WO2001006573A1 - Photodetecteur - Google Patents

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Haruhiro Funakoshi
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Hamamatsu Photonics K.K.
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Description

曰月糸田
光検出装置
技術分野
本発明は、 光検出素子に入射する光のうち背景光成分を除去して信号光成分の みを検出する光検出装置に関するものである。
背景技術
光検出装置は、 1以上の光検出素子を有しており、 各光検出素子が出力した電 流信号を積分回路により積分して、 その積分結果である電圧信号を出力する。 ま た、 光検出装置によっては、 アナログ信号である上記電圧信号をデジタル信号に 変換 (A/D変換) して、 このデジタル信号を出力するものもある。 もし、 この A/D変換の際に電圧信号が所定値を越える場合には、 その電圧信号に基づいて A / D変換され出力されるデジタル信号は、 その所定値に対応する値となって飽 和し、 その結果、 正確な光検出ができないという問題点がある。 そこで、 従来で は、 上記電圧信号の予想される最大値またはそれ以上の値を上記所定値として設 定することにより、 上記のような飽和が起こらないようにしていた。 また、 対数 圧縮等のテクニックを用いてダイナミックレンジを拡げる場合もあつた。
また、光検出装置は、例えばカメラに組み込まれる測距装置に用いられている。 この測距装置では、 発光ダイォ一ド等の投光手段から被写体に投光されたスポッ ト光の反射を 2つの光検出装置それそれにより検出し、 検出された 2つの信号に 基づいて測距が行われる。 このとき、 スポッ ト光成分 (信号光成分) を検出する 際には背景光成分も重畳されて検出されることから、 スポッ ト光が投光されてい ないときに背景光成分のみを検出して、 両者の差分をとることでスポット光成分 のみの信号を得て、 測距精度の向上を図っている。
発明の開示
しかし、 従来の光検出装置における積分回路では、 積分回路の要素回路である 増幅器が有する熱雑音等の各積分動作毎に異なる値の雑音成分に対して対策を施 していないことから、 ノイズ誤差が生じる可能性がある。 したがって、 この各積 分動作毎に異なるノイズ成分により、 光検出素子が検出する光の光量すなわち上 記電圧信号の値が小さい場合には、 光検出の S /N比は悪い。
また、 従来の光検出装置における A/D変換では、 飽和が起こらないようにす るために上記所定値として大きな値を設定することから、 光検出素子が検出する 光の光量すなわち上記電圧信号の値が小さい場合には、 出力されるデジタル信号 の分解能は悪くなる。
さらに、 光検出装置が測距装置に用いられる場合のように、 スポッ ト光成分お よび背景光成分の検出結果から背景光成分の検出結果を差し引くことによりスポ ッ 卜光成分のみの信号を得る場合には、 以下のような問題点がある。 すなわち、 スポット光成分に比べて背景光成分が大きい場合には、 その背景光成分が重畳さ れたスポッ ト光成分を検出したときの上記電圧信号が非常に大きくなり、それ故、 飽和が起こらないようにするために上記所定値として更に大きな値を設定する必 要がある。 したがって、 差し引いた結果として得られるスポッ ト光成分に基づい て出力されるデジ夕ル信号は分解能が更に悪くなる。
以上のように、 従来の光検出装置では S /N比が悪く、 また、 A/D変換する 場合には出力されるデジタル信号の分解能が悪い。 そこで、 本発明は、 上記問題 点を解消する為になされたものであり、 S /N比が優れた光検出装置を提供する ことを目的とする。 また、 A/D変換する場合に、 入射光強度が大きくても飽和 することなく、 入射光強度が小さくても分解能が優れた光検出装置を提供するこ とを目的とする。
本発明に係る光検出装置は、 (1 ) 入射光強度に応じた電流信号を出力する光検 出素子と、 (2) 光検出素子から出力された電流信号に応じて電荷を蓄積して、 そ の蓄積された電荷の量に応じた電圧信号を出力する積分回路と、 (3 ) 積分回路か ら出力される電圧信号を入力する入力端子と出力端子との間に順に設けられた第 1の結合容量素子および第 1の増幅器と、 第 1の増幅器の入出力間に並列的に設 / 786
けられた第 1の積分容量素子と、 第 1の積分容量素子に電圧信号の変化量に応じ た電荷量を蓄積させる第 1のスィッチ手段と、 を有する第 1の C D S回路と、 (4) 積分回路から出力される電圧信号を入力する入力端子と出力端子との間に順に設 けられた第 2の結合容量素子および第 2の増幅器と、 上記第 1の積分容量素子の 容量値と等しい容量値を有し第 2の増幅器の入出力間に並列的に設けられた第 2 の積分容量素子と、 第 2の積分容量素子に電圧信号の変化量に応じた電荷量を蓄 積させる第 2のスイッチ手段と、 を有する第 2の C D S回路と、 (5 ) 第 1の C D S回路の第 1の積分容量素子および第 2の C D S回路の第 2の積分容量素子それ それに蓄積されている電荷量の差分を求め、 その差分に応じた電圧信号を出力す る差分演算回路と、 を備えることを特徴とする。
この光検出装置によれば、 入射光強度に応じた電流信号が光検出素子から出力 され、 積分回路では、 光検出素子から出力された電流信号に応じて電荷が蓄積さ れて、その蓄積された電荷の量に応じた電圧信号が出力される。第 1の C D S (相 関二重サンプリング、 Correlated Double Sampling) 回路では、 積分回路から出 力される電圧信号が第 1の結合容量素子に入力し、 その入力した電圧信号の変化 量に応じた電荷量が第 1の積分容量素子に第 1のスィツチ手段により蓄積される。 同様にして、 第 2の C D S回路でも、 積分回路から出力される電圧信号が第 2の 結合容量素子に入力し、 その入力した電圧信号の変化量に応じた電荷量が第 2の 積分容量素子に第 2のスィッチ手段により蓄積される。 そして、 差分演算回路で は、 第 1の C D S回路の第 1の積分容量素子および第 2の C D S回路の第 2の積 分容量素子それそれに蓄積されている電荷量の差分が求められ、 その差分に応じ た電圧信号が出力される。
