JP4641527B2 - 中空成形装置 - Google Patents

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Description

本発明は、成形金型の高速開閉動作と高い型締力を発現して型締を確実に行う型締装置を備えた中空成形装置に関する。
一般に中空成形装置は、押出機のクロスヘッドダイから溶融・吐出した熱可塑性樹脂からなる筒状パリソンを成形金型内に導入・挟入して、パリソン内に圧縮エア吹込装置に設けたエア吹込ノズルを挿入し、このエア吹込ノズルを介してエアを吹き込んで、パリソンを成形金型の内面に刻設したキャビティによって中空成形品に成形するものであり、成形金型を型閉め、型開きおよび型締めするための型締装置を備えている。
従来の中空成形機において、高い型締力を発揮する型締装置を備えたものとしてたとえば以下の特許文献1および2に記載されたものが提案されている。
特許文献1に記載されたものは、図22に示すように、本体ベース301に固定設置したガイドレール331が敷設されているスライドベース330と、ガイドレール331に摺動可能に載設してある可動台332と、可動台に挿通した3本のタイバー333,334,335と、それらタイバーに固着された前方プラテン支持プレート336と後方支持プレート337と、タイバーに摺動可能に挿通されたスライドカラー342,343,346,347に連結し、成形金型341,344が取り付けてある一対のプラテン340,345と、一対のプラテン340,345を互いに等距離で移動して保持させるパーティングラインPLの保持機構352と、対面する一対の成形金型に型閉・保圧・型開の動作をさせる型締駆動機構356および型締発生機構362などから構成してある。
パーティングライン保持機構352は、前方プラテン340および後方プラテン345の各々のスライドカラー342,343,346,347に支持体を介して一対のラック349,350が水平方向に伸長して設けられ、一対のラック349,350はそれぞれ、可動台332に回転自在に軸支されたピニオン351に対面して噛み合わせて構成してある。
型締駆動機構356は、回転運動を直線運動に変換するトグルリンク機構で、後方プラテン345と後方支持プレート337との間に介在、連結してあり、駆動軸358に連結した電動モータ(図示略)により回転し、タイバー333,334に水平方向へ移動可能に挿通してあるスライドカラー359,360に直立して連結してあるデイスク355と、これに直径方向で相対向して回動可能に連結した一対のリンクアーム354,361とからなるスライドブロック357とで構成してある。
型締発生機構362は、リンクアーム361の他端部にブラケット364を介してシャフト365を、成形金型の型開・型閉と同じ方向に摺動可能に連結し、シャフト365は後方支持プレート337の上端部に設けたシリンダ366に軸方向に移動可能に挿入され、シリンダ366内にはシャフト365に貫通した複数枚の皿ばね367を互いに圧縮可能に凹面を向き合わせて配置・収納して構成してある。
特許文献2に記載されたものは、図23に示すように、移動台430に設置したロッド419a、419bと、ロッド419a、419bに固着された移動板418と接続体421と、ロッド419a、419bに挿通された第1金型保持体410、接続体421に装着された第2金型保持体417と、前記第1金型保持体410に装着された第1金型部402、第2金型保持体417に装着された第2金型部403と、対面する一対の金型部に型閉・保圧・型開の動作をさせるトグル機構409および型締力変更装置420などから構成してある。図23中、406はパリソンである。
トグル機構409は、トグル片を曲折から直線に変換する機構で、第1金型保持体410と移動板418との間に介在・連結してあり、トグル機構409は、一対の第1,第2トグル片407,408を折曲自在に結合させて構成され、一対の第1,第2トグル片407,408を支軸411によって折曲自在に結合させて構成され、第2トグル片408は第2ブラケット408aを介して移動板418に揺動自在にピン結合されている。
支軸411に固設されたガイドブロック412は、移動台430の支持部431に固設した一対の中心位置決めガイドバー(図示略)によって垂直方向に案内され、一対のトグル片407,408を折曲状又は直線状に移動させ、折曲状で金型401を型開きし、伸張した直線状で金型401を型閉じさせることができる。すなわち、移動台430に固設した正・逆駆動が可能な電動機415より、カップリング415aを介してボールねじ等の送りねじ416を正逆に回転させることにより、送りねじ416に螺合するガイドブロック412が、上記ガイドバーの中心軸線方向に往復動する。
型締力変更装置420は、ロッド419a,419b、接続体421および第2金型保持体417を介して第2金型部403に間接的に接続されて、トグル機構409と金型401との間に位置している。型締力変更装置420は、第2金型部403と一体的に移動する移動板418に固設する案内部材440と、第2ブラケット408aに固設する図示を省略した調整ねじ部材、ウォームおよびウォームホイールと、正・逆駆動が可能なサーボモータからなる電気モータ444とを有する。
特開平7−32366号公報 特開2004−106284号公報
特許文献1,2に記載されたものは、成形金型の型閉・型開動作と型締力発生のための動作を一つのトグル機構で行うものであり、回転運動を直線運動に変換、あるいは折曲動作を直線動作に変換するものであるので、高速で成形金型を開閉させることができなかった。また成形金型の型締力は、型締力の支持点と型締力の力点の位置関係からプラテンにたわみを起こしやすく、成形金型に直接伝わり難いというおそれがあった。
本発明は、このような従来の中空成形装置が有していた問題を解決しようとするものであり、成形金型の高速開閉動作と高い型締力を発現して確実に型締を行うことができる型締装置を具備した中空成形装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、上記目的を達成するために、成形金型を成す一対の割型の型開、型閉および型締を行う中空成形装置における型締装置が、上記一対の割型をそれぞれ支持する基盤を近接離反させる進退機構と、所望位置にある前記一方の基盤の両側に設けた先端凸状の第1係止部材と、上記一方の基盤に対し相対的に近接離反する前記他方の基盤の両側に設けて対応する上記第1係止部材に対し開閉して第1係止部材の凸状先端の係合・離反を行う凹状の第2係止部材と、上記進退機構とは別機構であって上記第1係止部材および上記第2係止部材の係合・離反を駆動する機構と、上記第1係止部材に対し上記第2係止部材を相互に近接離反させ、型閉時に係合した上記第1係止部材および上記第2係止部材を、上記一対の割型を型締する方向に引っ張り駆動する型締駆動機構とを具備し、上記係合・離反駆動機構が、上記他方の基盤に進退動自在に設け、上記第2係止部材を開閉可能に枢支した支持体と、上記他方の基盤に設け、上記支持体の進退動に応じて上記第2係止部材を上記第1係止部材に対し係合・離反する方向に開閉案内するガイド体とからなり、上記型締駆動機構が、上記支持体に設けたナットと、該ナットに螺合して上記第1係止部材および上記第2係止部材を近接離反させる方向に延びる送りねじと、該送りねじを回転駆動する電動機とからなる中空成形装置である。
また、第2の課題解決手段は、上記電動機が、該電動機に設けたプーリ、上記送りねじに設けたプーリおよびこれらプーリに巻回したベルトを介して上記送りねじを回転駆動する構成としたものである。
さらに、第3の課題解決手段は、上記係合・離反駆動機構が上記第1係止部材を進退動させる駆動部を具備する構成としたものである。
上記駆動部は、エアシリンダまたはサーボモータなどの電動機を使用することができる。
の課題解決手段は、上記進退機構が、上記一対の割型を互いに同調させて近接離反させる左右逆リード送りねじと、該左右逆リード送りねじを回転駆動する電動機とを具備した構成としたものである。電動機としては、制御のしやすさの面からサーボモータが好ましい。
の課題解決手段は、成形金型を成す一対の割型の型開、型閉および型締を行う中空成形装置における型締装置が、上記一対の割型をそれぞれ支持する基盤を近接離反させる進退機構と、所望位置にある上記一方の基盤の両側に設けた先端凸状の第1係止部材と、上記一方の基盤に対し相対的に近接離反する上記他方の基盤の両側に設けて対応する上記第1係止部材に対し開閉して第1係止部材の凸状先端の係合・離反を行う凹状の第2係止部材と、上記進退機構とは別機構であって上記第1係止部材および上記第2係止部材の係合・離反を駆動する機構と、上記第1係止部材および第2係止部材を相互に近接離反させ、型閉時に係合した上記第1係止部材に対し上記第2係止部材を、上記一対の割型を型締する方向に引っ張り駆動する型締駆動機構とを具備し、上記係合・離反駆動機構が、上記他方の基盤に設け、上記第2係止部材を開閉可能に枢支した支持体と、該支持体に設け、上記第2係止部材を上記第1係止部材に対し係合・離反する方向に開閉駆動するシリンダとからなり、上記型締駆動機構が、上記支持体に設けたナットと、該ナットに螺合して上記第1係止部材および上記第2係止部材を近接離反させる方向に延びる送りねじと、該送りねじを回転駆動する電動機とからなることを特徴とする中空成形装置。
