WO1998038023A1

WO1998038023A1 - Machine de soufflage

Info

Publication number: WO1998038023A1
Application number: PCT/JP1997/000537
Authority: WO
Inventors: Eiki Miura; Hiromichi Kinbara
Original assignee: Kao Corporation
Priority date: 1997-02-25
Filing date: 1997-02-25
Publication date: 1998-09-03
Also published as: EP0913244B1; EP0913244A1; DE69740164D1; EP0913244A4; US6499988B1

Description

明細書中空成形機技術分野

本発明は、ブロー成形法で中空成形品を作製する際に使用される中空成形機、特に、 2機の型締装置を備えたデュアルレシプロタイプの中空成形機に関する。背景技術

2機の型締装置を備えたデュアルレシプロタイプの中空成形機に関する従来技術として、図 1 3に示す中空成形機 1 0 0が知られている。この中空成形機 1 0 0は、押出装置 1 2 0と、一対の型締装置 1 3 0、 1 3 0 ' と、該一対の型締装置 1 3 0、 1 3 0 ' における金型 1 3 し 1 3 1 ' にブローピン 1 4 1、 1 4 Γ を打ち込む打込装置 1 4 0、 1 4 0 ' とを備えており、上記型締装置 1 3 0、 1 3 0 ' を交互に切り替えて上記押出装置 1 2 0のクロスヘッド 1 2 1から押し出されるパリソン Pを挟持し、上記打込装置 1 4 1、 1 4 1 ' でブローピンを打ち込んでブローを行うものである。

ところで、上記従来の中空成形機 1 0 0においては、上記一対の型締装置 1 3 0、 1 3 0 ' 、当該型締装置 1 3 0、 1 3 0 ' における金型の開閉方向（図 1 3における紙面を貫く方向）とを直交する方向（図 1 3における z方向）に列設されているため、成形後の成型品を取り出す取出装置も両側に 2機配設しなければならならず、また、取出後に成型品を搬送する設備も 2系統必要であった。また、型締装置装置 1 3 1、 1 3 1 ' は、クロスヘッド 1 2 1の下方において停止した際に、お互いに干渉しないように、プラテンの幅以上の間隔をとつて待避させなければならず、型締装置の移動量を大きくとらなければならなかった。従つて、機械の設置に要する面積が広くならざるを得ない課題があった。また、打込装 1 4 K 1 4 1 ' 力 \ 型締装置 1 3 0、 1 3 0 ' の待避位置の上方から打ち込むように設けられているため、パリソン Pの組成変更等に対応して押出装置 2を増設する際や、ィンモールドラベルを行うためにインモールドラベラ一を配設する際にも、レイァゥト上支障があつた。発明の開示

従って、本発明の第 1 の目的は、成型品の取り出しを一系統にでき且つ機械の設置に要する面積を大幅に狭めることができる、中空成形機を提供することにある。また、本発明の第 2の目的は、押出装置の増設やインモールドラベラ一の配設にもレイァゥト上何ら支障を来すことがない、中空成形機を提供することにある。

本発明の請求項 1 に記載の発明は、押出装置と、一対の型締装置と、該一対の型締装置における金型にブローピンを打ち込む打込装置とを備えており、上記型締装置を交互に切り替えて上記押出装置から押し出されるパリソンを挟持し、上記打込装置でブローピンを打ち込んでブローを行う中空成形機であって、上記一対の型締装置を、該型締装置における金型の開閉方向と同一方向に列設したことを特徴とする中空成形機を提供することにより、上記第 1の目的を達成したものである。

また、本発明の請求項 2に記載の発明は、請求項 1 に記載の中空成形機において、上記打込装置が、上記型締装置におけるタイバー又はブラテンに支持され、且つ上記ブローピンを上記金型の下方より打ち込むことを特徴とする中空成形機を提供することにより、上記第 1及び第 2の目的を達成したものである。

本発明の請求項 1 に記載の中空成形機においては、上記一対の型締装置を交互に切り替えて上記押出装置から押し出されるパリソンを挟持し、上記打込装でブ口一ピンを打ち込んでブローを行うが、上記一対の型締装置が、当該型締装置における金型の開閉方向と同一方向に列設されているので、当該一対の型締装置の片側にのみ取出装置を配設することができる。従って、成型品の取り出しを一系統にでき且つ機械の設置に要する面積を大幅に狭めることができる。