また、 本発明に係る光検出装置は、 積分回路、 第 1の C D S回路、 第 2の C D S回路および差分演算回路それぞれの動作を制御するタイミング制御回路を更に 備え、 被写体に向けてスポッ ト光を投光する投光手段とともに用いられる光検出 装置であって、 タイミング制御回路は、 (1 ) 投光手段により被写体にスポット光 が投光されている第 1の期間に、 光検出素子が当該スポット光成分および背景光 成分を検出したときに積分回路が出力した電圧信号の変化量に基づいて第 1の電 荷量を第 1の C D S回路の第 1の積分容量素子に蓄積させ、 (2 ) 投光手段により 被写体にスポッ卜光が投光されていない第 2の期間に、 光検出素子が背景光成分 を検出したときに積分回路が出力した電圧信号の変化量に基づいて第 2の電荷量 を第 2の C D S回路の第 2の積分容量素子に蓄積させ、 (3 ) 第 1および第 2の期 間の後の第 3の期間に、 第 1の C D S回路の第 1の積分容量素子および第 2の C D S回路の第 2の積分容量素子それそれに蓄積されている電荷量の差分を差分演 算回路に演算させて、その差分に応じた電圧信号を差分演算回路から出力させる、 ことを特徴とする。
この場合には、 この光検出装置は、 タイミング制御回路による制御の下に、 以 下のように作用する。 すなわち、 第 1の期間に、 光検出素子がスポット光成分お よび背景光成分を検出したときに積分回路が出力した電圧信号の変化量に応じた 第 1の電荷量が第 1の C D S回路の第 1の積分容量素子に蓄積される。 また、 第 2の期間に、 光検出素子が背景光成分を検出したときに積分回路が出力した電圧 信号の変化量に応じた第 2の電荷量が第 2の C D S回路の第 2の積分容量素子に 蓄積される。 そして、 第 3の期間に、 第 1の C D S回路の第 1の積分容量素子お よび第 2の C D S回路の第 2の積分容量素子それそれに蓄積されている電荷量の 差分が差分演算回路により求められて、 その差分に応じた電圧信号が差分演算回 路から出力される。 この差分演算回路から出力される電圧信号は、 スポット光成 分に応じたものとなる。 なお、 第 1および第 2の期間のうち何れが先であっても よい。
また、 本発明に係る光検出装置は、 (1 ) 光検出素子、 積分回路、 第 1の C D S 回路、 第 2の C D S回路および差分演算回路を N組 (N≥ 2 ) 備え、 (2 ) N個の 差分演算回路それそれに対応して設けられ、 各差分演算回路から出力される電圧 信号を保持して出力する N個のホールド回路を更に備え、 また、 (3) N個のホー ルド回路それそれから出力される電圧信号を順次に入力し、 その電圧信号をデジ タル信号に変換して、そのデジタル信号を出力する AZD変換回路を更に備える、 ことを特徴とする。
この場合には、光検出素子、積分回路、第 1の C D S回路、第 2の C D S回路、 差分演算回路およびホールド回路が N組備えられている。 各組の差分演算回路か ら出力される電圧信号は、 ホールド回路により保持される。 そして、 A/D変換 回路では、 N個のホールド回路それぞれから出力される電圧信号が順次に入力さ れ、その電圧信号がデジタル信号に変換されて、そのデジタル信号が出力される。 すなわち、 1次元像または 2次元像が撮像されて、 その撮像結果がデジタル信号 として出力される、
また、 本発明に係る光検出装置は、 N個の差分演算回路またはホールド回路そ れそれから出力される電圧信号の最大値を検出する最大値検出回路を更に備え、 A/D変換回路は、 最大値検出回路により検出された最大値に基づいて AZD変 換レンジを設定する、ことを特徴とする。この場合には、最大値検出回路により、 N個の差分演算回路またはホールド回路それそれから出力される電圧信号の最大 値が検出される。 そして、 A/D変換回路では、 最大値検出回路により検出され た最大値に基づいて A/D変換レンジが設定される。
図面の簡単な説明
図 1は本実施形態に係る光検出装置の全体の概略構成図である。
図 2は本実施形態に係る光検出装置の積分回路の回路図である。
図 3は本実施形態に係る光検出装置の第 1の C D S回路、 第 2の C D S回路お よび差分演算回路それそれの回路図である。
図 4は本実施形態に係る光検出装置のホールド回路の回路図である。
図 5は本実施形態に係る光検出装置の最大値検出回路の回路図である。
図 6は本実施形態に係る光検出装置の A/D変換回路の回路図である。
図 7は A/D変換回路中の可変容量積分回路の詳細な回路図である。 図 8A、 図 8B、 図 8 C、 図 8D、 図 8E、 図 8 F、 図 8 G、 図 8 H、 図 81、 図 8 J、 図 8K、 図 8 L、 図 8 Mは本実施形態に係る光検出装置の動作を説明す るためのタイミングチヤートである。
図 9 A、図 9 B、図 9 C、図 9 Dは A/D変換回路の動作を説明する図である。 図 10は他の実施形態に係る光検出装置の差分演算回路の回路図である。 発明を実施するための最良の形態
以下、 添付図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。 なお、 図面 の説明において同一の要素には同一の符号を付し、 重複する説明を省略する。 ま た、 Nは 2以上の整数であり、 添え字 nは特に明示しない限り 1から Nまでの任 意の整数を示すものとする。
先ず、 本発明に係る光検出装置の実施形態について、 図 1〜図 7を用いて説明 する。 図 1は本実施形態に係る光検出装置の全体の概略構成図である。 本実施形 態に係る光検出装置は、 N個のュニット 10 (^〜丄 00N、 最大値検出回路 20 0、 タイミング制御回路 300、 A/D変換回路 400およびシフ トレジス夕 5 00を備えて構成されている。各ュニット 100nは、 フォトダイォ一ド PD、 積 分回路 10、 第 1の CDS回路 2 1、 第 2の CD S回路 22、 差分演算回路 (差 動増幅回路) 30、 ホールド回路 40およびスィッチ素子 SW5を含む。各ュニッ ト 100nの積分回路 10は互いに同様の構成であり、 各ュニット 100nの第 1 の CDS回路 2 1は互いに同様の構成であり、各ュニット 100nの第 2の CDS 回路 22は互いに同様の構成であり、各ュニット 100nの差分演算回路 30は互 いに同様の構成であり、 また、 各ュニット 100nのホールド回路 40は互いに同 様の構成である。 したがって、 N個のユニット 10 (^〜 100Nは互いに同様の 構成である。
各ュニット 100nのフォトダイオード PDは、 アノード端子が接地され、 カソ -ド端子が積分回路 10の入力端子に接続されている。フォトダイォード PDは、 入射光強度に応じた電流信号を、 アノード端子から積分回路 10の入力端子へ出 力する。各ュニッ ト 100nのフォトダイォード PDは、 1次元状または 2次元状 に配置されており、 1次元像または 2次元像を検出する。
図 2は本実施形態に係る光検出装置の積分回路 10の回路図である。 各ュニッ ト 100nの積分回路 10は、入力端子と出力端子との間に互いに並列にアンプ A 容量素子 Ctおよびスィッチ素子 SWtが接続されている。 積分回路 10は、 ス イッチ素子 が閉じているときには、 容量素子 を放電して初期化する。 一 方、 積分回路 10は、 スィッチ素子 SW!が開いているときには、 フォトダイォー ド PDから入力端子に入力した電荷を容量素子 Ctに蓄積して、その蓄積された電 荷に応じた電圧信号を出力端子から出力する。 スィツチ素子 は、 タイミング 制御回路 300から出力される Reset信号に基づいて開閉する。