の課題解決手段は、複数の成形金型を並べて設け、上記成形金型を成す一対の割型の型開、型閉および型締を行う型締装置を上記複数の成形金型ごとに設け、上記成形金型および対応する型締装置を上記複数の成形金型の並設方向に移動自在に設けるとともに、上記成形金型および対応する型締装置を上記複数の成形金型の並設方向とは直交する方向に移動自在に設けた構成としたものである。ここに、型締装置としては、上述の第ないし第の課題解決手段のものを使用することができる。
の課題解決手段は、第5または第6の課題解決手段において、上記電動機が、該電動機に設けたプーリ、上記送りねじに設けたプーリおよびこれらプーリに巻回したベルトを介して上記送りねじを回転駆動する構成としたものである。
また、第の課題解決手段は、第5または第6の課題解決手段において、上記係合・離反駆動機構が前記第1係止部材を進退動させる駆動部を具備した構成としたものである。さらに、第9の課題解決手段は、第5または第6の課題解決手段において、上記進退機構が上記一対の割型を互いに同調させて近接離反させる左右逆リード送りねじと、該左右逆リード送りねじを回転駆動する電動機とを具備した構成としたものである。
上記第1の課題解決手段による作用は、次の通りである。すなわち、型締時に、まず進退機構の駆動によって一対の割型を近接させて型閉めを行い、ついで第1係止部材と第2係止部材との係合後、これら係止部材の近接・離反方向であって係合・離反駆動機構と同じ一軸線上に設けた型締駆動機構を駆動して第1係止部材と第2係止部材とを係合しつつ引っ張り一対の割型を型締するので、成形金型の高速開閉動作と高い型締力を発現できるとともに、確実に型締を行うことができる。一方、型締力の解除および型開は、型締駆動機構を駆動して第1係止部材と第2係止部材とを係合解除位置まで移動させて、第1係止部材と第2係止部材とを離反する。その離反後、進退機構を駆動して一対の割型を離反させる。
上記第2の課題解決手段による作用は、型締駆動機構の送りねじの駆動力をプーリおよびベルトを介して効率よく送りねじに伝達でき、しかもこれらを立体的に省スペース化して設けることができるので、中空成形機自体をコンパクトに製造することができる。
上記第3の課題解決手段による作用は、駆動部によって上記第1係止部材および第2係止部材の係合・離反位置を容易に変更調整することにしたので、中空成形すべき製品に応じて成形金型を替える場合において、成形金型を成す一対の割型の金型厚が製品に応じて変更することがあったとしても、第1係止部材と第2係止部材との係合・離反駆動機構の係合・離反の位置を変更調整することによって、割型の金型厚変更を吸収することができるという効果を奏する。
上記第4の課題解決手段による作用は、左右逆リード送りねじおよびそれを駆動する電動機によって一対の割型の近接離反すなわち型閉および型開を高速で容易かつ簡単に行えるという効果を奏する。
上記第5の課題解決手段による作用は、型締時に、まず進退機構の駆動によって一対の割型を近接させて型閉めを行い、ついで第1係止部材と第2係止部材との係合後、これら係止部材の近接・離反方向であって係合・離反駆動機構と同じ一軸線上に設けた型締駆動機構を駆動して第1係止部材と第2係止部材とを係合しつつ引っ張り一対の割型を型締するので、成形金型の高速開閉動作と高い型締力を発現できるとともに、確実に型締を行うことができる。一方、型締力の解除および型開は、型締駆動機構を駆動して第1係止部材と第2係止部材とを係合解除位置まで移動させて、第1係止部材と第2係止部材とを離反する。その離反後、進退機構を駆動して一対の割型を離反させる。
上記第6の課題解決手段による作用は、複数の型締装置を合理的に配置でき、効率的な中空成形を行うようになるとともに、複数の型締装置を備える割には中空成形装置自体が比較的コンパクトになり、中空装置自体の設置スペースの減少化を図ることができるという効果を奏する。
上記第7の課題解決手段による作用は、上述の第2の課題解決手段による作用と同様であり、型締駆動機構の送りねじの駆動力をプーリおよびベルトを介して効率よく送りねじに伝達でき、しかもこれらを立体的に省スペース化して設けることができるので、中空成形機自体をコンパクトに製造することができる。
上記第8の課題解決手段による作用は、上述の第3の課題解決手段の作用と同様であり、駆動部によって上記第1係止部材および第2係止部材の係合・離反位置を容易に変更調整することにしたので、中空成形すべき製品に応じて成形金型を替える場合において、成形金型を成す一対の割型の金型厚が製品に応じて変更することがあったとしても、第1係止部材と第2係止部材との係合・離反駆動機構の係合・離反の位置を変更調整することによって、割型の金型厚変更を吸収することができるという効果を奏する。
上記第9の課題解決手段による作用は、上述の第4の課題解決手段の作用と同様であり、左右逆リード送りねじおよびそれを駆動する電動機によって一対の割型の近接離反すなわち型閉および型開を高速で容易かつ簡単に行えるという効果を奏する。
上述したように本発明の中空成形装置によれば、高い型締力を発現して確実に型締を行うことができる。また、中空成形すべき製品に応じて成形金型を替える場合においても、成形金型を成す一対の割型の金型厚が製品に応じて変更することがあったとしても、係合・離反駆動機構によって金型厚に応じた係合個所の位置を調整することで、第1係止部材と第2係止部材との係合・離反を問題なく行うことができる。
本発明の第1の実施形態である中空成形機の型締装置を示す斜視図である。 図1に示した型締装置の型締前を示す側面図である。 図1に示した型締装置の型締後を示す側面図である。 図1に示した型締装置の一部を切り欠いた図である。 同実施形態の中空成形機を示す斜視図である。 図5に示した中空成形機を示す側面図である。 図5に示した中空成形機を示す正面図である。 本発明の第の実施形態中空成形方法を示す工程フロー図である。 本発明の第の実施形態である中空成形機を示す斜視図である。 図9に示した中空成形機の側面図である。 図9に示した中空成形機の正面図である。 図9に示した中空成形機の平面図である。 図9に示した型締装置を示す斜視図である。 図13に示した型締装置の型締前を示す側面図である。 図13に示した型締装置の型締後を示す側面図である。 本発明の第の実施形態を示す中空成形装置の正面図である。 図16に示した中空成形装置の型締装置を示す斜視図である。 図17に示した型締装置の一部を切り欠いた正面図である。 図18に示した型締装置の一部をさらに切り欠いた正面図である。 図18に示した型締装置による型締状態を示す正面図である。 本発明の第の実施形態中空成形方法を示す工程フロー図である。 従来の型締装置を示す正面図である。 従来の型締装置の他の態様を示す正面図である。
発明の実施をするための最良の形態
本発明の第1の実施の形態である中空成形装置における型締装置10は、図1ないし図4に示すように、水平方向で所定の間隔を設けて配設してあるレール11と、このレール11に所定の間隔を有して摺動可能に装着されて相対する前方プラテン21,後方プラテン22と、この一対のプラテン21,22に相対して保持された成形金型3と,この一対のプラテン21,22に挿通し、これらプラテンを相互に同調させて互いにパーティングラインPLIに向けて移動可能にする左右逆リードボールねじ4と、この一対のプラテン21,22の相対する側にかつ左右側部に設けた前方の凸状係止部材51,51および後方の凹状係止部材52,52と、これら各係止部材51,51,52,52の少なくとも一方の係止部材を移動させて2組の係合部5,5を形成可能にするとともに、それら2組の係合部5,5を引張り可能にする、複数の凹状係止部材52,52に連結した係合部用ボールねじ6と、後方プラテン22の裏側に位置する左右逆リードボールねじ4に接続したプラテン移動用電動機7と、後方プラテン22の裏側に位置する係合部用ボールねじ6に接続した型締力発生用電動機8とから構成してある。
この型締装置10では、レール11は、フレーム状の架台1の上面に、前方プラテン21と後方プラテン22とが摺動可能になるよう、所定の間隔を設けて固着・敷設されている。
レール11は、一対のプラテン21,22を架台に対して摺動・移動させるためのガイドであって、図にあってはガイドレールに、ベアリングがエンドレスにつながった転がり部を有する可動体を介在させてなるリニアガイドベアリングである。しかし、これ以外、単なるガイドレールであってもよく、また、架台の代用になる強固な部材の軌道であってもよく、要はこの軌道に所定の間隔を有して装着されている一対のプラテンがスムースに摺動・移動可能なものであればよい。
