 の 部 分 を ラ ン ド 72と い う 。 ラ ン ド 72に は ラ ン ド プ リ ピ ッ ト ( L P P : Land Pri-Pit) 77と レ う 小 さ な 溝 が 、 ゥ ォ ブ ル 71aの 16周 期 ご と に 一 つ 〜 三 つ ず つ 設 置 さ れ る 。 特 に 、 一 周 期 の ゥ ォ ブ ル 71aの 内 、 デ ィ ス ク 基 板 70の 半 径 方 向 で 最 も 外 側 の 部 分 ( 以 下 、 ゥ ォ ブ ル 71 aの 頂 点 と い う ) の 近 傍 に 、 L P P 77は位 置 す る 。 L P P 77と そ の 最 近 の グ ル ー プ 71と は ご く わ ず か な 距 離 だ け 離 れ 、 又 は 接 触 す る 。 デ ィ ス ク 基 板 70の 周 方 向 で の L P P 77の 長 さ は 上 記 の 規 格 に よ り 規 定 さ れ る 。
デ ィ ス ク 基 板 70の 表 面 に は 薄 い 記 録 層 73が あ る 。 記 録 層 73は 有 機 色 素 を 含 む 。 そ の 有 機 色 素 は 好 ま し く は 紫 色 系 で あ る 。 特 に グ ル ー プ 71上 の 記 録 層 73に 対 し 、 ピ ッ ク ア ッ プ 1の 半 導 体 レ ー ザ 力、 ら パ ヮ 一約 30 m Wの 強
い レ ー ザ光 R 1、 好 ま し く は 赤 色 レ ー ザ 光 を 照 射す る 。 そ の と き レ ー ザ光 R1を 照 射 さ れ た 記 録 層 73の 部分 73aで は 有 機 色 素 が 分 解 し 、 特 に そ の 光 吸 収 特 性 を 変 化 さ せ る 。 そ れ に よ り 、 そ の 部 分 73 aで は光 反 射 率 が 他 の 部 分 よ り 低 下 す る 。 こ う し て 、 記 録 マ ー ク 78が グ ル ー プ 71 上 に 形 成 さ れ る 。 一 方 、 グ ル ー プ 71の 記 録 マ ー ク 78間 の 表 面 部 分 79は 元 の 高 い 光 反 射 率 を 維 持 し 、 記 録 ス ぺ ー ス と み な さ れ る 。
デ ィ ス ク 基 板 70で は 記 録 マ ー ク 78近 傍 が 、 記録 マ ー ク 形 成 時 の 温 度 上 昇 に よ り 不 可 逆 に 変 形 す る 。 従 っ て 、 D V D 一 R 30で は 、 一 旦 形 成 さ れ た 記 録 マ ー ク 78を 消 去 す る こ と が で き な い 。 そ れ 故 、 D V D — R 30で は 、 記 録 マ ー ク 78の 形 成 に よ る デ 一 夕 の 書 き 込 み が一 度 だ け 可 能 で あ る 。
反 射 層 74は 記 録 層 73上 の 薄 膜 で あ り 、 光 反 射率 の 高 い 金 属 、 好 ま し く は 金 力ゝ ら 成 る 。 オ ー バ 一 コ ー ト 層 及 び 接 着 層 75は 反 射 層 74上 を 覆 い 、 グ ル ー プ 71と ラ ン ド 72 と の 凹 凸 を 平 ら に 均 し 、 デ ィ ス ク 基 板 70と 支 持 板 76と を 密 に 接 着 す る 。 支 持 板 76は 厚 さ 約 0.6mmの デ ィ ス ク で あ り 、 ポ リ 力 一 ポ ネ ー ト 製 で あ る 。
D V D — R 30で は 、 ディ ジ タ ル デ 一 夕 が 8— 16変 換 で 変 調 さ れ 、 マ ー ク エ ッ ジ 記 録 方 式 に 従 い 記 録 さ れ る 。 8 — 16変 換 に よ り 、 記 録 デ 一 夕 は 「 1」 に 続 き 「 0」 を 少 な く と も 二 つ 必 ず含 む 。 D V D — R 30で は 、 マ ー ク ェ ッ ジ ( 記 録 マ ー ク 78と 記 録 ス ペ ー ス 79ど の 境 界 ) が 記
録 デ 一 夕 の 「 0」 か ら 「 1」 へ の 反 転 を 表 す 。 そ の 結 果 、 最 短 の 記 録 マ ー ク 78 ( 長 さ 約 0.40 ^ m) は 3ビ ッ ト の デ 一 夕 に 相 当 す る 。 最 短 の 記 録 ス ペ ー ス 79も 同 様 で あ る 。 以 下 、 グ ル ー プ 71上 の 記 録 領 域 す な わ ち グ ル ー ブ ト ラ ッ ク に っ レ て 、 デ ー タ 1ビ ッ ト 当 た り の 長 さ を 1 U と 表 す 。 特 に 、 最 短 の 記 録 マ ー ク 78の 長 さ は 3Uで あ る 。
グ ル ー プ ト ラ ッ ク に は 、 長 さ 1488 Uの 連 続 領 域 ご と に 一 つ の シ ン ク フ レ ー ム が 割 り 当 て ら れ る 。 一 つ の シ ン ク フ レ ー ム に は 、 4バ イ 卜 の 同 期 信 号 と 182バ イ ト の デ一 夕 と が 記 録 さ れ る 。
ゥ ォ ブ ル 71aの 一 周 期 は 186Uに 等 し レ 。 従 っ て 、 一 つ の シ ン ク フ レ ー ム 当 た り 8周 期 の ゥ ォ ブ ル 71aが含 ま れ る 。 シ ン ク フ レ ー ム の 先 頭 は ゥ ォ ブ ル 71 aの 頂 点 に 一 致 す る よ う に 決 め ら れ る 。
グ ル ー プ ト ラ ッ ク の 連 続 し た 26シ ン ク フ レ ー ム を 1セ ク タ と う 。 1セ ク タ に は 182ノ ィ ト X 26の デ 一 夕 が 記 録 さ れ る 。 D V D — R で は 、 8— 16変 換 で 変 調 さ れ た デ 一 夕 が 記 録 さ れ る 。 そ れ 故 、 実 質 的 に 記 録 可 能 な デ ー タ 量 は 半 減 し 、 1セ ク タ 当 た り 182バ イ ト X 13で あ る 。 更 に 、 D V D の 論 理 フ ォ ー マ ッ ト で は 、 そ れ ぞ れ の セ ク タ 内 の デ 一 夕 が 、 セ ク タ I D ( 4バ イ ト )、 セ ク タ I D の 誤 り 訂正 符 号 ( 2バ イ ト )、 リ ザ ー ブ 領 域 ( 6バ イ ト )、 誤 り 検 出 符 号 ( 4バ イ ト )、 内 パ リ テ ィ 符 号 ( 10バ ィ ト X 1 3 )、 及 び外 パ リ テ ィ 符 号 ( 172ノ ィ ト )を 含 む ( 括 弧 内 の
数 値 は そ れ ぞ れ の デ ー タ 量 を 示 す)。 従 っ て 、 そ れ ら を 除 く 実 質 的 に 記 録 可 能 な デ ー タ は 、 1セ ク タ 当 た り 2048 バ イ ト = 2KBで あ る 。
グ ル ー ブ ト ラ ッ ク の 連 続 し た 16セ ク タ を 1 E C C プ ロ ッ ク と い う 。 こ こ で 、 E C C は 誤 り 訂 正 符 号 ( Error C orrection Code) の 略 で あ る 。 D V D — R の 論 理 フ ォ ー マ ッ ト で は 、 実 質 的 に 記 録 可 能 な デ ー タ は 1 E C C プ ロ ッ ク 当 た り 2KB X 16 = 32KBで あ る 。
L P P 77上 に は 、 D V D — R 30の 製 造 時 、 所定 の L P P 信 号 が 記 録 さ れ る 。 L P P 信 号 は 例 え ば 、 デ ー タ 記 録 及 び再 生 時 に シ ン ク フ レ ー ム と の 同 期 を 取 る た め の 同 期 信 号 を 含 む 。 そ の 他 に 、 近 接 の グ ル ー ブ ト ラ ッ ク に つ い て 、 シ ン ク フ レ ー ム の ア ド レ ス 情 報 を 含 む 。
図 2は D V D - R 30の 記 録 領 域 全体 と そ の 中 の 記 録 管 理 情 報 領 域 ( R M A : Recording Management Area) A 11と の 物 理 フ ォ ー マ ツ ト を 示 す 。 D V D — R 30の 記 録 領 域 全体 は デ ィ ス ク の 内周 部 カゝ ら 順 に 、 R — 情 報 領 域 A 1、 リ ー ド イ ン エ リ ア A 2、 デ ー タ 領 域 A 3、 及 び リ ー ド ア ゥ ト エ リ ア A4に 分 割 さ れ る 。 そ れ ぞ れ の 領 域 は 整 数 個 の E C C ブ ロ ッ ク 力 ら 成 り 、 L P P 77 ( 図 1参 照 ) に よ り 識 別 さ れ る 。
R — 情 報 領 域 A 1は 、 記 録 パ ワ ー 校 正 領 域 ( P C A : P ower Calibration Area) A10と R M A A11と を 含 む 。 P C A A 10は 、 後 述 の 記録 ス ト ラ テ ジ の 補 正 時 及 び 最 適 記 録 ノ、 ° ヮ 一 校 正 ( O P C : Optimum Power Calibratio
n) 時 、 所 定 の 記 録 パ タ ー ン を 試 し 書 き す る た め の 領 域 で あ る 。 R M A A11は 、 D V D — R 30の フ ァ イ ル シ ス テ ム 情 報 と 記 録 管 理 情 報 ( R M D : Recording Manageme nt Data) と を 記 録 し た 領 域 で あ る 。 R M A A11は 例 え ば 701個 の E C C ブ ロ ッ ク カゝ ら 成 る 。 そ の 先 頭 を 除 く 70 0個 の E C C ブ ロ ッ ク Allb、 Allc、 · · · は そ れ ぞ れ 、 R M D を タ イ ト ル 別 に 記 録 す る た め の 領 域 ( 以 下 、 R M D ブ ロ ッ ク と ! う ) で あ る 。 先 頭 の E C C ブ ロ ッ ク は R M A リ 一 ド ィ ン エ リ ァ Aliaと い レ 、 P C A A10と R M D ブ ロ ッ ク Allb、 Allc、 · · · と の 間 の 緩 衝 領 域 で あ る 。 そ れ に よ り 、 P C A A10へ の 試 し 書 き 時 、 R M D ブ ロ ッ ク へ の 上 書 き が 回 避 さ れ 、 R M D の 破 壊 が 防 止 さ れ る 。
リ 一 ド ィ ン ェ リ ァ A2は デ ー タ 領 域 A3の 先 頭 を 示 す 領 域 で あ る 。 D V D — R 30に 対 し 初 め て 一 連 の デー タ を 記 録 し 終 え る 時 、 す な わ ち 最 初 の タ イ ト ル A33の 記 録 終 了 時 、 リ ー ド イ ン エ リ ア A 2へ デ 一 夕 が 記 録 さ れ る 。
デ ー タ 領 域 A3は 記 録 対 象 の デ 一 夕 す な わ ち タ イ ト ル を 書 き 込 む た め の 領 域 で あ る 。 デ 一 夕 領 域 A3で は 、 一 つ の タ イ ト ル を 記 録 す る ご と に 、 そ の タ イ ト ル の 記 録 領 域 A33と そ の 外 側 の 未 記 録 領 域 と が ボ 一 ダ ゾ ー ン A30で 分 割 さ れ る 。 D V D — R 30へ 複 数 の タ イ ト ル が記 録 さ れ る と き 、 二 つ の ボ ー ダ ゾ ー ン A 30の 間 に タ イ ト ル が一 つ ず つ 記 録 さ れ る 。 ボ ー ダ ゾ ー ン A 30は デ ィ ス ク 内 周 側 の ボ ー ダ ァ ゥ ト エ リ ァ A 31と 外 周 側 の ポ 一 ダ イ ン エ リ ァ
A32と カゝ ら 成 る 。 タ イ ト ル 記 録 で は 、 そ の 記 録 開 始 時 の リ ン キ ン グ 処 理 に よ り 、 タ イ ト ル 記 録 領 域 の 直 前 の ボ ー ダ イ ン エ リ ァ A32と 直 後 の ポ 一 ダ ァ ゥ ト エ リ ァ A31と が 確 保 さ れ る 。 そ の ボ 一 ダ イ ン エ リ ァ A32と ポ ー ダ ァ ゥ ト エ リ ア A31と へ の デ ー タ 記 録 は 、 タ イ ト ル 記 録 終 了 時 に 実 行 さ れ る 。
リ ー ド ア ゥ 卜 エ リ ァ A4は デ ー タ 領 域 A3の 末 尾 を 示 す 領 域 で あ る 。 D V D — R 30に 対 し 最 後 の タ イ ト ル を 記 録 し 終 え 、 フ ア イ ナ ラ イ ズ 処 理 を 実 行 す る 時 、 リ ー ド ア ゥ ト エ リ ア A 4へ デ ー タ が 記 録 さ れ る 。
図 3は 、 R M A A11内 の 一 つ の R M D ブ ロ ッ ク Allbに つ い て 、 物 理 フ ォ ー マ ッ ト の 詳 細 を 示 す 図 で あ る 。 R M D ブ ロ ッ ク Allbは 一 つ の E C C ブ ロ ッ り ら 成 り 、 16 個 の セ ク タ を 含 む 。
先 頭 の セ ク タ は リ ン キ ン グ ロ ス エ リ ア A 110と い レ 、 直 前 の デ ー タ 記 録 領 域 と の 間 の 緩 衝 領 域 で あ る 。 リ ン キ ン グ ロ ス エ リ ァ A 110に は 例 え ば 、 空 白 を 示 す デ ー タ と し て 0 Ohだ け が 記 録 さ れ る 。 そ れ に よ り 、 一 つ の タ イ ト ル の 記 録 終 了 後 、 別 の タ イ ト ル の 追 カ卩 記 録 時 、 新 た な R M D が そ の 記 録 領 域 直 前 の R M D ブ ロ ッ ク へ は 上 書 き さ れ な い 。 こ う し て 、 記 録 済 の R M D の 破 壊 が 防 止 さ れ る 。
リ ン キ ン グ ロ ス エ リ ァ A110を 除 く 15個 の セ ク タ は そ れ ぞ れ フ ィ ー ル ド と 呼 ば れ 、 先 頭 カゝ ら 順 に 0カゝ ら 14ま で の 通 し 番 号 が 付 け ら れ る 。 先 頭 の フ ィ ー ル ド 0 F 0に は
D V D — R 30の 一 般 的 な 情 報 が 記 録 さ れ る 。 例 え ば 、 デ ィ ス ク ス テ ー タ ス と 、 L P P 信 号 に よ り 示 さ れ る デ ー 夕 の コ ピ ー と が含 ま れ る 。
二 番 目 の フ ィ ー ル ド 1 F 1に は 0 P C 情 報 が 記 録 さ れ る 。 図 3に は フ ィ ー ル ド 1 F1の 論 理 フ ォ ー マ ッ ト の 詳 細 が 示 さ れ る 。 フ ィ ー ル ド 1 F1は 一 つ の セ ク タ カゝ ら 成 る の で 、 2048ノ ィ ト = 2KBの デ ー タ が 記 録 さ れ る 。 そ れ ぞ れ の デ ー タ に は 先 頭 か ら 順 に 1バ イ ト ず つ 、 バ イ ト ポ ジ シ ョ ン ( B P : Byte Position) と 呼 ば れ る 通 し 番 号 0 〜 2047が 付 け ら れ る 。 〇 P C 情 報 は 後 述 の 通 り 、 一 回 の タ イ ト リレ 記 録 当 た り 128バ イ ト の デ 一 夕 を 含 む 。 B P 0~ 127, B P 128〜 255、 B P 256〜 383、 及 び B P 384 〜 511に は そ れぞ れ 、 O P C 情 報 が 共 通 の 物 理 フ ォ ー マ ッ ト で 、 タ イ ト ル 記 録 別 に 記 録 さ れ る 。 す な わ ち 、 フ ィ 一 ル ド 1 に は O P C 情 報 が 4つ ま で 記 録 で き る 。 残 り の 領 域 B P 512〜 2047は リ ザ 一 ブ 領 域 で あ る 。
例 え ば B P 0〜 127に は 、 そ の R M D ブ ロ ッ ク A 11 bに 対 応 す る タ イ ト ル に つ い て 、 そ の 記 録 時 で の 〇 P C 情 報 が 記 録 さ れ る 。 一 方 、 B P 128〜 255、 B P 256〜 383、 及 び B P 384〜 511に は 、 そ の タ イ ト リレ 記 録 以 前 の タ イ ト リレ 記 録 に つ い て 、 O P C 情 報 の 履 歴 が 記 録 さ れ る 。 そ れ に よ り 、 タ イ ト ル 記 録 時 、 一 つ の R M D を 参 照 す る だ け で 、 過 去 4回 の O P C 情 報 の 履 歴 を 素 早 く 検 索 で き る 。:
図 3に は 、 B P 0〜 : I 27へ 記 録 さ れ た 〇 P C 情 報 〖こ つ レ
て 、 物 理 フ ォ ー マ ッ ト の 詳 細 が 示 さ れ る 。 B P 0〜 31に は ド ラ イ ブ 製 造 者 I D ( Drive Manufacturer I D ) が 、 B P 32〜 47に は ド ラ イ ブ の シ リ ア ル ナ ン ノ' ( Serial Number) が 、 B P 48〜 63に は ド ラ イ ブ の モ デ ル ナ ン バ ( Model Number) が 、 そ れ ぞ れ 記 録 さ れ る 。 こ れ ら の デ 一 夕 は い ず れ も 、 デ 一 夕 記 録 に 使 用 し た D V D _ R レ コ ー ダ に つ い て の 識 別 情 報 で あ る 。
記 録 ス ト ラ テ ジ 第 一 領 域 ( First Field of Write Stra tegy Code) B P 64〜 67に は 、 規 格 で 定 め ら れ た 標 準 記 録 ス ト ラ テ ジ が 記 録 さ れ る 。 一 方 、 記 録 ス ト ラ テ ジ 第 二 領 域 ( Second Field of Write Strategy Code ) B P 108 〜 113に は 、 デ ー タ 記 録 で 実 際 に 使 用 さ れ た 記 録 ス ト ラ テ ジ が記 録 さ れ る 。 そ の 記 録 ス ト ラ テ ジ は 一 般 に 、 標 準 記 録 ス ト ラ テ ジ を 補 正 し た も の で あ る 。
B P 68〜 : 107に は 、 デ ー タ 記 録 時 で の 〇 P C に 関 す る 情 報 が 記 録 さ れ る 。 B P 68〜 71に は 記 録 パ ワ ー ( R e c o r ding Power) と し て 、 〇 P C に よ り 実 際 に 得 ら れ た 記 録 パ ワ ー 条 件 が 、 記 録 パ ワ ー の 基 準 値 と 1ス テ ツ プ 当 た り の 変 化 量 と 共 に 記 録 さ れ る 。 例 え ば 、 記 録 パ ワ ー の 基 準 値 、 1ス テ ッ プ 当 た り の 変 ィヒ 量 、 及 び記 録 パ ワ ー 条 件 と し て 、 6.0mW、 0.5mW、 及 び ス テ ッ プ数 と i3 値 と の 対 応 表 が そ れ ぞ れ 記 録 さ れ る 。 B ? 72〜 79に は 0 P C 記 録 時 刻 ( Time Stamp) と し て 、 〇 P C を 実 行 し た 時 刻 が 記 録 さ れ る 。 B P 80〜 83に は 0 P C 記 録 ァ ド レ ス ( Power Calibration Address) と し て 、 〇 P C 時 に 試