本発明の請求項 2に記載の中空成形機においては、上記打込装置が、上記型締装置における夕ィバ一又はプラテンに支持されており、且つ上記ブローピンを上記金型の下方より打ち込むので、パリソンの組成変更等に対応して押出装置を増設する際や、インモールドラベルを行うためにインモールドラベラ一を配設する際にも、レイァゥト上の支障を生じることがない。図面の簡単な説明

図 1は、本発明に係る中空成形機の第 1実施形態を示す要部概略平面図である。

図 2は、同実施形態の中空成形機の図 1 における A - A矢視断面図であ

図 3は、同実施形態の中空成形機の要部概略側面図である。

図 4は、同実施形態の中空成形機における型締装置を示す要部平面図である。

図 5は、同型締装置のクランク機構の伸縮長さ調整機構を示す平面図でめる。

図 6は、同伸縮長さ調整機構を示す図であり、（ a ) は側面図、（b ) は（a ) の C— C矢視断面図である。

図 7は、同実施形態の中空成形機における型締装置のフロントプラテンの固定位置調整機構を示す正面図である。

図 8は、同固定位置調整機構を示す図であり、（a ) は側面図、（b ) は図 3の A - A矢視断面図である。

図 9は、同実施形態の中空成形機における打込装置を示す要部斜視図である。

図 1 0は、同実施形態の中空成形機の動作タイムチャートを示す図である。

図 1 1は、本発明に係る中空成形機の第 2実施形態を示す斜視図である o

図 1 2は、同実施形態の中空成形機の動作タイムチヤ一卜を示す図でめる。

図 1 3は、従来の中空成形機を示す要部正面図である。発明を実施するための最良の形態

以下、本発明の実施形態を添付図面を参照しながら説明する。

図 1〜図 9は、本発明に係る中空成形機の第 1実施形態を示したものである。これらの図において、符号 1は中空成形機、 Pはパリソン、 L はインモールドラベラー、 Hは取出装置を示している。

図 1〜図 3に示したように、上記中空成形機 1は、押出装置 2と、一対の型締装置 3、 3 ' と、一対の型締装置 3、 3 ' における金型 3 0、

3 0 ' にブローピン 4 0、 4 0 ' を打ち込む打込装置 4、 4 " とを備えており、上記型締装置 3、 3 ' を交互に切り替えて上記押出装置 2から押し出されるパリソン Pを挟持し、上記打込装置 4、 4 ' でブローピン

4 0、 4 0 ' を打ち込んでブローを行う中空成形機である。上記押出装置 2は、先端部にクロスへッド 2 0を備えており、当該クロスへッド 2 0力、らパリソン Pを下方に押し出す装置である.。

上記型締装置 3、 3 ' は、当該型締装置 3、 3 ' における金型 3 0、 3 0 ' の開 Ϊ!方向と同一方向に、主べ一スプレート 5上に所定の間隔をおいて列設されている。この主ベースプレート 5の下方には、モータ一 M 1で駆動するボールねじ 5 0が配設されており、主ベースプレート 5 は、このボールねじ 5 0のボールナツト 5 1 に固定されてボールシャフト 5 2の軸方向（図 1 における y方向）に移動可能に設けられている。次に、上記型締装置 3、 3 ' について説明するが、これら型締装置 3、 3 ' は、図 1〜図 3に示すように、タイバー及びプラテンの配置が対称に配設されている点を除いて基本的に同一の構成を有しているので、以下の説明においては、型締装置 3についてのみ説明し、型締装置 3 ' については、型締装置 3における符号に' を付してその説明は省略する。図 3及び図 4に示したように、上記型締装置 3は、装置本体 3 1 と、装置本体 3 1 に前後動自在且つ水平に支持されたタイバー 3 2と、ダイバー 3 2の前後端部に配設されたフロントプラテン 3 3及びリアプラテン 3 4 と、フロントプラテン 3 3に対向し且つ前後動自在に上記ダイバ ― 3 2に配設された可動プラテン 3 5 とを具備し、更に上記フロン卜プラテン 3 3及び可動プラテン 3 5の互いに対向する側に分割金型 3 6、 3 7を備えている。

上記装置本体 3 1 は、サ一ボモーダー M 2で駆動するボールねじ 6のボールナツト 6 0上に固定された枠体 3 1 aを主体として構成されており、この枠体 3 1 aの対角に位置する隅部に上記タイバー 3 2が前後動自在且つ水平に支持されている。上記装置本体 3 1 には、クランク機構 7及びこのクランク機構 7のクランク軸 7 0に駆動力を伝達する電動モ —夕一 M 3が付設されている。また、上記可動プラテン 3 5及び上記リァプラテン 3 4は、上記クランク機構 7のクランクアーム 7 1 に連結口ッド 7 2、 7 3を介して連結されている。