架台1は、フレーム(枠)状に限ることなく平盤状であってもよく、または強固なレールを用いればプラテン21,22の摺動・移動方向にある枠部などは、レールを代用としてもあっても良い。要はプラテンがレールに対して起立し、左右逆ねじの作動で所定のパーティングラインPLIに向けて移動可能なものであればよい。
前方プラテン21は、平板を中抜きした枠状の態様で、レール11にベアリングを内蔵したスライド部材を介して摺動可能に装着してある。前方プラテン21の両側部にはそれぞれ、凸状係止部材51,51が配設してある。
後方プラテン22は、前方プラテン21と同様、平板を中抜きした枠状の態様で、レール11にベアリングを内蔵したスライド部材を介して摺動可能に装着してある。後方プラテン22の両側部には、前方プラテン21側の凸状係止部材51,51と合致する位置に後方プラテン側の凹状係止部材52,52が配設してある。
これら前方プラテン21および後方プラテン22には、成形金型3を成す前方割型3aおよび後方の割型3bが対面状態で取付けてある。図1〜4にて、9,9はフラッシュセンサであり、これは前方プラテン21および後方プラテン22が所定の近接位置、換言すると前方の割型3aと後方の割型3bの接触面の当接位置に調整されて配され、一対の割型3a,3bが余剰樹脂(バリ)やその他異物を介在することなく、正常に当接したことを感知するためのものである。
左右逆リードボールねじ4は、前方プラテン21と後方プラテン22に挿通され、前方プラテン21と後方プラテン22が、互いに同調して所定のパーティングラインPLIに向けて移動可能にするものである。
左右逆リードボールねじ4は、ほぼ中央に基準部(不完全ねじ部)4sを有し一方端に向かって順ねじ4aが螺設され、他方端に向かって逆ねじ4bが螺設された左右逆リード開閉ボールねじと称されるものであって、図1にあっては、順ねじ4aが前方プラテン21に設けた順ねじナット(図示略)に螺合し、逆ねじ4bが後方プラテン22に設けた逆ねじナット33に螺合して、それらねじの回転方向に従いプラテン21,22が近接離反方向に移動するようになっている。ボールねじ右側の端部4cは、架台1の支持台31内にベアリングにより回転可能に支持されている。左側の端部4dは、モータ取付台32に取付けたスラストベアリング34により回転可能に取付けられ、カップリング35によってプラテン移動用電動機7と結合している。かかる左右逆リードボールねじ4および電動機7が、進退機構20を成す。
左右逆リードボールねじ4は、図1にあっては、図の手前に1本配設してあるが、型締装置の形式によっては、図の奥側にさらに1本配設し、両者を同調させて回動させるようにしてあってもよい。
プラテン移動用電動機7は、サーボモータであって、この駆動・回転によって左右逆リードボールねじ4を回動し、前方プラテン21と後方プラテン22とを、換言すると一対の割型3a、3bを互いに同調させて所定のパーティングラインPLIに向けて近接・離反させるものである。
一対の凹凸状の係止部材51,52よりなる2組の係合部5,5は、左右逆リードボールねじ4の作動による一対のプラテン21,22の移動で、割型3aと割型3bとの接触面同士を当接状態にさせて前方割型3aを後方割型3bに向けて引っ張って、または接触面同士が当接の状態になる直前の前方割型3aを後方割型3bに向けて引張って、前方割型3aの接触面を後方割型3bの接触面に圧接させて型締力を発生させるものである。
図4に示すように、左右の凹状係止部材52,52にはそれぞれ、1枚の鋼板からなる支持体53,53と、これら支持体に取付けたナット54,54と、これらナットに螺合した係合部用ボールねじ6,6と、ボールねじ6,6を回転支持したスラストベアリング55,55を介してボールねじ端部に設けたプーリ61、61と、左右のプーリ61,61にベルト62を巻回した駆動プーリ63と、駆動プーリ63に電動機出力軸を取付けたサーボモータからなるブレーキ内蔵型の型締力発生用電動機8とが連結している。これら支持体53,ナット54,ボールねじ6,スラストベアリング55,プーリ61、ベルト62、駆動プーリ63および電動機8が、型締駆動機構40を構成することになる。
各凹状係止部材52は、第1係止腕52aと第2係止腕52bとから成し、各腕はその基部に溝52cを形成して支持体53の先端を挿入させ、ピン56,57に回転自在に支持させている。左右各支持体53および凹状係止部材52は、内側のコ字型鋼板58aと外側の平鋼板58bとからなるガイド体58内に配設されている。なお、図4にて、左側のガイド体58においては外側の平鋼板が説明の関係上、省略されている。ガイド体58の先端に向けて末拡がりの空間を上ガイド壁58cと下ガイド壁58dとが形成し、この空間内に凹状係止部材52および支持体53の先端が位置している。さらに外側の平鋼板(図示略)に立設したピン59が第1係止腕52aおよび第2係止腕52bのそれぞれに形成した長孔52dに挿入して、第1係止腕52aおよび第2係止腕52bが、支持体53の前後への移動に追従して、ピン56,57を支点としてピン59が長孔52d内を摺動することによって、開いたり閉じたりする。この開閉動によって、凹状係止部材52が凸状係止部材51の係合・離反を行う。かかる支持体53,ピン56,ピン57,ガイド体58,ピン59および凹状係止部材の長孔52dが、係合・離反駆動機構30を構成する。
また、凸状の係止部材51,51の端部には、凸状係止部材51,51を凹状係止部材52,52に係合させるためのエアシリンダあるいはサーボモータなど電動機等々の駆動部60が設けてある。この駆動部60は、通常成形金型の接触(金型)面より突出していない凸状係止部材51,51を係合部5,5に形成する際に突出させるものである。
なお、これら係止部材は、図示のものに限定されるものではない。また、左右の凹状係止部材をプーリやベルトを使用することなく複数の電動機を単独に配して各々を同調させて使用してもよいものである。
上述の型締装置10を具備した中空成形機70は、図5〜図7に示すように、熱可塑性樹脂製のパリソンPを溶融・吐出するクロスヘッドダイ71を有する押出機72と、相対する前方プラテン21,後方プラテン22を取付けてある型締装置10と、相対する一対のプラテン21,22に保持されたパリソンPを導入・挟持する成形金型3に導入・挟持されたパリソンPの上端部を切断するパリソン切断装置(図示せず)と、パリソンP内に挿入されるエア吹込ノズル73を設けたエア吹込装置74と、パリソンPを導入・挟持した成形金型3をクロスヘッドダイ71の直下からエア吹込ノズル73の直下に移動する金型移動装置(図示せず)などで構成され、型開状態の成形金型3がクロスヘッドダイ71の直下に移動してパリソンPを導入・挟持した後に、エア吹込ノズル73の直下に移動してパリソンP内にエア吹込ノズル73を降下・挿入して、エア吹込ノズル73を介してエアを吹込んで、パリソンPを中空成形品にブロー成形するものである。
押出機72は、熱可塑性樹脂を投入する原料投入用ホッパ75と、熱可塑性樹脂を溶融・軟化させるバレルと、先端部に熱可塑性樹脂を筒状パリソンPにして溶融・吐出するクロスヘッドダイ71と、筒状パリソンPの肉厚や長さなどをコントロールする制御機構などを備えている。
パリソン切断装置(図示せず)は、押出機の多頭用クロスヘッドダイ71から溶融・吐出した筒状パリソンPを型開状態の成形金型3に導入・挟持し、成形金型3を型閉して、吐出した筒状パリソンPの下方端を閉塞するとともに、吐出した筒状パリソンPの上方端を切断して、所定の長さのパリソンPにするもので、先端部に電熱式カッタを有するカッタホルダとカッタホルダ用駆動機構とで構成され、電熱式カッタを往復運動させて電熱式カッタで吐出した筒状パリソンを切断するホットカッタ方式などである。
エア吹込装置74は、基台76に固定されたフレームに装着され、エア吹込ノズル73を有し、クロスヘッドダイ71に隣接して設置してある。エア吹込ノズル73は、エア吹込ノズル73に接続された作動体を介して取付けてあるサーボモータからなるノズル駆動用電動機77と、これらを制御する電気回路などの制御機構(図示せず)から構成され、筒状パリソンPを内在した成形金型3が、エア吹込ノズル73の下方位置に配置されると、制御機構の働きによりノズル駆動用電動機77が駆動してエア吹込ノズル73を下方に移動させ、所定時間だけエアを吹込んだ後、制御機構の働きによりノズル駆動用電動機77が駆動してエア吹込ノズル73を上方に移動させる。なお、エア吹込ノズルには、発生源からエアが供給されるようになっている。
型締装置10は、押出機72の下方の位置において、基台76上にスライドレール78を介して、水平方向で所定の間隔を設けて配設してあるレール11上での前方割型3a,後方割型3bの開閉方向とは直交する方向に移動可能であって、成形金型3の開閉方向を押出機72の軸方向に合わせ、かつ成形金型3の開口をクロスヘッドダイ71側に向けて配設されている。このレール11は、基台76上のスライドレール78上にあるフレーム(枠)状の架台1の長手方向のフレーム体に載置した形態で配設してある。
この架台1の下方には、架台1移動用のサーボモータからなる電動機(図示せず)で駆動するボールねじ79が配設されており、架台1は、このボールねじ79のボールナットに固定されてボールねじ79の軸方向に、基台76上に配したスライドレール78を介して、移動可能に設けられている。