し 書 き さ れ た P C A A10内 の ァ ド レ ス が 記 録 さ れ る 。 B P 84〜 : 107に は ラ ン ニ ン グ 〇 P C 情 報 ( Running OPC I nformation) が 記 録 さ れ る 。 ラ ン ニ ン グ 〇 P C 情 報 は 光 デ ィ ス ク 記 録 装 置 ご と に 自 由 に 定 義 で き る 。 例 え ば 、 タ イ ト ル 記 録 時 、 記 録 パ ワ ー の 変 動 が 計 測 さ れ 、 ラ ン 二 ン グ 0 P C 情 報 と し て 記 録 さ れ る 。
ラ ン ニ ン グ 0 P C 情 報 が 、 記 録 パ タ ー ン と 記 録 パ ワ ー と の 対 応 情 報 を 記 録 パ ワ ー 条 件 と し て 含 ん で も 良 い 。 こ こ で 、 記 録 パ タ ー ン と 記 録 パ ワ ー と の 対 応 情 報 と は 、 記 録 パ タ ー ン に よ り 示 さ れ る 記 録 マ ー ク と 記 録 ス ペ ー ス と の そ れ ぞ れ に つ い て 記 録 パ ワ ー の 分 布 を 示 す 情 報 を い う 。 そ の 対 応 情 報 は 好 ま し く は 、 記 録 マ ー ク の 前 端 部 に 対 応 す る 記 録 パ ル ス に 対 し 第 一 の 記 録 パ ワ ー を 指 定 し 、 か つ 他 の 記 録 パ ル ス に 対 し 第 一 の 記 録 パ ワ ー よ り 小 さ い 第 二 の 記 録 パ ワ ー を 指 定 す る た め の 情 報 を 含 む 。 そ の 情 報 は 具 体 的 に は 、 第 一 の 記 録 パ ワ ー と 第 二 の 記 録 パ ワ ー と の 差 ( 以 下 、 付 加 記 録 パ ワ ー と い う )、 及 び第 二 の 記 録 パ ワ ー ( 以 下 、 基 準 記 録 パ ワ ー と い う ) の 対 で あ る 。 そ の 他 に 、 付 加 記 録 パ ワ ー と 第 一 の 記 録 パ ワ ー と の 比 、 及 び第 一 の 記 録 パ ワ ー の 対 で あ っ て も 良 い 。 更 に 、 第 一 の 記 録 パ ワ ー 自 体 と 第 二 の 記 録 パ ワ ー と の 対 で あ っ て も 良 い 。
B P 114〜 : 115に は 、 そ の R M D ブ ロ ッ ク Allbに 対 応 す る 夕 イ ト リレ に つ レ て 、 そ の デ ー タ A33の D S V ( Digi tal Sum Value) が 記 録 さ れ る 。 D S V は 次 の タ イ ト ル
記 録 時 で の リ ン キ ン グ 処 理 で 利 用 さ れ る 。
B P 117〜 : 127は リ ザ ー ブ領 域 ( Reserved) で あ る 。 B P 116に は 記 録 速 度 情 報 ( Recording Speed) と し て 、 タ イ ト ル 記 録 時 の 記 録 速 度 が 記 録 さ れ る 。 従 来 の D V D — R で は B P 116は B P 117〜 : 127と 共 に リ ザ 一 ブ 領 域 で あ っ た 。 本 発 明 に よ る D V D — R 30で は 、 リ ザ ー ブ 領 域 内 の 1バ イ ト が 記 録 速 度 情 報 領 域 と し て 使 用 さ れ る 。 D V D — R レ コ ー ダ の 記 録 速 度 は 、 標 準 速 度 3.49m ( 等 倍 速 ) の 正 整 数 n倍 ( n倍 速 ) で あ る 。 従 っ て 、 記 録 速 度 情 報 は そ の 正 整 数 nに 対 応 す る 数 値 で 、 以 下 の 通 り 定 義 さ れ る : 等 倍 速 (3.49mZ s) = 0000b、 2倍 速 (6. 98m/ s) = 0001b , 3倍 速 (10.47mZ s) = 0010b、 4倍 速 (1 3.96m/ s) = 001 lb、 …。
上 記 の 通 り 、 D V D — R 30に は タ イ ト ル 記 録 ご と に そ の 〇 P C 情 報 が 記 録 さ れ る 。 特 に 、 0 P C 情 報 は 記 録 速 度 情 報 を 、 記 録 ス ト ラ テ ジ と 記 録 パ ワ ー 条 件 と 共 に 含 む 。 D V D — R レ コ ー ダ は D V D — R 30へ の タ イ ト ル 記 録 時 、 ま ず R M A を 参 照 す る 。 そ れ に よ り 、 そ の レ コ ー ダ で の 設 定 記 録 速 度 と 一 致 す る 記 録 速 度 を 示 す 記 録 速 度 情 報 情 報 を 、 複 数 の R M D 中 の 履 歴 か ら 検 索 す る 。 設 定 記 録 速 度 と 一 致 す る 記 録 速 度 を 示 す 記 録 速 度 情 報 を 見 つ け た と き 、 レ コ ー ダ は 更 に 、 そ の 記 録 速 度 情 報 を 含 む 0 P C 情 報 カゝ ら 記 録 ス ト ラ テ ジ と 記 録 パ ワ ー 条 件 と を 読 み 出 す 。 こ う し て 、 設 定 記 録 速 度 に 適 し た 記 録 ス ト ラ テ ジ と 記 録 パ ワ ー 条 件 と を 短 時 間 で 遷 H き る 。 そ の 上 、
レ コ ー ダ は 、 選 択 さ れ た 記 録 ス ト ラ テ ジ と 記 録 パ ワ ー 条 件 と を 元 に 、 記 録 ス ト ラ テ ジ の 補 正 と O P C と を 実 行 す る 。 そ の 結 果 、 レ コ ー ダ は 記 録 ス ト ラ テ ジ と 記録 パ ワ ー と を 確 実 に か つ 素 早 く 最 適 化 で き る 。
〇 P C 情 報 が 上 記 の 基'準 記 録 パ ワ ー と 付 加 記 録 パ ワ ー と を 含 む と き 、 D V D — R レ コ ー ダ は 設 定 記 録速 度 に 適 し た 基 準 記 録 パ ワ ー と 付 加 記 録 パ ワ ー と を 素 早 く 選 択 で き る 。 そ れ ら の 基 準 記 録 パ ワ ー と 付 加 記 録 パ ワ ー と を 持 つ 記 録 パ ル ス で 記 録 マ ー ク が 形 成 さ れ る と き. 、 そ の 記 録 マ ー ク で は 歪 み が 小 さ い 。 こ う し て 、 記 録 マ ー ク の 成 形 精 度 が 設 定 記 録 速 度 に 依 ら ず 、 高 く 維 持 さ れ る 。 そ の 結 果 、 記 録 デ ー タ の エ ラ 一 レ ー ト を 低 減 で き る 。
上 記 の D V D — R 3 0で は 、 〇 P C 情 報 が 基 準記 録 パ ヮ 一 と 付 加 記 録 パ ワ ー と を 含 む 。 そ の 他 に 、 付加 記 録 パ ヮ 一 と 基 準 記 録 パ ワ ー と の 比 及 び基 準 記 録 パ ワ ー の 対 が 含 ま れ て も 良 い 。 更 に 、 第 一 の 記 録 パ ワ ー 自 体 と 第 二の 記 録 パ ワ ー と の 対 が含 ま れ て も 良 い 。
D V D プ レ ー ヤ は 、 上 記 の D V D — R 3 0力、 ら 夕 ィ ト ル を 再 生 す る 時 R M A を 参 照 し 、 目 標 タ イ ト ル に つ い て 0 P C 情 報 を 読 み 出 す 。 読 み 出 さ れ た 0 P C 情 報 、 特 に 記 録 速 度 情 報 に 応 じ 、 プ レ ー ヤ は D V D — R 3 0か ら 再 生 さ れ た ア ナ ロ グ 信 号 を 適 切 に 整 形 し 、 二 値 化 で き る 。 そ の 結 果 、 再 生 デ ィ ジ タ ル 信 号 の エ ラ ー レ ー ト を 低 減 で さ る 。
ボ ー ダ ァ ゥ ト エ リ ア A 3 1に は そ の 前 に 記 録 さ れ た 全 て
の タ イ ト ル に つ い て R M D が コ ピ ー さ れ て も 良 い 。 そ れ に よ り 、 D V D プ レ ー ヤ は タ イ ト リレ 再 生 時 、 目 標 タ イ ト ル の 記 録 領 域 直 後 の ポ 一 ダ ァ ゥ ト エ リ ァ A31を 参 照 す れ ば 、 R M A の 参 照 よ り 早 く 〇 P C 情 報 を 読 み 出 し 得 る 。 そ れ 故 、 特 に 複 数 タ イ ト ル の 連 続 再 生 時 、 一 つ の タ イ ト ル カゝ ら 別 の タ イ ト ル へ の 切 換 時 間 を 短 縮 で き る 。 そ の 結 果 、 複 数 タ イ ト ル を 切 れ 目 な く 、 ス ム ー ズ に 連 続 再 生 で さ る 。
上 記 の D V D - R 30で は 、 記 録 速 度 情 報 が フ ィ ー ル ド 1 の 一 つ の 〇 P c 情 報 領 域 内 の リ ザ ー ブ領 域 、 例 え ば
B P 116〜 127へ 記 録 さ れ た 。 そ の 他 に 、 同 じ 〇 P C 情 報 の ラ ン ニ ン グ 〇 P C 情 報 の 一 部 と し て 、 例 え ば B P 8 4〜 : 107へ 記 録 さ れ て も 良 い 。 更 に 、 フ ィ ー ル ド 1 の リ ザ ー ブ 領 域 B P 512〜 2047、 又 は リ ザ ー ブ 領 域 し か 含 ま な レゝ フ ィ ー ル ド 13若 し く は 14へ 記 録 さ れ て も 良 い 。 そ の と き 、 記 録 速 度 情 報 は 、 対 応 す る 記 録 ス ト ラ テ ジ 及 び 記 録 パ ワ ー 条 件 と 関 連 づ け て 記 録 さ れ ね ば な ら な い 。 好 ま し く は 、 記 録 速 度 情 報 、 記 録 ス ト ラ テ ジ 、 及 び 記 録 パ ヮ ー 条 件 が 、 上 記 の 0 P C 情 報 と 同 じ フ ォ ー マ ッ ト で 記 録 さ れ る 。 そ の 他 に 、 記 録 ス ト ラ テ ジ と 記 録 パ ワ ー 条 件 と へ の リ ン ク 情 報 が 記 録 速 度 情 報 と 共 に 記 録 さ れ て も 良 い 。
記 録 速 度 情 報 は 、 対 応 す る 記 録 ス ト ラ テ ジ 及 び 記 録 パ ヮ ー 条 件 と 共 に 、 P C A 又 は デ ー タ 領 域 内 の 空 き 領 域 へ 記 録 さ れ て も 良 い 。 例 え ば 、 ポ ー ダ ァ ゥ トェ リ ア へ の 書
き 込 み は タ イ ト ル 記 録 の 終 了 処理 時 に 行 わ れ る の で 、 サ ー ジ 電 流 等 に よ る ノ イ ズ に 阻 害 さ れ や す い 。 一 方 、 P C A へ は O P C 終 了 時 に 、 デ ー タ 領 域 内 の 空 き 領 域 へ は タ ィ ト ル 記 録 中 に 、 そ れ ぞ れ 記 録 速 度 情 報 等 を 記 録 で き る 。 従 つ て 、 ポ 一 ダ ア ウ ト エ リ ア へ の 記 録 よ り ノ イ ズ に よ る ダ メ ー ジ が 小 さ い の で 、 記 録 速 度 情 報 等 を 確 実 に 記 録 で き る
特 に P C A へ 記 録 す る と さ 、 デ ー タ 領 域 を 広 く 維 持 し つ つ 、 記 録 速 度 情 報 等 を R M A 以 外 へ 分 散 で き る 。 そ れ に よ り 、 記 録 速 度 情 報 等 の 履 歴 数 を 増 大 で き る 。 但 し 、 P C A へ の 記 録 で は 、 P C A 上 の ア ド レ ス 等 の リ ン ク 情 報 が R M A へ 記 録 さ れ な け れ ば な ら な い 。 そ の リ ン ク ±
m 報 に 基 づ き 、 D V D - R レ コ ー ダ 又 は D V D プ レ ャ は 己 録 速 度 情 報 等 を 検 索 で さ る 。
上 記 の D V D - R 3 0で は タ イ ト ル 記 録 ご と に そ の と さ の O P C 情 報 が 記 録 さ れ 、 記 録 速 度 別 の 記 録 ス 卜 ラ テ ジ 及 び記 録 パ ヮ一条 件 が 履 歴 と し て 蓄 積 さ れ る 。 そ の 他 に、 記 録 速 度 別 の 記 録 ス 卜 ラ テ ジ 及 び記 録 パ ワ ー 条 件 が
D V D - R 3 0の 製 造 時 に 測 定 さ れ 、 そ の 測 定 結 果 が D
V D - R 3 0へ 記 録 さ れ て も 良 い
実 施 例 1 に よ る 記 録 可 能 型 光 デ ィ ス ク 3 0は D V D — R で あ り 、 追 記 型 光 デ ィ ス ク で あ る 。 そ の 他 に 、 本 発 明 に よ る 記 録 可 能 型 光 デ ィ ス ク が、 D V D — R W 及 び D V
D - R A M 等 の 書 換型 光 デ イ ス ク で あ っ て も 良 い 。 書 換 型 光 デ ィ ス ク で は ァ ー タ の 上 書 き 時 、 既存 の 記 録 マ ー ク
が 確 実 に 消 去 さ れ な け れ ば な ら な い 。 一 方 、 記 録 マ ー ク の 形 は 記 録 速 度 の 増 大 と 共 に 歪 む 。 書 換 型 光 デ ィ ス ク が 上 記 の D V D — R 30と 同 様 な 記 録 速 度 情 報 等 の 履 歴 を 含 む と き 、 光 デ ィ ス ク 記 録 装 置 は 消 去 対 象 デ ー タ に つ い て の 記 録 速 度 情 報 を 参 照 で き る 。 そ れ に よ り 、 そ の 記 録 速 度 情 報 に よ り 示 さ れ る 記 録 速 度 に 応 じ 、 記 録 ス ト ラ テ ジ と 消 去 パ ワ ー と を 最 適 化 で き る 。 そ の 結 果 、 消 去 対 象 デ 一 夕 の 消 し 残 り を 防 ぎ 、 上 書 き に 対 す る 信 頼 性 を 高 く 維 持 で き る 。 こ う し て 、 書 換 型 光 デ ィ ス ク へ の 高 倍 速 記 録 に つ い て 、 記 録 デ ー タ の 品 質 を 向 上 で き る 。
《 実 施 例 2 》 図 4は 本 発 明 の 実 施 例 2 に よ る D V D — R レ コ ー ダ の ブ ロ ッ ク 図 で あ る 。
D V D — R 30は 上 記 の 本 発 明 の 実 施 例 1 と 同 様 な D V D — R で あ る 。 ス ピ ン ド ル モ ー 夕 14は D V D — R 30 を そ の 中 心 軸 周 り に 回 転 さ せ る 。 そ の 時 、 ピ ッ ク ア ッ プ 1力、 ら の レ 一 ザ光 R1の 焦 点 で D V D 一 R 30の 線 速 度 が 実 質 的 に 常 に 一 定 で あ る よ う に 、 ス ピ ン ド ル モ ー 夕 14の 回 転 数 は 制 御 さ れ る 。 線 速 度 の 値 は 標 準 速 度 3.49 m / s の 正 整 数 倍 に 設 定 さ れ る 。
ピ ッ ク ア ッ プ 1は デ ー タ 再 生 時 、 次 の よ う に D V D — R 30に 対 し レ ー ザ 光 R1を 照 射 し 、 そ の 反 射 光 R 2を ア ナ ロ グ 信 号 d 1へ 変 換 す る 。 半 導 体 レ ー ザ 1 aが レ ー ザ 光 R 1 を 所 定 の ノ ヮ 一 で 出 力 す る 。 そ の ^ 7— ( 再 生 パ ワ ー )
は D V D - R 30の 記 録 層 を 変 質 さ せ な い 程 度 に 小 さ く 、 約 0.7〜 : ImWで あ る 。 半 導 体 レ ー ザ laか ら の 出 射 レ 一ザ光 R 1は 、 集 光 レ ン ズ 1 b、 ス プ リ ツ 夕 1 c、 及 び対 物 レ ン ズ 1 dを 順 に 透 過 し 、 D V D — R 30の 記 録 層 に 焦 点 を 結 び 、 反 射 層 で 反 射 さ れ る 。 反 射 レ ー ザ 光 R2は 、 対 物 レ ン ズ 1 d、 ス プ リ ツ 夕 1 c、 及 び検 出 レ ン ズ 1 eを 順 に 透 過 し 、 光 検 出 器 1 f上 に 焦 点 を 結 ぶ 。 光検 出 器 1 fは 反 射 レ ー ザ光 R2を 検 出 し 、 ア ナ ロ グ 信 号 dlへ 変 換 す る 。 そ の 時 、 ア ナ ロ グ 信 号 dlの 振 幅 は 反 射 レ ー ザ 光 R2の 強 度 に 実 質 的 に 比 例 す る 。
ヘ ッ ド ア ン プ 2は ピ ッ ク ア ッ プ 1か ら ア ナ ロ グ 信 号 d 1 を 入 力 し 増 幅 す る 。 イ コ ラ イ ザ 3は 、 ヘ ッ ド ア ン プ 2に よ り 増 幅 さ れ た ア ナ ロ グ 信 号 d2を 整 形 す る 。 二 値 化 器 4 は 、 イ コ ラ イ ザ 3に よ り 整 形 さ れ た ア ナ ロ グ 信 号 d3を 所 定 の 閾 値 と 比 較 し 、 そ の 閾 値 を 境 に 二 値 化 す る 。 そ れ に よ り 、 整 形 さ れ た ア ナ 口 グ 信 号 d 3は デ ィ ジ 夕 ル 信 号 d 4 へ 変 換 さ れ る 。 P L L 5は デ ィ ジ 夕 ル 信 号 d4と 基 準 の ク ロ ッ ク 信 号 d5aと を 同 期 さ せ る 。 そ れ に よ り 、 デ ィ ジ 夕 ル 信 号 d 5か ら デ 一 夕 が 復 調 さ れ る 。
D V D — R 30は 実 施 例 1 と 同 様 に 、 標 準 記 録 ス ト ラ テ ジ と 記 録 ス ト ラ テ ジ の 履 歴 と を そ れ ぞ れ 記 録 す る 。 例 え ば 図 3と 同 様 な フ ォ ー マ ッ ト で は 、 標 準 記 録 ス ト ラ テ ジ は R M D ブ ロ ッ ク の フ ィ ー ル ド 1 の 記 録 ス ト ラ テ ジ 第 一領 域 へ 記 録 さ れ 、 実 際 に 使 用 さ れ た 記 録 ス ト ラ テ ジ は 記 録 ス ト ラ テ ジ 第 二 領 域 へ 記 録 さ れ る 。 記 録 ス ト ラ テ ジ
復 調 部 6は 、 P L L 5カゝ ら デ ィ ジ タ ル 信 号 d 5を 入 力 し 、 そ の 中 カゝ ら 記 録 ス ト ラ テ ジ d 6を 復 調 す る 。 更 に 、 記 録 速 度 比 較 部 1 6か ら の 第 一 の 復 調 信 号 d 1 6 aに 従 い 、 復 調 記 録 ス ト ラ テ ジ d 6を 記 録 ス ト ラ テ ジ 補 正 部 7へ 出 力 す る 。
D V D — R 3 0は 実 施 例 1 と 同 様 に 、 標 準 記 録 パ ワ ー 条 件 と 記 録 パ ワ ー 条 件 の 履 歴 と を そ れ ぞ れ 記 録 す る 。 例 え ば 図 3と 同 様 な フ ォ ー マ ッ ト で は 、 標 準 記 録 パ ワ ー 条 件 と 、 〇 P C で 実 際 に 得 ら れ た 記 録 パ ワ ー 条 件 と は そ れ ぞ れ 、 い ず れ カゝ の R M D ブ ロ ッ ク の フ ィ ー ル ド 1 に 記 録 パ ワ ー と し て 記 録 さ れ る 。 記 録 パ ワ ー 条 件 復 調 部 1 0 は 、 P L L 5か ら デ ィ ジ タ ル 信 号 d 5を 入 力 し 、 そ の 中 力、 ら 記 録 パ ワ ー 条 件 d 1 0を 復 調 す る 。 更 に 、 記 録 速 度 比 較 部 1 6か ら の 第 二 の 復 調 信 号 d 1 6 bに 従 い 、 復 調 記 録 パ ヮ — 条 件 d l Oを 記 録 パ ワ ー 決 定 部 1 2へ 出 力 す る 。