図 4に示したように、上記クランク機構 7は、上記クランク軸 7 0 と、このクランク翻 7 0の軸方向の略中央部において固定されたクランクァ —厶 7 1 と、このクランクアーム 7 1 に連結された連結ロッド 7 2、 7 3 とを主体として構成されている。クランク軸 7 0の両端部は、装置本体 3 1 に固定されたピロ一プロック 7 4によって回動自在に支持されている。また、クランク軸 7 0の一端部には減速ユニットを介して上記サ —ボモータ一 M 3の駆動軸が連結されており、このサーボモ一夕一 M 3 を駆動させることによって、上記クランク機構 7が作動するようになしてある。

上記クランクアーム 7 1 は、クランク軸 7 0に対して 1 8 0。回転対称に形成されたアーム部 7 1 aを備えており、これらアーム部 7 1 aの先端部に後述する連結ピン 7 5、 7 6を介して上記連結ロッド 7 2、 7

3が連結されている。そして、これらアーム部 7 1 a及び連結ロッド 7

2、 7 3がー直線になったときに、上記分割金型 3 6、 3 7が互いに当接して所定の型締力が発生するようになしてある。

図 5及び図 6 ( b ) に示したように、クランクアーム 7 1 と連結ロッド 7 2、 7 3 とを連結する上記連結ピン 7 5、 7 6は、その軸方向中間部に、両端部に比べて外径が大きく且つ両端部の軸芯から軸芯がずれた偏芯部 7 5 a、 7 6 aが設けられており、また、先端部に、ギア 7 5 b、

7 6 bが固定されている。上記連結ピンの両端部は上記クランクァ一厶のアーム部で回動自在に支持されており、上記偏芯部が上記連結ロッドの揷通孔（図示せず）に揷通されている。

また、図 5及び図 6 ( a ) に示したように、クランクアーム 7 1 の側面部における上記ギア 7 5 b、 7 6 bの下方（図 6 ( a ) において上方）に位置する部分には、ハンドシャフト 7 7が水平に且つ回転自在に支持部材 7 7 aで支持されている。このハンドシャフト 7 7の軸方向中間部には、ウォーム 7 7 bが固定されている。一方、クランク軸 7 0には、上記ギア 7 '5_b、 7 6 bに嚙み合うギア 7 0 a及びこのギア 7 0 aに固定されて上記ゥォ一厶 7 7 bに嚙み合うゥオームホイ一ル 7 0 b力、クランク軸 7 0に対して相対回転可能に配設されている。そして、上記ハンドシャフト 7 7を回転させて、ウォーム 7 7 b、ウォームホイール 7 0 b、ギア 7 0 a、及びギア 7 5 b、 7 6 bを介して連結ピン 7 5、 7 6を回転させることによって、クランク軸 7 0の軸芯から偏芯部 7 5 a、 7 5 bの軸芯までの距離を変化させてクランク機構 7の伸縮長さを調整し、クランクァ一厶 7 1及び連結口ッド 7 2、 7 3力成形型の寸法 · 形状によらず、一直線に伸長できるようになしてある。ここで、これら偏芯部 7 5 a、 7 6 a、ギア 7 5 b、 7 6 b、 7 0 a、ノヽンドシャフト 7 7、ウォーム 7 7 b、ウォームホイ一ル 7 O bは、クランク機構 7の伸縮長さ調整機構を構成している。

図 4に示したように、上記タイバー 3 2の前後端部には、雄ねじ部 3 2 a、 3 2 bがそれぞれ設けられており、これら雄ねじ部 3 2 a、 3 2 bに後述のフロントプラテン 3 3及びリアプラテン 3 4のブッシュ 3 3 b、 3 4 bが螺着されるようになっている。

フロントプラテン 3 3、リアプラテン 3 4、及び可動プラテン 3 5は、正面視して正方形状の板状の部材からなり、各プラテンの対角に位置する隅部には、上記タイバー 3 2が揷通可能な揷通孔 3 3 a、 3 4 a, 3 5 aがそれぞれ設けられている。そして、上記タイバー 3 2が上記分割金型 3 6、 3 7の中心に対して対称に位置するように、上記フロントプラテン 3 3、リアプラテン 3 4、及び上記可動プラテン 3 5を上記タイバ一 3 2に配設できるようになしてある。また、フロントプラテン 3 3及びリアプラテン 3 4の揷通孔 3 3 a及び 3 4 aには、上記タイ 3 2の雄ねじ部 3 2 aに対応した雌ねじ部 (図示せず）を備えたブッシュ 3 4 bが配設されており、これら各ブラテンを夕一の前後端部における所定位置に固定できるようになしてある。なお、フロントプラテン 3 3のブッシュ 3 3 bの前面部には、プ一リー 8 0 (図 7参照）が固定されている。また、リアプラテン 3 4及び可動プラテン 3 5における装置本体 3 1 と対向する面部には、上記連結ロッド 7 2 7 3の一端部を上記クランク軸 7 0の軸芯と同じ高さで上記ピン支持する支持治具 3 4 c 3 5 cが固定されている。