金型移動装置は、クロスヘッドダイ71から溶融・吐出した筒状パリソンPを、そのパリソンP内にエアを吹込むためにエア吹込ノズル73を備えたエア吹込装置74の下方位置に移送するもので、基台76上に配設したスライドレール78に、上部に成形金型3をプラテン21,22を介して取付けた型締装置10が載置してある架台1が摺動・移動可能に装着した構成であって、成形金型3が取付けられた型締装置10を、架台1とともに、基台76に配設したスライドレール78上を、クロスヘッドダイ71の下方位置とエア吹込ノズル73の下方位置において往復・移動させるものである。なお、スライドレール78は型締装置10に配設したリニアガイドベアリングと同様の構造をしたものもある。
次に、かかる中空成形装置による作用を述べる。
ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレートなどの原料樹脂を押出機72に設けてある原料投入用ホッパ75に供給し、この押出機72のバレル内で原料樹脂を溶融・軟化させた状態でクロスヘッドダイ71を介して筒状パリソンPとして押出・垂下させ、この筒状パリソンPを型開状態の成形金型3のキャビティ3c,3d内に収納する。
筒状パリソンPを収納後、型締装置10を駆動して前方割型3a,後方割型3bを型閉して、筒状パリソンPの下方端を閉塞するとともに、上方端をパリソン切断装置(図示せず)で切断し、続いて、この一対の割型3a,3bをエア吹込装置74の直下に移動させる。
次に、エア吹込装置74のエア吹込ノズル73を筒状パリソンP内に挿入し、これにより、エア吹込ノズル73先端のカッテングスリーブと成形金型3上部のカウンタープレートとが接触して、筒状パリソンPの上部にある余剰樹脂部(上バリ)が切断されて中空成形品の口部が形成されるとともに、エア吹込ノズル73からエアを筒状パリソンP内に吹き込んで、筒状パリソンPを中空成形品(図示せず)に成形する。
成形された中空成形品はエア吹込ノズル73で支持され、成形金型3を開いた状態で型締装置10が摺動・移動してクロスヘッドダイ71の直下に位置し型閉と同時に、エア吹込ノズル73で支持されている中空成形品は、プラテン側面に装着された製品ホルダ(図示せず)にて把持され、エア吹込ノズル73が上昇した後、新たな筒状パリソンPを成形金型3内に収納した型締装置10は、エア吹込ノズル73の直下の位置に移動して一成形サイクルが完了する。製品ホルダにて把持された製品は、型開と同時に後工程の取出装置で所定の位置に移送させる。
その後、中空成形品内のエアが排気され、成形金型3が開いて型締装置10がクロスヘッドダイ71の直下の位置に移動して、成形金型3を閉めると同時に中空成形品をプラテン側面に装着された製品ホルダで把持し、制御機構の働きによりノズル駆動用電動機77が駆動してエア吹込ノズル73を上方に移動させる。
さらに上述の型開,型閉および型締作動と、吹込工程とのタイミングとを述べると次のようになる。すなわち、図7に示すように、樹脂を多頭用クロスヘッド71から垂下させて横方向に左右の筒状パリソンPを形成する。このとき、一対の割型3a,3bが図1および図2に示す型開の位置にあり、凹状係止部材52を成す一対の係止腕52a,52bは、図示例に示すような開いた位置状態にある。
そして図8のステップ1に示したように、進退機構20を駆動して、すなわち電動機7を駆動し左右逆リードボールねじ4を回転して、前方ナット(図示略)を介して前方プラテン21および後方ナット33を介して後方プラテン22を互いに同調させ、レール11上を摺動させて、互いにパーティングラインPLIに向けて近接させ、型閉を行う。この型閉の際、左右のパリソンPをキャビティ3c,3d内に導入し、割型3a,3b内に挟持する。
型閉後、図8のステップ2に示すように、型締駆動機構40の動作に同期させて係合・離反駆動機構30を駆動し、すなわち係合部移動用電動機8を駆動・回転させてボールねじ6を後退方向に回転作動させる。しかして、ボールねじ6に螺合するナット54が支持体53を後退させ、凹状係止部材52の両腕52a,52bは、ピン59が長孔52d内を摺動することによってピン56,57を支点にして相互に先端同士が接近する方向すなわち閉じる方向に回転する。一対の係止腕52a,52bを回転させ、凸状係止部材51の凸部51aを挟み込む。
ついで、図8のステップ3に示すように、型締駆動機構40を駆動して、すなわち電動機8を駆動し、駆動プーリ63を回転させるとともに無端ベルト62を回転させてプーリ61を回転させ、ボールねじ6を回転させてナット54を介して支持体53を、図3中、矢印A方向に引っ張る。これによって両腕の先端爪部52a1,52b1が凸状係止部材51の凸部51aをぐいと引っ張り、その引張りにより、前方割型3aを後方割型3bに向けて引張って前方割型3aの接触面を後方割型3bの接触面に圧接させて型締力を発生させる。
この型締力が、図8のステップ4に示すように、所望値に到達するか否かをチェックし、所望値に達したらステップ5に示すように、電動機8内蔵のブレーキをオンし、さらにステップ6に示すように、電動機8のトルク値(電流値)を所定値に下げる。この所定値は、省電力化の観点から、型締駆動時の10%ぐらいのトルク値が望ましい。
この型締力の保時状態、換言すれば割型3a,3bの保圧状態にて、成形金型移動装置(図示略)を駆動して、多頭用クロスヘッド71,71の直下の位置から圧縮エヤの吹込装置74の左右の吹込ノズル73,73の直下位置にキャビティ3c,3dが位置するよう、成形金型3を型締装置10とともに移動する。
ついで、吹込ノズル73,73から圧縮エアをキャビティ3c,3d内のそれぞれのパリソンPに吹込み、これらパリソンを成形金型3のキャビティ3c,3dに一致するまで膨出させて吹込成形を行い、所望の中空成形品を成形する。
吹込が完了したら、図8のステップ7に示すように、電動機8のトルク値を型締駆動時のトルク値に戻す。そして吹込エアを排気し、排気が完了したら、図8のステップ8に示すように、ブレーキを解除してから電動機8を駆動し、型締力解除方向すなわち図3中矢印B方向に、ボールねじ6を回転し、支持体53を移動させて、係止腕52a,52bの先端爪部52a1,52b1と凸状係止部材51の先端凸部51aの係合を解く。
さらに、図8のステップ9に示すように、型締駆動機構40を駆動して、すなわち電動機8を駆動・回転させてボールねじ6を前進方向に回転作動させる。しかして、ボールねじ6に螺合するナット54が支持体53を前進させ、凹状係止部材52の両腕52a,52bは、ガイド体58のガイド壁58c,58dに案内されて、かつピン59が長孔52d内を摺動することによって、ピン56,57を支点にして相互に先端同士が離反する方向すなわち開く方向に回転する。この一連の動作によって一対の係止腕52a,52bは回転離反して、凸状係止部材51の凸部51aの挟み込みを解除する。
ついで、図8のステップ10に示すように、進退機構20を駆動して、すなわち電動機7を駆動し左右逆リードボールねじ4を回転して、前方ナット(図示略)を介して前方プラテン21を、および後方ナット33を介して後方プラテン22を互いにパーティングラインPLIから離反させて、図1および2に示すような状態になるまで型開を行う。
その後、再び成形金型移動装置(図示略)を駆動して、図6に示すように、多頭用クロスヘッドダイ71直下に成形金型2を位置させる。その後は、上述したように、再び、樹脂をクロスヘッドダイ71から垂下させて左右の筒状パリソンPを形成し、型締装置10による型閉および型締、成形金型移動装置による成形金型3の移動、ついで吹込ノズル73,73によるエア吹込を行って中空成形を行うこととなり、これら一連の工程を繰り返すこととなる。
次に本発明の第の実施形態である中空成形機を、図9〜図12に基づいて説明する。
この中空成形機100は、図9〜図12に示すように、熱可塑性樹脂製のパリソンPを溶融・吐出する多頭用クロスヘッドダイ171を有する押出機172と、相対する一対のプラテンを取付けてある2組の型締装置110A,110Bと、型締装置110A,110Bのプラテンに保持された成形金型103A,103Bと、成形金型103A,103Bに導入・挟持されたパリソンPの上端部を切断するパリソン切断装置(図示せず)と、パリソンP内に挿入されるエア吹込ノズル173,173を設けたエア吹込装置174A,174Bと、パリソンPを導入・挟持した2個の成形金型103A,103Bをクロスヘッドダイ171の直下からエア吹込ノズル173,173の直下に、交互に移動する金型移動装置などから構成してある。
これにより、2組の型締装置110A,110Bの一方の組の型締装置に取付けられた成形金型がエア吹込ノズル173,173の直下に移動してこの成形金型内のパリソンP内にエア吹込ノズル173,173を降下・挿入させ、エア吹込ノズル173,173を介してエアを吹込んでパリソンPを中空成形品にブロー成形する。この間に、他方の組の型締装置に取付けられた成形金型がクロスヘッドダイ171の直下に移動してパリソンPを導入・挟持し、パリソンPを切断した後に、エア吹込ノズル173,173の直下に移動してパリソンP内にエア吹込ノズルを降下・挿入させ、エア吹込ノズル173,173を介してエアを吹込んでパリソンPを中空成形品にブロー成形するものである。