図 3は、 本実施形態に係る光検出装置の第 1の CDS回路 2 1、 第 2の CDS 回路 22および差分演算回路 30それそれの回路図である。
各ュニット 100nの第 1の CDS回路 21は、入力端子と出力端子との間に順 にスィッチ素子 SW211、 結合容量素子 C2Uおよびアンプ A21を有している。 また、 アンプ A21の入出力間にスィツチ素子 SW212および積分容量素子 C212が互いに並 列的に接続されている。 スィッチ素子 swmおよび sw212は、 積分容量素子 c212 に電荷を蓄積させるためのスィツチ手段として作用する。 第 1の CDS回路 21 は、 スィッチ素子 sw212が閉じているときには、 積分容量素子 c212を放電して初 期化する。スィツチ素子 sw212が開きスィツチ素子 sw211が閉じているときには、 入力端子から結合容量素子 C211を経て入力した第 1の電荷を積分容量素子 C212に 蓄積して、 その蓄積された電荷に応じた電圧信号を出力端子から出力する。 スィ ツチ素子 SW211は、 タイミング制御回路 300から出力される CSW211信号に基づ いて開閉する。 また、 スイッチ素子 SW212は、 タイミング制御回路 300から出 力される Clampl信号に基づいて開閉する。
各ュニヅト 100nの第 2の CDS回路 22は、入力端子と出力端子との間に順 にスィッチ素子 SW221、 結合容量素子 C221およびアンプ A22を有している。 また、 アンプ A22の入出力間にスィツチ素子 SW222および積分容量素子 C222が互いに並 列的に接続されている。 スィッチ素子 SW221および SW222は、 積分容量素子 C222 に電荷を蓄積させるためのスィツチ手段として作用する。 第 2の CD S回路 22 の積分容量素子 C 222の容量値は、 第 1の CD S回路 2 1の積分容量素子 C212の容 量値と等しい。 第 2の CD S回路 22は、 スィッチ素子 SW222が閉じているとき には、 積分容量素子 C 222を放電して初期化する。 スィッチ素子 SW222が開きスィ ツチ素子 SW221が閉じているときには、 入力端子から結合容量素子 C221を経て入 力した第 2の電荷を積分容量素子 C 222に蓄積して、 その蓄積された電荷に応じた 電圧信号を出力端子から出力する。 スィッチ素子 SW221は、 タイミング制御回路 300から出力される CSW221信号に基づいて開閉する。 また、 スィッチ素子 SW 222は、タイミング制御回路 300から出力される CIamp2信号に基づいて開閉する。 各ュニヅ 卜 100Πの差分演算回路 30は、 2つの入力端子 30 aおよび 30 b ならびに 1つの出力端子 30 cを有しており、 第 1の入力端子 30 aが第 1の C D S回路 2 1の出力端子に接続され、 第 2の入力端子 30 bが第 2の CD S回路 22の出力端子に接続されている。 差分演算回路 30は、 スィッチ素子 SW31〜 SW33、 容量素子 C3およびアンプ A3を備える。 第 1の入力端子 30 aと出力端子 30 cとの間に順に、スィツチ素子 SW31、容量素子 C3およびアンプ A3が配され、 第 2の入力端子 3 Obと出力端子 30 cとの間に順に、 スィッチ素子 SW32、 容 量素子 C3およびアンプ A3が配されている。 また、 容量素子 C3とアンプ A3との接 続点がスィツチ素子 SW33を介して接地されている。
この差分演算回路 30は、 スィツチ素子 SW33を閉じているときにスィツチ素 子 SW32を開きスィツチ素子 SW31を一定期間だけ閉じることで、 第 1の CD S回 路 2 1から出力された電圧信号を入力して、容量素子 C3に電荷 Q 1だけ充電する。 また、 差分演算回路 30は、 スィッチ素子 SW33を開いているときにスィッチ素 子 SW31を開きスィツチ素子 SW32を一定期間だけ閉じることで、 第 2の CD S回 路 22から出力された電圧信号を入力して、容量素子 C3から電荷 Q 2を放電する。 このようにして、 差分演算回路 3 0は、 電荷 Q 1と電荷 Q 2との差分すなわち電 荷 (Q l— Q 2 ) を容量素子 C3に蓄積して、 その蓄積された電荷 (Q 1— Q 2 ) に応じた電圧信号をアンプ A3から出力する。 スィッチ素子 S W31は、 タイミング 制御回路 3 0 0から出力される Sajnplel信号に基づいて開閉する。スィツチ素子 S W32は、 夕イミング制御回路 3 0 0から出力される Sample2信号に基づいて開閉す る。 また、 スィッチ素子 S W33は、 タイミング制御回路 3 0◦から出力される Clamp3信号に基づいて開閉する。
図 4は本実施形態に係る光検出装置のホールド回路 4 0の回路図である。 各ュ ニット 1 0 0 nのホールド回路 4 0は、入力端子と出力端子との間に順にスィツチ 素子 S W4およびアンプ A4を有し、 スイッチ素子 S W4とアンプ A4との接続点が容 量素子 C4を介して接地されている。 ホールド回路 4 0は、 スィッチ素子 S W4が 閉じているときに差分演算回路 3 0から出力された電圧信号を容量素子 C4に記 憶し、 スィッチ素子 S W4が開いた後も、 容量素子 C4の電圧信号を保持して、 そ の電圧信号をアンプ A4を介して出力する。 スィッチ素子 S W4は、 タイミング制 御回路 3 0 0から出力される Hold信号に基づいて開閉する。 各ュニット 1 0 0 Π のスィッチ素子 S W5は、 シフトレジス夕 5 0 0により制御されて順次に開き、 ホ ールド回路 4 0から出力される電圧信号を A/D変換回路 4 0 0に順次に入力さ せる。
図 5は本実施形態に係る光検出装置の最大値検出回路 2 0 0の回路図である。 最大値検出回路 2 0 0は、 N M O S トランジスタ Ί 〜ΤΝ、 抵抗器 R 〜R23およ び差動アンプ A2()1を備える。 各トランジスタ Τπのソース端子は接地され、 各トラ ンジス夕 Τηのドレイン端子は、抵抗器 R2Q3を介して電源電圧 Vddに接続されると ともに、 抵抗器 R2()1を介して差動アンプ A2()1の反転入力端子に接続されている。 各トランジスタ Tnのゲ一ト端子は、 ユニット 1 0 0 ηのホールド回路 4 0の出力 端子と接続されており、 ホールド回路 4 0から出力される電圧信号 Vn3が入力す る。 また、 差動アンプ A2Q1の反転入力端子と出力端子との間には抵抗器 R2Q2が設 けられ、 差動アンプ A の非反転入力端子は接地されている。 この最大値検出回 路 2 0 0では、各ュニッ ト 1 0 0 nのホールド回路 4 0から出力された電圧信号 V n3がトランジスタ Tnのゲート端子に入力され、各電圧信号 Vn3のうちの最大値に応 じた電位がトランジスタ Tnのドレイン端子に現れる。 そして、 そのドレイン端子 の電位は、 抵抗器 R および: 2Q2それそれの抵抗値の比に応じた増幅率で差動ァ ンプ A2Q1により増幅され、 その増幅された電圧の値が最大電圧値 V として出力 端子から A/D変換回路 4 0 0へ出力される。