図 7及び図 8 ( a ) 及び（b ) に示したように、上記フロントプラテン 3 3のブッシュ 3 3 bに固定された各プ一リー 8 0には無端状のタイミングベルト 8 1が巻回されている。また、フロントプラテン 3 3の前面部のほぼ中央には前方に水平に突出するシャフト 8 2が回動自在に配設されており、このシャフト 8 2には駆動プ一リー 8 3及びゥォ一厶ホィ一ル 8 4が固定されている。さらに、フロントプラテン 3 3の前面部には、上記ウォームホイール 8 4の下方に位置するように、ヽンドシャフト 8 5が水平且つ回動自在に支持部材で支持されており、このハンドシャフト 8 5の軸方向中間部には上記ゥオームホイール 8 4 と嚙み合うウォーム 8 6が固定されている。上記ハンドシャフト 8 5の一端部には、カウンター 8 7が取り付けてあり、このカウンタ一 8 7でフロントブラテン 3 3の固定位置を移動量で表示できるようになしてある。ここで、これらプーリー 8 0、タイミングベルト 8 しシャフト 8 2、駆動プ一リ一 8 3、ウォームホイール 8 4 ヽンドシャフト 8 5、ウォーム 8 6 . 及びカウンタ一 8 7は、上記タイバー 3 2の前端部における任意位置で当該フロントプラテン 3 3を固定可能な固定位置調整機構 8を構成している。図 9に示したように、上記フロントプラテン 3 3及び可動プラテン 3 5には、支持プレート 9 0、 9 1、がー体的に設けられており、上記打込装置 4は、これら支持プレート 9 0、 9 1 の下方部に架設された 2本のシャフト 3、 9 3を介して、支持プレ一ト 9 0、 9 1 によって支持されている。

上記打込装置 4は、上記シャフト 9 2の略中央部に固定されたベースプレート 4 1 と、このベースプレート 4 1上に固定されたサ一ポモ一夕一 4 2と、このサーボモーター 4 2によって屈伸するトグル機構 4 3 と、トグル機構 4 3の屈伸によって上下動する上記ブローピン 4 0 とを備えている。

上記サーボモー夕一 4 2の駆動軸は、減速機 4 2 aを介して上記トグル機構 4 3の第 1作動口ッド 4 3 aの第 1関節部に連設されている。そして、上記サ一ボモーター 4 2の駆動に伴って、上記第 1作動口ッド 4 3 a及びこれにピン結合された第 2作動口ッド 4 3 bが屈伸するように設けられている。

上記ブローピン 4 0は、上記トグル機構 4 3の第 2作動口ッド 4 3 b の上端部に固定されたブローピンべ一ス 4 4上に位置決め固定されており、コンプレッサー（図示せず）を通じて供給される圧縮空気を上記分割金型 3 6、 3 7の下方より略垂直に打込むことができるように設けてある。上記ブローピンベース 4 4の側面にはガイド突起 4 4 aが突設されており、このガイド突起 4 4 a力^ 上記ベースプレ一ト 4 1 に立設されたガイドブレ一ト 4 5のガイド溝 4 5 aに沿って上下動することによつて、上記ブローピン 4 0が高い精度で上下動できるようになしてある _c なお、上記中空成形機 1 は、シーケンサーを搭載した制御部（図示せず）を備えており、押出装置 2、型締装置 3、 3 ' 及び打込装置 4、 4 ' の一連の動作は、このシーケンサ一の制御フロー（図 1 0の動作タイムチャート参照）に従って制御されるようになしてある。また、上記制御部には、上記各サーボモーターからの出力がエンコーダーを介して入力されるようになしてあり、これによつて、プロ一ピン 4 0の位置制御が可能になつ " -いる。