押出機172は、成形金型が取付けられた2組の型締装置110A,110Bに1台配置され、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレートなどの熱可塑性樹脂を投入する原料投入用ホッパ175と、熱可塑性樹脂を溶融・軟化させるバレルと、先端部に熱可塑性樹脂を筒状パリソンPにして溶融・吐出するクロスヘッドダイ171と、筒状パリソンPの肉厚や長さなどをコントロールする制御機構などを備えている。
パリソン切断装置(示せず)は、押出機のクロスヘッドダイ171から溶融・吐出した筒状パリソンPを型開状態の成形金型103A,103Bに導入・挟持し、成形金型を型閉して、吐出した筒状パリソンPの下方端を閉塞するとともに、吐出した筒状パリソンPの上方端を切断して、所定の長さのパリソンPにするもので、第1の実施形態にて上述したものと同様に、先端部に電熱式カッタを有するカッタホルダとカッタホルダ用駆動機構とで構成されている。
2組のエア吹込装置174A,174Bは、基台176上にY方向スライドレール180を介して載置されているY方向スライドベース181に固定されたフレームに装着され、成形金型103A,103Bが取付けられた2組の型締装置110A,110Bに合わせて組配置され、それぞれエア吹込ノズル173,173を有し、クロスヘッドダイ171に隣接して設置してある。
第1の実施形態にて上述したものと同様に、そのエア吹込ノズル173,173は、これらに接続された作動体を介して取り付けてあるノズル駆動用電動機177A,177Bと、これらを制御する電気回路などの制御機構(図示せず)から構成され、筒状パリソンPを内在した成形金型103A,103Bが、エア吹込ノズル173,173の下方位置に配置されると、制御機構の働きによりノズル駆動用電動機177A,177Bが駆動してエア吹込ノズル173,173を下方に移動させ、所定時間だけエアを吹込んだ後、制御機構の働きによりノズル駆動用電動機177A,177Bが駆動してエア吹込ノズル173,173を上方に移動させる。これらエア吹込ノズルには、図示を省略したエア発生源からエアが供給されるようになっている。
2組の型締装置110A,110Bは、押出機172の下方の位置において、基台176上に、Y方向スライドレール180およびY方向スライドベース181を介して成形金型の開閉方向であるY方向と同一方向に移動可能に配置され、かつY方向スライドベース181上に配したX方向スライドレール182,183を介して上述のY方向と直交する方向すなわちX方向に移動可能であって、さらに第1のX方向スライドベース184,第2のX方向スライドベース185上のレール111A,111Bを介してY方向にもこれらX方向スライドベース184,185上にて移動可能となっており、成形金型103A,103Bの開閉方向を押出機172の軸方向に合わせ、かつ成形金型103A,103Bの開口をクロスヘッドダイ171側に向けるよう配設されている。
このY方向スライドベース181の下方には、Y方向スライドベース移動用のサーボモータからなるY方向電動機186で駆動するY方向ボールねじ187が配設されており、Y方向スライドベース181は、Y方向ボールねじ187のボールナットに固定されてY方向ボールねじ187の軸方向であるY方向に、基台176上に配したY方向スライドレール180を介して、移動可能に設けられている。
また、X方向スライドベース184,185の下方には、X方向スライドベース移動用のサーボモータからなるX方向電動機188,189で駆動するX方向ボールねじ190,191が配設されており、X方向スライドベース184,185は、ボールねじ190,191のボールナットに固定されてボールねじ190,191の軸方向であるX方向に、X方向スライドレール182,183を介して移動可能に設けられている。
型締装置110Aは図1〜図3に示した型締装置10と同一の構成を持ち、一方型締装置110Bは図13〜図15に示した構成を持つ。これら型締装置は、プラテンおよび駆動機構が互いに逆に配設されている点を除いて基本的には同一の構成を有しているので、以下の説明は、図13〜図15に示す型締装置110Bについて行い、その符号は、その一部を除いて、図1ないし図3に示した型締装置10に付したものを付し、同一符号のものについての説明を一部省略する。
型締装置110Bは、水平方向で所定の間隔を設けて配設してあるレール111Bに所定の間隔を有して摺動可能に装着されている前方プラテン21および後方プラテン22と、一対のプラテン21,22に相対して保持された前方割型3aおよび後方割型3bと、一対のプラテン21,22に挿通し、一対のプラテン21,22を相互に同調させて互いにパーティングラインPLIに向けて移動可能にする左右逆リードボールねじ4と、一対のプラテン21,22の相対する側に設けた2個の凸状係止部材51,51および凹状係止部材52,52と、係止部材52,52に連結してこれらを移動させて2組の係合部5,5を形成可能にするとともに、これら係合部5,5を引張り可能にする係合部用ボールねじ6と、後方プラテン22の裏側に位置する左右逆リードボールねじ4に接続したプラテン移動用電動機7と、後方プラテン22の裏側に位置する係合部用ボールねじ6に接続した係合部移動用電動機8とから構成してある。
レール111Bは、フレーム(枠)状のX方向スライドベース185上にその長手方向に載置した形態で配設してある。X方向スライドベース185は、図1に示した架台1に相当する。レール111Bは、一対のプラテン21,22をX方向スライドベース185に対して摺動・移動させるためのガイドであって、図にあってはガイドレールに、ベアリングがエンドレスにつながった転がり部を有する可動体を介在させてなるリニアガイドベアリングである。
前方プラテン21は、レール111Bにベアリングを内蔵したスライド部材を介して摺動可能に装着してある。前方プラテン21の両側部には、後方プラテン22側の係止部材52,52に係合する凸状係止部材51,51が配設してある。
また、後方プラテン22は、軌道111にベアリングを内蔵したスライド部材を介して摺動可能に装着してある。後方プラテン22の両側部には、前方プラテン21側の凸状係止部材51,51と合致する位置に凹状係止部材52,52が配設してある。
これら前方プラテン21および後方プラテン22には、前方割型3aおよび後方割型3bが対面状態で取付けてある。図13〜15中、9,9はフラッシュセンサであって、これは、前方プラテン21および後方プラテン22が所定の近接位置、換言すると前方の成形割型3aと後方割型3bの接触面の当接位置に調整されて配されている。
左右逆リードボールねじ4は、前方プラテン21と後方プラテン22とに挿通され、前方プラテン21と後方プラテン22が、互いに同調して所定のパーティングラインPLIに向けて移動可能にするものである。
左右逆リードボールねじ4は、ほぼ中央に基準部(不完全ねじ部)を有し一方端に向かって順ねじが螺設され、他方端に向かって逆ねじが螺設された左右逆リード開閉ボールねじと称されるものであって、図13にあっては、右側に逆ねじが螺設され、左側に順ねじが螺設され、左側の端部がX方向スライドベース185の所定場所に高さを調整して固定されている。また、右側の端部にはスラストベアリングやカップリング35を介してプラテン移動用電動機7が接続してある。
なお、左右逆リードボールねじ4は、図13にあっては、図の手前に1本配設してあるが、型締装置の形式によっては、図の奥側にさらに1本配設し、両者を同調させて回動させるようにしてあってもよい。
プラテン移動用電動機7は、サーボモータであって、この駆動・回転によって左右逆リードボールねじ4が回動され、これにより、前方プラテン21と後方プラテン22が、換言すると成形金型103Bが所定のパーティングラインPLIに向けて離反あるいは近接して移動するものである。
係合部5は、左右逆リードボールねじ4の作動による一対のプラテン21,22の移動で、接触面同士を当接に状態させた前方割型3aを後方割型3bに向けて引っ張って、または接触面同士が当接の状態になる直前の前方割型3aを後方割型3bに向けて引っ張って、前方割型3aの接触面を後方割型3bの接触面に圧接させて型締力を発生させるものである。
凹状の係止部材52,52にはナット(図示略)や係合部用ボールねじ6,6およびスラストベアリング55を介して端部にプーリ61が設けられ、プーリ61はベルト62および駆動プーリ63を介してサーボモータからなる係合部移動用電動機8に連結している。
凸状の係止部材51,51の端部には、凸状係止部材51,51を凹状係止部材52,52に継合させるためのエアシリンダあるいはサーボモータなど電動機等々の駆動部60が設けてある。駆動部60は、通常成形金型の接触(金型)面より突出していない凸状係止部材51,51を係合部5,5に形成する際に突出させるものである。