図 6は本実施形態に係る光検出装置の AZD変換回路 4 0 0の回路図である。 A/D変換回路 4 0 0は、 最大値検出回路 2 0 0から出力される最大電圧値 を入力し、 この最大電圧値 Vfflaxを A/D変換レンジとする。 そして、 A/D変換 回路 4 0 0は、各ュニッ ト 1 0 0 nのホールド回路 4 0から出力される電圧信号 V n3をスィッチ素子 S W5を介して順次に入力し、 その電圧信号 (アナログ信号) を デジタル信号に変換して出力する。 八/0変換回路4 0 0は、 可変容量積分回路 4 1 0、 比較回路 A42、 容量制御部 4 2 0および読み出し部 4 3 0を備える。 可変容量積分回路 4 1 0は、 容量素子 C4Q1、 アンプ A4(n、 可変容量部 C4。。およ びスイッチ素子 S W401を備える。 アンプ A401は、 各ュニヅト 1 0 0 Πのホールド回 路 4 0から出力されスィツチ素子 S W5を介して順次に到達した電圧信号 Vn3を、 容量素子 C4()1を介して反転入力端子に入力する。 ァンプ A術の非反転入力端子は 接地されている。 可変容量部 C柳は、 容量が可変であって制御可能であり、 アン プ A4()1の反転入力端子と出力端子との間に設けられ、 入力した電圧信号に応じて 電荷を蓄える。 スィッチ素子 S W4Q1は、 アンプ A の反転入力端子と出力端子と の間に設けられ、 開いているときには可変容量部 C棚に電荷の蓄積を行わせ、 閉 じているときには可変容量部 C価における電荷蓄積をリセットする。 そして、 可 変容量積分回路 4 1 0は、 各ュニット 1 0 0 nから順次に出力された電圧信号 Vn3 を入力し、 可変容量部 C,の容量に応じて積分し、 積分した結果である積分信号 を出力する。 比較回路 A4Q2は、 可変容量積分回路 4 1 0から出力された積分信号を反転入力 端子に入力し、 最大値検出回路 2 0 0から出力された最大電圧値 Vmaxを非反転入 力端子に入力し、 これら 2つの入力信号の値を大小比較して、 その大小比較の結 果である比較結果信号を出力する。
容量制御部 4 2 0は、 比較回路 A から出力された比較結果信号を入力し、 こ の比較結果信号に基づいて可変容量部 C棚の容量を制御する容量指示信号 Cを出 力するとともに、 この比較結果信号に基づいて積分信号の値と最大電圧値 Vnaxと が所定の分解能で一致していると判断した場合に可変容量部 C棚の容量値に応じ た第 1のデジタル信号を出力する。
読み出し部 4 3 0は、 容量制御部 4 2 0から出力された第 1のデジタル信号を 入力し、 この第 1のデジタル信号に対応する第 2のデジタル信号を出力する。 第 2のデジタル信号は、 第 1のデジタル信号の値から可変容量積分回路 4 1 0のォ フセット値を除去した値を示すものである。 読み出し部 4 3 0は、 例えば記憶素 子であり、 第 1のデジタル信号をアドレスとして入力し、 記憶素子のそのアドレ スに記憶されているデ一夕を第 2のデジタル信号として出力する。 この第 2のデ ジ夕ル信号は、 本実施形態に係る光検出装置から出力される光検出信号となる。 図 7は A/D変換回路 4 0 0中の可変容量積分回路 4 1 0の詳細な回路図であ る。 この図では、 1 / 24= 1 / 1 6の分解能を有する A/D変換機能を備える回 路構成を示し、 以下、 この回路構成で説明する。
この図に示すように、 可変容量部 C糊は、 容量素子 C4U~ C414、 スィッチ素子 s W4U〜 s w414およびスィヅチ素子 s w421〜 s w424を備える。
容量素子 c411およびスィッチ素子 S W4Uは、 互いに縦続接続 (直列接続) され て、 アンプ A4()1の反転入力端子と出力端子との間に設けられており、 スィッチ素 子 S W421は、 容量素子 C411およびスィツチ素子 S W411の接続点と接地電位との間 に設けられている。
容量素子 C412およびスイッチ素子 S W412は、 互いに縦続接続されて、 アンプ A 4()1の反転入力端子と出力端子との間に設けられており、 スィツチ素子 sw422は、 容量素子 c412およびスィッチ素子 s w412の接続点と接地電位との間に設けられて レヽる。
容量素子 C413およびスィッチ素子 SW413は、 互いに縦続接続されて、 アンプ A 4Q1の反転入力端子と出力端子との間に設けられており、 スィツチ素子 SW423は、 容量素子 c413およびスィッチ素子 s w413の接続点と接地電位との間に設けられて レ、る。
容量素子 C414およびスィッチ素子 SW414は、 互いに縦続接続されて、 アンプ A 401の反転入力端子と出力端子との間に設けられており、 スィツチ素子 SW424は、 容量素子 c414およびスィッチ素子 s w414の接続点と接地電位との間に設けられて いる。
スィツチ素子 SW411 SW414それそれは、 図 6に示した容量制御部 420から 出力された容量指示信号 Cのうち、 C I 1 C 14に基づいて開閉する。
スィツチ素子 SW421 SW424それそれは、 図 6に示した容量制御部 420から 出力された容量指示信号 Cのうち、 C 2 1 C 24に基づいて開閉する。
容量素子 c411 c414の容量値を c411 c414で表すとすれば、 これらは、 c。を定 数として、
Figure imgf000014_0001
411 +し 412+ C413+ 414一し 0 .· 」)
なる関係を満たす。
次に、本実施形態に係る光検出装置の動作について、図 8A、図 8B、図 8 C 図 8D、 図 8E、 図 8 F、 図 8G、 図 8H、 図 81、 図 8 J、 図 8K、 図 8 L 図 8Mおよび図 9A、 図 9B、 図 9 C、 図 9Dを用いて説明する。
図 8 A〜図 8 Lは、 本実施形態に係る光検出装置の動作を説明するためのタイ ミングチャートである。 なお、 以下では、 本実施形態に係る光検出装置が発光ダ ィオード等の投光手段 LED (図 1参照) とともに測距装置を構成する場合につ いて説明する。
すなわち、 以下に説明する動作は、 背景光成分を除去して、 発光ダイオード L EDから被写体 OB Jに投光されたスポッ ト光成分 (信号光成分) のみについて の光検出信号を出力するものである。