次に、上記中空成形機 1 の動作を図 1 0に基づいて説明する。

まず、分割金型 3 6、 3 7の寸法，形状、ブロー圧などの条件に合わせて、クランクアーム 7 1 と連結ロッド 7 2、 7 3とが一直線になる位置で、必要な型締力が発生するように、上記固定位置調整機構 8によつて、タイバ一 3 2の前端部におけるフロントプラテン 3 3の固定位置を調整するか、または、上記クランク機構 7の伸縮長さ調整機構によって、可動プラテン 3 5 とリャプラテン 3 4 との位置を調整しておく。また、打込装置 4による打込力は、トグル機構 4 3の角度及び当該トグル機構 4 3を伸ばすための推力により推算することが可能であり、この推算に基づいて、上記トグル機構 4 3の伸ばし方、又は上記サ一ボモータ一 4 2のトルクを設定する。また、プロ一ピン 4 0のセンタ一位置決めは、プロ一ピンべ一ス 4 4への固定を緩めて当該ブローピン 4 0 とブローピンベース 4 4 との縁を断ち、ブローピン 4 0がブローピンベース 4 4の上面を自在に動ける状態にしておいた後、慎重に打ち込み動作を実施し、プロ一ピン 4 0のがたつきを確認しながら当該ブローピン 4 0 と分割金型 3 6、 3 7をつき合わせ、最終的に成形金型 3 0 とブローピンセンタ —が合致した状態で、ブローピン 4 0をブローピンベース 4 4上にて位置決め固定して行う。打込装置 4 ' の設定も、打込装置 4 と同様に行つておく。そして、上述したように打ち込み高さを調整することで調整終了となる。センタ一位置決めは至ってシンプルであり、実際の打込状態にて位置固定をするため信頼性は高く、低コストで作業も簡便且つ迅速に行うことができる。その後、上記クランク機構 7を、連結ロッド 7 2 7 3がクランクァ —厶 7 1 のアーム部 7 1 aに対して屈曲した状態となるように設定し、また、上記駆動モ一夕一 M 1を駆動させ、図- 3に示すように、 "リソン Pが分割金 3 6 3 7のキヤビティ一内に垂下できる位置にセットし、初期セッティングを完了する。 '

次いで、上記押出装置 2のクロスへッド 2 0からパリソン Pを連続的に垂下させる。そして、駆動モーター M 2を駆動させ、分割金型 3 6 3 7が開いた状態で、型締装置 3を左側（図 1 における X方向左側）に移動させる。

そして、、。リソン Pが所定長さ押し出されたときに、サーボモ一夕一 M 3が駆動し、サーボモーター M 3の駆動力が減速ュニットによって減速された上でクランク軸 7 0に伝達される。そして、このクランク軸 7 0の回転に伴って当該クランク軸 7 0に固定されたクランクアーム 7 1 も回転し、クランクアーム 7 1のアーム部 7 1 に連結ピン 7 5 7 6を介して連結された連結ロッド 7 2 7 3力^ クランク軸 7 0の中心より外側に向かってそれぞれ伸長する。この連結ロッド 7 2 7 3の伸長に伴って、当該連結ロッド 7 2 7 3が支持治具 3 4 c 3 5 cを介してリャプラテン 3 4及び可動プラテン 3 5を前後に押し広げる。

そして、可動プラテン 3 5力 \ タイバー 3 2に沿ってパリソン Pに接近し、また、フロントプラテン 3 3力 \ リアプラテン 3 4後方への移動に伴ってタイバー 3 2自身が後方に移動することによって、各分割金型 3 6 , 3 7力パリソン Pに接近する。そして、最後には、分割金型 3 6、 3 7の分割面が当接し、、。リソン Pを挟持する。インモールドラベルを行う場合には、この分割金型 3 6 3 7の閉動作の際にインモールドラベラ一 Lの挿入を行う。

そして、型締めの完了と同時に、パリソンカッター（図示せず）によつてパリソン Pのカッテイングが開始される。

次いで、パリソン Pのカットの終了とともに、サーボモ一夕一 M 2が駆動し、装置本体 3 1を固定したボールナット 6 0が水平移動する。これに伴って、締装置 3が、上記分割金型 3 6、 3 7が型締めの状態で右側に（図 1 における X方向の右側）移動し、上記押出装置 2のクロスへッド 2 0から常時連続的に押し出されるパリソン Pから分割金型 3 6

3 7を退避させる。

この型締装置 3の移動が完了した後、上記モーター M 1が駆動するとともに、主べ一スプレート 5が奥側（図 1 における y方向の上側）に移動し、所定位置まで移動した後に停止し、型締装置 3 ' との切り替えが fi¹われる。