D V D — R 3 0は 実 施 例 1 と 同 様 に 、 記 録 速 度 情 報 の 履 歴 を 、 記 録 ス ト ラ テ ジ と 記 録 パ ワ ー 条 件 と の 履 歴 と 対 応 さ せ 、 記 録 す る 。 例 え ば 図 3と 同 様 な フ ォ ー マ ッ ト で は 、 R M D ブ ロ ッ ク の フ ィ ー ル ド 1 内 の O P C 情 報 が そ れ ぞ れ 、 対 応 す る タ イ ト ル 記 録 で の 実 際 の 記 録 速 度 を 示 す 記 録 速 度 情 報 を 含 む 。 記 録 速 度 情 報 復 調 部 1 5は 、 P L L 5か ら デ ィ ジ 夕 ル 信 号 d 5を 入 力 し 、 そ の 中 か ら 記 録 速 度情 報 d 1 0を 復 調 す る 。 復 調 記 録 速 度 情 報 d 1 5は 記 録 速 度比 較 部 1 6へ 出 力 さ れ る 。
記録 速 度 設 定 部 1 7は 、 例 え ば ユ ー ザ か ら の 入 力 に 従
い 、 記 録 速 度 を 設 定 す る 。 設 定 記 録 速 度 が 例 え ば n倍 速 で あ る と き 、 設 定 記 録 速 度 情 報 d 17は 設 定 記 録 速 度 を 正 整 数 nで 表 す 。
記 録 速 度 比 較 部 16は 、 記 録 速 度 情 報 復 調 部 15か ら 復 調 記 録 速 度 情 報 d 15を 、 記 録 速 度 設 定 部 17か ら 設 定 記 録 速 度 情 報 dl7を そ れ ぞれ 入 力 し 、 両 方 を 比 較 す る 。 比 較 結 果 が 復 調 記 録 速 度 情 報 d 15と 設 定 記 録 速 度 情 報 d 17と の 一 致 を 示 す と き 、 第 一 の 復 調 信 号 dl6aと 第 二 の 復 調 信 号 d 16bと を 記 録 ス ト ラ テ ジ 復 調 部 6と 記 録 パ ワ ー 条 件 復 調 部 10と へ そ れぞ れ 出 力 す る 。 そ れ に よ り 、 記 録 ス ト ラ テ ジ 復 調 部 6は 復 調 記 録 ス ト ラ テ ジ d 6を 出 力 し 、 記 録 パ ワ ー 条 件 復 調 部 10は 復 調 記 録 パ ワ ー 条 件 d 10を 出 力 す る 。
0 値 計 測 部 11は 、 イ コ ラ イ ザ 3に よ り 整 形 さ れ た ア ナ ロ グ 信 号 d 3に つ い て /3 値 を 計 測 す る 。 計 測 さ れ た /3 値 d 11は 記 録 ノ、° ヮ ー 決 定 部 12へ 出 力 さ れ る 。
エ ッ ジ シ フ ト 検 出 部 20は 、 二 値 化 器 4か ら デ ィ ジ タ ル 信 号 d4を 入 力 す る 。 そ れ と 共 に 、 P L L 5カゝ ら ク ロ ッ ク 信 号 d 5 aを 入 力 す る 。 エ ッ ジ シ フ ト 検 出 部 20は デ ィ ジ 夕 ル 信 号 d4と ク ロ ッ ク 信 号 d5aと の 比 較 を 通 し 、 デ ィ ジ タ ル 信 号 d 4に つ い て パ ル ス 前 端 で の エ ツ ジ シ フ ト d 20 aと ノ\° ル ス 後 端 で の エ ッ ジ シ フ ト d 20 bを 検 出 す る 。 検 出 さ れ た エ ッ ジ シ フ ト d20aと d20bと は 記 録 ス ト ラ テ ジ 補 正 部 7へ 出 力 さ れ る 。
記 録 ス ト ラ テ ジ 補 正 部 7は 記 録 ス ト ラ テ ジ 復 調 部 6か
ら 復 調 記 録 ス ト ラ テ ジ d 6を 入 力 し 、 内 部 の メ モ リ に 記 憶 す る 。 記 憶 さ れ た 記 録 ス ト ラ テ ジ d 6の 補 正 時 、 記 録 ス ト ラ テ ジ 補 正 部 7は 、 デ ィ ジ タ ル 信 号 d 4の パ ル ス 前 端 で の エ ッ ジ シ フ ト d 2 0 aと パ ル ス 後 端 で の エ ッ ジ シ フ ト d 2 0 bと を そ れ ぞ れ 、 所 定 の 許 容 値 と 比 較 す る 。 そ の 比 較 結 果 を 、 記 憶 さ れ た 記 録 ス ト ラ テ ジ d 6に 対 応 づ け 記 憶 す る 。 そ の 後 、 そ の 記 録 ス ト ラ テ ジ d 6を 所 定 の 補 正 値 だ け 補 正 す る 。 更 に 、 補 正 さ れ た 記 録 ス ト ラ テ ジ d 7を 記 憶 す る と 共 に 、 記 録 パ ル ス 決 定 部 9へ 出 力 す る 。
記 録 パ タ ー ン 決 定 部 8は 記 録 対 象 デ ー タ に 応 じ 、 記 録 パ タ ー ン を 決 定 す る 。 こ こ で 、 記 録 対 象 デ ー タ は 8 _ 1 6 変 換 で 変 調 さ れ 、 「 1」 に 続 き 「 0」 を 2〜 1 0個 必 ず含 む 。 記 録 対 象 デ ー タ で の 「 0」 か ら 「 1」 へ の 反 転 が 記 録 パ タ ー ン の パ ル ス 端 に 対 応 す る よ う に 、 記 録 対 象 デ ー 夕 が 記 録 パ タ ー ン へ 変 換 さ れ る 。 そ れ に よ り 、 記 録 パ 夕 ー ン の パ リレ ス 幅 は 3〜 1 1ビ ッ ト の 記 録 対 象 デ 一 夕 に 相 当 す る 。 デ ー タ 1ビ ッ 卜 当 た り の ノ° ル ス 幅 を P L L 5の ク ロ ッ ク 周 期 1 Tと 等 し く 設 定 す る と き 、 記 録 パ タ ー ン の パ ル ス 幅 は 3〜 : 1 1 Tで あ る 。 同 様 に 、 記 録 パ タ ー ン の ネ ゲ ー ト 時 間 は 3〜 : I 1 Tで あ る 。
D V D 一 R 3 0へ 実 際 に 記 録 さ れ る デ ー タ に は 記 録 対 象 デ ー タ の 他 に 同 期 信 号 が 含 ま れ る 。 記 録 パ タ ー ン 決 定 部 8は 、 そ の 同 期 信 号 を 記 録 パ タ ー ン で の 幅 1 4 Tの パ ル ス へ 変 換 す る 。
記 録 パ タ ー ン 決 定 部 8は 更 に 、 所 定 の テ ス ト 記 録 パ 夕
ー ン を 内 部 の メ モ リ に 保 持 す る 。 後 述 の 記 録 ス ト ラ テ ジ の 補 正 時 及 び 〇 P C 時 、 記 録 パ タ ー ン 決 定 部 8は テ ス ト 記 録 パ タ ー ン を 出 力 す る 。
記 録 パ ル ス 決 定 部 9は 、 記 録 パ タ ー ン 決 定 部 8に よ り 決 定 さ れ た 記 録 パ タ ー ン d8を 、 所 定 の 記 録 ス ト ラ テ ジ に 従 い 記 録 パ ル ス d9へ 変 換 す る 。
記 録 パ ワ ー 決 定 部 12は 半 導体 レ ー ザ 1 aの 記 録 パ ワ ー を 次 の よ う に 決 定 す る : タ イ ト ル 記 録 の 開 始 時 、 復 調 記 録 ノ、。 ヮ 一 条 件 dlOに 基 づ き 〇 P C を 実 行 す る 。 そ の 〇 P C で は 、 テ ス ト 記 録 ノ タ ー ン に 基 づ き D V D — R 30へ テ ス ト 記 録 マ ー ク が 試 し 書 き さ れ る 。 続 い て そ の テ ス ト 記 録 マ ー ク か ら ア ナ ロ グ 信 号 が 再 生 さ れ 、 そ の ア ナ ロ グ 信 号 の 値 が )3 値 計 測 部 11に よ り 計 測 さ れ る 。 計 測 さ れ た β 値 d 11は 記 録 ノ、。 ヮ ー 決 定 部 12へ フ ィ 一 ド ノ' ッ ク さ れ る 。 そ の i3 値 d 11に 基 づ き 、 記 録 パ ワ ー 決 定 部 12は 記 録 パ ワ ー を 校 正 す る 。 こ う し て 、 記 録 パ ワ ー dl2は 決 定 さ れ 、 レ ー ザ駆 動 部 13へ 出 力 さ れ る 。
レ ー ザ 駆 動 部 13は 記 録 パ ル ス d 9と 記 録 パ ワ ー d 12と に 応 じ 、 半 導体 レ ー ザ 1 aの 駆 動 電 流 d 13を 制 御 す る 。 特 に 記 録 ゾ° ル ス d 9の ア サ ー ト 時 、 駆 動 電 流 d 13は 記 録 パ ワ ー d 12に 対 応 す る 大 き さ で 半 導 体 レ ー ザ laを 流 れ る 。 そ れ に よ り 、 半 導 体 レ ー ザ 1 aは 記 録 パ ワ ー d 12で レ ー ザ光 R 1 を 、 記 録 パ ル ス d9と 実 質 的 に 同 じ 波 形 で 照 射 す る 。 そ の 結 果 、 D V D - R 30の グ ル ー プ 71で は 、 記 録 パ タ ー ン d8と 実 質 的 に 対 応 す る 記 録 マ ー ク 78と 記 録 ス ペ ー ス 7
9と の 順 列 が 作 成 さ れ る 。 こ こ で 、 長 さ 1 Uの グ ル ー ブ ト ラ ッ ク が P L L 5の ク 口 ッ ク 周 期 1 Tに 対 応 す る 。
本 発 明 の 実 施 例 2 に よ る D V D — R レ コ ー ダ は タ イ ト ル 記 録 を 次 の よ う に 実 行 す る : 図 5は 実 施 例 2 に よ る D V D — R レ コ ー ダ で の タ イ ト ル 記 録 を 示 す フ ロ ー チ ヤ 一 ト で あ る 。
< ス テ ッ プ S 1 >
D V D — R 30を D V D - R レ コ ー ダ へ 装 着 す る 。
< ス テ ッ プ S 2 >
D V D — R 30の 装 着 の 検 知 後 、 D V D — R 30を ス ピ ン ド ル モ ー 夕 14で 回 転 さ せ る 。 ピ ッ ク ア ッ プ 1は ま ず 、 D V D — R 30の R M A を 参 照 し 、 R M D を 読 み 出 す 。
ぐ ス テ ッ プ S 3 >
ユ ー ザ が 記 録 速 度 設 定 部 17に よ り 記 録 速 度 を 設 定 す る 。 具 体 的 に は 、 設 定 記 録 速 度 が 例 え ば n 0倍 速 で あ る と き 、 正 整 数 ηθを 示 す 情 報 が 設 定 記 録 速 度 情 報 d 17と し て 記 録 速 度 設 定 部 17か ら 出 力 さ れ る 。
< ス テ ッ プ S 4 > . 記 録 速 度 情 報 復 調 部 15が 、 読 み 出 さ れ た R M D の一 つ か ら 記 録 速 度 情 報 を 、 好 ま し く は 最 新 の も の か ら 順 に 復 調 す る 。 復 調 記 録 速 度 情 報 d 15は 例 え ば正 整 数 nを 示 す 。
< ス テ ッ プ S 5 >
記 録 速 度 比 較 部 16が 復 調 記 録 速 度 情 報 d 15と 設 定 記 録 速 度 情 報 d 17と を 比 較 す る 。 具 体 的 に は 二 つ の 正 整 数 n
と ηθと が 比 較 さ れ る 。 そ れ ら の 一 致 時 、 処 理 を ス テ ツ プ S6へ 進 め る 。 そ れ 以 外 の 時 、 処 理 を ス テ ッ プ S 10へ 進 め る 。
ぐ ス テ ッ プ S 6 >
ス テ ッ プ S 4で の 復 調 記 録 速 度 情 報 d 15を 含 む 0 P C 情 報 力ゝ ら 、 記 録 ス ト ラ テ ジ 復 調 部 6が 記 録 ス ト ラ テ ジ を 、 記 録 パ ワ ー 条 件 復 調 部 10が 記 録 パ ワ ー 条 件 を 、 そ れ ぞ れ 復 調 す る 。 記 録 速 度 比 較 部 16は 第 一 の 復 調 信 号 dl6a と 第 二 の 復 調 信 号 dl6bと を 出 力 す る 。 記 録 ス ト ラ テ ジ 復 調 部 6は 第 一 の 復 調 信 号 d 16 aに 従 い 、 復 調 記 録 ス ト ラ テ ジ d6を 記 録 ス ト ラ テ ジ 補 正 部 7へ 出 力 す る 。 記 録 ス 卜 ラ テ ジ 補 正 部 7は 復 調 記 録 ス ト ラ テ ジ d6を 補 正 せ ず に そ の ま ま 内 部 の メ モ リ に 記 憶 し 、 記 録 パ ル ス 決 定 部 9へ 出 力 す る 。 記 録 パ ワ ー 条 件 復 調 部 10は 第 二 の 復 調 信 号 d 16 bに 従 い 、 復 調 記 録 パ ワ ー 条 件 d 10を 記 録 パ ワ ー 決 定 部 1 2へ 出 力 す る 。
こ う し て 、 実 施 例 2 に よ る D V D — R レ コ ー ダ は 、 D V D — R 30に 記 憶 さ れ た 0 P C 情 報 の 履 歴 か ら 記 録 速 度 情 報 に 基 づ き 、 設 定 記 録 速 度 n 0と 等 し い 記 録 速 度 nで の タ イ ト ル 記 録 時 に 採 用 さ れ た 記 録 ス ト ラ テ ジ と 記 録 パ ヮ ー 条 件 と を 検 索 す る 。 そ れ に よ り 、 設 定 記 録 速 度 ηθ に 適 し た 記 録 ス ト ラ テ ジ と 記 録 パ ワ ー 条 件 と が短 時 間 で 選 択 さ れ 得 る 。 '
< ス テ ッ プ S 10 >
R M A 内 に 記 録 さ れ た 記 録 速 度 情 報 の 履 歴 を 全 て 参 照
し 終 え た か 否 か を 判 別 す る 。 全 て 参 照 し 終 え た 時 、 処 理 を ス テ ッ プ S ] 1へ 進 め る 。 そ れ 以 外 の 時 、 処 理 を ス テ ツ プ S 4へ 戻 す 。
< ス テ ツ プ S ] 1 >
D V D - R 3 0か ら 推 奨 記 録 ス ト ラ テ シ と 推 奨記 録 パ ヮ 一 条 件 と を 読 み 出 す 、 推 奨 記 録 ス ト ラ テ ジ と 推 奨 記 録 パ ヮ 一 条 件 と し て 、 例 え ば次 の も の を 選 択 で き る : R M D ブ ロ ッ ク の フ ィ 一 ル ド 1 を 参 照 し 、 ド ラ イ ブ に 関 す る 情 報 を 読 み 出 す 。 そ れ ら の 報 に 基 づ き 、 D V D - R 3 0に 記 録 さ れ た 記 録 ス ト フ テ ン と 記 録 パ ヮ一条 件 と の 履 歴 か ら 、 同 じ D V D - R レ コ 一 ダ で 記録 さ れ た も の を 検 索 す る 。 ち し 見 つ か れ ば 、 そ れ ら を 推 奨 記 録 ス 卜 ラ テ ジ と 推 奨 記 録 パ ヮ ー 条 件 と し て 採 用 す る 。 そ の 他 に 、 同 じ 機 種 の D V D 一 R レ 3 一ダ で 記 録 さ れ た 記 録 ス 卜 ラ テ ジ と 記 録 パ ワ ー 条 件 と を 検 索 し 、 そ れ ら を 推 奨 記 録 ス ト ラ テ ジ と 推 奨 記 録 パ ワ ー 条 件 と し て 採 用 し て も 良 い
推 奨 記 録 ス ト ラ テ ジ は 記 録 ス ト ラ テ ジ 復 調 部 6か ら 記 録 ス ト ラ テ ン 補 正 部 7を 通 し 、 記 録 パ ル ス 決 定 部 9へ 出 力 さ れ る 。 そ の と き 、 記 録 ス ト ラ テ ジ 補 正 部 7は 推 奨 記 録 ス ト ラ テ ン を 内 部 の メ モ リ に 記 憶 す る 。
< ス テ ッ プ S 1 2 >
ス テ ッ プ S: . 1で 読 み 出 さ れ た 推 奨 記 録 ス ト ラ テ ジ と 推 奨 記 録 パ ヮ一条 件 と は 、 設 定 記 録 速 度 と ぼ一 般 に 異 な る 記 録 速 度 に 対 応 す る 。 そ の 場 合 、 そ れ ら は 新 た な タ イ ト
ル 記 録 に は 適 さ な い の で 、 次 の よ う な 最 適 ィヒ を 行 う 。 ま ず 、 記 録 ス ト ラ テ ジ の 補 正 を 以 下 の よ う に 実 行 し 、 推 奨 記 録 ス ト ラ テ ジ を 最 適 化 す る 。 図 6は 記 録 ス ト ラ テ ジ の 補 正 ( ス テ ッ プ S12) の フ ロ ー チ ャ ー ト で あ る 。
サ ブ ス テ ッ プ S 12 a : 記 録 パ タ ー ン 決 定 部 8が 所 定 の テ ス ト 記 録 パ タ ー ン d8を 出 力 す る 。 記 録 パ'ル ス 決 定 部 9が テ ス ト 記 録 ス ト ラ テ ジ に 従 い 、 テ ス ト 記 録 ノ° タ ー ン d8 を テ ス ト 記 録 パ ル ス d9へ 変 換 す る 。 こ こ で 、 最 初 の テ ス ト 記 録 ス ト ラ テ ジ と し て 推 奨 記 録 ス ト ラ テ ジ が 採 用 さ れ る 。
サ ブ ス テ ッ プ S 12 b : 記 録 パ ワ ー 決 定 部 12は テ ス ト 記 録 パ ル ス d 9に 対 応 す る 記 録 パ ワ ー を 、 推 奨 記 録 パ ワ ー 条 件 に 従 い 決 定 す る 。
サ ブ ス テ ツ プ S 12 c : レ ー ザ駆 動 部 13は 半 導 体 レ ー ザ 1 aを 駆 動 し 、 記 録 ノ \° ヮ一 dl2で レ ー ザ 光 を 出 射 さ せ る 。 そ れ に よ り 、 D V D — R 30の P C A に 、 テ ス ト 記 録 パ タ ー ン に 対 応 す る 記 録 マ ー ク の 列 ( テ ス ト 記 録 マ ー ク ) を 作 成 す る 。
サ ブ ス テ ッ プ S 12 d : ピ ッ ク ア ッ プ 1は 、 P C A の テ ス ト 記 録 マ ー ク に 対 し レ ー ザ 光 を 再 生 パ ワ ー で 照 射 し 、 そ の 反 射 光 を 検 出 す る 。 検 出 さ れ た 反 射 光 は ア ナ ロ グ 信 号 dlへ 変 換 さ れ 、 ヘ ッ ド ア ン プ 2、 イ コ ラ イ ザ 3、 及 び二 値 化 器 4を 通 し デ ィ ジ タ ル 信 号 d4へ 変 換 さ れ る 。
サ ブ ス テ ッ プ S12e : P L L 5は 、 サ ブ ス テ ッ プ S12dで 得 ら れ た デ ィ ジ タ ル 信 号 d 4を ク ロ ッ ク 信 号 d 5 aと 同 期 さ
せ る 。 そ れ と 共 に 、 ク ロ ッ ク 信 号 d5aを エ ッ ジ シ フ ト 検 出 部 20へ 出 力'す る 。
サ ブ ス テ ッ プ S 12 f : エ ッ ジ シ フ ト 検 出 部 20は 、 二 値 ィ匕 器 4力 ら の デ ィ ジ タ ル 信 号 d 4と P L L 5力、 ら の ク 口 ッ ク 信 号 d 5 aと を 比 較 し 、 デ ィ ジ タ ル 信 号 d 4に つ い て ノ、。 ル ス 前 端 で の エ ツ ジ シ フ ト d 20 aと ノ、。 ル ス 後 端 で の エ ツ ジ シ フ ト d20bと を 検 出 す る 。 記 録 ス ト ラ テ ジ 補 正部 7は 、 パ ル ス 前 端 で の エ ツ ジ シ フ ト d 20 aと パ リレ ス 後 端 で の ェ ッ ジ シ フ ト d20bと を そ れ ぞ れ 許容 値 と 比 較 す る 。 .