時刻 に、 Reset信号が論理 Hとなることにより、 積分回路 10のスィッチ素 子 が閉じて、 容量素子 が放電され初期化される。 また、 Clampl信号も論 理 Hとなることにより、 第 1の CDS回路 21のスィツチ素子 SW212が閉じて、 第 1の CD S回路 21における CD S動作が停止される。
時刻 に、 Reset信号が論理 Lとなることにより、 積分回路 10のスィッチ素 子 SW,が開く。 そして、 時刻 t2以降、 フォトダイオード PDから出力された電 荷が容量素子 に蓄積されていき、積分回路 10の出力端子から出力される電圧 信号は次第に大きくなつていく。 この時刻 t2では、 Clampl信号は論理 Hのままで あり、 第 1の CDS回路 21のスイッチ素子 SW212は閉じたままである。 また、 時刻 t2では、 CSW211信号は論理 Lであり、 第 1の CDS回路 21のスィッチ素子 SW2Uは開いている。
時刻 t3に、 Clampl信号が論理 Lとなることにより、 第 1の CDS回路 21のス イッチ素子 SW212が開き、 また、 CSW211信号が論理 Hとなることにより、 第 1の CDS回路 21のスィッチ素子 SW211が閉じる。 そして、 時刻 t3から一定時間 T 経過後の時刻 t4に、 CSW211信号が論理 Lとなることにより、 第 1の CDS回路 2 1のスィッチ素子 SW2Uが開く。
時刻 t2〜t4の期間では、 発光ダイオード LEDから被写体にスポヅ ト光が投 光されている。 したがって、 発光ダイオード LEDから投光され被写体〇B Jに より反射されたスポッ 卜光成分および背景光成分の双方がフォトダイォード PD に入射して、 それによつて発生した電流信号がフォトダイォード PDから出力さ れる。 そして、 その電流信号を入力した積分回路 10では、 容量素子 に電荷が 蓄積され、 その蓄積された電荷の量に応じた電圧信号が積分回路 10から出力さ れる。
また、 時刻 t3〜t4の期間 (第 1の期間) では、 積分回路 10の出力端子から 出力される電圧信号が第 1の CDS回路 2 1に入力して、時刻 13以降の入力電圧 信号の変化分に相当する電荷が積分容量素子 C212に蓄積され、 その蓄積された電 荷の量に応じた電圧信号が第 1の CD S回路 2 1から出力される。
したがって、 時刻 t4以降に第 1の CD S回路 2 1から出力される電圧信号は、 時刻 13および時刻 4それそれに積分回路 10から出力される電圧信号の差に相 当する電圧値 Vnlとなり、 積分回路 10にて生じるノイズ成分が除去されたもの となる。
時刻 t4に、 Reset信号が論理 Hとなることにより、 積分回路 10のスィッチ素 子 SWiが閉じて、 容量素子 が放電され初期化される。 また、 Clajnp2信号も論 理 Hとなることにより、 第 2の CD S回路 22のスィツチ素子 SW222が閉じて、 第 2の CD S回路 22における CD S動作が停止される。
時刻 t5に、 Reset信号が論理 Lとなることにより、 積分回路 10のスィッチ素 子 SWtが開く。 そして、 時刻 t5以降、 フォトダイオード PDから出力された電 荷が容量素子 に蓄積されていき、積分回路 10の出力端子から出力される電圧 信号は次第に大きくなつていく。 この時刻 15では、 Clamp2信号は論理 Hのままで あり、 第 2の CDS回路 22のスィッチ素子 SW222は閉じたままである。 また、 時刻 t5では、 CSW221信号は論理 Lであり、 第 2の CDS回路 22のスィヅチ素子 SW221は開いている。
時刻 t6に、 Clamp2信号が論理 Lとなることにより、 第 2の CDS回路 22のス イッチ素子 SW222が開き、 また、 CSW221信号が論理 Hとなることにより、 第 2の CD S回路 22のスィッチ素子 SW221が閉じる。 そして、 時刻 16から一定時間 T 経過後の時刻 17に、 CSW221信号が論理 Lとなることにより、 第 2の CDS回路 2 2のスィッチ素子 SW221が開く。
時刻 t5〜t7の期間では、 発光ダイオードから被写体にスポット光が投光され ていない。 したがって、 背景光成分のみがフォトダイオード PDに入射して、 そ れによって発生した電流信号がフォトダイォ一ド PDから出力される。 そして、 その電流信号を入力した積分回路 10では、 容量素子 に電荷が蓄積され、 その 蓄積された電荷の量に応じた電圧信号が積分回路 10から出力される。 また、 時 刻 t6〜t7の期間 (第 2の期間) では、 積分回路 10の出力端子から出力される 電圧信号が第 2の CD S回路 22に入力して、時刻 t6以降の入力電圧信号の変化 分に相当する電荷が積分容量素子 C222に蓄積され、 その蓄積された電荷の量に応 じた電圧信号が第 2の CD S回路 22から出力される。 したがって、 時刻 t7以降 に第 2の CD S回路 22から出力される電圧信号は、 時刻 6および時刻 17それ それに積分回路 10から出力される電圧信号の差に相当する電圧値 ν となり、 積分回路 10にて生じるノィズ成分が除去されたものとなる。
時刻 7以降では、 第 1の CDS回路 2 1の積分容量素子 C212に蓄積されている 電荷は、 スポッ 卜光成分と背景光成分とを加算したものに相当するものであり、 第 2の CD S回路 22の積分容量素子 C 222に蓄積されている電荷は、 背景光成分 のみに相当するものである。 また、 時刻 t3〜t4までの期間 (第 1の期間) と時 刻 t6〜t7までの期間 (第 2の期間) とは互いに等しい時間 Tであり、 第 1の C DS回路 2 1の積分容量素子 C212および第 2の CDS回路 22の積分容量素子 C 222それそれの容量は互いに等しいので、電圧値 Vnlは、 スポット光成分と背景光成 分とを加算したものに相当するものであり、 電圧値 は、 背景光成分のみに相 当するものであり、 したがって、 これら間の電圧差 AVN= (VNL— V ) は、 スポ ット光成分のみに相当するものである。 そこで、 時刻 t8以降では、 この電圧差△ Vnが差分演算回路 30により以下のようにして求められる。
時刻 t7以降 (第 3の期間) 、 Reset信号は論理 Hであり、 積分回路 10のスィ ッチ素子 s が閉じて、容量素子 が放電され初期化状態が維持される。 Clajnpl 信号は論理 Lであり、 第 1の CDS回路 2 1のスイッチ素子 SW212が開いたまま である。 また、 Clamp2信号は論理 Lであり、 第 2の C D S回路 22のスィッチ素 子 s w222が開いたままである。