一方、ノ、。リソン Pのカッティングと同タイミングで、打込装置 4の動作が開始され、上記サ一ボモーター 4 2の駆動に伴って上記トグル機構

4 3の各作動ロッド 4 3 a、 4 3 bが次第に伸張し、その上端部に取り付けられたブローピンべ一ス 4 4のガイド突起 4 4 aがガイドプレー卜 4 5のガイド溝 4 5 aに沿って上昇する。そして、ブローピン 4 0が型締めされた状態の分割金型 3 6、 3 7に接近する。

次いで、ブローピン 4 0は、型締めされた分割金型 3 6、 3 7の挿入口に下方より揷入され、高圧エアーを吐出してブロー成形を実施する。本中空成形機 1 においては、打込装置 4が、フロントプラテン 3 3及び可動プラテン 3 5に一体的に設けられた支持プレート 9 0及び 9 1 に支持されており、ここまでの打込装置 4の一連の動作は型締装置 3の待避のための移動中に行えるため、一成形サイクルが大幅に短縮される。上記打込装置 4によるブローの際には、ブローピン 4 0により成形品の口部の内径が成形されるために、基本的に後で内径の加工を必要としない。また、上記のようにブローピン 4 0の挿入位置は、トグル機構 4 3の伸縮等で調整可能であり、成型品の口部の食い切りなどの調整をすることができる。

この打込装置 4によるブロー過程において、上記型締装置 3 ' が金型 3 0 ' を開いた状態で左側（図 1 における X方向の左側）に移動し、型締装置 3 ' が上記押出装置 2のクロスへッド 2 0の下方において停止した後に、上記型締装置 3と同様に、金型 3 0 ' でパリソン Pの挟持を行レ、、更にパリソンカッターによるカッテイング、ブローピン 4 0 ' の打込を行ってブローを開始した後、当該型締装置 3 ' が右側（図 1 における X方向の右側）に移動する。そして、この移動の完了と同時に、上記主ベースプレート 5が手前側（図 1 における y方向の下側）に移動した後、取出装置 Hがそのチャックを開いた状態で左側（図 1 における y方向左側）に前進し、上記型締装置 3によって成形された成型品の取出準備を開始する。

上記主ベースプレート 5の移動が完了し、更に上記取出装置 Hの取出準備が完了した後、上記型締装置 3の打込装置 4におけるブロー、排気が終了し、上記クランク機構 7の縮動作が開始されて分割金型 3 6、 3 7が開動作を開始する。

なお、図 1 0 (図 1 2において同じ）における、各型締装置の打込装置のジャンプ動作は、成型品がアンダーカツトになっている場合において、（例えば、一般家庭用洗剤のボトルなど多くあるように、ボトル容器の底部が上げ底になっている場合等において）金型が開く際に、このァンダ一力ットになつた部分が無理矢理脱型されて傷付いたり変形したりしないように、プロ一終了後の排気中又は終了後に、ブローピンがァンダ一力ット部分だけ挿入位置より戻る動作である。この動作により、金型が開くときに成型品がブローピンの軸方向に自由に移動できるようになり、成型品が傷付いたり変形したりしないようになっている。従つて、成型品がアンダーカットになっていない場合には、このジャンプ動作は省略することができる。 .

そして、分割金型 3 6、 3 7が充分開いたところで、ブローピン 4 0 が上記トグ機構 4 3の屈曲により取出装置 Hのチヤックへの受け渡し位置まで移動し、該チヤックが、ブローピン 4 0に支持された成型品を把持する。そして更に、上記トグル機構 4 3が屈曲し、ブローピン 4 0 と成型品とが分離された後、取出装置 Hのチャックが後退し、成型品を取り出したところで、型締装置 3による一成形サイクルが完了する。型締装置 3による一成形サイクルの終了後、上記装置本体 3 1及び打込装置 4はそれぞれ初期状態（装置本体 3 1 は押出装置 2の下方に移動、打込装置 4のトグル機構 4 3は屈曲状態）に戻り、再び新たな成形サイクルを開始する。なお、斯かる成形サイクルの開始は取出装置 Hのチヤック後退と同時に行っても良い。

そして、型締装置 3の打込装置 4による新たな成形サイクルのブローが開始された後、主ベースプレート 5が再び奥側（図 1 における y方向の上側）に移動する。そして、上記型締装置 3 ' によるブロー、排気ェ程が終了し、上述した型締装置 3における取り出しと同様の手順で、上記取出装置 Hによって成型品の取り出しが行われ、型締装置 3 ' による —成形サイクルが完了する。