サ ブ ス テ ッ プ S 12 g : パ ル ス 前 端 で の エ ッ ジ シ フ ト d 20 aと パ ル ス 後 端 で の エ ツ ジ シ フ ト d 2 Obと が い ず れ も 許 容 値 よ り 小 さ い と き 、 記 録 ス ト ラ テ ジ 補 正 部 7は そ れ ら の エ ッ ジ シ フ ト を テ ス ト 記 録 ス ト ラ テ ジ と 対 応 さ せ 、 内 部 の メ モ リ に 記 憶 す る 。
サ ブ ス テ ッ プ S 12 h : テ ス ト 記 録 マ ー ク の 作 成 を 続 行 す る か 否 か を 判 断 す る 。 テ ス ト 記 録 マ ー ク の 作 成 を 終 了 す る 時 、 処 理 を サ ブ ス テ ッ プ S l2jへ 進 め る 。 そ れ 以 外 の 時 、 処 理 を サ ブ ス テ ッ プ S 12iへ 進 め る 。
サ ブ ス テ ッ プ S 12 i : 記 録 ス ト ラ テ ジ 補 正 部 7は テ ス ト 記 録 ス ト ラ テ ジ を 所 定 の 補 正 量 だ け 変 更 す る 。 更 に 、 補 正 さ れ た テ ス ト 記 録 ス ト ラ テ ジ を 新 た な テ ス ト 記 録 ス ト ラ テ ジ と し て 記 録 ノ \° ル ス 決 定 部 9へ 出 力 す る と 共 に 、 内 部 の メ モ リ に 記 憶 す る 。 そ の 後 、 処 理 を サ ブ ス テ ッ プ S 12aへ 戻 し 、 サ ブ ス テ ッ プ S l2a〜 S l 2hを 繰 り 返 す 。
サ ブ ス テ ッ プ S 12j : 記 録 ス ト ラ テ ジ 補正 部 7内 の メ モ
リ に 記 憶 さ れ た テ ス ト 記 録 ス ト ラ テ ジ の 中 か ら 、 夕 イ ト ル 記 録 用 の 記 録 ス ト ラ テ ジ が 決 定 さ れ る 。 こ の 決 定 は 例 え ば次 の よ う に 行 う 。 サ ブ ス テ ッ プ S 12 dで 、 そ れ ぞ れ の テ ス ト 記 録 ス ト ラ テ ジ に 対応 す る デ ィ ジ 夕 ル 信 号 の 振 幅 を 計 測 し 、 記 憶 す る 。 記 録 ス ト ラ テ ジ 補 正 部 7内 の メ モ リ に 記 憶 さ れ た テ ス ト 記 録 ス ト ラ テ ジ の 中 力ゝ ら 、 最 大 の 振 幅 を 持 つ も の を 選 択 す る 。
< ス テ ッ プ S 7 >
上 記 の ス テ ツ プ S 6又 は ス テ ツ プ S 12に よ る 記 録 ス ト ラ テ ジ の 決 定 後 、 O P C を 次 の よ う に 行 う : 記 録 パ タ ー ン 決 定 部 8が 新 た な テ ス ト 記 録 パ タ ー ン d 8を 出 力 す る 。 記 録 パ ル ス 決 定 部 9が そ の テ ス ト 記 録 パ タ ー ン d 8か ら テ ス ト 記 録 パ ル ス d 9を 決 定 す る 。 記 録 パ ワ ー 決 定 部 12は そ の テ ス ト 記 録 パ ル ス d 9に 対 応 す る 記 録 パ ワ ー を 所 定 の 初 期 値 に 設 定 す る 。 そ の 初 期 値 は 次 の よ う に 決 定 さ れ る 。 ま ず 、 目 標 /3 値 に 対 応 す る 記 録 パ ワ ー を 記 録 パ ワ ー 条 件 か ら 選 択 す る 。 例 え ば 、 そ の 記 録 パ ワ ー が 16.0 m W で あ っ た と す る 。 次 に 、 そ の 記 録 パ ワ ー か ら 所 定 値 だ け 小 さ い 値 に 記 録 パ ワ ー の 初 期 値 を 設 定 す る 。 例 え ば 、 所 定 値 を 2. OmWと す る と き 、 初 期 値 は 14. OmWに 決 ま る 。 こ こ で 、 目 標 3 値 は 例 え ば 、 D V D — R レ コ ー ダ に 対 し D V D — R 30の 種 類 ご と に 予 め 設 定 さ れ る 。 そ の 設 定 に よ り 、 再 生 デ ィ ジ タ ル 信 号 の エ ラ 一 レ ー 卜 が所 定 の 許 容 値 以 下 に 抑 え ら れ る 。 そ の 他 に 、 目 標 /3 値 が D V D _ R 30の R M A に 記 録 さ れ て い て も 良 。
レ ー ザ駆 動 部 13は 半 導 体 レ ー ザ 1 aを 駆 動 し 、 記 録 パ ヮ ー dl2で レ ー ザ光 を 出 射 す る 。 そ れ に よ り 、 D V D — R 30の P C A に テ ス ト 記 録 マ ー ク を 作 成 す る 。
ピ ッ ク ア ッ プ 1は 、 P C A の テ ス ト 記 録 マ ー ク に 対 し 再 生 パ ワ ー で レ ー ザ光 を 照 射 し 、 そ の 反 射 光 を 検 出 す る 。 検 出 さ れ た 反 射 光 は ア ナ ロ グ 信 号 dlへ 変 換 さ れ る 。 そ の ア ナ ロ グ 信 号 d 1 は 更 に 、 ヘ ッ ド ア ン プ 2で 増 幅 さ れ 、 イ コ ラ イ ザ 3で 整 形 さ れ る 。 /3 値 計 測 部 11は ィ コ ラ イ ザ 3 に よ.り 整 形 さ れ た ア ナ ロ グ 信 号 d3に つ い て i3 値 d 11を 計 測 す る 。 記 録 パ ワ ー 決 定 部 12は 計 測 さ れ た β 値 d 11を 記 憶 す る 。 そ の 後 、 記 録 パ ワ ー を 初 期 値 か ら 所 定 の ス テ ッ プ だ け 変 化 さ せ 、 上 記 の 過 程 を 繰 り 返 す 。 例 え ば 、 初 期 値 を 14.0mWと し 、 ス テ ッ プ を 0.5mWと し た 時 、 初 期 値 の 次 に 設 定 さ れ る 記 録 パ ワ ー は 14.5 m Wで あ る 。
以 後 、 記 録 パ ワ ー を 1ス テ ッ プ変 化 さ せ テ ス ト 記 録 マ ー ク を 作 成 す る ご と に 、 そ の テ ス ト 記 録 マ ー ク カゝ ら 再 生 さ れ た ア ナ ロ グ 信 号 に つ い て /3 値 を 計 測 し 記 憶 す る 。 そ れ に よ り 、 記 録 パ ワ ー の 変 化 回 数 ( ス テ ッ プ数 ) と 計 測 さ れ た ]3 値 と の 対 応 表 、 す な わ ち 新 た な 記 録 パ ワ ー 条 件 が得 ら れ る 。 そ の 対 応表 に は 例 え ば 、 ス テ ッ プ数 ひで の 値 ( 初 期 値 ) 14.0mW、 ス テ ッ プ 数 1で の 値 14.5mW、 ス テ ツ プ数 2で の 値 15.0mW、 · · · 、 ス テ ッ プ数 8で の 値 1 8.0 m Wの よ う に ス テ ッ プ 0.5 m Wず つ 異 な る 記 録 ノヽ。 ヮ 一 別 に 、 ]3 値 が ス テ ッ プ数 0〜 8と 対 応 づ け ら れ 記 録 さ れ
る 。 そ の 記 録 パ ワ ー 条 件 か ら 目 標 /3 値 に 対 応 す る 記 録 パ ヮ 一 が 選 択 さ れ る 。 こ う し て 、 最 適 な 記 録 パ ワ ー が 決 定 さ れ る 。
本 発 明 の 実 施 例 2 に よ る D V D — R レ コ ー ダ で は 特 に 、 設 定 記 録 速 度 に 適 し た 記 録 パ ワ ー 条 件 が D V D — R 3 0に 記 録 さ れ た 履 歴 か ら 検 索 さ れ 、 記 録 パ ワ ー 決 定 部 1 2に 対 し 設 定 さ れ る 。 そ れ に よ り 、 上 記 の 〇 P C で は 、 記 録 パ ワ ー が 確 実 に か つ 短 時 間 で 最 適 化 で き る 。
< ス テ ッ プ S 8 >
上 記 の ス テ ッ プ S 6又 は ス テ ッ プ S 1 2に よ り 決 定 さ れ た 記 録 ス ト ラ テ ジ と 、 上 記 の 〇 P C に よ り 決 定 さ れ た 記 録 ノ、 ° ヮ 一 と で タ イ ト ル 記 録 を 開 始 す る 。 そ の 時 ま ず 、 D V D — R 3 0が 別 の タ イ ト ル を 記 録 し て る か 否 か を 、 R M D に 基 づ き 判 別 す る 。 別 の タ イ ト ル を 記 録 し て い た 時 、 そ の タ イ ト ル の デ ー タ 領 域 と 新 た な タ イ ト ル の デ ー 夕 領 域 と の 間 で 、 ポ 一 ダ ゾ ー ン の 確 保 等 の リ ン キ ン グ 処 理 を 実 行 す る 。 そ の 後 、 新 た な タ イ ト ル を 記 録 す る 。
< ス テ ッ プ S 9 >
タ イ ト ル 記 録 の 終 了 処 理 を 実行 す る 。 例 え ば 、 R M A へ 新 た な タ イ ト ル に つ い て の R M D を 追 力 Π 記 録 す る 。 更 に 、 ポ ー ダ イ ン エ リ ア と ボ 一 ダ ア ウ ト エ リ ア と へ デ ー タ を 書 き 込 む 。 特 に R M D ブ ロ ッ ク の フ ィ 一 リレ ド 1 へ 、 記 録 速 度 情 報 、 記 録 ス ト ラ テ ジ 、 及 び記 ;録 ノ ヮ 一 条 件 を 共 通 の 0 P C 情 報 と し て 記 録 す る 。 更 に 、' 新た な タ イ ト ル に 対 応 す る ポ ー ダ ァ ゥ ト エ リ ア へ R M D を コ ピ ー す る 。
本 発 明 の 実 施 例 2 に よ る D V D — R レ コ ー ダ は 、 設 定 記 録 速 度 に 応 じ 以 下 の よ う な 記 録 ス ト ラ テ ジ を 採 用 す る 。 そ れ に よ り 、 設 定 記 録 速 度 に 実 質 的 に 依 存 せ ず 、 記 録 マ ー ク を 精 度 良 く 成 形 で き る 。
実 施 例 2 に よ る D V D — R レ コ ー ダ が等 倍 速 記 録 で 採 用 す る 記 録 ス ト ラ テ ジ と 記 録 マ ー ク と に つ い て 、 そ れ ら の 関 係 の 一 例 を 図 7は 示 す 。 図 7の ( a )〜 ( c )は 、 記 録 パ 夕 ー ン 、 記 録 パ ル ス 、 及 び 半 導 体 レ ー ザ 1 aの レ ー ザ パ ル ス の そ れぞ れ の 波 形 図 で あ る 。 図 7の (d)は (c)の レ ー ザ パ ル ス に よ り D V D _ R 30の 記 録 層 に 形 成 さ れ た 記 録 マ ー ク Mと 記 録 ス ペ ー ス Sと を 示 す 。 こ こ で 、 そ れ ぞ れ の パ ル ス 幅 の 単位 Tは P L L 5の ク 口 ッ ク 周 期 に 相 当 す る 。 記 録 パ タ ー ン の パ ル ス 幅 と パ ル ス 間 隔 と は い ず れ も 、 ク ロ ッ ク 周 期 の 整 数 倍 に 設 定 さ れ る 。
記 録 パ タ ー ン の 一 例 を 図 7の ( a )に 示 す 。 そ の 記 録 パ 夕 ー ン は 先 頭 か ら 順 に 、 パ ル ス 幅 7 Tの 第 一 の パ ル ス P 1、 ネ ゲ 一 ト 時 間 3 T、 及 びノ° ル ス 幅 3 Tの 第 二 の パ ル ス P 2 ら 成 る 。 等 倍 速 記 録 で の 記 録 ス ト ラ テ ジ で は 、 そ の 記 録 パ タ ー ン に 対、し 、 図 7の (b)に 示 さ れ る 記 録 パ ル ス が 対 応 す る 。
記 録 パ タ ー ン の 第 一 の ノ、 ' ル ス P 1に 対 応 す る 記 録 パ ル ス 部 分 は 、 第 一 の ト ッ プ ノ° ル ス P 10と そ れ に 続 く マ ル チ パ ル ス P 11と で 構 成 さ れ る 。 第 一 の ト ッ プ パ ル ス P10は パ ル ス 幅 Ttl= pl X T ( pi : 正 の 有 理 数 ) を 有 す る 。 第 一 の ト ッ プ パ リレ ス P 10の 前 端 P 10 aは 、 IB録 パ タ ー ン の 第
一 の パ リレ ス PIの 前 端 Plaか ら 前 端 遅 れ Fl= fl X T ( fl : 正 の 有 理 数 ) だ け 遅 れ て 設 定 さ れ る 。 一方 、 第 一 の ト ツ プ パ ル ス P 10の 後 端 P 10 bは 、 記 録 パ 夕 一 ン の 第 一 の パ ル ス P1の 前 端 Plaカゝ ら 3Tだ け 遅 れ て 設 定 さ れ る 。 従 つ て fl + pl= 3で あ る 。
マ ル チ パ ル ス P 11は 一 定 周 期 1 Tを 有 す る 。 マ ル チ パ ル ス P11は 一 定 の パ ル ス 幅 Tm= m X T ( m : 正 の 有 理 数 ) を 有 す る 。 第 一 の ト ッ プパ ル ス P10の 後端 PlObと マ ル チ パ ル ス P 11の 最 前 端 P 11 aと の 間 隔 、 及 び マ ル チ パ ソレ ス P 11の ネ ゲ ー ト 時 間 は レゝ ず れ も 一 定 値 S m = s X T ( s : 正 の 有 理 数 ) で あ る 。 従 っ て m + s= lで あ る 。 更 に 、 マ ル チ パ ル ス P 11の 最 後 端 P 11 bは 記 録 ノ 夕 一 ン の 第 一 の パ ル ス P1の 後 端 Plbと 一 致 す る 。
記 録 パ タ ー ン の 第 二 の パ ル ス P 2に 対応 す る 記 録 パ ル ス 部 分 は 、 第 二 の ト ッ プパ ル ス P 20だ け で 構 成 さ れ る 。 実 施 例 2 に よ る D V D — R レ コ ー ダ で の 記 録 ス ト ラ テ ジ で は 、 記 録 パ タ ー ン の パ ル ス 幅 が 最 短 マ ー ク 長 3 Tよ り 大 き い 時 、 記 録 ) ル ス が ト ッ プパ ル ス に 続 い て マ リレ チ ノ\° ル ス を 含 み 得 る 。 一 方 、 記 録 パ タ ー ン の 最 短 パ ル ス ( パ ル ス 幅 3T) に 対 し 、 記 録 パ ル ス は ト ッ プノ、° ル ス だ け を 含 む 。 第 二 の ト ッ プノ \° リレ ス P 20は ノ、。 ル ス 幅 T t 2 = p 2 X T
( p2 : 正 の 有 理 数 ) を 有 す る 。 第 二 の ト ツ プノ° ル ス P20 の 前 端 P 20 aは 、 記 録 パ タ ー ン の 第 二 の パ リレ ス P 2の 前 端 P 2 aか ら 前 端 遅 れ F2 = f2 X T ( f2 : 正 の 有 理 数 ) だ.け 遅 れ て 設 定 さ れ る 。 第 二 の ト ッ プ パ ル ス P2o .端 P 20 bは 第
二 の パ ル ス P2の 前 端 P2aカゝ ら 3Tだ け 遅 れ て 設 定 さ れ る 。 従 っ て f 2 + p 2 = 3で あ る 。 特 に 、 第 二 の ト ッ プ パ ル ス P 2 0の 後 端 P20bは 第 二 の パ ル ス P2の 後 端 P2bと 一 致 す る 。
図 7の (b)に 示 さ れ る 記 録 ノヽ ° ル ス に 従 い 、 半 導体 レ ー ザ laは レ ー ザ ノ、° ル ス を D V D — R 30へ 照 射 す る 。 そ の 時 の レ ー ザ パ ル ス の 波 形 は 図 7の ( c )の 通 り で あ る 。 そ の レ 一 ザ パ ル ス の 波 高 H 0は 記 録 パ ワ ー を 表 す 。 そ の レ ー ザ ノ\° リレ ス の 照 射 に よ り 、 図 7の (d)に 示 さ れ る 記 録 マ ー ク M と 記 録 ス ペ ー ス Sと の 列 が 、 D V D — R 30の 記 録 層 に 形 成 さ れ る 。
図 7の (a)と (d)と の 比 較 か ら 明 ら か な よ う に 、 記 録 パ タ ー ン の 両 端 と 記 録 マ ー ク の 両 エ ッ ジ と は 良 好 に 対 応 す る 。 実 施 例 2 に よ る D V D — R レ コ ー ダ は 、 等 倍 速 記 録 で の 記 録 ス ト ラ テ ジ に 従 い 、 上 記 の 前 端 遅 れ F1と F2、 及 び マ ル チ ノ \° ル ス P 11の パ ル ス 幅 T mを 特 に 調 節 す る 。 そ れ に よ り 、 記 録 パ タ ー ン と 記 録 マ ー ク と の 良 好 な 対 応 が得 ら れ る 。 具 体 的 に は 例 え ば 、 第 二 の パ ル ス P 2の マ ー ク 長 3Tと そ の 前 ス ペ ー ス 長 3Tと の 組 合 せ に 対 応 す る 値 と し て 、 前 端 遅 れ F2が 決 定 さ れ る 。
図 8は 、 2倍 速 記 録 で の 記 録 ス ト ラ テ ジ と 記 録 マ ー ク と の 関 係 を 示 す 模 式 図 で あ る 。 図 8の (a)〜 (c)は 、 記 録 パ タ ー ン 、 記 録 パ ル ス 、 半 導 体 レ ー ザ 1 aの レ ー ザ パ ル ス の そ れ ぞ れ の 波 形 図 で あ る 。 図 8の (d)は (c)の レ ー ザ ノ° リレ ス に よ り D V D 一 R 30の 記 録 層 に 形 成 さ れ た 記 録 マ ー ク Mと 記 録 ス ペ ー ス Sと を 示 す 。 図 7 (a)と 図 8の
(a)と で 示 さ れ る よ う に 、 2倍 速 記 録 で の 記 録 パ タ ー ン を 等 倍 速 記 録 で の も の と 実 質 上 同 形 に 設 定 す る 。 こ こ で 、 実 質 上 同 形 と は 、 記 録 パ タ ー ン の パ ル ス 幅 と パ ル ス 間 隔 と が そ れ ぞ れ 、 ク ロ ッ ク 単 位 で 共 通 で あ る こ と を レゝ う 。 2倍 速 で の ク ロ ッ ク 周 期 1T1は 等 倍 速 で の ク ロ ッ ク 周 期 1 Tの 半 分 で あ る ( 1T1= 1TZ 2)。 従 っ て 、 2倍 速 記 録 で の 記 録 パ タ ー ン は 実 際 に は 、 等 倍 速 記 録 で の も の の 半 分 の 長 さ を 持 つ 。
記 録 パ タ ー ン の 第 一 の パ ル ス Ρ 3に 対 応 す る 記 録 パ ル ス 部 分 は 、 第 一 の ト ツ プ ノ \° リレ ス Ρ 30と そ れ に 続 く マ リレ チ パ ル ス Ρ 31と で 構 成 さ れ る 。
第 一 の ト ッ プノ。 ル ス Ρ 30の 後 端 Ρ 30 bは 記 録 パ タ ー ン の 第 一 の ノ° ル ス P3の 前 端 P3aか ら 3T1だ け 遅 れ て 設 定 さ れ 、 等 倍 速 記 録 で の 位 置 と 実 質 的 に 同 じ で あ る 。 第 一 の ト ッ プパ ル ス P 30の 前 端 P 30 aは 、 記 録 パ タ ー ン の 第 一 の パ ル ス P3の 前 端 P3a力、 ら 前 端 遅 れ F3= (fl _ Δ f 1) X T1だ け 遅 れ て 設 定 さ れ る 。 こ こ で 、 正 の 有 理 数 flは等 倍 速 記 録 で の 第 一 の ト ッ プパ ル ス P10の 前 端 遅 れ F1を 等 倍 速 で の ク 口 ッ ク 単 位 Tで 表 し た も の で あ る 。 正 の 有 理 数 A fl は 、 第 一 の ト ッ プパ ル ス Ρ 30の 前 端 遅 れ F 3に 対 す る 第 一 の 補 正 値 を 2倍 速 で の ク 口 ッ ク 単 位 T1で 表 し た も の で あ る 。 そ の 結 果 、 第 一 の ト ッ プパ ル ス Ρ 30は ノ、° リレ ス 幅 Tt 3 = (pl + A fl) X Tlを 有 す る 。 こ こ で 、 正 の 有 理 数 piは 等 倍 速 記 録 で の 第 一 の ト ッ プパ ル ス P 10の パ ル ス 幅 を 等 倍 速 で の ク ロ ッ ク 単位 Tで 表 し た も の で あ る 。 す な わ