時刻 1 7以降の第 3の期間のうち時刻 8~ 9の期間に、 Samplel信号は論理 Hで あり、 差分演算回路 3 0のスイッチ素子 S W31は閉じる。 このとき、 Sample2信号 は論理 Lであり、 差分演算回路 3 0のスイッチ素子 S W32は開いており、 また、 Clamp3信号は論理 Hであり、 差分演算回路 3 0のスィッチ素子 S W33は閉じてい る。 この期間に、 第 1の C D S回路 2 1の出力端子から出力される電圧値 Vnlが 差分演算回路 3 0のスィツチ素子 S W31を介して容量素子 C3に入力し、 その電圧 値 Vnlが容量素子 C3に保持される。
時刻 17以降の第 3の期間のうち時刻 t ί0〜 t uの期間に、 Sajnple2信号は論理 H であり、 差分演算回路 3 0のスィッチ素子 S W32は閉じる。 このとき、 Samplel信 号は論理 Lであり、差分演算回路 3 0のスィツチ素子 S W31は開いており、 また、 Clamp3信号は論理 Lであり、 差分演算回路 3 0のスィツチ素子 S W33は開いてい る。 この期間に、 第 2の C D S回路 2 2の出力端子から出力される電圧値 が 差分演算回路 3 0のスィヅチ素子 S W32を介して容量素子 C3に入力する。 このと き、 差分演算回路 3 0のスィッチ素子 S W33は開いているので、 差分演算回路 3 0の容量素子 C3には、 電圧値 と電圧値 Vnlとの差 Δ νπが保持される。 この電 圧値 Δ νηは、 スポット光成分のみに相当するものである。
そして、 時刻 。に Hold信号が論理 Ηとなり、 ホールド回路 4 0のスィッチ素 子 S W4が閉じると、 差分演算回路 3 0の容量素子 C3に保持されている電圧値△ Vnは、 差分演算回路 3 0のアンプ Α3およびホールド回路 4 0のスイッチ素子 S W4を経て、 ホールド回路 4 0の容量素子 C4に保持される。 時刻 t uに Hold信号が 論理 Lとなってスィツチ素子 S W4が開いた後も、ホールド回路 4 0の容量素子 C 4に保持された電圧値 Δ νηは、 アンプ Α4から電圧信号 Vn3として出力される。 各ュニット 1 0 0 nのホールド回路 4 0から出力された電圧信号 Vn3は、 最大値 検出回路 2 0 0に入力して最大電圧値 Vmaxが検出される。 また、 各ュニッ 卜 1 0 0 Πのスィツチ素子 S W5がシフトレジス夕 5 0 0により順次に閉じられて、 各ュ ニット 100nのホールド回路 40から出力された電圧信号 Vn3は A/D変換回路 400に順次に入力する。
続いて、 図 9 A〜図 9Dを用いて、 AZD変換回路 400の動作を説明する。 時刻 tuにおいては、 可変容量積分回路 41 0のスィツチ素子 SW4Q1は閉じられ、 可変容量積分回路 410はリセット状態とされている。 また、 可変容量積分回路 410のスィツチ素子 SW4U〜SW414それそれが閉じられ、 スィツチ素子 SW421 〜SW424それぞれが閉じられて、 可変容量部 C側の容量値が C。に設定されている c そして、 時刻 tlt以降の或る時刻に、 AZD変換回路 400のスイッチ素子 S W4(Uが開かれ、第 1番目のュニッ ト 100iのスィツチ素子 SW5が閉じられる。ュ ニット 10 のホールド回路 40から出力された電圧信号 V13は、スィツチ素子 S W5を介して、 A/D変換回路 400の可変容量積分回路 410に入力する。可変 容量積分回路 410の容量素子 C4fllに電圧信号 V13が入力すると、その電圧信号 V 13の値と可変容量部 C柳の容量値 とに応じた電荷 Qが可変容量部 C棚に流入す る (図 9A参照) 。 このとき、 可変容量積分回路 410から出力される積分信号 の値 Vsaは、
Vsa:V13=Q/(V"(3)
なる式で表される。
引き続き、 容量制御部 420は、 可変容量部 C柳のスィッチ素子 SW412〜SW 414を開いた後、 スイッチ素子 SW422〜SW424を閉じる (図 9B参照)。 この結果、 可変容量部 C側の容量値は C4Uとなり、 可変容量積分回路 410から出力される 積分信号の値 Vsbは、
Vsb=Q/C '(4)
となる。 この積分信号は、 比較回路 A4Q2に入力し、 その値が最大電圧値 Vraaxと大 小比較される。
もし、 ν >ν^であれば、この比較結果を受けて容量制御部 420は、さらに、 可変容量部 C棚のスィツチ素子 SW422を開いた後に、 スィツチ素子 SW412を閉じ る (図 9 C参照) 。 この結果、 可変容量部 C柳の容量値は C411+C412となり、 可 変容量積分回路 410から出力される積分信号の値 Vscは、
VSC=Q/ (C411+C412) 〜(5)
となる。 この積分信号は、 比較回路八42に入力し、 その値が最大電圧値 '^と大 小比較される。
また、 Vsb<VnMであれば、この比較結果を受けて容量制御部 420は、さらに、 可変容量部 C側のスィヅチ素子 SW4I1および SW422を開いた後に、 スィツチ素子 SW412および SW421を閉じる (図 9D参照) 。 この結果、 可変容量部 C個の容量 値は C412となり、 可変容量積分回路 410から出力される積分信号の値 Vsdは、 Vsd=Q/C412〜(6)
となる。 この積分信号は、 比較回路 A4C2に入力し、 その値が最大電圧値 Vnaxと大 小比較される。
以後、 同様にして、 可変容量積分回路 410、 比較回路 A42および容量制御部 420からなるフィードバックループにより、 積分信号の値と基準電位 V ^とが 所定の分解能で一致していると容量制御部 420により判断されるまで、 可変容 量部 c4。。の容量値の設定、 および、 積分信号の値と最大電圧値 vnaxとの大小比較 を繰り返す。 容量制御部 420は、 このようにして可変容量部 C棚の容量素子 C 4U〜C414の全てについて容量制御を終了すると、 可変容量部 C棚の最終的な容量 値に応じたデジタル信号を読み出し部 430へ向けて出力する。
読み出し部 430では、 容量制御部 420から出力されたデジタル信号をアド レスとして入力し、記憶素子のそのァドレスに記憶されているデジタルデータを、 本実施形態に係る光検出装置の光検出信号として出力する。 以上のようにして、 第 1番目のュニット 100iのフォトダイォ一ド PDが検出したスポット光の光 量に応じた電圧信号 V13は、 A/D変換回路 400によりデジタル信号に変換さ れ、 そのデジタル信号が光検出信号として出力される。 以降同様にして、 第 2番 目以降のュニット 100nのフォトダイォード PDが検出したスポヅト光の光量 に応じた電圧信号 Vn3は、 A/D変換回路 4 0 0によりデジタル信号に変換され、 そのデジタル信号が光検出信号として順次に出力される。