金型移動装置は、図9〜図12に示すように、クロスヘッドダイ171から溶融・吐出した筒状パリソンPを、そのパリソンP内にエアを吹込むためにエア吹込ノズル173を備えたノズル吹込装置174A,174Bの下方位置に移送するもので、成形金型103A,103Bを取付けた型締装置110A,110Bを、クロスヘッドダイ171の下方位置とエア吹込ノズル173の下方位置において往復・移動させる構成であって、基台176上に配設したY方向スライドレール180に、X方向スライドベース184,185が、各々独立して、摺動・移動可能に装着してある。なお、Y方向スライドレール180は型締装置110A,110Bに配設したリニアガイドベアリングと同様の構造をしたものである。
Y方向スライドレール181上に載置したX方向スライドベース184,185の下部には、ボールナットを介してX方向ボールねじ190,191がY方向スライドレール180と直交する方向に設置され、これらボールねじ190,191には、これらを駆動するX方向金型移送用電動機188,189がカップリングを介して連結されている。このX方向金型移送用電動機188,189を正転・逆転させることで、成形金型103A,103Bが取付けられた型締装置110A,110Bを、X方向スライドベース184,185ごと、クロスヘッドダイ171の下方位置とエア吹込ノズル173,173の下方位置に往復・移送させることができる。
以上のように構成された中空成形機についてその動作を、図9〜図13をもって説明する。
まず、押出機172のクロスヘッドダイ171の下方位置に型締装置110Bの駆動で型開状態の成形金型103Bを配置し、この状態で、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレートなどの原料樹脂を押出機172に設けてある原料投入用ホッパ175に供給し、押出機172のバレル内で原料樹脂を溶融・軟化させた状態でクロスヘッドダイ171を通して筒状パリソンPとして押出・垂下させ、この筒状パリソンPを型開状態の成形金型110Bのキャビティ内に収納する。
筒状パリソンPを収納後、型締装置110Bを駆動して成形金型103Bを型閉して、筒状パリソンPの下方端を閉塞するとともに、上方端をパリソン切断装置(図示せず)で切断する。
ついで、パリソンPの切断の終了とともに、X方向電動機189が駆動し、型締装置110Bを固定したX方向ボールねじ191が回動する。これに伴って、型締装置110Bが、成形金型103が型締の状態で図9の右斜上側すなわち図12におけるX方向の上側に移動し、押出機172のクロスヘッドダイ171から常時連続的に押し出されるパリソンPから成形金型103Bが退けられる。
型締装置110Bの移動が完了した後、または移動開始と同時にY方向電動機186が駆動するとともに、Y方向スライドベース181が図9の右斜下側すなわち図12におけるY方向の右側に移動し、Y方向スライドベース181上の型締装置110A,110Bおよびエア吹込装置174A,174Bが所定位置に停止すると、型締装置110AのパーティングラインPLIがクロスヘッドダイ171の位置と合致して、型締装置110Bと型締装置110Aとの位置の切替が行われる。
型締装置110Bがエア吹込装置174Bの位置に移動すると、制御機構の働きによりサーボモータからなるノズル駆動用電動機177Bが駆動して、エア吹込ノズル173,173を下方に移動させ、各エア吹込ノズル173が筒状パリソンP内に挿入され、これにより、エア吹込ノズル173先端のカッテングスリーブと成形金型103B上部のカウンタープレートとが接触して、筒状パリソンPの上部にある余剰樹脂部(上バリ)が切断されて中空成形品の口部が形成されるとともに、エア吹込ノズル173からエアを筒状パリソンP内に吹き込み、ブロー成形を実施する。
このエア吹込装置174Bによるエア吹込の過程において、型締装置110Aが成形金型103Aを開いた状態で図9の左斜上側すなわち図12におけるX方向の下側に移動し、型締装置110Aが押出機172のクロスヘッドダイ171の下方において停止した後に、型締装置110Bと同様に、金型103AでパリソンPの挟持を行うと同時に、エア吹込装置174A側のエア吹込ノズル173に吊下がっているすでに成形済みの中空成形品をプラテン21,22の側面に装着された製品ホルダ(図示略)に移管・把持し、さらに筒状パリソンPを切断装置でカッティングした後、型締装置110Aが図9の右斜上側すなわち図12におけるX方向の上側に移動する。
この移動の完了した後、または移動開始と同時に、Y方向スライドベース181が図9の左斜上側すなわち図12におけるY方向の左側に移動した後、製品ホルダに移管・把持した中空成形品を、取出装置(図示せず)が取出装置の成形品ホルダを開いた状態で図9の左斜下側すなわち図12におけるX方向の下側に前進し、前方プラテン21,後方プラテン22の側面に装着された製品ホルダに移管・把持されている中空成型品を成形品ホルダを閉めて把持し、型締装置110Bによって成形された中空成型品(図示せず)の取出準備を開始する。
Y方向スライドベース181の移動が完了し、更に取出装置の取出準備が完了した後、型締装置110Bのエア吹込装置174Bにおけるエア吹込・エア排気が終了し、エア吹込装置174Bの型開動作が開始されて成形金型103Bが型開動作を開始する。
そして、成形金型103Bが充分開いたところで、中空成形品を支持している取出装置の成形品ホルダが、余剰樹脂(バリ)部切断用のバリ取り装置(図示せず)のバリ取りホルダへの位置まで移動し、型締装置110Bによる一成形サイクルが完了する。
以上の動作を繰り返し行うことによって、中空成型品を連続的に成形する。
ここで、型締装置110Bの動作を、図13〜図15をもって説明するが、これは上述の図1〜図3に示した実施形態における型締装置すなわち型締装置110Aと左右反対であること以外、ほぼ同様の構成と動作をするものであり、この実施形態と同一部分または同等部分は、その一部を省略して説明する。
本実施形態にあっては、図13に示す型締装置において、型開状態の前方割型3a,後方割型3bがクロスヘッドダイ171の直下に位置し、図14に示すように、駆動部60であるエアシリンダを駆動させて凸状係止部材51を凹状係止部材52の方向に突出させ、筒状パリソンを型開状態の割型3a,3bのキャビテイ3c,3d内に導入した後、プラテン移動用電動機7を駆動・回転させ、左右逆リードボールねじ4を回動させて一対のプラテン21,22を互いに同調して、レール111上を摺動させて、所定のパーティングラインPLIに向けて移動させ、図15に示すように、一対の割型3a,3bの接触面同士を当接状態にする。
その後に、継合部用ボールねじ6に接続したサーボモータからなる係合部移動用電動機8を駆動・回転させ、係合部用ボールねじ6を作動させて、凸状係止部材51を凹状係止部材52に係止させて係合部5を形成し、引き続き、成形金型103aの接触面同士を当接状態で、係合部用ボールねじ6を回転・作動させる。これにより、前方割型3aを後方割型3bに向けて引張って前方割型3aの接触面を後方割型3bの接触面に圧接させて型締力を発生させる。
次に、本発明の第の実施の形態である中空成形装置を説明する。この中空成形装置は、成形するための作動部として、図16および図17に示すように樹脂組成物を溶融して押し出す押出機(図示略)、クロスヘッド201、パリソン切断装置(図示略)、成形金型202、吹込装置203、型締装置204、成形金型移動装置205などを具備している。
図示を省略した押出機は、樹脂組成物の投入用ホッパ207、および押出機内部に樹脂組成物の移送・混練・溶融・吐出を行うための図示を省略したスクリュを備えている。
クロスヘッド201は、図16に示すように多頭用のものであり、押出機の先端に接続して配設して成る。押出機にて溶融した樹脂組成物は、押出機からクロスヘッド201に供給されて、図中二点鎖線にて示した2本の筒状パリソンPが形成されるようになっている。
図示を省略したパリソン切断装置は、クロスヘッド201から垂下する筒状パリソンPの上部を切断するものであり、電熱カッタを有するカッタホルダを備えている。
成形金型202は、図17に示すように、一対の割型202a,202bからなり、中空成形品を成形するため、2本の筒状パリソンPをそれぞれ挿入させる左右のキャビティ202c,202dを形成している。成形金型202は、付帯する金型移動用電動機を備えた成形金型移動装置205によって、多頭用クロスヘッド201の直下の位置および吹込装置203の左右の吹込ノズル208,208の直下位置の間にて、図示を省略したレール上を水平方向に交互に往復動することができるようになっている。
吹込装置203は、成形金型202の左右のキャビティ202c,202dのそれぞれの上方にて、筒状パリソンP内に挿入して圧縮エアを吹込むため、左右一対の吹込ノズル208,208およびこれら吹込ノズル208,208を上昇・下降させる吹込ノズル駆動装置209を具備している。吹込ノズル駆動装置209は、図示を省略した制御部に接続された可変速タイプの吹込装置駆動用の電動機を具備している。吹込ノズル208には、図示を省略したエア源から圧縮エアが供給されるようになっている。