ち 、 2倍 速 で の ク ロ ッ ク 単 位 Tlで 表 さ れ た 第 一 の ト ッ プ ノ° ル ス P 30の パ ル ス 幅 T t 3 / T 1は 、 等 倍 速 で の ク 口 ッ ク 単 位 Tで 表 さ れた 等 倍 速 記 録 で の パ ル ス 幅 p 1を 第 一 の 補 正 値 Δ ίΐだ け 補 正 し 決 ま る 。 特 に fl + pl= 3で あ る の で 、 F3 + Tt3= 3Tlで あ る 。
マ リレ チ ノヽ° ル ス P 31は 一 定 周 期 1 T 1を 有 す る 。 マ ル チ パ ル ス P 31の そ れ ぞ れ の パ ル ス は 一 定 の パ ル ス 幅 T m 1 = ( m + Δ m) X Tl ( m Δ πι : 正 の 有 理 数 ) を 有 す る 。 第 一 の ト ッ プ パ ル ス Ρ 30の 後 端 Ρ 30 bと マ ル チ ノ \° ル ス Ρ 31の 最 前 端 P 31 aと の 間 隔 、 及 び マ リレ チ パ ル ス P 31の ネ ゲ ー ト 時 間 は レ ず れ も 一 定 値 Sml= (s— Δ ιη) Χ Τ1 ( s : 正 の 有 理 数 ) で あ る 。 す な わ ち 、 2倍 速 で の ク ロ ッ ク 単 位 T1で 表 さ れ た 2倍 速 記 録 で の マ ル チ パ ル ス P 31の パ ル ス 幅 と ネ ゲ ー ト 時 間 と は 、 等 倍 速 で の ク ロ ッ ク 単位 Tで 表 さ れ た 等 倍 速 記 録 で の マ ル チ パ ル ス P 11の パ ル ス 幅 mと ネ ゲ 一 ト 時 間 sと を そ れ ぞ れ 補 正 値 Δ mだ け 補 正 し 決 ま る 。 特 に m + s = 1で あ る 。 従 っ て 、 等 倍 速 記 録 で の 記 録ノ \° ル ス と 同 様 に 、 マ ル チ パ リレ ス P 31の 最 後 端 P 31 bは 記 録 ノ、° 夕 一 ン の 第 一 の パ ル ス P3の 後 端 P3bと 一 致 す る 。
2倍 速 記 録 で の 記 録 ス ト ラ テ ジ で は 等 倍 速 記 録 で の も の と 同 様 、 記 録 パ タ ー ン の 第 二 の パ ル ス P 4に 対 応 す る 記 録 パ ル ス 部 分 が 第 二 の ト ツ プ パ ル ス P 40だ け で 構 成 さ れ る 。 第 二 の ト ツ プノ \° リレ ス P 40の 前 端 P 40 aは 、 記 録 パ 夕 一 ン の 第 二 の パ ル ス P4の 前 端 P4aか ら 前 端 遲 れ F4 = (f2 一 Δ f2) X Tlだ け 遅 れ る 。 こ こ で 、 正 の 有 理 数 f2は 等 倍
速 記 録 で の 第 二 の ト ッ プ パ ル ス P20の 前 端 遅 れ F2を 等 倍 速 で の ク ロ ッ ク 単 位 Tで 表 し た も の で あ る 。 正 の 有 理 数 △ f 2 は 、 第 二 の ト ッ プ ノ、。 ル ス P 40の 前 端 遅 れ F 4に 対 す る 第 二 の 補 正 値 を 、 2倍 速 で の ク 口 ッ ク 単 位 T1で 表 し た も の で あ る 。 そ の 結 果 、 第 二 の ト ッ プパ ル ス P 40は パ ル ス 幅 Tt4= (ρ2 + Δ f2) X T1を 有 す る 。 こ こ で 、 正 の 有 理 数 p 2は 、 等 倍 速 で の 第 二 の ト ッ プパ ル ス P 20の ノ\° ル ス 幅 を 、 等 倍 速 で の ク ロ ッ ク 単 位 Tで 表 し た も の で あ る 。 す な わ ち 、 2倍 速 で の ク 口 ッ ク 単 位 T1で 表 さ れ た 第 二 の ト ッ プパ ル ス P40の ノ° ル ス 幅 Tt4Z T1は 、 等 倍 速 で の ク ロ ッ ク 単 位 Tで 表 さ れ た 等 倍 速 記 録 で の パ ル ス 幅 p 2を 第 二 の 補 正 値 A f2だ け 補 正 し 決 ま る 。 特 に f2 + p2 = 3で あ る の で 、 F4 + Tt4 = 3T 1で あ る 。
図 8の ( b )に 示 さ れ る 記 録 パ ル ス に 基 づ き 、 半 導 体 レ ー ザ 1 aは D V D _ R 30ヘ レ 一 ザ パ ル ス を 照 射 す る 。 そ の 時 の レ ー ザ パ ル ス は 図 8の (c)に 示 さ れ る 波 形 を 持 つ 。 そ の レ ー ザ パ ル ス の 波 高 H 2は 記 録 パ ワ ー を 表 す 。 そ の レ 一ザ パ ル ス の 照 射 に よ り 、 図 8の (d)に 示 さ れ る 記 録 マ ー ク Mと 記 録 ス ペ ー ス Sと の 列 が 、 D V D _ R 30の 記 録 層 に 形 成 さ れ る 。
上 記 の 通 り 、 2倍 速 記 録 で は 等 倍 速 記 録 と 比 べ 、 前 端 遅 れ F 3と F 4、 及 び マ ル チ ノ° ル ス P 31の ノ° ル ス 幅 T m 1が 補 正 さ れ る 。 そ の と き 、 前 端 遅 れ に 対 す る 第 一 の 補 正 値 △ f 1と 第 二 の 補 正 値 Δ f 2、 及 び 、 マ ル チ パ ル ス の パ ル ス 幅 に 対す る 補 正 値 △ mは 次 の よ う に 決 ま る 。 こ こ で 、 そ れ
ら の 補 正 に よ る 効 果 を 対 比 す る 目 的 で 、 2倍 速 記 録 に 対 し 等 倍 速 記 録 で の 記 録 ス ト ラ テ ジ を 採 用 し た と き の 記 録 パ ル ス 、 レ ー ザ ノヽ ° ル ス 、 及 び記 録 マ ー ク M 1が 、 図 8の ( b )〜 (d )に 破 線 で 示 さ れ る 。 図 8の (b )か ら 明 ら か な よ う に 、 2倍 速 記 録 で の 記 録 ス ト ラ テ ジ で は 等 倍 速 記 録 で の も の よ り 記 録 ノ、° ル ス の ト ツ プ パ ル ス が 長 い 。 そ の 差 、 す な わ ち 第 一 の 補 正 値 Δ f lと 第 二 の 補 正 値 Δ f 2と は そ れ ぞ れ 、 例 え ば等 倍 速 記 録 で の 前 端 遅 れ f lと f 2と の 約 1 0 % で あ る 。 従 っ て 、 ト ツ プノ \° ル ス に 対 応 す る レ ー ザ ゾ、。 ル ス が 図 8の (c )の よ う に 長 い 。 そ れ に よ り 、 2倍 速 記 録 で の 記 録 ス ト ラ テ ジ に 対 応 す る 記 録 パ ワ ー H 2が 、 等 倍 速 記 録 で の 記 録 ス ト ラ テ ジ に 対 応 す る 記 録 ノ、 ヮ 一 H 1よ り 低 減 し 得 る 。 そ の 結 果 、 記 録 マ ー ク Mの 前 端 部 M aへ 与 え る 熱 量 を 等 倍 速 記 録 よ り 増 加 し 、 か つ レ ー ザパ ル ス の 立 ち 上 が り を 早 め る 。 こ う し て 、 2倍 速 記 録 で の 記 録 ス ト ラ テ ジ に よ る 記 録 マ ー ク Mは 、 等 倍 速 記 録 で の 記 録 ス ト ラ テ ジ に よ る 記 録 マ ー ク M lと は 異 な り 、 前 端 部 M aに 歪 み を 持 た な い 。 そ の 結 果 、 記 録 速度 の 増 大 に 関 わ ら ず 、 記 録 マ ー ク Mで は 前 側 の マ ー ク エ ッ ジ が 記 録 パ タ ー ン の パ ル ス 前 端 と 良 好 に 対応 す る 。 更 に 、 2倍 速 記 録 で の 記 録 ス ト ラ テ ジ で は 、 マ リレ チ ノ \° ル ス P 3 1の パ ル ス 幅 が 等 倍 速 記 録 で の 記 録 ス ト ラ テ ジ に よ る パ ル ス 幅 mと 補 正 値 Δ m と の 和 と 等 し い 。 補 正 値 △ mの 調 節 を 通 し 、 記 録 マ ー ク Mの 後 半 部 で の 熱 量 が 記 録 パ ワ ー H 2に 応 じ 調 節 さ れ る 。 そ の 結 果 、 記 録 マ ー ク で は 後 側 の マ ー ク ェ ッ ジ が 記
録 パ 夕 ー ン の パ ル ス 後 端 と 良 好 に 対 応 す る 。
以 上 の 通 り 、 実 施 例 2 に よ る D V D — R レ コ ー ダ は 、 記 録 ス 卜 ラ テ ジ を 記 録 速 度 に 応 じ 変 ィヒ さ せ る 。 そ れ に よ り 、 記 録 速 度 の 増 大 に 関 わ ら ず 、 記 録 マ ー ク の 成 形 精 度 を 高 く 維 持 で さ る 。 従 っ て 、 高 速 記 録 に よ る デ ー タ の ェ ラ ー レ ー ト を 低 減 で き る 。
実 施 例 2 に よ る D V D - R レ コ ー ダ は 推 奨 記 録 ス ト ラ テ ジ と 推 奨 記 録 パ ヮ 一 条 件 を D V D - R 3 0か ら 読 み 出 す 。 そ の 他 に 、 推 奨 記 録 ス 卜 ラ テ シ と 推 奨 記 録 パ ワ ー 条 件 と を 内 部 の メ モ リ に 予 め し て お い て も 良 い 。
実 施 例 2 は D V D 一 R レ □ 一 ダ で あ る 。 そ の 他 に 、 本 発 明 に よ る 光 デ ィ ス ク 記 録 装 置 が D V D - R W ド ラ イ ブ 又 は D V D - R A M ド ラ イ ブ で あ っ て も 良 い 。 D V D — R W 及 び D V D — R A M 等 の 書 換 型 光 デ イ ス ク で は デ 一 夕 の 上 書 き 時 、 既 に 書 き 込 ま れ て い る デ ー タ ( 記 録 マ ー ク ) を 確 実 に 消 去 し な け れ ば な ら な レ 。 一 方 、 記 録 マ 一 ク の 形 は 記 録 速 度 の 増 大 と 共 に 歪 む 。 本 発 明 に よ る D V D - R W ド ラ イ ブ 及 び D V D — R A M ド ラ イ ブ は 、 上 記 の 実 施 例 2 に よ る D V D - R レ コ ー ダ と 同 様 に 、 D V D 一 尺 に 記 録 さ れ た 消 去 対 象 夕 の 記 録 速 度 情 報 を 参 照 す る 。 そ の 記 録 速 度 情 報 に 基 づ き 、 記 録 ス ト ラ テ ジ と 消 去 パ ヮ 一 と を 最 適 化 す る 。 そ の 結 果 、 消 去 対 象 デ ー タ の 消 し 残 り に よ る 上書 き デ ー 夕 の 品 質 低 下 を 防 止 で き る 。 こ う し て 、 D V D - R W 及 び D V D - R A M へ の 高 倍 速 記 録 に つ い て 、 記 録 丁 ー タ の 品 質 を 向 上 で き る 。
《 実 施 例 3 》 図 9は 本 発 明 の 実 施 例 3 に よ る D V D — R レ コ ー ダ の ブ ロ ッ ク 図 で あ る 。 実 施 例 3 に よ る D V D — R レ コ ー ダ は 実 施 例 2 ( 図 4参 照 ) と は 異 な り 、 エ ッ ジ シ フ ト 検 出 部 に 代 え ブ ロ ッ ク エ ラ ー レ ー ト 検 出 部 20Aを 有 す る 。 図 9で は 図 4に 示 さ れ た 実 施 例 2 と 同 様 な 構 成 要 素 に 対 し 図 4と 同 じ 符 号 を 付 す 。 更 に 、 そ れ ら の 同 様 な 構 成 要 素 に つ い て の 説 明 は 実 施 例 2 の も の を 援 用 す る 。
ブ ロ ッ ク エ ラ ー レ ー ト 検 出 部 20Aは P L L 5力 ら の デ ィ ジ 夕 ル 信 号 d 5と 記 録 パ タ ー ン 決 定 部 8か ら の テ ス ト 記 録 ノ 夕 一 ン d 8と を 比 較 し 、 デ ィ ジ 夕 ル 信 号 d 5の ブ ロ ッ ク エ ラ ー レ ー ト を 検 出 す る 。 こ こ で 、 ブ ロ ッ ク エ ラ ー レ 一 ト と は 、 D V D _ R 30の E C C ブ ロ ッ ク ご と に 計 測 さ れ た デ ィ ジ タ ル 信 号 d5の エ ラ 一 レ ー ト を い う 。 実 施 例 1 の 説 明 で 述 べ た 通 り 、 一 つ の E C C ブ ロ ッ ク ば 16 個 の セ ク タ を 含 み 、 そ れ ぞ れ の セ ク タ は 実 質 的 に 182バ ィ ト X 13の デ ー タ を 記 録 可 能 で あ る 。 そ れ ら の デ ー タ に は 、 リ ー ド ソ ロ モ ン 誤 り 訂 正 符 号 と し て 、 内 ノヽ ° リ テ ィ 符 号 ( 10ノ イ ト X 13 ) と 外 パ リ テ ィ 符 号 ( 172ノ イ ト ) と が含 ま れ る 。 上 記 の ブ ロ ッ ク エ ラ 一 レ ー ト は 、 内 パ リ テ ィ 符 号 に 基 づ き E C C ブ ロ ッ ク ご と に 計 測 さ れ た エ ラ 一 レ ー ト で あ る 。 計 測 さ れ た ブ ロ ッ ク エ ラ ー レ ー ト d20 cは 記 録 ス ト ラ テ ジ 補 正 部 7 Aへ 出 力 さ れ る 。
記 録 ス ト ラ テ ジ 補 正 部 7Aは 、 記 録 ス ト ラ テ ジ 復 調 部 6
か ら 復 調 記 録 ス ト ラ テ ジ d 6を 入 力 し 、 内 部 の メ モ リ に 記 憶 す る 。 更 に 、 そ の 記 録 ス ト ラ テ ジ の 補 正 時 、 デ イ ジ タ ル 信 号 d5の プ ロ ッ ク エ ラ ー レ ー ト d20cを 所 定 の 許 容 値 と 比 較 し 、 そ の 比 較 結 果 を 復 調 記 録 ス ト ラ テ ジ d 6に 対 応 づ け 記 憶 す る 。 そ の 後 、 記 録 ス ト ラ テ ジ 補 正 部 7A は そ の 復 調 記 録 ス ト ラ テ ジ d 6を 所 定 の 補 正 値 だ け 補 正 す る 。 更 に 、 そ の 補 正 さ れ た 記 録 ス ト ラ テ ジ d7を 改 め て 記 憶 す る と 共 に 、 記 録 パ ル ス 決 定 部 9へ 出 力 す る 。
実 施 例 3 に よ る D V D — R レ コ ー ダ で の タ イ ト ル 記 録 は 実 施 例 2 と は 異 な り 、 記 録 ス ト ラ テ ジ の 補 正 ス テ ッ プ S12、 特 に そ の サ ブ ス テ ッ プ S12E〜 S12Gで 、 エ ッ ジ シ フ 卜 に 代 え ブ ロ ッ ク エ ラ ー レ ー ト が 用 い ら れ る 。 他 の ス テ ツ プ は 実 施 例 2 と 同 様 で あ る ( 図 4と 図 5と を 参 照 ) の で 、 そ れ ら の ス テ ッ プ に つ い て の 説 明 は 実 施 例 2 の も の を 援 用 す る 。
図 10は 、 実 施 例 3 に よ る D V D — R レ コ ー ダ で の 夕 ィ ト ル 記 録 に つ い て 、 記 録 ス ト ラ テ ジ の 補 正 ス テ ッ プ S 12の フ ロ ー チ ャ ー ト で あ る 。 以 下 、 実 施 例 2 と 異 な る サ ブ ス テ ツ プ S12E〜 S12Gを 説 明 す る 。 そ の 他 の サ ブ ス テ ツ プ の 説 明 は 実 施 例 2 の も の を 援 用 す る 。
< ス テ ッ プ S 12 >
サ ブ ス テ ッ プ S12E : P L L 5は サ ブ ス テ ッ プ S12dで 得 ら れ た デ ィ ジ 夕 ル 信 号 d4を ク 口 ッ ク 信 号 d5aと 同 期 さ せ 出 力 す る 。 ブ ロ ッ グ エ ラ ー レ ー ト 検 出 部 20Aは P L L 5か ら の デ ィ ジ タ ル 信 号 d 5と そ れ に 対 応 す る テ ス ト 記 録
パ タ ー ン d 8と を 比 較 し 、 デ ィ ジ 夕 ル 信 号 d 5の ブ ロ ッ ク エ ラ ー レ ー ト d20cを 検 出 す る 。
サ ブ ス テ ッ プ S 12 F : 記 録 ス ト ラ テ ジ 補 正 部 7 Aは デ ィ ジ 夕 ル 信 号 d5の ブ ロ ッ ク エ ラ ー レ 一 ト d20cを 許容 値 と 比 較 す る 。
サ ブ ス テ ツ プ S12G : ブ ロ ッ ク エ ラ 一 レ ー ト d20cが 許 容 値 よ り 小 さ い と き 、 記 録 ス ト ラ テ ジ 補 正 部 7 Aは そ の ブ ロ ッ ク エ ラ 一 レ ー ト d20cを 、 予 め 記 憶 さ れ た テ ス ト 記 録 ス ト ラ テ ジ d 6に 対 応 づ け 、 内 部 の メ モ リ に 記 憶 す る 。
上 記 の ス テ ッ プ S 12に よ り 、 推 奨 記 録 ス ト ラ テ ジ が 補 正 さ れ る 。 そ れ に よ り 、 D V D — R 30か ら 再 生 さ れ た デ ィ ジ 夕 ル 信 号 の ブ ロ ッ ク エ ラ ー レ ー ト を 許 容 値 以 下 に で き る 。 《 実 施 例 4 》 図 11は 本 発 明 の 実 施 例 4 に よ る D V D — R レ コ ー ダ の ブ ロ ッ ク 図 で あ る 。 実 施 例 4 に よ る D V D — R レ コ 一 ダ は 実 施 例 2 の 構 成 に 力 Π え メ モ リ 18を 有 す る 。 図 11で は 実 施 例 2 と 同 様 の 構 成 要 素 に 対 し 図 4と 同 じ 符 号 を 付 す 。 更 に 、 そ れ ら の 説 明 に つ い て は 実 施 例 2 の も の を 援 用 す る 。
記 録 速 度 比 較 部 16 Aは 、 記 録 速 度 情 報 復 調 部 15か ら の 復 調 記 録 速 度 情 報 d 15と 記 録 速 度 設 定 部 17か ら の 設 定 記 録 速 度 情 報 d 17と を 比 較 す る 。 比 較 結 果 が 復 調 記 録 速 度
情 報 dl5と 設 定 記 録 速 度 情 報 dl7と の 一 致 を 示 す と き 、 第 一 の 復 調 信 号 dl6aと 第 二 の 復 調 信 号 dl6bと を そ れ ぞ れ 、 記 録 ス ト ラ テ ジ 復 調 部 6と 記 録 パ ワ ー 条 件 復 調 部 10 へ 出 力 す る 。 そ れ に よ り 、 記 録 ス ト ラ テ ジ 復 調 部 6は 復 調 記 録 ス ト ラ テ ジ d 6を 出 力 し 、 記 録 パ ワ ー 条 件 復 調 部 1
0は 復 調 記 録 パ ワ ー 条 件 dlOを 出 力 す る 。 一 方 、 上 記 の 比 較 結 果 が 、 D V D — R 30に 記 録 さ れ た 記 録 速度 情 報 の い ず れ に つ い て も 設 定 記 録 速 度 情 報 d 17と の 不 一 致 を 示 す と き 、 記 録 速 度 比 較 部 16Aは メ モ リ 18へ 所 定 の 出 力 指 示 信 号 dl6cを 出 力 す る 。