可変容量積分回路 4 1 0に入力する各電圧信号 Vn3の最大値が最大電圧値 Vmax であり、可変容量部 C柳の容量値の最大値が C。であることから、上記(3)式より、 可変容量部 C4。。に流入する電荷 Qの最大値は V · CQである。 そして、 或る第 n 番目の電圧信号 Vn3が最大電圧値 νπωであるときには、可変容量部 C棚のスィツチ 素子 S W411〜 S W414の全てが閉じられて可変容量部 C棚の容量値は C βとなる。 一 方、他の或る第 η番目の電圧信号 Vn3が最大電圧値 Vmaxより小さい値であるときに は、 可変容量部 C侧に流入する電荷 Qは Vmax · Cflより小さいので、 可変容量部 C 棚のスィッチ素子 S W4U〜S W414のうち何れかが開くことにより、 可変容量積分 回路 4 1 0から出力される積分信号は最大電圧値 V と等しくなる。
以上のように、 最大値検出回路 2 0 0から出力され比較回路 A4C2に入力される 最大電圧値 VmJま、 AZD変換回路 4 0 0が飽和することなく A/D変換するこ とができる電圧信号 Vn3の最大値すなわち A/D変換レンジを規定している。 し かも、 A/D変換回路 4 0 0に入力する各電圧信号 Vn3のうち何れかの値は必ず 最大電圧値 V であるから、 上記 Aノ D変換レンジの全ての範囲を有効に活用す ることができる。 すなわち、 本実施形態に係る光検出装置は、 入射光強度が大き くても飽和することなく、 且つ、 入射光強度が小さくても A/D変換の分解能が 優れたものとなる。
また、 光検出装置が測距装置に用いられる場合のように、 スポッ ト光成分およ び背景光成分の検出結果から背景光成分の検出結果を差し引くことによりスポッ ト光成分のみの信号を得る場合であって、 フォトダイォ一ド P Dが検出する光の うちスポッ ト光成分に比べて背景光成分が大きい場合であっても、 その差し引い た結果として得られるスポッ ト光成分に基づいて A/D変換回路 4 0 0から出力 されるデジタル信号は、 分解能が優れたものとなる。
さらに、 本実施形態では、 スポッ ト光成分および背景光成分の双方がフォ トダ ィオード PDにより検出されているときに、 一定時間 Tにおける積分回路 10か ら出力される電圧信号の変動分 Vnlが第 1の C D S回路 2 1の積分容量素子 C212 に保持される。 また、 背景光成分のみがフォトダイオード PDにより検出されて いるときに、 一定時間 Tにおける積分回路 10から出力される電圧信号の変動分 ν が第 2の CD S回路 22の積分容量素子 C222に保持される。そして、その後に、 電圧値 Vnlと電圧値 Vn2との差に相当する電圧信号 Vn3が、 差分演算回路 30によ り求められ、 ホールド回路 40から出力される。 したがって、 第 1の CDS回路 2 1から出力される電圧値 Vnl、第 2の CDS回路 22から出力される電圧値 および、 ホールド回路 40から出力される電圧信号 Vn3それそれは、 積分回路 1 0にて生じるノイズ成分が除去されたものとなる。
次に、 本発明に係る光検出装置における差分演算回路の他の実施形態について 説明する。 図 10は、 他の実施形態に係る光検出装置の差分演算回路 3 OAの回 路図である。 この差分演算回路 3 OAは、 図 1における差分演算回路 30に替え て用いられるものである。 差分演算回路 3 OAは、 2つの入力端子 30 aおよび 3 Obならびに 1つの出力端子 30 cを有しており、 第 1の入力端子 30 aが第 1の CDS回路 2 1の出力端子に接続され、 第 2の入力端子 30bが第 2の CD S回路 22の出力端子に接続されている。 差分演算回路 30Aは、 スィッチ素子 SW31~SW33、 容量素子 C31および C32、 ならびにアンプ A3を備える。 第 1の入 力端子 30 aと出力端子 30 cとの間に順に、 スィッチ素子 SW31、 容量素子 C31 およびアンプ A3が配され、第 2の入力端子 30 bと出力端子 30 cとの間に順に、 スィッチ素子 SW32、 容量素子 C31およびアンプ A3が配されている。 また、 アンプ A3の入出力間にスィツチ素子 SW33および容量素子 C32が互いに並列的に接続さ れている。
この図 10に示す差分演算回路 30Aは、 図 3に示した差分演算回路 30と略 同様に動作する。 すなわち、 この差分演算回路 3 OAは、 スィッチ素子 SW33を 開いているときにスィツチ素子 SW2を開きスィツチ素子 SW31を一定期間だけ 閉じることで、 第 1の CDS回路 2 1から出力された電圧信号を入力して、 容量 素子 C32に電荷 Q 1だけ充電する。 また、 差分演算回路 3 OAは、 スィッチ素子 SW33を閧いているときにスィツチ素子 SW31を開きスィツチ素子 SW32を一定期 間だけ閉じることで、第 2の CD S回路 22から出力された電圧信号を入力して、 容量素子 C32から電荷 Q 2を放電する。このようにして、差分演算回路 3 OAは、 電荷 Q 1と電荷 Q 2との差分すなわち電荷 (Q 1—Q2) を容量素子 C32に蓄積 して、 その蓄積された電荷 (Q 1—Q 2) に応じた電圧信号をアンプ A3から出力 する。 スィッチ素子 SW31は、 タイミング制御回路 300から出力される Sajnplel 信号に基づいて開閉する。 スィッチ素子 SW32は、 タイミング制御回路 300か ら出力される Sajnple2信号に基づいて開閉する。 また、 スィッチ素子 SW33は、 夕 ィミング制御回路 300から出力される Clamp3信号に基づいて開閉する。
本発明は、 上記実施形態に限定されるものではなく種々の変形が可能である。 例えば、 A/D変換回路 400を設けることなく、 各ュニッ ト 100Πのホールド 回路 40から電圧信号 Vn3を光検出装置の出力信号として順次に出力してもよい。 また、 上記実施形態では、 2以上のフォトダイオードを有する光検出装置すな わち撮像装置について説明したが、 1つのフォトダイォ一ドを有する光検出装置 にも本発明を適用することができる。 この場合には、 フォトダイオード PD、 積 分回路 10、 第 1の CD S回路 2 1、 第 2の CD S回路 22および差分演算回路 30 (または 3 OA) を 1組だけ備えれば充分であり、 同様にして S/N比が優 れたものとなる。
また、 上記実施形態では、 各ュニッ ト 100nのホールド回路 40から出力され る電圧信号 Vn3のうちの最大値を最大値検出回路 200により検出したが、 各ュ ニッ ト 100nの差分演算回路 30 (または 3 OA)から出力される電圧信号のう ちの最大値を最大値検出回路 200により検出してもよい。
以上、 詳細に説明したとおり、 本発明によれば、 入射光強度に応じた電流信号 が光検出素子から出力され、 積分回路では、 光検出素子から出力された電流信号 に応じて電荷が蓄積されて、 その蓄積された電荷の量に応じた電圧信号が出力さ れる。 第 1の C D S回路では、 積分回路から出力される電圧信号が第 1の結合容 量素子に入力し、 その入力した電圧信号の変化量に応じた電荷量が第 1の積分容 量素子に第 1のスイッチ手段により蓄積される。 同様にして、 第 2の C D S回路 でも、 積分回路から出力される電圧信号が第 2の結合容量素子に入力し、 その入 力した電圧信号の変化量に応じた電荷量が第 2の積分容量素子に第 2のスィッチ 手段により蓄積される。 そして、 差分演算回路では、 第 1の C D S回路の第 1の 積分容量素子および第 2の C D S回路の第 2の積分容量素子それそれに蓄積され ている電荷量の差分が求められ、 その差分に応じた電圧信号が出力される。