型締装置204は、図16ないし図18に示すように、成形金型202の割型202a,202bを型締するものであり、紙面と水平な方向に所定間隔あけて配設した一対の水平方向に延びるレール210,210と、これらレール210,210に移動可能に所定間隔あけて設けた前方プラテン211および後方プラテン212と、これらプラテン211,212の左右両側に設けた凸状の係止部材213および対応する係止部材213を掴む凹状の係止部材214と、前方プラテン211および後方プラテン212を相互に近接離反させる進退機構220と、係止部材213,214の係合・離反を駆動する係合・離反駆動機構230と、型閉時に凸状係止部材213を挟持した凹状係止部材214を係合・離反駆動機構230とともに型締をするため引っ張る型締駆動機構240とを具備している。
前方プラテン211は、平板を中抜きした枠状(フレーム状)の態様で、割型202aを支持する基盤であり、割型202aを着脱自在に取付けている。後方プラテン212も、前方プラテン211と同様、平板を中抜きした枠状(フレーム状)の態様で、割型202bを支持する基盤であり、割型202bを着脱自在に取付けている。
レール210,210は、フレーム状の架台260の上面に敷設されている。これらレールは、図にあってはガイドレールの両側にベアリングがエンドレスにつながった転がり部を有する可動体を介在させてなるリニアガイドベアリングである。しかし、これ以外、レールは単なるガイドレールであってもよい、また架台の代用になる強固な部材の軌道であってもよい。架台260は、枠状(フレーム状)に限ることなく平盤状であってもよい。
前方プラテン211は、左右のレール210,210にベアリングがエンドレスにつながった転がり部を有する可動体を介在させてなるリニアガイドベアリングを内蔵した左右のスライド部材261,261を介してスライド可能に係合している。後方プラテン212もまた、左右のレール210、210にベアリングを内蔵した左右のスライド部材262,262を介してスライド可能に係合している。
進退機構220は、プラテン211,212を成形金型202のパーティングラインPLIに対して近接離反方向に同調して移動させる左右逆リードボールねじ221と、後方プラテン212の裏側に位置して左右逆リードボールねじ221にカップリング266によって結合したプラテン移動用電動機222とを具備している。電動機222は、本実施の態様においては、通常のサーボモータを使用するが、リニアモータなどを使用してもよい。
送りねじである左右逆リードボールねじ221は、ほぼ中央に基準部(不完全ねじ部)221sを有し一方端に向かって順ねじ221aが螺設され、他方端に向かって逆ねじ221bが螺設された左右逆リード開閉ボールねじと称されるものであって、図3にあっては、順ねじ221aが前方プラテン211に設けた順ねじナット263に螺合し、逆ねじ221bがプラテン212に設けた逆ねじナット264に螺合して、それらねじの回転方向に従いプラテン211,212が相互に近接離反する方向に移動できるようになっている。左右逆リードボールねじ221の右側の端部221cは、架台260の支持台265内のベアリングによって回転可能に支持されている。左右逆リードボールねじ221の左側の端部221dは、電動機取付台223に取付けたスラストベアリング224によって回転可能に取付けられ、カップリング266によってプラテン移動用電動機222に結合している。図17中、267は左右逆リードボールねじのカバーである。
左右逆リードボールねじ221は、図17および図18にあっては、中空成形装置自体の左側に1本のみ配設してあるが、型締装置の形式によっては、中空成形装置自体の右側にさらに1本配設し、両者を同調させて回動させるようにしてもよい。
プラテン移動用電動機222は、サーボモータであって、このモータ駆動回転によって左右逆リードボールねじ221が回動され、これにより、前方プラテン211と後方プラテン212が、換言すると前方の割型202aおよび後方割型202bが互いに同調して所定のパーティングラインPLIに向けて近接離反するようにしている。
フラッシュセンサ268は、前方プラテン211の左側部上方および後方プラテン212の左側部上方に互いに臨む位置に取付けられており、前方プラテン211および後方プラテン212が前方の割型202aと後方の割型202bの面接触位置すなわち型閉位置に調整されて配置され、一対の割型202a,202bが余剰樹脂いわゆるバリやその他異物を介在させることなく、正常に当接したことを感知するためのものである。
型締駆動機構240は、後方プラテン212の左右それぞれの挟持部材214に結合した送りねじであるボールねじ241と、後方プラテン212の裏側に位置してボールねじ241を駆動する電動機242とを具備している。
型締駆動機構240はまた、左右の凹状の係止部材214をそれぞれ両側から挟んで固定した2枚の鋼板からなる支持体243と、左右の支持体243にそれぞれ取付けたナット244と、ナット244および支持体243を取付けた移動プレート251とを具備し、これらナット244にボールねじ241を螺合している。さらにこれらボールねじ241の端部にそれぞれプーリ245を取付け、左右のプーリ245とともに駆動プーリ246を無端ベルト247に巻回し、減速機252に電動機242を結合している。ボールねじ241は、スラストベアリング248に回転支持させている。電動機242は、本実施の態様においては、ブレーキ内蔵型のサーボモータを使用するが、ブレーキ付きのリニアモータなどを使用してもよい。
係合・離反駆動機構230は、支持体243に取付けたエア駆動シリンダ231を具備し、シリンダ231のシリンダ軸232に第1のリンク片233を結合し、このリンク片233の両端に第2のリンク片234および第3のリンク片235にリンク結合している。さらにこれらリンク片234,235に、凹状係止部材214を成す第1の係止腕214aおよび第2の係止腕214bの末端をリンク結合している。そして支持体243の鋼板間に渡した支持ピン249,250が、これら第1の係止腕214aおよび第2の係止腕214bを回転自在に支持している。
凹状係止部材214は、シリンダ軸232が図18および図19に示した後退位置では、第1の係止腕214aと第2の係止腕214bとが互いに開いた位置となり、凸状係止部材213を開放して離反した態様となるが、図20に示したように型閉位置ではシリンダ軸232が前進して第1の係止腕214aと第2の係止腕214bとが互いに閉じた位置となり、凸状係止部材213を挟持する態様となる。なお、図20に示すように、凹状係止部材214が凸状係止部材213を掴んだ当初の状態では、凹状係止部材214の係止腕214a,214bの先端爪部214a1,214b1と凸状係止部材213の先端凸部213aとの間には、凹状係止部材214による係合・離反のための回転動に支障がないよう、適当な空隙を形成するようになっている。
凸状係止部材213は、図18および図19に示したような、駆動機構280によって前方プラテン211に取付けた位置を前後に移動させることができるようになっている。駆動機構280は、図示を省略したハンドルを取付けるハンドル軸281と、ハンドル軸281に結合した下方プーリ282と、下方プーリ282に巻回した無端ベルト283と,ベルト283が巻回された上方プーリ284と、上方プーリ284の回転に応じて前後方向に移動して凸状係止部材213を前後に移動させるねじ部285とを具備しており、凸状係止部材213にかかる引張力をねじ部285を介して上方プーリ284の端面が前方プラテン211の背板に当接して受ける構造となっている。なお、駆動機構280は、説明の関係上、図17における図示を省略した。
かかる態様の係止部材213,214を持つ中空成型装置においては、一対の割型の型締と型開閉との動きが電動機242とシリンダ231の別々の駆動系統により駆動されることとなるため、中空成形すべき製品に応じて成形金型202を替える場合において、一対の割型の金型厚が製品に応じて変更しても、第1係止部材213は駆動機構280によって,また第2係止部材214は電動機242の回転によって移動プレート251の位置を調節することで係合・離反の位置を調整でき、割型の金型厚変更を吸収することができる。
係止部材213,214は、図示例のものに限定されるものではない。
また、中空成形装置によっては、左右の凹状係止部材をプーリやベルトを使用することなく複数の電動機242を単独に配して各々を同調させて使用してもよい。
次に、かかる中空成形装置による作用を述べる。
図16に示すように、樹脂を多頭用クロスヘッド201から垂下させて横方向に左右の筒状パリソンPを形成する。このとき、一対の割型202a,202bが図17ないし図19に示す位置にあり、凹状係止部材214を成す一対の係止腕214a,214bは、図示例に示すような開いた位置状態にある。