メ モ リ 18は 好 ま し く は E E P R O M ( 電 気 的 消 去 可 能 及 び書 き 込 み 可 能 な 不 揮 発 性 メ モ リ ) で あ る 。 実 施 例 4 に よ る D V D — R レ コ ー ダ は 、 過 去 の タ イ ト ル 記 録 に つ い て 、 記 録 速 度 情 報 、 記 録 ス ト ラ テ ジ 、 及 び記 録 パ ヮ — 条 件 の 履 歴 を 、 メ モ リ 18に 記 憶 す る 。 メ モ リ 18で は 、 設 定 記 録 速 度 情 報 d 17と 一 致 す る 記 録 速 度 情 報 が 記 録 速 度 情 報 の 履 歴 か ら 検 索 さ れ る 。 記 録 速 度 比 較 部 16A か ら メ モ リ 18へ 出 力 指 示 信 号 d 16 cが 入 力 さ れ た と き 、 検 索 さ れ た 記 録 速 度 情 報 に 対 応 す る 記 録 ス ト ラ テ ジ d 18 aと 記 録 パ ワ ー 条 件 d 18 bと が そ れ ぞ れ 、 記 録 ス ト ラ テ ジ 補 正 部 7Bと 記 録 ノ ワ 一 決 定 部 12Aと へ 出 力 さ れ る 。 更 に 、 タ イ ト ル 記 録 の 終 了 時 、 記 録 ス ト ラ テ ジ 補 正 部 7 B ら 記 録 ズ ト ラ テ ジ d 18 aが 、 記 録 パ ワ ー 決 定 部 12 Aか ら 記 録 ノ° ヮ 一 条 件 d 12 aが 、 そ れ ぞ れ メ モ リ 18へ 入 力 さ れ 、 設 定 記 録 速 度 情 報 d 17と 対 応 し 記 憶 さ れ る 。
記 録 ス ト ラ テ ジ 補 正 部 7 Bは 、 記 録 ス ト ラ テ ジ 復 調 部 6 か ら 復 調 記 録 ス ト ラ テ ジ d 6を 、 又 は メ モ リ 1 8か ら 記 録 ス ト ラ テ ジ d l 8を 入 力 し 、 内 部 の メ モ リ に 記 憶 す る 。 更 に 、 記 憶 さ れ た 記 録 ス ト ラ テ ジ の 補 正 時 、 デ ィ ジ タ ル 信 号 d 4の パ ル ス 前 端 で の エ ッ ジ シ フ ト d 2 0 aと ノ° ル ス 後 端 で の エ ッ ジ シ フ ト d 2 0 bと を そ れ ぞ れ 、 所 定 の 許容 値 と 比 較 す る 。 そ の 比 較 結 果 は 、 記 憶 さ れ た 記 録 ス ト ラ テ ジ に 対 応 づ け 記 憶 さ れ る 。 そ の 後 、 記 録 ス ト ラ テ ジ 補 正 部 7 Bは 、 そ の 記 録 ス ト ラ テ ジ を 所 定 の 補 正 値 だ け補 正 す る 。 更 に 、 補 正 さ れ た 記 録 ス ト ラ テ ジ d 7を 改 め て 記 憶 す る と 共 に 、 記 録 パ ル ス 決 定 部 9へ 出 力 す る 。
記 録 パ ワ ー 決 定 部 1 2 Aは 半 導体 レ ー ザ 1 aの 記 録 パ ワ ー を 次 の よ う に 決 定 す る 。 記 録 パ ワ ー 決 定 部 1 2 Aは 、 記 録 パ ワ ー 条 件 復 調 部 1 0か ら の 復 調 記 録 パ ワ ー 条 件 d 1 0、 又 は メ モ リ 1 8力ゝ ら の 記 録 パ ワ ー 条 件 d 1 8 bの レ、 ず れ 力ゝ を 入 力 し 、 初 期 条 件 と し て 設 定 す る 。 次 に 、 そ の 記 録 パ ワ ー 条 件 に 従 い 〇 P C を 実 行 す る 。 そ の と き 、 )3 値 計 測 部 1 1か ら /3 値 d 1 1が 入 力 さ れ 、 そ れ に 基 づ き 記 録 パ ワ ー が 校 正 さ れ る 。 こ う し て 、 記 録 パ ワ ー 決 定 部 1 2 Aは 最 適 な 記 録 パ ワ ー を 決 定 す る 。 そ の 0 P C で 得 ら れ た 新 た な 記 録 パ ヮ 一 条 件 d 1 2 aは 、 タ イ ト ル 記 録 の 終 了 時 、 メ モ リ 1 8へ 出 力 さ れ 記 憶 さ れ る 。
実 施 例 4 に よ る D V D — R レ コ ー ダ で は 、 次 の よ う に タ イ ト ル 記 録 を 実 行 す る 。 図 1 2は 本 発 明 の 実 施 例 4 に よ る D V D — R レ コ ー ダ で の タ イ ト ル 記 録 を 示 す フ ロ ー
チ ャ ー ト で あ る 。 以 下 、 実 施 例 2 と は 異 な る ス テ ッ プ に つ い て 説 明 す る 。 実 施 例 2 と 同 様 な ス テ ッ プ に は 図 5と 図 6と 同 じ 符 号 を 付 す 。 そ れ ら の 同 様 な ス テ ッ プ に つ い て の 説 明 は 実 施 例 2 の も の を 援 用 す る 。 特 に 、 ス テ ッ プ S 12に つ い て は 、 図 6に 示 さ れ る 実 施 例 2 で の フ ロ ー チ ヤ ー 卜 と 同 様 で あ る 。
< ス テ ッ プ S 10>
R M A 内 に 記 録 さ れ た 記 録 速 度 情 報 の 履 歴 を 全 て 参 照 し 終 え た か 否 か を 判 別 す る 。 全 て 参 照 し 終 え た 時 は 、 処 理 を ス テ ッ プ S 13へ 進 め る 。 そ れ 以 外 の 時 は 、 処 理 を ス テ ッ プ S 4へ 戻 す 。
< ス テ ッ プ S 13 >
メ モ リ 18に 記 憶 さ れ た 記 録 速 度 情 報 を 、 好 ま し く は タ イ ト ル 記 録 順 に 読 み 出 す 。 読 み 出 さ れ た 記 録速 度 情 報 が例 え ば正 整 数 n 1を 示 す と き 、 対 応 す る タ イ ト ル 記 録 で の 記 録 速 度 は n l倍 速 で あ る 。
< ス テ ッ プ S 14 >
記 録 速 度 情 報 n 1と 設 定 記 録 速 度 情 報 n 0と を 比 較 す る 。 記 録 速 度 情 報 n 1と 設 定 記 録 速 度 情 報 n 0と が 一 致 し た 時 は 、 処 理 を ス テ ッ プ S 15へ 進 め る 。 そ れ 以外 の 時 は 、 処 理 を ス テ ッ プ S 16へ 進 め る 。
< ス テ ッ プ S 15〉
ス テ ッ プ S 13で メ モ リ 18か ら 読 み 出 さ れ た 記 録 速 度 情 報 nlに つ レゝ て 、 そ れ と 対応 す る 記 録 ス ト ラ テ ジ d l8aと 記 録 パ ワ ー 条 件 d 18 bと が そ れ ぞ れ 、 メ モ リ 18か ら 読 み
出 さ れ る 。 記 録 ス ト ラ テ ジ dl8aは メ モ リ 18力、 ら 記 録 ス ト ラ テ ジ 補 正 部 7Bへ 出 力 さ れ る 。 記 録 ス ト ラ テ ジ 補 正 部 7 Bは そ の 記 録 ス ト ラ テ ジ d 18 aを 内 部 の メ モ リ に 記 憶 し 、 記 録 パ ル ス 決 定 部 9へ 出 力 す る 。 記 録 パ ワ ー 条 件 d 1 8bは メ モ リ 18か ら 記 録 ノ \° ヮ 一決 定 部 12Aへ 出 力 さ れ る 。 こ う し て 、 実 施 例 4 に よ る D V D — R レ コ ー ダ は 新 た な タ イ ト ル 記 録 時 、 D V D — R 30に 記 録 さ れ た 履 歴 と メ モ リ 18に 記 憶 さ れ た 履 歴 と の 両 方 か ら 、 設 定 記 録 速 度 と 等 し い 記 録 速 度 で の タ イ ト ル 記 録 で 採 用 さ れ た 記 録 ス ト ラ テ ジ と 記 録 パ ワ ー 条 件 と を 検 索 で き る 。 そ れ ら は一 般 に 、 標 準 記 録 ス ト ラ テ ジ と 標 準 記 録 パ ワ ー 条 件 と よ り 設 定 記 録 速 度 に 適 す る 。 従 っ て 、 記 録 ス ト ラ テ ジ と 記 録 パ ワ ー 条 件 と を 確 実 に か つ 短 時 間 で 最 適 化 で き る 。
< ス テ ッ プ S 16 >
メ モ リ 18に 記 録 さ れ た 記 録 速 度 情 報 の 履 歴 を 全 て 参 照 し 終 え た か 否 か を 判 別 す る 。 全 て 参 照 し 終 え た 時 は 、 処 理 を ス テ ッ プ S 17へ 進 め る 。 そ れ 以 外 の 時 は 、 処 理 を ス テ ッ プ S 13へ 戻 す 。
< ス テ ッ プ S 17〉
メ モ リ 18か ら 推 奨 記 録 ス ト ラ テ ジ と 推 奨 記 録 パ ワ ー 条 件 と を 読 み 出 す 。 記 録 ス ト ラ テ ジ 補 正 部 7 Bは 推 奨 記 録 ス ト ラ テ ジ を 、 メ モ リ 18か ら 記 録 ノ° ル ス 決 定 部 9へ 中 継 す る と き 、 内 部 の メ モ リ に 記 憶 す る 。
< ス テ ッ プ S 18 >
実 施 例 4 で は タ イ ト ル 記 録 の 終 了 時 、 実 施 例 2 と 同 様
な ス テ ッ プ S 9に 続 き 、 記 録 ス ト ラ テ ジ 補 正 部 7 Bが 記 録 ス ト ラ テ ジ d 7 aを 、 記 録 パ ワ ー 決 定 部 12 Aが 記 録 パ ワ ー 条 件 dl2aを 、 そ れ ぞ れ メ モ リ 18へ 出 力 す る 。 メ モ リ 18 で は 、 記 録 ス ト ラ テ ジ d 7 aと 記 録 パ ワ ー 条 件 d 12 aと が 、 記 録 速 度 設 定 部 17か ら 入 力 さ れ た 設 定 記 録 速 度 情 報 d 17 と 対 応 づ け ら れ 、 記 憶 さ れ る 。
以 上 の 通 り 、 本 発 明 の 実 施 例 4 に よ る D V D — R レ コ — ダ は 、 D V D — R 30と メ モ リ 18と の 両 方 に 記録 さ れ た 過 去 の タ イ ト ル 記 録 で の 記 録 速 度 情 報 、 記 録 ス ト ラ テ ジ 、 及 び記 録 パ ワ ー 条 件 の 履 歴 か ら 、 設 定 記 録速 度 に 一 致 す る 記 録 速 度 で の 記 録 ス ト ラ テ ジ と 記 録 パ ワ ー 条 件 と を 検 索 で き る 。 そ れ ら は 設 定 記 録 速 度 に 適 し た も の で あ る の で 、 例 え ば そ れ ら を 初 期 条 件 と す る と き 、 O P C が 精 度 良 く か つ 迅 速 に 実 行 さ れ 得 る 。 特 に 、 記 録 ス ト ラ テ ジ の 補 正 回 数 を 低 減 で き る の で 、 D V D — R 30へ の 試 し 書 き に よ る P C A 内 の 記 録 可 能 面 積 の 減 少 を 抑 制 で き る 。
本 発 明 の 実 施 例 4 に よ る 光 デ ィ ス ク 記 録 置 は D V D 一 R レ コ ー ダ で あ る 。 そ の 他 に 実 施 例 2 と 同 様 に 、 実 施 例 4 に よ る 光 デ ィ ス ク 記 録 装 置 が D V D — R W ド ラ イ ブ 及 び D V D — R A M ド ラ イ ブ で あ っ て も 良 レ、 。
《 実 施 例 5 》 図 13は 本 発 明 の 実 施 例 5 に よ る D V D — R レ コ ー ダ の ブ ロ ッ ク 図 で あ る 。 実 施 例 5 に よ る D V D — R レ コ ー
ダ は 実 施 例 4 と は 異 な り 、 エ ッ ジ シ フ ト 検 出 部 に 代 え ブ ロ ッ ク エ ラ 一 レ ー ト 検 出 部 20Aを 有 す る 。 図 13で は 実 施 例 4 と 同 様 な 構 成 要 素 に 対 し 図 11と 同 じ 符 号 を 付 す 。 そ れ ら の 同 様 な 構 成 要 素 に つ い て の 説 明 は 実 施 例 4.の も の を 援 用 す る 。 更 に 、 ブ ロ ッ ク エ ラ ー レ ー ト 検 出 部 20A は 実 施 例 3 と 同 様 で あ る の で 、 そ の 説 明 は 実 施 例 3 の も の を 援 用 す る 。
記 録 ス ト ラ テ ジ 補 正 部 7 Cは 、 記 録 ス ト ラ テ ジ 復 調 部 6 か ら 記 録 ス ト ラ テ ジ d6を 、 又 は メ モ リ 18か ら 記 録 ス ト ラ テ ジ d 18 aを 入 力 し 、 内 部 の メ モ リ に 記 憶 す る 。 記 憶 さ れ た 記 録 ス ト ラ テ ジ の 補 正 時 、 記 録 ス ト ラ テ ジ 補 正 部 7Cは デ ィ ジ タ ル 信 号 d5の プ ロ ッ ク ェ ラ ー レ ー ト d20cを 所 定 の 許 容 値 と 比 較 す る 。 そ の 比 較 結 果 を 、 記 憶 さ れ た 記 録 ス ト ラ テ ジ に 対 応 づ け 記 憶 す る 。 そ の 後 、 記 録 ス ト ラ テ ジ 補 正 部 7 Cは そ の 記 録 ス ト ラ テ ジ を 所 定 の 補 正 値 だ け 補 正 す る 。' 更 に 、 補 正 さ れ た 記 録 ス ト ラ テ ジ d7を 改 め て 記 憶 す る と 共 に 、 記 録 パ ル ス 決 定 部 9へ 出 力 す る 。
実 施 例 5 に よ る D V D — R レ コ ー ダ で の タ イ ト ル 記 録 で は 実 施 例 4 と は 異 な り 、 記 録 ス ト ラ テ ジ の 補 正 ス テ ツ プ S12、 特 に そ の サ ブ ス テ ッ プ S12e〜 S12gで 、 エ ッ ジ シ フ 卜 に 代 え ブ ロ ッ ク エ ラ 一 レ ー ト が 用 レ ^ ら れ る 。 他 の ス テ ッ プ に つ レ て は 実 施 例 4 と 同 様 で あ る の で 、 そ れ ら の ス テ ッ プ の 説 明 は 実 施 例 4 の も の を 援 用 す る 。 更 に 、 記 録 ス ト ラ テ ジ の 補 正 ス テ ッ プ S12は 、 図 13に 示 さ れ る
実 施 例 3 と 同 様 で あ る 。 従 っ て 、 そ の 説 明 は 実 施 例 3 の も の を 援 用 す る 。
以 上 の 通 り 本 発 明 の 実 施 例 5 で は 実 施 例 4 と は 異 な り 、 エ ッ ジ シ フ ト に 代 え ブ ロ ッ ク エ ラ ー レ ー ト に 基 づ き 、 記 録 ス ト ラ テ ジ が補 正 さ れ る 。 そ れ に よ り 、 D V D - R 3 0カゝ ら 再 生 さ れ た デ ィ ジ 夕 リレ 信 号 の ブ ロ ッ ク エ ラ 一 レ ー ト を 許 容 値 以 下 に で き る 。
《 実 施 例 6 》 施 例 6 に よ る D V D — R レ コ ー ダ は 、 記 録 マ ー ク の 歪 み を 表 す パ ラ メ ー タ と し て 再 生 ア ナ ロ グ 信 号 の 変 調 度 を 利 用 す る 。 こ こ で 、 ア ナ ロ グ 信 号 の 変 調 度 と は 、 ア ナ 口 グ 信 号 の 一 周 期 で の 極 大 値 と そ の 周 期 で の 振 幅 と の 比 を い う 。 具 体 的 に は 、 ア ナ ロ グ 信 号 の 一 周 期 で の 極 大 値 a と 極 小 値 b と に よ り 次 式 で 表 さ れ る : 変 調 度 = ( a — b a 。 ア ナ ロ グ 信 号 の 変 調 度 は 特 に 、 記 録 マ ー ク と 記 録 ス ペ ー ス と で の 反 射 光 量 の 比 す な わ ち コ ン ト ラ ス ト を 示 す 。 そ れ に よ り 、 変 調 度 は 光 デ ィ ス ク の 記 録 性 能 に 対 す る 評 価 パ ラ メ ー タ の 一 つ と し て 従 来 か ら 知 ら れ る 。
生 ア ナ ロ グ 信 号 の 変 調 度 は 記 録 マ ー ク の 歪 み と 共 に 増 大 す る 。 そ の 原 因 は 次 の よ う に 考 え ら れ る 。 図 2 5 は 、 4倍 速 記 録 に 対 し 等 倍 速 記 録 で の 記 録 ス ト ラ テ ジ を 採 用 し た 時 の 記 録 マ ー ク M 2を 示 す 模 式 図 で あ る 。 図 2 5 で は 比 較 の 目 的 で 、 等 倍 速 記 録 で の 記 録 マ ー ク Mが 破 線 で 示 さ れ る 。 4倍 速 記 録 で の 記 録 マ ー ク M 2で は 、 中 央 部
M bが 等 倍 速 記 録 で の も の Mよ り 太 く 、 特 に グ ル ー プ gの 幅 を 超 え て 広 が る 。 更 に 、 そ の 後 端 部 M cが 等 倍 速 記 録 で の も の Mよ り 後 方 へ ず れ る 。 4倍 速 記 録 で は 記 録 マ ー ク M2の 中 央 部 Mbか ら 後 端 部 Mcま で が 過 熱 さ れ る こ と を 、 そ れ ら の 歪 み は 示 す 。 記 録 マ ー ク M2の 後 端 部 Mcで の 歪 み が 記 録 ス ペ ー ス S 2を 狭 め る 。 更 に 、 記 録 マ ー ク M 2の 後 半 部 Mbと Mcと に 蓄 積 さ れ た 過 剰 な 熱 は 記 録 ス ぺ ー ス S2ま で 伝 搬 し 、 そ の 光 反 射 率 を 低 下 さ せ る 。 こ う し て 、 記 録 マ ー ク M2と 記 録 ス ペ ー ス S2と の 全 体 で 反 射 光 量 が 低 減 す る 結 果 、 そ れ ら の 記 録 マ ー ク 列 か ら 再 生 さ れ る ア ナ ロ グ 信 号 で は 変 調 度 が 増 大 す る 。
図 14は 本 発 明 の 実 施 例 6 に よ る D V D — R レ コ ー ダ の ブ ロ ッ ク 図 で あ る 。 実 施 例 6 に よ る D V D — R レ コ ー ダ は 実 施 例 2 の 構 成 に 加 え 、 変 調 度 計 測 部 25を 有 す る 。 図 14で は 実 施 例 2 と 同 様 な 構 成 要 素 に 対 し 図 4と 同 じ 符 号 を 付 す 。 そ れ ら の 同 様 な 構 成 要 素 に つ い て の 説 明 は 実 施 例 2 の も の を 援 用 す る 。
変 調 度 計 測 部 25は 、 ピ ッ ク ア ッ プ 1に よ り 再 生 さ れ へ ッ ド ア ン プ 2に よ り 増 幅 さ れ た ア ナ ロ グ 信 号 d 2を 入 力 し 、 そ れ に つ い て 変 調 度 を 計 測 す る 。 実 施 例 6 で は 特 に 、 最 大 の マ ー ク 長 14Tの 記 録 マ ー ク と 最 大 の ス ペ ー ス 長 14Tの 記 録 ス ペ ー ス と の 列 カ ら 再 生 さ れ る ア ナ 口 グ 信 号 、 す な わ ち 同 期 信 号 に つ い て 、 変 調 度 が 計 測 さ れ る 。
タ イ ト ル 記 録 の 開 始 時 、 実 施 例 2 と 同 様 に 、 設 定 記 録 速 度 に 適 し た 記 録 パ ワ ー 条 件 が D V D — R 30に 記 録 さ
れ た 履 歴 か ら 検 索 さ れ る 。 更 に 、 そ の 記 録 パ ワ ー 条 件 が 復 調 記 録 パ ワ ー 条 件 dlOaと し て 記 録 パ ワ ー 決 定 部 12Bへ 入 力 さ れ る 。 そ の 復 調 記 録 パ ワ ー 条 件 d 10 aは 特 に 、 記 録 パ タ ー ン と 記 録 パ ワ ー と の 対 応 情 報 を 含 む 。 そ の 対 応 情 報 は 、 記 録 マ ー ク の 前 端 部 に 対 応 す る 記 録 パ ル ス に 対 し 第 一 の 記 録 パ ワ ー を 指 定 し 、 力 つ 他 の 記 録 パ ル ス に 対 し 第 一 の 記 録 パ ワ ー よ り 小 さ い 第 二 の 記 録 パ ワ ー を 指 定 す る た め の 情 報 で あ る 。 具 体 的 に は 、 付 加 記 録 パ ワ ー P aと 基 準 記 録 パ ワ ー P mと の 対 で あ る 。 そ の 他 に 、 付 カ卩 記 録 ノ ヮ 一 Paと 第 一 の 記 録 パ ワ ー Pm + Paと の 比 ε = Pa/ (Pm + Pa)、 及 び第 一 の 記 録 パ ヮ 一 Pm + Paの 対 で あ つ て も 良 い 。 更 に 、 第 一 の 記 録 パ ワ ー 自 体 と 第 二 の 記 録 パ ヮ 一 と の 対 で あ っ て も 良 い 。 上 記 の 対 応 情 報 は 実 施 例 1 と 同 様 に 、 ラ ン ニ ン グ O P C 情 報 と し て D V D — R 30に 記 録 さ れ る 。