したがって、積分回路が各積分動作毎に異なるノイズばらつきを有していても、 第 1および第 2の C D S回路それそれによりノイズ誤差が解消される。 また、 第 1の期間に、 第 1の C D S回路の第 1の積分容量素子にスポッ ト光成分 (信号光 成分) および背景光成分に応じた電荷が蓄積され、 第 2の期間に、 第 2の C D S 回路の第 2の積分容量素子に背景光成分に応じた電荷が蓄積され、 そして、 第 3 の期間に両者の差分が差分演算回路で求められるので、 差分演算回路から出力さ れる電圧信号は、 スポッ ト光成分 (信号光成分) のみに応じたものである。 この ように、 光検出素子が検出する光の光量すなわち上記電圧信号の値が小さい場合 であっても、 光検出の S /N比は優れたものとなる。
さらに、 発光ダイオード等の投光手段の発光タイミングの都合により、 積分回 路への電荷の蓄積の順序を変更しなければらない場合、 すなわち、 上記第 1の期 間および上記第 2の期間を変更しなければらない場合、 従来技術では、 積分回路 に続く回路系が固定されて片極性しか動作が許されないことから、 このような変 更は不可能であった。 しかし、 本発明によれば、 第 1および第 2の C D S回路は 互いに独立に制御可能であるので、 これらに蓄積された情報も互いに独立に取り 出すことができる。 すなわち、 本発明によれば、 上記第 1の期間および上記第 2 の期間を容易に変更することができる。 また、 光検出素子、 積分回路、 第 1の C D S回路、 第 2の C D S回路、 差分演 算回路およびホールド回路が N組備えられ、 各組の差分演算回路から出力される 電圧信号がホールド回路により保持され、 そして、 AZD変換回路では、 N個の ホールド回路それそれから出力される電圧信号が順次に入力され、 その電圧信号 がデジタル信号に変換されて、 そのデジタル信号が出力される。 この場合には、 1次元像または 2次元像が検出されて、 その検出結果がデジ夕ル信号として出力 される。
また、 最大値検出回路により、 N個の差分演算回路またはホールド回路それそ れから出力される電圧信号の最大値が検出され、 A/D変換回路では、 最大値検 出回路により検出された最大値に基づいて A/D変換レンジが設定される場合に は、 入射光強度が大きくても飽和することなく、 入射光強度が小さくても分解能 が優れたものとなる。
産業上の利用可能性
本発明は、 光検出装置に利用することができる。

Claims

言青求の範囲
1 . 入射光強度に応じた電流信号を出力する光検出素子と、
前記光検出素子から出力された電流信号に応じて電荷を蓄積して、 その蓄積さ れた電荷の量に応じた電圧信号を出力する積分回路と、
前記積分回路から出力される電圧信号を入力する入力端子と出力端子との間に 順に設けられた第 1の結合容量素子および第 1の増幅器と、 前記第 1の増幅器の 入出力間に並列的に設けられた第 1の積分容量素子と、 前記第 1の積分容量素子 に前記電圧信号の変化量に応じた電荷量を蓄積させる第 1のスィツチ手段と、 を 有する第 1の C D S回路と、
前記積分回路から出力される電圧信号を入力する入力端子と出力端子との間に 順に設けられた第 2の結合容量素子および第 2の増幅器と、 前記第 1の積分容量 素子の容量値と等しい容量値を有し前記第 2の増幅器の入出力間に並列的に設け られた第 2の積分容量素子と、 前記第 2の積分容量素子に前記電圧信号の変化量 に応じた電荷量を蓄積させる第 2のスィツチ手段と、 を有する第 2の C D S回路 と、
前記第 1の C D S回路の前記第 1の積分容量素子および前記第 2の C D S回路 の前記第 2の積分容量素子それそれに蓄積されている電荷量の差分を求め、 その 差分に応じた電圧信号を出力する差分演算回路と、
を備えることを特徴とする光検出装置。
2 . 前記積分回路、 前記第 1の C D S回路、 前記第 2の C D S回路およ び前記差分演算回路それそれの動作を制御するタイミング制御回路を更に備え、 被写体に向けてスポッ ト光を投光する投光手段とともに用いられる光検出装置で あって、
前記タイミング制御回路は、
前記投光手段により前記被写体に前記スポッ ト光が投光されている第 1の期間 に、 前記光検出素子が当該スポット光成分および背景光成分を検出したときに前 記積分回路が出力した電圧信号の変化量に基づいて第 1の電荷量を前記第 1の c D S回路の第 1の積分容量素子に蓄積させ、
前記投光手段により前記被写体に前記スポット光が投光されていない第 2の期 間に、 前記光検出素子が前記背景光成分を検出したときに前記積分回路が出力し た電圧信号の変化量に基づいて第 2の電荷量を前記第 2の C D S回路の第 2の積 分容量素子に蓄積させ、
前記第 1および前記第 2の期間の後の第 3の期間に、 前記第 1の C D S回路の 前記第 1の積分容量素子および前記第 2の C D S回路の前記第 2の積分容量素子 それそれに蓄積されている電荷量の差分を前記差分演算回路に演算させて、 その 差分に応じた電圧信号を前記差分演算回路から出力させる、
ことを特徴とする請求の範囲第 1項記載の光検出装置。
3 . 前記光検出素子、 前記積分回路、 前記第 1の C D S回路、 第 2の C D S回路および前記差分演算回路を N組 (N≥2 ) 備え、
N個の前記差分演算回路それそれに対応して設けられ、 各差分演算回路から出 力される電圧信号を保持して出力する N個のホールド回路と、
N個の前記ホールド回路それそれから出力される電圧信号を順次に入力し、 そ の電圧信号をデジタル信号に変換して、 そのデジタル信号を出力する A/D変換 回路と、
を更に備えることを特徴とする請求の範囲第 1項記載の光検出装置。
4 . N個の前記差分演算回路または前記ホールド回路それそれから出力 される電圧信号の最大値を検出する最大値検出回路を更に備え、
前記 A/D変換回路は前記最大値検出回路により検出された最大値に基づいて A/D変換レンジを設定する、
ことを特徴とする請求の範囲第 3項記載の光検出装置。
5 . 光検出素子に接続された積分回路と、 互いに並列であって前記積分 回路に対して直列に接続された第 1及び第 2の C D S回路と、 前記第 1及び第 2 の C D S回路の出力の差分に応じた電圧信号を出力する差分演算回路とを備える ことを特徴とする光検出装置。
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