そして、図21のステップ21に示したように、進退機構220を駆動して、すなわち電動機222を駆動し左右逆リードボールねじ221を回転して、ナット263内を介して前方プラテン211およびナット264を介して後方プラテン212を互いにパーティングラインPLIに向けて近接させ、型閉を行う。この型閉の際、左右のパリソンPをキャビティ202c,202d内に導入し、割型202a,202b内に挟持する。
型閉後、図21のステップ22に示すように、係合・離反駆動機構230を駆動して、すなわちシリンダ231をエア駆動してシリンダ軸232を前方へ送り、リンク片233,第1のリンク片234および第2のリンク片235を、図20に示すように、鉛直方向へ並べてこれらリンク機能により凹状係止部材214の一対の係止腕214a,214bを回転させ、凸状係止部材213を挟み込む。この際、係止腕214a,214bの先端爪部214a1,214b1と凸状係止部材213の先端凸部213aとの間には若干、空隙を形成している。
ついで、図21のステップ23に示すように、型締駆動機構240を駆動して、すなわち電動機242を駆動し、減速機252と駆動プーリ246を回転させるとともに無端ベルト247を回転させてプーリ245を回転させ、ボールねじ241を回転させてナット244を介して支持体243を、図20中、矢印A方向に引っ張る。これによって支持体243に設けた支持ピン249および250とともに、凹状係止部材214が凸状係止部材213を係合したまま引っ張られ、プラテン211,212を通して割型202a,202b間に型締力たとえば50kNが発生する。
この型締力が、図21のステップ24に示すように、所望値(たとえば50kNの型締力では1.5キロワット時のサーボモータでボールねじリードが10mmの場合、5.3Nm)に到達するか否かをチェックし、所望値に達したらステップ25に示すように、電動機242内蔵のブレーキをオンし、さらにステップ26に示すように、電動機242のトルク値(電流値)を所定値に下げる。この所定値は、省電力化の観点から、型締駆動時の10%ぐらいのトルク値が望ましい。
この型締力の保時状態、換言すれば割型202a,202bの保圧状態にて、成形金型移動装置205を駆動して、多頭用クロスヘッド201,201の直下の位置から圧縮エヤの吹込装置203の左右の吹込ノズル208,208の直下位置にキャビティ202a,202bが位置するよう、成形金型202を型締装置204とともに移動する。
ついで、吹込ノズル208,208から圧縮エアをキャビティ202a,202b内のそれぞれのパリソンPに吹込み、これらパリソンを成形金型202のキャビティ202c,202dに一致するまで膨出させて吹込成形を行い、所望の中空成形品を成形する。
吹込が完了したら、図21のステップ27に示すように、電動機242のトルク値を型締駆動時のトルク値に戻す。そして吹込エアを排気し、排気が完了したら、図21のステップ28に示すように、電動機242を駆動し、型締力解除方向すなわち図20中矢印B方向に、ボールねじ241を回転し、支持体243を移動させて、係止腕214a,214bの先端爪部214a1,214b1と凸状係止部材213の先端凸部213aとの間には若干、空隙を成すまで移動する。
移動後、図21のステップ29に示すように、係合・離反駆動機構230を駆動して、すなわちシリンダ231をエア駆動してシリンダ軸232を後方へ引っ張り、リンク片233,第1リンク片234および第2リンク片235のリンク機能により第1係止腕214aの爪部214a1と第2係止腕214bの爪部214b1とを相互に離反する方向へ回転させ、凹状係止部材213を開放する。
ついで、図21のステップ30に示すように、進退機構220を駆動して、すなわち電動機222を駆動し左右逆リードボールねじ221を回転して、ナット263を介して前方プラテン211を、およびナット264を介して後方プラテン212を互いにパーティングラインPLIから離反させて、図17ないし図19に示すような、状態になるまで型開を行う。
その後、再び成形金型移動装置205を駆動して、図16に示すように、多頭用クロスヘッド201直下に成形金型202を位置させる。その後は、上述したように、再び、樹脂を多頭用クロスヘッド201から垂下させて左右の筒状パリソンを形成し、型締装置204による型閉および型締、成形金型移動装置205による成形金型202の移動、ついで吹込ノズル208,208によるエア吹込を行って中空成形を行うこととなり、これら一連の工程を繰り返すこととなる。
以上のように、本実施形態によれば、成型金型の高速開閉動作と高い型締力を発現して確実に型締を行うことができる。また、型締のための引っ張り駆動源の省力化も図ることができる。

Claims (9)

  1. 成形金型を成す一対の割型の型開、型閉および型締を行う中空成形装置における型締装置が、前記一対の割型をそれぞれ支持する基盤を近接離反させて前記一対の割型を型閉させるとともに型開させる進退機構と、所望位置にある前記一方の基盤の両側に設けた先端凸状の第1係止部材と、前記一方の基盤に対し相対的に近接離反する前記他方の基盤の両側に設けて対応する前記第1係止部材に対し開閉して第1係止部材の凸状先端の係合・離反を行う凹状の第2係止部材と、前記進退機構とは別機構であって前記第1係止部材および前記第2係止部材の係合・離反を駆動する機構と、前記第1係止部材および第2係止部材を相互に近接・離反させ、型閉時に係合した前記第1係止部材に対し前記第2係止部材を、前記一対の割型を型締する方向に引っ張り駆動する型締駆動機構とを具備し、前記係合・離反駆動機構が、前記他方の基盤に進退動自在に設け、前記第2係止部材を開閉可能に枢支した支持体と、前記他方の基盤に設け、前記支持体の進退動に応じて前記第2係止部材を前記第1係止部材に対し係合・離反する方向に開閉案内するガイド体とからなり、前記型締駆動機構が、前記支持体に設けたナットと、該ナットに螺合して前記第1係止部材および前記第2係止部材を近接離反させる方向に延びる送りねじと、該送りねじを回転駆動する電動機とからなることを特徴とする中空成形装置。
  2. 前記電動機が、該電動機に設けたプーリ、前記送りねじに設けたプーリおよびこれらプーリに巻回したベルトを介して前記送りねじを回転駆動することを特徴とする請求項1に記載の中空成型装置。
  3. 前記係合・離反駆動機構が前記第1係止部材を進退動させる駆動部を具備したことを特徴とする請求項1に記載の中空成型装置。
  4. 前記進退機構が前記一対の割型を互いに同調させて近接離反させる左右逆リード送りねじと、該左右逆リード送りねじを回転駆動する電動機とを具備したことを特徴とする請求項1記載の中空成型装置。
  5. 成形金型を成す一対の割型の型開、型閉および型締を行う中空成形装置における型締装置が、前記一対の割型をそれぞれ支持する基盤を近接離反させる進退機構と、所望位置にある前記一方の基盤の両側に設けた先端凸状の第1係止部材と、前記一方の基盤に対し相対的に近接離反する前記他方の基盤の両側に設けて対応する前記第1係止部材に対し開閉して第1係止部材の凸状先端の係合・離反を行う凹状の第2係止部材と、前記進退機構と別機構であって前記第1係止部材および前記第2係止部材の係合・離反を駆動する機構と、前記第1係止部材および第2係止部材を相互に近接離反させ、型閉時に係合した前記第1係止部材に対し前記第2係止部材を、前記一対の割型を型締する方向に引っ張り駆動する型締駆動機構とを具備し、前記係合・離反駆動機構が、前記他方の基盤に設け、前記第2係止部材を開閉可能に枢支した支持体と、該支持体に設け、前記第2係止部材を前記第1係止部材に対し係合・離反する方向に開閉駆動するシリンダとからなり、前記型締駆動機構が、前記支持体に設けたナットと、該ナットに螺合して前記第1係止部材および前記第2係止部材を近接離反させる方向に延びる送りねじと、該送りねじを回転駆動する電動機とからなることを特徴とする中空成型装置。
  6. 複数の成型金型を並べて設け、前記成型金型を成す一対の割型の型開、型閉および型締を行う型締装置を前記複数の成形金型ごとに設け、前記成形金型および対応する型締装置を前記複数の成形金型の並設方向に移動自在に設けるとともに、前記成形金型および対応する前記型締装置を前記複数の成形金型の並設方向とは直交する方向に移動自在に設けたことを特徴とする請求項1または5記載の中空成形装置。
  7. 前記電動機が、該電動機に設けたプーリ、前記送りねじに設けたプーリおよびこれらプーリに巻回したベルトを介して前記送りねじを回転駆動することを特徴とする請求項5または6に記載の中空成形装置。
  8. 前記係合・離反駆動機構が前記第1係止部材を進退動させる駆動部を具備したことを特徴とする請求項5または6に記載の中空成型装置。
  9. 前記進退機構が前記一対の割型を互いに同調させて近接離反させる左右逆リード送りねじと、該左右逆リード送りねじを回転駆動する電動機とを具備したことを特徴とする請求項5または6に記載の中空成型装置。
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