記 録 パ ワ ー 決 定 部 12 Bは 復 調 記 録 パ ワ ー 条 件 d 10 aに 基 づ き 、 次 の よ う な 〇 P C を 実 行 す る : ま ず 、 テ ス ト 記 録 パ タ ー ン に 基 づ き D V D — R 30へ テ ス ト 記 録 マ ー ク が 試 し 書 き さ れ る 。 そ の と き 、 レ ー ザ駆 動 部 13へ 指 示 さ れ る 記 録 ノ\° ヮ 一 d 12 aは 、 テ ス ト 記 録 パ ル ス d 9の ト ッ プ パ ル ス に 対 し 基 準 記 録 ノ\° ヮ 一 と 付 加 記 録 パ ヮ 一 と の 和 P m + Paで あ り 、 他 の テ ス ト 記 録 パ ル ス d9に 対 し 基 準 記 録 ノ° ヮ一 Pmで あ る 。 続 い て そ の テ ス ト 記 録 マ ー ク か ら ァ ナ ロ グ 信 号 が 再 生 さ れ 、 そ の ア ナ ロ グ 信 号 の ]3 値 が ]3 値 計 測 部 11に よ り 計 測 さ れ る 。 更 に 、 ア ナ ロ グ 信 号 中 の
同 期 信 号 に つ い て 、 変 調 度 が 変 調 度 計 測 部 25に よ り 計 測 さ れ る.。 計 測 さ れ た 3 値 d 11と 変 調 度 d 25と は 記 録 ノ\° ヮ ー 決 定 部 12Bへ フ ィ ― ド ノ ッ ク さ れ る 。 そ の β 値 dll と 変 調 度 d 25と に 基 づ き 、 記 録 パ ワ ー 決 定 部 12 Bは 基 準 記 録 パ ワ ー P mと 付 加 記 録 パ ワ ー P aと を 校 正 す る 。 そ れ に よ り 、 /3 値 と 変 調 度 と の そ れ ぞれ が 所 定 の 許 容 範 囲 内 に 収 ま る よ う に 、 基 準 記 録 パ ワ ー P mと 付 加 記 録 パ ワ ー P aと が 最 適 ィヒ さ れ る 。
図 15は 本 発 明 の 実 施 例 6 に よ る 4倍 速 で の デ ー タ 記 録 に つ い て 、 記 録 パ ワ ー と 記 録 マ ー ク と の 関 係 を 示 す 模 式 図 で あ る 。 図 15の (a)〜 (; c)は 、 記 録 パ タ ー ン 、 記 録 パ ル ス 、 及 び 半 導 体 レ ー ザ laの レ ー ザ パ ル ス の そ れぞ れ の 波 形 図 で あ る 。 図 15の (d)は (c)の レ ー ザ パ ル ス に よ り D V D - R 30の 記 録 層 に 形 成 さ れ た 記 録 マ ー ク Mと 記 録 ス ペ ー ス Sと を 示 す 。 図 15の (a)〜 (c)で は 、 パ ル ス 幅 の 単 位 す な わ ち ク ロ ッ ク 周 期 T2が 等 倍 速 記 録 で の ク ロ ッ ク 周 期 Tの 1Z 4で あ る : T2= TZ 4。 図 15の (d)で は 比 較 の 目 的 で 、 記 録 パ ル ス の 全 て に つ い て 一 定 の 記 録 パ ワ ー を 設 定 す る と き の 記 録 マ ー ク M2が 破 線 で 示 さ れ る 。
4倍 速 記 録 で の 記 録 ス ト ラ テ ジ で は 、 記 録 パ タ ー ン と 記 録 パ ル ス と が 次 の よ う に 対 応 す る 。 記 録 パ タ ー ン が 例 え ば 、 幅 7 T 2の 第 一 の ノ\° ル ス P 3、 幅 3 T 2の ネ ゲ ー ト 時 間 、 及 び 幅 3 T 2の 第 二 の ノヽ。 ル ス P 4か ら 成 る 。 そ の と き 、 第 一 の パ ル ス P 3に 対 応 す る 記 録 ノ° ル ス は 、 第 一 の ト ツ プノ λ° ル ス P 30と そ れ に 続 ぐマ ル チ ノ ル ス P 31と で 構 成 さ
れ る 。 一 方 、 第 二 の パ ル ス P 4に 対応 す る 記 録 パ ル ス は 、 第 二 の ト ッ プパ ル ス P 4 0だ け で 構 成 さ れ る 。
実 施 例 6 に よ る 4倍 速 記 録 で は 、 マ ル チ ノ、 ル ス P 3 1に 対 し 基 準 記 録 パ ワ ー ( 第 二 の 記 録 パ ワ ー ) P mが 設 定 さ れ る 。 更 に 、 第 一 の ト ッ プ パ ル ス P 3 0及 び 第 二 の ト ッ プ ノ\° ル ス P 4 0に 対 し 、 基 準 記 録 パ ワ ー P mと 付 加 記 録 ノ\° ヮ 一 P aと の 和 ( 第 一 の 記 録 パ ワ ー ) が 設 定 さ れ る 。 す な わ ち 、 ト ッ プ パ ル ス に 対 応 す る レ ー ザ パ ル ス R 0の 記 録 ノ \° ヮ 一 は 、 マ ル チ パ ル ス に 対 応 す る も の R 1よ り 付 加 記 録 パ ワ ー P aだ け 大 き い 。 そ れ に よ り 、 記 録 マ ー ク Mの 前 端 部 で は 、 レ 一 ザ パ ル ス R 0の 立 ち 上 が り の 遅 れ に よ る パ ワ ー 不 足 が 付 加 記 録 パ ワ ー で 補 償 さ れ る 。 一 方 、 記 録 マ ー ク Mの 後 半 部 で は 、 基 準 記 録 パ ワ ー P mの 低減 で レ 一 ザ光 に よ る 過 熱 が 抑 え ら れ る 。 そ の 結 果 、 記 録 マ ー ク Mで は 、 一 定 の 記 録 パ ワ ー で の 記 録 マ ー ク M 2よ り 歪 み が 低 減 す る 。 特 に マ ー ク エ ッ ジ が記 録 パ タ ー ン の ノ° ル ス P 3及 び P 4の 両 端 と 精 度 良 く 対 応 す る 。 更 に 、 一 定 の 記 録 パ ワ ー で の 記 録 マ ー ク M 2と は 異 な り 、 記 録 マ ー ク M の 幅 が グ ル ー プ gの 幅 を 超 え な い 。 そ れ 故 、 記 録 マ ー ク Mが ゥ ォ ブ ル 信 号 及 び L P P 信 号 を 欠 損 さ せ ず 、 グ ル ー ブ gの エ ツ ジ 及 び L P. P Lを 塑 性 変 形.さ せ な い 。
図 1 6は 、 実 施 例 6 に よ る D V D — R レ コ ー ダ に つ レ て 、 一 定 マ ー ク 長 の 記 録 マ ー ク 形 成 で の 記 録 パ ワ ー と 、 そ の 記 録 マ ー ク か ら 再 生 さ れ る デ ィ ジ タ ル 信 号 の ジ ッ 夕 と の 関 係 を 示 す グ ラ フ で あ る 。 こ こ で 、 記 録 パ ワ ー は 第
一 の 記 録 パ ワ ー 、 す な わ ち 基 準 記 録 パ ワ ー と 付 加 記 録 パ ヮ 一 と の 和 で あ り 、 付 加 記 録 パ ワ ー が 一 定 値 2 m Wに 保 た れ る 。 デ ィ ジ タ ル 信 号 の ジ ッ 夕 は エ ッ ジ シ フ 卜 の 変 動 幅 に 相 当 し 、 P L L 5の ク ロ ッ ク 周 期 に 対 す る 比 で 表 さ れ る 。 ジ ッ 夕 が 小 さ い ほ ど 、 平 均 的 な エ ッ ジ シ フ ト は 小 さ レ 。 図 1 6の グ ラ フ で は 、 縦軸 が ジ ッ タ を 示 し 、 横 軸 が 基 準 記 録 パ ワ ー を 示 す 。 更 に 比 較 の 目 的 で 、 従 来 の D V D — R レ コ ー ダ に つ い て の 関 係 が 破 線 で 示 さ れ る 。 こ こ で 、 三 角 と 四 角 と は 、 実 施 例 6 に よ る D V D — R レ コ ー ダ と 従 来 の D V D — R レ コ ー ダ と の そ れ ぞ れ に つ い て の 測 定 点 を 表 す 。
図 1 6に 示 さ れ る 通 り 、 実 施 例 6 に よ る D V D — R レ コ ー ダ で は 従 来 の 装 置 と 比 べ 、 ジ ッ タ を 一 定 値 以 下 に 抑 え 得 る 記 録 パ ワ ー の 範 囲 、 す な わ ち 記 録 パ ワ ー マ ー ジ ン が 、 特 に 高 パ ワ ー 領 域 で 広 い 。 そ の 結 果 は 次 の よ う に 理 解 さ れ る 。 第 一 の 記 録 ノ\° ヮ 一 の 増 大 に よ り 、 記 録 マ ー ク の 前 端 部 で は レ ー ザ パ ル ス の パ ワ ー 不 足 が 補 償 さ れ 、 前 側 の マ ー ク エ ッ ジ に つ い て の エ ッ ジ シ フ ト が 低減 す る 。 一 方 、 第 二 の 記 録 パ ワ ー の 増 大 は 第 一 の 記 録 パ ワ ー よ り 抑 制 さ れ る の で 、 記 録 マ ー ク の 後 半 部 で の 過 熱 が 抑 制 さ れ る 。 そ の 結 果 、 後 側 の マ ー ク エ ッ ジ に つ い て 、 記 録 パ ヮ 一 の 増 大 に 伴 う エ ッ ジ シ フ 卜 の 増 大 は 抑 制 さ れ る 。 こ う し て 、 記 録 パ ワ ー マ 一 ジ ン が 高 パ ワ ー 領 域 へ 拡 が る 、 と 理 解 さ れ る 。
記 録 パ ワ ー マ ー ジ ン が 広 い ほ ど 、 最 適 な 記 録 パ ワ ー と
し て 許 容 さ れ る 範 囲 が 広 レゝ 。 従 っ て 、 実 施 例 6 に よ る D
V D - R レ コ ー ダ で は 〇 P C に よ る 記 録 パ ワ ー の 最 適化 が 確 実 に か つ 短 時 間 で 実 現 で き る 。
以 下 、 実 施 例 6 に よ る D V D — R レ コ ー ダ で の 記 録 パ ヮ 一 の 決 定 方 法 に つ い て 、 具 体 的 に 説 明 す る 。 図 17 は 、 実 施 例 6 に よ る D V D — R レ コ 一 ダ で の タ イ ト ル 記 録 を 示 す フ 口 一 .チ ヤ ー ト で あ る 。 こ こ で 、 実 施 例 2 に よ る タ イ 卜 ル 記 録 と 同 様 な ス テ ッ プ に は 図 5と 同 じ 符 号 を 付 す 。 そ れ ら の 同 様 な ス テ ツ プ に つ い て の 説 明 は 実 施 例 2 の fc の を 援 用 す る
< ス テ ッ プ S6>
ス ァ ッ プ S 4で の 復 調 記 録 速 度 情 報 d ] .5を 含 む 0 P C 情 報 か ら 記 録 ス ト ラ テ ジ と 記 録 パ ヮ 一 条 件 と が そ れ ぞ れ 復 調 さ れ る 。 そ の と き 、 復 調 記 録 パ ヮ一条 件 dlOaは 特 に 、 基 準 記 録 パ ワ ー と 付 加 記 録 パ ヮ一 と を 含 む 。 こ う し て 、 D V D 一 R 30に 記 憶 さ れ た O P C 情 報 の 履 歴 か つ 、 疋 記 録 速 度 に 適 し た 基 準 記 録 パ ヮ 一 と 付 加 記 録 パ ヮ 一 と が 確 実 に 力、 つ —短 時 間 で 選 択 さ れ る 。
< ス テ ッ プ Sll>
D V D 一 R 30カゝ ら 推 奨 記 録 ス 卜 ラ テ ジ と 推 奨 記 録 パ ヮ 一 条 件 と を 、 実 施 例 2 と 同 様 に 読 み 出 す 。 こ こ で 、 推 奨 記 録 パ ヮ ー 条 件 は 特 に 基 準 記 録 パ ヮ 一 と 付 加 記 録 パ ヮ 一 と の そ れ ぞ れ の 推 奨 値 を 含 む 。 そ れ ら の 推 奨 値 は D V D - R 及 び D V D - R レ コ 一 ダ ご と に 一 般 に 異 な る 。 例 え ば 、 推 奨 付 加 記 録 パ ヮ 一 は 推 奨 基 準 記 録 パ ワ ー の 10
〜 20 % で あ り 、 約 2.0〜 4.0mWで あ る 。
ぐ ス テ ッ プ S21 >
付 加 記 録 パ ヮ -一 を 設 定 す る 。 特 に 最 初 の 実 行 時 、 そ の 初 期 値 と し て 、 ス テ ッ プ S 11で 読 み 出 さ れ た 推 奨 付 加 記 録 パ ワ ー が設 定 さ れ る 。 以 後 、 ス テ ッ プ S 21が 繰 り 返 さ れ る ご と に 、 付 加 記 録 パ ヮ 一 が 例 え ば 1.0 m Wず つ 加 算 さ れ る 。
< ス テ ッ プ S 12>
実 施 例 2 と 同 様 に 記 録 ス ト ラ テ ジ の 補 正 を 実行 し 、 推 奨 記 録 ス ト ラ テ ジ を 最 適 化 す る 。 こ こ で 、 記 録 ス ト ラ テ ジ の 補 正 値 は 、 エ ッ ジ シ フ ト だ け で な く 、 ス テ ッ プ S 21 で 設 定 さ れ た 付 加 記 録 パ ワ ー ご と に 変 化 す る 。
< ス テ ッ プ S 7 >
実 施 例 2 と 同 様 に 〇 P C を 行 う 。 こ こ で 、 記 録 パ ワ ー 決 定 部 12 Bは 付 加 記 録 パ ワ ー を 一 定 に 保 ち 、 基 準 記 録 パ ヮ ー を 実 施 例 2 と 同 様 に 変 ィヒ さ せ る 。 そ の と き 、 変 ィ匕 の 範 囲 は 初 期 の 記 録 パ ワ ー 条 件 を 基 に 決 め る 。 例 え ば 、 基 準 記 録 パ ヮ 一 を 18.0〜 24.0mWの 範 囲 で l .OmWず つ 変 化 さ せ る 。 そ れ ぞ れ の 基 準 記 録 パ ワ ー で テ ス ト 記録 マ ー ク を 作 成 す る ご と に 、 そ の テ ス ト 記 録 マ ー ク カゝ ら 再 生 さ れ た ア ナ ロ グ 信 号 に つ い て )3 値 と 変 調 度 と を 計 測 し 記 憶 す る 。 そ れ に よ り 、 基 準 記 録 パ ワ ー 別 の /3 値 と 変 調 度 と の 対 応 表 、 す な わ ち 新 た な 記 録 パ ワ ー 条 件 が得 ら れ る 。 そ の 新 た な 記 録 パ ワ ー 条 件 か ら 目 標 /3 値 に 対 応 す る 基 準 記 録 パ ワ ー が 選 択 さ れ る 。 例 え ば 、 /3 値 が — 5〜 十 5 % の
範 囲 内 に あ る と き の 基 準 記 録 パ ワ ー が 選 択 さ れ る 。
< ス テ ッ プ S 2 0 >
ス テ ツ プ S 7で 選 択 さ れ た 基 準 記 録 パ ワ ー に 対 応 す る 変 調 度 が 所 定 の 許 容 値 、 例 え ば 7 5 % と 比 較 さ れ る 。 そ の 変 調 度 が 7 5 % よ り 小 さ レゝ と き は 、 処 理 が ス テ ッ プ S 8 へ 分 岐 す る 。 そ れ 以 外 の と き は 、 処 理 が ス テ ッ プ S 2 1へ 戻 る 。
こ う し て 、 ]3 値 が 一 5〜 十 5 % の 範 囲 内 に あ り 、 力 つ 変 調 度 が 7 5 % 未 満 で あ る よ う に 、 付 加 記 録 パ ワ ー と 基 準 記 録 パ ワ ー と が 最 適 化 さ れ る 。
ぐ ス テ ッ プ S 9 >
タ イ ト ル 記 録 の 終 了 処 理 を 実 行 す る 。 そ の と き 、 R M A 及 び ポ ー ダ ァ ゥ ト エ リ ア へ 記 録 さ れ る 新 た な 記 録 パ ヮ 一 条 件 は 、 最 適 化 さ れ た 付 加 記 録 パ ワ ー と 基 準 記 録 パ ヮ 一 と を 含 む 。 こ う し て 、 そ れ ら も 記 録 ス ト ラ テ ジ と 共 に 記 録 速 度 と 対 応 づ け ら れ 記 録 さ れ る 。
実 施 例 6 で は 、 例 え ば 図 1 5の ( c )に 示 さ れ る よ う に 、 記 録 ス ト ラ テ ジ が マ ル チ パ ル ス P 3 1を 含 む 。 そ の 他 に 、 記 録 速 度 の 増 大 に 応 じ 、 マ ル チ ノ、 ° ル ス P 3 1に 代 え 、 そ の 最 前 端 か ら 最 後 端 ま で と 同 じ 幅 で 基 準 記 録 パ ワ ー を 持 つ 単 一 の レ ー ザ ノ \° ル ス を 照 射 し て も 良 い 。 そ れ に よ り 、 マ ル チ パ ル ス P 3 1の 立 ち 上 が り の 遅 れ に 起 因 す る パ ワ ー 不 足 を 補 償 で き る 。 そ の 結 果 、 記 録 マ ー ク の 後 側 の マ ー ク エ ッ ジ に つ い て 、 再 生 デ ィ ジ タ ル 信 号 の エ ッ ジ シ フ ト を 低 減 で き る 。
実 施 例 6 で は 、 記 録 パ ル ス の 内 、 ト ッ プ ノ、 ° ル ス だ け に 対 し 第 一 の 記 録 パ ワ ー が 設 定 さ れ る 。 そ の 他 に 、 記 録 パ タ ー ン の 特 に 長 い パ ル ス に 対 応 す る 記 録 パ ル ス に つ い て 、 マ ル チ パ ル ス 中 の 最 後 の パ ル ス に 対 し 第 一 の 記 録 パ ヮ 一 が 設 定 さ れ て も 良 い 。 そ れ に よ り 、 基 準 記 録 パ ワ ー ( 第 二 の 記 録 パ ワ ー ) P mが 小 さ く 設 定 さ れ る と き 、 例 え ば マ ー ク 長 9T、 10Τ、 又 は 11Tの 長 い 記 録 マ ー ク の 後 端 部 で の 熱 量 不 足 が 付 加 記 録 パ ワ ー P aで 補 償 さ れ る 。 そ の 結 果 、 そ れ ら の 長 い 記 録 マ ー ク で は 後 側 の マ ー ク.ェ ッ ジ が 前 方 へ ず れ な い 。 こ う し て 、 デ ィ ジ タ ル 信 号 の ェ ッ ジ シ フ ト が 低 減 さ れ る の で 、 デ ー タ の エ ラ ー レ ー 卜 が 低 減 す る 。
本 発 明 の 実 施 例 6 に よ る 光 デ ィ ス ク 記 録 装 置 は D V D 一 R レ コ ー ダ で あ る 。 そ の 他 に 、 実 施 例 6 に よ る 光 デ ィ ス ク 記 録 装 置 が D V D — R W ド ラ イ ブ 及 び D V D — R A M ド ラ イ ブ で あ っ て も 良 レ 。
《 実 施 例 7 》 図 18は 本 発 明 の 実 施 例 7 に よ る D V D — R レ コ ー ダ の ブ ロ ッ ク 図 で あ る 。 実 施 例 7 に よ る D V D — R レ コ ー ダ は 実 施 例 6 ( 図 14参 照 ) と は 異 な り 、 変 調 度 計 測 部 2 5に 代 え L P P エ ラ 一 検 出 部 26を 有 す る 。 図 18で は 図 14 に 示 さ れ た 実 施 例 6 と 同 様 な 構 成 要 素 に 対 し 図 14と 同 じ 符 号 を 付 す 。 更 に 、 そ れ ら の 同 様 な 構 成 要 素 に つ い て の 説 明 は 実 施 例 6 の も の を 援 用 す る 。
L P P エ ラ ー 検 出 部 26は 、 ピ ッ ク ア ッ プ 1に よ り 再 生 さ れ へ ッ ド ア ン プ 2に よ り 増 幅 さ れ た ア ナ ロ グ 信 号 d 2を 入 力 し 、 そ の 中 か ら L P P 信 号 を 検 出 す る 。 更 に 、 検 出 さ れ た L P P 信 号 に つ い て ジ ッ タ 又 は ブ ロ ッ ク エ ラ ー レ 一 卜 ( 以 下 、 L P P エ ラ ー と 総 称 す る ) を 検 出 す る 。 検 出 さ れ た P P エ ラ 一 d26は 記 録 ノ、。 ヮ ー 決 定 部 12Cへ 出 力 さ れ る 。