以上の動作を繰り返し行うことによって、成型品を連続的に成形する _c 以上説明したように、本実施形態の中空成形機 1 は、上記一対の型締装置 3、 3 ' 力 ^ 当該型締装置 3、 3 ' における金型 3 0、 3 0 ' の開閉方向に列設されているため、成形後の成型品を取り出す取出装置 Hも片側に 1機のみ配設するだけでよい。従って、成型品の取り出しを一系統にでき且つ機械の設置に要する面積を大幅に狭めることができる。

また、上記打込装置 4、 4 ' 力 \ 上記型締装置 3、 3 ' におけるブラテンに支持され、且つ上記ブローピン 4 0、 4 0 ' を上記金型 3 0、 3 0 ' の下方より打ち込むようになしてあるので、パリソンの組成変更等に対応した押出装置の増設（図 1 1 の 2 ' 参照）や、インモールドラベルを行うた -のィンモールドラベラ一 Lの配設にもレイァゥト上何ら支障を来すことがない。

また、打込装置 4、 4 ' 、フロントプラテン 3 3、 3 3 ' 及び可動プラテン 3 5、 3 5 ' と一体的に設けられており、打込装置 4、 4 ' の一連の動作が型締装置 3、 3 ' の待避移動中に行えるため、成形サイクルを大幅に短縮することができる。

また、打込装置 4、 4 ' 力フロントプラテン 3 3、 3 3 ' 及び可動プラテン 3 5、 3 5 ' と一体的に設けられており、ブローピン 4 0、 4 0 ' の打込の際のセンタリング精度を高めることができる。

また、フロントプラテン 3 3、 3 3 ' 及び可動プラテン 3 5、 3 5 ' が打込装置 4、 4 4 ' のべ一スプレート 4 1、' 4 と縁取りされているため、ブローピン 4 0、 4 0 ' の打込み時にプラテン 3 3、 3 3 ' 、 3 5、 3 5 ' やタイバー 3 2、 3 2 ' にかかる負荷が、支持プレート 9 0、 9 0 ' 、 9 1、 9 1 ' 内にて作用 ·反作用の力の関係で打ち消されるため、当該打ち込み時の負荷が軽減され、その分装置の小型化を図ることができる。

また、上記中空成形機 1では、分割金型 3 6、 3 6 ' 、 3 7、 3 7 ' の開閉を行う型締装置 3、 3 * に、クランク機構 7、 7 ' を採用したので、油圧作動のピストンシリンダ一機構のように、常時油圧をかけておく必要がない。従って、従来に比べてランニングコストを低く抑えることができるとともに、油圧機器の使用に伴う種々の問題も生じることがない。

また、型締めに要するトルク負荷も低いので、サーボモーター M 3、 M 3 ' といったトルクの低い小型のモーターを採用することができ、その分装置を小型化することができる。

さらに、タイバー 3 2、 3 2 ' を分割金型- 3 6、 3 7及び 3 6 ' 、 3 7 ' の中心 *1 "して対角配置とすることで、分割金型 3 6、 3 7及び 3 6 ' 、 3 7 ' の当接面に均一な型締カをかけることができるので、ばりの少ない優れた中空製品を製造することができる。また、これら分割金型 3 6、 3 7及び 3 6 ' 、 3 7 ' が配設されたフロントプラテン 3 3、 3 3 ' 及び可動プラテン 3 5、 3 5 ' を小型軽量化することができるので、装置自体を総じて小型軽量化することができ、省エネルギー、省スペースを達成することもできる。

また、フロントプラテンの固定位置調整機構やクランク機構の伸縮長さ調整機構によって、クランクアーム及び連結ロッドを一直線に伸長させた状態で、分割金型を型締めできるため、成形型の寸法 ·形状に関わらず、均一な型締力で安定した成形を行うことができる。

図 1 1 は、本発明に係る中空成形機の第 2実施形態を示したものである。図において符号 1 ' は中空成形機、 2 ' は、パリソンの組成変更に対応して増設した押出装置を示している。なお、本実施形態の中空成形機 1 は、型締装置の待避のための移動機構が異なる以外は、上記第 1実施形態の中空成形機 1 と同様の構成を有しているので、以下の説明では. その移動機構についてのみ説明し、他の部分は、上記第 1実施形態の中空成形機 1 と同一符号を付し、その説明は省略する。

図 1 1 に示したように、上記中空成形機 1 においては、レール R、 R ' 力、主べ一スプレート 5上に X方向に敷設されているとともに、これらレール R、 R ' の中央に位置し且つ当該レール R、 R ' に平行に、モーター M 4で駆動するボールねじ 1 0が配設されている。このボールねじ 1 0のボ一ルナット 1 1 には、 y方向に開口する凹部を備えた係合部 1 2が設けられている。