で 、 L P P エ ラ ー は 変 調 度 と 同 様 に 、 記 録 マ ー ク の 歪 み. を 表 す パ ラ メ 一 夕 と し て 利 用 さ れ る 。 実 際 、 記 録 速 度 の 増 大 に 伴 い 記 録 マ ー ク が 図 25に 示 さ れ る よ う に み 特 に L P P Lま で 拡 が る と き 、 そ の L P P Lに 記 録 さ れ た L P P 信 号 は 損 な わ れ る 。 そ の 結 果 、 L P P 信 号 に い て S Z N が 低 減 し 、 L P P エ ラ ー が 増 大 す る 。 こ 5 し て 、 記 録 マ ー ク の 歪 み と 共 に 、 L P P エ ラ ー が 増 大 す る
記 パ ヮ 一決 定 部 12 Cは 復 調 記 録 パ ヮ 一 条 件 d 10 aに 基 づ き 実 施 例 6 と 同 様 な 〇 P C を 実 行 す る 。 そ の と き 、 フ ィ ド ノ ッ ク さ れ た )3 値 d 11と L P P エ ラ ー d 26と に 基 づ 、 記 録 パ ワ ー 決 定 部 12 Cは 基 準 記 録 パ ワ ー P mと 付 加 録 パ ワ ー P aと を 校 正 す る 。 そ れ に よ り 、 i3 値 と
L P P エ ラ ー と の そ れ ぞ れ が 所 定 の 許 容 範 囲 内 に 収 ま る よ う に 、 基 準 記 録 ノ \° ヮ一 P mと 付 加 記 録 ノ\° ヮ 一 P aと が 最 適 化 さ れ る 。
以 下 、 実 施 例 7 に よ る D V D — R レ コ ー ダ で の 記 録 パ ヮ 一 の 決 定 方 法 に つ い て 、 具 体 的 に 説 明 す る 。 図 19
は 、 . 実 施 例 7 に よ る D V D — R レ コ ー ダ で の タ イ ト ル 記 録 を 示 す フ ロ ー チ ャ ー ト で あ る 。 こ こ で 、 実 施 例 6 に よ る タ イ ト ル 記 録 と 同 様 な ス テ ッ プ に は 図 1 7と 同 じ 符 号 を 付 す 。 そ れ ら の 同 様 な ス テ ッ プ に つ い て の 説 明 は 実 施 例 6 の も の を 援 用 す る 。
< ス テ ッ プ S 7 >
実 施 例 6 と 同 様 に 〇 P C を 行 う 。 こ こ で 、 記 録 パ ワ ー 決 定 部 1 2 Cは 付 加 記 録 パ ワ ー を 一 定 に 保 ち 、 基 準 記 録 パ ヮ ー を 実 施 例 6 と 同 様 に 変 化 さ せ る 。 更 に 、 そ れ ぞ れ の 基 準 記 録 パ ワ ー で テ ス ト 記 録 マ ー ク を 作 成 す る ご と に 、 そ の テ ス ト 記 録 マ ー ク か ら 再 生 さ れ た ア ナ ロ グ 信 号 に つ い て i3 値 と L P P エ ラ ー と を 計測 し 記 憶 す る 。 そ れ に よ り 、 基 準 記 録 パ ワ ー 別 の 値 と L P P エ ラ 一 と の 対 応 表 、 す な わ ち 新 た な 記 録 パ ワ ー 条 件 が 得 ら れ る 。 そ の 新 た な 記 録 パ ワ ー 条 件 か ら 目 標 /3 値 に 対 応 す る 基 準 記 録 パ ヮ 一 が 選 択 さ れ る 。 例 え ば 、 /3 値 が — 5〜 十 5 % の 範 囲 内 に あ る と き の 基 準 記 録 パ ワ ー が 選 択 さ れ る 。
< ス テ ッ プ S 2 0 A >
ス テ ッ プ S 7で 選 択 さ れ た 基 準 記 録 パ ワ ー に 対応 す る L P P エ ラ ー が 所 定 の 許 容 値 と 比 較 さ れ る 。 例 え ば 、 L P P 信 号 の ジ ッ 夕 に つ レゝ て は 許容 範 囲 が 5 0 n s以 下 に 、 L P P 信 号 の ブ ロ ッ ク エ ラ 一 レ 一 卜 に つ い て は 許 容 範 囲 が 5 % 以 下 に 、. そ れ ぞ れ 設 定 さ れ る 。 L P P エ ラ ー が 上 記 の 許 容 値 よ り 小 さ い と き は 、 処 理 が ス テ ツ プ S 8へ 分 岐 す る 。 そ れ 以 外 の と き は 、 処 理 が ス テ ッ プ S 2 1へ 戻
る 。
こ う し て 、 )3 値 が 一 5〜 十 5% の 範 囲 内 に あ り 、 か つ L P P エ ラ ー が 許 容 値 未 満 で あ る よ う に 、 付 加 記 録 パ ヮ 一 と 基 準 記 録 パ ワ ー と が 最 適 化 さ れ る 。 《 実 施 例 8 》 図 20は 本 発 明 の 実 施 例 8 に よ る D V D - R レ コ ー ダ の ブ ロ ッ ク 図 で あ る 。 実 施 例 8 に よ る D V D-— R レ コ 一 ダ は 実 施 例 6 の 構 成 に 加 え 、 実 施 例 4 と 同 様 な メ モ リ 1 8を 有 す る 。 図 20で は 実 施 例 4 及 び実 施 例 6 と 同 様 の 構 成 要 素 に 対 し 図 11及 び 図 14と 同 じ 符 号 を 付 す 。 更 に 、 そ れ ら の 説 明 に つ い て は 実 施 例 4 及 び実 施 例 6 の も の を 援 用 す る 。
メ モ リ 18は 好 ま し く は E E P R O M で あ る 。 実 施 例 8 に よ る D V D — R レ コ ー ダ は 、 過 去 の タ イ ト ル 記 録 に つ い て 、 記 録 速 度 情 報 、 記 録 ス ト ラ テ ジ 、 及 び記 録 パ ヮ 一 条 件 の 履 歴 を メ モ リ 18に 記 憶 す る 。 特 に 、 そ の 記 録 パ ワ ー 条 件 は 基 準 記 録 パ ワ ー と 付 加 記 録 パ ワ ー と を 含 む 。
記 録 パ ワ ー 決 定 部 12 Cは 0 P C 時 、 記 録 パ ワ ー 条 件 復 調 部 10力ゝ ら の 復 調 記 録 ノ λ° ヮ 一 条 件 d 10 a、 又 は メ モ リ 18 か ら の 記 録 パ ワ ー 条 件 d 18 cの い ず れ か を 入 力 す る 。 O P C で 得 ら れ た 新 た な 記 録 パ ヮ 一 条 件 d 12bは 、 タ イ ト ル 記 録 の 終 了 時 、 メ モ リ 18へ 出 力 さ れ 記 憶 さ れ る 。 そ れ ぞ れ の 記 録 パ ヮ ー 条 件 は 基 準 記 録 パ ワ ー と 付加 記 録 パ
ヮ 一 と を 含 む 。
図 2 ] は 本 発 明 の 実 施 例 8 に よ る D V D — R レ コ 一 ダ で の 夕 ィ ト ル 記 録 を 示 す フ ロ 一 チ ヤ 一 ト で あ る 。 実 施 例 4 及 び 実 施 例 6 と 同 様 な ス テ ツ プ に は 図 1-2及 び 図 17と 同 じ 符 号 を 付 す 。 そ れ ら の 同 様 な ス テ ッ プ に つ い て の 説 明 は 実 施 例 4 及 び実 施 例 6 の も の を 援 用 す る 。
本 発 明 の 実 施 例 8 に よ る D V D - R レ コ ー ダ は 、 D V D - R 30と メ モ リ 18と の 両 方 に 記 録 さ れ た 過 去 の 夕 ィ ト ル 記 録 で の 記 録 迷 度 ΓΓ 報 、 記 録 ス ト ラ テ ジ 、 及 び 記 録 パ ヮ一条 件 の 履 歴 か ら 、 BX /t Q 録 速 度 に 一 致 す る SB ¾ ¾ 度 で の 記 録 ス ト ラ テ シ と 記 録 パ ヮ 一 条 件 と を 検 索 で き る 。 そ れ ら は 設 定 己 録 迷 度 に 適 し た も の で あ る の で 、 例 え ば そ れ ら を 初 期 条 件 と す る と さ 、 O P C が精 度 良 く か つ 迅 速 に 実 行 さ れ 得 る 。 特 に 、 記 録 ス 卜 ラ テ ジ の 補 正 回 数 を 低 減 で き る の で 、 D V D - R 30へ の 試 し 書 き W様 Dに よ
Vにド る P C A 内 の 記 録 可 能 面 積 の 減 少 を 抑 制 で き る 。 、 Dフニ 本 発 明 の 実 施 例 8 に よ る 光 ァ イ ス ク 記 録 装 置 は 一 R レ コ ー ダ で あ る 。 そ の 他 に 上 記 の 実 施 例 と 同 実 施 例 8 に よ る 光 デ イ ス ク 記 録 装 置 が D V D - R イ ブ 及 び D V D — R A M ド ラ イ ブ で あ つ て も 良 い
《 実 施 例 9 》 図 22は 、 本 発 明 の 実 施 例 9 に よ る 光 デ ィ ス ク 再 生 装 置 で あ る D V D プ レ ー ヤ の ブ ロ ッ ク 図 で あ る 。 実 施 例 9 に よ る D V D プ レ ー ヤ の 構 成 は 、 実 施 例 2 に よ る D V D
一 R レ コ ー ダ の 再 生 系 と 同 様 の も の を 含 む 。 従 っ て 、 実 施 例 2 と 同 様 の 構 成 要 素 に つ い て は 実 施 例 2 と 同 じ 符 号 を 付 し 、 そ の 説 明 は 実 施 例 2 の も の を 援 用 す る 。
イ コ ラ イ ザ 3 Aは ヘ ッ ド ア ン プ 2か ら の ア ナ ロ グ信 号 d 2 を 所 定 の 補 正 値 d31に 従 い 補 正 し 、 そ れ に よ り ア ナ ロ グ 信 号 d 2の 波 形 を 整 形 す る 。
補 正 値 決 定 部 31は 、 記 録 速 度 情 報 復 調 部 15か ら の 記 録 速 度 情 報 dl5に 基 づ き 、 ィ コ ラ イ ザ 3Aの 補 正 値 d31を 決 定 す る 。 こ の 補 正 値 d 31は 例 え ば 、 周 波 数 帯 域 ご と の ブ ー ス ト 量 及 び フ イ リレ 夕 の カ ツ ト オ フ 周 波 数 で あ る 。
二 値 化 器 4 Aは 整 形 さ れ た ア ナ ロ グ 信 号 d 3を 所 定 の 閾 値 と 比 較 し 、 そ の 閾 値 を 境 に 二 値 化 す る 。 そ れ に よ り ァ ナ ロ グ 信 号 d 3は デ ィ ジ タ ル 信 号 d 4へ 変 換 さ れ る 。
閾 値 決 定 部 32は 、 記 録 速 度 情 報 復 調 部 15か ら の 記 録 速 度 情 報 d 15に 基 づ き 、 二 値 化 器 4 Aの 閾 値 d 32を 決 定 す る 。
デ ー タ 復 調 部 23は 、 P L L 5か ら 入 力 さ れ た デ ィ ジ タ ル 信 号 d 5か ら 目 標 デ ー タ を 抜 き 出 し 復 調 す る 。
実 施 例 9 に よ る D V D プ レ ー ヤ は 、 D V D — R 30に 記 録 さ れ た タ イ ト ル の 一つ を 再 生 す る 時 、 ま ず D V D — R 30の R M A 内 の R M D 、 又 は 目 標 夕 ィ ト ル に 対 応 す る ポ ー ダ ア ウ ト エ リ ア 内 の R M D を 参 照 す る 。 更 に 、 記 録 速 度 情 報 復 調 部 15に よ り 、 目 標 タ イ ト ル の 記 録 時 で の 記 録 速度 情 報 d 15を 読 み 出 す 。
補 正 値 決 定 部 31は 記 録 速 度 情 報 d 15に 基 づ き 、 ィ コ ラ
ィ ザ 3 Aの 補 正 値 d 3 1を 決 定 す る 。 具 体 的 に は 例 え ば 、 記 録 速 度 が 大 き い ほ ど 高 周 波 数 帯 域 の ブ ー ス ト 量 を 持 ち 上 げ る 。 何 故 な ら 、 記 録 速 度 が 大 き い ほ ど 、 ア ナ ロ グ 信 号 d 2の 高 周 波 数 帯 域 、 特 に 最 短 マ ー ク 長 3 Tの 記 録 マ ー ク に 対 応 す る 帯 域 で は 、 ア ナ ロ グ 信 号 d 2の 振 幅 が減 少 す る か ら で あ る 。 上 記 の 補 正 に よ り 、 記 録 速 度 の 増 大 に 伴 う ア ナ ロ グ 信 号 d 2の 波 形 の 鈍 り が 補 償 で き る 。
閾 値 決 定 部 3 2は 再 生 ア ナ 口 グ 信 号 d 4の ク 口 ッ ク 信 号 d 5 aと 記 録 速 度 情 報 d 1 5と に 基 づ き 、 二 値 化 器 4 Aの 閾 値 を 決 定 す る 。 具 体 的 に は 例 え ば 、 記 録 速 度 が 大 き い ほ ど 閾 値 を 下 げ る 。 そ の 理 由 は 以 下 の 通 り で あ る : 記 録 速 度 が 大 き い ほ ど 、 D V D _ R の 記 録 層 に よ る 吸 収 エ ネ ル ギ ー が 減 少 す る の で 、 記 録 マ ー ク が 小 さ い 。 従 っ て 、 そ の 記 録 マ ー ク か ら の 再 生 ア ナ ロ グ 信 号 d 2で は 直 流 成分 が 減 少 し 、 .中 心 レ ベ ル が 低 下 す る カゝ ら で あ る 。 上 記 の 閾 値 の 決 定 に よ り 、 記 録 速 度 の 増 大 に 合 わ せ 、 ア ナ ロ グ 信 号 d
2の 直 流 成 分 の 減 少 を 補 償 で き る 。
こ う し て 、 実 施 例 9 .に よ る D V D プ レ ー ヤ は 、 記 録 速 度 の 増 大 に 伴 う 記 録 マ ー ク の 変 形 に 起 因 す る 再 生 ア ナ 口 グ 信 号 d 2の 歪 み を 、 D V D — R 3 0に 記 録 さ れ た 記 録 速 度 情 報 d 1 5に 基 づ き 補 償 で き る 。 従 っ て 、 再 生 デ ィ ジ タ ル 信 号 d 5の エ ラ ー レ ー ト を 低減 で き る 。
更 に 、 実 施 例 9 に よ る D V D プ レ ー ヤ で は 、 記 録 速 度 情 報 d 1 5を 目 標 タ イ ト リレ に 対 応 す る ボ ー ダ ア ウ ト エ リ ア か ら 読 み 出 し 得 る 。 従 っ て 、 特 に 複 数 タ イ ト ル の 連 続 再
生 時 、 ピ ッ ク ア ッ プ の シ ー ク 距 離 を 低 減 で き る 。 そ の 結 果 、 タ イ ト ル の 切 り 換 え に 要 す る 時 間 を 短 縮 で き る 。
以 上 の 説 明 か ら 明 ら か な よ う に 、 本 発 明 に よ る 記 録 可 能 型 光 デ ィ ス ク は デ ー タ 記 録 時 の 記 録 速 度 情 報 を 、 記 録 ス ト ラ テ ジ と 記 録 パ ワ ー 条 件 と 共 に 記 録 す る 。 そ れ に よ り 、 光 デ ィ ス ク 記 録 装 置 が デ ー タ 記 録 時 、 そ の 記 録 可 能 型 光 デ ィ ス ク か ら 記 録 速 度 情 報 を 、 記 録 ス ト ラ テ ジ と 記 録 パ ワ ー 条 件 と 共 に 読 み 出 し 得 る 。 従 っ て 、 光 デ ィ ス ク 記 録 装 置 が 設 定 記 録 速 度 に 適 し た 記 録 ス ト ラ テ ジ と 記 録 パ ワ ー 条 件 と を 、 上 記 の 記 録 可 能 型 光 デ ィ ス ク に 記 録 さ れ た も の か ら 検 索 で き る 。 そ の 結 果 、 光 デ ィ ス ク 記 録 装 置 が 最 適 な 記 録 ス ト ラ テ ジ と 記 録 パ ワ ー と を 、 確 実 に か つ 短 時 間 で 決 定 で き る 。
更 に 、 光 デ ィ ス ク 再 生 装 置 が 上 記 の 記 録 可 能 型 光 デ ィ ス ク か ら 記 録 速 度 情 報 を 読 み 出 し 得 る 。 従 っ て 、 光 デ ィ ス ク 再 生 装 置 は 、 再 生 対 象 デ ー タ の 記 録 速 度 に 合 わ せ 、 イ コ ラ イ ザ の 補 正 値 と 二 値 化 器 の 閾 値 と を 最 適 化 で き る 。 そ の 結 果 、 再 生 デ ー タ の エ ラ 一 レ ー ト を 低 減 で き る 。
本 発 明 に よ る 光 デ ィ ス ク 記 録 装 置 及 び そ の 記 録 方 法 は 、 デ ー タ 記 録 時 に 記 録 可 能 型 光 デ ィ ス グか ら 記 録 速 度 情 報 を 記 録 ス ト ラ テ ジ と 記 録 パ ワ ー 条 件 と 共 に 読 み 出 し 得 る 。 従 っ て 、 光 デ ィ ス ク 記 録 装 置 は 、 設 定 記 録 速 度 に 適 し た 記 録 ス ト ラ テ ジ と 記 録 パ ワ ー 条 件 と を 、 記 録 可 能 型 光 デ ィ ス ク に 記 録 さ れ た も の か ら 検 索 で き る 。 そ の 結
果 、 光 デ イ ス ク 記 録 装 置 は 展 ¾ な 録 ス 卜 ラ テ ジ と 記 録 パ ヮ一 と を 確 実 に か つ 短 時 間 で 決 定 で き る 。
上 記 の 光 デ イ ス ク 記 録 装 置 及 び記 録 方 法 で は更 に 、 設 /E BC ¾K 速 度 に 対 応 す る 目己 録 ス ト ラ テ ジ と 記 録 パ ワ ー 条 件 と が 記 録 可 能 型 光 デ イ ス ク に 記 録 さ れ て い' な い と き 、 光 デ イ ス ク 記 録 装 置 内 の メ モ リ か ら 設 定 記 録 速 度 に 適 し た 記 録 ス 卜 ラ テ ジ と 録 パ ヮ — 条 件 と を 検 索 し て も 良 い 。 そ れ に よ り 、 光 デ ィ ス ク 記 録 装 置 が 記 録 ス ト ラ テ ジ と 記 録 パ ヮ 一 と を 確 実 に か つ 短 時 間 で 最 適 化 で き る 。
本 発 明 に よ る 光 ァ イ ス ク 記 録 装 置 及 び記 録 方 法 で は 特 に、 記 録 マ ー ク の 特 定 部 分 に 対 応 す る 記 録 パ ル ス に 対 し 、 他 の 記 録 パ ル ス よ り 大 き い 記 録 パ ヮ ー を 設 定 し て も 良 い 。 そ れ に よ り 、 録 速 度 の 増 大 に 伴 う 記 録 マ ー ク の 歪 み を 効 率 良 く 低 減 で き る 。 そ の 結 果 、 記 録 パ ワ ー の 最 適化 を 確 実 に か つ 迅 速 に 実 現 で き る 。
本 発 明 に よ る 光 デ イ ス ク 再 生 装 置 は 、 再 生 対 象 テ 一 タ の 記 録 速 度 に 応 じ 、 ィ コ ラ ィ ザ の 補 正 値 と 二 値 化 部 の 閾 値 と を 決 定 す る 。 そ れ に よ り 、 デ 一 夕 再 生 時 、 記 録 速 度 の 増 大 に 伴 う 記 録 マ ー ク の 歪 み に 起 因 す る 再 生 ア ナ ロ グ 信 号 の 波 形 の 鈍 り 、 及 び 中 '、 レ ベ リレ の ず れ を 補償 で き る 。 そ の 結 果 、 再 生 つ タ の エ ラ ー レ一 卜 を 低 減 で き る 。
発 明 を あ る 程 度 の 詳 細 さ を も っ て 好 適 な 形 態 に つ レ て 説 明 し た が 、 こ の 好 適 形 態 の 現 開 示 内 容 は 構 成 の 細 部 に お い て 変 ィ匕 し て し カゝ る べ き も の で あ り 、 各 要 素 の 組 合 せ
や 順 序 の 変 化 は 請 求 さ れ た 発 明 の 範 囲 及 び 思 想 を 逸 脱す る こ と な く 実 現 し 得 る も の で あ る 。 産 業 上 の 利 用 の 可 能 性 本 発 明 に よ れ ば 、 光 デ ィ ス ク 記 録 装 置 が 、 等 倍 速 か ら n倍 速 ま で の い ず れ の 記 録 速 度 に 対 し て も 確 実 に か つ 短 時 間 で 記 録 ス ト ラ テ ジ と 記 録 ノ、 ° ヮ 一 と を 最 適 化 で き る 。 そ れ 故 、 本 発 明 に お け る 産 業 上 の 利 用 の 可 能 性 は 極 め て 高 い 。