一方、各型締装置 3、 3 ' の装置本体 3 1、 3 1 ' は、上記各レール R、 R ' 上を走行可能に設けられており、その下端部には、上記ボールナット 1 1 係合部 1 2に対応した係合ピン（図示せず）が設けられている。 - そして、上記主べ一スプレート 5が奥側又は手前側（図 1 1 における y方向）に移動した際に、上記装置本体 3 1、 3 1 ' のいずれかの係合ピンが上記係合部 1 2に係合してロックされたときに、上記モ一夕一 M 4を駆動させ、当該装置本体 3 K 3 Γ のいずれかを X方向に移動できるようになしてある。

本実施形態の中空成形機 1 ' の動作は、例えば、図 1 2に示す動作夕ィ厶チヤ一卜に従って動作させることができる。この動作タイムチヤ一トは、上述した係合凹部 1 2と係合ピンの係合が加わった点除いて、中空成形機 1の動作タイムチャート（図 1 0参照）と同一である。

本実施形態の中空成形機 1 ' は、上述したように、型締装置 3、 3 ' の待避のための移動機構が、モ一ター M 4駆動のみで行えるため、上記第 1実施形態の中空成形機 1 における効果に加えて、更に装置を小型化することができる。

なお、本発明に係る中空成形機は、上記実施形態の中空成形機 1、 Γ に限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない範囲において、その寸法、形状などを適宜変更することができる。

例えば、上記各実施形態の中空成形機においては、上記ブローピンを上下動させるトグル機構の屈伸動作を、サーボモーターで駆動するボ— ルねじで行うようにしたが、トグル機構を屈伸させる他の機構として、ベルト機構、ピニオン · ラック機構等の他の機構を採用使用することができる。また、上記各実施形態の-中空成形機においては、打込装置をフロントプラテン及び可動プラテンに一体的に設けた支持プレートに支持させた力 \ 打込装置タイバーに直接支持させることもできる。

また、上 B各実施形態の中空成形機では、各型締装置に、上記固定位置調整機構及び伸縮長さ調整機構のいずれもを採用したが、これらをいずれか一方のみ採用することもできる。また、成形型に変更がない場合には、固定位置調整機構、伸縮長さ調整機構は、必ずしも採用しなくても良い。

また、本発明に係る中空成形機におけるクランク機構の駆動源としては、上記実施形態の中空成形機におけるように電動モータ一を採用することが特に好ましいが、灯油、ガソリン、重油等の燃料で駆動する駆動源で作動させることもできる。

本発明に中空成形機において、分割成形型の開閉機構は、上記実施形態の中空成形機におけるようなクランク機構で行うことが特に好ましい力、分割成形型の開閉機構には、他の開閉機構を用いてもよい。

産業上の利用可能性

本発明に係る中空成形機によれば、以下の効果を奏することができる _c 請求項 1 に記載の中空成形機によれば、上記一対の型締装置が、当該型締装置における金型の開閉方向と同一方向に列設されているので、当該一対の型締装置の片側にのみ取出装置を配設することができる。従つて、成型品の取り出しを一系統にでき且つ機械の設置に要する面積を従来に比べて大幅に狭めることができる。

請求項 2に記載の中空成形機によれば、上記効果に加えて、パリソンの組成変更等に対応した押出装置の増設や、ィンモールドラベルを行うためのインモールドラベラ一の配設をレイァゥト上の支障無く行うことができる。

Claims

請求の範囲

1 . 押出装置 2と、一対の型締装置 3、 3 ' と、該一対の型締装置 3、 3 ' におけ金型 3 0、 3 0 ' にブローピン 4 0、 4 0 ' を打ち込む打込装置 4、 4 ' とを備えており、上記型締装置 3、 3 ' を交互に切り替えて上記押出装置 2から押し出されるパリソン Pを挟持し、上記打込装置 4、 4 ' でブローピン 4 0、 4 0 ' を打ち込んでブローを行う中空成形機であって、

上記一対の型締装置 3、 3 ' を、該型締装置 3、 3 ' における金型 3 0、 3 0 ' の開閉方向と同一方向に列設したことを特徴とする中空成形

2. 上記打込装置 4、 4 ' は、上記型締装置 3、 3 ' におけるタイバ —又はプラテンに支持され、且つ上記ブローピン 4 0、 4 0 ' を上記金型 3 0、 3 0 ' の下方より打ち込むことを特徴とする請求項 1に記載の中空成形機。